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InfoWorksICM v4.5 新機能リスト
InfoWorks ICM v4.5 の新機能 この資料では、InfoWorks ICM v4.5 に新しく搭載された追加点と改善点をご覧いただけます。 浸水被害リスク分析 新しい機能が導入され、InfoWorks ICM にて浸水被害リスク分析が可能となりました。 リスク分析ランは、複数のイベントに対してリスク分析シミュレーションをスケジュールするのに使用 されます。各シミュレーションは被害計算を実行し、ネットワーク内に定義された被害レセプタの位置 にて浸水が発生することで生じる被害に関して金銭価値を計算します。 リスク分析プロセスは、被害計算結果に加えイベントの発生確率を使用して、各被害レセプタに対し 想定年被害額(EAD: Expected Annual Damage)値を作成します。 リスク分析ランは、お使いのライセンスにリスクオプションが搭載されている場合のみ実行可能です。 お持ちのライセンスにこのオプションを追加したい場合には、弊社までお問い合わせ下さい。 リスク分析機能をサポートするために、以下の改善が行われました: 被害レセプタ 被害レセプタは、新しいポイントオブジェクトで、2D メッシュ内の構造物/建物の位置や資産を 定義するのに使用されます。被害レセプタでの水理シミュレーション結果には、浸水継続時間と 最大浸水深が含まれます。こうした結果は、リスク分析ランによって実行される計算に使用され ます。 被害関数データベースアイテム 被害関数は、浸水深と被害額の関係を定義する被害曲線の保存に使用される新しいタイプの データベースアイテムです。被害曲線は、その コード と コンポーネント 値と、被害レセプタにて 指定されたコードとコンポーネント値を相互参照することによって、被害レセプタに関連付けられ ます。 被害曲線は、被害関数エディタで表示/編集されます。曲線は、 Multi-Coloured Handbook and CD 2010 にて提供されている Excel シートから生成される CSV ファイルからインポートすること が可能です。 被害曲線は、リスク分析ランにて実行される計算に使用されます。 2D パラメータダイアログに被害計算パラメータが追加に 2D パラメータダイアログ の高度なオプションタブに新しいパラメータが追加されました。 被害計算タイムステップ乗数 を使用して、被害レセプタにおける浸水継続時間結果を計算する タイムステップを管理します。 1 降雨イベントのサブイベントプロパティが追加に 降雨イベントのサブイベントプロパティが追加に 降雨イベントエディタのサブイベントプロパティダイアログに 再現期間、降雨継続時間、再現期 間タイプ のプロパティが追加されました。 これらのフィールドの値は、リスク分析ランを実行する際に被害値の計算に使用されます。 最大結果を表示している際に、空間降雨強度テーマの表示が可能に ジオプランで最大結果を表示している時に、(ジオプランプロパティダイアログにて降雨のテーマをオン にすると)降雨テーマを使用して最大空間降雨強度を表示することが可能になりました。 最大結果は、リプレイコントロールツールバーの ボタンを使用して表示されます。 また、最大強度降雨値は ジオプランプロパティダイアログの表示ページにて空間降雨を表示するオプ ションがオンになっている場合にステータスバーに表示されます。 ロングセクションの機能強化 ロングセクションウィンドウが以下のように拡張されました: シミュレーションを比較する際に補助的な水位ラインを表示 2 つのシミュレーション結果を比較する際に、ロングセクションウィンドウに 2 つ目のシミュレー ション結果の水位を表すラインが表示されるようになりました。ラインの色は、ロングセクション プロパティダイアログのレイアウトページにて Secondary water level color を使用してコントロ ールされます。 2 ジオプランにシミュレーション結果を 2 つ表示するには、メインのシミュレーション結果を開いた 後に、もう 1 つの結果アイコンを右クリックし、「内容を指定して開く」から「As alternative result for comparison」を選択します。 シミュレーション結果の 内容を指定して開くダイアログ ロングセクションプロパティダイアログ 合計水頭ラインの表示が可能に ロングセクションウィンドウにてネットワークにおける合計水頭を表すラインを表示することが可 能となりました。ラインの表示と色は、ロングセクションプロパティダイアログの合計水頭オプショ ンを使用してコントロールされます。 X 軸目盛りの表示が改善 これまでのバージョンでは、ロングセクションの X 軸目盛りはマンホールの場所のみで表示さ れていました。 このバージョンでは、マンホールが表示されていなくても、ズームインをすると X 軸目盛りが表 示されるようになりました。 EACSD ファイルフォーマットからのインポートが可能に EACSD v3.2 フォーマットのファイルからネットワークオブジェクトをインポートできるようになりました。 このインポータは、横断面、河川区間の中心線、堤防ラインのインポートをサポートします。 面積平均降雨が下位集水域に適用可能に 新しい 面積平均降雨を使用 オプションがネットワーク内の下位集水域オブジェクトに追加されまし た。 降雨イベントまたは TSDB のいずれかから空間降雨を使用すると、デフォルトでは下位集水域の重 心を存在する降雨ポリゴンのデータがそれぞれ使用されます。このため、非常に大きな下位集水域 や高解像度(レーダー)の降雨データに関して下位集水域が複数の降雨ポリゴンに重なる場合、シ ミュレーションされる下位集水域の降雨は、その下位集水域全体の降雨を表すものではありません でした。 面積平均降雨を使用 オプションをチェックすると、下位集水域に重なる全ての降雨ポリゴンの降雨 を面積平均して下位集水域の降雨が計算されます。 3 降雨イベントに複雑な雨量計境界が使用可能に 降雨イベントプロパティの 雨量計データ 雨量計データ フィールドのサイズが大きくなり、大量の頂点を持つ複雑な 雨量計境界の使用が可能になりました。 ベースライン構造物にユーザー定義の水頭流量関係が使用可能に ユーザー定義の水頭-流量関係を使用してベースライン構造物(2D)の流量をコントロールすること が可能になりました。 水頭単位流量表オブジェクトがベースライン構造物のグリッドに追加されました。水頭単位流量表 は、ベースライン構造物の頂部の単位延長での水頭流量関係を定義するのに使用されます。ここ で、水頭とは、上流水位と、下流水位あるいは構造物の頂部高のいずれか高い方との差となります。 水頭-流量関係をライン構造物に適用するには、構造タイプ 構造タイプ フィールドを ユーザーコントロール に 設定し、ベースライン構造物プロパティシートの 水頭単位流量表 フィールドで水頭単位流量を指定 します。 2D ポイント流入結果 以下の機能を使用して 2D ポイント流入 の結果を表示することが可能になりました: 結果ツールバーのピックグラフとピックグリッドツール ポイント結果グリッド グラフレポート カスタムグラフ 統計レポート CSV 結果エクスポート さらに、2D ポイント流入に対しゲージ結果に含めることが可能となりました。 飽和溶存酸素を結果属性として表示可能に 飽和溶存酸素を結果属性として表示可能に 溶存酸素をモデル化している汚濁負荷シミュレーションに対して飽和溶存酸素結果が出力されるよう になりました。 この結果は、時系列結果グリッドに追加された飽和 飽和 DO フィールドに表示されます。 最大結果属性が追加に 最大結果が下位集水域に追加されました。 最大結果は、結果を表示している際にプロパティシートや結果グリッドウィンドウに表示されます。 4 DefConLoss( DefConLoss(不足量と一定 不足量と一定損失 一定損失)モデルが追加に 損失)モデルが追加に DefConLoss (不足量と一定損失)オプションが地表面流出面の地表面流出量タイプ 地表面流出量タイプ フィールドに追 加されました。 モデルは HECHEC-HMS Users's Manual (2010) で説明されている HEC-HMS モデルを基本としています。 地表面は単一の土壌レイヤーとしてモデル化され、降雨はここにまず貯留し、(降雨イベントに定義さ れた)蒸発散損失の対象となります。土壌レイヤーが飽和状態になると、浸透が発生し、超過降雨が 流出することになります。 横断距離を指定して河川ラインの断面データの編集が可能に 横断面と堤防ラインの横断面エディタに新しいオプションが追加されました。このオプションは、エディ タの調査ポイントグリッド行の左側を右クリックすると表示されるポップアップメニューから使用するこ とが可能です。 Edit Offset (横断距離 (横断距離の編集 横断距離の編集) の編集) - クリックした頂点の横断距離を編集することが可能です。 頂点の新しい位置は、隣接する頂点の本来の横断距離を変更することなく、そこからの距離 で決定されます。 Insert Row at Offset (横断距離で (横断距離で行を挿入 横断距離で行を挿入) 行を挿入) - 指定した横断距離に新しい頂点を追加す ることが可能です。頂点の位置と河床高は、隣接する頂点間を線形補間することで決定され ます。 河川区間の断面データが編集可能になっている(オプションダイアログの全般ページで 河川区間の データ編集を許可 オプションがオンになっている)と、河川横断面エディタや橋梁断面の編集時にこ れらのオプションが使用可能となります。 5 ノードを移動する際にリンクを分割するオプションが追加に 管渠、あるいは河川区間リンクにノードを移動すると、リンクを分割するオプションが表示されるように なりました。このオプションを選択すると、移動先のリンク内にそのノードを挿入することが可能となり ます。 イベントプロファイルが一致しない場合にシミュレーションが終了可能に ランの診断ダイアログに新しく TVD プロファイル ID がネットワーク内で一致しない場合、終了 オプ ションが追加されました。 このオプションをクリックすると、ランの設定画面に含まれているイベント内のプロファイル ID がネット ワーク内のオブジェクトに一致しない場合、シミュレーションが終了します。流入、外水位、汚濁物質 グラフ、調節装置、地下浸透イベントに適用されます。 ランの設定画面に初期化オプションが追加に v4.0 では、初期化プロセス中に吐き口の潮位が上流側に伝播するようになりました。しかしながら、 断面間で河床勾配が逆勾配になっているネットワークでは、場合によって、このオプションを使用する ことで初期化が失敗に終わることがあります。 水理ランスケジュールダイアログに新しく 吐き口の水位を伝播して初期化を実行 チェックボックスが 追加され、初期化中の吐き口水位の伝播を任意設定とすることができるようになりました。 ネットワークの優先変更に対して検証が不要に シミュレーションに使用する前にネットワークを再検証しなくても、ネットワークの優先事項(例: GIS レ イヤーやネットワークテーマ)に対して変更を確定することが可能となりました。 結果のないネットワークに対して SQL 表現のテーマ設定が可能に これまでのバージョンでは、SQL 表現のテーマは、シミュレーション結果がジオプランに読み込まれて いる場合にのみ使用することが可能でした。 このバージョンでは、ジオプランに結果が表示されていない場合に、結果以外の SQL 表現テーマが 表示可能となりました。 地形モデルからベースライン構造物の頂部高データの更新が可能に 地形モデルからベースライン構造物の頂部高データの更新が可能に 地形モデルからベースライン構造物の頂部高データを更新することが可能となりました。このプロセ スは、地形モデルから河川ラインの横断面データを更新するプロセスに非常によく似ています。モデ モデ ル メニューから 地形モデルから更新 オプションを選択する際には、更新するベースライン構造物を ジオプラン上で選択しておく必要があります。これにより、地形モデルからの更新ダイアログが表示さ れ、地形モデルの選択や頂点の挿入オプション等サンプリングパラメータを設定することが可能です。 このダイアログでは、これらのオプションが河川ラインとベースライン構造物の両方に適用されるため、 River lines セクションは Lines セクションへと名前が変更されています。 6 シナリオから新しいベースネットワークの作成が可能に シナリオの管理ダイアログの新しい 複製 ボタンを使用して、既存シナリオのコピーを作成し、そのコ ピーをベースネットワークにすることが可能となりました。この機能を使用すると、ベースネットワーク として選択したシナリオを用いて全く新しいネットワークを作成することが可能です。選択されたシナリ オやそのベースネットワークが上書きされることはなく、新しく作成されたベースネットワークと並んで 存在することになります。 シナリオから新しいベースを作成すると、付随する多くのシナリオが新しいベースには伝えられないた め、データを整理できるという利点があります。 「複製」ボタンと、このボタンを使 用してシナリオから生成された 新規ネットワーク 更新の矛盾を解決ダイアログが改善 複数のユーザーが同じオブジェクトの同じフィールドに変更を行った場合、矛盾が生じる可能性があ り、それによってそのフィールドに別の値が設定されることになります。矛盾を解消することは難しい ケースがありますが、現在のネットワークに行った変更をマスターデータベースに確定する前にそれ らを解消する必要があります。このため、誰が行った編集が現在のオブジェクト/フィールドの更新に 矛盾しているかを特定するため、更新の矛盾を解決ダイアログが拡張され 保存履歴 ボタンが追加さ れました。このボタンをクリックすると、更新の矛盾を解決 更新の矛盾を解決 ダイアログで現在選択されているネットワ ークオブジェクトに対して保存履歴ダイアログが表示されます。ここでは、オブジェクトの保存履歴に 加え、ユーザー ID を含む、各バージョンでの確定内容の詳細を表示させることが可能です。 ベースとシナリオオブジェクト間のリンクが改善 シナリオにて作業している際に、シナリオ内のネットワークオブジェクトのフィールドに変更を行い、シ ナリオ内のそのフィールドの値がベース内のものと異なる場合、ベースネットワーク内のその同じフィ ールドに対する追加の変更はそのシナリオに適用されません。 7 このバージョンでは、 バージョンでは、 バージョンでは、シナリオ機能に対する シナリオ機能に対する シナリオ機能に対する拡張が行われ が行われています。 ています。シナリオ内の同じフィールドに対 シナリオ内の同じフィールドに対 して追加の変更が行われ して追加の変更が行われ、シナリオ内のフィールドの値がベースと同 シナリオ内のフィールドの値がベースと同 シナリオ内のフィールドの値がベースと同じに設定される場合、ベースと じに設定される場合、ベースと シナリオ内のオブジェクト間のリンク シナリオ内のオブジェクト間のリンクが再構築され、ベース内に行われた変更内容は再度シナリオに 再構築され、ベース内に行われた変更内容は再度シナリオに 表示されるようになります。 単一のネットワークオブジェクトに対して完全な変更履歴が表示可能に オブジェクトの確定 オブジェクトの確定詳細ダイアログが改善され、選択したネットワークオブジェクトの 詳細ダイアログが改善され、選択したネットワークオブジェクトの 詳細ダイアログが改善され、選択したネットワークオブジェクトの保存履歴を表 履歴を表 示することが可能になりました。ダイアログの 全履歴 オプションを有効にする オプションを有効にすると、その と、そのオブジェクト オブジェクト について ついて確定バージョン 確定バージョンが全て が全てグリッド表示されます。 表示されます。 この機能改善の の機能改善の一部として、シナリオオブジェクトの 一部として、シナリオオブジェクトの 一部として、シナリオオブジェクトの保存 保存履歴ダイアログから 履歴ダイアログから Base を表示 オプショ ンが使用可能となりました。 オブジェクト確定の詳細ダイアログ このダイアログは、プロパティシートにてオブジェク トをクリックし、プロパティシート内にある 保存 保存履歴 ボタンをクリックし、続けて表示されるダイアロ グで 詳細 ボタンを押すと表示されます。 どのタイミングでどのフィールドが編集されたのか 等を確認するのに便利です。 オブジェクトレイヤーの複数表示 オブジェクトレイヤーの複数表示/ /非表示が容易に ジオプランプロパティダイアログのレイヤーとテーマページが改善されました。 CTRL キーを押しながら 表示 列のチェックボックスをクリックすること 列のチェックボックスをクリックすることで、複数のネットワークオブジ 複数のネットワークオブジ ェクトレイヤーの表示 ェクトレイヤーの表示/非表示を 非表示を切り替えることが可能となりました。 切り替えることが可能となりました。 切り替えることが可能となりました。同時に、現在選択されている全 同時に、現在選択されている全 ての行の表示チェックボックスのステータスも変更されます。また、この機能を使用して自動ラベル の表示 表示/非表示を切り替えること 切り替えること 可能です。 切り替えることも可能です。 ジオプラン上でオブジェクトを選択不可とすることが可能に ジオプランプロパティ ダイアログのレイヤーとテーマページの各オブジェクトレイヤーに対して 選択 チェックボックスが追加になりました。このオプションを無効にすると、そのレイヤーのオブジェクトが 選択不可となります。このオプションは 選択不可となります。このオプションは、選択を 選択を行う際に表示される 行う際に表示されるネットワークオブジェクトの数を ネットワークオブジェクトの数を 制限するため、レイヤーが重な 制限するため、レイヤーが重なっている場合に非常に便利 場合に非常に便利 場合に非常に便利です。この機能は 。この機能は、オブジェクト オブジェクトを直接選 直接選 択する方法に適用されます。ご注意下さい。これには、以下のツール る方法に適用されます。ご注意下さい。これには、以下のツール る方法に適用されます。ご注意下さい。これには、以下のツールの使用が含まれます が含まれます: 8 選択ツール プロパティツール グラフピックツール グリッドピックツール この新しい機能は、間接的なオブジェクトの選択には影響しません。つまり、選択不可のオブジェク トレイヤー内にあるオブジェクトは、以下に示す間接的な方法では選択可能となります: ポリゴン選択ツール SQL クエリー グリッド内での選択 ジオプランでのネットワークオブジェクトの検索 スナップモードが拡張され、GIS スナップモードが拡張され、GIS レイヤー内のオブジェクトへスナップ可能に スナップモードをオンにしてネットワークオブジェクトを描画したり編集したりする際に、GIS スナップ モードも有効にすることが可能となりました。 スナップモードをオンにし G キーを押すと GIS のスナップモードのオン/オフを切り替えられます。 GIS スナップモードを使用すると、ネットワークオブジェクトの頂点を背景の GIS レイヤーにあるオブ ジェクトの頂点にスナップすることが可能となります。 (スナップモードが現在の操作に関連していると)現在のスナップモードがステータスバーに表示さ れます。 .xslm フォーマットでカスタムレポートの作成が可能に カスタムレポートを作成する際に、.xslm のファイルタイプをレポートテンプレートとして選択すること が可能となりました。.xlsm テンプレートで作成されたレポートは .xlsm フォーマットで生成されます。 (InfoWorks ICM の以前のバージョンと同様に).xls、または .xlsx テンプレートから作成されるレポー トは、.xlsx フォーマットで生成されます。 (Excel 2007 以降のバージョンを使用した場合に適用されます。) SQL FIXED 関数が追加に 新しく FIXED 関数が SQL クエリーで使用可能となりました。 FIXED(数値、小数点以下桁数)は、端数の切り上げや切り捨てを行い、任意の数値を固定の小数 点以下桁数(0 から 8)を持つ文字列に変換します。 桁数を 0 とすると、小数点のない文字列となります。 9 AutoCAD 2014 サポート InfoWorks ICM は AutoCAD 2014 フォーマットファイルからのインポートをサポートするようになりま した。さらに、横断面およびジオプランのエクスポートから生成される DWG ファイルは、AutoCAD 2014 フォーマットとなります。 前のビュー機能が改善 ジオプランの以前のビューは、ジオプランを右クリックし、ポップアップメニューから 前のビュー を選 択すると表示されます。 前のバージョンでは、前のビュー 前のビュー オプションの使用は、最後のビューとその前のビューのみに制限 されていました。 このバージョンでは、前のビュー 前のビュー オプションは、現在表示されているビューの前のビューを表示する ようになりました。 カスタムラベルの線の幅が調整可能に カスタムラベルの設定ダイアログのフォーマットページに追加された新しい 接続ライン幅 の設定を 使用してカスタムラベルの線の幅を調整することが可能となりました。 GPU エンジンが改善 GPU エンジンが改善され、ネットワーク結果オブジェクトに汚濁負荷結果がサポートされるようにな りました。 注意: 2D 計算の実行時に GPU カードを使用する場合、お使いの GPU カードに対し最新の NVIDIA ドライバをイ ンストールすることをお奨めします。 ジョブのサブミッション機能の改善 サーバーに送信される様々なタイプのジョブの応答に対して以下の改善が行われました: シミュレーションコントロールウィンドウがジョブコントロールウィンドウに改名されました。 シミュレーション進行状況ウィンドウがジョブ進捗ウィンドウに改名されました。 シミュレーションエージェントの管理ダイアログが、ジョブエージェントの管理ダイアログに 改名されました。 (ジョブエージェントの管理ダイアログの Agent options ボタンからアクセス可能な)エージ ェントオプションダイアログの Max concurrent simulations フィールドが Max concurrent jobs に変更されました。 各ジョブに対してユーザーにできる限り多くの情報を提供するため、ジョブコントロールウィ ンドウが再設計されました: ジョブタイプを示す新しい列が追加されました(Job Job type 列)。 セルレベルでツールチップの拡張が行われました。 10 操作に対してユーザーパーミッションの設定が可能に TSDB 機能は、お持ちのライセンスに TSDB オプションが追加されている場合のみ、使用すること が可能です。ライセンスにこのオプションを追加したい場合には、弊社までお問い合わせ下さい。 データべースオーナーは、マスターデータベース内で選択したグループに対してアクセスパーミッシ ョンを操作レベルで設定することが可能になりました。選択可能なグループは、マスターグループ、 またはモデルグループとなります。 これらの操作パーミッションの実行を可能にするには、データベースオーナーに対してユーザーパ ーミッションを有効にする必要があります。 これらのパーミッションは、特定のユーザーが時系列データベースに関して特定の操作をしないよう にするものです: TSDB オーナー TSDB エディタ TSDB ユーザー TSDB ビューワー これらの変更の一部として、グループパーミッションの編集ダイアログが拡張され、データベース管 理者であるユーザーが表示されるようになりました。 外部ソースから時系列データの更新が可能に 外部ソースから時系列データの更新が可能に InfoWorks ICM で外部ソースから時系列データベースオブジェクトを更新することが可能となりまし た。データストリームとデータソースは、空間時系列データグリッドに追加された、新しい Update data ボタンを使用して手動で更新することが可能です。 空間時系列データベースではなく、通常の時系列データベースの場合は、データソースが一覧表示 されるデータソースページ、あるいは各データストリームが表示される Forecast/Observed ページ で使用可能な 更新データ... 更新データ... ポップアップメニューを使用することが可能です。 いずれのメニューを使用しても、時系列データベースの更新ダイアログが立ち上がります。このダイ アログでは、更新設定を指定することが可能です。デフォルトでは、背後で更新を実行するオプショ ン(Perform Perform the update in a background process (recommended) (背後プロセスで更新を実行する (推奨)))が選択されています。更新には長い時間がかかる可能性があり、背後で実行すると InfoWorks ICM や別のアプリケーションで他のタスクを実行することが可能となるため、このオプショ ンは有効にしておくことが推奨されます。 また、InfoWorks ICM と ICMLive Operator Client で TSDB の更新を無効にすることも可能です。 11 ランで TSDB データの履歴が使用可能に TSDB 機能は、お持ちのライセンスに TSDB オプションが追加されている場合のみ、使用することが 可能です。ライセンスにこのオプションを追加したい場合には、弊社までお問い合わせ下さい。 新しいランで TSDB の過去のバージョンを選択して使用することが可能となりました。 この機能を使用すると、そのラン期間内に該当する TSDB 内のデータを使用して、過去の降雨を再 現したランを実行することが可能となります。(前のバージョンでは、ユーザーは新しいランに対して TSDB の最新のバージョン、あるいは既存ランの作成時に使用されたバージョンのみを選択するこ とが可能でした。) ランで使用する TSDB のバージョンを選択するには、水理ランスケジュールダイアログからアクセス 可能な TSDB オプションダイアログにて TSDB のバージョン時間を入力します。 PDM シミュレーションに必要なライセンス このバージョンから、PDM 機能を使用してシミュレーションを実行するには、別のライセンスオプショ ンが必要となりました。これは、PDM、または SRM 地表面流出面を持つ下位集水域を含んだネット ワークを使用するシミュレーションに影響を与えます。 ライセンスにこのオプションを追加したい場合には、弊社までお問い合わせ下さい。 ArcGIS 10.2 がサポート可能に InfoWorks ICM では、ArcObjects マップコントロールを使用する際に ArcGIS バージョン 10.2 がサ ポートされるようになりました。 CSV ネットワークデータのインポートとエクスポートで UTFUTF-8 エンコードシステムがサポ ート可能に CSV ファイルからネットワークデータをインポートする際や CSV にネットワークデータをエクスポート する際に UTF-8 エンコードを使用することが可能となりました。 UTF-8 は非西欧ラテン文字を使用している顧客に特に関係のある文字コードです。 12