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4 血液検査成績に基づく管内のにいがた和牛肥育の現状分析と課題
血液検査成績に基づく管内のにいがた和牛肥育の現状分析と課題 下越家畜保健衛生所 木村仁徳 内山保彦 佐藤香代子 はじめに 平 成 26 年 2月 現 在 、 下 越 管 内 の 和 牛 肥 育 頭 後藤靖行 金子周義 渡辺誠市 21か 月 齢 か ら 出 荷 ま で を 肥 育 後 期 と 設 定 し 取 りまとめた。 数 は 1,836頭 と 県 内 の 53%を 占 め る 。 現 在 に い 結果 がた和牛の増産、品質向上を目的に農業協同 組 合 ( JA)、 農 業 普 及 指 導 セ ン タ ー 、 畜 産 研 1. 血中VA濃度 究センター、市町村、家畜保健衛生所(家保) 血中 VA 濃度は去勢、雌とも 12 ~ 14 か月 の関係機関が連携して飼料計算、肉質超音波 齢に多くの個体が肝臓蓄積に最低限必要とさ 検査、血液検査等を実施し生産者を支援して れ る 80IU/dL[10]を 超 え る も の の 、 本 県 が 推 いる。村上地域では岩船農業振興協議会(後 奨 す る 100IU/dL を 上 回 ら な か っ た 。 そ れ 以 継 者 育 成 、 枝 肉 成 績 改 善 )、 新 発 田 地 域 で は 降概ね 14 か月齢以降の VA 濃度は、本県推奨 新発田産にいがた和牛推進協議会(新発田産 値の曲線に比べ早期に低下し、その後緩やか にいがた和牛のブランド化)、他地域では「に に低下する傾向が見られた。雌は去勢よりも い が た 和 牛 グ レ ー ド ア ッ プ 推 進 事 業 」 (県 単 そ の 低 下 が 緩 や か で あ っ た 。 30IU/dL 未 満 の 独事業)を通して実施してきた。 VA 欠 乏 状 態 の 個 体 は 肥 育 中 期 以 降 、 去 勢 で その中で家保は、血液生化学的検査を継続 して実施したことから、これまでの成績を取 31.7 %(1011 頭中 320 頭)、雌で 23.8%(84 頭中 20 頭)、それぞれ確認された(図 1)。 りまとめ報告する。なお検査成績には枝肉成 績 不 振 、 ビ タ ミ ン A( VA)欠 乏 様 症 状 が 多 い 等 の問題点を抱えた生産者の成績が含まれてい ることを付け加える。 結果 去勢 n=1271 (IU/dL) 120 血 液 生 化 学 的 検 査 は 平成 21年 4月 か ら 平 成 2 6年11月までに26農場、延べ1378頭実施した。 血 液 検 査 項 目 は VA濃 度 、 β カ ロ テ ン 濃 度 、 総 40 (IU/dL) 早期に 低下 40 下限値 0 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) 図1 ー ゼ ( GOT)、 γグ ル タミ ル トラン スフ ェラー 推奨値に 達しない 20 去勢より 緩やかな低下 0 グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナ 早期に 低下 80 60 推奨値に 達しない 20 コレステロール(Tcho)、血中尿素窒素(BUN)、 30IU/dL未満 23.8%(20/84頭) 推奨値 100 100 60 雌 n=101 120 30IU/dL未満 31.7%(320/1011頭) 80 検査材料及び方法 血中ビタミンA(VitA)濃度 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) 血中VA濃度の推移 ゼ ( GG T) の 6項 目 で あ る 。 検 査 方 法 は 前 2項 目 が 高 速 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ 法 、 後 4項 目 が 血液自動分析機(富士ドライケムキット、 (株) 富士フィルム)をそれぞれ用いて測定した。 あわせて飼料給与量、疾病発生状況などの飼 養衛生管理や枝肉成績などの聞き取りを行っ た 。 な お 検 査 成 績 は 、 13か 月 齢 ま で を 肥 育 前 期 、 14か 月 齢 か ら 20か 月 齢 ま で を 肥 育 中 期 、 2. βカロテン チモシーやヘイキューブなどの乾牧草に多 く 含 ま れ 、 VAの 前 駆 物 質 で あ る β カ ロ テ ン を 月 齢 毎 に 示 し た ( 図 2)。 乾 牧 草 を 給 与 し て い る肥育前期でばらつきが大きく、粗飼料が稲 わらのみとなる肥育中期以降は低下し、月齢 毎のばらつきは少なかった。雌もデータ数は 3. Tcho 少ないが同様の傾向であった。 Tchoは 牛 で は 合 成 が 少 な い こ と か ら 、 エ ネ 去勢 n=1083 200 (μg/dL) 250 100 中247頭)確認された(図4)。 150 8 1012 14 1618 20 22 24 2628 30 平均値±標準偏差 (月齢) 図2 総コレステロール (mg/dL) 400 150mg/dL未満 22.4%(247/1101頭) 350 50 0 結果 n=1370 100 肥育中期以降 ばらつき少ない 50 齢以降で150mg/dL未満の個体が22.4%(1101頭 去勢とほぼ 同様の傾向 200 肥育前期に ばらつき 150 ル ギ ー 摂 取 量 の 目 安 と な る [3],(11)。 14か 月 雌 n=80 (μg/dL) 250 300 250 0 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 平均値±標準偏差 (月齢) 200 150 100 βカロテン 50 0 また肥育前期の農場間、同一農場の年度間 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) でβカロテンに差があるケースが見られた。 前 者 の 例 と し て A農 場 は 、 100μ g/dL以 上 の 個 図4 Tcho(去勢、雌) 体 が 多 く 、 最 高 値 は 225μ g/dL。 B農 場 は 最 高 値が86μg/dLと農場間に大きな差が見られた。 採食量と枝肉成績の関係を調査するため、T 後者の例としてC農場は、平成23年度は最高値 choと枝肉重量の関係について、本県の目標で が153μg/dLであるのに対し、24年度は46μg/ あ る 500kgを 基 準 に 去 勢 で 比 較 し た 。 500kgを dLと年度間での差が確認された(図3)。 上 回 る 個 体 の Tchoの 近 似 曲 線 は 、 月 齢 を 経 て 緩やかな上昇を続け最後まで低下しなかった。 農場間に差があるケース 年度間に差があるケース (μg/dL) A農場 n=28 B農場 n=30 250 (μg/dL) 250 200 200 A農場 最高値225 100以上の個体が多い 150 B農場 最高値86 50 0 8 9 50 10 11 12 13 14 (月齢) り上下を繰り返し、飼料摂取量の増減が推測 H23 最高値153 H24 最高値46 100 B 500kgを下回る個体の同近似曲線は、月齢によ された(図5)。 150 A 100 C農場 n=19 去勢 n=803 △, (mg/dL) 400 H23 350 H24 300 :500kg未満 □, :500kg以上 500kg以上 緩やかな上昇 採食量が維持 250 0 8 9 10 11 12 13 14 (月齢) 200 150 図3 肥育前期のβカロテン推移 100 500kg未満 50 先 に 記 載 し た 肥 育 中 期 以 降 の VA欠 乏 の 原 因 の一つとして、肥育前期における乾牧草の摂 取不足やβカロテン含有量の少ない乾牧草摂 0 8 10 12 図5 14 月齢により上昇、下降を繰り返す 採食量が増減 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) 枝肉重量別Tchoの推移 取 に よ り 体 内 に VAを 蓄 え ら れ な か っ た こ と が 推測された。 一般的に採食量低下との関連性があると言 わ れ て いる 血 中 VA濃 度 と の関 係 [3,5.6,7,9], (11)を 調査 した 。 月 齢 毎 の VA濃 度 と Tchoと の 関 係 は 19、 21、 22、 27か 月 齢 で 有 意 な 正 の 相 0U/L以 上、 GGT50U/L以 上 の 異常 値 を 示 す個 体 関が確認され、相関係数は19か月齢で0.344(P は 、 そ れ ぞ れ 12.1%、 11.8%で あ っ た 。 ま た 月 <0.01)、 21か月 齢で 0.242( P<0.05)、 22か月 齢が増す毎にそれぞれの近似曲線が少しずつ 齢で0.325(P<0.05))、27か月齢で0.401(P<0. 上 昇 し て お り 、 ル ー メ ン ア シ ド ー シ ス や VA欠 05) で あ っ た 。 こ れ ら の こ と か ら 19か 月 齢 か 乏等による肝臓への負荷が考えられた(図8)。 結果 ら 血 中 VA濃 度 低 下 に よ る 採 食 量 低 下 が 推 測 さ れた(図6)。 (U/L) 300 250 19か月齢(去勢):n=87 (T-cho:mg/dL) GOTとGGT(肝機能) GOTn=1370 400 y = 0.885x + 148.52 350 有意な弱い 正の相関 R=0.344 • 同様に21,22,27か月齢で 有意な正の相関 月齢 相関係数 300 19 0.344 250 21 0.242 200 22 0.325 150 27 0.401 P<0.01 GGT:n=1367 (U/L) 300 100U/L以上 12.1%(167/1370頭) 200 200 月齢に伴う 150 緩やかな増加 150 100 100 50 50 0 0 100 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) 50 0 0 20 40 60 図6 80 100 120 (VitA:IU/dL) 19か月齢から VitA低下による採食量低下 図8 血中VA濃度とTcho 50U/L以上 11.8%(161/1367頭) 250 GOTとGGT(去勢、雌) 一 般 的 に 言 わ れ て い る 血 中 VA濃 度 と 肝 機 能 の関係性について[4,8,12]調査をしたところ、 4. BUN 月齢毎の血中VA濃度とGGTの関係は20、25か月 蛋白質摂取量の目安となるBUNは、全月齢で 齢で有意な負の相関が確認され、相関係数は2 概 し て 変 動 は 少 な か っ た 。( 図 7)。 尿 石 症 、 0か月齢で0.277(P<0.05)、25か月齢で0.34(P 膀胱炎等の泌尿器疾患が発生しやすい25mg/dL <0.05)であった(図9)。 以上[3,4]を示す出荷牛のと畜病変で、泌尿器 50 70 60 n=1327 45 R=0.277 P<0.05 有意な 負の相関 40 25mg/dL以上の個体 と畜検査成績での 尿石症等の泌尿器疾患なし 35 (GGT:U/dL) 80 y = -0.2284x + 46.84 R=0.3377 P<0.05 y = -0.2702x + 50.084 50 40 25か月齢(去勢) n=57 (GGT:U/dL) 80 図7 結果 BUN(去勢、雌) BUN (mg/dL) ビタミンAとGGT:20か月齢以降 20か月齢(去勢) n=85 疾患は確認されなかった。 有意な 負の相関 60 40 30 20 30 20 VitA濃度低下と GGT上昇に関係性 10 25 0 20 0 15 30 10 60 図9 5 90 120 (VitA:IU/dL) 0 0 30 60 90 120 (VitA:IU/dL) 血中VA濃度とGGT 0 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) D農場では肥育中期の14~20か月齢で、血中 VA濃 度 と GOT、 GGTで 負 の 相 関 が 確 認 さ れ た 。 5. GOT及びGGT GOTと GGTは 肝 機 能 の 目 安 と な る 値 で あ る 。 肥育前期から後期までのすべての期間でGOT10 [GOTが0.273(P=0.12)、GGTが0.578(P<0.01)] (図10)。 ビタミンAと肝機能:肥育中期14~20か月齢(D農場) ビタミンAとGOT(去勢) n=33 (GOT:U/dL) 160 ビタミンAとGGT(去勢) n=33 (GGT:U/dL) y = -0.2646x + 80.411 80 R=0.273 負の相関傾向 140 y = -0.2645x + 46.558 R=0.578 有意な 負の相関 P<0.01 P=0.124 120 理方法の違いによって生じるものと推測され た 。 こ れ ら の こ と か ら VA欠 乏 の 発 生 時 期 が 個 体ごとに異なる可能性があり、個体管理によ りVA欠乏を早期に発見することが重要である。 60 100 β カ ロ テ ン も 血 中 VA濃 度 同 様 、 ば ら つ き が 80 40 確 認 さ れ た 。 VA欠 乏 を 引 き 起 こ す 一 つ の 要 因 60 40 として、乾牧草の摂取不足やβカロテン含有 20 VitA濃度低下と GOT、GGT上昇に関係性 20 0 0 30 図10 60 90 120 (VitA:IU/dL) 量の少ない乾牧草摂取が考えられた。 外見上、質が良いと思われる乾牧草を給与 0 0 30 60 90 120 (VitA:IU/dL) 血中VA濃度と肝機能:D農場の例 (肥育中期14~20か月齢) している農場において、βカロテンが低い場 合があることから、定期的な乾牧草のβカロ テン含有量測定が必要と考えられる。またβ カロテン含有量が把握できない場合は、肥育 6. 肝機能低下を確認した事例 前 期 の 血 中 VA濃 度 と β カ ロ テ ン 測 定 に よ り 、 E農場において平成26年6月、10月に6頭採血 を実施し、10月に全ての個体でGOTもしくはGG Tの異常値が確認されたことから原因を調査し 肝機能低下を確認した事例(E農場) GOT:去勢 n=6 3 4 1 2 GGT:去勢 n=6 (U/L) 150 H26.10 異常値が多発 100 50 100 5 Tchoは肥 育中 期 以 降 に 150mg/dL未 満 の採 食 0 4 5 6 得るためには、VAコントロール[2,3,5,6,7,8, 9,13]とともに採食量の維持が重要であること が推測される。 肥 育 中 期 と 後 期 の 切 替 わ り 時 期 で あ る 19か 0 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) 上昇を続けていた。A4等級、A5等級の牛のTch 告 [1,13]も あ る こ と か ら 、 良 好 な 枝 肉 成 績 を 1 3 H26.6 choの 関係 では 、500kg以 上 で Tchoが 緩 やか な oの低下が少ない、または増加するといった報 2 50 6 図11 ておくことが望ましい。 量低下を疑う個体が確認された。枝肉重量とT た(図11)。 (U/L) 150 肥 育 中 期 以 降 の 血 中 VAレ ベ ル の 推 移 を 予 測 し 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 (月齢) E農場のGOT、GGT推移 月 齢 以 降 に お い て 、 血 中 VA濃 度 と Tchoに 有 意 な 正 の 相 関 が 確 認 さ れ 、 血 中 VA濃 度 低 下 に よ る 採 食 量 低 下 が 疑 わ れ た 。 こ の 時 期 の VA補 給 E農場では全頭に一昨年収穫のカビ汚染稲わ が必要と思われる。 らを給与し、さらに交雑種の飼料給与プログ 肝 機 能 の 指 標 と な る GOT、 GGTは 肥 育 全 期 間 ラム(肥育前中期)による、配合飼料の急激 で 、 異 常 値 の 個 体 が 12% 確 認 さ れ た 。 ま た 概 な増飼を実施していた。これらのことから、 ね 20か 月 齢 以 降 及 び 農 場 毎 の 分 析 に お い て 、 カビ毒とルーメンアシドーシスによる肝機能 それぞれ血中VA濃度とGOT,GGTに負の相関が確 低下が推測された。 認 さ れ た 。 VA欠 乏 と 肝 機 能 低 下 と の 関 係 性 が あり、発生時期も偏る傾向にあった。 まとめ こ れ ま で の 分 析 か ら 、 血 中 VA濃 度 低 下 が 関 血 中 VA濃 度 が 本 県 推 奨 値 よ り も 早 期 に 低 下 係する採食量低下と肝機能低下は、それぞれ1 する個体が多く、肥育中期以降30IU/dL未満と 9,20か月齢と類似した時期に発生していた。V なる欠乏状態の個体が去勢で31.7%、雌で28.3 A補給時期や補給量の検討、肥育前期のβカロ %確認された。全肥育期間で確認された血中VA テ ン 摂 取 に よ り VA欠 乏 を 防 ぐ こ と が 重 要 で あ 濃度のばらつきは、導入元や導入後の飼養管 る。 それに加えて栄養分を吸収する第一胃の発 達と、胃内環境の安定化を図ることによるTch [3] 松田敬一:家畜診療,58,651-660(2011) oの維持、定期的な強肝剤投与による肝機能維 [4] 松田敬一:家畜診療,58,721-729(2011) 持がそれぞれ必要である。 [5] 松田敬一:肉牛ジャーナル,22(6) ,62-66 また肝機能低下事例として、配合飼料の急 激な増飼によるルーメンアシドーシスや、カ ビ毒と思われる事例も認められた。農場訪問 時の飼料給与方法の確認や、給与飼料を実際 に目で見て確認することは重要である。 検査を3年以上継続した10農場の枝肉格付け 4等級以上率は、H23は60%に対しH25は79%と向 上した。また枝肉重量もH23からH25まで概ね5 00kgを 維 持 し た 。 し か し 現 在 の 導 入 牛 価 格 及 び飼料価格の高止まりの状況では、生産者は 販売による利益を得られない厳しい状況であ (2011) [6] 松田敬一:肉牛ジャーナル,22(7) ,82-89 (2011) [7] 松田敬一:肉牛ジャーナル,22(8) ,38-45 (2011) [8] 松田敬一:肉牛ジャーナル,22(9) ,56-60 (2011) [9] 松田敬一:肉牛ジャーナル,22(10) ,54-6 0(2011) [10]日本飼養標準・肉用牛(2008年版) ,105-1 09,(社)中央畜産会,東京(2008) る。今後も枝肉重量増加とさらなる品質向上、 (11)生 産 獣 医 療 シ ス テ ム 肉 牛 編 検 討 委 員 : 生 安定を目的として血液検査を通じ生産者への 産 獣医 療 シ ステ ム 肉 牛編 ,90-122,195-20 支援を継続していく。 2,(社)全国家畜畜産物衛生指導協会,東 京(1999) 参考文献 [1] 長 谷 川 真 一 、 海 老 名 真 一 、 小 松 智 他 : 臨 床獣医,17(11),30-34(1999) [2] 甫 立 京 子 、 宮 重 俊 一 、 東 山 由 美 他 : 日 獣 会誌,57,371-376(2004) [12]渡辺大作、安藤貴朗、浅井沙保里他:産 業 動物 臨床 医学 雑誌 ,1(4),177-183(2010) [13]渡辺大作、河野詵、長谷川真一他:栄養 生理研究会報,43(2),119-128(1999)