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スライド 1 - 衛星測位利用推進センター (SPAC)

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スライド 1 - 衛星測位利用推進センター (SPAC)
第11回衛星測位と地理空間情報(G空間)フォーラム
高精度衛星測位サービス
利用促進協議会への期待
平成25年5月15日
経済産業省 製造産業局 宇宙産業室長
武藤 寿彦
1
これまでの取組み
準天頂衛星を利用した
新産業創出研究会
(平成23年6月~平成24年3月)
平成23年9月30日
準天頂衛星整備につい
て閣議決定
高精度衛星測位サービス
利用促進協議会 準備委員会
(平成24年11月~平成25年3月)
平成25年3月29日
準天頂衛星整備の契約
締結
高精度衛星測位サービス
利用促進協議会
【目的】
 準天頂衛星システムを基盤として、主要産
業分野における産業の高度化や国際競争力
の強化のための戦略の検討を実施
 準天頂衛星システムを基盤として、わが国
産業力の強化につなげるための横断的な施
策の検討を実施
【目的】
 高精度衛星測位サービスの利用サイドを中
心とした協議会の設立に先立ち、協議会の
体制・運営規則・活動内容等の検討を実施
【目的】
 高精度衛星測位サービスの利活用するため
に必要な環境整備等の検討
 業界横断的な課題を議論し、意見集約を行
うと共に、必要に応じ政府へ提言し、対応
を促す
2
「準天頂衛星を利用した新産業創出研究会」の概要
(1)準天頂衛星システムを基盤として、主要産業分野における産業の高度化や国際競争力の強化
のための戦略の検討
(2)準天頂衛星システムを基盤として、わが国産業力の強化につなげるための横断的な施策の検
討という二つの課題をミッションとして、2011年6月より、「準天頂衛星を利用した新産業創出研
究会」を開催し、検討を実施。
準天頂衛星を利用した新産業創出研究会委員名簿
【産業界】(○=座長)
今井 武
本田技研工業株式会社 参事 インターナビ事業室長
川端 敦
(株)日立製作所 交通システム社CTO
神田 俊彦 コマツ 開発本部商品企画室 ICTグループ
プロダクトマネージャ
坂下 哲也 一般財団法人日本情報経済社会推進協会
電子情報利活用推進部次長
瀧口 純一 三菱電機株式会社 鎌倉製作所 技術部 機動開発課課長
○中島 務
財団法人衛星測位利用推進センター 専務理事
永瀬 淳
ソフトバンクモバイル株式会社 情報システム・CS統括情報
システム本部システムサービス事業統括部新規事業準備室長
名児耶 融 ヤマトシステム開発株式会社 カードソリューション・カンパニー
事業クリエイトグループ マネージャー
板東 茂己 北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部 技術創造部 主幹
(第1回~第4回)
横濱 敦史 北海道旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部 技術創造部 主査
(第5回~第7回)
前川 誠 日本電気(株)社会システム事業本部エグゼクティブ・エキスパート
(ITS担当)
森本 淳 三菱航空機(株)装備設計部 部長
【経済産業省】
製造産業局 審議官
通商政策局 アジア大洋州課長
産業技術環境局 研究開発課長
製造産業局 産業機械課長
製造産業局 自動車課長
製造産業局 航空機武器宇宙産業課長
製造産業局 宇宙産業室長
商務情報政策局 情報プロジェクト室長
商務情報政策局 参事官(観光・集客チーム)
商務流通グループ 流通・物流政策室長
【オブザーバー】
宇宙開発戦略本部事務局
【事務局】
経済産業省製造産業局宇宙産業室
3
準天頂衛星システム利用による可能性
準天頂衛星システムの利用による新たに見込まれるサービスを検討
(準天頂衛星システムによって変わる世界)
情報提供サービス分野
・高精度で正確な位置情報に基づく広告配信の多様化・高度化
・観光案内情報の提供サービスの高度化
建設・測量分野
その他分野
・情報化施工の拡大
・補完機能による都市部や山間部での利
用可能時間率・利用可能エリアの改善
・高精度なデジタル地図の作成の効率化
・出入港・離着桟の効率化
・農業機械の自動運転
・都市計画等への応用
自動車分野
・カーナビゲーションシステムの高度化
・事故のないモビリティー社会の実現
・隊列走行・自動運転等の実現
・ロードプライシングへの応用
・リアルタイムな渋滞情報等の取得によ
るナビゲーションの実現
準天頂衛星システ
ムの利用による
サービスの高度
化・
新サービスの創出
防災・救難分野
・津波情報の高度化
・より高精度なモニタリングへの利用
鉄道分野
航空分野
・列車走行制御への利用
・運転操作支援の高度化
・踏切制御への利用
・垂直誘導を伴う着陸進入の実現
・空港内における地上走行車両のナビ
ゲーションの高度化
物流分野
・配送サービス及び運行管理の高度化
・モータープールの管理の高度化
・商流・物流の位置情報による連携の実現
4
準天頂衛星システムの活用に向けた課題と解決策
課題に対する解決策、今後の方策についてとりまとめ
課題と解決策、今後の方策
○4機体制が整備される2010年代後半までに利用側の体制や海外展開に向けての方策を着実に整備しておく必要があ
り、本研究会においては、以下のようなステップを踏み、最終目標を達成することを提案。
○その際には、地理情報システム(GIS)等との連携を図りつつ、G空間社会の実現に向け、準天頂衛星システムの利用
に関する機運の高まりを醸成していくことが重要である旨、提示。
3)準天頂衛星初号機「みちびき」を用いたビジネスモデルの構築
1)準天頂衛星システムの具体的な方向性の明示
・準天頂衛星システムの整備に関する計画、方向性の明示
・補強信号について、国際標準策定団体への提案の開始
等
2)準天頂衛星システムの利用に必要な運用体制の整備、
技術開発の推進、社会制度の整備
・宇宙戦略室を中心とした関係省庁の連携体制の整備
・準天頂衛星システムの利用拡大に関する産業界における体制
整備及び取組強化にかかる支援
・関連する技術開発の着実な実施
・安全性・信頼性等の規格化やその認証スキーム等の検討
・妨害行為等への各種規制の検討
・海外展開を視野に入れた人材育成、国際標準化を見据えた
体制整備
等
・利用実証の蓄積による技術的課題の解決
・ビジネスモデルの実証の実施
・社会実証の実施
・利用促進策の実施
・簡易メッセージ送信機能の実証の実施
等
4)アジア・オセアニア地域における関係諸国との連携、
協働体制の構築
・受入国側の実情の把握
・国別の実情に合わせた協力体制の段階的構築
・実証実験等の取組を通じた連携体制の継続
・オールジャパンの体制構築
等
<最終目標>
2010年代後半を目途に、わが国を含むアジア・オセアニア地域において、準天頂衛星システムによるサービスを
安定的に享受できる環境を整備。
5
海外における主な民間意見の収集組織
【GPS関係】
 CGSIC ( Civil Global Positioning
System Service Interface Committee)
• 米国政府(米国空軍と米国運輸省)が主催
• GPSに関する情報を利用者に提供し、利用
者からの意見を収集
【Galileo関係】

•
•
•
Galileo Service
EUにおける非営利団体
現在28社が参加
日本からは唯一セイコーエプソンが参加
CGSIC構成
ASTRIUM SERVICES
BMT ARGOSS
ESSP
FDC
EUTELSAT
FUGRO
HONEYWELL
INTERNATIONAL s.r.o
GMV
INDRA
JAVAD GNSS
INECO
KAYSER-THREDE
KONGSBERG SEATEX
LOGICA
M3SYSTEMS
NAVTEQ
NOVATEL
OHB TECHNOLOGY
SEPTENTRIO
THALES
TOMTOM
NAVCERT
NLR
NSL
SEIKO EPSON
SOGEI
TNO
VERIPOS
Galileo Service参加企業
6
協議会設立準備委員会について
高精度衛星測位サービス利用促進協議会の設立に先立ち、準備委員会を設け、
同協議会の運営に必要な事項の検討を実施。
目的:協議会の組織体制・活動方針等の取り纏め
期間:平成24年11月~平成25年3月
参加委員(略称)
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
キャリア
航測
地図
鉄道
運輸
タクシー
IT
車
測器
事務局
ソフトバンクモバイル
◆カーナビ
パスコ
◆鉄道(車両)
ゼンリン
◆MMS
JR東日本コンサルタンツ
◆建機
西濃運輸
◆農機
国際自動車
◆農業
富士通、NEC、NTTデータ ◆チップ
トヨタ、ホンダ
◆地すべり
トプコン、測位衛星技術、ニコン・トリンブル
SPAC
デンソー、パイオニア
日立製作所
三菱電機
コマツ
クボタ
日立造船
セイコーエプソン
国際航業
オブザーバー
◆内閣府宇宙戦略室、経済産業省宇宙産業室
7
協議会に期待する役割
◆ 国内外の関係団体・企業等と連携すると共に、エンドユーザのニーズを的確に把握し、
政府、SPCへ準天頂衛星の高精度測位サービスの利用促進策等を提案。
◆ 社会実証等を通じ、ステークホルダー間に包括的な連携体制を構築し、サービス利用
気運の醸成。
海 外
GNSS
国 内
連携
プロバイダ
高精度
衛星測位サービス
利用促進協議会
提案
政府関係省庁
社会実証等を通じて
包括的な連携体制を構築
提案
【事務局: SPAC】
連携
GNSS/GIS
団体・企業
SPC
(Special Purpose Company)
連携
GNSS/GIS
団体・企業
連携
ユーザ産業
情報収集
、普及、啓蒙
エンドユーザ
8
協議会の概要
【設立目的】
◆ G空間社会の到来に備え、準天頂衛星システム(QZSS)が4機体制(常時高精度測
位サービスが利用可能となる)となる2010年代後半までに、同サービスを国内のみなら
ずアジア・太平洋地域で広く利活用するための環境整備が必要。
◆ QZSSのサービスの活用が想定される民間企業により、国内のみならずアジア・太平洋
地域でビジネス展開するために必要となる業界横断的な課題を議論し、利用環境整備に
向けた様々な活動を行うと共に、意見集約を行い、必要に応じ政府へ提言し、対応を促
すことを目的として、本協議会を設立。
【スケジュール】
 協議会は2013年度から準天頂衛星4機体制が整う2018年度まで活動を実施予定
 設立総会の開催時期は現在、調整中
9
協議会の体制
高精度衛星測位サービス利用促進協議会
会長
オブザーバー
副会長
(官公庁等)
諮問委員会
企画・運営委員会
(民間企業役員等)
(委員長)
アドバイザー
(学識経験者等)
事務局(SPAC)
【設立準備委員会加入企業等】
連携
海外展開WG
本田技研工業株式会社
トヨタ自動車株式会社
三菱電機株式会社
コマツ
株式会社クボタ
日立造船株式会社
株式会社NTTデータ
富士通株式会社
日本電気株式会社
株式会社デンソー
パイオニア株式会社
セイコーエプソン株式会社
利用環境WG
標準化 WG
社会実証準備WG
団体・組織A
団体・組織B
団体・組織C
会員を募り
順次拡大
連携
SPAC
②QZS社会実証準備
・公募中
民間利用実証調整会議
…
(一財)衛星測位利用推進センタ
ソフトバンクモバイル株式会社
株式会社ゼンリン
株式会社パスコ
JR東日本コンサルタン株式会社
株式会社日立製作所
国際航業株式会社
株式会社ニコン・トリンブル
株式会社トプコン
測位衛星技術株式会社
西濃運輸株式会社
国際自動車株式会社 城西
イベント関係
①QZSセッション&デ
モ
・ITS世界大会等
団体・組織Z
QZSS利用促進活動に
関わる団体・組織
10
想定される協議会の主な検討内容
準天頂衛星の高精度測位サービスを利用した新たな産業・事業創出の
ため、以下について期待
① アジア・太平洋地域へパッケージ・インフラ輸出を含めた海外展
開を実現するために必要な方策の検討
② 利用環境を整備するために必要な方策(測位情報の可視化方法、
ジャミング等の法的規制や事業展開する上で阻害となる規制への
対応策)の検討
③ 国際標準化、規格化、共通プラットフォーム化等に必要な方策の
検討
④ 利用を後押しする実証等の在り方の検討
関係省庁と共に経済産業省も支援
11
海外展開について
【海外展開】
◆ 海外展開においては、現地状況に合致した事業のあり方、現地サービス事業の育成、
Multi-GNSSへの対応、などが重要。
◆ 特に、現地での電子基準点の整備などは、準天頂衛星の補強信号を的確に活用する
ために重要なポイント。
12
利用環境について
【利用環境】
◆ 利用環境整備においては、QZSS関連のクレー所処理の一元化、ジャミング対応、定期
メンテナンス情報、電離層情報など情報提供などの整備が重要。
◆ また、QZSSについて今後の仕様にむけた要望をまとめていくことも重要なポイント。例
えば、ショートメッセージの利用について、一般への開放の可能性なども一つの視点。また、
信号の精度について評価方法を統一する等開発要素も存在。
◆ 時刻同期についても今後拡大する市場に対して、環境整備が必要。
準天頂衛星
「みちびき」
GPS
IMES
(屋内GPS)
位置情報
位置情報
(屋内)
測位補強
防災
データ メッセージ
モニタ局
防災センター
避難誘導
アプリケーション
13
標準化について
【標準化】
◆ 標準化においては、標準化、協調領域等の見極め、階層ごとの共通プラットフォームの
実現性、国際標準化への展開、他GNSS動向等の把握等が重要。
◆ 特に、標準化戦略は今後のアプリケーションの主導権を握ることができるかどうかの重
要なポイント。また、欧米とも将来的に同様な方式が使えるようにするなどが重要。
準天頂補強信号を利用し
た製品
競争領域
標準化
価格競争へ
認証をどこが行
うか
どの技術分野を
標準化するか
コア技術領域
利益確保
14
社会実証について
2012
2013
2014
2015
2016
2018 2020
2017
QZSS打ち上げ
協議会スタート
みちびき初号機
QZSS2~4機
2013/10~2014/03
実証事業準備 実証事業
実施
・利用促進
・周知獲得
・受信機性能向上
・国際標準化
ランドマーク実証の順次実施
スマート
フォン等
への搭載
を検討
・産業創出
・認証基盤整備
・産業輸出
段階的実用化(一般化)
QZSSの高精度測位サービスを多くの
方々に試用していただき、利便性等につ
いて評価頂くことを目的とする。
評価結果はQZSSの開発・運用にも反映。
実証のイメージ
15
ご清聴ありがとうございました
経済産業省
製造産業局宇宙産業室
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