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情報メディアの活用 (`16)= (TV) =

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情報メディアの活用 (`16)= (TV) =
事務局 開設
記載欄 年度
2016年度
科目 夏季集中科目 科目
区分 (司書教諭) コード
情報メディアの活用
1527258
履修
制限
科目名(メディア)
=
(’16)=
英文名
= 〔 Utilization of School Library Media ('16) 〕
無
単位
数
2
(TV)
〔主任講師(現職名): 山本 順一 (桃山学院大学教授)
〕
〔主任講師(現職名): 気谷 陽子 (獨協大学非常勤講師)
〕
【 本 学 担 当 専 任 教 員 : 岩崎 久美子 (放送大学教授)
】
講義概要
この講義においては、学習情報センターおよび読書活動センターとしての機能が期待されている、日本の学校図
書館制度のなかで、とりわけ前者の学習情報センターの機能発揮のために、同僚教員と協働しつつ、児童生徒に
向き合う、司書教諭に対して求められる、高度情報通信社会に対する時代感覚とインターネット、情報通信機器とア
ナログを含むコンテンツの学校教育における活用能力にかかわる知識の伝達とスキル修得を支援する内容を展開
するものとする。
授業の目標
児童生徒たちに対して、学校図書館と教室等を舞台に、21世紀を生きる、クリティカル・シンキング(critical
thinking)と課題解決の能力を備え、 情報倫理や知的財産権に関する本質的認識を身につけた、主体的な生涯学
習者として育っていくことを支援する司書教諭にとって、従来の伝統的メディアである図書や雑誌等を取扱う技術に
加え、進展を続ける情報通信環境のもとで基本的に求められる知識とスキル、方向感覚を修得していただくことをこ
の授業の目標としている。
履修上の留意点
印刷教材をよく読み、できる限り放送教材を視聴し、関係文献に眼を通すとともに、PCの操作やインターネット接続
を前提とするところでは、実際に自分自身で作業をし、関係する知識とスキルの修得に努めてほしい。単位認定試
験課題については、現職の教員や教育実習を受けた学生が自分の経験とその感想をまとめるだけでは所期の成
果が得られたことにはならず、不合格となります。
回
テ ー マ
内 容
執 筆 担 当放 送 担 当
講 師 名講 師 名
(所属・職名) (所属・職名)
山本 順一
山本 順一
本講義の導入的内容。岡山県の公立学校に付設される学 (桃山学院大 (桃山学院大
学教授)
校図書館の現状を紹介し、学校教育に望まれる学校図書 学教授)
学校図書館の現状と 館と情報メディアの利用の在り方について考える。
大園 京子
大園 京子
1 情報メディアの利用
(岡山県立岡 (岡山県立岡
山大安寺中 山大安寺中
【キーワード】
等教育学校 等教育学校
プライバシー、インターネット検索、著作権法、調べ学習
司書)
司書)
人間社会の歴史は、超長期的視点からみれば、生存に必
要な‘モノ’の生産から、その陰に隠れていた‘情報’を重視
する社会への変遷と見ることもできよう。本講では、古代から
山本 順一
山本 順一
情報社会化という視 の歴史変動の中で、そこに生きる個々の人間と社会のあり
(桃山学院大 (桃山学院大
2 点からの歴史的変動 方も変わってきていることを指摘したい。
学教授)
学教授)
【キーワード】
インターネット・コミュニティ、サイバーハラスメント、ソックパ
ペット、スマートフォン等の利用
現代社会における情報通信は、インターネットを代表とする
通信ネットワークを基盤としている。この通信ネットワークを
実現している情報技術であるパケット交換方式、DNS、暗号 高鍬 裕樹
高鍬 裕樹
情報通信の基盤の技 化などの技術を解説し、その長所や限界を指摘する。
(大阪教育大 (大阪教育大
3
術的背景
学准教授)
学准教授)
【キーワード】
パケット交換方式、IPアドレス、DNS、暗号化、検索エンジ
ン、クローリング
回
テ ー マ
内 容
執 筆 担 当放 送 担 当
講 師 名講 師 名
(所属・職名) (所属・職名)
情報リテラシーとは、様々な種類の情報源の中から必要な
情報にアクセスし、アクセスした情報を正しく評価し、活用
する能力であり、情報リテラシーの範囲は多岐にわる。学校
気谷 陽子
気谷 陽子
学校教育と情報リテラ 図書館において、各学校段階で求められる情報リテラシー
(獨協大学非
(獨協大学非
4
教育について学習する。
シー
常勤講師)
常勤講師)
【キーワード】
情報リテラシー、知識基盤社会、学校教育の情報化、情報
利用の過程、オープン教材
インターネット上の資源が豊富となり、膨大な情報の中か
ら、目的にあう情報を検索して収集するスキルの重要性が
学習情報ニーズに応 ますます高まっている。情報検索と情報収集の基礎知識と 気谷 陽子
気谷 陽子
(獨協大学非 (獨協大学非
5 える情報探索と情報 そのスキルについて学習する。
収集
常勤講師)
常勤講師)
【キーワード】
情報検索の過程、人的支援サービス、検索漏れ、ノイズ、
蔵書計画、相互貸借
学校図書館は、印刷資料を中心とする従来型の図書館か
ら、多様な情報メディアを供給するメディアセンターに変貌
することが期待されている。伝統的な情報資源である印刷
伝統的な情報資源と
気谷 陽子
気谷 陽子
資料と電子資料のそれぞれの特性を検討し、そのメリット、
(獨協大学非 (獨協大学非
6 電子情報資源の特性
デメリットを認識した活用方法等について学習する。
と活用方法
常勤講師)
常勤講師)
【キーワード】
オープンアクセス、レファレンスブック、デジタル教科書
学校や学校図書館で活用可能なインターネット情報資源と
その使い方について具体的に紹介する。書誌情報(文献
探索に資する情報)そのものや、必要な書誌情報を絞り込
探求学習に有用・有
高鍬 裕樹
高鍬 裕樹
むための情報資源を紹介する。さらに法律や統計情報へ
(大阪教育大 (大阪教育大
7 益な各種インター
のアクセスを可能とする情報資源を紹介する。
ネット情報資源
学准教授)
学准教授)
【キーワード】
文献情報、雑誌記事情報、法律情報、統計情報
学校(図書館)で情報を収集し活用する際に有用なソフト
ウェアを紹介・解説する。文献情報を保存し管理するため
学校(図書館)で有用 のソフトウェア「DiSCUS」を紹介し、使い方を解説する。ま
なソフトウェアの使い た、コンピュータ上でKJ法を実現するソフトウェア
8
方 : 文献管理と発想 「IdeaFragment2」を紹介し、その使い方を解説する。
法
【キーワード】
高鍬 裕樹
高鍬 裕樹
(大阪教育大 (大阪教育大
学准教授)
学准教授)
ソフトウェア、DiSCUS、文献情報、IdeaFragment2、KJ法
学校(図書館)で情報を収集し活用する際に有用なハード
ウェアを紹介・解説する。スキャナやデジタルカメラなど情報
学校(図書館)で有用 をコンピュータのなかに取り込み加工・活用することを支援
高鍬 裕樹
高鍬 裕樹
なハードウェアの使い するハードウェアを紹介し、その有効な使い方を提案する。
(大阪教育大
(大阪教育大
9
方 : 情報の集約と編 適宜有用なソフトウェアについても紹介・解説する。
学准教授)
学准教授)
集
【キーワード】
ADFスキャナ、書籍用スキャナ、OpticBook、斜め補正、
SQS、RectAce
回
テ ー マ
内 容
執 筆 担 当放 送 担 当
講 師 名講 師 名
(所属・職名) (所属・職名)
授業や学校図書館で利用される各種情報メディアに関連
する知的財産権を中心として、知的財産権制度一般につ
山本 順一
山本 順一
情報メディアの利用と いて概観する。
(桃山学院大 (桃山学院大
10 知的財産制度
学教授)
学教授)
【キーワード】
知的財産権、特許権、意匠権、育成者権、学業秘密、商標
権、著作権、オープンアクセス
児童生徒が授業その他で既存の著作物を利用し、あたらし
い著作物を創造する場合に関連する法規範や情報倫理に
山本 順一
山本 順一
著作物の利用と創造 ついて検討を加える。
(桃山学院大 (桃山学院大
11
に関連する諸問題
学教授)
学教授)
【キーワード】
著作権、パブリックドメイン、TEACH Act、引用、パブリシ
ティ権、表現の自由
調べ学習など授業を通じての児童生徒の学校図書館を利
用しての創造的活動、図書委員の文化祭等の行事その他
の諸活動に関連して、知的財産権や情報倫理など注意し
児童生徒の創造的活 なければならないことについて論じる。
12
動と法的規律
【キーワード】
図書委員会、図書館だより、表紙画像、文化祭、レポート、
プレゼンテーション
13
学校図書館のネット
ワークと社会的連携
大園 京子
(岡山県立岡
山大安寺中
等教育学校
司書)
山本 順一
(桃山学院大
学教授)
大園 京子
(岡山県立岡
山大安寺中
等教育学校
司書)
山本 順一
(桃山学院大
学教授)
児童生徒や教職員の情報ニーズは多様であり、学校図書
館が単独で全てのニーズに対応できるわけではない。学校
内の教職員や児童生徒、保護者、地域のボランティアなど
地域社会との連携、公共図書館との連携協力が欠かせな
気谷 陽子
い。学校図書館どうしの相互協力ネットワークや学校図書 気谷 陽子
(獨協大学非
(獨協大学非
館支援センターを含め、学校図書館をめぐる様々な連携協
常勤講師)
常勤講師)
力について学習する。
【キーワード】
情報サービス、相互協力、学校図書館支援センター、公共
図書館
特別支援教育とは、児童生徒一人ひとりの教育的ニーズを
把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善
または克服するため、適切な指導および必要な支援を行お
うとするものである。情報メディア利用を中心に、特別支援 気谷 陽子
気谷 陽子
特別支援教育と情報 教育における学校図書館の役割と活動について学習す
(獨協大学非 (獨協大学非
14 資源利用
る。
常勤講師)
常勤講師)
【キーワード】
インクルーシブ教育、合理的配慮、特別支援教育、プリント
ディサビリティ、アシスティブテクノロジー(AT)
本講義の全体を振り返り、それぞれの講師の立場から、あ
らためて社会と学校教育、学校教育と学校図書館の現状を
整理し、今後の学校図書館の近未来的将来像と司書教諭
学校図書館と情報メ に期待される教育的役割について話し合い、受講生に対し
15
ディアの課題と展望 て一定の方向感覚の獲得をうながす。
【キーワード】
アリゾナの学校図書館、情報活用能力、デジタル教科書、
学校図書館予算
山本 順一
(桃山学院大
学教授)
高鍬 裕樹
(大阪教育大
学准教授)
気谷 陽子
(獨協大学非
常勤講師)
大園 京子
(岡山県立岡
山大安寺中
等教育学校
司書)
山本 順一
(桃山学院大
学教授)
高鍬 裕樹
(大阪教育大
学准教授)
気谷 陽子
(獨協大学非
常勤講師)
大園 京子
(岡山県立岡
山大安寺中
等教育学校
司書)
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