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首都大学東京私費外国人留学生奨学金受給候補者の推薦選考に関する

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首都大学東京私費外国人留学生奨学金受給候補者の推薦選考に関する
首都大学東京私費外国人留学生奨学金受給候補者の推薦選考に関する要項
平成 26 年3月 31 日
25 首都大管国第 1226 号
(目的)
第1条 この要項は、各種奨学会・財団・団体等(以下「奨学会」という。
)による私費外
国人留学生のための奨学金につき、大学が推薦する奨学金受給候補者の公正な選考並び
に受給機会の均等及び公平の確保のために必要な事項を定めることを目的とする。
(定義)
第2条
この要項において、次の各号に掲げる用語の意義は、次の各号に定めるところに
よる。
(1) 私費外国人留学生
外国人留学生のうち国費奨学金を受給していない者。
(2) 外国人留学生奨学金
私費外国人留学生に対して奨学会が支給する奨学金(私費
外国人留学生学習奨励費および国内採用による国費外国人
留学生を除く)のうち、大学を経由して申請するもの。
(3) 大学推薦による奨学金
外国人留学生奨学金のうち、大学による推薦枠のあるもの。
(4) 一括申請による奨学金
外国人留学生奨学金のうち、大学による推薦枠のないもの。
(事前登録)
第3条 外国人留学生奨学金に応募する者は、国際課にて事前登録をしなくてはならない。
2 事前登録をしようとするものは、別に定める推薦基準を満たしていなければならない。
3 事前登録は、以下の期日までに行わなくてはならない。
(1) 新入生(4月入学者)
4月初旬の国際課が指定した期日
(2) 新入生(10 月入学者)
10 月初旬の国際課が指定した期日
(3) 在学生
3月中旬の国際課が指定した期日
(4) 在学生(前年度 10 月に
10 月初旬の国際課が指定した期日
事前登録を行った者)
4 事前登録の有効期間は、登録月を含め 12 か月とする。いったん登録した内容は、変更
することができない。
5 前項の有効期間が過ぎたとき、事前登録は失効する。
(25 首都大管国第 1384 号・一部改正)
(応募資格)
第4条
外国人留学生奨学金に応募するものは、次の各号に掲げる要件をすべて満たして
いなくてはならない。
(1) 第3条第1項の事前登録をしていること。
(2) 推薦を受けようとする奨学会の応募要件を満たしていること。
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(3) 応募時点で、他の奨学金に応募していないこと。
(4) 応募する外国人留学生奨学金の給付期間が、受給が決まっている他の奨学金(月額4
万円以上)の給付期間と重複していないこと。
(5) 過去に奨学金申請に関する不正、あるいは首都大学東京私費外国人留学生の奨学金推
薦方針に違背する非違行為をし、留学生・留学委員会により応募資格停止の処分を受
けた者については、その資格停止の期間を終えていること。
(選考のための資料)
第5条 大学推薦による奨学金の選考は、次の各号に定める資料に基づくものとする。
(1) 学業成績についての資料は、以下の範囲のものとする。なお、学業成績の評価点の算
出方法は、別に定める。
ア 在学生は、前年度に履修したもの。ただし、10 月入学者については、さかのぼっ
た直近2期に履修したもの
イ
新入生は、前課程の最終学年に履修したもの
ウ
成績証明書等に履修年度の記載がない場合は、全課程において履修したもの
エ
単位制をとらない場合は、科目数を単位数に置き換えて算出する。
(2) 奨学金受給開始時の学年(以下「在籍年次」という。)
(3) 当該課程における修得単位の総数(以下「総単位数」という。)
(4) 住居費負担の有無(以下「住居費負担」という。)
住居費負担についての資料は、本学の学生宿舎(寄宿舎・学生寮・国際交流会館な
ど)への入居状況による。学生宿舎への入居許可を得ていないものは、住居費を自己
負担しているものとする。なお、住居費負担ありとされた者について、負担している
住居費の額は資料にしない。
(5) 受給開始月における年齢
2 前項に定めるもののほか、応募者が事前登録時に提出する Entry Sheet(自己 PR)も、
選考のための資料とする。Entry Sheet(自己 PR)は、次の各号に定める方法で評価点
を算出する。
(1) 留学生・留学委員会は第6条2項により、同委員会委員のうち5名を充て、Entry
Sheet(自己 PR)採点部会(以下「採点部会」という。
)を設置する。採点部会は、首
都大学東京私費外国人留学生の奨学金推薦方針に適う応募者が推薦されるように、採
点業務にあたるものとする。
(2) 採点部会委員は、持ち点を 100 点とし、すべての Entry Sheet(自己 PR)について
採点する。Entry Sheet(自己 PR)は質問項目ごとに採点する。
(3) 国際課は、採点部会委員より採点結果を回収したのち、各 Entry Sheet(自己 PR)
について質問項目別の得点表を作成する。5名の採点部会委員による各質問項目に対
する評価点のうち、最高点と最低点を除外した得点を合計したものを質問項目別得点
とする。質問項目別得点を総計し、300 点満点で算出された得点が、Entry Sheet(自
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己 PR)評価点となる。
(25 首都大管国第 1384 号・一部改正)
(選考機関)
第6条
この要項に従い、大学が推薦する奨学金受給候補者は、留学生・留学委員会が選
考し決定する。
2
留学生・留学委員会は必要に応じて、この要項による選考に関する部会を、留学生・
留学委員会内に設置することができる。
(事前登録時の順位決定)
第7条 第5条第1項の資料に基づき、事前登録時の順位を以下のようにして決める。
(1) 第5条第1項第1号に定める資料(
「学業成績」)により順位を決める。
(2) 前号により順位が決まらないときは、第5条第1項第2号に定める資料(
「在籍年次」
)
により、下記のように決める。
在籍年次が上位のものを優位とする。同じ在籍年次のもの同士で、入学時期が異な
る場合には、入学時期の早いものを優位とする。
ア
応募奨学金が、研究科学生(研究生を含む)と学部学生を区別しない場合は、次
の順とする。
D3→D2→D1→M2→M1→4年次→3年次→2年次→1年次→過年度学生
→研究生
イ
応募奨学金が、研究科学生(研究生を含む)と学部学生を区別する場合は、次の
順とする。
研究科学生 D3→D2→D1→M2→M1→過年度学生→研究生
学部学生
4年次→3年次→2年次→1年次→過年度学生
(3) 前2号により順位が決まらないときは、第5条第1項第3号に定める資料(「総単位
数」
)により、下記のように決める。
当該課程における累積取得単位数の多いものを優位とする。
(4) 前3号により順位が決まらないときは、第5条第1項第4号に定める資料(「住居費
負担」
)により、下記のように決める。
住居費負担のあるものを優位とする。
(5) 前4号により順位が決まらないときは、第5条第1項第5号に定める資料(「年齢」)
により、下記のように決める。
受給開始月において、年齢が高いものを優位とする。
2
前項により順位が決まらないときは、留学生・留学委員会における抽選により決定す
る。抽選方法は、同順位者数に応じて適切とされる方法を、留学生・留学委員会で決め
る。
(選考方法)
第8条 奨学金毎に応募者を区分し、下記の2段階の選考を経て推薦者を決定する。
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(1) 第1次選考
奨学金毎に、応募者の半数(応募者数が奇数の場合には1を加算した半数)又は推薦
枠の3倍の定員数のうち、いずれか多い方を第1次選考の合格者数とし、応募者の中か
ら前条第1項所定の順位に基づき選考する。
なお、当該奨学金の第1次選考合格順位の最下位に同順位で複数の者がいるときは、
その順位までが第1次選考合格者となる。
(2) 第2次選考
第1次選考を通過した者を対象に、事前登録時に提出する Entry Sheet(自己 PR)
の評価順位の上位者を推薦する。この評価が同点のときは、第7条に準じて優位者を選
考し推薦する。
(失格・復権)
第9条
応募書類の虚偽記載等のほか、首都大学東京私費外国人留学生の奨学金推薦方針
に違背する非違行為をした者に対して、留学生・留学委員会は、応募時に遡って応募資
格がなかったとすることができる。それと同時に留学生・留学委員会は、本学を窓口と
するすべての奨学金に対する応募資格を、期間を定めて停止することができる。
2
前項の応募資格停止期間が満了したとき、留学生・留学委員会は、遅滞なく応募資格
の停止が解除されたことを通知しなければならない。
附
則(平成 26 年3月7日 25 首都大管国第 1226 号)
(施行期日)
1 この要項は、平成 26 年度奨学金のうち、奨学会への提出が平成 26 年4月1日以降の
審査分から適用する。
(首都大学東京 私費外国人留学生奨学金受給候補者の推薦選考に関する要項の廃止)
2 首都大学東京 私費外国人留学生奨学金受給候補者の推薦選考に関する要項(平成 24
年9月6日 24 首都大管国第 439 号)は、廃止する。
(経過措置)
3 平成 26 年度奨学金で、奨学会への提出が平成 26 年4月1日以前の審査については、
この要項の規定に関わらず、前項の規定による廃止前の首都大学東京 私費外国人留学
生奨学金受給候補者の推薦選考に関する要項の例によるものとする。
附
則(平成 26 年3月 31 日 25 首都大管国第 1384 号)
この要項は、平成 26 年4月1日から適用する。
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首都大学東京 私費外国人留学生奨学金受給候補者の推薦選考に関する要項第3条
第2項にいう推薦基準及び第5条第1項第1号にいう学業成績の評価点の算出方法
について
第1条
要項第5条第1項第1号にいう学業成績の評価点は、以下に定める方法によって
算出する。
2 (対象成績) 学業成績の評価点は、以下の期間のものを対象とする。
(1) 学部2~4年生、博士前期課程2年生、博士後期課程2~3年生
要項第5条第1項第1号ア
(2) 学部1年生、博士前期課程1年生、博士後期課程1年生、または研究生
要項第5条第1項第1号イ
3
(成績評価の換算)本学の成績評価(5段階)によらない5段階評価は、下記の表で
換算する。
区
分
成
績
評
価
□
5段階評価
優
良
中
及格
-
□
5段階評価
S
A
B
C
F
□
5段階評価
A
B
C
D
F
□
5段階評価
100~90点
89点~80点
79点~70点
69点~60点
59点~
□
5段階評価(首都大)
5
4
3
2
1及び0
4(1) 本学の成績評価及び本学の成績評価に換算した評価に、その評価となった科目の修得
単位数を乗じ、その乗じた数の総和を、修得した単位数の総和で除した値を学業成績の
評価点とする。ただし、本学の成績評価及び本学の成績評価に換算した評価が「1」又
は「0」の場合、
「0」を乗じて総和する。なお、小数点以下の値については、第3位
以下のあるものは第3位で四捨五入し、第2位までとする。
(
「5」の単位数×5)+(
「4」の単位数×4)+(
「3」の単位数×3)+(
「2」の単位数×2)+(
「1」又は「0」の単位数×0)
総修得単位数
(2) 「4段階評価」により評価されている場合(「優、良、可、不可」
、
「A、B、C、D」な
ど)
、学業の評価は、優・Aを「4.5」、良・Bを「3」
、可・Cを「2」、不可・Dを「0」
とし、学業成績の評価点は、前号と同様にして算出する。
(「優」の単位数×4.5)+(
「良」の単位数×3)+(
「可」の単位数×2)+(「不可」の単位数×0)
総修得単位数
第2条 (推薦基準) 要項第3条第2項にいう推薦基準は、学部生は 3.00 以上、大学院生
は 3.50 以上とする。推薦されるものは、学業成績の評価点が、推薦基準より高くなけれ
ばならない。
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