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NIWAMO(ニワモ)を作ろう! ~低予算実物投影機の作成~
「ニワモ」を作って 授業で活用しよう! ~自分のデジカメが なんと実物投影機に~ 「ニワモ」のよさって? ・手軽に簡単に使えます。 ・子どもも教師も すぐにやれそうな気になります。 ・教材づくりが簡単にできます。 ・記録として、 評価として活用できます。 ・フットワークが軽いです。 ・子どもも簡単に操作ができます。 「ニワモ」があると 授業も変わります! たとえば大きく映すだけで こんな効果が期待できます。 ・児童の興味関心が高まります。 ・児童の視線が上がります。 ・集中力がアップします。 ・説明や指示がしっかり伝わります。 ・学習の理解が促進されます。 この他にも いろいろな効果が 期待できます。 活用の仕方を含め後半で・・・。 「ニワモ」を作ってみよう! 自分のデジカメが実物投影機に 自分のデジカメと 付属のAVケーブル (黄色い端子のコード) 材料のほとんどは100円ショップでそろいます! 取付金具 300mm✕2枚、200mm✕2枚 100mm✕2枚、 75mm✕1枚 ミニ三脚✕1こ、U字フック✕1こ、 5㎜×20㎜のねじ✕12本、 ナット✕14こ、ワッシャー✕12こ ジョイントラック✕1台 (300mm✕150mm) 金折隅金(100mm)✕1こ ①台座を作る ジョイントラックを金折隅金(100㎜)と取付金具1個(100 ㎜) ではさみこみ,5㎜のねじ、ナット、ワッシャーで3ヶ所固定 する。 できるだけ取付金具の先が ジョイントラックの針金に かかるようにとめましょう。 ②柱を作る ①で作った台座のL字部分を取付金具(300㎜)2本で はさみこみ、5㎜のねじ、ナット、ワッシャーで2ヶ所 固定する。 L字金具を はさみます。 一番下の穴 は空けてお きましょう。 ③腕を作る ②で作った柱に取付金具(200㎜)2本をはさみ,腕と支 えを作ります。固定は、5㎜のねじとナット、ワッシャー で行います。 うでを止める位置は、後で 自由に変えられます。 穴を調整することでデジカ メの高さや横の位置を自由 に変えられます。 支えを加えることでゆれが 少なくなり、安定して使える ようになりました。 ④カメラの留め具を作る。 取付金具(75㎜)1枚と取付金具(100㎜)1枚、 5㎜のねじとナット、ワッシャーをそれぞれ2セット、 U字フック1個を準備する。 まず、取付金具(75㎜)にねじ をさし、ワッシャーを通し、ナッ トを途中まで入れる。 次に、取付金具(100㎜)をねじ に通し、ナットをしっかりとめる。 ねじに短い方の金具を 通す前にナットをきつ く締めると、短い金具 が入らなくなることが あります。 短い方の金具を通したら、 しっかりとナットを締め ましょう。 取付金具2枚で作っておいた留め具 にU字フックを通し、ナットで締 める。 軽く締めれば OKです。 デジカメの三脚を入れ、取り外し ができ、かつ、ぐらつかないよう にナットで調節する。 ⑤カメラの留め具と腕を、ねじ、ナッ ト、ワッシャーで接続すると完成です。 「ニワモ」を テレビやプロジェクタに つないでみよう! つなぎ方は簡単! ~デジカメとテレビまたはプロジェクタを 黄色の端子の付いたコードでつなぐだけ~ デジカメに付属 のAVケーブル 黄色の端子を つないだら 入力切換を しましょう! (入力1、入力2 側面端子など) 入力検知ボタンを 押さなければならな いこともあります。 つないでみよう① ~三脚にデジカメを取り付ける~ つないでみよう② ~デジカメとテレビをつなぐ~ デジカメに付属しているビデオ出力端子を テレビ側の入力端子につなぐ。 もし、ケーブルが短い場合は、延長ケーブ ルで延長してからつなぐ。 お持ちのデジカメによっては、HDMI接続 になる場合があります。また、直接写すこ とができない場合もありますので、カメラ の取扱説明書を確認して下さい。 「ニワモ」を使って いろいろなものを 映してみよう! 映してみよう① ~教科書を映してみよう~ 教科書を台座の上に置いてテレビに映す。 必要な部分をズームし、シャッターを半押しして ピントを合わせる。 自分のデジカメの 設定を変更しよう 省エネのため、 一定時間を過ぎると 電源がOFFになるので、 設定を変更しましょう。 ※設定変更しないと、途中で 画面が真っ暗になります。 映してみよう② ~小さいものを拡大提示しよう~ 定規や分度器を提示するときは、 教師が押さえる必要があるので、 デジカメで撮影し、再生ボタンで 画像を見せた方がよい。 映してみよう③ ~見せたい部分だけ提示しよう~ 事前に教科書の見 せたい部分だけ撮 影し、再生ボタン で提示する。 教科書を撮影する ときは、マクロ (接写)モードで 撮影するときれい に撮れます。 こんな活用の仕方があるのでは・・・。 問題提示場面で 大きく映す ⇒ ズームアップで注目させる 一部を隠して着目させる みなさんでアイディアを出し合って、 楽しく教材研究をしませんか? 「ニワモ」を活用する • いつ,どの場面で? 導入場面で(問題提示、課題把握のために) 発表場面で(子どもの発表や教師の説明) ふりかえりの場面で(児童のノートやまとめ) • 目的は? イメージをつかませるため 手順をつかませるため 同じところや違うところを見つけさせるため 実物を見せることで・・・。 画像を使って意欲を持たせ、興味を持たせる 情報交換や考え方の整理のため • 何を、どのように見せるか? 28 ICT活用のための 一歩として・・・。 • • • • • 使い方として 成功事例をまねる 使う目的を絞る 見せるものを絞る そのまま見せる おきかえる ↓ • 工夫したものを見せる • • • • 学習素材は 既にあるものを利用 教科書会社からの素材 インターネットより デジカメで撮る 手書きのものを撮る 作った作品などを映す 教科書の図解 ↓ • 自作する 29 「ニワモ」を使うメリット ①授業改善→拡大提示で分かる授業を ②自分のデジカメを授業で活用! ③事前に必要な資料はデジカメで撮影し、投影 ④デジカメを使ったフラッシュ型教材の作成 ⑤保存した動画の再生 ⑥万が一壊れても1,000円→自分で修理できる 「ニワモ」の設置について • 学校に児童用机が余っていませんか。 「ニワモ」を児童用机に万力で直接固定 する。 児童のノートを映すときにとても便利で す。