Comments
Description
Transcript
平成23年度 第1回川崎市建築審査会(公開用) 平成23年5月30日(月
平成23年度 第1回川崎市建築審査会(公開用) 開 催 日 時 開 催 場 所 出 席 議 午前10時00分~午前11時30分 市役所第3庁舎18階大会議室 委 員 金子会長、中村委員、後藤委員、村木委員 幹 事 奥澤企画課長、石本都市計画課長、古川建築指導課長、竹之内建築 審査課長、長瀬開発審査課長、森予防部担当部長 特定行政庁 者 平成23年5月30日(月) 毛塚指導部長 建築指導課:木村課長補佐、蓬田課長補佐 関 係 人 ― 事 務 局 中村まちづくり調整課長、白井担当課長、小澤担当係長、宮本担当 題 1 議事 (1)許可の同意(非公開) 議案第1号 場 所 川崎市○○区○○○丁目○○○番○ 建築物の用途 一戸建ての住宅 許 可 条 項 建築基準法第43条第1項ただし書 (2)許可の同意(公開) 議案第2号 場 所 川崎市多摩区長沢2丁目8993番24の一部 建築物の用途 一戸建ての住宅 許 可 条 項 建築基準法第53条の2第1項第3号 (3)許可の同意(公開) 議案第3号 場 所 川崎市麻生区栗木3丁目291番地1 建築物の用途 学校 許 可 条 項 建築基準法第56条の2第1項ただし書 2 報告 (1) 包括同意基準による建築基準法第43条第1項ただし書の規 定に基づく許可の報告(公開) (2) 建築基準法第44条第1項第2号の規定に基づく許可基準及 び同許可に係る包括同意基準の改正について(公開) (3) 第1種・第2種低層住居専用地域内における開発行為又は宅 地造成に関する工事に伴い設けられる自動車車庫等及びこれ に附属する建築物の部分に対する建築基準法第48条第1項 又は第2項ただし書の規定に基づく許可基準の策定について (公開) (4) 引火性溶剤を用いるドライクリーニングを営む工場に対する 建築基準法第48条第1項から第7項ただし書の規定に基づ く許可基準の策定について(公開) 3 その他 傍 聴 人 の 数 ― 発 言 の 内 容 別紙のとおり 平成23年度 第1回川崎市建築審査会議事録(摘録) 日時 平成23年5月30日(月) 10時00分から11時30分 場所 第3庁舎18階 大会議室 司会 まちづくり調整課 中村課長 (司会)定刻でございますので、始めさせていただきます。委員の皆様におかれましては、 大変お忙しいなか、また、天候の悪い中、御出席を賜りまして、誠にありがとうございます。 本日は、平成23年度の第1回目の川崎市建築審査会でございまして、4名の委員の出席を いただいておりますことを御報告いたします。また、本市におきましては、東日本大震災に 伴います電力不足の深刻化に対応する必要があることから、国の決定を踏まえ、衣替えの季 節には少し早い5月1日から「夏の軽装期間」を実践しておりますので、ノーネクタイであ ることについて御理解くださいますようお願いいたします。 それでは、本日の議事に入ります前に、4月1日付けで市職員の人事異動がありましたの で、本日出席の幹事を御紹介いたします。 私が、まちづくり局総務部まちづくり調整課長の中村でございます。今年度も引き続きよ ろしくお願い申し上げます。 次に、まちづくり局総務部企画課長の奥澤でございます。 まちづくり局計画部都市計画課長の石本でございます。 まちづくり局指導部建築指導課長の古川でございます。 まちづくり局指導部建築審査課長の竹之内でございます。 まちづくり局指導部開発審査課長の長瀬でございます。 次に、環境局環境対策部環境対策課長の山田と、健康福祉局健康安全室生活衛生担当課長 の松浦は、本日欠席でございます。 次に、消防局 予防部 担当部長 予防課長事務取扱の森でございます。なお、建設緑政局 道 路管理部 路政課長の小林は、本日欠席でございます。 1 続きまして、事務局でございますが、昨年度に引き続きまして、担当課長の白井でござい ます。次に、南雲が異動となりまして、後任の担当係長の小澤でございます。同じく宮本で ございます。今後ともよろしくお願いいたします。 それでは金子会長、議事進行をよろしくお願いいたします。 (会長)それでは、本日の内容について事務局から説明をお願いします。 (司会)本日、御審議いただきます内容についてでございますが、お手元の資料の「次第」 にありますとおり、議事といたしましては、議案第1号から議案第3号までの「許可の同意 案件」が3件でございます。 続きまして、報告事項といたしましては、 「包括同意基準による許可の報告」が1件と、 「許 可基準関係の報告」が3件でございます。なお、当初の開催通知では、 「包括同意基準による 許可の報告」が2件の予定でしたが、この間に手続きが完了しなかったことから、案件が1 件となったことを御報告いたします。また、「許可基準関係の報告」につきましても、当初は、 「その他」の中での説明を予定しておりましたが、 「包括同意基準による許可の報告」と同様、 報告事項の一つとして説明するように改めましたことを併せて御報告いたします。 事務局からは、以上でございます。 (会長)それでは、議事に入りたいと思います。 (司会)それでは、議案第1号としまして、川崎市○○区○○○丁目○○○番○に、一戸建 よもぎだ ての住宅を建築しようとするものの同意につきまして、特定行政庁の建築指導課、蓬田課長 補佐から説明させていただきます。なお、本件は個人住宅でありますので、個人情報保護の 観点から、審議は非公開とさせていただきます。 ―個人情報事項のため非公開― はじめ (司会)続きまして、議案第2号の川崎市多摩区長沢2丁目8993番24の一部に、 一 建 きみよし 設株式会社町田営業所代表取締役、小泉公 善 が、一戸建ての住宅を建築しようとするものの 同意につきまして、特定行政庁の建築指導課木村課長補佐から説明させていただきます。な お、審議につきましては、会議公開の原則に基づき公開とさせていただきます。 2 (特定行政庁 木村課長補佐)それでは、議案第2号について御説明いたします。 初めに、申請地の位置でございますが、スクリーンを御覧ください。申請地は多摩区長沢 2丁目で、赤いポイントで示した位置でございます。本申請は、第一種低層住居専用地域内 に一戸建ての住宅を建築する計画で、当該地域の敷地面積の最低限度である125㎡を下回 っているため、建築基準法第53条の2第 1 項第3号の許可を受けるものでございます。 まず、法第53条の2の許可について、説明させていただきます。敷地面積の最低限度に ついては、都市計画法で「当該地域における市街地の環境を保護するため、必要な場合に限 り」、定めることができます。そして、敷地面積の最低限度が定められたときは、法第53条 の2第1項の規定により、当該最低限度以上でなければならない、とされております。一方、 本規定には適用の除外が定められており、その一つとして、 「その敷地の周囲に広い公園、広 場、道路その他の空地を有する建築物であって、特定行政庁が市街地の環境を害するおそれ がないと認めて許可したもの」については、この限りでないとしております。 それでは、許可申請の概要を説明いたします。お手元の資料1ページを御覧ください。申 請者は、一建設株式会社町田営業所代表取締役、小泉公善、建築物の用途は、一戸建ての住 宅でございます。申請場所は、多摩区長沢2丁目8993番24の一部地域地区は、第一種 低層住居専用地域、第一種住居地域にまたがっております。申請地は、第一種低層住居専用 地域が過半であるため、敷地面積が、125㎡以上の最低限度の規制を受けます。その他概 要につきましては、記載のとおりでございます。 次に、申請地の位置でございますが、お手元の資料では、3ページでございます。スクリ ーン上が北でございます。道路関係ですが、こちらが都市計画道路、野川柿生線でございま す。申請地は、スクリーン中央、赤丸で示した位置で、第一種低層住居専用地域と第一種住 居地域にまたがっております。申請地東側に、聖マリアンナ医科大学病院がございます。 次に、現況写真でございます。お手元の資料では、4ページでございます。写真①は、申 請地を西側から見たところでございます。写真②は、申請地を北側から見たところでござい ます。申請地は角地にあり、北側道路は幅員4.1m、東側道路は幅員6mあります。写真 3 ③は申請地を南側から見たところでございます。赤色で、示した今回の申請地と緑色で、示 した125㎡以上の敷地に分割するものです。 次に配置図でございます。お手元の資料では、5ページでございます。許可基準への適合 状況も御説明いたしますので、お手元の資料2ページも適宜御参照ください。スクリーン上 が北でございます。申請地は赤色の部分でございます。初めに、不適合となる敷地の基準で すが、申請地の敷地面積は、114.49㎡であり、都市計画に定める最低限度の10分の 8である100㎡以上を満たしております。かつ、残りの敷地は、法に定める敷地面積の最 低限度に適合する125㎡以上を満たしており、分割により生じる不適合の敷地の数は1で すので、許可基準第2条に適合しております。 次に敷地の接道の基準ですが、幅員6mの東側道路に、敷地の外周の長さの7分の1であ る、6.61m以上が接しているので、許可基準第3条に適合しております。 次に階数の基準ですが、今回申請建築物は、オレンジ色の部分で、地上2階建てですので、 許可基準第4条に適合しております。 次に建ぺい率の基準ですが、計画建築物の建ぺい率は、法第53条の規定による建ぺい率 の10分の9である50.54%以下の43.76%なので、許可基準第5条に適合してお ります。 最後に、外壁の後退距離の基準ですが、都市計画で外壁の後退距離が定められていない第 一種住居地域の部分を除き、申請地は敷地境界線からの外壁の後退距離1m以上を確保して いるので、許可基準第6条に適合しており、許可基準の全ての基準を満足した計画となって おります。 次に、申請建築物の各階平面図でございます。お手元の資料では6ページでございます。 スクリーン左が1階平面図で、リビング・ダイニング・キッチン、和室等がございます。ス クリーン右が2階平面図で、洋室を3室配置しております。 次に、立面図・断面図ですが、お手元の資料では7ページでございます。左上から東側、 西側、北側、南側立面図でございます。こちらが1-1断面図、2-2断面図です。建築物 4 の最高の高さは7.338mでございます。 議案第2号の許可申請の概要は以上でございますが、引き続き、本案件について、特定行 政庁として許可相当と判断した理由について御説明いたします。お手元の資料の1ページ右 側を御覧ください。 本計画は、敷地の周囲に幅員の広い道路を有しており、法第53条の2第1項第3号の規 定に基づく許可基準を全て満たしていることから、市街地の環境を害するおそれがないと認 められ、法第53条の2第1項第3号の許可相当と判断いたしました。 議案第2号の許可申請につきましては、以上でございます。御審議のほどよろしくお願い いたします。 (会長)説明は以上でよろしいですね。本件に対し、ひととおり行政庁からの説明が終了し ましたので、これより審議に入ります。それでは、質問がありましたらお願いいたします。 (後藤委員)3ページでちょっと教えていただきたいのですが、赤い当該敷地になるところ が、黄色いところと薄いブルーにまたがっていて、黄色い部分が野川柿生線と書いてあるん ですが、これは現況ではなく、いわゆる都市計画道路になるわけですよね。それと、4ペー ジの右側の図面を見ますと、市道長沢56号線と52号線の間になっていて、また戻って3 ページの図面の市道長沢56号線があるんですけれども、その関係が理解できなかったんで すけれども。 (特定行政庁 木村課長補佐)図面3ページを御覧ください。黄色い部分が用途地域が第一 種住居地域なんですが、その真ん中に黒い線がございまして、こちらは現況は姿がないので すが、こちらが野川柿生線でございまして、ここから並行に25mずつの範囲で、用途地域 が第一種住居地域となっております。そこで赤い部分の敷地にまたがる計画でございまして、 本案件は、本市では今まで一種低層のみの地域が多かったのですが、またがるという初めて のケースでございまして、過半が一種低層の地域でございまして、建築基準法の91条の規 定に基づいて、過半の方の制限を受けて最低敷地の規制を受けていると。 (会長)いや、今聞いたのはそういうことではないんじゃないですか。道路ができたらどう 5 なっちゃうかということも入っているんでしょ。 (後藤委員)それと、同じ番号の、56号線というのが今既に書いてあって、都市計画上の 予定としてその図面の一画にあるのですが。 (特定行政庁 木村課長補佐)すいません。これは資料の作成ミスです。北側の道路が間違 っております。 (後藤委員)3ページの図面の上にある市道56号線、これはもう抹消した方がいいんです ね。かつ、野川柿生線というのが、これもないわけですよね。 (特定行政庁 木村課長補佐)今、形態はございませんが、都市計画で決定は出ております。 (後藤委員)その辺の予定について、カッコで(都市計画予定)とか書いていただかないと、 道路の扱いについて読み解こうと思いながら混乱してしまったので。そうしますと4ページ の道路の番号は、56号線と52号線はよろしいのですね。現状の、生きているということ で。野川柿生線も消しておいた方がいいわけですよね、将来だから、現状は道路がないから。 (会長)事業認可になったのですか。 (特定行政庁 木村課長補佐)まあ、一応形態はありませんが、表示をしておくというのが、 基本的な我々の立場です。 (後藤委員)資料としてのお願いは、カッコでそういう書き方をしていただきたいなと、一 生懸命読もうと思ってしまって。用途地域にまたがるのも十二分に分かります。計画道路と いうのも分かるんですが、ちょっとその辺の説明をお願いできたらと思います。 (会長)事業認可はあったのですか。 (特定行政庁 木村課長補佐)いや、まだここはないと思います。 (石本都市計画課長)まだ都市計画決定された段階で事業認可前です。道路整備プログラム の中でも、平成26年までに事業着手の予定はありませんので、当面は都市計画決定のまま ということになります。 (会長)都市計画法上の許可はいらないのですか、そういう時は。 (石本都市計画課長)都市計画道路の区域内であれば53条の許可が必要になりますが、こ 6 の敷地は用途地域はまたがっておりますが、この敷地が都市計画道路そのものにかかってい るわけではありません。 (会長)この手の同意で今までの中で一番125㎡から下がってますね。だいたい今まで1 20以上でしたよね。 (特定行政庁 木村課長補佐)昨年度はそのケースが多かったのですが、意外と過去の実績 では100㎡ちょっとというのもあったと記憶しております。 (会長)分かりました。今まで無理してこういうところに建てているので、段差があるとき ちゃんと階段付けてたけどね。これ、書いてないんだよね。どこから入っていくのか分から ないんだよね。 ゼロ (特定行政庁 古川課長)この写真の①で4m側の道路自体に勾配がありますので、敷地と0 の部分に近くなって、階段は必要ないということです。 (会長)駐車場は真ん中から地下の駐車場を造ると思ったけど、結局ないのね、駐車場は。 周囲の接道ですが、ほとんど段差でしょ。部分的に段差がないのであって。縛りがないんで すよね。まあいいと思いますが。ほかに質問はございませんか。質問がないようでしたら、 市長の方から許可相当という判断が上がってきております。皆様の方で異議がなければ、議 案第2号につきましては許可に同意ということにしたいと思いますがよろしいでしょうか。 ―各委員賛成― (会長)それでは、同意するものと決定いたします。 (司会)続きまして、議案第3号の川崎市麻生区栗木3丁目291番地1に、学校法人桐光 こづかよしお 学園理事長、小塚良雄が、学校を建築しようとするものの同意につきまして、同じく特定行 政庁の建築指導課木村課長補佐から説明させていただきます。なお、当初、審査会開催通知 では場所が「麻生区栗木3丁目12-1」となっておりましたが、特定行政庁から同意の依 頼文で、 「麻生区栗木3丁目291番地1」に変わっておりますことを御報告いたします。ま た、審議につきましては、会議公開の原則に基づき公開とさせていただきます。 (特定行政庁 木村課長補佐)それでは、議案第3号について御説明いたします。 7 初めに、申請地の位置でございますが、スクリーンを御覧ください。申請地は、麻生区栗 木3丁目で、赤いポイントで示したところでございます。本申請は、既存建築物の日影が、 建築基準法で定められた範囲を、超えている敷地内に、弓道場棟を増築する計画で、法第5 6条の2第1項ただし書きの、日影の許可を受けるものでございます。 ここで法第56条の2の許可について、説明させていただきます。川崎市で市街化調整区 域内に、日影規制が導入された平成16年7月1日以前からある建築物で、現行法に照らし 合わせると、日影規制が不適格となる場合、その敷地内で増築等を計画する際、敷地単位で 制限が遡及されることから、原則として、敷地内に増築等をすることができません。しかし、 この日影規制には、ただし書の規定があり、特定行政庁が、 「土地の状況等により、周囲の居 住環境を害するおそれがないと認めて、建築審査会の同意を得て許可した場合は、この限り ではない。」と、されております。 それでは、改めまして、許可申請の概要を、説明いたします。お手元の資料では、1ペー ジでございます。申請者は、学校法人桐光学園理事長、小塚良雄、建築物の用途は学校で、 申請場所は麻生区栗木3丁目291番地1でございます。 その他概要につきましては、記載のとおりです。建築物の概要は、既存の部室棟が鉄筋コ ンクリート造・2階建て、スタンド棟が鉄筋コンクリート造・3階建て、プール棟が鉄筋コ ンクリート造・平屋、ボンベ庫がコンクリートブロック造の平屋となっております。 次に、申請地の位置でございます。お手元の資料では、3ページでございます。スクリー ンを御覧ください。スクリーン上が北でございます。初めに、鉄道ですが、こちらが小田急 多摩線栗平駅でございます。次に、主要な道路ですが、こちらが、尻手黒川線、栗木線でご ざいます。計画敷地は、画面左下、赤色の部分でございます。周辺には、申請地南側に、桐 光学園小学校、申請地北側に、桐光学園高校・中学校がございます。 次に、現況写真でございます。お手元の資料では、4ページでございます。スクリーン右 が北でございます。申請地は赤枠の部分になります。写真1はプール棟を西から見たもので す。写真4はスタンド棟から計画地を見たものです。次に、配置図でございます。お手元の 8 資料では、5ページでございます。申請地は3方を幅員6mの道路に接しております。こち らが既存のスタンド棟、部室棟、プール棟、ボンベ庫、こちらが申請建築物の弓道場棟でご ざいます。 次に、等時間日影図でございますが、具体の説明の前に、敷地内に高低差がある場合の、 日影規制について、簡単に説明させていただきます。スクリーンを御覧ください。このよう に敷地内に高低差があり、複数の建築物がある場合、建築物の高さは、各建築物の平均地盤 から算定されます。一方、日影規制については、敷地内全体の建築物の平均地盤から算定さ れた高さで、規制を受けます。 そこで今回の許可申請にあたり、既存不適格となった時点での平均地盤からの測定面にお いて、日影時間の増減を判断基準とすることにいたしました。建築物の高さの平均地盤と比 較しますと、御覧のとおりとなります。 それでは、お手元の資料6ページを御覧ください。画面の方位は右が北でございます。既 存の4棟における平均地盤であるTP79.59を平均地盤面高さとしております。スクリ ーンに表示されているようなイメージとなります。計画敷地内の建築物が日影を生じさせる 地区は市街化調整区域でありますが、測定面は、平均地盤面から1.5mの高さで、規制時 間は、敷地境界から5mを超え、10m以内の範囲が3時間、10mを超える範囲が、2時 間、以上の日影となる部分を生じさせてはならない、とされている地域でございます。 既存建築物によって生じている日影で、規制時間を超える部分をスクリーンに示します。 3時間の等時間日影が、こちらの青色の線で、2時間の等時間日影が、こちらの赤色の線で、 示しております。こちらが5mライン、こちらが10mラインで、いずれも、規制時間を超 えております。 次に、計画建築物だけの等時間日影図を示します。お手元の資料では、7ページでござい ます。日影は、敷地内に収まっております。 次に、既存建築物も含めた複合等時間日影図を示します。お手元の資料では8ページでご ざいます。御覧のとおり、新たに不適格な日影を増大させるものではありません。 9 最後に、計画建築物の平面図、立面図、断面図でございます。お手元の資料では、9ペー ジでございます。高さは8mでございます。 議案第3号許可申請の概要は、以上でございますが、引き続き、本案件について、特定行 政庁として許可相当と判断した理由について、御説明いたします。お手元の資料、1ページ 右側を御覧ください。 申請者は、川崎市麻生区栗木の桐光学園グランド敷地に弓道場棟を増築する計画を立てま した。申請敷地内には、昭和59年から平成12年にかけて建築された既存不適格の建築物 があり、今回、弓道場棟を増築することにより、建築基準法第56条の2第1項に抵触いた します。しかしながら、当該申請建築物は新たに不適格な日影を増大させるものではなく、 今回の計画は周囲の居住環境を害するおそれがないと認められるため、許可相当と判断いた しました。 議案第3号につきましては以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 (会長)説明は以上でよろしいですね。本件に対し、ひととおり行政庁からの説明が終了し ましたので、これより審議に入ります。それでは、質問がありましたらお願いいたします。 (中村委員)普通の建物と違うのでよく分からないので質問したいのですが、1階の矢を射 る場所から的がある場所までというのは、9ページを見ると屋根というか、上に架かってい る建物なんでしょうか。それともただ脇にネットみたいなものがあるだけなんでしょうか。 (特定行政庁 田中職員)屋根は架かっておりません。屋根の代わりに矢が飛んで行かない ように防護するネットが架かっております。上と脇ですね。グランド側に架かっております。 (中村委員)射場と的場の間、ずっと囲むような形でですか。 (特定行政庁 田中職員)そうです。屋根とグランド側にあって、グランド側の反対側には RCの壁が建っております。 (中村委員)建物としては一つ、それとも二つなんですかね。 (特定行政庁 田中職員)地下部分がピロティ状になっておりまして、一棟になっておりま す。 10 (中村委員)建物でいえば二層構造の2階部分だけ離れているだけで、全体としてみれば地 下も含めて一体ということですね。 (会長)ほかに質問はございませんか。質問がないようでしたら、市長の方から許可相当と いう判断が上がってきております。皆様の方で異議がなければ、議案第3号につきましては 許可に同意ということにしたいと思いますがよろしいでしょうか。 ―各委員賛成― (会長)それでは、同意するものと決定いたします。 (司会)続きまして、報告事項に移らせていただきます。まずは、 「包括同意基準による建築 基準法第43条第1項ただし書の規定に基づく許可の報告」につきまして、特定行政庁の建 築指導課、蓬田課長補佐から報告させていだだきます。 (特定行政庁 蓬田課長補佐)それでは、 「包括同意基準による建築基準法第43条第1項た だし書の規定に基づく許可の報告」をさせていただきます。 お手元のファイルの最初のページを御覧ください。1枚目、2枚目に許可基準を、3枚目 から包括同意基準を綴じております。 なお、許可制度の内容につきましては、先ほど議案第 1 号で御説明いたしましたので、省 略させていただきます。包括同意基準によって、建築基準法第43条第1項ただし書の許可 を得た計画は、許可の後、初めて開催される建築審査会に報告することが定められており、 今回の報告は前年度分の1件を含め、11件の包括同意基準による許可がございます。 初めに、報告番号平成22年度第28号の概要でございますが、申請者は JFE スチール株 式会社専務執行役員、小俣一夫、申請場所・面積等は記載のとおりで、包括同意基準該当項 目は、第Ⅲ号第1でございます。詳細につきましては、別添図面の1枚目の左側に案内図、 右側に配置図がございます。左側の案内図ですが、赤い部分が申請地で、緑色の部分が道路 状の空地、茶色の部分が建築基準法の道路でございます。右側の配置図では、赤い部分が、 申請地、緑色が道路状空地、茶色の部分が建築基準法上の道路でございます。 以下、今年度分の報告番号第1号~10号につきましても、報告書及び別添図面のとおり 11 でございます。報告は以上でございます。 (会長)御苦労様でした。この報告について御質問がありましたらお願いいたします。質問 がないようでしたら、報告ということですので次に移ります。 (司会)続きまして、 「建築基準法第44条第1項第2号の規定に基づく許可基準及び同許可 に係る包括同意基準の改正」につきまして、特定行政庁の建築指導課木村課長補佐から報告 させていだだきます。 (特定行政庁 木村課長補佐)それでは、 「建築基準法第44条第1項第2号の規定に基づく 許可基準及び同許可に係る包括同意基準の改正」について、報告をさせていただきます。ス クリーンを御覧いただくとともに、概要につきましてはお手元の資料の1枚目を御参照くだ さい。 平成23年3月24日に開催された平成22年度第8回建築審査会において一度説明させ ていただいておりますが、御指摘の点について、改めて説明させていただきます。 初めに、許可基準についてですが、前回の審査会において2点の御指摘をいただいており ます。一つ目が、公益上必要なものについて整理すること、二つ目が、高速道路の関連施設 についても適用対象に明記することでございました。 まず、 「公益上必要なもの」の整理をいたします。法第44条第1項第2号では、公衆便所、 巡査派出所その他これらに類する公益上必要な建築物が許可の対象になっております。川崎 市の許可基準では、 「その他これらに類する公益上必要な建築物」の具体例として、バス停留 所上屋、タクシー乗場上屋、自転車駐車場の上屋を掲げております。この具体例以外にも、 これまで本市で許可を行った、高速道路の料金徴収所、高速道路の管理事務所、工事管理事 務所、ポンプ場について実績がございます。 以上のものなどを、本市では「公益上必要なもの」と考えております。ここで、それらの 中でも件数の多い高速道路の関連施設について、今回、許可の適用対象として具体例を明記 する変更でございます。 許可基準の修正案としましては、お手元の資料2枚目左側を御覧ください。このように、 「高 12 速道路の管理用施設」を追加しております。この許可基準の改正を受け、追加した「高速道 路の管理用施設」の中でも定例的な料金徴収所については件数が多いため、包括同意基準へ の追加の提案を考えております。ここでは、過去の実績から、階数が1で、床面積が概ね4 0㎡以内の「高速道路の料金徴収所及び機械室等の付属施設」を挙げております。 説明は以上でございますが、本審査会において了承がいただけましたら、許可基準の施行 については明日付けで行いたいと考えております。説明は以上でございます。御意見をよろ しくお願いいたします。 (会長)御苦労様でした。この報告について御質問がありましたらお願いいたします。 (中村委員)件数が多いという理由があったと思いますが、それは今後ともこういう形で記 載してということで、新の方にするということで、継続的にずっと出てきそうだとかいった 予定というか見込みがあってのお話なんでしょうか。 (特定行政庁 木村課長補佐)昨年度個別案件で済ましていたこの許可ですが、約4件ぐら いあったのですが、私としては当時、これで終わるのかなと勘違いしていたのですが、首都 高速については造ってから20年くらい経ちますので更新時期につきましても、古いものに ついては新しいものにしていくということ、あとETCの普及がございまして、今後は件数 が増えていくと伺っております。 (会長)それでは、本件許可基準の改正に併せて、包括同意基準も改正をしたいと思います。 明日、5月31日からの適用となるように、事務局は、手続きの方をお願いします。 (事務局)承知しました。 (会長)ほかに質問はございませんか。質問がないようでしたら、報告ということですので 次に移ります。 (司会)続きまして、 「第一種・第二種低層住居専用地域内における開発行為又は宅地造成に 関する工事に伴い設けられる自動車車庫等及びこれに付属する建築物の部分に対する建築基 準法第48条第1項又は第2項ただし書の規定に基づく許可基準の策定」につきまして、同 じく特定行政庁の建築指導課木村課長補佐から報告させていだだきます。 13 (特定行政庁 木村課長補佐)それでは、 「第一種・第二種低層住居専用地域内における開発 行為又は宅地造成に関する工事に伴い設けられる自動車車庫等及びこれに付属する建築物の 部分に対する建築基準法第48条第1項又は第2項ただし書の規定に基づく許可基準の策 定」について、報告をさせていただきます。 本許可基準は、3月24日に開催されました平成22年度第8回建築審査会において報告 させていただきましたものでございます。その後、4月27日から5月27日にかけてパブ リックコメントを行った結果を踏まえた最終稿として、改めて報告させていただきます。 スクリーンを御覧ください。まず、初めに3月24日の建築審査会と重複する部分がござ いますが、今回の制定の趣旨を説明いたします。 初めに土地利用制限について簡単に説明いたします。第一種、第二種低層住居専用地域、 以下「低層地域」と言いますが、その低層地域では、左側に示すような、住宅の付属の車庫 であれば、建築可能ですが、右側に示すような単独の車庫については、建築基準法第48条 の用途制限において、建築することができないとされております。 次に、許可基準の策定の趣旨を御説明いたします。開発行為又は宅地造成に関する工事、 以下「開発行為等」と言いますが、その開発行為等において地下車庫を計画する場合、工事 の合理性等を考慮し、開発行為等と同時進行で地下車庫の工事をすることを認めております。 しかし、低層地域では、先ほど説明したとおり、建築基準法第48条の用途制限により、単 独の地下車庫は建築確認ができません。そこで現在は、建築基準法上の報告を求めることに より、事前に建築確認を経ずとも、着手できることとして、運用しております。 しかし、平成19年の手続きの厳格化を柱とした、建築基準法の改正を鑑みて、現在の運 用を廃止し、建築確認の手続きを経ることとしました。低層地域で建築基準法第48条の用 途制限がかかる単独の地下車庫については、同条ただし書許可により、建築可能といたしま す。そこで、許可を行うに当たり、適切な運用を図るため、許可基準を策定することといた しました。 お手元の資料、1ページから、手続のフロー図を示しております。敷地の条件や計画内容 14 により、手続きフローは4通りに分類されます。 フロー1は、地下車庫を住宅部分と共に計画しているもので、接道のある場合、フロー2 は、フロー1と同様の形態で、接道のない場合、フロー3は、地下車庫を住宅部分に先行し て単独で計画しているもので、接道のある場合、フロー4は、フロー3と同様の形態で、接 道のない場合を示しております。 ここで、法第48条ただし書の許可が必要であり、法第43条第1項ただし書許可が不要 であるフロー3について、詳しく説明いたします。 スクリーンと合わせて資料2ページの下、フロー3を御覧ください。まず、法第48条許 可の申請、意見聴取会、建築審査会を経て法第48条の許可を取得することなり、これに併 行して開発許可申請、開発許可を取得し、地下車庫部分の都市計画法第37条の制限解除、 及び地下車庫部分の建築確認取得後、地下車庫に着手できることとなります。その後、開発 完了公告がされた後、住宅部分の建築確認後、住宅部分工事着手となります。 次に、パブリックコメントの結果について説明します。意見募集は平成23年4月27日 から5月27日までの30日間行いました。確認申請の手続きの公平、迅速化についての御 意見が1件ありましたが、許可基準に関わるものではありませんでしたので、参考意見とさ せていただきました。 それでは、許可基準について御説明いたします。資料の4ページも合わせて御覧ください。 まず、第1条には目的を規定しております。第2条には適用の範囲を規定しておりまして、 第1号に、本基準の適用区域を規定しており、原則、開発又は宅造の許可を受ける区域内に 適用することしております。 次に、第2号に、階数を規定しており、原則、階数は1としております。 次に第3号に、床面積を規定しており、原則、30㎡以下としております。3月24日の 審査会に提示した案からの変更点につきましては、第1条に赤枠の部分、 「住宅等に付属する こととなる」という文言を追加いたしました。その他変更はございません。 以上が許可基準の内容でございます。最後に今後のスケジュールでございますが、平成2 15 3年7月上旬にホームページ等により改正内容を公表し、同年10月上旬に施行を予定して おります。報告は以上でございます。 (会長)御苦労様でした。これはフロー4みたいにみんな図は付かないのですか。ホームペ ージ見ると図は付いているのですか。一般企業の人はこれを見るとすぐに分かるのですか。 (特定行政庁 大場担当係長)専門業者はこのフローを見ればみんな分かると思います。今 回、48条の許可についてはフロー3について説明させていただいたのですが、それ以外の フロー1、フロー2、フロー4とも一応パワーポイントでは用意させていただいております ので御紹介することはできます。 (会長)もし図があるのならこの次でもいいから見せてもらいたいですね。 (特定行政庁 大場担当係長)全てのフローについての図を追加します。 (会長)分かりました。この次4種類の図を見せてもらうと助かります。 (後藤委員)4枚目で、すごく細かいことなんですが、3番の許可基準案ということで、適 用の範囲の第2条(3) 、 「床面積は、原則として、30平方メートル以下」とあるのですが、 私も駐車場をやる時に、1台は幅2.5m×6mで15㎡ですね、2台用だと5m×6m、 それで決められたのかなと思ったのですが、大型なんかだと奥行き6mだと結構きつくて、 停めた後人がシャッターとか下ろすと通れなくて、30㎡について「原則として」と書いて あるので、どのようにお考えかと思ったのですが。 (特定行政庁 大場担当係長)根拠としましては、建築士法の中で、30㎡以下については 建築士が設計しなくても設計することができます。小規模なものについては今回許可対象に するということで、30㎡の根拠となっております。原則30㎡としておりますので、大体 32、33~35、そのぐらいの大きさであれば許可の対象としていきたいなとは思ってお ります。必ずしも30㎡以下でないと許可しないというわけではありません。 (会長)ほかに質問はございませんか。今後は、この基準に基づいてお願いします。次に移 ります。 (司会)続きまして、 「引火性溶剤を用いるドライクリーニングを営む工場に対する建築基準 16 法第48条第1項から第7項ただし書の規定に基づく許可基準の策定」につきまして、同じ く特定行政庁の建築指導課木村課長補佐から報告させていだだきます。 (特定行政庁 木村課長補佐)それでは、 「引火性溶剤を用いるドライクリーニングを営む工 場に対する建築基準法第48条第1項から第7項ただし書の規定に基づく許可基準の策定」 ついて、報告をさせていただきます。本件については、昨年10月19日の平成22年度第 4回建築審査会において、紹介させていただいたものでございます。スクリーンを御覧くだ さい。まず、今回の策定の趣旨を説明いたします。お手元の資料の1ページを御覧ください。 平成21年7月に、引火性溶剤を用いるドライクリーニングを営む工場に関して、法第4 8条の建築物の用途規制違反について、報道発表がされ、国土交通省が全国実態調査を行っ たところ、多くの工場において、建築物の用途規制違反が生じているとの実態が判明しまし た。これを受け、国土交通省は、違反が判明した工場における火災危険性について対策を講 ずることは緊急に取り組むべき重要な課題と位置づけ、各特定行政庁に、用途地域における 的確な安全性の確保のために法第48条の規定に基づく許可の積極的な活用を行っていくこ ととする技術的助言を平成22年9月10日に発出しました。この技術的助言を受けて、県 内統一の許可基準等を策定するために平成22年9月から神奈川県建築行政連絡協議会で検 討していき、県内統一の許可基準を同年12月に策定いたしました。 まず初めに、許可の手続きの流れについて説明いたします。まず、当該物件が違反建築物 かどうかを確定し、確定後、事業者に違反の通知書を送付いたします。その後、違反是正計 画書を事業者から提出していただき、事業者に近隣への説明をしていただきます。その後、 違反是正計画に支障がないとして承認し、法第48条の許可申請となります。その後、公聴 会、建築審査会を経て是正工事していただき、是正の確認後、許可通知書の交付という流れ となります。 次に、許可基準案について説明します。本市許可基準は、神奈川県建築行政連絡協議会で 策定した基準を採用する予定でございます。お手元の資料の2ページを御覧ください。まず、 2の許可の基本的な考え方について、説明します。安全対策措置を講じるドライクリーニン 17 グを営む工場については、低層住居専用地域で建築することができる、自家販売のために食 品製造業を営むパン屋等と同等なものとして取り扱うことといたします。ここで言う、安全 対策措置とは、お手元の参考資料の5ページ技術的助言の別添1に定める安全対策措置を講 じているものといたします。 技術的助言の別添 1 の安全対策措置について、簡単に説明いたします。技術的助言の安全 対策とは、大きく4つございまして、1.の引火性溶剤の保管方法等につきましては、保管 場所を洗濯機や乾燥機等から50cm以上離さなければならないなどが規定されています。 2.の洗濯機・乾燥機の安全対策につきましては、それらに適切にアースを設置することな どが規定されています。3.の作業場の防火措置につきましては、洗濯機や乾燥機の周辺な ど溶剤の漏出が想定される場所から水平距離1m以内の部分においては、防爆措置が行われ ていることなどが規定されています。4.の併せて講じるべき日常の作業における安全管理 対策等につきましては、安全管理のチェックリストを作成し、見やすい場所に掲示するなど が規定されています。 次に、具体的な基準について説明いたします。資料の2ページにお戻りください。まず、 3の対象建築物の規模等については、原則、作業場等の床面積は50㎡以内としております。 資料の2ページの4を御覧ください。次に、対象とする洗濯設備の台数につきましては、ま ず、ドライ洗濯機は原則、1台とし、周辺環境に大きな影響を与えない場合においては、現 に操業している台数を上限とします。また、その他の設備については、現に操業している台 数を上限とします。資料の2ページの5を御覧ください。次に、周辺環境への影響について ですが騒音、交通量、臭気、振動、照明・光に係る周辺環境への影響は、技術的助言別添3 の判断基準を満足することを許可基準とします。なお、技術的助言別添3につきましては、 参考資料の8ページからとなりますので後ほど御参照ください。 最後に、今後のスケジュールでございますが、7月上旬に神奈川県クリーニング生活衛生 同業組合川崎支部へ説明をし、7月中旬から8月中旬にかけて、許可基準案についてパブリ ックコメントを行い、8月下旬に再度、建築審査会に許可基準最終案として報告させていた 18 だき、10月上旬に施行する予定でございます。報告は以上でございます。 (会長)御苦労様でした。何か質問はございませんか。これ、神奈川県下で48条の許可申 請してくるのはどれくらいあるのですかね。数は。 (特定行政庁 木村課長補佐)川崎市内では現在300件程度のクリーニング屋さんがあり まして、違反と把握しているものが280件くらいあります。その全てがどうかとは甚だ疑 問があるのですが、なるべく現場に立入って安全対策をしてもらいながら許可を検討してい るところですが、48条以外の違反もあるとなかなか是正が困難ということもありますので、 そういう案件を見受けますとまあ半分くらいになるのかなと思います。 (会長)じゃあ横浜なんかはもっと多いわけですね、圧倒的に。 (特定行政庁 木村課長補佐)横浜さんは600件くらいあると思います。県下で1300 件くらいと認識しております。川崎横浜で県下の75%くらいを占めております。 (会長)これ、本当に許可申請するのですかね。 (特定行政庁 木村課長補佐)そのように指導していきたいと考えております。それで安全 対策をして、危険性をなくしていくという考えです。 (会長)ほかに質問はございませんか。 次に移ります。次は、 「その他」とありますが、委員の皆さん何かありますか。なければ、 事務局から何かありますか。 (司会)その他といたしまして、今年度開催される神奈川県特定行政庁建築審査会連絡会の 開催日程などについて、小澤担当係長から報告をさせていただきます。 (小澤担当係長)それでは、私の方から御報告させていただきます。お手元にA4版3枚の 資料をお配りしておりますので、そちらの資料を基に御報告させていただきます。 委員の皆様も御案内のとおり、神奈川県特定行政庁建築審査会連絡会は、県下特定行政庁 の建築審査会相互の連絡と、建築行政の適正な運営を図ることを目的とするものですが、今 年で61回目の開催を迎えることとなりました。そして、今年度は、藤沢市が当番都市とし て、お手元の資料1枚目にございますとおり、8月17日(水)の午後2時から藤沢市内で、 19 この連絡会が開催される運びとなっております。 また、この連絡会の開催に当たりまして、一週間ほど前に事務打ち合わせがあり、お手元 の資料2枚目にございますとおり、今年度の開催テーマといたしましては、東日本大震災を 踏まえ、 「減災のまちづくりと建築行政」と題して、講演又はパネルディスカッションを行う ことになりました。具体的には、お手元の資料3枚目にございますとおり、東日本大震災復 か わ た よしあき 興構想会議の委員で、関西大学社会安全学部長・教授の河田 惠 昭 先生を講師として招き、講 演又はパネルディスカッションを行うことにより、建築行政に携わる者が、津波・地震災害 に対する持続可能な減災社会を構築していくためには、どう対応していけばよいのか、検証 する機会にしたいということです。 この連絡会は、他の建築審査会と意見交換を行うよい機会になると思われますので、昨年 は、会長、中村委員、後藤委員、川口委員の4名の委員に御出席をいただいておりますが、 出席可能な委員の方につきましては、御予定に入れていただければと思います。 本件につきましては、本日欠席されている委員の皆様へも御報告するとともに、改めて、 各委員の皆様に出席が可能か否かの確認をメール等でさせていただきますので、その節は、 御回答の方をよろしくお願いいたします。 私の方からは、以上でございます。 (会長)今の説明について、質問等がございましたら、どうぞ。なければ、事務局から、ま だ何かありますか。 (司会)改めまして、本日の御審議ありがとうございました。次回の、第2回建築審査会の もくと 開催についてでございますが、急ぎの案件がなければ、8月下旬を目途に開催をお願いした いと考えております。その際には、改めて日程調整させていただきますので、よろしくお願 いいたします。 (会長)それでは、これを持ちまして平成23年度第1回川崎市建築審査会を閉会させてい ただきます。委員の皆様、お疲れ様でした。 20 21