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事業成果報告書 - クリエイティブコンソーシアム(美容)

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事業成果報告書 - クリエイティブコンソーシアム(美容)
平成 26 年度文部科学省成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業
美容師のためのキャリアフレームワークと
教育プログラムの構築およびその海外への普及
事業成果報告書
平成 27 年 2 月
学校法人 メイ・ウシヤマ学園
ハリウッド大学院大学
はじめに
本事業では、美容師のキャリア形成を支援するため、専門学校等の学習成果
の国際的な通用性を確保する教育のフレームワークを構築する。このフレーム
ワークは、美容教育の質の保証と向上を図り、世界に高く評価されているわが
国の優れた美容教育の国際移転を進めることに貢献する。
本事業ではこの制度構築のために、全国の美容専門学校、業界団体、中国・
韓国・台湾・ベトナム・インドネシアの美容教育関連人材と連携し、クリエイ
ティブ(美容)コンソーシアム等において調査された海外も含めた美容教育の
実態や今後の方向性を踏まえつつ、キャリアパスを明示し、必要なスキル・知
識体系、学習ユニット、キャリアアセスメントなどの仕組みを、キャリアフレー
ムワークとして組み立てていく。また、これらを用いた海外の学校等との共同
プログラムの実施を目指す。
美容師のキャリア形成という観点から見ると、キャリアのフレームワークの
ようなものがない状況では、さまざまな理由で転職したり、離職したりするな
どの流動的な状況に陥ると、転職先や復帰先におけるキャリア形成が後戻りし
てしまうケースが多いと考えられる。もし、一般に認められたフレームワーク
があり、それに乗ってキャリアアップを重ねられれば、寄り道を回避すること
も可能である。オーナーという大目標に向かって一歩ずつキャリア形成を進め
ていくための動機づけにもなろう。
今日、美容業界にとってグローバル化は喫緊の課題であり、わが国が世界に
誇れる美容技術を、アジアを中心とした世界に移転させる絶好のチャンスが訪
れている。美容業界は、このようなチャレンジのし甲斐のある新しいキャリア
が見える魅力的な業界である。本事業で構築するフレームワークによって、こ
のような新しい流れを取り込み、多くの美容師・美容専門学校生・美容人材に
とって魅力的なキャリア形成を具体化していきたい。
平成 27 年 2 月
学校法人メイ・ウシヤマ学園
ハリウッド大学院大学
「美容師のためのキャリアフレームワークと教育プログラムの構築およびその海外への普及」実施委員会
委員長
山中
祥弘
目次
0 事業の位置づけ・概要 ............................................. 1
0.1 事業の目的・概要 .............................................. 1
0.2 事業の実施意義・必要性 ........................................ 1
0.3 事業の内容 .................................................... 4
1 キャリアフレームワークの構築 ..................................... 7
1.1 キャリアフレームワークの全体像 ................................ 7
1.2 キャリアフレームワーク ........................................ 9
1.3 スキル・知識体系 ............................................. 11
1.4 学習ユニット ................................................. 28
1.5 講座・科目 ................................................... 52
1.5.1 モデルカリキュラム ........................................ 52
1.5.2 モデルカリキュラムの要素例 ................................ 55
1.6 キャリアアセスメント ......................................... 64
1.6.1 アセスメントの方法 ........................................ 64
1.6.2 Before と After の比較方式 ................................. 75
1.7 スキルインベントリーツール ................................... 76
2 モデル構築と実証 ................................................ 82
2.1 モデル講座の企画・設計 ....................................... 82
2.1.1 実証講座の位置づけと目的 .................................. 82
2.1.2 講座内容 .................................................. 82
2.1.3 講座のボリューム .......................................... 82
2.1.4 講座の形態・方式 .......................................... 83
2.1.5 アセスメント .............................................. 84
2.1.6 講座の具体的な形 .......................................... 92
2.2 モデル講座で使用する教材 ..................................... 93
2.2.1 教材の選定 ................................................ 93
2.3 講座の実施 ................................................... 94
ii
2.3.1 台湾における講座の実施 .................................... 94
2.3.2 韓国における講座の実施 .................................... 99
2.4 効果の実証 .................................................. 103
2.4.1 アセスメントの結果(台湾実証講座) ....................... 103
2.4.2 評価の結果(台湾実証講座) ............................... 109
2.4.3 アセスメントの結果(韓国実証講座) ....................... 110
2.4.4 評価の結果(韓国実証講座) ............................... 117
3 女性の学び直し講座の開発 ....................................... 119
3.1 講座開発の考え方 ............................................ 119
3.2 講座企画の例 ................................................ 122
3.2.1 構築したキャリアフレームワークを適用した例 ............... 122
3.2.2 構築したキャリアフレームワークとの整合性が検討可能な例 ... 125
4 ホームページの公開 ............................................. 130
iii
実施委員会の構成機関
組織名
ハリウッド大学院大学
ハリウッドビューティ専門学校
学校法人メイ・ウシヤマ学園
ビューティビジネス学会
東元大学
北京財貿職業大学
新竹光復高級中学
王珍妮美容サロン
華辰文化発展中心
大韓美容師会中央会付設ビューティ産業研究所
一般社団法人
経営研究所
一般社団法人
日本 ASEAN 交流機構
東アジア経営研究会
kakimoto
arms
AXIS
株式会社
きくや美粧堂
株式会社
ガモウ
ICD 世界美容家協会
有限会社
サロンドユーウ
株式会社リクルートライフスタイル
Beauty 総研
iv
実施委員会
氏名
所属・職名
役割等
山中
祥弘
ハリウッド大学院大学
山中
ジェニー
ハリウッドビューティ専門学校
江夏
健一
ビューティビジネス学会
上別府
隆男
東京女学館大学
学長
実施委員長
校長
助言・評価
会長
助言・評価
教授
助言・評価
張
芳茵
北京財貿職業大学
客員教授
実証評価
王
暁東
王珍妮美容サロン
代表
実証評価
易
傑
華辰文化発展中心
総経理
実証評価
宋
姈優
大韓美容師会中央会付設ビューティ産業研究所 所長
実証評価
郭
炯心
東元大学
教授
実証評価
金
惠淑
東元大学
客員教授
実証評価
蒋
曼文
台北城市科技大学
魏
嘉怡
台湾新竹光復高級中学時尚造型科主任
実証評価
藍
慧禎
台湾新竹光復高級中学図書館主任兼国際交流主任
実証評価
寺本
義也
一般社団法人
経営研究所
実証評価
堀添
英人
一般社団法人
日本 ASEAN 交流機構
渡邊
雅美
日本美容技術振興センター
柿本
哲
佐藤
友彦
AXIS
増保
利行
株式会社きくや美粧堂
蒲生
典子
株式会社ガモウ
福島
吉範
ICD 世界美容家協会
渡辺
邦夫
(有)サロンドユーウ
野嶋
朗
戸津
kakimotoarms
客員講師
実証評価
名誉顧問
理事
副理事長
代表取締役社長
取締役
実証評価
実証評価
制度構築
制度構築
代表取締役社長
常務取締役
理事
制度構築
制度構築
制度構築
専務
制度構築
株式会社リクルートライフスタイル Beauty 総研 センター長
制度構築
正勝
アジア服飾文化研究所所長
制度構築
川島
鋼太郎
学校法人メイ・ウシヤマ学園
国際交流センター長
事務局
本田
あけみ
学校法人メイ・ウシヤマ学園
キャリアセンター長
制度構築
上妻
博明
ハリウッド大学院大学
若林
克彦
ハリウッド大学院大学
研究科長
制度構築
原田
保
ハリウッド大学院大学
生活文化研究所所長
制度構築
横澤
利昌
老舗・承継経営研究所所長
制度構築
ハリウッド大学院大学
産業政策科学研究所所長
v
制度構築
氏名
所属・職名
役割等
伊東
昭彦
ハリウッド大学院大学
教授
制度構築
今井
利絵
ハリウッド大学院大学
教授
制度構築
小川
朝子
ハリウッド大学院大学
助手
制度構築
宮川
淳
ハリウッド大学院大学
事務局
レ
ハリウッド大学院大学
制度構築
ミヤ ドゥイ ロスティカ
ハリウッド大学院大学
制度構築
宋
ハリウッドビューティ専門学校
講師
制度構築
泉
ハリウッドビューティ専門学校
講師
制度構築
津久間由美
ハリウッドビューティ専門学校
講師
実証評価
カリサ リスキア アユ アマン
ハリウッドビューティ専門学校
蓑地
ハリウッド大学院大学
木村
ニュー
ゴック
事務局
英
章子
vi
助手
制度構築
事務局
0 事業の位置づけ・概要
0.1 事業の目的・概要
本事業では美容師のキャリア形成を支援するため、専門学校等の学習成果の国際
的な通用性を確保するキャリアフレームワークを構築・制度化し、これを基にした
海外普及モデル等の構築・実証を行う。キャリアフレームワークは、美容教育の質
の保証と向上を図り、世界に高く評価されているわが国の優れた美容教育の国際移
転の進展に貢献するものとして制度化する。
0.2 事業の実施意義・必要性

当該分野における人材需要等の状況、それを踏まえた事業の実施意義
「グローバル化は社会経済のあらゆる分野において進展し、職業教育においても、
欧州、アジア地域における国際的な枠組みづくり等を通じた連携・協力や、国際的
な議論が行われている」1。美容教育もその例外ではない。例えばエステ分野では、
CIDESCO、INFA などによる研修システムが国際ライセンスの普及に貢献している。
しかし、ヘア、メイクといった分野では、そのような仕組みがない。また、高等教
育の観点から見ると、わが国の美容師制度は、学校教育と密接にリンクした免許制
度(業務独占資格)であるのに対し、諸外国ではむしろ資格制度(名称独占資格)
であるケースが多い。このような仕組みの違いが、教育システムのグローバル化の
障害になっている。しかし、
「諸外国においては、産業構造の変化やグローバル化、
若年無業者等の増加等を背景に、社会人・職業人の職務能力の高度化を図っていく
観点から、学術資格と職業資格の共通枠組み制度など、様々な職業分野において必
要な能力を段階的に可視化し、複数段階の評価基準を整備するとともに、学位やサ
ーティフィケートなど学校教育の資格との対応関係を明らかにするような評価制
度の構築が進められている」 2という流れもある。今、グローバル化によって産業
構造が変化しつつあるわが国において、国際的優位性を持った美容(教育)業界が、
グローバルキャリアフレームワークを構築することによって、美容人材のキャリア
を可視化することは、業界のグローバル化だけでなく、人材のグローバル化を後押
しするという意味で、非常に意義深い。
1
文部科学省平成 24 年度「グローバル専門人材養成への在り方検討 WG における
審議状況について」より
2
文部科学省、前掲
1
また、わが国において、美容師の多くは女性である(70%以上)。美容業界では、
女性が結婚・出産・子育て等によって休業し、そのまま復職しない割合が高く、そ
のことに起因して、経験豊富な美容師の不足が日常化している。「キャリアフレー
ムワーク」は、知識・技術・技能を可視化する枠組みである。したがって、このフ
レームワークの構築により、美容師のキャリアを明示的・客観的に表現することが
可能になり、休眠美容師のキャリアアップやキャリアチェンジを通じて、職場復帰
を後押しできる。労働人口が減少しているわが国にとって、キャリアを可視化でき
る枠組みの存在は、とりわけ女性の社会進出を進めることができる点で意義深い。

取組が求められている状況、本事業により推進する必要性
海外への進出を図るためには、国内の美容人材について、質・量の両面から充実
を図る必要がある。しかし、わが国の現状を見ると、職業としての美容師の定着率
は必ずしも高くなく、将来に対する若手のモチベーションも決して高いとは言えな
い。図 1 を見ると、わが国の美容学校生の多くが、キャリア展望を持っていない
という現状にある。
図 1
美容学校生のキャリアの展望 3
3
平成 25 年度文部科学省成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事
業「美容分野の専門人材の育成を支援する産学官連携コンソーシアムの組織」事業
成果報告書より
2
一方で、図 2 は美容学校生に、10 年後の自分がなりたい職種をたずねた結果で
ある。これを見ると、半数以上がオーナーになることを希望していることがわかる。
図 1 と図 2 を合わせて考えれば、「オーナー」になりたいが、そのためにどうした
らよいかわからない、という美容学校生の戸惑いや、キャリア形成に対する認識の
低さを読み取ることができる。このような状況を打開するには、美容師自身の成長
につなげることが可能な実践的育成プログラムと、その基となる「美容師のための
キャリアフレームワーク」が必要である。
図 2
美容学校生の 10 年後になりたい職種 4
また、図 1、図 2 とも、中国・韓国・台湾の美容学校生の回答結果も含まれて
いるが、総じて、日本の美容学校生よりも、成長への意欲を感じさせる結果になっ
ており、アジア全体を見通せば、美容教育における国際的優位性を持っているわが
国が、率先してグローバルなキャリアフレームワークを構築し、普及を図る必要性
が高いこともよくわかる。
4
平成 25 年度文部科学省成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事
業「美容分野の専門人材の育成を支援する産学官連携コンソーシアムの組織」事業
成果報告書より
3
さらに、図 3 は各国の美容師にたずねた「(出産・子育て等による)求職への
懸念」で、国の内外を問わず求職に対する懸念が大きいことが明らかである。特に、
わが国においては、「固定客が離れてしまう」のではないか、「技術的に遅れてし
まう」のではないかといった懸念が大きい。これらは、対顧客スキル、専門的技術
に依拠した項目であり、これらの技能項目を適切に取り込んだキャリアフレームワ
ークと、それに基づく各種研修プログラム(「休眠美容師の再生・復職プログラム」
など)の開発を通じて、女性の求職に対する懸念を払拭することも可能である。
図 3
美容師の(出産・子育て等による)求職への懸念 5
0.3 事業の内容
美容人材には、「美容師国家試験」以外に技術水準を測る適当な公的基準が存在
しない。したがって、美容師になった後は、所属するサロンの方針にしたがってキ
ャリアアップするか、私的訓練団体を利用するか、または、独自の方法でキャリア
を積み重ねることになる。多くの美容師は、独立経営を夢見ているが、そこへ達す
るまでのキャリアパスがどういうものか?
5
自分は今そのようなパスの上にいる
平成 25 年度文部科学省成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事
業「美容分野の専門人材の育成を支援する産学官連携コンソーシアムの組織」事業
成果報告書より
4
のか?
などについて明確な答えを持たないまま多忙な職業生活を送ることが多
い。
本事業は、国家試験に合格した美容師が将来のキャリアパスを描ける仕組み、ま
た、具体的な目標を持ってキャリアを高める仕組みとしての国際的な質保証を伴う
教育のフレームワークを構築し、その海外への普及を推進する。
26 年度の本事業では、以上の目的を達成するために、次の1)~5)を主とし
て実施した。
■キャリアフレームワークの制度化に向けて
1)レベルごと・職域ごとのスキルレベル、知識レベルの規定
目的:キャリアフレームワークの骨格をなす、レベルごと(レベル 1~5)、
職域ごと(ヘア、メイク、エステ等)のスキル・知識項目の体系化。
内容:ヘア、メイク、エステ各領域のスキル項目・知識項目の体系化の完成。
2)学習のユニット化とキャリアアセスメントの仕組み構築
目的:1)の規定に整合した学習ユニットの構築と、キャリアアセスメントの
仕組みの構築を通じて、キャリアフレームワークと整合した達成度評価
モデルを精緻化するため。
内容:ヘア、メイク、エステ等の領域ごと、レベルごとの学習ユニットを
構築する。具体的には、領域ごと・レベルごとに、実践化可能な学習
プログラムを複数開発する。必要に応じて教材等も開発する。また、
それぞれの学習プログラムにおいて、達成度評価を可能にするキャリア
アセスメントシートの開発、アセッサーによる評価の基準の策定、履修
証明発行の検討等を行う。
3)女性の学び直し講座カリキュラム開発 6
目的:国内においてニーズの大きい「女性の学び直し講座」の実施に向けて、
カリキュラムを開発する。
内容:クリエイティブ(美容)コンソーシアムの調査結果などを受けて、次の
2 つの講座について、カリキュラムの開発を進める。そこでは、1)で
整備された規定に従い、2)で構築された学習ユニットやキャリア
アセスメントの仕組みを適用した事例の一つとして開発する。
①出産・子育て等によって休業中の美容師の再生・復職支援学習プログラム
休業中の美容師を対象にして、最新の美容技術を学習するなど、キャリア
6
なお、26 年度事業で開発を進める講座は、平成 27 年度事業において実証講座を
実施し、その効果を検証でき次第、社会人学び直しプログラムの一環として実施す
る予定である。また、そのプログラム要素を、正規課程に一部導入する予定である。
5
アップ、キャリアリフレッシュを図り、再生・復職等を支援する
プログラムを開発する。休業中であることを配慮した学習環境を構築して
行う。
②衰退産業等から美容業界へのキャリアチェンジ、転職支援学習プログラム
メイク、エステ、ネイル、まつげエクステなどの技能を習得し、他の産業
から美容業界へのキャリアチェンジを可能にする。
4)運用ルールの作成
目的:グローバルキャリアフレームワークを、その考え方を崩さずに、各国の
事情に合わせてカスタマイズ運用するには、運用のルールが必要である。
内容:2)において構築した学習ユニット、キャリアアセスメントの仕組みに
ついて、基本部分と応用部分に分け、応用部分を各国の事情によって
カスタマイズするためのルール等を策定する。
■モデル構築と実証に向けて
5)実証講座の実施
目的:構築したグローバルキャリアフレームワークと、そこから導き出された
学習ユニットやキャリアアセスメントの仕組みが、諸外国においても
有効に機能するかについて検証するため、実証講座を実施する。
対象:美容学校を卒業する前後、すなわち、実質的にレベル 1 に相当する者を
対象とする。
規模:1 講座あたり 50 名程度までとし、韓国、台湾にて実施する。
内容:「顔型に合わせたヘア・メイク技術の育成」とし、いずれも、1 講座は
2 日間で実施する。
時期:平成 26 年 9 月~11 月の間に、それぞれの国の事情に合わせて決定・実施
する。
手法:構築したキャリアアセスメントの仕組みを適用し、受講者、アセッサー、
講師等による評価を総合して、実証講座の効果や意義を検証する。
実施方法:1 日目は講義及び実演、2 日目は実習を主体とする。講座の前後で
キャリアアセスメントを実施する。海外において実施するので、必要に
応じてインターネットを活用した授業も採り入れる。
6
1 キャリアフレームワークの構築
1.1 キャリアフレームワークの全体像

キャリアフレームワーク構築の意義
国内外における美容教育の発展、国際的優位性を持った我が国の美容教育の海外
への普及のためには、美容人材のキャリアを可視化する仕組みが不可欠である。こ
の認識に基づき、本事業ではこの仕組みを「キャリアフレームワーク」として、そ
の構築を目指している。
一般に、キャリアフレームワークとは、職種・職域とキャリアレベルの関係性を
定義した枠組みである。すなわち、美容人材では、たとえば「メイクアップ」とい
う職域について、レベル 1 のキャリア水準、レベル 2 のキャリア水準、…
という
ように積むべきキャリアの内容を示すものである。このような形で、実務ニーズに
適合したキャリアフレームワークを定義できれば、職業人が目標に向かって一歩ず
つキャリアを積む道筋がより具体的に見えることになり、人材育成の効率が大いに
高まると期待される。また、その普及が国際的に実現、すなわち、国境を越えたデ
ファクト・スタンダードになれば、人材の標準化が進み、全体的にレベルの底上げ
が期待されるなど、その効果は計り知れない。
本事業では、キャリアフレームワークの全体像を図 4 のようにイメージしてい
る。図 4 の①~⑥は、本事業が構築を目指す「キャリアフレームワーク」の要素
である。
①キャリアフレームワーク
美容人材が目指すキャリアの姿を、領域(職種)ごと・レベルごとに定義した枠
組みである。本事業で、「キャリアフレームワーク」を狭義にとらえる場合は、こ
の図のイメージを指す。
②スキル・知識体系
キャリアフレームワークの領域ごと・レベルごとに、身につけるべきスキルと知
識を体系的に示した枠組みである。
③学習ユニット
スキル・知識体系の各細目に対応して、学習項目の詳細を示したものである。
④講座・科目
学修ニーズに合わせて学習ユニットを組合せ、一定の学修単位としたものである。
⑤キャリアアセスメント
7
②及び③の内容に合わせて、キャリアを評価する仕組みの総称である。図の A~
D の意味は次の通りである。
A
自己評価
②及び③の内容に基づいて、学習者自身が行う評価を指す。
B
アセッサー評価
②及び③の内容に基づいて、アセッサー(評価者)が行う評価を指す。
C
テスト評価
②及び③の内容に基づくテストの実施結果による評価を指す。
D
スキルアセスメントシート及び知識アセスメントシート
A~C の評価を、講座・科目ごとに Before After 比較方式によって行えるように
したシートのことを指す。
⑥スキルインベントリーツール
A~C の評価結果の継続的な記録・参照を可能にする仕組みである。
図 4
キャリアフレームワークの全体像
以下、①~⑥のそれぞれについて、本年度事業終了時点の構築状況を説明する。
8
1.2 キャリアフレームワーク
この枠組みは、次のような考え方に基づいて構築されたものである。
・職種は 5 領域を認識する
本事業では、美容職種・職務の一般的分類にしたがって、スキルや知識の領域を、
ヘア、メイクアップ(以下、「メイク」)、エステティック(以下、「エステ」)、
ネイル、まつげエクステンション(以下、「まつげエクステ」)の 5 領域に分けて
とらえた 7。
・レベル設定は 5 段階とする(レベル 0 を除いて)
段階の数は 5(Level 1~5)を基本に検討する。キャリアフレームワークは、数
十年という長期間に渡るキャリアパスを想定するので、段階の数は多すぎず少なす
ぎず 5 つぐらいが適切と考えられる。他の同様の制度、スキル標準等において 5
段階を設定する例が多いことも理由の一つである。
・スペシャリストに特化したものとする
美容師に対する評価は、一般に、個々の美容師の「技術」であるから、基本的に
スペシャリストとしてのキャリア形成を中心に据える(マネジメント系のスキルよ
りも)。ただし、最上位の Level 5 は、美容サロンのマネジメントが可能なオーナ
ーを位置づける。多くの美容師が最終的にオーナーになりたいとの夢を持っている
ことがその理由である。
キャリアフレームワーク自体、マネジメントスキルをどのように取り扱うか、領
域として新しく認識すべきものはないか、など、人材ニーズや美容市場ニーズの動
向に合わせて常に見直しが必要なものであるが、本年度末の時点においては、表 1
に示す枠組みを定義した。
7
5 領域のうち、「まつげエクステ」は 25 年度事業で追加したものである。これは
「まつげ」に対してエクステンションと呼ばれるまつげ状のものを付加することに
よって、まつげに対してデザインを施す施術で、広義には「メイク」領域の一つと
して考えられるものである。しかしながら、近年、まつげエクステを中心としてサ
ービスを提供する「まつげサロン」などが登場し、需要を伸ばしていたり、そのこ
とに合わせてまつげエクステの団体ができたりするなど、サービス提供側から見て
も一つの職種・職務領域を形成しつつある。そこで、本事業では、「まつげエクス
テ」を独立した一つの領域として認識することにした。
9
表 1
職種
職務
キャリアフレームワーク(狭)
ビューティスペシャリスト
ヘア
メイク
ネイル
エステ
まつげ
エクステ
名称
人材像
オーナー
サ ロ ン 経 営 者 と し て 、社 会 ・ 地 域 の ニ ー ズ を 捉 え た ビ ュ ー テ ィ
ビ ジ ネ ス を 自 ら 企 画 ・ 開 発 し 、新 規 に サ ロ ン を 設 立 す る 。ま た
は、既存サロンの改善を行う。経営戦略の立案、運営管理等、
サロン経営の全てについての指揮・管理を行う。
トレーナー
トレーナー(プロフェッショナル人材育成の責任者)として、
サロンの経営戦略に基づきながら、ビューティシャンの評価、
配 置 計 画 立 案 、育 成 計 画 立 案 、指 導 等 を 行 う 。ま た 、サ ロ ン の
サービスレベルやステイタス、ブランド力の向上に貢献する。
レベル
3
ビューティシャン
ビ ュ ー テ ィ シ ャ ン と し て 、ヘ ア 、メ イ ク 、ネ イ ル 、エ ス テ 等 の
担 当 分 野 に お け る 高 度 ま た は 最 新 の 施 術 を 行 う 。ま た 、顧 客 満
足 度 の 高 い サ ー ビ ス が 実 践 で き 、サ ロ ン の サ ー ビ ス レ ベ ル や ブ
ラ ン ド 力 向 上 に 貢 献 す る 。更 に 、ジ ュ ニ ア ビ ュ ー テ ィ シ ャ ン に
適切な指示・助言を行う。
レベル
2
ジュニア
ビューティシャン
ジ ュ ニ ア ビ ュ ー テ ィ シ ャ ン と し て 、独 力 で 、ヘ ア 、メ イ ク 、ネ
イ ル 、エ ス テ 等 の 担 当 分 野 に お け る 標 準 的 な 施 術 を 行 う 。ま た 、
顧 客 満 足 を 志 向 し た サ ー ビ ス が 実 践 で き る 。更 に 、ア シ ス タ ン
トに適切な指示・助言を行う。
レベル
1
アシスタント
ビューティシャン
レベル
0
ベーシックビュー
ティスチューデン
ト
レベル
5
レベル
4
10
ア シ ス タ ン ト と し て 、上 位 者 の 指 示・指 導 の 下 で 、ヘ ア 、メ イ
ク 、ネ イ ル 、エ ス テ 等 の 担 当 分 野 に 関 す る ア シ ス タ ン ト 業 務 を
行う。また、顧客満足の考え方に基づいて行動する。
ビ ュ ー テ ィ シ ャ ン を 目 指 す ス チ ュ ー デ ン ト と し て 、ヘ ア 、メ イ
ク 、ネ イ ル 、エ ス テ 等 の 担 当 分 野 に 関 す る 基 本 的 な 業 務 、お よ
び 、顧 客 満 足 の 考 え 方 に つ い て 学 習 し た 結 果 、実 務 に 就 く こ と
がほぼ可能な知識・技術を持つ。
1.3 スキル・知識体系
美容師のスペシャリストとしての「キャリア」は、要するに、経験の積み重ねに
よって「○○ができる」(○○は何らかの施術やマネジメント等の行為)というこ
とであり、本事業ではこの「○○できる」をスキルと呼び、それぞれのスキルにつ
いて、職務内容の観点から体系化して、レベルを定義した枠組みをスキル体系と呼
ぶ。
一方、特定のことが「できる」ためには、そのための知識、すなわち、「○○が
わかる(わかっている)」ことが前提になる。本事業ではこの考え方から、「○○
がわかる」ことを知識と呼び、職務の遂行に必要となる事項の観点から体系化して、
レベルを定義した枠組みを知識体系と呼ぶ。
スキルと知識は、領域→種別(スキルまたは知識)→ユニット→細目の順に、同
一の階層構造で体系化している。図 5 はメイク領域のスキル体系の一部である。
図 5
スキル・知識の体系
図 5 は、「メイク」領域の「スキル」は、「スキンケア」「ベースメークアッ
プ」「目元」「眉」…などのユニットから構成され、「スキンケア」ユニットは「洗
顔」「保湿」「その他スキンケア」という細目に分けられることを表している。
「内容」は「細目」と 1 対 1 に対応しており、「細目」に関する簡単な説明を表
している。
「レベル」には、2 つの意味がある。1 つは「キャリアフレームワーク(狭)」
のレベルとの一致性であり、「レベル 1」「レベル 2」「レベル 3」の各列方向で
見た場合、そのレベルで必要な「細目」の要件を表している。たとえば、「スキン
トラブルテクニック」細目は、レベル 1 と認定するための要件にはなっていないこ
とを意味している。なお、下位レベルで「○」がある場合、その上位レベルの「○」
は省略している。もう 1 つの意味は、領域ごと・種別ごとに異なるが、たとえば、
11
「メイク」領域の「スキル」においては、レベル 1 が「一通りできる」ことを、レ
ベル 2 は「客の要望に応じてできる」ことを、レベル 3 は「客の要望以上の提案が
できる」ことを、それぞれ表している。
本年度終了時点で、階層化作業を一通り終えた領域・種別は、
ヘア・スキル
メイク・スキル
メイク・知識
エステ・スキル
エステ・知識
の 5 つである 8。以下、これらの体系について、細目レベルまでの階層を示す。
8
他の領域・種別についても、日々、体系化を試みており、ほぼ固まったものにつ
いては、その時点で本事業のホームページを更新する形で公開していく予定である。
12
■ヘア・スキル
ユニット ID
SHR0100
SHR0200
SHR0300
SHR0400
SHR0500
SHR0600
ユニット
シャンプー
パーマ
カラー
ブロー
カット
カット&カールデザイン
細目 ID
細目
SHR0101
準備
SHR0102
ショート基本技術(ショート、ロング別にチェック)
SHR0103
応用技術(ショート、ロング別にチェック)
SHR0201
準備
SHR0202
ヘルプ
SHR0203
ロッドの扱い方
SHR0204
基本技術
SHR0205
ワインディング技術
SHR0206
カールデザイン
SHR0207
ストレート
SHR0208
縮毛矯正
SHR0301
カラー準備
SHR0302
カラー基本
SHR0303
基礎技術
SHR0304
グレイカラー塗布技術
SHR0305
ファッションカラー塗布技術
SHR0306
ファッションカラー応用技術
SHR0307
マニキュア
SHR0308
塗布技術応用
SHR0401
基礎
SHR0402
準備
SHR0403
ハンドブロー基礎
SHR0404
スタイル別ブロー技術
SHR0501
ワンレングス
SHR0502
グラデーション
SHR0503
レイヤー
SHR0504
デザイン
SHR0505
応用
SHR0600
基本デザイン
SHR0601
応用
13
■メイク・スキル
ユニット ID
SMK0100
SMK0200
SMK0300
SMK0400
SMK0500
SMK0600
SMK0700
ユニット
スキンケア
ベースメークアップ
目元
眉
唇
仕上げ
イメージメイクアップ
細目 ID
細目
SMK0101
洗顔
SMK0102
保湿
SMK0103
その他スキンケア
SMK0201
コントロールカラーテクニック
SMK0202
ファンデーションテクニック
SMK0211
スキントラブルテクニック
SMK0301
アイシャドウテクニック
SMK0302
アイラインテクニック
SMK0303
マスカラテクニック
SMK0304
アイラッシュテクニック
SMK0311
さまざまな目元とアイメイクアップテクニック
SMK0312
アイシャドウデザイン
SMK0313
つけまつ毛のつけ方応用テクニック
SMK0314
アイラッシュカット応用テクニック
SMK0315
描きまつ毛テクニック
SMK0316
その他目元テクニック
SMK0401
アイブロウテクニック
SMK0411
アイブロウ応用テクニック
SMK0412
眉のトリミング
SMK0501
リップブラシテクニック
SMK0511
リップペンシルテクニック
SMK0512
リップの修整
SMK0513
唇の大きさを変化させるテクニック
SMK0601
チークテクニック
SMK0602
ハイライト・シャドウテクニック
SMK0611
チーク応用テクニック
SMK0612
ハイライト・シャドウ応用テクニック
SMK0721
イメージ別メイクアップ
SMK0722
シーン・TPO 別メイクアップ
SMK0800
加齢とメイクアップ
SMK0821
高齢者向けメイクアップテクニック
SMK0900
実践メイクアップ
SMK0921
複合トラブル解決テクニック
SMK1000
カウンセリング
SMK1021
観察テクニック
14
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
SMK1022
細部の観察(どこに重点をおいているかを知る)
SMK1023
細部の観察(特徴を知る)
SMK1024
技術指導(レベルにあわせる)
SMK1025
技術指導(テスティング&半顔メイク)
SMK1026
技術指導(プロテクニックを見せて信頼を得る)
SMK1100
特殊テクニック
SMK1121
特殊メイク
SMK1200
メディカルメイクアップ
SMK1221
褐色のトラブル
SMK1222
青味のトラブル
SMK1223
赤みのトラブル
SMK1224
白みのトラブル
SMK1225
その他
15
■メイク・知識
ユニット ID
KMK0100
KMK0200
ユニット
心構えと準備
顔
細目 ID
細目
KMK0101
心構え
KMK0102
身だしなみ
KMK0103
小道具の種類と機能、配置
KMK0201
顔の各部の名称と位置
KMK0202
フェースプロポーション
KMK0300
メイクアップの手順
KMK0301
メイクアップの手順とその要素
KMK0400
スキンケア
KMK0401
スキンケアの基本知識
KMK0402
皮膚の内部の知識
KMK0501
メイクアップベース
KMK0502
コンシーラーなど
KMK0503
コントロールカラー
KMK0504
ファンデーション
KMK0505
ファンデーションの色
KMK0506
フェースパウダーの種類
KMK0511
いろいろな肌の質感
KMK0512
修整メイクアップのいろいろ
KMK0601
アイシャドウの機能と各種タイプ、基本的なデザイン
KMK0602
アイラインの機能と各種タイプ
KMK0603
マスカラの機能と各種タイプ
KMK0701
アイブロウ
KMK0702
眉の位置
KMK0703
眉の形とイメージ
KMK0711
眉の毛流
KMK0712
眉の色
KMK0801
唇の化粧道具
KMK0802
唇の形のいろいろ
KMK0901
チーク
KMK0902
ハイライト・シャドウ
KMK0500
KMK0600
KMK0700
KMK0800
KMK0900
ベースメイクアップ
目元
眉
唇
仕上げ
KMK1000
男性のメイクアップ
KMK1001
男性メイクアップの基本
KMK1100
和装メイクアップ
KMK1101
目的別の着物とメイクアップイメージ
KMK1102
和装メイクアップの技術的ポイント
KMK1200
ステージメイクアップ
KMK1201
ステージメイクアップの考え方
KMK1300
色彩について
KMK1301
色彩の基礎知識
16
ユニット ID
KMK1400
KMK1500
KMK1600
KMK1700
KMK1800
ユニット
イメージメイクアップ
ブライダルメイクアップ
皮膚のメカニズム
メイクアップ理論
加齢とメイクアップ
細目 ID
細目
KMK1302
色相と色相が持つ表情
KMK1303
配色
KMK1304
トーン別色相環
KMK1311
色相対比の効果を考えたメイクアップ
KMK1312
明度対比の効果を考えたメイクアップ
KMK1313
対比効果で注意する点
KMK1314
コスチューム&照明とメイクアップ
KMK1321
色の名前
KMK1411
イメージのとらえ方
KMK1412
配置の効果
KMK1413
好感が持たれる顔の条件要素
KMK1414
テーマ
KMK1511
洋装の場合のポイント
KMK1512
洋装の場合の留意点
KMK1513
和装の場合のポイント
KMK1611
皮膚の構造と働き
KMK1612
皮膚の内部
KMK1613
皮膚の働き
KMK1614
皮脂膜
KMK1615
表皮のターンオーバー
KMK1721
顔の長さ・短さ
KMK1722
縦・横の効果
KMK1723
2 つのフェースライン
KMK1724
配置のよる効果(小顔)
KMK1725
表情の表現
KMK1821
年齢を重ねるということ
KMK1822
肌色の変化
KMK1823
ポイントの形状変化
KMK1824
たるみの発生
KMK1825
スキントラブル
KMK1826
毛の変化
KMK1827
唇の形・色
KMK1828
骨格の変化
17
ユニット ID
KMK1900
KMK2000
KMK2100
ユニット
カウンセリング
ボディメイクアップ
デモンストレーション
細目 ID
細目
KMK1829
歯の変化
KMK1830
目の変化
KMK1921
観察の基本
KMK1922
基本的な流れ(事例)
KMK1923
ほめる
KMK1924
販売現場における色の選定・勧め方
KMK1925
メイクアップとスキンケアの連動
KMK1926
カルテ作り
KMK2021
トラブルを目立たなくするメイクアップ
KMK2022
日焼け肌に見せるメイクアップ
KMK2023
装飾的なメイクアップ
KMK2024
ボディメイクアップの注意点
KMK2121
デモンストレーションの実際
18
■エステ・スキル
ユニット ID
SES0100
SES020
SES0300
SES0400
SES0500
ユニット名
細目 ID
細目名
フェイシャル トリートメ
SES0101
処置室の準備法
ントのための顧客の準備
SES0102
顧客の身支度
SES0103
頭を包む
SES0104
コットン パッドと湿布の用意
SES0201
化粧品の塗布
SES0202
クレンジングの手順
SES0203
コットン湿布マスク
フェイシャル マッサージ
SES0301
マッサージの種類
の技術
SES0302
エステティシャンのための手の体操
SES0303
フェイシャル マッサージの練習法
SES0304
マッサージにおける手の動作
SES0305
マッサージの手法
SES0306
標準的なマッサージ法
SES0307
マッサージ(#1)
SES0308
マッサージ(#2)
SES0309
ドクター ジャケット式 マッサージ法
フェイシャル トリートメ
SES0401
フェイシャル マスクの種類と効果
ントにおけるマスク療法
SES0402
マスクと湿布に使われるハーブティー
SES0403
マスクのためのガーゼの使い方
SES0404
ワックス マスク
機器を使用しないフェイシ
SES0501
スティーム タオル
ャル
SES0502
普通肌のフェイシャル
SES0503
乾性肌のフェイシャル
SES0504
荒性肌のフェイシャル
SES0505
オイルドライ肌のフェイシャル
SES0506
老化肌のフェイシャル
SES0507
混合肌(コンビネーション スキン)のフェイシャル
SES0508
ニキビ肌のフェイシャル
SES0509
ニキビ肌用のスペシャル トリートメント
SES0510
ニキビ肌の家庭での手入れ
SES0511
皮脂層除去
クレンジング
トリートメント
19
ユニット ID
SES0600
SES0700
SES0800
ユニット名
細目 ID
細目名
SES0512
クーパローズ スキンのフェイシャル トリートメント
SES0513
クーパローズ スキン用のマスク
SES0514
表皮剥離トリートメント
機器によるフェイシャル
SES0601
普通肌のマシン フェイシャル
トリートメント
SES0602
乾性肌のマシン フェイシャル
SES0603
老化肌のマシン フェイシャル
SES0604
脂性肌のマシン フェイシャル
SES0605
混合肌(コンビネーションスキン)のマシン フェイシャル
SES0606
ニキビ肌(アクネ スキン)のマシン フェイシャル
SES0607
ニキビ肌用のスペシャル マシン フェイシャル
SES0608
ニキビ肌のマシン フェイシャル家庭での手入れ
SES0609
普通肌のマシン フェイシャル
SES0610
クーパローズ スキン用のマシン フェイシャル
SES0701
電気分解法
SES0702
永久脱毛法
SES0703
その他の方法
SES0704
むだ毛の一時的除去
先端的なエステティックに
SES0801
フィトセラピー(植物療法)
ついて
SES0802
先端的なマッサージ法
SES0803
ウォーター セラピー(水療法)
SES0804
海藻トリートメント
SES0805
ボディ ラップ
SES0806
その他の手法
むだ毛の除去
20
■エステ・知識
ユニット ID
KES0100
KES0200
KES0300
KES0400
KES0500
ユニット名
プロらしいイメージ
細目 ID
細目名
KES0101
衛生学
KES0102
姿勢と視覚的印象
KES0103
手と爪の手入れ
KES0104
人格と人間関係
KES0105
声と会話
KES0106
職業意識を持つ
KES0107
職業倫理
KES0108
法律、規則及び規制
肌の手入れ(スキンケア)と
KES0201
色彩と古代の化粧品
化粧品の歴史
KES0202
おしゃれと化粧の歴史
KES0203
時代とその化粧法
KES0301
細菌学についての理解
KES0302
細菌
KES0303
細菌の成長と増殖
KES0304
細菌感染
KES0305
免疫
KES0306
保菌者
KES0307
細菌破壊
KES0308
身体の自衛力
KES0309
植物と細菌
KES0310
昆虫(寄生虫)
KES0311
病気の予防
KES0401
殺菌消毒に関する用語
KES0402
殺菌、消毒の方法
KES0403
殺菌ケース
KES0404
殺菌、消毒に使われる化学薬品
KES0405
消毒の手順
KES0406
安全上の注意
KES0407
保健衛生
KES0408
衛生処置の手順
細胞および人材の解剖学と
KES0501
細胞
生理学
KES0502
組織
KES0503
器官
細菌学
殺菌と衛生
21
ユニット ID
KES0600
KES0700
ユニット名
細目 ID
細目名
KES0504
身体の系統
KES0505
骨格系
KES0506
筋肉系
KES0507
神経系
KES0508
循環器系
KES0509
分泌系
KES0510
排泄器系
KES0511
呼吸器系
KES0512
消化器系
KES0513
生殖器系
KES0601
ケラチンの組成
KES0602
コラーゲン
KES0603
毛髪と皮膚
KES0604
爪と皮膚
KES0605
皮膚の組織学
KES0606
皮膚の栄養摂取
KES0607
皮膚の神経
KES0608
皮膚の弾力性
KES0609
皮膚の吸収力
KES0610
皮膚の色
KES0611
メラノサイト
KES0612
皮膚の腺
KES0613
皮膚の機能
皮膚の障害とエステティシ
KES0701
エステティシャンと皮膚科医の相互扶助
ャンの対応
KES0702
皮膚科学の定義
KES0703
皮膚の状態
KES0704
皮膚の病変
KES0705
皮膚病に関する用語
KES0706
皮脂腺の異常
KES0707
ブラックヘッド(黒にきび)の摘出方法
KES0708
ホワイトヘッド(白にきび)の摘出方法
KES0709
汗腺の不調
KES0710
皮膚の炎症
皮膚の生理学と組織学
22
ユニット ID
KES0800
KES0900
KES1000
ユニット名
細目 ID
細目名
KES0711
皮膚の色素沈着
KES0712
肥厚症(角質増殖)
KES0713
老化した皮膚の特徴
KES0714
その他の重大な皮膚病
KES0715
性病
KES0716
アレルギー
KES0717
皮膚の再生と回復
エステティシャンのための
KES0801
化学の分野
化学
KES0802
物質
KES0803
一般的な元素、化合物、混合物の属性
KES0804
酸性とアルカリ性
KES0805
化学反応
KES0806
化粧品に応用される化学
KES0807
化粧品の形態
KES0901
製品の形態
KES0902
成分
KES0903
クレンジング剤
KES0904
スキンケア化粧品とメークアップ化粧品
KES0905
自然化粧品
KES0906
化粧品の製造を規制している法律
KES0907
化粧品のラベル表示
KES0908
業務用製品の製造
KES0909
化粧品の安全性
KES0910
消費者の苦情
KES0911
化粧品の広告
美容と食事(食生活)との関
KES1001
健康を保つための栄養
わり
KES1002
三大栄養素
KES1003
カロリー
KES1004
ビタミンと酵素
KES1005
皮膚の栄養摂取
KES1006
栄養のラベル表示
KES1007
水は生命の基礎
KES1008
栄養と病気の予防
化粧品の成分と分析
23
ユニット ID
KES1100
KES1200
ユニット名
細目 ID
細目名
KES1009
化粧品へのホルモンの使用
KES1010
皮膚に良くない習慣
KES1011
医薬品が皮膚におよぼす影響
KES1012
妊娠時の食生活
KES1013
食品アレルギー
KES1014
化粧品に含まれるビタミン
KES1015
メートル法による栄養表示
KES1016
メートル法換算表
KES1101
サロンに対する顧客の第一印象
KES1102
化粧品の推奨と処置料金について
KES1103
資格証書
KES1104
顧客の記録
KES1105
分析の手順
KES1106
肌タイプの分類
KES1107
肌タイプの詳しい説明
KES1108
白人の肌と黒人の肌の相違点
KES1109
家庭における美容情報の提供
KES1110
家庭でのクレンジング
KES1111
アクネに悩む顧客への対応
KES1112
診断中によくある質問
プロフェッショナル スキ
KES1201
拡大ランプ
ンケアのための電気の知識
KES1202
スキン スコープ
と機器および装置
KES1203
ウッド ランプ
KES1204
フェイシャル スティーマー(バポライザー)
KES1205
ブラッシング機
KES1206
ガルバニック機器
KES1207
皮脂層除去
KES1208
イオン導入
KES1209
高周波機
KES1210
スプレー機
KES1211
吸引機(サクション マシン)
KES1212
スティーマー(エレクトリック パルバライザー)
KES1213
炭酸ガス スプレー
皮膚の診察と分析
24
ユニット ID
KES1300
KES1400
KES1500
ユニット名
細目 ID
細目名
KES1214
電気マスク
KES1215
トリートメント ミット
KES1216
電気の知識
KES1217
電気の測定
KES1218
電機の関連装置
KES1219
電気の安全操作
KES1220
光療法
KES1221
光線の再生法
KES1222
紫外線
KES1223
赤外線
KES1224
可視光線の使い方
KES1225
その他のフェイシャル トリートメント用具
KES1226
機器を使ったスキンケアの長い歴史
KES1301
過度の日光による皮膚への影響
KES1302
大気汚染
KES1303
その他の皮膚の有害物
KES1304
過大評価される化粧品と機器類
KES1305
人相学の理論
KES1306
年齢によって顔に現れる特徴
KES1307
形成(美容)外科
KES1308
皮膚の化学的処理
KES1309
注入によるシワの除去
KES1310
コラーゲン注入法
KES1311
レチン A
男性のスキンケアと身だし
KES1401
皮膚の性差
なみ
KES1402
男性に必要なスキンケア
KES1403
男性客向けサービス
KES1404
男性用スキンケア用品
KES1405
男性向けスキンケア処置の手順
エステティックとアロマテ
KES1501
芳香剤の歴史
ラピー
KES1502
芳香と心
KES1503
芳香エッセンスの抽出方法
KES1504
芳香剤に使用する原料
皮膚の老化原因と美容外科
25
ユニット ID
KES1600
KES1700
KES1800
ユニット名
色彩の知識
専門的なメークアップ技術
サロン事業
細目 ID
細目名
KES1505
芳香剤に使われるハーブなど
KES1601
色の心理学
KES1602
皮膚の色の仕組み
KES1603
皮膚の色の定義
KES1604
色の調和の基本
KES1605
化粧品の色の選び方
KES1606
メークアップ カラーを選ぶための手引き
KES1607
アイ メークアップ カラーを選ぶための手引き
KES1608
チークカラー(ルージュ、ブラッシャー)
KES1609
髪の色とリップカラーをコーディネートさせるための手引き
KES1701
プロフェッショナル メークアップ アーティスト
KES1702
販売能力
KES1703
メークアップ スペースの備品
KES1704
メークアップのための顧客の準備
KES1705
顧客の顔だちと顔型の分析
KES1706
まゆの手入れ
KES1707
ファンデーション
KES1708
フェイス パウダー
KES1709
チークカラー
KES1710
アイ メークアップ カラーを選ぶための手引き
KES1711
リップ メークアップ
KES1712
立体感の出し方と修正メークアップ
KES1713
黒人女性用の特別なメークアップ法
KES1714
つけまつ毛
KES1715
1 本ずつつけるまつ毛
KES1716
まつ毛とまゆの着色
KES1717
顧客の魅力を引き出す手助け
KES1718
魅力的なメークアップ
KES1719
メークアップの練習手順
KES1720
使用の特別なアクセント
KES1721
プロフェッショナル メークアップ アーティスト自身に
KES1801
事業への挑戦
KES1802
事業の基本要素
26
ユニット ID
KES1900
ユニット名
化粧品とサービスの販売
細目 ID
細目名
KES1803
個性的なサロン作り
KES1804
サロン設計
KES1805
事業運営と従業員の管理
KES1806
事業管理
KES1807
所有権の種類と法規制
KES1808
サロンでの電話テクニック
KES1809
応急手当
KES1901
販売とは
KES1902
販売促進
KES1903
宣伝広告
KES1904
人とのコミュニケーション技術
KES1905
小売用の商品ディスプレー
27
1.4 学習ユニット
学習ユニットは、ある領域における、あるレベルのユニットについて、細目ごと
に学習項目を定義したもの、すなわち、そのユニットで学ぶべきものは何かを明ら
かにしたものである。「スキル・知識体系」は、ヘア、メイク、…という領域の上
位からの視点で、スキルや知識の構造を、体系的かつトップダウン的に俯瞰する性
質のものであるのに対して、「学習ユニット」は、学習者の視点から、ミクロ的か
つボトムアップ的に、細目ごとの学習項目を認識するためのものである。
本年度事業では、メイクのスキル・知識について、昨年度事業までの内容を見直
し、新たな学習ユニットを定義した。 9
以下は、メイクの学習ユニットである。
■メイク・スキル
ユニット ID
SMK0100
ユニット
スキンケア
細目 ID
SMK0101
SMK0102
SMK0103
SMK0200
細目
洗顔
保湿
その他スキンケア
学習項目 ID
学習項目
レベル
SMK010101
クレンジングテクニック
1
SMK010102
ふき取り化粧水のテクニック
1
SMK010103
ソープクレンジングのテクニック
1
SMK010201
化粧水のテクニック
1
SMK010202
乳液のテクニック
1
SMK010301
美容液のテクニック
1
SMK010302
クリームのテクニック
1
SMK010303
マッサージクリームのテクニック
1
SMK010304
マスクのテクニック
1
ベースメークア SMK0201
コントロールカラーテク SMK020101
コントロールカラーの機能
1
ップ
ニック
SMK020102
グリーン系を顔全体に使用するテクニック
1
SMK020103
グリーン系を部分的に使用するテクニック
1
SMK020104
オレンジ系(ピーチ・コーラルを含む)を
1
顔全体に使用するテクニック
SMK020105
9
オレンジ系(ピーチ・コーラルを含む)を
1
25 年度事業では、学習時間や教材なども含めた「学習単位」を「学習ユニット」
として定義していたが、そのように定義すると、「学習ユニット」のスペックが大
きくなりすぎて、学習者の事情に合わせた講座に展開しにくいと感じられた。そこ
で、実際の講座への運用がしやすいように、従来の「学習ユニット」を、「学習項
目」の定義だけで構成される新しい意味での「学習ユニット」と、学習時間などを
定義した「講座・科目」に分けてとらえることにした。
28
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
部分的に使用するテクニック
SMK0202
SMK0203
SMK020106
イエロー系を顔全体に使用するテクニック
1
SMK020107
イエロー系を部分的に使用するテクニック
1
SMK020108
ピンク系を顔全体に使用するテクニック
1
SMK020109
パープル系を顔全体に使用するテクニック
1
SMK020110
コントロールカラー使用上の注意
1
ファンデーションテクニ SMK020201
中心から外側に向かってぼかす
1
ック(共通)
SMK020202
上瞼のファンデーション
1
SMK020203
下瞼のファンデーション
1
SMK020204
鼻のファンデーション
1
SMK020205
口のファンデーション
1
スポンジに幅広くファンデーションを取る
1
指で伸ばす方法とスポンジで伸ばす方法
1
フェースパウダーテクニ SMK020501
パフを使ったテクニック
1
ック
ブラシを使ったテクニック
1
スキントラブルテクニッ SMK021101
薄いシミ
2
ク
SMK021102
少し濃いめのシミ
2
SMK021103
濃いシミ
2
SMK021104
ソバカス
2
SMK021105
色ムラ
2
SMK021106
赤ら顔(うっすら広がった赤み)
2
SMK021107
赤ら顔(寒い時期など強い赤み)
2
SMK021108
上瞼の薄いクマ
2
SMK021109
下瞼のクマ
2
SMK021110
二段になったクマ
2
SMK021111
濃いクマ
2
SMK021112
透明感がない、うっすらとしたくすみ
2
SMK021113
濃いくすみ
2
SMK021114
部分的なくすみ・色の差
2
SMK021115
口元周辺のくすみ
2
SMK021116
黄くすみ
2
SMK021117
血色がない
2
パウダーファンデーショ SMK020301
ンテクニック
SMK0204
リキッドファンデーショ SMK020401
ンテクニック
SMK0205
SMK0211
SMK020502
29
ユニット ID
SMK0300
ユニット
目元
細目 ID
SMK0301
細目
アイシャドウテクニック
学習項目 ID
学習項目
レベル
SMK021118
ニキビ
2
SMK021119
脂性肌
2
SMK021120
乾性肌
2
SMK021121
脂性乾性肌
2
SMK021122
小じわ
2
SMK021123
キメ・毛穴
2
SMK021124
たるみ
2
SMK021125
濃い肌を明るく
2
SMK030101
アイシャドウデザイン
1
SMK030102
パウダーアイシャドウテクニック(手順)
1
SMK030103
ペンシルアイシャドウテクニック(ポイン
1
ト)
SMK030104
クリームアイシャドウテクニック(ポイン
1
ト)
SMK030105
リキッドアイシャドウテクニック(ポイン
1
ト)
SMK0302
SMK0303
SMK0304
アイラインテクニック
マスカラテクニック
アイラッシュテクニック
SMK030201
アイラインの基本的な入れ方
1
SMK030202
アイラインテクニック(手順)
1
SMK030203
いろいろなアイラインの描き方
1
SMK030301
マスカラの基本的なつけ方
1
SMK030302
アイラッシュカーラーなど
1
SMK030303
マスカラテクニック(手順)(上まつ毛)
1
SMK030304
マスカラテクニック(手順)(下まつ毛)
1
SMK030401
つけまつ毛(アイラッシュ)のつけ方テク
1
ニック(手順)
SMK030402
SMK0311
ペースト(まつ毛のり)のつけ方
1
さまざまな目元とアイメ SMK031101
腫れぼったい目
2
イクアップテクニック
SMK031102
目の形が左右違う目
2
SMK031103
三白眼
2
SMK031104
左右の眉の高さが異なる
2
SMK031105
強い上がり目
2
SMK031106
下がり目
2
SMK031107
下瞼のふくらんだ目
2
SMK031108
目と眉が離れすぎている目
2
30
ユニット ID
ユニット
細目 ID
SMK0312
SMK0313
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
SMK031109
目と眉が近すぎる目
2
SMK031110
くぼんだ目
2
SMK031111
目と目の間が広すぎる
2
SMK031112
目と目の間が狭すぎる
2
SMK031113
シワの多い目
2
SMK031114
一重瞼を生かしたい
2
SMK031115
奥二重を生かしたい
2
SMK031116
二重瞼を生かしたい
2
SMK031201
目の際を濃く徐々に淡く
2
SMK031202
上下瞼の色違い
2
SMK031203
多色使い
2
SMK031204
眉弓にハイライト
2
SMK031205
目頭にハイライト
2
SMK031206
瞼中央にハイライト
2
SMK031207
目尻にシャドウ
2
SMK031208
目のくりを強調
2
つけまつ毛のつけ方応用 SMK031301
上向きにつける
2
テクニック
SMK031302
下向きにつける
2
SMK031303
カーブをつける(目頭を水平に、目尻を上
2
アイシャドウデザイン
げる)
SMK0314
アイラッシュカット応用 SMK031401
ハサミを横にして根元近くでカット
2
テクニック
SMK031402
ハサミを縦にしてすく
2
SMK0315
描きまつ毛テクニック
SMK031501
リキッドアイライナーで 1 本 1 本描く
2
SMK0316
その他目元テクニック
SMK031601
2 枚のまつ毛を重ねて濃いまつげを作るテ
2
クニック
SMK0400
眉
SMK031602
部分的に重ねるテクニック
2
SMK031603
バラバラにしてつけるテクニック
2
SMK040101
アイブロウの一般的手順
1
SMK0401
アイブロウテクニック
SMK0411
アイブロウ応用テクニッ SMK041101
眉毛が欠けている場合
2
ク
SMK041102
全体的に淡く仕上げたい場合
2
SMK041103
下がっている眉を上げたい場合
2
SMK041104
濃い眉にしたい場合
2
SMK041105
細く見せたい場合
2
SMK041201
眉のトリミングに使用する道具とトリミン
2
SMK0412
眉のトリミング
31
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
SMK041202
形を決めにくいときのテクニック(手順)
2
SMK050101
内側からつける
1
SMK050102
リップブラシを寝かせる
1
SMK050103
口紅がなくなったら内側へ
1
SMK050104
唇を張らせる
1
SMK050105
逆方向もある
1
SMK050106
口角をむすぶ
1
SMK050107
必ずスパチュラにとる
1
SMK050108
描くときは、少しずつ慎重にブラシを選ぶ
1
SMK050109
色選びのポイント
1
リップペンシルテクニッ SMK051101
口紅の後に使用する場合(手順)
2
ク
SMK051102
口紅の前に使用する場合(手順)
2
SMK051103
リップグロスを使用する方法
2
SMK051104
ファンデーションでリップラインを描く
2
SMK051201
出っ張っている唇・大きすぎる唇の場合の
2
グの意味
SMK0500
唇
SMK0501
SMK0511
SMK0512
リップブラシテクニック
リップの修整
注意
SMK051202
形のアンバランスな唇・小さすぎる唇の場
2
合の注意
SMK0513
SMK0600
仕上げ
SMK0601
SMK051203
色素の濃い唇
2
SMK051204
しわの目立つ唇
2
唇の大きさを変化させる SMK051301
小さく見せる方法
2
テクニック
SMK051302
大きく見せる方法
2
SMK051303
立体的に見せる
2
SMK060101
チークブラシの表面だけではなく内側にも
1
チークテクニック
チークを含ませる
SMK060102
頬骨の上に楕円を描くようにソフトにぼか
1
す
SMK060103
頬骨を中心につける。肌に赤みを与え健康
1
的に見せる
SMK0602
SMK0611
ハイライト・シャドウテ SMK060201
ハイライトテクニック
1
クニック
SMK060202
シャドウテクニック
1
チーク応用テクニック
SMK061101
チークラインの入れ方(標準的なフェース
2
プロポーションの場合)
32
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
SMK061102
学習項目
レベル
チークラインの入れ方(標準的なフェース
2
プロポーションでない場合)
SMK0612
ハイライト・シャドウ応 SMK061201
考え方
2
用テクニック
SMK061202
頬骨が張っている場合
2
SMK061203
額が狭い場合
2
SMK061204
頬がふくらんでいる婆
2
SMK061205
目の下がふくらんでいる、鼻唇溝が深い場
2
合
SMK061206
ノーズシャドウの効果
2
SMK061207
ノーズシャドウの基本テクニック(ポイン
2
ト)
SMK0700
イメージメイク SMK0721
イメージ別メイクアップ
SMK072101
やさしい顔
2
SMK072102
かわいい顔
2
SMK072103
スポーティーな顔
2
SMK072104
知的な顔
2
SMK072105
セレブな顔
2
SMK072106
シャープな顔
2
SMK072107
女っぽい顔
2
シーン・TPO 別メイクアッ SMK072201
成人式
2
プ
SMK072202
就職面接
2
SMK072203
結婚式のおよばれ(和装)
2
SMK072204
結婚式のおよばれ(洋装)
2
SMK072205
パーティ(ホテル):祝賀会など
2
SMK072206
パーティ(レストラン):誕生パーティな
2
アップ
SMK0722
ど
SMK0800
SMK072207
ダンス
2
SMK072208
浴衣
2
SMK072209
バカンス:海のリゾートなど
2
SMK072210
冬山:スノーボード、スキーなど
2
SMK072211
告別式
2
SMK072212
その他
2
加齢とメイクア SMK0821
高齢者向けメイクアップ SMK082101
ファンデーションのポイント
3
ップ
テクニック
SMK082102
ファンデーションの方法
3
SMK082103
チークのポイント
3
33
ユニット ID
SMK0900
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
SMK082104
チークの方法
3
SMK082105
ハイライトの方法
3
SMK082106
眉のポイント
3
SMK082107
眉の方法
3
SMK082108
アイシャドウのポイント
3
SMK082109
アイシャドウの方法
3
SMK082110
リップのポイント
3
SMK082111
リップの方法
3
SMK082112
メガネのポイント
3
SMK082113
メガネの方法
3
実践メイクアッ SMK0921
複合トラブル解決テクニ SMK092101
首が黒い&太り気味
3
プ
ック
SMK092102
顔色のくすみ&シミ&頬でっぱり
3
SMK092103
痩せすぎ&眉と眉接近
3
SMK092104
眉アートのくずれ(眉尻下がり)&たるみ
3
&上唇薄い
SMK092105
大ジワ&たるみ&唇たてじわ
3
SMK092106
求心的&太り気味
3
SMK092107
ツリ目&痩せすぎ&奥二重&目と目接近
3
SMK092108
顔黒い&首白い&額狭い&ニキビ
3
SMK092109
くま&キメ粗い&くすみ
3
SMK092110
目小さい&色白&ソバカス
3
SMK092111
赤ら顔&太り気味
3
SMK092112
口角・眉下がり&たるみ
唇(口角下がり、
3
上唇薄い)&眉(位置高い、下がり気味)
SMK1000
カウンセリング
SMK1021
SMK1022
SMK092113
口角下がり気味&きつい目と眉ライン
3
SMK092114
求心的&唇とがり
3
SMK092115
面長&眉位置高い
3
SMK092116
角ばった頬骨&きつい眉ライン
3
SMK092117
太り気味&眉接近&目小さい
3
SMK092118
エラ張り&角眉
3
SMK102101
外面
3
SMK102102
内面
3
細部の観察(どこに重点 SMK102201
目元に重点がおかれている
3
をおいているかを知る)
口元に重点がおかれている
3
観察テクニック
SMK102202
34
ユニット ID
ユニット
細目 ID
SMK1023
SMK1024
SMK1025
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
SMK102203
肌に重点がおかれている
3
SMK102204
アクション
3
SMK102205
重点が分かりにくい場合の対応法
3
考え方
3
SMK102302
ベースメイクアップ
3
SMK102303
アイメイクアップ
3
SMK102304
リップメイクアップ
3
技術指導(レベルにあわ SMK102401
基本的な考え方
3
せる)
SMK102402
メイクアップレベル初級の方
3
SMK102403
メイクアップレベル中級の方
3
SMK102404
メイクアップレベル上級の方
3
技術指導(テスティング SMK102501
テスティングの意味
3
&半顔メイク)
SMK102502
テスティングの見せ方
-肌に直接-
3
SMK102503
テスティングの見せ方
-小道具(ティシ
3
細部の観察(特徴を知る) SMK102301
ュー)を使う-
SMK1026
SMK1100
SMK1200
特殊テクニック
SMK1121
メディカルメイ SMK1221
クアップ
SMK102504
テスティングの見せ方
-手を使う-
3
SMK102505
テスティングの見せ方
-腕を使う-
3
SMK102506
半顔メイク
3
技術指導(プロテクニッ SMK102601
トラブルをかくす
3
クを見せて信頼を得る)
SMK102602
リップラインを整える
3
SMK102603
眉のラインを整える
3
SMK102604
自然なアイラインを入れる
3
SMK102605
描きまつ毛
3
SMK102606
すぐに化粧料を手にしない
3
SMK112101
古傷
3
SMK112102
切り傷
3
SMK112103
水ぶくれ
3
SMK112104
火傷
3
SMK122101
雀卵斑
3
SMK122102
肝斑
3
SMK122103
老人性色素班
3
SMK122104
炎症性色素沈着
3
SMK122105
脂漏性角化症
3
SMK122106
摩擦黒皮症
3
特殊メイク
褐色のトラブル
35
ユニット ID
ユニット
細目 ID
SMK1222
SMK1223
SMK1224
SMK1225
細目
青味のトラブル
赤みのトラブル
白みのトラブル
その他
学習項目 ID
学習項目
レベル
SMK122201
太田母斑
3
SMK122202
青色母斑
3
SMK122203
刺青
3
SMK122301
血管腫
3
SMK122302
単純性血管腫
3
SMK122401
尋常性白斑
3
SMK122402
先天性白斑症
3
SMK122403
脱色性母斑
3
SMK122501
植皮痕
3
SMK122502
火傷痕
3
SMK122503
事故瘢痕
3
SMK122504
手術瘢痕
3
■メイク・知識
ユニット ID
KMK0100
ユニット
心構えと準備
細目 ID
細目
KMK0101 心構え
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK010101
お客様の肌に直接触れる仕事であると
1
の認識
KMK0102 身だしなみ
KMK010201
清潔感を保つ
1
KMK010202
礼儀をわきまえる
1
KMK010203
言葉遣いをわきまえる
1
KMK010204
明るい笑顔で接する
1
KMK010205
お客様には鏡の正面に座っていただく
1
KMK010206
肩にケープまたはタオルをかける
1
KMK010207
右利きの技術者はお客様の右側(左利
1
きは左側)に立つ
KMK010208
お客様に近寄りすぎない配慮
1
KMK010209
施術前には消毒液で手指を消毒
1
フェースブラシの機能
1
KMK010302
チークブラシの機能
1
KMK010303
アイシャドウブラシの機能
1
KMK010304
ライン用ブラシの機能
1
KMK010305
アイライナーブラシの機能
1
KMK010306
リップブラシの機能
1
KMK010307
コンシーラーブラシの機能
1
KMK0103 小道具の種類と機能、 KMK010301
配置
36
ユニット ID
KMK0200
ユニット
顔
細目 ID
細目
KMK0201 顔の各部の名称と位
置
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK010308
チップの機能
1
KMK010309
眉ブラシ&コームの機能
1
KMK010310
アイライナーペンシルの機能
1
KMK010311
アイブロウペンシルの機能
1
KMK010312
スパチュラの機能
1
KMK010313
パフの機能
1
KMK010314
スポンジの機能
1
KMK010315
アイラッシュカーラーの機能
1
KMK010316
その他小道具の種類
1
KMK010317
鏡側(向こう側)に配置すべきもの
1
KMK010318
中央(作業台の上)に配置すべきもの
1
KMK010319
モデル(客)の前に配置すべきもの
1
KMK010320
技術者の前に配置すべきもの
1
KMK010321
その他の配置
1
KMK020101
側頭腺
1
KMK020102
額
1
KMK020103
眉頭
1
KMK020104
眉尻
1
KMK020105
鼻根
1
KMK020106
ほほ(頬骨)
1
KMK020107
鼻唇溝(ほうれい線)
1
KMK020108
口角
1
KMK020109
上唇
1
KMK020110
唇の山
1
KMK020111
下唇
1
KMK020112
顎
1
KMK020113
眉弓(眉弓骨)
1
KMK020114
目のくり(アイホール)
1
KMK020115
上瞼
1
KMK020116
上まつげ
1
KMK020117
目の際
1
KMK020118
目頭
1
KMK020119
目尻
1
KMK020120
下まつげ
1
37
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
の手順
KMK0400
スキンケア
1
KMK020201
顔の横幅の標準
1
KMK020202
顔の長さの標準
1
KMK020203
眉の位置の標準
1
KMK020204
唇の位置の標準
1
KMK0301 メイクアップの手順
KMK030101
スキンケアの働き
1
とその要素
KMK030102
スキンケアの要素
1
KMK030103
ベースメイクアップの働き
1
KMK030104
ベースメイクアップの要素
1
KMK030105
目元メイクの働き
1
KMK030106
目元メイクの要素
1
KMK030107
口元メイクの働き
1
KMK030108
口元メイクの要素
1
KMK030109
メイクアップの仕上げの働き
1
KMK030110
メイクアップの仕上げの要素
1
KMK040101
クレンジングの機能
1
KMK040102
クレンジングの種類
1
KMK040103
ポイント用クレンジングの種類
1
KMK040104
ふき取り化粧水の機能
1
KMK040105
ふき取り化粧水の種類
1
KMK040106
ソープクレンジングの機能
1
KMK040107
ソープクレンジングの種類
1
KMK040201
表皮の構成要素
1
KMK040202
真皮の構成要素
1
KMK040203
皮下組織の構成要素
1
KMK050101
メイクアップベースの機能
1
KMK050102
メイクアップベースの位置づけ
1
KMK050103
メイクアップベースの種類
1
KMK050104
メイクアップベースの形状
1
KMK050105
メイクアップベースのその他の機能
1
KMK0502 コンシーラーなど
KMK050201
コンシーラーの機能
1
KMK0503 コントロールカラー
KMK050301
コントロールカラーの機能
1
KMK050302
グリーン系を顔全体に使用する場合
1
KMK050303
グリーン系を部分的に使用する場合
1
KMK0401 スキンケアの基本知
識
KMK0402 皮膚の内部の知識
KMK0500
ベースメイク
レベル
下瞼
ョン
メイクアップ
学習項目
KMK020121
KMK0202 フェースプロポーシ
KMK0300
学習項目 ID
KMK0501 メイクアップベース
アップ
38
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK050304
オレンジ系(ピーチ・コーラルを含む)
1
を顔全体に使用する場合
KMK050305
オレンジ系(ピーチ・コーラルを含む)
1
を部分的に使用する場合
KMK0504 ファンデーション
KMK050306
イエロー系を顔全体に使用する場合
1
KMK050307
イエロー系を部分的に使用する場合
1
KMK050308
ピンク系を顔全体に使用する場合
1
KMK050309
パープル系を顔全体に使用する場合
1
KMK050310
コントロールカラー使用上の注意
1
KMK050311
キメ・毛穴補正料の機能
1
KMK050401
ファンデーションで多く使用される種
1
類
KMK050402
パウダー(パウダリー)ファンデーシ
1
ョンの特徴
KMK050403
パウダー(パウダリー)ファンデーシ
1
ョンの使い方
KMK050404
リキッド(リクイド)ファンデーショ
1
ン(乳化タイプ)の特徴
KMK050405
リキッド(リクイド)ファンデーショ
1
ン(乳化タイプ)の使い方
KMK050406
クリームファンデーション(乳化タイ
1
プ)の特徴
KMK050407
クリームファンデーション(乳化タイ
1
プ)の使い方
KMK050408
スティックファンデーション(油性タ
1
イプ)の特徴
KMK050409
スティックファンデーション(油性タ
1
イプ)の使い方
KMK050410
ローションファンデーション(水性タ
1
イプ)の特徴
KMK050411
ローションファンデーション(水性タ
1
イプ)の使い方
KMK050412
ケーキファンデーションの特徴
1
KMK050413
ケーキファンデーションの使い方
1
39
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
KMK0505 ファンデーションの
色
KMK0506 フェースパウダーの
学習項目 ID
その他のタイプ
1
KMK050501
ファンデーションの色調
1
KMK050502
オークル系のイメージ
1
KMK050503
ピンク系のイメージ
1
KMK050504
イエロー系のイメージ
1
KMK050601
顔全体に対するファンデーションの基
1
礎技術
KMK050602
上瞼
1
KMK050603
下瞼
1
KMK050604
鼻
1
KMK050605
口
1
KMK051101
肌の質感の分類
2
KMK051102
ツヤ肌の特性
2
KMK051103
マット肌の特性
2
KMK051104
ツヤ肌のイメージ(むき卵のような肌)
2
KMK051105
マット肌のイメージ(桃のような肌)
2
KMK051106
ツヤ肌のテクニック(ポイント)
2
KMK051107
マット肌のテクニック(ポイント)
2
KMK051108
ハーフマットな肌
2
KMK051201
カバーメイク
2
KMK051202
補整色
2
KMK051203
ファンデーションのタイプ
2
KMK051204
テクニック+補整料
2
KMK051205
その他の肌悩み
2
KMK060101
アイシャドウの機能
1
と各種タイプ、基本的 KMK060102
パウダータイプ
1
なデザイン
KMK060103
ペンシルタイプ
1
KMK060104
クリームタイプ
1
KMK060105
リキッドタイプ
1
KMK0602 アイラインの機能と
KMK060201
アイラインの機能
1
各種タイプ
KMK060202
ペンシルタイプ
1
KMK060203
筆ペンタイプ
1
KMK060204
リキッド、ケーキタイプ
1
KMK060205
ジェルタイプ
1
KMK0511 いろいろな肌の質感
KMK0512 修整メイクアップの
いろいろ
目元
レベル
KMK050414
種類
KMK0600
学習項目
KMK0601 アイシャドウの機能
40
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
KMK0603 マスカラの機能と各
種タイプ
KMK0700
眉
KMK0701 アイブロウ
KMK0702 眉の位置
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK060301
マスカラの機能
1
KMK060302
ナチュラルタイプ
1
KMK060303
ロングタイプ
1
KMK060304
ボリュームタイプ
1
KMK060305
カールタイプ
1
KMK060306
ウォータープルーフタイプ
1
KMK060307
マスカラ下地
1
KMK060308
マスカラコート
1
KMK070101
ペンシルタイプの機能
1
KMK070102
パウダー(ケーキ)タイプの機能
1
KMK070103
筆ペンタイプの機能
1
KMK070104
眉用マスカラの機能
1
KMK070201
標準的な位置
1
KMK070202
細い顔の場合・目と目が接近しすぎて
1
いる場合
KMK070203
太めの顔の場合・目と目が離れすぎて
1
いる場合
KMK0703 眉の形とイメージ
KMK0800
唇
KMK070301
ストレート眉のイメージ
1
KMK070302
アーチ眉のイメージ
1
KMK070303
角眉のイメージ
1
KMK070304
上がり眉のイメージ
1
KMK070305
水平眉のイメージ
1
KMK070306
下がり眉のイメージ
1
KMK0711 眉の毛流
KMK071101
眉の毛流の特徴
2
KMK0712 眉の色
KMK071201
黒を使う場合
2
KMK071202
グレーを使う場合
2
KMK071203
こげ茶を使う場合
2
KMK071204
緑みのブラウンを使う場合
2
KMK071205
赤みのブラウンを使う場合
2
KMK071206
黄みの淡いブラウンを使う場合
2
KMK071207
ブラウンを使う場合
2
KMK071208
眉に色をつける一例
2
KMK080101
口紅(リップスティック)とその機能
1
KMK080102
口紅(クリームタイプ、液状タイプ)
1
KMK0801 唇の化粧道具
41
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
リップペンシル(リップライナー・ル
1
とその機能
KMK080103
ージュライナー)とその機能
KMK0802 唇の形のいろいろ
KMK0900
仕上げ
KMK0901 チーク
KMK080104
リップグロスとその機能
1
KMK080201
アウトカーブとその印象
1
KMK080202
インカーブとその印象
1
KMK080203
ストレートとその印象
1
KMK080204
S 字カーブとその印象
1
KMK080205
舟底型とその印象
1
KMK090101
チークの機能
1
KMK090102
パウダータイプ
1
KMK090103
リキッドタイプ
1
KMK090104
クリーム、スティックタイプ
1
KMK090105
チークの一般的な色
1
ハイライトの機能
1
KMK090202
シャドウの機能
1
KMK100101
考え方
1
KMK100102
アイシャドウ
1
KMK100103
眉
1
KMK100104
ヒゲ
1
KMK100105
頬
1
KMK100106
肌
1
KMK100107
ツヤ
1
KMK110101
基本的なイメージ
1
KMK110102
結婚披露宴・結納・成人式・卒業式な
1
KMK0902 ハイライト・シャドウ KMK090201
KMK1000
男性のメイク
アップ
KMK1100
和装メイクア
ップ
KMK1001 男性メイクアップの
基本
KMK1101 目的別の着物とメイ
クアップイメージ
ど
KMK110103
結婚式・会合など
1
KMK110104
お茶会・会合・パーティなど
1
KMK110105
ショッピング・デート(おしゃれ着)
1
など
KMK1102 和装メイクアップの
技術的ポイント
KMK110201
整肌
1
KMK110202
コントロールカラー
1
KMK110203
ファンデーション
1
KMK110204
フェースパウダー
1
42
ユニット ID
KMK1200
ユニット
ステージメイ
クアップ
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK110205
チーク
1
KMK110206
アイメイクアップ
1
KMK110207
アイブロウ
1
KMK110208
リップ
1
KMK110209
首・襟足
1
KMK1201 ステージメイクアッ
KMK120101
人物像を把握する
1
プの考え方
KMK120102
時代考証をふまえる
1
KMK120103
ファンデーションの重要性(油性ファ
1
ンデーション)
KMK1300
色彩について
KMK1301 色彩の基礎知識
KMK1302 色相と色相が持つ表
情
KMK1303 配色
KMK120104
その他
1
KMK130101
無彩色
1
KMK130102
有彩色
1
KMK130103
色の三属性
1
KMK130104
色の三原色
1
KMK130105
色の作成
1
KMK130201
色相の意味
1
KMK130202
赤
1
KMK130203
橙
1
KMK130204
黄橙
1
KMK130205
黄
1
KMK130206
黄緑
1
KMK130207
緑
1
KMK130208
青緑
1
KMK130209
緑青
1
KMK130210
青
1
KMK130211
青紫
1
KMK130212
紫
1
KMK130213
赤紫
1
KMK130214
補色
1
KMK130215
色相対比
1
KMK130216
明度対比
1
KMK130217
彩度対比
1
KMK130301
コントラスト配色
1
KMK130302
コンコード配色
1
43
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
KMK1304 トーン別色相環
KMK1311 色相対比の効果を考
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK130401
ペール
1
KMK130402
ライトグレイッシュ
1
KMK130403
グレイッシュ
1
KMK130404
ダークグレイッシュ
1
KMK130405
ライト
1
KMK130406
ソフト
1
KMK130407
ダル
1
KMK130408
ダーク
1
KMK130409
ブライト
1
KMK130410
ストロング
1
KMK130411
ディープ
1
KMK130412
ビビッド
1
KMK131101
2
互いに鮮やかに見える例
えたメイクアップ
KMK1312 明度対比の効果を考
KMK131201
2
一方が暗く他方が明るく見える例
えたメイクアップ
KMK1313 対比効果で注意する
点
KMK1314 コスチューム&照明
KMK131301
目が充血している場合
2
KMK131302
真紅の口紅をつける場合
2
KMK131303
ローズの口紅をつける場合
2
KMK131401
コスチュームや背景の色調を考慮した
2
とメイクアップ
メイクアップ
KMK131402
コスチュームの色や肌の色による変化
2
の注意例
KMK1321 色の名前
KMK131403
灯りによる変化の注意例
2
KMK132101
茜色(アカネイロ)
3
KMK132102
小豆色(アズキイロ)
3
KMK132103
臙脂(エンジ)
3
KMK132104
柿色(カキイロ)
3
KMK132105
鮭色(サケイロ)
3
KMK132106
桜色(サクライロ)
3
KMK132107
珊瑚色(サンゴイロ)
3
KMK132108
朱色(シュイロ)
3
KMK132109
真紅(シンク)
3
KMK132110
スカーレット(スカーレット)
3
44
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK132111
橙色(ダイダイイロ)
3
KMK132112
ピーチ(ピーチ)
3
KMK132113
緋色(ヒイロ)
3
KMK132114
ピンク(ピンク)
3
KMK132115
紅色(ベニイロ)
3
KMK132116
弁柄色(ベンガライロ)
3
KMK132117
牡丹色(ボタンイロ)
3
KMK132118
マゼンタ(マゼンタ)
3
KMK132119
蜜柑色(ミカンイロ)
3
KMK132120
桃色(モモイロ)
3
KMK132121
煉瓦色(レンガイロ)
3
KMK132122
ローズピンク(ローズピンク)
3
KMK132123
藍色(アイイロ)
3
KMK132124
インディゴ(インディゴ)
3
KMK132125
群青色(グンジョウイロ)
3
KMK132126
コバルトブルー(コバルトブルー)
3
KMK132127
紺(コン)
3
KMK132128
シアン(シアン)
3
KMK132129
空色(ソライロ)
3
KMK132130
セルリアンブルー(セルリアンブルー)
3
KMK132131
ターコイズブルー(ターコイズブルー)
3
KMK132132
ネイビーブルー(ネイビーブルー)
3
KMK132133
水色(ミズイロ)
3
KMK132134
瑠璃色(ルリイロ)
3
KMK132135
江戸紫(エドムラサキ)
3
KMK132136
菫色(スミレイロ)
3
KMK132137
藤色(フジイロ)
3
KMK132138
ボルドー(ボルドー)
3
KMK132139
紫(ムラサキ)
3
KMK132140
モーブ(モーブ)
3
KMK132141
ライラック(ライラック)
3
KMK132142
ラベンダー(ラベンダー)
3
KMK132143
ワインレッド(ワインレッド)
3
KMK132144
青緑(アオミドリ)
3
45
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK132145
エメラルドグリーン(エメラルドグリ
3
ーン)
KMK1400
イメージメイ
クアップ
KMK1411 イメージのとらえ方
KMK132146
オリーブ(オリーブ)
3
KMK132147
草色(クサイロ)
3
KMK132148
苔色(コケイロ)
3
KMK132149
コバルトグリーン(コバルトグリーン)
3
KMK132150
ビリジアン(ビリジアン)
3
KMK132151
深緑(フカミドリ)
3
KMK132152
緑色(ミドリイロ)
3
KMK132153
萌木(モエギ)
3
KMK132154
若草色(ワカクサイロ)
3
KMK132155
黄土色(オウドイロ)
3
KMK132156
芥子色(カラシイロ)
3
KMK132157
山吹色(ヤマブキイロ)
3
KMK132158
レモン色(レモンイロ)
3
KMK132159
アンバー(アンバー)
3
KMK132160
葡萄茶(エビチャ)
3
KMK132161
褐色(カッショク)
3
KMK132162
栗色(クリイロ)
3
KMK132163
焦茶(コゲチャ)
3
KMK132164
セピア(セピア)
3
KMK132165
チョコレート(チョコレート)
3
KMK132166
ベージュ(ベージュ)
3
KMK132167
マルーン(マルーン)
3
KMK132168
駱駝色(ラクダイロ)
3
KMK132169
生成(キナリ)
3
KMK132170
銀鼠(ギンネズ)
3
KMK132171
漆黒(シッコク)
3
KMK132172
鉛色(ナマリイロ)
3
KMK132173
灰色(ハイイロ)
3
KMK132174
金色(キンイロ)
3
KMK132175
銀色(ギンイロ)
3
KMK141101
女性(男性)というイメージ
2
KMK141102
ソフト(ハード)というイメージ 1
2
46
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
KMK1412 配置の効果
KMK1413 好感が持たれる顔の
条件要素
KMK1414 テーマ
KMK1500
ブライダルメ
イクアップ
KMK1511 洋装の場合のポイン
ト
KMK1512 洋装の場合の留意点
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK141103
ソフト(ハード)というイメージ 2
2
KMK141104
硬い(軟らかい)というイメージ
2
KMK141201
顔の各部の配置から受ける印象
2
KMK141202
顔の輪郭や眉の形と顔の印象の関係
2
KMK141301
肌の明るさ
2
KMK141302
肌の色
2
KMK141303
肌の質感
2
KMK141304
眉の印象
2
KMK141305
眉の太さ
2
KMK141306
眉の形
2
KMK141307
眉の方向性
2
KMK141308
目の形
2
KMK141309
アイシャドウの明るさ
2
KMK141310
アイシャドウの色
2
KMK141311
アイライン
2
KMK141312
マスカラ
2
KMK141313
マスカラの量
2
KMK141314
リップの色
2
KMK141315
リップの形
2
KMK141316
チークの色
2
KMK141317
チークの濃さと入れ方
2
KMK141318
立体感(骨格)
2
KMK141319
配置
2
KMK141401
ナチュラル
2
KMK141402
エレガント
2
KMK151101
整肌&ネイル
2
KMK151102
ファンデーション・パウダー
2
KMK151103
チーク・ポイントメーク
2
KMK151104
デコルテライン
2
KMK151201
明るい肌作り
2
KMK151202
写真うつりのよいメイクアップ
2
KMK151203
くずれにくい化粧
2
KMK151204
首・胸元・背・手・爪のメイクアップ
2
&ムダ毛処理
47
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
KMK1513 和装の場合のポイン
ト
学習項目 ID
学習項目
レベル
KMK151205
手のメイクアップテクニック
2
KMK151301
洋装の場合との相違点
2
KMK151302
整肌&ネイル
2
KMK151303
ファンデーション・パウダー・チーク
2
(手順)
KMK151304
ポイントメイクアップ
2
KMK151305
手
2
KMK151306
留意点
2
KMK151307
水白粉(ローションタイプのファンデ
2
ーション)
KMK1600
皮膚のメカニ
KMK1611 皮膚の構造と働き
ズム
KMK1612 皮膚の内部
KMK1613 皮膚の働き
KMK1614 皮脂膜
KMK1615 表皮のターンオーバ
ー
KMK1700
メイクアップ
理論
KMK1721 顔の長さ・短さ
KMK151308
水白粉の作り方
2
KMK161101
皮溝
2
KMK161102
皮丘
2
KMK161103
汗孔
2
KMK161104
毛孔
2
KMK161201
表皮
2
KMK161202
真皮
2
KMK161203
皮下組織
2
KMK161301
皮脂膜
2
KMK161302
角質層バリヤ
2
KMK161303
表皮のターンオーバー
2
KMK161304
メラノサイト
2
KMK161305
毛細血管
2
KMK161306
繊維芽細胞
2
KMK161401
皮脂膜の役割
2
KMK161402
皮質分泌コントロール
2
KMK161403
皮脂膜の性質
2
KMK161404
大切なこと
2
KMK161501
表皮のターンオーバーの役割
2
KMK161502
ターンオーバーの速度の変化
2
KMK161503
表皮のターンオーバーが早まる場合
2
KMK161504
表皮のターンオーバーが遅れる場合
2
KMK172101
左右対称の顔
3
KMK172102
眉を上げる
3
48
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
KMK1722 縦・横の効果
学習項目 ID
レベル
KMK172103
目を上げる
3
KMK172104
口を下げる
3
KMK172105
短く見せる
3
KMK172106
縦の線と横の線
3
KMK172201
顔立ちを変化させる
3
KMK172202
長い顔の特徴
3
KMK172203
長い顔の修整テクニック
3
KMK172204
短い顔の特徴
3
KMK172205
短い顔の修整テクニック
3
フェースラインのとらえ方
3
KMK1723 2 つのフェースライン KMK172301
KMK1724 配置による効果(小
学習項目
KMK172401
3
卵形や逆三角形になるようなデザイン
顔)
KMK1725 表情の表現
KMK1800
加齢とメイク
アップ
KMK1821 年齢を重ねるという
こと
KMK1822 肌色の変化
KMK172501
表現要素
3
KMK172502
代表的な表情
3
KMK172503
「笑い」の基本原則
3
KMK172504
「笑い」の特徴ポイント
3
KMK172505
「怒り」の基本原則
3
KMK172506
「怒り」の特徴ポイント
3
KMK172507
「悲しみ」の基本原則
3
KMK172508
「悲しみ」の特徴ポイント
3
KMK182101
40 代(徐々に複雑な顔になっていく)
3
KMK182102
50 代(だから…)
3
KMK182103
60 代(もしかしたら)
3
KMK182104
70 代
3
KMK182105
80 代
3
KMK182201
血色がよくなくなる
3
KMK182202
透明感がなくなる、顔色が悪くなる、
3
くすみ、黄ぐすみ
KMK1823 ポイントの形状変化
KMK182301
すべて下降(眉、目、口、頬)
3
KMK1824 たるみの発生
KMK182401
目の下、鼻唇溝
3
KMK1825 スキントラブル
KMK182501
シミ
3
KMK182502
クマ
3
KMK182503
小じわ
3
KMK182504
乾燥
3
49
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
カウンセリン
学習項目
レベル
KMK182505
大ジワ
3
KMK182506
まつ毛の減少
3
KMK182601
眉毛の減少、長い眉毛発生
3
KMK182602
頭髪の減少、髪が細く
3
KMK182603
フェースラインの後退
3
KMK182604
白髪
3
KMK1827 唇の形・色
KMK182701
上唇が薄くなる
3
KMK1828 骨格の変化
KMK182801
こめかみ、頬の下のくぼみ
3
KMK182802
頭骨、顎骨の縮小
3
KMK1829 歯の変化
KMK182901
脱落
3
KMK1830 目の変化
KMK183001
色のにごり
3
KMK1921 観察の基本
KMK192101
外面
3
KMK192102
内面
3
KMK1922 基本的な流れ(事例) KMK192291
観察
3
KMK192292
判断
3
KMK192293
好みのメイクアップ傾向を聞く
3
KMK192294
返答からキーワードを抽出
3
KMK192295
メイクアップ
3
KMK192301
全体をほめる
3
KMK192302
部分をほめる
3
KMK192303
細部をほめる
3
KMK192304
その他
3
KMK192401
お客様の持っている色が適切でない場
3
KMK1826 毛の変化
KMK1900
学習項目 ID
グ
KMK1923 ほめる
KMK1924 販売現場における色
の選定・勧め方
合
KMK192402
お客様の持っている色が適切な場合
3
KMK192403
好みを取り入れながら他の色をプラス
3
する場合
KMK1925 メイクアップとスキ
KMK192404
具体的にイメージしやすい色名を使う
3
KMK192501
メイクアップとスキンケアを結びつけ
3
ンケアの連動
KMK2000
ボディメイク
アップ
たカウンセリングと技術指導
KMK1926 カルテ作り
KMK192601
カルテの項目
3
KMK2021 トラブルを目立たな
KMK202101
トラブルを目立たなくするメイクアッ
3
くするメイクアップ
プシーンとポイント
KMK202102
50
トラブルごとのファンデーションの色
3
ユニット ID
ユニット
細目 ID
細目
学習項目 ID
学習項目
レベル
味
KMK2022 日焼け肌に見せるメ
KMK202201
3
肌の色を濃く、褐色にメイクアップ
イクアップ
KMK2023 装飾的なメイクアッ
プ
KMK2024 ボディメイクアップ
の注意点
KMK2100
デモンストレ
ーション
KMK2121 デモンストレーショ
ンの実際
KMK202301
バレー・ミュージカル・オペラなど
3
KMK202302
舞踏
3
KMK202303
ペインティング
3
KMK202304
民族衣装
3
KMK202401
汗をおさえる
3
KMK202402
形をくっきりさせたい場合
3
KMK202403
その他の注意点
3
KMK212101
準備
3
KMK212102
照明
3
KMK212103
アーティストの立ち位置
3
KMK212104
モデルの向き
3
KMK212105
メイクアップの手順
3
KMK212106
アーティストの姿勢
3
KMK212107
モデルの誘導
3
KMK212108
展示
3
KMK212109
メイクアップ効果
3
KMK212110
メイクアップの解説
3
51
1.5 講座・科目
「講座・科目」は、「学習ユニット」を学修ニーズに合わせて組み合わせ、一定
の学修単位としたものである。本年度は、「スキル・知識体系」と「学習ユニット」
の見直しに伴い、学修ニーズに合わせた「講座・科目」の枠組みについて検討した。
ただし、25 年度事業において構築した「モデルカリキュラム」との整合性に配慮
したので、まず、そのカリキュラムについて概観しておきたい。
1.5.1 モデルカリキュラム
25 年度事業では、抽象的なレベルでモデルカリキュラムを構築した。その構築
は、本事業にとって最も身近なハリウッドビューティ専門学校・ハリウッド大学院
大学の既存カリキュラム要素、既存の各種資格受験対策講座などを「講座・科目」
と見なし、学習の動機として、キャリアゲット(美容師になるなど)、キャリアア
ップ(美容師がスキルアップするなど)、キャリアチェンジ(他の職種から美容人
材を目指すなど)という 3 つの観点を設定し、モデルカリキュラムの全体像を描く
ことを試みたものであった。
その結果は次ページの図のようなものであり、そこでは、「(専門学校生・大学
院生にとっての)キャリアゲット」、「(美容師にとっての)キャリアアップ(キ
ャリアリフレッシュ)」、「(美容師以外にとっての)キャリアチェンジ」という
目標にあわせたカリキュラムが展開されていた。
52
図 6
モデルカリキュラムのイメージ
53
 (専門学校生、大学院生にとっての)キャリアゲット
3 つの段階が考えられる。
・第 1 段階
美容師免許を取得するまで
我が国において美容師資格は「免許」、すなわち、業務独占資格である。他人の
髪の毛に対して施術を行うには「免許」が必要、言い換えれば、「免許」がなけれ
ば美容師の仕事はできない。美容専門学校のように美容師養成機関のカリキュラム
は、厚生労働省の厳しい規制があり、この第 1 段階のカリキュラムの多くはこの規
制に基づいて構築されることになる。
・第 2 段階
美容師がスキル領域を広げる
美容師免許を獲得するための主学習領域は「ヘア」である。免許を持っているこ
とは、実務スキルとしての必要水準をクリアしていることの証明であり、実務とし
ての必要水準を満たすためには、
「ヘア」領域でも高度な内容の学習が必要である。
また、「エステ」「ネイル」など他の専門領域のスキルを高めることや、「レセプ
ション」「サロンマネジメント」など専門技術以外の領域に関する学習も必要であ
る。これら実務に就くのに必要な学習を進めることが第 2 段階である。
・第 3 段階
ビューティビジネスを実践できる
美容市場、美容関連市場を開拓し、市場のニーズに適合した美容サービスを実践
するには、マーケティング、会計学、経営戦略といった知識も身につけ、ビューテ
ィビジネスを実践的に展開できる能力が必要である。このように、技術のスペシャ
リストではなく、マネジメント系の人材を指向するのもキャリアゲットの一側面と
して考えられる。
 (美容師にとっての)キャリアアップ(キャリアリフレッシュ)
前項の第 2 段階、第 3 段階が相当するが、一つ忘れてはならないのが、結婚や出
産に伴って一時的に美容師の仕事から離れた者の復職という段階である。美容の技
術も日進月歩であり、1~2 年現場から離れれば、たとえ復職したとしても、元の
技術水準に戻るのに相応の時間がかかる。まして、他の理由もあって 4~5 年の空
白期間ができてしまうと、免許は持っているものの一から技術を磨き直さなければ
ならないことも考えられる。そこで求められるのは、常に「最新の」技術を習得で
きる学習ユニット、3 級・2 級・1 級と段階的に知識・技術を獲得できる各種資格
取得のための学習ユニットである。後者については、我が国の場合、美容業界の共
益団体が、美容師のために段階的に「メイク」「ネイル」「エステ」のスキル・知
識を認定する資格制度を実施しており、たとえばこのような学習機会を利用するこ
とが可能である。
 (美容師以外にとっての)キャリアチェンジ
54
これは、美容師の免許を持っていない(別のキャリアを持っている)者が、美容
人材としてのキャリアにチェンジしようとする段階である。我が国の場合、
「ヘア」
は免許がないと施術できないので、
「ヘア」を指向する場合は、美容師としての「キ
ャリアゲット」に進むしかないが、「メイク」「ネイル」「エステ」「まつげエク
ステ」などの領域は、美容師免許の有無と関係なく学習を進めることが可能な資格
制度あるいはその制度の上に成り立つ各種の講座を通じて学習が可能である。
1.5.2 モデルカリキュラムの要素例
25 年度事業において、メイクアップに関する主要な検定では、3 段階のレベルを
設定し(3 級、2 級、1 級)、その対策講座の実施を通じて、メイクアップに関す
る技術の向上に貢献している例を取り上げた。
3 級[60h]
2 級[120h]
1 級[180h]
メイクアップベーシック A
30h
和装メイク
メイクアップベーシック B
メイクアップ応用
60h
60h
10h
ステージメイク
20h
(注意)数字は学習時間。[
図 7
]内の数字は累積学習時間。
25 年度事業において想定したメイクアップの講座展開例
本年度事業では、見直した「スキル・知識体系」及び「学習ユニット」をもとに、
メイクアップの主要な検定試験内容と照らし合わせた結果、次のページからの表に
示す「講座」の体系を構築した。講座は、大きく分けて、「レベル 1 講座」「レベ
ル 2 講座」「レベル 3 講座」となっており、それぞれの学習時間は、45 時間、45
時間、90 時間である。このような総時間とし、かつ、1 つの学習単元を 3 時間とし
たのは、専門学校の専門課程への導入や、社会人向けの課外講座としての開講など、
運用面に配慮した結果である。表では、「細目」を最下位として表示しているが、
前節で掲示した「学習ユニット」と組み合わせて拡張すれば、この 1 表で、実質的
なシラバスに相当するものとして取扱いが可能である。
55
■
メイク・講座
講座 ID
MK001
講座
レベル
レベル 1 講座
1
学習単元 ID
MK00101
MK00102
MK00103
学習単元
学習内容概要
学習方法
ガイダンス(メイクをす
メイクアップアーティストとして
講義、デモ、実習
る前に)、顔の名称、フ
の心構え、接客マナー、メイク小
KMK0102
身だしなみ
ェースプロポーション
道具、顔の名称、フェースプロポ
KMK0103
小道具の種類と機能、配置
ーション
KMK0201
顔の各部の名称と位置
KMK0202
フェースプロポーション
ベースメイクアップ(1)
ベースメイクアップ(2)
スキンケア、メイクアップベース、 講義、デモ、実習
学習時間
細目 ID
3 KMK0101
細目
心構え
3 SMK0101
洗顔
コントロールカラー、ファンデー
SMK0102
保湿
ションの種類、ファンデーション
SMK0103
その他スキンケア
テクニック
SMK0201
コントロールカラーテクニック
SMK0202
ファンデーションテクニック
KMK0301
メイクアップの手順とその要素
KMK0401
スキンケアの基本知識
KMK0402
皮膚の内部の知識
KMK0501
メイクアップベース
KMK0502
コンシーラーなど
KMK0503
コントロールカラー
KMK0504
ファンデーション
リキッドファンデーションテクニ
講義、デモ、実習
3 SMK0202
ファンデーションテクニック
ック、ファンデーションの色、フ
KMK0504
ファンデーション
ェースパウダー
KMK0505
ファンデーションの色
56
講座 ID
講座
レベル
学習単元 ID
MK00104
学習単元
目元、眉
学習内容概要
学習方法
アイシャドウ、アイライン、マス
講義、デモ、実習
学習時間
リップ、仕上げ
口紅の種類、リップテクニック、
講義、デモ、実習
フェースパウダーの種類
3 SMK0301
アイシャドウテクニック
SMK0302
アイラインテクニック
SMK0303
マスカラテクニック
SMK0304
アイラッシュテクニック
SMK0401
アイブロウテクニック
KMK0601
アイシャドウの機能と各種タイプ、基本的なデザイン
KMK0602
アイラインの機能と各種タイプ
KMK0603
マスカラの機能と各種タイプ
KMK0701
アイブロウ
KMK0702
眉の位置
KMK0703
眉の形とイメージ
3 SMK0501
チーク、ハイライト、シャドウ
MK00106
フルメイク(1)
ベースから仕上げまで
実習
3
MK00107
フルメイク(2)
相モデル、40 分でフルメイク
実習
3
57
細目
KMK0506
カラ、アイブロウ、眉の位置
MK00105
細目 ID
リップブラシテクニック
SMK0601
チークテクニック
SMK0602
ハイライト・シャドウテクニック
KMK0801
唇の化粧道具
KMK0802
唇の形のいろいろ
KMK0901
チーク
KMK0902
ハイライト・シャドウ
講座 ID
講座
レベル
学習単元 ID
学習単元
学習内容概要
学習方法
学習時間
細目 ID
細目
MK00108
フルメイク(3)
相モデル、40 分でフルメイク
実習
3
MK00109
フルメイク(4)
相モデル、40 分でフルメイク
実習
3
MK00110
アセスメント
テスト、実技試験
3
MK00111
男性メイク
男性らしく、自然な仕上がりに
講義、デモ、実習
3 KMK1001
男性メイクアップの基本
MK00112
和装メイク(1)
着物に似合うメイクアップ、振袖、 講義、デモ、実習
3 KMK1101
目的別の着物とメイクアップイメージ
3 KMK1102
和装メイクアップの技術的ポイント
講義、デモ、実習
3 KMK1201
ステージメイクアップの考え方
講義、デモ、実習
3 KMK1301
色彩の基礎知識
訪問着、付け下げ、小紋など
MK00113
和装メイク(2)
着物に似合うメイクアップ、振袖、 講義、デモ、実習
訪問着、付け下げ、小紋など
MK00114
ステージメイクアップ
ステージメイクアップの基本、ベ
ース、立体感、ポイントメイク
MK00115
MK002
レベル 2 講座
2
MK00201
色彩
基礎知識、色相、配色など
ガイダンス、イメージの
イメージのとらえ方、イメージ創
とらえ方について
りについて
色相と色相が持つ表情
KMK1303
配色
KMK1304
トーン別色相環
講義、デモ、実習
3
講義、デモ、実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0211
スキントラブルテクニック
3 SMK0211
スキントラブルテクニック
MK00202
レベル 1 の復習
MK00203
ベースメイクアップ・ス
肌の質感、ベースメイクの化粧品
キントラブルテクニック
について、スキントラブル隠し、
(1)
シミ、ニキビ、くすみなど
ベースメイクアップ・ス
修整メイク、スキントラブル隠し、 講義、デモ、実習
キントラブルテクニック
髭、刺青
MK00204
KMK1302
KMK0511
58
いろいろな肌の質感
講座 ID
講座
レベル
学習単元 ID
学習単元
学習内容概要
学習方法
(2)
MK00205
MK00206
目元
眉
MK00208
口元
顔の特徴のとらえ方
アイメイクデモ、アイシャドウデ
講義、デモ、実習
仕上げ
色彩
修整メイクアップのいろいろ
さまざまな目元とアイメイクアップテクニック
SMK0312
アイシャドウデザイン
げの効果
SMK0313
つけまつ毛のつけ方応用テクニック
SMK0314
アイラッシュカット応用テクニック
SMK0315
描きまつ毛テクニック
SMK0316
その他目元テクニック
眉、毛流、形、位置、色、トリミ
講義、デモ、実習
リップテクニック、リップ修整
講義、デモ、実習
顔の配置、8 つの顔、配置、顔の特 講義、デモ、実習
チークテクニック、シャドウ・ハ
講義、デモ、実習
イライトテクニック
MK00210
3 SMK0311
細目
ザイン、アイラッシュ、つけまつ
徴を捉える
MK00209
細目 ID
KMK0512
ング
MK00207
学習時間
色相対比・照度対比の効果、コス
59
講義、デモ、実習
3 SMK0411
アイブロウ応用テクニック
SMK0412
眉のトリミング
KMK0711
眉の毛流
KMK0712
眉の色
3 SMK0511
リップペンシルテクニック
SMK0512
リップの修整
SMK0513
唇の大きさを変化させるテクニック
3 KMK1411
イメージのとらえ方
KMK1412
配置の効果
KMK1413
好感が持たれる顔の条件要素
KMK1414
テーマ
3 SMK0611
チーク応用テクニック
SMK0612
ハイライト・シャドウ応用テクニック
3 KMK1311
色相対比の効果を考えたメイクアップ
講座 ID
講座
レベル
学習単元 ID
学習単元
学習内容概要
チューム
MK00211
ブライダル(1)
学習方法
学習時間
照明とメイクの関係
ブライダル 洋装
講義、デモ、実習
細目 ID
KMK1312
明度対比の効果を考えたメイクアップ
KMK1313
対比効果で注意する点
KMK1314
コスチューム&照明とメイクアップ
3 KMK1511
KMK1512
MK00212
ブライダル(2)
MK00213
皮膚のメカニズム(1)
MK00214
ブライダル 和装
皮膚のメカニズム(2)
MK003
レベル 3 講座
3
アセスメント
MK00301
ガイダンス
MK00302
レベル 2 の復習
MK00303
メイクアップ理論とイメ
長い顔・短い顔、細い顔・広い顔
和装の場合のポイント
講義、デモ、実習
3 KMK1611
皮膚の構造と働き
KMK1612
皮膚の内部
KMK1613
皮膚の働き
3 KMK1614
テスト、実技試験
3
講義、デモ、実習
3
講義、デモ、実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0721
ージメイクアップ(1)
MK00304
メイクアップドール(1)
MK00305
メイクアップ理論とイメ
フェースライン、配置
ージメイクアップ(2)
皮脂膜
表皮のターンオーバー
イメージ別メイクアップ
SMK0722
シーン・TPO 別メイクアップ
KMK1721
顔の長さ・短さ
KMK1722
縦・横の効果
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0721
SMK0722
60
洋装の場合の留意点
3 KMK1513
講義、デモ、実習
レベル 3 の全体像
洋装の場合のポイント
講義、デモ、実習
KMK1615
MK00215
細目
イメージ別メイクアップ
シーン・TPO 別メイクアップ
講座 ID
講座
レベル
学習単元 ID
学習単元
MK00306
メイクアップドール(2)
MK00307
メイクアップ理論とイメ
学習内容概要
学習方法
表情の表現
学習時間
メイクアップドール(3)
MK00309
メイクアップ理論とイメ
シーン別
2 つのフェースライン
KMK1724
配置のよる効果(小顔)
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0721
イメージ別メイクアップ
メイクアップドール(4)
MK00311
色彩
MK00312
メイクアップドール(5)
MK00313
加齢とメイクアップ(1)
MK00314
メイクアップドール(6)
MK00315
加齢とメイクアップ(2)
SMK0722
シーン・TPO 別メイクアップ
KMK1725
表情の表現
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0721
ージメイクアップ(4)
MK00310
SMK0722
色の名前、色マップ
基本
身体の変化への対応
実習
3
講義、デモ、実習
3 KMK1321
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0821
イメージ別メイクアップ
シーン・TPO 別メイクアップ
色の名前
高齢者向けメイクアップテクニック
KMK1821
年齢を重ねるということ
KMK1822
肌色の変化
KMK1823
ポイントの形状変化
KMK1824
たるみの発生
KMK1825
スキントラブル
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0821
KMK1826
61
細目
KMK1723
ージメイクアップ(3)
MK00308
細目 ID
高齢者向けメイクアップテクニック
毛の変化
講座 ID
講座
レベル
学習単元 ID
学習単元
MK00316
メイクアップドール(7)
MK00317
複合トラブル解決(1)
MK00318
メイクアップドール(8)
MK00319
複合トラブル解決(2)
MK00320
メイクアップドール(9)
MK00321
メディカルメイクアップ
学習内容概要
学習方法
首が黒い&太り気味など
目小さい&色白&ソバカスなど
褐色・青味・赤み・白みなどのト
学習時間
メイクアップドール(10)
MK00323
特殊メイクアップ
古傷、切り傷、水ぶくれ、火傷な
細目
KMK1827
唇の形・色
KMK1828
骨格の変化
KMK1829
歯の変化
KMK1830
目の変化
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0921
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK0921
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK1221
褐色のトラブル
SMK1222
青味のトラブル
SMK1223
赤みのトラブル
SMK1224
白みのトラブル
SMK1225
その他
ラブル解決
MK00322
細目 ID
実習
3
講義、デモ、実習
3 SMK1121
実習
3
講義、デモ、実習
3 KMK2021
複合トラブル解決テクニック
複合トラブル解決テクニック
特殊メイク
どのカバー
MK00324
メイクアップドール(11)
MK00325
ボディメイクアップ(1)
トラブルを目立たなくする、日焼
け肌に見せる
MK00326
ボディメイクアップ(2)
KMK2022
装飾的なメイクアップ、全般的な
62
講義、デモ、実習
3 KMK2023
トラブルを目立たなくするメイクアップ
日焼け肌に見せるメイクアップ
装飾的なメイクアップ
講座 ID
講座
レベル
学習単元 ID
学習単元
学習内容概要
学習方法
学習時間
注意点
MK00327
MK00328
カウンセリング(1)
カウンセリング(2)
MK00329
デモンストレーション
MK00330
アセスメント
細目 ID
KMK2024
観察テクニック
講義、デモ、実習
技術指導、販売現場、カルテ作り
デモンストレーションの実際
63
講義、デモ、実習
3 SMK1021
細目
ボディメイクアップの注意点
観察テクニック
SMK1022
細部の観察(どこに重点をおいているかを知る)
SMK1023
細部の観察(特徴を知る)
KMK1921
観察の基本
KMK1922
基本的な流れ(事例)
3 SMK1024
技術指導(レベルにあわせる)
SMK1025
技術指導(テスティング&半顔メイク)
SMK1026
技術指導(プロテクニックを見せて信頼を得る)
KMK1923
ほめる
KMK1924
販売現場における色の選定・勧め方
KMK1925
メイクアップとスキンケアの連動
KMK1926
カルテ作り
講義、デモ、実習
3 KMK2121
テスト、実技試験
3
デモンストレーションの実際
1.6 キャリアアセスメント

キャリアアセスメントの考え方
キャリアはある一時点の静態的なものではなく、経験や技術、知識の積み重
ね・蓄積である。したがって、キャリアのレベルを短時間で評価(アセスメン
ト)することは難しく、体系的に定義されたスキル・知識のアセスメントを地
道に繰り返し、記録し、分析するプロセスがアセスメントの仕組みに求められ
る要件である。
いずれにしても、本事業では、構築したスキル体系・知識体系が存在し、そ
の体系上で定義されたスキル・知識体系に対してどのようなアセスメントを行
い、その結果をどのように利用することが、有用なキャリアアセスメントにな
るのかについて検討した。
1.6.1 アセスメントの方法

基本的な考え方
平成 27 年 2 月 28 日
平成 27 年 1 月 31 日
平成 26 年 12 月 31 日
平成 26 年 11 月 30 日
平成 26 年 10 月 31 日
主観評価
スキル
主観評価
(できる)
(他者評価)
知識
客観評価
(わかる)
(テスト)
(自己評価)
図 8
キャリアアセスメントの基本的な考え方(イメージ)
図 8 はキャリアアセスメントの方法に関する基本的な考え方を表したもので
ある。「キャリア」は、経験を積み重ねて形成されるものであるから、それ自
体時系列的な意味合いを持った抽象的なもので、とらえにくいものである。し
かし、アセスメントはあるタイミングにおいて、その時点のスキルや知識を評
64
価するものである。したがって、キャリアアセスメントは、スキルや知識の評
価を繰り返す(積み重ねる)ことで可能になる。
このとき、ある時点におけるスキルや知識に対する「評価」は次の 2 つの観
点でとらえることができる。

主観評価か客観評価か
評価は、人が、その考え方に基づいて評価する「主観評価」と、テスト・試
験等の実施により、問題が解けたかどうかなどに基づいて評価する「客観評価」
に分けることができる。主観評価は、様々な視点をもとに人間が判断を下すも
のであるから、総合的な評価ができる一方、評価者(アセッサー)によって評
価結果が異なる可能性がある。一方、客観評価は、ある知識を頭で理解してい
るかどうかを試すなどの局面で一意的な評価を下せる一方、評価の単位領域は
小さくならざるを得ず、総合的な評価を下しにくい。しかし、知識体系のよう
に明確な学習範囲が示されていて、そこから網羅的に問題を出題して理解度を
試すようなことができれば、知識(わかる)については、十分な信頼性を以て
客観評価を行うことが、理論的には可能である。したがって、「知識」につい
ては、テスト等の実施を通じた評価を行うことが適切であることに異存はない
はずである。

自己評価と他者評価
主観評価は、自分自身による自分自身に対する評価(自己評価)と、自分自
身ではない他者による自分自身に対する評価(他者評価)に分けられる。スキ
ル(できる)の評価については、テスト等の実施による客観評価は難しく、勢
い主観評価にならざるを得ないが、このとき、自己評価に加えて他者評価を行
うことで、評価に関する信頼性を増すことができるのは言うまでもない。した
がって、「スキル」については、他者による評価を実施することが必要である。
まとめると、自己評価は、自分のためであるから、「スキル」についても「知
識」についても、常に行うことは当然として、「スキル」は他者評価、「知識」
は客観評価を加えることによって、評価の信頼性を高める仕組みの構築が、キ
ャリアアセスメントに欠かせないと結論づけることができる。
本年度事業では、完成度の高い「メイク」領域のフレームワークに合わせ、
「メイク・知識」のレベル 1 をアセスメントするための「テスト」を試作した。
それを次のページから紹介する。
65
■メイク・知識・レベル 1
ID
問題 1
テスト(試作 50 問)
問題文
メイクアップアーティストとして
選択肢
①右利き、左利きに関わらず、お客様から見て右側に立つ。
細目 ID
KMK0102
細目
身だしなみ
の心構えについて、正しいものを選 ②施術中、お客様に親近感を与えるため、なるべくお客様の近くに寄る。
択肢からひとつ選びなさい。
③礼儀や言葉遣いよりも、正確な施術を心がける。
④施術中、お客様の近くに寄りすぎないように注意する。
問題 2
次のイラストで示したメイクアッ
①アイシャドウをつける
プ小道具の働きを選択肢からひと
②フェースパウダーをつける
類と機能、配
つ選びなさい。
③ほほ紅をつける
置
KMK0103
小道具の種
④まつ毛をカールさせる
⑤眉を描く
⑥目の際にラインを引く
問題 3
次のイラストで示したメイクアッ
①アイシャドウをつける
プ小道具の働きを選択肢からひと
②フェースパウダーをつける
類と機能、配
つ選びなさい。
③ほほ紅をつける
置
KMK0103
小道具の種
④まつ毛をカールさせる
⑤眉を描く
⑥目の際にラインを引く
問題 4
次のイラストで示したメイクアッ
①アイシャドウをつける
プ小道具の働きを選択肢からひと
②フェースパウダーをつける
類と機能、配
つ選びなさい。
③ほほ紅をつける
置
KMK0103
小道具の種
④まつ毛をカールさせる
⑤眉を描く
⑥目の際にラインを引く
問題 5
次のイラストで示したメイクアッ
①アイシャドウをつける
プ小道具の働きを選択肢からひと
②フェースパウダーをつける
類と機能、配
つ選びなさい。
③ほほ紅をつける
置
④まつ毛をカールさせる
⑤眉を描く
⑥目の際にラインを引く
66
KMK0103
小道具の種
ID
問題 6
問題文
選択肢
顔の各部の名称について、当ては
①
まる番号を図より選びなさい。
②
眉
③
細目 ID
KMK0201
細目
顔の各部の
名称と位置
④
⑤
⑥
⑦
問題 7
顔の各部の名称について、当ては
①
まる番号を図より選びなさい。
②
口角
③
KMK0201
顔の各部の
名称と位置
④
⑤
⑥
⑦
問題 8
顔の各部の名称について、当ては
①
まる番号を図より選びなさい。
②
目頭
③
KMK0201
顔の各部の
名称と位置
④
⑤
⑥
⑦
問題 9
標準的なフェースプロポーション ①正しい
KMK0202
に関する次の各記述が正しければ ②正しくない
フェースプロ
ポーション
①を、正しくなければ②を、それぞ
れ選びなさい。
顔の横幅は、目幅の約 3 倍である。
問題 10
標準的なフェースプロポーション ①正しい
KMK0202
に関する次の各記述が正しければ ②正しくない
フェースプロ
ポーション
①を、正しくなければ②を、それぞ
れ選びなさい。
「額の生え際から眉頭までの長
さ」、
「眉頭から鼻の下までの長さ」、
「鼻の下から顎の先までの長さ」は
ほぼ等しい。
67
ID
問題 11
問題文
選択肢
標準的なフェースプロポーション ①正しい
細目 ID
KMK0202
に関する次の各記述が正しければ ②正しくない
細目
フェースプロ
ポーション
①を、正しくなければ②を、それぞ
れ選びなさい。
眉頭は目頭の真上よりも外側に位
置している。
問題 12
標準的なフェースプロポーション ①正しい
KMK0202
に関する次の各記述が正しければ ②正しくない
フェースプロ
ポーション
①を、正しくなければ②を、それぞ
れ選びなさい。
上唇と下唇の厚みのバランスは、
1:1から1:2の範囲である。
問題 13
問題 14
一般的なメイクアップの順序とし
①
て、正しい図を選びなさい。
②
プの手順と
③
その要素
KMK0301
次のスキンケア用品の働きを、選択 ①うるおいを与える
肢から選びなさい。
②毛穴の汚れを取り除いたり、肌をみずみずしく整えたりする
マッサージクリーム
③血行を良くし、新陳代謝を促し、あとから使う化粧品の効果をアップ
KMK0401
メイクアッ
スキンケアの
基本知識
する。
④メイクアップ料・皮脂、汚れを取り除く
問題 15
次のスキンケア用品の働きを、選択 ①うるおいを与える
肢から選びなさい。
②毛穴の汚れを取り除いたり、肌をみずみずしく整えたりする
クレンジング
③血行を良くし、新陳代謝を促し、あとから使う化粧品の効果をアップ
KMK0401
スキンケアの
基本知識
する。
④メイクアップ料・皮脂、汚れを取り除く
問題 16
次のスキンケア用品の働きを、選択 ①うるおいを与える
肢から選びなさい。
②毛穴の汚れを取り除いたり、肌をみずみずしく整えたりする
化粧水
③血行を良くし、新陳代謝を促し、あとから使う化粧品の効果をアップ
する。
④メイクアップ料・皮脂、汚れを取り除く
68
KMK0401
スキンケアの
基本知識
ID
問題 17
問題文
選択肢
次のスキンケア用品の働きを、選択 ①うるおいを与える
肢から選びなさい。
②毛穴の汚れを取り除いたり、肌をみずみずしく整えたりする
マスク
③血行を良くし、新陳代謝を促し、あとから使う化粧品の効果をアップ
細目 ID
KMK0401
細目
スキンケアの
基本知識
する。
④メイクアップ料・皮脂、汚れを取り除く
問題 18
皮膚の内部の名称について、当て
①
はまる番号を図より選びなさい。
②
真皮
③
KMK0402
皮膚の内部
の知識
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
問題 19
皮膚の内部の名称について、当ては ①
まる番号を図より選びなさい。
②
汗腺
③
KMK0402
皮膚の内部の
知識
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
69
ID
問題 20
問題 21
問題文
選択肢
図のように、肌のトラブルを目立
①コンシーラー
たなくする部分的ファンデーショ
②コントロールカラー
ンのことを何と言いますか。選択
③スキンケア
肢より選びなさい。
④クレンジング
コントロールカラーのテクニック
細目 ID
KMK0502
①前
細目
コンシーラ
ーなど
KMK0503
について、次の文の空欄に当てはま ②後
コントロール
カラー
る語句を選択肢から選びなさい。
乳化タイプ、油性タイプはファンデ
ーションの【
】に使用する。
パウダータイプはファンデーショ
ンの【問題 22】に使用する。
問題 22
コントロールカラーのテクニック
①前
KMK0503
について、次の文の空欄に当てはま ②後
コントロール
カラー
る語句を選択肢から選びなさい。
乳化タイプ、油性タイプはファンデ
ーションの【問題 21】に使用する。
パウダータイプはファンデーショ
ンの【
問題 23
】に使用する。
次のファンデーションタイプの特
①明るく発色し、くずれにくい
長を表す記述を、選択肢より選びな ②汗に非常に強く、感触はさっぱりしている
さい。
③感触はしっとりしていてツヤがある
パウダータイプ
④自然なカバー力、ツヤがありしっとりしている
⑤透明感に優れ、自然な仕上がりでさっぱりとした感触である
⑥ドライ使用のものと、水使用できるものがある
70
KMK0504
ファンデーシ
ョン
ID
問題 24
問題文
選択肢
次のファンデーションタイプの特
①明るく発色し、くずれにくい
細目 ID
KMK0504
長を表す記述を、選択肢より選びな ②汗に非常に強く、感触はさっぱりしている
さい。
③感触はしっとりしていてツヤがある
クリームタイプ
④自然なカバー力、ツヤがありしっとりしている
細目
ファンデーシ
ョン
⑤透明感に優れ、自然な仕上がりでさっぱりとした感触である
⑥ドライ使用のものと、水使用できるものがある
問題 25
次のファンデーションタイプの特
①明るく発色し、くずれにくい
KMK0504
長を表す記述を、選択肢より選びな ②汗に非常に強く、感触はさっぱりしている
さい。
③感触はしっとりしていてツヤがある
ケーキタイプ
④自然なカバー力、ツヤがありしっとりしている
ファンデーシ
ョン
⑤透明感に優れ、自然な仕上がりでさっぱりとした感触である
⑥ドライ使用のものと、水使用できるものがある
問題 26
ファンデーションの色について、次 ①「華やか」「若々しい」「ホット」
の文の空欄に当てはまる語句を選
KMK0505
②「ノーブル」「洗練された」「クール」
ファンデーシ
ョンの色
択肢より選びなさい。
・オークル系は、「シック」「控え
め」「ナチュラル」という印象を与
える。
・ピンク系は、【
】という印
象を与える。
・イエロー系は、【問題 27】とう印
象を与える。
問題 27
ファンデーションの色について、次 ①「華やか」「若々しい」「ホット」
の文の空欄に当てはまる語句を選
KMK0505
②「ノーブル」「洗練された」「クール」
ファンデーシ
ョンの色
択肢より選びなさい。
・オークル系は、「シック」「控え
め」「ナチュラル」という印象を与
える。
・ピンク系は、【問題 26】という印
象を与える。
・イエロー系は、【
】とう印
象を与える。
問題 28
フェースパウダーに関する次の記
①白くなるタイプ
述は、どのタイプの特徴を表してい ②ツヤの出るタイプ
71
KMK0506
フェースパウ
ダーの種類
ID
問題文
選択肢
ますか。選択肢から選びなさい。
細目 ID
細目
③透明タイプ
・見た目は白い色をしているが、つ ④ほんのり肌の色がつくタイプ
けると色がつかない。つけすぎると
白く見えることがある。
問題 29
フェースパウダーに関する次の記
①白くなるタイプ
KMK0506
述は、どのタイプの特徴を表してい ②ツヤの出るタイプ
ますか。選択肢から選びなさい。
フェースパウ
ダーの種類
③透明タイプ
・パールが入っている。ブラシで強 ④ほんのり肌の色がつくタイプ
めにつけるのがコツである。
問題 30
アイシャドウの次のタイプに関す
①しっとりとしてツヤがあり、指やブラシでつける
KMK0601
アイシャドウ
る特徴を、選択肢より選びなさい。 ②太さはいろいろで、ライン的に入れることができる
の機能と各種
リキッドタイプ
タイプ、基本
③みずみずしい感触で透明感がある
的なデザイン
問題 31
アイシャドウの次のタイプに関す
①しっとりとしてツヤがあり、指やブラシでつける
KMK0601
アイシャドウ
る特徴を、選択肢より選びなさい。 ②太さはいろいろで、ライン的に入れることができる
の機能と各種
クリームタイプ
タイプ、基本
③みずみずしい感触で透明感がある
的なデザイン
問題 32
アイラインの基本的な入れ方に関
①
a-淡く
b-濃く
する次の記述の空欄 a、空欄 b に入 ② a-濃く
b-淡く
KMK0602
アイラインの
機能と各種タ
れる語句の組合せを、選択肢から選
イプ
びなさい。
一般的に上瞼は【 a
【
問題 33
問題 34
問題 35
b
】、下瞼は
】描く。
アイラインで用いる次の道具に関
①きわめてくっきり、簡単に描けて、まつ毛のすき間にも描きやすい
する特徴を、選択肢より選びなさ
②くっきり、ソフト両方描けて色数が豊富。綿棒やチップでぼかすこと
機能と各種タ
い。
もできる
イプ
ジェルタイプ
③クリーミィな感触でピッタリとなじむブラシでつける
アイラインで用いる次の道具に関
①きわめてくっきり、簡単に描けて、まつ毛のすき間にも描きやすい
する特徴を、選択肢より選びなさ
②くっきり、ソフト両方描けて色数が豊富。綿棒やチップでぼかすこと
機能と各種タ
い。
もできる
イプ
筆ペンタイプ
③クリーミィな感触でピッタリとなじむブラシでつける
KMK0602
KMK0602
アイラインの
アイラインの
アイラインの描き方に関する 3 つ
①
のイラストのうち、「大きな目に
②
の機能と各
見せる」ための描き方を表したも
③
種タイプ
KMK0602
のを選びなさい。
72
アイライン
ID
問題 36
問題文
選択肢
細目 ID
アイラインの描き方に関する 3 つの ①
KMK0602
細目
アイラインの
イラストのうち、「切れ長の目に見 ②
機能と各種タ
せる」ための描き方を表したものを ③
イプ
選びなさい。
問題 37
次に示すマスカラのタイプの特徴
①耐水性がある
を、選択肢より選びなさい。
②ほどよいバランスで自然な仕上がり
能と各種タイ
ウォータープルーフタイプ
③まつ毛にボリュームをもたせる
プ
KMK0603
マスカラの機
④まつ毛をよりカールさせてキープする
⑤まつ毛をより長く見せる
問題 38
次に示すマスカラのタイプの特徴
①耐水性がある
を、選択肢より選びなさい。
②ほどよいバランスで自然な仕上がり
能と各種タイ
ナチュラルタイプ
③まつ毛にボリュームをもたせる
プ
KMK0603
マスカラの機
④まつ毛をよりカールさせてキープする
⑤まつ毛をより長く見せる
問題 39
次に示すマスカラのタイプの特徴
①耐水性がある
を、選択肢より選びなさい。
②ほどよいバランスで自然な仕上がり
能と各種タイ
ロングタイプ
③まつ毛にボリュームをもたせる
プ
KMK0603
マスカラの機
④まつ毛をよりカールさせてキープする
⑤まつ毛をより長く見せる
問題 40
図は、つげまつ毛をつける一般的
①a-カットする
な手順を表しています。空欄 a~
②a-カーブをつける
空欄 c に入れる語句の正しい組合
③a-ペーストをつける
b-カーブをつける
b-カットする
c-ペーストをつける
KMK0603
c-ペーストをつける
b-カットする
マスカラの
機能と各種
c-カーブをつける
タイプ
せを選択肢より選びなさい。
問題 41
問題 42
次に示すアイブロウを行うときに
①パウダー(ケーキ)タイプ
使う小道具を選択肢より選びなさ
②筆ペンタイプ
い。
③ペンシルタイプ
一本一本、繊細なラインを描く
④眉用マスカラ
次に示すアイブロウを行うときに
①パウダー(ケーキ)タイプ
使う小道具を選択肢より選びなさ
②筆ペンタイプ
い。
③ペンシルタイプ
眉の色をチェンジさせる
④眉用マスカラ
73
KMK0701
アイブロウ
KMK0701
アイブロウ
ID
問題 43
問題文
アイブロウテクニックに関する記
選択肢
①描き始めは眉頭を避ける
細目 ID
細目
KMK0701
アイブロウ
KMK0602
アイラインの
述のうち、正しいものを選択肢より ②最初に眉頭を描くようにする
選びなさい。
③一方の眉を先に仕上げ、それを見本にもう一方を仕上げるようにする
④眉についたファンデーションは最後に取り除く
問題 44
眉の形の方向性と、それぞれが与え ①上がり眉…女らしい
るイメージの組合せのうち、正しい ②上がり眉…激しい
下がり眉…シャープ
機能と各種タ
ものを選択肢より選びなさい。
下がり眉…情けない
イプ
③上がり眉…きつい
④上がり眉…すっきり
問題 45
下がり眉…自信がない
下がり眉…情熱的
唇の化粧に使う次の道具の特徴を
①唇の輪郭をはっきりとさせる
選択肢より選びなさい。
②唇または口紅にツヤを与える
KMK0801
唇の化粧道具
KMK0801
唇の化粧道具
KMK0802
唇の形のいろ
リップグロス
問題 46
唇の化粧に使う次の道具の特徴を
①唇の輪郭をはっきりとさせる
選択肢より選びなさい。
②唇または口紅にツヤを与える
リップペンシル
問題 47
問題 48
問題 49
リップラインが「アウトカーブ」の ①子供っぽい
場合に与えるイメージを選択肢よ
②クール
り選びなさい。
③ふっくら
いろ
リップラインが「インカーブ」の場 ①キュート
合に与えるイメージを選択肢より
②セクシー
選びなさい。
③ロマンチック
KMK0802
唇の形のいろ
いろ
チークのタイプのうち、仕上げで使 ①クリームタイプ
用するものを選択肢より選びなさ
②スティックタイプ
い。
③パウダータイプ
KMK0901
チーク
KMK0902
ハイライト・
④リキッドタイプ
問題 50
ハイライト・シャドウテクニックに ①シャドウには肌より暗い色を使用する
関する記述のうち、正しいものを選 ②シャドウはブラシにとり、額・鼻筋・目の下等につける
択肢より選びなさい。
③ハイライト・シャドウは仕上げの段階でのみつける
④ハイライトは側面あるいはくぼんでいるところにつける
74
シャドウ
1.6.2 Before と After の比較方式

時系列で行う評価
ある時点での評価は、図 8 にも示したとおり、自己評価を中心として他者評
価と客観評価を加えることが妥当であると結論づけた。あとは、キャリアが「積
み重ねること」を含む概念であるから、評価も時間的に「繰り返す」「積み重
ねる」ことが重要である。そこでは、ある時点と、そこから一定時間が経過し
たある時点のスキルレベルや知識レベルを比較する考え方が重要である。比較
の前と後の間で実施したことをベースに、比較前の状況と比較後の状況を比べ
ることによって、実施したことがスキルや知識のレベルアップにどのように貢
献したかを知り、理解することができるからである。そこで、キャリアアセス
メントの方法の一つとして、Before と After の比較が有力な手段として浮かび上
がってくる。これは、特に、「講座の受講」のように、スキルや知識のレベル
アップに関する明確な目標を持った状況において有力な手段である。あるスキ
ルを身につけるための研修を受けた、その前後でスキルの状況がどう変化した
か、レベルアップできたのか/できなかったのか、できたとすればそれはなぜ
か?
このような考察を行うことによって、どうすればレベルアップできるの
かを理解でき、次のレベルアップにつなげることができるからである。
詳細は次章に送るとして、本事業ではモデル講座(実証講座)において、構
築したスキル体系・知識体系を基に、Before と After の比較効果を確かめる実験
を行っている。Before、After 比較方式についての具体的な方法例はそこで説明
する。
75
1.7 スキルインベントリーツール

インベントリーツールの位置づけ
前々項で示したとおり、キャリアアセスメントは、ある時点におけるスキル・
知識の状況を記録し、それを継続して繰り返す(積み重ねる)仕組みと言い換
えることができる。「ある時点におけるスキル・知識の状況」を確認すること
は、しばしば、インベントリ(inventory、棚卸し)にたとえられ、これを継続的
に行うためには、確認の結果を何らかの具体的な形で表すとよい。それは、自
身が履歴を振り返るのに都合がよいという意味が第一であるが、その記録形は
そのままその人の業務経歴に等しい価値を持つわけであるから、自分のスキ
ル・知識レベルをアピールするなど、他者との関係をスムースに築く上でも役
立つ。
さらに、この継続的記録をコンピュータシステムの上で行ってデータベース
化し、自分自身による振り返りや、業務経歴の作成などのアプリケーションが
あれば、きわめて効率的なキャリアアセスメントを実現できることになる。本
事業では、このような目的と機能を持ったアプリケーションのことを、スキル
インベントリーツールと呼ぶことにした。

スキルインベントリーツールの試作
本事業では、1.2 節で述べたスキル・知識体系の構築を待って、また、学習ユ
ニットの検討やキャリアアセスメントの考え方の整理にメドが付いた時点で、
スキルインベントリーツール 10の一部試作を行った。以下、このシステムの利用
者側から見たインタフェース(簡単な利用者マニュアル)を示す。
10
このシステムは、beauty-skill.net というドメインの上に構築している。以下の
ページに示す説明は、試作したアプリケーションのすべてを実装した場合のも
のである。試作品であるため、説明にある記述でも実装されていないものがあ
ることをことわっておく。
76
スキルインベントリーツール試作品の説明
①
ログイン・ログアウト
システムを起動するとログイン画面が表示されるので、ユーザ名・パスワー
ドを入力してログインする。
システムを終了するときには、上部メニューの「ログアウト」をクリックす
る。
②
ステージ表示
ログインが成功すると、ヘア・メイク・ネイル・エステ・まつ毛エクステの
各領域の自己評価、およびアセッサー評価が、現在、どの段階であるかを示す
「ステージ」を表示する。また、この画面は、上部メニューの「ステージ表示」
をクリックしたときにも表示される。
③
現在レベルの表示
ステージ表示されたヘア・メイク・ネイル・エステ・まつ毛エクステの右の
77
「詳細」をクリックすると、次図のように、最新の自己評価、およびアセッサ
ー評価が表示される。
また、日付を指定すると、その時点でのレベル・ステージを表示する。
④
自己評価レベルの登録
上部メニューの「ヘアレベル登録」~「まつ毛エクステレベル登録」の各ボ
タンをクリックして、それぞれのスキル・知識の自己評価レベルを登録する。
まず、メイクレベル登録~まつ毛エクステレベル登録の各ボタンをクリック
すると、階層上位の項目(能力ユニットと知識ユニット)が表示される。(図
はメイクの例)
表示された階層上位の項目をクリックすると、下位の項目が表示されるので、
該当するレベル 0~3 のどれかを選ぶ。下部フッタの「0~3 について」をクリ
ックするとレベル 0~3 の説明が表示される。
78
下位の項目に説明や図があるときは、プラス(+)のマークが表示されるので、
それをクリックすると下図のように説明や図が表示される。
下位項目の画面の下の「前へ」「次へ」のボタンで、階層上位の項目が移動
して、該当する下位項目が表示される。
すべての項目のレベルを選んだら、下部フッタにある「登録」をクリックす
ると、レベル登録され、そのレベルでのステージが自動判定される。
⑤
キャリア編集
上部メニューの「キャリア編集」をクリックすると、登録されたキャリアが
表示される。
「削除」ボタンをクリックすると、該当行を削除できる。
「変更」ボタンをクリックすると、該当行の変更画面が表示される。内容変
更後、「変更」ボタンをクリックすることで、情報を変更できる。
79
「登録」ボタンをクリックすると、下図の登録画面が表示される。内容入力
後、「登録」ボタンをクリックすることで、情報を登録できる。
⑥
利用者情報編集
上部メニューの「利用者情報編集」をクリックすると、登録された利用者の
基本情報が表示される。内容変更後、「変更」ボタンをクリックすることで、
情報を変更できる。
⑦
知識問題からのレベル登録
知識問題に回答することで、該当する知識項目のレベルを登録できる。
⑧
アセッサーによる評価
アセッサーは管理者が登録する。利用者とアセッサーは、所属で関連付ける。
つまり、アセッサーは同じ所属の利用者のレベルを評価する。
アセッサーによる各利用者のレベル登録の流れは、以下のとおりである。
・アセッサー機能を起動して、ログインする。
・同じ所属の利用者の一覧が表示されるので、1 人を選び、評価レベルを登録
する。これを繰り返す。
・評価が終了したら、ログアウトする。
80
⑨
管理機能
管理者が使用できる管理機能は、以下のとおりである。
・ログイン機能
管理者は管理機能を起動して、ログインする。
・利用者登録機能
インベントリシステムを使用する利用者の利用者情報を登録する。
・アセッサー登録機能
アセッサー機能を使用するアセッサーのアセッサー情報を登録する。
・評価レベルのダウンロード機能
利用者の自己評価レベルを CSV 形式でダウンロードする。ダウンロードの単
位は、個人のみ、所属ごと、全員、など。
・キャリアのダウンロード機能
利用者のキャリア情報を CSV 形式でダウンロードする。ダウンロードの単位
は、個人のみ、所属ごと、全員、など。
・ログアウト機能…作業が終了したら、ログアウトする。
81
2 モデル構築と実証
2.1 モデル講座の企画・設計
2.1.1 実証講座の位置づけと目的
モデル講座(以下、「実証講座」)は、職域プロジェクト「美容師のためのキャ
リアフレームワークと教育プログラムの構築およびその海外への普及」(以下、
「本プロジェクト」)の成果を実証するための講座である。
本プロジェクトは、美容師のキャリアフレームワーク、及び、その詳細であ
る「スキル体系」「知識体系」を構築し、これらを基にして、アジア標準とな
る「学習ユニット」「講座・科目」及び「キャリアアセスメントの仕組み」を
成果として導き出すことが目的である。
実証講座は、「学習ユニット」、「講座・科目」及び「キャリアアセスメン
トの仕組み」から中核的な部分を取り出して実施するものである。この実証講
座を、海外及びわが国において実施した結果、狙い通りの効果を上げることが
できれば、本プロジェクトの成果を基にした「美容師のためのキャリアフレー
ムワークと教育プログラムの構築およびその海外への普及」というプロジェク
トの目的を達成したことになる。
2.1.2 講座内容
本年度の実証講座の内容は、25 年度事業と同様、最も人材育成ニーズが大き
いと考えられる「ヘア」領域の学習ユニットの一部、及び、「メイク」領域の
学習ユニットの一部を組み合せて、
「顔型に応じたヘアスタイル・メイクの実現に役立つ知識を身につける」
内容とすることにした。
レベル設定は、これもニーズが大きいと考えられる、「キャリアフレームワ
ークのレベル 0 または 1 に相当する技術をもった者が、レベル 2 を目指せる」
内容とした。
2.1.3 講座のボリューム
受講者(被験者)の都合を考慮し、短すぎず長すぎない 2 日間を設定した。
・1 日目:午前 2 時間、午後 2 時間×2、小計 6 時間(講義及び実演主体)
・2 日目:午前 2 時間、午後 2 時間×1、小計 4 時間(実習主体)
全体合計 10 時間で完結する内容とした。
82
2.1.4 講座の形態・方式
メイン講師(全体統括)、アシスタント講師(メイン講師の指示に従った実演など
を行う)が講座の進行をリードする(詳細は後述タイムスケジュールを参照)よう
にした。
1 日目午後の実演は、受講者の中から選定した 2 人のモデル(2 つの顔型 A、B)
に対して、それぞれ 2 つのパターン(パターン A1、パターン A2、パターン B1、
パターン B2)を実現することにした。具体的には、前半に、顔型 A、顔型 B のそ
れぞれについて、パターン A1、パターン B1 を実現し、その後モデルは着替え
などを行い(講師とモデルは事前に打合せを行い、それぞれのパターンに合っ
た衣装等を用意しておく)、後半は、顔型 A、顔型 B のそれぞれについて、パ
ターン A2、パターン B2 を実現することにした。
1 日目午後:実演の流れ
①
パターン A1 に
②終了後に着替え
A1
13:00~13:45
顔型:
モデル
モデル
丸顔(仮)
②
A
パターン A2 に
15:00~15:45
予め A1 に合わせ
モデル
着替えておく
A2
①パターン B1 に
モデル
13:45~14:30
顔型:
B1
②終了後に着替え
モデル
逆三角顔(仮)
③
B
パターン B2 に
15:45~16:30
予め B1 に合わせ
モデル
着替えておく
B2
83
2 日目午前は、受講者が 2 人(X、Y)でコンビを組む相モデル方式をとることに
した。冒頭にそれぞれが相手に対してどのような施術をするか企画してメモす
る、その後、交代で互いが互いに対して施術する、午後はコンビごとに発表を
行う。すなわち、どのような企画・構想の下にどのように施術したか、その結
果はどうなったかについて発表することとした。
2 日目:実習~発表の流れ
① 企画に基づき X が Y を
Y1 に 13:00~13:45
モデル
Y1
発表
企画・構想
X(Y)は Y(X)をどのように
② 企画に基づき Y が X を
どのように企画し,どの
X1 に 13:00~13:45
ように施術し,どうなっ
相モデル
施術するか
たのか
モデル
X1
2.1.5 アセスメント
キャリアアセスメントの考え方に従い、講座内容に関連したスキル・知識に
ついて、Before・After 比較方式の実験を行うことにした。
1 日目は講義と実演が中心で、受講者自身が施術を行うことはなく、どちらか
というと知識を身につけることが目的であるから、1 日目の最初(Before)と最
後(After)に、知識アセスメントを行うことにした。2 日目は実習が中心である
から、同様の流れでスキルアセスメントを行うことにした。
84
1 日目:知識アセスメントの流れ
顔型に応じたヘアスタイリン
グやメイクの方法等に関連し
た知識項目について
Before
After
• 知っているか/理解
しているか…など
現状(Before)につい
てセルフアセスメ
ント
• 顔型別のヘアスタ
イリング・メイクに
ついての知識(どう
いう場合はどのよ
うにするか)を記述
• 知っているか/理解
しているか…など
現状(After )につい
てセルフアセスメ
ント
• 顔型別のヘアスタ
イリング・メイクに
ついての知識(どう
いう場合はどのよ
うにするか)を記述
講義
・
実演
基本的に同じことがらについてアセスメント
2 日目:スキルアセスメントの流れ
顔型に応じたヘアスタイリン
グやメイクの技能に関連した
スキル項目について
Before
After
• これから行う実技の企
画・構想を記述
• 指導の下でできる/独力
でできる…など現状
(Before)についてセルフ
アセスメント
• 当初考えた企画・構想の
達成について定性的評価
実技
・
発表
• 同時に,これから行う実
技・発表によって達成す
べき目標を設定
• 指導の下でできる/独力
でできる…など現状
( After )についてセルフ
アセスメント
• 同時に,実技・発表を行
った結果に従い,設定し
た目標の達成度を評価
85
本プロジェクトでは、知識アセスメント及びスキルアセスメントを行った結
果を記録するために、それぞれの専用シートを作成した。
また、講座に対して、受講者、講師、アセッサーそれぞれの立場から評価し、
その結果を記録するためのシート、すなわち、講座評価シート(受講者用、講
師用、アセッサー用)を作成した。
これらのシート類(全部で 5 つ)を次ページ以下に示す。
86
知識アセスメントシート
Before
●知識アセスメント(項目ごとに該当する番号を○で囲む)
知っている 知って 理解し 他人に
と言えない いる ている 説明できる
1
顔型の種類
0
1
2
3
2
4 本線の法則
0
1
2
3
3
各顔型の印象の特徴
0
1
2
3
4 ヘ ア 各顔型のヘアデザインの基礎
0
1
2
3
5
顔型別の前髪のデザイン
0
1
2
3
6
顔型別の後髪のデザイン
0
1
2
3
7
顔型別の合う印象と雰囲気を変えるヘアデザイン
0
1
2
3
8
スキンケアの知識
0
1
2
3
9
ベースメイクアップの知識
0
1
2
3
10
ベースメイクアップの仕上げの知識
0
1
2
3
11
目元のメイクアップの知識
0
1
2
3
12 メイク 眉のメイクアップの知識
0
1
2
3
13
唇のメイクアップの知識
0
1
2
3
14
顔の形に応じたメイクアップ方法
0
1
2
3
15
顔の形に応じて合う雰囲気にするメイクアップ方法
0
1
2
3
16
雰囲気チェンジを考慮したメイクアップ方法
0
1
2
3
No
領域
項目
After
●知識アセスメント(項目ごとに該当する番号を○で囲む)
知っている 知って 理解し 他人に
と言えない いる ている 説明できる
1
顔型の種類
0
1
2
3
2
4 本線の法則
0
1
2
3
3
各顔型の印象の特徴
0
1
2
3
4 ヘ ア 各顔型のヘアデザインの基礎
0
1
2
3
5
顔型別の前髪のデザイン
0
1
2
3
6
顔型別の後髪のデザイン
0
1
2
3
7
顔型別の合う印象と雰囲気を変えるヘアデザイン
0
1
2
3
8
スキンケアの知識
0
1
2
3
9
ベースメイクアップの知識
0
1
2
3
10
ベースメイクアップの仕上げの知識
0
1
2
3
11
目元のメイクアップの知識
0
1
2
3
12 メイク 眉のメイクアップの知識
0
1
2
3
13
唇のメイクアップの知識
0
1
2
3
14
顔の形に応じたメイクアップ方法
0
1
2
3
15
顔の形に応じて合う雰囲気にするメイクアップ方法
0
1
2
3
16
雰囲気チェンジを考慮したメイクアップ方法
0
1
2
3
No
領域
項目
●実演結果予想(これから行われる実演について、予想を書く。イラス ●実演結果感想(今終了した実演について、予想と比較しながら、感想
トでも可)
を書く)
顔型 A[
型]
顔型 B[
型]
顔型 A[
型]
顔型 B[
型]
87
スキルアセスメントシート
Before
After
●企画・構想(実習で相手をどのように仕上げるかについて書く。イラスト可)
ヘア
相手の顔型[
●企画・構想の達成度(実習の結果、企画・構想の達成度合いについて書く)
メイク
型]
特徴[
ヘア
]
●スキルアセスメント(項目ごとに該当する番号を○で囲む)
●スキルアセスメント(項目ごとに該当する番号を○で囲む)
目標には、あなたが考える最高水準を 100 としたとき、この実習後の目標水準を記入
No
領域
1
2
3 ヘ ア
4
5
6
7
8
9
メイク
10
11
12
13
項目
相手の状態を把握する
ヘアスタイルを提案する
(提案に沿った)顔周りのデザイン
(提案に沿った)アイロンデザイン
(提案に沿った)全体バランスのデザイン
相手の状態を把握する
メイクを提案する
(提案に沿った)スキンケア
(提案に沿った)ベースメイクアップ
(提案に沿った)アイメイクアップ
(提案に沿った)アイブロウメイクアップ
(提案に沿った)リップメイクアップ
(提案に沿った)全体バランスのデザイン
メイク
できる 指導の 独力で 独力で
とは言 下で できる できる
えない できる (標準的) (高度)
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
目標には、実習によって達成した実習後の水準を記入
目標
水準
No
領域
1
2
3 ヘ ア
4
5
6
7
8
9
メイク
10
11
12
13
88
項目
相手の状態を把握する
ヘアスタイルを提案する
(提案に沿った)顔周りのデザイン
(提案に沿った)アイロンデザイン
(提案に沿った)全体バランスのデザイン
相手の状態を把握する
メイクを提案する
(提案に沿った)スキンケア
(提案に沿った)ベースメイクアップ
(提案に沿った)アイメイクアップ
(提案に沿った)アイブロウメイクアップ
(提案に沿った)リップメイクアップ
(提案に沿った)全体バランスのデザイン
できる 指導の 独力で 独力で
とは言 下で できる できる
えない できる (標準的) (高度)
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
0
1
2
3
達成
水準
講座評価シート(受講者用)
■選択式評価:評価項目ごとに、評価欄の該当する数字(5~0 のいずれか)を○で囲む。
No
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
分類
印
象
知
識
スキル
時
間
環
境
講師・
アシスタント
テキスト
全
般
評価欄
評価項目
大いに
まあ どちらとも あまりそう まったくそ
わからない
そう思う そう思う 言えない 思わない う思わない
役に立った
5
4
3
2
1
0
理解が進んだ
5
4
3
2
1
0
他の人に受講を勧めたい
5
4
3
2
1
0
顔型に合わせたヘアスタイルの知識が増えた
5
4
3
2
1
0
顔型に合わせたメイクアップの知識が増えた
5
4
3
2
1
0
求められる知識のレベルが高すぎた
5
4
3
2
1
0
顔型に合わせたヘアスタイリングのスキルが向上した
5
4
3
2
1
0
顔型に合わせたメイクアップのスキルが向上した
5
4
3
2
1
0
求められるスキルのレベルが高すぎた
5
4
3
2
1
0
講義・実演(1 日目)の時間配分は適切だった
5
4
3
2
1
0
実習・発表(2 日目)の時間配分は適切だった
5
4
3
2
1
0
講義・実演(1 日目)の受講環境は良かった
5
4
3
2
1
0
実習・発表(2 日目)の受講環境は良かった
5
4
3
2
1
0
実習の道具・用具はそろっていた
5
4
3
2
1
0
講師のスキルレベルは高かった
5
4
3
2
1
0
講師の話はわかりやすかった
5
4
3
2
1
0
アシスタントがいて良かった
5
4
3
2
1
0
テキストはわかりやすかった
5
4
3
2
1
0
テキストのボリュームは適切だった
5
4
3
2
1
0
このような方法でアセスメントするのはよいことだ
5
4
3
2
1
0
■記述式評価:評価項目ごとに、記入欄に自由に書く。
No
評価項目
記入欄
1 特に役立った知識・スキル
2
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観点から)
知識アセスメントの項目として追加したいもの
3
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観点から)
スキルアセスメントの項目として追加したいもの
4 今後受けてみたい講座の内容
5 改善点・その他自由意見
89
講座評価シート(講師用)
■記述式評価:評価項目ごとに、記入欄に自由に書く。
No
評価項目
記入欄
1
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観点から)
知識アセスメントの項目として追加したいもの
2
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観点から)
スキルアセスメントの項目として追加したいもの
3 受講者の取組み状況について感じたこと
4 講座内容と受講者のレベルマッチングに関する意見
5 (講師として感じた)時間配分の適切性
6 (講師として感じた)環境設定の適切性
7 (講師として感じた)講師・アシスタントの適切性(自己評価)
8 (講師として感じた)テキストの適切性
9 (講師として感じた)改善点・要望等の意見
10 その他自由意見
90
講座評価シート(アセッサー用)
■記述式評価:評価項目ごとに、記入欄に自由に書く。
No
評価項目
記入欄
1
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観点から)
知識アセスメントの項目として追加したいもの
2
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観点から)
スキルアセスメントの項目として追加したいもの
3 受講者の取組み状況について感じたこと
4 講座内容と受講者のレベルマッチングに関する意見
5 (アセッサーとして感じた)時間配分の適切性
6 (アセッサーとして感じた)環境設定の適切性
7
(アセッサーとして感じた)講師・アシスタントの適切性
(他者評価)
8 (アセッサーとして感じた)テキストの適切性
9 (アセッサーとして感じた)改善点・要望等の意見
10 その他自由意見
91
2.1.6 講座の具体的な形
実証講座は、本プロジェクトが海外普及を図るものであるという趣旨に基づ
き、同一の内容を台湾と韓国で行った。主な項目に関する二つの講座の属性を
表にまとめると、次のようになる。
No
項目
1 場所
台湾で実施
韓国で実施
新竹市光復高級中学
東元大学
2 日付
平成 26 年 9 月 23 日(火)、24 日(水)
平成 26 年 10 月 21 日(月)、22 日(火)
3 メイン講師
張
張
4 アシスタン
蒋曼文委員
芳茵(委員)
芳茵(委員)
キム
ト・通訳
ナムヒ、キム
ヘスク、ジョン
ボ
ラ、宋英委員
5 モデル
モデル①:陸瑋
モデル②:林詣芸
6 受講者
トータルビューティ科
キム
アヨン
ビューティデザイン系列
2 年生 18 名
1 年生 30 名
3 年生 18 名
7 テキスト
張委員執筆テキスト
張委員執筆テキスト
IMAGE DESIGN BIBLE(人数分)
IMAGE DESIGN BIBLE(人数分)
その他
その他
8 アセッサー
津久間由美委員
津久間由美委員
9 記録係
記録・カメラ:蓑地章子委員
記録・カメラ:蓑地章子委員
10 アセスメントシート
A 知識アセスメントシート(1 日目使用)
A 知識アセスメントシート(1 日目使用)
A-1
知識アセスメント 1(Before)
A-1
知識アセスメント 1(Before)
A-2
知識アセスメント 2(After)
A-2
知識アセスメント 2(After)
B スキルアセスメントシート(2 日目使用)
B スキルアセスメントシート(2 日目使用)
B-1
スキルアセスメント 1(Before)
B-1
スキルアセスメント 1(Before)
B-2
スキルアセスメント 2(After)
B-2
スキルアセスメント 2(After)
(繁体字版)
(韓国語版)
11 講座評価シート 受講者、講師、アセッサーが使用(2 日目 受講者、講師、アセッサーが使用(2 日目
After のみ)。(繁体字版)
92
After のみ)。(韓国語版)
2.2 モデル講座で使用する教材
2.2.1 教材の選定
「似合わせ」を説明した既存の教材は代表的なものがいくつかあるが、いず
れも非常に分量が多く、レベルも高い。すでにレベル 2 にある者、すなわち、
似合わせの基本的かつ実務的なスキル・知識を身につけた者が「高度な」スキ
ル・知識を獲得してレベル 3 を目指すような講座では使えても、レベル 1 付近
の者をレベル 2 に引き上げるにはコンパクトでわかりやすい教材の方が相応し
い。
今回の実証講座では、張委員自ら講師を務めることもあり、張委員自身が著
した「Image Design Bible」(原書名は「脸形与发型设计」)を使用することにし
た。この教材の目次は次のようなものである。
007
008
009
010
011
美容師は他人の運命を変える
髪型はお客様の気分を上げる
髪型による人の第一印象
美容師は他人の運命を変えられる
髪型は顔の“額縁”
012
013
015
016
021
022
026
髪型のデザインと顔型
“似合わせ”のゴールデンルール
顔型の種類
正確に判断する顔型の“4本線の法則”
顔型診断テスト
各顔型の印象の特徴
各顔型の髪型デザイン対策
066 事例分析2―丸顔
077 事例分析3―ベース型
088 事例分析4―逆三角形型
099 イメージ定着とスタイル作り
100 イメージ作りの要素
101 顔型別ロングヘアーのデザイン
事例1―面長
106 顔型別ミディアムヘアーのデザイン
事例2―丸顔
112 顔型別ショートヘアーのデザイン
事例3―ベース型
117 付録
027 究極の髪型デザイン
028 髪型デザイン時に常に遭遇する困難
029 髪型デザインの有効な方法
―究極の髪型デザインの含意
030 究極の髪型デザイン1
―魅力を上げる髪型デザイン
035 前髪のセットと応用
051 究極の髪型デザイン2
―完璧な髪型デザイン
052 究極の髪型デザイン3
―印象を変える髪型デザイン
053 究極の髪型デザインの事例分析
054 顧客を店に呼ぶ第一歩
―観察と疎通
055 髪型デザインの工程
056 事例分析1―面長
93
顔のイメージ作り
2.3 講座の実施
2.3.1 台湾における講座の実施

講座の受講者(被験者)
台湾における実証講座は、新竹市光復高級中学のトータルビューティ科に通う 2 年生
18 名及び 3 年生 18 名、合計 36 名を対象として実施した。
下図は日本と台湾の美容師養成の仕組みを比較したものである。受講者は、日本の専
門課程生と同等の位置づけにあることがわかる。

講座の流れ
台湾における実証講座は、平成 26 年 9 月 23 日及び 24 日に実施した。その全体的な
流れは次の図のとおりである。
94

実際の実施経過
台湾における実証講座の実際の時間的な経過は次表の通りであった。
日付
場所
受講者
担当
時間
9:25
9:58
10:15
10:28
10:32
10:35
10:43
2014/9/23(実証講座 1 日目)
台湾
新竹光復高級中学校
ヘア専門教室
トータルビューティ科 (2 年生 18 名
メイン講師:張芳茵委員
アシスタント・通訳:蒋曼文委員
モデル①:陸瑋
モデル②:林詣芸
アセッサー:津久間由美委員
記録・カメラ:蓑地章子委員
3 年生 18 名)
授業内容
挨拶と自己紹介
・新竹光復高級中学校校長挨拶
・津久間委員挨拶
・張委員挨拶
・記念写真撮影
・教室、パワーポイントセッティング
教科書出版の経緯とハリウッドビューティ専門学校・大学院大学についての紹介 PPT
・歴史,施設
・専門学校の専攻科の説明(美容科,エステ科,高専等)
・科目の説明(ウォーキング,歌,茶道,華道等)
・学生の作品
・理念
・卒業後の進路
アセスメントシートの説明
・Before,After,0~5 など
・学生アセスメントシート記入(Before,知識アセスメント)
パーソナルカラーについて PPT
・カラーによる人物別のイメージ変え
顔型の種類について(教科書P15) PPT
・5 つの基本型,さらに 4 つの中間型
顔型の 4 本の基本線(P16~20) PPT
・基本線の位置と長さ
・9 つの顔型、それぞれの 4 本線の長さの割合
各顔型の印象と特徴(P22~25) PPT
・丸顔~菱型(卵型を抜いた 8 つの顔型)
95
10:54
16:10
16:15
16:35
16:40
各顔型の髪型のデザインの対策(P26) PPT
・基本となる卵型と比べ、各顔型別髪型の強調すべき部分とボリュームを落とす部分
各前髪のデザインの印象(P30~32) PPT
・①~⑦の異なる前髪
顔型によって似合う前髪が異なる(P35~50) PPT
・丸顔~菱型(卵型を抜いた 8 つの顔型)
・顔型それぞれについて似合う前髪,似合わない前髪
休み時間 モデル仕込み(着替え等)
学生アセスメントシート記入(Before,実演結果予想)
事例 PPT
・モデル①の Before 写真を見ながら解説
・モデル②の Before 写真を見ながら解説
・美女の黄金比率
・まつ毛、アイメイク
午前終了
メイク実演(モデル①)丸顔
半分は可愛く、半分は綺麗にする
・まずは右側(可愛く)
・丸顔をカバーするメイクとは
・左側もメイク(綺麗に)
休み時間(ヘアとリップを整える)
モデル①更に全体を整え完成
メイク実演(モデル②)面長
・最初ナチュナルメイク、その後パーティメイク
モデル②完成(モデル②パーティドレスに着替える)
モデル②アップヘアへ
アップヘア完成→学生アセスメントシート記入(Before)終わらない学生は宿題に
終了
日付
2014/10/24(実証講座 2 日目)
場所
台湾
対象
トータルビューティ科 (2 年生 18 名
メイン講師:張芳茵委員
アシスタント・通訳:蒋曼文委員
アセッサー:津久間由美委員
記録・カメラ:蓑地章子委員
10:56
11:05
11:15
11:25
11:37
11:43
11:53
13:30
14:30
14:55
15:10
15:22
担当
新竹光復高級中学校
時間
9:40
10:10
11:30
11:40
11:43
ヘア専門教室
3 年生 18 名)
授業内容
(学生各チーム仕込み)
アセスメントシートの配布・記入(Before)
張先生、魏先生学生に説明
(学生アセスメントシート記入の間、先生方記念撮影)
書き終わった人から続きを
・途中、張先生と津久間先生から注意事項
(モデルが鏡を見られるように
それぞれの利き手で取りやすいようなセッティングを
場所が狭いので重ならないように場所をずらして行う)
・3人1組(メイク・ヘア同時進行)
休み時間
各グループ完成
張先生の発表についての説明
学生発表内容考える
96
11:44
発表
1組
・菱型
・テーマ:上品で大人っぽく(茶色のアイシャドウ、リップを赤に)
・髪を7:3に
2組
・菱型
・テーマ:ROCK
・メイクのポイントは目(黒とブラウンのアイシャドウ、他は薄く)
・アイラインは目じりを伸ばした
・シルバーのアクセサリー
3組
・面長
・テーマ:カワイイ
・アイシャドウは暖色に
・前髪をカール
4組
・五角形
・テーマ:知的
・前髪を斜めに
・後ろは高級感を出した
5組
・五角形
・テーマ:カワイイ
・カジュアルで活発な感じ
・目が小さいのでアイラインは目の真ん中を黒く
・リップは透明感を出して、チークはピンクに
6組
・面長
・顔が可愛いので、アイラインを長めに
・チークを顎にもつけた
・ヘアは元々ストレートなので、ワッフルにしてボリュームを出した
7組
・菱型
・テーマ:カワイイ
・髪は毛先をカール
・ファンデーションは自然な色を選んで、リップは明るく
8組
・五角形
・テーマ:スウィート
・顔が大きいので髪を前に持ってきて隠した
・前髪は斜めに
・アイシャドウはピンクとブルー
・マスカラは真ん中を濃く、リップはローズピンク
9組
・五角形
・髪はカールを作った
・前髪は直線的に
・全体的にメイクは薄く、リップも薄いピンクに
10 組
・逆三角
・テーマ:上品
・目が強くなりすぎるので、アイラインは描かなかった
・ヘアは前日の張先生の技術を使ってみた
11 組
・卵型
・テーマ:セクシー
・目じりをポイントに、リップはピンクで(服にも同じピンクを)
・つけまつげは自然なものを選んだ
97
・前髪は横に流した
12 組
・五角形
・頭の上の方にボリュームを
・可愛い感じ(可愛いだけでなく大人っぽく)
・服はピンク→アイシャドウにもピンクを
・ポイントは目(下瞼に茶色を)
12:15
12:32
12:48
13:05
13:08
13:15
13:19
モデル教室の前に集合
張委員コメント
・テーマと合っていてよかった
・事前にアセスメントシートに書いたものと結果が合っているかが重要。将来お客様とカウンセ
リングして、出来あがった結果と同じでなければならない。
・次はもっと細かい所も再現できるとよい
・将来良いデザイナーになりたかったらコミュニケーションやカウンセリングが重要
・技術と同時に創造力を磨くことが大切
津久間委員コメント
・お客様を一番魅力的に見せる事やモデルに喜んでもらえることが大切
・そのために技術や接客マナーも学ぶことが大切
・お客様に不快な思いをさせないために道具を清潔にしたり、綺麗なセッティングをすること
・技術者は自分自身も身だしなみに気をつけなければならない
・相モデルの時に自分が気付いたことを相手に伝えてあげてほしい
・今日の「顔型に合わせる」というテーマは難しいが、これを勉強する事によってお客様にも理
論的に説明する事が出来る。
張委員,津久間委員審査
(その間、学生アセスメントシート(After)とアンケートを記入)
魏先生と程先生全体へお話
表彰と賞品授与
三位 6組と5組
二位 2組
一位 12組
張委員お話
終了
98
2.3.2 韓国における講座の実施

講座の受講者(被験者)
韓国における実証講座は、東元大学ビューティデザイン系列の1年生 30 名
を対象に実施した。

講座の流れ
韓国における実証講座は、平成 26 年 10 月 21 日及び 22 日に実施した。その全体的な
流れは次の図のとおりである。
99

実際の実施経過
韓国における実証講座の実際の時間的な経過は次表の通りであった。
日付
2014/10/21(実証講座 1 日目)
場所
韓国
受講者
担当
時間
10:00
10:25
10:33
10:50
10:58
11:03
11:06
11:11
11:18
11:23
11:39
11:53
12:00
13:30
13:35
14:32
14:48
15:23
東元大学
508 教室(講義)、404 教室(デモンストレーション)
ビューティデザイン系列 (1年生 30 名)
メイン講師:張 芳茵
総合司会:カク
アシスタント・通訳:キム ナムヒ、キム
アシスタント:ジョン ボラ
モデル:キム アヨン
通訳・アセッサー:ソン ヨン
アセッサー:津久間 由美
記録・カメラ:蓑地 章子
へスク
授業内容
挨拶と自己紹介
・郭先生挨拶
・津久間先生挨拶
・張先生挨拶
・パワーポイントセッティング
金 ナムヒ先生、実証講座の趣旨と、アセスメントシートの説明
・Before,After,0~5 など
・学生アセスメントシート記入(Before,知識アセスメント)
パーソナルカラーについて PPT
・カラーの春夏秋冬
・TPO・顔型を総合的に配慮したカラーによる人物別のイメージ変え
顔型の 4 本の基本線(P16~20) PPT
・基本線の位置と長さ
・9 つの顔型、それぞれの 4 本線の長さの割合
各顔型の印象と特徴(P22~25) PPT
・丸顔~菱型(卵型を抜いた 8 つの顔型)
各顔型の髪型のデザインの対策(P26) PPT
・基本となる卵型と比べ、各顔型別髪型の強調すべき部分とボリュームを落とす部分
各前髪のデザインの印象(P30~32) PPT
・①~⑦の異なる前髪
顔型によって似合う前髪が異なる(P35~50) PPT
・丸顔~菱型(卵型を抜いた 8 つの顔型)
・顔型それぞれについて似合う前髪,似合わない前髪
事例 PPT
・日本での実証講座の Before 写真を見ながら解説
美女の黄金比率 PPT
・ポイントメイク(唇・眉・目・まつ毛)と全体のバランス、印象
顔似合う+心に似合う=ベストフィットの理論 PPT
・位置による印象と意識(上・中・下)
学生アセスメントシート記入(After,知識アセスメント)
午前終了 モデル仕込み(下地・ファンデーション等)
学生アセスメントシート記入(Before,実演結果予想)
メイク実演 (丸顔と面長のミックス)
・顔型の特徴から、欠点を補正するメイクとは
・かわいくしたいとき曲線を強調して
・かっこよくしたいときはラインなどで直線を強調
・1 人のモデルで2パターン(最初かわいく,次かっこよく変える)
休み時間 (ヘアかっこよくへの仕込み)
ヘアさらに整える
(かっこいい)完成
100
15:24
15:35
学生アセスメントシート記入(After)
回収、終了
日付
2014/10/22(実証講座 2 日目)
場所
韓国
対象
ビューティデザイン系列 (1年生 30 名)
メイン講師:張 芳茵
総合司会:カク
アシスタント・通訳:キム ナムヒ、キム
アシスタント:ジョン ボラ
通訳・アセッサー:ソン ヨン
アセッサー:津久間 由美
記録・カメラ:蓑地 章子
担当
東元大学
404 教室
時間
10:10
10:25
10:33
10:36
10:45
12:05
12:08
へスク
授業内容
作業開始
アセスメントシートの配布・記入(Before)
津久間先生、今日の予定の説明
張先生から注意事項
書き終わった人から続きを
・3人1組(メイク・ヘア同時進行)
・張先生、津久間先生、キムナムヒ先生、キムへスク先生1グループごとに聞き取り評価
各グループ完成
津久間先生発表について説明
張先生の発表についての説明
発表
1組
・五角形
テーマ:強烈なイメージ
・目はスモーキー
・おでこ・エラをを隠す
・鼻ハイライト
2組
・丸型・エラはってる
・テーマ:強烈なイメージ
・髪型は可愛く
・柔らかい感じになってしまった
3組
・五角形
・テーマ:大人っぽくセクシーに
・エラが張っているのでシェービング
・ハイライトを入れて立体感をだした
・目がきれいなのを強調した
4組
・卵型
・テーマ:セクシー
・都会の女性のイメージ
・頬骨があるので隠すようなヘア
・メイクはスモーキー、リップを赤く
5組
・四角形
・テーマ:花嫁
・メイクは全体的にピンク
四角形なので後ろで下して長くした
6組
・面長
テーマ:女性ボディーガード
・顔が可愛いので、アイラインを長めに
101
・チークを顎にもつけた
7組
・丸型
・テーマ:ナチュナルな都会の女性
・ウェーブ
・エラを隠す
・ブラウンのメイク
8組
・四角形
・テーマ:クールな都会の女性
シャープな感じ
リップは赤
9組
・卵型
・テーマ:セクシー
・目の間が狭いので目じりを強調
・ウェーブでセクシーを強調
・ヘア下のほうにウエイト
10組
・五角形
テーマ:新入生
・トップにボリューム出したかったがエクステでできない
・下にボリュームを出した
・新入生の活発な感じを出すため絵にオレンジのチーク
・目をはっきりさせるためにアイライを黒く
12:48
12:53
12:58
13:04
13:12
13:14
張委員,津久間委員審査
(その間、学生アセスメントシート(After)とアンケートを記入)
表象と賞品授与(津久間先生)
4位3番セクシー
4位10番かわいい
3位7番都会の女性
2位8番都会の女性
1位4番セクシー
張委員総評
津久間委員総評
カク先生挨拶
アンケート回収、終了
102
2.4 効果の実証
2.4.1 アセスメントの結果(台湾実証講座)

知識アセスメント
以下、知識アセスメントの結果を示す。いずれも、1 日目講座の実施前(Before)の
アセスメントに対して、実施後(After)のアセスメントがどのように変化したかを中心
に分析した。
 項目ごとの Before・After 比較
 各項目について大きな伸びを観察できた。
 ヘアよりメイクの方が事前アセスメントのレベル高かったが、事後ではほぼ同水準
になった。
103
 受講者ごとの Before・After 比較(ヘア領域)
 殆どの受講者について大きな伸びを観察できた。
104
 受講者ごとの Before・After 比較(メイク領域)

殆どの受講者が伸びているが、事後が未回答の受講者も数人いる

メイクはヘアに比べて事前アセスメントのレベルが高めであるが、ある程度の伸び
を観察できた。
105

スキルアセスメント
以下、スキルアセスメントの結果を示す。知識アセスメントの場合と同様、2 日目講
座の実施前(Before)のアセスメントに対して、実施後(After)のアセスメントがどの
ように変化したかを中心に分析した。
 項目ごとの Before・After 比較
 全体に伸びを観察できる。
 特にこの項目というものはなく、After の自己評価の平均スコアが 1.8~2.3 の範囲
におさまる均一性を観察できる。
106
 受講者ごとの Before・After 比較(ヘア領域)
 多くの受講者について伸びを観察できるものの、数人のダウン評価もある。
107
 受講者ごとの Before・After 比較(メイク領域)
 多くの受講者について伸びを観察できるものの、数人のダウン評価もある。
108
2.4.2 評価の結果(台湾実証講座)

受講者による評価
以下は、評価シート(受講者用)の各質問に対する回答状況をグラフとして示したも
のである。
 全体として高い評価を得た。
 全体に、「まあそう思う」以上が多いが、知識、スキルに関する項目では「あまり
そう思わない」以下も若干名いる。

アセッサーによる評価
以下は、アセッサー(津久間委員)による評価結果である。
No
1
評価項目
記入欄
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観
顔型に合うヘアースタイルについては良いが、メイク
点から)
に関してはほとんど入っていないので、メイクテクニ
知識アセスメントの項目として追加したい
ックによる顔の印象を変える方法を少し加えても。
もの
2
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観
“前髪による印象の変化”はイラストが充実し解りや
点から)
すいが、ヘアースタイルの部分では写真などで例があ
スキルアセスメントの項目として追加した
るとよいのでは。
いもの
109
No
3
評価項目
受講者の取組み状況について感じたこと
記入欄
とても熱心に取り組んでいた。パワーポイントでの説
明では必死にメモを取っていた。実習においてもやる
気あふれ、アドバイスにも素直に対応していた。
4
講座内容と受講者のレベルマッチングに関
美容を学ぶ学生にとっては、ヘアースタイルを考えた
する意見
り、デザインにする上で必要な基礎なので、光復高級
中学の学生にはマッチしている。
5
(アセッサーとして感じた)時間配分の適切
1 日目、午前中のレクチャーはボリュームがあり、生
性
徒の理解度にも不安が残った気がした。午後のデモン
ストレーションは長く感じたので、モデル 1 名でもよ
かったのではないか。60 分、長くても 90 分ごとの休
憩は必要。
6
(アセッサーとして感じた)環境設定の適切
特に問題なく良かった。
性
7
8
(アセッサーとして感じた)講師・アシスタ
技術・知識において、学生のあこがれるスキルと、魅
ントの適切性
力ある人間性はすばらしく、通訳なしで講師の母国語
(他者評価)
でできることも良い。
(アセッサーとして感じた)テキストの適切
テキストの内容は興味深く、解りやすい。接客、カウ
性
ンセリングをする上で、理論立てて説明するために必
要なスキルです。
9
(アセッサーとして感じた)改善点・要望等
全体的にもボリュ-ムがあり、経験の浅い学生、受講
の意見
生にとっては、難しい内容なので、それぞれにレジメ
があった方が理解しやすかったのでは。
10
その他自由意見
パワーポイントだけでなく、内容の説明を受講生の顔
を例にして説明すると、より解りやすい。パワーポイ
ントを利用すると一方通行になりやすく、受講生は常
に受け身になるので、参加型にしていくと理解がより
深まるのではないか。
1,2 に関して
講座で使用するテキストのイラストや写真について
は、同じアジアの国でも、流行や好みの差があるので、
受講生の感じ方、受ける印象が違ってくる。特にヘア
ー、メイクの世界は、理屈より好みが勝るので、理想
としては、その国に合ったものを準備したい。
受講する学生のレベルを各国で統一することは難し
いが、予め持っているスキルの差は、結果に大きく影
響するのではないか。
今回のテーマ“顔型に応じたヘアー、メイク”の内容
は、ヘアーデザインを考える上で必要な基礎知識なの
で、とても重要。初心者にはベーシックスキルとして、
経験者には知識の再確認ができる。
接客、カウンセリングする上で、理論的に理解するこ
とは説明に役立ち、相手にとっても納得しやすい。
2.4.3 アセスメントの結果(韓国実証講座)
110

知識アセスメント
以下、知識アセスメントの結果を示す。いずれも、1 日目講座の実施前(Before)の
アセスメントに対して、実施後(After)のアセスメントがどのように変化したかを中心
に分析した。
 項目ごとの Before・After 比較
 各項目について大きな伸びを観察できた。
111
 受講者ごとの Before・After 比較(ヘア領域)
 殆どの受講者について大きな伸びを観察できた。
 事前、事後とも、受講生ごとに評価レベルのバラつきが大きい。
112
 受講者ごとの Before・After 比較(メイク領域)
 殆どの受講者について大きな伸びを観察できた。
113

スキルアセスメント
以下、スキルアセスメントの結果を示す。知識アセスメントの場合と同様、2 日目講
座の実施前(Before)のアセスメントに対して、実施後(After)のアセスメントがどの
ように変化したかを中心に分析した。
 項目ごとの Before・After 比較
 すべての項目について大きな伸びを観察できた。
 全項目とも、事前アセスメントスコアが 2 点未満であったのが、事後においては 2
点以上になった。
114
 受講者ごとの Before・After 比較(ヘア領域)
 大きく伸びたと感じる者とそうでない者に二分される傾向が見られた。
 No.1、No.10 の受講者はダウン評価である。No.4、No.24 は事前・事後ともに未回答、
No.25 は事後が未回答である。
115
 受講者ごとの Before・After 比較(メイク領域)
 伸びたと感じた受講者がほとんどであるが、変化なしの評価やダウン評価の受講生
もいる。
 No.6 の受講者はダウン評価である。No.24 は事前・事後ともに未回答、No.4、No.25
は事後が未回答である。
116
2.4.4 評価の結果(韓国実証講座)
以下は、評価シート(受講者用)の各質問に対する回答状況をグラフとして示したも
のである。
 全体として高評価であった。
 全体的に、「まあそう思う」以上が多いが、「あまりそう思わない」とする受講者
も若干名いた。

アセッサーによる評価
以下は、アセッサー(津久間委員)による評価結果である。
No
1
評価項目
記入欄
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観
顔型といっても正面から見た形、横から見た形があ
点から)
る。また、形として欠点が目立つ場合の例もあっても
知識アセスメントの項目として追加したい
良いのではないか。
もの
2
(顔型に合わせたヘアスタイル・メイクの観
韓国では特に個人の好みが強く、他を受け入れたくな
点から)
い雰囲気があった。内容は問題なくイラストや写真を
スキルアセスメントの項目として追加した
その国に合わせて準備しても良いのでは。
いもの
3
受講者の取組み状況について感じたこと
取り組みについては個人差があるが、普通の大学生の
117
No
評価項目
記入欄
反応だと思った。
4
講座内容と受講者のレベルマッチングに関
受講者のスキルは未熟だが、ヘアー、メイクの好み、
する意見
興味はとても強く、偏っているため、講座内容は理解
しても、表現するところまでいかなかった。
5
(アセッサーとして感じた)時間配分の適切
講師は日本語通訳を入れての講義だったため、前回よ
性
り短縮した内容にしたので、時間的には適切だったと
思う。
6
(アセッサーとして感じた)環境設定の適切
1 日目前半の講義では、レクチャーだけ受講する学生
性
がいたが、後方に分けて着席させていれば、雰囲気が
変わったかもしれない。
7
8
(アセッサーとして感じた)講師・アシスタ
韓国の学校で、中国人の講師という難しいシチュエー
ントの適切性
ションであったと思うが、講師、通訳は、良い授業を
(他者評価)
した。
(アセッサーとして感じた)テキストの適切
テキストのイラストや写真から受けるイメージが、韓
性
国の学生には感性の違いから受け入れにくい所があ
ったようだ。
9
(アセッサーとして感じた)改善点・要望等
準備段階において、通訳を誰がやるのか、どのような
の意見
段取りで進行するのか、いろいろな原因はあったが、
準備やコミュニケーション不足のところがあった。そ
んな中でも、なんとか実証講座の目的は達成すること
ができたと思う。
10
その他自由意見
118
3 女性の学び直し講座の開発
3.1 講座開発の考え方

背景
文部科学省「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」では、26 年
度から、要綱に示された職域プロジェクトの「取組例」として、「女性の学び直しプロ
グラム」が追加された。以下はその内容である。
⑤ 女性の学び直しプログラム
○ 男女共同参画センター等との連携強化により、育児休業中や育児休業から復帰直
後の女性、子育てのために長期間離職している女性を対象に、就労、キャリアアッ
プ、キャリア転換に必要な実践的な知識・技術・技能を身に付けるための教育プロ
グラムを開発・実証する。
・女性関連施設等と教育機関、ハローワーク等が協働して、女性の復職等につながる
教育プログラムを開発
・開発・実証にあたっては、女性関連施設等が行う再就職に向けた不安解消等や再就
職後のライフプランニング支援等との連携や、託児サービスなど、女性の学びやす
い学習環境に配慮
また、平成 27 年 1 月 14 日に閣議決定された 27 年度の「文部科学省関係予算(案)主要
事項」の中では、「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」の予算
が「女性の活躍推進等のための環境整備」カテゴリーに分類・掲載されている。
そこでは、当該事業の果たすべき役割として、「専修学校、大学、大学院、短期大学、
高等専門学校、高等学校等と産業界等が産学官コンーソシアムを組織し、その下で職域
プロジェクトを展開し、協働して、就労、キャリアアップ、キャリア転換を目指す社会
人、育児休業中や子育てのために離職中の女性、生徒・学生等に必要な実践的な知識・
技術・技能を身につけるための学習システム等を構築する。そのような取組を通じて成
長分野等における中核的専門人材や高度人材の養成を図る。」とある 11。
本プロジェクトとの関係でいえば、構築したキャリアフレームワーク、特に、「学習
11
平成 27 年度「文部科学省関係予算(案)主要事項」、
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2015/01/21/1354604_1.pdf
119
より
ユニット」や「講座・科目」を、女性の学び直しニーズに該当する部分へ適用を図れる
かがポイントになる。
いずれにしても、まず、育児休職などに直面した(直面する可能性がある)女性美容
師にとって、どのような「学び直し講座」が期待されるか、また、そこでは、この講座
の特性を考慮したどのような配慮が期待されるかを明らかにする必要がある。
直感的には、「育児休業中や子育てのために離職中の女性美容師」という具体的な条
件の下では、離職期間の間に新しく登場した技術や商品に関する知識の習得講座、休職
状態で鈍ったかもしれない美容師としての技能の確認などを図るための講座にニーズ
があると思われる。また、特に、育児期間における休職であれば、子どもの扱いに対す
る配慮が求められることも想像に難くない。

美容師側から見たニーズ
本コンソーシアムでは、26 年度事業の末期(1 月)に、14 名の美容師(有効回答 12
名)に対してアンケートを実施し、12 名の美容師から有効回答を得た(休職経験「あり」
と「なし」が 6 名ずつ)。
その結果を分析した結果、休職した美容師のための復職講座という位置づけでは、講
座の内容及び講座に求められる配慮は、次のようにまとめることができる。
A
B
講座の内容
A1
持っているスキル・技術の「確認」「復習」をしたい
A2
新しい技術や「流行」に関する知識を獲得したい
講座に求められる配慮
B1
託児所の提供等、「子ども」の取扱いに配慮を求めたい
B2
学習しやすい時間帯、学習に係る経費負担などを考慮してほしい
A、B ともに、事前にある程度想定されていたものであったが、ニーズ調査の結果、
その想定が裏付けられたといってよいだろう。

講座の内容に関する考え方
A1(技術の確認・復習)について、休職中の美容師に向けた「復職プログラム」の開
発では、本プロジェクトで構築しているキャリアフレームワークが即役立つ。すなわち、
自身のスキル・知識が、キャリアフレームワークの定義する「スキル・知識体系」「学
習ユニット」に照らして、どの位置づけにあるか、何を学習すべきか、一つひとつ確認
するために役立つ。また、「講座・科目」として定義されたものを、ミクロ的なニーズ
に合わせて改変することによって、講座開発の手間も大きく省ける。さらに、「キャリ
120
アアセスメント」の仕組みを活用することによって、それぞれの美容師のスキル・技術
をフォーマライズすることもしやすくなる。以上の考え方を適用した講座企画の例は、
次節で示す。
A2(新しい技術や流行)については、獲得した知識が日常的に変化するものであるか
ら、キャリアフレームワークの中で具体的に定義することは難しい。例えば、「新しい
薬剤」であれば、メーカーが実施する研修をタイムリーに受講する、「最近の流行」で
あれば、ディーラーなどが主催するセミナーを受講したり、ファッション系の雑誌やセ
ミナーを参照したりするなどが考えられる。ただ、このような知識の獲得や事項の学習
機会を、個人ごとに追うことは効率的でない。新しい知識の獲得や事項の学習のために、
情報を集約した Web サイトの開設や、メーカーやディーラーによる映像配信など、情報
システムの活用によって効率化することが期待される。とはいえ、当面、本コンソーシ
アムの構成機関であるメーカーやディーラーにも協力を求め、A2 のニーズに叶う短期的
なセミナーなどの活用を図るべきと考えられる。そのようなセミナーの実際例を次節に
示す。

講座に求められる配慮に関する考え方
B1(子どもの取扱い)については、講座の実施場所が具体的に特定されていれば、個
別の託児所との連携を模索することが必要になる。ある程度の地域範囲における一般的
な講座の展開を図る上では、各地域の「男女共同参画センター」との連携を模索すべき
であろう。いずれにしても、講座の具体的な形を詰めつつ模索することになるであろう。
まずは、主催者が実施しやすい状況の下で、一つひとつ実績を積み上げていくことが肝
要である。
B2(時間と経済的負担)について、まず、実施タイミングとして、子育てを前提に考
えれば、日中に講座を実施することは必須要件になろう。その要件よりも、時間・期間
も大きなファクターになる。A1 タイプの講座であれば、どうしてもある程度の時間がか
かると想定されるが、オンライン学習の導入、キャリアフレームワークの活用などによ
って、可能な限り講座の内容をモジュール化し、時間を分散しつつ、研修の実施側に負
担とならないような工夫が求められる。A2 タイプの講座は、短期的なセミナー形式が主
体であるから、時間・期間の問題はクリアしやすいと思われるが、オンライン学習機会
の提供などによって、より効率化を図ることが、恒常的な普及につながると思われる。
なお、時間と経済的な負担の関係については、美容師が特定の美容サロンに雇用されて
いる状況の下での休職期間中に受講することを前提にするなら、その雇用条件下でこな
せる範囲の学習時間・時間を設定することによってクリアすべき問題であると考えられ
る。要は、効率性、生産性の問題である。
121
3.2 講座企画の例
以下、当面、休職中の美容師の復職プログラムを開発することに絞って、本プロジェ
クトで検討した講座企画の事例を示す。なお、この検討は、国内における通常の美容サ
ロンにおける一般的な美容師に対して共通すると想定される領域の範囲で行ったので、
基本的に、ヘア、メイク領域に限定した検討となっている。
3.2.1 構築したキャリアフレームワークを適用した例

ヘアの技術確認プログラム
学び直しニーズとして上げられた「技術の確認」の視点から、ヘア・スキルとして構
築したキャリアフレームワークを適用すると、次のような学び直しコースが考えられる
(No.1~10)。また、もう一つのニーズである「最近の技術動向」の視点からもいくつかの
学び直しコースが考えられる(No.11~13)。
対象
No
1
2
3
4
5
6
7
コース名
シャンプー
学び直しコース
カラー
学び直しコース
目的
期間
技術分野
アシス
スタイ
シャン
タント
リスト
プー
◯
カラー
パーマ
シャンプー施術の手順確認と評価
1day
◯
◯
カラー塗布技術の手順確認と評価
1day
◯
◯
2days
◯
◯
◯
1day
◯
◯
◯
1day
◯
◯
◯
1day
◯
◯
1day
◯
◯
◯
2days
◯
◯
◯
カールパーマ
ワインディング、カールデザイン基礎の手
学び直しコース
順確認と評価
ストレートパーマ
塗布、時間管理、ストレートブローの手順
学び直しコース
確認と評価
縮毛矯正パーマ
塗布、時間管理、アイロンの手順確認と評
学び直しコース
価
ブロー
レイヤーボブ、ショートレイヤーブロー手順
学び直しコース
の確認と評価
シャンプーブロー
シャンプー、ブロー共に経験が十分な方対
学び直しコース
象。評価後の修正は必要最低限。
ブロー
カット
カット&
パーマ
◯
◯
◯
アシスタント業務を中心に再点検をしたい
8
アシスタント業務
方にオススメのコース。シャンプー、ブロ
学び直しコース
ー、カラー、パーマのヘルプもしくは単独で
◯
◯
◯
の施術が可能か再確認します。
9
10
11
12
カット
基本的なカット技術とデザイン力の確認と
学び直しコース
評価。
カット&パーマ
カット技術だけではなく、カットとパーマのデ
デザインコース
ザイン力を確認し評価する。
トレンドフォローアッ
プ カラーコース
トレンドフォローアッ
プ カットコース
2days
◯
◯
3days
◯
◯
2days
◯
3days
◯
◯
3days
◯
◯
◯
最近のカラーデザイン、サロンでのトレンド
を把握し、実践することができるか確認し
◯
評価する。
最近のカットデザイン、サロンでのトレンド
を把握し、実践することができるか確認し
評価する。
トレンドフォローアッ 最近のカット&パーマデザイン、サロンで
13
プ カット&カールコ のトレンドを把握し、実践することができる
ース
か確認し評価する。
122
◯
これらのうち、「8
アシスタント業務学び直しコース」であれば、その具体的内容
は次のように考えられる。

概要
シャンプーや技術者の施術補助などの業務の学び直し
 目標・目的
アシスト業務に従事する予定の方が受講することで、支障なく業務を始められるようにするため
1. アシスタント業務経験者には、以前の感覚を取り戻すことを目的とする
2. スタイリストも新たな職場に就職するる際は、スタイリスト業務だけではなくアシスタント業
務に携わることが考えられる。アシスタント業務のコースを再受講することで、感覚を取り戻
して支障なく業務に従事することを目的としている。
3. サロンや個人によって、仕事の手順や方法は異なると思われるが、学び直しをすることで基本
の手順、方法を再確認することができる。
 コース内容
アシスト業務の学び直しコースである。
1. シャンプー:一連の手順のをショートヘア、ロングヘアのモデルで確認。
2. カラー :基礎技術、グレイカラー、ファッションカラー、ヘルプ
3. パーマ :基本技術、ヘルプ、C カール、S カール
4. ブロー:ハンドブロー、レイヤーボブ、ショートレイヤー
 評価の方法・基準
キャリアアセスメントの方法に従う所要時間
【1 日目】
シャンプー:120 分
ショート
ロング
カラー:120 分
基礎技術
グレイカラー
ファションカラー
ヘルプ
【2 日目】
パーマ:120 分
基本技術
ヘルプ
C カール
S カール
ブロー:120 分
ハンドブロー:
レイヤーボブ:
ショートレイヤー:
123

メイクのレベル確認プログラム
これは、本プロジェクトで構築中のキャリアフレームワークのうち、メイク領域の「講
座・科目」として定義されたもの(1.5.2 に掲載)そのものである。以下、学習単元部分
を再掲する。
 メイク
レベル 1 講座
学習単元 ID
MK00101
MK00102
学習単元
ガイダンス(メイクをする前に)、顔
学習方法
学習時間
メイクアップアーティストとしての心構え、接客マナー、メイ 講義、デモ、実習
学習内容概要
3
の名称、フェースプロポーション
ク小道具、顔の名称、フェースプロポーション
ベースメイクアップ(1)
スキンケア、メイクアップベース、コントロールカラー、ファ
講義、デモ、実習
3
リキッドファンデーションテクニック、ファンデーションの色、 講義、デモ、実習
3
ンデーションの種類、ファンデーションテクニック
MK00103
ベースメイクアップ(2)
フェースパウダー
MK00104
目元、眉
アイシャドウ、アイライン、マスカラ、アイブロウ、眉の位置 講義、デモ、実習
MK00105
リップ、仕上げ
口紅の種類、リップテクニック、チーク、ハイライト、シャドウ 講義、デモ、実習
3
MK00106
フルメイク(1)
ベースから仕上げまで
実習
3
MK00107
フルメイク(2)
相モデル、40 分でフルメイク
実習
3
MK00108
フルメイク(3)
相モデル、40 分でフルメイク
実習
3
MK00109
フルメイク(4)
相モデル、40 分でフルメイク
実習
3
MK00110
アセスメント
テスト、実技試験
3
MK00111
男性メイク
男性らしく、自然な仕上がりに
講義、デモ、実習
3
MK00112
和装メイク(1)
着物に似合うメイクアップ、振袖、訪問着、付け下げ、小紋など
講義、デモ、実習
3
MK00113
和装メイク(2)
着物に似合うメイクアップ、振袖、訪問着、付け下げ、小紋など
講義、デモ、実習
3
MK00114
ステージメイクアップ
ステージメイクアップの基本、ベース、立体感、ポイントメイク
講義、デモ、実習
3
MK00115
色彩
基礎知識、色相、配色など
講義、デモ、実習
3
 メイク
レベル 2 講座
学習単元 ID
MK00201
3
学習単元
ガイダンス、イメージのとらえ方に
学習内容概要
イメージのとらえ方、イメージ創りについて
学習方法
学習時間
講義、デモ、実習
3
ついて
MK00202
レベル 1 の復習
講義、デモ、実習
3
MK00203
ベースメイクアップ・スキントラブル 肌の質感、ベースメイクの化粧品について、スキントラブ
講義、デモ、実習
3
講義、デモ、実習
3
講義、デモ、実習
3
テクニック(1)
MK00204
ル隠し、シミ、ニキビ、くすみなど
ベースメイクアップ・スキントラブル 修整メイク、スキントラブル隠し、髭、刺青
テクニック(2)
MK00205
目元
アイメイクデモ、アイシャドウデザイン、アイラッシュ、つけ
まつげの効果
MK00206
眉
眉、毛流、形、位置、色、トリミング
講義、デモ、実習
3
MK00207
口元
リップテクニック、リップ修整
講義、デモ、実習
3
MK00208
顔の特徴のとらえ方
顔の配置、8 つの顔、配置、顔の特徴を捉える
講義、デモ、実習
3
MK00209
仕上げ
チークテクニック、シャドウ・ハイライトテクニック
講義、デモ、実習
3
MK00210
色彩
色相対比・照度対比の効果、コスチューム 照明とメイク
講義、デモ、実習
3
の関係
MK00211
ブライダル(1)
ブライダル 洋装
講義、デモ、実習
3
MK00212
ブライダル(2)
ブライダル 和装
講義、デモ、実習
3
MK00213
皮膚のメカニズム(1)
講義、デモ、実習
3
MK00214
皮膚のメカニズム(2)
講義、デモ、実習
3
MK00215
アセスメント
テスト、実技試験
3
124
 メイク
レベル 3 講座
学習単元 ID
学習単元
学習方法
学習時間
講義、デモ、実習
3
レベル 2 の復習
講義、デモ、実習
3
メイクアップ理論とイメージメイクアップ(1) 長い顔・短い顔、細い顔・広い顔
講義、デモ、実習
3
MK00304
メイクアップドール(1)
実習
3
MK00305
メイクアップ理論とイメージメイクアップ(2) フェースライン、配置
講義、デモ、実習
3
MK00306
メイクアップドール(2)
実習
3
MK00307
メイクアップ理論とイメージメイクアップ(3) 表情の表現
講義、デモ、実習
3
MK00308
メイクアップドール(3)
実習
3
MK00309
メイクアップ理論とイメージメイクアップ(4) シーン別
講義、デモ、実習
3
MK00310
メイクアップドール(4)
実習
3
MK00311
色彩
講義、デモ、実習
3
MK00312
メイクアップドール(5)
実習
3
MK00313
加齢とメイクアップ(1)
講義、デモ、実習
3
MK00314
メイクアップドール(6)
実習
3
MK00315
加齢とメイクアップ(2)
講義、デモ、実習
3
MK00316
メイクアップドール(7)
実習
3
MK00317
複合トラブル解決(1)
講義、デモ、実習
3
MK00318
メイクアップドール(8)
実習
3
MK00319
複合トラブル解決(2)
講義、デモ、実習
3
MK00320
メイクアップドール(9)
実習
3
MK00321
メディカルメイクアップ
講義、デモ、実習
3
MK00322
メイクアップドール(10)
実習
3
MK00323
特殊メイクアップ
講義、デモ、実習
3
MK00324
メイクアップドール(11)
実習
3
MK00325
ボディメイクアップ(1)
トラブルを目立たなくする、日焼け肌に見せる
講義、デモ、実習
3
MK00326
ボディメイクアップ(2)
装飾的なメイクアップ、全般的な注意点
講義、デモ、実習
3
MK00327
カウンセリング(1)
観察テクニック
講義、デモ、実習
3
MK00328
カウンセリング(2)
技術指導、販売現場、カルテ作り
講義、デモ、実習
3
MK00329
デモンストレーション
デモンストレーションの実際
講義、デモ、実習
3
MK00330
アセスメント
テスト、実技試験
3
MK00301
ガイダンス
MK00302
MK00303
学習内容概要
レベル 3 の全体像
色の名前、色マップ
基本
身体の変化への対応
首が黒い&太り気味など
目小さい&色白&ソバカスなど
褐色・青味・赤み・白みなどのトラブル解決
古傷、切り傷、水ぶくれ、火傷などのカバー
3.2.2 構築したキャリアフレームワークとの整合性が検討可能な例
本プロジェクトでは、メーカーやディーラー、業界団体が実際に行ったセミナーのう
ち、構築したキャリアフレームワークとの整合性をとることが可能で、かつ、休職中の
美容師の復職プログラムに転用可能な要素を持っていると判断されるものをリストア
ップした。これらのうち、実際に行われていて、かつ、本プロジェクトが構築したキャ
リアフレームワークのスキル・知識体系、学習ユニット、講座・科目、キャリアアセス
メントなどとの整合性が高く、女性の学び直し講座への発展が期待できる事例の一つと
して、日本パーマ協会が行っているセミナーの概要を例示する。
125
●パーマイノベーター認定制度
日本パーマ協会は、新たなパーマ文化創造のため、技術的なプロセスについて共通の
認識を広めることを目的として、パーマイノベーターの育成をしている。
パーマイノベーターには、アドバンスとクリエイティブの 2 つのレベルがある。それ
ぞれに認定試験を設け、アドバンスコースに合格したパーマイノベーターには、パーマ
協会のアドバンスコースまでのセミナーを各支部、本部事務局から依頼を受けて講師と
してセミナーを開催することができる。
●セミナーのカリキュラム一覧
パーマ協会では、下表に示すセミナーを開催している(平成 27 年 2 月現在)。
セミナー
ベーシック
概要
基礎知識(薬剤、理論)、
基礎技術(ノーテンションのワインディング)
アドバンス 1
デザイン A のカットと C カールを活かす提案の仕方
アドバンス 2
デザイン B のカットと C カールを活かす提案の仕方
アドバンス 3
デザイン C のカットと C カールを活かす提案の仕方
アドバンス 4
デザイン D のカットと C カールを活かす提案の仕方
アドバンス認定試験
(アドバンスコース 4 までを受講した人に受講資格)
クリエイティブ 1
デザイン A に S・J カールのスタイル提案
クリエイティブ 2
デザイン C に S・J カールのスタイル提案
クリエイティブ 3
デザイン D に S・J カールのスタイル提案
クリエイティブ 4
デザイン E に S・J カールのスタイル提案
クリエイティブ認定試験
(クリエイティブコース 4 までを受講人に受講資格)
モデル実習
(各支部により内容は異なる)
※パーマ協会のベーシックデザイン
デザイン A:グラデーションベースにレイヤーをつけたレイヤースタイル
デザイン B:レイヤーボブに顔まわりシャギーの入ったスタイル
デザイン C:ショートグラボブ
デザイン D:ショートレイヤー
デザイン E:ハイレイヤーボブ
126
●各セミナーに関する基本情報
ベーシック
項目
概
内容
要
基礎技術、パーマの基本理論と実技(ノーテンション巻き)
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
50mm~23mm までを各 7 本(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
ウィッグは事前に展開図の指示の長さにカットして持参
考
アドバンス 1
項目
概
内容
要
デザイン A のカットに C カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
50mm~23mm までを各 7 本(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
アドバンス 2
項目
概
内容
要
デザイン B のカットに C カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
50mm~20mm までを各 7 本(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
アドバンス 3
項目
概
内容
要
デザイン C のカットに C カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
40mm~8mm までを各 5 本(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
アドバンス 4
項目
概
内容
要
デザイン D のカットに C カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
32mm~8mm までを各 7 本(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
127
クリエイティブ 1
項目
概
内容
要
デザイン A のカットに S・J カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
29mm・26mm を各 1 本。15 mm~13.5 mm までを各 6 本
(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
クリエイティブ 2
項目
概
内容
要
デザイン C のカットに S・J カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
26mm・23mm を各 3 本。15 mm~8 mm までを各 10 本
(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
クリエイティブ 3
項目
概
内容
要
デザイン D のカットに S・J カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
20mm~8mm を各 10 本(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
クリエイティブ 4
項目
概
内容
要
デザイン E のカットに S・J カールスタイル
所 要 時 間
3 時間
使 用 ロ ッ ド
23mm、20mm、17mm、15mm、13.5 mm を各 10 本
(ニューエバーロッド F 型スーパービッグ推奨)
備
考
128
アドバンス認定試験
項目
内容
所 要 時 間
2 日間(12 時間)
使 用 ロ ッ ド
50mm~8mm を各 10 本
ウ ィ ッ グ
新品ウィッグ 3 台
内
容
デザイン A、B、C、D のカットに C カール(2 日目は修正、再評価)
備
考
クリエイティブ認定試験
項目
内容
所 要 時 間
2 日間(12 時間)
使 用 ロ ッ ド
35mm~26mm を各 5 本、23mm~8mm を各 10 本
ウ ィ ッ グ
新品ウィッグ 4 台
内
容
デザイン A、C、D、E のカットに C カール(2 日目は修正、再評価)
備
考
※パーマセミナーにおける基本的な持ち物


ウィッグ(推奨ウィッグをセミナー案内の際に提示)
ブリーチ剤を使って、8から 10 レベルに染めておく。(セミナーでヘアカラーをウィッグに施す理由は、
実際の人間と同様に、髪にヘアカラーによるダメージをさせる事が目的。)

ロッド:セミナー、デザインによって異なる。

ワインディング道具一式
ワインディングペーパー・ゴム・リングコーム

トレイ付きスタンドクランプ

タオル

レジャーシート

延長コード

ドライヤー

タイマー

スプレイヤー3 個
1 液と 2 液を入れるため、水スプレー
129
4 ホームページの公開
本事業は「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」の「クリエイ
ティブコンソーシアム(美容)」における職域プロジェクトの一つとして実施されている。
平成 27 年 1 月 9 日、事業成果の普及を目的としたコンソーシアムのホームページ
http://www.beauty-skill.net/
がオープンしたことに合わせて、本事業の成果を報告するページも公開した。
クリエイティブコンソーシアム(美容)のホームページは、次のようなものである。
130
このホームページでは、どのページにもメニューを配置しており、本職域プロジェク
トに関わるメニュー要素は、「プロジェクト」「海外普及」「キャリアフレームワーク」
の 3 つである。
■「プロジェクト」のページ
「プロジェクト」のページの主要部分は、次図のとおりである。
ページ中の図は、本年度において実施されている職域プロジェクトとコンソーシアム
との関係を示している。その下にある「プロジェクト 1」は本事業を表し、本事業の実
績に関する情報を表示している。
131
■「海外普及」のページ
「海外普及」のページの主要部分は、次図のとおりである。
このページは、本事業成果の海外普及に関わる内容を公開するために用意したもので
ある。現状では、
・平成 25 年度事業において実施した、中国及び日本における実証講座
・平成 26 年度事業において実施した、台湾及び韓国における実証講座
の実施内容や結果、評価等に関する情報を掲載している。
132
■「キャリアフレームワーク」のページ
「海外普及」のページの主要部分は、次図のとおりである。
このページでは、キャリアフレームワークの全体像を説明し、続いて、同フレームワ
ークの要素の構築状況を公開している。
今後、本事業の成果の公開や、本事業推進にあたっての周知事項の公開(講座や成果
報告会の開催案内など)は、このホームページを通じて行っていく。また、海外への普
及のために、外国人がこのホームページを閲覧することを意識した編集も行っていく。
133
平 成 26 年 度 文 部 科 学 省
成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業
美容師のための
キャリアフレームワークと
教育プログラムの構築
およびその海外への普及
事業成果報告書
発行日
発行者
平 成 27 年 2 月
学校法人メイ・ウシヤマ学園
ハリウッド大学院大学
〒 106-8541 東 京 都 港 区 六 本 木 6-4-1 六 本 木 ヒ ル ズ ハ リ ウ ッ ド プ ラ ザ
■禁無断転載■
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