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第63号 - 独立行政法人 国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校

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第63号 - 独立行政法人 国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校
のぞ
高専より足立山を眺む(電子制御工学科
宮崎先生撮影)
SHIEN
第63号
C O N T E N T S
2P
「世界の環境首都」育ちのグローバルエンジニア/雄志台
3P
卒業生メッセージ
5P
専攻科修了生メッセージ
6P
My Second Stage
第5代校長植田安昭先
7P
現代詩の部入賞作品
生の発議により、平成2
9P
し
えん
「志遠」の由来
平成2
3年度 就職・進学状況
年本校創立25周年を機に
10P
平成2
3年度 進路状況/本科生就職先一覧(地区別)
中国・魯の歴史書に記さ
12P
専攻科生就職先一覧
れた「身近而志遠」
(遠大
13P
卒業生の進学先一覧/修了生の進学先一覧/平成2
4年度入学志願者状況
な志をもって雄飛する)
14P
本科卒業研究・専攻科特別研究一覧
18P
学園随想「一粒で二度おいしいイチゴの話」
19P
平成2
3年度 高体連・高野連試合結果
20P
学生会役員選挙結果/校内駅伝大会
21P
平成23年度学生会・クラブリーダー研修会報告/ベンチャービジネスプランコンテストに参加して
22P
寮長挨拶/餅つき大会/第2
2回プログラミングコンテスト
23P
学生相談室から
24P
平成2
4年 行事日程/編集後記
の故事に因んで、校是に
選定したものである。
北九州工業高等専門学校
北 九 州 市 小 倉 南 区 志 井 5 − 20 − 1
電話093−964−7238 FAX093−964−7236
HOME PAGE http://www.kct.ac.jp/
志
平成2
4年3月1
3日(2)
遠
!!!
!!!
塚本
寛
!!!
校長
!!!
「世界の環境首都」
育ちのグローバルエンジニア
皆さん、エンジニアになるという初志を忘れず勉学に
今年は高専制度創設5
0周年の節目の年でもあります
励んでいますか。皆さんに期待したいのは、基礎的な知
(北九州高専の創立5
0周年は2
0
1
5年度)
。高専は、これ
識に加えて、自分に自信を持って何かやろうという意欲
まで地域や産業界と連携して実践的で創造性のある技術
です。勉学や課外活動に励み、レポートや定期試験、体
者の育成に取り組む事で高い評価を得てきましたが、な
育祭・高専大会・高専祭といった行事に追われていると
お一層の高度化が求められており、地域を重視したグ
知らず知らずの内に時が過ぎてしまいます。高専で用意
ローバルな展開を重点課題としています。本校でも、北
されたメニューをこなす一方で、休みには、海外やボラ
九州市の「世界の環境首都への挑戦」に連帯して国際交
ンティア活動を経験するとか、様々な講習会や講演会に
流に力を注ぎ、皆さんをグローバル人材に育てる一助に
参加するなど、ちょっと高専の外に目を向けるのも良い
したいと思っています。今年9月には、国際工学教育研
でしょう。
究集会(ISATE2
0
1
2)を北九州国際会議場で開催します。
皆さんが学ぶ北九州地域には、アジア諸国との交流の
この会議には、全国の高専だけでなくシンガポールのポ
長い歴史があり、公害克服の技術と経験、自動車・半導
リテクを始め香港やタイなどから技術者教育に携わる
体・ロボット等の先端技術と産業の集積、さらには、エ
人々が集まり、技術教育に関する討議や情報交換を行い
コタウンや水素タウンなど先動的な実証フィールドがあ
ます。これを契機にシンガポールを始めとするアジア諸
ります。このような実績と地域資源を背景に、北九州市
国との交流がこれまで以上に活発になるものと思いま
は国際戦略総合特区と環境未来都市に選定されました。
す。皆さんも海外に目を向けて下さい。
iPhoneやiPadを世に 出 し た ア ッ プ ル の 創 始 者 ス テ
国際戦略総合特区は、アジアの活力を取り込みアジアか
ら世界に向けて展開しアジアと共に成長する拠点とし
ィーブ・ジョブズ氏は有名な言葉を遺しました:
て、環境を軸にする産業を中心に「グリーンアジア国際
Stay hungry. Stay foolish.
戦略総合特区」を形成しようというものです。同時に、
志を持って、信ずる道を愚直なまでに邁進しなさいとい
にぎわい、安らぎ、活力のある環境未来都市(Future
う事だと思います。皆さんの周りにはチャレンジ精神を
City)の成功事例「北九州市環境未来都市」を創出しよ
育む様々な機会が用意されています。積極的に参加して
うとしています。この関連で、実に多彩なビジネスモデ
グローバル・エンジニアを目指して下さい。ジョブズ氏
ルが間近で展開されつつあり、次世代を支える人材やグ
が言うように、情熱と希望を持って、途中であきらめる
ローバル社会の中で世界に通用する人材の育成を目標と
ことなく、自ら選んだエンジニアへの道を突き進めば、
する高専には絶好の環境です。皆さんも、インターンシ
きっと輝かしい未来が待っている事でしょう。
ップや工場見学で、既にその恩恵を受けています。
﹁
宣
言
﹂
の
必
要
は
な
い
よ
う
で
す
。
性
参
画
は
、
当
初
よ
り
充
分
過
ぎ
る
ほ
ど
な
さ
れ
て
お
り
、
こ
こ
で
は
、
一
定
の
評
価
が
得
ら
れ
て
い
ま
す
。
運
営
に
お
け
る
意
志
決
定
へ
の
女
う
や
く
、
家
事
へ
の
男
性
参
画
が
積
極
的
に
行
わ
れ
る
よ
う
に
な
り
、
う
か
。
ワ
ー
ク
・
ラ
イ
フ
・
バ
ラ
ン
ス
に
お
い
て
は
、
数
年
前
か
ら
よ
う
と
、
女
性
の
構
成
比
率
は
大
き
く
、
環
境
整
備
も
そ
こ
そ
こ
で
し
ょ
と
こ
ろ
で
、
我
が
家
に
お
け
る
﹁
男
女
共
同
参
画
﹂
は
ど
う
か
と
言
を
目
指
す
こ
と
は
、
将
来
を
担
う
若
者
に
希
望
を
与
え
る
と
思
い
ま
す
。
場
で
す
。
学
生
を
育
て
る
教
育
の
場
で
、
男
女
共
に
働
き
や
す
い
職
場
ら
の
女
性
で
は
厳
し
い
﹂
と
い
う
職
場
は
、
実
は
男
性
に
も
厳
し
い
職
し
て
育
児
休
暇
を
取
っ
て
欲
し
い
と
思
い
ま
す
。
﹁
子
育
て
を
し
な
が
お
手
本
を
学
生
た
ち
に
示
す
た
め
に
も
、
是
非
、
男
性
に
も
勇
気
を
出
て
い
ま
す
が
、
男
性
は
ま
だ
で
す
。
ワ
ー
ク
・
ラ
イ
フ
・
バ
ラ
ン
ス
の
ち
ょ
っ
と
寂
し
い
気
も
し
ま
す
。
女
性
教
職
員
は
産
休
・
育
休
を
取
っ
会
長
や
学
科
団
長
に
今
ま
で
一
人
も
女
子
学
生
が
出
て
い
な
い
の
は
、
学
会
表
彰
や
ロ
ボ
コ
ン
で
の
活
躍
が
光
っ
て
い
ま
す
。
し
か
し
、
学
生
も
男
女
別
の
ド
ア
が
付
き
、
使
い
や
す
く
な
り
ま
し
た
。
女
子
学
生
の
生
用
の
女
子
更
衣
室
に
電
子
錠
が
付
き
ま
し
た
。
図
書
館
の
ト
イ
レ
に
我
が
校
に
お
い
て
は
、
ど
う
で
し
ょ
う
。
最
近
、
寮
に
続
い
て
下
級
す
る
。
と
い
っ
た
も
の
で
す
。
や
制
度
を
拡
充
す
る
。
女
性
教
職
員
の
指
導
的
地
位
へ
の
登
用
を
推
進
生
活
の
調
和
︵
ワ
ー
ク
・
ラ
イ
フ
・
バ
ラ
ン
ス
︶
を
図
る
た
め
の
環
境
女
子
学
生
と
女
性
教
職
員
の
数
を
増
や
す
。
男
女
を
問
わ
ず
、
仕
事
と
女
性
教
職
員
に
と
っ
て
快
適
な
修
学
・
就
業
環
境
の
整
備
を
図
っ
て
、
体
で
努
め
ま
す
﹄
と
い
う
、
宣
言
で
す
。
そ
の
内
容
は
、
女
子
学
生
や
し の
た 具 高
体 専
。
﹃ 的 機
性 な 構
別 ﹁ が
に 行 一
か 動 年
か 計 前
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な を 男
く 平 女
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0同
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育 す を
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よ と 、
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高 決 の
専 め た
全 ま め
﹁
男
女
共
同
参
画
宣
制
御言
情﹂
報
工
学
科
乙
部
由
美
子
志
遠
平成24年3月13日(3)
卒業生メッセージ
を踏み出しました。
夢
夢といっても大きい小さいがありますが、どんな夢で
あろうとも、持っているのと持っていないのとでは違う
5−M
山"
賢人
私がこの北九州高専に入学したのは、幼い頃から抱い
ていた一つの夢がきっかけでした。あれから5年が経ち、
と思います。私は今の夢があったからそれに向かって頑
張ろうという気持ちが湧き、志望の大学に合格できたの
だと思います。言ってしまえば、夢は自分を動かした一
種のエネルギーだったのかもしれません。
まだ1∼4年生で夢を持っていない人がいるかもしれ
最初の頃の夢はどこか遠くへ...
(笑) 最初の夢は、
ませんが、どんな夢でもいいので持ってみるのはいかが
変わってしまいましたが、新しい夢に向けて小さい一歩
でしょうか。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「初めてでした これまでの日々
間違ってないと思えたこと」
5−E
松尾
朋幸
はじめ、応援団にも参加したし、何事にも積極的に挑戦
してみるようになった。しかし、その分ほったらかしに
なった事もあった。中途半端なままで申し訳なかったと
思っている。
5年は本当に楽しかった。応援団長をやらせてもらっ
て本当に感謝している。体育祭では先生、先輩方から褒
5年間を振り返ることにしようと思ったが文字数の関
めてもらい、後輩ともたくさん繋がりが出来た。裏クラ
係上、割愛。1、2年は特にないので3年から書こう。
やフットサル、ボーリング、スノボーと、とてもいい思
3年になって、本格的にクラスも打ち解けだして、楽し
い出も出来てよかった。思い出を語るときりがない。
かった。ここで羽目外しすぎたのだろう。本当に大変だ
5年間は振り返ると、一瞬だったが色々あった。失敗
った。でも今考えると、将来のこととか色々考えさせら
ばかりだったかもしれないが、これからもっと色んな事
れたし、ある意味経験してよかったと思えなくもない。
をしてみたいと思えるし、色んな人と関わっていきたい
そのままだったら落ちぶれていただろうし。必死こいて
と思う。積極的に動き、高専生活を楽しんで欲しいと思
勉強した。3年は大事な年だと思うから少しでも進路を
う。絶対楽しいし、いい経験になるから!
考える事をお勧めする。
最後に、電気科の先生方や5Eをはじめとした、関わ
4年からの生活は充実していた。勉強にも関心を持ち
ってくれた全ての人に感謝したい。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つれて応援団での役割が変わっていったこと、そして何
上からノリコ
より自ら毎年参加したことをアピールした。そのおかげ
か、中学生の頃から志望していた会社に内定を頂けた。
5−D
須藤
篤史
5年前の4月。家が遠くて部活を諦めていた私は応援
団に誘われ、友達と恐る恐る5Dの教室を訪れると、先
毎年参加していたからこそ、このようなエピソードを
面接で話せたが、今年度は学習面などの不安から1年生
の応援団参加が禁止された。私が茨木のり子なら「自分
の進級くらい自分で守れ
ばかものよ」と言いたい。
確かに練習の為に学習時間は減るかもしれない。だが、
輩達はとても面白く、優しく迎え入れてくれた。それが
5年間何かに打ち込むことが後の就活で自分を輝かせる
とても嬉しく、私は毎年応援団に参加しようと決意した。
エピソードとなることもある。1年生への高圧的勧誘は
あれから4年後、念願かなってついに応援団長をさせ
ダメだが、自らやる気のある1年生の熱い思いは潰さな
て頂くことになった。春休みは演舞考案+就活でとてつ
いでほしい。私は1年生の応援団参加復活を強く望む。
もなく忙しかったが、就活では5年間応援団に参加した
最後に、応援団の練習を何度もビデオに撮って下さっ
というエピソードが私の武器となった。
応援団で縦のつながりを持てたこと、学年が上がるに
た宮崎先生、支えてくれた皆様、本当にありがとうござ
いました!
志
平成2
4年3月1
3日(4)
私の就職活動
遠
がやりがいを感じられると思い、インフラ企業に絞りま
した。その中で、女性社員へのサポートがしっかりして
いて、子供を持つ女性が働いているという実績がある、
有!
5−S
JR西日本を選びました。JR西日本を受けることを決め
るい
たのはエントリーシート提出の3週間前くらいでした。
時間があまり無かったのですが、先生方に添削してもら
私は4年生の後期から就職活動を始めました。最初は
いながら、自分の思いがしっかり伝わるように、文章を
様々な企業の求人票を見ることから始めました。しかし
練りました。本試験では、筆記と面接がありました。面
無闇に求人票を見ていても、何も決まらなかったので、
接では、エントリーシートに書いていたことを掘り下げ
何がしたくて、どのように働きたいのかということを考
て聞かれました。伝えたいことを伝えるためには、事前
えました。
にしっかりと考えをまとめておくこと、また、自信を持
私は、人の役に立つ仕事で、結婚や出産後もしっかり
働ける職場がいいと思いました。特に職種にこだわりは
無かったので、この2つが満足できるような会社を探し
ました。人の役に立つ仕事という面では、インフラ企業
って面接に望むことも大切なことだと思いました。そし
て、無事内定を頂くことができました。
後輩の皆さんがいつか就職活動をするときに、私の経
験が少しでも参考になればと思います。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとうございました
て先輩や後輩と仲良くなれました。どの年もすごく楽し
かったですが、特に今年は自分のだめな所と向き合わさ
れました。私は人に頼らなかったり一人で溜め込んだり
南部
5−C
する癖があるので、今だから言えますがものすごくしん
円香
どかったです。つくづくリーダーは向いてないと思いま
した。けれどみんなと一緒に振付を考えたり後輩に教え
5年間を振り返ると、高専は思ったより濃いところだ
たりしながらひとつのものを作り上げる中で、辛かった
ったと思います。5年間で色んな人に出会いましたが、
ことを上回るぐらい楽しいことが沢山ありました。皆の
学生も先生もキャラの濃い人が集まっているなあと思い
おかげで悪い癖が少しは改善できたと思います。
ました。そこに馴染んでいる私もなかなか濃い人間なの
卒業を目前にした今、ここを去り、ここで出会えた人
たちと離れるのを寂しく感じます。今まで卒業や転校を
かなと思います。
私はハンドボール部でマネージャーをしました。選手
してもあまり寂しくなることはなかったから少し不思議
もマネージャーもみんな楽しい人ばかりだったので、お
な感じがします。それだけこの5年間で多くの思い出を
茶を作ったりスコアを書いたりという地味な仕事でした
作ってきたんだと思います。いま寂しいという気持ちに
がとても楽しかったし、試合ではたくさん感動をもらい
なれる事は嬉しい事なのかなと思います。在校生の皆さ
ました。出来心で始めたマネージャーでしたが入って本
んには、卒業を目前にしたときにそう思えるように悔い
当によかったと思います。
のない学生生活を送って欲しいです。この5年間ほんと
同じく5年間続けた事にチアがあります。練習を通し
うに楽しかったです。今までありがとうございました。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
北九州に来られてよかった!
た。研究室で夜まで研究するときは、一日5回お祈りし
なければならない私にはお祈りを許してくれます。また
食べ物に対しても私が食べられるお菓子を研究室に友達
5−C
ワユ
や先生が提供してくれて本当に感謝しています。異なる
文化の私にもここは全然問題がないです。
寮での生活も大した問題はなかったです。寮生も留学
北九州は私にとって二番目の故郷です。先生や学校の
生に挨拶してくれたり話してくれたりします。健康の問
友達や寮生や寮母さんなど優しい人々に恵まれて本当に
題があるときは寮母さんと事務室の先生達が面倒をみて
よかったです。3年間にここで勉強だけでなく楽しい生
くれました。家族がいなくてもこのような生活ができて
活を過ごしていろいろ素敵な思い出がありました。
嬉しかったです。
学校では日本語に問題がある私にとっては暗記科目や
4月から東京に進学してもっと厳しい生活をするかも
日本語がいっぱい使われている科目には迷っていた時も
しれませんが夢のために頑張っていきたいと思います。
ありました。そのときはチューターやクラスの友達が説
日本での勉強が終わってどこに行っても北九州のことは
明してくれたり、先生が易しく教えてくれました。勉強
一生忘れないです。皆さん本当にありがとうございまし
のことは大変ですが、なんとか3年間でやっとできまし
た。
志
遠
平成24年3月13日(5)
専攻科修了生メッセージ
中で、材料という分野に興味を持ち、もっと材料の研究
就職活動で大切なこと
をしたいと思い専攻科に入りました。専攻科の2年間で
材料の分野を生かした仕事をしたいと思い、本科の時に
気になっていた宇部興産を受けることを決断し、無事内
生産工学専攻
松島
一毅
定を頂きました。
私が宇部興産の面接での経験上、過去の先輩が受けた
企業面接の報告書を見て対策を練りましたが、最終的に
私は、高専入学当時は、卒業後は就職しようと決めて
いました。しかし、理数系が生かせる技術職というだけ
大切だと思ったことは、
「自分がその企業でどんなこと
をしたいのか」だと実感しました。
で、どのようなところに就職したいかを考えていません
就職活動する上でこのことを踏まえて、自分に自信を
でした。そんな私の方向性を位置づけた事は、卒業研究
もって堂々と面接を受ければ成功するはずです。頑張っ
でした。
てください。
私は、卒業研究で鋼の引張試験をしていました。その
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「今」
動いてほしい
生まれません。幸い、高専には部活・学生会・高専祭な
どのすごく面白い刺激がありますし、外にも刺激はたく
さん存在します。新たな場所で、新たな人脈を作ること
制御工学専攻
本田
隼生
も出来ますし、より深い友情を築けることもあります。
「今は忙しいから無理」という人もいますが、今が一番
楽です。たしかに、試験の科目数やレポートを見れば上
本来、この場では専攻科や高専生活全体を振り返った
の学年はほかの学年より楽に見えますが、その分、研究
意見を綴るべきですが、私は専攻科という立場ではなく、
などいろんな活動を行っているため忙しさは十分増して
まだ正確には修了していませんが本科のOBとして書き
います。だから今動いてほしいのです。最後に、OBが
ます。卒業をすると就職・進学等様々な道に分かれます。
集まる日としてはGW・盆休み・年末年始が多いです
ですからどんなに仲の良い人とも場所が離れてしまえば
が、部活の試合や体育祭・高専祭に帰ってくる人もたく
会える日は限られます。だからこそ今、何気ない日々を
さんいます。気力をもらうために本科生の姿を見に来る
理由もなく過ごしているのなら、もっと有効にしたほう
人もいます。またと無い自分の刺激のためにも、おっさ
がいいと思います。有効というのはもっと刺激を求めて
んたちの生きる力になるためにも頑張ってください。応
という意味です。漠然とした日々がずっと続いても何も
援しています。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
好奇心のため、昼夜を問わず実験に没頭した。終電での
帰宅や学校に泊まる事も少なくなかったが、決して辛く
趣味:研究
はなかった。本科5年生の頃から研究を続け、満足とは
言わずとも納得のいく成果は出してきた。不思議なこと
物質化学工学専攻
木本
祥紀
に、興味を持ち、楽しみながら実験を行うと、何故か良
い結果が得られるのである。これから研究を行う学生へ、
是非とも自分の研究内容に興味を持ちながら取り組む事
2年間の専攻科生活は、正に光陰矢の如しとも言うべ
を強く勧める。
き速度で過ぎ去っていった。レポート、試験、研究、学
研究発表は学校内部に留まらず、外部発表にも数回出
会発表等に追われ、気が付けば修了である。そんな慌し
させて頂いた。国際学会で発表を行ったこともあるが、
くも充実した日々を過ごした自身の専攻科生活における
自身の英語力のなさに辟易した。同時によい薬であった
経験と感想を、現・新専攻科生とこれから専攻科進学を
とも思う。国内外の専門家が集まり、活発な議論を行う
目指す本科生へのメッセージとしたい。
学会発表には是非とも積極的に参加して欲しい。
専攻科生の生活は研究中心であると言っても過言では
ない。発表を行うため、論文を書くため、何より自身の
時間は有限である。これからの毎日を、どうか有意義
に過ごし、高専生活を意味あるものにして欲しい。
志
平成2
4年3月1
3日(6)
遠
∼退職教職員メッセージ∼
報工学科の1クラスに改組されたこと、化学工学科の物
お世話になりました
質化学工学科への改組、専攻科の設置など、思い出せば
結構大きな変化があったように思います。
一方、科学技術の発展と変化もめまぐるしく、私の関
電子制御工学科
眞舘
尚志
係する分野では、コンピュータの発達、光ファイバ通信
の実用化などが大きいと思います。コンピュータの発達
は「京」に見られるような超高速化という路線もありま
本校に赴任したのは昭和5
4年の4月です。当時は機械、
電気、化学の3学科で、電気と化学は現在と同じように
1学年1クラスでしたが、機械だけ1学年2クラスでし
た。
すが、私たちの日常生活に近い分野への応用ではマイク
ロプロセッサの発達の影響が大きいと思います。
私の所属する電子制御工学科などは、上記のようなマ
イクロプロセッサおよびディジタル処理技術の影響を直
当時の私の所属は電気工学科でしたので、当然電気の
クラスの授業を担当しましたが、機械と化学に「電気工
学概論」
という科目があって、この科目も担当しました。
接受ける学科です。今後も日々教育内容の更新を続けて
頂きたく存じます。
筆が滑って無用のお願いを書いてしまいましたが、長
ですから、赴任早々、私は全学科の学生諸君の先生とし
年にわたって本当に楽しく務めさせて頂きました。これ
てスタートを切ることができたわけです。
も在職中に賜ったご厚情のおかげと存じ、深く感謝いた
それから3
3年間、北九州高専にもいろいろと変化があ
って、私に最も身近なのは電子制御工学科の増設ですが、
しております。皆様のご健勝と北九州高専の今後のご発
展とをお祈り申し上げます。
機械工学科の2クラスが機械工学科の1クラスと制御情
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かったのだと独り充実感を味わっております。
北九州高専の2
7年間
吉田松陰は「士規七則」の中で次のように言っておら
れます。
「教訓めいたことを以て議論ばかりしていては
駄目だ、自ら行動することが大切だ。
」死んだ学問は意
物質化学工学科
畑中
千秋
味が無いということではないでしょうか。私は若い頃、
この言葉に大いに影響を受けました。2
0歳に近い人間が
いつまでも机にしがみついていては駄目で、テキストを
離れフリーハンドで物を考え、自ら行動する。すなわち
北九州高専に赴任して2
7年間が過ぎました。これまで、
実践することが大切だと思います。われわれ技術者は理
あまり過去を振り返ったことはありませんでしたが、思
屈を述べるのではなく、先ず実験する。実験結果でもっ
い返せば校務、授業、研究等々思い出は尽きません。中
て議論する。実験すること自体に喜びを見い出す。これ
でも学生と濃密に過ごした卒業研究、特別研究は忘れ得
が大切だと思います。
ぬ思い出として強く心に残っています。
世の中は今、実践的技術者の養成だとか、実学研究の
毎年、研究室への配属が決まった学生に対して次のこ
推進だとか、盛んに叫ばれています。しかし、高専は5
0
とを言ってきました。
「楽しい研究をやろう。
」
、
「研究は
年以上も前からこれらを教育目的に掲げて実践してきま
連戦連敗、勝利を信じて勝つまで負ける。
」私の能力不
した。この教育目的はますますこれからも求められてい
足でこれといった成果は挙げ得ずに過ぎてしまいました
くことでしょう。その意味で高専の重要性は増してくる
が、それでも研究を進めていく中で、得られた実験結果
ものと思います。
に私自身感動した場面が何回かありました。その時、学
これからはプレーヤーとしてではなく、応援団として
生も明らかに感動している様子が伝わってきました。こ
北九州高専を見守っていきたいと思います。北九州高専
れは成果といえるものではありませんが、今はそれで良
のますますの発展をお祈り致します。
志
遠
平成24年3月13日(7)
老いへの道をまい進する恐ろしさもありながら、晴耕雨
体力と精神力の強化を
目標に
読、悠々自適という言葉のように過ごしていければ幸い
と考えております。
体力に関しては、身体強健とは欲張りませんが、寄る
事務部長
北原
年波には勝てないと実感させられることにはささやかな
豊吉
抵抗もあり、先日ゴルフに行ってラウンドさせていただ
いたお2人は7
8歳と7
6歳のはつらつとしたメンバー・・
私もせめて同年齢ぐらいまでは頑張りたいと思っており
私は、昭和4
5年に東京商船大学厚生課に採用され学生
ます。
寄宿舎管理棟に勤務し大学紛争や封鎖を身近で体験、会
計課では主に契約関係に従事、平成7年に東京工業大学
妻と行く国内外の旅行も待ったなしで、少なくとも今
人事交流、その後に就職担当専門員として復帰するも就
後2
0年ぐらいはゴルフ、テニスや旅行を楽しむため、そ
職氷河期の真只中、最後は東京水産大学との統合担当専
れなりの体力と精神力の強化が必要かと考えておりま
門員で半年後に移動官職へ。
す。また、老いへの備えのために脳にいい刺激を与えら
れる趣味を探したいとも考えております。
詫間電波高専(専攻科設置・法人化)
、筑波技術短期
大学(4年制大学化)
、統計数理研究所(立川移転)と
4
2年間お世話になった公務員・法人職員の生活では、
それぞれに課題の大きな職務に従事させていただき、北
上司、先輩からは良き指導を、同僚からは良き支援をい
九州高専へまいりました。
ただき、特に課長職を拝命してからは、心優しき職場の
皆様のおかげで、今日の自分があることに深く感謝を覚
なお、東京商船大学は統合により東京海洋大学に、筑
えています。
波技術短期大学は4大化で筑波技術大学に、詫間電波高
専は高度化により香川高専に、統計数理研は立川移転に
末筆ではございますが、北九州高専では定年前の2年
伴い極地研との事務統合とそれぞれに生まれ変わり、自
間という期間でしたが、何んらお役に立てなかったので
分の育った職場がなくなりました。ついては、北九州高
はというのが実感です。皆様のご理解とご協力に支えら
専にはいつまでも今の姿で残っていただければと思って
れて仕事ができたことや心温かく励ましていただいたこ
いる昨今であります。
とに改めて感謝する次第であります。本当に有り難うご
ざいました。
退職してからの自分の生活はいまだ霞の中であります
が、サンデー毎日となるうれしさもあり、誰にも訪れる
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
うに思います。工事に関する知識は最初はありませんか
3
7年間ありがとう
ございました。
ら、現場を見て、覚えて、わからない事を調べての繰り
返しでした。お陰で専門外のことまで随分と勉強させて
いただき、今となってはそれが自分の財産となっていま
総務課課長補佐
加治
す。
博
昭和5
0年代は今よりずっと時間がゆっくり流れていた
ように思います。教職員の体育大会で九州各地の高専へ
行ったり、職場の同僚と旅行に行ったりと楽しい時間も
昭和5
0年4月に施設係へ技術補佐員として採用されて
随分過ごさせていただきました。
以来、本校の施設整備にずっと携わってきました。図書
3
7年間、大過なく職務を果たせたのも皆様の温かいご
館の新営工事から、福利施設、第2体育館、4号館、5
指導、ご鞭撻のお陰だと感謝しています。
号館、総合研究実験棟、地域共同テクノセンターと建物
が新築整備されて来ました。そして寄宿舎改修、1号館、
本校の発展と皆様のご活躍を願っています。
7号館の改修と高専の成長と共に私自身も育ってきたよ
ありがとうございました。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2
︱
D
古
賀
健
太
名
前
を
つ
け
た
﹁
始
ま
り
﹂
と
ボ
ク
は
こ
れ
に
白
い
花
澄
ん
で
い
る
と
っ
て
も
ハ
ナ
が
咲
い
た
ポ
ツ
ン
と
ひ
と
つ
﹁
ボ
ク
﹂
の
こ
こ
ろ
に
な
ん
に
も
な
い
﹁
こ
こ
ろ
の
ハ
ナ
﹂
現
代
詩
の
部
入
選
作
第
1
5
回
全
国
高
校
生
創
作
コ
ン
テ
ス
ト
國
學
院
大
學
・
高
校
生
新
聞
社
主
催
志
平成2
4年3月1
3日(8)
平成23年度
遠
就職・進学状況
日頃から誠意ある
コミュニケーションを
機械工学科長
中山
博愛
5年進級を目前にした3月11日、まさに就職活動開始時期
に東日本大震災が発生しました。これにより新年度の就職活
動そのものの変更を余儀なくされた企業がたくさんありまし
た。本校の就職活動にも多少影響があったかもしれませんが
昨年並みに活動が行われました。求人数も昨年並みでした。
でも活動を延期した会社の影響が就職試験の受験者数の変化
に表れ、例年2倍程度の競争率が5倍程度までになる企業も
ありました。そのような中で受験した結果、日頃のコミュニ
ケーション不足が面接に影響し、不合格者が続出しました。
結果として5月の大型連休前に内定を得た学生は2名、5月
中で11名にとどまりました。また就職希望学生24名中、1社
目の内定率は5割でした。だが、震災の影響もあり、企業か
らの求人がタイミングよくあり、その都度受験を希望し採用
までこぎつけ、夏休みの終わりを待つこと無く初期の就職希
望者全員が内定しました。進学する学生は9名で本校の専攻
科後期受験を終了し全員確定しました。これ以外に、進路変
更、公務員志望の最終結果の関係で今年度の活動は11月末で
終了しました。専攻科生は、就職3名、内1人が公務員受験
で順調に内定しました。
機会あるごとに学生には話をしていますが、社会は人間関
係の上に成り立っています。そのためには心の通ったコミュ
ニケーションが必要です。頭脳だけ、技術力だけでは物作り
はできません。流暢にとは言いません。誠意をもって接すれ
ば通ずるものがあるでしょう。
後輩の皆さん、自信をもって就職・進学活動に臨めるよう
に日頃から鍛錬し、将来に役立つコミュニケーション力を身
につけてください。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
就職活動には
事前の準備を
電気電子工学科長
宮川
隆寛
今年の就職状況は出足で大震災の影響を受け、就職活動の
開始時期が遅くなった企業もあった。
そのため、学生の就職が決まった時期は5月から6月が大
部分であったが、その後はなかなか決まらず、10月でほぼ就
職活動が終わるものと思っていた。
しかし、終了したのは翌年の1月で、例年と比較するとか
なり遅い時期になった。
本科では就職が23名、進学は10名と進学者が例年と比べ少
なく、専攻科生は就職が1名で進学が6名となった。
電気電子の学生を求める企業は多く、電気に関連した企業
のほか、情報系や化学系の企業からの求人も多く、特に工場
内の電気設備の点検や保守などに欠かせない仕事を扱う業種
が多く、電気の学生にとって就職という面では有利であるも
のと思われた。
しかし、当初は不合格が多く、内定まで到達するのに苦労
した。就職で苦戦した理由として、就職に対する準備不足が
考えられる。毎年1月から2月にかけ企業から学校訪問して
学生に企業説明を行っているが、肝心の学生の関心が希薄で
ある。しかし、自分が受けない企業でも話を聞くうちに業界
の内情や本音の話が聞け、さらにOBなどの就職活動の話が
聞けるので大いに参考になり、時間を惜しむ学生は損をする
ことになる。
また、企業の担当者に求められる人物像を聞くとそのほと
んどが「コミュニケーション」であった。しかし、携帯電話、
メールの普及で生活の環境が変化し、便利になった反面、文
章を書く機会が減り、結論に到達する過程を省いて結果だけ
知ればよいといった風潮が生まれ、コミュニケーション能力
が明らかに不足していた。
そのため、適性検査であるSPI2だけで不合格になる学生
が続出した。SPI2は言語系と非言語系の能力試験であって、
問題を解くには制限時間内に大量の問題を解くある種の慣れ
が必要とされる。これらのことを踏まえて、就職活動にはぜ
ひ事前の準備を十分してもらいたい。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゆとり世代の就職活動
電子制御工学科長
宮崎
出雲
昨年、初の試みとして1月29日に学内の合同企業説明会を
開催した。盛況であった。学年末試験を挟んだ3月4日に九
工大で開催された高専生のための合同会社説明会へも学生と
同行したが、前年より参加者は少なかったようだ。更に、1
回目の受験で企業から内定をもらえるように、他学科の先生
の賛同を得て、面談をした会社の採用担当者に来ていただき
会社説明会を開いた。電制学生の参加は少なかったように思
う。
企業からの求人は旺盛で、リーマンショック(2008/9)
翌年の求人数を上回るまで回復していた。来年度卒業生の求
人が始まる前まで、数は少ないものの採用活動が続いていた。
高専卒業生への期待がさらに増している様子がうかがえる。
その一方、企業の方から「人材育成」
、
「ミスマッチ」
、
「離職
率」という言葉も良く聞いた。
再試験受験をたくさん抱えた中での、就職活動開始であっ
た。4年次の調査で「進学希望者が多い」と聞いていたが、
4月授業開始時の面接練習では、就職25名、進学11名に変わ
っていた。東日本大震災による就職試験開始時期の遅れは、
準備の遅れた学生には助かった面も多い。8月に16人まで順
調に内定をもらえたが、それ以降は時間がかかった。それで
も初志を変える人はほとんどなく、就職24名、進学12名でク
ラス全員の進路は決まった。多くの人に出会い考え行動して、
自分を変えるチャンスにできたのではないかと思う。
歴史的円高、歴史的ユーロ安、厳しい電力供給、エルピー
ダ会社更生法適用申請など、その後も試練は続いている。ま
た、東大秋入学へ、60歳超の人材力という言葉も出てきた。
2013年春卒業生の就職活動は始まっている。卒業時を見据え
て入学時からのキャリア教育の重要性が増している。
志
遠
平成24年3月13日(9)
ション、協調性という企業のキーワードにマッチした高専生
事前準備を怠らない
は、大学のように倍率が高くないため、粘り強くいけば合格
できる。本年度は、秋になっての求人もあり、10月に進学か
ら就職に変更した2名も無事合格した。
制御情報工学科長
浜松
弘
進学希望者の13名では、8名が専攻科進学、4名が大学進
学となっている。入試には付け焼刃が通じないので、対策と
準備が必要である。
専攻科生の修了予定者15名では、就職希望12名で11名が決
平成23年度の本科卒業予定者は、38名である。そのうち、
まっている。大学院への進学は3名である。
学科では、担任を中心にして、エントリーシートの書き方、
就職希望者は25名で、進学希望者13名である。
就職希望者は全員合格である。1社目で合格した学生は10
面接受け方を指導している。受験企業決定(3月末)から試
名、5社目まで粘っての合格も2名いた。合格時期では、震
験日(4月中旬−下旬)までが短いため、うまく力が発揮で
災も影響し、夏休み明けまで合格を持ち越した学生も数名い
きない学生もいるが、自分の意志をしっかり持って事前準備
る。依然狭き門は変わりないが、明るく・元気、コミュニケー
する努力が重要である。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
念されたが、本科・専攻科、男・女共、概ね順調に内定の報
当事者意識を持って
早めの準備を!
告が続き、8月中には全ての就職希望者の内定が確定した。
また今年度は、さらに選考時期の早期化が進行し、就職希望
者のほぼ9割が4月中に1社目の採用試験を受け、そのほと
んどがGW前後に結果を受け取った。この傾向は今後も同様、
物質化学工学科長
竹原
健司
もしくは顕著になると予想され、進級が決まってからゆっく
りと、では後手に回ってしまうであろう。
一方進学希望者についても、ほぼ進学先(専攻科、大学、
大学院)が確定した。しかしながら、大学編入学や専攻科の
平成23年度の本科卒業予定者38(17)名であり、就職希望
入試に対しては準備不足で臨んだ学生も見受けられた。現在
者が20(11)名、進学希望者が18(6)名とほぼ半々に分か
の自分の学力を把握し、基礎力を充実させると共に、一発勝
れたが、昨年度に続き女子学生に就職を希望する傾向が強か
負の入試に対応できる応用力を付けるための取り組みを早く
った。また専攻科修了予定者20(9)名についても、就職希
始めることが大切である。
望者11(7)名、進学希望者9(2)名と、同様の傾向が見ら
先行きが不安定な状況の中で、高専卒業生はものづくりの
現場の中核として、専門的技術者・研究者の卵として、多く
れた。
(括弧内の数字は女子で内数。
)
今年度は、長引く不景気に加えて、東日本大震災、福島原
の企業や大学から期待されている。しかしながら先輩らが築
発事故、タイの洪水の長期化、欧州金融不安等々、製造業の
いたこの現状に甘えず、これから就職や進学に臨む学生達は、
みならず日本の経済、社会全体に大きな影響を与える出来事
当事者意識を持って具体的に歩を進めることを始めて欲し
が続く中での就職戦線であった。企業の採用計画の悪化が懸
い。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最近よく耳にする言葉に、若い世代の内向き傾向がありま
志を強く、そして高く
す。今更言うまでもなく、日本はものづくりに欠かせない天
然資源に恵まれておりません。それ故、勤勉な国民性と手先
の器用さによって培われた優れた科学技術力を武器として、
加工貿易により国を発展させてきました。しかしながら、近
専攻科主事
松嶋
茂憲
年、産業や経済のグローバル化が急速に進み、これまでの日
本方式による経営が通用しなくなってきております。長年、
アメリカに次ぐ世界第二位の経済大国であった日本が、経済
今年度も専攻科生が母校を巣立つ時を迎えました。厳しい
成長著しい中国にその座を奪われたのはごく最近のことで
社会情勢が続いておりますが、学生自身の努力はもとより、
す。学術分野においても、アメリカと中国の緊密な連携が際
専攻長/副専攻長の先生方をはじめ御関係の皆様のご尽力に
立ってきており、日本が得意とする化学や材料科学分野にお
よって、ほぼ全員が進路を確定することができました。また、
いてさえも、安閑としていられない状況にあります。
大学評価・学位授与機構から申請者全員に学士号が授与され
若い皆さんは、どのような時勢下においても、潔く奮い立
ることになり、修了生の皆さんも胸を撫で下ろしていること
ち、志を強く、そして高く持ち続けて下さい。不屈の情熱が
と思います。例年は、就職者数と進学者数がほぼ拮抗してお
あれば、戦後の荒廃から奇跡的な復活を成し遂げた先輩達の
りますが、長引く経済不況や将来に対する不安に加え、未曾
ように、開けない道はありません。失敗や恥など何も恐れず、
有の大災害の影響により不透明感が一層増したためか、今年
堂々と粘り強く前進して下さい。皆さんの成長と一層の奮闘
度は進学を上回る約6割の学生が就職の道を選びました。
を期待しています。
志
平成2
4年3月1
3日(10)
平成2
3年度
学
科
卒業者数
進路状況
遠
平成2
4年3月3
1日現在
就職希望者数 求人数 就職 求人倍率 進学希望 進学者数
公務員 専門学校 就職
進学
その他
研究生
(※1) (※2) 未決定者 未決定者 (進路未定)
(B) (A) 内(々)定者数 (A)÷(B) 者数 (※3)
機 械 工 学 科
3
6
(2) 2
6
(2) 3
4
5
2
6
(2) 1
3.
3
9
9
電気電子工学科
3
4
(5) 2
4
(5) 3
4
3
2
3
(5) 1
4.
3
1
0
1
0
電子制御工学科
3
6
(5) 2
1
(3) 3
1
0
2
0
(2) 1
4.
8
1
5
(2) 1
5
(2)
制御情報工学科
3
8
(8) 2
5
(5) 3
0
8
2
5
(5) 1
2.
3
1
3
(3) 1
2
(3)
物質化学工学科
3
8
(1
8) 2
0
(1
1) 1
9
5
2
0
(1
1) 9.
8
1
8
(7) 1
7
(7)
1
(1)
6
5
(1
2) 6
3
(1
2)
1
(1)
計
1
8
2
(3
8)1
1
6
(2
6)1,
5
0
1 1
1
4
(2
5)1
2.
9
1
備
考
再入学者1名
1
3
(1)
1
(1)
1
1
3
(1)
2
(1)
○
(
2
1
)は、
女子学生を内数で示す。
※1 就職者数の内数
※2 進学者の内数
※3 進学未決定者は含まない
本科生就職先一覧( 地区別)
企
業
名
就職先所在地
機械
1
平成2
4年3月3
1日現在
電気
電制
(
制情
)は、女子学生で内数
化学
計
【関東地区】
1
東芝㈱
神奈川県
東邦チタニウム㈱
神奈川県
1
1
富士通ネットワークソリューションズ㈱
神奈川県
1
(1)
1
(1)
独 国立印刷局
!
神奈川県
㈱アイ・エイチ・アイマリンユナイテッド
神奈川県
㈱牧野フライス製作所
神奈川県
1
富士通㈱
神奈川県
1
㈱日立製作所
神奈川県
1
日本モレックス㈱
神奈川県
1
極東石油工業㈱
1
(1)
1
1
(1)
1
1
1
2
1
1
千葉県
1
DIC㈱
千葉県
新日本製鐵㈱
東京都
旭化成ケミカルズ㈱
東京都
1
1
㈱イクス
東京都
1
(1)
1
(1)
㈱ジーエス・ユアサフィールディングス
東京都
1
㈱マーレフィルターシステムズ
東京都
1
雪印メグミルク㈱
東京都
2
日鉄鉱業㈱
東京都
1
TDCソフトウエアエンジニアリング
東京都
1
キヤノンマーケティングジャパン㈱
東京都
1
キヤノン㈱
東京都
1
1
栗田工業㈱
東京都
1
1
サントリープロダクツ㈱
東京都
1
ダイキンエアテクノ㈱
東京都
東芝エレベータ㈱
東京都
1
1
日本オーチス㈱
東京都
1
1
ライオン㈱
東京都
1
1
㈱カネカ
東京都
1
東レ㈱
東京都
本田技研工業㈱
東京都
1
1
㈱山武
東京都
1
1
三菱電機ビルテクノサービス㈱
東京都
1
1
大陽日酸㈱
東京都
1
1
日立オムロンターミナルソリューションズ㈱
東京都
1
1
計
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
8
3
8
(1)
8
10
(1)
4
(1)
1
38
(3)
【東海地区】
JR東海㈱
愛知県
日東電工CSシステム㈱
愛知県
シロキ工業㈱
愛知県
㈱トヨタプロダクションエンジニアリング
愛知県
トヨタ自動車㈱
愛知県
計
1
(1)
1
(1)
1
1
(1)
1
(1)
1
(1)
1
0
1
(1)
1
1
(1)
2
(1)
1
1
(1)
1
5(3)
志
企
業
名
就職先所在地
遠
機械
電気
電制
平成24年3月13日(11)
制情
化学
計
【近畿地区】
JR西日本㈱
大阪府
岩谷瓦斯㈱
大阪府
シオノギ分析センター㈱
大阪府
住友精化㈱
大阪府
ダイキン工業㈱
大阪府
ニプロ㈱
滋賀県
レンゴー㈱
大阪府
㈱日本触媒
大阪府
関西電力㈱
大阪府
大阪シーリング印刷㈱
大阪府
武田薬品工業㈱
大阪府
ユニチカ㈱
大阪府
大阪ガス㈱
大阪市
㈱日研工作所
1
1
(1)
1
1
花王㈱
石原産業㈱
1
(1)
1
(1)
1
(1)
1
(1)
2
(1)
1
(1)
1
(1)
1
(1)
1
(1)
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
和歌山県
和歌山県
1
大阪市・三重県
1
1
(1)
4
5
(1)
計
2
1
(1)
1
大阪府
東燃ゼネラル石油㈱
2
(1)
1
1
1
2
(1)
1
5
(1)
8
(5)
23
(7)
1
(1)
1
【中国地方】
出光興産㈱
山口県
協和発酵バイオ㈱
山口県
サントリープロダクツ㈱高砂工場
兵庫県
中国電力㈱
広島県
宇部興産㈱
宇部市
NSウェスト㈱
広島県
計
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
2
1
(1)
2
(1)
2
(2)
8
(2)
2
【福岡県(北九州地区)】
1
八幡電機精工㈱
北九州市
エステー㈱
北九州市
1
白島石油備蓄㈱
北九州市
1
シンコー㈱
北九州市
㈱東洋電機工業所
北九州市
日鐵プラント設計㈱
北九州市
三井ハイテック㈱
北九州市
㈱ワールドインテック
北九州市
北九州エル・エヌ・ジー㈱
北九州市
㈱アドバンテスト九州システムズ
北九州市
新日本非破壊検査㈱
北九州市
㈱デンソー北九州製作所
北九州市
㈱安川情報九州
北九州市
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
(1)
2
(1)
1
(1)
2
(1)
1
1
1
(1)
1
(1)
1
(1)
5
(1)
計
1
1
0
3
4
(2)
1
(1)
2
(1)
14
(4)
1
2
【福岡県(北九州地区を除く)
】
日本たばこ産業㈱
福岡市
1
小竹化成㈱
福岡県
1
1
築上町役場
福岡県
1
1
キヤノンマーケティングジャパン㈱
福岡市
1
(1)
1(1)
コムシス㈱
福岡市
ソニーセミコンダクタ㈱
福岡市
西日本プラント工業㈱
福岡市
九州電力㈱
福岡市
トヨタ自動車九州㈱
福岡県
空研工業㈱
福岡県
博多湾ふ頭㈱
福岡市
1
1
リコーテクノシステムズ㈱
福岡市
1(1)
1(1)
㈱日立ビルシステム
福岡市
1
1
福岡日信電子工業㈱
福岡市
1
計
1(1)
1(1)
1
1
1
1
1
1
2
2
1
3
(1)
7(1)
1
1
3(1)
2
1
16
(3)
志
平成2
4年3月1
3日(12)
企
業
名
遠
就職先所在地
機械
東洋新薬㈱
佐賀県
1
鳥栖キューピー㈱
佐賀県
三菱重工業㈱長崎造船所
長崎県
ソーラーフロンティア㈱
宮崎県
電気
電制
制情
化学
計
【九州地区(福岡県を除く)
】
旭化成㈱
1
1
(1)
1
(1)
1
1
宮崎県
京セラ㈱国分工場
京セラ㈱川内工場
2
1
(1)
1
(1)
1
鹿児島県
1
鹿児島県
1
計
1
1
1
4
1
(1)
2
1
1
(1)
26
(2)
24
(5)
21
(3)
1
(1)
3
(1)
1
2
(2)
10
(3)
25
(5)
20
(11)
116
(26)
【その他(未決定者)
】
就職希望
合
計
2
(1)
※企業によっては実際の配属所在地が異なる場合があります。
専攻科生就職先一覧
企
業
名
平成2
4年3月3
1日現在
就職先所在地
(
生
産
制
御
物質化学
)は、女子学生で内数
合
計
㈱アルウィン
東京都
1
1
CTCシステムサービス㈱
東京都
1
1
DIC㈱
千葉県
NECネッツエスアイ・エンジニアリング㈱
東京都
1
(1)
1
(1)
アイシン・コムクルーズ㈱
愛知県
2
2
1
1
1
1
2
宇部興産㈱
山口県
大石産業㈱
北九州市
1
1
大阪ガス㈱
大阪市
1
1
北九州市
1
(1)
カノン製作所
1
(1)
サントリープロダクツ㈱
愛知県
1
(1)
綜合警備保障㈱
東京都
1
1
太平電業㈱
東京都
1
1
富士通㈱
東京都
1
1
(1)
1
富士電機㈱
東京都
1
1
㈱イチハシ金属工芸
岐阜県
1
1
北九州市
1
1
㈱タカギ
㈱東洋新薬
佐賀県
1
(1)
1
(1)
㈱ニトムズ
愛知県
1
(1)
1
(1)
㈱メイテックフィルダーズ
東京都
㈱日本触媒
大阪市
1
(1)
1
(1)
西日本プラント工業㈱
福岡市
大分キヤノンマテリアル㈱
大分県
1
(1)
1
(1)
田辺三菱製薬工場㈱
福岡県
2
(2)
2
(2)
1
1
日東電工㈱
1
1
尾道市
日立コンピューター機器㈱
旭化成㈱
日鐵プラント設計㈱
神奈川県
1
宮崎県
1
北九州市
就職希望者(未定者)
合
計
1
1
1
1
1
公務員(防衛省他)
1
4
2
1
1
2
2
2
20
(2)
11
(7)
35
(9)
志
卒業生の進学先一覧
遠
平成24年3月13日(13)
平成2
4年3月3
1日現在
※
(
学
大 学 等 名
機 械
)書きは女子学生で内数
科
計
電気電子 電子制御 制御情報 物質化学
東京農業工業大学
豊橋技術科学大学環境・生命工学課程
2
三重大学(工学部)
1
1
(1)
1
(1)
1
3
1
大阪大学(工学部)
1
1
広島大学(工学部)
1
1
山口大学(工学部)
1
1
九州大学(工学部)
1
2
3
九州工業大学(工学部)
1
1
九州工業大学(情報工学部)
1
佐賀大学(理工学部)
1
2
5
1
2
(1)
4
(1)
1
長崎大学(工学部)
1
1
1
北九州市立大学(国際環境工学部)
1
北九州高専専攻科(推薦)
2
北九州高専専攻科(前期)
1
北九州高専専攻科(後期)
3
1
1
1
5
(1)
1
3
(1)
1
4
(1)
専門学校
5
(3)
7
(2)
1
2
(3)
3
(1)
1
1
(2)
3
(1)
進学希望
進学決定者計
修了生の進学先一覧
9
1
0
1
5
(2)
平成2
4年3月3
1日現在
生産工学専攻
早稲田大学大学院情報生産システム研究科
1
九州大学大学院総合理工学府
4
九州大学大学院システム生命科学府
1
3
(1)
1
1
2
1
3
(3)
1
8
(7)
6
5
(1
2)
※
(
専
大 学 等 名
)書きは女子学生で内数
攻
制御工学専攻
1
4
(4)
物質化学工学専攻
計
1
2
(1)
東京工業大学大学院総合理工学研究科
6
(1)
1
1
3
1
1
2
大阪大学大学院基礎工学研究科
1
1
九州工業大学大学院生命体工学研究科
2
2
九州大学大学院工学府
1
1
九州大学大学院統合新領域学府
2
2
広島大学大学院生物圏科学研究科
1
1
1
(1)
1
(1)
9
(2)
2
1
(2)
専門学校
1
進学希望
進学決定者計
6
平成2
4年度入学志願者状況
学 科 名
機械工学科
6
1
平成2
4年3月3
1日現在
入学定員
推 薦
学 力
計
倍率
4
0
2
2
5
9
8
1
2.
0
電気電子工学科
4
0
2
2
3
7
5
9
1.
5
電子制御工学科
4
0
3
3
7
2
1
0
5
2.
6
制御情報工学科
4
0
2
1
2
6
4
7
1.
2
物質化学工学科
計
※第1志望の学科で示しています。
4
0
4
1
4
6
8
7
2.
2
2
0
0
1
3
9
2
4
0
3
7
9
1.
9
志
平成2
4年3月1
3日(14)
遠
本科卒業研究・専攻科特別研究一覧
機械工学科 卒業研究
卒
業
研
究
テ
ー
マ
学生名
スターリングテクノラリー用パルス管冷凍機の開発
嵐
水平対向型スターリングエンジンの開発
斉藤
直樹
小型熱音響発電機の開発
津崎
元教
水戸
涼太
スターリングテクノラリー用熱音響冷凍機の開発
流体工学の原理を応用したウィンドカーの試作
大塚
微風速で発電する風車の試作
翔平・瀬川
熊埜御堂
異方性を考慮した岩盤の引張強度算定に関する実験的研究
切通
脱酸条件による普通鋼の疲れ特性の相違に関する力学解析
勇貴・迫
史貴・堀
田中
異方性を考慮した初期応力評価に関する研究
平田
State-Derivative Feedback Control for Flight Robots
重國
次世代小型クリーン発電システムの開発
平川
電力需給制御を実現するインテリジェント電源タップの開発
Development and Control of the Quadrotor Helicopter
潮流発電装置用海面測定センサの検討
寺岡
機械工学実験用装置の設計(片持梁の横振動)
利岡
ラグビー用パスマシーンの開発
加来
指導教員
皓祐
小清水
清将
真寿美
咲稀
駿
種
祐輔
高志
瑶一朗
三好
悠太
山!
賢人
慎太郎・森本
武・焼谷
勇太・俵口
滝本
拓也
優貴
翼
コンカレントエンジニアリングのためのCAD/CAEの活用
田守
悠人・山!
義正
プラスチック製リベットの強度に関する研究
田中
貴大・本永
朝将
油圧万能試験機の機能検定
高橋
怜央・久恒
良冶
希薄燃焼用キャブレタによるSIエンジンの燃焼解析
天野
隼人
放電リアクターによるSIエンジンの排出ガス改善
黒田
千聖
DME-空気予混合吸気によるCIエンジンの燃焼解析
澤中
慎之介・古市
遊星歯車の教育用機構モデルの作成
河野
庸介
三次元金型CAD/CAMを用いたタービンの作成
中村
公亮
三次元金型CAD/CAMを用いた両面形状の作成
伊藤
中山
恭介・宮!
井上
入江
内田
平島
雅章
浅尾
理
<生産工学専攻・機械工学コース>
卒
業
研
究
テ
ー
マ
学生名
指導教員
旋削加工における工具摩耗と加工誤差の関係
岩永
翔太
鋼中の介在物欠陥と疲れ特性に関する力学解析
松島
一毅
浅尾
種
α形スターリングエンジンの製作
宮尾
祐輝
小清水
電気電子工学科
卒
業
研
究
テ
ー
マ
学生名
浦
熱フィラメント法を用いたダイヤモンドの気相合成
重畳磁束密度下における電磁鋼板磁気特性の検討
小型風力発電におけるMPPT制御
中山
森下
裕介
学
渡邊
強史
行比
亮平
井口
大輔
木村
直人
中西
竜也
上野
歩翔
清永
指導教員
正和
直
広瀬
由征
吉武
伸晃
小城
開道
宮川
アリフ
パルス幅変調を用いた信号伝送に関する研究
加藤
鶴
吉田
迫内
鉄基磁性酸化物薄膜の磁界による誘電率変化における電極材料の影響
TiO2薄膜の作成と光触媒への応用
西本
良和
彩加
松本
靖
廣樹
遼太郎
宮下
聖矢
笹島
克典
二宮
翔吾
松尾
朋幸
加島
本郷
志
卒
業
研
究
テ
ー
遠
平成24年3月13日(15)
マ
学生名
児玉 雄弥
杉下 彰徳
千本 百合香
!光 克則
伊賀 篤
川口 裕樹
藤川 悟
環境モニターシステムの製作
強誘電体デバイスの作製∼特性の評価∼
オープンソースハードウェアによるセンサネットワークの構築
山田
出口
中島
原田
矢野
芳久
夢菜
健吾
昂
将太
指導教員
福澤
油谷
桐本
<生産工学専攻・電気工学コース>
卒
業
研
究
テ
ー
マ
学生名
指導教員
無方向性電磁鋼板磁気特性の応力依存性における磁化機構の検討
強誘電体PZTセラミックスの分域挙動
マイクロプラズマジェットの発生機構に関する研究
小型風力発電システムにおけるMPPT制御
鉄基磁性酸化物スパッタ薄膜における電気磁気効果
高原
中野
中村
野相
花田
英実
大志
勇太
修史
尊徳
開道
油谷
福澤
宮川
加島
熱フィラメントCVD法によるダイヤモンドの合成
パルス幅変調を用いた信号伝送に関する研究
藤田 広樹
山本 翼
小城
松本
学生名
指導教員
電子制御工学科
卒
業
研
究
テ
ー
マ
二次元画像から三次元空間への変換
画像処理によるユーザーインターフェースの開発
画像処理を用いたダイエットプログラムの作成
提供された音楽に適した自動ドラム音の作成
安藤
駿汰
加藤田 勝次
佐々木 恵
鳩村 恭平
井田
文章入力による感情の読み取りと感情の向上
フォトリフレクタを使用した非接触型咀嚼センサの開発
自由に配置可能なタッチセンサの開発
濱"
小野
照屋
智史
翔一
孝幸
北園
服薬忘れ防止システムの開発
Kinectを用いた人体の運動解析システムの提案
音声からの感情抽出による音楽選択
看護者の意識に着目した事故予防システムの構築について
松本 拓也
小野 士
木村 唯
工藤 大明
白濱
特徴点追跡を用いた弓道のフォーム解析
感性情報を用いたエージェントシステムの提案
操作分配エージェントを付加した群ロボットの制御
指先の動きによる遠隔ロボット操作系
人間の意志に配慮したモデル規範型遠隔ロボット操作系
群ロボットの予測適応制御
通信に欠落を有するモデル介在型マスタ・スレーブ制御系
濱島 伸太郎
藪 良輔
安部 憲彰
太田 誠人
大鶴 佳秀
須藤 篤史
瀧口 茜
風力式ふるいのための同定
湿式選別モデル実験装置の改良
AEセンサを用いた粒子識別用周波数解析
原料供給用振動式フィーダの同定
廃被覆電線リサイクルのための画像処理システム
帯域分割型のディジタル位相等価器の設計
− 周波数標本化法による帯域分割フィルタの設計 −
岩丸 幸吾
岩丸 龍吾
槇 智弘
村山 純哉
山本 拓憲
朝野
添田
太屋岡
優紀子
帯域分割型のディジタル位相等価器の設計
− 位相特性の近似精度と帯域分割フィルタの遮断特性との関係 −
野相
智信
帯域分割型のディジタル位相等価器の設計
− FIR型による帯域分割フィルタの設計 −
藤井
亜衣
帯域分割型のディジタル位相等価器の設計
− 2次全域通過型ディジタルフィルタによる位相特性の区分的近似 −
森
D級電力増幅器の設計
太陽電池の最大電力点追尾回路について
デジタルシグナルコントローラを用いた電源制御について
ハーフブリッジ回路を用いた正弦波インバータについて
今浪
陶山
松林
山田
トンボ型ロボットのホバリング制御装置の開発
小型モータのトルク試験機の製作とモータ特性の測定
マルチロータ式UAVの開発
追立 晃久
亀井 勇生
河島 晋
選炭ジグ実験装置のためのカラーセンサを用いたビーズ高速識別装置の開発
室内用移動型ロボットのための追跡動作システムの開発
出口 雄大
福岡 優
眞舘
英一郎
研斗
宙志
尚平
啓奨
宮崎
吉野
志
平成2
4年3月1
3日(16)
遠
制御情報工学科 卒業研究
卒
業
研
究
テ
ー
マ
超音速噴流と物体との干渉に関する実験的研究
衝撃波管風洞を用いたパルスジェットの特性に関する実験的研究
超音速噴流と物体との干渉に関する数値解析
極細ノズルにより形成される超音速噴流に関する数値解析
マイクロバブルの生成と崩壊に関する実験的研究
小型風車の開発に関する研究
ステガノグラフィを用いたアンドロイドアプリケーションの研究開発
ステガノグラフィを用いたスマートグリッドに関する研究
HPCクラスタシステムを用いたステガノグラフィに関する研究
Rubyを使用した英日会話文システムの試作
金型加工面テクスチャによる流動性制御
高い生存率を目指した細胞穿孔装置の開発
歯切り理論に基づいたマシニングセンタによる歯車製作
干渉駆動型関節機構実験装置の開発及び制御のための基礎技術の検討
メカトロ制御コントローラの構築
ロボットシミュレータの構築
多関節ロボットの振動抑制制御実験
進路データベースシステム開発
カラー画像を用いた類似性の判別
日本語形態素分析を用いた発話システムの開発
構成物間の相対的特性を利用した類似物の識別手法
フラクタル特性と八分木を用いた類似画像検索
ロボット制御技術を活用した小型飛翔体システムの研究開発
ユーザエクスペリエンスを実現するアプリケーションシステムの研究開発
トレーサビリティを考慮した医療向け安全安心システムの研究開発
学生証を活用した電子錠管理システムの研究開発
天井クレーンシステムの振動抑制に関する研究
受動車輪・能動関節型蛇型ロボットの開発
2自由度リンク機構の大車輪運動に関する研究
逆動力学計算を用いた旋回クレーンの軌道制御
集中系モデルによる音響管内の非線形圧力波の解析
集中系モデルによる浅水波のスロッシングの解析
マイクロ波を用いた伐採竹の分解処理と再利用技術の検討
学生名
賀屋 千尋
吉塚 裕士
棚町 太樹
原囿 康平
井上 康平
高武 徹
水田 紀幸
國武 克俊
松岡 弘樹
内山 豊彰
市橋 翔太朗
佐々木 晃
松尾 実桜
三原 萌子
有! るい
梅野 敏朗
定岡 史晃
東口 崇慎
西 誠登
塩谷 貴大
佐藤 匠
諫山 明日香
桑原 一聡
柿木 貴宏
田添 友佳子
河野 文弥
石神 和幸
花田 美佳
久野 拓哉
三上 叡洸
青山 雄輝
田中 良明
竹口 慧
林 裕之
梶原 将太
上村 啓太
切通 由加里
小石 邦彦
指導教員
樫村・安信・乙部
脇山
寺井・松尾
浜松
山内
久池井
日高
古野
制御工学専攻・電子制御工学コース
特別研究テーマ
環境変化に対する制御系補償を付加した群ロボット制御
環境変化への対応機能を付加したモデル介在型遠隔操作システム
操作支援を付加した大まかなコマンドによるロボット操作系
人間と複数ロボットによる移動体の協調捕獲制御
選炭JIGの圧力制御
風力選別機用フィーダのシステム同定
AR技術を用いた情操教育ツールの実現
感性情報による自動絵文字挿入システムの提案
Twitterをユーザインターフェイスとした学習支援システムの提案
感情状態を用いた経路選択AIの開発
ファジイ推論を用いたキーストロークダイナミクス認証
学生名
佐々木 雄
中 野 翔
濱 田 真
松 下 由
野 川 翔
樋 口 翔
桑 名 修
本 田 隼
森 山 洋
安 武 諒
寺 光 孝
指導教員
平
平
毅
佳
伍
馬
平
生
祐
平
太
添田
太屋岡
白濱
井田
制御工学専攻 特別研究
卒 業 研 究 テ ー マ
二重翼列クロスフロー風車の特性に関する実験的研究
二重翼列クロスフロー形風車の流れ解析
衝撃波風洞を用いたパルスジェットの特性に関する実験的研究
超音速噴流と物体との干渉による流れの自励振動に関する実験的研究
アナログ音声ステガノグラフィシステムを用いた情報伝達システムの研究開発
がたを持つシステムにおける位置決め制御に関する研究
がれきからの建造物の推定
複数文字種で記述された文字の読み上げ手法
未知領域の探索のための実機製作
連想記憶モデルによる物体の推定
トレーサビリティを考慮した医療用ロボットシステムの研究開発
Four Rotor Robotを用いた航空写真撮影システムの開発
画像処理を用いた薬品群からの個体のピッキング
Wiggle Stereoscopyを用いた裸眼立体映像生成システムの開発
蛇型ロボットの障害物回避に関する研究
学生名
栗田 新也
中井 瑞貴
西村 拓也
山崎 雄太
河野 桃子
楠根 大央
伊藤 雄大
川渕 貴博
堀井 直人
山田 洋平
小泉 壮太
河野 達也
下野 俊英
島津 雄馬
!武 俊和
指導教員
樫村・安信・乙部
脇山
浜松
山内
久池井
日高
志
遠
平成24年3月13日(17)
物質化学工学科
卒
業
研
究
テ
ー
マ
学生名
ヒト細胞を用いた抗体医薬生産技術の確立
"嶋
祐弥
タンパク質医薬生産を目指したヒト細胞培養技術の開発
中村
俊貴
組織代謝をモデル化した高機能ヒト細胞株の開発と培養法の確立
山田
恭輔
免疫反応に基づく新規機能性因子探索手法の開発
山村
和輝
AEポリマーブラシを用いた酵素の固定化と非水媒体中での酵素活性
安藤
篤司
APDポリマーブラシを用いた酵素の積層固定化
稲益
伸悟
ジエチルアミノ基を有する中空糸への酵素固定化
栗田
裕貴
細胞内リン酸化シグナル網羅的解析を指向したペプチド固定化酸化チタン基板の開発
安藤
寺内
幹雄
細胞内リン酸化シグナル網羅的解析を指向した質量分析検出型ペプチドアレイの開発
出口
奈緒
中嶋
ピリダジン環を含む高分極性両親媒性物質の合成
木村
美穂
水溶性新規アップコンバージョン系の探索
佐野
友美
ハイパーブランチポリマーを用いた光機能性色素骨格の高密度導入
畠田
貴文
福島原発事故の環境放射線への影響
小川
未月
反強磁性体酸化銅(II)に関するエネルギーバンド計算
津田
健作
LED照明下における可視光応答型光触媒の高効率化
二宮
貴広
中空糸型バイオリアクターによるシリコーン油の酸化分解
菊池
和也
中空糸型バイオリアクターによる高濃度硝酸排水の脱窒処理
金谷
知美
中空糸バイオリアクターによるアンモニア態窒素除去
松尾
忠鷹
キトサン−アルギン酸コア・シェル法による固定化酵素担体の調製と特性評価
坂井
里菜
インプリント法による金属イオン高選択性担体の調製と評価
南部
円香
久松
磯邊
恵
有機酸錯体によるCa4Bi6O13の調製とキャラクタリゼーション
上尾
茜
乳酸菌と大腸菌の共凝集体形成に関する研究
木原
前田
松嶋・小畑
ワユ
大喜
刀根
乳酸菌と大腸菌の共凝集体形成因子の探索
畑中
直哉
工藤
新規PHA合成細菌のPHA合成遺伝子の取得
中村
信吾
稲永
Preparation and Characterization of CaFe2O4 Complex Oxide
竹原
奈津美
液相反応法によるCaF2O4の調製とキャラクタリゼーション
有機酸錯体法によるBi2CuO4の調製とキャラクタリゼーション
園田
美奈子
AIEE効果を示すジアリールエテニルピラジン類の発光特性
起電力式固体電解質型硝酸イオンセンサの試作
後藤
利恵
甲斐
金属担持キトシリカによるタンパク質の吸着分離
川原・井上
和
細胞内リン酸化シグナル応答型薬物カプセルの研究開発
酸化チタンを用いた新規リン酸化検出試薬の開発
指導教員
美紗都
宗像
水野
鈴
マイクロ波照射による無機ナノファイバーの合成と特性評価
石田
真菜
新規な光ナノ界面電荷移動機能を有する薄膜太陽電池の開発研究
河村
健吾
低温プラズマCVD法による多電子還元機能を持つ高感度可視光応答性光触媒の研究開発
須!
萌子
量子ナノドットの増感作用を利用した高効率有機薄膜太陽光電池の研究開発
寺岡
晃一
マイクロ波照射装置を用いた竹の分解廃棄処理法に関する研究
森本
啓大
有機量子ドット調製法の研究開発
灘波
朋也
山田(憲)・山本
山根
物質化学工学専攻
卒
業
研
究
テ
ー
マ
形質転換ヒト培養細胞株の樹立とその機能解析
ガン抗原特異的ヒト型モノクローナル抗体作製手法の開発
GMP対応医療用ヒトタンパク質の高生産ベクターの開発
ヒト細胞によるタンパク質発現と生産タンパク質の特性分析
抗アレルギー機能を有する食品由来成分の作用メカニズム解析
学生名
星野
指導教員
雄紀
松田
星来
矢野
敬二朗
吉田
川原・井上
香織
吉田
光
高輝度蛍光性2,
5−ジアリールピラジン化合物の合成とその蛍光特性
佐嶋
孝徳
ピリダジン環を含む高分極性両親媒性物質の合成
"木
美樹
2種の半導体電極構造の色素増感太陽電池
佐藤
友香
α−,β−Bi2O3結晶に関する固体電子構造解析および可視光吸収特性評価
古門
裕輝
中空糸型バイオリアクターによる高濃度硝酸排水の処理
平野
貴大
畑中
キトサン被覆シリカによる有用金属の回収
栗山
明子
前田
乳酸菌と大腸菌の共凝集体に関する研究
石場
原田
奏也
環境細菌叢の動態分析用指標遺伝子に関する研究
森下
由唯
無機ナノファイバーを複合化した色素増感太陽電池の作製と特性評価
n/pタンデム型色素増感太陽電池の高効率化のためのp型半導体電極構造の検討
(カチオン/アニオン)
コドープ処理による高効率色素増感太陽電池の研究開発
BHJナノ構造制御による有機薄膜太陽電池の高効率化
高分子表面修飾法を用いた高効率色素増感太陽電池の研究開発
山口
池田
水野
夏美
古都美
福田
遼
大谷
一生
木本
祥紀
立石
中村
まどか
微好気排水より分離した高過酸化水素耐性硫酸還元菌の性状分析
中度好塩性細菌Halomonas sp. O−1のPHA合成に関する研究
竹原
満
山田(憲)・山本
山根
平成2
4年3月1
3日(18)
志
遠
学 園 随 想
一粒で二度おいしいイチゴの話
物質化学工学科
食品には3つの働きがある。栄養になる(栄養
井上
祐一
のように、本来の働きに加えて予想外の第二の働
機能)
、おいしい(感覚機能)
、体の調子が良くな
きをもつタンパク質はMoonlighting
proteinと呼
る(体調調節機能)の3つである。最近は健康に
ばれ、タンパク質の進化を考える上でも大変興味
対する関心が高いせいか食品の体調調節機能が注
深い。また、このタンパク質は「あまおう」や「と
目されており、体に良い成分を添加した食品もい
よのか」に多く含まれており、それらの効果は他
ろいろと販売されている。しかし、こうした健康
のイチゴ品種に比べても高かった。現在実用化に
食品の中には科学的根拠やヒトによる臨床例がな
向けて、このタンパク質を多く含むイチゴの新品
いものもあり、購入する時は注意が必要である。
種の開発が九州沖縄農業研究センターで始められ
一般的な健康食品は効果や効能の表示が許され
ている。もし良い品種ができれば2,
3粒食べただけ
ておらず、根拠のない誇大表示は法律違反となる。
で効果が出るようになり、ジャムや飲料など様々
そこで、個人の感想が載せられていることがよく
な加工食品への応用も期待できる。
ある。今のところ、効能のある健康食品(機能性
一方で、イチゴはカバノキ科の花粉アレルゲン
食品)の見極め方は、消費者庁認可の特定保健用
と似たアレルゲンを含んでおり、免疫学的には口
食品のマークを確認することである。
腔アレルギー症候群を引き起こすことが知られて
私たちの研究室では、福岡県の事業の一環とし
いる。代表的なカバノキ科であるシラカンバ(シ
て特産物であるイチゴを使った機能性食品の開発
ラカバ)
は、ほとんどがアジア北東部、シベリア、
をめざしている。最近スーパーでもよくイチゴを
ヨーロッパに生息しており、日本では一部の地域
見かけるが、イチゴのことは知られているようで
にしか存在していないが、シラカバ花粉症のある
あまり知られていない。イチゴは学問的には果物
人はイチゴを食べる時には注意しなければならな
ではなく、野菜に定義・分類される。本当の果実
い。日本ではスギ花粉症が多く、その時期はちょ
は小さい粒々の部分である。豊富に含まれている
うどイチゴの価格が下落しているため、むしろ今
ビタミンCやポリフェノール類は体に有害な反応
回の研究結果はイチゴに付加価値をつけるもので
を引き起こす活性酸素を除去する働きがあり、生
ある。また、花粉症の治療ではステロイド剤が使
活習慣病の予防効果が期待されている。またイチ
われるが、今回の研究結果は副作用のない薬の開
ゴの抽出物にはピロリ菌などの病原菌の生育を抑
発にも役立つと思われる。
える抗菌作用があるとの研究報告もある。最近、
高専では、今年2月に機能性食品研究会が新た
私たちはイチゴのタンパク質成分が花粉症の原因
に発足した。これは最初にコンセプトを設定して、
となるIgE抗体を抑えることをヒトの血液細胞を使
全国各高専の分析評価技術や設備、ネットワーク
った実験で明らかにした。したがって、このタン
を駆使して科学的根拠のある機能性食品を開発す
パク質の効果や効能をヒトで検証することで新た
ることを目的としている。詳しいことはまだ決ま
な機能性食品の開発につながるかもしれない。
っていないが、沖縄高専と北九州高専を中心に話
実はこのタンパク質は、古くから知られている
が進められている。イチゴを使った機能性食品の
解糖系酵素で、イチゴにとってはエネルギーを作
開発にはまだまだ時間がかかるかもしれないが、
り出すためのものである。このタンパク質の働き
そのうちに「春のお悩みに」というイチゴのコー
は3年生の授業でも教えているが、今回のIgE抗体
ナーがスーパーにできる日がくるかもしれない。
を抑える働きはまったく新しい?発見である。こ
志
平成2
3年度
競技種目
野球
大 会 名
九州地区高校野球 福岡北部大会
北九州市長杯争奪大会
全国高等学校野球選手権大会 福岡北部大会
北九州市新人大会
九州地区高校野球福岡大会
福岡北部地区一年生大会
遠
平成24年3月13日(19)
高体連・高野連試合結果
開 催 日
H2
3/3/2
1∼3/3
0
H2
3/4/1
0∼5/9
H2
3/7/3∼7/1
1
0
H2
3/8/9∼8/2
H2
3/9/4∼1
0/4
H2
3/1
0/1
1∼1
1/7
開催場所
北九州市民球場など
北九州市民球場など
北九州市民球場など
北九州市民球場など
北九州市民球場など
北九州市民球場など
結果・成績
1回戦敗退
2回戦敗退
1回戦敗退
1回戦敗退
1回戦敗退
1回戦敗退
男子ダブルス
福岡県高校
バドミントン大会
北部ブロック予選会
H2
3/4/2
3,2
4
(個人戦)
H2
3/5/7,8
(団体戦)
福岡県高校
バドミントン大会
バドミントン
福岡県高校
バドミントン新人大会
北部ブロック予選会
H2
3/6/4
八幡工業高校
工藤
(3D)
・木村
(2E)
:3回戦
前田
(2M)
・高尾
(2D)
:3回戦
男子シングルス 清水
(2S)
:4回戦(ベスト1
6)
木村
(2E)
:3回戦
小倉西高校
女子ダブルス
矢野
(3C)
・清弘
(3C)
:3回戦
女子シングルス 栄田
(2C)
:3回戦
九国大体育館
男子団体戦 4回戦
(ベスト8)
女子団体戦 1回戦
北九州市立
総合体育館
男子団体 1回戦
八幡工業高校
H2
3/1
0/2
3
(個人戦シングルス)
小倉西高校
男子団体戦 4回戦
(ベスト4)
女子団体戦 1回戦
男子ダブルス 木村
(2E)
・清水
(2S)
:4回戦
(ベスト1
6)
西野
(2E)
・前田
(2M)
:3回戦
女子ダブルス 西尾
(1S)
・広本
(1D)
:2回戦
H2
3/1
1/1
2
(団体戦)
うきはアリーナ
男子団体戦 2回戦(ベスト8)
福岡県高等学校テニス大会 北部・筑豊ブロック
H2
3/4/2
9∼5/1
予選会
筑豊ハイツ
筑豊緑地運動公園
団体:8位
男子シングルス:予選敗退
男子ダブルス:予選敗退
福岡県高等学校テニス新人大会
北部・筑豊ブロック予選会
H2
3/9/1
0,1
1
1
7,1
8,1
9
筑豊ハイツ
筑豊緑地運動公園
団体:初戦敗退
男子シングルス:予選敗退
男子ダブルス:予選敗退
H2
3/4/1
6,
1
7
H2
3/5/2
8
H2
3/1
1/5
H2
3/1
2/1
8
久留米総合体育館
西南学院高校
武蔵台高校
小倉北体育館
2回戦敗退
1回戦敗退
2回戦敗退
2回戦敗退
H2
3/5/1
4∼1
6
若松武道館
団体競技:1回戦敗退
個人競技:2回戦敗退
テニス
福岡県高等学校ハンドボール競技大会
福岡県高等学校総合体育大会ハンドボール競技選手権大会
ハンドボール
福岡県FHBAカップ
福岡県高等学校新人大会
高等学校総合体育大会(北部ブロック予選会)
陸上競技
サッカー
バスケット
ボール
剣道
卓球
女子シングルス 広本
(1D):2回戦
H2
3/1
0/2
9,3
0
(団体戦、個人戦ダ 行橋市民体育館
ブルス)
福岡県高校
バドミントン新人大会
柔道
男子シングルス 木村
(2E)
:4回戦
(ベスト1
6)
安田
(1E)
:3回戦
高等学校新人柔道大会(北部ブロック予選会)
H2
3/1
0/1
5,1
6
4,1
5
高等学校柔道選手権大会(北部ブロック予選会) H2
4/1/1
若松武道館
若松武道館
福岡県高校選手権大会北部ブロック大会
H2
3/5/1
3∼1
5
本城陸上競技場
九州学生対校選手権大会
0∼2
2
H2
3/5/2
熊本総合運動公園
予選敗退
福岡県高校選手権北部支部ブロック大会
H2
3/7/2,3
鞘ヶ谷陸上競技場
奥田弘太郎(2M)A槍投げ:6位
浦田恭聖(1C)B槍投:6位
永久美里(1C)B1
5
0
0m:6位
福岡県高等学校サッカー大会 北部ブロック予選会
H2
3/4/1
7,
2
3,
2
4,
2
9,
6/5
北九州、小倉、小倉東 2部Bリーグ5位、2部‐
3部リーグ入替戦(負け3
高校、北九州高専
部降格)
高校サッカー選手権福岡大会
H2
3/7/2
5,
2
7
福岡農業高校、筑豊緑地 2回戦敗退
北九州市民体育大会(1年生大会)
2
H2
3/8/1,
北九州市立高校
高校サッカー新人大会北部ブロック予選
2/1
1,
1
7
H2
3/1
北九州市立高校、豊国
3部Bリーグ2位
第2グラウンド
全九州高等学校体育大会 福岡県北部ブロック予選会
全国高等学校総合体育大会 福岡県北部ブロック予選会
全九州高等学校体育大会 福岡県予選会
全国高等学校総合体育大会 福岡県予選会
H2
3/4/1
6∼2
4
H2
3/4/2
9∼5/4
H2
3/5/1
4∼2
2
H2
3/5/2
8∼6/5
北筑高校他
常盤高校他
宗像高校他
自由ヶ丘高校他
北部ブロック4位(県大会進出)
北部ブロック4位(県大会進出)
1回戦敗退
2回戦敗退
福岡県高等学校バスケットボール
北部ブロック一年生大会
H2
3/8/1
0∼1
2
小倉南高校他
2回戦敗退
全九州高等学校バスケットボール春季選手権大
H2
3/1
1/3∼1
3
会・北部ブロック予選会
青豊高校他
北部ブロック5位(県大会進出)
全九州高等学校バスケットボール春季選手権大
H2
4/1/1
4,1
5
会・福岡県予選会
久留米信愛女学院高校他
2回戦敗退
1,
2
2
H2
3/5/2
中間市体育文化センター
男子団体:ベスト8
男子個人ベスト:1
6
女子個人:3回戦敗退
福岡県高等学校卓球競技大会北部ブロック予選会 H2
3/4/2
3,
2
9
中間市体育文化センター
男子団体:3回戦敗退
男子ダブルス:3回戦敗退
福岡県高等学校総合体育大会卓球選手権北部ブ
H2
3/4/3
0,
5/1
ロック予選会
中間市体育文化センター
男子団体:6位(県大会出場)
男子シングルス:片川一樹(3D)
(ベスト3
2)
福岡県高等学校総合体育大会卓球選手権大会
H2
3/6/4
福岡県立久留米体育館
男子団体:1回戦敗退
福岡県高等学校卓球新人大会北部ブロック予選会
H2
3/1
0/2
2,
2
4,
1
1/3
中間市体育文化センター
全国高校大会北部支部予選会
個人競技:2回戦敗退
個人競技:1回戦敗退
衛藤滉司(3S)走幅跳:7位【県大会へ】
奥田弘太郎(2M)槍投げ:8位【県大会へ】
予選敗退
男子団体:2回戦敗退
男子シングルス:田中大将(2M)
,辻頌平(1C)
(ベスト3
2・県大会出場)
男子ダブルス:2回戦敗退
志
平成2
4年3月1
3日(20)
遠
学生会役員選挙結果
平成2
4年度学生会役員選挙が1月1
8日(水)に行わ
れ、開票の結果次のとおり決定しました。
学生会長
獅子島
大樹(3年物質化学)
体育局長
湯越
優
文化局長
井上
晃太(3年制御情報)
報道局長
寺西
竜也(4年機械)
(3年機械)
抱負等は、学生会ブログに掲載される予定です。
左から湯越君、寺西君、獅子島君、井上君
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
校
校内
内駅
駅伝
伝大
大会
会
■区間賞(陸上部を除く)
1区 飯尾航史(3D、サッカー部B)
4分4
3秒
2区 野上康樹(1D、ハンドボール部A)5分1
1秒
3区 稲益伸悟(5C、5
5
2
4寺岡晃一(テレクレス)
)
5分1
4秒
山下裕雅(1M、サッカー部A)
5分1
4秒
4区 岡田健汰(1D、ラヴあきちゃん) 5分0
0秒
5区 園田光章(2M、ハンドボール部A 5分1
4秒
6区 川上駿一(2M、ラヴあきちゃん) 5分0
5秒
7区 城内慎司(3E、ハンドボール部C 5分0
8秒
1月1
8日(水)の放課後、1
5時4
0分、号砲とともに
学生3
4チームに+教員1チームが一斉にスタートし、
記録を競いました。
寒さの中、選手は熱い走りを見せてくれました。そ
の間、歓声は止むことなく盛り上がりをみせました。
主な成績は、次のとおりです。
■男子チーム総合
(7区間 約1
0.
5㎞、3
0チーム+教員1チーム出場)
優勝 「YRC(八嶋ランニングクラブ)
」
陸上部3
4分2
7秒
①西津(4S)②毛利(専1)③浦田(1C)
④伊藤(2M)⑤廣藤(4E)⑥須向内(3E)
⑦植村(4D)
2位 「サッカー部A」サッカー部A
3
6分5
0秒
3位 「お天気ボンバーズ」野球部A
3
7分0
2秒
■男子個人賞(陸上部を除く)
1位 飯尾航史(3D、サッカー部B)
4分4
3秒
■女子チーム総合(4区間 約6
0㎞、4チーム出場)
優勝 「ガールズビーアンビシャス!」陸上部
2
5分0
5秒
①永久(1C)②高橋(4C)③吉野(4C)
④小林(1C)
2位 「女子バドミントン部」
2
6分5
5秒
■女子個人賞(陸上部を含まない)
1位 榮田佳那子(2C)
女子バドミントン部6分2
9秒
2位 小石まどか(2S)
リンゴりら
6分3
1秒
■陸部賞
毛利貴一(専1)
4分3
7秒
■体育局長賞
田中駿(5M)
6分0
4秒
■学生会長賞
小林三亜子(1C)
6分4
8秒
■学生会長特別賞
大谷先生
志
遠
平成24年3月13日(21)
平成23年度学生会・クラブリーダー研修会報告
学生主事補
今年度のリーダー研修会は、1月2
8日(土)
、2
9日
(日)に玄海青年の家(北九州市若松区)で開催され
ました。この研修会には、学生会役員1
2名、各クラブ
代表学生4
5名、教職員9名が参加しました。研修の初
日は学生会役員のみが集まり、新旧役員の引き継ぎ、
翌日の準備などが行われました。2日目にはクラブ代
表学生と合流し、午前中にグループ別ミーティングが
行われました。体育系、文化系、高体連加入クラブ、
学生会の4つのグループに分かれ、それぞれのグルー
プで、① 通学マナー、風紀の乱れを改善するために
部活でできること、② 課外活動を通して学校を活性
化するためには、といった2つのテーマについて活発
な議論がなされました。
午後は、全体ミーティングで各グループの議論の結
果が講評されました。その結果、各クラブで協力して
挨拶運動を行うなど具体的な方針が示されました。最
後に、濱田先生からクラブ活動全般に関するガイダン
T
日高
康展
スがあり、特に、高専の部活動におけるクラブリーダー
の重要さ、責任の大きさについて丁寧な説明がなされ
ました。
本校のリーダー達がこの研修会を通して感じ得たも
のを、学生会活動および各部活動の中で生かし、学校
全体を活性化してくれることを期待します。
O P I C S
ベンチャービジネスプラン
コンテストに参加して
制御工学専攻2年
小泉
壮太
下野
俊英
今回提案したサービスのコア技術は高専5年生のと
きから3年間携わってきた研究です。その成果をビジ
ネスプランという形で多くの方々に見ていただき、す
ばらしい賞を頂けたことに大変嬉しく思います。
これまで研究について発表する機会はありました
が、自分達の研究をもとにビジネスモデルを考えるこ
とは初めての経験だったため、いくつもの課題に直面
しました。当初私たちは、きちんと技術が確立されて
いるので、後は予算の計算を行うだけと安易に考えて
いました。しかし、優れた技術があっても商品として
販売するにはストーリーが大切でした。そのため、計
画当初は試行錯誤の毎日で、思うように作業が進みま
せんでした。特に他分野であり、今まで経験したこと
がないマーケティング戦略、費用計画等の作成はとて
も苦労しました。プレゼン資料作成は、決められた時
間内で発表するというのはもちろん、自分達が伝えた
い事をどのようにして簡潔に伝えるかが難しく、何度
もプレゼン資料の修正を行いました。最終的には、先
生や先輩方にアドバイスを頂くことで、万全の状態で
プレゼンに臨むことができました。
そして、二次審査を通過し、福岡市役所で開催され
た公開プレゼンテーションでは、様々な企業の重役を
含む2
0
0人の前で行う発表や分野の異なる人が行う発
表など、普段の講義では得ることができない貴重な経
験をしました。他の参加者もプレゼン資料の見せ方を
工夫したり、実機を持ち込んだりと自分達とは異なる
方法で、プランへの思いや熱意を聴講者の方々に伝え
ていました。
発表の結果としては、九州経済連合会長賞を受賞し
ました。今回の受賞は、私達のプランの実現性を高く
評価していただいた結果であり、私達の頑張りが認め
られたようでした。残念ながらグランプリにはなれま
せんでしたが、それを取れるだけの材料は揃っていた
と思います。
しかし、私達にはそれを伝える力が足りませんでし
た。他の参加者のプレゼンを聴くことで、その事に気
付くことができました。また、審査員の方々に意見や
指摘を受けたことで、ビジネスとしての様々な見方を
学ぶこともできました。こういったことは、学内にい
るだけでは気付き難く、こういった事に気付いただけ
でも良い体験ができたと思います。皆さんも学外で発
表をする機会があるならば、積極的に参加してみては
どうでしょうか。
志
平成2
4年3月1
3日(22)
T
遠
O P I C S
寮長挨拶
木原君
村山さん
こんにちは。寮長の木原です。4年生の後期から寮
長に任命されました。学生会の体育局長もやっていた
ので、寮長に任命された時は自分に出来るのかと迷っ
ていた時期もありました。しかし、今は寮長になって
良かったと思っています。寮長という立場になり少し
ずつ学校生活や寮生活に変化が生まれました。別に今
まで隠れて悪い事をしていた訳ではありませんが、自
分の行動は常に誰かに見られている。自分は“お手本”
であるという事を考えて行動するようになりました。
話は変わりますが、最近の中学校の先生の中には、
工業系に進みたい生徒に高専をあまり勧めていない先
生がいると聞きました。高専を勧めない主な理由は、
ずんだれる、だらしない人になる、などの理由だそう
です。そんなことを言われて僕は悔しいです。
高専には素晴らしい人が沢山いると思います。しか
し一部の人のせいで高専生の印象が汚れています。
あまり言いたくはありませんが、最近の下級生を見
ていてだらしない奴が多いと思います。制服をしっか
り着れない人、挨拶ができない人…。寮生を見て下さ
い。あそこまで極端な挨拶をしましょうとは言いませ
ん。でもせめて先生や企業の方には挨拶をしましょう
よ。挨拶をして悪い事は何もないと思います。
少し話がそれてしまいましたが、これからも寮長と
して責任をもって行動し、残りの学生生活を楽しんで
いこうと思います。応援よろしくお願いします。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
餅つき大会
4−S
村山
華子
1月1
5日、今年も例年通り5年生の成人を祝う餅つ
き大会が女子寮で行われました。連日、雪が降ったり
最高気温が十度を下回る寒い日が続き天候を心配して
いましたが、当日は日が照り比較的暖かくなりました。
それでも寒いものは寒いのです
が、餅をついて体を暖めたり火
の近くに寄って行ったりと各々
対策していたようでした。きな
こや醤油、あんこなど好きなも
のを作って食べるのですが、中
でもつきたての餅を大根おろし
で食べるのが人気で大根が足り
なくなるほどでした。
今年も校長先生をはじめ、各
学科、総合科学科の先生方も多
く参加いただき、学生と一緒に餅をついたり、お話を
したりと、例年以上に賑やかになりました。特に、荒
川先生の餅をつくときの掛け声は寮生の挨拶並みに大
きく、餅つき大会の名物となりつつあります(笑)ま
た、餅だけでなく、もち米を蒸す釜の火で焼き芋をし
たり、マシュマロを焼いたりして、餅以外でも楽しみ
ました。先輩方も良い思い出が出来たのではないでし
ょうか。
低学年は米を洗ったり餡を
丸めたりと前日から準備をし
てくれ、当日も朝早くからの
準備や後片付けなど本当にお
疲れ様でした。また、来てく
ださった先生方、寮母さん、
手伝ってくれた男子寮の皆さ
ん、ありがとうございました。
そして、5年生の皆さん成人
おめでとうございます。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全国高等専門学校
第22回プログラミングコンテスト
第2
2回高専プロコンは、東日本大震災からの復興へ
の思いを込め「KIZUNA2
0
1
1」を主題として、平成2
3
年1
2月2
2日、2
3日の2日間、京都府舞鶴市総合文化会
館で開催された。
今回のコンテストの特徴は、純粋にプログラミング
技術を競うものではなく、1∼5人のグループでプロ
ジェクトを組み、協力してひとつのシステムを作り上
げ、
「これからの技術者はモノを作るだけでなく、そ
の利点、長所を広く知らしめる能力が必要である」と
の観点から、プレゼンテーション・デモンストレーシ
ョンを重視し、製作上の技術力、システムの実用性、
プレゼンテーション・デモンストレーション能力、マ
ニュアル記述能力が問われた。
北九州高専からは競技部門「よみがえれ、世界遺産」
に、コンピュータ研究部の3名(3D河本和也君、
早川玲央君、田川智也君)が参加した。この競技は、
京都や平泉のような優れた文化遺産の復元をモチーフ
に、与えられた画像の復元が目的。はじめに1枚の画
像がフィールドに示され、複数のスタンプが用意され
る。スタンプをフィールドに適用するとスタンプと一
致したフィールドが反転し、うまくスタンプを適用し
て、フィールドを目標とする最終画像に近づける。で
きるだけ早く初期画像を最終画像に「修復」できたチー
ムが勝利する競技だった。
本校のチームは4試合目に1
1高専と当たり1
0位。敗
者復活戦に臨んだが、惜
しくも敗退。3人は大変
勉強になりましたと言
い、
来年1
0月7、
8日に福
岡県で開催されるコンテ
ストでは、必ず勝ち進も
うと誓っていた。
志
遠
平成24年3月13日(23)
生 相 談 室 から
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
学
学生相談室
学生相談室委員
最 近、
「夜、眠 り に つ
けず困っている」という
学生の話をよく耳にしま
す。現在、日本では5人
に1人は睡眠障害で悩ま
されていると言われてい
ます。わが国は物資が豊
かになる一方で、さまざ
まな情報が氾濫するスト
レス社会となり、その中
で生きている現代人にと
って、不眠症・過眠症・睡眠時随伴症などの「睡眠
障害」やうつ状態・パニック状態などの「こころの
障害」というのが大きな問題になっています。スト
レスから不眠になり、不眠が新たなストレスとなり
更なる不眠に陥るといった悪循環から、うつ状態に
なることもあるそうです。睡眠障害は長期に渡ると
健康を損なう可能性があります。初期の段階で改善
を試みるのが重要だと思います。
寝付きが悪いという人は、風呂に入ってすぐに布
団に入ると良いかと思います。人間は体温が下がる
ときに眠気を伴うことが多いようです。また、寝起
きの悪い人は自分に適した睡眠時間を見つけて、就
寝時間を変えると良いと思います。一般に、レム睡
眠(Rapid eye movement sleep,身体が眠ってい
るのに脳が活動している状態)の周期は9
0分くらい
で2
0∼3
0分程度続くと言われています。レム睡眠時
に起床すると目覚めが良いので、6時間前後の睡眠
時間から試して、自分に合った睡眠時間を調べてみ
てください。もちろん、規則正しい生活も心がけて
ください。このような改善を試みても、好転しない
場合は、睡眠時無呼吸症候群等の肉体的問題や、大
きな悩み・ストレス等による精神的問題かも知れま
せんので、一度、カウンセラーの先生に相談してみ
ると良いかと思います。
また、思春期の中にいる皆さんには、将来につい
ての不安や、友人関係についての悩みなど、頭をか
かえるような事がたくさんあるかと思います。うつ
状態等のこころの障害は、特定の人だけがかかるよ
うなものではなく、悪状況が揃えば誰もがなりうる
障害です。定期的に、適度な運動をしたり、本を読
んだり、趣味を通してストレスを解消してください。
あと、学生時代にストレスに強くなる身体(精神
力)を育てるのも大事なことです。自分のこころの
許容範囲(制御可能な範囲)を広げれば、うつ状態
倉富
要輔
には成り難いかと思います。部活動の練習や試験勉
強などで、ある段階まで自分を追い詰めて目標をク
リアーしていくという経験は、ストレスに強くなる
ための良い練習となるでしょう。
人の判断力というのは不安定であり、同じ悩みに
直面したときでも、心理状況、体調、時間、場所な
どによっては、信じられないような判断を下すこと
があります。皆さんも後から考えたら何であんなこ
とをしたのだろうと感じたことはありますよね。笑
って済ませるようなことだったら良いのですが、精
神状態が不安定なときは人生を狂わしてしまうよう
な判断ミスをしかねません。多少のストレスには立
ち向かって欲しいと思いますが、もし一人では解決
できそうにない問題に直面したら、保護者・先生・
友人など周りの信頼できる人に必ず相談してくださ
い。
最後に、平成2
4年度の学生相談室について少しお
話をします。来年度はお二人のカウンセラーの先生
が交替で、週に4日(月、水、木、金曜日の1
3時∼
1
7時)福利棟2Fの学生相談室に来ていただくこと
になっています(ただし、春休み、夏休みなどの長
期休業中は週に2回程度になる予定です)
。また、
4月からは相談室の予約状況を学校のホームページ
から確認できるようになります。実際に予約する場
合はWeb上から直接予約することはできませんの
で、カウンセラーの先生に直接メールを送るか、担
任の先生、保健室の北崎先生、相談委員の先生を通
して予約して下さい。カウンセラーの先生はお二人
ともとても優しく親切な方ですから、気軽に相談に
行くとよいと思います。私も個人的なことで何度か
カウンセラーの先生に相談に行ったことがありま
す。今は悩みがないという人も、学校には学生相談
室があるということぐらいは頭の片隅に入れておい
てください。
また、学校には学生相談室委員の先生が各学科に
おられます。勉強の悩みや学校生活の悩みなどは、
委員の先生や担任の先生に相談することも出来ま
す。ちなみに、来年度の委員の先生は、機械は入江
先生、電気は福澤先生、電制は白濱先生、制情は乙
部先生、物化は前田先生、総合は安部先生と松崎先
生です。もちろん、委員以外の先生にも相談できま
す。
北九州高専のすべての教職員は、皆さんが規則正
しい生活をし、心身ともに健康で充実した学校生活
が送れることを願っています。
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平成24年 行事日程
3月
(3月1
3日∼8月3
1日)
1
3日(火)5年生再試験結果発表
1
4日(水)1∼4年生登校日
1∼4年生再試験結果発表
2
0日(火)学年末休業(∼3
1日)
2
1日(水)卒業式
2日(月)春季休業(∼6日)
4月
5日(木)学生寮開寮
6日(金)入学式/新入生オリエンテーション(∼9日)
、入寮オリエンテーション
9日(月)前学期授業開始(1時限目校長講話、2時限目LHR)
1
1日(水)実力テスト(午前中、1∼3年)
、定期健康診断(午後)
1
3日(金)寮生総会
1
4日(土)新入生歓迎寮マッチ
1
8日(水)学生総会(放課後)
1
9日(木)新入生集団宿泊研修(∼2
0日)
2
4日(火)歩行大会(開校記念日)
5月
1
0日(木)体育祭練習・準備(午前1∼3年生、午後4・5年生)
1
1日(金)体育祭練習・準備(午後1∼5年生)
1
2日(土)KCT体育祭
1
4日(月)体育祭代休
6月
6日(水)前学期中間試験(∼1
2日)
2
0日(水)3年生救急法講習会(午後)
2
7日(水)クラスマッチ
3
0日(土)保護者と学級担任・専門学科との懇談会
7月
6日(金)寮生総会
1
3日(金)九州沖縄地区高専体育大会(∼1
4日)
通常授業
2
0日(金)九州沖縄地区高専体育大会(∼2
2日)
学生臨時休業日
2
4日(火)金曜日の授業
2
6日(木)校内清掃(4時限目終了後)
、学生寮大掃除・部屋替
2
7日(金)夏季休業(∼8/3
1)
2
8日(土)学生寮閉寮
8月
け
る
﹂
意
志
力
を
持
ち
続
け
て
ほ
し
い
と
願
︵ う
裕 。
︶
1
3日(月)一斉休業(∼1
4日)
本校のすべての窓口がお休みとなります
1
7日(金)全国高専体育大会(∼2
6日)
だ
基
礎
知
識
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て
に
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