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消防ヘリコプターを観察してみよう!(PDF)

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消防ヘリコプターを観察してみよう!(PDF)
消防ヘリコプター 観察ガイド
見学するときの約束
①このヘリコプターは名古屋の街を守っていた、
大事なものです。やさしく扱って下さい。
②順番を守り、みんなで仲良く見学しましょう。
観察ガイドは
ここへ返そう!
③忘れ物をしないように、注意しましょう。
見学が終わったら、階段の横に観察ガイドを
戻して、次のおともだちが見やすいようしてね。
でぐち
消防航空隊の活動
災害にあった人を助けます
救助活動
救急活動
病人、けが人を運びます
テレビ撮影
被害の大きさを調べます
消火活動
空からバケットで水をまきます
物資輸送
食糧や医薬品を運びます
なごや2の紹介
◆飛ぶ速さ:新幹線ぐらいのスピード
名前:なごや2
フランスで生まれ
(巡航速度220km/h、最高速度315km/h)
1981年から名古屋市消防局で働いていた。
1996年からは港防災センターへ やってきて、
消防の活動を伝えるために働いているよ。
◆出せる力
ものを運ぶ力(吊り下げ能力)1300kg
ひとを引き上げる力(ホイスト能力)275kg
型式:SA365C1(ドーファン2)
機体記号:JA9557
乗客:14名
◆一度に飛べる距離(航続距離):440km
昔の身体の長さ:13.32m、体重:3400kg
西は広島県の宮島、島根県浜田市、四万十川まで
好きなもの:ジェット燃料(ケロシン)
東は福島県伊達市、双葉町、また八丈島の沖まで
エンジンを観察してみよう!
燃料の入口
燃焼室
力を取り出す羽根車
排気口
空気の入口
こちらの画像は著作権の関連から、
Web上では、ご覧いただけません。
港防災センターにてお楽しみ下さい。
プロペラに繋がるところ
名前:アリエル1A1エンジン(ターボシャフトエンジン)
フランス製 660馬力
燃料:ジェット燃料(ケロシン)
力を伝える歯車
消防ヘリコプターを観察してみよう!
サイクリックピッチ:羽の角度を変えて
ヘリコプターが進む方向を決める部分
温度計:金属のそりで温度を測る。
ヘリのパワーを決める重要なもの
ピトー管:空気の流れから
ヘリが飛ぶ速さを測るもの
コールサイン:ヘリのナンバープレートがわり
カーゴフック
ここで荷物を吊り下げることが出来る
ATCトランスポンダ:管制塔に自分を
識別してもらう信号を発信するアンテナ
ADF:電波のやって来る方角を探す装置
例えば1134kHzを入れると東京の方角がわかる
消防ヘリコプターに乗ってみよう!
エンジンをかけるときの
燃料調整用レバー
タコメーター
エンジンの回転数
空気取り入れ用レバー
速度計
高度計
昇降計
温度計
ホイールブレーキ
車輪のブレーキをかける
無線装置
コレクティブ・レバー
ヘリの上昇・下降を決める、トルク制御を行う
アンチトルクペダル
ヘリの尾翼ローターを制御
その場旋回に使う
サイクリック・スティック
ヘリの進む方向を決める、自動車のハンドルの役割
最新の消防ヘリコプター
名古屋市の新しい消防ヘリコプター
新型のドーファン2が名古屋市にやってきます。巡航速度は
280km/h、航続距離は850kmにパワーアップ。空からの
消火に使うバケットの大きさも900Lに増えました。他の消防
車両とも協力しながら、空から名古屋の街を守っています。
どうしてヘリコプターは 2つあるの?
名古屋市の消防ヘリコプターは、現在2機運用あって、1号機は「のぶな
が」、2号機は「ひでよし」という愛称が、公募で決まりました。
安全飛行のために、ヘリコプターは飛行時間に応じた点検や検査が必要
です。これらは1日で終わるものから3ヶ月近くかかるものもあるため、
点検で出動できないときが無いように、2機で運用されています。
阪神淡路大震災にも出動しました。
京都市消防局に続き、二番目の救援ヘリコプター。
①救急搬送:のべ102件、116人
多くの負傷者が発生し、神戸市内の医療機関
救援ヘリコプターの活動内容
だけでは対応できず、ヘリを使い重症患者を
①救急搬送、②物資輸送、③人員輸送、④上空からの調査
高槻市、加古川、竜野市まで運びました。
※当時は、空中消火は行われなかった。
落水の衝撃による家屋倒壊、要救助者への危険、その他
リスクに対して、消火能力があまりに不足していたため。
②物資輸送:合計827回
道路の寸断、交通渋滞が発生する地上を通ら
ず、物資を届けました。食料品は305トン、
医薬品だけでも20トンもの量です。
③人員輸送:のべ1700人
救助隊、医師、看護師の交代要員の派遣。
神戸ー名古屋の間も、何往復もしました。
④上空からの調査:のべ86回
名古屋から神戸への人員輸送
空から神戸の街の被害状況を調査しました。
観察しながら考えてみよう
・航空隊の仕事は、大きく5つあります。調べてみましょう。
・このヘリコプターは時速220kmで2時間飛ぶことが出来ます。
どのくらい遠くまで行けるか計算して、場所を地図で調べてみましょう。
・ヘリコプターは空が飛べます。消防車と比べてどんなところが有利かな?
・ヘリのエンジンは飛行機のものと似ています。では違いは、どこでしょう?
・今の名古屋市消防局で働いているヘリ2機の愛称を調べてみましょう。
・阪神淡路大震災での救援時、ヘリコプターは消火任務は行いませんでした。
なぜでしょうか?また、どんな仕事をしたでしょう?調べてみましょう。
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