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第1回議事概要[PDF:128KB]

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第1回議事概要[PDF:128KB]
第1回「歴史を中心とした博覧会準備委員会」議事概要
開催日時:平成 28 年2月 26 日(金)13 時 00 分~14 時 37 分
開催場所:高知会館 2階「白鳳」
(高知市本町5丁目6-42)
1
開会(司会:高知県観光振興部観光政策課 課長補佐 杉本 幸三)
2
挨拶(高知県知事 尾﨑 正直)
尾﨑知事
皆さまこんにちは。本日は、歴史を中心とした博覧会準備委員会の開催にあたりまして、
皆さま方大変ご多忙の中、ご参加いただきまして心から御礼申し上げます。
高知県の観光について、平成 29 年の大政奉還 150 周年、平成 30 年の明治維新 150 周年、
この機会を生かしてさらなる飛躍を図る、そういうきっかけとしたい。そのために、歴史
を中心とした博覧会という新しい仕掛けを行っていきたいということで、この博覧会の取
り組みをぜひ官民挙げて進めさせていただきたい。県・市町村と連携して、取り組みを進
めさせていただきたい。そのためのさまざまな準備を早速スタートしたいということで、
今日、この準備委員会を開催させていただく運びとなりました。ご多忙の中、本日ご参画
いただきました皆さまに対しまして、改めて心から御礼を申し上げます。本当にありがと
うございます。
高知県の観光でありますけれど、平成 19 年から 20 年過ぎぐらいまで大体 305 万人、310
万人ぐらいの観光入込客数でありました。大河ドラマ「龍馬伝」の年に 435 万人になり、
その翌年が 388 万人、384 万人、そして 407 万人、401 万人となり、去年が 408 万 6 千人
ということで、史上二番目ということになったわけでございます。何とか目標でありまし
た 400 万人観光の定着ということ自体は成し遂げられつつあるという状況かと考えており
ます。しかしながら、私どもとして県勢浮揚を図っていくという観点からは、さらにもう
一段上のレベルをぜひ目指して、まずは 435 万人、いわゆる「龍馬伝」のときのあの水準
を定常状態とすることを目標に掲げて、第3期の産業振興計画として実行していきたいと
考えているところでございます。
この2年間を通じた、歴史を一つのモチーフとした博覧会を通じて、高知県の観光レベル
をもう一段引き上げることによって、435 万人が定常状態になり、できればさらにその上
を目指す取り組みにより、結果を残していくことができればと考える次第でございます。
この歴史を中心とした博覧会の2年間の取り組みを通じて、もう一段、高知県観光のレベ
ルアップを図るために、ぜひとも成し遂げていきたいと考えますことが三つございます。
1点目は県内各地にあります歴史資源をしっかりと磨き上げ、観光資源として使えるもの
にしていくということであります。本物としてしっかりと磨き上げ、子々孫々にいたるま
で高知県の観光の基盤となる、そのような資源となるように磨き上げをしていきたい、こ
れが1点目でございます。
1/6
そして、2点目はこの歴史資源と自然、食、これらを組み合わせる形で周遊コースを地域
地域に作り出していきたいと考えております。地域において滞在時間を延ばして、地域に
外貨が落ちる。そういう形の高知県観光になっていきますように、地域地域の周遊コース
づくりというのをぜひとも進めていきたいと考えております。
そして、3点目は我々もまた国際観光対応をしっかりとやっていかなければなりません。
平成 25 年1年間の高知県における外国人観光客の皆さんの宿泊数は、2万泊でありまし
た。平成 27 年は、おそらくこれは4万泊近くになるだろうと思います。2年間で2倍ぐ
らいになるペースで外国人観光客の皆さんも増えてきています。いよいよ高知も本格的な
国際観光に挑戦できるときが来ているのだろうと思います。この博覧会の期間を通じて、
先ほど申し上げた周遊コースが国際対応もできるように磨き上げをしていくということ。
これが3点目として非常に重要なことと考えている次第でございます。
ぜひ、皆様方のお知恵を賜りながら、お力を借りながら、高知県観光のレベルをもう一段
引き上げられるようにしていきたいと考える次第でございます。
この博覧会の成功に向けて、もう1点、非常に重要な点があると考えており、それは、い
かにして全国的な盛り上がりをつくるのかということだと思っています。確かに、大政奉
還 150 周年、明治維新 150 周年の記念の年でありますけれど、今の段階で、例えば、大型
のテレビドラマが決まっているとかいうことではございません。私たち自身で、全国的な
盛り上がりをつくっていくように、いろいろな仕掛けを我々自身が仕掛けていくというこ
ともまた大事だろうと考えている次第でございます。
昨年の8月には、「平成の薩長土肥連合」というものを4県共同で立ち上げさせていただ
いたところであります。これらも、全国的な盛り上がりをつくりたいという、その願いを
込めて取り組んだことの一つでありますけれど、この4県での共同の取り組みを含めまし
て、全国的な盛り上がりとなるような仕掛けをさらに考えていくということも極めて重要
であろうと考えています。
このチャンスを生かして、高知県観光のさらなる飛躍を図っていくべく、皆々様とともに、
準備を進めさせていただきたいと考える次第でございます。これから準備を始めて、来年、
再来年と3年がかりの大仕事ということになっていくわけでございますけれど、ぜひとも
皆々様のご指導、ご鞭撻、そしてご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
3
委員紹介
4
会長及び副会長選任
5
協議事項(資料説明:高知県観光振興部観光政策課 課長 三浦 謙一)
2/6
委
員
資料1の②の博覧会開催に向けた取り組みの中で、安芸市の観光クラスターを例として
いるが、安芸市立歴史民俗資料館は国道から少し入ったところにあるので、国道に近い観
光情報センターを入れてはどうか。
事務局
情報発信センターは必要な機能であり、その点を十分に踏まえながら、市町村と取り組み
(三浦課長) を進めさせていただく。
委
員
事務局
博覧会会場として予定している個別の施設に対して説明は終わっているのか。
資料に記載をしている会場については、各施設から了承を得ている。今後、新たな博覧会
(三浦課長) 会場の候補が出てくれば、追加していく。
委
員
施設や歴史資源の磨き上げにおいて、ある程度の予算の確保が必要であるが、どう考えて
いるか。
事務局
制度的にはこれから検討していくが、一定の資金的な支援は必要と考えている。どの程度
(三浦課長) の支援が必要なのか、市町村において事業費の概算見積ができるような制度設計をしてい
かなければならないと考えている。
委
員
整備期間も必要となるので、早めに相談していただきたい。
委
員
宿泊施設との関わりについて説明していただきたい。
事務局
宿泊施設は非常に重要なポイントだと考えている。クラスターの中に宿泊施設を直接取り
(三浦課長) 込むかどうかは、これから市町村と計画をつくっていく中で決めていきたいと考えてい
る。
委
員
博覧会の会場がない地域、歴史的な観光施設がない地域についても、歴史以外の自然や食
などの取り組みを示すようにしてもらいたい。
事務局
歴史関係の観光施設はないが、歴史資源の磨き上げは必要という部分と、クラスター化の
(三浦課長) 部分については別途、市町村に照会をかけて集約を図っている。
最終的には、歴史関係を中心にしたものだけではなく、歴史資源以外の部分にも展開して
いかなければいけないと考えており、計画の中にどこまで載せるかは別として、そういっ
た取り組みは行っていくということにしている。
3/6
委
員
「平成の薩長土肥連合」と今回の博覧会の関連や、並行してイベントを行っていくのか教
えていただきたい。
事務局
「平成の薩長土肥連合」は、今回の博覧会の中では他県と連携して話題性を高めていく位
(三浦課長) 置付けとしている。4県共同で進めている部分と、県単独で進めていく部分があり、並行
して進めていくものと考えている。
委
員
現在、
「リョーマの休日」キャンペーンを実施しているが、この博覧会を開催する平成 30
年まで「リョーマの休日」キャンペーンを継続しながら、○○博とか○○エキスポなど、
並行しながら使用していくのか。
また、第2幕の閉幕が平成 30 年の 12 月末となっているが、これは暦年なのか。行政等々
の予算の関係からすると、3月ぐらいまで引っ張ってもいいのではないか。
事務局
「リョーマの休日」の名称については、一旦お休みをいただくということも含めて検討し
(三浦課長) ている。旅行会社の方で、「リョーマの休日」という名称を使いたいというところが出て
くると思うが、博覧会の開催にあたって、旅行商品を含めて、できるだけ博覧会の名称を
使っていくことを考えている。
博覧会の閉幕は平成 30 年の 12 月末なので、基本的には暦年という形で考えている。閉幕
後にまだ事務作業が残っていくことや、その次のステップにつないでいかなければならな
いため、暦年で取り組みを進めたいと考えている。
事務局
「リョーマの休日」について、全国的に訴求するものとなれば、「リョーマ」という言葉
(伊藤部長) をどこかで使うべきだろうという議論は事務局の中でもある。例えば、「リョーマの休日
〜土佐の幕末維新博〜」のような使い方もあるだろうという議論を事務局でもしているの
で、どういった形になるのか、今日これからご議論いただくことなどを踏まえて、最終的
には決めていきたいと考えている。
委
員
博覧会の名称を決める際に、「リョーマの休日」という冠を残しながら、2か年の具体的
な事業として○○博ということを謳いこみながらやっていくのか、いかないのかが重要に
なってくる。その辺りはきちんと明確に方向性を共有化しながら進める必要があるのでは
ないか。
また、龍馬パスポートは平成 31 年3月まで延長するとされているが、その辺の位置づけ
等も、この博覧会の時期にどうしていくのか、検討の余地があるのではないか。
事務局
テーマについては、「リョーマの休日○○」ではなくて、例えば「土佐の幕末維新博」の
(伊藤部長) ショルダーコピー的に「リョーマの休日」を使いたいということもあると思う。テーマの
中に「リョーマの休日」を入れるか入れないかという議論というよりも、全体の中でどう
いう使い方をしたほうが全国に訴求できるかという考え方のほうが、より柔軟に対応でき
4/6
るのではないかと考えている。そこまでは事務局の中では議論していないので、幅広い視
点でご意見をいただきたい。
委
員
「リョーマの休日」は高知県を連想しやすく、続けていくことに価値があるという旅
行業者の声も非常に多いので、「リョーマの休日」を標榜しながら博覧会の名称を検討し
てもらいたい。
委
員
大政奉還、明治維新の時代の様々な出来事について、ドラマ的な視点で捉えて展開し
ていく必要がある。
龍馬はこれまで散々取り上げてきているので、龍馬以外でもっと歴史資源がないかという
ことに目を向けていただきたい。いろいろな人物がいるので、そういった方をどのように
取り入れていくのかということも考えていただけたらと思う。
博覧会の名称については、パブリックコメントなど、いろんな形で意見を聞いてみること
を考えてみてもよいのではないか。
事務局
物語的なものは非常に重要になるので、今後、実施計画において検討していきたいと考え
ており、リアル化計画の中でも取り上げていくこととしている。
委
員
事務局
博覧会において、国際観光にどのように取り組んでいくのか。
外国人に来てくださいと言っても、受入側が全くできていなければ、満足度は得られない
(三浦課長) ので、そこに重点を置いている。
博覧会で歴史資源を徹底して磨き上げる中で、国際観光の視点も入れていくという考え方
で整理している。国際観光については観光振興部の総力戦的な事業として取り組んでい
く。
委
員
外から見たときに、何が受けるかというところをもう少し議論をする必要がある。
それによって名称も決まってくる。
委
員
事務局
博覧会終了後の戦略をどのように考えているのか。
具体的に決まっていないが、2か年の取り組みをさらに発展させるようにしっかりとした
(三浦課長) 事業を打ち出していきたいと考えている。
委
員
プロモーションは、始まる前にどれだけフックが掛けられるかが重要。プロモーション自
体が話題になると、高知県の本気度が全国各地に伝わる。
委
員
幕末や明治維新は全国的なものなので、他県と差別化を図る必要がある。
5/6
委
員
事務局
四国デスティネーションキャンペーンに合わせて宣伝してはどうか。
ぜひ宣伝させていただきたい。
(三浦課長)
委
員
博覧会のネーミングは大変大事なポイントであり、自分の組織の中で、博覧会の名称につ
いての意見などを広く募集してみたい。
委
員
何年もかかって「リョーマの休日」を定着させてきた。まったく新たな名称にするのでは
定着するのに時間がかかるので、「リョーマの休日」も入れた名称にして継続するという
ことは非常に大切だと考える。
委
員
博覧会の名称の事務局案は漢字が多すぎる。何かやわらかい言葉、平仮名とか片仮名が入
った方がよい。
6
その他
第2回開催日程は4月8日(金)を予定。
7
閉会
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