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132 [10896KB pdfファイル]
町
」[
(
咄
東水試出版物通刊No.276
査研究要報Nql32
調査研究要報No.132
I調
勺
『 ̄
東京都内湾魚貝類生息環境調査報告書
昭和50年度
白11
piY<
ⅢⅨ刃叫y》
{鰊
|'錦,j,/、号|
ニヱ-A二二kM
蝋琴'一月.理
〉P
ODgo●G2ODbI
鐵
昭和52年3月
11
ロ
東京都水産試験場
|『『二
次
工緒言・…………………………………………………-…-.………………・…………-……1
Ⅱ葛西沖干潟(三枚j'''1)における貝類相とアサリの分布状況…………………1
1.調査方法……・…………………………………………………………・……………・………1
2.調査結果および考察・………………………………………………………………・---………1
1)且類相.…………………………………………………………………………………・-…1
2)アサリの分布状況・……………………………………………………………--.…………・…・ろ
『二W
、魚類相とマハゼの発生・……………………..……・………-.………………--…………8
1.調査方法・……・・・…………………………………………………………………………・-…8
2調査結果および考察…・…………………………………………・………-…・…………………・‐8
1)魚類相.…--..……-…・………………・…………----……・……………………・……‐8
2)マハゼの生息状況・…………………………………………………………・…--……………8
N水質環境…・-.…………・…………………-……………・…・……-………………………・-12
1.調査方法・……………………………………………………………………………………--12
2調査結果および考察…・…・………………………-.…………・………………………………-…12
1)潮流・…………………………………・……………-……………………………………12
2)水質……………・……………………・…………………-……………・………………-12
V底質…・…………………・-……・……………………………………………………・-…54
1.調査方法・………………-.-.………………………………………………--………・…-54
くる一瓦
2調査結果・………--…・…・-.…………………………………………………………・……-…54
Ⅵプランクトン・--…………-.…………………………--.………………………………--……57
t調査方法・……………………………………………………………………………・-………57
2調査結果…・…・………..-.…………-.…・………………………-………………-.……・-57
1)植物プランクトン..……………-…………・……………………-,…・……-………………-57
2)動物プランクトン・…………………………………・…………………………………・………57
Ⅶ底生生物…・…………………………………-……・……--……………………--……56
1,調査方法…・………………………………………-…………………-.…………・-…………56
2調査結果…………………・…………………………・-………・………-…………-…………56
1)環境・………-………-.……・………………………………-……………………………56
2)底生生物・-………'…・…………-.…………….……………………………………………-56
Ⅷスズキ標識放流調査……………・……………………--…………………・……・……-……85
1.放流・…………………………………………………………………・……………………・8E
2再捕・…………………・……………………………・………………………………………85
Ⅸマハゼに寄生する線虫・…・・・………………………………………………………・………・89
1.線虫の種類……・…………………・……………………………………………………………-89
2寄生状況と内臓の癒着状況…………..…………………-……………・………….…………-…69
5.成虫と卵の出現状況・……………………………………………………………………-…--89
4.マハゼの酸素鴻費量と生存限界溶存酸素量に及ぼす線虫寄生の影響・…………・……….…91
5新中川におけるマハゼの異常蕊死…・……・………………………-…….….………………-…91
銭U密
須療、
I緒言
との報告は昭和48年度以降実施している東京都内湾に生息する水生生物の状況とその生息基
盤である水質。底質の実態把握を目的とする調査の50年度の結果をまとめたものである。
近年、極度に汚染されたとの水域にわずかながら回復の兆ともみられる現象が散見されるエ
うにたったことも相まって、都民か憩い、自然に親める海への改善が一段と強く要望されている。
S零羽
これ等の対策にあたって、責た海上工事に伴う自然の破壊を防止するため等是広く資料として利
9.-■
用されるととを目的として調査した。
塾
「、
Li
Ⅱ葛西沖干潟(三枚リ'111)における貝類相とアサリの分布状況
1.調査方法
調査域は図1.2に示す三枚州~高州の約140haと人工海浜である。測点は三枚州~高州
では東西南北に2,O犯間隔、一部で10077z間隔で計40測点を設け5月26.27日に行な
った。人工海浜は7月25日に5測点、8月9日に5測点を、いずれも西よりの地区に任意に測
点を設け行なった.
貝類のサンプリング方法は10c伽x10c〃x1Dc川のカデラートを用い、測点をに|訓心に放射状
に120.間隔で1加の距離の5点(5,000鍼)を採集し、16メッシュ(1%)のフルイに
より貝類と砂泥とを選り分けた。貝類の計測は生貝については殼長と重量を、死殻は測点ごとに
重量を測定した。
2調査結果および考察
1)貝類相
「
カデラートにより採集された貝類の総数を表1.2に示した。
出現種は二枚州が,種、高州が5種、人工海浜が5種で、高州。人エ海浜の出現種は全て三
枚州に出現した9種の中に包含されていた。組成比はアサリが三枚州で88妬、高州で82妬
葱
o
mH
を占め、次ぎに二枚州ではホトトギスガイが、高州ではカガミガイが多く出現したが、共に
10妬以下である。人工海浜でもアサリが65筋を占め優占するが、次いでシオフキガイが
51妬と比較的高い比率を占めて分布しており”当り生息量も167個体とたっていた。
魔Nl司一の方法で行なわれた過去の調査結果と比較すると、種類数は昭和52.54年の
15種に対し、現在は約8種に減少している。また環境がよく各種が均等に出現して種類数か
豊富なほど高い値を示し、環境の悪化により種が減少して特定な種が極度に大きい比率を占め
るほど低い、値を示す多様度指数〔H(日)〕※は昭和25~52年調査では1.2前後であったが、
※
H(儲)=一二,(Nij1iL。蘆。(Njii)RlIjiI;鱸侭簔Niはi……1体数
-1-
48年以降は008~0.47と低い値にあり、貝類相が単純化したことを示している。
との傾向は生息密度からみて、同様で、昭和25.26年には”当り5,個体を越える種か
アサリ以外にもハマグリ・シオフキガイ・イゾシジミ・オキシジミ等4~5種分布したが、52
年にはアサリ・シオフキガイ・ユウシオガイの5種に減少し、54年以降からはアサリのみの
1種に減少した。
カデラートに主る枠取調査で出現した9種以外で干潟ならびにその周辺域で採集し、生息を
:#
確認した種はハマグリ・マガキ・サピシラトリガイ・ツメタガイ・イポニシ・アラムシロガイ
アカニシとそれに寄生していたシマメノウフネガイの8種である。なお本年採集されたかった
が48.49年調査でシズクガイ・ユウシオガイ・ヨコハマチ言關ノハナガイ‘イヨスダレガ
葛
包察可
イが採集されている。
なお分布はホトトギスガイ・ヒメシラトリガイはアサリ同様二枚州干潟の西側沿いにカカ
ミガイはアサリの分布がほとんどみられ友い高州の南部域にみられた。
表1葛西沖干潟における貝類相
(”当り)
I
L
ムシロガイ
枚リN
IlI
側点
高
Ⅱ〃やノ
調査月
所一日一数
場
505.,7
50.5.26.27
14
’6
(112i体)
7
(妬)
46
サルポウ
4
50.712己
255,.8.9
(妬)
、,
(個本)
(妬)(liI体)’(96)
(妬)
102
7
4.6
ムラツーキイガイ
598.8
5516.2
10.2
カガミガィ
12
Z,
102
アサリ
125
815
591BZ9
バカガイ
ワ
1.3
10.2
シオフキガイ
`11
10,[
5551625
167151.呂
61.3
151
929
(100)
445
-2-
929
(100)
簾
べ
10.2
ヒメシラトリ
合計
5
ろ
『’
ホトトギスガイ
(I鱗:)
人工海岸
1″
100,1555
1,0m
Uftや
2)アサリの分布状況
三枚州の癖当り平均個体数は昭和48年781個、49年1,042個であったが、本年は
391個で前年の58筋に減少している。25c"未満の未成貝と成貝の減少率はほBr同率で、
特に5~141z郷と25~29lMvzの殻長組成で減少が著しく、今漁期から次漁期にかけての不漁
が予測される。この減少原因としては49年夏期の集中豪雨により河川から浮泥が流入し堆積
したことと、長期間低カン水に覆われたことが考えられる。
守
分布状況を図2.5に示したが二枚州と高州の中間潮通しから三枚州干潟の西側沿いにかけ
1,155個体/”を最高に高い密度分布を示し、江戸川河口沿いと高州では低い。
超し
「
殼長・重量組成を図4に示した。殻長では0.5~OPC加に重量は11未満にモードがみら
れる。東京都の漁業調整規則で採捕が制限されない殻長でZ5Cj7z以上のものは個体数で全体の
20妬、重量51(殻長25c加に相当)以上は同じく17妬を占める。
江戸川区
洞江町
4
’84321
7月25日)I1bウ8シ8
〃( B月9日)
14151211
~26三枚 州(5月26.27日)1...、
ぶ
 ̄
~
7~40高
州(5月27日)l
18171615
2h212bl、
26
』【Z5
・25
・24
・25
・29
・28
.27
C
53
図2,5- ̄
,57
■
210
ZI2
・36
●
§;,
|江
(オリエンタルランド)
人工海浜(
|眉
F
千葉県埋立錨
.認二:5-:--
海浜
「
111
人,-----一一一一一一
抄
50
51
恒弘
.55
3巳
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nFv1
 ̄ ̄ ̄閂昌,plc
500
0
図1貝類調査地点図
-3-
(
」
’
〃
」
H-概喋到片署
ノ
』
-J
富
ロ
(嬉野)得ぬO{本ト、同
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(侭=H入侭A11、ハエ)
にTJ
、
ムミ
引僅□□ぬ
夕
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8
%
三枚州・高州
50.5.26,27
N:520
。
四ケ
発加
P
20
10
0
1234
重量(,)
殻長(、)
図4アサリの殼長および重量組成
〆
否
 ̄
-5-
表2測点別出現個体数
(10cmx10cmx10c抗カドラート5回で採集された個体数)
ゴ
111
<
,
夕
11
11
52
75
115
25
1
1521
124
111
00、、0005000000000055000000
2400Z02Z5a8i5a2242522Zf5Z1
16659259881076975811318540
1155
125
く
211
1
11111111112222222
24796225600469115245645051
21
ムラサキイガイ
ホトトギスガイ
サルポウ
シオフキガイ
上●〆シ|フトⅢノ
ムシロガイ
カガミガイ
〈力ガイ
重量
勺
2545678901254567890125456
-6-
465.58
1
5
5
1
1
51
1
505
合計
重量
点番
州
死殻
サ
2
(,)
(,)
リ
所
号
枚
アサリ
ア
名
種
測
場
重量
(’)
1
1
1
〆
12545678
 ̄
人工海浜
⑨
合計
合計
52
06500000
1
111
州
00
9
02
1
0
5
5
5
tZl224t85a6028
11.69
05554000040602
1
重量
58.60
6
『局
死殻
1,.20
1
2
5
アサリ
596711077224
25
〈力ガイ
'
カガミガイ
1
11
27111
■し
ムシロガイ
上・メシーフロトⅡ〃
シオフキガイ
リ
サルポウ
サ
ホトトギスガイ
ア
ムラサキイガイ
所
点番号
匂
名
種
側
牙
場
90.78
1.80
001
1
0.61
5.50
14
5.28
U14
6
1.75
0.98
1
1.00
5
1
0.05
0.,5
1.52
29
4
20
5.95
51
5
25
102
-フー
Ⅲ魚類相とマハゼの発生
1.調査方法
魚類相調査には投網を、マハゼ調査には調査用に作成した小型の地曳網と釣具を用いた。投綴
調査は5月下旬~12月中旬に10回、地曳網は5月下旬~9月上旬に6回、主として葛西沖の
三枚州干潟周辺で実施した。投網の目合は従来同様241111加・50"加・80111mの5種を漁況に合わ
せて用い、操作は地元漁業者に依jl頂した。地曳網は前年同様袖網の長さ4.5m・綱丈q777z・袋
閲
網の間口'5獺・目合Mメツンニゥ/''…のと.袖網の長さ`鋼・網丈0,蝿・袋網の間口
27沈・目合4,節(Z51mimz)の二通りのものをマハゼの大きさに合せ、春期には前者を、夏戦
以降は後者を使用した。投網は主として水深5j7z以浅のところを、地曳網は高州周縁の1m以浅
鉛
 ̄踊園
のところで行ない、それ等の地点は図5に示した。秋期のマハゼ調査は釣で行ない、9月に5回
江戸川-F流部で、11月中旬にマハゼ寄生線虫調査の一環として千葉県房総周辺河川にて採集を
行った。
2調査結果および考察
1)東京都内湾における魚類相
投網・地曳網により採集された全ての魚を表5K示した 9-投網での採集魚は22種で、そ の
--
紐成はスズキ(セイゴ・フッコを含む)が66冊を占め最も多く、コノシロ25%・ボラ5船
で、この5種で採捕魚の94筋を占める。との採捕種類数は48.49年度調査の17種、14
種に比べ増加している。
地曳網での採集魚は17種で、マハゼが92%・ヒメハゼ5%・イシガレイ2%で、他はい
ずれも1妬に満左灌LQ。なお48.4
9年度調査の出現種はいずれも
はいずれ、20種であった。
 ̄ ̄ ̄且
-.0--.-,-----P/
(
投網・地曳網で採集された種類の合 計数は28種で、a の他大井埠頭の東京湾環状道路建設
に関わる潜函工事でマツーパ・ヒイラギが、羽田の壷網でタケノコメバル・ジンドウイカが採捕
されている。
たお内湾調査を再開した48年度,以降5か年の調査で捕漉された種類数は44種で、うち
P
19魚種は単年のみの採捕であるが、残る25種は2~5年にわたり捕獲されている。
参
2)マハゼの生,息状況
三枚州のマハゼ生息密度は地曳網1回の曳網面蔽を約55”とすると、5月下旬の生息量す
たわち本年:の発生量は151尾/”で前年の5.6尾/zz3に比べ42倍と高く、最高の測点は
685尾/”で前年の20尾/”のZ6倍と高い密度分布を示した。その後6月-F旬に至ると
6.5/”と前年の55尾/”を若干上回るのみで、7月下旬には1.5尾/”と前年より下回っ
ている。しかし漁期の秋期には漁場である江戸川下流部で前年に比べ数倍の好漁況を呈してお
-8-
,、発生量の増大と同一傾向を示して
おり、7月以降における減少は調査域
脂
春期の干潟の発生量並びに秋期の河)Ⅱ
部の漁況は 昭和48年以降年倉好転し
 ̄
(尾)
2,596
5118
最大
大井埠頭
てきているc
平均
最大
ロ鑓←
鯛Ⅷ瀞Fz7
『
7
(
(尾)
(尾)
502
99
222
仰一卯率一坪”
枚リトI
大均
が関連しているものと思われる。なお
こ
R
L」
場所
最平
の干潟周辺から漁場の河川部への移行
表4マハゼ単位漁獲尾数(1曳網当り:55”)
荒
川
'1 1
『
$、
鞆頷
>へ
〒よ
||lllllllll
地曳綿
図5魚類調査地,点区
-9-
蝋
7
21
1
1
2
7
25
1
1215
2
1
2
11175
1
4
25
1
1
1
1
1
5
21
102
1
5
1450
51
4
1
1
51195
メ
ク
タ
11
5
5
4114
ス
11
ジン
レレモナポ
コシシイー
テラガガ
ヌ
ロ
611
ワ
●ワ
ガゴ
ン叩
ダブイ
サ
1
ヨイチサ
タ
カ
ズー
|フ
明
日
く●〆
〈〈
イロ.〈シダラダキゼゼゼチリメイイチメラポイクシスッリキブ.〈ギ魚
イ
ッチル
タ
ク
ナズハ
エシ
●
月
ワ
カノ
ワ
く
集
1
1
241
2
5
9
1
811
289
へ
9
、
6
アコサヵマポメスマアヒ.〈ヒマイィアセギクヒトキダサャチマ上不
計
合
-10-
グ
15
採
※大井フトウ潜函工事の際、捕獲された魚。
25
457
79
85
156
170
150
162
51
1024
’5
89
Z25
6.26
6.25
6.15
6.12
5.26
課
覧表
採集魚
表5
稚
1211 合計 10.24
2
92
1
し
9
54
412
5
〆
528
d251Z25
8.9
95
大井
羽田
Z26
Z26
合計
51
7
5
1
56
1
1511411611
「
網
枚州
681782006
16
、
魚
※|池
中央
2
1
1
7
1
74
1,570180
6,655 2,272
525
25
-11-
49
215
291
10,006
56
Ⅳ
水質環境
1.調査方法
水質・潮流に関する調査は新日本気象海洋㈱に委託して行なった。調査は昭和50年8月15
日の満潮時から干潮時にかけて行ない、調査地点は図6に示したように江戸川区堀江町地先の海
上公園予定地から中央防波堤外域を経て羽田沖に至る海域に設けた20測点である。
観測・採水は原則として上下2層とし、潮流は海面下1加(上層)と海底上1加(下層)の2
a
層で観測し、採水は海面下U5加(上層)と海底上U5m(下層)の2層で行たった。測定項目
および観測・分析方法を表5に示した。
$
表5観測分析法
へ
観測分析法
CMⅡ型起電式流向流速計を使用
検定付き棒状温度計を使用(1/10℃)
日本色研色名帖による目視観測
セッキー板による現場測定
ワールポール比色計による現場測定
赤沼式比重計により現場測定し、比重換算表により標準温度(15℃)に換算
JIS-K-O102-24-5の方法
COD
JIS-K-O102-15の100℃による過マンガン酸カリウムによる
酸素消費量を測定
海洋観測指針に示されたインド・フェノール法
海洋観測指針に示されたG-R試薬法
<
海洋観測指針8.5の電気電導度法
PO4-P
JIS-K-O102-27℃の、-プチルアルコール抽出法
2.調査結果および考察
、
●
1)潮流
潮流調査の結果は表7~11に、その水平分布図は図7に示した。この図によると全体的に
下層では南西方向への流れの傾向がみられるか、上層では流れも弱く、流向も多様であった。
2)水質
iNll定・分析結果を表7~11に項目別の水平分布を図8~11に示した。
-12-
(1)色相・透明度
羽田沖から中央部にかけてはdarkyellowishbrown、三枚州の沖合から沿岸にかけ
てはgrayisholivegreenであった。透明度は全体的に1加前後と非常に低い値であっ
た。
(2)水温
図9の上層(海面下05m)の水平分布をみると266~228℃の範囲で平均で28.5
已
℃と非常に高い。逆に下層(海底上0.5〃)の水平分布をみると2qO~2Z0℃の範囲で
平均で240℃と上層に比べて低く、平均値で45℃の差かあり、上下層かはっきり分れた
◆
〆
成層を成しており、夏季の東京湾奥部の特徴を表わしている。
(3)pH
上層では二枚州沖合から中央にかけての水域は全点8.8以上と非常に高いが、羽田沖から
中央にかけての水域と三枚州沿岸部では8.2~8.8とやや低い値を示している。下層はZ8
~8.4と上層に比べて低く、特に三枚州沖合から中央にかけての水域では上層88以上とい
う高い値に比べZ8~8.0と非常に低い値を示している。
(4)DO(溶存酸素量)
図12.15にDOの水平分布図を示したが、水温、pHと同様全点上層で非常に高く、
下層で非常に低い値を示した。表6に測点別・上下層別に酸素飽和度を示した。表によると
st、41以外の測点では、上層で過飽和の状態である。蚕允下層では水深の浅い三枚州沿岸
のst、20.23を除き00~15.9妬と無酸素状態であった。
(5)COD(化学的酸素要求量)
「
図14.15に水平分布を示したか、上層の全水域平均が11.8ppmザ下層が5.8ppm
で上下層の差が箸じるしい゜特に羽田沖北部から中央部・三枚州沖合にかけては上下層の差
が箸じるしい
●
(6)NH4-N(アンモニヤ態窒素)
図16に水平分布を示した。羽田沖から中央部および三枚州沖合(st、27.52)にかけ
●
ては上層は0116~0562ppmの範囲、下層では0.068~0.169ppmの範囲に
あって上層と下層との差か大きい。しかし三枚州沿岸部とその沖合st、29.51では他の地
点に比べ上層でも0.058~0095ppmとかなり低く上下層の差は余り大きくたい。
(7)NO2-N(亜硝酸態窒素)
図17に水平分布を示した。上層は三枚州沿岸部および羽田沖で中央部および二枚州沖合
に比べやや高い値を示し、NH4-Nの分布とは異った傾向を示している。なお平均で上層
-15-
表6酸素飽和度
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下層の0.050ppmに比べ非常に低い。
(8)POd-P(リン酸態リン)
図18に水平分布を示した。上層・下厨の平均・値をみると上層01,8ppm、下層0.188
ppmとやや上層が高めで、8t、27.57.40.51の上層では他に比べて高くなっている。
しかし三枚州沿岸部8t、20.25.21,1二1.央部8t、53.54、羽田榊8t、58.51.41で
あるが大きた差はない。
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は上層の方が低くなっている。これを49年調査の値と比べると、本年度の方がやや高目で
(9)C」Z(塩素イオン)
図19にCl'の水平分布を示した。全域で上層の方が下層に比べ低い値とたっており、特
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に三枚州沿岸部では他の側点より低い値がみられ、河川水の影熱ではないかと考えられる。
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1.
調査方法
本調査は新日本気象海洋株式会社に委託し、昭和50年8月15日、水質調査と同時に実施し
た。調査地点は図6に示した55測点で、試料は港研式採泥器により表層土を採取し、アイスポ
ックスに入れ保冷し、硫化物の測定に供した。分析は「水質汚濁指針」に示されたヨウ素通定法
によった。
2
込
調査結果
底土における硫化物の調査結果を表12に、水平分布図を図20に示した。水産用水基準では
「0.2s”/11乾泥以上の底質は人為的汚染のある水域で生物に影響があらわれる。」とされて
。
"F電h』
いるが、三枚州沿岸部ではu2sjソV;/11乾泥以下の値が多くみられるのに対して8t、25.25で
は5.48~4.11s7畷/11乾泥と異常に高い値が認められる。また、それ以外の水域で&U52
~2.96Sj7Z3;/11乾泥の範囲にあり、平均では1.55sjzZI;/11乾泥と高い値を示している。
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旧号地
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二戸
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7
〆
●
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内。
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図20硫化物水平分布(底質壯S、);/i2乾泥
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-55-
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Ⅵプランクトン
1.調査方法
本調査は新日本気象海洋株式会社に委託し、水質調査と同時に同一の20測点で、植物・動物
それぞれの試料を採取した。(図6)
植物プランクトンは海面下O5j7z層からバンドン型採水器で5‘採水しこれを試料とし、動物
プランクトンは丸川式開閉ネット(××15)で全層曳営によりサンプリングを行左い、いずれ
もホルマリン固定し、持ち帰り調べた。なお計量固定は原則として海洋観測指針の方法により行
なった。
卜]
「
2.調査結果
沈澱量の結果は表15に、そのグラフは図21に示した。5‘採水法で採取した植物プランク
トンの沈澱量は250~880"zl/クワ2,、平均5501izl/クノZnであり、三枚州沖合・夢の島15号|池
先・'1コ央防波堤先で高く、羽田沖で低い値を示している。沈澱物中のデトリタスの占める割合は
極めて少なく、またTLqJassiostγ0sp等の小型珪藻が優占していたことを考慮すると沈澱量
としてはかなり高い値である。ネットで採集した動物プランクトンの沈澱量は26~15.511Ml/iz722、
平均6.811z(!/ウ7z`であり、三枚州・羽田沖で高く、夢の鳥15号地先・中央防波;堤先で低い値を示
し、51採水法の植物プランクトンとは逆の分布傾向を示しているが、全層曳によるためi戸水屑
に変i動があり水深の深浅が大きく影響していることが考えられる。
1)植物プランクトン
検索結果を表14に、その分布を図22に示した。出現種は珪藻18種。渦鞭毛藻10種・
微細鞭毛藻類5種・ミト゛リムシ6種・緑藻1種の合計40種であった。出現数は三枚州内8t,
〆 ̄
12のS285a4cells/》E3を最高に104cells/h[8以上が8測点、二枚州内が全て104
cells/加8以上を示している。これは小型珪藻のTbql、ssf0sイγα属の増殖に起因する。
全'体を通してみると、三枚州・中央防波堤先が高く、羽田沖で低く、沈澱量と同一パ尹一ンを
示している。
全測点を通して、珪藻の他にPγ07。“伽tγ…等の渦鞭毛藻・褐色鞭毛藻等を含む微細鞭毛
XT
藻類。ミトリムシが検出され、童た淡水に由来する緑藻のSCB,lecles…ssp・力鎧的には少
ないが12測点で検出された。出現総細胞数の少ない羽田沖については、組成的にもミドリム
シが珪藻と同様に全体の40妬前後を占め、他の測点とはやや異った様相を示している。
2)動物プランクトン
検索結果を表15に、その分布を図25に示した。表15に示すとおり原生動物門6種・輪
虫綱2種・矢虫綱1種・甲殻綱9種・尾索綱1種・幼生14種の合計55種が検索された。
-57-
全測点を通して、甲殻類・僥脚亜綱の0ftハono1Ca〃αと多毛類の後期幼生か多く、
Oioho”an。〃αについては三枚州内の8t、42・羽田沖の8t、41が200indS/Z以上と
高い値を示し、多毛類の後期幼生については、三枚州内のSt、15.20.40,夢の島15号
地先のSt、54か50inds/Z以上と高い値を示している。最高は三枚州内のSt、42の
565.5inds/Z、次いで羽田沖のSt,41のS886inds/Z、最低は三枚州のSt、29の
11.8inds/Zであり、その他の側点については量.種組成ともほぼ一様である。ただ植物
プランクトン相において他の測点とやや様相を異にした羽田沖については、動物プランクトン
相においても他の測点ではみられたかった輪虫のB7uchiO仰迦spUfcQti“sが検出され、
また甲殻類の中の枝角目が他より多い等やや異たっている。
●
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表15プランクトン沈澱量
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-41-
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(※+は01>を示す)
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54
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第14-2植物プランクトン検索
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記1
瓜画冤
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256.0I46.11558.41650.2
12.8145-5
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〔亟叫gJe'’0p九画Ce“)
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列I声、R)?』列I}。
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4481
458615
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刊I、色4‐
750114
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11
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245.21128.0’117181588.F
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5.1
10,
5.1
51
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(CbJOroPhWceae)
82
sp、5
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11
西泌.
画20.
Z4855Z
S1,.4
Sp、4
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亙払.
亙拠.
4A1
281.61184511205174Z5
〔ロ4『
Sの、5
STD、5
Z71154
一戸
22
E私.
亙拠.
20鄙08丁【)〃()
82,.2(1)
sp、2(1)
9Zろ
ミドリムシ綱
e?DCI
E"g叱れ⑰8秒、1(o)
E〃911
sp、1(o)
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画刺.
Z7
緑藻綱
1
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1Z9120.5
2
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Z
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Sce7zcdcs刎泌ssp.
5-’
挿日尋I
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-44-
結果表(2)(ceUls/”)
(※+は01>を示す)
6
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21
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1
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●●■q
711
2
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5
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4
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21
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1
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15
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1
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2
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2
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●
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55
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5
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2
〆
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1
5
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11
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C
-55-
1.7
1.6
51
47
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41
40
59
58
57
56
54
55
52
51
50
29
(※+はCl>を示す)
索結果表(1)(、。s/Z)
表15-2動物プランクトン検
12115
12
15
原生動物門
〃70ch0γdafa
尾索綱
『州・一》一》.
PROTOCHOEDATA
2,’25127
20
25
27
oiApopZctLγcLdjodcu
牛
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■
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22.9152,’4.1
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C
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2511.610.6
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1011171,-7
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27
0
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POJWh〔MmpO8tlDI7m
0204u
0410.610,
0410.6
0.4
0.6
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0.6
1
0
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C
0.1
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618
Z00
二枚貝の幼生’01
二枚貝の幼生
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●
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■
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函
0.1
0.110.1
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■
●
1511に
1511,10.2
1,
1,5
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1.9125
1.9
25
フジツボの幼生
B・cUp7zsl⑫7m
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●
20
2
01
》》》’一》
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55.7
55.7165.91Z6
65.9
丑.汕拠bost“Blu,7.⑳a
BbjcDmLs〃“の“7081αγり皿
16
0.1
POZycha“apos61ILL71)qtoml
BdUqlU“、s/la1DclqγDq
00
、the炉S
戸、
ロ
-54-
索結果表(2)(、。s/必)
(※+はCl>を示す)
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5
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51
50
29ヲlろ[
Ⅶ
底生生物
1.調査方法
本調査は新日本気象海洋株式会社に委託して行なった。調査地点は図6に示した55測点で=
試料.採取は港研式採泥器を用い、1測点で2回採取し、それを1試料としてホルマリンを添加し、
持ち帰り同定。定量に供した。
2調査結果
1)環境
調査地点の水深および底質を図24に示した。調査海域のうち水深10m以上の地点は三枚
州沖と東京港前面沖側の区域で、他は全て10机以浅であった。
負
戸、
底質は三枚州が水深も浅く砂質、三枚州以外は全地点とも軟泥、ただし多摩Ⅱ|河口の8t、41
だけは砂泥であった。また三枚州のうち水深のやや深い8t、41.16.19.23.25力歎泥で、
沖測の8t、24.44では砂泥質であった。
1m目で洗った残置は砂質および砂泥質ではアサリ・ホトトギスガイ・アカガイ類・フネガ
イの死殻電軟泥質ではユウシオガイ・シズクガイの死殻等であった。
2)底生生物
調査結果を8項目については表16に示し、査定結果を表17に示した。図25に種類数お
よび生物群別個体数の分布を示した。
全地点を通じて出現した生物の総種類数は約75種類で、このうち多毛類が約半数の39種
・軟体類が20種・甲殻類その他がそれぞれ約8種であった。種類数の分布を図26に示した。
種類数が最も多かった地点は三枚州の8t、24で約56種、無生物地点は同じ三枚州のSL25
の1地点だけであった。
一菌囲
調査海域を三枚州・三枚州沖・東京港前面・羽田地先の各海域に分けると_三枚州および羽
田地先の各地点で種類数が多く、それぞれ平均148.124種、三枚州沖および東京湾前面の各
地点で少たく、それぞれ平均55.6.8種であった。二枚州においても水深が57?z以深の地点では
。】
底質が軟泥質であい種類数もSII、19を除いてo~4種と著しく少なかった。羽田地先では
げ
水深5)〃以深でかつ『炊泥質でありながら種類数は18~25種類と比較的多かった。
採取された全個体数は約8万個体で~とのうち軟体類が?0%以上を占妨~多毛類は85%、
甲殻類・その他の生物はそれぞれU4.0.7%であった。この軟体類の高い組成比は群生する
〃伽…LmUs…〃゜蝿Sm(ホトトギス)によるものである。全体を通じて出現した優占性種とそ
の個体数の総個体数に対する組成比を次に示した。
-56-
1口
優占‘性種
順位
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5)
多毛類
4)
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6)
7)
⑨
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8e7MbO処Siq
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A,Ocf8t7o8Z/lli8
ハa7IaoImi
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8)
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8p,
575
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〃
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JlcLUq
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Lu加b7i7oe7j8
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10)
合
"
 ̄
547
76,910
計
(80,027)
441t000000
2)
6ス762
』'i48c処lz48
8
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7985966554
l)
5)
 ̄
総個体数組成比0.
種名
96.1
(100.0)
Mi`…luS8…。…αは全体の84.7%を占め、次いで同じ軟体類のT…splWipp……m
(アサリ)が49%で、献体類2種が全体の約90%に達する。5位以下10位までは全て多
毛類で合計6.5%を占める。これら優占性種10種だけで出現総個体数の96.1%を占め、残
り5.9%か65種に相当する。
図27にBjotici礼…の分布を示した。図に示したB、1.は優占性種のM脚…l処S・Tap`8
.Pγ…o…oCガァガル“。。Pγi・Pi…t@の4種を各地点における種類数.個体数から差引いた
値で示している。分布のパターンは種類数分布と類似しており、種類の少ない三枚州沖・東京
'
港前面の各地点では低く、種類数の多い三枚州の各地点では高い値を示した。
底生生物を多毛類・軟体類・甲殻類・その他の4群に分けて、各生物群別の個体数分布状況
をみると次のとおりである。
多毛類の個体数分布は図24.28に示したように水深。底質の性状分布と関連しており、
水深5771以深および軟泥質の二枚州沖・東京港前面・羽田地先北部の各地点で90%以上を占
め_三枚州の水深5抗以深・軟泥質地点のSz,41.16でも100%を占めた。
多毛類のうちPγ…oSPioPfmmZo(ヨツパネスピオ)とPmo〃0…0ctγイノ`“。(スピオ科)
が大部分を占める。Pγ‘.……αは汚染に対する耐性が強い種であり、これら2種の個体数組
成比分布をみると図ろ1.52に示したようにPγi……opi仰祁ataは三枚州・三枚州沖・東
京港前面の各地点で高い分布を示し、Pri・cf7ifcllaは羽田地先各地点で高い分布を示した。
軟体類の分布は多毛類の分布状況と逆の分布を示し_図2,に示したように三枚州と羽田
-57-
地先のS6.41で高い分布を示した。軟体類のうち出現個体数の大半をLnL…Z?`sとT⑪”sが
占め、これらの分布は図55.54に示したように~三枚州の砂質'性底質の区域に多く、特に
ハルs`?`I?`sは沖側の砂あるいは砂泥質の地点に群生がみられた。if'`…z私sは個体数組成比80
%を越えるs`鼻…凶…のヨ地点の平均で',獅學当り約'・万'鬮体の高密度の群生を
示した。T…sは8t、17.50.21.22.41.44.45の7地点平均で約6,700個体/i7fを示
した。
底生生物のうち一般に汚染に弱いとされる甲殻類は種類数.個体数も少たく~図50に示し
たように三枚州の最も陸寄りの56.10.11でPuγα伽Z“70jtUp…Ca(ウミナナフシ)が出現
したのが目立った他は、三枚州の中央部地点・東京港前面の3t,55.羽田地先のsL41で
町
,扉司
■
COγ・P几`…SP.(ドロクダムシ科)がわずかに出現したのみであった。
その他特徴的に出現した生物は軟体類のcγepfd1`”,γ…fs※(エゾフネガイ)と不明イソギ
ンチャク類が羽田地先の日2.40で多く出現した。これらはいずれも付着性生物であり、本地点
で多くみられたカンザシゴカイ類・貝類の死殼に付着していたと思われる。
調査時期が底生生物相の最も貧弱な夏季であったとはいえ~底質が軟泥質でかつ水深5m以
深の海域では‐甲殻類・軟体類の生息が殆どみられなかった。また更に三枚州沖側では富栄養
域に特徴的な”…l私sの高密度な群生がみられ~陸側では薑栄養域に特徴的なT…sが高密
腫でみられた。
鈩臼9
ロ
※cザ.…“I。…抑“s(エゾフネガイ)については、アメリカ大平祥沿岸から昭和45年頃から
帰化、生息する本種に類'似のcシ・`“dI1`law‘"鰯(シマメノウフネガイ)の疑いが濃厚だので~今
後精査を要する。
-58-
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厘125種類数および生物群別個体数(シ企㎡)
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Ⅲ
-60-
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ノ○
門
P ̄
25
1
1
田●
52
4
5
54
1
2
i
可■|■■
-77-
136
1361.1
1
8155
5
反】
124
8
4
2
1
声■⑪
8
1
1
表18-2底生生物調査結
51
3,|ろそ
5,
52
55
(ニッコワガイ科の一種)
(ニヅコワガイ科の一種)
TeZlf7z6zacsp.
T1eZ“〃idacsp.
不明
枚貝
不明二枚貝
BfpaJ⑩fDI
sp・A
B”aJUfasp-A
(パカガイ科の一種)
ilaciITirzcLesp‘
m⑰ciDγizaesp.
環形動物門
〔A1V]VELIDA〕
〔AjV]VELIDA〕
多毛綱
多毛綱
・PoJTc几qctzz
・PoJWcノiqcta
Zm6rZcatu
fm6rfcatu
汀rzfIRmDオノLae
HqrmotノLIze
EA7ZCUfZJdOR加αC私Zata
〔A7pCU‘“dO8灯DaC秘Zata
ライノサーンノミ
ライノサンバ
Cl十tノバゴカイ躯|の一種)
C十tノバゴカイ躯|の一種)
HB8U07p‘dlaespp
HCB#0伽fdlaesp.
(オトヒメゴカイ科の一種
(オトヒメゴカイ科の--樹
izi
'5
(シリス科の-種)
PfraZq5sSp.
Pfralgfs8p・
エゾゴヵイ
エゾゴカィ
IWq牝16几CSO:Iwpoa6
Ⅳeα伽16/bcsO⑩Jpod6
ウチワゴカイ
ウチヮゴカイ
ハヤテシロガネゴカイ
rWLB企、
jV8pbtJs
jV8pノbtJscq6ca
(ゴヵイ科の一種)
(ゴカイ科の一種)
IW7・fmZdcssp,
1W7.i伽tdcssp,
(
)
(〃)
ノゾ
jV8pノZmBpoZZ/67(z知c腕⑰
jV8pノZtz/8]リoZz/67(必協clb6z
GJ〃“'γ⑫c/“γ072
GZz/CD'γ⑫c/“γo7z
ミナミシロガネゴカイ
1匹
チ
1J
チロリ
GJ〃ccr⑰sp,
GJUccr⑰sp・
(チロリ科の一種)
(チロリ科の一種)
GO〃jaa⑰sロ
CO〃jaa⑰sp・
(ニカイチロリ科の-種)
(ニカイチロ')科の一種)
D60Pm1iγaWUPo〃at
D60pm1iγawUPo化af
スゴカイイソメ
mLmb「られcTzs
bfcU“zγa
エ,Tombrf〃erUsbfcU“zγα
(キボンイソメ科・)
(キボンイソメ科)
P8ew,zopoZ〃doγCD〃e71zpi
P8ew,zopoZPdoγ⑫〃e7〃pO
(〆ピオ科)
5
(ノリコイソメ科)
(ノリコイソメ科)
1
Sm“rc?z8rczSγ郷doJpハイ
Sza“rc?z8rczsγ郷dOJpハガ
巳
1
庁凸■■■
1
1
1
ive'Bzs
Sp.
jW'86s8p、
C
248
ハナオカカギゴカイ
p2z‘“08m
jV2rBT,s
jVerBiswz“josa
55
EII;CO〃2
Sp.
Zil;80〃esp・
A牝“Sj7os‘ZZj8h⑰”。oルzC
A牝“Sj7os‘ZZj8h⑰”。oルzf
2廷
マダラサシバ
マタラサン(
〈’1
EZO、,‘dla
Sa7pD'101,r1,6⑰
E恥mfdmsα〃gloi孔ea
マダラウロコムシ
114己
P7,‘α〃oSpOoc”ffflZZCl
P7,fCL〃oSpOoc”ffflJZCl
〔
)
(”)
P7bo〃αspzOpz仰泌α“
P7”〃αswOpz仰泌qtj
ヨツバネスピオ15
ヨソバネスピオ
15189
15
PrJo7zIzspzo
jupO〃20,1
Prjo郷IzspzojupO〃jcq
(〆ピオ科)
8匁‘DpAc7DBs8匁.
Sp‘ppb,a7DBs8匁.
(
(〃)
p
5
Cf7rDlt〃Z勉BSD.
Cf9・rDlt秘Z勉sspo
ミズヒキゴカイ科.の一種
ミズヒキニjミカイ科の--種
CqpftelZdagspⅢ
Cqpf$elZdagsp・
イトゴカイ科の一種
CaDftelJ⑰cap”pItu
Capfte“⑰capiZjpIta
イトゴカイ科
-78-
写■
ミズヒキゴカイ
4
C1iγ『ifOD7・仏iOLdC7ztaczoZatDi
C1iγ『ifoD7・仏ioLdc7ztaczoJata
凸』
胚』
田●
6
(
(”)
、ノ
fZaDu
fZaDcz
J」
、1コ
POI〃。⑫γa
PolZ/d⑫γa
胚ノ
嫁面為h
9
1
21
果表(2)(1/15〆)
1
4
2
2
1
1
1
44
2
7
1
1
7
5
1
56
98
4
5
05
22
84
1
09
1
1
7
6
6
1
1
6
5
2
59
1
5
1
1
1
25
511
1
291
1
22
5
1
1
2
77
1
47
4
42
1
5
55
24
2
21
1
9
9
1
5119
5
2
21
46
845
5
51
08
2
31
68
1
2128
201
4
511452
17
6
00515
82
9
45
2
6151
11
61
4212
50
2
1
5
4
75
2745
1
、
-79-
1
15
5
1
19
'
5
2
〆
51
50
41
48
47
45
44
41
40
59
58
57
56
54
⑰
表19-1底生生物調査結
9
lamccclai⑪
lamccclai[L
(オブヱリアゴカイ科・)
(オブエリアゴカイ科・)
Pγα⑩“IBU,1座。』.「5肥ts
Pra“IIB11座。/、/mts
(タケフシゴカイ科)
Ar,mzcL1zdfcD
A7,nocLwZfcD
B牝S1JS
isノルィル。'"089牝81`s
isノルィル。?"u
RィzbeZlcU子zcU
Sa6e“ビルゲzcU
1[
10
11
14
14
1811〔
16
1ロ
(フサゴヵイ科)
(フサゴカイ科)
(
(〃)
0h,0?22
Cii,0?z2
SpU
sp、
(クヤリ科)
SermLrfmcLOsp.
Serp“γ#“0sp.
(カンザシゴカイ科)
(カンヅ豊シゴカイ科)
'ノ
■1J
TeγcbcZZfdaesp.
TeγCOC“fdaesp・
Dp1,
PzLrao9zzs
SW1
Pαγα0〃zssp.
PsB秘dOpOJ〃CZOfq迦泌c‘b7mwhmtQ
PsB秘dOpOJz/CZO7qpa秘“b7mwhi⑰、
(〆ピオ科.)
(〆ピオ科・)
C〉&⑰BJozcm,Bsp。
C/b⑰“ozcm,Bsp.
(シリス科の一種)
樹
ユムシ綱
ユムン綱
.B、ノBi,w,o5IZBa
・ECノルイ,zo7ofIZBm
(ユムシ類)
刀CAZ魁foCdeu
Dcb感泌fofdeq
〔AETHEOPODA〕
節足動物門
。P〃0”o1o7zfcZcU
・PWC”010”dcZcl
ウミクモ綱
ウミグモ綱
AC/DcZjd.8W,e7.‘a
Ac/、“jq.s秘pc7・‘。
メナガイソウミクモ
メナガイソウミグモ
甲殻紙
甲殼綱
,C伊払st⑫cEcZ
,C?wst⑰cEcL
bfpeS
bfjDes
jWbalda
jWbalda
C〃、,CUCCCL8p,
C鋤、,acccL8p・
コノ1,エビ
.ノハエビ
(クマ類)’1
(クマ類)
Para9Ddh秘γ⑪jα`pO邦zca
Para9Dt几拠γ⑪jα`pO7Dzcu
ウミナナフシ
ウミナナフシ
P九ot1isSp,
jP/i,ot7iSSp,
(クダオソコエピ科,
(クダオソコェピ科)
Cor0pbfzomsp.
Cor0pbfzo7izsp・
(ドロクダムシ科)’1
(ドロクダムシ科)
MαブイzaCsp。
1MαブイzaCspo
(クモガニ科・)
TrjZodZ/7oDUmzza
TrjtodZ/7oDUmzza
c
Low)at九i
Low)at九0
Bγ必chWLγ団sp‘
B7必6hJ〃γ団sp.
〔jZCHnVODzE卿ATA〕
〔jZCHrNODz況卿ATA〕
・Astc7oZaca
・Aste7ofaca
Opノセ,.;秘?・o6dcC,SjUl.
Opノセ,.”?.o‘dcaSjUl.
〔PEOrOCHOEDATA〕
,ARpfd5acBu
・AscfdMacB⑪
ASC′dUmcBasp.
AscddCmcBasp.
1
97186
86
97
d諏;,刃
オョギピンノ
オヨギピンノ
(不明力二)
疎皮動物門
赫皮動物関
上トデ
ヒトデ綱
綱
(クモヒトデ類)
原索動物門
赤
ヤ
綱
ホャ綱
(ホヤ類)
-8,-
TI
果表(1)(1/15,2)
15
16
17
18
11
20
21
25
24
25
27
29
50
15
1
1
2
15
保
-81-
5
恥
2
2
2957414
1
216
5
11662
2
21
797
〆
6744
1
■心
22
5
1
表19-2底生生物調査結
51152
51
52
(オフエリァゴカイ科)
⑰S⑩
aれり化
I・もα
I.⑩。②
(タケフシゴカイ科.)
(タケフシゴカイ科)
Pfapci“cjllz⑪′/”fs
(フサゴカイ科)
●
8
8
oz
氾
ZMLfkfzTノ)〃られR⑦R
⑰
gabBlZmゥ.zα
B
●
(ケヤU科)
(ケヤリ科)
Scrpt6γjdaBs〃.
(カンザシゴヵイ科)
I
H2
(‐
PcLrao,〃is
エノ
1J
Sp‘
B
OhD?nW2
Sp.
q
q
t
o⑭
几
c
〃
a
γ
6
⑰
c
ユムシ綴
ユムシ綱
・も
・EcLtTz,70fdIBd
唖
(シリス科.の一種)
(シI〕ス科の‐-種)
7
CApbBtozq”8Sp.
0
(〆ピオ科、
(〆ピオ科)
d
PSE仏cZOpoZ〃dO7qp…cfbγα〃chfanz
p
S
⑰α
e8
(ユムシ綱)
zchfm70fdBa
L
八α
J
F皿⑪Ca⑪秘
09.$巳・仏8几
メナガイソウミクモ
メナガイソウミクモ
.α
d
r
6
p
皿
8
AC〃c“(ns弘pcMd
5
甲殻綱
a
B
。C?・処stan,、
btpeS
コノハエピ
.ノハエビ
0
8
D△0巳。。p0化・
’0p’3pp.p
68
jVB6qZm
(クマ類)
C叫仲LQce⑪SP‘
(不明カニ)
8S8
、1
α
f
几
p
S
、ⅡI母
A
?
A
皿αα
瓦8s
団dd
D・0.1
000
奴”汕
H鉱腕
配皿の
.」stcγofmBn
拠
7
、U
⑰
03
m
“α
、
皿
仰r
.⑩G〃処
L
〔jZCHJjVOD団EMATA〕
α
オョギピンノ
オヨギピンノ
日?.@0h,2/処γas⑩.
c
(クモガニ科)
Tγイオ0m〃仰OumOplノbO7・郡α1M,i
冗
(ドロクダムン科)
(トザロクダムン科)
/WJ“acsp.
0
(クダオソコエピ科)
COγopAinLmsp.
匁
Sp‘
a
r
ウミナナフシ
ウミナナフシ
PZbotfs
□
・かし
PPC胚TE
PoD7cz?zZb解γ⑪,apo冗、Cu
練皮動物FEI
練皮動物門
ヒトデ綱
、●
8
Oph0ZLリン0ideasp・
A
T
A
、
餓岼岼
Hα⑰
0’0・も
T郎邸
0md
(U88
魏蜘A
「-J
E
〔PjlloTOcHoRDATA己
・AscflZimn2〔Z
(クモヒトデ類)
原索動物門
ホ
ヤ綱
ホヤ綱
の各
8
AscjdイaccqspⅢ
(ホヤ類)
-82-
55
T〃》07B叫70γj・0a
瓦PA0NC囮、〃0⑪γγ
⑫m
ウミクモ縦
ウミグモ綱
況・汕馴鉱皿叱疵・職、血、卿
H00〃処’0畑⑰t0.0.Fc
節足動物門
.】〕〃c知0,0”fcla
4・
〔AET亙況OPODA1
5
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8豚』8⑩“⑩二⑩二の劇
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I.⑭・z
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冗.$16e処0.t・1。⑫
.1J8
②⑰BB〃⑩今α仏G7〃?〃
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7γ⑪B〃Bas九四四
APSTCSPPC・
Aγ畑②?zd感a
55
55154
54
患
5
戸■9
■」
ロ
果表(2)(1/15〆)
56
57
58
59
40
41
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45
47
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49
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8
1
1
1
1
1
7
1
1
12
14
9
1
5
5
-85-
24
1
20
4
12
4111
1
 ̄
215
1
5
1
540
 ̄
9212
2
22
好、
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〆、
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11.
Ⅱ。U船
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〕
§
伊亘、
止而
図-34アサリ分布個体数組成比(妬)
歯
⑨
0
5(K、)
10
-R4-
Ⅷ
スズキ標識放流調査
東海区水産研究所力集施したスズキ生態調査に千葉・神奈川県と共に協力し、標識放流調査を各
都県地先を分担して行たった。
1.放流
標識放流に用いたスズキは図55に示す三枚州周辺ならびに有明地先において投網により捕獲
●
〆
したものを用いた。捕獲魚は舟上において直ちに尾又長を測定するとともに魚体の異常の有無を
記録し、第1背鰭の中央基部下に標識を着け、その場において放流した。下に示す5種の標識を
放流魚の体型に合わせ、A型を又長40c〃以上の大型魚にB型を20~40c加、C型を10碗
台の小型魚に用いた。
放流月日は6月12日~10月24日の間に8曰延放流尾数は555尾で、各月日ごとの体
型別放流尾数は表21に示し、その叉長組成を図56に示した。
A型
み,況妃
B型
A7凪瓜
ロ低
][
T塾
 ̄、
O型
庁
色:赤
記号:東京35~49
2.再捕
東京都内湾で再捕された標識スズキは表20に示すように千葉.神奈川県で放流されたスズキ
が各1尾、東京都で放流したスズキが2尾であった。このことから回遊等解析するには尾数が少
なく困難であるが、少なくとも湾内で大きく移動を行なう個体のあることの可能性は否定できた
い。
再捕尾数が少ない原因としては、有害物質による自主規制のため、都内湾域でスズキを対象と
する操業かほとんど行なわれず、スズキ全体の捕獲が少をいことか最も大きいと考える。
-85-
表20再捕魚
年月日
覧表
標識
所
場
再捕
色
50.6.21
50.6.125q
三枚州
江戸川(今井橋)
50.6.25
506.1450.
船橋沖
_枚汎1
50.6.2150.
5qZ不明
走水沖
羽田沖
5010.2450.1
50.11.2
有明地先
有明地先
=
記
型
BBAC
放流
白黄赤赤
再捕
放流再
号
漁法
TK-5-12
ギャング釣
CH-5-25
投絹
不明
壷網
東京56
小サバ浮釣
二
Pb
扉■、
I
昭50.6,12125尾
1398
1398
6.25114
26118
26118
7.2355
8.99
9.51C
Q、510
[0248
10248
合計537
図35スズキ標識放流放流地点区
-R6-
忽口、,
表21スズキ標識放流放流概要
放流次数
年月日l体型(FL.)
累積放流尾数
標識記号
一
1回
125尾
昭和50年6月
12日
20e加台
B型TK5-11
55
50師台
〃TK5-12
55
A型TK5-1
57
40c碗以上
8352
114
557
9
225
2回
B型TK5-11
〃
T11r5-12
A型TK5-1
5回
25日
20m台
B型TK5-15
5
50m台
〃TK5-2D
59
A型TK5-2
50
40c1W以上
"
上
台台以
況沈加
ccc
254
000
B型TK5-15
7Tl(5-17
A型TK5-4
1
9月
⑯
(ロ(ロ
師師
00
B型TK5-16
〃TK5-15
10月
50m台
40c況台
CBA
10m台
型型型
24日
-87-
妬55~49
TK5-17
TK5-6
21
8回
1‐2
5日
519
529
455
A型TK5-5
091
〃TK5-18
510
9551
50m台
5211
B型TK5-14
1
20cm台
8月
9日
7回
A型TK5-2
455
5559
〃TK5-19
40cm以上
6回
154
〃TK5-20
上
台台台以
B型TK5-15
7月
25日
〆
師師師師
255
4
0000
26日
85058
1
4回
5回
45
上
台台以
師”碗
000
P
254
15日
125尾
555
6
(放流年月日)
昭50.5.26
5850.5.28
ロ総IRI硬魚
:「(鰄麓鋤川’
(メニ〕
■標iMR放流魚
■
5F3犀
(尾】
O ̄ ̄
甲
-11
昭50.6.25~26(尾)
5050500
粥:{.
曙50.6.12~13(尾)
,:I
Z
N=223
Fロ
ロ
■
LL鍵
、
津ロョ
Ⅲ=昭6Jロ
四.凸。
DIR
■
BFI50.7.23
昭50.8.9
:[
(尾)
71尾
N=俗だ
「ロ
:「’團尾一画、迦週凰一鼬_目-,-‘
(j墨】
N=,
60=
昭50.9.5
(尾)
1J
■
■
』
5
2
尾
■
ロ
4
2
尾’
50
(尾〕
鍼。、
口
昭50.10.24
05050
(1尾、
211
局互50.9CSC
DJlJl.
1W=10
1,
'11』し‘
,llMllL
ヨーー』@--
N=2』
203040506070
C、、
図36
Rb
スズキ標識放流魚体型組成図(F1』.)
-88-
Ⅸ
マハゼに寄生する線虫
昨年にひきつづきマハゼに線虫の寄生がみられたので、その実態について調べた。供試魚はすで
に魚類の項に述べた小型の地曳網。投網および釣によって捕漉したマハゼと、内水面生息環境調査
で楠渡したマハゼを用いた。
その他、線虫の寄生が内湾のマハゼに特有のものかどうかを知るために~千葉県の五弁海岸・夷
隅川・栗山川・利根Ⅱ|のマハゼについても捕漉し、比較を行まった。
1.線虫の種類
線虫の種の査定は目黒寄生虫館および国立科学博物館に依頼した。線虫の種類は昨年CO?"γ、-
戸1
腰
…`“属と,思われたがその後訂正され、T〃"mlQsc…s属と同定された。しかし、日本では今ま
でに報告されていない種類と思われるため~種はまだ決められないでいる。従って‐この線虫が
もともと日本に存在していたもので今まで報告されたかったにすぎないのか~外国からなんらか
の経路で日本に入りこんだものであるかどうかは不明である。今後外国における文献等を詳しく
調べて必要がある。
更に内湾と利根川等のマハゼの寄生線虫が同じ種であるかどうかもまだ生物学的測定等が不充
分なので確定してないが、寄生部位等から考えるといまのところ同種のものと推定される。
2.寄生状況と内臓の癒着状況
結果を表22に示した。表からわかるようにカユ蔵Uの線虫の寄生と内臓の癒着がみられている。
昨年同様に7月に捕れたマハゼにすでに内臓の癒着は起っており~マハゼにとって線虫の影響は
非常に大きいと考えられる。また、今年は江戸川のに|薊流域まで調べてみたところ~埼玉県三郷で
は三枚州で寄生のみられた同時期でも全く寄生はみられなかった。従って~線虫の感染時期と感
IF噂
染経路は河川でみられるマハゼの生態を正確に把握することによって、かなり解明されてくるも
のと思われる。
a成虫と卵の出現状況
小型の魚に寄生する線虫の多くのものにとって棗小型の魚は中間宿主にすぎず~更に大型の魚
や鳥類・海獣等を最終宿主としているものが多い。マハゼに寄生する線虫も最初はマハゼが中間
Ⅷ
宿主と考えられたが~その後成虫と卵がマハゼの腹腔内より見いだされ、マハゼが最終宿主と考
えられるに至った。成虫は7月~11月まで常にみられた。成虫や卵が何月ごろから見いだされ
るかは線虫の生活史・感染時期を知るうえに大事と考えられたので~それらについてとりまとめ
表25に示した。
表からわかるように、すでに7月に腹腔内に卵がみられており、更に卵中にふ化直前と思われ
る仔虫がみられるようにたっている。7~11月の期間では卵を有するマハゼの出現率や卵の発
-89-
表22線虫の寄生状況と内臓の癒着状況
年月日
場 所
河
50.7.1.
50.7.25~ろC
50,8.5[
30.9.5[
50.11.17
利根川
堰上流1h、
夷隅川
河□
20-15-6
栗山川
河ロ
10-5-,
三郷
111
江戸川
50-45-17
50-O-C
1217-0-'0
Eョ
里児公園
50-0-0
篠崎水門上
15-4-1
本州製紙前
24-1-0
I田
今井橋上・下
ゴー、
56-24-1051-19-7
新中川合流点
18-4-1
新鳫'ニリ''iヲi蕊i
10-20-,0
河ロ
海
50‘9.5
18-6-,
三枚州
42トー186-65
羽田州
587-257 ̄119
5-5-3
五丼海岸
24-T6-10
注.最初の数字は検査尾数-2番目は線虫寄生尾数、5番目は内臓癒着尾数
表25線虫寄生マハゼ腹腔内の卵の有無
月E
場所
調査した線虫
寄生マハゼ尾数
腹腔内に卵のみられ
たマハゼ尾数(%)
尾数
,。5
9.24
11.18
11.11
4
jll
j1I
橋
橋
井
隅根
11.18
州
川
川
215114
8.50
州
791417545
8.2
羽新新今今五夷利
7.26
枚田中中井丼
7.25
尾数(%)
5(71)
26(55)
1
卵内に仔虫の形成さ
れてる率(範囲%)
妬(船)
20
8(、~50)
57
10(42)
20(O~22)
8(75)
59(0~79)
22(59)
5(、~58)
8(55)
19(O~40)
14(100)
20(O~59)
52(71)
15(0~54)
" ̄、
■
生状況に一定の傾向は認められ菰い゜線虫の卵はいつでも存在し=いつでも中にふ化直前の仔虫
がいるようにみえる。もし‐線虫がマハゼ体内でふ化すれば~線虫はマハゼの体内で増殖するこ
とになる。しかし~アニヅ・キス科の線虫が魚の体内だけでの生活蝋をもって増殖するというバク
-90-
-ソは今まで知られていない。この生活史や感染経路をつきとめるには更に多くのこまかいデー
ターのつみかさねが必要である。
4.マハゼの酸素消費量と生存限界溶存酸素量におよぼす線虫寄生の影響
線虫が寄生して内臓に癒着等の病変を起したマハゼ線虫は夏期の低酸素に弱く~死亡しやすい
と考えられる。そこでそれを確かめるため、マハゼの酸素消費量と生存限界溶存酸素量を調べたc
方法は図57の装置を用いた。まずガラスで作った小室にマハゼを収容して酸素飽和水を1定
の速度で流す。マハゼが充分ガラス小室に馴れてから(24時間放置)~ガラス小室へ入る水と
一■
出てきた水の酸素量を測定する。その値の差からマハゼによって消費された酸素量を算出するこ
IF・・員
とができる。次にガラスの小室に出入する水の溶存酸素量を一定間隔で測定しながら、小室へ入
る水の溶存酸素量を徐々に減らしていく。溶存酸素を減少させるには窒素ガスでエアレイション
してやればよい。そうしてマハゼが横転するまで減らしていき、鯛蓋が停止したときの溶存酸素
量を生存限界溶存酸素量とした。実験は水温25士1℃に調整し、pHは715~ズフの範囲であ
った。使用したマハゼは江戸川および東京都内湾で捕獲したもので~1週間以上真水に馴らして
から使用した。マハゼの大きさの範囲は5.5~14.0’であった。
このようにして線虫寄生魚と正常魚(非寄生魚)について酸素消費量と生存限界溶存酸素量を
調べた。その結果は図58.59のとおりである。線虫寄生魚の酸素消費量は正常魚(非寄生魚)
より10~20%少ない。これは他の病魚をどの実験でも同じよう友結果がでており_病魚のほ
うが酸素消費量は減少することがあきらかにたっている。その理由は病魚のほう力噺陳代謝が低
下しているた姉と考えられ、線虫寄生マハゼの場合も同じといえる。
次に生存限界溶存酸素|&は寄生する線虫数が増加するにしたがって急激に増加しているのが認
fP・扇
められる。平均体重6.71と11.91では6.71のほうが約10%限界値が高い。ともに線虫寄
生が5尾を越えるぐらいから影響が出はじめ10尾を越えると顕著にたる。-万正常魚(非寄生
魚)ては平均体重allの魚の平均限界量はU57pp〃&、15.11の魚のそれは079ppm
であった。正常魚の場合は大型のほうが限界量が高く~寄生魚は小型のほうが限界量が高いこと
にたる。図59から線虫寄生数が多いマハゼは5pp…もの溶存酸素の存在下でも死亡する場合
⑯
のあることも示しており~夏期に内湾・河川でマハゼの死亡がみられても不思議ではないと考え
られる。
5.新中川におけるマハゼの異常弊死
8月29日に新中)||と|日江戸川の合流点(瑞江大橋)から、新に1.川の上流約500mにかけて
マハゼの大量弊死が起と(〕、50日にその状況を調べた。水深約50c,,z以浅の一定の距離に弊死
しているマハゼの数を、河岸4か所について計数し_河岸距離から弊死数を調べた。その結果、
-91-
日
4(
■伊
”酉ロ
a、実験水槽b、コントロール水槽c、ろ過水槽。、受水槽
e、呼吸室f、酸素ピンh、サー二ビスタット
g、ポンプ
i、ヒーターj、サイフォンk、オーバーフロー1,入水採水管
、、出水採水管口、エアーリフトo、調整槽p、貯水槽
q、H2r、排水管s、通気孔
図37酸素消費量測定装置
←q、
lmUhr1
3.C
『1
副し
O・Au6.7g
2.C
●
o:AMjl9q,
[〕
noし
1.C
。
。⑨
・『
ICOロロI
15102030ム050(泥1
線虫寄生致
体it
図38
の
か」
01
。●
。●
0日5
5.0100200(9)
O●
。
1
Au
生
魚魚
窟
マハゼの酸素梢費量
図39線虫寄生マハゼの生存限界溶存酸繁擶
-9,-
リ□ヴ
』』
[1
弊死数は5万尾以上と推定された。
また、その弊死していたマハゼと、50日の調査時に生残していて釣獲されたマハゼについて
線虫の寄生状況を調べた。その結果は表24のとおりである。弊死していたマハゼは全ての魚に
線虫の寄生がみられ、更に寄生線虫数が非常に多かった。また内臓の癒着も全ての魚にみられ~
その癒着の程度もひどいものが多かった。それに対し、生残魚は線虫寄生率・寄生線虫数.内臓
の癒着尾数ともにはるかに低かった。従って~線虫の寄生はマハゼの弊死の原因の1つとして最
も影響度の高いものと考え~前項で述べたように線虫の寄生により生存限界酸素量は高くたるこ
とが認坊られており、ひどい場合には5ppmでマハゼは死亡する。調査した20尾の弊死魚の
缶一
うち線虫が20尾以上寄生していたマハゼは14尾(70%)であり、図59から死亡魚の70
%の魚は溶存酸素1.0ppm以下には耐えられなかったとみたすことができる。同様に50尾以
上寄生していたマハゼは10尾であり、50%の魚は溶存酸素ZOpp畑以下には耐えられ左か
つたと考えられる。この新中川での弊死時の溶存酸素量は不明であるが~一般に夏期には底層の
酸素量が低下することが知られている。当水試でも.8月5~12日に江戸川および中川。新中川
の溶存酸素量を調べている。その結果、本州製紙前1.2ppm・今井橋1.6ppm・浦安橋1.2ppm
・左近川口5.5〃…・一之江橋zop…・瑞江大橋1.9pp,,Lであった。これは線虫寄生数によっ
てはマハゼの生息限界酸素量を下廻る数値であり~おそらく29日も似たような水質条件と考え
れば、なんらかのきっかけで線虫寄生魚の弊死が始まっても不思議では左いと考えられた。
表24新中川におけるマハゼヘの線虫寄生状況
体長の範匪
屋敷
C脱
線虫寄生魚
尾数|線虫数の範囲|線虫数平鎗
内臓の癒着の
みられた尾数
 ̄■■
-95-
11.,
55.,
2
410へ-5
45・C
0ズ〕0
0
ヘ
戸
n〕頂)n】
4
ヘ
18
ロ
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Il
計
z』行しRJ
生残魚
40~5.9
5~
20112015宍-116
8.0~29
6.0~Z,
25~
75.5
05
478|mll010l1
計
目
28.0
厄□■■
4.0~5.9
48~1
8689
6.,~71,
47
47目
80~29
1
2173
jn---
弊死魚
100~11.,
調査機関
東京都水産試験場温水魚研究部
担当者
主事桝内智高橋砿之介川名俊雄
中村多恵子
小倉正幸有馬孝和
温水魚研究部長,伊藤茂
(現技術管理部長)
縄尾口Ⅲ
東京都内湾魚貝類生息環境
調査報告書昭和50年度
印刷物規格表第2類
印刷番号(51)1997
刊行物番号(K)106
昭和52年5月51日発行
編集・発行東京都水産試験場技術管理部
〒125束京都蔦飾区米元小合町5574番地
電話(05)600-2875
印刷株式会社東邦
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似句至
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