本市のごみ焼却工場及び最終処分場に係る放射能濃度等の

横浜市記者発表資料
平 成 23 年 ７月 15 日
横浜市災害対策本部
放 射 線 対 策 部
本市のごみ焼却工場及び最終処分場に係る放射能濃度等の測定結果について
本市のごみ焼却工場４施設において、焼却灰等の放射能濃度を測定したところ、主灰１）・飛灰２）と
も、放射性セシウム（セシウム 134 及びセシウム 137）の濃度について、環境省が示した埋立の基準で
ある 8,000Bq/kg3）以下であることが確認されました。また、最終処分場２施設の排水処理施設の放流
水等について測定したところ、いずれも不検出でした。
この他、各施設の敷地境界等での空間γ線量率を測定したところ、市内の他の測定結果とほぼ同
等で、健康に影響を与えないレベルであることが確認されました。
これらの測定結果は、別紙に示すとおりです。
今後も引き続き安全確認を行い、結果については、まとまり次第ホームページ等で公表してまいりま
す。
１） ここで言う「主灰」は、ごみを焼却した際の燃え殻のことです。
２） ここで言う「飛灰」とは、排ガス中に含まれるばいじんが大気中に排出されるのを防ぐために設置しているろ過式集じん
機で捕集したばいじんを、セメント等で固化したものです。
３） 「一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて」（平成 23 年 6 月 28 日 環境省事務連絡）
では、8,000Bq/kg 以下の主灰又は飛灰については、一般廃棄物最終処分場（管理型最終処分場）に埋立処分するとし
ています。
別紙１
別紙２
焼却灰等の放射能濃度の測定結果
敷地境界等における空間γ線量率の測定結果
お問い合わせ先
松野 一郎
Tel：045-742-3713
施設課長
足立原 敬一
Tel：045-671-2527
処分地管理課長
山内 泉
Tel：045-671-2534
資源循環局 資源政策課調査等担当課長
別紙１
焼却灰等の放射能濃度の測定結果
１ ごみ焼却工場の主灰
（単位：Bq/kg）
施設名
ヨウ素 131
セシウム 134
セシウム 137
放射性
セシウム合計
都筑工場
不検出
210
230
440
鶴見工場
不検出
140
170
310
旭工場
不検出
220
260
480
金沢工場
不検出
210
230
440
試料採取日：6 月 29 日
２ ごみ焼却工場の飛灰
（単位：Bq/kg）
施設名
ヨウ素 131
セシウム 134
セシウム 137
放射性
セシウム合計
都筑工場
不検出
900
990
1,890
鶴見工場
不検出
570
650
1,220
旭工場
不検出
1,100
1,300
2,400
金沢工場
不検出
1,000
1,100
2,100
試料採取日：6 月 29 日
３ 最終処分場の放流水等
（単位：Bq/l）
施設名
項目
ヨウ素 131
セシウム 134
セシウム 137
神明台処分地
排水処理施設
流入水
不検出
不検出
不検出
放流水
不検出
不検出
不検出
流入水
不検出
不検出
不検出
放流水
不検出
不検出
不検出
南本牧最終処分場
排水処理施設
試料採取日：6 月 30 日
【備考】
• 使用測定器：米国 ORTEC 社製 ゲルマニウム半導体検出器
• 定量下限（主灰・飛灰）：ヨウ素 131・・・40Bq/kg、セシウム 134、137・・・20Bq/kg
• 定量下限（放流水等）：ヨウ素 131・・・10Bq/l、セシウム 134、137・・・10Bq/l
• 「不検出」とは、定量下限未満のことをいう。
別紙２
敷地境界等における空間γ線量率の測定結果
１ ごみ焼却工場
測定地点
北東
敷地境界
南東
敷地境界
南西
敷地境界
北西
敷地境界
工場内
飛灰処理作業場所等
（3 地点）
（
（単位：μSv/h）
都筑工場
鶴見工場
旭工場
金沢工場
（7 月 6 日）
（7 月 7 日）
（7 月 12 日）
（7 月 6 日）
1m
0.10
0.08
0.10
0.09
1m
0.08
0.10
0.09
0.12
1m
0.09
0.10
0.09
0.09
1m
0.10
0.10
0.11
0.12
1m
0.06～0.13
0.07～0.11
0.09～0.10
0.08～0.12
測定高さ
）内の日付は測定日
２ 神明台処分地 （測定日：7 月 5 日）
（単位：μSv/h）
測定地点
測定高さ
測定値
北側敷地境界
1m
0.10
東側敷地境界
1m
0.10
南側敷地境界
1m
0.10
西側敷地境界
1m
0.09
処分地中央
1m
0.07
0.5m
0.08
1m
0.09
0.5m
0.09
1m
0.09
0.5m
0.10
1m
0.08
サッカー場
芝生広場
野球場
３ 南本牧最終処分場 （測定日：7 月 8 日）
（単位：μSv/h）
測定地点
測定高さ
測定値
北側敷地境界
東側敷地境界
1m
1m
0.10
0.10
南側敷地境界
1m
0.10
西側敷地境界
1m
0.10
排水処理施設
1m
0.08
埋立作業場所（４地点）
1m
0.06～0.13
【備考】
• 使用測定器：米国 FLUKE-Biomedical 社製 アドバンスト GM サーベイメータ ASM-990
• 線量率計測範囲：0.01～800μSv/h
• サーベイメータによる放射線量の測定では、同じ放射線を測定したとしても測定値にはばらつきが出ま
す。また、測定地点の地質や周辺建造物等による影響も受け、さらに、同じ場所で測定していても、風や
降雨などによって放射線の測定値は変化します。