Comments
Description
Transcript
(福岡県教育庁) (PDF:1470KB)
第2回 フリースクール等検討会議 福岡県の不登校対策 福岡県教育委員会 本県の不登校の現状 1 ○不登校小・中学生:5,005人 (前年度より102人増加) (小学校: 953人 前年比81人増) (中学校:4,052人 前年比21人増) 1000人あたり不登校児童生徒数 12.5 12.4 12.1 12.0 11.6 ○適応指導教室で出席扱いとされた 小学生 47人 中学生 360人 ○民間団体・施設で出席扱いとされた 小学生 5人 中学生 50人 11.5 11.5 12.1 11.8 11.7 11.5 11.3 11.0 11.0 全国 福岡県 10.5 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 県内公立小中学校の不登校の状況(単位:人) 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 中学校 754 4,032 812 4,013 900 4,061 872 4,031 953 4,052 計 4,786 4,825 4,961 4,903 5,005 小学校 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(文部科学省) 本県の不登校の現状 1 24年度末 4,903人 2,265 継続 25年度末 5,005人 2,265 継続 0 1,000 946 4,903 解消 1,692 卒業 2,740 新規 2,000 3,000 4,000 (人) 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(文部科学省) 2 不登校対策1 ひきこもり児童生徒サポート事業 ひきこもりがちな児童生徒への 効果的な支援の進め方 ~訪問指導の充実のために~ 第1章 訪問指導の心得 第1章 訪問指導の進め方 第2章 訪問指導の実際と留意点 第2章 訪問指導の実際 第3章 困ったときのQ&A 第4章 訪問指導における学校の役割 事例1~10 第3章 資料編 ~様式例~ 2 不登校対策1 ひきこもり児童生徒サポート事業 訪問指導員 ひきこもり又はひきこもり傾向 にある不登校児童生徒の学校復帰や適応指導教 室等への通級を目指し、家庭を訪問して当該児 童生徒やその保護者に対して指導・支援を行 う、いわゆる「訪問指導」に携わる人の総称 職務 ○不登校児童生徒宅への家庭訪問 ○当該不登校児童生徒や保護者との相談活動 ○学校、適応指導教室等への訪問状況の報告 2 不登校対策1 ひきこもり児童生徒サポート事業 訪問指導員に求められること 1 2 3 4 子供への積極的な関心 子供や保護者との信頼関係の形成 自己啓発と連携・協働 子供の自己決定の尊重 訪問指導で気をつけること 1 2 3 4 5 プライバシーの保護と契約 記録の作成と保管 面談意欲が低いことへの対応 面談のルール、時間、場所に関する柔軟な対応 家庭と他機関との連携 2 不登校対策1 学 校 校 長 訪問指導に関する情報の提供 SC 不登校対策委員会 コーディネーター スクールカウンセラー 見立 評価 計画 実践 校内プロジェクトチーム ・学級担任 ・学年主任 ・部活顧問 ・教科担任 ・教務主任 ・養護教諭 ・スクールカウンセラー 等 日常的なサポート 担当者 ひきこもり児童生徒サポート事業 訪問指導依頼 訪問指導の検討 ・共通理解 ・必要性の確認 派遣希望提出 教育委員会 【サポート会議】 訪問指導員の決定 訪問指導員 事前打合せ 目標共有 子供の状況把握 支援方針決定 時間・頻度・場所 初 回 訪 問 保護者 2 不登校対策1 ひきこもり児童生徒サポート事業 訪問指導員数、訪問回数等(H19~20年度) 訪問指導員数 延べ訪問回数 訪問指導員 平均訪問回数 児童生徒 平均訪問回数 32人 1,283回 40.1回 10.8回 対象児童生徒数、学校復帰数等(H19~20年度) ① ② ③ 訪問指導 学校復帰 復帰率 ②/① ④ ⑤ 適応指導 通級率 教室通級 ③/① ⑥ 好ましい 変容 ⑦ 改善率 小学校 25人 5人 20.0% 1人 4.0% 11人 68.0% 中学校 94人 18人 19.1% 6人 6.4% 29人 56.4% 119人 23人 19.3% 7人 5.9% 40人 58.8% 計 本県の不登校の現状 1 24年度末 4,903人 2,265 継続 25年度末 5,005人 2,265 継続 0 1,000 946 解消 1,692 卒業 2,740 新規 2,000 3,000 4,000 (人) 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(文部科学省) 2 不登校対策2 中1不登校等対策強化事業 ○中1不登校等対策アドバイザーの派遣 指導・助言 強 化 指 定 市 町 村 福岡県 教育委員会 報告・資料提供 指導・支援 報告・相談 小 学 校 中学校 授業支援 中1不登校等対策アドバイザー 生徒指導 支援 相談等 相談等 登校指導 学習指導 適応指導 不登校傾向 児童生徒 相談等 指導資料の 作成・配布 連 携 指導・支援 教職員 教師用 小 学 校 市町村及び 市町村立学校 への普及と啓発 ○不登校予防診断チェックリストの開発 ○保護者用パンフレット、教師用指導資料の作成 不登校対策3 2 マンツーマン方式 不登校(兆候)の 児童生徒の情報交換 校長 前担任 事務職員 教科担当 現担任 部活顧問 教頭 図書司書 養護教諭 支援方針の決定 最も信頼関係のある 教職員を担当者に決定 担当者が継続的に 支援・援助を実施 プロジェクトチームを 組織し、サポート 2 不登校対策4 福岡アクション3 未然 防止 ○自己実現を図る授業づくり ○豊かな人間関係づくり、「絆」「心の居場所」づくり ○体験活動の充実、キャリア教育の充実 ○校内研修の充実 早期 対応 ○教育相談の充実 ○小中連携 ○アンケートの実施 ○チームによる「マンツーマン方式」の実施 継続 支援 ○学校復帰に向けたチーム対応 ○家庭・地域、関係機関との連携 2 不登校対策4 福岡アクション3 未然 防止 ○朝のアクション(出迎え、言葉かけ、情報共有) ○昼のアクション(褒めるところ探し、一緒に昼食) ○夕のアクション(環境整備、欠席等の連絡) 早期 対応 ○1日目(様子を窺う電話連絡、翌日の声かけ) ○2日目(安心の電話連絡、連絡依頼、声かけ) ○3日目(家庭訪問、学級の話題、見守りと声かけ) 継続 支援 ○分担(チーム編成、情報整理、役割、具体策) ○共有(小さな変化、継続的・効率的な情報共有) ○評価(成果評価、検討と修正、チーム内の声かけ) 3 フリースクール等との連携と課題 ○児童生徒の学習・生活状況の情報交流 ○学校職員と適応指導教室職員の相互訪問 ○適応指導教室連絡協議会への参加促進 ▲民間施設の種類によらない児童生徒への支援 ▲学習指導要領に基づいた教育課程の実施 ▲学習評価及び進路の保障