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2005/02/26

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2005/02/26
ルクセンブルグ籍オープンエンド契約型外国投資信託(米ドル建て、ユーロ建て、円建て)
投資信託説明書(目論見書)
2005.2
ルクセンブルグ籍オープンエンド契約型外国投資信託(米ドル建て、ユーロ建て、円建て)
投資信託説明書(交付目論見書)
2005.2
1.エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ—バイオテクノロジー・ポートフォリオ(以
下「ファンド」という。)の受益証券の募集については、管理会社は、証券取引法(昭和 23
年法第 25 号)第5条の規定により有価証券届出書を平成 17 年2月 25 日に関東財務局長に提
出し、平成 17 年2月 26 日にその届出の効力が生じております。
2.交付目論見書は、証券取引法第 15 条第2項の規定により、あらかじめまたは同時に交付しな
ければならない目論見書です。
3.請求目論見書(記載項目等については本交付目論見書「第二部
ファンド情報
第4
ファ
ンドの詳細情報の項目」をご参照ください。
)は、投資者のみなさまから請求された場合に交
付されるものであり、請求を行った場合には投資者のみなさまがその旨の記録をしておくこ
ととなっておりますが、便宜上、この交付目論見書と併せて掲載しておりますのでご留意く
ださい。
4.ファンドの受益証券の価格は、ファンドに組入れられている有価証券等の値動きのほか為替
変動の影響を受けます。したがって、純資産価格は変動しますので元本および利回りが保証
されているものではありません。投資した資産の損益はすべて投 資者のみなさまに帰属し
ます。
5.価格変動リスク等、ファンドの詳細については、本交付目論見書の「第二部
第1
ファンドの状況
3
ファンド情報
投資リスク」をご確認ください。
6.投資信託は、預貯金や保険契約にはあたりませんので、預金保険、保険契約者保護機構の保
護の対象ではありません。また、登録金融機関で取扱う投資信託は投資者保護基金の対象で
もありません。
本書は、証券取引法第 13 条の規定に基づく目論見書です。
投資信託説明書(交付目論見書)
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(ACM GLOBAL INVESTMENTS - BIOTECHNOLOGY PORTFOLIO)
平成17年2月25日有価証券届出書提出
発
行
者
名 : アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)エス・エイ
(ALLIANCE CAPITAL (LUXEMBOURG) S.A.)
代表者の役職氏名: 取締役会による特別受任者
齋
藤
勝
夫
本店の所在の場所: ルクセンブルグ大公国、ルクセンブルグ L-2453、ユージェーヌ・リュペール通り18番
(18, rue Eugene Ruppert, L-2453 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
代 理 人 の 氏 名 : 弁護士
青
木
邦
夫
代 理 人 の 住 所: 東京都千代田区永田町二丁目13番10号
プルデンシャルタワー
東京青山・青木法律事務所
届出の対象とした募集
募集外国投資証券に係る外国投資法人の名称:エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
-バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(ACM Global Investments – Biotechnology Portfolio)
募 集 外 国 投 資 証 券 の 形 態 お よ び 金 額 :クラスA受益証券につき3億ドル(約 313 億円)/3億ユーロ(約 425 億
円)/300 億円、クラスB受益証券につき 1.5 億ドル(約 156 億円)/1.5
億ユーロ(約 212 億円)/150 億円を上限とする。
(注)
アメリカ合衆国ドル(以下「ドル」または「米ドル」という。)およびユーロの円貨換算は、平成16年12月30日現在の株
式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21円および1ユーロ=141.61円)による。以下同じ。
有価証券届出書の写しを縦覧に供する場所
該当事項なし
目
次
頁
第一部
証
券
情
報 ····························································· 1
第ニ部
フ ァ ン ド 情 報 ····························································· 6
第1
フ ァ ン ド の 状 況 ····························································· 6
1
フ ァ ン ド の 性 格 ······························································· 6
2
投
3
投 資 リ ス ク ······························································· 26
4
手数料等及び税金······························································· 34
5
運
6
手 続 等 の 概 要 ······························································· 43
7
管理及び運営の概要····························································· 46
資
用
方
状
針 ······························································· 11
況 ······························································· 39
第2
財 務 ハ イ ラ イ ト 情 報 ····························································· 48
第3
外国投資信託受益証券事務の概要··················································· 57
第4
フ ァ ン ド の 詳 細 情 報 の項目 ······················································· 58
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ約款(抜粋)······························· 59
第一部【証券情報】
(1)【ファンドの名称】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(ACM GLOBAL INVESTMENTS - BIOTECHNOLOGY PORTFOLIO)
(注)
エイ・シー・エム・インベストメンツ-バイオテクノロジー・ポートフォリオ(以下「ファンド」とい
う。)は、アンブレラ・ファンドであるエイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ(以下「トラス
ト」という。)を構成するポートフォリオのひとつである。現在、ファンドは、ポートフォリオの他、
17個のポートフォリオによって構成されている。各ポートフォリオの受益者は、約款の定めに従いポート
フォリオ間の乗換えをすることができるが、日本の受益者には、当該乗換えの権利はない。
(2)【外国投資信託受益証券の形態等】
記名式無額面受益証券で、クラスA受益証券、クラスA2受益証券、クラスB受益証券、クラスB2受
益証券、クラスC受益証券、クラスC2受益証券、クラスI受益証券、クラスJ受益証券、クラスAJ受
益証券およびクラスS受益証券の10種類とする。(以下、全クラス受益証券を「ファンド証券」とい
う。)
日本においては、クラスA受益証券(以下「クラスA証券」という。)およびクラスB受益証券(以
下「クラスB証券」という。)のみが販売される。
ファンド証券は、追加型である。格付は取得していない。
(3)【発行(売出)価額の総額】
クラスA証券につき3億ドル(約313億円)/3億ユーロ(約425億円)/300億円、クラスB受益証券に
つき1.5億ドル(約156億円)/1.5億ユーロ(約212億円)/150億円を上限とする。
(注1)
アメリカ合衆国ドル(以下「ドル」または「米ドル」という。)およびユーロの円貨換算は、平成16年12
月30日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21円および1ユーロ=
141.61円)による。以下同じ。
(注2) ファンドは、ルクセンブルグ法に基づいて設立されているが、ファンド証券は、ドル建、ユーロ建および
円建のため以下の金額表示は別段の記載がない限りドル貨、ユーロ貨および円貨をもって行う。
(注3) 本書の中で金額および比率を表示する場合、四捨五入してある。従って、合計の数字が一致しない場合が
ある。また、円貨への換算は、本書の中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のうえ、必
要な場合四捨五入してある。従って、本書中の同一情報につき異なった円貨表示がなされている場合もあ
る。
(4)【発行(売出)価格】
各申込後最初のファンド営業日に計算される各クラス証券の1口当り純資産価格。
発行価格は、後記(8)記載の申込取扱場所に照会することができる。
(注) 「ファンド営業日」とは、ルクセンブルグにおける銀行営業日をいう。
- 1 -
(5)【申込手数料】
日本国内における申込手数料は、以下のとおりである。
①
クラスA証券
申込金額(発行価格に取得申込口数を乗じて得た額)に申込手数料(消費税込)に相当する金額が
加算される。
申込金額
10万ドル/ 10万ユーロ/1,000万円以上
申込手数料
10万ドル/ 10万ユーロ/1,000万円未満
申込金額の3.15% (税抜3.0%)
30万ドル/ 30万ユーロ/3,000万円未満
申込金額の2.10% (税抜2.0%)
30万ドル/ 30万ユーロ/3,000万円以上 100万ドル/100万ユーロ/1億円未満
申込金額の1.575%(税抜1.5%)
100万ドル/100万ユーロ/1億円以上
(注)
申込金額の1.05% (税抜1.0%)
累積投資約款により分配金を再投資する方法(以下「累積投資コース」という。)に基づく再投資につ
いては、申込手数料は課されない。
ただし、メリルリンチ日本証券株式会社および UFJ つばさ証券株式会社における申込手数料は、以
下のとおりとする。
申込金額
申込手数料
1,000万円未満
申込金額の3.15% (税抜3.0%)
1,000万円以上
5,000万円未満
申込金額の2.52% (税抜2.4%)
5,000万円以上
1億円未満
申込金額の1.89% (税抜1.8%)
1億円以上
申込金額の1.575%(税抜1.5%)
(注) メリルリンチ日本証券株式会社においてドル建てでファンド証券を購入する場合、またはUFJつばさ証
券株式会社においてドル建てまたはユーロ建てでファンド証券を購入する場合、メリルリンチ日本証
券株式会社またはUFJつばさ証券株式会社において円換算した申込み金額に応じて、上記の手数料率
が適用される。
②
クラスB証券
申込時において申込手数料は課されない。ただし、買戻時に、場合により、以下の偶発後払販売手
数料が課される。
買戻金額(ドル建、ユーロ建または円建)
に課せられる偶発後払販売手数料の料率
申込金額払込日以後の経過年数
1年未満
4.0%
1年以上
2年未満
3.0%
2年以上
3年未満
2.0%
3年以上
4年未満
1.0%
4年以上
なし
(6)【申込単位】
①
クラスA証券
シティバンク、エヌ・エイの各支店、出張所における申込みの場合
最低申込金額は、当初購入については3,000ドル、3,000ユーロまたは50万円以上、1米セント、
1ユーロセントまたは1円単位、追加購入については100ドル、100ユーロまたは1万円以上、1米
セント、1ユーロセントまたは1円単位。
メリルリンチ日本証券株式会社における申込みの場合
- 2 -
申込単位は、円建てで販売する場合 500 口以上1口単位、ドル建てで販売する場合 300 口以上1
口単位
UFJ つばさ証券株式会社における申込みの場合
申込単位は、円建てで販売する場合 500 口以上1口単位、ドル建てで販売する場合 300 口以上1
口単位、ユーロ建てで販売する場合 300 口以上1口単位
SMBCフレンド証券株式会社における申込みの場合
ドル建てのみの販売を扱う。申込単位は、当初購入および追加購入ともに100口以上1口単位。
②
クラスB証券
2,000ドルまたは2,000ユーロ以上、1口単位
(7)【申込期間】
平成17年2月28日(月曜日)から平成18年2月27日(月曜日)まで
ただし、原則としてファンド営業日でかつ日本における販売会社の営業日に申込みの取扱いが行われ
る。その他、代行協会員が必要と認める場合、日本において申込みを受付けないことがある。日本にお
ける申込取扱時間は、原則として午後3時までとする。
(8)【申込取扱場所】
①
クラスA証券
(イ)ドル建て、ユーロ建ておよび円建て
シティコープ証券会社
東京支店
東京都千代田区丸の内一丁目3番1号
東京銀行協会ビル8階
(以下「シティコープ証券」という。)
UFJつばさ証券株式会社
東京都千代田区大手町一丁目1番3号
(以下「UFJつばさ証券」という。)
(ロ)ドル建ておよび円建て
メリルリンチ日本証券株式会社
東京都中央区日本橋一丁目4番1号
日本橋一丁目ビルディング
(以下「MLJS」という。)
(ハ)ドル建て
SMBCフレンド証券株式会社
東京都中央区日本橋兜町7番12号
(以下「SMBCフレンド証券」という。)
②
クラスB証券(ドル建て、ユーロ建ておよび円建て)
アライアンス・バーンスタイン・ファンド証券会社
東京都千代田区大手町一丁目5番1号
東京支店
大手町ファーストスクエア
イーストタワー17階
(以下「アライアンス・バーンスタイン証券」という。)
(以下、上記5社を併せてまたは個別に「日本における販売会社」という。)
(注1)
上記証券会社の日本における本支店において、申込みの取扱いを行う。ただし、MLJSによる申込み
の取扱いは、法人顧客グループ本部、大阪法人支店、名古屋法人支店を除く。
- 3 -
(注2)
クラスA証券の販売取扱会社(以下(12)②(ロ)に定義されている。)は、東京都港区赤坂五丁目2番
20号所在のシティバンク、エヌ・エイの日本における各支店および出張所とする。
(ⅰ) 上記シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所においては、累積投資コースによる申
込みのみを受付ける。
(ⅱ) シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、一部の支店等で取扱いを行わない
こととしている場合がある。
(ⅲ) シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、東京支店川崎出張所においては、
電話による申込みのみを受付ける。
(ⅳ) インターネット取引での申込みは、丸の内支店(プライベートバンク部門)で口座を開設して
いる投資者を除く。
(9)【払込期日】
投資者は、ルクセンブルグにおける申込み注文の成立を日本における販売会社が確認した日(以下
「約定日」という。)から起算して日本での4営業日目までに申込金額および申込手数料を日本におけ
る販売会社に支払うものとする。
各申込日の発行価額の総額は、日本における販売会社によって申込日から起算して5ファンド営業日
以内の日(以下「払込期日」という。)に保管受託銀行であるブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ルクセ
ンブルグ)エス・シー・エイ(Brown Brothers Harriman (Luxembourg)S.C.A.)のファンド口座にドル貨、
ユーロ貨または円貨で払込まれる。
日本における販売会社または販売取扱会社の定めるところにより、投資家に対して、上記の払込期日
以前に申込金額等の支払を依頼する場合がある。販売取扱会社であるシティバンク、エヌ・エイの各支
店等は、通常、申込日に申込金額等の引落しを行う。
(10)【払込取扱場所】
上記(8)の申込取扱場所と同じ。
(11)【振替機関に関する事項】
該当なし
(12)【その他】
①
申込証拠金はない。
②
(イ)シティコープ証券およびSMBCフレンド証券は、アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)エ
ス・エイ(Alliance Capital (Luxembourg)S.A.)(以下「管理会社」という。)およびアライアン
ス・バーンスタイン・インベストメント・リサーチ・アンド・マネジメント・インク
(AllianceBernstein Investment Research and Management, Inc.)との間の、平成12年10月24
日付各受益証券販売・買戻契約(変更済)に基づき、日本においてクラスA証券の募集を行う。
MLJSは、管理会社およびアライアンス・バーンスタイン・インベストメント・リサーチ・アン
ド・マネジメント・インクとの間の、平成14年4月22日付受益証券販売・買戻契約(変更済)に基づ
き、日本においてクラスA証券の募集を行う。
UFJつばさ証券は、管理会社およびアライアンス・バーンスタイン・インベストメント・リサ
ーチ・アンド・マネジメント・インクとの間の、平成15年9月5日付受益証券販売・買戻契約(変
- 4 -
更済)に基づき、日本においてクラスA証券の募集を行う。
アライアンス・バーンスタイン証券は、管理会社およびアライアンス・バーンスタイン・イン
ベストメント・リサーチ・アンド・マネジメント・インクとの間の、日本におけるクラスB証券の
販売および買戻しに関する平成12年10月24日付受益証券販売・買戻契約(変更済)に基づき、日本
においてクラスB証券の募集を行う。
(ロ)日本における販売会社は、直接または他の販売・買戻取扱会社(以下、日本における販売会社
と併せて「販売取扱会社」という。)を通じて間接に受けたファンド証券の買付注文および買戻
請求の管理会社への取次ぎを行う。
(注)
販売・買戻取扱会社とは、販売会社と受益証券の取次業務にかかる契約を締結し、投資者からの受
益証券の申込または買戻しを販売会社に取り次ぎ、投資者からの申込金額の受入れまたは投資者に
対する買戻代金の支払等にかかる事務等を取り扱う取次証券会社および(または)取次登録金融機関
をいう。
(ハ)管理会社は、アライアンス・バーンスタイン証券をファンドに関して日本における代行協会員
に指定している。
(注)
③
代行協会員とは、外国投資信託証券の発行者と契約を締結し、1口当りの純資産価格の公表を行い、
また決算報告書その他の書類を日本証券業協会および販売取扱会社に提出または送付する等の業務
を行う協会員をいう。
申込みの方法
ファンド証券の申込みを行う投資者は、販売取扱会社と外国証券の取引に関する契約を締結する。
このため、販売取扱会社は、「外国証券取引口座約款」その他所定の約款(以下「口座約款」とい
う。)を投資者に交付し、投資者は、口座約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込
書を提出する。申込金額は原則として円貨またはファンドの表示通貨で支払うものとし、ドル(また
はユーロ)と円貨との換算は、各申込みについての約定日における東京外国為替市場の外国為替相場
に準拠したものであって、販売取扱会社が決定するレートによるものとする。
各申込日の発行価額の総額は、日本における販売会社によって申込日から起算して5ファンド営業
日以内の日に保管受託銀行であるブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・
エイのファンド口座にドル貨、ユーロ貨または円貨で払込まれる。
④
日本以外の地域における発行
本募集に並行して、海外において、クラスA証券およびクラスB証券を含むファンド証券の販売が
行われる。
- 5 -
第二部【ファンド情報】
第1【ファンドの状況】
1【ファンドの性格】
(1)【ファンドの目的及び基本的性格】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-バイオテクノロジー・ポートフォリオ(以
下「ファンド」という。)は、アンブレラ・ファンドであるエイ・シー・エム・グローバル・イン
ベストメンツ(以下「トラスト」という。)を構成するポートフォリオのひとつである。現在、トラ
ストは、ファンド以外に17個のポートフォリオによって構成されている。管理会社は、随時、保管
受託銀行の同意を得て、他のポートフォリオを追加設定することができる。
ファンドは、ルクセンブルグ大公国(以下「ルクセンブルグ」という。)の法律の規定に基づき、
管理会社、保管受託銀行およびファンドの受益証券所持人(以下「受益者」という。)との関係につ
いて規定する契約(以下「約款」という。)によって設定された共有持分型投資信託である。受益者
は、ファンドの受益証券を取得することにより、受益者、管理会社および保管受託銀行の間の契約
関係を定める約款を正式に受諾する。
ファンドの受益証券(以下「ファンド証券」という。)は、需要に応じて、ルクセンブルグの銀行
営業日(以下「ファンド営業日」という。)にはいつでも、その時の1口当り純資産価格で発行され、
また、受益者の要求に応じて、ファンド営業日にはいつでも、その時の1口当り純資産価格で管理
会社が買戻すという仕組みになっている。
日本においては、ファンドのクラスA受益証券(以下「クラスA証券」という。)およびクラス
B受益証券(以下「クラスB証券」という。
)のみが募集される。
ファンドの信託金には制限はない。ファンド証券の発行限度額についての定めはなく、随時発行
することができる。
ファンドの目的は、長期的な信託財産の成長の達成を追求する。ファンドは、通常の状況におい
て総資産額の少なくとも75%をバイオテクノロジー企業の株式および株式関連証券に投資するこ
とにより、この投資目的を追求する。さらに、ファンドは、総資産額の25%を上限として、製薬会
社を含むバイオテクノロジー関連企業の株式および株式関連証券に投資することができる。
代表的なグローバル投資運用会社として、投資顧問会社は、バイオテクノロジー部門ならびに製
薬およびヘルスサイエンスを含むバイオテクノロジー関連部門への投資に相当の経験を有してお
り、これらの部門における運用資産は、バイオテクノロジー部門における約10億ドルを含み、170
億ドルを超えている。投資顧問会社は、ニューヨーク、ロンドンおよびインド所在の5名のリサー
チ・アナリストから構成されるチームを構築しており、かかるチームは、このダイナミックな成長
分野における現場に立脚したファンダメンタル・リサーチ(基礎的要因分析)をファンドに提供する。
ファンドの運用に際し、投資顧問会社の投資戦略は、ボトムアップ方式のファンダメンタル・リサ
ーチに基づく銘柄選択に重点を置く。投資顧問会社は、各発行体およびその収益成長の可能性につ
いて徹底的なリサーチと分析を行う。その後、各発行体は、予想収益を含む財政状態と、潜在的成
長力、全般的な経済状況および市況の観点からの経営上および産業上の位置づけに基づき評価され
る。このようなリサーチ主導型の投資プロセスを通じて、投資顧問会社は、優れた収益成長の可能
性を提供するバイオテクノロジー企業およびバイオテクノロジー関連企業を見極め、これらの企業
に投資を集中するように努める。
投資顧問会社は、バイオテクノロジー、特にゲノミクス(遺伝子医療)の進歩から多大な恩恵を受
- 6 -
けると予想される企業を見極めるように努める。これらの生物工学的(バイオテクノロジカル)製品、
サービスおよび処理工程は、遺伝子治療のような生体化合物の利用を伴う。このような生体化合物
には、天然のヒトのプロテイン、ヒトのプロテインの類似体、抗生物質、およびヒトのプロテイン
に結合するその他の化合物が含まれる。バイオテクノロジーは比較的新しい産業であり、多くのバ
イオテクノロジー企業、特にゲノミクスに携わる企業は比較的小規模であるため、ファンドは、大
型株に加え、中小型株に相当な投資を行うことがある。
バイオテクノロジー企業は、人のヘルスケア(医療)(ガン、感染症、診断法および治療法等)、農
業および畜産業分野での応用(様々な改良された種子や動物成長ホルモン等)、化学品(酵素および
有毒物質処理等)、医学/外科学の発展(移植、画像診断および治療法等)、産業機器および応用用
途、および化粧品/パーソナルケアなどの分野で生物工学的(バイオテクノロジカル)および生物医
学的(バイオメディカル)製品やサービス、処理工程に注力している。バイオテクノロジー企業には、
バイオテクノロジカルおよびバイオメディカルに関わる製品、装置および機器を製造する企業も含
まれている。
ファンドの組入証券の地域別分布は、予め決められた国別または地域別の配分というよりも、銘
柄選択プロセスの結果による。
ファンドは、総資産額の10%を上限として、予見可能な将来に当初募集または新規公募(IPO)を
行う計画のある非公開バイオテクノロジー企業の証券を含む、既存市場が存在しない証券に投資す
ることができる。
ファンドの投資目的が達成される保証はない。
ファンドは、上場された先物およびオプション、ならびにスワップ、オプションおよび為替取引
を含む店頭金融派生商品を利用して、証券市場や為替変動のヘッジを追求することができる。ファ
ンドが投資するバイオテクノロジー企業およびバイオテクノロジー関連企業の株式およびその他
の証券への投資には、特別な考察とリスクを伴う。従って、ファンドは、分散投資の手段とみなさ
れるべきであり、バランス型の投資プログラムとみなされるべきではない。後記「2投資方針」お
よび「3投資リスク」の項を参照のこと。
- 7 -
(2)【ファンドの仕組み】
①
ファンドの仕組み
トラスト
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
ファンド:
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
-バイオテクノロジー・ポートフォリオ
管理会社
保管受託銀行
保管契約
アライアンス・キャピタル
(ルクセンブルグ)エス・エイ
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン
(ルクセンブルグ)エス・シー・エイ
(ファンド資産の運用管理、
ファンド証券の発行、買戻し業務)
(ファンド資産の保管業務)
代
行
協
会
員
契
約
管理契約
代行協会員
アライアンス・バーンスタイン・
ファンド証券会社 東京支店
(日本におけるファンド証券につい
ての代行協会員としての業務)
販
売
契
約
管理事務代行会社
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン
(ルクセンブルグ)エス・シー・エイ
(管理事務代行業務)
登録・名義書換代行会社契約
海外における販売会社
エイ・シー・エム・ファンド・ディス
トリビューターズ・インク
(アライアンス・バーンスタイン・イ
ンベストメント・リサーチ・アンド・
マネジメント・インクの一部門)
(日本国外における販売業務)
登録・名義書換
事務代行会社
エイ・シー・エム・グローバル・
インベスター・サービセズ・エス
・エイ
受益証券販売・買戻契約
(登録・名義書換事務代行業務)
日本における販売会社
シティコープ証券会社 東京支店
SMBC フレンド証券株式会社
メリルリンチ日本証券株式会社
UFJ つばさ証券株式会社
投資顧問契約
投資顧問会社
(日本におけるクラスA証券の
販売・買戻しの取扱業務)
アライアンス・キャピタル・
マネジメント・エル・ピー
アライアンス・バーンスタイン・
ファンド証券会社 東京支店
(日本におけるクラスB証券の販
売・買戻しの取扱業務)
(ファンドに関する投資顧問業務お
よび日々の投資運用業務)
- 8 -
②
管理会社とファンドの関係法人の名称、ファンドの運営上の役割および契約等の概要
名
ファンド運営
称
契 約 等 の 概 要
上 の 役 割
アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)
エス・エイ
管理会社
(Alliance Capital (Luxembourg) S.A.)
1991年8月21日付で保管受託銀行との
間で約款を締結(変更済)。ファンド
の資産の運用管理、ファンド証券の発
行および買戻しについて規定してい
る。
アライアンス・キャピタル・マネジメント・エル・ピー
投資顧問会社
(Alliance Capital Management L.P.)
2000年10月30日付で管理会社との間
で投資顧問契約(注1)を締結。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)
エス・シー・エイ
保管受託銀行
管理事務代行会社
1996年4月17日付で管理会社との間
で保管契約(注2)を締結。
(Brown Brothers Harriman (Luxembourg)
1996年5月13日付で管理会社との間
S.C.A.)
で管理契約(注3)を締結。
エイ・シー・エム・グローバル・インベスター・
サービセズ・エス・エイ
登 録 ・ 名 義 書換事
1997年9月22日付で管理会社との間
務代行会社
で登録・名義書換代行会社契約(注4)
(ACM Global Investor Services S.A.)
を締結。
アライアンス・バーンスタイン・
ファンド証券株式会社
代行協会員
2000年10月24日付で管理会社との間
で代行協会員契約(注5)を締結。
東京支店
(AllianceBernstein Investment Research and
Management, Inc., Tokyo Branch)
(注 1) 投資顧問契約とは、管理会社によって任命された投資顧問会社が、ファンド資産の投資、再投資に関して、投資方針
および投資制限に従ってファンド資産の日々の運用を行うことを約する契約をいう。
(注 2) 保管契約とは、約款の規定に基づき、管理会社によって資産の保管会社として任命された保管受託銀行が有価証券の
保管、引渡しおよび登録等ファンド資産の保管業務等を行うことを約する契約をいう。
(注 3) 管理契約とは、管理会社によって任命された管理事務および支払事務代行会社が、記録の維持、純資産価格の計算等
を行うことを約する契約をいう。
(注 4) 登録・名義書換代行会社契約とは、管理会社によって任命された登録および名義書換事務代行会社が、受益証券の発
行および買戻しならびに記名式受益証券の保有者への分配金支払の準備等の業務を行うことを約する契約をいう。
(注 5) 代行協会員契約とは、管理会社によって任命された日本における代行協会員がファンド証券に関する目論見書の配布、
ファンド証券1口当りの純資産価格の公表ならびに日本の法令および日本証券業協会規則により作成を要する運用報
告書等の文書の配布等を行うことを約する契約をいう。
③
管理会社の概要
(イ) 設立準拠法
ルクセンブルグ1915年商事会社法(改正済)に基づき、ルクセンブルグにおいて1990年7月
31日に設立された。1915年商事会社法(改正済)は、設立、運営、株式の募集等商事会社に関
する基本的事項を規定している。
ルクセンブルグの2002年12月20日付投資信託に関する法律のもとで、管理会社は、投資信
託の管理会社としての資格を有している。
(ロ) 事業の目的
ルクセンブルグ大公国の法律に基づき設定された投資信託の管理運営を行うことである。
(ハ)
資本の額(2004年12月末日現在)
資本の額
420,000ドル(約44百万円)
発行済株式総数
4,200株
管理会社が発行する株式総数の上限については制限がない。
- 9 -
ただし、上記資本金の増減については、定款規定に基づく株主の決議を要する。
(注)
アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」または「ドル」という。)の円貨換算は、平成16年12月30日現在の
株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21円)による。
(ニ) 会社の沿革
1990年7月31日設立。
(ホ) 大株主の状況
名
称
住
所
所有株式数
比
率
アライアンス・キャピタル・マネジメント・ 米国デラウェア州19801
コーポレーション・オブ・デラウェア
ニューキャッスル郡
(Alliance Capital Management
ウィルミントン市
Corporation of Delaware)
オレンジ通り1209番
4,199株
99.98%
(注) アライアンス・キャピタル・マネジメント・コーポレーション・オブ・デラウェアは、アライアンス・キャピタ
ル・マネジメント・エル・ピーの全株所有子会社である。
- 10 -
2【投資方針】
(1)【投資方針】
ファンドの投資目的は、長期的な信託財産の成長の達成を追求する。ファンドは、通常の状況に
おいて総資産額の少なくとも75%をバイオテクノロジー企業の株式および株式関連証券に投資す
ることにより、この投資目的を追求する。さらに、ファンドは、総資産額の25%を上限として、製
薬会社を含むバイオテクノロジー関連企業の株式および株式関連証券に投資することができる。
代表的なグローバル投資運用会社として、投資顧問会社は、バイオテクノロジー部門ならびに製
薬およびヘルスサイエンスを含むバイオテクノロジー関連部門への投資に相当の経験を有してお
り、これらの部門における運用資産は、バイオテクノロジー部門における約10億ドルを含み、170
億ドルを超えている。投資顧問会社は、ニューヨーク、ロンドンおよびインド所在の5名のリサー
チ・アナリストから構成されるチームを構築しており、かかるチームは、このダイナミックな成長
分野における現場に立脚したファンダメンタル・リサーチ(基礎的要因分析)をファンドに提供する。
ファンドの運用に際し、投資顧問会社の投資戦略は、ボトムアップ方式のファンダメンタル・リサ
ーチに基づく銘柄選択に重点を置く。投資顧問会社は、各発行体およびその収益成長の可能性につ
いて徹底的なリサーチと分析を行う。その後、各発行体は、予想収益を含む財政状態と、潜在的成
長力、全般的な経済状況および市況の観点からの経営上および産業上の位置づけに基づき評価され
る。このようなリサーチ主導型の投資プロセスを通じて、投資顧問会社は、優れた収益成長の可能
性を提供するバイオテクノロジー企業およびバイオテクノロジー関連企業を見極め、これらの企業
に投資を集中するように努める。
投資顧問会社は、バイオテクノロジー、特にゲノミクス(遺伝子医療)の進歩から多大な恩恵を受
けると予想される企業を見極めるように努める。これらの生物工学的(バイオテクノロジカル)製品、
サービスおよび処理工程は、遺伝子治療のような生体化合物の利用を伴う。このような生体化合物
には、天然のヒトのプロテイン、ヒトのプロテインの類似体、抗生物質、およびヒトのプロテイン
に結合するその他の化合物が含まれる。バイオテクノロジーは比較的新しい産業であり、多くのバ
イオテクノロジー企業、特にゲノミクスに携わる企業は比較的小規模であるため、ファンドは、大
型株に加え、中小型株に相当な投資を行うことがある。
バイオテクノロジー企業は、人のヘルスケア(医療)(ガン、感染症、診断法および治療法等)、農
業および畜産業分野での応用(様々な改良された種子や動物成長ホルモン等)、化学品(酵素および
有毒物質処理等)、医学/外科学の発展(移植、画像診断および治療法等)、産業機器および応用用
途、および化粧品/パーソナルケアなどの分野で生物工学的(バイオテクノロジカル)および生物医
学的(バイオメディカル)製品やサービス、処理工程に注力している。バイオテクノロジー企業には、
バイオテクノロジカルおよびバイオメディカルに関わる製品、装置および機器を製造する企業も含
まれている。
バイオテクノロジー企業には、ゲノミクス(遺伝子研究)に携わる企業が含まれている。ゲノミク
ス関連企業は、多かれ少なかれ、企業発展の非常に初期の段階にあり、利益や商品売上高はまった
くないか、ほとんどない状態である。一般に、これらの企業の時価総額は小さく、株価は非常に大
きく変動する可能性がある。投資顧問会社の見解では、ゲノミクスは3つの分野に分類することが
でき、ファンドは、これらの3つの分野すべてに投資することができるが、必ずしも均等に投資を
行うわけではない。3つの分野は次の通りである。
(a) 遺伝子ツール企業:デオキシリボ核酸(DNA)の解析ツールの製造を専門にしている企業である。
- 11 -
このような解析ツールには、DNAシーケンサ、自然の細胞環境からDNAを分離かつ精製するため
に使用される装置、DNAチップおよびミクロ流体テクノロジー、ならびにその他の関連設備が含
まれる。
(b) 遺伝子情報企業:これらの企業は、遺伝子情報を発見し、製薬会社に販売することを事業に
している。一般に、このような情報は、生のDNA配列データまたは一定の遺伝子と特定の病気と
の関連性についての情報である。一般に、このような企業は、先行投資と、当該遺伝子データ
ベースに基づき開発される将来の医薬品の売上に関して発生する可能性のあるロイヤリティに
依拠している。
(c) 遺伝子製品企業:このグループの企業は、自社の遺伝子データベースの利用権を直接、製薬
会社に販売する点で遺伝子情報企業と類似しているが、遺伝子製品企業の場合は、独自の製品
開発を通じて、遺伝子に関する発見の一部に付加価値を加えている。
ファンドは、総資産額の25%を上限として、製薬会社を含むバイオテクノロジー関連企業の株式
に投資することができる。
投資顧問会社は、現在、通常の市況の下で、ファンドが約30~40社から構成され、保有上位10
社がファンドの組入証券の約40%を占めることになると予想している。
ファンドの組入証券の地域別分布は、予め決められた国別または地域別の配分というよりも、銘
柄選択プロセスの結果による。
ファンドは、総資産額の10%を上限として、予見可能な将来に当初募集または新規公募(IPO)を
行う計画のある非公開バイオテクノロジー企業の証券を含む、既存市場が存在しない証券に投資す
ることができる。
投資顧問会社は、ファンドの資産を、バイオテクノロジー企業およびバイオテクノロジー関連企
業の株式および株式関連証券に、優れた流動性を招来する方法で投資するように努める。このよう
な投資は、たとえば、米国預託証券(ADR)やグローバル預託証券(GDR)、またはこれらと同等物への
投資の様式をとることができる。
一時的な防御の目的のため、ファンドは、証券市場の状況または他の経済的もしくは政治的状況
により、高品質の、短期確定利付証券への投資が是認される期間中は、投資方針を変更することが
ある。
ファンドの投資目的が達成される保証はない。
ファンドは、上場された先物およびオプション、ならびにスワップ、オプションおよび為替取引
を含む店頭金融派生商品を利用して、証券市場や為替変動のヘッジを追求することができる。ファ
ンドが投資するバイオテクノロジー企業およびバイオテクノロジー関連企業の株式およびその他
の証券への投資には、特別な考察とリスクを伴う。従って、ファンドは、分散投資の手段とみなさ
れるべきであり、バランス型の投資プログラムとみなされるべきではない。後記「3投資リスク」
の項を参照のこと。
- 12 -
バイオテクノロジーの成長性
主要先進国の総人口に占める
高齢者(65歳以上)の比率
年々増加するGDPに占めるヘルスケアの割合と
ヘルスケアに占める処方薬の割合
(米国のケース)
40
日本
アメリカ
フランス
ドイツ
スウェーデン
イギリス
35
30
25
ヘルスケアへの支出に占める処方薬の割合
GDPに占めるヘルスケアへの支出割合
16%
15%
14%
12%
11%
20
9%
9%
8%
15
10
5%
5%
5
0
1950 1960 1970
1980 1990
2000 2010 2020 2030 2040 2050
(予測) (予測) (予測)(予測) (予測)
出所:国連、総務庁統計局
1980
1990
1999
2000
2007(予測)
出所:ヘルスケア・ファイナンシング・アドミニストレーション
2000年以降の数値は予測値であり、予測値は確証のある数値ではありません。
(2)【投資対象】
ファンドが投資できる以下の特定のタイプの投資証券に関する記述は、単に例証であり、上記に
概略を述べた他のタイプの有価証券に対するファンドの投資能力を制限するものと解釈されては
ならない。本書に記載されている商品または有価証券に対する投資を行うファンドの能力は、以下
の「(5)投資制限」において記載されている制限に従う。
株
式
ファンドが投資する株式には、普通株式、優先株式、普通株式または優先株式に転換可能な証券、
ならびにパートナーシップ、信託等の持分証券が含まれる。
米国預託証券(ADRs)とグローバル預託証券(GDRs)
ADRsは、主としてアメリカ合衆国の銀行または信託会社により発行される預託証券で、アメリカ
合衆国外の企業によって発行された原証券の所有権を保証する。GDRsおよび他のタイプの預託証券
は、アメリカ合衆国外の銀行または信託会社から発行され、アメリカ合衆国の法人またはアメリカ
合衆国外の法人である会社によって発行された原証券の所有権を保証する。
転換証券
転換証券には、普通株式に転換できる債券、社債および優先株式が含まれる。転換証券は、転換
前、一般的に同一または類似の発行体のエクイティ証券よりも高い利回りの安定した収益を提供す
る非転換債務証券と同一の一般的性質を有する。転換証券の利回りが高ければ高いほど、裏付けと
なる普通株式より価格変動は小さくなるが、転換証券の価格は、通常、裏付けとなる株式の価格の
変動に伴い変動する。債務証券と同様、転換証券の市場価格は、金利が上昇すると低下し、金利が
低下すると上昇する。一般的に転換証券は、類似の品質を有する非転換債務証券より低い利息また
は配当利回りしか提供しないものの、投資者が裏付けとなる普通株式の市場価格の上昇から利益を
享受することを可能にする。
新株引受権およびワラント
裏付けとなる株式が投資顧問会社によりファンドに包含することを相当とみなされた場合にの
み、ファンドは、新株引受権またはワラントに投資する。新株引受権およびワラントは、所有者に
- 13 -
ある一定の期間に一定価格で株式を購入する権利を付与する。一般的に、新株引受権は、発行体の
既存の株主に付与され、
「優先的新株引受権」と呼ぶ国もある。
新株引受権は、ワラントに類似するが、ワラントに比して存続期間が実質的に短い。新株引受権
およびワラントは、他のタイプの投資に比して、所有者に分配金請求権もしくは裏付けとなってい
る証券の議決権を付与せず、または発行体企業の資産に関するいかなる権利も表章しないという点
で投機的であるとみなされることがある。新株引受権またはワラントの価値は、裏付けとなってい
る証券の評価の低下、時間の経過、裏付けとなっている証券に対する潜在的な認識の変化、その他
これらの理由の組合せにより下落することがあるが、必ずしも裏付けとなっている証券の価値とと
もに変動するものではない。裏付けとなっている証券の市場価格が、ワラントの満了日の行使価格
を下回った場合、ワラントは、価値を失った状態で終了する。さらに、新株引受権またはワラント
が、満了日前に行使されない場合、効力を失う。
株式リンク債務証券
株式リンク債務証券とは、発行体に支払義務がある利息および/または元本の金額が所定の株式
の指数の実績にリンクされている証券をいう。かかる金額は、他のタイプの債務証券に関する支払
義務に比して非常に多いか、または少ないことがある。株式指数の悪化および証券市場におけるそ
の他の情勢の悪化により、ファンドが保有する株式リンク債務証券に基づく支払金額および/また
は元本が削減されることがある。さらに、他の債務証券と同様、株式リンク債務証券の価額は、一
般的に金利の変動と逆に変動する。ファンドの株式リンク債務証券の処分能力は、かかる証券の流
通市場が利用できるか否かに依拠している。株式リンク債務証券への投資は、投機的とみなされる
ことがある。他の証券と同様、ファンドは、株式リンク債務証券への全投資額を失う可能性がある。
非流動証券
ファンドは、その純資産額(市場価格による)の10%を超えて、非流動証券を所有しない。非流動
証券には、(a)私募証券、再販売が法律上もしくは契約上制限されている証券、または流通市場が
ない(例えば、かかる証券の取引が停止されているか、または非上場証券の場合、マーケット・メ
ーカーが存在しないかもしくは売買を行わない)その他の証券、(b)ファンドにより売買された店頭
オプション、および発行済店頭オプションをカバーするために使用された全資産、および(c)7日
以内に解約できない買戻条件付証券売買契約が含まれる。
組入証券の貸付け
ファンドは、ブローカー、ディーラーおよび金融機関に対し、組入証券の担保付貸付けを行うこ
とができる。ただし、借主は、貸付証券の市場価格の少なくとも100%に相当する現金、OECDの加
盟国により発行された流動性のある高格付けの債務証券または銀行信用状をファンドに預託しか
つ維持するものとする。他の信用の供与と同様、組入証券の貸付けには、借主が経済的に破綻した
場合に担保上の権利を失うというリスクがある。特定の借主に証券の貸付けを行うか否かを決定す
る際、投資顧問会社は、関連するすべての事実および状況(借主の信用度を含む。)を検討する。証
券の貸付期間中、借主は、かかる証券に関する収益をファンドに支払い、ファンドは、現金担保を
かかる組入証券に投資し、追加収益を取得することができ、または同等の担保を交付した借主から
同意した金額の収益を受け取ることができるものとする。ファンドは、所有権(議決権、新株引受
権および配当、利息または分配に関する権利等)を行使するために貸付証券または同等の証券の登
録上の所有権を取り戻す権利を有する。ファンドは、かかる貸付けに関する合理的な仲介手数料、
管理手数料、およびその他の手数料を支払うことができる。
- 14 -
一時的投資
ファンドは、一時的な防御目的で、証券市況、またはその他の経済的もしくは政治的状況を理由
とする期間中、その投資方針を変更することができる。ファンドは、株式のポジションを減じ、ま
た、OECD加盟国の政府機関、またはザ・マッグロウ・ヒル・カンパニーズ・インクの一部門である
スタンダード・アンド・プアーズ(「S&P」)によるAA格以上もしくはムーディーズ・インベスター
ズ・サービス・インク(「ムーディーズ」)によるAa格以上の格付を付されている、少なくとも国際
的に認められた一格付機関により同等の格付けを付されている、または格付けがない場合同等の投
資品質であると投資顧問会社により決定されたヨーロッパ、アメリカ合衆国もしくは多国籍の企業
または国際機関により発行または保証された米国短期政府債およびドル建、ドル以外の通貨建もし
くはドル建その他の短期債務証券を含む債券のポジションを増加することができる。ファンドはま
た、現金およびかかる高格付けの機関が発行または保証するマネー・マーケット証書(満期は120
日未満とする。)により構成される流動資産を付随的に保有することができる。
また、ファンドは、いつでも、再投資のための資金または受益者に対する配当およびその他の分
配のために保有されている引当金を一時的に上記のマネー・マーケット証書に投資することができ
る。
将来の展開
ファンドは、現在使用されておらず、または利用できないが開発中であるその他の投資手段を利
用することができる。ただし、かかる投資手段がファンドの投資目的と合致しており、また法律的
に許可される場合に限られる。かかる投資手段は、実現した場合、本書に記載されている手段に内
在するリスクを上回るリスクを伴うことがある。
追加投資方針
ファンドは、効率的な運用および市場リスクのヘッジを目的として、下記の記載とともに、ファ
ンドの約款に記載される制限(後記「(5)投資制限」の項を参照のこと。)に従い、各種のファンド
戦略に従事することができる。ファンドが従事することができる取引には、金融先物契約およびそ
のオプション取引が含まれる。ファンドはまた、組入証券のオプション取引も行うことができる。
ファンドは、通貨オプション、先物契約および為替先渡契約(通常、
「デリバティブ」という。)の
利用により、ファンドの基準通貨であるドル貨に不利な通貨の変動に対し投資証券のヘッジを追求
することができる。ファンドは、特定の投資または投資証券の一部についてのリターンまたはスプ
レッドを維持するために、また、後日購入が予定されている証券の値上りに対する防御として金利
取引を行うことができる。ファンドは、投機的方法によりかかる取引を行うことはできない。こう
した取引の利用は一定のリスクを伴うものであり、当該手法の利用により追及される目的が達成さ
れるという保証は存在しない。下記「3.投資リスク」の項を参照のこと。
オプション
オプションの購入者は、プレミアムの支払の際、確定日までに事前に決定された価格による証券
についての特定額をオプションの発行者に引き渡す権利(プット・オプションの場合)または確定日
までに発行者から事前に決定された価格による証券についての特定額を受け取る権利(コール・オ
プションの場合)を有する。ファンドが原証券を所有している場合、ファンドが保有する証券を取
得する絶対的かつ直接的な権利を有する場合、または行使価格と同価格またはそれ以下で発行され
た原証券のコール・オプションを所有する場合、ファンドが発行したコール・オプションは、「カ
バー」されたものとなる。ファンドが行使価格と同価格またはそれ以上で発行された原証券のプッ
- 15 -
ト・オプションを所有する場合、ファンドが発行したプット・オプションは、「カバー」されたも
のとなる。
オプション購入に関して、オプションの存続期間中、原証券の価格が、支払われたプレミアムを
上回る(コール・オプションの場合)または下回る(プット・オプションの場合)場合、ファンドは、
利益を実現することになるが、反対の場合には、ファンドは、オプションのために支払われたプレ
ミアムと同等の損失を被ることになる。
ファンドが発行したオプションが行使される場合、ファンドは、原証券を行使価格で購入(プッ
ト・オプションの場合)または売却(コール・オプションの場合)しなければならない。オプション
の発行に付随するリスクは、オプションが行使された場合、原証券がファンドにより不利益な価格
で売却または購入されることである。かかるリスクは、取引を手仕舞うこと(例えば行使前にオプ
ションを処分すること)により減少させることができる。ファンドは、オプション行使の有無にか
かわらず、プット・オプションまたはコール・オプションの発行により受領するプレミアムを保有
する。カバーされたコール・オプションの発行は、特に原証券の市場価格の上昇期間中ファンドの
出来高率を増加させる。
ファンドは、カバーされないコール・オプションを発行しない。ファンドは、ファンドの資産額
の10%を超えて、売却時に残存行使期間が100日以上のコール・オプションを約定することになる
場合、コール・オプションを発行しない。当該オプションは、証券取引所に上場されまたは規制あ
る市場で取引されている場合を除き、売買されない。ただし、オプションの取得直後、(払込プレ
ミアムに関して)ファンドが保有するすべてのオプションの取得価格の総額が、ファンドの純資産
額の15%を超えないものとする。
証券指数のオプション
証券指数オプションは、証券のオプションと類似している。ただし、証券指数オプションは、特
定の価格で証券の交付を行う権利というより、オプションの行使時に、選択した指数のクロージン
グ価格がオプション行使価格を上回る(コール・オプションの場合)または下回る(プット・オプシ
ョンの場合)場合、現金を受領する権利を保有者に付与するものである。
先物契約および先物契約オプション
先物契約の「売却」は、特定の日に特定の価格で、契約上要求される証券、外貨またはその他の
商品を引き渡す契約上の義務を取得することである。また、先物契約の「購入」は、特定の日に特
定の価格で、契約上要求される証券、外貨またはその他の商品を取得する義務を負担することであ
る。インデックスにかかる先物契約の購入者は、契約満了日の特定されたインデックス価格の総額
(現在の契約価値)と、契約の当初行使価格との差額を引き渡すことを同意する。インデックスの原
証券の物理的な交付は行われない。
ファンドが発行または購入した先物契約オプションは、アメリカ合衆国内外の取引所または店頭
で取引される。かかる投資技法は、ファンドが保有する証券の価格またはファンドが後日購入予定
の証券の価格に悪影響を及ぼす市況および金利または為替レートの将来の変動をヘッジするため
にのみ利用される。
外国為替オプション
他の種類のオプションの場合と同様に、外国為替オプションの発行は、受取プレミアム額までの
部分的ヘッジとなるに過ぎず、ファンドは、不利な為替レートで外国通貨を売買せざるを得ないこ
とがあり、その結果、損失を被ることがある。外国為替オプションの買付は、ファンドのポジショ
- 16 -
ンに対し不利な相場動向の場合にはプレミアムおよび関連取引費用の全額を失うことがあるもの
の、為替相場の変動に対する効果的なヘッジとなる。
外国為替先渡契約
ファンドは、ドルと他の通貨間の関係の不利益な変動によるファンドに対するリスクを最小限に
するため先渡契約を売買する。先渡契約とは、将来の一定期日に合意した価格で特定通貨を売買す
る義務であって、個別に取り決められ、取引される。
例えば、ファンドは、証券のドル建て価格を「ロックイン」する(「取引のヘッジ」)ために外国
通貨建証券の売買契約を締結する場合に、先渡契約を実行することができる。ファンドは、特定の
国の通貨に関して、当該通貨建てのファンドの取引総額を超過する範囲についてヘッジ取引を行わ
ない。外国通貨がドルに対し大幅に値下がりするとファンドが考える場合、ファンドは、当該通貨
建てのファンドの組入証券の一部または全部の価額にほぼ相当する当該外国通貨額を売却する先
渡売契約を締結することができ、またドルが外国通貨に対し大幅に値下がりするとファンドが考え
る場合は、ファンドは、一定ドル金額に対し当該通貨を購入する先渡買契約を締結することができ
る(「ポジション・ヘッジ」)。ファンドは、特定の国の通貨に関して、特定の外貨建で値付けされ
ている組入証券中の証券の(当該売却時における)市場価格総額を超過する範囲についてヘッジを
行わない。ファンドは、当該先渡契約により売却される通貨のドルの価値が、ファンドの組入証券
の通貨建である当該通貨のドルの価値の下落により値下がりするとファンドが考える場合、上記の
代替手段として、一定ドル金額に対し他の外国通貨を売却する先渡契約(「クロス・へッジ」)を締
結することができる。通貨価格の予想外の変動により、当該先渡契約を締結しなかった場合よりも、
ファンドにとり全体的パフォーマンスが低くなることがある。
通貨の下落に対するヘッジは、組入証券の価格が下降する場合、当該証券の価格変動を解消せず、
または損失を防ぐものではない。かかる取引はまた、ヘッジされた通貨が上昇する場合、利益獲得
の機会を妨げる。さらに、ファンドは、一般に予定される平価切下げを上回る価格で通貨を売却す
る契約を締結できないと予測される平価切下げに対するヘッジを行うことができない。
先渡契約
証券の売買に関する先渡契約には、「発行時」ベースでの買付または「繰延受渡し」ベースでの
売買が含まれる。一定の場合には、先渡契約は、合併、企業再編または債務再編の承認および実施
等の事後の後発事象の発生(即ち「発行条件」付の取引)を条件とすることがある。
先渡契約取引が取り決められると、その価格は、契約締結時に確定されるが、当該証券の受渡し
と支払は後日に行われる。通常、その決済日は、取引後2か月以内に発生するが、2か月以後の決
済が取り決められることもある。先渡契約により買い付けられるかまたは売却される証券は、市場
の変動を受け、また決済日までに買い手に利息または配当が発生しないことがある。ファンドが先
渡契約を締結しようとする時には、ファンドは、その純資産価額の決定に当たり、当該取引を計上
し、その後、買い付けられる証券の価格を反映するかまたは売却の場合は受け取られる代り金を反
映する。「発行条件」付証券の価格に反映される未実現の値上がりまたは値下がりは、当該要求条
件が発生しなかった場合は消却され、当該取引は解約される。
先渡契約の利用により、予測される金利や価格の変動について、ファンドを保護することができ
る。例えば、金利が上昇し債券価格が下落する期間中、ファンドは、価格低下のエクスポージャー
を制限するため先渡契約にかかる組入証券中の証券を売却することになる。また、金利が低下し債
券価格が上昇する期間中、ファンドは、通常より高い利回りを得るため、発行時取引や先渡契約と
- 17 -
同一または同等の証券を売却することになる。しかしながら、投資顧問会社が金利変動を誤って予
測した場合、ファンドは、現在の市場価格を下回る金額で発行時取引や先渡契約取引を行うことを
要する。発行時引渡証券および先渡契約は、決済日前に売却されることもあるが、ファンドは、場
合により、証券の受取りまたは引渡しを実際に目的として、発行時取引および先渡契約を締結する。
ファンドが先渡契約に対して交付もしくは受領する権利を取得または処分する前に発行時引渡証
券を取得する権利を処分することを選択する場合、利益または損失を受けることがある。「発行条
件」付証券の購入のため相当なファンドの資産についての約束は、ファンドの純資産価格の不安定
さを増加することがある。先渡契約取引の他方相手方が債務不履行に陥る場合、ファンドは、希望
するレートによる金員の投資または希望する価格による証券の処分を行う機会を失うことがある。
スタンドバイ・コミットメント契約
スタンドバイ・コミットメント契約により、ファンドは、発行体の選択によりファンドに対し発
行または売却される証券の表示額を買い取ることを表示期間中約束する。当該証券の価格およびク
ーポンは売買約定時に決定される。契約締結時に、ファンドは、当該証券が最終的に発行されるか
否かにかかわらず、コミットメント報酬の支払を受け、かかる報酬は、通常、ファンドが購入を約
束した証券の買付価格総額の約0.5%相当である。ファンドは、確定コミットメント・ベースでは
取得不可能なファンドにとって有利と見られる利回りおよび価格で、コミットメントの対象となる
証券に投資する目的のためにのみかかる契約を締結する。ファンドは、残存期間が45日を超えるス
タンドバイ・コミットメント契約を締結しない。
スタンドバイ・コミットメントの対象となる証券が発行され、また、発行された場合、受渡日の
当該証券の価格がその買付価格以上または以下となるとの保証はない。コミットメントの対象とな
る証券の発行は発行体の選択によるため、ファンドは、当該証券の価格が下落する場合には元本の
損失リスクを被り、また発行体がファンドに対し当該証券を発行および売却しないことを決定した
場合、当該コミットメント期間中の当該証券の価格の値上がりによる利益を受けないことがある。
通貨スワップ
通貨スワップは、特定通貨による一連の支払にかかる他の当事者とのファンドによる個別に取り
決められる交換に関わるものである。通貨スワップは、別の指定通貨との交換により多額のある指
定通貨を交換期間終了時に交付する義務を伴う。したがって、ある通貨スワップにかかる元本額全
体が、当該スワップの他方当事者がその契約上の交付義務について不履行となるというリスクに服
する。各通貨スワップに関するファンドの権利に対するファンドの義務にかかる超過分の純額(存
在する場合)は、毎日発生する。ファンドは、無担保の優位弁済債務の信用度または同債務の他方
当事者の支払能力が取引締結時に最低一つの国際的な公認格付機関の最高格付のカテゴリーを付
されている場合を除いて、通貨スワップを締結しない。かかる取引の他方当事者による債務不履行
が生じる場合、ファンドは、当該取引に関係する契約に基づき、契約上の救済方法を得ることにな
る。
金利取引
ファンドが金利取引を行う場合、ファンドは、主として、特定の投資証券またはその投資証券の
一部のリターンまたはスプレッドを保持するためにかかる取引を実行し、または後日に購入が予想
される証券の値上りに対する防御としてかかる取引を行う予定である。ファンドは、かかる取引を、
投機的投資として利用する意向はない。
金利スワップには、ファンドと別の当事者との間の、利息の支払または受取についての各々の約
- 18 -
定の交換(例えば、変動利払と固定利払の交換)が含まれる。金利スワップは、ネットベースで行わ
れる(即ち、場合によりファンドの受領または支払が二つの支払の純額について行われ、二つの支
払額がネットされる。)。金利キャップを購入した者は、特定指数が先決金利を上回る限度におい
て、当該金利キャップの販売当事者から、契約上の元金にかかる利息の支払を受ける権利を付与さ
れる。金利フロアを購入した者は、特定指数が先決金利を下回る限度において、当該金利フロアの
販売当事者から、合意された元金にかかる利息の支払を受ける権利を付与される。
ファンドは、金利スワップ、キャップおよびフロア取引を、これらがファンドの資産または債務
のいずれをヘッジしているかにより、資産ベースまたは債務ベースで実行することができる。金利
スワップ、キャップおよびフロア取引に関する受領額を超えるファンドの支払義務の超過純額(も
しあれば)は、毎日発生する。当該取引の相手方当事者の無担保の上位債務または請求額の支払能
力が、少なくとも国際的に認められている一格付機関から最高位のカテゴリーに格付けされていな
い限り、ファンドは金利スワップ、キャップまたはフロア取引を実行しない。投資顧問会社は、日
常的に取引相手方の信用度をモニターする。スワップ市場は最近著しく発展してきており、多数の
銀行および投資銀行業務を営む企業が、統一のスワップ関係文書を利用して自らおよび代理人とし
て業務を行っている。その結果、スワップ市場は、比較的流動性を有する。キャップおよびフロア
は、かなり最近になって取り入れられたものであり、その関係文書の統一が進んでいないため、ス
ワップに比べ流動性が劣っている。
金利取引の利用は、通常の組入証券取引に付随するものとは異なる投資技法およびリスクを伴う
高度に専門的な行為である。投資顧問会社が市場価格、金利およびその他の適用ある要素について
誤って予測した場合、ファンドの投資実績は、かかる投資技法の利用により悪影響を受けることに
なる。さらに、投資顧問会社が正しく予測する場合にも、取引ポジションがヘッジされる資産また
は負債の金額と完全に関連しないことがあるというリスクが存在する。ファンドが、実行する金利
取引の金額に制限はない。かかる取引は、証券またはその他の原資産もしくは元本の交付を伴わな
い。したがって、金利取引における損失リスクは、ファンドの契約上の金利支払義務の純額に制限
される。金利取引の他方当事者が債務不履行に陥る場合、ファンドの損失リスクは、ファンドの契
約上の金利受領義務の純額である。
買戻条件付証券売買契約
買い手が証券を購入し、同時にこれを合意済みの将来の期日(通常、1日後または数日後)に売り
手に再売却することを約束する場合に買戻条件付証券売買契約は成立する。再売却価格は、買付価
格を上回り、買い手の資金の当該証券への投資期間中合意済みの金利を反映する。売り手がその買
戻義務について不履行となった場合、ファンドは、担保物権の売却による受取代金が買戻価格を下
回る範囲内の損失を被ることがある。売り手が破産した場合、ファンドは自らの利益のために担保
物権を売却する際に、手続の遅れに直面し、または手続を妨げられる可能性がある。投資顧問会社
は、ファンドが買戻条件付証券売買契約を締結する売り手の信用度をモニターする。
総
論
上記の投資技法の利用の成功は、当該手法に関する投資顧問会社の特別の技量や経験に依拠して
おり、通常、投資顧問会社が価格動向、金利動向または為替相場動向を正確に予測する能力に依拠
している。価格、金利または為替相場が予想外に変動した場合、ファンドは、取引につき予想した
利益を達成できないことがあり、また損失を被り、当該戦略を利用しなかった場合よりも悪い状況
となることがある。取引所で売買される多くの先物契約や先物契約オプションとは異なり、一定の
オプションや先渡契約に関しては1日当りの価格変動限度は存在しておらず、従って、不利益な市
場変動が無限に一定期間存続することがある。さらに、先物契約、オプションまたは先渡契約の価
- 19 -
格動向とヘッジまたは保証のために利用される証券や通貨の価格動向との間の関連性は完全では
なく、予想外の損失が生じることがある。
ファンドが先物契約、オプションおよび先渡契約のポジションを処分できる能力は、当該金融証
書の流動市場が得られるか否かに依拠する。多くの証券や通貨に関するオプションや先物の市場は
比較的新しく、まだ発展途上にあり、先渡契約の公開市場は存在しない。様々な種類がある先物契
約、オプションおよび先渡契約に存在し得る取引利益の額を予測することは不可能である。ファン
ドが買い手または売り手となっているオプションに関し流通市場が存在しない場合、ファンドは、
当該オプションの決済取引を実行すること(即ち、当該オプションを処分すること)が不可能になり、
その結果、(i)ファンドが買い手となっているオプションは、ファンドが利益を実現するために行
使せざるを得なくなり、また(ii)ファンドが売り手となっているオプションの裏付となる通貨また
は組入証券は、当該オプションの期限終了までまたは行使により裏付となる証券、先物契約または
通貨をファンドが交付するまで売却できないことがある。従って、ファンドが上記の目的のために
これら手法を効果的に利用できるとの保証はない。さらに、オプションおよび先物取引に従事する
ファンドの能力は、税制により制限されることがある。
(3)【運用体制】
投資顧問会社
アライアンス・キャピタル・マネジメント・エル・ピー(「投資顧問会社」)は、世界有数の投
資運用会社で、2004年12月31日現在、総額約5,390億ドル(約56兆円)の資産を運用している。投
資顧問会社は、ニューヨークにその本部を置き、ドイツ、フランス、英国、カナダ、オーストラ
リア、日本、スイス、スペイン、ルクセンブルグ、ニュージーランド、シンガポール、南アフリ
カ、バーレーン、韓国、台湾、ブラジル、インドなど、世界20カ国38都市に運用・調査拠点を有
する。投資顧問会社は、デラウェア州のリミテッド・パートナーシップで、そのリミテッド・パ
ートナーシップ持分(「アライアンス持分証券」)の発行済受益証券の約31.7%を保有するアライ
アンス・キャピタル・マネジメント・ホールディング・エル・ピーの持分権は、持分証券の形で
ニューヨーク証券取引所において取引されている。
ポートフォリオ運用体制全般
投資顧問会社は、投資の意志決定を側面から支える体制をとっ
ている。かかる体制は、特定の投資戦略に重点を置く各ポートフォリオ運用チームの連合組織で
ある。
投資顧問会社は、ポートフォリオ・マネジメントとリサーチの機能を分離している。ポートフ
ォリオ・マネジャーは、顧客のポートフォリオについて検討および意見交換を行うためリサーチ・
スタッフと協力している。投資顧問会社のリサーチ・スペシャリストは、運用体制の中心的存在
である。リサーチ・スペシャリストは、投資顧問会社の投資判断プロセスに直接影響するあらゆ
る分野にわたりファンダメンタル分析を行う。
株式のリサーチおよびトレーディング
投資顧問会社の産業調査およびセクター企業重視の担
当アナリストは投資顧問会社の主要な調査対象企業群に属する企業の経営陣と絶えず接触してい
る。アナリストは投資の目的でそれぞれの企業に 1 から 3 までの格付けを与えており、その際に
ポートフォリオ・マネジャーは売り買いの決定および投資戦略について協議を行う。また、投資
顧問会社のポートフォリオ運用チームは定期的に企業の経営トップの訪問を受けるほか、年に一
度、売り手側のアナリストも訪れる。
投資顧問会社の世界的規模の情報の流れは同社のリサーチ・チームから始まり、投資判断プロ
- 20 -
セスに直接的な影響を与える。毎朝の電話会議は内外のポートフォリオ・マネジャーとリサーチ・
アナリスト全員を結んで行われ、投資顧問会社のエコノミストが世界の経済情勢を報告した後、
リサーチ・アナリストが個々の企業についてコメントし、格付けの変更と売り買いの推奨を行う。
債券のリサーチおよびトレーディング
投資顧問会社の債券の分野は、100 人を超えるポート
フォリオ・マネジャーとリサーチ・アナリストで構成されている。ポートフォリオ・マネジャー
は、債券の主要セクター別にいくつかの主要グループで組織されている。
各ポートフォリオ運用チームは、各々のセクター別専門分野における投資戦略を用いる。
投資顧問会社の債券投資戦略委員会は、すべてのポートフォリオ運用チームとセクター・チー
ムの責任者で構成されており、全般的なマクロ経済の環境や様々なセクターの相対的な魅力に関
する見解をまとめている。かかる見解は、運用についての枠組みおよび一貫性のあるインプット
として、各ポートフォリオ運用チームの特定の投資プロセスに用いられるが、ベンチマークや戦
略により当然異なる。
投資顧問会社は、ポートフォリオ・マネジャーとアナリストの投資経験を併せて、意思決定を
調整するチーム制を重視したプロセスを採用している。
投資顧問会社のリサーチ・アナリストは、独自の売り、買い、保有の推奨銘柄を決定する役割
を担っている。かかるアナリストは、積極的に魅力ある投資機会を追求し、ポートフォリオ・マ
ネジャーの照会に応じている。
しかしながら、最終的には、売買の決定は、ポートフォリオ・マネジャーの責任で行われる。
ポートフォリオ・マネジャーは、ポートフォリオを構築する上でリサーチ・スタッフからの情報
と自らの市場認識とを併せて考慮する。ポートフォリオ・マネジャーは担当顧客口座を変更する
場合がある。
(4)【分配方針】
管理会社は、ファンド証券に関して分配を行わない方針である。ファンド証券に帰属する純収
益および純実現利益は、ファンド証券の純資産価格に反映される。
(5)【投資制限】
以下の制限は、特段の規定のない限り、トラスト全体に対してではなく、トラストの各ポートフ
ォリオに対して個別的に適用される。約款は管理会社について以下の制限を定めている。
1) トラストは、一時的措置による銀行からの借入れを除き金銭の借入れを行うことはできない。
かかる一時的措置には受益証券の買戻しを目的とするものが含まれ、また借入総額は当該ポート
フォリオの純資産総額の10%を超えないものとする。ただし、本制限はトラストが外国為替取得
のためのスワップ取引を行うことを妨げるものではない。
2) トラストは、トラストが所有または保有する証券に譲渡担保、質権または抵当権を設定し、ま
たいかなる方法であれ当該証券を債務の担保として譲渡しないものとする。ただし、(ⅰ)上記1)
記載の借入れで、当該譲渡担保権設定、質権設定または抵当権設定が当該ポートフォリオの純資
産総額の10%を超えない場合、および/または(ⅱ)トラストが先渡もしくは先物契約取引または
オプション取引につき維持する預託証拠金に関する場合、および/または(ⅲ)スワップ取引の場
合を除くものとする。
3) 本書中の他の規定を損なうことなく、トラストは、第三者のために貸付を供与することまたは
保証人となることはできない。
- 21 -
4) トラストは、当該ポートフォリオの純資産総額の10%を超えて同一の発行体の証券で構成され
ることになる場合には、当該同一発行体の証券への投資を行うことはできない。ただし、トラス
トがポートフォリオの純資産総額の5%を超えて投資する各発行体のトラストの保有証券の総
額は、いずれの投資時においても当該ポートフォリオの純資産総額の40%を超えてはならない。
ただし、
(ⅰ)上記の10%の制限は、欧州連合(EU)加盟国、同加盟国の地方公共団体、一もしくは複数の
EU加盟国がメンバーである公的国際機関またはその他の政府が発行または保証する証券に
ついては35%とする。
(ⅱ)上記の10%の制限は、登記上の事務所がEU加盟国にある金融機関が発行する一定の債務
証券については25%とする。ただし、当該金融機関が当該債務証券の保有者を保護する目
的で法律により特定の公的監督を受けている場合に限る。さらに、当該債務証券の発行手
取金が、適用ある法律に従い、当該債務証券が有効である期間中、当該証券により発生す
る債務を充分に担保し、当該発行体の債務不履行の場合には元本および経過利子の優先的
返済に充当される資産に投資される場合に限る。また、トラストがポートフォリオの純資
産総額の5%を超えて、一発行体のかかる債務証券に投資する場合、当該投資の総価額は当
該ポートフォリオの純資産総額の80%を超えてはならない。
(ⅲ)第(ⅰ)号および(ⅱ)号に記載する証券には本項に定める40%の制限は適用されない。
(ⅳ)上記にかかわらず、トラストは、EU加盟国、その地方公共団体、一もしくは複数のEU加
盟国がメンバーである公的国際機関または経済協力開発機構(OECD)加盟国が発行または保証
する異なる複数の銘柄の譲渡性のある証券にポートフォリオの資産の100%まで投資すること
ができる。ただし、トラストは当該ポートフォリオ中に少なくとも6銘柄の証券を保有しなけ
ればならず、また各銘柄の証券はポートフォリオの純資産総額の30%を超えてはならない。
5) トラストは、当該取引直後に、かつ当該取引の結果、非上場証券、法的規制もしくは契約上の
制限によりまたはその他の理由で速やかに売買できない証券、または、特に、譲渡性、換金性お
よび評価基準時点において正確に評価額が決定されるという性質を理由として、譲渡性のある証
券と同一視しうる債務証券に関し合計で当該各ポートフォリオの純資産総額の10%を超えて投
資することができない。
本目的上「上場証券」とは以下をいう。
(ⅰ)EU加盟国の公認証券取引所への上場が認可された譲渡性のある証券、
(ⅱ)OECD加盟国、アジア、オセアニア、アフリカまたは南北アメリカ大陸における公認の証
券取引所への上場が認可された譲渡性のある証券、
(ⅲ)EU加盟国または上記の国における規制ある市場(ただし、かかる市場は定期的に取引が行
われ公認かつ公開のものとする。)において取引される譲渡性のある証券、
(ⅳ)発行後間もない譲渡性のある証券で、上記のいずれかの証券取引所または規制ある市場への
上場申請を行い上場認可を発行時から1年以内に得ることという条件が、その発行要項に含ま
れているもの。
6) トラストは、当該購入によりトラストがいずれかの発行体のいずれかの種類の証券の10%を超
えて保有することになる場合、または当該購入の結果、管理会社がある発行体の経営に対し重大
な影響力を行使できるようになる場合、当該発行体の証券を購入してはならない。
ただし、かかる制限は、
- 22 -
(ⅰ)EU加盟国もしくはかかる加盟国の地方公共団体が発行もしくは保証する証券、または一も
しくは複数のEU加盟国がメンバーである公的国際機関が発行する証券、またはOECD加盟国が
発行もしくは保証する証券には適用されず、また
(ⅱ)EU非加盟国内に登記上の事務所を有する発行体の証券に主としてその資産を投資してい
る当該EU非加盟国において設立された会社の資本金につき、トラストが所有する持分株式に
は適用されない。ただし、当該非加盟国の法律により、トラストが当該国内の発行体の証券に
投資するにはかかる所有による方法しかない場合に限り、また当該会社はその投資方針につい
て、ルクセンブルグの1988年3月30日付投資信託に関する法律第42条、第44条ならびに第45
条第1項および第2項で規定される制限を遵守するものでなければならない。さらに、管理会
社は、当該購入により管理会社の管理するその他のファンドと合算して、ある会社の発行済株
式の15%を超えてトラストが保有することになる場合は当該会社の株式を購入することはで
きない。
7) ファンドは、他の発行体の証券を引受けまたは下引受けを行うことはできない。ただし、組入
証券の処分に関し、ファンドが適用ある証券法に基づき引受人であるとみなされる場合はこの限
りではない。
8) ファンドは、他のオープン・エンド型の投資信託の証券を購入することはできない。ただし、
吸収合併、新設合併、買収、会社再建手続またはルクセンブルグの1988年3月30日付投資信託に
関する法律第44条および第45条により許可される当該ポートフォリオの純資産額の5%を最大
限度額とするその他の場合はこの限りではない。
9) ファンドは、以下の制限が遵守されない限り、証券のオプション取引を行うことはできない。
(ⅰ)コール・オプションおよびプット・オプションの各買付ならびにコール・オプションの売付
は、その行使によって前記のいずれの制限にも違反しない場合に限定される。
(ⅱ)トラストは、プット・オプションの売付を行うことができる。ただし、トラストが当該プッ
ト・オプションに基づき取得する証券の行使価格総額を満たすに足る流動資産を当該プット・
オプションの行使期限まで留保するものとする。
(ⅲ)コール・オプションの売付は、当該売付が空売りとならない場合に限り行う。かかる場合、
トラストはトラストが売付けたコール・オプションの行使期限まで当該コール・オプションの
裏付けとなる証券を当該ポートフォリオ中に保持する。ただし、トラストが下記の場合に下降
局面の市場において当該証券を処分する場合はこの限りではない。
(a) トラストが何時でもそのポジションを回復するうえで十分な流動性が市場にある場合
(b) 当該売付オプションに基づき支払われる行使価格の総額が当該各ポートフォリオの純資
産額の25%を超えない場合
(ⅳ)証券取引所で相場がつく場合および規制ある市場で取引がなされている場合にのみ、いずれ
のオプションも買付または売付がなされる。ただし、その取得直後において、トラストが保有
する全オプションの購入価格(払込プレミアム)の総額が当該各ポートフォリオの純資産額の
15%を超えないものとする。
10)トラストは、為替リスクのヘッジ目的のため、為替先渡契約もしくは為替先物を保有するかま
たは為替オプションを取得することができるが、各々の額は、トラストが特定通貨建で当該各ポ
ートフォリオ中に保有する証券およびその他の資産の総額を超えない金額とする。ただし、トラ
ストは、当該取引コストがトラストにとってより有利である場合には、(同一相手を介して締結
- 23 -
される)クロス取引を通じ当該通貨の買付または同一制限内での通貨スワップ取引も行うことが
できる。為替の予約は、トラストが高格付の金融機関と為替先渡契約またはスワップ契約を結ん
でいる場合を除き、証券取引所において相場付けされるかまたは規制ある市場において取引され
るものでなければならない。
11)トラストは、以下の場合を除きインデックス・オプションの取引を行うことはできない。
(ⅰ)トラストは、組入証券の価格変動のリスクをヘッジする目的で、当該ポートフォリオのため
に株価指数に関するコール・オプションの売付または株価指数に関するプット・オプションの
買付を行うことができる。かかる場合、当該株価指数オプションの裏付けとなる証券の価額は、
同一目的のために締結された金融先物契約の約定残高と合算して、当該ポートフォリオの資産
の総額を超えないものとする。
(ⅱ)トラストは、組入証券の効率的な運用のために、ポートフォリオ資産の市場間での投資配分
の変更を円滑に行い、または市場価格の著しい上昇が予想されもしくはその上昇中に株式イン
デックスのコール・オプションを取得することができる。ただし、当該各株式インデックス・
オプションの裏付けとなる証券の価額は、当該ポートフォリオ内で現金、短期債務証券および
事前に決定された価格で処分される証書または証券の総額を超えないものとする。
かかる株価指数先物のオプションは、証券取引所に上場されているかまたは規制市場で取引
されるものでなければならないが、当該取引がトラストにとってより有利な場合または必要条
件を備えたオプションの取引が利用できない場合には、トラストは、金融商品の店頭市場オプ
ションの売買を行うことができる。ただし、当該取引は、この種の取引を専門とする高格付の
相手方当事者と行うものとする。更に、証券に関するすべてのオプションならびにヘッジ以外
の目的でトラストが買付けた金利先物およびその他の金融商品に関するオプションの取得原
価(払込プレミアム)総額は、当該各ポートフォリオの純資産額の15%を超えてはならない。
12)トラストは、以下の場合を除き、金利先物契約の締結、金利オプション取引または金利スワッ
プ取引を行うことはできない。
(ⅰ)トラストは、組入資産の価格変動リスクをヘッジする目的で、金利先物の売付、金利に関す
るコール・オプションの売付もしくはプット・オプションの買付または金利スワップ取引を行
うことができる。かかる契約またはオプションは、当該ポートフォリオ資産の表示通貨または
これと同様に変動しそうな通貨で行われ、証券取引所に上場されているかまたは規制市場で取
引されるものでなければならない。ただし、金利スワップ取引は高格付の金融機関との個別契
約により行うことができる。
(ⅱ)トラストは、組入証券の効率的な運用のために、ポートフォリオ資産の、短期または長期市
場間での投資配分の変更を円滑に行いまたは市場価格の著しい上昇が予想されもしくはその
上昇中に、または、長期投資証券を短期投資に変更するため、金利先物買付契約を締結するか
または金利先物のコール・オプションを取得することができる。ただし、当該ポートフォリオ
の保有する現金、短期債務証券または事前に決定された価格で処分される証書もしくは証券の
総額は、当該先物契約の額および同一目的で同一ポートフォリオのために取得した金利先物コ
ール・オプションの裏付けとなる証券の価額の合計を超えないものとする。
かかる金利先物のオプションは、証券取引所に上場されているかまたは規制ある市場で取引
されるものでなければならないが、当該取引がトラストにとってより有利な場合または必要な
条件を備えたオプションの取引が利用できない場合には、トラストは、金融商品の店頭市場オ
プションの売買を行うことができる。ただし、当該取引は、この種の取引を専門とする高格付
の相手方当事者と行うものとする。更に、証券に関するすべてのオプションならびにヘッジ以
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外の目的でトラストが買付けた金利先物およびその他の金融商品に関するオプションの取得
原価(払込プレミアム)総額は、当該各ポートフォリオの純資産額の15%を超えてはならない。
13)トラストは、以下の場合を除き、株価指数先物の取引を行うことはできない。
(ⅰ)トラストは、組入資産の価格変動リスクをヘッジする目的で、トラストの当該資産中の該当
部分の価格変動に相当するリスクの額を超えない額の株価指数先物売付契約を当該ポートフ
ォリオのために保持することができる。
(ⅱ)トラストは、組入証券の効率的な運用のために、ポートフォリオ資産の市場間での投資配分
の変更を円滑に行い、または市場価格の著しい上昇が予想されもしくはその上昇中に、株価指
数先物買付契約を締結することができる。ただし、当該ポートフォリオの保有する現金、短期
債務証券もしくは証書または事前に決定された価格で当該ポートフォリオによって処分され
る証券の総額は、当該先物契約の額および同一目的で取得した株価指数コール・オプションの
裏付けとなる証券の価額の合計を超えないものとする。
上記に加え、かかる株価指数先物はすべて証券取引所に上場されているかまたは規制ある市
場において取引されるものでなければならない。
14)トラストが投資証券の貸付けを行う場合、高格付の金融機関による銀行保証書またはOECD加盟
国政府の発行した現金もしくは証券に関する抵当証書の形態による適切な保証の受領と引換え
に行わなければならない。証券の貸付は、公認の決済機関またはこの種の取引を専門とする高格
付の金融機関を通じて行い、各ポートフォリオの証券価額の二分の一を超えてはならず、また期
間は30日を超えてはならない。
15)トラストは、不動産を購入してはならない。しかし、トラストは、不動産に投資し、不動産を
所有する会社に投資することができる。
16)トラストは、商品、商品契約または商品もしくは商品についての権利を表章する証券に関する
取引を行ってはならず、本制限上、かかる商品には貴金属も含まれる。ただし、トラストは、商
品により担保されている証券、および商品に投資しまたは商品を取引する会社の証券の売買を行
うことができる。また、トラストは、金融証書、株価指数および外国為替についての先物契約お
よび先渡契約(ならびにこれらに関するオプション)の売買を行うことができる。
17)トラストは、証券を信用で購入しない(ただし、トラストは組入証券売買の精算のため必要な短
期与信を受けることができる。)。また、証券の空売りを行わずまたはショート・ポジションを
保持しない。ただし、トラストは、先物契約および先渡契約(ならびにこれに関するオプション)
に関し、当初および継続証拠金を預託することができる。
管理会社は、トラスト資産の一部である証券に付随する新株引受権の行使の際、上記の投資制限
比率の遵守を要しない。
その後のトラスト資産の価値の変動を理由として、または新株引受権の行使の結果として、上記
の投資制限比率が遵守されない場合、証券の売却に際して、受益者の利益に留意しつつ、当該事態
の是正を優先させる。
台湾証券先物取引委員会に登録されているポートフォリオについては、上記投資制限に加えて、
以下の制限が適用される。リスクヘッジまたは効率的なポートフォリオ運用を目的とするデリバテ
ィブへの投資総額は、ポートフォリオの純資産総額の15%(台湾証券先物取引委員会の適用ある解
説書に従って決定される。
)を超えてはならない。15%制限の目的のためのデリバティブへの投資
制限料率の計算に際して、リスクヘッジのため為替先渡および/または為替スワップに投資する場
合、(a)当該ヘッジ取引がヘッジされる投資対象に直接関係する場合、ならびに(b)ヘッジ取引額お
よびヘッジ取引方針がヘッジされる投資対象の金額およびその投資方針の範囲内にある場合、当該
- 25 -
為替先渡および/または為替スワップ額は、デリバティブへの投資金額の計算から除外される。
管理会社は、トラストの受益証券が販売される国の法令を遵守することを目的として、受益者の
利益に相反しないその他の投資制限を随時課すことができる。
3【投資リスク】
(1) リスク要因
ファンドは、下記に記載されるものを含む特別考察およびリスクに関わる取引に従事する。ファ
ンドの投資目的が達成され、元本から収益を獲得する保証はなく、また、投資結果は、実質的に毎
月、毎四半期または毎年変動する。ファンドへの投資は、完全な投資プログラムを反映するもので
はない。
ファンドへの投資に関連する特別考察
バイオテクノロジー企業およびバイオテクノロジー関連企業への投資
バイオテクノロジー株式、特に小規模で成熟していない企業の株式は、市場全般の株式より価格
が変動しやすい。バイオテクノロジー産業は、多くの法令に服する。かかる産業は、法令の要件、
新薬および医療用品の規制当局の承認の必要、特許保護の考察、製造物責任への配慮、ならびに類
似の重要事項による影響を受ける。これらの要因のバイオテクノロジー産業への影響のため、株価
は、比較的短期間に相当変動することがある。バイオテクノロジー産業が比較的新規の産業である
ため、投資者は、産業に影響する発展に素早く反応することがある。過去において、バイオテクノ
ロジー関連の証券は、リサーチその他の発展に反応して、かなり変動したことがある。より発展を
遂げている産業と比較して、バイオテクノロジー関連の証券の取引市場は商い薄であり、バイオテ
クノロジー産業における不利な展開は、バイオテクノロジー株式の価格の下落を招くことがある。
バイオテクノロジー企業、特に主としてゲノミクスに携わる企業は、商品がリサーチ段階にあるに
過ぎない小規模で初期段階にあることが多い。一部のバイオテクノロジー企業は、規制当局による
商品の承認ならびに当該商品のその後の商業ベースでの生産および販売のレベルまでに到達してい
る。従って、バイオテクノロジー産業への投資の成功は、しばしば将来の商品、リサーチの進展、
規制当局による新規商品の届出についての思惑および期待に基づいている。当該投資は、投機的で
あり、法令、リサーチその他の逆風に反応して、価格が急激に下落することがある。
成功報酬
成功報酬の投資顧問会社への支払は、投資顧問会社にとり、固定報酬のみを支払われる場合より
リスクが高くまたより投機的である投資をファンドに行わせるためのインセンティブを生み出すこ
とがある。また、成功報酬がクラスA証券およびクラスB証券に帰属するファンドの純資産価格の
未実現利益を含む成果に基づき計算されるため、当該報酬は、実現利益のみに基づく場合より高額
になることがある。さらに、成功報酬が会計年度中各クラスに帰属するファンドの純資産額の増加
額(純未実現利益を含み、会計年度中の買付、買戻し、配当金その他の分配金で調整済みであり、以
下「純資産額の増加額」という。)に基づきファンドの債務として日々発生するため、会計年度末ま
でにクラスA証券またはクラスB証券を買い戻した投資者は、当該時点で買い戻されたクラス証券
に帰属するファンドの純資産額の増加額が存在する場合、増加額に基づき成功報酬を支払う。他方、
投資顧問会社に実際に支払われた成功報酬が会計年度全体のクラスA証券およびクラスB証券に帰
属する純資産額の増加額に基づくため、当該買戻し後、ファンドについて当該会計年度の残余期間
中にクラスA証券およびクラスB証券に帰属する純資産額(会計年度中の買付、買戻し、配当金その
他の分配金を調整済)が減少する場合、買戻しを行った投資者により有効に支払われた成功報酬の一
部または全部は、投資顧問会社に支払われず、ファンドにより留保される。
- 26 -
ファンドは、前会計年度からクラスA証券またはクラスB証券(場合による。)に帰属する純資産
額の減少額(会計年度中の買付、買戻し、配当金その他の分配金を調整済)について全額回復しない
限り、会計年度中の成功報酬を支払わない。しかし、かかる目的上、純資産額の減少額および減少
額の回復は、クラスA証券もしくはクラスB証券またはクラスA証券の受益者もしくはクラスB証
券の受益者の純資産価格に基づくのではなく、クラスA証券またはクラスB証券全体に帰属する純
資産額に基づき計算されることに留意すべきである。
結果的に、ファンドは、当該減少時にファンドの受益者である投資者がファンド証券一口当たり
について全面的に当該減少額を回復しなかった場合でも、当該減少額がファンドにより回復されか
つファンドの純資産額に反映された後、投資顧問会社に対して成功報酬を支払うことができる。
この例として、以下を仮定する。
ファンドは、クラスB証券の受益者を一人有している(ここでは投資家Xと呼ぶ)
。投資家
Xは、ファンドのクラスB証券5,000口を、1口当り10ドルで、総額50,000ドル(1口当り10
ドル)購入した。2000年12月31日現在、クラスB証券に帰属するファンドの純資産額は10,000
ドル(1口当り2ドル)減少した。2001年1月1日に、投資家Yは、クラスB証券5,000口を
1口当り8ドル(2001年1月1日のクラスB証券1口当り純資産価格)で、総額40,000ドル
購入した。2001年12月31日に、クラスB証券に帰属するファンドの純資産額は、成功報酬の
発生前で95,000ドル(1口当り9.50ドル)となった。
この例では、クラスB証券に帰属するファンドの純資産額は、2000年12月31日の80,000ドル(1
口当り8ドル)から2001年12月31日には95,000ドル(1口当り9.50ドル)へと15,000ドル増加した。
従って、投資顧問会社は、クラスB証券に帰属するファンドの純資産額の増加額15,000ドルから、
成功報酬の支払い前にファンドにより回復されるべきクラスB証券に帰属するファンドの純資産額
の減少額10,000ドルを差引いた額である5,000ドルの20%に相当する成功報酬を受取る権利を有す
ることになる。よって、2001年12月31日のクラスB証券の1口当り純資産価格は成功報酬発生前で
9.50ドルとなるため、投資家Xがその当初の投資額である1口当り10ドルを全額回復しなかったと
しても、投資顧問会社はファンドから成功報酬を受取る。
さらに、ファンドが回復されなかった純資産額の減少額を負担する場合、翌会計年度中ファンド
証券を購入する投資者は、ファンド証券の価格の上昇を獲得することができるが、ファンドにより
減少額が回復されるまで成功報酬の発生に服することはない。例えば、投資者は、購入されたクラ
スB証券に帰属する純資産額の増加額が存在する場合、会計年度中クラスB証券を購入することが
できる。ファンド証券の購入価格は、純資産額の増加額に基づき当該クラスに帰属する成功報酬の
発生に影響する。購入後購入した会計年度末の前に、クラス証券に帰属するファンドの純資産額が
減少する場合、購入者は、クラスに関する成功報酬の発生額が純資産額の減少額として減額されま
たは消去されるため、会計年度の開始日からクラス証券を保有する投資者にかかる利益を享受する。
その結果、純資産額の下落が成功報酬の発生額の減少または消去により一部相殺されるため、購入
者の純資産価格は、ファンドの純資産額を下回る額について按分して下落する。ファンド証券の同
一クラスを保有する他の投資者は、購入者のように資産について同様の下落に直面し、しかし、購
入者と異なり、他の投資者は、購入者がファンド証券を購入した時より前に生じた純資産額の増加
額が帰属する成功報酬の発生に服する。
この例として、以下を仮定する。
ファンドは、クラスB証券の受益者を一人有している(ここでは投資家Xと呼ぶ)。投資
家Xは、ファンドのクラスB証券 5,000 口を 1 口当り 10 ドルで、総額 50,000 ドル(1口当
り 10 ドル)購入した。2001 年1月1日現在、クラスB証券に帰属するファンドの純資産額
- 27 -
は 50,000 ドル(1口当り 10 ドル)であり、2001 年1月1日において 2000 年に終了した会
計年度についての成功報酬の発生額は一切反映されていない。2001 年6月 30 日に、クラス
B証券に帰属するファンドの純資産額は、成功報酬発生前で 10,000 ドル増加した(よって、
ファンドの総資産額は 60,000 ドルとなり、
成功報酬発生後の純資産額は 58,000 ドルとなる)。
この時、投資家Yは、クラスB証券 5,000 口を1口当り 11.60 ドル(成功報酬発生後の 1 口
当り純資産価格)で、総額 58,000 ドル購入した。2001 年9月 30 日に、クラスB証券に帰属
するファンドの純資産額は 20,000 ドル減少した(よって、ファンドの総資産額は 98,000 ド
ルとなり、成功報酬発生後の純資産額は 98,000 ドルとなる)
。
この例では、2001 年9月 30 日現在において、クラスB証券に帰属するファンドの純資産額(買
付け調整済)は、2001 年1月1日から減少しているので、投資顧問会社に支払われるべき成功報酬
はない。2001 年6月 30 日現在における純資産額の増加額 10,000 ドルは、2001 年9月 30 日現在に
おける純資産額の減少額 20,000 ドルによって消去される。しかし、2001 年6月 30 日において発生
した 2,000 ドルの成功報酬(10,000 ドルの 20%)は 2001 年9月 30 日現在においては支払われるべ
きものではなくなる。その結果として、2001 年9月 30 日現在において純資産額の減少により当該
成功報酬 2,000 ドルが未発生となった時点で、当該 2,000 ドルは全クラスB証券 10,000 口の間で配
分される。従って、投資家Yは、クラスB証券を購入した時点で成功報酬がクラスB証券の純資産
価格に反映されていたという点で当該成功報酬に対して拠出していなかったとしても、
(投資家Xの
費用により)当該成功報酬の未発生額から1口当り約 0.2 ドルの利益を受領することになり、かか
る利益は、投資家Y自身の1口当り純資産価格の減少額を一部相殺することになる。比較でいえば、
ファンドの受益者が投資家Yのみであった場合で、投資家Yが純資産額について同一の比例的割合
による損失を蒙った場合には、
投資家Yは約 9.60 ドルの 1 口当り純資産価格を有することになるが、
投資家Xもともに受益者であった場合には、1 口当り純資産価格はそれを上回る 9.80 ドルとなる。
一方、ファンドの受益者が投資家Xのみであった場合で、投資家Xが純資産額について同一の比例
的割合による損失を蒙った場合には、投資家Xは約 10.00 ドルの 1 口当り純資産価格を有すること
になるが、投資家Yもともに受益者であった場合には、1 口当り純資産価格はそれを下回る 9.80 ド
ルとなる。
為替リスク
特定の通貨建投資証券は、当該通貨の価値が一または複数の他の通貨に関連して変動するという
リスクにさらされている。通貨の価値に影響する要因には、貿易収支、短期金利の水準、異なる通
貨の類似資産の相対的価値の差、長期的な投資および元本の値上りの機会、および政治的展開等が
ある。投資顧問会社は、当該リスクを考慮し、さらに為替、為替先物契約およびこれらのオプショ
ン、為替先渡契約、またはこれらの組合せに投資することにより、当該リスクを削減するようヘッ
ジすることができる。投資顧問会社は、当該通貨ヘッジ取引に従事する義務を免れず、またその単
独の裁量によりヘッジ取引を行うことを決定できる。かかる取引は相当のリスクを伴うものであり、
為替取引が実行される市場は極めて不安定である。当該戦略が有効であるという保証はない。ファ
ンドは、受益証券を含むファンドの基準通貨であるドル以外の通貨建てのファンド資産の比率を限
定されることはない。
ドルはファンド証券の基準通貨であるが、トラストは、ドル、ユーロおよび円の通貨建てでファ
ンド証券を募集する。従って、ファンドと受益者の両方には、一定の追加的な為替リスクを伴う。
例えば、特定の取引日(注)にファンドが受諾するユーロ建てまたは円建ての買付申込みに関して、次
の取引日まで保管受託銀行が実際のユーロ建てまたは円建ての申込金額を受領しないため、ドル/
ユーロまたはドル/円の交換レートが不利に変動するリスクを負う。さらに、投資顧問会社がファン
- 28 -
ドのためにユーロ建てまたは円建て申込金額をドル建証券に投資した場合、かかる全額についてフ
ァンドは、ユーロ建てまたは円建てで行われる買戻しに関連して、当該ドル建て証券がファンドの
ために購入された時点からユーロ建てまたは円建ての買戻しを実行するために清算されるまでの間
にユーロまたは円に対するドルの価値が低下するという追加的な通貨リスクを負うことになる。さ
らに、ファンドは、ファンドがユーロ建てまたは円建ての買戻請求を受領した場合、当該請求時か
ら当該請求をした受益者にユーロ建てまたは円建ての買戻金額が支払われるまでにユーロまたは円
に対するドルの価値が低下するというリスクを負っている。
(注)「取引日」とは、ファンド証券の取引(買付け、買戻しまたは乗換え)がファンドの受益者登録簿に受諾された取
引として記録される各ファンド営業日をいう。
さらに、受益証券の純資産価格はユーロまたは円でも表示されるが、かかる価格は、ファンド証
券の基準通貨であるドル建ての各クラス証券の純資産価格から導かれる。ドル建ての純資産価格は、
各ファンド評価日にドルとユーロまたはドルと円のスポット・レートで換算される。従って、買戻
しの際に受益者が最終的に実現するファンド証券へのユーロまたは円による投資に関するトータ
ル・リターンは、申込日から買戻日までの期間におけるユーロ/ドルまたは円/ドルの為替レートの
変動により直接的な影響を受け、プラスになる場合もあり、マイナスになる場合もある。購入金額
および買戻金額のドルまたはユーロまたは円への換算に関連するすべての費用は、ファンドにより
負担され、ファンド証券に帰属する。
海外における販売会社は、場合により、投資者にファンド証券の購入および買戻しについてドル、
ユーロまたは円以外の通貨を使用できるよう為替取引手続を設定することができる。かかる取引は、
トラスト外で、投資者自身のリスクと費用で行われる。かかる手続を利用する投資者は、購入金額
の決済時およびトラストへの投資期間中の換算レートの変動に附随する為替リスクを負うことにな
る。
カントリー・リスク
ファンドは、米国企業および米国以外の企業の証券に投資することができる。米国以外の企業は、
いずれの国にも所在することができる。各国の経済は、国内総生産または国民総生産の成長、イン
フレ率、資本金の再投資、資源の自給自足および支払持高のバランス等の点に関し、互いに有利ま
たは不利に異なることがある。一般の発行体は、インサイダー取引規則、市場操作に関する制限、
株主委任状要件および情報の適時の開示等の事項につき、様々な程度の規制を受ける。発行体の報
告、会計および監査基準が、重要な点について国々の間で著しく異なることがあり、また証券また
はその他の資産に関して投資者に対し、国々の間で利用できる情報があまり提供されないことがあ
る。さらに、事業組織、破産および債務超過を規制する各国の法律は、トラスト等の証券保有者に
限定的な保護を提供する。
ファンドは、様々な市場で多くの異なるブローカーおよびディーラーとの間で、組入証券を取引
することができる。ブローカーまたはディーラーの不履行の結果、当該ブローカーまたはディーラ
ーを規制する規則によってこれらに預託されているファンドの資産を全額喪失することもある。さ
らに、一定の国々の仲介手数料が他の国々より高かったり、一定の国々の証券市場が他に比べ、流
動性が少なく、より不安定であり、かつ政府の監督が緩和されていることがある。
非流動資産
ファンドは、その純資産額の10%を上限として未成熟な市場の証券に投資することができる。(前
記「2投資方針、(5)投資制限」の項を参照。)特に、ファンドは、純資産総額の10%を上限として、
予見可能な将来に新規公募(IPO)を行う計画のある非公開バイオテクノロジー企業(別途ベンチャー
キャピタル企業として知られている。)の流通証券に投資することができる。このため、ファンドは、
当該証券を容易に売却することができない場合もある。そのうえ、当該証券の転売について契約に
- 29 -
より制限されていることもある。
さらに、ファンドは一定の状況の下で、先物契約またはそのオプション取引に従事することがで
き、かかる取引手法はまた、市場活動が減退するかまたは日々の価格変動の限度に達した場合には、
流動性を失った状態になることがある。ほとんどの先物取引所では、
「デイリー・リミット」と称す
る規則により、一日の間の先物契約の価格の変動を制限している。一取引日に、デイリー・リミッ
トを超える価格での取引を実行することはできない。先物契約の価格が限度額まで増減した場合、
買い持ちをすることも、または持高を現金化することもできない。先物の価格は、場合により、デ
イリー・リミットを動かし、連続する数日間ほとんどまたは全く取引が行われなかったこともあっ
た。同様の事由の発生により、ファンドが不都合な持高を速やかに現金化できなくなり、その結果
としてファンドが損失を蒙り、これに対応して一口当り純資産価格が値下りすることも生じるであ
ろう。
一定の店頭取引証券は、流動性も限定されるが、少なくとも2社の大手ディーラーからの買取平
均価格に基づく純資産価格の計算のために、評価される。こうした価格は、受益証券の買戻価格ま
たは買取価格に影響を及ぼす。当該評価は、ファンドによる売却時点で実現されることはない。
デリバティブの活用
投資顧問会社等の経験豊かな投資顧問によるデリバティブの賢明な活用は有益であるが、デリバ
ティブはまた、従来の投資手法の提示したリスクとは異なるリスク、また一定の場合にはかかるリ
スクより大きいリスクを伴う。下記は、投資者がファンドに投資する前に了解しておくべき、デリ
バティブの活用に関する重要なリスク要素および問題点についての一般的な説明である。
・市場リスク-これは、あらゆる投資に付随する一般的リスクで、特定の投資証券の価値の変動に
より、ファンドの利益を害するものである。
・運用リスク-デリバティブ商品は、株式および債券に関連するリスクとは異なる投資技術および
リスク分析を要する高度に専門的な投資手法である。デリバティブの利用は、あらゆる可能性あ
る市況においてデリバティブの実績を監視することによる助力もなく、原証券のみならずデリバ
ティブそれ自体についての理解を必要とする。特に、デリバティブの利用およびその複雑性によ
って、実行取引を監視するための適切な管理の継続、デリバティブによりファンドに追加される
リスクの評価能力および価格、金利または為替レートの変動の正確な予測能力が要求される。
・信用リスク-これはデリバティブ契約の要項を遵守するために、デリバティブの別の当事者(通常
「相手方当事者」という。)の不履行の結果としてファンドが損失を蒙ることがあるというリスク
である。各取引所で取引されるデリバティブの発行体または相手方当事者である決済機関が履行
を保証するため、取引所で取引されるデリバティブの信用リスクは、取引所外での個別取引によ
るデリバティブに比して、概ね小さくなっている。こうした保証は、信用リスク全般を減じる目
的で決済機関が運用している日払いシステム(即ちマージン要件)によるサポートを受けている。
取引所外での個別のデリバティブについて、同様の決済機関による保証は存在しない。このため、
投資顧問会社は、潜在的な信用リスクを検討する際、取引所外での個別のデリバティブの各相手
方当事者の信用度を考察する。
・流動性リスク-特定の投資証券の売買が困難である場合に、流動性リスクが存在する。デリバテ
ィブ取引が格別に大規模であるかまたは当該市場が(多くの取引所外での個別のデリバティブの
場合の様に)流動性を欠く場合、有利な価格で取引を開始し、または持高を現金化することが不可
能なこともある。
・レバレッジ・リスク-ワラント、オプションおよび多くのデリバティブは(利用される限度におい
て)レバレッジの構成要素となるため、裏付けとなる資産、金利または指数の価値またはレベルの
- 30 -
不利な変動の結果、ワラント、オプションまたはデリバティブそれ自体に投資された金額を実質
的に上回る損失を生じることもある。スワップの場合、当事者が初期投資を行っていない場合で
も、損失リスクは、一般に、想定元金額に対応する。一定のデリバティブは、初期投資の規模に
関わりなく、無制限の損失を蒙る可能性がある。
・その他のリスク-デリバティブの利用におけるその他のリスクには、デリバティブのプライシン
グの誤りまたは不適当な評価、ならびにデリバティブが裏付けとなる資産、金利および指数と完
全に相関できないというリスクが含まれる。多くのデリバティブ、特に取引所外での個別のデリ
バティブは複雑であり、しばしば主観的に評価される。不適当な評価により、相手方当事者に対
する現金支払額が増大し、またはファンドが価値を喪失することになる。デリバティブは、追及
すべき資産、金利または指数の価値と、必ずしも完全にまたは高度に相関しまたはこれに従うも
のではない。結果として、ファンドによるデリバティブの利用は、必ずしも、ファンドの投資目
的を推進するための有効な手段とはならず、また時にはかかる推進を妨げるものとなる。
ファンドが先物契約、オプションおよび先渡契約のポジションを処分できる能力は、当該金融証
書の流動市場が得られるか否かに依拠する。多くの証券や通貨に関するオプションや先物の市場は
比較的新しく、まだ発展途上にあり、先渡契約の公開市場は存在しない。様々な種類がある先物契
約、オプションおよび先渡契約に存在し得る取引利益の額を予測することは不可能である。ファン
ドが買い手または売り手となっているオプションに関し流通市場が存在しない場合、ファンドは、
当該オプションの決済取引を実行すること(即ち、当該オプションを処分すること)が不可能になり、
その結果、(i)ファンドが買い手となっているオプションは、ファンドが利益を実現するために行使
せざるを得なくなり、また(ii)ファンドが売り手となっているオプションの裏付となる通貨または
組入証券は、当該オプションの期限終了までまたは行使により裏付となる証券、先物契約または通
貨をファンドが交付するまで売却できないことがある。従って、ファンドが上記の目的のためにこ
れら手法を効果的に利用できるとの保証はない。さらに、オプションおよび先物取引に従事するフ
ァンドの能力は、税制により制限されることがある。
先物契約オプション、先渡契約および外国為替オプションについての追加的リスク
ファンドが行う先物契約取引とは異なり、外国為替オプションおよび先渡契約は、米国商品先物
取引委員会または(一定の外国為替オプションを除き)米国証券取引委員会(SEC)または他の国に
おける類似の監督当局によって規制されている契約市場では取引されていない。逆に、これらの金
融商品は、マーケット・メーカーとして行為する金融機関を通して取引される(ただし、外国為替オ
プションは、フィラデルフィア証券取引所やシカゴ・オプション取引所など一定の米国証券取引所
において、SECの規制の下で取引されている)。同様に、証券に係るオプションは、店頭市場で取引
される場合がある。店頭取引の環境においては、取引所の参加者に与えられている多くの保護が得
られない。オプションの買主はオプション料と関連取引費用の合計額を超える金額の喪失に至るこ
とはないが、かかる金額全額を喪失する場合がある。さらに、オプションの売主および先物予約の
取引者は、かかるポジションに関連する証拠金および担保要件により、当初の投資額を大幅に上回
る金額を喪失する場合がある。
米国の証券取引所で取引される外国為替オプションは、かかる取引所において取引されているそ
の他の有価証券と同様、SECの管轄下にある。その結果、組織された取引所の取引参加者に提供され
ている多くの保護が、かかる取引についても提供される。特に、米国証券取引所において締結され
たすべての外国為替オプション取引は、オプション清算会社(
「オプション清算会社」
)によって決
済され、保証される。その結果、契約相手方による債務不履行リスクを減少させている。さらに、
- 31 -
米国の証券取引所で取引されるオプションは、店頭市場におけるよりも、もっと容易に流動性ある
流通市場を確保しやすいため、ファンドに対して、未決済保有オプションの行使前もしくは満期前
の利益での現金化または不利な市場変動の場合には損失の限定を潜在的に可能にする。
しかしながら、取引所で取引される外国為替オプションの売買には、上述した流動性ある流通市
場が確保できない可能性のリスクが伴う。また、不利な市場変動に関するリスク、オプション発行
に課される証拠金に関するリスク、外国為替市場の性質に関するリスク、政府当局による干渉の可
能性のリスク、その他政治的・経済的事象の影響に関するリスクも伴う。加えて、取引所で取引さ
れる外国為替オプションには、店頭市場には現れない一定のリスクが含まれる。例えば、かかるオ
プションの行使および決済は、オプション清算会社のみを通して行わなければならず、オプション
清算会社は、この目的のため、適用される海外の国々との間で銀行取引関係を設定している。その
結果、オプション清算会社は、外国政府による規制や税制が外国為替オプションの行使の秩序ある
決済を妨げているかまたは、オプション清算会社もしくはその会員決済機関に不当な負担が強いら
れる結果になると判断する場合には、通貨受渡しの方法の技術的な変更、ドルの決済価格の固定ま
たは行使の禁止等行使および決済に特別の手続きを課することができる。
加えて、先物契約、先物契約に係るオプション、先渡契約、外国為替オプションは、外国の取引
所で取引される場合がある。かかる取引は、外貨もしくは外国証券の取引または価格に影響を及ぼ
す政府の措置によるリスクが伴う。かかるポジションの価値は、以下の要因により不利な影響を受
ける可能性がある。(i) 他の複雑な海外の政治的・経済的要因、(ii)
手可能なデータが米国より少ないこと。(iii)
象へ対応する能力の遅れ、(iv)
取引の決定をするための入
米国の非営業時間中に外国市場で発生した経済的事
米国とは異なる行使および決済条件ならびに手続き、証拠金要件
が課されること、(v) 取引高が少ないこと。
トラストへの投資に関連する特別考察
追加の税金または賦課金の支払いはない
各受益者は、トラスト、管理会社または(「管理事務代行会社」の資格における)ブラウン・ブラ
ザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイの行う受益証券に関する支払に適用される州
税もしくは地方税またはその他の類似する公租公課等の、管轄地または政府もしくは規制当局の課
すあらゆる税金を引き受け、かつ適正な政府または規制当局に対し、これらの責任を負う。トラス
ト、管理会社または管理事務代行会社のいずれも、これらが行う受益証券に関する支払からの源泉
徴収または控除を要求されるあらゆる公租公課の払戻しのため、受益者に対しいかなる追加額も支
払わない。トラスト、管理会社または管理事務代行会社のいずれも、適用ある源泉徴収税率の引き
上げにより支払うべきこととなる源泉徴収税の追加額の支払につき、責任を負わない。
利益相反
投資者となろうとする者は、投資顧問会社またはその関係会社(管理会社を含む。)(「利害関係者」)
が、トラストに関連して利益相反に遭遇することになると認識することを要する。かかる場合、下
記に言及される場合を除き、投資顧問会社は、潜在的な利益相反が発生し得る投資を引き受ける際、
他の顧客に対する自己の義務を可能な限り考慮しつつ、投資顧問契約に基づく義務および特にトラ
ストの最善の利益となる行為の遂行義務を考慮する。利益相反が発生した場合、投資顧問会社は、
これを公正に解決すべく努力する。かかる利益相反は下記を含むが、これらに制限されない。
(イ)他のファンド
利害関係者は、トラストに投資を行わずに、他の顧客のために投資を行うことができる。投資
顧問会社が既に運用しまたは助言したファンドに投資する場合、投資運用・顧問料の二重の請求
を避けるまたはかかる請求に対し十分な引当てを行うべき旨の条件にのみ基づき、当該投資が実
- 32 -
行される。
トラストのためおよびトラストの他の顧客の勘定で、同時に同一証券への投資を行うことが適
切であると、投資顧問会社が考える限度において、トラストは、その希望する規模の証券の割当
を受けることができないか、または当該証券についてより高い価格の支払を行うかもしくは低い
利回りを受けざるを得ないことがある。割当は投資顧問会社が公平であるとみなす方法で行われ、
勘定の規模または売買額および関連するとみなされる他の要因が考慮される。
(ロ)他の顧客に対するサービス
利害関係者は、トラストとの間、または手数料を受領・保持するトラストの投資証券の発行会
社との間で、公正に、金融、銀行、通貨、助言(企業財務関連助言を含む。)業務またはその他の
取引を行うことができる。
(ハ)トラストとの売買
利害関係者は、トラストとの間で投資証券の売買を行うことができる。ただし、(ⅰ)売買の時
点で買主もしくは売主が開示されていない場合または売主および買主が互いに確認されていない
その他の状況において、売買は、公式証券取引所またはその他の組織的市場で実行され、または
(ⅱ)当該売買の要項が、公平に実行され、かつ当該売買の実行前に取締役会により承認されてい
るものとする。
(2) リスクに対する管理体制
コンプライアンス(法令遵守)の監視
世界中に子会社を擁する投資顧問業者として、投資顧問会社の業務は、米国連邦政府および州政
府ならびに米国以外の各国政府により広く規制されている。従って、投資顧問会社は、法令上要求
される遵守事項に関する方針および手続について多くの規定を設けてきた。これらの方針には、特
に、従業員による個人取引、議決権の代理行使、手数料配分、インサイダー取引、マーケティング
と広告、関係会社との取引、注文配分、投資ガイドラインの遵守および倫理規定が含まれている。
コンプライアンスに関する方針は、グループ・コンプライアンス担当役員により管理され、同役員
は、グループのゼネラル・カウンセルに報告する。
各事業分野(投資、財務、業務、技術、法令遵守、監査およびマーケティング部門)の代
表者はリスク管理審査委員会に出席して、方針の変更点、新たなリスク管理方針/手続の提案、
新商品の募集およびプロジェクトの開始に関する情報を連絡する責任を負う。
ポートフォリオは、パフォーマンスとリスクが通常のレベルにあることを確認するために、月に
一度、正式な監視が行われる。正式な監視プロセスでは分析ツールを利用して、業種別リスク指数
要因の可能性、銘柄固有のリスクおよびトラッキング・エラーの予想値を決定する。ポートフォリ
オの運用は徹底的なファンダメンタルズ調査、個別企業の分析および銘柄選択を必要としている。
従って、投資顧問会社は、ポートフォリオの運用に際して全体の残余リスクの最大の構成要素とし
て、業種の選択やデータ管理ではなく、銘柄固有のリスクを重視している。その結果として、銘柄
選択は絶対的リターンと相対的リターン両方の最も重要な源泉であることはすでに証明されてい
る。
内部監査
投資顧問会社の内部監査部門(「監査部門」
)は、投資顧問会社の取締役会と上席執行役員に対し、
投資顧問会社の内部管理に関する独自の査定を提供するよう包括的監査責任を課されている。監査
部門は、投資顧問会社の財務、運用およびシステム/テクノロジー環境を評価して、リスクを見極
めるとともにこうしたリスクを軽減するための管理・運営を補助し、投資顧問会社の商品とサービ
ス(トラストを含む。
)のすべてを支える上記の機能を精査する。個々の口座または商品に特有の精
査は、通常行われない。
- 33 -
内部監査の結果を詳述する監査報告書は、妥当な処置が確保されるように上席執行役員、各地域
の執行役員および取締役会の監査委員会に配布される。
投資顧問会社は、外部の監査法人 KPMG エルエルピーにより毎年監査を受ける
4【手数料等及び税金】
(1)【申込手数料】
①
クラスA証券
海外における申込手数料
クラスA証券についての販売手数料の上限は、後述する場合を除き、投資額の6.25%であ
る。海外における販売会社は、契約を締結するディーラーに対して手数料金額全額を再配分
することができる。
クラスA証券が販売される国において、当該国の法律または慣習により、個人投資家に対
して、上記料率より低い料率のディーラー販売手数料が要求されまたは認められる場合、海
外における販売会社は、当該国において、上記の上限率より低い料率でクラスA証券を販売
することができ、かつディーラーに販売する権限を付与することができる。
日本国内における申込手数料
日本国内における申込手数料は以下のとおりである。申込金額(発行価格に取得申込口数を
乗じて得た額)に申込手数料(消費税込)に相当する金額が加算される。
申込金額
10万ドル/ 10万ユーロ/1,000万円以上
申込手数料
10万ドル/ 10万ユーロ/1,000万円未満
申込金額の3.15%(税抜3.0%)
30万ドル/ 30万ユーロ/3,000万円未満
申込金額の2.10%(税抜2.0%)
30万ドル/ 30万ユーロ/3,000万円以上 100万ドル/100万ユーロ/1億円未満
100万ドル/100万ユーロ/1億円以上
(注)
申込金額の1.575%(税抜1.5%)
申込金額の1.05%(税抜1.0%)
累積投資約款により分配金を再投資する方法(以下「累積投資コース」という。)に基づく再投資
については、申込手数料は課されない。
ただし、メリルリンチ日本証券株式会社およびUFJつばさ証券株式会社における申込手数料は、
以下のとおりとする。
申込金額
申込手数料
1,000万円未満
申込金額の3.15%(税抜3.0%)
1,000万円以上
5,000万円未満
申込金額の2.52%(税抜2.4%)
5,000万円以上
1億円未満
申込金額の1.89%(税抜1.8%)
1億円以上
申込金額の1.575%(税抜1.5%)
(注) メリルリンチ日本証券株式会社においてドル建てでファンド証券を購入する場合、またはUFJ
つばさ証券株式会社においてドル建てまたはユーロ建てでファンド証券を購入する場合、メ
リルリンチ日本証券株式会社またはUFJつばさ証券株式会社において円換算した申込み金額
に応じて、上記の手数料率が適用される。
②
クラスB証券
クラスB証券には購入時に申込手数料は課せられない。ただし、買戻し時に、後記「(2) 買
戻し手数料、②クラスB証券」に記載する偶発後払手数料が課される場合がある。
- 34 -
(2)【買戻し手数料】
①
クラスA証券
買戻し手数料は課せられない。
②
クラスB証券
買戻し手数料は課せられない。
ただし、発行される日または発行された日から4年以内に投資者によって買戻されるクラス
B証券の買戻金額については、当該証券のドル建ての買戻金額(場合に応じてユーロ建てもし
くは円建ての買戻金額)に対して以下に記載する料率で偶発後払販売手数料が課せられる。当
該手数料は、買戻時の純資産価格または当初発行価格のいずれか少ない方のドル建て金額(場
合に応じてユーロ建てもしくは円建て金額)に基づき算出される。さらに、分配金またはキャ
ピタル・ゲイン分配金の再投資により発行される受益証券には手数料は一切課されない。
偶発後払販売手数料の料率は、以下のとおりである。
買戻金額(ドル建てまたはユーロ建てまたは円建て)
申込金額払込日以後の経過年数
に課せられる偶発後払販売手数料の料率
1年未満
4.0%
1年以上
2年未満
3.0%
2年以上
3年未満
2.0%
3年以上
4年未満
1.0%
4年以上
なし
偶発後払販売手数料が買戻金額に対し課せられるか否かを決定する際、その計算は、請求額が
最低の料率となる方法に基づいて行われる。かかる手数料は、購入時以降の純資産価額の増減額
に対して適用されない。
偶発後払手数料金額は、海外における販売会社に支払われ、海外における販売会社がその全額
または一部を、クラスB証券の販売、販売促進およびマーケティングに関してファンドに提供し
た販売関連サービス費用ならびに海外における販売会社の販売・マーケティング担当者による受
益者へのサービス提供費用を賄うために使用する。偶発後払販売手数料および販売報酬(後記
「(3)管理報酬等、⑤販売報酬」参照)の組合せにより、海外における販売会社およびディーラ
ーは、購入時のディーラー手数料または販売手数料なしでクラスB証券の販売資金を調達するこ
とができるようになっている。
(3)【管理報酬等】
① 管理報酬、投資顧問報酬および代行協会員報酬
管理会社は、ファンドについて、ファンド証券の日々の平均純資産価格の年率0.10%の管理報
酬を受領する。管理報酬は、毎日発生し毎月支払われる。
代行協会員は、管理報酬から、日本における販売会社が販売するファンド証券の日々の平均純
資産総額の年率0.10%の報酬を毎年後払いで受領する。
投資顧問契約の条項に基づき、トラストは、投資顧問会社に対して、各クラス証券について固
定報酬と成功報酬を支払う。固定報酬は、クラスA証券およびクラスB証券に帰属する純資産価
格の年率1.20%に等しい額とし、毎日発生し、毎月ドル貨で後払いされる。
クラスA証券およびクラスB証券に関する成功報酬は、クラスA証券(場合によりクラスB証
券)に帰属するファンドの純資産額の増加額(純未実現利益を含み、会計年度中の買付、買戻し、
- 35 -
配当金その他の分配金についての調整後の額、以下「純資産額の増加額」という。)(もしあれば)
の20%に相当する額とし、日々発生し毎年支払われる。成功報酬は、当該クラスに帰属するファ
ンドの純資産額のそれまでの減少額(会計年度中の買付、買戻し、配当金その他の分配金につい
て調整済)(もしあれば)が回復した場合にのみ、各クラスの資産から支払われる。投資者は、成
功報酬の活用、成功報酬の計算に使用する方法に伴い一定のリスクが存在することに留意すべき
である。前記「3.投資リスク-ファンドへの投資に関連する特別考察-成功報酬」の項参照の
こと。
成功報酬は、ファンドの各会計年度についてのクラスA証券およびクラスB証券に帰属するフ
ァンドの純資産額の増加額(もしあれば)に基づき、各会計年度の最終日に決定される。
投資顧問会社が一か月の一部しか投資顧問会社として業務を行わない場合、当該月についてフ
ァンドが支払う固定報酬は、投資顧問契約に基づき業務を行う当該月の当該部分を反映するため
按分される。会計年度の最終日前に投資顧問契約が終了する場合、成功報酬は、終了日が当該会
計年度の最終日として計算される。
管理会社もしくは投資顧問会社、またはこれらの関係会社は、自身の財源から、販売会社およ
びディーラー等に対し、ファンド証券の販売に関連する現金支払いを随時行うことができる。こ
のような支払いは、「収益割当て」と呼ばれることがあり、その中には、販売会社およびディー
ラー等が行ったマーケティング・教育・トレーニング活動ならびにその他の支援活動に関連する
費用の直接的または間接的な払戻しのための金額が含まれる場合がある。
②
保管報酬および管理事務代行報酬
保管受託銀行および管理事務代行会社はそれぞれ、ルクセンブルグの通常の慣行に従い、ファ
ンドの資産から報酬を受領する権限がある。当該報酬は、固定報酬と取引報酬により計算される。
③
登録・名義書換事務代行報酬
登録・名義書換事務代行会社の報酬および実費は、純資産に対する段階的料率により計算され
(ただし、一定の最低額の定めがある。)
、毎月支払われる。
④
受益者サービス報酬
海外における販売会社は、ファンドのクラスA証券およびクラスB証券に帰属するファンドの
日々の平均純資産価格の年率0.80%の受益者サービス報酬をそれぞれ受領する。受益者サービス
報酬は、クラスA証券およびクラスB証券の所有者についてファンドに継続的に提供される受益
者サービスに対する報酬として支払われる。受益者サービス報酬は、日々発生し、毎月後払いさ
れる。海外における販売会社は、当該クラス証券を販売するディーラーに、当該月にディーラー
の顧客が所有する当該クラス証券の日々の平均純資産総額に基づきかかる報酬の一部または全
部を支払うことができる。
シティコープ証券会社東京支店(以下「シティコープ証券」という。
)、SMBCフレンド証券株式
会社(以下「SMBCフレンド証券」という。
)、メリルリンチ日本証券株式会社(以下「MLJS」とい
う。)およびUFJつばさ証券株式会社(以下「UFJつばさ証券」という。)は、シティコープ証券、
SMBCフレンド証券、MLISおよびUFJつばさ証券がそれぞれ販売したファンド証券の各四半期中の
日々の平均純資産総額の年率0.75%の販売報酬を受益者サービス報酬から受領する。当該報酬は、
毎日発生し、四半期毎に後払いされる。当該報酬は、海外における販売会社からシティコープ証
券または販売取扱会社に対して直接支払われる。
- 36 -
⑤
販売報酬
海外における販売会社は、クラスB証券に帰属する日々の平均純資産価格の年率1.00%の販売
報酬を受領する。この報酬は、クラスB証券についてファンドに提供された販売関連サービスに
対する報酬として、日々発生し、毎月後払いされる。海外における販売会社は、ファンド証券を
販売するディーラーに、当該月にディーラーの顧客が所有するクラスB証券の日々の平均純資産
総額に基づき、かかる報酬の一部または全部を支払うことができる。
(4)【その他の手数料等】
ファンドは、以下を含むが、それらに限定されないその他の費用をすべて負担する。
①
ファンドの資産および収益に課せられる一切の税金。
②
保管受託銀行が負担した合理的な実費(電話、テレックス、電報、郵便費用を含むがそれらに
限定されない。)、ならびにファンドの資産の保管が委託される銀行および他の金融機関の通常
の保管料。
③
ファンドの組入証券に関し取引上支払うべき通常の銀行手数料。(当該手数料は取得価格に含
まれ、売却価格から差し引かれる。)
④
受益者の利益のための業務執行中に管理会社または保管受託銀行が負担した法的費用。
⑤
(ⅰ)券面印刷費、(ⅱ)ファンドに管轄権を有する一切の関係当局 (各地の証券業協会を含む。)
へ約款ならびに届出書、目論見書および説明書を含むファンドに関するその他一切の文書を作成
し、提出する費用、ならびにあらゆる管轄地域において募集もしくは売出しのためファンド証券
の適格性を取得しまたは登録するための費用、(ⅲ)上記関係当局の所管する適用法令のもとで要
求される年次報告書、半期報告書およびその他の報告書または書類をファンド証券の実質受益者
を含む受益者の利益のために必要とされる言語で作成しかつ配布する費用、(ⅳ)会計、記帳およ
び毎日の純資産価格の計算に要する費用、(ⅴ)受益者への通知公告の作成・配布費用、(ⅵ)弁護
士および監査人の報酬、(ⅶ)証券取引所への上場申請および上場継続に要する費用、(ⅷ)以上に
類似するその他すべての管理費用(管理会社により他の決定がなされる場合を除き、ファンド証
券の販売会社またはディーラーがその業務活動において使用する部数の上記書類または報告書
の印刷費用を含むファンド証券の募集または販売に関して直接発生したすべての費用を含む。)
すべての経常費用は、まずインカムから控除され、次いでキャピタル・ゲイン、資産の順序で
控除される。特定のポートフォリオに起因しない費用は、管理会社の取締役会が決定する公正で
公平な規準によりトラストのポートフォリオ間に配分される一方、特定のポートフォリオに起因
する費用は、当該ポートフォリオが負担する。ポートフォリオ内の異なるクラス証券は、当該ク
ラス証券に起因するすべての費用を負担し、一ポートフォリオの費用が当該ポートフォリオの特
定のクラス証券に起因するものでない場合には、当該費用は、管理会社の取締役会が決定する公
正で公平な規準によりトラストのポートフォリオのクラス証券間に配分される。
ファンド創業費は、5年の期間に亘って償却される。
管理会社は、ファンドの年間経費率は、類似した投資目的をもつ他の投資信託の年間経費率と
同等であると予想している。
(5)【課税上の取扱い】
①
日本の受益者に対する課税
日本の受益者に対する課税については、以下のように取り扱われる。なお、ファンド証券はル
クセンブルグ証券取引所に上場されている。
- 37 -
(イ)ファンドの期中分配金は、公募国内株式投資信託の期中分配金と同じ取扱となる。即ち、平
成16年1月1日
から平成20年3月31日までの間は、個人の受取る期中分配金については、その
全額が配当所得となり、その金額に対して、10%(所得税7%、地方税3%)の税率による源泉
徴収が行われる。(平成20年4月1日以降の源泉徴収税率については20%(所得税15%、地方税
5%)となる。
)
受益者の選択により「総合課税」か「申告不要制度」のどちらかを選択することができる。
申告不要を選択した場合は、源泉徴収された税額のみで課税関係は終了する。
(注) 公募国内株式投資信託とは異なり、総合課税を選択した場合でも配当控除の適用はない。
法人(公共法人等を除く。
)が受取る期中分配金には、7%(所得税のみ)の税率による源泉
徴収が行われる。(平成20年4月1日以降の源泉徴収税率については15%(所得税のみ)となる。)
(注) 法人の益金不算入の適用は認められない。
(ロ)ファンドの償還金については、表示通貨ベースの償還金額と元本相当額との差額(償還差益)
の金額が「配当所得」として源泉徴収の対象となり、上記(イ)の期中分配金と同じ取扱を受
ける。
(ハ)ファンド受益証券に係る譲渡益(買戻請求に係る譲渡益を含む。)については、
「株式等の譲
渡所得」として申告分離課税の対象となる。個々の受益者ごとにその受益証券の譲渡価格(邦
貨換算額)から当該受益者の取得価格(受益証券を購入した際の買付価格(邦貨換算額)に購
入時の手数料および消費税等を加算した金額)を控除した金額が株式等の譲渡所得の金額とな
り、平成19年12月31日までは、10%(所得税7%、地方税3%)の税率による申告分離課税とな
る。(平成20年1月1日以降の税率については20%(所得税15%、地方税5%)となる。)また、
譲渡損または譲渡益が生じた場合、当該損益は、その年の他の株式等の譲渡損益と通算が可能
であり、特定口座で取扱うことができる。損益通算後になお損失が生じている場合には、株式
等の売却益から損失を繰越控除(翌年以降3年間)することができる。
(注) 譲渡損失の繰越控除の適用を受けるためには、繰越した損失の控除を受ける年まで、連続して
確定申告書の提出が必要である。
(ニ)上記(イ)ないし(ハ)において一定の場合、支払調書が税務署長に提出される。
ただし、将来、税務当局の判断で上記と異なる取扱がなされる可能性があり、また税法の
変更により上記の取扱が変更となることもある。
(注)
日本の受益者は、個人であれ法人であれルクセンブルグに住所または登記された営業所または
恒久的施設を有しない場合、ルクセンブルグ税務当局によりファンド証券への投資に対し課税
されることは一切ない。
②
ルクセンブルグの課税
トラストは、その税法上の地位に関して、ルクセンブルグ法に服する。ルクセンブルグの現行
法令のもとでは、トラストには、その純資産総額に対する年率0.05%(2002年1月1日より軽減
された。)の年次税が課せられ、四半期毎に計算され、支払われる。年次税は、トラスト資産の
うちルクセンブルグの投資信託に投資している部分については、当該投資信託自身が当該年次税
を課税されているため、課税されない。現行法のもとでは、トラストも受益者(ルクセンブルグ
に住所または登記された営業所または恒久的施設を有する個人または法人は除く。)も所得税、
キャピタル・ゲイン税、源泉徴収税、遺産税の課税対象となっていない。
- 38 -
5【運用状況】
(1)【投資状況】
(2004年12月末日現在)
資産の種類
国
名
時価合計(ドル)
国
55,528,461
86.0
ド
2,685,091
4.2
本
1,768,546
2.7
イ ス ラ エ ル
1,136,000
1.8
イ
ス
1,123,091
1.7
ス
1,052,091
1.6
計
63,293,280
98.1
現金・預金・その他資産(負債控除後)
1,252,182
1.9
米
イ
ン
日
株
式
ギ
ス
リ
イ
小
64,545,462
(6,726百万円)(注1)
合計(純資産総額)
(注1)
投資比率(%)
(注2)
100.00
ドルの円貨換算は、平成16年12月30日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21
円)による。
(注2) 投資比率とは、ファンドの純資産総額に対する当該資産の時価の比率をいう。以下同じ。
- 39 -
MILLENNIUM PHARMACEUTICALS INC
ABGENIX INC
SEPRACOR INC
GILEAD SCIENCES INC
INCYTE CORP
VERTEX PHARMACEUTICAL INC
CEPHALON INC
FOREST LABS INC CL A
NPS PHARMACEUTICALS INC
ALKERMES INC
RANBAXY LABS LTD GDR
TAKEDA PHARMACEUTICAL CO
AMYLIN PHARMACEUTICALS INC
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
ICOS CORP
8
11
アメリカ合衆国
AFFYMETRIX INC
7
MEDIMMUNE
PROTEIN DESIGN LABS INC
6
GENZYME CORP-GENERAL DIVISION
MYRIAD GENETICS INC
5
9
PERKINELMER INC
4
10
アメリカ合衆国
GENENTECH INC
3
アメリカ合衆国
日本
インド
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
BIOGEN IDEC INC
国
AMGEN INC
名
2
柄
1
銘
(2)【投資資産】
①【投資有価証券の主要銘柄】
種
-40-
バイオテクノロジー
医薬品
医薬品
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
医薬品
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオメディカル
バイオテクノロジー
医薬品
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオメディカル
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
業
数
57,200
26,900
47,495
115,800
92,300
38,200
34,600
174,400
186,200
53,500
32,700
197,100
169,049
36,000
81,400
82,100
66,100
121,200
111,500
118,000
51,200
62,780
75,284
(株)
株
1,093
1,447
1,125
1,233
2,074
2,248
1,741
4,095
1,900
1,140
507
3,483
3,942
1,610
2,705
2,171
2,084
3,001
1,824
3,071
1,459
3,210
19.11
53.77
23.70
10.65
22.47
58.85
50.31
23.48
10.20
21.31
15.51
17.67
23.32
44.71
33.23
26.44
31.53
24.76
16.36
26.02
28.50
51.13
57.15
(ドル)
(千ドル)
4,303
単価
価
金額
簿
1,336
1,355
1,383
1,632
1,687
1,714
1,760
1,843
1,860
1,872
1,941
2,038
2,049
2,091
2,207
2,322
2,416
2,504
2,510
2,654
2,787
4,182
4,829
(千ドル)
金額
時
単価
23.36
50.37
29.11
14.09
18.28
44.86
50.88
10.57
9.99
34.99
59.37
10.34
12.12
58.07
27.11
28.28
36.55
20.66
22.51
22.49
54.44
66.61
64.15
(ドル)
価
2.07
2.10
2.14
2.53
2.61
2.65
2.73
2.86
2.88
2.90
3.01
3.16
3.17
3.24
3.42
3.60
3.74
3.88
3.89
4.11
4.32
6.48
7.48
(%)
投資比率
(2004 年 12 月末日現在)
HUMAN GENOME SCIENCES INC
TANOX INC
NUVELO INC
TEVA PHARMACEUTICAL INDUSTRIES ADR
GLAXOSMITHKLINE PLC ADR
CHIRON CORP
25
26
27
28
29
30
③ 【その他投資資産の主要なもの】
該当なし
② 【投資不動産物件】
該当なし
DOCTOR REDDYS LABORATORIES ADR
24
アメリカ合衆国
イギリス
イスラエル
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国
インド
-41-
バイオテクノロジー
医薬品
医薬品
医療製品
バイオテクノロジー
バイオテクノロジー
医薬品
33,200
23,700
38,000
116,600
80,600
108,400
65,800
1,413
1,215
781
1,152
983
2,038
1,128
42.55
51.25
20.55
9.88
12.19
18.80
17.14
1,107
1,123
1,135
1,149
1,225
1,303
1,305
33.33
47.39
29.86
9.85
15.20
12.02
19.83
1.71
1.74
1.76
1.78
1.90
2.02
2.02
(3)【運用実績】
①【純資産の推移】
各会計年度末ならびに2004年12月末日までの1年間における各月末の純資産の推移は次の通
りである。
純資産総額
千ドル
第1会計年度末
1 口当り純資産価格
百万円
(注1)
66,689
6,950
50,457
5,258
61,131
6,370
61,372
6,396
2004 年1月末日
63,197
6,586
2月末日
64,356
6,707
3月末日
67,886
7,074
4月末日
67,439
7,028
5月末日
65,568
6,833
6月末日
65,431
6,819
7月末日
60,245
6,278
8月末日
61,372
6,396
9月末日
61,828
6,443
10 月末日
60,656
6,321
11 月末日
62,589
6,522
12 月末日
64,545
6,726
(2001 年8月末日)
第2会計年度末
(2002 年8月末日)
第3会計年度末
(2003 年8月末日)
第4会計年度末
(2004 年8月末日)
クラス
ドル
円(注2) ユーロ(注2)
クラス A
7.95
944.46
8.77
クラス B
クラス A
7.88
4.72
936.14
558.28
8.69
4.80
クラス B
クラス A
4.64
6.37
548.82
741.79
4.72
5.80
クラス B
クラス A
6.19
6.06
720.83
662.36
5.63
4.97
クラス B
5.83
637.22
4.78
クラス A
クラス B
クラス A
6.73
6.52
6.82
710.42
688.25
744.74
5.39
5.22
5.46
クラス B
クラス A
6.59
6.78
719.63
700.52
5.27
5.47
クラス B
クラス A
6.56
6.78
676.65
744.51
5.29
5.66
クラス B
クラス A
6.55
6.56
719.26
718.78
5.47
5.35
クラス B
クラス A
6.33
6.54
693.58
706.65
5.16
5.38
クラス B
クラス A
6.31
5.94
681.80
657.86
5.19
4.91
クラス B
クラス A
5.72
6.06
633.49
662.36
4.73
4.97
クラス B
クラス A
5.83
6.19
637.22
681.46
4.78
4.98
クラス B
クラス A
5.96
6.02
656.14
636.92
4.79
4.71
クラス B
クラス A
5.78
6.11
611.52
629.39
4.52
4.60
クラス B
クラス A
5.86
6.54
603.64
669.76
4.41
4.82
クラス B
6.27
642.11
4.62
(注1) 平成16年12月30日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21円)によ
る円貨換算の数値である。
(注2) ユーロ建ておよび円建ての1口当り純資産価格は、ドル建ての1口当り純資産価格を、管理事務代行会
社であるブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイが適用為替レートによ
り換算して算出したものであり、注1に記載する換算レートによる円貨換算の数値ではない。
(注3) ファンド証券はルクセンブルグ証券取引所に上場されている。上記各月末現在の同取引所におけるファ
ンド証券の市場相場は、同日現在の各クラス証券の1口当り純資産価格と同じである。
- 42 -
②【分配の推移】
該当なし。
③【収益率の推移】
クラスA証券
会
計
年
収益率(注1)
度
第1会計年度(注2)
-20.5%
(2001年8月末日終了年度)
第2会計年度
-40.6%
(2002年8月末日終了年度)
第3会計年度
35.0%
(2003年8月末日終了年度)
第4会計年度
-4.9%
(2004年8月末日終了年度)
クラスB証券
会
計
年
収益率(注1)
度
第1会計年度(注2)
-21.2%
(2001年8月末日終了年度)
第2会計年度
-41.1%
(2002年8月末日終了年度)
第3会計年度
33.4%
(2003年8月末日終了年度)
第4会計年度
-5.8%
(2004年8月末日終了年度)
(注1) 収益率(%)=100×(a-b)/b
a=会計年度末の1口当り純資産価格(当該会計年度の分配金の合計額を加えた額)
b=当該会計年度の直前の会計年度末の1口当り純資産価格(分配落の額)
(注2) ただし、第1会計年度についての収益率は、各クラス証券の設定日(2000年11月30日)から第1
会計年度末日までの期間についてのものであり、年度ベースではない。各クラス証券の当初発行
価格は10ドルであった。
6【手続等の概要】
以下は、請求目論見書「ファンドの詳細情報、第2
(1)日本における申込(販売)手続等
①
手続等」に記載される事項の概要である。
申込日および申込みの取扱い
日本においては、本書「第一部
証券情報、(7)申込期間」に記載される期間中、同第一部
証券情報の定めるところに従って、ファンドのクラスA証券およびクラスB証券の募集が行わ
れる。ただし、代行協会員が必要と認める場合、申込みを受付けないことがある。
販売取扱会社は、原則としてファンド営業日でかつ販売取扱会社の営業日にファンド証券の
申込みを取扱う。日本における申込受付時間は、原則として、午後3時までとするが、販売取
扱会社によっては、状況により、異なる受付時間を定めることがある。
販売取扱会社は外国証券取引口座約款またはその他所定の約款(以下「口座約款」という。)
- 43 -
を投資者に交付し、投資者は当該約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込書
を提出する。
シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、東京支店川崎出張所においては、
電話による申込みのみを受付ける。インターネット取引での申込みは、丸の内支店(プライベ
ートバンク部門)で口座を開設している投資者を除く。
②
申込単位
(ⅰ)クラスA証券
シティバンク、エヌ・エイの各支店、出張所における申込みの場合
最低申込金額は、当初購入については3,000ドル、3,000ユーロまたは50万円以上、1
米セント、1ユーロセントまたは1円単位、追加購入については100ドル、100ユーロま
たは1万円以上、1米セント、1ユーロセントまたは1円単位。
メリルリンチ日本証券株式会社における申込みの場合
申込単位は、円建てで販売する場合500口以上1口単位、ドル建てで販売する場合300
口以上1口単位
UFJつばさ証券株式会社における申込みの場合
申込単位は、円建てで販売する場合500口以上1口単位、ドル建てで販売する場合300
口以上1口単位、ユーロ建てで販売する場合300口以上1口単位
SMBCフレンド証券株式会社における申込みの場合
ドル建てのみの販売を扱う。申込単位は、当初購入および追加購入ともに100口以上
1口単位。
(ⅱ)クラスB証券
2,000ドルまたは2,000ユーロ以上、1口単位。
③
申込価格および申込手数料
販売価格は、各申込後最初のファンド営業日に計算される各クラス証券の1口当り純資
産価格とする。
クラスA証券の申込みにあたり、前記「第1ファンドの状況、4手数料等及び税金、(1)申
込手数料、①クラスA証券-日本における申込手数料」に記載する申込手数料が課される。
④
約定日および受渡日
日本における約定日は販売取扱会社がルクセンブルグにおける当該注文の成立を確認した
日(通常発注日の日本における翌営業日)であり、約定日から起算して4営業日目に受渡しを
行うものとする。ただし、累積投資約款、その他受渡しに関し上記と異なる約定のある場合は、
その約定に従う。
⑤
申込代金の支払い
各申込日の発行価額の総額は、日本における販売会社によって申込日から起算して5ファン
ド営業日以内の日(以下「払込期日」という。)に、保管受託銀行であるブラウン・ブラザーズ・
ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイのファンド口座にドル貨、ユーロ貨または円貨
で払込まれる。日本における販売会社または販売取扱会社の定めるところにより、投資家に対
して、上記の払込期日以前に申込金額等の支払を依頼する場合がある。販売取扱会社であるシ
ティバンク、エヌ・エイの各支店等は、通常、申込日に申込金額等の引落しを行う。
(2) 日本における買戻し手続等
①
買戻日および買戻しの取扱い
日本における受益者は、ファンド営業日でかつ日本における販売会社の営業日にはいつでも、
- 44 -
販売取扱会社を通じ、管理会社に対しファンド証券の買戻しを請求することができる。日本に
おける買戻請求の受付時間は、原則として、午後3時までとするが、販売取扱会社によっては、
状況により、異なる買戻請求受付時間を定めることがある。
シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、東京支店川崎出張所においては、
電話による買戻請求のみを受付ける。
②
買戻価格および買戻手数料
買戻価格は、原則として管理会社が買戻請求を受領したファンド営業日に計算される各クラ
ス証券の1口当り純資産価格とする。
買戻手数料は課せられない。ただし、クラスB証券については、発行日から4年以内に買戻
される場合に限って、前記「第1ファンドの状況、4手数料等及び税金、(2)買戻手数料」に記
載される偶発後払販売手数料が課せられ、買戻価格から控除される。
③
買戻単位
ファンド証券の買戻しは1口以上を単位とする。なお、顧客が複数回にわたりファンド証券
を買い付けた場合、先に買い付けたファンド証券から買戻しが行われる。ただし、シティバン
ク、エヌ・エイの各支店および出張所における買戻しは、1口以上、千分の1口単位とし、フ
ァンド証券保有分の全部を買戻す場合は、千分の1口以上、千分の1口単位とする。
④
約定日および受渡日
日本における買戻代金の支払は、原則として、約定日(販売取扱会社がルクセンブルグにお
ける当該買戻請求の受諾を確認した日)から起算して販売取扱会社の4営業日目に行われる。
ただし、累積投資約款、その他受渡しに関し上記と異なる約定のある場合は、その約定に従う。
⑤
買戻代金の支払い
口座約款の定めるところに従って販売取扱会社を通じて円貨で、または販売取扱会社が応じ
得る場合はドル貨またはユーロ貨で、支払われるものとする。
⑥
買戻しの制限
管理会社は、一ファンド営業日にファンドの発行済受益証券の 10%を超える買戻請求を受領
した場合に、ファンド証券の買戻しを制限することができる。
- 45 -
7【管理及び運営の概要】
以下は、請求目論見書「ファンドの詳細情報、第3管理及び運営」に記載される事項の概要を記載
したものである。
(1) 資産の評価
①
純資産価格の計算
各クラス証券の1口当り純資産価格は、ドル(ファンド証券の基準通貨)、ユーロ、円で表示さ
れ、各ファンド営業日の米国東部標準時間午後4時(以下「評価基準時点」という。
)に管理会社
によって決定される。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイが各クラス証券の1口当
り純資産価格の日々の決定を行うために管理会社により選任された。
②
純資産価格の決定の停止
管理会社は、一定の場合において、各クラス証券の純資産価格の決定を一時的に停止し、その結
果としてその発行、買戻しおよび乗換えを一時的に停止することができる。
(2) 保
管
日本の投資者に販売されるファンド証券の券面またはその確認書は、日本における販売会社の保
管者名義で保管される。
ただし、日本の受益者が別途、自己の責任で保管する場合は、この限りではない。
(3) 信託期間
トラストおよびファンドを含む各ポートフォリオは、存続期間を無制限として設定された。
(4) 計算期間
トラストおよびファンドを含む各ポートフォリオの決算期は毎年8月31日である。
(5) 解
散
トラストおよびファンドを含む各ポートフォリオは、管理会社と保管受託銀行の合意により、い
つでも解散することができる。
(6) 約款の変更
管理会社は、受益者の利益のため保管受託銀行の承認を得て、または必要ある場合はファンドに
関して管轄権ある監督当局の承認を得て、約款の全部または一部を変更することができる。
(7) 開示制度の概要
① ルクセンブルグにおける開示
ルクセンブルグ内においてまたはルクセンブルグからルクセンブルグ内外の公衆に対しファ
ンド証券を公募する場合は、金融監督委員会(CSSF)への登録およびその承認が要求される。
この場合、目論見書、説明書、年次報告書および半期報告書等をCSSFに提出しなければならな
い。
②
日本における開示
ファンド証券の販売取扱会社は、有価証券届出書第一部および第二部と実質的に同一の内容を
記載した目論見書(以下「交付目論見書」という。)を投資者に交付する。また、投資者から請
求があった場合には、有価証券届出書第三部と実質的に同一の内容を記載した目論見書(以下
「請求目論見書」という。)を交付する。管理会社は、その財務状況等を開示するために、各事
業年度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、各半期終了後3か月以内に半期報告書を、
さらに、ファンドに関する重要な事項について変更があった場合にはそのつど臨時報告書を、
それぞれ関東財務局長に提出する。
管理会社は、約款を変更しようとする場合、その変更の内容が重大なものである場合は、あ
- 46 -
らかじめ、変更しようとする旨およびその内容を変更30日前に公告し、かつこれらの事項を記
載した書面を日本に知られたる受益者に交付しなければならない。ただし、かかる書面をすべ
ての日本の受益者に交付したときは、公告することを要しない。
管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は、販売取扱会社を通じて
日本の受益者に通知される。
ファンドの運用報告書は、販売取扱証券会社を通じて、日本の知られたる受益者に交付され
る。
(8) 受益者の権利等
① 受益者の権利等
受益者が管理会社に対し受益権を直接行使するためには、ファンド証券名義人として、登録さ
れていなければならない。従って販売取扱会社にファンド証券の保管を委託している日本の受益
者はファンド証券の登録名義人でないため、自ら管理会社に対し直接受益権を行使することはで
きない。これら日本の受益者は販売取扱会社との間の口座約款に基づき販売取扱会社をして受益
権を自己のために行使させることができる。
ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託しない日本の受益者は、本人の責任において権利行
使を行う。
受益者の有する主な権利は次のとおりである。
(ⅰ) 分配金請求権
(ⅱ) 買戻請求権
(ⅲ) 残余財産分配請求権
(ⅳ) 損害賠償請求権
②
為替管理上の取扱い
日本の受益者に対するファンド証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、ルクセンブルグに
おける外国為替管理上の制限はない。
③
④
本邦における代理人
弁護士
青
木
邦
夫
同
小
野
雄
作
東京青山・青木法律事務所
裁判管轄等
東京都千代田区永田町二丁目 13 番 10 号
プルデンシャルタワー
ファンド証券の取引に関連して日本の投資者が提起する訴訟に限って、その裁判管轄権は下記
の裁判所が有し、適用法は日本法であることを管理会社は承認している。
東京地方裁判所
東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
- 47 -
第2【財務ハイライト情報】
①
以下に掲げる情報は、請求目論見書「ファンドの詳細情報、第4ファンドの経理状況、1財務諸表」
に記載すべきファンドの財務書類のうち最近2会計年度の「資産・負債計算書」および「損益計算書
および純資産変動計算書」(これらの作成に関する重要な会計方針の注記を含む。)からバイオテクノ
ロジー・ポートフォリオのみを抜粋して記載するものである。
②
ファンドの日本文の財務書類は、ルクセンブルグにおける法令に準拠して作成された原文の財務書
類を翻訳したものである。
③
ファンドの原文の財務書類は、トラストの本国における独立監査人であるアーンスト・アンド・ヤ
ング S.A.の監査を受けており、請求目論見書「ファンドの詳細情報、第4ファンドの経理状況、1
財務諸表」に記載されるとおり監査報告書を受領している。
④
以下に抜粋して記載している財務書類の原文は米ドルで表示されている。日本文の財務書類には、
主要な金額について円貨換算額が併記されている。換算は、便宜上平成 16 年 12 月 30 日現在におけ
る株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=104.21 円)で行われている。なお、
千円未満の金額は四捨五入されている。
(注)本財務ハイライト情報中において、
「ファンド」とは、エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツを意味し、
「ポ
ートフォリオ」とは、バイオテクノロジー・ポートフォリオを含むエイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
の各ポートフォリオを意味する。
- 48 -
1【2004 年8月 31 日終了年度】
(1)【貸借対照表】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
資産・負債計算書
(米ドルで表示)
2004年8月31日現在
(バイオテクノロジー・ポートフォリオのみを抜粋)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(米ドル)
資
(千円)
産
投資有価証券-時価
58,774,206
6,124,860
2,674,213
278,680
投資有価証券売却未収金
42,598
4,439
未収配当金および未収利息
14,966
1,560
ファンド証券販売未収金
21,075
2,196
繰延創業費
62,379
6,501
為替先渡契約未実現評価益
0
0
その他未収金
0
0
61,589,437
6,418,235
保管報酬
0
0
投資有価証券購入未払金
0
0
未払分配金
0
0
41,506
4,325
金融先物契約未実現評価損
0
0
為替先渡契約未実現評価損
0
0
175,739
18,314
217,245
22,639
61,372,192
6,395,596
現金および預金
負
債
ファンド証券買戻未払金
未払費用その他債務
純
資
産
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 49 -
(2)【損益計算書】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
損益計算書および純資産変動計算書
(米ドルで表示)
2004年8月31日に終了した年度
(バイオテクノロジー・ポートフォリオのみを抜粋)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(米ドル)
(千円)
投資収益
利 息
配当金
費
用
投資顧問報酬
受益者サービス報酬
販売報酬
会計および名義書換代行報酬
管理報酬
税 金
保管報酬
印刷費
監査および法務報酬
創業費償却
その他
費用払戻または権利放棄
費用純額
投資純(損)益
実現(損)益
投資および通貨
未実現(損)益の変動
投資
金融先物
外貨建資産および負債
運用実績
ファンド証券取引
増(減)額
分配金
為替差額
純 資 産
期 首
期
末
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 50 -
3,829
110,014
399
11,465
113,843
11,864
755,077
502,122
57,634
219,265
62,923
31,896
27,741
6,832
20,534
50,073
43,111
1,777,208
0
1,777,208
(1,663,365)
78,687
52,326
6,006
22,850
6,557
3,324
2,891
712
2,140
5,218
4,493
185,203
0
185,203
(173,339)
(730,733)
(76,150)
(989,355)
0
22
(3,383,431)
(103,101)
0
2
(352,587)
3,624,421
0
0
377,701
0
0
61,131,202
6,370,483
61,372,192
6,395,596
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
財務書類に対する注記
2004年8月31日
(抜粋)
注記B 重要な会計方針
ポートフォリオが採用している重要な会計方針の要約は、以下のとおりである。
1.有価証券の評価
証券取引所に上場されているかまたは他の規制ある市場で取引されている証券は、当該取引所または
当該市場において入手可能な直近の取引値により評価される。かかる価格が入手できない場合は、当該
日の売買呼び値の仲値で評価される。証券が数ヶ所の証券取引所または市場で上場または取引されてい
る場合は、当該証券の主要市場である証券取引所または市場における入手可能な直近の取引値が用いら
れる。証券取引所に上場されていないか、または規制ある市場において取引が行われていない証券は、
主要なマーケット・メーカーが提供する直近の売買呼び値の仲値で評価される。かかる市場価格がない
場合、またはかかる市場価格が当該証券の適正な市場価値を反映していない場合は、当該証券は、適正
価値を反映すると判断された方法で評価される。
債務証券および満期までの残存期間が 60 日に満たない短期債務証券は償却後原価で評価されるが、こ
の方法が適正価値を表示していない場合はこの限りではない。
2.創 業 費
6個のポートフォリオの創業費については、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオは
2005 年 4 月まで、ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオは 2005 年 6 月まで、バイオテクノロ
ジー・ポートフォリオは 2005 年 11 月まで、アメリカン・ブレンド・ポートフォリオは 2007 年 7 月まで、
グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオは 2007 年 11 月まで、グローバル・ブレンド・ポートフ
ォリオは 2008 年 6 月まで、それぞれ定額法により償却される。ヨーロピアン・グロース・ポートフォリ
オおよびユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオの創業費は、2004 年 8 月 31
日に終了した年度中に全額償却された。グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオのクラス S
証券に関する創業費は、2006 年 8 月まで定額法により償却される。アメリカン・グロース・ポートフォ
リオのクラス S 証券に関する創業費は、2004 年 8 月 31 日に終了した年度中に全額償却された。
3.割当方法
“債券”ポートフォリオおよび“バランス型”ポートフォリオに関する収益および費用(ただし、ク
ラス固有の管理報酬、販売報酬および受益者サービス報酬は除く。)は、ハイブリッド配分モデルを使用
して毎日割当られる。このモデルでは、毎日分配が発生するクラス(A、AX、B、BX、C、I、J)について
は当該クラスの決済済受益証券の合計評価額に対する各クラスの按分比例に基づき、また、毎月分配が
発生するかまたは一切分配されないクラス(A2、AJ、AT、B2、BT、C2)については当該クラスの発行済
受益証券の評価額に対する各クラスの按分比例に基づき、割当を行う。
“株式”ポートフォリオに関する
収益および費用は、各クラスの発行済受益証券の評価額に比例して毎日割当られる。全ポートフォリオ
について、実現および未実現損益は、各クラスの発行済受益証券の評価額に比例して毎日割当られる。
クラス固有の管理報酬、販売報酬および受益者サービス報酬は、直接当該クラスの負担とされる。
ポートフォリオの各クラス S 証券は機関投資家向けであるため、一定のファンド費用は、適宜、最低
限の受益者活動および会計上の要求に基づき、それぞれクラス S 証券に割当られる。
4.外貨換算
約款に規定されたポートフォリオの表示通貨以外の通貨建による価額は、入手可能な直近の売買価格
の平均値で換算される。期末日の為替レートによる外貨建資産(投資を除く)および負債の為替換算評
価から生じる損益の純額は、外貨建資産および負債に係る未実現評価損益の変動額の一部として計上さ
れる。
5.投資収益および投資取引
受取配当金は、配当落日に計上される。受取利息は日々発生主義で計上される。ポートフォリオの投
資損益は、平均原価法に基づき決定される。ただし、エマージング・マーケッツ・グロース・ポートフ
ォリオのみは、先入れ先出し法(F.I.F.O ベース)に基づき決定される。ファンドは受取利息に調整と
して割引分を含んでいる。
- 51 -
注記C 税
金
ルクセンブルグの共有持分型投資信託(FCP)であるファンドには、ルクセンブルグの現行の税法
の下で、所得税、源泉税あるいはキャピタル・ゲイン税は課されない。ファンドには、各四半期末日の
純資産総額に対して年率 0.05%の税率でルクセンブルグの年次税が課される(ただし、ショート・マチ
ュリティー・ドル・ポートフォリオおよび全クラス S 証券については、
年率 0.01%の税率となっている。
)。
有価証券についての利息、配当金およびキャピタル・ゲインには、国によって源泉税またはキャピタル・
ゲイン税が課される場合がある。
注記D 分
配
適用ある場合、受益者へ支払われた分配金は、分配落日に計上される。
- 52 -
2【2003 年8月 31 日終了年度】
(1)【貸借対照表】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
資産・負債計算書
(米ドルで表示)
2003 年 8 月 31 日現在
(バイオテクノロジー・ポートフォリオのみを抜粋)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(米ドル)
資
(千円)
産
投資有価証券-時価
現金および預金
投資有価証券売却未収金
60,975,910
6,354,300
363,800
37,912
0
0
未収配当金および未収利息
14,153
1,475
ファンド証券販売未収金
14,260
1,486
112,452
11,719
金融先物契約未実現評価益
0
0
その他未収金
0
0
61,480,575
6,406,891
投資有価証券購入未払金
0
0
未払分配金
0
0
56,601
5,898
0
0
繰延創業費
負
債
ファンド証券買戻未払金
金融先物契約未実現評価損
為替先渡契約未実現評価損
未払費用その他債務
純
資
産
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 53 -
0
0
292,772
30,510
349,373
36,408
61,131,202
6,370,483
(2)【損益計算書】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
損益計算書および純資産変動計算書
(米ドルで表示)
2003年8月31日に終了した年度
(バイオテクノロジー・ポートフォリオのみを抜粋)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(米ドル)
(千円)
投資収益
利息
配当金
3,701
87,829
91,530
用
投資顧問報酬
受益者サービス報酬
販売報酬
管理報酬
会計および名義書換代行報酬
印刷費
税金
保管報酬
監査および法務報酬
創業費償却
その他
386
9,153
9,538
費
費用払戻または権利放棄(注 E)
投資純(損)益
実現(損)益
投資および通貨
未実現損益の変動
投資
金融先物契約
外貨建資産および負債
運用実績
ファンド証券取引
増(減)額
分配金
為替差額
純 資 産
期 首
期 末
622,325
412,930
45,704
51,860
201,871
177,218
25,582
23,869
37,221
50,005
50,474
1,699,059
0
(1,607,529)
64,852
43,031
4,763
5,404
21,037
18,468
2,666
2,487
3,879
5,211
5,260
177,059
0
(167,521)
(6,493,763)
(676,715)
23,740,497
0
19
15,639,224
(4,964,642)
0
0
50,456,620
61,131,202
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 54 -
2,473,997
0
2
1,629,764
(517,365)
0
0
5,258,084
6,370,483
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
財務書類に対する注記
2003年8月31日
(抜粋)
注記B 重要な会計方針
ポートフォリオが採用している重要な会計方針の要約は、以下のとおりである。
1.有価証券の評価
証券取引所に上場されているかまたは他の規制ある市場で取引されている証券は、当該取引所または
当該市場において入手可能な直近の取引値により評価される。かかる価格が入手できない場合は、当該
日の売買呼び値の仲値で評価される。証券が数ヶ所の証券取引所または市場で上場または取引されてい
る場合は、当該証券の主要市場である証券取引所または市場における入手可能な直近の取引値が用いら
れる。証券取引所に上場されていないか、または規制ある市場において取引が行われていない証券は、
主要なマーケット・メーカーが提供する直近の売買呼び値の仲値で評価される。かかる市場価格がない
場合、またはかかる市場価格が当該証券の適正な市場価値を反映していない場合は、当該証券は、適正
価値を反映すると判断された方法で評価される。
債務証券および満期までの残存期間が 60 日に満たない短期債務証券は償却後原価で評価されるが、こ
の方法が適正価値を表示していない場合はこの限りではない。
2.創 業 費
6個のポートフォリオの創業費については、ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオおよびユーロ
ピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオは 2004 年 2 月まで、ジャパン・グロース・カ
ンパニーズ・ポートフォリオは 2005 年 4 月まで、ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオは 2005
年 6 月まで、バイオテクノロジー・ポートフォリオは 2005 年 11 月まで、ならびにグローバル・ボンド
(ユーロ)ポートフォリオは 2007 年 11 月まで、それぞれ定額法により償却される。グローバル・ハイ・
イールド・ポートフォリオ、ユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオおよびユー・エ
ス・ハイ・イールド・ポートフォリオの創業費は、2003 年 8 月 31 日に終了した年度中に全額償却され
た。グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオのクラス S 証券に関する創業費は 2006 年 8 月ま
で、またアメリカン・グロース・ポートフォリオのクラス S 証券に関する創業費は 2006 年 10 月まで、
それぞれ定額法により償却される。
3.配分方法
“債券”ポートフォリオおよび“バランス型”ポートフォリオに関する収益および費用(ただし、ク
ラス固有の管理報酬、販売報酬および受益者サービス報酬は除く。)は、各クラスの決済済受益証券の評
価額に比例して毎日配分される。“株式”ポートフォリオに関する収益および費用は、各クラスの発行
済受益証券の評価額に比例して毎日配分される。全ポートフォリオに関して、実現および未実現損益は
各クラスの発行済受益証券の評価額に比例して毎日配分される。クラス固有の管理報酬、販売報酬およ
び受益者サービス報酬は、直接当該クラスの負担とされる。
ポートフォリオの各クラス S 証券は機関投資家向けであるため、一定のファンド費用は、適宜、最低
限必要である受益者活動および会計上の要求に基づき、各クラス S 証券に配分される。
4.外貨換算
約款に規定されたポートフォリオの表示通貨以外の通貨建による価額は、入手可能な直近の売買価格
の平均値で換算される。期末日の為替レートによる外貨建資産(投資を除く)および負債の為替換算評
価から生じる損益の純額は、外貨建資産および負債に係る未実現評価損益の変動額の一部として計上さ
れる。
5.投資収益および投資取引
受取配当金は、配当落日に計上される。受取利息は日々発生主義で計上される。ポートフォリオの投
資損益は、平均原価法に基づき決定される。ただし、ディベロッピング・リジョナル・マーケッツ・ポ
ートフォリオのみは、先入れ先出し法(F.I.F.O ベース)に基づき決定される。ファンドは受取利息に
調整として割引分を含んでいる。
注記C 税
金
ルクセンブルグの共有持分型投資信託(FCP)であるファンドには、ルクセンブルグの現行の税法
- 55 -
の下で、所得税、源泉税あるいはキャピタル・ゲイン税は課されない。ファンドには、各四半期末日の
純資産総額に対して年率 0.05%の税率でルクセンブルグの年次税が課される(ただし、ショート・マチ
ュリティー・ドル・ポートフォリオおよび全クラス S 証券は、年率 0.01%の税率となっている。
)。有価
証券についての利息、配当金およびキャピタル・ゲインには、国によって源泉税またはキャピタル・ゲ
イン税が課される場合がある。
注記D 分
配
受益者へ支払われた分配金は、分配落日に計上される。
- 56 -
第3【外国投資信託受益証券事務の概要】
(イ)ファンド証券の名義書換
ファンド証券の名義書換機関は次のとおりである。
取扱機関
エイ・シー・エム・グローバル・インベスター・サービセズ・エス・エイ
取扱場所
ルクセンブルグ L-2453,ユージェーヌ・リュペール通り18番
日本の受益者については、ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託している場合、その販売取扱会社の責
任で必要な名義書換手続がとられ、それ以外のものについては本人の責任で行う。
名義書換の費用は徴収されない。
(ロ)受益者名簿の閉鎖の時期
特に定めていない。
(ハ)受益者集会
受益者集会は開催されない。
(ニ)受益者に対する特典、譲渡制限
受益者に対する特典はない。
管理会社は米国人をはじめその他のいかなる者によるファンド証券の取得も制限することができる。
- 57 -
第4【ファンドの詳細情報の項目】
有価証券届出書「第三部ファンドの詳細情報」に該当する下記の詳細情報については、
「請求目論見書」に記載
されている。
第1 ファンドの追加情報
1 ファンドの沿革
2 ファンドに係る法制度の概要
3 監督官庁の概要
第2 手続等
1 申込(販売)手続等
2 買戻し手続等
第3 管理及び運営
1 資産管理等の概要
(1) 資産の評価
(2) 保管
(3) 信託期間
(4) 計算期間
(5) その他
2 開示制度の概要
3 受益者の権利等
(1) 受益者の権利等
(2) 為替管理上の取扱い
(3) 本邦における代理人
(4) 裁判管轄等
第4 ファンドの経理状況
1 財務諸表
(1) 2004 年8月 31 日終了年度
① 貸借対照表
② 損益計算書
③ 投資有価証券明細表等
(2) 2003 年8月 31 日終了年度
① 貸借対照表
② 損益計算書
2 ファンドの現況
純資産額計算書
第5 販売及び買戻しの実績
- 58 -
[訳
文]
アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)エス・エイ
株式会社
ユージェーヌ・リュペール通り 18 番
ルクセンブルグ 2453
R.C. ルクセンブルグ B 34 405
エイ・シー・エム・グロ一バル・インベストメンツ
約
款 (抜 粋)
2004 年 11 月 2 日現在
(訳注)
本約款中の「評価日」とは、投資信託説明書(交付目論見書)および投資信託説明書(請求目論見
書)本文中の「ファンド営業日」と同一の意味を有する。
エイ・シー・エム・グロ一バル・インベストメンツ
約
款
第1条
ファンド
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ(以
下「ファンド」という。)は、ルクセンブルグ大公国の法律
に準拠して契約型投資信託として設定されたもので、譲渡
性のある有価証券(以下「有価証券」という。)を共有する
共有持分型投資信託(「fonds commun de placement」)であ
る。ファンドは、ルクセンブルグ法に準拠して設立され、
ルクセンブルグに登記上の事務所をもつ、アライアンス・
キャピタル(ルクセンブルグ)エス・エイ(以下「管理会
社」という。)によって、その共同所有者(以下「受益者」
という。)の利益のために運用される。ファンドには、複数
種類の受益証券が存在し、管理会社はファンド内に特定の
資産プール(それぞれ「ポートフォリオ」という。)を設定
することができ、各プールには以下補遺によりそれぞれの
内容が記載される相互に関係づけられる1クラスまたは複
数クラスの受益証券がある。ファンドの資産はブラウン・
ブラザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エ
イ(以下「保管受託銀行」という。)に保管され、管理会社
の資産とは区分される。受益者は、ファンドの受益証券を
取得することにより、受益者、管理会社および保管受託銀
行の間の契約関係を定める本約款を正式に受諾する。
第2条
管理会社
ファンドは、ルクセンブルグに登記上の事務所を有して
いる管理会社によって、受益者のために運用される。
管理会社は、以下の第5条に規定された制限に従い、受
益者のために、有価証券の売買、応募、交換および受領な
らびにファンドの資産に直接または間接に付随する一切の
権利の行使等、ファンドを管理、運用する最大の権限を付
与されている。
管理会社の取締役会は、以下の第5条に規定された制限
内でファンドの投資方針を決定する。
管理会社の取締役会は、投資方針の遂行ならびにファン
ド資産の管理および運用を行うために、ジェネラル・マネ
ージャー1名もしくはマネージャー若干名および/または
管理業務代行者若干名を任命することができる。
管理会社は、ファンドのために投資情報、助言およびそ
の他のサービスを得ることができる。
管理会社ならびに投資運用会社、投資顧問会社および副
投資顧問会社は、総額で各補遺に記された各ポートフォリ
オに関する料率を超えない年率の報酬を各月末に受けるこ
とができる。
第3条
保管受託銀行
管理会社は、保管受託銀行を任命し、かつこれを解任す
るものとする。ルクセンブルグ法に準拠して設立された法
人であるブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ルクセンブル
グ)エス・シー・エイが、保管受託銀行に任命されている。
保管受託銀行または管理会社は、一方が他方に対し、90
日前に書面で通知することにより、いつでも保管受託銀行
を辞任または解任することができる。
保管受託銀行が辞任しまたは解任される場合、管理会社
は、本約款上の保管受託銀行の責任と機能を引受ける後任
の保管受託銀行をかかる辞任または解任後2か月以内に任
命するように最善を尽す。後任の保管受託銀行が任命され
るまでの間、保管受託銀行は、受益者の利益を確保するた
め一切の必要な処置を講じるものとする。かかる辞任また
は解任後も、後任の保管受託銀行に対するファンドの全資
産の移転に必要な期間、保管受託銀行の任務は存続する。
ファンドの資産を構成するすべての現金および有価証券
は、ファンドの受益者に代わり、保管受託銀行により保管
されるものとする。保管受託銀行は、かかる証券の保管業
務を銀行および金融機関に委託することができる。保管受
託銀行は、保管受託銀行の決定した決済機関にある口座で
証券を保管することができる。保管受託銀行は、ファンド
の現金および有価証券の保管に関して、銀行としての通常
の義務を負担する。保管受託銀行は、管理会社またはその
委任をうけた代理人から指示を受けた場合にのみ、ファン
ドに代わり、ファンド資産を処分し、また第三者に支払を
行うことができる。
保管受託銀行は、管理会社またはその委任を受けた代理
人からの指示があった場合は、ファンド資産の一切の処分
業務を遂行する。
保管受託銀行は、投資信託に関する 1988 年3月 30 日法
第 16 条および第 17 条に従いその職務および責任を負う。
保管受託銀行は、管理会社と保管受託銀行との間の契約
により随時決定される保管報酬を受領する権利を有する。
当該報酬は、ファンドの平均純資産に基づき、毎月支払わ
れる。
第4条
投資方針
管理会社は、受益者の共同利益のためにファンドに払い
込まれる手取金を、譲渡性のある証券および法律によって
許可されたその他の資産にリスク分散原則に従い投資す
る。これに関連して、管理会社は各ポートフォリオのため
に投資ガイドラインを定め、本約款の補遺に当該ガイドラ
インを付す。
ファンドは、受益者に広範な投資機会を提供することお
よび、ファンドヘの参加を通じて異なる地域の市場もしく
は異なる産業・部門の株式の選択、または異なる通貨の債
務証券への短期および長期の投資の選択の提供を目的とし
て運用される。管理会社は、ファンドが新しいポートフォ
リオの設定によって投資家に対してどのような投資機会を
提供すべきか、その裁量によって決定する。更に管理会社
のみが、新しいクラス証券の発行日を決定することができ
る。
ファンドが付随的な流動資産を保有することが適切と思
われる場合、かかる資産は、優良な発行体により発行もし
くは保証された、満期まで 12 ヶ月未満の金融市場証券また
は当座勘定もしくは預金として一時的に保有することがで
きる。
更に、オプションおよび先物も利用することができる。
ヘッジを目的として利用される場合を除き、こうした技法
および手段は、目論見書に記載された投資ガイドラインに
規定されている範囲においてのみ各ポートフォリオに関し
て利用することができる。
第5条
投資制限
ファンド資産の運用のために管理会社は以下の制限に服
する。
1. ファンドは一時的措置による銀行からの借入れを除き
金銭の借入れを行うことはできな い。かかる一時的
措置には受益証券の買戻しを目的とするものが含ま
れ、また借入総額は当該ポートフォリオの純資産総額
の 10%を超えないものとする。ただし、本制限はファ
ンドが外国為替取得のためのスワップ取引を行うこと
を妨げるものではない。
2. ファンドは、ファンドが所有または保有する証券に譲
渡担保、質権または抵当権を設定し、またいかなる方
法であれ当該証券を債務の担保として譲渡しないもの
とする。ただし、(i)上記(1)記載の借入れで、当該譲
渡担保権設定、質権設定または抵当権設定が当該ポー
- 61 -
トフォリオの純資産総額の 10%を超えない場合、およ
び/または(ⅱ)ファンドが先渡もしくは先物契約取引
またはオプション取引につき維持する預託証拠金に関
する場合、および/または(ⅲ)スワップ取引の場合を
除くものとする。
3. 本書中の他の規定を損なうことなく、ファンドは第三
者のために貸付を供与することまたは保証人となるこ
とはできない。
4. ファンドは、当該投資の直後にその投資の結果とし
て、当該ポートフォリオの純資産総額 10%超が同一の
発行体の証券で構成されることになる場合には、当該
同一発行体の証券への投資を行うことはできない。た
だし、ファンドがポートフォリオの純資産総額の5%
を超えて投資する各発行体のファンドの保有証券の総
額は、いずれの投資時においても当該ポートフォリオ
の純資産総額の 40%を超えてはならない。ただし、
(i) 上記の 10%の制限は、欧州連合(EU)加盟国、
同加盟国の地方公共団体、一もしくは複数の EU
加盟国がメンバーである公的国際機関またはそ
の他の政府が発行または保証する証券について
は 35%とする。
(ⅱ) 上記の 10%の制限は、登記上の事務所がEU加
盟国にある金融機関が発行する一定の債務証券
については 25%とする。ただし、当該金融機関
が当該債務証券の保有者を保護する目的で法律
により特定の公的監督を受けている場合に限
る。さらに、当該債務証券の発行手取金が、適
用ある法律に従い、当該債務証券が有効である
期間中、当該証券により発生する債務を充分に
担保し、当該発行体の債務不履行の場合には元
本および経過利子の優先的返済に充当される資
産に投資される場合に限る。また、ファンドが
ポートフォリオの純資産総額の 5%を超えて、一
発行体のかかる債務証券に投資する場合、当該
投資の総価額は当該ポートフォリオの純資産総
額の 80%を超えてはならない。
(ⅲ) 第(i)号および(ⅱ)号に記載する証券には本項に
定める 40%の制限は適用されない。
(ⅳ) 上記に拘らず、ファンドは、EU 加盟国、その地
方公共団体、一もしくは複数の EU 加盟国がメン
バーである公的国際機関または経済協力開発機
構(OECD)加盟国が発行または保証する異なる
複数の銘柄の譲渡性のある証券にポートフォリ
オの資産総額の 100%まで投資することができ
る。ただし、ファンドは当該ポートフォリオ中
に少なくとも6銘柄の証券を保有しなければな
らず、また各銘柄の証券はポートフォリオの純
資産総額の 30%を超えてはならない。
5. ファンドは、当該取引直後に当該取引の結果、下記全
証券に関し合計で当該各ポートフォリオの純資産総額
の 10%を超えて投資することになる場合、非上場証
券、または法的規制もしくは契約上の制限によりまた
はその他の理由で速やかに売買できない証券、また
は、その性質上譲渡可能証券と同視され、かつ、特
に、譲渡性、換金性を有し、評価日において正確に評
価額が決定される債務証券に投資しない。
本目的上「上場証券」とは以下をいう。
(i) EU 加盟国の公認証券取引所への上場が認可され
た譲渡性のある証券、
(ⅱ) OECD 加盟国、アジア、オセアニア、アフリカま
たは南北アメリカ大陸における公認の証券取引
所への上場が認可された譲渡性のある証券、
(ⅲ) EU 加盟国または上記の国における規制ある市場
(ただし、かかる市場は、定期的に取引が行わ
れ公認のかつ公開のものとする。)において取引
される譲渡性のある証券、
(ⅳ) 発行後間もない譲渡性のある証券で、上記のい
ずれかの証券取引所または規制ある市場への上
6.
7.
8.
9.
- 62 -
場申請を行い上場認可を発行時から1年以内に
得ることという条件が、その発行要項に含まれ
ているもの。
ファンドは、当該購入によりファンドがいずれかの発
行体のいずれかの種類の証券の 10%を超えて保有する
ことになる場合、または当該購入の結果、管理会社が
ある発行体の経営に対し重大な影響力を行使できるよ
うになる場合、当該発行体の証券を購入してはならな
い。
ただし、かかる制限は、
(i) EU 加盟国もしくはかかる加盟国の地方公共団体
が発行もしくは保証する証券、または一もしく
は複数の EU 加盟国がメンバーである公的国際機
関が発行する証券、または 0ECD 加盟国が発行も
しくは保証する証券には適用されず、また
(ⅱ) EU 非加盟国内に登記上の事務所を有する発行体
の証券に主としてその資産を投資している当該
EU 非加盟国において設立された会社の資本金に
つき、ファンドが所有する持分株式には適用さ
れない。ただし、それは、当該非加盟国の法律
により、ファンドが当該国内の発行体の証券に
投資するにはかかる所有による方法しかない場
合に限り、また当該会社はその投資方針につい
て、投資信託に関する 1988 年3月 30 日法第 42
条、第 44 条ならびに第 45 条第1項および第2
項で規定される制限を遵守するものでなければ
ならない。
さらに、管理会社は、当該購入により管理会社の管理
するその他のファンドと合算して、ある会社の発行済
株式の 15%を超えてファンドが保有することになる場
合は当該会社の株式を購入することはできない。
ファンドは、他の発行体の証券を引受けまたは下引受
けを行うことはできない。ただし、組入証券の処分に
関し、ファンドが適用ある証券法に基づき引受人であ
るとみなされる場合はこの限りではない。
ファンドは他のオープン・エンド型の投資信託の証券
を購入することはできない。ただし、吸収合併、新設
合併、買収、会社再建手続または投資信託に関する
1988 年3月 30 日法第 44 条および第 45 条により許可
されるその他の場合はこの限りではない。
ファンドは以下の制限が遵守されない限り、証券のオ
プション取引を行うことはできない。
- コール・オプションおよびプット・オプションの
各買付ならびにコール・オプションの売付は、そ
の行使によって前記のいずれの制限にも違反しな
い場合に限定される。
- ファンドはプット・オプションの売付を行うこと
ができる。ただし、ファンドが当該プット・オプ
ションに基づき取得する証券の行使価格総額を満
たすに足る流動資産を当該プット・オプションの
行使期限まで留保するものとする。
- コール・オプションの売付は、当該売付が空売り
とならない場合に限り行う。かかる場合、ファン
ドはファンドが売付けたコール・オプションの行
使期限まで当該コール・オプションの裏付けとな
る証券を当該ポートフォリオ中に保持する。ただ
し、ファンドが下記の場合に下降局面の市場にお
いて当該証券を処分する場合はこの限りではな
い。
(i) ファンドが何時でもそのポジションを回復
するうえで十分な流動性が市場にある場合
(ⅱ) 当該売付オプションに基づき支払われる行
使価格の総額が当該各ポートフォリオの純
資産の 25%を超えない場合
- 証券取引所で相場がつく場合および規制市場で取
引がなされている場合にのみ、いずれのオプショ
ンも買付または売付がなされる。ただし、その取
得直後において、ファンドが保有する全オプショ
10.
11.
12.
ンの購入価格(払込プレミアム)の総額が当該各ポ
ートフォリオの純資産の 15%を超えないものとす
る。
ファンドは為替リスクのヘッジ目的のため、為替先渡
契約もしくは為替先物を保有するかまたは為替オプシ
ョンを取得することができるが、各々の額は、ファン
ドが特定通貨建で当該各ポートフォリオ中に保有する
証券およびその他の資産の総額を超えない金額とす
る。ただし、ファンドは、当該取引コストがファンド
にとってより有利である場合には、(同一相手を介し
て締結される)クロス取引を通じ当該通貨の買付また
は同一制限内での通貨スワップ取引も行うことができ
る。為替の予約は、ファンドが高格付の金融機関と為
替先渡契約またはスワップ契約を結んでいる場合を除
き、証券取引所において相場付けされるかまたは規制
市場において取引されるものでなければならない。
ファンドは以下の場合を除きインデックス・オプショ
ンの取引を行うことはできない。
(a) ファンドは、組入証券の価格変動のリスクをヘ
ッジする目的で、当該ポートフォリオのために
株価指数に関するコール・オプションの売付ま
たは株価指数に関するプット・オプションの買
付を行うことができる。かかる場合、当該株価
指数オプションの裏付けとなる証券の価額は、
同一目的のために締結された金融先物契約の約
定残高と合算して、当該ポートフォリオの資産
の総額を超えないものとする。
(b) ファンドは組入証券の効率的な運用のために、
ポートフォリオ資産の市場間での投資配分の変
更を円滑に行い、または市場価格の著しい上昇
が予測されもしくはその上昇中に株式インデッ
クスのコール・オプションを取得することがで
きる。ただし、当該各株式インデックス・オプ
ションの裏付けとなる証券の価額は、当該ポー
トフォリオ内で現金、短期債務証券および事前
に決定された価格で処分される証書または証券
の総額を超えないものとする。
かかる株価指数先物のオプションは、証券取引所に上
場されているかまたは規制市場で取引されるものでな
ければならないが、当該取引がファンドにとってより
有利な場合または必要条件を備えたオプションの取引
が利用できない場合には、ファンドは金融商品の店頭
市場オプションの売買を行うことができる。ただし当
該取引は、この種の取引を専門とする高格付の相手方
当事者と行うものとする。更に、証券に関するすべて
のオプションならびにヘッジ以外の目的でファンドが
買付けた金利先物およびその他の金融商品に関するオ
プションの取得原価(払込プレミアム)総額は、当該
各ポートフォリオの純資産の 15%を超えてはならな
い。
ファンドは以下の場合を除き、金利先物契約の締結、
金利オプション取引または金利スワップ取引を行うこ
とはできない。
(a) ファンドは組入資産の価格変動リスクをヘッジ
する目的で、金利先物の売付、金利に関するコ
ール・オプションの売付もしくはプット・オプ
ションの買付または金利スワップ取引を行うこ
とができる。かかる契約またはオプションは、
当該ポートフォリオ資産の表示通貨またはこれ
と同様に変動しそうな通貨で行われ、証券取引
所に上場されているかまたは規制市場で取引さ
れるものでなければならない。ただし、金利ス
ワップ取引は高格付の金融機関との私的契約に
より行うことができる。
(b) ファンドは組入証券の効率的な運用のために、
ポートフォリオ資産の、短期または長期市場間
での投資配分の変更を円滑に行いまたは市場価
格の著しい上昇が予測されもしくはその上昇中
13
14.
15.
16.
17.
- 63 -
に、または、長期投資証券を短期投資に変更す
るため、金利先物買付契約を締結するかまたは
金利先物のコール・オプションを取得すること
ができる。ただし、当該先物契約の類および同
一目的で同一ポートフォリオのために取得した
金利先物コール・オプションの裏付けとなる証
券の価額の合計は、当該ポートフォリオの保有
する現金、短期債務証券または事前に決定され
た価格で処分される証書もしくは証券の総額を
超えないものとする。
かかる金利先物のオプションは、証券取引所に上場さ
れているかまたは規制市場で取引されるものでなけれ
ばならないが、当該取引がファンドにとってより有利
な場合または必要な条件を備えたオプションの取引が
利用できない場合には、ファンドは金融商品の店頭市
場オプションの売買を行うことができる。ただし当該
取引は、この種の取引を専門とする高格付の相手方当
事者と行うものとする。更に、証券に関するすべての
オプションならびにヘッジ以外の目的でファンドが買
付けた金利先物およびその他の金融商品に関するオプ
ションの取得原価(払込プレミアム)総額は、当該各
ポートフォリオの純資産の 15%を超えてはならない。
ファンドは以下の場合を除き、株価指数先物の取引を
行うことはできない。
(a) ファンドは組入資産の価格変動リスクをヘッジ
する目的で、ファンドの当該資産中の該当部分
の価格変動に相当するリスクの額を超えない額
の株価指数先物売付契約を当該ポートフォリオ
のために保持することができる。
(b) ファンドは組入証券の効率的な運用のために、
ポートフォリオ資産の市場間での投資配分の変
更を円滑に行い、または市場価格の著しい上昇
が予測されもしくはその上昇中に、株価指数買
付契約を締結することができる。ただし、当該
先物契約の額および同一目的で取得した株価指
数コール・オプションの裏付けとなる証券の価
額の合計は、当該ポートフォリオの保有する現
金、短期債務証券もしくは証書または事前に決
定された価格で当該ポートフォリオによって処
分される証券の総額を超えないものとする。
上記に加え、かかる株価指数先物はすべて証券取引所
に上場されているかまたは規制市場において取引され
るものでなければならない。
ファンドが投資証券の貸付けを行う場合、高格付の金
融機関による銀行保証書または現金もしくは OECD 加
盟国政府の発行した証券の担保による適切な保証の受
領と引換えに行わなければならない。証券の貸付は、
一般に承認された決済機関またはこの種の取引を専門
とする高格付の金融機関を通じて行い、各ポートフォ
リオの証券時価の二分の一を超えてはならず、また期
間は 30 日を超えてはならない。
ファンドは不動産を購入してはならない。
ファンドは、商品、商品契約または商品もしくは商品
についての権利を表章する証券に関する取引を行って
はならず、本制限上、かかる商品には貴金属も含まれ
る。ただし、ファンドは、商品により担保されている
証券、および商品に投資しまたは商品を取引する会社
の証券の売買を行うことができる。また、ファンドは
金融証書、株価指数および外国為替についての先物契
約および先渡契約(ならびにこれらに関するオプショ
ン)の売買を行うことができる。
ファンドは、証券を信用で購入しない(ただし、ファ
ンドは組入証券売買の精算のため必要な短期与信を受
けることができる。)。また、証券の空売りを行わずま
たはショートポジションを保持しない。ただし、ファ
ンドは、先物契約および先渡契約(ならびにこれに関
するオプション)に関し、当初および継続証拠金を預
託することができる。
管理会社はファンド資産の一部である証券に付随する
新株引受権の行使の際、上記の投資制限比率の遵守を
要しない。
その後のファンド資産の価値の変動を理由として、ま
たは新株引受権の行使の結果として、上記の投資制限
比率が遵守されない場合、証券の売却に際して、受益
者の利益に留意しつつ、当該事態の是正を優先させ
る。
管理会社は、ファンドの受益証券が販売される国の法
令を遵守することを目的として、受益者の利益に相反
しないその他の投資制限を随時課することができる。
第6条
証券の発行
ファンドの一または複数のクラス証券は、管理会社が随
時決定する一定期間内に保管受託銀行への払込みを条件と
して各ポートフォリオのために管理会社により発行され
る。管理会社が決定する端数の証券所持につき、端数証券
が発行されることがある。
受益証券または証券所持確認書は保管受託銀行によって
その払込が受領された場合に、管理会社によって交付され
る。
管理会社は、ファンド証券の発行に関し、これらの証券
が募集される国の法令を遵守するものとする。管理会社
は、その裁量により、特定の国および地域に居住する個人
または当該地域において設立された法人に対し、いつでも
ファンド証券の発行を一時的に中止し、完全に停止し、ま
たは制限することができる。さらに管理会社は、受益者全
体およびファンドの保護のために必要な場合には、特定の
個人または法人にファンド証券の取得を禁ずることができ
る。
さらに、管理会社は、
a. ファンド証券の買付申込みをその裁量において拒
否することができ、また、
b. ファンド証券の購入または保有を禁じられた受益
者が保有するファンド証券をいつでも買戻すこと
ができる。
第7条
発行価格
各クラス証券 1 口当りの当初発行価格は、当初募集期間
中は管理会社が決定し、それ以後は、ファンド証券買付申
込がなされた日またはその翌日に以下の第9条に従い算定
される当該種類のファンド証券 1 口当りの純資産価格(た
だし、かかる申込は管理会社が随時設定する制限時刻まで
に受領されるものとする。)に、特定のクラス証券について
は、当該証券の販売に関連し行為する銀行および金融機関
に対し支払われる適用発行価格の 8.25%を超えない販売手
数料を加えた額とする。他のクラス証券に関しては、管理
会社が決定する条件で受益者から買戻される場合には、買
戻受取代金に対し偶発後払い販売手数料が課せられる場合
がある。
発行価格の支払い(販売手数料がある場合はこれを含
む。)は、申込みが受領された日を含めて、5ルクセンブル
グ銀行営業日目までになされるものとする。
第8条
券面
いかなる個人または法人も本約款第6条の規定に従い、
1口または数口のファンド証券に応募することにより、フ
ァンドの受益権を取得することができる。管理会社は、記
名式の券面を発行する。各券面には管理会社および保管受
託銀行の署名が付される。両署名はファクシミリによるこ
とができる。受益者が、券面を特に求めない場合は、ファ
ンド証券の券面が発行されないことを要求したものとみな
され、受益者である旨の確認書を券面の代わりに交付す
る。
第9条
純資産価格の決定
各クラス証券の純資産価格は米ドルまたは約款の補遺に
明記される米ドル以外の通貨で表示され、当該クラス証券
に適正に割当てられるファンド資産から負債(管理会社が
必要または妥当であると判断する引当金を含む。)を差し引
いた金額を純資産価格の決定時における発行済の当該クラ
ス証券の総口数により除することにより、ルクセンブルグ
における銀行営業日(以下「評価日」という。)毎に管理会
社によって決定される。投資収益、支払利息、手数料およ
びその他の債務(管理報酬を含む。)は可能な限り日割りで
算出されるものとする。発行価格および買戻価格の計算の
目的で、かかる純資産価格は、ファンドの販売資料に記載
される他の通貨に転換される。
ファンドの計算において、管理会社はポートフォリオを
下記のように設定する。
a)
特定のクラス証券の発行により受領される手取金
は、ファンドの帳簿上、当該クラス証券のために設
定されたポートフォリオに充当され、場合により当
該金額は、発行されるクラス証券に帰属する当該ポ
ートフォリオの純資産の比率を増大させる。また当
該クラスに帰属する資産、負債、収入および支出
は、本条の規定に従い該当ポートフォリオに充当さ
れる。
b)
資産が別の資産から発生する場合、かかる発生資産
はファンドの帳簿上、その発生源である資産が帰属
するポートフォリオに充当され、資産の再評価の都
度、価額の増減は当該プールに帰属する。
c)
ファンドが、特定ポートフォリオの資産に関してま
たは特定ポートフォリオの資産に関連してとられた
行動に関して負債を負う場合、かかる負債は当該ポ
ートフォリオに割り当てられる。
d)
ファンドの資産または負債が特定のポートフォリオ
に帰属すると特定できない場合、当該資産または負
債は、各クラス証券の純資産額に応じてすべてのポ
ートフォリオに割り当てられる。ただし、あらゆる
負債は、いずれのポートフォリオに帰属するもので
も、債権者と別段に合意がなされない限り、ファン
ド全体を拘束する。
e)
特定クラスに帰属する費用が支払われる場合および
(または)特定のクラス証券につき他のクラス証券
に対するより高額の分配がなされる場合、当該クラ
ス証券の純資産額は当該費用分および(または)特
定クラスのファンド証券の所持人に対して支払われ
る分配金が他のクラス証券の所持人に対する分配金
を上回る分だけ減額され(これにより、当該クラス
証券に帰属するファンドまたはポートフォリオ(場
合による)の純資産総額の比率は減少する。)、他の
クラス証券に帰属する純資産額は同額のままとする
(これにより、当該他のクラス証券に帰属するファ
ンドまたはポートフォリオ(場合による)の純資産
総額の比率は増大する。
)。
f)
特定クラスに帰属する資産(存在する場合)が当該
クラスのみに帰属することを停止した場合および
(または)当該資産から発生した収益もしくは資産
が同一ポートフォリオに関連して発行された各種ク
ラス証券に帰属することとなる場合、ポートフォリ
オ中の当該クラス証券の持分は当該繰入額に応じて
増加する。
g)
ファンド証券が発行または買戻される場合、当該ク
ラス証券に帰属する共通ポートフォリオ中の持分は
当該発行または買戻しにつきファンドが受領または
支払う(場合による)金額分だけ増額または減額さ
れる。
ファンドは既存のポートフォリオに関連して追加された
クラスの証券を何時でも発行することができる。かかる追
加されたクラス証券のポートフォリオ中の持分は、当初、
ファンドが受領し当初募集後ポートフォリオに投資のため
に繰り入れることによりポートフォリオの価額に占める割
合に比例する。
管理会社は、ファンドのポートフォリオの全部または一
部(以下「投資参加ポートフォリオ」という。)を、そのそ
- 64 -
れぞれの投資セクターについて適当と思われる方法でプー
ルされた資産について投資し、運用する。かかる拡張され
た資産のプール(以下「アセット・プール」という。)は、
当初、現金または(後述の制限に従って)その他の資産を
各投資参加ポートフォリオからアセット・プールヘ移動す
ることにより形成される。その後、管理会社は随時、アセ
ット・プールと当該投資参加ポートフォリオの間でさらな
る資産の移動を行う。現金以外の資産は、当該アセット・
プールの投資セクターに適切な場合にのみ、アセット・プ
ールに配分される。
各投資参加ポートフォリオが権利を付与されているアセ
ット・プール中の資産は、当該投資参加ポートフォリオに
よる資産の配分および回収を参照して決定される。
アセット・プール内の資産に関して受領した収益である
配当、利息およびその他の分配は、それぞれが権利を有す
るアセット・プール内の、受領時の資産の割合に応じて、
直ちに投資参加ポートフォリオに計上される。
ファンド資産の評価は次のようにして行う。
(a)
証券取引所に上場されているかまたは他の規制あ
る市場で取引されている証券は、当該取引所また
は当該市場において入手可能な直近の取引値によ
り評価される。当該価格がない場合には、当該日
の買気配と売気配の仲値により評価される。かか
る市場価格がない場合、またはかかる市場価格が
当該証券の適正な市場価値を反映していない場
合、当該証券は、その適正価値を反映するために
定められる方法により評価される。証券が数か所
の証券取引所または市場で上場または取引されて
いる場合、当該証券の主要市場である証券取引所
または市場において入手可能な直近の取引値によ
り評価される。
(b)
証券取引所に上場されていないか、もしくは規制
ある市場において取引が行われていない証券(債
券を含む。)および証券取引所または規制ある市場
における取引量が少ない証券(債券を含む。)は、
主要なマーケット・メーカーが提供する直近の買
気配によって評価される。かかる市場価格がない
場合、またはかかる市場価格が当該証券の適正な
市場価値を反映していない場合、当該証券は、そ
の適正価値を反映するために定められる方法によ
り評価される。
(c)
現金およびその他の流動資産は、その額面金額お
よび当該日終了時までの経過利息の合計額により
評価される。
(d)
約款により定められるポートフォリオの通貨以外
の通貨により表示された価格は、当該通貨の入手
可能な直近の売買相場の仲値で当該通貨に換算さ
れる。
異常な事態により、かかる評価が実行不可能または不適
切になった場合には、管理会社は、ファンド資産の公正な
評価のため、他の評価方法を用いて慎重かつ誠実に評価を
行う権限を付与されている。
第 10 条
純資産価格の決定の停止
管理会社は、以下の事由がある場合において、一時的に
純資産価格の決定を停止し、その結果としてファンド証券
の発行および買戻しを停止することができる。
- ファンドの資産の相当部分の評価の基礎を提供する
一つもしくは複数の証券取引所もしくは市場、また
はファンド資産の相当部分の表示通貨を取引する一
つもしくは複数の外国為替市場が通常の休日以外の
日に閉鎖され、または、取引が制限もしくは停止さ
れた場合。
- 政治的、経済的、軍事的もしくは通貨上の事由のた
め、または管理会社の責任および監督が及ばない何
らかの状況が生じた結果、受益者の利益に重大な損
害を与えることなしには、ファンドの資産の処分が
正当にまたは正常に実行できない場合。
-
-
ファンドの投資証券の評価を行うため通常使用され
ている通信機能が故障している場合、または何らか
の理由でファンドの資産の評価が要求される迅速さ
と正確さをもっては、決定できない場合。
為替規制もしくは資金の移動に影響を与えるその他
の規制の結果、ファンドの取引が実行不可能な場合
またはファンド資産の売買が正常の為替レートでは
行うことができない場合。
第 11 条
買戻し
買戻しは、上記第9条の規定に従い決定されるとおり、
買戻請求が受領された評価日に決定される当該クラス証券
の 1 口当り純資産価格からファンド証券の販売を委託され
た金融機関に支払われる偶発後払い販売手数料があればこ
れを差し引いた額で行われる。ただしかかる買戻請求は管
理会社が随時設定する制限時間までに受領されるものとす
る。当該買戻請求は、ファンド証券の券面が発行されてい
る場合には、券面が添付されなければならない。
管理会社は、正常な状態においてファンド証券の買戻し
を受益者の請求後遅滞なく行うことができるようにするた
め、ファンドがその流動性を適切な水準に保持することを
保証するものとする。買戻代金の支払は、買戻請求が受諾
された日を含みそれ以後遅くともルクセンブルグの5銀行
営業日までに(券面が発行されている場合は)券面の受領
次第行われる。
保管受託銀行は、為替管理規則等の法令または保管受託
銀行の支配の及ばない他の事情により、買戻請求がなされ
た国に対する買戻価格の送金が禁じられていない場合にの
み、送金するものとする。
管理会社はファンドがいずれかの評価日に、当該評価日
現在において発行済のファンド証券の 10%を超える買戻請
求を受領した場合、ファンド証券の買戻しを制限すること
ができる。管理会社によるかまたは管理会社を代理しての
本権限の行使により有効とならない買戻請求の部分につい
ては、原請求が完全に充足されるまで次の評価日および以
後のすべての評価日につき請求(当該請求に関しても管理
会社は同様の権限を有する。)がなされたものとみなされ
る。
買戻請求の結果、ある受益者のファンドの受益証券の保
有数が販売資料に規定されている最低保有数を下回った場
合、管理会社は、当該買戻請求を、当該受益者の保有する
ファンドの全受益証券の買戻請求とみなすことができる。
第 12 条
乗換え
管理会社に申請することにより、各クラス証券は、乗換
日の各々の純資産価格を参考にして決定される比率で、発
行済の他のクラス証券に乗換えることができる。ただし、
管理会社は、ファンドの受益者全体の利益に鑑み、管理会
社が決定する制限に従うことまたは報酬および費用の払込
みをすることを乗換えの条件とすることができる。
第 13 条
ファンドの費用
ファンドは、以下の費用を負担する。
- 本約款の別紙 A に規定された投資顧問料。
- ファンドの資産および収益に課せられるすべての税
金。
- 保管受託銀行が負担した合理的な実費(電話、テレ
ックス、ケーブルならびに郵便費用を含むがこれら
に限定されない。)ならびに、ファンド資産の保管を
委託された銀行および金融機関の保管料。
- ファンドの組入証券に関し、取引上支払うべき通常
の銀行手数料。(当該手数料は取得価額に含まれ、売
却価額から差引かれる。)
- 本約款の別紙 A に規定された管理会社への報酬。
- 保管受託銀行への報酬ならびに保管受託銀行がファ
ンド資産の保管を委託したその他の銀行および金融
機関への報酬、登録および名義書換事務および管理
事務代行会社への報酬、ならびに登録地における代
- 65 -
理人への報酬。かかる報酬はすべてファンドの純資
産に対する比率により決定されるかおよび(また
は)一定額として決定される。
- 本約款の別紙 A に各々規定された販売費用およびフ
ァンドの純資産に対する比率または当該手数料に係
るクラスのファンド証券総口数の純資産額に対する
比率として決定される受益者サービス報酬。
- 受益者の利益のための業務執行中に管理会社または
保管受託銀行が負担した弁護士費用。
- ①券面印刷費、②ファンドまたはファンド証券の販
売に関し、約款ならびに届出書、目論見書および説
明書を含むファンドに関するその他一切の文書を作
成し、管轄権を有する一切の関係当局(各地の証券
業協会を含む。)へ提出する費用、③上記関係当局の
所管する適用法令のもとで要求される年次報告書、
半期報告書およびその他の報告書または書類を、フ
ァンド証券の実質上の受益者を含む受益者の利益の
ために必要とされる言語で作成しかつ配布する費
用、④会計、記帳および毎日の純資産価格計算に要
する費用、⑤受益者への通知公告の作成、配布費
用、⑥弁護士および監査人の報酬、⑦証券取引所へ
の上場および上場継続に要する費用、⑧以上に類似
するその他すべての管理費用(管理会社により他の
決定がなされる場合を除き、ファンド証券の販売会
社がその業務活動において使用する部数の上記書類
または報告書の印刷費用を含むファンド証券の募集
または販売に関して直接生じた広告費用およびその
他の費用を含む。
)。
すべての経常費用は、まずインカムゲインから控除さ
れ、次いでキャピタルゲイン、ファンド資産の順序で控除
される。その他の経費は、5年を超えない期間にわたり償
却することができる。
第 14 条
会計年度、会計監査
ファンドの決算日は毎年8月 31 日とする。ファンドの連
結決算は、米ドルで表示される。
管理会社の会計は、管理会社により指名された監査人が
監査する。
管理会社は、ファンドの資産に関し、投資信託に関する
1988 年3月 30 日法に規定された職務を遂行する公認会計士
を任命するものとする。
第 15 条
分配金
管理会社が本約款の補遺で決定する金額およびクラス証
券につき、分配を行うことができる。分配金の支払日は、
ファンド証券の販売に関連して管理会社が発行する目論見
書または説明書に記載される。
当該分配の結果、ファンドの純資産総額がルクセンブル
グ法に規定された最低資本金額である 50,000,000 ルクセン
ブルグ・フランを下回ることとなる場合は、分配は行われ
ない。
支払期日から5年以内に請求されない分配金について
は、その受領権は消滅し、ファンドに帰属する。
第 16 条
約款の修正
管理会社は、保管受託銀行の承認を得て、いつでも本約
款の全部または一部を修正することができる。
修正は、ルクセンブルグの「メモリアル、ルクイ・スペ
シアル・デ・ソシエテ・エ・アソシアシオン」に公告され
た後 5 日後に効力を発生する。
ファンドの清算を含む本約款のすべての修正は、ルクセ
ンブルグの「メモリアル、ルクイ・スペシアル・デ・ソシ
エテ・エ・アソシアシオン」に公告される。
本約款の修正および受益者に対する一切の通知は、管理
会社の決定するところにより、ファンド証券が販売された
国の新聞にも公表することができる。
第 18 条
ファンドの存続期間、清算、合併
ファンドは存続期間を無期限として設定された。ただ
し、ファンドは、いつでも、管理会社および保管受託銀行
の合意により解散することができる。解散通知は、ルクセ
ンブルグの「メモリアル、ルクイ・スペシアル・デ・ソシ
エテ・エ・アソシアシオン」および管理会社と保管受託銀
行が共同で決定する適切な発行部数をもつ少なくとも 3 つ
の新聞に公告されるものとし、その内少なくとも 1 つはル
クセンブルグの新聞とする。
ファンド証券の発行は、解散の決定時または解散原因た
る事由の発生時に停止される。
管理会社は受益者の最善の利益となるようにファンド資
産を換金し、保管受託銀行は、管理会社の指示より、各ク
ラス証券に帰属する一切の清算費用を控除した上で、受益
者にその持分に応じ清算手取金を分配する。
受益者またはその相続人もしくはその受遺者は、ファン
ドの清算または分割を請求することはできない。
管理会社は同様に、ファンドを終了せずにポートフォリ
オの解散を決定することができる。かかる場合、管理会社
は当該クラス証券の所持人に対し、当該クラスの純資産額
全額を払い戻す。かかる行為は、ファンドの解散時と同様
の方法で管理会社により公表され、払戻し手取金は、これ
に権利を有する当該受益者による回収のために一年間保管
受託銀行に預託され、それ以降はルクセンブルグの供託局
に預けられる。
更に管理会社の決定により、2種類以上のポートフォリ
オを合併することができ、当該クラス証券は、別のポート
フォリオの該当クラスの証券に転換することができる。各
クラス証券の権利は、かかる場合、各々の純資産価格の比
率に応じて決定される。かかる合併は、投資家が上記によ
り設定されたポートフォリオヘの参加を希望しない場合に
は、その持分の買戻しを請求できるように、合併の2ケ月
前までに公表される。
第 19 条
時 効
受益者の管理会社または保管受託銀行に対する請求権
は、当該請求権の発生原因たる事由の生じた日から5年で
消滅する。
第 20 条
準拠法、裁判管轄、正式言語
受益者、管理会社および保管受託銀行の間に生ずる紛争
は、ルクセンブルグ法に準拠して解決され、ルクセンブル
グ地方裁判所を管轄裁判所とする。ただし、管理会社およ
び保管受託銀行は、ファンド証券が販売された各国に居住
する投資者の請求に関して当該各国の裁判管轄に服し、ま
たファンドをして服さしめることができ、また、当該各国
に居住する受益者による買付けおよび買戻しに関する事項
に関して、当該各国の法律に服し、またファンドをして服
さしめることができる。約款は英語が正式な言語である。
ただし、管理会社および保管受託銀行は、自らおよびファ
ンドにかわり、各国の投資家に販売されたファンド証券に
関しては、当該各国の言語への翻訳も拘束力あるものとみ
なすことができる。
第 17 条
公 表
ファンド証券1口当りの純資産価格、発行価格および買
戻価格は、ルクセンブルグの管理会社および保管受託銀行
の登記上の事務所で公表される。
受益者は、ファンドの監査済年次報告書および未監査半
期報告書を、管理会社、保管受託銀行および支払代行会社
の登記上の事務所において入手することができる。
- 66 -
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
約款第十七補遺
(バイオテクノロジー・ポートフォリオ)
ルクセンブルグ法に基づく共有持分型投資信託であるエ
イ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ(以下
「ファンド」という。)の保管受託銀行の同意を得て行われ
た、管理会社の決議に従い、エイ・シー・エム・グローバ
ル・インベストメンツ-バイオテクノロジー・ポートフォ
リオ(以下「バイオテクノロジー・ポートフォリオ」とい
う。)の名称でファンド内に新たにポートフォリオが設定さ
れる。
管理会社は、バイオテクノロジー・ポートフォリオに関
して、下記のクラス証券を発行することができる。
バイオテクノロジー・ポートフォリオ A (クラス A 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ A2(クラス A2 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ B (クラス B 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ B2(クラス B2 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ C (クラス C 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ C2(クラス C2 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ I (クラス I 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ J (クラス J 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ AJ(クラス AJ 証券)
バイオテクノロジー・ポートフォリオ S (クラス S 証券)
各クラス証券は、管理会社が当初に決定した基準価格
(かかる価格は爾後各々の純資産価格と同額である。)に、
販売資料に記載された販売手数料または偶発後払販売手数
料を加算した価格で発行される。管理会社は、各クラス証
券の当初募集期間、最低購入および保有額を決定し、これ
らは販売資料に記載される。特定のクラス証券の発行は、
販売資料に記載される特定の法域に制限することができる。
販売資料に規定される期間毎に支払われる管理報酬、投
資顧問報酬、受益者サービス報酬および販売報酬からなる
各クラス証券に関する報酬の料率は、本約款の別紙 A に規
定される。各クラス証券に関し、当該報酬は、当該クラス
に帰属する純資産から差し引かれる。
さらに、ファンドは、管理会社または管理会社が指定し
たその他の会社に対して毎日発生し、各会計年度末に支払
う成功報酬を支払う。かかる報酬は、バイオテクノロジ
ー・ポートフォリオの純資産の増加額(販売、買戻し、分
配金および未実現の投資増加分を含むその他の配分につい
て調整済。)の 20%を超えてはならず、純資産(販売、買戻
し、分配金およびその他の配分につき調整済)が減少する
場合、当該クラス証券に帰属する減少額が完全に回復しな
い限り、追加の成功報酬が発生し、支払われることはない。
成功報酬の料率は、各クラス証券毎に異なることができ、
(純資産額の減少額の繰越分を含めて)個別に計算され、
各クラス証券別に付加される。
各クラス証券は、各評価日に、受益者の選択により買戻
すことができる。
受益証券は、販売資料に記載されている範囲内で、他の
ポートフォリオの証券に転換することができる。
バイオテクノロジー・ポートフォリオの投資目的は、長
期的な信託財産の成長の達成を追求する。バイオテクノロ
ジー・ポートフォリオは、通常の状況において総資産額の
少なくとも 75%をバイオテクノロジー企業の株式および株
式関連証券に投資することにより、この投資目的を追求す
る。さらに、バイオテクノロジー・ポートフォリオは、純
資産総額の 25%を上限として、製薬会社を含むバイオテク
ノロジー関連企業の株式および株式関連証券に投資するこ
とができる。
管理会社は、バイオテクノロジー、特にゲノミクス(遺
伝子医療)の進歩から多大な恩恵を受けると予想される企
業を見極めるように努める。バイオテクノロジーは比較的
新しい産業であり、多くのバイオテクノロジー企業、特に
- 67 -
ゲノミクスに携わる企業は比較的小規模であるため、バイ
オテクノロジー・ポートフォリオは、大型株に加え、中小
型株に相当な投資を行うことがある。
ポートフォリオの組入証券の地域別分布は、予め決めら
れた国別または地域別の配分というよりも、銘柄選択プロ
セスの結果によるものである。
バイオテクノロジー・ポートフォリオは、総資産額の
10%を上限として、予見可能な将来に当初募集または新規
公募を行う計画のある非公開バイオテクノロジー企業の証
券を含む、既存市場が存在しない証券に投資することがで
きる。
管理会社は、バイオテクノロジー・ポートフォリオのす
べてのクラス証券に関し、分配を宣言しない方針であり、
ポートフォリオのすべての収益を再投資する予定である。
したがって、各クラス証券に配分される純投資収益および
純実現売買益は、各クラス証券の純資産価格に反映される。
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
約
款
別 紙 A
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
- バイオテクノロジー・ポートフォリオ
クラス
管理報酬
投資顧問報酬
販売報酬
受益者
サービス報酬
成功報酬
A
0.10%
1.20%
なし
0.80%
B
0.10%
1.20%
1.00%
0.80%
C
0.10%
1.20%
1.25%
1.25%
I
0.10%
1.20%
なし
なし
AJ
0.10%
1.20%
なし
0.80%
20%
20%
20%
20%
20%
クラス
管理報酬
投資顧問報酬
販売報酬
受益者
サービス報酬
成功報酬
A2
0.10%
1.20%
なし
0.80%
B2
0.10%
1.20%
1.00%
0.80%
C2
0.10%
1.20%
なし
1.25%
J
0.10%
1.20%
1.00%
0.80%
S
0.03%
0.90%
なし
なし
20%
20%
20%
20%
20%
- 68 -
ルクセンブルグ籍オープンエンド契約型外国投資信託(米ドル建て、ユーロ建て、円建て)
投資信託説明書(請求目論見書)
2005.2
1.エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ—バイオテクノロジー・ポートフォリオ(以
下「ファンド」という。)の受益証券の募集については、管理会社は、証券取引法(昭和 23 年
法第 25 号)第5条の規定により有価証券届出書を平成 17 年2月 25 日に関東財務局長に提出
し、平成 17 年2月 26 日にその届出の効力が生じております。
2.請求目論見書は、証券取引法第 15 条第3項の規定により、投資者のみなさまから請求された
場合に交付されるものであり、請求を行った場合には投資者のみなさまがその旨の記録をして
おくこととなっております。なお、便宜上、前記の交付目論見書と併せて掲載しておりますの
でご留意ください。
3.ファンドの受益証券の価格は、ファンドに組入れられている有価証券等の値動きのほか為替変
動の影響を受けます。したがって、純資産価格は変動しますので元本および利回りが保証され
ているものではありません。投資した資産の損益はすべて投資者のみなさまに帰属します。
4.価格変動リスク等、ファンドの詳細については、前記の交付目論見書の「第二部
報
第1
ファンドの状況
3
ファンド情
投資リスク」をご確認ください。
5.投資信託は、預貯金や保険契約にはあたりませんので、預金保険、保険契約者保護機構の保護
の対象ではありません。また、登録金融機関で取扱う投資信託は投資者保護基金の対象でもあ
りません。
6.原文(英文)の財務書類は、本目論見書に記載されておりませんが、有価証券届出書には記載
されております。
本書は、証券取引法第 13 条の規定に基づく目論見書です。
投資信託説明書(請求目論見書)
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(ACM GLOBAL INVESTMENTS - BIOTECHNOLOGY PORTFOLIO)
平成17年2月25日有価証券届出書提出
発
行
者
名 : アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)エス・エイ
(ALLIANCE CAPITAL (LUXEMBOURG) S.A.)
代表者の役職氏名: 取締役会による特別受任者
齋
藤
勝
夫
本店の所在の場所: ルクセンブルグ大公国、ルクセンブルグ L-2453、ユージェーヌ・リュペール通り18番
(18, rue Eugene Ruppert, L-2453 Luxembourg, Grand Duchy of Luxembourg)
代 理 人 の 氏 名 : 弁護士
青
木
邦
夫
代 理 人 の 住 所: 東京都千代田区永田町二丁目13番10号
プルデンシャルタワー
東京青山・青木法律事務所
届出の対象とした募集
募集外国投資証券に係る外国投資法人の名称:エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
-バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(ACM Global Investments – Biotechnology Portfolio)
募 集 外 国 投 資 証 券 の 形 態 お よ び 金 額 :クラスA受益証券につき3億ドル(約 313 億円)/3億ユーロ(約 425 億
円)/300 億円、クラスB受益証券につき 1.5 億ドル(約 156 億円)/1.5
億ユーロ(約 212 億円)/150 億円を上限とする。
(注)
アメリカ合衆国ドル(以下「ドル」または「米ドル」という。)およびユーロの円貨換算は、平成16年12月30日現在の株
式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21円および1ユーロ=141.61円)による。以下同じ。
有価証券届出書の写しを縦覧に供する場所
該当事項なし
目
次
頁
ファンドの詳細情報······································································· 1
第1
ファンドの追加情報······························································· 1
1
ファンドの沿革··································································· 1
2
ファンドに係る法制度の概要······················································· 1
3
監督官庁の概要··································································· 1
第2
手続等··········································································· 3
1
申込(販売)手続等······························································· 3
2
買戻し手続等····································································· 7
第3
管理及び運営····································································· 10
1
資産管理等の概要································································· 10
2
開示制度の概要··································································· 16
3
受益者の権利等··································································· 17
第4
ファンドの経理状況······························································· 19
1
財務諸表········································································· 19
2
ファンドの現況··································································· 75
第5
販売及び買戻しの実績····························································· 76
【ファンドの詳細情報】
第1【ファンドの追加情報】
1【ファンドの沿革】
1990年7月31日
管理会社設立
1991年8月21日
約款締結
2000年9月22日
約款変更(ファンド設定)
2000年11月15日
日本におけるファンド証券の募集開始
2000年11月30日
ファンドの運用開始
2001年7月3日
ルクセンブルグ証券取引所上場
2【ファンド係る法制度の概要】
①
準拠法の名称
ファンドの設定準拠法は、ルクセンブルグの民法である。
また、ファンドは、ルクセンブルグの1988年3月30日付投資信託に関する法律(以下「ルク
センブルグ投信法」という。
)、勅令、金融監督委員会(Commission de Surveillance du
Secteur
Financier)(以下「CSSF」という。)の通達等の規制に従っている。
②
準拠法の内容
(イ)民
法
ファンドは、法人格を持たず、加入者の累積投資からなる財産集合体である。加入者はその
投資によって平等に利益および残余財産の分配を請求する権利を有する。トラストは会社とし
て設立されていないので、個々の投資者は株主ではなく、その権利は受益者、管理会社および
保管受託銀行との間の契約関係に基づいた契約上のものであり、この関係は、一般の契約法(す
なわち、民法第1134条、1710条、1779条、1787条、および1984条)および下記のルクセンブル
グ投信法に従っている。
(ロ)ルクセンブルグ投信法
ルクセンブルグ投信法は、ルクセンブルグの契約型、会社型を含むすべての種類の投資信託
を規制するもので、ルクセンブルグの投資信託の組織、税制および監査に関する基本法である。
この法律は、譲渡性のある証券を投資対象とする投資信託(Undertakings for Collective
Investment in Transferable Securities、以下「UCITS」という。)についての法律、規制お
よび行政上の取扱いに関する欧州共同体の1985年12月20日付通達(EC通達No.85/611)(以下
「欧州共同体通達」という。)の規定をルクセンブルグ国内法として制定し、また、ルクセン
ブルグの投資信託制度についての他の改正を盛り込んだものである。ファンドは、欧州共同体
通達第1条(2)の要件に適合するUCITSである。
3【監督官庁の概要】
管理会社およびファンドはCSSFの監督に服している。
監督の主な内容は次のとおりである。
①
登録の届出の受理
(イ)ルクセンブルグに所在するすべての投資信託(即ち、契約型投資信託の管理会社または会社
- 1 -
型投資信託の登記上の事務所がルクセンブルグに存在する場合)は、CSSFの監督に服し、CSSF
に登録しなければならない。
(ロ)UCITSで、欧州連合(EU)加盟国で設立され、かつ欧州共同体通達の要件に適合しているこ
とを設立国の監督官庁により証明されているものについては、かかる登録を必要としない。か
かるUCITSは、CSSFに事前通知し、所定の書類を提出し、所在地事務代行会社としてルクセン
ブルグの銀行を任命し、かつCSSFが、かかる通知および書類の提出から2か月以内に異議を述
べない場合、ルクセンブルグ国内において、その投資信託証券を販売することができる。
(ハ)外国法に準拠して設立または設定され、運営されている上記以外の投資信託は、ルクセンブ
ルグにおいてまたはルクセンブルグから国外の公衆に対してその投資信託証券を販売するた
めには、CSSFへの事前登録を要する。当該投資信託が設立・設定された国において、投資者の
保護を保証するために当該国の法律により設けられた監督機関による恒久的監督に服してい
る場合にのみかかる登録が可能である。
②
登録の拒絶または取消し
投資信託が適用ある法令、通達を遵守しない場合、独立の監査人を有しない場合またはその監
査人が受益者に対する報告義務もしくはCSSFに対する開示義務を怠った場合は、登録が拒絶され
または取消されうる。また、投資信託のマネジャーまたは投資信託もしくは管理会社の取締役が
CSSFにより要求される専門的能力および信用についての十分な保証の証明をしない場合は、登録
は拒絶されうる。さらに、投資信託の機構または開示された情報が投資者保護のため十分な保証
を有しない場合は、登録を拒絶されうる。
登録が拒絶または取消された場合、ルクセンブルグの投資信託の場合は地方裁判所の決定によ
り解散および清算されうる。またルクセンブルグ以外の投資信託の場合は、上場廃止となり、か
つ公衆に対しての販売が停止されうる。
③
目論見書等に対する査証の交付
投資信託証券の販売に際し使用される目論見書または説明書等は、事前にCSSFに提出されなけ
ればならない。CSSFは書類が適用ある法律、勅令、通達に適合すると認めた場合には、申請者に
対し異議のないことを通知し、関係書類に査定を付してそれを証明する。
④
財務状況およびその他の情報に関する監督
投資信託の年次財務書類は、独立の監査人の監査を受けなければならない。監査人は、投資信
託の財務状況その他に関する情報がその財政状態を適正に表示していないと判断した場合には、
監査人は、CSSFが要求するすべての情報(投資信託の帳簿その他の記録を含む。)をCSSFに提出し
なければならない。
- 2 -
第2【手続等】
1【申込(販売)手続等】
① 海外における申込(販売)手続等
一般的事項
海外においては、クラスA証券およびクラスB証券を含むファンド証券の販売が行われる。
ドルは、ファンド証券の基準通貨であるが、トラストは、海外においてドル建てとユーロ建て
でファンド証券を募集する。ファンド証券は、異なる販売手数料ならびに継続的な販売報酬お
よび受益者サービス報酬が課せられる。かかる選択的な販売上の取決めにより、投資者は、購
入金額、投資者の受益証券保有期間およびその他の状況により最も利益を享受しうる受益証券
の購入の方法を選択できる。投資者は、それぞれの状況に応じて、当初手数料を負担するが継
続的費用が課されない場合(クラスA証券)、または当初購入価格の全額がファンドに投資され
るが、その後継続的費用および適用ある偶発的後払販売手数料が課せられる場合(クラスB証
券)のいずれがより有利か否かを決定できる。当初最低投資単位は2,000ドル(またはそのユー
ロ相当額)である。当初最低投資単位は、管理会社の完全な裁量により減額することができる。
クラスB証券の最大購入金額は、(1取引毎に)100万ドル(またはそのユーロ相当額)であるが、
トラストは、その絶対的裁量により、投資者に100万ドル(またはそのユーロ相当額)を超える
クラスB証券を発行することができる。管理会社は、その裁量により、適用ある最低申込金額
を随時放棄することができる。さらに、管理会社は、その完全な裁量により、販売会社または
ディーラーに対して、各クラス証券の当初および追加の投資金額について、異なる最低金額を
設定することを認めることができる。追加の最低投資単位は、750ドル(またはそのユーロ相
当額)
、または定期貯蓄プランに関し減額された額(随時管理会社が決定し、受益者に通知す
る。
)とする。
海外における販売会社は、アメリカ合衆国以外でファンド証券を販売するため他のディーラ
ーと契約を締結することができる。
各クラス証券の販売価格は、管理会社および海外における販売会社の登記上の事務所におい
て閲覧することができる。
トラストは、トラストまたはファンドの受益証券について追加のクラスを販売する権利を留
保する。トラストは、特定法域の投資者による購入に対し、一つのクラス証券のみを販売する
権利を留保する。そのほか、トラストまたは海外における販売会社は、特定のクラス証券につ
いて購入を許可するかまたは投資を制限する投資者または取引の区分別に適用される基準を
採用することができる。
投資者情報
ルクセンブルグにおいて適用あるアンチ・マネー・ロンダリング法を遵守するため、申込者
は、登録・名義書換事務代行会社に対し、身分証明書類(申込者のパスポートもしくは身分証
明書の認証付写し、法人の場合には最近の商業登記簿謄本または適用もしくは請求ある場合に
は現地の管轄当局が交付した事業免許証の認証付写し)を引渡さなければならない。ただし、
申込みがルクセンブルグ法に規定されている要件に相当する顧客身分証明が義務付けられて
いるディーラーを通して行われる場合、または払込みが「マネー・ロンダリングに関する金融
行為特別調査委員会(GAFI)
」の報告書の結論を追認している法域で設立された銀行の個
人口座(当該個人口座に基づく小切手払いも含む。
)からなされる場合はこの限りではない。
ファンド証券の購入
ファンド証券は、ルクセンブルグの銀行営業日(以下「ファンド営業日」という。)にはいつ
- 3 -
でも、ドル建て、ユーロ建て、円建てのいずれかによるそれぞれの純資産価格(適用ある販売
手数料が加算される。
)で販売される。純資産価格は、ドルで計算されるが、加えて、ユーロ
建ておよび円建ての純資産価格が、当該ファンド営業日の適用換算レートに基づき決定される。
各取引日(注)の純資産価格は、当該取引日の米国東部標準時間午後4時(以下「評価基準時点」
という。)に決定される。
(注)「取引日」とは、ファンド証券の取引(買付け、買戻しまたは乗換え)がファンドの受益者登録簿に受諾さ
れた取引として記録される各ファンド営業日をいう。
個人投資家からの買付注文は、保管受託銀行が負担のない資金を受領した時点で受付けられ
る。各注文には、払込みがドルまたはユーロまたは円のいずれで行われるかを明記しなければ
ならない。払込みがドルまたはユーロまたは円以外の通貨による場合は、受領金額をドルに換
算し、当該申込みとの調整後にのみ受諾される。海外における販売会社または海外における販
売会社と契約を締結しているディーラーからの注文は、注文受領時に受諾される。
各取引日の買付注文は、当該取引日の評価基準時点を締切時間として受諾される。当該締切
時間までに管理会社またはその代理人が受領および受諾した有効かつ完全な注文は、当該取引
日の評価基準時点に決定された該当するクラスの1口当り純資産価格(ドル建てまたはユーロ
建てまたは円建て)で、当該取引日付で処理される。米国東部標準時間午後4時以降に受領お
よび受諾された注文は、翌ファンド営業日の評価基準時点で決定された該当する純資産価格に
より、当該翌ファンド営業日に処理され、その場合、当該買付申込み、買戻請求または乗換請
求についての取引日は当該翌ファンド営業日となる。管理会社の裁量により、取引日、評価基
準時点または上記の締切時間は変更されることがあり、追加の取引日、評価基準時点および締
切時間が指定されることがある。管理会社は、かかる変更を受益者に通知する。後述するとお
り、管理会社が純資産価格の決定を停止または延期した場合、翌評価基準時点に決定される純
資産価格が適用される。
海外における販売会社またはディーラーがその受注事務所において随時指定する締切時間
までに受領した注文は、通常受領日に海外における販売会社または販売ディーラーによって管
理会社に取次がれる。海外における販売会社および販売ディーラーはいずれも、価格変動によ
り自己を利するために注文を留保することを認められていない。
発行および決済
個人投資家が購入したファンド証券については、その払込みが確認されない限り申込みが受
諾されないため、申込書の提出と同時に払込みを行わなければならない。海外における販売会
社または販売ディーラーによる払込みは、トラストによる注文の受領後3営業日以内に行われ
なければならず、各ディーラーが採用し海外における販売会社および管理会社が承認する手続
きに従って行われなければならない。ファンド証券が販売される一部の地域では異なる決済期
間が適用される場合がある。トラストから直接購入されたファンド証券についての払込みは、
保管受託銀行のドルまたはユーロのファンド口座に払込まれる。管理会社が随時決定する期間
内に保管受託銀行に対して払込みがなされた場合、管理会社により1口単位および端数のファ
ンド証券が発行される。保管受託銀行が払込みを受領した場合、管理会社は券面または確認書
を交付する。
ファンド証券の払込みは、各ファンド評価日におけるそれぞれの純資産価格について、交付
目論見書「第二部ファンド情報、第1ファンドの状況、4手数料等及び税金、(1)申込手数料、
①クラスA証券-海外における申込手数料」に記載する販売手数料(適用ある場合)を加算の上、
ドルまたはユーロで支払われる。払込みは、電信為替(またはバンク・ワイヤー)により行うも
のとする。
- 4 -
投資者は、買主が米国人ではないことを示す海外における販売会社、ディーラーまたはファ
ンドの納得する確認書を提出しなければならない。
確認書および券面
投資者からの払込決済額の受領後のファンド営業日に、当該取引の完全な明細を記載した確
認書が当該投資者に送付される。
すべてのファンド証券は記名式で発行され、証券登録簿がその所有の最終的証拠となる。管
理会社は、ファンド証券の登録所有者をその完全かつ実質所有者として取り扱う。申込時にフ
ァンド証券の券面が特別に要求されない場合は、当該証券は券面を伴わない方式で発行される。
券面を伴わない方式により、トラストは不当に遅滞することなく買戻しの指示を実行すること
ができるため、トラストは、券面を伴わない方式でファンド証券を保持することを投資者に勧
める。
投資者にはその申込受諾の際に受益者番号が割当てられ、当該番号は受益者の個人項目と共
に身元確認の証拠となる。この受益者番号は、受益者によるトラストとの将来のすべての取引
に使用されるべきものとなる。
投資者または譲受人が券面付でファンド証券の発行を要求する場合、ファンド証券の券面は、
通常、当該証券の登録手続または譲渡の終了後28日以内に(自己のリスク負担で)本人またはそ
の指名する代理人に送付される。
受益者の個人情報の変更、受益者番号の喪失または券面の紛失は、書面により直ちにトラス
トに通知しなければならない。トラストは、当該事項の指示を受諾する前に、トラストが容認
する、銀行、受益者または他の当事者が副署した補償または認証を要求する権利を留保する。
その他の情報
同一クラスのすべての受益証券は、発行と同時に、買戻しおよび分配に関し同一の権利を有
する。各クラス証券の1口当り純資産価格は、各クラス証券に課せられる手数料が異なるため、
異なることがある。
管理会社は、その裁量によりいつでも、特定の国もしくは地域に居住する個人または当該地
で設立された法人に対するファンド証券の発行を一時的に停止し、もしくは無期限に停止し、
または制限することができる。管理会社はまた、受益者全体およびトラストの保護のために必
要な場合、一部の者または法人によるファンド証券の取得を禁止することができる。
管理会社は、後記「第3管理及び運営、1資産管理等の概要、(1)資産の評価、(ロ)純資産
価格の決定の停止」に記載される状況においては、ファンド証券の発行および販売を停止する
ことができる。また、証券市場等の状況に応じて、ファンド証券の販売を停止する権限を留保
する。さらに、いかなる買付注文も、海外における販売会社または管理会社によって拒絶され
る場合がある。
約款に記載された管理会社の権限に基づき、管理会社は、「米国人」による受益証券の所有
を制限または防止することを決定した。管理会社は、
「米国人」を「アメリカ合衆国、その領
土もしくは属領または合衆国の管轄地域の住民または居住者(法人、パートナーシップ、また
は合衆国もしくはその諸官庁の法律に基づき創設もしくは設立されたその他の法主体、または
合衆国外の源泉からの所得(合衆国内の貿易または事業と有効に関連しないもの)が合衆国連
邦所得税の目的上は総収入に含まれない財産権(エステート)以外の財産権、または合衆国の裁
判所が信託に主たる監督権を行使することができ、一もしくは複数の合衆国の受託機関が信託
のすべての実質的な決定を統制する権限を有する場合には信託を含む。)」と定義した。
米国人が単独または共同で受益証券を実質的に所有していることを管理会社が知ることと
- 5 -
なった場合はいつでも、管理会社は、トラストのために、その裁量により、当該ファンド証券
を本書に記載される買戻価格で強制的に買戻すことができる。トラストが当該強制買戻しにつ
き通知を行ってから10日目以降に、当該ファンド証券は買戻され、受益者は当該ファンド証券
の所有者ではなくなる。
上記の場合を除き、ファンド証券は自由に譲渡される。
②
日本における申込(販売)手続き等
日本においては、交付目論見書「第一部証券情報、(7)申込期間」に記載される期間中、同
第一部証券情報の定めるところに従って、ファンドのクラスA証券およびクラスB証券の募集
が行われる。ただし、代行協会員が必要と認める場合、申込みを受付けないことがある。
販売取扱会社は、原則としてファンド営業日でかつ販売取扱会社の営業日にファンド証券の
申込みを取扱う。日本における申込受付時間は、原則として、午後3時までとするが、販売取
扱会社によっては、状況により、異なる受付時間を定めることがある。
販売取扱会社は外国証券取引口座約款またはその他所定の約款(以下「口座約款」という。)
を投資者に交付し、投資者は当該約款に基づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込書
を提出する。
シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、東京支店川崎出張所においては、
電話による申込みのみを受付ける。インターネット取引での申込みは、丸の内支店(プライベ
ートバンク部門)で口座を開設している投資者を除く。
販売の単位は、以下のとおりである。
(ⅰ)クラスA証券
シティバンク、エヌ・エイの各支店、出張所における申込みの場合
最低申込金額は、当初購入については3,000ドル、3,000ユーロまたは50万円以上、1
米セント、1ユーロセントまたは1円単位、追加購入については100ドル、100ユーロま
たは1万円以上、1米セント、1ユーロセントまたは1円単位。
メリルリンチ日本証券株式会社における申込みの場合
申込単位は、円建てで販売する場合500口以上1口単位、ドル建てで販売する場合300
口以上1口単位
UFJつばさ証券株式会社における申込みの場合
申込単位は、円建てで販売する場合500口以上1口単位、ドル建てで販売する場合300
口以上1口単位、ユーロ建てで販売する場合300口以上1口単位
SMBCフレンド証券株式会社における申込みの場合
ドル建てのみの販売を扱う。申込単位は、当初購入および追加購入ともに100口以上
1口単位。
(ⅱ)クラスB証券
2,000ドルまたは2,000ユーロ以上、1口単位。
販売価格は、各申込後最初のファンド営業日に計算される各クラス証券の1口当り純資産価
格とする。
クラスA証券の申込みにあたり、交付目論見書「第二部ファンド情報、第1ファンドの情報、
4手数料等及び税金、(1)申込手数料、①クラスA証券-日本における申込手数料」に記載す
る申込手数料が課される。
日本における約定日は販売取扱会社がルクセンブルグにおける当該注文の成立を確認した
日(通常発注日の日本における翌営業日)であり、約定日から起算して4営業日目に受渡しを行
- 6 -
うものとする。ただし、累積投資約款、その他受渡しに関し上記と異なる約定のある場合は、
その約定に従う。
各申込日の発行価額の総額は、日本における販売会社によって申込日から起算して5ファン
ド営業日以内の日(以下「払込期日」という。)に、保管受託銀行であるブラウン・ブラザー
ズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイのファンド口座にドル貨、ユーロ貨または
円貨で払込まれる。日本における販売会社または販売取扱会社の定めるところにより、投資家
に対して、上記の払込期日以前に申込金額等の支払を依頼する場合がある。販売取扱会社であ
るシティバンク、エヌ・エイの各支店等は、通常、申込日に申込金額等の引落しを行う。
販売取扱会社は、ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託した投資者に対し、購入の都度、
取引報告書を交付する。
買付代金の支払いは、原則として円貨またはその他ファンド証券の表示通貨によるものとし、
ドルまたはユーロと円貨との換算は、約定日における東京外国為替市場の外国為替相場に準拠
したもので、販売取扱会社が決定するレートによるものとする。ただし、SMBCフレンド証券株
式会社は、クラスA証券をドル建てでのみ取り扱う。
なお、日本証券業協会の協会員である日本の販売取扱会社は、ファンドの純資産が1億円未
満となる等同協会の定める「外国証券取引に関する規則」中の「外国投資信託受益証券の選別
基準」にファンド証券が適合しなくなったときは、ファンド証券の日本における販売を行うこ
とができない。
2【買戻し手続等】
①
海外における買戻し手続等
受益者は、ファンド営業日(以下「買戻日」ともいう。)であればいつでも、海外における販
売会社もしくはディーラーを通して、またはルクセンブルグ
L-2453, ユージェーヌ・リュ
ペール通り18番所在の管理会社もしくは登録・名義書換事務代行会社宛にファックス、テレッ
クスまたは郵送にて取消不能の買戻請求書を送ることによりファンド証券の買戻しを請求す
ることができる。買戻請求書には、買戻されるファンド証券の口数、支払通貨(ドルまたはユ
ーロまたは円)、トラストに登録されている受益者の氏名および口座番号を明記する。特定の
通貨(ドルまたはユーロまたは円のいずれか)でファンド証券を購入した受益者は、同一通貨で
買戻価格を受領する。
買戻請求の結果、受益者のエイ・シー・エム・ファンド口座が1,000米ドルまたは1,000ユー
ロ(受益者のエイ・シー・エム・ファンド口座の通貨による)を下回る場合、かかる買戻請求
は、受益者のエイ・シー・エム・ファンド口座全体に対して適用されるものとする。
(注)「エイ・シー・エム・ファンド」とは、エイ・シー・エム(ACM)のサービス・マークの下で販売され、アライ
アンス・キャピタル・マネジメント・エル・ピーがスポンサーとなっている投資信託(当ファンドを含む。)を
いう。
「エイ・シー・エム・ファンド口座」とは、各受益者/株主のためにエイ・シー・エム・グローバル・イ
ンベスター・サービセズ・エス・エイが設定する想定口座で、受益者/株主が所有するエイ・シー・エム・フ
ァンドの全受益証券/株式が含まれる。
海外における販売会社およびディーラーは、受益者に代わり買戻請求(券面が発行されてい
る場合は、当該券面も含む。)をトラストに取次ぐことができる。
各取引日の買戻価格は、当該取引日の評価基準時点である米国東部標準時間午後4時に決定
される該当するクラスの1口当り純資産価格(ドル建てまたはユーロ建てまたは円建て)とす
る。各取引日の買戻請求は、当該取引日の評価基準時点を締切時間として受諾される。当該締
切時間までに受領された有効かつ完全な買戻請求は、通常、上記の買戻価格により、当該取引
日付で処理される。米国東部標準時間午後4時以降に受領された買戻請求は、翌ファンド営業
- 7 -
日の評価基準時点で決定される該当する純資産価格により、当該翌ファンド営業日に処理され、
その場合、当該買戻請求についての取引日は当該翌ファンド営業日となる。ただし、クラスB
受益証券については、発行日から4年以内に買戻される場合に限って、交付目論見書「第二部
ファンド情報、第1ファンドの状況、4手数料等及び税金、(2)買戻手数料」に記載される偶
発後払販売手数料が課せられ、買戻価格から控除される。
ファンド証券の買戻価格は、取引日について計算される純資産価格により、申込時に支払わ
れた価格より高いこともあり、安いこともある。
管理会社は、通常の状況下において、ファンド証券の買戻しが買戻しを請求している受益者
に対して該当買戻日に速やかに行われるように、いかなる買戻日にも、ファンドの流動性の適
切な水準を保持すべく努める。
買戻価格の支払いは、該当する買戻日後ルクセンブルグの3銀行営業日を超えない期間内に、
保管受託銀行またはその代行機関がドルまたはユーロ建てで行う。ただし、(ⅰ)買戻請求を、
通知期間内に適切な様式で管理会社が受領していること、および(ⅱ)受益証券の券面(発行さ
れている場合)を、かかる買戻日より前に管理会社が受領していること、が条件となる。発行
価格が全額払い込まれていないファンド証券の買戻請求は、無効とみなされる。また支払いは、
書面に記録されている受益者またはブローカー/ディーラーに対してのみ行われ、第三者に対
する支払いは認められない。迅速なサービスのためには、電信による支払が薦められるが、小
切手による支払いも可能である。
トラストが一ファンド営業日にファンドの発行済受益証券の10%を超える買戻請求を受領
した場合に、管理会社は、かかるファンド営業日のファンド証券の買戻しを制限することがで
きる。かかる場合、ファンドの受益証券は按分比例して買戻される。管理会社またはその代行
機関が、かかる権限を行使したために部分的にしか買戻しが実行されなかった買戻請求につい
ては、翌ファンド営業日および当該買戻請求が完全に実行されるまでのそれに続くすべてのフ
ァンド営業日(これらすべてのファンド営業日について、管理会社はかかる権限を有する)にか
かる買戻請求が行われたものとみなされる。かかる制限はすべて、買戻しを請求した受益者に
対して通知される。
管理会社は、後記「第3管理及び運営、1資産管理等の概要、(1)資産の評価、(ロ)純資産
価格の決定の停止」に記載される状況においては、ファンド証券の買戻しを停止することがで
きる。
②
日本における買戻し手続き等
日本における受益者は、ファンド営業日でかつ日本における販売会社の営業日にはいつでも、
販売取扱会社を通じ、管理会社に対しファンド証券の買戻しを請求することができる。日本に
おける買戻請求の受付時間は、原則として、午後3時までとするが、販売取扱会社によっては、
状況により、異なる買戻請求受付時間を定めることがある。
シティバンク、エヌ・エイの各支店および出張所のうち、東京支店川崎出張所においては、
電話による買戻請求のみを受付ける。
買戻価格は、原則として管理会社が買戻請求を受領したファンド営業日に計算される各クラ
ス証券の1口当り純資産価格とする。
買戻手数料は課せられない。ただし、クラスB受益証券については、発行日から4年以内に
買戻される場合に限って、交付目論見書「第二部ファンド情報、第1ファンドの状況、4手数
料等及び税金、(2)買戻手数料」に記載される偶発後払販売手数料が課せられ、買戻価格から
控除される。
- 8 -
ファンド証券の買戻しは1口以上を単位とする。なお、顧客が複数回にわたりファンド証券
を買い付けた場合、先に買い付けたファンド証券から買戻しが行われる。ただし、シティバン
ク、エヌ・エイの各支店および出張所における買戻しは、1口以上、千分の1口単位とし、フ
ァンド証券保有分の全部を買戻す場合は、千分の1口以上、千分の1口単位とする。
日本における買戻代金の支払は、原則として、約定日(販売取扱会社がルクセンブルグにお
ける当該買戻請求の受諾を確認した日)から起算して販売取扱会社の4営業日目に行われる。
ただし、累積投資約款、その他受渡しに関し上記と異なる約定のある場合は、その約定に従う。
日本における買戻代金の支払いは、口座約款の定めるところに従って販売取扱会社を通じて
円貨で、または販売取扱会社が応じ得る場合はドル貨またはユーロ貨で、支払われるものとす
る。円貨への換算は、約定日における東京外国為替市場の外国為替相場に準拠したものであっ
て、販売取扱会社が決定するレートによるものとする。
販売取扱会社は、ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託した受益者に対し、買戻しの都
度、取引報告書を交付する
管理会社は、一ファンド営業日にファンドの発行済受益証券の 10%を超える買戻請求を受
領した場合に、ファンド証券の買戻しを制限することができる。
- 9 -
第3【管理及び運営】
1【資産管理等の概要】
(1)【資産の評価】
(イ)純資産価格の計算
各クラス証券の1口当り純資産価格は、ドル(ファンド証券の基準通貨)、ユーロ、円で表示
され、各ファンド営業日の評価基準時点に管理会社によって決定される。可能な範囲で投資収
益、支払利息、手数料およびその他の負債(管理報酬を含む。)は毎日計上される。発生済固定
報酬および成功報酬は、クラスA証券およびクラスB証券に帰属するファンドの純資産価格に
反映される。
あらゆる場合、ドルで表示される各クラス証券の1口当り純資産価格は、当該クラス証券に
対し適正に配分されるファンドのドル建て資産総額から当該クラス証券に対し適正に配分され
るファンドのドル建て負債額を差し引いた価額を各ファンド営業日現在の当該クラス証券の発
行済口数で除して決定される。各クラス証券の1口当り純資産価格は、各クラス証券につき支
払われる報酬が異なる結果、異なるものとなる。
トラスト資産の評価は、次のようにして行う。
(a) 証券取引所に上場されているかまたは他の規制のある市場で取引されている証券は、当
該取引所または当該市場において入手可能な直近の取引値により評価される。当該価格が
ない場合には、当該日の買気配と売気配の仲値により評価される。証券が数か所の証券取
引所または市場で上場または取引されている場合、当該証券の主要市場である証券取引所
または市場において入手可能な直近の取引値により評価される。
証券は、その市場相場に基づき決定された時価、または市場相場が容易に入手できない
場合もしくは信頼性が低いと判断される場合には管理会社の取締役会により定められた手
続きに従ってかつ管理会社の取締役会の全般的監督下で決定された“適正価値”で評価され
る。適正評価手続きは、ファンドの評価基準時点における組入有価証券の適正価値と判断さ
れる価格を反映させるために当該組入有価証券の終値を調整することを企図している。
特定の組入有価証券について適正評価手続きが用いられる場合、様々な客観的要因およ
び主観的要因(就中、証券の直近の価格が報告された後に発生した、当該証券に影響を及ぼ
したかまたは市場全体に係る事象、関連する株価指数の現在評価、または一定の政府当局に
よる発表)が考慮される場合がある。利用可能な範囲で、第三者である業者が提供するモデ
ル・ツールに基づく適正評価価格が用いられる場合がある。従って、適正評価手続きが用い
られる場合、ファンドの純資産価格を計算するために使用される個々の組入有価証券の価格
は、同証券についての相場または公表された価格と異なる可能性がある。
従って、従前に報告された証券取引所の価格にも当てはまることであるが、適正評価手
続きを利用して決定された組入有価証券の価格は、当該証券の売却の際に実現される価格と
大幅に異なる場合がある。
主に米国の取引所で取引されている組入有価証券については、適正評価手続きは極めて
限定的な状況(例えば、特定の証券が取引されている証券取引所における取引の早期終了ま
たは特定の証券の取引停止など)においてのみ用いられることが予想される。しかし、米国
以外の取引所またはその他市場(特にヨーロッパおよびアジアの市場)において取引される
証券については、特に、かかる市場の取引がファンドの評価基準時点よりかなり前に終るこ
とから、適正評価手続きが頻繁に利用されることが予想される。かかる市場の取引が終了し
てからファンドの評価基準時点までに広範な市場の動きを含む重要な出来事が発生する可
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能性がある。特に、かかる市場の取引が終了した後の取引日に米国市場において発生した出
来事はファンドの組入有価証券の価値に影響を及ぼす可能性がある。
(b) 証券取引所に上場されていないか、もしくは規制ある市場において取引が行われていな
い証券(債券を含む。)および証券取引所または規制ある市場における取引量が少ない証券
(債券を含む。
)は、主要なマーケット・メーカーが提供する直近の買気配によって評価さ
れる。かかる市場価格がない場合、またはかかる市場価格が当該証券の適正な市場価値を
反映していない場合、当該証券は、その適正価値を反映するために定められる方法により
評価される。
(c) 現金およびその他の流動資産は、その額面金額および当該日終了時までの経過利息の合
計額により評価される。
(d) 約款に定められるポートフォリオの通貨以外の通貨により表示された価格は、当該通貨
の入手可能な直近の売買相場の仲値で当該通貨に換算される。
異常な事態により、かかる評価が実行不可能または不適切になった場合には、管理会社は、ト
ラスト資産の適正な評価のため、他の評価方法を用いて慎重かつ誠実に評価を行う権限を付与さ
れている。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイが各クラス証券の1口当
り純資産価格の日々の決定を行うために管理会社により選任された。各評価基準時点についての
純資産価格は、当該ファンド営業日の米国東部標準時間午後6時頃に入手可能である。発行およ
び買戻しの目的で、純資産価格は、ユーロおよび円に換算される。純資産価格は、管理会社およ
び保管受託銀行の事務所において公表される。
(ロ)純資産価格の決定の停止
管理会社は、次の場合、各クラス証券の純資産価格の決定を一時的に停止し、その結果と
してその発行、買戻しおよび乗換えを一時的に停止することができる。
(a) 当該ポートフォリオ資産の相当部分の評価の基礎を提供する一もしくは複数の証券取
引所、または当該ポートフォリオ資産の相当部分の表示通貨を取引する一もしくは複数の
外国為替市場が通常の休日以外の日に閉鎖され、または取引が制限もしくは停止された場
合。
(b) 政治的、経済的、軍事的もしくは通貨上の事由のため、または管理会社の責任および監
督が及ばない何らかの状況が生じた結果、受益者の利益に重大な損害を及ぼすことなく、
資産の処分が正当にまたは正常に実行できない場合。
(c) 当該ポートフォリオの組入証券の評価のために通常使用されている通信機能が停止し
た場合、または何らかの理由により当該ポートフォリオ資産の評価を迅速かつ正確に確定
できない場合。
(d) 為替規制または資金の移動に影響を与えるその他の規制により、当該ポートフォリオの
ための取引が実行不可能な場合または当該ポートフォリオ資産の購入および売却が通常
の為替レートでは実行できない場合。
ファンド証券の純資産価格の計算の一時停止は、他のポートフォリオの資産が各状況により
同程度の影響を受けない場合には、他のポートフォリオ証券について必ずしも同様の決定がな
されるものではない。
純資産価格の計算の一時停止は、当該停止が10日以上に亘ると見込まれる場合には、約款の
受益者への通知の条項に規定されている方法で公告される。
- 11 -
(2)【保
管】
ファンド証券が販売される海外においては、ファンド証券または確認書は受益者の責任におい
て保管される。
日本の投資者に販売されるファンド証券の券面またはその確認書は、日本における販売会社の
保管者名義で保管され、日本の受益者に対しては、販売取扱会社からファンド証券の取引残高報
告書が定期的に交付される。
ただし、日本の受益者が別途、自己の責任で保管する場合は、この限りではない。
(3)【信託期間】
トラストおよびファンドを含む各ポートフォリオは、存続期間を無制限として設定された。
ただし、後記「
(5)その他、
(ハ)存続期間および解散」に記載する解散の事由に該当する場合
は除く。
(4)【計算期間】
トラストおよびファンドを含む各ポートフォリオの決算期は毎年8月31日である。
(5)【そ の 他】
(イ)マーケット・タイミング
買付注文および乗換請求の制限、拒絶または取消をする権利
エイ・シー・エム・ファンド
(当該ファンドを含む。以下同じ。)は、理由の如何にかかわらず、いかなる買付注文または
乗換請求(受益者の金融仲介機関が受諾した買付注文または乗換請求を含む。)も、事前の通
知をすることなく、制限、拒絶または取消しする権利を留保する。
過度の売買または短期売買に関する方針
エイ・シー・エム・ファンドの受益証券の買付お
よび乗換は投資目的に限って行われるべきである。エイ・シー・エム・ファンドは、その方針
として、ファンド受益証券の過度の買付および買戻または乗換の傾向を防止することに努める。
かかる行為は、一般的に、
「マーケット・タイミング」または「短期売買」と称されている。
エイ・シー・エム・ファンドは、下記の「過度の売買行為を発見し、抑制する能力の限界」の
項に記載する買付、買戻および乗換行為に対するエイ・シー・エム・ファンドの監視能力を条
件として、下記の手続により、それらが発見可能な限度でかかる行為を防止することに努める。
エイ・シー・エム・ファンド、投資顧問会社、海外における販売会社および登録・名義書換事
務代行会社はそれぞれ、この方針(当該方針を実施するために随時定められるすべての監視ま
たは口座封鎖手続を含む。
)を、いつでも通知なしで変更する権利を留保する。
・ 取引監視手続
エイ・シー・エム・ファンドは、その代理人、海外における販売会社およ
び登録・名義書換事務代行会社を通じて、ファンド受益証券の買付、買戻および乗換行為
の監視手続を維持する。この監視手続は、一定の期間内に、一定の金額的限度または数量
的限度を超えるファンド受益証券の取引を詳しく調査することが含まれる。これらのいず
れかの要素もしくはそれらの組合せにより特定された売買行為、またはその時点において
現実に入手可能なその他の情報の結果特定された売買行為は、当該行為が過度の売買行為
または短期売買行為を構成するか否かを決定するための評価を受けることになる。一般的
に、ファンド受益者がエイ・シー・エム・ファンドに関し、90 日間に 25,000 ドル以上の
金額で2回を超えて乗換取引を行う場合、かかる取引は上記の監視手続の対象となる。さ
らに、25,000 ドルを超えるファンド受益証券の各買付があり、その後一定期間内に買戻さ
れた場合も、同様に監視手続の対象となる。上記の取引監視手続の目的上、エイ・シー・
エム・ファンド、海外における販売会社および登録・名義書換事務代行会社は、共通の所
有、支配または影響下にある複数口座による売買行為を考慮することができる。かかる金
- 12 -
額的限度、数量的限度または監視手続全般は、エイ・シー・エム・ファンド、海外におけ
る販売会社または登録・名義書換事務代行会社の裁量により、随時変更することができる。
・ 口座封鎖手続
エイ・シー・エム・ファンド、海外における販売会社または登録・名義書
換事務代行会社が、その単独の裁量により、上記取引監視手続により特定した取引または
取引傾向を、その性質から過度の売買または短期売買に当ると判断した場合、将来の買付
もしくは乗換行為に関して、当該ファンド口座は直ちに「封鎖」されることになる。ただ
し、ファンド受益証券の買戻は、該当するエイ・シー・エム・ファンドの現行の目論見書
の条項に従い、引き続き認められる。口座が封鎖された場合、自動投資制度に基づくエイ・
シー・エム・ファンドの受益証券の申込権等、一定の口座関連特典は、当該口座につき停
止される場合がある。上記により封鎖されたエイ・シー・エム・ファンドの口座は、一般
的に、口座名義人または関連証券会社、ディーラーもしくはその他の仲介金融機関により、
当該口座名義人が過度の売買行為または短期売買行為を過去に行っていないかまたは将
来も行わない旨の、エイ・シー・エム・ファンド、海外における販売会社または登録・名
義書換事務代行会社が認める証拠もしくは保証が提供されない限り、かつ、提供されるま
で、封鎖されたままである。
過度の売買行為を発見し、抑制する能力の限界
過度の売買行為または短期売買行為を行お
うとする受益者は、発覚を回避するため様々な戦略を用いることがあり、エイ・シー・エム・
ファンド、海外における販売会社および登録・名義書換事務代行会社がファンド受益証券の過
度の売買または短期売買を発見しようと努めたとしても、エイ・シー・エム・ファンド、海外
における販売会社または登録・名義書換事務代行会社がかかる受益者を特定し、またはかかる
受益者の売買行為を抑制することができる保証はない。例えば、共同勘定による保有は、特に、
一定の証券会社、ディーラーおよびその他の仲介金融機関の間では、ファンド受益証券の一般
的な保有形態のひとつである。かかる共同勘定の保有を利用する団体は、ファンド受益証券の
売買行為を個々の顧客毎に認識できない場合がある。その結果、共同勘定の方式による保有を
取扱う証券会社、ディーラーまたはその他の仲介金融機関を通じてファンド受益証券の買付お
よび/または乗換行為を行う一部の投資家については、エイ・シー・エム・ファンド、海外に
おける販売会社および登録・名義書換事務代行会社はファンド受益証券の過度の売買または短
期売買を発見できない場合がある。また、かかる団体が複合的に存在し、そのそれぞれが共同
勘定の方式で取引している場合、エイ・シー・エム・ファンド、海外における販売会社および
登録・名義書換事務代行会社がファンド受益証券の過度の売買行為または短期売買行為を発見
することは一層困難となる可能性がある。ファンド受益証券の相当部分が上記の共同勘定方式
により保有されることは一般的である。取引監視手続または口座封鎖手続の維持を含め、ファ
ンド受益証券の過度の売買または短期売買の防止に努めるにあたって、エイ・シー・エム・フ
ァンド、海外における販売会社および登録・名義書換事務代行会社は、その時点において現実
に入手可能な情報を斟酌するものとする。
過度の売買または短期売買に関連するリスク全般
エイ・シー・エム・ファンド、海外にお
ける販売会社および登録・名義書換事務代行会社は、上記の手続を用いてマーケット・タイミ
ングの防止に努めるが、かかる手続がすべての状況において過度の売買または短期売買を特定
し、防止しまたは阻止することに成功するとは限らない。エイ・シー・エム・ファンドの受益
証券の過度の買付および買戻または乗換は、ファンドの運用成績および長期投資家の利益に悪
影響を及ぼす可能性がある。ファンド受益証券の過度の買付および買戻または乗換(特に、多
額のドル金額を伴う場合)に起因するボラティリティ(変動性)は、効率的なポートフォリオ
- 13 -
運用を阻害する可能性がある。特に、ファンドが受益者に対する流動性を提供するために資産
のうちどのくらいの割合で現金を保有すべきか予測できない場合には、ファンドは長期の投資
戦略を実行することが困難となる可能性がある。また、ファンド受益証券の過度の買付および
買戻または乗換により、ファンドは、短期売買行為に対応して、現金持高を不利益なほど多額
に維持することを余儀なくされる可能性もある。さらに、ファンド受益証券の過度の買付およ
び買戻または乗換により、ファンドは、短期売買行為に対応する現金を調達するため、不利な
タイミングで、組入証券を売却せざるを得ない場合もある。
加えて、1 名または複数の受益者が過度の買付および買戻または乗換行為を行う場合、エイ・
シー・エム・ファンドが負担する費用は増加する可能性がある。例えば、短期売買行為のため
に投資有価証券を換金せざるを得ないファンドは、投資による利益を何ら達成することなく、
売買手数料および租税の負担が増えることになる。同様に、短期売買行為に伴う資産水準およ
び投資のボラティリティの結果として、ファンドが負担する管理費用は増加する可能性がある。
一般的な事項として、国際的な証券投資を行うファンドは、短期売買戦略の影響を特に受け
やすい。さらに、短期売買戦略を行う受益者は、主として国際的な証券投資を行わないファン
ドを標的にする場合もある。例えば、高利回り債券または一定のアセット・バック証券等の一
定の確定利付債券に投資を行うファンドは、受益者の短期売買戦略の有効な手段となる可能性
がある。
過度の売買行為または短期売買行為に対応して口座封鎖を課すことに起因するリスク
過
度の売買または短期売買行為を行った受益者であると特定されて、エイ・シー・エム・ファン
ドの受益証券の買付もしくは乗換を阻止された受益者で、その保有証券の有効な買戻を欲しな
い受益者は、当該受益者が長期的に保有する意思のなかった、または当該受益者のリスク特性
にとって適切でない可能性のあるエイ・シー・エム・ファンドの投資に拘束される可能性があ
る。この状況を是正するため、過度の買付および買戻または乗換の傾向により「封鎖」された
口座を有する受益者は、ファンド受益証券の買戻を強制される場合があり、かかる買戻に伴う
コストは高くなる可能性がある。例えば、当該受益証券の価格が買戻前に下落し、偶発後払販
売手数料(CDSC)が課される場合、当該受益者が当初販売手数料を支払ってから間もない場合、
かかる買戻により受益者に課税上の不利益をもたらす場合などである。かかるリスクを回避す
るために、受益者は、自身のファンド受益証券の買付、買戻および乗換の性質および頻度を注
意深く監視する必要がある。
(ロ)ファンド証券の乗換え(スイッチング)
ファンドのクラスA証券の受益者は、その保有するクラスA証券(以下「原クラスA証券」と
いう。)を、トラストの他のポートフォリオのクラスA証券(ただし、同一の販売手数料で販売
されているクラスA証券に限る。)(以下「新クラスA証券」という。)と交換することができる。
ファンドのクラスA証券の受益者は、その保有する原クラスA証券を、販売手数料またはサー
ビス手数料をトラストに支払うことなく、原クラスA証券の純資産総額と同じ金額で、他のポ
ートフォリオの新クラスA証券に転換することができる。
ファンドのクラスB証券の受益者は、その保有するクラスB証券(以下「原クラスB証券」と
いう。)を、トラストの他のポートフォリオのクラスB証券(ただし、同一の偶発後払販売手数
料および販売報酬の料率で販売されているクラスB証券に限る。
)(以下「新クラスB証券」と
いう。)と交換することができる。その際、保有する原クラスB証券の買戻しの際に課せられる
偶発販売手数料を支払うことなく、原クラスB証券の純資産総額と同じ金額で交換することが
できる。ただし、買戻しの際には、原クラスB証券に偶発後払販売手数料(もし、あれば)が課
- 14 -
される。
ただし、日本における受益者には、かかる乗換えは適用されない。
(ハ)存続期間および解散
トラストおよびファンドを含む各ポートフォリオは、存続期間を無制限として設定された。
ただし、トラストおよびファンドを含む各ポートフォリオは、管理会社と保管受託銀行の合意
により、いつでも解散することができる。
受益者、その相続人およびその他のいかなる実質的受益者もトラストもしくは各ポートフ
ォリオの解散または分割を請求することはできない。解散の通知は、メモリアルならびに管
理会社および保管受託銀行が共同で決定する適切に配布されている新聞少なくとも3紙(少
なくとも1紙はルクセンブルグの新聞でなければならない。)に3か月間連続で月一回公表す
る。管理会社および保管受託銀行の解散決定日以降、当該ポートフォリオの受益証券を発行
することはできない。トラストは、最後のポートフォリオがの受益されるとき解散される。
最後のポートフォリオの清算の場合、管理会社は、受益者の最大の利益に資するようポート
フォリオの資産を売却し、保管受託銀行は、管理会社の指示にしたがって、各クラス証券の
保有者に対し各クラスの当該権利に按分して、清算にかかる費用および経費を控除した純清
算手取金を分配する。
清算終了時に受領権限ある者に分配されなかった清算手取金は、適用ある消滅時効期間が経
過するまでルクセンブルグの預託機関に預託される。
管理会社がトラストを終了せずにいずれかのポートフォリオの解散を決定する場合、当該ポ
ートフォリオの各クラス証券の保有者に対して、当該ポートフォリオの各クラス証券の純資産
額の全額を返還する。当該決定は、管理会社により公告され、返還金額は、受領権限を有する
前受益者による回収のため6か月間保管受託銀行に預託され、その後ルクセンブルグの預託期
間に預託される。
管理会社の決定により、複数のポートフォリオを合併させることができるが、その場合、各
クラス証券は、他のポートフォリオのそれぞれ対応するクラス証券に転換される。異なるクラ
ス証券の権利は、かかる場合、それぞれの純資産価格に比例して決定される。合併の通知は、
合併で設定されたポートフォリオへの参加を希望しない投資者がその保有受益証券の買戻しを
請求できるように、合併の最低1か月前になされる。
(ニ)発行限度額
ファンド証券の発行限度額についての定めはなく、随時発行することができる。
(ホ)約款の変更
現行約款は、ルクセンブルグの商業および法人登記所に寄託されており、同所で閲覧するこ
とができ、またその写しを入手することができる。
管理会社は、受益者の利益のため保管受託銀行の承認を得て、または必要ある場合はファン
ドに関して管轄権ある監督当局の承認を得て、約款の全部または一部を変更することができる。
変更の効力は、ルクセンブルグのメモリアルに公告された5日後に発生する。
日本においては、約款の重要事項の変更は、公告され、受益者に通知される。
(ヘ)関係法人との契約の更改等に関する手続
投資顧問契約
同契約は、2001年1月1日まで効力を有し、それ以後は、解除されない限り、12か月間(毎
年1月1日から起算する。)毎に自動的に更新されるものとする。同契約は、管理会社の過
半数の取締役の決議により投資顧問会社に60日以上前に書面によって通知するか、または投
- 15 -
資顧問会社が管理会社に対し60日以上前に書面によって通知することによって、いつでも解
除できる。また、同契約は、譲渡の場合には自動的に解除される。
同契約は、ニューヨーク州法に準拠し、これによって解釈されるものとする。
保管契約
管理会社または保管受託銀行のいずれも、90日以上前に書面で通知することによりいつで
も同契約を解除できる。ただし、同契約の解除の場合には、管理会社は、新しい保管受託銀
行を任命するものとする。ただし、かかる解除の通知日から2ヶ月以内に新保管受託銀行が
任命され、約款に基づく責任および職務を引受けることを条件とする。さらに、退任保管受
託銀行の任命は、トラストの全資産が新保管受託銀行に移転されるまでは継続するものとす
る。
同契約は、ルクセンブルグ法に準拠するものとし、これに従って解釈されるものとする。
管理契約
管理会社または管理事務代行会社のいずれも、90日以上前に書面で通知することによりい
つでも同契約を解除できる。
同契約は、ルクセンブルグ法に準拠し、これに従い解釈されるものとする。
登録・名義書換代行会社契約
管理会社または登録・名義書換事務代行会社のいずれも、3ヶ月以上前に書面で通知する
ことによりいつでも同契約を解除できる。
同契約は、ルクセンブルグ法に準拠し、これに従い解釈される。
代行協会員契約
管理会社または代行協会員のいずれも、3ヶ月以上前に書面で通知することによりいつで
も同契約を解除できる。ただし、日本において後任の代行協会員が指定されることを条件と
する。
同契約は日本国の法律に準拠し、それに従い解釈される。
(ト)証券取引所への上場
ファンド証券は、ルクセンブルグ証券取引所に上場されている。ファンド証券の取引市場
が継続または発展する保証はない。
2【開示制度の概要】
① ルクセンブルグにおける開示
(イ)金融監督委員会(CSSF)に対する開示
ルクセンブルグ内においてまたはルクセンブルグからルクセンブルグ内外の公衆に対しファン
ド証券を公募する場合は、CSSFへの登録およびその承認が要求される。この場合、目論見書、説
明書、年次報告書および半期報告書等をCSSFに提出しなければならない。
さらに、年次報告書に含まれている年次財務書類は、独立の監査人により監査され、CSSFによ
り承認されなければならない。トラストの独立監査人は、ルクセンブルグのアーンスト・アンド・
ヤングS.A.(Ernst & Young S.A.)である。さらに、トラストは、CSSFに対して、月次報告書を提
出することを要求されている。
(ロ)受益者に対する開示
監査済年次財務報告書および未監査の半期報告書が公表され、受益者は、管理会社および保管
受託銀行の登記上の事務所において無料で入手することができる。また、年次・半期報告書の写
しは、受益者に対して、その登録上の住所宛てに送付される。なお、約款の全文(その変更を含
む。)はルクセンブルグの商業および法人登記所ならびに管理会社の事務所において閲覧すること
- 16 -
ができ、その写しを入手することができる。
受益者に対するすべての通知は、ファイナンシャル・タイムズ紙、ルクセンブルグの新聞1紙、
および要求ある場合にはメモリアル、および/または管理会社の決定により、ファンド証券が販売
される国の新聞に公告される。
②
日本における開示
(イ)監督官庁に対する開示
(ⅰ)証券取引法上の開示
管理会社は日本における1億円以上のファンド証券の募集をする場合、有価証券届出書にフ
ァンドの約款等を添付して、関東財務局長に提出しなければならない。投資者およびその他希
望する者は、財務省関東財務局の閲覧室または証券取引法に基づく有価証券報告書等の開示書
類に関する電子開示システム(EDINET)において、これを閲覧することができる。
ファンド証券の販売取扱会社は、有価証券届出書第一部および第二部と実質的に同一の内容
を記載した目論見書(以下「交付目論見書」という。)を投資者に交付する。また、投資者から
請求があった場合には、有価証券届出書第三部と実質的に同一の内容を記載した目論見書(以下
「請求目論見書」という。)を交付する。管理会社は、その財務状況等を開示するために、各事
業年度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、各半期終了後3か月以内に半期報告書を、
さらに、ファンドに関する重要な事項について変更があった場合にはそのつど臨時報告書を、
それぞれ関東財務局長に提出する。投資者およびその他希望する者は、これらの書類を財務省
関東財務局の閲覧室およびEDINETにおいて閲覧することができる。
(ⅱ)投資信託および投資法人に関する法律上の届出等
管理会社は、ファンド証券の募集の取扱等を行う場合、あらかじめ、投資信託および投資法
人に関する法律(昭和26年法律第198号)(以下「投信法」という。)に従い、ファンドにかかる一
定の事項を金融庁長官に届け出なければならない。また、ファンドの約款を変更しようとする
ときは、あらかじめ、その旨およびその内容を金融庁長官に届け出なければならない。さらに、
管理会社は、ファンドの資産について、ファンドの各計算期間終了後遅滞なく、投信法に従っ
て、一定の事項につき運用報告書を作成し、金融庁長官に提出しなければならない。
(ロ)日本の受益者に対する開示
管理会社は、約款を変更しようとする場合、その変更の内容が重大なものである場合は、あら
かじめ、変更しようとする旨およびその内容を変更30日前に公告し、かつこれらの事項を記載し
た書面を日本に知られたる受益者に交付しなければならない。ただし、かかる書面をすべての日
本の受益者に交付したときは、公告することを要しない。
管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は、販売取扱会社を通じて日
本の受益者に通知される。
上記のファンドの運用報告書は、販売取扱証券会社を通じて、日本の知られたる受益者に交付
される。
なお、約款(抜粋)は、交付目論見書に添付される。
3【受益者の権利等】
(1)【受益者の権利等】
受益者が管理会社に対し受益権を直接行使するためには、ファンド証券名義人として、登録さ
れていなければならない。従って販売取扱会社にファンド証券の保管を委託している日本の受益
者はファンド証券の登録名義人でないため、自ら管理会社に対し直接受益権を行使することはで
きない。これら日本の受益者は販売取扱会社との間の口座約款に基づき販売取扱会社をして受益
- 17 -
権を自己のために行使させることができる。
ファンド証券の保管を販売取扱会社に委託しない日本の受益者は、本人の責任において権利行
使を行う。
受益者の有する主な権利は次のとおりである。
(ⅰ) 分配金請求権
受益者は、管理会社の決定した分配金を、持分に応じて管理会社に請求する権利を有する。
(ⅱ) 買戻請求権
受益者は、ファンド証券の一部または全部の買戻しを、随時管理会社に請求する権利を有す
る。
(ⅲ) 残余財産分配請求権
トラストまたはファンドが解散された場合、受益者は管理会社に対し、その持分に応じて残
余財産の分配を請求する権利を有する。
(ⅳ) 損害賠償請求権
受益者は、管理会社および保管受託銀行に対し、約款に定められた義務の不履行に基づく損
害賠償を請求する権利を有する。
(注) 約款には受益者集会に関する規定はない。なお、受益者の管理会社、保管受託銀行に対する請求権は、かかる請
求権を生じさせる事由発生日の5年後に失効する。
(2)【為替管理上の取扱い】
日本の受益者に対するファンド証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、ルクセンブルグに
おける外国為替管理上の制限はない。
(3)【本邦における代理人】
東京青山・青木法律事務所
東京都千代田区永田町二丁目13番12号
プルデンシャルタワー
上記代理人は、管理会社から日本国内において、
(イ)管理会社またはトラストおよびファンドに対する、法律上の問題および日本証券業協会の
規則上の問題について一切の通信、請求、訴状、その他の訴訟関係書類を受領する権限、
(ロ)日本におけるファンド証券の募集販売および買戻しの取引に関する一切の紛争、見解の相
違に関する一切の裁判上、裁判外の行為を行う権限、を委任されている。なお、関東財務局
長に対するファンド証券の募集、継続開示等に関する届出代理人および金融庁長官に対する
届出代理人は、
弁護士
青
木
邦
夫
同
小
野
雄
作
東京青山・青木法律事務所
東京都千代田区永田町二丁目 13 番 10 号
プルデンシャルタワー
である。
(4)【裁判管轄等】
上記(3)(ロ)の取引に関連して日本の投資者が提起する訴訟に限って、その裁判管轄権は下記
の裁判所が有し、適用法は日本法であることを管理会社は承認している。
東京地方裁判所
東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
- 18 -
第4【ファンドの経理状況】
1【財務諸表】
以下に掲げるトラストの直近2会計年度の日本文の財務書類は、ルクセンブルグの法令および一般
に認められた会計原則に準拠して作成された原文の財務書類を翻訳したものである。これは、
「財務諸
表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)第127条第5項ただし書の規
定の適用によるものである。
トラストの原文は、トラストの本国における独立監査人であるアーンスト・アンド・ヤングS.A.の
監査を受けており、別紙のとおり監査報告書を受領している。
トラストの原文の財務書類はドル、ユーロまたは円で表示されている。日本付箋の財務書類には、
主要な金額について円貨換算額が併記されている。日本円への換算は、2004年12月30日現在における
株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21円)による。千円未満の金額は四
捨五入されている。
- 19 -
1
【財務諸表】
(1)
①
【2004年8月31日終了年度】
【貸借対照表】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
資産・負債計算書
(米ドル/ユーロ/円で表示)
2004年8月31日現在
資
プリヴァンサ・
グローバル・
バランスト・
ポートフォリオ
ショート・
マチュリティー・
ドル・
ポートフォリオ
アメリカン・
インカム・
ポートフォリオ
インター
ナショナル・
プライヴァティ
ゼイション・
ポートフォリオ
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
産
投資有価証券-時価
現金および預金
投資有価証券売却未収金
未収配当金および未収利息
ファンド証券販売未収金
繰延創業費
為替先渡契約未実現評価益
その他未収金
負
23,613,735
373,891,102
4,255,295,691
11,683,877
845,540
69,116,005
491,506,309
124,641
0
986,087
4,351,197
42,375
165,483
1,431,132
56,928,836
16,962
7,719
1,748,886
6,587,493
56,611
0
0
0
0
7,317
0
0
0
0
276,810
0
0
24,639,794
447,450,022
4,814,669,526
11,924,466
0
0
0
0
19,661
64,974,802
411,041,895
51,008
9,866
427,299
17,777,910
0
債
保管報酬
投資有価証券購入未払金
未払分配金
ファンド証券買戻未払金
464
766,384
7,714,562
1,479
金融先物契約未実現評価損
0
1,994,734
0
0
為替先渡契約未実現評価損
0
0
0
0
131,602
573,551
8,174,675
86,834
161,593
68,736,770
444,709,042
139,321
24,478,201
378,713,252
4,369,960,484
11,785,145
未払費用その他債務
純
資
産
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 24 -
資産・負債計算書
エマージング・
マーケッツ・
グロース・
ポートフォリオ
(米ドル)
グローバル・
グロース・
トレンド・
ポートフォリオ
(米ドル)
グローバル・
ボンド・
ポートフォリオ
(米ドル)
グローバル・
ハイ・
イールド・
ポートフォリオ
(米ドル)
アメリカン・
グロース・
ポートフォリオ
(米ドル)
ユー・エス・
スモーラー・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
(米ドル)
189,196,349
2,625,015,124
537,864,429
289,549,623
1,290,791,640
21,835,535
0
56,155,622
34,632,449
5,757,801
29,469,282
507,297
6,427,443
56,681,087
0
634,134
5,208,649
108,842
741,492
2,081,464
10,970,906
117,138
25,623,528
2,202
458,218
3,842,058
551,078
478,585
4,918,216
12,286
0
9,695
0
0
0
0
0
0
1,099,398
0
619,166
0
0
0
0
0
0
0
196,823,502
2,743,785,050
585,118,260
296,537,281
1,356,630,481
22,466,162
836,785
0
0
0
0
0
1,007,468
26,675,923
28,024,718
1,123,546
11,259,750
20,905
0
0
1,981,305
0
9,060,166
0
456,861
2,617,210
2,186,793
533,392
3,473,924
4,102
0
0
1,956,589
0
806,094
0
0
0
0
0
0
0
603,879
5,470,603
1,006,931
1,109,321
2,991,234
108,518
2,904,993
34,763,736
35,156,336
2,766,259
27,591,168
133,525
193,918,509
2,709,021,314
549,961,924
293,771,022
1,329,039,313
22,332,637
- 25 -
資産・負債計算書
ユー・エス・
ハイ・
イールド・
ポートフォリオ
ヨーロピアン・
グロース・
ポートフォリオ
ユーロピアン・
インカム・
オポチュニティーズ・
ポートフォリオ
ジャパン・
グロース・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
ヨーロピアン・
テクノロジー・
ポートフォリオ
(米ドル)
(ユーロ)
(ユーロ)
(円)
(ユーロ)
52,319,677
103,299,549
167,899,109
756,142,300
6,502,030
2,889,153
1,653,249
8,828,240
9,263,153
170,632
63,461
0
0
7,118,751
0
961,590
233,983
4,707,788
362,328
129
155,886
41,759
1,192,369
0
0
0
0
0
8,896,125
92,929
0
0
131,392
0
0
0
8,887
0
0
0
56,389,767
105,237,427
182,758,898
781,782,657
6,765,720
0
0
0
0
0
66,815
502,452
6,682,371
5,350,471
0
235,695
0
579,224
0
0
31,437
1,497,946
786,336
3,271,640
19,200
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
269,836
338,792
459,682
7,656,741
114,814
603,783
2,339,190
8,507,613
16,278,852
134,014
55,785,984
102,898,237
174,251,285
765,503,805
6,631,706
- 26 -
資産・負債計算書
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(米ドル)
(千円)
グローバル・
ボンド(ユーロ)
ポートフォリオ
アメリカン・
ブレンド・
ポートフォリオ
グローバル・
ブレンド・
ポートフォリオ
(ユーロ)
(米ドル)
(米ドル)
連
結
(米ドル)
58,774,206
6,124,860
2,434,837
1,653,499
24,157,590
10,103,857,470
2,674,213
278,680
170,049
35,492
617,327
707,600,631
42,598
4,439
451
43,655
322,277
74,977,562
14,966
1,560
60,331
2,034
26,569
105,181,839
21,075
2,196
0
0
0
20,341,649
62,379
6,501
198,766
59,934
44,908
613,778
0
0
0
0
0
1,885,956
0
0
120,570
11,811
133
446,471
61,589,437
6,418,235
2,985,004
1,806,425
25,168,804
11,014,905,356
0
0
0
0
0
836,785
0
0
62,474
8,559
258,227
553,411,669
0
0
6,531
0
0
30,205,866
41,506
4,325
545
0
0
20,665,078
0
0
0
0
0
4,757,417
0
0
10,059
0
0
12,255
175,739
18,314
309,263
120,861
48,018
22,431,173
217,245
22,639
388,872
129,420
306,245
632,320,243
61,372,192
6,395,596
2,596,132
1,677,005
24,862,559
10,382,585,113
- 27 -
②
【損益計算書】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
損益計算書および純資産変動計算書
(米ドル/ユーロ/円で表示)
2004年8月31日に終了した年度
投資収益
利 息
配当金
費
用
投資顧問報酬
受益者サービス報酬
販売報酬
会計および名義書換代行報酬
管理報酬
税 金
保管報酬
印刷費
監査および法務報酬
創業費償却
その他
費用払戻または権利放棄
費用純額
投資純(損)益
実現(損)益
投資および通貨
未実現(損)益の変動
投資
金融先物
外貨建資産および負債
運用実績
ファンド証券取引
増(減)額
分配金
為替差額
純 資 産
期 首
期
末
プリヴァンサ・
グローバル・
バランスト・
ポートフォリオ
ショート・
マチュリティー・
ドル・
ポートフォリオ
アメリカン・
インカム・
ポートフォリオ
インター
ナショナル・
プライヴァティ
ゼイション・
ポートフォリオ
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
438,546
162,315
14,180,781
0
347,961,309
1,964,468
980
250,950
600,861
14,180,781
349,925,777
251,930
253,079
210,899
190,541
173,049
28,120
14,090
84,313
4,270
9,321
0
62,569
1,030,251
0
1,030,251
(429,390)
1,438,657
1,754,835
656,554
596,565
322,164
30,849
70,006
200,933
80,206
0
90,665
5,241,434
0
5,241,434
8,939,347
24,691,526
24,605,636
24,537,809
5,412,134
4,489,368
2,240,677
853,641
1,531,400
562,628
0
293,955
89,218,774
0
89,218,774
260,707,003
137,698
88,120
40,588
134,963
11,016
5,747
85,229
2,907
6,107
0
63,058
575,433
0
575,433
(323,503)
2,273,439
(5,282,369)
101,671,817
954,910
(517,768)
0
(6,702)
1,319,579
4,582,157
(1,796,677)
0
6,442,458
(31,087,722)
0
0
331,291,098
1,085,689
0
83
1,717,179
(3,984,065)
(138,050)
0
(40,586,863)
(4,311,215)
0
(262,298,747)
(241,691,876)
0
1,574,011
0
0
27,280,737
417,168,872
4,542,660,009
8,493,955
24,478,201
378,713,252
4,369,960,484
11,785,145
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 28 -
損益計算書および純資産変動計算書
エマージング・
マーケッツ・
グロース・
ポートフォリオ
グローバル・
グロース・
トレンド・
ポートフォリオ
グローバル・
ボンド・
ポートフォリオ
アメリカン・
グロース・
ポートフォリオ
グローバル・
ハイ・
イールド・
ポートフォリオ
ユー・エス・
スモーラー・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
13,441
4,315,879
4,329,320
157,322
28,119,019
28,276,341
40,165,504
220,035
40,385,539
18,226
1,974,430
1,992,656
147,496,059
1,069,097
148,565,156
2,183
36,725
38,908
1,569,433
1,139,056
417,197
548,061
174,381
93,628
532,876
11,189
23,202
0
73,378
24,533,990
16,131,677
3,720,024
4,862,165
2,521,647
1,270,756
815,376
381,298
295,033
4,889
190,056
3,477,268
3,319,230
744,284
947,244
632,231
306,106
308,228
71,695
121,923
0
157,075
3,912,232
2,840,933
1,652,039
808,112
403,915
184,596
71,421
65,529
85,432
2,757
61,212
14,352,299
6,661,974
5,473,173
2,114,243
1,248,026
659,587
459,803
154,818
162,996
0
205,873
349,607
242,931
79,038
210,855
30,401
15,592
105,571
2,379
11,844
0
65,755
4,582,401
0
4,582,401
54,726,911
0
54,726,911
10,085,284
0
10,085,284
10,088,178
0
10,088,178
31,492,792
0
31,492,792
1,113,973
0
1,113,973
(26,450,570)
30,300,255
(8,095,522)
117,072,364
(1,075,065)
19,726,614
274,027,523
2,609,032
22,753,912
19,846,300
4,034,293
(5,380,036)
0
7,327
(16,159,814)
0
25,387
(9,503,274)
(3,002,227)
1,917,305
(3,061,035)
0
0
(37,673,846)
(806,094)
(3,036,177)
(1,479,394)
0
0
14,100,824
231,442,526
22,321,091
11,597,355
95,402,547
1,479,834
98,648,889
0
0
130,270,961
0
0
(149,326,356)
(26,940,663)
0
(293,489,613)
0
0
518,747,034
(120,193,136)
0
(3,485,622)
0
0
81,168,796
193,918,509
2,347,307,827
2,709,021,314
703,907,852
549,961,924
575,663,280
293,771,022
(253,081)
- 29 -
835,082,868
1,329,039,313
24,338,425
22,332,637
損益計算書および純資産変動計算書
ユー・エス・
ハイ・
イールド・
ポートフォリオ
(米ドル)
8,635,712
211,892
ヨーロピアン・
グロース・
ポートフォリオ
ユーロピアン・
インカム・
オポチュニ
ティーズ・
ポートフォリオ
ジャパン・
グロース・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
ヨーロピアン・
テクノロジー・
ポートフォリオ
(ユーロ)
(ユーロ)
(円)
(ユーロ)
32,601
2,790,992
11,704,291
0
7,162,845
0
1,699
75,203
8,847,604
2,823,593
11,704,291
7,162,845
76,902
725,440
570,555
341,992
286,769
96,725
44,337
78,242
10,735
18,736
0
68,256
2,241,787
0
2,241,787
6,605,817
1,460,501
1,106,641
620,959
282,536
153,737
74,776
241,111
29,250
22,554
46,315
56,881
4,095,261
0
4,095,261
(1,271,668)
861,179
908,280
830,174
315,288
156,578
80,857
146,586
81,094
23,596
33,108
191,204
3,627,944
0
3,627,944
8,076,347
9,281,360
7,654,730
9,568,412
10,723,322
956,841
456,861
10,333,700
1,798,263
1,690,459
13,129,972
1,548,541
67,142,461
0
67,142,461
(59,979,616)
134,009
80,290
42,044
73,647
11,167
4,825
64,214
1,403
6,913
63,256
41,375
523,143
(24,502)
498,641
(421,739)
4,834,965
14,475,672
1,722,931
111,532,881
1,028,789
(1,982,835)
0
0
9,457,947
(10,261,731)
0
(6,609)
2,935,664
1,957,063
0
100,522
11,856,863
(71,982,422)
0
0
(20,429,157)
(1,414,171)
0
(2,039)
(809,160)
(73,598,803)
(4,921,316)
0
(52,673,883)
0
0
32,604,309
(6,658,951)
0
(336,014,263)
0
0
(6,468,949)
0
0
124,848,156
152,636,456
136,449,064
1,121,947,225
13,909,815
55,785,984
102,898,237
174,251,285
765,503,805
6,631,706
- 30 -
損益計算書および純資産変動計算書
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(米ドル)
(千円)
グローバル・
ボンド(ユーロ)
ポートフォリオ
アメリカン・
ブレンド・
ポートフォリオ
グローバル・
ブレンド・
ポートフォリオ
(ユーロ)
(米ドル)
(米ドル)
連
結
(米ドル)
3,829
110,014
399
11,465
205,056
0
35
20,857
4,488
270,362
573,520,673
42,257,374
113,843
11,864
205,056
20,892
274,850
615,778,047
755,077
502,122
57,634
219,265
62,923
31,896
27,741
6,832
20,534
50,073
43,111
1,777,208
0
1,777,208
(1,663,365)
78,687
52,326
6,006
22,850
6,557
3,324
2,891
712
2,140
5,218
4,493
185,203
0
185,203
(173,339)
18,944
19,656
2,327
13,976
3,444
1,668
45,538
7,262
7,009
63,689
28,806
212,319
(138,035)
74,284
130,772
15,921
16
10
822
1,676
833
3,020
0
4,699
21,228
5,365
53,590
(26,750)
26,840
(5,948)
160,983
18
11
15,770
6,671
3,048
101,032
488
16,938
12,176
5,406
322,541
(112,007)
210,534
64,316
79,450,445
60,695,327
39,806,792
17,256,960
10,430,918
5,101,964
4,292,550
2,604,830
1,507,703
460,780
1,784,748
223,393,017
(335,297)
223,057,720
392,720,327
(730,733)
(76,150)
(64,154)
101,299
19,909
468,615,034
(989,355)
0
22
(3,383,431)
(103,101)
0
2
(352,587)
(19,436)
0
30,036
77,218
15,135
0
0
110,486
738,727
0
(90)
822,862
113,847,409
(5,604,998)
(945,431)
740,937,523
3,624,421
0
0
377,701
0
0
160,039
(87,415)
0
1,566,519
0
0
61,131,202
6,370,483
2,446,290
0
0
10,094,114,914
61,372,192
6,395,596
2,596,132
1,677,005
24,862,559
10,382,585,113
- 31 -
24,039,697
0
0
(83,269,357)
(406,353,962)
37,155,995
③
【有価証券明細表等】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
発行済証券数
2004年8月31日現在
プリヴァンサ・
グローバル・
バランスト・
ポートフォリオ
ショート・
マチュリティー・
ドル・
ポートフォリオ
(口)
(口)
アメリカン・
インカム・
ポートフォリオ
インター
ナショナル・
プライヴァティ
ゼイション・
ポートフォリオ
エマージング・
マーケッツ・
グロース・
ポートフォリオ
(口)
(口)
(口)
クラス証券
A
181,342
15,120,072
17,905,509
462,533
7,624,284
A2
338,514
7,092,785
20,897,894
0
0
AJ
0
0
0
0
0
AT
0
0
50,048,687
0
0
AX
0
0
0
0
0
B
285,822
13,256,079
39,697,623
260,237
3,162,585
B2
350,778
2,197,334
5,291,085
0
0
BJ
0
0
0
0
0
BT
0
30,324
54,243,145
0
0
BX
0
0
0
0
0
0
1,956,147
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0
0
854,419
0
371,951
0
340,972
I
0
627,932
1,703,613
87
665,430
J
0
0
292,648,990
0
0
S
0
0
0
0
0
C
C2
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 32 -
発行済証券数
グローバル・
グロース・
トレンド・
ポートフォリオ
グローバル・
ボンド・
ポートフォリオ
アメリカン・
グロース・
ポートフォリオ
グローバル・
ハイ・
イールド・
ポートフォリオ
ユー・エス・
スモーラー・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
(口)
(口)
(口)
(口)
(口)
クラス証券
40,009,783
3,793,815
5,234,796
18,039,834
2,064,150
A2
0
1,263,291
0
3,803,513
0
AJ
0
44,943,075
0
0
0
AT
0
221,181
0
148,872,446
0
A
295,284
78,024
271,246
0
0
9,259,163
4,906,336
5,319,021
15,497,423
940,875
B2
0
1,203,046
0
857,913
0
BJ
0
0
0
0
0
BT
0
34,160
0
20,894,834
0
BX
403,182
23,461
226,189
0
0
0
173,085
0
999,181
0
410,427
6,171
690,073
0
0
I
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3,125,565
568,800
8,091,365
0
J
0
0
0
79,214,776
0
S
7,459,378
0
204
0
0
AX
B
C
C2
- 33 -
発行済証券数
ユー・エス・
ハイ・イールド・
ポートフォリオ
ヨーロピアン・
グロース・
ポートフォリオ
ユーロピアン・
インカム・
オポチュニ
ティーズ・
ポートフォリオ
(口)
(口)
(口)
ジャパン・
グロース・
カンパニーズ・ポ
ートフォリオ
ヨーロピアン・
テクノロジー・
ポートフォリオ
(口)
(口)
クラス証券
A
957,497
6,142,534
2,613,688
0
1,667,901
A2
988,401
0
1,683,966
0
0
AJ
0
0
0
0
0
AT
1,143,319
0
100,830
0
0
0
0
0
0
0
3,098,578
8,287,270
15,511,376
0
2,145,730
B2
239,613
0
442,775
0
0
BJ
0
0
0
172,801
0
BT
832,490
0
107,402
0
0
BX
0
0
0
0
0
167,269
0
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0
0
0
71,254
958,344
0
108,001
I
262,993
1,448,886
57
0
427,405
J
0
0
0
0
0
S
0
0
0
0
0
AX
B
C
C2
- 34 -
発行済証券数
バイオテクノロジー・
ポートフォリオ
グローバル・
ボンド
(ユーロ)
ポートフォリオ
アメリカン・
ブレンド・
ポートフォリオ
グローバル・
ブレンド・
ポートフォリオ
(口)
(口)
(口)
(口)
クラス証券
9,123,695
71,253
100
100
A2
0
53,137
0
0
AJ
0
0
0
0
AT
0
0
0
0
A
0
0
0
0
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25,145
100
100
B2
0
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0
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BJ
0
0
0
0
BT
0
0
0
0
BX
0
0
0
0
C
0
0
0
0
C2
2,000
0
0
0
I
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99,600
140,974
199,800
J
0
0
0
0
S
0
0
0
1,935,991
AX
B
- 35 -
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
統 計 情 報
($:米ドル/€:ユーロ/\:円で表示)
クラス証券 1 口当り純資産価格
2004年8月31日
2003年8月31日
2002年8月31日
プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ
純
資
産
額
$ 24,478,201
$ 27,280,737
$ 25,426,639
$ 11.07
$ 12.26
$ 11.07
$ 11.83
$ 12.88
€ 9.08
€ 10.06
€ 9.08
€ 9.71
€ 10.57
$ 10.84
$ 11.69
$ 10.84
$ 11.36
$ 12.40
€ 9.87
€ 10.64
€ 9.87
€ 10.34
€ 11.29
$ 10.24
$ 10.72
$ 10.24
$ 10.49
$ 11.49
€ 10.42
€ 10.91
€ 10.42
€ 10.67
€ 11.69
$ 378,713,252
$ 417,168,872
$ 642,122,152
$ 9.12
$ 10.28
$ 9.12
$ 10.48
$ 9.12
$ 9.12
$ 9.12
€ 7.48
€ 8.44
€ 7.48
€ 8.60
€ 7.48
€ 7.48
$ 9.10
$ 10.05
$ 9.10
$ 10.29
$ 9.32
$ 10.01
$ 9.32
$ 10.30
$ 9.10
$ 9.10
€ 8.28
€ 9.15
€ 8.28
€ 9.36
€ 8.28
€ 8.28
$ 9.32
$ 9.32
€ 9.48
€ 10.19
€ 9.48
€ 10.48
€ 9.48
€ 9.48
$ 4,369,960,484
$ 4,542,660,009
$ 1,850,741,704
$ 8.63
$ 14.19
$ 8.61
$ 8.63
$ 12.70
$ 8.64
$ 8.63
$ 18.68
$ 8.63
$ 8.77
€ 7.08
€ 11.65
€ 7.08
€ 10.42
€ 7.08
€ 15.33
€ 7.08
$ 8.50
$ 13.11
$ 8.48
$ 8.50
$ 11.82
$ 8.51
$ 8.50
$ 17.38
$ 8.50
$ 8.63
€ 7.74
€ 11.93
€ 7.74
€ 10.76
€ 7.74
€ 15.82
€ 7.74
$ 8.01
$ 11.44
クラスA証券
クラスA2証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスC2証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスA2証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスB2証券-ユーロ換算額*
クラスC2証券-ユーロ換算額*
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスA2証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券(1)
クラスC証券
クラスI証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスA2証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスB2証券-ユーロ換算額*
クラスC証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
アメリカン・インカム・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券(2)
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券(3)
クラスC証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスJ証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスA2証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスB2証券-ユーロ換算額*
クラスC証券-ユーロ換算額*
クラスC2証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
- 36 -
$ 8.01
$ 10.40
$ 8.01
$ 15.24
$ 8.01
$ 8.13
€ 8.15
€ 11.64
€ 8.15
€ 10.58
€ 8.15
€ 15.51
€ 8.15
統 計 情 報
クラス証券 1 口当り純資産価格
2004年8月31日
2003年8月31日
2002年8月31日
インターナショナル・プライヴァティゼイション・ポートフォリオ
純
資
産
額
$ 11,785,145
$ 8,493,955
$ 9,098,488
$ 16.90
$ 15.25
$ 16.98
€ 13.87
€ 12.52
€ 13.94
$ 13.94
$ 12.71
$ 13.94
€ 12.69
€ 11.57
€ 12.69
$ 12.15
$ 11.19
$ 12.15
€ 12.36
€ 11.39
€ 12.36
$ 193,918,509
$ 81,168,796
$ 58,540,381
$ 16.92
$ 15.12
$ 15.12
$ 17.97
€ 13.89
€ 12.41
€ 12.41
€ 14.75
$ 14.17
$ 12.79
$ 12.79
$ 14.94
€ 12.90
€ 11.64
€ 11.64
€ 13.60
$ 10.94
$ 9.97
$ 9.97
$ 11.44
€ 11.13
€ 10.14
€ 10.14
€ 11.64
$ 2,709,021,314
$ 2,347,307,827
$ 1,821,452,367
$ 41.48
$ 43.49
$ 36.52
$ 38.24
$ 40.77
$ 44.14
$ 44.64
€ 34.04
€ 29.97
€ 33.46
€ 36.22
€ 36.64
$ 37.94
$ 39.58
$ 33.74
$ 35.15
$ 37.45
$ 40.04
$ 40.38
€ 34.53
€ 30.71
€ 34.08
€ 36.44
€ 36.75
$ 32.59
$ 33.83
$ 29.27
$ 30.35
$ 32.23
$ 34.13
$ 34.27
€ 33.16
€ 29.78
€ 32.90
€ 34.73
€ 34.87
$ 549,961,924
$ 703,907,852
$ 827,049,921
$ 9.39
$ 12.70
$ 8.99
$ 9.37
$ 7.48
$ 9.39
$ 11.73
$ 9.39
$ 7.48
$ 9.39
$ 11.32
$ 9.39
€ 7.71
€ 10.42
€ 7.71
€ 9.63
€ 7.71
€ 9.29
€ 7.71
$ 9.47
$ 12.24
$ 9.07
$ 9.46
$ 7.55
$ 9.47
$ 11.42
$ 9.48
$ 7.55
$ 9.47
$ 10.99
$ 9.47
€ 8.62
€ 11.14
€ 8.62
€ 10.39
€ 8.62
€ 10.00
€ 8.62
$ 9.36
$ 11.48
$ 8.96
クラスA証券
クラスB証券
クラスI証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
エマージング・マーケッツ・グロース・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスC2証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスAX証券
クラスB証券
クラスBX証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスS証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスC2証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
クラスS証券-ユーロ換算額*
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAJ証券
クラスAT証券(4)
クラスAX証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券(5)
クラスBX証券
クラスC証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスA2証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスB2証券-ユーロ換算額*
クラスC証券-ユーロ換算額*
クラスC2証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
- 37 -
$ 7.46
$ 9.36
$ 10.83
$ 7.46
$ 9.36
$ 10.39
$ 9.36
€ 9.52
€ 11.68
€ 9.52
€ 11.02
€ 9.52
€ 10.57
€ 9.52
統 計 情 報
クラス証券 1 口当り純資産価格
2004年8月31日
2003年8月31日
2002年8月31日
アメリカン・グロース・ポートフォリオ
純
資
産
額
$ 293,771,022
$ 575,663,280
$ 510,668,757
$ 25.13
$ 26.30
$ 22.29
$ 23.26
$ 23.26
$ 26.68
$ 26.94
€ 20.62
€ 18.29
€ 19.09
€ 21.90
€ 22.11
$ 25.09
$ 26.10
$ 22.48
$ 23.32
$ 23.32
$ 26.42
$ 26.60
€ 22.83
€ 20.46
€ 21.22
€ 24.04
€ 24.21
$ 23.29
$ 24.09
$ 21.08
$ 21.74
$ 21.74
$ 24.33
$ 24.41
€ 23.70
€ 21.45
€ 22.12
€ 24.76
€ 24.84
$ 1,329,039,313
$ 835,082,868
$ 404,180,783
$ 4.39
$ 6.03
$ 4.34
$ 4.39
$ 10.23
$ 4.40
$ 4.39
$ 4.39
$ 4.70
€ 3.60
€ 4.95
€ 3.60
€ 8.40
€ 3.60
€ 3.60
$ 4.34
$ 5.37
$ 4.29
$ 4.34
$ 9.22
$ 4.34
$ 4.34
$ 4.34
$ 4.64
€ 3.95
€ 4.89
€ 3.95
€ 8.39
€ 3.95
€ 3.95
$ 3.73
$ 4.00
$ 22,332,637
$ 24,338,425
$ 15,066,892
$ 7.58
$ 7.11
€ 6.22
€ 5.84
$ 7.44
$ 7.04
€ 6.77
€ 6.41
$ 5.97
$ 5.71
€ 6.07
€ 5.81
$ 55,785,984
$ 124,848,156
$ 48,597,780
$ 6.71
$ 10.22
$ 6.71
$ 6.71
$ 9.71
$ 6.70
$ 6.71
$ 6.71
€ 5.51
€ 8.39
€ 5.51
€ 7.97
€ 5.51
€ 5.51
$ 6.65
$ 9.47
$ 6.65
$ 6.65
$ 9.08
$ 6.65
$ 6.65
$ 6.65
€ 6.05
€ 8.62
€ 6.05
€ 8.26
€ 6.05
€ 6.05
$ 6.15
$ 8.09
クラスA証券
クラスAX証券
クラスB証券
クラスBX証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスS証券(6)
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスC2証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
クラスS証券-ユーロ換算額*
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスA2証券(7)
クラスAT証券(4)
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券(8)
クラスC証券
クラスI証券
クラスJ証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスA2証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスB2証券-ユーロ換算額*
クラスC証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
$ 3.73
$ 6.91
$ 3.73
$ 3.73
$ 3.99
€ 3.80
€ 4.07
€ 3.80
€ 7.03
€ 3.80
€ 3.80
ユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスB証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
ユー・エス・ハイ・イールド・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券(9)
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券(9)
クラスC証券
クラスI証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスA2証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスB2証券-ユーロ換算額*
クラスC証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
- 38 -
$ 6.15
$ 7.84
$ 6.15
$ 6.15
€ 6.26
€ 8.23
€ 6.26
€ 7.98
€ 6.26
€ 6.26
統 計 情 報
クラス証券 1 口当り純資産価格
2004年8月31日
2003年8月31日
2002年8月31日
ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオ
純
資
産
額
€ 102,898,237
€ 152,636,456
€ 191,364,872
€ 6.61
€ 6.27
€ 5.13
€ 6.90
$ 8.05
$ 7.64
$ 6.25
$ 8.41
€ 6.63
€ 6.35
€ 5.17
€ 6.87
$ 7.29
$ 6.98
$ 5.68
$ 7.55
€ 7.00
€ 6.77
€ 5.49
€ 7.19
$ 6.88
$ 6.65
$ 5.40
$ 7.07
€ 174,251,285
€ 136,449,064
€ 79,899,921
€ 7.57
€ 10.95
€ 7.57
€ 7.57
€ 10.58
€ 7.56
€ 7.57
€ 11.21
€ 7.57
$ 9.22
$ 13.34
$ 9.22
$ 12.89
$ 9.22
$ 13.66
$ 9.22
€ 7.38
€ 10.08
€ 7.06
€ 9.07
€ 7.38
€ 9.82
€ 7.06
€ 8.90
€ 7.38
€ 10.40
€ 7.38
$ 8.11
$ 11.08
$ 8.11
$ 10.79
$ 8.11
$ 11.43
$ 8.11
€ 7.06
¥ 765,503,805
¥ 1,121,947,225
¥ 1,451,428,494
¥ 4,430
¥ 4,546
¥ 4,324
€ 6,631,706
€ 13,909,815
€ 14,922,026
€ 1.54
€ 1.49
€ 1.53
€ 1.61
$ 1.88
$ 1.82
$ 1.86
$ 1.96
€ 1.78
€ 1.74
€ 1.78
€ 1.84
$ 1.96
$ 1.91
$ 1.96
$ 2.02
€ 1.74
€ 1.72
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスA証券-ドル換算額*
クラスB証券-ドル換算額*
クラスC2証券-ドル換算額*
クラスI証券-ドル換算額*
ユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券(10)
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券(11)
クラスC証券
クラスC2証券(12)
クラスI証券
クラスA証券-ドル換算額*
クラスA2証券-ドル換算額*
クラスB証券-ドル換算額*
クラスB2証券-ドル換算額*
クラスC証券-ドル換算額*
クラスC2証券-ドル換算額*
クラスI証券-ドル換算額*
€ 7.06
$ 6.94
$ 8.91
$ 6.94
$ 8.75
$ 6.94
$ 6.94
ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスBJ証券
ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券(13)
クラスI証券
クラスA証券-ドル換算額*
クラスB証券-ドル換算額*
クラスC2証券-ドル換算額*
クラスI証券-ドル換算額*
- 39 -
€ 1.79
$ 1.71
$ 1.69
$ 1.76
統 計 情 報
クラス証券 1 口当り純資産価格
2004 年 8 月 31 日
2003 年 8 月 31 日
2002 年 8 月 31 日
$ 61,372,192
$ 61,131,202
$ 50,456,620
$ 6.06
$ 5.83
$ 6.05
$ 6.20
€ 4.97
€ 4.78
€ 4.97
€ 5.09
¥ 662.36
¥ 637.22
$ 6.37
$ 6.19
$ 4.72
$ 4.64
$ 6.47
€ 5.80
€ 5.63
$ 4.76
€ 4.80
€ 4.72
€ 5.89
¥ 741.79
¥ 720.83
€ 4.84
¥ 558.28
¥ 548.82
€ 2,596,132
€ 2,446,290
€ 10.11
€ 10.92
€ 10.11
€ 10.73
€ 10.11
$ 12.32
$ 13.31
$ 12.32
$ 13.07
$ 12.32
€ 10.12
€ 10.50
€ 10.12
€ 10.42
€ 10.12
$ 11.12
$ 11.54
$ 11.12
$ 11.45
$ 11.12
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券(14)
クラスI証券
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスC2証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
クラスA証券-円換算額*
クラスB証券-円換算額*
グローバル・ボンド(ユーロ)・ポートフォリオ
純
資
産
額
クラスA証券(15)
クラスA2証券(15)
クラスB証券(15)
クラスB2証券(15)
クラスI証券(15)
クラスA証券-ドル換算額*
クラスA2証券-ドル換算額*
クラスB証券-ドル換算額*
クラスB2証券-ドル換算額*
クラスI証券-ドル換算額*
アメリカン・ブレンド・ポートフォリオ
純
資
産
額
$ 1,677,005
クラスA証券(16)
クラスB証券(16)
クラスI証券(17)
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
$ 10.53
$ 10.43
$ 11.88
€ 8.64
€ 8.56
€ 9.75
グローバル・ブレンド・ポートフォリオ
純
資
産
額
$ 24,862,559
クラスA証券(17)
クラスB証券(17)
クラスI証券(17)
クラスS証券(18)
クラスA証券-ユーロ換算額*
クラスB証券-ユーロ換算額*
クラスI証券-ユーロ換算額*
クラスS証券-ユーロ換算額*
運用開始日
(1) 2004 年 5 月 3 日
(2) 2002 年 9 月 16 日
(3) 2002 年 10 月 1 日
(4) 2002 年 9 月 26 日
(5) 2003 年 8 月 5 日
(6) 2001 年 10 月 22 日
(7) 2002 年 3 月 14 日
(8) 2003 年 5 月 26 日
(9) 2003 年 8 月 26 日
(10) 2003 年 10 月 9 日
*
$ 11.49
$ 11.35
$ 11.60
$ 11.64
€ 9.43
€ 9.31
€ 9.52
€ 9.55
(11)
(12)
(13)
(14)
(15)
(16)
(17)
(18)
2003 年 10 月 3 日
2003 年 2 月 26 日
2003 年 6 月 12 日
2003 年 9 月 23 日
2002 年 11 月 4 日
2003 年 9 月 15 日
2003 年 9 月 1 日
2003 年 12 月 19 日
情報の目的でのみ記載している。
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 40 -
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ - バイオテクノロジー・ポートフォリオ
投資有価証券明細表
2004年8月31日現在
株
時 価
(米ドル)
数
対純資産比
率
(%)
証券取引所上場またはその他規制市場で取引される譲渡性証券
普
通
株
式
バイオテクノロジー
Abgenix, Inc.
Alkermes, Inc.
Amgen, Inc.
Amylin Pharmaceuticals, Inc.
Applera Corp.- Applied Biosystems Group
ArQule, Inc.
Biogen Idec, Inc.
Cephalon, Inc.
Chiron Corp.
Genentech, Inc.
Genzyme Corp.
Gilead Sciences, Inc.
Human Genome Sciences, Inc.
ICOS Corp.
MedImmune, Inc.
Millennium Pharmaceuticals, Inc.
Myriad Genetics, Inc.
NPS Pharmaceuticals, Inc.
PerkinElmer, Inc.
Protein Design Labs, Inc.
Serono, SA (ADR)
Tanox, Inc.
Vertex Pharmaceuticals, Inc.
275,500
90,400
90,784
26,700
101,000
60,000
87,680
57,900
30,900
71,600
33,500
35,700
274,500
38,700
79,700
236,249
44,700
86,000
115,400
169,500
60,000
75,100
170,700
医薬品
Forest Laboratories, Inc.
GlaxoSmithKline Plc. (ADR)
Sepracor, Inc.
Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.
Teva Pharmaceutical Industries, Ltd. (ADR)
医療製品
ABIOMED, Inc.
Nuvelo, Inc.
ゲノミクス
AnGes MG, Inc.
- 41 -
2,741,225
960,952
5,382,583
528,393
1,923,040
295,200
5,202,054
2,721,879
1,309,542
3,492,648
1,809,000
2,467,941
2,956,365
1,009,683
1,902,439
2,809,001
725,481
1,806,000
2,017,192
3,106,935
955,800
1,242,905
1,660,911
4.5
1.6
8.8
0.9
3.1
0.5
8.5
4.4
2.1
5.7
2.9
4.0
4.8
1.6
3.1
4.6
1.2
2.9
3.3
5.1
1.6
2.0
2.7
49,027,169
79.9
21,800
26,400
52,100
30,000
42,400
999,530
1,086,096
2,584,681
1,370,440
1,155,400
7,196,147
1.6
1.8
4.2
2.2
1.9
11.7
103,200
130,000
1,005,168
1,158,300
2,163,468
1.6
1.9
3.5
80
387,422
0.7
株
投資有価証券合計(取得価額 68,015,440 米ドル)
その他の資産(負債控除後)
純
資
産
用語説明:
ADR-米国預託証券
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 42 -
数
時 価
(米ドル)
対純資産比
率
(%)
58,774,206
95.8
2,597,986
4.2
61,372,192
100.0
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
財務書類に対する注記
2004年8月31日
注記A
概
要
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ(以下「ファンド」という。)は、ルクセンブルグ大
公国の法律に基づき設定された共有持分型投資信託(“fonds commun de placement”)である。当初、ファ
ンドは1991年8月21日に「アライアンス・グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオ」の名称で設定
された。その後、約款が改正され、「アライアンス・グローバル・インベストメンツ」という新しい名称と
ファンドが傘型となることが1992年7月22日に採択された。1997年1月1日付で、「エイ・シー・エム・グロー
バル・インベストメンツ」の名称が採択された。
2003年8月18日、管理会社の取締役会は、エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツによるエイ・シ
ー・エム・バーンスタイン・ブレンデッド・スタイル・インベストメンツの吸収合併の承認を決議した。この
合併は、2003年9月1日に効力が生じ、これに伴い2個の新しいポートフォリオが設定された。エイ・シー・エム・
グローバル・インベストメンツに設定された2個の新しいポートフォリオは、「エイ・シー・エム・グローバ
ル・インベストメンツ-アメリカン・ブレンド・ポートフォリオ」と「エイ・シー・エム・グローバル・イ
ンベストメンツ-グローバル・ブレンド・ポートフォリオ」である。
2004年7月23日、管理会社の取締役会は、2004年8月16日付で、「ディベロッピング・リジョナル・マーケ
ッツ・ポートフォリオ」の名称を「エマージング・マーケッツ・グロース・ポートフォリオ」に変更する旨
決議した。
ファンドは、それぞれが個別の資産プールである19個のポートフォリオ(以下、それぞれを「ポートフォ
リオ」という。また、総称して全ポートフォリオを「ポートフォリオ」という場合がある。)で構成されて
いる。各クラスの受益証券は、該当する各ポートフォリオの投資有価証券に対する持分を表章する。各クラ
スの全受益証券は分配および買戻しに関して同等の権利を有する。以下は各ポートフォリオの運用開始日お
よび販売されているクラス証券の一覧表である。
運用開始日
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-
グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオ
エマージング・マーケッツ・グロース・ポートフォリオ
アメリカン・インカム・ポートフォリオ
インターナショナル・プライヴァティゼイション・ポートフォ
リオ
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ*
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
アメリカン・グロース・ポートフォリオ
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
ユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオ
ユー・エス・ハイ・イールド・ポートフォリオ
ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオ
ユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリ
オ
ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオ*
ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオ
バイオテクノロジー・ポートフォリオ*
グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオ*
- 43 -
販売クラス証券
1991年10月25日
1992年10月30日
1993年7月1日
1994年6月24日
A,AX,B,BX,C2,I,S
A,B,C2,I
A,A2,AT,B,B2,BT,C,C2,I,J
A,B,I
1994年9月27日
1994年12月6日
1996年9月16日
1997年1月2日
1997年9月22日
1997年11月24日
1998年8月28日
1999年2月26日
1999年2月26日
A,A2,B,B2,BT,C,I
A,A2,B,B2,C2,I
A,A2,AX,AJ,AT,B,B2,BX,BT,C,C2,I
A,AX,B,BX,C2,I,S
A,A2,AT,B,B2,BT,C,I,J
A,B,I
A,A2,AT,B,B2,BT,C,I
A,B,C2,I
A,A2,AT,B,B2,BT,C,C2,I
2000年4月28日
2000年6月30日
2000年11月30日
2002年11月4日
BJ
A,B,C2,I
A,B,C2,I
A,A2,B,B2,C2,I
運用開始日
2003年9月1日
2003年9月1日
アメリカン・ブレンド・ポートフォリオ*†
グローバル・ブレンド・ポートフォリオ*†
販売クラス証券
A,B,I
A,B,I,S
*
2004年8月31日現在、プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ、ジャパン・グロース・
カンパニーズ・ポートフォリオ、バイオテクノロジー・ポートフォリオ、グローバル・ボンド(ユーロ)
ポートフォリオ、アメリカン・ブレンド・ポートフォリオおよびグローバル・ブレンド・ポートフォリオ
については、香港での公募のための届出はなされていない。
† 2004年8月31日現在、アメリカン・ブレンド・ポートフォリオおよびグローバル・ブレンド・ポートフォ
リオについては、フランスでの公募のための届出はなされていない。
注記B
重要な会計方針
ポートフォリオが採用している重要な会計方針の要約は、以下のとおりである。
1.有価証券の評価
証券取引所に上場されているかまたは他の規制ある市場で取引されている証券は、当該取引所または当
該市場において入手可能な直近の取引値により評価される。かかる価格が入手できない場合は、当該日の
売買呼び値の仲値で評価される。証券が数ヶ所の証券取引所または市場で上場または取引されている場合
は、当該証券の主要市場である証券取引所または市場における入手可能な直近の取引値が用いられる。証
券取引所に上場されていないか、または規制ある市場において取引が行われていない証券は、主要なマー
ケット・メーカーが提供する直近の売買呼び値の仲値で評価される。かかる市場価格がない場合、または
かかる市場価格が当該証券の適正な市場価値を反映していない場合は、当該証券は、適正価値を反映する
と判断された方法で評価される。
債務証券および満期までの残存期間が60日に満たない短期債務証券は償却後原価で評価されるが、この
方法が適正価値を表示していない場合はこの限りではない。
2.創
業
費
6個のポートフォリオの創業費については、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオは2005
年4月まで、ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオは2005年6月まで、バイオテクノロジー・ポー
トフォリオは2005年11月まで、アメリカン・ブレンド・ポートフォリオは2007年7月まで、グローバル・ボ
ンド(ユーロ)ポートフォリオは2007年11月まで、グローバル・ブレンド・ポートフォリオは2008年6月ま
で、それぞれ定額法により償却される。ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオおよびユーロピアン・
インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオの創業費は、2004年8月31日に終了した年度中に全額償却
された。グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオのクラスS証券に関する創業費は、2006年8月
まで定額法により償却される。アメリカン・グロース・ポートフォリオのクラスS証券に関する創業費は、
2004年8月31日に終了した年度中に全額償却された。
3.割当方法
“債券”ポートフォリオおよび“バランス型”ポートフォリオに関する収益および費用(ただし、クラ
ス固有の管理報酬、販売報酬および受益者サービス報酬は除く。)は、ハイブリッド配分モデルを使用し
て毎日割当られる。このモデルでは、毎日分配が発生するクラス(A、AX、B、BX、C、I、J)については当
該クラスの決済済受益証券の合計評価額に対する各クラスの按分比例に基づき、また、毎月分配が発生す
るかまたは一切分配されないクラス(A2、AJ、AT、B2、BT、C2)については当該クラスの発行済受益証券
の評価額に対する各クラスの按分比例に基づき、割当を行う。“株式”ポートフォリオに関する収益およ
び費用は、各クラスの発行済受益証券の評価額に比例して毎日割当られる。全ポートフォリオについて、
- 44 -
実現および未実現損益は、各クラスの発行済受益証券の評価額に比例して毎日割当られる。クラス固有の
管理報酬、販売報酬および受益者サービス報酬は、直接当該クラスの負担とされる。
ポートフォリオの各クラスS証券は機関投資家向けであるため、一定のファンド費用は、適宜、最低限の
受益者活動および会計上の要求に基づき、それぞれクラスS証券に割当られる。
4.外貨換算
約款に規定されたポートフォリオの表示通貨以外の通貨建による価額は、入手可能な直近の売買価格の
平均値で換算される。期末日の為替レートによる外貨建資産(投資を除く)および負債の為替換算評価か
ら生じる損益の純額は、外貨建資産および負債に係る未実現評価損益の変動額の一部として計上される。
5.投資収益および投資取引
受取配当金は、配当落日に計上される。受取利息は日々発生主義で計上される。ポートフォリオの投資
損益は、平均原価法に基づき決定される。ただし、エマージング・マーケッツ・グロース・ポートフォリ
オのみは、先入れ先出し法(F.I.F.Oベース)に基づき決定される。ファンドは受取利息に調整として割引
分を含んでいる。
注記C
税
金
ルクセンブルグの共有持分型投資信託(FCP)であるファンドには、ルクセンブルグの現行の税法の
下で、所得税、源泉税あるいはキャピタル・ゲイン税は課されない。ファンドには、各四半期末日の純資
産総額に対して年率0.05%の税率でルクセンブルグの年次税が課される(ただし、ショート・マチュリテ
ィー・ドル・ポートフォリオおよび全クラスS証券については、年率0.01%の税率となっている。)。有価
証券についての利息、配当金およびキャピタル・ゲインには、国によって源泉税またはキャピタル・ゲイ
ン税が課される場合がある。
注記D
分
配
適用ある場合、受益者へ支払われた分配金は、分配落日に計上される。
注記E
投資顧問報酬および関係会社とのその他の取引
各ポートフォリオに関する投資顧問契約の条項に基づき、ファンドはアライアンス・キャピタル・マネ
ジメント・エル・ピー(以下「投資顧問会社」という。)に投資顧問報酬を支払う。
投資顧問会社は、グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオ、アメリカン・ブレンド・ポートフォ
リオおよびグローバル・ブレンド・ポートフォリオの年間の運用経費を制限するために必要な範囲で、一
定の費用を負担することに自発的に同意している。かかる制限は、グローバル・ボンド(ユーロ)ポート
フォリオのクラスA、A2、B、B2、C2、I証券については日々の平均純資産額に対しそれぞれ2.05%、2.05%、
3.05%、3.05%、2.75%、1.50%、アメリカン・ブレンド・ポートフォリオのクラスA、B、I証券については日々
の平均純資産額に対しそれぞれ2.40%、3.40%、1.60%、グローバル・ブレンド・ポートフォリオのクラスA、
B、I、S証券については日々の平均純資産額に対しそれぞれ2.50%、3.50%、1.70%、1.00%(2004年7月1日前
は1.23%)に設定されている。2004年8月31日に終了した年度についての当該払戻金額は、グローバル・ボ
ンド(ユーロ)ポートフォリオに関して138,035ユーロ、アメリカン・ブレンド・ポートフォリオに関して
26,750米ドル、グローバル・ブレンド・ポートフォリオに関して112,007米ドルであった。さらに、投資顧
問会社は、ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオについての報酬の一部を自発的に権利放棄する
ことに同意した。2004年8月31日に終了した年度について権利放棄された金額は22,618ユーロであった
- 45 -
ファンドはまた、管理会社(アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)エス・エイ)に管理報酬を
支払う。
管理会社は、ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオについての報酬の一部を自発的に権利放棄
することに同意した。2004年8月31日に終了した年度について権利放棄された金額は1,884ユーロであっ
た。管理会社は、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオに関する追加報酬を受領する権利
を有する。管理会社に支払われる追加報酬は、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオの全
クラスBJ証券を保有するエイ・シー・エム・ジャパン・グロース・カンパニーズ・ファンドの運営および将
来の解散に関して生じる費用を賄うためのもので、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオ
のクラスBJ証券の日々の純資産額の0.02%を超えない金額とする。
各ポートフォリオの特定のクラス証券は、アライアンス・バーンスタイン・インベストメント・リサー
チ・アンド・マネジメント・インクの一部門であるエイ・シー・エム・ファンド・ディストリビューター
ズ(以下「販売会社」という。)に受益者サービス報酬を支払う。また、各ポートフォリオの特定のクラ
ス証券は、販売会社に、当該ファンド証券に関してファンドに提供される販売関連業務に対する報酬であ
る販売報酬を支払う。前述の報酬はすべて、各ポートフォリオの日々の平均純資産額に対し年率で発生し
毎月支払われる。
投資顧問会社は、バイオテクノロジー・ポートフォリオの各クラス証券の純資産額の増加額に対し20%
の成功報酬を受領する権利を有する場合がある。2004年8月31日に終了した年度について、バイオテクノロ
ジー・ポートフォリオから投資顧問会社に支払うべき成功報酬はなかった。
各ポートフォリオに適用される各報酬の年率の一覧は、後記の表1に記載されている。
クラスB証券には、0.00%から4.00%の間の料率で偶発後払販売手数料が課される。実際に課される料率
は、ポートフォリオおよび当該証券の保有期間による。
ファンドは、その登録・名義書換事務代行会社であるエイ・シー・エム・グローバル・インベスター・
サービセズ・エス・エイ(投資顧問会社の全額出資子会社)に、同社がファンドの登録・名義書換代行業
務を行うための人員および設備の提供に対して登録・名義書換事務代行会社契約に基づく報酬を支払う。
2004年8月31日に終了した年度について発生した当該報酬の額は14,476,601米ドルであった。
ファンドは、ルクセンブルグ以外の一部の法域における販売のためのファンドの登録に関連して提供さ
れた一定のサービスについて、一定の条件に従って、投資顧問会社に報酬を支払う。2004年8月31日に終了
した年度について発生した当該報酬の額は503,128米ドルであった。
ファンドは、その法律顧問であるエルビンガー・ホス・プリュッセン法律事務所(管理会社の取締役で
あるイブ・プリュッセン氏は、同事務所のパートナーのひとりである。)に、ファンドに提供された法律
顧問サービスに対して報酬を支払う。2004年8月31日に終了した年度中に、135,487ユーロが支払われた。
アライアンス・キャピタル・マネジメント・エル・ピーは、引受団のメンバーとして重要な利害関係の
ある関係者を含む募集および/または新規発行に関する取引を行っていない。
ファンドのために遂行されたすべての取引は、通常の営業過程および/または通常の商業条件で行われ
た。
関係会社であるサンフォード・C・バーンスタイン・アンド・カンパニー LLCおよびサンフォード ・C・
バーンスタイン・リミテッドを通じて実行されたファンドの取引総額は、45,339,795米ドルであった。か
かる取引は、全取引の0.15%を占める。サンフォード・C・バーンスタイン・アンド・カンパニー LLCお
よびサンフォード・C・バーンスタイン・リミテッドのサービスを利用した取引に対し、2004年8月31日に
終了した年度について支払われた手数料は122,540米ドルであった。
- 46 -
注記F
ソフト・コミッション契約
2004年8月31日に終了した年度中に、アライアンス・キャピタル・マネジメント・エル・ピーは、“バラ
ンス型”ポートフォリオおよび“株式”ポートフォリオに関連して、ブローカーとソフト・コミッション
契約を締結し、かかる契約に基づき投資決定を行う過程をサポートするために用いられる商品およびサー
ビスを受領した。かかる商品およびサービスには、データ・相場サービス、専門家による産業・企業・消
費者リサーチ、ポートフォリオおよび市場分析、企業実績評価サービス、ならびにかかるサービスの引渡
しに用いられるコンピューター・ハードウェアおよびソフトウェアが含まれていた。
注記G
為替先渡契約
ファンドは、非米ドル/ユーロ貨の投資に係る非米ドル/ユーロ貨の為替変動のリスクをヘッジするた
め、また一定の非米ドル/ユーロ貨建ての確定売買契約をヘッジするため、為替先渡契約を締結する。為
替先渡契約は、取決めた先渡レートで将来の期日に非米ドル/ユーロ貨を購入または売却する契約であ
る。原契約と契約終了時の差異から生じる損益は、投資および通貨に係る純実現損益の項目に計上される。
未決済の為替先渡契約の評価額の変動は、為替先渡契約に係る未実現評価損益の構成部分として財務報
告上反映される。
契約相手方による契約不履行の潜在性および米ドル/ユーロに対する為替レートの予期せぬ変動からリ
スクが生じる可能性がある。
2004年8月31日現在におけるファンドの未決済為替先渡契約の詳細は、後記の表2に記載されている。
注記H
買戻条件付取引契約
買戻条件付取引契約は、米国政府または米国政府の関係機関もしくは外郭団体の債務証券によって担保
されている。買戻条件付取引契約の対象となる証券は、経過利息を含む買戻価格と少なくとも同等の金額
で、常に保管受託銀行によって保有されるものとする。2004年8月31日現在、以下の買戻条件付取引契約が
未決済となっている。
ポートフォリオの名称
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
アメリカン・インカム・ポートフォリオ
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
注記I
買戻金額
(米ドル)
39,000,000
35,000,000
488,200,000
31,000,000
27,100,000
満期日
2004年9月1日
2004年9月1日
2004年9月1日
2004年9月1日
2004年9月1日
受領済担保物の価値
(米ドル)
39,001,690
35,001,507
488,221,291
31,001,352
27,101,182
金融先物契約
ファンドは、予想される市場の変動の不利な影響に対してポートフォリオをヘッジする目的で金融先物
契約の売買を行うことができる。ファンドは、かかる金融商品の評価額の変動から生じる市場リスクを負
う。ファンドによる金融先物契約の取引は規制ある取引所を通じて行われるため、契約相手方の信用リス
クは生じない。
ファンドは、金融先物契約締結時に、当該取引が実行される取引所によって要求される当初証拠金を、
担保として保管受託銀行に預託しかつそれを維持する。契約に従って、ファンドは、当該契約の評価額の
日々の変動に等しい金額の現金をブローカーから受領するか、あるいはブローカーに支払うことに合意す
る。
- 47 -
2004年8月31日現在ブローカーが保有する現金は、資産・負債計算書に計上された現金および預金の額に
含まれている。当該現金の額は、ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ、グローバル・ボンド・
ポートフォリオおよびグローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオについて、それぞれ1,658,374米ドル、
1,631,949米ドルおよび871,062米ドルであった。
当該受領額または支払額は、変動証拠金と呼ばれ、ファンドは、これを未実現損益として計上する。契
約終了時に、ファンドは、契約締結時と契約終了時の契約評価額の差額相当分を実現損益として計上する。
2004年8月31日現在におけるファンドの未決済金融先物契約の詳細は、後記の表3に記載されている。
注記J
銀行借入枠
ファンドは、保管受託銀行との間に設定された当座借越枠(以下 「借越枠」という。)により、異常な買
戻活動に関連して必要ある場合、一定の制限の下で、短期的/一時的資金を調達することができる。
ファンドの各ポートフォリオの借入れは、それぞれの純資産額の10%を限度とする。借越枠に従った借
入金は、相互に合意された利率で利息が課され、各ポートフォリオの原資産を担保としている。
注記K: スワップ契約
ファンドは、金利および信用リスクのヘッジ目的または投資目的で、ソブリン債に係るスワップ取引を
行うことができる。スワップは、原資産の一定金額について、特定の価格もしくは金利の変動との関連に
基づくかまたは特定の価格もしくは金利の変動を参照して計算される、特定の間隔での連続した現金の支
払いを2当事者間で交換する契約である。支払いの流れは、通常、2者間でネッティングされ、差額が一方
から他方へ支払われる。
スワップ契約の契約相手方による契約不履行の結果リスクが発生する可能性がある。契約相手方の不履
行によって発生した負債は、一般的に、ファンドが受領する純金利支払額および/または契約終了時の評価
額に制限される。よって、ファンドは、潜在的な信用リスクを評価する際に、スワップ契約の各相手方当
事者の信用力を考慮する。さらに、金利または原証券の価値の予期せぬ変動からリスクが発生する可能性
がある。
ファンドは、金利期間において受領することまたは支払うことが予想される純利息収入(または費用)
について、純受取額または純支払額を毎日計上する。かかる契約に関連して受領または支払った純利息額
は、受取利息(または受取利息との相殺額)として計上される。スワップ契約の価値の変動は、財務書類
上、投資の未実現評価損益の純変動の一部分として計上される。終了したスワップ契約からの実現損益は、
投資取引の純実現損益に含まれる。
ファンドは、クレジット・デフォルト・スワップ取引を行うことができる。クレジット・デフォルト・ス
ワップの買い手となった場合、スワップ契約に定義されるクレジット・イベント(信用問題)が発生した
場合に、ファンドは、契約相手方に対して対象債権をその額面金額である元本金額(想定元本)で売却し、
その金額を取得する。スワップ契約の期間中、ファンドは、想定元本に対して適用される合意利率により
計算される半期ごとの固定金利を各契約相手方に支払う。
クレジット・デフォルト・スワップには、ファンドが対象債権に直接投資する場合より高いリスクを伴
う。クレジット・デフォルト・スワップは、一般的な市場リスク、流動性リスクおよび信用リスクを伴う。
ファンドが買い手となっている場合、クレジット・イベントが発生しない時にはその投資額を喪失する。
2004年8月31日現在、未決済のクレジット・デフォルト・スワップ契約はない。
注記L:オプション取引
- 48 -
ファンドは、米国および米国外の証券取引所および店頭市場において取引される米国および米国外の国
債および外貨についてプットおよびコール・オプションを売買することができる。
オプションの購入に付随するリスクは、オプションの行使・未行使にかかわらず、プレミアムを支払う
ことである。さらに、ファンドは、契約相手方による契約不履行の場合、プレミアム喪失のリスクおよび
市場価値の変動を負担する。購入したプットおよびコール・オプションは、投資有価証券と同様の方法に
より計上される。コール・オプションの行使により取得した有価証券の原価は、支払われたプレミアム額
分増加する。プット・オプションの行使により売却された有価証券からの収入は、支払ったプレミアム額
分減少する。
ファンドがオプションを発行した場合、ファンドが受領したプレミアムは負債として計上され、その後
発行オプションの市場価格に対して調整される。未行使のまま満了となった発行オプションからのプレミ
アム受領額は、ファンドによって、行使期間満了日に、発行オプションからの実現利益として計上される。
プレミアム受領額と決済買戻取引を行った際に支払われた金額との差額(ブローカー手数料を含む)も実
現利益として扱われ、プレミアム受領額が決済買戻取引のために支払われた金額を下回る場合には、実現
損失として扱われる。コール・オプションが行使された場合、プレミアム受領額は、ファンドによる実現利
益または損失を決定する際に、原証券または原通貨の売却手取金に加算される。プット・オプションが行
使された場合、ファンドが購入した証券または通貨の原価ベースは、プレミアム受領額分減少する。オプ
ションを発行する場合、ファンドは、発行オプションの対象となる原証券または原通貨の価格が不利に変
動する場合の市場リスクを負担する。ファンドが発行したオプションが行使される場合、市場価格とは異
なる価格で証券または通貨を売買する結果となる場合がある。
注記M: 後発事象
2004年9月1日より、証券取引所に上場されていないか、もしくは規制ある市場において取引が行われて
いない証券(債券を含む。)および証券取引所または規制ある市場における取引量が少ない証券(債券を
含む。)は、当該証券の主要なマーケット・メーカーが提供する直近の買気配値によって評価される。かか
る市場価格がない場合、またはかかる市場価格が当該証券の適正な市場価値を反映していない場合は、当
該証券は、その適正価値を反映する方法により評価される。
2004年9月1日より、適用ある場合、適正評価手続きが採用されている。特定の組入有価証券について適
正評価手続きが用いられる場合、様々な客観的要因および主観的要因(特に、証券の直近の価格が報告さ
れた後に発生した、当該証券に影響を及ぼしたかまたは市場全体に係る事象、関連する株価指数の現在評
価、または一定の政府当局による発表)が考慮される場合がある。利用可能な範囲で、第三者である業者
が提供するモデル・ツールに基づく適正評価価格が用いられる場合がある。従って、適正評価手続きが用
いられる場合、ファンドの純資産価格を計算するために使用される個々の組入有価証券の価格は、同証券
についての相場または公表された価格と異なる可能性がある。
従って、従前に報告された証券取引所の価格にも当てはまることであるが、適正評価手続きを利用して
決定された組入有価証券の価格は、当該証券の売却の際に実現される価格と大幅に異なる場合がある。
主に米国の取引所で取引されている組入有価証券については、適正評価手続きは極めて限定的な状況(例
えば、特定の証券が取引されている証券取引所における取引の早期終了または特定の証券の取引停止な
ど)においてのみ用いられることが予想される。しかし、米国以外の取引所またはその他市場(特にヨー
ロッパおよびアジアの市場)において取引される証券については、特に、かかる市場の取引がファンドの
評価基準時点よりかなり前に終ることから、適正評価手続きが頻繁に利用されることが予想される。かか
る市場の取引が終了してからファンドの評価基準時点までに、広範な市場の動きを含む重要な出来事が発
- 49 -
生する可能性がある。特に、かかる市場の取引が終了した後の取引日に米国市場において発生した出来事
はファンドの組入有価証券の価値に影響を及ぼす可能性がある。
さらに、2004年9月22日、管理会社の取締役会は、インターナショナル・プライヴァティゼイション・ポ
ートフォリオのグローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオへの吸収合併およびヨーロピアン・テク
ノロジー・ポートフォリオとユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオの清算を承認する旨
決議した。当該合併および当該清算の最終的支払いの効力は、2004年12月1日に発生する。
- 50 -
表1
報酬一覧表
クラス証券
投資顧問報酬
管理報酬
受益者
サービス報酬
販売報酬
総経費率
n/a
2.11%
グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオ
クラスA証券
0.90%
0.10%
0.80%
クラスAX証券
0.90%
0.10%
0.30%
n/a
1.61%
クラスB証券
0.90%
0.10%
0.80%
1.00%
3.11%
クラスBX証券
0.90%
0.10%
0.30%
1.00%
2.61%
クラスC2証券
0.90%
0.10%
1.25%
n/a
2.56%
クラスI証券
0.90%
0.10%
n/a
n/a
1.31%
クラスS証券
0.90%
0.03%
n/a
n/a
1.02%
エマージング・マーケッツ・グロース・ポートフォリオ
クラスA証券
0.90%
0.10%
0.80%
n/a
2.55%
クラスB証券
0.90%
0.10%
0.80%
1.00%
3.55%
クラスC2証券
0.90%
0.10%
0.80%
1.00%
3.55%
クラスI証券
0.90%
0.10%
n/a
n/a
1.69%
アメリカン・インカム・ポートフォリオ
クラスA証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.44%
クラスA2証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.44%
クラスAT証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.44%
クラスB証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.14%
クラスB2証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.15%
クラスBT証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.14%
クラスC証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.14%
クラスC2証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.15%
クラスI証券
0.55%
0.10%
n/a
n/a
0.89%
クラスJ証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.14%
インターナショナル・プライヴァティゼイション・ポートフォリオ
クラスA証券
1.25%
0.10%
0.80%
n/a
4.85%
クラスB証券
1.25%
0.10%
0.80%
1.00%
5.86%
クラスI証券
1.25%
0.10%
n/a
n/a
3.84%
n/a
1.43%
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
クラスA証券
0.50%(1)
0.10%
0.55%
クラスA2証券
0.50%(1)
0.10%
0.55%
n/a
1.42%
クラスB証券
0.50%(1)
0.10%
0.55%
0.45%
1.88%
クラスB2証券
0.50%(1)
0.10%
0.55%
0.45%
1.88%
クラスBT証券
0.50%(1)
0.10%
0.55%
0.45%
1.81%
クラスC証券
0.50%(1)
0.10%
0.55%
0.45%
1.89%
クラスI証券
0.50%(1)
0.10%
n/a
n/a
0.87%
- 51 -
*
クラス証券
投資顧問報酬
管理報酬
受益者
サービス報酬
販売報酬
総経費率
プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ
クラスA証券
0.90%
0.10%
0.75%
n/a
2.99%
クラスA2証券
0.90%
0.10%
0.75%
n/a
2.99%
クラスB証券
0.90%
0.10%
0.75%
0.70%
3.69%
クラスB2証券
0.90%
0.10%
0.75%
0.70%
3.68%
クラスC2証券
0.90%
0.10%
0.75%
1.00%
3.98%
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
クラスA証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.50%
クラスA2証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.50%
クラスAJ証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.50%
クラスAT証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.50%
クラスAX証券
0.55%
0.10%
0.30%
n/a
1.27%
クラスB証券
0.55%
0.10%
0.55%
1.00%
2.51%
クラスB2証券
0.55%
0.10%
0.55%
1.00%
2.50%
クラスBT証券
0.55%
0.10%
0.55%
1.00%
2.50%
クラスBX証券
0.55%
0.10%
0.30%
0.75%
2.00%
クラスC証券
0.55%
0.10%
1.00%
1.00%
2.97%
クラスC2証券
0.55%
0.10%
1.25%
n/a
2.21%
クラスI証券
0.55%
0.10%
n/a
n/a
0.95%
n/a
2.16%
アメリカン・グロース・ポートフォリオ
クラスA証券
0.95%
0.10%
0.80%
クラスAX証券
0.95%
0.10%
0.22%
n/a
1.59%
クラスB証券
0.95%
0.10%
0.80%
1.00%
3.17%
クラスBX証券
0.95%
0.10%
0.22%
1.00%
2.59%
クラスC2証券
0.95%
0.10%
0.22%
1.00%
2.58%
クラスI証券
0.95%
0.10%
n/a
n/a
1.37%
クラスS証券
0.95%
0.03%
n/a
n/a
1.12%
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
クラスA証券
1.15%
0.10%
0.55%
n/a
2.10%
クラスA2証券
1.15%
0.10%
0.55%
n/a
2.10%
クラスAT証券
1.15%
0.10%
0.55%
n/a
2.09%
クラスB証券
1.15%
0.10%
0.55%
1.00%
3.10%
クラスB2証券
1.15%
0.10%
0.55%
1.00%
3.09%
クラスBT証券
1.15%
0.10%
0.55%
1.00%
3.11%
クラスC証券
1.15%
0.10%
1.05%
0.50%
3.10%
クラスI証券
1.15%
0.10%
n/a
n/a
1.54%
クラスJ証券
1.15%
0.10%
0.55%
1.00%
3.10%
- 52 -
*
クラス証券
投資顧問報酬
管理報酬
受益者
サービス報酬
販売報酬
総経費率
ユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオ
クラスA証券
1.15%
0.10%
0.80%
n/a
3.40%
クラスB証券
1.15%
0.10%
0.80%
1.00%
4.42%
ユー・エス・ハイ・イールド・ポートフォリオ
クラスA証券
0.75%
0.10%
0.80%
n/a
2.20%
クラスA2証券
0.75%
0.10%
0.80%
n/a
2.18%
クラスAT証券
0.75%
0.10%
0.80%
n/a
2.28%
クラスB証券
0.75%
0.10%
0.80%
1.00%
3.21%
クラスB2証券
0.75%
0.10%
0.80%
1.00%
3.21%
クラスBT証券
0.75%
0.10%
0.80%
1.00%
3.26%
クラスC証券
0.75%
0.10%
1.00%
0.80%
3.28%
クラスI証券
0.75%
0.10%
n/a
n/a
1.28%
ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオ
クラスA証券
0.95%
0.10%
0.80%
n/a
2.34%
クラスB証券
0.95%
0.10%
0.80%
1.00%
3.34%
クラスC2証券
0.95%
0.10%
1.25%
n/a
2.78%
クラスI証券
0.95%
0.10%
n/a
n/a
1.54%
ユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオ
クラスA証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.70%
クラスA2証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.71%
クラスAT証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
1.68%
クラスB証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.41%
クラスB2証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.41%
クラスBT証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.40%
クラスC証券
0.55%
0.10%
0.55%
0.70%
2.44%
クラスC2証券
0.55%
0.10%
1.25%
n/a
2.40%
クラスI証券
0.55%
0.10%
n/a
n/a
1.18%
0.10%
0.80%
1.00%
7.02%
ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオ
クラスBJ証券
0.95%
ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオ
クラスA証券
1.20%
0.10%
0.80%
n/a
4.27%
クラスB証券
1.20%
0.10%
0.80%
1.00%
5.05%
クラスC2証券
1.20%
0.10%
1.25%
n/a
3.85%
クラスI証券
1.20%
0.10%
n/a
n/a
3.38%
- 53 -
*
クラス証券
投資顧問報酬
管理報酬
受益者
サービス報酬
販売報酬
総経費率
*
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
クラスA証券
1.20%
0.10%
0.80%
n/a
2.73%
クラスB証券
1.20%
0.10%
0.80%
1.00%
3.74%
クラスC2証券
1.20%
0.10%
1.25%
n/a
3.17%
クラスI証券
1.20%
0.10%
n/a
n/a
1.93%
n/a
2.05%
グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオ
クラスA証券
0.55%
0.10%
0.55%
クラスA2証券
0.55%
0.10%
0.55%
n/a
2.05%
クラスB証券
0.55%
0.10%
0.55%
1.00%
3.05%
クラスB2証券
0.55%
0.10%
0.55%
1.00%
3.05%
クラスC2証券
0.55%
0.10%
1.25%
n/a
2.75%
クラスI証券
0.55%
0.10%
n/a
n/a
1.50%
アメリカン・ブレンド・ポートフォリオ
クラスA証券
0.95%
0.10%
0.80%
n/a
2.40%
クラスB証券
0.95%
0.10%
0.80%
1.00%
3.40%
クラスI証券
0.95%
0.10%
n/a
n/a
1.60%
グローバル・ブレンド・ポートフォリオ
クラスA証券
0.95%
0.10%
0.80%
n/a
2.50%
クラスB証券
0.95%
0.10%
0.80%
1.00%
3.50%
クラスI証券
0.95%
0.10%
n/a
n/a
1.70%
クラスS証券
0.95%
0.03%
n/a
n/a
1.17%
(n/a : 該当なし)
*
無監査
投資顧問報酬:
(1) 100,000,000米ドルまでは0.50%、次の100,000,000米ドルについては0.45%、200,000,000米ドル超過分に
ついては0.40%。
- 54 -
表2
為替先渡契約
通
貨
決
済
日
契
約
高
(単位:千)
プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ
購 入
ユーロ
2004年9月27日
56
売
取得価額
時
価
未 実 現
評価(損)益
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
68,106
68,440
334
218,854
11,590
1,001,666
219,881
11,405
993,841
却
オーストラリア・ドル
デンマーク・クローネ
ユーロ
2004年10月5日
2004年9月16日
2004年9月27日
313
70
816
(1,027)
185
7,825
7,317
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
購 入
オーストラリア・ドル
2004年10月5日
ユーロ
2004年10月26日
ニュージーランド・ドル
2004年10月4日
スウェーデン・クローナ
2004年9月16日
売 却
オーストラリア・ドル
カナダ・ドル
デンマーク・クローネ
ユーロ
ユーロ
メキシコ・ペソ
ニュージーランド・ドル
ポーランド・ズロチ
スウェーデン・クローナ
南アフリカ・ランド
2004年10月5日
2004年10月12日
2004年9月16日
2004年9月27日
2004年10月26日
2004年9月13日
2004年10月4日
2004年9月30日
2004年9月16日
2004年9月23日
1,440
5,000
1,122
1,815
1,024,747
6,055,500
740,666
242,462
1,014,837
6,089,812
733,317
242,232
(9,910)
34,312
(7,349)
(230)
27,870
683
73,100
101,130
94,174
10,578
34,000
24,447
187,023
145,000
19,481,310
521,263
12,167,110
123,897,033
115,468,936
919,134
21,590,680
6,552,498
25,171,373
21,868,637
19,641,511
518,797
11,974,794
123,206,372
114,700,223
928,573
22,221,736
6,661,481
24,960,351
21,741,561
(160,201)
2,466
192,316
690,661
768,713
(9,439)
(631,056)
(108,983)
211,022
127,076
1,099,398
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
購 入
ユーロ
2004年9月27日
売 却
ユーロ
ユーロ
英ポンド
メキシコ・ペソ
ポーランド・ズロチ
南アフリカ・ランド
2004年9月27日
2004年10月26日
2004年9月13日
2004年9月13日
2004年9月16日
2004年9月23日
7,139
8,668,882
8,697,707
28,825
25,974
5,788
1,250
69,904
21,000
345,000
31,849,966
7,095,617
2,288,762
6,074,858
5,793,903
52,032,275
31,643,709
7,049,557
2,251,667
6,136,137
5,734,049
51,729,921
206,257
46,060
37,095
(61,279)
59,854
302,354
619,166
- 55 -
通
貨
決
済
日
契
約
高
取得価額
時
価
(単位:千)
(ユーロ)
(ユーロ)
ユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオ
売 却
英ポンド
2004年9月20日
4,426
スウェーデン・クローナ
2004年9月20日
18,100
6,676,242
1,977,427
6,539,758
1,982,519
未 実 現
評価(損)益
(ユーロ)
136,484
(5,092)
131,392
グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオ
売 却
オーストラリア・ドル
カナダ・ドル
デンマーク・クローネ
ニュージーランド・ドル
スウェーデン・クローナ
米ドル
南アフリカ・ランド
137
25
401
108
1,041
941
572
2004年11月17日
2004年11月17日
2004年11月17日
2004年11月17日
2004年11月17日
2004年11月17日
2004年11月17日
79,213
15,807
53,900
57,771
113,968
772,613
69,827
79,036
15,674
53,902
57,598
112,712
763,369
70,749
(177)
(133)
2
(173)
(1,256)
(9,244)
922
(10,059)
表3
金融先物契約
満
期
日
約
定
数
時
価
(米ドル)
未実現評価(損)益
(米ドル)
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
先物ショート
2年物米国社債
2004年12月
(65)
(13,740,125)
(18,865)
5年物米国社債
2004年12月
(80)
(8,770,000)
(84,142)
5年物スワップ先物
2004年9月
(107)
(11,364,843)
(402,334)
10年物スワップ先物
2004年9月
(100)
(10,399,063)
(717,052)
米国財務省長期証券先物
2004年9月
(95)
(9,918,594)
(772,341)
(1,994,734)
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
先物ショート
5年物米国財務省中期証券
2004年12月
(211)
(23,180,875)
(221,735)
10年物米国財務省中期証券
2004年9月
(320)
(34,575,146)
(1,734,854)
(1,956,589)
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
先物ショート
5年物米国社債
2004年12月
(770)
- 56 -
(84,411,250)
(806,094)
(2)
①
【2003年8月31日終了年度】
【貸借対照表】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
資産・負債計算書
(米ドル/ユーロ/円で表示)
2003年8月31日現在
資
プリヴァンサ・
グローバル・
バランスト・
ポートフォリオ
ショート・
マチュリティー・
ドル・
ポートフォリオ
アメリカン・
インカム・
ポートフォリオ
インター
ナショナル・
プライヴァティ
ゼイション・
ポートフォリオ
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
産
投資有価証券-時価
24,152,559
368,599,180
4,347,655,708
8,475,873
3,028,526
58,633,028
268,021,956
104,821
投資有価証券売却未収金
117,462
9,125,195
334,629,527
50,298
未収配当金および未収利息
172,416
1,858,155
68,648,798
11,175
現金および預金
ファンド証券販売未収金
72,838
831,943
27,208,594
16,382
繰延創業費
0
0
0
0
金融先物契約未実現評価益
0
0
0
0
その他未収金
0
0
0
0
27,543,801
439,047,501
5,046,164,583
8,658,549
投資有価証券購入未払金
58,998
19,019,820
466,203,610
57,513
未払分配金
12,053
446,047
21,285,136
0
負
債
ファンド証券買戻未払金
0
1,550,440
8,545,215
0
金融先物契約未実現評価損
0
198,057
0
0
為替先渡契約未実現評価損
2,598
0
0
0
189,415
664,265
7,470,613
107,081
263,064
21,878,629
503,504,574
164,594
27,280,737
417,168,872
4,542,660,009
8,493,955
未払費用その他債務
純
資
産
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 57 -
資産・負債計算書
ディベロッピング・
リジョナル・
マーケッツ・
ポートフォリオ
グローバル・
グロース・
トレンド・
ポートフォリオ
グローバル・
ボンド・
ポートフォリオ
アメリカン・
グロース・
ポートフォリオ
グローバル・
ハイ・イールド・
ポートフォリオ
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
(米ドル)
75,479,340
2,267,336,166
694,625,476
573,575,795
777,442,915
7,101,318
290,656
117,849,073
33,551,829
10,437,906
59,816,674
53,629,774
17,974,722
2,463,336
484,937
354,330
2,300,679
14,835,260
216,077
15,866,960
465,182
7,415,491
1,599,439
2,834,945
6,239,916
0
14,584
0
15,522
0
0
0
1,045,638
0
0
0
0
0
0
0
83,690,826
2,448,545,767
763,632,364
589,543,581
859,851,402
1,976,722
93,767,448
50,538,645
706,882
11,990,925
0
0
2,730,984
0
7,380,574
75,015
2,350,504
4,166,580
11,315,046
2,776,512
0
0
0
0
0
0
0
826,305
0
618,813
470,293
5,119,988
1,461,998
1,858,373
2,001,710
2,522,030
101,237,940
59,724,512
13,880,301
24,768,534
81,168,796
2,347,307,827
703,907,852
575,663,280
835,082,868
- 58 -
資産・負債計算書
ユー・エス・
スモーラー・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
ユー・エス・
ハイ・イールド・
ポートフォリオ
ヨーロピアン・
グロース・
ポートフォリオ
ユーロピアン・
インカム・
オポチュニティーズ・
ポートフォリオ
ジャパン・
グロース・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
(米ドル)
(米ドル)
(ユーロ)
(ユーロ)
(円)
21,044,560
119,250,441
148,344,327
127,778,059
6,247,519
110,318
10,506,605
1,580,199
7,989,512
19,609,196
737,726
8,552,266
0
32,394,930
1,259
2,284,829
267,263
3,499,338
78,750
94,504
673,463
880,265
462,794
0
0
0
46,315
33,108
22,026,097
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
27,498,160
133,453,064
159,670,635
139,762,811
1,153,594,913
2,981,759
6,862,860
6,306,268
2,283,322
14,855,550
0
542,532
0
497,833
0
55,889
799,172
132,964
23,366
2,566,320
0
0
0
0
0
0
0
0
51,129
0
122,087
400,344
594,947
458,097
14,225,818
3,159,735
8,604,908
7,034,179
3,313,747
31,647,688
24,338,425
124,848,156
152,636,456
136,449,064
1,121,947,225
- 59 -
1,079,485,940
資産・負債計算書
ヨーロピアン・
テクノロジー・
ポートフォリオ
グローバル・
ボンド(ユーロ)
ポートフォリオ
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(ユーロ)
(米ドル)
(千円)
連
(ユーロ)
結
(米ドル)
13,136,730
60,975,910
6,354,300
2,243,183
949,525
363,800
37,912
328,435
587,745,851
455,745
0
0
55,034
429,845,869
4,913
14,153
1,475
51,527
110,763,993
0
14,260
1,486
23,761
48,968,272
156,185
112,452
11,719
262,455
878,016
0
0
0
0
1,045,638
0
0
0
33,942
37,282
14,703,098
61,480,575
6,406,891
2,998,337
10,847,317,658
580,924
0
0
209,169
664,594,883
0
0
0
6,182
32,950,936
11,166
56,601
5,898
0
31,896,901
0
0
0
0
198,057
0
0
0
36,422
1,543,882
201,193
292,772
30,510
300,274
21,988,085
793,283
349,373
36,408
552,047
753,172,744
13,909,815
61,131,202
6,370,483
2,446,290
10,094,144,914
- 60 -
9,668,032,737
②
【損益計算書】
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
損益計算書および純資産変動計算書
(米ドル/ユーロ/円で表示)
2003年8月31日に終了した年度
プリヴァンサ・
グローバル・
バランスト・
ポートフォリオ
(米ドル)
ショート・
マチュリティー・
ドル・
ポートフォリオ
(米ドル)
アメリカン・
インカム・
ポートフォリオ
(米ドル)
インター
ナショナル・
プライヴァティ
ゼイション・
ポートフォリオ
(米ドル)
489,264
117,755
607,019
24,272,205
0
24,272,205
261,613,848
1,562,376
263,176,224
658
208,518
209,176
217,031
180,860
184,548
24,115
160,978
55,574
11,895
93,183
6,018
0
61,113
995,315
0
(388,296)
2,108,245
2,674,835
859,770
489,544
952,015
236,049
46,193
102,901
117,278
0
100,343
7,687,173
17,422,250
17,352,903
16,561,366
3,167,682
3,930,540
664,571
1,767,758
651,301
321,787
0
415,553
62,255,711
104,595
66,790
36,462
8,368
137,062
23,576
4,149
58,764
5,496
0
51,628
496,890
16,585,032
200,920,513
0
(287,714)
140,216
(6,809,202)
37,491,522
76,931
2,016,295
0
(8,904)
1,759,311
(9,882,085)
203,241
0
96,986
100,583,653
0
0
338,995,688
1,312,989
0
(1,491)
1,100,715
245,345
(150,558)
0
(215,898,037)
(9,152,229)
0
2,563,906,711
(210,984,094)
0
(1,705,248)
0
0
642,122,152
417,168,872
1,850,741,704
4,542,660,009
9,098,488
8,493,955
投資収益
利息
配当金
費
用
投資顧問報酬
受益者サービス報酬
販売報酬
管理報酬
会計および名義書換代行報酬
印刷費
税金
保管報酬
監査および法務報酬
創業費償却
その他
費用払戻または権利放棄(注 E)
投資純(損)益
実現(損)益
投資および通貨
未実現損益の変動
投資
金融先物契約
外貨建資産および負債
運用実績
ファンド証券取引
増(減)額
分配金
為替差額
純 資 産
期 首
期 末
25,426,639
27,280,737
財務書類に対する注記を参照のこと。
- 61 -
0
0
損益計算書および純資産変動計算書
ディベロッピング・
リジョナル・
マーケッツ・
ポートフォリオ
(米ドル)
グローバル・
グロース・
トレンド・
ポートフォリオ
(米ドル)
グローバル・
ボンド・
ポートフォリオ
(米ドル)
アメリカン・
グロース・
ポートフォリオ
(米ドル)
グローバル・
ハイ・
イールド・
ポートフォリオ
(米ドル)
ユー・エス・
スモーラー・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
(米ドル)
5,814
1,491,748
1,497,562
284,174
24,104,479
24,388,653
52,184,907
199,115
52,384,022
62,086
2,842,812
2,904,898
85,247,370
1,493,498
86,740,868
1,801
29,760
31,561
541,132
268,834
124,114
60,126
242,667
57,054
29,959
241,047
17,864
0
58,749
1,641,546
0
(143,984)
17,108,751
11,472,382
3,054,219
1,832,173
4,557,796
1,720,510
914,063
568,378
335,284
5,110
279,695
41,848,361
0
(17,459,708)
4,394,261
4,200,095
973,038
798,956
1,349,323
448,042
398,499
393,518
168,873
0
185,932
13,310,537
0
39,073,485
4,948,737
3,508,752
1,803,236
506,660
964,209
749,849
246,343
48,105
299,098
5,110
46,097
13,126,196
0
(10,221,298)
6,470,099
2,977,466
4,122,195
562,617
1,018,576
229,733
310,429
245,807
63,894
4,372
108,786
16,113,974
0
70,626,894
144,816
67,991
47,893
12,593
141,079
21,029
6,820
105,328
2,726
31,159
12,270
593,704
0
(562,143)
(4,408,123)
(184,265,419)
(33,726,962)
(56,134,755)
(49,048,313)
(2,466,701)
20,823,305
0
791,271
17,062,469
513,442,906
0
(142,933)
311,574,846
45,356,468
1,045,638
(313,988)
51,434,641
101,670,467
0
0
35,314,414
128,124,179
0
(1,170,706)
148,532,054
5,334,771
0
0
2,305,927
5,565,946
0
0
214,280,614
0
0
(136,590,245)
(37,986,465)
0
29,680,109
0
0
358,707,238
(76,337,207)
0
6,965,606
0
0
58,540,381
81,168,796
1,821,452,367
2,347,307,827
827,049,921
703,907,852
510,668,757
575,663,280
404,180,783
835,082,868
15,066,892
24,338,425
- 62 -
損益計算書および純資産変動計算書
ユー・エス・
ハイ・イールド・
ポートフォリオ
(米ドル)
ヨーロピアン・
グロース・
ポートフォリオ
(ユーロ)
ユーロピアン・
インカム・
オポチュニティーズ・
ポートフォリオ
(ユーロ)
アジアン・
グロース・
ポートフォリオ
(米ドル)
ジャパン・
グロース・
カンパニーズ・
ポートフォリオ
(円)
7,741,451
190,738
7,932,189
75,861
3,178,439
3,254,300
8,006,825
0
8,006,825
1,134
18,943
20,077
0
7,721,522
7,721,522
630,676
428,375
224,099
84,090
221,197
63,069
46,305
70,660
19,003
47,966
57,309
1,892,749
0
6,039,440
1,689,205
1,239,741
719,215
177,811
451,234
209,360
83,727
298,159
69,008
94,900
106,619
5,138,979
0
(1,884,679)
560,422
562,575
580,508
101,895
298,381
48,594
54,146
74,079
26,327
45,625
114,445
2,466,997
0
5,539,828
15,386
6,101
3,392
1,620
18,750
0
798
33,085
2,163
49,950
76,670
207,915
(13,911)
(173,927)
10,782,567
9,080,056
11,350,070
1,362,008
15,267,880
2,898,345
545,027
9,027,524
1,654,593
7,687,630
433,526
70,089,226
0
(62,367,704)
(2,498,455)
(74,708,135)
(973,348)
(558,238)
(166,839,085)
10,240,460
0
0
13,781,445
65,401,078
0
2,862
(11,188,874)
5,190,479
0
(76,513)
9,680,446
117,770
0
(172)
(614,567)
256,729,010
0
0
27,522,221
67,641,069
(5,172,138)
0
(27,539,542)
0
0
52,140,541
(5,271,844)
0
(2,774,263)
0
0
48,597,780
124,848,156
191,364,872
152,636,456
79,899,921
136,449,064
- 63 -
3,388,830
0
(357,003,490)
0
0
1,451,428,494
1,121,947,225
損益計算書および純資産変動計算書
ヨーロピアン・
テクノロジー・
ポートフォリオ
(ユーロ)
5,598
78,622
84,220
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(米ドル)
(千円)
3,701
87,829
91,530
386
9,153
9,538
グローバル・
ボンド(ユーロ)
ポートフォリオ
(ユーロ)
連 結
(米ドル)
59,801
0
59,801
440,648,049
35,905,527
476,553,576
134,234
83,158
43,078
11,186
150,536
34,644
5,161
53,220
12,843
67,525
32,429
628,014
0
(543,794)
622,325
412,930
45,704
51,860
201,871
177,218
25,582
23,869
37,221
50,005
50,474
1,699,059
0
(1,607,529)
64,852
43,031
4,763
5,404
21,037
18,468
2,666
2,487
3,879
5,211
5,260
177,059
0
(167,521)
5,791
1,731
100
1,053
2,221
2,324
631
11,819
927
17,545
7,459
51,601
(33,942)
42,142
57,381,419
45,718,298
29,575,142
7,924,909
14,991,349
4,786,792
3,967,436
3,180,299
1,527,538
499,794
1,788,134
171,341,110
(50,317)
305,262,783
(10,553,107)
(6,493,763)
(676,715)
38,533
(402,547,334)
(8,190)
0
(41,746)
30,739
1,033,389,423
1,248,879
(969,004)
936,384,747
2,461,548
(45,997)
0
2,909,265,890
(345,486,607)
8,114,202
11,801,011
0
1,561
705,671
23,740,497
0
19
15,639,224
(1,717,882)
0
0
(4,964,642)
0
0
14,922,026
13,909,815
50,456,620
61,131,202
2,473,997
0
2
1,629,764
(517,365)
0
0
5,258,084
6,370,483
- 64 -
0
2,446,290
6,585,866,682
10,094,144,914
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ
財務書類に対する注記
2003年8月31日
注記A
概
要
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ(以下「ファンド」という。)は、ルクセンブルグ大
公国の法律に基づき設定された共有持分型投資信託(“fonds commun de placement”)である。当初、フ
ァンドは1991年8月21日に「アライアンス・グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオ」の名称で
設定された。その後、約款が改正され、「アライアンス・グローバル・インベストメンツ」という新しい名
称とファンドが傘型となることが1992年7月22日に採択された。1997年1月1日付で、「エイ・シー・エム・
グローバル・インベストメンツ」の名称が採択された。
アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)エス・エイは、アライアンス・アメリカン・ファンドおよ
びアライアンス・ワールドワイド・インカム・ファンドの管理会社としてならびにエイ・シー・エム・グロ
ーバル・インベストメンツの管理会社として、各ファンドの保管受託銀行であるブラウン・ブラザーズ・ハ
リマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイの同意を得て、アライアンス・ワールドワイド・インカム・フ
ァンドおよびアライアンス・アメリカン・ファンドをそれぞれ「エイ・シー・エム・グローバル・インベス
トメンツ-グローバル・ボンド・ポートフォリオ」(1996年9月16日に効力発生)および「エイ・シー・エ
ム・グローバル・インベストメンツ-アメリカン・グロース・ポートフォリオ」(1997年1月2日に効力発生)
の名称でエイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツの中の追加のポートフォリオとして管理運用す
ることを決議した。ファンドは、それぞれが個別の資産プールである17個のポートフォリオ(以下、それぞ
れを「ポートフォリオ」という。また、総称して全ポートフォリオを「ポートフォリオ」という場合がある。)
で構成されている。
アジアン・グロース・ポートフォリオは、2003年3月12日より清算に入った。管理会社の取締役会は、2003
年4月15日に最終的な清算分配金の支払を承認した。
各クラスの受益証券は、該当する各ポートフォリオの投資有価証券に対する持分を表章し、各クラスの全
受益証券は分配および買戻しに関して同等の権利を有する。以下は各ポートフォリオの運用開始日および販
売されているクラス証券の一覧表である。
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-
グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオ
ディベロッピング・リジョナル・マーケッツ・ポートフォリオ
アメリカン・インカム・ポートフォリオ
インターナショナル・プライヴァティゼイション・ポートフォリオ
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
アメリカン・グロース・ポートフォリオ
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
ユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオ
ユー・エス・ハイ・イールド・ポートフォリオ
ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオ
ユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオ
ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオ*
ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオ
バイオテクノロジー・ポートフォリオ*
グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオ
- 65 -
運用開始日
販売クラス証券
1991年10月25日
1992年10月30日
1993年7月1日
1994年6月24日
1994年9月27日
1994年12月6日
1996年9月16日
1997年1月2日
1997年9月22日
1997年11月24日
1998年8月28日
1999年2月26日
1999年2月26日
2000年4月28日
2000年6月30日
2000年11月30日
2002年11月1日
A,B,C2,I,S
A,B,C2,I
A,A2,AT,B,B2,BT,C,C2,I,J
A,B,I
A,A2,AT,B,B2,BT,C,I
A,A2,B,B2,C2,I
A,A2,AJ,AT,B,B2,BT,C,C2,I
A,AX,B,C2,I,S
A,A2,AT,B,B2,BT,C,I,I2,J
A,B,I
A,A2,AT,B,B2,BT,C,I
A,B,C2,I
A,A2,AT,B,B2,BT,C,C2,I
BJ,I
A,B,C2,I
A,B,C2,I
A,A2,B,B2,C2,I
*
2003年8月31日現在、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオおよびバイオテクノロジー・
ポートフォリオの香港における販売のための届出はなされていない。
注記B
重要な会計方針
ポートフォリオが採用している重要な会計方針の要約は、以下のとおりである。
1.有価証券の評価
証券取引所に上場されているかまたは他の規制ある市場で取引されている証券は、当該取引所または当
該市場において入手可能な直近の取引値により評価される。かかる価格が入手できない場合は、当該日の
売買呼び値の仲値で評価される。証券が数ヶ所の証券取引所または市場で上場または取引されている場合
は、当該証券の主要市場である証券取引所または市場における入手可能な直近の取引値が用いられる。証
券取引所に上場されていないか、または規制ある市場において取引が行われていない証券は、主要なマー
ケット・メーカーが提供する直近の売買呼び値の仲値で評価される。かかる市場価格がない場合、または
かかる市場価格が当該証券の適正な市場価値を反映していない場合は、当該証券は、適正価値を反映する
と判断された方法で評価される。
債務証券および満期までの残存期間が60日に満たない短期債務証券は償却後原価で評価されるが、この
方法が適正価値を表示していない場合はこの限りではない。
2.創
業
費
6個のポートフォリオの創業費については、ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオおよびユーロピ
アン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオは2004年2月まで、ジャパン・グロース・カンパ
ニーズ・ポートフォリオは2005年4月まで、ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオは2005年6月ま
で、バイオテクノロジー・ポートフォリオは2005年11月まで、ならびにグローバル・ボンド(ユーロ)ポ
ートフォリオは2007年11月まで、それぞれ定額法により償却される。グローバル・ハイ・イールド・ポー
トフォリオ、ユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオおよびユー・エス・ハイ・イール
ド・ポートフォリオの創業費は、2003年8月31日に終了した年度中に全額償却された。グローバル・グロ
ース・トレンド・ポートフォリオのクラスS証券に関する創業費は2006年8月まで、またアメリカン・グロ
ース・ポートフォリオのクラスS証券に関する創業費は2006年10月まで、それぞれ定額法により償却され
る。
3.配分方法
“債券”ポートフォリオおよび“バランス型”ポートフォリオに関する収益および費用(ただし、クラ
ス固有の管理報酬、販売報酬および受益者サービス報酬は除く。)は、各クラスの決済済受益証券の評価
額に比例して毎日配分される。“株式”ポートフォリオに関する収益および費用は、各クラスの発行済受
益証券の評価額に比例して毎日配分される。全ポートフォリオに関して、実現および未実現損益は各クラ
スの発行済受益証券の評価額に比例して毎日配分される。クラス固有の管理報酬、販売報酬および受益者
サービス報酬は、直接当該クラスの負担とされる。
ポートフォリオの各クラスS証券は機関投資家向けであるため、一定のファンド費用は、適宜、最低限
必要である受益者活動および会計上の要求に基づき、各クラスS証券に配分される。
4.外貨換算
約款に規定されたポートフォリオの表示通貨以外の通貨建による価額は、入手可能な直近の売買価格の
平均値で換算される。期末日の為替レートによる外貨建資産(投資を除く)および負債の為替換算評価か
ら生じる損益の純額は、外貨建資産および負債に係る未実現評価損益の変動額の一部として計上される。
- 66 -
5.投資収益および投資取引
受取配当金は、配当落日に計上される。受取利息は日々発生主義で計上される。ポートフォリオの投資
損益は、平均原価法に基づき決定される。ただし、ディベロッピング・リジョナル・マーケッツ・ポート
フォリオのみは、先入れ先出し法(F.I.F.Oベース)に基づき決定される。ファンドは受取利息に調整と
して割引分を含んでいる。
注記C
税
金
ルクセンブルグの共有持分型投資信託(FCP)であるファンドには、ルクセンブルグの現行の税法の
下で、所得税、源泉税あるいはキャピタル・ゲイン税は課されない。ファンドには、各四半期末日の純資
産総額に対して年率0.05%の税率でルクセンブルグの年次税が課される(ただし、ショート・マチュリテ
ィー・ドル・ポートフォリオおよび全クラスS証券は、年率0.01%の税率となっている。)。有価証券に
ついての利息、配当金およびキャピタル・ゲインには、国によって源泉税またはキャピタル・ゲイン税が
課される場合がある。
注記D
分
配
受益者へ支払われた分配金は、分配落日に計上される。
注記E
投資顧問報酬および関係会社とのその他の取引
各ポートフォリオに関する投資顧問契約の条項に基づき、ファンドはアライアンス・キャピタル・マネ
ジメント・エル・ピー(以下「投資顧問会社」という。)に投資顧問報酬を支払う。
投資顧問会社は、アジアン・グロース・ポートフォリオについての投資顧問報酬の一部を自発的に権利
放棄することに同意している。2003年8月31日に終了した年度について権利放棄された金額の総額は
12,291ドルであった。
投資顧問会社は、グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオのクラスA、A2、B、B2、C2、I証券に
ついての年間の運用経費を日々の平均純資産額のそれぞれ年率2.05%、2.05%、3.05%、3.05%、2.75%、1.50%
に制限するために必要な場合、一定の費用を負担することに自発的に同意している。2003年8月31日に終
了した年度についての当該払戻金額は、グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオに関して33,942
ユーロであった。
ファンドはまた、管理会社(アライアンス・キャピタル(ルクセンブルグ)エス・エイ)に管理報酬を
支払う。管理会社は、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオに関する追加報酬を受領する
権利を有する。管理会社に支払われる追加報酬は、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオ
の全クラスBJ証券を保有するエイ・シー・エム・ジャパン・グロース・カンパニーズ・ファンドの運営およ
び将来の解散に関して生じる費用を賄うためのもので、ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォ
リオのクラスBJ証券の日々の純資産額の0.02%を超えない金額とする。
管理会社は、アジアン・グロース・ポートフォリオについての管理報酬の一部を自発的に権利放棄する
ことに同意した。2003年8月31日に終了した年度について権利放棄された金額の総額は1,620ドルであっ
た。
各ポートフォリオの特定のクラス証券は、アライアンス・バーンスタイン・インベストメント・リサー
チ・アンド・マネジメント・インク(旧アライアンス・ファンド・ディストリビューターズ・インク)の
一部門であるエイ・シー・エム・ファンド・ディストリビューターズ(以下「販売会社」という。)に受
益者サービス報酬を支払う。また、各ポートフォリオの特定のクラス証券は、販売会社に、当該ファンド
- 67 -
証券に関してファンドに提供される販売関連業務に対する報酬である販売報酬を支払う。前述の報酬はす
べて、各ポートフォリオの日々の平均純資産額に対し年率で発生し毎月支払われる。
投資顧問会社は、バイオテクノロジー・ポートフォリオの各クラス証券の純資産額の増加額に対し20%
の成功報酬を受領する権利を有する場合がある。2003年8月31日に終了した年度について、バイオテクノ
ロジー・ポートフォリオから投資顧問会社に支払われるべき成功報酬はなかった。
各ポートフォリオに適用される各報酬の年率の一覧は、後記の表1に記載されている。
クラスB証券には、0.00%から4.00%の間の料率により偶発後払販売手数料が課される。実際に課される
料率は、ポートフォリオおよび当該証券の保有期間による。
ファンドは、その登録・名義書換事務代行会社であるエイ・シー・エム・グローバル・インベスター・
サービセズ・エス・エイ(投資顧問会社の全額出資子会社)に、同社がファンドの登録・名義書換代行業
務を行うための人員および設備の提供に対して登録・名義書換事務代行会社契約に基づく報酬を支払う。
かかる報酬は、2003年8月31日に終了した年度について12,159,041ドルであった。アジアン・グロース・
ポートフォリオに関するかかる報酬は、2003年8月31日に終了した年度については権利放棄された。
ファンドは、ルクセンブルグ以外の一部の法域における販売のためのファンドの登録に関連して提供さ
れた一定のサービスについて、一定の条件に従って、投資顧問会社に報酬を支払う。2003年8月31日に終
了した年度中に、555,146ドルが支払われた。
ファンドは、その法律顧問であるエルビンガー・ホス・プリュッセン法律事務所(管理会社の取締役で
あるイブ・プリュッセン氏は、同事務所のパートナーのひとりである。)に、ファンドに提供された法律
顧問サービスに対して報酬を支払う。2003年8月31日に終了した年度中に、97,843ユーロが支払われた。
アライアンス・キャピタル・マネジメント・エル・ピーは、引受団のメンバーとして重要な利害関係の
ある関係者を含む募集および/または新規発行に関する取引を行っていない。
ファンドのために遂行されたすべての取引は、通常の営業過程および/または通常の商業条件で行われ
た。
関係会社であるサンフォード・C・バーンスタイン・アンド・カンパニー LLCおよびサンフォード・C・
バーンスタイン・リミテッドを通じて実行されたファンドの取引総額は、30,272,670ドルであった。かか
る取引は、全取引の0.14%を占める。サンフォード・C・バーンスタイン・アンド・カンパニー LLCおよ
びサンフォード・C・バーンスタイン・リミテッドのサービスを利用した取引に対し、2003年8月31日に
終了した年度について支払われた手数料は66,112ドルであった。
注記F
ソフト・コミッション契約
2003年8月31日に終了した年度中に、アライアンス・キャピタル・マネジメント・エル・ピーは、“バ
ランス型”ポートフォリオおよび“株式”ポートフォリオに関連して、ブローカーとソフト・コミッショ
ン契約を締結し、かかる契約に基づき投資決定を行う過程をサポートするために用いられる商品およびサ
ービスを受領した。かかる商品およびサービスには、データ・相場付けサービス、専門家による産業・企
業・消費者リサーチ、ポートフォリオおよび市場分析、企業実績測定サービス、ならびにかかるサービス
の引渡しに用いられるコンピューター・ハードウェアおよびソフトウェアが含まれていた。
注記G
為替先渡契約
ファンドは、非米ドル/ユーロ貨の投資に係る非米ドル/ユーロ貨の為替変動のリスクをヘッジするた
め、また一定の非米ドル/ユーロ貨建ての確定売買契約をヘッジするため、為替先渡契約を締結する。為
- 68 -
替先渡契約は、取決めた先渡レートで将来の期日に非米ドル/ユーロ貨を購入または売却する契約であ
る。原契約と契約終了時の差異から生じる損益は、投資および通貨に係る純実現損益の項目に計上される。
未決済の為替先渡契約の評価額の変動は、為替先渡契約に係る未実現評価損益の構成部分として財務報
告上反映される。
契約相手方による契約不履行の潜在性および米ドル/ユーロに対する為替レートの予期せぬ変動から
リスクが生じる可能性がある。
2003年8月31日現在におけるファンドの未決済先物為替契約の詳細は、後記の表2に記載されている。
注記H
買戻条件付取引契約
買戻条件付取引契約は、米国政府または米国政府の関係機関もしくは外郭団体の債務証券によって担保
されている。買戻条件付取引契約の対象となる証券は、経過利息を含む買戻価格と少なくとも同等の金額
で、常に保管受託銀行によって保有されるものとする。2003年8月31日現在、各ポートフォリオは買戻条
件付取引契約を保有していない。
注記I
金融先物契約
ファンドは、予想される市場の変動の不利な影響に対してポートフォリオをヘッジする目的で金融先物
契約の売買を行うことができる。ファンドは、かかる金融商品の評価額の変動から生じる市場リスクを負
う。ファンドによる金融先物契約の取引は規制ある取引所を通じて行われるため、契約相手方の信用リス
クは生じない。
ファンドは、金融先物契約締結時に、当該取引が実行される取引所によって要求される当初証拠金を、
担保として保管受託銀行に預託しかつそれを維持する。契約に従って、ファンドは、当該契約の評価額の
日々の変動に等しい金額の現金をブローカーから受領するか、あるいはブローカーに支払うことに合意す
る。
当該受領額または支払額は、変動証拠金と呼ばれ、ファンドは、これを未実現損益として計上する。契
約終了時に、ファンドは、契約締結時と契約終了時の契約評価額の差額相当分を実現損益として計上する。
2003年8月31日現在におけるファンドの未決済金融先物契約の詳細は、後記の表3に記載されている。
注記J
銀行借入枠
ファンドは、保管受託銀行との間に設定された当座借越枠(以下 「借越枠」という。)により、異常な買
戻活動に関連して必要ある場合、一定の制限の下で、短期的/一時的資金を調達することができる。
ファンドの各ポートフォリオの借入れは、それぞれの純資産額の10%を限度とする。借越枠に従った借
入金は、相互に合意された利率で利息が課され、各ポートフォリオの原資産を担保としている。
注記K: 後発事象
2003年8月18日、管理会社の取締役会は、エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツによるエ
イ・シー・エム・バーンスタイン・ブレンデッド・スタイル・インベストメンツの吸収合併の承認を決議
した。当該合併は、2003年9月1日に効力が発生し、これに伴い2つの新しいポートフォリオが設定される。
エイ・シー・エム・グローバル・インベストメンツに設定される2つの新ポートフォリオの名称は、「エ
イ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-アメリカン・ブレンド・ポートフォリオ」および「エ
イ・シー・エム・グローバル・インベストメンツ-グローバル・ブレンド・ポートフォリオ」となる。
- 69 -
表1
報酬一覧表
クラス証券
投資顧問報酬
管理報酬
受益者
サービス報酬
販売報酬
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.03%
0.80%
0.30%
0.80%
0.30%
1.25%
n/a
n/a
n/a
n/a
1.00%
1.00%
n/a
n/a
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.80%
0.80%
0.80%
n/a
n/a
1.00%
1.00%
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
n/a
0.55%
n/a
n/a
n/a
0.70%
0.70%
0.70%
0.70%
0.70%
n/a
0.70%
0.10%
0.10%
0.10%
0.80%
0.80%
n/a
n/a
1.00%
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
n/a
n/a
n/a
n/a
0.45%
0.45%
0.45%
0.45%
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.75%
0.75%
0.75%
0.75%
0.75%
n/a
n/a
n/a
0.70%
0.70%
1.00%
n/a
グローバル・グロース・トレンド・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスAX証券
クラスB証券
クラスBX証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスS証券
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
ディベロッピング・リジョナル・マーケッツ・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券
クラスI証券
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
アメリカン・インカム・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券
クラスC証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスJ証券
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
インターナショナル・プライヴァティゼイション・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスB証券
クラスI証券
1.25%
1.25%
1.25%
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券
クラスC証券
クラスI証券
0.50%(1)
0.50%(1)
0.50%(1)
0.50%(1)
0.50%(1)
0.50%(1)
0.50%(1)
0.50%(1)
プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスC2証券
クラスI証券
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
0.90%
- 70 -
クラス証券
投資顧問報酬
管理報酬
受益者
サービス報酬
販売報酬
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.30%
0.55%
0.55%
0.55%
0.30%
1.00%
1.25%
n/a
n/a
n/a
n/a
n/a
n/a
1.00%
1.00%
1.00%
0.75%
1.00%
n/a
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.03%
0.80%
0.22%
0.80%
0.22%
0.22%
n/a
n/a
n/a
n/a
1.00%
1.00%
1.00%
n/a
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
1.05%
n/a
0.55%
n/a
n/a
n/a
1.00%
1.00%
1.00%
0.50%
n/a
1.00%
0.10%
0.10%
0.10%
0.80%
0.80%
n/a
n/a
1.00%
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.80%
0.80%
0.80%
0.80%
0.80%
0.80%
1.00%
n/a
n/a
n/a
n/a
1.00%
1.00%
1.00%
0.80%
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.80%
0.80%
1.25%
n/a
n/a
1.00%
n/a
n/a
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAJ証券
クラスAT証券
クラスAX証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券
クラスBX証券
クラスC証券
クラスC2証券
クラスI証券
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
アメリカン・グロース・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスAX証券
クラスB証券
クラスBX証券
クラスC2証券
クラスI証券
クラスS証券
0.95%
0.95%
0.95%
0.95%
0.95%
0.95%
0.95%
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券
クラスC証券
クラスI証券
クラスJ証券
1.15%
1.15%
1.15%
1.15%
1.15%
1.15%
1.15%
1.15%
1.15%
ユー・エス・スモーラー・カンパニーズ・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスB証券
クラスI証券
1.15%
1.15%
1.15%
ユー・エス・ハイ・イールド・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券
クラスC証券
クラスI証券
0.75%
0.75%
0.75%
0.75%
0.75%
0.75%
0.75%
0.75%
ヨーロピアン・グロース・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券
クラスI証券
0.95%
0.95%
0.95%
0.95%
- 71 -
クラス証券
投資顧問報酬
受益者
サービス報酬
販売報酬
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
1.25%
n/a
n/a
n/a
n/a
0.70%
0.70%
0.70%
0.70%
n/a
n/a
0.10%
0.10%
0.80%
n/a
1.00%
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.80%
0.80%
1.25%
n/a
n/a
1.00%
n/a
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.80%
0.80%
1.25%
n/a
n/a
1.00%
n/a
n/a
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.10%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
1.25%
n/a
n/a
n/a
1.00%
1.00%
n/a
n/a
管理報酬
ユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスAT証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスBT証券
クラスC証券
クラスC2証券
クラスI証券
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
ジャパン・グロース・カンパニーズ・ポートフォリオ
クラスBJ証券
クラスI証券
0.95%
0.95%
ヨーロピアン・テクノロジー・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券
クラスI証券
1.20%
1.20%
1.20%
1.20%
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスB証券
クラスC2証券
クラスI証券
1.20%
1.20%
1.20%
1.20%
グローバル・ボンド(ユーロ)・ポートフォリオ
クラスA証券
クラスA2証券
クラスB証券
クラスB2証券
クラスC2証券
クラスI証券
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
0.55%
(n/a:該当なし)
(1)
100,000,000米ドルまでは0.50%、次の100,000,000米ドルについては0.45%、200,000,000米ドル超過
分については0.40%。
- 72 -
表2
先物為替予約
通
貨
決
済
取得価額
(米ドル)
時 価
(米ドル)
未 実 現
評価(損)益
(米ドル)
181,203
122,820
352,224
183,184
124,625
353,543
1,981
1,805
1,319
239,495
236,137
274,457
472,689
240,288
237,541
276,502
476,150
(793)
(1,404)
(2,045)
(3,461)
(2,598)
12,403
10,292
79
78,782
7,944,135
7,322,741
125,496
19,719,783
8,018,294
7,430,358
124,626
19,836,965
74,159
107,617
(870)
117,182
43,912
28,546
73,200
86,798
13,901
144,201
1,164
166,068
97,000
78,783
78,783
190,907
125,500
28,353,452
20,521,403
10,938,883
95,370,019
15,131,271
155,656,703
1,868,741
15,180,621
56,015,560
20,891,675
19,651,411
23,564,439
16,468,736
28,387,335
20,609,650
10,815,658
95,304,790
15,250,558
158,093,449
1,836,388
14,999,170
56,059,986
19,836,965
19,771,748
22,865,781
16,905,829
(33,883)
(88,247)
123,225
65,229
(119,287)
(2,436,746)
32,353
181,451
(44,426)
1,054,710
(120,337)
698,658
(437,093)
(826,305)
21,000
5,256,439
5,287,675
6,320
10,512
769
194,249
21,000
21,000
293,641
2,099,668
11,446,986
1,234,506
17,756,689
5,568,815
5,238,214
38,533,042
2,124,013
11,532,669
1,213,134
17,544,447
5,287,675
5,270,291
39,555,740
日
契 約 高
(単位:千)
プリヴァンサ・グローバル・バランスト・ポートフォリオ
購 入
オーストラリア・ドル
2003年9月12日
283
カナダ・ドル
2003年10月14日
173
日本円
2003年9月25日
41,235
売 却
オーストラリア・ドル
2003年9月12日
372
カナダ・ドル
2003年10月14日
329
ユーロ
2003年10月31日
252
日本円
2003年9月25日
55,535
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
購 入
オーストラリア・ドル
2003年9月12日
カナダ・ドル
2003年10月14日
英ポンド
2003年9月15日
ポーランド・ズロチ
2003年9月2日
売 却
オーストラリア・ドル
2003年9月12日
カナダ・ドル
2003年10月14日
デンマーク・クローネ
2003年9月25日
ユーロ
2003年10月3日
ユーロ
2003年10月31日
ユーロ
2003年11月25日
英ポンド
2003年9月15日
メキシコ・ペソ
2003年9月19日
ニュージーランド・ドル
2003年9月4日
ポーランド・ズロチ
2003年9月2日
ポーランド・ズロチ
2003年10月2日
スウェーデン・クローナ
2003年9月29日
南アフリカ・ランド
2003年10月6日
グローバル・ハイ・イールド・ポートフォリオ
購 入
ポーランド・ズロチ
2003年9月2日
売 却
アルゼンチン・ペソ
2003年10月6日
ユーロ
2003年10月31日
英ポンド
2003年9月15日
メキシコ・ペソ
2003年9月19日
ポーランド・ズロチ
2003年9月2日
ポーランド・ズロチ
2003年10月2日
南アフリカ・ランド
2003年10月6日
- 73 -
31,236
(24,345)
(85,683)
21,372
212,242
281,140
(32,077)
(1,022,698)
(618,813)
通
貨
決
済
日
契 約 高
(単位:千)
ユーロピアン・インカム・オポチュニティーズ・ポートフォリオ
購 入
英ポンド
2003年9月18日
2,668
スウェーデン・クローナ
2003年9月18日
900
売 却
英ポンド
2003年9月18日
3,487
スウェーデン・クローナ
2003年9月18日
19,274
グローバル・ボンド(ユーロ)ポートフォリオ
購 入
オーストラリア・ドル
2003年9月18日
カナダ・ドル
2003年10月14日
デンマーク・クローネ
2003年9月18日
スウェーデン・クローナ
2003年9月18日
米ドル
2003年9月18日
米ドル
2003年10月14日
売 却
オーストラリア・ドル
2003年9月18日
カナダ・ドル
2003年10月14日
デンマーク・クローネ
2003年9月18日
英ポンド
2003年9月18日
メキシコ・ペソ
2003年9月18日
ニュージーランド・ドル
2003年9月18日
スウェーデン・クローナ
2003年9月18日
米ドル
2003年9月18日
米ドル
2003年10月14日
南アフリカ・ランド
2003年10月6日
未 実 現
評価(損)益
(ユーロ)
取得価額
(ユーロ)
時 価
(ユーロ)
3,859,580
96,906
3,831,252
98,186
(28,328)
1,280
4,969,160
2,116,894
5,007,445
2,102,690
(38,285)
14,204
(51,129)
45
38
272
116
39
47
26,506
24,874
36,632
12,700
35,255
42,914
26,534
24,926
36,594
12,693
35,407
43,273
28
52
(38)
(7)
152
359
152
105
522
32
499
186
820
681
27
457
87,836
67,407
70,294
44,747
40,440
93,353
89,370
593,296
24,816
53,895
89,244
68,835
70,243
45,364
41,047
97,472
89,416
620,201
24,565
56,035
(1,408)
(1,428)
51
(617)
(607)
(4,119)
(46)
(26,905)
251
(2,140)
(36,422)
表3
金融先物契約
未 実 現
満
期
日
約
定
数
時
価
(米ドル)
評価(損)益
(米ドル)
ショート・マチュリティー・ドル・ポートフォリオ
先物ショート
5年物米国財務省中期証券
2003年9月
(350)
(39,019,531)
(71,715)
10年物米国財務省中期証券
2003年9月
(210)
(23,421,563)
(126,342)
(198,057)
グローバル・ボンド・ポートフォリオ
先物ショート
10年物米国財務省中期証券
2003年9月
(270)
(30,113,438)
10年物米国財務省中期証券
2003年12月
(100)
(10,971,875)
1,114,062
(68,424)
1,045,638
- 74 -
2【ファンドの現況】
【純資産額計算書】
バイオテクノロジー・ポートフォリオ
(2004年12月末日現在)
ド
円(注1)
ル
Ⅰ 資産総額
64,895,213
6,762,730
Ⅱ 負債総額
349,751
36,448
64,545,462
6,726,283
クラスA証券
58,835,189
6,131,215
クラスB証券
5,529,126
576,190
Ⅲ 純資産総額(Ⅰ-Ⅱ)
クラスA証券 9,000,562口
クラスB証券
881,974口
Ⅳ 発行済口数
Ⅴ 1口当り純資産価格〔Ⅲ/Ⅳ〕
クラスA証券
クラスB証券
ドル
6.54
6.27
円(注2)
669.76
642.11
ユーロ(注2)
4.82
4.62
(注1) 平成16年12月30日現在の株式会社東京三菱銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ドル=104.21円)による円貨換算の数値であ
る。
(注2) ユーロ建ておよび円建ての1口当り純資産価格は、ドル建ての1口当り純資産価格を、管理事務代行会社であるブラウン・ブ
ラザーズ・ハリマン(ルクセンブルグ)エス・シー・エイが適用為替レートにより換算して算出したものであり、注1に記載す
る換算レートによる円貨換算の数値ではない。
- 75 -
第5【販売及び買戻しの実績】
各会計年度における販売および買戻しの実績ならびに各会計年度末現在の発行済口数は次の通りであ
る。
(注) ( )内の数字は日本国内における販売、買戻および発行済の口数を示す。
*
第4会計年度のクラスA証券の世界全体の販売口数のうち471,228口は他のエイ・シー・エム・ファンドから
の乗換口数であり、同買戻口数のうち371,178口は他のエイ・シー・エム・ファンドへの乗換口数である。同
会計年度のクラスB証券の世界全体の販売口数のうち449,771口は他のエイ・シー・エム・ファンドからの乗
換口数であり、同買戻口数のうち164,239口は他のエイ・シー・エム・ファンドへの乗換口数である。
クラスA証券
第1会計年度
(2001年8月末日終了年度)
第2会計年度
(2002年8月末日終了年度)
第3会計年度
(2003年8月末日終了年度)
第4会計年度
(2004年8月末日終了年度)
販売口数
買戻口数
発行済口数
8,186,857
(7,872,261)
1,004,267
(969,026)
7,182,590
(6,903,235)
3,348,682
(2,963,584)
933,501
(798,312)
9,597,771
(9,068,507)
1,582,717
(533,836)
2,387,238
(1,800,159)
8,793,250
(7,802,184)
3,061,380*
(458,623)
2,730,935*
(1,051,979)
9,123,695
(7,208,828)
買戻口数
発行済口数
クラスB証券
販売口数
第1会計年度
(2001年8月末日終了年度)
第2会計年度
(2002年8月末日終了年度)
第3会計年度
(2003年8月末日終了年度)
第4会計年度
(2004年8月末日終了年度)
1,567,974
(0)
435,169
(0)
1,132,805
(0)
737,081
(0)
820,937
(0)
1,048,949
(0)
95,213
(0)
345,764
(0)
798,398
(0)
646,935*
(0)
431,240*
(0)
1,014,095
(0)
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PRO-ABT
0502073
上記7桁の数字が シティバンクの目論見書コード です
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