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CA Endevor Software Change Manager

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CA Endevor Software Change Manager
CA Endevor® Software Change
Manager
インストール ガイド
バージョン 16.0.00
このドキュメント(組み込みヘルプ システムおよび電子的に配布される資料を含む、以下「本ドキュメント」)は、
お客様への情報提供のみを目的としたもので、日本 CA 株式会社(以下「CA」)により随時、変更または撤回される
ことがあります。
CA の事前の書面による承諾を受けずに本ドキュメントの全部または一部を複写、譲渡、開示、変更、複本することは
できません。 本ドキュメントは、CA が知的財産権を有する機密情報です。ユーザは本ドキュメントを開示したり、
(i)本ドキュメントが関係する CA ソフトウェアの使用について CA とユーザとの間で別途締結される契約または (ii)
CA とユーザとの間で別途締結される機密保持契約により許可された目的以外に、本ドキュメントを使用することはで
きません。
上記にかかわらず、本ドキュメントで言及されている CA ソフトウェア製品のライセンスを受けたユーザは、社内で
ユーザおよび従業員が使用する場合に限り、当該ソフトウェアに関連する本ドキュメントのコピーを妥当な部数だけ
作成できます。ただし CA のすべての著作権表示およびその説明を当該複製に添付することを条件とします。
本ドキュメントを印刷するまたはコピーを作成する上記の権利は、当該ソフトウェアのライセンスが完全に有効と
なっている期間内に限定されます。 いかなる理由であれ、上記のライセンスが終了した場合には、お客様は本ドキュ
メントの全部または一部と、それらを複製したコピーのすべてを破棄したことを、CA に文書で証明する責任を負いま
す。
準拠法により認められる限り、CA は本ドキュメントを現状有姿のまま提供し、商品性、特定の使用目的に対する適合
性、他者の権利に対して侵害のないことについて、黙示の保証も含めいかなる保証もしません。 また、本ドキュメン
トの使用に起因して、逸失利益、投資損失、業務の中断、営業権の喪失、情報の喪失等、いかなる損害(直接損害か
間接損害かを問いません)が発生しても、CA はお客様または第三者に対し責任を負いません。CA がかかる損害の発
生の可能性について事前に明示に通告されていた場合も同様とします。
本ドキュメントで参照されているすべてのソフトウェア製品の使用には、該当するライセンス契約が適用され、当該
ライセンス契約はこの通知の条件によっていかなる変更も行われません。
本ドキュメントの制作者は CA です。
「制限された権利」のもとでの提供:アメリカ合衆国政府が使用、複製、開示する場合は、FAR Sections 12.212、52.227-14
及び 52.227-19(c)(1)及び(2)、ならびに DFARS Section252.227-7014(b)(3) または、これらの後継の条項に規定される該当
する制限に従うものとします。
Copyright © 2013 CA. All rights reserved. 本書に記載された全ての製品名、サービス名、商号およびロゴは各社のそれぞ
れの商標またはサービスマークです。
CA Technologies 製品リファレンス
このマニュアルが参照している CA Technologies の製品は以下のとおりで
す。
■
CA Endevor® Software Change Manager(CA Endevor SCM)
■
CA Endevor® Software Change Manager CA Librarian® インターフェース
(CA Endevor CA Librarian インターフェース)
■
CA Endevor® Software Change Manager CA Panvalet® インターフェース
(CA Endevor CA Panvalet Interface)
■
CA Endevor® Software Change Manager Quick Edit(CA Endevor Quick Edit)
■
CA Endevor® Software Change Manager Integration for the Natural
Environment(CA Endevor Integration for the Natural Environment)
■
CA Chorus™ Software Manager(CA CSM)
CA への連絡先
テクニカル サポートの詳細については、弊社テクニカル サポートの Web
サイト(http://www.ca.com/jp/support/)をご覧ください。
マニュアルの変更点
以下のマニュアルの更新は、本書の前回のリリース以降に行われたもので
す。
注: PDF 形式では、ページ参照によって、変更が行われたトピックの最初
のページが識別されます。 実際の変更は、後のページに表示される場合
があります。
バージョン 16.0
■
Pax-Enhanced ESD からの製品のインストール - 「Pax ESD または DVD を
使用した製品のインストール (P. 49)」の章と置き換えられました。
■
テープからの製品のインストール - 廃止されたトピックをガイドから
削除しました。
■
Eclipse-Based UI のソフトウェア要件 (P. 243) - Eclipse-Based UI 要件と
して CA Endevor Quick Edit オプションを参照するように更新されまし
た。
■
付録「Web サービス」 - 更新、形式の変更が行われ、シナリオ ベース
のナレッジ ドキュメント「Web サービスを有効にする方法」に移動さ
れました。これは、「シナリオ ガイド」にあります。
■
Adabas ファイルのインストール (P. 255) - リリースの同時実行に関し
て、更新されました。
■
NATPARM モジュールの編集、アセンブル、および再リンク (P. 257) ローカル バッファ プールを使用している場合の手順を追加するため
に、更新されました。
■
ユーザ EXIT のインストール (P. 261) - CA Endevor Integration for the
Natural Environment の UEXIT00 EXIT の
+EINE-MAX-ADD-RETRIEVE-PER-JOB、+EINE-STARTUP-CMD を追加するため
に、更新されました。 また、CA Endevor SCM アクション オプションの
EINE の前景およびバッチ処理画面に表示されるサイト固有のデフォ
ルト値を設定するために使用される +EINE-DFLT-xxxxxx EXIT を追加しま
した。
■
CA Endevor SCM で Natural ライフサイクルを構成する方法 (P. 270) ENCOPTBL で CA Endevor Integration for the Natural Environment を有効
にする手順を追加するために、更新されました。
■
ENCOPTBL の編集、再アセンブル、および再リンク (P. 273) - このトピッ
クが追加されました。
■
サイト シンボリックを追加して Natural を CA Endevor SCM に関連付け
る方法 (P. 274) - ステージおよびシステムのサイト シンボリックの上
限が 99 セットであることを示すために、更新されました。
■
付録「実装に関する考慮事項」、「CA Endevor SCM の実装」、および
「よくある質問と回答(FAQ)」 - 廃止された付録を削除しました。
リリース 15.1
■
CA Common Services の要件 (P. 26) - ユーザのサイトで CAIENF r12 以降
を実行している場合、並行アクション処理または Web サービスにデー
タベースが必要ないことを示すメモを追加するために、更新されまし
た。
■
ユーザ EXIT のインストール - Natural 環境の CA Endevor 統合用に、
Initialization Exit、UEXIT00 のパラメータ リストに
+EINE-MAX-ADD-RETRIEVE-PER-JOB が追加されました。
■
CACCI SPAWN 機能を有効にする方法 - Web サービスの CCI 定義に関す
るメモで、メンバ WSEWSCCI への参照を変更するために、更新されま
した。
■
ログ デルタ形式 - 適宜、この形式で HFS およびバイナリ ファイルを追
加するために、更新されました。
■
Web サービス - CA Common Services で提供される Apache Tomcat サー
バの設定に関する情報を提供するために、この章の以下のトピックが
更新されました。
–
Web サービスのインストールおよび設定方法
–
設定パラメータの決定
–
環境変数の設定
–
インストールおよび設定スクリプトの実行
■
Web サービス用に CA Common Services を有効にする方法 - ユーザのサ
イトで CAIENF r12 以降を実行している場合、Web サービスにデータ
ベースが必要ないことを示す記述を追加するために、更新されました。
■
Web サービスの既存の Tomcat サーバへの展開 - この手順を記述する
ために、追加されました。
■
クライアント コンピュータへの Eclipse ベースの UI のインストール Eclipse 3.7 を追加するために、更新されました。
バージョン 15.0 第 2 版
■
システム プログラマのインストール タスク (P. 16) - Software
Configuration Service について更新されました。
■
インストール プロセスの動作の仕組み - Software Configuration Service
について更新されました。
■
製品を構成する方法 - Software Configuration Service について更新され
ました。
■
製品の開始 (P. 77) - Software Configuration Service について更新されま
した。 この章の以前のタイトルは、「製品の設定」でした。
バージョン 15.0
■
システム プログラマのインストール タスク (P. 16) Web サービスにつ
いて更新されました。
■
製品オプションのインストールおよび設定方法 (P. 23) - 製品オプショ
ンについて「付録」を参照するように、記述が追加されました。
■
インストール チェックリスト (P. 121) - AUTHLIB への参照を置換する
ために更新されました。
■
CSIQJCL データ セットの編集方法 - CA MSM のバージョン 14.0 で導入
されたファイル名の変更に関するメモが更新されました。
■
サンプル プロセッサ - サンプル プロセッサへの古い参照を削除する
ために更新されました。
■
@@UPDJCL パラメータ ワークシート (P. 173) - IPRFX、IQUAL、UPRFX 値
がベース CA Endevor SCM インストールまたはランタイム ライブラリ
に対して指定された値と一致する必要があることを示すために更新さ
れました。 また、DSN@TYPE に推奨されるデータ セット ファイル タ
イプを PDSE に更新しました。 使用されなくなったパラメータ UQUAL
を削除しました。
■
2 - CA Endevor SCM テーブル データ セットの確認 (P. 175) - テーブル
を格納するライブラリへの参照を CSIQAUTH から CSIQAUTU へ修正す
るために更新しました。
■
3 - CA Endevor SCM のテーブルの処理 (P. 183) - テーブルを格納するラ
イブラリへの参照を CSIQAUTH から CSIQAUTU へ修正するために更新
しました。
■
8 - DEV、QA、および PRD の各 APPL@SYS ファイルを定義する方法 (P.
185) - @JOB0070 によって定義されるデルタ ライブラリを明確にする
ために更新されました。
■
9 - DEV、QA、および PRD の各 COMM@SYS ファイルの定義 (P. 186) @JOB0080 によって定義されるデルタ ライブラリを明確にするために
更新されました。
■
15 - テーブル ロード モジュールの CSIQAUTU ライブラリへの追加 (P.
192) - iprfx.iqual.CSIQAUTU への参照を修正するために更新されました。
■
2 - 追加のシステムの作成 (P. 204) - SCLDE23、SCLDE24、および SCLDE25
への参照を修正するために更新されました。
■
CA Endevor Quick Edit (P. 225) - CA Endevor Quick Edit に関するこの付録
を追加しました。
■
Web サービス (P. 241) - Web サービスに関するこの付録を追加しまし
た。
■
Eclipse-Based UI (P. 243) - Eclipse-Based UI に関するこの付録を追加しま
した。
■
CA Endevor Integration for the Natural Environment (P. 249) - CA Endevor
Integration for the Natural Environment に関するこの付録を追加しまし
た。 以前は、この付録の内容は「CA Endevor Integration for the Natural
Environment Options Guide」に記載されていましたが、このガイドが中
止されました。 以下の本質的なドキュメント変更がこのテキストに行
なわれました。
–
ユーザ EXIT のインストール - CA Endevor Integration for the Natural
Environment インストール EXIT、EINE_UEXIT00 の変数に関する詳細
情報が追加されました。
–
Adabas のインストール (P. 255) - 旧リリースをインストールしたク
ライアントを対象とした、重要なメモが追加されました。
–
パッケージ実行用のデフォルトの CA Endevor SCM プロシージャの
作成 (P. 268) - EINELIB ライブラリ内のテキスト モジュール
NDVPROCP を使用した、パッケージ実行用のデフォルトの JCL 作成
方法を記述する、このプロシージャが追加されました。
–
プロセッサのインストール (P. 284) - SYSOBJH ユーティリティが CA
Endevor SCM でのオブジェクトの格納に関するデフォルトのツー
ルであることを示すために更新されました。
■
Natural SYSOBJH ユーティリティを使用するためのプロセッサ
のインストール (P. 284) - SYSOBJH がデフォルトであることを
示すために更新されました。
■
Natural SYSTRANS ユーティリティを使用するためのプロセッサ
のインストール (P. 285) - SYSOBJH を使用する代わりに、
SYSTRANS を設定して CA Endevor SCM にオブジェクトを格納で
きることを示すために更新されました。
■
日本語パネルおよびメッセージ (P. 301) - 日本語のパネルおよびメッ
セージ オプションに関するこの付録を追加しました。
■
インストール データ セット名 (P. 305)、ENCOPTBL の編集、再アセン
ブル、および再リンク (P. 273) - [assign the value for ENDV in your book]
r14 より前のリリースで使用されるデータ セット名、および r14 以降
で使用されるデータ セット名を記載するために、この付録を追加しま
した。
目次
第 1 章: 概要
15
対象読者 .................................................................................................................................................................... 15
システム プログラマのインストール タスク ...................................................................................................... 16
管理者の実装タスク ................................................................................................................................................ 18
管理者の実装後タスク ............................................................................................................................................ 19
インストール処理の実行 ........................................................................................................................................ 21
製品オプションのインストールおよび設定方法 ................................................................................................ 23
第 2 章: インストールの準備
25
ソフトウェア要件 .................................................................................................................................................... 25
CA Common Services の要件 ..................................................................................................................................... 26
CAIRIM ................................................................................................................................................................ 26
CA LMP ................................................................................................................................................................ 27
LMP キー要件..................................................................................................................................................... 30
CA Common Services が実行中であることの確認 .......................................................................................... 31
セキュリティの要件 ................................................................................................................................................ 31
ストレージ要件 ........................................................................................................................................................ 32
NDVRC1 許可 ............................................................................................................................................................. 32
変更の有効化..................................................................................................................................................... 32
並列アクション処理の有効化 ................................................................................................................................ 33
インストール プラン ............................................................................................................................................... 35
複数リリースの同時インストール ........................................................................................................................ 36
同時リリースに関する考慮事項 ..................................................................................................................... 36
USS スペース要件 ..................................................................................................................................................... 37
第 3 章: CA CSM を使用した製品のインストール
39
CA CSM を使用して製品をインストールする方法 ............................................................................................... 39
Web ベース インターフェースを使用した CA CSM へのアクセス ............................................................. 40
製品の取得方法 ................................................................................................................................................. 41
製品のインストール方法 ................................................................................................................................. 42
製品メンテナンスを適用する方法 ................................................................................................................. 45
製品の展開方法 ................................................................................................................................................. 45
製品の設定方法 ................................................................................................................................................. 46
目次 9
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール
49
Pax ファイルを使用して製品をインストールする方法 ...................................................................................... 49
USS 環境のセットアップ.................................................................................................................................. 50
ファイル システムの割り当ておよびマウント ................................................................................................... 51
製品 Pax ファイルの取得 ........................................................................................................................................ 54
Pax ESD 使用による PC へのファイルのダウンロード ................................................................................. 55
バッチ JCL を使用したダウンロード .............................................................................................................. 56
PC を経由するメインフレームへのファイルのダウンロード .................................................................... 59
Pax ファイルからの製品ディレクトリの作成...................................................................................................... 60
例: カスタマイズ用の JCL ファイル(Unpackage.txt) .............................................................................. 61
z/OS データ セットへのインストール ファイルのコピー .................................................................................. 62
Pax インストール用の SMP/E 環境の準備 ............................................................................................................. 63
Pax インストール用のインストール ジョブの実行 ............................................................................................. 66
USS ディレクトリのクリーン アップ .................................................................................................................... 67
予防保守の適用 ........................................................................................................................................................ 68
HOLDDATA .......................................................................................................................................................... 71
第 5 章: 製品の開始準備
77
はじめに .................................................................................................................................................................... 77
CA CSM を使用して展開する方法 .......................................................................................................................... 77
CA CSM を使用せずに展開する方法 ...................................................................................................................... 78
既存クライアント向けに構成する方法 ................................................................................................................ 78
新しいクライアント向けに構成する方法 ............................................................................................................ 79
CA CSM を使用して構成を完了する方法 .............................................................................................................. 81
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法........................................................................................................... 84
展開されている製品データ セットを構成する方法 .................................................................................... 85
インストール環境を構成する方法 ................................................................................................................. 97
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装
109
サンプル アプリケーション ................................................................................................................................. 109
サンプル アプリケーションの命名規則 ...................................................................................................... 110
サンプル アプリケーションの実装方法 ............................................................................................................. 111
Defaults テーブル(C1DEFLTS)..................................................................................................................... 111
1 - C1DEFLTS の編集方法 ................................................................................................................................. 112
2 - ライブラリの定義と割り当て方法 .......................................................................................................... 115
3 - サンプル アプリケーションのインベントリ構造の定義方法(SMPLJOB3) .................................... 121
4 - 実装の検証方法 .......................................................................................................................................... 123
5 - ACM クエリ機能検証の実行 ..................................................................................................................... 133
10 インストール ガイド
その他のサンプル ジョブ ..................................................................................................................................... 135
第 7 章: データを使用した新しいリリースのテスト
137
データを使用した新しいリリースのテスト方法 .............................................................................................. 137
エレメント カタログのコピー ...................................................................................................................... 138
マスタ制御ファイルのコピー ....................................................................................................................... 138
パッケージ ファイルのコピー ...................................................................................................................... 139
C1DEFLTS テーブルの更新 .............................................................................................................................. 139
MCF を使用したエレメント カタログの同期 .............................................................................................. 140
ACMQ ファイルのコピー ............................................................................................................................... 140
本番環境ファイルのコピー ........................................................................................................................... 140
CA Endevor SCM によるテスト ライブラリの識別 ...................................................................................... 142
新しいリリースのテスト ............................................................................................................................... 143
付録 A: 導入ワークシート
145
変数定義表 .............................................................................................................................................................. 145
サンプル アプリケーションのマスタ制御ファイルの割り当て...................................................................... 150
インストール ワークシート ................................................................................................................................. 151
ディスク スペース要件ワークシート ................................................................................................................. 153
付録 B: 迅速な実装の使用
167
迅速な実装の構成をセットアップする方法 ...................................................................................................... 167
迅速な実装 .............................................................................................................................................................. 168
迅速な実装の仕組み .............................................................................................................................................. 169
標準的な環境 .......................................................................................................................................................... 169
事前定義されているライフサイクル ........................................................................................................... 170
事前定義済みインベントリ構造 ................................................................................................................... 170
迅速な実装のソース ファイル ............................................................................................................................. 172
実装前タスクの実行方法 ...................................................................................................................................... 173
1 - サイト固有パラメータをワークシートに記入 ...................................................................................... 173
2-CA Endevor SCM のテーブルのデータ セットの確認 ............................................................................... 175
3 - ユーザのデータ セットの保護 ................................................................................................................. 176
4 - 機能への安全なアクセス .......................................................................................................................... 177
標準環境の設定方法 .............................................................................................................................................. 179
1 - 迅速な実装のメンバをユーザ サイト用に更新 ..................................................................................... 181
2 - EA システム ファイルの定義 .................................................................................................................... 182
3-CA Endevor SCM のテーブルの処理 ............................................................................................................ 183
4-ACMQ ファイルの定義 ................................................................................................................................ 183
目次 11
5-パッケージ ファイルの定義 ....................................................................................................................... 184
6-エレメント カタログ ファイルとエレメント インデックス ファイルの定義..................................... 184
7-マスタ制御ファイルの定義 ........................................................................................................................ 185
8-DEV、QA、および PRD の各 APPL@SYS ファイルの定義......................................................................... 185
9-DEV、QA、および PRD の各 COMM@SYS ファイルの定義 ..................................................................... 186
10 - EA システムの定義 .................................................................................................................................. 187
11 - EA システムへのプロセッサの追加 ....................................................................................................... 188
12 - EA システム タイプの定義 ...................................................................................................................... 189
13 - EA システムへの CA Endevor SCM テーブルの追加 .............................................................................. 190
14 - CA Endevor SCM テーブルとプロセッサの格上げ ................................................................................ 191
15-テーブル ロード モジュールの CSIQAUTU ライブラリへのコピー ..................................................... 192
16-PRD 環境での APPL@SYS システムの定義 ............................................................................................... 192
17-QA 環境での APPL@SYS システムの定義 ................................................................................................. 193
18 - DEV 環境での APPL@SYS システムの定義 ............................................................................................. 193
19 - PRD 環境での COMM@SYS システムの定義 .......................................................................................... 194
20 - QA 環境での COMM@SYS システムの定義 ........................................................................................... 194
21 - DEV 環境での COMM@SYS システムの定義 .......................................................................................... 195
迅速な実装ファイルを削除するオプション ジョブ .................................................................................. 195
実装の検証方法 ...................................................................................................................................................... 196
1 - DEV 環境へのテスト エレメントの追加 ................................................................................................. 197
2 - テスト プロモーション パッケージの削除、定義、キャスト ............................................................ 198
3 - テスト プロモーション パッケージの実行 ............................................................................................ 199
4 - テスト プロモーション パッケージの複数回実行 ................................................................................ 200
5 - 検証データの削除 ...................................................................................................................................... 201
基本的な実装の完了方法 ...................................................................................................................................... 202
1 - ユーザのインベントリのロード .............................................................................................................. 202
2 - 追加のシステムの作成 .............................................................................................................................. 204
3 - サンドボックス開発 .................................................................................................................................. 205
JCL ライブラリの内容 ............................................................................................................................................ 210
プライマリ実装ジョブ ................................................................................................................................... 210
実装確認ジョブ ............................................................................................................................................... 212
オプション実装ジョブ ................................................................................................................................... 213
実装後のサンプル ジョブ .............................................................................................................................. 214
迅速な実装プロセスにより変更される CA Endevor SCM のテーブル ...................................................... 215
迅速な実装ジョブで参照する SCL 定義と VSAM 定義 ................................................................................ 216
迅速な実装のデータ セットに含まれる他のメンバ .................................................................................. 219
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ ......................................................................... 220
タイプ............................................................................................................................................................... 220
プロセッサ....................................................................................................................................................... 221
プロセッサ グループ ...................................................................................................................................... 222
12 インストール ガイド
付録 C: CA Endevor Quick Edit
225
CA Endevor Quick Edit の実装方法 ......................................................................................................................... 225
CA Endevor Defaults テーブル(C1DEFLTS)の更新 ..................................................................................... 225
CA Endevor Quick Edit の ISPF への定義 ......................................................................................................... 226
ISPF デフォルト設定テーブル値の更新 ....................................................................................................... 228
Edit セッション スタートアップ コマンド .................................................................................................. 235
ENDES000 の確認 ............................................................................................................................................. 237
CA Endevor SCM Exit サポート ........................................................................................................................ 238
付録 D: Web サービス
241
付録 E: CA Endevor Quick Edit Eclipse-Based UI
243
Eclipse ベースの UI のソフトウェア要件 ............................................................................................................. 243
クライアント コンピュータへの Eclipse-Based UI のインストール ................................................................. 244
アーカイブ ファイルからの Eclipse ベースの UI のインストール ................................................................... 246
ネットワーク接続のプロキシ定義の編集 .......................................................................................................... 247
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment
249
CA Endevor Integration for the Natural Environment ............................................................................................. 249
概要.......................................................................................................................................................................... 250
ハードウェア要件 ........................................................................................................................................... 250
ソフトウェア要件 ........................................................................................................................................... 250
リリースの同時使用 ....................................................................................................................................... 251
コンポーネント ............................................................................................................................................... 251
ソフトウェアのインストール方法 ...................................................................................................................... 253
Natural オブジェクトのインストール .......................................................................................................... 254
Adabas ファイルのインストール .................................................................................................................. 255
NATPARM モジュールの編集、アセンブル、および再リンク.................................................................. 257
ユーザ EXIT のインストール .......................................................................................................................... 261
バッチ リクエスト用のデフォルト ジョブ カードの作成......................................................................... 267
パッケージ実行用のデフォルトの CA Endevor SCM プロシージャの作成............................................... 268
アクション処理用の CA Endevor SCM プロシージャの作成 ...................................................................... 268
Natural 開発ライフサイクル ................................................................................................................................. 269
CA Endevor SCM で Natural ライフサイクルを構成する方法 ..................................................................... 270
サーバ開始 JCL のカスタマイズ ........................................................................................................................... 292
サーバ シャットダウン JCL のカスタマイズ ...................................................................................................... 294
処理の仕組み .......................................................................................................................................................... 295
目次 13
サーバとセッションの応答時間 ................................................................................................................... 295
サーバ運用ガイドライン ............................................................................................................................... 296
サーバを起動する方法 ................................................................................................................................... 297
サーバをシャットダウンする方法 ............................................................................................................... 297
サーバ ログ ...................................................................................................................................................... 297
E/Nat から変換する方法 ........................................................................................................................................ 298
付録 G: 日本語パネルおよびメッセージ
301
日本語版インストール用の ENDEVOR メンバの編集 ........................................................................................ 302
日本語版インストール用の BC1PCLS1 メンバの編集 ........................................................................................ 303
付録 H: インストール データ セット名
305
CA Endevor SCM データ セット名 ......................................................................................................................... 305
CA Endevor CA Roscoe インターフェース データ セット名 ............................................................................... 306
CA Endevor SCM 日本語パネルおよびメッセージ データ セット名 ................................................................. 306
14 インストール ガイド
第 1 章: 概要
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
対象読者 (P. 15)
システム プログラマのインストール タスク (P. 16)
管理者の実装タスク (P. 18)
管理者の実装後タスク (P. 19)
インストール処理の実行 (P. 21)
製品オプションのインストールおよび設定方法 (P. 23)
対象読者
インストールを開始する前に、このマニュアルに最後まで目を通すことを
強くお勧めします。
CA Endevor SCM をインストールするには、以下の知識が必要です。
■
メインフレーム環境、z/OS メインフレーム オペレーティング システム、
TSO (タイム シェアリング オプション)機能、ISPF (Interactive System
Productivity Facility)、および SMP/E (System Modification Program /
Extended)に関する実務知識
■
OS JCL、標準 IBM ユーティリティ、および ISPF/PDF エディタの使用方
法に関する実務知識
■
VSAM カタログ構造の管理方法
■
IBM SMP/E ユーティリティ プログラムに関する実用的な知識、および
それを実行できる経験
■
データセットの定義およびシステム許可機能の実行に関する適切なセ
キュリティ権限がある。
第 1 章: 概要 15
システム プログラマのインストール タスク
以下の担当者との共同作業が必要になる場合があります。
■
システム プログラマ(z/OS および VTAM 定義のため)。
■
ストレージ管理者(DASD 割り当てのため)。
■
セキュリティ管理者(セキュリティ設定のため)。
■
CA Endevor SCM 管理者(JCL 変数をサイト用に定義するため)。 詳細
については、「インストール プラン (P. 35)」を参照してください。
注:多くのサイトでは、システム プログラマがインストールを行い、CA
Endevor SCM 管理者が実装を行います。詳細については、「管理者の実装
タスク (P. 18)」を参照してください。
システム プログラマのインストール タスク
注: 基本的なインストール手順については、「インストール処理の実行」
で説明しています。
重要: CA Endevor SCM r14 以降、CA Endevor SCM に CA CSM との互換性を持
たせるために、製品のデータ セット名が変更されています。 r14 で導入さ
れた新しいファイルおよびそれ以前に提供されたファイルの名前が記載
されている表については、付録「インストール データ セット名 (P. 305)」
を参照してください。 この情報が提供されるのは、CA Endevor SCM r12 以
前のバージョンからアップグレードする場合です。
通常、システム プログラマは、インストール プロセスで以下の手順を実
行します。
1. サイトがインストール要件を満たしていることを確認します。
2. 製品のライセンスと許可のため、CA Common Services の CA LMP および
CAIRIM の各コンポーネントをインストールしてカスタマイズします
(P. 26)。
16 インストール ガイド
システム プログラマのインストール タスク
3. (オプション)並行アクション処理 (P. 33)(CAP)機能を使用する場
合は、CAIENF および CAICCI (CA Common Communications Interface)を
インストールして CAP 向けにカスタマイズします。
4. (オプション) Web サービス (P. 241)を使用する場合は、CAIENF およ
び CAICCI (CA Common Communications Interface)をインストールして
Web サービス向けにカスタマイズします。
5. NDVRC1 を許可します (P. 32)。
6. 以下のいずれかの方法を使用して、CA Endevor SCM をインストールし
ます。
■
CA CSM を使用してインストール
■
Pax-Enhanced ESD からインストール
注: ESD から Web サービスをインストールする場合、SI31ALLU、
SI32MKD、および SI33CSIU の各メンバを参照する SCMAREAD ファイル
を含む SAMPJCL データ セットが作成されます。 USS データ セットを
使用している場合、これらのジョブは FMID CSIQF03 (Web サービス)
で必要になります。 これらのジョブは、SCM2CSI ジョブの後、いずれ
かの受信ジョブが実行される前に実行します。
■
SI31ALLU - 製品の USS データセットを割り当てます。
■
SI32MKD - 製品の USS ディレクトリを割り当てます。
■
SI33CSIU - SMPE CSI を USS 向けにカスタマイズします。
注: 使用するインストール方法に関係なく、以下の手順を実行する必
要があります。
7. 提供されたファイルを展開して構成し、「製品の開始 (P. 77)」の章の
説明に従ってインストール環境を設定します。 これには、以下のタス
クが含まれます。
a. ジョブ BC1JJB03 をサブミットして、サイトに合わせて CSIQJCL デー
タ セットを編集します (P. 85)。
b. CSIQAUTU ライブラリまたは CSIQAUTH ライブラリを許可するか、
またはその内容を既存の許可ライブラリにコピーします (P. 93)。
注: 既存のインストールで現行リリースを実行する必要があり、そ
れと同じシステム/LPAR に新しいリリースをインストールする場
合は、新しいリリースのライブラリが誤って使用されることがな
いことを確認する必要があります。 詳細については、「リリース
の同時使用」を参照してください。
第 1 章: 概要 17
管理者の実装タスク
c. TSO の下に新しいリリース用の CA Endevor SCM 環境を作成します
(P. 101)。
d. CA Endevor SCM を GRS に定義します(まだ定義されていない場合)
(P. 97)。
e. データ セット (P. 106)と機能セキュリティ (P. 107)をセットアップ
します。
8. TSO コマンド限定機能を変更し、ISPTLIB コマンド(ACMQ、BC1PACMI、
ESORT、EONLY、EM、QM など)を許可します (P. 37)。 CA ACF2 for z/OS
ユーザのみ。
詳細情報
製品オプションのインストールおよび設定方法 (P. 23)
管理者の実装タスク
多くのサイトでは、システム プログラマがインストールを行い、CA
Endevor SCM 管理者が実装を行います。
注: 本書では、以下の実装タスクについて説明します。 これらのタスクの
完了後は、組織固有のニーズを満たすように製品をカスタマイズできます。
カスタマイズの詳細については、「管理ガイド」を参照してください。
1. 管理者は、システム プログラマと連携して、「インストール プラン (P.
35)」のワークシートを完成させる必要があります。
18 インストール ガイド
管理者の実装後タスク
2. インストール後は、以下の実装タスクを実行する必要があります。
■
CA Endevor SCM を初めてインストールする場合は、ベスト プラク
ティス実装を使用することをお勧めします。 ベスト プラクティス
実装の手順を実行すると、最小限のカスタマイズで、完全にスケー
ラブルなソフトウェア開発環境をセットアップできます。この環
境は完全で、ライフサイクルとインベントリ構造が含まれていま
す。 ベスト プラクティス実装の詳細については、「シナリオ ガイ
ド」を参照してください。
ベスト プラクティス実装を使用しない場合は、サンプル アプリ
ケーション (P. 109)を使用して CA Endevor SCM の実装をテストし、
CA Endevor SCM の機能について理解を深めることができます。
■
すでに CA Endevor SCM をサイトにインストールし、構成している
既存のお客様は、サンプル アプリケーション (P. 109)または既存の
データ (P. 137)を使用して、CA Endevor SCM のインストールをテス
トできます。
詳細情報
製品オプションのインストールおよび設定方法 (P. 23)
管理者の実装後タスク
インストールの完了後、CA Endevor SCM 管理者は通常、以下の手順を実行
します。
1. テスト環境を実装します。
この手順を完了するには、以下を実行します。
a. 「FAQ」を読みます。
b. 「既存データを使用した新しいリリースのテスト方法 (P. 137)」を
読みます。
c. (オプション)サンプル アプリケーションを実装します (P. 111)。
第 1 章: 概要 19
管理者の実装後タスク
2. 既存の環境を移行します。
既存の環境を移行するには、以下の手順を完了させます。
a. カスタマイゼーション表を確認します。
注: 詳細については、「管理ガイド」の「カスタマイズ テーブル」
を参照してください。
b. EXIT プログラムを再コンパイルします。
c. 以下の手順に従って、ユーザ テーブル(C1DEFLTS、ENDICNFG、
ENCOPTBL、SYMBOL TABLE)に対する変更の妥当性検査を前景で実
行します。
1. TSO ALLOC FI(EN$TROPT)SYSOUT REUSE コマンドを使用して、
EN$TROPT ファイルを TSO に割り当てます。
2. CA Endevor SCM を前景で起動します。
3. 画面を分割し、SDSF DA キューの TSO セッションにあるファイル
を確認します。
4. 選択したすべてのオプションとテーブルの設定が正しいことを
確認します。
d. ユーザ テーブル(C1DEFLTS、ENDICNFG、ENCOPTBL、SYMBOL TABLE)
に対する変更の妥当性検査をバッチで実行します。
–
追加の DD ステートメント //EN$TROPT DD SYSOUT=* で、バッチ
SCL ジョブをサブミットします。
–
ジョブが完了したら、SDSF で出力を表示し、前の手順と同じ前
景での妥当性検査を実行します。
e. 該当する場合は、C1DEFLTS テーブルでセキュリティを有効にし、
既存のセキュリティ テーブル(BC1TNEQU または Native Security の
テーブル)をマクロ ライブラリ(ipfrx.iqual.CSIQOPTN)を使用して
再アセンブルします。 注: 詳細については、「セキュリティ ガイ
ド」を参照してください。
20 インストール ガイド
インストール処理の実行
インストール処理の実行
CA Technologies にはすべてのメインフレーム製品にわたって標準化され
た製品インストールがあります。 インストール手順は以下のとおりです。
■
取得 - ソフトウェアをユーザの z/OS システムに転送します。
■
SMP/E を使用したインストール - SMP/E 環境を構築し、RECEIVE、APPLY、
および ACCEPT の手順を実行します。 ソフトウェアはカスタマイズさ
れていません。
■
展開 - 別のシステムまたは LPAR にターゲット ライブラリをコピーし
ます。
■
設定 - ソフトウェアを実行可能状態にし、カスタマイズされたロード
モジュールを作成します。
CA Chorus™ Software Manager(CA CSM)は、以前に CA Mainframe Software
Manager™ (CA MSM)と呼ばれていたものです。これは、z/OS システム
において各種の CA Technologies 製品インストール アクティビティの自動
化および簡略化ができる直観的な Web ベースのツールです。 また、この
アプリケーションにより、修正および推奨メンテナンスの取得と適用が容
易になります。 Web ベース インターフェースにより、より速く、より尐
ない失敗で製品のインストールとメンテナンスが可能になります。 ベス
ト プラクティスとして、CA CSM を使用してメインフレーム製品およびメ
ンテナンスをインストールすることが推奨されます。 CA CSM を使用する
と、JCL および SMP/E に関する経験が尐ないユーザでも製品をインストー
ルできます。
注: CA CSM をお持ちでない場合は、Download Center
(http://ca.com/jp/support)からダウンロードできます。. CA Chorus
Software Manager 製品ページの CA Chorus Software Manager ドキュメント
のマニュアル選択メニューにあるインストール手順に従ってください。
また、pax ファイルを使用して、標準化されたインストール プロセスを手
動で実行することもできます。このファイルは、http://ca.com/jp/support ま
たは製品 DVD からダウンロードできます。
第 1 章: 概要 21
インストール処理の実行
製品をインストールするには、以下の手順に従います。
1. インストールの準備を行い、お使いのサイトがインストール要件をす
べて満たしていることを確認します。
2. 以下のいずれかの方法で製品を取得したことを確認します。
■
ソフトウェアを http://ca.com/jp/support からダウンロードする(CA
CSM を使用)。
■
ソフトウェアを http://ca.com/jp/support からダウンロードする
(Pax-Enhanced Electronic Software Delivery (Pax ESD)を使用)。
■
製品 DVD を注文する。 その場合は、担当のアカウント マネージャ
または CA Technologies サポート担当者にご連絡ください。
3. 以下のいずれかの方法で、SMP/E インストールを実行します。
■
CA CSM を使用して製品を取得した場合は、CA CSM の[SMP/E
Environments]タブからインストール プロセスを開始します。
■
Pax ESD を使用して製品を取得した場合は、以下の方法で製品をイ
ンストールできます。
■
–
製品を手動でインストールします。
–
CA CSM の Add Product オプションを使用して SMP/E をインス
トールします。
DVD を使用した場合は、製品を手動でインストールします。
注: ご使用の製品に CA Recommended Service (CA RS)パッケージが発
行されている場合は、展開を続行する前にそのパッケージをインス
トールしてください。
4. 以下のいずれかの方法で、ターゲット ライブラリを展開します。
■
CA CSM を使用して製品を設定する場合は、CA CSM の展開が必要で
す。
■
手動の設定プロセスを使用する場合は、手動の展開手順を選択で
きます。
注: 展開は製品の開始の一部と見なされます。
5. CA CSM を使用するか、または手動で製品を設定します。
注: 設定は製品の開始の一部と見なされます。
22 インストール ガイド
製品オプションのインストールおよび設定方法
製品オプションのインストールおよび設定方法
本製品のインストールおよび設定後に、製品オプションおよびオプション
のコンポーネントをセットアップするために、追加タスクが必要です。一
部のオプションには、追加のソフトウェアおよびハードウェア要件があり
ます。以下の各オプションの詳細は、このガイドの付録で説明されます。
■
CA Endevor Quick Edit – 詳細については、付録「CA Endevor Quick Edit (P.
225)」を参照してください。
■
Web サービス - 詳細については、独立したシナリオ ベースのナレッジ
ドキュメント「Web サービスを有効にする方法 」を参照してください。
このシナリオは新しい「シナリオ ガイド」(HTML 形式または PDF 形
式)にも含まれています。
■
Eclipse-Based UI - 詳細については、付録 「Eclipse-Based UI (P. 243)」を
参照してください。
■
CA Endevor Integration for the Natural Environment - 詳細については、付
録「CA Endevor Integration for the Natural Environment」を参照してくだ
さい。 (P. 249)
■
日本語のパネルおよびメッセージ – 詳細については、付録「日本語の
パネルおよびメッセージ (P. 301)」を参照してください。
第 1 章: 概要 23
第 2 章: インストールの準備
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
ソフトウェア要件 (P. 25)
CA Common Services の要件 (P. 26)
セキュリティの要件 (P. 31)
ストレージ要件 (P. 32)
NDVRC1 許可 (P. 32)
並列アクション処理の有効化 (P. 33)
インストール プラン (P. 35)
複数リリースの同時インストール (P. 36)
USS スペース要件 (P. 37)
ソフトウェア要件
CA Endevor SCM では、以下のソフトウェアが必要です。
■
IBM がサポートしている z/OS 1.9 以上および対応する TSO ISPF バー
ジョン。
■
IBM SMP/E ユーティリティ
第 2 章: インストールの準備 25
CA Common Services の要件
CA Common Services の要件
CA Endevor SCM は製品のライセンスおよび許可に関して CA Common
Services を使用します。 CA Common Services for z/OS はシステム サービス
の集合体です。データ センタの管理を効率化することによって、ユーザ
のソフトウェア製品への投資を保護します。
CA Endevor SCM によって使用される CA Common Services コンポーネント
には CAIRIM、CA LMP、CAIENF などがあります。 これらのサービスは、CA
Endevor SCM の実行に役立ちます。
CAIENF および CAICCI は、並行アクション処理機能、Web サービス コンポー
ネント、または CA CM Enterprise Workbench 製品を使用する場合にのみ必
要です。Web サービス用の CA Common Services の詳細については、「Web
サービス用に CA Common Services を有効にする方法」を参照してください。
注: 他の CA 製品が環境にインストールされている場合、これらのサービ
スの一部がすでにインストールされている可能性があります。
注: サイトで CAIENF r12 以降を実行している場合、並行アクション処理ま
たは Web サービスにデータベースは必要ありません。
CAIRIM
CA Endevor SCM は、製品ライセンス許可のために CA Common Services
Resource Initialization Manager (CAIRIM)コンポーネントを使用します。
CAIRIM ルーチンは、CA z/OS Dynamic Service Code S910 にまとめられていま
す。
重要: CA Endevor SCM では CAIRIM は必須のコンポーネントです。 CAIRIM
は、CA Endevor SCM と共にインストールされ、IPL の 30 分以内に起動され
る必要があります。CAIRIM は CA Common Services for z/OS の構成要素です。
CAIRIM の機能および関連ユーティリティについては、「CA Common
Services for z/OS Getting Started」を参照してください。
26 インストール ガイド
CA Common Services の要件
CA LMP
CA Endevor SCM では、適切なレベルの CA License Maintenance Program
(LMP)を初期化する必要があります。 ライセンスされているソフトウェ
アの、標準化された自動トラッキング機能を提供する CA LMP は、CAIRIM
の重要な要素として提供されています。
CA ライセンス管理プログラムでは、ユーザの設定が、共通のリアルタイ
ム適用ソフトウェアを使って検証されます。CA LMP では、CA Endevor SCM
のライセンス、使用状況、および会計活動に関するレポートが実行されま
す。 これを実行するルーチンは、CA の z/OS 動的サービス コード S910
(CAIRIM サービス)に統合されています。
CA LMP には、以下のような機能があります。
■
共通のキー データセットを複数の CPU 間で共有できます。
■
キー情報を記述する際にチェック デジットを使用してエラーを検出
できます。
■
すでに実行されている CA ソフトウェア ソリューションに影響を及ぼ
すことなく実行キーを入力できます。
■
特別なメンテナンスは必要ありません。
注: CAIRIM パラメータに CA LMP 実行キーを定義する方法については、
「CA Common Services for z/OS Getting Started」を参照してください。
LMP キー証明書
CA Endevor SCM のインストール テープまたはメンテナンス テープに同梱
された CA LMP キー証明書を確認してください。 この証明書には、以下の
情報が含まれています。
製品名
指定されたサイトおよび CPU にライセンスされた CA Endevor SCM の
商標または登録商標名を特定します。
製品コード
CA Endevor SCM の 1 つ以上の機能に対応する 2 文字のコード。
補足
特定の CA Endevor SCM 機能に対するライセンスの参照番号(該当する
場合)。
第 2 章: インストールの準備 27
CA Common Services の要件
CPU ID
CA Endevor SCM のインストールが有効な特定の CPU を識別するコー
ド。
実行キー
CA LMP が製品を初期化するために必要な暗号化コード。 また、LMP
CODE とも呼ばれています。
満了日
CA Endevor SCM のライセンスが期限切れとなる日付(ddmmmyy)。
技術担当者
CA Endevor SCM のインストールと保守を担当する、指定された技術担
当者の名前。 これは、CA からの CA LMP に関するすべての連絡の宛先
となる担当者です。
MIS ディレクタ
MIS のディレクタ(サイトでこの機能を実行する担当者)の名前。 証
明書に担当者の名前ではなく役職が指定されている場合は、証明書の
訂正および検証時に実際の名前を指定する必要があります。
CPU 所在地
CPU がインストールされている建物の所在地。
LMP 実行キー
CA Endevor SCM が正常に初期化されるように、キー証明書で提供されてい
る CA LMP 実行キーを CAIRIM パラメータに追加する必要があります。 CA
LMP 実行キーを定義するには、CALPPOPTION の KEYS メンバを変更します。
以下の情報は、KEYS メンバのステートメントの構文を示し、それぞれのパ
ラメータを説明します。
PROD(pp) DATE(ddmmmyy) CPU(tttt-mmmm/ssssss) LMPCODE(kkkkkkkkkkkkkkkk)
pp
2 文字の製品コードを指定します。これは必須のコードで、CA Endevor
SCM の旧バージョンが存在する場合は CAIRIM ですでに使用されてい
るその製品コードと一致します。
ddmmmyy
ライセンス契約の有効期限。
28 インストール ガイド
CA Common Services の要件
tttt-mmmm
製品を実行する CPU タイプおよびモデル。CPU タイプまたはモデルが
4 文字未満である場合は、未使用部分に空白を挿入します。 このパラ
メーターは必須です。
ssssss
製品を実行するシリアル番号。 このパラメーターは必須です。
kkkkkkkkkkkkkkkk
製品の実行に必要な実行キー。 このキーは、各 CA ソフトウェア ソ
リューションに同梱されるキー証明書に記載されています。
以下は、LMP キーのエントリの例です。 インストールの製品コードと実
行キーの値は異なります。 CPM モデル番号の末尾の空白に注意してくだ
さい。
PROD(ZZ) DATE(08DEC99) CPU(3090-600 /370623) LMPCODE(0408A0423C0123EF)
注: CAIRIM に CA LMP 実行キーを定義する方法については、「CA Common
Services for z/OS Getting Started」を参照してください。
LMP 実行キーのインストールの検証
テスト環境を有効にする前に、必要なすべての CA Common Services LMP 実
行キーが「CA Common Services for z/OS Getting Started」で説明されている
とおりにインストールされていることを確認します。 本番環境に使用さ
れている実行キーと同じキーを使用できます。製品の新しいリリースに
アップグレードする場合、新しいキーは必要ありません。
一部のユーザは、製品のすべての機能を使用するライセンスがない可能性
があります。 この段階の一環であるデモンストレーション ジョブ スト
リームでは、CA Endevor SCM のすべての機能が使用されます。
CA が提供した有効化 CA LMP 実行キーが CA Common Services CAIRIM ライ
センス コンポーネントに指定されていることを確認してください。
注: すべての機能を利用できる実行キーがない場合は、CA LMP サポート
グループ(http://ca.com/support)に連絡し、暫定キーを入手できます。
第 2 章: インストールの準備 29
CA Common Services の要件
LMP キー要件
CA License Management Program (CA LMP)は、ライセンスされているソフ
トウェアの調査を標準化および自動化した方法で行います。 CA LMP は、
共通リアルタイム実行ソフトウェアを使用して、ユーザの設定を検証しま
す。 CA LMP は、CA Technologies 製品のライセンス、使用状況、コスト関
連のアクティビティについて報告します。
ユーザの製品は LMP キーでライセンスされます。 以下のいずれかの方法
で LMP キーを取得します。
■
ユーザの製品メディアから
■
Pax ESD で
■
以下から http://ca.com/jp/support
注: LMP キーの詳細については、CA Common Services for z/OS のマニュアル
を参照してください。
30 インストール ガイド
セキュリティの要件
CA Common Services が実行中であることの確認
CA Common Services コンポーネント CAIRIM、CAIENF、CAICCI がメインフ
レームにインストールされていて、実行中である必要があります。CAIENF
と CAICCI が必要になるのは、同時アクション処理機能または CA CMEW を
使用する場合のみです。 それらがまだインストールおよび実行されてい
ない場合は、「CA Common Services for z/OS 導入ガイド」に記載されてる手
順に従って、それらのサービスをインストールする必要があります。
CAIENF と CAICCI がインストールされており実行されているかどうか判断する方
法
1. SDSF ステータス表示に移動し、プレフィックス「ENF*」を入力します。
注: システム上にアクティブな ENF* がない場合は、システム プログラ
マに連絡して、それを起動してもらってください。
2. ジョブが実行されている場合は、それを選択し、ジョブ内で CAICCI を
検索します(見つけます)。
■
CAICCI が見つかる場合、CAIENF と CAICCI は実行されています。
■
CAICCI が見つからない場合は、ユーザ サイトの CAI.CAIPROC ライブ
ラリを確認して、サイトで CAICCI を実行するために ENF メンバが
変更されているかどうかを確認します。
ENF メンバが存在しない場合は、CA Common Services 管理者(また
はシステム プログラマ)に連絡して、システム上の CAIRIM、CAIENF、
CAICCI のステータスを判断してください。
セキュリティの要件
このガイドのタスクを完了するには、以下のセキュリティ要件を満たす必
要があります。
■
データセットの定義およびシステム許可機能の実行に関する適切なセ
キュリティ権限がある。
■
TSO プロファイルのプレフィクスがユーザ ID または NOPREFIX に設定
されている。
第 2 章: インストールの準備 31
ストレージ要件
ストレージ要件
所属しているサイトが 3390 タイプ ディスク デバイスを使用していると
仮定した場合、CA Endevor SCM 用のインストール関連データ セット用の
DASD スペース要件はおよそ 50 シリンダです。
重要: すべての SPACE パラメータは、3390 デバイスに基づきます。 サイ
トのデバイスが別のタイプのデバイスを使用している場合は、適宜、調整
する必要があります。
注: 実装データ セットの DASD スペース要件は、制御しているエレメント
の数およびさまざまな実装オプション(パッケージ機能、プロセッサ設計、
ライフ サイクル ステージ数など)に応じて、サイトによって異なります。
NDVRC1 許可
CA Endevor SCM のロード モジュール名 NDVRC1 を許可された TSO プログ
ラム、コマンド、およびサービス機能リストに認識させます。 このプロ
セスは、操作している TSO 環境に応じて変化します。 CA Endevor SCM の
旧リリースでこの手順を実行したことがある場合、再度行う必要はありま
せん。
NDVRC1 を許可するには、ロード モジュール名 NDVRC1 を、SYS1.PARMLIB
のメンバ IKJTSO00 の AUTHPGM、AUTHCMD、および AUTHTSF セクション
に追加します。
注: NDVRC1 許可の詳細については、IBM TSO/E のマニュアルを参照してく
ださい。
変更の有効化
NDVRC1 を適切なリストに追加し、LNKLSTnn および IEAAPFnn に必要な変更
を適用したら、PARMLIB および SETPROG コマンドを使用して、動的に変更
を有効にするか、IPL を再実行します。
32 インストール ガイド
並列アクション処理の有効化
並列アクション処理の有効化
CAICCI サービスの ENF プロシージャによって、並列アクション処理が有効
化されます。 並列アクション処理では CAICCI SPAWN 機能が使用されるた
め、並列アクション処理の起動パラメータ ファイル定義を ENF プロシー
ジャの SPNPARMS DD に追加する必要があります。 ENF プロシージャは、
初期の CAI.CAIPROC ライブラリにあります。 ただし、システム管理者がそ
のプロシージャをシステム PROCLIB にコピーしている可能性があります。
並列アクション処理を有効にするには、以下を実行します。
1. 並列アクション処理起動パラメータ ファイル定義 SPNPARMS DD を
ENF プロシージャに追加します。
//SPNPARMS DD DISP=SHR,DSN=&OPTLIB(&SPNPAR1)
//
DD DISP=SHR,DSN=&OPTLIB(&SPNPARn)
SPNPARn
CAIENF パラメータ メンバのシンボリックで、n は、パラメータ ファ
イルのリスト内で次に利用できるシーケンス番号です。
2. SPNPARn ファイルの CAICCI SERVICE ステートメントと CAICCI PROCESS
ステートメントを編集し、SPNPARn パラメータをカスタマイズします。
SERVICE ステートメント
ホスト アプリケーションを識別します
PROCESS ステートメント
Endevor を実行する JCL プロシージャを識別します
ENDEVOR
並列アクション処理中に CAICCI SPAWN サービスによって起動さ
れる CA Endevor SCM ホスト アプリケーションに関連付けられた
プロシージャの名前を指定します。 ENDEVOR 値は、SPAWN リクエ
ストによって起動されるスターティッド タスク プロシージャの
名前です。
注: 提供されたステートメントの書式のスペースや列の整列を維持し、
正確に保つことが重要です。詳細な CAICCI ステートメントの定義およ
び使用については、CA Common Services のマニュアルを参照してくだ
さい。
注: 並列アクション処理の CCI 定義の例については、インストール
ソース ライブラリ iprfx.iqual.CSIQOPTN で提供されているメンバ
CAPCCI を参照してください。
第 2 章: インストールの準備 33
並列アクション処理の有効化
3. ENDEVOR プロシージャのカスタマイズ サンプル ENDEVOR プロシー
ジャが、CA Endevor SCM に付属の CSIQJCL ライブラリで提供されてい
ます。
a. 変更後は、JES に定義されている PROCLIB にコピーします。
ENDEVOR は、スターティッド タスクとして開始されます。
b. ENDEVOR メンバ名を変更する場合は、SPNPARn ファイルの CCI
PROCESS ステートメント内の PROCNAME 値を更新して、新しいプ
ロシージャ名を反映する必要があります。
4. サイトのセキュリティ システムに必要な場合は、デフォルトの リー
ジョン ACID を定義します。 ENDEVOR は、STC(スターティッド タス
ク)として開始するため、セキュリティ システムに対し、デフォルト
のリージョン ACID を定義する必要があります。 詳細については、セ
キュリティ管理者にお問い合わせください。
5. これらの CAICCI コンポーネントを初めてインストールする場合は、イ
ンストール後にシステムで IPL を実行する必要はありません。 後続イ
ンストールである場合、詳細については、CA Common Services for z/OS
のマニュアルを参照してください。
6. (オプション)ワークロード管理を使用して、起動された STC が使用
するリソースを制御する場合は、以下の定義をお勧めします。
a. アクション リクエスト リージョン - アクション リクエスト リー
ジョンは、リクエストを同時にサービスするために作成されるス
ターティッド タスクです。スターティッド タスクのプロシージャ
名は、CCI PROCESS ステートメントの PROCNAME= パラメータに定
義されます。
スターティッド タスクを、1st Period の TSO より下に、そして、1st
Period の通常の開発バッチより上の Service クラスに定義します。
これは、2 つの Service クラスの定義に応じて、2 または 3 の
Importance です。
b. ルーティング リージョン - ルーティング リージョンとは、バッチ
ジョブまたはアクションを並列に処理するようにリクエストした
CA CM Enterprise Workbench スターティッド タスクです。これらの
ジョブは、Service クラス SYSSTC、または優先度の高い STCHI など
の Service クラスにあります (通常、STCHI は、Velocity 60 の
Importance 2 として定義されています)。
34 インストール ガイド
インストール プラン
インストール プラン
CA Endevor SCM のインストールと環境設定を正確に行うには、インストー
ルを注意深く準備および計画する必要があります。 以下の表とワーク
シートを使用して、インストールに必要な情報と値を確認して記録し、さ
らにサイトに対して推定されるディスク スペース要件を記録してくださ
い。
■
変数定義表 (P. 145)
異なるインストール JCL ジョブで使用するさまざまな変数の詳細定義
を確認します。
■
インストール ワークシート (P. 151)
サイトにインストールするために必要な情報と値を記録します。
■
サンプル アプリケーションのマスタ制御ファイルの割り当て (P. 150)
CA Endevor SCM サンプル アプリケーション用の割り当て情報を提供
します。
■
ディスク スペース要件ワークシート (P. 153)
サイトで使用するおおよそのディスク スペース要件を算出します。
第 2 章: インストールの準備 35
複数リリースの同時インストール
複数リリースの同時インストール
製品のこのリリースをインストールし、別の SMP/E 環境で旧リリースを引
き続き使用することができます。 以前のリリースを使用を継続する場合
は、以下の点にご注意ください。
■
製品を既存の SMP/E 環境にインストールする場合は、このインストー
ルによって旧リリースが削除されます。
■
Pax ESD を使用して製品の新リリースを取得した場合は、現在インス
トールされている旧リリースと異なるターゲットおよび配布ゾーンを
選択してください。 新しいゾーンは、旧リリースとは異なるライブラ
リを使用します。
注: デフォルトでは、CA CSM は新しい SMP/E 環境に製品をインストー
ルします。作業セットから既存の SMP/E 環境を選択することができま
す。 詳細については、CA CSM に含まれているオンライン ヘルプを参
照してください。
■
SMP/E がインストール時に適切なライブラリを参照するように、新し
いゾーンに DDDEF エントリを定義します。DDDEF エントリが新しいリ
リース ライブラリを参照していることを確認します。
同時リリースに関する考慮事項
多くの場合、CA Endevor SCM の 2 つの異なるリリースを同時に実行する必
要があります。 そのためには、テスト TSO ログオン プロシージャで、
CSIQAUTH/CSIQAUTU および CSIQLOAD データセットをそれぞれ STEPLIB お
よび CONLIB ステートメントに追加します。 CSIQSENU および CSIQJCL イン
ストール ライブラリの メンバ SCMM@LIB は、STEPLIB/CONLIB 連結をポイ
ントするように、インストール プロセスの BC1JJB03 によってカスタマイ
ズされています。 インストールされたスケルトン JCL メンバは、
STEPLIB/CONLIB 連結をポイントするように、CSIQJCL メンバーSCMM@LIB
を埋め込みます。 スタンドアロン JCL メンバには、STEPLIB/CONLIB 連結の
CSIQJCL メンバ SCMM@LIB が含まれます。 このメンバが存在するライブラ
リにポイントするように、CSIQJCL メンバ SCMM@LIB を JES PROCLIB にコ
ピーするか、JCLLIB ステートメントを各スタンドアロン JCL メンバに追加
できます。
36 インストール ガイド
USS スペース要件
同じ TSO/ISPF セッションで、両方のリリースにアクセスすることはできま
せん。ログオン プロシージャを確実に変更するために、1 つのリリースで
作業した後に別のリリースで作業する前に、TSO をログオフし、もう 1 度
ログオンする必要があります。ログオン プロシージャを変更しない場合、
メッセージには、互換性のない C1DEFLTS テーブルが示されます。
ISP コマンド テーブルに関する考慮事項
CA Endevor SCM は、一部のコマンド(ESORT、EONLY、EPRINT、ACMQ、
BC1PACMI、EMSGS など)に対し、ISP コマンド テーブル(ISPTLIB DD の下
に割り当てられる)を使用します。 ただし、この機能が明示的に有効に
なっていない限り、サイトのセキュリティ パッケージによって動作でき
ない可能性があります。 たとえば、CA ACF2 には、TSO コマンド限定とい
う機能があり、変更が必要な場合があります。
USS スペース要件
pax コマンドおよびそのコンテンツによって作成されるディレクトリを保
持するために、Pax ESD に使用する USS ファイル システムに十分な空き容
量があることを確認します。 pax ファイル サイズの約 3.5 倍の空き容量が
必要です。
十分な空き容量がない場合は、エラー メッセージ EDC5133I を受け取りま
す。
第 2 章: インストールの準備 37
第 3 章: CA CSM を使用した製品のインス
トール
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
システム プログラマの役割には、システム上の CA Technologies メインフ
レーム製品の取得、インストール、保守、展開、設定が含まれます。
CA CSM は、z/OS システム上の CA Technologies メインフレーム製品の管理
を簡略化および統一するアプリケーションです。 またこれらのサービス
により、修正および推奨されるメンテナンスの取得と適用が、より簡単に
なります。 Web ベース インターフェースにより、より速く、より尐ない
失敗で製品のインストールとメンテナンスが可能になります。 これらの
製品は CA CSM サービスを使用しているため、業界のベスト プラクティス
に沿った共通の方法で、製品をインストールできます。
このシナリオでは、システム プログラマが製品およびメンテナンスの取
得、インストール、展開、設定を行う手順を説明します。 企業によって
は、すべてのタスクが該当するとは限りません。 たとえば、製品の展開
および設定は行わないことがあります。 その場合には、製品展開タスク
および製品設定タスクを実行しないでください。
このシナリオを使用する前に、サイトに CA CSM がインストールされてい
る必要があります。 CA CSM がインストールされていない場合、
http://ca.com/jp/support. この Web ページには、CA CSM のすべてのドキュ
メントのリンクも含まれています。
CA CSM のアクセス (P. 40)には、Web ブラウザを使用します。
注: このシナリオは CA CSM の最新のバージョンに対応しています。 以前
のバージョンを使用している場合は、「CA Chorus Software Manager」製品
ページで該当するマニュアル選択メニューを参照してください。
このシナリオは、CA CSM を使用して実行する手順の大まかな概要です。詳
細については、CA CSM に含まれているオンライン ヘルプを参照してくだ
さい。
第 3 章: CA CSM を使用した製品のインストール 39
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
製品をインストールし、システム上でそれらを管理するには、以下のタス
クを実行します。
1. 新しい製品を取得します (P. 41)。
2. 製品をインストールします (P. 42)。
3. 環境にインストールされた製品の保守を行います (P. 45)。
4. 製品をターゲット システムに展開します (P. 45)。
5. ターゲット システムに展開された製品の設定を行います (P. 46)。
Web ベース インターフェースを使用した CA CSM へのアクセス
Web ベース インターフェースを使用して CA CSM へアクセスします。
CA CSM 管理者から CA CSM の URL を取得する必要があります。
以下の手順に従います。
1. Web ブラウザを開き、アクセス先の URL を入力します。
ログイン ページが表示されます。
注: Notice and Consent バナーが表示される場合は、表示される情報を
読み、その内容に同意してください。
2. z/OS のログイン ユーザ名およびパスワードを入力します。
初期ページが表示されます。 初めてログインする場合、CA サポート
Online Web サイト.
注: インターフェースの詳細については、ページの右上隅にあるオン
ライン ヘルプのリンクをクリックしてください。
40 インストール ガイド
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
3. [New]をクリックします。
CA サポート Online Web サイトで使用する認証情報の入力を促すメッ
セージが表示されます。
4. 認証情報を指定し、[OK]をクリックして[Next]をクリックします。
ユーザ設定の確認を促すメッセージが表示されます。
注: これらの設定は [User Settings]ページで設定可能です。
5. 設定を変更するかデフォルトをそのまま使用し、[Finish]をクリック
します。
設定タスクの進捗状況を示すダイアログ ボックスが表示されます。
[Show Results]をクリックすると、完了したタスクのアクションの詳
細を表示できます。
重要: サイトでプロキシを使用する場合は、[User Settings, Software
Acquisition] ページで、プロキシ認証情報を確認します。
製品の取得方法
製品取得サービス(PAS)を使用すると、メインフレーム製品とそのサー
ビス(プログラム一時修正(PTF)など)を簡単に取得できます。 PAS は、
ユーザのサイトにライセンスされている製品に関する情報を取得します。
そして、これらのエンタイトルメントを、稼動中のシステムで保守されて
いるソフトウェア カタログに記録します。
CA CSM を使用して製品を取得するには、以下の高レベル タスクを実行し
ます。
1. CA Support Online のアカウントを http://ca.com/jp/support で設定しま
す。.
CA CSM を使用して製品を取得またはダウンロードするには、CA
Support Online のアカウントが必要です。 アカウントをお持ちでない
場合は、http://ca.com/jp/support で作成してください。.
2. サイトの CA CSM の URL を決定します。
CA CSM にアクセスするには、その URL が必要です。URL をサイトの CA
CSM 管理者から を取得、z/OS 認証情報を使用してログインできます。
初回ログイン時、http://ca.com/jp/support にアクセスするために使用
する認証情報で CA CSM アカウントを作成するように求められます。.
このアカウントによって、製品パッケージをダウンロードできます。
第 3 章: CA CSM を使用した製品のインストール 41
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
3. CA CSM にログインし、[Products]ページに移動して、取得する製品
を特定します。
CA CSM にログインした後、現在の組織に対してライセンスが付与され
ている製品を[Products]タブで確認できます。
取得する製品が見つからない場合は、製品リストを更新してください。
CA CSM は、現在の認証情報に関連付けられたサイト ID を使用して、
http://ca.com/jp/support 経由で製品リストを更新します。
4. 製品インストール パッケージのダウンロード
製品リストで目的の製品を特定した後、製品インストール パッケージ
をダウンロードできます。
CA CSM は、CA Technologies FTP サイトからパッケージ(任意のメンテ
ナンス パッケージを含む)をダウンロード(取得)します。
取得プロセスが完了した製品は、いつでもインストールやメンテナンスの
適用ができます。
製品のインストール方法
ソフトウェア インストール サービス(SIS)を使用すると、製品リストで
使用可能なメインフレーム製品および稼動中のシステムで管理された
SMP/E 環境に現在インストールされているソフトウェアのメンテナンス
のインストールが容易になります。 たとえば、ダウンロード済みソフト
ウェア パッケージの参照、稼動中のシステムでの SMP/E 環境の管理、イ
ンストール タスクの自動化などが可能になります。
42 インストール ガイド
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
CA CSM を使用して製品をインストールするには、以下の高レベル タスク
を実行します。
第 3 章: CA CSM を使用した製品のインストール 43
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
1. (オプション)基本インストールの設定を構成します。
2. (オプション)SMP/E 環境の作業セットを設定します。
3. 製品のインストールを開始し、製品情報を確認します。
4. インストール タイプを選択します。
5. インストールの前提条件を確認します(何らかの条件が示されている
場合)。
6. 以下の手順のいずれかを実行して、SMP/E 環境を選択します。
■
SMP/E 環境を作成します。
a. グローバル ゾーンを設定します。
b. ターゲット ゾーンを作成します。
c. 配布ゾーンを作成します。
■
作業セットの既存の SMP/E 環境を使用します。
a. グローバル ゾーンを更新します。
b. ターゲット ゾーンのセットアップ: ターゲット ゾーンを作成
するか既存のターゲット ゾーンを使用します。
c. 配布ゾーンのセットアップ:配布ゾーンを作成するか既存の配
布ゾーンを使用します。
注: 製品または製品のコンポーネントを既存のターゲットまたは
配布ゾーンにインストールすると、古いバージョンは、ゾーンお
よび関連データ セットから削除されます。 必要に応じて、現在の
バージョンにメンテナンスを適用できるように、今回のインス
トールには新しいターゲット ゾーンと配布ゾーンを使用すること
をお勧めします。
7. インストール サマリを確認して、インストールを開始します。
8. (オプション)製品をインストールしている SMP/E 環境に関する保留
中のタスクを確認します。該当する場合、インストールを続行します。
CA CSM によって製品がインストールされます。
インストール処理が完了した後、使用可能な製品メンテナンスを確認して
インストールします。 これで、製品を展開できる状態になりました。 続
行する前に、CA CSM 外の別の手順を手動で実行する場合があります。
44 インストール ガイド
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
製品メンテナンスを適用する方法
既存の SMP/E 環境を CA CSM に移行することにより、インストール済みの
すべての製品を単一の Web ベース インターフェースから統一された方法
で保守することができます。
CA CSM を使用して、CA Technologies 製品の保守ができます。
CA CSM を使用して製品を保守するには、以下の高レベル タスクを実行し
ます。
1. 製品がインストールされている SMP/E 環境を CA CSM が認識している
ことを確認します。 認識していない場合は、SMP/E 環境を CA CSM に
移行します。
移行中に、CA CSM は SMP/E 環境に関する情報をデータベースに格納し
ます。
2. インストール済み製品リリースに対応した最新メンテナンスを
[Products]タブからダウンロードします。
目的のリリースが見つからない場合は、以下の手順を実行してメンテ
ナンスをダウンロードします。
a. 目的のリリースを手動で追加する。
b. リリースを更新する。
3. メンテナンスを適用します。
CA CSM によって、製品にメンテナンスが適用されます。
メンテナンス プロセスが完了すると、システム レジストリに定義された
システムに製品を展開する準備ができました。 続行する前に、CA CSM 外
の別の手順を手動で実行する場合があります。
製品の展開方法
Software Deployment Service(SDS)を使用すると、稼動中のシステムのソ
フトウェア インベントリからターゲット システムへのメインフレーム製
品の展開が容易になります。 簡略化される操作には、既知のトポロジ全
体での適切な転送メカニズムによる、ポリシー準拠のインストール済み製
品の展開などがあります。
第 3 章: CA CSM を使用した製品のインストール 45
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
重要: 製品を展開する前に、システム レジストリでターゲット システムお
よびリモート認証情報をセットアップします。
CA CSM を使用して製品を展開するには、以下の高レベル タスクを実行し
ます。
1. 方法をセットアップします。
注: 展開の作成時に方法をセットアップすることや、以前にセット
アップしている場合には、既存の方法を使用することもできます。 そ
の場合には、この手順を省略できます。
2. 展開を作成します。 必要に応じて展開を保存し、後で編集することも
できます。
3. 以下のように展開します。
a. 展開のスナップショットを作成します。
b. 展開をターゲット システムに転送します。
c. メインフレーム環境に展開(解凍)します。
CA CSM によって製品がターゲット システムに展開されます。
展開プロセスが完了した製品は、いつでも設定できます。続行する前に、
CA CSM 外の別の手順を手動で実行する場合があります。
製品の設定方法
Software Configuration Service (SCS)を使用すると、メインフレーム製品
の設定が容易になります。 設定によって、展開済みライブラリがランタ
イム ライブラリにコピーされ、製品がサイト用にカスタマイズされて実
行可能状態に移行します。 CA CSM を使用して、取得、インストール、展
開がすでに完了した CA Technologies 製品の設定ができます。 製品の展開
に CA CSM を使用していない場合は、その製品の設定に CA CSM を使用す
ることはできません。
46 インストール ガイド
CA CSM を使用して製品をインストールする方法
CA CSM を使用して製品を設定するには、以下の高レベル タスクを実行し
ます。
1. [Deployments]タブで設定可能な展開を選択すると、その展開に関す
る詳細および製品が表示されます。
2. 展開内の製品を選択し、[Configuration]ウィザードを開始して設定を
作成します。 ウィザードの各手順を完了します。 ウィザードでは、詳
細な説明に複数のレベルが用意されており、サイトの設定項目の選択
をガイドします。 任意に時点で作業を保存し、後で戻ることができま
す。 ウィザードの手順を部分的に完了した設定は、[Configurations]
タブで一覧表示されます。 ウィザードには、以下の手順が含まれてい
ます。
a. 設定名を定義し、ターゲット システムを選択します。
b. 設定機能およびオプションを選択します。
c. システム基本設定を定義します。
d. ターゲット設定を作成します。
e. リソースを選択し編集します。
3. 設定を作成します。 [Configuration]ウィザードの最後の手順で、設
定をビルドすることができます。 必要に応じて、設定を編集したり、
再度設定をビルドすることもできます。 設定をビルドするとウィザー
ドが閉じられ、すべての設定項目を含めた設定が作成されます。
4. (オプション)設定を検証します。 検証では、設定を実装したときに
使用されるリソースへのアクセスが確認されます。
5. 設定を行います。 設定を実装することにより、展開済みのソフトウェ
アが完全に機能するようになります。実装はターゲット システムで実
行され、設定で定義されている変数、リソース、および操作が適用さ
れます。
CA CSM によって製品が設定されます。
展開プロセスが完了した製品は、いつでも使用できます。続行する前に、
CA CSM 外の別の手順を手動で実行する場合があります。
注: CA CSM 構成プロセスにより、CA Endevor SCM の迅速な実装の構成が実
装されます。 CA CSM を使用して CA Endevor SCM を構成する代わりに、ベ
スト プラクティス実装を使用することをお勧めします。 ベスト プラク
ティス実装の詳細については、「シナリオ ガイド」を参照してください。
第 3 章: CA CSM を使用した製品のインストール 47
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製
品のインストール
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
Pax ファイルを使用して製品をインストールする方法 (P. 49)
ファイル システムの割り当ておよびマウント (P. 51)
製品 Pax ファイルの取得 (P. 54)
Pax ファイルからの製品ディレクトリの作成 (P. 60)
z/OS データ セットへのインストール ファイルのコピー (P. 62)
Pax インストール用の SMP/E 環境の準備 (P. 63)
Pax インストール用のインストール ジョブの実行 (P. 66)
USS ディレクトリのクリーン アップ (P. 67)
予防保守の適用 (P. 68)
Pax ファイルを使用して製品をインストールする方法
システム プログラマの役割には、メインフレーム システムへの製品のイ
ンストールが含まれます。 このオプションでは、製品 Pax ファイルを
http://ca.com/jp/support または製品 DVD から取得します。
DVD には、製品の pax ファイルが含まれているフォルダがあります。製品
DVD を取得した後に、製品の更新が発生している場合があります。 オン
ライン サイト上のファイルには、常に製品の最新アップデートが含まれ
ています。 最新の更新を取得しているかどうかを調べるには、
http://ca.com/jp/support に移動し、[Download Center]をクリックしてく
ださい。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 49
Pax ファイルを使用して製品をインストールする方法
Pax ファイルを使用して製品をインストールするには、以下のタスクを実
行します。
1. ファイル システムの割り当ておよびマウントを行います (P. 51)。
2. 製品 Pax ファイルを取得します (P. 54)。
3. Pax ファイルから製品ディレクトリを作成します (P. 60)。
4. インストール ファイルを z/OS データ セットにコピーします (P. 62)。
5. Pax インストール用の SMP/E 環境を準備します (P. 63)。
6. Pax インストール用のインストール ジョブを実行します (P. 66)。
7. (オプション)USS ディレクトリをクリーン アップします (P. 67)。
8. (オプション)予防保守を適用します (P. 68)。
USS 環境のセットアップ
以下のタスクを実行するには、UNIX システム サービス(USS)ディレクト
リおよび十分な容量のあるファイル システムが必要です。
■
製品 pax ファイルを http://ca.com/jp/support から受信します。.
■
ユーティリティ機能を実行して、pax ファイルを解凍し、製品のイン
ストールの完了に使用可能な MVS データ セットにします。
Pax ESD 専用のファイル システムの割り当ておよびマウントをお勧めしま
す。 ファイル システムに必要な容量は、以下によって異なります。
50 インストール ガイド
■
ダウンロードする pax ファイルのサイズ。
■
解凍後に pax ファイルを保持するかどうか。 この方法はお勧めしませ
ん。
ファイル システムの割り当ておよびマウント
pax ファイルのダウンロードおよび解凍には、1 つのディレクトリを使用
することをお勧めします。 同じディレクトリを再利用すると、USS のセッ
トアップが最小限に抑えられます。USS のセットアップを 1 回で完了する
必要があります。 その後のダウンロードでは、同じディレクトリを再利
用します。 または、pax ファイルのダウンロードごとに、ディレクトリを
作成することもできます。
重要: Pax ESD プロセスの一環として SMP/E インストール用 pax ファイル
をダウンロードするには、Pax ESD プロセスに使用される UNIX System
Services (USS)ディレクトリへの書き込み権限が必要です。 Pax ESD ディ
レクトリを含むファイル システムでは、pax ファイルのダウンロードおよ
びそのコンテンツの解凍を実行するために、pax ファイルの約 3.5 倍の空
き容量も必要になります。 たとえば、14 MB の pax ファイルのダウンロー
ドと解凍を行うには、Pax ESD ディレクトリをホストしているファイル シ
ステムに約 49 MB の空き容量が必要です。
ファイル システムの割り当ておよびマウント
製品インストール プロセスでは、pax ファイルを受信し解凍手順を実行す
るための USS ディレクトリが必要になります。 製品の取得専用のファイ
ル システムを割り当ててマウントし、このファイル システム内にディレ
クトリを作成することをお勧めします。
製品のダウンロードには、zSeries File System (zFS)や階層ファイル シス
テム(HFS)を使用できます。
この手順では、以下のタスクを実行する方法について説明します。
■
zFS または HFS を割り当てます。
■
選択した既存のメンテナンス USS ディレクトリでマウント ポイント
を作成します。
■
新規作成されたマウント ポイント上へのファイル システムのマウン
ト
注: SUPERUSER 権限、またはファイル システムに対する USS マウント
コマンドの発行が許可されるために必要な SAF プロファイル設定のい
ずれかが必要です。
■
(オプション)ディレクトリ作成者と同じグループのユーザに書き込
み権限を許可します。
重要: USS コマンドでは大文字と小文字が区別されます。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 51
ファイル システムの割り当ておよびマウント
以下の手順に従います。
1. サイト要件に応じて以下のサンプルのいずれかをカスタマイズするこ
とにより、ファイル システムを割り当てます。
■
zFS で、以下のサンプルを使用します。
//DEFINE
EXEC PGM=IDCAMS
//SYSPRINT DD
SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD
SYSOUT=*
//AMSDUMP DD
SYSOUT=*
//SYSIN
DD *
DEFINE CLUSTER ( +
NAME(your_zFS_data_set_name) +
STORAGECLASS(class) +
LINEAR +
CYL(primary secondary) +
SHAREOPTIONS(3,3) +
)
/*
//FORMAT
EXEC PGM=IOEAGFMT,REGION=0M,
// PARM=('-aggregate your_zFS_data_set_name -compat')
//SYSPRINT DD
SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD
SYSOUT=*
//STDOUT
DD
SYSOUT=*
//STDERR
DD
SYSOUT=*
//CEEDUMP
DD SYSOUT=*
//*
■
HFS で、以下のサンプルを使用します。
//ALCHFS EXEC PGM=IEFBR14
//CAPAX DD
DSN=yourHFS_data_set_name,
//
DISP=(NEW,CATLG,DELETE),UNIT=3390,
//
DSNTYPE=HFS,SPACE=(CYL,(primary,secondary,1))
ファイル システムが割り当てられます。
注: 使用する zFS または HFS データ セットの名前が USS ファイル シス
テムのデータ セット命名規則に適合することを確認してください。
ファイル システム データ セットの割り当てが失敗する場合、環境設
定で割り当てが許可されていないことが原因です。 HFS で、ISPF 3.2
Data Set Utility を使用して、ユーザの HFS データ セットの割り当てを試
行してください。
52 インストール ガイド
ファイル システムの割り当ておよびマウント
2. ファイル システムのマウント ポイントを作成します。 この例では、
既存のディレクトリ /u/maint に /CA/CAPAX ディレクトリを作成する
方法について説明します。 TSO OMVS シェルから、以下のコマンドを
入力します。
cd /u/maint/
mkdir CA
cd CA
mkdir CAPAX
注: このドキュメントでは、この構造を「yourUSSpaxdirectory」と呼び
ます。
マウント ポイントが作成されます。
3. サイト要件に応じて以下のサンプルのいずれかをカスタマイズするこ
とにより、ファイル システムをマウントします。
■
zFS では、以下のサンプルを使用します。
MOUNT FILESYSTEM('your_zFS_data_set_name')
MOUNTPOINT('yourUSSpaxdirectory')
TYPE(ZFS) MODE(RDWR)
PARM(AGGRGROW)
■
HFS では、以下のサンプルを使用します。
MOUNT FILESYSTEM('your_HFS_data_set_name')
MOUNTPOINT('yourUSSpaxdirectory')
TYPE(HFS) MODE(RDWR)
ファイル システムがマウントされます。
4. (オプション)このディレクトリのセキュリティ権限を設定します。
chmod コマンドを使用すると、他のユーザに Pax ESD ディレクトリと
そのファイルへのアクセスを許可することができます。たとえば、USS
グループの他のユーザの Pax ESD ディレクトリへの書き込み権限を許
可するには、TSO OMVS シェルから以下のコマンドを入力します。
chmod -R 775 /yourUSSpaxdirectory/
書き込み権限が許可されます。
注: chmod コマンドの詳細については、IBM の「z/OS UNIX System
Services User Guide(SA22-7802)」を参照してください。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 53
製品 Pax ファイルの取得
製品 Pax ファイルの取得
CA Technologies 製品のインストール手順を開始するには、セットアップし
た USS ディレクトリに製品 pax ファイルをコピーします。
重要: Pax ESD プロセスの一環として SMP/E インストール用 pax ファイル
をダウンロードするには、Pax ESD プロセスに使用される UNIX System
Services (USS)ディレクトリへの書き込み権限が必要です。 また、この
ガイドの手順を開始する前に、USS ファイル スペースが使用可能であるこ
とが必要です。
以下のいずれかの方法を使用します。
■
製品 pax ファイルを http://ca.com/support から PC にダウンロード (P.
55)し、これを USS ファイル システムにアップロードします。
ZIP ファイルをダウンロードする場合は、USS ファイル システムにアッ
プロードする前にファイルを解凍する必要があります。
■
pax ファイルを http://ca.com/support から USS ファイル システムに直
接ダウンロード (P. 56)します。
■
pax ファイルを製品 DVD から PC にダウンロードし、pax ファイルを
USS ファイル システムにアップロードします。 (P. 59)
このセクションには、以下の情報が含まれます。
■
製品 pax ファイルを CA Support Online FTP サーバから z/OS システムの
USS ディレクトリに直接ダウンロードするためのサンプル バッチ
ジョブ
■
pax ファイルを PC から z/OS システムの USS ディレクトリにアップ
ロードするためのサンプル コマンド
重要: FTP 手順は、ローカルのファイアウォールおよびその他のセキュリ
ティ設定によって異なります。サイトで使用する適切な FTP 手順を決定す
るには、ローカルのネットワーク管理者に連絡してください。
54 インストール ガイド
製品 Pax ファイルの取得
製品 pax ファイルを保持するため使用する USS ファイル システムに十分
な空き容量があることを確認してください。 十分な空き容量がない場合
は、以下のようなエラー メッセージが表示されます。
EZA1490I Error writing to data set
EZA2606W File I/O error 133
ダウンロードが終了すると、USS ディレクトリ内の pax ファイルのサイズ
が、[CA Technologies Products Download]ウィンドウの対応する pax ファ
イルの[Size]列の値と一致します。
Pax ESD 使用による PC へのファイルのダウンロード
製品インストール ファイルを http://ca.com/jp/support から PC にダウン
ロードできます。
以下の手順に従います。
1. http://ca.com/jp/support にログインし、[Download Center]をクリッ
クします。
[Download Center]の Web ページが表示されます。
2. [Download Center]で、最初のドロップダウン リストから[Products]
を選択し、製品、リリース、および Genlevel (該当する場合)を指定
した後、[Go]をクリックします。
CA Product Download ウィンドウが表示されます。
3. CA Technologies 製品ソフトウェア パッケージ全体または個別の pax
ファイルを PC にダウンロードします。 ZIP ファイルをダウンロードす
る場合、続行する前にそのファイルを解凍する必要があります。
注: 従来のインストールのダウンロードについては、「Traditional ESD
User Guide」を参照してください。 ダウンロード方法の詳細について
は、「Download Methods and Locations」の項目を参照してください。
http://ca.com/jp/support に移動し、ログインして、[Download Center]
をクリックします。[Download Help]の見出しの下にガイドへのリン
クおよび項目が表示されます。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 55
製品 Pax ファイルの取得
バッチ JCL を使用したダウンロード
メインフレームでバッチ JCL を実行することによって、pax ファイルを
http://ca.com/jp/support からダウンロードします。 ダウンロードを実行す
るには、CAtoMainframe.txt (P. 58) という名前で PDF ファイルに添付されて
いるサンプル JCL を使用します。
重要: このガイドの PDF 版には、メインフレームに直接コピー可能なサン
プル JCL ジョブが含まれています。 これらのジョブにアクセスするには、
PDF リーダの左側にあるクリップ アイコンをクリックします。 添付ファ
イルを表示するウィンドウが表示されます。 ファイルをダブルクリック
すると、サンプル JCL が表示されます。 PDF ファイルの表示には、Adobe
Reader の最新のバージョンを使用することをお勧めします。
注: http://ca.com/jp/support で説明されている推奨のダウンロード方法を
使用することをお勧めします。. この JCL 手順は、CA CSM を使用しないユー
ザ向けの推奨ダウンロード方法です。 また、次のセクションでは PC を経
由してメインフレームにダウンロードする手順について説明します。
以下の手順に従います。
1. ACCOUNTNO を有効な JOB ステートメントに置き換えます。
2. yourTCP/IP.PROFILE.dataset をユーザのシステムの TCPIP プロファイル
データの名前に置き換えます。 必要な場合には、ローカル ネットワー
ク管理者に連絡してください。
このジョブはユーザのプロファイルを参照します。
3. YourEmailAddress をユーザの電子メール アドレスで置き換えます。
このジョブはユーザの電子メール アドレスを参照します。
4. yourUSSpaxdirectory を Pax ESD のダウンロードに使用する USS ディレ
クトリの名前に置き換えます。
このジョブはユーザの USS ディレクトリを参照します。
5. [CA Support Product Download]ウィンドウ上でダウンロードする製品
コンポーネントを探します。
ここで、ダウンロードする製品コンポーネントが特定されました。
56 インストール ガイド
製品 Pax ファイルの取得
6. 適用可能なファイルの[Download]をクリックします。
注: 複数のダウンロードの場合は、ファイルをカートに追加してくだ
さい。
[Download Method]ウィンドウが開きます。
7. [FTP Request]をクリックします。
[Review Download Requests]ウィンドウに、ダウンロードのリクエス
ト対象のすべてのファイルが表示されます。
注: ファイルをダウンロードする準備できた場合に電子メールを送信
します。または、ファイルが利用可能な場合には、このウィンドウに
リンクが表示されます。
8. 以下の方法のいずれかを選択します。
Preferred FTP
CA Technologies のワールドワイドなコンテンツ配信ネットワーク
(CDN)を使用します。 この方法を使用してダウンロードできな
い場合は、企業ネットワークの外側からのダウンロードを許可さ
れている従業員が使用するダウンロード元サーバに対するセキュ
リティ制限を確認してください。
ホスト名: ftp://ftpdownloads.ca.com
代替 FTP
ニューヨーク州ロングアイランドに存在する元のダウンロード
サーバを使用します。
ホスト名: 製品ファイルおよびダウンロード カート ファイルには
ftp://scftpd.ca.com、個別のソリューション ファイルには
ftp://ftp.ca.com を使用します。
これら 2 つの方法では、ホスト、ユーザ名、パスワード、FTP ロケー
ションが表示されます。この FTP ロケーションがにサンプル JCL をコ
ピーできます。
注: FTP に関する詳細については、[Review Download Requests]ウィ
ンドウにある[FTP Help]ドキュメント リンクや、[Download Methods]
ウィンドウで利用可能な[Learn More]リンクを参照してください。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 57
製品 Pax ファイルの取得
9. ジョブをサブミットします。
重要: FTP コマンドが正しくない場合、このジョブが失敗しても、条件
コード 0 を返す可能性があります。 ジョブ DDNAME SYSPRINT のメッ
セージを読んで、FTP が成功したことを確認してください。
JCL ジョブを実行した後、pax ファイルは、メインフレームの指定した
USS ディレクトリに配置されます。
例: CAtoMainframe.txt, JCL
添付されている CAtoMainframe.txt JCL ファイルに、以下のテキストが表示
されます。
//GETPAX
JOB (ACCOUNTNO),'FTP GET PAX ESD PACKAGE',
//
MSGCLASS=X,CLASS=A,NOTIFY=&SYSUID
//*********************************************************************
//* This sample job can be used to download a pax file directly from *
//* CA Support Online to a USS directory on your z/OS system.
*
//*
*
//* When editing the JCL ensure that you do not have sequence numbers *
//* turned on.
*
//*
*
//* This job must be customized as follows:
*
//* 1. Supply a valid JOB statement.
*
//* 2. The SYSTCPD and SYSFTPD JCL DD statements in this JCL may be
*
//*
optional at your site. Remove the statements that are not
*
//*
required. For the required statements, update the data set
*
//*
names with the correct site-specific data set names.
*
//* 3. Replace "Host" based on the type of download method.
*
//* 4. Replace "YourEmailAddress" with your email address.
*
//* 5. Replace "yourUSSpaxdirectory" with the name of the USS
*
//*
directory used on your system for Pax ESD downloads.
*
//* 6. Replace "FTP Location" with the complete path
*
//*
and name of the pax file obtained from the FTP location
*
//*
of the product download page.
*
//*********************************************************************
//GETPAX
EXEC PGM=FTP,PARM='(EXIT',REGION=0M
//SYSTCPD DD
DSN=yourTCPIP.PROFILE.dataset,DISP=SHR
//SYSFTPD DD
DSN=yourFTP.DATA.dataset,DISP=SHR
//SYSPRINT DD
SYSOUT=*
//OUTPUT
DD
SYSOUT=*
//INPUT
DD
*
Host
anonymous YourEmailAddress
lcd yourUSSpaxdirectory
バイナリ
get FTP_location
quit
58 インストール ガイド
製品 Pax ファイルの取得
PC を経由するメインフレームへのファイルのダウンロード
製品のインストール ファイルを PC にダウンロードし、それらを USS シス
テムに転送します。
以下の手順に従います。
1. 以下のいずれかの方法で、製品ファイルを PC にダウンロードします。
■
Pax ESD (P. 55)。 ZIP ファイルをダウンロードした場合は、最初に
ファイルを解凍してから製品の pax ファイルを使用します。
■
DVD。 製品ソフトウェア パッケージ全体(または個別の pax ファ
イル)を PC にコピーします。
pax ファイルが PC 配置されます。
注: pax.Z のフォーマットは変更しないでください。
2. Windows コマンド プロンプトを開きます。
コマンド プロンプトが表示されます。
3. 以下の FTP コマンドをカスタマイズして入力します。
FTP mainframe
userid
password
bin
lcd C:¥PC¥folder¥for¥thePAXfile
cd /yourUSSpaxdirectory/
put paxfile.pax.Z
quit
出口(EXIT)
mainframe
z/OS システムの IP アドレスまたは DNS 名を指定します。
userid
z/OS のユーザ ID を指定します。
password
z/OS のパスワードを指定します。
C:¥PC¥folder¥for¥thePAXfile
PC 上の pax ファイルの場所を指定します。
注: パス名に空白または特殊文字が含まれる場所を指定する場合
は、その値を二重引用符で囲みます。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 59
Pax ファイルからの製品ディレクトリの作成
yourUSSpaxdirectory
Pax ESD のダウンロードに使用する USS ディレクトリの名前を指
定します。
paxfile.pax.Z
アップロードする pax ファイルの名前を指定します。
pax ファイル がメインフレームに送られます。
Pax ファイルからの製品ディレクトリの作成
pax コマンドは以下のアクションを実行します。
■
pax ファイル内にパッケージされたファイルおよびディレクトリを抽
出します。
■
pax ファイルと同じディレクトリ構造で USS ディレクトリを作成しま
す。
■
製品およびレベル固有のディレクトリ名を自動生成します。
現在の作業ディレクトリを pax ファイルが含まれるディレクトリに設定
し、以下のコマンドを入力して USS ディレクトリにディレクトリを作成し
ます。
pax -rvf pax-filename
Unpackage.txt (P. 61) として PDF ファイルに添付されているサンプル JCL を
使用して、製品の pax ファイルを製品インストール ディレクトリに抽出し
ます。
重要: このガイドの PDF 版には、メインフレームに直接コピー可能なサン
プル JCL ジョブが含まれています。 これらのジョブにアクセスするには、
PDF リーダの左側にあるクリップ アイコンをクリックします。 添付ファ
イルを表示するウィンドウが表示されます。 ファイルをダブルクリック
すると、サンプル JCL が表示されます。 PDF ファイルの表示には、Adobe
Reader の最新のバージョンを使用することをお勧めします。
60 インストール ガイド
Pax ファイルからの製品ディレクトリの作成
以下の手順に従います。
1. ACCOUNTNO を有効な JOB ステートメントに置き換えます。
2. yourUSSpaxdirectory を製品のダウンロードに使用する USS ディレクト
リの名前に置き換えます。
ジョブは、ユーザが指定したディレクトリを参照します。
3. paxfile.pax.Z を pax ファイルの名前に置き換えます。
ジョブは、ユーザが指定した pax ファイルを参照します。
4. ジョブをサブミットします。
ジョブにより製品ディレクトリが作成されます。
注: PARM= ステートメントが 71 文字を超える場合は、代わりに UNPAXDIR
の 2 番目の形式をコメント解除して使用します。 このサンプル ジョブで
は、カラム 72 で X を使用し、2 行目に PARM= パラメータを続けます。
例: カスタマイズ用の JCL ファイル(Unpackage.txt)
添付されている Unpackage.txt JCL ファイルに以下のテキストが表示され
ます。
//ESDUNPAX JOB (ACCOUNTNO),'UNPAX PAX ESD PACKAGE',
// MSGCLASS=X,CLASS=A,NOTIFY=&SYSUID
//*********************************************************************
//* This sample job can be used to invoke the pax command to create
*
//* the product-specific installation directory.
*
//*
*
//* This job must be customized as follows:
*
//* 1. Supply a valid JOB statement.
*
//* 2. Replace "yourUSSpaxdirectory" with the name of the USS
*
//*
directory used on your system for Pax ESD downloads.
*
//* 3. Replace "paxfile.pax.Z" with the name of the pax file.
*
//* NOTE: If you continue the PARM= statement on a second line, make *
//*
sure the 'X' continuation character is in column 72.
*
//*********************************************************************
//UNPAXDIR EXEC PGM=BPXBATCH,
// PARM='sh cd /yourUSSpaxdirectory/; pax -rvf paxfile.pax.Z'
//*UNPAXDIR EXEC PGM=BPXBATCH,
//* PARM='sh cd /yourUSSpaxdirectory/; pax
X
//*
-rvf paxfile.pax.Z'
//STDOUT DD SYSOUT=*
//STDERR DD SYSOUT=*
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 61
z/OS データ セットへのインストール ファイルのコピー
z/OS データ セットへのインストール ファイルのコピー
SMP/E GIMUNZIP ユーティリティを呼び出して、製品固有のディレクトリ
から MVS データ セットを作成するには、この手順を使用します。
製品ディレクトリの UNZIPJCL ファイルには、インストール パッケージを
GIMUNZIP するサンプル ジョブが含まれています。 z/OS データ セットを
作成するには、UNZIPJCL ジョブを編集およびサブミットしてください。
以下の手順に従います。
1. 必要に応じて、製品の readme ファイルまたはインストールの注意事
項を探して参照します。これらのファイルは、pax コマンドで作成し
た製品固有のディレクトリにあります。 このファイルには、インス
トール手順を完了するために必要となる製品固有の詳細情報が含まれ
ています。
以上により、製品固有のインストールの詳細を特定できました。
2. UNZIPJCL サンプル ジョブを編集するには、ISPF EDIT または TSO ISHELL
を使用します。 以下のいずれかの方法で、この手順を実行できます。
■
ISPF EDIT を使用します。 UNZIPJCL ファイルの完全パス名を指定し
ます。
■
TSO ISHELL を使用します。 UNZIPJCL ファイルに移動し、E 行コマン
ドを使用してファイルを編集します。
ジョブが編集されます。
3. SMPDIR DD PATH を pax コマンドによって作成された製品固有ディレ
クトリに変更します。
製品固有ディレクトリが表示されます。
4. ICSF がアクティブでない場合は、以下の手順を実行します。
a. SMPJHOME DD PATH をユーザの Java ランタイム ディレクトリに変
更します。 このディレクトリはシステムによって異なります。
b. 次のいずれかの操作を実行します。
■
SMPCPATH DD PATH を SMP/E Java アプリケーション クラス
ディレクトリ(通常は /usr/lpp/smp/classes/)に変更します。
■
GIMUNZIP パラメータの HASH=YES を HASH=NO に変更します。
次のいずれかが発生します: ICSF はアクティブです。Java を使用して
います。
62 インストール ガイド
Pax インストール用の SMP/E 環境の準備
5. すべての yourHLQ の出現箇所を、インストール処理で使用される z/OS
データ セットの高レベル修飾子(HLQ)に変更します。 パッケージを
個別に識別するために、展開された Pax ファイルごとに固有の HLQ を
使用することをお勧めします。SMP/E RELFILE に使用する値と同じ値を
yourHLQ に使用しないでください。
すべての yourHLQ の出現箇所が z/OS データ セットのユーザの高レベ
ル修飾子に設定されます。
6. UNZIPJCL ジョブをサブミットします。
UNZIPJCL ジョブが完了すると、リターン コードが 0 になります。 出力
メッセージの GIM69158I および GIM48101I、JES ログにある IKJ56228I は
無視して構いません。
UNZIPJCL ジョブで指定した高レベル修飾子を使用して、GIMUNZIP によ
り z/OS データ セットが作成されます。 製品のインストールを実行す
るには、これらのデータ セットを使用します。 Pax ファイルおよび製
品固有ディレクトリは不要になります。
注: 詳細については、IBM の「SMP/E for z/OS Reference(SA22-7772)」
を参照してください。
Pax インストール用の SMP/E 環境の準備
ネイティブ SMP/E JCL を使用して、製品をインストールするには、以下の
手順に従います。
1. 外部 HOLDDATA をダウンロードします。
2. 製品データ セットおよび SMP/E データ セットを割り振ります。
3. SMP/E 環境を作成します。
4. 基本機能を RECEIVE します。
5. 基本機能を APPLY します。
6. 基本機能を ACCEPT します。
7. サイト要件にしたがって製品を設定します。
この手順で使用されるメンバは、製品用のデータ セットの準備、ゾーン
の初期化、DDDEF の作成を行います。
製品のインストールの一部または製品の機能として、階層ファイル シス
テム(HFS)の設定が要求されることがあります。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 63
Pax インストール用の SMP/E 環境の準備
メンバの詳細については、JCL 内のコメントを参照してください。
以下の手順に従います。
1. マクロ SCMSEDIT をユーザ サイト固有の情報でカスタマイズし、その
マクロを SYSPROC がある場所にコピーします。 各 ISREDIT CHANGE コ
マンドの一番右側のパラメータを置き換えます。インストール メンバ
を編集するたびに、TSO コマンド行で「SCMSEDIT」と入力し、Enter キー
を押して、デフォルト値をユーザ指定の値に置き換えます。
yourHLQ.SAMPJCL メンバをカスタマイズするためのマクロの準備がで
きました。
注: DASD HLQ は、pax ファイルの解凍に使用される JCL 内の yourHLQ に
指定された値と同じ値に設定してください。
注: 以下の手順には、新しい SAMPJCL メンバを開くたびに SCMSEDIT マ
クロを実行するための指示が含まれています。すべての SAMPJCL メン
バを同時に編集するには、SCMAREAD メンバ内の指示に従って
SCMEDALL メンバをサブミットしてください。
2. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM1HOLD を開き、コマンド ライン
から SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM1HOLD がカスタマイズされます。
3. SCM1HOLD をサブミットします。
このジョブにより、エラーおよび FIXCAT HOLDDATA が
http://ca.com/jp/support からダウンロードされます。.
4. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM2ALL を開き、コマンド ライン
から SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM2ALL がカスタマイズされます。
5. SCM2ALL をサブミットします。
このジョブの結果は以下のとおりです。
64 インストール ガイド
■
製品用のターゲットおよび配布データ セットが作成されます。
■
このターゲット ゾーン用の一意の SMPLTS、SMPMTS、SMPSCDS お
よび SMPSTS データ セットが作成されます。
Pax インストール用の SMP/E 環境の準備
6. 製品が HFS を必須とする場合、または HFS を必須とする製品の機能を
インストールする場合は、以下の手順に従います。
注: サイトの必要性に応じて、zFS に提供された HFS JCL をカスタマイ
ズできます。
ZFS や HFS を使用していない場合は、この手順をスキップして、次の
手順に進んでください。
a. 編集セッションで SAMPJCL メンバ ccc2ALLU を開き、コマンド ライ
ンから SCMSEDIT マクロを実行します。
注: このセクションの ccc のインスタンスはすべて、FMID に基づく
3 文字のコンポーネント コードを示します。
ccc2ALLU がカスタマイズされます。
b. ccc2ALLU をサブミットします。
このジョブで、HFS データ セットが割り振られます。
c. 編集セッションで SAMPJCL メンバ ccc2MKD を開き、コマンド ライ
ンから SCMSEDIT マクロを実行します。
ccc2MKD がカスタマイズされます。
d. ccc2MKD をサブミットします。
このジョブでは、すべてのディレクトリが作成され、ファイル シ
ステムがマウントされます。
7. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM3CSI を開き、コマンド行から
SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM3CSI がカスタマイズされます。
8. SCM3CSI をサブミットします。
このジョブの結果は以下のとおりです。
■
CSI のデータ セットが定義されます。
■
SMPPTS と SMPLOG のデータ セットが割り振られます。
■
グローバル、ターゲットおよび配布ゾーンが初期化されます。
■
製品の DDDEF エントリが作成されます。
■
SMP/E データ セット用の DDDEF が作成されます。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 65
Pax インストール用のインストール ジョブの実行
9. 製品が HFS を必須とする場合、または HFS を必須とする製品の機能を
インストールする場合は、以下の手順に従います。
注: サイトの必要性に応じて、zFS に提供された HFS JCL をカスタマイ
ズできます。
ZFS や HFS を使用していない場合は、この手順をスキップしてくださ
い。
a. 編集セッションで SAMPJCL メンバ ccc3CSIU を開き、コマンド ライ
ンから SCMSEDIT マクロを実行します。
ccc3CSIU がカスタマイズされます。
b. ccc3CSIU をサブミットします。
このジョブでは、CSI がカスタマイズされ、ディレクトリと関連付
けられた DDDEF が追加されます。
Pax インストール用のインストール ジョブの実行
以下の SAMPJCL メンバを、順番にサブミットし実行します。 前のジョブ
が正常に完了するまで、次のジョブに進まないでください。
注: 以下の手順には、新しい SAMPJCL メンバを開くたびに SCMSEDIT マク
ロを実行するための指示が含まれています。 すべての SAMPJCL メンバを
同時に編集するには、SCMAREAD メンバ内の指示に従って SCMEDALL メン
バをサブミットしてください。
以下の手順に従います。
1. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM4RECD を開き、コマンド行から
SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM4RECD がカスタマイズされます。
2. SCM4RECD をサブミットして、SMP/E 基本機能を RECEIVE します。
製品が RECEIVE され、グローバル ゾーンに配置されます。
3. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM5APP を開き、コマンド ライン
から SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM5APP がカスタマイズされます。
4. SCM5APP をサブミットして、SMP/E 基本機能を APPLY します。
ユーザの製品は適用され、ターゲット ライブラリ内にあります。
66 インストール ガイド
USS ディレクトリのクリーン アップ
5. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM6ACC を開き、コマンド ライン
から SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM6ACC がカスタマイズされます。
6. SCM6ACC をサブミットして、SMP/E 基本機能を ACCEPT します。
製品は受理され、現在、配布ライブラリ内にあります。
USS ディレクトリのクリーン アップ
重要: この手順はオプションです。インストール処理がすべて完了するま
で、この手順は使用しないでください。
CA Technologies 製品の pax ファイルのダウンロードおよび処理の実行後、
今後のダウンロードのためにファイル システムのディスク領域を解放す
るには、USS ディレクトリからファイルを削除し、不要な MVS データ セッ
トを削除することをお勧めします。 以下の項目を削除できます。
■
Pax ファイル
■
pax コマンドによって作成された製品固有のディレクトリおよびその
中に含まれるすべてのファイル
■
SMP/E RELFILE、SMPMCS、HOLDDATA MVS データセット
これらのデータ セットには UNZIPJCL ジョブに割り当てた HLQ があり
ます。
注: 今後の参照用に、yourHLQ.INSTALL.NOTES など、SMP/E 以外のインス
トール データ セットは保持してください。
以下の手順に従います。
1. Pax ESD USS ディレクトリに移動します。
適用可能な USS ディレクトリが表示されます。
2. 以下のコマンドを入力して、pax ファイルを削除します。
rm paxfile
paxfile
ダウンロードした CA Technologies pax ファイルの名前を指定しま
す。
pax ファイルが削除されます。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 67
予防保守の適用
3. 以下のコマンドを入力して、製品固有のディレクトリを削除します。
rm -r product-specific_directory
product-specific_directory
pax コマンドによって作成された製品固有のディレクトリを指定
します。
製品固有のディレクトリが削除されます。
注: また、TSO ISHELL を使用して pax ファイルおよび製品固有のディレク
トリに移動し、D 行コマンドを使用して、それらを削除できます。
予防保守の適用
重要: CA CSM を使用して CA Technologies z/OS ベースの製品を保守するこ
とを強くお勧めします。 CA CSM を使用する場合、このセクションに記述
されている手順は完全に自動化されます。
CA Support Online(http://ca.com/jp/support)には、インストール データの
作成後以降に公開されたメンテナンスおよび HOLDDATA があります。 メ
ンテナンス プロセスが完了した製品は、いつでも展開できます。
各企業のメンテナンス ストラテジに従い、製品インストール中および非
インストール ユース ケースにおける進行中の予防保守にこの手順を使用
します。
注: CA Technologies のメインフレーム メンテナンスの考え方を確認する
には、「ベスト プラクティス ガイド」や「CA Next-Generation Mainframe
Management」ページを参照してください。
この手順では、CAUNZIP ユーティリティを使用します。 CAUNZIP ユーティ
リティは ZIP パッケージを z/OS 上で直接処理し、Microsoft Windows ワー
クステーションなどの中間的なプラットフォームを必要としません。 こ
のユーティリティに精通していない場合は、「CA Common Services for z/OS
Administration Guide」を参照してください。 このガイドには、概要および
サンプル バッチ ジョブが含まれています。 このユーティリティを使用す
るには、CA Common Services for z/OS バージョン 14.0 と共に PTF RO54887
を実行するか、CA Common Services for z/OS リリース 14.1 と共に PTF
RO54635 を実行していることが必要です。
68 インストール ガイド
予防保守の適用
以下の手順に従います。
1. Download Center(http://ca.com/jp/support)に移動し、このリリースが
作成された以降に発行された PTF がないかを確認します。 ベース リ
リースが作成されたのが最近の場合、PTF はまだ発行されていません。
PTF が存在する場合は、ご使用の製品に対応する発行済みソリュー
ションを[Download Cart]に追加し、[Checkout]をクリックします。
2. 完全なパッケージの要求を指定します。
処理が完了すると、[Review Download Requests]ページにリンクが表
示されます。 また、電子メール通知を受信します。
3. 製品指示に対応する[Alternate FTP]リンクをクリックして、FTP ログ
イン情報および ZIP ファイルの場所を取得します。ZIP ファイルを z/OS
システム上の USS ディレクトリにダウンロードします。
4. CAUNZIP ユーティリティを実行します。
CAUNZIP により、発行済みソリューションのパッケージが解凍され、
SMP/E RECEIVE FROMNTS コマンドで処理可能な SMPNTS ファイル構造
が作成されます。 yourHLQ.CAW0JCL(CAUNZIP) にあるユーティリティを
実行するためのサンプル JCL については、「CA Common Services for
z/OS CAUNZIP Administration Guide」を参照してください。 実行が完了
した後、ZIPRPT データ セットにはサマリ レポートが含まれます。 サ
マリ レポートの機能は以下のとおりです。
■
製品指示 ZIP ファイル内容の概要を示します。
■
各データ セット内容および作成された z/OS UNIX ファイルの詳細
を示します。
■
製品指示の PTF を受信するためのサンプル ジョブを提供します。
5. CAUNZIP 出力 ZIPRPT ファイル内お提供されるサンプル ジョブを確認
します。JCL をデータ セットにカット & ペーストし、SMPCSI DD ステー
トメントで SMP/E CSI を指定して、このジョブをサブミットすると、
製品指示の PTF を受信すします。
6. インストール手順でカスタマイズした SCMSEDIT マクロ内にベース イ
ンストールからの値が存在することを確認します。
7. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM1HOLD を開き、コマンド ライン
から SCMSEDIT マクロを実行します。
注: HOLDDATA ファイルを受信するように SCM1HOLD SAMPJCL を更新
してください。
SCM1HOLD がカスタマイズされます。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 69
予防保守の適用
8. SCM1HOLD をサブミットします。
そのジョブによって、外部 HOLDDATA ファイルがダウンロードされま
す。
9. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM7RECH を開き、コマンド行から
SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM7RECH がカスタマイズされます。
10. SCM7RECH をサブミットします。
ジョブによって、外部 HOLDDATA ファイルが受信されます。
11. 編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM8APYP を開き、コマンド ライン
から SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM8APYP がカスタマイズされます。
12. SCM8APYP をサブミットします。
PTF が APPLY されます。
13. (オプション)編集セッションで SAMPJCL メンバ SCM9ACCP を開き、
コマンド ラインから SCMSEDIT マクロを実行します。
SCM9ACCP がカスタマイズされます。
14. (オプション) SCM9ACCP をサブミットします。
これで、PTF が ACCEPT されます。
注: この時点でジョブをサブミットする必要はありません。 サイトの
ポリシーに従って、PTF を ACCEPT できます。
70 インストール ガイド
予防保守の適用
HOLDDATA
メンテナンスを適用するとき、通常 SMP/E HOLDDATA を使用します。 エ
ラーまたは特殊な条件の SYSMOD の SMP/E システムを通知するために
HOLDDATA を使用します。以下の 2 種類の HOLDDATA をサポートされてい
ます。
システム HOLDDATA
特別な条件をユーザに知らせる SYSMOD のインストリーム部分にある
データであることを示します。 システムの HOLDDATA の例を以下に示
します。
ACTION
この SYSMOD を適用する前または後に、特別な処理を実行する必
要があることを示します。
DEP
外部的に確認する必要があるこの SYSMOD の依存関係を示します。
DELETE
SYSMOD のロード モジュールを削除します。 SMP/E RESTORE コマ
ンドを使用して、この種類の SYSMOD を元に戻すことはできませ
ん。
DOC
この SYSMOD を使用したドキュメントの変更を示します。
EC
この SYSMOD には、ハードウェア エンジニアリングの変更が必要
であることを示します。EC がハードウェア デバイスに存在しない
場合、通常、EC 保留 SYSMOD は製品に影響しません。
内部に保留のある SYSMOD をインストールするには、APPLY コマンド
上でバイパス オペランドを設定します。必要なアクションを実行した
後、または APPLY 後にアクションを実行している場合で、それが適切
な場合のみ、バイパス オペランドを設定できます。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 71
予防保守の適用
外部 HOLDDATA
外部 HOLDDATA は PTF に含まれていません。 これは、別のファイルに
存在します。 一般的には、すでに配布済みで、問題を引き起こすこと
が後で判明した SYSMOD に使用されます。
CA Support Online から DASD ファイルに外部 HOLDDATA をダウンロー
ドし、SMPHOLD DD ステートメントにファイルを割り当てます。 外部
HOLDDATA を利用するには、SMP/E 環境で受信します。 CA によって提
供されたジョブを使用する場合、SMP/E は HOLDDATA を受信します。
SYSMOD に未解決の保留エラーがあると、ユーザがバイパスを APPLY
コマンドに追加しない場合、SMP/E はそれをインストールしません。
ユーザに該当しない状況でのエラー保留はバイパスできます。 ユーザ
に該当しないエラー保留には、保有していないハードウェア デバイス、
または使用していない製品機能のみで発生した問題が含まれている可
能性があります。
保留を解決する SYSMOD を発行すると、SYSMOD の解決は保留エラー
に優先されます。 このアクションでは、修正する SYSMOD と共に元の
SYSMOD を適用することができます。
ERREL と呼ばれる特別な HOLDDATA クラスが存在します。 SYSMOD に
よって修正される問題は、それが引き起こす問題よりも重要であると
決定しました。 これらの SYSMOD を適用することをお勧めします。
確実に外部 HOLDDATA データを管理するには、SMP/E によって自動的
に管理することを許可します。 唯一の手動タスクは REPORT
ERRSYSMODS を実行しています。 このレポートでは、ユーザのシステ
ムに適用されている保留 SYSMODS を特定します。 受信ステータスに
ある SYSMOD を解決する場合、状況を修正するために適用する
SYSMOD を特定します。
システム HOLDDATA
システム HOLDDATA は、SYSMOD のインストリーム部分のデータを示し、
ユーザに特別な状態を通知します。 CA Endevor SCM では、システム
HOLDDATA で以下の理由が使用されます。
ACTION
この SYSMOD を適用する前または後に、特別な処理を実行する必要が
あることを示します。
72 インストール ガイド
予防保守の適用
AO
自動操作に影響します。 メッセージ識別子またはメッセージの内部の
フィールドの変位のいずれかを変更します。
DB2BIND
DBRM が変更されており、パッケージの再バインドが必要であること
を示します。
DDDEF
データ セットと DDDEF が追加されているか変更されることを示しま
す。
DELETE
SYSMOD のロード モジュールを削除します。 SMP/E RESTORE コマンド
を使用して、この種類の SYSMOD を元に戻すことはできません。
DEP
外部的に確認する必要があるこの SYSMOD の依存関係を示します。
DOC
この SYSMOD を使用したドキュメントの変更を示します。
DYNACT
IPL を実行せずに、この修正を動的にアクティブ化する手順を説明しま
す。
EC
この SYSMOD には、ハードウェア エンジニアリングの変更が必要であ
ることを示します。 EC がハードウェア デバイスに存在しない限り、
通常、EC 保留 SYSMOD は製品に影響しません。
ENH
小規模のプログラミング拡張機能が提供されます。 その HOLD ステー
トメントには、拡張機能を実装するための手順が含まれます。 拡張機
能の実装に必要なアクションがない場合は、拡張機能の要約を提供し
ます。
EXIT
この SYSMOD によって提供された変更が、ユーザ EXIT の再アセンブル
を必要としていることを示します。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 73
予防保守の適用
EXRF
アクティブかつ代替状態にある拡張リカバリ機能に SYSMOD をインス
トールする必要があることを示します。
IPL
この SYSMOD を有効化するには IPL が必要であることを示します。 動
的なアクティブ化の選択肢がないときに限り、使用されます。
MSGSKEL
SYSMOD には国際化メッセージ バージョンが含まれており、各言語で
メッセージ コンパイラで実行する必要があることを示します。
MULTSYS
前提条件、共存、または活用のいずれかの場合に、複数のシステムに
この SYSMOD を適用します。
RESTART
この SYSMOD を適用した後、ルーチン再起動ではなく特別な再起動を
サイトで実行する必要があることを示します。
SQLBIND
DB2 以外のデータベース システムにはバインドが必要であることを
示します。
SYSMOD
この SYSMOD によって提供される要素の一部またはすべてが、ワーク
ステーションにダウンロードされることを示します。
内部に保留のある SYSMOD をインストールするには、APPLY コマンド上で
バイパス オペランドを設定します。バイパス オペランドを設定するのは、
必要なアクションを実行した後、または APPLY の後にアクションを実行し
ている場合で、それが適切な場合のみです。
74 インストール ガイド
予防保守の適用
外部 HOLDDATA
外部 HOLDDATA データは PTF に含まれていません。 HOLDDATA は、個別の
ファイルに置かれ、エラー HOLDDATA と FIXCAT HOLDDATA の両方がありま
す。 エラー HOLDDATA は、通常、すでに配布済みで、問題を引き起こす
ことが後で判明した SYSMOD に使用されます。 FIXCAT HOLDDATA は、特定
のハードウェア デバイス、ソフトウェア、機能をサポートするために必
要なメンテナンスの識別に役立ちます。
外部 HOLDDATA を http://ca.com/jp/support から DASD ファイルにダウン
ロードし、ファイルを SMPHOLD DD ステートメントに割り当ててください。
外部 HOLDDATA データを利用するには、SMP/E 環境に受け取ります。
SMP/E は CA に提供されたジョブから HOLDDATA を受け取ります。
外部 HOLDDATA をダウンロードするための JCL が SAMPJCL にあります。編
集セッションで SCM1HOLD を開き、コマンド ラインから SCMSEDIT マクロ
を実行してください。 その後、JCL をサブミットします。
エラー HOLDDATA
SYSMOD に未解決の保留エラーがあると、ユーザがバイパスを APPLY コマ
ンドに追加しない場合、SMP/E はそれをインストールしません。ユーザに
該当しない状況でのエラー保留はバイパスできます。 ユーザに該当しな
いエラー保留には、保有していないハードウェア デバイス、または使用
していない製品機能のみで発生した問題が含まれている可能性がありま
す。
保留を解決する SYSMOD が CA Technologies から発行されると、この解決用
SYSMOD が保留エラーに置き換えられます。 このアクションでは、修正す
る SYSMOD と共に元の SYSMOD を適用することができます。
ERREL と呼ばれる特別な HOLDDATA データ クラスが存在します。 これは、
SYSMOD によって修正される問題がそれによって引き起こされる問題よ
りも重要だと判断された場合に使用されます。これらの SYSMOD を適用す
ることをお勧めします。
第 4 章: Pax ESD または DVD を使用した製品のインストール 75
予防保守の適用
唯一の手動タスクは、REPORT ERRSYSMODS の実行です。このレポートは、
以下の項目を識別します。
■
現在のシステムにすでに適用されている保留中の SYSMOD
■
RECEIVE ステータスを持つ解決用 SYSMOD
SMP/E は SYSMOD を識別し、状況を修正するために適用します。
FIXCAT HOLDDATA
CA Technologies から提供される FIXCAT HOLDDATA は、特定のハードウェア
デバイス、ソフトウェア、機能をサポートするために必要なメンテナンス
の識別に役立ちます。 修正カテゴリは、SMP/E FIXCAT HOLDDATA ステート
メントとして提供されます。 それぞれの FIXCAT HOLDDATA ステートメン
トは、APAR およびその関連の修正用 PTF を、1 つまたは複数の修正カテゴ
リに関連付けます。
76 インストール ガイド
第 5 章: 製品の開始準備
この章では、CA Endevor SCM の開始および使用前に必要なタスクについて
説明します。
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
はじめに (P. 77)
CA CSM を使用して展開する方法 (P. 77)
CA CSM を使用せずに展開する方法 (P. 78)
既存クライアント向けに構成する方法 (P. 78)
新しいクライアント向けに構成する方法 (P. 79)
CA CSM を使用して構成を完了する方法 (P. 81)
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法 (P. 84)
はじめに
CA CSM または ESD を使用して SMP/E CSI に製品ファイルをインストール
した後、さらにタスクを実行する必要があります。 それによって、組織
に合わせて CA Endevor SCM を構成できるように、SMP/E ターゲット ファ
イルとインストール環境を準備します。 必要なタスクは、展開タスクと
構成タスクです。 これらのタスクを実行する方法は、CA CSM を使用して
いるかどうかによって異なります。 また、CA Endevor SCM をインストー
ル済みか、今回初めてインストールするのかによっても異なります。
注: 展開の実行中に、インストール済みの SMP/E ターゲット ライブラリを、
展開ライブラリにコピーします。 展開ライブラリを構成する際、ランタ
イム ライブラリと呼ばれるライブラリを作成します。
CA CSM を使用して展開する方法
製品ファイルをインストールした後、CA CSM を使用して、展開を作成で
きます。 展開を作成するには、インストールした CA Endevor SCM のイン
スタンスの SMP/E 環境で[展開の作成]タブをクリックします。 この後
は、CA CSM の手順に従います。
第 5 章: 製品の開始準備 77
CA CSM を使用せずに展開する方法
CA CSM を使用せずに展開する方法
CA CSM を使用せずに展開を作成するには、IBM の標準ユーティリティを
使用して、SMP/E ターゲット ライブラリのコピーを作成します。 これが
展開ライブラリになります。 構成では、このライブラリを使用します。
既存クライアント向けに構成する方法
CA Endevor SCM をすでにインストール済みである場合、製品ファイルを展
開した後、以下のタスクを実行する必要があります。
1. 展開されたファイルを構成します。 構成タスクでは、CA Endevor SCM
の新しいリリースを開始およびカスタマイズする準備を行います。 詳
細については、「CA CSM を使用せずに構成を完了する方法 (P. 84)」
と「展開されている製品データ セットを構成する方法 (P. 85)」を参照
してください。
2. インストール環境を確認します。 インストール環境が適切に構成され
ていることを確認します。 CA Endevor SCM の以前のリリースをインス
トールした際、これらのタスクの一部または全部が完了している可能
性があります。 詳細については、「CA CSM を使用せずに構成を完了
する方法 (P. 84)」と「インストール環境を構成する方法 (P. 97)」を参
照してください。
3. CA Endevor SCM の新リリースをテストします。すでに CA Endevor SCM
をサイトにインストールし、構成している既存のお客様は、サンプル
アプリケーションを使用できます。あるいは、既存データを使用して、
CA Endevor SCM の新しいリリースのインストールをテストできます。
詳細については、「サンプル アプリケーションの実装 (P. 109)」の章
または「データを使用した新しいリリースのテスト (P. 137)」の章を
参照してください。
注: CA CSM を使用してインストールした場合でも、既存のお客様には CA
CSM の SCS(Software Configuration Component)の使用をお勧めしません。
したがって、インストールしたファイルの構成およびインストール環境の
確認(このトピックの手順 1 と手順 2)については、「CA MSM を使用せ
ずに構成を完了する方法」で説明します。
78 インストール ガイド
新しいクライアント向けに構成する方法
新しいクライアント向けに構成する方法
CA Endevor SCM を初めてインストールする場合、製品ファイルを展開した
後、以下のタスクを実行する必要があります。 これらのタスクを完了す
るための方法は、ファイルをインストールした方法によって異なります。
■
CA CSM を使用して製品ファイルを展開し、初めて CA Endevor SCM を
インストールする場合は、SCS (Software Configuration Service)を使用
できます。 SCS を使用すると、迅速な実装を使用してファイルを構成
およびカスタマイズして、ソフトウェア ライフサイクルとインベント
リ構造をセットアップできます。 詳細については、「CA CSM を使用
して構成を完了する方法」を参照してください。
注: CA CSM 構成プロセスにより、CA Endevor SCM の迅速な実装の構成
が実装されます。 CA CSM を使用して CA Endevor SCM を構成する代わ
りに、ベスト プラクティス実装を使用することをお勧めします。 ベス
ト プラクティス実装の詳細については、「シナリオ ガイド」を参照し
てください。
■
CA CSM を使用せずにファイルを展開した場合、SCS を使用せずに構成
タスクを完了する必要があります。 詳細については、「CA CSM を使
用せずに構成を完了する方法 (P. 84)」を参照してください。
インストール方法に関係なく、ここでは以下のタスクを実行する必要があ
ります。
1. 展開されたファイルを構成します。 構成タスクでは、CA Endevor SCM
を開始およびカスタマイズする準備を行います。
2. インストール環境を構成します。インストール環境を、CA Endevor SCM
をサポートするように構成する必要があります。
第 5 章: 製品の開始準備 79
新しいクライアント向けに構成する方法
3. CA Endevor SCM をカスタマイズします。製品をカスタマイズすること
によって、ソフトウェア ライフサイクルとインベントリ構造を定義し、
以下のどちらかの方法でオプションを設定する必要があります。
注: CA CSM 構成プロセスにより、CA Endevor SCM の迅速な実装の構成
が実装されます。 CA CSM を使用して CA Endevor SCM を構成する代わ
りに、ベスト プラクティス実装を使用することをお勧めします。 ベス
ト プラクティス実装の詳細については、「シナリオ ガイド」を参照し
てください。
a. ベスト プラクティス実装をお勧めします。 ただし、迅速な実装を
使用して、CA Endevor SCM をカスタマイズできます。
注: CA CSM の SCS コンポーネントを使用すると、迅速な実装の
セットアップに必要な手順を実行できます。
b. サンプル アプリケーションを使用して、CA Endevor SCM の実装を
テストします。 サンプル アプリケーションを使用すると、CA
Endevor SCM の機能をより深く理解できます。 その後、ベスト プ
ラクティス実装を使用できます。 ベスト プラクティス実装を使用
する代わりに、前景 ISPF 画面またはバッチ管理を使用して、ライ
フサイクル、インベントリ構造、およびオプションを設計し、定
義できます。 詳細については、「サンプル アプリケーションの実
装 (P. 109)」の章と「シナリオ ガイド」の「ベスト プラクティス実
装」を参照してください。
80 インストール ガイド
CA CSM を使用して構成を完了する方法
CA CSM を使用して構成を完了する方法
注: CA CSM 構成プロセスにより、CA Endevor SCM の迅速な実装の構成が実
装されます。 CA CSM を使用して CA Endevor SCM を構成する代わりに、ベ
スト プラクティス実装を使用することをお勧めします。 ベスト プラク
ティス実装の詳細については、「シナリオ ガイド」を参照してください。
CA CSM を使用して製品ファイルをインストールおよび展開し、初めて CA
Endevor SCM をインストールする場合は、SCS (Software Configuration
Service)を使用できます。 SCS は、CA CSM を使用してインストールおよ
び展開した CA 製品の構成を自動化することができます。
SCS の手順には、CA Endevor SCM を開始およびカスタマイズできるように
展開されているファイルを構成するための必要なタスクが含まれていま
す。 また、CA Endevor SCM の構成を SCS で自動化した場合、迅速な実装の
実行に必要なすべてのタスクを実行できます。 迅速な実装の手順を実行
すると、完全にスケーラブルなソフトウェア開発環境をセットアップでき
ます。この環境は完全で、ライフサイクルとインベントリ構造が含まれて
います。サイトで初めて CA Endevor SCM をインストールする場合、SCS を
使用して迅速な実装を構成することをお勧めします。
SCS は、CA Endevor SCM の構成に必要な手順を実行します。 これらの手順
はすべて、オンラインの SCS 手順に説明が記載されています。 ただし、一
部の手順は SCS の外部で実行します。 SCS の外部で実行する手順は、手動
の手順と呼ばれます。 これらの手動の手順によって、以下のタスクを実
行できます。
■
CA Endevor SCM のカスタマイズの準備に必要な構成タスク。 展開され
ている製品ファイルおよびインストール環境の構成もその 1 つです。
これらのタスクは、製品ファイルを CA CSM または ESD を使用してイ
ンストールしたのかに関係なく、実行する必要があります。
■
迅速な実装の構成のセットアップに必要なカスタマイズ タスク。
第 5 章: 製品の開始準備 81
CA CSM を使用して構成を完了する方法
以下に手動の手順のリストを示します。 各手順を実行する方法の詳細に
ついては、提供されている相互参照を参照してください。
以下の手動の手順では、展開されているファイルまたはインストール環境
を準備します。
1. インクルード メンバの可用性。
詳細については、「インクルード メンバ SCMM@LIB と SCMM@SYM を
使用可能にする方法 (P. 92)」を参照してください。
2. CSIQAUTU ライブラリまたは CSIQAUTH ライブラリを許可するか、また
はその内容を既存の許可ライブラリにコピーします。
詳細については、「CSIQAUTU ライブラリと CSIQAUTH ライブラリを許
可する方法 (P. 93)」を参照してください。
3. LINKLIST/LPA に関する考慮事項パート 1。
詳細については、「CSIQAUTU ライブラリと CSIQAUTH ライブラリを許
可する方法 (P. 93)」を参照してください。
4. LINKLIST/LPA に関する考慮事項パート 2。
詳細については、「CSIQAUTU ライブラリと CSIQAUTH ライブラリを許
可する方法 (P. 93)」を参照してください。
5. CA Endevor SCM を ISPF 環境に定義します。
詳細については、「ISPF 環境に CA Endevor SCM を定義する方法 (P.
101)」を参照してください。
6. CA Endevor SCM を GRS に定義します(まだ定義されていない場合)。
詳細については、「グローバル リソース共有 (P. 97)」を参照してくだ
さい。
7. TSO コマンド限定機能を変更し、ISPTLIB コマンド(ACMQ、BC1PACMI、
ESORT、EM、OM など)を許可します(CA ACF2 for z/OS のユーザのみ)。
詳細については、「ISP コマンド テーブルに関する考慮事項 (P. 37)」を
参照してください。
8. CA Endevor SCM データ セットのセキュリティを設定します。
詳細については、「データ セットのセキュリティを保護する方法 (P.
106)」を参照してください。
82 インストール ガイド
CA CSM を使用して構成を完了する方法
9. ファンクションへのアクセスのセキュリティを保護します。
詳細については、「ファンクション セキュリティを設定する方法 (P.
107)」を参照してください。
注: 以下の SCS 手順は、上記の手順を完了した後に実行されます。ただし、
これは手動の手順ではなく、@@UPDJCL SCMUPDTE ユーティリティ プログ
ラムを実行します。
以下の手動の手順では、迅速な実装をセットアップします。
注: 手順 1 ~ 20 の詳細については、付録「迅速な実装の使用」の「標
準環境の設定方法 (P. 179)」を参照してください。
1. EA システム ファイルを定義します。
2. CA Endevor SCM のテーブルを処理します。
3. ACMQ ファイルを定義します。
4. パッケージ ファイルを定義します。
5. エレメント カタログ ファイルとエレメント インデックス ファイルを
定義します。
6. マスタ制御ファイルを定義します。
7. DEV、QA、および PRD の各 APPL@SYS ファイルを定義します。
8. DEV、QA、および PRD の各 COMM@SYS ファイルを定義します。
9. EA システムを定義します。
10. プロセッサを EA システムに追加します。
11. EA システム タイプを定義します。
12. CA Endevor SCM のテーブルを EA システムに追加します。
13. CA Endevor SCM のテーブルとプロセッサをプロモートします。
14. テーブル ロード モジュールを CSIQAUTU ライブラリにコピーします。
15. PRD 環境で APPL@SYS システムを定義します。
16. QA 環境で APPL@SYS システムを定義します。
17. DEV 環境で APPL@SYS システムを定義します。
18. PRD 環境で COMM@SYS システムを定義します。
19. QA 環境で COMM@SYS システムを定義します。
20. DEV 環境で COMM@SYS システムを定義します。
第 5 章: 製品の開始準備 83
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
21. 構成が完了したことを確認します。
詳細については、付録「迅速な実装の使用」の「実装の検証方法 (P. 196)」
を参照してください。
22. 迅速な実装のファイルを削除するオプション ジョブ。
詳細については、付録「迅速な実装の使用」の「迅速な実装ファイル
を削除するオプション ジョブ (P. 195)」を参照してください。
上記の手動の手順を完了すると、ライフサイクルとインベントリ構造の
セットアップと検証が行われ、独自のインベントリのロードを開始できる
ようになります。 詳細については、付録「迅速な実装の使用」の「基本
的な実装の完了方法 (P. 202)」を参照してください。
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
このセクションのタスクは、製品ファイルを CA CSM または ESD を使用し
てインストールしたのかどうかに関係なく、実行する必要があります。CA
CSM を使用した場合、SCS を使用しているかどうかに関係なく、これらの
タスクを実行する必要があります。 このセクションで説明する構成タス
クは、オンラインの SCS 手順で説明が記載されています。 ただし、これら
のタスクは、SCS 内で自動的に実行されることはなく、SCS の外部で手動
で実行する必要があります。
インストールされているファイルを構成して、CA Endevor SCM を開始およ
びカスタマイズできるようにするには、以下の構成タスクを実行する必要
があります。
1. 展開されている製品データ セットを構成します (P. 85)。
a. ジョブ BC1JJB03 を使用して、展開されているファイル名をユーザ
定義値に変更します。詳細については、「CSIQJCL データ セットの
編集 (P. 86)」を参照してください。
b. SCMM@LIB と SCMM@SYM を実行時にジョブが使用できるように
します (P. 92)。
84 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
c. CSIQAUTU ライブラリまたは CSIQAUTH ライブラリを許可する (P.
93)か、またはその内容を既存の許可ライブラリにコピーします。
注: すでに製品をインストールしているお客様は、同じシステム/LPAR
上で現行リリースと新しいリリースを実行できます。 この場合、新し
いリリースのライブラリが誤って使用されることがないことを確認す
る必要があります。 詳細については、「リリースの同時使用」を参照
してください。
2. インストール環境を設定します。 (P. 97)
注: 既存のお客様は、CA Endevor SCM の以前のリリースで以下の手順
を実行済みである可能性があります。
a. CA Endevor SCM を GRS に定義します (P. 97)。
b. CA ACF2 セキュリティを使用しているサイトでは、TSO コマンド限
定機能 (P. 37)を変更して、ISPTLIB コマンドを許可します。 これら
のコマンドには、ACMQ、BC1PACMI、ESORT、EONLY、EM、QM な
どが含まれます。
c. TSO の下に新しいリリース用の CA Endevor SCM 環境を作成します。
詳細については、「ISPF 環境に CA Endevor SCM を定義する方法 (P.
101)」を参照してください。
d. 以下の手順に従って、セキュリティをセットアップします。
■
データ セットのセキュリティを保護します (P. 106)(代替 ID を
使用)。
■
ファンクションへのアクセスのセキュリティを保護します (P.
107)。
展開されている製品データ セットを構成する方法
展開されている製品データ セットを構成して、製品を開始およびカスタ
マイズできるようにする必要があります。
第 5 章: 製品の開始準備 85
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
展開されているファイルを準備するには、以下の手順に従います。
1. iprfx.iqual.CSIQJCL データ セットのメンバを編集するには、サイトで有
効な命名規則に適合するように BC1JJB03 メンバをカスタマイズしま
す。 次に、ジョブをサブミットして実行し、複数の展開済みソース ラ
イブラリに対するグローバル変更コマンドを実行します。
注: BC1JJB03 ジョブは、SMP/E ランタイム(展開済み)ライブラリの
一部に対してグローバル編集を実行します。 BC1JJB03 は、CA Endevor
SCM のプログラム SCMUPDTE を使用して、これらの編集を実行します。
SCMUPDTE プログラムは、レポートまたは更新モードで実行できます。
SCMUPDTE の詳細については、「SCMUPDTE プログラム (P. 91)」を参照
してください。
2. iprfx.iqual.CSIQJCL データ セットの SCMM@LIB と SCMM@SYM メンバ
を、CA Endevor SCM ジョブがランタイムに使用できるようにします。
3. ロード モジュール ライブラリを許可します。
注: すでに製品をインストールしているお客様は、同じシステム/LPAR 上
で現行リリースと新しいリリースを実行できます。 この場合、新しいリ
リースのライブラリが誤って使用されることがないことを確認する必要
があります。 詳細については、「リリースの同時使用」を参照してくだ
さい。
CSIQJCL データ セットの編集
ユーザのサイトで有効な命名規則に準拠するようにデータ セットをカス
タマイズするには、すべてのユーザが BC1JJB03 を編集して、一部の変数
を更新する必要があります。 サンプル アプリケーションの実装を計画し
ている場合は、追加の変数が BC1JJB03 で編集される必要があります。
CSIQJCL データ セットの編集
1. SCMUPDTE の実行モードがユーザの基本設定に設定されていることを
確認します。 BC1JJB03 ジョブは、SMP/E ランタイム(展開済み)ライ
ブラリの一部に対してグローバル編集を実行します。 これらのライブ
ラリは SMP/E インストール プロセスによって作成されます。
SCMUPDTE プログラムは、レポートまたは更新モードで実行できます。
SCMUPDTE の詳細については、「SCMUPDTE プログラム (P. 91)」を参
照してください。
ランタイム ライブラリに対する編集の更新モードは、ユーザの基本設
定に設定されています。
86 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
2. BC1JJB03 を iprfx.iqual.CSIQJCL から別のライブラリへ移動します。
重要: BC1JJB03 を実行すると iprfx.iqual.CSIQJCL ライブラリが更新され、
ジョブ自体を更新するのは好ましくありません。 従って、このファイ
ルを編集する前に、BC1JJB03 を iprfx.iqual.CSIQJCL から移動する必要が
あります。
3. BC1JJB03 で以下の変数を変更して、ユーザのサイトで有効な命名規則
を反映させます。これらの変更は、すべてのユーザにとって必要です。
適切な変更を加えた後、更新されたメンバを保存します。
注: データ入力行で、< の右側の値のみを変更してください。 配布さ
れているメンバで、< の左側の値は変更しないでください。
mycart
使用しているカートリッジ デバイスのユニット名を指定します。
mydvolser
永続データ セットの格納に使用されるディスクのボリューム シ
リアル番号を指定します。
■
永続データ セットの格納時に、ユーザのサイトで VOL=SER パ
ラメータを使用する必要がない場合は、以下の手順に従います。
このパラメータを削除する BC1JJB03 内の 2 つの行が有効であ
ることを確認します。 製品はこの設定で配布されます。
■
ユーザのサイトで VOL=SER パラメータが必要な場合は、この
DVOLSER を削除する 2 つの行を削除します。 また、ユーザのサ
イト用に DVOLSER 値を指定して、DVOLSER を MYDVOLSER に変
更する行を有効にします。
myiprfx
インストールおよび実行ライブラリへのデータ セット名の割り当
て時に使用される、最高レベルの修飾子を指定します。
myiqual
インストールおよび実行ライブラリへのデータ セット名の割り当
て時に使用される、第 2 レベルの修飾子を指定します。
mypdisk
永続ディスク データ セット用のユニット ラベルを指定します。
mytdisk
一時ディスク データ セット用のユニット ラベルを指定します。
第 5 章: 製品の開始準備 87
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
myuprfx
CA Endevor SCM ユーザ ファイルへのデータ セット名の割り当て
時に使用される、最高レベルの修飾子を指定します。
myuqual
CA Endevor SCM ユーザ ファイルへのデータ セット名の割り当て
時に使用される、第 2 レベルの修飾子を指定します。
myvvolser
VSAM データ セットが割り当てられるディスクのボリューム シリ
アル番号を指定します。
■
VSAM データ セットの格納時に、ユーザのサイトで VOL=SER パ
ラメータを使用する必要がない場合は、以下の手順に従います。
このパラメータをコメントアウトする BC1JJB03 内の行が有効
であることを確認します。 製品はこの設定で配布されます。
■
ユーザのサイトでこのパラメータが必要な場合は、VOLUMES
パラメータをコメントアウトする行を削除します。また、ユー
ザのサイト用に VVOLSER 値を指定して、VVOLSER を
MYVVOLSER に変更する行を有効にします。
BC1JJB03 メンバは、ユーザのサイトで有効な命名規則に準拠するよう
にカスタマイズされます。
4. (オプション)サンプル アプリケーションを実装している場合は、以
下の変数を変更します。 ユーザのサイトに対して適切な変更を行った
後に、更新されたメンバを保存します。 デフォルト値は、これらのす
べての変数に提供されます。
注: サンプル アプリケーションのインストールおよび使用の詳細につ
いては、「サンプル アプリケーション (P. 109)」を参照してください。
ADPROC?
ユーザのサイトでプロセッサが使用中かどうかを示します。
88 インストール ガイド
■
ユーザのサイトが製品 A9 用の LMP キーを受け取っている場合
は、ADPROC? を ADPROC に設定する行を有効にします。製品は
この設定で配布されます。
■
ユーザのサイトが LMP キーを受け取っていなかった場合は、こ
の値を ADPROC に設定する行を削除し、ADPROC? を ADNOPROC
に設定する行を有効にします。
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
MONITOR=COMPONENTS
CA Endevor Automated Configuration オプションがユーザのサイト
で使用中であることを示します。製品はこの設定で配布されます。
ユーザのサイトが CA Endevor Automated Configuration オプション
用の LMP キーを受け取っていなかった場合は、
MONITOR=COMPONENTS を MONITOR=NONE に変更する行を有効に
します。
SYSMACLIB
システム アセンブラ マクロ ライブラリのデータ セット名を指定
します。 配布時に、この値は SYS1.MACLIB に設定されています。
ユーザのサイトでサンプルアプリケーションを使用するように、
BC1JJB03 メンバがカスタマイズされます。
5. (オプション)サンプルアプリケーションを使用している場合は、ユー
ザのサイトに応じて以下の変数を変更します。 BC1JJB03 は SCMUPDTE
構文を使用して、これらの値(< の左側)をユーザの基本設定(< の右
側)に変更します。 SCMUPDTE の詳細については、「SCMUPDTE プロ
グラムに関する考慮事項 (P. 91)」を参照してください。
注: ユーザのサイトは、拡張プロセッサの 1 つ以上のタイプを使用で
きます。 サンプル アプリケーションは 1 つの COBOL およびアセンブ
ラ プロセッサをインストールします。
C??
ユーザのサイトで使用中の COBOL のバージョン(COBOL II または
COBOL/LE のいずれか)を指定します。
■
COBOL/LE を使用している場合は、この値を CLE に変更します。
■
COBOL II を使用している場合は、この値を CII に変更します。
■
ユーザのサイトが COBOL/LE および COBOL II の両方を使用する
場合は、値をユーザの使用頻度が一番高い COBOL のバージョン
に変更します。
■
配布時のデフォルト設定は CLE です。
C??NBL
サンプル アプリケーションで配布されている COBOL エレメント
のデフォルトのプロセッサ グループを指定します。 値は CIINBL ま
たは CLENBL で、 この変数の C?? 部分が変数 C?? と同じ値に設定さ
れています。 配布時のデフォルト設定は CLENBL です。
第 5 章: 製品の開始準備 89
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
SYSCLECOMP
COBOL/LE コンパイラ ロード ライブラリを指定します。 配布時の
デフォルト設定は IGY.SIGYCOMP です。
SYSCLERUN
z/OS Language Environment ランタイム ライブラリを指定します。
配布時のデフォルト設定は CEE.SCEERUN です。
SYSCLELKED
z/OS Language Environment Automatic Call(リンク)ライブラリを指
定します。 配布時のデフォルト設定は CEE.SCEELKED です。
SYSCIICOMP
COBOL II コンパイラ ロード ライブラリを指定します。 配布時のデ
フォルト設定は SYS1.COB2COMP です。
SYSCIILIB
COBOL II Automatic Call (リンク)ライブラリを指定します。 配布
時のデフォルト設定は SYS1.COB2LIB です。
ユーザのサイトでサンプルアプリケーションを使用するように、
BC1JJB03 メンバがカスタマイズされます。
6. 有効な JOB ステートメントでジョブ BC1JJB03 をサブミットし、実行し
ます。
配布時のデフォルト値をユーザのサイトに適したユーザ指定の値に変
更するために、CSIQJCL データ セットが更新されます。
90 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
SCMUPDTE プログラム
BC1JJBO3 は、SCMUPDTE プログラムを使用して、SMP/E ターゲット ライブ
ラリの一部に対してグローバル編集を実行します。 SCMUPDTE は、以下の
いずれかのモードで実行します。
■
非更新実行モード–更新実行パラメータを使用しない場合、PDSE メン
バは更新されません。 ただし、すべてのレポートに、更新実行モード
中であれば発生していたであろう内容が表示されます。
■
更新実行モード–更新実行パラメータが指定された場合、入力 PDSE の
すべてのメンバにおいて、string1 が string2 で置換されます。
実行モード中、SCMUPDTE は、PDSE に対し、以下のように編集を実行
します。
–
String1:
■
String1 は、入力(sysin)パラメータの最初の小なり記号(<)
までのすべての文字です。
■
String1 は、入力レコードの 1 ~ 71 までの位置に完全に収まっ
ている必要があり、置換できる「単語」である必要があります。
■
String1 は、以下の文字のいずれかで挟まれている場合、単語と
みなされます。
' , . / < > ? " : ; ^ + _ ( ) * % | = および空白
–
String2:
■
String2 は、最初の小なり記号(<)の後から 2 つ目の小なり記
号までのすべての文字です。
■
String2 には、String1 と同じ長さまたは異なる長さの文字列を指
定でき、null も指定できます。
–
2 つ目の < の後に続く文字はすべて行のコメントとして扱われ、無
視されます。
–
カラム 1 ~ 3 に文字列「</*」が含まれる場合は、行全体がコメン
トとして扱われます。
–
指定できる入力パラメータの最大数は、40 です(コメント行は含
まれません)。
第 5 章: 製品の開始準備 91
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
–
–
構文:
■
String1 と String2 の合計文字数の最大は 70 です。
■
入力パラメータのステートメントは、続行できません。
■
カラム 72 ~ 80 のデータは無視され、変更されません。
サポートされている入力ライブラリの特徴:
lrecl=80,recfm=f(b) および ddname(s) の最初の文字は「@」である必
要があります。
インクルード メンバ SCMM@LIB と SCMM@SYM を使用可能にする方法
ジョブ BC1JJB03 は、ランタイム時に CA Endevor SCM の他のジョブ スト
リームにインクルードされる、iprfx.iqual.CSIQJCL ライブラリのメンバを編
集します。 以下のメンバを、CA Endevor SCM ジョブがランタイムにアク
セスできるようにする必要があります。
■
SCMM@LIB には、ランタイム STEPLIB/CONLIB DD ステートメントが含ま
れます。
■
SCMM@SYM には、シンボリック パラメータ値を定義する JCL SET ス
テートメントのリストが含まれます。
そのためには、以下のどちらかの方法を使用します。
■
92 インストール ガイド
上記の両方のメンバを、iprfx.iqual.CSIQJCL ライブラリから JES PROCLIB
ライブラリにコピーします。
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
■
JES PROCLIB ライブラリにこれらのメンバを移動したくない場合、別の
方法があります。 別の方法を使用するには、各ジョブ ストリームに、
それを実行する前に、JCLLIB ステートメントを追加します。 JCLLIB ス
テートメントは、JOB ステートメントに続いて配置できます。 このス
テートメントでは、1 つまたは複数のライブラリが識別されます。
JCLLIB ステートメントの例は、以下のとおりです。
//ENDVR02A JOB (41200000),'DUMMY JOBCARD',
//
REGION=4096K,CLASS=A,MSGLEVEL=(1,1),
//
MSGCLASS=X
// CSIQJCL ORDER=(iprfx.iqual.JCLLIB,uprfx.uqual.INCLUDE)
//--------------------------------------------------------
注: SCMM@LIB と SCMM@SYM の 2 つのメンバも iprfx.iqual.CSIQSENU ラン
タイム ライブラリに存在します。これらの 2 つのメンバには、JCLLIB ライ
ブラリのメンバと同じ情報が含まれます。 ただし、IM(Include Member)
コマンドを使用して ISPF スケルトン メンバにインクルードされているの
で、データの形式は尐し異なります。 これらのメンバは、
iprfx.iqual.CSIQSENU ランタイム ライブラリに置いておく必要があります。
CSIQAUTU ライブラリと CSIQAUTH ライブラリを許可する方法
注: iprfx.iqual.CSIQAUTH データ セットと iprfx.iqual.CSIQAUTU データ セッ
トは、SCM1ALL によって作成され、SCM3RECT、SCM4APP、および SCM5ACCT
によって自動入力されます。
iprfx.iqual.CSIQAUTH と iprfx.iqual.CSIQAUTU に含まれるロード モジュール
は、システムにより許可されたライブラリ内に存在する必要があります。
以下のいずれかの方法でライブラリを許可します。
■
iprfx.iqual.CSIQAUTH ライブラリと iprfx.iqual.CSIQAUTU ライブラリのメ
ンバを既存の許可ライブラリにコピーします。
■
iprfx.iqual.CSIQAUTH ライブラリと iprfx.iqual.CSIQAUTU ライブラリを許
可します。
■
iprfx.iqual.CSIQAUTH と iprfx.iqual.CSIQAUTU (およびオプションで
iprfx.iqual.CSIQLOAD)のメンバを既存の LINKLIST 定義ライブラリにコ
ピーします。 この方法は、LINKLIST データ セットが許可されているこ
とを前提としています。
第 5 章: 製品の開始準備 93
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
■
■
iprfx.iqual.CSIQAUTH と iprfx.iqual.CSIQAUTU (およびオプションで
iprfx.iqual.CSIQLOAD)のメンバを既存の LPA 定義ライブラリにコピーし
ます。LPA ライブラリは許可されています。この方法を使用する場合、
さらに以下のタスクを実行します。
–
ライブラリを既存の LPA ライブラリに移動する前に、メンバを調
べて、再入可能ではないメンバは LINKLIST 定義ライブラリに移動し
ます。再入可能なロード モジュールのみが LPA から実行できます。
詳細については、「再入可能ではないメンバの決定方法 (P. 95)」を
参照してください。
–
LPA-eligible なロード モジュールのストレージ要件を決定すること
をお勧めします。 詳細については、「LPA ロード モジュール スト
レージ要件の決定方法 (P. 95)」を参照してください。
–
特定のデータ セット メンバを準備します。 詳細については、
「LINKLIST ライブラリまたは LPA ライブラリのメンバを準備する
方法 (P. 96)」を参照してください。
iprfx.iqual.CSIQAUTH と iprfx.iqual.CSIQAUTU (およびオプションで
iprfx.iqual.CSIQLOAD)の各データ セット自体を LINKLIST ライブラリま
たは LPA ライブラリとして定義します。 この方法を使用する場合、さ
らに以下のタスクを実行します。
–
ライブラリを LPA ライブラリとして定義する前に、メンバを調べ
て、再入可能ではないメンバは LINKLIST 定義ライブラリに移動しま
す。 再入可能なロード モジュールのみが LPA から実行できます。
詳細については、「再入可能ではないメンバの決定方法 (P. 95)」を
参照してください。
–
LPA-eligible なロード モジュールのストレージ要件を決定すること
をお勧めします。 詳細については、「LPA ロード モジュール スト
レージ要件の決定方法 (P. 95)」を参照してください。
–
特定のデータ セット メンバを準備します。 詳細については、
「LINKLIST ライブラリまたは LPA ライブラリのメンバを準備する
方法 (P. 96)」を参照してください。
注: LINKLIST ライブラリが使用されている場合、データ セットは許可され
ている可能性があります。 LPA ライブラリが使用されている場合は、それ
は許可されています。
94 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
再入可能ではないメンバの決定方法
再入可能なロード モジュールのみが LPA から実行できます。 ライブラリ
の内容を LPA 定義ライブラリにコピーしたり、ライブラリを LPA ライブラ
リとして定義したりする前に、メンバを調べて、再入可能ではないメンバ
を決定します。 再入可能ではないメンバはすべて、LINKLIST 定義ライブラ
リに移動する必要があります。 どのメンバが再入可能でないメンバであ
るかを判定するには、ISPF 参照機能を使用して、以下の手順を実行します。
1. ロード ライブラリの ISPF 参照メンバ選択リストを表示します。
2. SORT ATTR コマンドを発行します。
3. 右方向にスクロールし、[属性]列を表示します。
注: ほとんどのメンバは、RN RU(再入可能および再利用可能)属性を
表示します。
4. RN の代わりに空白が表示されているメンバは、再入可能でないメンバ
であるため、LPA に移動できません。
LPA ロード モジュール ストレージ要件の決定方法
LPA-eligible なロード モジュールのストレージ要件を決定するには、ISPF 参
照機能を使用し、以下を実行します。
1. ロード ライブラリの ISPF 参照メンバ選択リストを表示します。
2. SORT ATTR コマンドを発行します。
3. 右方向にスクロールし、[属性]列を表示します。
4. 再入可能属性が空白になっているすべてのプログラムは、LPA に配置
できないため、これらを削除します。
5. SORT RMODE コマンドを発行します。
必要なストレージ量を決定するには、以下のいずれかの方法に従いま
す。
■
24 ビット ストレージについては、[RM](RMODE)フィールド
に値 24 が含まれるすべてのプログラムの[サイズ]フィールドに
ある 16 進の値を合計します。
■
31 ビット ストレージについては、[RM](RMODE)フィールド
に値 ANY が含まれるすべてのプログラムの[サイズ]フィールド
にある 16 進の値を合計します。
第 5 章: 製品の開始準備 95
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
LINKLIST ライブラリまたは LPA ライブラリのメンバを準備する方法
LINKLIST ライブラリまたは LPA ライブラリを使用してデータ セットを許
可する場合、特定のメンバを編集する必要があります。 データ セット メ
ンバを以下のように編集します。
■
■
96 インストール ガイド
LINKLIST ライブラリまたは LPA ライブラリを使用して CSIQAUTH デー
タ セットと CSIQAUTU データ セットを編集する場合、以下の手順に従
います。
–
CA Endevor SCM サンプル ジョブ ストリームから STEPLIB DD ス
テートメントを削除します。
–
CSIQJCL と CSIQSENU の SCMM@LIB メンバの STEPLIB DD ステートメ
ントを削除またはコメント アウトします。
LINKLIST ライブラリまたは LPA ライブラリを使用して
iprfx.iqual.CSIQLOAD データ セットを編集する場合、以下の手順に従い
ます。
–
サンプル ジョブ ストリームから CONLIB DD ステートメントを削除
します。
–
CSIQJCL と CSIQSENU の SCMM@LIB メンバの CONLIB DD ステートメ
ントを削除またはコメント アウトします。
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
インストール環境を構成する方法
インストール環境を、CA Endevor SCM のインストールをサポートするよう
に構成する必要があります。 これを行うには、以下のタスクを完了しま
す。
■
サイトで複数の CPU が DASD を共有している場合、CA Endevor SCM に
キュー名を定義する必要があります。 詳細については、「グローバル
リソース共有 (P. 97)」を参照してください。
■
TSO の下に新しいリリース用の CA Endevor SCM 環境を作成し、ユーザ
と管理者が製品にアクセスできるようにします。 詳細については、
「ISPF 環境に CA Endevor SCM を定義する方法 (P. 101)」を参照してく
ださい。
■
以下の手順に従って、セキュリティをセットアップします。
■
–
データ セットのセキュリティを保護します(代替 ID を使用)。
–
ファンクションへのアクセスのセキュリティを保護します。
CA ACF2 セキュリティを使用しているサイトでは、TSO コマンド限定機
能 (P. 37)を変更して、ISPTLIB コマンドを許可します。 これらのコマ
ンドには、ACMQ、BC1PACMI、ESORT、EONLY、EM、QM などが含まれ
ます。
グローバル リソース共有
サイトで複数の CPU が DASD を共有している場合、キュー名を定義する必
要があります。 Unicenter CA-MIM Resource Sharing または IBM Global
Resource Serialization (GRS) を使用している場合は、適切なグローバル リ
ソース キュー名テーブルにキュー名を含めます。
Unicenter CA-MII ENQ 管理定義用のキュー名を定義する方法
Unicenter CA-MIM の Unicenter CA-MII コンポーネントには、ALLSYSTEMS
モードおよび SELECT モードの 2 つの動作モードがあります。 Unicenter
CA-MIM リソース共有を使用している場合、CA Endevor SCM の ENQ 管理定
義を Unicenter CA-MII MIMQNAME パラメータ ライブラリ メンバに追加す
る必要があります。 追加する定義は、Unicenter CA-MII がどのモードで動
作しているかによって決まります。
第 5 章: 製品の開始準備 97
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
キュー名を定義するには、以下の手順に従います。
1. アクティブな Unicenter CA-MII アドレス空間の動作モードを決定しま
す。 それには、Unicenter CA-MIM コマンド「F MIM,D INIT」を発行し、
結果を確認します。 PROCESS=ALLSYSTEMS または PROCESS=SELECT が有
効であるかを判断するには、MIM1019I コマンドのレスポンス メッ
セージを確認します。
2. 動作モードに応じて、以下のように定義を追加します。
■
ALLSYSTEMS 処理モード—Unicenter CA-MII が ALLSYSTEMS モードで
動作している場合、CA Endevor SCM の以下の ENQ 管理定義を
Unicenter CA-MII MIMQNAME パラメータ ライブラリ メンバに追加
します。
CTLIELEM GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
CTLIPROC GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
ENDEVOR GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
SPFEDIT GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=YES,
ECMF=YES,
RPTAFTER=0,
RPTCYCLE=60
SYSIEWLP GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
98 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
■
SELECT 処理モード—Unicenter CA-MII が SELECT モードで動作して
いる場合、CA Endevor SCM の以下の ENQ 管理定義を Unicenter
CA-MII MIMQNAME パラメータ ライブラリ メンバに追加します。
CTLIELEM GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
CTLIMSTR GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=NO
CTLIPROC GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
ENDEVOR GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
SPFEDIT GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=YES,
ECMF=YES,
RPTAFTER=0,
RPTCYCLE=60
SYSIEWLP GDIF=YES,
SCOPE=SYSTEMS,
EXEMPT=NO,
ECMF=YES,
RPTAFTER=30,
RPTCYCLE=60
キュー名は、CA Endevor SCM が共有 DASD 環境をサポートできるよう
に定義されます。
第 5 章: 製品の開始準備 99
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
GRS 定義
IBM GRS(Global Resource Serialization)を使用している場合、キュー名に
ついて以下の点を考慮する必要があります。
■
CA Endevor SCM QNAME の INCL ステートメントを使用する理由はあり
ません。 CON を使用するとボリューム上の RESERVE は変換され、デ
フォルトで GRS にグローバル送信を行うための SCOPE=SYSTEMS エン
キューが含まれます。
■
SPFEDIT、SYSIEWLP、ENDEVOR、および CTLIMSTR の QNAMES のみが
RESERVE W/SCOPE=SYSTEMS + UCB ロックと共に使用されます。 残りの
QNAMES、CTLIPROC、および CTLIELEM は、ENQUEUE W/SCOPE=SYSTEMS
と共に使用されます。
サイトで RESERVE を変換する場合の定義例を以下に示します。
/***********************************************************/
/* RESOURCE NAME LIST FOR CA ENDEVOR SCM */
/***********************************************************/
RNLDEF RNL(CON) Type(GENERIC) QNAME(CTLIMSTR)
RNLDEF RNL(CON) Type(GENERIC) QNAME(SPFEDIT)
RNLDEF RNL(CON) Type(GENERIC) QNAME(SYSIEWLP)
RNLDEF RNL(CON) Type(GENERIC) QNAME(ENDEVOR)
100 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
ISPF 環境に CA Endevor SCM を定義する方法
CA Endevor SCM を ISPF 環境に定義する必要があります。 ISPF に対して CA
Endevor SCM データ セットを指定するには、CLIST または既存のログオン
プロシージャを使用する必要があります。
ISPF 環境に CA Endevor SCM を定義する前に、以下の情報について検討しま
す。
■
多くの要因が CA Endevor SCM の実行に必要な領域サイズに影響しま
す。 これらの要因には、分割画面処理、CA Panvalet または CA Librarian
の使用、エレメントの最大サイズ、並べ替えワーク エリアが CLIST で
定義されているかどうか、および ISPF が LPA 内にあるかどうかが挙げ
られます。 ほとんどのインストールでは、十分なリージョン サイズは
4096KB です。
■
標準で用意されている CLIST ライブラリ(yourHLQ.CSIQCLS0)は固定長
ブロック(FB)です。 既存の CLIST ライブラリが VB(可変長ブロック
化)である場合、TSO ユーティリティを使用して VB ファイルを作成し
ます。
データセットを ISPF に認識させるには、以下を実行します。
1. 以下のいずれかの方法で、ファイルを ISPF に認識させます。
■
ISPF LIBDEF サービスを使用します (この方法を推奨)。
■
TSO FREE サービスおよび ALLOCATE CLIST サービスを使用して、ISPF
ライブラリを再割り当てします。
■
すべてのデータ セットを TSO ログオン プロシージャで割り当て
ます。
2. CA Endevor SCM を ISPF プライマリまたはセカンダリ オプション パネ
ルの有効なオプションとして追加することによって、CA Endevor SCM
の ISPF オプションをメインの ISPF ダイアログに定義します。
3. CLIST を実行します。
CLIST は、ISPF メイン ダイアログ ボックスから CA Endevor SCM オプ
ションを選択すると、自動的に実行されます。
第 5 章: 製品の開始準備 101
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
ISPF LIBDEF サービス メソッド
ISPF LIBDEF サービスを使用して、CA Endevor SCM ライブラリを ISPF 環境に
認識させることができます。 インストールされた CSIQCLS0 ライブラリで
提供されるメンバ ENDEVOR を使用します。 この方法をお勧めします。
注: 日本語版のインストールの場合、ENDEVOR メンバを編集して日本語の
パネルおよびメニュー ライブラリ名を適切なデータ セット連結に追加す
る必要があります。 詳細については、「日本語版インストール用の
ENDEVOR メンバの編集 (P. 302)」を参照してください。
標準 SYSPROC DD 連結に割り当てられたデータセットに CLIST をコピーし
ます。
許可された CA Endevor SCM ロード モジュールが LPA、LINKLIST、または
STEPLIB のどのライブラリにも配置されていない場合、ISPF ISPLLIB DD ス
テートメントを代わりに使用できます。 ただし、ISPLLIB 下の許可された
ライブラリの割り当てでは、必要なすべてのシステム許可要件がサポート
されていない可能性があります。 ISPF を呼び出す前に、ISPLLIB を CA
Endevor SCM の許可されたロード ライブラリに割り当てます。
サイト内の CLIST は、INSTALL ジョブのインストール中に入力された情報が
反映された編集済みの CLIST です。CLIST を作成した後、ISPF プライマリま
たはセカンダリ オプション パネルを変更して CA Endevor SCM のオプショ
ンを追加します。
[ISPF]画面を、以下に示すサンプルの[ISPF/PDF 基本オプション メ
ニュー]と同じように変更します。このサンプル画面では、CA Endevor SCM
を表すオプション E が追加されています。 このオプションを選択すると、
ENDEVOR CLIST が呼び出され、CA Endevor SCM ダイアログが開始します。
102 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
サンプルでは太字で示されている以下の行を使用すると、CA Endevor SCM
にアクセスできます。
■
E +Endevor - Endevor Software Management System — CA Endevor SCM
を選択するために入力する文字を示します。
■
E,'CMD(Endevor)' — 定義されているオプションを選択すると、
ENDEVOR CLIST が実行されることを示します。
%---------------------- ISPF/PDF PRIMARY OPTION MENU ---------------------%OPTION ===>_ZCMD +
%
+USERID - &ZUSER
% 0 +ISPF PARMS - Specify terminal and user parameters
+TIME - &ZTIME
% 1 +BROWSE - Display source data or output listings
+TERMINAL - &ZTERM
% 2 +EDIT - Create or change source data
+PF
KEYS - &ZKEYS
% 3 +UTILITIES - Perform utility functions
% 4 +FOREGROUND - Invoke language Processors in foreground
% 5 +BATCH - Submit job for language processing
% 6 +COMMAND - Enter TSO Command, CLIST, or REXX exec
% 7 +DIALOG TEST - Perform dialog testing
% 8 +LM UTILITIES- Perform library administrator utility functions
% 9 +IBM PRODUCTS- Additional IBM program development products
% 10 +SCLM - Software Configuration and Library Manager
% E +Endevor - Endevor Software Management System
% C +CHANGES - Display summary of changes for this release
% T +TUTORIAL - Display information about ISPF/PDF
% X +EXIT - Terminate ISPF using log and list defaults
%
+Enter%End+command to terminate ISPF.
)INIT
)PROC
&ZQ = &Z
IF (&ZCMD ¬= ' ')
&ZQ = TRUNC(&ZCMD,'.')
IF (&ZQ = ' ')
.MSG = ISRU000
&ZSEL = TRANS( &ZQ
0,'PANEL(ISPOPTA)'
1,'PGM(ISRBRO) PARM(ISRBRO01)'
2,'PGM(ISREDIT) PARM(P,ISREDM01)'
3,'PANEL(ISRUTIL)'
4,'PANEL(ISRFPA)'
5,'PGM(ISRJB1) PARM(ISRJPA) NOCHECK'
6,'PGM(ISRPTC)'
7,'PGM(ISPYXDR) PARM(ISR) NOCHECK'
8,'PANEL(ISRLPRIM)'
9,'PANEL(ISRDIIS)'
10,'PGM(ISRSCLM) NOCHECK'
E,'CMD(Endevor)'
C,'PGM(ISPTUTOR) PARM(ISR00005)'
T,'PGM(ISPTUTOR) PARM(ISR00000)'
' ',' '
X,'EXIT'
*,'?' )
&ZTRAIL = .TRAIL
)End
第 5 章: 製品の開始準備 103
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
TSO FREE および ALLOCATE メソッド
TSO FREE および ALLOCATE サービスを使用すると、CA Endevor SCM ライブ
ラリを ISPF 環境に認識させることができます。 インストール カートリッ
ジで提供された CSIQCLS0 ライブラリの CLIST メンバ BC1PCLS1 を使用しま
す。
注: 日本語版のインストールの場合、BC1PCLS1 メンバを編集して日本語の
パネルおよびメニュー ライブラリ名を適切なデータ セット連結に追加す
る必要があります。 詳細については、「日本語版インストール用の
BC1PCLS1 メンバの編集 (P. 303)」を参照してください。
CLIST は、標準 SYSPROC DD 連結のデータセットにコピーし、LOGON 時に呼
び出される必要があります。
サイト内の CLIST は、INSTALL ジョブのインストール中に入力された情報が
反映された編集済みの CLIST です。
CLIST を定義した後、[ISPF 基本オプション]画面または[ISPF セカンダリ
オプション]画面を変更して CA Endevor SCM のオプションを追加します。
以下のサンプルでは、[ISPF/PDF 基本オプション メニュー]に CA Endevor
SCM を表すオプション E が追加されています。 このオプションを選択す
る場合は常に、CA Endevor SCM は自動的に呼び出されます。 最初の太字
の行は、CA Endevor SCM を選択するために入力する内容を示します。 2 行
目は、定義されたオプションが選択されたときに CA Endevor SCM 製品が
実行されることを示します。
104 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
[ISPF]画面を、以下に示すサンプル画面と同じように変更します。
%---------------------- ISPF/PDF PRIMARY OPTION MENU ---------------------%OPTION ===>_ZCMD +
%
+USERID - &ZUSER
% 0 +ISPF PARMS - Specify terminal and user parameters
+TIME - &ZTIME
% 1 +BROWSE - Display source data or output listings
+TERMINAL - &ZTERM
% 2 +EDIT - Create or change source data
+PF
KEYS - &ZKEYS
% 3 +UTILITIES - Perform utility functions
% 4 +FOREGROUND - Invoke language Processors in foreground
% 5 +BATCH - Submit job for language processing
% 6 +COMMAND - Enter TSO Command, CLIST, or REXX exec
% 7 +DIALOG TEST - Perform dialog testing
% 8 +LM UTILITIES- Perform library administrator utility functions
% 9 +IBM PRODUCTS- Additional IBM program development products
% 10 +SCLM - Software Configuration and Library Manager
% E +Endevor - Endevor Software Management System
% C +CHANGES - Display summary of changes for this release
% T +TUTORIAL - Display information about ISPF/PDF
% X +EXIT - Terminate ISPF using log and list defaults
%
+Enter%End+command to terminate ISPF.
)INIT
)PROC
&ZQ = &Z
IF (&ZCMD ¬= ' ')
&ZQ = TRUNC(&ZCMD,'.')
IF (&ZQ = ' ')
.MSG = ISRU000
&ZSEL = TRANS( &ZQ
0,'PANEL(ISPOPTA)'
1,'PGM(ISRBRO) PARM(ISRBRO01)'
2,'PGM(ISREDIT) PARM(P,ISREDM01)'
3,'PANEL(ISRUTIL)'
4,'PANEL(ISRFPA)'
5,'PGM(ISRJB1) PARM(ISRJPA) NOCHECK'
6,'PGM(ISRPTC)'
7,'PGM(ISPYXDR) PARM(ISR) NOCHECK'
8,'PANEL(ISRLPRIM)'
9,'PANEL(ISRDIIS)'
10,'PGM(ISRSCLM) NOCHECK'
E,'PGM(C1SM1000) NEWAPPL(CTL1) NOCHECK'
C,'PGM(ISPTUTOR) PARM(ISR00005)'
T,'PGM(ISPTUTOR) PARM(ISR00000)'
' ',' '
X,'EXIT'
*,'?' )
&ZTRAIL = .TRAIL
)End
第 5 章: 製品の開始準備 105
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
TSO ログオン プロシージャ メソッド
既存の TSO ログオン プロシージャを使用して、CA Endevor SCM データ
セットを割り当てることができます。 以下に従って、データセットを割
り当てます。
DDnames
INSTALL ジョブによって作成されるライブラリ
SYSPROC
iprfx.iqual.CSIQCLS0
ISPPLIB
iprfx.iqual.CSIQPJPN (日本語版インストール用の日本語パネル)
iprfx.iqual.CSIQPENU
ISPSLIB
iprfx.iqual.CSIQSENU
ISPMLIB
iprfx.iqual.CSIQMJPN (日本語版インストール用の日本語メッセージ)
iprfx.iqual.CSIQMENU
CONLIB
iprfx.iqual.CSIQLOAD (LINKLIST または LPA にない場合)
ISPTLIB
iprfx.iqual.CSIQTENU
これらのライブラリをログオン プロシージャにコピーしたら、ISPF プライ
マリまたはセカンダリ オプション パネルを変更して CA Endevor SCM のオ
プションを追加します。
注: CA Endevor SCM 用のオプションを追加する方法の詳細については、
「TSO FREE および ALLOCATE メソッド」を参照してください。
データ セットのセキュリティを保護する方法
CA Endevor SCM の代替 ID を使用すると、CA Endevor SCM のデータ セット
を、CA Endevor SCM の外部の更新処理から保護し、同時に CA Endevor SCM
内部ではデータ セットを更新する機能をユーザが実行することを許可す
ることができます。 CA Endevor SCM データ セットにアクセスするアク
ションの前に、ユーザの ID は代替 ID に置き換えられ、アクセスは代替 ID
で実行されます。
重要: データ セットのセキュリティを保護するために、代替 ID を使用す
ることをお勧めします。詳細については、「セキュリティ ガイド」の「デー
タ セット セキュリティの実装」の章を参照してください。 通常、CA
Endevor SCM に対しては READ/WRITE、管理者に対しては
READ/WRITE/UPDATE、その他のユーザに対しては READ、のように高レベ
ル修飾子を保護します。
106 インストール ガイド
CA CSM を使用せずに構成を完了する方法
ユーザの CA Endevor SCM データ セットを保護するには、以下の手順に従
います。
1. セキュリティ ソフトウェア製品(CA Top Secret、CA ACF2、または RACF)
の代替 ID として使用する CA Endevor SCM のユーザ ID を定義します。
2. CA Endevor SCM のすべての VSAM ファイルへの CONTROL アクセス、お
よびソース アウトプットおよび他の書き込み対象となるライブラリ
とファイルへの UPDATE アクセスを代替 ID に付与します。
注: 迅速な実装のセットアップ ジョブでは、1 つの高レベル修飾子
(uprfx)を使用します。したがって、1 つの規則ですべてのデータ セッ
トへのアクセスを付与できます。 たとえば、規則「uprfx.** R(A) W(A)
C(A)」は、すべての uprfx データ セットへのアクセスを付与します。
3. C1DEFLTS テーブルの RACFUID= パラメータを更新して、代替 ID を指定
します。
ファンクション セキュリティを設定する方法
ESI(外部セキュリティ インターフェース)を使用すると、CA Endevor SCM
内で環境、システム、サブシステム、アクションなどにアクセスするセキュ
リティ ルールを設定できます。それには、SAF(Security Authorization Facility、
セキュリティ許可機能)インターフェースを通じてユーザのアクセス レ
ベルと比較する擬似データ セット名と機能アクセス レベルを、ESI テーブ
ル(BC1TNEQU)に定義します。
ファンクション アクセスのセキュリティを保護するには、以下の手順に
従います。
1. ESI(外部セキュリティ インターフェース)テーブル(メンバ
BC1TNEQU)に擬似データ セット名とファンクション アクセス レベル
を定義して、ファンクション アクセスのセキュリティを保護します。
2. このセキュリティ設定は、SAF(セキュリティ許可機能)を通じてユー
ザのアクセス レベルと比較されます。
注: ファンクション セキュリティの詳細については、「セキュリティ ガイ
ド」を参照してください。
第 5 章: 製品の開始準備 107
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
サンプル アプリケーション (P. 109)
サンプル アプリケーションの実装方法 (P. 111)
その他のサンプル ジョブ (P. 135)
サンプル アプリケーション
重要: CA Endevor SCM を初めてインストールする場合は、ベスト プラク
ティス実装を使用することをお勧めします。 ベスト プラクティス実装の
詳細については、「シナリオ ガイド」を参照してください。 サイトに CA
Endevor SCM がすでにインストールされている場合は、テストの目的で、
既存のインベントリおよびライフ サイクルを使用できます。 詳細につい
ては、「データを使用した新しいリリースのテスト方法 (P. 137)」を参照
してください。
CA Endevor SCM サンプル アプリケーションは、CA Endevor SCM を実装す
る方法を理解するためのトレーニング ツールとして用意されています。
サンプル アプリケーションは、ライフサイクル定義、インベントリ定義、
およびプロセッサの例など、CA Endevor SCM のサイトへの実装中に役立つ
基本的なソフトウェア ライフサイクルを反映しています。
サンプル アプリケーションは、CA Endevor SCM を実装する 1 つの方法を提
示します。この方法は、サイトに実装した方法とは異なる可能性がありま
す。 実行しない手順が含まれていたり、異なる順序で手順が提示されて
いたりする可能性があります。
サイトでサンプル CA Endevor SCM アプリケーションを実装する前に、CA
Endevor SCM が正常にインストールされていることを確認してください。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 109
サンプル アプリケーション
サンプル アプリケーションの命名規則
以下は、サンプル アプリケーションが使用するファイルの命名規則です。
iprfx.iqual.SMPLssss.xxxxxxxx
iprfx
CA Endevor SCM およびサンプル アプリケーション ライブラリおよび
ファイルの 1~8 文字長の第 1 修飾子(SYS3 など)を示します。 この
値は、CA Endevor SCM インストール プロセスを実行する前に行われた
グローバル編集の一環として定義されます。
iqual
CA Endevor SCM およびサンプル アプリケーション ライブラリおよび
ファイルの 1~8 文字長の第 2 修飾子(ENDEVOR など)を示します。
SMPLssss
以下のように、第 3 修飾子を構成するためにステージ名と共に使用さ
れる識別子を示します(ssss で示されます)。
–
TEST - SMPLTEST の Stage 1 (ユニット テスト)
–
QA - SMPLTEST の Stage 2 (品質管理)
–
EMER - SMPLPROD の Stage 1 (緊急修正)
–
PROD - SMPLPROD の Stage 2 (本番ステージ)
たとえば、インストール プロセス中に、iprfx を SYS3 に変更し、iqual を
ENDEVOR に変更した場合、データセットは、以下のように命名されま
す。
–
SYS3.ENDEVOR.SMPLTEST.xxxxxxxx
–
SYS3.ENDEVOR.SMPLQA.xxxxxxxx
–
SYS3.ENDEVOR.SMPLEMER.xxxxxxxx
–
SYS3.ENDEVOR.SMPLPROD.xxxxxxxx
xxxxxxxx
サンプル アプリケーションに使用されるデータセットの第 4 修飾子
を示し、ファイルに含まれるデータのタイプを表します。たとえば、
MCF はマスタ制御ファイル、PACKAGE はパッケージ コントロール
ファイルを表します。
重要: ファイル名は、ピリオドを含む、合計 44 文字に制限されています。
各データセット名修飾子の最大長は、8 文字です。
110 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
サンプル アプリケーションの実装方法
サンプル アプリケーションを実装するには、以下の基本タスクを実行し
ます。
1. CA Endevor SCM Defaults テーブル(C1DEFLTS)を編集します (P. 111)。
2. CA Endevor SCM ライブラリを定義および割り当てます。 (P. 115)
3. CA Endevor SCM インベントリ構造を定義し、アプリケーションで入力
します (P. 121)。
4. 実装を確認します (P. 123)。
5. ACM クエリ機能を検証します (P. 133)
サンプル環境の実装手順およびプロセッサで使用されるすべての JCL お
よびソース メンバは、インストール プロセス中に作成される CA Endevor
SCM iprfx.iqual.CSIQSAMP ライブラリに含まれます。このライブラリのメン
バは、インストール ジョブ BC1JJB03 に提供された値にしたがってカスタ
マイズされています。
Defaults テーブル(C1DEFLTS)
CA Endevor SCM Defaults テーブルには、サイトの処理および環境定義情報
が含まれます。 テーブルは、一連のマクロで構成されており、アセンブ
ルおよびリンク編集されている場合、集合的に C1DEFLTS テーブルと呼ば
れます。 C1DEFLTS マクロのタイプは、以下の TYPE キーワード パラメータ
によって区別されます。
■
各サイトには、一般的なサイト特有の情報を定義するために、1 つの
TYPE=MAIN パラメータが必要です。 TYPE=MAIN マクロは、テーブルの
定義内で最初のマクロです。
■
複数の TYPE=ENVRNMNT マクロをテーブルに含めることができます。
各環境に対し、1 つの TYPE=ENVRNMNT マクロを指定する必要がありま
す。 TYPE=ENVRNMNT マクロは、テーブルの定義内で TYPE=MAIN マク
ロに続きます。
■
テーブル定義の最後を示すには、1 つの TYPE=END マクロが必要です。
最後の TYPE=ENVRNMNT マクロの後に配置します。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 111
サンプル アプリケーションの実装方法
1 - C1DEFLTS の編集方法
サンプル アプリケーション C1DEFLTS テーブルはメンバ SMPLDEFT 内のラ
イブラリ iprfx.iqual.CSIQSAMP にあります。 サンプル アプリケーションに
ついては、以下の手順に従います。
1. C1DEFLTS テーブルの TYPE=MAIN マクロ セクションにサイト固有のパ
ラメータを入力します。適宜、パラメータ値を入力または編集します。
重要: C1DEFLTS テーブルでデータ セット名に割り当てる iprfx.iqual 値が、
インストール時に実行されるグローバル編集の一部として定義された値
と一致するようにしてください。詳細については、「変数定義テーブル (P.
145)」を参照してください。
2. TYPE=ENVRNMNT マクロ内の MCF 修飾子を確認します。
サンプル アプリケーションとして使用する場合、TYPE=ENVRNMNT マ
クロ内で何も変更できません。 代わりに、MCF(マスタ制御ファイル)
データ セットの修飾子がグローバル編集中に指定された修飾子に一
致することを確認します。 データ セット名はサンプル アプリケー
ション データ セットの定義中に提供されます。
注: 詳細については、「CA Endevor SCM ライブラリの定義および割り
当て方法」を参照してください。 ジョブ SMPLJOB2 でこれらのデータ
セットを割り当てる場合は、必ず同じデータ セット名を使用するよう
にしてください。 詳細については、「SMPLJOB2 の実行」を参照して
ください。
3. SMPLDEFT を実行します。
サンプル デフォルト テーブルの編集後、それをアセンブルおよびリン
ク エディットする必要があります。 まだそうしていない場合は、
iprfx.iqual.CSIQSAMP 内のメンバ SMPLDEFT の先頭に JOBCARD メンバを
コピーしてから、ジョブをサブミットして実行します。 ロード モ
ジュールをメンバ C1DEFLTS として許可ライブラリに格納します。 サ
ンプル アプリケーションを実装し使用し、自分自身のライフサイクル
を構築する準備ができた後に、iprfx.iqual.CSIQSRC でメンバ C1DEFLTS を
使用します。
TYPE=MAIN マクロ内のサイト固有のパラメータは以下のとおりです。
ACMROOT
112 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
(ACM を使用している場合必須)CA Endevor SCM の各エレメント名お
よびそのすべての関連コンポーネントを格納するためにサイトで使用
する、VSAM ファイルのデータ セット名を指定します。 ユーザのサイ
トに ACM の使用がライセンスされている場合は、このデータ セット
が必要です。
データ セット名は、 ACM Query データ セットの定義中に提供されま
す。 詳細については、「ACM クエリ ファイルの割り当ておよび初期
化(SMPLACMD) (P. 119)」を参照してください。 ジョブ SMPLACMD で
これらのデータ セットを割り当てる場合は、必ず同じデータ セット名
を使用するようにしてください。
ACM を使用していない場合は、データセット名を削除します。たとえ
ば、ACMROOT=, のようになります。
注: ACM の詳細については。「Automated Configuration Option Guide」
を参照してください。
ACMXREF
(ACM を使用している場合必須)各コンポーネント関係の名前を格納
するために使用する、VSAM ファイルのデータ セット名を指定します。
ユーザのサイトに ACM の使用がライセンスされている場合は、この
データ セットが必要です。
データ セット名は、 ACM Query データ セットの定義中に提供されま
す。 詳細については、「ACM クエリ ファイルの割り当ておよび初期
化(SMPLACMD) (P. 119)」を参照してください。 ジョブ SMPLACMD で
これらのデータ セットを割り当てる場合は、必ず同じデータ セット名
を使用するようにしてください。
ACM を使用していない場合は、データセット名を削除します。たとえ
ば、ACMXREF=, のようになります。
注: ACM の詳細については。「Automated Configuration Option Guide」
を参照してください。
ASCM
ユーザのサイトに Automated Configuration Option (ACM)機能がライ
センスされているかどうかを示すために、値、Y または N を指定しま
す。
Product AY、ACM 用の LMP キーを受信した場合は、「Y」を入力します。
そうでない場合は「N」を入力します。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 113
サンプル アプリケーションの実装方法
CUNAME
ユーザのサイトを記述する 1 から 50 文字までの名前を指定します。
この名前はレポート見出しで使用されます。
ELMCATL
エレメント カタログの 1 から 44 文字までのデータ セット名を指定し
ます。 名前はエレメント カタログの定義中に提供されます。 詳細に
ついては、「マスタ制御ファイル、エレメント カタログ、ベース、デ
ルタ、および出力ライブラリの割り当て」を参照してください。
SMPLJOB2 でエレメント カタログを定義する際に、必ず同じ名前を使
用してください。 CA Endevor SCM はエレメント カタログ ファイルの
使用を実装して、ロング エレメント名をサポートし、I/O 操作のボ
リュームを削減して、パフォーマンスを向上させます。
LIBENV
この機能用の LMP キーを受信したかどうかに関わらず、SMPLJOB4 を
実行するまで LIBENV の値を変更しないでください。
MACDSN
ユーザ サイトで、CA Endevor SCM マクロ(iprfx.iqual.CSIQOPTN)が含
まれる、SOURCE ライブラリを指定します。
PKGDSN
(パッケージを使用する場合必須)ユーザのサイト用のパッケージ
ファイルを指定します。名前はパッケージ ファイルの定義中に提供さ
れます。 詳細については、「CA Endevor SCM ライブラリの定義および
割り当て方法 (P. 115)」を参照してください。 SMPLJOB1 でパッケージ
データ セットを割り当てる場合は、必ず同じデータ セット名を使用す
るようにしてください。
PROC
値、Y または N を指定して、ユーザのサイトに CA Endevor Extended
Processors がライセンスされているかどうかを示します。 ユーザのサ
イトが Product A9、Extended Processor 用の LMP キーを受信した場合は、
「Y」を入力します。 そうでない場合は「N」を入力します。
114 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
SITEID
ユーザのサイトを識別する 1 文字の名前を指定します。 このフィール
ドはサイトを区別するために、内部で使用されます。 デフォルトは 0
(ゼロ)です。
重要: SITEID は CA Endevor SCM フットプリントの重要な要素です。 既
存の CA Endevor SCM アプリケーションでこのパラメータを変更する
と、その環境内の各エレメントでフットプリント関連エラーが発生し
ます。
VIOUNIT
仮想 I/O ユニット上に格納される一時ディスク データ セットのユ
ニット名を指定します。
WRKUNIT
仮想 I/O ユニット上に格納されない一時ディスク データ セットのユ
ニット名を指定します。
注: C1DEFLTS テーブルの TYPE=MAIN に表示されるすべてのアイテム
の詳細情報については、「管理ガイド」を参照してください。 自分の
C1DEFLTS テーブルを作成する際に、そのガイドを参照してください。
2 - ライブラリの定義と割り当て方法
サンプル アプリケーション用として以下のライブラリを定義して割り当
てる必要があります。
■
パッケージ ファイル
■
マスタ制御ファイル
■
エレメント カタログ
■
ベータ、デルタ、およびアウトプット ライブラリ
iprfx.iqual.CSIQSAMP に保存されているメンバ SMPLJOB1 およびメンバ
SMPLJOB2 を使用して、これらのファイルを割り当てます。
重要: CA Endevor SCM、マスタ制御ファイル、エレメント カタログ、およ
びパッケージ ファイルが使用する VSAM ファイルは、ファイルの整合性の
ため、2 レベル インデックスで維持する必要があります。 CA Endevor SCM
は、ファイルに 1 つのインデックス レベルがあるかどうかを自動的に認識
し、動的に調整します。次に CA Endevor SCM にアクセスするユーザには、
同様の問題は発生しません。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 115
サンプル アプリケーションの実装方法
PACKAGE FILE の割り当て方法
PACKAGE FILE は、C1DEFLTS テーブルに定義された環境でエレメント アク
ションを実行するように構築されたすべてのパッケージを保存する VSAM
データセットです。 サイト当たりに存在できるパッケージ データセット
は 1 つです。
PACKAGE FILE を割り当てるには、以下を実行します。
1. C1DEFLTS テーブルに PACKAGE FILE を定義します。 割り当てられる
PACKAGE FILE の名前が、C1DEFLTS テーブルの PKGDSN パラメータに提
供された名前と同じであることを確認します。
注: 詳細については、「TYPE=MAIN マクロへのサイト特有のパラメー
タの入力 (P. 112)」を参照してください。
この手順では、以下の VSAM 構造を割り当てます。
ライブラリ
データ セット名
VSAM クラスタ
iprfx.iqual.SMPL.PACKAGE
データを含む VSAM クラスタ
iprfx.iqual.SMPL.PACKAGE.DATA
インデックスを含む VSAM クラスタ iprfx.iqual.SMPL.PACKAGE.INDEX
2. まだ行っていない場合は、JOBCARD メンバを SMPLJOB1 の始めにコ
ピーして、実行するためにサブミットします。 メンバ SMPLJOB1 は、
iprfx.iqual.CSIQSAMP に保存されており、このファイルを割り当てるた
めに使用されます。
SMPLJOB1 の実行時に、JCL は以下の手順を行います。
116 インストール ガイド
■
このジョブの初回実行時に既存のパッケージ ファイルをすべて削
除するために、IDCAMS を実行します。
■
(新しい)パッケージ ファイルを定義します。
サンプル アプリケーションの実装方法
マスタ制御ファイル
CA Endevor SCM の環境は 2 つのステージで構成されており、それぞれに一
意の MCF が必要です。MCF の値は、C1DEFLTS テーブルの TYPE=ENVRNMNT
セクションにある STG1VSAM および STG2VSAM パラメータを使用して、CA
Endevor SCM に定義されます。 MCF は、ステージのシステム、サブシステ
ム、タイプ、およびエレメントの定義を保存します。 マスタ制御ファイ
ル データセット名の iprfx.iqual コンポーネントが C1DEFLTS テーブルに
コーディングされたデータセット名と同じ値であることを確認します。
エレメント カタログ
CA Endevor SCM は、長いエレメント名をサポートし、I/O オペレーション
のボリュームを軽減することによってパフォーマンスを改善するために、
エレメント カタログファイルが使用できるように組み込まれています。
C1DEFLTS テーブルの TYPE=MAIN セクションにある ELMCATL パラメータに
よって CA Endevor SCM に定義されます。
ベース、デルタ、およびアウトプット ライブラリ
ベース、デルタ、およびアウトプット ライブラリは、CA Endevor SCM の
実行中に使用されます。 ベース ライブラリは、エレメントの元のソース
バージョンまたは現在のソース バージョンを保存します。 デルタ ライブ
ラリは、エレメントの複数のソース レベル間の違いをトラッキングしま
す。 ソース アウトプット ライブラリには、読み取り可能なエレメントの
コピーが含まれます(JCL、PROC、COPYBOOK、およびデータ パラメータ
など)。 プロセッサ アウトプット ライブラリには、実行可能ファイルが
含まれます(ロード ライブラリ、オブジェクト デック、および DBRM な
ど)。 CA Endevor SCM は、プロセッサ ロード ライブラリを使用して、実
行可能なバージョンのプロセッサを保存します。
注: ベースおよびデルタ ライブラリの詳細については、「管理ガイド」を
参照してください。 プロセッサの詳細については、「Extended Processor
Guide」を参照してください。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 117
サンプル アプリケーションの実装方法
以下のリストにあるライブラリは、複数存在できます。通常、各ステージ
の 1 セットのライブラリです。 2 つのプロセッサ ロード ライブラリのみ
が割り当てられます。プロセッサ タイプが定義されている各本番ステー
ジに 1 つ割り当てられます。
割り当てられるベース、デルタ、およびアウトプット ライブラリには、
以下が含まれます(ただし、以下に限られません)。
■
ソース(ベース)ライブラリ
■
デルタ ライブラリ
■
コピー ライブラリ
■
オブジェクト ライブラリ
■
ロード ライブラリ
■
リスト ライブラリ
■
リンク エディット コントロール カード ライブラリ
■
JCL ライブラリ
■
JCL プロシージャ ライブラリ
■
DBRM ライブラリ(DB2 ユーザ用)
SMPLJOB2 の実行方法
SMPLJOB2 は、サンプル アプリケーションが使用する マスタ制御ファイル
(MCF)、エレメント カタログ、ベース、デルタ、およびアウトプット ラ
イブラリを定義します。 それらを割り当てる前に既存のライブラリを削
除します。
SMPLJOB2 は、CA Endevor SCM JCL ライブラリ、iprfx.iqual.CSIQSAMP 内に見
つかります。 まだ行っていない場合は、JOBCARD メンバを SMPLJOB2 の始
めにコピーして、実行するためにサブミットします。 ジョブが中断また
は異常終了する場合は、ジョブをはじめから再起動してください。
SMPLJOB2 の実行時に、JCL は以下のアクションを実行します。
1. DELMCF は、IDCAMS を実行し、存在するマスタ制御ファイルを削除し
ます。
2. DEFMCF は、IDCAMS を実行し、(新しい)マスタ制御ファイルを定義
します。
118 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
3. DELECATL は、IDCAMS を実行し、サンプルのエレメント カタログを削
除します(存在する場合)。
4. DELEIX は、IDCAMS を実行し、エレメント カタログの相互参照ファイ
ルを削除します。
5. DEFECATL は、IDCAMS を実行し、(新しい)サンプルのエレメント カ
タログを定義します。
6. DEFEIX は、IDCAMS を実行し、エレメント カタログの相互参照ファイ
ルを定義します。
7. DELPDS は、IDCAMS を実行し、非 VSAM(ベース、デルタ、およびアウ
トプット)ライブラリが割り当てられる前にこれらを削除します。
8. DEFPDS は、IEFBR14 を実行し、非 VSAM(ベース、デルタ、およびア
ウトプット)ライブラリを割り当てます。
ACM クエリ ファイルの割り当ておよび初期化方法(SMPLACMD)
重要: サイトに ACM のライセンスがない場合は、この手順をスキップし、
「実装チェックリスト (P. 121)」を続行してください。
ASCM=Y を指定した場合、ACM クエリ機能(ACMQ)が使用するサンプルアプ
リケーション ACM ルート(ACMROOT)および相互参照(ACMXREF)ファ
イルを定義して初期化する必要があります。ASCM=Y は、サイトで ACM が
使用されていることを示します。
ACMROOT および ACMXREF ファイルを定義するには、以下を実行します。
1. iprfx.iqual.CSIQSAMP にあるメンバ SMPLACMD を使用して、ルートおよ
び相互参照データセットを定義します。
ACMQ ルート データセットには、別のエレメントに対する入力コン
ポーネントとして使用される各エレメントの名前とすべての関連コン
ポーネントが含まれます。 ACMQ 相互参照データセットには、各コン
ポーネント関係のレコードが含まれます。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 119
サンプル アプリケーションの実装方法
これらのファイルは、C1DEFLTS テーブルの TYPE=MAIN セクションにあ
る ACMROOT および ACMXREF パラメータで、CA Endevor SCM に対して
定義されます。 サイト当たり、ACMROOT および ACMXREF の一組の
データセットのみがあります。
2. 割り当てられた ACMROOT および ACMXREF ファイルの名前が、
C1DEFLTS テーブルの ACMROOT および ACMXREF パラメータに設定さ
れている名前と同じであることを確認します。
注: 詳細については、「TYPE=MAIN マクロへのサイト特有のパラメー
タの入力 (P. 112)」を参照してください。
ライブラリ
データ セット名
VSAM クラスタ
ipfrx.iqual.SMPL.ACMROOT
VSAM クラスタ
iprfx.iqual.SMPL.ACMXREF
注: ACMQ の詳細については、「Automated Configuration Option Guide」 を
参照してください。
ルートおよび相互参照データセットの定義および初期化方法
iprfx.iqual.CSIQSAMP にあるメンバ SMPLACMD を使用して、サンプル アプ
リケーションが使用するルートおよび相互参照データセットを定義(作
成)します。
1. 有効なジョブカードを追加する為にメンバ SMPLACMD を編集し、クラ
スタ名と VOLUMES パラメータが正しいことを確認します。 これらの
値は、インストール ジョブ BC1JJB03 で指定した値にしたがってカスタ
マイズされています。
2. SMPLACMD の指示にしたがって、JCL をさらに編集します。JOB をサブ
ミットして、サンプル アプリケーションのルートと相互参照データ
セットを作成して初期化します。
注: サンプル アプリケーションを使用し終わり、CA Endevor SCM 本番アプ
リケーションを構築する準備ができたら、CSIQJCL メンバ BC1JACMD を使
用して本番 ACMQ ファイルを構築します。
120 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
実装チェックリスト
残りのサンプル アプリケーションを実装する前に、CA Endevor SCM が正
しくインストールされていることを確認します。 以下の質問について考
察します。これらの質問は、サンプル アプリケーションをインストール
する際に発生する可能性のある一般的な問題を表しています。
■
LMP キーはインストールされていますか。
■
CA Endevor SCM の標準のライブラリがすべて作成され、値が設定され
ていますか。 これらのライブラリには、正しい数のモジュールが含ま
れていますか (CSIQAUTH 80+、CSIQLOAD 700+ など)。
■
MCF、エレメント カタログ/EINDEX、およびパッケージ ファイルは正
しく作成されていますか。
■
TYPE=MAIN、TYPE=ENVRNMNT、および TYPE=END は、CA Endevor SCM の
C1DEFLTS テーブルに、正しい順序で存在しますか。
■
許可ライブラリ(CSIQAUTH、CSIQAUTU)がリンクリストに設定されて
いない場合、STEPLIB を適切な JCL スケルトン、LOGON proc、および CLIST
に追加しましたか。
■
許可ライブラリがリンクリストに設定されている場合、手順 1 で
C1DEFLTS テーブルを作成した後に、LLA REFRESH を実行しましたか。
■
NDVRC1 について、システム許可をテストします。 CSIQAUTH は許可さ
れていますか。 TSO のリリースにしたがい、NDVRC1 キーワードは、
適切なシステム テーブルに追加されていますか。
■
CA Endevor SCM で、NDVRC1、C1DEFLTS、および通常 CSIQAUTH/CSIQLOAD
に存在する他のプログラムを検出できますか。
3 - サンプル アプリケーションのインベントリ構造の定義方法(SMPLJOB3)
バッチ環境定義機能(または、Batch Admin)を実行し、サンプル アプリ
ケーションのインベントリ構造(システム、サブシステム、タイプ)を CA
Endevor SCM に定義します。
注: バッチ環境定義機能の使用の詳細については、「SCL Reference Guide」
を参照してください。
バッチ環境定義機能を実行するには、以下を実行します。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 121
サンプル アプリケーションの実装方法
1. ライブラリ iprfx.iqual.CSIQSAMP にある SMPLJOB3 の JCL を使用します。
2. まだ行っていない場合は、JOBCARD メンバを SMPLJOB3 の始めにコ
ピーして、実行するためにサブミットします。
SMPLJOB3 JCL で、最後の 2 行を確認します。 最後から 2 行目は、メン
バ SCLXTND を参照し、コメント解除されています。 最後の行は、メン
バ SCLBASE を参照し、コメントアウトされています。
3. サイトで拡張プロセッサを使用している場合は、何も行わないでくだ
さい。 使用していない場合は、SCLBASE, ddname ENESCLIN の行をコメ
ント解除し、メンバ SCLXTND を示す行の前に //* を追加し、その行を
コメントアウトします。
SCLXTND には、システム FINANCE、サブシステム ACCTPAY と ACCTREC、
および COBOL、ASM、COPY などのタイプとこれらの各タイプのプロ
セッサ グループを定義するための SLC が含まれます。これらの定義は、
SMPLTEST および SMPLPROD 環境の両ステージに対して行われます。
FINANCE システムには、サンプル アプリケーションが使用するソース
エレメントが保存されます。 追加のシステム ADMIN は、SMPLPROD 環
境に定義されます。このシステムには、1 つのサブシステムおよび 1 つ
のタイプ PROCESS が含まれます。 この場所に、サンプル アプリケー
ションが使用するプロセッサが保存されます。
SCL には、 同じシステム、サブシステム、およびタイプを定義すると
いう点で SCLXTEND に類似した SCL が含まれます。 SCL は、プロセッサ
グループが定義されないという点で異なります。
4. この手順が正常に完了しない場合は(リターン コード が 08 以上)、
エラーを調査し、SMPLJOB3 を再実行する前に、SMPLJOB2 を実行し直
します。
注: RC=12 に関連付けられたエラー メッセージを迅速に検索するには、
SDSF または別のアウトプット管理ユーティリティでジョブの出力を確認
します。C1MSGS1 出力まで下にスクロールし、COMMAND ラインで「F 'E '
19 ALL」と入力して実行キーを押します。 ENBEnnnE メッセージが表示さ
れます。 このメッセージの詳細については、「Messages and Codes
Reference Guide」を参照してください。
122 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
サンプル アプリケーションへの追加(SMPLJOB4)
プロセッサおよびソース データをサンプル アプリケーションに追加でき
ます。ライブラリ iprfx.iqual.CSIQSAMP にある JCL メンバ SMPLJOB4 を使用
します。 このジョブは、アプリケーションにエレメントを追加し、サイ
トがプロセッサを使用している場合は、サンプル プロセッサを追加して、
エレメントを生成します。
まだ行っていない場合は、JOBCARD メンバを SMPLJOB4 の始めにコピーし
て、実行するためにサブミットします。 この手順が正常に完了しない場
合は、終了が発生したステップから再開します。
注: このジョブは、出力行の限界を超える可能性があります。 ジョブを適
切にサブミットします。
SMPLJOB4 を実行する際に、JCL は以下のアクションを実行します。
1. サイトでプロセッサが使用されている場合は、それらをサンプル アプ
リケーションに追加します。
2. エレメントをサンプル アプリケーションに追加します。
3. すべてのエレメントを SMPLPROD の Stage 2 に移動します。
4 - 実装の検証方法
インストール手順を実行し、サンプル アプリケーションの実装ジョブを
実行したら、サンプル環境が正しく作成されていることを検証する必要が
あります。 以下の情報は、検証プロセスを要約したものです。
1. サンプル ジョブが正常に完了していることを確認します。ジョブが正
常に実行できなかった場合は、ジョブを再実行するか、場合によって
は、ジョブ内の実行に失敗したステップから再開します。
2. CA Endevor SCM を開始します。 [環境選択]パネルを確認し、環境
SMPLTEST および SMPLPROD が表示されることを確認します (P. 124)。
3. CONRPT02(システム インベントリ サマリ)を実行し、すべてのアプ
リケーション エレメントがロードされていることを確認します (P.
124)。
4. 前景 (P. 129)、バッチ (P. 131)、および ACMQ 検証手順 (P. 133)を実行
します。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 123
サンプル アプリケーションの実装方法
環境選択パネルの表示
システム管理者に、CA Endevor SCM がどのように ISPF に認識されているか
を問い合わせます。 通常、これは、ISPF メニュー オプションとして実行
されます。
適切な ISPF パネルから CA Endevor SCM オプションを選択します。 サンプ
ル アプリケーションが正しく実装されている場合は、CA Endevor SCM の
[環境選択]パネルにサンプル環境がオプションとして表示されます。サ
ンプル テスト環境およびサンプル本番環境のオプションが表示されてい
る必要があります。
システム インベントリ サマリ レポートの表示
すべてのエレメントが CA Endevor SCM に正しく追加されてることを検証
するには、SMPLPROD 環境用の CONRPT02(システム インベントリ サマリ
レポート)を参照します。 そのレポートを確認し、SMPLPROD のエレメン
ト数が正しいことを検証します。
システム インベントリ サマリ レポートを表示する方法
1. サイト管理者が提供する手順に従って、CA Endevor SCM を開始します。
[プライマリ オプション]パネルが表示されます。
2. [U(ユーザ メニュー)]を選択し、実行キーを押します。
[ユーザ オプション メニュー]が表示されます。
3. オプション 1 の[レポート]を選択し、実行キーを押します。
[レポート インターフェース]パネルが表示されます。
4. オプション 1 の[マスタ]を選択し、実行キーを押します。
[マスタ制御ファイル レポート]パネルが表示されます。
5. [02]の[システム インベントリ サマリ]を選択し、以下の値を入力
します。
ENVIRONMENT
「SMPLPROD」を入力
SYSTEM
アスタリスク(*)を入力
124 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
SUBSYSTEM
アスタリスク(*)を入力
ELEMENT
アスタリスク(*)を入力
TYPE
アスタリスク(*)を入力
STAGE
アスタリスク(*)を入力
SEARCH ENVIRONMENT MAP
「N」を入力
6. 実行キーを押します。
CA Endevor SCM は、SMPLPROD 環境 の CONRPT02(システム インベン
トリ サマリ)を作成する JCL を生成します。 [CA Endevor SCM レポート
インターフェース]パネルが開き、右上に「ジョブ ステップが作成さ
れました」というメッセージが表示されます。
7. オプション[S(サブミット)]を選択し、実行キーを押します。
実行する JCL がサブミットされ、パネルの右上に「Job Submitted」とい
うメッセージが表示されます。
生成するシステム インベントリ サマリを以下のサンプル レポートと
比較します。 レポートの値は、サンプル レポートの値に一致している
必要があります。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 125
サンプル アプリケーションの実装方法
レポートとサンプル レポートで一致しない値がある場合は、SMPLJOB4
の出力を確認します。発生した可能性のあるエラー メッセージを探し
ます。 問題を修正し、SMPLJOB4 を再サブミットして CONRPT02 を再
実行します。
例: システム インベントリ サマリ レポートの表示
システム インベントリ サマリは以下のように表示されます。レポートの
数字は、このガイドが公開された時点では正確でしたが、実際のレポート
では若干異なる場合があります。
126 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
1 Copyright (C) 1986-2010 CA. All Rights Reserved.
*** PUT YOUR COMPANY NAME HERE ***
CA Endevor SCM
10/04/30 10:01:04
RELEASE 14.0
PAGE
1
SERIAL B1400C
CA Endevor SCM
10/04/30 10:01:04
RELEASE 14.0
PAGE
2
SERIAL B1400C
10/04/30 10:01:04
RELEASE 14.0
PAGE
3
SERIAL B1400C
C1BR2000: INPUT PARAMETERS:
REPORT 02 .
ENVIRONMENT SMPLPROD .
DAYS
7 .
0C1BR2000: SELECTION SUMMARY:
REPORT(S)
: 02
0
EXTRACT(S)
:
ENVIRONMENT
: SMPLPROD
SYSTEM
: ********
SUBSYSTEM
: ********
TYPE
: ********
STAGE
: *
ELEMENT
: **********
DAYS
: 00007
1 Copyright (C) 1986-2010 CA. All Rights Reserved.
*** PUT YOUR COMPANY NAME HERE ***
C1BR3000: EXTRACT PHASE SUMMARY
0REPORT TITLE
-------------------------------------------------0CONRPT02: SYSTEM INVENTORY SUMMARY
0TOTAL NUMBER OF RECORDS FOR REPORTS EXTRACTED
0SORT CONTROL PARAMETERS:
0
SORT FIELDS=(5,69,CH,A),SIZE=0000039,EQUALS
RECORD TYPE=V,LENGTH=(2052,,,0073)
0SORT COMPLETION CODE: 0000
1 Copyright (C) 1986-2010 CA. All Rights Reserved.
*** PUT YOUR COMPANY NAME HERE ***
CONRPT02:
ENVIRON
SYSTEM
SUBSYS
RECORDS
------39
39
CA Endevor SCM
SYSTEM INVENTORY SUMMARY
TYPE
STAGE NUMBER OF
ID SEQ ELEMENTS
TOTAL
STATEMENTS
AVERAGE # OF
STATEMENTS
LARGEST # OF
STATEMENTS
SMPLPROD
ADMIN
PROCESS
PROCESS
P
2
5
---------------------------------- -------SMPLPROD
ADMIN
PROCESS
PROCESS
5
SMPLPROD
ADMIN
PROCESS
5
SMPLPROD
ADMIN
5
1 Copyright (C) 1986-2010 CA. All Rights Reserved.
*** PUT YOUR COMPANY NAME HERE ***
CA Endevor SCM
434
-----------434
434
434
87
149
CONRPT02:
0
0
0
0
0
10/04/30 10:01:04
RELEASE 14.0
PAGE
4
SERIAL B1400C
SYSTEM INVENTORY SUMMARY
ENVIRON
SYSTEM
SUBSYS
TYPE
STAGE NUMBER OF
ID SEQ ELEMENTS
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
SMPLPROD
SMPLPROD
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
FINANCE
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTREC
-------ACCTREC
ACCTREC
-------ACCTREC
ACCTREC
ASM
-------ASM
COBOL
-------COBOL
COPY
-------COPY
MACRO
--------
P
2
------
COBOL
-------COBOL
COPY
-------COPY
P
2
------
P
2
-----P
2
-----P
2
------
P
2
------
2
-------2
8
-------8
5
-------5
1
-------16
9
-------9
9
-------9
18
34
39
TOTAL
STATEMENTS
AVERAGE # OF
STATEMENTS
LARGEST # OF
STATEMENTS
103
-----------103
390
-----------390
35
-----------35
55
-----------583
528
-----------528
74
-----------74
602
1185
1619
52
83
49
102
7
14
55
55
59
106
8
15
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 127
サンプル アプリケーションの実装方法
SCLBASE を入力として使用して SMPLJOB3 を実行した場合、レポートの出
力は以下のようになります。 以下のレポートの数字は、このガイドが公
開された時点では正確でしたが、実際のレポートでは若干異なる場合があ
ります。
1 Copyright (C) 1986-2010 CA. All Rights Reserved.
*** PUT YOUR COMPANY NAME HERE ***
CA Endevor SCM
10/04/30 09:44:24
RELEASE 14.0
PAGE
1
SERIAL B1400C
CA Endevor SCM
10/04/30 09:44:25
RELEASE 14.0
PAGE
2
SERIAL B1400C
10/04/30 09:44:25
RELEASE 14.0
PAGE
3
SERIAL B1400C
C1BR2000: INPUT PARAMETERS:
REPORT 02 .
ENVIRONMENT SMPLPROD .
DAYS
7 .
0C1BR2000: SELECTION SUMMARY:
REPORT(S)
: 02
0
EXTRACT(S)
:
ENVIRONMENT
: SMPLPROD
SYSTEM
: ********
SUBSYSTEM
: ********
TYPE
: ********
STAGE
: *
ELEMENT
: **********
DAYS
: 00007
1 Copyright (C) 1986-2010 CA. All Rights Reserved.
*** PUT YOUR COMPANY NAME HERE ***
C1BR3000: EXTRACT PHASE SUMMARY
0REPORT TITLE
-------------------------------------------------0CONRPT02: SYSTEM INVENTORY SUMMARY
0TOTAL NUMBER OF RECORDS FOR REPORTS EXTRACTED
0SORT CONTROL PARAMETERS:
0
SORT FIELDS=(5,69,CH,A),SIZE=0000034,EQUALS
RECORD TYPE=V,LENGTH=(2052,,,0073)
0SORT COMPLETION CODE: 0000
1 Copyright (C) 1986-2010 CA. All Rights Reserved.
*** PUT YOUR COMPANY NAME HERE ***
CONRPT02:
0
0
0
0
0
RECORDS
------34
34
CA Endevor SCM
SYSTEM INVENTORY SUMMARY
ENVIRON
SYSTEM
SUBSYS
TYPE
STAGE NUMBER OF
ID SEQ ELEMENTS
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
-------SMPLPROD
SMPLPROD
SMPLPROD
SMPLPROD
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
-------FINANCE
FINANCE
FINANCE
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTPAY
-------ACCTPAY
ACCTREC
-------ACCTREC
ACCTREC
-------ACCTREC
ACCTREC
ASM
-------ASM
COBOL
-------COBOL
COPY
-------COPY
MACRO
--------
P
2
------
COBOL
-------COBOL
COPY
-------COPY
P
2
------
128 インストール ガイド
P
2
-----P
2
-----P
2
------
P
2
------
2
-------2
8
-------8
5
-------5
1
-------16
9
-------9
9
-------9
18
34
34
TOTAL
STATEMENTS
AVERAGE # OF
STATEMENTS
LARGEST # OF
STATEMENTS
103
-----------103
390
-----------390
35
-----------35
55
-----------583
528
-----------528
74
-----------74
602
1185
1185
52
83
49
102
7
14
55
55
59
106
8
15
サンプル アプリケーションの実装方法
サンプル環境の検証(前景)
前景モードで、サンプル環境が正しくロードされていることを検証する必
要があります。
サンプル環境が正しくロードされていることを検証するには
1. サイト管理者が提供する手順に従って、CA Endevor SCM を開始します。
[プライマリ オプション]パネルが表示されます。
2. オプション 2 の[FOREGROUND]を選択し、実行キーを押します。
[FOREGROUND オプション]メニューが表示されます。
3. オプション 4 の [生成]を選択します。
[エレメントの生成]パネルが表示されます。
4. 以下の値を入力します。
ENVIRONMENT
「SMPLPROD」を入力
SYSTEM
「FINANCE」を入力
SUBSYSTEM
「ACCTREC」を入力
ELEMENT
「FINARP01」を入力
TYPE
「COBOL」を入力
STAGE
「P」を入力
COMMENT
「VERIFY」を入力
DISPLAY LIST
「Y」を入力
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 129
サンプル アプリケーションの実装方法
BUILD USING MAP
「Y」を入力
CCID
「SAMPLE」を入力
COPYBACK
「N」を入力
OVERRIDE SIGNOUT
「N」を入力
5. 実行キーを押します。
CA Endevor SCM は、プログラム FINARP01 をコンパイルしてリンクしま
す。 サンプル環境が正しくインストールされている場合は、[エレメ
ントの GENERATE]パネルの右上に「ELEMENT FINARP01 GENERATED」
というメッセージが表示されます。
アクションが失敗した場合は、自動的に生成される実行レポートを確
認し、どこに問題があるかを判断します。 コンパイルまたはリンク中
のエラーである場合は、保存されたコンパイルおよびリンク編集リス
トを使用して問題を調査します。
保存されたリストの表示(前景)
前景モードで、保存されたリストが正しくロードされていることを検証す
る必要があります。
保存されたリストを表示するには
1. サイト管理者が提供する手順に従って、CA Endevor SCM を開始します。
[プライマリ オプション]パネルが表示されます。
2. オプション 1 の[表示]を選択し、実行キーを押します。
[表示オプション]メニューが表示されます。
3. オプション 2 の[フットプリント]を選択し、実行キーを押します。
[フットプリント表示]パネルが表示されます。
4. [その他の順次または区分データ セット]フィールドに、
「iprfx.iqual.SMPLPROD.LISTLIB」と入力し、実行キーを押します。
そのライブラリのメンバのリストが表示されます。
130 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
5. メンバ FINARP01 までタブ移動するか、Locate コマンドを発行します。
6. 選択するメンバの左に「L」を入力し、実行キーを押します。
保存されたリストが表示されます。コンパイルおよびリンク エラーの
リストを確認します。
サンプル環境の検証(バッチ)
バッチ モードで、サンプル環境が正しくロードされていることを検証す
る必要があります。
サンプル環境が適切にロードされていることを検証する方法
1. サイト管理者が提供する手順に従って、CA Endevor SCM を開始します。
[プライマリ オプション]パネルが表示されます。
2. オプション 3 の[BATCH]を選択し、実行キーを押します。
[バッチ オプション]メニューが表示されます。
3. 以下の値を入力します。
PROJECT
任意の 80 バイト区分データセットの修飾子を入力します。たとえ
ば、MCCPE01 です。
GROUP
任意の 80 バイト区分データセットの修飾子を入力します。たとえ
ば、PGM です。
TYPE
任意の 80 バイト区分データセットの修飾子を入力します。たとえ
ば、SCL です。
MEMBER
「SCLVER」を入力
4. [オプション]フィールドに「1」と入力し、実行キーを押します。
[SCL の生成]メニューが表示されます。
5. オプション 4 の[GENERATE]を選択し、実行キーを押します。
[エレメントの生成]パネルが表示されます。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 131
サンプル アプリケーションの実装方法
6. 以下の値を入力します。
ENVIRONMENT
「SMPLPROD」を入力
SYSTEM
「FINANCE」を入力
SUBSYSTEM
「ACCTREC」を入力
ELEMENT
「FINARP01」を入力
TYPE
「COBOL」を入力
STAGE
「P」を入力
COMMENT
「VERIFY」を入力
CCID
「SAMPLE」を入力
COPYBACK
「N」を入力
OVERRIDE SIGNOUT
「N」を入力
AUTOGEN
「N」を入力
7. [オプション]フィールドに「G」と入力し、実行キーを押します。
パネルの右上に「SCL GENERATED」メッセージが表示されます。
8. PF3 を 2 回押します。
[バッチ オプション]メニューが表示されます。
132 インストール ガイド
サンプル アプリケーションの実装方法
9. [ジョブ ステートメント情報]フィールドに、JOBCARD 情報を入力し
ます。
10. オプション 3 の[サブミット]を選択し、実行キーを押します。
ジョブは実行するためにサブミットされ、ジョブがサブミットされた
ことを確認するメッセージが表示されます。
SDSF、CA SYSVIEW® Realtime Performance Management、または同様の機
能を使用して、バッチ ジョブ出力を表示します。 最終ページのリター
ン コード 0000 を確認します。 リターン コードが 0000 である場合、
ジョブは正常に実行されています。 リターン コードが 0000 でない場
合は、実行レポート(自動的に生成されます)を確認し、問題を特定
してください。
5 - ACM クエリ機能検証の実行
まだ行っていない場合は、JOBCARD メンバを iprfx.iqual.CSIQSAMP の
SMPLACMX の先頭にコピーし、ジョブを実行するためにサブミットします。
SMPLACMX は、コピー ブック PAGING を使用するすべてのプログラムを検
索するバッチ ACM クエリ リクエストを実行します。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 133
サンプル アプリケーションの実装方法
表示される出力は、以下の出力に類似している必要があります。
E N D E V O R
S Y N T A X
R E Q U E S T
R E P O R T
REQUESTED BY: USER02
10:39:04 C1Y0015I STARTING PARSE OF REQUEST CARDS
STATEMENT #1
LIST USING COMPONENTS FOR
ELEMENT
'PAGING'
ENVIRONMENT *
SYS
*
SUB
*
TYPE
COPY
STAGE NUMBER *
.
STATEMENT #2
EOF STATEMENT GENERATED
10:39:04 C1Y0016I REQUEST CARDS SUCCESSFULLY PARSED
E N D E V O R
E X E C U T I O N
R E P O R T
REQUESTED BY: USER02
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
10:39:05
C1G0202I
ACMQ203I
ACMQ204I
ACMQ205I
ACMQ206I
ACMQ408I
ACMQ411I
C1G0202I
ACMQ203I
ACMQ204I
ACMQ205I
ACMQ206I
ACMQ408I
ACMQ411I
ACMQ210I
ACTION #1 / STMT #1
LIST USING COMPONENTS FOR
ELEMENT PAGING
ENVIRONMENT
SYSTEM
FINANCE
SUBSYSTEM
TYPE
COPY
STAGE NUMBER
OPTIONS
NO OPTIONS WERE SPECIFIED
ACTION #2 / STMT #1
LIST USING COMPONENTS FOR
ELEMENT PAGING
ENVIRONMENT
SYSTEM
FINANCE
SUBSYSTEM
TYPE
COPY
STAGE NUMBER
OPTIONS
NO OPTIONS WERE SPECIFIED
STMT #1
COMPLETED RC = 0000 .
SMPLPROD
ACCTREC
2
SMPLPOD
ACCTREC
1
REQUEST COMPLETED HIGHEST RC = 0
E N D E V O R
A C T I O N
S U M M A R Y
R E P O R T
REQUESTED BY: USER02
ELEMENT
TYPE
----------------PAGING
COPY
PAGING
COPY
Copyright (C) 2007 CA.
LVL
ELEMENT
ENVIRON
-------SMPLPROD
SMPLPROD
All Rights
TYPE
SYSTEM
-------FINANCE
FINANCE
Reserved.
ENVIRON
SUBSYS
-------ACCTREC
ACCTREC
SYSTEM
STG
--2
1
# ELM # ELM
USING
USED
------ -----1
0
4
0
STMT ACTION
RC NUMBER NUMBER
-- ------ -----00
1
1
00
1
4
ACM QUERY RESULTS
SUBSYS
STG
1
PAGING
COPY
SMPLPROD
FINANCE
ACCTREC
2
2
FINARP01
COBOL
SMPLPROD
FINANCE
ACCTREC
2
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
1
PAGING
COPY
SMPLPROD
FINANCE
ACCTREC
1
2
FINAPP01
COBOL
SMPLPROD
FINANCE
ACCTPAY
2
2
FINAPP02
COBOL
SMPLPROD
FINANCE
ACCTPAY
2
2
FINARP02
COBOL
SMPLPROD
FINANCE
ACCTREC
2
2
FINARP03
COBOL
SMPLPROD
FINANCE
ACCTREC
2
****************************************************** Bottom of Data ***************************
134 インストール ガイド
その他のサンプル ジョブ
その他のサンプル ジョブ
CA Endevor SCM ライブラリ iprfx.iqual.SAMPLE には、サンプル環境と共に使
用できるさまざまな JCL メンバが含まれています。 以下は、各ジョブの説
明です。
SMPLTRNG
iprfx.iqual.CSIQSAMP (TRNGSCL)の SCL ステートメントを使用して、CA
が提供するオンサイト トレーニング クラスで使用する 20 個の COBOL
プログラムとコピー ブックを追加します。 必要であれば、社内トレー
ニングで使用するためにも、これらのエレメントを追加できます。
SMPLDEL
IDCAMS および IEFBR14 を実行し、ディスクにあるすべてのサンプル ア
プリケーション ファイルを削除します。
SMPLGENR
CA Endevor SCM バッチ SCL を実行し、サンプル アプリケーションのす
べてのエレメントを生成します。
SMPLLIBR
CA Endevor SCM Batch Admin SCL を実行し、CA Librarian を使用する際に
タイプ定義を更新します。
SMPLPANV
CA Endevor SCM Batch Admin SCL を実行し、CA Panvalet を使用する際に
タイプ定義を更新します。
SMPLJREL
CA Endevor SCM Batch Admin SCL を実行し、ユーザ関連情報をクエリす
る ACMQ の使用方法を紹介するためにプロセッサの CONRELE と共に
使用できる新しいタイプ定義を定義します。
第 6 章: サンプル アプリケーションの実装 135
その他のサンプル ジョブ
SMPLUNLD
CA Endevor SCM アンロード ユーティリティを実行し、サンプル アプリ
ケーション データをバックアップします。
SMPLRELD
CA Endevor SCM 再ロード ユーティリティを実行し、サンプル アプリ
ケーション データをリストアします(アンロード ユーティリティの
データを入力として使用)。
注: Unload/Reload/Validate ユーティリティの詳細については、「ユーティ
リティ ガイド」を参照してください。
136 インストール ガイド
第 7 章: データを使用した新しいリリースの
テスト
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
データを使用した新しいリリースのテスト方法 (P. 137)
データを使用した新しいリリースのテスト方法
サンプル アプリケーションの代替使用方法として、CA Endevor SCM の新
しいリリースへのアップデートをテストするために、既存の本番データを
使用することができます。 これを行うには、インストール後の手順を実
行し、テスト システムにデータのコピーを作成する必要があります。 最
も容量が大きく、最もアクティブなシステムをコピーすることをお勧めし
ます。 サイトに多数の環境が存在する場合、すべてのテスト バージョン
を作成する必要はありませんが、尐なくとも 2 つのマップ化された環境を
使用する必要があります。
以下の手順を使用して、本番の MCF およびパッケージ ファイルのコピー
を作成し、選択したシステムに関連付けられているすべてのベース、デル
タ、およびアウトプット ライブラリのコピーを作成する必要があります。
テスト システムで、これらのファイル名を変更する場合、または本番シ
ステムにテスト ベッドを作成する必要がある場合は、CA Endevor SCM を
新しい名前で更新する必要があります。
以下のタスクを実行し、既存のデータを使用して新しいリリースをテスト
します。
1. エレメント カタログのコピー (P. 138)
2. マスタ制御ファイルのコピー (P. 138)
3. パッケージ ファイルのコピー (P. 139)
4. C1DEFLTS テーブルの更新 (P. 139)
5. MCF を使用したエレメント カタログの同期 (P. 140)
6. ACMQ ファイルのコピー (P. 140)
7. 本番環境ファイルのコピー (P. 140)
第 7 章: データを使用した新しいリリースのテスト 137
データを使用した新しいリリースのテスト方法
8. テスト ライブラリの識別 (P. 142)
9. 新しいリリースのテスト (P. 143)
エレメント カタログのコピー
CA Endevor SCM は、長いエレメント名をサポートし、I/O オペレーション
のボリュームを軽減することによってパフォーマンスを改善するために、
エレメント カタログファイルが使用できるように組み込まれています。
エレメント カタログ ファイルは必須で、サイト当たり 1 つのファイルの
みを使用できます。 エレメント カタログは、C1DEFLTS テーブルの
TYPE=MAIN セクションにある[ELMCATL]フィールドを介して、CA Endevor
SCM に認識されます。
エレメント カタログを作成する方法
1. ジョブ BC1JRCAT を実行します。 このメンバは、製品に同梱の
iprfx.iqual.CSIQJCL にあります。
2. Step 2 が本番 ELMCATL および EINDEX を参照し、Step 3A、3B、および 4
が作成するテスト用カタログを参照するように、そのジョブを編集し
ます。
マスタ制御ファイルのコピー
MCF のコピーを使用してテストするには、iprfx.iqual.CSIQJCL にあるメンバ
BC1JRMCF を使用します。 このジョブは、現在の MCF ファイルを順次デー
タセットに REPRO します。新しい MCF が作成され、古いデータを順次ファ
イルから新しいファイルに REPRO します。
Step 2 がコピー元の MCF を参照し、残りの Step が作成するテスト用ファ
イルを参照するように JCL を編集します。
138 インストール ガイド
データを使用した新しいリリースのテスト方法
パッケージ ファイルのコピー
既存のパッケージ ファイルのコピーを使用してテストするには、CA
Endevor SCM JCL ライブラリのメンバ BC1JRPKG を使用します。このジョブ
は、既存のデータセットを順次ファイルにバックアップし、パッケージ
ファイルを削除して再定義します。次に、新しく定義された VSAM パッ
ケージ ファイルにレコードを追加します。
新しいパッケージ ファイルを使用してテストする方法
1. JCL の Step 3A のみを使用して新しい PDS メンバを作成します。
2. 実行するために PDS をサブミットします。
3. Step 2 が本番パッケージ ファイルを参照し、Step 3A および 3B から 5
が作成するテスト パッケージ ファイルを参照するように、JCL を編集
します。
C1DEFLTS テーブルの更新
新たに作成されたコピーを使用する前に、C1DEFLTS テーブルを介して、コ
ピーを CA Endevor SCM に認識させる必要があります。更新が完了したら、
デフォルト テーブルをアセンブルし、リンク編集します。SMP/E USERMOD
を使用して、カスタマイズした後に C1DEFLTS をアセンブルします。 また
は、サンプル JCL BC1JTABL を編集し、SMP/E の外部でソース モジュール
C1DEFLTS をアセンブルしてリンクします。 BC1JTABL は、インストール ラ
イブラリ iprfx.iqual.CSIQJCL にあります。 BC1JTABL は、メンバ C1DEFLTS と
してデフォルト テーブルを iprfx.iqual.CSIQAUTU に保存します。
更新されたテーブルは、インストール プロセスで設定された許可ライブ
ラリ内にある必要があります。 サイトに製品をインストールした担当者
と、この情報を確認してください。
注: C1DEFLTS テーブルの詳細については、「Defaults テーブル(C1DEFLTS)
の編集方法 (P. 111)」を参照してください。
第 7 章: データを使用した新しいリリースのテスト 139
データを使用した新しいリリースのテスト方法
MCF を使用したエレメント カタログの同期
先ほどコピーしたエレメント カタログが C1DEFLTS テーブルによって正し
く参照されていることを確認するには、ジョブ BC1JXCNM を実行する必要
があります。 irpfx.iqual.CSIQJCL のメンバ BC1JXCNM を使用します。
はじめに、VALIDATE 実行パラメータを使用して、ジョブを実行します。
VALIDATE モードで、ジョブが RC=0 で終了している場合は、エレメント カ
タログと MCF は同期されています。 ただし、RC=4 が返された場合は、正
しい C1DEFLTS を使用していることを確認してください。 RC=4 は、エレメ
ント カタログと C1DEFLTS が一致していないことを示す場合があります。
C1DEFLTS が正しい場合は、実行パラメータ UPDATE を使用して BC1JXCNM
を実行し、エラーを修正してください。 このモードでは、プログラムは、
C1DEFLTS テーブルに定義されたすべての MCF を検査し、エレメント カタ
ログ データセット名で MCF をスタンプします。
ACMQ ファイルのコピー
サイトに Automated Configuration Manager のライセンスがあり、C1DEFLTS
テーブルに ASCM=Y を指定する場合は、ACM クエリ ファイル、ACMROOT、
および ACMXREF を割り当てる必要があります。 既存の ACMQ ファイルの
コピーを作成する場合は、IDCAMS を使用して順次ファイル(属性 FB 4096)
に REPRO してから、テスト ファイルに REPRO し直します。 新しいファイ
ルを割り当てるには、ジョブ BC1JACMD を使用してから BC1JACML を使用
してデータを設定します。
本番環境ファイルのコピー
本番環境ファイルを使用してテストを行うには、以下のいずれかの方法を
使用します。
■
新しいファイルを(新しい名前で)割り当てて、現在のデータをそれ
らにコピーする (P. 141)。
■
分離された LPAR 上でテストを行う場合は、同じ名前を使用して現在の
ファイルをテスト LPAR にコピーする (P. 142)。
■
IBM の DFDSS ユーティリティ ADRDSSU を使用してデータ ファイルを
COPY (DUMP ダンプ)して名前を変更する。
140 インストール ガイド
データを使用した新しいリリースのテスト方法
ベース、デルタ、およびソース プロセッサ アウトプット ライブラリの割り当て
新しいファイルを(新しい名前で)割り当て、現在のデータをそれらにコ
ピーするか、分離された LPAR 上でテストを行う場合は、同じ名前を使用
して現在のファイルをテスト LPAR にコピーできます。 代わりの方法とし
て、IBM の DFDSS ユーティリティ ADRDSSU を使用してデータ ファイルを
COPY (DUMP)して名前を変更することもできます。
MCF、パッケージ、ACMROOT、XREF、およびエレメント カタログ ファイ
ルを処理したら、データ ファイルを割り当てる必要があります。 IEFBR14
または IDCAMS を使用し、サイトの実装環境に応じて、空の PDS、PDS/E、
または ELIBS を割り当てます。 テストで使用するシステムとタイプに関連
付けられたベース、デルタ、ソースアウトプット ライブラリ、プロセッ
サ出力、およびロード ライブラリをコピーします。
注: ベース、デルタ、およびソース プロセッサ アウトプット ライブラリ
の割り当てまたは本番データのコピーのいずれかのプロセスを使用でき
ます。 代わりの方法として、IBM の DFDSS ユーティリティ ADRDSSU を使
用してデータ ファイルを COPY (DUMP)して名前を変更することもでき
ます。
第 7 章: データを使用した新しいリリースのテスト 141
データを使用した新しいリリースのテスト方法
本番データのコピー
IDCAMS、IEBCOPY、または BC1PNCPY を使用して、新しい空のテスト ファ
イルに本番ファイルをコピーします。
注: これらのユーティリティの詳細については、「ユーティリティ ガイ
ド」を参照してください。
PDS ロード モジュールが PDSE にコピーされるとき、CA Endevor SCM プロ
セッサ ユーティリティ BSTCOPY が使用される場合のみ、CA Endevor SCM
ロード モジュール フットプリント情報が保持されます。 IEBCOPY のよう
な他のユーティリティは、*LOADMOD フットプリントをコピーする機能を
持っていません。 詳細については、ca.com/support の TEC316937 (How to
Convert AllFusion Endevor Change Manager Load Libraries between PDS and
PDSe Formats)を参照してください。
注: ベース、デルタ、およびソース プロセッサ アウトプット ライブラリ
の割り当てまたは本番データのコピーのいずれかのプロセスを使用でき
ます。 代わりの方法として、IBM の DFDSS ユーティリティ ADRDSSU を使
用してデータ ファイルを COPY (DUMP)して名前を変更することもでき
ます。
CA Endevor SCM によるテスト ライブラリの識別
すべての本番ファイルを新しい空のテスト ファイルにコピーしたら、
データセット名を本番の名称からテストの名称に変更します。 各環境で
テスト用にインポートされている各システムの各ステージでデータセッ
ト名を更新します。
本番ファイル名をテスト ファイル名に変更する方法
1. サイト管理者が提供する手順に従って、CA Endevor SCM を開始します。
[プライマリ オプション]パネルが表示されます。
2. オプション 4 の[環境]を選択し、実行キーを押します。
[環境オプション]メニューが表示されます。
3. オプション 8 の[データセット]を選択し、実行キーを押します。
[データセット リクエストの入力]パネルが表示されます。
142 インストール ガイド
データを使用した新しいリリースのテスト方法
4. 更新するシステムとステージの識別子を入力し、[オプション]フィー
ルドで「U」を入力して、実行キーを押します。
[データセットの入力]パネルが表示されます。
5. データセットの名前を変更するには、[データセット名]カラムに入
力し、既存の名前を上書きします。
[MSG]カラムに、エラー メッセージが表示されます。 F1 キーを押
してエラー メッセージの詳細を取得するか、「Messages and Codes
Reference Guide」ガイドを参照してください。
6. コピーした各システム内の各環境の両ステージに対し、これらの手順
を繰り返します。
注: 本番データ ファイルをテストに使用しない場合は、初めから開始
するオプションがあります。 初めから開始するには、新しいすべての
ファイルを作成して Batch Admin(ENBE1000)を実行し、新しい環境
を構築する必要があります。 Batch Admin ユーティリティの詳細につ
いては、「SCL Reference Guide」を参照してください。
新しいリリースのテスト
すべてのシステムとステージを更新したら、テストを開始できます。 初
めに EXIT を再アセンブルして再リンクしてから、EXIT をテストしてくださ
い。
第 7 章: データを使用した新しいリリースのテスト 143
付録 A: 導入ワークシート
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
変数定義表 (P. 145)
サンプル アプリケーションのマスタ制御ファイルの割り当て (P. 150)
インストール ワークシート (P. 151)
ディスク スペース要件ワークシート (P. 153)
変数定義表
CA Endevor SCM のインストールを準備および計画するために、以下の表を
使用して、異なるインストール JCL ジョブに含まれるさまざまな変数の詳
細定義を確認し、書き留めておきます。 定義は、修飾子またはパラメー
タなどのタイプ別にグループ化されています。 CA Endevor SCM をインス
トールするときに、この表を参照できるようにしておきます。
注: Defaults テーブル(C1DEFLTS)のパラメータ定義の詳細については、
「管理ガイド」を参照してください。
変数の定義タイプ
変数
説明
修飾子
myiprfx
インストールおよび実行ライブラリの
データ セット名を割り当てる際に使用す
る第 1 修飾子。 このプレフィクスは、CA
Endevor SCM ソフトウェアを保存する
データ セットに対して使用されます。 ソ
フトウェア リリース番号は、iprfx または
iqual の一部として記述される必要があり
ます。
注: MYIPRFX および MYIQUAL の全体の長
さは、16 文字を超えてはなりません。
付録 A: 導入ワークシート 145
変数定義表
変数の定義タイプ
変数
説明
myiqual
インストールおよび実行ライブラリの
データセットを割り当てる際に使用する
第 2 修飾子。 このプレフィクスは、CA
Endevor SCM ソフトウェアを保存する
データ セットに対して使用されます。 ソ
フトウェア リリース番号は、iqual または
iprfx の一部として記述される必要があり
ます。
注: MYIPRFX および MYIQUAL の全体の長
さは、16 文字を超えてはなりません。
myuprfx
CA Endevor SCM ユーザ ファイルのデータ
セット名を割り当てる際に使用する第 1
修飾子。 このプレフィクスは、ユーザ モ
ジュールを保存するために使用されま
す。 これらのデータセットは、リリース
から独立しているため、ソフトウェア リ
リース番号をこのプレフィクスの一部に
記述してはなりません。
注: MYUPRFX および MYUQUAL の全体の
長さは、16 文字を超えてはりません。
myuqual
CA Endevor SCM ユーザ ファイルのデータ
セット名を割り当てる際に使用する第 2
修飾子。 このプレフィクスは、ユーザ モ
ジュールを保存するために使用されま
す。 これらのデータセットは、リリース
から独立しているため、ソフトウェア リ
リース番号をこのプレフィクスの一部に
記述してはなりません。
注: MYUPRFX および MYUQUAL の全体の
長さは、16 文字を超えてはりません。
サンプル アプリケー
ション変数
146 インストール ガイド
SYSCLECOMP
COBOL/LE コンパイラ ロード ライブラリ。
変数定義表
変数の定義タイプ
変数
説明
SYSCLERUN
COBOL/LE ランタイム ライブラリ。
SYSCLELKED
COBOL/LE Automatic Call(リンク)ライブ
ラリ。
SYSCIICOMP
COBOL II コンパイラ ロード ライブラリ。
SYSCIILIB
COBOL II Automatic Call(リンク)ライブラ
リ。
MONITOR=COMPONENTS
サイトが ACM クエリ機能を使用するか
どうかを示します。
ADPROC?
■
サイトが製品 AY の LMP キーを受信
し、 ACM(自動設定オプション)が
機能している場合は、何も変更しませ
ん。
■
サイトが LMP キーを受信していない
場合は、この値を MONITOR=NONE に
変更します。
サイトがプロセッサを使用するかどうか
を示します。
■
サイトが製品 A9 の LMP キーを受け
取り、拡張プロセッサが機能している
場合は、この値を ADPROC に変更しま
す。
■
サイトが LMP キーを受け取っていな
い場合は、この値を ADNOPROC に変
更します。
付録 A: 導入ワークシート 147
変数定義表
変数の定義タイプ
変数
説明
SYSMACLIB
システム アセンブラ マクロ ライブラリ
のデータセット名。 たとえば、
SYS1.MACLIB です。
C??
CII または CLE。 サイトで使用中の COBOL
のバージョンを示します。
C??NBL
シンボリック デバイス mycart
割り当て
COBOL/LE を使用している場合は、こ
の値を CLE に変更します。
■
COBOL II を使用している場合は、この
値を CII に変更します。
■
COBOL/LE および COBOL II の両方を使
用している場合は、この値を通常使用
する COBOL のバージョンに変更しま
す。
CIINBL または CLENBL。 サンプル アプリ
ケーションに同梱されている COBOL エレ
メントのデフォルトのプロセッサ グルー
プを示します。この変数の C?? の部分は、
変数 C?? と同じ値が設定されている必要
があります。
カートリッジ データセットのシンボリッ
ク デバイス名。
mypdisk
永続ディスク データセットのシンボリッ
ク デバイス ラベル。
mytdisk
一時ディスク データセットのシンボリッ
ク デバイス ラベル。
ボリューム シリアル番 mysvolser
号
148 インストール ガイド
■
DD SMPTLIB の SMP/E によって使用され
るボリューム シリアル番号。
変数定義表
変数の定義タイプ
変数
説明
mytvolser
CA Endevor SCM インストール カートリッ
ジのボリューム シリアル番号。
myvvolser
VSAM クラスタを保存するために使用す
るディスクのボリューム シリアル番号。
注: ボリュームの詳細については、マスタ
制御ファイル(MCF)クラスタ パラメー
タの VOLUMES の定義を参照してくださ
い。
mydvolser
マスタ制御ファイル ク CYLINDERS (n n)
ラスタ パラメータ
詳細については、当社テ
クニカル サポート
(http://www.ca.com/jp/
support/)にお問い合わ
せください。
パッケージ データセッ CYLINDERS (n n)
ト クラスタのパラメー
タ
詳細については、当社テ
クニカル サポート
(http://www.ca.com/jp/
support/)にお問い合わ
せください。
永続データセットを保存するために使用
するディスクのボリューム シリアル番
号。
順に、プライマリおよびセカンダリ ス
ペース割り当てです。 デフォルト値は、
Stage 1 では(5 1)、Stage 2 では(5 1)
です。これは各ステージに 750 個までの
エレメントがあるシステムには十分な値
です。
注: 追加スペースを計算する方法につい
ては、「ディスク スペース要件ワーク
シート (P. 153)」を参照してください。
順に、プライマリおよびセカンダリ ス
ペース割り当てです。デフォルト値は(8
2)です。これは BACKOUT が有効で、平
均出力が 4 個あるエレメントを 50 個含
む50個のパッケージに十分な値です。
注: 追加スペースを計算する方法につい
ては、「ディスク スペース要件ワーク
シート (P. 153)」を参照してください。
付録 A: 導入ワークシート 149
サンプル アプリケーションのマスタ制御ファイルの割り当て
サンプル アプリケーションのマスタ制御ファイルの割り当て
SMPLJOB4 には、以下の VSAM 構成が割り当てられます。
ステージ
ライブラリ
データ セット名
1
VSAM クラスタ
iprfx.iqual.SMPLTEST.MCF
クラスタ データ コン
ポーネント
iprfx.iqual.SMPLTEST.MCF.DATA
クラスタ インデックス
コンポーネント
iprfx.iqual.SMPLTEST.MCF.INDEX
VSAM クラスタ
iprfx.iqual.SMPLQA.MCF
クラスタ データ コン
ポーネント
iprfx.iqual.SMPLQA.MCF.DATA
クラスタ インデックス
コンポーネント
iprfx.iqual.SMPLQA.MCF.INDEX
VSAM クラスタ
iprfx.iqual.SMPLEMER.MCF
クラスタ データ コン
ポーネント
iprfx.iqual.SMPLEMER.MCF.DATA
クラスタ インデックス
コンポーネント
iprfx.iqual.SMPLEMER.MCF.INDEX
VSAM クラスタ
iprfx.iqual.SMPLPROD.MCF
クラスタ データ コン
ポーネント
iprfx.iqual.SMPLPROD.MCF.DATA
クラスタ インデックス
コンポーネント
iprfx.iqual.SMPLPROD.MCF.INDEX
2
3
4
150 インストール ガイド
インストール ワークシート
インストール ワークシート
CA Endevor SCM のインストール プランを立案する際に、以下のワーク
シートを使用して、CA Endevor SCM をサイトにインストールするための情
報と値を記録できます。
注: このワークシートに記入するうえで、変数についての説明が必要な場
合は、「変数定義表 (P. 145)」を参照してください。
変数の定義タイプ
変数
修飾子
myiprfx
サイトの値
myiqual
myuprfx
myuqual
サンプル アプリケー
ション変数
SYSCLECOMP
SYSCLERUN
SYSCLELKED
SYSCIICOMP
SYSCIILIB
MONITOR=COMPONENTS
ADPROC?
SYSMACLIB
C??
C??NBL
シンボリック デバイス mycart
割り当て
mypdisk
mytdisk
ボリューム シリアル番 mysvolser
号
付録 A: 導入ワークシート 151
インストール ワークシート
変数の定義タイプ
変数
サイトの値
mytvolser
myvvolser
mydvolser
マスタ制御ファイル ク CYLINDERS (n n)
ラスタ パラメータ
FREESPACE
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(30 30)
を変更しないでください。
RECORDSIZE
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(640 1200)
を変更しないでください。
KEYS
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(28 0)を
変更しないでください。
SHR
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(3 3)を
変更しないでください。
パッケージ データセッ CYLINDERS (n n)
ト クラスタ パラメータ
詳細については、当社テ
クニカル サポート
(http://www.ca.com/jp/
support/)にお問い合わ
せください。
152 インストール ガイド
FREESPACE
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(30 30)
を変更しないでください。
RECORDSIZE
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(640 3070)
を変更しないでください。
KEYS
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(64 8)を
変更しないでください。
ディスク スペース要件ワークシート
変数の定義タイプ
変数
サイトの値
SHR
注: このパラメータについて
は、デフォルト値の(3 3)を
変更しないでください。
ディスク スペース要件ワークシート
インストール JCL に提供されているデフォルトのディスク スペース割り
当ては、パイロット プロジェクト(約 500 エレメント)に十分に対応でき
る大きさです。 この情報は、エレメントあたりの平均コード行数、ブロッ
ク化因数、およびディスク デバイス タイプなどの要因により、異なる場
合があります。 ディスク スペース要件ワークシートの情報と例を使用し
て、サイトの動作要件を判断してください。CA Endevor SCM をインストー
ルする際は、このワークシートをいつでも参照できるようにしてください。
ワークシートは次のように構成されています。
■
データ セットの名前と説明
■
デフォルトの値(該当する場合)
■
仕様に対するスペース
ディスク スペース要件ワークシートを完了する前に、以下のことに注意
してください。
■
サイトで 3390 タイプのディスク デバイスが使用されていることを前
提としています。すべての SPACE パラメータは、3390 デバイスに基づ
きます。サイトで別のタイプのデバイスを使用している場合は、適宜、
調整する必要があります。
■
すべてのライブラリは、オペレーティング システムの PDS(区分デー
タ セット)として、または、ロード ライブラリ以外は、CA Panvalet デー
タ セット、CA Librarian データ セット、または ELIB データ セットとし
て定義できます。 CA Panvalet データセットまたは CA Librarian データ
セットを定義する場合は、ワークシートに定義されたストレージと同
等のストレージを割り当てるようにしてください。
注: ELIB のディスク スペース割り当ての見積りの詳細については、
「ユーティリティ ガイド」を参照してください。
付録 A: 導入ワークシート 153
ディスク スペース要件ワークシート
■
区分データ セットを割り当てる場合、ディレクトリ ブロックは効率を
考慮して 45(3390 タイプのデバイスの単一トラックに適合する数)ず
つ割り当てられていることに注意してください。 さらに、各ライブラ
リには、4 つのエレメントに対して 1 個のディレクトリ ブロックが存
在します。
■
CA Endevor SCM により、ベース ライブラリ、デルタ ライブラリ、およ
びプロセッサ リスト ライブラリの空きスペースが圧縮されます(ベー
ス ライブラリとデルタ ライブラリが OS/PDS ファイルまたは ELIB
ファイルであることが前提)。
■
記述されたライブラリには、ルーチン メンテナンスが必要です。 詳細
については、「ユーティリティ ガイド」を参照してください。
■
単一の区分データ セットに保存されているメンバの数は、5,000 個を
超えてはなりません。 この数字を超えると、深刻なディスク競合、過
大な更新、および区分データセット ディレクトリの書き換え時の長い
待ち時間などの、競合の問題が発生する可能性があります。 これに関
連する領域の計画をあらかじめ行うことにより、問題は回避できます。
ベースおよびデルタ ライブラリはエレメント タイプによって定義で
きることを覚えておいてください。
■
エレメントは、リバース デルタ形式またはフォワード デルタ形式で保
存できます。 ディスク スペース要件ワークシートには、ベース ライ
ブラリとデルタ ライブラリの両方の形式の情報が提供されています。
CA Endevor SCM サンプル アプリケーションでは、エレメントの保存に
リバース デルタ形式を使用します。
エレメント カタログの計画
PROD の 600 個のエレメントに対し 1 シリンダ(3390 換算)を割り当
てます。 エレメント インデックスの場合、PROD の 2,000 個のエレメ
ントごとに 1 シリンダ(3390 換算)を割り当てます。
ベース ライブラリの計画
ベース ライブラリを計画する際には、以下の値を検討します。
Data Set Name
uprfx.uqual.BASE
154 インストール ガイド
ディスク スペース要件ワークシート
説明
このライブラリには、CA Endevor SCM に最初に定義されているエ
レメント ソースが含まれす。 スペース要件は、保存されるエレメ
ント(メンバ)数、エレメント当たりのソースの行数、および使
用中のライブラリ マネージャに依存します。ベース ライブラリに
ロードされる既存の PDS メンバについては、ISPF/PDF オプション
3.2(UTILITIES、DATASETS の順)を使用して、必要なスペースを推
定します。 必要なスペースの全体的な量を計算するには、推定し
たスペースを予測されるこれらのメンバ以上のライブラリ拡張に
適切な拡張係数(1.2 など)で乗算します。
フォーマット
PDS: DCB=(RECFM=VB,LRECL=259,BLKSIZE=0) (フォワード デルタ)
PDS: DCB=(RECFM=FB,LRECL=80,BLKSIZE=0) (リバース デルタ)
スペースの計算
必要な PDS ディレクトリ ブロック数を推定するためには、4 つの
エレメントに対して 1 つのディレクトリ ブロックが存在すること
が前提です。 効率を得るために、3390 タイプのデバイスのディレ
クトリ ブロックは、45 ずつ割り当てる必要があります(または、
ほかのタイプのデバイスの場合は、単一トラックに適切な数を割
り当てます)。 ディレクトリ ブロックの数を計算するには、ライ
ブラリに保存されるおおよそのエレメント(メンバ)数を 4 で除
算します。 その結果を、45 の倍数の偶数に四捨五入します(3390
タイプ デバイスの場合)。 この数は、ベース ライブラリとデルタ
ライブラリで同じ数である必要があります。
たとえば、2 つの既存の PDS ライブラリが CA Endevor SCM の制御
下にあり、ライブラリのメンバが現在占有している総スペースに
100 シリンダが利用されているとします。 拡張を可能にするため
に 20 パーセントの空きスペースを残す場合は、120 シリンダ(100
x 1.2 = 120)のベース ライブラリを割り当てることができます。
フォワード デルタ形式
以下の値は、エレメントをフォワード デルタ形式で保存する場合
に適用します。
PDS のデフォルト設定
プライマリ(CYL)
サイトの仕様
80
付録 A: 導入ワークシート 155
ディスク スペース要件ワークシート
PDS のデフォルト設定
セカンダリ(CYL)
サイトの仕様
10
ディレクトリ ブロッ 180
ク数
リバース デルタ形式
以下の値は、エレメントをリバース デルタ形式で保存する場合に
適用します。
PDS のデフォルト設定
プライマリ(CYL)
90
セカンダリ(CYL)
15
サイトの仕様
ディレクトリ ブロッ 90
ク数
デルタ ライブラリの計画
デルタ ライブラリを計画する際には、以下の値を検討します。
Data Set Name
uprfx.uqual.DELTA
説明
このライブラリには、CA Endevor SCM に最初に定義されているエ
レメントの変更レベルが含まれす。ライブラリのスペース要件は、
保存されるエレメント数、エレメントの変動性(予測される変更
数、それらの変更の範囲)、および使用中のライブラリ マネージャ
に依存します。 適切な開始点は、ベース ライブラリの 1.5 倍のサ
イズです。 ディレクトリ ブロック数は、ベース ライブラリと同じ
である必要があります。
注: 自動設定マネージャがサイトにインストールされている場合
は、ファイル サイズを 33 パーセント増加し、ディレクトリ ブロッ
ク数を 3 倍にします。 さらに、ベース ライブラリとデルタ ライブ
ラリでは、同じライブラリを使用することはできません。
フォーマット
PDS: DCB=(RECFM=VB,LRECL=28332,BLKSIZE=0)(フォワード デルタお
よびリバース デルタの共通書式)
156 インストール ガイド
ディスク スペース要件ワークシート
フォワード デルタ形式
以下の値は、エレメントをフォワード デルタ形式で保存する場合
に適用します。
PDS のデフォルト設定
プライマリ(CYL)
40
セカンダリ(CYL)
10
サイトの仕様
ディレクトリ ブロッ 180
ク数
リバース デルタ形式
以下の値は、エレメントをリバース デルタ形式で保存する場合に
適用します。
PDS のデフォルト設定
プライマリ(CYL)
40
セカンダリ(CYL)
15
サイトの仕様
ディレクトリ ブロッ 270
ク数
付録 A: 導入ワークシート 157
ディスク スペース要件ワークシート
パッケージ データセットの計画
パッケージ データセットを計画する際には、以下の値を検討します。
Data Set Name
uprfx.uqual.PACKAGE
説明
このデータセットは、サイト全体のすべてのパッケージを保存し
ます。このファイルのサイズは、特定の時間に保存されるパッケー
ジ数とパッケージの平均サイズによって決定します。 アクション
数、および BACKOUTT/BACKIN が有効かどうかによって、パッケー
ジのサイズは大きく異なるため、サイズを計算するのは困難な場
合があります。 パッケージ レコードの最大サイズは、3070 バイト
です。
デフォルト
プライマリ(CYL)
8
セカンダリ(CYL)
2
サイトの仕様
フォーマット
VSAM
プロセッサ ロード ライブラリの計画(Stage 1)
Stage 1 のプロセッサ ロード ライブラリを計画する際は、以下の値を
検討します。
データ セット名
uprfx.uqual.PRC1LOAD
説明
このライブラリには、Stage 1 のプロセッサ ロード モジュールが含
まれます。GPPROCSS プロセッサは、エレメント タイプ PROCESS で
定義されているエレメントについて、このライブラリに書き込み
ます。
158 インストール ガイド
ディスク スペース要件ワークシート
このライブラリのサイズは、ライブラリが関連付けられているシ
ステムに追加されたプロセッサ数と各プロセッサの行数に依存し
ます。Stage 1 に対して保存される GENERATE、MOVE、および DELETE
プロセッサの総数を推定します。各プロセッサで 1.5 トラックを許
可します。 たとえば、15 個のプロセッサを保存するためにター
ゲットされたライブラリに対し、10 トラックのプライマリ割り当
てと 1 トラックのセカンダリ割り当てを使用します。
必要なディレクトリ ブロック数を推定するために、4 つのプロ
セッサに対して 1 つのディレクトリ ブロックが存在すると前提し
ます。 この場合、前のベース ライブラリの情報を使用して続行し
ます。
PDS のデフォルト設定
プライマリ(CYL)
10
セカンダリ(CYL)
5
サイトの仕様
ディレクトリ ブロッ 45
ク数
フォーマット
DCB=(RECFM=U,LRECL=0,BLKSIZE=32760)
リスト ライブラリの計画(Stage 1)
Stage 1 に対するリスト ライブラリを計画する際は、以下の値を検討し
ます。
データセット名
uprfx.uqual.LISTING1
uprfx.uqual.PRC1LIST
付録 A: 導入ワークシート 159
ディスク スペース要件ワークシート
説明
これらのライブラリには、ステージ 1 のユーザ定義リスト ライブ
ラリ(uprfx.uqual.LISTING1)またはステージ 1 のプロセッサ ロード
モジュール(uprfx.uqual.PRC1LIST)のどちらかに対応するリストが
含まれます。
各ライブラリのサイズ情報は、以下のセクションで説明されてい
ます。 いずれかのライブラリに必要なディレクトリ ブロック数を
特定するために、4 つのリストに対し 1 つのディレクトリ ブロック
が存在すると前提します。 この場合、前のベース ライブラリの情
報を使用して続行します。
フォーマット
PDS: DCB=(RECFM=VBA,LRECL=28332,BLKSIZE=0)
ユーザ リスト ライブラリ
CONLIST ユーティリティは、このユーティリティを含むプロセッサ
と関連付けられたタイプで定義されたエレメントを使用するため
に、これをユーザ リスト ライブラリに書き込みます。ユーザ リス
ト ライブラリのサイズを推定するには、メンバ当たり 1 つのト
ラックを割り当てます。 ただし、保存されるアイテムは、ライブ
ラリの全サイズに影響を及ぼします。 たとえば、1 ページのプリ
ントアウトは、600 ページのコンパイルよりも尐ないスペースを使
用します。
適切なコンパイル リストの推定は、メンバ当たり 2 トラックです。
たとえば、100 個のコンパイル リストの保存を対象としたユーザ
ライブラリでは、200 トラックのプライマリ割り当てと 10 トラッ
クのセカンダリ割り当てを使用します。
160 インストール ガイド
ディスク スペース要件ワークシート
プロセッサ リスト ライブラリ
GPPROCSS プロセッサは、タイプ PROCESS で定義されたエレメント
について、プロセッサ リスト ライブラリに書き込みます。 プロ
セッサ リスト ライブラリのサイズは、ライブラリが関連付けられ
ているシステムに追加されたプロセッサ数と、各プロセッサの行
数に依存します。
Stage 1 に対して保存される GENERATE、MOVE、および DELETE プロ
セッサの総数を推定します。 各プロセッサに対し 1 トラックを許
可します。 たとえば、15 個のプロセッサを保存するためにター
ゲットされたライブラリに対し、15 トラックのプライマリ割り当
てと 5 トラックのセカンダリ割り当てを使用します。
以下の表に、デフォルトを示します。
PDS のデフォル PDS のデフォルト
ト設定
設定(LISTING1)
(PRC1LIST)
プライマリ(CYL) 10
200
セカンダリ(CYL) 5
10
ディレクトリ ブ
ロック数
45
45
サイトの仕様
(PRC1LIST)
サイトの仕様
(LISTING1)
データセット(MCF)の計画(Stage 1)
Stage 1 のデータセットを計画する際は、以下の値を検討します。
データ セット名
uprfx.uqual.STAGE1
説明
このデータセットには、Stage 1 のマスタ コントロール ファイル エ
ントリが含まれます。 このファイルのサイズは、Stage 1 に保存さ
れるシステム数、サブシステム数、エレメント数、タイプ数、お
よびプロセッサ グループ数によって異なります。
PDS のデフォルト設定
プライマリ(CYL)
5
セカンダリ(CYL)
1
サイトの仕様
付録 A: 導入ワークシート 161
ディスク スペース要件ワークシート
フォーマット
VSAM
COPYLIB の計画(Stage 1)
Stage 1 の COPYLIB を計画する際は、以下の値を検討します。
データ セット名
uprfx.uqual.COPYLIB1
説明
このライブラリには、Stage 1 での出力管理中に作成された各エレ
メントの最新のフル ソースが含まれます。 このライブラリのサイ
ズは、CA Endevor SCM の外部でメンバが使用するスペースの正確
な量に依存します。
既存の区分データセットのメンバについては、ISPF/PDF オプション
3.2(UTILITIES、DATASETS の順)を使用して、必要なスペースを推
定します。 このスペースを予測されるこれらのメンバからのライ
ブラリの増加に適合する拡張係数(1.2 など)で乗算します。
必要なディレクトリ ブロック数を推定するために、4 つのメンバ
に対し 1 つのディレクトリ ブロックが存在すると前提します。 こ
の場合、前のベース ライブラリの情報を使用して続行します。
注: フォワード デルタを使用している場合は、ソース出力ライブ
ラリを定義しておく必要があります。 リバース デルタを使用して
いる場合は、ソース出力ライブラリの定義は任意です。 ベース イ
メージ ライブラリとソース出力ライブラリは同じファンクション
を実行します。
サイトの仕様
プライマリ(CYL)
セカンダリ(CYL)
フォーマット
DCB=(RECFM=FB,LRECL=80,BLKSIZE=0)
162 インストール ガイド
ディスク スペース要件ワークシート
プロセッサ ロード ライブラリの計画(Stage 2)
Stage 2 のプロセッサ ロード ライブラリを計画する際は、以下の値を
検討します。
データ セット名
uprfx.uqual.PRC2LOAD
説明
このライブラリには、Stage 2 のプロセッサ ロード モジュールが含
まれます。Stage 1 のライブラリ(uprfx.uqual.PRC1LOAD)と同様に、
このファイルのディレクトリ ブロックのサイズと数を特定します。
詳細については、「プロセッサ ロード ライブラリの計画(Stage 1)」
を参照してください。
PDS のデフォルト設定
プライマリ(CYL)
10
セカンダリ(CYL)
5
サイトの仕様
ディレクトリ ブロッ 45
ク数
フォーマット
DCB=(RECFM=U,LRECL=0,BLKSIZE=32760)
リスト ライブラリの計画(Stage 2)
Stage 2 に対するリスト ライブラリを計画する際は、以下の値を検討し
ます。
データセット名
uprfx.uqual.LISTING2
uprfx.uqual.PRC2LIST
付録 A: 導入ワークシート 163
ディスク スペース要件ワークシート
説明
これらのライブラリには、ステージ 2 のユーザ定義リスト ライブ
ラリ(uprfx.uqual.LISTING2)またはステージ 2 のプロセッサ ロード
モジュール(uprfx.uqual.PRC2LIST)のどちらかに対応するリストが
含まれます。
ステージ 1 のライブラリ(uprfx.uqual.LISTING1 および
uprfx.uqual.PRC1LIST)と同様に、このファイルのディレクトリ ブ
ロックのサイズと数を決定します。 詳細については、「リスト ラ
イブラリの計画(Stage 1)」を参照してください。
PDS のデフォル PDS のデフォルト
ト設定
設定(LISTING2)
(PRC2LIST)
プライマリ(CYL) 10
200
セカンダリ(CYL) 5
10
ディレクトリ ブ
ロック数
45
45
サイトの仕様
(PRC2LIST)
サイトの仕様
(LISTING2)
フォーマット
PDS: DCB=(RECFM=VBA,LRECL=28332,BLKSIZE=0)
データセット(MCF)の計画(Stage 2)
Stage 2 のデータセットを計画する際は、以下の値を検討します。
データ セット名
uprfx.uqual.STAGE2
説明
このデータセットには、Stage 2 のマスタ コントロール ファイル エ
ントリが含まれます。Stage 1 のデータセット(uprfx.uqual.STAGE1)
と同様に、このファイルのサイズを決定します。詳細については、
「データセット(MCF)の計画(Stage 1)」を参照してください。
以下の表に、デフォルトを示します。
デフォルト
プライマリ(CYL)
164 インストール ガイド
5
サイトの仕様
ディスク スペース要件ワークシート
デフォルト
セカンダリ(CYL)
サイトの仕様
1
フォーマット
VSAM
COPYLIB の計画(Stage 2)
Stage 2 の COPYLIB を計画する際は、以下の値を検討します。
データ セット名
uprfx.uqual.COPYLIB2
説明
このライブラリには、Stage 2 での出力管理中に作成された各エレ
メントの最新のフル ソースが含まれます。 Stage 1 のライブラリ
(uprfx.uqual.COPYLIB1)と同様に、このライブラリのサイズを決定
します。 詳細については、「COPYLIB の計画(Stage 1)」を参照し
てください。
注: フォワード デルタを使用している場合は、ソース出力ライブ
ラリを定義しておく必要があります。 さらに、暗号化していない
リバース デルタを使用している場合は、ソース出力ライブラリの
定義は任意です。ベース イメージ ライブラリとソース出力ライブ
ラリは同じファンクションを実行します。
サイトの仕様
プライマリ(CYL)
セカンダリ(CYL)
フォーマット
DCB=(RECFM=FB,LRECL=80,BLKSIZE=0)
付録 A: 導入ワークシート 165
付録 B: 迅速な実装の使用
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
迅速な実装の構成をセットアップする方法 (P. 167)
迅速な実装 (P. 168)
迅速な実装の仕組み (P. 169)
標準的な環境 (P. 169)
迅速な実装のソース ファイル (P. 172)
実装前タスクの実行方法 (P. 173)
標準環境の設定方法 (P. 179)
実装の検証方法 (P. 196)
基本的な実装の完了方法 (P. 202)
JCL ライブラリの内容 (P. 210)
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ (P. 220)
迅速な実装の構成をセットアップする方法
重要: 迅速な実装プロセスを使用する代わりに、ベスト プラクティス実装
を使用することをお勧めします。 ベスト プラクティス実装の詳細につい
ては、「シナリオ ガイド」を参照してください。
サイトに初めて CA Endevor SCM をインストールした場合、迅速な実装の
手順を使用して、最小限のカスタマイズで、完全にスケーラブルなソフト
ウェア開発環境をセットアップできます。この環境は完全で、ライフサイ
クルおよびインベントリ構造が含まれています。 迅速な実装の構成を
セットアップするには、以下のどちらかの方法を使用します。
■
Mainframe Software Manager を使用して製品ファイルをインストール
した場合、ソフトウェア環境設定サービスを使用して、迅速な実装の
セットアップ処理を自動化できます。 ソフトウェア環境設定サービス
は、Mainframe Software Manager を使用してインストールした CA 製品
の構成を自動化することができます。 CA Endevor SCM の構成をソフト
ウェア環境設定サービスで自動化した場合、迅速な実装に必要なすべ
てのタスクを実行できます。
■
提供されたファイルを使用して、迅速な実装の構成を手動でセット
アップします。 付録「迅速な実装の使用」の「実装前タスクの実行方
法 (P. 173)」以降で説明しているタスクを実行します。
付録 B: 迅速な実装の使用 167
迅速な実装
迅速な実装
CA Endevor SCM をインストールしたら、サイトのシステム プログラマま
たは CA Endevor SCM 管理者は、迅速な実装を使用して、事前定義された
環境の基本インストールを、最小限のカスタマイズで実行できます。CA の
サービス スタッフや CA パートナーも迅速な実装プロセスを使用できま
す。
迅速な実装では、事前定義済み環境を使用して、CA Endevor SCM の標準的
な実装を一連の手順で実行できます。 CA Endevor SCM は、多くのプロセ
ス、設計、実装、および機能を有する、柔軟で強力なツールです。CA Endevor
SCM をインストールしたら、迅速な実装を使用して、最小限のカスタマイ
ズで実装をセットアップし、CA Endevor SCM の使用を開始できます。 こ
の付録で概要を説明するタスクでは、シンプルですが、拡張に完全に対応
したソフトウェアの開発環境が定義されます。この環境は完備されており、
ライフ サイクルとインベントリ構造を含みます。
迅速な実装プロセスを使用すると、操作の規模や複雑さとは無関係に、CA
Endevor SCM を素早く簡単に使用できるようになります。 CA Endevor SCM
の操作に慣れたら、基本的な実装を変更、拡張、カスタマイズできます。
パラメータの変更や、オプション機能の使用、設定に環境定義を追加する
ことが可能です。 迅速な実装は、完全な柔軟性を備えています。標準実
装への変更や追加は、このガイドで説明する手順の完了後に、いつでも行
うことができます。また、迅速な実装の実行時に行うこともできます。 た
だし、迅速な実装の実行中に広範なカスタマイズを行うと、実装に要する
時間が長くなります。
168 インストール ガイド
迅速な実装の仕組み
迅速な実装の仕組み
迅速な実装には、既存の CA Endevor SCM ユーティリティを使用する標準
のジョブセットが含まれています。これを使用すると、CA Endevor SCM 内
ですばやく環境を作成し、テストできます。
注: 迅速な実装を実行する前に、CA Endevor SCM がインストールされてい
る必要があります。
1. 1 つのセットアップ ジョブは、提供されたメンバにユーザ サイト固有
のパラメータを設定します。
2. セットアップ ジョブの完了後は、ジョブを実行して CA Endevor SCM 環
境を設定するための準備が整っています。
3. テストデータを環境にロードします。
4. その後、テストデータを使用して、設定した環境が適切にセットアッ
プされていることを確認します。
標準的な環境
迅速な実装では、事前定義されたライフ サイクルとインベントリ 構造が
追加されます。インベントリ 構造には、システム、サブシステム、タイ
プ、プロセッサ、およびプロセッサ グループが含まれます。
付録 B: 迅速な実装の使用 169
標準的な環境
事前定義されているライフサイクル
事前定義されているライフサイクルは以下の環境で構成され、各環境は 2
つのステージで構成されます。
■
■
■
DEV—開発環境
–
ステージ 1 ID=1、名前=UNITTEST
–
ステージ 2 ID=2、名前=UTC(Unit Test Complete、ユニット テスト
完了)
QA—品質保証環境
■
ステージ 1 ID=1、名前=INTEGRTE
–
ステージ 2 ID=2、名前=TURNOVER
PRD—実稼働環境
–
ステージ 1 ID=1、名前=PRDFIX
–
ステージ 2 ID=2、名前=PRD
以下の図は、迅速な実装によって実装されるライフサイクルを示します。
ステージ間の矢印は、ソフトウェア インベントリをステージからステー
ジに移動するためにステージ間がどのようにマッピングされているかを
示します。 マッピングは、セットアップ ファイル内に事前定義されてい
ます。
事前定義済みインベントリ構造
迅速な実装は、事前定義済みのインベントリ構造を追加します。これには
以下のシステムおよびサブシステムが含まれます。
170 インストール ガイド
標準的な環境
注: 事前定義済み環境で提供されるタイプ、プロセッサ グループ、および
プロセッサのリストについては、「提供されるタイプ、プロセッサ グルー
プ、およびプロセッサ (P. 220)」を参照してください。
システム
すべての環境には以下のシステムが含まれています。
COMM@SYS
迅速な実装セットアップ ジョブを実行する前にクライアント サイト
が名前を選択するシステムです。 このシステムにはすべてのシステム
に共通のコンポーネントが含まれます。
APPL@SYS
迅速な実装セットアップ ジョブを実行する前にクライアント サイト
が名前を選択するシステムです。 通常、これは製品またはアプリケー
ション名を表します。
PRD (本番)環境には、以下のシステムも含まれています。
EA
CA Endevor SCM 管理に使用し、JCL データ セットの一部のメンバが含
まれるシステムです。EA のシステム名は変更しないことをお勧めしま
す。
注: 追加システムの作成を可能にするオプションのジョブが提供されま
す。
サブシステム
以下のサブシステムが含まれます。
PROCESS
EA システムのプロセッサ用に定義されるサブシステムです。
TABLES
EA システムのテーブル用に定義されるサブシステムです。
COMM@SBS
迅速な実装セットアップ ジョブを実行する前にクライアント サイト
が名前を選択するサブシステムです。 このサブシステムは
COMM@SYS システム用に定義されます。
付録 B: 迅速な実装の使用 171
迅速な実装のソース ファイル
APPL@SBS
迅速な実装セットアップ ジョブを実行する前にクライアント サイト
が名前を選択するサブシステムです。 このサブシステムは APPL@SYS
システム用に定義されます。
注: 追加サブシステムの作成を可能にするオプション ジョブが提供され
ます。
迅速な実装のソース ファイル
CA Endevor SCMSMP/E インストール処理の一部として 2 つのファイルが提
供されます。
■
迅速な実装の JCL ライブラリ(iprfx.iqual.CSIQJCLR)には、迅速な実装
に必要な、ジョブ、CA Endevor SCM テーブル ソース、VSAM 定義パラ
メータおよび SCL 構文メンバが含まれています。 @@UPDJCL メンバを
例外として、このデータ セットのメンバは変更できません。 このデー
タ セットのコピーは @@UPDJCL ジョブで作成されます。 このコピー
のメンバを変更して、サイト固有の値に設定します。 コピーの名前は
uprfx.RI.JCLLIB です。
■
迅速な実装のプロセス ライブラリ、iprfx.iqual.CSIQPRCR には、迅速な
実装によってインストールされたすべてのプロセッサのソースが含ま
れています。このデータ セットのメンバは変更できません。このデー
タ セットのコピーは @@UPDJCL ジョブで作成されます。 このコピー
のメンバを変更して、サイト固有の値に設定します。 コピーの名前は
uprfx.RI.PROCSSRS です。
コピーの目的は、必要に応じてやり直せるようにしておくことです。
注: 迅速な実装 JCL ライブラリで提供されるすべてのメンバのリストにつ
いては、迅速な実装 JCL ライブラリの内容を参照してください。
172 インストール ガイド
実装前タスクの実行方法
実装前タスクの実行方法
迅速な実装ジョブの実行を始める前に、実装タスク中に使用するサイト固
有のパラメータをリスト アップする必要があります。実装前タスクには、
CA Endevor SCM のセキュリティ機能を使用して、ソフトウェア インベン
トリを保護することも含まれます。 必要となる実装前タスクは以下のと
おりです。
1. @@UPDJCL パラメータ ワークシートを完成させます。
2. CA Endevor SCM ライブラリが認可されていることを確認します。
3. 代替 ID を使用して、データ セットを保護します。
4. セキュリティ インターフェース(ESI)を使用して、アクセス セキュ
リティ規則を設定します。
1 - サイト固有パラメータをワークシートに記入
サイトで使用する予定の値を、@@UPDJCL パラメータ ワークシートに記
入します。これらの値は、@@UPDJCL メンバを編集する際に使用します。
@@UPDJCL ジョブは、迅速な実装の JCL およびプロセッサ ライブラリ内の
すべてのメンバをこれらの値で更新します。
@@UPDJCL パラメータ ワークシート
以下のワークシートを使用して、サイトで迅速な実装中に使用する予定の
パラメータ リストを作成します。
サイトの値
パラメータ
説明
APPL@SBS
APPL@SYS システム内に作成されるサブシス
テムの名前。
APPL@SB2
(オプション)APPL@SY2 システム内に作成さ
れる 2 つ目のサブシステムの名前。
APPL@SYS
作成されるシステムの名前。
APPL@SY2
(オプション)作成される 2 つ目のシステム
の名前。
COB@TYP
使用中のデフォルト COBOL タイプ: COBOL II
を表す COBII または COBOL LE を表す COBLE。
付録 B: 迅速な実装の使用 173
実装前タスクの実行方法
サイトの値
パラメータ
説明
COMM@SBS
COMM@SYS システム内に作成される共通のサ
ブシステムの名前。
COMM@SYS
作成される共通のシステムの名前。
CU@NAME
会社名(最大 50 文字)。
DSN@TYPE
ベース ファイル、デルタ ファイル、および他
のすべての CA Endevor SCM ファイルのタイ
プ。LIBRARY(PDSE の場合)または PDS(PDS の
場合)を選択します。デフォルトは LIBRARY で
す。 PDSE データ セット ファイル タイプをお
勧めします。
IPRFX
この値は、CA Endevor SCM のベース インス
トールまたはランタイム ライブラリで指定さ
れている値と一致する必要があります。
IQUAL
この値は、CA Endevor SCM のインストールま
たはランタイム ライブラリで指定されている
値と一致する必要があります。
JOB@ACCT#
ジョブ カードで必要なジョブ アカウンティ
ング情報。
JOB@NAME
ジョブに関連付けられたジョブ名。
RACF@UID
クライアントによって選択された代替 ID。
注: 代替 ID の詳細については、「セキュリ
ティ ガイド」を参照してください。
SAND@BOX
(オプション)APPL@SYS システムの DEV 環境
内に作成されるサンドボックス サブシステム
の名前。 有効なサブシステム名を使用できま
す。 特定の開発者が使用する予定のサンド
ボックスには、その開発者のユーザ ID を名前
に付けることをお勧めします。 複数の開発者
がサンドボックスを共有する場合は、開発者
グループが担当しているプロジェクト、機能、
または CCID に基づいてサンドボックスの名前
を付けます。
NEXT SUBSYSTEM は APPL@SBS と同等です。
174 インストール ガイド
実装前タスクの実行方法
サイトの値
パラメータ
説明
SYSCLECOMP
COBOL/LE コンパイラ ロード ライブラリ。
注: 詳細については、「インストール ガイド」
を参照してください。
SYSCLELKED
COBOL/LE Automatic Call(リンク)ライブラリ。
注: 詳細については、「インストール ガイド」
を参照してください。
SYSCLERUN
COBOL/LE ランタイム ライブラリ。
注: 詳細については、「インストール ガイド」
を参照してください。
SYSCIICOMP
COBOL II コンパイラ ロード ライブラリ。
注: 詳細については、「インストール ガイド」
を参照してください。
SYSCIILIB
COBOL II Automatic Call(リンク)ライブラリ。
注: 詳細については、「インストール ガイド」
を参照してください。
UPRFX
このプレフィックスは、CA Endevor SCM の迅
速な実装のジョブによって作成されるデータ
セットの高レベル データ セット修飾子とし
て使用されます。
2-CA Endevor SCM のテーブルのデータ セットの確認
iprfx.iqual.CSIQAUTU は、CA Endevor SCM のテーブル(C1DEFLTS、ESYMBOLS
など)の格納に使用されます。 このデータ セットを、CA Endevor SCM の
許可プログラムの格納に使用する CA Endevor SCM iprfx.iqual.CSIQAUTH の
先頭に連結する必要があります。 CA Endevor SCM インストール プロセス
中に、これらのライブラリがどちらもセットアップされ、APF が許可され
ていることを確認します。
付録 B: 迅速な実装の使用 175
実装前タスクの実行方法
3 - ユーザのデータ セットの保護
重要: ユーザのデータ セットの保護には、代替 ID を使用することを推奨
します。ただし、CA ACF2 または CA Top Secret のプログラム パスを使用す
ることもできます。 詳細については、「セキュリティ ガイド」の「デー
タセット セキュリティの実装」の章を参照してください。
CA Endevor SCM の代替 ID を使用すると、CA Endevor SCM のデータ セット
を、CA Endevor SCM の外部の更新処理から保護すると同時に、CA Endevor
SCM 内部では、データセット更新機能の使用を許可することができます。
CA Endevor SCM データ セットにアクセスするアクションに先立って、
ユーザ ID は代替 ID と交換され、アクセスは代替 ID で行われます。
通常、CA Endevor SCM に対しては READ/WRITE、管理者に対しては
READ/WRITE/UPDATE、その他のユーザに対しては READ、のように高レベ
ル修飾子を保護します。
CA Endevor SCM には、以下のようなデータ セットが含まれています。
■
ベース ライブラリ
■
デルタ ライブラリ
■
パッケージ データセット
■
MCF データセット
■
エレメント カタログ
■
エレメント カタログ EINDEX
■
ACM ルート ライブラリと XREF ライブラリ
■
ソース アウトプット
■
プロセッサ出力
注: データ セット名については、ユーザのサイトで CA Endevor SCM をイン
ストールしたシステム プログラマにお問い合わせください。
176 インストール ガイド
実装前タスクの実行方法
ユーザのデータ セットを保護する方法
1. CA Endevor SCM にユーザ ID を定義して、セキュリティ ソフトウェア製
品(CA Top Secret、CA ACF2 または RACF)に対する代替 ID として使用
します。
2. すべての CA Endevor SCM VSAM ファイルに対する CONTROL アクセス
権限と、ソース アウトプットおよび書き込みが行われるその他すべて
のライブラリおよびファイルに対する UPDATE アクセス権限を、代替
ID に付与します。迅速な実装のセットアップ ジョブでは、単一の HLQ
(uprfx)が使用されます。したがって、1 つの規則を使用して、すべ
てのデータ セットに対するアクセス権限を付与することができます。
3. C1DEFLTS テーブルの RACFUID= パラメータに代替 ID を指定します。
例: 代替 ID にデータ セットへのアクセス権限を付与
ユーザの CA Endevor SCM データ セットがすべて 1 つの高レベル修飾子に
まとめられている場合、1 つの規則を使用して、すべてのデータ セットに
対するアクセス権限を代替 ID に付与できます。CA ACF2 の規則を以下に示
します。
uprfx.** R(A) W(A) C(A)
注: 代替 ID の詳細については、「セキュリティ ガイド」を参照してくだ
さい。
4 - 機能への安全なアクセス
外部セキュリティ インターフェース(ESI)を使用すると、CA Endevor SCM
内で自分の環境、システム、サブシステム、アクションなどにアクセスす
る際のセキュリティ規則を確立できます。これを実現するには、疑似デー
タセット名を定義し、また、SAF(Security Authorization Facility)インター
フェースを介してユーザのアクセス レベルをテストする ESI テーブル
(BC1TNEQU)内で、ファンクションへのアクセス レベルを定義します。
例: ファンクションへのアクセスに外部セキュリティ インターフェースを使用
この例では、任意の環境におけるエレメント、リスト、パッケージなどの
参照(表示)権限、および、DEV 環境のみでのさまざまな更新アクション
(追加、削除、生成など)の実行権限は開発者に付与するが、環境の変更
や ARCHIVE アクションの実行権限は環境にかかわらず付与しないケース
を説明します。
付録 B: 迅速な実装の使用 177
実装前タスクの実行方法
3 つの環境、DEV、QA および PRD が設定されており、開発者に対して DEV
への完全なアクセス権限と、QA および PRD への READ アクセス権限を付
与する場合を考えてみます。
このサンプル BC1TNEQU テーブルでは、テーブルの Function Equates 部分
内に、3 つのアクション グループに必要な、3 つの異なる権限レベルが定
義されています。
********************************************************
ACCESS FOR DEVELOPERS
********************************************************
FUNCEQU SAFAUTH=READ,
C1ACTNS=(DISPLAY,PDISPLAY)
********************************************************
ACCESS FOR DEVELOPERS
********************************************************
FUNCEQU SAFAUTH=UPDATE,
C1ACTNS=(ADD,DELETE,
GENERATE,MOVE,
PBACKOUT,PCAST,PCOMMIT,PCREATE,PDYNAMIC,
PEXECUTE,PLIST,PMODIFY,PREVIEW,PSHIP,PUTILITY,
RETRIEVE,SIGNIN,SIGNOVR,UPDATE)
********************************************************
ACCESS FOR ENDEVOR ADMIN
********************************************************
FUNCEQU SAFAUTH=CONTROL,
C1ACTNS=(ENVRNMGR,ARCHIVE)
テストする疑似データ セット名が指定される、テーブルの Name Equates
部分で、アクション開始パラメータを以下のように指定します。
NAMEQU ACTION_INITIATION,
L1=('C1'),
L2=(ENVIRONMENT),
L3=(SYSTEM),
L4=(SUBSYSTEM),
L5=(MENUAUTH)
注: NAMEQU エントリの引用符付きの値は、固定値です。引用符の付いて
いない値は変数で、アクションの試行時に解決されます。
このサンプル BC1TNEQU テーブルでは、C1.* の読み取り権限と C1.DEV.* の
更新権限が開発者に与えられた場合、任意の環境におけるエレメント、リ
スト、パッケージなどの参照(表示)と、DEV 環境のみにおけるさまざま
な更新アクション(追加、削除、生成など)の実行は可能になりますが、
環境の変更や ARCHIVE アクションの実行は許可されないことが示されて
います。
178 インストール ガイド
標準環境の設定方法
この例における L1 修飾子として、ユーザの環境で実際に使用している修
飾子を指定しないようにしてください。DEV 環境内のソースの更新を、CA
Endevor SCM の内部では開発者に許可しても、CA Endevor SCM 外部では許
可したくない場合も考えられます。 DEV の実際の物理ファイルが BST.DEV
である場合、開発者にこのプレフィックスに対する読み取り権限のみを付
与すれば、CA Endevor SCM の外部からアクセスした場合はこれらのファイ
ルの読み取りのみが可能になります。
注: 詳細については、「セキュリティ ガイド」の「ESI(External Security
Interface)の有効化」の章を参照してください。
標準環境の設定方法
迅速な実装では、事前定義済み環境を使用して、CA Endevor SCM の標準的
な実装を一連のジョブで実行できます。
標準的な環境をセットアップするには、以下の手順に従います。
1. サイトの迅速な実装メンバを更新します。
2. EA システム ファイルを定義します。
3. CA Endevor SCM テーブルを処理します。
4. ACMQ ファイルを定義します。
5. パッケージ ファイルを定義します。
6. エレメント カタログとインデックス ファイルを定義します。
7. マスタ制御ファイルを定義します。
8. DEV、QA および PRD 環境の APPL@SYS ファイルを定義します。
9. DEV、QA および PRD 環境の COMM@SYS ファイルを定義します。
10. EA システムを定義します。
11. EA システムにプロセッサを追加します。
12. EA システム タイプを定義します。
13. EA システムに CA Endevor SCM テーブルを追加します。
14. CA Endevor SCM テーブルおよびプロセッサを格上げします。
15. テーブル ロード モジュールを CSIQAUTU ライブラリにコピーします。
16. PRD 環境内に APPL@SYS システムを定義します。
付録 B: 迅速な実装の使用 179
標準環境の設定方法
17. QA 環境内に APPL@SYS システムを定義します。
18. DEV 環境内に APPL@SYS システムを定義します。
19. PRD 環境内に COMM@SYS システムを定義します。
20. QA 環境内に COMM@SYS システムを定義します。
21. DEV 環境内に COMM@SYS システムを定義します。
注: 迅速な実装プロセスを再開する場合は、提供されているオプションの
ジョブを使用して、割り当て済みの迅速な実装データ セットを削除でき
ます。 詳細については、迅速な実装ファイルを削除するオプション ジョ
ブを参照してください。
180 インストール ガイド
標準環境の設定方法
1 - 迅速な実装のメンバをユーザ サイト用に更新
実装をユーザ サイト用にカスタマイズするために、迅速な実装のメンバ
をユーザ サイト固有のパラメータで編集する必要があります。
迅速な実装のメンバをユーザ サイト用に更新する方法
1. iprfx.iqual.CSIQJCLR ライブラリに配置されている @@UPDJCL メンバを
編集し、アンダースコアが含まれている値を、@@UPDJCL パラメータ
ワークシート内に記録した値で変更します。 これは、SET ステートメ
ントの 4 つのパラメータにも該当します。
ユーザ サイトのデータ セット名プレフィックス、CA Endevor SCM パラ
メータ、および定義が、@@UPDJCL メンバに追加されます。
注: 詳細については、@@UPDJCL パラメータ ワークシートを参照して
ください。
2. メンバ @@UPDJCL に有効なジョブ カードが含まれることを確認し、
ジョブをサブミットします。
@@UPDJCL ジョブは、2 のライブラリ iprfx.iqual.CSIQJCLR および
iprfx.iqual.CSIQPRCR のコピーを作成し、それらのコピーをそれぞれ、
uprfx.RI.JCLLIB、uprfx.RI.PROCSSRS と名付けます。
このジョブはまた、uprfx.RI.JCLLIB および uprfx.RI.PROCSSRS のすべての
メンバを @@UPDJCL メンバ内で指定したパラメータで更新します。
@@UPDJCL ジョブが行った変更は、コピーに対して行われます。元の
データ セット iprfx.iqual.CSIQJCLR および iprfx.iqual.CSIQPRCR に対して
は行われません。 これにより、最初からやり直す必要が生じた場合、
@@UPDJCL を再度実行することができます。
注: 迅速な実装に含まれる割り当て PROC である SCMMALLO は、PDS デー
タ セットまたは PDSE データ セットの使用をサポートします。グローバル
変更ジョブ、@@UPDJCL は、ユーザが選択した DSN@TYPE パラメータ値
(PDS または LIBRARY)を設定します。選択した値にかかわらず、DD ステー
トメントの SPACE パラメータ割り当てには、ディレクトリ ブロック サブ
パラメータが含まれます。 FILETYPE=LIBRARY (PDSE データ セット)を指
定すると、このサブパラメータは z/OS によって無視されます。
付録 B: 迅速な実装の使用 181
標準環境の設定方法
VSAM 定義パラメータ メンバの確認
JCL ファイル uprfx.RI.JCLLIB のジョブの中には、VSAM ファイルを定義する
ものがあります。 これらの各ジョブは、VSAM 定義パラメータ(VSD で始
まるメンバ名)を含む uprfx.RI.JCLLIB ファイル内のメンバを指しています。
VSAM 定義パラメータ メンバが、ユーザ サイトの VSAM 定義要件を満たす
ことを確認します。 たとえば、ユーザのサイトで、データ セットを特定
のディスク パックのセットに送信するために、STORCLAS パラメータが必
要になる可能性があります。
2 - EA システム ファイルの定義
ジョブ @JOB0010 は EA 管理システムのセットアップに必要なすべての
データ セットを定義します。
EA システム ファイルの定義方法
1. @JOB0010 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0010 をサブミットして実行します。
EA 管理システムのセットアップに必要なすべてのデータ セットが定
義されます。 これらのデータ セットの定義には、IEFBR14 が使用され
ます。 データ セットの属性は各データ セットの目的によって異なり
ます。
182 インストール ガイド
標準環境の設定方法
3-CA Endevor SCM のテーブルの処理
ジョブ @JOB0020 は、CA Endevor SCM のジョブの実行に必要な CA Endevor
SCM のプライマリ テーブルをインストールし、グローバル タイプ シーケ
ンス テーブルを PARMLIB にコピーします。
CA Endevor SCM のテーブルを処理する方法
1. @JOB0020 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0020 をサブミットして実行します。
ジョブ @@JOB0020 は以下を実行します。
■
C1DEFLTS テーブルと ESYMBOLS テーブルをアセンブルして、ユー
ザ許可ライブラリ iprfx.iqual.CSIQAUTU にリンク エディットします。
このライブラリは、CA Endevor SCM インストールの一部として定
義済みです。 これらのテーブルの既存のコピーが置換されます。
■
グローバル タイプ シーケンス テーブル GLBLTYPE を、@JOB0010 で
定義した uprfx.P2.PARMLIB に追加します。
注: グローバル タイプ シーケンス テーブルのメンバ名 GLBLTYPE
は、uprfx.RI.JCLLIB で提供されています。
4-ACMQ ファイルの定義
ジョブ @JOB0030 は、ACM 照会機能に必要な ACM ルート データ セットと
相互参照データ セットを定義します。
ACMQ ファイルを定義する方法
1. @JOB0030 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. @JOB0030 VSAM 定義パラメータ メンバを確認します。 このジョブで
必要な VSAM 定義パラメータは、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
VSDACMR と VSDACMX にあります。
3. ジョブ @JOB0030 をサブミットして実行します。
これにより、ACM 照会機能に必要なルート データ セットと相互参照
データ セットが定義されます。
注: 詳細については、「Automated Configuration Option Guide」を参照して
ください。
付録 B: 迅速な実装の使用 183
標準環境の設定方法
5-パッケージ ファイルの定義
ジョブ @JOB0040 は、パッケージ機能に必要なパッケージ データ セット
を定義します。
パッケージ ファイルを定義する方法
1. @JOB0040 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. @JOB0040 VSAM 定義パラメータ メンバを確認します。 このジョブで
必要な VSAM 定義パラメータは、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
VSDPKG にあります。
3. ジョブ @JOB0040 をサブミットして実行します。
ジョブ @@JOB0040 は、パッケージ機能に必要なパッケージ データ
セットを定義します。
6-エレメント カタログ ファイルとエレメント インデックス ファイルの定義
ジョブ @JOB0050 は、エレメント カタログ データ セットとエレメント イ
ンデックス データ セットを定義します。
エレメント カタログ ファイルとエレメント インデックス ファイルを定義する方法
1. @JOB0050 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. @JOB0050 VSAM 定義パラメータ メンバを確認します。 このジョブで
必要な VSAM 定義パラメータは、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
VSDELMC と VSDEINDX にあります。
3. ジョブ @JOB0050 をサブミットして実行します。
これにより、エレメント カタログ ファイルとエレメント インデック
ス ファイルが定義されます。
184 インストール ガイド
標準環境の設定方法
7-マスタ制御ファイルの定義
ジョブ @JOB0060 は、すべてのマスタ制御ファイル(MCF)データ セット
を定義します。ライフサイクルのステージごとに MCF を 1 つ定義します。
マスタ制御ファイルを定義する方法
1. @JOB0060 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. @JOB0060 VSAM 定義パラメータ メンバを確認します。 このジョブで
必要な VSAM 定義パラメータは、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
VSMCFD1、VSMCFD2、VSMCFQ1、VSMCFQ2、VSMCFP1、および VSMCFP2
にあります。
3. ジョブ @JOB0060 をサブミットして実行します。
マスタ制御ファイルが定義されます。 事前定義されているライフサイ
クルのステージごとにファイルが 1 つ定義されます。
8-DEV、QA、および PRD の各 APPL@SYS ファイルの定義
ジョブ @JOB0070 は、APPL@SYS システムの DEV、QA、および PRD の各環
境のベース データ セットとデルタ データ セットを定義します。タイプご
とに 1 つのベース ライブラリ、システムと環境の組み合わせごとに 1 つの
デルタ ライブラリが定義されます。
DEV、QA、および PRD の各 APPL@SYS ファイルを定義する方法
1. @JOB0070 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0070 をサブミットして実行します。
これにより、DEV、QA、および PRD の各 APPL@SYS ファイルが定義さ
れます。 IEFBR14 を使用して、これらのデータ セットを定義します。
データ セットの属性は、データ セットに含まれるデータのタイプに
よって異なります。
付録 B: 迅速な実装の使用 185
標準環境の設定方法
9-DEV、QA、および PRD の各 COMM@SYS ファイルの定義
ジョブ @JOB0080 は、COMM@SYS システムの DEV、QA、および PRD の各
環境のベース データ セットとデルタ データ セットを定義します。
DEV、QA、および PRD の各 COMM@SYS ファイルを定義する方法
1. @JOB0080 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0080 をサブミットして実行します。
DEV、QA、および PRD の各 COMM@SYS ファイルが定義されます。 タ
イプごとに 1 つのベース ライブラリ、システムと環境の組み合わせご
とにそれをサポートする 1 つのデルタ ライブラリが定義されます。
IEFBR14 を使用して、これらのデータ セットを定義します。 データ
セットの属性は、データ セットに含まれるデータのタイプによって異
なります。
186 インストール ガイド
標準環境の設定方法
10 - EA システムの定義
ジョブ @JOB0100 は、EA システムを定義します。 この手順を行うには、
CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
EA システムの定義方法
1. @JOB0100 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0100 をサブミットして実行します。
このジョブで使用するシステム、サブシステム、タイプ、およびプロ
セッサ グループの定義に必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリ
のメンバ名 SCLDEF1 にあります。 このジョブは、EA システムを定義し
ます。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB0100 の C1MSGS2 サマリ レポート
Action
-------------------------DEFINE SYSTEM
DEFINE SUBSYSTEM
DEFINE SUBSYSTEM
DEFINE TYPE
DEFINE PROCESSOR GROUP
DEFINE TYPE
DEFINE PROCESSOR GROUP
Object
---------------EA
PROCESS
TABLES
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
RC
-0
0
0
0
0
0
0
Location
---------To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
付録 B: 迅速な実装の使用 187
標準環境の設定方法
11 - EA システムへのプロセッサの追加
ジョブ @JOB0110 は、@JOB0100 によって定義された EA システムにプロ
セッサを追加します。 この手順を行うには、CA Endevor SCM ソフトウェ
アを実行します。
EA システムにプロセッサを追加する方法
1. @JOB0110 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0110 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLACT1 にあります。 このジョブに必要なプロセッサ ソースは、デー
タ セット uprfx.RI.PROCSSRS に含まれています。
このジョブは、EA システムにプロセッサを追加します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB0110 の C1MSGS2 サマリ レポート
ACTION
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
188 インストール ガイド
ELEMENT
DELACMOP
DPDSMBR
DSANDBOX
GASM
GASMMAP
GCOB
GLINK
GPDSMBR
GSANDBOX
MPDSMBR
PROC
RC
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
NDVR
RC
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
+--- FROM INFORMATION ---+
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
DSNAME=uprfx.RI.PROCSSRS
標準環境の設定方法
12 - EA システム タイプの定義
ジョブ @JOB0120 は、PRD 環境の EA システム用にタイプ、プロセッサ グ
ループおよびプロセッサ シンボリックを定義します。 この手順を行うに
は、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
PRD 環境に EA システムを定義する方法
1. @JOB0120 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0120 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLDEF2 にあります。このジョブは、PRD 環境の EA システムのタイプ、
プロセッサ グループおよびプロセッサ シンボリックを定義します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB0120 の C1MSGS2 サマリ レポート
Action
-------------------------DEFINE TYPE
DEFINE PROCESSOR GROUP
DEFINE PROCESSOR GROUP
DEFINE PROCESSOR SYMBOL
DEFINE TYPE
DEFINE PROCESSOR GROUP
DEFINE PROCESSOR GROUP
DEFINE PROCESSOR SYMBOL
DEFINE TYPE
DEFINE PROCESSOR GROUP
DEFINE TYPE
DEFINE PROCESSOR GROUP
Object
---------------ASMPGM
*NOPROC*
LINKRN
ASMPGM
*NOPROC*
LINKRN
PARM
*NOPROC*
PARM
*NOPROC*
RC
-0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
Location
---------To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
To Env PRD
付録 B: 迅速な実装の使用 189
標準環境の設定方法
13 - EA システムへの CA Endevor SCM テーブルの追加
ジョブ @JOB0130 は、すべての CA Endevor SCM テーブルを PRD 環境の EA
システムに追加します。この手順を行うには、CA Endevor SCM ソフトウェ
アを実行します。
EA システムに CA Endevor SCM テーブルを追加する方法
1. @JOB0130 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. @JOB0130 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLACT2 にあります。 このジョブに必要なテーブル ソース メンバは、
uprfx.RI.JCLLIB ライブラリにあります。 ジョブ @JOB0130 をサブミット
して実行します。 このジョブは、すべての CA Endevor SCM テーブルを
PRD 環境の EA システムに追加します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB0130 の C1MSGS2 サマリ レポート
ACTION
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
ADD
190 インストール ガイド
ELEMENT
BC1TNEQU
C1DEFLTS
C1UEXITS
ENCOPTBL
ENDICNFG
ESYMBOLS
ESMTPTBL
GLBLTYPE
PROC
RC
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
NDVR
RC
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
+--FROM
INFORMATION --+
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
DSNAME=uprfx.RI.JCLLIB
標準環境の設定方法
14 - CA Endevor SCM テーブルとプロセッサの格上げ
ジョブ @JOB0140 は MOVE アクションを発行して、@JOB0110 および
@JOB0130 で追加されたテーブルとプロセッサを、PRD 環境の EA Stage 1
ロケーションから PRD 環境の EA Stage 2 ロケーションへと移動します。こ
の手順を行うには、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
CA Endevor SCM テーブルとプロセッサを格上げする方法
1. @JOB0140 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0140 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLACT3 にあります。このジョブは、@JOB0110 および @JOB0130 で追
加されたテーブルとプロセッサを、PRD 環境の EA Stage 1 ロケーショ
ンから PRD 環境の EA Stage 2 ロケーションへと移動します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB0140 の C1MSGS2 サマリ レポート
ACTION
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
MOVE
ELEMENT
DELACMOP
DPDSMBR
DSANDBOX
GASM
GASMMAP
GCOB
GLINK
GPDSMBR
GSANDBOX
MPDSMBR
BC1TNEQU
C1DEFLTS
C1UEXITS
ENCOPTBL
ENDICNFG
ESMTPTBL
ESYMBOLS
GLBLTYPE
PROC
RC
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
NDVR
RC
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
0000
SUBSYSTEM
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
TABLES
TABLES
TABLES
TABLES
TABLES
TABLES
TABLES
TABLES
TYPE
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
PROCESS
ASMPGM
ASMPGM
ASMPGM
ASMPGM
ASMPGM
ASMPGM
ASMPGM
PARM
付録 B: 迅速な実装の使用 191
標準環境の設定方法
15-テーブル ロード モジュールの CSIQAUTU ライブラリへのコピー
ジョブ @JOB0145 は、迅速な実装のテーブル ロード モジュールを、PRD 環
境、ステージ 2、EA システムから、CA Endevor SCM インストールの一部と
して作成されたユーザ CSIQAUTU(iprfx.iqual.CSIQAUTU)にコピーします。
テーブル ロード モジュールを CSIQAUTU ライブラリにコピーする方法
1. @JOB0145 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0145 をサブミットして実行します。
迅速な実装のテーブル ロード モジュールが、PRD 環境、ステージ 2、
EA システムから CSIQAUTU にコピーされます。
注: テーブル ロード モジュールの既存のコピーが置換されます。
3. ジョブ出力を確認し、テーブル ロード モジュールが正常にコピーされ
たことを確認します
16-PRD 環境での APPL@SYS システムの定義
ジョブ @JOB0150 は、PRD 環境で APPL@SYS システムのタイプ、プロセッ
サ グループ、およびプロセッサ シンボリックを定義します。 この手順を
実行するには、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
PRD 環境で APPL@SYS システムを定義する方法
1. @JOB0150 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0150 をサブミットして実行します。
このジョブで必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLDEF3 にあります。 このジョブは、PRD 環境で APPL@SYS システム
のタイプ、プロセッサ グループ、およびプロセッサ シンボリックを定
義します。
3. このジョブで生成されるレポート C1MSGS1 と C1MSGS2 を表示して、
アクションが正常に実行されたことを確認します。
注: @JOB0150—@JOB0170 はタイプ関連の定義を APPL@SYS システムに定
義し、@JOB0180-@JOB0200 は同じ定義を COMM@SYS システムに定義しま
す。 C1MSGS2 レポートはデータ量が多いこと、およびこれらのジョブは
拡張される可能性が高いことから、本マニュアルには C1MSGS2 レポート
を掲載しません。
192 インストール ガイド
標準環境の設定方法
17-QA 環境での APPL@SYS システムの定義
ジョブ @JOB0160 は、QA 環境で APPL@SYS システムのタイプ、プロセッサ
グループ、およびプロセッサ シンボリックを定義します。 この手順を実
行するには、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
QA 環境で APPL@SYS システムを定義する方法
1. @JOB0160 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0160 をサブミットして実行します。
このジョブで必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLDEF4 にあります。 このジョブは、QA 環境で APPL@SYS システムの
タイプ、プロセッサ グループ、およびプロセッサ シンボリックを定義
します。
3. このジョブで生成されるレポート C1MSGS1 と C1MSGS2 を表示して、
アクションが正常に実行されたことを確認します。
18 - DEV 環境での APPL@SYS システムの定義
ジョブ @JOB0170 は、DEV 環境の APPL@SYS システムのタイプ、プロセッ
サ グループおよびプロセッサ シンボリックを定義します。 この手順を行
うには、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
DEV 環境に APPL@SYS システムを定義する方法
1. @JOB0170 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0170 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLDEF5 にあります。 このジョブは、DEV 環境の APPL@SYS システム
のタイプ、プロセッサ グループおよびプロセッサ シンボリックを定義
します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
付録 B: 迅速な実装の使用 193
標準環境の設定方法
19 - PRD 環境での COMM@SYS システムの定義
ジョブ @JOB0180 は、PRD 環境の COMM@SYS システムのタイプ、プロセッ
サ グループおよびプロセッサ シンボリックを定義します。 この手順を行
うには、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
PRD 環境に COMM@SYS システムを定義する方法
1. @JOB0180 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0180 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLDEF6 にあります。 このジョブは、PRD 環境の COMM@SYS システ
ムのタイプ、プロセッサ グループおよびプロセッサ シンボリックを定
義します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
20 - QA 環境での COMM@SYS システムの定義
ジョブ @JOB0190 は、QA 環境の COMM@SYS システムのタイプ、プロセッ
サ グループおよびプロセッサ シンボリックを定義します。 この手順を行
うには、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
QA 環境に COMM@SYS システムを定義する方法
1. @JOB0190 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0190 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLDEF7 にあります。このジョブは QA 環境の COMM@SYS システムを
定義します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
194 インストール ガイド
標準環境の設定方法
21 - DEV 環境での COMM@SYS システムの定義
ジョブ @JOB0200 は、DEV 環境の COMM@SYS システムのタイプ、プロセッ
サ グループおよびプロセッサ シンボリックを定義します。 この手順を行
うには、CA Endevor SCM ソフトウェアを実行します。
DEV 環境に COMM@SYS システムを定義する方法
1. @JOB0200 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB0200 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLDEF8 にあります。 このジョブは、DEV 環境の COMM@SYS システ
ムのタイプ、プロセッサ グループおよびプロセッサ シンボリックを定
義します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、アクションが正常に実行されたことを確認します。
迅速な実装ファイルを削除するオプション ジョブ
迅速な実装プロセスを再開する場合、まず、実行済みの迅速な実装ジョブ
が作成したファイルを削除する必要があります。オプションの JCL ジョブ
は、迅速な実装データ セット内にあり、迅速な実装ファイルを削除する
ために使用できます。
付録 B: 迅速な実装の使用 195
実装の検証方法
迅速な実装のファイルの削除
重要: このセクションで説明するジョブを実行する必要があるのは、迅速
な実装を再起動する必要があり、その結果、以前に割り当てたファイルを
削除する必要がある場合のみです。
このタスクはオプションであり、迅速な実装中に実行されるジョブにより
割り当てられたファイルが削除されます。
迅速な実装のファイルを削除する方法
1. ジョブ カードを確認し、@JOBDEL をサブミットして実行します。
このジョブは、ジョブ @JOB0070、@JOB0080、@JOB2070、および
@JOB2200 によってそれまでに割り当てられたファイルをすべて削除
します。 これらのファイルは、APPL@SYS、COMM@SYS、および
APPL@SYS2 システムすべてのベース ライブラリです。
2. ジョブ カードを確認し、@JOBDLEA をサブミットして実行します。
このジョブは、@JOB0010 によってこれまでに割り当てられた EA シス
テムのファイルをすべて削除します。
3. ジョブ カードを確認し、@JOBDLVS をサブミットして実行します。
このジョブは、これまでに割り当てられた VSAM ファイルをすべて削
除します。
実装の検証方法
前の手順でセットアップした実装が正しく設定され、インベントリの
ACCEPT が可能であることを確認する必要があります。 提供されている一
連の @JOB10nn ジョブを使用すると、実装の検証プロセスを手順を追って
実行できます。
1. さまざまなタイプのエレメントを DEV 環境に追加します。
2. プロモーション パッケージを作成し、キャストします。
3. インベントリが最終インベントリ ロケーション PRD Stage 2 に到達す
るまで、プロモーション パッケージを実行します。
4. インベントリが最終インベントリ ロケーションに存在し、エレメント
とパッケージが参照可能であることを確認します。
5. 検証データをすべて削除します。
196 インストール ガイド
実装の検証方法
1 - DEV 環境へのテスト エレメントの追加
ジョブ @JOB1000 は、CA Endevor SCM を実行して DEV Stage 1 環境にエレ
メントを追加します。
DEV 環境へのテスト エレメントの追加方法
1. @JOB1000 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB1000 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLACT4 にあります。 この SCL は、iprfx.iqual.CSIQSAMP ライブラリか
らエレメント ソースを取得するように設定され、CA Endevor SCM のイ
ンストールによって提供されます。 ジョブ @JOB1000 は、DEV 環境に
エレメントを追加します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、エレメント アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB1000 の C1MSGS2 サンプル レポート
ACTION
ADD
ADD
ADD
ADD
ELEMENT
FAPHDR
FAPPAGE
FAPASM01
FAPCOB01
PROC
RC
0000
0000
NDVR
RC
0000
0000
0000
0000
+---FROM INVENTORY LOC ---+
ENVIRONMENT
SYSTEM
DSNAME=iprfx.iqual.CSIQSAMP
DSNAME=iprfx.iqual.CSIQSAMP
DSNAME=iprfx.iqual.CSIQSAMP
DSNAME=iprfx.iqual.CSIQSAMP
付録 B: 迅速な実装の使用 197
実装の検証方法
2 - テスト プロモーション パッケージの削除、定義、キャスト
ジョブ @JOB1010 は、CA Endevor SCM を実行して、プロモーション パッ
ケージの削除、定義、キャストを行います。
テスト プロモーション パッケージを削除、定義、キャストする方法
1. @JOB01010 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB01010 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 定義は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLPKG1 および SCLACT5 にあります。テスト パッケージが削除、定義、
キャストされます。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、パッケージ アクションが正常に実行されたことを確認します。
このジョブは、繰り返し可能なプロセスの一部として設定されます。
従って、通常、初期の状態ではパッケージが存在しないため、、削除
アクションはリターン コード 4 で終了します。
例: @JOB1010 の C1MSGS2 サマリ レポート
Action
Name
----------DELETE
DEFINE
CAST
Statement
Number
--------1
2
3
Package
Number
------1
1
1
Package
Name
---------------PKGRI001
PKGRI001
PKGRI001
Return
Code
------4
0
0
この時点で CA Endevor SCM を実行して前の手順で追加されたインベント
リを確認し、この手順で作成されたパッケージを確認することを推奨しま
す。 CA Endevor SCM の前景での開始方法については、「インストール ガ
イド」の「CA Endevor SCM のインストール」の章に記載されている「イン
ストールに関する考慮事項」と「ISPF 環境に CA Endevor SCM を定義する方
法」を参照してください。
QUICK EDIT を使用して、エレメント リストの作成、マスタ情報の表示、エ
レメント参照などの CA Endevor SCM エレメント機能をいくつか試してみ
てください。 また、キャスト レポート表示や SCL 表示などのパッケージ
表示機能も併せて使用してみてください。
198 インストール ガイド
実装の検証方法
3 - テスト プロモーション パッケージの実行
ジョブ @JOB1020 は、CA Endevor SCM を実行してテスト プロモーション
パッケージを実行し、テスト エレメントを DEV Stage 2 ロケーションにプ
ロモートします。
テスト プロモーション パッケージの実行方法
1. @JOB1020 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB1020 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLPKG2 にあります。テスト プロモーション パッケージが実行されま
す。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、エレメント アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB1020 の C1MSGS2 サマリ レポート
Action
Name
----------EXECUTE
Statement
Number
--------1
Package
Number
------1
Package
Name
---------------PKGRI001
Return
Code
------0
付録 B: 迅速な実装の使用 199
実装の検証方法
4 - テスト プロモーション パッケージの複数回実行
ジョブ @JOB1030 は、CA Endevor SCM を実行して、テスト プロモーション
パッケージを複数回実行し、ライフサイクルを通じて、テスト エレメン
トを最終ステージである PRD ステージ 2 に移動します。
テスト プロモーション パッケージを複数回実行する方法
1. @JOB01030 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB01030 をサブミットして、実行します。
このジョブで必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLPKG3 にあります。 このジョブは、インベントリをマップの最終ロ
ケーション、つまり PRD ステージ 2 にプロモートします。
3. このジョブによって作成された C1MSGS1 および C1MSGS2 レポートを
表示して、パッケージ アクションが正常に実行されたことを確認しま
す。
例: @JOB1030 の C1MSGS2 サマリ レポート
Action
Name
----------EXECUTE
EXECUTE
EXECUTE
Statement
Number
--------1
2
3
Package
Number
------1
1
1
Package
Name
---------------PKGRI001
PKGRI001
PKGRI001
Return
Code
------0
0
0
今回は CA Endevor SCM を実行して以前追加されたインベントリを表示し、
この手順で複数回実行されたプロモーション パッケージを表示すること
をお勧めします。 CA Endevor Quick Edit を使用して、エレメント リストの
作成、マスタ情報の表示、エレメントの参照など、CA Endevor SCM エレメ
ントの機能を試します。 また、キャスト レポートやプロモーション履歴
の表示など、パッケージの表示機能をいくつか試します。
200 インストール ガイド
実装の検証方法
5 - 検証データの削除
ジョブ @JOB1040 は、CA Endevor SCM を実行してテスト プロモーション
パッケージと、そのパッケージに関連するテスト エレメントを削除しま
す。
重要: このジョブは、この時点で実行しても、後日実行してもかまいませ
ん。 このジョブの目的はテストデータを削除することです。 このジョブ
を実行しなくても問題は発生しません。
検証データの削除方法
1. @JOB01040 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
2. ジョブ @JOB01040 をサブミットして実行します。
このジョブに必要な SCL 定義は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメンバ名
SCLPKG4 および SCLACT6 にあります。 このジョブはプロモーション
パッケージと、そのパッケージが使用したエレメントを削除します。
3. このジョブが作成した C1MSGS1 レポートと C1MSGS2 レポートを参照
し、パッケージ アクションが正常に実行されたことを確認します。
例: @JOB1040 の C1MSGS2 サマリ レポート
Action
Name
----------DELETE
ACTION
DELETE
DELETE
DELETE
DELETE
Statement
Number
--------1
ELEMENT
FAPHDR
FAPPAGE
FAPASM01
FAPCOB01
Package
Number
------1
PROC
RC
0000
0000
Package
Name
---------------PKGRI001
Return
Code
------0
NDVR
RC
0000
0000
0000
0000
付録 B: 迅速な実装の使用 201
基本的な実装の完了方法
基本的な実装の完了方法
ライフ サイクルおよびインベントリ構造が正しくセットアップされてい
ることを確認したら、ユーザ固有のインベントリのロードを開始できます。
また、ユーザ自身のシステムを追加してサンドボックス サブシステムを
設定し、開発者が異なるサンドボックスを使用して同時に作業できるよう
にすることもできます。 基本的なセットアップを完了するには、以下の
手順に従います。
1. 新規作成した環境にパイロット アプリケーションをロードします。
2. (オプション)ユーザ固有のシステムを作成します。
3. (オプション)同時開発を可能にするサンドボックス サブシステムを
定義します。
1 - ユーザのインベントリのロード
迅速な実装ライフ サイクルとインベントリ構造が正しくセットアップさ
れていることを確認したら、インベントリ構造にユーザ固有のインベント
リをロードして、CA Endevor SCM の制御下に置くことができます。 イン
ベントリの設定を理解し、必要に応じて、本番 JCL の名前を変更します。
1. ユーザのインベントリの物理的な配置場所と設定を確認します。 この
作業にはインベントリ アナライザを使用できます。
2. ユーザのインベントリを迅速な実装のインベントリ構造にロードしま
す。インベントリ アナライザが生成した SCL と共にロード ユーティリ
ティを使用して、インベントリ メンバを追加できます。 また、CA
Endevor SCM オンライン バッチ パネルを使用して、SCL を生成、サブ
ミットし、インベントリをロードすることもできます。
注: ロード ユーティリティの詳細については、「Utilities Guide」を参
照してください。インベントリ構造の詳細については、「管理ガイド」
を参照してください。 バッチ パネルの詳細については、「ユーザ ガ
イド」を参照してください。
202 インストール ガイド
基本的な実装の完了方法
インベントリ アナライザ
インベントリ アナライザは、コンポーネント ソースと実行ファイルの確
認によってコンポーネントのタイプを判別し、既存ソフトウェア コン
ポーネントを自動的に分類するツールです。
インベントリ アナライザは、既存のソフトウェア コンポーネントを、CA
Endevor SCM のタイプおよびプロセッサ グループに自動的に分類します。
タイプとプロセッサ グループは、DB2 用の JCL または COBOL のような、コ
ンポーネントの物理的な分類です。
インベントリ アナライザには、タイプとプロセッサ グループの標準的な
セットが含まれています。 ユーザが使用するインベントリの命名規則に
従うように、必要に応じて、タイプやプロセッサ グループの名前を変更
できます。
インベントリ アナライザは、ユーザが分析の各部分を選択して確認でき
るように、複数のレポートを生成します。 また、インベントリ アナライ
ザは、ユーザがロード ユーティリティを使用してインベントリの論理構
造にエレメントをロードできるように、SCL を生成します。
注: インベントリ アナライザの詳細については、「Inventory Analyzer
Guide」を参照してください。
実稼働 JCL の変更計画
迅速な実装の手順には、CA Endevor SCM の制御下で実稼働 JCL メンバを追
加する手順が 1 つ含まれています。 これらの JCL メンバで指定されている
ライブラリの名前を、新しい CA Endevor SCM 制御下のライブラリをポイ
ントするように変更する計画を立てる必要がある場合があります。 たと
えば、ロード ライブラリの名前です。
付録 B: 迅速な実装の使用 203
基本的な実装の完了方法
2 - 追加のシステムの作成
この手順はオプションです。 CA によって提供されるジョブを使用して、
迅速な実装のインベントリ構造に追加のシステムを作成することを選択
できます。
追加のシステムを作成する方法
1. APPL@SY2 システムの DEV、QA、および PRD の各環境のベース データ
セットとデルタ データ セットを定義するには、以下の手順に従います。
a. @JOB2070 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
b. ジョブ @JOB2070 をサブミットして実行します。
DEV、QA、および PRD の各環境のベース データ セットとデルタ
データ セットが、APPL@SY2 システムに定義されます。 タイプご
とに 1 つのベース ライブラリ、システムとサブシステムの組み合
わせごとにそれをサポートする 1 つのデルタ ライブラリが定義さ
れます。 IEFBR14 を使用して、これらのデータ セットを定義しま
す。 データ セットの属性は、データ セットに含まれるデータのタ
イプによって異なります。
2. PRD 環境で APPL@SY2 システムのタイプ、プロセッサ グループ、およ
びプロセッサ シンボリックを定義するには、以下の手順に従います。
a. @JOB2150 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
b. ジョブ @JOB2150 をサブミットして実行します。
このジョブで必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメン
バ名 SCLDE23 にあります。 この手順を実行するには、CA Endevor
SCM ソフトウェアを実行します。 タイプ、プロセッサ グループ、
およびプロセッサ シンボリックが、PRD 環境で APPL@SY2 システ
ムに定義されます。
c. このジョブで生成されるレポート C1MSGS1 と C1MSGS2 を表示し
て、アクションが正常に実行されたことを確認します。
3. QA 環境で APPL@SY2 システムのタイプ、プロセッサ グループ、および
プロセッサ シンボリックを定義するには、以下の手順に従います。
a. @JOB2160 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
b. ジョブ @JOB2160 をサブミットして実行します。
204 インストール ガイド
基本的な実装の完了方法
このジョブで必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメン
バ名 SCLDE24 にあります。 この手順を実行するには、CA Endevor
SCM ソフトウェアを実行します。 タイプ、プロセッサ グループ、
およびプロセッサ シンボリックが、QA 環境で APPL@SY2 システム
に定義されます。
c. このジョブで生成されるレポート C1MSGS1 と C1MSGS2 を表示し
て、アクションが正常に実行されたことを確認します。
4. DEV 環境で APPL@SY2 システムのタイプ、プロセッサ グループ、およ
びプロセッサ シンボリックを定義します。
a. @JOB2170 ジョブ カード情報が正しいことを確認します。
b. ジョブ @JOB2170 をサブミットして実行します。
このジョブで必要な SCL 構文は、uprfx.RI.JCLLIB ライブラリのメン
バ名 SCLDE25 にあります。 この手順を実行するには、CA Endevor
SCM ソフトウェアを実行します。 タイプ、プロセッサ グループ、
およびプロセッサ シンボリックが、DEV 環境で APPL@SY2 システ
ムに定義されます。
c. このジョブで生成されるレポート C1MSGS1 と C1MSGS2 を表示し
て、アクションが正常に実行されたことを確認します。
3 - サンドボックス開発
サンドボックス開発を使用すると、同じソフトウェア上で複数のリソース
が同時に作業できます。 これは、並行するプロジェクトで複数のリソー
スが必要なためである場合もありますが、より一般的なのは、プロジェク
トや開発フェーズで発生する変更作業と、本番環境の現行バージョンで発
生した問題に対応するための変更作業とが同時に必要になる場合です。
サンドボックスは分離されたプライベート ワーク エリアで、サブシステ
ムとして機能します。
付録 B: 迅速な実装の使用 205
基本的な実装の完了方法
以下の図は、迅速な実装を使用して設定できるサンドボックスのライフ
サイクルを示しています。 サンドボックスの使用によって、開発者は他
のユーザに影響を与えずに、DEV 環境で作業できます。これらのサブシス
テムで行なった変更は、QA 環境の Stage 1 に統合されます。ステージ間の
矢印は、ステージのマッピングを示します。このマッピングに従って、ソ
フトウェア インベントリはステージ間を移動します。
サンドボックス サブシステムの定義方法
サンドボックスの定義はオプションの作業です。 サンドボックスは、開
発作業を並行して行うために使用します。 このタイプのサブシステムで
は、他のユーザに影響を与えずに、DEV 環境で変更を行うことができます。
これらのサブシステムで行なった変更は、QA 環境の Stage 1 に統合されま
す。 通常、サンドボックス サブシステムは複数作成します。
206 インストール ガイド
基本的な実装の完了方法
推奨されるサンド ボックスの作成方法は 2 つあります。 以下のいずれか
の方法を使用します。
■
提供されているジョブ @JOB2200 および @JOB2210 を使用します。 詳
細については、「提供されているジョブを使用したサンドボックスの
定義 (P. 207)」を参照してください。
■
提供されている GSANDBOX プロセッサを使用します。詳細については、
「提供されているプロセッサ GSANDBOX を使用したサンドボックス
の定義 (P. 209)」を参照してください。 このプロセッサを使用して作
成したサンドボックスは DSANDBOX プロセッサを使用して、簡単に削
除できます。 詳細については、「GSANDBOX を使用して追加したサン
ドボックスの削除 (P. 210)」を参照してください。
提供されているジョブを使用したサンドボックスの定義
迅速な実装サンドボックス ジョブを使用して、サンドボックスを作成で
きます。 後日、追加のサンドボックスを設定することができます。
提供されているジョブを使用してサンドボックス サブシステムを定義する方法
1. 以下の手順を使用して、サンドボックス サブシステム ファイルを定義
します。
a. サンドボックスを 1 つだけ定義する場合、(b) はスキップしてかま
いません。 複数のサンドボックスが必要な場合は、追加する各サ
ンドボックスに対して、@JOB2200 を編集して JCL EXEC ステートメ
ントを追加する必要があります。
■
@JOB2200 メンバを編集します。
■
EXEC ステートメントのペア(STEP0010 と STEP0020)は、DEV
Stage 1 および DEV Stage 2 ロケーションにサンドボックス サブ
システムを 1 つずつ作成します。
付録 B: 迅速な実装の使用 207
基本的な実装の完了方法
■
追加で作成する各サンドボックスについて、この EXEC ステー
トメントのペアを繰り返します。 手順名は順次増加し、
「SUB=」パラメータを追加するサンドボックス名に変更します。
有効な任意のサブシステム名を使用できます。サンドボックス
が特定の開発者によって使用される場合、開発者のユーザ ID
を使用することを推奨します。複数の開発者がサンドボックス
を共有している場合は、そのグループが作業しているプロジェ
クト、機能または CCID などをサンドボックスの名前にします。
■
追加する各サンドボックスについてこの手順を繰り返します。
b. @JOB2200 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
c. ジョブ @JOB2200 をサブミットして実行します。
このジョブは、DEV 環境にある APPL@SYS システム内の SAND@BOX サ
ブシステムにファイルを割り当てます。
2. 以下の手順に従って、DEV 環境内の SAND@BOX サブシステムを定義し
ます。
a. サンドボックスを 1 つだけ定義する場合、(b) はスキップしてかま
いません。 複数のサンドボックスを作成するために @JOB2200 を
変更した場合、追加作成する各サンドボックスについて SCL ステー
トメントを追加するために SCL SCLDE26 メンバを編集する必要が
あります。
■
uprfx.RI.JCLLIB ライブラリにある SCLDE26 メンバを編集します。
■
末尾のピリオドを含む SCL DEFINE ステートメント全体を繰り
返します。 サブシステム名を追加のサンドボックス サブシス
テムに変更します。
■
追加する各サンドボックス サブシステムについてこの手順を
繰り返します。
b. @JOB2210 のジョブ カード情報が正しいことを確認します。
c. ジョブ @JOB2210 をサブミットして実行します。
これは DEV 環境の APPL@SYS システム内の SAND@BOX サブシステム
を定義します。 これらのサブシステムは QA 環境の APPL@SBS サブシ
ステムにマップされます。これは、マップの上部にある次の環境です。
208 インストール ガイド
基本的な実装の完了方法
提供されているプロセッサ GSANDBOX を使用したサンドボックスの定義
提供されているサンドボックス生成プロセッサ GSANDBOX を使用してサ
ンドボックス サブシステムを作成できます。
提供されているプロセッサを使用してサンドボックス サブシステムを定
義するには、APPL@SYS システム内にある APPL@SBS サブシステムの DEV
環境にエレメント タイプ SANDBOX を追加します。これにより、GSANDBOX
プロセッサが起動します。 エレメント名のみがプロセッサで使用され、
新しいサンドボックス サブシステム名となります。エレメントの内容は
使用されません。 必要に応じて、エレメントにコメントや注釈を残すこ
とができます。
GSANDBOX プロセッサは、新しいサブシステムに必要なライブラリを割り
当て、DEV 環境にある APPL@SYS システムにサンドボックス サブシステム
を定義します。 このサブシステムは QA 環境の APPL@SBS サブシステムに
マップされます。これは、マップの上部にある次の環境です。
出荷時の状態では、プロセッサは、APPL@SBS に対して実行される場合と
同じ割り当て方法で、同じベース ファイル、デルタ ファイル、およびプ
ロセッサ出力ファイルを割り当てます(ただし、SANDBOX ベース ライブ
ラリは除きます)。 APPL@SBS の割り当てに何らかの調整を行った場合、
GSANDBOX プロセッサにも同じ調整を行う必要があります。
GSANDBOX は、作成しようとしているサブシステムに含まれる、すべての
エレメントをリストしようと試みます。 サブシステムはまだ存在してい
ないはずなので、このステップは通常失敗します。失敗すると、プロセッ
サはサブシステム ファイルを割り当て、ジョブをインターナル リーダー
にサブミットし、サブシステムを定義します。 エレメントをリストする
ステップが失敗しなかった場合(リターンコードが 12 未満)、プロセッ
サはエラーで終了します。
付録 B: 迅速な実装の使用 209
JCL ライブラリの内容
GSANDBOX を使用して追加したサンドボックスの削除
サンドボックスを削除するプロセッサ DSANDBOX は、タイプが SANDBOX
のエレメントの削除時に呼び出されます。 このプロセッサはサンドボッ
クス サブシステム定義と、GSANDBOX によってサブシステム用に割り当て
られたファイルを削除します。
出荷時の状態では、プロセッサは、APPL@SBS に対して実行される場合と
同じ割り当て方法で、同じベース ファイル、デルタ ファイル、およびプ
ロセッサ出力ファイルを削除します(ただし、SANDBOX ベース ライブラ
リは除きます)。 APPL@SBS の割り当てを調整した場合、GSANDBOX プロ
セッサ と DSANDBOX プロセッサにも同じ調整を行う必要があります(サ
ンドボックス サブシステムの作成と削除にこれらのプロセッサを使用す
る場合)。
DSANDBOX は、サンドボックス サブシステムの Stage 1 および Stage 2 のす
べてのエレメントをリストしようと試みます。 これらの両方のステップ
の実行結果として、リターン コード 4 が返されます。これは、いずれのス
テージにもエレメントが存在しないことを示しています。 その場合、ファ
イルは削除され、ジョブがインターナル リーダーにサブミットされてサ
ブシステム定義が削除されます。 サンドボックス サブシステム内にエレ
メントが存在する場合、プロセッサはエラーで終了します。
JCL ライブラリの内容
迅速な実装のデータ セットで提供されるすべてのメンバについて、次に
説明します。 プライマリ実装ジョブ @@UPDJCL を実行すると、他のすべ
てのメンバがサイト固有のパラメータで更新されます。
プライマリ実装ジョブ
@@UPDJCL
JCL データ セットのすべてのメンバを、データ セット名プレフィック
スに対してクライアントが指定したパラメータおよび CA Endevor SCM
のパラメータと定義によって更新する JCL。
@INDEX
迅速な実装の JCL データ セットに存在するメンバのリスト。 参考資料
として存在します。
210 インストール ガイド
JCL ライブラリの内容
@JOB0010
EA 管理システムのセットアップに必要なすべてのデータ セットを削
除して定義する JCL。
@JOB0020
C1DEFLTS テーブルと ESYMBOLS テーブルをアセンブルおよびリンク
エディットする JCL。 GLBLTYPE グローバル タイプ シーケンス テーブ
ルを PARMLIB に追加します。
@JOB0030
ACM 参照 VSAM ファイルを削除して定義する JCL。
@JOB0040
パッケージ VSAM ファイルを削除して定義する JCL。
@JOB0050
エレメント カタログ VSAM ファイルとエレメント インデックス VSAM
ファイルを削除して定義する JCL。
@JOB0060
環境をセットアップする MCF VSAM ファイルを削除して定義する JCL。
@JOB0070
APPL@SYS の DEV、QA、および PRD の各環境のベース ライブラリを削
除して定義します。
@JOB0080
COMM@SYS の DEV、QA、および PRD の各環境のベース ライブラリを
削除して定義します。
@JOB0100
EA システムを定義します。
@JOB0110
プロセッサを EA システムに追加します。
@JOB0120
タイプ、プロセッサ グループ、およびプロセッサ シンボリックを EA シ
ステムに定義します。
付録 B: 迅速な実装の使用 211
JCL ライブラリの内容
@JOB0130
CA Endevor SCM のテーブルを EA システムに追加します。
@JOB0140
CA Endevor SCM のテーブルを EA システムにプロモートします。
@JOB0145
テーブル ロード モジュールをユーザ CSIQAUTU ライブラリにコピー
します。
@JOB0150
PRD 環境で APPL@SYS システムを定義します。
@JOB0160
QA 環境で APPL@SYS システムを定義します。
@JOB0170
DEV 環境で APPL@SYS システムを定義します。
@JOB0180
PRD 環境で COMM@SYS システムを定義します。
@JOB0190
QA 環境で COMM@SYS システムを定義します。
@JOB0200
DEV 環境で COMM@SYS システムを定義します。
実装確認ジョブ
@JOB1000
セットアップと構成をテストするために APPL@SYS システムにテスト
エレメントを追加します。
@JOB1010
プロモーション パッケージを削除、定義、およびキャストします。
@JOB1020
プロモーション パッケージを実行します。
212 インストール ガイド
JCL ライブラリの内容
@JOB1030
プロモーション パッケージを複数回実行することによって、テスト エ
レメントをライフサイクルに従ってマップ内の最終ロケーションであ
る PRD のステージ 2 まで移動します。
@JOB1040
ライフサイクルの最終ステージからテスト エレメントを削除し、テス
ト パッケージを削除します。
オプション実装ジョブ
@JOB2070
APPL@SY2 の DEV、QA、および PRD の各環境のベース ライブラリを削
除して定義します。
@JOB2150
PRD 環境で APPL@SY2 システムを定義します。
@JOB2160
QA 環境で APPL@SY2 システムを定義します。
@JOB2170
DEV 環境で APPL@SY2 システムを定義します。
@JOB2200
DEV 環境で SAND@BOX サブシステムをセットアップする SAND@BOX
ファイルを割り当てます。
@JOB2210
SAND@BOX サブシステムを定義します。DEFINE SUBSYSTEM SCL ステー
トメントの NEXT SUBSYSTEM は APPL@SBS であることに注意してくだ
さい。
付録 B: 迅速な実装の使用 213
JCL ライブラリの内容
実装後のサンプル ジョブ
注: これらのジョブで使用する CA Endevor SCM ユーティリティの詳細に
ついては、「ユーティリティ ガイド」を参照してください。
@JOB9000
VSAM バックアップおよび CA Endevor SCM の増分バックアップの GDG
ベースを設定します。
@JOB9010
VSAM ファイルを再構成およびバックアップします。
@JOB9020
CA Endevor SCM をフル アンロードします。
@JOB9030
CA Endevor SCM の増分アンロードを実行します。
@JOB9040
CA Endevor SCM GENERATE SCL の再ロードと作成を実行します。
@JOB9050
@JOB9040 で作成した GENERATE SCL を実行します。
@JOB9060
CA Endevor SCM アナライザ ユーティリティを実行します。
@JOB9070
CA Endevor SCM ロード ユーティリティを実行します。
@JOB9080
すべての環境の SCL を構築します。
@JOB9090
すべての環境の APPL@SYS システムの SCL を構築します。
214 インストール ガイド
JCL ライブラリの内容
迅速な実装プロセスにより変更される CA Endevor SCM のテーブル
BC1TNEQU
CA Endevor SCM の外部セキュリティ インターフェース テーブルが含
まれます。
C1DEFLTS
3 つの環境を定義する CA Endevor SCM のデフォルト テーブルが含ま
れます。 このテーブルは、@JOB0020 でアセンブルおよびリンク エ
ディットされます。 このテーブルは、@JOB0130 で EA システムに追加
されます。
C1UEXITS
CA Endevor SCM EXIT テーブルが含まれます。
ENCOPTBL
CA Endevor SCM オプション機能テーブル。このテーブルは、@JOB0130
で EA システムに追加されます。
ENDICNFG
CA Endevor SCM ISPF ダイアログ構成テーブルが含まれます。 このテー
ブルは、@JOB0130 で EA システムに追加されます。
ESMTPTBL
CA Endevor SCM SMTP EMAIL テーブルが含まれます。 このテーブルは、
@JOB0130 で EA システムに追加されます。
ESYMBOLS
CA Endevor SCM のサイト全体のシンボリック テーブルが含まれます。
これは @JOB0020 でアセンブルおよびリンク エディットされます。こ
のテーブルは、@JOB0130 で EA システムに追加されます。
GLBLTYPE
グローバル タイプ シーケンス テーブルが含まれます。 このテーブル
は、@JOB0020 で PARMLIB にコピーされます。 このテーブルは、
@JOB0130 で EA システムに追加されます。
付録 B: 迅速な実装の使用 215
JCL ライブラリの内容
迅速な実装ジョブで参照する SCL 定義と VSAM 定義
SCLACT1
プロセッサを EA システムに追加する SCL が含まれます。 @JOB0110 で
参照します。
SCLACT2
テーブルを EA システムに追加する SCL が含まれます。@JOB0130 で参
照します。
SCLACT3
EA システムのすべてのエレメントをステージ 1 からステージ 2 に移
動する SCL が含まれます。 @JOB0140 で参照します。
SCLACT4
確認エレメントを追加する SCL が含まれます。 @JOB1000 で参照しま
す。
SCLACT5
確認パッケージのエレメントを移動する SCL が含まれます。@JOB1010
で参照します。
SCLACT6
確認エレメントを削除する SCL。 @JOB1040 で参照します。
SCLDEF1
EA システムを定義する SCL。 @JOB0100 で参照します。
SCLDEF2
タイプを EA システムに定義する SCL。 @JOB0120 で参照します。
SCLDEF3
PRD 環境で APPL@SYS システムを定義する SCL。 @JOB0150 で参照しま
す。
SCLDEF4
QA 環境で APPL@SYS システムを定義する SCL。 @JOB0160 で参照しま
す。
216 インストール ガイド
JCL ライブラリの内容
SCLDEF5
DEV 環境で APPL@SYS システムを定義する SCL。 @JOB0170 で参照しま
す。
SCLDEF6
PRD 環境で COMM@SYS システムを定義する SCL。 @JOB0180 で参照し
ます。
SCLDEF7
QA 環境で COMM@SYS システムを定義する SCL。 @JOB0190 で参照し
ます。
SCLDEF8
DEV 環境で COMM@SYS システムを定義する SCL。 @JOB0200 で参照し
ます。
SCLDE23
PRD 環境で 2 つ目のシステムとサブシステムを定義する SCL。
@JOB2150 で参照します。
SCLDE24
QA 環境で 2 つ目のシステムとサブシステムを定義する SCL。
@JOB2160 で参照します。
SCLDE25
DEV 環境で 2 つ目のシステムとサブシステムを定義する SCL。
@JOB2170 で参照します。
SCLDE26
DEV 環境で SAND@BOX サブシステムを定義する SCL。 @JOB2210 で参
照します。
SCLPKG1
確認プロモーション パッケージを削除、定義、およびキャストする SCL。
@JOB1010 で参照します。
SCLPKG2
確認プロモーション パッケージを 1 回実行する SCL。 @JOB1020 で参
照します。
付録 B: 迅速な実装の使用 217
JCL ライブラリの内容
SCLPKG3
確認プロモーション パッケージを複数回実行することによって、テス
ト エレメントをライフサイクルに従って最終ステージである PRD の
ステージ 2 まで移動する SCL。 @JOB1030 で参照します。
SCLPKG4
確認プロモーション パッケージを削除する SCL。 @JOB1040 で参照し
ます。
VSDACMR
ACM ルート VSAM ファイルを削除して定義します。 @JOB0030 で参照
します。
VSDACMX
ACM 相互参照 VSAM ファイルを削除して定義します。 @JOB0030 で参
照します。
VSDEINDX
エレメント インデックス VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0050 で参照します。
VSDELMC
エレメント カタログ VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0050 で参照します。
VSDMCFD1
DEV ステージ 1 の MCF VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0060 で参照します。
VSDMCFD2
DEV ステージ 2 の MCF VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0060 で参照します。
VSDMCFP1
PRD ステージ 1 の MCF VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0060 で参照します。
VSDMCFP2
PRD ステージ 2 の MCF VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0060 で参照します。
218 インストール ガイド
JCL ライブラリの内容
VSDMCFQ1
QA ステージ 1 の MCF VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0060 で参照します。
VSDMCFQ2
QA ステージ 2 の MCF VSAM ファイルを削除して定義します。
@JOB0060 で参照します。
VSDPKG
パッケージ VSAM ファイルを削除して定義します。 @JOB0040 で参照
します。
迅速な実装のデータ セットに含まれる他のメンバ
@JOBDEL
ジョブ @JOB0070、@JOB0080、@JOB2070、および @JOB2200 によって
作成されたファイルをすべて削除します。
重要: @JOBDEL は、迅速な実装を再開し、割り当て済みのファイルを
削除する必要がある場合にのみ実行します。
@JOBDLEA
@JOB0010 によって作成された EA システムのファイルをすべて削除
します。
重要: @JOBDLEA は、迅速な実装を再開し、割り当て済みのファイルを
削除する必要がある場合にのみ実行します。
@JOBDLVS
作成された VSAM ファイルをすべて削除します。
重要: @JOBDLVS は、迅速な実装を再開し、割り当て済みのファイルを
削除する必要がある場合にのみ実行します。
SCMMALEA
EA データ セットの削除と割り当てに使用する JCL プロシージャ。
付録 B: 迅速な実装の使用 219
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ
SCMMALLO
@JOB0070、@JOB0080、@JOB2070、および @JOB2200 が、1 つのステー
ジのファイルを割り当てるために使用する JCL プロシージャ。
SCMMPROC
CA Endevor SCM のすべての手順を @JOB0100 から @JOB0200 までの
ジョブ ストリームで実行する JCL プロシージャ。
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ
迅速な実装プロセスによってセットアップされる定義済み環境には、事前
定義されたタイプ、プロセッサ グループおよびプロセッサが含まれます。
タイプ
以下のタイプがあり、特に指定していない限り、APPL@SYS システムに定
義されます。
ASMPGM
アセンブラ プログラム(EA と APPL@SYS の両方のシステムに定義され
ます)。
ASMMAC
アセンブラ マクロ。
CICS
プログラムとマップ。
CLSTREXX
TSO コマンド、CLIST および REXX プロシージャ。
COBOL
COBOL プログラム。
COBCOPY
COBOL のコピーブック。
DB2
バインドとプログラム。
220 インストール ガイド
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ
JCL
ジョブ ストリーム。
LNK
プログラム リンク デック。
PARM
PARMLIB メンバ(EA システムのみ)
PROCESS
CA Endevor SCM プロセッサ (EA システムのみ)。
SANDBOX
サンドボックスのサブシステム タイプ。
プロセッサ
以下のプロセッサが含まれます。
■
DELACMOP-削除
■
DPDSMBR-削除
■
GASM-生成
■
GASMMAP-生成
■
GCOB-生成
■
GLINK-生成
■
GPDSMBR-生成
■
MPDSMBR-移動
■
DSANDBOX-削除
■
GSANDBOX-生成
付録 B: 迅速な実装の使用 221
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ
プロセッサ グループ
以下のプロセッサ グループが含まれます。
*NOPROC*
プロセッサを必要としないエレメントに使用します。
PROCESS
プロセッサをアセンブルおよびリンク エディットします。 タイプは
PROCESS、システム EA 専用。
■
生成プロセッサ GPPROCSS
■
移動プロセッサ GPPROCSS
■
削除プロセッサ DPPROCSS
LINKRN
CA Endevor SCM テーブルをアセンブルおよびリンク エディットしま
す。EA システムのみです。
■
生成プロセッサ GASM
■
移動プロセッサ *NOPROC*
■
削除プロセッサ DPDSMBR
LOAD
アセンブルとリンク エディットを行います。
■
LET NORENT NOREUS
■
LET RENT REUS (GCOB プロセッサのみ)
生成プロセッサ。
■
GASM (タイプ: ASMPGM)
■
GLINK (タイプ: LNK)
■
GCOB (タイプ: COBOL)
移動プロセッサ-MPDSMBR
削除プロセッサ-DPDSMBR
222 インストール ガイド
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ
LOADRN
アセンブルとリンク エディットを行います。
■
NOLET RENT REUS
生成プロセッサ。
■
GASM (タイプ: ASMPGM)
■
GLINK (タイプ: LNK)
移動プロセッサ-MPDSMBR
削除プロセッサ-DPDSMBR
LOADRNM
アセンブルとリンク エディットを行います。
NOLET RENT REUS
生成プロセッサ。
■
GASM (タイプ: ASMPGM)
■
GLINK (タイプ: LNK)
移動プロセッサ-MPDSMBR
削除プロセッサ-DPDSMBR
LOADRU
アセンブルとリンク エディットを行います。
NOLET NORENT REUS
生成プロセッサ。
■
GASM (タイプ: ASMPGM)
■
GLINK (タイプ: LNK)
移動プロセッサ MPDSMBR
削除プロセッサ DPDSMBR
MAPASM
CICS マップをアセンブルおよびリンク エディットします。
生成プロセッサ-GASMMAP
移動プロセッサ-MPDSMBR
削除プロセッサ-DELACMOP
付録 B: 迅速な実装の使用 223
提供されるタイプ、プロセッサおよびプロセッサ グループ
OBJ
アセンブルのみ。
NORENT NOREUS
生成プロセッサ-GASM
移動プロセッサ-MPDSMBR
削除プロセッサ-DPDSMBR
OBJRN
アセンブルのみ。
RENT REUS
生成プロセッサ-GASM
移動プロセッサ-MPDSMBR
削除プロセッサ-DPDSMBR
SANDBOX
サンドボックス サブシステムを割り当て、定義します。
生成プロセッサ-GSANDBOX
削除プロセッサ-DSANDBOX
移動プロセッサ-MPDSMBR
224 インストール ガイド
付録 C: CA Endevor Quick Edit
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
CA Endevor Quick Edit の実装方法 (P. 225)
CA Endevor Quick Edit の実装方法
CA Endevor SCM がインストールされた後に、以下の手順で、CA Endevor
Quick Edit を実装できます。
1. CA Endevor SCM の Defaults テーブル(C1DEFLTS)を更新します。
2. CA Endevor Quick Edit を ISPF に定義します。
3. (オプション)ENDICNFG を使用して、選択されたフィールドの ISPF パ
ネル デフォルト値を更新します。
4. (オプション)Edit セッション スタートアップ コマンドを書き込みま
す。
5. ENDES000 を確認します。
6. Exit サポートを確認します。
CA Endevor Defaults テーブル(C1DEFLTS)の更新
CA Endevor Quick Edit を有効にするには、CA Endevor SCM の Defaults テーブ
ルを更新、アセンブル、および再リンクする必要があります。 以下のパ
ラメータを確認し更新します。
CA Endevor SCM Defaults テーブルの更新方法
1. TYPE=MAIN マクロの EDITELM パラメータの値として、「Y」を入力し
ます。
EDITELM=Y,
これによって、CA Endevor Quick Edit Option がユーザのサイトで有効に
なります。
付録 C: CA Endevor Quick Edit 225
CA Endevor Quick Edit の実装方法
2. (オプション)ユーザの基本設定を確認し、オプションで以下のパラ
メータを変更します。 これらのオプションは、標準的な CA Endevor
SCM および CA Endevor の Quick Edit の両方に影響します。
MIXEDFMT
CCID、COMMENT、および DESCRIPTION フィールドで、大文字小文
字混在エントリが許可されるかどうかを指定します。
SOFETCH
フェッチされたエレメントがまだ誰にもサインアウトされていな
い場合、そのエレメントをユーザにサインアウトできるかどうか
を指定します。
3. テーブルを再アセンブルしてリンク エディットします。
CA Endevor Quick Edit オプションは有効です。また、テーブルに加えた
他の変更も有効です。
注: Defaults テーブルの詳細については、「管理ガイド」を参照してくだ
さい。
CA Endevor Quick Edit の ISPF への定義
任意の標準的な ISPF 選択メニューから CA Endevor Quick Edit を呼び出すこ
とができます。インストール ファイルで提供されている CLIST を使用しま
す。これは CSIQCLSO 内のメンバ ENDICLS1 です。
CA Endevor Quick Edit の ISPF への定義方法
1. 標準的な SYSPROC DD 連結に割り当てられるデータ セットに CSIQCLSO
内のメンバ ENDICLS1 をコピーします。 ユーザのサイト要件に合わせ
て CLIST を編集します。
注: 詳細については、ファイル「ENDICLS1」を参照してください。
CLIST をユーザのサイトで使用できるようになります。
2. ISPF のプライマリまたはセカンダリ オプション パネルを変更して、CA
Endevor Quick Edit のオプションを含めます。
これによって、CLIST が有効になります。その結果、ISPF 上でこのオプ
ションを選択すると、CA Endevor Quick Edit を開始するために、CLIST が
呼び出されます。
226 インストール ガイド
CA Endevor Quick Edit の実装方法
以下のサンプル パネルで、CA Endevor Quick Edit は有効です。 最初の太字
行は、CA Endevor Quick Edit を選択するためにユーザが入力するオプショ
ンを示します。 2 番目の太字行は、ユーザが定義済みオプションを選択す
ると、CA Endevor Quick Edit CLIST ENDICLS1 が実行される必要があることを
示します。
%---------------------- ISPF/PDF PRIMARY OPTION MENU ---------------------%OPTION ===>_ZCMD +
%
+USERID - &ZUSER
% 0 +ISPF PARMS - Specify terminal and user parameters
+TIME - &ZTIME
% 1 +BROWSE - Display source data or output listings
+TERMINAL - &ZTERM
% 2 +EDIT - Create or change source data
+PF
KEYS - &ZKEYS
% 3 +UTILITIES - Perform utility functions
% 4 +FOREGROUND - Invoke language Processors in foreground
% 5 +BATCH - Submit job for language processing
% 6 +COMMAND - Enter TSO Command, CLIST, or REXX exec
% 7 +DIALOG TEST - Perform dialog testing
% 8 +LM UTILITIES- Perform library administrator utility functions
% 9 +IBM PRODUCTS- Additional IBM program development products
% 10 +SCLM - Software Configuration and Library Manager
% E +Endevor - Endevor Software Management System
% EE +EDIT ELEMENT- Endevor Quick Edit¥line
% C +CHANGES - Display summary of changes for this release
% T +TUTORIAL - Display information about ISPF/PDF
% X +EXIT - Terminate ISPF using log and list defaults
%
+Enter%End+command to terminate ISPF.
)INIT
)PROC
&ZQ = &Z
IF (&ZCMD ¬= ' ')
&ZQ = TRUNC(&ZCMD,'.')
IF (&ZQ = ' ')
.MSG = ISRU000
&ZSEL = TRANS( &ZQ
0,'PANEL(ISPOPTA)'
1,'PGM(ISRBRO) PARM(ISRBRO01)'
2,'PGM(ISREDIT) PARM(P,ISREDM01)'
3,'PANEL(ISRUTIL)'
4,'PANEL(ISRFPA)'
5,'PGM(ISRJB1) PARM(ISRJPA) NOCHECK'
6,'PGM(ISRPTC)'
7,'PGM(ISPYXDR) PARM(ISR) NOCHECK'
8,'PANEL(ISRLPRIM)'
9,'PANEL(ISRDIIS)'
10,'PGM(ISRSCLM) NOCHECK'
E,'CMD(Endevor)'
EE,'CMD(ENDICLS1)'¥line
C,'PGM(ISPTUTOR) PARM(ISR00005)'
T,'PGM(ISPTUTOR) PARM(ISR00000)'
' ',' '
X,'EXIT'
*,'?' )
&ZTRAIL = .TRAIL
)End
付録 C: CA Endevor Quick Edit 227
CA Endevor Quick Edit の実装方法
ISPF デフォルト設定テーブル値の更新
ISPF デフォルト設定テーブル(ENDICNFG)で指定されている、提供された
デフォルト値を変更できます。 このデフォルト値は、CA Endevor SCM の
アクション処理方法、または CA Endevor SCM によって返される選択リス
トに影響を及ぼします。 同じ ISPF デフォルト設定テーブル(ENDICNFG)
は、標準的な CA Endevor SCM および CA Endevor Quick Edit によって使用さ
れます。 ただし、一部のオプションは CA Endevor Quick Edit 固有です。
詳細については、「管理ガイド」で「ISPF ダイアログ オプション設定テー
ブルの使用」の章を参照してください。
ユーザは、自分のユーザ ID で有効なオプションの一部を変更できます。詳
細については、「CA Endevor Quick Edit Option User Guide」で「アクション オ
プションの変更」を参照してください。
ISPF デフォルト設定テーブルの更新方法
1. ISPF 設定テーブル(ENDICNFG)でパラメータを確認し、ユーザのサイ
トに適するように変更します。
a. 以下のパラメータは、CA Endevor Quick Edit の Gnerate 処理に影響
します。
注: ユーザは[アクション オプション]パネル上で、自分のユーザ
ID に対して有効なデフォルト値を変更できます。
GENERATE_ELEMENT
エレメントが、CA Endevor Quick Edit アクション処理の一部とし
て自動的に処理されるかどうかを指定します。
Y – 処理対象のエレメントは生成されます。 これはデフォルト
です。
N – 処理対象のエレメントは生成されません。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM Transfer 処理
にも影響を及ぼします。
228 インストール ガイド
CA Endevor Quick Edit の実装方法
QE_GENERATE_ IN_PLACE
見つかったステージでエレメントが生成されるか、生成される
前にエントリ ステージにコピーされるかどうかを指定します。
Y – エレメントは、それらが見つかるステージで生成されます。
N – エレメントはエントリ ステージにコピーされてから、エン
トリ ステージで生成されます。 これはデフォルトです。
QE_NOSOURCE
GENERATE アクションで NOSOURCE オプションを使用するかど
うかを示します。
Y – Generate アクションのターゲットであるエレメントのソー
スがターゲット ロケーションにない場合、ターゲット ロケー
ションのマップの上部で見つかった最初のエレメントがエレ
メントのソースとして使用され、Generate プロセッサへの入力
になります。しかし、エレメントのソースはマップの上部から
ターゲット ロケーションにフェッチ バックされません。
GENERATE アクションの完了後、GENERATE アクションでコー
ディングされたターゲット ロケーションには GENERATE プロ
セッサによって作成された出力が含まれます。
N – Generate アクションのターゲットであるエレメントのソー
スがターゲット ロケーションにない場合、ターゲット ロケー
ションのマップの上部で見つかった最初のエレメントが、生成
前に、ターゲット ロケーションにコピー バックされます。 こ
れはデフォルトです。
GENERATE_MODE
エレメントがフォアグラウンドまたはバッチで生成されるか
どうかを指定します。
F – Generate 処理はフォアグラウンドで実行されます。 これは
デフォルトです。
B – Generate 処理はバッチで実行されます。
注: GENERATE_MODE=F の場合、QE_AUTOGEN を Y にすること
はできません。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM Generate 処理
にも影響を及ぼします。
付録 C: CA Endevor Quick Edit 229
CA Endevor Quick Edit の実装方法
QE_AUTOGEN
エレメントが追加、更新、または生成される際に、このコンポー
ネント エレメントを使用するエレメントが自動的に生成され
るように指定します。 このオプションは、アクション ADD、
UPDATE および GENERATE のみに適用されます。
注: GENERATE_MODE の値が F の場合、QE_AUTOGEN は Y にはで
きません。
Y – エレメントが Add、Update、または Generate アクションで
使用される場合、このコンポーネント エレメントを使用するす
べてのエレメントが自動的に生成されます。
N – エレメントが Add、Update、または Generate アクションで
使用される場合、このコンポーネント エレメントを使用するす
べてのエレメントは自動的に生成されません。これはデフォル
トです。
b. 以下のパラメータは、CA Endevor Quick Edit の Delete アクション処
理に影響します。
注: ユーザは[アクション オプション]パネル上で、自分のユーザ
ID に対して有効なデフォルト値を変更できます。
COMPONENTS_ONLY
Delete アクションがエレメント コンポーネント リストを削除
するかどうかを指定します。
Y – Delete 処理はエレメント コンポーネント リストを削除し
ます。
N – Delete 処理はエレメント コンポーネント リストおよびエ
レメントを削除します。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM Delete 処理に
も影響を及ぼします。
DELETE_MODE
Delete アクションがフォアグラウンドまたはバッチで実行さ
れるかどうかを指定します。
F – Delete 処理はフォアグラウンドで実行されます。 これはデ
フォルトです。
B – Delete 処理はバッチで実行されます。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM Delete 処理に
も影響を及ぼします。
230 インストール ガイド
CA Endevor Quick Edit の実装方法
c. 以下のパラメータは、CA Endevor Quick Edit の Move アクション処
理に影響します。
注: ユーザは[アクション オプション]パネル上で、自分のユーザ
ID に対して有効なデフォルト値を変更できます。
SYNCHRONIZE
移動または転送処理の一部として同期レベルを作成するかど
うかを指定します。
Y – 非同期条件が存在するロケーションにエレメントが移動さ
れる際に、Move 処理によって同期レベルが作成されます。
N – エレメントの移動時に、Move 処理によって同期レベルが作
成されません。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
WITH_HISTORY
エレメントが履歴付きで移動されるかどうかを指定します。
Y – エレメントを履歴付きで移動します。
N – エレメントを履歴なしで移動します。 これはデフォルトで
す。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
RETAIN_SIGNOUT
エレメントがターゲット ロケーションに移動される際に、ソー
ス ロケーションで CA Endevor SCM がそのエレメントに関連付
けられたサインアウトを保持するかどうかを指定します。
Y – ターゲット ロケーションで、ソース ロケーション サインア
ウトを保持します。
N – ターゲット ロケーションで、ソース ロケーション サインア
ウトを保持しません。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
付録 C: CA Endevor Quick Edit 231
CA Endevor Quick Edit の実装方法
ACKNOWLEDGE_ELEMENT_JUMP
メッセージがジャンプ状況で発行されるかどうかを指定しま
す。 ジャンプ状況が発生するのは、移動中のエレメントのコ
ピーが Move の FROM ロケーションと TO ロケーションの間の
マップされていないステージで見つかる場合です。ジャンプ状
況で、CA Endevor Quick Edit はシステム定義内の REQ ELM JUMP
ACKNOWLEDGEMENT フィールドを検査します。
Y – 移動中にエレメントがジャンプされた場合に、メッセージ
を発行し、それをユーザに通知します。 REQ ELM JUMP
ACKNOWLEDGEMENT のシステム定義設定が Y に設定されてい
る場合、完了する移動アクションに対して、Acknowledge Elm
Jump も Y に設定されている必要があります。
N – 移動中にエレメントがジャンプされる際に、メッセージを
発行しません。 REQ ELM JUMP ACKNOWLEDGEMENT のシステム
定義設定が Y に設定されている場合、移動は完了しません。 こ
れはデフォルトです。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
DELETE_AFTER_MOVE
エレメントの移動後、ソース ロケーションでエレメントが削除
されるかどうかを指定します。
Y – エレメントの移動後、ソース ロケーションでエレメントを
削除します。
N – ソース ロケーションでエレメントを削除しません。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
MOVE_MODE
Move アクションがフォアグラウンドまたはバッチで実行され
るかどうかを指定します。
F – Move 処理はフォアグラウンドで実行されます。 これはデ
フォルトです。
B – Move 処理はバッチで実行されます。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
232 インストール ガイド
CA Endevor Quick Edit の実装方法
d. 以下のパラメータは、返される選択リストに影響します。
注: ユーザは、CA Endevor Quick-Edit パネル上でこれらの値を変更
できます。
QE_BUILD_USING_ MAP
選択リストに含められる環境およびステージを指定します。
Y – 選択リストには、指定された環境が存在するマップ内のす
べてのステージおよび環境のエレメントが含まれます。これは
デフォルトです。
N – 選択リストには、指定された環境のステージ 1 およびス
テージ 2 内のエレメントが含まれます。
QE_RETURN_ FIRST_FOUND
表示にマップで見つかるエレメントの最初のオカレンスのみ
が含められるかどうかを指定します。
Y – リクエストされたエレメントの最初のオカレンスのみが返
されます。 これはデフォルトです。
N – マップ ルートで見つかるリクエストされたエレメントの
すべてのオカレンスが返されます。
付録 C: CA Endevor Quick Edit 233
CA Endevor Quick Edit の実装方法
e. 以下のパラメータは、CA Endevor Quick Edit のサインインおよびサ
インアウト処理に影響します。
注: ユーザはこれらのデフォルトを変更できません。
OVERRIDE_ SIGNOUT
エレメントのサインアウト ステータスをオーバーライドでき
るかどうかを指定します。
Y – エレメントが誰かほかのユーザにサインアウトされている
場合でも、エレメントを取得し、それを自分自身にサインアウ
トさせることができます。
N – エレメントがすでに誰か他のユーザにサインアウトされて
いる場合、そのエレメントを自分にサインアウトすることはで
きません。 これはデフォルトです。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
SIGNIN_MODE
サインイン アクションをフォアグラウンドまたはバッチで実
行するかどうかを指定します。
F – サインイン処理はフォアグラウンドで実行されます。 これ
はデフォルトです。
B – サインイン処理はバッチで実行されます。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
SIGNOUT_MODE
サインアウト アクションをフォアグラウンドまたはバッチで
実行するかどうかを指定します。
F – サインアウト処理はフォアグラウンドで実行されます。 こ
れはデフォルトです。
B – サインアウト処理はバッチで実行されます。
注: このオプションは、標準的な CA Endevor SCM 処理にも影響
を及ぼします。
ISPF 設定テーブルは、ユーザの基本設定で更新されます。
2. テーブルを再アセンブルしてリンク エディットします。
デフォルト フィールド値にユーザの基本設定が設定されます。
234 インストール ガイド
CA Endevor Quick Edit の実装方法
Edit セッション スタートアップ コマンド
CA Endevor Quick Edit スタートアップ コマンド、ENDIEIM1 は、ISPF Edit
Service の Initial Macro コマンドを置換します。このコマンドは、CA Endevor
Quick Edit ではサポートされていません。 このコマンドは、CA Endevor
Quick Edit が Edit Service を呼び出した後に実行されますが、Edit Service は
ISPF Edit パネルが表示される前に実行されます。 すべての ISPF/PDF Edit
Macro サービスが利用できます。
CA Endevor Quick Edit スタートアップ コマンドを使用して、以下を実行し
ます。
■
ユーザ記述 Edit マクロのエイリアスを定義します。
■
エレメント Type に基づいて Edit プロファイルを設定します。 サンプ
ル スタートアップ コマンドには、Edit プロファイル名の設定方法の例
が含まれています。
■
追加の情報メッセージを書き込みます。
■
標準エディタを呼び出さずに、標準ではないエディタ、たとえば SDF2
のエディタを呼び出して、エレメントを変更します。
Edit Session Startup コマンドを作成する方法
Edit session startup コマンドは、REXX または CLIST で作成します。 サンプ
ルの起動コマンドは、インストール ファイルに付属の iprfx.iqual.CSIQCLS0
データ セットで提供されています。
スタートアップ コマンド用の ISPF ダイアログ変数
CA Endevor Quick Edit はスタートアップ コマンドを呼び出す前に、ISPF ダ
イアログ変数セットをプロファイル プールにフィードします。 スタート
アップ コマンドは、必要に応じて、ISPF VGET サービスを使用して、プロ
ファイル プールから変数を取得し、それらを使用します。 スタートアッ
プ コマンドが変数に加えるすべての変更は無視されます。
以下は、利用可能な変数を示します。
ENVBENV
8 文字までの環境を指定します。
ENVBSYS
8 文字までのベース システムを指定します。
付録 C: CA Endevor Quick Edit 235
CA Endevor Quick Edit の実装方法
ENVBSBS
8 文字までのベース サブシステムを指定します。
ENVBTYP
8 文字までのベース タイプを指定します。
ENVBSTGI
1 文字のベース ステージ ID を指定します。
ENVBSTGN
ベース ステージ番号を指定します。 値は 1 または 2 です。
ENVSENV
8 文字までのソース環境を指定します。
ENVSSYS
8 文字までのソース システムを指定します。
ENVSSBS
8 文字までのソース サブシステムを指定します。
ENVSTYP
8 文字までのソース タイプを指定します。
ENVSSTGI
1 文字のソース ステージ ID を指定します。
ENVSSTGN
ソース ステージ番号を指定します。 値は 1 または 2 です。
ENVELM
10 文字までのエレメント名を指定します。
ENVPRGRP
8 文字までのプロセッサ グループを指定します。
ENVCCID
12 文字までの CCID を指定します。
ENVCOM
40 文字までのコメントを指定します。
236 インストール ガイド
CA Endevor Quick Edit の実装方法
ENVOSIGN
サインアウト値を指定します。 有効な値は Y または N です。
ENVGENE
generate エレメント値を指定します。 有効な値は Y または N です。
ENDIEIM1 リターン コード設定
CA Endevor SCM Edit セッション スタートアップ コマンド、ENDIEIM1 は、
特殊なリターン コードを CA Endevor SCM Quick Edit へ返すことができま
す。これには、以下のような影響があります。
■
ENDIEIM1 がリターン コードを 20 に設定すると、CA Endevor Quick-Edit
は Edit セッションに入らず、変更されたソースはエントリ ステージで
保存されます。
■
ENDIEIM1 がリターン コードを 24 に設定すると、CA Endevor Quick-Edit
は Edit セッションに入らず、現在のアクションがキャンセルされます。
■
他のすべてのリターン コードについては、CA Endevor Quick-Edit は、
Edit セッションを開き。エレメントの現在のコピーを表示します。
ENDES000 の確認
CSIQSENU 内のメンバ ENDES000 には、バッチでの Generate Processor 実行
時に、CA Endevor Quick Edit によって使用されるスケルトン SCL が含まれま
す。
注: バッチでの生成の詳細については、「Generate 処理」を参照してくだ
さい。
ENDES000 を確認し、必要に応じて、ユーザのサイト要件に適合するよう
にカスタマイズします。
注: 前のインストール手順で、このメンバに対して更新を行っている可能
性があるので、何も変更する必要がない場合があります。
CONLIB DD DSN=iprfx.iqual.CSIQLOAD,DISP=SHR
iprfx.iqual
C1TPDD01 DD UNIT=tdisk
tdisk
付録 C: CA Endevor Quick Edit 237
CA Endevor Quick Edit の実装方法
C1TPDD02 DD UNIT=tdisk
tdisk
C1TPLSIN DD UNIT=tdisk
tdisk
C1TPLSOU DD UNIT=tdisk
tdisk
CA Endevor SCM Exit サポート
CA Endevor Quick Edit は、以下の CA Endevor SCM Exit ポイントをサポートし
ます。
■
Exit 1 - セキュリティ
■
Exit 2 - Before アクション
■
Exit 3 - After アクション
■
Exit 5 - 初期化
■
Exit 6 - 終了
Exits 5 および 6 の自動実行— CA Endevor Quick Edit より前に Exit 5 が呼び
出され、CA Endevor Quick Edit より後に Exit 6 が呼び出されます。
注: 各 Exit の詳細については、「Exits Guide」を参照してください。
238 インストール ガイド
CA Endevor Quick Edit の実装方法
CA Endevor Quick Edit は、Exit 2 および 3 を以下のように処理します。
Edit (Update)
注: エレメントがターゲット ステージに存在する場合は、Quick Edit は
UPDATE を設定します。 ただし、ターゲット ステージにエレメントが
存在しない場合、Quick Edit は ADD を設定します。
■
Exit 2 は、エレメント フェッチの前に呼び出されます。
■
Exit 3 は、Exit 2 がどのように完了したかに関係なく、アクション後に
呼び出されます。
注: Edit セッション中に Save コマンドを複数回使用すると、保存内容
はすべて 1 つのアクションと考えられます。 Save コマンドは Exit 3 を
呼び出しません。 Exit 3 が呼び出されるのは、ユーザが End または
CANCEL コマンドを使用してアクションを完了する場合のみです。
注: ENCOPTBL オプション EXIT2_FAIL_EXIT3 によって、Exit 2 が失敗した
場合に Exit 3 が呼び出されないように指定します。 詳細については、
「管理ガイド」を参照してください。
Create (Add)
■
Exit 2 は Edit Service を呼び出す前に呼び出されます
■
Exit 3 は、Exit 2 がどのように完了したかに関係なく、アクション後に
呼び出されます。
注: ENCOPTBL オプション EXIT2_FAIL_EXIT3 によって、Exit 2 が失敗した
場合に Exit 3 が呼び出されないように指定します。 詳細については、
「管理ガイド」を参照してください。
Generate (Generate)
■
Exit 2 は Generate Processor を呼び出す前に呼び出されます
■
Exit 3 は、Exit 2 がどのように完了したかに関係なく、アクション後に
呼び出されます。
注: ENCOPTBL オプション EXIT2_FAIL_EXIT3 によって、Exit 2 が失敗した
場合に Exit 3 が呼び出されないように指定します。 詳細については、
「管理ガイド」を参照してください。
付録 C: CA Endevor Quick Edit 239
付録 D: Web サービス
注: 付録「Web サービス」の内容は、シナリオ ベースのナレッジ ドキュ
メント「Web サービスを有効にする方法」に移動されました。これは、「シ
ナリオ ガイド」にあります。
付録 D: Web サービス 241
付録 E: CA Endevor Quick Edit Eclipse-Based
UI
このセクションには、Eclipse-Based UI のソフトウェア要件が、および クラ
イアント コンピュータへの Eclipse-Based UI のインストール方法に関する
手順が含まれています。
Eclipse-Based UI をインストールする前に、Web サービスをインストールし
設定する必要があります。 詳細については、「CA Endevor SCM Web サー
ビス (P. 241)」を参照してください。
Web サービス のインストール プロセスによって、ユーザの Tomcat サーバ
上のフォルダ /Eclipse-BasedUI にある Eclipse-Based UI 更新サイトが自動的
にインストールされます。 Eclipse-Based UI をユーザのクライアント コン
ピュータにインストールする際に、この更新サイトにアクセスします。
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
Eclipse ベースの UI のソフトウェア要件 (P. 243)
クライアント コンピュータへの Eclipse-Based UI のインストール (P. 244)
アーカイブ ファイルからの Eclipse ベースの UI のインストール (P. 246)
ネットワーク接続のプロキシ定義の編集 (P. 247)
Eclipse ベースの UI のソフトウェア要件
以下のソフトウェアが Eclipse-Based UI に必要です。
■
CA Endevor SCM バージョン 16.0.00。
■
CA Endevor Quick Edit バージョン 16.0.00。
■
CA Endevor SCM バージョン 16.0.00 コンポーネント Web サービス。
Web サービス コンポーネントのインストールおよび設定方法の詳細
については、シナリオ ベースのナレッジ ドキュメント「Web サービス
を有効にする方法」を参照してください。これは、「シナリオ ガイド 」
にあります。
付録 E: CA Endevor Quick Edit Eclipse-Based UI 243
クライアント コンピュータへの Eclipse-Based UI のインストール
■
Eclipse ベースの UI をインストールする各クライアント コンピュータ
に、Eclipse Foundation の Eclipse SDK がインストールされている必要が
あります。Eclipse ベースの UI は、Eclipse Foundation の Eclipse SDK 3.6.2
- 4.2.2 で動作が確認されています。
注: Eclipse ベースの UI は、使用している Eclipse SDK をサポートするプ
ラットフォームにインストールできます。
Eclipse SDK には、Eclipse Platform、Java 開発ツールおよび Plug-in
Development Environment が含まれます。これらには、ソース コード、
ユーザ ドキュメント、および開発ドキュメントが含まれています。
Eclipse には Java Runtime Environment(JRE)は含まれません。Eclipse を
実行するためにユーザのマシンにインストールする必要がある JRE ま
たは Java Development Kit(JDK)の適切なバージョンについては、
「http://wiki.eclipse.org/index.php/Eclipse_FAQs」を参照してください。
クライアント コンピュータへの Eclipse-Based UI のインストール
Web サービス のインストール プロセスによって、ユーザの Tomcat サーバ
上のフォルダ /Eclipse-BasedUI にある Eclipse-Based UI 更新サイトが自動的
にインストールされます。 このプロシージャで、更新サイトから
Eclipse-Based UI をユーザのクライアント コンピュータにインストールし
ます。
注: Tomcat サーバからの直接インストールを望まない場合は、
<protocol>//<servername>:<portnumber>/Eclipse-BasedUI/bin から圧縮更新
サイトをダウンロードできます。 この bin ファイルには、Eclipse-Based UI
更新サイトが含まれています。ファイルのダウンロード後、Eclipse Update
Manager を使用して、ローカル/アーカイブ更新サイト リポジトリを定義
できます。
Eclipse Update Manager (Eclipse によって提供される機能)を使用して、ク
ライアント コンピュータに Eclipse-Based UI がインストールされます。
Eclipse Update Manager は組み込みプラグインのインストールおよび更新
マネージャで、インストール処理を簡略化し、これによってユーザは様々
なプラグイン インスタンスを管理できます。
注: ユーザの設定管理の詳細については、Eclipse のヘルプを参照してくだ
さい。
244 インストール ガイド
クライアント コンピュータへの Eclipse-Based UI のインストール
Eclipse 3.6.2 - 4.2.2 で使用するために Eclipse ベースの UI をインストールする
方法
1. Eclipse で、[ヘルプ]、[新規ソフトウェアのインストール ... ]を選
択します。
インストール ウィザードが起動されます。
2. [追加…]をクリックします。
[サイトの追加]ダイアログ ボックスが表示されます。
3. 該当するフィールドに入力し、[OK]をクリックします。
■
[名前]フィールドで、更新サイトの名前を指定します。
■
[ロケーション]フィールドで以下の URL のいずれかを入力し、
[OK]をクリックします。 ユーザの Web サーバが使用しているプ
ロトコルに応じて、URL を入力します。 このデフォルト URL は、
CA Endevor SCM Eclipse-Based UI の CA 更新サイトを参照します。
–
https://<servername>:<portnumber>/Eclipse-BasedUI
–
http://<servername>:<portnumber>/Eclipse-BasedUI
新しい CA Endevor SCM Eclipse-Based UI 更新サイトが利用可能なソフ
トウェア サイトのリストに追加され、更新がないかどうか自動的にス
キャンされます。更新はインストール ウィザードによってリスト表示
されます。
4. Eclipse-Based UI の隣のチェック ボックスをオンにし、[次へ]をク
リックして、Eclipse-Based UI のインストールを続行します。
a. インストールの確認を求めるメッセージが表示されたら、[終了]
をクリックします。
b. Eclipse の再起動を促すメッセージが表示されたら、[はい]をク
リックします。
クライアント コンピュータに Eclipse ベースの UI がインストールされ
ます。 Eclipse が再起動し、Eclipse-Based UI が Eclipse からアクセス可能
になります。
付録 E: CA Endevor Quick Edit Eclipse-Based UI 245
アーカイブ ファイルからの Eclipse ベースの UI のインストール
アーカイブ ファイルからの Eclipse ベースの UI のインストール
Tomcat サーバ上の更新サイトから直接更新する代わりに、更新サイトの
圧縮バージョンをダウンロードできます。 その後、このファイルにアク
セスし、Eclipse ベースの UI をインストールできます。 アーカイブ ファイ
ルを使用するには、以下を実行します。
1. com.ca.endevor_16.0.1.20130916141836.bin.dist.zip ファイルをダウン
ロードします。 この ZIP ファイルには、Eclipse ベースの UI のバージョ
ン 16.0.1.20130916141836 のみが含まれています。
com.ca.endevor_16.0.1.20130916141836.bin.dist.zip を右クリックし、
[Save As]を選択します。
インストールのためにアクセスできるローカルまたはネットワーク上
の場所にこのファイルを保存します。 エンド ユーザは、Eclipse 環境の
ローカル アーカイブ ファイルから Eclipse ベースの UI をインストール
できます。
2. Eclipse ベースの UI をインストールするには、以下の例外を除き、「ク
ライアント コンピュータへの Eclipse ベースの UI のインストール」の
章の手順を完了します。
手順 3 で、更新サイトの URL を設定する代わりに、[Local]または
[Archive]ボタンをクリックし、ダウンロードした更新サイトのアー
カイブの場所に移動します。
–
ZIP ファイルを選択している場合は、[Archive]ボタンを使用しま
す。
–
更新サイトのアーカイブが解凍されている場合は、[Local]ボタ
ンを使用します。
その後、「クライアント コンピュータへの Eclipse ベースの UI のイン
ストール」の章の残りの手順に従います。
246 インストール ガイド
ネットワーク接続のプロキシ定義の編集
ネットワーク接続のプロキシ定義の編集
Eclipse IDE がインターネットに接続し、プロキシ サーバを通過できるよう
にするには、Eclipse プロキシ定義を編集する必要があります。 [Active
Provider]設定では、接続を開始する際に使用するプロファイルを指定し
ます。以下のオプションがあります。
■
[Active Provider]で[Direct]オプションを選択すると、接続はすべ
て、プロキシ サーバを使用せずに開始されます。
■
一部のプラットフォームには[Native]オプションもあり、OS で検出
された設定が使用されます。
■
[Active Provider]で[Manual]オプションを選択すると、ユーザが指
定したプロキシ設定が使用されます。
以下の手順では、[Manual]オプションを使用します。
プロキシ定義を編集する方法
1. Eclipse メイン メニューの[Window]メニューで[Preferences]を選択
します。
[Preferences]ウィンドウが表示されます。
2. [General]ツリーを展開し、[Network Connections]を選択します。
[Network Connections]ウィンドウが表示されます。
3. [Active Provider]ドロップ ダウン リストで[Manual]を選択します。
次に、編集するプロトコル(たとえば HTTP)の行をクリックします。
[Edit]ボタンをクリックします。
選択したプロトコルの[Edit Proxy Entry]ダイアログ ボックスが表示
されます。
付録 E: CA Endevor Quick Edit Eclipse-Based UI 247
ネットワーク接続のプロキシ定義の編集
4. [Host]フィールドと[Port]フィールドに、サイトの該当する情報
を入力します。 認証を必要とする場合、[Requires Authentication]
チェック ボックスをオンにして、[User]フィールドと[Password]
フィールドに入力します。 [OK]をクリックします。
[Edit Proxy Entry]ダイアログ ボックスが閉じて、[Network
Connections]ウィンドウが表示されます。
5. [Apply]をクリックし、[OK]をクリックします。
プロキシ設定が保存され、[Network Connections]ウィンドウが閉じ
ます。
6. Eclipse を再起動します。
プロキシ設定に保存した変更が有効になります。
注: 詳細については、Eclipse IDE のオンライン ヘルプを参照してください。
248 インストール ガイド
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural
Environment
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
CA Endevor Integration for the Natural Environment (P. 249)
概要 (P. 250)
ソフトウェアのインストール方法 (P. 253)
Natural 開発ライフサイクル (P. 269)
サーバ開始 JCL のカスタマイズ (P. 292)
サーバ シャットダウン JCL のカスタマイズ (P. 294)
処理の仕組み (P. 295)
E/Nat から変換する方法 (P. 298)
CA Endevor Integration for the Natural Environment
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment によって、Natural 開
発者は、すべてではないにしろ大部分の CA Endevor SCM タスクを Natural
開発環境から実行できるようになります。 CA Endevor SCM は Natural 用の
バックエンド リポジトリとして使用され、開発者は Natural 環境から変更
パッケージの更新、マイグレーション、および作成さえ行うことができる
ようになります。
この統合ソフトウェアによって、Natural 環境で作業を行うアプリケー
ション開発者は、Natural および Predict オブジェクト(エレメントとして
知られている)に対して CA Endevor SCM アクションを実行できます。
このオプションは、z/OS で、CICS または TSO/ISPF 環境内で、およびバッ
チで実行されます。 このオプションは CA Endevor SCM API を使用して CA
Endevor SCM にアクセスします。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 249
概要
概要
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment を展開するには、展
開したデータ セットを Natural 環境と Adabas 環境にインストールして、
Natural と CA Endevor SCM を構成する必要があります。 これらのタスクは
通常、以下の担当者が実行します。
■
Natural 管理者は、Natural 環境に Natural オブジェクトをインストール
します。
■
Adabas 管理者は、Adabas に Adabas ファイルをインストールします。
■
CA Endevor SCM 管理者は、CA Endevor SCM 環境を構成します。
■
Natural 管理者と CA Endevor SCM 管理者は連携して、Natural ソフト
ウェア ライフサイクルを構成し、ソフトウェア インベントリ要件を
セットアップします。
注: 製品に付属するファイルの詳細については、「コンポーネント (P.
251)」を参照してください。
ハードウェア要件
以下の環境がサポートされます。
■
IBM がサポートする V1.13 までの z/OS
ソフトウェア要件
以下のメインフレーム ソフトウェアが必要です。
■
Adabas v7.4 および Natural v3.1.6 または v4.1。
■
Adabas v8.1 または v8.2、および Natural v4.1、v4.2、または v8.2
■
(オプション) Predict v4.x
■
CA Endevor SCM バージョン 15.0、15.1、または 16。
250 インストール ガイド
概要
リリースの同時使用
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment の複数のリリースが
異なる Natural ライブラリにインストールされている場合、それらのリ
リースを並列実行できます。 アプリケーションの各インスタンスは、固
有の Adabas ファイルを使用する必要があります。
コンポーネント
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment では、以下のコン
ポーネントが提供されます。
■
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment 実行可能ファイ
ル
以下の実行可能ファイルが提供されます。
■
–
Natural 環境における統合ソフトウェアのオンライン インター
フェース。
–
統合ソフトウェアのサーバ。通常は z/OS のスターティッド タスク
として動作し、統合ソフトウェアのオンライン セッションと CA
Endevor SCM API の間のインターフェースとして機能します。
Natural
Natural EINE プログラムは、CA Endevor SCM Integration for the Natural
Environment セッションを開始します。 Natural EINE モジュールは
SYSTEM ライブラリに配置して、ユーザが統合ソフトウェアのメイン
ライブラリにログオンしなくてもセッションを開始できるようにする
必要があります。 このプログラムのソースが提供されるので、統合ソ
フトウェアの並列バージョンを実行できます。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 251
概要
■
Adabas ファイル
以下の Adabas ファイルが提供されます。
–
メッセージ キュー ファイル
このファイルは、統合ソフトウェアのオンライン セッション(メッ
セージ キュー ファイルにリクエストを書き込み、レスポンスを読
み取る)と統合ソフトウェアのサーバ(メッセージ キュー ファイ
ルからリクエストを読み取り、レスポンスを書き込む)の間のメッ
セージ キューとして機能します。 また、管理者が CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment サーバにシャットダウン コ
マンドを発行するための手段にもなります。
–
システム プロファイル ファイル
このファイルは、ユーザ プロファイル データを含む、すべての非
メッセージ システム データのリポジトリとして機能します。
■
CA Endevor SCM プロセッサ テンプレート
以下のプロセッサ テンプレートが提供されます。
■
–
Natural オブジェクト用のセット(生成、移動、および削除)
–
Predict オブジェクト用のセット(生成、移動、および削除)
SCL
提供される SCL をカスタマイズして、CA Endevor SCM に Natural と
Predict の各エレメント タイプを定義し、それらのエレメント タイプに
対してプロセッサ グループとシンボリック変数を定義する必要があ
ります。
■
グローバル タイプ シーケンス タイプ ステートメント
タイプ ステートメントは、サイトのグローバル タイプ シーケンス ス
キームで使用するために提供され、CA Endevor SCM のパッケージと
バッチ プロセスによる Predict ファイル、Natural DDM、および Natural
プログラミング オブジェクトの処理が正しい順序で行われるように
します。
■
$ESYMBOL のサンプルとテンプレート
$ESYMBOL のサンプルとテンプレートは、統合ソフトウェアのサイト
シンボリックを構成する際に使用されます。サイト シンボリックは、
Natural プロセッサと Predict プロセッサで使用されるほか、統合ソフ
トウェアによって JCL を生成(CA Endevor SCM のリクエストの一括サ
ブミット)する際にも使用されます。
252 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
■
サンプル JCL
サンプル JCL は、統合ソフトウェアをインストールし、統合ソフトウェ
アのサーバのインスタンスを(スターティッド タスクとして)構成し、
実行する際に使用されます。
ソフトウェアのインストール方法
CA Endevor SCM で Natural 環境におけるアプリケーション開発の制御を可
能にするには、ユーザの Natural および Adabas 環境に CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment がインストールされ、CA Endevor
SCM が適切に設定される必要があります。 インストールおよび設定プロ
セスには、以下のような手順が含まれます。
1. CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment データ セットを
メインフレームにインストールします。
2. Natural オブジェクトを Natural 環境にインストールします (P. 254)
(Natural 管理者によって実行)。
3. Adabas ファイルを Adabas 環境にインストールします (P. 255)(Adabas
管理者によって実行)。
4. Natural 中核用の NATPARM モジュールを編集、アセンブル、および再
リンクします (P. 257) (Natural 管理者によって実行)。
5. ユーザ Exit をインストールします (Natural 管理者によって実行)。
6. バッチ ジョブ用のデフォルト ジョブ カードを作成します (P. 267)
(CA Endevor SCM 管理者によって実行)。
7. パッケージ実行用のデフォルトの CA Endevor SCM プロシージャを作
成します (P. 268) (CA Endevor SCM 管理者によって実行)。
8. アクション処理用の CA Endevor SCM プロシージャを作成します (P.
268) (CA Endevor SCM 管理者によって実行)。
9. CA Endevor SCM 内で Natural Lifecycle を設定しま (P. 270)す (CA
Endevor SCM 管理者によって実行)。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 253
ソフトウェアのインストール方法
10. Natural Environment サーバ スタートアップ (P. 292)およびシャットダ
ウン (P. 294) タスクの CA Endevor Integration を設定します(Natural 管
理者によって実行)。
11. C1DEFLTS の更新 - CA Endevor Automated Configuration ACM 制御オプ
ション、ASCM= が Defaults テーブル(C1DEFLTS)で Y に設定されてい
ることを確認します。 C1DEFLTS の更新の詳細については、「管理ガイ
ド」で「Defaults テーブルの使用」の章を参照してください(CA Endevor
SCM 管理者によって実行)。
Natural オブジェクトのインストール
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment を有効にするために
は、Natural オブジェクトおよび SYSERR メッセージを Natural 環境にインス
トールする必要があります。Natural 管理者は通常この手順を実行します。
ただし、Natural Security がユーザのサイトにインストールされている場合、
Natural Security 管理者は手順 1 を実行します。
重要: Natural 環境用の CA Endevor Integration の旧バージョンからアップ
グレードしている場合は、NDVJOBCD、NDVPROCP、UEXIT00、UEXIT99(変
更されている場合)、および一時ライブラリに変更されたすべての NAT*
TEXT メンバをコピーします。EINELIB の全メンバは LOADNAT ジョブによっ
て置換されます。
新しいバージョンを現在のバージョンと同時に実行する場合、LOADNAT
JCL で NEWLIBRARY オプションを使用して、EINEVxxx などの EINELIB 以外の
異なるライブラリ名を指定します。
Natural オブジェクトのインストール方法
1. Natural Security(NSC)がユーザのサイトにインストールされる場合は、
EINE アプリケーションを Natural Security に定義します。Natural
Security が定義されない場合は、この手順をスキップし、手順 2 に移動
します。 EINE NATLOAD データ セットには XREF データが含まれないの
で、Predict XREF 機能を OFF に設定して、EINE を定義します (この手順
は Natural Security 管理者によって実行されます)。
これによって、Natural Security は CA Endevor SCM Integration for the
Natural Environment ライブラリを認識できるようになり、CA Endevor
SCM Integration for the Natural Environment 処理が可能になります。
254 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
2. Natural LOADNAT JCL を実行して、CA Endevor SCM Integration for the
Natural Environment プログラムを FUSER ファイルにロードします。
LOADNAT JCL は JCL ライブラリで提供されます。この JCL はそのままで
は実行されず、参照としてのみ提供されます。
LOADNAT JCL は、CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment
プログラムおよび SYSERR メッセージを EINELIB ライブラリにロードし
ます。
注: CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment プログラム
を FUSER ファイルにロードする場合は、オンラインのオブジェクト ハ
ンドラ ユーティリティ(SYSOBJH)も使用できます。 SYSOBJH の詳細
については、「Natural Utilities Guide」を参照してください。
3. EINE プログラムを FUSER SYSTEM ライブラリに コピーして、統合ソフ
トウェアのメイン ライブラリにログオンせずに、ユーザがセッション
を開始できるようにします。
Adabas ファイルのインストール
CA Endevor Integration for the Natural Environment を有効にするには、メッ
セージ キュー ファイルを Adabas にインストールする必要があります。
ユーザが設定した値(ユーザ プロファイル情報)をセッションにまたがっ
て格納するには、システム プロファイル ファイルをインストールする必
要があります。
CA Endevor Integration for the Natural Environment の各インスタンスには、
それぞれ一意のファイル セットが必要です。 Adabas 管理者は、通常、以
下の手順に従ってこれらのファイルをインストールします。
重要: バージョン 12、15.0、または 15.1 からアップグレードする場合は、
EINE メッセージ キュー ファイル(ファイル 125 のみ)を削除し、LOADADA
JCL を使用して、新しいメッセージ キュー ファイルの割り当てとロードを
行う必要があります。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 255
ソフトウェアのインストール方法
Adabas ファイルのインストール方法
1. ユーザ のサイト基準を満たすように、JCL ライブラリで提供されてい
るサンプル LOADADA JCL を編集します。SAGLOAD ライブラリで提供さ
れている ADACMP データ セットを Adabas LOADADA JCL へ直接入力で
きます。
バージョン 12、15.0、または 15.1 からアップグレードする場合は、
LOADADA JCL から LODSYS ステップを削除します。 EINE システム プロ
ファイル ファイル(ファイル 126)を削除して再度割り当てる場合、
システム プロファイル ファイルに格納されているユーザ プロファイ
ル情報は失われます。
注: CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment の実行に使用
される Natural トランザクションは、それらのファイルがインストール
されているデータベースに対して Adabas コマンドが発行可能である
必要があります。
2. (オプション)Adabas Security 機能を使用してファイルをパスワード
保護し暗号化するには、LOADADA JCL を編集します。
3. LOADADA JCL を実行します。
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment モジュールがイ
ンストールされている Adabas データベースに、メッセージ キュー
ファイルおよびシステム プロファイル ファイルが追加されます。
256 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
NATPARM モジュールの編集、アセンブル、および再リンク
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment で使用される各オン
ラインおよびバッチ Natural 中核の NATPARM モジュールを編集します。
通常、Natural 管理者がこのプロシージャを実行します。
NATPARM モジュールの編集、アセンブル、および再リンク方法
1. メッセージ キュー ファイルをサポートするために、NATPARM マクロ
内の最後の行の後、しかし END ステートメントの前にマクロ呼び出し
を挿入します。 使用している Natural のバージョンに応じて、マクロ
の呼び出しをコーディングします。
NTFILE -- NATPARM の Natural 3.1 マクロ呼び出し
Natural 3.1 を使用している場合は、NATPARM に以下のマクロ呼び出し
を挿入します。 このキーワードの形式は以下のとおりです。
NTFILE ID=125,DBID=daa,FNR=faa,PASSW=password,CIPH=cipher-key
ID=125
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environmen によって内部
的に使用されるファイル ID を定義します。 これは、データベース
上のファイル番号が 125 のファイルに影響しません。
DBID=daa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
Adabas DBID を定義します。
FNR=faa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
ファイル番号を定義します。
PASSW=password
(オプション)Adabas セキュリティ パスワード。
CIPH=cipher-key
(オプション)Adabas セキュリティ暗号キー。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 257
ソフトウェアのインストール方法
NTLFILE -- NATPARM の Natural 4.x マクロ呼び出し
Natural 4.x を使用している場合は、以下のマクロ呼び出しを挿入しま
す。 このキーワードの形式は以下のとおりです。
NTLFILE 125,daa,faa,password,cipher-key
125
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environmen によって内部
的に使用されるファイル ID を定義します。 これは、データベース
上のファイル番号が 125 のファイルに影響しません。
daa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
Adabas DBID を定義します。
faa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
ファイル番号を定義します。
password
(オプション)Adabas セキュリティ パスワード。
cipher-key
(オプション)Adabas セキュリティ暗号キー。
258 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
2. システム プロファイル ファイルをサポートするために、NATPARM マ
クロ内の最後の行の後、しかし END ステートメントの前にマクロ呼び
出しを挿入します。 使用している Natural のバージョンに応じて、マ
クロの呼び出しをコーディングします。
NATPARM の NTFILE_Natural 3.1 マクロ呼び出し
Natural 3.1 を使用している場合は、NATPARM に以下のマクロ呼び出し
を挿入します。 このキーワードの形式は以下のとおりです。
NTFILE ID=126,DBID=daa,FNR=faa,PASSW=password,CIPH=cipher-key
ID=126
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environmen によって内部
的に使用されるファイル ID を定義します。 これは、データベース
上のファイル番号が 126 のファイルに影響しません。
DBID=daa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
Adabas DBID を定義します。
FNR=faa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
ファイル番号を定義します。
PASSW=password
(オプション)Adabas セキュリティ パスワード。
CIPH=cipher-key
(オプション)Adabas セキュリティ暗号キー。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 259
ソフトウェアのインストール方法
NTLFILE -- NATPARM の Natural 4.x マクロ呼び出し
Natural 4.x を使用している場合は、以下のマクロ呼び出しを挿入しま
す。 このキーワードの形式は以下のとおりです。
NTLFILE 126,daa,faa,password,cipher-key
126
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environmen によって内部
的に使用されるファイル ID を定義します。 これは、データベース
上のファイル番号が 126 のファイルに影響しません。
daa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
Adabas DBID を定義します。
faa
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment ファイルの
ファイル番号を定義します。
password
(オプション)Adabas セキュリティ パスワード。
cipher-key
(オプション)Adabas セキュリティ暗号キー。
3. ローカル バッファ プールを使用する場合は、システム オブジェクト
ハンドラ(SYSOBJH)Natural ユーティリティに使用される Natural バッ
ファ プールのサイズが、5120 以上に設定されていることを確認します。
バッファ プールのサイズは、NATPARM の TYPE=NAT NTBPI マクロの
SIZE パラメータで設定され、CA Endevor Integration for the Natural
Environment サーバに使用されます(例: NTBPI
TYPE=NAT,SEQ=0,SIZE=5120)。 バッファ プールのサイズが十分でない
と、ADD または RETRIEVE アクションの実行時に、NAT0777 エラーが発
生する可能性があります。
4. 変更された場合は、標準的な NATPARM アセンブリ プロシージャを使
用して、NATPARM モジュールをアセンブルします。
アセンブリは条件コード 0 を受信する必要があります。
5. 変更された NATPARM モジュールを再リンクします。 Natural をリンク
するために使用される標準的な JCL に変更は必要ありません。また、
追加の INCLUDE ステートメントも必要ありません。 必要な場合、CICS
または COM-PLETE 領域をリサイクルして、新規 Natural 実行可能モ
ジュールを常駐としてロードします。
260 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
ユーザ EXIT のインストール
Software AG によって提供される特定のユーザ EXIT が必要です。 さらに、
オプションの EXIT が提供され、それによってセキュリティおよび EXIT プ
ロシージャをカスタマイズできます。
通常、Natural 管理者がこのプロシージャを実行します。
ユーザ EXIT のインストール方法
1. 以下の Natural オブジェクトのオブジェクト コードを、SYSEXT ライブ
ラリから SYSTEM ライブラリまたは EINELIB ライブラリのいずれかに
コピーします(CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment が
ロードされた Natural 環境で)。 Software AG で提供されている以下の
ユーザ EXIT は必須で、SYSTEM ライブラリまたは EINELIB ライブラリの
いずれかに存在する必要があります。
USR0050N USR0210N USR0320N USR0420N USR1033N
USR1043N USR1051N USR1054N USR1055N USR1056N
USR1057N USR2004N USR2014N USR2018N USR2019N
USR2027N USR3013N
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 261
ソフトウェアのインストール方法
2. (オプション)Initialization Exit を変更します。CA Endevor Integration for
the Natural Environment の Initialization Exit(UEXIT00)は、EINE Natural ア
プリケーションの構成オプションを制御するために使用されます。
Initialization Exit は、Natural コマンド プロンプトからの CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment セッションの呼び出しに引き続
き、すぐに(フェッチによって)呼び出されます。
EINELIB Natural ライブラリにログオンして UEXIT00 を変更し、サイトの
要件に応じて UEXIT00 を更新し、STOW コマンドを発行します。 変更
が完了して STOW で EXIT を実行した後は、EINE サーバのシャットダウ
ンおよび再起動が必要です。
注: バージョン 15.0 またはリリース 15.1 からアップグレードしてい
て、現在の UEXIT00 を一時 Natural ライブラリへ保存した場合、それを
バージョン 16.0 UEXIT00 を更新するためのモデルとして使用できます。
UEXIT00 に以下の変更を加えることができます。
a. セキュリティ確認を追加して、セッションがユーザ EXIT モジュー
ル内部から終了できるようにします。
b. デフォルト値を変更する場合は、以下の変数の値を変更します。
+UEXIT00-RJE-GEN-USERID-PASSWORD
RJE を使用して、サブミットされるジョブのジョブ カードの一
部として USERID= および PASSWORD= を含めるかどうか EINE
に指示するのに使用する論理変数を定義します。
有効な値は TRUE または FALSE です。 デフォルトはTRUE です。
+EINE-TIMEOUT-INTERVAL-SERVER
サーバがリクエストの処理を開始するまでの待機時間の制限
を定義します。これは、サーバがキューに格納されているリク
エストの処理を開始するのを許可されている時間(分単位)で
す。この時間が経過すると、制御はユーザに返されます。 ユー
ザは、リクエストを待機するか、EINE に戻るか選択できます。
この値のタイムアウトは、追加のサーバが必要な場合があるこ
とを示すことがあります。
有効な値は 10 から 180 秒までです。 値がこの範囲外に設定さ
れる場合、デフォルト値が使用されます。 デフォルトは 30 秒
です。
262 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
+EINE-TIMEOUT-INTERVAL-API
API がサーバからのリクエストを処理する必要がある待機時間
の制限を定義します。これは、リクエストを処理するために API
に与えられた時間(秒単位)です。この時間を経過すると、処
理がユーザに返されます。ユーザは、リクエストの完了を待機
するか、EINE に戻るか選択できます。
有効な値は 10 から 180 秒までです。 値がこの範囲外に設定さ
れる場合、デフォルト値が使用されます。 デフォルトは 30 秒
です。
+EINE-TIMEOUT-INTERVAL-PWD
ユーザ パスワードのタイムアウト間隔を定義します。値に「0」
を指定すると、ログオンするたびに、パスワードの入力を促す
メッセージが表示されます。 値が 0 より大きい場合、タイムア
ウト間隔が期限切れになるまで、新規セッションのたびにパス
ワードの再入力を促すメッセージは表示されません。暗号化さ
れたパスワードは、User Profile レコードに格納され、EINE への
アクセスを確認するためにユーザ ID と共に使用されます。 ロ
グオンが失敗すると、ログオン ウィンドウが再び開きます。
有効な値は 0 から 999999 です。 値は分単位で定義されます
(1440 = 1 日、10080 = 1 週間、525600 = 1 年)。 デフォルトは
0(ゼロ)です。EINE を入力するとすぐに、ユーザは強制的に
ログオンされます。
+EINE-CLEANUP-LATENCY-MINUTES
メッセージ キュー ファイル上にあるリクエストが削除される
までの時間(分単位)を定義します。
すべての正の値が有効です。 デフォルトは 240 分(4 時間)で
す。
+EINE-MAX-ADD-RETRIEVE-PER-JOB
EINE アプリケーションによってサブミットされる 1 つのバッ
チ ジョブによって処理される、Add または Retrieve アクション
の最大数を定義します。 リクエスト数がこの数を超える場合、
複数のジョブがサブミットされます。
有効な値は 1 から 240 です。 デフォルトは 240 です。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 263
ソフトウェアのインストール方法
+EINE-STARTUP-CMD
EINE アプリケーションを起動するために使用する EINE プログ
ラムの名前を定義します。
デフォルトは EINE です。
+EINE-INSTALL-LIBRARY
EINE 実行可能ファイルのインストール先の、Natural ライブラ
リの名前を定義します。
デフォルトは EINELIB です。
+EINE-SCL-LIBRARY
SCL Text Object が保存される Natural ライブラリの名前を定義
します。
デフォルトは EINESCL です。
+EINE-SYSTRANS-SYSOBJH
Natural ライブラリから Natural オブジェクトをロードおよびア
ンロードするために使用する Natural ユーティリティ プログラ
ムを定義します。
有効な値は以下のとおりです。
O - Natural オブジェクトがアンロードされ、CA Endevor SCM メ
タデータ ファイルに格納される場合、Natural の行番号が含ま
れる SYSOBJH Internal 形式を指定します。 これはデフォルトで
す。
T - SYSTRANS を指定します。 SYSTRANS ユーティリティは、
Natural v8.2 以降ではサポートされていません。 SYSTRANS を使
用している場合は、SYSOBJH Transfer 形式に切り替えます。
+EINE-DFLT-SIGNOUT
Retrieve アクションのデフォルトの Signout Element アクション
オプション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルトは N です。
+EINE-DFLT-REPLACE
Retrieve アクションのデフォルトの Replace if Present アクショ
ン オプション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルト値は Y です。
264 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
+EINE-DFLT-GENERATE
Add および Transfer アクションのデフォルトの Generate
Element アクション オプション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルト値は Y です。
+EINE-DFLT-UPDATE
Add アクションのデフォルトの Update if Present アクション オ
プション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルト値は Y です。
+EINE-DFLT-W-HIST
Move および Transfer アクションのデフォルトの With History
アクション オプション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルトは N です。
+EINE-DFLT-RET-SIGNOUT
Move および Transfer アクションのデフォルトの Retain Signout
アクション オプション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルトは N です。
+EINE-DFLT-ACK-JUMP
Move アクションのデフォルトの Acknowledge Jump アクショ
ン オプション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルトは N です。
+EINE-DFLT-DEL-FROM
Move および Transfer アクションのデフォルトの Delete from
Element アクション オプション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルト値は Y です。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 265
ソフトウェアのインストール方法
+EINE-DFLT-COPYBACK
Generate アクションのデフォルトの Copyback アクション オプ
ション値を定義します。
有効な値は Y または N です。 デフォルトは N です。
注: +EINE-DFLT-xxxxxx パラメータは、CA Endevor SCM アクション オ
プション(Signout Element、Replace if Present、Generate Element、
Update if Present、With History、Retain Signout、Acknowledge Jump、
Delete 'From' Element、および Copyback)の前景およびバッチ処理
画面に表示されるサイト固有のデフォルト値を設定するために使
用します。 EINE の処理画面でこれらのアクション オプション値の
いずれかを変更すると、ユーザが指定した値がユーザのシステム
プロファイル レコードに保持されます。次にアクション オプショ
ンが表示されるときに、その保持された値が使用されます。
3. (オプション) CA Endevor Integration for the Natural Environment の
Termination Exit (UEXIT99)を変更し、代替または追加のサイト固有の
EXIT プロシージャを追加します。 Termination Exit、UEXIT99 が(フェッ
チによって)呼び出されるのは、ユーザのセッション終了時です。 デ
フォルトでは、このユーザ EXIT プログラムはリターン コマンドをス
タックして、ユーザがセッションの開始元のライブラリに返されるの
に備えます。
EINELIB Natural ライブラリにログオンして UEXIT99 を変更し、サイトの
要件に応じて UEXIT99 を更新し、STOW コマンドを発行します。 変更
が完了して STOW で EXIT を実行した後は、EINE サーバのシャットダウ
ンおよび再起動が必要です。
注: バージョン 15.0 またはリリース 15.1 からアップグレードしてい
て、現在の UEXIT99 を一時 Natural ライブラリへ保存した場合、それを
バージョン 16.0 UEXIT99 を更新するためのモデルとして使用できます。
266 インストール ガイド
ソフトウェアのインストール方法
バッチ リクエスト用のデフォルト ジョブ カードの作成
Batch Job Submittal ウィンドウで、最初の表示用にデフォルトのジョブ
カードを作成できます。 ユーザがジョブ カード情報を変更した後、それ
はそのユーザのシステム プロファイル ファイルに保持されます。
注: バージョン 15.0 またはリリース 15.1 からアップグレードしていて、
NDVJOBCD を一時 Natural ライブラリへ保存した場合、それをバージョン
16.0 の NDVJOBCD を更新するためのモデルとして使用できます。
バッチ リクエスト用のデフォルト ジョブ カードの作成方法
1. EINELIB Natural ライブラリにログオンします。
2. ジョブ カード レイアウトのために、ユーザの一般的なサイト基準と一
致するように、テキスト モジュール NDVJOBCD を変更します。 CA
Endevor SCM Integration for the Natural Environment からバッチ ジョブ
をサブミットする際に使用されるデフォルト ジョブ カードとして、最
大 3 行を含めます。
注: NDVJOBCD には値 #USERID、#USER7、またはその両方が含まれます。
#USERID は、サブミットするユーザのユーザ ID に自動的に置換されま
す。これは、Natural システム変数 *USER です。 #USERID7 は、サブミッ
トするユーザのユーザ ID の最初の 7 文字に自動的に置換されます。デ
フォルト ジョブ カード レイアウトでは、これらの代替値 #USERID お
よび #USER7 の後にオプションでピリオドが続く場合があります。
デフォルト ジョブ カードは、テキスト モジュール NDVJOBCD の最初
の 3 行から読み取られます。
3. テキスト モジュールを保存します。 バッチ リクエストをサブミット
する際に、テキスト モジュール NDVJOBCD はデフォルト ジョブ カー
ドとして使用されます。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 267
ソフトウェアのインストール方法
パッケージ実行用のデフォルトの CA Endevor SCM プロシージャの作成
この CA Endevor SCM 手順は、パッケージ実行に必要な JCL の作成に使用さ
れます。
注: バージョン 15.0 またはリリース 15.1 からアップグレードしていて、
NDVPROCP を一時 Natural ライブラリへ保存した場合、それをバージョン
16.0 の NDVPROCP を更新するためのモデルとして使用できます。
パッケージ実行用のデフォルトの CA Endevor SCM プロシージャの作成方法
1. EINELIB Natural ライブラリにログオンします。
2. パッケージ実行とテキストモジュール保存のために、ユーザの一般的
なサイト基準と一致するように、テキスト モジュール NDVPROCP を変
更します。
テキスト モジュール NDVPROCP は、パッケージ実行用のデフォルトの
JCL の作成に利用できます。
アクション処理用の CA Endevor SCM プロシージャの作成
CA Endevor SCM プロシージャは、CA Endevor SCM のアクション処理を実行
するために必要です。 このプロシージャがまだカスタマイズされていな
いサイトでは、以下の手順に従って、プロシージャを作成します。
1. ENDEVOR プロシージャをカスタマイズします。 サンプルの ENDEVOR
プロシージャは、CA Endevor SCM ファイルと共に提供される CSIQJCL
ライブラリにあります。
2. 変更したプロシージャを、JES に定義されている PROCLIB にコピーしま
す。
3. ENDEVOR メンバ名を変更した場合、EINELIB Natural ライブラリのテキ
スト モジュール NDVSTEP を更新する必要があります。 この操作を行
うには、以下の手順を実行してください。
a. EINELIB Natural ライブラリにログオンします。
b. テキスト モジュール NDVSTEP を変更して、EXEC ステートメント内
の PROCNAME 値を、新しいプロシージャ名を反映するように更新
します。
c. テキスト モジュールを保存します。
268 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
Natural 開発ライフサイクル
Natural 管理者と CA Endevor SCM 管理者は、連携して Natural ライフサイク
ルを設計し、実装する必要があります。 このタスクには、Natural 開発ラ
イフサイクルとエレメント分類スキームを実装し、CA Endevor SCM に物理
データ セットを定義して、CA Endevor SCM で Natural 開発プロセスを管理
できるようにするための手順が含まれます。 CA Endevor SCM は、サイト
に実装されている論理構造に従って、Natural オブジェクト(またはエレ
メント)を識別します。 すべてのエレメントは、環境、ステージ、シス
テム、サブシステム、タイプ、およびエレメント名で構成される完全修飾
名により識別されます。 各エレメントは、以下の項目によって定義され
ます。
■
ソフトウェア ライフサイクルでの位置。エレメントが置かれた環境と
ステージによって決まります。 アプリケーションが変更されると、エ
レメントがソフトウェア開発ライフサイクル内で移動します。これら
のエレメントは、そのときどきで、別々の機能ロケーションに存在す
る可能性があります。 機能エリア(テスト、QA、実稼働、バックアッ
プなど)は、環境とステージの組み合わせとして定義されます。 エレ
メントのロケーションは、エレメントの ID の一部に含まれます。
■
インベントリの分類。 エレメントが関連付けられているシステム、サ
ブシステム、およびタイプによって決まります。
論理構造をサポートする物理データ セット構造をサイトにセットアップ
する必要があります。 サイトの論理構造または物理構造の定義の詳細に
ついては、「CA Endevor Software Change Manager 管理ガイド」を参照して
ください。
注: ライフサイクルの概念の詳細については、「ユーザ ガイド」の
「Understanding the Software」の章の「A Typical Software Lifecycle」を参照
してください。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 269
Natural 開発ライフサイクル
CA Endevor SCM で Natural ライフサイクルを構成する方法
CA Endevor SCM を構成して、Natural 開発プロセスを制御できるようにす
る必要があります。 Natural 管理者と CA Endevor SCM 管理者は、連携して
このタスクを完了する必要があります。 Natural 開発を制御できるように
CA Endevor SCM を構成するには、以下の手順に従います。以下の手順は、
CA Endevor SCM がすでにサイトにセットアップされていることを前提と
しています。 まだセットアップされていない場合は、「CA Endevor
Software Change Manager 実装ガイド」と「CA Endevor Software Change
Manager 管理ガイド」で説明されているその他の構成要件を参照してくだ
さい。
1. CA Endevor SCM の制御下に置く Natural コードの開発ライフサイクル
のステージを特定します。
2. ステージを環境にグループ化します。環境ごとに 2 つのステージ、ス
テージごとに 1 つの VSAM マスタ制御ファイルがあります。
3. C1DEFLTS テーブルでステージをマッピングすることによって、インベ
ントリがライフサイクル内を移動するプロモーション ルートを定義
します。
4. CA Endevor SCM ライブラリを作成します。 「CA Endevor SCM のベース
ライブラリ、デルタ ライブラリ、およびリスト ライブラリを作成する
方法 (P. 272)」を参照してください。
5. オプション機能テーブル(ENCOPTBL)を更新し、CA Endevor Integration
for the Natural Environment オプションを有効にします。 詳細について
は、「ENCOPTBL の編集、再アセンブル、および再リンク (P. 273)」を
参照してください。
6. サイト シンボリックを定義します。
a. サイト シンボリックを定義して、CA Endevor SCM の各ステージを
特定の FUSER/FDIC の組み合わせに関連付けます。 提供されるサン
プル JCL SITESYME (一連の定義例が提供されている)または
SITESYMT (定義のテンプレート)のどちらかを使用できます。 詳
細については、「CA Endevor SCM の各ステージと Natural の特定の
FUSER/FDIC の組み合わせの関連付け (P. 275)」を参照してください。
b. サイト シンボリックを定義して、Natural ライブラリを CA Endevor
SCM ロケーションに関連付けます。 詳細については、「Natural ラ
イブラリを CA Endevor SCM のインベントリ ロケーションに関連
付ける方法 (P. 278)」を参照してください。
270 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
7. C1DEFLTS のアセンブルとリンク、Symbols テーブルのアセンブルとリ
ンク、および CA Endevor SCM VSAM マスタ制御ファイルの割り当てを
実行することによって、環境をセットアップします。
8. システムを定義します。 Natural アプリケーションを会計アプリケー
ション、税務アプリケーションなどの機能グループに分類します。 機
能グループごとにシステムを定義し、各システムを、それを使用する
予定の各環境に定義します。 環境内の 2 つのステージで、システムご
とにプロセッサ ロード ライブラリとプロセッサ リスト ライブラリを
定義します。 これらのライブラリは、システム間および環境間で共有
できます。
9. ステージごとにプロセッサ ロード ライブラリを 1 つとプロセッサ リ
スト ライブラリを 1 つ割り当てます。 プロセッサ ロード ライブラリ
とプロセッサ リスト ライブラリの割り当ての詳細については、「CA
Endevor Software Change Manager 管理ガイド」を参照してください。
10. サブシステムを定義します。 CA Endevor SCM で管理する Natural ライ
ブラリと Predict ファイルを決定します。各システムに尐なくとも 1 つ
のサブシステムが存在するように、各 Natural ライブラリにサブシステ
ムを 1 つ定義します。 たとえば、会計システムに、買掛金(ACTTPAY)
サブシステムと売掛金(ACTTREC)サブシステムを定義できます。
11. CA Endevor SCM インベントリとタイプ PROCESS を作成します。システ
ム、サブシステム、およびタイプ PROCESS を定義するバッチ ジョブを
作成します。
12. Processor Template データ セットで提供されるサンプル プロセッサを
編集します。 サンプル JCL の DEFPROC を使用して、プロセッサを CA
Endevor SCM に追加します。 プロセッサのインストールの詳細につい
ては、「プロセッサのインストール (P. 284)」を参照してください。
13. タイプとプロセッサ グループの定義を編集し、サンプル JCL の
DEFTYPE を使用して CA Endevor SCM に作成します。 詳細については、
「Natural と Predict のタイプの定義 (P. 287)」を参照してください。
14. グローバル タイプ シーケンスを有効にして、タイプを処理するシーケ
ンスを定義します。 提供される JCL メンバ ETYPESEQ を使用して、
Natural のタイプに順序を付ける必要があります。 詳細については、
「グローバル タイプ シーケンスの有効化」を参照してください。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 271
Natural 開発ライフサイクル
CA Endevor SCM のベース ライブラリ、デルタ ライブラリ、およびリスト ライブラリを作成する方法
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment のインベントリ構造
を実装するには、ベース ライブラリ、デルタ ライブラリ、およびリスト ラ
イブラリを定義して、割り当てる必要があります。 CA Endevor SCM の実
行中は、ベース ライブラリ、デルタ ライブラリ、およびプロセッサ ロー
ド ライブラリとプロセッサ リスト ライブラリを使用します。ベース ライ
ブラリは、エレメントの元のソース バージョンまたは現在のソース バー
ジョンを保存します。デルタ ライブラリは、エレメントの複数のソース レ
ベル間の違いをトラッキングします。 システムに定義されたプロセッサ
ロード ライブラリとプロセッサ リスト ライブラリには、プロセッサ(ロー
ド)の実行可能ファイル形式と各プロセッサのコンパイルの実行リストが
保持されます。 ライブラリは複数存在できます。通常、ステージごとに
ライブラリ 1 セットが存在します。 ベース ライブラリ、デルタ ライブラ
リ、およびリスト ライブラリの詳細については、「CA Endevor Software
Change Manager 管理ガイド」を参照してください。CA Endevor SCM のベー
ス ライブラリ、デルタ ライブラリ、およびリスト ライブラリを作成する
には、以下の手順に従います。
1. Natural のエレメント タイプに対応する CA Endevor SCM のベース ライ
ブラリとデルタ ライブラリに、データ セットを割り当てます。 PDS
データ セットを、RECFM 値を VB、LRECL 値を 256 以上として定義しま
す。 サイトの命名規則を使用していることを確認します。 すべての
Natural のエレメント タイプで、1 組のベース ライブラリとデルタ ラ
イブラリを共有できます。
2. CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment を使用して
Predict のタイプを管理している場合は、Predict のエレメント タイプに
対応する CA Endevor SCM のベース ライブラリとデルタ ライブラリに、
データ セットを割り当てます。サイトの命名規則を使用していること
を確認します。 PDS データ セットを、RECFM 値を VB、LRECL 値を 1796
以上として定義します。すべての Predict のエレメント タイプで、1 組
のベース ライブラリとデルタ ライブラリを共有できます。
3. リスト ライブラリを割り当てます。サイトの命名規則を使用している
ことを確認します。 Natural エレメントと Predict エレメントには、他
のエレメント タイプにすでに定義されているリスト ライブラリを使
用することも、個別のリスト ライブラリを定義することもできます。
CA Endevor SCM の特定のステージでは、すべての Natural エレメントと
Predict エレメントで同じリスト ライブラリを使用することをお勧め
します。
272 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
ENCOPTBL の編集、再アセンブル、および再リンク
CA Endevor Integration for the Natural Environment を有効にするには、オプ
ション機能テーブル(ENCOPTBL)を編集する必要があります。 配布時に
は、このオプションは無効になっています。
以下の手順に従います。
1. サイトで使用されている ENCOPTBL を見つけます。 このテーブルは
iprfx.iqual.CSIQSRC ライブラリにあります。 サイトで使用されている
テーブルを確認するには、OPTTBL= パラメータを使用してテーブルが
すでに定義されている、サイトの C1DEFLTS テーブルを参照します。
2. ENCOPTBL の ENHOPT EINE_ACTIVE=ON の行を検索し、コメントを解除
します。 テーブルでこのオプションを検索するには、コマンド ライン
に移動し、「F 'EINE_ACTIVE'」と入力して、Enter キーを押します。
3. 製品と一緒に配布された iprfx.iqual.CSIQJCL ライブラリの JCL メンバ
BC1JTABL を使用し、ENCOPTBL を再アセンブルおよび再リンクします。
ENHOPT_EINE ACTIVE パラメータがサイトの ENCOPTBL で有効になりま
す。これは、CA Endevor Integration for the Natural Environment オプショ
ンを有効にするために必要です。
注: オプション機能テーブルの使用方法の詳細については、「管理ガイ
ド」の「オプション機能の使用」の章を参照してください。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 273
Natural 開発ライフサイクル
サイト シンボリックを追加して Natural を CA Endevor SCM に関連付ける方法
CA Endevor SCM のサイト シンボリック機能では、ベース ライブラリ、デ
ルタ ライブラリ、ソース アウトプット ライブラリ、インクルード ライブ
ラリ、およびプロセッサで指定されているデータ セット名を参照するた
めにタイプ定義とプロセッサ定義で使用できるグローバル シンボルを定
義できます。 これにより、共通して参照されるデータ セットを 1 か所で
定義できるので、メンテナンスが単純化されます。 サイト シンボリック
を追加するには、以下の手順に従います。
1. サイト シンボリックを定義します。
a. サイト シンボリックを定義して、CA Endevor SCM の各ステージと
Natural の開発システムを特定の FUSER/FDIC の組み合わせに関連
付けます。 サイト シンボリックは、最大 99 セット定義できます。
詳細については、「CA Endevor SCM の各ステージと Natural の特定
の FUSER/FDIC の組み合わせの関連付け (P. 275)」を参照してくださ
い。
b. サイト シンボリックを定義して、Natural ライブラリを CA Endevor
SCM ロケーションに関連付けます。 詳細については、「Natural ラ
イブラリを CA Endevor SCM のインベントリ ロケーションに関連
付ける方法 (P. 278)」を参照してください。
2. JCL メンバ BC1JSYMT を使用して、サイト シンボリック テーブルを作
成します。
3. SYMBOLTBL= パラメータでテーブル名を定義して、C1DEFLTS にサイト
シンボリック テーブルを定義します。
注: CA Endevor SCM へのサイト シンボリックの追加の詳細については、
「CA Endevor Software Change Manager 管理ガイド」の「サイト シンボリッ
ク」の章を参照してください。
274 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
CA Endevor SCM の各ステージと Natural の特定の FUSER/FDIC の組み合わせの関連付け
CA Endevor SCM がアクセスする Natural の FUSER/FNAT/FDIC の組み合わせ
ごとに、CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment のサイト シ
ンボリックのセットを CA Endevor SCM に追加する必要があります。 CA
Endevor SCM Integration for the Natural Environment のサイト シンボリック
は、Natural プロセッサと Predict プロセッサが使用するほか、CA Endevor
SCM Integration for the Natural Environment のバッチ ジョブ サブミット機
能でも使用します。 1 つのステージは直接 Natural の特定の
FUSER/FNAT/FDIC の組み合わせに関連付けられるので、ステージごとに、
対応する CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment のサイト
シンボリックのセットが必要です。 また、CA Endevor SCM Integration for
the Natural Environment が Add アクションまたは Retrieve アクションの際
にアクセスする必要がある開発環境に関連付けられている Natural の特定
の FUSER/FNAT/FDIC の組み合わせごとに、CA Endevor SCM Integration for
the Natural Environment のサイト シンボリックのセットを追加する必要が
あります。これらの開発用の Natural の FUSER/FNAT/FDIC の組み合わせは、
必ずステージに関連付けられるわけではありません。
CA Endevor SCM の各ステージを Natural の特定の FUSER/FDIC の組み合わ
せに関連付けるには、CA Endevor SCM がアクセスする Natural の
FUSER/FNAT/FDIC の組み合わせごとに、以下のサイト シンボリックのセッ
トを定義します。JCL メンバ SITESYMT として $ESYMBOL 定義のテンプレー
トが、JCL メンバ SITESYME として $ESYMBOL 定義のサンプル セットが、そ
れぞれ提供されているので、これらを編集することができます。
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment の各サイト シンボ
リック セットには、以下のシンボル名が存在し、すべてのシンボルがシ
ンボル セット サフィックスを共有している必要があります。
SYMNAME=#FUSER#X,
SYMDATA=(xxx,yyy)
ここで、xxx は FUSER DBID、yyy は FUSER ファイル番号(例: (002,029))
です。
SYMNAME=#FDIC#X,
SYMDATA=(xxx,yyy)
ここで、xxx は FDIC DBID、yyy は FDIC ファイル番号です(例:(002,032))。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 275
Natural 開発ライフサイクル
SYMNAME=#ADALOAD#X,
SYMDATA=Adabas_load_library
サイト シンボリック セットの FUSER と FDIC の組み合わせにバッチで
アクセスする際に使用する Adabas ロード ライブラリの名前(例:
ADAvrs.LOAD)。
SYMNAME=#NATLOAD#X,
SYMDATA=Natural_load_library
サイト シンボリック セットの FUSER と FDIC の組み合わせにバッチで
アクセスする際に使用する Natural ロード ライブラリの名前(例:
NATnnn.LOAD)。
SYMNAME=#NATNUC#X,
SYMDATA=Natural_batch_nucleus
サイト シンボリック セットの FUSER と FDIC の組み合わせにバッチで
アクセスする際に使用する Natural バッチ中核の名前(例: NATnnnBA)。
SYMNAME=#NATPARM#X,
SYMDATA='NATPARM values'
サイト シンボリック セットの FUSER と FDIC の組み合わせにバッチで
アクセスする際に使用するサイト固有の NATPARM 値(例:
PARM=PRM002BA,IM=D,INTENS=1,MAXCL=0,MADIO=0,MT=0)。
SYMNAME=#DDCARD#X,
SYMDATA='DDCARD'
サイト シンボリック セットの FUSER と FDIC の組み合わせにバッチで
アクセスする際に使用する ADARUN パラメータのリテラル文字列(例:
ADARUN MODE=MULTI,SVC=221,DEVICE=8390,DBID=002)。
#DDCARDD#X に値が定義されている場合、このシンボル名はオプショ
ンです。
詳細については、「Adabas DDCARD 形式」を参照してください。
SYMNAME=#DDCARDD#X,
SYMDATA='DDCARDD'
PDS メンバまたは PS ファイルのどちらかで使用されるデータ セット
の名前。 #DDCARD#X が指定されている場合は、SYMDATA を null 値に
設定する必要があります。
276 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
SYMNAME=#DDCARDM#X,
SYMDATA='DDCARDM'
PDS メンバの名前。 #DDCARD#X が指定されている場合または PS ファ
イルが #DDCARDD#X で指定されている場合は、SYMDATA を null 値に設
定する必要があります。
SYMNAME=#LISTLIB#X,
SYMDATA='list_library'
前述の FUSER と FDIC の組み合わせに関連付けられているステージで
エレメントに定義されているリスト ライブラリの名前(例:
CA.NDV.CASCM.TEST.NAT.LISTLIB)。 CA Endevor SCM Integration for the
Natural Environment のサイト シンボリック セットがステージに関連
付けられていない場合は、このシンボルを省略できます。
Adabas DDCARD 形式
Adabas DDCARD 情報は、以下の 3 つの方法で指定します。
■
インライン リテラル文字列(ADARUN MODE=MULTI など)。 この形式
を使用する場合、#DDCARD#X をコーディングし、#DDCARDD#X と
#DDCARDM#X の SYMDATA に null 値を設定する必要があります。
■
順次データセット(PS)。 この形式を使用する場合、#DDCARDD#X に
データ セット名をコーディングし、#DDCARD#X と #DDCARDM#X の
SYMDATA に null 値を設定する必要があります。
■
PDS のメンバ。この形式を使用する場合、#DDCARDD#X に PDS の名前、
#DDCARDM#X にメンバ名を指定し、#DDCARD#X の SYMDATA に null 値
を設定する必要があります。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 277
Natural 開発ライフサイクル
例: BC1JSYMT で定義されているサイト シンボリック
以下の例は、CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment の一
般的なサイト シンボリック セットが追加されている BC1JSYMT JCL メ
ンバの一部を示しています。
$ESYMBOL SYMNAME=#FUSER#T,SYMDATA=(002,029)
$ESYMBOL SYMNAME=#FDIC#T,SYMDATA=(002,032)
$ESYMBOL SYMNAME=#ADALOAD#T,SYMDATA=ADAvrs.LOAD
$ESYMBOL SYMNAME=#NATLOAD#T,SYMDATA=NATnnn.LOAD
$ESYMBOL SYMNAME=#NATNUC#T,SYMDATA=NAT316BA
$ESYMBOL SYMNAME=#NATPARM#T,
SYMDATA='PARM=PRM002BA,IM=D,INTENSX=1,MAXCL=0,MADIO=0,MT=0'
$ESYMBOL SYMNAME=#DDCARD#T,SYMDATA=''
$ESYMBOL SYMNAME=#DDCARDD#T,SYMDATA=Adabas.SOURCE
$ESYMBOL SYMNAME=#DDCARDM#T,SYMDATA=DDCARD
$ESYMBOL SYMNAME=#LISTLIB#T,
SYMDATA='CA.NDV.CASCM.TEST.NAT.LISTXLIB'
Natural ライブラリを CA Endevor SCM のインベントリ ロケーションに関連付ける方法
Natural ライブラリは、サイト シンボリックを使用して、CA Endevor SCM イ
ンベントリ ロケーションにマッピングする必要があります。 Natural ライ
ブラリ名が命名規則に従っているかどうかによって、以下のどちらかの方
法を選択します。
■
直接法: Natural ライブラリ名が命名規則に従っている場合、直接シン
ボリックを置き換える方法を使用できます。 詳細については、「命名
規則に従う Natural ライブラリと CA Endevor SCM インベントリ ロケー
ションの関連付け (P. 279)」を参照してください。
■
間接法: Natural ライブラリ名が命名規則に従っていない場合、再帰的
にシンボリックを置き換える間接法を使用できます。 CA Endevor SCM
を構成済みのサイトでは、この方法をお勧めします。詳細については、
「Natural ライブラリと CA Endevor SCM インベントリ ロケーションの
関連付け (P. 281)」を参照してください。
278 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
どちらの方法も、以下のシンボリックが必要です。
SYMNAME=#NSRCLIB,
SYMDATA='source_Natural_library'
Natural オブジェクトの移動元のソース Natural ライブラリの名前。 こ
のシンボリックは、以下の CA Endevor SCM シンボリックを使用して、
ソース Natural ライブラリを識別します。
■
&C1SENVMNT(1,1) – 環境名の先頭文字
■
&C1SSTGNUM – ステージ番号(1 または 2)
■
&C1SSUBSYS – サブシステム名
SYMNAME=#NTGTLIB,
SYMDATA='target_Natural_library'
削除、生成、または移動のいずれかのアクションを実行する場合のター
ゲット Natural ライブラリ。 このシンボリックは、以下の CA Endevor
SCM シンボリックを使用して、ターゲット Natural ライブラリを識別し
ます。
■
&C1EN(1,1) – 環境名の先頭文字
■
&C1S# – ステージ番号(1 または 2)
■
&C1SU - サブシステム名
命名規則に従う Natural ライブラリと CA Endevor SCM インベントリ ロケーションの関連付け
Natural ライブラリが標準の命名規則に従っている場合、直接シンボリッ
クを置き換える方法を使用して、Natural ライブラリを CA Endevor SCM サ
ブシステムにマッピングできます。 以下に示す方法では、CA Endevor SCM
の標準のロケーション シンボリックを使用して、Natural ライブラリを CA
Endevor SCM ロケーションに関連付けます。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 279
Natural 開発ライフサイクル
命名規則に従う Natural ライブラリを CA Endevor SCM インベントリ ロケーション
に関連付ける方法
シンボリック #NTGTLIB と #NSRCLIB を定義し、以下のどちらかの形式(環
境、ステージ番号、およびサブシステムを使用する形式またはサブシステ
ムのみを使用する形式)で、命名規則に従う Natural ライブラリを割り当
てます。
■
環境、ステージ番号、およびサブシステムを使用してシンボリックを
定義します。
$ESYMBOL SYMNAME=#NTGTLIB,
SYMDATA='&&C1EN(1,1)&&C1S#&&C1SU'
$ESYMBOL SYMNAME=#NSRCLIB,
SYMDATA='&&C1SENVMNT(1,1)&&C1SSTGNUM&&C1SSUBSYS'
■
サブシステムのみを使用してシンボリックを定義します。
$ESYMBOL SYMNAME=#NTGTLIB,
SYMDATA='&&C1SU'
$ESYMBOL SYMNAME=#NSRCLIB,
SYMDATA='&&C1SSUBSYS'
コーディングする形式に応じて、環境名の先頭文字、ステージ番号、およ
びサブシステム名を使用するか、またはサブシステム名のみを使用して、
Natural ライブラリの名前が直接割り当てられます。 それ以外のサイト シ
ンボリックは必要ありません。
例: 直接シンボリックを置き換える方法による Natural ライブラリと CA Endevor
SCM のインベントリ ロケーションの関連付け
この例では、直接シンボリックを置き換える方法によって、Natural ライ
ブラリ名を CA Endevor SCM ロケーションに関連付けていますが、サイト
のライフサイクルが以下のように構成されていることを前提としていま
す。
■
2 つの環境(QA と PRD)と 4 つのステージ(環境ごとに 2 つのステー
ジ)が以下の順序で存在します。
QA/1 ->QA/2 ->PRD/1 ->PRD/2
■
280 インストール ガイド
サブシステム名は、すべてのステージで NSUB です。
Natural 開発ライフサイクル
サイト シンボリック テーブルに以下のサイト シンボリックを定義します
(サイト シンボリック テーブルでは 2 つ続くアンパサンドが必要です)。
$ESYMBOL SYMNAME=#NTGTLIB,
SYMDATA='&&C1EN(1,1)&&C1S#&&C1SU'
$ESYMBOL SYMNAME=#NSRCLIB,
SYMDATA='&&C1SENVMNT(1,1)&&C1SSTGNUM&&C1SSUBSYS'
この結果、シンボリックは以下のライブラリに解決されます。
■
QA ステージ 1 では、&#NTGTLIB と &#NSRCLIB は、Natural ライブラリ
名 Q1NSUB として解決されます。
■
QA ステージ 2 では、&#NTGTLIB と &#NSRCLIB は、Natural ライブラリ
名 Q2NSUB として解決されます。
■
PRD ステージ 1 では、&#NTGTLIB と &#NSRCLIB は、Natural ライブラリ
名 P1NSUB として解決されます。
■
PRD ステージ 2 では、&#NTGTLIB と &#NSRCLIB は、Natural ライブラリ
名 P2NSUB として解決されます。
Natural ライブラリと CA Endevor SCM インベントリ ロケーションの関連付け
Natural ライブラリ名が標準の命名規則に従っていない場合、間接的にシ
ンボリックを置き換える方法を使用して、Natural ライブラリを CA Endevor
SCM インベントリ ロケーションにマッピングできます。以下の方法では、
CA Endevor SCM の標準ロケーション シンボリックと再帰的なシンボリッ
クの置き換えを使用して、Natural ライブラリを CA Endevor SCM ロケー
ションに定義できます。
Natural ライブラリ名を CA Endevor SCM インベントリ ロケーションに関連付ける
方法
1. 再帰的なシンボリックの置き換えを使用して、シンボリック #NTGTLIB
と #NSRCLIB を定義します。JCL メンバ SITESYME として提供される以下
の $ESYMBOL 定義を使用して、Natural ライブラリ名を CA Endevor SCM
ロケーションに関連付けることができます。
$ESYMBOL SYMNAME=#NTGTLIB,
SYMDATA='&&#N&&C1EN(1,1)&&C1S#&&C1SU'
$ESYMBOL SYMNAME=#NSRCLIB,
SYMDATA='&&#N&&C1SENVMNT(1,1)&&C1SSTGNUM&&C1SSUBSYS'
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 281
Natural 開発ライフサイクル
#NSRCLIB シンボリックは、Natural オブジェクトの移動元のソース
Natural ライブラリを間接的に定義します。 #NTGTLIB シンボリックは、
削除、生成、または移動のアクションを実行する際に、ターゲット
Natural ライブラリを間接的に定義します。 これらのシンボリックは、
#Nxysubsys シンボリック(これもサイト シンボリック テーブルにコー
ディングする必要があります)を使用して定義される一連の他のシン
ボリックに解決されます。
2. CA Endevor SCM で制御しようとするステージとサブシステムの組み合
わせごとに #Nxysubsys シンボリックを 1 つ定義します。
$ESYMBOL SYMNAME=#Nxysubsys,
SYMDATA='Natural_library_name'
#Nxysubsys
■
x - 環境の先頭文字
■
y - ステージ番号(1 または 2)
■
subsys - サブシステム名
シンボリック #NSRCLIB と #NTGTLIB は、再帰的なシンボルの置き換え
を使用して設定されている場合、#Nxysubsys シンボリックを使用して
定義する一連のシンボリックに解決されます。 #Nxysubsys シンボリッ
クは Natural ライブラリを定義しますが、このライブラリは 1 ~ n 個の
任意の組み合わせの FUSER ファイルに存在できます(n はライフサイ
クルのステージの数)。詳細については、「CA Endevor SCM の各ステー
ジと Natural の特定の FUSER/FDIC の組み合わせの関連付け (P. 275)」を
参照してください。
例: 間接的にシンボリックを置き換える方法による Natural ライブラリと CA
Endevor SCM のインベントリ ロケーションの関連付け
この例では、間接的にシンボリックを置き換える方法によって、Natural ラ
イブラリ名を CA Endevor SCM ロケーションに関連付けていますが、サイ
トのライフサイクルが以下のように構成されていることを前提としてい
ます。
■
2 つの環境(QA と PRD)と 4 つのステージ(環境ごとに 2 つのステー
ジ)が以下の順序で存在します。
QA/1 -> QA/2 -> PRD/1 -> PRD/2
■
サブシステム名は、すべてのステージで NSUB です。
■
ライブラリ名は同じではありません。
282 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
サイト シンボリック テーブルに以下のサイト シンボリックを定義します
(サイト シンボリック テーブルでは 2 つ続くアンパサンドが必要です)。
$ESYMBOL SYMNAME=#NTGTLIB,
SYMDATA='&&#N&&C1EN(1,1)&&C1S#&&C1SU'
$ESYMBOL SYMNAME=#NSRCLIB,
SYMDATA='&&#N&&C1SENVMNT(1,1)&&C1SSTGNUM&&C1SSUBSYS'
$ESYMBOL SYMNAME=#NQ1NSUB,
SYMDATA='NATLIB1'
$ESYMBOL SYMNAME=#NQ2NSUB,
SYMDATA='NATLIB2'
$ESYMBOL SYMNAME=#NP1NSUB,
SYMDATA='NATLIB3'
$ESYMBOL SYMNAME=#NP2NSUB,
SYMDATA='NATLIB4'
これらのシンボリックをコーディングすると、以下の影響があります。
■
ターゲット ライブラリ シンボリック #NTGTLIB とソース ライブラリ
シンボリック #NSRCLIB が、以下のステージ シンボリックに解決されま
す。
注: #N はサイト シンボリックとして定義されていないので、置き換え
は発生しません。
■
■
–
&#NQ1NSUB
–
&#NQ2NSUB
–
&#NP1NSUB
–
&#NP2NSUB
セカンダリ シンボリックの値は、割り当てられている Natural ライブ
ラリ名に解決されます。
–
#NQ1NSUB=NATLIB1
–
#NQ2NSUB=NATLIB2
–
#NP1NSUB=NATLIB3
–
#NP2NSUB=NATLIB4
したがって、シンボリックは以下のライブラリに解決されます。
–
QA/1 では &#NTGTLIB と &#NSRCLIB は Natural ライブラリ名
NATLIB1 に解決されます。
–
QA/2 では &#NTGTLIB と &#NSRCLIB は Natural ライブラリ名
NATLIB2 に解決されます。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 283
Natural 開発ライフサイクル
–
PRD/1 では &#NTGTLIB と &#NSRCLIB は Natural ライブラリ名
NATLIB3 に解決されます。
–
PRD/2 では &#NTGTLIB と &#NSRCLIB は Natural ライブラリ名
NATLIB4 に解決されます。
プロセッサのインストール
CA Endevor SCM では、プロセッサと呼ばれる JCL ストリームを使用して、
プログラム ロード モジュールなどの実行可能ファイルの作成を自動化し
ます。 ソース コードのタイプごとに 1 つ以上のプロセッサ グループを関
連付ける必要があります。各プロセッサ グループは、特定のタイプのソー
スに必要なプロセッサを識別します。 ユーザとサイト シンボリックは、
グループ間でプロセッサを共有できます。 Natural と Predict の Generate、
Delete、および Move の各プロセッサをインストールする必要があります。
提供時の本ソフトウェアは、CA Endevor SCM でオブジェクトを格納するた
めに Natural SYSOBJH ユーティリティを使用します。 また、SYSOBJH の代
わりに SYSTRANS ユーティリティを使用するように、本ソフトウェアを構
成することもできます。
以下のどちらかの方法を使用して、プロセッサをインストールし、本ソフ
トウェアを構成します。
■
Natural SYSOBJH ユーティリティを使用するプロセッサのインストール
(P. 285)
■
Natural SYSTRANS ユーティリティを使用するプロセッサのインストー
ル (P. 285)
Natural SYSOBJH ユーティリティを使用するプロセッサのインストール
この方法は、プロセッサをインストールして、CA Endevor SCM でオブジェ
クトを格納するために Natural SYSOBJH ユーティリティを使用するように
構成します。
Natural と Predict の Generate、Delete、および Move の各プロセッサをインス
トールして構成する方法
1. サンプルの JCL メンバ DEFPROC を編集して、サイト標準に適合させま
す。 ジョブ カード名とデータ セット名を編集します。 また、各 ADD
ELEMENT SCL ステートメント内の ENVIRONMENT パラメータと SYSTEM
パラメータを編集する必要がある場合もあります。
284 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
2. (オプション)Natural Security を使用する場合は、プロセッサを変更
して、AUTO=ON パラメータを、プロセッサの Natural Security への適切
なログオンとパスワードで置き換えます。
注: Natural Security を使用する場合、異なる 2 つの Natural Security ログ
オン ID が必要です。1 つは *INIT-US のデフォルトの ETID を使用するプ
ロセッサのログオン ID であり、ジョブ名が ETID として使用されます。
もう 1 つは *INIT-ID のデフォルトの ETID を使用する CASCMMNI サー
バのログオン ID であり、サーバはステップ名として ETID を使用しま
す。 プロセッサとサーバは、サーバ ジョブから同時に Natural ライブ
ラリにアクセスするので、それぞれが使用する ETID が異なることは重
要です。
3. DEFPROC JCL をサブミットします。
統合ソフトウェアの Natural オブジェクトが Natural にロードされます。
Natural SYSTRANS ユーティリティを使用するプロセッサのインストール
この方法は、プロセッサをインストールして、CA Endevor SCM でオブジェ
クトを格納するために Natural SYSTRANS ユーティリティを使用するよう
に構成します。
Natural と Predict の Generate、Delete、および Move の各プロセッサをインス
トールして構成する方法
1. EINE JCL ライブラリで以下のプロセッサを変更します。
■
PNATGEN と PNATMOV を削除します。
■
PNATGENT を PNATGEN に、PNATMOVT を PNATMOV に、それぞれ変
更(サフィックス T を削除)します。
こうすることで、CA Endevor SCM セットアップ メンバ DEFPROC をこれ
らのファイルに合わせて編集する必要がなくなります。
2. サンプルの JCL メンバ DEFPROC を編集して、サイト標準に適合させま
す。 ジョブ カード名とデータ セット名を編集します。 また、各 ADD
ELEMENT SCL ステートメント内の ENVIRONMENT パラメータと SYSTEM
パラメータを編集する必要がある場合もあります。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 285
Natural 開発ライフサイクル
3. (オプション)Natural Security を使用する場合は、プロセッサを変更
して、AUTO=ON パラメータを、プロセッサの Natural Security への適切
なログオンとパスワードで置き換えます。
注: Natural Security を使用する場合、異なる 2 つの Natural Security ログ
オン ID が必要です。1 つは *INIT-US のデフォルトの ETID を使用するプ
ロセッサのログオン ID であり、ジョブ名が ETID として使用されます。
もう 1 つは *INIT-ID のデフォルトの ETID を使用する CASCMMNI サー
バのログオン ID であり、サーバはステップ名として ETID を使用しま
す。 プロセッサとサーバは、サーバ ジョブから同時に Natural ライブ
ラリにアクセスするので、それぞれが使用する ETID が異なることは重
要です。
4. DEFPROC を変更した後、JCL をサブミットします。
統合ソフトウェアのすべての Natural プロセッサが Natural にロードさ
れ、統合ソフトウェアは、CA Endevor SCM でオブジェクトを格納する
ために Natural SYSTRANS ユーティリティを使用するようにセットアッ
プされます。
5. EINELIB Natural ライブラリにログオンします。 最下行のあたりに表示
される UEXIT00 起動ユーザ EXIT モジュールを編集し、以下の MOVE ス
テートメントをコメント解除して、「O」を「T」に変更します。
MOVE 'T' TO +EINE-SYSTRANS-SYSOBJH
6. STOW で EXIT を実行します。
7. EINELIB Natural ライブラリの SYSTRANS TEXT メンバと SYSOBJH TEXT メ
ンバの名前を以下のように変更します。
a. TEXT メンバを削除します。
NATADD
NATDADD
NATDRETR
NATEADD
NATRETR
286 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
b. SYSTRANS TEXT メンバの名前を元の名前に変更します。
NATADDT を NATADD に変更
NATDADDT を NATDADD に変更
NATDRETT を NATDRETR に変更
NATEADDT を NATEADD に変更
NATRETRT を NATRETR に変更
統合ソフトウェアは、CA Endevor SCM でオブジェクトを格納するため
に Natural SYSTRANS ユーティリティを使用するようにセットアップさ
れます。
Natural と Predict のタイプの定義
Natural と Predict のエレメントの管理用に構成されているステージとシス
テムごとに、Natural と Predict のエレメント タイプ、プロセッサ グループ、
およびプロセッサ グループ シンボリックを定義します。 システムに定義
されたすべてのサブシステムで、そのシステムに定義されたタイプを使用
できます。
Natural と Predict のタイプを定義する方法
1. サンプルの JCL メンバ DEFTYPE を変更して、ジョブ カード STEPLIB と
CONLIB の定義をサイト標準に適合させます。
2. Natural のエレメントの管理用に構成されているステージとシステム
の組み合わせごとに、DEFTYPE をコピーします。 たとえば、Natural ラ
イフサイクルに 6 つのステージがある場合、DEFTYPE のコピーが 6 つ
必要です。
DEFTYPE のコピーを用意できたら、ステージ固有の情報を使用して個
別に編集できます。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 287
Natural 開発ライフサイクル
3. メンバ DEFTYPE の各コピーを、環境、ステージ、およびシステムの各
パラメータ、ベース ライブラリとデルタ ライブラリ、およびシンボル
定義の適切な値で変更します。DEFTYPE には多くの定義セット(Natural
のエレメント タイプと Predict のエレメント タイプごとに 1 つ)が存
在し、それぞれ以下のすべてのパラメータとシンボル定義に同一の値
を割り当てる必要があります。したがって、この編集作業を短時間で
単純な手順で済ませるために CHANGE ALL 編集を使用することをお勧
めします。 DEFTYPE の以下の行で、イタリック体で示されている値を
変更します。
■
環境、ステージ、およびシステムの各パラメータ
TO ENV 'ENVNAME'
STAGE ID 'Z'
CA Endevor SCM の環境とステージ
SYSTEM 'SYSNAME'
タイプ、プロセッサ グループ、およびシンボリックが定義され
ている CA Endevor SCM
■
ベース ライブラリとデルタ ライブラリ
Natural のエレメント タイプはすべて、同じベース ライブラリとデ
ルタ ライブラリを共有できます。Predict のエレメント タイプもす
べて、同じベース ライブラリとデルタ ライブラリを共有できます。
BASE LIBRARY 'NAT.SRCLIB'
Natural のエレメント タイプの CA Endevor SCM ベース ライブ
ラリ
DELTA LIBRARY 'NAT.DELTA'
Natural のエレメント タイプの CA Endevor SCM デルタ ライブ
ラリ
BASE LIBRARY 'PRED.SRCLIB'
Predict のエレメント タイプの CA Endevor SCM ベース ライブラ
リ
DELTA LIBRARY 'PRED.DELTA'
Predict のエレメント タイプの CA Endevor SCM デルタ ライブラ
リ
288 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
■
シンボリック定義
すべてのシンボリック定義は、CA Endevor SCM Integration for the
Natural Environment のサイト シンボリック セットを参照します。
–
すべてのプロセッサ グループ(generate、delete、および move)
は、以下に示すように、同じシンボリック セットを共有します。
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
ADALOAD=&#ADALOAD#X
NATLOAD=&#NATLOAD#X
NATNUC=&#NATNUC#X
NATPARM=&#NATPARM#X
DDCARD=&#DDCARD#X
DDCARDD=&#DDCARDD#X
DDCARDM=&#DDCARDM#X
LISTLIB=&#LISTLIB#X
CHANGE ALL コマンドを使用して、シンボリック定義の #X を、
現在 DEFTYPE のコピーを構成しているステージに対応する CA
Endevor SCM Integration for the Natural Environment のサイト シ
ンボリック セットで使用している値に置き換えます。 たとえ
ば、ステージ ID パラメータで STAGE ID = T と設定している場合、
シンボリック定義の #X を #T(これがステージ T に対応する CA
Endevor SCM Integration for the Natural Environment のサイト シ
ンボリック セットで使用しているサフィックスであるという
前提)に変更します。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 289
Natural 開発ライフサイクル
–
また、すべての move プロセッサ グループは、以下のシンボ
リック セットを共有します。
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
SYMBOL
ADALOAD2=&#ADALOAD#Y
NATLOAD2=&#NATLOAD#Y
NATNUC2=&#NATNUC#Y
NATPARM2=&#NATPARM#Y
DDCARD2=&#DDCARD#Y
DDCARDD2=&#DDCARDD#Y
DDCARDM2=&#DDCARDM#Y
LISTLIB2=&#LISTLIB#Y
CHANGE ALL コマンドを使用して、シンボリック定義の #Y を、
エレメントの移動先のステージに対応する CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment のサイト シンボリック
セットで使用している値に置き換えます。たとえば、エレメン
トがステージ T(テスト)から Q(QA)に移動する場合、サフィッ
クス #Y を #Q(これがステージ Q に対応する CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment のサイト シンボリック
セットで使用しているサフィックスであるという前提)に変更
します。
4. 前の手順で作成し、編集した DEFTYPE の各コピーの JCL をサブミットし
ます(ステージとシステムの組み合わせごとに 1 回)。
グローバル タイプ シーケンスの有効化
CA Endevor SCM のグローバル タイプ シーケンス オプションを使用して
Natural のタイプを処理するには、このオプションを Natural のタイプに対
して有効にする必要があります。グローバル タイプ シーケンスは、エレ
メント アクションの処理順序を定義する方法のオプションです。 グロー
バル タイプ シーケンスが有効な場合、エレメント アクションは各アク
ションのインベントリ ロケーションに関係なく、タイプ シーケンス順に
処理されます。 API エレメント アクション(ワイルドカードで指定された
場合)および SCL エレメント アクションは、CA Endevor SCM 管理者が作成
したタイプ シーケンス メンバ内のサイト レベルで定義されたタイプ
シーケンス順に実行されます。グローバル タイプ シーケンス オプション
は、バッチ リクエストで Natural のタイプを処理する順序を指定する場合
に必要です。
290 インストール ガイド
Natural 開発ライフサイクル
グローバル タイプ シーケンスを Natural のタイプに対して有効にする方法
1. サイトでまだグローバル タイプ シーケンスを使用していない場合は、
有効にします。
注: グローバル タイプ シーケンスの有効化の詳細については、「シナ
リオ ガイド」のシナリオ「グローバル タイプ シーケンスを有効にす
る方法」を参照してください。
2. グローバル タイプ シーケンスのタイプ処理メンバを編集して、Natural
のタイプを追加します。 以下に示す Natural のタイプのリストを使用
する必要があります。
重要: 提供される Natural タイプのリストの並び順は変更しないでくださ
い。
以下に示す Natural タイプのリストは、JCL メンバ ETYPESEQ として提供さ
れます。
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
TYPE
'PREDFI' DESC 'Predict TYPE DEF FOR FILE'.
'NTDDM'
DESC 'Natural TYPE DEF FOR DDM OBJECTS'.
'NATGDA' DESC 'Natural TYPE DEF FOR GLOBALS DATA AREAS'.
'NATPDA' DESC 'Natural TYPE DEF FOR PARAMETER DATA AREAS'.
'NATLDA' DESC 'Natural TYPE DEF FOR LOCAL DATA AREAS'.
'NATCOPY' DESC 'Natural TYPE DEF FOR COPYCODE'.
'NATTEXT' DESC 'Natural TYPE DEF FOR TEXT'.
'NATSUBR' DESC 'Natural TYPE DEF FOR SUBROUTINES'.
'NATSUBP' DESC 'Natural TYPE DEF FOR SUBPROGRAMS'.
'NATHELP' DESC 'Natural TYPE DEF FOR HELPROUTINES'.
'NATMAP'
DESC 'Natural TYPE DEF FOR MAP'.
'NATPROG' DESC 'Natural TYPE DEF FOR PROGRAMS'.
'NATCLASS' DESC 'Natural TYPE DEF FOR CLASSES'.
Natural のタイプは、タイプ処理メンバのリストの並び順に従って処理さ
れます。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 291
サーバ開始 JCL のカスタマイズ
サーバ開始 JCL のカスタマイズ
サーバを開始できるようにするには、CA Endevor SCM Integration for the
Natural Environment サーバ JCL をサイトの要件に適合するようにカスタマ
イズする必要があります。
注: サーバは、提供された JCL メンバを使用してバッチ ジョブとして実行
できます。また、提供された JCL メンバを、サーバをスターティッド タス
クとして実行するように変更して、SYS1.PROCLIB などの z/OS プロシージャ
ライブラリにコピーする方法もあります。
サーバ開始 JCL をカスタマイズする方法
1. サンプル JCL メンバ CASCMMN1 を、以下の手順に従って変更します。
a. ジョブ カードがサイト標準に適合していることを確認します。
MSGLEVEL でジョブ カードを (0,0) に設定して、CA Endevor SCM API
からの大量の情報出力を抑制します。
b. シンボリック変数 PREFIX と SERVER に適切な値を設定します。これ
らの変数は、スターティッド タスクが割り当て、使用するデータ
セット名を設定します。
c. CASCMMN1 の手順で、以下の変更を実行します。
重要: この Natural バッチ中核が、CA Endevor SCM Integration for the
Natural Environment のサイト シンボリックで #NATNUC 値として
も定義されている場合は、この Natural バッチ中核を再入可能とし
てリンクする必要があります。
■
PARM 値を、CA Endevor SCM Integration for the Natural
Environment オンライン セッションが動作する Natural 環境
(FUSER/FNAT/FDIC)へのアクセスを提供する Natural バッチ中
核に変更します。
■
STEPLIB データ セットがサイト標準に適合していることを確認
します。指定する Natural ロード ライブラリに、Natural バッチ
中核が含まれることを確認します。
■
Natural/Adabas DATA SET セクションで、DDCARD データ セット
が、インラインで、または外部 DDCARD データ セットへの参照
によって、正しく定義されていることを確認します。
2. (オプション)複数のサーバを構成して実行する必要がある場合は、
JCL メンバをコピーして、ジョブ名と SERVER シンボリック変数を適宜
変更します。
292 インストール ガイド
サーバ開始 JCL のカスタマイズ
3. (オプション)Natural Security を使用する場合は、サーバ JCL を変更し
て、サーバの Natural Security への適切なログインとパスワードを指定
します。
注: Natural Security を使用する場合、異なる 2 つの Natural Security ログ
オン ID が必要です。1 つは *INIT-US のデフォルトの ETID を使用するプ
ロセッサのログオン ID であり、ジョブ名が ETID として使用されます。
もう 1 つは *INIT-ID のデフォルトの ETID を使用する CASCMMNI サー
バのログオン ID であり、サーバはステップ名として ETID を使用しま
す。 プロセッサとサーバは、サーバ ジョブから同時に Natural ライブ
ラリにアクセスするので、それぞれが使用する ETID が異なることは重
要です。
4. 構成した各 JCL メンバを、SYS1.PROCLIB などの z/OS プロシージャ ライ
ブラリにコピーすることによって、スターティッド タスクとしてセッ
トアップします。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 293
サーバ シャットダウン JCL のカスタマイズ
サーバ シャットダウン JCL のカスタマイズ
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment サーバをシャットダ
ウンするには、メッセージ キューを使用してサーバ タスクにシャットダ
ウン コマンドを発行する独立したスターティッド タスクまたはバッチ
ジョブをサブミットします。 サーバ タスク 1 つにつき、対応するシャッ
トダウン タスクが 1 つ必要です。
サーバ シャットダウン JCL をカスタマイズする方法
1. サンプル JCL メンバ CASCMSTP を以下の手順に従って変更します。
a. JOBLIB データ セットがサイト標準に適合していることを確認しま
す。 Natural ロード ライブラリは、Natural バッチ中核を検出可能
である必要があります。
b. SHUTDOWN の手順で、以下の変更を実行します。
■
PGM 値を、CA Endevor SCM Integration for the Natural
Environment オンライン セッションが動作する Natural 環境
(FUSER/FNAT/FDIC)へのアクセスを提供する Natural バッチ中
核に変更します。 これは通常、対応する CASCMMN1 サーバ ス
ターティッド タスクで使用しているのと同じ Natural バッチ中
核です。
■
DDCARD データ セットが、インラインで、または外部 DDCARD
データ セットへの参照によって、正しく定義されていることを
確認します。
■
CMSYNIN セクションで、SHUTDOWN プログラムにサブミット
される 1 個のパラメータが、シャットダウンするサーバ スター
ティッド タスクの名前であることを確認します。 たとえば、
CASCMMN1 という名前のサーバ スターティッド タスクを
シャットダウンするには、以下のコマンドを記述する必要があ
ります。
SHUTDOWN CASCMMN1
複数のサーバ インスタンスを構成して実行している場合、この JCL メ
ンバをコピーして、ジョブ名と SHUTDOWN コマンドを適宜変更する必
要があります。
2. 構成した各メンバを、SYS1.PROCLIB などの z/OS プロシージャ ライブラ
リにコピーすることによって、スターティッド タスクとしてセット
アップします。
294 インストール ガイド
処理の仕組み
処理の仕組み
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment は、クライアント/
サーバ方式で動作し、ユーザ オンライン セッションと CA Endevor SCM の
間のインターフェースを提供します。 リクエストの処理の仕組みを以下
に示します。
■
各ユーザ オンライン セッションは、CA Endevor SCM API を直接呼び出
しません。 代わりに、メッセージ キュー ファイルに API 要求を書き
込み、それをサーバと呼ばれるスターティッド タスクが読み取ります。
■
サーバは、API 要求を CA Endevor SCM にサブミットし、API 応答を受信
したら、それをメッセージ キューに書き込みます。
■
ユーザ オンライン セッションは、メッセージ キューから API 応答を読
み取り、適切な出力をユーザに返します。 以下のフローチャートは、
ユーザ オンライン セッションの要求が CA Endevor SCM Integration for
the Natural Environment で処理される仕組みを示しています。
サーバとセッションの応答時間
サーバ スターティッド タスクは、それぞれが単一スレッドで処理される
プロセッサです。 マルチスレッド処理の場合、複数のサーバを構成して
同時に実行できます。 サイトに必要なサーバの最適な数は、ユーザ数お
よび CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment オンライン
セッションを同時に実行する頻度によって異なります。
サーバはステートレス サーバであり、これは各要求をそれまでの要求と
無関係な独立したトランザクションとして処理することを意味します。
各要求は、サブミットしたユーザに関係なく、ファーストインファースト
アウト方式で処理されます。 サーバ処理の性質から、ユーザごとに専用
のサーバ タスクを用意する必要はありません。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 295
処理の仕組み
1 つのサーバでサポートできるユーザ数に、制限はありません。 100 ユー
ザが同時セッションを実行している場合、それらのリスト リクエストと
アクション リクエストはすべて処理されます。 ただし、同時セッション
数がずっと尐ない場合に比べれば、ユーザのリクエストに対するレスポン
スは遅くなります。 応答時間は、リクエストが同時にサブミットされる
かどうかによって、そのときどきで大きく変動する可能性があります。た
とえば、100 ユーザ全員が、他のユーザのリクエストが処理されている間
は絶対にリクエストをサブミットしないのであれば、処理の遅延は発生し
ません。 この場合、ユーザがサーバを独占しているかのように動作しま
す。
サイトに複数の同時ユーザが存在し、それぞれが応答時間が許容できない
ほど遅いと感じており、サーバ ログで一定時間内に大量のリクエストが
連続的に処理される状況が定常的に発生している(同時に複数のリクエス
トがキューに存在する状態が頻繁に発生していることを示唆)ことが確認
された場合、セッション応答時間を改善することをお勧めします。 それ
には、サーバ タスクのクラスまたは優先度を変更するか、サーバ タスク
を増やすか、またはその両方を行います。
管理者は、起動ユーザ EXIT である UEXIT00 のサーバと API のタイムアウト
値を変更できます。 これらのタイムアウト値は、サーバがリクエストの
処理を開始するまでの時間および API がリクエストの処理を完了するま
での時間を制限します。 タイムアウト期間が経過すると、制御はユーザ
に戻りますが、その際、リクエストの処理が完了するまで待機するか、CA
Endevor SCM Integration for the Natural Environment に戻るかを選択できま
す。 ユーザがリクエストの処理の完了を待機しないことを選択しても、
リクエストは終了しません。 サーバには、リクエストを API に送信して処
理が始まった後でそれをキャンセルする手段が与えられていないので、リ
クエストの完了を待ち続けます。 このリクエストに関連付けられている
レコードはすべて、後でメッセージ キュー ファイルから自動的にクリア
されます。
サーバ運用ガイドライン
CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment の運用には、以下の
ガイドラインが適用されます。
■
サーバは、長時間動作するバッチ ジョブとしても実行できますが、通
常は z/OS のスターティッド タスクとして動作します。
■
Adabas がシャットダウンを要求する場合を除いて、定期的にサーバを
シャットダウンする必要はありません。
296 インストール ガイド
処理の仕組み
■
サーバを開始する前に、Adabas が起動され、動作していることを確認
します。
■
サーバの動作中に Adabas がシャットダウンする場合、サーバをシャッ
トダウンして、Adabas が再起動した後に、サーバを再起動する必要が
あります。
サーバを起動する方法
スターティッド タスクとして構成されているサーバは、S コマンドとサー
バ名を使用して開始します。
例: サーバ起動コマンド
CASCMMN1 という名前のサーバは、オペレータが以下のコマンドを入力し
て開始します。
S CASCMMN1
サーバをシャットダウンする方法
サーバをシャットダウンするには、対応するシャットダウン タスク(ま
たはバッチ ジョブ)をサブミットします。
例: サーバ シャットダウン コマンド
サーバ タスクに対応するシャットダウン タスクの名前が CASCMSTP であ
る場合、オペレータは以下のコマンドを入力して、シャットダウン タス
クを開始します。
S CASCMSTP
サーバ ログ
起動情報や API トランザクション情報は、以下のサーバ ログで確認できま
す。
サーバ起動ログ
サーバは起動時に、データ セット CMPRT25 に起動情報を書き込みます。
この情報は、構成の問題を診断する際に役立つ場合があります。 この出
力には、EN$TROPT レポートから抽出されたすべてのサイト シンボリック
に関するレポートが含まれます。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 297
E/Nat から変換する方法
API トランザクション ログ
サーバは、処理されたすべての API トランザクションのサマリを、データ
セット CMPRT01 に書き込みます。
例: API トランザクション ログ - CMPRT01
*** 2006-11-17 10:57:31.5 *** API function: EADQ ; User: MXJ1 ; Return code: 0000 ; Reason: 0000 ;
Hi Msg ID: AP00000I
*** Request ID: D4E7D1F1404040400633308936805F
*
*** 2006-11-17 11:07:34.6 *** API function: LELQ ; User: MXJ1 ; Return code: 0000 ; Reason: 0000 ;
Hi Msg ID: AP00000I
*** Request ID: D4E7D1F1404040400633308944507F
E/Nat から変換する方法
E/Nat から CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment への変換
を行うサイトでは、変換を正常に完了するために、以下の手順を実行する
必要があります。
E/Nat インストールを CA Endevor SCM Integration for the Natural
Environment に変換するには、以下の手順に従います。
1. 「CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment 実装ガイド」で
説明されているインストール手順に従って、CA Endevor SCM Integration
for the Natural Environment ソフトウェアをインストールします。
2. エレメントのサインアウト ステータスを維持するには、CA Endevor
SCM Integration for the Natural Environment エレメントとして追加する
E/Nat エレメントが存在するすべてのインベントリ ロケーションに対
して、CA Endevor SCM の[エレメント サインアウト プロファイル - シ
ステム別]レポート(レポート番号 8)を実行します。 出力を保存し
ます。
このレポートは後で、CA Endevor SCM Integration for the Natural
Environment に追加したエレメントにサインアウト先ステータスを設
定するために使用します。
298 インストール ガイド
E/Nat から変換する方法
3. CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment のバッチ(または
前景)追加機能を使用して、E/Nat Natural データベースの環境、ステー
ジ、および E/Nat タイプごとのエレメントを、直接 CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment に追加します。
Add アクションのターゲット ロケーションは、Natural データベースに
関連付けられているロケーションに対応する環境とステージである必
要があります。 ターゲット ロケーションが環境のステージ 2 であり、
そのステージが登録ステージとして定義されていない場合は、Add ア
クションの後でエレメントをステージ 2 に移動します。
エレメントを環境のステージ 2 に直接追加する必要がある場合、ス
テージ 2 でターゲット環境の C1DEFLTS 環境定義の ENTRYSTG パラメー
タに指定されている値を一時的に更新することができます。
Natural オブジェクトのオーバーレイを防ぐには、ADD リクエストをサ
ブミットする前に、[NPO の追加/更新]画面で、[(カタログ)エレ
メントの生成]オプションに「N」を設定します。
4. [エレメント サインアウト プロファイル - システム別]レポートを使
用して、CA Endevor SCM の SIGNIN アクションを作成して実行し
(SIGNOUT TO オプション節を使用)、CA Endevor SCM Integration for the
Natural Environment インベントリのサインアウト ステータスを正しく
設定します。
これにより、CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment に追
加する前に各エレメントに関連付けられていたステータスと一致する
ように、各エレメントのサインアウト先ステータスが設定されます。
5. E/Nat エレメントを変更できるアクションを禁止する ESI(外部セキュ
リティ インターフェース)ルールを定義します。
これにより、E/Nat インベントリに対する変更が禁止され、CA Endevor
SCM Integration for the Natural Environment に移動する前にエレメント
に関連付けられていた変更履歴が維持されます。
注: E/Nat を論理ユニット単位で CA Endevor SCM Integration for the Natural
Environment に転送する場合は、E/Nat の Retrieve アクションを使用して、
E/Nat インベントリから CA Endevor SCM のシステム/サブシステム単位で
エレメント ソースを一時的なリポジトリに抽出します。 CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment の ADD アクションを使用して、一時
的なリポジトリから CA Endevor SCM Integration for the Natural Environment
の新しいインベントリ エリアにデータを入力します。 CA Endevor SCM
Integration for the Natural Environment のインベントリ エリアに追加したエ
レメントは、一時的なリポジトリから削除します。
付録 F: CA Endevor Integration for the Natural Environment 299
付録 G: 日本語パネルおよびメッセージ
日本語版をインストールする場合は、日本語のメニューおよびパネルをイ
ンストールするために追加の手順が必要となります。 ISPF 環境で CA
Endevor SCM ライブラリを識別するために使用するメソッドに応じて、以
下のいずれかの手順を実行する必要があります。
■
ISPF LIBDEF サービス メソッド (P. 102)を使用する場合は、ENDEVOR メ
ンバを編集 (P. 302)して日本語パネルおよびメニュー ライブラリ名を
適切なデータ セット連結に追加する必要があります。
■
TSO FREE サービス メソッド (P. 104)を使用する場合は、BC1PCLS1 メン
バを編集 (P. 303)して日本語パネルおよびメニュー ライブラリ名を適
切なデータ セット連結に追加する必要があります。
このセクションには、以下のトピックが含まれています。
日本語版インストール用の ENDEVOR メンバの編集 (P. 302)
日本語版インストール用の BC1PCLS1 メンバの編集 (P. 303)
付録 G: 日本語パネルおよびメッセージ 301
日本語版インストール用の ENDEVOR メンバの編集
日本語版インストール用の ENDEVOR メンバの編集
日本語版をインストールする場合は、日本語の ISPF メッセージおよびパネ
ルが含まれているライブラリの名前を、CA Endevor SCM の起動に使用する
CLIST の ISPMLIB および ISPPLIB データ セット連結に追加する必要があり
ます。
ENDEVOR メンバを追加する方法
1. CSIQCLS0 メンバ ENDEVOR のバックアップ コピーを作成します。
このコピーは、メンバの元のバージョンを参照または使用する必要が
ある場合に使用します。
2. サイトの ISPF エディタを使用して ENDEVOR メンバを編集し、以下の
行を「編集後」の例のように変更します。
編集前(出荷時の状態)
ISPEXEC LIBDEF ISPPLIB DATASET ID('IPRFX.IQUAL.CSIQPENU')
ISPEXEC LIBDEF ISPMLIB DATASET ID('IPRFX.IQUAL.CSIQMENU')
編集後
ISPEXEC LIBDEF ISPPLIB DATASET ID +
('IPRFX.IQUAL.CSIQPJPN' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQPENU')
ISPEXEC LIBDEF ISPMLIB DATASET ID +
('IPRFX.IQUAL.CSIQMJPN' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQMENU')
ENDVOR メンバが編集され、日本語のメッセージおよびパネル ライブ
ラリが ENDEVOR CLIST ライブラリ連結に追加されました。
302 インストール ガイド
日本語版インストール用の BC1PCLS1 メンバの編集
日本語版インストール用の BC1PCLS1 メンバの編集
日本語版をインストールする場合は、日本語の ISPF メッセージおよびパネ
ルが含まれているライブラリの名前を、CA Endevor SCM の起動に使用する
CLIST の ISPMLIB および ISPPLIB データ セット連結に追加する必要があり
ます。
BC1PCLS1 メンバを追加する方法
1. CSIQCLS0 メンバ BC1PCLS1 のバックアップ コピーを作成します。
このコピーは、メンバの元のバージョンを参照または使用する必要が
ある場合に使用します。
2. サイトの ISPF エディタを使用して BC1PCLS1 メンバを編集し、以下の
行を「編後後」の例のように変更します。
編集前(出荷時の状態)
FREE FI(ISPPLIB)
ALLOC FI(ISPPLIB) +
DA('ISP.SISPPENU' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQPENU') +
SHR
FREE FI(ISPMLIB)
ALLOC FI(ISPSMLIB) +
DA('ISP.SISPMENU' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQMENU') +
SHR
編集後
FREE FI(ISPPLIB)
ALLOC FI(ISPPLIB) +
DA('ISP.SISPPENU' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQPJPN' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQPENU') +
SHR
FREE FI(ISPMLIB)
ALLOC FI(ISPMLIB) +
DA('ISP.SISPMENU' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQMJPN' +
'IPRFX.IQUAL.CSIQMENU') +
SHR
BC1PCLS1 メンバが編集され、日本語のメッセージおよびパネル ライブ
ラリが ENDEVOR CLIST ライブラリ連結に追加されました。
付録 G: 日本語パネルおよびメッセージ 303
付録 H: インストール データ セット名
バージョン 15.0 以降で配布されるデータ セット名は、CA Endevor SCM r14
より前のリリースで配布されたデータ セット名とは異なります。r14 以降、
データ セット名が変更され、CA Endevor SCM が CA CSM と互換性を持つよ
うになりました。
以下の表に、新旧のファイル名を示します。 これらの表は、以前のイン
ストールで使用されていた古い名前に慣れているユーザのために提供さ
れています。
CA Endevor SCM データ セット名
古いターゲット DSN(r14 より前)
新しいターゲット DSN(r14 以降)
Iprfx.iqual.AUTHLIB
Iprfx.iqual.CSIQAUTH
uprfx.uqual.AUTHLIB
iprfx.iqual.CSIQAUTU
iprfx.iqual.CONLIB
iprfx.iqual.CSIQLOAD
iprfx.iqual.OBJLIB
iprfx.iqual.CSIQMOD
iprfx.iqual.ISPPLIB
iprfx.iqual.CSIQPENU
iprfx.iqual.ISPMLIB
iprfx.iqual.CSIQMENU
iprfx.iqual.ISPTLIB
iprfx.iqual.CSIQTENU
iprfx.iqual.SOURCE
iprfx.iqual.CSIQOPTN
iprfx.iqual.ISRCLIB
iprfx.iqual.CSIQCLS0
iprfx.iqual.ISPSLIB
iprfx.iqual.CSIQSENU
iprfx.iqual.JCLLIB
iprfx.iqual.CSIQJCL
iprfx.iqual.RIJCL
iprfx.iqual.CSIQJCLR
iprfx.iqual.RIPROC
iprfx.iqual.CSIQPRCR
iprfx.iqual.SAMPLE
iprfx.iqual.CSIQSAMP
iprfx.iqual.TABLES
iprfx.iqual.CSIQSRC
付録 H: インストール データ セット名 305
CA Endevor CA Roscoe インターフェース データ セット名
CA Endevor CA Roscoe インターフェース データ セット名
製品コンポーネント 古いターゲット DSN(r14 より前)
新しいターゲット DSN(r14 以降)
ROSCOE のモ
ジュール
iprfx.iqual.ROSCOE.OBJLIB
iprfx.iqual.CSIQMOD
ROSCOE パネル
iprfx.iqual.ROSCOE.PNLLIB
iprfx.iqual.CSIQPENU
ROSCOE ソース
iprfx.iqual.ROSCOE.ROSLIB
iprfx.iqual.CSIQOPTN
ROSCOE マクロ
iprfx.iqual.ROSCOE.MACLIB
iprfx.iqual.CSIQOPTN
CA Endevor SCM 日本語パネルおよびメッセージ データ セット名
製品コンポーネント 古いターゲット DSN(r14 より前)
新しいターゲット DSN (r14 以降)
日本語メッセージ iprfx.iqual.ISPMJPN
iprfx.iqual.CSIQMJPN
日本語パネル
iprfx.iqual.CSIQPJPN
iprfx.iqual.ISPPJPN
306 インストール ガイド
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