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平成23年度 事業報告(PDF形式 2685キロバイト)

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平成23年度 事業報告(PDF形式 2685キロバイト)
平成23年度
事 業 報 告 書
旭川市工芸センター
平成 23 年度 事業報告書
目 次
1
技 術 指 導・技術 相談
1P
2
機 械 設 備使用・ 試験分析 業務
1P
3
研 修 会 ・講習会 ・ 講演会
2P
4
販 売 促 進支援 事 業
3P
5
情 報 収 集・提供 事業
4P
6
人 材 育 成・販路 開拓・製 品開発支援 事業
4P
7
受入研修
4P
8
職員派遣
4P
9
講 師 ・ 審査員・ 委員等派 遣
4P
10 工 芸 セ ンターの 概要
5P
○
旭 川 木 工スクー ル事業( 実習コース )
8P
○
旭 川 木 工スクー ル事業( 座学コース )
9P
○
旭 川 木 工スクー ル事業( 市民向け講 演会 )
10P
○
国 際 家 具デザイ ンフェア 旭川 2011(IFDA)
11P
○
技 術 ・ 技能の座 談会Ⅵ
12P
○
第 682 回デザインギャラ リー1953 企画展
13P
○
窯 業 技 術研修会
14P
1
技術指導・技術相談
企業からの依頼に応じ技術・設備・管理計画等の個別課題に関し,次のとおり指導・相談を行った。
技術指導・技術相談の内容
技術指導
コンピュータ関連技術
105
デザイン関連技術
0
木材加工技術(木材加工等)
126
接着接合・塗装技術
3
材料強度に関する技術
2
製品の品質,性能に関する技術(JIS試験等)
15
窯業技術(釉薬,成型,焼成)
7
その他(特許,加工過程,研究支援,展示会支援 他)
4
計
262
※技術指導には巡回技術指導・外部講師による企業実地指導を含む。
2
技術相談
4
3
18
2
1
30
8
10
76
機械設備使用・試験分析業務
(1)
機械設備使用
設
備
名
機 械
数
4
18
22
1
3
64
102
7
32
30
3
4
19
26
1
5
76
105
8
41
33
3
1,028件
試験機器
(2)
件
65
32
機 械
工
総
50
31
設
工
木
卓上ボール盤
リンク式横切丸のこ盤
高速丸のこ盤
角のみ盤
ダボ孔ボーリングマシン
手押かんな盤
自動かんな盤
4軸ほぞ取盤
エッジベルトサンダー
リップソー
4点式万能帯のこ盤
時間
木
帯のこ盤
高速度単軸面取盤
件数
総
備
名
そで付昇降盤
高周波ルータ
プレス機
5軸制御NCルータ実験機
炭酸ガスレーザ彫刻システム
ワイドベルトサンダー
長円ほぞ取機
自動長穴明機械
コーナーロッキングマシン
糸のこ盤
耐光性試験機
恒温恒湿環境試験機(小)
時
間
件数
時間
91
24
162
42
3
77
173
247
10
2
11
20
1
2
3
177
276
265
10
4
34
36
12
144
1,583時間
試験分析業務
業
務
内 容
件
・木材木質材試験
強度試験
含水率測定
・恒温恒湿処理試験
恒温恒湿処理試験(小)
・恒温水槽処理試験
恒温水槽試験
・塗料及び塗装試験
塗膜強度試験
耐摩耗試験
数
業
23
4
2
4
件
内 容
・製品性能試験
繰返し衝撃荷重試験
静的強度試験
衝撃試験
耐久性試験
・接着力試験
接着力試験
39
2
総
務
数
1
318件
件
60
81
11
82
10
数
3
研修会・講習会・講演会
企業における総合的技術を備えた人材を育成するため,企業社員等を対象として技術・技能の基
礎知識,応用技術,最新技術等について実践的講座等を開催した。
事業名
研修名/講習会名
販路開拓講習会
テーマ/内容
中国ビジネスセミナー
間
H23.8.8
68人
講
師
ベクトルチャイナ
代表 板屋 美幸 氏
H23.10.11
~
H23.12.5
(うち7日間)
149人
工場見学
H23.12.13
16人
㈱カンディハウス
人と技術をつなぐデザイン
H23.10.12
77人
カワカミデザインルーム
代表 川上 元美 氏
木材の特性と今後の動向,
VOC問題
H23.11.18
40人
㈱いさみや
代表取締役会長 関口 浩樹 氏
H24.2.2
27人
アサクラデザイン
代表 朝倉 芳満 氏
㈱カンディハウス
製品企画担当 本庄 良寛 氏
異業種のものづくり
H24.2.15
17人
日本メディカルプロダクツ㈱
代表取締役会長 山本 信男 氏
変革マネジメントの現場から
H24.3.22
11人
三井経営研究所
代表 三井 善樹 氏
よいねむりのための家具
H24.3.3
16人
家具のイメージからはじめる
リフォームデザイン
H24.3.4
18人
デザイントーク㈲
代表 大谷 薫 氏
H23.11.7~12.15
(うち10日間)
194人
当所職員 品田 則章
H24.2.14~3.15
(うち5日間)
102人
当所職員 品田 則章
片川 良典
旭川木工スクール事業 椅子製作のポイント
実習コース
(全8回)
旭川木工スクール事業 製品開発事例
IFDAから商品化された家具
座学コース
(全5回) デザイン
旭川木工スクール事業
市民向け講演会
(全2回)
期
参加
者数
(のべ)
窯業研修会
座学講座「陶磁器概論」
窯業技術研修会
素焼用化粧土による
装飾技法
2
家具工房木魂
服部 勇二 氏
工房橅
中村 明則 氏
HOMES
代表 前田 あやの 氏
「3Dターニングマシンの
開発経過」
技術・技能の座談会Ⅵ
「北海道産木材による
ギター製作と高付加価
値化」
H23.12.14
25人
32日間
760人
計
4
旭川機械工業㈱
常務取締役 関山 真教 氏
林産試験場
製品開発G 橋本 裕之 氏
オダシマギター
代表 小田島 尚人 氏
販売促進支援事業
家具,建具,木彫・クラフト及び窯業の各分野において,それぞれの企業が開発した新製品の紹介
と地場産品の販路拡大を図る各種展示会の開催・出展支援を行った。
展示会名/テーマ等
開催期間
概
要
家
H23.6.22~26
会場
旭川市科学館サイパル
H23.9.14~17
会場
インテックス大阪
H23.11.2~4
会場
東京ビッグサイト
第57回旭川家具産地展
H23.6.22~26
会
場 旭川家具センター
出展者数 29社1グループ
入場者数 2,772人
IFFT/インテリアライフスタイルリビング
H23.11.2~4
会
場 東京ビッグサイト
出展者数 10社
来場者数 19,769人
ミクルの手仕事展
H23.5.24~29
会
場 デザインギャラリー
出展者数 12社
旭川木工コミュニティーマーケット(3会場)
~旭川の作り手×東京のデザイナー~
~コドモの道具とオトナの文具~
~くらしとよりそう道具市~
H23.7.5~25
H23.7.6~25
H23.7.7~26
具
国際家具デザインフェア旭川2011
デザインコンペティション
入賞入選作品展
応募国数 36カ国・地域
応募点数 899点
入賞入選作品数 31点
ク
ラ フ
ト
第682回デザインギャラリー1953企画展
日本の地域産業の今Vol.1 旭川の木仕事
旭川「木と手の仕事展」
木
平塚賢智遺作展
彫
旭川木彫展
(3回)
~熊のなかま~
~実りの秋~
~十二支~
H24.2.21~3.19
H24.3.8~13
H23.6.29~7.3
H23.7.5~8.18
H23.9.15~10.14
H23.11.15~12.26
出品者数 23社1グループ
クラフトブラウンボックス
会
場 クラフト館
HOMES
会
場 松屋銀座7階
デザインギャラリー1953
出展者数 22社
出品点数 約300点
会
場 2K540 AKI-OKA ARTISAN
出品者数 19社
出品点数 273種 1,411点
来場者数 1,060人
会
場 デザインギャラリー
出品点数 約70点
来場者数 503人
会
場 旭川空港ギャラリー
出 品 者 旭川木彫・工芸品協会
窯
会
業
第16回旭川陶芸フェスティバル
「自然にやさしく,人にやさしく」
H23.9.24~25
3
場 道北地域旭川
地場産業振興センター
出品者数 道内125窯
出品点数 約3,500点
来場者数 13,359人
5
情報収集・提供事業
(1)
(2)
(3)
(4)
平成22年度 事業報告書
工芸ニュース 第75号
ホームページの拡充
実態調査
250部
500部
旭川地域における木製家具・木製建具各製造業の実態調査を行った。
調査・指導内容
木製家具製造業実態調査
木製建具製造業実態調査
計
6
数
45
38
83
人材育成・販路開拓・製品開発支援事業
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
7
件
(詳細はP8から掲載)
旭川木工スクール事業(実習コース)
旭川木工スクール事業(座学コース)
旭川木工スクール事業(市民向け講演会)
国際家具デザインフェア旭川2011(IFDA)
技術・技能の座談会Ⅵ
第682回デザインギャラリー1953企画展 日本の地域産業の今vol.1旭川の木仕事展
窯業技術研修会
受入研修
旭川地域の教育機関からの依頼に応じ,学生の木工受入研修を行った。
学 校 名
北海道旭川工業高等学校
計
8
受入人数(人)
2
2
職員派遣
関係機関・団体からの依頼を受けて,地域産業の振興と支援のため,職員を派遣した。
9
派遣先
派遣期間
派遣職員
国際家具デザインフェア旭川
開催委員会事務局
H22.10.1~H23.7.31
(10ヵ月)
主査
小関 敬之
講師・審査員・委員等派遣
関係機関・団体等からの依頼を受けて,対象業界の活動を支援するため,職員を派遣した。
派遣先
派遣期間
中央線デザインネットワーク・エリアムーブ
メント研究会『まちとものづくり』講師
H23.9.20
後藤
哲憲
一般財団法人クラフト・センター・ジャパン
Cマーク商品選定会 選定委員
H24.1.31
後藤
哲憲
4
派遣職員
10
工芸センターの概要
当所は,旭川市の主要産業である木工芸及び窯業の生産技術向上並びに品質の改善等の研究指導を
行い,これら工業の振興発展に寄与することを目的に設置された。
(1)
沿革
昭和 9年(1934)
4月
技術指導機関として木工,窯業,農産加工を含む旭川市立産業指導所が
設置される。
昭和18年(1943)
3月
第二次世界大戦のため,産業指導所を廃止する。
昭和21年(1946)
1月
業界の要望,地域の特殊性を生かすため常磐公園内に旭川市窯業指導所が
設置される。
昭和23年(1948)
10月
昭和30年(1955)
4月
旭川市共同作業所を廃止して旭川市木工芸指導所が設置される。
昭和42年(1967)
4月
窯業指導所の施設狭あい,立地条件等から木工芸指導所敷地内へ新築移転
を行う。
昭和51年(1976)
5月
木工芸指導所,窯業指導所を統合し旭川市工芸指導所と改称する。
平成 8年(1996)
4月
工芸指導所の施設設備の老朽化が著しく,「豊岡3条3丁目」から現在地に
移転を行う。
平成 9年(1997)
12月
旭川市工芸センターと改称する。
平成11年(1999)
11月
町名変更及び住居表示の実施により所在地住所が「旭神町1番1347」から
「緑が丘東1条3丁目1番6号」に変わる。
平成20年(2008)
5月
機構改革により「商工観光部工芸センター」から「経済観光部ものづくり
推進室工芸センター」となる。
平成23年(2011)
4月
ものづくり推進担当部長の配置及びものづくり推進室の廃止により,
「経済
観光部工芸センター」となる。
(2)
旭川市共同作業所が設置される。
施設
位
置
敷地面積
延床面積
旭川市緑が丘東1条3丁目1番6号 旭川リサーチセンター内
10,315.70㎡
5,520.905㎡(うち工芸センター 1,900.55㎡)
【内訳】
事
務
室
室
56.60㎡
33.94㎡
窯業研究室
192.69㎡
技術開発室
203.40㎡
材料試験室
50.05㎡
機械加工室
363.93㎡
製品試験室
55.14㎡
ミーティング室
101.13㎡
集
塵
合
板
庫
30.60㎡
企画開発室
67.06㎡
資
材
庫
96.00㎡
コンピュータ室
66.30㎡
塗
装
室
55.00㎡
会
79.46㎡
木材乾燥スペース
65.02㎡
ショールーム
163.61㎡
接着金工室
70.84㎡
そ
149.78㎡
5
議
の
室
他
(3)
組織
機構
1課2係
13 人
事
業
係
(3 人)
経済観光部
ものづくり推進
担当部長
工芸センター
所長
技術開発係
(9 人)
嘱託(技術指導)
嘱託(機械保守整備)
(4)
1人
1人
企画調整
庶務
情報収集提供
販売促進支援
技術指導
人材育成
技術開発
製品開発
試験分析
運営委員会
当所の円滑な運営を図り,関係業界,有識者等の意見を反映するため,旭川市の附属機関として
旭川市工芸センター運営委員会を設置しており,平成23年度は平成24年2月3日に開催した。
現委員の任期は平成23年12月1日から平成25年11月30日までである。
業界代表
旭川家具工業協同組合
学識経験者
吉村
純一
笠折
利夫
旭川建具事業協同組合
高木
均
旭川地方木材協会
野村
幸生
旭川クラフト普及協会
得永
光利
旭川陶芸協会
田所
義人
〃
(5)
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構
森林研究本部 林産試験場
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構
建築研究本部 北方建築総合研究所
窪田
純一
吉野
利幸
東海大学芸術工学部
三上
純
独立行政法人 国立高等専門学校機構
旭川工業高等専門学校
国立大学法人
北海道教育大学旭川校
青山
陽子
芝木美沙子
主要設備
【試験研究用機械】
3 次元 CAD/CAM システム
5 軸制御 NC ルータ実験機
体圧分布測定システム
家具強度試験機
【加工機器】
各種汎用木工機械
炭酸ガスレーザ彫刻システム
ワイドベルトサンダー
【窯業機器】
真空土練機
ボールミル
ポットミル
フィルタープレス
椅子強度性能試験機
形状アラサ測定器
材料接合部強度試験機
耐光性試験機
UV 塗装乾燥試験炉
振動試験装置
恒温恒湿環境試験機
家具等繰返し耐久性試験機
側圧付コールドプレス
カットボーリングマシン
高周波発信機
木工用ロクロ
電動ロクロ
機械ロクロ
電気窯
ガス窯
上蓋式電気炉
ガス炉実験機
耐火度試験機
電動タタラ板製造機
6
(6)
使用料及び手数料
①使用料
設
1 件の単位
(時間)
備
使用料
(円)
設
1 件の単位
(時間)
備
使用料
(円)
帯のこ盤
1
310
ストロークサンダー
1
480
高速度単軸面取盤
1
300
プレス機
1
1,200
卓上ボール盤
1
270
木
5 軸制御 NC ルータ実験機
1
3,150
リンク式横切丸のこ盤
1
320
1
2,430
高速丸のこ盤
1
310
工 機
炭酸ガスレーザ彫刻システム
ワイドベルトサンダー
1
1,100
角のみ盤
1
280
械
長円ほぞ取機
1
570
木
ダボ孔ボーリングマシン
1
470
自動長穴明機械
1
520
工 機
手押かんな盤
1
310
コーナーロッキングマシン
1
520
自動かんな盤
1
370
糸のこ盤
1
290
械
4 軸ほぞ取盤
1
390
試
耐光性試験機
1
860
エッジベルトサンダー
1
420
1
5,310
リップソー
1
360
験 機
恒温恒湿環境試験機(大)
恒温恒湿環境試験機(小)
1
1,390
4 点式万能帯のこ盤
1
350
器
家具強度試験機
1
720
高周波加熱装置
1
740
振動試験装置
1
4,350
そで付昇降盤
1
470
1
120
高周波ルータ
1
630
1
150
カットボーリング面取機械
1
730
窯業 電動ロクロ
機械 真空土練機
②手数料
業
木 材
木質材
試 験
手数料
(円)
務
1 件の単位
強度試験
5 試片(料)まで
610
含水率測定
1 条件 5 試片(料)まで
370
塗料及び
塗膜試験
1 条件 5 試片(料)まで
610
振動試験
4,000 回ごと
1,760
接着力試験
繰返し荷重試験
業
務
塗膜強度試験
耐摩耗試験
品
能
験
繰返し衝撃荷重試験
4,000 回ごと
1,760
静的強度試験
1 条件
830
衝撃試験
1 条件
830
耐久性試験
12,500 回ごと
3,680
恒温恒湿処理試験(大)
1日
5,580
恒温恒湿処理試験(小)
1日
1,670
窯業試験
・調整
試験分析成績証明書
1日
300
1 件又は 1 通
210
7
270
5,000 回ごと
280
31,500
31,500 円以内でその都度
市長が定める
吸水試験
1 試料
330
強度試験
1 試料
530
乾燥試験
1 試料
210
材料調整
1kg
680
その他の業務
恒温水槽試験
手数料
(円)
1 条件 5 試料まで
1 条件
その他の木工関連試験
製
性
試
1 件の単位
31,500 円以内でその都度
市長が定める
旭川木工スクール事業
旭川木工スクールは,実習コース・座学コース・市民向け講演会という3つの柱をもとに,デザイン
からマネジメントまで幅広い分野を視野に入れ,地域の技術・技能等に係わる人々の力を借りながら,
その継承と参加者同士の情報交流の場づくりを目指した研修事業である。
◆ 実習コース ◆
実習コースでは地元の技術者を講師に迎え,椅子作りのポイントとして接合加工と曲面加工を中心に
実習と質疑を通し意見交換をしながら共に学ぶ場を設け,木製品製造企業の技術向上と技術者育成を
図った。
1
テーマ 「椅子製作のポイント,接合構造と曲面加工について」
2
研修実施内容
(1) 前脚の接合(ダボ接合,角ホゾ接合,地獄ホゾ接合,ミニフィンガー接合)
(2) 立軸面取盤,ルーターを使った後脚と笠木の曲面加工
(3) 使用機械による治具の違いと安全な治具の作り方
(4) 講師椅子製品を元にした椅子製作のポイントについての考察
(5) 各受講者の日頃の課題(疑問点)についての意見交換・討議
(6) 工場見学会
3
実施期間
(研修日)
平成 23 年 10 月 11・17 日,11 月 7・14・21・28 日,12 月 5・13 日
(研修時間)
18:00~21:00
4
会
場
5
受講者数
実習 10 人,見学 16 人,のべ受講者数 165 人
6
講
家具工房木魂
師
工芸センター 工場棟
服部 勇二 氏,工房橅 中村 明則 氏
実習講義の様子
8
合計 8 日間
◆ 座学 コース ◆
製作技術だけでなく幅広い知識・情報の習得のため ,デザイン・素材・ 製品開発・異業種 ・
マネジメントの 5 分野について,それぞれ専門家を招聘し講習会を行った。
第 1 回目
「人と技術をつなぐデザイン」
日
時
平成 23 年 10 月 12 日(水)18:30~20:30
会
場
旭川リサーチセンター
講
師
カワカミデザインルーム
代表
受講者数
概
要
第 2 回目
川上 元美
研修室
氏
77 人
・川上氏の 40 年以上に及ぶデザインの仕事についての解説
・製品をつくる上でのデザインの視点,トレンドや雰囲気をそれぞれの
時代の製品に落とし込むということについての解説
・商品化に至るまでのエピソードについての解説
「木材の特性と今後の動向,VOC 問題」
日
時
平成 23 年 11 月 18 日(金)18:30~20:30
会
場
旭川リサーチセンター
講
師
株式会社いさみや
受講者数
概
要
研修室
代表取締役会長 関口 浩樹 氏
40 人
・木材の特性と含水率について
・家具用材の輸出入動向や年間使用量について
・シックハウスや VOC 問題について
・自然塗料の取扱いについて
第 3 回目
「製品開発事例, IFDA から商品化された家具デザイン」
日
時
平成 24 年 2 月 2 日(木)18:30~20:30
会
場
旭川リサーチセンター
講
師
アサクラデザイン 代表
研修室
朝倉 芳満 氏
株式会社カンディハウス
受講者数
概
要
企画部 製品企画担当
本庄 良寛 氏
27 人
・過去の IFDA との関わりについて
・IFDA2008 入選作「PEACE」の商品化のプロセスとデザインについて
・名称の由来などについて
9
第 4 回目
「異業種のものづくり」
日
時
平成 24 年 2 月 15 日(水)18:30~20:30
会
場
旭川リサーチセンター
講
師
日本メディカルプロダクツ株式会社
代表取締役会長
受講者数
概
要
第 5 回目
研修室
山本 信男 氏
17 人
・ものづくりに対する信念
・旭川でものづくりをすること
・地域でものづくりに関わる人に期待すること
・グローバル化の流れとものづくり
「変革マネジメントの現場から」
日
時
平成 24 年 3 月 20 日(木)18:30~20:30
会
場
旭川リサーチセンター
講
師
受講者数
概
要
研修室
三井経営研究所 代表取締役 三井 善樹 氏
11 人
・停滞期,衰退期を迎えた企業が市場で生き残
る方法について
・変革に取り組んだ企業事例の紹介
・SWOT(強み,弱み,機会,脅威)分析を行ってもらい自社の
戦略計画を考える
◆ 市民向け講演会 ◆
エンドユーザーに旭川家具の魅力やその活用法について理解をより深めてもらうため,インテリア
コーディネーターを講師とした講演会を開催した。
1
日
時
平成 24 年 3 月 3 日(土),4 日(日)
2
会
場
旭川家具センター
3 テーマ・講師
(1)「良いねむりのための家具」
前田 あやの 氏(HOMES 代表)
眠りを切り口に,家具(ベッド)だけでなく部屋の照明や間取りなど住空間のあり方や睡眠の
メカニズムについてレクチャーを実施
(2)「家具のイメージからはじめるリフォームデザイン」 大谷 薫
氏(デザイントーク代表)
家具デザインを中心としたインテリア空間の構成方法(趣向の明確化,家具の選び方,インテ
リアコーディネート等)やリフォーム物件の事例紹介など60枚強のスライドを用いて解説
4 受講者数
34 人(3 月 3 日:16 人
3 月 4 日:18 人)
10
国際家具デザインフェア旭川 2011(IFDA)
家具の国際デザインコンペティションと旭川家具産地展(新作展)をメイン事業とし,平成2年から
3年おきに開催されている「国際家具デザインフェア旭川 IFDA」の8回目が平成 23 年 6 月 22 日~26
日に開催され,開催委員会の要請により事務局支援を行った。
また,会期中はデザインギャラリー,東海大学旭川キャンパス,北海道立旭川美術館など市内各所で
様々なデザインイベントが開催され 1 万人近い来場があった。
●国際デザインコンペティション
世界 36 カ国・地域から 899 点の応募があり,本審査直前に東日本大震災が発生しヨーロッパの審査
委員の来日が困難になる中,画像審査と現物審査を経て今回から新設されたメープルリーフ賞を含め入
賞入選作品 31 点が選定された。本事業で力を入れている「商品化」についても,入賞入選作品の他,
選外になった作品からも既に数点が商品になり今後も6~7点が商品化される予定となっている。
また,9月にリビング&デザイン(インテックス大阪)及び 11 月に IFFT/インテリアライフスタイルリビング(東
京ビッグサイト)において入賞入選作品等の巡回展も開催され多くの来場者で賑わった。
ゴールドリーフ賞
【 ハーフチェア 】
チョン・ウジン(韓国)
■川上元美 審査委員長
そのコンセプト,目の付け所に一般的な椅子とは異なる新鮮さを感じる。
コンセプトにピタッと合致した特徴的な造形表現である。コンセプトが
明快で,ある意味では各論的かもしれないが,その解決法がはっきりと
しているところからこの新しいデザインが生まれたという気がする。
シルバーリーフ賞 【 サークル 】
コンラッド・ロヘナー(ドイツ)
■ニルス・ホルガー・モーマン 審査委員
消えない問題に対する新たな解決策:一風変わった折りたたみ椅子。
構造に対する驚き,見事なプロポーションと正統なシンプルさが素晴らし
い。2 本の紐に付随して,美的かつユニークな特性が与えられている。
座り心地の良さはフレキシブルな造形により実現している。デザインの新
しい解釈の成功と言える。
●第 57 回 旭川家具産地展
会期中(6 月 22~26 日)は首都圏を中心に全国から商
談を目的としたプロユーザー(卸・小売,建築,インテ
リアデザイン)ならびにインテリアに関心の高い多数の
市民が来場した。(来場者数;2,772 人)
※旭川家具産地展は毎年開催
第 57 回 旭川家具産地展
11
技術・技能の座談会Ⅵ
旭川地域に集積している様々な技術や製品を紹介し,地域の技術・技能への関心を高めることを
目的とした座談会を開催した。6 回目となる今回は,チップソーをコンピューター制御することで
複雑な 3Dモデルの製作を行う 3Dターニングマシン,マツなどの地域材を活用したギター製作に
ついて情報提供を行った。
1
日
時
平成 23 年 12 月 14 日(水)18:30~20:30
2
場
所
旭川リサーチセンター
3
講
師
関山 真教 氏(旭川機械工業株式会社 常務取締役)
研修室
橋本 裕之 氏(地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 林産試験場 製品開発グループ)
小田島 尚人 氏(オダシマギター 代表)
4
参加者数
5
座談会概要
25 人
『3Dターニングマシン(NC木工旋盤)の開発経過について』
関山 氏,橋本 氏
・産業機械の製作や設計の請負からの脱却を目指した経緯
・丸鋸と材料の接触ポイントを導き出す計算式(ソフト開発)について
・福祉施設での導入を見据えた,シンプルな操作性と安全性の確保
・製作事例の紹介
『北海道産木材によるギター製作と高付加価値化』 小田島 氏
・ギターの製作ポイント(木材の選定,接着剤,木材乾燥,塗装等)について
・北海道産木材で製作したギターの展示会における評価
・間伐材の活用を視野に入れた製品開発
・高付加価値化にむけた技術向上と様々なノウハウの習得について
12
第 682 回デザインギャラリー1953 企画展 日本の地域産業の今 vol.1 旭川の木仕事展
本企画は,日本の地域産業の現在を紹介するシリーズ企画の第一回目として,旭川地域の木工の歴史
性と本地域のクラフト業界での新たな世代とベテラン世代がバランス良く動いている現在の状況を見
せたいという目的に賛同し,主催である日本デザインコミッティーと出展者である旭川クラフト協議会
が協力して開催したものである。
ディレクション,展示レイアウト,展示グラフィック作成についてデザインコミッティーメンバーの
デザイナー川上元美氏が担当し,出展者は展示造作に係る費用の一部を負担した。また,運営には松屋
銀座(デザインギャラリー担当),コーディネーターとしてクラフトプランニング(佐藤裕見氏)が関
わった。さらに,雑誌「コンフォルト(発行:建築資料研究社)」が取材協力を行い,本企画と連動し
たタイアップ記事が 2012 年 4 月号に掲載された。当センターは,取材や展示に関わる地域企業のコー
ディネートや情報提供,調整,キャプション原稿制作な
どを行った。また,搬入出には関係者の他,本業界に関
わった方がボランティアで手伝ってくれるなどした。多
くの異なる団体や企業がそれぞれに役割分担しながら,
連携しながら進められた。
展示については大変評判が良く,多くの来場者が訪れ,
包括的に旭川のクラフトを紹介する非常に良い機会と
なった。また,本展示会中に 2 回のデザインサロントー
クが行われ,旭川の木工について話す機会が設けられた
が,各回とも着席定員 20 名のところ 40 名近くの来場者
写真提供:ナカサアンドパートナーズ
があり,盛況のうちに終了した。
1
名
称
第 682 回デザインギャラリー1953 企画展
「日本の地域産業の今 vol.1 旭川の木仕事」
2
会
期
平成 24 年 2 月 21 日~平成 24 年 3 月 19 日
3
会
場
松屋銀座 7 階・デザインギャラリー1953
4
主
催
日本デザインコミッティー
5
出 展 者
旭川クラフト協議会
6
出展内容
日本デザインコミッティーメンバーの川上元美氏の視点でセレクトされた
(東京都中央区銀座 3-6-1)
旭川地域で製造された木製品 22 社 約 200 点
・生活道具(皿,ボウル,カトラリーなど)
・室内装飾品(インテリア小物など)
・小家具(スツール,コートハンガーなど)
7
デザインサロントーク
2 月 21 日
2回実施
14:00~15:00
川上元美(デザイナー)×長原實(㈱カンディハウス・代表取締役会長)
3月3日
14:00~15:00
ナガオカケンメイ(デザイナー)×高橋秀寿(㈲高橋工芸)×後藤哲憲(工芸センター)
13
窯業技術研修会
窯業技術研修会は,旭川地域窯業企業の技術向上と窯業技術者の育成,企業化のための技術・知識習
得を目的としており,
「素焼用化粧土による装飾技法」をテーマに研修会を実施した。
事前の検証から結果が良好な粉引き,刷毛目,イッチンの装飾技法を主に実施した。
1
テ ― マ
〔装飾講座〕-素焼用化粧土による装飾技法-
2
研修実施内容
(1) 化粧の目的・歴史・技法の種類についての学習
(2) 化粧土の調合に必要な素材とその性質の習得
(3) 化粧土の基本的な調合理論の習得と実習
(4) 台場火山灰を利用した無貫入透明釉と化粧土,下地素地の相性についての検証
3
実施期間
(研修日)
平成 24 年 2 月 14 日(火),2 月 15 日(水),2 月 23 日(木)
2 月 29 日(水),3 月 15 日(木)
合計 5 日間
(研修時間) 18:30~20:30(のべ 10 時間)
4
会
場
5
受 講 者
17 窯(25 人)
6
講
当センター職員
師
工芸センター 窯業研究室
のべ受講者数 102 人
本来,化粧土は生素地に装飾するのが常であるが,在庫の素焼製品への化粧装飾が可能になることに
より,納期短縮や作業時間の分散化が図られるなど利点が多くなるため,今回の研修テーマに対する受
講者の関心は高いものだった。研修では,化粧土を調合する際の基本的な考え方や注意点を,実習を含
め 5 日間で習得してもらった。
研修会で作成したテストピースはおおむね良好な結果となり,受講者からは「今後,製品の付加価値
向上の一端にしたい」との意見を得た。
化粧土による装飾実習のようす
14
発行:旭川市工芸センター
〒078-8801
北 海 道旭川市緑 が丘東 1 条 3 丁目 1 番 6 号 旭川リサーチセンター内
TEL:(0166)66-1770 FAX:(0166)66-1776
URL:http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kougeicenter/index.html
e-mail:[email protected]
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