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第3回 兵庫県開業獣医師会臨床研究会開催報告書 一般社団法人 兵庫県開業獣医師会主催 1.日 時:平成 25 年 2 月 17 日(日) 9:30(受付 9:00~)~17:30 2.会 場:舞子ビラ神戸(兵庫県神戸市垂水区東舞子町 18-11 tel.078-706-3711) 3.内 容:~午前の部~ 講演 「治療に免疫抑制剤が必要な犬と猫の皮膚疾患」 講師 岩崎 利郎先生(東京農工大学 大学院農学研究院 動物生命科学部門 教授 協賛:ノバルティスアニマルヘルス株式会社) ~午後の部~ 症例発表会19題 ※ 症例発表会終了後(18:00~)、同会場「舞子の間」にて懇親会 4.報 告: 平成 25 年 2 月 17 日、神戸市の舞子ビラ神戸にて、 「第3回兵庫県開業獣医師会臨床研究会」 を開催したことをご報告いたします。 当日は、お天気に恵まれ、184 名と多くの方のご参加をいただき、盛況のうちに会を終了する ことができました。 予定通り、9 時半より開会となった研究会は、会長挨拶から始まり、午前の部のプログラムは 「治療に免疫抑制剤が必要な犬と猫の皮膚疾患」と題して岩崎先生よりご講演いただきまし た。臨床例を交えて、実践的なお話をわかりやすくお話いただきました。 (岩崎先生の講演につい ての感想は、後述のアンケート集計に詳細有) 協賛ブース会場では、14 社ものご参加をいただき、機器、パンフレットなどの展示を行いなが ら、参加者との交流を深めていただきました。また、昼食時には、講演会場にて、ブース出展さ れた企業様のプレゼン時間を設けました。 午後の症例発表については、今年は 19 題と多くのエントリーがあり、各演題とも、活発な質疑 応答が交わされました。質疑応答の時間が盛り上がり、少し制限時間を超過する場面もみられま した。 研究会後の懇親会は、午後の症例発表で、オブザーバーをご担当いただいた岩崎先生と秋吉先 生より、褒賞理由とともに、褒賞演題 4 題の発表がありました。引き続き、山田会長より表彰状 と報奨金が授与されました。 (褒賞演題については後述) その後、和やかな雰囲気のなか、ご協力いただいた企業の皆様、参加者の皆様と交流する時間 となりました。 今年は、去年にもまして、たくさんの方々のご協力、ご支援をいただき、非常に熱気のある有 意義な研究会となったと思います。ご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。 -1- 5.研究会の様子(1) -2- 研究会の様子(2) -3- 研究会の様子(3) -4- 6.参加者:184 名(内訳は下記のとおり) 当会会員参加者 阪神 西宮 東播 姫路 西播 摂丹 但馬 淡路 合計 会員以外の参加者 11 17 26 17 5 11 3 4 94 協賛企業 その他 講師 合計 41 47 2 90 94 名(会員)+90 名(非会員)=184 名 ※ 不参加の会員には、支部ごとに(理事宛)まとめてシラバス配布 7.アンケートについて 次回からの研究会の参考にさせていただきたく、会場にてアンケートのご記入をお願いしま した。アンケートの回収枚数は 58 枚(参加者 184 名)、回収率は、31.5%でした。 アンケートにご協力いただいた皆様ありがとうございました。以下は、アンケートをまとめ たデータです。 <アンケート原紙> -5- ◎ アンケート記入者の情報 性別 男 女 合計 種別 会員 非会員 不明 合計 38 20 58 年齢 20代 30代 8 40代 12 29 28 1 58 50代 17 60代 14 ◎ 講演について 望む内容だったかどうか 期待通り どちらかというと期待通り どちらともいえない どちらかというと期待外れ 期待外れ 不明 28 25 1 0 0 4 内容の難易度 かなり易しい どちらかというと易しい ちょうどいい どちらかというと難しい かなり難しい 不明 3 13 37 1 1 3 70代 2 -6- 3 80代以上 不明 0 2 ◎ 講演について 診療の参考となるか? とても参考になる どちらかというと参考になる どちらともいえない どちらかというと参考にならない まったく参考にならない 不明 37 16 2 0 0 3 印象に残った(参考になった)内容【要約】 ・猫のアレルギー、特に症例報告とアレルギーの鑑別の仕方 ・猫(アレルギー)に対してのシクロスポリンの有効性 ・シクロスポリンを外用するというのは意外だった ・猫アレルギー性皮膚炎に対してのシクロスポリン内用薬の滴下療法 ・無菌性結節性脂肪織炎の生検方法について(パンチを使用しないこと) ・アトピーの概念が臨床的によくわかり、とても参考になった ・日常ルーチンに使っている皮膚生検検査にも定法を守らなければピットホールがあることを 反省できた 他 講演の感想【要約】 ・臨床獣医師の立場に立った講演で、日常診療に役立つ内容であったと思う ・治療における効果判定やそれにかかる期間なども聞けて大変参考になった ・ステロイド、アトピカの具体的な臨床使用例が挙げられ、わかりやすかった ・大まかなことは分かったつもりでいたが、専門の先生により、知識が深まった ・猫の習性を利用しての治療で参考になった ・わかりやすい言葉で臨床場面に直接関係する内容で理解しやすかった ・症例で困っているものがあったのですが、講演を聴いて参考になった ・日々の診療の方法に確信が持てた ・とてもわかりやすく、臨床に活かせる内容だった ・臨床の現場ですぐ使える診断、および治療についての講演で勉強になった ・他の免疫抑制剤や具体的な用量、使用期間についても教えてもらいたかった ・時間切れになったのが残念 ・最後の疾患を聴きたかった 他 -7- ◎ 臨床発表感想など 臨床発表の感想【要約】 ・簡単に導入できるものではないが、今後の獣医療の可能性を感じた ・老齢犬の角膜潰瘍の発生と治療についてよくわかった ・どの演題も全体的にレベルが高く、すごく勉強になった ・どの演題もとても勉強になり、有意義だった ・胸腔鏡であんなことができるなんてびっくりした ・難治性疾患に対する探究をどんどん行っていってほしい ・大きな刺激になった ・非常に治療に役立つ発表でした 他 ◎ 聴きたい講演のテーマや全体的な感想 全体的な感想【要約】 ・とても良い会でした ・会場の席が広々としていて聴講しやすい ・私は開業獣医師会所属ではないが、これからもこのような会があれば参加したいと思う ・かなり力を入れた質の高いセミナー、症例検討会を開催されていて、非常に刺激を受けた ・商業誌にインフォメーションが掲載されていたため、他県からでも参加でき、ラッキー だったと思う ・時間も、質疑応答も適切だったと思う。会場は、とても快適だった 他 聴きたい講演のテーマ【要約】 ・神経内科、外科 諸角先生等 ・歯科 ・再生医療 ・浅野和之先生の軟部外科 ・神奈川県 難波先生の「成功への獣医療」というテーマで 他 お寄せいただいたご意見を参考にしながら、気づいたこと、反省点等を活かし、来年もより よい研究会にしていきたいと思っております。 ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。 8.褒賞演題(4 題) 演題 発表者 胸腔鏡下胸管結紮術・心膜切除を行い良好に経過した乳び胸の犬の 2例 金井 経皮経肝胆嚢ドレナージを行った犬の 1 例 宮 肉芽腫性病変組織を用いた RT-PCR により非滲出型猫伝染性腹膜炎と 診断し得た猫の 1 例 非再生性免疫介在性貧血と免疫介在性血小板減少症を併発した犬の 1例 -8- 浩雄 豊 病院名 かない動物病院 みや動物病院 築澤 寿栄 安田動物病院 豊福 祥生 風の動物病院 9.協賛企業・団体一覧(順不同)27 社 講師費用協賛をはじめ、ブース出展協賛、要旨集への広告協賛と様々な形で、ご協賛いただ きました。敬意と感謝の意を込めてここにご報告いたします。 これらの協賛金は、ブース出展費用諸経費、及び、当臨床研究会運営費に充当されました。 【講師費用協賛】 ノバルティスアニマルヘルス株式会社 【ブース・広告協賛】 千寿製薬株式会社 日本全薬工業株式会社 【ブース協賛】 アークレイマーケティング株式会社 株式会社アレクソン 株式会社インターズー 株式会社 キリカン洋行 シスメックス TMC 株式会社 株式会社三幸医療酸素 東芝医療用品株式会社 株式会社ディレクトリィ フクダ エム・イー工業株式会社 株式会社ペティエンスメディカル 株式会社堀場製作所 メリアルジャパン株式会社 友愛メディカル神戸 【広告協賛】 ファイザー株式会社 バイエル薬品株式会社 株式会社ビルバックジャパン 株式会社アスコ 株式会社インターベット MP アグロ株式会社 大阪ペピイ動物看護専門学校 共立製薬株式会社 株式会社微生物化学研究所 Meiji Seika ファルマ株式会社 日本政策金融公庫 -9- 10.平成 24 年度臨床研究会収支報告書 収入の部 (単位:円) 項目 広告・ブース協賛金収入 金額 760,000 備考 27社(講師費用協賛:ノバルティスアニマルヘルス株式会社、他広告協賛、ブース協賛) 10,000 お祝い金 雑収入 研究会事業費 936,844 合計 1,706,844 項目 金額 支出の部 (単位:円) 備考 <運営費> 1,119,293 舞子ビラ神戸(185名昼食・110名懇親会会食) 会場費 宿泊費 22,500 3名分宿泊費 交通費 34,080 岩崎先生旅費(ノバルティスアニマルヘルス株式会社様ご協賛)・秋吉先生旅費 要旨集印刷製本代 99,750 中川印刷(600冊*50P) 諸謝金費 160,000 褒賞金 200,000 50,000円×4名 事務用品・消耗品費 岩崎先生:講演謝金(ノバルティスアニマルヘルス株式会社様ご協賛)・オブザーバ謝金、秋吉先生謝金 44,831 電源タップ・ケーブル類、電池、USBメモリ等 <事務費> 11,680 荷送費 振込手数料 通信費(郵送・切手等) 合計 1,680 13,030 1,706,844 -10-