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PDF:7.99MB - 道路新産業開発機構

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PDF:7.99MB - 道路新産業開発機構
道路行顫セミナ
口
絵
1
7
ー
9
2
Y の字の道路を中心に置き、自然と生活を結ぶ道路の役割を強調した。毎月ビルの色を変え季節感を出すことにした
。
西瀬戸自動車道開通
特 集/西瀬戸自動車道全橋開通
県土木建築
・
! :::広島
部道路建設課
州四国連絡橋
西瀬 戸 自 動車 道 (
瀬戸内しまな み海道)
開 通 に ついて ・
::本
公団総務部広報課
新 た な 交 流 の創 造 .
- ー広 島 県 の地 域 振 興 施 策
同 道路環境課
道路局路政課
瀬戸内しまなみ海道と愛媛県 の地域発展 !!・
!!!!!"讓 瀞箒蘇諦 器
幹線道路 の沿道 の整備に関する法律施行令 の
一部 を 改正 す る政令 に ついて
鬮高 速 二号線 二四号線 供 用 に ついて !︲
福州
!!!!!!!!!!・
・
篇"
料鷲路 鰤 "
河 川審議会 答 申 ﹀
へ
蜷
河 川 敷 地 占 用 許 可 準 則 の見 直 し の方 針 は
:::::::::::::河川局水政課 “
い か に あ る べき か
シ ルク ロード自転車 見聞録 ③
万里の長城 の西端 嘉 蜷関 を 経 て西域 の入 ロ敦煌 へ ・
!- !長 澤 法 隆
道路管理事務担当者便り
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6
ける*
神奈川川
旧
県にてお旦
道路州
(
の維桂N
管理-ー!!!!!!!!!!.
際柳鰊観趾罐 引
〆
鮴⋮
地域活性化促進道路事業
宮 崎 県 に お け る 「地 域 活 性 化 促 進 道 路 事 業 」!!!:::::::宮 崎県土木部
道路建設課
寺 ・寺 ・寺 l : : l l : : :︲
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表紙の説明 :
鱗癈搬郷鑓
搬瑯憊ゐ
鰹瑯特 集 / 西 瀬 戸自 動 車 道 全 橋 開 通 鰡
間 の所 要時 間 はそ れまで の二時 間 四〇分 から
中国 、 四国 、 近畿 が 一体 とな った広域経済及
と 四国 のアク セ スの自在 性 が い っそう高 まり、
まざま な 分野で の発 展 と交流 が期待 されま す。
一時 間 二〇分 へと大 幅 に短縮 され、気 象 条件
本州四国連絡橋公団総務部広報課
開通について
瀬戸内しまなみ毎週)
鬮瀬 震自 動 車 道 (
一 はじめに
ま た、尾 道 から芸予諸島 、 四国 北部 まで が
以下、 この道 路 の開通まで の経緯 、各 橋 の
び 文化 圏が形成 され、行政、産業、文化 な ど さ
一体 とな り、産業、 文化 面 への大 きな効 果 が
概要 、 開通効 果等 に ついて紹介 し て いきます。
に左右 さ れ ることも少な くな りま した。
大 橋 及び 来島海峡 大橋 が完 成 し、広島 県尾道
予想 されます。特 に島 蟆部で は通勤、通学 、
平成 三 年五 月 一日、 新尾 道大 橋、 多 々羅
市 と愛媛 県今治 市 が陸路で 結ば れ ることとな
通 称 "瀬 戸内 し
り、 こ こに西瀬 戸自動車道 (
の内 の 一つで 、広島 県尾道 市 と愛 媛 県今治 市
結 ぶ大動 脈 と し て産業 や生活 に欠 かせな いも
した瀬 戸中央 自動 車道 は、今 や中国 と 四国を
本州 四国連絡 橋 のうち、昭和 六三年 に開通
は架 橋 の技 術的な 可能性まで検 討 し たも ので
から いく つか提唱さ れ てきま したが、 それら
瀬 戸内海 に橋 を架 け る構想 は、 明治 の中 頃
二 開通に至るまでの経緯
買 い物 、救急 医療 、消 防 と い った生活 面で の
を結 ぶ延長約 六 〇 如 の自動 車 専 用道 路です 。
はあ りま せんで した。 し かし、 昭和 二九年 六
利便性 、 安 全性 が高 ま ります。
ま な み海道 ) が開通 いた しま した。
この ルート は西瀬 戸尾 道 ICで 国道 二号 から
のと な って います 。ま た、平成 一〇年 に開通
月 に青函連絡 船洞爺 丸 の事 故、 昭和 三〇年 五
架橋構想 の実 現 に向 け て
分岐 し、向島、 因島、 生 口島 、大 三島 、伯方
した神 戸淡路鳴 門自動 車 道 、 そし て今 回 の西
月 に字高連絡 船紫雲 丸 の事 故等 、海 難事 故 が
1
島 、大島 と い った芸予諸島 を経 て今治 ICで
瀬 戸自動 車 道 の開通 により、本 格的 な瀬 戸内
西瀬 戸自動 車 道 は本 州 四国連絡 橋 三 ルート
国道 一九 六号 に連 結 す るも ので す。
三橋 時代 が幕 を 開 ける こと となります。本 州
この ルート の全橋 開通 に伴 い、尾 道 ・今 治
!
99 .6
道行セ
道 路 の経 済 調査 を 「
四国 地方 総合 開発 所」 と
国 連絡 道 路建 設促 進期 成同 盟」 を結成 し、同
両 県 はそれ ぞれ関係 市町村 を含 めた 「
中国 四
に第 一回連絡会議 がも たれま した。 ここで 、
そ れぞれ準備会議 が作 られ、 昭和 三 〇年 八 月
あ った建 設省中 国 四国 地方 建 設局 の肝 いりで
広島、愛媛両 県 の間で も、 そ の ころ広島 に
ろと な りま した。
陸 路で連絡 す る必要 性が広 く認識 され ると こ
多発 し多 く の犠 牲者 が発 生 し、本 州 と四国 を
の工費 、 工期等 に関す る検 討結 果 が、建 設省
絡橋 (
尾 道 ・今治 ルートを含 めた五 ルート)
る こと とな り、 昭和 四三年 二月、本 州 四国連
術調査委 員 会」 により調査 ・検 討 が進 めら れ
に共同委 託し設置 された 「
本 州 四国連絡 橋技
と の誘 致運動 の仲間 入りを しま した。
昭和 三 七年 一月、 建 設省 と国鉄 が 土木学 会
府、 国会 に陳情 を行 い、先行す る他 の ルート
県と大 分県 の三県 の知事 が連 名で 、 初 め て政
告書 がまと ま った のを機 会 に、広島 、愛媛両
そ の後、 昭和 三 二年 五月 にそ の経済調査報
連絡 橋 公団 法 の成 立を受 け、同 年 七月本 州 四
る こと が必要 となり、 昭和 四五年 に本 州 四国
要 があ る こと な ど から、新 たな機 関を設立 す
道を 一体 とし て総合 調整 しな が ら実施す る必
難問題 を克 服 し つつ、あ る ルートは道 路と鉄
これら の本 州 四国 連絡 橋 の建 設 は、技 術的
今治 ルート の三 ルート の建 設 が 明記 さ れ、架
戸・
鳴 門 ルート、 児島 ・
坂出 ルート及び尾 道 ・
総合 開発 計画」 にお いて本 州 四国連絡橋 の神
昭和 四四年 五 月 に閣議 決定 された 「
新 全国
建 設 から開通 へ
二年後 の昭和 五 〇年 八月、本 四架 橋 に関す
されま した。
要 抑 制策 の 一環 と し て、 工事 は全 面的 に凍 結
にな り第 一次 オイ ルシ ョック に起 因す る総需
式が行 わ れ る予定 とな って いま し たが、直 前
可 され、 同年 三 月 には三 ルート同時 の起 工
運輸両大 臣 から三 ルート の工事 実施計 画 が認
調査期 間を 経 て、 昭和 四八年 一〇月、建 設 ・
本 州 四国 連絡 橋 公団 設立 の後 、約 三年 間 の
2
国連絡 橋公団 が設立 されま した。
した。
橋 実現 に向 け て大 きく前 進 す る こと となりま
中 国地方 総合 調査所」 に委 託す る こと が決
「
ならび に運輸 省 から発表 されました。
めら れま し た。
緘
廳に義三讓 滕
きミミ 一
ぷ
い
逕飛
熊
ぶ
る当 面 の政府方 針 が決定 さ れ、 以降 、 そ の方
針 に基 づき 一ルート三橋 (
児島 ・坂出 ルート、
意 を経 て昭和 五 〇年 三 月 に起 工式 を行 った
島 と伯方 島を結 ぶ大 三島 橋 が環境庁 の建 設同
このう ち西瀬 戸自動 車道 に ついては、大 三
題等 を クリ アしな が ら着 工 に向 け準備 を進 め
た環境 ・公害問題 、 航行 安全問題 、旅客船間
問
し て いま したが、凍結 期 間中 に重要性を 増 し
な問題 は、 そ れまで の調査 、試 験で ほ ぼ解決
る橋梁 と し て、 明石海峡 大 橋 と同時 に生 口橋
運輸 大 臣、建 設大 臣 の協議 により事業化 を図
大鳴 門橋 、大 三島 橋 及び 因島 大橋 ) の事 業 化
後 、約 三年 半を かけ て昭和 五 四年五 月 に本 四
52年 1 月 因島大橋起工式
連絡 橋 の第 一号 と し て開通 し、 ま た向島 と因
50年12月 大三島橋起工式
着 工さ れ、約 五年 半を かけ て開通 しま した。
48年 9 月 建設大臣及び運輸大臣より工事基本計画指示
48年10月 建設大臣及び運輸大臣より工事実施計画認可
48年l1月 第 1 次オイルショックにより工事が全面的に凍結
50年 8 月 経済企画庁長官、 国土庁長官、 建設大臣の三者会談にて当面の
建設方針を決定 (当面 1 ルートの早期完成、 他の 2 ルートは関
係省庁間で早期着工橋梁を決定)
てきま した。
昭和 五 四年 一月、事 業 化 を図 る橋梁 と し て、
45年 7 月 本州四国連絡橋公団設立
島 を結 ぶ因島 大 橋 が昭和 五 二年 一月 に起 工式
41年 5 月 中国 ・ 四国 ・九州連絡道路建設推進議員連盟発足
44年12月 今治 尾道間の国道指定 (国道317号) を閣議決定
伯方 ・大島 大橋 が国 土庁 長官、運輸 大 臣、建
36年 5 月 中国 ・ 四国 ・ 九州連絡道路建設推進期成同盟結成
を行 った後 、途中 二度 の中 断 があ った も の の
昭和32年 4 月 広島県及び愛媛県で中国四国連絡道路建設促進期成同盟会結成
34年 4 月 建設省が本州四国連絡橋の調査を開始
設大 臣 の協議 により追 加決定 され、環 境 庁協
西瀬戸自動車道年表
約 七年を かけ て昭和 五 八年 一二月 に開通 しま
表1
が 大
定 門
さ 橋
た震
54年 1 月 国土庁、 運輸省、 建設省の協議により伯方 ・大島大橋の事業化
追加決定
56年11月
「本州四国連絡橋の建設に伴う一般旅客定期航路事業等に関す
る特別措置法」 施行
58年12月 因島大橋供用開始
60年12月 国土庁、 運輸省、 建設省の協議により事業化を図る橋梁として
明石海峡大橋及び生口橋が追加決定
61年 5 月 生ロ橋起工式
62年12月 国土庁、 運輸省、 建設省の協議により事業化を図る橋梁として、
来島海峡大橋が追加決定
63年 1 月 伯方 ・ 大島大橋供用開始
63年 2 月 尾道大橋を日本道路公団より引継
63年 5 月 来島海峡大橋起工式
平成元年12月 国土庁、 運輸省、 建設省の協議により事業化を図る橋梁として、
多々羅大橋が追加決定
2 年 8 月 多々羅大橋起工式
2 年 9 月 来島海峡大橋現地工事着手
3 年12月 生口橋供用開始
4 年11月 多々羅大橋現地工事着手
こ
し
た
議等 の諸 手続 を経 て、昭和 五 六年 三 月 に着 工
し、約 七年 を かけ て昭和 六三年 一月 に開通 し
そ の後 、 昭和 六〇年 一二月 に国 土庁長官、
が追 加決定 され、 昭和 六 一年五 月 に生 ロ橋 が
11年 5 月 新尾道大橋 ・ 多々羅大橋 ・ 来島海峡大橋供用開始
続 いて、 六 二年 一二月 に国土庁 長官、 運輸
10年 4 月 因島北IC ・ 因島南IC 間供用開始
lo年 9 月 西瀬戸自動車道の供用予定日発表 < 平成11年 5 月 1 日 >
11年 3 月 西瀬戸尾道IC ・尾道大橋出入ロ間 4 車線供用開始
大 臣、建 設大 臣 の協議 により事業 化を 図 る橋
5 年 7 月 新尾道大橋起工式
7 年 4 月 尾道道路、 今治北道路が建設省直轄で事業化
8 年 9 月 新尾道大橋現地工事着手
これら の橋 の建 設を 行う にあ たり、技 術的
54年 5 月 大三島橋供用開始
56年 3 月 伯方 ・ 大島大橋起工式
た 約
が追 加決定 されま した。来島 海峡 大 橋 は昭和
議 により事 業 化 を図 る区間と し て多 々羅大 橋
同 じく国 土庁 長官、 運輸 大 臣、建 設大 臣 の協
梁 とし て来島 海峡 大 橋 が、平 成 元年 三 一
月に
観 が 生ま れま した (
写真 1)。
を駆使 した新尾 道大 橋 が建設 さ れ、新 し い景
尾 道大 橋 の完 成 から約 三 〇年後 に、最 新技 術
り引継 ) の西側 に隣接 し て架 けら れま した。
尾 道大 橋 (
昭和 六三年 二月、 日本 道路公団 よ
張 橋で 、平成三年 一二月、本 橋を 含 む因島 南
央 支 間長 四九 0 mの世界有 数 の規模 を誇 る斜
因島 と 生 口島 と の間 に架 か る生 口橋 は、中
③
開通 す る運び とな りま した (
表 1)。
た新 尾道大 橋 ととも に平成 三 年 五 月 一日 に
年を かけ て、両橋 とも平 成五年 七月 に起 工し
た多 々羅大 橋 は平 成 二年 八月 に起 工 され約 九
おり、 風光 明婿 な多島 美 の景観 が広 がります。
戸内海国 立 公園第 二種特 別 地域 に指定 され て
式 の補 剛桁 を有 す る吊橋で す 。架 橋 地点 は瀬
向島 と 因島 の間、 布 刈瀬 戸 に架 か るト ラ ス形
C j因島北 IC間が 開通 しま した。本橋 は、
橋で 、 昭和 五 八年 一二月、本 橋 を含 む向島 I
本 州 四国連絡 橋 の中で最 初 に建設 された吊
の 因島大橋
ス レンダ ーな主桁 が優 美 な橋 の フォ ルムを形
型 の主 塔 と斜 め に張 ら れた ケーブ ル、 そし て
我 が国 の斜 張橋で は初 め て のも ので すo A字
桁 を用 いた複合構 造を採 用し て いる ことで 、
径 間 が プ レ スト レ スト コ ン ク リ ー ト (P C )
架 橋 地点 の地形条件 から中央 径 間が鋼桁、側
島 が道 路で結ば れまし た。 この橋 の特 徴 は、
た。 これ によ り広島 県側 の向島 、 因島 、 生 口
IC j生 口島 北 IC間 一・五 如が 開通 しま し
生 口橋
ら れ て いま す (
写 真 2 )。
六三年 五 月 に起 工 され約 一 一年 を か け て 、 ま
さま ざま な形式 の橋で 結ば れ て いる のが特 徴
高 く そび え る塔 と ケーブ ルの曲線 が吊 橋特有
成 し て いま す (
写 真 3 )。
西瀬 戸自動 車 道 (
瀬 戸内 しま な み海 道 ) は
三 各橋梁、施設の概要
で す。各 橋 は長期 間 かけ て順次着 工し てきま
の フォ ルムを作 り、優 美 な 形状 の橋と し て知
3
生
した が、 そ の時点で の新 し い技 術を 取 り 入 れ
てきま した。
以下、 西瀬 戸自動車 道 の主 要 な橋梁 と施 設
の概要 を 示しま す。
の 新尾道大橋
新尾 道大 橋 は本 州 と向島 の間、 尾道水道 に
架 かる中央 支 間長 二 一五 mの斜 張 橋で す。 関
連 区 間 の供 用 により、国道 二号と接続 す る西
瀬 戸尾道 IC から向島 ICまで直 接乗 り 入 れ
る こと が可能 とな りま した。
本 橋 は、 我 が国 の本 格的 な斜 張橋 の先駆 け
で もあ り、尾道 の景色 の シンボ ルとも いえ る
道
旅
口島南 IC -大 三島 IC間 五 虹が開通 しま し
世界最長 の斜張橋で す。 平成 四年 一一月 現 地
工事 に着 手 し、本 年 五月 一日、本 橋を 含 む生
架 かる多 々羅大 橋 は、中央 支間長 八九 0 mの
広島 県 の生 口島 と愛 媛 県 の大 三島 の県境 に
@ 多 々羅大橋
りま し た (
写 真 5)。
と し、 そ の後 の本 州 四国連絡 橋 の基本色 とな
が国最 長 の規模で した。塗色 は ライトグ レー
ア ー チ支 間長 は 二九 七 mで 、当時 と し ては我
C -伯方 島 IC間六 ・八 如が開通 しま した。
され、 昭和 五 四年五 月、本 橋 を含 む大三島 I
に本 州 四国連絡 橋 の中で 最 初 の橋 と し て着 工
写真 6)。
見 せ て いま す (
結ば れま した。本橋 は多島美 に調和 した姿 を
愛媛県 の大 三島 、伯方 島、 大島 の三島 が橋で
I C 間 四 ・三 如 が 開 通 し ま し た 。 こ れ に よ り 、
和 六三年 一月 に本橋 を含 む伯方 IC-大 島 北
用 されま した。 昭和 五 六年 三 月 に着 工し、 昭
の吊橋で、 我 が国で 初 め て補剛桁 に箱桁 が採
界 第 二 位 の フ ラ ン ス ・ノ ル マ ンデ ィ ー 橋 と 姉
橋 に変 更 されま した。 な お、同 じ斜 張橋で 世
したが、斜 張橋 の架 橋技術 の進歩 により斜 張
の見近島 があ り、伯方島 と兄近島 の間 に伯方
定 され る風光 明婿 な場 所で す。中 間 に無 人島
海国 立 公園第 二種特 別 地域及び普 通 地域 に指
伯方島 と大島 と の間、宮 窪瀬 戸 は、瀬 戸内
㈱ 伯方 ・大島大橋
五 如が開通 しま し た。
連 区 間を含 む大島 南 IC -今 治 IC間 三 一・
平成 二年九 月着 工 し、本 年五 月、本 橋 及び 関
かる来島 海峡 大橋 は、 世界初 の三連 吊橋で す。
大島 と今治 の間、幅約 四 畑 の来島海 峡 に架
の 来島海峡大橋
5
道
セ
行
%
た。
写真 4)。
妹 橋 縁 組を結 んで いま す (
橋 が、 兄 近島 と大島 の間 に大島 大橋 が架 か っ
架 橋地点 の来島 海峡 は多島 美 が広 が る景 勝
本 橋 は、当 初 は吊 橋と し て計 画 され て いま
⑤ 大三島橋
て います。伯方 橋 は橋 長三 二五 mの ス マート
来島海峡大橋
大 三島橋 は大 三島 と伯方島 と の間、鼻 栗瀬
写真 7
地で 、急 潮流 のた め海 の難所 と し ても有名で
伯方 ・大島大橋
な桁橋 で す。大島大 橋 は中央 支 間長五 六 0 m
写真 6
戸 に架 か るアーチ橋で す。 昭和五 〇年 三 一
月
写
大三島橋
ず 。ま た、多 く の船 舶 が航行す る海 上交通 の
要 衝で もあ りま す。 この厳 し い諸条 件 から三
四 今回完成し短橋梁の特徴
な お上部 工 の桁架 設で は、場所 に応 じ て単
材架 設、送 り出 し架 設、直 下吊 り架 設 の三 つ
の主塔、美 し い弧 を描 く ケーブ ルが優 美 な姿
新 尾道 大橋 と尾 道大橋 が並 列橋 とな る こと
の 景観と耐風安定性に配慮した設計
内 に設置 した除 湿 シ ステ ムで の防錆 対策 が と
新尾 道大 橋 の桁 の内部 は塗装を行 わず 、桁
③
の方 法 が採 用 されま した。
を み せ て いま す (
写 真 7 )。
に よ って、 風 上 の橋 に よ って 風 が 乱 さ れ て 風
ら れ て いま す 。 除 湿 シ ス テ ム に よ り 、 桁 内 の
新尾道大橋
⑧ 休憩施設
下 の橋 が揺 れ やす くな る現象 が生ず る こと が
湿度 を 六 ○% 以 下 に保 つことで、錆 の進 行 を
1
西瀬 戸自動車 道 には PAが三箇 所、 SAが
あ ります。 そ こで、 風洞 試験 を行 い、両 橋 の
防 ぐ こと がで きます。
連吊橋 が計画 されま した。空 にそび え る六基
一箇 所 が整備 され て いま す。大 浜 PA、 上浦
離 れ距離を 五五 m以上 とす る ことで 尾道大 橋
多 々羅大橋
桁 内防 錆 シ ステム
PA に、今 回、 多 々羅大橋 北詰 に瀬 戸田 PA、
への影響 はほと んどな くな る結果 を得ま した。
2
来島海峡大 橋南 詰 め に来島 海峡 SAが加 わ り
ま した。ド ライブ の休 憩 には多島 海美 と橋 梁
そ こで 、新 橋 の橋梁 形式 は、 周囲 の景観 や並
し 、 地 域 の シ ンボ ルと し て 認 識 さ れ て いま す 。
があ りま す。尾 道大 橋 は周囲 の景観 とも調和
ま た、並 列橋 の課題 と し て既 設橋 と の調和
車 道 の櫃 石島 橋 ・岩黒島 橋、本 ルート の生 ロ
斜 張橋建 設技 術 の進 歩 に伴 い、瀬 戸中央 自動
形式 は補 剛 ト ラ ス吊 橋で ありま し た。 そ の後 、
し ては吊橋 が最 適 と考 えら れたた め、本 橋 の
当初、中央 支 間 長九 〇0 m級 の橋 の形式と
印 吊橋から斜張橋 への計画変更
除 いて、自転 車歩 行者道 と バイ ク道 (一二五
橋 と い った斜 張橋 が相次 いで 完 成 しま した。
新尾 道大橋 の架橋 地点 は、 他 の制約条件 の他
に、 この結果 も踏 ま え選定 されま した。
に以下) が併 設 され て います 。設置場所 は橋
列橋 と し ての調和、 耐 風安定 性 などを考 慮 し
の織 りなす新 し い景観 が満喫で きま す。
により、補 剛桁内部 、車 道 の両側 な ど さま ざ
て 、 ハー プ 式 ケ -ブ ル配 置 の ス レ ンダ ー な 一
これら の技 術 の蓄 積と実績 に基 づき、 橋梁 形
@ 自転車歩行者専用道
まで 、橋 の両 端 に設 けら れた連絡 道 路 から出
図 2)。
本 塔柱斜 張橋 が採 用 されま した (
者道 と これら の自転車 道を合 わ せ ると、 そ の
いま す。西瀬 戸自動 車 道 の橋梁 の自転車歩 行
愛媛両 県 により自転 車 道 の整備 が進 めら れ て
す。ま た、向島側 の施 工地点 は国道 三 一七号
陽本 線 、国道 二号、尾 道 水道 に近接 し て いま
尾道側 の施 工地点 は国 道三 一七号、 J R山
② 厳し い条件下での施 工
得 た こと から橋梁 形 式と し て斜 張橋 を 選定 し
九 〇 0 m級 の斜 張 橋建 設 の技 術的 な見通 しを
工期 や工費 面で有 利 とな ること、中央 支 間長
カ レイジ が 不要で 地形 の改変 が軽減で き た り、
式 の再検 討 が行 わ れま した。 そ の結 果、 ア ン
西瀬 戸自動車 道 の各橋 には、新 尾道 大橋 を
入 りします。このほ か、沿線 の島 々で は広島 ・
延長 は約 八 〇 如に及び ます。
に 近 接 し て いま す 。 こ の た め 、 工 事 に あ た っ
図 3 )。
ま した (
② 耐風設計
ては、施 工場所 に応 じ て、周囲 の安全 対策 を
講 じな が ら入念 に施 工 されま した。
〈側面図〉
⑭
11 0
⑰
・
〈断面図〉
.0
〔
5 3.6 J 」 3,5
23.0
46 -,- 3お し 3再
脚
7505
J
…
r ! Lには f
l
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‐
・-'
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2.0%
‘
おド テ
一
,. 節 し
も篭、"潔 l
図2
= = = の-
】】]
l-
鐵
4.0
新尾道大橋の一 般図 (単位 : m )
〈側面図〉
⑭ ⑩⑩
⑰
⑰
〈断面図〉
PC脩部
銅桁部
2.5 2.64
盛
一
20.0
2.54 2.5
7し 3.6‐
.豆
し 3.5 し2霊山 3.6 J 3再 ,17
」
l
ー 事
目
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" 道
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2,o%
20%
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M
紛な
lル
」
汕 「 〕も諌A門標 1ト
図3
多々羅大橋 の一般図 (単位 :m )
風安定 性 が重要 な検 討課題で した。 そ こで、
多 々羅大 橋 は世界最 長 の斜 張 橋であ り、 耐
耐風安定 性 を確保 す るた め桁 の外 縁 に フ ェア
桁 、 鋼桁と も に桁 高 二 ・二 mの三 セ ル箱桁で
設 が行 わ れま した。
設 が先行 し て行 わ れ、次 いで 中央 径 間側 の架
来島海峡大橋
れ る多 く の斜 め ケーブ ルの挙動 も考 慮 した検
験で 、橋 全体 の振動 特 性 に影響 す ると考 えら
0分 の1)を 用 いた試
化 した大 型模 型 (
縮尺 7
ひと つは、構 造特 性 を最大 限 に正確 に模 型
れ て います 。円形 ケーブ ルに比 べて雨水 の流
設 けたデ ィ ンプ ルタイプ のケーブ ルが採 用 さ
羅大 橋で は ケーブ ルの表 面 に離散 的 に凹部を
す る可能 性 があ ります。そ の対策 と し て、多 々
イ ンバイブ レー シ ョンと 呼ば れ る振動 が発 生
東水 道、中 水 道、 西水道 と呼ば れ る三 つの水
路 に分 かれ ており、 航行船 舶 は 一日約 一、 0
置す る中 渡島 ・武志島 と馬島 によ って東 から
景 勝 地であ ります。海峡 はそ のほぼ中央 に位
点 在 し、瀬 戸内海で も屈指 の多島景 観を誇 る
架 橋 地点で あ る来島 海峡 は、大 小 の島 々が
印 世界初 の三連箱桁吊橋 の計画
3
リ ング が 設 け ら れ て いま す 。
@
桁 の部 分模 型を 用 いた風洞試 験 に加 え、橋梁
全体 の模 型 によ る風洞 試 験を行 い、風 に対す
斜 張橋 のケーブ ルは降 雨時 に風 によ って レ
討実施 さ れま した。 ま た、 多 々羅大 橋 を囲 ん
れ方 が変 化 し、振動 の発 生を 抑 え る こと がで
00隻 を数 えま す。
デ ィ ンプ ルタ イプ ケ ーブ ル
る安定 性 が照査 されま した。
で いる島 の影響 によ り風 の特 性 が偏 るなど特
きます。
海峡大 橋で 実績 のあ る設置 ケー ソン工法 が採
二基 の海 中基 礎 の施 工 に、瀬 戸大 橋、 明石
橋梁基礎 位置 を航 路 から離 し、東水 道 は中央
市 の糸 山 に至 る直線 ルートとす るととも に、
避 け、大島 の火内鼻 から馬島 を経由 し て今治
本 橋 は、景観 保 全 上重要 な中 渡島 の通 過を
用 されま した。 水中 不分離性 コンクリ ート及
③ 施 工法 の特徴
殊な 風条件 にな る こと が考 えら れま す。 そ こ
0分 の1地 形模 型と橋梁模 型を 用 い
で 、縮 尺 2
0
た風洞 試験 により、 周 辺地形 の影響 も考 慮 し
③ 景観 への配慮
び気 中 コンクリ ート には、温 度上昇 の抑 制効
イ メiジ と スリ ット の陰影 から生ま れ る独創
形状 が選定 されま した。 そし て、 ス マートな
理性 の追 求 と耐 風安定 性 の確 保 を条件 に塔 の
て検 討が行 わ れま した。本 橋で は力 学的 な合
こ の た め 塔 の 形 状 、 ケ ーブ ル配 置 な ど に つ い
景観 と の調和 に配慮す る必要 があ りま し た。
ク レー ンで 吊 り上 げ る直 下吊 り架 設を 組 み合
ック架 設、台船 で輸送 し た桁ブ ロックを桁 上
桁 架 設 に お い て は 、 ク レー ン船 に よ る大 ブ ロ
ク レー ンによ る架 設を組 み合 わ せた り、 ま た、
ー ン船 に よ る大 ブ ロ ック架 設 、 ク ラ イ ミ ング
上部 工 のう ち、主 塔架 設 にお いては、 ク レ
果 の高 い低 発熱 型 セメ ント が使 用されま した。
現 す る こと と な り ま し た (
図 4 )。
とす る ことで 、世 界で 初 め ての三連吊橋 が実
中間 のア ンカ レイジ ニ基を共 用 ア ンカ レイジ
ま した。 そ し て、経 済性、力学的合 理性 から、
た検 討を実施 しま した。
他 の橋 と同様 、本橋 も瀬 戸内海 の多島 美 の
支 間長 六 〇0 m級吊橋 、中 水道 及び 西水道 を
一、 0o o m級吊橋 二橋を 配置 す る計 画と し
的 な 形が景観性 に優 れ て いる こと から、逆 Y
の吊橋で は我が国で 初 め てとな る箱桁 形式 の
本 橋 の補 鋼桁 は、大 島大 橋で 培 った箱 桁 の
技 術を発 展 さ せ、中央 支 間長 一、 00o m級
② 箱桁 の採用
型 が採 用 され、 ケ-ブ ルは 二面吊 り 二 一段 の
わ せ るな ど効 率的 な架 設が行 わ れま した。な
お、 ケーブ ル架 設 に ついては、側 径 間側 の架
マ ルチ フ ァ ン型 が 採 用 さ れ ま し た 。 桁 は P C
99 .6
道々
テセ
β
⑰
⑮
来 島海峡大橋 の一般図 (単位 : m )
図4
⑯
⑰
観じ
圓
〈断面図〉
補 鋼桁 が採 用 されま した。全橋模 型を 用 いた
大 型 風洞 試験 により耐 風安定 性を確 認す ると
とも に、 ア ンカーを用 いず に定 点保 持 が可能
な 「
目 航台船 」 と ワンタ ッチで 玉掛 け作業 が
9
%
セ
行
可 能 な 「ク イ ックジ ョイ ント 」 を 組 み 合 わ せ 、 道
短時 間 の海 上作 業で 桁架 設 の可能な新 たな直
下吊 り工法 を確 立 さ せた こと により、厳 し い
施 工条 件 の下で の箱 桁 の採用 が可能 とな った
も ので す 。
③ 自然環境に配慮した陸上部施 工
来島 海峡大橋 の架 橋 地点 は瀬 戸内海 の多島
美 景観 を誇 る景 勝 地で 、瀬 戸内海 国立 公園 の
第 二種特 別 地域 に指定 され て います。 橋 の建
設 にあ た っては景観 上 の配慮 を 必要 と し、で
き るだ け地 形 の改変 を避 け る ことが望ま れま
した。
そ こで 、橋 の構造物 の規模 を 小 さくす ると
とも に、 地形改変を減 らす 対策 がと ら れま し
た。 1A、 6P及び 7Aで は基礎 に直掘 山留
工法を 採 用 しま した。 ま た、 mA は地形改変
量 が少 な く、 経済性 にも優 れたト ンネ ルア ン
カ レイジ が採 用 されま した。
◎ 海中基礎 の施 工
来島 海峡大 橋 の主 塔基 礎 は六基 あ り、 そ の
うち の五基 が海中 基礎で す。 そ のう ち 2P、
3P、 5P、 9P の四基 は瀬 戸大橋、 明石海
る方 法を 採 用す るなど、 新 たな 工夫 が施 され
ケー ソ ンの設置 にはガ イド杭 に沿 って沈 設す
掘 削方 法を採 用 したり、最 も強潮流 下 の5P
行 うた め、大 型グ ラブ 浚藻船 と破 砕棒 によ る
されま した。海底 掘 削で は大量 の硬 岩掘 削 を
峡大 橋で実績 のあ る設置 ケー ソン工法で 施 工
の腐 食環境 の改善 と いう、 二 つの要素 を 組 み
と し て、 ケーブ ル被覆 の遮 水性 の向上 と内部
来島 海峡 大橋で は ケーブ ルの防食 シ ステ ム
◎
し た。
国で初 め て採用 され、 工期 の短縮 が図 ら れま
ロ ック架 設後 に剛結 す る全 ヒ ンジ 工法 が我が
開披 されま した。
斉 に鉄を 入れま した。 そ れと同時 にくす 玉 が
裁ら 二〇名 が、司会者 のかけ声 に合 わ せ、 一
省技 監、 谷川国土政務次 官、 藤原 本 四公団 総
内 元衆議 院議 長、亀 井元建 設大 臣、佐 藤建 設
古 川内閣官房副 長官、菅 野参議 院 副議 長、桜
新尾 道大 橋橋 上で は、 内 閣総 理大 臣代 理 の
ラー メ ン形 式で す が景観 上 の配慮 から塔高を
六基 の主 塔 は高 さ約 一二0 - -八 0 mで 、
◎ 上部 工の施 工
ケーブ ル内部 の水 分を除 去 す る ことで 、 ケー
ング を 行 い、 乾 燥 空 気 送 気 シ ス テ ム に よ って
優 れた新 開発 のS字 型 の ワイ ヤ によ るラ ッピ
合 わ せた方 法 が採 用 さ れ て いま す。気 密 性 に
ら 二〇名 が鋏 入 れを行 い、同時 にくす 玉が開
緒方 日本 道路公団総裁、藤 川本 四公団副 総裁
事、 西 田前 自治大 臣、 井上建 設省 道 路局 長、
臣を は じ め、越智 元建 設大 臣、加 戸愛媛 県 知
一方 、来島海峡大 橋橋 上で は、 関 谷建 設大
ケ ーブ ル防 食 シ ス テ ム
ま した。
変化 さ せ、 三橋 の連続性 を損 な わな いよう に
披 されま した。
ブ ルの防食 効果を高 め て います。
ープ の渡海 は、 ヘリ コプ ター によ る渡海 工法
ケーブ ル架 設 の始 ま りとな るパイ ロ ット ロ
かな絶 好 の日和 となりま した。
が行 わ れた この日は春霞 が かか って いたも の
の、朝 から快晴 と なり初夏 を 思 わ せ るおだ や
平成 一一年 五 月 一日、 開通 式 の 一連 の行事
が 円を描 き、海 上で は多数 の ヨットが ク ルー
いま し た。 上空 には報 道機関 の ヘリ コプ タ ー
ち 双方 の鋏 入 れ者 が握 手を交 わ し、 開通を 祝
県側 と愛媛県側 の関係 者 が アーチを 背 にし て
そ の後 、多 々羅大橋 橋 上で 、合流 した広島
が採 用 さ れ、 ま た、 ケーブ ルを構 成す る スト
鉄 入 れ 式 ・パ レード
五 開通式の状況
し て いま す 。 ま た 、 2 P 、 3 P の塔 ブ ロ ック
接合 は、 塔 の内部で作 業 がで き る引張 接合継
ラ ンド には、 引張 強 さ 脚囃/ 評の素線 が使 用
=
ジ ングを し て式典 を盛 り上 げ て いま した。
手 によ る方 法 が新 た に採 用 されま し た。
さ れ て います。 いず れも 明石海峡 大 橋で の実
鋏 入 れ式 は、本 四公団主催で 、午前 九 時 一
五 分 から広島 県側で は新尾道大 橋 の橋 上で 、
② 開通式典
そ れぞ れ鋏 入 れを 行 い、 くす 玉を 開披 した の
績 が反映 されま した。
補 剛桁 の架 設 は、新 た に開発 した自動 船 位
開通 式典 は正午 過 ぎ から本 四公 団主 催で、
上 り) の
生 ロ島 の瀬 戸田 パ ーキ ング エリ ア (
愛媛県側では来島海峡第三大橋橋上でそれぞ
れ行 わ れ、出席 者 一同 が乗 用車 と バ スに分乗
保 持装 置 を備 えた目 航台船 によ る直 下吊 り工
法で 行 わ れま したが、 この工法 により架 設作
えし て約 九 〇〇名 の来賓 出席 のも とで 行 わ れ
特 設 テ ント内で 、皇 太 子、 同妃両 殿 下を お迎
多 々羅大 橋 の中央 部で合流 し、 そ こで再 度行
ま し た。
し て渡 り初 めを行 った後 、広島 ・愛媛 県境 の
幅短縮 されま した。ま た、本 橋 の架 設で は、
わ れま した。
業 の時 間 は従 来 の三時 間 から約 三 〇分 へと大
架 設ブ ロ ックを架 設 ヒ ンジ で 仮連結 し、 全ブ
99 .6
道イ
テセ
ノ0
橋 に ついては航行 安全、環境保 全 など に細 心
のうち新尾道大 橋 、多 々羅大 橋 、来島 海峡 大
総裁 が式辞を 述 べ、今 回新 た に供 用す る区間
の交流軸 だ けで な く、 生活 ・福 祉、 文化 の架
る ことを、加 戸愛媛 県知事 が、架 橋 が人 と物
を南 北 に結 ぶ中 四国連携 軸構想 を推進 し て い
藤 田広島 県知事 が、島根 ・広島 ・愛媛 ・高知
締 供用開始
遥 かしまな み」を出席 者 全員で 合 唱 し最 高
「
フ ィ ナ ー レは し ま な み 海 道 “ イ メ ージ ソ ング
景気 回復 にも寄与 す るよう 期待 す る」 と結 び、
の注意 を払 い つつ、我 が国 の架 橋技 術 の総力
け橋で もあ る ことを 強調、 西瀬 戸自動 車道で
新尾 道大 橋で は正午 から、 来島 海 峡大 橋 と
式典 で は、 まず主 催者で あ る藤原 本 四公団
を結集 、新技 術 開発 を 行 いな が ら 工事 を進 め
結 ば れ る こととな った両 知事 がそ れ ぞれ祝辞
多 々羅大橋 は午後 五時 半 から 一般 車両 の通行
開通 祝賀容云及び しまな み海道 “開幕 式 は、
車 も含 め て多 く の車両 が 一斉 に乗 り 入 れま し
た。 ま た、 各橋 には自転 車 ・歩行 者道 が併 設
引 き 続 い て 、 多 々羅 大 橋 と フ ラ ン ス の ノ ル
な影響 の大 き い通行規制 や通 行止 めを極力 少
替 のな い重要な構 造物 で あ るた め に、社会 的
断
セ
6
旗 入場 な ど の ステージ イ ベ ント が続 き、 地 元
の代 表者 によ る "
瀬 戸内 しま な み宣 言 “ の後 、 /
た ことを 説 明し、 そ の過程で の多方 面 の関係
を述 べま した。
湖 に達 し て閉幕 とな りま した。
者 の協 力 に謝意 を表 しま した。
道 の開通で本 格的 な瀬 戸内三橋時代 を 迎 え る
大 三島 の多 々羅 しま な み公園で広 島 ・愛媛両
され て いるた め、供 用開始 と とも に多数 の自
が 開始 されま した。 数 日前 から待機 し て いた
こと の意義 の大 き さを 強調 し、 そ の波 及効 果
県 の主 催で 午後 二時 過ぎ から行 わ れま した。
転 車 や歩 行 者 も 一斉 に渡 り は じ めて橋梁構 造
③ 開通祝賀会 ・しまなみ海道 鸚開幕式
に期待 を 示 しま した。 ま た、未着 手 の生 ロ島
の壮大 さ や橋 から の景観 のすば ら し さ に兄 入
続 いて関 谷建 設大 臣 が挨 拶 、 西瀬 戸自動 車
と大 島 の島内 区 間 に ついて今年度 に事 業着 手
沿線 地域 の関係 者 が盛 大 に開通 を 祝う とと も
に、 この中 で、秋 にかけ て半年 間各 地で 行 わ
ント の開幕 が告 げら れま し た。 藤 田広島 県知
す る こと と し、 引 き続 いて の支援 ・協 力を要
そ の後 、 ご出席 の皇 太 子殿 下 が、大 学 の卒
事 と加 戸愛媛 県 知事 の挨 拶 のあ と、関 谷建設
西瀬 戸自動車道 の来島 海峡 大 橋、多 々羅大
って いま し た 。
論で瀬 戸内海 の交通史 を 取り上 げ、 そ の時船
大 臣 が、自転 車歩 行者 道 の設置 にふれ地域生
橋 な ど の橋梁群 は、雨 、 風、 霧 な ど の気象 条
喬記念
れ る 一、 00 0を 超 え る多 彩な架 橋
念イ ベ
で この海 域を 回ら れた ことを 回顧 し、「
瀬 戸内
活 に密 着 した地域活性化 と発 展を期 待す る祝
件 の厳 し い海峡部 に位 置 し て います。他 に代
請 しま した。
しまな み海 道 と呼ば れ る今 回 の道 路 が他 の二
辞 を述 べま した。
マンデ ィ橋 の姉妹橋 の調印式 が藤原本 四公団
な くす ると とも に、長期 間 にわた り橋梁本 体
六 西瀬戸自動車道の管理
ルートと同様 、人 々の生活 に豊 かさを もた ら
総 裁 と ク ロー ド ・
グ ロ ス ルアーブ ル商 工会議
の健全性 を確保 す る必要 があ ります。本州 四
し、地域発 展 に つな が る ことを期待 しま す。」
また、内 閣 総 理大 臣 の祝辞を古 川内閣官房
所会 頭 の間で執 り行 わ れ、 そ の後 因島 に古 く
と お言葉 を述 べら れま した。
副 長官 が代 読 し、今 回開通 した橋 の架 橋技 術
国 連絡 橋 公団で は交通管 理、 維持管 理を十分
に ついて絶賛 した上で 、「
地域 の経済 発展 と生
に行 い、本 四道 路を 利 用 され るお客様 に二四
から伝 わ る村 上水軍陣太 鼓 ・跳楽舞 が披露 さ
れ、ま た、 しま な み海道 沿線 三市 七町 の市 町
活 ・文化 の向 上 が図 ら れ る ことを 強 く念 願 し、
時 間、 安全で快 適 な 走行 を提供で き るよう努
の料金 改定 の認 可を受 け て設定 し て いま す。
同 日まで 利 用可) まで 発 売 し て います。
一日 (
す る地 域 に、 よ り早 く道路建 設 の効 果 をも た
00円で 、割 引 率 は約 二0% とな って います。
新 し い料金 体 系 が適 用 さ れ るにあ たり、 関連
らすた め に、 早期 に利 用層 を拡大 し、 そ の定
沿線 の約 一五 〇カ所 の観 光施 設 や宿泊施 設 の
め て いま す 。
= 交通管 理
着 を図 るた め平 成 一五年 三月三 一日まで の五
割引券 、 SA の コー ヒーサ ービ ス券 な ども つ
、 ○○ 0円、
販売価 格 は、軽 自動 車等 が 三 一
普 通車 が 一六、 ○ ○0円、中 型車が 一九、 0
車両 の安全で快 適 な 走行を 維持 す る ことを
年 間 に限 って基本料 金 から 二割引 の特 別料金
この周遊券 は、利 用区 間内 のSA、 PA、
目的 と し て交 通管 理を 行 います が、 そ の内 容
は、道 路 に設置 された各種 の セ ンサ ー や道 路
特 別料金 によ ると、 西瀬 戸自動 車 道 の最 長
料金所 のほ か、 沿線 のデ パ ートな どで購 入で
い て いま す 。
区間 (
西瀬 戸尾 道 IC から今治 ICまで) の
図 5 )。
きま す (
と し て いま す 。
普 通車 料金 は、 現在 五、 二五 〇円と な って い
情 報 板 によ る交通情報 ・気 象情 報 の収集 と提
供、道 路巡 回、事 故 車 や故 障車 の発 見 や援 助
な どで ず。
ま た、尾 道交 通管 制室 で は、海峡部橋梁 に
路面、 法 面、 橋梁及び ト ンネ ルなど の構 造物
に保 つことを 目的と し て維持 管 理を行 いま す。
道 路構 造物 を長期 間 にわた って良好 な状態
の 維持管理
沿線 の五 〇 カ所 の観光施 設等 で 利 用で き る優
三 〇 日まで 三 カ月間発売 しま した。 これは、
り割引通 行券 を平 成 一 一年 二月 一日 から 四月
着 を 図 る ことを 目的 と した しま な み海 道前 売
通を記念 し、 開通直 後 の 一層 の利 用促進 と定
この特 別料金 のほ か、 西瀬 戸自動 車 道 の開
豊 かな文 化遺産 に恵ま れ ており、今 回 の開通
西瀬 戸自動 車 道沿 いは、美 し い自然 環境 と
イウ ェイ カード も利 用可能 とな りま した。
部 区 間を除 いて磁気 カード方 式 に変換 し、 ハ
に つ い て、 従 来 の レシ ー ト 発 行 方 式 か ら 、 一
ま た、今 回 の開通 に伴 い料金 収受 シ ステ ム
の種類 に応 じ て、点検 、補修 ・補 強、 改良 な
待 券 が つ い て いる ほ か、 途 中 の I C で 出 て各
により、新 たな観 光振 興 も期待 され て います。
表 2 )。
ます (
どを適 切 に実施 します。
島 に立 ち寄 る こと がで き るも のであ り お客様
の 文化遺産
設置 した I T Vカ メ ラな どを 用 いて、 二四時
特 に、海 峡部 の長大橋梁 は、各 種 の作 業車
から大 きな反響 を呼び 、 そ の結 果、 期 間中 の
文化遺産で は由緒あ る神 社仏閣 が点在 し て
間 体制で交 通流 の監 視を行 って います。
や管 理用通路を 利 用し て、十 分な点検 、補修 ・
販売枚 数 は約 八万枚と な りま した。
さら に、 平成 三 年 四月 二〇 日 から は、 日
され て いる浄 土寺 など の名 刹が数多くあ りま
いま す。尾 道 には本堂 と多宝塔 が国 宝 に指定
万人 の観 光客 が訪 れ る耕 三寺 があ ります 。大
本 道 路公 団 の ハイウ ェイ チ ケ ットと提携 し て、
ず つ利 用 し て瀬 戸内海 を 一周で き る瀬 戸内 ・
三島 には、 源義 経 の鎧な ど全国 の国 宝、重要
す。 生 口島 には西 の日光 と いわ れ、毎 年 数十
しま な み周遊 チケ ットを平成 三 年 一〇月三
西瀬戸自動車道と瀬戸中央自動車道を各 一度
・
貫源
八 沿線⋮
の観光一
補 強を 行 い、 長期間 健全 な状態 が確保 で き る
よう維持管 理 に努 め て います。
七 西瀬戸自動車道の料金
西瀬 戸自動 車 道 全橋 開通後 の料金 に ついて
は、平 成 一〇年 四月 一日 の本 州 四国連絡 道 路
寝
言介
予一
つ
1 OQ A
せ
7?
l,ooo
1 200
1 450
軽自動車等
亀 650
中型車
2,450
2,250 大島
今治北 3 ,too
治
3 ,4oo
loo
1,150
700
大島北
l 500 - 050 生口
600 大三島
1,450
800 2 0 0
950 鶏 600 2,850
大型 車
亀 2OO
40O 西瀞尾道
950 向
550
因 北 1,300
1 650
乱 7OO
1,450
500
ロ
700
2・900
900
2-900 向 島
因島北
趣 く!べ そ
2,800 1,400 大三島
亀 700 伯方島
大 七
5.650 大
が
残
ヶ 多 ま
尾道大橋 【旧橋】
軽自動車等 -普通車 .中型車ま大 計 特大引
1 50
250
580
l 50
軽車両等 【自転車歩行者道】
I尾道大橋 因島大橋 生□橋 多々羅大橋 大三島福 伯方 .大島大
大橋 l
l 50 l 50 l 10 0 l 50 l
卒 島海峡
10
50
20 0
※歩行者は無料です。
います
6.-00
八 も
/
/ /
満暴 因島南」
特大車
3
い
ま た、古 く から霊場 と し て信仰 を集 め る島
4,150
3,550
2 000
すの を
文化財 に指定 された武 具 ・甲胄 の八割 が納 め
8oo
ら れ て いる大 山祇神社 があ ります。伯方 島 に
350 因島南
生口
400
翳
れた尾道 は、 千光寺 公園 の 「
文学 のこみち」
因島北
1,400 1,000
700 生口
750
400 大三島
850
450 伯方島
500 1,250
1,500 大島南 大島北
600
950 亀 750
1,900
北
普通車
2・050
釀
鑿8ロ 25o
も多 く、 五 百羅漢 や石仏群 が並 ぶ 「因島 八十
む
き
開
1 大型車 1 特大車
1 8 , 60 0 1 15 , 3 5 0
は春 の大 祭 や村 芝居で 知 ら れ る八幡 神 社 があ
中型車
6 ,2 50
が有 名で す。最 近で は古 い港町 の風情 が映画
軽自動車等 1 普 通車
4 ,200 I 5 ,250
八 ヶ所」 や大島 の 「
島 四国 八十 八 ヶ所」 な ど
西瀬戸自動車道料金表 (平成11年 5月 1日から平成15年 3月31日まで)
ります。今治 には名 城 と し て誉 れ高 い今治 城
表2
岡山総社 IC
O 一一一o
倉 敷 -c 倉敷JGT
岡山JCT
早島 IC
l
治 lC
善通寺 IC
今治'ト松道路
岡山ーc
o 一▲ - ムーO
西瀬戸尾道 IC
- しまなみ海道
O
l
\
川之江JOT
G/
坂出 IC
高松西 -C
坂出JCT
原 IC
伊予 lC
松山 IC
いよ小松 lC
三島川之江 -
伊野 -C
図5
概要図
難路等(JH) 本四遅 路
門 一般匡道
〕
が れ
有た
志
画 」 訪
を巡 礼す るお遍路 さん の姿 も見 ら れます。
福 岨西ゅ
o
広島 IC
志 賀直 哉、林 芙美 子な ど著名 な文学 者 が訪
五 期市 IC
上浦 芸術会 館 な どが建 って います 。
町出身 の書 道家村 上三島氏 の作 品を 収蔵 す る
の現代 日本 画 を 収蔵 す る大 三島美 術館 や上浦
す。大 三島 には大 山祇神社 の中 に約 八〇 〇点
ル 「ベ ル ・カ ント ホ ー ル」 な ど が 並 ん で いま
画家 平 山郁夫美 術館 や クラ シ ック の専 用 ホー
があ ります 。 生 口島 には瀬 戸 田町出身 の日本
に描 かれ る ことも多 く、 ロケ地巡 り にも人気
山公園 の来島海 峡 展望館 な どが整備 され て い
海峡 のパ ノラ マを楽 しめ る波 止浜展 望台 や糸
ーラ ンド の唐 子浜 パ ー クが、 市 の北部 に来島
民保養温泉 地で あ る湯 の浦温泉 や大 型 レジ ャ
ルで有 名 な今治 には、市 の西部 に四国 初 の国
ー ルを誇 る吉海 町 バ ラ公園があ ります 。 タ オ
史 公園 もあ ります。大島 には四国最 大 の スケ
ま た、 鎌倉 時代 の山城を復 元 した ふ るさと歴
の施 設 が 集 ま って い る S ・C パ ー ク が あ り 、
動 時 間が短縮 され、移動 の自由性 が得 ら れ る
西瀬 戸自動 車 道 の開通 により、各島 間 の移
② 日常生活の利便性の向上、安全性 の向上
(
図 6)。
び 産 業 に大 きな効果 が生 じ る こととな ります
の活発 化 、広域化 が促 進 され、 地域 の社会 及
貢献 しま す。 こう し て、 人 の移動 や物 の輸 送
も格段 に便 利 にな り、 関係 地域 の国 際化 にも
さら に、広島 空 港 や松 山空 港 へのアク セ ス
今治 城 の近く には中 国 や朝 鮮 の古 美 術を 展
活圏 が拡大 します。
い物、 レジ ャー におけ る利便 性 が高 ま り、 生
本州 と 四国間 や島 と島 間で の通勤 通学、 買
します。
こと により、人 々の日常 生活 の利便 性 が向 上
施 設 の建 設 や整備 が進 んで います。
このよう に、西瀬 戸自動 車 道 の開通 を機 に
ます。
示す る愛媛 文 華館 があ りま す。
② 自然公園、観光施設
一方 、 自然 を 生 かしたリゾ ート施 設 の整備
も急 ピ ッチで進 んで います。尾道で は美 し い
景観 を海 から眺 め る遊 覧 コー スや海 沿 いのカ
きます。 生 ロ島 には中 四国随 一の海 浜 スポ ー
の因島 公園 から は瀬 戸内海 の多島 美 が 一望で
ワー セ ンタ ーがあ り、国立 公園特 別 地域指定
海 公園 な どが整 って います。 因島 には、 フラ
の向 島 町 マリ ン ・ユー ス ・セ ン タ ー 、 立 花 臨
タ ー、立 花地区 の立 花自然活 用村 、海岸 沿 い
島で は国 立公園高見 山 の展望 台 や洋 ラ ンセ ン
り、交流 圏 が拡 大 します 。今治 市 から三時 間
す。ま た、 そ れら の地域間 の移動 の短縮 によ
分 から 一時間 二〇分 へと約 半 分 に短縮 されま
動 にか かる所要 時 間 は、 開通前 の二時 間 四〇
ら れます 。広島 県尾 道 と愛 媛 県今治 まで の移
輸 送時 間 の短縮 及び輸 送 安定 性 の向 上 があ げ
西瀬 戸自動 車 道 の開通効 果 と し て、移動 や
の 交流圏の拡大
山祇神 社を はじめ中 世 の村 上水軍 に関す る史
た武 具 の約 八割 が集 めら れ て いる大 三島 の大
じめ、 全国 の国 宝及び 重要文化財 に指定 さ れ
西瀬 戸自動 車 道 の沿線 には尾 道 の古 刹を は
③ 観光産業の振興
域 の住 民 の安定 的 な暮 ら しが実 現 します。
や消 防車等 の出動 が随 時 可能 とな り、 離島 地
災 や災 害 が発 生 した場合 は、 救急車 で の搬送
急 病 人が発 生 した場合 や山火事等 大規模 な火
ま た、島 慎部 の医療 機 関で は対応 が困難 な
ツ公園 のほ か、特 産 品 の柑橘 類 を テー マにし
で 到達 可能な本 州 の エリ アを 開通前 後 で比較
跡、 シト ラ スパー ク瀬 戸 田な ど、全国的 に見
九 西瀬戸自動車道 の効果、今後の
展望
た観 光滞在 型 の農 業 公 園 「シト ラ スパ ー ク瀬
します と、面積で約 二四倍 、人 ロで 二三 ・八
フ ェ ・レ スト ラ ンが 人 気 を 呼 ん で いま す 。 向
戸田」 があ ります。 伯方島 には広 大 な敷 地 に
ても高 い水準 の観 光資 源 があ ります。 また、
フ ー ルな ど
倍 の広 がりをも つこと にな ります 。
ホ ー ル、 体 育 館 、 テ ニ ス コー ト
島 々を結 ぶ橋梁 は瀬 戸内海 の多島美 と 調和 し、
そ れ自体 が新 し い観 光資源 とな ります 。
西瀬 戸自動 車道 の開通 に伴 い、観 光客 の大
幅な増加 が見 込ま れます。
@ 物流 への効果
島 嗅部 で は、農 業 (
例 えば柑 橘 類) や漁業
が盛 んで す。架 橋 により、 出荷 の安定 、輸 送
時 間 の短縮 によ る鮮度 の確保 が可能 とな り、
産 地 イ メiジ の向 上 に つな が りま す。
ま た、本 州 四国 間 の新 たな幹線 道路 と し て
物流 に利 用 され る こと も期待 されます 。
③ 本 四架 橋 三 ルー ト 時 代 へ
今 から約 一 一年前 の昭和六三年 に瀬 戸中央
自動車 道 (
児島 ・坂出 ルート) が 開通 し、昨
年 四月 には世界最長 の吊橋で あ る明石海峡 大
橋 を擁 す る神 戸淡路鳴 門自動 車道 (
神 戸 ・鳴
門 ルー ト ) が 全 通 し ま し た 。
そ し て 、 平 成 一一年 五月 一日西瀬 戸自動車
道 (
尾 道 ・今治 ルート) の開通 により、本 州
と四国 を連絡 す る三 つの ルートが全 て揃 う こ
と にな りま した。 近畿 、中 国及び 四国 からな
る圏域 は、人 ロ約 三、 四〇〇万人で カナダ、
GD P約 一二九 兆 円で イギ リ スに匹敵 し、我
が国 の人 口の約 二七%、 G D P の約 二六%を
占 め て います。今後 近畿 、中 国 及び 四国 の 一
体化 が進 んで広 域圏が形成 され、経 済、文化
ず
g
-嵩 醒 僕計
嚢
*
" ^
"
西瀬戸自動車道開通により広がる交流圏 (片道 3時間)
図6
き慧麟詩 計画 ・建設中
串
( 幾顔Hー0.4)と鶏蟹Hm .5)の比)
及び 生活 の交流 が進 み、経済 社会 が進 展す る
ことが大 いに期待 されます。
一〇 おわりに
このたび の西瀬 戸自動車 道 の開通 により
本 州と 四国 の間 の交 通 は瀬 戸内 三橋時代を 迎
え る こと と な り ま し た 。
本 州 四国連絡 橋 公団 が発 足 し てから約三 〇
年、鉄道 建 設公団及び 建 設省 が調査 を 開始 し
てから約 四五年 が経 ちま した。瀬 戸内海を 越
え て三 つの ルートで 本 州 と 四国 を結 ぶ二〇世
紀 の大 プ ロジ ェク ト は 、 こ こ に ほ ぼ 完 成 し 、
き、
ミひい
/\
き
鷁北 西瀬戸自動車道
本州四国連絡橋公団は本格的な管理段階を迎
壷報ぜ心
報じ
き
\い
﹀\\ゞ ゞ
!←
′\ \
{
-高富酊l
えた こと にな ります。
本 四連絡 橋 は、全国 的 な幹線交 通網 の 一環
を なす貴 重な資産で あ るととも に、 そ れ自 体
が瀬 戸内海 の景色 と調和 し て新 たな美 し さを
創 造す る優 れた観光資 源で す。
これら の長大橋梁群 を安 全で快 適 に利 用し
て いただ け るよう今後 とも管 理 に万全を期 す
るとと も に、 お客様 へのサ ービ ス、 利 用促 進
に ついても努 力 を し、 関係 地域 ひ いては西 日
本 地域 の連携 に これら の連絡 橋 をどう活 用し
て いく かを考 え る こと がま すま す重要 とな っ
て いま す (
図 7 )。
能 4 6
0 0
観 戦
凡例
橋
四
国
図
99 .6
道行セ
メ6
瀬戸中央自動車道
本四備讃線
憊側
癩掃
瑯煕
郷愁
鰡礎々
鷲
鰡
灘 特 集 / 西 瀬 戸 自 動 車 道 金 橋 開通 鰡
こう した中 、瀬 戸内 しまな み海 道 の開通 は、
があ ります。
携 を強化 し、 地域 の活 性化 を 図 って いく必 要
広島県土木建築部道路建設課
父溝霧
→◎“
積年」広島県の地域振興施策
#
財」
瘤強盗
^
剛澁
五 月 一日、念願で あ りま した瀬 戸内 しま な
み海道 が開通 し、瀬 戸内海 を中 心とす る中 四
国 地域 の新 たな交流 時代 が幕 開 けを迎 えま し
島 々と本 土、 四国 を結 ぶ生活 橋 と し て、離島
他 の二 ルートと は異な り、瀬 戸内海 の九 つの
た。 そ こで 、広島 県 の地域振 興 に関す る施策
や、しま な み海 道沿線 の観 光 、ま た道 路 に関す
性 を解消 さ せ るも のであり、沿線 住 民 の安全 ・
同 時 に、広島 、 愛媛 両 県 を は じめとし て中 四
安 心を確 保 す る上で 大 きな意義 があ りま す。
る利用者 の意 見等 を ご報 告した いと思 いま す。
一 広島県の地域振興策
国 地方 の各 県を つな ぐ新 たな交流 ・連携 が生
のグ ローバ ル化 が進 む中で 、来 る二 一世紀 に
本 格的 な人 ロ減 少と高齢 化 社会 の到 来を 迎
え、ま た、経済 、産業 と い った様 々な分 野で
結 ぶ広 域的 か つ循 環的 な 地域連携軸 を 形成 し、
ほ か、島 根、広島 、愛媛 、高 知各 県を南 北 に
本 県と し ては、本 四 3橋広 域交流 圏構 想 の
地 域連携軸 と国際 交流 圏 の形成
向 け て、 豊 かで 魅力 あ る社会 を実 現し て いく
経済 、産業 、文 化 な ど多様 な分野 にわ た る交
ま れ る こと が強 く期待 され て います。
た め には、個 性 を活 かした地域 づくりを進 め
流 、 連携 を促進 す る中 四国 地域連携 軸 の形成
ー
るとと も に、他 地域と の多種多様 な交流と連
㈹
中四国地域連携軸構想のイメー ジ図
の山地 からな る 「
三海 二山」 に代 表 され る多
洋 の三 つの海 と、中 国 山地 ・四国 山地 の二 つ
九 つの島 を 一〇本 の橋で 結 んで いま す。
し い海 で す。 しまな み海道 は、 そ のよう な中、
せ てく れ る瀬 戸内海 は、世 界 に比類 のな い美
一点 目と し ては、 これまで 述 べた交 流、連
の 人 々が 訪 れ 楽 し め る テ ー マ性 、 スト ー リ ー
地区 を形成す る こと により、 国内外 から多 く
当 地域 は、 自動 車 関連 、 一般 機 械、電気 機
義
◆
▲
優麗大塒
伯方,
▲
大賞大橋,
・
,
鸚
鬆綴胖
秋
熟ま報融
エテ ィに富 んで おり、新 尾 道大橋 を除 くど の
橋 の形 は吊橋 、斜 張橋、 ア ーチ橋 !とバ ラ
彩 な 自 然 の ほ か 、 歴 史 、 文 化 、 スポ ー ツ ・レ
ジ ャー、
伝統 工芸 な ど、
多様 化す るライ フ スタ
基盤整 備、広 域観 光 ネ ット ワーク、 そし
に取 り組んで いく所存 で す。
2
て新産 業 の創 出
イ ルの ニーズ を充 足す る資 源 が多 くあります。
これら の資 源を活 用し、国 が策 定 した 「
ウ
こう した地域連携 軸 の創出 や、広 域国 際交
流 圏 の形成 を図 るた め、 取 り組 んで いる施策
携 を サポ ートす る国 際的 な交流拠 点で あ る国
性を持 った循 環 型 の広 域観光 ネ ット ワー ク の
ェ ルカ ムプ ラ ン 錠 」 に 基 づ く 国 際 観 光 テ ー マ
際空 港 や国 際港湾 、 或 いはそ れらを結 ぶ高規
形成を図 ります 。
を 以下 に紹介 させ て頂 きます。
格幹線 道路 を は じ めと した道路ネ ット ワーク
三点 目 は、 ひと ・も のづく りを背景 にした
取 り組 みと し て、科学 技術 、 研究 開発で の交
強化 や広島 空 港 におけ る輸 入促進 地域 (
FA
械な どを はじ めとす る多様 な産業集積 と そ れ
瀬戸内しまなみ海逍(西瀬戸自動車嬢) l-= 6g斗km
の整備 の促進です 。
本 県で は、国 際交流拠点 と し て の強化 を 図
Z ) の整 備 を 進 め て いま す 。 こ れ ら の空 港 、
を サポ ートす る各 種学術 、 研究 機関 が立 地 し
流連携 によ る新産業 の創 造で す。
港湾 を活 用 し て、 国 際物流 におけ る適正 な役
ており、 これら の産業集 積 と研究 開発機能 の
るた め、広島 港、福 山港 におけ る外貿 機能 の
割 分担を 図 りな が ら、本 県 の国 際競 争力 の向
高 度 な産業 科学 技術を発 信 し、 二 一世紀 に向
有 機的な交流、連携を促 進 し、 世界 に向 け て
ま た、 これら のゲ ート ウ ェイ機能 を発揮 す
けた活 力あ る新産業 を創 造す るネ ット ワー ク
上を 図りま す。
るた め、中国横 断自動 車道 尾道 松江線 を はじ
を構築 し て いきま す。
波 のき ら めきと白 い航 跡が のど かな景色 を 見
波静 かな碧 い海 にさまざま な島 々が浮 かび 、
二 しまなみ海道沿線 の観光
めと した高規 格幹線 道路 の整備促 進 に取り組
んで いきます 。
二点 目 は、 地域 の個 性を 活 かした地域 間 や
国 際的 な広 域観光 ネ ット ワー ク の構 築で す。
中 四国 地方 には、 日本 海 ・瀬 戸内海 ・太 平
99 .6
道イ
テセ
メ8
博瀬戸内し
まなみ海道(西説戸自勤車道)
滋戸内)
蝉
梱断自転噂週
凡例
翳戸内海横断自転車蹟 L=鉤aok;T}
橋 も、徒 歩 や自転車で 渡 る こと ので き る自転
は素晴 らしく、 展望台 から は尾道 水道 が 一望
見 ど ころで あ るだ けで な く、 ここから の眺望
った こと から始ま った この路 地 は、映 画 に登
登場 しま した。近所 の人 が余 った タイ ルを張
と し て、 ま ず 、 沿 線 の街 々 の観 光 に つ い て触
に つ い て は 、 後 で 詳 し く 述 べ さ せ て いた だ く
な役 割 が期待 され て います。自転車歩 行者 道
と し ての役 割 に加 え て、観光道路 とし て大 き
を結 ぶ幹線道路 、島 々に住 む人 々の生活道路
あ ります。 千光寺 は大 同 元年 (
八 〇六年 ) の
の文学者 の石碑 が並 ぶ 「
文学 の こみち」等 が
尾道 市立美術館 、 山 の斜 面 には、尾道 ゆかり
で 山頂まで 行 く の三通りあ ります。遊 園 地、
ープウ ェイ、約 一如の参道 を徒歩 で上 る、車
で き ま す 。 こ こ に至 る に は 、 山 麓 駅 か ら の ロ
〇名 収容 のホー ルを中 心と し て います。交 流
貝 のような丸 い天井を持 つこの施 設 は、 六九
しま な み交流 館 (テ アト ロシ ェルネ)で す。
再 開発 が進 むJ R尾道 駅前 の核 とな る のが
ます 。
場以来、今 も多 く のメ ッセージ が残 さ れ て い
時 を かけ る少女」で は、吾郎 (
す。映 画 「
尾
ま な タ イ ルが 、 道 に壁 に ぎ っし り 並 ん で いま
れ違 う のも や っと の舗 装路 地 に、大 小 さまざ
ポ イ ントと いえ る場所、 タイ ル小路。 人 がす
坂と路 地 の町、尾道を象徴 す るよう な観光
上 の ラ ンが 展 示 さ れ て お り 、 甘 い香 り が 漂 っ
から栽 培、 展 示、 販売 まで を行 う施設で す。
館 内 には常時 三〇 ー四〇種、 一、 0 ○○鉢 以
の温暖 な気 候 を活 かし て、 ラ ンのバイ オ研究
の麓 にひ ろが る向島 洋ら ん セ ンタ ーは、 向島
国 立 公園特 別地域 に指定 され て いる高 見 山
ノタ
99 ,6
道行セ
車歩 行者道 が併 設 さ れ て います。本 州 と 四国
れ て み た いと 思 いま す 。
② 向島町
館 のオ iプ ンは、 しま な み海道 のオ ープ ンと
尾 道 の対岸 に位置 す る向島 は、平 安時代中
開基 と いわ れ、除 夜 の鐘 で有 名 な鐘楼 と共 に、
「
転 校生」で、主 人 公 の 一美 (
小 林聡美 ) と
期 は和泉 式部 が この島 に滞在 したと き、 地方
の 尾道市
一夫 (
尾美 と し のり) が石段 を転 げ落ち て男
の名 士 や歌 人 が集 い、多 く の歌 を読 んだ こと
同 じ五 月 一日で 、 開通 記念 のイ ベ ント が多数
女 が入 れ替 わ ってしま う シー ンに使 わ れた の
は、 御袖 天満宮 で す。小 林 聡美 が リ ハーサ ル
で、 ﹃
歌 島 ﹄と も 呼 ば れ て いた と いわ れ て いま
尾 道 市 の シ ンボ ルと な って いま す 。
道市 は、 東西 に長 い港 町。沿岸部まで 山が迫
り、 坂が多 い町 と し ても知 られ て います。尾
で捻挫 した石段 は、五 五段、 高低差 が約 一五
す 。温暖 な気候 により み かんなど の果物 や ラ
美 と し のり) の家 が火事 にな り、 心配で駆 け
て いま す 。
開催 され る予定 にな って いま す。
道 出身 の映画 監督 、大林宣彦 の数多 く の映 画
mあ る幅 五 mの段 に継 目 はなく、 そ れぞれ 一
ンを初 めと した花 の生産 が盛 んで す。 ま た海
つけ た 和 子 (
原 田 知 世 ) が 家 に帰 る シ ー ン に
旦彦 監 督 の尾 道 三 部 作 の最 初 の作 品
大 林=
標高 一三 六 ・九 mの千光寺 山 の山頂 から中
つの石で で き て います。 記念撮 影 に欠 かせな
洋 性 スポ ー ツ施 設も充実 し て いま す。
の ロケ地 と し ても有 名で す。
腹 にかけて広 が る千光寺 公園 は、 それ自体 が
いポ イ ント で す 。
しま な み海 道 の広島 県側 の玄 関 口とな る尾
文学のこ みち
③ 因島
ろん、家 族連 れな ど のく つろぎ の場 とな って
スな どを完備 し て おり、 花を愛 す る人 はもち
って いま す 。
発 祥 の地とし て知ら れ、生産高 も 日本 一を誇
た村 上水軍 は、室 町時代 から戦国時代 にかけ
て、数百年 間 この海 域を支 配 し て いま した。
N HK大 河ド ラ マ 「
毛 利 元就 」 にも登場 し
設 ・香 り の館 、瀬 戸田町 の特 産 品を使 った レ
シト ラ ス パ ビ リ オ ン や 、 香 り を 中 心 に し た 施
し ま し た 。 園 内 に は か ん き つ情 報 セ ン タ ー ・
ラ スパ ーク瀬 戸 田」 が平成 一〇年 にオ ープ ン
日本 初 の柑 橘類 専 門 のテー マパ ーク 「シト
一 ・八 mも の広大 な敷 地 に、 四季 折 々の花
そ の村 上水軍 の拠点 は因島 水軍城で す。 水軍
スト ラ ン、 ハーブ ガ ー デ ンな ど が あ り ま す 。
いま す 。
因島 市 は瀬 戸内海 のほ ぼ中央 に位 置 し、島
内 の いた ると ころで 、瀬 戸 の美 し い景色 を望
が 咲 き 乱 れ て い る 県 立 フ ラ ワ ー セ ンタ ー に は
城 と呼ば れ るのは全国で も こ こだ けで 、水軍
耕 三寺 は、耕三和尚 が母親 の死 に際 し て僧
む ことがで きま す。ま た温暖 な気 候 に恵ま れ、
総ガ ラ ス張 り の大温室 (一、 四〇九 姪) があ
の武具 、遺 品な どが 一般 公 開 され て います。
な どを合 わ せ て約 九 万五、 ○○ 0本 も の花 が
生 ロ島 は、 温暖 な気 候 を利 用し て古 く から
④
三 〇年 かけて つく ら れた約 二○も の堂 塔 は飛
真宗本願寺派の寺院です。昭和 三 年以来約
籍 に入 り、 そ の菩薩追 悼 のた め に建 てた浄 土
花 の栽 培 が盛 んで す。
ります。 世界 の珍 し い植物 が鑑賞 で き、花壇
栽 培 され て います。 園 芸教 室 な どを行 う フラ
柑 橘類 の栽 培が盛 んで 、 中で も国産 レモ ンの
生 口島
ワ ー 会 館 や 芝 生 広 場 、 シ ョ ップ 、 レ スト ハウ
三
耕
郷
道
“
鳥 、奈 良、 平安、 鎌倉 、 江 戸な ど、 時代時代
二五 の以下 のバイ ク、及び原動 機 付自 転車道 )
で の偉業 は この瀬 戸田町を抜 き にし ては語 れ
現在 の作 品 の原点 と も いわれ ており、今 日ま
のもとで育 ちま した。 この瀬 戸内海 の景色 は
瀬 戸田町 に生ま れ、幼 いころ から青 い海 と空
ま た、 日本 を代 表 す る日本 画家 ・平 山郁夫
は、 昭和五年 (一九 三 〇年 ) に こ こ生 口島 の
ど 見 ど こ ろ が い っぱ いで す 。
羅漢尊像 五 〇〇体 が安置 され て いる羅漢 堂 な
山門、奈 良法隆 寺 の楼 門と同 じ様 式 の中 門、
のがあ ります。 ま た、京 都御所 と同 じ様 式 の
らび や かで 精 巧な彫刻 や色 彩 は目を 見張 るも
日光 の陽 明門を原 寸復 元 し たも ので、 そ のき
な かで も 一〇年 間 かけ て完 成 させた孝 養 門 は、
な るしま な み海道 の特色 を アピ ー ルす る こと
が 可能 と な りま す。ま た、他 の二 ルート と異
レク リ ェー シ ョ ン活 動 の幅 を 増 大 さ せ る こと
堪能で き る スペー スを確 保で き ると同時 に、
備 により、瀬 戸内海 の島 々の風情を ゆ っく り
そ の整備 を行 って います。 この自転車 道 の整
和 五五年 に建 設大 臣 より認定 され、合 わ せ て
と し て、 県道向島 因島 瀬 戸 田自転車道線 を昭
併 せ て心身 の健 全な発達 に資 す る ことを 目的
に、向島 町 から瀬 戸田町を連絡 す る自転車 道
広島 県で は、自転 車交 通 の安 全を確保 し、
広 島県 の自転 車 道 整備 事業 を ご紹介 しま す。
の大 きな特徴 の 一つに自転 車 道 があ りま す。
本 四連絡橋 三 ルート の中 で 、 しま な み海 道
る こと とし、道路 改良事業 、及び 交通安 全事
梁部 から島 内 の国 道 、県道 の自歩 道を利 用す
梁部 への自歩道 、原 付道 の整備 に合 わ せ、橋
次 に、陸 上部 の整備 概要 と し て、上述 の橋
の開通 に合 わ せ て供 用 されたと ころで す 。
道を そ れ ぞれ整備 し、 この度 のしまな み海道
線 の車道部 の外側 に、 自転 車歩 行者道 と原 付
ます。最後 に、 多 々羅大 橋 に ついては、 四車
区 別 し て平 成三年 一二月 より暫定 供 用し て い
により車 道 と 分離 し、自歩 道、 及び原 付 道を
用 さ れ て いま す 。 次 に 生 ロ 橋 に つ い て は 、 計
いて整備 し て頂 き、 昭和 五 八年 三 一
月より供
に添架 物 の扱 いで 、本 州 四国連絡 橋公団 にお
あ るト ラ ス構造 の中 の管 理道 (
幅 二 ・五 m)
は計 画 され て いな か ったた め、車道部 真 下 に
ま せん。 そ の作 品 の数 々を紹介 す る美 術館 が
で 、 しま な み海 道 の利 用促進 が図 ら れ るのと
業 により、 自歩 道 の整備 を進 め て います 。 と
三 自転⋮
車道に ついて
平山郁 夫美 術館です。 近年 の大作 、 新作 はも
同時 に、島内 の観 光交 通 の集 中 によ る混雑 の
りわ け因島島内 に ついては、自転 車道 の ルー
の仏教 建築 の手法 や様 式を 取り 入 れ て います。
ち ろん、 少年 時代 の絵 画 や スケ ッチ、 ハイビ
緩和 にも十 分貢献 す るも ので す。
いく つか の観光 スポ ットを ご紹介 しま した
が、 これらだ けで はな く、 しま な み海 道沿線
に自転車 道 の整備 を進 め て いると ころで す。
備 事業 により、向島 、 因島、 生 口島 の各島 内
五五年 より、建 設省所管 の大 規模自 転車 道整
広島 県で は、 因島 大 橋 の架 橋 に伴 い、 昭和
広報 に努 めて います。今後 も自転車 道 の早期
選 定 し て、 パ ン フ レ ット 、 案 内 板 な ど に よ り
は自歩道 の整備 が比較 的進 んで いる ルートを
て いな いた め、交通 安全 上 の観点 から、当 面
トと し て計 画 し て いる自歩 道 の整備 が完 了し
画車 線 四車線 のう ち、両 端 の二車線 を 防護柵
ジ ョンな ど の貴 重な資 料 を通 し て平 山芸術 を
には数 え 切れな いほど の、 さま ざま な名所 、
まず 、海峡部 の整備 概 要と し て、広島 県側
整備 に向 け て、事業 の促進 に取 り組 んで いき
知 る こと がで きます。
旧跡があ り、訪 れた人 々の目を楽 しま せ る こ
で 初 め て供 用 された 因島大 橋 に ついては、 当
ます 。
と で し ょう o
初、自転 車歩 行者道 と原動 機 付自転 車道 (一
2′
99 .6
満行セ
ま す。 現在 、 公的機 関 によ る レンタサイ ク ル
レンタ サ イ ク ル シ ステ ム の充 実 化 が 挙 げ ら れ
実 を図 る必要 があ りま す。 この 一環 と し て、
利便 性向 上を 図 るため にも、 ソフト施策 の充
です が、 このような ハード 施 設 の利 用促進 と
以上 が自 転車 道 の概要、整備 状況 に ついて
す。
量 を 上回 るなど、 好調な す べり出 し のようで
ま した。 ま た各区 間 の交 通量 も ほ ぼ予想交 通
枚で、 販売 目標 だ った五 万枚を大幅 に上 回 り
道前 売 り割 引通行券 」 の販売枚 数 は、約 八万
海道 の開通 を記念 し て発 売 した 「しま な み海
ころで す が、本 州 四国 連絡 橋 公団 がしま な み
媛 県 と共同で 開通 記念 イ ベ ント「しま な み 海
最後 に、 しまな み海 道 開通を 記念 し て、愛
し て いきた いと考 えます 。
針 と し、具 体策 を早急 に実 践で き るよう 調整
ま た、 関係各 機 関と は、 「
交流 と共 生」を指
を超 え る多彩 な イ ベ ントを 用意致 しま した。
道 “」を 開催 し て います。 開催期 間 は平成 一
、
一年 一〇月まで とな っており、 総数 一
0 00
を行 って いると ころは、向島 、 因島 にそ れぞ
自転 車 道関連 に ついては、 多島美 を楽 し み
な が ら走 る魅 力 に健康ブ ー ムも追 い風と なり、 これ を機会 に是 非 一度 お いで 下 さ い。
れ 一箇 所、 生 ロ島 に二箇所あ り、乗 り捨 て利
用が可能 とな って います。 し かし、今後 の課
中高 年 を中 心 に幅広 い年齢層 に支 持 さ れ、 し
し かし、 開通直後 や、週末 な ど交 通 渋滞 が
題と し て、広島 の愛媛 県間 の乗 り捨 て の運 用
あります。 ま た、安 全、 安 心 し て自転 車道 を
ひどく、ド ライ バ ー の スト レスもたま り気 味
ンタサイ ク ルなど は週末 に順番 待ちも出 るほ
利 用 し て いた だ け る よ う 、 一般 の方 々 への 自
目
のようです。定期 バ スな ど、時間 が読 めな い
は行 わ れ ておらず 、 利 用者 の ニーズ に応 えら
転 車 道 の ルート の広報 を充 分行 う ことも必要
と いう問題 もあ りま す。 そ の大 きな原 因と な
どで す。
で あ り、本 県で は、尾道 市 から瀬 戸 田町 の各
って いる、 生 口島 、大島 の島 内道路 の早期 整
れ るよう関係 機関 と の間で 調整を 行う必要 が
所 に、 サイ クリ ング ロード と称 す る自転車道
備 が強 く望ま れ ると ころで す。
五 今後の展望
の案 内板 の設置 やパ ンフ レット の作 成、 配布
を愛媛 県 と連携 し て行 っており、特 にパ ンフ
針 に ついては、冒頭 に述 べま した、瀬 戸内 広
レット の中 で は自転車 道 の経緯 の広報 はもち
ろん の こと、沿線 市町 にあ る観 光名 所 の紹介
や、自転 車 を利 用 し て観光名 所を訪 れ る、 い
域交流 圏構 想 、中 四国 地域連携 軸構想 な ど に
と考 えます 。
て、 バ ラ ン ス の 取 れ た 施 策 を 行 って いき た い
基 づき、短期、中 長期 そ れ ぞれ の視点 に立 っ
しま な み海 道 開通後 の、広島 県 の今後 の方
く つか の モデ ル コー ス の 紹 介 を 行 って いま す 。
四 しまなみ海道の利用状況
五月 一日 の開通 以来 、 一カ月を経 過 したと
広島県
、愛煙県の関連市阿付
新しい海の遭の腿生
ノ ノ ノ
鼾しまなみ溝遭 罐讓
遷
袋
多讓灘
蚤
嬢
瀬戸内海大橋完成記念イベント
鰡
響郡特 集 / 西 瀬 戸 自 動 車 道 金 橋 開 通 “
憊癈森
獨湘
憊爲
驚螂 鰯砒
瀬戸内しま愈み海過と螂孃県◎地域難展
愛媛県土木部道路建設課
のと期待 す るととも に、今後 は四国と中国を
はもと より、県 全体 の活力 向上 に つな が るも
ば れ て いま す 。
きく突 き出 た高縄 半島 の先端部 、今治 市 に結
瀬 戸内 しま な み海 道」
分 され、今 回開通 した 「
は、 このうち中 予 と東予 の境で 瀬 戸内 海 に大
療 ・福 祉 の増進、 農林 水産業 や観光 の振 興等
平成 三 年五 月 一日、愛媛 、広島両 県民 は
結 ぶ広 域経済 圏 の形成と新 し い瀬 戸内連携時
一 はじめに
もと より瀬 戸内 海 を 取り巻 く多 く の人 々の長
代 の創造 な ど架 橋効 果を最 大 限 に活 かす こと
自動車専 用道路 で あり、 このう ち ほ ぼ中 間
自動車 道 いよ小 松 イ ンタ ー間 二三 如を結 ぶ
西瀬 戸自動車 道今治 イ ンタ ーと 四国 縦貫
○今治小松自動車道
結 ぶ国 道 三 一七号 の三 ルートがあ ります 。
間部で 標高約 七〇0 mの水 が峠を越 え最 短 で
海岸 回りで 連絡す る 一般 国 道 一九 六号及び 山
る今 治小松自動車 道 が、ま た、県都 松 山市 に
直 結 し、高 規 格幹線 道路 に位 置付 けら れ て い
ルートと し ては、 四国縦貫 ・横 断自動 車 道 に
しま な み海 道」 と県内主 要 地を結 ぶ
この 「
年 の悲願で あ った西瀬 戸自動車 道 「
瀬 戸内 し
が重要 とな っております。
二 架橋活用の定めの施策と地域発
展の万策
ま な み海 道」 が開通 しま した。
これ により、本 四 3 ルート の着 工 から 四半
世紀 近く、 更 に中 川虎 之助 氏が提 唱 した本 四
架 橋 の構 想 にまで さ か のぼれば 、実 に 一一〇
愛媛 県 は、 四国 の北西部 に位 置 し、東 西約
しまな み海道 関連道 路網 の概 要
尽 く した 二〇世紀有 数 の大 プ ロジ ェクトであ
二四 〇 如、南 北 二○ ー八〇 如 の瀬 戸内海 に面
1
る 「
夢 の架 け橋 」 が完 成 したわ けであ り、 四
した細 長 い地形であ り、 人 口は約 一五 〇万 人
年 と いう 長 い年 月を かけ て、架 橋技術 の粋を
国 が離島 性 から脱却 す る本 格的 な本 四 3橋時
で 四国 の約 三 六%を有 し て います。
県内 は南 予、中 予、東 予と大 き く三 つに区
代 の幕 が切 っておと されま した。
この架 橋 により沿線 地域 におけ る保 健 ・医
滅胤ノ′\ \ ゞ
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阪神方面
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図
部 の今治東 イ ンタ ー から いょ小松 イ ンタ ー
間 の約 一三 知が平成 元年度 に事業 化 された。
本 年 七月末 に小松側 の四 蹴が供 用予定で
あ り 、 残 る 九 如 に つ い て も 一二 年 度 に は 供
用で き るよう急 ピ ッチで 工事 が進 めら れ て
いる。
未 事 業化 の今治側 の 一〇 如に ついては、
当面 の代 替路線 とな る国 道 一九 六号今治 バ
イ パ スが暫定 供 用 され ており、 現在 四車線
化 の工事 が進 められ て いる。
○国 道 一九 六号 (
海 岸 回 り)
全線 二車線 改良済であ るが、特 に交通混
雑 が著 し い北条市 から松 山市 の間約 一四 輌
に つ い て、 松 山 北 条 バ イ パ スと し て 整 備 を
進 め ており、本 年 三月まで に約 三 一
如を供
用 し て い る。
0国道 三 一七号
未 開通 とな って いた松 山市 と玉 川町境 の
約 三 虹を昭和 六三年 度 から ト ンネ ルで事業
化 し平成 八年度末 まで に全線を 二車線で 供
用 し て いる。
これら道路 に ついては、 しまな み海道 開通
前 に大部 分が供 用 され ており、残 る区 間 に つ
いても、 一日も早 く供 用で き るよう 工事 を進
め て いま す 。
ま た、 県 土 の基幹 道路 とな る四国縦 貫 ・横
断自動車 道 の南 予 地方 への延伸 や高 知県 への
連絡 道路 とな る高 知松 山自動車 道 な ど地域高
規格 道路 のほ か、 これら幹線道路 を補 完す る
国 県 道 に ついても積 極的 な取 り組 みを進 め て
いま す 。
2 地域 の歴史 と個 性 の創 出
本 県 は、 西 日本 最高峰 の石鎚 山 (一、 九 八
二 m)を頂 く 四国 山脈を 背 にし、 北 は瀬 戸内
海 国立 公 園、南 は足摺 宇和海国 立 公園 と青 い
海 と緑 の山 々に囲 ま れ、豊 かな自然 に恵 ま れ
て いま す 。
特 に、 しま な み海 道沿 いは多島 美 を誇 る瀬
き鳥
きも のは守 り、新 た に創造を 付加 し発 展 させ
ロ マン の か お り 豊 か な 史 跡 等 も 多 く 、 守 る べ
めた。国宝館 には、 全国 の国 宝 ・重要 文化
て歴代 の朝 廷 や武 将 たち から広 く崇 拝を集
伊 予 の 一の宮で 、海 の神 、武人 の神 とし
ナーな どがあ る。
や韓国 の展示 コiナー や石彫刻 の実 習 コー
ンド な ど があ り、石文化伝 承館 には、中 国
展望台 、石彫 屋外 展示広場 、 多目的 グ ラ
るも のは積極 的 に取 り入 れ、個性的で魅 力 あ
交通 大島 北 イ ンタ ー から徒 歩 一〇分
交通 大島 IC から車 で約 一〇分
公 園 の シ ンボ ルと な って い る 。
の世界各国 のバ ラが集 めら れ て いる。 入 ロ
には、大島 石 のゲ ートと花時 計 があ って、
を誇 る園内 には四、 五 〇〇株、 一二〇種類
八 、 二 〇 〇 甜と いう 四 国 最 大 の ス ケ ー ル
財 の武具甲胄 のうち の約 八割 りが収蔵 され
文化 を育 むた め にで き た公 園。
大島 石 の西 日本 一の山地 ・宮窪 町で 、石
︽石文化運動公園︾ (
愛媛県越智郡宮窪町)
大 三島宮 浦港 から徒 歩 一〇分
交通 大 三島 IC から西 へ七 如
示 さ れ て いるo
資 料 や瀬 戸内海 付 近 の鳥 獣、魚 類 な どが展
ふ れ た 地 域 づ く り に努 め て いま す 。
大山祇神社︾ (
︽
愛媛県越智郡三島町)
吉海町バラ公園
︽
吉海町バラ公園︾ (
愛媛県越智郡吉海町)
石文化伝承館
て いる。ま た、海軍 博物館 には、 伊 予水軍
戸内海 にあ り、村上水草 に代 表 され る歴史 ・
遊
ぶ選ぶ
さ
きミニこそ
3
しま な み海道 卸」
「
瀬 戸内 海 大橋完 成 記念 イ ベ ント)
(
愛媛 ・広島両 県で は、 しまな み海道 のイ メ
ージ のアピ ー ル、観 光 ルート の定着化 、 地域
の活性 化を 図 るとと も に、 二 一世紀 に向 かう
瀬 戸内 の新 し い姿を国 内外 に向 け て強く アピ
ー ルを 行 い、 利活 用を促進 し新 し い交流 ・連
と き めき瀬
携 の時代 を 切り開 いて いくた め、「
戸内新時代 」 ー新 し い海 の道 の誕生 -のテー
マのもと架 橋 周 辺地域 全体を会 場 と見立 てイ
ベ ントを連続 的 に展開す る瀬 戸内海大 橋架 橋
完 成 記念 イ ベ ント 「しまな み海 道 甥」 を展開
し て いま す 。
こ の イ ベ ント は 、両 県 が 実 施 す る 四 七 の 「コ
アイ ベ ント」 や地 元自治 体 が地域特性 を活 か
し て実施す る「
地域企画 イ ベント」、地域住 民 ・
自主企 画 イ ベ ント」
団体 や企業等 が実施 す る「
合 わ せて約 一、 0 ○○ のイ ベ ントを相互 に連
携 し開通 から今秋まで の期 間、 各地で 開催 し
て いま す 。
本 年 秋 ま で に あ る主 な イ ベ ント ︼
︻
七月、 八月)
○ ツ ー ル ・ド ・し ま な み (
瀬 戸内 しま な み海道 に併 設 された自転車
歩 行者道 を通 って、今治 ・尾 道 間 の六島 一
○橋 を走破 す るサイ クリ ング大会。
お 問 合 せ は 、 「ツ ー ル ・ド ・し ま な み 」
愛媛 県事 務局 へ
TEL0八九 ー九 四六 ー八六 一八
FA X0八九 -九 四六 -八六三三
大三※ ・
八月)
○地球 を歩 こう ・歩 け歩 け世界大会 (
世界初 の三連吊 橋 ・来島海 峡大 橋を中 心
図
にしたウ オー ク大会 。世界各国 のウ オー力
大
ー も 参 加 し 、 六 蝿 か ら 二 ○ 如 ま で の 三 コー
スが 準 備 さ れ て い る o
事業期間 事業 着 手 から約 一五年
[
新居浜駅前土地区画整理事業]
東 予 地方 の中 心工業 都 市 新 居浜市 のJ R
予讃線 新居 浜駅前 にお いて、市 の新都 心と
し再 整備 を 目指す 土地区 画整 理事業で あ り、
お問合 せは、南 海 放送内 地球を あ る こう ・
.
歩 け歩 け世界大会 事務 局
FA X0 八九 ー九 二七 ー七 一五 六
平成 一〇年度 から事業 着 手 し ており、中 心
事業期間 平成 一〇年 - 一九年度
事業手法 市施行の土地区画整理事業
事業規模 面積 “約 二八 加
備 を 進 め て いく こと と し て い る。
市 街 地活 性化 計画 とも調整 を 図りな がら整
甲 月蝕 -紡 げ日目 田日◎ 曰汀 8 ・
忘
○ 国 際 俳 句 コ ン ベ ン シ ョン (
九月)
海外 から の招待客 も交 え て、瀬 戸内 しま
な み海 道 沿線 で 吟 行を 行う ほ か、「
海」「
島」
「橋 」 を テ ー マに し た 俳 句 を イ ン タ ー ネ ッ
ト等 を使 い公募 し、 コンテ ストを行う 。
三 新しい瀬戸内連携時代に向けて
今 世紀末 最大 のプ ロジ ェクトと いわ れた本
県内中 心 都市 の地域 活性 化計 画
広 域交流 圏 の拡大 に伴 い、都市 の近代 化 は
四 3橋、多大 な国家 予算 を費 やし て完成 し た
4
都市 機能 を維 持 し拡充す る上で 不可欠 とな っ
この橋 の効 果 を最 大 限 に活 かすた め には、中
図
る上で極 め て重要 な役 割を果 たす も ので す。
て いま す 。
な交流 圏を形成す る必要 があ り、今後 次 ぎ の
特 に本県で は、 大 分 と結 ぶ豊予海峡 ルート
四国 地域、西 日本 地域 が連携 を強化 し、新 た
しま な み海 道 の四国側 の玄 関と な る今治
三 つ の戦 略 に そ って進 め て いく こと と し て い
討を進 め てい ると ころで あ ります。
の実 現 に向 け、架 橋 と ト ンネ ルの両 面 から検
市 にお いて、 工業 、流 通、住宅 、教 育 、文
す る新 都 市を建 設 し、 四国 ・中 国両 地域 の
九州 の西瀬 戸環状 ルートが形成 され る こと に
この ルート と本 四架橋 により本 州 ・四国 ・
この構 想 は、伊勢湾 ロ、紀伊 半島、紀 淡海
なり、 引き続 き調査検 討を進 め る ことと し て
太平洋新国土軸構想
峡 を 通 って四国 に渡 り、 豊予海峡 を経 て九州
おりま す 。
交流 拠 点 機能 の強化 ・充 実を 目指す。
に至 る新 たな国 土軸を 形成 し よう とす るも の
事業規模 面積 ⋮約 一七〇 如
整備手法 地域振 興整備 公団 によ る地方
で 、 西 日本 におけ る広 域経済文化圏 を確立 す
計 画人 ロ ⋮約 三、 00 0人
都市開発整備事業
1
ます 。
ききJR新居浜駅前土地区画整理事業
化、 レク レー シ ョン機能等 の複合機能 を有
[
今治新都市開発整備事業]
地区」 と位 置付 けされた こと から、今後 と も
本 県で は、教育 ・文化 ・スポ ー ツ等 の振 興
四 これからの愛媛県の道路整備
この構 想 は、 日本海 の島 根 から広島 、愛媛
引き続 き多軸 循環 型 の国 土 づくりを 目指 し、
によ る未来 を支 え る人 づく り や地域産業 ・情
「
国 内外 にわ た る広 域的 連携 型発 展 の先導的
を通 って太 平洋側 の高 知 に いた る横断 ルート
これら の構 想 を進 めて いきた いと考 え ており
2 中 四国地 域連 携軸 構想
を 形成 し、多様 な 分 野で の交流 、 連携 を促進
報 産業 の育 成 によ る新 産業 の創出 な ど、 活力
等 、 今度 とも引 き続
た め国 ・県道 の整備
け る渋滞 対策 を 図 る
嵩 上 げ や都 心部 にお
れ て いる道路 全体 の
を中 心 に、 整備 の遅
形成 す る道路 の整備
土 の高速交 通体 系を
城高 規格道路等 、県
らと 一体的 と な る地
規 格幹線 道路 や これ
小松自動車道など高
横断自動車道や今治
設と し て四国縦貫 ・
れらを支 え る基盤 施
を 目指 し て おり、 こ
かで 活力 あ る愛媛 」
開 し 、「明 る く さ わ や
あ る産業 づく りを 展
ます。
し
しようと いう も ので あ り 「
瀬 戸内 しまな み海
道」 は、 四国 と中国 を結 ぶ ルート の 一つと し
て、 この構 想 の 一翼を担う こと にな ります 。
引 き続 き、 四国縦 貫 ・横 断自動 車道 の延伸
や、 地域高 規 格道路 の高 知松 山自動車 道 の整
備 な ど、連携軸 を 形成す る交通基 盤 の拡充 が
瀬 戸内 中 央都市 圏構想
重要 とな って いま す。
3
この構想 は、西 日本 国 土軸 と太 平洋 新国 土
軸 の二 つの国 土軸 と、南 北軸 とな る中 四国 地
域連携軸 が交差 す る瀬 戸内中央 部 に、広島 県
と連携 し て、発 展 の核 とな る人 ロ約 三八〇万
人規模 の広 域都 市 圏を形成 す るも ので 、 関西
圏 や北九 州圏 に匹敵 す るような都 市圏 を、両
経済 圏 の中央 に構 築 す ると いう も ので あ りま
海峡ルー ト
杉
き積極 的 に進 め てま
いり ま す 。
99 ,6
す。
こう した中で 、昨年 三月 に策 定 された新 ・
全国 総合 開発計 画 にお いて、太 平洋新国 土軸
構 想 や豊 予海峡 ルート、中 四国連携 軸等 が明
瀬戸 内海地域 における愛媛 県の戦略イメ ージ
図4
道イ
テセ
28
記 され、ま た四国 地区 を瀬 戸内 三橋時代 の実
現 によ る交流 環 境 の飛躍的 な向 上を踏 ま え、
高知県 、
(
二 改正の経緯と背景
"
エネ ルギ ー平 均。 間欠的 な騒 音 も含 め て
圏 蜘 盆寸
価騒 音 レベ ル) ⋮観 測時 間 の騒 音 の
道路局路 政 課
道路局道路環境課
一部を暎正す る政令 に ついて
輪線道路 の沿道の整備 に関する法律施術令 の
一 はじめに
評価す る ことがで き、環 境騒 音 に対す る
決定 ) され てから、 二十数年 が経 過 し、 この間 に
旧環境 基準 が設定 (
昭和 四六年 五 月 二五 日閣議
宅 (
中央値) ⋮-定 の時 間 間隔 で読 みと っ
騒音 に係 る環境基準 の改定
部 を 改正 す る政令 (
平成 一〇年 政令 第 一一五号)
騒 音影響 に関す る新 たな科 学的知 見 の集 積 や、建
値 。突発的 に大 きな音 が生 じ ても観 測時
ー
及び幹線 道路 の沿道 の整備 に関す る法律施行規 則
物 の防 音性能 の向上等 の変化 が見 ら れ る こと とな
った。中央 環境 審議 会 にお いて、 騒 音問題 の現状
間 に対 し て短 かければ 反映 され にく い。
幹線道路 の沿 道 の整備 に関す る法律 施 行令 の 一
平成 一〇年建 設省令 第 七
の 一部を 改正す る省令 (
及び今後 の対策 の方向 を踏 ま えた検 討 がな され、
住 民反応 と の対応 が 知 に比 べ て良好。国
幹線 道路 の沿道 の整備 に関す る法律 (
以下 「
沿
平成 一〇年 九 月三 〇日 に騒 音 に係 る環境基準 が改
た騒音 レベ ルを 順番 に並 べた時 の中央 の
②新たな環境基準値の設定
のとな って いる。 そ の中で 、幹線 道路 の騒 音実
従 来 の環境 基準と 比 べ全体 的 に強化 されたも
改定 の内容 は以下 の通 りで あ る。
四月 一日 から施行 されたと ころで あ る。
際的 に採 用 さ れ て いるo
道法」と いう。)は、最 近 の道路 交 通騒 音 と沿 道 の
定 さ れたも ので あ る。
号 ) が、平 成 三 年 三月 三 一日 に公布 され、同年
生活 環境 の現状 に鑑 み、ま ち づく りと 一体と な っ
てより良 い沿道 環境 の整備 を図 るた め、 平成 八年、
態、 居住実態等 に鑑 み、幹線 交通を 担う 道路 に
う。)が新 た に特 例 と し て設 けられ、ま た、当 該
近接す る空 間 (
幹線 道路 近 接空間」 と い
以下 「
0等 価騒 音 レベ ルの採用
騒 音 の評価手法 と し て、 これまで の中央 値 か
沿道 整備 計 画 の拡 充、 沿道 の整備 を促進 す るた め
の措 置 の拡充等 の改正 を行 ったと ころで あ る。
ら等 価騒 音 レベ ルに変更 した。
幹線道路 近接空 間 にお いて、個 別 の居住等 にぉ
いて騒 音 の影響 を受 け やす い面 の窓 を主 と し て
あ ると さ れ て いる。
し て、沿 道法 を適 用 し て沿道 整備 を 図 る べき幹
線 道路 を 選定 す る基準で あ る。
① 道路 環境対策 のため の予算 の制約 があ る中
これ に つ い て は 、 法 制 定 当 時 に は 、
沿道 におけ る生 活環境 の保 全を図 るた め、従来
で 沿道法 を優 先的 に適 用す べき幹線 道路 を 、
三 沿道法の課題
から、低 騒 音舗装 、遮 音壁 、 環境施 設帯 の設置等
都 市部 の四車線 以上 の道路 で 、 か つ、 容量 を
閉 めた生活 が営 ま れ て いると認 めら れ ると きは、
準 」 と いう 。) が 導 入 さ れ た と こ ろ で あ る。
の道路構 造 対策 を講ず る 一方で 、沿道 法 に基 づく
超 え るような交 通量 があ る (つま り、 交通量
屋内 へ透 過す る騒 音 に係 る基準 (
以下 「
屋内 基
③ そ の他
沿道 整備事業等 を推進 し てきたと ころであ るが、
が道路 の設計基準交 通量 程度 あ る) 状態 の道
この他 に、新 たな環境基 準 の達 成期 間及び 施
全国 の道路交 通 騒音測定 点 に ついて六五 ・五% が
平成 二 年 四月 一日)等 を 示 した。
行日 (
② 四車線 に満 たな い道路 に ついては、原則 と
路 に 限 った こと
環境基準 と国道 四三号等 公害 訴 訟最高 裁 判決
幹線道路 を中 心と し て、沿道 の騒 音は依然 と し て
夜 間 の環境基 準未達 成 (
平成 九年)で あ るな ど、
2
騒音 蜘稀 ホ ン以上 の原 告及び 道路 から の距離 が 二
速道路 に係 る訴 訟 におけ る最 高裁判決 にお いて、
平成 七年 七月 七 日 の 一般 国 道 四三 号及び 阪神高
て指定 された沿 道整備 道路 は、 八路 線 (
重 複区 間
ろで あ るが、平 成 一〇年度まで に、同 法 に基 づ い
促 進 す るた め の措 置 の拡充等 の改正を 行 ったと こ
平成 八年 、沿 道整備 計画 の拡充、沿 道 の整備 を
上で あ る ことを要件 としたも ので あ る。
から、自動 車交 通量 に つき 日交 通量 が 四万台 以
た こと
沿道整備 道路 に指定 す れば 足 り ると考 え て い
の対策 を講 じ つつ、事業 の進 捗 に応 じ て逐 次
し て四車線 化 す る こと に合 わ せ て道路構 造 上
0ホ ンを超 え る原告 に対 し、
0 m以内 に居住 す る6
を除 くと 六路線 )、 計 三 五 ・
七如 (
同九五 ・
八 如)
②基準を 四万台 から 一万台 に変更 す る こと
厳 し い状 況 にあ る 。
睡 眠 ・会 話等 の生活 妨害 が認容 された。
のみで あ り、 そ のうち沿道 地区 計画 が策定 され て
と の関係
同 判決 は、個 別 の事案 におけ る民事 賠償 責任 に
い る の は 、 五 路 線 、 七 四 ・三 如 に す ぎ な い (
表
他方 、 これら の二車線 道路 の沿道 の住 民等 か
現状であ るo
路 の新設及び 改築 はあま り進 捗 し て いな いのが
一方 、 それら の二車線 道路 に代 わ るべき幹線 道
道路 と同等 の機能を有 す る二車線 道路 が存す る
自動 車交 通 の 一層 の稠密 化 により 四車線 の幹線
で バイ パ ス建 設 の予定 のな い道路等 の中 には、
市中 心部 から郊外 に向 け て延び る放射 状 の道路
大都市中 心部 で 拡幅 予定 のな いも のや、大 都
ついて、侵 害 行為 の態様 と侵 害 の程度、 被侵害 利
1 )。
自動車 交通 量 の基準 の改 正 (
第 一条 関係)
○法制定時 の基準
1
四 改正の具体的内容
益 の性 質 と内容 、侵 害 行為 の持 つ公共性 な いし公
益 上 の必要 性 の内 容 と 程度等 を比較検 討す るほ か、
侵害 行為 の開始 と そ の後 の継 続 の経 過及び 状況 、
そ の間 に採 られた被害 の防 止 に関す る措 置 の有無
及び そ の内容 、効果等 の事情 を も考 慮 し、 これら
経 済社会 活動 や日常 生活 の基盤 とな る道路 のう
沿道 整備 道路 における自動 車交 通量 の基準 は、
国的 には環境基準を 対策 の目標 とし て、 そ の達 成
ち、 そ の大量輸 送機能 、公共輸 送機能等 に着 目
を 総合 的 に考 察 した結 果 示 された判断で あ り、全
に向 け て施策 の段 階的 か つ計画的 な実施 が必要で
99 .6
道行セ
すり
表1
N o.
1
沿道整備道路の指定及び沿道地区計画の決定状況
区
道路名
一般国道43号
間
尼崎市東本町
延長 (kの
(平成11年 4 月 1 日現在)
地
公告年月
区
延長 (km ) 公告年月
20 .2
神戸市灘区味泥町
阪神高速
神戸西宮線
阪神高速
大阪西宮線
2
環状 7 号線
(神戸市灘区大石南町
12 ,6
S 57 . 8
西宮市今津水波町)
(尼崎市東本町
西宮市今津水波町)
大田区大森本町
7 .3
‐40 .1)
(計
55 .5
江戸川区臨海町地先
大聞区
6 ,4
目黒区
世田谷区野沢地区南部
2 ,7
S 63‐ l
"
1 ・0
0 .7
S 62 .11
S 61 . 8
三軒茶屋 ・ 上馬地区
0 .9
代田南部 ・ 若林地区
1 .7
代田北部地区
0 .5
S 62‐ 3
S 62 .11
"
S 62 . 3
北部
うち
(大田区大森本町
練馬区小竹町)
23 .2
S 58 .11
うち
(足立区新田
10 .9
S 59 . 8
同区中川 )
うち
(練馬区小竹町
6 .5
S 62 .12
5 .O
S 62 .12
足立区新田)
うち
(足立区中川
葛飾区東新小岩)
うち
(葛飾区東新小岩
9 .9
日 2‐ 3
江戸川区臨海町地先)
大原 ・羽木地区
〃
杉並区
1 ・1
4 .2
中野区
L 9
S 62 . 1
S 60 , 6
練馬区桜台 ・栄町 ・ 豊玉地区
〃 羽沢 ・ 小竹地区
2 ,1
0 .8
S 63‐ l
S 62‐ l
板橋区
北区
4 .2
足立区 (A 地区)
〃
(B 地区)
1 .2
H 1 .10
日 1‐ 4
S 62 . 4
S 63 . 1
2 .4
1 ・7
4 .5
(C 地区)
(D 地区)
〃
〃
葛飾区
(計55 .5)
3
環状 8 号線
練馬区春日町
(羽田高井戸線)
同区北町
江戸川区
0 ,8
S 62 , 3
(計55 .5)
練馬区北町 ・ 早宮地区
〃
春日町 2 丁目地区
H L 3
2 .8
"
4 .8
H 3. 1
9 .9
H 4 .12
0 ,4
S 59 .ll
S 61 . 8
0 .4
うち
(練馬区北町)
板橋区相生町
0 ,4
S 58 . n
2 .4
H 5. 7
同区小豆沢
うち
(板橋区相生町
板橋区 (A 地区)
(B 地区)
〃
0 ・7
1 .7
H 2 .12
H 6. 4
5 ,2
H 8 ,5 .31
3 .7
1 .4
S 62 . 1
H l, 3
0 ・7
H 1. 9
6 ,5
H 6, 9
杉並区
5 .1
S 59 . 8
足立区 (A 地区)
同区志村)
杉並区上高井戸
同区井草
(計 9 ,7)
4
一般国道 4 号
足立区梅田
(計 8 .4)
同区西保木間
〃
(B 地区)
(計5 .1)
5
一般国道23号
四日市市北納屋町
同市西末広町
l ,2
S 59 , 9
四日市地区
1 .2
S 62 .1l
6
一般国道254線
板橋区中丸町
4 ,1
H 8. 9
板橋区中丸町
4 ,l
H 9 .1l
合計 (29地区)
74 .3
同区桜川
合
計
95 ,8
延べ
(115 .7)
ら は、 一刻 も早 く道路交 通 騒 音対策 を講 じ るべ
きと の要 望 が絶 えず 地方 公共団 体 に対 し てな さ
の補 正
幹線 道路 の自動車交 通量 の基準と し ては、幹
什= (]+ (
Rー こ
T に つ い て解 く と
せ) 弓 !! ! ! ! ! ,
e
す る人 々の生活 環境 の保 全と の両 立 を 図 る こと
活動 を支 え て いる幹線 道路 の役 割と沿 道 に居住
最重要課題 の 一つであ る。 そ こで 、経済 ・社会
路 整備 を推進 し て いく上で 、沿道 環境 の改善 は
況 は非常 に厳 し い状況 が続 いており、 今後 の道
幹線道路 の沿 道 にお いて、騒 音 や大気 質 の現
未 満 四千台 以上 の範 囲内 で当 該割合 に応 じ建 設
る標準的 な値 を超 え る道路 にあ っては、 一万台
車 混 入率) が幹線 道路網 を構成 す る道路 におけ
ち大 型 の自動車 の日交通 量 の占 め る割合 (
大型
たな い道路で あ っても、自動 車 の日交通量 のう
必要 があ る。 このため、 日交 通量 が 一万台 に満
ら、大 型 の自動 車 の混 入状況 に ついて考 慮 す る
① より、
場合 の日交通 量 一万台 の等 価 小 型車 交 通量 は、
3)で あ るので 、大 型車 混 入率 が平均値 であ る
型車 混 入率 =二 二% (
表 2)、
輸 送 量 比 =二九 (
表
平成九年 道路交 通 セ ンサ スによ ると、 平均大
弓 = [\ ]+ (
!! ! ! ! ! ⑲
袋- ]) ヤ ー ,
を基本 理念 と し て、沿道環境 の改善 に向 け て施
省令 で定 め ると ころ により算定 した台 数 を 日交
線 道路 の大量物流、 人流 に果 たし て いる機能 か
策 を 総合的 ・重点 的 に推進 す るた め、沿道 環境
通量 の基準 とす る こと により、 対象 とな り得 る
れ て い る と こ ろ で あ る。
改善 事業 を創 設す る ことと した (
平成= 年度
と が必要で あ るが、都市部 の二車線 道路 とし て
て沿道 整備 道路 と し て指定で き るよう にす る こ
と し て機能 し て いる 一定 の二車線 の道路 に つい
が あ る。 そ こで 、 あ る 日 交 通 量 に つ い て、 大 型
合 には、 これを加 味 し て基準値 を補 正す る必要
と が必要で あ る ので 、大 型車 の混 入が大 き い場
幹線 道路 におけ る大量輸 送 の機能 を考 慮 す る こ
煙
2
比
量
送
輸
ロ
%%
湖
辞粃
行機
走
車量
型 送
小輸
ス走
バの
型以
貨通
型行
大走
のめ
は構
伶冶 大輪
貨乗
物 用
型 送 狄
車 ロ
靴
6 れ 2
車量
t人
7
0 3
Q 1
伶伯 大 月
脳黎
3
表
注1)データはH 9 道路交通センサス
2)大型車はバス、 普通貨物車、 特殊貨物車
= N ]③×]P og = m b8 於
自計
風れ
鞠
・銚眺
鰍
大
)
%
台
千
(
量
通
交
間
時
4 大
2
上
以
台
万
1
量
通
交
日
鍋
緘
棘
獺
醇
鰯
鞠
駝職
皺"
満
未
台
万
1
量
通
交
日
注1)データはH 9道路交通センサス
2)大型貨物車は普通貨物車
車、 特殊貨物車
特
。 大型乗用車はバス。
24時間交通量 1万台以上の区間の走行台キロの構成比
[= (]+ (
" - □ ×o・
NN)×5 る8
事業 費 四 八六億 円、国費 二九五億 円)。
よ う にす る 。
は、道路構 造令 の第 四種第 二級 の道路 が 一般 的
車交 通量 を小 型車交通量 に換算 した交 通 量 (
以
自動 車 の日交 通量 の基準 は、 一万台で あ るが、
であ り、 この道路 のう ち容 量 を超 え るよう な交
下 「
等 価 小 型車 交 通 量」 と いう。)で 評 価 す る
※
通量 があ る道路、 つま り 日交 通量 が設計基 準交
と 、 次 の式 にな る。
このた め、 四車線 道路 のみな らず、幹線道路
通量 を 上 回 って いる道路 は、道路構 造令 第 五条
等 価小 型車交 通 量 =小 型車交 通量 十輸 送量 比 ×
汁= (]- ヤ)× 弓 十 RX 冠 X 弓
大 型車 混 入率 =P、輸送量 比 = αと す る と 、
日交 通 量 =T、等 価 小 型車交 通量 = t、
大型車交通量
第 二項 の表 により日交通量 が 一万台を 超 え て い
る道路 とな るo
そ こで、 一万台 を新 たな自動 車交 通量 の基 準
とす るも のであ る。
③大 型車 混 入率 によ る自動 車 の日交 通量 の基準
大型車混入率
表2
セ
テ
2
3
図
大 型車混 入率 P に応 じ て、等 価 小 型車交 通量
= 七 ・ エ ハX 一○、 000 =七 一、 六 〇〇台 に
相当 す る日交 通量 を 求 め る には、② より次 式を
得 る。
弓 =q・
広 ×5 }
8 O\ ]+ 會@- ])
ヤ =5 )
8 0XN 家 \ 」+ 翳 せ
Tは大 型車 混 入率が最大で あ ると き に最 小 と
図 ー) で あ
な る 。 P の最 大 値 は 、 P = ○ ・六 (
る ので 、 T の最小値 は、
の
弓 =三 ・
8 0×村 ぷ \ ]+翳 ×。・
第 二条関係)
道路交通騒音の基準 の改正 (
弓 =: )
8 0×▲︲
: \ 」+ " ×。心 = は u
g。
ので、 T の最小 値 は、
な る。 Pの最大値 は、同様 にP =○ ・六で あ る
2
○従 来 の基 準 の設定 の考 え方
沿 道法 制定時 に設定 された 弩卸ホ ンは、当 時
の騒 音と睡 眠 と の関係 に係 る知 見、騒 音規 制法
第 一七条第 一項 の規定 に基 づく 二車線 を超 え る
車線 を有 す る道路 に面す る住居系 の区 域 の要請
限度 が 如印ホ ンで あ った こと等 を考慮 し て設定
されたも ので あ って、環境 基準 の達 成自 体 を 目
以上 の考 え方 は、 昭和 五五年 の沿 道法 制定 時
にも同様 で あ り、当時 は、 昭和 五 二年道路 交通
これは従 来 の環境 基準 が、幹線 道路 の沿 道 に
指す基準で はな か った。
輸 送量 比 = 一八で あ った ので 、大 型車 混 入率 が
道路 に面す る地域」 と同 じ基準
ついても他 の 「
セ ンサ スにより、 平均大 型車 混 入率 = 一八% 、
平 均値で あ る場合 の日交 通量 四万台 の等 価小 型
と し て いた ほ か、屋外 騒音 のみを 対象 と し てお
り、沿 道法 によ る防 音 工事 助成等 の対策 を 講 じ
ても、 環境基 準 の観点 から は評価 されな か った
車交 通量 は、① より、
]④)×仝P OB
局 ー 」)×●汁= (]+ (
=弁 oの×6 ご8 = ぷ N 仝8 勁
こと等 、 沿道法 の基準 を 環境基準 に合 わ せ て設
定 す る合 理 性 が な か っこと に よ るo
大 型車混 入率 P に応 じ て、等 価小 型車交 通量
= -六 二・ 四〇 〇台
②環境基 準 に合 わ せた新 たな基 準 の設定
今 回 の環境 基準で は、 二の1で 述 べた よう に、
=四 ・0六 ×四0、 0 00台 に相当 す る日交通
量を求 め る には、② より、次 式を 得 る。
そ の水 準
空 間 の基 準 が 特 例 と し て導 入 さ れ (
路 に面す る地域」 と は別 に新 た に幹線 道路 近接
道
幹線道路 の騒 音実態 等 に鑑 み、従 来 から の 「
冠 =: ︺
8 0×中 泉 \ ]+ " 勺
弓 =中 泉 ×箋 一
8 0\ ]+ □のi 己
Tは大 型車 混 入率 が最 大で あ るとき に最小と
33
99 ,6
道行セ
即以 上 鰍
1
h) 道
QU率
燭
獨5 0
5 淵
・
05 鍋 鬘
3
5
7I(﹀ 節W 大
芻未 満
0 0 0 0 0 0 0 0 00
延長 (
師)比率
大型車 混入率ラ ンク別延長
1
日交通量1万台 鑓
l埋E一
壘』 日交通量 l万台以上
準で 採 用 さ れ て いた中央 値 (
脳)が、 騒音 の総
ま た、騒音 の評価手 法 とし て、従 来 の環境基
れ て い る。
ては、室 内騒 音 の基 準 と し て屋内基 準 が導 入 さ
は従 来 の環 境 基 準 と 同 等 の水 準 と な って い
、 さら に、当該 幹線 道路 の近接空 間 に つい
る。)
る こと と し た い。
策 を講 じ る こと により、 環境基 準 の達 成 に努 め
道路 の沿道 に ついては、沿道法 によ る総合的 対
に合 わ せ る こと により、環境基準 を超 え る幹線
定基準を環境基準 (
.
昼 ⋮蜘わ逍、夜 "蜘範祗)
間 の基準 も導 入す る ことが適当 で あ る。
したが って、今般 の改正で は、騒 音 に係 る指
な った 。
道路 の指定 対象 延 長 は飛 躍的 に拡大 され る こと と
に ついて」 に規定 ) も見直 す こととし、 沿道 整備
要件 (
「
幹線 道路 の沿道 の整備 に関す る法 律 の施 行
交 通量及び道路 交 通騒 音 の基 準 に併 せ て、車線 数
今 回、沿 道整備 道路 の指定 基準 のうち、自動車
年 の騒 音影響 に関す る科学 的知 見 の集 積 を踏ま
等 価 騒 音 レベ ル (
国) に変更 され て いる等 、近
た手法であ って国 際的 にも広 く採 用 され て いる
れ ており、今 回併 せ て、 計量単 位を 見直 す こと
に つ い て は 、 「ホ ン」 か ら 「デ シ ベ ル」 に 改 め ら
ン」 が計量 単位 から削除 されたた め、計量単 位
な お、平成 四年 の計量 法 の全部 改正 により 「ホ
講 じ ても、 な お沿 道 環境 の改善 のた め に沿 道 の整
対策 や道路 ネ ット ワーク の整備 な ど の道路 整備 を
今後 、 このよう な改 正 の趣 旨を踏 ま え、 環境基
準 を継 続 的 に超 え て いる道路であ って、道路 構造
程度であ るo
暴露 量 を 正確 に反映 し住 民 の受 け る感覚 にあ っ
え た も の と な って い る 。
備 が必要な場合 に ついては、沿 道整備 道路 の指定
と し て合 理的な水準 が設定 され、 また、屋内 基
の導 入 により、幹線 道路 の沿道 に ついて の基準
的知 見 に基 づ いて設定 され るた め、時間帯 区 分
等 価 騒 音 レベ ルと騒 音影響 の関係 に関す る科学
環境基 準 は、時間帯 区 分毎 の全時 間を 通 じた
表 1で 示す よう に、依 然 とし て道路 交 通騒 音 の
五 おわりに
がな され る ことを期 待す るも ので あ る。
と す る。
準 の導 入 により、沿道法 により講 じら れ る防音
毎 の全時間を 通 じた等価 騒 音 レベ ルによ って評
今 回 の環境 基準で は幹線 道路 近 接空 間 の区 分
工事助成等 の施策 が正当 に評価 され るよう にな
価 を行 う こと が原 則であ る。
妨害 が問 題 視 さ れ て いた こと によ るも ので あ る
が、 四三号最高 裁 判決 にお いて、 騒 音が 一日平
著 し い道路 は多 く残 され て いる にも かかわらず 、
99 6
す る こと がで き る旨省令 で規定 され て いる。
分な精度 を確保 しう る範 囲内で 実 測時 間を短縮
応 じ て、連 続 測定 した場合 と比 べて統 計的 に十
し かしな がら、 騒 音 レベ ルの変動 等 の条件 に
った こと等 、道路管 理者 が、 他 の関係 行政 機関
ととも に、ま さ に達 成 す べき目標と し て基 準値
が 設 定 さ れ て い る。
さら に、 沿道 法 の基 準 が従 来、夜 間 の基準 の
みと し て いた のは、沿 道法 の制定 時 (
昭和 五 五
均で 評価 され て いること、会 話等 の生活 妨害 に
沿 道整備 道路 の指定 がな され て いる のは 一〇0 m
年 )、特 に夜 間 における道路 交 通騒 音 によ る睡 眠
つ い て も 認 容 さ れ て い る こと を 踏 ま え る と 、 昼
道-行セ
J4
幹線 道 路 の沿道 の整 備 に関す る法律 施 行令 の 一部 を改 正す る政令案 新 旧対 照条 文
正
案
現
行
(
傍線部 分は改正部 分)
にあ っては、 四万台未満 一万五千台以上 の範囲内で当該割合 に応 じ建設省令で定 め ると ころ に
より算定 した台数)であ ることとす る。
略)
(
2
略)
(
(
道路交通騒音 の基準)
第 二条 法第五条第 一項第 二号 の政令で定 め る基準 は、路端 における夜間 の道路交 通騒音 の大き
さが六十 ホ ンであ ることとす る。
2
以下 「
第 一条 幹線道路 の沿道 の整備 に関す る法律 (
法」と いう。)第 五条第 一項第 一号 の政令で
自動車 の日交 通量 のうち建設省令で定 め る大 型 の
定 め る基準 は、自動車 の日交通量が四万台 (
自動車 の日交通量 の占 め る割合 が幹線道路網を構成す る道路 における標準的な値を超 え る道路
(
自動車交通量 の基準 )
○幹線道路 の沿道の整備 に関する法律施行令 (
昭和五十五年政令第二百七十三号)
改
(
自動車交通量 の基準)
以下 「
法」と いう。)第 五条第 一項第 一号 の政令で
第 一条 幹線道路 の沿道 の整備 に関す る法律 (
自動車 の日交通量 のうち建設省令で定 め る大 型 の
定 める基準 は、自動車 の日交通量 が 一万台 (
自動車 の日交通量 の占 める割合 が幹線道路網を構成す る道路 における標準的な値を超 える道路
にあ っては、 一万台未満 四千台以上 の範 囲内で当該割合 に応 じ建 設省令で定 めると ころ により
算定 した台数)であ る こととす る。
(
略)
2
(
道路交通騒音 の基準)
法第 五条第 一項第 二号 の政令で定 める基準 は、次 の各号 の いず れ かに該当す ることとす
一 路端 におけ る夜 間 の道路交通騒音 の大 きさが六十五デ シベ ルであ ること。
第 二条
0
るし
二 路端 における昼 間 の道路交通騒音 の大 きさが七十デ シベ ルであ る こと。
略)
(
2
;
幹線 道 路 の沿道 の整 備 に関す る法律 施 行 規則 の 一部 を 改 正す る省 令案 新 旧対 照条 文
正
案
第 三条
現
行
(
傍線部分は改正部分)
令第 一条第 一項 の台数 は、次 の式 により算定 した台数 (
当該台数が 一万五千台 に満たな
いとき は、 一万五千台)とす る。
(
令第 一条第 一項 の台数)
○幹線 道路 の沿道 の整備 に関す る法律 施 行規 則 (
昭和 五 十五年建 設省令第 十 二号)
改
(
令第 一条第 一項 の台数)
第 三条 令第 一条第 一項 の台数 は、次 の式 により算定 した台数 (
当該台数が四千台 に満たな いと
き は、 四千台)とす る。
備考
:・
86獸×」笹塚せ
備考
Pは、自動車 の日交通量 のうち大 型 の自動車 の日交通量 の占 める割合で百分 の十 八を超え
るも のとす る。
獸x於 茅
5 8o
Pは、自動車 の日交通量 のうち大 型 の自動車 の日交通量 の占 め る割合で 百分 の二十 二を超
え るも のとす る。
令第 二条第 一項 の 「
夜間」と は、騒音規制法第 十 七条第 一項 の規定 に基 づく指定 地域内
(
夜間等 )
第 四条
夜 間等 )
(
規定 に基 づき都道府県知事 が夜間とし て定 めた時間を いう。
2 令第 二条第 一項 の 「ホ ン」と は、計量法 (
昭和 二十六年法律第 二百 七号)第 五条第 四十四号
に定 める騒音 レベ ルの計量単位を いう。
における自動車騒音の限度を定める命令 (
昭和四十六年縣擁飜令第三亘ソ
)の表の備考第三項の
2 令第 二条第 一項 の 「
デ シベ ル」と は、計量単位令 (
平成 四年 政令第 三百五十 七号)別表第 二
第 六号 に定 める音圧 レベ ルの計量単位 (
同号 の聴感補正 に係 るも のに限 る。)を いう。
(
令第 二条第 一項 の道路交通騒音 の大 き さ)
第五条 令第 二条第 一項 の道路交通騒音 の大き さは、当該道路 の道路交通騒音 の状況 が年間を通
第 四条 令第 二条第 一項 の 「
夜間」 とは、午後十時 から翌 日 の午前 六時まで の間を いい、 「
昼 間」
とは、午前 六時 から午後 十時まで の間を いう。
令第 二条第 一項 の道路交通騒音 の大 きさ)
(
第 五条 令第 二条第 一項 の道路交通騒音 の大 きさは、当該道路 の道路交通騒音 の状況が年間を通
2
じて標準的と認 められ る日 の夜間又 の全時間 に ついて行う 一時 間毎 の測定 によ る値 のうち、大
き い順 に 一番 目 から四番 目まで の値 の平均値 によ るも のとす る。 この場合 にお いて、 一時間毎
の測定 によ る値 は、中央 値 によるも のとす る。
略)
(
略)
(
じて標準的と認 められる日 の夜間又 は昼 間 の全時間を通 じ て測定 し、等価騒音 レベ ルによ って
評価す るも のとす る。ただし、全時 間を連続 し て測定 した場合 に比 べて統計的 に十分な精度 を
確保 しう る範囲内であ れば、実 際 に測定す る時間を短縮す ることがで き るも のとす る。
2
99 .6
道行セ
36
の三 つが あ る 。
今 回 の新規供 用 に期待 さ れる役 割 は大 きく 以下
二 期待される役割
等 に つ い て 記 し て いく 。
始 に至 るまで の事業 変更経緯 及び 今後 の整備路線
ピ ー ク時 の所要時 間 が約 四五 分 から約 二〇分
① 太宰 府 IC から福 岡都 心部 (天神 )まで の
な効果 があ らわ れた。
この区間 の定時性 、高 速性 が確保 さ れ以下 のよう
今 回、高 速 二号線 及び 高 速 四号線 の供 用 により、
あ る。
道路局有料道路課
福岡高速 二号線 ◎四号線供卿 に ついて
一 はじめに
平成 三 年三 月 二七 日、 午後 三時 に福 岡高 速 二
号線 月 隈 -水 域 (
太宰 府 IC)間 六 ・三 如、同 高
速 二号線 半道橋 出 入 ロ及び 同高 速 四号線 貝 塚 ー粕
図 ー及び 図 2参 照)。
屋 間 四 ・五 虹が供 用 された (
より、福 岡高 速道路 は初 め て高 規 格幹線 道路で あ
福 岡都 市 圏 の南部方 面を結 ぶ幹線 道路で 、 日交通
福 岡南 バイ パ ス) は、都 心部と
一般 国道三 号 (
な り、約 一五分 の短縮 が図ら れた。
ー ク時 の所要時 間 が約 三五分 から約 二〇分 に
② 福 岡 IC から福 岡都 心部 (天神 )まで のピ
になり、約 二五 分 の短縮 が 図ら れた。
る九州自動車道 と直 結す る こと にな り、福 岡地区
量 が 六 ・三万台 (
平成 九年 度 ) と慢性 的な渋滞 が
の 走行時間の短縮
の地域経済 や産業 ・観 光等 の発 展 に大 きな効 果 を
発 生 し てる路線 であ る。 また、 一般 国 道 二〇 一号
特 に高 速 二号線 が太 宰府 ICと接続 す る こと に
もた らす と とも に、 九州 を は じ めとす る各 地と の
(
福 岡東 バイ パ ス)及び市 道松島 貝塚線 は、都 心
同様 に この路線 も 日交 通量 が 六 ・0万台 (
平成 九
部 と福 岡都市 圏 の東部方 面を結 ぶ幹線道路 で あ り、
乗 り入 れがで き るよう にな った た め、 地域間 の運
今 回、特 に九州 自動車 道 から直 接福 岡都 心部 へ
② 他地域との交流拡大
割 程度減 少 し、 一般 道路 の混雑 も緩和 された。
③ 国 道 三号、国 道 二〇 一号 の交通量 が 二 -三
連携 の 一層 の強化 が図 られ るも のと、 そ の期 待 さ
以下で は、供 用開始後 約 二 カ月が経 過 した福 岡
年度 )あ り、慢 性的 な渋滞 が発生 し て いる路線で
れ る役 割 は これまで 以上 に大 き いも のがあ る。
高 速 二号線 ・四号線 を中 心 に、 そ の意義 、供 用開
37
99 .6
道行セ
携 ・交流 が益 々盛 ん にな り、福 岡都 市 圏 のみな ら
イノへA
ず、 九州 全体 の社会 経済 の発 展 に大 きく貢献 す る
こと が 期 待 さ れ て い る 。
//
i
(
③
そ の他
/
-
高 速 二号線 半道橋 出 入 ロ の設置で 九州 自動車 道
方 面 から は太宰 府 IC、高 速 二号線 経由で 福 岡空
、
日ゞ?
ゞゞ
国 際線 ) への接続 が可能 となり利便 性 が大幅
港 (
#ハト
/ ‘
粋 を
、 \
で、も も、
\\
.
市 三 七町村 から 一九市 五 四町村 に拡大 された。
① 福 岡都 心部 から の六〇分圏 域 は従 来 の 一五
福岡高速道路新規供用区間概要図
図1
ノ
l新規供用区間概要図 = / ヘ
貝塚出口
1 .5
7 .4
東浜
0 .8
8 .2
千鳥橋JC T
三次供用
S 61 , 4 .23
四次供用
S 62 .11 . 6
1 ・0
9 .2
五次供用
S 63 .10 .31
2 ,1
11 .3
六次供用
H 元 . 3. 4
5 .2
16 ,5
築港
築港
呉服町
天神北
天神北
西公園
千鳥町JC T (渡り線)
西公園
百道
呉服町
榎田
豊JC T
空港通
H 2 .12 .25
16 .5
名島本線料金所拡中
H 3 . 3 .21
16 .5
束浜西出口
H 4 . 4 .23
16 .5
名島出入口
H 4. 7. 1
16 .5
東浜西入口
七次供用
H 5, 4, 2
0 .9
17 .4
香椎東
八次供用
H 6, 4. 4
2 .8
20 ,2
榎田 月隈
九次供用
H 1l . 3 .27
10 ,8
3l .O
表2
香椎
二0 ・二 虹を供 用し てきた。 そし て今 回新 規供 用
5 .9
S 58 ,10 , 6
に向 上す ると期 待 され、ま た、 九州 自動 車道方 面
束浜
延長 一0 ・八 如を加 え る ことで 計 三 一 ・○ 騒 の都
貝塚入ロ
から の国内線 利 用 に ついても、今 回 の供 用 の高速
香椎
5 .9
市高 速道路 とな った。表 1で は これまで の供 用経
5 .9
二号線 金 の隈出 入 口を 利 用す る こと により、 利便
5 .9
S 57 . 3 .27
S 58 . 6 .30
二次供用
供用区間
区 間 延 長
緯 を 見 て いくo
S 55 ,10 .20
供用延長 (km )
性 の向 上 が図 ら れ ると考 えら れ て いる。
供用年月日
三 福岡高速道路の供用経緯
一次供用
福岡高速道路の供用経緯
福 岡 高 速 道 路 で は、 昭 和 五 五 年 一〇 月 の香 椎
供用区分
-束 浜 間五 ・九 如 の供 用を皮 切り に、 これまで に
表1
半道橋出入口
月隈
水城 (太宰府IC )
貝塚
粕屋
福岡高速 2 号線 ・ 4 号線事業概要 (新規供用分)
都市計画決定
平成 2 年 l2月 17日 福岡県告示
2 号線延伸 (半道橋 月隈JC T )
平成 4 年 8 月26日
4 号線新規 (貝塚 JC T
2 号線延伸 (月隈 JC T
福岡県告示
多の津)
水城 ・太宰府IC )
4 号線延伸 (多の津 福岡IC )
路線認定
2 号半道橋西月隈線、 4 号線
2 号西月隈水域線、 4 号多の津蒲田線
基本計画認可
平成 3 年 8 月 13日
平成 5 年 4 月 9 日
建設大臣認可
2 号線延伸 (半道橋 月隈JC T )
建設大臣認可
4 号線新規 (貝塚JC T
2 号線延伸 (月隈JC T
4 号線延伸 (多の津
多の津)
水域 ・ 太宰府IC )
福岡IC )
整備計画許可
平成 3 年 10月 7 日
建設大臣許可
平成 5 年 6 月23日
建設大臣許可
平成 9 年 8 月25日
平成 10年 2 月 6 日
建設大臣許可
2 号線延伸 (半道橋 月隈JC T )
4 号線新規 (貝塚 JC T 多の津)
2 号線延伸 (月隈JC T 水城 )
4 号線延伸 (多の滓 粕屋)
建設大臣許可
工期延期等
2 号線延伸 (太宰府IC 連結)
4 号線延伸 (粕屋
福岡IC 連結)
四 事業経緯及び計画の概要
平成 3 年 1 月 7 日 福岡市告示
平成 5 年 1月 4 日 福岡市告示
福岡高 速 二号線 ・四号線 (
今 回新 規供 用分) に
自動車真専用道路指定
ついて の主な事 業経緯 及び 計画 の概要 に ついてそ
2 号半道橋西月隈線、 4 号線
2 号西月隈水域線、 4 号多の津蒲田線
れぞれ表 2及び 表 3で 見 て いく。
平成 3 年 1月 4 日 福岡市告示
平成 4 年12月 21日 福岡市告示
計画の概要
福岡市博多区半道橋二丁目及び
福岡市東区箱崎ふ頭二丁目から
福岡市博多区西月隈二丁目から
糟屋郡粕屋町大字戸原まで
事業区間
福岡市道福岡高速 4 号線
福岡市道福岡高速 2 号半道橋西月隈線
福岡市道福岡高速 4 号多の滓蒲田線
路線名
福岡市道福岡高速 2 号線
延長
6 .3km
4 .5km
福岡市道福岡高速 2 号西月隈水域線
太宰府市水城二丁目まで
出入口
半道橋、 金の隈、 大野城、 水城
2 種 1 級、 2 種 2 級
貝塚、 松島、 多の津、 粕屋
2種 2級
設計速度
80km /h、 60km /h
60km /h
車線数
4 車線
4 車線
代表幅員
20 .35 m、 18 ,1m
18 .1 m
事業費
852億円
628億円
。
用 の効果 を見 て いく こととす る (
表 4)
こ こで は供 用前後 の交 通量 を 比較 す る ことで供
道路の規格構造
印 全体利用交通量
供 用前 の九 二、 七〇〇台/ 日 から供 用延伸で 一
供用後
92 ,700
121 ,900
29 ,200
31 %
香椎東
24 ,900
23 ,800
- 1 '100
- 4%
西公園
13 ,800
16 ,000
2 ,200
16 %
百道
34 ,500
36 ,900
2 ,400
7%
水城
1 L 500
11 ,500
22 ,400
22 ,400
15 ,700
15 ,700
19 ,500
3 ,400
21 %
粕屋
天神北
16 ,100
都 築港
心
部 呉服町
4 ,000
4 ,700
700
18 %
10 '000
10 ,700
700
7%
1 '700
5 ,300
3 ,600
212 %
ラ ンプ 利 用交 通 量
な って い る 。
②
新規 供 用区 間 に ついてみ ると、高 速 二号線 の端
末で あ る太宰 府 IC (
九州 自動 車 道 接続 )及び 水
国 道 三号接続 ) の出 入り は合 わ せ て約 三 四、
城 (
000台/ 日で あり、 全体 利 用交 通量 の二八% が
利 用、高速 四号線 の端末で あ る粕 屋 (
国道 二〇 一
号接続 )を合 わ せ ると約 五 ○、 00 0台/ 日で 、
全体 の四 一% が 利 用 し て い る 。
一方 、既供 用区 間 の都 心部 ラ ンプで あ る天神 北 、
築 港、 呉服町、千代 の利 用 は合 計で 二六% の増 と
な っており、内訳を 見 ると従来 利 用 の少 な か った
注 1 : 供用 ( 3 月 27日) 前後で、 前は 1 週間の平均、 後は 2
週間の平均、 代表例として端末部及び都心部のランプ
のみを比較している。
2 :高速 1 号線の端末は百道であるが、 百道の利用が多い
時間帯は手前の西公園が利 用されていると考えられる
ため、 ここでは西公園も百道同様端末ランプとした。
連結 により、 他 の都 市 と の連携 を図 る ことを基本
の福 岡 IC、太 宰 府 IC及び 西 九州自動車 道 と の
都 心と の連絡 強化 を図 るとと も に、 九州 自動車 道
の連 結 により、都 市内 の交通混 雑 の緩和 を 図り、
路線 網 の策 定 にあ た っては、都 心と市街 地周 辺
〇 如 が 供 用 中 区 間 と な って い る (
図 2 )。
し ており、今 回 の新規供 用 によりそ のう ち 三 一・
平成 一〇年 三 一
(
月 二五 日建 設大 臣許 可)を 実施
福 岡高 速道路 で は、 現在 五六 ・八 如 の整備 計 画
六 福岡高速道路の事業計画
通 の分散 が図 ら れ て いると いえ るであ ろう。
千代 が大 き く増加 し、都 心部 におけ る高 速 利 用交
千代
増加量
二 一、 九 〇 〇 台 / 日 に、 率 に し て 三 一% の増 加と
末
太宰府IC
部
増加率
供用前
全体利用交通量
端
福岡高速道路の交通量 (供用前後) 台/日
表4
福岡高速 4 号線
福岡高速 2 号線
五 福岡高速道路の交通量
表 3
五
こ
(1) の
ャ
鱒
営
行
り
方 針 と し て いる。
へ
高 速 一号線﹀
東 区 の副 都 心香 椎 から博 多区、中央 区、 早良 区
を経 て西区 の福 重 に至 る延長 一八 ・0 虹の路 線で 、
都 心 と東 西部 を結 ぶほ か、国道 三号 や国道 二〇 一
号 と い った幹線 道路 のバイ パ ス的役割 も果 た し、
都 市内 の混雑 緩和 を 図 るも ので あ る。
な お、 現在 百道 -福 重 間 (
五 ・三 蝿) に ついて
事 業 中で あ るo
へ高 速 二号線﹀
高 速 一号線千鳥 橋 J CT から国道三 号、福 岡南
バイ パ ス (
国道 三号 )等 の上空 を 走行 し、太 宰 府
市 に至 る 一三 ・二如 の路 線で 、福 岡都 市 圏南部 方
面 と の連絡 を 図 るほ か、 九州 自動車 道太 宰府 IC
と の連結 により、 他 の都 市 と の連携 強化 を 図 るも
の で あ る。
へ
高速 三 号線 ﹀
高速 二号線 豊 J C T から空 港方 面 への連絡 を 図
る○ ・六 如の路 線で あ る。
へ
高速 四号線 ﹀
高速 一号線 貝塚J CT から福 岡東 バイ パ ス (
国
道 二〇 一号)等 の上空 を走行 し、東 区蒲 田 に至 る
延 長六 ・九 虹 の路線 で 、福 岡都 市圏東部方 面 と都
勧
灘
界
玄
芥
博
多
翻
庁
れ州 目 勁 驗道
は
をノリ
皺鰍
例 間 離
区
中
鯛瓣
凡
鬮聯
福岡高速道路計画図
図2
心 と の連絡 を 図 るほ か、 九州 自動 車 道福 岡 ICと
の連 結 により、他 の都 市 と の連携 強化 を図 るも の
で あ る。
福岡高速道路計画図
岡 I C 間 (一 ・九 m ) に つ い て事 業 中 で あ る 。
のよう な料金 認 可申請 がな さ れ、同年 三月九 日 に
平成 一 一年 二月 一九 日 に運輸 、建 設両大 臣 に表 6
市長 の同意 を経 て、福 岡北 九州高 速道路 公 社 より
と が可能 と な った。
した こともあ り、 ハイウ ェイ 力iド を利 用す る こ
な お、 現在 、 貝 塚J C T0 ・五 畑及び粕 屋 -福
へ
高 速五号線 ﹀
申 請 のと おり認 可を受 け て いる。
(平成12年 3 月 28日から適用)
)
用
適
で
ま
日
7
2
月
3
年
2
1
成
平
(
券
数
回
行
現
)
用
適
ら
か
日
8
2
月
3
年
2
1
成
平
(
券
数
回
新
%
眺
㈱
鞠惣
大 格鯛
価
売
販
臟
燭劔
販
売
%
円
0
0
0,
4
8
引
割 約 約 約
率眺眺%
格
価
売
販
% % %
8
8 4
1
1
円
0
0
4
8,
率
引
円
0
0
0
,
2
4
円
0
0
0
1,
2
格
価
売
販
類
種
の
券
券 券 券
回 回 回
0 4 9
0 2
1
円 円
0
0 0
0
5 2
, ,
0 4
1
車 割 約 約 約
通
普
車
型
大
円
n
U
に
J
生
率眺 眺%
引
車 割 約 約 約
通
普
砺砺
円
nY
0
J
&
1
4 m
愕 蜷 約
約
約
車 生ロ
型
悴
な お、今 回 の供 用 に伴 い、 九州自動 車道 と直結
高 速 二号線 (
福 重) を連
月 隈)と高 速 一号線 (
絡 す る 一八 ・一如の路 線で 、高速 一号線 から高 速
四号線まで の既路線 に加 え、高 速五 号線 の整備 を
行 う こと により、 九州自動 車道、 西 九州自動 車 道
と連携 した放射 環 状 型 の自動車 専 用道路網 を形成
し、福 岡市 西南部 と他 地域 と の連絡 強化 、都 心部
通 過交 通 の排除、交 通 の分散 によ る幹線 道路 の交
通混雑 緩和及び都市 機能 の充実 ・強化、 地域 の活
性化 を 図 るも ので あ る。
な お、 現在 全線 (一八 ・一如) が事業 中 区 間と
な って い る 。
七 福岡高速道路の料金
福 岡高 速道路 の現行 料金 は表 5 のと おりで あ る。
車 円
0
0
型 1
金 大 1,
円
0
5
5
急ぎ&
今回の新規供用及び震災対策等 の改築事業 の実
円
0
3
0
,
1
(平成12年 3 月27日まで適用)
施 に伴 い、福 岡県 知事 及び 道路 管 理者で あ る福 岡
車
型
金 大
料
料
新 車
通
普
回数券割引の概要
表7
行
車 円
現 通
o
l
普 5
福岡高速道路の
新料金
表6
福岡高速道路の
現行料金
表5
② 占 用主体 に、
見を聴 く こと と した こと。
河川局水政課
河川敷地占用許可準則の見直しの方針はいかにあるべきか
ーー 河川の地下 にも道路ーー
る占 用 の許 可 や同 法第 二六条第 一項 に規定 す る工
作 物 の新築 の許 可等 を受 け る必要 があ る。
一体 とな って関連事 業 に係 る施 設 の整備 を
平成 一一年三 月 二五 日の河 川審議 会 総会 にお い
河 川敷 地占 用許 可基 準 の見
て、 建設大 臣 に対 し 「
準 則」 と いう。)
河川敷 地占 用許 可準則 (
以下 「
は、 この占 用 の許 可等 を河 川管 理者 が行う 際 の審
行う者 を追 加 した こと。
当初 の準則 は新 河川法 が施 行 さ れた昭和 四〇年
係 留施 設等 の整備 を行う者 を追 加 した こと。
・水 面利 用調整協議 会等 で 認 めら れた船 舶
飛
河川敷 地占 用許 可準則 を 見直 し、 河 川環境 に配慮
に 制 定 さ れ 、 そ の後 、 スポ ー ツ ・レク リ エー シ ョ
・市 街 地開発事 業 を行う者 及び当 該事 業 と
これ は、
昨 年 三月三 一日 の建 設大 臣 から の諮 問 「
川
査基 準で あ り、建 設事 務次 官 から通達 さ れ て いる。
し つつ河 川敷 地 の多様 な利 用を より 一層 推進 す る
ン活動 の場 と し ての河 川敷 地 の利 用 の要請 の増 大
・堤防 の天端 若 しく は裏小段 又は地下 に設
直 し の方 針 は いか にあ るべき か」 が答 申 された。
の三 六五 日を重 視 した河 川行政 を展 開す るた め に、
ととも に、 そ の利 用方 法を 地域 の要請 に こた えた
等 に対応 す るた め、平成 六年 に全 面的 な改正 が行
置す る道 路を追 加 した こと。
用許 可」 制度 を創 設 した こと。
包括 占
的利 用方 法を決定 す る ことがで き る 「
燭 地元市 町村 が占 用許 可後 に河 川敷 地 の具 体
!
ン
し0
.遊歩 道 、階段等 の親 水施 設を追 加 した こ
③ 占 用施 設 に、
も のとす る必要 があ ると考 え るが、 そ の見直 し方
わ れ 、 現 在 に 至 って い る 。
① 占 用許可申請 に ついて、 地元市 町村等 の意
一一 準則の主な改正点
用許 可準 則を通達 す る こととし て いる。
今後 、今般 の答 申 に基 づき、新 たな河 川敷 地占
針 は い か にあ る べ き か 」 に 対 す る も ので あ る。
一 河川敷地占用許可準則とは
河川敷 地 は、 公園、 グ ラ ンド等 と し て、 ま た、
道 路橋等 の敷 地と し て利用 され て いるが、 このよ
うな利 用を行 う た め には河 川法第 二四条 に規定 す
「公的主体等」
・必要やむを得ない事業者等
○占用施設
面的占用、 工作物占用に 2 分類
占用主体、 占用施設をわかりやすく分類整理
し、 明確化
○占用主体
・公共公益性のある事業 活 動を行う者を
原則とし、 6 分類に区分して主体を明確
化
・ 「市街地開発事業関連施設の整備を行う
者」 を追加
・ 「水面利用調整協議会で認められた船舶
係留施設の設置事業者」 を追加
○占用施設
・利用形態により 6 分類に整理
・ 「堤防の天端又は裏小段に設置する道路」
を追加
・ 「遊歩道、 階段等の親水施設」 を追加
・ 「地下に設置する道路」 を追加
○治水上の
基準
○自由使用
との調整
○適正な許
可の条件
の付与
○履行状況
の確認
0 占用の継
続
面的占用、 工作物占用に区分し占用
方法の基準を画一的に規定
占用施設の位置、 構造等についての 「画一的
な基準を廃止」 して、 治水上支障を生じないこ
げごついて、 具体的な工作物ご は二26条等の許
可と一体的に判断
河川の自由使用を妨げないものであ
必要に応じて、 一般公衆の 「パブリックアク
セスのための通路」、 「占用施設相互間の連絡歩
道、 便所等」 の確保を追加
ること
水質、 占用に伴う騒音の抑制等環境
の保全上必要な条件を付す
「情報伝達体制の整備」、 「工作物の撤去等緊
急時の適切な対応を確保」 するために必要な条
件を追加
「占用許可後の管理状況の確認」 と 「是正指
示、 監督処分等の実施」 を明確化
「占用の継続時に改めて内容審査」、 「必要に
応じて、 期間の短縮、 不許可処分等の実施」 を
明確化
○包括占用
許可
の社会 を展望 した今後 の河川整備 の基本 的方
○占用主体
・ 国、 地方公共団体、 公共法人等の
総合的 に行 う べき こと と された。 これ に対応 した
・ 占用施
向 に ついて」 にお いて 「
川 の三 六五 日」を意
○占用主体
河 川敷 地 の占 用許 可制度 の見直 しを検 討す る こと
占用許可申請について、 地元の 「市町村の意
見を聴く」 ものとし、 地域の意見を反映
向の反映
三 諮問の背景
することとした
○地域の意
識 し つ つ河 川行 政を展 開す る こと が重要で あ
域の意向を踏まえつつ」 適正な河川管理を推進
にな った。 見直 し の視点 は以下 のと おりで あ る。
改正の要点
平成 九年度 河 川法 改正 により、 河 川 の管 理は治
現行制度の概要
河川本来の機能が維持され良好な環
河川の有する 「;台水、 利水及び環境に係る本
境の保全と適正な利用 が図られるよう、 来の機能が総合的かつ十分に維持」 され、 良好
占用許可の基準を定める
な環境の保全と適正な利用が図られるよう、「地
る。 こ の た め 、 自 然 豊 かで 貴 重 な オ ー プ ン ス
的
の 平 成 八年 六月 の河 川審議 会答 申 「二 一世紀
項 目
○目
水、利水及び 環境 の整備 と保 全が達 成 され るよう
河川敷地占用許可準則改正の要点
「包括占用許可」 の制度の創設
地元市町村が占用許可後に河川敷地の具体的
利用方法を決定することのできる制度を創設
分反映 す る こと が重要。
②平成 三 年 一〇月に地方分権推進委員会
ペー スで あ る河 川敷 地 に ついては、 河 川環境
に 配 慮 し つ つ、 個 々 の河 川 の 実 態 に 即 し て、
第 五次勧 告 にお いて、 地先 の河川敷 地 の利 用
路
々
丸
にr
ン
"
き
、きい
べ
オ
小- -
路
③ 地域 づくり の観点 から、河 川管 理上 の配慮
摘。
に ついて地元市 町村 が主 体的 に判断で き るよ
道
適 正 か つ多様 な利 用を 一層 推進 す る こと によ
り、国 民 の河川 への親 し みを醸 成 し て いく こ
⋮
を 行 いな がら、 都市 開発、 道 路整備 に河 川敷
地を適 正 に活 用 し て いく ことが重要。
@ ①占 用許 可 の準 則をで き る限 り具 体的で 、
か つ、 国 民 に 分 か り 易 いも の と す る 。
②占 用許 可 の運 用が厳 格 に過 ぎ る ので はな
、
いかと いう 批判 に対応 す る。
監督処分
必要に応じて直接
導
指導監督に ついて指
施設設置者に対する
I1
J
工作物設置等 の許可
、
工作物設置等 の申請
包括占用 の許可
包括占用の申請
メ
区域 の協議
タ
グ
ググ
指導監督
l
一
工作物設置等の許可
施設設置者
工作物設置等の申請
l
町
l
者
理
管
川
河
l
′
-●.-‐---‐.- ′
′
′
ガードレール “
ス
⋮水 上バ
⋮播
′
",
,
,
,
,
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::,
,
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:=
,
.
::;,
,
,
:,
,
,
,
:,
,
.包
紬⋮
極暑,
轌鬱資
離職
使用契約
う にす るた め の包 括占 用許 可を実施 す る旨指
メ
イ
利用方法は、 都市計画に関する基本的な方針等の範囲内
○
:
;
:
- ′
村
と が必要 。
0
ベンチ と にて
② ① 景観 や自然 環境 と調和 を 図 り つ つ街 づく
包括占用区域は、 治水上、 環境の保全上等の河川管理上の支障が生ずるおそれが少
ない区域で市町村が河川管理者に協議
り への活 用を 図 る こと、 及び 地域 の意 見を 十
包括占用許可
神奈川県における道路の維持管理
神奈川県県土整備部道路管理課
一 はじめに
神奈 川県 は、首都 圏 に位置 し、 面積 二、 四
一四 姉 (
全国 四三位) の小県で す が、 高度 成
長期 を中 心 に産業 の集 積 、ま た ペ ット タウ ン
化 によ る人 ロ の集積 があ り、 平成 一一年 四月
現在 八三 〇万 人 (
全国第 三位 ) に至 って いま
す。
現在 、県内 には 一九 市 七郡 一七町 一村 の三
七 の市 町村 があ ります が、県 東部 に横浜 ・川
崎両 政令指定 市 を抱 え て いる こと から、本 県
路
随
県
)
く
除
を
市
定
指
(
村
町
市
市
定
指
訳
内
別
面
路
道 如一 利
砂
道 如一 ー
装
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ー
一
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ー
-
-
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一
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照瀦
蛇 芻 照鰡
-
-
第糀芻
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-
一
潮 贓烈
湖 竣残
道 短- ー
利
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道
装
舗
長
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蜘
道 如一 利
砂
道 如一
装
舗
蜘捌 堀烈
搬磁鰯
捌
ー
蜘 椒戦 鰡灘
鰔鸚
纖纖
如 一瀬
道 如一 第 蜷
利
砂
短一
長
延
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訳
吶
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如一
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獺
獺
一
凝燭 競 搬 鰓 廊
幼幼緘瑯勤 競
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一
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長
延
実
鰯繃 蛔 一郊猯
一
国
一
卸痢糒
-
如一
%0
卿郷 鯛 靴 期
蜷
道
計
国
道
般
国
一
道
方
地
要
主
道
計
県
道
般
県
一
道
村
町
合
市
髄
皺磁鱒
纖榔
剱観観鰍鰺
蹴皺
鰍臘猟
道
国
車
動
自
速
高
満 鱗駕 燃鰄
道 如一
利
砂
道 如卸
装
舗
長
延
実
訳
内
別
面
路
舗装率
長
延
実
纖郷
蹴
穣一
県
訳
内
別
面
路
内
訳 社 川
公 面
・ 路
団
公
内
別
者
理
管
計
別
種
路
道
(注)単位未満の数字を四捨五入してあるため必ずしも計に一致しない場合があります。
の管 理道路 は、 三浦 半島 部 、県中央 部及び 県
西部 の約 一、 二九〇 如で あ り、 そ の内訳 は表
1 のと お り で す 。
本稿 で は、本県で 抱 え る道路 管 理上 の諸問
題 のう ち、苦情 や管 理上 の瑕疵 の現状及び 街
路 樹管 理 の問題 と道路 防災 への取 り組 み の状
況 に ついて記述 します。
二 県管理道路における管理瑕疵に
関す る事故の現状について
本 県で は、県管 理道路 上で 発 生 し た事 故 の
うち・道路 の設置 管 理 に係 わ るも のに つい
ては、管轄 の土木事 務 所 から本 庁 の道路管 理
課 に事 故 の報 告を す る こLこと な っておりま す。 副
事 故者等 から補償要 求 があ った事 故 に ついて
(平成lo年4月 1日現在)
県内道路延長調
は、主 に本 県 におけ る過 去 の事 例 、 また は判
置 ・管 理 に瑕疵 があ った か否 か、 及び瑕疵 を
が三件発 生 し ております 。
な か ったと判断 しま した。 このような事 故
し かし、 同様 の事 故で も、事 故者 が 視力
本 県 におけ る過去五年間 の道路 管 理瑕疵 に
の設置 ・管 理 に瑕疵 があ った ことを 認 め て
回避 す る こと は困難で あ ったと考 え、道路
障害 者であ った ケー スに ついては、危険 を
関す る事故 の状況 は、表 2 にあ ると おり、 総
おりま す。
っておりま す。 これを除 いては特定 の態様 の
木」 が頻発 したと いう こと が大 きな原 因と な
本県 を直撃 し た台風 一七号 により 「
倒木 ・落
し て お り ま す が 、 これ は 平 成 八 年 度 に お いて
し てしま ったも ので す。事 故車両 の形態 に
たた め、 タイ ヤを落 と し車両 の底部 を損傷
発生 し たも ので、事 故者 はそ の発 見 が遅 れ
事 故 の原 因と な った穴 ぼ こは降 雨 により
② 穴 ぼ こによ る車両 損傷 事 故
事 故 が著 しく増加 し て いるな どと い った特徴
た は平成 一○年度 に事故報 告 があ ったも のの
のがあ り、平成 一〇年度 に発 生 した事 故 、 ま
し かし、個 々の事 故 の中 には注 目す べきも
故者 の過失 は かな り大 き いと 判断 しま した。
り更 に高度 な注意 が必要で あ ると考 え、事
特 殊 な形態 の車両で 走行す る時 は、 通常 よ
車両 に比較 し低 か った こと から、 こう した
も ので 、 道路 パト ロー ル等 で も発 見 されず 、
年 にわ た る歩行者等 の往 来 により発 生 した
事故 の原 因とな った段差 ・穴 ぼ こは、 長
比較 的浅 いも ので した。事 故車両 の形態 に
発 生 したも のと思 わ れます が、 そ の深 さは
事 故原 因とな った穴 ぼ こは、降 雨 により
③穴 ぼ こによ るア ルミホイ ー ル損傷 事故
事故 の発 生 に至 った も のですが、そ の段差 ・
けら れたと考 え、道路 の設置管 理 に瑕 疵 は
から、 通常 の注意 を払 って いれば転 倒 は避
状況 の変化 によ る影響 を受 け やす いと いう
部 が薄 く、 一般 的 な タイ ヤと比較 し、路 面
穴 ぼ こが非常 に浅 いも のであ った こと な ど
は違 法性 はな か ったた め瑕疵を 認 めま した
が、事 故 車両 が装着 し て いた タイ ヤはゴ ム
①段差 ・穴 ぼ こによ る歩 行者 の転 倒事 故
中 からそ の幾 つかを紹介 しま す。
は見 ら れな いようで す。
は違 法性 はな か った た め瑕疵 を認 めま した
が、 改造等 により車両 の地上高 が 一般 的 な
故態様 別 に見 ると 「
倒木 ・落木」事 故 が突出
数 とし ては年 を追 って増加 し ております 。事
故者等 と交渉 す る ことと し ております。
判断 し、 そ の結 果を も と に各 土木事 業所 が事
認 め る場合 はそ の過失相 殺 は何割で あ る かを
注 : ( 淀ま瑕疵を認めた件数
例等 を参考 に、道路 管 理者 と し て の道路 の設
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年 年 年 年 年
o 合
6 7 8 9 l
99 .6
道行セ
52
道路管理瑕疵に関する事故一覧表
表2
00本 - - 一万本 (
高 木で は四〇 〇本 i て
五 〇 〇本 ) の増 加 があります が、財政 難 のお
り、街路 樹 の適正管 理 に必要な予算確保 が出
ます が、道路 管 理面で も同様 の配慮 が必要 で
ま た、大 型車両 の増 加 や規 制 緩和 に伴 う特
来 な いた め、種 々の問題 (
住 民等 から の苦情 ・
特 殊性 があ ったた め、通常 のタイ ヤを装着
て走行 す べきで あ ったと考 え、事 故 者 の過
殊車両 の通行量 の増加 に伴 い、道路 の負担も
要 望) が絶 えず 発 生 し ており、 現場 土木事務
あ る ことを再 確 認す るも ので あ りま す。
失 は大 き いと判断 しま した。 な お、 これと
増 加 し て いる こと や、前 述 した特 殊な形態 の
所で はそ の対応 に苦慮 し て いる現状で す。
し て いるとき よりも更 に高度 な注意 を も っ
ほ ぼ同様 の事 故 が ほ かにも 一件発 生 し て い
違 法で はな いも の の 一般 的 な車両 に比
車両 (
予想 され る こと から、 こう した利 用形態 に対
・日 照
・害 虫 の発 生
街路樹 に係 わ る主 な苦情 ・要 望
応で き る、安全 な道路 状態を 維持 す る こと が、
・落葉
較 し て特 殊であ る) の通行 も増 加 す る こと が
ます。
④ 大 型車両増 加等 に関連 した事 故
路上 の突出 した部 分 に乗 り上 げ、 ハンド ル
従来 にも増 し て道路管 理者 に求 めら れ てく る
車 道 の左側 を 走行 し て いた自動 二輪車 が、
を取 ら れ て転 倒す る事故 が発 生 しま した。
・根 によ る歩 道 の凹凸 の発 生
算確 保 が困難な 状況 にあ ること は、非常 に残
重点 的な整備 や管 理を 目指 し て います が、予
街路樹等 のみど り の計画 を本 県で も策 定 し、
と思 わ れます。
問題 (
倒木事 故後 の対応 を中 心とし て)
三 街路樹 (
道路の緑)の管理上の
事 故 が発生 した道路 は大 型車両 が輻輳 し て
おり、特 に事 故発 生 地 は大 型車両 が頻繁 に
出 入りす る箇 所で あ ったた め、路 面 が歪 ん
で突出 した箇 所 が発 生 し てしま ったも のと
ま た、 ト ンネ ル内 を 走行中 、垂 れ下 が っ
九 〇 如 に対 し、緑 化済 み延長 は 二二六 如で あ
本県 管 理道路 の街路 樹 は、道路 延長 一、 二
れた経緯 から、高齢 化 し、ま た排気 ガ スの影
整備 や終戦直 後 から の道路整備 に伴 い植 樹 さ
本 県 の街路樹 の特徴 は、戦前 の軍 用道路 の
念 で す。
て いた照 明用 コード に車両 が接触 し損傷 す
ります 。 現在 の街路 樹本 数 は全 体約 一一九万
響 や植 樹 ます等 の制限 によ る十 分な根 張 り が
街路樹管理の現状
ると いう事故 が発 生 しま した。調査 の結 果、
本 を数 え、 そ のうち高 木 (
高 さ三 m以上 のも
出来 な い等 過酷な条件で 生育 し てる こと から、
1
コード の設置 状況及び そ の破 損状況 から判
の) は約 四万七、 ○○ 0本 にな って います。
思わ れます。
断 し、 違法 な 形態 の大 型車両 が コード に接
が多 く存 在 す る ことで あ ります。
台 風等 の強 風時で は かな り危 険 な状 況 の箇 所
図 1 に高木 の樹 種 の構 成等 を 示 しま す。高
木 の構 成 と し ては、 2/ 3が サ クラ、 イ チ ョ
触 し、 これを破 損 しな がらそ のま ま走 り去
ったと思わ れ るも ので した。
ウ、 ユリ ノキ、 ケヤキを中 心と した落 葉樹 、
1/ 3 が ツ バ キ 、 ク ロ マツな ど の常 緑 樹 で す 。
て
以上 の事 例 から、 まず、道路 と は老 若男女 、
街路樹 の整備事業 と し ては、道路 (
街路 ) の
平成 八年 九 月 の関東 地方 を襲 った台 風 一七
サク ラ の倒木事 故 と そ の後 の対応 に つい
健常 者 、障害 者等 あ ら ゆ る方 々が利 用す るも
整備 の 一環 と し て ここ数年 の間、年 間五、 0
2
ので あ り、道路整備 の面で も バリ ア フリ ーな
ど、 社会 的 弱者等 に対す る配慮 が進 んで おり
53
99 .6
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サ ク
ラ サ
ヒ 、
マ
ハ等
ツツ ジ類 (オオムラサキ、 クルメ、 サツキ、 ヒラド等)、 ハマヒサカキ、 トベラ
サン ゴジュ、 マサキ、 ウバメガシ、 クチナシ、 サザンカ等
落 葉 :アジサイ、 ドウダンツツジ、 アベリア等
4
7
6
他 路
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樹
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常
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2% マテパシイ
カエデ類
鮨
類 類 ウ キ キ ツ 類 イ ュ キ
シ ジ ズ
名 ラ キ ョ ノ
マ デ
ゞ
木
ミ
ヤ
ノ
ロ エ テ ン ナ
高 ク バ チ リ
県管理道路の緑化状況 (平成 = 年 4月 1日現在)
図 1
高木の管理別本数
号 に よ り 、 県 道 の サ ク ラ (ソ メ イ ヨ シ ノ) が
倒木 し、 不幸 にも乗 用車を直 撃 し、乗 ってお
ら れた 四名 のう ち 二名 が亡く な ると いう事 故
が発 生 しま した。(
この事 故 に ついては、和 解
により補償 し て いま す。)
そ の事 故後 、再度 同様 の事 故発 生を 避 け る
た め、 街路樹 の倒木 対策 に着 手 し ており、次
のような経過 により進 行中で あ ります 。
0平成 八年度
一〇月 から 二 カ月間、 職員 によ る目視点
検 により、倒木 の危険 が想定 され る古 木 (
老
木) の把握 調査を 実施 し、 四三路線 二二樹
種三、 四八〇本を確 認 した。
調査 対象樹 木 は次 の通 りと しま した。
・幹 周 八○ 伽以上 (
樹齢 四 〇年 以上) の ソ
⋮マツ食 い虫 に よ
メ イ ヨ シ ノ "短命で幹 心 が腐 朽 し て いる
場合 が多 い。
・幹 周 六 〇 皿以上 の マツ
る樹 木 が弱 って いる場合 が多 い。
・双幹 樹 (
幹 周 六0 m以上) "台 風 一七号
の倒木 は双幹樹 で あ ったた め。
0平
成 九年度
三、 四八 〇本 のう ち 老木 対策 と し て再 整
備 事業中 の箇 所 の本 数を除 いた 二、 八五 七
本 を 対象 に、 専門家 (コンサ ルタ ント委 託
によ る) によ る調 査 を 実 施 し 、 A ラ ンク "
ャ
行
満
4
倒木 の危 険がな く、 対策 が不要 = 一、 六五
一
=
、
六
五
ます 。 いうまで もな く ハード 対策 は多額費 用
り組 みを図 って いま す。
れば老朽 化 し、
気象 状況 による道路 法面も日 々
もあ ります が、 そ の内容 の主 なも のと し て、
ま だ、取 り組 み の緒 に ついたば かり のも の
要 =四八 二本 、 C ラ ンク ⋮倒木 の危 険 があ
の 「
災 害 を未 然 に防 ぎ、 道路交 通 の安全 を
と 日時を要 し、 ま た、新 し い施 設も 日時 を経
り、対策 が必要 =七 二〇本 の三区分 に分類
確保 す るた め の管 理体 制 づくり」
② 「
被災 した場合 、速 やか に復 旧す るた め
②定期道路防災パトロール ( S 1 通常点検)
4 カ月に 1 回程度の頻度で危険度の高い対象施設に対して定期的に通常点検を行うもの
であり、 防災カルテにおいて 「被災ランク 1 」 に分類されたものについて実施する。 なお
、
点検対象 箇所も 「ランク 2 」 の箇所まで点検を実施するのが望ましく、 各土木事務所の点
検対象箇 所等により適切に設定する。
の関係 機関 の連携 体制 づくり」
点検は、 カルテに箇所毎の時期 が示されているが、 道路管理者の防災意識の向上を図り、
また、 効率的に実施できるよう神奈川県下の土木事務所で同時期に一斉に行うものとし
、
1 週間の 「道路防災 パトロール週間」 を設け、 その時期は以下のとおりとする。
ト対策 にも重点 を お いて、総合 的 な防災管 理
目全箇所
な お、 B ラ ンク の追 加 調査 の必要 な樹木
- 解説 点検対象と点検時期及び方法に関しては、 防災カルテの作成に際して 専門技術者が適
、
切に設定している。 そのため、 本マニュアルにおいてはカルテの運用に際して、 神奈川県
としての道路防災管理の観点より、 以下のような点検とする。
を進 め る こと が重要 だと考 え、 いく つか の取
各土木事務 所が選定した着
後の適切な時期
の詳細 調査 やC ラ ンク の対策 が必要 な樹木
異常気象 ・地震
のうち、緊急 性 があ るも のに ついて、 伐採
S 1 通常点検
更 新 ・剪定等 の対策 に着手 しま した。
な お、 強 風時 の街路 樹 や法 面樹木 の倒木 に
よ る事故 を未 然 に防止す るた め、 風速 によ る
事 前通 行規 制 の検 討も行 いま したが、 そ の指
定 の対象 とな る区 間 は市 街 地が多 く、 通常 の
通行規 制 の実施 が 山岳 地 の降 雨 によ る事 前 通
行規制区 間で あ る のと 異なり、 社会 的 な影響
防災カルテで 「ランク 1 J
に評価された箇所
2回/年
及び 通 行規制手 法 が困難で あ ると の結 論で し
た。 ただ し、暴 風警報 発令 時で 、老木 のサ ク
1 回 / 4 カ月
①年次一斉道路防災
パトロール
ラ の区間で 過去 に落枝等 が発 生 した箇所 に つ
いて、 九年度 二区間各 一回通行規 制を実施 し
四 道路防災への取り組み
4 , パ トロールの種類と時期
伐 樹 樹
採 木 木
神奈 川県で は従前 から、 道路 法 面 の防災 工
毎年 5 月上旬 (梅雨シー ズン前)
毎年 9 月上旬 (台風シー ズン前)
春季パトロール
秋季パ トロール
S 2簡易点検
S 1 通常点検
③異常時パトロール
防災カルテ作成全箇所
②定期道路防災
パ トロール
点検方法
頻 度
対象箇所
パトロールの種類
の た て 要 要
荊 o 、 な な
事 、 橋梁 を は じめとす る道路施 設 の耐震 補 強
パトロールの種類と実施時期は下表に準じることとする
。
つ が の
い 必 必
工事 、万 一の被災 に備 え た応急 復 旧資 機材 の
①年次一斉道路 防災 パトロール ( S 1 通常点検)
防災カルテを作成した全箇所に対して、 その安定度の経年的変化を追跡するためのもの
で年 2 回 (春季、 秋季) 期間を決めて通常点検を実施する。
持管 理が続 く ,と にな ります
経年 変化 にさら され、 いわば終 わ り のな い維
そ しで 、 ソ フ
ク
ン
備 蓄 基地 の整備 な ど の ハード 対策 を進 め て い
「道 路防災カルテ パ トロールマニ ュア ル (案 )」 抜粋
表3
B
こぐ
要
三 木 経
区 の 過
分 危 観
に 険 察
分 が が
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ラ
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必 本
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年 で
浩行わ
険
五本 、 B ラ ンク ⋮追 加 調査 、経 過観察 が必
し り 要 五 倒
な ま 、 lI 本 木
お し 対 四 、 の
、 た
策 八 B 危
ま い ラ た
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て の
、 段
×
た
た
た0
九 間
から の運 用 に向 け、 神奈 川県版 の マニュア ル
応急 復 旧 にお いてそ れぞれ の道路 管 理者 のみ
点検 は カ ルテ に箇所 ごと にそ の時期 が示 さ
具 体的 になす べき基本 的事 項を整 理す るた め、
の二点 に ついて、以 下、 そ の取 り組 み状況 を
「
災害を未然に防ぎ、道路交通 の安全を
れ て いま す が、点検 箇 所 が多 いので効 率的 に
神奈 川県で は、県 内 の各 道路 管 理者、 港湾 管
な らず 関係各 機関 の連携 が いかに重要 かは関
確 保 す るた め の管 理体 制 づ く り」 に つ いて
実施で き るよう に、 ま た、 道路 に携 わ る者 の
理者 (
臨 港道路 管 理者 )、警 察、 自衛 隊、 県市
の作 成 を進 め て いま す。
神奈 川県で は、平成 八年 の道路 防災 総点検
防災 意 識 の向 上を 図 るよう県 下 の土木事 務 所
の防災 部 局 などを メ ンバ !とす る協議 会 を設
紹介 します 。
を受 け、昨年 度 まで に必要 な箇所 の 「
防災 カ
を挙 げ て体制を 整 え、時期 を定 め、 一斉 に行
置 し、ここで議 論 を重 ね、「
緊急 輸送道 路管 理
係 者 の認識 の 一致す ると ころで す。 そ こで 、
ルテ 」 を 作 成 し ま し た 。 こ の カ ルテ に基 づ く
う ことを基本 に マニュア ルの作 成作 業中 で す
○
点検 パト ロー ルにより、災害 に至 る可能 性 の
の工夫 と し て、鉄道 の踏 切遮 断 機を 利 用 した
このほ か、道路交 通 の安 全を確 保す るため
開 ・応 急復 旧 の優 先順位 の策 定 体制、 道路 啓
報 の伝達 ・一元化 ・共有 の シ ステ ム、 道路 啓
こ の マ ニ ュア ル に お い て 、 各 関 係 機 関 の情
マ ニ ュア ル」 を 作 成 し ま し た 。
事例 を 紹介 しま す。 これは、 過去 に崩 落 し今
開 のた め の道路 (
港湾 )管 理者 ・警 察 ・自 衛
(
表 3)。
応急 対策 工事 や異常気 象 時 の事 前
す る こと (
後 も そ の前 後 で崩落 のおそ れがあ ると され、
隊 の人員 の協 力 ・資 機材 の提 供体制 な どを定
あ る要 因を事前 に把握 し、災 害を未 然 に回避
通行 規 制 の実施 など) 目標 にお いて、本 年度
対策 規模 が大 きく完 了まで に日時 を要 す る区
め ま し た 。 ま た 、 こ の マ ニ ュア ル の 付 図 と し
管 理者 及び警 察 の道路 (
交 通 )情 報 板 の位 置 、
間 にお いて、 対策 完 了まで の間、道路交 通 の
表 示と共 に自動 的 にそ の区 間 に進 入す る片車
主 要交差 点名 な どを記載 した 「
緊急輸 送道路
て、官 公署 ・ヘリポ !ト ・病 院 な ど の防災 拠
線 分 に遮 断機を 下 ろす シ ステ ムで す。 鉄道 の
ネ ット ワー ク図」 を作 成 し、役 立 てる ことと
安 全確保 のため に、斜 面 に設置 した計 測装 置
踏 切遮 断 機を 用 いた のは、 比較的 安価で 市場
し て いま す (
図 2 )。
点 を は じめ、 耐震 バ ー スの位 置 ・諸 元、道路
汎 用性 があ り、 設置期 間 が対策完 了まで の い
わば暫 定 的な も ので あ る ことを考 慮 した こと
被 災 し た 場合 、 速 や か に復 旧す るた め
「
によりま す (
写真 1)。
②
の関係機関の連携体制づくり」に ついて
阪神 ・淡路 大震災 の教 訓 から、道路啓 開 ・
99 .6
道行セ
56
(
伸縮 計 ) の変 状 と連動 さ せ、警 告灯 ・警 告
写真 1
図2ー 1
「緊急輸送道路管理マニュアル」 抜粋
神奈川県災害対策本部関係
------.------------------------------------------------------------・
・
神奈川県警察本部
神奈川県災害対策
陸上自衛隊第一教育
交通管制センター
本部 統制部
団本部 訓練料
道路 (港湾) 管理者基本連絡系統図
運輸省
第二港湾建設局
建設省
京浜工事事務所
建設省
道路交通管理課
建設省関東地方
建設局 交通対策課
日本道路公団本社
保全企画課
首都高速道路公団
本社 保全指導課
045 (211)7406
Fa区045 (2u )0203
045 (503)4000
建 772‐332
Faxo45 (503)4023
建 F嶽772‐339
03 (5お1)1893
建 80‐3590,35945
乾
しx03 (3503)7588
建 Fax804 813
03 (3211)6261
夜 03 (3211)7525
挺
進83三4521
FaX03 (3201)7380
建 Fax834 509
03 (3506)0111
建 92‐6663
Fax03 (3506)0343
03 (3539)9479
建 804 315
F【
a)x03 (3502)5676
045 (211)1212
内 4734- 6
Fax045 (681)3437
防 21801
O45 (2O1)1111内3847
夜 O45 (2O1)6O88,1585
防 22〇2一5
Fax045 (201)6409
045 (212)8388
防 FaX219r 2
0468 (56)1291
内 42r 2
防 4511
防 Fax4510
・
「
道路管理者間相互連絡
川崎市建設局
土木建設部維持課
0“ (200)2111
直 044 (200)281『9
防 2723
防 2722節期舵)
Faxo44 (211)7l90
防 Faは27202 730 防
(期
鞄
策
1 1
I
横浜市道路局
道路部維持課
横浜国道工事事務所 桓武国道工事事務所 川崎国道工事事務所 日本道路公団
東京第一管理局
交通対策課
管理第二課
工務課
日本道路公団
東京第三管理局
首都高速道路公団
神奈川管理部
神奈川県県土整備部
道路管理課
045 (671)2750,2782
建 771‐305
防 270r 4 災
(害
対
策劉
F勾(045 (662)2023
防 Fめ(2700 災
(割策動
045 (3n )2981
直 045 (316)3541
建 7714 7r 2
Fax045 (316)3556
建 Fax7714 79
0426 (91)1171
夜 O426 (91)n 75
Fax0426 (92)0797
045 (461)2024
Faxo45 (451)7956
O45 (201)1111内6108一9
夜 045 (201)3463
建 7774 1才3
防 2244-5
Fax045棯12)8361
建 Fax777‐300
防 FaX2194
i
0426 (“)1211
直 0426 {43)2008
建 7754 42
Fax0426 (44)35鴉
建 Fax7754 49
・
l
044 (888)6414
建 774 551
Fatx044 (865)4888
建 Fax774」400
l
o仏 (877)4181
(865)8161
夜 044 (877)4025
F axo44 (877)4306
画
面
京浜港湾工事事務所 川崎市港湾局
庶務課
庶務課
横浜市港湾局
総務課
東京都建設局道路
管理部監察指導課
静岡県土木部
道路維持課
山梨県土木部
道路維持課
神奈川県道路公社
045 (451)8659
Faxo45 (453)0l63
044 (200)3040
Fax044 (222)9355
045 (671)2880
Fax併5 (670 7158
03 (5320)5286
Fax03 (5388〕1530
054 (221)3020
建 85-7694 2r 3
Fax054 (251)3874
建 FaX85‐7694 2〇
0552 (23)1696
建 7864 13
FaX0552 (23)1699
建 Fax7863 00
045 (671)9651
Fax045 (671)9652
小田原出張所
大磯出張所
厚木出張所
保土ヶ谷出張所
神奈川出張所
戸塚出張所
金沢国道出張所
日野出張所
八王子国道出張所
0465 (47)2163
雲
妻 771‐6125
FaX0465 (47)2164
挺
進FaX771一6140
0463 (61)1742
建 771
一6225
Fax0463 (61)1702
ス
委F
: aX771州624〇
0462 (21)0004
建 771
‐6325
F〕
aLK0462 (21)o266
建 Fax771‐6340
045 (951)2230
建 771
‐65符
Fax045 (951)2535
建 Fax77l
‐6540
045 (401)4566
建 771-6725
Fax045 (402)6911
建 Fax771‐6740
045 (851)“07
建 771-“お
FaX045 (851)6097
建 Fax771‐6440
045 (774)2091
挺
進771‐6625
F"【045 (774)2126
ヌ
雌FaX7716 640
042 (582)0408 9
建 775‐6131
FaX042 (587)1314
建 FaX775‐6M↓{3
0426 (45)5562什3
建 775州6231
F飲0426 (45)4387
建 Fに
aX775一6240
横須賀土木事務所
平塚土木事務所
藤沢土木事務所
小田原土木事務所
相模原土木事務所
厚木土木事務所
松田土木事務所
津久井土木事務所
湘南なぎさ事務所
0468 (53)8800,8806
防 4336
Fax0468 63)7443
防 FaX4381
0463 (22)27n ,2720
防 5l36
Fax0463 (24)0488
防 FaX5181
0466 (26)2ll1,2124
防 5336
Fax0466 (26)4853
防 FaX5381
0465 (34)4141,4146
防 7336
Fax0465 (35)9247
防 FaX7381
042 (745) u u ,1345
防 8336
Fax042 (747)1047
防 FaX8381
0462 (23)17u ,1717
防 3336,3338
Fax0462 (22)7259
防 FaX3381
0465 (83)0331,3219
防 6336
Fax0465 (83)7532
防 FaX6381
042 (784)1111,l195
防 8136
F〕
a【
E 042 (784)7696
防 FaX8181
o‘167 (58)1473,1280
防 5352
Fax0467 (58)4953
防 5382
h
図2ー 2
3
川崎土木事務所
幸土木事務所
中原土木事務所
高津土木事務所
宮前土木事務所
多摩土木事務所
麻生土木事務所
糾)3206
044 (2乙
Faxo44 (246)4909
044 (544)5500
Faxo44 (556)1650
044 (788)23u
Faxo44 (788)1106
044 (833)1221
Faxo44 (833)2498
0仏 (877)1661
Faxo44 (877)9429
044 (932)0505
Faxo44 (932)0066
044 (954)0505
F叡044 (954)6283
鶴見土木事務所
神奈川土木事務所
西土木事務所
中土木事務所
南土木事務所
港南土木事務所
保土ヶ谷土木事務所 旭土木事務所
磯子土木事務所
045 (521)665l
Fax045 (505)1318
045 (491)3363
Fax045 (491)7205
045 (242)1313
Fax045 (241)7582
045 (641)7681
Fax045 (664)6196
045 (741)3121
Fax045 (741)5411
045 (843お7u
Faxo45 (845)6489
045 (331)4445
Fax045 (335)0531
045 (953)8801
Faは045 (952)1518
045 (761)0081
F狄045 (753)3267
金沢土木・事務所
港北土木事務所
緑土木事務所
青葉土木事務所
都筑土木事務所
戸塚土木事務所
栄土木事務所
泉土木事務所
瀬谷土木事務所
045 (781)第1L
FaX045 (781)2822
045 (531)7361
Faxo45 (531)9699
045 (981)2100
Fa[x045 (981)2112
045 (971)2300
Fax045 (971)3400
045 (942)0606
Fax045 (942)0809
045 (881)1621
FaExo45 (862)3501
045 (895)1411
Fa[x045 (895)1421
045 (801)3131
Fax045 (801)3161
045 6 64)1105
Fax045 (391)6974
管理事務
御殿場管理事務所 京浜管理事務
小田原管理事務所
間
奪
開 0550 (82)3100‐2
0465 (47)5147
045 (471)203『4
j045 (922)114r 5
Fax045 (922)4727
F狄0550 (83)0762
Fax045 (471)2043
Fax0465 (48)6070
}
京第二管理局
中 東京湾汐ァライン管理鄭莇所
0438 (42)0091
Fax0438 (44)0095
所
t4 l - 鸚務
F瞳
ax0426 (92)5556
」
本道路交通情報センター 日本道路交通情報センター
浜センター
九段センター
日本道路交通情報センター
神奈川県土木部駐在
建 :建設省マイクロ無線
防 :神奈川県防災行政無線
図2ー 3
道路啓開のシステム
緊急輸送道路 (緊急交通路) の啓開優先順位の整備
0 神奈川県土木部は、 県警察警備本部交通管制班 (交通管制センター) から県公安委員
会による緊急交通路指定 の情報を収集し、 各道路管理者に伝達する。
0 各道路管理者は、 その機関の災害対策本部 (支部) の統制を担当する部門と連携して、
そ れぞれが管理する地域 ・ 区間及 び隣接する他 機関 が管 理する道路 ・ 港湾 に関す るす
べての被害状況及び道路の被災状況、 応急復旧の見込み、 緊急交通路指定状況等を考
慮 (港湾管理者は関係する道路管理者を介す) して、 緊急輸送道路 (緊急交通路) の
啓開 ・復 日
l に関する優先順位の方針を策定し、 神奈川県土木部へ連絡する。
0 神奈川県土木部は、 緊急輸送道路 (緊急交通路) の啓開 復 旧について各道路管理者
が策定した優先順位の方針を取りまとめ、 神奈川県災害対策本部統制部、 県警察警備
本部交通管制班 (交通管制センター) 及び同交通規制班 (交通規制課) と、 緊急輸送
道路 の啓開 “刻日の優先順位、 緊急交通路の指定につ いて調整する。
0 こ の調 整を受 け、 神奈川 県土木部は各道路管 理者にその結果を伝達 し、 必要に応じ関
係機関で再調整を行ったうえ、 優先順位を策定する。
0 被害 が甚大 で広範囲に及 び場 合については、 神奈川 県土木部 は、
1)神奈川県災害対策本部統制部
2)各道路管理者 (港湾管理者は関係する道路管理者を介す)
3)県警察警備本部交通管制班 (交通管制センター)
4)県警察警備本部交通規制班 (交通規制課)
に対し、 緊急輸送道路 (緊急交通路) の啓開 作劇日等に関する関係者の召集を要請し、
県内の被災地域全体に関する緊急輸送道路の啓開 復 旧の優先順位、 緊急交通路の指
定につ いて調整を行う。 (以下 「調 整会議 」 という。)
0 調整会議においては、 必要に応じ、 建設省横浜国道工事事務所が、 神奈川県周辺地域
を含めた広域的な見地から、 各道路管 理者間の総 合調整につ いて助言する。
・麟
繊。
道行セ
99 .6
59
宮崎県土木部道路建設課
宮崎県における﹃
地域活性化促進道路事業﹄
一 はじめに
宮 崎県 は九州 の東南端 を占 め、北 は大 分県
に、 西 は九州 山地を挟 んで熊本 県 に、 西南 は
鹿 児島 県 に隣接 し、東方 一体 は太 平洋 に面 し
て いま す 。
本 県 は約 七、 七三四 孃と広大 な県 土面積 を
有 し て います が、 そ の大部 分 は山地部 で、県
土面積 の七六 ・八% が森 林で占 めら れ て いま
す。 ま た、 平均気 温 が高く温暖 な気 候 に恵ま
れ て いると と も に、 日照時 間、快 晴 日数 は全
国で も ト ップ クラ スにあ るな ど、優 れた自然
条件 を有 し て いま す。降 水量 も多 く、 県北 の
祖母 ・傾 連 山 や国 見岳、市 房 山を はじ め南北
に走 る九州 山地、 そ し て、韓 国岳 ・高 千穂 峰
宮崎県の位置
が指 定 され て います。
また、 豊 かな自然 環境 と変化 に富 んだ風土
このような本 県 の特性を活 かした観 光 ・
交通 ・
は過疎 ・高齢 化 が進 んで います。
等 の霧島 連 山 から流 れ る大小 四 七三河 川 によ
り、 豊富で 良 質 な水資 源 に恵ま れ て います 。
気候 に恵ま れた宮 崎県 には、 国立 公園 と し て
農 林水産業 や観 光 など各 種産業 の振 興を は じ
て いま す 。
部 門別施策 を 重点的 に展 開し て いく ことと し
やざき創 造主要 プ ロジ ェクト」を中 心 に、 各
く り」 を三 つの柱 にし て、 三 四 の 「
新 世紀 み
生 きが いのあ る長寿 社会 づ
く ら し ので き る 「
力 あ るふ るさと圏 づく り」、健 や かで 、安心な
快 適、便 利で災 害 に強 く、ふれあ いのあ る「
魅
に対応で き る 「たくま し い地域産業 づく り」、
現を目指 し て、高度 技術 に支 え ら れ、国 際化
さと宮 崎 づく り」を基本 理念 に掲げ、 そ の実
子孫三世代 が豊 か に暮 ら せ る 「
住 みよ いふ る
新世紀 みやざ き の シナリ オ」 を策 定 し、親
「
平成八年四月に第四次宮崎県総合長期計画
一一 住みよいふるさと宮崎づくり「
新
世紀みやざきのシナリオ」
いま す 。
ど、自立 性 の高 い産業構 造 の確 立を 目指 し て
目前 にせま った 二 一世紀 を 迎 え る にあ たり、 メ
県 の人 ロは 一 一七万 六千人 (
九年 )で 、 全
霧島 屋久 国立 公園、ま た、 日南海岸 国定 公園
アクセスの強化
国人 口 の約 一% と な って お り 、 そ の ほ と ん ど
漿外・国外との連携・交流
きu
、
l県土に翁ナる各機能連携のイヌ三歩 }
め健康 ・スポ ー ツ ・福 祉関連 産業等 の振 興な
︲
\
!
\
住 みよ いふ る さと宮 崎づ くり
ノ
な ど 四 つの国定 公園、 六箇 所 の県立自 然公園
\
\
新世紀み 謎 き創造主要ブ□ジエクトの 祷嗣
‘
/
\
生きがいのある長寿社会づくり
展
き県 土 の 均 衡 あ る 発、
福祉社会づくりの推進/ 健康づくりの推進
生涯学習の鑿盤整備/教育の売薬
男女共同社会づくりの推進/ 轡少年の鯉全育成
藤るさと文化の高絹/生涯スポーツの推進
安心できるくらしの隣保/地域安全 ・交通安全対策の推進
ノ‐
が平 地 ・盆 地部 に居住 し ており、中 山間地で
ザ
煕葉の振興/林禁の振興/水産業の振興
工業と高梨サービス葉の振興
観光・リゾートの振興/流通対策の充実
臓用と労儀購隣の充実
、
新ひおかづくり運動の推進
都合交通網の馨備/萬窟悩強化の推進/国際交流の椎進
遷疎地域等の活性化/交流・連携による地域づくりの促進
快適な生活硼睫づくりの推進/土地対策の推進
人と自然の共生する環境づくりの推進
災蜜に強い嬢土づくりの推進/自然・エネルギー対策の椎邁 ‐
、
魅力あるふるさと圏づくり
ノ
\/
ノノノ たくましい地域産業づくり
三 宮崎県の今後の道路整備の基本
方針
宮 崎県で は、県 民 の皆様 から いただ いた意
見、要 望を踏 ま え、 「
地域 の連携 ・
交流 によ る
“
住 みよ いふ るさと宮 崎 づく り"
」を基本 目標
と した道路 整備 の基本方 針を策 定 しま した。
ゆ 道路整備 の基本方針
ノ
、
桝
町
偽 胤
臥莉0棍
外し り
た りく
指
ま目くづ
をづ道
、
入
り遁な
るくる全
幣生 ◎地鯉@人ま
被 くリや訪れづ道の支をえ防安ぐ
錮 づ遺いす人ら人中心社会餓故を夢
爛繃 人饌しに域呂でしい、地安金なと車のす0
j
を
り
く
た
れ
訪
=
住 みよ いふ るさ
地域 の連携 ・交流 によ る “
と宮 崎 づくり“を目標 に、県内 一時 間構 想 の
実 現を 図 るととも に、人 々が安定 した生 活を
営 むた め の 「
産業 経 済 の活性化を促 す道 づく
り」、 地域 の連携 ・
交流 によ る交流 圏拡大 を 図
る「ふ るさと交流 圏 を 形成 す る道 づくり」、 さ
ら には人 々が安全 か つ安 心し て暮 らす た め の
「
生活創 造圏を支 援 す る道 づくり」 を進 めま
創
‘
“' g“■'-し
‘,
“‘
る た
り図 りま
くを < 、
づ化 づく
道性 通す
る活 るや
えや えれ
支化 支訪
を域 をを
ト鱒
化広 o
性のす
一宮
活動まゾが
の活しリ客
窯業指光光
蔑産目観観
e e
酌 砒
,くり縦“
‘
“,く
り郷 線
ふるさと交流圏を形成する道
づくり
郷
報
胱
拗
鰹
。
の自然災害に強い道づくり
交通途絶のない地 域づくりを支援するネット
ワークとしての道づくりを目指します
。
の中山間城截を支える道づくり
過疎化,高齢化が進展 する中山間地戴の活性
化を困る道づくりを目指しま す
。
の歴史や文化を活かした逼づくり
増域で圀らす人と訪れる人がふれあい・交流
できる質の高い地域づくりを支援する道づく
りを目指します
。
"自然頌頃に配題した道づくり
豊かな自然環境に配越した自然とふれあい・l
麗
の快適な都市づくりを支援する道づくり
都市生活者が快適に覆らせる都市空間や環
境
到
くが夢み
づ力民組
たと 、
取
し解りた
摩煙くけ
配のづ向
に民道に
性県る政
観るよ行
落すに路
・対開通
性に公た
朗敵掘れ
還行情が
や路 、
闘
資進め
、0
たと
敵投 、
す
行点はの方ま
︲ 朧軍にそりき
くい
- 達のす o
た備指すづて
れ離目で進め
ミkか路を要の逕
〆 開迫り必加を
道路離備の重点投資や還朗性・客観性に配摩した逼づく
りを目指すには
、道路行政に対する県民の理解と協力が
必要ですoそのため
、情報公開による道づくり・住民参
加の造づくりなど
、開かれた道路行政に向けた取り組み
を進めていきます
。
の部局間の連携促進
利便性の高い道づくりを目指すには
、国県道や市町村道
ばかりでなく農林道も含めたネットワークづくりが必要
です
。そのため、部局岡さらには行政の粋を越えた蓮
拂・協力による道づくりが重要であり、連携促進に向け
た取り組みを進めていきます
。
eモラルの向上
u住みよいふるさと宮崎=の実現に向けては
、あらゆる
人々が
、「道路は利用者全てが共有する財産」であると詔
議することが重要です
、
。そこで、道路の利用の仕方など
道路利用に当たってのモラルの向上に向けた取り稍みを
進めていきます
。
す。
ま た 、こ れ ら の実 現 の た め 、「モ ラ ルの 向 上 」
「
開 かれた道路 行政」な
部 局 間 の連携 促進 」 「
ど の取 り組 みも進 めます。
② 道路整備 の基本目標
︻
産業 経 済 の活 性化 を促す道 づくり︼
①産業 の活性化 を支 え る道 づく り
東九 州自動 車道な ど の高 規 格幹線 道路 の
整備 や生産 地及び 消費 地を 連絡 す る高 速道
路 、ま た高 速 ICと空港、 港湾 な どを連絡
基 本 目 標
0県内l時間構想の実現
0都市部、地方部 (中山間地威を含む)の豊かな欝らしを支える道路網の実現
0県境を越えた広餓交通ネットワークの実現
す。
広 域化 や活性化 を 図 る道 づく りを目指 しま
す るア ク セ ス道路 の改善 など、 産業 活動 の
づく りを 目指 します。
流で き る質 の高 い地域 づく りを支援 す る道
そ こで暮 らす人 や訪 れ る人 が ふれあ い ・交
安 全な道 づく りを 目指 します 。
四 地域活性化道路整備事業
道路 法 面 の緑化 や自 然 への影響 が少な い
ロジ ェクトを支 援 す る、道路 の整備 を進 め て
特色 あ る発 展を 目指 し、 以 下 のよう な主 要 プ
宮 崎県で は、 以上 のよう な観 点 から 地域 の
観光 地 の景観 と 調和 した連絡 緑化 や沿道
ト ンネ ルや橋 梁 を採 用す るな ど、豊 かな自
いま す 。
④ 自然 環境 に配慮 した道 づく り
修 景、 道路標識 の整備 、 また、観光 地と高
然 環境 に配慮 した自然 と ふれあ い ・交流で
② 観光 リゾ ートを支 え る道 づく り
速 IC のア ク セ ス改善 な ど、観 光行動 圏 の.
き る道 づく りを 目指 しま す。
宮崎県北地方拠点都市整備
拡大 を 図 ると とも に、観光客 が再び 訪 れた
1
集 中豪 雨時 の災害 に強 い規 格 の高 い道路
熊本 市 とも直結 す る位 置 にあり、 東九州 にお
⑤ 自然災 害 に強 い道 づく り
を整備 し、交 通 途絶 のな い地域 づく りを支
け る要衝 とな って います。 さら に、東 九州 屈
くな る道 づくりを進 めます 。
︻
ふ るさと交 流 圏を形成 す る道 づくり︼
援 す るネ ット ワー クと し て の道 づくりを進
指 の工業 集 積 地で あ ると とも に、 九州で は、
当 地域 は、宮 崎市 と大 分市 の中 間 に位 置 し、
① 快 適な都 市 づく りを支 援す る道 づくり
めます 。
首都 圏と の最短 航路を 持 つ重要 港湾 細島 港を
バイ パ ス ・環状道路 な ど の ハード 対策 に
加 え、時差 出勤 、公共交 通機 関 の活 用など
︻
生活創 造圏を支 援す る道 づく り︼
擁 し て いるな ど、産業 ・物流 の拠点 と し て の
ど高齢 者 など が歩 き やす い歩道 の整備を 目
業 ・就 学 関係 を はじ め、産業 ・文化 ・生活 の
ま た、 地域内 の都市部 と 周辺町村部 は、就
高 いポ テ ン シ ャ ルを 備 え て いま す 。
指す と とも に、 シンボ ルロード の整備 など、
の全般 にわ た って密 接な つな が りを有 し てお
歩 道 の段差 の解消 、広幅員 歩道 の整備 な
① 人 に優 し い道 づく り
の ソフト対策 を行う こと により、都市内 の
交通 渋滞 を解 消 す ると とも に、電線 類 の地
中化 、 道路緑 化 など都 市生 活者 が快 適 に暮
地域で暮 らす 人 々やそ こを訪 れ る人 々、 さ
り、 地域 の 一体化 が進 んで いま す。
ら せ る都市空 間 や環境 づく りを 目指 しま す。
中 山間 地域 の日常 的 な交 流 を支 え る橋 梁
ら には、外 国人 にも優 し い、人中 心 の道 づ
② 中 山間 地域 を支 え る道 づく り
やト ンネ ルな どを 整備 す るととも に、 地域
一方 、当 地域 は、若者 の流 出等 に起 因す る
く りを 目指 しま す。
子供 が安全 か つ安 心 し て通学で き る歩 道
動 、高 速道路 が未 整備 であ るな ど の課題 を抱
行、基幹 産業 た る第 二次産業 におけ る構造 変
人 口 の逓減、 周 辺町村 部 におけ る過疎化 の進
ネ ット ワー ク (
通学路) の整備 を図 ると と
え て お り 、 こ れ ら への 対 応 が 急 務 と な って い
② 安全 な 地域社会を支 え る道 づくり
情報 の発信拠点 ともな る 「
道 の駅」 の整備
な ど、 過疎化 ・高齢 化 が進 展 す る中 山間 地
も に、 自動 車 の流 入を制 限す る コミ ュ ニテ
ます。
域 の活性化 を 図 る道 づくりを 目指 します。
地方部 に残 る歴 史的 ・文化的遺 産 や景 観
ィ道路 の整備 を図り、 人 と車 の事故 を 防 ぐ
③ 歴史 や文化 を活 かした道 づく り
と調和す る道路緑化 や舗 装材 の採 用など、
拠 点都 市 地域 に指定 された当 地域 は、 以上 に
このような状況 の中 、 平成 六年 九月 に地方
図 る こと と し て いま す 。
ド 」 の形成 を 目標 と し て、 地域 の振興整備 を
及び ﹃
自然 と人 と産業 が調和 した ハート ラ ン
o基本方 針
・平成 七年 から概 ね 一〇年 間
0計画期 間
町 町
延 岡イ ンタ ー線 建設事業 他五路線
ー ク の形成
⑥ 県北部 全域 の振 興 に資 す る交流 ネット ワ
次都市
な居
住環
機能の増
進と快適
境の
③高 業 の育成
た産業 ・流 通基盤 の 一層 の強化 と先端 産
② 蓄積 された産業集 積 ・技術集 積 を活 かし
の整備
①高速道路等広域交通体系や情報通信基盤
一村
みら れ る地域 の発 展 可能 性 や課題 及び 地方 拠
o地域 の構 成
鉛
“
点法 の主 旨 に鑑 み、「
高度 な産業集積 に立 脚 し
日
,脚
晏
田
繃ん き
国 \,町
、:人 間
\
●〆 高
爾
市
・延 岡市 、 日向 市 を中 心都 市とす る二市 五 町
点
拠備
方塾
地市
P
ゞ辯
間
串
た東九州 におけ る人流 ・物 流 ・情 報発信 拠占巴
‘
⋮
野
鮴 羅
.
,
慈湖
≧
き
、
都
(
街路事業)
4
/
〇
都 城 地方 拠点 と市 地域 は、宮 崎県南 西部 に
要 衝 と し て、ま た、南九州 の活性 化 の鍵 を握
崎、熊本 、 鹿 児島 及び福 岡等 に通 じ る交通 の
このよう な状況 から、当 地域 は、今後 さら
に、広 域的 な交 通 網 が整備 され る に つれ、宮
は近年急 速 な伸び を 示 し て います 。
③ 公共基盤 の充実 と広 域交 通 ・情 報 ネ ット
②快適な居住空間の創造
① 南 九州 の拠点都 市 にふさわ し い高次都 市
安賀田通線道路改良事業 他九路線
位 置 し、霧島 山系、鰐 塚 山系 に囲ま れ る広大
る地方拠 点都 市と し て、 一層 の発 展 が期 待 さ
⑦ 健康 の増 進と福 祉 の充 実
推進
④ 第 二次 、第 三次 産業 の高度 化 と多角 化 の
ワー ク の確立
責
機能
能の集積
な盆 地 の内側 に存 し ており、 県内最 大 の河 川
れ て いま す 。
⑤先進的農業 の創出
都城地方拠点都市地域整備
で あ る大 淀 川 の上流部 に位 置す るなど、自然
o地域 の構 成
⑥ 魅 力あ る広域観 光拠点 の形成
2
環境 に恵 ま れた地域で す。
・県内第 二 の都 市で あ る都 城市 を中 心都市 と
ま た、当 地域 は、宮 崎 市まで 五 ○ 如、鹿児
す る 一市 五 町
⑧ う るお いと生 きが いの創 出
島 市 まで 七○ 如と両市 のほ ぼ中 間点 に位 置 し、
o計画期 間
都 城地方 拠点都 市 地域で は、 これら の整備
利便 性、快 適性を実 現す る公共基盤 や業 務核
宮 崎空 港、 鹿児島 空港、宮 崎 港、油 津 港 の交
の基本 的方向 に基 づき、本 地域 の特 性 とポ テ
機能支 援 のた め の情 報 ネ ット ワー クを 整備 す
⑨ 自然 と共 生す る快 適 な環境 の創造
当 地域 は、県 内第 二 の都 市で あ る都 城市 を
ンシ ャ ルを 活 かす た め、 開発 整備 の中 心とし
る こと により、南九州 を牽 引 す る都 市 地域と
・平成五年度 から概 ね 一〇年 間
中 心都 市 とす る都 城 ・北諸 県 地方 生活圏 と同
て次 の六地区 を 設定 し、重点 的 な整備 を進 め
し ての役 割 を実 現す る こと とし て います 。ま
通拠点 まで の所要時 間 が 一時 間以内で あ るな
じ エリ アで 構 成 され ており、 一市五 町、人 ロ
ると とも に、拠点 地区外 にお いても、積極 的
た、 地域内 はもと より他 地域 や他県 と の産業
特 に、③ 「
公共基盤 の充 実と広 域交 通 ・情
約 一九 万 四千 人、面積約 七六 四 軸を有 し て い
な社会 資本 の整備を進 め る こと により、 地域
交流 や生活交流 を さら に促進 す るた め、 地域
o基本 方 針
盆 地 は ひ と つ」 と いう 共 通 意 識 のも
ま す。 「
と、歴 史的 、 文化的 に つな がり の強 い地域で
全体 の活性化 を 図 る こととし て いま す。
内循環道路 や市街 地部 の幹線 街路を は じ め、
ど、恵ま れた地 理的 条件 を有 し て いま す。
あ り、市 町 の垣根を越 えた生活圏、 経済 圏 を
o地域整備 の基本 理念 と整備 の方 向
ア メ ニテ ィ ー (
快 適 性 )、 モ ビ リ テ ィ ー (
機
へのア ク セ ス道路及び広域交 通拠点 と連結す
他 地域 と連絡 す る各主要道路 、 高速交 通拠点
報 ネ ット ワ ー ク の 確 立 」 に つ い て は 、 安 全 性 、
構成 し て います 。
地域全体 の基礎 的産業 は、 我 が国有 数 の畜
動性 ・
利便性 )、 エ コ ロジ ー (
自然環境 と の共
る規 格 の高 い道路等 の整備 に努 めます 。 さら
に、都 城市 と五 町及び 地域内外聞 の交通 ・情
産を主 体 とす る農業 で あり、林業 も県 下第 一
気 都 市 地域) を 目指 し て、次 の基本的方 向 に
報 ネ ット ワー ク シ ステ ムの確立 を 図 ります。
生) を基本 理念 とす るウ ェルネ スラ ンド (
元
基 づき整備 を 図 る ことと し て いま す。
の生産量を有 し て いま す。
ま た、 工業 は、都 城 イ ンタ ーチ ェンジ 周 辺
に企業 の集 積 が進 み つつあ り、製 造 品出荷額
県道都城北郷線道路改良事業 他三路線
(
県道事業)
国道二六九号道路整備事業 他八事業
げら れ て います。 この 「
基本 整備 」 と し て以
整備 」、 「
福 祉 の増進 」 の二 つの支 援方策 が掲
進」、 「
産業 振 興」 の三 つの推 進方策 と 「
基盤
本方 針」が つく ら れ、 「
人 お こし」、 「
交流 の促
昭和 六三年 に 「
県北 フォ レストビ ア整備 基
の文化 圏」を創 り上 げ よう とす るも ので す。
への可能 性を 高 め てき て います 。
げ てき ており、 より 一層 高度 技術 の開発定着
まで各 種 の施策 推進等 により大 きな成 果 を上
定 を受 けた宮 崎 S U N テク ノポ リ スは、 これ
昭和五九年 三月 に高 度技術 工業集 積 地域 の指
と宮崎 づく り」 に大 きく貢献 す るも のです 。
担 う と同時 に本 県 の進 め る 「
住 みよ いふ るさ
o支 援す る道路事 業
(
街路事業)
下 の路 線 の整備 を進 めて います。
空 港、宮 崎港 があ り、 ま た、宮 崎市 から放射
(
国道事業)
県道 都城霧島公 園線 シンボ ルロード事業
o支 援す る道路事業
(
直轄事業)
状 に九州縦貫自動車 道、国 県道 、鉄 道 が延び 、
交通体 系 は、本 圏域 の中 心地宮 崎市 に宮 崎
他九路線
国 道 二 一八号 (
高 千穂 バイ パ ス)
周 辺 六町 の市街 地と宮 崎市 街 地とを 結 んで い
県 北 フ ォ レ ス ト ビ ア構 想
(
補助事業)
ます。 さら に宮 崎市 を 取 り囲 む環状線 のう ち、
3
国道二六五号 (
下椎葉拡幅) 他四路線
フォ レストビ ア構 想 は、 県北 五 町村 を モデ
ル圏 域 に指定 し、 山村 地域 に育 ま れ てき た心
宮 崎外 環 状線 は大規模 住宅 団 地を結 ぶ生活 道
街 地 の連携 と学 園都 市 、空 港 とを結 ぶ生活道
路 と し て、 テク ノポ リ ス環状線 は周 辺各 町市
(
地方道事業)
日之 影 宇目線 (
湯 の元 工区) 他四路線
豊 かな人間性 、生活文化 な ど の総合的 な活 用
を 図 り、 二 一世紀 に向 け て圏 域 の人 々が生 き
る道 と し ての最 大資 源で あ る森 林 を 切り ロと
ってき ており、 二 一世紀 には森 林 が人 間 の生
社会 に精神 的 な 「ゆと り」を求 め るよう にな
す。 近年 、人 々は都会 の過密 から逃 れ、 山村
人と産業 と自然を 融合 さ せた、人 々を
で す。﹃
技術 に立脚 した 工業 開発 を 一層 促進 す るも の
と し、 地域 の産 ・学 ・官が 一体とな って高度
本 計 画 は、 県央 地域 の 一市 六町を 対象 地域
を活 用し、地場企業 の技術 先端化 と、 先端 技
、宮 崎学 園都 市な ど
チ ャー (
産業 ・
都市 基盤 )
行 し て、着 々と整備 が進 むイ ンフラ スト ラ ク
ス条 件 を有 し 一体的 に結ば れ る地域で す。 先
系 により本 圏域 は良好 な高 速交通 へのア ク セ
路 と し て整備 され つつあ り、 これら の交通 体
活 に欠 かす こと ので きな いよう な社会 「
森林
魅 き つけ る活動空 間を創 成 し、 二 一世紀 を 展
術 の導 入を重点 的 にす す め、美 し い自 然 の中
宮 崎 S UN テク ノポ リ ス構想
化 社会 」 が訪 れ ると考 えら れ て います。 そ こ
望 し つつ多様 な人 々が新 たな 「
産業 文化 」 を
4
で 、豊 かな森林資 源 と伝統 的な生活文化 が残
に先端 技術 の開花す る “
新 し いまち づく り“
を行 いま す。さら に、東九州 自動車 道清 武 -西
した、新 たな 山村 社会 の建 設を 目指 すも ので
る山村 に、 これら資 源を 地域 の創 意 と工夫 に
創 出 す る “産業 ・技術 ・文化 ・都 市複合 圏 “
の形成」 を基本 理念 と し、 さら に県内 各産業
交流 や産業 な どを盛 ん にし て、 生 き生 きと し
め るs UN -RAY構 想 推進 の先導的役 割 を
集 積 拠点 間 の連携 によ る全 県的産業 振興を進
体系 は今後 一層充 実 します。
都間 の整備 が進 めら れ ており、本 圏 域 の交 通
より上手 に利 用す る こと によ って、都 市 と の
た 山村 、森 林と人 間 の共 生 によ る 「
森 と むら
99 .6
道行セ
66
県内 1 時間構想のイメージ
= =ニニニ 嬢都 (宮崎市) 各拠点都市
鳶各疑点都市 股接地i緘
畿
圈総麟箋
Eの中心都市
-{ 、「 各地域内、中心都市まで
藷
0圏域
・宮 崎市 を中 心とす る 一市 六町
内 一時 間構 想」を推 進 し て います 。
二 一世紀 を 迎 え る にあ た り県民 一人 ひと り
7′
6
が真 の豊 かさを実感で き る社会 の実 現 が求 め
で あ り、地域活性化促進道路事業 と と も に、
道
セ
6
o指定年 月
9
同時 に産業 の集 積 が図 ら れ つ つあ る本県 は、
ら れ ており、美 しく豊 かな自 然環 境 に恵ま れ、
以 下 の放射 状道路、 環 状道路意外 にも、
ゆと りと生 き が いを も って豊 か に自 己実 現を
・昭和 五九年 三月
一般県道 "福 王 子佐 土原 線他 八路線 、市 町
図 る こと ので き る生活空 間 と し て、 ど こにも
行
村 道 など、 圏域内 の道路 網整備 を進 め て い
負 けな い発 展 可能 性を も って います 。 このよ
リ ソート構 想 の進 展 や交 通網 の整備 が進 むと
ます。
う に今後 は地方 の自立 がま すます重要 視 され
o支 援 す る道路事 業 (
平成 九 - 一二)
(
放射状道路)
し て、本県 も地域的特性 を活 かした個性 あ る
るよう にな り、 いわ ゆ る 「
新 地方 の時代 」 と
関連、 花 見改良 )
発展を自 ら の意 思で築 き上 げ る時代 にな るも
国 道 一〇号 愈呂崎北 バイ パ ス、宮崎 西 IC
森 永、大 田原 橋、大 ロ、 木脇)
宮 崎須 木線 (
のと 思わ れま す。
他国道三路線
他県道二路線
政 ブ ロ ック に お い て 、「ひ む か 歴 史 ロ マ ン街 道
このよう な中、本 県で は県内 六 つの広 域行
浮 田、柏 田、生 目、宮 ノ下)
宮 崎 西環 状線 (
(
環状道路)
他六路線
形成構 想 (
仮 称 )」 を 共 通 の コン セプ ト と し
て、 そ れ ぞれ地域特 性を活 かした テー マに基
本 県で は、県 民生活 ・産業 経済 の広 域的 な
同プ ラ ンの推進 に ついても積極 的 に支 援 し て
づき、 地域戦略 プ ラ ンの策 定 を行 ったと ころ
展 開を支 え、 県土 の均衡 あ る発 展 を 図 るた め、
いき ま す 。
五 おわりに
東九州自動車道 を は じめとす る高規格幹線道
路 や国県道等 の整備 を促進 す るな ど、体 系的
に整備 された道路交通網 を 形成す る こと によ
り、 県内主 要都 市 間及び主要都 市 と周 辺市町
村 を概ね 一時 間で 結 ぶ ことなどを 目指 した「
県
月 ・日
4
5
郷
世界 の動 き
事
項
○小 渕恵三首相 が二〇〇〇年 に日本で 開く主要国首 脳会
○政府 は閣議で中央 省庁改革 関連 一七法案 を決定 した。
今国会中 の成立を目指す。
○尾道と今治を つなぐ西瀬 戸自動車道が開通。
0国道 一一六号 の和島 バイパ スの起点側 一・二 獅が開通。
○中部縦貫自動車道 油 坂峠道路 の白鳥西 IC から油 坂
道路行政 の動 き
議 (
サ ミ ット) に ついて各国首 脳 の会合を沖縄 県で 開催
が貫通。
○上信越自動車道 八嵐山ト ンネ ル(
延長 四、 四六 0 m)
国 内 の 動 き
日本経済 に ついて 「
あら ゆる景気刺激策 と構造改革」を
す る ことを決定。蔵相、外相 の会合 は福岡県と宮崎県で
項
進 め、 一九九九年度 の政府経済見通 し の 「
○ ・五% のプ
九州 ・沖縄 サ ミ ット」と名付 け る。
分離 開催 し、全体で 「
ップで構成 され るバリ ア フリ ー の街 づくり実行委員会 が
"バリ ア フリ ー の街 づく り シ ンポジ ウ ム」を 開催 す
「
“
事
ラ ス成長」を実現す るよう求 めた。
○総務庁 の労働 調査 によ ると、三月 の完全失業率 は四 ・
八% (
季節調整値)で、 現行調査 開始 の 一九五三年以降
る%
月 ・日
○ ユーゴ の首都 ベオグ ラード の中国大使館 が、北大西洋
最悪 の前 月 より○ ・二ポ イ ント上昇 し て記録を更新。完
○「
川崎公害訴 訟」 (一次ー四 次)の控 訴審で、東京 高裁
項
条約機構 (
NA TO) の空爆 を受 け、新華社電 は二人死
亡、 二人不明、 二〇人余 りがけがと伝 えた。 翌 日、 NA
TOは誤爆を認 め、謝 罪した。
全失業者 は三三九万人と前 月を 二六万人上回 った。
が原 告 の川崎市 の公害病認定患者 らと被告 の国と首都高
事
○イ スラ エルの首相 公選は、 即日開票 され、 エフド ・バ
○総務庁 の調査 (
四月 一日現在)で、 一五歳未満 の子ど
速道路公団 に和解を勧告、正式 に成立 した。
月 ・日
ラク労働党首 が現職 のペ ンヤミ ン ・ネ タ ニヤ フ氏 (
右派
も の人 ロが、昨年 より三 一万人減 って 一、 八八八万人と
○建設省、神奈川県、藤沢市、湘南台 二丁目 ワーク シ ョ
峠料金所まで の六 ・三 虹が開通。
リ クード)を破 って当選。
なり、総人 口に占 め る割合 も 一四 ・九%と初 め て 一五%
○主要 七 ヵ国蔵相 ・中央 銀行総裁会議 が共同声 明を発表。
榊
聯
○経済協力 開発機構 (
OECD)が加盟 二九 ヵ国 の経済
を割 った。
の黒字額 は前年度 比 一七 ・六%増 の 一五兆 二、 二七 一億
○大蔵省 の 一九九 八年度 の国際収支 によ ると、経常 収支
九%と前 回見通 し (
DP)の実質成長率を マイ ナ ス0 ・
昨
年 三 月) のプ ラ ス○ ・二% から大幅 に下方修 正 した。
見通 しを発表。日本経済 に ついては今年 の国内総生産 (
G
○ ロシア下院 は エリ ツィ ン大統領 が指名 した ステパ シン
○国税庁 が 一九九 八年分 の確定申告で 一千万円を超え る
て大 きく落ち込んだ。
所得税を申告 した高額納 税者 を公示し、上位 一〇〇人を
円となり、過去最高を 記録。輸 入額 が内 需低迷を反映 し
○米商 務省発表 の三月 の貿易統計 によ ると、米国 の貿易
発表 した。公示 された のは約 八万 四、五〇〇人で、九 七
首相代 行 に対す る首相 承認投票を行 い、 可決 した。プリ
赤字 は季節調整後 の数字で、前 月比 二 ・九%増 の 一九六
年分 に比 べると、約九、五〇〇人 の減。史上最多 の九 一
マコフ前 首相 は大統領 に解任 された。
億九、 八〇〇万ド ルで九 二年 の統 計開始後 の最高額とな
年 分 に比 べると約九万人 の減 少。
った。
99 .6
道行セ
68
“
ふうたくも
う
占的 (
占う目的) にもよるが占 って霊蓋中
せんてき
のであ る。問笙者 の中 には 「
何が出た」と得
ふ
おもう てい
ち
孚 の卦 が 出 た と き は 、 「思 ウ テ 一」のような気
もんぜいしや
卦だけを易者 にき いて料金を払 って行く人も
易者 のくど/ \した説明より自分 の解釈 の方
い込 みが 激 し く 、 人 に騙 さ れ や す いから 気 を
と占断す る。が、 このようなときは当人 の思
かな
いる。あとは自分で得卦を解釈す るのだろう。 持で物事 に集中すれば、願 い事 は叶えられる
が ま し だ と 思 って いる の に違 いな い。 こ の よ
陰 ⋮陽
⋮
mと 囲の マー ク三 本 を 組 み合 わ せ ると 八 つ
か
ち
天 津 火 雷 凰 水 山 地
た
の象 が出来 る。霊 ・
薑・
霊・
間霊嘲
・
間・
罪・
雛 これ
つけるよう易者 は助言す ることを忘れな いだ
ぜい
ちく
うな易 の修学者でも自分 のこと にな ると迷 い
ろう。なぜなら、暑 當 孚の初交 凸 番下の
ょ
ぜい
ち
う
を八卦と いう。八卦をもう 一つ重ね て六本 一
が出 て、櫟笙と いう易占 いで 一番大事な笙竹
-の マーク)と、上炎 (一番上 の 囲の マーク)
人為で卦を自由 に操作す るのは六四卦が限度
を 自 乗 す ると “ × “ = 鵬卦 にな って し ま う 。
としな い。また猫がねず みを狙うときは、根
のとき の親鳥 は、他 の動物が来 ても逃げよう
いる文字であ る。中とは最中 の中であ る。 こ
子 (
卵) の合字で、巣 の中で鳥が卵を抱 いて
風澤中孚と いう卦があ る。孚 の字は鳥 の爪と
六四卦 の 一つに八卦 の霊と霊を組み合 せた
事を信 用し目的 に向 って 一途 に進む ことは良
風澤中孚と山雷頤 の両卦を併 せ考 えると、物
は口の中 の果実、即ち食 べ物 のことであ る。
頤 の易本文は観 し
頭目求汽ロ実 ⋮
とあ る。口実と
開 け て食 べ物 を 待 って い る象 (
報じ と 見 る。
い
をみてみ
ずからこ
をもとむ
うじつ
で あ る。 頤 と は 下 あ ご の こと で 、 口を 大 き く
を 取 ってし ま う と 舵 曲 頤 (
さ ん ら い い) の卦
ゆ
ち
うふ
い ひそ
にな る。 中 孚 の卦 の中 に は 頤 が 潜 ん で いた の
組 にす ると、八 の自乗で六四卦とな る。易は
の操作段階は第三者 の易者 にま かせてしまう
な のであ る。で、六四卦であら ゆる事象 に対
気 よく神経を集中 して他を かえりみな い。中
いが、そ の進んだ結果が自分や家族を養 って
これで人事百般 に対応す る。千変万化 の人事
ので あ る。
応す る為 には問鱸者 (
笠を求める人) の話を
孚と いう卦名 は 一つの物事 に熱中とか夢中 に
いけ る 口実 の頤 の保 障 が あ る か ど う か、 を よ
に こ れで は 足 り な いと ば か り に、 更 に六 四 卦
を 「
霊前 の審事」と いう。易は当 ても ので は
な ることであ る。 一方、霊薑中孚 の象を みる
く 考 え な け れば な ら な い、 と いう こと にな る。
よくき \ 要 点 を 整 理 す る こと で あ る。 これ
ぜい
ぜん しんじ
"
履 一帯
ち
か
た
よ
かし
う かめい
ひなどり
ゅ
ゅ
き
、
い
ち
う ち
う
な いか ら "黙 って座 れば ピ タ リ と 当 た る " と
と、上 の翼 の 齢を下を向 いた親鳥 のロ、下 の
最近、自立 のための資格取得が流行して いる
澤" ⋮院
⋮
いう訳 には いかな い。問笙者自身が真剣 にな
霊 の Mを 上 に向 け て 開 いて いる雛 鳥 の ロと 見
よ う だ が 、 そ の資 格 に ふ さ わ し い口実 を 得 る
ひな
9
うふ
たくち
ふ
って迷 って いる こと も 、 ポ イ ント は案 外 と 単
ることが出来 る。 こう みると=
謂璽中孚 は 一生
には顧客獲得と いう別 の競争を覚悟 しな けれ
かめい
ゆ
ふうたくち
うふ
な ことが多 いも のであ る。そ の 一方で易者
懸命雛鳥 に餌を や って いる象 にも見える。風
ばならな い。
ぜいしや ぜい
もん
ト に合わせなく ては回答 にならな い。易経 に
澤中孚と いう卦は卦象も卦名も、 一つ事 に集
ょ
陰 陽⋮ かし
う
ふ
う
言葉少な に書 いてあ ると おり の受 け売りで は
中す る 一途さを い ・更 に発展して信ず るを表
こ
うへ
ん
か
ち
た
困 る。六本 一組 の 鞭・四の卦象を見たり卦名 か
一 も得卦 (
笙し て得た卦) の解釈を このポイ ン
言
ら考 えたり、その卦 の変化 (
炎変)を見たり
し た 卦 と いう こと にな る。
ー山水蒙 -
して、得卦を易者自身が自分なり に解釈す る
セ
駆鋤
-
ン夕 一
0
京体 4
束本 2
心わ送
2
8円穰
0
「 修 人
遂建字
政 省
行 設 圏
ナ 局
「
振込銀行 :富士銀行虎ノ門支店
口座番号 :普 通 預 金 7 7 13 0 3
口 座 名 :道 路広 報 セ ン タ ー
T E L 03 (3234)4310 ・4349
F A X 03 (3234)4471
一番町野田ビル 5 階
東京都千代田区一番町10番 6
本体価格733円)
本誌は、 執筆者が個人の責任において自由に
書く建前をとっております。 したがって意見
にわたる部分は個人の見解です。 また肩書は
原稿執筆及び座談会実施時のものです。
7 月号の特集テーマは 「道路交通円滑化の推進」 の予定です。
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