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グリーンプレス第三号 - greensport鳥取
第２回にっぽん芝生化大作戦で「鳥取方式」について活発に議論 GREEN 第３号 NPO法人グリーンスポーツ鳥取情報誌 グリーンプレス PRESS 発行日：２０１2年（平成２4年）１月 発行：ＮＰＯ法人グリーンスポーツ鳥取広報部 年々芝生の状態がよくなってきたグリーンフィールド 「素直になりましょう」 グリーンスポーツ鳥取 理事長 ニール・スミス みなさま、平素は心温まるご支援 をいただき感謝申し上げます。おか げさまで、わがＧＳＴの活動も道半 ばながら着実に歩んできたように思 います。さて、昨年は理事会でも議論がありました「地元 マスメディア対象の視察」を当会自ら企画し、４社のメ ディアの方に鳥取方式の現状を見ていただきました。 また、「会員にも広く活動への認識と親睦を深めていこ う」と呼びかけましたところ、大勢の会員の皆様に参加し ていただき、今年もこの活動は続けていこうと思っていま す。これまでの活動をふりかえりますと、ＧＳＴの役割は 理想的なＮＰＯの姿ではないかと自負しています。それ は、行政と企業、さらには市民の間に立って協力体制を確 立していくというソーシャルワークを率先して行っている からです。 今や行政や企業、あるいは市民が独自で芝生化事業を展 開していく時代ではありません。しっかりとした「基本理 念」を持った芝生化事業に取り組むために、「鳥取方式」 を商標登録しました。今後もこの「鳥取方式」というブラ ンドと意義が広く認識されていきますよう、さらに情報発 信をしていきたいと思います。 最後に今年もさらに充実した「鳥取方式」を目指してい くために、５つの「素直になりましょう」を私もみ なさんも実践していきましょう。 ①芝生の良さを素直に認め合いましょう ②行政はお金の使い方を素直になって考えましょう ③子どもの声を素直に聞きましょう ④保護者も自分の都合ではなく子どもに対して素直に耳を 傾けましょう ⑤ＧＳＴは自分たちの理念を忘れず、忠実に素直に方針を 変えずに活動していきます 目次： 地元メディア対象の視察を企画しました 里仁保育園も視察しました（８月２日） 理事長の年頭挨拶 1 にっぽん芝生化大作戦 2 湖山あおぞら市 2 ＧＳＴクラブ紹介 3 ＧＳＴ活動紹介 3 中野理事より 4 PAGE 2 NPO法人グリーンスポーツ鳥取情報誌 グリーンプレス第３号 にっぽん芝生化大作戦は今年も大盛況のうちに終了しました 11/3 布勢のコカコーラウエストスポーツパーク陸上競技場で熱く語られました。 熱弁する小宮山氏 11月３日（文化の日）、青年会議所主催の「第２回にっぽん芝生化大作戦」が開催されました。陸上競技場の大パネルを バックに、今回は元プロ野球選手の小宮山氏を招いてのパネルディスカッションが行われました。 11/3 グリーンフィールドにおいて「あおぞら市」が開催されました。 湖山池遊覧を楽しむ市民 11月３日（文化の日）、湖山地区壮年団、湖山西地区壮 年団主催「湖山あおぞら市」が開催されました。当日は好天 に恵まれ約２０００人の市民がフリーマーケットや出店、湖山 池遊覧を楽しみました。今回のフリーマーケットは、車が乗り 入れできたことでさらに進化したイベントになりました。グリー ンフィールドは、状態の良い芝生の中を裸足で走り回る子ど もたちや音楽を楽しむ高齢者で賑わいました。 出店は買い物客で賑わいました NPO法人グリーンスポーツ鳥取情報誌 グリーンプレス PAGE 3 こんにちは！ＧＳＴ地域密着スポーツクラブの「イーズ」です！ シーズンになったらグリーンフィールド に子どもたちの元気な姿が見えます。 ク ラ ブ 紹 介 いっしょに サッカーし ませんか？ バルチーダ（４～６歳）幼稚園で～す。 クレセールの勇姿（グランドが土ではかわいそう？） ＥＡＳＥフットボールクラブは年齢別にチームを作っています。４ ～６歳までが「バルチーダ」。１２歳以下の小学生は「ヴァモス」。 １５歳以下の中学生が「クレセール」。そして１６歳以上のミス トゥーラ、フットサルと多岐にわたって活躍しています。とくに、ヴァ モスは昨年大活躍をしました。全山陰大会ではベスト８、鳥取市 サッカーフェスティバルの優勝、エクアドルカップ優勝など一つず つ小さな芽が開こうとしています。 入会のお問い合せ・お申し込みは にて マスカップ ス リ ク 波 の丹 昨年１２月 特定非営利活動法人EASEフットボールクラブ 〒680-0841鳥取市吉方温泉2丁目600番地ﾛｲﾔ ﾙﾏﾝｼｮﾝ吉二103 TEL&FAX:0857-22-8170 E-mail [email protected] ＧＳＴ会員だけで芝生を視察しました。暑い中お疲れ様でした！ 昨年の9月11日は理事会で勘案されて いました「会員にも芝生の視察を」と いう企画が早速実施され、バス１台を チャーターして市内のＧＳＴが手がけ た芝生を視察いたしました。芝生は布 勢運動公園のような高価なものから幼 稚園・保育園のような安価で安心して 遊べる芝生までを見学しました。「ま ずはＧＳＴ会員にこの芝生の状態を見 てもらって、芝生に対する正しい共通 認識を相互に持ち合うという意義は果 たせたのでは」と思います。 こんにちはＫＲＦＣです 美保小学校の校庭 11月26日 KRFC対高知TEAMｗ 暑いので木陰でお昼タイムです 桂見のお花畑ゾーン 昨年も県外遠征にでかけました。対戦 成績は１勝１敗。高知には今年も勝ち ましたが、横浜に連敗。今度こそ～！ NPO法人グリーンスポーツ鳥取情報誌 PAGE 4 グリーンプレス 理事 中野淳一から２０１２年のメッセージ 「主要芝の種類（ティフトン、コウライ、グリーン バード）等）の主要利用法についの見解 「鳥取方式」における校 庭・園庭・空き地の芝生 化に限定しての使い分け ＮＰＯ法人グリーンス ポーツ鳥取 理事 中 野 淳 一 １．ティフトン 校庭・園庭・空き地・競技場の芝生には、以下の理由に より原則としてティフトン419を採用する。 理由 １ 校庭・園庭の芝生 は１人あたり10～20㎡以 下の場合が多く、そのため踏 圧損傷が大きいので伸長 速度、回復速度が高いバ ミューダグラス（ティフトン 419）の導入が必須である。 理由 ２ バミューダグラスは施肥・潅水に敏感に反 応して高い回復能力を発揮すると同時に多回刈りする ことにより雑草抑制効果が現れ、除草剤不使用が可能 となる。 理由 ３ 伸長速度、回復能力が高いバミューダグラ スの芝生は、必然的に施肥・潅水・芝刈りを重点に置 いた単純な管理法となり、校庭・園庭などの遊び場の 芝生の管理経費の削減が可能となる。 理由 ４ コウライ、ノシバはもちろん他のバミュー ダグラスに比べても茎葉が繊細なティフトン419は、 きめ細かく美しいターフを形成するだけでなく、裸足 での感触が柔らかく、幼児の足部発達、児童生徒の運 動能力向上に効果的である。 理由 ５ 地表面に縦横に存在する多数のランナーが 高いクッション性を発揮し、筋肉疲労を軽減する効果 が大きく、芝生での継続的な鍛錬による柔軟・強靱な 筋肉の養成に最適である。 「鳥取方式®」は特定非営利活動法人グリーンス ポーツ鳥取が所有する商標登録でございます。 著作物・商標等の無断使用は禁止します。取扱 いに関してはGSTに相談してください。 理由 ６ 伸長速度が高いバミューダグラスの特性を 活用して、ポット苗を㎡あたり４株程度移植すれば、 ２～３ヶ月で芝生化が可能となり、初期経費を大幅に 削減できる。 種子型バミューダグラス（リビエラ、コモンなど） 種子型バミューダグラスは、張芝に比べて、造成経費 が小さい利点があるが、芝生利用上の欠点がある。 欠点 １ ティフトンを目標に品種改良が進んでいる段 階で、総合的な形質はティフトンに及ばないこと。 欠点 ２ 耕転・播種後約２ヶ月間は、完全な養生期 間が必要で、完成まで使用できない期間が長いこと 欠点 ３ ティフトンに比べてランナーが地表に葡 せずに立ち上がる傾向が強く、特に雑草など他の植物 と競争状態にある場合にその傾向が顕著に現れること ２．コウライシバ 日本庭園、ゴルフ場、公園 の植樹部分や一般家庭など比 較的利用頻度が小さい芝生で の省力管理に適しており、校 庭・園庭・練習場など利用頻 度が高い場所には適していな い。芝草学会の一部に、芝生 面積が十分で踏圧損傷が小さい校庭・園庭で、省力管理 が可能との理由でコウライシバの導入を推薦する動きが ありますが、理由４、５と雑草多発・除草剤散布が必要 になること（省力管理にならない）の３つの理由から反 対意見である。 ３．グリーンバードＪ 日本庭園、ゴルフ場、公園 の植樹部分など従来までノ シバが採用されてきた芝生 に導入可能と思われ、利用 頻度が高い校庭・園庭・空 き地などの芝生には適して いない。 鳥取県鳥取市桂見831-14 電話・FAX 0857（32）6282 ホームページ www.greensportstottori.org