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事故防止のためにJTBは

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事故防止のためにJTBは
事故防止のためにJTBは
交通機関(バス・列車・船舶等)、宿泊施設、食事提供業者の選定と安全対策について
(1)JTB独自の調査・指導
バスは見学の足として、また輸送手段として、旅行にはなくてはならない乗物
航空、船舶、鉄道、バス、宿泊施設などの公共的サービスを提供する機関は、 です。バス会社の選定にあたって、JTBでは全国に独自のバスセンターを設置
それぞれ厳しい安全基準を設けて許認可事業となっているのが通常で、その
許認可を得ていることを確認することで、その機関の安全性は信頼をおけるも
し、学校から強く望まれる安全対策を最優先し、厳しい基準を設け契約にあ
たっています。
のと考えます。
防災設備だけがいかに整っていても、従業員の不断の防災に対する意識、
バス会社選定に際しての主要なチェック事項は
①バス保有台数及び車両内容
心構えや体制が欠落していては何の役にもたちません。
この意味からJTBでは、すべての防災対象について、独自で調査・指導を行
②乗務員の資質(服務規律、教育等)
③安全運転のための基準
い、事故防止に力を注いでいます。
(2)交通機関について
④緊急時の対応方
⑤保険の加入状況
乗物は旅行の善し悪しを左右する大切な要素です。JTBでは、無理のない快
適な旅行を実現するために、JRをはじめバス・船舶など、プランにそった最適
等です。JTBでは、疲労を招くことのないゆとりある日程を組むと同時に、事
前にバス会社とコースを打ち合せ、万全の安全対策をとっています。
な輸送の確保に努力しています。量の確保はもちろんのことですが、何よりも
安全を第一に考え、厳密なチェックを重ねたうえで、補償能力までも配慮して乗
物を選定し、安心できる旅行を提供しています。
ア) バス会社について
近年、自動車の増加に伴い交通事故は増大し、バスによる事故の発生率も
高くなっています。事故の原因はさまざまですが、運転手の初歩的なミスによる
ものが大半を占めています。
この書面における全ての表現(文章・写真・ロゴなど)の著作権は、JTBに帰属します。
JTBの許可なくして、これらの一部または全部の複製、引用、転用などを行うことはできません。
C JTB Corp. All rights reserved.
Copyright ○
交通機関(バス・列車・船舶等)、食事提供業者の選定と安全対策について
(3)食事提供業者について
旅先での味覚は、旅行のもっとも大きな楽しみの一つです。皆様にとって、旅
行の食事には大きな期待がふくらむことでしょう。ますます多様化する皆様の
嗜好を満たすと同時に、食品衛生管理の徹底した食事提供業者を厳選し選定
しなければなりません。
いうまでもなく、食事関係で一番恐ろしいのが食中毒です。JTBでは、食中毒
の発生を防ぐために宿泊施設・食事提供業者への衛生管理、調理状態に厳し
い目を注ぐことはもちろん、所轄の保健所との連携を密にし、指導協力をあお
いでいます。
旅行業者の選定について
さまざまな旅行形態、種別の中で、大型団体の取扱いについては、交通・宿
JTBは、旅行業界では世界有数の企業です。この圧倒的な実績と約90年に
泊等を中心とするあらゆる利用機関への対応について、十分に力が発揮でき
る旅行業者の選定が不可欠になります。同時に、安全を第一に考える旅行で
わたる歴史をもとに、修学旅行の教育的意義を十分に認識し、関係機関とも緊
密な連携を保って有意義かつ安全な修学旅行のお手伝いができるものと自負
は、取扱実績、会社の体制、ネットワーク、日常の社員教育にもとづく添乗員の
資質・数、及び緊急時の対応について万全の体制をもつ旅行業者が必須の条
しております。
(1)JTBの添乗員について
件となります。
不幸にして万一の事故の際には、添乗員の適切かつ高度な判断、対処はも
安全を第一に考える修学旅行において、添乗員の果たす役割は大きなもの
があります。旅行中のいかなる非常事態においても、冷静、迅速、かつ正確な
ちろんですが、現地スタッフや関係機関と添乗員との連携及び社員の動員力が
すべてともいえます。
判断、対処ができるよう、JTBでは日頃から、その教育、訓練を実施し、研鑚に
努めております。
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ジェイティービーの「添乗員選定基準」と「事故発生時の報告と連絡」について
は、以下の通りです。
〔添乗員選定基準〕
①豊富な業務知識と的確な処理能力を有している者
②統率力と決断力に富んでいる者
③社内添乗員教育の受講修了者であること
④添乗回数が豊富であること
⑤剛健な身体と円満な人間性を有している者
〔事故発生時の報告と連絡〕
①緊急事態が発生し、報告する際は5W1H(When,Where,What,Who,Why,
How)の項目に整理し、もっとも重要と思われるものから報告する
②添乗員は、直ちに箇所長及び最寄りの支店、営業本部へ報告し、指示を
求めることはもちろん、状況によっては警察・消防など関係機関、医療、輸
送、宿泊施設など関係協力機関にも連絡し、協力を要請する
〔ジェイティービーグループ各社・教育旅行取扱支店・営業所数〕
JTB 北 海 道
9 支店
JTB 東
北
17支店
JTB 関
東
16支店(2営業所)
JTB 首 都 圏
12支店
JTB 法人東京
4 支店
JTB 中
部
JTB 西 日 本
20支店
8 支店
JTB 中国四国
13支店(1営業所)
JTB 九
州
10支店(3営業所)
JTB 沖
縄
(2)ジェイティービーのネットワーク
全国に約300の支店網をもち、9旅行事業会社が
これを統括し、旅行の安全対策に不断の努力
を重ねております。
〈ジェイティービーグループの国内支店網〉
●=グループ各社の本社所在地
・=主な支店所在地
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衛生管理について
食品衛生監視票・旅館業自主管理点検票
保健所では、食中毒の発生を防ぐために、食品衛
生監視を行っています(右図参照)。
また宿泊施設でも、衛生管理面について細心の注
意を払っています。
表は大田区衛生部と保健所によって作られ、宿泊
施設で実施されている旅館業自主管理点検票の一
部です。
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JTBの緊急事故対策
万一の事故に際してはJTBグループの全組織が機能するしくみになっていま
す。
本社をはじめJTB各社と約300の支店が組織をあげて対処できるよう、常に万
全の体制を整えております。
不幸にして旅行中に事故が発生した場合、下図のようにグループ
■事故発生事の緊急連絡体制
■緊急対策本部組織・機能・分担
広報・マスコミ担当
マスコミ各機関との対応
JTB各社の本社・
支店担当
JTB各社の本社・支店の窓口と
なり指示連絡
現地・各社緊急事故対策本部
現地最寄支店
現地最寄仕入
販売部
現地最寄各社
の本社
添乗員
日本チャーターク 公益社団法人
ルーズ(ふじ丸)
日本青年会議所
消防署
東海地区協議会
警察署
保健所
その他関係
諸機関
JC各LOM様
ご家族・
ご家族・
輩出企業様
輩出企業様
事故の責任補償につきましては、直接当社の責に帰すべき
事由でなくとも、損害発生後、その補償等の解決には当然の
ことながら当社の組織力を存分に発揮し、誠心誠意その解決
現地対策本部
輸送
宿泊
食事
関係機関
JTBグループ本社
緊急対策本部
旅行事業本部
担当各社・支店
総務部(広報・法務)
JTB各社対策本部長・
副本部長
現 地
JTBグループ本社対策本部
JTB
関係省庁担当
国土交通省・文部科学省との対応
ご家族担当
ご家族への情報伝達、ご家族関係者の
現地入り準備、負傷者の入退院・見舞等
のお世話
法務・医療・保険
担当
保険・賠償・見舞金・法務関係の
交渉
輸送機関・対策
本部担当
輸送機関対策本部との対応
総務・庶務・会計
担当
資金の調達、諸経費の支払清算、ホテ
ル客室・バス等車の手配・配車、ご家族
用交通手段の確保、現地対策本部へ送
る食品その他必要物品の調達及び手配
情報・渉外担当
現地情報についての緊急報告、グルー
プ本社・各社対策本部との連絡、警察・
必要手続きの処理、ホテルなど客室の
確保、バス等車の手配
ご家族担当
ご家族への情報伝達
輸送機関担当
輸送機関現地対策本部との交渉
及び援助
にご協力申しあげます。
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貸切バスの安全対策と異常(緊急)時の対策
安全対策
各バス会社は、「道路運送事業法」(一般貸切旅客運送事業)のもと、諸条件をクリヤーし、国土交通省の認可をうけております。
各社とも安全面には第一の注意をはらっていますが、その中の「観光バスドライバーの要件」としたもののうち、安全対策に関する部分は次の通りです。
観光ドライバーの要件
【 1 】 精神面
◎安全無事故がすべてに優先する
◎無事故 ←―→ プロ意識
◎安全こそ最大のサービスである……安心、信頼
【 2 】 車両保守
◎知識の研鑽
◎完璧に整備された車両を顧客に提供する心構えで技術研鑽する
貸切乗務員としての心得
貸切バス乗務員は、コースの熟知はもちろんのこと、交通規制、道路工事、
事故発生などによる迂回、渋滞、通行止等、予期せぬハプニングに遭遇すると
ころから、常に新しいコースに出向く心構えで、コースについての下調べをする
とともに、臨機応変な対応が望まれます。また、異常(緊急)時に必要となる備
品類も事前に点検しておく必要があります。右の表は乗務前に備品類の確認
を行うためのチェックリストです。
◎補修技術に優れ、手入れが行き届いている
【 3 】 知識・キャリア
◎道路事情、車両知識に優れ、顧客の要望に即応できる力量を備えること
ドライバーの1日
また同じく、「ドライバーの1日」としたもののうち、事故防止、安全対策に関す
る部分は次の通りです。
① 車両点検
② 所持品の確認チェック(緊急時用)
③ 各種指示事項、状況等確認
④ 道路状況、渋滞状況を把握(運行管理と打合せ)
⑤ 顧客の安全誘導(乗降車時・見学時)
⑥ 添乗員とのミーティング
⑦ その日の出来事の報告(通路状況他、運行管理へ)
⑧ 翌日の乗務確認
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事故防止のために
異常(緊急)時対策
貸切バス各社が行っている安全対策から、補償面について、法的な部分面、
自主的な部分面の両面から抜粋すると、次のような項目があります。
次の事項については、マニュアルとして乗務員全員に徹底されています。
①服務規律(乗務全般)
①「路線バス事故防止ハンドブック」(社団法人東京バス協会事故防止対策
委員会編)を作成し、安全運行、安全教育に役立てる。
②異常気象対策・乗務員の心得
③大口運行の心得
②乗務員新入社員教育……資料1参照
③運行前点検(始業点検)……資料2参照
④緊急連絡所案内
⑤もし走行中地震が発生したら
④適性診断(自動車事故対策センター)
※心理適性診断9項目、視覚機能テスト5項目、それぞれの結果に対しコメ
ントをつける。(3年に1回を原則とする)……資料3参照
⑤タコグラフによるチェック・指導
⑥衛生検査・車内消毒(月1回)
⑦定期点検(1ヵ月・3ヵ月)
補償面では-任意保険
不幸にして事故に遭遇した場合の補償等については、各社とも特に対人賠
償に重きを置いており、任意保険に加入しています。
また、対人賠償を「無制限」とするケースも出てきており、いわゆる「白バス」と
の決定的な違いの一つになっています。
⑧自動車検査(1年以内に1回)(自賠責の更新)
【資料1】 乗務員新入社員教育(Km観光例)
1.入社時基礎教育
乗務員教育のうち、新入社員についてはつぎの項目について実施されています。
イ.講義項目
項
目
主
な
内
容
担
①基本方針と会社概況
基本方針の内容と会社の概況
②服務規律
イ.観光バス乗務員基本心得(プロ意識の向上、事故防止、法令の遵守、車両の手入
れ、地理の研究、GRLとの協調と育成、健康管理)
ロ.勤務内容
ハ.配車係の指示の遵守
ニ.仮眠所の使用、禁止事項、不正行為
ホ.サービスマニュアルについて
③乗務要領
出勤退所、運行前点検、始業終業点呼、出庫帰庫、運行中の諸注意(別掲)、遺留品、
異常気象対策、事故の処置、日報記入の要領、チャート紙の取り扱い
④車両整備
車両の取り扱い、運行前点検、定期点検、修理、備品と工具、走行積算計(メーター)、
燃費の節約、洗車の要領、夏期冬季の注意、タイヤチューブ、愛車検査
⑤事故防止
安全運行の心構え、安全運転の実際(過労防止、運行前点検、社内速度、車内事故、
後退、雨道、雪道、坂路、路肩、チャート紙の取り扱い)
⑥勤務要領
勤務割り当て、札、配車板、指示書の見方、プレートの使用方法
⑦観光バスの営業
営業の流れ、受注から運行まで、業者と直営業
⑧賃金と就業規則
賃金のしくみと賃金規則、賃金明細票
⑨社会保険制度
社会保険と共済制度
⑩サービスの実際
挨拶、言葉づかい、お辞儀(マナー)、社歌
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JTBの許可なくして、これらの一部または全部の複製、引用、転用などを行うことはできません。
当
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Copyright ○
ロ.実習項目
項
目
主
な
内
容
担
当
イ.運行前点検の仕方
①整備関係
ロ.タイヤ交換
ハ.オイル交換
ニ.応急修理
②運行関係
③その他
イ.都内の主な配車地への配車の仕方
ロ.山岳コースの実地訓練(日光)
イ.社用車の清掃
ロ.車庫内整理
2.本採用時研修(一日講習)
項
目
主
4.冬山運行実地研修
な
内
容
①辞令の
交付
イ.本採用の心構えと辞令の交付
②各項目の
イ.安全運転の再確認
ロ.マニュアルの再確認、挨拶の確認
チェック
担
当
目
主
な
内
容
担
当
容
担
当
ハ.個人毎に必要と思われる事項
5.担当任命時研修(一日講習)
主
な
内
容
適性診断の イ.事故対策センターの適性診断を受診さ
受診
目
冬山実地研 イ.積雪地帯夜行運行訓練
修
ロ.チェーン着脱訓練
3.適性診断受診
項
項
せ、この結果を今後の指導の資料にする
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担
当
項
目
担当任免時
研修
主
な
内
イ.担当任意の意義と心構え
ロ.担当任命時にもう一度安全、サービス、
車両の手入れについて再確認する
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【資料2】 運行前点検表
道路運送車両法に基づき、車両を運転する者は運行前に1日
1回の点検が義務づけられています(右表参照)。また、運行終
了時には、任意に同様の点検を実施しています。
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【資料3】 適性診断
貸切バス会社は、自動車事故対策センター
が実施する適性診断を利用しています。その
内容は心理適性診断9項目、視覚機能テスト5
項目にまたがり、適格なコメントが記されてい
ます。
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食中毒予防(旅行中の体調不良・病気の予防)
睡眠不足や疲労が
病気や事故を引き起こします。
●保険証のコピーや常用薬を携行するようお願いしてください。
万が一、病院で診察を受ける場合に備え、皆様には必ず保険証(またはコピー)を携行
させるようにしてください。また、乗り物に弱い人は酔い止め薬、持病や治療中の病気の
旅行では長い移動時間、集団行動、慣れない環境や食事などのせいで、知
らず知らずのうちに疲労やストレスをためてしまうものです。睡眠不足や疲労か
ある人は主治医の処方薬など、必要な薬を各自で用意し携行するように本人および保護
者の皆様にお伝えください。
ら体調を崩し、病気を発症するケースもあります。体調を管理するためにはど
のような点に注意すべきかを、皆様に理解していただきましょう。
●出発前の体調管理を皆様にお願いしましょう。
せっかくの旅行も、体調を崩してしまっては楽しくありません。旅行を楽しく過ごすため
には、旅行中だけでなく旅行前からの体調管理が重要になってきます。保護者の皆様に
は体調管理の重要性を説明したうえで、早寝早起き、バランスのとれた食事、十分な睡
眠など、出発前から規則正しい生活を心がけていただくようお願いしましょう。また、出発
前に睡眠不足や風邪気味などの体調不良に本人や保護者の方が気づいた場合には、
速やかに教職員の皆様に連絡していただくよう伝えておきましょう。
●旅行中は睡眠不足や暴飲暴食に注意するよう呼びかけましょう。
体調不良や感染症に注意
■食中毒
食中毒の感染源には、サルモネラ菌やカンピロバクター、病原性大腸菌などがありま
す。潜伏期間は感染した細菌やウイルスによって異なりますが、主に下痢、嘔吐、腹
痛、発熱などの症状を引き起こします。
■ノロウイルス
手や食品などから経口感染し、嘔吐、下痢、腹痛などを引き起こします。抵抗力の弱
い子どもなどは重症化することもあります。一年を通じて発生しますが、特に冬季に
流行します。感染者の便や嘔吐物から二次感染することもあります。
■麻疹
麻疹は非常に感染力が強い感染症で、年代別では中学生・高校生における患者数
が多くなっています。皆様を感染から守るだけでなく、旅先で周りの人たちに感染を
広げないためにも、厚生労働省では2回の予防接種をすすめています。
■インフルエンザ
風邪と混同しがちですが、インフルエンザは38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛
などの症状が強く現れます。空気が乾燥すると感染しやすく、国内では一般的に11
月下旬から4月にかけて流行します。予防には流行前のワクチン接種が有効とされて
います。
旅行先では日ごろと違う食事が楽しめるため、つい食べ過ぎてしまいます。し
かし、疲労やストレスに暴飲暴食が加わると、下痢や食中毒、その他の病気を引
き起こすことがあります。皆様の食べ過ぎ・飲みすぎには十分に注意するように
しましょう。また、張り切りすぎて車内で騒いだり、宿泊先のホテルで夜遅くま
■乗り物酔い
酔い止め薬を乗車する30分前ぐらいに服用します。また、バスの座席は前方にし、ベ
ルトやボタンをゆるめて楽な姿勢で座るとよいでしょう。乗り物に酔いやすい児童・生
徒の皆様に対しては、食べ過ぎにも十分注意をしましょう。
で起きていたりすると、疲労も増してしまいます。翌日に疲労を残さないよう、
ホテルでは十分に睡眠をとるように指導しましょう。
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