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(社)福岡県宅建協会平成21年度事業報告

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(社)福岡県宅建協会平成21年度事業報告
報告事項1
自
平成 21 年4月1日
至
平成 22 年3月31日
福岡県宅地建物取引業協会
百年に一度といわれた金融危機の影響が依然として続く中、 不動産業界ではデベロッパー
の大型倒産が相次いだ1年だった。 新築住宅の着工戸数も大幅に減少し、 雇用不安、 所得
水準の低下が住宅価格を押し下げる結果となった。
経済の低迷が続く中、 景気回復に望みを託した国民の多くは、 8月30日に行われた総選
挙で、 自民・公明の連立政権に 「NO」 を突きつけ、 「コンクリートから人へ」 とのスロー
ガンを掲げた民主党を大勝に導き、 社民、 国民新党との連立による鳩山政権を誕生させた。
「環境に配慮した質の高い住宅の普及促進」、 「多様化する国民の価値観にあった住宅の
普及促進」 を住宅政策の柱に据える鳩山政権だが、 今後は中古住宅流通市場やリフォーム
市場・賃貸市場の整備に施策の重点を移すとしており、 本会としても今後の具体的な政策
に期待するところである。
こうした歴史的変化の年にあって、 本会は不況の煽りを受けて厳しい経営を強いられて
いる会員のために、 1年間の時限措置ではあったが、 54,000円の会費を39,000円に下げ、
同時に会費・入会金等見直し検討会を設置して検討を行った。
支部役員・代議員・理事各位の意見を聞きながら検討を進めた結果、 次年度以降の入会
金については1,000,000円を700,000円に減額することを決め、 会費については50,000円に減
額することで次年度総会に提案することとした。
平成23年度申請に向け作業を進めている公益認定申請作業部会も活発な討議を重ね、 公
益事業比率を高めるための事業の見直しや、 支部事業については福岡西支部をモデル支部
とした精査を行い、 申請のための準備を進めた。
会員の業務支援として展開する不動産情報ネット 「ふれんず」 の広告宣伝活動について
は、 不動産会館と協働して本年度も実施したが、 広告効果は着実にデータ上にも顕われ、
「ふれんず」 のロゴマーク認知率は前年度比29.2%もアップし、 「確かに知っている」 不動
―1―
産検索サイトについても 「yahoo (26.9%)」 「アットホーム (26.9%)」 「ホームズ (25.0%)」
などの有名全国サイトと肩を並べる24.4%にまで上昇 (前年度は10.9%) した。
また、 ページビューも2010年3月に1882万pv (前年同月1343万pv) と過去最高を記録し、
成約報告率も売買物件が9.49% (前年同月9.46%)、 賃貸物件が9.83% (前年同月8.29%)
といずれも上昇した。
また、 「ふれんず」 の新たな機能として yahoo 地図を利用した 「地図から検索」 や売買
契約書作成ソフト 「らくらく契約書」 のリリース、 ソフトバンク iPhone のオフィシャル
サイト 「ふらっと案内」 への情報提供などを行い、 加えて携帯サイトもリニューアルし若
年層へのサービスを拡充した。
賃貸管理の分野では、 空室対策としての実務セミナーを賃貸管理等特別委員会が中心と
なって実施し、 宅建女性特別委員会でも賃貸オーナーや管理会社が倒産した場合の対応ノ
ウハウについて研修会を開催した。
住環境整備委員会では行政との連携事業として、 福岡県との間で 「災害時における民間
賃貸住宅の提供及び媒介に関する協定」 を締結。 また福岡県、 福岡市、 北九州市の要請を
受け、 住宅困窮者に対し 「ふれんず」 上で空室情報を提供する住宅支援も実施した。 長年
の懸案事項であった生活被保護者の家賃代理納付制度は一部の市を除いて実施されるに至
り、 4月1日の 「福岡県暴力団排除条例」 施行に伴う 「誓約書」 作成や 「売買・賃貸契約
書」 等の改定についても福岡県警と協議を進めながら検討した。
本会の公益事業の核をなす無料相談所の運営、 苦情解決、 弁済業務、 移動無料相談所の
開設業務については相談所運営委員会を中心に粛々としてその事業を実施し、 自主規制に
よる消費者保護の観点からは公正取引推進委員会が会員の店舗に立ち入り指導する会員実
態調査や法令研修会等を通じて会員の資質向上に努めた。
また、 総務委員会では前年度に引き続き 「車いす送迎車」 を西日本新聞民生事業団を通
じ筑後市・太宰府市の福祉施設へ贈呈。 CO2削減を呼びかけるために製作したクリアファ
イルについては会員を通じて消費者に配布した。 また、 福岡県警も参加する 「子供・女性
安全安心ネットワークふくおか (コスモス・ネットワーク)」 に協力して製作した DVD
「性犯罪の防犯基礎講座」 を県内の高校・高専・大学・短大・専門学校等に寄贈した。
各委員会等に関する事業報告の詳細は以下の通りである。
<総務委員会>
1. 各支部より上程された入会者等について審査
入会212社 (大臣免許特例入会含む)、 承継55社、 代表者変更238社、 入会拒否1社。
―2―
2. 入会促進に関する検討
①入会促進クリアファイルを作成し、 入会案内パンフレットと併せて大栄国家試験学院
と資格の大原専門学校の宅建主任者試験講座受講生に配布を行った。
②ホームページ内の不動産開業・独立支援ページを閲覧した開業予定者の資料請求に対
し、 入会案内パンフレットを送付した。
③県土整備事務所に入会案内パンフレットを設置した。
④西日本新聞の商況欄に5ヶ月間にわたり、 入会促進広告を掲出した。
⑤他都道府県が本店で支店のみ未入会の保証協会会員に対し、 支部役員が支店を訪問し
て入会金免除の特例制度の説明を行い、 21社 (支店) が入会した。
3. 平成22年版会員手帳の作成及び配布
4. ホームページの運営、 管理及びリニューアルの検討
トップページにディスクロージャー (情報公開) ページを設けたほか随時更新を行っ
た。
5. 機関誌広報 「宅建ふくおか」 編集及び発行
平成21年度は NO.456号から NO.465号までの10冊を発行した。
また、 各支部が持ち回りで担当している広報表紙の写真コンクールを実施した。 審査
の結果、 優勝は北九州支部、 準優勝は県南支部となった。
6. 事務局職員研修会の実施
下記の通り、 事務局職員研修を2回実施した。
(1) 平成21年10月3日(土)
① 「ファースト・インプレッション」
② 「セルフ・ストレス・ケア」
③事務連絡について
(2) 平成22年2月13日(土)
①護身術・犯罪防止講座
②公益法人改革について
③人権研修
7. 広告活動の検討及び実施
①電照式地図の設置 (JR吉塚駅、 地下鉄馬出九大病院前駅)。
②西日本新聞の商況欄及び読売新聞のラジオ・テレビ面に5ヶ月間にわたりふれんずの
利用促進に関する広告を掲載した。
③新聞社各社への名刺広告の掲出を行った。
―3―
8. 会員の福利厚生事業の実施
㈱福岡スポーツセンター、 福岡ソフトバンクホークス㈱、 劇団四季、 古賀病院21等の
協力を得て、 福岡ソフトバンクホークス戦、 国立ボリショイサーカス、 ミュージカル
「ウエストサイド物語」、 PET健診等を特別割引価格で案内した。
9. 社会貢献活動の検討及び実施
① CO2 削減を呼び掛けるクリアファイルを作成し、 会員へ配布した。
②福祉団体への車いす送迎車の贈呈について検討を行い、 西日本新聞民生事業団を通じ
て西日本新聞エリアセンター連合会と共同で太宰府市 (グループホーム安寿) と筑後
市 (自立生活センターちくご) の施設にハトマーク入りの車いす送迎車を贈呈した。
③ 「子ども・女性安全安心ネットワークふくおか (コスモス・ネットワーク)」 への参
加を決定し、 防犯リーフレットの配布と性犯罪防止DVDの製作に協力。 また、 全会
員への同DVDの配布及び福岡県下の高校・高専・大学・短大・専門学校等 (男子校
は除く) 411校への寄贈を行った。
④各団体やイベント等への参加・協賛・後援の検討及び実施
・次代を担う青少年の健全な育成に協力するため、 福岡県青少年育成県民会議へ協賛を
行った。
・自然や郷土を愛する豊かな心を持った子どもの育成に協力するため、 世界子ども愛樹
祭コンクール・コスモネットへの協賛を行った。
・住環境の面から防犯の活動に協力するため、 福岡県防犯協会連合会への参加を決定
した。
・温室効果ガス排出量25%の削減を目指す 「チャレンジ25キャンペーン」 に賛同し、 同
キャンペーンへの参加を決定した。
<財政委員会>
1. 県本部による円滑な会費徴収業務の実施
自動振替システムによる会費納入の促進を継続し、 平成21年度会費請求対象会員のうち
79.4% (前年度は83.8%) が同システムを利用し、 会費納入を行った。 平成21年度の会
費未納による退会会員73社。 うち3社が再入会制度を利用して再入会を行った。
2. 会費の時限措置の会員への周知および対応
会費の時限措置の決定を受け、 会費・納入時期の変更について周知を図った。
3. 財政基盤に関し、 会員数の増減やその他経済状態を勘案しながら、 本部・支部の財政
状況等について研究・調査を行った。
4. 適正な経理処理を行うため、 補正予算案を作成し、 提案した。
―4―
5. 「公益社団法人」 申請に向け、 新しい公益会計基準等の調査・研究を行うと共に、 経
理及び予算執行に関し、 適切な運用を行うため、 基盤の整備に努め、 公益社団法人とし
て適正な平成21年度決算書と平成22年度予算案を作成した。
6. 中長期財政シミュレーションに基づき、 宅建協会の財政に関し、 適正かつ望ましい将
来の姿についての検討を行った。
7. 県本部・支部の役割を明確にし、 会員の平等性を踏まえ、 共に運営に支障を来さない
よう財政基盤の確保に努めた。
8. 本部から支部に交付される各委員会の事業計画に基づく委託金等の経理処理について
検討し、 新しい会計基準による内部取引消去の経理処理に対応するため、 支部での経理
処理の取扱いについて統一した処理を行うことを決定した。
<公正取引推進委員会>
1. 取引主任者法定講習会、 取引主任者証発行業務 (福岡県委託事業) の円滑な運営
福岡会場
20回開催
3,064名受講
北九州会場
9回開催
779名受講
2. 業者講習会 (福岡県補助事業) 研修内容の検討、 実施
(第1回業者講習会の開催について)
[開催日/場所]
平成21年9月3日(木)
県
南
石橋文化共同ホール
〃
9月4日(金)
福
岡
アクロス福岡
〃
9月24日(木)
筑
豊
のがみプレジデントホテル
〃
9月25日(金)
北九州
北九州国際会議場
[講演項目]
①都市景観法の届出について
福岡県都市計画課 担当官
②福岡県建築指導課担当官あいさつ
③人権研修 「えせ同和行為排除のために」 (ビデオ上映)
④実践型、 物件調査のノウハウについて (県南会場・福岡会場)
吉野不動産鑑定事務所
⑤売買仲介業務トラブル事例について
深沢綜合法律事務所
―5―
不動産鑑定士
吉野 伸 氏
(筑豊会場・北九州会場)
弁護士
川佳子 氏
[出席者] (全日・非会員含む)
福 岡 会場
924名
北九州会場
422名
県 南 会場
269名
筑 豊 会場
138名
(第2回業者講習会の開催について)
[開催日/場所]
平成22年2月18日(木)
県
南
石橋文化共同ホール
岡
アクロス福岡
〃
2月19日(金)
福
〃
2月23日(火)
北九州
北九州国際会議場
〃
2月24日(水)
筑
のがみプレジデントホテル
豊
[講演項目]
①ブレーカー切りと速やかなお申込みについて
九州電力(株) 担当者
②福岡県暴力団排除条例の施行について
福岡県警察 担当官
③住宅瑕疵担保履行法に基づく完成物件の保険加入について
福岡県建築都市部 担当官
④福岡県の地価動向と政権交代による不動産業界への影響
(財)日本不動産研究所 不動産鑑定士
山健二 氏
[出席者] (全日・非会員含む)
福 岡 会場
854名
北九州会場
427名
県 南 会場
278名
筑 豊 会場
147名
3. 会員・消費者セミナーの実施
開 催 日:平成22年1月15日(金)
場
所:アクロス福岡シンフォニーホール
講演項目:第1部 「走って食べてヘルシーライフ」
マラソンランナー・タレント
谷川真理 氏
第2部 「日本経済と生き残る会社の条件∼不動産業界に行方∼」
経済ジャーナリスト
出 席 者:450名
―6―
財部誠一 氏
4. 会員支援講習会の実施
①開催日:平成21年10月13日(火)
場
所:北九州国際会議場
内
容:顧客のハートをつかむメール営業
㈱アズハウス 代表取締役
片岡婦美江 氏
出席者:83名
②開催日:平成21年10月13日(火)
場
所:福岡商工会議所
内
容:仲介業者に於ける調査義務について
川佳子 氏
深沢綜合法律事務所 弁護士
出席者:97名
③開催日:平成21年10月14日(水)
場
所:福岡県不動産会館研修ホール
内
容:顧客のハートをつかむメール営業
㈱アズハウス 代表取締役
片岡婦美江 氏
出席者:58名
④開催日:平成21年10月14日(水)
場
所:石橋文化小ホール
内
容:仲介業者に於ける調査義務について
深沢綜合法律事務所 弁護士
川佳子 氏
出席者:99名
⑤開催日:平成21年10月15日(木)
場
所:アクロス福岡国際会議場
内
容: (1) インターネットに於ける集客術
㈱アメリカンドリーム
代表取締役
中野 忠 氏
(2) 望ましい売買契約書作成のポイント
深沢綜合法律事務所 弁護士
柴田龍太郎 氏
出席者:231名
⑥開催日:平成21年11月4日(水)
場
所:アクロス福岡国際会議場
内
容:賃貸市場の現状と当社の戦略
㈱明和住販流通センター
代表取締役
出席者:179名
―7―
塩見紀昭 氏
⑦開催日:平成21年11月5日(木)
場
所:飯塚ことぶき会館
内
容: (1) 賃貸市場の現状と当社の戦略
㈱明和住販流通センター代表取締役
塩見紀昭 氏
(2) 不動産紛争事例の解説について
弁護士
古本栄一 氏
出席者:40名
5. 平成21年版 「不動産の税金」 の本購入、 配布 (全会員に配布)
6. 入会資格者研修会の運営、 実施 (12回開催)
7. 全宅連主催通信講座 「不動産総合コース」 の運営補助
8. 会員の実態調査、 会員指導の実施
(会員実態調査報告)
実施時期・平成21年10月1日(木)∼10月31日(土) まで延べ10日
訪問業者数及び指導業者数
87会員
県報告業者数
8会員
(会員指導の実施報告)
事情聴取会の実施 (平成21年7月27日(月))
指導業者数
2会員
(屋外物広告条例に違反すると思慮される広告物の撤去指導について)
指導文書発送日・平成21年6月15日(月)
対象事業者14会員
(電ビラ等違反広告一斉撤去作業の実施・平成21年11月24日(火))
指導文書発送日・平成21年12月21日(月)
対象事業者47会員
9. 不動産コンサルティング技能登録試験の運営
実施日・平成21年11月8日(日)
受講者79名
<相談所運営委員会>
1. 常設不動産無料相談所の管理運営
相談案件 (平成21年4月∼平成22年3月)
総相談件数3,453件 (内訳:来所604件、 電話2,849件)
2. 不動産相談員の行政機関等への派遣
(1) 本会、 北九州市、 福岡県建築住宅センター共催不動産無料相談
会場:北九州市小倉北区役所 (毎週火曜日)
(2) 九州管区行政評価局が実施する福岡総合行政相談
会場:天神岩田屋 (第1・第4火曜日)
九州管区行政評価局が実施する一日合同行政相談所
―8―
福
岡会場:天神ビル
10月16日(金)
久留米会場:久留米市役所
10月22日(木)
北九州会場:ウェルとばた
10月27日(火)
(3) 福岡県と福岡県建築住宅センターが運営する 「福岡県あんしん住替え情報バ
ンク」 相談所
会場:(財)福岡県建築住宅センター (毎週火曜日)、 北九州市小倉北区役所
(第1∼第3月曜日)
(4) 福岡市
会場:福岡市役所 (第1・第3木曜日)
(5) 久留米市
会場:久留米市役所 (第2・第4月曜日)
(6) 大牟田市
会場:大牟田市役所 (第1・第3水曜日)
3. 不動産移動無料相談会の実施
消費者からの不動産全般にわたる相談に応じるため、 福岡県下において不動産移動無
料相談会を実施。
①実施日時:平成22年2月4日∼18日 (9会場、 10日間)
10:00∼16:00 (受付は15:00まで)
②執務担当:相談員、 弁護士、 税理士
③告知方法:市町の広報、 新聞等
4. 建物賃貸借についての電話相談会の実施
賃貸シーズンにあわせて、 賃貸借契約上の注意点や退去時の敷金精算などトラブルの
未然防止を図るべく電話相談会を実施。
①実施日時:平成22年3月1日(月)∼5日(金)
(午前の部) 10:00∼12:00
(午後の部) 13:00∼15:00
②実施会場:不動産会館5階視聴覚室
③執務担当:相談所運営委員3名体制
④告知方法:新聞、 ラジオ等
5. 不動産相談員向けの研修会の実施
(1) 新規不動産相談員研修会の実施
①開 催 日:平成21年7月23日(木)
②会
場:不動産会館6階研修ホール
―9―
③研修内容:○不動産無料相談所の執務について
○保証協会と弁済業務
○相談案件に見る留意点
○修了試験
④受 講 者:14名 (全員が合格)
※合格者のうち、 2名が新たに不動産相談員に選任された。
(2) 不動産相談員ブロック研修会の実施
3ブロックに分けて実施した。 92名の不動産相談員が参加した。
①開催日・会場・参加相談員数
9月9日(水) 久留米・県南ブロック (柳川商工会館別館)
19名
9月15日(火) 福岡・筑豊ブロック (博多サンヒルズホテル) 58名
9月17日(木) 北九州ブロック (コクラセントラルイン)
15名
②研修内容
「不動産相談員認定試験問題にみる相談業務について」
「最近の苦情相談案件について」
(3) 不動産相談員全体研修会の実施
不動産相談員及び弁済移管委員が参加した。
①開 催 日:平成21年11月19日(木)
②会
場:博多都ホテル
③研修内容:○ 「信頼を得る相談窓口対応術」
講師:澤田知子 氏 (麻生教育サービス㈱)
○ 「心理的瑕疵の説明範囲」 及び 「消費者契約法における消費者
に不利な特約」 の事例研究
講師:佐藤貴美弁護士 (佐藤貴美法律事務所・賃貸管理業協会
顧問弁護士)
○ミニテスト∼ 「相談員マスターQ&A」 より∼
④受 講 者:102名
6. 保証協会の苦情解決業務に対しての協力
本委員会において苦情解決委員会を構成し、 保証協会への苦情解決業務に対して協力
した。
7. トラブル事前防止への取組み
トラブル事前防止への取組みとして、 本年度より支部が行う会員向け業務相談会を側
面から支援した。
― 10 ―
<流通促進委員会>
1. 流通促進に関する事業
①不動産情報ネット 「ふれんず」 システムの改善充実
システムの更なる充実を目指して、 前年度から検討を重ねてきた Yahoo!地図を4
月より導入。 一般公開及び会員間における周辺地図表示、 物件所在地のピンポイント
指定が可能になったほか 「地図から検索」 システムをリリースした。
2008年末にスタートした 「ふれんずマンションサーチ」 は、 検索仕様変更及びサンプ
ルページの作成をすることで毎月順調に利用件数を伸ばし、 3月末現在、 約220社に
1500件/月ダウンロードされている。
会員間 「マッチング機能」 に携帯へのお知らせメール機能追加、 一般公開及び会員
間の物件詳細ページの表示拡張、 画像一括表示、 商号表示の切り替え、 「My ふれん
ず」 の仮登録の廃止、 「次回更新予定日」 項目の追加、 取引態様から 「その他」 の削
除、 売土地現況リストの 「上物有」 を 「古家有」 に変更、 売戸建の建築確認リストか
ら 「申請中」 の削除、 セットバック記載の変更、 検索キーワードに応じたランディン
グページ自動生成システム構築、 成約報告率を上げるために成約報告システムの変更、
マイページ会員向けの 「無料簡易査定コーナー」 などを実施した。
さらに、 若年層の取り込みを狙い携帯サイトを全面リニューアルした他、 ソフトバ
ンク携帯 iPhone3G公式アプリ 「ふらっと案内」 との情報連携をスタートさせ、 無
料掲載先の拡大に繋げた。 さらに、 「ふれんずらくらく契約書 (売買版)」 をリリース
し、 5月よりPC会員向けオプションメニューとして加えることとした。
また、 西日本新聞社運営の 「福岡不動産 Web」 の課金が開始されたことに伴い、
登録確認画面を改修したほか、 前年度システム構築した富士火災 「らくトクねっと-P
lus」 とのデータ連動システムの運用を開始した。
その他、 住宅困窮者への対応として、 行政等からの要望に応じて 「北九州市住宅支
援登録システム」 「福岡県住宅支援登録システム」 を開発し、 運用を開始した (※
「福岡市住宅支援登録システム」 は先行して実施)。
現在は、 次年度のリリースに向けて 「らくらく流通図面」 「らくらく契約書 (賃貸
版)」 「価格査定システム」 「福岡県地価図」 「高齢者向け住宅特集」 「物件自由内覧シ
ステム MILOKA との連携」 について研究を進めている。
②不動産情報ネット 「ふれんず」 運営規程等の見直し
会員からの苦情やメンテナンス要求メールなどを受け、 手数料表記及びオークショ
ン物件等について、 「ふれんず物件登録掲載基準」 において以下の通り規定した。
「一般に公開される情報については、 報酬 (手数料) に関する表記は一切行うこと
― 11 ―
はできません。」
「オークションサイトに出展する情報は、 消費者向けに掲載 (一般公開) すること
はできません。」
「オークションサイトに出展する情報は、 その旨を表記しなければ掲載することは
できません。」
「他のウェブサイトやホームページ等へ誘導するような情報及び画像を掲載するこ
とはできません。 ただし、 当協会が認めた場合はこの限りではありません。」
また、 ふれんず掲載物件について、 事務局に会員や一般消費者より苦情等の連絡が
入った場合やメンテナンス要求メールを受けた場合の対応について、 内部規定を整備
した。 これら規程等の見直しと併せて、 規程に違反すると思われる業者に対して審査
委員会を開催して聴聞を行い、 違反業者に処分を行った。
③会員に対する不動産情報ネット 「ふれんず」 の周知活動
8月と2月に会員向け実務セミナーを開催。 これらと併せて 「ふれんず」 新機能や
規程等の普及研修を行い、 会員の業務支援及び周知に努めた。 また、 各支部において
も 「ふれんず」 普及促進のパソコン研修会や規程等の普及研修会を行った。
○第1回
日
時:平成21年8月18日(火)
場
所:アクロス福岡
内
容:生き残りをかけた最後のチャンス!
∼売買仲介業で地域 NO.1を目指す経営戦略∼
講師:藤本
隆 氏 (不動産ブレーンバンク(株) 主任研究員)
○第2回
日
時:平成22年2月12日(金)
場
所:アクロス福岡
内
容:不動産市場の現状と展望 ∼ストックビジネスの時代がやってくる∼
講師:長嶋
修 氏 (㈱さくら事務所代表取締役会長)
④不動産情報ネット 「ふれんず」 システムの対外的周知活動 (新聞等を通じた合同広告等)
3月末現在、 パソコン会員数が2330社を超え、 月間の総ページビューは1800万を突
破するまでに成長を続けているが、 これを更に高めて反響数や成約件数、 成約率の増
加に繋げるために、 今年も物件合同広告を実施し、 「かんたん GET」 における紙媒体
とインターネットとの融合に力を尽くした。
また、 前年度に引き続き、 SEO 対策及び検索連動型広告 (Yahoo!オーバーチュア、
Google アドワーズ) を8月より実施し、 テレビや新聞等を目にしない消費者の獲得
― 12 ―
にも注力した。 併せて、 11月よりキーワード毎の検索トップページ (ランディングペー
ジ) を自動生成するシステムを構築し、 アクセス数のアップやユーザー数の拡大を図っ
た。 さらに、 アクセス数の多さとサイトランクの高さで人気の高い福岡市ホームペー
ジバナー広告に空きが出たため、 11月から5ヵ月間掲出した。
その他、 福岡地所(株)からの提案を受け、 「hit 住宅展示場」 とのタイアップキャン
ペーンを企画。 県下5会場において物件資料の展示ブースや 「ふれんず物件検索コー
ナー」 の設置、 無料情報誌の作成・配布を行い、 告知活動を行った。
また、 大幅リニューアルした携帯サイトを効果的に告知する手段として、 QRコー
ド入りのクリアファイルと一般消費者向けの 「ふれんずパンフレット」 を作成。 会員
を通じて、 一般消費者に物件資料等と併せて配布してもらうこととした。
⑤不動産情報ネットふれんずデータの分析
会員間ページに掲載している 「アクセス解析データ」 に加え、 過去4年にわたる繁
忙期の成約率推移等を分析し、 広報誌等に掲載。 さらに次年度リリースを目指す価格
査定システムに利用すべく過去の成約報告のデータ整備を開始した。
⑥物件の受託・売却機能強化の為のシステム研究及び構築
物件の受託・売却機能を強化させるために 「不動産取引所」 の創設が検討されるこ
ととなり、 任売物件や国・市等の公売物件を取り扱うための研究が開始された。 国税
局や福岡市特別滞納整理課担当官と、 あっせん協定締結に向けて検討を重ねた。
⑦西日本不動産流通機構サブセンターの運営に関する事業
「ふれんず」 との有機的な連携を維持するため、 レインズサブセンターシステムの
メンテナンスをリアルタイムに行った。 会員間トップ及び詳細ページのリニューアル
を行い、 登録情報項目及び備考文字数等の拡張、 地図インフォの導入を図った。
⑧レインズ統合に向けてのシステム開発
4月より稼働を開始した全国データベースへの連携、 運用を行うため、 西日本レイ
ンズのデータ項目の見直しを実施した。
⑨公共事業用地の斡旋に関する事務管理
福岡市や春日市など行政からの代替地等のあっせんに関する事務管理を行った。
2. 実務関連ツールの開発に関する事業
①総代理店制度及びレンタキャプティブ制度の普及促進
「ふれんず」 システム普及研修会と併せて、 総代理店及びレンタキャプティブ制度
の普及研修会を行った。 「ふれんず」 と 「らくトクねっとー Plus」 とのデータ連動説
明も含めて、 業務支援活動に努めた。
②実務関連ソフト (売買王・賃貸王・福岡県地価図等) の研究開発・普及促進
― 13 ―
WindowsVista 及び7対応版として、 契約書等作成ソフト売買王V2の開発・リリー
スを行った。 賃貸王と併せて、 ユーザーからの要望に応え随時バージョンアップを実
施し、 福岡県地価図と併せて研修会等での普及促進に努めた。
③福岡県暴力団排除条例施行に伴う契約書等の追加変更
2010年4月1日より 「福岡県暴力団排除条例」 が施行されることに伴い、 契約書へ
の特約事項の追加、 これに伴う重要事項説明書への追加、 併せて 「暴力団事務所とし
て使用しない」 旨を誓約する誓約書の新規作成を行った。 紙書式やホームページの整
備と併せて、 「らくらく契約書」 「売買王」 「賃貸王」 等のソフトにも追加した。
3. 地価調査に関する事業
①2009年度版福岡県地価図の制作
地価編集システムを導入し、 2009年度版福岡県地価図をリリースした。
<住環境整備委員会>
1. 福岡市のホームレス申請に関する住宅扶助費代理納付(入居初期費用)について、 貸主・
管理会社への代理納付を先行実施させるため協議を行い、 実施された。
2. 福岡市の住宅扶助費代理納付の推進のため円滑な
戻入
ができるよう当該物件の家
賃1ヶ月分相当額 (上限37,000円) を住環境整備委員会の 「本部活動費」 で会員に補填
を行う緊急避難的な措置を構築した。
3. 家賃代理納付ワーキングにおいて、 民営住宅の住宅扶助費代理納付制度を実施してい
る行橋市を視察し、 福岡県内の未実施の行政に対しアンケート調査を行い、 厚労省課長
通知もふまえ未実施行政へ実施に向けて要望を行った。
実施している行政
福岡県 (管轄の町村)、 福岡市、 糸島市、 太宰府市、 春日市、 朝倉市、 行橋市、
みやま市、 八女市、 大牟田市
4. 九州大学学生のための物件情報提供協力
①伊都キャンパスで開催される伊都地区から箱崎、 大橋地区への移動のための物件説明
会の協力を行った (物件情報チラシと本会がふれんず登録物件を基に政策した賃貸情
報冊子を加えて配布)。
(1) 実施日時
平成21年6月29日(月)・30日(火)
(2) チラシ参加業者
(3) 配 付 数
10時∼16時
63社
約250セット (箱崎地区200セット・大橋地区50セット)
②伊都キャンパスで開催される物件説明会において、 作製した賃貸情報冊子を配布した。
(1) 実施日時
平成21年12月14日(月)・15日(火)
― 14 ―
10時∼16時
(2) 配 布 数
425部
③箱崎キャンパスにおいて、 平成22年度試験合格発表日に合格者へ賃貸情報冊子の配布
を行った。
(1) 実施日時
平成22年3月8日(月)
入試前期日程
(2) 配 布 数
・21日(日)
入試後期日程
10∼14時
350部
5. 新たに創設される福岡県条例 「福岡県暴力団排除条例」 について、 福岡県警察本部の
説明を受けると共に質疑、 話し合いを行った。 同本部の所管課長などとの話し合いを行
い、 同本部より 「暴力団排除条例に規定された宅建業者の役割について」 が提示された。
警察署と個別具体の相談を行う際の様式 「不動産取引における暴力団排除条例のための
相談」 を作製した。
6. 「災害時における民間賃貸住宅の媒介に関する協定」 について検討し、 福岡県福祉総
務課と調整し、 平成22年3月19日に協定書の締結を行った。
7. 福岡市、 福岡県からの住宅困窮者の 「住宅支援」 協力の要請に応え、 「住宅支援協力
のお願い」 を会員にファックスで通知した。
8. 「文化財保護法ワーキング」 を設置し、 埋蔵文化財にまつわる困った体験のアンケー
トを会員対象に行い、 福岡県教育委員会担当官との勉強会を実施するとともに、 質問項
目をまとめ福岡県教育委員会に回答を依頼した。 質問項目に対する同委員会からの回答
を広報誌に掲載し、 会員に周知した。
9. 各支部から提出された福岡県に対する要望の取りまとめを行い、 本年度は次の要望事
項を提案した。
①宅建協会推薦の者を都市計画審議委員会の委員として参画できることについて
②狭あい道路の整備の促進について
③都市計画の見直しについて
④都市計画道路の早期見直しについて
⑤農地転用許可申請の見直しについて
⑥農地法改正による農地転用許可基準の厳格化への対応について
10. 福岡地区支部 (福岡地域協議会) より提案された福岡市マスタープランに対する要望
のとりまとめを行い、 提言書として福岡市に提出した。
11. 福岡県宅地建物等対策議員連盟や各市町村に対し、 各種規制に関する緩和・是正の協
議並びに要望活動の実施
12. 地元選出の国会議員との関係を強めながら、 国政及び行政の土地・住宅政策に関する
要望活動の強化と業法改正に関する法制化への注視
― 15 ―
13. 政令都市における福岡分科会特別研修会を実施した。
①日 時
平成22年1月28日(木) 13時∼
②会 場
博多都ホテル
③研修内容
「福岡の暴力団状勢と暴力団排除条例」
福岡県警察本部暴力団対策部組織犯罪対策課
暴力団排除係係長
中西啓喜 氏
「 快適で住みやすい都市づくり
に向けた土地利用のルールの見直し (素案) に
ついて」
福岡市住宅都市局都市計画部都市計画課
土地利用係長
村上洋子 氏
「福岡市の住宅扶助費代理納付制度について」
福岡市保健福祉局総務部保護課業務指導係長
④参加者
下川泰功 氏
143名
14. 各行政への審議会等委員の派遣
・太宰府市水道料金等審議会委員
・筑紫野市国土利用計画審議会委員
・那珂川町都市計画マスタープラン策定委員会委員
・北九州市固定資産評価審査委員会委員
・苅田町固定資産評価審査委員会委員
・久留米市都市計画審議会委員、 久留米市固定資産評価員
・筑後市固定資産税評議員
・大牟田住宅マスタープランワーキンググループ会議委員
・柳川市景観計画策定委員会委員、 柳川市都市計画セットバック審議委員会委員
・大川市都市計画セットバック審議委員会委員
・飯塚市固定資産評価委員
・田川市住宅審議委員会
(各支部事業報告)
【東部支部】
(1) 県本部事業・調査に関する連携協力
(2) 古賀市との住環境整備協議会の開催
(3) 宗像市との住環境整備協議会の開催
― 16 ―
(4) 宗像市市民公益活動団体
住マイむなかた
との意見交換会の実施
(5) 粕屋町・篠栗町との住環境整備協議会設立に向けての意見交換会の実施
(6) 三署との連絡協議会 (宅暴協) の開催
(7) 支部内自治体首長及び議員との勉強会の実施
【博多支部】
(1) 県本部住環境整備委員会への連携と協力
(2) 福岡分科会の研修会への協力と促進
(3) 行政施策に関する勉強会及び問題提起
(4) 行政窓口で博多区役所・博多警察署への連携と協力
(5) 博多区国際化対策連絡協議会への参画と協力
(6) 支部推薦議員との勉強会及び要望協議
【中央支部】
(1) 班別研修会
犯罪情勢について・安全安心街づくり・大災害における福岡市の支援事業
(2) 鬼木誠県議会議員との意見交換会
(3) 本部事業による行政要望の集約
(4) 本部事業による九大伊都キャンパスによる賃貸物件の資料配付活動2回開催
【南部支部】
(1) ブロック研修会の実施 (年2回)
南区に於ける活力あるまちづくりビジョンについての要望 (南区役所、 市議会議員)
(2) 住環境整備委員の勉強会 (20名)
(3) 南区内の短大、 大学への賃貸物件説明会の積極的な働きかけと実施
(4) 支部会員の啓発
(5) 行政 (消防、 警察、 区役所) との緊密な連携と意見交換
(6) 西鉄大橋駅西口広場花壇管理
(7) 県本部事業への協力
【筑紫支部】
(1) 各地区における地区会合の開催 (意見交換会)
平成22年2月22日:筑紫野地区、 2月23日:太宰府地区、 2月24日:春日・那珂川
地区、 2月26日:大野城地区、 3月4日:朝倉地区
(2) 各地区行政との意見交換会の開催 (6行政)
平成21年11月24日:筑紫野市、 12月17日:春日市、 平成22年1月27日:太宰府市、
2月15日:大野城市、 2月16日:那珂川町、 2月25日:朝倉市
― 17 ―
(3) 各種官公庁 (警察署・消防署・税務署) との連帯及び協力
平成21年7月28日支部ステップ研修に春日消防署より火災警報器設置啓発活動
(4) 各行政からの依頼により会員の委員会参画
①那珂川町都市計画マスタープラン策定委員会参画
②太宰府市水道料金等審議会参画
③筑紫野市国土利用計画審議会参画
【福岡西支部】
(1) 議員・自治会との意見交換会
①福岡市議会議員との意見交換会
②周船寺校区自治会・町内会加入促進説明会及び意見交換会
(2) 九州大学移転に伴う学生住宅斡旋支援
①九大学研都市と外国人研究者・留学生の住環境整備に関する調査
(地元業者へのヒアリング・九州大学学術研究都市推進機構)
②平成21年度学生居住動向等について (九州大学箱崎キャンパス)
③糸島市・九州大学生定住化促進策 「九大新入生応援フェア2010」 第1∼4回
(3) 前原市・志摩町・二丈町一市二町合併に伴う都市計画課との意見交換会
①前原市長と支部との意見交換会 (・九大までのバスの時間帯、 増便について・開発
指導要綱の開発負担金の撤廃・JRと地下鉄の初乗り料金・西九州自動車道下りE
TC設置について・商店街の活性化対策)
②糸島市都市計画課との意見交換会 (伊都文化会館) : 「糸島市のまちづくり」 につ
いて
(4) 他委員会との合同研修会 (公正取引推進委員会)
①支部講習会 (福岡県都市計画課より講師・市街化調整区域に於ける予定建築物等以
外の建築許可申請に係わる審査基準・業務用単独倉庫の用途変更の取扱いについて)
(5) 県本部事業への協力
①平成21年12月14∼15日九大伊都キャンパス内で賃貸情報冊子及びチラシ配布
②福岡分科会特別研修会
(6) その他
①糸島市 「生活保護世帯の家賃代理納付制度」 について
②糸島警察署 「福岡県暴力団排除条例」 について
【北九州支部】
(1) 北九州市 (北九州市長) との意見交換会実施
(2) 各行政への協力、 要望活動実施
― 18 ―
(3) 不動産関連三団体協議会との勉強会
(4) 生活被保護者の家賃代理受領実施、 検討
(5) なんでもかけこみ相談会&ホットラインin北九州に参加
(6) 北九州市保健福祉局より住宅手当緊急措置事業の要請、 協力
(7) 宅暴協委員会で県暴力団排除条例を暴力団対策課の講師により受講
(8) 県本部委員会への協力
【久留米支部】
(1) 久留米大学学生アパート斡旋問題について協議
(2) 久留米市中心市街地活性化協議会への参加
(3) 久留米市商店街空店舗情報提供システム協力推進
(4) 行政に関する勉強会(講習会) 及び行政機関との意見交換
(5) 支部推薦議員との意見交換会及び要望等の協議
(6) 被生活保護者の住宅扶助費の代理納付制度の早期実施の要望活動
(7) 民間住宅における暴力団排除・テロ対策に関し関係方面との連携強化
(8) 文化財保護法に関する福岡県教育委員会 (久留米市教育委員会) との協議
(9) 久留米市土地開発公社及び(財)久留米市開発公社との分譲地販売代理契約の締結及
び販売活動の支援
【県南支部】
(1) 行政 (地元代議士、 県議、 市議) との勉強会・意見交換会の実施
(2) 被保護者に対する 「家賃の代理納付」 について協議」
(3) 市、 企業誘致推進及び農振地区除外についての協議
(4) 行政書士、 公証人との後見人制度と遺言書についての研修会
(5) 民間賃貸空き家をセーフティネット住宅としての登録、 借り上げ可能な物件かどう
か行政と協議
(6) 地域産業活性化のために行政との意見交換
(7) 市営住宅の運営、 家賃滞納等についての意見交換
(8) 福岡県暴力団排除条例の施についての意見交換
【筑豊支部】
(1) 支部内行政機関との勉強会
(2) 各自治体への要望活動
(3) 生活被保護者に対する家賃代理納付制度の要望活動
(4) 福岡県暴力団排除条例の勉強会
― 19 ―
<賃貸不動産管理等特別委員会>
1. 敷金精算問題の検討に関する事業
①オーナー通信の編集・発行
賃貸住宅オーナー向けの情報誌であるオーナー通信の編集。 ㈱福岡県不動産会館と
の分担事業で、 年4回 (4月、7月、 10月、1月) 各7000部を発行する。 定期購読会員
は、 153社 (他県宅建協会会員も含む)
②各関連団体等との意見交換
③オーナー向けの啓発事業の推進
平成22年1月25日(月) アクロス福岡国際会議場
第1部
236名参加
「敷引き判例・更新料判例 ∼最近の賃貸借契約の問題点∼ 」
佐藤貴美法律事務所
第2部
「家主様新春セミナー」
弁護士
佐藤貴美 氏
「アパート・マンションの画期的な空室対策
∼即効性のある空室対策10の秘策について∼ 」
㈱FPコミュニケーションズ
代表取締役
浦田
健 氏
2. 関係法令の研究等に関する事業
①改正消費者契約法 (消費者団体訴訟制度の創設) への対応
②賃貸管理業の法制化等への対応
③その他関係法令等への対応
④裁判事例の検証・研究
⑤住まいのしおりの見直し及び特約事例集の作成
⑥火災警報器の普及促進
平成21年5月31日に設置期限を迎えた火災警報器の設置義務化に対し、 周知徹底を
行った。
3. 賃貸不動産管理業協会サポートに関する事業
①入会促進
②賃貸不動産経営管理士資格の周知
③支部設置の検討
4. 研修会に関する事業
①入居対策等賃貸実務をサポートする研修会の実施
○管理業務セミナー
平成21年11月16日(月) 福岡会場
アクロス福岡国際会議場
平成21年11月17日(火) 北九州会場
小倉興産KMMビル
57名参加
平成21年11月26日(木) 飯塚会場
ことぶき会館
44名参加
― 20 ―
204名参加
平成21年11月27日(金) 久留米会場 ハイネスホテル久留米
46名参加
○福岡・北九州会場
「98%の稼働率を誇る空室対策・満室経営の極意」
㈱シー・エフ・ネッツ
代表取締役社長
倉橋隆行 氏
○久留米・飯塚会場
「不況時代に勝ち残れ!!地方都市でも成功する満室経営術」
㈲セル企画コンサルタント一級建築士事務所
賃貸経営コンサルタント
竹末治生 氏
○全会場
「よく判る高齢者向け賃貸住宅について」
㈱サードエイジ
代表取締役社長
滝本恒一 氏
②その他事業推進のために必要な研修会の実施
5. その他の事業
①24時間サポートシステムの検討
<宅建女性特別委員会>
1. 企画事業の実施
・女性セミナー
開催日
平成21年12月9日(水)
場
所
アクロス福岡国際会議場
内
容
第1部
豊かなつながりをつくる暮らしコウハウジング
一級建築士
第2部
山本典子 氏
路上販売花屋からガーデニング3年連続世界チャンピオンへ
ランドスケープアーティスト
出席者
石原和幸 氏
76名
2. 情報交換会の実施
・賃貸借に関する研修会
開催日
平成21年7月22日(水)
場
所
ソラリア西鉄ホテル
内
容
第1部 講演
賃貸借契約における留意点について
貸主・借主・管理会社が倒産した場合の実務上の対応は?
連帯保証人、 保証会社の責任の範囲って?
講師
深沢綜合法律事務所 弁護士
― 21 ―
川佳子 氏
第2部
グループディスカッション
管理物件の入居者または家主とのトラブル時の対応方法について
出席者
148名 (うち第2部93名)
・不動産実務に関する研修会
開催日
平成22年2月3日(水)
場
所
ソラリア西鉄ホテル
内
容
第1部
不動産の不良債権処理方法と手続きの流れ・
媒介報酬に関するトラブル事例
講師
第2部
川佳子 氏
深沢綜合法律事務所 弁護士
グループディスカッション
賃貸物件における管理会社のトラブル対処方法と、
不良債権処理の実務上の手続きの流れについて
出席者
203名 (うち第2部94名)
3. 支部単位の女性会活動への協力
各支部の女性会において計画された事業の実施に向けての協力を行った。
4. その他女性の特性を生かした諸活動の実施
・エコキャップ回収事業
平成21年8月下旬より公益的な活動及び会員業者と地域社会とのコミュニティづ
くりの一環として、 ペットボトルのキャップの回収事業を行った。 この事業は、 キャッ
プを分別回収し再資源化することで、 CO2の発生抑制に寄与できると同時に、 キャッ
プの売却益で世界の途上国の子供達にワクチンを届けることができるものである。
平成21年度は下記のとおり回収した。
集計日
数量
個数
平成21年9月14日
74kg
29,600個
平成21年11月4日
90kg
36,000個
平成22年3月19日
153kg
61,200個
集計結果
累計個数
126,800個
(ワクチン158.5人分)
<公益社団法人認定申請作業部会>
1. 公益法人制度改革に伴う諸制度の検討
(1) 公益社団法人認定申請に向けてのスケジュールについて
(2) 社員総会の在り方について
― 22 ―
(3) 他団体における役員定数・構成について
(4) 会員資格喪失・除名等に関する手続について
(5) 公益目的事業比率・公益目的事業区分について
(6) 定款改正案について
ー等
2. 新公益法人制度の周知活動
(1) 支部役員対象の公益法人制度改革に関する研修会及び意見交換会の開催 (10支部)
(2) 支部会員対象の公益法人制度改革に関する研修会の開催 (博多支部)
(3) 公益法人制度改革に関する広報掲載 (3回連載)
(4) 職員研修会の開催
①公益法人制度に関する研修会 (平成22年2月13日開催)
②新新公益法人会計基準に伴う経理研修会 (平成22年2月22日開催)
3. 公益法人制度改革の動向注視
(1) 公益法人トップセミナー
実施時期/平成21年8月31日
会
場/福岡県吉塚合同庁舎
主 催 者/福岡県
研修内容/①新公益法人制度対応の要点
②移行申請までに準備すべき事項及び移行認定基準、 移行認可基準に
ついて
③公益法人税制について
(2) 公益法人制度改革に関する研修会・相談会
実施時期/平成21年9月4日
会
場/福岡県不動産会館
主 催 者/(社)全国宅地建物取引業協会連合会
(社)全国宅地建物取引業保証協会
研修内容/①都道府県協会の公益法人改革の取組状況について
②これまでの各協会からの質問事項と回答
③公益法人改革における保証協会事業の在り方について
④各協会の取組状況、 その他の全体質問
⑤個別相談
(3) 九州各県宅建協会との意見交換会
実施時期/平成21年10月23日
会
場/グランド・ハイアット・福岡
― 23 ―
主 催 者/全宅連九地連交流会
テ ー マ/公益法人認定への進捗状況と課題について
(4) 公益法人改革に関する都道府県協会役職員研修会
実施時期/平成21年11月26日∼27日
会
場/品川プリンスホテル
主 催 者/(社)全国宅地建物取引業協会連合会
(社)全国宅地建物取引業保証協会
研修内容/①公益法人改革の取組状況について
②宅建協会版・モデル定款例
③ブロック研修会における質問及び回答
④全宅保証地方本部事業について
⑤宅建協会における公益社団化に向けた留意点
⑥新公益法人への移行上の留意点と認定申請書類の作り方
<宣伝事業部会>
1. 宅建協会、 ハトマーク、 不動産情報ネット 「ふれんず」 の広告宣伝活動の実施
宅建協会と不動産会館と協働で宅建協会のイメージアップと不動産情報ネット 「ふれ
んず」 の消費者への認知度の向上を目的とし、 広告宣伝活動を実施。
平成20年度の会員アンケートの結果や効果測定の結果を踏まえて議論した結果、 平成
21年度は費用対効果の最も良いと考えられるテレビ媒体を使用し、 10月から3月の6ヶ
月間にわたり、 平成20年度同様のCM素材を用いることを決定した。 代理店選定コンペ
は、 9社で行った結果、 他社を圧倒する本数や5秒CMを提案した㈱電通九州を選定し、
下記のとおり、 宣伝活動を行った。 なお、 平成20年度に引続き、 インターネット広告
(検索連動型広告 Yahoo!/Google) も実施した。
・15秒スポットCM:平成21年10月1日∼平成22年3月22日 県内5局 総計1,479本
・5秒スポットCM:平成22年2月1日∼平成22年2月28日
県内3局 (FBS、 KBC、 RKB)
・無料パブリシティ:県内5局
総計618本
総計30本
RKB:「今日感テレビ」 (30秒×1本)、 「宣伝上手」 (60秒×2本) 「PCafe」
(120秒×1本) 「今日感テレビ」 (15分程度×1本)
KBC:「FOR YOU」 (60秒×2本・120秒×1本) 「アサデス。 KBC」 (30秒
×1本) 「ドォーモ」 (20分×1本)
TNC:「ももち浜ストア」 (60秒×1本) 「ふぉ∼かす」 (120秒×1本) 「TNCホー
― 24 ―
ムページへのバナー広告」 (2週間)
FBS:「WAO」 (40秒×1本) 「めんたいワイド」 (30秒×1本) 「プレミアム」
(3分×1本) 「金曜トレビアン」 (3分×1本)
TVQ:「カンパニーファイル」 (約4分×1本) 「ワールドビジネスサテライト」
「九州経済NOW」 「NEWS
FINE」 「ガイアの夜明け(再)」 (30秒×
12本)
・ポスター:B3サイズ
5000枚
各会員1枚送付
2. 対外的広報活動として次の事業を行った。
・支部公益活動への補助
・広報室 (マスコミとの勉強会の実施
2回 (平成21年9月3日(木)・平成22年3月
8日(月))
・ヤフードームビジョンへの広告 (平成21年8月4日(火))
・福岡県民スポーツ文化活動への協賛 (スポーツフェスタ事業・県民文化祭)
・新聞対談広告
平成22年2月27日(土) 西日本新聞朝刊
読売新聞朝刊
対談相手:角田華子 (土曜NEWSファイルCUBEキャスター)
内容:部屋探しのポイント、 宅建協会・不動産無料相談所について
・ゼンリン地下鉄再発見MAPへの広告
・西日本新聞暴力団排除条例企画への名刺広告 (平成22年3月31日(水))
・プレスリリースの実施
(移動無料相談会・電話相談会・性犯罪防止 DVD 贈呈式・iphone 「ふらっ
と案内」・特別講演会・東部支部清掃活動・博多支部マル暴ミニ懸垂幕贈呈式・南
部支部青色回転灯装備車両贈呈式)
<綱紀委員会>
会長の諮問に応じ、 会員の表彰、 懲罰の審議、 答申
<暴力団等対策協議会>
1. 県警本部組織犯罪対策課との情報交換、 連絡調整
2. 福岡県暴力追放運動推進センターとの情報交換、 運営協力
3. 暴力追放運動県民大会への開催協力
4. 暴力団排除条例に関する勉強会の実施
― 25 ―
<不動産広告自主規制活動>
1. 新入会員、 既存会員及び賛助会員への表示規約、 景品規約の周知・研修
①開 催 日:平成22年1月27日(水)
②会
場:博多都ホテル
③研修内容:公正競争規約について
2. 不動産広告現地実態調査・指導
3. 広告違反事業者に対する義務研修会の実施
4. 福岡県内消費者モニター会議の実施
5. 福岡地区調査指導委員会の開催
審議回数
6回
審議案件
11件
措
違約金相当2件、 厳重警告5件、 文書警告2件、 口頭警告1件、 不問1件
置
6. (一社) 九州不動産公正取引協議会の会務運営に関する協力
<人権推進委員会>
人権問題に対する取り組み
<関連事業>
留学生交流推進協議会への運営協力
― 26 ―
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