（2014年7.8月号）2（PDF：365.3KB）

今 月 ・ 来 月 の 星 空 案 内
夏休み中の星空
［2014 年 08 月 01 日夜 08 時］
げ し
す
６月下旬に夏至を過ぎたばかりで夜が短い
時期がまだまだ続きますが、夏休みに入って
ひかくてき
からは夜空を見上げる時間が比較的とりやす
くなるのではないでしょうか。
北極星
りゅうせいぐん
今年のペルセウス座流 星 群 は、ピークが
満月の時期とやや重なってしまっているため、
かんそく
北斗
七星
デネブ
強い月明かりの中での流星観測になります。
ベガ
暗い流星は月明かりにかき消されてしまうの
デネ
ボラ
北十字
じょうけん
で、全体的に見える流星の数は、最高の 条 件
がそろった昨年よりも
夏の大三角
少なくなるでしょう。そ
春の大三角
アルタイル
れでも、ふだんの毎日の
アーク
トゥルス
くら
夜と比べれば、流星の
土星
だんぜん
数は断然 多く見えるは
スピカ
火星
ずです。
南斗六星
アンタレス
ペルセウス座の星座
絵（左上）と、昨年
のペルセウス座
りゅうせいぐん
流 星 群 の写真（左）
（ステラナビゲータ Ver.9 より作成）
７月の月のカレンダー
８月の月のカレンダー
（上図・右図、共につるちゃんの天文カレンダーより作成）
夏休み中の天文現象（見るときのオススメ：眼…目で、双…双 眼 鏡 で、望…望 遠 鏡 で）
そうがんきょう
７月
ぼうえんきょう
めじるし
14～20 日
早朝の東の空で、金星を目印に、すぐ近く（金星の下やや左）にある水星を見つけることができる。
夜明け 45 分ほど前（04:15 ごろ）がねらい目で、双眼鏡では金星と水星が同時に見える。眼 双
りゅうせいぐん
(７月下旬～８月上旬)
りゅうせいぐん
りゅうせいぐん
むか
みずがめ座流星群・やぎ座流星群などいくつかの小さな流星群が、活動が最も活発になるピークを迎
じ か ん た い
え、夜明け前の時間帯で流れ星を見つけやすくなっている。眼
８月
にちぼつ
ひじょう
くわ
４日
月
日没後の南西の空で、月と土星が非常に近づいて見える。眼 双 望 → 詳 しくは右ページへ！
12 日
火
深夜から次の日(13 日)の明け方にかけて、年間三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群（出現期間：
りゅうせいぐん
むか
じょうけん
りゅうせいぐん
くわ
しゅつげん
かいせつ
7/20～8/20）がピークを迎える。今年はやや条件が悪い。眼 → 詳 しくは上の解説文へ！
ひじょう
18 日
月
くわ
夜明け前の東の空で、金星と木星が非常に近づいて見える。眼 双 望 → 詳 しくは右ページへ！