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77号 2014年12月25日発行

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77号 2014年12月25日発行
RNL
77
環境保全型生産の根源を共に拓く
December 2014
Radix News Letter
ラディックス ニュース レター
まだ見ぬ
「経済の最前線」
へ
量的発展から質的発展へ。元世
界銀行チーフエコノミスト、ハーマ
ン・デーリー氏は「定常経済」=「活
発な経済活動が繰り広げられてい
るものの、その規模自体は拡大し
ていかない経済」への移行を提
唱している。地域からの持続可能
な新しい経済構造作り、その主人
公は、まさしく各地で生業を営む
皆さんだ。これまで歩んできた道。
自信を持ってしたたかに進もう!
contents
特集1
2
あれから3年半……
3
産地レポートin福島
Radixの会
福島の仲間たち
6
会津うまいもの塾
相馬屋
いわきやさい倶楽部
羽山園芸組合
エコデザイン課の
福島復興支援の取り組み
7
8
らでぃっしゅぼーや会員さんからのメッセージ
らでぃっしゅぼーやに “いやさか” を贈る!
特集 2
寄稿/一般社団法人フードトラストプロジェクト代表理事
世田谷新電力研究会代表
徳江 倫明
Radix生産者の
先駆的取り組みが
らでぃっしゅぼーやをつくる
12
作り手がお客さまに会いに行く
お知らせと体験レポート
配送同乗キャンペーン
1
4
2
6
活動報告
活動報告 2014.3〜11
らでぃっしゅぼーや株式会社
代表取締役社長 国枝俊成ごあいさつ
今後の、
らでぃっしゅぼーやを語る
2
8
Information
6代目研修生森田浩平さんが研修生卒業 他
あれから3年半……
Radixの会
福島の仲間たち
昨年の11月のことでした。
「3つのRが集結するワカモノ集会の場所は福島でやりたい!」
つながる、つなげるの輪に104 名の仲間が集い、多くの「厳しい現実」と「希望は人を
見捨てない」という福島の光景が目に焼きついています。
(※)
4 年目の新米の収穫時期を迎える初秋の福島。全国のRadix 会員に現状を伝えたい!と
いう、私の率直な想いと現地報告です。
※ ALL Radishとは! つくる人=生産者・メーカー。届ける人=らでぃっしゅクルー。つなぐ人=らでぃっしゅぼーや。 2013 年開
催の若者集会 in福島報告書『WAKAMONO 02』は 2014年5月発行(Radixの会 WEB サイトで閲覧・ダウンロードできます)。
産地レポートin福島
miyagi
おーい!
yamagata
果物王国 福島
niigata
fukuichi
tochigi
thePacificOcean
特集1
米食味ランキング上位 福島
どんな 想いで 悲しみ どんなに 悔しく
どれだけ 努力してきたんだ
同業のRadix 会員は 仲間です
gunma
ibaraki
会津うまいもの塾
大沼郡会津美里町
(2014年9月6日訪問)
代表 :佐藤邦夫
2011年3月時点/
品目:米、身知らず柿
生産者:20名
現在/生産者:5 名 取引12 年間
原子力発電所の事故から三年半が経
過しました。人間は幾多の困難に弾
き飛ばされる過程で忘れやすい生き
物に進化したのではと、大切に温め
た卵が蛇に奪われる親鳥の映像を見
たとき、ふと思ったのです。
食に関わる Radix の会会員にとっ
て、大震災から波及した放射能汚染
による実体経済は、自動車産業や通
信、建設関連産業とは大きく隔たっ
た厳しい現実のど真ん中います。回
復はまだまだ一部にすぎず、一方で
官民挙げて急ぐ原発の再稼働、原発
とセットのリニア新幹線建設の報道
には深い憤りを覚えます。
人にたとえると、
臓器の一部が損傷している状態
放射能汚染後、らでぃっしゅぼー
や、各生協団体他は、生産者、メー
カーと必死になって食品の放射能検
査を実施、正確な情報発信を継続し
ています。
全てが初めてのことでしたが、積
み重ねてきた膨大な分析データーに
2
RNL77
Radix News Letter
より、食品への安心の実感をようや
く感じるようになりました。
その一方、放射能不検出であって
も、消費者の風評による過度な敬遠、
拒否等、客観的かつ科学的な論拠説
明だけでは納得していただけない事
も何度も経験しました。
らでぃっしゅぼーやでは福島応援
の農産品販売を続けています。生協
の報告(2012 年版)では、35 生協
の福島県農産品販売売上げが 16 憶
29 百万円、その内 36% がパルシス
テム。しっかり同業他社も販売して
います。希望は人を見捨てない、そ
れを実感する数値です。
福島県をはじめ近隣県の産地、メー
カー及びJAを中心に、懸命な放射性
物質の除去に向けた対策と、風評に
対する具体的取り組みが今も続いて
います。今年8月21日以降、12月1日ま
でにスクリーニング検査された検体数
10,169,629点のうち、99.98%が 測 定
下限値である25ベクレル/kg以下でし
た(ふくしまの恵み安全対策協議会)
。
着実に成果を出しているのです。
知恵と努力に希望を見出そうとする
済的、心理的負荷は少なくなく、こ
れからも続いていくでしょう。
するにはどうすれば良いのか、個人
福島第一原発
東日本大震災、東京電力福島第一
っかいです。多少離れた地域でも経
皆さんには事故が起きないように
会津
うまいもの塾
レポート・文/ Radixの会 常務理事 らでぃっしゅぼーや(株)農産部長 後藤 和明
いいのですが、本当に原発事故はや
せんだい
として判断されることを願います。
私達は安全と言える米をお届けし
時に川内原発が…! 火山噴火の懸念
ているつもりです。しかし不安だと
を押し切り、昨年 9月から1年以上も
いう方もいらっしゃるでしょう。社
原発ゼロ稼働の日本列島で再稼働決
会的基準の上位にくる個人的基準。
佐藤代表と
これを解消して安心してもらうこと
定。なぜ、やはり…と残念な国民が多
数なはずです。今、日本列島という体
BM 技術や小祝勉強会を重ねなが
いますが、これは国の百分の一の数
はできません。できることは、栽培
の一部が放射能汚染され、それが完
ら有機米主体で取り組んでいます。
値設定です。10 月末、全てのお米
方法や検査結果などを提示して繰り
治していない中、また臓器の一部にリ
福島原発で落ち込んだ出荷量は元
袋が不検出で合格でした。今年の会
返し説明すること、聞いてもらえる
スクの種を植え付ける決断をしたので
に戻ることはありません。らでぃっ
津は曇りや雨の多い夏でしたが、例
人を少しでも増やすことだけです。
す。無念でなりません。電力会社の利
しゅぼーやへの有機米供給量は四分
年以上に品質も上々です。 数人に
そして理解して、食べてくださるこ
益挽回や諸外国への輸出の目玉商品
の一に減り、担当者の企画とメッセ
ついては抗酸化力などの分析を行い
とを切に願っています。
が実は日本で稼働ゼロでは…。いろ
ージでなんとか繋がっています。
更なる品質向上を目指しています。
んな要因で断行したことが伺えます。
会津の JA 普通米は何とか売れて
今だに事故当初の報道にとらわ
佐藤代表の芯の強さと優しさが感じ
原発とセットと言われるリニア新幹
いる一方、食にこだわりのある消費
れ、福島県産を拒絶したりマイナス
られるお話しでした。
線建設も従来経済優先の力点を感じ
者の方々が購入される有機米ほど厳
イメージを持ってい
させられます。
しい状況です。土壌から放射性物質
る方がいますが、こ
地球規模では海洋まで汚染した現
を取り除くことや土壌の入れ換えは
れが現実です。会津
実を踏まえ、慎重に進めることの重
不可能で、放射能汚染対策は作物に
は県内で一番原発
要性と、同等以上に止める必要性、
吸収させないことしかありません。
か ら 遠 く、 周 囲 を
意思決定の透明なプロセスを見る権
福島県ではカリウムやゼオライト
2000 m 近 い 山 々 で
利が国民にはあるはずです。
の投入を推奨しています。私たちは
囲まれた盆地のため
次世代の人たちの暮らしを第一に
海洋腐植質ミネグリーンを散布して
汚染がごく少なくて
考える行動規範として、生産者と消
います。その結果、グループの全員
済みました。
費者の遠いようで近い対話と行動を
が不検出となっています。
(1,0 ベク
本来なら汚染対策
見せたいものです。
レル下限値 :2012年より)
はこうで、検査や結
有機農業の広義の思想が貢献でき
万一検出された場合は、生産者全
果はこうでという話
ることを真に願っています。
てのお米を出荷しないことに決めて
を聞いてもらえれば
今年も上々の会津米が収穫できます。農薬不使用の田んぼにて
RNL77
Radix News Letter
3
あれから3 年半……
Radixの会
福島の仲間たち
産地レポートin福島
相馬屋
代表 : 佐藤守利
2011 年 3 月時点/品目:無低農薬米精米委託
いわき市小名浜
従業員:22 名
(2014 年 9 月 4 日訪問) 現在/従業員:15 名 ( 新設長野精米所含む )
取引 17 年間
低下、新米の価格低下、その中で福
島県産が他県と比べて厳しい立場に
置かれていることは間違いありませ
羽山園芸組合
二本松市
(2014年9月5日訪問)
代表 :武藤喜三
2011年3月時点/
品目 :りんご全般 生産者:4名
現在/生産者:3 名 取引25 年間
圧洗浄を行いました。主幹部と主枝
の高い部位から低い部位の順に、一
本一本完璧に洗浄を行いました。
ん。食味がトップランク産地なのに残
この作業によって、りんごの放射性
念ですが、消費者が決めることなの
羽山園芸組合
で、らでぃっしゅぼーやと共に斬新な
福島第一原発
物質は1年目の3 分の1の10 ベクレル
程度まで減りました。数字的には全く
企画を継続しながらおコメ離れに少
問題ない値ですが、消費者の皆さま
しでも貢献していきたいと思います。
福島第一原発
には「安心」とは思っていただけず、
大量の在庫を抱えました。
佐藤社長(右)は長野にも精
米所を開設して全国のこだわ
りのお米を販売しています
相馬屋
いわき市は復興景気で住民も増え、
米余りの状況は、今年
地元向けのお米需要は着実に伸びて
大きくクローズアップさ
きています。会津のお米は三分の一
れることでしょう。 注文が戻ってきました。でもそれは関
今年の福島産は作柄
東の消費者向けで、関西圏はまだ目
も品質も良さそうです
をかけてくれないのが現実です。学
が、14 年 産 の 福 島 新
校給食では当然不検出のお米でも、
米は価 格 低下 率が 30
まだ県内の八割が受け入れてくれま
%になる予想です。米
せん。現実はいろいろと厳しいです。
粒そのものの消費量が
学生時代武道家の佐藤社長に、諦め
3 年目は「今年こそ」と期待し、
の文字はありません。
りんご作りに励みましたが、福島第
一原発の汚染水や関連ニュースが流
2020 年、オリンピックの年に浪江・小高原子力発電所の運転開始が予
定していたとのこと。過去の地震も黄色の丸で表わされています
[熊谷代表からのお便り抜粋 ]
ました。全国からボランティアを集
れるたび、風評被害の助長のくり返
あれから3 年半が過ぎようとしてい
い、のべ 30 人の方が作業してくだ
しです。
ますが、福島県の農 産 物は風 評 被
さいました。
どうか皆さま、福島県に来てくだ
害のため、いまだに販売に苦労して
作業は荒皮削りと言って、古い樹皮
さい。来て自分の目で、見たまま、
います。震災が起きた年は全国各地
を専用の器具でかき落とすように削り
感じたまま、本当の事、地域に帰っ
のイベントやキャンペーンで応援して
落します。この作業で放射線量が約
て伝えてください。
いただきましたが、時間がたつにつ
70%削減できるのです。木の皮は全
私たちも、皆さまに「安全、安心」
れそれも減り、売れない、価格が低
て集めて、行政機関で回収しました。
なりんごを届けるため、これからも
いという状況は今も続いています。
次に立脚ハシゴが凍る中、木の高
努力して行きたいと思います。
震災年、当組合では内部被曝を防
ぐための除染活動を行いました。こ
いわきやさい倶楽部
いわき市遠野町
(2014 年 9 月 5 日訪問)
代表 : 佐藤吉行
2011 年 3 月時点/
品目 : 野菜全般 生産者:12 名
現在/生産者:6 名 取引18 年間
まずは嫁さんかな…。ここは四季が
はっきりしていて、風光明媚。空気
は澄んで桃源郷そのもの。福島の中
でも安心ないい場所、暮らしがある
こと、らでぃっしゅぼーやが伝えて
2 年目の冬、残ったりんごは自分らで穴を掘り捨てる ・・・。農家にとって一番心が痛み残念な事でした
の年のりんごの放射性物質は暫定基
準値以下の30ベクレルでした。
翌年の 2 月からは木の除染を行い
りんごの木の水圧洗浄
くれること信じているからね。
福島第一原発
30 年間無化学肥料無農薬を続け
る佐藤代表が、頼りになる息子と共
佐 藤さん 家 族。
おかあさんの手
作り料理で民泊
してきました
4
いわき
やさい倶楽部
に案内してくれました。60 代後半の
佐藤さんはまだまだ若くて元気です。
設立当初から無農薬無化学肥料で
マト便で送るのも運賃面では限界だ
いろんな野菜を作ってきたね、 無
ね…。仲間の一人は宮城に畑移した
農薬だから虫食いや不安定供給で随
よ。でも、かあちゃんと息子が頑張
分らでぃっしゅには迷惑かけてきた
って、地元いわき市のお客さん増や
けど、みな一生懸命農薬使わず心底
して車で販売しているんだ。遠野町
安心できる野菜をお届けしてきた自
の放射能汚染が比較的低いことを知
負があり、楽しかったね。
っているんだよ。
今でも福島野菜をチラシで担当者
今は都会の人が体験宿泊できる農
3・11から二ケタに及ぶ訪問を続けてきました。20
4年目を迎える福島では、困惑、混乱の時期を過ぎ、
が企画してくれるのは嬉しいね。で
家民宿も考えているよ。俺らは、有
年来の取引先に対して、私自身、契約以上の情が強く
具体的対策を積み重ねることで、出口の光が少しづつ
も売れない。今回のセット BOX も
機農業しかできないし、その上でも
芽生えたことは間違いありません。
輝きだした。そう感じる訪問でした。
13 箱、内 6 箱が一人のお客さんだか
体験民宿もいいかと思ってさ、独身
なぜ対策を講じ、不検出の農産品なのに売れないの
希望は人を見捨てない!
らね、泣けるよ! 一桁の野菜をヤ
の息子がどう切り開くか楽しみだ。
か。売れない現実を生産者と幾分か共有してきたはず。
私の好きな言葉です。
RNL77
Radix News Letter
まだまだ現役、黙々と種まき。トレードマークのバ
ンダナ佐藤代表、10 歳は若く見える。なぜなのか
応援購入
受け付けます
りんごふじ5㎏箱(放射性物質不検出)
¥1,800(送料別) 問い合わせ:Radix の会事務局まで
1月13日(火)締め切り! 後藤・沢村に電話ください。待ってます!!
RNL77
Radix News Letter
5
あれから3 年半……
Radixの会
福島の仲間たち
エコデザイン課の
福島復興支援の取り組み
東日本大震災以降、エコデザイン課が取り組んでいる
復興支援プロジェクトの活動内容と、これからの展望を紹介します。
福島への復興支援の
広がりの輪の兆し
復興支援視察後に Radixの会前理
事の堺井社長が仮設住宅のお掃除に
と、フローリングワックスシートを贈り
ました。そのお礼にもらった花 “タビ
アン” は、のらとも農園で栽培されて
文/向井 啓治(らでぃっしゅぼーや(株 )商品部エコデザイン課)
いるもので放射性物質が検出されな
い環境で栽培されています。
エコデザイン課の東北復興支援
いずれその花を会員の皆さんに販売
「東北グランマプロジェクト」では、
エコデザイン課では東日本大震災
グランマさんたちに作ってもらった品
以降の被災地支援を、
「復興支援プ
物をプレミアム会員の皆さんに年賀
ロジェクト」に参加することで行っ
の挨拶としてお届けをしました。会員
ております。
に皆さんからの応援メッセージをグラ
プロジェクトごとにご紹介をする
ンマに届け、気持ちが通い合う活動
と、
「福島オーガニックコットンプ
も行っていきました。
(13 年度まで)
らでぃっしゅぼーや会員さんからのメッセージ
2014年3月〜2014年10月
福島オーガニックコットン
ト」
、
「未来の種プロジェクト」に参
プロジェクトとは
加をしています。
綿は 食 用でなく、 塩 害にも強く、
それぞれのプロジェクトへの参加
放射性物質の移行係数が低いとされ
の仕方も異なっています。NPO 法
ています。プロジェクトでは綿を有機
人「ザ・ピープル」が活動の中心と
栽培し製品化することで、福島県の
なって進めている「福島オーガニッ
農業の再生及び、地域に活気と仕事
クコットンプロジェクト」では、種
を産み出そうとしています。
入りのコットンで作った人形 “コッ
NPO 法人「ザ・ピープル」がプロ
上/ザ・ピープルの代表吉田さん。コットン畑にて
下/グランマに刺し子を教えてもらうらでぃっしゅ
ぼーや社員
トンベイブ”の販売を行っています。
ジェクトの中心として活動をしていま
企業が活動の中心となっている
「東
す。ザ・ピープルは1990 年に福島県
北コットンプロジェクト」では商品の
いわき市で誕 生しました。自分たち
販 売と同時に、 当社の営 業 拠 点で
が住むまちの問題を、自分たち自身
障害者自立支援、ワークショップ、
ある仙台に近いため会員さまと一緒
が考え、その解決のため主体的に行
講演会、市民啓発などなど多岐にわ
に種まきや収穫を行っています。
動する「住民主体のまちづくり」が大
たる活動を展開しています。
沿岸地域の女性を中心に刺し子な
どの手仕事による復興支援である
きな活動の目的です。
古着リサイクルから始まり、在宅
らでぃっしゅぼーや会員さんからのメッセージを手にするグランマさん
ザ ・ ピープルはその活動の最中に
震災にみまわれ、当事者として被災
地域にボランティアセンターを開設
し、支援を始めました。数々の支援
活動を行いながら、畑と福島の復興
を目指し、12 年度にコットンプロ
ジェクトを開始しています。
現在は畑の収穫量も増え、地域の
人々や県外の小学生を巻き込みなが
ら、14年度の収穫を行っています。
有機農業の先生を招き、Readyfor
のクラウドファンディングなども活
用するなど幅も広がっています。エ
コデザイン課はそのパートナーとし
協力をしています。
6
RNL77
Radix News Letter
本日届いた商品で福島県産桃 2 個を
注
文したが、届いた桃は山形産の桃だっ
た。
おいしくいただけるので問題はない
ので
すが、ももが食べたくて注文したと
いう
ロジェクト」
、
「東北コットンプロジ
ェクト」
、
「東北グランマプロジェク
復興支援商品を掲載している
「元気くん」カタログ
をできるようにし、輪を広げていきます。
届きました。期
はじめまして。心待ちしていた桃が
っかりした果実
待していたように桃の香りがしてし
す。30 年前、
よりも、 福島を応 援したくて注 文し
がジューシーな甘みが日の中に溢れま
てい
の桃の袋
福島
中、
るの
の途
で産
帰り
地の
旅の
変更
北の
はと
で東
ても残念です。今
バス旅行
らし
素晴
桃が
べた
後こ
で食
のよ
うな
の中
事がある場合は配送前にご
詰めを購入、早速バス
。
です
の味
とき
その
連絡
をされた方がいいのではないか。
く美味しかったのです。まさに
実を
か小さい
2014年9月3週 首都圏
我が家にも桃の木があります。何個
で
いの
が甘
、味
すが
つけます。ほどんど虫が入りま
努力が必要だ
す。こんなに大きく育てるのに大変な
。
お米のことで一言
と思います。来年も楽しみにしています
お礼をもうしあげた
くペンを走らせて
い
都圏
ま
す。我が家では、
2014年9月5週 首
ずっと以前より『ミ
ルキークイー
ン』の味に魅かれ
ています。福島、
菅野義久様のお
米は家族一同好評
でした。この震災
にも負けずお手
真の袋にたっぷり
福島メグミファーム 桃 3kg について、め
はいったミルキー
クイーン・早速に
いただいておりま
ぐみファーム石井様宛てにご意見。今年
す。いろいろな困
難にめがずに作っ
て下さったお米、
も大変美味しく頂きました。有難うござ
感謝申しあげたく
筆を取りました。
います。昨年のがりがりとした桃は母と
2014年9月1週 首都圏
私の好みで、今年の食べごろの桃は子供
達の好みで、あっという間に食べ終わっ
てしまいました。来年も楽しみにして
います。ごちそう様でした。
2014年9月3週 首都圏
た
キさんのしい
福島県産アオ
あっ
扱いが最 近
けのお取り
か注
までなかな
たが、 これ
く
たので美味し
文できなかっ
かったです。
てとても嬉し
1週 首都圏
2014年9月
福島県の青木様のしいたけ
がすごくいいお品物でおい
しかった。いいものなので
今後の掲載期待しています。
2014年6月4週 中部
RNL77
Radix News Letter
7
特集 2
らでぃっしゅぼーやに“いやさか”を贈る!
橋宏通氏、そして野菜くらぶの澤浦
Radix生産者の
先駆的取り組みが
らでぃっしゅぼーやをつくる
寄稿
彰治氏を迎えた。
原発問題は避けて通れない問題で
あり、その発言を聞きながら、原発
事故がもたらした甚大な放射能汚染
に対し、未来につながり、少しずつ
でも本質的な問題解決につながる取
り組みとして、ふとイメージしたのが
「電力の共同購入」ということであっ
た。まさに農薬や化学肥料に依存し
ない有機農業を広げるためにらでぃ
一般社団法人フードトラストプロジェクト代表理事
世田谷新電力研究会代表
っしゅぼーやがあり、生協があった。
徳江 倫明
そしてそれを買おうと手をあげてくれ
Michiaki Tokue
農業と自然エネルギー事業の融合
驚くべき事実
た会員や組合員がいる。つまり契約
2011 年 6 月 10 日に永田町憲政記念館で開催された「とことんオーガニックシンポジウム 2011」
とがあって、初めて生産者が安心し
一方、大潟村は有機栽培が 9%、
マーケットが拡大し始めた実感があ
て有機農業に取り組める環境が出来
特別栽培が 64%という米生産を主
り、その裏付けをデータで示すこと
るということだ。
「電力の共同購入」
事業の実態を学んだ。参加者は農業
とする自治体である。環境問題にも
に主眼を置いていた。調査の結果は
は全く同じ仕組みを作ることで実現
然エネルギー 100%による発電。し
生産者・生協関係者・産直事業者・
熱心で、現在その風況の良さなどか
予測を裏付けることになった。さら
できる、と確信したのである。
万 5 千人とゆったりしている。主要
かも島で使用する電力の 5 倍を島外
自治体職員・新電力事業者・地域づ
ら風力発電の実験が行われ、合わせ
に加速させるための施策を共有化し
産業は過去造船などであったが次第
に 輸 出している。 自給 率 で 言えば
くりコンサルタントなどの有志22 名
て太陽光発電、バイオマス発電の総
ようと、その調査報告会を兼ねて
に衰退し、今は肥沃な土壌をもとに
600%ということになる。しかもほぼ
の多彩な参加者で構成され、らでぃ
合的エネルギー事業に取り組み始め
2011 年 3 月 15 日 に「 と こ と ん オ ー
らでぃっしゅぼーやの原点は市民
農業が主力で主要作物は大麦、小麦、
業が自然エネルギーによる発電事業
ハンブルグでは同じく脱原発を決め
デンマーク最南端にロラン島とい
なのである。風力が 9 割、バイオマ
たドイツで進む地域分散型市民電力
う島がある。面積 1242.86 ㎢、ちょ
スその他で1割。驚くべきことに、自
うど沖縄本島ぐらいの島で人口は 6
らでぃっしゅぼーやの原点
すべての農家が 発電事業に関わり、
っしゅぼーや関連からは Radixの会
ている。元々生協をはじめとする産
ガニックシンポジウム 2011」とい
運動にある。市民運動の役割は社会
ライ麦を中心に甜菜、ジャガイモな
発電量の半分は農家の発電事業にな
事務局高橋祐介君が参加している。
直団体との提携が根付いており、パ
うシンポジウムを企画していた。事
的問題を発見し、解決することにあ
どで、酪農も盛んである。
る。つまり島の農業はエネルギー自
10月28日には、ツアー報告会を兼
ルシステム組合員への電力供給も検
前予約で 500 人の会場は満杯となる
る。らでぃっしゅぼーやは、その問
給型農業であり、農業収入の半分は
ね “農業とエネルギー事業の融合”、
討されている。
ほど関心は高まっていた。
題解決のプロセスを事業として組み
そしてこの島のもう一つの主力産
そして “電力の共同購入” をテーマと
パルシステムは農業生産団体が取
まで来ているのである。農
したシンポジウムを開催した。パネラ
り組む自然エネルギー発電事業から
そして福島第一原発事故によるメル
し、問題を提起し、共感する人々と
業と発電事業が融合し、一
ーは保坂 展 人世田谷区 長、大 潟村
電力を買い取り、事業所や 2016 年
トダウン&スルーはこの希望を一挙
一緒に問題解決のための事業を展開
体化しているのである。
高橋浩人村長、パルシステム東京野々
の小売自由化を前提に組合員による
に打ち砕くことになった。6 月 10 日
する」
というビジネスモデルである。
山理事長である。世田谷区は 2012
電力の共同購入システムの実現を見
にシンポジウムを延期開催したとこ
有機農業は今でも日本農業全体
デンマークロラン島と
年区庁舎など公共施設の電力を自ら
据え、2012 年 10 月に新電力事業体
ろ、参加を取りやめた方はほとんど
の 1%にも満たない希少な農業であ
ドイツハンブルグを
選択するという趣旨で、東京電力以
(PPS)
「うなかみの大地」を設立し
なく熱気のあるシンポジウムとなっ
り、注文の多寡に応じられる生産の
訪ねる旅
外の新電力事業者の競争入札によっ
ている。すでに、うなかみの大地を
た。しかし、私の頭の中は今後の放
柔軟性がない。市場のような汎用性
http://www.food-trust.jp/
pr o jec t /n at u r a le ner g y/
report.html
て調達した。その結果区民から「自
通してパルシステムの事業所に供給
射能問題の影響の大きさが想像で
のある流通システムもないという農
分たちは電力を選べないのか?」とい
されている再生可能エネルギーの利
き、有機農業、オーガニックマーケ
業なのだ。だから注文ではなく、出
う問い合わせが殺到したという。
用比率は79.4%に達している。
ットの行く末をどのように考えれば
来たものを皆でありがたくいただ
いいのか全く方針をもちえないまま
く、シェアーするという仕組みが必
の開催となった。
要なのである。そのかわり生産者は
2014年6月13日から20日
Radix News Letter
協やらでぃっしゅぼーや、大地を守
まで、このデンマーク・ロ
る会などの産直団体に加入している。
ラン島とドイツ・ハンブル
2016 年の電力小売完全自由化に向
グを訪ねるツアーを行った。
ロラン島とハンブルグで地域
分散型市民電力事業の実態を
学ぶツアー
RNL77
立てたもので、
「社会の問題を発見
発電事業収 入というところ
世田谷区は 25%を上回る区民が生
8
したものをちゃんと買い取るというこ
電力の産直と共同購入
そもそも私が「電力の共同購入」
しかし、3月11日の東日本大震災、
そこで私をファシリテーターとし
有機農業を実践し、あるいは農薬や
というキーワードにたどりついた
て今後の可能性をどう見るか?とい
化学肥料をやむを得ず使用する場合
け世田谷区として区民の要望に沿っ
の は 2011 年 6 月 に 遡 る。2010 年 ~
うことでパネルディスカッションを
は情報を明らかにし、管理を徹底し、
て、電力生産自治体との自治体間連
2011 年にかけて日本のオーガニッ
行った。パネラーには当時らでぃっ
責任をもって生産する。
携による電力供給や生協等の電力小
クマーケットの市場調査をらでぃっ
しゅぼーや代表の緒方氏、ABC ク
その関係を具体化したものが定期
売事業(PPS)による電力供給は極
しゅぼーやなど多くの企業の協賛を
ッキングスクールの志村なるみ氏、
品の「野菜ぱれっと」の原点である。
めて実現性の高い取り組みとなる。
得て実行した。当時、オーガニック
パルシステム連合会産直推進部長高
ぱれっとは単なる「商品」とは全く
RNL77
Radix News Letter
9
らでぃっしゅぼーやに “いやさか” を贈る!
Radix生産者の先駆的取り組みが
らでぃっしゅぼーやをつくる
大きな転換点に立つ、らでぃっしゅぼーやに提案する
エネルギー事業の新しい形
る(そのインフラは電力小売自由化
の 2016 年を目途にオープン利用と
なる予定)。何とも素敵な事業では
ないか。そのマーケット規模はは有
違うものであり、らでぃっしゅぼー
らでぃっしゅぼーやは
ぼーやなど、何らかの産直団体に加
機農産物を遥かに超えるものであ
やの「志」を表すコンセプトそのも
最大のチャンスの中にいる
入している。
り、食とエネルギーを包含するベー
食料とエネルギーの確保は人間の
私はとことんオーガニックシンポ
会員とのコミュニケーションを大事
根源的問題である。人間の不安を呼
ジウムのあと7月10日には「私たち
にしながら、会員に生産の現場を伝
び起こす根源であり、過去も今も戦
は電力を選ぶ権利がある」という企
らでぃっしゅぼーやに期待する
え、一年間 52 週のぱれっとの中身
争を引き起こす普遍的要因でもある。
画書を書きあげ、世田谷区長の保坂
-新たな社会的提案-
今、らでぃっしゅぼーやは創業以
展人氏とパルシステム連合理事長の
のである。
家族の食卓をイメージし、
を考え、作付けし、会員にお届する。
それが日本の有機農業を広げるもっ
来、最も大きなチャンスに恵まれてい
とも確実で具体的方法なのである。
る。誤解を恐れず言えば、世の中に
これは、日本で有機農業を広めるた
食料問題、環境問題、食の安全問題、
2014 年 4 月4日に久し ぶりにらで
野菜くらぶ・澤浦代表が 2012 年に設立したビオエナジー ( 株 ) の上白井発電所発電所(群馬県渋川市)
ぃっしゅぼーや設立当初からお付き
合いした農業生産法人野菜くらぶの
賛同を得て、山本理事長の協力に
よりパルシステム連合から東京都に
べきである。しかしその国民は未だ
とっても十分な会員数である。ロラ
澤 浦彰治君を訪ねた。すでに 2012
めに消費者と生産者の信頼関係の中
さらにエネルギー問題に大きな揺らぎ、
本部を置く生協の連合体である東京
に電力を選ぶ権利すらない状態に置
ン島がそうであるように農業にとっ
年にはビオエナジー(株)を設立し、
で培われた「提携」というやり方を、
不安がある時こそがチャンスであり、
都生活協同組合連合会までの拡がり
かれているのが現実である。さらに
て電力生産事業は有望な分野であ
本 年 3月には 2.2メガの太 陽 光発電
より広がりのあるシステムとして構
役割を発揮するべき時なのである。そ
になり、保坂区長をはじめ、世田谷
電力小売自由化の制度が確立すれば
る。もともと農業は水と風と土(気
所を農業生産との連携でつくりだし、
築したものである。
の一つ一つに代案を提示し、具体的
区有志と生協関係者(東京都連)
、
「電力を選べる社会」が実現すると
候風土)の力を借り、太陽エネルギ
運用を始めていた。流石である。さ
今、有機農業の健全な広がりを作
な取り組みを示すこと、その解決策を
産直団体、新電力事業体や NPO な
ーで植物を育て、光合成によって人
らに2メガ級と3メガ級が計画されて
る方法として、世界に広がる CSA
消費者の参加型事業として提案するこ
どにより世田谷新電力研究会が設立
まずは自然エネルギー、再生可能
や生きものに必要な炭水化物(糖
おり、大変な規模の農家経営の発電
(Community Supported Agriculture
とこそ消費者の信頼を得、参加を促す
された。目的は「電力を選べる社会
エネルギー由来の電源の確保とそれ
質)というエネルギー源を創り出す
事業となる。らでぃっしゅぼーやには
=地域が支える農業)やPGS(Partici-
最大の取り組みとなる。らでぃっしゅぼ
づくり」と自治体間連携や生産者団
を選択して供給する新電力事業体
生業(なりわい)である。作物生産
独 立独歩の先 進的生 産 者で、すで
patory Guarantee Systems =参加型
ーやは商品を売るのではなく信頼関係
体との提携を通して「電力の共同購
(PPS)がなければ制度は絵に描い
においては適地適作、そしてエネル
に電力事業、あるいはエネルギー自
保証システム)というものの原型も
を仕組みにするビジネスである。らで
入」
を具体化するということである。
た餅にすぎないのだ。原発に反対す
ギー生産においては、風土の特質に
給型農業を推進している生産者は数
また、環境保全や食の安全の確立な
ぃっしゅぼーやは食べものとエネルギ
2011 年当時は電力の小売自由化
るだけでは世の中は変わらない。自
合った小水力あるいは風力やバイオ
多くいるはずである。今からきちんと
ど生産者と消費者が目的を共有化
ーを軸とするライフスタイル総合提案
の議論はまだ表に出ておらず、10
然・再生可能エネルギーの電力生産
マス、そしてソーラーなど自然エネ
取り組めば、その電力を会員に届け
し、対等な関係、相互理解を進める
事業がその本質であり、総合性を作る
電力会社に独占されている電力事業
事業とそれを供給する新電力事業体
ルギーによる発電事業も農業のもう
ることはもはや難しいことではない。
「提携」という仕組みにある。視点
「核」となる価値観とは何か、複雑化
は絶対のものであり、いわゆる「電
の確立、供給システムの新規軸の具
一つの仕事になるはずなのだ。
を変えれば、最先端の SNS に着目
した時代、それを明らかにすることが
力村」が一体となり形作られた原子
体化こそが新しい価値、新しいマー
したマーケティング論はこの「提携」
最も求められる時代である。
力発電をベースにしたエネルギー政
ケットを作りだすことが出来る。
がもつ本質論と全く同じといっても
いうわけではない。
策のままで、ようやく民主党政権に
まさにエネルギー自給型、環境と
らでぃっしゅぼーやは、現在大き
な転換点にあることを理解している。
調和した農業本来の役割、日本農業
らでぃっしゅぼーやは先に書いたと
の将来の姿が見えるのである。そし
おり市民運動にその原点がある。現
過言ではない。その意味で、らでぃ
「電力を選べる社会へ」
よって脱原発(原発に依存しない社
食べものとエネルギーは暮らしの基本
て会員とのマッチングを仕組み化す
代 流にいえばソーシャルビジネスの
っしゅぼーやのシステムはマーケテ
-世田谷区との取り組み-
会を作る)の方針が出され、浜岡原
-らでぃっしゅぼーやの可能性-
れば、らでぃっしゅぼーやの会員の
先端を走り、常に社会的提案を明確
ィング的にもっとも進んだモデルと
なっている。
先にも書いたが、世田谷区は 25%
を上回る区民が生協、らでぃっしゅ
徳江 倫明
PROFILE
1978 年有機農産物専門流通団体の「大地を守る会」に参画し、
共同購入システム開発を手がける。1988年「らでぃっしゅぼー
や」を興し、日本初の有機農産物宅配システムを確立。さら
に 1998 年日本初のオーガニックスーパー「マザーズ」を設立
し、2000 年には有機 JAS の施行と同時に農林水産省登録認定
機関「アファス認証センター」、2005 年には生産者と販売者
を繋ぐ「“東京産直オフィス” エフティピーエス株式会社」を
設立するなど環境と食の安全をテーマにソーシャルビジネス
の企画開発に挑戦し続けている。
10
山本伸司氏に見ていただいた。 シックなマーケットとなる。
RNL77
Radix News Letter
発の稼働停止と再生可能エネルギー
今回のツアーで訪問したハンブルグ
多くが賛同してくれるはずである。
にしながら消費者の共感を作りだし
買取制度(FIT)が実施された。ま
のグリーンピースが設立したグリーン
オーガニックマーケットの市場規
てきた。その提案の具体性は常に生
たエネルギー政策に 2016 年の電力
ピースエナジーはドイツ最大の市民電
模は生産も販売も 1%程度であり、
小売自由化、2020 年までに発送電
力事業体で、水力、風力、太陽光の
私は潜在的市場規模も 10%程度と
ソーシャルビジネスは今や多くの
分離を実現することが盛り込まれ、
自然エネルギー由来の電力だけを供
みている。しかし自然・再生可能エ
企業が取り組み始めている。方法論
直後に消費税問題等で解散となり自
給する市民電力協同組合である。組
ネルギーによる電力に関しては、国
は時代のあり方によって変わってい
民党政権となったのである。現在、
合員 2 万 3,000 世帯、電力購入者11
民の半数が求めていると言っても過
く。今の商品、今の事業のあり方に
ベースロード電源として再度原発が
万世帯で、きちんと収 益を出してい
言ではない。むしろ極めてメジャー
固執せず、新たな社会的提案こそが
位置づけられ、川内原発の再稼働が
る。ハンブルグエネルギーというハン
な市場となり得るものである。
らでぃっしゅぼーやの転換となり、
現実のものとなりつつある。
しかし、
ブルグ市が運営する公共電力会社の
野菜や放牧豚、放牧牛の生産者が
広がりとなる。その方針の組み立て
電力の小売自由化と発送電分離の方
利用者も10 万世帯を超えるぐらいで
小水力や太陽光、バイオマスや風力
において、“参加と共感” をもとに
針は引き継がれている。
十分に事業として成立している。
で電気を作る。漁師が波力を利用し
した仕組みづくりの原点を大切に
産者の先駆的取り組みにある。
様々なアンケートを見る限り、少
らでぃっしゅぼーやの会員は 10
電気を作る。らでぃっしゅぼーやが
し、大きく花開くことを願って、こ
なくとも国民の半分は脱原発と見る
万を超えていると聞く。電力事業に
その電力を共同購入し会員に宅配す
の報告を終わりたい。
RNL77
Radix News Letter
11
絶賛
!
継続中
作り手がお客さまに会いに行く
配送同乗キャンペーン
5月1日から始まったこの企画は下期も絶賛継続中! 11月
までに25 名の皆さんが同乗を体験されました。引き続き募
集を続けるとともに、同乗した皆さんの一言メッセージをご
紹介いたします。
(詳しい体験レポートはRadixの会のホーム
ページ、配送同乗キャンペーンブログでご覧ください)
配送同乗体験
レポート
せていくことで他にはない
素晴らしい価値が生まれ
ると強く感じました。
や会員さんと直接会話して、リア
渡邊水産
前週に今日の配送同乗の予告をしてく
れたクルーさんの配慮に感謝。お
客さまとの会話もスムーズ。プレゼン
トの「はにポン」も喜んでくれました。
岩田 竜平さん
あゆみの会
丸山 訓さん
色々質問もしてくださって、興味
配送同乗して、我が 社の製
品たちもこうやってお手元に
さん快く挨拶文を受け取ってくれ
品をPRすることもできます。
届けられているのだなぁと、
たのが、一番うれしかったです。
会員さんへのPR 方法
ひしひしと実感をしました。
アジアマリン
山本 敦子さん
当日は「A4サイズ」の指定用紙に、自己
PR メッセージを書いて配布できます。会
員さんへの無料サンプル配布も可能です。
生活アートクラブ
富士村 夏樹さん
生産者としてより良い野菜を作り、たくさ
配送同乗
んの人たちに安心して食べてもらいた
❶服装は…………… 動きやすい & 走りやすい服装+動きやすい靴で。
❷昼食は…………… 車中で食べられる簡単なお弁当と飲み物を持参ください。
❸その他……………「商品サンプル」があれば配布もOKです。
参加者特典:配送同乗記念帽子をプレゼント!
関西・中四国ブロック理事の畑さんと高知の若者たちがデザイン
したキャップをプレゼント。写真の R!!! の他に R◦wwww の
2デザイン、カーキとオリーブグリーンの 4 種類があります。
信頼のカタチ「顔の見合
える関係」が実践できた
知った一日となりました。
秋川牧園
緒方 宏次さん
会員さんとお会いし、今後
も喜んでもらえるようなミ
◆ご注意
※参加する上での交通費・宿泊費は各自負担となります。
※同乗していただく地域は皆様がお住まいの地域から一
番近いセンターでの調整を優先させていただきます。
め、配達経路を想定した荷台の整
理整頓技術は、もう芸術の域。
山名酒造
山名 純吾さん
最良の一日。疲れ果ててお
伺いした最後のお客さまの
ねぎらいの言葉 で、嬉し
くて疲れも忘れました。
水の子会
上村 茂則さん
ントを皆さんにお渡ししながら、ご
挨拶をして回りました。得難い機会
をいただき、ありがとうございました。
中村醸造場
中村 友紀さん
私たちは色々な意味で皆様に育ててい
ただいています。これからもその恩を
少しでもお返しできるように美味し
い野菜を育てていきたいと思います。
澤浦 彰治さん
に関わるヒトの大切さを
◆簡単な報告のおねがい
同乗が終了した皆様には簡単なレポートをご提出いただ
き、随時、RadixWEBサイト「配送同乗キャンペーン・
ブログ」に掲載していきます。
いてキビキビ、テキパキと仕事を進
野菜くらぶ
これは ひとつの 革命的な はいそうです
キャンペーン参加者募集中!
◆連絡先
Radixの会事務局(担当:沢村)
電話番号 :03(6731)4559 FAX番号 :03(6731)4560
Eメールアドレス:[email protected]
RadixWEBサイトのお問い合わせフォームからもお申込
みいただけます。
鍛冶 秀斗さん
自然と湧き上がる良い体験でした。
ことの意義と、この 仕事
◆申し込み方法
ご希望の方は「配送同乗キャンペーン」に参加したい旨と
①お名前 ②所属団体・会社名 ③電話番号 ④ Eメ
ールアドレス ⑤配送同乗を希望する時期 (1 ヶ月前の申
込が必要です)をRadixの会事務局までご連絡ください。
サラダボウル
い。そんな感情が、同乗して回るうちに
務局にご連絡ください!
まずは、Radixの会事
クルーさんの老若男女に信頼されて
まるゆき味噌のこだわり、3つのポイ
を感じることができました。皆
用ください。会員さんに直接商
Radix News Letter
井村 辰二郎さん
を示してもらえたことで、手応え
ルマーケティングの場としてご活
RNL77
が増していると感じました。
ける人が今後より力を合わ
ぶさに見られる滅多にないチャンスです! らでぃっしゅクルー
12
て、会員さんとの 信頼関係
つくる人・つなげる人・とど
のつくった品物がどのように運ばれていくのか、配送の現場をつ
HINT!
直な良い意見が吸い上げられ
金沢大地
配送同乗では、センターから会員さんの玄関先まで、自分たち
配送同乗キャンペーンブログの 7/25「配送同乗キャンペーン動画
完成!」では、同乗の様子を実際にムービーで見ることができます
クルーさんの丁寧な対応で率
カ ン を 作 っ て い き た い と、
改めて強く思いました。
配送クルーさんがとても重要
な位置にあるという話は上村
代表からも聞いておりました
が、確かにそのとおりだと感じ
た一日でもありました。
水の子会
吉田 諭さん
今村 正一さん
で、なかなかゆっくりお話はできま
せんでしたが、エンドユーザー
の方々のお顔を拝見できただけ
でも、参加して良かったです。
森田醤油店
森田 浩平さん
皆さんとの繋がりで、子どもた
ちのよりよい未来のために、
これからも頑張ることができま
す。ありがとうございました。
ATJ フィリピンのバナナ生産者
水の子会
会員さん、それぞれお忙しい様子
ボイさん&パウロさん
皆様の努力を無駄にしない
よう、会員さんに喜んでいただ
ける商品を出荷しなければと
胆に銘じた一日でした。
水の子会
桝永 博孝さん
RNL77
Radix News Letter
13
活動報告
6/14〜15 北海道ブロック集会
Radix Report
北海道
8/1〜2 東北ブロック集会
今回の北海道ブロック集会は、樺戸群新十津川にあるオニオンファームカワ
東北ブロック集会は、① Radix の会会員以外の産地を見に行こう!②会員同
マタの川眞田さんにご協力いただき、生産者 31 名、講師 1 名、スタッフ含め
士に加え、らでぃっしゅぼーやスタッフとも交流を深めよう!③らでぃっしゅ
総勢 53 名の参加による開催でした。今回も土壌学が専門の帯広畜産大学・谷
ぼーやの会員さん達とも交流しよう!という3つのテーマで開催。生産者33名、
先生に、圃場の土壌断面調査と勉強会講師をお願いしました。
先生や学生等大学関係者とスタッフ含め21名、総勢54名の参加でした。
1 日目、土壌断面調査では作柄の良い畑と悪い畑の 2 箇所を調査。地層はほ
1 日目の圃場巡回は、一関市でナス(品種:くろべぇ)を栽培している佐藤
とんど変わりないものの、悪い畑では 17 〜 53cm の粘土層が固く、水を通し
さん、千葉さん圃場を見学しました。佐藤さんはナス栽培を始めて 22 年、施
にくくしているとのことで、改善策のアドバイスをいただきました。
設栽培に切り替えて 12 年目の、グループの中でもリーダー的存在。圃場は比
勉強会場に移動後は、らでぃっしゅぼーや国枝社長らのあいさつから始まり
ました。谷先生の勉強会では、基本的な良い土条件についてのお話しと、過去
4 年間に 4 箇所の圃場で行った断面調査の結果が分析機関により異なることに
較のために①全有機区画 ②6割有機区画 ③全化成区画と、
3区画に分けて栽培。
つで始まったブロック会議は、農産部より新体制の説明、定期品・注文品の動
向説明。東北センターからは、現在の会員状況、今後の展開などの説明があり、
らでぃっしゅぼーや会員からの声、生産者のおすすめレシピの募集などの説明も行
生産者からの近況報告では、天候に恵まれ豊作傾向との話しがありました。
われました。北海道センターからセンター内の移転、交流会報告、流通関係の説
2 日目は、らでぃっしゅぼーや会員さん 23 組 61 名を宮城大学に招いてのミ
明が行われた後、生産者さんの近況報告がなされ、今後の勉強会については「品
ニ試食交流会を開催。餅つきパフォーマンスから始まり、
参加団体の紹介挨拶・
質に関しての勉強会」
「食味についての勉強会」などの要望、
意見をいただきました。
宮城大学からの発表、試食等々がありました。
最後に長内理事より締めくくりのご挨拶をいただき、2 日間の日程は無事終
らでぃっしゅぼーや会員さんが参加する、ブロック集会初の企画でしたが、
谷先生の説明に聞き入る参加者
多くの生産者やらでぃっしゅぼーやスタッフの力を借りて、無事に終了するこ
とができました。
7/4〜5 福広・村山塾
三重
福広博敏さんと村山邦彦さんを講師に招き、勉強会を5 年ぶりに三重県・名張市
にて開催。会員・非会員含め32名、スタッフ11名総勢43 名の参加となりました。
1 日目の勉強会講師は、専門部会「福広・村山塾」でもお話をいただいた、
福広さんから堆肥場の説明
トマトの栽培を始めて 4 年目で、品種は『キャロルパッション』
『チカ』
。水が
村山さんの講義
その後のブロック会議では、らでぃっしゅぼーや農産部より農産部の新
勉強会場移動後に、福広さんへの質疑応答に加え、参加者からの近況報告や、
体制、販売状況の説明に加え、らでぃっしゅぼーやブランドのひとつとし
土壌の悩みなどの話しがありました。
て打ち出していく新たな取組み「チカラある野菜」と認定基準を説明。最
2 日目の勉強会では村山さんに講師をしていただき、法人化した現状と経営
後に生産者のおすすめのレシピの情報提供の呼び掛けも行いました。最後
概況の見比べ、2007 〜 13 年の売上推移等の説明がなされました。また、無機
に、九州・沖縄ブロック集会に初参加のらでぃっしゅぼーや国枝社長から
態の窒素ではなく、有機態窒素(可給態窒素)を計らなければならない理由や
のあいさつもありました。
手段、その具体的な成果等のお話しがありました。
2日目には、らでぃっしゅぼーや会員さんを招きミニ試食交流会を開催。
2 日間の締めくくりに『土作りや施肥設計、植物生理などで困った点をみん
Radix News Letter
伊賀での組織づくりや連携、取り組み等、経営内容について説明されました。
てきたお話しをいただきました。
より水分調整に役立てていると説明。
RNL77
伊賀ベジタブルファーム(株)村山邦彦さん。若手を中心に行っている事業や、
技術面では、土中の可給態窒素を測定し、有機体窒素を含めた施肥設計を行っ
溜まりやすい土質であり、畝を立て、PF メーターを用いて、その日の天候に
14
福岡
の会会員 27名、講師スタッフ含め10 名の、総勢 37名での参加となりました。
年並みのハウスもあれば、収穫量が少なく、小玉傾向にあるハウスもあるとの
(研修生・山口)
9/19〜20 九州・沖縄ブロック集会
ミニ試食交流会を開催した九州・沖縄ブロック集会。福岡県中洲にて、Radix
コブセンチュウ防止の為、コスモスが混植されていました。今年の傾向は、平
なで解決』として、解決策を話し合いました。
会員さんのお子さんと一緒に餅つき大会
がテーマです。東北ブロック集会に続いて、らでぃっしゅぼーや会員さんを招き
を見学。福広さんの圃場では大玉トマト(桃太郎ファイト)の栽培に対し、ネ
の被害は無く、ていねいできれいな作業がなされていました。村山さんはミニ
(研修生・山口)
今年の Radixの会は
「生産者自らがらでぃっしゅぼーや会員さんに会いに行く」
1 日目の圃場見学では、福広さん、鯨岡さん、村山さんのハウス・露地圃場
こと。鯨岡さんの圃場では、トマト 5a、パプリカ 3a を栽培。トマトに病害虫
露地ナス圃場の見学
勉強会場に移動後、信太理事、らでぃっしゅぼーや小関副社長からのあいさ
2日目には、らでぃっしゅぼーや農産部より、農産部の新体制、販売状況の説明、
(研修生・山口)
岩手
千葉さんは手を抜かない丁寧な作業で収穫量が多いと高評価だそうです。
土壌の断面を確認中
ついてどう捉えたらよいか、圃場がどのような状態か等の解説がありました。
了いたしました。
2014.3‐11
今回の参加者は、事務局の力が足りず少人数でしたが、各団体挨拶で熱く語
杉山さんからミニトマト栽培のアドバイスを受ける
っていただき、試食を行いました。
(研修生・山口)
らでぃっしゅぼーや国枝社長がミニ試食会交流
会で挨拶
RNL77
Radix News Letter
15
活動報告
5/23 オーガニック食品・製品の輸出入セミナー
Radix Report
東京
9/12〜13 福島・復興支援視察
世界の有機市場は毎年右肩上がりに拡大(米国 3.5 兆円、EU3.2 兆円)して
5 年目を迎えたエコデザイン部会は、Radix の会の目的である「いのちを大
いる一方で、日本は約 1500 億と小さく、圃場割合でも 0.4%、有機 JAS 圃場に
切にする循環型社会への提案と実践」に沿った活動として、被災地・福島で視
限定すると0.22%(約 1 万 ha)にすぎません。農水省も有機農業を推進すべく
察ツアーを開催し、東北復興支援について「私たちに出来ること」を改めて考
圃場割合を倍増することを目標に設定し後押しを検討しています。
えてきました。
有機食品の輸出を踏みだそうにも各国の表示制度や手続きがバラバラでわかり
9 月 12 日、天気は快晴。総勢 34 名が東京駅に集合し、天ぷらバス(廃食油
にくいのが実情。今後の事業戦略の参考にしていただくため、実務に詳しい
を回収・リサイクルした燃料を使用したバス)でカーボンニュートラルな視察
JONA(日本オーガニック & ナチュラルフーズ協会)の高橋氏と岡氏をお招き
に。出発前に、天ぷらバスの運営会社リボーン代表の壱岐社長に天ぷらバスの
して欧米および各国の有機表示制度、同等性による輸出入、同等性以外の輸出
説明と、バスを使ってのエコツーリズムの現状を熱く語っていただきました。
などについてご説明をいただきました。
有機食品を輸出する場合、相手国に有機表示制度があればその制度に基づい
JONAの高橋氏が世界の有機表示制度を説明
福島素材のおいしいお弁当
く、エコツーリズムが社会に浸透していっている様子がよく伝わりました。
バスの中では、フィンランドの核廃棄物最終処理場のドキュメンタリー『10
相手国の有機認証を自国の認証と同等のものとして取り扱うことができます。
万年後の未来』を上映。東京駅出発から 4 時間ほどで、福島オーガニックコッ
トンの事務局である NPO 法人ザ・ピープルのボランティアセンターに到着。
セミナーでは国・地域で同等性の対象となる製品の範囲や条件・手続き、注意
代表の吉田さんが私たちを温かく迎えてくれました。センターでは福島産の食
すべき点などを詳しく示していただきました。なお同等性の範囲外では、これまで
材のお弁当が配られ、簡単な案内を受けながら昼食タイムに。多彩で豊かな食
通り相手国の有機認証をうける必要があり、また米国ではバイオテロ法や食品安
材でとてもおいしく、参加者が案内よりもお弁当に夢中になることも…。
全強化法など輸入食品に対する規制を強化中なので、有機表示以外でも注意が必
福島
リボーンの企画ツアーは学びの要素だけでなく、体験を通じて楽しむ企画が多
た認証が必要となります。もし国家間で有機認証の同等性が認められていれば、
(EUは2010年、米国とは今年 1 月より相互に同等性を認めています)
2014.3‐11
きれいに整備されたオーガニックコットンの圃場
昼食後、オーガニックコットンの圃場にバスで移動。道すがら、いわき市の
講演資料より
要とのことです。そのため実際の食品輸出に際しては JETROなどの公的機関の最
津波の被災と復興の状況を窓越しに説明をいただきました。到着した谷あいの
新情報も参考にしてほしいとのアドバイスもいただきました。
圃場はきれいに整備され、大きなコットンの実をたわわに実らせており、そこ
(事務局・成田)
には多くのボランティアの協力とスタッフの努力の成果が表れていました。
8/28「負けない農業」の見つけ方
“コットンベイブ” を作成。人形は実際に販売されており、普段制作をされて
東京
いる地元の方に手ほどきをいただきました。慣れない手つきで、和気あいあい
と人形作り。かわいくできたり歪んだりする中で、会話が生まれ交流が生まれ
『エロうま野菜』
、一度聞いたら決して忘れない、インパクトある名前です。
ました。仮設住宅の作業所でも同じように和やかに作業が進み、“コットンベ
やみつきになるほど美味しい野菜のことで、茨城で旬の露地野菜を有機栽培し
イブ” 作りは仕事というだけでなく、孤立も防ぐ役割があるようです。
ながら個人と飲食店向けに直販されている久松農園の久松達央さんが生みの
作った “コットンベイブ” を手にして宿泊所へ。ホテルでは、第一原発近く
親。本勉強会の講師であり『キレイゴトぬきの農業論』の著者でもあります。
の南相馬市小高地区の被災住民の方に、当時の様子と今のお話をいただきまし
久松さんは、小さな農家がプロ農家や大規模農家に正面からぶつかっても勝ち
た。今も続くとても過酷な状況での生活の中で、
「忘れてほしくない。でも私た
目はない、ゲリラ戦のように強みに特化して弱みを捨てる覚悟が必要だと説き
ちは被災者を卒業したい。いつか被災者と呼ばれないようになりたい」と涙を
ます。久松さんの強みは「味」と「サービス」。味にこだわった品種を選び、
堪えて話す姿が忘れられません。みなさんには懇親会にもご参加いただき、翌
露地栽培で旬の美味しさを引き出し、新鮮な状態でお届けされています。サー
日にはその小高地区を実際に案内していただきました。
ビス面では密なコミュニケーションを通じて顧客の本当の声を引き出し、隠れ
小高地区は避難地域に指定されており、一時帰宅が許可されるだけで人は住
ている本心や要望にあわせて速やかに改善されています。
んでおらず、着のみ着のまま人がいなくなった街の姿が異様な空間を作り出し
また多様な顧客層の心に刺さるような仕掛けを多数用意し、できるだけ多く
ていました。
の方の興味と関心をひくような工夫もされています。エロうま野菜や日本一話
そして、若者集会でも訪れた原発近くの希望の牧場にも訪れました。吉沢代
のうまい農家という自称もその一つ。オンリーワンになるため、その他大勢の
表から、牛を殺処分をしない理由、原発地域の貯水池の状況や避難民の現状に
中に埋没しない努力も日々欠かせません。久松さんはネット上で人同士をつな
対する危機感をお話しいただきました。
げるソーシャルメディアをフル活用しながら、真似されない・陳腐化しないコ
1 泊 2 日の中で非常に濃密な体験を重ねることができ、震災は終わっていな
ンテンツづくりにも踏み込まれています。
『ないものねだりはダメ、あるもの探しをしよう !』
『強みに特化し手持ちの武
器で戦おう !』それが久松さんからのメッセージです。
16
再びボランティアセンター戻り、圃場のコットンを使用してつくられる人形
RNL77
Radix News Letter
笑いを取りつつセミナーを進める久松さん
(事務局・成田)
JONAでは2020年の東京オリンピックに向けて『選手村をオーガニックにしよう!キャンペーン』を実施中
詳しくは、JONAのHPまたは協会事務所へ(TEL:03-3538-1851)
地元の方に手ほどきを受けコットンベイブ作り
いまだに避難地域指定で人気のない小高地区
いと改めて実感をする視察でした。
(らでぃっしゅぼーや(株)商品部エコデザイン課・向井)
小高地区被災住民の方の講演会で質問を受ける
RNL77
Radix News Letter
17
活動報告
10/15〜16 畜産視察・勉強会
Radix Report
神奈川
9/7~8 女性集会 in 大阪
今回は生産現場にお伺いすることと「アニマルウェルフェア」について勉強するため
18年前の復活版「女性集会in大阪」
講演会を開催するという2本立ての内容でした。
1996 年の春に開催した「元気な母ちゃん集れ ! WEST集会」は、普段はなか
生産現場の見学では、神奈川県丹沢の地で養豚を行っている中津ミートさんに
なか外に出られない母ちゃんたちのために、らでぃっしゅぼーやとRadixの会が共
お伺いをしました。
同開催した初の「女性集会」でした。現在はらでぃっしゅぼーやを引退された山
昨今の豚流行性下痢(PED)が心配される状況でしたので、実際に豚舎に入っ
本恭子さんがセンター長、私、沢村が副センター長を務めていた18 年前の事です。
10月15日、16日の二日間、3 年ぶりの畜産部会を開催いたしました。
て見学するというわけにはいきませんでした。しかし、ハム・ソーセージの加工工
場は見学することができ、製造工程を学ぶことができました。枝で精肉がぶら下が
中津ミートさんの生産現場を見学
性生産者さんのアンケートには「各センターで開催してほしい」、
「 地域観光もした
い」などの要望も含め、もう一度「女性集会」開催を望む声がほとんどでした。
お昼は、中津ミートさんのご協力で丹沢高原豚のしゃぶしゃぶ、味付けは森田醤
今回、Radix の会の事務局長を務める事になり、18 年前の約束がやっと果た
油のポン酢という素敵な組み合わせとなり、おいしい昼食いただくことができました。
せることになったのです。復活版「女性集会」の第 1 回目開催地は、もちろん
交流会ではらでぃっしゅぼーや会員の方から質問も
「大阪センター」です。
生産現場見学の後はホテルに移動して座学。実際に見ることができなかった豚
舎の中や、子ブタから始まる飼育の工夫や苦労などを、中津ミートの社長 松下氏よ
18 年前センター長だった山本恭子さんにも参加していただき、当時と同じ
り話していただきました。畜種は違いますが、えさの状況、特に非遺伝子組み換え
ように第 2 部の司会をお願いしました。18 年前と違うのは「第 4 部のオプショ
高騰や調達の苦労など、このまま継続していくことの難しさ、大変さが共有させま
大阪
WESTセンターでの開催は私の転勤のため2 回で終わってしまいましたが、女
っているシーンはなかなか見る機会がないため、みなさん写真を撮られていました。
の飼料については共通の課題となり、意見交換が活発に交わされました。価格の
2014.3‐11
PED予防のため立ち入りの制限も行われている
ン企画・本場のお好み焼きを食べる難波ツアー」が追加されたこと、次回の開
催地 =中部センターが決定していることです。
した。飼料についての話は夜の宴会まで続きました。
来年の「女性集会 in 中部」では、中部センターの女性スタッフたちがおも
翌日は日本獣医生命科学大学名誉教授 松木洋一先生より「世界の家畜福祉基
てなし役を努めます。女性生産者のみなさん、たくさんの参加者を期待してい
準の策定とアニマルウェルフェア畜産の動向」というタイトルで講演会を開催いた
ます。中部センターでお会いしましょう♪
らでぃっしゅ食材の試食も行いました
しました。
「20 世紀に開発された工場的畜産システム、それは生産性・効率性を追求するた
参加者 :アジアマリン・山本敦子さん、ゆうき伊賀の里・鯨岡恵さん、野菜くらぶ・沢
めに多数の家畜の自由を閉じ込める畜産システム。21世紀は家畜福祉畜産システム
浦幸子さん・小林啓子さん・塚本佳子さん・平山朔望さん、グリンリーフ・杣
への挑戦ということで EUを中心に進んで行っている。今後、米国も家畜福祉政策
谷夏希さん、アップルファームさみず・山下和子さん・渡辺照子さん・森めぐ
を取り入れるようになり、
日本にも影響が出てくるのではないか」と話されていました。
みさん、水の子会・吉田敬子さん、桜井食品・桜井恭子さん、らでぃっしゅ
EUでは法規制や補助金の制度なども進んでおり、さらに認証制度やブランド化
試食の丹沢高原豚には森田醤油のポン酢で!
ぼーやスタッフ18 名(大阪7名・中部 3 名・本社7名・OB1名)の総勢30 名。
が確立され、消費者の選択しやすい環境になっているそうです。
プログラム(1日目)
まだ日本ではなじみ薄い感じがしますが、今後、ヨーロッパからアメリカ、オース
第一部 らでぃっしゅぼーや会員の方々との交流 & 試食会を開催(大東市民会館)
トラリアのも広がっていき、日本でも注目されていくだろう、ということです。
第二部 生産者・スタッフによる「女性集会」
(石切温泉・ホテルセイリュウ)
そこで、松木先生より、ぜひらでぃっしゅぼーやでアニマルウェルフェアのマーク
(2日目)
を作成して、会員さん含め、より多くの方々に広めていってほしい。ぜひ日本の先
第三部 大阪センター見学 & 意見交換会
駆者となってほしい、というご提案をいただきました。Radixの会、らでぃっしゅ
第四部 オプション企画〜大阪難波で「本場のお好み焼き」
(事務局長・沢村)
について、今後どう取り組んでいくのか、実際のマークを作成してくのか、今後理
アニマルウェルフェアという畜産共通の大きな提案をいただき、今回の畜産部会
大阪センターの見学後、意見交換会
を満腹になるまで食べました〜
ぼーやとしても、畜産部会終了後、急遽、打合せを開催し、アニマルウェルフェア
事の方にも相談し、前向きに進めていくことを確認しました。
ゆうき伊賀の里の鯨岡さんの生産者発表
普段はまず見られない枝肉がぶら下がる光景
は終了となりました。
左:大阪センター長だった山本恭子さんも参加 中:本場のお好み焼きにに大満足 !
右:らでぃっしゅぼーや会員の皆さんも加わった、にぎやかな女性集会になりました
(特別会員企画担当理事 /らでぃっしゅぼーや(株 )商品企画課・小林哲雄)
NGO オ ラ ン ダ
動物保護協会の
認証マーク
(一ツ星~三ツ星
まである)
18
RNL77
Radix News Letter
オランダの
生産者独自
マーク
日本獣医生命科学大学名誉教授 松木洋一先生
RNL77
Radix News Letter
19
活動報告
7/12・11/8 第8・9回医療セミナー
Radix Report
2014.3‐11
東京
第 8回医療セミナー
3/23〜10/26 産地交流会・生産者講座
本年度のらでぃっしゅぼーや主催の産地訪問交流会、
「 つくる人・育てる人 赤か
ぶ塾」等の講座は、合計 23 回開催され、産地訪問交流会には 993 名のお客様が、
「心の病を克服して~薬を止めたら元気になった ~」
講座には148 名のお客様が参加されました。冬からは、生産者の作る野菜を料
今回も、らでぃっしゅぼーや本社のフリースペースで、
「心の病」をテーマに
理して、こだわりを聞きながら、一緒に食べていただく「旬野菜でおもてなしレシ
勉強会を開催。前回は 2 月の大雪に見舞われた医療セミナー。今回は台風一過
ピ教室」が開催されます。Radixの会では、引き続き、会員生産者・メーカー
で真夏日となったが、らでぃっしゅぼーやの会員さん、関東近県の Radix 会員
の皆さんが主役の交流イベントに対しては、お客様1名参加につき500 円の助成
やスタッフ合せて約 40 名での開催となった。
を継続していきますので、ぜひ、担当者を通して立候補いただければ幸いです。
前回までの医療関係者のお話から、今回は視点を180度変え、心の病を経験
し克服した立場で、日本でも有数のウクレレ・ミュージシャンである IWAO(山
全国
第 8 回講師、IWAO(山口岩男)氏
口岩男)氏をお迎えし、患者視点の体験談や考えを伺う勉強会を実施。
(事務局長・沢村)
左から 田んぼの生き物観察会、茶摘み交流会 右上から 親子ソーセージ教室、中津ミート松下憲司さんと参
加の子供たち、
「交易 25 周年を迎えたバナナの物語」講座、フィリピンの生産者と共に
13 年前に調子を崩し、最初に心療内科に足を運んだきっかけから、処方さ
れる薬を言われるままに増やしていき、さらに体調を崩していくという悪循環
の結果、精神病院へと入院するに至る。その後の様々な出会いから、悪循環を
抜けだすきっかけを掴んだ経緯や、身に染みて感じる「健康の大切さ」や「食
の重要性」への想いが語られた。
最後に「人の心のアップダウンは自然なこと」だということ。それを素直に
受け入れ薬に頼らず心のコントロールをしていくことが大切で、IWAO さんご
ひ
セミナーの最後はウクレレの演奏もあった
と
自身は音楽を通して「他人が喜んでくれるのが自分の喜び」という、人が持つ
本能のような気持ちを大切にすることが自分を健康に保とうという意思に繋が
ったというお話の後、一曲披露してくださった演奏は、音楽を奏でる幸せに満
2014 年度開催の産地訪問イベント
ちた表情が印象的だった。
第 9回医療セミナー
「お医者さんが教える、医者に頼らない病気の治し方」
第 9 回は都内でクリニックを営まれる内科医の高野弘之先生をお招きし、医
第 9 回講師、内科医の高野弘之先生
療、薬に頼りすぎず、自己治癒力を知ることの大切さについてお話を伺った。
今回も関東近県のらでぃっしゅぼーや会員さん 20 名ご招待ということで募集
チラシを配布。薬に頼らない有機農業の考え方と相通ずることもあり、これま
で以上に反響が大きく、100 名以上の応募があり、結果、抽選にて80名に絞り、
当日は Radix会員含め、約 70 名参加での開催となった。
先生が自治医科大学を卒業後に離島勤務になった際、自然豊かな環境の良い
所でも、自分が考えていたよりアレルギーや病気がちの人が多いことに驚いた
という。診療を続けるうち、処方する薬の飲み過ぎが一因ではないかと考える
セミナーにはたくさんの人が参加
近頃ではテレビでも紹介され一般的になってきた湿潤療法(皮膚の傷を消毒
せず水で洗い、乾かさずに早く治す方法)を例に、我々がもつ自己治癒力につ
いてのお話。そして皮脂を分解し皮膚を弱酸性に保つ「常在菌」と、
「病原菌」
や「消毒」との関係。そして、対症療法(アロパシー)中心の現代医学の問題
点、さらには最近関心が高まっている様々なワクチンの問題についてもお話を
いただき、質疑応答も活発に行われ、大変充実したセミナーとなった。
20
RNL77
Radix News Letter
(事務局・高橋)
開催センター
神奈川
神奈川 &首都圏
中部
首都圏
首都圏 &神奈川
首都圏
北海道
首都圏
神奈川
大阪
大阪 &中部
北海道
イベント名
三浦大根抜き交流会
茶摘み交流会
いちご摘み交流会
いちご摘み交流会
田んぼの生き物観察会
じゃがいも掘り交流会
さくらんぼ狩り交流会
とうもろこし狩り交流会
とうもろこし狩り交流会
ぶどう狩り交流会
ゆうき伊賀キッズファームステイ
りんご収穫体験交流会
受入れ先生産者
黒崎有機栽培研究会
静岡有機茶農家の会
藤枝いちごの会
栃木有機いちごの会
ファーマーズクラブ赤とんぼ
研有会
O・M・H
野菜くらぶ
黒崎有機栽培研究会
山豊園(奈良県)
ゆうき伊賀の里(三重県)
O・M・H
参加人数
121
50
35
83
36
136
50
150
216
51
15
50
イベント名
つくる人・育てる人 赤かぶ塾
つくる人・育てる人 赤かぶ塾
親子ソーセージ教室・午前の部
親子ソーセージ教室・午後の部
親子で豆腐博士になろう!
手造り豆腐を楽しむ会
山名酒造講習会
コーヒーの入れ方講習会
毎日飲みたい !コーヒーをつくる講習会
交易25周年を迎えたバナナの物語
親子で『きのこ』を知ろう!味わおう!
講師の生産者&メーカー
タイコウ
坂利製麺所
中津ミート
中津ミート
おとうふ工房いしかわ
おとうふ工房いしかわ
山名酒造
オルタートレードジャパン
オルタートレードジャパン
オルタートレードジャパン
バイオコスモ
参加人数
18
5
24
26
14
6
7
17
12
3
16
2014 年度の生産者講座
に至ったことが、薬に頼らない治療するきっかけになったのだそうだ。
開催日
3/23(日 )
4/19(土 )
4/26(土 )
5/31(土 )
6/28(土 )
7/6(日 )
7/13(日 )
7/26(土 )
7/27(日 )
8/2(土 )
8/8(金 )
10/19(日 )
一番重要と紹介されたシュバイツァーの言葉
開催日
6/8(日)
7/26(土 )
8/9(土 )
8/9(土 )
8/16(土 )
8/16(土 )
8/30(土 )
9/6(土 )
10/11(土 )
10/25(土 )
10/26(日)
開催場所
本社
本社
本社
本社
本社
本社
本社
本社
本社
本社
本社
RNL77
Radix News Letter
21
活動報告
9/21 北海道元気市
Radix Report
北海道
10/4 元気市 in 新宿
北海道センターは今年も元気市を開催いたしました。
10月4日(土)に本社のある東京オペラシティにて、
初の本社主催「元気市」
9 月 21 日の札幌は、例年以上の好天に恵まれ、推定来場者数は 500 家族、
が開催されました。
1700 名にもなりました。また、会場が 3 年連続同じ会場であったため、らで
B1 にある野外広場「サンクンガーデン」
、1F は通路を使い、Radix 会員の皆
ぃっしゅぼーや会員の皆さんや一般のお客様にも元気市の認知度が上昇してい
さんによる約 30 ブースが勢ぞろい。生産者の皆さん、メーカーの皆さんの自
ると実感できました。
慢の野菜や果物、元気くんでおなじみの商品を販売していただきました。
今年出店いただいたのは生産者 7 店、メーカー 10 店の計 17 店でした。毎年
この日は元気市以外にも東京オペラシティでもイベントがあり、多くの人が
ご参加いただいている生産者・メーカーの皆さんはもとより、今年はらでぃっ
ご来場。
(延べ人数約 3000 人)らでぃっしゅぼーやの会員の皆さんをはじめ、
しゅぼーやとのコラボ商品(カップケーキやコーンスープ)を出された北海道
アンの会さんやベジタブルワークスさん、海産物(サンマ・ホタテ・イカ)の
一打に想いのこもったオープニングセレモニー
劇場にいらした方、ご近所の方など様々な人が気軽に買い物ができ、早いブー
スではお昼を迎える前に販売品が残りわずかとなる大盛況ぶり !
焼き物を実演販売していただいた高橋物産さんなど、
新たな取り組みも生まれ、
そのほか、ミニトマトすくいや輪投げ、射的などお子さんにも喜んでいただ
会員の皆さんからも大好評でした。
けるアトラクションも大人気でした。
らしっしゅぼーやの会員さんには、普段カタログでしか見ることができない
また、本社のある16Fでは、ふだん会議室や商談スペースに使用している場
商品を、生産者・メーカーの皆さんと直に話をしながら購入ができる貴重な機
所を解放し、会議室では、スカイ・フードの藤本さん、クインビーガーデンの
会でもあり、
「これぞ、らでぃっしゅぼーやの醍醐味だ !」と感じていただいて
星川さん、山名酒造の細見さんがミニ講習会を、テストキッチン横のスペース
おります。
では、静岡有機茶農家の会の皆さんによる日本茶講習会を開催。
ただ、我々北海道センターのスタッフとしては、元気市はブースを出して販
どの講習会も好評でしたが、らでぃっしゅぼーやの 88 年入会会員さんから
売していただくだけではなく、こだわりや想いなど、商品をより深く知ってい
子どもたちも木製のおもちゃで大ハシャギ!
は日本茶講習会にご参加いただき、
「自分で淹れてもあんなに深い香りのお茶に
ただく機会になればと考えております。そのため、実演販売はもとより、商品
はなりませんでした。
(中略)お茶のすごさを改めて知りました。
」とのお声も
の講習会なども計画していきたいと考えております。
いただきました。
毎年の開催の楽しみにされている方が増えてきています。来年の開催に向け
そのほか、お子さんが楽しく遊べるキッズコーナーでは、クリスマスプレゼ
て、北海道センターも準備を始めております。北海道の生産者・メーカー様だ
ントにもぴったりなおもちゃで遊んだり、絵本を読んだりと楽しそうな笑い声
けではなく、全国の皆さまにもぜひ、ご参加いただければと思います。販売だ
が響き、フリースペースは休憩スペースとして解放し、ルイボス茶やコーヒー
けではなく、商品の実演の説明や講習という形でもかまいませんので、来年は
の試飲、お惣菜の試食などを行いました。
ご参加をよろしくお願いいたします。
また、スクリーンではご来場いただいたみなさんにお伝えしたいメッセージ
(らでぃっしゅぼーや(株)北海道センター・寺尾)
生産者さんと話しながらの有意義なお買いもの
などを放映。休憩しながら、ゆっくりとそして真剣にご覧いただく様子が印象
的でした。
2014.3‐11
東京
青空の下で野菜もイキイキ
熱い想いを商品と共に!
らでぃっしゅくんと握手
開催終了後も、会員さんよりお電話で「開
催は年1回だけなのか ?」
「元気市に参加し
ました。こういったイベントがあるのはい
い !」といったお声もいただきました。
今までの元気市に比べ小規模な開催で
したが、距離の近さを感じる元気市にな
ったと思います。
会員さん、生産者、メーカーのみなさん、
そしてラディクルの会、らでぃっしゅぼ
ーやが一堂に会して「つながる」時間と
なりました。
(らでぃっしゅぼーや (株 )
第一営業企画課 中村)
らでぃっしゅクルーさんは子どもたちのヒーロー!
22
RNL77
Radix News Letter
スタンプラリーで見事一等賞!
この日はオペラシティーの野外広場もらでぃっしゅカ
ラーに彩られました
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Radix News Letter
23
活動報告
8/29 第56回役員会
Radix Report
2014.3‐11
東京
日時
入退会動向ほか
ア」をテーマに、中津ミートの見学、日本獣医生命科学
気市が新宿にて 10 月に開催され、Radix 会員の生産者・
2014年8月29日(金)15:30~17:30
◦入会…2(瑞穂ファームさん、佐々木農園さん)
大学の松木洋一名誉教授によるオランダ視察の最新情報
メーカーさんに対し出店募集をし、約30社が参加した。
◦退会…1(シバ・フレッシュミートさん)
を含めたアニマルウェルフェア勉強会を実施。充実した
◦会 員 数(2014 年 8 月 29 日 現 在 ) … 農 産 144、 畜 産
部会会議となった。松木先生からは、
「有機畜産」は理想
今後の活動予定 ※提案含む
らでぃっしゅぼーや株式会社 C 会議室(東京都新宿区)
27、水産 43、加工 81、エコ 30、その他 4 合計 329
だが、今後「アニマルウェルフェア」は EU からアメリ
※● =実施 ◯ =提案
会議内容
団体(個人含む)
カに伝播し必ず近い将来、日本の畜産物にも影響を及ぼ
(分科会 /13:30~15:00)
会場
◦ご挨拶(上村会長)
次回開催予定
すので、今から AW(Animal Welfare)ブランドを生産
◦国枝社長ご紹介
2015年1月15日(木)
者や流通が率先して立ち上げていくべきだという提案も
出荷基準の再確認と、本音でトーク。オプションで市
いただいた。
場視察。
◦事務局報告
上期活動総括
◦監査報告
[配送同乗キャンペーン]
今年は、社会貢献事業を積極的に進めるアバンティの渡
つくる人(生産者)から、つなげる人(らでぃっしゅ
◦助成活動、糖度計プレゼント企画
上村会長の掛け声の下、理事から始まった配送同乗が、8
邊社長を理事に迎えたこともあり、復興の一環として取
ぼーや)への試食プレゼンテーション。
◦活動報告 ~ 配送同乗キャンペーン・海外視察・交流助
月以降は Radix 会員に広がりを見せ、アジアマリン
(高知)、
り組んでいるコットンプロジェクトの見学も兼ねた、復
山豊園、天恵グループ、生活アートクラブ、中村醸造場、
興支援視察を実施。東京から天ぷら(バイオディーゼ
谷先生に、複数の産地で土壌断面を見てもらってきた
サラダボウル、野菜くらぶ…等々の皆さんが Radixオリジ
ル)バスで福島へ。1 日目はいわき市内のコットン畑や
おさらいの座学を実施。
ナルキャップをかぶりながら配送同乗を経験しています。
作業場の見学、地元の NPOメンバーとの交流、2日目は、
●農業インフラ勉強会(1/16)
同乗レポートは Radixの会 WEB サイトに逐次掲載中。
浜通りの警戒区域(ワカモノ集会でも尋ねた希望の牧場
ハウスの補強、ローコスト ICT活用術など。
へも再び訪問)への視察・交流を行った。
●みつばち飼育基礎講習会(1/23)
◦分科会報告(農産部会 / 食品部会 / 畜産部会 / エコデザ
イン部会 /交流)
◦西日本・台風・豪雨被害報告
◦事務局からの連絡
[農産部会]
[エコデザイン部会]
●関西ブロック集会(11/14~15)
◦Radix会員動向・予算実績
成活動・医療セミナー
●関東ブロック集会(11/21)
●北海道・冬の勉強会(12/12)
◦ご挨拶(小関副社長)
5月は JONAからの講師をお迎えし、オーガニック食品・
[交流 ]
参加者
製品の輸出入セミナーを開催。6 月の北海道ブロック集
らでぃっしゅぼーや会員さんも招待しての医療セミナー
◦生産者・メーカー理事
会(新十津川)では、お馴染みの帯広畜産大学の谷先生
は、7 月に開催の第 8 回はミュージシャンの山口岩男氏
農業や地域における再生可能エネルギーの活用。エネ
上村会長(熊本・水の子会)、畑副会長(高知・土佐百)
、
をお迎えして、今回はオニオンファーム・カワマタさん
を迎え、うつ病を克服した患者としての視点でお話をい
ルギーコストをいかに抑えるか。
信太副会長(秋田・ベジタブルスタイル)、長内理事(北
の畑の土壌断面でケーススタディを行った。また過去 4
ただくとともに、11 月の第 9 回は内科医の高野弘之先
海道・O.M.H)
、丸山理事(茨城・あゆみの会)
、大久
年に渡り断面調査をした 4 箇所の圃場の土を 5 つの分析
生をお迎えし、薬に頼らず自己治癒力をどう活かすかに
保理事(宮崎・宮崎有機)、秋川副会長(山口・秋川
機関で土壌分析をした結果を見比べながら数値の使い方
ついて学んだ。9 月に女性集会を実施、らでぃっしゅぼ
牧園)
、髙橋理事(群馬・タカハシ乳業)、向山理事(山
を学んだ。7 月は 5 年ぶりに福広・村山塾を三重県名張
ーや会員さんとの交流、大阪センターを見学するととも
梨・黒富士農場)、井村副会長(石川・金沢農業)
、山
市で開催し 5 日の日本農業新聞東海版には 4 段抜きで大
に意見交換を行った。また、首都圏エリアでの久々の元
名理事(兵庫・山名酒造)、飯尾理事(京都・飯尾醸造)
、
きく記事が掲載された。8 月初旬の東北ブロック集会は
坂本理事(福岡・あおいくま)、島香理事(岩手・丸
岩手県で開催。東北地方の大きな祭りと重なり参加者が
友しまか)
、岩田理事(島根・渡邊水産)、渡邊理事(東
少なかったが、1 日目は会員外の野菜農家(一関市にあ
京・アバンティ)、佐藤理事(愛媛・無茶々園)
る東北一のナス産地)を視察。2 日目はらでぃっしゅぼ
◦らでぃっしゅぼーや(特別会員理事ほか)
ャンパスをお借りして実施した。8 月の下旬には、著書
役(顧問)
、
福江執行役員(副会長)、竹内総務部長(監
『キレイゴトぬきの農業論』で注目されている茨城の農
事)
、
後藤農産部長(常務理事)、根田品質管理課長(企
園経営者、久松達央氏のセミナーを東京で実施し、他の
画担当理事)
、小林食品課長(企画担当理事)、加川農
部会や様々な業界からの参加を得た。9 月の九州・沖縄
産仕入課長(企画担当理事)、松井エコデザイン課長
ブロック集会は博多で実施。1 日目は 7 月の福広・村山
村山氏を講師にお招きして勉強会を行い、2 日目は実験
務所用で欠席
的にミニ試食交流会も開催。
沢村事務局長、成田、森田、山口、高橋(議事録)
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Radix News Letter
◯エネルギー自給・節電勉強会
[食品部会]
●おさかな会議(11/27〜28)
駿河湾の桜えび漁を資源管理型漁業のケーススタデ
ィーとして視察。
◯食品部会 関東・関西集会
塾でも講師をしていただいた伊賀ベジタブルファームの
野田取締役(副会長)、親跡執行役員(副会長)は業
◦Radixの会事務局
初心者向け養蜂勉強会
ーやの会員の皆さんとの試食交流会を、宮城大学太白キ
国枝社長(相談役)、小関副社長(相談役)、比嘉監査
(企画担当理事)
。
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[農産部会]
[畜産部会]
2年ぶりの畜産部会は、10月中旬、
「アニマルウェルフェ
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Radix News Letter
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らでぃっしゅぼーや株式会社
代表取締役社長
国枝俊成
ごあいさつ
のある尖った食材を会員の方の
象でした。因みに欧州、米国それぞ
る話題の一つに、政府で精力的に検
みに提供するのは惜しい気がしま
れのオーガニック食品市場を調べて
討されている農協組織の改革があり
す。後程お話する欧米市場では大規
みると、ともに 3.5 兆円前後あり、
ます。私見ですが、本改革は国内の
模スーパーやチェーン展開している
人口比からすると、日本でも 1 兆円
オーガニック農業に少なからず影響
専門店がオーガニック食品市場を牽
規模のオーガニック食品市場があっ
を与えると思います。耕地面積わず
引しています。
て然るべきです。ところが、日本の
か 0.23% しかないオーガニック農業
オーガニック食品市場はせいぜい
ですが、農業への企業参入によりこ
さて、日本のオーガニック食品市
1,500 億円程度であり、その内宅配
の数値は徐々に大きくなるのではな
場について、私自身は相対的にとて
ビジネスは 650 億円、さらにらでぃ
いかと推測しています。さらに国内
も小さいと感じています。1990 年
っしゅぼーやと同業他社2社(Oisix、
農業の 6 次産業化や欧米諸国とのオ
代半ば米国に住んでいた頃、オーガ
大地を守る会)との売上合計はここ
ーガニック基準相互認証と相まっ
ニック食品専門店が会員制宅配ビジ
3 年間、500 億円弱で不変です。こ
て、競争が促進され、より安価で高
ネスではなく、中規模の専門店チェ
れらの事実を考慮すると、日本のオ
付加価値のオーガニック食品が豊富
ーン(ex. Fresh Fields)として店舗
ーガニック食品市場は「企画 ~ 生産
な品揃えで市場に出てくるものと想
展開していました。
商品構成として、
~ 流通 ~ 消費」といった一連のサイ
像しています。既に今年 1 月から米
野菜や果物だけでなく、非常に多く
クルの各過程において、もっと知恵
国との間で相互認証を受けた食品が
の加工品が品揃えされ、価格も一般
を出せば、まだまだ拡大の余地があ
日本国内でオーガニック食品として
品に比べ 2~3 割増しのものが多くあ
ると考えられます。
販売されています。一例として、イ
り、比較的手が届き易いといった印
ところで、最近の農業分野におけ
価格の海外オーガニック食品の
を敏感に汲み取り、それに基づいた
オンでは米国を主体とした手頃な
今後の、らでぃっしゅぼーやを語る
オーガニック食品市場、さらにはそ
会員の方々は、シニアになるにつれ
れを支える国内のオーガニック農業
て徐々に食材の消費量が減る一方、
品揃えを急ピッチで拡充しており、
商品企画、品揃えを強化する必要が
今年 5 月末、社長に就任し、約半
について私の印象や考えをお話しし
新規の若い会員の方々には「美味し
全国 4,000 店舗で展開しようとして
あります。また、ドコモグループの
年が経ちました。この間、社内の各
たいと思います。最後に、らでぃっ
さ、楽しさ、利便性」の点で十分に
います。こういった市場環境の変化
一員として、
「スマートライフのパー
種会議はもとより、全国 6 ヶ所の物
しゅぼーやとして今後の進むべき道
ニーズに応えきれていないのではな
の中に「Radix の会」会員の皆さん
トナー」の理念のもと、様々な ICT
流センターへの出張や全社員と 10
についても言及します。
いかと思います。当社の会員セグメ
は必然的に巻き込まれていくと思い
技術により、生産においては安定品
ントは30~40代の子育て層と50代以
ますが、過去 20~30 年の間、培って
質と生産性向上、流通においては効
皆さん、こんにちは ! らでぃっしゅ
ぼーや代表取締役社長の国枝です。
数回にわたる昼食会等を通じて、当
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社の現状を認識するとともに、今後
まず、当社の経営状況を一言で
降のシニア層に大別されますが、そ
きた栽培、加工技術のノウハウを活
率性、迅速性かつ適時性、さらに消
の進むべき道について議論を重ねま
言うと、
「とても厳しい」というもの
れぞれの会員セグメントにおいて詳
かし、この変革期を乗り切って頂き
費においては利便性と娯楽性を提供
した。因みに「Radix の会の相談役
です。1988 年の創業以来、売上高、
細なニーズ分析を行い、それに基づ
たいと思います。
していきたいと考えています。そし
として、6 月に北海道、9 月に九州
営業利益とも 2008 年にピークを迎
いた的確な商品開発・品揃えが必要
でのブロック集会、さらに 8 月本社
え、それ以降右肩下がりの状態が続
だと痛感しています。特に近年の家
らでぃっしゅぼーやの創業時の理
やは契約農家、メーカーの皆さんと
で行われた役員会にも参加させて頂
いています。マクロ経済や競争環境
族構成やライフスタイルの変化に伴
念は「安心・安全かつ環境にやさし
消費者を繋ぐコミュニケーションプ
き、契約農家やメーカーの皆さんと
等、様々な要因が考えられますが、
い、オーガニック食材の時短商品や
いオーガニック食品をより多くの
ラットフォームとしての役割を今一
様々な意見交換を行い、有意義な時
最も大きな要因として、当社のサー
プチ贅沢商品等の品揃えを強化しな
人々に提供する」ことです。この理
度認識し、引き続き日本のオーガニ
間を過ごすことができました。そこ
ビスが年々少しずつ会員ニーズにマ
ければなりません。加えて会員制宅
念を堅持しつつ、
「企画 ~ 生産 ~ 流通
ック食品市場拡大に貢献していきた
で、本稿では当社の経営状況につい
ッチしなくなってきたと推量してい
配というビジネスモデルも再考の余
~ 消費」の一連のサイクルの中で、
いと思います。
て概要を説明すると同時に、日本の
ます。当社を長年ご愛顧頂いている
地があると考えています。個性
らでぃっしゅぼーやは時代のニーズ
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Radix News Letter
国枝俊成
PROFILE
昭和 53 年 4 月、日本電信電話公社(現
NTT)に入社。同社にて長年、技術開
発に従事した後、持株会社第二部門担
当部長、国際調達室長などを歴任した
後、
平成 15 年に(株)エヌ・ティ・ティ・
ドコモ国際ビジネス部担当部長として
着任。執行役員として国際ビジネス部
長、国際事業部長、九州支社長の重職
を担う。平成 25 年 6 月より、ドコモ
エンジニアリング(株)常務取締役。
て、創業時から、らでぃっしゅぼー
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Radix Information
Radix 会の研修制度も7年目。半年間は次の研修生へのバトンタッチ期間となっています。
1 6代目研修生森田浩平さんが研修生卒業です
お知らせ
ほぼ新卒の頃、Radixの会事務局での
お世話になった皆さま、ご迷惑をお掛
研修が始まりました。それから約1年半、
けしてしまった皆さま、私に関わってく
長いようで、あっという間の研修期間で
ださった全ての方々に感謝申し上げま
した。
す。本当にありがとうございました。
この短い期間の間に、農産部会・畜
皆さまからご指導いただいた経験を糧
産部会・食品部会・エコデザイン部会・
に、11月からは食品製造業者として様々
Radixの会総会などの様々なイベントの
なことに挑戦し、精進してまいります。
運営に関わり、生産者・メーカー・らで
今後は食品製造業者として皆さまにお会
ぃっしゅスタッフのたくさんの方々と関
いすることがあると思います。
わらせていただきました。
その際はよろしくお願いいたします。
ここで学んだこと、
得られたつながり、
本当にありがとうございました。
ひとつひとつが私にとって大きな財産と
福島・復興支援視察でコットン
ベイブを作成。
できあがりに満足!
なりました。
糖度計
2 皆様、おめでとうございます! 3 プレゼン
ト報告
お祝い
会員の皆様のお祝いごとを紹介いたします。
お知らせ
・黒富士農場さん(内閣総理大臣賞受賞、日本農業賞大賞受賞)
科学機器メーカーの(株)アタゴ様のご協力によ
・甘楽町有機農業研究会さん
(環境保全型農業推進コンクール最優秀賞受賞、安倍首相視察訪問)
・アグリクリエイトさん(環境保全型農業推進コンクール奨励賞受賞)
・かごしま有機生産組合さん(創立30周年)
4 台風被害報告
今年も台風による大きな被害が報告されています。
5 東日本大震災
被災者支援紹介
お知らせ
被害に遭われた皆様の一日も早い復旧を心よりお祈り申し
上げます。
・台風11号被害:高生連さん(ハウス倒壊、納屋全壊など
の被害多数)
、銀河鉄道グループさん(ポンプ小屋倒壊、
ハウス被害)
、土佐百さん(育苗ハウス破壊)
・台風19号被害:沖縄畑人村さん(インゲン・セロリ・ミニ
トマトに被害)
、真南風さん(露地オクラ倒伏など)
援活動を毎年行われています。
今夏は、埼玉県労働者福祉協議会さんと東久留米社会福
祉協議会さんを通じていぐさ製品(ゴザ300枚)を無償提
供、暑い夏を涼しく過ごせたと被災者・避難者の皆さんに
喜ばれています。
の欠片でも見習い、悠然と物事に対処する人とより多く出
と秩序があるのでしょう。個人はアリノママでも集団社会
会いたいものです。
(この頃なぜか見えない世界を楽しんで
になるとヘンなまま進むことが多いようです。来年は自然
いる人に惹かれます。水木しげる資料館にて/後藤和明)
ラディックス ニュース レター
2014 年12月25日発行
らでぃっしゅぼーや環境保全型生産者団体 〒163-1416 東京都新宿区西新宿3-20-2 らでぃっしゅぼーや内
次号は2015年6月下旬発行の予定です
発行/ Radixの会事務局 編集人/後藤 和明 デザイン/ Fairy Dust Office Inc.
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熊本の水の子会さんは東日本大震災の被災者・避難者支
「アリノママ・・・」地球が自然が到る所で暴れてます。きっ
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ただき、厳正なる抽選で当選者決定、8月
ました。
・アップルファームさみずさん(新集出荷センター兼新社屋完成)
編集後記
台のプレゼント企画を実施。69件もの応募をい
中に糖度計の発送を行い
・庄内協同ファームさん(創立25周年)
お知らせ
り糖度計 MASTER-ONEを5台、PAL-1を3
Radix News Letter
TEL 03-6731-4559 FAX 03-6731-4560
E-MAIL [email protected]
Web Site http://www.radix-jp.org
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