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市民税・道民税の計算例① 【設定 1 夫(会社員)の給与で生活している

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市民税・道民税の計算例① 【設定 1 夫(会社員)の給与で生活している
❏市民税・道民税の計算例①
追加情報(支払ったもの)
・社会保険料
400,820 円
・旧契約の一般生命保険料
30,000 円
・新契約の一般生命保険料
40,000 円
・介護医療保険料控除
50,000 円
【設定 1 夫(会社員)の給与で生活している世帯】
夫(年齢関係なし)
給与収入 600 万円
妻(70 歳未満。無収入)
長女(高校生 17 歳)
長男(中学生 15 歳)
❍計算手順
①給与所得を確定します。
4,260,000 円 (8 ページに速算表があります)
②上記の金額が、均等割・所得割のそれぞれで「課税」に該当するか、しないかを確認します。
(4 ページに早見表があります)
均等割が「課税」となる 147 万円以上か? → はい → 均等割課税確定
A(市民税 3,500 円+道民税 1,500 円)
所得割が「課税」となる 172 万円以上か? → はい → ③以下の計算へ
③所得控除を計算します。(10~12 ページの所得控除一覧をご参照ください)
社会保険料
400,820 円(追加情報から)
生命保険料(一般生命保険)
28,000 円(追加情報から計算。11 ページをご参照ください)
生命保険料(介護医療保険)
26,500 円(
同 上 )
配偶者控除(70 歳未満)
330,000 円(70 歳以上の場合は 38 万円)
扶養控除(長女のみ該当)
330,000 円(16 歳未満の控除額は 0 円です)
基礎控除(全ての納税義務者該当) 330,000 円
以上の合計額
1,445,320 円
④課税所得金額を計算します。
課税所得金額(千円未満切り捨て)=①-③= 2,814,000 円
⑤算出所得割額を計算します。
④×(市民税 6%+道民税 4%)
=B市民税 168,840 円+道民税 112,560 円
⑥税額控除を計算します。(15 ページをご参照ください)
➊調整控除(合計課税所得金額が 200 万円超の計算式を採用)
={5 万円+基礎控除以外の人的控除額の差の合計-(合計課税所得金額-200 万円)}×5%
={15 万円-(2,814,000 円-200 万円)}×5%
→{ }内がマイナスのため、控除下限額を採用する。→市民税 1,500 円+道民税 1,000 円
➋その他の税額控除なし。
よって税額控除の合計は、C市民税 1,500 円+道民税 1,000 円
❍税額のまとめ
上記計算の結果(A+B-C)税額は次のとおりです。
市民税の年税額
170,800 円(100 円未満切捨て)
道民税の年税額
113,000 円(
同
上
- 17 -
)
合 計 283,800 円
❏市民税・道民税の計算例②
【設定 2 夫の年金収入で生活している世帯】
夫(65 歳以上。年金受給者)
追加情報(支払ったもの)
・国保保険料
132,200 円
・介護保険料
62,313 円
・一般の旧生命保険料 180,000 円
・旧長期損害保険料 40,000 円
年金収入 240 万円
妻(70 歳未満。無収入)
(平成 17 年契約)
❍計算手順
①公的年金所得を確定します。
1,200,000 円 (9 ページに計算式があります)
②上記の金額が、均等割・所得割のそれぞれで「課税」に該当するか、しないかを確認します。
(4 ページに早見表があります)
均等割が「課税」となる 83 万円以上か? → はい → 均等割課税確定
A(市民税 3,500 円+道民税 1,500 円)
所得割が「課税」となる 102 万円以上か? → はい → ③以下の計算へ
③所得控除を計算します。(10~12 ページの所得控除一覧をご参照ください)
社会保険料(国保保険料)
132,200 円(追加情報から)
社会保険料(介護保険料)
62,313 円(追加情報から)
生命保険料(一般生命保険)
35,000 円(追加情報から計算。11 ページをご参照ください)
地震保険料(旧長期損害保険料)
10,000 円(追加情報から計算。10 ページをご参照ください)
配偶者控除(70 歳未満)
330,000 円(70 歳以上の場合は 38 万円)
基礎控除(全ての納税義務者該当) 330,000 円
以上の合計額
899,513 円
④課税所得金額を計算します。
課税所得金額(千円未満切り捨て)=①-③= 300,000 円
⑤算出所得割額を計算します。
④×(市民税 6%+道民税 4%)
=B市民税 18,000 円+道民税 12,000 円
⑥税額控除を計算します。(15 ページをご参照ください)
➊調整控除(合計課税所得金額が 200 万円以下の計算式を採用)
次のうちいずれか少ない額の 5%
㋑5万円+基礎控除以外の人的控除額の差の合計額(5万円)
㋺合計課税所得金額(=300,000 円)
㋑×5%=5,000 円
配分は市民税が 3%、道民税が 2%のため、市民税 3,000 円+道民税 2,000 円
➋その他の税額控除なし。
よって税額控除の合計は、C市民税 3,000 円+道民税 2,000 円
❍税額のまとめ
上記計算の結果(A+B-C)税額は次のとおりです。
市民税の年税額
18,500 円(100 円未満切捨て)
道民税の年税額
11,500 円(
同
上
- 18 -
)
合 計 30,000 円
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