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説明会資料 - シミックホールディングス株式会社
モーニングスター株式会社主催 個人投資家向け合同IR説明会 【医療業界特集】 シミックのビジネスモデルと成長戦略 2012年3月13日 シミックホールディングス株式会社 (証券コード:2309) 代表取締役会長兼社長CEO 中村 和男 自己紹介 中村 和男 代表取締役会長兼社長 CEO 薬学博士 1946年 山梨県甲府市出身 1969年 京都大学薬学部製薬化学科卒業 2008年 金沢大学大学院自然科学研究科博士 後期課程修了 1969年 三共株式会社(現 第一三共株式会社)に 入社、高コレステロール血症治療剤プラバスタ チン(商品名:メバロチン)の開発プロジェクト リーダーなどを務める 1992年 退職 シミック 代表取締役に就任、 日本初の医薬品開発受託機関(CRO)を創業 近年、多数の国家プロジェクトに委員として参画 京都大学連携教授、産官学連携フェローも務める。 2 本日のお話の内容 3 1 シミックグループとは 2 製薬業界の概況 3 シミックグループのビジネスモデル 各事業領域のご紹介 4 シミックグループの成長戦略 5 株主還元 4 1 シミックグループとは 2 製薬業界の概況 3 シミックグループのビジネスモデル 各事業領域のご紹介 4 シミックグループの成長戦略 5 株主還元 シミックグループとは 医薬品の開発受託業務を提供する CROの日本におけるパイオニア 医薬品の開発、製造、営業を 総合的に支援する製薬企業のパートナー 5 会社概要 シミックホールディングス株式会社 本社 設立 資本金 代表者 市場 :東京都品川区西五反田7-10-4 :1985年 :30億8,775万円(2011年9月末現在) :代表取締役会長兼社長CEO 中村和男 :東証一部(2309) シミックグループ 連結業績 (2011年9月期) 売上高 : 435億 営業利益 : 38億 当期純利益 : 18億 従業員 国内拠点 海外拠点 連結決算子会社 6 : 4,135名 : 34ヶ所 : 8ヶ所 : 15社 (2012年9月期見通し) 514億円 (前期比18%増) 42億円 (前期比 9%増) 23億円 (前期比27%増) (連結/2011年9月末現在) (オフィス:26、工場:2、研究所:6) (オフィス:6、工場:2) (2012年3月現在) シミックグループの沿革 1992年 日本初の医薬品開発支援(CRO)企業としてスタート 1996年 日本初の治験施設支援(SMO)事業を開始 韓国初のCROとなる合弁会社を設立 2000年 医薬品営業支援(CSO)事業を開始 知的財産開発(IPD)事業を開始 2001年 中国に駐在員事務所を開設 2002年 JASDAQ市場に上場 2005年 医薬品製造受託(CMO)事業を開始 東京証券取引所 市場第一部指定 2010年 自社開発の体外診断用医薬品「レナプロ®L-FABP」の 製造販売承認を取得 2012年 会社分割により持株会社体制に移行 自社開発のオーファンドラッグ「フェニル酪酸ナトリウム」を 承認申請 7 ※オーファンドラッグ:患者数5万人未満の希少疾病治療薬 製薬企業とシミックグループの事業領域 基礎 研究 非臨床 試験 臨床試験 PhaseⅠ 臨床試験 臨床試験 PhaseⅡ PhaseⅢ 承認 申請 製造 販売 製薬企業 CRO/CMO 非臨床試験を 受託 CRO (Contract Research Organization) CSO 製薬企業の臨床試験を支援 (Contract Sales Organization) SMO (Site Management Organization) 医薬品のマー ケティング・営 業を支援 医療機関の臨床試験を支援 CMO (Contract Manufacturing Organization) 医薬品(治験薬、市販薬)の製造を受託 IPD (Intellectual Property Development) 自社で知的財産を開発する事業 8 シミックグループのエリア展開 海外拠点数: 8 (うち工場: 2) GCP CMIC ClinPlus CMIC(Beijing) CMIC Korea CMIC CMO Korea CMIC CMO USA 上海事務所 台湾支社 CMIC Asia-Pacific ブラジル Clinical Research Center 国内拠点数: 34 うち工場: 2 研究所: 6 9 シミック(連結)売上高・営業利益・営業利益率推移 売上高 営業利益 営業利益率 (百万円) (百万円) 60,000 (%) 8,000 7,000 売上高 営業利益 営業利益率 50,000 6,000 40,000 5,000 2005年 改正薬事法施行 製造販売承認制度へ 30,000 4,000 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 1997年 改正薬事法施行 新GCPの導入 20,000 3,000 2,000 10,000 1,000 0 0 '93 10 '94 '95 '96 '97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12E 2012年9月期通期見通し 2012年9月期 (百万円) 売上高 51,400百万円 営業利益 4,200百万円 5,000 営業利益 営業利益率 4,500 13% 4,200 (単位:百万円) 4,000 12% 3,849 11% 2011/9 3,500 * 2012/9 3,311 10% 3,000 実績 売上高 43,555 見通し 51,400 前期比 +18% 2,500 9% 9.2% 8.8% 2,000 8.2% 8% 1,500 7% 営業利益 3,849 4,200 +9% 経常利益 3,712 4,000 +8% 500 当期純利益 1,811 2,300 +27% 0 1,000 6% 5% 2010/9 *平成24年1月24日に業績予想を上方修正 11 2011/9 2012/9E 1 シミックグループとは 2 製薬業界の概況 3 シミックグループのビジネスモデル 各事業領域のご紹介 4 シミックグループの成長戦略 5 株主還元 12 医薬品業界の再編・合従連衡 新規参入 サムスン サムスン (韓国) (韓国) 2011年12月 SBI 2011年12月金融のSBIホールディングス:製薬業参入へ 金融のSBIホールディングス:製薬業参入へ SBI がん診断薬の製造・販売 ホールディングス がん診断薬の製造・販売 ホールディングス ⇒製薬業に参入 (日本) (日本) 武田薬品 武田薬品 (日本) (日本) M & A 2011年10月 2011年10月スイスの製薬大手ナイコメッド社を96億ユーロ スイスの製薬大手ナイコメッド社を96億ユーロ (約1兆1,100億円)で買収 (約1兆1,100億円)で買収 ⇒欧州・新興国の事業を強化 テバファーマ 2011年 7月 世界最大のジェネリック医薬品メーカーが大洋薬品工業 テバファーマ 7月 世界最大のジェネリック医薬品メーカーが大洋薬品工業 2011年 シューティカル・ シューティカル・ を740億円で買収 を740億円で買収 インダストリーズ インダストリーズ ⇒国内後発品市場トップを目指す (イスラエル) (イスラエル) 後発薬強化 13 2011年 2011年 2月 2月韓国最大の企業グループ、サムスンが米CROと合弁会社 韓国最大の企業グループ、サムスンが米CROと合弁会社 を設立すると発表 を設立すると発表 2011年12月 2011年12月バイオ医薬品の受託生産事業に参入、将来自社開発品 バイオ医薬品の受託生産事業に参入、将来自社開発品 の展開を計画 ⇒バイオ医薬品事業に参入 の展開を計画 富士フイルム 富士フイルム (日本) (日本) 13 2011年 2011年 7月 7月インドのジェネリック医薬品大手DRL社と合弁会社を設立 インドのジェネリック医薬品大手DRL社と合弁会社を設立 すると発表 ⇒日本の後発品事業を強化 すると発表 新規参入、M&A等により競争は激化 国境や業種の枠を超えた再編・参入が加速 世界の医薬品市場 Billion $ 900 800 北米 ヨーロッパ AAA 中南米 778.3 *AAA:日本を除くアジア・アフリカ・オセアニア 713.6 700 601.2 600 32.2 65.8 67.7 500 日本 400 174.4 645.0 35.9 73.5 63.7 186.3 48.4 806.6 48.7 102.2 111.9 77.0 89.9 217.8 246.6 236.7 42.1 89.4 65.7 300 200 100 261.1 285.7 298.6 304.1 319.5 2005 2006 2007 2008 2009 0 出所:日本製薬工業協会「DATA BOOK 2011」 14 14 世界の医薬品市場は成長基調 製薬企業の事業環境および動向 事業 業環 環境 境 事 動向 向 動 15 15 ¾¾ ¾¾ ¾¾ ¾¾ 医療制度改革、医療費抑制政策 医療制度改革、医療費抑制政策 革新的な新薬シーズ、評価手法の欠如 革新的な新薬シーズ、評価手法の欠如 世界的に承認審査が厳格化 世界的に承認審査が厳格化 後発品(Generic)の普及推進 後発品(Generic)の普及推進 ¾¾ ¾¾ ¾¾ ¾¾ ¾¾ M&A、ビジネスモデルの転換 M&A、ビジネスモデルの転換 コスト効率の追求 コスト効率の追求 国際共同治験の増加 国際共同治験の増加 新薬開発へ拍車、アンメットメディカルニーズへの挑戦 新薬開発へ拍車、アンメットメディカルニーズへの挑戦 ARO ARO(Academic (AcademicResearch ResearchOrganization)の活用 Organization)の活用 自社の経営資源のみならず、 社外リソースの活用による経営効率化を推進 アウトソーシングニーズの多面的拡大 (億円) 6,000 CRO市場 CMO市場(外販CMO) 5,880 SMO市場 CSO市場 800 4,690 550 4,070 4,000 68% 420 3,200 2,150 63% 2,500 2,000 370 370 370 37% 1,130 1,510 1,270 0 32% 0 2010 2012E 2015E 出所:CRO/SMO/CSO シミック試算 CMO ミック経済研究所データをもとにシミック試算 16 16 アウトソーシングニーズの拡大 シミック 成長分野への積極的な展開 (百万円) 60,000 55,000 50,000 45,000 40,000 35,000 30,000 IPD事業 CSO事業 CMO事業 ヘルスケア事業 CRO事業 35,861 17 3,534 9,312 内部 消去 △602 51,400 70 43,555 33 4,759 6,000 内部 消去 △814 41% 17,300 35% 10,400 9,268 8,333 15,000 10,000 45% 13,580 25,000 20,000 内部 消去 △870 55% 59% 65% 15,266 16,727 18,500 2010/9 2011/9 2012/9E 5,000 0 17 17 アウトソーシングニーズへの対応 1 シミックグループとは 2 製薬業界の概況 3 シミックグループのビジネスモデル 各事業領域のご紹介 4 シミックグループの成長戦略 5 株主還元 18 PVC (Pharmaceutical Value Creator) モデル CSO事業 ヘルスケア事業 医薬品営業を 支援する事業 医療機関、患者、 一般消費者を対象 とした事業 CMO事業 IPD事業 自社で知的財産を 開発する事業 医薬品製造を 支援する事業 CRO事業 19 医薬品開発を支援する事業 1 シミックグループとは 2 製薬業界の概況 3 シミックグループのビジネスモデル 各事業領域のご紹介 4 シミックグループの成長戦略 5 株主還元 20 シミックグループの事業領域 CSO事業 ヘルスケア事業 医薬品営業を 支援する事業 医療機関、患者、 一般消費者を対象 とした事業 CMO事業 IPD事業 自社で知的財産を 開発する事業 医薬品製造を 支援する事業 CRO事業 21 医薬品開発を支援する事業 臨床試験(治験)の実施体制 製薬企業 CRO 医療機関 依頼 治験審査 治験審査 委員会 委員会 ◆治験担当医師 施設外の委員が参加 契約 症例報告 安全性情報 ◆モニター(CRA) モニタリング 監査 SMO ◆CRC(治験コーディネーター) •インフォームド・コンセント取得 •患者のケア等 説明 インフォームド・コンセント登録 CRO 医薬品開発支援会社 22 治験施設 支援会社 被験者 医薬品開発支援事業(CRO)市場 CRO (単位:億円) 1,200 日本CRO協会会員企業売上 1,000 800 600 1,129 1,132 1,192 1,025 955 831 400 710 614 501 200 0 389 84 156 241 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 出所:日本CRO協会 23 23 日本のCRO市場は成熟期に入り再編が進む 医薬品開発支援事業(CRO)の業績 【 売 上 高 】 CRO 【 営 業 利 益 】 (百万円) (百万円) 16,727 3,000 2,746 35% 2,667 15,266 15,000 14,429 30% 2,500 2,000 25% 1,890 18.0% 10,000 20% 15.9% 1,500 13.1% 15% 1,000 10% 5,000 500 5% 0 0 FY2009 FY2010 FY2011 0% FY2009 FY2010 営業利益 24 24 CRO業界のリーディングカンパニー FY2011 営業利益率 臨床試験におけるシミックの優位性 CRO ¾ グローバルTOP10 ¾ アジア最大級のCRO (アジア展開) ¾ 国際共同治験への対応 ¾ 最新のITテクノロジーの活用 ¾ 被験者エントリースピードの迅速性 (SMO子会社との連携) ¾ 複数の製薬企業からプリファード・ベンダーとして選定 25 シミックグループの事業領域 CSO事業 ヘルスケア事業 医薬品営業を 支援する事業 医療機関、患者、 一般消費者を対象 とした事業 CMO事業 IPD事業 自社で知的財産を 開発する事業 医薬品製造を 支援する事業 CRO事業 26 医薬品開発を支援する事業 医薬品製造受託の市場規模推移 CMO (億円) 5,000 4,900 4,350 4,500 4,050 4,000 3,450 3,500 3,100 3,000 2,600 2,500 2,000 2,000 1,500 1,710 1,370 1,000 500 0 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 出所 : ㈱矢野経済研究所 「2011年度版 医薬品製造受託市場の展望と戦略」 27 27 市場規模は堅調に拡大 主要CMO企業の医薬品製造受託事業の売上高 (百万円) 30,000 CMO ニプロファーマ 大洋薬品工業 シミック 武州製薬 25,000 日東メディック CMIC テイカ製薬 高田製薬 20,000 日新製薬 目黒化工 東亜薬品 佐藤薬品工業 15,000 ダイト 辰巳化学 廣貫堂 10,000 富士薬品 帝國製薬 中北薬品 5,000 万協製薬 ナガセ医薬品 アピ 秋山錠剤 0 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 出所 : ㈱矢野経済研究所 「2011年度版 医薬品製造受託市場の展望と戦略」 28 医薬品製造受託事業(CMO)の業績 【 売 上 高 】 CMO 【 営 業 利 益 】 (百万円) (百万円) 1,000 15,000 958 20% 13,580 800 15% 9,312 10,000 600 454 454 7.1% 400 5,418 5,000 10% 8.4% 4.9% 5% 200 0 0 FY2009 FY2010 FY2011 0% FY2009 FY2010 営業利益 29 29 堅調に事業拡大、業界トップグループ FY2011 営業利益率 医薬品製造受託事業(CMO)の製造拠点 CMIC CMO USA Corporation 【製造可能剤形】 錠剤(素錠、 フィルムコート錠) カプセル剤 ミニカプセル剤 シミックCMO富山㈱ 【製造可能剤形】 軟膏 クリーム剤 ゲル剤 液剤 坐剤 医薬部外品 (歯磨剤) カプセル剤(包装) 30 30 CMO シミックCMO㈱【静岡】 【製造可能剤形】 錠剤 カプセル剤 散剤 細・顆粒剤 注射剤 CMIC CMO Korea Co., Ltd. 【製造可能剤形】 内用液剤 軟膏・クリーム剤 ゲル剤 非臨床試験施設 応用医学研究所 【札幌】 ¾安定性試験、薬物動態試験等 ¾安定性試験の検体保存容積は 国内最大級 中央研究センター シミックバイオリサーチセンター 【小淵沢】 ¾ガイドラインに基づき実施される 毒性試験(GLP対応) ¾薬効薬理試験等(信頼性保証) 31 医薬品製造受託事業(CMO)の成長戦略 Future Future ::新しいビジネスモデルの確立 新しいビジネスモデルの確立 高付加価値化 33rdrd :: 製剤開発技術の強化 製剤開発技術の強化 治験薬製造から商業生産の一貫受託 治験薬製造から商業生産の一貫受託 IPDを含むビジネスモデルへの変換 IPDを含むビジネスモデルへの変換 nd : 新規受託の拡大 22nd : 新規受託の拡大 33rdrd STEP STEP 11stst :: サービス業への転換 サービス業への転換 22ndnd STEP STEP 11stst STEP STEP 将来像 将来像 応用医学研究所との 連携・技術力強化 治験薬製造受託 サービスの強化 受託の拡大 32 32 インフラの整備と技術力の強化を進め より付加価値の高い提案型事業へ CMO シミックグループの事業領域 CSO事業 ヘルスケア事業 医療機関、患者、 一般消費者を対象 とした事業 医薬品営業を 支援する事業 CMO事業 IPD事業 自社で知的財産を 開発する事業 医薬品製造を 支援する事業 CRO事業 33 医薬品開発を支援する事業 医薬品営業支援事業(CSO) 医薬情報担当者(MR)の派遣等 ¾ ¾ ¾ ¾ ¾ 調査・コンサルティング MR教育研修 MR派遣(コントラクトMR) 営業受託 市販後調査(PMS)に係わる支援業務 34 CSO CSO 医薬情報担当者(MR)派遣市場 (億円) 1,200 1,000 1,000 平均15%成長 800 630 600 550 480 420 400 370 310 200 0 2008 2009 2010 2011 2012 2013 ・・・・・・ 2017 ※当社推計 35 CSO 医薬品営業支援事業(CSO)の業績 【 売 上 高 】 (百万円) 【 営 業 利 益 】 (百万円) 10% 200 6,000 4,759 5,000 150 93 100 4,000 3,534 86 5% 2.7% 3,000 1.8% 50 1,962 2,000 0% 0 FY2009 1,000 FY2009 FY2010 FY2011 △ 100 △ 71 営業利益 36 FY2011 △ 50 0 36 FY2010 MR派遣業務が急拡大 -5% 営業利益率 CSO 医薬品営業支援事業(CSO)の展望 CSO各社の市場シェア MR数推移 (人) 350 320 300 33% 250 46% 200 158 150 85 100 49 50 10% シミック グループ 37 37 11% ※当社推計 0 2008 2009 2010 2013年までに市場シェア2位を目指す 2011 シミックグループの事業領域 CSO事業 ヘルスケア事業 医療機関、患者、 一般消費者を対象 とした事業 医薬品営業を 支援する事業 CMO事業 IPD事業 自社で知的財産を 開発する事業 医薬品製造を 支援する事業 CRO事業 38 医薬品開発を支援する事業 HC 臨床試験(治験)の実施体制 製薬企業 医療機関 依頼 治験審査 治験審査 委員会 委員会 ◆治験担当医師 施設外の委員が参加 契約 症例報告 安全性情報 ◆モニター(CRA) モニタリング 監査 SMO ◆CRC(治験コーディネーター) •インフォームド・コンセント取得 •患者のケア等 説明 インフォームド・コンセント登録 CRO 医薬品開発支援会社 39 治験施設 支援会社 被験者 HC 治験施設支援事業(SMO)市場 (億円) 450 400 350 会員売上 337 340 343 358 347 353 2005 2006 2007 2008 2009 2010 292 300 250 200 213 150 100 50 0 2003 2004 ※2006年は当社推計値 40 40 出所:日本SMO協会 マーケットはほぼ横ばい 大手への集約、中小SMOの淘汰・再編が進む HC ヘルスケア事業の業績 【 売 上 高 】 (百万円) 【 営 業 利 益 】 (百万円) 20% 800 10,000 9,268 659 657 8,333 8,000 584 600 7346 6,000 400 9.0% 15% 10% 7.9% 6.3% 4,000 200 5% 0 0% 2,000 0 FY2009 FY2010 FY2011 FY2009 営業利益 41 41 SMO業界のトップ FY2010 FY2011 営業利益率 HC 日本最大の治験施設支援(SMO)企業 SMO業務の 事業拠点 (2011年12月現在) 北海道 (旭川) 北海道 (札幌) うち実施中: 拠点数: 25 岩手 宮城 青森 富山・石川 兵庫 岡山 埼玉 東京 広島 神奈川 静岡 名古屋 長崎 京都 福岡 熊本 沖縄 鹿児島 42 ・プロトコール受託実績: 2,078 香川 愛媛 大分 大阪 ・提携施設数: 大学病院: 病院: クリニック: ・ 従業員数: 925 ■SMA:治験事務局担当者 ■CRC:治験コーディネーター 583 1,904 56 690 1,158 シミックグループの事業領域 CSO事業 ヘルスケア事業 医薬品営業を 支援する事業 医療機関、患者、 一般消費者を対象 とした事業 IPD事業 CMO事業 医薬品製造を 支援する事業 自社で知的財産を 開発する事業 CRO事業 43 医薬品開発を支援する事業 当社の知的財産開発事業(IPD) IPD IPDとは Intellectual Property Development=先行投資型で自社で知的財産を持つビジネス 当社の手掛ける知的財産とは 特許、ライセンス、承認などの権利に基づき 対価や代償を得ることができるもの 知的財産 知的財産の 価値向上 売却 44 知的財産を保持 販売委託 オーファンドラッグの場合 オーファンパシフィックへ IPD バイオマーカー L-FABPの開発 [特許(日米欧)をシミックが所有] L-FABPとは? 腎疾患の進行状況の指標となる蛋白質。シミックが検査方法の特許を保有。 従来使用されていた指標よりも早期診断が可能として注目されている。 45 バイオマーカー「L-FABP」の事業モデル L-FABPを使用した検査方法特許 自社開発・販売 2010年9月 2010年9月 2011年8月 2011年8月 製造販売承認取得 製造販売承認取得 保険適用 保険適用 日本国内の独占販売権: 日本国内の独占販売権: テイエフビー社 テイエフビー社 (富士レビオ子会社) (富士レビオ子会社) ライセンス供与 ロシュ・ダイアグノスティックス社 世界的に診断薬業界を牽引 している診断薬メーカー セキスイダイアグノスティックス社 (旧ジェンザイム社) バイオテクノロジーの世界的 リーディングカンパニー 46 IPD L-FABP Topics ¾2011年8月 保険適用 ¾新項目(E3)測定項目が新しい品目 保険点数:210点 ご参考:尿中アルブミン 115点 IPD ¾海外でもマーカーとしての 有用性に注目 「L-FABP測定は早期の糖尿病性腎症 予後予測に有用」との論文レビューが Nature Reviews誌に掲載 The Steno Diabetes Center, (2010) Nature Reviews Nephrology “A new urinary marker predicts progression to albuminuria and risk of death in patients with type 1 diabetes mellitus” 47 早期診断を可能にするL-FABP 48 IPD 厚生労働省 ホームページより 厚生労働省のWEBサイトより:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001joq8-att/2r9852000001joww.pdf バイオマーカー「L-FABP」の事業戦略 ¾診断薬として承認取得・保険適用 特に腎臓病の予後診断のマーカーとして有望視 ※2011年8月に保険適用取得 ¾医薬品のスクリーニング トランスジェニックマウス(開発済)を活用し、 腎臓への副作用が少ない医薬品開発の促進 ¾臨床試験への応用 臨床試験の新規評価方法を開発 ⇒ニューコンセプトドラッグの開発促進 49 IPD IPD オーファンドラッグの開発 希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)とは? 患者数が少なく※治療法が確立されていない重篤な病気のための医薬品 ※ 日本では対象患者数5万人未満 50 オーファンドラッグ開発の意義 ¾社会貢献の一環 ¾開発ノウハウの蓄積 専門医師との関係強化 包括的な知識・経験の集積(ライセンス・行政対応など) ¾事業性の追求(Royaltyビジネス) 51 IPD オーファンドラッグとライセンスの事業モデル 国内開発権利 販売権利 Royalty 提携企業 オーファンヨーロッパ社 ユーサイクリッド社 ダイアックス社 急性ポルフィリン症治療薬 ヒトヘミン 尿素サイクル異常症治療薬 フェニル酪酸ナトリウム 遺伝性血管性浮腫治療薬 エカランタイド ※オーファンドラッグ指定済 ※オーファンドラッグ指定済 52 IPD オーファンドラッグの開発状況 IPD 2012/2/20 国内で承認申請 オーファン薬(一般名) ヒトヘミン フェニル酪酸ナトリウム エカランタイド 対象疾患 急性ポリフィリン症 尿素サイクル異常症 遺伝性血管性浮腫 患者数 約40~50人 約200人 約1,000人 US 未開発 Buphenyl® KALBITOR® EU Normosang® Ammonapus® KALBITOR® ライセンス元 オーファンヨーロッパ社 ユーサイクリッド社 ダイアックス社 国内ライセンス契約締結 2008/12/16 2010/5/24 2010/9/28 申請予定 2012/03 2012/02 2013下期 承認見込 2012/12 2012/11 2014下期 ブフェニール(登録済) カルビトール(登録済) 商標 ノーモサング(申請済) (16歳以下平均患者投与量7g/Day) (16歳以上、発作時に計30mgを (1日1アンプルで連続4日投与) (16歳以上平均患者投与量14g/Day) 3回分割で皮下注射) 53 1 シミックグループとは 2 製薬業界の概況 3 シミックグループのビジネスモデル 各事業領域のご紹介 4 シミックグループの成長戦略 5 株主還元 54 PVCモデルの進化 CSO事業 ヘルスケア事業 PVCモデル 個々の事業で得たノウハウや知識を活用し 顧客企業のストラテジックパートナーへ CMO事業 IPD事業 CRO事業 55 PVCモデルの優位性 ¾ 製薬企業のバリューチェーンを総合的に受託可能 9 事業間シナジーによる質・スピードの向上 9 上流工程の受託実績・情報を下流工程の受託に活用 ¾ 製薬機能を持たない異業種企業の製薬業界参入、 日本法人を持たない海外企業の日本参入をフルサポート 9 ICCC(国内治験管理人)・MAH(選任製造販売業者)など ¾ 製薬企業のビジネスモデルの転換をサポート 9 製薬企業の戦略的オプションを増やし、経営課題解決に寄与 ¾ 知的財産開発(IPD)事業の推進 9 知的財産をベースとした新たな収益モデルの構築を目指す 9 シミックグループ内の各事業の潜在的な知的財産シーズを探索 56 56 製薬企業への総合支援 ⇒ Strategic Partnerへ PVCモデルのビジネス・イノベーターを目指して IPD/Others 5% CSO 11% CRO CRO 開発業務が 上手にこなせる 人たちの集団 IPD/Others 20% CRO/SMO 53% 436億円 CMO 31% FY2011 CRO/SMO 30% 1,000億円 CSO 20% CMO 30% FY2016 企業価値=健全な利益 売上高1,000億円を目指して 57 57 シミックグループのビジネスモデル 設立 海外製薬企業 製薬企業(内資外資)・ベンチャー サポート 製薬企業 (国内外) 開発・製造 販売 委託 58 承認・販売 承認・販売 海外製薬企業・ベンチャー 開発・承認・ 製造 JapanKK 製薬 企業 (国内外) 開発・製造 A B C D 海外・国内製薬企業・ベンチャー オーファンパシフィック 製造販売承認 開発・製造・販売 1 シミックグループとは 2 製薬業界の概況 3 シミックグループのビジネスモデル 各事業領域のご紹介 4 シミックグループの成長戦略 5 株主還元 59 利益配分に関する方針(配当金) 年間配当性向30%(連結)を目標に設定し、シミックグループの 一層の成長のため財務基盤と企業体質の強化を図りながら、 株主の皆さまへの利益配分を行ってまいります (単位:円) 40 配当金 配当性向 30 40% 30.0% 26.5% 27.7% 26.1% 16.3% 30% 30.25 24.5% 26.5 20 31.0 20% 13.7% 16.7 10 10.8 10.8 13.3 10% 0 0% FY2006 FY2007 FY2008 FY2009 FY2010 FY2011 FY2012E ※当社は2011年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っております。 上記のグラフでは当該株式分割調整後の内容を記載しております。 60 ご清聴ありがとうございました。 本資料お取り扱い上のご注意 本資料で記述されている業績予想並びに将来予測 等は、発表時点で入手可能な情報に基づき当社が判 断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性が含ま れています。そのため、様々な要因の変化により、実 際の業績は記述されている将来見通しとは異なる結果 となる可能性があることをご承知おきください。 61 お問い合わせ先: シミックホールディングス株式会社(銘柄コード:2309) 経営企画本部 IR担当 TEL:03-5745-7035 FAX:03-5745-2850 E-mail:[email protected] (ご参考)最新のIR情報について http://www.cmic-holdings.co.jp/ 「IR情報」ページで最新のプレスリリース、 決算資料などが確認できます 「IRメール配信サービス」にご登録いただくと 最新のリリースをメールでお届けします 62 略語集 CMO(Contract Manufacturing Organization:医薬品製造支援) 製薬企業などから医薬品などの製造を受託する事業 CRO(Contract Research Organization:医薬品開発支援) 主に製造企業などに対し臨床試験などに関する専門的なサービスを提供する事業 CSO(Contract Sales Organization:医薬品営業支援) MR派遣、販促資材の企画・制作など、医薬品の営業・マーケティングを支援する事業 IPD(Intellectual Property Development:知的財産開発) 診断薬や患者数の少ない疾病の治療薬をシミックが自社で開発する事業 L-FABP (Liver type Fatty Acid Binding Protein:肝臓型脂肪酸結合蛋白) 腎疾患の進行に関わりが深い尿蛋白および間質尿細管障害と相関するという特性がある蛋白 MR(Medical Representative:医薬情報担当者) 販売中の医薬品の効能・効果・副作用情報等の適正使用情報の提供・収集を行なう ※CSO所属のMRを区別する場合はC-MR(Contract MR)と呼称する PVC(Pharmaceutical Value Creator) 製薬企業の価値最大化を支援するシミック独自のビジネスモデル SMO(Site Management Organization:治験施設支援) 医療機関で被験者のケアや同意取得補助など、治験実施をサポートする業務などを受託する事業 63