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●はじめに
ひきこもりや若年無業者など、社会生活を円滑に営む上での困難な状況にある子ど
も・若者への支援は、単一の機関だけでは困難なものであり、様々な機関が協力、連携
して、それぞれの専門性を活かした発達段階、生活環境、特性その他の状況に応じた支
援を重層的に行っていくことが必要とされています。
平成 22 年 4 月に施行された「子ども・若者育成支援推進法(以下「法」という。)」
は、こうした背景から制定されたものであり、教育、福祉、保健、医療、矯正、更生保
護、雇用その他の各関連分野における連携の重要性を法律において確認し、その連携を
推進するとともに、重層的な支援を効果的かつ円滑に実施するための仕組みとして「子
ども・若者支援地域協議会(以下「協議会」という。)」制度が設けられたものです。
市においても、平成 22 年から、若年者就労問題等連絡会議と子ども・若者育成支援
推進検討会議を合同で開催し、課題の認識や関係分野での支援内容等情報の共有を図っ
てきましたが、今年度、10 月を目途に法に基づく協議会を設置することとなり、両会
議の実務担当者会議において、支援ネットワークとなる社会資源の把握や協議会の構成
員、連携する際の留意事項等について検討を行いました。
検討にあたっては、支援ネットワークとなる社会資源について、実務担当者の業務と
かかわりのある団体や個人を抽出し、法第 15 条に規定する関係機関等が行う支援の効
果的かつ円滑な実施を実現するため、①支援のある団体や個人、②相談窓口のある団体、
③つなぎ役となる団体や個人、④支援等情報伝達、情報を拡散してもらえる団体や個人
に分類しました。また、団体や個人の公的性格についても分類し、連携する場合の課題
や課題の解決策等について話し合いました。
この取りまとめは、内閣府が策定した「子ども・若者支援地域協議会設置・運営指針
(以下「指針」という。)」を参考に、記載のある構成員の法的根拠を踏まえ、実務担
当者の視点からの検討内容を盛り込み作成したもので、今後、市の協議会設置・運営に
向けた基礎資料とするものです。
1
1.
対象となる子ども・若者
協議会における支援の対象となる子ども・若者とは、修学及び就業のいずれ
もしていない子ども・若者その他の子ども・若者であって、社会生活を円滑に
営む上での困難を有するものである(法第15条第1項本文)。
したがって、「修学及び就業のいずれもしていない子ども・若者」であるひ
きこもりや若年無業者だけではなく、「その他の子ども・若者であって、社会
生活を円滑に営む上での困難を有するもの」である不登校など様々な困難を有
する子ども・若者を幅広く含むことになる。
ここで、「子ども・若者」の対象年齢は30歳代までを想定している。
もっとも、福祉、雇用といった個別の分野における、それぞれの担当機関
や他のネットワークによる支援だけで十分に対応可能なものまですべて協議
会で継続的に支援を行う対象とするという趣旨ではなく、関係機関が密接に
連携して総合的に対応する必要のあるものを扱うということである。
「子ども・若者支援地域協議会設置・運営指針」抜粋
市においては、児童福祉法第 25 条の 2 に規定する「要保護児童対策協議会」として
「豊中市児童虐待防止ネットワーク会議」により、虐待を受けている児童(受けている
と思われる児童を含む)、要支援児童(保護者の養育を支援する必要がある児童)とそ
の家庭、ならびに特定妊婦(出産前に支援が必要な妊婦)が、また、子ども健やか育み
条例等に基づく行動計画により、18 歳未満の子ども・若者にかかる事業が実施されて
いることから、実務担当者会議においては、おおむね義務教育が終了する 15 歳から 30
歳代までの支援を前提としました。
2
2.
国が想定している関係機関およびその具体例
〔子ども・若者育成支援推進法(抜粋)
〕
(関係機関等による支援)
第 15 条 国及び地方公共団体の機関,公益社団法人及び公益財団法人,特定非営利活
動促進法(平成 10 年法律第 7 号)第 2 条第 2 項に規定する特定非営利活動法人その他
の団体並びに学識経験者その他の者であって,教育,福祉,保健,医療,矯正,更生保
護,雇用その他の子ども・若者育成支援に関連する分野の事務に従事するもの(以下「関
係機関等」という。
)は,修学及び就業のいずれもしていない子ども・若者その他の子
ども・若者であって,社会生活を円滑に営む上での困難を有するものに対する次に掲げ
る支援(以下この章において単に「支援」という。
)を行うよう努めるものと
する。
一 社会生活を円滑に営むことができるようにするために,関係機関等の施設,子ど
も・若者の住居その他の適切な場所において,必要な相談,助言又は指導を行うこと。
二 医療及び療養を受けることを助けること。
三 生活環境を改善すること。
四 修学又は就業を助けること。
五 前号に掲げるもののほか,社会生活を営むために必要な知識技能の習得を助けるこ
と。
六 前各号に掲げるもののほか,社会生活を円滑に営むことができるようにするための
援助を行うこと。
2 関係機関等は,前項に規定する子ども・若者に対する支援に寄与するため,当該子
ども・若者の家族その他子ども・若者が円滑な社会生活を営むことに関係する者に対し,
相談及び助言その他の援助を行うよう努めるものとする。
協議会の対象となる困難を有する子ども・若者への対応は、例えば、①電話相
談、個別家族支援、家族療法、家族会の紹介、緊急対応などの家族相談、②
カウンセリング、心理治療、精神科治療、訪問支援などの本人へのアプローチ、
③ 集団療法、デイケア、居場所作りなどの集団適応支援、④ 就業支援、修学・
復学支援など、様々な社会資源を活用し、多様なアプローチによってより有効な
支援がなされると考えられる。
例えば就業支援の場において求められるのは、面接の受け方や履歴書の作成と
いった技術的なアドバイスはもとより、心のケアを要することもあり、保健・福
祉の分野との連携が必要な場合もある。また、若年無業者の中には不登校傾向に
あった者や高校中退者が少なくないので、教育からの離脱に対する予防と学校を
離れた段階での早期対応について、教育の分野との連携が必要である。
3
このため、法は、協議会の構成者として、国及び地方公共団体の機関、公益社
団法人及び公益財団法人、特定非営利活動促進法(平成10年法律第7号)第2条
第2項に規定する特定非営利活動法人その他の団体並びに学識経験者その他の者
であって、教育、福祉、保健、医療、矯正、更生保護、雇用その他の子ども・若
者育成支援に関連する分野の事務に従事するものを想定している(法第15条第1
項本文)。
また、法第15条の「団体」には、法人のほか、①団体としての組織を構えるこ
と、②多数決の原則が行われていること、③構成員の変更にも関わらず団体その
ものが存続すること、④その組織によって代表の方法、総会の運営、財産
の管理その他団体としての主要な点が確定していること(最判昭39・10・15民
集18巻8号1671頁)の四条件を満たすいわゆる権利能力なき社団も含まれる。し
たがって、法人のほか、権利能力なき社団も協議会の構成機関となることができ
る。
もっとも、法律上想定されている教育、福祉、保健、医療、矯正、更生保護、
雇用のすべての分野の団体・個人を必ず含めなければならないものではなく、地
域の実情に応じて、ある程度限定したり、逆に幅広くしたりすることも可能であ
る。ただし、設置主体となる地方公共団体における「困難を有する子ども・若者
への支援を所掌する部局」は構成機関となるのが一般的であると考える。
なお、青少年育成都道府県民会議、青少年育成市町村民会議、青少年団体、青
少年育成アドバイザー、青少年教育施設や地元企業等には、個別ケースの検討に
関わることもある構成機関としてではなく、社会体験や就業体験の場を提供する
ことや、地域の青少年育成活動の実践などの側面的な支援が期待される。また、
公民館等の社会教育施設には、家族を含めた一般市民に対する啓発の場を提供す
ることなどが、勤労青少年ホームには、青少年のキャリア形成支援に係る環境整
備を図ることなどが期待される。
「子ども・若者支援地域協議会設置・運営指針」抜粋
4
(※)「少年補導センター」、「青少年センター」等を含む。
「子ども・若者支援地域協議会設置・運営指針」抜粋
5
3.
関係機関等の設置根拠や業務内容等および豊中市における関係機関等
(1) 教育分野
① 教育委員会
都道府県及び市町村等に置かれる合議制の執行機関です。
〔地方自治法(抜粋)
〕
第 180 条の 8 教育委員会は、別に法律の定めるところにより、学校その他の教育機関
を管理し、学校の組織編制、教育課程、教科書その他の取扱及び教育職員の身分取扱に
関する事務を行い、並びに社会教育その他の教育、学術及び文化に関する事務を管理し
及びこれを執行する。
〔地方教育行政の組織及び運営に関する法律(抜粋)〕
(教育委員会の職務権限)
第 21 条 教育委員会は、当該地方公共団体が処理する教育に関する事務で、次に掲げ
るものを管理し、及び執行する。
一 教育委員会の所管に属する第 30 条に規定する学校その他の教育機関(以下「学校
その他の教育機関」という。)の設置、管理及び廃止に関すること。
二 教育委員会の所管に属する学校その他の教育機関の用に供する財産(以下「教育財
産」という。)の管理に関すること。
三 教育委員会及び教育委員会の所管に属する学校その他の教育機関の職員の任免そ
の他の人事に関すること。
四 学齢生徒及び学齢児童の就学並びに生徒、児童及び幼児の入学、転学及び退学に関
すること。
五 教育委員会の所管に属する学校の組織編制、教育課程、学習指導、生徒指導及び職
業指導に関すること。
六 教科書その他の教材の取扱いに関すること。
七 校舎その他の施設及び教具その他の設備の整備に関すること。
八 校長、教員その他の教育関係職員の研修に関すること。
九 校長、教員その他の教育関係職員並びに生徒、児童及び幼児の保健、安全、厚生及
び福利に関すること。
十 教育委員会の所管に属する学校その他の教育機関の環境衛生に関すること。
十一 学校給食に関すること。
十二 青少年教育、女性教育及び公民館の事業その他社会教育に関すること。
十三 スポーツに関すること。
十四 文化財の保護に関すること。
十五 ユネスコ活動に関すること。
十六 教育に関する法人に関すること。
十七 教育に係る調査及び基幹統計その他の統計に関すること。
十八 所掌事務に係る広報及び所掌事務に係る教育行政に関する相談に関すること。
十九 前各号に掲げるもののほか、当該地方公共団体の区域内における教育に関する事
務に関すること。
6
② 教育センター
教育についての調査・研究、教職員の研修、*教育相談の実施等を行うために設置
されています。
〔大阪府教育センター条例(抜粋)〕
(設置)
第 1 条 教育の振興を図るため、大阪府教育センター(以下「センター」という。)を
大阪市住吉区苅田四丁目に置く。
(事業)
第 2 条 センターは、次の事業を行う。
一 教育関係職員の研修に関すること。
二 教育に関する専門的又は技術的事項の調査及び研究に関すること。
三 教育に関する資料の収集及び提供に関すること。
四 教育相談に関すること。
五 大阪府教育センター附属高等学校との連係及び協力に関すること。
六 前各号に掲げるもののほか、前条の目的を達成するため必要なこと。
〔教育センター条例(抜粋)
〕=豊中市=
(設置)
第 1 条 市の教育の伸展を図るとともに,教育への理解を深める目的をもって,教育
に関する専門的,技術的事項の研究及び調査並びに教育関係職員の研修を行い,併せ
て教育に関する情報の提供等を行うための教育機関として,教育センターを設置する。
(事業)
第 3 条 センターは、その目的を達成するため,次の事業を行う。
(1) 教育計画,教育内容及び教育方法につき研究し,及び調査すること。
(2) 教育関係職員の研修を行うこと。
(3) 教育資料等の情報の提供及び教育に関する啓発を行うこと。
(4) 教育資料等を収集し,及び保管すること。
(5) 教育に関する各種講座を開催すること。
(6) 前各号に掲げるもののほか,センターの目的達成のため必要と認めて教育委員会
規則により指定された業務
*豊中市における教育相談は、教育委員会事務局児童生徒課が所掌しています。
〔豊中市教育委員会事務局事務分掌規則(抜粋)〕
(事務分掌)
第 11 条 事務局の事務組織の事務分掌は,次のとおりとする。
児童生徒課
(1) 生徒指導に関すること。
(2) 生徒指導の研修及び生徒指導対策委員会に関すること。
7
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(10)
(11)
(12)
(13)
(14)
(15)
(16)
青少年の健全育成,非行防止に係る総合企画及び啓発に関すること。
青少年の相談及び指導に関すること。
青少年健全育成関係機関及び団体との連絡調整に関すること。
青少年指導ルーム指導員会及び青少年健全育成会に関すること。
児童及び生徒に係る不審者等への対応に関すること。
教育相談に関すること(他の所管に属するものを除く。)。
教育相談に係る職員の研修に関すること。
学校教育に係る相談及び関係機関との連絡調整に関すること。
学校問題解決支援事業に関すること(他の所管に属するものを除く。)。
支援学級の設置及び指導等に関すること。
障害児教育に関すること。
障害児教育に係る職員の研修に関すること。
障害児の補装具に係る補助金に関すること。
少年文化館との連絡調整に関すること。
③ 高等学校
中学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、高度な普通教育及び
専門教育を施すことを目的としています。
〔高等学校設置基準(抜粋)
〕
第5条 高等学校の学科は次のとおりとする。
一 普通教育を主とする学科
二 専門教育を主とする学科
三 普通教育及び専門教育の選択履修を旨として総合的に施す学科
第 6 条 前条第一号に定める学科は、普通科とする。
2 前条第二号に定める学科は、次に掲げるとおりとする。
一 農業に関する学科
二 工業に関する学科
三 商業に関する学科
四 水産に関する学科
五 家庭に関する学科
六 看護に関する学科
七 情報に関する学科
八 福祉に関する学科
九 理数に関する学科
十 体育に関する学科
十一 音楽に関する学科
十二 美術に関する学科
十三 外国語に関する学科
十四 国際関係に関する学科
十五 その他専門教育を施す学科として適当な規模及び内容があると認められる学科
3 前条第三号に定める学科は、総合学科とする。
8
◎大阪府立高等学校等の設置状況(平成28年度選抜を行う府立高等学校等)
全日制普通科
1 東淀川 ★
2 北淀
3 大手前 ■△
4 旭 ●
5 西淀川
6 茨田
7 清水谷
8 高津 ■
9 夕陽丘 ◆
10 港
11 泉尾
12 大正 ★
13 勝山
14 阿倍野
15 東住吉 ▼
16 平野
17 阪南
18 池田
19 渋谷
20 豊中 ■
21 桜塚 △
22 豊島
23 刀根山
24 箕面 ○
25 春日丘 △
26 茨木 ■
27 茨木西
28 北摂つばさ ★▽A
29 吹田
30 吹田東
31 北千里
32 山田
33 三島
34 高槻北
35 芥川
36 阿武野 ☆
37 大冠
38 摂津 ▲
39 島本
40 四條畷 ■
41 寝屋川 △
42 西寝屋川
43 北かわち皐が丘
全日制普通科
44 枚方 ●
45 長尾
46 牧野
47 香里丘
48 枚方津田
49 枚方なぎさ ★☆
50 守口東
51 門真西
52 門真なみはや ★
53 野崎
54 緑風冠 ★▽B
55 交野
56 布施 △
57 花園 ●
58 布施北 □
59 かわち野 ★
60 みどり清朋
61 山本
62 八尾
63 八尾翠翔 ☆
64 生野 ■
65 大塚 ▲
66 柏原東
67 河南
68 富田林
69 金剛 ★▽C
70 懐風館
71 長野 ●
72 長野北
73 藤井寺
74 狭山
75 登美丘
76 泉陽
77 三国丘 ■△
78 金岡
79 東百舌鳥
80 堺西
81 福泉
82 堺上
83 成美 ★
84 美原
85 泉大津
86 伯太 ★
全日制普通科
87 信太 ▽D
88 高石
89 和泉 ○
90 岸和田 ■
91 久米田 ▽D
92 佐野 ●
93 日根野
94 貝塚南
95 りんくう翔南 ★
96 泉鳥取
全日制普通科単位制
97 市岡
98 大阪府教育センター附属
99 槻の木
100 鳳
専門高校
101 北野
102 天王寺
103 園芸 ☆
104 農芸
105 淀川工科
106 西野田工科 △
107 今宮工科 △
108 茨木工科 △
109 城東工科
110 布施工科
111 藤井寺工科 △
112 堺工科 △
113 佐野工科 △
114 住吉
115 千里
116 泉北
117 港南造形
全日制総合学科
(クリエイティブスクールを除く)
118 柴島 ☆
119 今宮
120 能勢
121 千里青雲 ▽A
122 芦間 ▽B
★:普通科総合選択制 △:全・定併置校
専門学科併置校 ■:文理学科 ●:国際教養科 ▲:体育科 ▼:芸能文化科 ◆:音楽科 ○:グローバル科
全日制総合学科
(クリエイティブスクールを除く)
123 福井
124 枚岡樟風 ▽C
125 八尾北
126 松原 ☆
127 堺東 ☆
128 貝塚 ☆
全日制総合学科
(エンパワメントスクール)
129 西成 ☆
130 長吉
131 箕面東
132 成城 △
133 岬
全日制総合学科
及び多部制単位制1・2部
(クリエイティブスクール)
134 東住吉総合
135 和泉総合 △
136 桃谷 △
定時制及び
多部制単位制3部
1 大手前(定)
2 桜塚(定)
3 春日丘(定)
4 寝屋川(定)
5 布施(定)
6 三国丘(定)
7 西野田工科(定)
8 今宮工科(定)
9 茨木工科(定)
10 藤井寺工科(定)
11 堺工科(定)
12 佐野工科(定)
13 成城(定)
14 和泉総合(定)
15 桃谷(3部)
通信制
1 桃谷(通)
本校(高等支援学校)
▽A とりかい
▽B むらの
▽C たまがわ
▽D すながわ
総合学科併置校
▽: 大阪府立知的障がい高等支援
学校職業学科の共生推進教室
設置校
□:デュアル総合学科
☆:大阪府立高等学校知的障がい生徒自立支援コース設置校
9
(2) 福祉分野
① 福祉事務所
社会福祉法第 14 条に規定されている「福祉に関する事務所」をいい、福祉六
法(生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法、老人福祉法、身体障害者
福祉法及び知的障害者福祉法)に定める援護、育成又は更生の措置に関する事
務を司る社会福祉の行政機関です。
都道府県及び市(特別区を含む。)は設置が義務付けられています。
〔福祉事務所条例(抜粋)
〕=豊中市=
(設置)
第 1 条 社会福祉法(昭和 26 年法律第 45 号。以下「法」という。)第 14 条第 1 項に基
づき,福祉に関する事務所を設置する。
(所掌)
第 4 条 事務所においては,法に定める事務をつかさどるものとする。ただし,市長が
必要と認めるときは,他の事務を併せてつかさどらせることができる。
② 社会福祉施設
社会福祉施設は、お年寄り、子どもや障害のある方々に福祉サービスを提供す
る施設であり、これらの方々が自立してその能力を発揮できるよう、必要な日
常生活の支援、技術の指導などを行うことを目的とした施設です。
施設種類
根拠
保護施設
生活保護法第38条に基づく救護施設等
児童福祉施設
児童福祉法第7条に基づく知的障害児施設等
障害者施設
障害者自立支援法第5条に基づく障害福祉サービス事業(生活介護、
自立訓練、就労移行支援、就労継続支援)、施設入所支援、共同生
活、自立介護及び共同生活援助を行う施設
他の施設
社会福祉法第2条第2項に基づく社会事業授産施設等
10
③ 児童相談所
児童福祉法第 12 条の規定に基づき、各都道府県に設置される児童福祉の行政
機関です。法(生活保護法、児童福祉法、母子及び寡婦福祉法、老人福祉法、
身体障害者福祉法及び知的障害者福祉法)に定める援護、育成又は更生の措置
に関する事務を司る社会福祉の行政機関です。
〔大阪府子ども家庭センター設置条例(抜粋)
〕
(設置)
第一条 児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 12 条に規定する児童相談所として、大
阪府子ども家庭センター(以下「センター」という。)を設置する。
項
一
名称
大阪府中央子ども家庭センター
位置
所管区域
寝屋川市八坂町
守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真
市、四條畷市、交野市
二
大阪府池田子ども家庭センター
池田市満寿美町
豊中市、池田市、箕面市、豊能郡
三
大阪府吹田子ども家庭センター
吹田市出口町
吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、三島郡
四
大阪府東大阪子ども家庭センター
東大阪市永和一丁目 八尾市、柏原市、東大阪市
五
大阪府富田林子ども家庭センター
富田林市寿町二丁目 富田林市、河内長野市、松原市、羽曳野市、
藤井寺市、大阪狭山市、南河内郡
六
大阪府岸和田子ども家庭センター
岸和田市宮前町
岸和田市、泉大津市、貝塚市(貝塚市)、泉
佐野市、和泉市、高石市、泉南市、阪南市、
泉北郡、泉南郡
●大阪府池田子ども家庭センター
子どもや家庭についての相談、おおむね 25 歳までの青少年についての相談を行って
います。また、配偶者暴力相談支援センターを設置しています。
◎開庁時間 午前 9 時から午後 5 時 45 分(土、日、祝祭日、年末年始を除)◎
夜間・休日虐待通告専用電話 072-295-8737
(午後 5 時 45 分から翌日午前 9 時まで、及び土、日、祝祭日、年末年始)
【主な業務】
児童福祉法第 12 条に基づき、子どもに関するあらゆる問題について、家庭やその他か
らの相談に応じ、必要に応じて、子どもを児童福祉施設に入所または通所させ、あるいは
里親等に委託を行い、その健全な育成をはかる。
必要な場合には、一時保護をして、子どもの緊急保護・行動観察・短期治療を行う。
11
また、中学卒業後からおおむね25歳までの方を対象とした専用の相談窓口を設けてい
る。
子どもの健やかな育成と家庭および地域における子育てを支援する地域活動を積極的に
展開し、地域関係機関とのネットワークをはかり、子どもの養育を側面的に支援する。
「DV防止法」の「配偶者暴力相談支援センター」として配偶者からの暴力についての相
談援助を行う。
生活保護、助産施設・母子生活支援施設への入所、特別障がい者手当、障がい児福祉
手当・母子家庭及び寡婦などに関することについて相談に応じる。
④ 発達障害者支援センター
発達障害者支援センターは、発達障害児(者)への支援を総合的に行うことを目
的とした専門的機関です。都道府県・指定都市自ら、または、都道府県知事等が
指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人等が運営しています。
発達障害児(者)とその家族が豊かな地域生活を送れるように、保健、医療、福
祉、教育、労働などの関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワー
クを構築しながら、発達障害児(者)とその家族からのさまざまな相談に応じ、
指導と助言を行っています。
〔発達障害者支援法(抜粋)〕
(定義)
第二条 この法律において「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広
汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であっ
てその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。
2 この法律において「発達障害者」とは、発達障害を有するために日常生活又は社会
生活に制限を受ける者をいい、
「発達障害児」とは、発達障害者のうち十八歳未満のも
のをいう。
3 この法律において「発達支援」とは、発達障害者に対し、その心理機能の適正な発
達を支援し、及び円滑な社会生活を促進するため行う発達障害の特性に対応した医療
的、福祉的及び教育的援助をいう。
(発達障害者支援センター等)
第十四条 都道府県知事は、次に掲げる業務を、社会福祉法人その他の政令で定める法
人であって当該業務を適正かつ確実に行うことができると認めて指定した者(以下「発
達障害者支援センター」という。)に行わせ、又は自ら行うことができる。
一 発達障害の早期発見、早期の発達支援等に資するよう、発達障害者及びその家族に
対し、専門的に、その相談に応じ、又は助言を行うこと。
二 発達障害者に対し、専門的な発達支援及び就労の支援を行うこと。
三 医療、保健、福祉、教育等に関する業務(次号において「医療等の業務」という。)
を行う関係機関及び民間団体並びにこれに従事する者に対し発達障害についての情
報提供及び研修を行うこと。
四 発達障害に関して、医療等の業務を行う関係機関及び民間団体との連絡調整を行う
こと。
五 前各号に掲げる業務に附帯する業務
12
●大阪府発達障がい者支援センター アクトおおさか
大阪府が社会福祉法人北摂杉の子会に委託して運営しています。
自閉症や関連する発達障がいのある人たちへの生涯にわたる支援システムづくりの
ために、家族・関係施設等からの相談に応じるなどの事業を行っています。
アクトおおさかでは、発達障がいのある人たちのバリアフリーをめざして、生涯にわた
る一貫した支援体制の構築に向けて、関係機関との連携をもとに、相談・コンサルテー
ション・就労支援・啓発研修等の事業を行ってまいります。
対象は、大阪府内(大阪市・堺市は除く)にお住まいの、自閉症(高機能自閉症も含む)・
アスペルガー症候群・LD(学習機能障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障が
いのある方々とそのご家族・関係機関/施設です。
◎開庁時間 月曜日~金曜日 9:30~17:30
◎電話相談 火曜日~金曜日 13:30~16:30
⑤ ひきこもり地域支援センター
大阪府においては、「ひきこもり地域支援センター事業」を行い、ひきこもりに悩
むご本人やご家族、関係者の方々を対象として専門の相談員が電話で応じる、専門
電話相談の窓口を設けています。
●ひきこもり相談窓口
ひきこもりに悩むご本人や保護者、関係者の方々を対象として、専門の相談員
が電話で相談に応じます。
大阪府こころの健康総合センター
ひきこもり専門相談窓口(ひきこもり地域支援センター事業)
電話:06-6697-2750 (平日の 10 時から 12 時)
大阪府立子どもライフサポートセンター (概ね18歳未満を対象)
電話:072-298-3595 (平日の 10 時から 17 時)
⑥ 社会福祉協議会
社会福祉協議会は、民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的と
しない民間組織です。昭和26年(1951年)に制定された社会福祉事業法(現在の
「社会福祉法」)に基づき、設置されています。
13
社会福祉協議会は、それぞれの都道府県、市区町村で、地域に暮らす皆様のほか、
民生委員・児童委員、社会福祉施設・社会福祉法人等の社会福祉関係者、保健・医
療・教育など関係機関の参加・協力のもと、地域の人びとが住み慣れたまちで安心
して生活することのできる「福祉のまちづくり」の実現をめざしたさまざまな活動
をおこなっています。
市区町村社会福祉協議会は、高齢者や障害者の在宅生活を支援するために、ホーム
ヘルプサービス(訪問介護)や配食サービスをはじめ、さまざまな福祉サービスを
おこなっているほか、多様な福祉ニーズに応えるため、それぞれの社協が地域の特
性を踏まえ創意工夫をこらした独自の事業に取り組んでいます。
地域のボランティアと協力し、高齢者や障害者、子育て中の親子が気軽に集える「サ
ロン活動」を進めているほか、社協のボランティアセンターではボランティア活動
に関する相談や活動先の紹介、また、小中高校における福祉教育の支援等、地域の
福祉活動の拠点としての役割を果たしています。
都道府県社会福祉協議会は、県域での地域福祉の充実をめざした活動をおこなって
います。認知症(痴呆症)や知的障害、精神障害等によってご自身の判断能力に不
安のある方を対象に福祉サービスの利用援助や日常的な金銭の管理等をおこなう
「日常生活自立支援事業(旧 地域福祉権利擁護事業)」を市区町村社会福祉協議会
と連携して実施しています。また、福祉サービスに関する苦情の相談を受け付け、
中立の立場から助言、あっせんなどをおこなうことによって問題の解決を図るため
に「運営適正化委員会」を設置し、サービス事業者の適正な事業運営と、サービス
利用者の支援に向けた取り組みを進めています。さらに、福祉サービスの質の向上
を図ることを通じてサービスを利用する方がたの安心と満足を実現するため「福祉
サービスの第三者評価事業」にも積極的に取り組んでいます。
また、経済的な支援を必要とする方がたには、生活や就業等に必要な資金(生活福
祉資金)を低利で貸し付けています。そのほか、福祉関係者に対する専門的な研修
事業の実施、市区町村社会福祉協議会のボランティアセンターとの連携によるボラ
ンティア活動の振興、災害時には必要に応じて災害時ボランティアセンターを立ち
上げるなどして被災地支援にも取り組んでいます。また、福祉への理解をすすめる
14
ために小中高校における福祉教育の推進、さらには「福祉人材センター」における
福祉の仕事に関する求人・求職情報の提供などさまざまな事業をおこなっています。
〔社会福祉法(抜粋)〕
(市町村社会福祉協議会及び地区社会福祉協議会)
第 109 条 市町村社会福祉協議会は、一又は同一都道府県内の二以上の市町村の区域
内において次に掲げる事業を行うことにより地域福祉の推進を図ることを目的とする
団体であつて、その区域内における社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会
福祉に関する活動を行う者が参加し、かつ、指定都市にあつてはその区域内における
地区社会福祉協議会の過半数及び社会福祉事業又は更生保護事業を経営する者の過半
数が、指定都市以外の市及び町村にあつてはその区域内における社会福祉事業又は更
生保護事業を経営する者の過半数が参加するものとする。
一 社会福祉を目的とする事業の企画及び実施
二 社会福祉に関する活動への住民の参加のための援助
三 社会福祉を目的とする事業に関する調査、普及、宣伝、連絡、調整及び助成
四 前三号に掲げる事業のほか、社会福祉を目的とする事業の健全な発達を図るため
に必要な事業
(都道府県社会福祉協議会)
第 110 条 都道府県社会福祉協議会は、都道府県の区域内において次に掲げる事業を
行うことにより地域福祉の推進を図ることを目的とする団体であつて、その区域内に
おける市町村社会福祉協議会の過半数及び社会福祉事業又は更生保護事業を経営する
者の過半数が参加するものとする。
一 前条第一項各号に掲げる事業であつて各市町村を通ずる広域的な見地から行う
ことが適切なもの
二 社会福祉を目的とする事業に従事する者の養成及び研修
三 社会福祉を目的とする事業の経営に関する指導及び助言
四 市町村社会福祉協議会の相互の連絡及び事業の調整
⑦ 民生委員・児童委員
民生委員は、民生委員法に基づき、社会奉仕の精神を持って、常に住民の立場に
なって相談に応じ、及び必要な援助を行い、社会福祉の増進に努めることを任務と
して、市町村の区域に配置されている民間の奉仕者ですが、同時に児童福祉法第16
条第2項に基づき児童委員を兼ねるとされています。
児童委員は、地域の児童および妊産婦の健康状態、生活状態を把握して、それらの
者が必要な援助を受けられるようにしたり、それらの者に対する福祉サービスを行
なう者との連絡調整を行なうことを職務とし、更に主任児童委員に指名されると、
児童委員の連絡調整などにもあたることになります。
15
〔民生委員法(抜粋)〕
第14条 民生委員の職務は、次のとおりとする。
一 住民の生活状態を必要に応じ適切に把握しておくこと。
二 援助を必要とする者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができる
ように生活に関する相談に応じ、助言その他の援助を行うこと。
三 援助を必要とする者が福祉サービスを適切に利用するために必要な情報の提供その
他の援助を行うこと。
四 社会福祉を目的とする事業を経営する者又は社会福祉に関する活動を行う者と密接
に連携し、その事業又は活動を支援すること。
五 社会福祉法に定める福祉に関する事務所(以下「福祉事務所」という。)その他の関
係行政機関の業務に協力すること。
2 民生委員は、前項の職務を行うほか、必要に応じて、住民の福祉の増進を図るための
活動を行う。
第20条 民生委員は、都道府県知事が市町村長の意見をきいて定める区域ごとに、民生委
員協議会を組織しなければならない。
2 前項の規定による民生委員協議会を組織する区域を定める場合においては、特別の事
情のあるときの外、市においてはその区域を数区域に分けた区域をもつて、町村におい
てはその区域をも
つて一区域としなければならない。
第24条 民生委員協議会の任務は、次のとおりとする。
一 民生委員が担当する区域又は事項を定めること。
二 民生委員の職務に関する連絡及び調整をすること。
三 民生委員の職務に関して福祉事務所その他の関係行政機関との連絡に当たること。
四 必要な資料及び情報を集めること。
五 民生委員をして、その職務に関して必要な知識及び技術の修得をさせること。
六 その他民生委員が職務を遂行するに必要な事項を処理すること。
〔児童福祉法(抜粋)〕
第16条 市町村の区域に児童委員を置く。
2 民生委員法(昭和23年法律第198号)による民生委員は、児童委員に充てられたもの
とする。
3 厚生労働大臣は、児童委員のうちから、主任児童委員を指名する。
4 前項の規定による厚生労働大臣の指名は、民生委員法第5条の規定による推薦によつ
て行う。
16
第17条 児童委員は、次に掲げる職務を行う。
一 児童及び妊産婦につき、その生活及び取り巻く環境の状況を適切に把握しておくこ
と。
二 児童及び妊産婦につき、その保護、保健その他福祉に関し、サービスを適切に利用す
るために必要な情報の提供その他の援助及び指導を行うこと。
三 児童及び妊産婦に係る社会福祉を目的とする事業を経営する者又は児童の健やかな
育成に関する活動を行う者と密接に連携し、その事業又は活動を支援すること。
四 児童福祉司又は福祉事務所の社会福祉主事の行う職務に協力すること。
五 児童の健やかな育成に関する気運の醸成に努めること。
六 前各号に掲げるもののほか、必要に応じて、児童及び妊産婦の福祉の増進を図るため
の活動を行うこと。
2 主任児童委員は、前項各号に掲げる児童委員の職務について、児童の福祉に関する機
関と児童委員(主任児童委員である者を除く。以下この項において同じ。)との連絡調整
を行うとともに、児童委員の活動に対する援助及び協力を行う。
(3) 保健、医療分野
① 精神保健福祉センター
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第 6 条に定められた精神障害者の福祉
の増進を図るために設置された機関です。
〔精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(抜粋)〕
(精神保健福祉センター)
第6条 都道府県は、精神保健の向上及び精神障害者の福祉の増進を図るための機関(以
下「精神保健福祉センター」という。)を置くものとする。
2 精神保健福祉センターは、次に掲げる業務を行うものとする。
一 精神保健及び精神障害者の福祉に関する知識の普及を図り、及び調査研究を行うこ
と。
二 精神保健及び精神障害者の福祉に関する相談及び指導のうち複雑又は困難なものを
行うこと。
三 精神医療審査会の事務を行うこと。
四 第45条第1項の申請に対する決定及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援
するための法律第52条第1項に規定する支給認定(精神障害者に係るものに限る。)に
関する事務のうち専門的な知識及び技術を必要とするものを行うこと。
17
五 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第22条第2項 又は第
51条の7第2項の規定により、市町村(特別区を含む。第47条第3項及び第4項を除き、
以下同じ。)が同法第22条第1項又は第51条の7第1項の支給の要否の決定を行うに当
たり意見を述べること。
六 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第26条第1項又は第
51条の11の規定により、市町村に対し技術的事項についての協力その他必要な援助を
行うこと。
(相談指導等)
第 47 条 都道府県、保健所を設置する市又は特別区(以下「都道府県等」という。)
は、必要に応じて、次条第 1 項に規定する精神保健福祉相談員その他の職員又は都道府
県知事若しくは保健所を設置する市若しくは特別区の長(以下「都道府県知事等」とい
う。)が指定した医師をして、精神保健及び精神障害者の福祉に関し、精神障害者及び
その家族等その他の関係者からの相談に応じさせ、及びこれらの者を指導させなければ
ならない。
2 都道府県等は、必要に応じて、医療を必要とする精神障害者に対し、その精神障害
の状態に応じた適切な医療施設を紹介しなければならない。
3 市町村(保健所を設置する市を除く。次項において同じ。)は、前 2 項の規定によ
り都道府県が行う精神障害者に関する事務に必要な協力をするとともに、必要に応じ
(1) 福祉分野
て、精神障害者の福祉に関し、精神障害者及びその家族等その他の関係者からの相談
に応じ、及びこれらの者を指導しなければならない。
(2) 保健、医療分野
4(3)
市町村は、前項に定めるもののほか、必要に応じて、精神保健に関し、精神障害者
矯正、更生保護分野
及びその家族等その他の関係者からの相談に応じ、及びこれらの者を指導するように
(4) 雇用分野
努めなければならない。
総合相談 等
5(5)
市町村、精神保健福祉センター及び保健所は、精神保健及び精神障害者の福祉に関
し、精神障害者及びその家族等その他の関係者からの相談に応じ、又はこれらの者へ
指導を行うに当たつては、相互に、及び福祉事務所(社会福祉法 (昭和 26 年法律第
45 号)に定める福祉に関する事務所をいう。)その他の関係行政機関と密接な連携を
図るよう努めなければならない。
(精神保健福祉相談員)
第48条 都道府県及び市町村は、精神保健福祉センター及び保健所その他これらに準ず
る施設に、精神保健及び精神障害者の福祉に関する相談に応じ、並びに精神障害者及
びその家族等を訪問して必要な指導を行うための職員(次項において「精神保健福祉
相談員」という。)を置くことができる。
2 精神保健福祉相談員は、精神保健福祉士その他政令で定める資格を有する者のうち
から、都道府県知事又は市町村長が任命する。
●こころの健康総合センター
大阪府こころの健康総合センタ-は、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」
第 6 条に規定される精神保健福祉センタ-であり、大阪府の精神保健福祉に関する中核
施設として、大阪府保健所、市町村、社会復帰関連施設や医療機関をはじめとする地域
関係機関、団体に対する支援やネットワ-クづくりを進めることを大きな使命としてい
ます。さらに、従来の精神保健福祉センタ-では十分に取り組まれてこなかっ
18
た、広く府民のこころの健康づくりの保持、増進を図ることを大きな課題としていま
す。
【主な業務】
(1) 精神保健及び精神障がい者の福祉に関する知識の普及を行うこと
(2) 精神保健及び精神障がい者の福祉に関する調査研究及び教育研修を行うこと
(3) 精神保健及び精神障がい者の福祉に関する相談及び指導のうち複雑又は困難なも
のを行うこと
(4) 精神保健に関する診療を行うこと
(5) 精神障がい者の社会復帰の促進を図ること
(6) 精神医療審査会に関すること
(7) 自立支援医療に関すること
(8) 精神障害者保健福祉手帳に関すること
(9) (1)~(8)に掲げるもののほか、府民の精神保健の向上及び精神障がい者の福祉の
増進を図るため必要なこと
② 保健所・保健センター
保健所は都道府県、政令指定都市、中核都市などに設置されています。
広域的・専門的なサービスを担い、医師、保健師、栄養士、診療放射線技師、臨床
検査技師、獣医師、薬剤師、精神保健福祉相談員、理学療法士、作業療法士、聴覚
言語専門職などが配置されています。
精神保健、難病対策、感染症対策など地域保健の重要な役割を担っています。
市区町村には保健センターが設置され、住民に身近な保健サービスは市区町村の保
健センターにおいて実施されています。
保健師、看護師、栄養士等が配置され、地域住民に対する健康相談、保健指導、予
防接種や各種検診そのほか地域保険に関して必要な事業を行っています。
〔地域保健法(抜粋)〕
第 5 条 保健所は、都道府県、地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 252 条の 19 第
1 項の指定都市、同法第 252 条の 22 第 1 項の中核市その他の政令で定める市又は特別
区が、これを設置する。
2 道府県は、前項の規定により保健所を設置する場合においては、保健医療に係る施
策と社会福祉に係る施策との有機的な連携を図るため、医療法(昭和 3 年法律 第 205
号)第 30 条の 4 第 2 項第 12 号に規定する区域及び介護保険法(昭和 20 年(平成 9 年
法律第 123 号)第 118 条第 2 項に規定する区域を参酌して、保健所の所管区域を設定し
なければならない。
第 6 条 保健所は、次に掲げる事項につき、企画、調整、指導及びこれらに必要な事
業を行う。
19
三 栄養の改善及び食品衛生に関する事項
四 住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃その他の環境の衛生に関する事項
五 医事及び薬事に関する事項
六 保健師に関する事項
七 公共医療事業の向上及び増進に関する事項
八 母性及び乳幼児並びに老人の保健に関する事項
九 歯科保健に関する事項
十 精神保健に関する事項
十一 治療方法が確立していない疾病その他の特殊の疾病により長期に療養を必要
とする者の保健に関する事項
十二 エイズ、結核、性病、伝染病その他の疾病の予防に関する事項
十三 衛生上の試験及び検査に関する事項
十四 その他地域住民の健康の保持及び増進に関する事項
第 18 条
市町村は、市町村保健センターを設置することができる。
2 市町村保健センターは、住民に対し、健康相談、保健指導及び健康診査その他
地域保健に関し必要な事業を行うことを目的とする施設とする。
③ 病院・診療所
医療法において、医業を行うための場所を病院と診療所とに限定し、病院と診療
所との区分については、病院は 20 床以上の病床を有するものとし、診療所は病床
を有さないもの又は 19 床以下の病床を有するものとしています。
医療法においては、病院のうち一定の機能を有する病院(特定機能病院、地域医療
支援病院)について、一般の病院とは異なる要件を定めています。
(病院の累計)
一般病院
特定機能病院(高度の医療の提供等)
地域医療支援病院
(地域医療を担うかかりつけ医、かかりつけ歯科医の支援等)
精神病院(精神病床のみを有する病院)(対象:精神病疾患)
結核病院(結核病床のみを有する病院)(対象:結核患者)
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*市立豊中病院
豊中市域には病院が20、医科診療所が420施設、歯科診療所が250施設あり(平
成27年3月31日現在)市内は診療所が多い状況といえます。
市立豊中病院は、市内の医療資源を有効に活用するため、平成22年に地域医療支
援病院の承認を受け、『豊中市の地域中核病院として「心温かな信頼される医
療」を提供します』の基本理念に基づき、地域の病院や診療所との医療ネット
ワークに基づく地域医療支援病院としての役割を果たしています。
地域医療連携の取り組みとして、「市立豊中病院登録医制度」の運用や地域医療
機関向け広報誌の発行、地域の医療従事者に対する研修会等を行っています。
また、病病・病診連携をはじめ、地域包括ケアの観点から保健・福祉の関係機関
とも連携を進めています。
*市立豊中病院登録医契約状況(平成27年3月31日現在)
〔医科〕登録医師
484人
(うち市外
130人)
〔歯科〕登録医師
204人
(うち市外
3人)
(4) 矯正、更生保護
① 保護観察所
大阪保護観察所は大阪市に置かれ,大阪府(大阪地方裁判所管内)を管轄して,
保護観察、生活環境の調整、更生緊急保護、恩赦の上申、犯罪予防活動、医療観察
などの業務に当たっています。
また、大阪府内の保護司3,199人,更生保護女性会員9,810人,BBS会
員306人及び協力雇用主457人の方々並びに更生保護施設4施設と共に更生
保護の諸活動を展開しています(平成22年4月1日現在)。
〔法務省設置法(抜粋)〕
(保護観察所)
第24条 保護観察所は、更生保護法第29条各号及び心神喪失等の状態で重大な他害行
為を行った者の医療及び観察等に関する法律第19条各号に掲げる事務をつかさどる。
2 保護観察所の名称、位置及び管轄区域は、政令で定める。
3 保護観察所の内部組織は、法務省令で定める。
21
② 保護司会
保護司は、それぞれに配属された保護区において保護司会(保護区単位)に加入し、
研修、犯罪予防活動、関係機関との連絡調整、広報活動などの組織的な活動を行っ
ています。 また、各保護観察所及び地方更生保護委員会に対応して、保護司会連
合会及び地方保護司連盟があり、さらに、全国を統括する社団法人全国保護司連盟
が組織されています。
〔保護司法(抜粋)〕
(保護司の使命)
第1条第1条 保護司は、社会奉仕の精神をもつて、犯罪をした者及び非行のある少年の
改善更生を助けるとともに、犯罪の予防のため世論の啓発に努め、もつて地域社会の浄
化をはかり、個人及び公共の福祉に寄与することを、その使命とする。
(設置区域及び定数)
第2条 保護司は、法務大臣が都道府県の区域を分けて定める区域(以下「保護区」とい
う。)に置くものとする。
2 保護司の定数は、全国を通じて、5万2,500人をこえないものとする。
3 保護区ごとの保護司の定数は、法務大臣がその土地の人口、経済、犯罪の状況その
他の事情を考慮して定める。
4 第一項及び前項に規定する法務大臣の権限は、地方更生保護委員会に委任すること
ができる。
(職務の執行区域)
第8条 保護司は、その置かれた保護区の区域内において、職務を行うものとする。但し、
地方更生保護委員会又は保護観察所の長から特に命ぜられたときは、この限りでない。
(職務の遂行)
第8条の2 保護司は、地方更生保護委員会又は保護観察所の長から指定を受けて当該地
方更生保護委員会又は保護観察所の所掌に属する事務に従事するほか、保護観察所の長
の承認を得た保護司会の計画の定めるところに従い、次に掲げる事務であつて当該保護
観察所の所掌に属するものに従事するものとする。
一 犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助け又は犯罪の予防を図るための啓
発及び宣伝の活動
二 犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助け又は犯罪の予防を図るための民
間団体の活動への協力
三 犯罪の予防に寄与する地方公共団体の施策への協力
四 その他犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助け又は犯罪の予防を図るこ
とに資する活動で法務省令で定めるもの護観察所は、更生保護法第29条各号及び心
神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律第19条
各号に掲げる事務をつかさどる。
2 保護観察所の名称、位置及び管轄区域は、政令で定める。
3 保護観察所の内部組織は、法務省令で定める。
22
〔保護司会及び保護司会連合会に関する規則(抜粋)〕
(保護司の従事する事務)
第1条 保護司法 (昭和25年法律第204号。以下「法」という。)第8条の2第4号に規定
する法務省令で定める活動は、次のとおりとする。
一 犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助けるために、その者を雇用する事
業主の確保その他の雇用の促進を図る活動
二 犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助けるために、教育、医療又は福祉
に関する公私の団体又は機関からの協力の促進を図る活動
三 犯罪の予防を図るために、公私の団体又は機関からの協力の促進を図る活動
四 犯罪の予防に寄与する公私の団体又は機関(地方公共団体を除く。)の施策又は活
動への協力
五 犯罪の予防に関する事項について、住民からの相談に応じ、必要な助言その他の援
助を行う活動
(計画の承認)
第2条 保護司会は、法第8条の2及び第13条第2項第1号の規定に基づき、計画を策定し、
これを保護観察所の長に提出して、保護司がその計画に定める事務を職務として行うこ
との承認を得ることができる。
(保護司会の任務)
第4条 法第13条第2項第4号に規定する法務省令で定める事項は、次のとおりとする。
一 保護司の職務に関する研修
二 保護司及び保護司会の活動に関する広報宣伝
三 保護司の人材確保の促進に関する活動
(保護司会の会則)
第5条 保護司会は、会則を定めなければならない。
2 保護司会の会則には、次の事項を記載しなければならない。
一 名称
二 事務所の所在地
三 会員に関する事項
四 役員に関する事項
五 会議に関する事項
六 会計に関する事項
七 会則の変更に関する事項
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(保護司会の会員)
第8条 保護司は、その置かれた保護区に組織される保護司会の会員となる。
(保護司会の役員)
第9条 保護司会に、会長、副会長及び会則で定めるその他の役員を置く。
2 会長は、保護司会を代表し、その会務を総理する。
3 副会長は、会則の定めるところにより、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職
務を代理し、会長が欠員のときは、その職務を行う。
*豊中市の更生保護活動団体
〔豊中地区保護司会〕 保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを、地域で支える民
間ボランティアです。保護司法に基づき地域社会から選ばれ、法務大臣から委嘱された
非常勤の国家公務員となりますが、給与は支給されません。
犯罪や非行をした人が更生し、再び社会の一員として生活していくためには、地域の
実情に合った支援が必要となります。豊中地区の保護司は98人おり、地域の事情に詳
しいという特性を活かして、専門的知識をもつ保護観察官と協働して更生保護の仕事を
行ったり、地域住民への犯罪予防活動を行ったりします。
〔豊中地区更生保護女性会〕 地域社会の犯罪・非行の未然防止のための啓発活動を行
うとともに、青少年の健全な育成を助け、犯罪をした人や非行のある少年の改善更生に
協力することを目的とするボランティア団体です。豊中地区で 81 人おり、地域の公民
館、学校等に地域住民の参集を求めて、その地域の実情に即した非行問題等を話し合う
ミニ集会のほか、親子ふれあい行事や子育て支援の活動などに取り組んでいます。
〔豊中地区BBS会〕 BBS(Big Brothers and Sisters Movement の略)は、様々
な問題を抱える少年と、兄や姉のような身近な存在として接しながら、少年が自分自身
で問題を解決したり、健全に成長していくのを支援するとともに、犯罪や非行のない地
域社会の実現を目指す青年ボランティア団体で、豊中地区で 18 人の会員が参加してい
ます。
〔協力雇用主会〕 犯罪・非行の前歴のために定職に就くことが容易でない刑務所出所
者等を、その事情を理解した上で雇用し、改善更生に協力する民間の事業主です。
豊中地区で 53 の協力雇用主が協力しています。
24
〔豊中地区更生保護協会〕 更生保護協会は、“社会を明るくする運動”の推進に協力す
るとともに、豊中地区での更生保護事業を発展させ、次代を担う青少年の健全育成を目
指して、豊中地区保護司会をはじめとする各更生保護団体に活動資金を助成しています。
また、受刑者に対する安定的な作業の確保並びに受刑者の更生に寄与するため「刑務所
作業製品展示即売会」を開催し、売り上げについては、製品の原材料費や即売会の運搬
費等の諸経費、犯罪被害者の支援活動助成費等に配分されています。豊中地区で 215
人、47 団体の会員が参加しています。
③ 少年鑑別所
主として家庭裁判所から観護措置の決定によって送致された少年を収容するとと
もに,その心身の状態を科学的方法で調査・診断し、非行の原因を解明して処遇方
針を立てるための法務省所管の施設です。大阪府においては、大阪少年鑑別所が設
置されています。
〔法務省設置法(抜粋)〕
(少年鑑別所)
第11条 少年鑑別所は、次に掲げる事務をつかさどる。
一 少年法第17条第1項第2号の規定により送致された者を収容するとともに、家庭裁判
●所の行う少年に対する調査及び審判並びに保護処分及び懲役又は禁錮の言渡しを受
けた16歳未満の少年に対する刑の執行に資するため、少年の資質の鑑別を行うこと。
●
二 家庭裁判所、刑事施設の長、少年院の長、地方更生保護委員会及び保護観察所の長
●以外の者からの求めによる少年の資質の鑑別を行うこと。
三 第1号に規定する者のほか、法令の規定により少年鑑別所に収容すべきこととされる
●者及び収容することができることとされる者を収容すること。
2 法務大臣は、少年鑑別所の所掌事務を分掌させるため、所要の地に、少年鑑別所の
●
分所を設けることができる。
3
● 少年鑑別所及びその分所の名称、位置及び内部組織は、法務省令で定める。
●
25
●大阪法務少年支援センター
少年鑑別所法第131条に基づき,児童福祉機関,学校・教育機関などの青少年
の健全育成に携わる関係機関・団体と連携を図りながら,地域における非行及び
犯罪の防止に関する活動や健全育成に関する活動などに取り組んでいます。
一般の方や関係機関からの相談、依頼に応じて、能力・性格の調査、問題行動
の分析や指導方法の提案、子供や保護者に対する心理相談、事例検討会等への参
加、研修・講演、法教育授業等、地域の関係機関等が主催する協議会への参画、
成人に対する心理相談,問題行動の分析などの支援を心理学等の専門家が行って
います。
④ 警察
府内に設置されている警察署は65署、豊中市には、豊中警察署と豊中南警察署があ
ります。
〔警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例(抜粋)〕
(名称、位置及び管轄区域)
第1条 大阪府警察署(以下「警察署」という。)の名称、位置及び管轄区域は、次のとおり
とする。
警察署名
大阪府豊中警察署
所管区域
大阪府池田警察署及び大阪府豊中南警察署の管轄区域を除く豊中市の区域並び
に池田市空港二丁目
大阪府豊中南警察署
豊中市のうち稲津町一丁目、稲津町二丁目、稲津町三丁目、今在家町、大島町一丁目、大
島町二丁目、大島町三丁目、小曽根一丁目、小曽根二丁目、小曽根三丁目、小曽根四丁目、
小曽根五丁目、神州町、北条町一丁目、北条町二丁目、北条町三丁目、北条町四丁目、上
津島一丁目、上津島二丁目、上津島三丁目、三和町一丁目、三和町二丁目、三和町三丁目、
三和町四丁目、島江町一丁目、島江町二丁目、庄内幸町一丁目、庄内幸町二丁目、庄内幸
町三丁目、庄内幸町四丁目、庄内幸町五丁目、庄内栄町一丁目、庄内栄町二丁目、庄内栄
町三丁目、庄内栄町四丁目、庄内栄町五丁目、庄内宝町一丁目、庄内宝町二丁目、庄内宝
町三丁目、庄内西町一丁目、庄内西町二丁目、庄内西町三丁目、庄内西町四丁目、庄内西
町五丁目、庄内東町一丁目、庄内東町二丁目、庄内東町三丁目、庄内東町四丁目、庄内東
町五丁目、庄内東町六丁目、庄本町一丁目、庄本町二丁目、庄本町三丁目、庄本町四丁目、
千成町一丁目、千成町二丁目、千成町三丁目、曽根南町一丁目、曽根南町二
26
大阪府豊中南警察署
丁目、曽根南町三丁目、大黒町一丁目、大黒町二丁目、大黒町三丁目、利倉一丁目、利倉
二丁目、利倉三丁目、利倉西一丁目、利倉西二丁目、利倉東一丁目、利倉東二丁目、野田
町、服部寿町一丁目、服部寿町二丁目、服部寿町三丁目、服部寿町四丁目、服部寿町五丁
目、服部西町一丁目、服部西町二丁目、服部西町三丁目、服部西町四丁目、服部西町五丁
目、服部本町一丁目、服部本町二丁目、服部本町三丁目、服部本町四丁目、服部本町五丁
目、服部南町一丁目、服部南町二丁目、服部南町三丁目、服部南町四丁目、服部南町五丁
目、服部元町一丁目、服部元町二丁目、服部豊町一丁目、服部豊町二丁目、浜一丁、目浜
二丁目、浜三丁目、浜四丁目、原田南一丁目、原田南二丁目、日出町一丁目、日出町二丁
目、二葉町一丁目、二葉町二丁目、二葉町三丁目、豊南町西一丁目、豊南町西二丁目、豊
南町西三丁目、豊南町西四丁目、豊南町西五丁目、豊南町東一丁目、豊南町東二丁目、豊
南町東三丁目、豊南町東四丁目、豊南町南一丁目、豊南町南二丁目、豊南町南三丁目、豊
南町南四丁目、豊南町南五丁目、豊南町南六丁目、穂積一丁目、穂積二丁目、三国一丁目、
三国二丁目、名神口一丁目、名神口二丁目、名神口三丁目、若竹町一丁目及び若竹町二丁
目
⑤ 少年サポートセンター
大阪府、大阪府警察本部及び大阪府教育委員会の三者による連携のもと、非行防止
活動のキーステーションとして非行未然防止や立ち直り支援等、少年の健全育成の
ための活動を行っています。
府内10か所のセンターに大阪府警察本部が「少年育成室」(外部サイト)を、大阪
府がケースワーカー(社会福祉職)を配置する「育成支援室」を設置、連携して非
行少年の立ち直りや非行防止に向けたきめ細かい取り組みを行っています。警察と
行政による共同運営は全国に先駆けた取り組みです。
●豊中少年サポートセンター
青年の家いぶきに設置されており、豊能地区3市2町の少年のたまり場や駅周辺
等での街頭補導活動、少年に対する非行防止・犯罪被害防止教室や保護者、関
係機関に対する各種講演活動を実施しているほか、学生ボランティア等と連携
した、学習支援を通じて就学意欲の向上に取り組む等、様々な活動を通じて少
年の立ち直り支援を行っています。
●グリーンライン(少年相談)
:06(6944)7867[なやむな]
子どもの非行問題やしつけ、いじめや友達付き合いの悩みなど、保護者からの
未成年に関する困りごとや少年自身の悩みの相談を電話で受け付けています。
27
●青少年クリニック;06(6773)4970[よくなれ]
青少年クリニックは、問題行動の原因を探り、その子どもや問題にあった
指導方法を一緒に考えるところです。また、被害を受けた子どもへの心の
ケアも行っています。青少年クリニックでは、心理判定員が子どもに対し
て心理テストを行い、保護者には少年補導職員等が面接とともに、親子関
係を測るテストなどを行い、テスト結果も合わせて総合的に判断して指
導・助言にあたります。
青少年クリニックは予約制です。
(5)雇用分野
① 公共職業安定所(ハローワーク)
地域に密着した総合的雇用サービス機関として、求人の受理や職業の紹介を始め、
雇用に関する各種の相談・指導を行っています。また、求職者のためにはその能力
や適性・技能・経験に応じて就職できるよう、各種の協力・援助等を行うとともに、
離職者に対しては、一定の生活水準の維持と就職に向けた各種の支援を行うなど雇
用の安定を図るため、公共職業訓練のあっせん、雇用保険の受給手続き及び交付な
どを行っています。
〔職業安定法(抜粋)〕
(公共職業安定所)
第 8 条 公共職業安定所は、職業紹介、職業指導、雇用保険その他この法律の目的を達
成するために必要な業務を行い、無料で公共に奉仕する機関とする。
2公共職業安定所長は、都道府県労働局長の指揮監督を受けて、所務をつかさどり、所
属の職員を指揮監督する。
●ハローワーク池田(池田公共職業安定所)
・求職者の方へ、いろいろな支援メニューで就職をサポートします。
職業相談・職業紹介、求人検索、応募書類・面接準備やアドバイス、
再就職支援セミナー職業訓練など
・事業主の方へ、効率良い求人募集、各種助成金制度の活用相談など
◎ご利用時間 午前8時 30 分から午後 5 時 15 分
(土、日、祝祭日、年末年始を除く)
28
●ハローワーク関連施設
a. 大阪マザーズハローワーク
「仕事と子育ての両立」に理解のある企業様を「ハローマザー企業」として就
職活動中の方へ情報提供を行い、より確実なマッチングが図れるよう支援を
行っています。
b.ハローワークプラザ千里
千里中央駅徒歩 2 分、土曜日、日曜日も職業相談・職業紹介・求人検索が可
能です。(職業訓練・雇用保険業務の取り扱いなし。)
c. ハローワークプラザ千里・マザーズコーナー(予約制)
子育てしながら働きたい方を応援。
d.大阪新卒応援ハローワーク(旧名称:大阪学生職業センター)
大阪梅田の阪急グランドビル 18 階にある、新規大学等卒業予定学生と
卒業後 3 年以内の方(第二新卒)の就職活動を支援する施設です。
e.大阪わかものハローワーク
大阪梅田の阪急グランドビル 18 階にある、就職を希望する概ね 35 歳未満
の方が対象のハローワークです。
グループワークで仲間とコミュニケーションをとりながら就職を目指す「わ
かハロ就活クラブ」 や「在職者相談窓口」、「長期非正規支援窓口」(正社
員実現加速プロジェクトによる団塊ジュニア世代支援)を設置
f.あべのわかものハローワーク
あべのルシスアスオフィス棟10階にある、正社員での就職を希望する概ね
35歳未満の若者を対象に就職を一貫サポートする国の施設です。
g.大阪人材銀行
40歳以上の管理職(課長以上)、技術職、専門職の豊富な経験をお持ちの方
の求人検索システム
h. 大阪外国人雇用サービスセンター
留学生を含む外国人労働者の方に対する職業相談、職業紹介、求人情報の提
供を行います。
29
② ジョブカフェ
ジョブカフェは通称で、本当の名前は「若年者のためのワンストップサービスセ
ンター」といいます。若者が自分に合った仕事を見つけるためのいろいろなサー
ビスを1か所で、すべて無料で受けられる場所です。
大阪府のJOBカフェは、株式会社パソナ、株式会社パソナテック、株式会社パソナ
テキーラが大阪府より委託を受けて、エル・おおさか2階で、OSAKAしごとフィ
ールドを運営しています。
【参考】一般社団法人大阪府雇用開発協会
平成18年4月1日に、「旧大阪府雇用開発協会」と「旧大阪府障害者雇用促進協
会」の両協会が統合してできた社団法人で、高年齢者、障害者及び若年者等の安
定した雇用の促進、適正な労働条件の確保、その他雇用をめぐる諸問題に関する
必要な事業を行うことにより、雇用の確保と安定に資し、もって公共福祉の向上
に寄与することを目的としています。
③ 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 (JEED)
高齢者の雇用の確保、障害者の職業的自立の推進、求職者その他労働者の職業能力
の開発及び向上のために、高齢者、障害者、求職者、事業主等の方々に対して総合
的な支援を行っています。
大阪府支部では、大阪障害者職業センターと大阪障害者職業センター南大阪
支所において、障害者職業カウンセラー等を配置し、ハローワーク(公共職
業安定所)、障害者就業・生活支援センターとの密接な連携のもと、就職や
職場復帰を目指す障害のある方、障害者雇用を検討している或いは雇用して
いる事業主の方、障害のある方の就労を支援する関係機関の方に対して、支
援・サービスを提供しています。
30
〔独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構法(抜粋)〕
(機構の目的)
第 3 条 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(以下「機構」という。)は、
高年齢者等を雇用する事業主等に対する給付金の支給、高年齢者等の雇用に関する技術
的事項についての事業主等に対する相談その他の援助、障害者の職業生活における自立
を促進するための施設の設置及び運営、障害者の雇用に伴う経済的負担の調整の実施そ
の他高年齢者等及び障害者の雇用を支援するための業務並びに求職者その他の労働者の
職業能力の開発及び向上を促進するための施設の設置及び運営の業務等を行うことによ
り、高年齢者等及び障害者並びに求職者その他の労働者の職業の安定その他福祉の増進
を図るとともに、経済及び社会の発展に寄与することを目的とする。
(業務の範囲)
第 14 条 機構は、第三条の目的を達成するため、次の業務を行う。
一 高年齢者等(高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(昭和46 年法律第 68 号)第
49 条第 1 項に規定する高年齢者等をいう。以下同じ。)の雇用の機会の増大に資する
措置を講ずる事業主又はその事業主の団体に対して給付金を支給すること。
二 高年齢者等の雇用に関する技術的事項について、事業主その他の関係者に対して相談
その他の援助を行うこと。
三 労働者に対して、その高齢期における職業生活の設計を行うことを容易にするために
必要な助言又は指導を行うこと。
四 障害者職業センター(障害者の雇用の促進等に関する法律(昭和 35 年法律第 123 号)
第 19 条第 1 項に規定する障害者職業センターをいう。)の設置及び運営を行うこと。
五 障害者職業能力開発校(職業能力開発促進法(昭和 44 年法律第 64 号)第 15 条の 6
第 1 項第 5 号に規定する障害者職業能力開発校をいう。)のうち同法第 16 条第 4 項の
規定により機構にその運営を行わせるものの運営を行うこと。
六 納付金関係業務(障害者の雇用の促進等に関する法律第 49 条第 1 項に規定する納付
金関係業務をいう。)並びに同法第 73 条第 1 項、第 74 条第 1 項及び第 74 条の 2 第 1
項に規定する業務を行うこと。
七 職業能力開発短期大学校、職業能力開発大学校及び職業能力開発促進センター(以下
「職業能力開発促進センター等」という。)並びに職業能力開発総合大学校の設置及び
運営並びに職業能力開発促進センター等又は職業能力開発総合大学校の行う職業訓練
又は指導員訓練を受ける者のための宿泊施設の設置及び運営を行うこと。
八 職業訓練の実施等による特定求職者の就職の支援に関する法律(平成 23 年法律第 47
号)第 4 条第 1 項の規定による認定に関する事務を行うこと。
九 前各号に掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
2 前項第 1 号から第 4 号まで及び第七号に掲げる業務(これらに附帯する業務を含む。)
は、雇用保険法(昭和 49 年法律第 116 号)第 62 条の規定による雇用安定事業又は同法
第 63 条の規定による能力開発事業として行うものとする。
3 機構は、第 1 項第 7 号に掲げる業務(これに附帯する業務を含む。)の遂行に支障の
ない範囲内で、国、地方公共団体又は特別の法律により設立された法人でその業務が国
の事務と密接な関連を有するものの委託を受けて、同号に規定する施設(同号に規定す
る宿泊施設を除く。)を利用して、公共職業能力開発施設の行う職業訓練に準ずる訓練
の実施その他労働者の福祉を増進するため必要な業務を行うことができる。
4 第 1 項第 7 号に掲げる業務のうち安定した職業に就いている労働者に対して行う職業
訓練は、真に高度なものであって地方公共団体が運営する公共職業能力開発施設又は民
間の主体が運営する職業に関する教育訓練施設にゆだねることができないものについ
て行うものとする。
31
〔障害者の雇用の促進等に関する法律(抜粋)〕
(障害者職業センターの設置等の業務)
第 19 条 厚生労働大臣は、障害者の職業生活における自立を促進するため、次に掲げる
施設(以下「障害者職業センター」という。)の設置及び運営の業務を行う。
一 障害者職業総合センター
二 広域障害者職業センター
三 地域障害者職業センター
2 厚生労働大臣は、前項に規定する業務の全部又は一部を独立行政法人高齢・障害・
求職者雇用支援機構(以下「機構」という。)に行わせるものとする。
(障害者職業総合センター)
第 20 条
障害者職業総合センターは、次に掲げる業務を行う。
一 職業リハビリテーション(職業訓練を除く。第 5 号イ及び第 25 条第 3 項を除き、以
下この節において同じ。)に関する調査及び研究を行うこと。
二 障害者の雇用に関する情報の収集、分析及び提供を行うこと。
三 第 24 条の障害者職業カウンセラー及び職場適応援助者(身体障害者、知的障害者、
精神障害者その他厚生労働省令で定める障害者(以下「知的障害者等」という。)が
職場に適応することを容易にするための援助を行う者をいう。以下同じ。)の養成及
び研修を行うこと。
四 広域障害者職業センター、地域障害者職業センター、第 27 条第 2 項の障害者就業・
生活支援センターその他の関係機関に対する職業リハビリテーションに関する技術的
事項についての助言、指導その他の援助を行うこと。
五 前各号に掲げる業務に付随して、次に掲げる業務を行うこと。
イ 障害者に対する職業評価(障害者の職業能力、適性等を評価し、及び必要な職業リ
ハビリテーションの措置を判定することをいう。以下同じ。)、職業指導、基本的な
労働の習慣を体得させるための訓練(第 22 条第 1 号及び第 28 条第 2 号において「職
業準備訓練」という。)並びに職業に必要な知識及び技能を習得させるための講習(以
下「職業講習」という。)を行うこと。
ロ 事業主に雇用されている知的障害者等に対する職場への適応に関する事項について
の助言又は指導を行うこと。
ハ 事業主に対する障害者の雇用管理に関する事項についての助言その他の援助を行う
こと。
六 前各号に掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
(広域障害者職業センター)
第 21 条 広域障害者職業センターは、広範囲の地域にわたり、系統的に職業リハビリテ
ーションの措置を受けることを必要とする障害者に関して、障害者職業能力開発校又
は独立行政法人労働者健康福祉機構法 (平成 14 年法律第 171 号)第 12 条第 1 項第 1
号 に掲げる療養施設若しくは同項第七号 に掲げるリハビリテーション施設その他の
厚生労働省令で定める施設との密接な連携の下に、次に掲げる業務を行う。
一 厚生労働省令で定める障害者に対する職業評価、職業指導及び職業講習を系統的に
行うこと。
二 前号の措置を受けた障害者を雇用し、又は雇用しようとする事業主に対する障害者
の雇用管理に関する事項についての助言その他の援助を行うこと。
三 前二号に掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
32
(地域障害者職業センター)
第 22 条 地域障害者職業センターは、都道府県の区域内において、次に掲げる業務を
行う。
一 障害者に対する職業評価、職業指導、職業準備訓練及び職業講習を行うこと。
二 事業主に雇用されている知的障害者等に対する職場への適応に関する事項につい
ての助言又は指導を行うこと。
三 事業主に対する障害者の雇用管理に関する事項についての助言その他の援助を行
うこと。
四 職場適応援助者の養成及び研修を行うこと。
五 第 27 条第 2 項の障害者就業・生活支援センターその他の関係機関に対する職業リ
ハビリテーションに関する技術的事項についての助言その他の援助を行うこと。
六 前各号に掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
保護観察所は、更生保護法第29条各号及び心神喪失等の状態で重大な他害行為を行っ
た者の医療及び観察等に関する法律第19条各号に掲げる事務をつかさどる。
2 保護観察所の名称、位置及び管轄区域は、政令で定める。
3 保護観察所の内部組織は、法務省令で定める。
④ 公共職業能力開発施設
a.大阪府の公共職業能力開発施設
新規学校卒業者や求職者等を対象に、職業に必要な知識や技能を身につけ、就職
に役立てていただくため、府内に5校の高等職業技術専門校を設置するととも
に、国立の障害者職業能力開発校を運営しています。
また、大阪障害者職業能力開発校は、大阪府堺市南区にある国立の障害者職業能力
開発校です。身体障害者および知的障害者に対する就労訓練をおこなっていて、寮
も設置されています。
これらは職業能力開発促進法に基づく公共職業能力開発施設です。
〔大阪府立高等職業技術専門校及び大阪障害者職業能力開発校における職業訓練等に関
する基準を定める条例(抜粋)〕
(趣旨)
第1条 この条例は、職業能力開発促進法(昭和 44 年法律第 64 号。以下「法」とい
う。)第 15 条の 6 第 1 項ただし書及び第 3 項、第 19 条第 1 項、第 23 条第 1 項第 3 号並
びに第 28 条第 1 項の規定に基づき、法第 16 条第 1 項の規定により設置する大阪府立高
等職業技術専門校及び同条第四項の規定により国から運営の委託を受けた大阪障害者職
業能力開発校(以下「技術専門校等」という。)における職業訓練等に関する基準を定め
るものとする。
〔大阪府立高等職業技術専門校条例(抜粋)〕
(設置)
第 1 条職業能力開発促進法(昭和 44 年法律第 64 号。以下「法」という。)第 16 条第 1 項
の規定により、大阪府立高等職業技術専門校(以下「技術専門校」という。)を設置す
る。
33
(名称及び位置)
第 2 条 技術専門校の名称及び位置は、次のとおりとする。
名称
位置
大阪府立芦原高等職業技術専門校
大阪市浪速区木津川二丁目
大阪府立東大阪高等職業技術専門校
東大阪市菱江六丁目
大阪府立夕陽丘高等職業技術専門校
大阪市天王寺区上汐四丁目
大阪府立南大阪高等職業技術専門校
和泉市テクノステージ二丁目
大阪府立北大阪高等職業技術専門校
枚方市津田山手二丁目
(業務)
第 3 条 技術専門校は、次に掲げる業務を行う。
一 法第 15 条の 6 第 1 項第 1 号に規定する普通職業訓練の実施に関する業務
二 法第 15 条の 6 第 2 項に規定する事業主、労働者その他の関係者に対する援助に関す
る業務
三 前 2 号に掲げるもののほか、職業能力の開発及び向上の促進に関し必要な業務
〔職業能力開発促進法(抜粋)〕
(国及び都道府県の行う職業訓練等)
第 15 条の 6 国及び都道府県は、労働者が段階的かつ体系的に職業に必要な技能及びこ
れに関する知識を習得することができるように、次の各号に掲げる施設を第 16 条に定
めるところにより設置して、当該施設の区分に応じ当該各号に規定する職業訓練を行う
ものとする。ただし、当該職業訓練のうち主として知識を習得するために行われるもの
で厚生労働省令で定めるもの(都道府県にあつては、当該職業訓練のうち厚生労働省令
で定める要件を参酌して条例で定めるもの)については、当該施設以外の施設において
も適切と認められる方法により行うことができる。
一 職業能力開発校(普通職業訓練(次号に規定する高度職業訓練以外の職業訓練をいう。
以下同じ。
)で長期間及び短期間の訓練課程のものを行うための施設をいう。以下同じ。
)
二 職業能力開発短期大学校(高度職業訓練(労働者に対し、職業に必要な高度の技能及
びこれに関する知識を習得させるための職業訓練をいう。以下同じ。
)で長期間及び短
期間の訓練課程(次号の厚生労働省令で定める長期間の訓練課程を除く。
)のものを行
うための施設をいう。以下同じ。
)
三 職業能力開発大学校(高度職業訓練で前号に規定する長期間及び短期間の訓練課程の
もの並びに高度職業訓練で専門的かつ応用的な職業能力を開発し、及び向上させるため
のものとして厚生労働省令で定める長期間の訓練課程のものを行うための施設をいう。
以下同じ。
)
四 職業能力開発促進センター(普通職業訓練又は高度職業訓練のうち短期間の訓練課程
のものを行うための施設をいう。以下同じ。
)
大阪障害者職業能力開発校
堺市南区城山台 5-1-3
☎ 072-296-8311
五 障害者職業能力開発校(前各号に掲げる施設において職業訓練を受けることが困難な
身体又は精神に障害がある者等に対して行うその能力に適応した普通職業訓練又は高
度職業訓練を行うための施設をいう。以下同じ。
)
34
(公共職業能力開発施設)
第 16 条 国は、職業能力開発短期大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発促進センタ
ー及び障害者職業能力開発校を設置し、都道府県は、職業能力開発校を設置する。
2 前項に定めるもののほか、都道府県及び指定都市は職業能力開発短期大学校等を、市
町村は職業能力開発校を設置することができる。
3 公共職業能力開発施設の位置、名称その他運営について必要な事項は、国が設置する
公共職業能力開発施設については厚生労働省令で、都道府県又は市町村が設置する公共
職業態力開発施設については条例で定める。
4 国は、第1項の規定により設置した障害者職業能力開発校のうち、厚生労働省令で定
めるものの運営を独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構に行わせるものとし、
当該厚生労働省令で定めるもの以外の障害者職業能力開発校の運営を都道府県に委託す
ることができる。
5 公共職業能力開発施設の長は、職業訓練に関し高い識見を有する者でなければならな
い。
b.独立行政法人雇用・能力開発機構
関西職業能力開発センター
職業能力開発促進センターは、全国各地に61カ所設置され、ここ大阪府において
は関西職業能力開発促進センター(愛称:ポリテクセンター関西)を摂津市に、同セ
ンター大阪港湾労働分所(愛称:ポリテクセンター大阪港)を大阪市大正区に設置し、
地域における職業能力開発の総合的センターとしての役割を果たしています。
雇用のセーフティネットとして、求職者の早期再就職に向けた職業訓練、在職者の知
識・技能・技術の向上を図るための職業訓練、求職者支援訓練を実施する民間教育訓
練機関に対して訓練実施に必要な指導及び助言を行っています。
〔独立行政法人雇用・能力開発機構法(抜粋)〕
(他の法令の準用)
第 23 条 職業能力開発促進法その他政令で定める法令については、政令で定めるところ
により、機構を国とみなして、これらの法令を準用する。
c.地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーション(愛称:
「サポステ」)は、国が市町村の推薦と大阪
府の合意に基づき、各地域で若者支援に取り組むNPO法人などの民間団体を選定し
行っている委託事業です。
大阪府内では、9つの若者サポートステーションが、働くことに悩みを抱えている
15歳~39歳までの若者に対し、キャリア・コンサルタントなどによる専門的な相
談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への職場体験
などにより、就労に向けた支援を行っています。
35
名称・運営
相談日時
相談窓口・運営団体
月曜日~金曜日
10 時-16 時(予約制)
(年末年始・祝日除く)
【住所】 中央区北浜東 3-14
OSAKAしごとフィールド(サ
開館時間 9 時-18 時
エル・おおさか本館 2・3 階
ポートステーション)
【夜間相談】
【電話】 06-4794-9198(予約制)
大阪府若者サポートステーション(大
阪市中央区)
毎週木曜日
17 時-20 時
運営;
(予約制、各日 3 名まで)
(株)パソナ、(株)パソナテック、(株)
【休日相談】
パソナテキーラ
毎月第 3 土曜日
10 時-16 時
(予約制、各日 6 名まで)
【住所】 北区梅田 1-2-2-400
大阪市若者自立支援事業コ
大阪駅前第 2 ビル 4 階 1-2 号室
火曜日、木曜日~土曜日(祝
ネクションズおおさか
【電話】 06-6344-2660(予約制)
日は休み)
(大阪市若者ステーション) (大
【メールアドレス】
11 時-18 時 30 分(予約制)
阪市東淀川区)
[email protected]
運営;NPO 法人育て上げネット
【住所】 高槻市大畑町 12-1
月曜日~土曜日
北大阪若者サポートステーション(高 (日曜日・祝日・夏季休暇・
槻市)
プチプラザ摂津地下 1 階
【電話】072-696-8060(予約制)
年末年始は休み)
【メールアドレス】
9 時-18 時(予約制)
[email protected]
運営;NPO 法人フェルマータ
【住所】 泉佐野市下瓦屋 222-1
月曜日~土曜日
11 時-18 時
泉佐野市北部市民交流センター2 階
南大阪若者サポートステーション(泉 (日曜日・祝祭日・年末年始 【電話】072-464-0002(面接予約)
佐野市)
は休み)
(カウンセリングは予約)
【メールアドレス】 [email protected]
運営;
NPO 法人おおさか若者就労支援機構
36
【住所】 東大阪市高井田元町
月曜日~金曜日
2-4-6
岸田興産ビル
(土曜日・日曜日・祝日・夏
東大阪若者サポートステーション(東
【電話】06-6787-2008 (予約制)
季休暇・年末年始は休み)
大阪市)
【メールアドレス】
10 時-17 時(予約制)
[email protected]
第4土曜日は 14 時-16 時開館
運営;(社福)つむぎ福祉会
【住所】 枚方市岡東町 12-1 ひらかた
サンプラザ1号館 3 階 305 号室
火曜日~日曜日
枚方若者サポートステーション (枚 (月曜日・祝日・夏季休暇・
方市)
【電話】072-841-7225
【メールアドレス】
年末年始は休み)
10 時-18 時(予約優先)
[email protected]
運営;NPO 法人ホース・フレンズ事務局
【住所】豊中市服部西町 4-13-1
火曜日~土曜日
11 時-18 時 30 分(予約制)
とよなか若者サポートステーション 電話受付時間
(豊中市)
日
火曜日~土曜
11 時-18 時
(日曜日・月曜日・祝日・年
豊中市立青年の家いぶき 3 階
【電話】06-6151-3017(予約制)
【メールアドレス】
[email protected]
末年始は休み)
運営;(一社)キャリアブリッジ
【住所】富田林市常盤町 3-17
リベルテタナカ 501 号
月曜日~金曜日
南河内若者サポートステーション(富
10 時-17 時(予約制)
田林市)
(土曜日・日曜日・祝日・年
【電話】0721-26-9441
【メールアドレス】
[email protected]
末年始は休み)
運営;NPO 法人子ども・若者支援
ットワークおおさか
37
ネ
【住所】堺市堺区熊野町東 4-4-19
平成ビル6階
月曜日~金曜日
堺市若者ステーション(堺市)
【電話】072-229-3900
9 時-17 時(予約制)
【メールアドレス】
(年末年始・祝日を除く)
[email protected]
運営;NPO 法人み・らいず
d.障害者就業・生活支援センター
障害者の身近な地域において、就業面と生活面の一体的な相談・支援を行う「障害
者就業・生活支援センター」を設置し、地域就業及びそれに伴う日常生活上の支援
を必要とする障害のある方に対し、センター窓口での相談や職場・家庭訪問等を実
施しています。
<就業面での支援>
○ 就業に関する相談支援
・就職に向けた準備支援(職業準備訓練、職場実習のあっせん)
・就職活動の支援
・職場定着に向けた支援
○ 障害のある方それぞれの障害特性を踏まえた雇用管理についての事業所
に対する助言
○ 関係機関との連絡調整
<生活面での支援>
○ 日常生活・地域生活に関する助言・生活習慣の形成、健康管理、金銭管
理等の日常生活の自己管理に関する助言
・住居、年金、余暇活動など地域生活、生活設計に関する助言
38
〔障害者の雇用の促進等に関する法律(抜粋)〕
(指定)
第 27 条 都道府県知事は、職業生活における自立を図るために就業及びこれに伴う日常
生活又は社会生活上の支援を必要とする障害者(以下この節において「支援対象障害者」
という。)の職業の安定を図ることを目的とする一般社団法人若しくは一般財団法人、
社会福祉法 (昭和 26 年法律第 45 号)第 22 条 に規定する社会福祉法人又は特定非営
利活動促進法 (平成 10 年法律第 7 号)第 2 条第 2 項 に規定する特定非営利活動法人
その他厚生労働省令で定める法人であつて、次条に規定する業務に関し次に掲げる基準
に適合すると認められるものを、その申請により、同条 に規定する業務を行う者とし
て指定することができる。
(業務)
第 28 条 障害者就業・生活支援センターは、次に掲げる業務を行うものとする。
一 支援対象障害者からの相談に応じ、必要な指導及び助言を行うとともに、公共職業
安定所、地域障害者職業センター、社会福祉施設、医療施設、特別支援学校その他の関
係機関との連絡調整その他厚生労働省令で定める援助を総合的に行うこと。
二 支援対象障害者が障害者職業総合センター、地域障害者職業センターその他厚生労
働省令で定める事業主により行われる職業準備訓練を受けることについてあつせんす
ること。
三 前二号に掲げるもののほか、支援対象障害者がその職業生活における自立を図るた
めに必要な業務を行うこと。
職業能力開発促進法その他政令で定める法令については、政令で定めるところにより、
機構を国とみなして、これらの法令を準用する。
施設の名称
活動地域
所在地
大阪市天王寺区東上町 4-17
大阪市 障害者就業・生活支援センター
大阪市
大阪市立中央授産場内
北河内東 障害者就業・生活支援センター
大東市・四條畷市・
支援センターさくら
野市
交 大東市末広町 15-6
支援センターさくら内
堺市 障害者就業・生活支援センター エマリ
堺市堺区旭ヶ丘中町 4-3-1
堺市
ス
堺市立健康福祉プラザ 4 階
富田林市・河内長野市
南河内南 障害者就業・生活支援センター
大阪狭山市・河南町
河内長野市西之山町 2-21
太子町・千早赤阪村
すいた 障がい者就業・生活支援センター
吹田市元町 19-15
吹田市
Suitable
丸二ビル 102 号
39
高槻市城北町 1-7-16
高槻市 障害者就業・生活支援センター
高槻市・島本町
リーベン城北 2 階
八尾・柏原 障害者就業・生活支援センター
八尾市・柏原市
とよなか 障害者就業・生活支援センター
豊中市
八尾市楽音寺 1-85-1
豊中市寺内 1-1-10
ローズコミュニティ・緑地 1 階
東大阪市 障害者就業・生活支援センター
東大阪市
東大阪市高井田元町 1-2-13
J-W A T
枚方市大垣内 2-1-20
枚方市 障害者就業・生活支援センター
枚方市
枚方市役所別館 1 階
松原市・羽曳野市・
羽曳野市白鳥 3-16-3
藤井寺市
セシル古市 102 号
南河内北 障害者就業・生活支援センター
寝屋川市寝屋南 2-14-12
寝屋川市 障害者就業・生活支援センター
寝屋川市
隆光学園真心ハウス 3 階
貝塚市堤 371 番地の 1
泉州中 障害者就業・生活支援センター
岸和田市・貝塚市
タケモトビル 4 階A室
摂津市香露園 34-1
茨木・摂津 障害者就業・生活支援センター
茨木市・摂津市
摂津市障害者総合支援センター
内
守口市日吉町 1-2-12
北河内西 障害者就業・生活支援センター
守口市・門真市
守口市障害者・高齢者交流会館
4階
泉大津市・和泉市
和泉市府中町 1-8-3
高石市・忠岡町
和泉ショッピングセンター 2 階
泉佐野市・泉南市
泉佐野市下瓦屋 222-1
阪南市・熊取町
泉佐野市立北部市民交流センタ
田尻町・岬町
ー本館
池田市・箕面市・豊能町
箕面市稲 1-11-2
能勢町
ふれあい就労支援センター3 階
泉州北 障害者就業・生活支援センター
泉州南 障害者就業・生活支援センター
豊能北 障害者就業・生活支援センター
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e.商工会議所
商工会議所は、その地区内における商工業の総合的な改善発達を図り、兼ねて社会
一般の福祉の増進に資することを目的とした特殊法人です。政策提言活動や、商工
業に関する調査研究、広報、商工業の振興対策などを事業として行います。
商工会議所の地区は、市の区域とされており、地区内の特定商工業者(従業員の数、
資本金など法で定める要件を満たす者)の過半数の同意や経済的基盤・施設・職員
を有することが設立要件となり、豊中市には、豊中商工会議所があります。
〔商工会議所法(抜粋)〕
(事業の種類)
第 9 条 商工会議所は、その目的を達成するため、左に掲げる事業の全部又は一部を行う
ものとする。
一 商工会議所としての意見を公表し、これを国会、行政庁等に具申し、又は建議するこ
と。
二 行政庁等の諮問に応じて、答申すること。
三 商工業に関する調査研究を行うこと。
四 商工業に関する情報又は資料の収集又は刊行を行うこと。
五 商品の品質又は数量、商工業者の事業の内容その他商工業に係る事項に関する証明、
鑑定又は検査を行うこと。
六 輸出品の原産地証明を行うこと。
七 商工業に関する施設を設置し、維持し、又は運用すること。
八 商工業に関する講演会又は講習会を開催すること。
九 商工業に関する技術又は技能の普及又は検定を行うこと。
十 博覧会、見本市等を開催し、又はこれらの開催のあつ旋を行うこと。
十一 商事取引に関する仲介又はあつ旋を行うこと。
十二 商事取引の紛争に関するあつ旋、調停又は仲裁を行うこと。
十三 商工業に関して、相談に応じ、又は指導を行うこと。
十四 商工業に関して、商工業者の信用調査を行うこと。
十五 商工業に関して、観光事業の改善発達を図ること。
十六 社会一般の福祉の増進に資する事業を行うこと。
十七 行政庁から委託を受けた事務を行うこと。
十八 前各号に掲げるものの外、商工会議所の目的を達成するために必要な事業を行うこ
と。
f.地域就労支援事業
地域就労支援事業は、各市町村が地域にある様々な支援機関と連携して、働く意欲
がありながら雇用や就労を実現できない方々を支援し、一人ひとりが生き生きと働
くことのできる社会の実現を目指します。
事業は、各市町村に設置される地域就労支援センターで実施されます。
41
*豊中市では、豊中市立労働会館と生活情報センタ―くらしかんに地域就労支援セ
ンターを設置し、就労支援コーディネーターを配置して、中途退学者や卒業後も未
就職にある若年者や障がい者、母子家庭の母親、中高年齢者などの中で、働く意欲
がありながら、雇用・就労を実現できない方々の求職や雇用に関する相談に応じて
います。
また、就労支援コーディネーターは、教育・福祉等の庁内関係セクションと調整し
たり、関係機関や支援団体で構成される個別ケース会議等の協議を経て、相談者一
人ひとりに応じた就労サポートプランを作成します。
*無料職業紹介所・豊中
豊中市が行っている無料職業紹介事業です。
「無料職業紹介所・豊中」では、事業所と求職者を繋ぐため、「合同面接会」「就
職支援講座」を実施するなど、人材をお探しの事業所のみなさまと、仕事を探さ
れている方を結ぶお手伝いをしています。
無料職業紹介所では、市内事業所の求人活動などを応援するとともに、求職者に
居住地の近隣で就職して頂く「地域密着型」の就労支援をめざしています。
(6)
相談窓口等
子ども・若者総合相談センターは、地方公共団体が子ども・若者育成支援に関
する相談に応じ、関係機関の紹介その他の必要な情報の提供及び助言を行う拠
点として設けられるものである。
子ども・若者総合相談センターが設けられる趣旨は、幅広い分野にまたがる子ど
も・若者の問題への相談に対し、いわゆる「たらい回し」を防ぐ機能を果たすこ
とである。必ずしも、子ども・若者に関する全ての問題を子ども・若者総合相談
センターだけで解決することが求められるものではない。すなわち、子ども・若
者総合相談センターにおいては、少なくとも関係機関のリストを整備するなどし
て相談の一次的な受け皿になり、自ら対応できない案件については、地域内の他
の適切な機関に「つなぐ」ことが重要である。
「子ども・若者支援地域協議会設置・運営指針」抜粋
42
指針では、「子ども・若者総合相談センターにおいては、少なくとも関係機関
のリストを整備するなどして相談の一次的な受け皿になり、自ら対応できない案
件については、地域内の他の適切な機関に「つなぐ」ことが重要である。」とさ
れています。
ここでは、豊中市役所の各種相談窓口を除き、大阪府の相談窓口を載せています。
(市の主な相談窓口は、暮らしの便利帳95頁~101頁を参照)
① 大阪府の相談窓口
a.大阪府教育センター「すこやか教育相談」では、電話、Eメール、FAXによ
る相談に応じて、相談者自ら問題の解決に向かうことができるよう支援を行っ
ています。学校を通して依頼される面接相談によって学校と連携しての支援も
行っています。
・すこやかホットライン(子どもからの相談)
・さわやかホットライン(保護者からの相談)
・しなやかホットライン(教職員からの相談)
・学びふたたびホットライン(高校中退に関する相談)
・子どもの悩み相談フリーダイヤル(その他の相談)
b.ひきこもり専用電話相談
・大阪府立子どもライフサポートセンター ふれあいダイヤル(18歳未満)
・大阪府こころの健康総合センター(18歳以上)
c.大阪府池田子ども家庭センター
・青少年相談コーナー(青少年の非行、不登校、性格行動、適性、保健などに
関する相談;25歳まで)
d.大阪私立学校教育相談(大阪府にある私立学校(小学校・中学校・高等学校・中
等教育学校)に通っている生徒・保護者の方々からの、
不登校、学校生活の悩み、転・退学に関すること、いじ
め、セクシュアル・ハラスメント、障がいのある子ども
の学習・指導、人権に関わる学級運営、人権侵害などの
相談)
*豊中市教育委員会「若者支援相談窓口」(おおむね15歳~30歳代の若者全般)
43
44
〔子ども・若者育成支援推進法(抜粋)〕
(秘密保持義務)
第 24 条
協議会の事務(調整機関及び指定支援機関としての事務を含む。以下この条
において同じ。)に従事する者又は協議会の事務に従事していた者は、正当な理由なく、
協議会の事務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
子ども・若者総合相談センターの機能を担うに当たっては、新たに相談窓口や関
係施設を設けることを一律に求めるものではなく、既存の相談機関が法の「子ど
も・若者総合相談センター」の機能を併せ持てば足りる。当該機関の名称につい
ても、「子ども・若者総合相談センター」にする必要はない。
一方、本法の趣旨及びひきこもりや若年無業者の問題が遷延化してきている現状
を踏まえ、30歳代を含めた者に対し情報提供のできる体制とすることが望まし
い。また、相談窓口が複数の機関に分散的に設けられている場合、必ずしもこれ
を物理的に一つに統合しなければならないものではないが、少なくともお互いの
相談窓口の内容を把握した上で他の相談窓口を紹介することが期待される。
「子ども・若者支援地域協議会設置・運営指針」抜粋
5.協議会設置に向けて参酌すべき既存の会議等
◎地方青少年問題協議会法に基づく青少年問題協議会
◎児童福祉法第25条の2に規定する要保護児童対策協議会
(豊中市児童虐待防止ネットワーク会議)
◎子ども・子育て支援法に基づくこども審議会
◎いじめ防止対策推進法に基づくいじめ問題対策連絡協議会
(児童生徒の不登校・いじめ等に対応するためのネットワーク会議)
◎生活困窮者自立支援法に基づく、生活困窮者自立支援事業
(くらし再建パーソナルサポート事業連絡会議)
◎大阪府子ども・若者支援地域協議会
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