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2 ひろしま市民と市政 私たちの健康を守るために 身近にかかりつけ医を持ちましょう 病気やけがを治療する時に受診する病院。病院や診療所にはそれぞれ機能や役割 があり、正しく受診することで、私たちは健康を維持し、安心して暮らせるようにな ります。健康について身近に相談できる「かかりつけ医」を持つことが大切です。 問保健医療課(☎504-2178、F504-2258) 対応を迫られる 2025年問題 療制度は私たちが安心して暮 らすためには欠かせません。 団塊の世代が75歳以上になる 2025年には、人口の4人に1人が75歳 以上という、超高齢社会となり、認知症 などに加え、高齢者の日常生活の不調 も含めた早期発見、早期治療など、医療 への需要が高まります。 総医療費が増えるだけでなく、患者 数が現在の病院のベッド数を超え、適 切な治療ができなくなることが予想さ れます。これが私たちが直面するとい われている「2025年問題」です。 そこで国は、質が高く効率的な医療 を行えるよう、医療制度の見直しに取 り組んでいます。 市でも、高齢者が人生の最期まで住 み慣れた地域で自分らしい暮らしを続 けられるよう、医療・介護・生活支援の 連携を進めるとともに、かかりつけ医 (中小病院・診療所)の普及に取り組ん でいます。 また、大病院、中小病院、診療所が、そ 医 れぞれの特徴を生かして異なる機能 を担うことで、私たちが安心して暮ら せる医療体制を維持することができ ます。 まま大病院を受診する患者も少なく 紹介状を持たず大病院(一般病床が なく、受診までの待ち時間が長くな 500床以上の病院)を受診すると、通 るほか緊急の患者などへの対応が困 常の医療費の他に、定額の負担金を 難になる恐れが出てきています。 支払わなければならなくなりました。 医療機関を受診する時は、まずか これは大病院などの役割を明確に かかりつけ医と大病院の役 かりつけ医に行きましょう。大病院に し、大病院に患者が集中するのを避 割を正しく理解しましょう 比べて、比較的待ち時間が短く、症状 ける目的で定められました。 広島市民病院と安佐市民病院にお かかりつけ医は、 風邪や腹痛など比 によって、必要な専門医や医療機関 安心して適 いても、8月1日から、紹介状を持た 較的軽い病気やけがに対応するほか、 を紹介してもらえるので、 ずに受診した時に、定額負担が必要 医療のことなら何でも相談でき、 必要 切な医療を受けることができます。 です。 (下表参照) に応じて大病院などを紹介するなど、 紹介状を持たずに 私たちが健康で、いざという時に 身近で頼りになるお医者さんです。 大病院を受診すると は安心して医療を受けることができ 大病院はかかりつけ医からの紹介 定額負担が必要になります るよう、医療機関の適正な受診をお に応じるとともに、高度医療、手術・入 院を必要とする医療など、 専門的な治 今年4月から、 かかりつけ医からの 願いします。 療が必要な患者を受け入れる役割が ■紹介状なしで大病院を受診した場合の定額負担 あります。 ●医療機関の支払窓口では、医療費 初診 再診 しかし実際には紹介状を持たない 広島市民病院 の自己負担分に加えて、 表の金額を 医科 歯科 医科 歯科 安佐市民病院 円 円 円 円 負担していただく必要があります (8月1日から実施) 5,400 3,240 2,700 1,620 ●広島大学病院、県立広島病院、広島 赤十字・原爆病院などの大病院で 再診:他の病院(中小病院・診療所など)への紹 も紹介状がない場合は定額負担が 介を行うとの申し出をしたにもかかわら 必要です ず、続けて受診するとき 定額負担に関するお問い合わせは ※緊急時などやむを得ない事情で受診された 問同課市立病院機構担当 場合などは、負担を求めないことがあります (☎504-2668、 F504-2258) ●まずは、 かかりつけ医を受診しましょう かかりつけ医(中小病院・診療所) もし、あなたが・・・ ・体の不調を感じたとき 「風邪を引い た」 比較的軽い症状の場合は、いつものかかりつけ医を受診しま しょう。 受診 普段の健康状態を把握しているからこそのアド 「熱がある」 バイスも得られます。 「お腹の具合 また、大病院に比べて比較的待ち時間も短いの が悪い」 で、受診時のストレスも少ないですよ。 な ど ・日々の健康管理や体調の変 化 について相談したいとき 紹介状 原則、かかりつけ医からの紹介 逆紹介 病状が安定 した場合など により、専門的 な治療が必要な 患者を受け入れ ます。 直接大病院を受診すると、医療費の自己負担分の他に、定額負担がかかります。 まずは、身近なかかりつけ医を受診しましょう。 夜、かかりつけ医が診療時間外で朝まで待つのは不安なときは・・・ 夜間急病センター 広島市医師会 同センターで診察するのは、事故やけがなどを除 く、軽症の患者です。 【対象となる症状の例】 ●熱が出た ●お腹が痛い ●咳が止まらない ●眼が痛い(千田町)な ど 【利用にあたって】 ●予約不要 ●原則応急処置。薬を1日分処方します ●いずれも駐車場完備です(救急車では来院不可) ●検査、入院が必要な場合は医療機関を紹介します ●翌日以降に、かかりつけ医も受診してください ※小児の場合は、舟入市民病院を受診してください。 その他の診療科など詳しくは 大病院 市HP 千田町夜間急病センター 【診療科目】内科(15歳以上) ・眼科 【受付時間】毎日19:30~22:30 【休診日】12/31~1/3 【所在地】中区千田町三丁目8-6 問☎504-9990、F504-9991 安佐医師会 可部夜間急病センター 【診療科目】内科(15歳以上) 【受付時間】月~土曜日19:00~22:30 【休診日】日曜日・祝日・12/31~1/3 【所在地】安佐北区可部四丁目11-28 問☎814-9910、F814-9909 休日・夜間の救急 検索 体にやさしい放射線治療が注目されています 広島がん高精度放射線 治療センター(HIPRACハイプラック) 専門性の高い医療 スタッフ、最新の放 射線治療装置を取り 入れ、生活スタイル を変えずに通院での治療ができるなど、 身体的にも精神的にも負担が少なく、高 度な治療ができる施設です。 受診には医療機関からの紹介が必要で す。センターへの受診希望をする人は、主 治医の先生と相談してみてください。 【所在地】東区二葉の里三丁目2-2 問☎263-1330、F263-1331