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Sample Program Guide 89601B
Agilent 89601B VSAonXSA_Basic_VISACOM サンプルプログラム ガイド 大変申し訳ありませんが、弊社では本サンプル・プログラムの動作保証は行ってお りません。実際のご利用にあたっては、プログラムの内容を十分ご理解いただいた上で、 お客様の責任で実行してください。 89601B Sample Program Guide 目次 1. はじめに ............................................................................ 3 2. サンプルプログラムの動作環境 ........................................................ 3 3. プログラムの実行準備 ................................................................ 4 3.1 89601B の SCPI 制御設定 ............................................................... 4 3.2 開発環境の設定 ...................................................................... 4 3.3 参照ライブラリの追加 ................................................................ 5 4. サンプルプログラムの説明 ............................................................ 6 5. 使用コマンド一覧 ................................................................... 14 6. 繁用コマンド一覧 ................................................................... 15 7. 参考資料 ........................................................................... 17 8. 注意事項 ........................................................................... 17 9. サンプル・プログラムのサポート ..................................................... 17 2 1. はじめに 本資料では、サンプルプログラム「VSAonXSA_Basic_VISACOM.xlsm」に関する、の使い方、並びに使用コマ ンドについて説明いたします。 サンプルプログラム「VSAonXSA_Basic_VISACOM.xlsm」は、X シリーズ シグナル・アナライザ上にインストー ルされている 89601B を外部コントロール PC から制御するサンプルプログラムとなっております。コントロー ル PC 内部にインストールされている 89601B を制御するプログラムではございません。 2. サンプルプログラムの動作環境 コントロール PC 環境 ・ Windows XP SP3 以降 ・ IO Libraries Suite 16.3 (弊社から無償でダウンロード可能) ・ Windows® Office 2007 ・ Microsoft® Excel® の Visual Basic® for Applications( VBA) X シリーズ シグナル・アナライザ環境 ・ 89601B ソフトウェア Version13.01 以上がインストールされていること このサンプル・プログラムは、Visual Basic® for Applications を使用して作成しています。 IO Libraries Suite に含まれる VISA COM ライブラリを使用しています。 IO Libraries Suite は、以下の URL よりダウンロード可能です。日本語簡易取扱説明書も合わせてご利用く ださい。 [ IO Libraries Suite 16.3 ] http://www.agilent.com/find/iolib [ IO Libraries Suite 16.3/16.2 簡易取扱説明書 ] http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-0331JAJP.pdf コントロール PC と X シリーズ シグナル・アナライザ(以下 XSA)は LAN ケーブルにて接続してください。 GPIB での制御は対応しておりません。 3 3. プログラムの実行準備 プログラムの実行の前に、下記準備を行ってください。 3.1 章 89601B の SCPI 制御設定 3.2 章 開発環境の設定 3.3 章 参照ライブラリの追加 3.1 89601B の SCPI 制御設定 89601B を SCPI でプログラム制御する場合、まず、89601B の SCPI を Enable にする初期設定を行っていただ く必要がございます。 詳細手順につきましては、下記資料の 3 章をご参照ください。 http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-2377JAJP.pdf 3.2 開発環境の設定 1) 開発タブを選択します。 図 3.2.1 開発タブがない場合には、左上の Office ボタンから『Excel のオプション』を選択し、『基本設定』 の中から『[開発]タブをリボンに表示する』にチェックを入れてください。 図 3.2.2 図 3.2.3 2) 『Visual Basic』を押し、VBA ウィンドウを起動します。 図 3.2.4 4 3.3 参照ライブラリの追加 本プログラムでは、VISA COM ライブラリを使用しておりますので、ツールより参照設定を行ってください。 1) VBA ウィンドウから参照設定のウィンドウを開きます。 ツール → 参照設定 図 3.3.1 2) 『VISA COM 3.0 Type Library』にチェックを入れて『OK』を押します。 図 3.3.2 VISA COM ライブラリの情報は、IO Libraries Suite のオンラインヘルプからご参照いただけます。 IO Libraries Suite をインストールすると、Windows のタスクバーの右端(画面の右下)に「IO」のアイコンが 表示されます。 IO Libraries Version16.2 未満 ⇒ IO Libraries Version16.2 以上 ⇒ このアイコンをクリックしてメニューを表示させ、下記操作を実行します。 Documentation -> API Documentation -> VISA COM Help 5 4. サンプルプログラムの説明 本サンプルでは、下記動作をご確認いただけるサンプルとなっています。 1. XSA との接続確認 2. VSA の起動 3.VSA の中心周波数、スパン、Trace Type の設定 4.スペアナの中心周波数、スパン、RBW、VBW の設定 5.VSA とスペアナモードの切り替え 6.VSA の終了 以下プログラムで使用されているコマンドのポイントを説明いたします。 1. XSA との接続確認 このボタンでは、*IDN?の応答が得られるかどうかを確認することによって、VXI-11 と Socket(Port は 5024) を使用して接続ができているかどうかを確認しています。 XSA シリーズ内部にインストールされている VSA を外部 PC よりコントロールする場合、スペアナの制御は VXI-11(または Port5025 による Socket)を使用し、VSA の制御は、ポート 5024(または SCPI 設定で指定した Port)による Socket 制御にて行います。 本サンプルでは、VSA の制御 Port は 5024 を使用しています。 ◆コードの詳細◆ '========================================== ' 測定器の接続確認 VXI-11 & Socket '========================================== Sub ConnectVXISocket_Click() Dim rm As VisaComLib.ResourceManager Dim xsa As VisaComLib.FormattedIO488 Dim vsa As VisaComLib.FormattedIO488 XSA 内部の VSA の SCPI コントロールは、VXI(または Port5025 の Socket) を使用した XSA のコントロールと、Port5025 以外の SOCKET を使用した VSA の制御を両方行う必要が出てきます。 Dim sIdnamexsa As String Dim sIdnamevsa As String 6 'D3 が無入力の場合エラーメッセージを表示 If Range("D3").Value = Null Then MsgBox "アドレスが設定されていません", vbExclamation, "Warnning" Exit Sub End If sAddressVXI = "TCPIP0::" & Range("D3").Value & "::inst0::INSTR" sAddressSoc = "TCPIP0::" & Range("D3").Value & "::5024::SOCKET" D3 のセルから XSA の IP Address を読み込み、XSA Set rm = New VisaComLib.ResourceManager 制御用の VXI 用アドレスと VSA 制御用の Socket Set xsa = New VisaComLib.FormattedIO488 用アドレスを定義しています。 Set vsa = New VisaComLib.FormattedIO488 Set xsa.IO = rm.Open(sAddressVXI) Set vsa.IO = rm.Open(sAddressSoc) この部分では、測定器と通信をするために VISA COM オブジェクトを作成しています。 詳細につきまして は、下記資料をご参照ください。 「VBA による測定器制御プログラム入門 VISA COM ライブラリ編」 http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-2363JAJP.pdf 本プログラムでは、VSA の Port を 5024 にしていますが、この Port 番号は 89601B の「SCPI Configuration」 で設定いただいた Port 番号に合わせてください。 「Agilent 89601B SCPI を利用したプログラミングガイド」 P7 図 3.7 http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-2377JAJP.pdf 7 'VSA は Socket 制御のため、終端文字を指定 vsa.IO.TerminationCharacterEnabled = True vsa.IO.TerminationCharacter = 10 重要! VSA の SCPI コントロールは SOCKET 制御になるため、終端文 字を LF にする指定を行います。 .IO.TerminationCharacterEnabled = True .IO.TerminationCharacter = 10 終端文字で読取り終了 終端文字を LF に設定 'TimeOut を設定 xsa.IO.timeout = 5000 'timeout を 5 秒に設定 vsa.IO.timeout = 5000 'timeout を 5 秒に設定 Default の VISA COM のタイムアウトは 2 秒になっています。適 宜変更を行ってください。 '*IDN?クエリを送り、測定機との接続を確認 xsa.WriteString "*IDN?" sIdnamexsa = xsa.ReadString() Range("D4").Value = Replace(sIdnamexsa, vbLf, "") Range("D4").Interior.Color = RGB(180, 255, 180) *IDN?を使用して、正しく接続が行えているか(クエリに対して正 しく応答が得られるか)を確認しています。詳細につきましては 「VBA による測定器制御プログラム入門」 (http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-2363JAJ P.pdf)をご参照ください。 vsa.WriteString "*IDN?" sIdnamevsa = vsa.ReadString() Range("D5").Value = Replace(sIdnamevsa, vbLf, "") Range("D5").Interior.Color = RGB(180, 255, 180) Replace(sIdnamexsa, vbLf, "")では、測定器の応答の最後から、 <LF>を取り除いています。 上記資料の 10 ページをご参照下さい。 Range("D4").Interior.Color = RGB(180, 255, 180)ではセルの色 を指定しています。 これらの処理は VBA の参考書などをご参照 ください。 'xsa のモードを確認 xsa.WriteString ":INSTrument?" Range("I20").Value = xsa.ReadString() '現在のモードを表示させる '通信の終了 スペアナに対して :INST? を送ることにより、現在のモードが xsa.IO.Close 何になっているかを確認しています。 vsa.IO.Close Set xsa = Nothing Set vsa = Nothing Set rm = Nothing End Sub 8 2. VSA の起動 このボタンの処理フローは下記のようになっています。 YES VSA が起動されて いる? NO VSA の起動 NO 表示は ON になっ ている? 画面表示を Enable にする プリセットの実行 XSA 上の VSA を外部 PC よりコントロールする場合、最初に下記コマン '========================================== ドで VSA を起動させる必要があります。 ' VSA の起動確認 :SYSTem:VSA:STARt '========================================== スペアナの[Mode]ボタンから VSA を起動しても、 :SYST:VSA:STARtは 1 ――中略―― になりません。 'VSA が起動しているかの確認 vsa.WriteString ":SYSTem:VSA:STARt?" iStatevsa = vsa.ReadNumber(ASCIIType_I4) 89601B の起動に時間がかかるため、タイムアウトを一時的 に延ばしています。 'VSA が起動していない場合(iStatevsa=0)、VSA を起動します If iStatevsa = 0 Then Range("D6").Value = "VSA 起動中" 'D6 のセルに「VSA 起動中」を表示 Range("D6").Interior.Color = RGB(255, 0, 0) 'D6 のセルを赤色表示 vsa.IO.timeout = 180000 'VSA の起動に時間がかかるためタイムアウトを一度 180 秒に設定 9 vsa.WriteString ":SYSTem:VSA:Start" 'VSA の起動 *OPC?を使用することで VSA の起動完了を確認 vsa.WriteString "*OPC?" 'VSA の起動完了を待ちます します。 iOpcval = vsa.ReadNumber(ASCIIType_I4) 直前のコマンド “:SYSTem:VSA:Start” vsa.WriteString ":DISPlay:ENABle 1" 'VSA の画面表示を Enable に設定 vsa.IO.timeout = 5000 'タイムアウトを 5 秒に戻す の処理が終了すると、VSA は 1 を返すので、1 を読み込んでから次のコマンドに進むように しています。その後、VSA を表示させたい場合 Else には、下記コマンドを送ります。 'VSA が起動している場合(iStatevsa=1)、VSA が表示状態になっているか確認 ":DISPlay:ENABle 1" vsa.WriteString ":DISPlay:ENABle?" 'VSA の表示状態を確認 iDispenab = vsa.ReadNumber(ASCIIType_I4) If iDispenab = 0 Then 'VSA が非表示の場合、表示させるコマンドを送る vsa.WriteString ":DISPlay:ENABle 1" End If 'If iDispenab... の終了 End If 'if iStatevsa... の終了 Range("D6").Value = "VSA 起動完了" 'D6 のセルに「VSA 完了」を表示 これらセルの処理の詳細は Range("D6").Interior.Color = RGB(180, 255, 180) Range("I20").Value = "VSA89601" 'D6 のセルを緑色表示 VBA のコマンドの参考書な どをご参照ください。 '現在のモードに"VSA89601"と表示させる ――後略―― 3. VSA の中心周波数、スパン、Trace Type の設定 下記コマンドを使用して VSA の設定を変更しています。 :FREQuency:CENTer <value> '中心周波数の設定 :FREQuency:SPAN <Value> 'スパンの設定 :TRACe1:DATA:NAME <Value> 'TraceA の Type の設定 :TRACe2:DATA:NAME <Value> 'TraceB の Type の設定 Trace ごとの設定変更に関するコマンドについて、SCPI Reference には、下記のように書かれています。 :TRACe[1:N]:DATA:NAME <dataName> ここで、[1:N]には Trace の番号を指定します。 Trace の番号は、下記のように対応付けられます。 10 TraceA -> 1、TraceB -> 2、 TraceC -> 3 ・・・・・ '========================================== ' VSA の設定 (Socket により VSA へ接続) '========================================== ――中略―― 'VSA の設定 vsa.WriteString ":FREQuency:CENTer " & Worksheets("Sheet1").Range("D10").Value '中心周波数の設定 vsa.WriteString ":FREQuency:SPAN " & Worksheets("Sheet1").Range("D11").Value 'スパンの設定 vsa.WriteString ":TRACe1:DATA:NAME " & """" & Worksheets("Sheet1").Range("D12").Value & """" 'TraceA の Type の設定 vsa.WriteString ":TRACe2:DATA:NAME " & """" & Worksheets("Sheet1").Range("D13").Value & """" 'TraceB の Type の設定 Data Name は””で囲む必要があります。 '測定を Continuous に設定 vsa.WriteString ":INITiate:CONTinuous ON" '連続測定に設定 ――後略―― 4. スペアナの中心周波数、スパン、RBW、 このボタンは、スペアナモードになっている場合のみ有効です。 スペアナの設定を変更しているだけのた め、VSA への Socket 接続は行っていません。 '========================================== ' スペアナモードの設定 (VXI-11 により SA へ接続) '========================================== ――中略―― 'XSA の設定 xsa.WriteString ":FREQuency:CENTer " & Worksheets("Sheet1").Range("I10").Value '中心周波数の設定 xsa.WriteString ":FREQuency:SPAN " & Worksheets("Sheet1").Range("I11").Value 'スパンの設定 xsa.WriteString ":BANDwidth " & Worksheets("Sheet1").Range("I12").Value 'RBW の設定 xsa.WriteString ":BANDwidth:VIDeo " & Worksheets("Sheet1").Range("I13").Value 'VBW の設定 ――後略―― 11 5. VSA とスペアナモードの切り替え VSA からスペアナモードに変更する場合には、 一旦 VSA をスペアナから切断 → 画面表示を消す → スペアナモードへ切り替え と制御する必要があります。 これらを実行するコマンドは、下記になります。 :INIT:SAN:DISC VSA の切断 :DISP:ENAB 画面表示を消す 0 :INST SA SA モードへ切り替え ここで、:INST SA は VSA に対してではなく、XSA に対してコマンドを送る必要があります。 スペアナモードから VSA を再度切り替える場合には、下記のように切り替えてください。 コマンドは、XSA に対し てではなく、VSA に対して送ります。 :DISP:ENAB 1 画面表示を出す :INIT:REST VSA をリスタートさせる リスタートコマンドを送ると、VSA は自動で直前に使用していたハードウェアに接続を再開しに行きます。 なお、VSA が完全に切断され、スペアナ制御が可能になるためには数 100ms かかりますが、 プログラムは先 に進んでしまいますので、プログラム側で適宜 wait を設定して下さい。 '========================================== ' VSA とスペアナモードの切り替え VXI-11 & Socket '========================================== ――中略―― InStr(sMode, "VSA89601")では、sMode に格納されている文字列の 中に、VSA89601 が含まれているか確認しています。詳細につきま しては VBA の参考書などをご参照ください。 Sleep()を使用して Wait を置く場合、 '現在のモードが SA か 89601B か確認 Public Declare Sub Sleep Lib "KERNEL32.dll" (ByVal dwMilliseconds As Long) xsa.WriteString ":INSTrument?" で宣言をする必要があります。 sMode = xsa.ReadString() (http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-2363JAJP.pdf)の 11 ページを 詳細は、「VBA による測定器制御プログラム入門」 ご参照ください。 'モードが VSA なら(iMode=VSA89601)スペアナモードに切り替え If InStr(sMode, "VSA89601") Then vsa.WriteString ":INITiate:SANalyzer:DISConnect" 'VSA の接続を切断 Sleep (300) 'VSA の切断に少し時間がかかるため Wait を置く vsa.WriteString ":DISPlay:ENABle 0" 'VSA を非表示にする xsa.WriteString ":INSTrument SA" 'スペアナモードに切り替える スペアナのモードを切り替える '現在ののモードを確認 :INST SA のコマンドは、VSA ではなく スペアナに送ります。 xsa.WriteString ":INSTrument?" Range("I20").Value = xsa.ReadString() 12 '現在のモードを表示させる Else 'モードが VSA 以外(iMode<>VSA89601)なら、VSA に切り替え vsa.WriteString ":DISPlay:ENABle 1" 'VSA を表示する vsa.WriteString ":INITiate:RESTart" 'VSA の測定をリスタートする vsa.WriteString "*OPC?" 'VSA のリスタート完了を待ちます iOpcval = vsa.ReadNumber(ASCIIType_I4) '現在のモードを確認 xsa.WriteString ":INSTrument?" Range("I20").Value = xsa.ReadString() '現在のモードを表示させる End If ――後略―― 6. VSA の終了 '========================================== ' VSA の終了 '========================================== ――中略―― “:SYST:VSA:EXIT”はソフト自体を終了するコマンドで 'VSA を終了 す。 一度 Exit した場合、再度 vsa.WriteString ":SYSTem:VSA:EXIT" を起動させる必要があります。 :SYSTem:VSA:STARt Sleep (2000) xsa.WriteString ":INSTrument SA" 'スペアナモードに切り替える Range("D6").Value = "Not Running" 'D6 のセルに「Not Running」を表示 Range("D6").Interior.Color = RGB(255, 180, 180) 'D6 のセルを橙色表示 'xsa のモードを確認 xsa.WriteString ":INSTrument?" Range("I20").Value = xsa.ReadString() '現在のモードを表示させる ――後略―― 13 で VSA 5. 使用コマンド一覧 <89601B> コマンド 解説 *IDN? 測定器の ID 取得 :SYSTem:VSA:STARt? VSA が起動しているかの確認 :SYSTem:VSA:STARt VSA の起動 *OPC? コマンド完了の確認 :DISPlay:ENABle 1 VSA の画面を表示させる :DISPlay:ENABle 0 VSA の画面を表示にする :DISPlay:ENABle ? VSA の画面が表示か非表示か確認する :FREQuency:SPAN <value> スパンの設定 :FREQuency:CENTer <value> 中心周波数の設定 :TRACe[1:N]:DATA:NAME <value> Trace の種類の選択 :INITiate:CONTinuous ON 連続測定 :INITiate:SANalyzer:DISConnect スペアナの接続を切断 :INITiate:RESTart 測定再開 :SYSTem:VSA:EXIT VSA の終了 <X シリーズ シグナル・アナライザ> コマンド 解説 *IDN? 測定器の ID 取得 *OPC? コマンド完了の確認 :FREQuency:SPAN <value> スパンの設定 :FREQuency:CENTer <value> 中心周波数の設定 :BANDwidth <value> RBW の設定 :BANDwidth:VIDeo <value> VBW の設定 :INSTrument? 現在の測定モードの確認 INSTrument SA 測定モードをスペクトラムアナライザに切り替え 14 6. 89601B 汎用コマンド一覧 & EVM データ取得方法 コマンド 解説 :INITiate:SANalyzer:DISConnect 測定器を Disconnect :INITiate:RESume 測定の Pause :INITiate:RESTart 測定の再開 :MEASure:CONFigure <measName> 測定モードの変更 例) (Disconnect した後の再接続にも使用) Digital 変調モードを選択 :MEASure:CONFigure DDEMod :MMEMory:LOAD[:SETup] <fileName> 設定ファイル(.setx)の読み込み 例):MMEM:LOAD "C:\MySetup.setx" ◆EVM など、Table で表示されているデータ取得方法◆ EVM などのデータ(Syms/Errs など測定データが Table で表示されている Trace のデータ)を取得する場合 は、下記 3 つコマンドを使用します。 :TRACe[1:N]:DATA:TABLe:NAME? :TRACe[1:N]:DATA:TABLe:UNIT? [itemIndexOneBased] :TRACe[1:N]:DATA:TABLe[:VALue]? [itemIndexOneBased] [1:N]には、データが表示されている Trace の番号を指定します。各 Trace は下記のような番号に対応してい ます。 TraceA→ 1 TraceB→ 2 TraceC→ 3 ・・・ たとえば、TraceD に EVM などの測定結果が表示されている場合のデータ取得コマンドは下記のようになります。 :TRACe4:DATA:TABLe? それぞれのコマンドは、Table の Data をカンマ区切りで返します。 まず、下記コマンドで、取得されるデータ名と順序を確認します。 :TRACe[1:N]:DATA:TABLe:NAME? その次に、下記コマンドを使用してデータを取得し、必要な部分をプログラム側で処理します。 :TRACe[1:N]:DATA:TABLe? または、必要なデータが1つしかないなどの場合には、どのデータが必要かを[itemIndexOneBased]に指定し て、指定したデータだけを取得することも可能です。 その場合、まず、下記コマンドで、取得したいデータ NAME を取得します。 15 :TRACe[1:N]:DATA:TABLe:NAME? ここで、取得したいデータの NAME または、何番目のデータかを確認します。 たとえば、下記のような戻り値の場合、 "EvmRms","EvmPeak","EvmPeakSym","OffsetEvmRms",・・・ 取得したい EVM データは、 "EvmRms" という名前で 1 番目 のデータになりますので、EVM のデータだけ取得したい場合には、下記のどちらかのコマンドで取得できます。 :TRACe[1:N]:DATA:TABLe? "EvmRms" :TRACe[1:N]:DATA:TABLe? 1 NAME で指定する場合、NAME は""で囲ってください。 これらのコマンドは、SCPI Reference の下記より詳細がご覧いただけます。 89600 VSA SCPI Reference -> :TRACe -> :TRACe:DATA 16 7. 参考資料 ・89601B SCPI Reference VSA ソフト起動後、 [Help] -> {SCPI Reference} または、 スタートメニュー ->プログラム -> Agilent 89600 Software XX.X -> Help -> SCPI Reference ・89601B SCPI プログラムガイド http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5991-2377JAJP.pdf 8. 注意事項 本サンプル・プログラム、および、本サンプル・プログラム ガイドの著作権は、アジレントテクノロジー 株式会社が所有しています。 本サンプル・プログラムを、お客様は、使用、修正、複製、配布することができます。 本サンプル・プログラム ガイドの転載、配布はご遠慮ください。 本サンプル・プログラム、および、本サンプル・プログラム ガイドを使用したことによって生じた全ての 障害・損害・不具合(含、サンプル・プログラムの不具合)に関して、弊社及び、弊社の所属するいかなる団 体・組織とも、一切の責任を負いません。 本サンプル・プログラム、および、本サンプル・プログラム ガイドは、弊社にて検証の上、提供しており ますが、お客様の環境下での動作は保証しておりません。 9. サンプル・プログラムのサポート 弊社、テクニカルコンタクトセンターでは本サンプル・プログラムに関して、お電話や Email などで、イ ンストール、実行方法、プログラム内容などのお問い合わせを承っております。お問い合わせには、ご利用の 製品のモデル番号 (89601B、N9020A 等 ) 及び具体的なお問い合わせ内容 ( サンプル・プログラムでエラー が発生する等 ) をご連絡ください。エラーが発生している場合、エラーの画面コピーなど、エラーの詳細情 報もお送りください。 その他、アジレント社の製品に関して、 ・ 測定器のコマンドや動作 ・ 測定器を PC に接続する方法 ・ IO Libraries Suite による測定器の制御方法 など、ご質問等ございましたらお問い合わせください。 このサンプル・プログラムは PC による測定器の制御方法のご紹介を目的としておりますので、個別のご希 望に応じたプログラムの修正などは行いません。また、Visual Studio や EXCEL など、他社製品の使い方やプ ログラム言語の一般的なご質問に関しましては、一般の書籍または web、Help 等の情報をご確認いただきま すようお願いいたします。 17 この資料に関するお問い合わせ先 アジレントテクノロジー株式会社 電子計測本部 アプリケーションエンジニアリング部 テクニカルコンタクトセンター 電子計測本部・計測お客様窓口 フリーダイアル : 0120 - 421 - 345 Email : [email protected] [ お問い合わせ E メールテンプレート (テキスト) ] http://www.home.agilent.com/upload/cmc_upload/All/otoiawase4.txt アジレント・テクノロジー株式会社 本社〒192-8510 東京都八王子市高倉町 9-1 計測お客様窓口 受付時間 9:00-18:00(土・日・祭日を除く) TEL ■■ 0120-421-345 (042-656-7832) FAX■■ 0120-421-678 (042-656-7840) Email [email protected] 電子計測ホームページ www.agilent.co.jp 記載事項は変更になる場合があります。 ご発注の際にご確認ください。 ©Agilent Technologies. Inc. 2013 Published in Japan,May 28,2013 5991-2530JAJP 0000-08A