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EMC NetWorkerリリース8.0コマンド リファレンス ガイド

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EMC NetWorkerリリース8.0コマンド リファレンス ガイド
EMC®
NetWorker™
リリース 8.0
コマンド リファレンス ガイド
300-013-566
A02
Copyright © 1990 - 2012 年 EMC Corporation. All rights reserved.
発行日:2012 年 7 月
EMC Corporation は、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は予告なく変更さ
れることがあります。
この資料に記載される情報は、現状有姿の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載される情報に関す
る、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいた
しません。この資料に記載される、いかなる EMC ソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェア・ライセンスが必
要です。
EMC2、EMC、EMC Centera、EMC ControlCenter、EMC LifeLine、EMC OnCourse、EMC Proven、EMC Snap、EMC SourceOne、EMC
Storage Administrator、Acartus、Access Logix、AdvantEdge、AlphaStor、ApplicationXtender、ArchiveXtender、Atmos、
Authentica、Authentic Problems、Automated Resource Manager、AutoStart、AutoSwap、AVALONidm、Avamar、Captiva、
Catalog Solution、C-Clip、Celerra、Celerra Replicator、Centera、CenterStage、CentraStar、ClaimPack、ClaimsEditor、CLARiiON、
ClientPak、Codebook Correlation Technology、Common Information Model、Configuration Intelligence、Connectrix、CopyCross、
CopyPoint、CX、Dantz、Data Domain、DatabaseXtender、Direct Matrix Architecture、DiskXtender、DiskXtender 2000、
Document Sciences、Documentum、elnput、E-Lab、EmailXaminer、EmailXtender、Enginuity、eRoom、Event Explorer、
FarPoint、FirstPass、FLARE、FormWare、Geosynchrony、Global File Virtualization、Graphic Visualization、Greenplum、
HighRoad、HomeBase、InfoMover、Infoscape、InputAccel、InputAccel Express、Invista、Ionix、ISIS、Max Retriever、
MediaStor、MirrorView、Navisphere、NetWorker、OnAlert、OpenScale、PixTools、Powerlink、PowerPath、PowerSnap、
QuickScan、Rainfinity、RepliCare、RepliStor、ResourcePak、Retrospect、RSA、SafeLine、SAN Advisor、SAN Copy、SAN
Manager、Smarts、SnapImage、SnapSure、SnapView、SRDF、StorageScope、SupportMate、SymmAPI、SymmEnabler、
Symmetrix、Symmetrix DMX、Symmetrix VMAX、TimeFinder、UltraFlex、UltraPoint、UltraScale、Unisphere、Viewlets、Virtual
Matrix、Virtual Matrix Architecture、Virtual Provisioning、VisualSAN、VisualSRM、VMAX、VNX、VNXe、Voyence、VPLEX、
VSAM-Assist、WebXtender、xPression、xPresso、YottaYotta、EMC のロゴ、および RSA のロゴは、米国およびその他の国にお
ける EMC Corporation の登録商標または商標です。Vblock は、米国における EMC Corporation の商標です。
VMware は、米国および他の国と地域における VMware, Inc. の登録商標または商標です。
他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
製品ラインの最新規制のドキュメントについては、EMC オンライン サポート用 Web サイトの「Technical Documentation and
Advisories」セクションにアクセスしてください。
2
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
はじめに
製品ラインを改善するための努力の一環として、EMC ではソフトウェアおよびハー
ドウェアのリビジョンを定期的にリリースしています。そのため、このドキュメン
トで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェア
のバージョンによっては、サポートされていないものもあります。製品のリリース
ノートには、製品の機能に関する最新情報が掲載されています。
製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説明どおりに動作しない場合に
は、EMC の担当者にお問い合わせください。
このマニュアルには、発行時点で正確だった情報が記載されています。EMC オンラ
イン サポート Web サイトでは、このマニュアルの新しいバージョンがリリースされ
ている可能性があります。EMC オンライン サポート Web サイトをチェックし、この
マニュアルの最新バージョンを使用していることを確認してください。
対象読者
このドキュメントの対象読者は、オペレーティング システムのコマンド ラインで
NetWorker コマンドを実行するシステム管理者です。
関連ドキュメント
次に示す EMC 関連の資料に補足情報が記載されています。
コマンドのオンライン ヘルプ
コマンドのヘルプは、コマンド ラインから参照することもできます。
◆
このドキュメントに記載されている詳細なコマンドの情報は、Windows を除くす
べてのプラットフォームで、コマンド ラインから参照することもできます。コ
マンド ラインからこのヘルプにアクセスするには、man command_name と入力
します。たとえば、次のようになります。
man recover
man コマンドを使用してヘルプにアクセスするには、オプション パッケージ
LGTOman をインストールする必要があります。オペレーティング システムのパ
ス環境変数には、マニュアル ページの場所も含める必要があります。場所を含
めない場合は、マニュアル ページのインストール場所から man コマンドを実行
することが必要になります。
◆
どのプラットフォームでも、NetWorker コマンドの基本ヘルプにアクセスするに
は、コマンド ラインから command_name -help と入力します。たとえば、次の
ようになります。
recover -help
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
3
はじめに
基本ヘルプには、コマンドの引数、オプション、およびパラメータの一覧だけが
表示されます。より詳細な情報はこのドキュメントに記載されています。
問い合わせ先
EMC のサポート情報、製品情報、ライセンス情報は、次の場所で入手できます。
製品情報:ドキュメント、リリース ノート、ソフトウェアの更新、または EMC 製
品、ライセンス、サービスに関しては、以下の EMC オンライン サポート Web サイ
トをご覧ください(登録が必要です)。
http://Powerlink.EMC.com
テクニカル サポート:テクニカル サポートが必要な場合は、EMC オンライン サ
ポート用 Web サイトにアクセスし、[サポート]を選択します。[Support]ページに
は複数のオプションがあり、その中にサービス クエストを作成できるオプションが
あります。サービス リクエストを開始するには、有効なサポート契約が必要です。
有効なサポート契約の入手方法の詳細や、アカウントに関する質問については、
EMC 販売担当者にお問い合わせください。
ご意見
マニュアルの精度、構成および品質を向上するため、お客様のご意見をお待ちして
おります。本書についてのご意見を以下のメール アドレスにお送りください。
[email protected]
4
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
ansrd(8)
Maintenance Procedures
ansrd(8)
製品名(A-Z)
nsrd - NetWorker サービスを提供するデーモン
形式
nsrd [ -k virtual-service-name ]
ansrd [ コメント ]
DESCRIPTION
nsrd デーモンは、RPC ベースの保存サービスおよびリカバリサービスを提供します。このサービスにより、ユーザ
はネットワーク上でファイルを保存、検索、リカバリできます。RPC プログラム番号として nsrd によって提供さ
れる番号は 390103 です。
通常、nsrd は、起動時にシェルのスタートアップスクリプト (rc.local、r.boot) など ) によって呼び出され、
ユーザが直接起動する必要はありません。起動されると、nsrd は、NetWorker サービスを提供するのに必要な他
のデーモンを起動します。
nsrd コマンドは、適切なリソースのあるマシン上で実行される必要があります。このリソースには、メディアマル
チプレクシングソフトウェア (nsrmmd(8) を参照 ) によって制御されるデバイス ( テープドライブなど ) と、保
存されたユーザファイルおよびファイルを含むボリュームのインデックスをインデックスデーモンが保持するため
の十分なディスク領域 (nsrindexd(8) および nsrmmdbd(8) を参照 ) が含まれます。
バックアップ、リカバリ、または他のセッションが開始するたびに、nsrd はプログラム ansrd を起動して、要求
されたセッションを処理します。ansrd プログラムはエージェントと呼ばれます。エージェントは、バックアップ、
リカバリ、または他のセッションを監視する役割を担い、セッションが完了すると自動的に終了します。ps(1) ま
たは他のプロセス監視ツールを使用すると、ansrd の後続のパラメータを検査して、監視しているセッションの種
類を確認できます。必要な場合は、エージェントを強制的に終了してバックアップまたはリカバリセッションを中
断できます。エージェントを直接実行することはできません。エージェントを起動できるのは nsrd だけです。
nsrd を -k オプションを指定して起動すると、nsrd は、クラスタサービスとしてインストールされたかどうか、
および /nsr/res を所有する仮想ホストが virtual-service-name と一致するかどうかを確認します。この確
認手順のいずれかが失敗すると、nsrd はすぐに終了します。(NetWorker がクラスタサービスとしてインストー
ルされたかどうかをチェックするために、nsrd は NetWorker.clustersvr というファイルをチェックします。
ファイルは、nsrd バイナリがあるディレクトリ内にあります。/nsr/res が virtual-service-name によって
所有されているかどうかをチェックするために、nsrd はクラスタ管理ソフトウェアに問い合わせます。)
-k オプションを使用せずに NetWorker をクラスタで起動した場合、サーバは /nsr/res を所有する仮想ホストの
ID を適用します。/nsr/res を所有する仮想ホストがない場合、nsrd は起動しません。
オプション
-k virtual-service-name
ホスト名 /ID として nsrd に対して、virtual-service-name を使用してクラスタフェイルオーバモー
ドで起動するように指示します。このオプションは、NetWorker を起動する NetWorker クラスタ制御ス
クリプトによって使用されます。
ファイル
/nsr/logs/daemon.raw
nsrd および他の NetWorker デーモンが、NetWorker のイベントメカニズムでは記録できないさまざま
なエラー状態に関する情報を送信するファイル。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
5
ansrd(8)
/nsr/res/nsrdb
NetWorker サービスとそのリソースを記述する情報 (nsr_service(5) を参照 )。
NetWorker.clustersvr
NetWorker のデーモンが含まれているディレクトリにこのファイルが存在する場合、NetWorker サーバ
がクラスタサービスとしてインストールされたことを示します。
参照先
nsr(8)、 nsr_service(5)、 nsr_render_log(8)、 nsrmmd(8)、
nsrmmdbd(8)、 nsrindexd(8)、 ps(1)、 rc(8)
6
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
ascdcode(8)
Maintenance Procedures
ascdcode(8)
製品名(A-Z)
ascdcode - ASC/ASCQ エラーコード用のエラーメッセージを出力する
形式
ascdcode [ -o ベンダー ID [ -p 製品 ID ] ] ASC ASCQ
機能説明
ascdcode プログラムは、Additional Sense Code (ASC) と Addi-tional Sense Code Qualifier
(ASCQ) データを解釈し、適切なエラーメッセージを返します。ascdcode プログラムは、-o および -p オプション
で指定されたベンダおよび製品 ID、SCSI-3 仕様 (http://www.ncits.org) で定義されたすべてのライブラリ
またはデバイス、または個々のベンダに関して、解釈された ASC/ASCQ データを返します。実装されていない
ASC/ASCQ コードでは、ascdcode プログラムは、以下のメッセージを返します。実装されていません
オプション
-o vendor id
ベンダが OEM かどうかを確認し、ライブラリまたはデバイス用の元のベンダが定義した ASC/ASCQ エラー
コードを検索します。-p オプションが指定されていない場合、ascdcode はこのオプションで指定され
た vendor id のベンダ固有の情報を返します。vendor id は、inquire プログラムの実行時に報告さ
れるベンダ文字列と同じであることが必要です。ベンダ ID 割り当ての完全なリストについては、
http://www.t10.org/lists/vid-alph.htm を参照してください。このオプションは、ベンダ固有の
ASC/ASCQ コードで、0x7f より大きい値に対してのみ適用されます。
-p product id
-o と使用して、OEM ベンダとライブラリまたはデバイスタイプを提供します。product id は、
inquire プログラムの実行時に報告されるベンダ文字列と同じでなければなりません。
ASC 引数は、ライブラリまたはデバイスが報告する ASC/ASCQ エラーコードのペアの前者でなければな
りません。値は 0x. の値で始まる 16 進形式の数値で指定できます。デフォルトの値は、10 進数であると
仮定されています。
ASCQ 引数は、ライブラリまたはデバイスが報告する ASC/ASCQ エラーコードのペアの後者でなければな
りません。値は 0x. の値で始まる 16 進形式の数値で指定できます。デフォルトの値は、10 進数であると
仮定されています。
ファイル
/INSTALL_PATH/lgtovendors
ベンダ固有のファイルをインストールしたディレクトリ。
/INSTALL_PATH/lgtovendors/OEM_MAP
OEM ベンダおよびそれに対応する製品を元のベンダにマップするファイル。新規 OEM ベンダと製品のエン
トリの追加方法については、ファイルを参照してください。
参照先
libscsi(8)
制限
ascdcode プログラムは、必ずインストールされたベンダ固有ファイルを使用してベンダ固有のエラーメッセージを
検索します。
ASC/ASCQ エラーコードおよびそれに対応するエラーテキストの表記の規則は、次のとおりです。
0x[ASC], 0x[ASCQ], [ エラーメッセージ ]
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
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ascdcode(8)
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EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_block_limits(8)
Maintenance Procedures
cdi_block_limits(8)
製品名(A-Z)
cdi_block_limits - テープデバイスのブロックサイズ制限を照会する
形式
cdi_block_limits -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_block_limits プログラムは、テープデバイスのブロックサイズ制限を検索します。cdi_block_limits プ
ログラムは、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のブロックサイズ制限を返します。デバイスブ
ロックサイズ制限は、オペレーティングシステムの制限より大きい場合があることに注意してください。このプロ
グラムでは、特にデバイスブロックサイズ制限を返します。
オペランド
-f デバイス
ブロックサイズ情報を取得するデバイスを指定します。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、ブロックサイズ制限の検索に使用するテープ機能の方式を指定できます。-t
オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パススルー機
能が使用されます。libcdi(8) マンページを参照して、cdi_block_limits プログラムで現在サポート
されているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_block_limits -f /dev/rmt/2cbn
/dev/rmt/2cbn からアクセスされたデバイスブロックサイズ制限
許される最大ブロックサイズは 16776128 です。
許される最小ブロックサイズは 61301 です。
cdi_info.drivestat:
ステータス = 1, DRIVE_STATUS_NO_ERROR
メッセージ = ドライブレポートにエラーはありません - ただし状態は不明です
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
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cdi_block_limits(8)
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EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_bsf(8)
Maintenance Procedures
cdi_bsf(8)
製品名(A-Z)
cdi_bsf - backward space file SCSI コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_bsf -f デバイス -n カウント [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_bsf プログラムは、backward space file (bsf) SCSI コマンドをテープデバイスに対して発行します。
cdi_bsf プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
bsf SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。
-n カウント
bsf SCSI コマンドのファイルカウント。"-n count" パラメータが必要です。
OPTIONS
-t
-v
-t オプションを使用すると、bsf SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi(8) マンページを参照して、cdi_bsf プログラムで現在サポートさ
れているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_bsf -f /dev/rmt/2cbn -n 2
CDI_BSF 2 は成功しました。
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
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cdi_bsf(8)
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EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_bsr(8)
Maintenance Procedures
cdi_bsr(8)
製品名(A-Z)
cdi_bsr - backward space record コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_bsr -f デバイス -n カウント [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_bsr プログラムは、backward space record (bsr) SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。
cdi_bsr プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
bsr SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。
-n カウント
bsr SCSI コマンドのレコードカウント
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、bsr SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi(8) マンページを参照して、cdi_bsr プログラムで現在サポートさ
れているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_bsr -f /dev/rmt/2cbn -n 2 -v
CDI_GET_VERSION は 1 を返します
CDI_BSR 2 は成功しました。
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
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cdi_bsr(8)
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EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_eod(8)
Maintenance Procedures
cdi_eod(8)
製品名(A-Z)
cdi_eod - end of data SCSI コマンドをテープデバイスに送信する
形式
cdi_eod -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_eod プログラムは、end of data (eod) SCSI コマンドをテープデバイスに送信します。cdi_eod プログ
ラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
eod SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。-f オプションは必須オプションです。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、eod SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_eod プログラムで現在サポートさ
れているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_eod -f /dev/rmt/2cbn
CDI_EOD を完了しました。
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
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cdi_eod(8)
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EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_filemark(8)
Maintenance Procedures
cdi_filemark(8)
製品名(A-Z)
cdi_filemark - write filemark/setmark コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_filemark -f デバイス [ -a ] [ -n カウント ] [ -s ] [ -v ]
[ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_filemark プログラムは、write filemark/setmark SCSI コマンドを指定したデバイスに発行します。
cdi_filemark プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定 ) のステータスを返します。
デフォルトでは、指定されたデバイスに単一のファイルマークを書き込みます。
オペランド
-f デバイス
write filemark SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。
オプション
-a
操作に対して非同期 I/O を使用します。このプログラムは、完了するまでブロックすることはなく、すぐ
に返ります。デフォルトでは同期 I/O です。
-n カウント
write filemark SCSI コマンドのファイルマークのカウント。デフォルトのカウントは 1 です。
-s
ファイルマークではなく、セットマークを書き込みます。
-t
-t オプションを使用すると、write filemark SCSI コマンドで使用するテープ機能の方式を指定でき
ます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パ
ススルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_filemark プログラムで現在サ
ポートされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_filemark -f /dev/rmt/2cbn -n 2 -v
CDI_GET_VERSION は 1 を返します
CDI_WRITE_FILEMARKS 2 は成功しました。
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができまし
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
17
cdi_filemark(8)
18
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_fsf(8)
Maintenance Procedures
cdi_fsf(8)
製品名(A-Z)
cdi_fsf - forward space file SCSI コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_fsf -f デバイス -n カウント [ -v ][ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_fsf プログラムは、forward space file (fsf) SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。
cdi_fsf プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
fsf SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。-f オプションは必須オプションです。
-n カウント
fsf SCSI コマンドのファイルカウント。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、fsf SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_fsf プログラムで現在サポートさ
れているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_fsf -f /dev/rmt/2cbn -n 2
CDI_FSF 2 は成功しました。
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
19
cdi_fsf(8)
20
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_fsr(8)
Maintenance Procedures
cdi_fsr(8)
製品名(A-Z)
cdi_fsr - forward space record コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_fsr -f デバイス -n カウント [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_fsr プログラムは、forward space record (fsr) SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。
cdi_fsr プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
fsr SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。
-n カウント
fsr SCSI コマンドのレコードカウント。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、fsr SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_fsr プログラムで現在サポートさ
れているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_fsr -f /dev/rmt/2cbn -n 2 -v
CDI_GET_VERSION は 1 を返します
CDI_FSR 2 は成功しました。
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
21
cdi_fsr(8)
22
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_get_config(8)
Maintenance Procedures
cdi_get_config(8)
製品名(A-Z)
cdi_get_config - テープデバイスの設定情報を取得する
形式
cdi_get_config -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_get_config プログラムは、テープデバイスの設定情報を取得します。このコマンドの出力データは、SCSI
Mode Sense ディスコネクト / リコネクト、データ圧縮、およびデバイスの設定ページから集められます。
オペランド
-f デバイス
設定情報を取得するデバイスを指定します。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、設定情報のデバイス検索で使用するテープ機能の方式を指定できます。-t
オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パススルー機
能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_get_config プログラムで現在サポート
されているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_get_config -f /dev/rmt/2cbn -v
CDI_GET_VERSION は 1 を返します
/dev/rmt/2cbn の SCSI 構成情報 :
active_format
000d
active_partition
00b8
write_full_ratio
0000
read_empty_ratio
007e
write_delay_time
c950
flags
000000009cef2080
保存可能なパラメータ
アクティブな形式の変更
データバッファのリカバリ
サポートされているブロック ID
セットマーカー報告
通算ファイルマークの停止 : 3 通算ファイルマークで停止
バッファの順序をリカバリ
早期警告報告
EOD 定義:予約済 (4)
EOD 生成が有効
早期警告の同期
ソフトの書き込み保護
buffer_size_early_warning
data_compress_algorithm
discon_buffer_full
00b80000
0000
00ad
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
23
cdi_get_config(8)
discon_buffer_empty
00b8
discon_bus_inactive
007e
discon_time_limit
c950
discon_connect_time_limit
ef75
discon_max_burst_time
9eb8
compression_algorithm
007ec950
decompression_algorithm
ef759eb8
cdi_info.drivestat:
ステータス = 1, DRIVE_STATUS_NO_ERROR
メッセージ = ドライブレポートにエラーはありません - ただし状態は不明です
参照先
24
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_get_status(8)
Maintenance Procedures
cdi_get_status(8)
製品名(A-Z)
cdi_get_status- ステータス情報をテープデバイスから取得する
形式
cdi_get_status -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_get_status プログラムは、ステータス情報をテープデバイスから取得します。テープ密度とブロックポジ
ションを含むデータが返されます。
オペランド
-f デバイス
ステータス情報を取得するデバイスを指定します。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、ステータス情報のデバイス検索で使用するテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_get_status プログラムで現在
サポートされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
cdi_get_status からのサンプル出力 :
% cdi_get_status -f /dev/rmt/2cbn
CDI_GET_STATUS の返り値 :
DRIVE_STATUS_READY
現在の密度コード = 00
ポジションは絶対ブロック番号 0
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
25
cdi_get_status(8)
26
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_inq(8)
Maintenance Procedures
cdi_inq(8)
製品名(A-Z)
cdi_inq - インクワイアリ情報をテープデバイスから取得する
形式
cdi_inq -f デバイス [ -v ] [ -t{ s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_inq プログラムは、インクワイアリ情報をテープデバイスから取得します。重要な製品データ (VPD) ページを
含むデータが返されます。inquire (8) コマンドは、シリアル番号 ID の総合的な出力に使用されることに注意し
てください。
オペランド
-f デバイス
インクワイアリ情報を取得するデバイスを指定します。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、インクワイアリ情報のデバイス検索で使用するテープ機能の方式を指定でき
ます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープ ドライバの SCSI パ
ススルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_inq プログラムで現在サポート
されているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
cdi_inq からのサンプル出力 :
% cdi_inq -f /dev/rmt/2cbn
標準インクワイアリ データ :
ベンダ :
製品 :
Rev:
サポートされる VPD ページ :
ページ
cdi_info.drivestat:
ステータス = 1, DRIVE_STATUS_NO_ERROR
メッセージ = ドライブ レポートにエラーはありません - ただし状態は不明です
% cdi_inq -f /dev/rmt/0cbn
標準インクワイアリ データ :
ベンダ :
QUANTUM
製品 :
DLT8000
Rev:
0232
サポートされる VPD ページ :
6 ページ 00 80 83 c0 c1
シリアル番号ページ (80)
CX940P2410
デバイス ID ページ (83)
IENN:00E09E600006A114
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
27
cdi_inq(8)
-v パラメータでのみ表示される非標準ページ
cdi_info.drivestat:
ステータス = 1, DRIVE_STATUS_NO_ERROR
メッセージ = ドライブ レポートにエラーはありません - ただし状態は不明です
参照先
28
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_load_unload(8)
Maintenance Procedures
cdi_load_unload(8)
製品名(A-Z)
cdi_load_unload - テープデバイスをロードまたはアンロードする
形式
cdi_load_unload -f デバイス { -l | -u } [ -a ] [ -e ] [ -r ]
[ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_load_unload プログラムは、テープデバイスへまたはテープデバイスからメディアをロードまたはアンロー
ドします。
オペランド
-f
デバイス
ロード / アンロード操作を行うデバイスを指定します。
{ -l | -u }
ロード (-l) またはアンロード (-u) メディア操作を行います。
オプション
-a
操作に対して非同期 I/O を使用します。このプログラムは、完了するまでブロックすることはなく、すぐ
に返ります。このフラグが設定されており、ロード / アンロード操作で CHECK CONDITION ステータスが
返される場合、ロードまたはアンロード操作は行われません。デフォルトでは同期 I/O です。
-e
メディアをアンロードする前にメディアの終わりに位置付けます。このフラグが -l フラグ(メディアの
ロード)とともに指定されている場合、SCSI デバイスは CHECK CONDITION ステータスを返し、センス
キーにはセンスデータの ILLEGAL REQUEST が設定されます。
-r
メディアに正しいテンションを適用します。すべてのデバイスにメディアをリテンションする機能がある
わけではありません。それぞれのデバイスマニュアルを参照して、リテンション機能がデバイスで利用で
きるかどうかを確認してください。
-t
-t オプションを使用すると、メディアのロードまたはアンロードに使用するテープ機能の方式を指定でき
ます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パ
ススルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_load_unload プログラムで現
在サポートされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
cdi_load_unload からのサンプル出力 :
% cdi_load_unload -l -f /dev/rmt/2cbn
/dev/rmt/2cbn で CDI のロードまたはアンロードに成功しました :
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
29
cdi_load_unload(8)
30
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_locate(8)
Maintenance Procedures
cdi_locate(8)
製品名(A-Z)
cdi_locate - テープデバイスにマウントしたテープの、指定されたブロックに位置付ける
形式
cdi_locate -f デバイス -n block [ -a ] [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_locate プログラムは、テープデバイスにマウントしたテープの指定されたブロックに位置付けます。
オペランド
-f デバイス
位置づけるデバイスを指定します。
-n ブロック
マウントされたテープの位置づけるブロックを指定します。
オプション
-a
操作に対して非同期 I/O を使用します。このプログラムは、完了するまでブロックすることはなく、すぐ
に返ります。デフォルトでは同期 I/O です。
-t
-t オプションを使用すると、テープ上の指定されたブロックへの位置付けで使用するテープ機能の方式を
指定できます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの
SCSI パススルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_locate プログラムで
現在サポートされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
cdi_locate からのサンプル出力 :
% cdi_locate -f /dev/rmt/2cbn -n 300
CDI_GET_STATUS の返り値 :
場所の特定に成功 : ブロック 300 への位置付けに 0 秒かかりました
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
31
cdi_locate(8)
32
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_offline(8)
Maintenance Procedures
cdi_offline(8)
製品名(A-Z)
cdi_offline - offline SCSI コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_offline -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_offline プログラムは、offline SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。cdi_offline プログラム
はまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。この操作は、リテンション
なしでのロード発行と同じで、テープの先頭まで巻き戻します。
オペランド
-f デバイス
オフライン要求を送信するデバイスを指定します。-f オプションは必須オプションです。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、offline SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定で
きます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI
パススルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_offline プログラムで現在
サポートされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_offline -f /dev/rmt/2cbn
CDI_OFFLINE を完了しました。
コマンドの経過時間は 11 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = null
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
33
cdi_offline(8)
34
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_pr(8)
Maintenance Procedures
cdi_pr(8)
製品名(A-Z)
cdi_pr - persistent reservation SCSI コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_pr -f デバイス [ -v ]
以下のいずれかを追加 :
-r { k | r }
-c 以下のいずれかを追加 :
r -k key [ -A ]
i -k key [ -A ]
c -k key
p -k new -K old -t { e | E | A | w | W | a }
a -k key -K old -t { e | E | A | w | W | a }
-E -k key
-R -k key -t { e | E | A | w | W | a }
-Q
機能説明
cdi_pr プログラムは、各種 Persistent Reservation SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。このコ
マンドは主に Persistent Reserve(永続的な予約)の動作の調査ツールとしての使用を目的としているため、
通常は、日常の操作には使用しないでください。
永続的予約キーを指定することもできます。このキーは、テープドライブ上で実行されているホストの識別に使用
され、8 文字の文字列(NetWorkr など)または 64 ビットの 16 進数(0x123456789abcdef0 など)で指定でき
ます。デフォルトの予約キーは NetWorkr です。このユーティリティは常に、"exclusive access"(排他的ア
クセス)タイプの永続的予約を使用します。
cdi_pr プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f
サブコマンド :
-r
-c
デバイス
予約リクエストを送信するデバイスを指定します。
{r|k}
ドライブの現在の予約( r )またはキー( k ) を Per-sistent Reserve In SCSI コマンドを使用
して読み取ります。
r -k key [-A]
Persistent Reserve Out register コマンドを、オプションの APTPL ビットを使用して送信します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
35
cdi_pr(8)
-c
i -k key [-A]
Persistent Reserve Out register コマンドを、オプションの APTPL ビットを使用して、確認メッ
セージを表示せずに送信します。
-c
c -k key
Persistent Reserve Out をクリアするキーコマンドを送信します。
-c
p -k key -K oldkey -t { e | E | a | w | W | A }
Persistent Reserve Out preempt コマンドを送信して、
「 oldkey 」によって保持されている予約を
無効化し、-t で指定されたタイプの「key」の予約で置き換えます。
-a
p -k key -K oldkey -t { e | E | a | w | W | A }
Persistent Reserve Out preempt コマンドを送信して、キー oldkey によって保持されている予約を
先行して行うコマンドを中断し、key に対する予約でこれを置き換えます。このキーのタイプは -t で指定
し、現在実行されているテープコマンドを中断します。
-c
r -k key [-A]
key に対して、Persistent Reserve Out Regis-ter コマンドを、オプションの APTPL ビットを使
用して送信します。
-E
-k key
指定されたキーを使用した Persistent Reserve Out Release コマンド。
-R
-k key -t { e | E | A | w | W | a }
指定されたキーと予約タイプを使用した Persistent Reserve Out Reserve コマンド。
-Q
デバイスの Persistent Reserve 機能を照会します。(ただし、既存の予約やキーがクリアされるので
注意が必要です)
パラメータ :
-k
-K
永続的予約キー永続的予約に使用するキーを指定します。
無効化する永続的予約キーこの永続的予約で無効化するキーを指定します。
永続的予約キーは 64 ビット値です。この値には、8 文字の文字列または 64 ビットの数値を使用できます。
このパラメータには前述のどちらでも指定できます。入力した「key」の先頭が 0x(ゼロ x)の場合は、
64 ビットの数値とみなされます。それ以外の場合は、8 文字の文字列として処理されます。キーが指定さ
れない場合のデフォルト値は、NetWorkr です
-t
予約タイプ実行する予約のタイプを指定します。以下の値を使用できます。
a
排他的書き込み - すべての登録者
A
排他的アクセス - すべての登録者
e
排他的アクセス - 登録者のみ
E
排他的アクセス
w
排他的書き込み - 登録者のみ
36
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_pr(8)
W
排他的書き込み
これらのパラメータに指定できる値については、SCSI-3 仕様(ANSI NCITS 351-2001(SPC-2)または SPC-3
working draft T10/1416-D など)を参照してください。
オプション
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
異なる複数のドライブに対してその永続的予約機能を照会
cdi_pr -f /dev/rmt/1cbn -Q
Device /dev/rmt/1cbn (HP
Ultrium 2-SCSI ):
Persistent Reserve をサポートしますが、Activate Persist Through Power Loss ビッ
トはサポートしません。
cdi_pr -f /dev/rmt/0cbn -Q
Device /dev/rmt/0cbn (HP
Ultrium 1-SCSI
Persistent Reserve をサポートしません。
):
キー "Solaris" を使用してこのホストから登録
cdi_pr -c r -k Solaris -f /dev/rmt/1cbn
CDI_PR コマンド Register が正常に実行されました。
キー "Solaris " は正常に登録されました。
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
このドライブからキーを読み取り
cdi_pr -f /dev/rmt/1cbn -r k
CDI_PR コマンド読み取りキーの登録に成功しました。
読み取りキーの返り値 :
generation = 12
data length = 16
Keys:
"Solaris "
"Windows "
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
以前に登録されたキー "Solaris" を使用して予約タイプ Exclusive でこのドライブを予約
cdi_pr -f /dev/rmt/1cbn -R -k Solaris -t E
CDI_PR コマンド Reserve が正常に実行されました。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
37
cdi_pr(8)
キー "Solaris " を使用したタイプ Exclusive Res only (3) の予約に成功しました。
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
このドライブから予約を読み取り
cdi_pr -f /dev/rmt/1cbn -r r
CDI_PR コマンドの読み取り予約に成功しました。
読み取り予約の返り値 :
generation = 12
data length = 16
Reservations:
キー :"Solaris ", タイプ :Exclusive Res only (3),
範囲 :LU, 範囲のアドレス :0
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
タイプ Exclusive のキー "Solaris" を使用して実行されたこのドライブの予約を解放
cdi_pr -f /dev/rmt/1cbn -E -k Solaris -t E
CDI_PR コマンド Release が正常に実行されました。
キー "Solaris " による解放に成功しました。
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
ドライブが別のホストによって予約されている場合は、以下のようなメッセージが表示されます :
cdi_pr -f /dev/rmt/1cbn -r r
CDI_PR コマンドの読み取り予約に成功しました。
読み取り予約の返り値 :
generation = 12
data length = 16
Reservations:
キー :"Windows ", タイプ :Exclusive Res only (3),
範囲 :LU, 範囲のアドレス :0
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
cdi_pr -f /dev/rmt/1cbn -R -k Solaris -t E
CDI_PR コマンドの予約に失敗しました。
cdi_info.st ステータス = CDI_RESERVATION_ERROR (c)
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
参照先
38
libcdi(8), cdi_release(8), cdi_reserve(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_release(8)
Maintenance Procedures
cdi_release(8)
製品名(A-Z)
cdi_release - release SCSI コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_release -f デバイス [ -T { s | p } ] [ -k 永続的予約キー ]
[ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_release プログラムは、release SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。これは、
「シンプル」な
SCSI の解放(デフォルトまたは -T s s)か、永続的予約の解放のいずれかとなります(-T p p を指定した場合)
。
Persistent を指定する場合は、永続的予約キーも指定できます。このキーは、テープドライブに対する操作を実
行しているホストの識別に使用され、8 文字の文字列(NetWorkr など)または 64 ビットの 16 進数
(0x123456789abcdef0 など)を指定できます。デフォルトの予約キーは NetWorkr です。
使用するキー(コマンドラインまたはデフォルトのいずれで指定する場合でも)は必ず予約の作成に使用したキー
と一致している必要があります。特定のドライブに対するキーと永続的予約は、cdi_pr ユーティリティを使用し
て確認できます。このユーティリティは、常に「exclusive access」(排他的アクセス)タイプの永続的予約を
使用します。
cdi_release プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f
デバイス
解放リクエストを送信するデバイスを指定します。
-T
タイプ
発行する release コマンドのタイプを指定します。Simple reserve(単純な予約)の場合は 's' また
は 'S' を使用し、per-sistent reservation(永続的予約)の解放の場合は 'p' または 'P' を使用し
ます。このオペランドを指定しない場合のデフォルトは、単純な予約用の 's'(または 'S')となります。
-k
永続的予約キー永続的予約の解放に使用するキーを指定します。永続的予約キーは 64 ビット値です。この
値には、8 文字の文字列または 64 ビットの数値を使用できます。このパラメータには前述のどちらでも指
定できます。入力した「key」の先頭が 0x(ゼロ x)の場合は、64 ビットの数値とみなされます。それ
以外の場合は、8 文字の文字列として処理されます。キーが指定されない場合のデフォルト値は、
NetWorkr です。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、release SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定で
きます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI
パススルー機能が使用されます。cdi_release プログラムで現在サポートされているアクセス方式の完
全なリストについては、libcdi (8) マニュアルページを参照してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
CDI_RELEASE を完了しました。
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
39
cdi_release(8)
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
ドライブが別のホストによって予約されている場合は、以下のようなメッセージが表示されます :
CDI_RELEASE に失敗しました。
cdi_info.st ステータス = CDI_RESERVATION_ERROR (c)
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
40
libcdi(8), cdi_reserve(8), cdi_pr(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_reserve(8)
Maintenance Procedures
cdi_reserve(8)
製品名(A-Z)
cdi_reserve - reservation SCSI コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_reserve -f デバイス [ -T { s | p } ] [ -k 永続的予約キー ]
[ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_reserve プログラムは、reservation SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。これは、"simple"
な SCSI の解放(デフォルトまたは -T s)か、永続的予約のいずれかとなります(-T p を指定した場合)。
Persistent を指定する場合は、永続的予約キーも指定できます。このキーは、テープドライブ上で実行されてい
るホストの識別に使用され、8 文字の文字列(NetWorkr など)または 64 ビットの 16 進数
(0x123456789abcdef0 など)で指定できます。デフォルトの予約キーは NetWorkr です。このユーティリティ
は常に、"exclusive access"(排他的アクセス)タイプの永続的予約を使用します。
cdi_reserve プログラムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
予約リクエストを送信するデバイスを指定します。
-T
タイプ発行する reservation コマンドのタイプを指定します。Simple reserve(単純な予約)の場合
は 's' または 'S' を使用し、per-sistent reservation(永続的予約)の場合は 'p' または 'P' を
使用します。このオペランドを指定しない場合のデフォルトは、単純な予約用の 's'(または 'S')とな
ります。
-k
永続的予約キー永続的予約に使用するキーを指定します。persistent reser-vation コマンドは 64
ビット値です。この値には、8 文字の文字列または 64 ビットの数値を使用できます。このパラメータには
前述のどちらでも指定できます。入力した「key」の先頭が 0x(ゼロ x)の場合は、64 ビットの数値とみ
なされます。それ以外の場合は、8 文字の文字列として処理されます。キーが指定されない場合のデフォ
ルト値は、NetWorkr です
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、reserve SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定で
きます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI
パススルー機能が使用されます。libcdi(8) マンページを参照して、cdi_reserve プログラムで現在サ
ポートされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
CDI_RESERVE を完了しました。
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
41
cdi_reserve(8)
ドライブが別のホストによって予約されている場合は、以下のようなメッセージが表示されます :
CDI_RESERVE に失敗しました。
cdi_info.st ステータス = CDI_RESERVATION_ERROR (c)
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
42
libcdi(8), cdi_release(8), cdi_pr(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_rewind(8)
Maintenance Procedures
cdi_rewind(8)
製品名(A-Z)
cdi_rewind - rewind SCSI コマンドをテープデバイスに発行する
形式
cdi_rewind -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_rewind プログラムは、rewind SCSI コマンドをテープデバイスに発行します。cdi_rewind プログラムは
また、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
巻き戻し要求を送信するデバイスを指定します。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、rewind SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定でき
ます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パ
ススルー機能が使用されます。libcdi(8) ページを参照して、cdi_rewind(8) プログラムで現在サポー
トされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_rewind -f /dev/rmt/2cbn
CDI_REWIND を完了しました。
コマンドの経過時間は 2 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
43
cdi_rewind(8)
44
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_set_359x_eod(8)
Maintenance Procedures
cdi_set_359x_eod(8)
製品名(A-Z)
cdi_set_359x_eod - IBM 3590、3592 および TS1120 のテープドライブの「Disable Crossing EOD」ビッ
トの設定またはクリア
形式
cdi_set_359x_eod -f デバイス [ -r ][ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_set_359x_eod プログラムは、モードセンスコマンドおよびモード選択コマンドを使用して、IBM 3590、
3592、および TS1120 のテープドライブにベンダー固有のビットを設定します。これらのドライブでは通常、プロ
グラムが過去の典型的な end of data マークを読み取ることができ、上書きされたデータをリカバリできる可能
性があります。ただし、この動作により NetWorker の scanner ユーティリティに混乱が生じます。それにより、
一部のプラットフォームではテープデバイスがロックされ、通常のオペレーションをリストアするために再起動ま
たは電源のオフ / オンが必要になる場合があります。
IBM 3590、3592、または TS1120 のテープドライブで scanner を使用する場合は、先に cdi_set_359x_eod を
実行して、テープドライブが過去の end of data を読み取らないように設定する必要があります。
テープドライブをデフォルトの状態にリストアするには、-r フラグを指定して cdi_set_359x_eod を実行するこ
とで、'Disable Crossing EOD' ビットがリセット(クリア)されます。このビットを設定またはクリアすること
により、通常の NetWorker のオペレーションが影響を受けることはないと思われるため、特定のテープドライブで
scanner を使用した後でこのビットをリセットする必要は実際にはありません。
オペランド
-f
オプション
-r
-t
デバイスモードセンスコマンドおよびモード選択コマンドを実行するデバイスを指定します。
cdi_set_359x_eod は、デバイスの照会データが IBM 3590、3592、または TS1120 のテープドライブ
に存在するかチェックします。存在しない場合は、コマンドが終了し、指定されたデバイスから取得され
た照会データを含むメッセージが表示されます。
cdi_set_359x_eod に、'Disable Crossing EOD' ビットをデフォルトの(クリアされた)状態に戻
すように指定します。
-t オプションを使用すると、SCSI モードセンスコマンドおよびモード選択コマンドの発行に使用するため
のテープ機能の方式を指定できます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として
OS テープドライバの SCSI パススルー機能が使用されます。cdi_mode_sense プログラムによって現在サ
ポートされているアクセス方式の完全なリストについては、libcdi (8) manpage を参照してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
45
cdi_set_359x_eod(8)
使用例
% cdi_set_359x_eod -f /dev/rmt/47cbn
359x Mode Page 0x25 Disable Crossing EOD ビットは正常にセットされました
% cdi_set_359x_eod -f /dev/rmt/47cbn -r
359x Mode Page 0x25 Disable Crossing EOD ビットは正常にデフォルト値にリセットされました
% cdi_set_359x_eod -f /dev/rmt/11cbn
(EXABYTE Mammoth2 で)使用中のドライブは IBM 3590、3592、または TS1120 ではありません。
参照先
46
libcdi(8), cdi_mode_sense(8),cdi_mode_select(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_set_compression(8)
Maintenance Procedures
cdi_set_compression(8)
製品名(A-Z)
cdi_set_compression - テープデバイスに対して圧縮の設定または設定解除を行う
形式
cdi_set_compression -f デバイス [ -v ] [ -c {Yes | y | 1 | No | n | 0} ]
[ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_set_compression プログラムは、テープデバイスに圧縮を設定または解除します。このプログラムは NT 上
でのみ機能します。その他すべての OS プラットフォームの場合、このプログラムは SUC-CESS を返すだけです。
オペランド
-f デバイス
SCSI コマンド操作を行うデバイスを指定します。-f オプションは必須オプションです。
オプション
-c [Yes | y | 1 | No | n | 0]
テープデバイスに圧縮を設定するか解除するかを指定します。テープデバイスに圧縮を設定するには、
Yes、y、または 1 を使用します。テープデバイスの圧縮を解除するには、No、n、または 0 を使用しま
す。デフォルトではテープデバイスの圧縮は設定されていません。
-t
-t オプションを使用すると、デバイス圧縮の設定 / 解除に使用するテープ機能の方式を指定できます。-t
オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープ ドライバの SCSI パススルー
機能が使用されます。libcdi(8) ページを参照して、cdi_set_compression プログラムで現在サポー
トされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
cdi_set_compression プログラムのサンプル出力
% cdi_set_compression -f /dev/rmt/2cbn -c 1
CDI_SET_COMPRESSION 0 は成功しました。
% cdi_set_compression -f /dev/rmt/0cbn -c No
CDI_SET_COMPRESSION 0 は成功しました。
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
47
cdi_set_compression(8)
48
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_space(8)
Maintenance Procedures
cdi_space(8)
製品名(A-Z)
cdi_space - さまざまなテープ位置づけ機能を提供する
形式
cdi_space -f デバイス -T { b | f | sf | eod | sm | ssm }
–n カウント [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_space プログラムは、ユーザにさまざまなテープ位置付け操作を提供します。cdi_space プログラムは、ブ
ロック、ファイルマーク、セットマークを有効なテープ位置付け単位として使用します。cdi_space プログラムは
また、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
テープの配置操作を行うデバイスを指定します。
-n カウント
space SCSI コマンドのユニットカウント。カウントに 0 が指定された場合は、テープ位置に変更があり
ません。カウントの値が 0 より大きい場合、テープの位置が前方に移動します。カウントフラグの値が負
数の場合は、テープの位置が後方に移動します。テープ位置付け単位のタイプが eod(データの終わり)
の場合は、このフラグとその値は無視されます。
オプション
-T { b | f | sf | eod | sm | ssm }
使用する space 位置付け単位のタイプを指定します。有効な単位タイプは次のようになります。
記号
b
f
sf
eod
sm
ssm
単位のタイプ
ブロック
ファイルマーク
シーケンシャル ファイル マーク
データの終わり
セットマーク
シーケンシャル セットマーク
デフォルトのタイプはブロックです。
-t
-t オプションを使用すると、space SCSI コマンド発行に使用するためのテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi (8) マンページを参照して、cdi_space プログラムで現在サポー
トされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
49
cdi_space(8)
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_space -f /dev/rmt/2cbn -T b -n 2
CDI_SPACE 2 は成功しました。
コマンドの経過時間は 0 秒です
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
参照先
50
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_ta(8)
Maintenance Procedures
cdi_ta(8)
製品名(A-Z)
cdi_ta - TapeAlert 情報をテープデバイスから取得するか、またはテープデバイスに TapeAlert を設定する
形式
cdi_ta -f デバイス [ -d ] [ -i interval ] [ -l ] [ -m MRIE ]
[ -n testflag ] [ -s ] [ -v ]
[ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_ta プログラムは、テープデバイスの TapeAlert 情報を取得または設定します。cdi_ta プログラムはまた、
指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。すべてのデバイスが TapeAlert 機
能をサポートしてはいないことに注意してください。デバイスが TapeAlert 機能をサポートしてないか、デバイ
スから返された TapeAlert データが無効な場合、cdi_ta はステータス CDI_IOCTL_ERROR (11) を返します。
TapeAlert 設定操作は、現在では機能していません。
オペランド
-f デバイス
ta SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。
オプション
-d
DExcept フィールドに 1 を設定します。1 を設定した場合は、すべての情報の例外操作が無効となり、
MRIE フィールドが無視されます。ソフトウェアは TapeAlert ログページをポーリングする必要がありま
す。DExcept フィールドのデフォルト値は 0 です。
-i interval
例外条件の報告のために間隔タイマを設定します。interval に 0 を設定した場合、情報例外条件の報告
は一度だけ行われます。間隔タイマのデフォルト値は 0 です。
-l
記録する例外条件のタイプを設定します。0 を設定した場合(デフォルト値)は、ベンダ固有の例外条件
だけを記録します。このフラグはログエラー状態に 1 を設定します。デフォルト値は 1 です。現在サポー
トされている値は、0 と 1 だけです。
-m MRIE
情報の例外条件を報告するために使用する方法を定義します。MRIE の 0x0 から 0x5 の値は次のように定
義されます。
VALUE
0x0
0x1
0x3
0x4
0x5
0x6
METHOD
報告なし
非同期イベントの報告
条件付きでリカバリされたエラーを生成
無条件にリカバリされたエラーを生成
生成センスなし
要求された情報の例外条件だけを報告
現在サポートされている値は、0x0 だけです。MRIE フィールドのデフォルト値は 0 です。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
51
cdi_ta(8)
-n testflag
ログページの TapeAlert テストフラグを設定または解除します。testflag が値 1 から 64 の間である場
合、ログページの TapeAlert フラグを testflag の値に設定します。testflag が -1 から -64 までの
値の場合、ログページの TapeAlert フラグを testflag の値に解除します。"testflag が
32727(0x7FFF) の場合、ログページのすべての TapeAlert フラグを設定します。testflag のデフォ
ルト値は 0 です。
-s
TapeAlert データを設定します。このフラグが指定されていない場合、このプログラムは TapeAlert
データを取得します。
-t
-t オプションを使用すると、get/set TapeAlert SCSI コマンドで使用するテープ機能の方式を指定
できます。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの
SCSI パススルー機能が使用されます。libcdi(8) ページを参照して、cdi_ta プログラムで現在サポー
トされているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_ta -f /dev/rmt/2cbn
CDI Get_TapeAlert が返す値(設定されたフラグだけが表示されます):
テープの致命的フラグ :
テープの警告フラグ :
テープの情報フラグ :
チェンジャの致命的フラグ :
チェンジャの警告フラグ :
チェンジャの情報フラグ :
_info.drivestat:
ステータス = 1, DRIVE_STATUS_NO_ERROR
メッセージ = ドライブレポートにエラーはありません - ただし状態は不明です
参照先
52
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_tapesize(8)
Maintenance Procedures
cdi_tapesize(8)
製品名(A-Z)
cdi_tapesize - テープデバイスのテープ容量をレポートする
形式
cdi_tapesize -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | I } ]
機能説明
cdi_tapesize プログラムは、テープデバイスのテープ容量をレポートします。cdi_tapesize プログラムはま
た、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。テープデバイスによっては、
テープ容量のレポート機能を備えていません。それぞれのデバイスマニュアルを参照して、テープ容量報告がデバ
イスで利用できるかどうかを確認してください。
オペランド
-f デバイス
テープ容量情報を取得するデバイスを指定します。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、テープ容量情報を取得するために使用するテープ機能の方式を指定できま
す。-t オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パス
スルー機能が使用されます。libcdi(8) ページを参照して、cdi_tapesize プログラムで現在サポート
されているアクセス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_tapesize -f /dev/rmt/2cbn
cdi_cmd failed - cdi_info. ステータス = CDI_UNSUPPORTED_CMD (5)
エラーメッセージ = 選択されたターゲットでは、コマンドがサポートされていません
cdi_info.drivestat:
ステータス = 1, DRIVE_STATUS_NO_ERROR
メッセージ = ドライブ レポートにエラーはありません - ただし状態は不明です
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
53
cdi_tapesize(8)
54
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
cdi_tur(8)
Maintenance Procedures
cdi_tur(8)
製品名(A-Z)
cdi_tur - テープデバイスに test unit ready SCSI コマンドを送信する
形式
cdi_tur -f デバイス [ -v ] [ -t { s | t | g | n | m | i } ]
機能説明
cdi_tur プログラムは、test unit ready SCSI コマンドをテープデバイスに送信します。cdi_tur プログラ
ムはまた、指定された SCSI デバイス(-f オプションで指定)のステータスを返します。
オペランド
-f デバイス
SCSI コマンドを送信するデバイスを指定します。
オプション
-t
-v
-t オプションを使用すると、このオペレーションを実行するためのテープ機能の方式を指定できます。-t
オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パススルー機
能が使用されます。libcdi(8) ページを参照して、cdi_tur プログラムで現在サポートされているアク
セス方式の完全なリストを確認してください。
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% cdi_tur -f /dev/rmt/2cbn
CDI_TUR を完了しました。
cdi_info.drivestat:
ステータス = 0, DRIVE_STATUS_READY
メッセージ = テープ ドライブの準備ができました
参照先
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
55
cdi_tur(8)
56
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
changers(8)
Maintenance Procedures
changers(8)
製品名(A-Z)
changers - システムに接続された SCSI オートチェンジャを一覧表示する
形式
チェンジャ [ -dpv ] [ -a b.t.l | -f ファイル名 ] [ -l ]
機能説明
changers プログラムは、現在のシステムに接続されているすべての SCSI オートチェンジャ(ジュークボックス)を
一覧表示します。
オプション
-a b.t.l
特定の SCSI アドレス番号を選択します。ここで、b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、l はその
ターゲットの SCSI 論理ユニット番号(LUN)です。libscsi(8) を参照してください。
-d
オートチェンジャのメディアエレメント(テープドライブなど)の名前とアドレスを決定します。
-f
filename
ジュークボックスのデバイスファイル名の直接使用をサポートしているプラットフォーム上で changers
が使用する、明示的なデバイスファイル名を指定します。現時点で直接使用をサポートしているプラット
フォームは、Solaris 10 以上、AIX、Linux です。
-l
システムにあるすべての SCSI アダプタについて LUN を完全に検索します。この引数はすべてのシステム
で使用できますが、HP-UX システムでは無効です。HP-UX システム上で使用可能なデバイスをスキャンす
る場合、アクセス可能なデバイスが常にすべて表示されるので、-l オプションは無効になります。他のす
べてのプラットフォームでは、通常 SCSI デバイスに対して LUN 0 で検査を開始します。空の LUN が検出
されると、指定したターゲット ID の検索は終了します。-l オプションを使用すると、システム内にある
すべての SCSI バスのターゲット ID の LUN がすべてデバイスに対して検査されます。この処理には非常
に長い時間がかかる場合があるので、必要なときにのみ使用してください。たとえば、Fibre Channel
アダプタは 126 個のターゲット ID をサポートすることができ、各ターゲット ID には 80 以上の LUN があ
ります。この単一アダプタの LUN をすべて検査するには 10 分以上かかることがあります。
-p
永続名がサポートされているプラットフォーム上で、ジューク ボックスに永続デバイス名を使用するよ
う、チェンジャに指示します。現在これは Linux だけでサポートされています。
-v
各オートチェンジャに関する詳細情報を一覧表示します。この詳細情報には、オートチェンジャに含まれ
るメディアトランスポート(MT、ロボットアームなど)、ストレージトランスポート(ST、スロットな
ど)、インポート / エクスポートエレメント(IE、メールスロットなど)、およびデータトランスポート
(DT)エレメントの数が示されます。-v オプションで、オートチェンジャでサポートされるエレメント
ムーブメントマトリクスに関する情報も提供されます。
使用例
出力例は次のとおりです。hal$ changers -dv -a 0.2.0
[email protected]: ベンダー <SPECTRA>, 製品 <4000>
アドレス 80 のデータ転送エレメントは [email protected]
デバイス : ベンダー <HP>, 製品 <C1533A>
タイプ : テープ
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
57
changers(8)
システム名 : /dev/rmt2.1
アドレス 81 のデータ転送エレメントは [email protected]
デバイス : ベンダー <HP>, 製品 <C1533A>
タイプ : テープ
システム名 : /dev/rmt3.1
1 MT エレメント開始アドレス 79
60 ST エレメント開始アドレス 1
1 IE エレメント開始アドレス 0
2 DT エレメント開始アドレス 80
エレメント移動マトリックス
->DT, ->IE, ->ST, ->MT
MT->DT,MT->IE,MT->ST,______
ST->DT,ST->IE,ST->ST,ST->MT
IE->DT,______,IE->ST,IE->MT
DT->DT,DT->IE,DT->ST,DT->MT
______,______,______,______
______,______,______,______
______,______,______,______
______,______,______,______
参照先
58
libscsi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
dasadmin(8)
Maintenance Procedures
dasadmin(8)
製品名(A-Z)
dasadmin
- ADIC/EMASS/Grau サイロ管理ユーティリティ
libstlemass - 16 ADIC/EMASS/Grau サイロとの通信に使用する共有ライブラリ
形式
dasadmin コマンド [ オプション ] [ パラメータ ]
dasadmin.exe コマンド[オプション][パラメータ]
libstlemass.so (Solaris)
libstlemass.so.a(AIX)
libstlemass.sl (HP-UX)
libstlemass.so.1(SGI)
libstlemass.so (DECAXP)
libstlemass.dll (NT i386)
(NT のみ)
機能説明
このリストは実行可能なすべての dasadmin コマンドではありませんが、NetWorker で使用するコマンドは含ま
れています。詳細については、ADIC、EMASS、Grau の「DAS のインストールと管理」ガイドを参照してください。
mo[unt] [ -t タイプ ] volser [ ドライブ名 ]
バーコードラベルが volser のテープを、最初に利用可能なドライブ(drive-name が指定されていない
場合)、または drive-name で指定されたドライブ内にあるテープのどちらかをアンマウントします。
テープが DAS_MEDIUM または ACI_MEDIA_TYPE, で定義されているタイプでない場合は、-t type オプ
ションを使用してテープをマウントできます。テープのタイプとドライブに定義されたタイプとが一致し
ない場合、サイロはテープをロードしません。使用するドライブは、テープをマウントまたはアンマウン
トする前に、割り当てる必要があることに注意してください。参照先 listd および allocd(後述)
dism[ount] [ -t タイプ ] volser | -d ドライブ名
volser で指定されたテープか、drive-name で指定されたドライブ内にあるテープのどちらかをアンマ
ウントします。テープまたはドライブがデフォルトと異なるタイプの場合は、-t type パラメータを使用
します。mount と同様に、このコマンドを使用するにはドライブを割り当てる必要があります。
ej[ect] [ -c ] [ -t タイプ ] volser 範囲エリア名
指定した排出エリアに 1 つ以上のテープを排出します。他のコマンドと同様に、排出するテープのタイプ
が DAS_MEDIUM または ACI_MEDIA_TYPE, で定義されたものと違う場合は、-t type オプションが必要
となります。-c は、指定した volser の「完全な」排出を示します。完全な排出は、サイロコントローラ
の内部データベースから、その volser のエントリを削除します。不完全な排出では、テープは排出され
ますが、データベースに volser エントリが残り、volser 状態は「排出完了」に設定されます。サイロ
のテープをすぐに取り替えることが予想される場合は、便利です。
in[sert] area-name
指定された挿入 area-name にあるすべてのテープを、挿入エリアから通常のテープの格納場所に移動し
ます。
inventory
サイロのインベントリを完全に起動します。注意事項この種類のインベントリは非常に長時間を要する場
合があります。180 スロットを持つサイロのインベントリは 20 分以上かかります。
view [ -t タイプ ] volser
volser の現在のステータス(volser、タイプ、属性、座標など)を表示します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
59
dasadmin(8)
all[ocd] drive-name UP|DOWN clientname
allocd コマンドは、異なるクライアントでのドライブの割り当てまたはその解除に使用されます。テー
プドライブを使用するには、ドライブがシステムに allocd'ed UP する必要があります。現在、別のクラ
イアント用に allocd'ed UP されている場合は、まずそのクライアントから allocd'ed DOWN してか
ら、システムに allocd'edUP する必要があります。テープが入ったドライブを allocd DOWN すること
はできません。テープをまずアンマウントする必要があります。
l[ist]d
listd または ld は、サイロで定義されたすべてのテープドライブの現在の状態を示します。表示される
情報には、drive-name、amu ドライブ(サイロ内の場所)、ステータス(UP または DOWN)、タイプ、ド
ライブが割り当てられたクライアント、ロードされたすべてのテープの volser が含まれます。
show -op | -ac client-name
指定された client-name の操作可能なパラメータまたはアクセスパラメータを示します。-ac(アクセ
スパラメータを表示する場合)
、または、-op(client-name の操作可能なパラメータを表示する場合)を
含める必要があります。アクセスパラメータには、client-name が使用できる volser 範囲とドライブ
範囲が含まれます。操作可能なパラメータには、client-name に、その client-name. 用に入力された
IP アドレス、完全なアクセス権限、およびアンマウント権限があるかどうかが含まれます。
list client-name
client-name によって生成された未完了のリクエストすべてを一覧表示します。複数ある場合は、リク
エスト番号およびタイプと一緒に表示されます。
can[cel] request-id
未完了のリクエストをキャンセルできます(権限が必要)。request-id には、list コマンドで表示され
るリクエスト ID を指定します。
qversion
接続している DAS サーバのバージョンと、DAS との通信に使用している ACI プロトコルのバージョンを表
示します。
qvolsrange 開始 volser 終了 volser カウント [ クライアント名 ]
qvolsrange は、サイロで利用できる volser のリストを取得する方法です。beginvolser と
endvolser は、"123456" 形式の volser です。最初または最後に使用可能なものを使用するには、"" を
使用します。count は、表示する volser の最大数を指定します。
環境変数
以下の環境変数は、サイロの操作に影響を与えます。また、環境変数を使用する処理には、ユーザが入力するコマン
ドと nsrd, から発生する処理の両方が含まれるため、環境変数は、nsrd の起動時に適切な場所に設定されている
必要があります。3 つの DAS 変数は、libstlemass によって使用されます。一方、dasadmin は
ACI_MEDIA_TYPE を DAS_MEDIUM の代わりに使用します。
Solaris の場合、その定義は /etc/rc.2/S95networker になければなりません。
AIX の場合、その定義は /etc/rc.nsr になければなりません。
HPUX の場合、その定義は /sbin/rc2.d/S900networker になければなりません。
DAS_SERVER
これは、DAS が実行されているシステムのネットワーク名または IP アドレスです。単一のサイロの場合、
通常これはサイロコントローラシステムです。大規模なインストールの場合、DAS サーバはネットワーク
全体で 1 つしかない可能性があります。これには、大文字と小文字の区別があります。
DAS_CLIENT
NetWorker が実行されているシステムのネットワーク名です。これには、大文字と小文字の区別があります。
60
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
dasadmin(8)
DAS_MEDIUM
この変数は、libstlemass によって使用されます。ACI_MEDIA_TYPE と同じでなければなりません。接
続しているテープドライブのタイプです。指定されていない場合、DLT のデフォルト値が使用されます。
ACI_MEDIA_TYPE
この変数は、dasadmin によって使用されます。DAS_MEDIUM に一覧表示されている値と同じです。接続
しているテープドライブのタイプです。指定されていない場合、DLT のデフォルト値が使用されます。使
用できる値は、DAS_MEDIUM に一覧表示されている値と同じです。
使用例
範囲についての注意:
dasadmin ユーティリティは、いくつかのコマンドで volser 範囲を使用します。これらの範囲で使用で
きるものは、3 種類あります。
単一の volser: "000635"
multiple volsers: "000635,000789,098732"
正しい範囲 : "000610 - 000745"
area-name と drive-name についての注意:
area-names は通常、1 つの文字と 2 桁の数字からなります。文字は、挿入エリア("I")または排出エ
リア("E")のいずれかです。使用前に、サイロ管理者から正しい値を取得する必要があります。drivenames は、サイロをインストールした人が作成する原則として自由な形式のラベルです。実際のドライブ
に関連があるかどうかはわからないため、サイロの admin を参照して正しい名前を取得する必要がありま
す。サイロの admin が使用できない場合は、dasadmin listd、dasadmin show -op client-name
の次に dasadmin show -ac client-name コマンドを使用して、同様の情報を入手できます。
サイロ操作に必要な環境変数を設定するには、次を使用します。
setenv DAS_SERVER emask
setenv DAS_CLIENT aurora
setenv DAS_MEDIUM DLT
setenv ACI_MEDIA_TYPE DECDLT
サイロで使用できる volser すべてのリストを表示するには、次を使用します。
dasadmin qvolsrange "" "" 10000
サイロの現在のドライブステータスを表示するには、次を使用します。
dasadmin listd
クライアント a4 からクライアント aurora にドライブの割り当てを変更するには、次を使用します。
dasadmin allocd DLT1 DOWN a4
dasadmin allocd DLT1 UP aurora
参照先
nsrjb(8), jbconfig(8), libstlstk(8), mini_el(8), ssi(8), libstlibm(8)
診断
診断に利用できる情報は、通常の操作時に dasadmin と libstlemass から出力されるエラーメッセージのみです。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
61
dasadmin(8)
62
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
ddmgr(8)
Maintenance Procedures
ddmgr(8)
製品名(A-Z)
ddmgr - ローカルおよびリモートストレージノードで自動検出を管理するデバイス検出マネージャ
形式
ddmgr [ -S ] [ -M ] [ -q ] [ -v ]
機能説明
ddmgr は、NetWorker サーバマシンで実行される自動検出用のメインデーモンです。デバイスが検出される各ス
トレージノードに(dvdetect の)子プロセスを生成します。
usrmon(8) プロセスと協力して子プロセスを起動し、nsrmon に基づいてリモートの dvdetect プロセスの成功
または失敗をレポートします。
ストレージノードの dvdetect がデバイスの自動検出作業を終了すると、ddmgr は、これらの検出されたデバイス
のリソースを作成するタスクを開始します。ジュークボックスが検出された場合は、別のプロセスの dtbind を生
成して、デバイスのマッピング(デバイスパスへのエレメント ID)を検索しようとします。dtbind は、検出され
たジュークボックスに各ドライブをロードし、正しいマッピングが検索されるまで、さまざまなデバイスパスを通
してアクセスしようとすることで、デバイスのマッピングを決定します。ジュークボックスのタイプによっては、
長い時間がかかる場合があります。
ddmgr は、nsrd プロセスによって呼び出され、コマンドラインでは呼び出せません。
オプション
-q
ddmgr に対して、デバイスリソースを検出および作成するように通知しますが、それらを有効にしないよ
うに通知します。
-M
ddmgr がサーバによって呼び出されており、デーモンログにメッセージを転送するよう ddmgr に通知します。
-q
メッセージを何も出力せずに、サイレントモードで実行するよう ddmgr に通知します。
-v
デバッグメッセージをさらに表示するために、冗長モードで ddmgr を実行します。
終了ステータス
成功した場合は 0、エラーの場合は 1 で終了します。エラーの詳細については、エラーメッセージを参照してくだ
さい。
参照先
nsrmon(8), nsr_render_log(8)
診断
ほとんどの ddmgr エラーレポートは、「ホスト X の検出プロセスが∼を検出しました」という文で始まり、その後
に実際のエラーメッセージが続きます。このエラーメッセージは、dvdetct プロセスまたは nsrmon 自体を開始で
きない場合は nsrmon プロセスを監視する nsrmon プロセスによって報告されたレポートに基づいています。次は、
ddmgr によって生成される可能性のあるエラーメッセージとエラーによる影響と解決策です。
リモート dvdetect exec エラー Errno 76
リモートストレージノードは、リモートストレージノードで dvdetect プロセスを開始できませんでし
た。このエラーの原因はさまざまです。dvdetect バイナリが実行パーミッションを所有していない場合
や、より一般的な原因としてはリモートストレージノードがこのサーバからリクエストを提供するように
設定されていない場合などがあります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
63
ddmgr(8)
リモート自動検出機能はサポートされていません。
自動検出がこの機能をサポートしていないホストで実行されています。クライアント / ストレージノード
は、6.x 以降である必要があります。
dvdetect プロセスがシグナルによって失敗しました。
リモート dvdetect プロセスがシグナルによって中断されました。これは、プロセスがメモリ障害に遭遇
した場合にも発生する可能性があります。nsr/cores ディレクトリ内のコアファイルを確認してください。
タイムアウトによって dvdetect が終了しました。
dvdetect プロセスが特定の時間インアクティビティになったため終了されました。タイムアウトは、デフォ
ルトで 15 分に設定されます。これはユーザが設定できません。dvdetect プロセスがシグナルによって終了し
ましたローカル dvdetect プロセスがシグナルによって中断されました。これは、プロセスがメモリ障害に遭
遇した場合にも発生する可能性があります。nsr/cores ディレクトリ内のコアファイルを確認してください。
dvdetect exec エラー
ddmgr プロセスがサーバで dvdetect プロセスを開始できませんでした。dvdetect バイナリの実行パー
ミッションを確認してください。
nsrmon exec エラー
ddmgr プロセスがサーバで nsrmon プロセスを開始できませんでした。nsrmon バイナリの実行パーミッ
ションを確認してください。
nsrmon プロセスがシグナルによって終了しました。
nsrmon プロセスがシグナルによって中断されました。これは、プロセスがメモリ障害に遭遇した場合に
も発生する可能性があります。コアファイルの nsr/cores ディレクトリを確認してください。
dvdetect が不明なエラーによって失敗しました。
ddmgr が dvdetect プロセスのエラーの原因を特定できませんでした。
nsrmon が失敗しました。resdb には情報がありません
nsrmon プロセスがリモート dvdetect プロセスまたは nsrmon プロセス自体のいずれかの情報のログを
作成せずに終了しました。Ddmgr は、両方のステータスをベリファイできません。
nsrmon が失敗しました。無効なリクエストまたはホスト名
nsrmon プロセスが無効なオプションまたはホスト名で開始されました。サーバからリモートストレージ
ノードに到達可能かどうかを確認してください。
nsrmon が失敗しました。認証に失敗しました。
nsrmon プロセスがリモートストレージノードと対話するための認証を NetWorker サーバから取得できま
せんでした。
nsrmon が resdb アクセスエラーによって終了しました。
nsrmon プロセスで NetWorker RAP データベースの読み込みエラーが発生しました。
nsrmon がメモリエラーによって終了しました。
nsrmon プロセスは、処理中に物理メモリを使い果たしました。メモリを追加してください。
nsrmon が失敗しました。無効なリクエスト値です。
nsrmon プロセスが知らないリクエストを実行するように要求されました。
プロセスがエラーのため終了しました
検出プロセスに問題がありましたが、ddmgr はエラーの正確な原因を特定できませんでした。
RPC エラーリモートシステム
nsrmon プロセスがリモートホストに接続できませんでした。これは、ネットワークに問題があるか、リ
モートシステムに NetWorker プロセスがインストールされていない可能性があります。
64
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
EMASS_silo(8)
Maintenance Procedures
EMASS_silo(8)
製品名(A-Z)
dasadmin
- ADIC/EMASS/Grau サイロ管理ユーティリティ
libstlemass - 16 ADIC/EMASS/Grau サイロとの通信に使用する共有ライブラリ
形式
dasadmin コマンド [ オプション ] [ パラメータ ]
dasadmin.exe コマンド[オプション][パラメータ]
libstlemass.so (Solaris)
libstlemass.so.a(AIX)
libstlemass.sl (HP-UX)
libstlemass.so.1(SGI)
libstlemass.so (DECAXP)
libstlemass.dll (NT i386)
(NT のみ)
機能説明
このリストは実行可能なすべての dasadmin コマンドではありませんが、NetWorker で使用するコマンドは含ま
れています。詳細については、ADIC、EMASS、Grau の「DAS のインストールと管理」ガイドを参照してください。
mo[unt] [ -t タイプ ] volser [ ドライブ名 ]
バーコードラベルが volser のテープを、最初に利用可能なドライブ(drive-name が指定されていない
場合)、または drive-name で指定されたドライブ内にあるテープのどちらかをアンマウントします。
テープが DAS_MEDIUM または ACI_MEDIA_TYPE, で定義されているタイプでない場合は、-t type オプ
ションを使用してテープをマウントできます。テープのタイプとドライブに定義されたタイプとが一致し
ない場合、サイロはテープをロードしません。使用するドライブは、テープをマウントまたはアンマウン
トする前に、割り当てる必要があることに注意してください。参照先 listd および allocd(後述)
dism[ount] [ -t タイプ ] volser | -d ドライブ名
volser で指定されたテープか、drive-name で指定されたドライブ内にあるテープのどちらかをアンマ
ウントします。テープまたはドライブがデフォルトと異なるタイプの場合は、-t type パラメータを使用
します。mount と同様に、このコマンドを使用するにはドライブを割り当てる必要があります。
ej[ect] [ -c ] [ -t タイプ ] volser 範囲 エリア名
指定した排出エリアに 1 つ以上のテープを排出します。他のコマンドと同様に、排出するテープのタイプ
が DAS_MEDIUM または ACI_MEDIA_TYPE, で定義されたものと違う場合は、-t type オプションが必要
となります。-c は、指定した volser の「完全な」排出を示します。完全な排出は、サイロコントローラ
の内部データベースから、その volser のエントリを削除します。不完全な排出では、テープは排出され
ますが、データベースに volser エントリが残り、volser 状態は「排出完了」に設定されます。サイロ
のテープをすぐに取り替えることが予想される場合は、便利です。
in[sert] area-name
指定された挿入 area-name にあるすべてのテープを、挿入エリアから通常のテープの格納場所に移動し
ます。
inventory
サイロのインベントリを完全に起動します。注意事項この種類のインベントリは非常に長時間を要する場
合があります。180 スロットを持つサイロのインベントリは 20 分以上かかります。
view [ -t タイプ ] volser
volser の現在のステータス(volser、タイプ、属性、座標など)を表示します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
65
EMASS_silo(8)
all[ocd] drive-name UP|DOWN clientname
allocd コマンドは、異なるクライアントでのドライブの割り当てまたはその解除に使用されます。テー
プドライブを使用するには、ドライブがシステムに allocd'ed UP する必要があります。現在、別のクラ
イアント用に allocd'ed UP されている場合は、まずそのクライアントから allocd'ed DOWN してか
ら、システムに allocd'ed UP する必要があります。テープが入ったドライブを allocd DOWN すること
はできません。テープをまずアンマウントする必要があります。
l[ist]d
listd または ld は、サイロで定義されたすべてのテープドライブの現在の状態を示します。表示される
情報には、drive-name、amu ドライブ(サイロ内の場所)、ステータス(UP または DOWN)、タイプ、ド
ライブが割り当てられたクライアント、ロードされたすべてのテープの volser が含まれます。
show -op | -ac クライアント名
指定された client-name の操作可能なパラメータまたはアクセスパラメータを示します。 -ac(アクセ
スパラメータを表示する場合)
、または、-op(client-name の操作可能なパラメータを表示する場合)を
含める必要があります。アクセスパラメータには、client-name が使用できる volser 範囲とドライブ
範囲が含まれます。操作可能なパラメータには、client-name に、その client-name. 用に入力された
IP アドレス、完全なアクセス権限、およびアンマウント権限があるかどうかが含まれます。
list client-name
client-name によって生成された未完了のリクエストすべてを一覧表示します。複数ある場合は、リク
エスト番号およびタイプと一緒に表示されます。
can[cel] request-id
未完了のリクエストをキャンセルできます(権限が必要)
。request-id には、list コマンドで表示され
るリクエスト ID を指定します。
qversion
接続している DAS サーバのバージョンと、DAS との通信に使用している ACI プロトコルのバージョンを
表示します。
qvolsrange 開始 volser 終了 volser カウント [ クライアント名 ]
qvolsrange は、サイロで利用できる volser のリストを取得する方法です。beginvolser と
endvolser は、"123456" 形式の volser です。最初または最後に使用可能なものを使用するには、"" を
使用します。count は、表示する volser の最大数を指定します。
環境変数
以下の環境変数は、サイロの操作に影響を与えます。また、環境変数を使用する処理には、ユーザが入力するコマン
ドと nsrd, から発生する処理の両方が含まれるため、環境変数は、nsrd の起動時に適切な場所に設定されている
必要があります。3 つの DAS 変数は、libstlemass によって使用されます。一方、dasadmin は
ACI_MEDIA_TYPE を DAS_MEDIUM の代わりに使用します。
Solaris の場合、その定義は /etc/rc.2/S95networker になければなりません。
AIX の場合、その定義は /etc/rc.nsr になければなりません。
HPUX の場合、その定義は /sbin/rc2.d/S900networker になければなりません。
DAS_SERVER
これは、DAS が実行されているシステムのネットワーク名または IP アドレスです。単一のサイロの場合、
通常これはサイロコントローラシステムです。大規模なインストールの場合、DAS サーバはネットワーク
全体で 1 つしかない可能性があります。これには、大文字と小文字の区別があります。
66
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
EMASS_silo(8)
DAS_CLIENT
NetWorker が実行されているシステムのネットワーク名です。これには、大文字と小文字の区別があります。
DAS_MEDIUM
この変数は、libstlemass によって使用されます。ACI_MEDIA_TYPE と同じでなければなりません。接
続しているテープドライブのタイプです。指定されていない場合、DLT のデフォルト値が使用されます。
ACI_MEDIA_TYPE
この変数は、dasadmin によって使用されます。DAS_MEDIUM に一覧表示されている値と同じです。接続
しているテープドライブのタイプです。指定されていない場合、DLT のデフォルト値が使用されます。使
用できる値は、DAS_MEDIUM に一覧表示されている値と同じです。
使用例
範囲についての注意:
dasadmin ユーティリティは、いくつかのコマンドで volser 範囲を使用します。これらの範囲で使用で
きるものは、3 種類あります。
単一の volser: "000635"
multiple volsers: "000635,000789,098732"
正しい範囲 : "000610 - 000745"
area-name と drive-name についての注意:
area-names は通常、1 つの文字と 2 桁の数字からなります。文字は、挿入エリア("I")または排出エ
リア("E")のいずれかです。使用前に、サイロ管理者から正しい値を取得する必要があります。
drive-names は、サイロをインストールした人が作成する原則として自由な形式のラベルです。実際のド
ライブに関連があるかどうかはわからないため、サイロの admin を参照して正しい名前を取得する必要が
あります。サイロの admin が使用できない場合は、dasadmin listd、dasadmin show -op clientname の次に dasadmin show -ac client-name コマンドを使用して、同様の情報を入手できます。
サイロ操作に必要な環境変数を設定するには、次を使用します。
setenv DAS_SERVER emask
setenv DAS_CLIENT aurora
setenv DAS_MEDIUM DLT
setenv ACI_MEDIA_TYPE DECDLT
サイロで使用できる volser すべてのリストを表示するには、次を使用します。
dasadmin qvolsrange "" "" 10000
サイロの現在のドライブステータスを表示するには、次を使用します。
dasadmin listd
クライアント a4 からクライアント aurora にドライブの割り当てを変更するには、次を使用します。
dasadmin allocd DLT1 DOWN a4
dasadmin allocd DLT1 UP aurora
参照先
nsrjb(8), jbconfig(8), libstlstk(8), mini_el(8), ssi(8), libstlibm(8)
診断
診断に利用できる情報は、通常の操作時に dasadmin と libstlemass から出力されるエラーメッセージのみです。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
67
EMASS_silo(8)
68
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
erase(8)
Maintenance Procedures
erase(8)
製品名(A-Z)
erase - テープを消去する
形式
erase [ -sr ] -a b.t.l
機能説明
erase プログラムは、オプションの -s 引数を指定しない限り LONGerase オプションを使用して、指定されたデ
バイスに SCSI ERASE コマンドを送信します。
オプション
-s
LONG オプションではなく、SHORT erase オプションを使用します。デフォルトでは LONG が使用されます。
-r
erase コマンドを発行する前に、指定されたデバイスに REWIND コマンドを送信します。
-a
これは引数(必須)で、テープのあるデバイスの特定の SCSI アドレス(libscsi(8) を参照)を選択す
るために使用する必要があります。
警告
注意してください。このコマンドはデータを破壊します。このコマンドを実行するかどうかを確認するメッセージ
は表示されません。
参照先
libscsi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
69
erase(8)
70
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
generate_test_tape(8)
Maintenance Procedures
generate_test_tape(8)
製品名(A-Z)
generate_test_tape - 診断用のテストテープの生成
形式
generate_test_tape -f デバイス [ -z ブロックサイズ ] [ -s ファイルサイズ ]
[ -b 最大ブロック数 ] [ -m 最大ファイル数 ] [ -v ]
機能説明
generate_test_tape プログラムは、デバイスにマウントされた診断用のテストテープを生成します。デバイス
にマウントされたテープには、最初に 32KB のブロックが書き込まれ、ユーザが指定したブロック総数またはテー
プの最後に到達するまで、書き込みが終了した N ブロックごとにファイルマークが付加されます。
オペランド
-f デバイス
テストテープの生成先のデバイスを指定します。
オプション
-b 最大ブロック数
-b オプションには、テープに書き込むブロックの最大数を指定します。最大ブロック数は、0 より大きい
値にする必要があります。-b および -m オプションが指定されていない場合、テープの最後に到達するか、
書き込みエラーが発生するまで、プログラムによるテープ書き込みが続行されます。
-m 最大ファイル数
-m オプションには、テープに書き込むファイルの最大数を指定します。値 maxfiles は 0 より大きくな
ければなりません。-b および -m オプションが指定されていない場合、テープの最後に到達するか、書き
込みエラーが発生するまで、プログラムによるテープ書き込みが続行されます。
-s ファイルサイズ
-s オプションには、テープに書き込むファイルのサイズ(ブロック数)を指定します。値 filesize は 0
より大きくなければなりません。デフォルトのファイルサイズは 1000 32KB ブロックです。
-sz ブロックサイズ
-s オプションにはテープに書き込むブロックサイズ(1 KB 単位)を指定します。値 blocksize は 0 よ
り大きくなければなりません。デフォルトのブロックサイズは 1000 32KB です。
-v
プログラムを冗長モードで実行します。このオプションは、プログラムで使用される CDI ライブラリの
バージョン番号を出力します。
使用例
ドライブステータス情報を含むサンプル出力 :
% generate_test_tape -f /dev/rmt/3cbn -b 20 -s 2 -v
QUANTUM のテープに書き込む準備ができました
DLT7000
デバイスファイル /dev/rmt/2cbn を使用します
各テープレコードは 32768 バイトになります
2 レコードごとにファイルマークが書き込まれます
テープに合計 20 レコードが書き込まれると、プロセスは終了します
block = 1. Buffer = 1 1 1 1
|FM|
block = 2. Buffer = 2 2 2 2
block = 3. Buffer = 3 3 3 3
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
71
generate_test_tape(8)
|FM|
block
block
|FM|
block
block
|FM|
block
block
|FM|
block
block
|FM|
block
block
|FM|
block
block
|FM|
block
block
|FM|
block
block
|FM|
参照先
72
= 4.
= 5.
Buffer = 4 4 4 4
Buffer = 5 5 5 5
= 6.
= 7.
Buffer = 6 6 6 6
Buffer = 7 7 7 7
= 8.
= 9.
Buffer = 8 8 8 8
Buffer = 9 9 9 9
= 10.
= 11.
Buffer = a a a a
Buffer = b b b b
= 12.
= 13.
Buffer = c c c c
Buffer = d d d d
= 14.
= 15.
Buffer = e e e e
Buffer = f f f f
= 16.
= 17.
Buffer = 10 10 10 10
Buffer = 11 11 11 11
= 18.
= 19.
Buffer = 12 12 12 12
Buffer = 13 13 13 13
libcdi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
gstclreport(8)
Maintenance Procedures
gstclreport(8)
製品名(A-Z)
gstclreport - NetWorker 管理コンソールのコマンドラインレポートユーティリティ
形式
gstclreport -r レポート名 -u ユーザ名 [ -P パスワード ]
[ -a チャートセレクタ ] [ -c チャートタイプ ] [ -f ファイル名 ]
[ -n フォントファミリ ] [ -o 方向 ]
[ -v ビュータイプ ] [ -x エクスポートタイプ ]
[ -C parameter_name parameter_value ]
機能説明
gstclreport は、レポート実行用のコマンドラインインターフェイスを提供します。必須オプション -u には
NetWorker 管理コンソールの有効なユーザ名を指定します。レポートはこのユーザの資格証明を使って実行され、
このユーザに対するアクセス許可制限に従います。省略可能な -P オプションには、このユーザのパスワードを指定
できます。-P オプションを省略した場合は、gstclreport から、コマンドラインにパスワードを入力するよう要
求されます。
NetWorker 管理コンソールに付属する構成済みレポートはキャンドレポートと呼ばれます。これらのレポートは削
除できません。ユーザはコンソール UI を使用してこれらのレポートのカスタムバージョンを作成できます。ユーザ
が作成したレポートはカスタムレポートと呼ばれ、作成元となったキャンドレポートの下に表示されます。カスタ
ムレポートは作成したユーザに所有され、UI の共有コマンドにより他のユーザとも共有できます。実行するレポー
トは、-r オプションに指定します。
実行した gstclreport の最終結果は、レポート出力としてエクスポートされます。出力は、さまざまなコマンド
ラインオプションを使って構成できます。オプションに指定する引数に空白が含まれる場合は、その引数を引用符
で囲む必要があります。たとえば、チャートレポート内のチャートの種類を指定するには、-c オプションを使用し
ます。積み重ね棒グラフを生成するには、-c "stacking bar" と指定してください。
キャンドレポートの実行時に省略可能なオプションを省くと、デフォルト値が適用されます。たとえば、-v オプ
ションの viewtype のデフォルト値は table です。カスタムレポートの実行時には、値はカスタムレポートから
取得されます。
オプション
-r reportname
この必須オプションには実行するレポートの名前を指定します。キャンドレポートか、ユーザー作成のカ
スタムレポートのどちらかを指定してください。どちらの種類についても、ドリルダウンレポートは
gstclreport からは実行できません。カスタムレポートの場合は、-u オプションに指定するユーザーに
そのレポートを実行する権限が必要です。権限はレポートの所有者に与えられるほか、共有マークが付加
されたレポートは他のユーザーも使用できます。
レポート名には、UI 内のレポート階層からそのレポートまでの完全なパスを指定してください。例 :
"/Reports/Users/User Audit/West Coast Admins".
レポート名への完全なパスを指定する代わりに、レポート名だけを指定することも可能です。システム内
に同名のレポートが複数存在する場合は、最初に検出されたレポートが使用されます。たとえば、"West
Coast Admins" のように指定します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
73
gstclreport(8)
-u ユーザー名
この必須オプションには、NetWorker Management Console ユーザーの名前を指定します。レポート
はこのユーザとして実行され、このユーザに対するアクセス許可制限に従います。ユーザは、自分が所有
しているレポート、または共有マークが付加されたレポートのみ実行可能です。
レポート実行時には、そのユーザに対するホストアクセス権の制約も受けます。そのため、複数のユーザ
が同一レポートを実行した場合に、各自のアクセス権の違いによって、レポートの実行結果が異なる可能
性があります。
-P password
このオプションには、-u オプションに指定したユーザのパスワードを指定します。-P オプションを省略
した場合は、gstclreport からコマンドラインにパスワードを入力するよう要求されます。
-a chartselector
このオプションには、チャートレポートに表示する Y 軸のリストをカンマで区切って指定します。このリ
ストに指定する値は、実行するレポートに関して、UI 内のチャートレポートの[Chart Selector]入
力に含まれている値でなければなりません。これらの値はレポートの内容によって異なります。
-c charttype
このオプションにはチャートレポートに表示するチャー トのタイプを指定します。有効な値は、bar、
pie、plot、および "stacking bar" です。デフォルトのチャートタイプは bar です。このオプションを
指定し、-v オプションを指定しなければ、デフォルトでチャートビューが表示されます。
-f ファイル名
このオプションには、エクスポートされるレポート出力のファイル名を指定します。ファイル名は完全パ
ス、または現在のディレクトリを起点とする相対パスで指定できます。このオプションを省略した場合は、
-r オプションに指定したレポート名に基づいてファイル名が生成され、すべての空白は下線に置き換えら
れます。ファイル名の拡張子を省略した場合は、適切なファイルタイプ拡張子が自動的に付加されます。
チャートレポートを html 形式でエクスポートする場合は、html ファイルのほかに、チャート画像ファイ
ルを格納するディレクトリも生成されます。このディレクトリ名は、ファイル名から拡張子を除き、末尾
に「_images」を付加したものになります。
-n fontfamily
このオプションには、このレポート内でデフォルトフォントに優先するフォントファミリの名前を指定し
ます。指定するフォント名は UI 内の [View]->[Font]- >[Font Name] セレクタ内の名前と一致しな
ければなりません。
-o orientation
このオプションには、レポートをエクスポートするときのページ方向を指定します。有効なオプションは
portrait と landscape です。デフォルトの方向は por-trait です。
-v viewtype
このオプションには、このレポートのビュータイプを指定します。有効なオプションは table および
chart です。デフォルトのビュータイプは table です。
-x exporttype
このオプションには、レポートのエクスポート形式を指定します。有効なオプションは、pdf、
postscript、html、csv、および print です。デフォルトのエクスポートタイプは pdf です。
-C parameter_name
parameter_value レポートは、構成パラメータオプションのセットと関連づけることもできます。これ
らのオプションはレポートの[Configure]タブ上の[Parameters]と一致します。各レポートが持つ
構成パラメータのセットはそれぞれ異なるため、構成パラメータオプションのセットもレポートごとに異
なります。
74
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
gstclreport(8)
-C オプションは次の 2 つの部分で構成されます。parameter_name には、レポートの[configure]タ
ブ上にある構成パラメータの名前を指定します。parameter_value には、パラメータオプションに入力
する値を指定します。parameter_value の形式は、UI 内で使用されるコントロールのタイプによって異
なります。-h オプションを付加してコマンドを実行すると、使用可能な -C オプションとその入力タイプ
の詳細を確認できます。
入力値の形式には、単一の値、カンマ区切りの値リスト、または日付範囲の 3 種類があります。日付範囲
には 1 つまたは 2 つの日付が含まれます。1 つの日付だけを指定した場合は、開始日とみなされます。2
つの日付を指定した場合は、最初の日付が開始日、2 番目の日付が終了日になります。最初の日付には特
殊な文字列「epoch」を指定でき、これは開始日を空白のままにすることを意味します。
日付解析は現在のロケール内で、最適な形で実施されます。日付は、日付部分と時刻部分で構成され、時
刻部分は省略可能です。US ロケールでは、次の日付形式が常にサポートされます。
形式
例
------------------------------------------------MM/DD/YY
07/25/04
MMM D, YYYY
Jul 25, 2004
MMMM D, YYYY
July 25, 2004
EEEE, MMMM D, YYYY
Sunday, July 25, 2004
サポートされる形式は、ロケールごとに異なります。各ロケールにおける MM/DD/YY 形式のバリエーション
も適切にサポートされています。一部のロケールでは、この形式で、月フィールドの前に日フィールドが来
ることがあります。また、フィールドセパレータと
して「-」が使用される場合もあります。
時刻部分は、ロケールによって、24 時間形式または 12 時間形式で指定します。US ロケールでは、次の時
刻形式がサポートされています。
形式
例
-------------------------------------------h:mm a
11:27 AM
h:mm:ss a
11:27:03 AM
h:mm:ss a Z
11:27:03 AM PST
サポートされる形式は、ロケールごとに異なります。
開始日または終了日には、絶対日付の代わりに相対日付も使用できます。相対日付で指定する場合は、0
以上の数字の後に、次の文字列 hours、days、weeks、months、years のいずれかを指定してくださ
い。実際の日付は、現在の日付から指定された相対時間を減算することにより求められます。
-h
このオプションを指定した場合は、レポート出力は生成されません。その代わりに、コマンドの使用方法
がコマンドラインに表示されます。このオプションをオプション -u および -r とともに使用し、さらに -P
オプションを指定するか、またはコマンドプロンプトで有効なパスワードを入力した場合は、このレポー
トの -C オプションで使用可能な構成パラメータオプションのセットも出力されます。
使用例
次の例は、gstclreport を使用して、パラメータオプションを含めたレポートの完全な使用方法を、コマンドラ
インに出力する方法を示したものです。
% gstclreport -u username -P password -r "Server Summary" -h
使用方法 : gstclreport [-h] -r reportname -u username
[-P password ] [-a chartselector] [-c chartype]
[-f filename] [-n fontfamily] [-o orientation]
[-v viewtype] [-x exporttype] [-C "Backup Type" argument]
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
75
gstclreport(8)
[-C Level argument] [-C "Save Time" argument]
[-C "Server Name" argument]
各項目の内容は次のとおりです :
-h
このヘルプメッセージを出力する
-r reportnamem
実行するレポートの完全パス。例を以下に示します。
"/Reports/Users/User List"
-u username
指定された名前で GST サーバにログインする
-P password
指定されたパスワードを使ってサーバにログインする
-a chartselector
チャートで表示する Y 軸のリストのセット
-c chartype
チャートタイプ[bar | pie | plot | "stacking bar"]
-f filename
エクスポートファイル名
-n fontfamily
デフォルトを変更するフォントファミリ
-o orientation
方向 [portrait | landscape]
-v viewtype
ビュータイプ [table | chart]
-x exporttype
エクスポートタイプ [ pdf | postscript | html | csv | print]
-C "Backup Type" argument 引数はコンマ区切りバックアップタイプのリスト
-C Level argument
引数はコンマ区切りレベルのリスト
-C "Save Time" argument
引数は開始日および終了日
-C "Server Name" argument
引数はコンマ区切りサーバ名のリスト
次の例は、gstclreport を使用してキャンドレポートを実行する方法を示したものです。Client Summary レ
ポートは表形式で出力されます。レポートは、一連のグループに対して指定した日付から実行されるように構成さ
れています。出力ファイル名は、レポート名に基づいて生成されます。
% gstclreport -u username -P password
-r "/Reports/NetWorker Backup Statistics/Client Summary"
-C "Group Name" "Default, Nightly, Marketing, Building A,Building B"
-C "Save Time" "01/01/2003 01:00 AM"
Generated Report "/Reports/NetWorker Backup Statistics/Client
Summary" as file Client_Summary.pdf
次の例は、gstclreport を使用してカスタムレポートを実行する方法を示したものです。Save Time オプション
の入力には相対日付形式を使用している点にも注目してください。つまり、このレポートは 1 日前の時点から現在
時刻までの日付範囲に対して実行されることになります。レポート出力は円グラフで、html ファイルにエクスポー
トされます。出力される html ファイルの名前は DailyGroups.html で、チャート画像は DailyGroups_images
ディレクトリに格納されます。
% gstclreport -u username -P password
-r "/Reports/NetWorker Backup Statistics/Group Summary/Daily Group Report"
-v chart -c pie -x html -f "DailyGroups" -C "Save Time" "1 day"
Generated Report "/Reports/NetWorker Backup Statistics/Group
Summary/Daily Group Report" as file DailyGroups.html
コマンドラインオプションは、値が適正かどうかがチェックされます。チェック対象には、-C オプションに渡され
る値も含まれます。この例は、-C "Group Name" オプションの使い方を示したものです。gstclreport プログ
ラムは、指定されたグループ名の存在チェックだけでなく、それらのグループが存在する NetWorker サーバに対
するアクセス権を現在のユーザが持っているかどうかもチェックします。レポート生成時には不正な値はすべて無
視され、それらの値は情報メッセージ内に出力されます。この例では、Marketing グループが存在する
NetWorker サーバ上のデータを見る権限をユーザが持っておらず、さらに Blah グループは存在していません。
% gstclreport -u ユーザー名 -P パスワード -r "Group Summary"
-C "Group Name" "Default, Nightly, Marketing, Blah"
These configuration values were ignored:
Group Name : Marketing, Blah
Generated Report "Group Summary" as file Group_Summary.pdf
76
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
gstclreport(8)
カスタムレポートの構成パラメータは、実行ユーザのアクセス権による制約を受けます。各カスタムレポートには、
レポート保存時に [Configuration] タブに指定されていたパラメータが含まれる可能性があります。これらのパ
ラメータ値についても、現在のレポートを実行しているユーザの権限がチェックされます。これらのパラメータ値
の中に、現在のユーザが権限を持たない NetWorker サーバ上のデータが含まれていた場合、レポートは生成され
ますが、それらのデータはレポート生成時に使用されません。この場合は、次に示すような情報メッセージがコマン
ドラインに出力されます。
% gstclreport -u username -P password -r "Other Group Summary"
Some report results were not displayed due to user restrictions
Generated Report "Other Group Summary" as file Other_Group_Summary.pdf
終了ステータス
致命的エラーが発生した場合、終了ステータスは 0 以外の値になります。致命的エラーが発生しなければ、終了ス
テータスは 0 になります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
77
gstclreport(8)
78
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
gstd(8)
Maintenance Procedures
gstd(8)
製品名(A-Z)
gstd - GST サーバデーモン
形式
gstd [ -m モジュールパス ] [ -n ]
機能説明
gstd は、GST(Generic Services Toolkit)サーバプログラムです。このプログラムは、NetWorker 管理コン
ソールと関連アプリケーション向けの RPC ベースのメッセージサーバとして機能します。RPC プログラム番号とし
て、gstd により提供される番号は 390402 です。
通常、gstd は起動時にスタートアップシェルスクリプト(たとえば、/etc/init.d/gst など)から呼び出され、
ユーザが直接開始する必要はありません。
gstd は、適切なリソースを持つマシン上で実行しなければなりません。NetWorker 管理コンソールに関しては、
このプログラムにより、ネットワーク上の NetWorker サーバに対する接続が確立されます。任意の数のサーバの
レポートデータを管理および収集するプロセスでは、適正なレベルのネットワーク帯域幅、CPU 時間、およびディ
スク領域が必要になります。
オプション
-m module_path
セミコロン(;)で区切られた、GST ロード可能モジュールを格納するディレクトリのリストを
module_path に指定します。
-n
制御端末に接続された状態でフォアグラウンドに残されます。このオプションを指定しなければ、デフォ
ルトの動作として制御端末から切り離され、デーモンプロセスとしてバックグラウンドで実行されます。
ファイル
< 製品インストールディレクトリ >/etc/gstd.conf
マスター GST 構成ファイル。
終了ステータス
0
正常に終了。
>0
参照先
エラーが発生。
recoverpsm(8), savepsm(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
79
gstd(8)
80
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
gstmodconf(8)
Maintenance Procedures
gstmodconf(8)
名前
gstmodconf - 管理対象ノードを追加または削除するための NetWorker Manage- ment Console コマンド
形式
gstmodconf -i file -l login [ -P password ] [ -f function ] [ -s server ]
[ -k ] [ -p port ]
説明
gstmodconf は、入力ファイル内のホスト名リストで管理対象ノードを追加または削除するためのコマンドライン
インタフェースを提供します。このファイルは -i オプションに指定します。ファイル内の各行には、1 つのホスト
名だけを記述してください。ホストはエンタープライズ階層の基本レベルで追加または削除され、NetWorker 管理
対象ノードのすべての機能が有効化されます(マネージ イベントおよびレポート データ)
。
エンタープライズ階層のどこかにノードがすでに存在している場合は、このコマンドでノードは追加されません。
削除の場合は、コピーが存在しているかどうかにかかわらず、基本レベルのノードが削除されます。つまり、この
コマンドを使ってノードのコピーを追加することはできませんが、コピーの削除は可能です。
新しく作成したノードをエンタープライズ階層のフォルダ内に配置したい場合は、ブラウザから NetWorker
Management Console にログインした後で、エンタープライズタスク内からノードを移動できます。
入力ファイル内の空白行、およびポンド記号(#)で始まる行は、コメントと判断されて無視されます。ファイル内
のホスト名は改行で区切る必要があります。つまり、コメント以外の行に空白またはタブで区切って複数のホスト
名を指定するとエラーと見なされます。
デフォルトでは、gstmodconf はエラーが発生した時点で停止します。エラーが発生した場合もホスト名リストの
処理を続行させるには、-k オプションを使用してください。
オプション
-i file
このオプションには、ホスト名リストを含んでいるファイルを指定します。これは必須オプションです。
-l login
サーバへのログインに使用する NetWorker Management Console ユーザーの名前を指定します。この
オプションは必須です。
-P password
-l オプションに指定したログイン名のパスワードを指定します。
-f function
このオプションには、コマンドで実行する機能のタイプを指定します。有効な値は「add」と「delete」
です。このオプションを指定しない場合、
「add」を指定したと見なされます。
-s server
このオプションには、gstmodconf の接続先となる NetWorker Man- agement Console サーバを指定
します。このオプションを指定しない場合、サーバはコマンドを実行しているのと同じホスト上にあると
見なされます。
-k
入力ファイルからホスト名を読み取って処理を行っている途中で、ファイル内の既存の管理対象ノードを
定義しようとしてエラーが発生した場合に、エラーを無視して処理を続行します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
81
gstmodconf(8)
-p port
このオプションには、NetWorker Management Console サーバがリスンしている代替ポートを指定で
きます。デフォルトポートは 9001 です。このオプションを指定せず、さらにサーバがデフォルト以外の
ポートを使用している場合は、コマンドにより適正なポートの自動検出が試みられます。コマンドによる
検出が成功しない場合は、このオプションを使用してください。
使用例
次の例は、gstmodconf を使用して、host_list ファイル内のホストリストから管理対象ノードを作成する方法
を示したものです。この例では、NetWorker Man- agement Console サーバ名は gstserver で、host_list
の内容は次のとおりです。
host1
host2
% gstmodconf -s gstserver -i host_list -l administrator
パスワード :
137.69.1.111 の試行中 ... 接続されました。
ファイル「host_list」を処理しています
ホスト「host1」を追加しています
ホスト「host1」が正常に追加されました
ホスト「host2」を追加しています
ホスト「host2」が正常に追加されました
// 接続を閉じています ...
次の例は、管理対象ノードとして定義済みのホストに対して gstmodconf を使用した場合に発生するエラーを示し
たものです。
% gstmodconf -s gstserver -i host_list -l administrator
パスワード :
137.69.1.111 の試行中 ... 接続されました。
ファイル「host_list」を処理しています
ホスト「host1」を追加しています
// Error!
{
string object_type = "gterror";
int severity = 16;
int reason = 23;
list msg = {
int level = 1;
string text = "Host name already exists";
};
}failed to add host ‘host1’
// 接続を閉じています ...
終了ステータス
致命的エラーが発生した場合、終了ステータスは 0 以外の値になります。致命的エラーが発生しなければ、終了ス
テータスは 0 になります。-k オプションを指定した場合は、最後に処理された非コメント行の結果が終了ステータ
スに反映されます。
82
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
gst_ha.cluster(8)
Maintenance Procedures
gst_ha.cluster(8)
名前
gst_ha.cluster - NetWorker Management Console を高可用性として構成
形式
gst_ha.cluster [ -r ]
説明
gst_ha.cluster は、NetWorker Management Console サーバをクラスタの高可用性アプリケーションとして
構成するための対話型スクリプトです。NetWorker Management Console のインストール後に、このスクリプ
トをクラスタ内の全ノード上で実行して、フェイルオーバーとクラスタアウェア機能をアクティブにする必要があ
ります。
この構成作業により、高可用性コンソールサーバで使用されるグローバルコンソールデータベースが作成されます。
グローバル コンソールデータベースは共有ストレージメディア上に配置され、フェイルオーバー時には高可用性
(仮想)コンソールサーバに従います。
このスクリプトを使ってコンソールサーバを構成する際は、コンソール サーバをクラスタソフトウェアに登録する
のに必要な、クラスタプラットフォーム固有の情報の入力を求められます。詳細な手順については、使用するクラ
スタ プラットフォームの「NetWorker インストールガイド」を参照してください。
構成作業中に誤りがあった場合は、gst_ha.cluster を -r オプションとともに実行することで変更を取り消せ
ます。
オプション
-r Console サーバのクラスタ構成を削除します。
関連項目
gstd(1)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
83
gst_ha.cluster(8)
84
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
IBM_silo(8)
Maintenance Procedures
IBM_silo(8)
製品名(A-Z)
libstlibm - IBM 3494 サイロとの通信用共有ライブラリ
形式
libstlibm.so(Solaris)
libstlibm.so.a(AIX)
機能説明
libstlibm.xxx は nsrjb と IBM サイロのドライバ(AIX 上)またはデーモン(Solaris 上)の間の通信を処理
する共有ライブラリです。IBM ドライバ / デーモンは、ネットワークとサイロの間の通信を処理します。
libstlibm の動作に影響するオプション、パラメータまたは環境変数はありません。このファイルの正しいパス
は、IBM サイロが jbconfig を使用して設定されている際に、入力する必要があります。jbconfig で指定されて
いるデフォルト値は、インストールプログラムに選択されているデフォルトロケーションに一致していて、通常は、
そのまま受け入れることができます。
NetWorker が 3494 で動作するには、最初に IBM の Automated Tape Library サポートをインストールする必
要があります。
AIX には、atldd(Automated Tape Library Device Driver)というドライバをインストールする必要があ
ります。また、IBMtape ドライバ(Enhanced Tape and Medium Changer Device Driver)が必要な場合も
あります(3590 ドライブを 3494 に使用している場合)。
Solaris には、lmcpd パッケージ(IBM Automated Tape Library Daemon)をインストールする必要があり
ます(サイロを使用する場合)。AIX と同様、3590 ドライブを使用している場合は、IBMtape ドライバをインス
トールする必要もあります。IBMtape を使用している際は、特定のテープドライブにアクセスするデバイスファイ
ルが 2 タイプあります。Solaris 標準形式の /dev/rmt/Xmbn タイプと IBMtape サポートファイルの /dev/
rmt/Xstbn タイプです。テープドライブが正しく動作するには、IBM サポートのデバイスファイルを使用する必要
があります。
注記:EMC では、この IBM ドライバを提供していません。この IBM ドライバは IBM デバイスドライバ FTP サイト
(208.200.29.244)で入手できますが、このサイトは必ずしも長期間有効な IBM 認定サイトとは限りません。
参照先
nsrjb(8), jbconfig(8), dasadmin(8), libstlemass(8), ssi(8), mini_el(8), libstlstk(8)
診断
NetWorker サーバと IBM 3494 サイロの間の通信エラーは、診断が困難です。最も良い診断方法は、IBM 提供の
ユーティリティ mtlib を使用して、3494 とホストの間の通信が正しく設定されているか、および lmcp ドライバ
(AIX 上)または lmcpd デーモン(Solaris 上)からのパス全体が正しく機能しているかを確認することです。
mtlib が機能しないと、NetWorker は機能しません。
ホストと 3494 の間の接続について質問がある場合は、IBM にお問い合わせください。IBM では、ホストとサイロ
の間の接続をサポートしています。IBM では、ネットワークとシリアルケーブルの両方からのサイロへの接続をサ
ポートしています。接続の種類はドライバ / デーモンによって NetWorker から隠されているため、Net-Worker
にとってはネットワークからの接続とシリアルケーブルからの接続は同じです。ユーザは両方を正常に使用できます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
85
IBM_silo(8)
86
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
ielem(8)
Maintenance Procedures
ielem(8)
製品名(A-Z)
ielem - エレメントステータスの初期化
形式
ielem [ -a b.t.l ] [ -r eladdr.nel ]
機能説明
ielem プログラムでは、INITIALIZE ELEMENT STATUS コマンドが指定されたデバイスに送信されます。
チェンジャには、複数のエレメントのエレメントステータスを初期化する機能をサポートするものがあります。
この初期化に使用されるコマンドは、以下のように、ベンダ固有の EXABYTE チェンジャコマンドです。
INITIALIZE ELEMENT STATUS(範囲)
(command opcode 0xE7).
オプション
-a b.t.l
特定の序数の SCSI アドレスを選択します。b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、また、l はター
ゲット上の SCSI 論理装置番号(LUN)です。libscsi(8) を参照してください。これは必須のオプション
です。
-r eladdr.nel
エレメントの範囲を指定します。eladdr はエレメントが開始する 10 進の開始アドレス(オートチェン
ジャの採番)で、nel はエレメントが読み取るステータスの数です。このオプションは、オートチェン
ジャでベンダ固有の EXABYTE オートチェンジャ INITALIZE ELEMENT STATUS コマンドがサポートされ
ている場合に、使用できます。
参照先
libscsi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
87
ielem(8)
88
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
inquire(8)
Maintenance Procedures
inquire(8)
製品名(A-Z)
inquire - 使用可能なデバイスの表示
形式
inquire [ -a b.t.l ] [ -clp ] [ -N NDMP ホスト ]
[ -s ] [ -T -t ] ]
機能説明
inquire プログラムでは、使用可能な SCSI デバイスが表示されます。inquire プログラムでは、指定された
SCSI デバイス(-a オプション付き)またはシステムに接続されているすべての SCSI デバイスの照会データが戻
されます。inquire では、標準的な SCSI 照会データ以外に、照会されるデバイスによってサポートされる、重要
な製品データ(VPD)ページから取得されるシリアル番号情報も返されるようになりました。各デバイスには、0 ∼ 8
の異なる ID のいずれかが割り当てられます。
NetWorker 7.2.1 以降、Solaris 10 以上における LUS のサポートは終了しました。NetWorker 7.2.1 以降、
Solaris 10 以上における LUS のサポートは終了しました。つまりインストール後、「inquire」では、
NetWorker で使用されるデバイスが必ずしも表示されるとは限らないということです。この場合、Solaris サー
バは正しく構成されていない可能性があります。
迅速に確認するには、「cfgadm -lav」を実行して、表示される内容を確認します。このパスは NetWorker の優
先パスで、Solaris「st」ドライバによって自動的に作成されます。デバイスが表示されない場合は、
「NetWorker 管理者ガイド」、「SUN 管理者ガイド」、および「メーカーマニュアル」を参照してください。
シリアル番号情報などのサンプル出力は以下のとおりです。
[email protected]:SEAGATE ST34371W SUN4.2G7462|Disk, /dev/rdsk/c0t0d0s2
S/N: JDY217500LUW5N
[email protected]:QUANTUM ATLAS IV 36 SCA 0B0B|Disk, /dev/rdsk/c0t1d0s2
S/N: 363009430963
ATNN:QUANTUM 363009430963
[email protected]:TOSHIBA XM5701TASUN12XCD2395|CD-ROM, /dev/rdsk/c0t6d0s2
[email protected]:SONY
TSL-11000
L1 |Tape, /dev/rmt/0cbn
S/N: 0001100158
ATNN:SONY
TSL-11000
0001100158
[email protected]:SONY
TSL-11000
L1 |Autochanger (Jukebox)
S/N: 3761633968
ATNN:SONY
TSL-11000
3761633968
[email protected]:IBM
ULTRIUM-TD1
0CE0|Tape
S/N: 6811004028
ATNN:IBM
ULTRIUM-TD1
6811004028
[email protected]:HP
Ultrium 1-SCSI N16D|Tape, /dev/rmt/1cbn
S/N: GB81A00316
ATNN:HP
Ultrium 1-SCSI GB81A00316
[email protected]:IBM
ULTRIUM-TD1
0CE0|Tape
S/N: 6811003960
ATNN:IBM
ULTRIUM-TD1
6811003960
[email protected]:EXABYTE Exabyte 221L
2.4 |Autochanger (Jukebox)
S/N: 99999999
"S/N:" で開始する行は、VPD ページ "80 hex" によって返されたデバイスのシリアル番号を表します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
89
inquire(8)
4 文字のプレフィックスと ":" で開始する行は、VPD ページ "83hex" 上の SCSI-3 形式で返されたシリアル番号
です。4 文字のプレフィックスは、さまざまな SCSI-3 形式のデバイス ID のいずれかを表します。
ATNN: 不特定の形式の ASCII テキスト ID で、デバイス自体を表します(通常は、ベンダ、製品、シリアル番号)。
ATPN: 不特定の形式の ASCII テキスト ID で、デバイスへの接続に使用するポートを表します(通常は、使用しない)
。
VENN: 不明な一意性の ASCII ベンダ固有の ID で、デバイス自体を表します。
VEPN: 不明な一意性の ASCII ベンダ固有の ID で、接続に使用するポートを表します。
VBNN: 不明な一意性のバイナリ形式のベンダ固有の ID で、デバイス自体を表します。
VBPN: 不明な一意性のバイナリ形式のベンダ固有の ID で、接続に使用するポートを表します。
IENN: IEEE 64 ビット ID (EUI-64) で、デバイス自体を表します(16 進数形式)。
IEPN: IEEE 64 ビット ID (EUI-64) で、接続に使用するポートを表します(16 進数形式)。
WWNN: ファイバチャネル ID(ワールドワイドノード名)で、デバイス自体を表します(16 進数形式)。
WWPN: ファイバチャネル ID(ワールドワイドノード名)で、接続に使用するポートを表します(16 進数形式)。
PORT: 接続に使用する相対ポート番号です。
through. ポート "A" では値 1、ポート "B" では値 2、... というように、値が戻されます。
RESV: デバイスによって、このコードが記述された際に予約された関連タイプと ID タイプのビットの組み合わせが、
戻されました。
UNKN: デバイスによって、このプログラムで読み取ることができない情報が、戻されました。
OPTIONS
-a b.t.l
特定の序数の SCSI アドレスを選択します。 b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、l はそのター
ゲットの SCSI LUN(論理ユニット番号)です。このオプションは、-N とは併用できません。
libscsi(8) を参照してください。
90
-c
(注:使用注意)このフラグでは、SCSI inquiry コマンドがデバイスに直接送信されます。バス上に他の
アクティビティがある場合は、予期しないエラーが発生する可能性があります。
-l
システムにあるすべての SCSI アダプタについて LUN を完全に検索します。この引数はすべてのシステム
で使用できますが、HP-UX システムでは無効です。HP-UX システムで使用できるデバイスの確認に使用さ
れる方法では、常にすべてのアクセス可能なデバイスが表示されるためです。HP-UX 以外のシステムの場
合、通常は、LUN 0 で SCSI デバイスのチェックが開始します。空の LUN が検出されると、指定したター
ゲット ID の検索は終了します。-l オプションを使用すると、システム内にあるすべて SCSI バスについ
て、すべてのターゲット ID の全 LUN でデバイスが検索されます。この処理には非常に長い時間がかかる
場合があるので、必要なときにのみ使用してください。たとえば、Fibre Channel アダプタは 126 個の
ターゲット ID をサポートすることができ、各ターゲット ID には 80 以上の LUN があります。この 1 つの
アダプタの LUN をすべてチェックするには 10 分以上かかる場合があります。このオプションは、-N が指
定されている場合は、無効です。
-p
永続的な名前がサポートされているプラットフォームでデバイスのに永続的なデバイス名を表示するよう
に inquire に指示します。特定のデバイスに永続的な名前が存在していない場合には、通常のデバイス名
が表示されます。現在、永続名がサポートされているのは Linux のみです。NetWorker の認識する永続
名がないプラットフォームで -p を指定しても、効果はありません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
inquire(8)
-NNDMPhost
NDMP テープサーバ NDMPhost 上でデバイス検出を実行します。NDMP ホストユーザーは NDMP のユーザー
名およびパスワードの入力を求められます。NDMP プロトコルでは、ジュークボックスとテープデバイスだ
けがエクスポートされます。他のデバイスタイプは検出されません。NDMP テープサーバがバージョン 3 以
上で実行されていて、NDMP_CONFIG_GET_SCSI_INFO および NDMP_CONFIG_GET_TAPE_INFO のイン
ターフェースがサポートされている場合、inquire では、すべての使用可能なジュークボックスおよび
テープデバイスの照会データが表示されます。それ以外の場合、inquire では、すべてジュークボックス
ハンドルの入力が求められ、ジュークボックスの照会データが取得されます。このオプションは -a と併用
できません。詳細については、-T を参照してください。
V3 で実行されていて、SCSI および TAPE CONFIG のインターフェースがサポートされている NDMP テープサーバを
使用したサンプル出力は以下のとおりです。
# inquire -N server-2
NDMP ユーザー名を入力してください : ? ndmp
「ndmp」パスワードを NDMP ホスト「サーバ 2」に入力する(文字はエコーされません):
Communicating to devices on NDMP Server 'server-2', this may take a while...
[email protected]:QUALSTARTLS-6110
[email protected]:QUANTUM DLT8000
2.09|Autochanger (Jukebox), c178t0l0
S/N: 44B43014
0119|Tape, c178t0l1
S/N: CX938P2489
IENN:0000000000000000
V2 で実行されている NDMP テープサーバを使用したサンプル出力は以下のとおりです。
# inquire -N molokai
NDMP ユーザー名を入力してください : ? root
「root」パスワードを NDMP ホスト「molokai」に入力する(文字はエコーされません):
Communicating to devices on NDMP Server 'molokai', this may take a while...
NDMP テープサーバ「molokai」は SCSI とテープデバイスの自動検出をサポートしません。
Will perform the operation on a single Jukebox in which you are interested.
NDMP Jukebox ハンドル入力してください : ? mc1
[email protected]:EXABYTE Exabyte 215
2.3 | オートチェンジャ(ジュークボックス)
S/N: 71000073
-s
シリアル番号情報の追加前と同じ出力が戻されるように、inquire によるシリアル番号情報の収集を抑制
します。このオプションは主に、inquire の以前の出力動作に依存するスクリプトにわずかな変更だけを
加えて使用する場合に、追加されます。
-T
このオプションは -N が指定されている場合のみに有効です。それ以外の場合は、無効です。このオプション
では、NDMP テープデバイスが非標準の形式で表示されます。デバイスモデルとデバイスハンドルが表示さ
れます。このオプションは、テープデバイスで NDMP_SCSI_OPEN インターフェースがサポートされてい
ない NDMP テープサーバ(NetApp など)上で便利です。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
91
inquire(8)
NetApp ファイラ上で -T オプションを使用したサンプル出力は以下のとおりです。
# inquire -N molokai -T
NDMP ユーザー名を入力してください : ? root
「root」パスワードを NDMP ホスト「molokai」に入力する(文字はエコーされません):
Communicating to devices on NDMP Server 'molokai', this may take a while...
[email protected]:EXABYTE Exabyte 215
[email protected]:QUANTUM Powerstor L200
2.3 |Autochanger (Jukebox),mc1
S/N: 71000073
0022|Autochanger (Jukebox),mc0
S/N: JF83801878
モデル
---------
デバイスハンドル
------------------
Quantum DLT7000
nrst0l
nrst0m
nrst0h
nrst0a
nrst2l
nrst2m
nrst2h
nrst2a
Exabyte Mammoth-2 8mm
-t
このオプションは -T がある場合にのみ有効です。-T がない場合は無視されます。このオプションでは、
ベンダー固有の NDMP テープデバイス属性が、オプション -T で表示されるテープデバイスハンドルごとに
表示されます。
NetApp ファイラ上で -t オプションを使用したサンプル出力は以下のとおりです。
# inquire -N rainbow -T -t
NDMP ユーザー名を入力してください : ? root
「root」パスワードを NDMP ホスト「molokai」に入力する(文字はエコーされません):
Communicating to devices on NDMP Server 'molokai',this may take a while...
[email protected]:QUANTUM Powerstor L200
0022|Autochanger (Jukebox),mc0
S/N: JF83801878
モデル
--------
デバイス
-----------
ハンドル属性
--------------
Quantum DLT7000
nrst0l
DENSITY
ELECTRICAL_NAME
SERIAL_NUMBER
WORLD_WIDE_NAME
ALIAS 0
------
81633 bpi 40 GB (w/comp)
0b.4
CX902S0678
DENSITY
ELECTRICAL_NAME
SERIAL_NUMBER
WORLD_WIDE_NAME
ALIAS 0
------
85937 bpi 35 GB
0b.4
CX902S0678
nrst0m
92
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
st0
st0
inquire(8)
nrst0h
nrst0a
参照先
DENSITY
ELECTRICAL_NAME
SERIAL_NUMBER
WORLD_WIDE_NAME
ALIAS 0
DENSITY
ELECTRICAL_NAME
SERIAL_NUMBER
WORLD_WIDE_NAME
ALIAS 0
-----------
85937 bpi 50 GB (w/comp)
0b.4
CX902S0678
st0
85937 bpi 70 GB (w/comp)
0b.4
CX902S0678
st0
libscsi(8)
制限
inquire プログラムでは、常に、内蔵システムドライバが SCSI デバイスのテストに使用されます。inquire プ
ログラムで出力されるデバイスタイプまたはパス名は、特殊なサードパーティのドライバが必要なデバイスの場合、
正しくない可能性があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
93
inquire(8)
94
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbconfig(8)
Maintenance Procedures
jbconfig(8)
製品名(A-Z)
jbconfig - ジュークボックスリソース構成ツール
形式
jbconfig [ -s サーバ ] [ -lp ]
機能説明
jbconfig プログラムは、ジュークボックス(メディアオートチェンジャデバイス)を構成して NetWorker サー
バで使用できるようにするための、対話式スクリプトを提供します。プロンプトへの応答を入力するために、スク
リプトは定期的に休止します。中かっこに表示されたデフォルト選択を受け入れる場合には、RETURN キーまたは
ENTER キーを押してください。
NetWorker 7.2.1 以降、Solaris 10 以上には、LUS のサポートが中断されました。jbconfig で、インストー
ル後にオートチェンジャが見つからないと表示される場合は、inquire を実行して、デバイスを表示できるかどう
かを確認してください。詳細については、inquire(8) マニュアルページを参照してください。構成が正しくない
サーバでは、オートチェンジャは表示されても、ドライブが /dev/rmt パスにマップされない場合があります。た
だし、/dev/scsi/sequential パスだけには、マップされます。jbconfig では、このパスでオートチェンジャ
が構成されます。この場合の問題は、'/dev/scsi/sequential' パスを使用したドライブが、スタンドアロンド
ライブと見なされることです。つまり、オートチェンジャが正しく機能しません。
ジュークボックスの構成後は、nsrcap(8) コマンドまたは[登録]ウィンドウを使用して、オートチェンジャソフ
トウェアモジュールのイネーブラコードを入力します。NetWorker で使用する各ジュークボックスごとに個別のイ
ネーブラコードを入力する必要があります。
オプション
-s server
jbconfig をストレージノードから使用する際に、制御側サーバを指定します。ストレージノード内の
ジュークボックスを定義するには、jbconfig コマンドをストレージノード上で実行する必要があります。
ストレージノードの詳細については、nsr_storage_node(5) を参照してください。
-l
自動検出の実行時に、システム内のすべての SCSI アダプタに対して LUN の完全検索が実行されます。こ
の引数は、すべてのシステム上で使用できますが、HP-UX システムでは無効です。HP-UX システムで使
用できるデバイスの確認に使用される方法では、常にすべてのアクセス可能なデバイスが表示されるため、
-l オプションは無効です。他のすべてのプラットフォームでは、通常 SCSI デバイスに対して LUN0 で
チェックを開始します。空の LUN が検出されると、指定したターゲット ID の検索は終了します。-l オプ
ションを使用すると、システム内にあるすべての SCSI バスのターゲット ID 上にある LUN がすべて、
ジュークボックスに対してチェックされます。このチェックには非常に長い時間がかかる場合があるため、
必要なときにのみ使用してください。たとえば、ファイバチャネルアダプタは 126 個のターゲット ID を
サポートでき、各ターゲット ID には 80 以上の LUN があります。この 1 つのアダプタの LUN をすべて
チェックするには 10 分以上かかる場合があります。
-p
使用可能な場合に、自動検出されたすべてのデバイスに対して永続名を使用します。この設定は、自動検
出された SCSI ジュークボックスに使用される制御ポートと、jbconfig で自動的に検出して構成するこ
とのできるテープドライブのデバイスファイル名に影響します。特定のデバイスに永続デバイス名が付け
られていない場合、jbconfig では、そのデバイスに対して通常のデバイス名を使用します。
現在、NetWorker によって自動的に検出されて使用されるのは、Linux の永続デバイス名のみです。他
のプラットフォームでこのフラグを指定しても効力はありません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
95
jbconfig(8)
構成ダイアログ
jbconfig では、最初に、インストールするジュークボックスのタイプを選択するよう求められます。
1)
2)
3)
4)
5)
AlphaStor ライブラリの構成
自動検出 SCSI ジュークボックスの構成
自動検出 NDMP SCSI ジュークボックスの構成
SJI ジュークボックスの構成
STL サイロの構成
どの種類のジュークボックスを構成しますか ? [1]
インストールするジュークボックスのタイプに対応する番号を入力します。デフォルトの選択は 1 です。
AlphaStor ライブラリとは、EMC AlphaStor で制御されているすべてのジュークボックスのことです。
AlphaStor ライブラリは、NetWorker に論理ジュークボックスとして構成されます。また、実際のジュークボッ
クスの動作は、AlphaStor で実行されます。
自動検出 SCSI ジュークボックスとは、システムに接続していて、NetWorker で自動的に検出できる、すべての
SCSI(Small Computer System Interface)ベースのジュークボックスのことです。
自動検出 NDMP SCSI ジュークボックスとは、ネットワークデータ管理プロトコル(NDMP)サーバに直接接続して
いて、NetWorker で自動的に検出できる、NDMP ホスト名、ユーザ ID、ユーザパスワード、およびジュークボッ
クスハンドルが設定された、すべての SCSI(Small Computer System Interface)ベースのジュークボック
スのことです(「使用例」を参照)。
SJI ジュークボックスとは、標準ジュークボックスインターフェースに準拠したジュークボックスです。この
ジュークボックスは、よく知られている SCSI ベースのジュークボックス、およびユーザがシステムに追加でき、
このプロトコルに従うすべての追加サードパーティジュークボックスデバイスのリストです。
2 つ目の選択肢(自動検出 SCSI ジュークボックスのインストール)を選択すると、jbconfig によって、システ
ム上で検出されるジュークボックスが一覧表示されます。
例:
現在システムに接続されている SCSI ジュークボックスは次のとおりです。
1) [email protected]: その他、ベンダ <AIWA>、製品 <AL-17D>
2) [email protected]: DLI Libra シリーズ
3) [email protected]: ARC-DiamondBack インストールするジュークボックスを指定してください。
このメッセージが表示されたら、構成するジュークボックスに対応する番号を入力します。jbconfig によってシ
ステム上で検出できた SCSI ジュークボックスが 1 つだけの場合は、ユーザが選択することなく、そのジューク
ボックスが構成対象として選択されることに注意してください。SCSI ジュークボックスがシステム上に複数あり、
1 つを除いてすべてが既に NetWorker に構成されている場合も同様です。この場合でも、jbconfig では、ユー
ザが選択することなく、未構成のジュークボックスが自動的に選択されます。
SJI 準拠のジュークボックスのインストールを選択すると、jbconfig では、既知の SJI ジュークボックスが一覧
表示され、構成するジュークボックスに該当するタイプの入力を求められます。
例:
インストールするジュークボックスのタイプに対応する番号を入力してください。
1) ADIC-1200c/ADIC-1200d
2) ADIC-VLS
3) ARC-DiamondBack
4) Breece Hill
5) DLI Libra Series
6) Quantum DLT/Digital DLT
7) EXB-10e/EXB-10h
96
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbconfig(8)
8) EXB-10i
9) EXB-60
10) EXB-120
11) EXB-210
12) EXB-218
13) EXB-400 Series
14) HP-C1553A/Surestore 12000e
15) Metrum (SCSI)
16) Qualstar
17) Spectralogic
18) STK-9704/Lago 340
19) STK-9708/Lago 380 (SCSI) Datawheel
20) IBM 7331/IBM 9427
21) ATL/Odetics SCSI
22) HP-Optical 630MB/1.3GB
23) other
選択してください。
このメッセージが表示されたら、該当のモデルに対応する番号を入力してください。たとえば、HP オプティカル
ジュークボックスをインストールする場合は、"22" 番を選択します。
すべてのジュークボックスタイプについて、jbconfig では、ジュークボックスに付ける名前の入力が求められま
す。これは、ユーザ自身および NetWorker がジュークボックスを識別する際に役立ちます。たとえば、
「Engineering Autochanger」などの名前を付けます。NetWorker は、この名前を NetWorker リソースとして
保存します(nsr_resource(5) を参照)。ストレージノードに接続されたジュークボックスを定義する場合、
jbconfig は、 リモートデバイス構文を使用して、名前の前にストレージノードのホスト名を付けます
("rd=hostname:")。ストレージノードの詳細については、nsr_storage_node(5) を参照してください。
すべてのジュークボックスタイプについて、jbconfig では、ジュークボックスに関する説明の入力が求められま
す。これは、ユーザのジュークボックスを識別するもう 1 つの便利な方法です。たとえば、
「Rack #2 の
Engineering 4 Drive DLT Auto-changer」のように入力します。
SJI タイプのジュークボックスの場合、jbconfig では、構成するジュークボックスに関連づけられている制御ポート
の名前の入力が求められます。サイロの場合、この名前は、サイロソフトウェアを実行しているホストの名前(ACSLS
および DAS の場合)
、または 3494の名前になります。どちらの名前かはサイロのタイプによって異なります。自動検出
された SCSI ジュークボックスの場合は、jbconfig は正しい名前を検出し、次の構成手順に進みます。この名前は、
libscsi デバイスの形式になっています(libscsi(8) を参照)
。SJI 対応のジュークボックスについては、このよう
な検出は行われません。入力する名前は、インストールされているサードパーティ製 SJI 準拠ドライバで記述されてい
るジュークボックスのデバイス名、または自動検出されたジュークボックスで使用されている形式のいずれかである必
要があります。changers(8) コマンドを実行すると、接続されているオートチェンジャが一覧表示されます。
コントロールポートを入力すると、jbconfig では、選択したモデルが SCSI ベースまたは SJI ベースのジューク
ボックスであるかどうかが確認されます。ジュークボックスモデルが SCSI ベースまたは SJI ベースのジューク
ボックスの場合、jbconfig では、各種の内部パラメータに関する照会がジュークボックスに対して実行されます
(スロット数、ドライブ数など)。この照会が正常に実行されない場合は、デバイスドライバのインストールまたは
ハードウェアに問題がある可能性があります。
次に、ジュークボックスにテープデバイスが含まれている場合、ジュークボックスでデバイスの自動クリーニングを
オンにするかどうかの確認を求められます。自動クリーニングを有効にすると、ジュークボックスとジュークボッ
クスにあるすべてのデバイスに自動クリーニングが構成されます。正常にインストールされると、ジュークボック
スおよびジュークボックスのすべてのデバイスのデバイスクリーニングに関する情報が表示されます。共通デバイ
スインターフェースの導入に伴い、NetWorker には、現在、自動クリーニングを発生させるイベントが 2 つありま
す。つまり、一定時間(設定可能)が経過するとデバイスがクリーニングされるスケジュールクリーニングと、デ
バイスから TapeAlert の警告が出されるとクリーニングが開始されるオンデマンドクリーニングです。スケ
ジュールクリーニングは、自動クリーニングを有効にした場合、常にアクティブになります。オンデマンドクリー
ニングは、デバイスリソースでテープデバイスの CDI 属性が「Not Used」以外の値に設定されている場合、使用
されます。オンデマンドクリーニングが使用されている場合は、デバイス自体のクリーニング間隔を大きく設定し
(たとえば 6 か月)、NetWorker が必要以上にデバイスをクリーニングしないようにする必要があります。CDI、
TapeAlert、クリーニング間隔の詳細については、nsr_device.5 を参照してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
97
jbconfig(8)
この時点でユーザーは、検出された情報とデフォルトの選択をすべて正しいものとして受け入れてジュークボック
スの自動構成を続行するか、構成の一部または全部をカスタマイズするかを選択できます。カスタム構成では、デ
バイスを NDMP デバイスまたは共有デバイスとして構成したり、jbconfig によって検出されなかったドライブを
構成したり、検出されたデバイスのモデルタイプを変更したりすることができます。カスタム構成を行うには、次
の質問に「yes」と答えます。
モデルを変更するか、共有または NDMP ドライブとして構成しますか。(yes / no) [no]
カスタム構成オプションを選択すると、ドライブを NDMP ドライブまたは共有ドライブとして構成するための選択
肢が表示されます。プロンプトのいずれかに「yes」と答えると、NDMP または共有ドライブ構成に関する質問がさ
らに表示されます。
NDMP デバイスの構成を選択した場合、jbconfig では、この質問に対して情報の入力が求められます。NDMP デバ
イスについては、各デバイスごとにユーザ名とパスワードを入力する必要があります。入力するユーザ名とパス
ワードは、NDMP サーバのエントリセットに対応します。
共有ドライブの構成を選択した場合は、ジュークボックス内の各物理ドライブについて複数のデバイスパスを入力す
るように求められます。それらのデバイスパスは、通常、1 つのデータゾーンのさまざまなストレージノードに設定
され、単一の NetWorker サーバが管理します。リモートノード上のドライブまたはデバイスパスは、"host:< デバ
イスパス >" の形式で入力します。ジュークボックス内のすべてのドライブが共有ドライブである必要はありません。
ドライブの追加のデバイスパスの入力を求めるプロンプトで null の応答を入力すると、そのドライブをスキップ
し、構成の次のステップに進みます。一意のハードウェア ID が「< ジュークボックス名 >-< ドライブ番号 >」の形
式でドライブの共有インスタンスに自動的に割り当てられます。
NetWorker は、ハードウェア ID を使用して、共有
デバイスを追跡できます。ハードウェア ID 属性については、nsr_device(5) を参照してください。
次に、jbconfig は、構成するドライブのモデルの指定をユーザに求めます。モデルタイプを検出できている場合
は、jbconfig はその情報を表示し、確認を求めます。検出できていない場合、ユーザはドライブごとにモデルを
構成するように指示されます。
自動検出 SCSI ジュークボックスを選択した場合は、NetWorker がジュークボックスに情報の照会を送信して、そ
れぞれのメディアデバイス名を決定します。すべてのジュークボックスがこの機能をサポートしているわけではあ
りませんが、ほとんどはサポートしています(たとえば、Exabyte 210 など)。所有しているホストが jbconfig
が実行されているものと異なる場合、この照会は実行されません。
リモートストレージノード上でデバイスを構成する場合、jbconfig は、デバイスの構成を行っているノードを専
用ストレージノード(DSN)として構成するかどうかを確認します。DSN とは、ローカルホストからのデータのみ、
デバイスへのバックアップを許可するノードです。DSN の詳細については、nsr_device(5) を参照してください。
質問は、次の形式で行われます。
専用ストレージノードは、そのデバイスのローカルデータしかバックアップできません。helium を専用ストレー
ジノードとして構成しますか。(yes / no) [no]
jbconfig の初期のバージョンでは、ユーザーは、ジュークボックスのバーコードリーダーに関する情報、および
ボリューム名をバーコードラベルと一致させるかどうかの確認を求められました。Net-Worker 7.0 以降では、
jbconfig は、ジュークボックスに情報を問い合わせるか、インテリジェントな推測を行って、これらの属性の設
定を試行します。サイロの場合、ジュークボックスリソース内の「bar code reader」および「match bar
code labels」属性は、デフォルトで「yes」に設定されています。ジュークボックスの場合、jbconfig は、こ
の情報をジュークボックスに問い合わせます。ジュークボックスが両方の機能をサポートしている場合、両方の
フィールドが「yes」に設定されます。いずれかがサポートされていない場合、両方のフィールドが「no」に設定
されます。ただし、ジュークボックスからの報告が、ボリュームタグは処理できるが、バーコードリーダーがない
というものであった場合、jbconfig は両方のフィールドを「yes」に設定します。これは、バーコードリーダーを
持つ一部のジュークボックスが、このような報告を行う傾向があるためです。インストールの最後に、jbconfig
はこの情報を出力します。ユーザーは NetWorker 管理コンソールを使用してジュークボックスリソースを編集し、
必要に応じてフィールドに「No」を設定できます。
98
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbconfig(8)
上記の 2 つのフィールドが設定されている場合、ジュークボックスはラベルテンプレートを使用しません。また、
それぞれのメディアボリュームに読み取り可能なバーコードラベルが付いている必要があります。一部の小さな
ジュークボックス(HP 1557A、SONYTSL_A500C など)では、「bar code reader」に「yes」を設定すると、
ラベル付けで問題が発生する可能性があります。問題を解決するには、上記の該当の属性に「No」を設定します。
ジュークボックスが正常に構成されると、次のメッセージが表示されます。
ジュークボックスが正常に追加されました。
次の構成オプションが設定されました。
このメッセージに続いて、デフォルトで設定されているオプションが一覧表示されます。
JBCONFIG ファイル
ファイル /nsr/jbconfig は、ジュークボックスモデルの構成ファイルです。このファイルは、ジュークボックス
モデルの標準外リストを構成するために使用することができます。VECTOR-TYPE MODEL-NAME<NEWLINE>, ここ
で、VECTOR-TYPE は SJI(標準ジュークボックスインターフェース)または ATL(IGM-ATL シリアル通信プロト
コルを採用している RS232 ベースのデバイス)のどちらかになります。MODEL-NAME には、任意の文字列を指定で
きます。
使用例
(ユーザによる入力は斜体で表示されます。)
例 1)
# jbconfig
1) AlphaStor ライブラリの構成
2) 自動検出 SCSI ジュークボックスの構成
3) 自動検出 NDMP SCSI ジュークボックスの構成
4) SJI ジュークボックスの構成
5) STL サイロの構成
構成するジュークボックスのタイプを指定してください。[1] 2 <RETURN>
現在システムに接続されている SCSI ジュークボックスは次のとおりです。
1) [email protected]: EXB-210
2) [email protected]: ADIC
インストールするジュークボックスを指定してください。1<RETURN>
EXB-210 ジュークボックス - [email protected] をインストールします。
このジュークボックスデバイスに割り当てる名前を入力してください。
Engineering<RETURN>
NetWorker の自動クリーニングをオンにしますか。(yes/no) [yes] yes<RETURN>
このオートチェンジャで次のドライブが検出されました。
1> 8mm @ 1.1.0 ==> \\.\Tape0
2> 8mm @ 1.2.0 ==> \\.\Tape1 これらは、このオートチェンジャにあるすべてのドライブです。
モデルを変更するか、共有または NDMP ドライブとして構成しますか。(yes / no) [no] yes <RETURN>
任意のドライブ ( の任意のパス ) を NDMP に使用しますか。(yes / no) [no] yes <RETURN>
任意のドライブに複数のパスを定義しますか。(yes / no) [no] yes <RETURN>
各ドライブに対して複数のパスを入力するように要求されます。デフォルトの NULL に対して Enter キーを押す
と、次のドライブに移ります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
99
jbconfig(8)
次のいずれかの形式でデバイスパス情報を入力してください。
\\.\Tape0 -- ローカルパス用、または
host:device-path -- リモートノード用、または
host:drive-letter:directory path -- Windows ディスクファイル用
ドライブ 1, エレメント 82, システム名 = \\.\Tape0,
ローカルバス / ターゲット / LUN 値 = 1/1/0,
モデル 8mm
デバイスパス 1 ? [\\.\Tape0]
ホスト happy の NDMP ユーザ名を入力してください。[] user1 <RETURN>
NDMP パスワードを入力してください(文字はエコーされません)
。<RETURN>
デバイスパス 2 ? [] helium:/dev/rmt/1cbn
ホスト helium の NDMP ユーザ名を入力してください。[] user3 <RETURN>
NDMP パスワードを入力してください(文字はエコーされません)
。<RETURN>
デバイスパス 3 ? [] <RETURN>
ドライブ 2, エレメント 83, システム名 = \\.\Tape1,
ローカルバス / ターゲット / LUN 値 = 1/2/0,
モデル 8mm
デバイスパス 1? [\\.\Tape1]
ホスト ableix.emc.com の NDMP ユーザ名を入力してください。[] <RETURN>
デバイスパス 2? [] <RETURN>
モデル 8mm のドライブだけが検出されました。
このジュークボックスのドライブはすべて同じモデルですか。(yes / no) [yes] yes <RETURN>
専用ストレージノードでは、ローカルデータしかデバイスにバックアップできません。helium を専用ストレージ
ノードとして構成しますか。
(yes / no) [no] no <RETURN>
ジュークボックスが正常に追加されました
次の構成オプションが設定されました。
>
>
>
>
>
>
>
>
>
ジュークボックスの制御ポートとモデルの説明。
オートチェンジャが検出されたポートに対するオートチェンジャの制御ポート。
NetWorker で管理されるテープの自動クリーニングをオンにします。
少なくとも 1 台のドライブが複数のパスで定義されました。該当するすべてのドライブは、パスの値の他にハー ド
ウェア ID によって定義することで一意にドライブを識別し、混同されるのを防止します。ハードウェア ID を持つ
すべてのドライブでは、ハードウェア ID は、常に「autochanger_name - Drive #」になります。ここで、
"autochanger_name" は、定義したばかりの、オートチェンジャに付けた名前、# 記号はドライブ番号です。
バーコードの読み取りをオンにします。
ボリュームラベルはバーコードに一致しています。
クリーニングカートリッジを装着するスロットを 1 に設定します。クリーニングカートリッジがそのスロットに
あることを確認してください。
新しいクリーニングカートリッジの使用回数を 12 に設定します。
テープドライブのクリーニング間隔を 6 か月に設定します。
オートチェンジャおよび関連するデバイスの特性は、Networker 管理コンソールを使用して確認および変更できます。
別のジュークボックスを構成しますか。(yes / no) [no] no <RETURN>
100
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbconfig(8)
例 2)
以下は、ストレージノード上で NDMP デバイスを使用して構成した AlphaStor ライブラリの例です。
# jbconfig -s server
ストレージノードでは、ホスト名がジュークボックス名のプレフィックスです。
プレフィックスとして使用するホスト名を入力してください。[brown.emc.com] <RETURN>
brown.emc.com をホスト名のプレフィックスとして使用します。
1)
2)
3)
4)
5)
AlphaStor ライブラリの構成
自動検出 SCSI ジュークボックスの構成
自動検出 NDMP SCSI ジュークボックスの構成
SJI ジュークボックスの構成
STL サイロの構成
構成するジュークボックスのタイプを指定してください。[1] <RETURN>
AlphaStor ジュークボックスをインストールします。
AlphaStor ライブラリに割り当てる名前を入力してください。
myautoloader<RETURN>
AlphaStor サーバのホストマシン名を入力してください。[brown.emc.com] <RETURN>
AlphaStor サーバのポート番号を入力してください。[44475] <RETURN>
構成するデバイスの数を入力してください (1 ∼ 64)。? [4] 2 <RETURN>
論理デバイス 1 があるホストの名前を入力してください。? [brown.emc.com] <RETURN>
論理デバイス 1 の名前を入力してください。? stk1<RETURN>
ドライブを NDMP デバイスとして構成しますか。(yes/no) y<RETURN>
NDMP ユーザ名を入力してください。? root<RETURN>
NDMP パスワードを入力してください(文字はエコーされません)。password<RETURN>
論理デバイス 2 があるホストの名前を入力してください。? [brown.emc.com] <RETURN>
論理デバイス 2 の名前を入力してください。? stk2<RETURN>
ドライブを NDMP デバイスとして構成しますか。(yes/no)y<RETURN>
NDMP ユーザー名を入力してください。? ルート <RETURN>
NDMP パスワードを入力してください(文字はエコーされません)。パスワード <RETURN>
NetWorker の AlphaStor/SmartMedia に定義されているアプリケーション名を入力してください。
[[email protected]] <RETURN>
NetWorker の AlphaStor/SmartMedia に定義されているアプリケーションキーを入力してください。
[<none>] <RETURN>
バーコードリーダが有効になり、ボリュームラベルがバーコードラベルに一致するように設定されました。
ジュークボックスが正常に追加されました
別のジュークボックスを構成しますか。(yes/no) no<RETURN>
例 3)
以下は、NDMP テープサーバに接続されているジュークボックスの構成例です。
# jbconfig
1)
2)
3)
4)
5)
AlphaStor ライブラリの構成
自動検出 SCSI ジュークボックスの構成
自動検出 NDMP SCSI ジュークボックスの構成
SJI ジュークボックスの構成
STL サイロの構成
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
101
jbconfig(8)
構成するジュークボックスのタイプを指定してください。[1]3<RETURN>
NDMP テープサーバ名を入力してください。? molokai<RETURN>
NDMP ユーザ名を入力してください。? root<RETURN>
NDMP パスワードを入力してください(文字はエコーされません)
。password<RETURN>
NDMP サーバ molokai 上のデバイスに通信しています。しばらくお待ちください ...
現在システムに接続されている SCSI ジュークボックスは次のとおりです。
1) [email protected]: エクサバイトジュークボックス
2) [email protected]: 標準 SCSI ジュークボックス、QUANTUM / Powerstor L200
インストールするジュークボックスを指定してください。1<RETURN>
エクサバイトジュークボックス - scsidev1027.2.0 をインストールします。
このジュークボックスデバイスに割り当てる名前を入力してください。netapp_jb<RETURN>
NetWorker の自動クリーニングをオンにしますか (yes/no) [yes]? yes<RETURN>
このジュークボックスのドライブは、入手可能な情報では自動構成できません。
ドライブのパスを指定する必要があります。
任意のドライブ(の任意のパス)を NDMP に使用しますか。(yes / no) [no]yes<RETURN>
複数のパスを定義する予定のドライブがありますか ? (yes/no) [no] no<RETURN>
次のいずれかの形式でデバイスパス情報を入力してください。
\.Tape0 -- ローカル パス用
host:device-path -- リモート ノード用
host:drive-letter:directory path --Windows ディスク ファイル用
デバイスのパスを入力すると、そのパスのホストについて NDMP ユーザー名を入力するように要求されます。この
デバイス パスが NDMP デバイスでない場合は、Enter キーを押して次のデバイス パスに移ります。NDMP デバイ
スの場合は、最初にその NDMP ホストにアクセスした際に、ユーザ名とパスワードを入力する必要があります。同
じホスト上の次のデバイス パスの NDMP ユーザ名で Enter キーを押すと、最初に定義したユーザ名およびパス
ワードが設定されます。この場合、パスワードの入力は求められません。
ドライブ 1, エレメント 82
ドライブ パス ?
molokai;nrst2l<RETURN>
ホスト 'molokai' の NDMP ユーザ名を入力してください。[] root<RETURN>
NDMP パスワードを入力してください(文字はエコーされません)。password<RETURN>
102
Please select the appropriate drive
1) 3480
18) 9840
2) 3570
19) 9840b
3) 3590
20) 9940
4) 4890
21) adv_file
5) 4mm
22) dlt
type number:
34) optical
35) qic
36) SD3
37) sdlt
38) sdlt320
6)
7)
8)
9)
10)
39)
40)
41)
42)
43)
4mm
4mm
4mm
4mm
8mm
12GB
20GB
4GB
8GB
23)
24)
25)
26)
27)
dlt1
dlt7000
dlt8000
dst (NT)
dtf
SLR
tkz90
travan10
tz85
tz86
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbconfig(8)
11)
12)
13)
14)
15)
16)
17)
8mm 20GB
8mm 5GB
8mm AIT
8mm AIT-2
8mm AIT-3
8mm Mammoth-2
9490
28)
29)
30)
31)
32)
33)
dtf2
file
himt
logical
LTO Ultrium
LTO Ultrium-2
44)
45)
46)
47)
48)
49)
tz87
tz88
tz89
tz90
tzs20
VXA
ドライブ 1 のドライブ タイプを入力してください。16<RETURN>
ジュークボックスが正常に追加されました。
次の構成オプションが設定されました。
> ジュークボックスの制御ポートとモデルの説明。
> オートチェンジャ制御ポートを検出されたポートに設定します。
> NetWorker はテープの自動クリーニングをオンに設定しました。
> バーコードの読み取りをオンにします。ジュークボックスからのレポートでは、バーコードリーダはありません
が、ボリュームタグの処理は可能です。バーコードリーダを持つジュークボックスのなかにはこのようなレポー
トを行うものがあります。
> バーコードに一致するボリューム ラベルを指定します。
> クリーニングカートリッジを装着するスロットを 1 にします。クリーニングカートリッジがそのスロットにある
か確認してください。
> 新しいクリーニングカートリッジの使用回数を 5 にします。
> テープドライブのクリーニング間隔を 6 か月にします。
オートチェンジャおよび関連するデバイスの特性は、NetWorker Management Console を使用して確認および
変更できます。
他のジュークボックスを構成しますか ? (yes/no) [no] no<RETURN>
参照先
jbexercise(8)、 nsr_device(5)、 nsr_jukebox(5)、 nsr_storage_node(5)、 nsr(5)、 nsrcap(8)
診断
unknown model を model (35022) に選択できません。
問題 : 選択したモデルが NetWorker システムで認識されません。デーモンを起動した後で /nsr/jbconfig*
ファイルを追加した場合に、このエラーが表示されます。解決策 : Net-Worker を再起動します。
root on computer host is not on type: NSR's の管理者リストにありません。
問題 : ストレージノード「host」上のユーザ「root」が、NetWorker サーバの管理者リストにありません。
解決策 : このエントリを NetWorker サーバの管理者リストに追加します。このコマンドが完了した後はエントリを
削除できることに注意してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
103
jbconfig(8)
104
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbedit(8)
Maintenance Procedures
jbedit(8)
製品名(A-Z)
jbedit - NetWorker ジュークボックスに対するデバイス定義の追加と削除
形式
jbedit -a -f < デバイスパス > -E < エレメントアドレス > [ -s サーバ ]
[ -j < ジュークボックス 名前 > ] [ -v ]
jbedit -a -f < デバイスパス > -S < サイロデバイス ID>
[ -s サーバ ] [ -j < ジュークボックス名前 > ] [ -v ] [ -F ]
jbedit -a -f < デバイス名前 > -l [ -s サーバ ]
[ -j < ジュークボックス名前 > ] [ -v ]
jbedit -d -f < デバイスパス > [ -s サーバ ] [ -j
[ -v ]
< ジュークボックス名前 > ]
jbedit -h
機能説明
jbedit を使用すると、"Configure NetWorker" 権限を持った Net-Worker ユーザーが、NetWorker データ
ベース内の既存のジュークボックス定義に対して、ドライブおよびデバイスの定義の追加や削除を実行できます。
NetWorker では、ドライブは " テープドライブ、ディスク、ファイルなどの物理的なバックアップオブジェクト "
と定義されており、デバイスは " 物理的ドライブへのアクセスパス " と定義されています。そのため、すべてのド
ライブには、それに関連したデバイスが 1 つ以上あり、すべてのデバイスには、関連づけることのできるドライブ
が 1 つだけ存在します。デバイスを追加するには、既存のストレージノードに追加する場合でも、DDS(動的ドラ
イブ共有)ライセンスを変更する必要がある可能性があります。
jbedit は、Networker 管理コンソールを介して使用できるライブラリ再構成機能を補完します。jbedit は、何
らかの理由でライブラリ再構成プログラムが制限されている場合(ライブラリがドライブのシリアル番号を返さな
い場合など)に、ライブラリ構成の編集の代替手段として使用できます。
jbedit では、サイロのほか、直接接続された SCSI/SJI、SAN、NDMP、および AlphaStor の各種ライブラリが
すべてサポートされています。
NSR_JUKEBOX 環境変数を設定している場合、jbedit では、この変数の値が編集するジュークボックスの名前とし
て使用されます。この動作は、-j オプションでオーバーライドできます。NSR_JUKEBOX と -j のどちらも指定さ
れていない場合、jbedit では、サーバ上の使用可能な全ジュークボックスのリストの取得を試行します。使用可
能なジュークボックスが複数ある場合は、ジュークボックスの選択を求められます。ライブラリ構成を編集するに
は、ジュークボックスの状態が、使用可能および準備完了である必要があります(nsr_jukebox(5) を参照)
。
jbedit は、どのストレージノードからも実行できます。ただし、実行には、"NetWorker の構成 " 権限が必要です。
オプション
以下のオプションがサポートされています。
-a
ドライブ / デバイスを追加します。
-d
ドライブ / デバイスを削除します。
-h
jbedit のオプションおよび使い方を表示します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
105
jbedit(8)
-E
ドライブのエレメントアドレスです。
このアドレスは、デバイスが関連づけられているドライブのデータエレメントアドレスです。ドライブま
たはデバイスをジュークボックスに新規追加する場合、jbedit には、ジュークボックス内のドライブ /
デバイスのデータエレメントアドレスを渡す必要があります。このデータエレメントアドレスは、ジュー
クボックスによってジュークボックス内の各ドライブに割り当てられる "10 進数 " です。ドライブに関す
る情報、データエレメントアドレス、およびジュークボックスに関連するその他の情報については、
relem(8)、changers(8)、sn(8)、および sjisn(8) を参照してください。
-S
ドライブのサイロデバイス識別子です。これは、サイロコントローラによって使用される識別子であり、
デバイスが関連づけられているドライブを識別します。一般的なサイロデバイス識別子は次のとおりです。
ACSLS サイロ :
0,0,2,4
IBM 3494:
00004040
DAS silos:
drive1、sdlt_3、など
(DAS 管理者が定義したテキスト(最大数百文字)
)
"missing new drive information" などのエラーが返された場合は、入力したサイロデバイス ID
が、サイロが実際に認識している情報と一致していない可能性があります。サイロ管理者による値の再
チェックを実行する必要があります。
jbedit では、入力されたサイロデバイス ID が、入力されたデバイスパスと実際に対応するかどうかは検
証せず、入力されたサイロデバイス ID がそのサイロに存在するかどうかだけを検証するという点に注意し
てください。
-F
サイロにデバイスを追加する際に使用できる強制フラグであり、jbedit を使用して、指定したデバイス
パスに Net-Worker デバイスを強制的に作成することができます。
ただし、このオプションではなく、デバイスのスキャン機能を使用することをお勧めします。これは、ス
キャンを実行することにより、ダイナミックドライブ共有の適切な構成に必要となるすべての情報が収集
されるためです。
強制フラグが機能するのは、追加するデバイスが、jbedit を実行しているシステム上に存在する場合の
みです。
-l
追加されるデバイスは論理デバイスです。論理デバイスは、AlphaStor ライブラリだけに追加できます。
-j
編集対象のジュークボックスの名前です。
-f
追加対象または削除対象のデバイスパスです。
デバイス / ドライブのインスタンスは、デバイスが論理デバイス(-l オプションを参照)である場合か、
NSR Storage Node リソース内の未構成デバイスとして自動検出され使用できる場合か、またはスタンドア
ロンの NSR デバイスとして使用できる場合にのみ、ライブラリに新規追加できます。ストレージノード上の
デバイスを検出する方法の詳細については、ddmgr(8) および nsr_storage_node_resource(5) を参照
してください。
デバイス / ドライブをジュークボックスに新規追加する方法については、
「使用例」を参照してください。
また、NDMP デバイスパスを追加する場合は、特定の形式の制限も参照してください。
106
-s
NetWorker サーバの名前です。指定しない場合は、ローカルストレージノードが NetWorker サーバと見
なされます。
-v
冗長モードで実行します。複数の -v オプションを指定すると、冗長性のレベルを高めることができます。
レベルが高ければ高いほど、出力は冗長になります。現在指定できるレベルは、最大で 5 です。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbedit(8)
終了ステータス
jbedit は、正常時には 0、エラー時には 0 以外の値で終了します。
使用例
ドライブ / デバイスの追加 :
デバイス /dev/rmt/0cbn をこのストレージノードから新規追加するには、次のように実行します。
jbedit -s サーバ -j ジュークボックス名 -a -f /dev/rmt/0cbn -E 82
ACSLS サイロデバイス /dev/rmt/13cbn をこのストレージノードから新規追加するには、以下のように実行します。
jbedit -s server -j siloname -a -f /dev/rmt/13cbn -S 0,0,2,3
デバイス /dev/rmt/0cbn をストレージノード "sn" から新規追加するには、以下のように実行します。
jbedit -s サーバ -j ジュークボックス名 -a -f sn:/dev/rmt/0cbn -E 82
NDMP デバイス nrst0l をストレージノード "ndmpsn" から追加するには、以下のように実行します。
jbedit -s サーバ -j ジュークボックス名 -a -f "ndmpsn:nrst0l (NDMP)" -E 82
デバイスパスが "(NDMP)" で終了することを確認してください。
論理デバイス ldev01 をストレージノード "sn" から AlphaStor ライブラリに追加するには、以下のように実行します。
jbedit -s サーバ -j ジュークボックス名 -a -f sn:ldev01 -l
ドライブ / デバイスの削除 :
デバイス /dev/rmt/0cbn をこのストレージノードから削除するには、次のように実行します。
jbedit -s サーバ -j ジュークボックス名 -d -f /dev/rmt/0cbn
サイロデバイス /dev/rmt/13cbn をこのストレージノードから削除するには、以下のように実行します。
jbedit -s server -j siloname -d -f /dev/rmt/13cbn
デバイス \\.\tape0 をストレージノード "sn" から削除するには、以下のように実行します。
jbedit -s サーバ -j ジュークボックス名 -d -f sn:\\.\tape0
NDMP デバイス nrst0l をストレージノード "ndmpsn" から削除するには、以下のように実行します。
jbedit -s サーバ -j ジュークボックス名 -d -f "ndmpsn:nrst0l (NDMP)"
ファイル
/nsr/res/nsrdb
参照先
NetWorker リソースデータベースです。
ddmgr(8), changers(8), jbconfig(8), nsrjb(8), relem(8), sjisn(8), sn(8),
nsr_device(5), nsr_jukebox(5), nsr_storage_node(5), nsr_storage_node_resource(5),
EMASS_silo(8), IBM_silo(8), STK_silo(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
107
jbedit(8)
診断
以下に、jbedit で出力される可能性があるメッセージの一部を示します。併せて、メッセージの意味と可能な解
決策について説明します。
< サーバ名前 > 上の NSR サービスに接続できません。
jbedit が指定したホスト上の NetWorker サーバに接続できません。NetWorker サーバがサーバホスト
上で稼働しているかどうか、また、NetWorker サーバが jbedit が実行されているサーバホストから接続
できるかどうかを確認し、再度試みてください。
< ストレージノード > 上のユーザー < ユーザー名前 > には、< サーバ名前 > に対する NetWorker の構成権限があ
りません。
ユーザには、デバイスを追加 / 削除する権限がありません。
現在、使用可能なジュークボックスはありません。
サーバ上に構成されたジュークボックスがありません。または、状態が 使用可能および準備完了となって
いる構成済みのジュークボックスがありません。" 使用可能 " 状態および " 準備完了 " 状態の詳細につい
ては、nsr_jukebox(5) を参照してください。
ジュークボックス < ジュークボックス名前 > がサーバ < サーバ名前 > に見つかりません。
-j オプションで指定したジュークボックス名が無効です。ジュークボックス名がサーバに定義されている
かどうかを確認してください。
サーバ < サーバ名前 > に、< デバイス名前 > という名前のデバイスがあるジュークボックスが見つかりません。
-d オプションでデバイスを削除する際、-j オプションで指定したジュークボックス名が無効か、または
-f オプションで指定したデバイス名が無効です。
< ストレージノード > の NSR Storage Node リソース情報を取得できませんでした。
デバイスが作成される nsr_storage_node_resource(5) がサーバ上にありません。< ストレージノー
ド > のストレージノードを新規作成し、デバイスを < ストレージノード > から新規追加する前に、' デバ
イスのスキャン ' を実行してください。
デバイス <device name> は既にジュークボックス <jukebox name> の一部です。
-f オプションで指定したデバイス名は、すでに < ジュークボックス名前 > に属しています。
デバイス < デバイス名前 > が「未設定のデバイス名」リソースに見つかりません。
-f オプションで指定したデバイス名を、nsr_storage_node_resource(5) から取得できません。スト
レージノード上で 'Scan for devices' を実行して、デバイスの検出を試みてください。jbedit を使
用してサイロにデバイスを追加している場合、-F フラグを使用して、このエラーを取り消し、基本的な
NetWorker デバイスを作成することも可能です。ただしこの方法ではなく、
「スキャン」を実行することを
お勧めします。これは、スキャンを実行することにより、ダイナミックドライブ共有を適切に構成するの
に必要なすべての情報が収集されるためです。
108
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbexercise(8)
Maintenance Procedures
jbexercise(8)
製品名(A-Z)
jbexercise - NetWorker ジュークボックスエクササイザ
形式
jbexercise -m model -c control_port [ -V ベンダータイプ ]
[ -CdsIv ] [ -D ドライブ番号 ] [ -S スロット ]
機能説明
jbexercise コマンドは、ジュークボックスの機能をテストします。コマンドの実行前に、最初と最後のスロット
にロードされているメディアを除いて、ジュークボックスの内容をすべて空にする必要があります。この複数のメ
ディアは、jbexercise によって実行されるさまざまなテストの一部としてジュークボックスで動作します。
ドライブとスロットという、2 つの主要な機能テストがあります。通常は、ドライブとスロットの両方のテストが
実行されます。-d(ドライブの場合)オプションおよび -s(スロットの場合)オプションを使用すると、コンポー
ネントの種類別にテストできます。また、-D オプションおよび -S オプションを使用すると、特定のコンポーネン
トだけをテストできます。この 2 つのオプションを指定した場合は、その特定のコンポーネント上だけでテストが
実行されます。つまり、特定のスロットを指定した場合は、ドライブテストが実行されません。ドライブテストの
場合は、コンポーネントの論理アドレスを指定する必要があります。スロットテストの場合は、物理アドレスを指
定する必要があります。
起動時に、ドライブがジュークボックスの構成内に見つかった場合は、プログラムによって、そのドライブの巻き
戻さないデバイスのパス名が、ユーザに問い合わせられます。ユーザがメディアをデバイスから排出する必要がな
いジュークボックスを使用している場合、つまり、デバイスに自動排出機能がある場合、この問い合わせは実行さ
れません。
最初のテストでは、メディアが最初のスロットから各ドライブに移動します。途中、オペレータによる操作は必要
ありません。
2 度目のテストでは、メディアがさまざまなスロットから最初のドライブにロードされます。デフォルトでは、
ジュークボックスの最初および最後のスロットで、メディアをテストします。特定のスロットをテストする場合、
オペレータは、まず、そのスロットにメディアをロードする必要があります。
オプション
-C
jbexercise で、ジュークボックスの構成が戻されます。テストは実行されません。
-c
ジュークボックスとのインターフェースに使用される制御ポートを指定します(たとえば、inquire(8)
コマンドを発行して、[email protected] が見つかった場合は 1.5.0 を指定します)。
-d
ドライブだけをテストします。
-D
指定した drive_number のドライブだけをテストします。論理 drive_number は、ジュークボックスの
物理ドライブ 1 の場合、0 から開始します。
-I
ジュークボックスのインベントリだけを戻します。テストは実行されません。
-m
ジュークボックスのモデルを指定します。ほとんどのジューク ボックスの場合、モデル「標準 SCSI
ジュークボックス」は「-m」オプションを指定して使用する必要があることに注意してください。ただし、
特別の取り扱いが必要なジュークボックスもあります。その場合は、「-m」オプションで特定のモデル名を
指定する必要があります。現在サポートされているジュークボックスモデルを一覧表示するには、引数を
指定せずに、このコマンドを実行します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
109
jbexercise(8)
-s
スロットだけをテストします。
-s
指定したスロットだけをテストします。
-v
冗長モードです。詳細を出力します。
-V
特定のベンダ ID を指定します。そうすることで、ベンダは同じドライバを複数のジュークボックスモデル
に使用できます。
参照先
nsrjb(8)、 nsr_jukebox(5)
診断
ほとんどの診断メッセージは、ジュークボックスの各タイプに固有です。以下に、一般的なメッセージを示します。
無効な < コンポーネント > が指定されました。
< コンポーネント > に無効な ID が指定されました。ID は、ジュークボックス構成の有効範囲内にある必
要があります。< コンポーネント > は、ドライブ、ポート、またはスロットです。
メディアはありますが、ステータスが不正です。
メディアはコンポーネントにロードされていますが、コンポーネントステータスオペレーションがそのス
テータスを表していません。
スロット位置が無効です。ステータスが不正です。
コンポーネントステータスオペレーションがロードされたメディアのソーススロット位置が不正であるこ
とを表しています。
ドライブが見つかりません。
ドライブが構成に表示されませんでした。
スロットが見つかりません。
スロットが構成に表示されませんでした。
110
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbreclaim(8)
Maintenance Procedures
jbreclaim(8)
名前
jbreclaim - ジュークボックス テープメディアの所有権を再要求する
形式
jbreclaim [ -n ] [ -s server ] [ -j <jukebox name> ] [ -v ]
jbreclaim -h
説明
jbreclaim は、外部メディアマネージャと対話し、NetWorker のメディアデータ ベースですでに認識されてい
るテープメディアの所有権を再要求します。通常、この操作が実行されるのは、確立済みの NetWorker 環境、こ
の操作が実行されるのは、確立済みの NetWorker 環境に外部メディアマネージャ(AlphaStor など)が導入され
た場合です。
テープメディアの所有権を再要求するには、NetWorker ジュークボックスが、メディアの制御を引き継いだ外部メ
ディアマネージャと通信するようにすでに構成されている必要があります。AlphaStor は、現在 jbreclaim でサ
ポートされている唯一の外部メディアマネージャです。
jbreclaim は、処理したテープ メディアごとにステータスラインを 1 行出力します。各ステータスラインの形式
は次のとおりです。
barcode status
barcode は、テープ メディアの外部バーコード ラベルです。status は、allocated、already allocated、
needs to be allocated、cannot allocate のいずれかです。可能な場合は、割り当て失敗ステータスメッ
セージに失敗の理由が含まれます。
外部メディアマネージャが割り当て要求を拒否する場合があります。理由は、メディアがバーコードインベントリ
に存在しないか、メディアが別のデータ ゾーンまたはデータムーバにすでに割り当てられているためです。
-j オプションを指定しない限り、jbreclaim は対話形式モードで動作します。対話形式モードでは、jbreclaim
は、サーバで使用可能なすべてのジュークボックスのリストを取得しようとします。その後、複数のジュークボッ
クスが使用可能な場合には、1 つを選択するように求めます。このため、jbreclaim がスクリプトで使用されると
き、または出力に対して後処理が予定されているときは、-j オプションを常に指定する必要があります。
jbreclaim で割り当てられたメディアが、コマンドが完了してすぐに NetWorker ジュークボックスに表示されな
い場合は、メディアが物理的にライブラリに配置されていない可能性があります。または、ジュークボックスを
nsrjb -H で再初期化する必要があります。詳細については、nsrjb(8) を参照してください。
jbreclaim は、NetWorker サーバまたは任意のストレージノードから実行できます。このコマンドを実行するた
めには、「NetWorker の構成」権限が必要です。
オプション
以下のオプションがサポートされています。
-h
jbreclaim のオプションを表示します。
-j <jukebox name>
jukebox name は、外部メディアマネージャと通信するように構成された NetWorker ジュークボックス
の名前です。複数の NetWorker ジュークボックスが同じ 1 つの外部メディアマネージャで構成されてい
る場合は、それらのうち任意のジュークボックスの名前を指定できます。
-n
実行を試行し、すでに割り当てが済んでいるメディアと、これから割り当てる必要があるメディアを確認
します。このオプションを指定してもメディア割り当て要求は発行されず、環境は変更されません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
111
jbreclaim(8)
-s server
server は、NetWorker サーバの名前です。サーバ名を指定しない場合、ローカルストレージノードは
NetWorker サーバであると見なされます想定されます。
-v
冗長モードを有効にします。このオプションを指定しない場合、jbreclaim は静止モードで動作し、この
セッションで割り当てが成功したテープメディア、または NetWorker メディアデータベースに存在して
いるが割り当てできなかったテープメディアに関するメッセージのみを発行します。冗長モードでは、す
でに割り当てられているテープメディアも jbreclaim 出力に含まれます。
終了ステータス
必要なすべてのテープメディア割り当て要求が外部メディアマネージャに発行された場合、終了ステータスは 0 に
なります。これは必ずしも、発行されたすべての要求が許可されたことを意味しません。
0 以外の終了ステータスは、エラーが発生したために、必要なすべてのテープメディア割り当て要求を jbreclaim
が発行できなかったことを示します。
使用例
変更を行わずに、すでに割り当てられているテープメディアと、これから再要求する必要があるメディアを確認し
ます。
jbreclaim -s server -j jbname -nv
NetWorker メディア データベースに存在するすべてのテープメディアを再要求して、failed.txt ファイルに割
り当てエラーメッセージを格納します。
jbreclaim -s server -j jbname | \
grep ’cannot allocate’ >failed.txt
ファイル
/nsr/res/nsrdb
NetWorker リソース データベース
診断
以下に、jbreclaim で出力される可能性があるメッセージの一部を示します。併せて、メッセージの意味と可能な
解決策について説明します。
ジュークボックス「jukebox name」のリソースが見つかりません
-j オプションとともに指定されたジュークボックスは無効です。ジュークボックス名がサーバで定義され
ていることを確認します。
次のサーバ上の NSR サービスに接続できませんでした server name
jbreclaim は、指定されたホスト名で NetWorker サーバに接続できませんでした。NetWorker サーバ
がホスト server name 上で稼働しているかどうか、また、jbreclaim が実行されているホストから
NetWorker サーバに接続できるかどうかを確認し、操作を再試行してください。
ジュークボックス「jukebox name」が DMI サーバに接続できません
jbreclaim が AlphaStor DMI サーバに接続できませんでした。AlphaStor サーバが稼働しているかど
うか、また、jbreclaim が実行されているホストからサーバに接続できるかどうかを確認します。ジュー
クボックス リソースの application name 属性と application key 属性が正しく構成されているこ
とも確認します。
ジュークボックス「jukebox name」構成エラー DMI の初期化失敗
ジュークボックス リソースの control port 属性が正しく構成されていることを確認します。
現在、使用可能なジュークボックスはありません。
サーバに構成されているジュークボックスがありません。または、構成されているジュークボックスが
enabled で ready になっていません。-j オプションを使用して、構成されているが使用可能になってい
112
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbreclaim(8)
ないジュークボックスを指定します。「enabled」および「ready」状態の詳細については、
nsr_jukebox(5) を参照してください。
storage node 上のユーザー user name には、server name に対する NetWorker の構成権限がありません
ユーザーにジュークボックスの構成を変更する権限がありません。
関連項目
nsr_jukebox(5)、jbconfig(8)、nsrjb(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
113
jbreclaim(8)
114
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbverify(8)
Maintenance Procedures
jbverify(8)
製品名(A-Z)
jbverify - NetWorker 内のジュークボックス / デバイスの構成の確認
形式
jbverify [ -a ] [ -d { -i|-u } ] [ -D デバイス名 ]...
[ -f ファイル名 ] [ -F ] [ -h ] [ -H ホスト名 ]...
[ -I Invoker ] [ -j ] [ -J ジュークボックス名 ]... [ -l ] [ -M ] [ -n ]
[ -N ] [ -P ポート ] [ -q ] [ -Q ] [ -r 再試行回数 ]
[ -R ] [ -S スロット ] [ -s サーバ ] [ -t ] [ -U ] [ -v ]...
[ -Z ]
機能説明
jbverify では、NetWorker データベースに定義されているデバイスが検証され、デバイスのアクセシビリティお
よび有用性のチェックによって、各デバイスが正しく構成されていることが確認されます。そのために、jbverify
では、NetWorker プロセスが使用されます。また、NetWorker サーバ(nsrd)がサーバマシン上で実行されてい
ること、NetWorker クライアント(nsrexecd)がクライアントマシン上で実行されていることが必要です。
デフォルトでは、jbverify は、NetWorker データベース内のすべてのデバイスをチェックしますが、-j、-d、
-l オプションを使用すると、それぞれジュークボックスだけ、スタンドアロンドライブだけ、ローカルデバイスだ
けをチェックするように指定できます。また、-J または -D オプションを使用すると、ジュークボックスまたはド
ライブを個別にチェックすることもできます。特定のホストに属しているデバイスは、-H オプションを使用して
チェックできます。
ジュークボックスの場合、jbverify では、テープに書き込み操作をまったく行うことなく、テープを各ドライブ
にロードし、次にテープをアンロードすることにより、構成が適切であることを確認します。この唯一の例外は、
以下で説明する -t を使用した場合です。テストに使用するスロットは、-S オプションを使用して指定できます。
スロットが指定されていない場合、jbverify は、Net-Worker で使用可能なすべてのスロットを調べ、その最初
のスロットにロードします。
アクセシビリティおよび有用性のチェックの他に、jbverify は、-t オプションを使用して、NetWorker の
tapeexer プログラム(tapeexercise (1m) を参照)を呼び出すことで、テスト中のドライブにロードされた
テープに対して一連のテストを実行できます。
tapeexercise が実行されると、テープドライブの有用性を判断するためにテープへの書き込みが行われます。そ
のため、-t を指定すると、NetWorker のラベルが付いたボリュームはすべて、直ちに使用できないボリュームと
して拒否され、次のスロットが試されます。スロットのいずれにも NetWorker 以外のテープがない場合、
jbverify はテストをまったく行うことなく終了します。
jbverify は、すべてのストレージノード上で実行できます。また、ストレージノード上のデバイスは、NetWorker
に構成されたデバイスであればすべて、jbverify を使用してテストできます。jbverify を NetWorker サーバ
上で実行すると、NetWorker に構成されたネットワーク上のデバイスをすべてテストできます。Net-Worker
サーバ以外のストレージノードで、そのノード以外のデバイスをテストするには、ターゲットマシン上で、呼び出
し元のストレージノードを引数として指定した -s オプションを使用して nsrexecd を起動する必要があります。
あるいは、呼び出し元のストレージノードがターゲットマシンの「servers」ファイルに記載されている必要があ
ります。
たとえば、NetWorker サーバがノード NS で、Sto1 と Sto2 という 2 つのストレージノードがある場合、Sto1 が
Sto2 上にあるデバイスをテストするには、nsrexecd を Sto2 上で "nsrexecd –s NS-s Sto1" と指定して起動
する必要があります。または、Sto2 上の servers/rservers ファイルに Sto1 が有効なサーバの 1 つとして記載
されている必要があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
115
jbverify(8)
SmartMedia デバイスは、jbverify でテストされません。
jbverify には、多数の冗長メッセージが組み込まれています。操作中のエラーまたは不可解な動作が発生した場
合は、-v オプションを使用すると、動作の診断に役立ちます。
オプション
-a
116
jbverify に、使用できないデバイスも含めてすべてのデバイスをチェックするように指定します。デフォ
ルトでは、使用できないデバイスはテストされません。現在、このオプションはサポートされていません。
-d
jbverify に、スタンドアロンドライブだけをチェックするように指定します。ジュークボックスデバイ
スはテストされません。
-D
このオプションは、特定のドライブのテストに使用します。ドライブ名は、NetWorker ドライブリソース
に指定されている名前に正確に一致している必要があります。-D オプションを複数回使用すると、複数の
ドライブを指定できます。このオプションを使用してジュークボックスドライブを指定すると、そのドラ
イブはスタンドアロンドライブと見なされます。
-f
jbverify の出力結果をファイルにリダイレクトする場合に使用します。引数は、出力結果のリダイレク
ト先のファイル名です。
-F
予約オプションです。このオプションは、jbverify 内部で使用され、この jbverify がリモートで
フォークされることを表します。
-h
ヘルプオプションを表示します。
-H
指定したホスト名上にあるデバイスをテストします。このオプションを複数回使用すると、複数のホストを
テストできます。-D および -J オプションを除くオプションはすべて、-H とともにコマンドラインで指定す
ると、テスト中のリモートホストに反映されます。-H を使用すると、そのホストに属するデバイスだけがテ
ストされるため、そのホストに属するデバイスを指定する -D および -J オプションだけが反映されます。
-i
対話モードに入ります。スタンドアロンデバイスの場合は、-d とともに使用します。このオプションは、
ローカルマシン上のスタンドアロンデバイスをテストする場合に便利です。特定のスタンドアロンデバイス
にテープがロードされていない場合、-i オプションでは、テープをロードするか、または次のドライブにス
キップできるように操作をキャンセルすることを求められます。-i オプションとともに -l オプションを指
定する必要があります。ジュークボックスには使用できません。
-I
予約オプションです。jbverify 内部で使用され、呼び出し元のホストマシンの名前を、リモートの
jbverify に指定します。
-j
ジュークボックスデバイスだけをチェックします。jbverify では、NetWorker データベースに定義され
ているジュークボックスデバイスだけがチェックされます。他のすべてのデバイスは無視されます。
-J
このオプションは、特定のジュークボックスのテストに使用します。ジュークボックス名は、NetWorker
ジュークボックスリソースに指定されている名前に正確に一致している必要があります。-J オプションを
複数回使用すると、複数のジュークボックスを指定できます。
-l
ローカルデバイスだけをチェックします。
-M
予約オプションです。jbverify 内部で使用され、jbverify が NetWorker プロセスによって呼び出さ
れていることを表します。メッセージは、stdout に戻されるのではなく、NetWorker サーバに送信され
ます。
-n
テストを no-op モードで実行します。jbverify では、指定したオプションがすべて正しく処理された後
でデバイスがテストされているように見えますが、実際は、テストは実行されません。
-N
リモートの jbverify の場合に、nsrexec を jbverify と同じ冗長モードにします。通常は不要ですが、
デバッグ時に役立ちます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbverify(8)
-P
予約オプションです。jbverify プロセス内部で使用され、サーバがリスンしているポートの番号をリモー
トの jbverify に伝えます。
-q
ローカルとリモートの両方の jbverify をクワイエットモードで実行します。
-Q
リモートの jbverify だけをクワイエットモードで実行します。リモートの jbverify の操作の結果は、
ローカルの jbverify によって出力される最終ステータスレポートに表示できます。-v をコマンドライン
で -Q とともに使用すると、ローカルの jbverify は冗長モードで実行され、一方、リモートの
jbverify はクワイエットモードで実行されます。-q と -v の両方は指定できません。両方を指定すると、
jbverify はレベル 1 の冗長モードで実行されます。
-r
エラー時の再実行の回数です。主にロードおよびアンロードのエラー時に使用します。jbverify は、操
作でエラーが発生すると、指定した回数、再実行されます。
-S
ジュークボックスデバイス用に使用されるスロットです。テスト時、指定したスロットを使用して、テー
プがジュークボックスデバイスにロードされます。複数のジュークボックスをテストする場合は、テスト
する各ジュークボックスの同じスロットに有効なテープがあることを確認してください。-t を指定する場
合、スロット内のテープは NetWorker 以外のテープである必要があります。NetWorker のテープの場
合、jbverify はエラーで終了します。
-s
テストする NetWorker サーバの名前です。
-t
テープに対して tapeexercise を実行します。詳細については、tapeexercise(1m) を参照してくださ
い。-t を指定する場合は、動作確認を行うスロットの 1 つに NetWorker 以外のテープがある必要があり
ます。-S を指定する場合は、指定したスロットに NetWorker 以外のテープがある必要があります。
-u
無人モードで実行します。-i オプションに類似していて、スタンドアロンデバイスに対してのみ使用しま
す。デバイスにテープがロードされていない場合、-u オプションでは、そのデバイスがスキップされ、リ
ストの次のデバイスに処理が進みます。-u または -i オプションでは、-d オプションを併せて指定する必
要があります。
-U
UTF-8 でエンコードされたファイルを出力します。-f オプションと併用すると、出力ファイルは UTF-8
でエンコードされます。
-v
冗長モードで実行します。複数の -v オプションを指定すると、冗長性のレベルを高めることができます。
レベルが高ければ高いほど、出力は冗長になります。現在のレベルは最大で 5 です。
-Z
予約オプションです。
終了ステータス
次に、jbverify の終了時に表示される可能性があるエラー番号を示します。
ENWTAPE (51)
ELOADDETECT (52)
EMEMORY (53)
ESRCEMPTY (54)
EDSTFULL (55)
EUNLOAD (56)
EUNKNOWN (57)
ERDLABEL (58)
ESPAWN (59)
EREAP (60)
ELOADED (61)
ECONNECT (62)
ETAPE(40)
EBASICTEST(41)
: tapeexercise の実行時に NetWorker テープが見つかりました。
: デバイスのロード状況を検出できません。
: メモリ不足です。
: ソーススロットが空です。
: デスティネーションドライブがいっぱいです。
: アンロード中にエラーが発生しました。
: 予期しないエラーが発生しました。
: ラベル読み取り操作中にエラーが発生しました。
: 起動操作中にエラーが発生しました。
: tapeexercise プログラムの取得中にエラーが発生しました。
: ドライブがロード済みです。
: 接続操作中にエラーが発生しました。
: tapeexercise 中にテープデバイスでエラーが発生しました。
: tapeexercise 中に基本テストでエラーが発生しました。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
117
jbverify(8)
EEOTTEST(42)
EFSFTEST(43)
: tapeexercise 中に EOT テストでエラーが発生しました。
: tapeexercise 中に FSF テストでエラーが発生しました。
使用例
すべてのデバイスを tapeexercise なしでテストする :
すべてのスタンドアロンデバイスおよびジュークボックスデバイスをテストするには、以下のように、オ
プションを何も指定せずに、jbverify を実行します。
jbverify
すべてのデバイスを冗長メッセージ付きでテストするには、次のように、 -v オプションを必要な回数使
用します。
jbverify -v -v -v
スタンドアロンデバイスだけを対話モードでテストするモード :
スタンドアロンデバイスだけをテストするには、以下のように、-d オプションを使用します。-i で対話
モードを設定します。
jbverify -d -i -l
-i オプションを使用する場合は、-l オプションを指定する必要があります。リモートデバイスでは、対
話モードがサポートされていないためです。
ジュークボックスデバイスだけをテストする
ジュークボックスデバイスだけをテストするには、以下のように、-j オプションを使用します。
jbverify -j -v -v
出力結果をファイルにリダイレクトする
jbverify の出力結果をファイルにリダイレクトするには、以下のように、-f オプションを使用します。
jbverify -j -f output.jbv -v -v -v
リモートホストをテストする
ホスト A および B 上にあるすべてのジュークボックスデバイスをテストするには、以下のように、-H オプ
ションを使用します。
jbverify -H A -H B -j -f outputfile
上記のコマンドでは、ホスト A と B の両方にあるジュークボックスデバイスだけがテストされ、出力結果
が outputfile にリダイレクトされます。
118
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbverify(8)
クワイエットモードで実行する
jbverify をクワイエットモードで実行するには、以下のように、-q オプションを使用します。
jbverify -q
上記のコマンドでは、最終ステータスレポートが出力されるだけです。ローカルの jbverify を冗長モード
で実行し、すべてのリモート操作をクワイエットモードで実行するには、以下のように、-Q オプションを使
用します。
jbverify -v -v -v -Q
上記のコマンドでは、すべてのローカル操作について冗長出力が行われますが、リモート操作については
何も出力されません。リモート操作のステータスは、最終ステータスレポートに表示できます。
ロード / アンロード操作時の再実行回数を指定する
エラー発生時の再実行回数を指定するには、以下のように、-r オプションを使用します。
jbverify -j -r 10 -S 12 -v
上記のコマンドでは、ジュークボックスのスロット 12 がロードおよびアンロード操作に使用され、エラー
発生時に 10 回再実行されます。
テープに対して tapeexercise を実行する
デバイスにロードされたテープに対して tapeexercise を実行するには、以下のように、-t オプションを
使用します。
jbverify -j -S 12 -t -v
ファイル
/nsr/res/nsr.res
参照先
NetWorker リソースデータベースです。
jbconfig(8), jbexercise(8), nsrjb(8), nsr_device(8), nsr_jukebox(5),
nsr_storage_node(5), tapeexercise(8)
診断
以下に、jbverify で表示される可能性があるエラーメッセージ、メッセージの意味、および可能な解決策を示し
ます。
無効なリソースデータベースファイルです。
jbverify でデバイスに関するリソース情報を NetWorker RAP データベースから取得できませんでした。
NetWorker サーバが稼働しているかどうか、また、現在のホストから接続できるかどうかをチェックして
ください。
テープ動作確認の基本テストが失敗しました。
ロードされたテープ上で、tapeexercise の基本テストが失敗しました。詳細については、
tapeexercise (1m) を参照してください。
-i と -u の両方を同時に指定することはできません。
-i および -u オプションを同時に指定することはできません。どちらかを選択し、操作を再実行してくだ
さい。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
119
jbverify(8)
スロットをスタンドアロンデバイスに使用できません。無視します ...
-S オプションは、ジュークボックスに対してのみ有効です。このメッセージは、オプションが無視されて
いることを警告するだけです。
リモートデバイスの対話モードでは、実行できません。-- -l を使用してください。
-i オプションは、現在、ローカルデバイスでのみサポートされています。ローカルデバイスだけをテスト
するには、-l を指定します。
サーバに接続できませんでした。終了します ...
リモートの jbverify が何らかの理由でメインの jbverify に接続できませんでした。他のエラーメッ
セージを確認して原因を究明してください。
サーバソケットを確立できませんでした。終了します ...
jbverify がソケットを開いてリモートの jbverify からのリクエストを受信できませんでした。以前の
エラーメッセージを確認して問題の原因を究明してください。
制御ポート情報を抽出できませんでした。
jbverify は、RAP データベースから取得したジュークボックスのリソース情報を解析できませんでした。
NetWorker の RAP データベースが破損している可能性があります。Net-Worker 管理コンソールでジュー
クボックスリソースの内容を表示できるかどうかをチェックしてください。操作を再実行してください。
ジュークボックス定義内の制御ポートが見つかりませんでした。
jbverify は、RAP データベースから取得したジュークボックスのリソース情報を解析できませんでした。
NetWorker の RAP データベースが破損している可能性があります。Net-Worker 管理コンソールでジュー
クボックスリソースの内容を表示できるかどうかをチェックしてください。操作を再実行してください。
有効なドライブ <name> がデータベースに見つかりませんでした。
テスト対象のデバイスは指定されましたが、そのデバイスが NetWorker のリソースデータベースに見つ
かりませんでした。デバイス名を間違って指定していることがよくあります。デバイス名は、プレフィッ
クスの "rd=..." が付いている場合はそれも含めて、NetWorker デバイスリソースに指定されている名
前に正確に一致している必要があります。
ジュークボックス <name> がデータベースに見つかりませんでした。
テスト対象のジュークボックスは指定されましたが、そのジュークボックスが NetWorker のリソース
データベースに見つかりませんでした。ジュークボックス名を間違って指定していることがよくあります。
名前は、プレフィックスの "rd=..." が付いている場合はそれも含めて、NetWorker ジュークボックス
リソースに指定されている名前に正確に一致している必要があります。
このテープのブロックサイズを取得できませんでした。
このテープに定義されたブロックサイズが見つかりませんでした。通常は、デフォルト値の 32K が使用さ
れます。
テープ動作確認の EOT テストが失敗しました。
ロードされたテープ上で、tapeexercise の EOT テストが失敗しました。詳細については、
tapeexercise(1m) を参照してください。
ホスト <name> 上で checkmedia 処理中にエラーが発生しました。
リモートの jbverify によって、デバイスのステータスのチェック中にエラーが出力されました。詳細に
ついては、以前のエラーメッセージを参照してください。
エラーが発生しました。ディレクトリ <name> が存在しません。
このメッセージは、ディスクファイルドライブの処理時、指定したディレクトリがない場合に、出力され
ます。
ドライブ <name> からのテープの排出中にエラーが発生しました。
スキップします ... 指定したドライブでテープの排出中に問題が発生しました。jbverify では、このデ
バイスのテストがスキップされ、行の次のデバイスで処理が続行されます。
120
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbverify(8)
ラベル読み取り処理中にエラーが発生しました。
テストを続行できません。ロードされたテープからのデータの読み取り中に問題が発生しました。以前の
エラーメッセージをチェックして原因を究明してください。
resdb_query でデバイス情報の取得中にエラーが発生しました。
jbverify でデバイスに関するリソース情報を NetWorker RAP データベースから取得できませんでした。
NetWorker サーバが稼働しているかどうか、また、現在のホストから接続できるかどうかをチェックして
ください。
resdb_query でジュークボックス情報の取得中にエラーが発生しました。
jbverify でジュークボックスに関するリソース情報を NetWorker RAP データベースから取得できません
でした。NetWorker サーバが稼働しているかどうか、また、現在のホストから接続できるかどうかを
チェックしてください。
アンロード中にエラーが発生しました。ドライブ <num> (<name>)、スロット <num> です。
指定したドライブのアンロード処理中にエラーが発生しました。以前のエラーメッセージをチェックして考
えられる原因とエラー番号を確認してください。冗長モードのレベルを高めて操作を再実行してください。
ジュークボックスドライブ <name> のアンロード中にエラーが発生しました。
指定したドライブのアンロード中にエラーが発生しました。他のエラーメッセージをチェックして原因を
確認してください。
ドライブ <name> からのテープ排出中にエラーが発生しました。デバイスがオフラインです。
排出処理中に NetWorker プロセスによってエラーが出力されましたが、テープは排出されたように見え
ます。jbverify によって、スロットへのテープのアンロードが続行されます。
テープ動作確認の FSF テストが失敗しました。
ロードされたテープ上で、tapeexercise の FSF テストが失敗しました。詳細については、
tapeexercise (1m) を参照してください。
xdr ストリームを作成できませんでした。
通常、このメッセージはシステムに十分な物理メモリがないことを表します。詳細については、以前のエ
ラーメッセージをチェックしてください。
ドライブ < 名前 > にロードされたボリュームが、<num> 回試行しても検出できませんでした。
中止します ... テープをドライブに挿入後、ロードされたテープドライブを検出できませんでした。このエ
ラーは、ドライブが遅く、遅延時間が少なすぎる場合に、発生する可能性があります。-r オプションの引数
の値を大きくするか、ジュークボックスリソースのロードスリープ属性を大きくして、再実行してください。
リモートの jbverify からの接続リクエストを取得できませんでした。errno: <num>
jbverify は、リモートの jbverify を起動し、リモートの jbverify による jbverify への接続を
待っていましたが、接続リクエストを取得することなくタイムアウトしました。他のエラーメッセージを
確認して原因を究明してください。よくある原因の 1 つは、jbverify を実行しているマシンに、リモー
トマシン上で実行をリクエストする権限がないことです。権限を取得するには、リモートマシン上で
nsrexecd を "-s <local machine name>" を指定して起動する必要があります。詳細については、こ
のマニュアルページのメインセクションの例を参照してください。
メディアのチェックに対する応答をリモートホスト <name> から取得できませんでした。
jbverify は、デバイスのステータスのチェックに対するリクエスト時に、リモートの jbverify からの
応答を取得できませんでした。原因として、リモートの jbverify が強制終了または異常終了したか、リ
モートマシンがダウンしたか、ネットワーク上の問題が発生したかのいずれかが考えられます。マシンに
ping を実行できるかどうかをチェックし、再実行してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
121
jbverify(8)
stat パケットを取得できませんでした。
jbverify は、期待されたステータスパケットをリモートの jbverify から取得できませんでした。原因
として、リモートの jbverify が強制終了または異常終了したか、リモートマシンがダウンしたか、ネッ
トワーク上の問題が発生したかのいずれかが考えられます。マシンに ping を実行できるかどうかを
チェックし、再実行してください。
リクエストパケットをサーバから読み取ることができませんでした。
リモートの jbverify は、リクエストパケットをメインの jbverify から取得できませんでした。原因と
して、メインの jbverify が強制終了または異常終了したか、マシンがダウンしたか、ネットワーク上の
問題が発生したかのいずれかが考えられます。マシンに ping を実行できるかどうかをチェックし、再実
行してください。
出力結果を <name> にリダイレクトできませんでした ( エラー番号 <num>)。
システムコールが失敗しました。冗長モードで実行し、エラー番号とメッセージをサポートに連絡してく
ださい。
FMEDIA をソケット <num> で送信できませんでした ( エラー番号 <num>)。
jbverify は、デバイスステータスのチェックリクエストをリモートの送信できませんでした。原因とし
て、リモートの jbverify が強制終了または異常終了したか、リモートマシンがダウンしたか、ネット
ワーク上の問題が発生したかのいずれかが考えられます。マシンに ping を実行できるかどうかをチェッ
クし、再実行してください。
tapeexer を起動できませんでした。
NetWorker バイナリ tapeexer を実行できませんでした。バイナリが存在しているかどうか、またバイ
ナリに適切な権限が設定されているかどうかを確認してください。他のエラーメッセージをチェックして
原因を確認してください。
nsrexec を開始できませんでした ( エラー番号 <num>)。
jbverify は、ローカルマシン上で nsrexec プロセスの起動に失敗しました。以前のエラーメッセージを
調べて原因を確認してください。原因として、nsrexec バイナリが見つからない、実行パーミッションが
ない、ファイルが破損している、などが考えられます。
<host> に対するリモート jbverify の開始に失敗しました ( エラー番号 <num>)。
jbverify は、リモートマシン上で jbverify ついては、これ以前のメッセージを確認してください。原
因として、nsrexecd がリモートマシン上で動作していない、nsrexecd が 6.1 より前のバージョンであ
る、サーバではなく、リモートマシン上でリクエストの実行を許可されていないマシンで jbverify を実
行している、などが考えられます。最後に挙げた原因は、リモート nsrexecd を「-s<server> -s
<machine>」オプションを指定して実行することによって解決できます。このオプションの指定で、
<server> は NetWorker サーバマシン、<machine> は、jbverify を実行しているマシンです。詳細に
ついては、このマニュアルページのメインセクションにある説明と例を参照してください。
-d オプションを指定する場合は、-i と -u のどちらかを指定する必要があります。
-d オプションは、-i オプション ( 対話モード )、または -u いずれかと一緒に指定する必要があります。
どちらか 1 つを選択して操作を再試行してください。
無効なオプション <option> が指定されました。
無効なオプションが指定されました。-h オプションを使用して有効なオプションのリストを取得してください。
malloc のエラーです。
システムが物理メモリ不足です。jbverify は、操作に必要なメモリを割り当てるのに失敗しました。一
部のアプリケーションを終了して、操作を再試行するか、マシンのメモリ容量を増やしてください。
NetWorker テープ (< ラベル >) がドライブにあります。テストを続行できません。
ドライブに、指定された NetWorker ラベルが付いたテープがあります。-t オプションを指定して
jbverify を実行する場合、tapeexercise プログラムを正常に実行するには、Net-Worker ラベルが付
いていないテープが必要です。NetWorker 以外のテープがどのスロットにもない場合、スロットの 1 つに
テープを挿入し、操作を再試行してください。
122
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbverify(8)
このデバイス <name> のブロックサイズが見つかりません。
jbverify は、このデバイス用に定義されたブロックサイズを NetWorker データ ベースで見つけること
ができませんでした。このメッセージは、通常、デフォルト値の 32K がこのデバイス用に使用されることを
意味します。
有効なスタンドアロンデバイスが見つかりません。
現在の構成には、スタンドアロンデバイスが定義されていません。このメッセージは、ただ情報を通知す
るだけです。
有効なジュークボックスがデータベースに見つかりません。
現在の構成には、ジュークボックスが定義されていません。
このメッセージは、ただ情報を通知するだけです。
スロット <num> にテープがありません。終了します ...
-S が指定されており、指定されたスロットにテープがない場合、jbverify はこのメッセージを通知し、
終了します。スロットにテープを入れるか、テープが入っている別のスロットを指定して、操作を再試行
してください。
resdb の問い合わせが失敗しました ( エラー :<errmsg>)。
NetWorker データベースに対する RAP 問い合わせが失敗しました。NetWorker サーバが起動して実行し
ているかどうか、また、NetWorker サーバに現在のホストから到達可能かどうかをチェックしてください。
選択するスロットがなくなりました。終了します ...
テープをジュークボックスデバイスにロードするのに使用するスロットを見つけようとしましたが、使用で
きるスロットがありませんでした。-t オプションを指定して実行する場合、jbverify は、NetWorker ラ
ベルが付いていないテープがあるスロットを見つける必要があります。これは、テープがメディアデータ
ベースにない場合でも、NetWorker テープを上書きしないようにするためです。
無効なリクエストをサーバから受信しました ( タイプ : %d)。
jbverify は、メイン jbverify から予期しないリクエストを受け取りました。これは、関係する 2 つの
マシンが異なるバージョンの jbverify を実行している場合に起こることがあります。2 つのマシンが実
行する jbverify のバージョンを確認し、同じバージョンの jbverify を実行するようにしてください。
また、このメッセージがメモリ破損を意味する場合もあります。冗長レベル 5 で操作を再試行し、エラー
がまだ発生する場合は、ログを Legato カスタマサポートに送信してください。
リモートホスト <name> から不明なパケットを受信しました。
jbverify は、リモート jbverify から予期しないパケットを受け取りました。このメッセージがメモリ
破損を意味する場合もあります。冗長レベル 5 で操作を再試行し、エラーがまだ発生する場合は、ログを
Legato カスタマサポートに送信してください。
テープの動作確認で SCO 位置テストが失敗しました。
ロードされたテープ上で、tapeexercise の SCO 位置テストが失敗しました。詳細については、
tapeexercise (1m) を参照してください。
無効なドライブ <name> をスキップします。
jbverify は、現在、NetWorker で使用不可になっているドライブはテストしません。今後、-a オプ
ションを有効にすると、使用不可のドライブをテストできます。
リスト上の次のドライブにスキップします ...
ロード / アンロードエラーが発生すると、jbverify は、ドライブのテストを中止し、リストにある次の
ドライブに移動してテストを続けます。
スロット <slot num> には NetWorker テープがあります。
-t オプションが使用されていますが、ドライブのロード元であるスロットに NetWorker テープが含まれ
ていました。-S オプションが使用されている場合、これは致命的エラーになります。使用されていない場
合は、jbverify は、他のスロットを試し、NetWorker 以外のテープが見つかるかどうかを調べます。
スロットは有効な番号である必要があります。
-S オプションで指定されるスロットは実数である必要があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
123
jbverify(8)
ソーススロット <slot num> は空です。
-S オプションが使用されていますが、指定されたスロットにテープがありませんでした。テープが入って
いるスロットを指定してください。-t オプションも使用している場合は、NetWorker 以外のテープが
入っているスロットを指定してください。
tapeexer 実行ファイルが見つかりませんでした。
tapeexer 実行ファイルが見つかりませんでした。存在するかどうかを確認してください。
tapeexer はシグナル <num> で終了しました。
tapeexer プロセスは、表示されたシグナルで強制終了されました。
tapeexer は終了コード <num> で異常終了しました。
tapeexer プロセスは、表示された終了コードで異常終了しました。
<name> の tapeexercise が終了ステータスなしで終了しました。
jbverify は、tapeexer プロセスの終了ステータスを取得できませんでした。これはまれなケースで、
OS にバグがない限り決して発生しません。
リモートプロセスを認証できません。
jbverify は、リモートプロセスからの接続リクエストを認証できませんでした。
ジュークボックス名を取得できません。次にスキップします ...
jbverify は、指定されたジュークボックスの名前をジュークボックスリソースで見つけることができま
せんでした。ジュークボックスリソースが破損していないかチェックし、必要な場合は、NetWorker リ
ソースディレクトリを復元してください。
デバイスがジュークボックスに見つかりません。
jbverify は、ジュークボックス用に構成されたデバイスを見つけられませんでした。NetWorker の使用
可能なジュークボックスにデバイスが定義されていないということは、通常ありえないため、これはエ
ラー状態です。NetWorker 構成をチェックし、再度 jbverify を実行してください。
<name> のデバイス情報を取得できません。
jbverify は、このデバイスの情報を NetWorker データ ベースで見つけることができませんでした。デ
バイス名が Net-Worker リソースで定義されている名前と正確に一致しているかどうかを、リモートデバ
イス / ジュークボックスの場合はプレフィックスの 'rd=...' も含めてチェックしてください。
ジュークボックス名を取得できません。次にスキップします ...
jbverify は、RAP データベースから取得したジュークボックスのリソース情報を解析できませんでした。
NetWorker の RAP データベースが破損している可能性があります。Net-Worker 管理コンソールで
ジュークボックスリソースの内容を表示できるかどうかをチェックしてください。再実行してください。
テープは、ロード済みと思われるため、ドライブ <num> (<name>) にロードできません。
jbverify はロードを試す前にテープをアンロードしたはずですが、指定されたドライブにテープが含ま
れています。これは、ドライブがジュークボックス内で正しい順番で構成されていない場合に、起こる場
合があります。ドライブの順番が NetWorker 内で正しく構成されているかチェックしてください。
connlst に対して malloc を実行できません ( エラー番号 :<num>)。
システムが物理メモリ不足です。操作に必要なメモリを割り当てることができませんでした。一部のアプ
リケーションを終了し、操作を再実行するか、またはマシンのメモリ容量を増加してください。
<name> を開くことができません ( エラー番号 :<num>)。
-f オプションで指定したファイルを開くことができません。権限があるかどうかを確認してください。
デバイスがまだロードされているため、ドライブ < 番号 >(< 名前 >)のテストをジュークボックス < 名前 > で続
行できません。
指定したドライブが、アクセス前にアンロードされたにもかかわらず、ロードされていることがわかりま
した。他のアプリケーションがこのジュークボックスを使用しているかどうかをチェックしてください。
124
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
jbverify(8)
また、エラーメッセージを参照するか、より高いレベルの冗長モードで実行することにより、jbverify
による以前のアンロード処理が失敗しているかどうかも確認してください。
ドライブ < 番号 >(< 名前 >)をアンロードできません。正しく構成されていない可能性があります
指定したドライブをアンロードできません。このエラーは、ドライブがジュークボックスに正しい順番で
構成されていない場合に、発生する可能性があります。ドライブの順番が NetWorker で正しく構成され
ているかどうかをチェックしてください。
状態が不明です。終了します ...
ロードのステータスを特定できません。このエラーは、メモリが破損している場合に、発生する可能性が
あります。再実行し、失敗する場合は、サポートに連絡してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
125
jbverify(8)
126
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
JOBKILL(8)
Maintenance Procedures
JOBKILL(8)
名前
jobkill - NetWorker ジョブ終了プログラム
形式
jobkill [ -s server ] [ -c <client> ] [ -t <job type> ] [ -f <output_file> ]
[ -T <timeout> ]
jobkill [ -s server ] [ -f <output_file> ] [ -T <timeout> ] -j <jobid>
jobkill [ -s server ] [ -c <client> ] [ -t <job type> ] [ -f <output_file> ]
[ -T <timeout> ] -i <input_file>
説明
jobkill ユーティリティを使用すると、管理者はジョブ ID を指定することによって個々のジョブを強制終了した
り、指定したタイプの実行中ジョブや所定のクライアントで実行中のジョブをジョブデータベースに問い合わせて、
対話式プロンプトから強制終了できます。引数を指定しないと、jobkill は実行中のすべてのジョブを問い合わせ
ます。基準を満たしている実行中のジョブがない場合、jobkill は通知せずに終了します。
すべてのモードで、jobkill は「-s <server>」オプションを使用して、nsrjobd が実行されているサーバを指
定し、
「-f <file>」を使用して、出力の送信先となるファイルを指定します。
「-i <input file>」モードでは、
stdin から読み取られる入力に対して「-」がサポートされます。引数を指定せずに「-w」を使用すると、リモー
トジョブがすべてのリクエストに従うまで jobkill が nsrjobd のステータスをポーリングします。
jobkill を実行するには、root である必要があります。ジョブを終了するには、Operate NetWorker 権限が必
要です。
デフォルト動作の jobkill は、nsrjobd が終了リクエストを確認すると、成功したことを報告します。通常、
obkill は、終了リクエストが完了するまで待機しません。これは、終了処理が非同期な特性を持つこと、および
jobkill と強制終了されるジョブの間に親子関係が存在しないことによります。-w は、ジョブのステータスを
ポーリングして、実際の終了オペレーションの成功または失敗を検出するオプションですが、ジョブがリクエスト
に従うまで数分かかることがあることに注意してください。このオプションは、非対話形式モード(特に、入力
ファイルに指定されたジョブ ID のリスト)で使用することを意図しています。対話形式モードでは、jobkill の
プロンプトで「r」(更新)コマンドを使用して、ジョブが正常に終了したかどうかを簡単に確認できます。
jobkill は、nsrjobd との間のチャネルをリスンしているすべてのものを終了できます。つまり、savegrp 全体
と nsrjobd によって生成されたすべてのワーカージョブの両方を終了できます。手動で開始されたジョブは強制終
了できません(savegrp などのクリエータジョブは除きます)。jobkill によって終了したジョブには、属性
「Reason job was terminated:」に「Kill request from jobkill utility」が設定され
ます。
オプション
-s server
アクセスする NetWorker サーバの名前です。適切な権限レベル(Operate NetWorker)が強制的に適
用されます。
-c client
対話形式モードでは、指定したクライアントで実行中のジョブのみにクエリーを限定します。より狭い範
囲に結果のリストを絞る場合、-t と合わせて使用できます。
-j job id
終了するジョブの単一ジョブ ID。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
127
JOBKILL(8)
-t job type
対話形式モードでは、指定したタイプの実行中ジョブのみにクエリーを限定します。より狭い範囲に結果
のリストを絞る場合、-c と合わせて使用できます。
-T timeout
強制的なシャットダウンシグナル(kill -9 と同じ)を発行するまで待機する秒単位のタイムアウト。
-i input file
終了するジョブ ID が含まれる入力ファイル。「-」は、stdin を指定します。
-f output file
出力の送信先のファイル。
-w
ジョブが終了するまで待機してから終了します。nsrjobd とのやり取りにおける非同期的な特性から、通
常、エラーなしでシグナルがチャネルに送信されたことを nsrjobd が示すと、jobkill は成功したもの
とみなします。ジョブが実際に終了するまでにはさらに時間がかかる場合があります。対話形式モードで
は、r(更新)を使用して、ジョブがまだアクティブな状態であるかを確認できます。-w を使用すると、
すべての終了リクエストが従うまで、jobkill はジョブのステータスを nsrjobd にポーリングします。
このオプションは、非対話形式モードのオペレーションで使用します。
使用例:
1) 個々のジョブを強制終了する場合
jobkill -j jobid
2) nsrjobd へのクエリーを実行し、プロンプトでジョブ ID を指定する場合
jobkill [ -c <client> ] [ -t <type> ]
3) 入力ファイルを使用して、複数のジョブを一度に強制終了する場合
jobkill -i <input_file>
128
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
JOBQUERY(8)
Maintenance Procedures
JOBQUERY(8)
製品名(A-Z)
jobquery - NetWorker ジョブデータベースクエリープログラム
形式
jobquery [ -s サーバ ] [ -i ファイル ]
jobquery [ -s サーバ ] [ クエリ ]
機能説明
jobquery コマンドは、NetWorker サーバのジョブデータベースへのクエリーに使用するコマンドラインベースの
プログラムです。このインタフェースは、nsradmin プログラムのインタフェースに類似しています。
オプション
-i file
入力コマンドは、標準入力からではなく file から取得します。このモードでは、対話式プロンプトは出
力されません。
-s server
指定された NetWorker サーバへの接続を開始します。
レコード
各ジョブデータベースエントリーは、指定された属性リストで構成されています。各属性には、ゼロ以上の値を指
定できます。属性の名前と値は、すべて印刷可能な文字列として表されます。大文字と小文字は区別されません。
また、名前と値を除き、スペースは無視されます。
属性と属性リストを指定する形式は、次のとおりです。
attribute ::= name [ :value [ , value ]* ]
属性は、コロンの後にゼロ個以上の値が後に続き、各値はコンマで分離します。行の終わりにあるコンマ
は、次の行への継続を表します。
attribute list ::= attribute [ ; attribute ]*
属性リストは、セミコロンで分離された 1 つ以上の属性から構成されます。行の終わりにあるセミコロン
は、次の行への継続を表します。改行の前にコンマまたはセミコロンがないと、そのリストは終了します。
以下は、属性リストの例です。
name: "nyx.lss.emc.com:Probe";
type: savefs job;
jobid: 480435;
属性と属性リストの詳細については、resource(5) および nsr_resource(5) のマニュアルページを参照してく
ださい。
コマンド
各入力プロンプトで、jobquery に、コマンド名とオプション引数を指定する必要があります。コマンド名は、最も
短い固有の文字(たとえば print を p)に短縮できます。コマンド引数は常に、属性リストの形式で指定します。
all
ジョブデータベースにあるすべてのエントリーが表示されます。
help
使用可能なすべてのコマンドの使用方法を出力します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
129
JOBQUERY(8)
print [query]
現在のクエリと一致するリソースを出力します。query が指定されている場合は、それが現在のクエリにな
ります。名前が、現在の表示リスト用に指定されている場合、指定された名前の属性だけが表示されます。
exit
jobquery を終了します。
show [name; ...]
名前リスト(実際には値のない属性リスト)が指定されている場合は、表示リストにそれらの名前を追加
します。これらの属性だけが後続の print コマンドで表示されます。名前リストがない場合は、表示リス
トがクリアされ、その結果すべての属性が表示されます。
types
すべての既知のタイプのリストを出力します。
. [query]
このコマンドは、query が指定されていないと、クエリの結果を表示せずに現在のクエリを設定します。
指定されている場合は、現在のクエリ、表示リスト、サーバのバインド、およびオプションを表示します。
使用例
print type:savefs job
savefs job タイプのエントリーをすべて出力し、それを現在のクエリーにします。
show type; name
表示リストに、属性 type および name だけを表示します。
参照先
nsr_resource(5)、 resource(5)、 nsradmin(8)
診断
以下に、重要な終了ステータス値を示します。
130
0
プログラムは正常に終了しました。
1
使用方法のエラー、またはクエリー以外のエラーが発生しました。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lcmap(8)
Maintenance Procedures
lcmap(8)
製品名(A-Z)
lcmap - クラスタ内のパス所有権の設定
形式
lcmap
機能説明
クラスタ環境内の NetWorker ソフトウェアで、適切な物理的または仮想的なクラスタクライアントへの保存パス
(ファイルシステムまたは raw デバイス)のマッピングを設定する必要があります。これによって、確実にデータ
が適切な NetWorker クライアント名に保存され、現在の物理ホストに関係なく、仮想 NetWorker クライアント
のリカバリが容易になります。パス所有権解決によって、Net-Worker サーバは、構成ディレクトリが含まれたク
ラスタ内の仮想サービスと同一にみなすことができます。また、クラスタソフトウェアに制御されている場合、可
用性の高いアプリケーションになることができます。
プラットフォームおよびクラスタに固有の lcmap スクリプトは、NetWorker ソフトウェアを可用性の高い構成に
する場合に、networker.cluster(8) スクリプトを実行すると、インストールされます。lcmap スクリプトで
は、クラスタソフトウェアに照会が実行され、パス所有権情報が、クラスタにもプラットフォームにも依存しない
EMC リソース管理プラットフォーム (RAP) 形式で、stdout に出力されます。lcmap スクリプトは、パス所有権情
報の設定または更新が必要な場合、NetWorker ソフトウェアによって呼び出されます。出力の形式は、NetWorker
で内部的に設定されていて、リリース間で変化する可能性があります。lcmap スクリプトは、手動で変更しないで
ください。
使用例
以下に、lcmap スクリプトからの出力例を示します。
type: NSR_CLU_TYPE;
clu_type: NSR_LC_TYPE;
interface version: 1.0;
type: NSR_CLU_VIRTHOST;
hostname: chase;
owned paths: /global/chase/nsr;
type: NSR_CLU_VIRTHOST;
hostname: hunt;
owned paths: /global/hunt/data1, /global/hunt/data2;
参照先
save(8)、 savegrp(8)、 pathownerignore(5)、networker.cluster(8)
NetWorker 管理者ガイド
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
131
lcmap(8)
132
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
ldunld(8)
Maintenance Procedures
ldunld(8)
製品名(A-Z)
ldunld - テープデバイスのロードまたはアンロード
形式
ldunld { -u | -l } [ -a b.t.l ]
機能説明
ldunld プログラムでは、load コマンドまたは unload コマンドが指定のデバイスに送信されます。
オプション
-a b.t.l
特定の序数の SCSI アドレスを選択します。b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、l はターゲット
上の SCSI 論理ユニット番号(LUN)です(libscsi(8) を参照)。これは必須のオプションです。
参照先
-u
メディアを指定のデバイスからアンロードします。
-l
メディアを指定のデバイスにロードします。
libscsi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
133
ldunld(8)
134
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lgtolic(8)
Maintenance Procedures
lgtolic(8)
製品名(A-Z)
lgtolic - EMC ライセンスユーティリティコマンド
形式
lgtolic
lgtolic
lgtolic
lgtolic
lgtolic
[ -s サーバ ] -c イネーブラコード
-i [ -m ホストファイルディレクトリ ]
[ -s サーバ ] -l
[ -s サーバ ] -u イネーブラコード -a 認証コード
[ -s サーバ ] -v イネーブラコード
機能説明
lgtolic コマンドは、ライセンスリソースデータベースに保存されている EMC ライセンスを操作するために使用し
ます。ライセンスリソースデータベースは、EMC ライセンスデーモンによって管理されます。ライセンスデーモン
の説明については、lgtolmd(8) を参照してください。
オプション
-a authorization_code
指定された認証コードでライセンスを認証し、恒久的に有効にします。以下のオプションを使用して、認
証するライセンスを指定します。-u および -a。本製品の認証コ―ドをネット上で入手するには、Web ブ
ラウザで customernet.emc.com のページを開き、必要な各認証コ―ドのイネーブラコードを入力しま
す。認証コードの別の取得方法など、ライセンスに関する詳細については、本製品の「インストールと管
理ガイド」、および最新版の「リリースサプリメント」を参照してください。
-c enabler_code
指定したイネーブラコードのライセンスを作成します。イネーブラコードは、本製品を購入する際にお客
様に付与されるイネーブラ証明書に記載されます。各ライセンスを恒久的に有効にするには認証コードが
必要です。
-i
このコマンドが実行されているマシンのホスト ID を出力します。
-l
ライセンスリソースデータベースに現在保存されているすべての EMC 製品ライセンスのリストを表示します。
-m hostfile_dir
ホスト ID ファイルがあるディレクトリを指定します。このオプションを指定すると、このディレクトリにあ
るホスト ID ファイルのホスト ID のリストに基づいて、複合ホスト ID が生成されます。このオプションは、
ライセンスマネージャがクラスタマシンにインストールされている場合、または NT マシン上でホスト ID を
セキュリティ ID ベースではなく IP アドレスベースにする場合に役立ちます。NetWorker の場合、ホスト
ID ファイルの一般的なディレクトリは /nsr/res です。Net-Worker サーバがインストールされていない
マシンで実行されているスタンドアロンのライセンスマネージャの場合、一般的なパスは /nsr/lic/res で
す。ホスト ID ファイルにおけるホスト ID リストの形式は次のとおりです。hostid1:hostid2:hostid3
ここで、ホスト ID は 16 進文字列です。ホスト ID ファイルを指定するには、このオプションを使用する必
要があります。
-s server
対象データベースを管理するライセンスデーモンのホスト名、RPC プログラム番号、およびバージョンを
指定します。ライセンスデーモン情報は次のようなフォーマットで表示されます。
< hostname >:< rpc_number >:< version >
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
135
lgtolic(8)
注:「-s サーバ」オプションを指定しない場合、lgtolic は出荷時の状態の製品が使用するデーモンに対
応付けられているデフォルト値を使用します。ホスト名の現在のデフォルトは localhost、RPC プログラ
ム番号のデフォルトは 390115、RPC バージョン番号のデフォルトは 2 です。環境変数を使用してこれら
3 つのデフォルト値を変更することもできます。LMD_HOSTNAME では、ライセンスデーモンが実行されて
いるマシンのデフォルトのホスト名を変更します。LMD_PROGNUM では、ライセンスデーモンに接続する
ためのデフォルトの RPC プログラム番号を変更します。この環境変数は使用しないでください。
LMD_VERSION では、ライセンスデーモンに接続するためのデフォルトの RPC バージョン番号を変更しま
す。次の例では、デフォルトのホスト名と RPC プログラム番号を使用しますが、RPC バージョン番号 1 を
使用してすべてのライセンスのリストを表示します。
例:lgtolic -s "::1" -l
代替マシン上のライセンスデーモンを指定するには、-s <hostname> オプションを使用します。
-u enabler_code
インストールされているライセンスを、コマンドラインで -a オプションを使用して指定された認証コード
で更新します。
-v enabler_code
指定されたイネーブラコードを解読します。生成される出力には、ライセンス名、タイプ、シリアル番号、
およびカウントに関する情報が含まれます。
注記
-s オプションで指定されたデーモン情報は、次の環境変数を使用して取得することもできます。
LMD_HOSTNAME は、ライセンスデーモンのホストの名前です。
LMD_PROGNUM は、ライセンスデーモンのプログラム番号です。
LMD_VERSION は、ライセンスデーモンのバージョン番号です。
診断
プログラムが登録されていません
lgtolmd が実行されていません。
不明なホスト
デフォルトのホスト名が無効であるか、または -s オプションで指定されたホスト名が無効です。
参照先
136
lgtolmd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lgtolmd(8)
Maintenance Procedures
lgtolmd(8)
製品名(A-Z)
lgtolmd - Legato ライセンスデーモン
形式
lgtolmd -p 製品 -n バージョン
機能説明
lgtolmd デーモンは、RPC ベースのライセンスサービスです。このサービスにより、アプリケーションがライセン
スデータを保存、操作できるようになります。lgtolmd によって提供される RPC プログラム番号は 390115 です。
プロトコルの複数のインスタンスをサポートする場合、バージョン番号は各アプリケーションに固有となります。
必要なパラメータは、各製品のインストールスクリプトで決定されます。
オプション
-p product
ライセンスデーモンに接続する製品を指定します。現在サポートされている製品は、UNIX プラットフォー
ムで、gems(GEMS デフォルトインストールディレクトリ /gems の場合 ) および opt/SmartMedia
(SmartMedia デフォルトインストールディレクトリ /opt/SmartMedia の場合 ) です。NetWorker の
場合は、UNIX プラットフォームで、nsr/lic (NetWorker デフォルトインストールディレクトリ /nsr
の場合 ) です。
-n version
バージョン番号を指定します。製品によって、固有のバージョン番号を使用します。現在、SmartMedia
はバージョン 2、GEMS Storage Reporter はバージョン 3 を使用します。GEMS と NetWorker はいずれ
もバージョン 1 を使用します。将来的には、すべての EMC 製品が同じライセンスマネージャ、バージョン
番号 1 を使用する予定です。
ファイル
/[product]/res/lgtolm.res
ライセンスデーモンのライセンスリソースを記述する属性です。このファイルは、絶対に手動で削除また
は変更しないでください。
/[product]/res/lictype.res
内部でのみ使用します。このファイルは、絶対に手動で削除または変更しないでください。
/[product]/logs/lgtolmd.log
ライセンスデーモンの診断メッセージや情報メッセージのログファイルです。たとえば、ライセンスの期
限が切れた場合、その情報がこのログとコンソールに出力されます。
参照先
lgtolic(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
137
lgtolmd(8)
138
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libcdi(8)
Maintenance Procedures
libcdi(8)
製品名(A-Z)
libcdi - EMC 共通デバイスインタフェースライブラリ
形式
libcdi
機能説明
libcdi ライブラリは、EMC 共通デバイスインターフェイスライブラリです。
アクセス方法
次に、libcdi ライブラリが現在サポートしているアクセス方法を示します。すべての CDI テストコマンドにおい
て、オプションが指定されていない場合は、デフォルトの方式として OS テープドライバの SCSI パススルー機能が
使用されます。
オプション引数
g
i
m
n
s
t
アクセス方法
古いスタイルの MTIO プラットフォームの汎用機能を使用
iSCSI 機能を使用
NDMP パススルー機能を使用
NDMP テープ機能を使用
OS テープドライバの SCSI パススルー機能を使用
OS テープドライバの IOCTL 機能を使用
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
139
libcdi(8)
140
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libscsi(8)
Maintenance Procedures
libscsi(8)
製品名(A-Z)
libscsi - SCSI デバイスライブラリ
機能説明
SCSI デバイスライブラリは、NetWorker が SCSI デバイスとの通信に使用するインターフェイスのプライベート
セットです。重要:SCSI デバイスの名前は、プラットフォームとは関係なく付けられます。
このライブラリには、いくつかの機能があります。SCSI デバイスの名前は、バス、ターゲット、論理ユニット番号
(LUN)の組み合わせ(b.t.l)で特定されます。ここで、b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、l は、ター
ゲット上での SCSI の LUN です。論理 SCSI バス番号が特定のプラットフォームやハードウェアのバス番号と関係
があるとは考えないでください。より正確に言うと、論理 SCSI バス番号は正の整数の稠密なアドレス空間であっ
て、システムのハードウェア構成が同じである限り整合性が保たれます。ターゲットと LUN の情報は、接続された
SCSI 周辺機器デバイスとその設定に基づきます。プラットフォームによっては、SCSI デバイスをダイナミックに
追加したり取り外したりできますが、キャッシュされたデバイス情報のフラッシュが必要になる場合があります
(lres-can(8) を参照)。
アクセス許可
一般に、デバイスにシステムドライバがない場合は、ユーザがコマンドをそのデバイスに送信するのにシステム権
限は必要ありません。デバイスにシステムドライバがある場合は ( テープドライブなど )、コマンドをデバイスに
送信するのにシステム権限が必要です。
参照先
lrescan(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
141
libscsi(8)
142
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libsji(8)
Maintenance Procedures
libsji(8)
製品名(A-Z)
libsji - 標準ジュークボックスインタフェース(SJI)ライブラリ
機能説明
標準ジュークボックスインターフェイス (SJI) は、NetWorker がジュークボックスとの通信に使用するインター
フェイスのパブリックセットです。一般に、このライブラリの機能は、NetWorker が生成するような SJI コマン
ドを適切な SCSI コマンドに変換することです ( ほとんどのオートチェンジャは SCSI ベースのため )。ただし、
ジュークボックスへの基本的な接続は、このインターフェイスの機能とは無関係です。
このライブラリには、3 つのエントリポイントがあります。
void * sji_open ( char * devname )
devname で指定された SJI 準拠のジュークボックスへのチャネルを開きます。チャネルを開くのに成功した
場合は、void * 型のチャネルトークンが返ります。失敗した場合は、NULL 型のチャネルトークンが返りま
す。デバイス名 devame は、順番に並んだ SCSI アドレスで表します。たとえば、[email protected] となり
ます。ここで、b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、l は、ターゲット上での SCSI の論理ユニット
番号 (LUN) です。EMC デバイスドライバを使用しないプラットフォームの場合は、デバイス名はプラット
フォーム固有のスタイルのデバイス名でもかまいません。たとえば、/dev/sjid1u1 のようになります。
int sji_cmd ( void *token, int cmd, void *arg )
SJI コマンドを sji_open コマンドで開いたデバイスに送信します。
void sji_close ( void *token )
sji_open コマンドの呼び出しによって開いたデバイスへのチャネルを閉じます。
ファイル
SJI ライブラリの場所は、プラットフォームによって異なります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
143
libsji(8)
144
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libstlemass(8)
Maintenance Procedures
libstlemass(8)
製品名(A-Z)
dasadmin
- ADIC/EMASS/Grau サイロ管理ユーティリティ
libstlemass - 通信に使用する共有ライブラリ ADIC/EMASS/Grau サイロ
形式
dasadmin コマンド [ オプション ] [ パラメータ ]
dasadmin.exe コマンド [ オプション ] [ パラメータ ](NT のみ)
libstlemass.so
(Solaris)
libstlemass.so.a (AIX)
libstlemass.sl
(HP-UX)
libstlemass.so.1 (SGI)
libstlemass.so
(DECAXP)
libstlemass.dll (NT i386)
機能説明
このリストは実行可能なすべての dasadmin コマンドではありませんが、NetWorker で使用するコマンドが含ま
れています。詳細については、ADIC、EMASS、Grau の「DAS のインストールと管理」ガイドを参照してください。
5 mo[unt] [ -t タイプ ] volser [ ドライブ名 ]
バーコードラベルが volser のテープを、最初の利用可能なドライブ(ドライブ名が指定されていない場
合)またはドライブ名で指定されたドライブのいずれかにマウントします。テープが DAS_MEDIUM または
ACI_MEDIA_TYPE で定義されているタイプではない場合は、-t タイプオプションを使用してテープをマ
ウントできます。テープのタイプとドライブに定義されたタイプとが一致しない場合、サイロはテープを
ロードしません。使用するドライブは、テープをマウントまたはアンマウントする前に、割り当てる必要
があることに注意してください。参照先 listd および allocd(後述)
dism[ount] [ -t type ] volser | -d drive-name
volser で指定されたテープか、ドライブ名で指定されたドライブ内にあるテープのいずれかをアンマウン
トします。テープまたはドライブがデフォルトとは異なるタイプの場合は、-t タイプパラメータを使用し
ます。mount と同様に、このコマンドを使用するにはドライブを割り当てる必要があります。
ej[ect] [ -c ] [ -t type ] volser-range area-name
指定した排出エリアに 1 つ以上のテープを排出します。他のコマンドと同様に、排出するテープのタイプ
が DAS_MEDIUM または ACI_MEDIA_TYPE, で定義されたものと違う場合は、-t type オプションが必要
となります。-c は、指定した volser の「完全な」排出を示します。完全な排出は、サイロコントローラ
の内部データベースから、その volser のエントリを削除します。不完全な排出では、テープは排出されま
すが、データベースに volser エントリが残り、volser 状態は「排出完了」に設定されます。サイロの
テープをすぐに取り替えることが予想される場合は、便利です。
in[sert] area-name
指定された挿入 area-name にあるすべてのテープを、挿入エリアから通常のテープの格納場所に移動し
ます。
inventory
サイロのインベントリを完全に起動します。注意事項この種類のインベントリは非常に長時間を要する場
合があります。180 スロットを持つサイロのインベントリは 20 分以上かかります。
view [ -t type ] volser
volser の現在のステータス (volser、タイプ、属性、座標など ) を表示します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
145
libstlemass(8)
all[ocd] drive-name UP|DOWN clientname
allocd コマンドは、異なるクライアントでのドライブの割り当てまたはその解除に使用されます。テー
プドライブを使用するには、ドライブがシステムに allocd'ed UP する必要があります。現在、別のクラ
イアント用に allocd'edUP されている場合は、まずそのクライアントから allocd'ed DOWN してから、
システムに allocd'edUP する必要があります。テープが入ったドライブを allocd DOWN することはで
きません。テープをまずアンマウントする必要があります。
l[ist]d
listd または ld は、サイロで定義されたすべてのテープドライブの現在の状態を示します。表示される
情報には、drive-name、amu ドライブ ( サイロ内の場所 )、ステータス (UP または DOWN)、タイプ、ド
ライブが割り当てられたクライアント、ロードされたすべてのテープの volser が含まれます。
show -op | -ac client-name
指定された client-name の操作可能なパラメータまたはアクセスパラメータを示します。-ac ( アクセス
パラメータを表示する場合 )、または、-op ( client-name の操作可能なパラメータを表示する場合 ) を
含める必要があります。アクセスパラメータには、client-name が使用できる volser 範囲とドライブ範
囲が含まれます。操作可能なパラメータには、client-name に、その client-name. 用に入力された IP
アドレス、完全なアクセス権限、およびアンマウント権限があるかどうかが含まれます。
list client-name
client-name によって生成された未完了のリクエストすべてを一覧表示します。複数ある場合は、リク
エスト番号およびタイプと一緒に表示されます。
can[cel] request-id
未完了のリクエストをキャンセルできます ( 権限が必要 )。request-id には、list コマンドで表示さ
れるリクエスト ID を指定します。
qversion
接続している DAS サーバのバージョンと、DAS との通信に使用している ACI プロトコルのバージョンを表
示します。
qvolsrange beginvolser endvolser count [ clientname ]
qvolsrange は、サイロで利用できる volser のリストを取得する方法です。beginvolser と endvolser
は、"123456" 形式の volser です。最初または最後に使用可能なものを使用するには、"" を使用します。
count は、表示する volser の最大数を指定します。
環境変数
以下の環境変数は、サイロの操作に影響を与えます。また、環境変数を使用する処理には、ユーザが入力するコマン
ドと nsrd, から発生する処理の両方が含まれるため、環境変数は、nsrd の起動時に適切な場所に設定されている
必要があります。3 つの DAS 変数は、libstlemass によって使用されます。一方、dasadmin は
ACI_MEDIA_TYPE を DAS_MEDIUM の代わりに使用します。
Solaris の場合、その定義は /etc/rc.2/S95networker になければなりません。
AIX の場合、その定義は /etc/rc.nsr になければなりません。
HPUX の場合、その定義は /sbin/rc2.d/S900networker になければなりません。
これは、DAS が実行されているシステムのネットワーク名または IP アドレスです。単一のサイロの場合、
通常これはサイロコントローラシステムです。大規模なインストールの場合、DAS サーバはネットワーク
全体で 1 つしかない可能性があります。これには、大文字と小文字の区別があります。
大文字と小文字の区別があります。
NetWorker が実行されているシステムのネットワーク名です。これには、
146
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libstlemass(8)
DAS_MEDIUM
この変数は、libstlemass によって使用されます。ACI_MEDIA_TYPE と同じでなければなりません。接
続しているテープドライブのタイプです。指定されていない場合、DLT のデフォルト値が使用されます。
AACI_MEDIA_TYPE
この変数は、dasadmin によって使用されます。DAS_MEDIUM と同じでなければなりません。接続してい
るテープドライブのタイプです。指定されていない場合、DLT のデフォルト値が使用されます。使用でき
る値は、DAS_MEDIUM に一覧表示されている値と同じです。
使用例
範囲についての注意:
dasadmin ユーティリティは、いくつかのコマンドで volser 範囲を使用します。これらの範囲で使用で
きるものは、3 種類あります。
単一の volser: "000635"
multiple volsers: "000635, 000789, 098732"
正しい範囲 : "000610 - 000745"
area-name と drive-name についての注意:
area-names は通常、1 つの文字と 2 桁の数字からなります。文字は、挿入エリア ("I") または排出エリ
ア ("E") のいずれかです。使用前に、サイロ管理者から正しい値を取得する必要があります。drivenames は、サイロをインストールした人が作成する原則として自由な形式のラベルです。実際のドライブ
に関連があるかどうかはわからないため、サイロの admin を参照して正しい名前を取得する必要がありま
す。サイロの admin が使用できない場合は、dasadmin listd、dasadmin show -op client-name
の次に dasadmin show -ac client-name コマンドを使用して、同様の情報を入手できます。
サイロ操作に必要な環境変数を設定するには、次を使用します。
setenv DAS_SERVER emask
setenv DAS_CLIENT aurora
setenv DAS_MEDIUM DLT
setenv ACI_MEDIA_TYPE DECDLT
サイロで使用できる volser すべてのリストを表示するには、次を使用します。
dasadmin qvolsrange "" "" 10000
サイロの現在のドライブステータスを表示するには、次を使用します。
dasadmin listd
クライアント a4 からクライアント aurora にドライブの割り当てを変更するには、次を使用します。
dasadmin allocd DLT1 DOWN a4
dasadmin allocd DLT1 UP aurora
参照先
nsrjb(8), jbconfig(8), libstlstk(8), mini_el(8),
ssi(8), libstlibm(8)
診断
診断に利用できる情報は、通常の操作時に dasadmin と lib-stlemass から出力されるエラーメッセージのみです。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
147
libstlemass(8)
148
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libstlibm(8)
Maintenance Procedures
libstlibm(8)
製品名(A-Z)
libstlibm - IBM 3494 サイロとの通信用共有ライブラリ
形式
libstlibm.so(Solaris)
libstlibm.so.a(AIX)
機能説明
libstlibm.xxx は nsrjb と IBM サイロのドライバ(AIX 上)またはデーモン(Solaris 上)の間の通信を処理す
る共有ライブラリです。IBM ドライバ / デーモンは、ネットワークとサイロの間の通信を処理します。libstlibm
の動作に影響するオプション、パラメータまたは環境変数はありません。このファイルの正しいパスは、IBM サイロ
が jbconfig を使用して設定されている際に、入力する必要があります。jbconfig で指定されているデフォルト
値は、インストールプログラムに選択されているデフォルトロケーションに一致していて、通常は、そのまま受け入
れることができます。
NetWorker が 3494 で動作するには、最初に IBM の AutomatedTape Library サポートをインストールする必
要があります。
AIX には、atldd (Automated Tape Library Device Driver) というドライバをインストールする必要があ
ります。また、IBMtape ドライバ (Enhanced Tape and Medium Changer Device Driver) が必要な場合も
あります (3590 ドライブを 3494 に使用している場合 )。
Solaris には、lmcpd パッケージ (IBM Automated Tape LibraryDaemon) をインストールする必要がありま
す ( サイロを使用する場合 )。AIX と同様、3590 ドライブを使用している場合は、IBMtape ドライバをインス
トールする必要もあります。IBMtape を使用している際は、特定のテープドライブにアクセスするデバイスファイ
ルが 2 タイプあります。Solaris 標準形式の /dev/rmt/Xmbn タイプと IBMtape サポートファイルの /dev/
rmt/Xstbn タイプです。テープドライブが正しく動作するには、IBM サポートのデバイスファイルを使用する必要
があります。
注記:EMC では、この IBM ドライバを提供していません。この IBM ドライバは IBM デバイスドライバ FTP サイト
(208.200.29.244) で入手できますが、このサイトは必ずしも長期間有効な IBM 認定サイトとは限りません。
参照先
nsrjb(8), jbconfig(8), dasadmin(8), libstlemass(8),
ssi(8), mini_el(8), libstlstk(8)
DIAGNOSTICS
NetWorker サーバと IBM 3494 サイロの間の通信エラーは、診断が困難です。最良の方法は、IBM 提供のユー
ティリティ mtlib を使用して、3494 においてホストとの通信が適切に構成されているか、および lmcp ドライバ
(AIX 上)または lmcpd デーモン(Solaris 上)からのパス全体が正しく機能しているかを確認することです。
mtlib が機能しないと、NetWorker は機能しません。
ホストと 3494 の間の接続について質問がある場合は、IBM にお問い合わせください。IBM では、ホストとサイロの
間の接続をサポートしています。IBM では、ネットワークとシリアルケーブルの両方からのサイロへの接続をサポー
トしています。接続の種類はドライバ / デーモンによって NetWorker からは非表示のため、NetWorker にとって
はネットワークからの接続とシリアルケーブルからの接続は同じです。ユーザーは両方を正常に使用できます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
149
libstlibm(8)
150
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libstlstk(8)
Maintenance Procedures
libstlstk(8)
製品名(A-Z)
ssi - StorageTek サイロインタフェースモジュール(UNIX のみ)
mini_el - ssi とともに使用するイベント記録プログラム(UNIX のみ)
libstlstk - ssi との通信に使用する共有ライブラリ
形式
ssi
[ -A ACSLS サーバ ] [ -a ACSLS ポート番号 ]
[ -S SSI ポート番号 ] [ -P ポート番号 ]
[ -r 再試行回数 ] &
mini_el [ -l ログファイル ] [ -d ] [ -h ] &
libstlstk.so
(Solaris)
libstlstk.so.a (AIX)
libstlstk.sl
(HP-UX)
libstlstk.so.1 (SGI)
libstlstk.so.1 (DYNIX/ptx)
libstlstk.so
(DECAXP)
libstlstk.dll (NT i386)
機能説明
注記:このドキュメントでは、
「ACSLS サーバ」という用語は、StorageTek のライブラリマネージャプログラムを
実行しているシステムの名前のことです。つまり、Solaris や AIX のホストでの ACSLS、MVS ホストでの Library
Station、Windows NT や Windows2000 を実行しているシステムでの Horizon Library Manager などです。
(UNIX のみ)
ssi コマンドは、間接的に nsrjb が ACSLS サーバとの通信に使用します。nsrjb は、libstlstk をロードし、
ssi との TCP コールを処理します。その後、ssi は ACSLS サーバとの通信をすべて処理します。ACSLS のバー
ジョン 5.3 以降では、ACSLS を実行する同じホストで NetWorker( サーバあるいはストレージノード ) を実行で
きます。
ssi と mini_el は、ジュークボックスリソースを作成した際に jbconfig を実行したシステムで実行する必要が
あります。ssi と mini_el は、ほぼ常時、バックグランドで実行されています。また、通常はシステムが自動起動
します。
また、ssi と mini_el の他に、共有ライブラリファイル、libstlstk.xxx (xxx はオペレーティングシステムに
応じた拡張子 ) も必要です。このライブラリの中から適切なバージョンが、NetWorker の一部としてインストール
されます。
ssi バージョン 2.00 の新機能 ssi:
ssi は、指定のポート番号上での ACSLS サーバとの通信をサポートするようになりました。使用するのは、-a コ
マンドラインオプションです。この機能は、STK ファイアウォールの機能拡張の一部です。この機能を使用するに
は、ACSLS サーバはバージョン 7.1 を実行している必要があります。
ssi は以前と同様に起動できますが ( 接続先 ACSLS サーバの選択に、環境変数 CSI_HOSTNAME を使用 )、コマンドラ
インで -A オプションを使用して、ACSLS サーバのホスト名を指定して起動することができます。-a オプションを使用
すると、ssi プロセスが ACSLS サーバへの接続に使用するポート番号を指定できます。ACSLS サーバがこのポートを
リスンするように設定されている必要があります。-S オプションを使用すると、ssi プロセスが特定の応答メッセー
ジに対してリスンするように設定できます。また、-P オプションを使用すると、NetWorker と ssi の特定のインスタン
スとの通信に使用するポート番号も指定できます。ポート番号に使用できる値は、50004(最初のインスタンス用)
、
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
151
libstlstk(8)
50011 から 50019、50021 から 50099 です。ssi のインスタンスがすでに使用しているポート番号を指定した場合、
指定されたポートは使用できないので、, 許容範囲内で利用できる次のポートが選択されます。ポート番号を指定しな
い場合、ssi の連続インスタンスは、50004 以降で次に有効なポートを使用します。範囲内に使用可能なポートがない
場合は、ssi はロードに失敗してエラーメッセージが表示されます。通常の操作では、ポート番号を指定する必要はあ
りませんので、ご留意ください。また、所定の ACSLS サーバが常に所定のポートで接続されていることを確認する必
要はありません。NetWorker と ssi は、ACSLS サーバ名を使用してオンザフライ接続を構築します。
-A オプションを使用して ssi コマンドラインでホスト名を指定しない場合は、環境変数 CSI_HOSTNAME をライブ
ラリサーバ名に設定してから、ssi プロセスを起動する必要があります。この環境変数が見つからない場合は、
ssi はエラーメッセージを表示して終了します。
mini_el は、ssi によって使用されるイベントロガーで、特定のイベントのログを管理します。これは、ssi より
先に起動する必要があります。ssi の複数のインスタンスは、mini_el の単一のインスタンスを共有します。ヘッ
ダは、ACSLS サーバ名、および ssi がリスンする TCP ポートで構成されており、どのメッセージでも先頭に置か
れます。それらのメッセージは、ssi インスタンスによって、ログに記録されています。
(NT のみ )
NT では、ssi と mini_el に相当するソフトウェアを StorageTek 社の製品 "Library Attach for NT" から
入手する必要があります。このパッケージをインストールしてから、NetWorker にサイロを構成します。
注記:Library Attach のバージョン 1.1 にはポートマッパ関数が含まれており、適切なインストールができる
のは、NetWorker サービスを実行していない場合だけです。Library Attach をインストールする前に、コント
ロールパネルを使用して "NetWorker バックアップ / リカバリサーバ " および "NetWorker Remote Exec サー
ビス " を停止します。Library Attach のインストール後、コントロールパネルで "NetWorker Remote Exec
サービス " および "NetWorker バックアップ / リカバリサーバ " を起動します。
注記:EMC 社は "Library Attach for NT" を提供していないため、同社の NetWorker NT 版に ACSLS ホスト
の機能性を複数、追加することはできません。
注記:ssi と mini_el のプロセスに追加されたファイアウォールの機能拡張は Windows のシステムでは利用でき
ません。
( すべてのプラットフォーム )
libstlstk.xxx は、共有ライブラリであり、nsrjb および ssi(または Library Attach)間で行われる通信を管
理します。ssi( または Library Attach) は、ネットワーク上でライブラリサーバ (ACSLS、Library Station、
または Horizon Library Manager) との通信を管理します。libstlstk の操作に影響を与えるオプション、パ
ラメータ、または環境変数はありません。このファイルへの正しいパスは、jbconfig を使用して STK サイロを構
成するときに入力する必要があります。jbconfig によって指定されるデフォルト値は、インストールプログラム
で選択されたデフォルトの場所と一致し、ほとんどの場合受け入れられます。
オプション
mini_el:
-l
152
ログファイル mini_el によって作成されるログファイルのファイル名を指定します。デフォルト値は /
nsr/logs/ssi_event.log です。このファイルが存在する場合は、ログファイルへのフルパスをログ
ファイルに指定する必要があります。ファイルが存在しない場合は、ファイルが作成されます。ファイル
が存在する場合は、そこに追加されます。-l パラメータが存在しない場合は、デフォルトのログファイル
/nsr/logs/ssi_event.log が使用されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libstlstk(8)
-d
デバッグフラグをセットします。mini_el によって、デバッグ情報が出力されます。
-h
mini_el の使用情報を表示します。
-A
ACSLS server が必要となるのは、ACSLS、LibraryStation あるいは Horizon を実行するシステム名
に、CSI_HOSTNAME 環境変数が設定されていない場合です。
-a
ACSLS port number が必要となるのは、ssi プロセスと ACSLS サーバ間の通信に使用するポート番号を
指定する必要がある場合だけです。ACSLS サーバが特定のポートをリスンするように設定されている場合
は、この値をそのポート番号に設定する必要があります。
-S
SSI port number は、ssi プロセスが特定のポート番号をリスンするようにします。このポートは、
ACSLS サーバとの通信で使用されます。
-P
port number が必要となるのは、NetWorker と ssi プロセス間の通信に使用するポートを指定する必
要がある場合だけです。ポート番号に使用できる値は、50004( 最初のインスタンス用 )、50011 から
50019、50021 から 50099 です。ssi のインスタンスがすでに使用しているポート番号を指定した場合、
指定されたポートは使用できないので、許容範囲内で利用できる次のポートが選択されます。
-r
retry count が必要になるのは、ネットワークの障害のために ssi および ACSLS サーバ間の通信での再
試行カウントを増やす必要がある場合だけです。
ssi:
これらのパラメータの位置には制限がありません。コマンドラインオプションは、ssi プロセス内で適宜解析されます。
環境変数
ssi:
CSI_HOSTNAME(最大 256 文字までのテキスト、デフォルトなし)
ACSLS サーバ名がコマンドラインで見つからない場合は、ssi はこの変数によって指定されるホスト名を
使用します。この変数は最大 256 文字に制限されており、接続対象となるホスト ( ライブラリサーバプロ
グラムを実行中のホスト ) のホスト名でなければなりません。コマンドラインのホスト名あるいはこの環境
変数でも、使用する ssi のホスト名を指定していない場合、ssi はエラーメッセージを出して終了します。
SSI_HOSTNAME(最大 256 文字のテキスト、デフォルトなし)
この変数は、マルチホームシステムでの使用を対象としています。通常、ssi は、gethostbyname シス
テム関数を使用して、ACSLS サーバへの接続でマルチホームシステム側に使用する名前を決定します。
ネットワークインターフェイスをいくつか持つシステムでは、この関数で提供される名前を、ACSLS サー
バとの通信に必要なネットワークインターフェイスに使用できない場合があります。これらのシステムで
は、ssi が ACSLS サーバの接続に使用するネットワークインターフェイス名を明示的かつ正確に指定でき
ます。この変数は、ssi を起動する前に設定する必要があり、ssi のインスタンスによっては異なる場合
があります。どの場合も、メッセージはイベントログに記録され、この環境変数が見つかったかどうか記
述します。見つからない場合は、ssi は、gethostbyname によって返されるホスト名を使用します。こ
れはエラーメッセージではありません。
SSI_BASE_SOCKET( 数値 , 0 < x < 64k, デフォルトなし )
ssi が通信に使用するソケット値を制限する必要がある場合は、この変数で開始値を指定します。すると
ssi は、ACSLS サーバとの対話用ソケットを開く必要がある場合に、この開始値を使用します。この変数
が指定されていると ssi は 2 つのソケットのみ開きます。1 番目の SSI_BASE_SOCKET は、ホストへの接
続に使用されます。2 番目の SSI_BASE_SOCKET + 1 は、ACSLS サーバとの直接通信に使用されます。
この場合も、50001 および 50004 には、mini_el と ssi の通信に使用されるデフォルトのソケットが存
在します。しかし、このホストと ACSLS サーバの間で行われるすべての通信には、SSI_BASE_SOCKET か
ら開始される 2 つのソケットを使用する必要があります。
注記:この環境変数は、-a オプションを有効なポート番号とともに使用した場合は、無視されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
153
libstlstk(8)
TIME_FORMAT(時刻形式の文字列、デフォルト = "%m-%d-%y %H:%M:%S")
時刻の値をデフォルト ( 月 - 日 - 年時 : 分 : 秒 ) 以外の形式で印刷する必要がある場合は、この変数を使
用します。
%m は現在の月で置換されます
%d は現在の日で置換されます
%y は現在の年で置換されます
%H は現在の時間で置換されます
%M は現在の分で置換されます
%S は現在の秒で置換されます
CSI_CONNECT_AGETIME (秒、0 < x < 31536000、デフォルト = 600)
これによって、ネットワーク接続の計時目的で使用する秒数が設定されます。
CSI_RETRY_TIMEOUT ( 秒、 0 < x < 4,294,967,295, デフォルト = 4)
これによって、ssi がネットワーク要求を再試行するまでに待機する秒数が設定されます。
CSI_RETRY_TRIES ( 数値、 0 < x < 100, デフォルト = 5)
これによって、ssi がエラーを報告するまでの、ネットワークメッセージの送信の再試行回数が設定され
ます。
CSI_TCP_RPCSERVICE ( ブール、デフォルトは TRUE)
これによって、ssi がライブラリサーバと接続する際に、TCP ソケットを使用するかどうかが設定されます。
CSI_UDP_RPCSERVICE ( ブール、 デフォルトは FALSE)
これによって ssi がライブラリサーバと接続する際に、UDP ソケットを使用するかどうかが設定されます。
CSI_UDP_RPCSERVICE を TRUE に設定すると、ssi は同一システム上で実行中の csi と通信できるようになります。
使用例
標準 STK サイロの設定 :
mini_el &
ssi acsls1 &
- または mini_el &
setenv CSI_HOSTNAME acsls1
ssi &
3 種類の ACSLS サーバに接続 :
mini_el &
ssi -A acsls1 &
ssi -A acsls2 &
ssi -A acsls3 &
- または mini_el &
setenv CSI_HOSTNAME acsls1
ssi &
setenv CSI_HOSTNAME acsls2
ssi &
setenv CSI_HOSTNAME acsls3
ssi &
154
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
libstlstk(8)
3 種類のネットワークインターフェイスを介して 3 種類の ACSLS サーバに接続 :
mini_el &
setenv SSI_HOSTNAME myhost_on_net1
ssi -A acsls1 &
setenv SSI_HOSTNAME myhost_on_net2
ssi -A acsls2 &
setenv SSI_HOSTNAME myhost_on_net3
ssi -A acsls3 &
ポート 30031 での接続を許可するように設定された ACSLS サーバに接続
mini_el &
ssi -A acsls1 -a 30031 &
- または setenv CSI_HOSTNAME acsls1
mini_el &
ssi -a 30031 &
mini_el で /nsr/logs/ssi.log.today をログファイルとして使用
mini_el -l /nsr/logs/ssi.log.today &
ssi -A acsls1 &
ファイル
/nsr/logs/ssi_event.log
デフォルトのログファイルは、mini_el によって作成 / 追加されます。
参照先
nsrjb(8), jbconfig(8), dasadmin(8), libstlemass(8), libstlibm(8)
診断
NetWorker サーバと ACSLS サーバの通信におけるエラーを伴う開始メッセージ、および停止メッセージは、ログ
ファイル /nsr/logs/ssi_event.log(または mini_el コマンドラインで指定した他のログファイル)に記録さ
れます。ssi インスタンスが通信する ACSLS サーバ名、および NetWorker と ssi 間で使用されるローカル TCP
ポート番号の後に、インスタンスからのメッセージが記述されます。
例:
10-12-00 12:31:44 SSI[0]:
[devlab-acsls/50004] ONC RPC: csi_init(): Initiation Started
source csi_init.c; line 165
10-12-00 12:33:20 SSI[0]:
[acsls2/50011] ONC RPC: csi_init(): Initiation Completed
ONC RPC: csi_init(): ACSLS server acsls2 accessed through port 50011
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
155
libstlstk(8)
156
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lrescan(8)
Maintenance Procedures
lrescan(8)
名前
lrescan - デバイスの再スキャン
形式
lrescan
説明
lrescan プログラムは、基本の SCSI ライブラリに、キャッシュされた情報を破棄して、新しいデバイスを再度ス
キャンするように通知します(libscsi(8) を参照)。
関連項目
libscsi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
157
lrescan(8)
158
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lreset(8)
Maintenance Procedures
lreset(8)
製品名(A-Z)
lreset - SCSI バスのリセット
形式
lreset busnumber
機能説明
lreset プログラムは、基本の SCSI ライブラリ(libscsi(8) を参照)に、指定された論理 SCSI バスをリセッ
トするように通知します。このコマンドを実行するには、システム権限が必要です。
警告
このコマンドは、SCSI バスをリセットするので、重要なデータを破壊する恐れがあります。また、システムがク
ラッシュすることもあります。ハングしたコマンドを中断する手段が他にない場合に限り使用してください。
参照先
libscsi(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
159
lreset(8)
160
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lusbinfo(8)
Maintenance Procedures
lusbinfo(8)
製品名(A-Z)
lusbinfo - SCSI 情報の印刷
形式
lusbinfo [ -v ]
機能説明
lusbinfo プログラムは、コンピュータに装備されている SCSI バスについて一定量の情報を出力します。
オプションの -v 引数を使用した場合、装備されている SCSI バスに接続されているデバイスに関する追加情報も出
力されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
161
lusbinfo(8)
162
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lusdebug(8)
Maintenance Procedures
lusdebug(8)
製品名(A-Z)
lusdebug - ライブラリのデバッグレベルの設定
形式
lusdebug debug-level
機能説明
lusdebug コマンドは、基本の NetWorker SCSI デバイスドライバのデバッグレベルを設定します。
デバッグレベル 0 ( ゼロ ) はデバッグをオフにします。数値を大きくすると、デバッグのレベルが上がります。
lusdebug のレベルは、ビットマスクとして指定できるようになりました。ビット X を設定すると、デバッグレベ
ル X+1 で表示されるように設定されたメッセージが表示されます。たとえば、ビット 0 を設定すると、デバッグレ
ベル 1 のメッセージが表示されます。メッセージのレベルは、メッセージの最後の括弧内に表示されます。たとえ
ば、デバッグレベル 8 で表示されるメッセージであれば、(8)と表示されます。
ビットマスクを使用すると、一部またはすべてのレベルのデバッグ情報を表示できます。以前の方法では、表示す
るレベルの最高値を設定することしかできなかったため、確認するかどうかに関係なく、選択したレベルより下の
レベルがすべて表示されました。
old1 ∼ old9 の値を使用して以前の方法でデバッグレベルを指定することもできます。結果は、新しいビットマス
ク形式を使用して表示されます。
入力できる値は、10 進数 (0 ∼ 65535)、16 進数 (0x0 ∼ 0xffff)、または 2 進数 (0b0 ∼ 0b1111111111111111)
です。2 進数または 16 進数の値では、プレフィックス 0x または 0b の後のゼロは必要ありません。
次に、以前のデバッグレベルとの値の対応表を示します。
old
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
新しい
decimal
1
3
7
15
31
63
127
255
511
1023
2047
4095
8191
16383
32767
65535
新しい
hex
0x0001
0x0003
0x0007
0x000f
0x001f
0x003f
0x007f
0x00ff
0x01ff
0x03ff
0x07ff
0x0fff
0x1fff
0x3fff
0x7fff
0xffff
新しい
2 進数
0x0000000000000001
0x0000000000000011
0x0000000000000111
0x0000000000001111
0x0000000000011111
0x0000000000111111
0x0000000001111111
0x0000000011111111
0x0000000111111111
0x0000001111111111
0x0000011111111111
0x0000111111111111
0x0001111111111111
0x0011111111111111
0x0111111111111111
0x1111111111111111
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
163
lusdebug(8)
次に、特定のデバッグレベルを表示する場合の値の対応表を示します。
old
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
新しい
decimal
1
2
4
8
16
32
64
128
256
512
1024
2048
4096
8192
16384
32768
新しい
hex
0x0001
0x0002
0x0004
0x0008
0x0010
0x0020
0x0040
0x0080
0x0100
0x0200
0x0400
0x0800
0x1000
0x2000
0x4000
0x8000
新しい
2 進数
0x0000000000000001
0x0000000000000010
0x0000000000000100
0x0000000000001000
0x0000000000010000
0x0000000000100000
0x0000000001000000
0x0000000010000000
0x0000000100000000
0x0000001000000000
0x0000010000000000
0x0000100000000000
0x0001000000000000
0x0010000000000000
0x0100000000000000
0x1000000000000000
制限
無効なデバッグレベルは、デバッグレベル 0 として扱われます。
65535(0xffff、2 進数では 0x1111111111111111) より大きいデバッグレベル値は、65535(0xffff など ) と
して扱われます。
164
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
lus_add_fp_devs(8)
Maintenance Procedures
lus_add_fp_devs(8)
製品名(A-Z)
lus_add_fp_devs - NetWorker USCSI ドライバ(lus)構成ファイルを更新するための Solaris 専用スクリプト
形式
lus_add_fp_devs [ -v ]
機能説明
lus_add_fp_devs スクリプトは、Solaris 専用のスクリプトで、EMC LUS ドライバ構成ファイル (/usr/
kernel/drv/lus.conf) を Sun StorEdge(TM) Fibrechannel HBA に接続されているデバイスで更新しま
す。Sun StorEdge(TM) Fibrechannel HBA に接続されているデバイスが見つかると、lus_add_fp_devs は
LUS ドライバを再ロードしようとします。LUS ドライバが現在使用中の場合、再ロードの試みは失敗します。その
場合、ユーザは、更新を有効にするために LUS ドライバを手動で再ロードするかどうか尋ねられます。
lus_add_fp_devs スクリプトは、Solaris luxadm(1M) 管理コマンドの有無に依存します。
オプション
-v
使用例
冗長モードです。
# lus_add_fp_devs
/usr/kernel/drv/lus.conf の更新
luxadm -e ポートに接続された Sun StorEdge(TM) HBA ポートが見つかりませんでした。このスクリプトは、
Sun StorEdge(TM) Fibrechannel HBA に接続されたデバイスにアクセスできるように LUS を構成する目的で
のみ使用されます。
ファイル
/usr/kernel/drv/lus.conf
EMC LUS ドライバ構成ファイル。
参照先
luxadm(1M)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
165
lus_add_fp_devs(8)
166
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mini_el(8)
Maintenance Procedures
mini_el(8)
製品名(A-Z)
ssi - StorageTek サイロインタフェースモジュール(UNIX のみ)mini_el - ssi とともに使用するイベント
記録プログラム(UNIX のみ)libstlstk - ssi との通信に使用する共有ライブラリ
形式
ssi [ -A ACSLS サーバ ] [ -a ACSLS ポート番号 ]
[ -S SSI ポート番号 ] [ -P ポート番号 ]
[ -r 再試行回数 ] &
mini_el [ -l ログファイル ] [ -d ] [ -h ] &
libstlstk.so
(Solaris)
libstlstk.so.a (AIX)
libstlstk.sl
(HP-UX)
libstlstk.so.1 (SGI)
libstlstk.so.1 (DYNIX/ptx)
libstlstk.so
(DECAXP)
libstlstk.dll (NT i386)
機能説明
注記:このドキュメントでは、"ACSLS サーバ " という用語は、StorageTek のライブラリマネージャプログラムを
実行しているシステムの名前のことです。つまり、Solaris や AIX のホストでの ACSLS、MVS ホストでの Library
Station、Windows NT や Windows 2000 を実行しているシステムでの Horizon Library Manager などです。
(UNIX のみ)
ssi コマンドは、間接的に nsrjb が ACSLS サーバとの通信に使用します。nsrjb は、libstlstk をロードし、ssi
との TCP コールを処理します。その後、ssi は ACSLS サーバとの通信をすべて処理します。ACSLS のバージョン
5.3 以降では、ACSLS を実行する同じホストで NetWorker(サーバあるいはストレージノード)を実行できます。
ssi と mini_el は、ジュークボックスリソースを作成した際に jbconfig を実行したシステムで実行する必要が
あります。ssi と mini_el は、ほぼ常時、バックグランドで実行されています。また、通常はシステムが自動起動
します。
また、ssi と mini_el の他に、共有ライブラリファイル、libstlstk.xxx (xxx はオペレーティングシステムに
応じた拡張子 ) も必要です。このライブラリの中から適切なバージョンが、NetWorker の一部としてインストール
されます。
ssi バージョン 2.00 の新機能 ssi:
ssi は、指定のポート番号上での ACSLS サーバとの通信をサポートするようになりました。使用するのは、-a コ
マンドラインオプションです。この機能は、STK ファイアウォールの機能拡張の一部です。この機能を使用するに
は、ACSLS サーバはバージョン 7.1 を実行している必要があります。
ssi は以前と同様に起動できますが ( 接続先の ACSLS サーバを選ぶのに、環境変数 CSI_HOSTNAME を使用 )、コ
マンドラインで -A オプションを使用して、ACSLS サーバのホスト名を指定して起動することができます。-a オプ
ションを使用すると、ssi プロセスが ACSLS サーバに接続するのに使用するポート番号を指定できます。ACSLS
サーバがこのポートをリスンするように設定されている必要があります。-S オプションを使用すると、ssi プロセス
が特定の応答メッセージに対してリスンするように設定できます。また、-P オプションを使用すると、NetWorker
と ssi の特定のインスタンスとの通信に使用するポート番号も指定できます。ポート番号に使用できる値は、
50004(最初のインスタンス用)、50011 から 50019、50021 から 50099 です。ssi のインスタンスがすでに使
用しているポート番号を指定した場合、指定されたポートは使用できないので、許容範囲内で利用できる次のポー
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
167
mini_el(8)
トが選択されます。ポート番号を指定しない場合、ssi の連続インスタンスは、50004 以降で次に有効なポートを
使用します。範囲内に使用可能なポートがない場合は、ssi はロードに失敗してエラーメッセージが表示されます。
通常の操作では、ポート番号を指定する必要はありませんので、ご留意ください。また、所定の ACSLS サーバが常
に所定のポートで接続されていることを確認する必要はありません。NetWorker と ssi は、ACSLS サーバ名を使
用してオンザフライ接続を構築します。
mini_el は、ssi によって使用されるイベントロガーで、特定のイベントのログを管理します。これは、ssi より
先に起動する必要があります。ssi の複数のインスタンスは、mini_el の単一のインスタンスを共有します。ヘッ
ダは、ACSLS サーバ名、および ssi がリスンする TCP ポートから構成されており、どのメッセージでも先頭に置
かれます。それらのメッセージは、ssi インスタンスによって、ログに記録されています。
(NT のみ )
NT では、ssi と mini_el に相当するソフトウェアを StorageTek 社の製品 "Library Attach for NT" から
入手する必要があります。このパッケージをインストールしてから、NetWorker にサイロを構成します。
注記:Library Attach のバージョン 1.1 にはポートマッパ関数が含まれており、適切なインストールができる
のは、NetWorker サービスを実行していない場合だけです。Library Attach をインストールする前に、コント
ロールパネルを使用して "NetWorker バックアップ / リカバリサーバ " および "NetWorker Remote Exec サー
ビス " を停止します。Library Attach のインストール後、コントロールパネルで "NetWorker Remote Exec
サービス " および "NetWorker バックアップ / リカバリサーバ " を起動します。
注記:EMC 社は "Library Attach for NT" を提供していないため、同社の NetWorker NT 版に ACSLS ホスト
の機能性を複数、追加することはできません。
注記:ssi と mini_el のプロセスに追加されたファイアウォールの機能拡張は Windows のシステムでは利用でき
ません。
( すべてのプラットフォーム )
libstlstk.xxx は、共有ライブラリであり、nsrjb および ssi ( または Library Attach) 間で行われる通信を
管理します。ssi ( または Library Attach) は、ネットワーク上でライブラリサーバ (ACSLS、Library
Station、または Horizon Library Manager) との通信を管理します。libstlstk の操作に影響を与えるオプ
ション、パラメータ、または環境変数はありません。このファイルへの正しいパスは、jbconfig を使用して STK
サイロを構成するときに入力する必要があります。jbconfig によって指定されるデフォルト値は、インストール
プログラムで選択されたデフォルトの場所と一致し、ほとんどの場合受け付けられます。
オプション
mini_el:
168
-l
ログファイル mini_el によって作成されるログファイルのファイル名を指定します。デフォルト値は /
nsr/logs/ssi_event.log です。このファイルが存在する場合は、ログファイルへのフルパスをログ
ファイルに指定する必要があります。ファイルが存在しない場合は、ファイルが作成されます。ファイル
が存在する場合は、そこに追加されます。-l パラメータが存在しない場合は、デフォルトのログファイル
/nsr/logs/ssi_event.log が使用されます。
-d
デバッグフラグをセットします。mini_el によって、デバッグ情報が出力されます。
-h
mini_el の使用情報を表示します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mini_el(8)
ssi:
-A
ACSLS server が必要となるのは、ACSLS、LibraryStation あるいは Horizon を実行するシステム名
に、CSI_HOSTNAME 環境変数が設定されていない場合です。
-a
ACSLS port number が必要となるのは、ssi プロセスと ACSLS サーバ間の通信に使用するポート番号を
指定する必要がある場合だけです。ACSLS サーバが特定のポートをリスンするように設定されている場合
は、この値をそのポート番号に設定する必要があります。
-S
SSI port number は、ssi プロセスが特定のポート番号をリスンするようにします。このポートは、
ACSLS サーバとの通信で使用されます。
-P
port number が必要となるのは、NetWorker と ssi プロセス間の通信に使用するポートを指定する必
要がある場合だけです。ポート番号に使用できる値は、50004( 最初のインスタンス用 )、50011 から
50019、50021 から 50099 です。ssi のインスタンスがすでに使用しているポート番号を指定した場合、
指定されたポートは使用できないので、許容範囲内で利用できる次のポートが選択されます。
-r
retry count が必要になるのは、ネットワークの障害のために ssi および ACSLS サーバ間の通信での再
試行カウントを増やす必要がある場合だけです。
これらのパラメータの位置には制限がありません。コマンドラインオプションは、ssi プロセス内で適宜解析され
ます。
環境変数
ssi:
CSI_HOSTNAME(最大 256 文字のテキスト、デフォルトなし)
ACSLS サーバ名がコマンドラインで見つからない場合は、ssi はこの変数によって指定されるホスト名を
使用します。この変数は最大 256 文字に制限されており、接続対象となるホスト ( ライブラリサーバプロ
グラムを実行中のホスト ) のホスト名でなければなりません。コマンドラインのホスト名あるいはこの環境
変数でも、使用する ssi のホスト名を指定していない場合、ssi はエラーメッセージを出して終了します。
SSI_HOSTNAME(最大 256 文字のテキスト、デフォルトなし)
この変数は、マルチホームシステムでの使用を対象としています。通常、ssi は、gethostbyname シス
テム関数を使用して、ACSLS サーバへの接続でマルチホームシステム側に使用する名前を決定します。
ネットワークインターフェイスをいくつか持つシステムでは、この関数で提供される名前を、ACSLS サー
バとの通信に必要なネットワークインターフェイスに使用できない場合があります。これらのシステムで
は、ssi が ACSLS サーバの接続に使用するネットワークインターフェイス名を明示的かつ正確に指定でき
ます。この変数は、ssi を起動する前に設定する必要があり、ssi のインスタンスによっては異なる場合
があります。どの場合も、メッセージはイベントログに記録され、この環境変数が見つかったかどうか記
述します。見つからない場合は、ssi は、gethostbyname によって返されるホスト名を使用します。こ
れはエラーメッセージではありません。
SSI_BASE_SOCKET(数値、0 < x < 64k、デフォルトなし)
ssi が通信に使用するソケット値を制限する必要がある場合は、この変数で開始値を指定します。すると
ssi は、ACSLS サーバとの対話用ソケットを開く必要がある場合に、この開始値を使用します。この変数
が指定されていると ssi は 2 つのソケットのみ開きます。1 番目の SSI_BASE_SOCKET は、ホストへの接
続に使用されます。2 番目の SSI_BASE_SOCKET +1 は、ACSLS サーバとの直接通信に使用されます。こ
の場合も、50001 および 50004 には、mini_el と ssi の通信に使用されるデフォルトのソケットが存在
します。しかし、このホストと ACSLS サーバの間で行われるすべての通信には、SSI_BASE_SOCKET から
開始される 2 つのソケットを使用する必要があります。
注記:この環境変数は、-a オプションを有効なポート番号とともに使用した場合は、無視されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
169
mini_el(8)
TIME_FORMAT(時刻形式の文字列、デフォルト = "%m-%d-%y %H:%M:%S")
時刻の値をデフォルト ( 月 - 日 - 年時 : 分 : 秒 ) 以外の形式で印刷する必要がある場合は、この変数を使
用します。
%m は現在の月で置換されます
%d は現在の日で置換されます
%y は現在の年で置換されます
%H は現在の時間で置換されます
%M は現在の分で置換されます
%S は現在の秒で置換されます
CSI_CONNECT_AGETIME ( 秒、0 < x < 31536000、デフォルト = 600)
これによって、ネットワーク接続の計時目的で使用する秒数が設定されます。
CSI_RETRY_TIMEOUT ( 秒、 0 < x < 4,294,967,295, デフォルト = 4)
これによって、ssi がネットワーク要求を再試行するまでに待機する秒数が設定されます。
CSI_RETRY_TRIES ( 数値、 0 < x < 100, デフォルト = 5)
これによって、ssi がエラーを報告するまでの、ネットワークメッセージの送信の再試行回数が設定され
ます。
CSI_TCP_RPCSERVICE ( ブール、デフォルトは TRUE)
これによって、ssi がライブラリサーバと接続する際に、TCP ソケットを使用するかどうかが設定されます。
CSI_UDP_RPCSERVICE ( ブール、デフォルトは FALSE)
これによって ssi がライブラリサーバと接続する際に、UDP ソケットを使用するかどうかが設定されます。
CSI_UDP_RPCSERVICE を TRUE に設定すると、ssi は同一のシステム上で実行中の csi と通信できるようになり
ます。
使用例
標準 STK サイロの設定 :
mini_el &
ssi acsls1 &
- または mini_el &
setenv CSI_HOSTNAME acsls1
ssi &
3 種類の ACSLS サーバに接続 :
mini_el &
ssi -A acsls1 &
ssi -A acsls2 &
ssi -A acsls3 &
- または mini_el &
setenv CSI_HOSTNAME acsls1
ssi &
setenv CSI_HOSTNAME acsls2
ssi &
setenv CSI_HOSTNAME acsls3
ssi &
170
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mini_el(8)
3 種類のネットワークインターフェイスを介して 3 種類の ACSLS サーバに接続 :
mini_el &
setenv SSI_HOSTNAME myhost_on_net1
ssi -A acsls1 &
setenv SSI_HOSTNAME myhost_on_net2
ssi -A acsls2 &
setenv SSI_HOSTNAME myhost_on_net3
ssi -A acsls3 &
ポート 30031 での接続を許可するように設定された ACSLS サーバに接続
mini_el &
ssi -A acsls1 -a 30031 &
- または setenv CSI_HOSTNAME acsls1
mini_el &
ssi -a 30031 &
mini_el で /nsr/logs/ssi.log.today をログファイルとして使用
mini_el -l /nsr/logs/ssi.log.today &
ssi -A acsls1 &
ファイル
/nsr/logs/ssi_event.log
デフォルトのログファイルは、mini_el によって作成 / 追加されます。
参照先
nsrjb(8), jbconfig(8), dasadmin(8), libstlemass(8), libstlibm(8)
診断
NetWorker サーバと ACSLS サーバの通信におけるエラーを伴う開始メッセージ、および停止メッセージは、ログ
ファイル /nsr/logs/ssi_event.log(または mini_el コマンドラインで指定した他のログファイル)に記録さ
れます。ssi インスタンスが通信する ACSLS サーバ名、および NetWorker と ssi 間で使用されるローカル TCP
ポート番号の後に、インスタンスからのメッセージが記述されます。
例 :
10-12-00 12:31:44 SSI[0]:
[devlab-acsls/50004] ONC RPC: csi_init(): Initiation Started
source csi_init.c; line 165
10-12-00 12:33:20 SSI[0]:
[acsls2/50011] ONC RPC: csi_init(): Initiation Completed
ONC RPC: csi_init(): ACSLS server acsls2 accessed through port 50011
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
171
mini_el(8)
172
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mminfo(8)
Maintenance Procedures
mminfo(8)
製品名(A-Z)
mminfo - NetWorker メディアデータベースレポートコマンド
形式
mminfo [ -avV ] [ -o 順序 ] [ -s サーバ ] [ -x エクスポート形式 ]
[ レポート ] [ クエリ ] [ volname... ]
< レポート >: [ -m | -p | -B | -S | -X | -r レポート形式 ]
< クエリ >: [ -c クライアント ] [ -l ] [ -N 名前 ] [ -t 時間 ]
[ -q クエリー形式 ]
機能説明
mminfo コマンドは、NetWorker メディアとセーブセットの情報をレポートします。mminfo コマンドでは、指定
されたフラグに応じてさまざまな形式のレポートを生成できます。いくつかの組み込みレポートについては、簡単
なフラグを使用して指定できます。カスタムレポートも指定できます。以下では、まずデフォルトのレポートと -v、
-V、 -m、 -p、 -S、 -B、および -X フラグを使用して出力される組み込みのレポートについて説明します。-q クエ
リー形式および -r レポート形式オプションで生成されるカスタムクエリとレポートについては、「カスタムクエリ
とカスタムレポート」セクションで説明します。それ以外のオプションについては、「オプション」セクションで説
明します。
オプションを指定しない場合、mminfo では、前日の夜 12 時以降に正常に完了し、オンラインファイルインデック
スにまだ記録されているセーブセット ( ブラウズ可能なセーブセット ) に関する情報を表示します。それぞれの
セーブセットについて、保存されているボリュームの名前、クライアント名、作成日、ボリュームに保存されてい
るサイズ、セーブセットのレベル、セーブセット名などの情報が出力されます。サイズフィールドは、バイト (B)、
キロバイト (KB)、メガバイト (MB)、ギガバイト (GB)、テラバイト (TB)、ペタバイト (PB)、またはエクサバイト
(EB) 単位で表示されます。セーブセットレベルには、フルであれば「full」、インクリメンタルであれば「incr」
、
マイグレーションであれば「migration」、レベル 1 ∼ 9 であれば 1 ∼ 9 の値がそれぞれ表示されます。レベル
は、スケジュールされた保存とファイルのマイグレーションでのみ保持されます。save(8) コマンドを明示的に実
行して生成されたセーブセット (Ad Hoc 保存といいます ) には、関連するレベルはありません。
デフォルトでは、完了したブラウズ可能なセーブセットが出力されますが、-v フラグを使用すると、この他に、処
理が中断して削除された不完全かつリカバリ可能なセーブセットも出力されます。また、-v フラグを指定すると、
この他に作成時刻、セーブセットの内部 ID(ssid)、および 2 つのフラグ用の 3 つのフィールドが追加で表示され
ます。1 つのフラグに 1 文字が使用されます。
最初のフラグは、ボリューム上にあるセーブセットの部分を表します。セーブセット全体がそのボリュームに含ま
れている場合には、c が表示されます。セーブセットが複数のボリュームにわたって保存されており、そのボリュー
ムにヘッドがある場合は、h が表示されます。残りのセクションは他のボリュームになります。セーブセットが複
数のボリュームにわたって保存されており、そのボリュームに中間セクションが含まれている場合は、m が表示さ
れます。ヘッドとテールセクションは異なるボリュームになります。中間セクションは複数存在する可能性があり
ます。セーブセットが複数のボリュームにわたって保存されており、そのボリュームにテールセクションがある場
合は、t が表示されます。残りのセクションは他のボリュームにあります。
2 つ目のフラグは、セーブセットのステータスを示します。オンラインインデックスにセーブセットがあり、
recover(8) コマンドでブラウズ可能になっている場合には、b が表示されます。セーブセットがオンラインイン
デックスになく、scanner(8) コマンドでリカバリ可能になっている場合には、r が表示されます。セーブセット
がリサイクル可能とマークされており、いつでも上書きできる場合には、E が表示されます。a は、保存が完了する
前に処理が中断されたことを示します。中断されたセーブセットは nsrck(8) によりオンラインファイルインデッ
クスから除去されます。保存が進行中の場合は、i が表示されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
173
mminfo(8)
オプションの 3 番目のフラグはセーブセットのタイプを示しています。NDMP セーブセットのときは、N が表示され
ます。未フォーマットパーティション ( 例 : Oracle、Sybase、その他の Networker がサポートする Networker
モジュール ) の場合、R が表示されます。これは、rawasm ディレクティブを使用するファイルを含むセーブセットを
指しません。スナップショットセーブセットのときは、P が表示されます。
オプションの 4 つめのフラグ s は、NDMP セーブセットが nsrdsa_save によって NetWorker ストレージノード
にバックアップされたかどうかを示します。
-V フラグを使用すると、-v フラグよりも詳しい情報が表示されます。また、この形式で表示された情報 ( メディ
アファイル番号やレコード番号 ) を使用すると、scanner(8) コマンドの処理速度を向上できます。-v フラグを
使用するとボリュームごとに各セーブセットが 1 行で表示されます。-V フラグを使用すると、ボリュームのファイ
ル内にあるセーブセットの各セクションが 3 行で表示されます。セーブセットの先頭と最後が別のボリュームに
なっていると、1 つのセーブセットに複数のインデックスエントリが生成されます。このレポートには、-v フラグ
で生成されるすべての情報が表示されます。詳細を表示するために、この情報の一部は順序が変更されています。
最初の行にはボリュームの名前、クライアント名、そのセクションに保存されているサイズ、セーブセットのレベ
ル、セーブセット名などの情報が出力されます。サイズフィールドには、そのボリュームのセーブセットの総量で
はなく、セクションのバイト数が表示されます。2 行目には、セーブセットの内部 ID(ssid)、グリニッジ標準時
の 1970 年 1 月 1 日午前 0 時 0 分 0 秒から保存時刻までの経過秒数、作成日時、セーブセットの内部 ID (ssid)、
セーブセットブラウズ時刻、クローンインスタンスのリテンション時間が表示されます。3 行目には、セクション
内のセーブセットの最初と最後のバイトまでのオフセット、メディアのファイル番号、そのセーブセットのデータ
があるメディアファイルの最初のレコード、内部ボリューム ID (volid)、セーブセットの総サイズ、前述の -v
の項で説明したフラグが表示されます。このフラグは、このメディアファイルにあるセーブセットの部分 (c、h、
m、または t) とセーブセットのステータス (b、r、a、または i) を表します。
-p フラグを使用すると、mminfo は、セーブセットのブラウズ時刻とリテンション時間をレポートに表示します。
レポートの各行にはセーブセットの作成日、保存されたブラウズ日とリテンション日 (downrev サーバに接続して
いるときには 'undef' が表示されます )、セーブセットの ID、クライアントの名前、サーバの名前が表示されま
す。このレポートに含まれる列には、-v と -V オプションは無効です。
-m フラグを使用すると、mminfo は、メディアデータベース内の各ボリューム名、ボリュームに書き込まれたバイ
ト数、スペースの使用率 (「full」はすべてのスペースが使用されていることを示します )、リテンション ( 有効
期限 ) 時間、読み込まれたバイト数、ボリューム上で実行されたラベルの読み取り回数 ( 明示的なマウント数では
ありません )、ボリュームの容量を表示します。リサイクル可能なボリューム (nsrim(8) を参照 ) には、最初の
列に E というフラグが設定されます ( リサイクル可能であることを示します )。手操作でのリサイクルが可能とい
うマークがボリュームに付いている場合には、E ではなく、M が表示されます。ボリュームがリサイクル可能であ
り、また手操作でのリサイクルも可能である場合には、X が表示されます。アーカイブボリュームとマイグレー
ションボリュームの場合には、最初の列に A というフラグが設定されます。ボリュームがアーカイブボリュームで
もマイグレーションボリュームでもなく、リサイクルも可能ではない場合には、フラグは表示されません。
-v フラグを -m フラグとともに指定すると、内部ボリューム ID (volid)、次に書き込まれるファイルの番号、メ
ディアタイプの 3 つのフィールドが追加で表示されます。
-V フラグと -m を使用すると、フラグの列が出力に追加されます。現在では、2 つのフラグが表示されます。ボリュー
ムが書き込み中 ( ダーティー ) の場合には、d フラグが設定されます。ボリュームに読み取り専用というマークが付い
ている場合には、r フラグが設定されます。どの条件も満たしていない場合には、フラグの列は空になります。
-S フラグを使用すると、長形式で複数行から構成されるセーブセットレポートが生成されます。これは、デバッグ
で使用します。行数はセーブセットによって異なります。長さのため、列のヘッダーはありません。クライアント
とセーブセットの名前を除いて、セーブセットの各属性が 'name=value' の形式で表示されます。これらの名前は
'client:name' の形式で表示されます。また、拡張属性も表示されます。複数行グループの先頭行は左マージン
から始まり、セーブセットの ID(ssid)、保存時間 ( 日付と時刻、1970 年 1 月 1 日午前 0 時 0 分 0 秒からの経過秒
数の両方の形式 )、クライアントとセーブセットの名前が表示されます。このセーブセットの 2 行以降はインデント
されます。セーブセットが一連のセーブセット (「継続セーブセット」) の一部分で、その最初のセーブセットでなけ
れば、前のセーブセットの ID が 2 行目に表示されます。次の行には、レベル、セーブセットのフラグ ('ssflags'
の形式については、カスタムクエリとカスタムレポートセクションの表を参照 )、セーブセットのサイズ ( バイト
単位 )、セーブセット内のファイル数、セーブセットのインサート日が表示されます。次の行には、セーブセット
174
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mminfo(8)
の作成、完了、ブラウズ、保存 ( 有効期限 ) の日付が表示されます。この 2 行の値に 'undef' という文字列が表
示された場合には、これらの値を保存しない古いサーバが問い合わされていることを意味します。クライアント ID
が設定されている場合には、この次の行に表示されます。セーブセットに拡張属性 ( セーブセットの所属するグ
ループやアーカイブ注釈 ) がある場合には、以降に 1 つの属性が 1 行に表示されます。拡張属性の形式は "name:
values;" です。最後に、セーブセットのクローンまたはインスタンスが表示されます ( 各セーブセットには 1 つ
以上のインスタンスがあります )。各クローンの最初の行には、クローン ID、インスタンスの作成日時、クローン
リテンション日付、クローンごとのフラグ ('clflags' の形式で表示されます。詳細については、カスタムクエリ
とカスタムレポートの表を参照してください。) インスタンスごとに、そのインスタンスのセクションが、フラグ
メント化されて表示されます。フラグメント化された行には、セーブセットの先頭からそのフラグメントまでのオ
フセット、そのフラグメントのあるボリューム ID (volid)、開始フラグメントのメディアファイルとレコード番
号、絶対位置決め ID( 既存のサーバでは未使用 )、フラグメントの最終アクセス日が表示されます。このレポート
では、-v と -V オプションは無効です。-S を指定すると、-o ソート順序のオプション o と m は無視されます。
-X フラグを使用すると、行単位にセーブセットが表示されるのではなく、セーブセットの要約レポートが準備され
ます。このクエリを解決するには、メディアデータベース全体を調べる必要がありますが、これは非常に時間とコ
ストのかかる処理です。このフラグを a オプションと一緒に使用すると、すべてのボリュームのクエリが実行され、
それらのボリュームのセーブセットが確認されます。a オプションを指定しないで使用した場合は、24 時間以内の
セーブセット情報だけが確認されます。要約には、セーブセットの総数と、セーブセットのタイプによるカテゴリ
ごとの総数が示されます。クエリで必要であれば、セーブセットの最新の使用率も出力されます。カテゴリには、
フルの数、インクリメンタルの数、フルでなく、インクリメンタルでもないセーブセットの数、Ad Hoc なアーカ
イブ、マイグレーション、空で削除されたセーブセットの数、インデックスセーブセットの数、最終的に、不完全
なセーブセットの数があります。最新の使用率では、1 週間前から 1 日単位でセーブセットの数が表示され、その
週のセーブセットの要約が示されます。また、可能であれば、その月のセーブセットの要約も表示されます。各行
には、ファイル数 ( 指定された時間間隔で保存されたファイル )、セーブセットの数、総サイズ、セーブセットの
平均サイズ、ファイルの平均サイズが表示されます。可能であれば、インクリメンタルとフルの比率や、ブラウズ
可能なファイルの比率も出力されます。要約レポートでは、-v と -V オプションは無効です。
-B フラグを使用すると、事前に用意されたクエリが実行され、過去 5 週間で生成されたブートストラップのリストが
適切な形式で出力されます。この形式では、各セーブセットが行単位に表示されます。各行には、保存日時、保存レ
ベル、セーブセット ID (ssid)、開始ファイル番号、開始レコード番号、ボリュームが表示されます。同等のクエリ
について、以下の使用例セクションで説明します。ブートストラップの表示では、-v と -V オプションは無効です。
オプション
-a
24 時間以内のセーブセットだけではなく、完了してブラウズ可能なすべてのセーブセットにクエリが適用
されます。このオプションは、後述の -c、 -N、 -q、 -m、および -o オプションを使用した場合に暗黙的
に適用されます。メディアのみのレポート (-m またはメディア情報のみを表示するカスタムレポート ) と
組み合わせると、-a は、完了してブラウズ可能なセーブセットだけではなく、すべてのボリュームに適用
されます。
-c クライアント
指定されたクライアントに関するメディアやセーブセットの情報だけをレポートします。(Reg.) これは、
クエリー形式 (-q オプションを参照 ) 名を使用してクライアント名を指定することに類似しています。い
ずれの場合も、大文字と小文字を区別しない文字列比較によって名前の照合が行われます。reportspec
(-r オプションを参照)が volume を含む場合、レポートされる情報にはクライアントの aliases に関す
る情報が含まれます。クライアントのエイリアスに関する情報を出力する必要がない場合に、reportspec
が volume を含むときは、-c client とともに、-l オプションを使用する必要があります。
-l
このオプションを -c client とともに、volume を含む reportspec (-r オプションを参照 ) に加えて
使用すると、出力に指定されたクライアントの aliases に関する情報はすべて含まれなくなります。
-m
デフォルトのセーブセットレポートではなく、メディアレポートを表示します。つまり、セーブセットで
はなく、セーブセットを含むメディアに関するレポートが表示されます。
-N name
指定された name に関するメディアやセーブセットの情報だけをレポートします。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
175
mminfo(8)
-o 順序
指定された順序で出力をソートします。セーブセットは、さまざまなフィールドでソートされてから表示
されます。数値フィールドは最小値から最大値へ、他のフィールドはアルファベット順にソートされます。
順序には celmnotR の各文字を任意に組み合わせて指定できます。c はクライアント、e は有効期限、l
は長さ、m はメディア名、n はセーブセット名、o はメディア ( ファイルとレコード番号 ) のオフセット、
t は時刻、R は逆順をそれぞれ表します。セーブセットレポートのデフォルトのソート順序は mocntl で
す。オフセットフィールド ( ファイルとレコード ) は、-V オプションが選択されている場合に、セーブ
セットセクション ( フラグメント ) 情報を示すカスタムレポートでのみ考慮されます。メディアのみのレ
ポート (-m) に適用する場合は、長さはボリュームでの使用量、時刻はメディアの最終アクセス時刻とな
り、他の順序フラグは無視されます。
-p
上記のように、セーブセットのブラウズおよびリテンション時間についてのレポートを表示します。
-q queryspec
指定されたクエリ制約を現在のクエリの制約リストに追加します。複数の -q オプションが指定できます。
queryspec の構文については、以下のカスタムクエリとカスタムレポートセクションを参照してください。
-r reportspec
で属性のリストを表示するようレポート情報を付加します。複数の -r オプションが指定できます。
reportspec の構文については、以下の カスタムクエリとカスタムレポートセクションを参照してください。
-s server
server の NetWorker システムから取得したボリュームおよびセーブセット情報を表示します。サーバの
選択については、nsr(8) を参照してください。デフォルトはカレントシステムです。
-t 時刻
時刻以降に作成されたセーブセットに関するメディアやセーブセットの情報のみをレポートします。有効
な時刻形式については、nsr_getdate(3) を参照してください。-a、-B、-c、-N、-m、-o、および -q
のスイッチを使用している場合を除き、デフォルトは「yesterday」です。これらのスイッチを使用して
いる場合は、時刻のデフォルト値はありません。前日以降のバックアップのみを表示する場合は、明示的
に「-t yesterday」を指定する必要があります。
-v
上記のように冗長表示レポートをオンにします。
-x exportspec
デフォルトの人間が読める出力形式の代わりに、exportspec は、2 種類のプログラムが読める出力形式を
提供します。exportspec「m」は、XML 出力を表示します。また、exportspec「c<separator>」は、
任意の単一文字または文字列で区切られた値を表示します。たとえば、‘mminfo -xc,’ はコンマ区切り
の値を生成します。
176
-B
事前に用意されたクエリを実行して、上記のように過去 5 週間に生成されたブートストラップをレポート
します。このオプションは、サーバのインデックスとブートストラップを保存するときに、savegrp(8)
が使用します。
-S
上記のような長形式で複数行から構成されるセーブセットレポートを表示します。
-V
上記のような追加の冗長レポートを表示します。
-X
上記のような要約レポートを準備します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mminfo(8)
カスタムクエリとカスタムレポート
mminfo のカスタムクエリとレポートオプションを使用すると、パイプラインやスクリプトでソートし直さずに、
複雑な制約に一致するメディアおよびセーブセットレポートが生成できます。このセクションでは、カスタムクエ
リの構文、レポートの仕様について例を挙げながら説明します。詳しいサンプルについては、使用例セクションを
参照してください。
カスタムクエリオプションの -q queryspec は、-c client などの簡単なクエリの拡張です。これにより、デー
タベース内のメディアやセーブセットの属性をベースにしたクエリを作成でき、簡単なオプションで実行できる簡
単な等号比較以外に、複雑な比較演算が実行できます。queryspec の形式は、
[!] 名前 [ comp value ] [ , ... ]
ここで、name は、以下の表にあるデータベース属性の名前、comp は、'>'、'>='、'='、'<='、'<'、など属性
に有効な比較演算子です。value は、比較される値です。先頭と末尾に空白を開けて、指定したコンポーネントを
分離できます。比較演算子と値は、ほとんどのフラグ属性に指定しなければなりません。一般に、数値属性には 5 つ
の比較演算子が使用できますが、文字列属性には等式しか使用できません。値が通常 'true' か 'false' になる
フラグを比較するときには、'[ ! ] name' 構文が使用できます。!name は、name=false と同等で、name は、
それ自身が name=true と同等です。比較演算子は、コンマで区切って指定します。時刻または文字列にコンマが
ある場合には、その値を単一引用符または二重引用符で囲む必要があります。引用符自体を指定するときには、文
字列内で連続して指定します。次の例は、有効な文字列比較を表しています。
name="Joe's daily, ""hot"" Save Set"
コマンドラインシェルでも引用符は解釈されます。したがって、クエリ全体を引用符で囲み、クエリ内の単一値に
引用符を付ける必要があります。使用する引用符のタイプは、シェルによって異なります。上記のように、複数の
文字列値を除いて、指定された制約のすべてと一致するセーブセットとメディアボリュームがレポートに出力され
ます。複数の -q オプションを指定したり、 -c、 -N、 -t などの簡単なクエリ制約と組み合わせることも可能です。
上記のクエリ制約の順序は重要ではありません。
ボリューム、セーブセット、クローンなどの ID を除いて、数値制約では範囲を指定できます。また、文字列制約で
は、可能な値をいくつか指定できます。時刻とレベルは、文字列ではなく、数値として処理されます。数値範囲の
上限と下限は、別の制約として指定します。例 :
%used>20,%used<80
は、使用率が 20% より大きく 80% より小さいボリュームと一致します。また、すべての文字列は ' 属性とボリュー
ム属性 ' を除いたリストです。文字列で可能な値を指定する場合には、別の等式制約として指定します。例 :
client=pegasus,client=avalon
は、クライアント 'pegasus' またはクライアント avalon のセーブセットと一致します。
文字列属性「group」を複数回使用する場合、「mminfo」クエリは次のようになります。
mminfo -av -q ‘group=Default, group=Test’
これにより、「Default」グループおよび「Test」グループのセーブセットがレポートされます。
カスタムレポートオプション -r reportspec を指定すると、レポートに表示されるメディアおよびセーブセット
の属性、列の順序、列幅、改行の位置を正確に指定できます。reportspec の形式は、
name [ (width) ] [ , name [ (width) ] ... ]
ここで、名前は以下で説明するデータベースの属性名です。括弧で囲まれた 幅はオプションで、列の幅を指定しま
す。先頭と末尾にある空白は無視されます。デフォルトの列幅は、属性によって異なります。デフォルトの幅につ
いても、以下の表で説明します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
177
mminfo(8)
一部の列見出しには、短いバージョンと長いバージョン ( 表示内容が詳細 ) のテキストがあります。十分な列幅が
ある場合は長い列見出しが表示され、列幅があまりない場合は短い列見出しが表示されます。非米国ロケールの見
出しでは、デフォルトの列幅が狭すぎる場合や広すぎる場合に、列見出しとデータが正しくそろわないことがあり
ます。列見出しとデータをそろえるには、属性名とともに幅を指定します。
たとえば、一部のロケールの場合、「mminfo -p –q group=default」 コマンドでは列見出しとデータが正しく
そろわない可能性があります。これらの位置をそろえるには、属性名とともに列幅を指定してコマンドを実行しま
す。指定された列幅のサイズによっては、長い見出しが表示される可能性があります。例 :
mminfo -avot -q group=Default -r" 保存時刻 (17), ssbrwowse(17), ssretent(17),
ssid, クライアント , 名前 "
複数の -r オプションを指定できます。レポートの列は左から右の順になり、指定された属性名の順序に対応しま
す。出力の各行には要求されたすべてのデータが表示されます(newline 属性名を使用して論理行内に改行を挿入
できます)。要求された列幅に値が収まらない場合には、その行の後続の値は右にシフトします(値は、256 文字目
以降で切り捨てられます)。
以下の表に、有効な属性名、クエリ値の有効範囲 ( または、レポートの指定にのみ有効なアトリビュートとして NA)、
簡単な説明を示します。
表の有効な範囲にある列で数字 として表示されている [ 数値 ] 属性は、上記にリストされている比較演算子を使用
して指定できます。また、範囲の比較に使用することもできます。
=id 属性は、さまざまな ID( ボリューム ID、セーブセット ID など ) に使用され、等号比較のみが実行できます。
ほとんどの場合、列幅が狭いため (50 文字未満 )、短縮形式の ID しか表示されません。これは、downrev サーバ
で使用される ID に対応します。列幅に十分な長さがある場合には、完全な ID が示されます。クライアント ID は
常に完全な ID で示されます。クローン ID は、短縮形式の ID として表示されます。
flag 属性は 'true' か 'false' の値をとります。これは、クエリ制約としてのみ適用され、レポート仕様で対応
するフラグ要約文字列があります。
time 属性は、nsr_getdate(3) 形式で指定します。そうでないと、数値属性として扱われます ( コンマを含む時
刻を指定する必要があります )。'forever' という特別な時間を有効期限として使用すると、そのセーブセットま
たは有効期限は 'forever' になります。時間が定義されていないと、'undef' という特別な時間が表示されます。
出力では、時刻は MM/DD/YY HH:MM:SS と表示されます。これらは、それぞれ月 ( 数値 )、日、年 ( 下 2 桁 )、時
間、分、秒を表します。それぞれ、英語 ( 米国 ) ロケールです。列幅が非常に狭い場合 (17 文字未満 ) には、日付
だけが表示されます。列幅を 22 文字にすると、通常、日付と時刻が完全に出力されます。これは、オペレーティン
グシステムが生成する日付と時刻の形式によって変わります。返された日付と時刻が指定された列に収まらない場
合は、日付だけが表示されます。
非米国ロケールでは、time 属性はローカルの日付 / 時刻形式で表示されます。このため一般に、より大きな列幅の
指定が必要です。
列幅が属性のローカルの日付 / 時刻の値を完全に表示するのに十分でない場合は、<locale_date HH:MM> (24
時間 ) 形式が試されます。それでも、列幅が十分でない場合は、日付 / 時刻の列には <locale_date> だけが表示
されます。
たとえば、特定のロケールで savetime 属性のローカルの日付 / 時刻を表示するには、以下のように適切な幅を指
定します。
mminfo -avot -r"volume, client, savetime(40), sumsize,
level, ssid, name, sumflags"
サイズと kb サイズ属性には、単位を付加できます。キロバイトは「KB」、メガバイトは「MB」、ギガバイトは「GB」、
テラバイトは「TB」
、ペタバイトは「PB」
、エクサバイトは「EB」です。クエリ制約におけるデフォルトの単位 ( 単位を
明示的に指定しなかった場合 ) は、属性の場合はバイト、kb サイズ属性の場合はキロバイトになります。レポートの単
位は、実際の値に応じて変わります。
178
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mminfo(8)
string 属性は、任意の文字列から構成されます。クエリ構文で説明したように、これらの文字列は必要に応じて
引用符で囲みます。
属性名
space
newline
volume
volid
barcode
family
type
volflags
値範囲
NA_8_9
NA
文字列
=id
文字列
文字列
文字列
NA
幅
state
NA
full
inuse
volrecycle
readonly
manual
pool
location
capacity
written
%used
read
next
nrec
volaccess
フラグ
フラグ
フラグ
フラグ
フラグ
文字列
文字列
サイズ
kb サイズ
数値
または ‘full’
kbsize
数値
数値
時刻
volretent
olabel
labeled
mounts
時刻
時刻
時刻
数値
9
9
9
6
recycled
avail
数値
NA
4
3
near
smartmedia
metric
savesets
volattrs
フラグ
フラグ
数値
NA
NA
NA
NA
6
6
31
name
savetime
nsavetime
文字列
時刻
NA
31
9
11
sscreate
時刻
1
15
11
15
4
7
5
7
NA
NA
NA
NA
NA
15
15
8
7
5
8
5
5
9
9
説明
論理行内の改行。幅には実際に必要な改行の数を指定。
ボリューム名。
固有のボリューム ID。
ボリュームのバーコード(設定されている場合)。
メディアファミリ(テープ、ディスクなど)。
メディアタイプ(8mm、光ディスクなど)。
ボリューム要約フラグ。d と r があり、それぞれ、ダーティー(使用中)
および読み取り専用を表す。
ボリューム状態の要約。E、M、X、および A。それぞれ、リサイクル
可能、手動リサイクル可能、その両方、アーカイブボリュームまたは
マイグレーションボリュームを表す。
フルのボリュームに一致。
使用中の(ダーティー)ボリュームに一致。
リサイクル可能なボリュームに一致。
読み取り専用ボリュームに一致。
手動リサイクル可能なボリュームに一致。
ボリュームのあるプール。
ボリュームのロケーション。
ボリュームの推定容量。
ボリュームに書き込まれた量(KB 単位)。
推定使用率、full とマークされたボリュームの場合は ‘full’
ボリュームから読み取られた(リカバリされた)量(KB 単位)。
次に書き込むメディアファイル。
次に書き込むメディアレコード。
保存またはリカバリのオペレーションで、ボリュームに最後にアクセス
した時間。アクセス時刻の更新は、マウント オペレーションによって
必ずしも発生しない。古いサーバはこの値を正確に提供しない。
このボリュームの最後のセーブセットが期限切れになる日時。
ボリュームにラベルが作成された最初の時間。
メディアボリュームにラベルが作成された最新時刻。
ラベル読み取りオペレーションがボリューム上で実行された回数(明示
的なマウント数ではない)
。
ボリュームラベルが変更された回数。
ボリュームの可用性、現在の有効値、n はニアライン(つまりジューク
ボックス内)
、ov は SmartMedia が管理しているボリュームを表す。
ニアラインボリュームに一致する。
SmartMedia 管理ボリュームに一致する。
ボリューム速度と性能メトリック(既存のサーバでは使用されていない)
。
ボリューム上のセーブセットの数。
拡張ボリューム属性。
セーブセット名。
保存時刻(クライアント側)。
保存時刻。グリニッジ標準時の 1970 年 1 月 1 日午前 0 時 0 分 0 秒か
らの経過時刻を秒数で表示。
作成時刻(サーバ側)。クライアントとサーバのクロックの同期が取れ
ていない場合、この時刻は保存時刻と異なる場合がある。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
179
mminfo(8)
180
ssid
=id
10
デフォルトでは短い形式の ssid が使用される。この形式ではあいまい
になる可能性がある。
ssid
=id
53
長い形式の ssid は、特定のセーブセットに対して一意であることが
保証される。
snap
cover
level
NA
NA
5
スナップショットバックアップのみを表示する。
カバーセーブセットを表示。セーブセットのフラグには 'K' が設定され
バックアップレベル。手動バックアップは、レポートでは空白の列値
として表示される。
クライアント
フラグ
フラグ
0 ∼ 9、
full、incr、
migration、
または manual
文字列
11
attrs
pssid
NA
=id
31
11
ssflags
NA
continued
recoverable
ssrecycle
incomplete
rolledin
ndmp
dsa
フラグ
フラグ
フラグ
フラグ
フラグ
フラグ
フラグ
NA
NA
NA
NA
NA
NA
NA
このセーブセットでバックアップされたホストに関連づけられている
クライアントリソース名。
拡張セーブセット属性。
直前のセーブセット ID。最初のセーブセット、またはセーブセットが
1 つしかない場合には 0。
セーブセットのフラグ要約。CvrENiRPKIF のうちの 1 つ以上の文字
で構成される。これらの各文字はそれぞれ、継続、有効、削除(リカ
バリ可能)、リサイクル可能、生成 NDMP、不完全、raw(rawasm を
使用してバックアップしたセーブセットではない)
、スナップショット、
カバー、実行中、完了(終了)を表す。
継続セーブセットに一致。
リカバリ可能(削除された)セーブセットに一致。
リサイクル可能セーブセットに一致。
不完全なセーブセットに一致。
ロールインセーブセットに一致。
NDMP セーブセットに一致。
バックアップされた NDMP セーブセットを表示。セーブセットのフラグ
には 'N' および 's' が設定される。
raw
フラグ
NA
valid
フラグ
NA
sumflags
fragflags
totalsize
ssbrowse
NA
NA
数値
時刻
3
3
11
9
ssretent
時刻
9
ssinsert
時刻
9
sscomp
clientid
時刻
=id
9
9
copies
数値
6
cloneid
clonetime
clretent
=id
時刻
時刻
11
9
9
7
raw セーブセットに一致。NetWorker モジュールによって保存された
パーティションを含む。
有効なセーブセットに一致。現在のサーバによって、すべてのセーブ
セットに ‘valid’ というマークが付けられる。
ボリューム単位のセーブセット要約フラグ。-v レポートの説明を参照。
セクション単位のセーブセット要約フラグ。-V レポートの説明を参照。
セーブセットの総サイズ。nfiles
セーブセットのブラウズ時刻。この時刻まではセーブセットをブラウズ
可能。downrev サーバに接続しているときには ‘undef’ が表示される。
セーブセットの保存時刻(期限切れ時刻)。セーブセットはこの時間ま
で保持される。
セーブセットの挿入時刻。セーブセットが最後にデータベースに導入
された時刻(たとえば、バックアップや scanner(8) の実行によって
導入された時刻)。
セーブセットの完了時刻。セーブセットのバックアップが完了した時刻。
このセーブセットでバックアップされたホストの、グローバルに一意
なクライアント ID。
セーブセットのコピー(インスタンスまたはクローン)の数。すべて
に同じ保存時刻とセーブセット ID が付いている。
1 つのコピーのクローン ID。
コピーの作成時刻。
クローンの保存時間。この時間を過ぎると、メディアデータベース内の
クローンインスタンスがリカバリ可能でなくなる。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mminfo(8)
clflags
NA
5
suspect
フラグ
NA
annotation
文字列
31
group
文字列
12
ssbundle
文字列
15
first
last
数値
NA
11
11
fragsize
sumsize
mediafile
mediarec
NA
NA
数値
数値
7
7
5
5
mediamark
数値
5
ssaccess
時刻
9
クローンのフラグ要約。aios のうちの 1 つまたは複数の文字で構成さ
れ、それぞれの文字は処理中断(abort)、不完全(incomplete)、
不透明(opaque(通常の NetWorker 要注意(suspect(読み取り
エラー))を表す。この要約は、セーブセットのインスタンスのステー
タスを反映している。
要注意のセーブセットコピーに一致する。これは、ファイル リカバリ
でエラーの発生したセーブセットのコピーを指す。
(アーカイブ)セーブセットの注釈。クエリー形式では、文字列は
grep(1) で使用される形式の正規表現。
このセーブセットのグループ。このセーブセットをバックアップする
グループ。
このセーブセットにバンドルされるセーブセット。複数のセーブセットを
一緒にステージングするために使用される。
セクション内に含まれるセーブセットの先頭バイトのオフセット。
カレント セクションに含まれているセーブセットの最終バイトまでの
オフセット。
セーブセットのカレントセクションのサイズ。
このボリューム上にあるセーブセットのすべてのセクションの合計サイズ。
セーブセットのカレントセクションがあるメディアファイル番号。
カレントメディアファイル内でセーブセットの先頭バイトが検出され
たメディア レコード番号。
カレントセクションの絶対位置決めデータ(既存のサーバでは使用さ
れない)。
セーブセットのこのセクションがバックアップまたはリカバリのため
に最後にアクセスされた時刻。
使用例
一部のレポートまたはクエリには簡単なオプションが用意されています。次の例では、このようなオプションにつ
いて、簡単なレポートとカスタムレポートの両方を示します。
ボリューム上のセーブセットの情報を、セーブセット ID( 長い形式の ssid(53 桁 )) 付きで表示します。
mminfo -av -r 'volume, name, savetime, ssflags, clflags, ssid(53)'
過去 5 週間に生成されたすべてのブートストラップを表示します。これは、savegrp(8) でレポートされます。
mminfo -B
mminfo -N bootstrap -t '5 weeks ago' -avot
-r 'savetime(17),space,level(6),ssid'
-r 'mediafile(6),mediarec(7),space(3),volume'
すべてのボリュームに関する情報を表示します。
mminfo -m
mminfo -a -r 'state,volume,written,%used,volretent,read,space'
-r 'mounts(5),space(2),capacity'
ボリューム mars.001 と mars.002 のメディア情報を表示します。
mminfo -m mars.001 mars.002
mminfo -m -q 'volume=mars.001,volume=mars.002'
/usr という名前のすべてのブラウズ可能なセーブセットを表示します。
mminfo -N /usr
mminfo -q name=/usr
先週 /usr という名前でクライアント venus によって生成されたブラウズ可能なセーブセットを表示します。
mminfo -N /usr -c venus
mminfo -q 'name=/usr,client=venus'
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
181
mminfo(8)
ボリューム mars.001 に /usr という名前でクライアント venus によって生成されたブラウズ可能なセーブセットを
表示します。
mminfo -N /usr -c venus mars.001
mminfo -q mminfo -q 'name=/usr,client=venus,volume=mars.001'
先週書き込まれたすべてのボリュームに関するメディアレポートを表示します。
mminfo -m -t 'last week'
mminfo -m -q 'savetime>=last week'
フルでないボリュームについて、その使用率、プール、各ボリュームのロケーションを示すメディアレポートを表
示します。
mminfo -a -r 'volume,%used,pool,location' -q '!full'
-m レポートと類似したメディアレポートを表示します。ただし、ボリュームラベルではなく、バーコードを表示し
ます。
mminfo -a -r 'state,barcode,written,%used,read,space'
-r 'mounts(5),space(2),capacity'
複数のコピーがあるすべてのセーブセットのインスタンス冗長リストを、保存時刻とクライアント名でソートして
表示します。
mminfo -otc -v -q 'copies>1'
4 か月以内に作成され、"project data" という注釈が付いているすべてのアーカイブセーブセットを表示します。
mminfo -q'annotation=project data'
-r"volume,client,savetime,sumsize,ssid,name,annotation"
-t'four months ago'
クライアント cyborg のスナップショットーブセットをすべて表示します。
mminfo -q'client=cyborg, snap'
-r"volume,client,savetime,sumsize,ssid,name,annotation"
-t'four months ago'
注記:このオプションは EMC PowerSnap モジュールでしか使用できません。
クライアント cyborg の、スナップショットハンドルの付いたすべてのスナップショットセーブセットを表示します。
このスナップショットハンドルは、属性 '*snapid' に保存されます。
mminfo -a -S -q'client=cyborg, snap'
-t'four months ago'
注記:このオプションは EMC PowerSnap モジュールでしか使用できません。
権限要件
「ローカルデータリカバリ」権限を持つユーザーは、セーブセット情報のメディアデータベースに、mminfo コマン
ドが呼び出されているクライアントについてのみクエリを実行できます。
「リモートアクセス」権限を持つユーザは、セーブセット情報のメディアデータベースに、任意のクライアントにつ
いて問い合わせることができます。
「デバイスおよびジュークボックス使用」権限を持つユーザは、メディアデータベースに、詳細なボリューム情報を問
い合わせることができます。ユーザがセーブセット情報にアクセスできるためには、
「ローカルデータリカバリ」権限
または「リモートアクセス」権限のいずれかを持っている必要があります。
「リモートアクセス」権限は、
「全クライ
アントへのリモートアクセス」権限またはクライアントリソースの「リモートアクセス」属性によって付与されます。
「NetWorker モニタ」権限を持つユーザは、メディアデータベースに、任意のクライアントのボリュームとセーブ
セット情報を問い合わせることができます。これは、「デバイスおよびジュークボックス使用」権限と「リモートア
クセス」権限の両方を持っているのと同じです。
ファイル
/nsr/mm/mmvolume6 セーブセットとメディアボリュームのデータベース ( 実際に nsrmmdbd(8) によってアクセ
スされるデータベース )
182
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mminfo(8)
参照先
grep(1), nsr_getdate(3), nsr_layout(5), nsradmin(8), nsrmmdbd(8), recover(8),
savegrp(8), scanner(8).
診断
クエリに一致するものがありません
データベースに、クエリのすべての制約を満たすセーブ セットまたはボリュームが見つかりませんでした。
" .ds ]F
" " """ .}S 2 3 " 無効なボリューム名 ‘ ボリューム名 ’" " "" "" "" "" "" "" "" 指定された
ボリューム名の形式が無効です。ボリューム名の先頭にダッシュを使用することはできません。クエリに
一致するボリュームがないため、' クエリに一致するものがありません ' というエラーが戻されます。
-m、-B、-S、-X または -r の中の 1 つだけを指定してください
1 回に 1 つのレポートしか生成できません。複数のレポートを取得するには、mminfo を個別に実行して
ください。
ソート順が無効です。‘celmnotR’ のいずれかを選択してください
celmnotR の文字だけが -o オプションで使用できます。
指定できる -o は 1 つだけです
複数のソート順は指定できません。
指定できる -s は 1 つだけです
同時に複数のサーバにクエリを実行できません。複数のサーバからレポートを取得するには、mminfo を
個別に実行します。
メモリ不足です
クエリの実行中に、メモリが不足しました。ソート順を -om にして再度実行するか、制約の多いクエリ ( た
とえば、特定のボリューム、クライアント、セーブセット名を表示する ) を実行する必要があります。
‘ 属性 ’ のために指定された値が無効です
指定された値が範囲外(たとえば、正の数しか受け入れられない個所に負の数が指定されている)、タイプ
が異なる(数値属性にアルファベットの文字列を指定している)、または形式が正しくない(たとえば、閉
じ引用符と次のコンマの間に空白文字がないか、閉じ引用符がない)のいずれかです。
値 ‘ 属性 ’ は長すぎます
属性に指定した値が、最大許容値を超えています。クエリ属性は 65 文字より少ない値にしなければなりま
せん。
‘ 属性 ’ に指定された範囲に重複部分がありません
属性に重複部分のない数値範囲が指定されたた め、データベースのセーブセットまたはボリュームに一致
しません。
不明なクエリ制約 :
有効な属性名については、「カスタムクエリとカスタムレポート」の表を参照してください。
クエリ制約 ‘ 属性 ’ に値が必要です
属性はフラグではありません。これは、‘ 名前コンパレータ値 ’ 形式で指定する必要があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
183
mminfo(8)
クエリ制約 ‘ 属性 ’ に値が必要です
属性はフラグではありません。これは、‘ 名前コンパレータ値 ’ 形式で指定する必要があります。計算値、
フラグ要約、セーブセットの拡張属性、フォーマット ツール (space と newlineFp) はクエリでは使用
できません。
クエリの制約 ‘ 属性 ’ には無効なコンパレータです使用された演算子は、この属性には無効です。
属性に有効な演算子については、
「カスタムクエリとカスタムレポート」セクションを参照してください。
クエリの制約 ‘ 属性 ’ が 2 度以上指定されました
同じ演算子を使用して、この属性が複数回指定されていますが、これは文字列属性ではありません。文字
列属性は、特定の複数の値のいずれかと一致します。
不明なクエリ制約 : 属性
指定されたレポート属性は無効です。有効な属性名については、「カスタムクエリとカスタムレポート」の
表を参照してください。
制約 ‘ 属性 ’ はクエリだけで有効です
レポートに指定された属性は、フラグ一致属性ですが、これは、クエリ (-q) の指定でしか使用できません。
指定したフラグを使用したレポートで有効なフラグ要約属性については、「カスタムクエリとカスタムレ
ポート」の表を参照してください。
カラムの幅 ‘ 属性 ’ は無効です
属性に指定された幅は範囲外です。列幅は、255 文字以下の正数でなければなりません。
「レポートの制約の後の閉じ括弧がありません」‘attribute’
attribute 属性の幅が指定されていますが、閉じ括弧がありません。
レポートの制約 ‘ 属性 ’ の後のコンマがありません
属性の幅指定の後に空白以外の文字がありますが、これらの前にコンマがありません。
要求されたデータはありません、レポートは生成されていません
このレポート仕様には、フォーマット情報しか入りません。データ属性名は記憶されません。
制限
セーブセットの拡張属性はクエリ制約として指定できません。
数値には複数の等式一致を使用できません。これは文字列に対してのみ有効です。
多くの結果が選択されるようなクエリ ( クエリ制約が少ない ) で、ボリューム名がソートの主キーになっていない
ソートを実行する場合には、mminfo を使用して、データベース全体をリトリーブしてからでないと、何も出力さ
れません。このようなクエリでは、mminfo で多くのメモリを使用しますが、古いバージョンの nsrmmdbd ほどで
はありません。
mminfo を少なくとも 2 回実行しないと、セーブセットまたはメディアインスタンスと要約を示すレポートは作成
できません。
データベース属性どうしを比較するクエリ制約は指定できません。
-B フラグと -c フラグを同時に使用して、レポートは作成できません。
184
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mmlocate(8)
Maintenance Procedures
mmlocate(8)
製品名(A-Z)
mmlocate - NetWorker メディア位置レポートコマンド
形式
n .ll +10n mmlocate [ -s サーバ ] [ -l { -n ボリューム名 | -i ボリューム ID | 位置 }]
[ -L ] [ -d 位置 ] [ -c { -n volname | -i ボリューム ID }]
[ -u { -n ボリューム名 | -i ボリューム ID| 位置 }]
機能説明
mmlocate コマンドは、メディアデータベースに格納されているボリュームの位置情報にアクセスし、その情報を
管理するために使用します。ユーザーはボリュームの位置フィールドに含まれる情報を元に、ボリュームの物理的
な場所を特定できます。その他の Net-Worker コマンドは、ボリューム名とともに位置を表示します(サブコマン
ド recover(8) の versions を参照)。すべてのユーザーがこのコマンドとともに -l オプション(デフォルト)
または -L オプションを使用できます。-c、-d および -u オプションは、NetWorker 管理者だけが使用できます
(nsr(8) を参照)。mmlocate で、-L、-c、-d、-u オプションが指定されない場合は、-l が指定されます。
引数なしで実行された mmlocate は、指定されたサーバのすべてのボリュームとその位置の一覧を表示します
( サーバを指定しない場合は、現在のホストが使用されます )。
nsrjb(8) がメディアをジュークボックスに移動するごとに、ボリュームの場所にジュークボックスの名前が設定され
ることに注意してください。ストレージノードを使用している場合、ジュークボックスの名前はどのノードでボリュー
ムがマウント可能であるかを示すために使用されます。したがって、ジュークボックスの名前があるこのフィールドの
最初の部分は変更されません。ジュークボックスに含まれないストレージノードにあるボリュームを使用する場合、こ
のフィールドは、そのノードの任意のリモートデバイスの値を示すことで、ボリュームがどのノードにマウントされる
かを示します。ストレージノードの詳細については、nsr_storage_node(5) を参照してください。
オプション
-c
指定されたボリュームの位置フィールドをクリアします。
-d location
指定された位置に関係するすべてのボリュームを削除します。それぞれのボリュームの削除の前に確認の
プロンプトが表示されます。
-i volid
mmlocate の動作を指定されたボリューム ID (volid) に限定します。
-l
エントリの一覧を表示します。指定された volumename、volume ID、または location を使用して
データベースクエリを実行します。ボリューム名またはボリューム ID が与えられた場合、ボリュームの位
置の情報だけが表示されます。位置が与えられた場合は、その場所にあるボリュームだけが表示されます。
他のオプション ( ボリューム名、ボリューム ID、または位置 ) を指定することなく -l オプションが使用
された場合、位置なしでボリュームが表示されます。
-L
データベースにあるすべての locations が表示されます。
-n volname
動作を指定されたボリューム名 (volname) に限定します。
-s server
server のメディアデータベースにアクセスします。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
185
mmlocate(8)
-u
ボリュームの位置を更新します。位置の最大長は 64 文字です。-n volname または -i volid および
location オプションは、-u オプションとともに使用する必要があります。
使用例
ボリューム Offsite.011 が位置「Media Vault」にあることを示すように、メディアデータベースを更新します。
mmlocate -u -n Offsite.011 'Media Vault'
位置「Media Shelf 6」にあるボリュームを削除します。
mmlocate -d 'Media Shelf 6'
ボリューム NonFull.001 の位置情報を削除します。
mmlocate -c -n NonFull.001
ボリューム NonFull.001 の位置を表示します。
mmlocate -n NonFull.001
位置「Media Vault」に保存されているすべてのボリュームを表示します。
mmlocate 'Media Vault'
ファイル
/nsr/mm/mmvolume
参照先
メディアデータベース
nsrmm(8), mminfo(8), nsr(8), nsrjb(8), recover(8)
nsr_storage_node(5)
診断
Server server はリモートの更新をサポートしません操作 ...
古いサーバに対して mmlocate を実行している場合、-u または -c オプションは使用できません。該当サーバにロ
グインして、そのサーバで mmlocate を実行する必要があります。
186
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mmpool(8)
Maintenance Procedures
mmpool(8)
製品名(A-Z)
mmpool - NetWorker メディアプールレポートコマンド
形式
mmpool [ -s サーバ ] [ ボリューム ... ] [ -d プール ] [ -l プール ] [ -L ]
機能説明
mmpool コマンドは、NetWorker サーバのメディアデータベースに保存されたプール情報にアクセスするために使
用されます。このコマンドは、特定のプールにあるすべてのボリュームを削除するためにも使用されます。mmpool
とともに、1 個以上のボリューム名を指定した場合、レポートには指定されたボリュームが属するプールが表示さ
れます。デフォルトでは、すべてのボリュームとそのプールが表示されます。
ボリュームに再びラベル付けすることなくボリュームが属するプールを変更することはできません。再びラベル付
けすることによって、ボリュームに保存されるすべてのデータが破棄されます。プールは、NetWorker 管理コン
ソールまたは nsradmin(8) などの Net-Worker 管理ツールによって設定されます。これらのツールを使用して、
一意なプール (nsr_pool(5) を参照 ) リソースを作成、および修正します。
オプション
-d pool
指定されたプールのすべてのボリュームを削除します。ユーザは各ボリュームの削除ごとに、入力を求め
られます。
-l pool
すべてのボリュームとそれが属するプールが表示されます。プールが指定された場合、 mmpool は、その
プールに属するボリュームだけを表示します。
-L
サーバで設定されているすべてのプールリソースの名前を表示します。
-s server
作業を行う NetWorker サーバを指定します。サーバの選択については、nsr(8) を参照してください。
ファイル
/nsr/mm/mmvolume (UNIX) サーバのメディアデータベース
参照先
nsr(8)、 nsr_device(5)、 nsr_pool(5)、 nsradmin(8)、 nsrjb(8)、 nsrmm(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
187
mmpool(8)
188
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mmrecov(8)
Maintenance Procedures
mmrecov(8)
製品名(A-Z)
mmrecov - NetWorker メディアインデックスをリカバリする
形式
mmrecov [ -q | -v ] [ -N [ -F ] ]
機能説明
mmrecov コマンドは、NetWorker サーバの重要なファイルの障害を復旧するために使用します。mmrecov は、メ
ディアインデックスおよびサーバのリソースファイルをリストアします。こうした障害を引き起こす代表的な原因
は、ユーザーの誤操作によるファイルの削除か、または NetWorker サーバ上でのディスククラッシュです。
NetWorker が UNIX で稼動している場合の NetWorker クライアントおよびサーバのクラッシュリカバリに関する
一般的問題と手順の詳細については、nsr_crash(8) を参照してください。
mmrecov は、メディアデータベースやリソーフスファイルが損失または損傷した場合に、NetWorker サーバのメ
ディアデータベースおよびリソースファイルをメディア ( バックアップテープまたはバックアップディスク ) から
リカバリするために使用されます。このコマンドは、サーバの既存のメディアインデックスを上書きすることに注
意してください。mmrecov コマンドは、NetWorker クライアントのオンラインインデックスのリカバリには使用
しません。この目的の場合は、nsrck(8) を使用する必要があります。
このコマンドを利用する前に、NetWorker システムを完全にインストールし、適切に構成する必要があります。
NetWorker ソフトウェアの一部が損失した場合は、mmrecov の実行前に、配布ファイルから NetWorker を再イン
ストールします。NetWorker の同一のリリースを使用し、ソフトウェアが損失する前にインストールしていた場所
と同一の場所にインストールします。
mmrecov プログラムは、メディアインデックスおよびリソースファイルを含むブートストラップセーブセットの内
容を抽出します。mmrecov の実行が完了した後は、NetWorker サーバをシャットダウンし、リカバリされたリ
ソースファイルを所定の場所に移動し、サーバを再スタートする必要があります。この時点で、サーバとクライアン
トのファイルインデックスは nsrck を使用してリストアされています。
mmrecov を起動すると、ブートストラップセーブセットから抽出するデバイスを指定するよう求められます。次に、
ブートストラップの ID を指定するよう求められます。この番号は、savegrp および mminfo -B, によって出力さ
れるブートストラップ情報シートの最後の行の 4 列目 ( ラベル : ssid) に表示されます。以下に例を示します。
Jun 17
22:21 1992
date
6/14/92
6/15/92
6/16/92
6/17/92
time
23:46:13
22:45:15
22:50:34
22:20:25
mars's NetWorker bootstrap information Page 1
level
full
9
9
9
ssid
17826163
17836325
17846505
17851237
file
48
87
134
52
record
0
0
0
0
volume
mars.1
mars.2
mars.2 mars.3
mars.3
上の例では、最新のブートストラップセーブセットの ssid は、「17851237」です。セーブセットのクローンを作
成している場合、ブートストラップセーブセットのクローンも作成されています。したがって最新のセーブセット
に second を使用する必要があります。クローンセーブセットのブートストラップ情報の例については、「クローン
メディアからのリカバリ」セクションを参照してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
189
mmrecov(8)
次に mmrecov から、ブートストラップセーブセットのファイルとレコードの指定するよう求められます。どちらの値
も、不明の場合のデフォルトは 0 です。ただし、正しいファイル番号とレコード番号を指定することで、NetWorker
がより高速にブートストラップセーブセットを見つけられるようになります。ファイル位置およびレコード位置は、
ブートストラップ情報シートの 5 番目と 6 番目の列です。上の例では、ファイル位置とレコード位置の値は、それ
ぞれ 52 と 0 です。最後に、mmrecov により、選択されたブートストラップセーブセットを含み、指定されたデ
バイスに挿入されているボリューム(上の例では、
「mars.3」)を指定するよう求められます。mmrecov には、
ssid、ファイル位置、レコード位置、物理ボリュームを決定する方法がないため、ユーザーが出力シートから決定
する必要があります。一方、ブートストラップを含むボリュームが不明の場合は、scanner(8) の -B オプションを
使用して、ファイル位置とレコード位置を決定します。
ブートストラップセーブセットが 2 個以上のボリュームにまたがっている場合は、複数のボリューム名が印刷され
ます。印刷の順序は、mmrecov が要求した順序です。上の例では、3 番目のセーブセットは、92 年 6 月 16 日にボ
リュームに作成され、「mars.2」で始まり、ボリューム「mars.3」へ拡張されています。ブートストラップセーブ
セットが複数のボリュームにまたがる場合、mmrecov により、ボリュームの終了が発生したときに次のボリューム
がロードされているデバイス名を指定するよう求められます。そのボリュームがスキャンされ、ブートストラップ
セーブセットが抽出されます。
ボリュームのスキャンが終了すると、mmrecov は終了します。この時点で、元のサーバリソースファイルが失われて
いた場合は、NetWorker サーバをシャットダウンし、新しいリソースファイルを所定の場所に移動し、NetWorker
サーバを再び開始する必要があります。次にインデックスがリカバリされます。
ブートストラップのリカバリの終了時に、メディアデータベースの内容が、ブートストラップセーブセットのデー
タで置き換えられます。リカバリされたデータベース内のいずれかのボリュームに対して、ブートストラップセー
ブセットの作成以降に書き込みが行われていた場合、それらのセーブセットはメディアデータベース内に含まれな
いため、ボリュームレコードは誤ったテープ位置を持つことになります。NetWorker はこの誤ったテープ位置を使
用して新規データの書き込みを行うため、ブートストラップのバックアップ後に書き込まれたデータは上書きされ
ることになります。ファイルタイプデバイスまたは高度なファイルタイプデバイスの場合は、領域リカバリオペ
レーションによって、ブートストラップセーブセットの作成時より後に作成されたすべてのセーブセットが削除さ
れます。
次の状況を例に検討してみます。今日の時点の NetWorker データベースをリカバリする必要があり、利用可能な
最新のブートストラップセーブセットが 1 日前のものであったとします。このブートストラップセーブセットを使
用してデータベースをリカバリした後、メディアデータベースには、昨日の時点のボリュームとセーブセットレ
コードが含まれることになります。このブートストラップセーブセットを作成した時点よりも後に作成されたセー
ブセットはすべて、メディアデータベース内には存在しないものの、物理メディア内には実際に存在するという状
態になります。NetWorker はボリュームレコードに含まれている古い位置情報を使用して、新しいデータの書き込
みを行います。このため、メディアデータベースに含まれていないセーブセットが上書きされる可能性があります。
こうした事態の発生を回避するには、オプション -N を使用して、すべてのボリュームに「scan」フラグのマークを
付けます。このフラグは nsrmmd に対してテープの実際の終端を検索するよう指示します。これにより、データの
損失が回避されます。ブートストラップのリカバリ後に作成されたこれらのセーブセットをリカバリするためには、
管理者がボリュームをスキャンする必要があります。ファイルタイプデバイスまたは高度なファイルタイプデバイ
スの場合、領域リカバリオペレーションは、「scan」フラグがオフに変更されるまで中断されます。
サーバとクライアントのインデックスのリカバリには、nsrck -L7 を実行する必要があります。このコマンドは、
サーバが保存したスケジュールによって生成されたセーブセットから完全なインデックスを再構築します。セーブ
セットが複数のボリュームにまたがっている場合は、NetWorker 管理コンソールまたは nsrwatch(8) を起動する
ことが必要です。また、要求されるとおりにボリュームがマウントされていることも必要です。
nsrck が終了したとき、メッセージ「クライアント「<client-name>」のインデックスリカバリが完了しました」
が表示されます。NetWorker クライアントのインデックスがリカバリされると、そのクライアントは、recover を
使用してクライアントファイルのリカバリを開始できます。クライアントインデックスがリストアされる前にサー
バのインデックスがリストアされる必要はないことに注意してください。
190
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mmrecov(8)
前述のとおり、NetWorker リソースファイルはブートストラップセーブセットの一部として保存されます。リソー
スファイルも削除された場合は、直ちに /nsr/res.R から /nsr/res にファイルをコピーまたは移動して置き換え
ます。リソースファイルを /nsr/res にリストアする前に、デーモンがシャットダウンされる必要があります
(nsr_shutdown(8) を参照 )。
重大なハードウェア障害の後など、NetWorker サーバを新しいマシンにリカバリする必要があることがあります。
このような場合は、NetWorker Licensing ソフトウェアは移動を検出します。いったん、新しいマシンに
NetWorker を移動すると、15 日以内にカスタマサポートに移動を再登録をする必要があります。そうしなければ、
サーバ自体が無効になります。サーバが無効になると、ファイルのリカバリだけが可能になり、サーバが再登録さ
れるまで新しいバックアップは実行できません。NSR 登録通知によって、製品再登録の必要性に対する警告の通知
が送信されます。
クローンメディアからのリカバリ
たとえば、リモートサイトでなど、クローン メディアとだけ mmrecov を実行している場合は、多少異なる手法で
リカバリを実行する必要があります。ブートストラップ ID を選択する場合、必ずクローンセーブセット、つまり
ブートストラップ出力の一覧の最後のセーブセットに関連する情報を使用します。以下のセーブセットのリストで
検討します。
Jun 17
22:21 1992
date
6/14/96
6/14/96
6/15/96
6/15/96
6/17/96
6/17/96
time
23:46:13
23:46:13
22:45:15
22:45:15
22:20:25
22:20:25
mars’s NetWorker bootstrap information Page 1
level
full
full
9
9
9
9
ssid
17826163
17826163
17836325
17836325
17851237
17851237
file
48
12
87
24
52
6
record
0
0
0
0
0
0
volume
mars.1
mars_c.1
mars.2
mars_c.2
mars.3
mars_c.3
上の例では、最新のブートストラップセーブセットの ssid は、‘17851237’ です。クローンセーブセットは、
mars_c.3 にあり、ファイル位置とレコード位置の値は、それぞれ 6 と 0 です。
リソースファイルが失われ、mmrecov からリストアしたリソースファイルを使用する必要がある場合は、インスト
レーションリソースファイルをリカバリされたファイルと入れ替えるために、Net-Worker をシャットダウンする
必要があります。
元のリソースファイルが置いた後に、NetWorker サーバをリスタートする必要があります。リスタートした後で、
サーバとクライアントのインデックスファイルを nsrck -L7 コマンドを実行してリカバリできます。このコマン
ドはメディアデータベースにインデックスバックアップを問い合わせサーバと各クライアントのインデックスをリ
ストアします。インデックスリカバリが実行されたときに必要なすべてのクローンボリュームがオンラインである
場合、nsrck は、独自に終了します。
一部のボリュームがオンラインでない場合、nsrck は、バックアップ先の元のボリュームからインデックスをリカ
バリしようとするため、元のメディアを要求します。上のブートストラップ出力例では、" .ds ]F " " """ .}S
2 1 "mars_c.1 および mars_c.3 の両方が " " " " "" "" "" "" "" "" オンランである必要があります。ボ
リューム mars_c.3 だけがオンラインであった場合は、nsrck は、mars.1 も要求します。この場合の、サーバの
インデックスのリカバリを終了するには、以下の手順を実行する必要があります。
1.
リカバリに必要なボリュームをメモし、それらのボリュームをメディアデータベースから削除します。
NetWorker Management Console または nsrwatch(8) は、リカバリに必要なボリュームをペンディン
グメッセージパネルにリストします。メディアデータベースからボリュームを削除するには、NetWorker
Management Console または nsrmm(8) を使用します。
上の例のように mars_c.3 だけがマウントされているシナリオでは、たとえば、nsrmm -d mars.1 のよ
うに、メディアデータベースから mars.1 を削除する必要があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
191
mmrecov(8)
2.
3.
サーバを再起動して、進行中のインデックスリカバリを終了します。
nsr_shutdown(8) を使用してサーバをダウンさせます。nsrd(8) を実行してサーバを再度開始します。
サーバのインデックスを nsrck -L7 サーバ名を使用してリカバリします。
nsrck が終了すると、メッセージ「これで、インデックスは完全にリカバリされました」が表示されます。
オプション
-q
サイレントモードです。エラーメッセージのみ表示します。
-v
冗長モードです。デバッグ情報を生成します。
-N
ボリュームのスキャンを要求します。メディアデータベースのリカバリ後に、メディアデータベース内のす
べてのボリュームに line マークをつけて、それらのボリュームのスキャンが必要であることを示します。
-F
ファイルタイプおよび高度なファイルタイプボリュームに対してのみ「scan」フラグを設定します。この
オプションは、-N オプションとともに使用する必要があります。このオプションを指定した場合、
「scan」
フラグはテープメディア上のボリュームに対しては設定されません。
ファイル
/nsr
ブートストラップセーブセットが作成されたときのシンボリックリンクである場合、mmrecov の実行の前
に手動による再作成が必要です。
/nsr/res
このディレクトリおよびその内容はブートストラップセーブセットの一部として保存されます。mmrecov
は、このディレクトリをリストアし、さらに /nsr/res.R に名称変更します。ブートストラップセーブ
セットがリカバリされている間は、元のディレクトリは一時的に /nsr/res.org に名称変更されます。
/nsr/mm/mmvolume
NetWorker サーバのメディアインデックスは、ブートセーブセットの一部として保存され、無条件に
mmrecov によってリカバリされます。
診断
「ボリュームボリューム名に「scan」フラグを設定できませんでした」
示されたボリュームに対して「scan」フラグが設定されなかったことを示すエラーメッセージです。実際
のエラーメッセージが、このメッセージの後に続きます。
バグ
mmrecov という名前は誤解を招きやすいため、mmrecov は、必要のない場合に使用されることがよくあります。この
コマンドの名前は、具体的には「recover_server_media_database_or_resource_files_when_missing
( サーバのメディアデータベースまたはリソースファイルが欠落した場合のリカバリツール )」という内容を表してい
ます。サーバのオンラインインデックス、リソースファイル、およびメディアインデックスが無傷の場合は、通常の
リカバリ手順を使用してブートストラップセーブセットの内容の任意の部分をリカバリできます。
オンラインファイルインデックスにないファイルをリカバリするには、( たとえば、ファイルが savegrp を最後に
実行した後に保存された場合 )scanner を使用して、最後に savegrp を実行したときから元のインデックスが失
われたときまでの間に生成されたボリュームから、メディアとオンラインファイルインデックスを再構築する必要
があります。
参照先
192
mminfo(8), nsr_crash(8), nsr(8), nsrck(8), nsrd(8), nsr_client(5),
nsr_schedule(5), nsr_shutdown(8), recover(8), save(8), savefs(8), savegrp(8),
scanner(8), nsrindexasm(8), nsrmm(8), nsrmmdbdasm(8), nsrwatch(8), nsr_getdate(3)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mm_data(5)
Maintenance Procedures
mm_data(5)
名前
mm_data - NetWorker メディアマルチプレクシングデータ(テープおよびディスク)形式
機能説明
このドキュメントは、NetWorker メディアマルチプレクサデーモン nsrmmd(8) が、テープや光ディスクなどの長
期ストレージメディアに書き込む場合のデータ形式について説明します。サポートされるデバイスのファミリやタ
イプの詳細については、nsr_device(5) および nsrmm(8) を参照してください。ここで説明する形式は、未
フォーマットのディスクなどの任意の固定レコードデバイス、または、ファイルマーク付きの固定レコードテープ
デバイスに適用されます。NetWorker は、XDR(eXternal Data Representation)を使用して、多様なマシン
間で入れ替え可能なメディアに書き込みます。このドキュメントでは、セーブセットストリームをストレージメ
ディアにマルチプレクシングするために使用されるメカニズムについてのみ説明します。セーブセットストリーム
の形式は NetWorker クライアントの種類によって異なっており、nsr_data(5) で説明されます。
ボリュームとは、テープリールやディスクカートリッジなど、1 つの物理的な実体を持つメディアを表します。
テープボリュームは複数のメディア ファイルからなり、各メディアファイルは複数のメディアレコードを含むこと
ができます。メディアファイルおよびメディアレコードを、クライアント(UNIX や DOS など)のユーザファイル
またはユーザレコードと混同しないでください。この 2 つは必ずしも対応していません。たとえば、所定のメディ
アファイルや、メディアレコード 1 個に、小さなクライアントユーザファイルが多数含まれることがあります。一
方、1 個の大きなクライアントファイルが、複数のメディアファイルまたは複数のボリュームに分割されることも
あります。メディアファイルはボリューム境界をまたぎません。セーブセットは、メディアファイル、およびメ
ディアボリュームにさえ、またがることができます。
大多数のテープでは、メディアファイルはデバイスのハードウェアや付属のデバイスドライバソフトウェアによっ
て非常に高速にスキップされ、エンドオブファイルに到達したときにはハードウェアがそれを検知します。一部の
テープでは、レコードも高速で前方向にスキップできるものもあります。それ以外の場合、メディアへのアクセス
はシーケンシャルです。
メディアレコードは mrecord 構造によって記述されます。ラベルレコードの大きさは MINMRECSIZE バイトに固
定されています。他のレコードのサイズは、ボリュームの残りに対して一定であり、より大きいサイズとなる可能
性があります。NetWorker は常に、フルサイズのメディアレコードの単位でデータの書き込み、読み取り、スキッ
プを行います。各 mrecord は、0 または 1 個以上の mchunks を含みます。これらの mrecords は、1 個以上のク
ライアントセーブセッションの保存に使用されるか、または NetWorker の同期およびラベル付けに使用されます。
メディアファイルの mrecord および mchunk の XDR 形式は次のとおりです。
const MINMRECSIZE = 32768;
const MMAXCHK = 2048;
const MHNDLEN = 120;
enum mrec_version {
MREC_VER5 = 0,
MREC_VER6 = 6
};
/* minimum media record size */
/* maximum number of chunks in record */
/* private area length for handlers */
/* mrecord version */
/* older format mrecord */
/* current format mrecord */
/*
* For media record format version 5, the data types lgui_t, lg_off64_t,
* and lg_time64_t are defined as:
*/
typedef struct lgui_t unsigned long;
typedef struct lg_off64_t unsigned long;
typedef struct lg_time64_t unsigned long;
/*
* For media record format version 6, the data types lgui_t, lg_off64_t,
* and lg_time64_t are defined as:
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
193
mm_data(5)
*/
typedef struct lgui_t {
/* XDR encoded Unique Id. */
char _bytes[20];
} lgui_t;
typedef struct lg_off64_t unsigned long long;
typedef struct lg_time64_t unsigned long long;
typedef lgui_t ssid_t;
typedef lgui_t volid_t;
/* save set id */
/* key for the volume database */
struct mchunk {
ssid_t mc_ssid;
/* owning save set id */
lg_off64_t mc_low;
/* 1st byte, relative to save stream */
opaque mc_data<MINMRECSIZE>;/* chunk's data */
};
struct mrecord {
opaque mr_handler[MHNDLEN];
mrec_version mr_version;
u_long mr_orec;
volid_t mr_volid;
u_long mr_fn;
u_long mr_rn;
u_long mr_len;
mchunk mr_chunk<MMAXCHK>;
};
/*
/*
/*
/*
/*
/*
/*
/*
private to media handler */
Media record version number */
record size */
encompassing volume's id */
encompassing file number */
record number within the file */
record byte length */
chunks of save streams */
mrecord の最初のフィールド、mr_handler は、メディア固有のデータのために予約されています(現在の実装で
は使用されません)。mr_version フィールドは、メディアレコードフォーマットのバージョン番号です。メディア
レコードの残りのフィールドのサイズはバージョン番号によって異なります。mr_orec フィールドは現在のレコー
ドのサイズです。メディアレコードのヘッダフィールド、mr_volid、mr_fn、および mr_rn は、テープの現在の
位置およびレコードから読み込まれたデータのチェックに使用されます。ファイル番号およびレコード番号は 0 か
ら始まり、連続的に増加します。レコード番号は、ファイル番号が増加するごとにリセットされます。ディスクで
は、ファイル番号は常に 0 です。mr_len フィールドは、このレコードの実際に有効なバイト数です(デバイスの
読み込みまたは書き込み要求のサイズとは区別されます)
。
ファイルスキップまたはレコードスキップが信頼できない場合、NetWorker は最悪でもテープを巻き戻し、最初か
ら読み込むことで単独で発生するエラーから復帰できます。メディア管理デーモンに通知することなくボリューム
が物理的にアンマウントされたりマウントされたりした場合は、各レコードのボリューム ID を使用することで問題
が発生したタイミングをすばやく確認することができ、多くの場合、完全な巻き戻しとラベルの読み込みは必要あ
りません。
mrecord 内の mchunk は、1 個以上のセーブセッションからのクライアントデータを含んでいます。mc_ssid お
よび mc_low 値は、レコード内のチャンクからのセーブストリームの再構築に使用されます。mc_data フィールド
には、各チャンクの実際のデータを格納します。所定のセーブセットで、mc_low と mc_data を合わせた長さは、
後続のチャンクの mc_low の値に等しくなります。セーブセットは、メディアレコード内で任意に混じり合うこと
があります。
ボリュームの 1 番目のメディアファイルの、1 番目のレコードの 1 番目のチャンクは、ボリュームラベル情報をカ
プセル化します。また、一部のメディアでは、2 番目のチャンクに、追加のボリューム(たとえば、ボリュームが
属するメディアプール)の情報が含まれます。1 番目のファイルの後続のデータは、将来の拡張のために予約され
ています。最初のラベルのコピーが偶然上書きされた場合に、冗長性を持たせるために、ラベルが 2 番目のファイ
ルに複製されることがあります。ボリュームラベルのフォーマットおよび追加のラベル情報は、次の XDR データ構
造によって記述されます。
194
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mm_data(5)
const MVOLMAGIC = 0x070460;
const NSR_LENGTH = 64;
const RAP_MAXNAMELEN = 64;
/* volume magic number */
/* length of several strings */
/* maximum length of attribute name */
struct mvollabel {
u_long mvl_magic;
/* medium volume verification number */
lg_time64_t mvl_createtime; /* time at which volume labeled */
lg_time64_t mvl_expiretime; /* time for volume to expire */
u_long mvl_recsize;
/* expected size of mrecords */
volid_t mvl_volid;
/* medium volume id */
string mvl_volname<NSR_LENGTH>;/* medium volume name */
};
struct vallist {
vallist *next;
string value<>;
/* attribute value */
};
struct attrlist {
attrlist *next;
string name<RAP_MAXNAMELEN>;/* attribute name */
vallist *values;
/* attribute values */ };
/*
* Additional information may includes the following attributes
* (listed by the name they are stored with):
* "volume pool" : the media pool
*/
struct mvolinfo {
struct attrlist *mvi_attributes;/* any other information */
};
チャンクが有効なボリュームラベルを表すために、mvl_magic フィールドは MVOLMAGIC と同じである必要があり
ます。将来ボリュームラベルが変更された場合は、新しいフォーマットに別の ‘‘magic’’ 番号が保持されるで
しょうが、ここで説明するフォーマットではまだ認められています。mvl_volid は、メディアマネージャが割り当
ておよび管理を行う内部 ID です。mvl_volname は、メディアが最初にラベル付けされるときに割り当てられるボ
リューム名です。time フィールドは、UST フォーマット、つまり -1970 年 1 月 1 日 00:00 (GMT) からの経過時
間の秒数です。mvl_recsize は、テープ上で検出される、連続するすべてのメディアレコードのサイズです。
mvp_pool は、メディアが最初にラベル付けされるときに割り当てられるプール名です。異なるメディアプールを
使用することで、管理者はボリュームのセットにデータを分離することができます。あるメディアプールから別の
メディアプールに、メディアを再割り当てすることはできません。プール名は最長 NSR_LENGTH 文字です。
同期化マーク (schunk と呼ばれる)は、各セーブセットのメディアに定期的に書き込まれます。同期化チャンク
は、ボリュームから直接ベリファイまたは抽出するときに scanner(8) によって使用されます。また、ファイルリ
カバリ中のメディアエラーからリカバリを試みる場合に nsrmmd によっても使用されます。以下の XDR データ構造
は、同期化チャンクを記述します。
typedef lgui_t clientid_t;
struct
lg_time64_t ssc_cloneid;
u_long ssc_flag;
u_long ssc_frag;
};
ssclone_t {
/* unique UST stamp wrt ss_ssid */
/* lots of status buried here*/
/* not used, always 0 */
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
195
mm_data(5)
/*
* Synchronization chunk of the newer MREC_VER6 media format.
*/
struct schunk {
u_long ssi_gen;
/* Not used. */
ssid_t ssi_ssid;
/* save set identifier */
ssid_t ssi_prev;
/* non-zero iff continuation */
u_long ssi_level;
/* backup level*/
lg_time64_t ssi_time;
/* save time on client */
lg_time64_t ssi_create;
/* creation time on server */
lg_time64_t ssi_insert;
/* insertion time on server */
lg_time64_t ssi_complete;
/* completion time on server */
clientid_t ssi_clientid;
/* client name identifier */
u_long ssi_flags;
/* more details about this ss */
string ssi_host<>;
/* client name - save set owner */
string ssi_name<>;
/* symbolic name, for example "/usr" */
uint64_t ssi_size;
/* actual number of bytes saved */
uint64_t ssi_nfiles;
/* number of client files saved */
u_long ssi_browse;
/* browse time offset */
u_long ssi_recycle;
/* recycle time offset */
struct attrlist *ssi_al;
/* generic RAP attribute list */
ssclone_t ssi_clones<>;
/* information about this clone */
};
/*
* Synchronization chunk of the older MREC_VER5 media format.
*/
struct old_schunk {
opaque ssi_host[NSR_LENGTH];
/* save set host */
opaque ssi_name[NSR_LENGTH];
/* symbolic name */
u_long ssi_time;
/* save time */
u_long ssi_expiry;
/* expiration date */
u_long ssi_size;
/* actual size saved */
u_long ssi_nfiles;
/* number of files */
ssid_t ssi_ssid;
/* ssid for this save set */
u_long ssi_flag;
/* various flags, see below */
u_long ssi_info;
/* volid or ssid, see below */
};
#define
#define
#define
#define
#define
#define
#define
#define
#define
#define
SSI_START
SSI_SYNC
SSI_CONT
SSI_END
SSI_SSMASK
SSI_LBIAS
SSI_LMASK
SSI_LSHIFT
SSI_INCOMPLETE
SSI_CONTINUED
1
2
3
4
0x0000000f
0x10000000
0xff000000
24
0x00010000
0x00800000
/*
/*
/*
/*
/*
/*
/*
/*
/*
/*
start of a save set */
synchronization point */
continued from another volume */
end of this save set */
save set sync chunk type */
the level is included in the flags */
mask to cover bits for level */
shift amount for the level */
not finished (aborted) */
continued save set series */
ssi_ssid は、このセーブセットのセーブセット ID です。ssi_time フィールドは、クライアントの時計に基づ
く UST ベースのセーブセットの作成時刻です ssi_create フィールドは、サーバの時計に基づく UST ベースの
セーブセットの作成時刻を含んでいます。ssi_insert フィールドは、サーバの時計に基づく UST ベースのセーブ
セットがメディアデータベースに挿入された時刻を含んでいます。ssi_complete フィールドは、サーバの時計に
基づく UST ベースのセーブセットの完了時刻を含んでいます。ssi_clientid と ssi_host は、クライアント ID
とこのセーブセットを含むインデックスの名前です。従来から、このフィールドはクライアント ID とセーブセット
の生成元のクライアントの名前です。ssi_name は、ユーザに示されるセーブセット名です。古いバージョンのメ
ディアレコードで、固定長である場合も、この 2 つのフィールドは Null 終端文字列です。ssi_size および
ssi_nfiles は、このセーブセットに保存されたバイト数とファイル数です。ssi_browse は、セーブセットの挿
196
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
mm_data(5)
入時から、セーブセットがブラウズ可能でなくなる時点までのタイムオフセット ( 秒 ) です。ssi_recycle は、
セーブセットの挿入時から、セーブセットが再利用可能になる時点までのタイムオフセット ( 秒 ) です。ssi_al
は、一般的なセーブセットの属性です。
ssi_flag は、この同期化チャンクの種類とセーブセットに関する他の情報を示しています。古いバージョンの同
期化チャンクの場合、このフィールドはこのセーブセットのレベルを含んでいます。以下の検査で発見できる同期
化マークの基本タイプが 4 種類あります。ssi_flag & SSI_SSMASK。SSI_START は、セーブセットの開始を
マークするために使用されます。SSI_SYNC は、定期的な同期化ポイントをマークし、セーブセットの厳密なファ
イル境界でだけ書き込まれます。SSI_CONT は、別のボリュームで開始された継続するセーブセットであることを
示しています。ssi_flag & SSI_SSMASK が、SSI_CONT である場合、ssi_prev または ssi_info はセーブ
セットに先行するボリュームのボリューム ID を含みます。これらの同期化チャンクはセーブセットがボリューム
セット境界をまたぐ場合に使用されます。SSI_END は、セーブセットの終端をマークします。
同期化チャンクの新しいバージョンでは、ssi_level フィールドは、セーブセットバックアップレベルを含みま
す。古いバージョンの同期化チャンクの場合。SSI_LBIAS ビットはセットされる必要があります。また、
SSI_LSHIFT の値だけ右にシフトされた ssi_flag & SSI_LMASK は、セーブセットのレベルを指定します。
SSI_INCOMPLETE ビットは、セーブセットが適切に完了しなかったことを示します。これは、ユーザが進行中の保
存を中断した場合に起こります。
SSI_CONTINUED ビットは、セーブセットが別のセーブセットと論理的に連続していることを示します。連続した
セーブセットは、非常に大きいセーブセットを処理するために使用されます。SSI_CONTINUED ビットがセットさ
れていて、ssi_flag & SSI_SSMASK が SSI_START の場合、ssi_prev または ssi_info が、このセーブセッ
トが後に続いていた、先行セーブセット ID です。SSI_CONTINUED ビットがセットされていて、ssi_flag &
SSI_SSMASK が SSI_END の場合、ssi_prev または ssi_info が、このセーブセットから続いている、後続セー
ブセット ID です。
ssi_expiry フィールドはこのセーブセットの有効期限日 (UST) です。このフィールドは、セーブセットが作成さ
れたときにセーブセットの有効期限が明示的に指定されなかった場合、このフィールドは 0 です。新しい同期化
チャンクでは、このフィールドはもはや存在しません。
参照先
nsr_device(5)、 nsr_data(5)、 nsrmm(8)、 nsrmmd(8)、 nsrmmdbd(8)、 nsr(8)、 scanner(8)
RFC 1014 XDR: External Data Representation Specification
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
197
mm_data(5)
198
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
msense(8)
Maintenance Procedures
msense(8)
製品名(A-Z)
msense - モードセンスデータを取得する
形式
msense - a b.t.l [ -p ページコード ]
機能説明
msense プログラムは指定されたデバイスに MODE SENSE コマンドを送信します。
オプション
必須の -a 引数は、特定の SCSI アドレス(libscsi(8) を参照)を選択するために使用する必要があります。
オプションの -p pagecode 引数は、特定のモードページを選択するために使用されます。それ以外の場合は、す
べてのページがフェッチされます (code 0x3f)。この引数は、16 進表記で指定する必要があります。
バグ
出力は準備されていません。pmode(8) への入力が意図されています。
参照先
libscsi(8), pmode(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
199
msense(8)
200
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
networker.cluster(8)
Maintenance Procedures
networker.cluster(8)
製品名(A-Z)
networker.cluster - NetWorker ソフトウェアを高可用性として構成する
形式
networker.cluster [ -r nsr_bin ]
機能説明
networker.cluster は、NetWorker クライアントまたは NetWorker サーバを、クラスタの高可用性アプリ
ケーションとして構成するための対話型スクリプトです。クラスタのすべてのノードで Net-Worker を適切にインス
トールした後で実行し、NetWorker のフェイルオーバー機能とクラスタアウェア機能を有効にする必要があります。
高可用性構成によって、クラスタアウェア NetWorker クライアントが使用するローカル NetWorker データベー
スエリアが、高可用性 NetWorker サーバが使用するグローバル NetWorker データベースエリアと切り離されま
す。これは、シンボリックリンクのセットを通じて実行されます。このセットは、グローバル NetWorker データ
ベースとローカル NetWorker データベースの間の切り替えを簡単にするために作成されたものです。グローバル
NetWorker データベースは共有ストレージメディアに存在し、フェイルオーバーのために高可用性(仮想)NetWorker
サーバを使用します。
NetWorker.clustersvr ファイルは、NetWorker が高可用性サービスとしてインストールされたことを示すた
めに、NetWorker バイナリディレクトリに作成されます。
スクリプトは、クラスタプラットフォームに適切な lcmap(8) スクリプトを作成します。
ユーザーは NetWorker サーバの構成時に、NetWorker サーバをクラスタソフトウェアに登録する準備を行うため
に必要な、クラスタプラットフォーム固有の情報を提供する必要があります。しかし、セットアップは手動で終了
します。ノードの NetWorker クライアントだけが networker.cluster スクリプトによって起動されます。具体的
な手順については、使用するクラスタプラットフォームの「NetWorker インストールガイド」を参照してください。
構成の途中でミスがあった場合には、networker.cluster を -r オプションつきで実行して変更を元に戻します。
オプション
-r nsr-bin
NetWorker ソフトウェアのクラスタ構成を削除するために使用されます。オプションの nsr-bin パラ
メータは、NetWorker ソフトウェアがデフォルトでない場所にインストールされた場合に NetWorker バ
イナリの場所を指定するために使用されます。
参照先
nsrd(8), pathownerignore(5), lcmap(8) EMC NetWorker インストールガイド
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
201
networker.cluster(8)
202
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr(8)
Maintenance Procedures
nsr(8)
製品名(A-Z)
nsr - NetWorker の紹介と概要
機能説明
NetWorker により、コンピュータシステムのネットワーク上でのファイルのバックアップとリカバリが簡単に行え
ます。ファイルとファイルシステムは、定期的にバックアップできます。ファイルシステム全体と 1 つのファイル
のリカバリは、保存ファイルのオンラインインデックスを使用することで簡単に実行できます。
NetWorker は、クライアント / サーバモデルを使用して、ファイルのバックアップおよびリカバリサービスを提供
します。少なくともネットワーク上の 1 つのマシンを NetWorker サーバとして指定し、バックアップするディス
クのあるマシンは NetWorker クライアントになります。6 つのデーモンは、NetWorker サービスを提供し、シス
テムへのアクセスを制御し、インデックスおよびメディアサポートを提供します。クライアントには、ファイルシ
ステムにアクセスし、NetWorker サーバと通信するための特別なプログラムがあります。
NetWorker システムは、いくつかの部分で構成されます。ここでは、コマンドとファイルだけについて簡単に説明
します。詳細については、該当するリファレンスマニュアルページを参照してください。コマンドごとに、セク
ション 8 にマニュアルページエントリがあります。セクション 5 マニュアルページでは、ファイルとその形式につ
いて説明しています。
「NetWorker 管理者ガイド」には、NetWorker システムの構成および管理についての情報が記載されています。
また、バックアップ操作を正しく構成し、実行するためのさまざまな例と説明も示されています。
インストール
NetWorker のインストール方法は、インストール先のマシンのアーキテクチャによって異なります。インストール
手順の詳細については、プラットフォームに応じた「NetWorker インストールガイド」を参照してください。
nsr_layout(5) NetWorker プログラム、ファイル、およびマニュアルページのインストール場所を示します。
サーバデーモン
NetWorker は、クライアント / サーバモデルを使用して、バックアップおよびリカバリサービスを提供します。次
のデーモンは、NetWorker のサーバ側に適用されます。
nsrd(8)
メイン NetWorker デーモン。nsrd nsrd は、クライアントとの初期コミュニケーションを
処理し、その他の NetWorker サーバデーモンを開始および停止します。
ansrd(8)
エージェント nsrd プロセス。nsrd がリカバリ、クローン、またはその他のセッション
に応答して起動します。ansrd デーモンは、必要に応じて呼び出され、セッションが
NetWorker サーバにアクティブな場合にのみ提供されます。save(8) の現在のバージョン
では、ansrd デーモンを使用する必要はありません。
nsrindexd(8)
このサーバデーモンは、NetWorker オンラインインデックスへのアクセスを提供します。
このインデックスは、保存ファイルのレコードを保持します。クライアントは、バック
アップメディアにアクセスしなくても、このインデックスを使用して、リカバリするファ
イルを参照したり選択できます。
nsrmmdbd(8)
メディア管理データベースのデーモンは、セーブセットとメディアのインデックスを提供
します。nsrmmdbd デーモンによる保存ファイルの表示は、nsrindexd による表示より
簡略化されているので、通常、結果のインデックスはより小さくなります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
203
nsr(8)
nsrjobd(8)
ジョブデーモンは、リモート実行 " ジョブ "(通常は保存とディレクテッドリカバリ)の
一元的な監視とコントロールを提供します。このデーモンは、リモートジョブの生成時に
並列処理を管理し、実行情報のレポートと保存の状態を監視します。スケジュールバック
アップはすべて、nsrjobd から開始されます。
nsrmmd(8)
メディアマルチプレクシングのデーモンは、NetWorker のデバイスサポートを提供しま
す。複数のクライアントがファイルを保存している場合、各クライアントからのデータは
マルチプレクシングされます。リカバリ操作中にデータはデマルチプレクシングされて、
リクエスト元のクライアントに戻されます。複数のデバイスが有効になっている場合は、
これらのいくつかのデーモンを同時にアクティブにできます。
管理
NetWorker は、リソースと 属性を使用して管理されます。すべてのリソースには関連づけられた 1 つまたは複数
の属性があります。たとえば、デバイスが NetWorker のリソースタイプの場合、デバイスの属性はデバイス タイ
プ(4mm または 8mm など)になります。NetWorker のリソース形式については、nsr_resource(5) を参照して
ください。また、マニュアルのセクション 5 には、各 NetWorker のリソースのマニュアルページがあります。
通常、リソースファイルを手動で編集することはありません。代わりに、NetWorker ツール(通常は、NetWorker
管理コンソールまたは nsradmin(8))を使用して、リソースファイルを動的に修正します。この方法では、値を
確認でき、目的のプログラムに自動的に変更が反映されます。次は、NetWorker のさまざまな面を管理するための
ツールです。
NetWorker 管理コンソール
サーバのアクティビティを監視して管理します。NetWorker 管理コンソールは、Java
ベースのアプリケーションです。ほとんどのユーザーが NetWorker への主要インタ
フェースとして NetWorker 管理コンソールを使用します。
204
nsradmin(8)
curses(3) ベースのツール。NetWorker サーバを管理します。
nsrwatch(8)
curses(3) ベースのツール。NetWorker サーバのアクティビティを監視します。
nsrmm(8)
メディアマネージャコマンド。nsrmm コマンドを使用して、ボリュームをラベル付け、マ
ウント、アンマウント、削除、およびパージします。マウントリクエストは nsrmmd で生
成し、NetWorker 管理コンソールまたは nsrwatch で表示します。オンラインユーザ
ファイルインデックスのサイズは、ボリュームを削除およびパージすることで制御できます。
nsrjb(8)
NetWorker ジュークボックス制御コマンド。ジュークボックスを処理する場合は、
nsrjb ( nsrmm ではなく ) を使用して、ジュークボックス内に含まれるボリュームをラ
ベル付け、ロード、およびアンロードする必要があります。
nsrim(8)
オンラインインデックスを自動的に管理します。通常は、savegrp で定期的に実行され
ます。
mminfo(8)
ボリュームとセーブセットに関する情報を提供します。
nsrck(8)
NetWorker オンラインインデックスをチェックし、修正します。システム障害によって
データベースが完全に閉じられなかった場合に、nsrd を起動すると自動的に実行されます。
nsr_render_log(8)
人が判読可能なバージョンの NetWorker ログを作成します。
nsr_shutdown(8)
ローカルの NetWorker サーバを安全にシャットダウンするために使用するシェルスクリ
プト。nsr_shutdown スクリプトは、スーパーユーザだけが実行できます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr(8)
ファイルの保存
NetWorker は、ファイルおよびファイルシステムのスケジュールによる保存と手動による保存の両方をサポートし
ます。ファイルシステムの全部または一部を保存するように、各クライアントをスケジュールできます。異なる時間
に保存を開始するようにクライアントごとにスケジュールできます。
save(8)
指定したファイルまたはファイルのグループをバックアップするために使用するコマンド
ラインベースのツール。save コマンドは、ユーザーおよび管理者が手動で実行したり、
savegrp によって自動的に実行することができます。
savegrp(8)
クライアントマシンのグループのバックアップを開始します。通常は、NetWorker サー
バによって自動的に開始されます。savegrp コマンドは、サーバに格納されているクラ
イアントのオンラインファイルインデックスもバックアップします。サーバ自体をバック
アップすると、bootstrap セーブセットも作成されます。
nsrexec(8)
エージェントプロセス。savegrp により起動されます。nsrexec コマンドは、
NetWorker コマンドの進行状況を監視します。
nsrclone(8)
NetWorker セーブセット / ボリュームクローンコマンド。nsrclone を使用すると、
セーブセットまたはボリューム全体のクローン、または完全な複製を作成できます。ク
ローンデータは、データが存在する NetWorker メディアボリュームが異なること以外
は、元のデータと区別することはできません。
nsrexecd(8)
NetWorker クライアントで実行される NetWorker 固有のリモート実行サービス。
savegrp によって使用され、クライアントマシンで save および savefs を開始します。
savefs(8)
savegrp によって使用され、クライアントの特性を判断し、クライアントのすべての
セーブセットの現在のリストにセーブセットのすべてをマップします。
ファイルのリカバリ
NetWorker は、保存されたユーザーファイルのオンラインインデックスを管理します。ユーザーは、インデックスを
参照し、リカバリするファイルを選択できます。この情報を使用して、過去の特定の時点でのファイル階層の表現
が構築されます。次に、NetWorker は正しいボリュームを検索し、要求されたファイルをリカバリします。
recover(8)
オンラインユーザーファイルインデックスを参照し、リカバリするファイルおよびファイ
ルシステムを選択します。
nwrecover(8)
ファイルをリカバリするための Motif ベースのツール。nwrecover コマンドは、
recover のグラフィカル版です。
mmrecov(8)
ディザスタリカバリでのみ使用されます。特別なブートストラップインデックスとサーバ
のオンラインファイルインデックスをリカバリします。その他のオンラインファイルイン
デックスをリカバリするには、recover または nwrecover コマンドを使用しま
す。scanner(8) NetWorker ボリュームの正確さと整合性を確認します。また、完全な
セーブセットをリカバリし、オンラインファイルインデックスとメディアインデックスを
再構築できます。
nsr_crash(8)
クラッシュリカバリの方法を説明するマニュアルページ。
nsrinfo(8)
クライアントのファイルインデックスの内容に関するレポートを生成します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
205
nsr(8)
アプリケーション固有のモジュール
NetWorker には、ユーザーファイルを最適な方法で処理できるように、ASM メカニズムが備わっています。さまざ
まな ASM で処理するファイルは、パターンマッチングを使用して選択します。パターンと関連する ASM について
は、nsr(5) で説明しています。save コマンドは、recover が同じ ASM を使用してファイルをリカバリできるよ
うに、ファイルを処理するために使用された ASM を追跡します。
uasm(8)
UNIX ファイルシステム固有の save/recover モジュール。uasm マニュアルページに
は、すべての ASMs の一般的なルールについて説明されています。uasm コマンドとその
マニュアルページは、実際には compressasm、mailasm、および xlateasm などを含む
その他の ASMs で構成されています。
nsrindexasm(8)
オンラインユーザファイルインデックスを処理します。
nsrmmdbasm(8)
オンラインメディアデータベースを処理します。
サーバのロケーション
大規模なネットワークでは、いくつかの NetWorker サーバがインストールされている場合があります。NetWorker
クライアントコマンドごとに、使用するサーバを選択する必要があります。
サーバの選択において、クライアントコマンドは、管理と操作の 2 つのグループに分けられます。管理コマンドに
は、NetWorker Management Console nsrwatch、および mminfo などがあります。管理コマンドには、save、
savefs、および recover などがあります。どちらのコマンドのグループも -s サーバオプションを適用して、明
示的に NetWorker サーバを指定できます。
サーバが明示的に指定されない場合は、操作コマンドが次の手順を実行してサーバを検索します。最初に検索され
たサーバが使用されます。
1)
ローカルマシンが NetWorker サーバであるかどうかが検査されます。NetWorker サーバの場合は、その
サーバが使用されます。
2)
実際に現在のディレクトリがあるマシンが NetWorker サーバであるかどうかが検査されます。
NetWorker サーバの場合は、そのサーバが使用されます。
3)
オプションを使用して指定されたマシンが NetWorker サーバであるかどうかが検査されます。
NetWorker サーバの場合は、そのサーバが使用されます。
4)
ローカルマシンの nsrexecd(8) から信頼できる NetWorker サーバのリストが取得されます。リスト上
の各マシンが NetWorker サーバであるかどうかが検査されます。NetWorker サーバであると判断された
最初のマシンが使用されます。
5)
ブロードキャストリクエストが発行されます。そのリクエストに最初に応答した NetWorker サーバが使
用されます。
6)
以上の手順で NetWorker サーバが発見されない場合は、ローカルマシンが使用されます。
管理コマンドでは、手順 1 だけが実行されます。
セキュリティ
save を許可する前に、特定のクライアント用に作成された NSRclient リソースが存在する必要があります。
recovery を許可する前に、サーバは、remote access 属性 (NSR client リソース内 ) を確認してクライアン
トアクセスを有効にします (nsr_client(5) を参照 )。
savegrp(8) コマンドは、NSR グループ内のクライアントマシンごとに save(8) コマンドを実行します。このとき、
nsrexecd(8) リモート保存実行サービスが使用されます。詳細については、nsrexecd(8) マニュアルページを参照
206
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr(8)
してください。NetWorker の古いバージョンとの下位互換性のために、最後の手段として、savegrp(8) を使用でき
ます。このとき、リモート実行用の rsh(1) プロトコルを使用します。これは、nsrexecd が特定のクライアントで
動作しない場合に使用できます。
nsradmin(8) コマンドまたは NetWorker 管理コンソールを使った NSR リソースへのアクセスは、NSR サーバリ
ソースの administrator 属性によって制御されます (nsr_service(5) を参照 )。この属性には、そのリソースを
管理する権限を持つユーザ名のリストがあります。アンパサンド (&) で始まる名前は、ネットグループを示します
(netgroup(5) を参照 )。また、特定のホストの特定のユーザを承認するためには、名前の形式として、
[email protected] または user=user,host=host を指定できます。
root 権限
システム管理者は、NetWorker プログラムのモードを setuid-root および setgid-group に変更して、特定の
ユーザグループに root 権限を付与できます ( 詳細については、chgrp(1) および chmod(1) を参照 )。
ユーザが setuid-root と setgid-group の両方が指定されているプログラムを呼び出すと、次の 1 つが当ては
まる場合に、そのユーザは root 権限を維持できます。
1.
ユーザ名とプログラムのグループ名が同一である。
2.
プロセスの補助グループの ID 名の 1 つがプログラムのグループ名と同一である ( 詳細については、
getgroups(2) を参照 )。
3.
ユーザ名がネットグループのエレメントであり、その名前がプログラムのグループ名と同一である ( 詳細
については、getgrnam(3) を参照 )。
たとえば、recover コマンドのモードとグループ所有者は、次の ls 出力で示すように変更できます。-rws--s--x
1 root staff 548808 Apr 18 16:04 recover このコマンドを呼び出すユーザは、(1) ユーザ名が「staff」
である場合、(2) ユーザが「staff」グループのメンバーである場合、または (3) ユーザ名がネットグループ
「staff」のエレメントとして表示される場合に root 権限を保持できます。
次の NetWorker プログラムで、root 権限の付与を適用できます。nsrexec(8), nsrports(8),
recover(8), nwre-trieve(8), nwrecover(8), nsrclone(8), nsrssc(8), nsrmm(8), mmpool(8),
mmlocate(8), nsrjb(8), nsrinfo(8), nsrstage(8), nsrcap(8), save(8), nsrpmig(8),
nsrck(8), nsrim(8), jbconfig(8), nsrcnct(8), and scanner(8).
名前付けと認証
上記のとおり、NSR サーバは、クライアントとしてリストされているマシン、または remote access リスト ( リ
カバリ用 ) にリストされているマシンから開始された接続だけを適用します。複数のマシンが複数の物理ネット
ワークに接続されており、各物理ネットワーク接続は多くのエイリアスを所有する場合があるため、セキュリティ
と使いやすさの妥協点として次のポリシーを使用します。UNIX 環境での名前付けの詳細については、
gethostent(3) またはその他のネームサービスのマニュアルを参照してください。
クライアントは、その独自の名前を次のように決定します。最初に、クライアントの UNIX システム名が
gethostname(2) システムコールによって取得されます。UNIX システム名は、gethostbyname(3) ライブラリ
ルーチンへのパラメータとして使用されます。クライアントは、その名前を gethostbyname によって返される正式
名 ( または、
「プライマリ名」) として宣言します。この名前は、接続確立時に NetWorker サーバに渡されます。
サーバは、接続のリモートアドレスをクライアントの宣言された名前と照合して、クライアント接続を認証します。
このアドレスは、gethostbyaddr(3) ライブラリ関数によってホスト名のリストにマップされます。次に、クラ
イアントの宣言された名前を gethostbyname へのパラメータとして使用し、もう 1 つのホスト名のリストを取得
します。クライアントは、2 つのリストに共通の名前が存在する場合にのみ正常に認証されます。
NetWorker サーバは、クライアント名を gethostbyname によって返される正式名に解決することで、クライアン
ト名をオンラインインデックスデータベース名にマップします。このマッピングは、クライアント作成時と接続確
立時の両方で行われます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
207
nsr(8)
安全で効果的な名前付けを行うためには、次のルールに従ってください。
1)
NetWorker クライアントおよびサーバは、一貫したホスト名データベースにアクセスする必要がありま
す。NIS (YP) とドメイン名システム (DNS) は、ホスト名の一貫性の維持を支援する名前付けサブシステ
ムです。
2)
1 つのマシンのすべてのホストエントリには、最低 1 つの共通のエイリアスがなければなりません。
3)
新しいクライアントを作成する場合は、その名前またはエイリアスを逆方向にマップした結果が、クライ
アントマシンによる UNIX システム名の逆方向マップで生成される正式名と一致する必要があります。
参照先
rsh(1)、 gethostname(2)、 gethostent(3)、 netgroup(5)、 nsr(5)、 nsr_layout(5)、
nsr_resource(5)、 ypfiles(5)、 ypmake(5)、 mminfo(8)、 nsr_crash(8)、 nsr_service(5)、
nsr_render_log(8)、 nsr_shutdown(8)、 nsradmin(8)、 nsrck(8)、 nsrclone(8)、 nsrd(8)、
nsrexecd(8)、 nsrim(8)、 nsrindexasm(8)、 nsrindexd(8)、 nsrinfo(8)、 nsrjb(8)、 nsrls(8)、
nsrmm(8)、 nsrmmd(8)、 nsrmmdbasm(8)、 nsrmmdbd(8)、 nsrwatch(8)、 nwrecover(8)、 recover(8)、
mmrecov(8)、 save(8)、 savefs(8)、 savegrp(8)、 scanner(8)、 uasm(8)、および NetWorker 管理者ガイド
208
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr(5)
Maintenance Procedures
nsr(5)
製品名(A-Z)
nsr - NetWorker ディレクティブファイル形式
機能説明
このマニュアルページでは、.nsr ディレクティブファイルの形式を説明します。これらのファイルは、save(8)
およびアプリケーション固有のモジュール (ASM) プログラムによって NetWorker バックアッププロセス中に解釈
されます。この形式はディレクティブ属性(nsr_directive(5) リソース)でも使用されます。
ディレクティブでは、特定のファイルのバックアップ方法、下位のディレクトリの検索方法、および以降のディレ
クティブの処理方法を制御します。バックアップするファイルごとに、そのファイルのリカバリに必要となる ASM
情報もバックアップされます。これにより、recover(8) または任意の ASM ディレクトリの呼び出しによってファ
イルを正しくリカバリすることが可能になります。これは、ファイルがバックアップされてから現在のディレク
ティブが変更された場合にも該当します。uasm(8) には各種 ASMs の一般的な説明が記載されているので、必要に
応じて参照してください。
.nsr ディレクティブファイル(各ディレクトリ内)が解析された後そのディレクトリ内のファイルがバックアップ
されます。NetWorker が次のモードで実行されている場合は除きます。ignore モード。.nsr ディレクティブファ
イルの各行とディレクティブ属性の各行には 1 つのディレクティブがあります。"#" 文字のテキストは、行の終わり
までがコメントとして扱われ無視されます。ディレクティブは、次の 3 つの異なる形式のいずれかで出現します。
[+] ASM [ 引数 ...] : パターン ...
保存環境
<< ディレクティブ >>
3 つの形式は、ASM 仕様、保存環境ディレクティブ、および << dir >> ディレクティブとそれぞれ呼ばれます。
ASM 仕様(名前と引数)を使うと、ファイルとディレクトリをパターンへの一致に基づいてバックアップする方法を
指定できます。パターンがディレクトリに一致した場合、指定した ASM がディレクトリとその内容の処理を受け持
ちます。パターンまたは ASM が特殊な制御を必要とするか、空白文字を含んでいる場合は、二重引用符 (") で囲む
必要があります。
コロン (:) は、区切り文字として使用されます。ASM 仕様(および引数)とパターン仕様リストの間のセパレータ
です。それぞれの ASM 仕様のパターンリストは、単純ファイル名またはパターンで構成されます。パターンには
".." の指定はできず、"/" 文字を含めてはなりません ( すべての名前は、現在のディレクトリ内の名前でなけれ
ばなりません )。文字列 "." を使用すると、現在のディレクトリに一致させることができます。標準の sh(1) ファ
イルパターンマッチング (*, [...], [!...], [x-y], ?) を使用して、一致するファイル名を検索することが
できます。"+" の後に ASM 名が続く場合、ディレクティブはサブディレクトリに伝達されます。ディレクトリに最
初にアクセスするときは、そのディレクトリの中から .nsr ファイルが検索されます。ファイルが見つかれば、そ
のファイルが読み込まれます。各 .nsr ファイルは 1 回だけ読み込まれます。保存を開始するディレクトリが / の
下にある場合、現在の作業ディレクトリの正規化パス上の .nsr ファイルがすべて読み込まれた後、ファイルが保
存されて、伝達されているディレクティブがカタログ化されます。
適切な ASM 仕様にファイルが一致するかどうかを確認するために使用されるアルゴリズムは下記のとおりです。ま
ず、現在のディレクトリ内の .nsr ファイル(存在する場合)が先頭から末尾までスキャンされ、ASM 仕様のうち、
先頭の "+" のパターンがファイル名に一致するものが検索されます。一致するものが見つかれなければ、現在の
ディレクトリ内の .nsr ファイルが再スキャンされ、ASM 仕様のうち、先頭の "+" のパターンがファイル名に一致
するものが検索されます(明確にするために、すべての非伝達ディレクティブの後にすべての伝達("+")ディレ
クティブを配置することをお勧めします。なお、この配置は、.nsr ファイル内全体で行います)。一致するものが
見つかれなければ、".." ディレクトリ内で見つかった .nsr ファイル(存在する場合)が先頭から末尾までスキャン
され、ASM 仕様のうち、先頭に "+" のあるものが検索されます。このプロセスは、この後も続行され、"/" ディレ
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
209
nsr(5)
クトリ内の .nsr ファイルがスキャンされるまで続きます。一致するものが見つからなければ、(または、ASM に一
致する仕様が見つかったが、その名前が現在実行中の ASM と同じ場合は)、現在実行中の ASM がファイルの保存を
処理します。
保存環境ディレクティブを使うと、ASM 仕様および今後の .nsr ファイルの使用方法を変更できます。保存環境
ディレクティブは、ファイルパターンを受け取りません。これらの対象となるのは、現在実行中の ASM と、それ以
降にこのディレクトリより下で呼び出された ASMs だけです。3 つの異なる保存環境ディレクティブが使用可能です。
forget
継承されたディレクティブをすべて無視します(対象となるのは、親ディレクトリ内にあ
り "+" で始まるもの)。
ignore
以降を無視します。下位のディレクトリで今後見つかった .nsr ファイルが無視されます。
allow
下位のディレクトリ内の .nsr ファイルの解釈を可能にします。
<< dir >> ディレクティブで特定のディレクトリを指定すると、以降の ASM 仕様(現在の .nsr ファイルからの仕
様)がそのディレクトリ内で適用されるように指定することができます。このディレクティブは、複数の .nsr の
内容を 1 つの場所またはディレクトリに統合するためのものです。このディレクティブの dir 部分は、このディレ
クティブが含まれている有効なディレクトリか、その下位にある有効なディレクトリに解決される必要があります。
そうでない場合は、ASM 仕様が無視されます。以降の ASM ディレクティブの解釈が必ず一貫するようにファイル名を
指定するには相対パス名を使用する必要があります。これにより、ディレクトリがファイルシステム内の異なる絶
対部分にマウントされていても解釈が一貫するようになります。
次の場合は、ディレクティブファイルの最初のディレクティブとして << ディレクティブ >> を指定する必要があ
ります。-f オプションを save(8) または savefs(8) に指定してディレクティブファイルを併用するか、もしく
は ASM プログラムとディレクティブファイルを併用する場合。また、<< ディレクティブ >> ディレクティブをこ
の方法で使用する場合は、その位置がファイル内で先頭かどうかに関係なく、解釈が適切に行なわれるように絶対
パス名を使用する必要があります。また、次の各ディレクトリについても絶対パス名を使用する必要があります。
属性(NSR directive リソース)の中で指定されているディレクトリ(参照項目:nsr_directive(5))
。
<< dir >> ディレクティブを使用している場合は、以降のディレクティブが後で使用できるように解釈されログに
記録されます。あるディレクトリが dir で指定されていて開かれている場合、そのディレクトリに対して指定され
ている保存環境ディレクティブ(例 :allow、ignore、および forget)が最初に処理されます。ASM によって現
在、.nsr ファイルが無視されておらず、ローカル .nsr ファイルが存在する場合は、そのファイルが読み込まれて
処理されます。最後に、そのディレクトリに対して指定されている非保存環境ディレクティブが処理されます。こ
のとき、これらは、> そのディレクトリ内の .nsr ファイルの末尾に追加されているときと同様に処理されます。複
数の << dir >> の指定内容が同じディレクトリに解決される場合は、対応する保存ディレクティブが論理的に
" 後から前 " の順に処理されます。
使用例
/usr/src/.nsr というファイルに
+skip: errs *.o
+compressasm: .
が含まれている場合は、/usr/src の中にあり、errs または *.o の名前が付いたすべてのファイル(またはディレ
クトリ)がスキップされます。それらに含まれているファイルやディレクトリもスキップされます。さらに、
/usr/src ディレクトリ内のその他のすべてのファイルも保存中に圧縮され、リカバリ時に自動解凍されるように
設定されます。
210
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr(5)
/var/.nsr というファイルに
compressasm: adm .nsr
null: * .?*
が含まれている場合は、/var ディレクトリに含まれているすべてのファイル(またはディレクトリ)およびそれら
の内容とそれらの中に含まれているすべてのファイルおよびディレクトリ(ただし /var/adm ディレクトリと .nsr
ファイル自体を除く)がスキップされます。ただし、ディレクトリ内の名前はすべてバックアップされます。さら
に、compressasm は検索ディレクティブ(uasm(8) 参照)なので、/var/adm ディレクトリ内のファイルはバック
アップ中に圧縮され、リカバリ時に自動解凍されるように設定されます。
次の例では、/.nsr ファイルをファイルシステム全体のマスタ保存ディレクティブファイルとして使用しています。
ここでは、<< dir >> ディレクティブを使用して各種の ASM 保存ディレクティブを単一の場所に統合しています。
# このマシンのマスター NetWorker ディレクティブ ファイル
<< ./ >>
# /mnt と /a は一時的な fs マウントに使用し、
# 保存は不要
skip: mnt a
+skip: core errs dead.letter *% *~
# /tmp 内の保存に影響を与えないようにする
<< ./tmp >>
skip: .?* *
<< ./export/swap >>
swapasm: *
# すべてのメールボックスを変換する。さらに、mailasm を使用して
# 各メール ファイルを保存し、メール ファイルのロック規則を維持し
# 最後のファイル アクセス時刻を記録する。
<< ./usr/spool/mail >>
xlateasm: .
mailasm: *
# .nsr ファイルを現在無視していない場合でも、
# /nsr 内における .nsr ファイルの解釈を有効にする。NetWorker
# アプリケーション(nsrindexd など)では専用のプライベート .nsr ファイル
# を設定する。これらでは、インデックス ファイルをよりインテリジェントに保存。
<< ./nsr >>
allow
# /usr/src/sys 内のものを除き、/usr/src 内の任意の
# .o ファイルをソースから再ビルド可能。
<< ./usr/src >>
+skip: *.o
<< ./usr/src/sys >>
forget
ファイル
.nsr 各ディレクトリにディレクティブを保存します。
参照先
sh(1)、 nsr_directive(5)、 nsrindexasm(8)、 nsrmmdbasm(8)、 recover(8)、 save(8)、 savefs(8)、
uasm(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
211
nsr(5)
212
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsraddadmin(8)
Maintenance Procedures
nsraddadmin(8)
製品名(A-Z)
nsraddadmin - エントリーを管理者属性に追加します
形式
nsraddadmin -u user-entry
機能説明
nsraddadmin プログラムは、ユーザーエントリーを NetWorker サーバの管理者属性に追加するために使用されま
す。プログラムにより、コマンドが実行されている同一ホスト上のサーバが更新されます。ユーザーエントリーの
追加により、対象ユーザーに対して NetWorker サーバ上でのフル管理者権限が与えられます。nsr_service(5)
にユーザーエントリーのこの属性と有効な形式に関する追加情報が記載されているので、必要に応じて参照してく
ださい。
オプション
-u
nsraddadmin により、ユーザエントリが NetWorker の管理者属性に追加されます。このコマンドでは、
一度に 1 つのユーザエントリのみを追加することができます。
参照先
nsr_service(5)、 nsrd(8)
診断
resdb 取得処理に失敗しました。エラー : error info
NetWorker サーバに接続中にエラーが発生しました。サーバが実行中であることを確認し、コマンドを再
度実行してください。
resdb の照会に失敗しました。エラー : error info
NetWorker サーバに問い合わせ中にエラーが発生しました。サーバが実行中であることを確認し、コマン
ドを再度実行してください。
RAP エラー : パーミッションが拒否されました。'hostname' 上のユーザ ' セキュリティ設定の変更 ' 権限を所持
していません
このプログラムを実行中のユーザは、サーバの管理者リストにリスト表示されていません。nsraddadmin を
実行するために有効な管理者である必要があります。
ユーザ 'user-entry' はすでに管理者リストにあります
コマンドに含まれているユーザエントリには、すでにサーバの管理者リストが含まれています。
ユーザ 'user-entry' を管理者リストに追加します
ユーザエントリがサーバの管理者リストに追加されました。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
213
nsraddadmin(8)
214
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsradmin(8)
Maintenance Procedures
nsradmin(8)
製品名(A-Z)
nsradmin - NetWorker 管理プログラム
SYNOPSIS
nsradmin [ -c ] [ -i ファイル ] [ -s サーバ ]
[ -p { プログラム番号 | プログラム名 } ]
[ -v バージョン ] [ クエリ ]
nsradmin [ -c ] [ -i ファイル ] [ -d リソースディレクトリ ... ] [ -t ファイルタイプ ] [ クエリ ]
nsradmin [ -c ] [ -i ファイル ] [ -f リソースファイル ... ] [ -t ファイルタイプ ] [ クエリ ]
機能説明
nsradmin コマンドは、NetWorker システムのコマンドラインベースの管理プログラムです。通常、nsradmin
は、ネットワーク上の NetWorker リソースを監視および変更します。コマンドは、標準入力で入力され、出力は
標準出力に生成されます。
nsradmin がクエリなしで開始されると、デフォルトのクエリが使用されます。管理されているデーモンが nsrd
の場合、すべてのリソースがデフォルトで選択されます。他のすべてのデーモンでは、デフォルトで選択されるリ
ソースはありません。
オプション
-c
termcap(5) および curses(3) パッケージを使用してフルスクリーンの表示モードを実装します。これ
は後述の visual コマンドと同じです (UNIX のみ )。
-d resdir
ネットワーク接続を開始する代わりに、NetWorker リソースデータベース resdir を使用します。データ
ベース resdir はディレクトリ形式である必要があります。これは、NetWorker サーバを実行していない
ときだけに使用してください。複数の -d および resdir 引数を使用して nsradmin を開始すると、一度
に 2 つ以上のデータベースにアクセスすることができます。
-f resfile
このオプションは、-d resdir オプションに類似しています。ただし相違点として、-f "resfile" は、
リソースディレクトリではなく、既存のリソースファイルを開きます。構成データベースの一部は、ファ
イル形式で保存されており、その他はディレクトリ形式で保存されています。
-i file
入力コマンドは、標準入力からではなく file から取得します。このモードでは、対話式プロンプトは出
力されません。
-s server
すべてのサーバの管理を許可しないで、指定された NetWorker サーバへの接続を開始します。これは、
サーバが多いときにリソース数を制限する場合や、RAP ロケーションサービスが機能していないときに管
理するために有効です。
-p { プログラム番号 | プログラム名 }
指定された RPC プログラム番号または名前を使用します。デフォルトのプログラム番号 390103 は使用さ
れません。この番号は、nsrd を参照します。他にも以下の適切なプログラム引数が含まれますが、これに
限られるものではありません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
215
nsradmin(8)
NetWorker リモート実行デーモン :
390113 または nsrexecd
ホストエージェントデーモン :
390427 または hagentd
-t typefile
代替ファイル typefile を使用して、RAP タイプを定義します。
-v version
指定されたバージョン番号で、NetWorker RAP サービスにバインドします。デフォルトは 2 です。一般
に、このオプションは、デバッグだけに使用します。
query
クエリが属性リストの形式で指定されている場合に、クエリの結果に基づいて編集オペレーションを実行
します。編集コマンドの機能については、コマンドを参照してください。
リソース
各 NetWorker リソースは、指定された属性リストから構成されています。各属性には、ゼロ以上の値を指定でき
ます。属性の名前と値は、すべて印刷可能な文字列として表されます。大文字と小文字は区別されません。また、
名前と値を除き、スペースは無視されます。
属性と属性リストを指定する形式は、次のとおりです。
attribute ::=
name [ :value [ , value ]* ]
属性は、コロンの後にゼロ個以上の値が後に続き、各値はコンマで分離します。行の終わりにあるコンマは、次の
行への継続を表します。
attribute list ::= attribute [ ; attribute ]*
属性リストは、セミコロンで分離された 1 つ以上の属性から構成されます。行の終わりにあるセミコロンは、次の
行への継続を表します。改行の前にコンマまたはセミコロンがないと、そのリストは終了します。
以下は、属性リストの例です。
name: mars;
type: NSR client;
remote access: mars, venus, jupiter;
属性の詳細については、属性リストを参照してください。NetWorker リソースタイプについては、resource(5)
および nsr_resource(5) のマニュアルページを参照してください。
コマンド
各入力プロンプトで、nsradmin にコマンド名とオプションの引数を指定する必要があります。コマンド名は、最
も短い固有の文字(たとえば print を p)に短縮できます。コマンド引数は常に、属性リストの形式で指定しま
す。ほとんどのコマンドは、クエリによって返されるリソースのセットに対して実行されます。属性リストとして
クエリが指定されると、次のルールに従って一致するリソースが検索されます。
216
1)
リソースは、指定されたすべての属性と一致する必要があります。
2)
2 つ以上の値が指定されている場合、リソースは、いずれかの値に一致する必要があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsradmin(8)
3)
属性に値が指定されていない場合、リソースには、その名前の属性が必要です。
したがって、クエリは次のようになります。
type: NSR device;
name: mars, venus;
test
が一致するのは、タイプ属性(値が NSR device)および名前属性(値が mars または venus)および、test 属
性(値は任意)を持つすべてのリソースです。
クエリに名前が 1 つしかなく、値がない場合 ( たとえば、セミコロンやコロンが使用されていない場合 )、プログ
ラムは、より妥当なクエリを推測しようと試みます。名前がホスト名の場合、クエリは、指定されたホストのすべ
てのリソースを選択します。それ以外の場合、名前はタイプ名として解釈され、指定されたタイプのすべてのリ
ソースが選択されます。
bind [query]
以下に記述されたリソースを所有するサービスにバインドします。query クエリが指定されていない場合、
クエリは RAP リソースディレクトリに送信され、変更するリソースを所有するサービスのコマンドを更
新、作成、および削除します。失敗すると、直前のサービスが引き続き使用されます。
create attribute list
指定された属性でリソースを作成します。属性の 1 つは、作成可能な type でなければなりません。これ
は、NetWorker タイプを指定するためです。types コマンドを使用すると、サーバがサポートしている
NetWorker タイプを検索できます。RAP タイプでは大文字と小文字が区別されるため、types コマンド
で示されたとおり正確にタイプを指定する必要があります。たとえば、NSR group は有効なタイプです
が、nsr group は無効です。
delete [query]
現在のクエリと一致するリソースを削除します。query が指定されている場合は、それが現在のクエリに
なります。
edit [query]
現在のクエリと一致するリソースを編集します。query が指定されている場合は、それが現在のクエリに
なります。環境変数 EDITOR が設定されている場合は、エディタが起動します。そうでない場合は、
vi(1) が起動します。エディタを終了すると、nsradmin は、リソースに対する変更に基づいて、更新、
削除、または作成を適用します。リソース ID の属性は編集しないでください。また、エディタを終了する
前にファイルを保存してください (UNIX のみ )。
help [command]
コマンドについて説明するメッセージを出力します。コマンド名を指定しないと、すべてのコマンドの一
覧が出力されます。
option [ リスト ]
このコマンドは、リソースの表示を変更するオプションを有効にします。引数がない場合は、現在のオプ
ションを表示します。オプションのリストがある場合は、指定のオプションをオンにします。次のオプ
ションがあります :Dynamic 通常非表示になっているものも含め、すべての動的属性を表示します。
Hidden 通常非表示になっているものも含め、すべての属性を表示します。Raw I18N I18N テキストの現
在のロケールへのレンダリングを抑制し、I18N データを raw 構造テキストとして表示します。Resource
ID 各リソースに関するリソース ID を表示します。この ID は、順序付けと一意性を維持するために内部
的に使用される番号です。
print [query]
現在のクエリと一致するリソースを出力します。query が指定されている場合は、それが現在のクエリにな
ります。名前が、現在の表示リスト用に指定されている場合、指定された名前の属性だけが表示されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
217
nsradmin(8)
exit
nsradmin を終了します。
server [servername]
指定された NetWorker サーバ名にバインドします。サーバが指定されていない場合は、RAP ロケーション
サービスが使用されます。失敗すると、直前のサーバが引き続き使用されます。
show [name; ...]
名前リスト ( 実際には値のない属性リスト ) が指定されている場合は、表示リストにそれらの名前を追加
します。これらの属性だけが後続の print コマンドで表示されます。名前リストがない場合は、表示リス
トがクリアされ、その結果すべての属性が表示されます。
types
すべての既知のタイプのリストを出力します。
unset [list]
このコマンドは、指定されたオプションをオフにします。
update attributes
attributes と一致する現在のクエリで指定されたリソースを更新します。
visual [query]
フルスクリーンモードで curses(3) パッケージを使用して入力します。コマンドラインインターフェイ
スより使いやすい方法でコマンドを実行できます。このモードには、-c コマンドライン引数を使用すると
直接移行できます (UNIX のみ )。
. [query]
このコマンドは、query が指定されていないと、クエリの結果を表示せずに現在のクエリを設定します。
指定されている場合は、現在のクエリ、表示リスト、サーバのバインド、およびオプションを表示します。
? [command]
上記の help コマンドと同じです。
使用例
print type: NSR device
すべての NSR device タイプのリソースを出力し、これを現在のクエリーにします。
show type; name
表示リストに、属性 type および name だけを表示します。
delete
現在のクエリと一致するすべてのリソースを削除します。
delete type: NSR device; hostname: mars
次の属性を持つリソースを削除します : type: NSR device および hostname: mars
edit type: NSR notification
すべての NSR notification タイプのリソースを編集します。
参照先
ed(1)、 vi(1)、 curses(3)、 nsr_resource(5)、 termcap(5)、 nsr(8)
218
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsradmin(8)
注記
バックスラッシュ文字 ("\") が、RAP リソースの作成時または更新時に属性値に入力された値に含まれる場合、特
殊文字を生成するために以下の文字と組み合わせる可能性があるマーカとして扱われます。( これは、さまざまな
UNIX シェルで見られる類似の動作です。)
属性値に実際のバックスラッシュ文字を含める場合は、2 つのバックスラッシュ文字を続けて入力する必要があり
ます - 例 C:\\dir_one\\dir_two
診断
以下に、重要な終了ステータス値を示します。
0
対話モードが正常に終了しました。
1
使用方法のエラー、または、クエリ以外のエラーが発生しました。
2
ファイル(-i file)の読み込み中に、1 つ以上の RAP 操作が失敗しました。この状況は、対話式に戻さ
れません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
219
nsradmin(8)
220
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsralist(8)
Maintenance Procedures
nsralist(8)
製品名(A-Z)
nsralist - NetWorker アーカイブリクエスト実行者
形式
nsralist -R archive request name
機能説明
nsralist コマンドは、アーカイブリクエストの実行に使用されます (nsr_archive_request(5) を参照 )。
nsralist コマンドは、各アーカイブリクエストリソースの指定に従い、nsrd(8) によって自動的に実行されます。
nsralist コマンドは、RPC 接続を nsrexecd(8) に対して設定し、指定されたクライアント上で
nsrarchive(8) を実行します。nsrexecd が使用できない場合は、nsralist は rcmd(3) プロトコルおよびク
ライアント側の rshd(8) を使用します。
nsralist は、アーカイブコマンドの実行を監視し、アーカイブリクエストのログにすべての出力を保存します。
クライアント上で実行中の nsrarchive コマンドは、正常終了したオプションのベリファイオペレーションおよび
クローンオペレーションが含まれているかどうかにかかわらず、その実行中にサーバを更新します。クローンの詳
細は、nsrclone(8) を参照してください。
オプション
-R archive request name
このオプションは、実行予定のアーカイブリクエストを指定します。
ファイル
/nsr/tmp/al.request_name
同一アーカイブリストを同時に複数実行させないようにするロックファイル。
参照先
nsrarchive(8), nsrclone(8), nsrexecd(8),
nsr_archive_request(5)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
221
nsralist(8)
222
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrarchive(8)
Maintenance Procedures
nsrarchive(8)
製品名(A-Z)
nsrarchive - NetWorker でファイルを長期ストレージにアーカイブ
形式
nsrarchive [
[
[
[
-BiInpqvxVy ] [ -b プール ] [ -C クローンプールに生成します。]
-f ディレクティブファイル名 ] [ -G remove ] [ -I 入力ファイル ]
-N 名前 ] [ -R 名前 ] [ -s サーバ ] [ -T 注釈 ]
-o セーブオペレーション ] [ -W 幅 ] [ パス ... ]
機能説明
nsrarchive は、ファイルをディレクトリまたはファイルシステム全体を含めて NetWorker サーバにアーカイブ
します(nsr(8) を参照)。アーカイブの進行状況を監視するには、Java ベースの NetWorker 管理コンソールま
たは curses(3X) ベースの nsrwatch(8) プログラムを他の端末タイプに使用します。nsrarchive の使用は
NetWorker 管理者リストのユーザーまたは「Backup local data」権限を持つアーカイブユーザーリストに制限
されています。
path 引数を指定しないと、現在のディレクトリがアーカイブされます。nsrarchive は、ディレクトリをアーカ
イブする際に、ディレクトリに含まれるすべてのファイルとサブディレクトリをアーカイブしますが、マウントポ
イントをクロスせず、シンボリックリンクも追跡しません。
デフォルトでは、各ディレクトリで検出されるディレクティブファイル (nsr(5) を参照 ) が読み込まれます。
ディレクティブファイルには、特定のファイルのアーカイブ方法 ( 圧縮、スキップなど ) を指示する、特別な命令
が含まれています。これらのファイルの名前は .nsr(UNIX プラットフォームの場合)または、nsr.dir
(Windows プラットフォームの場合)です。
サブディレクトリ構造に含まれる各ファイル (path 引数によって指定 ) は、NetWorker アーカイブストリーム内
でカプセル化されます。このデータストリームは NetWorker サーバ上の受信プロセス (nsrd(8) を参照 ) に送信
されます。アーカイブセーブセットのエントリがメディアデータベースに追加されます。データは、最終的に 1 つ
の長期ストレージメディアに格納されます(nsrmmd(8) を参照)。
メディアの取り扱いの詳細については、次の箇所を参照してください。nsrmm(8) および nsr_device(5)
グルーミングオプション -G remove が要求された場合は、アーカイブされたファイルとディレクトリを選択して
削除できます。ベリファイが要求された場合、ベリファイが失敗するとファイルは削除されません。同様に、要求
されたクローンオペレーションが失敗するとファイルは削除されません。ファイルとディレクトリが削除される前
に確認のためのプロンプトが表示されるのは、-y オプションが指定されていない場合です。
コマンドラインで -T オプションを指定していない場合は、アーカイブの注釈を入力するように求められます。
オプション
-b
pool
アーカイブセーブセットを保存するデスティネーションプールを指定します。このオプションを使用しな
い場合は、Indexed Archive プールが使用されます。
-B
ルート (‘‘/’’) から呼び出しポイントまでのすべての接続ディレクトリ情報を、強制的にアーカイブしま
す。接続ディレクトリ情報は、このオプションを指定していなくても、クライアントファイルインデック
スが生成されると必ずアーカイブされます。
-C
clone pool
このアーカイブセーブセットのクローンを指定した clone pool に生成します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
223
nsrarchive(8)
-E
アーカイブによって生成されるデータ量を推算してから、実際のアーカイブを実行します。推算値は
inode 情報から生成されるため、データは 1 回しか読み取られません。
-f
filename
プロトタイプのデフォルトディレクティブが読み込まれるファイル (nsr(5) を参照 )。filename に - を
指定すると、デフォルトディレクティブは標準入力から読み取られます。
-i
アーカイブされているサブディレクトリ構造内で検出されるディレクティブファイルを無視します。
-I
input_file
nsrarchive のパスをコマンドラインから取得し、名前が付けられた入力ファイルのパスリストをアーカ
イブします。パスは 1 行に 1 つずつ指定する必要があります。コマンドラインでパスが指定されない場合、
入力パスで指定されたこれらのパスのみがアーカイブされます。
-G
remove
アーカイブ後、ファイルをグルーミングします。クローンまたはベリファイが要求された場合は、それら
のオペレーションが正常に完了するまでグルーミングは実行されません。
グルーミングオプションは -G remove の形式で入力する必要があります。-G だけを入力してもグルーミン
グオプションは実行されません。
nsrarchive のオプションの 1 つとして -y オプションが指定されていない場合は、ファイルとディレク
トリの削除の確認を求めるプロンプトが表示されます。削除の確認に対する有効な応答とその意味は、次
のとおりです。
n
現在のファイルまたはディレクトリを保持します。
y
現在のファイルまたはディレクトリを削除します。
N
残っているファイルおよびディレクトリをすべて保持します。
Y
残っているファイルおよびディレクトリをすべて削除します。
デフォルトの応答「n」は角括弧内に表示され、[Return] キーを押して選択できます。Y または N のいず
れかを指定すると、それ以降はメッセージが表示されず、問い合わせに対して対応する小文字が選択され
たものとして、削除するかどうかが決定されます。
nsrarchive は、削除するすべてのファイルとディレクトリのリストを含む一時ファイルを作成します。
一時ファイルは /tmp に置かれますが、これは環境変数 TMPDIR が設定されていない場合です。
224
-n
アーカイブは実行されません。アーカイブによって生成されるデータ量を推算しますが、実際のアーカイ
ブは実行しません。
-N
name
このアーカイブセーブセットのシンボリック名です。デフォルトでは、1 番目の path 引数が名前として使
用されます。
-v
冗長モードです。nsrarchive プログラムは、進行状況を詳細に表示します。
-p
ステータス 0 で終了します。クライアントが正しくインストールされているかをサーバが判断するときに
使用します。
-q
サイレントモードです。サマリ情報またはエラーメッセージのみ表示します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrarchive(8)
-R
name
このオプションは、アーカイブリクエストの実行を処理する nsralist プログラムだけが使用します。こ
のオプションを指定すると、指定されたアーカイブリクエストリソースが更新されます。
-s
server
NetWorker サーバとして使用するマシンを指定します。
-T
annotation
アーカイブセーブセットには、任意の注釈テキストを付けることができます。このオプションは、生成さ
れるアーカイブセーブセットの注釈を指定します。
-V
アーカイブ完了後にアーカイブセーブセットをベリファイします。
-o
save_operations
KEYWORD:TOKEN=STATE 形式のセーブオペレーション。これは、Windows 2003 で VSS 保存を構成する
ために使用します。
例:
"vss:*=off"
VSS を停止させる。
"vss:Microsoft Exchange Writer=off"
このライタを無効にする。
"vss:C:=off"
ドライブの VSS を無効にする。
詳細は、「管理ガイド」を参照してください。
-W
width
サマリ情報の出力をフォーマットするときに使用する幅。
-x
クロス マウント ポイント。
-y
すべての質問に対して [yes] で答えます。
参照先
curses(3X)、 nsr_getdate(3)、 nsr(5)、 nsr(8)、nsr_service(5)、
nsr_device(5)、 nsrmm(8)、 nsrmmd(8)、nsrd(8)、
nsrwatch(8)、 nsrretrieve(8)
診断
終了コード :
0
0以外の値
正常終了。
異常終了。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
225
nsrarchive(8)
226
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrcap(8)
Maintenance Procedures
nsrcap(8)
製品名(A-Z)
nsrcap - NetWorker インストールの機能の更新
形式
nsrcap [ -vn ] { -c | -d | -u } enabler-code [ -a 認証コード ]
機能説明
nsrcap プログラムは、基本的に、NetWorker で新しい機能を有効にするために使用します。また、nsrcap を使
用すると、現在使用している NetWorker ソフトウェアの機能をアップグレードしたり、ダウングレードしたりで
きます(アップグレードとダウングレードは慎重に実行してください。以降のオプションの説明をよくお読みくだ
さい)
。イネーブラは NetWorker ソフトウェアとは別のもので、18 桁のコードで指定されます。イネーブラは
NetWorker ソフトウェアとは別のもので、18 桁のイネーブラコードで指定されます。通常は、6 桁ずつ 3 つのグ
ループで表示されます。認証コードは 8 桁の 16 進数値です。新しい機能を有効にするには NetWorker サーバのソ
フトウェアがインストールされるシステムで nsrd(8) プログラムを実行する必要があります。また、新しい機能を
有効にするには、ユーザーは、管理者または root としてその NetWorker サーバにログインしなければなりません。
nsrcap プログラムは、有効にするそれぞれの機能について、毎回 18 桁のイネーブラコードを指定して実行しま
す。機能を有効にする際に新しいイネーブラを認証できるほか、既存のイネーブラを認証できます。エラーが発生
しなかった場合は、「ライセンスイネーブラをロードしました。すべてのイネーブラを直ちに登録してください。」
というメッセージが画面に表示されます。nsradmin(8) を使用して NSR ライセンスリソースを表示することによ
り、現在ロードされているイネーブラを検査できます。
オプション
-c
指定されたイネーブラコードを使用すると nsrcap は、インストールされていない機能を使用可能にでき
ます。イネーブラコードは、NetWorker を購入する際にお客様に付与されるイネーブラ証明書に記載され
ます。各ライセンスを恒久的に有効にするには認証コードが必要です。Web サイトから Net-Worker 製品
の認証コードを取得するには、Web ブラウザ URL に http://customernet.emc.com と入力してくださ
い。認証コ―ドを取得する際にイネーブラコードを入力する必要があります。認証コードの別の取得方法
など、ライセンスに関する詳細については、NetWorker 製品に付属の「インストールガイド」、「管理ガイ
ド」、および最新版の「リリースサプリメント」を参照してください。機能は一度だけロードできます。イ
ネーブラのロードを複数回試行するとエラーが戻されます。以下の各オプションからいずれか 1 つだけを
指定できます。-c、-d、または -u
-d
nsrcap は既存のベースイネーブラまたはジュークボックスイネーブラをダウングレードできます。イ
ネーブラをダウングレードすると、システムを直前のレベルに戻せなくなります。EMC Technical
Support が指示しない限り以下のオプションを使用してはなりません。-u 以下の各オプションからいず
れか 1 つだけを指定できます。-c、-d、または -u
-u
nsrcap は既存のベースイネーブラまたはジュークボックスイネーブラをアップグレードできます。イ
ネーブラをアップグレードすると、システムを前のレベルに戻せなくなります。ベースイネーブラを使用
すると、新しいライセンスを猶予モードに設定します。nsrcap プログラムは猶予モードを利用し、新し
いイネーブラが直ちにタイムアウトにならないようにします。EMC Technical Support が指示しない
限り以下のオプションを 使用してはなりません。-u
-v
nsrcap は、ロードされているイネーブラについて詳細情報を表示します。以下の各オプションからいず
れか 1 つだけを指定できます。-c、-d、または -u
-n
ロードは実行されません。nsrcap はイネーブラコードの妥当性を検査します。-n オプションを指定する
と、コマンドラインに入力するイネーブラコードは検査されますが、NetWorker サーバの nsr_license
リソースには入力されません。-c、-d、または -u の各オプションのいずれか 1 つを指定する必要があり
ます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
227
nsrcap(8)
-a
参照先
指定された認証コードでライセンスを認証し、ライセンスを恒久的に有効にします。-c オプションの後に
イネーブラコードを入力し、また、-a オプションの後に認証コードを入力することにより、認証するライ
センスを指定します。本製品の認証コ―ドをインターネット経由で入手するには、Web ブラウザで
customernet.emc.com にアクセスして、必要な各認証コ―ドのイネーブラコードを入力します。別の方
法での認証コードの取得などの、製品のライセンスに関する詳細については、本製品の「インストールお
よび管理者ガイド」、および最新版の「リリースサプリメント」を参照してください。
jbconfig(8), nsradmin(8), nsrd(8), lgtolic(8)
診断
冗長なイネーブラ
コードですイネーブラコードは 18 桁でなければなりません。入力したコードは 18 桁を超えるので不正で
す。24 桁のイネーブラコードは、NetWorker License Manager 用です。
認証コードが長すぎます
認証コードは 8 桁でなければなりません。入力したコードは 8 桁を超えるので不正です。
認証コードが短すぎます
認証コードは 8 桁でなければなりません。入力したコードは 8 桁未満なので不正です。
無効なイネーブラコード :xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx
コマンドラインに 18 桁のイネーブラコードが入力されましたが、このコードは無効です。再度確認(イ
ネーブラシートでイネーブラコードをチェック)してください。
ライセンス認証に失敗しました
コマンドラインに入力された 8 桁の認証コードが不正であるか、または、このライセンスがすでに認証され
ているために既存の認証コードを上書きできません。イネーブラコード、および対応する認証コードを再
チェックしてください。
有効にするジュークボックスリソースが見つかりません
入力されたコードワードはジュークボックスのライセンスイネーブラですが、使用可能なジュークボック
スリソースがありません。jbconfig(8) を実行し、ジュークボックスのインストールを完了してから
nsrcap を実行してください。
ジュークボックスが見つかりましたが、スロット数が N を超えています
ジュークボックスイネーブラは N 個までの物理スロットのジュークボックスを使用可能にできます。ここ
で、N はジュークボックスのタイプを表します。ジュークボックスが正しくインストールされていないか、
大規模なジュークボックスイネーブラを取得する必要があります。
この enabler-code はすでに割り当てられています
入力されたイネーブラコードはシステムにロード済みであり、アップグレード用に再度使用できません。
アップグレードするジュークボックスが見つかりません
アップグレードが試行されましたが、ジュークボックスリソースは検索されませんでした。初期インス
トールではなくジュークボックスレベルを別のレベルにアップグレードする場合は、ジュークボックスの
-u オプションだけを使用します。jbconfig(8) を実行してから nsrcap を実行してください。
この enabler-code は以前にロードされています
入力されたイネーブラコードはシステムにロード済みであり、再度使用できません。アップグレード用の
新規イネーブラコードを購入する必要があります。
このイネーブラをダウングレードする方法が不明です
入力されたイネーブラコードは、ベースイネーブラまたはジュークボックスイネーブラ用ではありません。
現在、これらのタイプ以外のイネーブラはアップグレードまたはダウングレードできません。
228
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrcap(8)
基本イネーブラは、ダウングレードする前にロードする必要があります
基本製品がインストールされるまで、アップグレードまたはダウングレードを実行できません。ベースイ
ネーブラをインストールしてから、次にアップグレードまたはダウングレードを実行してください。
アップグレードするイネーブラが見つかりません
ジュークボックスアップグレードが試行されましたが、このジュークボックス用のライセンスイネーブラ
は現在ロードされていません。ジュークボックスイネーブラの初期インストールには、-c オプションを使
用し、-u オプションは使用しません。
RPC エラー : プログラムが登録されていません
nsrcap プログラムでは、NetWorker デーモンが実行している必要があります。NetWorker デーモン
(cd /; nsrd) を開始して、nsrcap プログラムを再実行してください。nsrd が実行されていると、
サーバのリソースの限界に達する可能性があります ( たとえば、メモリが不足している、あるいはプロセ
スが存在しないなど )。
RAP エラー : ユーザーログイン名が次のタイプではありません :NSR 管理者リスト。
ユーザのログイン名がサーバの管理者リストにありません。有効な管理者であることが nsrcap を実行す
るためには必要となります。
RAP エラー :...
イネーブラが無効の場合は、nsrd はさまざまエラーを戻します。たとえば、ベースイネーブラがロード済
みのシステムにベースイネーブラをロードしようとする場合、または、ジュークボックスが完全にインス
トールされる前にジュークボックスイネーブラのロードを試行する場合などです。特定の問題には、接頭
部 RAP error が付いています。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
229
nsrcap(8)
230
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrcat(8)
Maintenance Procedures
nsrcat(8)
製品名(A-Z)
nsrcat - tty デバイスの NetWorker 通知リダイレクタ
形式
nsrcat [-n]
機能説明
nsrcat コマンドは、すべての新しい行に改行(キャリッジリターン)を付加します。これにより、NetWorker 通
知メッセージは、出力行に改行(キャリッジリターン)が付加されない tty ドライブがあるシステム上の /dev/
console または /dev/tty ディレクトリに対して、リダイレクトできます。このコマンドは、標準入力からテキス
トメッセージを読み込み、改行(キャリッジリターン)を改行文字に付加し、標準出力にメッセージを書き込みます。
オプション
-n
使用例
コードセットが UTF-8 からユーザのネイティブ文字エンコーディングに変換されることを示します。
type: NSR notification;
name: Log default;
action: nsrcat > /dev/console;
参照先
console(4)、 tty(4)、 nsr_notification(5)、 nsr(5)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
231
nsrcat(8)
232
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrck(8)
Maintenance Procedures
nsrck(8)
製品名(A-Z)
nsrck - NetWorker インデックス整合性チェック、修復、リカバリプログラム
形式
nsrck [ -qMv ] | [ -R [ -Y ] ]
[ -L チェックレベル [ -t 日付 ] | -X [ -x パーセント ] | -C | -F | -m | -n | ]
[ -T 一時ディレクトリ ] [ クライアント名 ... ]
説明
nsrck は、クライアントのセーブレコードの NetWorker オンラインインデックスの整合性をチェックします。通
常、nsrck は、nsrindexd(8) が起動する際に nsrindexd プログラムによって自動的かつ同期的に開始されま
す。通常のユーザーが nsrck を実行して root の権限を保存できるように、nsrck モードを変更できます(詳細に
ついては、nsr(8) を参照)。
nsrindexd は、起動時に、クライアントのインデックスのチェックがさらに必要かどうかを識別します。この段階
では、インデックスデータベースの内部ステータスをチェックし、この状態に整合性があれば、残りの段階を省略
します。また、疑わしいインデックスの名前 ( たとえば、ネットワークアドレスにマップできない名前を含むイン
デックスなど ) をレポートします。これらのオンラインファイルインデックスは、さらに厳密にチェックされます。
nsrck は、クライアントのインデックスを変換する必要があるかどうかを識別し、正しい変換を行います。イン
デックスの変換には、インデックスを含むボリュームに空き領域が必要です。十分な空き領域がない場合は、-T
tempdir フラグを使用して、変換用の作業領域として使用する別のディレクトリを指定できます。クライアントの
インデックスを、nsrck コマンドを手動で実行して変換できます。
7 つのチェックレベルが nsrck ではサポートされています。クライアント名が指定されている場合は、指定された
クライアント名に対してチェックが実行されます。名前が指定されない場合は、すべてのクライアントインデック
スがチェックされます。このチェックレベルでは、各クライアントに対して次のチェック処理が行われます。
レベル 1 では、オンラインファイルインデックスヘッダの妥当性を検査して、変更のジャーナルを既存のヘッダに
マージします。さらに、セーブセットレコードファイルおよび対応するキーファイルは、db6 の下の適切なサブ
ディレクトリに移動されます。
レベル 2 では、レベル 1 のチェックを実行し、新しく保存およびキャンセルされた保存のオンラインファイルイン
デックスをチェックします。新しい保存は、オンラインファイルインデックスに追加され、キャンセルされた保存
は削除されます。
レベル 3 では、レベル 2 のチェックを実行し、オンラインファイルインデックスをオンラインメディアインデック
スと一致させます。対応するメディアセーブセットがないレコードは、破棄されます。db6 ディレクトリの下のす
べての空のサブディレクトリも削除されます。
レベル 4 では、レベル 3 のチェックを実行し、オンラインファイルインデックスの内部キーファイルの妥当性を検
査します。これらのキーファイルが無効な場合は、再構築されます。
レベル 5 では、レベル 4 のチェックを実行し、これらのキーファイルに対する個々の保存回数のダイジェストを確
認します。
レベル 6 では、レベル 5 のチェックを実行し、各保存時刻から各レコードを抽出して、各レコードがデータベース
から抽出できるかどうかを確認します。保存時刻のダイジェストが再計算され、保存されているダイジェストと比
較されます。内部キーファイルは再構築されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
233
nsrck(8)
レベル 7 は、レベル 6 のチェックは行いませんが、バックアップメディアからリカバリされたインデックスデータを
オンラインファイルインデックスにマージして、内部キーファイルを再構築し、インデックスヘッダを再構築しま
す。レベル 7 は、クライアントファイルインデックス内の既存ファイルを上書きしないことに注意してください。
したがって、特定の保存時刻のセーブセットについてオンラインクライアントファイルインデックスのデータがす
でに存在する場合は、レベル 7 を使用してバックアップメディアからリストアする前に、データを削除しておく必
要があります。-t date オプションは、特定の時刻のインデックスをリカバリするために使用できます。インデッ
クスを特定の時刻にリカバリすると、その時刻のインデックスの内容全体が現在のインデックスの内容に追加され
ることに注意してください。このオプションを使用すると、ブラウズポリシーを渡した後、まだリカバリ可能であ
るセーブセットをブラウズできます。リカバリされたインデックスによって参照されるセーブセットは、ブラウズ
可能のマークが付けられます。これらは、オリジナルでブラウズ可だった時間はブラウズすることができます。
たとえば、ファイルインデックスの .rec ファイルが破損した場合、nsrck -L7 を実行する前に nsrck -L5 を実
行して破損したセーブセットをパージしないと、リカバリは破損した .rec ファイルを上書きせず、ファイルイン
デックスは破損したままになります。
一般に、高いレベルチェックは、低いレベルチェックより時間がかかります。高いレベルのチェックでは、オンラ
インファイルインデックスをさらに徹底的にチェックします。レベル 7 は、ディスク上のオンラインファイルイン
デックスを、バックアップメディアからリカバリされたファイルインデックスデータにマージする必要がある場合
に使用されます。nsrck は、その実行中にいつでも再起動できます。したがって、システムの破損やリソースの不
足によって、データが消失することはありません。
NetWorker サーバは起動するたびに nsrck -L 1 を実行し、構成された各クライアントファイルインデックスを
短時間で効率よくチェックします。インデックスヘッダとジャーナルファイルの整合性だけがチェックされます。
通常、起動時に、クライアントファイルインデックス内のレコードとキーファイルをすべてチェックする必要はあ
りません。また、すべてをチェックすると時間が非常にかかります。プログラム nsrim は、メディアデータベース
内のセーブセットのブラウズ時刻とリテンション時間を更新した後、自動的に nsrck -L 3 を呼び出し、リテン
ションポリシーを超えたクライアントファイルインデックスを削除します。問題が検出されると、問題のクライアン
トファイルインデックスでさらに徹底的なチェックが自動的に実行されます。
インデックスが破損していると思われる場合は、次に例を挙げるようなハイレベルのインデックスチェックを手動
で実行できます。
nsrck -L 6
オプション
-C
このオプションは、クライアントのオンラインファイルインデックスの妥当性を検査します。これは、-L
1 オプションを指定した場合と同じです。
-c
このオプションは -L 2 を使用するのと同じです。
-F
このオプションは -L 2 を使用するのと同じです。
-t date
指定された date のインデックスをリカバリします (nsr_getdate(3) 形式 )。このオプションは、-L 7
オプションとともに使用する場合にのみ有効です。
-T tempdir
変換に使用する別のディレクトリを指定します。これは、クライアントインデックスがあるファイルシス
テムが許容量の限界に近づいている場合に有効です。これによって、変換時に、作業領域として指定され
た tempdir をインデックス変換に使用できるようになります。ただし、マシンを再起動すると内容が失わ
れるため、/tmp の使用はお勧めしません。
-L level
使用するチェックレベルを指定します。有効なレベルは、1 ∼ 7 です。
234
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrck(8)
-M
マスタモード ( 手動オペレーションにはお勧めしません )。このオプションでは、nsrck は、nsrd(8) ま
たは別の NetWorker デーモンによって実行され、タイムスタンプ付きのメッセージを記録し、nsrd が予
期する他の動作を実行します。
-m
整合性チェックを起動し、メディアデータベースから整合性のないレコードを検出して削除します。整合
性のないレコードが検出されると、それがデーモンログに記録されます。整合性のないセーブセットが検
出され、削除されると、nsrck -X を実行してクライアントのオンラインファイルインデックスから関連
するインデックスレコードを削除する必要があります。整合性チェックの実行中にはメディアデータベー
スは応答しないようになるため、このオプションは NetWorker サーバがアイドルのときに実行する必要
があります。
不適切なメディアデータベースシャットダウンが検出された後、このオプションは起動時に実行されるの
と同じオペレーションを以下のように実行します。
1)
メディアデータベース内の各レコードのチェックサムが実行され、レコードが破損しているかど
うかが検証されます。
2)
前のメディアデータベースバージョンからのすべてのレコードが、現在のメディアデータベース
レコード形式にアップグレードされます。
3)
クライアント ID マップレコードが、一意の識別子と名前かどうかチェックされます。
4)
次に、各クライアントリソースがチェックされ、メディアデータベースにあるクライアント ID
マップレコードが、クライアントリソースかどうかがチェックされます。
5)
各セーブセットレコードが、有効なクライアントエントリーかどうかがチェックされます。
6)
次に、セーブセットレコードが、有効で一意のレコード識別子フィールドかどうかがチェックさ
れます。
7)
次に、ボリュームレコードが、一意のレコード識別子フィールドおよび名前フィールドかどうか
がチェックされます。
8)
セーブセットレコードがチェックされ、メディアデータベースに各(継続)セーブセットリファ
レンスが存在するかどうかがチェックされます。
9)
セーブセットレコードがチェックされ、メディアデータベースに各ボリュームリファレンスが存
在するかどうかがチェックされます。
10)
次に、ボリュームレコードがチェックされ、すべてのセーブセットリファレンスが存在するかど
うかがチェックされます。
-n
このオプションは、-m オプションとともにのみ使用されます。メディアデータベースの整合性エラーを報
告する目的でのみ使用され、整合性のないエントリの修復または削除は行いません。
-q
サイレントモード。すべての通知メッセージが非表示になります。
-v
冗長モード。通知メッセージを表示します。
-R
クライアントのインデックスを削除します。このオプションは、-Y オプションも指定されている場合に有
効です。nsrck がマスタモードではない場合に、オンラインファイルインデックスが完全に削除されるこ
とを通知するプロンプトを表示します。削除しない場合、ユーザはコマンドを強制了することができます。
-X
これは、-L 3 を使用した場合と同じです。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
235
nsrck(8)
-x
percent
これは、-L 1 を使用した場合と同じです。"percent" 値は無視されますが、指定することはできます。
これによって、このオプションを使用するカスタムスクリプトの処理を続行できます。
-Y
-R とともに使用し、オンラインファイルインデックスを削除します。このファイルを使用すると、オンラ
インファイルインデックスも削除されます。このフラグを -R オプションを使用して失敗すると、-Y フラ
グを nsrck コマンドに追加するように警告されます。
ファイル
/nsr/index/ clientname /db6/nsrck.lck
nsrck は、このファイルをロックします。これによって、クライアントのインデックスのチェックに、
nsrck の 1 つのコピーだけを使用するように制限できます。
/nsr/index/clientname
/nsr/index/clientname/db6
参照先
nsr_layout(5)、 nsr_policy(5)、 nsr_render_log(8)、 hosts(5)、 nsr(8)、 nsrd(8)、
nsrindexd(8)、 nsrmmdbd(8)、nsrim(8)、 savegrp(8)
診断
checking index for clientname
指定したクライアントに関連するファイルを検査中であることを示す、情報メッセージです。
警告有効な保存時刻がありません。
クライアント名のクロスチェックは実行されません
クロスチェック中に、このクライアントに対するセーブセットが見つかりませんでした。この状況は、
ディザスタリカバリ中に発生する場合があるため、nsrck は、クライアントインデックスの内容を削除し
ません。
clientname のインデックス
インデックスをクロスチェック中 -L 3 オプションが有効なときに表示されます。
count クライアントのチェックが完了しました
何らかの形式でチェックが完了し、プログラムが終了すると表示されます。
236
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrclone(8)
Maintenance Procedures
nsrclone(8)
製品名(A-Z)
nsrclone - NetWorker セーブセットクローンコマンド
形式
nsrclone
[ -v ] [ -s server ] [ -J storage-node ] [ -b pool ] [ -y retention ]
[ -w browse ] { -f file | ボリューム名 ... }
nsrclone
[ -v ] [ -s server ] [ -J storage-node ] [ -b pool ]
[ -y retention ] [ -w browse ] -S { -f file | セーブセット ID... }
nsrclone
[
[
[
[
[
-v ] [ -s server ] [ -J storage-node ] [ -b pool ]
-C プール内のコピー数未満 ] [ -y retention ]
-w browse ] -S -t 開始時刻 [ -e 終了時刻 ]
-N セーブセット名 ]... [ -l レベルまたは範囲 ]...
-c クライアント名 ]... [ -g グループ名 ]...
nsrclone
[
[
[
[
[
-v ] [ -s server ] [ -J storage-node ] [ -b pool ]
-C プール内のコピー数未満 ] [ -y retention ]
-w browse ] -S -e 終了時刻 [ -t 開始時刻 ]
-N セーブセット名 ]... [ -l レベルまたは範囲 ]... [ -c クライアント名 ]...
-g グループ名 ]...
nsrclone
[ -v ] [ -s server ] [ -J storage-node ] [ -b pool ]
[ -y retention ] [ -w browse ] -V { -f file | ボリューム ID... }
機能説明
nsrclone プログラムは、既存のセーブセットのコピーを作成します。これらのコピーは、そのコピーを保存する
ボリュームが異なる点を除き、元のセーブセットと完全に同一です。コピーは異なるメディアボリュームに配置さ
れるので、単一コピーの場合よりも信頼性が向上します。コピーはすべての種類のメディアで作成できます(たと
えば、8mm テープのセーブセットは光ディスクのセットにコピーできます)。ただし、nsrclone オペレーションの
ターゲットとして使用するすべてのメディアが クローンプールに存在する必要があります。さまざまなプールタイ
プについては、nsr_pool(8) を参照してください。
コマンドラインパラメータでボリューム名やボリューム ID を指定できますが、通常は、nsrclone は完全なセーブ
セットをコピーします。指定されたボリュームで開始するセーブセットは、完全にコピーされます。このため、ク
ローン操作時に、コマンドラインで指定されたボリューム以外に、ボリュームが必要になる場合があります。逆に、
指定されたボリュームに存在しているセーブセットが他の場所で開始している場合、クローンは作成されません。
nsrclone は、単純にボリューム複製を行うわけではありません。指定されたプールにある宛先ボリュームにフル
セーブセットをコピーします。選択された最初の宛先ボリュームにコピーするセーブセット全体を格納できない場
合は、別のボリュームが選択されます。これにより、各コピーに対して異なる種類のメディアを使用できます ( た
とえば、テープなどの可変長のボリューム )。
nsrclone プログラムは nsrmmd(8) と一緒に機能して、各セーブセットのクローンを指定されたボリュームに少
なくとも 1 つ作成します。ボリューム名またはボリューム ID を指定する場合、そのボリュームにあるセーブセッ
トのコピーがソースとして使用されます。セーブセットが明示的に指定されると、複数のコピーが存在するセーブ
セットが自動的に選択されます ( オペレータの介入を必要とするボリュームよりも、ジュークボックスのボリュー
ムにあるセーブセットのコピーが先に選択されます )。ソースとして使用するセーブセットのコピー ( クローン ) を
正確に指定することができます ( オプションセクションの -S オプションを参照 )。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
237
nsrclone(8)
ストレージノード間のクローンは、ボリュームからの読み取りを行うソースノード上の nsrmmd(8) と、ボリュームへ
の書き込みを行うターゲットノード上の nsrmmd(8) によって実行されます。ソースノードは、ソースボリュームの場
所によって決まります。ソースボリュームの場所は、ボリュームが現在マウントされている位置、または、アンマウン
トされている場合にはその「location」フィールドに指定された位置(mmlocate(8) を参照)です。クローンの
ターゲットストレージノードには、ストレージノードのクライアントリソースの「clone storage nodes」属性、
サーバのクライアントリソースの「clone storage nodes」属性または「storage nodes」属性が、優先順位の高
い順で使用されます。nsrclone は、セーブセットがクローン作成されているクライアントのクローンストレージ
ノードの親和性は確認しないことに注意してください。これらの属性が使用される方法およびその他のストレージ
ノード情報の詳細については、nsr_storage_node(5) および nsr_client(5) を参照してください。
-c、-N、-l および -g の基準オプションでは、クローン作成のための候補のセーブセットが選択され、
mminfo(8) のメカニズムと同様に動作します。
オプション
-b pool
宛先クローンを送信するメディアプールを指定します。プールは、nsrd(8) に登録してあり、そのステータ
スが clone に設定されている任意のプールにすることができます。clone 設定できる値は、管理者ウィンド
ウから [ メディア ] をクリックし、左側のペインからメディアプールを選択することによって、NetWorker
管理コンソールで参照できます。このオプションを省略すると、クローンセーブセットは自動的に Default
Clone プールに送信されます。
-C less than copies in pool
整数を指定します(上限を含まない)
。ターゲットクローンプールにこのクローンのコピー数より少ないセー
ブセットしかないセーブセットだけがクローン対象とみなされます。ターゲットがクローンプールであるた
め、各セーブセットの元のコピーはセーブセットのコピー数を算出するときには一切考慮されません。同様
に、read/write マスタークローンがすでにカウントされていて、関連クローンペア間に物理クローンのコ
ピーが 1 つだけあることから、AFTD 読み取り専用ミラークローンも考慮されません。このオプションは、
-t オプションまたは -e オプションとともにのみ使用できます。
-f file
nsrclone は、コマンドラインではなく指定されたファイルからボリューム名、ボリューム ID、セーブ
セット ID を読み取ります。値は入力ファイルの 1 行に 1 つずつ指定します。このオプションは、-t オプ
ションおよび -e オプションとともに指定することはできません。file が「-」の場合は、値は標準入力
から読み取ります。クローンオペレーションは、ファイル内のすべてのエントリが正しく指定されている
場合のみ開始します。エントリに 1 つでも無効なものがあると、オペレーションは継続されず、対応する
エラーが報告されます。
-s server
セーブセットの移行元の NetWorker サーバを指定します。サーバの選択については、nsr(8) を参照して
ください。デフォルトはカレントシステムです。
-J storage-node
クローン作成プロセスのリカバリ部分でストレージノードとして使用するホストを指定します
(nsr_storage_node (5) を参照してください)。
-v
冗長モードを有効にします。このモードでは、複数のボリュームに存在するセーブセットやセーブセット
の拡張など、nsrclone の操作に関する追加メッセージが表示されます。同じセーブセット上で
nsrclone のオペレーションを同時に行うと、ボリューム名が不正確になる可能性があります。その場合
nsrclone は警告を出します。警告メッセージの詳細については、「診断」を参照してください。
-y retention
クローン化されたデータがリサイクル可能になる日付(nsr_getdate(3) 形式で記述)を設定します。特
殊値 forever は、期限切れにならないボリューム(アーカイブボリュームなど)を使用する必要があるこ
とを示します。デフォルトでは、サーバが、有効なリテンションポリシーに基づいてセーブセットの日付を
決定します。このオプションを使用すると、既存のポリシーが変更されます。nsrmm(8) およびその -S オ
プション、-e オプションも参照してください。
238
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrclone(8)
-w browse
クローンセーブセットがブラウズ不可になる日付を(nsr_getdate(3) フォーマットで)設定します。た
だし、その日付が意図する時刻より後であるか、すでに過ぎている場合、つまり、セーブセットがブラウ
ズ不可になっているか、purged-from-index 状態になっている場合、セーブセットの既存のブラウズポ
リシーは変更されないままです。このオプションには、-y 保存オプションが必要です。また、保存時刻よ
り大きく設定しないでください。nsrmm(8) およびその -S オプション、-w オプションも参照してください。
-S
nsrclone は、2 次コマンドラインパラメータをボリューム名ではなくセーブセット ID として処理しま
す。セーブセット ID は、符号を付けない番号です。セーブセットのセーブセット ID は、mminfo -v コ
マンドを使用して調べることができます (mminfo(8) を参照してください )。-S オプションは、ボ
リュームから個々のセーブセットをコピーしたり、mminfo クエリと一致するセーブセットをすべてコ
ピーしたりする場合に有効です ( 下の例を参照 )。セーブセット ID は、ソースとして使用する複数のコ
ピーを持つセーブセットのコピーを正確に指定します。正確なコピーを指定するには、それぞれのセーブ
セット ID に対して ssid/cloneid フォーマットを使用します。この場合、ssid と cloneid は、単一ス
ラッシュ (/) で区切られる符号を付けない番号です。mminfo -S レポート、またはカスタムレポートを
使用することにより、特定コピーの cloneid を検出できます。
-V
nsrclone は、2 次コマンドラインパラメータをボリューム名ではなくボリューム ID として処理します。
ボリューム ID は、たとえば mminfo -mv レポートなどを使用して検出できます。このオプションは、-S
オプションと一緒に使用できません。
-N saveset name
クローンの対象になるセーブセットのセーブセット名を指定します。
-l level or range
クローンの対象になるセーブセットのレベルまたは n1-n2 整数範囲を 0 ∼ 9 で指定します。アドホック
(クライアント開始)セーブセットには "manual" を、フルセーブセットのレベルには "full" を、増分
セーブセットのレベルには "incr" を、整数 0 ∼ 9(0 も full を意味します)で使用します。複数の -l
オプションまたは -l n1-n2 範囲形式を使用すると、複数のレベルを指定できます。このオプションは、
-t オプションまたは -e オプションとともにのみ使用できます。
-e end time
クローンを作成するために選択したセーブセット ID に対して、終了時刻(nsr_getdate(3) フォーマッ
トを使用)を指定します。このオプションは、-S オプションとともにのみ使用できます。指定しない場合
は、終了時刻に現在の時刻が設定されます。-e 0 は -e today と同じですので注意してください。
-t start time
クローンを作成するために選択したセーブセット ID に対して、開始時刻(nsr_getdate(3) フォーマッ
トを使用)を指定します。このオプションは、-S オプションとともにのみ使用できます。指定しない場
合、開始時刻は終了時刻の 24 時間前として設定されます。-t 0 は -t today と同じですので注意してく
ださい。時間範囲を設定するときには、少なくとも -t オプションまたは -e オプションを指定する必要が
あります。
-c client name
クライアント名を指定すると、そのクライアントに属するセーブセットだけが選択されます。複数の -c オ
プションを指定して、複数のクライアント名を指定することもできます。このオプションは、-t オプション
または -e オプションとともにのみ使用できます。
-g group name
グループ名を指定すると、そのクライアントに属するセーブセットだけが選択されます。複数の -g オプ
ションを使用して、複数のグループ名を指定できます。-c オプションとともに使用することができます。
このオプションは、-t オプションまたは -e オプションとともにのみ使用できます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
239
nsrclone(8)
使用例
ボリューム mars.001 上で開始するすべてのセーブセットを Offsite Clone プールにあるボリュームにコピーし
ます。
nsrclone -b 'Offsite Clone' mars.001
週末に作成された完全なセーブセットのすべてをコピーします。日付に時刻が指定されていない場合、nsr_getdate
(3) は完全なセーブセットすべてのコピーを深夜 0 時に開始します。完全なセーブセットだけが、nsrclone(8) に
よりコピーされます。
nsrclone -S ‘mminfo -r ssid \
-q ’!incomplete,savetime>last saturday,savetime<last monday’
特定のセーブセットの特定のクローンをコピーします。
nsrclone -S 1538800517/770700786
01/21/05 14:50:03 から 01/24/05 14:50:03 までの期間に作成された。すべてのセーブセットをグループ
Default にコピーします。
nsrclone -S -t '01/21/05 14:50:03' -e '01/24/05 14:50:03' -g Default
クライアント「rose」と「seam」について直前の 24 時間に作成されたセーブセットすべてをコピーします。
nsrclone -S -e now -c rose -c seam
クライアント「rose」と「seam」について直前の 24 時間に作成されたセーブセットのすべてをバックアップレベ
ル「full」のみのセーブセット名「/data1」と「/data2」でコピーします。
nsrclone -S -e now -c rose -c seam -N /data1 -N /data2 -l full
以前に部分的に中止された nsrclone セッションでデフォルトクローンプールにコピーされなかったすべてのセー
ブセットを、中止されたセッション以前にコピーが存在しないものとしてコピーします。
nsrclone -S -e now -C 1
これまでと同じですが、保存期間とブラウズ期間が延長されています。
nsrclone -S -e now -C 1 -y 12/12/2010 -w 12/12/2010
参照先
nsr_getdate(3), nsr_pool(5), nsr_storage_node(5), mminfo(8), nsr(8), nsrd(8), nsrmmd(8)
診断
要求されたすべてのセーブセットが正常にクローンされた場合、終了ステータスはゼロになります。正常にクローン
されなかった場合は、ゼロ以外になります。
nsrd(8) はデータのクローンに使用できないということを示すいくつかのメッセージが表示されます。これらの
データは自己説明型です。以下のリストからメッセージを見ることもできます。
親 ssid を含むセーブセットシリーズを追加しています
冗長モードで実行している場合、要求されたセーブセットが継続され、シリーズ全体をクローンする必要
があることを nsrclone が通知すると(シリーズの一部だけがコマンドラインパラメータで指定された場
合でも)、このメッセージが表示されます。
240
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrclone(8)
下位 ssid を含むセーブセットシリーズを追加しています
冗長モードで実行している場合、要求されたセーブセットが継続され、シリーズ全体をクローンする必要
があることを nsrclone が通知すると、このメッセージが表示されます。
メディアデータベースとコンタクトできません
指定されたサーバのメディアデータベース ( および類似したその他の NetWorker サービス ) が、照会に
応答していません。サーバを開始する必要があります。または、開始したら即時に始動検査を終了して、
照会に応答する必要があります。
セーブセット number をクローンできません。シリーズが破損しています
指定されたセーブセットは、セーブセットのシリーズの一部です ( 非常に大規模なファイルまたはファイ
ルシステムの保管に使用されます )。ただし、シリーズにあるすべてのセーブセットがメディアデータ
ベースで検出されるわけではありません。これは、セーブセットシリーズの一部を含むテープにラベルを
付け直す場合などに起こります。
バックアップおよびアーカイブのデータは一緒にクローンできません
アーカイブデータおよびバックアップデータは基本的に異なるため、同一のプールにクローンすることは
できません。nsrclone を 2 回実行する必要があります。1 回はバックアップセーブセットをクローンす
るためで、もう 1 回はアーカイブセーブセットをクローンするためです。
server との nsrclone セッションを開くことができません
このメッセージは、サーバがクローンセッションを受け入れない場合に表示されます。
クローン作成はサポートされていません。アップグレードが必要です。
この機能を使用するには、別のイネーブラが必要です。
クローン作成には少なくとも 2 つのデバイスが必要です
クローン作成には、データを 1 つのボリュームから別のボリュームへコピーするために、少なくとも 1 つ
の読み取り / 書き込みデバイスと、1 つの読み取り専用または読み取り / 書き込みデバイスが必要です。
server はクローン作成をサポートしていません
名前付きサーバは、クローン作成には使用できません。
各クローンホストには少なくとも 2 つの有効なデバイスが必要です
同じ物理ドライブを共有する 2 つのストレージノード間でクローン作成をする場合、各ノードには少なく
とも 2 つの有効なデバイスが必要です。
エラー、セーブセット ID number の有効なクローンがありません
リストされたセーブセットは存在しますが、そのセーブセットの完全なコピーが存在しないためクローン
できません。セーブセットは、処理中断されたか、または進行中になります。完全なセーブセットだけを
コピーできます。
エラー、ユーザー username が管理者リスト上にある必要があります
NetWorker 管理者だけがバックアップセーブセットのクローンを作成できます。NetWorker 管理者は、
NSR サーバリソースに表示されます。詳細については、nsr_service(5) を参照してください。アーカイ
ブ機能のあるサーバの場合、「Monitor NetWorker」権限を持っている限り、NSR アーカイブクライアン
トのユーザーリストに表示されているユーザーは、アーカイブセーブセットのクローンを作成できます。
NetWorker 管理者リストに表示されているユーザーは、アーカイブセーブセットのクローンを作成するこ
ともできます。
クローン作成する完全なセーブセットがありません
完全なセーブセットのみがコピー可能で、コマンドラインのパラメータに一致する完全なセーブセットが
見つかりませんでした。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
241
nsrclone(8)
number は有効なセーブセットではありません
指定されたセーブセット ID は無効です。次の 2 つのフォームが理解されます。簡単なセーブセット ID と
指定されたクローン ID の付加されたセーブセット ID です。簡単なセーブセットは、符号なし数字です。
クローン ID を持つセーブセットは、単一スラッシュ (/) で区切られた 2 つの符号を付けない番号として
指定されます。
プールはクローン作成プールではありません
-b pool オプションで指定されたプールは、クローンプールではありません。-b オプションには、必ず
「Backup Clone」か「Archive Clone」のタイプでプールを使用する必要があります。
セーブセット number が存在しません
指定されたセーブセット(-S セーブセットリストから)は存在しません。mminfo(8) を使用して、セー
ブセット ID を検査します。
セーブセット number は複数のボリュームに対応します
追加ボリュームこのメッセージは、ボリューム名またはボリューム ID が指定されると冗長モードで表示さ
れますが、指定されたセーブセットは、リストされたボリュームに部分的に常駐します。完全なセーブ
セットだけをクローンできるため、nsrclone は、自動的に追加ボリュームを要求します。
セーブセットクローン number/cloneid が存在しません
セーブセットの特定のクローンが指定されましたが、そのセーブセットにはクローン ID の付いたクローン
がありません。mminfo(8) を使用して、セーブセット ID を検査します。
ボリューム name-or-number が存在しません
指定されたボリューム(-V オプションで指定されたボリューム名またはボリューム ID のいずれか)が、
メディアデータベースに存在しません。
30 秒待ってから再試行します
一時的なエラーが発生すると、nsrclone は、状態がクリアになるまでリクエストを自動的に再試行しま
す。たとえば、すべてのデバイスが保管とリカバリでビジー状態の場合にエラーが発生します。
nsrclone は、これらのデバイスが使用可能になるまで待機しなければなりません。
警告:
複数の同時クローン処理が同じセーブセットで検出されました。次に報告されているボリュームのリスト
正確でない可能性があります。
nsrclone は、予想を超えるクローンインスタンスを検出するとこのメッセージを出力します。この状態
は、1 つのセーブセットに対して複数の nsrclone コマンドが同時に実行された場合に発生します。
mminfo(8) を使用してクローンボリュームを検証してください。この警告により、クローン作成オペレー
ションの結果が影響を受けないことに注意してください。
242
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrconsolidate(8)
Maintenance Procedures
nsrconsolidate(8)
名前
nsrconsolidate - 合成フルバックアップと復元のための NetWorker プログラム
形式
nsrconsolidate [
[
[
[
-v
-J
-g
-e
] [ -n ] [ -q ] [ -V ] -c client -N save set
source storage node ] [ -d destination storage node ] [ -b pool ]
group ] [ -w browse time ] [ -y retention time ] [ -t start time ]
end time ] [ -i on | off ] [ -f dirfile ]
nsrconsolidate [ -v ] [ -n ] [ -q ] [ -V ] [ -J source storage node ]
[ -d destination storage node ] [ -b pool ] [ -g group ]
[ -w browse time ] [ -y retention time ] [ -t start time ]
[ -e end time ] [ -i on | off ] [ -f dirfile ] { -C -I input_file |
client:save set ... }
nsrconsolidate [
[
[
[
{
-v
-d
-w
-e
-S
] [ -n ] [ -q ] [ -V ] [ -J source storage node ]
destination storage node ] [ -b pool ] [ -g group ]
browse time ] [ -y retention time ] [ -t start time ]
end time ] [ -i on | off ] [ -f dirfile ] [ -R ]
-I input_file | ssid[/cloneid] ... }
説明
nsrconsolidate プログラムは、以前に作成したフルバックアップとそれ以降の増分バックアップから合成フル
バックアップを作成します。この新しいバックアップは、最新の増分バックアップ(合成フルセーブセットの構築
に使用されたもの)の時点で取得したフルバックアップと同等です。合成フルバックアップは既存のバックアップ
から構築されるため、従来のフルバックアップを 1 回実行するためのオーバーヘッドが統合元のクライアントにか
かりません。
通常、nsrconsolidate は、synth_full または incr_synth_full レベルのバックアップの一部として
savegrp(8) 内で起動されます。詳細については、savegrp(8) を参照してください。nsrconsolidate を手動
で起動し、必要に応じて合成フルバックアップを実行したり、個々の Avamar 重複排除セーブセットを復元したり
できます。
整合性確保のために nsrconsolidate はソースセーブセットインスタンスをチェックし、指定された
client:save set-name を使用して合成フルセーブセットを作成できるようにします。合成フルセーブセットの
作成に使用される、フルセーブセットでない各セーブセットには、以下の要件が適用されます。
1)
セーブセットはブラウズ可能で完了している必要があります。チェックポイントから再開したセーブセット
が完了したセーブを形成するには、すべての部分が含まれている必要があります。
2)
セーブセットにセーブセット拡張属性 * アンカーセーブセット時刻が含まれている必要があります。この属
性がセーブセットレコードに含まれるのは、NetWorker 8.0 以降のクライアントに限られることに注意し
てください。フルセーブセットは別のセーブセットのアンカーにならないため、8.0 よりも前のフルセーブ
セットを 8.0 以降の非フルセーブセットと一緒に nsrconsolidate で使用できる場合があります。
3)
セーブセットでは、クライアント属性 Backup renamed directory が有効になっている必要があります。
4)
セーブセットは、アンカーセーブセット時刻属性によってフルバックアップにリンクされたセーブセットの
完全なチェーンを形成する必要があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
243
nsrconsolidate(8)
これらの条件が満たされると、リストアリスト(rlist)が client:save set-name ごとにインデックスエント
リーから作成されます。NetWorker サーバにアクセスして、どのストレージノードが合成フルセーブセットを書き
込むかといった情報を取得します。次に、ターゲットストレージノードの各 client:save set-name について
API(nsrjobd(8))を監視する NetWorker ジョブを使用して、nsrrecopy(8) バックエンドプログラムが生成
されます。XDR エンコード済み rlist がバックエンドに送られ、セーブにパイプ指定されたリカバリのモデルを使
用して、合成フルオペレーションまたは復元オペレーションを実行します。バックエンドからのステータスの更新
は nsrjobd を介して返されます。
nsrconsolidate では、以下のいずれか 1 つのオプションを使用してソースセーブセットを指定する必要があり
ます。
-c および -N
-C
-S
合成フルセーブセットを識別するために、次の 2 つの追加拡張セーブセット属性がセーブセットレコードに作成さ
れます。
* ソース セーブセット時刻
* 合成フル
合成フルオペレーションの対象となるすべての Avamar 重複排除セーブセットでは、ターゲットボリュームに保存
するための合成フルオペレーションのリカバリ部分において、データが自動的に復元されます。
個々の Avamar 重複排除セーブセットは、オプション -R -S <ssid> を使用して復元できます。新たに復元される
セーブセットには、元の重複排除セーブセットと同一のバックアップレベル、* アンカーセーブセット時刻拡張属
性、* バックアップ開始時刻拡張属性が保持されます。復元済みセーブセットを識別するために、次の 2 つの追加
拡張属性がセーブセットレコードに作成されます。
* 復元済み
* ソース セーブセット時刻。
合成フルオペレーションの対象となるすべての重複排除セーブセットは、同じ Avamar 重複排除ノードにバック
アップする必要があります。複数の Avamar 重複排除ノードにバックアップされたセーブセットから合成フルセー
ブセットを作成するには、まず -R -S オプションを使用して 2 番目や 3 番目の Avamar ノードのセーブセットを復
元してから、合成フルオペレーション(-c と -N、-C、-S のいずれかのオプションを使用)を実行する必要があり
ます。
オプション
-b pool name
新しい合成フルセーブセットまたは復元済みセーブセットを格納するデスティネーションメディアプール
を指定します。詳細については、nsr_pool(5) を参照してください。
-c client
セーブセットを合成フルオペレーションの対象に含めるクライアントの名前を指定します。このオプショ
ンには -N を指定する必要があります。クライアントは 1 つだけ指定できます。
-C client:save set-name
合成フルオペレーションのクライアントとセーブセットのリストを指定します(<client:save setname> 形式)。リストはコマします(<client:save set-name> 形式)。リストはコマンド ラインまた
は -I input_file で指定することもできます。
-d destination storage node
バックエンドプログラム nsrrecopy(8) を実行するデスティネーションストレージノードを指定します。
デフォルトでは、NetWorker サーバがクライアントのストレージノード親和性リストに基づいてデスティ
ネーションストレージノードを決定します。詳細については、nsr_storage_node(5) および
nsr_client(5) を参照してください。
244
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrconsolidate(8)
-e end time
合成フルオペレーションのセーブセットを選択するための終了時刻を指定します(nsr_getdate(3) 形
式)。このオプションは、-S、-c および -N、-C オプションとのみ使用できます。指定しないと、終了時
刻は現在時刻に設定されます。-e 0 は -e today と同じであることに注意してください。
-f dirfile
nsrconsolidate がディレクティブ(nsr_directive(5) を参照)を「dirfile」から読み取って、合
成フルセーブセット内のファイルまたは Avamar 重複排除セーブセットから復元されるファイルに適用す
るように指定します。合成フルオペレーションでは、<dirfile> に UNIX と Windows 両方のセーブセッ
トパスを指定できます。これは、nsrconsolidate の 1 回の起動でグローバルディレクティブとして使用
されます。ディレクティブは、保存するパイプのリカバリの保存オペレーションにおいてリカバリスト
リームに適用されます。
サポートされるディレクティブは、aes(暗号化)および compressasm のみです。詳細については、
uasm(8) を参照してください。
復元の際にディレクティブを使用する必要があるのは、Data Domain 以外のデバイスまたはボリューム
に書き込む場合のみです。このためには、Data Domain 以外のボリュームを含むプールに -b オプション
を指定します。詳細については、nsr_pool(5) を参照してください。
aes ディレクティブをルートパスに適用するには、次のディレクティブファイルの例に従います。
<</>>
+aes: *
デ ィレクティブを特定のサブツリーに適用するには、次のディレク ティブファイルの例に従います。
<<"H:\TechDocs\important">>
+compressasm: *
<</engineering/docs>>
+aes: *
-g group name
このオプションは合成フルオペレーションのグループ名を指定するために savegrp によって使用されま
す。これは save コマンドと似ています。NetWorker サーバによって、特定のメディアプールの選択に使
用されます。
-i on | off
新しい合成フルセーブセットまたは Avamar の復元されたセーブセットについて、オンラインファイルイ
ンデックスエントリーが生成されるかどうかを指定します。オンラインファイルインデックスを生成する
には「on」、インデックス生成を抑制するには「off」を指定します。対応するオプション「store
index entries」が NSR プールリソースにあります。詳細については、nsr_pool(5) を参照してくだ
さい。
-R および -S オプションを指定して Avamar セーブセットを復元するときに -i オプションを指定しない
と、デフォルトではインデックスの生成が抑制されます。合成フルオペレーション(-R オプションなし)
を実行するときに -i オプションを省略すると、デフォルトではインデックスエントリーが生成されます。
インデックスなしのセーブセットからリカバリするには、recover -S または scanner を使用できます。
詳細については、recover(8) および scanner(8) を参照してください。
-I input_file
nsrconsolidate プログラムが合成フルオペレーションまたは復元オペレーションで client:save
set-name のペアまたはセーブセット ID(ssid)の読み取りに使用する入力ファイル名を指定します。
エントリーごとに改行する必要があります。このオプションは -C または -S と一緒に使用できます。-c
および -N と一緒には指定できません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
245
nsrconsolidate(8)
-J source storage node
合成フルオペレーションのリカバリ部分でストレージノードとして使用するホストを指定します
(nsr_storage_node(5) を参照)。指定するホストは、サーバのクライアントリソースの「recover
storage nodes」 または「storage nodes」属性に含まれている必要があります。詳細については、
nsr_client(5) を参照してください。デフォルトでは、NetWorker サーバがリカバリストレージノード
を決定します。
-n
実行しません。このオプションを指定すると、nsrconsolidate は、セーブセットの条件が満たされてい
ることを確認してリクエストをサーバに送信し、rlist を作成します。実際の合成フルバックアップまた
は復元オペレーションを実行するバックエンドプログラムは生成されません。
-N save set-name
合成フルオペレーションで使用されるセーブセットの名前を指定します。このオプションは、-c オプショ
ンとともに使用する必要があります。クライアントおよびセーブセット名は 1 つだけ指定できます。-C オ
プションを使用して、複数のクライアントまたはセーブセット(あるいは両方)を指定します。
-q
サイレント モードで実行します。
-R
1 つまたは複数の Aamar 重複排除セーブセットを復元します。このオプションでは、復元するセーブセッ
トの ssid を指定するために -S オプションが必要です。
インデックス生成のデフォルト動作については、-i オプションを参照してください。
-S ssid
合成フルオペレーション対象のフルセーブセットまたは増分セーブセットのリストを指定します(ssid[/
cloneid] 形式)。リストはコマンドラインまたは -I input_file オプションで指定することもできま
す。-R オプションと一緒に指定すると、Avamar 重複排除セーブセットが復元されます。どの Avamar 重
複排除セーブセットもバックアップレベルに関係なく個別に復元できます。
セーブセットの ssid を確認するには、mminfo -v コマンドを使用します(mminfo(8) を参照)。セーブ
セットの複数のコピーがある場合は、ssid/cloneid 形式を使用して読み取る特定のコピーを選択しま
す。この場合、ssid と cloneid はスラッシュ(/)で区切って指定します。特定のコピーの cloneid
は、mminfo -S レポートまたはカスタムレポートを使用して確認できます。
-t start time
開始時刻を(nsr_getdate(3) 形式で)指定し、この日時よりも古いセーブセットを合成フルオペレー
ションの対象から除外します。このオプションは、-S、-c および -N、-C オプションとのみ使用できま
す。指定しない場合、開始時刻は終了時刻の 24 時間前に設定されます。-t 0 は -t today と同じである
ことに注意してください。時間範囲を指定するときは、少なくとも -t または -e オプションを指定する必
要があります。
-v
冗長モードを有効にします。このモードでは、オペレーションについて追加のメッセージが表示されます。
このオプションはバックエンドプログラムに渡され、バックエンドプログラムの冗長モードが有効になり
ます。
-w browse time
新しい合成フルセーブセットをブラウズできなくなる日時を設定します(nsr_getdate(3) 形式)。デ
フォルトでは、サーバが有効なブラウズポリシーに基づいてセーブセットのブラウズ日時を決定します。
このオプションでは、既存のポリシーを無効にすることができます。
-y retention time
新しい合成フルセーブセットがリサイクル可能になる日時を設定します(nsr_getdate(3) 形式)。有効
期限がないボリューム(アーカイブボリュームなど)を示すには、特別な値 forever を使用する必要があ
ります。デフォルトでは、サーバが有効な保存ポリシーに基づいてセーブセットのこの日時を決定します。
このオプションでは、既存のポリシーを無効にすることができます。nsrmm(8) およびその -S オプション
と -e オプションも参照してください。
246
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrconsolidate(8)
-V
合成フルオペレーションが正常に終了した後、nsrconsolidate でセーブ セットを確認します。
Avamar セーブセットを -R オプションと -S オプションを指定して復元するときは、このオプションは無
視されます。
使用例
クライアント mars でセーブセット /dev/daily の合成フルセーブセットを作成するには
nsrconsolidate -c mars -N /dev/daily
クライアント jupiter のセーブセット /jupiter_files とクライアント saturn のセーブセット /
saturn_files の合成フルセーブセットを作成するには
nsrconsolidate -C jupiter:/jupiter_files saturn:/saturn_files
クライアント mars のすべての Avamar 重複排除セーブセットを復元し、プール「rehydrate_pool」に新しい
セーブセットを作成するには
nsrconsolidate -b rehydrate_pool -R -S ‘mminfo -c mars -q dedupe -r ssid‘
関連項目
nsr_getdate(3)、nsr_client(5)、nsr_device(5)、nsr_pool(5)、nsr_directive(5)、
nsr_storage_node(5)、mminfo(8)、nsr(8)、nsrd(8)、nsrmmd(8)、nsrjobd(8)、nsrrecopy(8)、
recover(8)、scanner(8)
診断
要求されたすべてのセーブセットの合成フルオペレーションが正常に終了した場合、終了ステータスは 0 になりま
す。それ以外の場合は 0 以外になります。
合成フルオペレーションで nsrd(8) が使用できないことを示すいくつかのメッセージが出力されます。次のメッ
セージが表示される場合があります。
メディア データベースにアクセスできません
メディアデータベースおよび指定されたサーバの他の NetWorker サービスが、クエリーに応答しません。
サーバを起動する必要があります。または、サーバを起動した直後であれば、クエリーに応える前に起動
チェックを行う必要があります。
server で nsrconsolidate セッションを開始できません
このメッセージはサーバが合成フルオペレーションを受け入れていない場合に表示されます。
このコマンドを実行する権限がありません
nsrconsolidate の実行を許可されているのは、NetWorker 管理者のみです。NetWorker 管理者は、
NSR サーバリソースにリストされます。詳細については、nsr_service(5) を参照してください。
ssid[/cloneid]’number’が無効です
指定されたセーブセット ID が無効です。次の 2 つの形式が認識されます。単純なセーブセット ID と、ク
ローン ID を含むセーブセット ID です。単純なセーブセットは符号なしの数値です。クローン ID を含む
セーブセットフォームは、2 つの符号なしの数値を 1 つのスラッシュ(/)で区切って指定します。
30 秒待ってから再試行します
一時的なエラーが発生すると、nsrconsolidate は、状態がクリアになるまでリクエストを自動的に再試
行します。たとえば、すべてのデバイスが保存とリカバリでビジー状態の場合にエラーが発生します。
nsrconsolidate はこれらのデバイスが使用可能になるまで待機する必要があります。
セーブセット <ssid>(<client>:<save set>)は、このオペレーションでは無効です
リストされたセーブセットは nsrconsolidate の条件を満たしていません。特定の条件違反を示す情報
がメッセージに付加されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
247
nsrconsolidate(8)
248
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrcpd(8)
Maintenance Procedures
nsrcpd(8)
製品名(A-Z)
nsrcpd - リモートクライアントソフトウェアインストールサービスを提供するデーモン
形式
nsrcpd [ -d debug-level ]
機能説明
nsrcpd デーモンは、RPC ベースのリモートクライアントソフトウェアインストールサービスを提供します。この
サービスにより、ユーザーはネットワーク上の中央ソフトウェアリポジトリからクライアントソフトウェアを配布
およびアップグレードできます。さらに、NetWorker クライアントに現在インストールされているソフトウェアの
中央ソフトウェアリポジトリとインベントリを管理することができます。RPC プログラム番号として nsrcpd に
よって提供される番号は 390437 です。
通常、nsrcpd は、nsrd がリモートクライアントソフトウェアインストールサービスを起動する要求を受け取る
と、nsrd により起動されます。ユーザが直接起動する必要はありません。
nsrcpd のメインスレッドは、サービスの全 RPC メッセージを処理します。リモートクライアントインストールが
開始するたびに、nsrcpd が新しいセッションを作成し、そのオペレーションを処理する新しいスレッドを生成し
ます。オペレーションスレッドは、メイン RPC スレッドからセッションの全データを受け取り、すべてのユーザダ
イアログとオペレーションプロセスを処理します。セッションが完了すると、スレッドは自動的に終了します。
nsrcpd は、アイドル状態のまま事前定義された期間を経過した後、自動的に終了します。
nsrcpd は、実行中のデータゾーンにある NetWorker クライアントにインストールされている製品とパッケージの
現在のセットだけでなく、中央ソフトウェアリポジトリにあるソフトウェア製品の現在のセットが反映されている
リソースのセットを管理します。これらのリソースは、リポジトリ、インベントリ、およびアップグレードのオペ
レーション中に管理されます。
nsrcpd が -d <debug level> オプション付きで起動されると、要求されたデバッグレベルで実行されます。
オプション
-d debug-level
nsrcpd が要求されたデバッグレベルでデバッグモードで起動されるよう、指示を出します。
ファイル
/nsr/logs/daemon.raw
nsrcpd および他の NetWorker デーモンが、NetWorker のイベントメカニズムでは記録できないさまざ
まなエラー状態に関する情報を送信するファイル。
/nsr/res/cpdb
リモートクライアントインストールサービスおよびそのリソースを説明した情報。
参照先
nsr(8)、 nsrpush(8)、 nsr_render_log(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
249
nsrcpd(8)
250
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrd(8)
Maintenance Procedures
nsrd(8)
製品名(A-Z)
nsrd - NetWorker サービスを提供するデーモン
形式
nsrd [ -k virtual-service-name ]
ansrd [ コメント ]
DESCRIPTION
nsrd デーモンは、RPC ベースの保存サービスおよびリカバリサービスを提供します。このサービスにより、ユーザ
はネットワーク上でファイルを保存、検索、リカバリできます。RPC プログラム番号として nsrd によって提供さ
れる番号は 390103 です。
通常、nsrd は、起動時にシェルのスタートアップスクリプト (rc.local、r.boot) など ) によって呼び出され、
ユーザが直接起動する必要はありません。起動されると、nsrd は、NetWorker サービスを提供するのに必要な他
のデーモンを起動します。
nsrd コマンドは、適切なリソースのあるマシン上で実行される必要があります。このリソースには、メディアマル
チプレクシングソフトウェア (nsrmmd(8) を参照 ) によって制御されるデバイス ( テープドライブなど ) と、保
存されたユーザファイルおよびファイルを含むボリュームのインデックスをインデックスデーモンが保持するため
の十分なディスク領域 (nsrindexd(8) および nsrmmdbd(8) を参照 ) が含まれます。
バックアップ、リカバリ、または他のセッションが開始するたびに、nsrd はプログラム ansrd を起動して、要求
されたセッションを処理します。ansrd プログラムは エージェントと呼ばれます。エージェントは、バックアッ
プ、リカバリ、または他のセッションを監視する役割を担い、セッションが完了すると自動的に終了します。
ps(1) または他のプロセス監視ツールを使用すると、ansrd の後続のパラメータを検査して、監視しているセッ
ションの種類を確認できます。必要な場合は、エージェントを強制的に終了してバックアップまたはリカバリセッ
ションを中断できます。エージェントを直接実行することはできません。エージェントを起動できるのは nsrd だ
けです。
nsrd を -k オプションを指定して起動すると、nsrd は、クラスタサービスとしてインストールされたかどうか、
および /nsr/res を所有する仮想ホストが virtual-service-name と一致するかどうかを確認します。この確
認手順のいずれかが失敗すると、nsrd はすぐに終了します。(NetWorker がクラスタサービスとしてインストー
ルされたかどうかをチェックするために、nsrd は NetWorker.clustersvr というファイルをチェックします。
ファイルは、nsrd バイナリがあるディレクトリ内にあります。/nsr/res が virtual-service-name によって
所有されているかどうかをチェックするために、nsrd はクラスタ管理ソフトウェアに問い合わせます。)
-k オプションを使用せずに NetWorker をクラスタで起動した場合、サーバは /nsr/res を所有する仮想ホストの
ID を適用します。/nsr/res を所有する仮想ホストがない場合、nsrd は起動しません。
オプション
-k virtual-service-name
ホスト名 /ID として nsrd に対して、virtual-service-name を使用してクラスタフェイルオーバモー
ドで起動するように指示します。このオプションは、NetWorker を起動する NetWorker クラスタ制御ス
クリプトによって使用されます。
ファイル
/nsr/logs/daemon.raw
nsrd および他の NetWorker デーモンが、NetWorker のイベントメカニズムでは記録できないさまざま
なエラー状態に関する情報を送信するファイル。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
251
nsrd(8)
/nsr/res/nsrdb
NetWorker サービスとそのリソースを記述する情報 (nsr_service(5) を参照 )。
NetWorker.clustersvr
NetWorker のデーモンが含まれているディレクトリにこのファイルが存在する場合、NetWorker サーバ
がクラスタサービスとしてインストールされたことを示します。
参照先
nsr(8)、 nsr_service(5)、 nsr_render_log(8)、 nsrmmd(8)、 nsrmmdbd(8)、
nsrindexd(8)、 ps(1)、 rc(8)
252
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrexec(8)
Maintenance Procedures
nsrexec(8)
製品名(A-Z)
nsrexec - Networker コマンドを NetWorker クライアント上でリモート実行する
形式
nsrexec
機能説明
nsrexec コマンドは、他の NetWorker コマンドからのみ実行されます。nsrexecd を実行中の NetWorker クラ
イアントで、コマンドをリモートで実行するために使用され、コマンドの処理状況を監視します。
参照先
nsr(5)、 nsr(8)、 nsrexecd(8)、 savegrp(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
253
nsrexec(8)
254
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrim(8)
Maintenance Procedures
nsrim(8)
製品名(A-Z)
nsrim - NetWorker インデックス管理プログラム
形式
nsrim [ -c クライアント ] [ -N セーブセット ] [ -V ボリューム ] [ -lnqvMXC ]
機能説明
メディアファイルの mrecord および mchunk の nsrim プログラムは、NetWorker のオンラインファイルおよび
メディアインデックスの管理に使用されます。通常、nsrim は savegrp(8) コマンドが終了したときに呼び出され
ます。また、nsrd(8) から、[最も古いサイクルの削除]が NetWorker 管理プログラムによって選択された場合
に呼び出されます。nsrim は、通常手動では実行されません。ただし、コマンドのモードを変更することにより、
root 権限は変更しないまま一般ユーザーがこのコマンドを実行することもできます。詳細については、nsr(8) を
参照してください。
avegrp(8) コマンドは、タスクの終わりに nsrim を起動する場合、/nsr/mm/nsrim.prv のタイムスタンプを
チェックします。このファイルのタイムスタンプが 23 時間以上前の場合、nsrim のブラウズおよびリテンション
ポリシーを満たすすべてのセーブセットに再利用可のマークが付けられます。セーブセットがブラウズおよびリテン
ションポリシーを満たすかどうかを頻繁に監視する必要がある場合 ( たとえば savegrp(8) の実行間隔が 23 時間
よりも短い場合 ) は、nsrim -X を cron(1m) のエントリとして設定するか、または手動で実行してください。
nsrim は、オンラインエントリを管理する方法を決定するためにポリシーを使用します。( インデックスポリシー
の説明については、nsr_policy(5)、nsr_client(5)、および「NetWorker 管理者ガイド」を参照してくださ
い )。オンラインファイルインデックス内のエントリは、各クライアントのブラウズポリシーで指定された時間を
超えると削除されます。クライアントのリテンションポリシーで指定された時間より長く存在するセーブセットは、
メディアインデックスで再利用可とマークされます。ボリューム上の全セーブセットが再利用可とマークされた場
合、そのボリュームも再利用可と見なされます。新しいバックアップを保存するために書き込み可能なボリューム
が必要な場合、再利用可なボリュームが NetWorker によって選択され、自動的にジュークボックスによってラベ
ルを書き換えられます。再利用可のボリュームが再利用されると、古いデータは消去されてリカバリできなくなり
ます。adv_file および file タイプボリューム (nsr_device(5) を参照 ) の再利用可で処理が中断されたセー
ブセットの領域は ( ディスク上の ) ボリュームから削除され、セーブセットエントリはメディアインデックスから
削除されて、これらのセーブセットの中のデータはリカバリできなくなります。
-q オプションが使用された場合を除いて、nsrim は各セーブセットグループごとにヘッダおよびトレイラ情報を出
力します。ヘッダには、セーブセットタイプ、クライアント名、セーブセット名、およびセーブセットに適用され
るブラウズポリシーとリテンションポリシーがリストされます。( このマニュアルページの例を参照してください。)
セーブセットには、次の 4 種類があります。
通常
savegrp を使用して自動的にバックアップされるすべてのセーブセット。savegrp はスケジュール、ブ
ラウズポリシー、およびリテンションポリシーと関連づけられます。
Ad hocs
ユーザが開始したセーブセットは、ad hocs をヘッダ行に追加することによって指定されます。
アーカイブ
自動的に期限切れとならないセーブセットは、セーブセット行に archives を追加することによって指定
されます。
マイグレーション
自動的に期限切れとならないセーブセット。ファイルマイグレーションアプリケーションによって作成さ
れ、セーブセット行に migrations を追加することによって指定されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
255
nsrim(8)
トレイラは、セーブセットの 4 つの使用状況統計を、nsrim セーブセットにポリシーを適用した後に表示します。
4 つの統計とは、オンラインインデックスに残っているブラウズ可能ファイルの合計数、現在セーブセットと関連
づけられているファイルの合計、セーブセットのデータの合計、およびその中でリカバリ可能なデータ量です。た
とえば nsrim は、1 つのセーブセット名について次のデータを出力します。
mars:/usr, retention policy: Year, browse policy: Month, ad hocs
8481 browsable files of 16481 total, 89 MB recoverable of 179 MB total
mars:/usr, retention policy: Year, browse policy: Month, ad hocs
0 browsable files of 13896 total, 163 MB recoverable of 163 MB total
mars:/usr, retention policy: Year, browse policy: Month 43835
browsable files of 427566 total, 6946 MB recoverable of 7114 MB total
-v オプションが使用された場合は、各セーブセットについて次の情報も出力されます。セーブセット ID、作成日、
レベル、ファイルカウント、サイズ、およびステータス。セーブセットのステータスの値は、以下のいずれかです。
ブラウズ
セーブセットのファイルエントリはブラウズ可能です(セーブセットファイルはまだオンラインインデッ
クスに存在します)。これらのファイルは、NetWorker リカバリメカニズムを使用して簡単にリストアで
きます。
リカバリ
セーブセットの寿命はセーブセットのリテンションポリシーを超えませんが、エントリは NetWorker オン
ラインインデックスから削除されました。これは、recover を使用してセーブセットをバックアップメ
ディアからリカバリできることを意味します。(recover(8) を参照。)scanner(8) を、セーブセットを
リカバリするために使用することもできますが、一般ユーザはまず recover を使用してください。
リサイクル
関連付けられたリテンションポリシーを超えたセーブセットは、バックアップメディアがリサイクルされ
ると上書き(削除)されます。またセーブセットは、メディアがリサイクルされるまで、バックアップメ
ディアからリカバリ可能です。adv_file およびファイルタイプ (nsr_device(5) を参照 ) ボリューム
で再利用可のセーブセットは、ボリュームおよびメディアデータベースから削除され、これらのセーブ
セット内のデータはリカバリできなくなります。
削除
セーブセットはメディアデータベースから削除されます。nsrim は、ファイルが含まれない再利用可な
セーブセットだけを削除します。
セーブセットステータスとして指定される修飾子を次に示します。
( アーカイブ )
セーブセットが期限切れになることはなく、ステータスは変更されません。
( マイグレーション )
セーブセットはファイルマイグレーションアプリケーションによって作成され、期限切れにならず、ス
テータスは変更されません。
( 次をスキャン )
セーブセットは scanner コマンドを使用してリストアされ、ステータスは変更されません。
( 処理中断 )
バックアップメディア領域を消費している、サイズに疑問のあるセーブセットです。
256
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrim(8)
nsrim はセーブセットのステータスを変更するときにトランジションシンボル -> と新しいステータスを出力しま
す。例 :
17221062
17212499
17224025
17226063
17226963
17227141
3/05/92
3/19/92
5/23/92
6/05/92
6/09/92
6/10/92
f
f
i
f
f
f
23115
625
0
3115
3197
3197
files
files
files
files
files
files
158
26
0
58
114
115
MB
MB
KB
MB
MB
MB
recycle
recover(aborted)->recycle
recover->recycle->delete
recover
browse->recover
browse
nsrim はすべてのセーブセットを処理した後、nsrindexd(8) のクロスチェック用にファイルインデックスにフラ
グをセットします。-l フラグが指定されると、同期クロスチェックが試行されます。それ以外の場合、クロス
チェックは予約されるだけで、インデックスがアイドル状態のときに nsrindexd がクロスチェックを実行します。
同時に、nsrim は関連する NetWorker ボリュームのステータスを処理します。-q フラグが存在しないと、各ボ
リュームごとに 1 行ずつ出力されます。1 つの行には、ボリューム名、使用領域の容量、セーブセットの合計数、
およびステータスが含まれます。ステータスの値は、以下のいずれかです。
appendable
ボリュームにセーブセットを追加できます。また、ステータスを (currently mounted) に変更できま
す。これは、ボリュームが書き込みのためにマウントされた場合、再利用可状態に移行できることを意味
します。
read-only, full
これ以上セーブセットを追加できません。また、ボリュームは重要なセーブセットを含んでいるため、再
利用できません。
recyclable
これ以上セーブセットをボリュームに追加できません。また、ボリューム上のすべてのセーブセットは期限
切れです。
この 3 つのすべての状態に適用される修飾子を次に示します。
(manual-recyclable)
すべてのセーブセットが期限切れのボリュームは、自動的に再利用可にはなりません。手動のラベル変更
オペレーションでのみリサイクルできます。read-only ボリュームであっても、同時に manualrecyclable フラグがセットされている場合を除いてリサイクルできます。manual-recyclable フラグ
は、ボリュームがラベル付けされるとき、またはその後いつでも、NetWorker 管理コンソールの GUI ま
たは nsrmm(8) および nsrjb(8) コマンドを使用してセットできます。このフラグは自動的にはセットさ
れません。
ボリュームステータスが変更されると、nsrim は ->recyclable をステータスに追加します。ボリュームにブラウズ
可能なセーブセットが含まれている場合は、そのことが記録されます。またリカバリ可能セーブセットも記録されま
す。また追加可能なボリュームに再利用可なセーブセットだけが含まれる特別なケースも、記録されます。例 :
jupiter.20:
jupiter.21:
jupiter.22:
jupiter.24:
3474
4680
4689
1488
MB
MB
MB
MB
used,
used,
used,
used,
398
440
351
141
save
save
save
save
sets,
sets,
sets,
sets,
full->recyclable
full, 249 recoverable
full, 351 browsable
appendable, 141 browsable
リテンションポリシーおよびブラウズポリシー
通常の環境では、ブラウズまたはリテンションポリシーがどのクライアントセーブセットと組み合わされるかは明
白です。ただし、セーブセットが複数の同名のクライアントリソースによってリストされ、各クライアントリソー
スが異なるブラウズおよびリテンションポリシーを指定することがあるため、セーブセットに適用するポリシーを
決定することは必ずしも単純ではありません。nsrim(8) は、次の手順に従って、クライアントリソースのインス
タンスをクライアント名で選択します。クライアントリソースが選択されると、セーブセット情報の管理にはその
ブラウズポリシーまたはリテンションポリシーが使用されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
257
nsrim(8)
1)
セーブセットが所属するグループに属するすべてのクライアントリソースを検索します。このクライアント
リソースセットに次の規則を適用して、最も適合するものを取得します。セーブセットのグループに属する
クライアントリソースがないか、グループが存在しない場合、またはバージョン 5 より前のバージョンから
バックアップされたセーブセットの場合 ( この場合グループ情報はセーブセットに記録されていません )、
次の規則をすべてのクライアントリソースに適用して、最も適合するものを取得します。
2)
明示的にそのセーブセットをリストしているクライアントリソースを検索します。複数のクライアントリ
ソースがセーブセットをリストしている場合は、最長のポリシーを持つクライアントリソースを選択します。
3)
セーブセットを " すべて " とリストしているクライアントリソースを検索します。複数のクライアントリ
ソースがセーブセット " すべて " をリストしている場合は、最長のポリシーを持つクライアントリソースを
選択します。
4)
ターゲットセーブセットの中で、最も一般的なプレフィックス ( 最長 ) を付けてセーブセットをリストし
ているクライアントリソースを検索します。複数のクライアントリソースがセーブセットを最も一般的な
プレフィックスを付けてリストしている場合は、最長のポリシーを持つクライアントリソースを選択します。
5)
すべてのクライアントリソースの中で、ポリシーが最長のクライアントリソースを選択します。
2 つ以上の同名のクライアントリソースが存在する場合、クライアントリソースの別のインスタンスから得たブラ
ウズポリシーとリテンションポリシーをセーブセット情報の管理に使用できます。
対応する NetWorker クライアントリソースが存在しないセーブセットは、サーバの NetWorker クライアントリ
ソースを使用してブラウズポリシーまたはリテンションポリシーを決定します。
すべての依存セーブセットも含めて削除またはリサイクルが可能になるまでは、セーブセットはインデックスから
削除されず、リサイクルの対象としてマークされません。「NetWorker 管理者ガイド」には、依存セーブセットの
説明が記載されているので、必要に応じて参照してください。
最後の 1 つの「フル」セーブセットは、リサイクルのマークを付けられるまでオンラインインデックスから削除さ
れません。この場合、セーブセットのヘッダ行ではブラウズポリシーが無視され、ブラウズ可能なサイクルが 1 つ
だけ存在するというメッセージが出力されます。
-l オプション以外では、手動の Ad Hoc セーブセットは依存セーブセットを持たないフルセーブセットとして処理
されます。ただし、本来の「フル」セーブセットと異なり、最後の手動セーブセットにはインデックス削除に関す
る特別な配慮は適用されません。
セーブセットに適用されたリテンション時間は、ポリシーで説明された経過時間が 1 日以上の場合、深夜 0 時に丸
められます。そのため nsrim を同じ日の午前 8 時と午後 5 時のどちらに実行しても、結果は同じです。
オプション
-c client
指定されたクライアントのオンラインファイルインデックスだけを処理します。通常は、すべてのクライ
アントインデックスが処理されます。このオプションは、複数のクライアントを繰り返し処理することが
できます。
258
-C
nsrim の実行の最後でメディアデータベースを強制的に圧縮します。通常は、nsrim によりデータベー
スの圧縮オペレーションが開始されますが、nsrmmdbd は、標準の圧縮ポリシーを基準にオペレーションを
実行します。このオプションを指定すると、nsrmmdbd は、標準ポリシーを無視して、圧縮を即座に実行
します。
-l
最も古いフルセーブセットおよびそれに依存するすべてのセーブセットをオンラインインデックスから削除
します。ブラウズポリシーおよびリテンションポリシーは無視されます。セーブセットヘッダ情報は、現在
オンラインインデックスでブラウズ可能なフルサイクルの数を出力します。archive および migration
セーブセットでは無視されます。このオプションでは、manual セーブセットは通常のインクリメンタル
セーブセットとして処理されます。また、このオプションは使用率のしきい値を 30% に設定します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrim(8)
-M
マスタモード ( 手動オペレーションにはお勧めしません )。
nsrim は、nsrd(8) または別の NetWorker デーモンによって実行され、タイムスタンプ付きのメッセー
ジを記録し、nsrd が予期する他の動作を実行します。
-N save set
名前の付いたセーブセットのみ処理します。それ以外のものはすべてスキップされます。このオプション
は、複数のセーブセットを繰り返し処理することができます。
-n
何もしません。クロスチェックは実行せずに、このコマンドのアクションをエミュレートします。トレイ
ラ統計値は、現在の ( エミュレートされていない ) 結果を反映することに注意してください。
-q
サイレントモード。このオプションは、ヘッダ、トレイラ、またはセーブセットメッセージを生成しません。
-V volume
処理するボリュームの名前を指定します。このオプションは、複数のボリュームを繰り返し処理すること
ができます。-c、-N、-l の各オプションは、このオプションが指定された場合、無視されます。
-v
詳細なレポートを出力します。このオプションは大量の出力を生成します。-v と -q の両方が指定された
場合は、どちらも無効になります。
-X
セーブセットのデータ構造とボリュームのデータ構造との一貫性をチェックします。このオプションは、
NetWorker がクラッシュした後でのみ必要です。
注記
メディアデータベース圧縮の標準ポリシーでは、22.5 日おきに圧縮を実行するようになっています。メディアデー
タベースを圧縮することで、データベースにあるフラグメンテーションによってパフォーマンスが低下する可能性を
低減できます。ただし、データベースの圧縮が行われている間、サービスで nsrmmdbd を利用できなくなります。
そのため、-C オプションをデフォルトのサービスとして使用することは避けてください。-C オプションは、
nsrim が savegrp により開始されている場合には、使用されません。メディアデータベースのフラグメンテー
ションによりパフォーマンスが低下していることが疑われる場合には、nsrim を -C オプションと一緒に使用して、
フラグメンテーションを削減できます。データベース圧縮を実行するときには、Networker サーバがビジーではな
い時間を選択してください。
ファイル
/nsr/tmp/.nsrim
nsrim は、複数のコピーがメディアデータベースをスラッシュするのを防ぐために、このファイルをロック
します。
/nsr/mm/nsrim.prv
nsrim は、最後に起動された時刻を記録するため、このファイルを更新します。
診断
このコマンドを実行する権限がありません
nsrim を実行してオンラインインデックスを変更できるのは、root だけです。ただし、すべてのユーザ
はこのコマンドを -n オプションで呼び出すことができます。
nsrim は < 名前 > のボリュームのチェックを終了しました
nsrim が完了して、このコマンドが -V オプションにより呼び出されると、この通知メッセージが
NetWorker のメッセージウィンドウに表示されます。
nsrim はメディアデータベースの ( クロス ) チェックを終了しました
nsrim が完了して、このコマンドが -V オプションなしで呼び出されると、この通知メッセージが
NetWorker のメッセージウィンドウに表示されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
259
nsrim(8)
参照先
nsr_client(5)、 nsr_layout(5)、 nsr_policy(5)、 nsr(8)、 nsrd(8)、 nsrindexd(8)、
nsrmm(8)、 recover(8)、 savegrp(8)、 scanner(8)
260
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrexecd(8)
Maintenance Procedures
nsrexecd(8)
製品名(A-Z)
nsrexecd - NetWorker クライアント実行サービス
形式
nsrexecd [ -s サーバ [ -s サーバ ... ]] [ -f サーバファイル ]
[ -p セーブパス ] [ -i ] [ -r ]
機能説明
nsrexecd は、NetWorker クライアント上で自動オペレーションを実行するために NetWorker サーバが使用します。
現在は、savegrp(8) が NetWorker クライアントマシン上で保存およびストレージノード機能を開始するために使用し
ています。ストレージノード機能が使用中の場合、nsrexecd はホストで nsrmmd(8) デーモンと nsrjb(8) コマンドを
起動し、サーバからのポーリング要求に応答します。ストレージノードの詳細については、nsr_storage_node(5) を
参照してください。nsrexecd サービスは、通常、起動時に各 NetWorker クライアントマシン上で開始されます。
NetWorker サーバの多くは自身のクライアントでもあるため、nsrexecd は、すべての NetWorker サーバ上でも
実行されます。
nsrexecd サービスは、RPC ベースのサービスをエクスポートして、NetWorker の操作をリモート実行します。す
べてのリクエストは、認証が必要であり、オプションで特定の NetWorker サーバに限定することができます。許可
されるのは、保存リクエスト (save(8) または savefs(8) など ) およびストレージノードリクエストのみです。
コマンドの実行が要求されると、nsrexecd は最初に、リクエストが認証されるかどうか、およびリクエストが有
効な NetWorker サーバからのものであるかどうかを確認します。ローカルホストで実行している NetWorker
サーバは、nsrexecd で指定されているオプションに関係なく、常に有効と見なされます。次に nsrexecd は、コ
マンドが保存コマンド ( たとえば、save(8)) かどうかを確認します。その後、指定されたコマンドを
NetWorker バイナリディレクトリから実行します。このディレクトリは、通常、nsrexecd 実行可能ファイルの場
所によって決まりますが、コマンドラインで指定することもできます。
オプション
-i
NetWorker サーバの認証の一部として、サーバのネットワークアドレスが名前にマップされます。次に、
名前がネットワークアドレスに逆マップされます。元のネットワークアドレスと逆マップされたアドレス
が一致する場合のみ、サーバは認証されます。-i フラグはアドレスの比較をスキップするため、正しく構
成されていない、あるいは正しく機能しない命名規則の名前でも認証を許可する可能性があります。この
オプションは、認証されていないマシンに対して NetWorker クライアントがデータを送信することを許
可する場合があるため、十分注意して使用してください。
-f serverfile
保存を開始できる NetWorker サーバのリストが含まれるファイルを指定します。このファイルでは、1 行
に 1 つずつサーバ名をリストする必要があります。-f または -s オプションが指定されていない場合、
nsrexecd は、これと同じ形式のデフォルトのファイル ( または Mac クライアント上の Mac プリファレン
ス ) を探します。このデフォルトのファイルの場所は、このマニュアルページの「ファイル」セクション
に示されています。
-p savepath
nsrexecd に、デフォルトではなく savepath ディレクトリ内の保存コマンドを探すように指示します。
ここで、デフォルトとは nsrexecd が存在するディレクトリを指します。
-s server
保存リクエストの開始を特定の NetWorker サーバだけに許可します。複数の -s オプションを指定する
と、複数の NetWorker サーバからのアクセスを許可できます。NetWorker サーバに複数のネットワーク
インターフェイスがある場合は、保存の失敗を防ぐために、各ネットワークインターフェイスごとにホス
ト名をリストすることをお勧めします。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
261
nsrexecd(8)
-r
このオプションは、EMC PowerSnap モジュールとともにのみ使用されます。このオプションは、
PowerSnap を管理する目的で、nsrexecd の他のインスタンスを起動します。
ファイル
/nsr/res/nsrladb
リソースディレクトリで、NetWorker nsrexecd サービスおよびそのリソースを表す属性があるもの
(nsrla(5) を参照)。
/nsr/res/servers
NetWorker クライアントのバックアップが許可されているサーバのデフォルトのリストが含まれている
ファイル。
参照先
nsrla(5)、 nsr_storage_node(5)、 nsrports(8)、 save(8)、 savefs(8)、 savegrp(8)
262
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrindexasm(8)
Maintenance Procedures
nsrindexasm(8)
製品名(A-Z)
nsrindexasm - インデックスをリカバリする NetWorker モジュール
形式
nsrindexasm [ standard-asm-arguments ]
機能説明
nsrmmdbasm は、標準の外部(アプリケーション特定モジュール)です。nsrindexasm は、バージョン 6 より前
の NetWorker バージョンで保存された NetWorker オンライン保存レコードインデックス ファイルのリカバリを
支援します。
uasm(8) には ASM および [standard-asm-arguments] の一般的な説明が記載されているので、必要に応じて参
照してください。nsrindexasm は uasm により nsrck(8) インデックスリカバリオペレーション中に呼び出され
ることを想定しています。
ファイル
/nsr/index/clientname/db6
ASM によってリカバリされるデータがあるディレクトリです。
参照先
nsr_layout(5)、 nsrck(8)、 nsrindexd(8)、 mmrecov(8)、 uasm(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
263
nsrindexasm(8)
264
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrindexd(8)
Maintenance Procedures
nsrindexd(8)
製品名(A-Z)
nsrindexd - NetWorker ファイルインデックスデーモン
形式
nsrindexd
機能説明
nsrindexd デーモンは、サーバの nsrd(8) デーモンによって開始されます。手動で開始しないでください。この
デーモンは、サーバの nsrd(8) デーモンに RPC ベースのサービスを提供します。ネットワークを介してこのサー
ビスに直接アクセスすることはできません。RPC プログラムとバージョン番号として nsrindexd により提供され
るのは、それぞれ 390105 と 4 です。
NetWorker システムに提供されるサービスは、インデックスに対するレコードの挿入と削除でハイパフォーマンス
が実現されるように設計されています。このパフォーマンスは、nsrindexd プロセスのアドレススペースに情報を
キャッシュすることにより実現されています。保存セッションのレコードをコミットするときに、NetWorker シス
テムは、リモートプロシージャコールを介して、nsrindexd デーモンにキャッシュ情報をファイルに書き込むよう
に指示します。
デーモンまたはサーバの破損によって、インデックスファイルに不整合が起きる可能性があります。このため、保
守プログラム nsrck(8) が nsrd デーモンにより自動的に実行されてから、NetWorker サービスが開始されます。
NetWorker サービスが開始されると、プロセス nsrindexd が起動されます。nsrindexd は nsrck -L 1 を実行
し、構成された各クライアントファイルインデックスを短時間で効率よくチェックします。インデックスヘッダと
ジャーナルファイルの整合性だけがチェックされます。通常、起動時に、クライアントファイルインデックス内の
レコードとキーファイルをすべてチェックする必要はありません。また、すべてをチェックすると時間が非常にか
かります。問題が検出されると、問題のクライアントファイルインデックスでさらに徹底的なチェックが自動的に
実行されます。
インデックスが破損していると思われる場合は、次に例を挙げるようなハイレベルのインデックスチェックを手動
で実行できます。
nsrck -L 6
nsrck -L 7 の実行は、クライアントファイルインデックス内の既存ファイルを上書きしません。したがって、特
定の保存時刻のセーブセットについてオンラインクライアントファイルインデックスのデー タ がすでに存在する
場合は、nsrck -L 7 を使用してバックアップメディアからリストアする前に、データを削除しておく必要があり
ます。
nsrindexd と nsrck は同時に実行されるため、インデックスへのアクセスを同期するためにファイル v6ck.lck
の補助ファイルロックメカニズムが使用されます。
FILES
/nsr/index/clientname/db6
このディレクトリは、クライアントのインデックスヘッダファイルとジャーナルファイルが保存される場
所です。インデックスレコードファイル (.rec) および対応するキーファイル (.k0 および .k1) は、db6
ディレクトリの下の異なるサブディレクトリに保存されます。
/nsr/index/clientname/db6/v6hdr
これは、インデックスヘッダの名前です。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
265
nsrindexd(8)
/nsr/index/clientname/db6/v6journal
これは、ジャーナルファイルの名前です。
/nsr/index/clientname/db6/v6hdr.lck
これは、インデックスヘッダファイルおよびジャーナルファイルに対する同期アクセスに使用されるロッ
クファイルの名前です。
nsr_layout(5)、 nsr(8)、 nsrck(8)、 nsrd(8)、 nsrim(8)、 nsrindexasm(8)、 nsrls(8)、 nsrmm(8)
診断
クライアント clientname のインデックスヘッダなしで継続中です
これは、このデーモンが必要とする同じファイルに、別のプログラムがアクセスしていることを示す情報
メッセージです。デーモンは、インデックスヘッダなしで安全にそのオペレーションを継続することがで
きると判断します。
266
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrinfo(8)
Maintenance Procedures
nsrinfo(8)
製品名(A-Z)
nsrinfo - NetWorker ファイルインデックスのレポートコマンド
形式
nsrinfo [ -vV ] [ -s サーバ | -L ] [ -n 名前空間 ]
[ -N ファイル名 ] [ -t 時間 ] [ -X アプリケーション ]
[ -x エクスポート形式 ]
クライアント
機能説明
nsrinfo コマンドは、クライアントファイルインデックスの内容についてのレポートを生成します。必須の
NetWorker クライアント名を指定し、オプションを指定しないで実行すると、nsrinfo はそのクライアントの .I
バックアップネームスペースで、すべてのファイルとオブジェクトを 1 行に 1 つずつ出力したレポートを生成しま
す。また、特定のファイルのインデックスネームスペース、すべてのネームスペース、または特定の XBSA アプリ
ケーションについてもレポートを生成することができます。また、ファイルインデックスにエントリーが入力され
たとき(保存時刻)だけにレポートが生成されるように限定することもできます。
たとえば /usr ファイルシステムのクライアント mars の直近のバックアップについて、すべてのファイルのバッ
クアップレポートを生成するには、次のコマンドシーケンスを使用します ( シェルプロンプトを % 文字とします )。
% mminfo -r nsavetime -v -N /usr -c mars -ot | tail -1
809753754
% nsrinfo -t 809753754 mars
注記:問い合わせで使用される時刻は、mminfo(8) コマンドを実行して /usr の直近のセーブセットの保存時刻を
カスタムレポートに出力することによって取得します。出力された時刻は、クライアント名 (mars) とともに
nsrinfo に渡されます。
オプション
-v
-V
冗長モード。ファイル名以外に、ファイルタイプ、内部ファイルインデックス識別子 ( 存在する場合 )、
サイズ (UNIX ファイルの場合 )、および保存時刻を出力します。このオプションは -V オプションと組み
合わせて使用されます。
代替冗長モード。ファイル名以外に、ファイルを含むセーブセットのオフセット、セーブセットのサイズ、
アプリケーションネームスペース ( 値リストについては -n オプションを参照 )、および保存時刻を出力し
ます。このオプションは -V オプションと組み合わせて使用されます。
-s server
問い合わせる NetWorker システム名を指定します。デフォルトでは、ローカルシステム上のサーバに問
い合わされます。
-L
サーバを使用しないでファイルインデックスを直接開きます。このオプションは、デバッグ、または
NetWorker が実行されていないときのファイルインデックスの問い合わせに使用されます。
-n namespace
照会するファイルインデックスのネームスペースを指定します。デフォルトでは、backup ネームスペー
スが使用されます。その他に認識される値は、migrated、archive、nsr(内部用)
、informix
(INFORMIX データ用)
、sybase(Sybase データ用)、msexch(Exchange データ用)、mssql(SQL
Server データ用)、notes(Lotus Notes データ用)、db2(DB/2 データ用)、oracle(Oracle デー
タ用)、および all です。ネームスペースフィールドは大文字と小文字が区別されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
267
nsrinfo(8)
-N filename
ファイルインデックスの中で検索する正確なファイル名を指定します。この名前に正確に一致するイン
デックスエントリだけが出力されます。NetWare など一部のクライアントでは、ファイルインデックスに
保存されている名前に ASCII の印字可能文字以外含まれていることがあるため、このオプションを使用す
べきでないこともあります。
-t time
指定した時刻に正確に一致する保存時刻だけを問い合わせます。時刻は、NetWorker の
nsr_getdate(3) フォーマットで指定します。NetWorker によって作成されたセーブセットには、一意
の保存時刻があります。これらの時刻は、mminfo(8) コマンドを使用して判定できます。
-X application
特定の X/Open Backup Services (XBSA) アプリケーションのリスト情報だけを問い合わせます。有
効なアプリケーションタイプは、All、Informix、および、None です。アプリケーションタイプでは、
大文字と小文字は区別されません。詳細については、このマニュアルページの「アプリケーションタイプ」
セクションを参照してください。
-x exportspec
デフォルトの人間が読める出力形式の代わりに、exportspec は、2 種類のプログラムが読める出力形式を
提供します。exportspec「m」は、XML 出力を表示します。また、exportspec「c<separator>」は、
任意の単一文字で区切られた値を表示します。たとえば、nsrinfo -xc, はコンマ区切りの値を生成します。
ファイルタイプ
ファイルインデックスは、クライアントのすべてのタイプのエントリーを保存できます。それぞれのインデックス
エントリーに、インデックスエントリータイプが 1 つずつあります。一般に、インデックスエントリーを作成した
クライアントだけがエントリーをデコードできます。
このセクションでは、nsrinfo が認識するインデックスエントリータイプを示します。ただし、nsrinfo はこれ
らのタイプを認識しても、完全にデコードできるのは 1 つのエントリータイプだけです。UNIX 版は UNIX エント
リータイプだけをデコードでき、NT 版は NT エントリータイプだけをデコードできます。認識されるその他のタイ
プについては、一部の情報が不完全になることがあります。
268
old UNIX
NetWorker for UNIX の 3.0 より前のバージョンを実行しているクライアント。
UNIX
NetWorker for UNIX の 4.0 より前のバージョンを実行しているクライアント。
UNIX ASDF
NetWorker for UNIX のバージョン 4.1 以降を実行しているクライアントに対する拡
張 ASM 構造化データフォーマット(ASDF)情報を含むインデックスエントリー。
UNIX ASDF v2
NetWorker for UNIX のバージョン 4.2 以降を実行しているクライアントに対する、
エージェントレス保存のインデックスエントリー。
UNIX ASDF v3
NetWorker for UNIX バージョン 5.1 以降を実行しているクライアントに対する、大
型ファイル(2GB より大きいファイル)のインデックスエントリー。
old DOS
NetWorker for DOS バージョン 2.0 以前を実行している DOS クライアント。
DOS
NetWorker for DOS、Windows、または OS/2 のバージョン 2.0 を実行している
DOS、Windows、OS/2 のクライアント。
DOS old ASDF
NetWorker for DOS、Windows、または OS/2 のバージョン 2.0 を実行している
DOS、Windows、OS/2 のクライアント。
WIN ASDF
NetWorker for Windows NT 4.2 以上を実行している Windows または NT クライアント。
WIN ASDF v2
NetWorker for Windows NT 4.2 以上を実行している Windows または NT クライアン
トで、エージェントレス保存を使用して作成されたインデックスエントリー。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrinfo(8)
old NetWare
NetWorker for NetWare のバージョン 3.0 以前を実行している NetWare クライアント。
NetWare
NetWorker for NetWare 3.0 のバージョン 3.0 以降を実行している NetWare クラ
イアント。
OSF 64bit
ファイルサイズおよびオフセットが 64 ビットの OSF/1 を実行しているクライアント。
continuation
特別な内部インデックスエントリー。これは、セーブセットシリーズの中でファイルが
セーブセット境界をまたがる場合に生成されます。
アプリケーションタイプ
すべて
このアプリケーションタイプは、各オブジェクトで利用可能なすべての X/Open Backup
Services API(XBSA)情報を出力します。出力の対象は XBSA オブジェクトだけです。
-v および -V フラグは、ファイルに対するのと同じ効果を持ちます。
Informix
このアプリケーションタイプは、Informix データベースオブジェクトとして認識された
オブジェクトだけを出力します(XBSA ObjectOwner.bsaObjectOwner は INFORMIX
タイプです)。-v フラグはファイルに対するのと同様に機能しますが、-V フラグはオブ
ジェクトに関するすべての XBSA 情報(上の ALL を参照)を、通常の -V フラグで出力さ
れる情報を含めて出力します。
None
このアプリケーションタイプは、XBSA オブジェクトではない、与えられた基準に一致す
るオブジェクトを出力します。たとえば、このオプションはクライアントからバックアッ
プされたファイルリストの出力に使用できます。
権限要件
NetWorker クライアントのインデックスをブラウズするには、ユーザーは「Operate Networker」の権限が必要
です。ただし、「Recover local data」権限を持つユーザーは、このコマンドを呼び出すホストの NetWorker
クライアントインデックスをブラウズできます。また、-L オプションを使用する場合、ユーザーはこのコマンドが
呼び出されるシステムの管理者(UNIX システムでは root)である必要があります。
ファイル
/nsr/index/client/db6
参照先
nsr_getdate(3)、 mminfo(8)、 nsrck(8)、 nsrindexd(8)
診断
不正な時刻値 ‘time’
-t オプションで指定された時刻は、nsr_getdate(3) で有効なフォーマットではありません。
クライアント client のインデックスファイルを開けません。reason
-L オプションを使用してファイルを開けません。具体的な原因が出力されますが、原因はさまざまです。
最も可能性が高い原因は、ユーザがスーパーユーザでない場合の permission denied です。service
busy,try again となるのは、ファイルインデックスがすでにロックされている場合 ( たとえば
nsrindexd(8) によって ) です。
クライアント client の DB スキャンを作成できません
ファイルインデックスに問い合わせしようとして、内部エラーが発生しました。EMC テクニカルサポート
に連絡してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
269
nsrinfo(8)
クライアント client の不正なレコード : number
不正なインデックスレコードが検出された場合、この診断がレポートの終わりに出力されます。これは、
インデックスが破損していてリカバリする必要があることを示します。
サーバ server に接続できません
インデックスサーバが何らかの原因で使用できません。たとえば、NetWorker サーバがダウンした場合
や、リソース不足またはネットワーク障害のために nsrinfo が実行中のサーバに接続できない場合があり
ます。
サーバ server へのセッションを開始できません
インデックスサーバは実行されていますが、接続を拒否されました。詳細な理由が次行に出力されます。
最も可能性が高い原因は、ユーザが NetWorker 管理者でない場合の permission denied です。
service busy,try again となるのは、ファイルインデックスがロックされている場合 ( たとえば
nsrck(8) によって ) です。
サーバ server のルックアップが失敗しました
インデックスサーバは実行されていますが、問い合わせを処理できません。詳細な理由が次行に出力され
ます。
制限
コマンドラインオプションは、mminfo(8) のオプションのように強力です。
-v オプションおよび -V オプションによるレポートは、列に分割されたフォーマットは施されません。
特定の時刻を指定した問い合わせは、ファイルインデックスの方法のために非常に長い時間がかかることがあります。
問い合わせは、クロスプラットフォームブラウザがないことによる制限を受けます。
270
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
Maintenance Procedures
nsrjb(8)
製品名(A-Z)
nsrjb - NetWorker ジュークボックス制御コマンド
形式
nsrjb
[ -C ] [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -v ] [ -f デバイス ]
[ -S スロット | -T タグ | ボリューム名 ]
nsrjb -L [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -gimnqvG ] [ -Y | -N ]
[ -B ] [ -b プール ] [ -f デバイス | -J ホスト名 ] [ -e 永遠 ]
[ -c 容量 ] [ -o mode ] [ [ -S スロット | -T タグ ] [ ボリューム名 ] ]
nsrjb -L [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -gimnqvG ] [ -Y | -N ] -R [ -b プール ]
[ -f デバイス | -J ホスト名 ] [ -e 永遠 ] [ -c 容量 ]
[ -o mode ] [ -S スロット | -T タグ | ボリューム名 ]
nsrjb -l [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -nvqrG ] [ -R [ -b プール ] ]
[ -f デバイス | -J ホスト名 ]
[ -S スロット | -T tags | ボリューム名 ]
nsrjb -u [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -qv ] [ -f デバイス ]
[ -S スロット | -T tags | ボリューム名 ]
nsrjb -I [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -Evpq ]
[ -I | -f デバイス ] [ -S スロット | -T tags | ボリューム名 ]
nsrjb -p [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -vq ] [ -f デバイス ]
[ -S スロット | -T タグ | ボリューム名 ]
nsrjb -o mode [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -Y ]
[ -S スロット | -T tags | ボリューム名 ]
nsrjb -H [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -EHvp ]
nsrjb -h [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -v ]
nsrjb -U 使用 [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -S スロット | -T tags ]
nsrjb -V [ -j 名前 ] [ -s サーバ ]
nsrjb -d [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -v ] [ -N ] [ -Y ]
[ -P ポート ] [ -S スロット ] [ -T tags ] [ ボリューム名 ]
nsrjb -w [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -v ] [ -N ] [ -Y ]
[ -P ポート ] [ -S スロット | -T tags | ボリューム名 ]
nsrjb -a [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -vd ]
[ -T tags | [ -T tags ] ボリューム名 ]
nsrjb -x [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -vwX ]
[ -T タグ | -S スロット ]
nsrjb -F [ -j 名前 ] [ -s サーバ ] [ -v ] -f デバイス
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
271
nsrjb(8)
機能説明
nsrjb プログラムは、リモート側で管理されているジュークボックスとローカルで管理されているジュークボック
スのリソースを管理します。リモート側で管理されているジュークボックスは、外部エージェントによって制御さ
れます。nsrjb は、このエージェントと通信を行い、ジュークボックスリソースへのアクセス権を取得します。こ
のエージェントによって、複数の NetWorker サーバなど、複数のアプリケーションでジュークボックス内のリ
ソースを共用できます。エージェントの例として、AlphaStor および StorageTek's ACSLS があります。
nsrjb はローカルに管理されているジュークボックスと直接通信し、エージェントは介入しません。ローカルで管
理されているジュークボックスのリソースは、他の NetWorker サーバと共用できません。
ローカルで管理されているジュークボックスの場合、ジュークボックスのリソースは、ジュークボックス全体の状
態を記録するために使用されます。このリソースは、ジュークボックス内のドライブとスロットの数を記録します。
また、デバイスがロードされているかどうか、スロットにメディアがあるかどうか、メディアにあるボリュームの
名前などの情報を記録するためにも使用されます。nsr_jukebox(5) を参照してください。
リモート側で管理されているジュークボックスのリソースは、ジュークボックス全体の最新状態を反映しているわ
けではありません。これは、NetWorker のビューを反映しています。リモート側で管理されているジュークボック
スのメディアを使用するには、NetWorker がアクセスする前にメディアが割り当てられていなければなりません。
詳細については、-a オプションの説明を参照してください。リモート側にあるジュークボックスのリソースのス
ロット数は、NetWorker 用にメディアを割り当てると増加し、NetWorker で使用しないメディアの割り当てを解
除すると減少します。ジュークボックスのリソースにリストされるメディアの順序は、ジュークボックス内の物理
的な位置とは必ずしも一致しません。リモート側のジュークボックスのデバイス数は、NetWorker が同時にアクセ
スできるジュークボックスのボリューム数が上限になります。
nsrjb コマンドを使用すると、1 つの NetWorker サーバのすべてのジュークボックスを管理できます。
nsrmm(8) ではなく、このコマンドを使用すると、ジュークボックスにあるボリュームのラベルの設定、ロード、
アンロードができます。複数の nsrjb コマンドを使用すると、いつでもジュークボックスにアクセスできます。
nsrjb は、ジュークボックスのリソースを必要とするため、要求したオペレーションは直接には実行されません。
代わりに、コマンドは NetWorker サーバプロセス nsrd に要求を出し、nsrd が nsrmmgd に要求を転送して、要
求が処理されます。
nsrjb は直接にオペレーションを実行しないため、nsrjb を停止すると、オペレーションが強制終了されます。オ
ペレーション取り消しの対策は、SIGINT と密接に関係している割り込みハンドラーを介して nsrjb に構築されて
います。これは、nsrjb コマンドを実行させており、オペレーションを取り消す場合、nsrjb プロセスに対して
Control-C を使用するか、UNIX の「kill」コマンドを使用して、SIGINT 信号を送信すると取り消すことができ
ることを意味します。1 回目の Control-C または SIGINT により、オペレーションは取り消されますが、オペ
レーションが実際に終了して nsrjb がクリアされるまで、nsrjb は適切な NSR ジュークボックスオペレーション
ステータスリソースのステータスを引き続き監視します。2 回目の Control-C または SIGINT により、nsrjb は
オペレーション終了の確認を待つことなく終了します。
NSR ジュークボックスオペレーションステータスリソースは、オペレーションが nsrd によって自動的に開始され
たか、nsrjb を明示的に起動して作成されたかにかかわらず、作成された各ジュークボックスオペレーションにつ
いて、nsrd によって自動的に生成ならびに管理されます。
この NSR ジュークボックスオペレーションステータスリソースは、オペレーションの現在の状態を追跡し、オペ
レーションに関連するすべてのメッセージ ( エラー、情報、冗長 ) を保持し、また、通常は、オペレーションを起
動した nsrjb プロセス間の通信パスとして動作し、さらに、オペレーションを実行するさまざまなプログラムとし
ても動作します。nsr_op マニュアルページにこのリソースの詳細が記載されているので、必要に応じて参照して
ください。
ボリュームは、物理的なメディアのある面に存在します。メディアの例は、テープカートリッジまた光ディスクな
どです。テープカートリッジには 1 つの面があり、したがって、1 つのボリュームは各カートリッジにあります。
光メディアは 2 面あり、1 つのボリュームはメディアの各面にあります。ジュークボックス内の各ボリュームと
ジュークボックスには、NetWorker で認識可能な名前が付いています。volume name は、最初にラベルを付ける
ときに指定します。ボリューム名は、ラベルの変更時に変更できます。NetWorker は、ボリューム名でボリュームを
参照します。たとえば、ボリュームのマウントを要求する場合、NetWorker はボリューム名で要求します。
272
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
nsrjb を使用する前に、ジュークボックスとそのデバイスリソースを NetWorker サーバに追加する必要がありま
す。jbconfig を使用して、ジュークボックスリソースとそのデバイスリソースを NetWorker サーバに追加して
ください。ジュークボックスリソースについては、nsr_jukebox(5) を参照してください。
NetWorker サーバがバックアップまたはリカバリ用のボリュームを要求したときに、ボリュームがマウントされて
いないと、サーバはメディアデータベースをチェックし、メディアリクエストを満たす
ボリュームがジュークボックスにあるかどうかを検査します。ボリュームがある場合、nsrd は nsrmmgd に対し
て、メディアをアイドルデバイスにロードする要求を出します。Available Slots 属性は、NetWorker から書
き込み可能ボリュームが要求されたときに、その要求に自動的に対応できるボリュームのスロットを示します。
バックアップオペレーションで書き込み可能なボリュームを自動的に選択する場合、NetWorker は、使用可能なス
ロットのリストからボリュームを選択します。Available Slots 属性によって、nsrjb を実行するユーザが使用
できるスロットが制限されるわけではありません。
nsrjb は、-j、-f、または volume name オプションに基づいて、使用するジュークボックスを決定しようとしま
す。この 1 つまたは複数のオプションによって一意にジュークボックスを識別できず、1 つを選択する必要がある
場合、nsrjb プログラムはジュークボックスを選択するように要求します。NSR_JUKEBOX 環境変数に、デフォル
トで nsrjb プログラムが使用するジュークボックス名を設定できます。
オプション
オプションは、2 つのグループに分かれます。最初のグループは、ラベルの設定、メディアのロードなど、実行す
るオペレーションを指定するオプションです。2 番目のグループは、追加オプションを一覧表示します。これらの
オプションは、ラベル付けやロードの対象となるメディアを指定するなど、オペレーションの引数を提供します。
たとえば、pool name のようにスペースを含むオプションの引数は、二重引用符で囲む必要があります。
オペレーション オプション
-a
リモート側で管理されたジュークボックスのボリュームを割り当てる場合には、-T tags オプションとと
もにこのオプションを使用します。NetWorker サーバがボリュームラベルを作成したり、使用する前に、
ボリュームを割り当てる必要があります。
STL サイロの場合、-d オプションを追加すると、入出力ポートからのテープの取り込み ( インポートま
たは入力 ) が可能になります。コマンドラインでは、-d は、-a よりも後に指定しなければなりません。
この機能は、通常サイロ管理ソフトウェアで処理されますが、使いやすさを考え、ここに記述します。こ
のオプションは、NetWorker がサポートしているすべてのサイロで使用できるわけではありません。
AlphaStor ジュークボックスリソースでは、スクラッチと使用中という 2 つのタイプのメディアの割り当
てと追加ができます。スクラッチは、現在 NetWorker で使用されていないボリュームを表します。使用
中のボリュームは、AlphaStor にインポートする前に NetWorker ですでに使用されていたテープです。
-a を、-T tags オプションとともに使用すると、NetWorker が使用するボリュームが割り当てられま
す。スクラッチボリュームと使用中のボリュームの両方とも、この方法で割り当てることができます。こ
のオプションにバーコードまたは物理的なカートリッジラベルを指定すると、指定したメディアカート
リッジからボリュームが割り当てられます。使用中のボリュームは、ジュークボックスインベントリオペ
レーションによって検出されます。
-a を -T tags オプションおよび volume names とともに使用すると、使用中のボリュームが
AlphaStor ジュークボックスリソースに直接追加されます。tag は、AlphaStor にインポートされたと
きにボリュームに指定された名前です。volume name は、NetWorker メディアデータベースに記録され
ているボリューム名です。
-x に、NetWorker サーバで使用可能なボリュームのあるリモートジュークボックスのリストからボ
リュームを削除する方法が記載されているので、必要に応じて参照してください。
-C
ジュークボックスのカレントボリュームとそのジュークボックスに関連するデバイスを表示します。これ
は、デフォルトのコマンドオプションで、他のコマンドオプションが指定されないときに使用されます。
このオプションは、スロット番号、ボリューム名、メディアプール、オプションのバーコード情報、ボ
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
273
nsrjb(8)
リューム ID、ボリュームモードを表示します。ジュークボックス属性 Bar Code Reader が有効で、メ
ディアボリュームにバーコードラベルがある場合には、バーコードラベルも表示されます。Bar Code
Reader が設定されていても、ボリュームにバーコードラベルがない場合には、ラベルが出力され、メ
ディアにバーコードラベルがないことを示します。デフォルトでは、短形式のボリューム ID が表示されま
す。冗長オプション (-v) を使用すると、長形式のボリューム ID と以下で説明する情報が表示されます。
-C オプションを使用すると、実際のジュークボックスインベントリは実行されません。nsrjb は、現在
ジュークボックスリソースにあるボリュームをレポートするだけです。ボリュームには次のフラグの 1 つ
が続く場合があります。(R) ( 読み取り専用であることを示すフラグ ) または (A) ( ボリュームがアー
カイブまたはマイグレーションボリュームであることを示すフラグ ) です。-v オプションとともに使用す
ると、フルになっているボリュームの容量も表示されます。NetWorker メディアデータベースにないボ
リュームには、アスタリスク "*" が付いています。
Mode 列には、ボリュームのモードに関する追加情報が表示されます。モードフィールドの値は次の 3 つの
いずれかです。ボリュームが自動的にリサイクル / ラベル変更されることを示す manually recyclable。
ボリュームが自動的にリサイクル可能であることを示す recyclable。2 つの状態のどちらでもないことを
示すブランク。
スロットマップを出力すると、1 行に 1 つのデバイスが表示されます。使用可能なデバイスの場合、ドラ
イブ番号、デバイスのパス名、スロット番号と現在ロードされているボリュームの名前、NetWorker にボ
リュームがマウントされているかどうかなどの情報が表示されます。デバイスが無効の場合、disabled
というメッセージとともにドライブ番号とパス名だけが表示されます。複数のデバイスリソースがジュー
クボックス内の物理ドライブを共有する際に、同じハードウェア ID 属性値を使用する場合は、ドライブを
共有する最初のデバイスのパス名にのみドライブ番号が表示されます。
-d
カートリッジアクセスポート ( インポート / エクスポートエレメント、メールスロット、入出力ポートと
もいいます ) から 1 つ以上のカートリッジを取り込みます ( ジュークボックスにロードします )。
取り込むカートリッジの数は、指定されたスロットまたはタグの数によって決まります。スロットまたは
タグが指定されていないと、ジュークボックスにある空のスロットがすべて取り込まれます。複数の宛先
スロットを指定できます。フルのスロットはスキップされます。使用可能なインポートポートがすべて空
で、取り込むカートリッジがある場合には、プロンプトが表示され、インポートポートを充てんするよう
に指示されます。-N オプションとともにジュークボックスポーリング機能を使用すると、すべてのカート
リッジが取り込まれるか、エラーが発生するまで、インポートポートへの取り込みが実行されます。ポー
リングがタイムアウトになったときにカートリッジが残っていると、エラーと見なされます。
コマンドラインにはボリューム名を指定しないでください。ボリューム名を正確に判別するために、イン
ベントリコマンドを実行しなければなりません。
-d を -T tags オプションとともに使用すると、そのコマンドはサイロで実行されるコマンドと見なされ、
-a オプションと -d オプションで実行された場合と同じように内部的に処理されます。指定されたボ
リュームタグ ( バーコード ) がサイロに取り込まれ、NetWorker は、その割り当てを行います。使用す
るサイロの正確なタイプに従って、割り当てステップの結果が決まります。割り当てが成功したかどうかを
確認し、指定されたすべてのタグ値に -a オプションを指定して、コマンドを再試行してください。タグが
割り当て済みであれば、そのことを示すメッセージが表示されます。これはエラーではありません。ボ
リュームが正しく割り当てられ、NetWorker で使用できることを示しています。
274
-F
STL サイロ内にある共用デバイスを解放します。このオプションは、デバイス共用が可能なテープライブ
ラリにのみ使用できます。nsr_jukebox(5) を参照してください。
-h
最近実行された 120 のジュークボックスコマンドの内容と結果を表示します。ユーザがコマンドラインか
ら実行したコマンドや、NetWorker が自動的に開始した要求も表示されます。環境変数
NSRJB_HISTORY_COUNT に 20 から 2000 までの値を設定して、ヒストリに保存されるコマンド数を変更
できます。20 より小さい値を設定すると 20 が使用され、2000 より大きい値を設定すると 2000 が使用さ
れます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
-H
ジュークボックスハードウェア ( ジュークボックスが登録されている NetWorker データベースも ) をリセッ
トして、一貫性のある状態にします。ジュークボックスはトランスポートをクリアして、デバイスからスロッ
トにボリュームをアンマウントし、アンロードします。実際のインベントリは実行されません (-I オプションを
参照 )。インベントリが最新状態でない場合、ジュークボックスは、該当するメッセージを出力します。
サイロの場合、NetWorker が認識しているデバイスだけがアンロードされます。サイロコントローラを使
用すると、他のドライブを空にできます。
For AlphaAlphaStor ジュークボックスの場合、ジュークボックスデバイスとジュークボックスが登録
されている NetWorker データベースをリセットして、一貫性のある状態にします。これにより、
AlphaStor でジュークボックスのデバイスとジュークボックスリソースのメディアの状態が同期のとれた
状態になります。NetWorker はジュークボックスリソースのボリューム情報と現在マウントされているボ
リュームを AlphaStor に照会します。この情報は、ジュークボックスとデバイスリソースの状態を
AlphaStor の情報と一致させるために使用します。-p オプションも指定すると、ロードされたボリュー
ムに対して、チェック操作が実行されます。
NetWorker は、サーバが起動されるたびに、自動的に AlphaStor に照会してジュークボックスおよびデ
バイスリソースとの同期をとります。
-I
ジュークボックスの内容にインベントリを実行します。このオプションを使用すると、スロット番号とボ
リューム名のマッピングが正確になります。必要であれば、ラベルを読み取るために、指定したスロット
のボリュームをデバイスにロードできます。ジュークボックスのタイプによっては、このオプションを指
定すると長い時間がかかる場合があります。
ジュークボックスにバーコードラベルリーダがあり、ジュークボックスリソースの [ バーコードリーダ ]
属性が設定され、かつ [ バーコードラベルの一致 ] 属性が設定されている場合には、スロットに関連する
ボリューム名が、バーコードラベルから生成されます。
次の場合は、テープはラベルの読み取りのために常にドライブにロードされます。
1) ジュークボックスにバーコードリーダがない場合
2) ジュークボックスにバーコードリーダがあり、テープのバーコードがメディアデータベースに記録され
ていない場合
3) ジュークボックスにバーコードリーダがあってバーコードの照合が可能な状態であり、なおかつテープ
のバーコードがメディアデータベースに登録されているが、場所が空である場合
メディアのバーコードラベルが変更されると、新しいバーコードラベルで NetWorker メディアデータ
ベースが更新されます。ジュークボックスのバーコードリーダを正しく使用すると、インベントリにかか
る時間を短縮できます。
-II オプションは、ラベルを読み取ることなく確認することができるボリュームがあるスロットのみを操
作する高速なインベントリを実行するために使用することができます。高速なインベントリではテープが
読み取られないため、このオプションはデバイス仕様 (-f) と組み合わせて使用することはできません。
-Ip オプションを指定すると、ボリュームのラベルが検証可能な場合でも、ラベルの読み取りのために
テープが強制的にドライブにロードされます。
エレメントステータス機能のあるジュークボックスの場合、-E オプションとともに -I オプションを使用
すると、ジュークボックスのインベントリステータスを初期化できます。-E オプションを使用すると、メ
ディアの存在を確認するために、スロット、ドライブなどすべてのコンポーネントがチェックされるため、
ジュークボックスのインベントリに時間がかかります。このオプションは、ジュークボックスのメディアを
手動で交換するときにのみ使用してください。
AlphaStor ジュークボックスの場合、この操作を実行すると、NetWorker と AlphaStor データベース
との同期をとることができます。これにより、NetWorker サーバに割り当てられ、ジュークボックスリ
ソースに記録されているすべてのボリュームの状態について、AlphaStor と NetWorker が同じ情報を使
用できます。-p オプションも指定すると、ボリュームのラベルを検査するために、nsrjb がボリュームの
ロードを要求します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
275
nsrjb(8)
クリーニングカートリッジ用にジュークボックス内のスロットを割り当てる場合には、ジュークボックス
リソース属性 Auto Clean に Yes を設定し、Cleaning Slots 属性に空でないスロット範囲を指定しま
す。詳細については、nsr_jukebox(8) を参照してください。クリーニングカートリッジ用スロットのボ
リュームは、ジュークボックスのインベントリ時にロードされません。エレメントステータスをサポート
していないジュークボックスまたはバーコードリーダのないジュークボックスの場合には、-U uses オプ
ションを使用して、ジュークボックスのインベントリにクリーニングカートリッジを記録しなければなり
ません。エレメントステータスをサポートするジュークボックスまたはバーコードリーダのあるジューク
ボックスの場合、前に空であったクリーニングカートリッジスロットにカートリッジがあると、そのカー
トリッジには、ジュークボックス属性 DefaultCleanings に設定されている値がクリーニングカート
リッジの使用回数として設定されます。
-l
指定されたボリュームをロードし、マウントします。ボリュームは、名前、ボリュームのあるスロットで
指定されます。リモートジュークボックスの場合には、そのボリュームに関連するタグで指定されます。
指定されたボリューム数が使用可能なドライブ数より大きい場合には、操作が失敗します。
AlphaStor ジュークボックスの場合、このコマンドが使用できるのは、nsrjb が実行されているスト
レージノードからアクセスできるデバイスにボリュームをマウントする場合だけです。-J オプションを使
用すると、異なるストレージノードを指定することができます。
-f オプションを使用すると、ボリュームをロードするメディアデバイスを指定できます。
-L
指定されたスロットのボリュームにラベルを付けます。リモート側で管理されているジュークボックスの
場合には、指定されたタグのボリュームにラベルを付けます。ラベル付きのボリュームの名前は、メディ
アのバーコードラベルまたはコマンドラインで指定されたボリューム名から取得されるか、指定された
プールのラベルテンプレートリソースから生成されます。スロットを指定しないと、ジュークボックスの
NSR_jukebox リソースに記述されたスロット範囲が使用されます。ジュークボックス全体のラベル処理
には、時間がかかります。
ジュークボックスにバーコードラベルリーダがあり、NSR_jukebox リソース属性の Bar Code Reader
と Match Bar Code Labels が設定されている場合には、メディアのバーコードラベルからボリューム
ラベルが生成されます。ジュークボックスリソース属性 [ バーコードラベルの一致 ] が設定されていない
場合、またはジュークボックスにバーコードラベルリーダがない場合には、コマンドラインで指定された
ボリューム名からボリュームラベルが生成されます。コマンドラインで指定されたボリューム名よりも、
ラベルを作成するボリュームのほうが多い場合には、ラベルテンプレートからボリュームラベルが生成さ
れます。ボリュームラベルの生成方法に関係なく、ラベル付きのメディアにメディアバーコードラベルが
ある場合には、インベントリ操作で使用できるように、そのバーコードが NetWorker メディアデータ
ベースに格納されます。
通常のジュークボックスでは、ボリューム名は -S オプションまたは -R オプションとともに使用する必
要があります。
これは、新しいテープまたはインポートされたテープの場合にはボリューム名が メディアデータベースに
存在しないためです。
クリーニングカートリッジ用に予約されたスロットのボリュームには、ラベルは生成されません。-I には
クリーニングカートリッジ用にジュークボックスのスロットを予約する方法が記載されているので、必要
に応じて参照してください。
空のスロットが見つかると、通知メッセージが表示され、操作が続行します。
-m にはラベル付けをした後、そのボリュームを自動的にマウントする方法が記載されているので、必要に
応じて参照してください。
-o mode
ボリュームまたはスロット範囲のモードを設定します。使用可能なモード値は、次のとおりです。
[not]recyclable、[not]readonly、[not]full、または、[not]manual。-Y オプションを使用し
ないと、各ボリュームに対する操作を確認するメッセージが表示されます。ボリューム単位のフラグにつ
いては、nsrim(8) を参照してください。
276
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
-p
ボリュームラベルを検査し、出力します。スロット ( リモート側で管理されているジュークボックスの場
合にはタグ ) を指定できます。また、ボリュームの読み取りに使用するデバイスも指定できます。
nsrmm(8) を参照してください。
-u
デバイスからボリュームをアンロードします。デバイスからボリュームをアンロードする場合には、ボ
リューム名、ボリュームがロードされているデバイス、ロード前にボリュームのあったスロットを指定し
ます。ボリューム、デバイス、またはスロットを指定しないと、ロードされているすべてのデバイスから
メディアがアンロードされます。
-U uses
クリーニングカートリッジが使用できる回数を設定します。スロットも指定できます。ジュークボックス
のクリーニングカートリッジ用に予約されている範囲のスロットを指定する必要があります。スロット範
囲を指定しないと、クリーニングカートリッジが予約されているすべてのスロットが更新されます。
ジュークボックスのインベントリで空になっているスロットにこのオプションを使用すると、インベント
リが更新され、そのスロットはクリーニングカートリッジ用に予約されます。クリーニングカートリッジ
用にジュークボックスのスロットを予約する方法については、-I. を参照してください。
Uses には正の整数か、予約語の remove または default を指定する必要があります。予約語 remove を
使用すると ( たとえば -U remove)、NetWorker インベントリからクリーニングカートリッジを取り出
すことができます。default を指定すると、クリーニングカートリッジの使用回数にジュークボックスの
default cleanings 属性の値が設定されます。
nsr_jukebox(5) を参照してください。
-T オプションと一緒に -U オプションを使用すると、クリーニングカートリッジをサイロテープライブラ
リ (STL) に追加できます。このオプションを使用すると、クリーニングカートリッジを追加するたびに、
STL 内のクリーニングスロットが予約されます。STL からクリーニングカートリッジを取り出す方法につ
いては -x を参照してください。STL 以外のジュークボックスのスロットをクリーニングカートリッジ用に
予約する方法については、-I を参照してください。
-V
現在のジュークボックスの構成を表示します。
-w
1 つ以上のカートリッジをカートリッジアクセスポートにウィズドロウします(ジュークボックスからメ
ディアを排出します)
。
カートリッジは、スロット、ボリューム名、またはタグで指定しなければなりません。複数のスロット範
囲とボリューム名を指定できますが、空のスロットと重複したスロットは無視されます。使用可能なエク
スポートポートがすべて使用されているときに、カートリッジをウィズドロウすると、プロンプトが出さ
れ、エクスポートポートを空にするように指示されます。-N オプションとともにジュークボックスポーリン
グ機能を使用すると、すべてのカートリッジがウィズドロウされるか、エラーが発生するまで、エクス
ポートポートへのウィズドロウが実行されます。ポーリングがタイムアウトになってもポートが空になら
ないと、エラーと見なされます。
-w を -T tags オプションとともに使用すると、そのコマンドはサイロで実行されるコマンドと見なされ、
-x オプションと -w オプションで実行された場合と同じように内部的に処理されます。指定したボリュー
ムタグ ( バーコード ) がサイロからウィズドロウされます。NetWorker は、そのサイロのボリュームリ
ストからボリュームの割り当てを解除します。サイロのモデルによって異なりますが、通常、サイロから
同時にウィズドロウできるボリュームは 40 までです。コマンドを実行しても、サイロからテープがウィズ
ドロウされない場合には、タグ値を小さくしてコマンドを再試行してください。
-x
このオプションを -T tags オプションまたは -S slots オプションとともに使用すると、リモート
ジュークボックスからボリュームを削除できます。指定されたボリュームが、リモートジュークボックス
にある NetWorker サーバで使用可能なボリュームのリストから削除されます。
STL サイロの場合、-w オプションを追加すると、サイロからテープをウィズドロウまたは排出できます。
また、サイロからテープを物理的に取り外すことができます。コマンドラインでは、-w は、-x よりも後
に指定しなければなりません。この機能は、通常サイロ管理ソフトウェアで処理されますが、使いやすさを
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
277
nsrjb(8)
考え、ここに記述します。このオプションは、NetWorker がサポートしているすべてのサイロで使用でき
るわけではありません。
NetWorker サーバで使用するボリュームの割り当て方法については、-a を参照してください。
追加オプション
-b pool
ボリュームを追加するメディアプールを指定します。NetWorker サーバに登録されているプールであれ
ば、任意のプールを指定できます。NetWorker Management Console のメディア表示の左側のペイン
からメディアプールを選択すると、プール名を参照することができます。プール名は、ボリューム上の
セーブセットを判別するときに NetWorker サーバによって参照されます。このオプションを省略すると、
デフォルトプールから自動的にボリュームが割り当てられます。ボリューム名を指定せずにプール名を指
定すると、nsrjb は、プールのラベルテンプレートリソースに関連する次のボリューム名を使用します。
nsr_label(5) を参照してください。
-c capacity
デフォルトのボリューム容量を変更します。nsrmm(8) を参照してください。
-B
ラベル処理を行うボリュームに NetWorker が読み取り可能なラベルが付いていないかどうかを検査しま
す。ボリュームにラベルを付ける前に、NetWorker は、ボリュームにラベルが付いているかどうかを確認
します。このオプションを指定したときに、ボリュームに NetWorker ラベルがあり、そのラベルが現在
使用中のデバイスで読み取り可能な場合には、ラベル操作は取り消され、エラーメッセージが表示されま
す。現在のデバイスで読み取り可能なラベルがない場合には、ボリュームにラベルが付けられます。デー
タの保存中に nsrd(8) からボリュームが要求されると、nsrmmd(8) がこのオプションを使用して、自動
的にボリュームラベルを設定します。
-e forever
アーカイブボリュームにするボリュームを指定します(nsrmm(8) を参照してください)。
-E
この機能をサポートするジュークボックスのエレメントステータスを初期設定します。このオプションと
ともに -I オプションまたは -H オプションを使用できます。ジュークボックスによっては、ジュークボッ
クスのコンポーネントにメディアがあるかどうかを記録できる場合があります。この機能を、" エレメン
トステータス " 機能と呼びます。-V オプションを使用すると、ジュークボックスにこの機能があるかどう
かを判別できます。メディアがロードされていないジュークボックスでメディアの交換を行う場合、-E オ
プションを使用して、ジュークボックスを再インベントリ (-I) し、ジュークボックスのエレメントス
テータスを初期化する必要があります。
-f media device
操作に使用するメディアデバイスを指定します。ジュークボックスリソースの構成と同じように、メディ
アデバイスのパス名を指定します。ジュークボックスに複数のメディアデバイスが構成されている場合、
nsrjb は使用可能なデバイスの中からデバイスリソース属性 accesses の値が最も小さいデバイスを選択
します。nsr_device(5) を参照してください。ボリュームをロードまたは確認する場合、オペレーション
に指定したボリューム数以上のデバイスが使用可能でなければなりません。他の操作の場合には、ジュー
クボックス属性 max parallelism が、nsrjb コマンドで使用できるデバイス数の上限になります。
nsr_jukebox(5) を参照してください。-f オプションを使用すると、デバイス選択を無効にできます。
複数のメディアデバイスを指定する場合には、このオプションを複数回使用できます。
AlphaStor ジュークボックスの場合、デバイスリソースと物理デバイスの関係はありません。これは、論理
的なデバイスリソースです。この論理デバイスと物理デバイスの関連性は、メディアがデバイスにロードさ
れている場合にのみ維持されます。NetWorker が AlphaStor に対して、特定のデバイスにメディアをロー
ドするように指示することはありません。デバイスにロードするメディアは AlphaStor が選択します。そ
の後、nsrjb が、デバイスの logical name、logical type、logical family 属性に値を割り当てて、
実デバイスと NetWorker 論理デバイスリソースとの関連性を作成します。nsr_device(5) を参照してく
ださい。AlphaStor と NetWorker では、デバイスおよびメディアタイプの名前が異なります。nsrjb は、
これらの属性値が正しく設定できるように、AlphaStor と NetWorker をマップするテーブルを管理してい
ます。このテーブルは、AlphaStor ドライブやメディアタイプの追加に対応するために、動的に更新されま
278
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
す。nsrjb のマップテーブルに修正を行う場合には、/nsr/res/dmidevmap.txt ファイルが使用されま
す。このファイルの各行には、AlphaStor カートリッジタイプ、AlphaStor ビット形式、NetWorker デバ
イスリソースのメディアタイプ、NetWorker デバイスリソースのファミリタイプを設定する 4 つの列があり
ます。AlphaStor ビット形式には正規表現が使用できます。他の値はすべて文字列です。たとえば、次のよ
うになります。
DTL7000
DLT8000.*
DLT8000
tape
これは、AlphaStor DLT7000 カートリッジタイプを使用する DLT8000 デバイスで使用されます。
-g
このオプションは、残されています。実際には無視されます。
-G
これは、オートローダによってネットワークデータ管理プロトコル (NDMP) デバイスのボリュームをロー
ドし、ラベルを付けるときにサーバが使用するオプションです。
-i
このオプションは、残されています。実際には無視されます。
-j name
使用するジュークボックスを指定します。name には、ジュークボックスリソースの作成時にユーザが割り
当てた名前を指定します。このオプションを使用すると、NSR_JUKEBOX 環境変数が無効になります。
-J hostname
使用するホスト名を指定します。nsrjb は、指定された hostname 上のドライブしか選択できません。こ
のオプションは、-l( ロード ) または -L( ラベル付け ) オプションと一緒に使用できますが、-f オプ
ションとともに使用することはできません。
管理するジュークボックスが NDMP サーバ ( 例 : NAS ファイラ ) に接続されている場合、NDMP サーバを
指定するには、このオプションを使用する必要があります。例を参照してください。
-m
ラベル付けした後、ボリュームをマウントします。ラベル付けするボリュームをすべてマウントするのに
十分な数のドライブが必要となります。
-n
-l オプションが指定されている場合には、ボリュームをロードします。ただし、マウントはしません。
-N
このオプションと一緒に -LRdw オプションを使用すると、nsrjb は確認のプロンプトを表示しません。ボ
リュームをリサイクルするときに、NetWorker はユーザにプロンプトを表示し、リサイクル対象外のボ
リュームを上書きするかどうかを確認します。ボリューム単位のフラグについては、nsrim(8) を参照し
てください。
-P ports
ボリュームの取り込みまたはウィズドロウを実行するカートリッジアクセスポートまたはポートの範囲を
指定します。
範囲は、low ∼ high で指定します。low と high は、両方とも整数でなければなりません。low は
high 以下である必要があります。両方の数値がジュークボックスについて記述しているリソースと矛盾し
ていないかどうかがチェックされます。コマンドに指定できるポート範囲は 1 つだけです。
-q
nsrjb をサイレントモードで実行します。ベリファイ、ラベル処理、ロード、アンロード、ジュークボッ
クスのインベントリで通常生成されるメッセージは生成されません。このオプションは、-p、-L、-l、-u、
および -I 以外のオプションとは使用できません。
-r
ボリュームを読み取り専用としてロードします。このオプションは、-l 以外のオプションとは使用できま
せん。nsrmm(8) を参照してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
279
nsrjb(8)
-R
ボリュームをリサイクルします。-L オプションについて記述されている条件がラベルのバーコードの使用
条件を満たしている場合、ボリュームラベルはメディアのバーコードラベルから取得されます。ボリュー
ムが新しいプールにリサイクルされると、指定プールのラベルテンプレートリソースを参照してラベルが
生成されます。リサイクルされない場合、ボリュームは現在の名前を使用して再度ラベル付けされます。
ボリュームがリサイクル可能な場合、ボリュームの上書きを確認するプロンプトは表示されません。ボ
リューム単位のフラグについては、nsrmm(8) を参照してください。
-s server
ストレージノードに対して nsrjb が使用される場合に、制御サーバを指定します。nsrjb をストレージ
ノードで使用する場合には、このコマンドをストレージノードで実行しなければなりません。ストレージ
ノードの詳細については、nsr_storage_node(5) を参照してください。
-S slots
操作するスロットまたはスロット範囲を指定します。スロット範囲は、低いほうから順番に整数で指定し
ます。low と high の両方は整数でなければなりません。low は high 以下でなければなりません。これ
らの数値は、ジュークボックスについて記述しているリソースと矛盾していないかどうか検査されます。
コマンドには、複数のスロット範囲が指定できます。
-T tags
リモートジュークボックスのタグまたはバーコードを指定します。このオプションは、1 つのコマンドで
複数回指定できます。
tags には、単一のボリュームタグか、ラベルテンプレートに類似したボリュームタグテンプレートを指定
できます。nsr_label(5) を参照してください。ボリュームタグテンプレートは、テンプレートフィール
ドがスラッシュ "/" で区切られているリストです。テンプレートフィールドには、英数字の定数か、最小
値と最大値が "-" で区切られている英数字の範囲が入ります。
このテンプレートは、NetWorker GUI のテンプレートとは異なります。GUI のテンプレートでは、テン
プレートの各部分を "/" で区切らずに、ダイアログボックスの各行に入力します。
リモートジュークボックスを管理するエージェントからリクエストを受信したときに、メディアの識別に
タグを使用します。この ID は、リモートエージェントによって判別されます。多くの場合、バーコードラ
ベルがタグになります。デバイスに対するメディアのロードを要求するときに、NetWorker は要求ととも
に tag をエージェントに送信します。これにより、エージェントは、ロードするメディアを識別します。
ジュークボックスリソースのボリュームは、タグのアルファベット順にリストされています。したがって、
メディアの割り当てや割り当て解除を行うと、ジュークボックスリソースの順序が変わる可能性がありま
す。この順序は、メディアが存在する物理ライブラリのスロットとは関係がありません。
-v
このフラグがコマンドラインに指定された回数によって、冗長レベルを設定します。サポートされている
最大の冗長レベルは 5 です。冗長出力の詳細については、他の引数を参照してください。
-X
このオプションと一緒に -x を使用すると、ボリュームの割り当てが解除されたときに、NetWorker メ
ディアデータベースからボリュームを削除できます。-Y を指定していなければ、メディアデータベースか
らボリュームを削除するときに、確認のプロンプトが表示されます。
-Y
確認プロンプトを無効にします。確認のプロンプトに対して、yes が選択されたものとして処理が継続し
ます。有効期限が切れる前や、NetWorker メディアデータベースに登録されているときにボリュームラベ
ルを変更すると、プロンプトが表示されます。-R オプションを使用して、ボリュームラベルの設定 ( -L )
またはボリュームのロード ( -l ) を行ったときに、ボリュームがリサイクル可能であれば、ボリューム
の上書きを確認するプロンプトは表示されません。
ボリューム名
ボリュームラベルに使用される名前を指定します。ボリュームにラベルが付けられると、その名前でメ
ディアが選択されます。1 つのコマンドで複数のボリューム名を指定できますが、コマンドラインの最後
に指定しなければなりません。
280
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
使用例
ボリュームラベルの設定 :
ジュークボックスのすべてのボリュームにラベル付けするには、次のように -L オプションを使用します。
nsrjb -L
特定のプールを指定するには、次の -b オプションを使用します。
nsrjb -L -bOffsite
スロット 5 から 19 までのボリュームにラベルを設定する :
スロット 5 から 19 までのボリュームにラベルを設定するには、次のように -S オプションを使用します。
nsrjb -L -S 5-19
ボリュームに規格外の名前を設定する :
スロット 20 のボリュームに、プールのラベルテンプレートと一致しない名前を設定するには、次のように
-L オプションとともに名前を指定します。
nsrjb -L -S 20 mars.special
複数のボリュームにラベルを設定する場合には、プールのラベルテンプレートと一致する名前を指定しな
ければなりません。一致しない名前を指定すると、nsrjb が連続的に名前を生成できなくなります。
ラベル付けした後、ボリュームをマウントする :
ラベル付けした後、ボリュームをマウントするには、-m オプションを使用します。
nsrjb -L -S 20 -m
ラベル付けをするすべてのボリュームをマウントするのに十分な数のドライブがない場合、このコマンド
は失敗します。
ボリュームに標準的な名前を設定する :
スロット 21 から 28 のボリュームにラベルを設定する場合、プールのラベルテンプレートで参照される名
前とは異なる名前を使用するには、次のように -L オプションとともに最初の名前を指定します。nsrjb
が連続的に名前を生成できるように、ラベルテンプレートのレイアウトに一致する名前を指定してください。
nsrjb -L -bOffsite -S 21-28 Offsite.501
スロット 21 のボリュームに「Offsite.501」というラベルを付けると、nsrjb は、ラベルテンプレートを
使用して、スロット 22(Offsite.502) から 28(Offsite.508) までの名前を生成します。volume
name がラベルテンプレートで使用されていると、その名前はスキップされます。
ボリュームのロード :
ボリュームをロードするには、次のように -l オプションを使用します。
nsrjb -l
nsrjb は、選択されたデバイスにロードするボリュームを選択します。すべてのデバイスにロードされる
まで、ボリュームのロードを継続します。
特定のボリュームのロード :
mars.001 という名前のボリュームをロードするには、次のように -l オプションとともにボリューム名を
指定します。
nsrjb -l mars.001
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
281
nsrjb(8)
スロット 5 のボリュームをロードするには、次のように -S オプションを使用します。
nsrjb -l -S 5
選択されたボリュームをデバイス /dev/nrst1 にロードするには、次のように -f オプションを追加します。
nsrjb -l -f /dev/nrst1 mars.005
NDMP サーバに接続されたジュークボックスにあるボリュームのロード :
(NDMP サーバ 10.31.32.220 に接続されている)ジュークボックス mylibrary のスロット 1 にあるボ
リュームをロードする場合は、-J および -j オプションを使用してください。
nsrjb -J 10.31.32.220 -j mylibrary -l -S 1
(NDMP サーバ 10.31.32.220 に接続されている)ジュークボックス mylibrary のスロット 1 にあるボ
リュームを特定のデバイス nrst0l にロードする場合、
nsrjb -l -f "rd=10.31.32.220:nrst0l (NDMP)" -j mylibrary -S 1
ボリュームのアンロード
特定のボリューム、スロット、デバイスをアンロードできます。mars.0028 というボリュームをアンロー
ドするには、次のように -u オプションを使用します。
nsrjb -u mars.0028
スロット 28 のボリュームをアンロードするには、次のように -S オプションを使用します。
nsrjb -u -S 28
デバイス /dev/nrst3 のボリュームをアンロードするには、次のように -f オプションを使用します。
nsrjb -u -f /dev/nrst3
ジュークボックスにあるボリュームの表示
ジュークボックスデバイスのスロット、ボリューム、ロードされているボリュームの一覧を表示するには、
次のように -C オプションを使用します
nsrjb -C
-C は、デフォルトのオプションです。他のオプションを選択しないと、このオプションが使用されます。
スロット範囲も指定できます。たとえば、スロット 10 から 23 までのボリュームを表示するには、次のよ
うに -S オプションを使用します。
nsrjb -S 10-23
クリーニングカートリッジの使用回数の設定 :
ジュークボックスのすべてのクリーニングカートリッジの使用回数を 12 に設定するには、次のように -U
オプションを使用します。
nsrjb -U 12
スロット 10 のクリーニングカートリッジの使用回数を 10 に設定するには、次のように -S オプションを
使用します。
nsrjb -U 25 -S 10
282
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
スロット 10 は、ジュークボックスのクリーニングカートリッジ用に予約されていなければなりません。
ボリュームのインベントリ :
実ボリュームと nsrjb が生成したボリュームの一覧を照合するには、次のように -I オプションを使用し
ます。ボリュームごとにデバイスにロードされ、バーコードの設定または他の要因によって、NetWorker
ラベルが検査されます。次に、新しい情報で内部リストが更新されます。すべてのボリュームが検査され
た後で、新しいリストが NetWorker メディアデータベースと比較され、データベースになくジューク
ボックスにあるボリュームの一覧が生成されます。スロット 17 から 43 のボリュームをインベントリする
には、次のように -S オプションを使用します。
nsrjb -I -S 17-43
ラベル処理と同様に、インベントリも処理にかなり時間がかかります。
NetWorker 通知システムの使用 :
NetWorker でボリュームが必要になると、" メディアイベント " が生成されます。これらのイベントに対
して nsrjb が自動的に応答するように設定するために、NetWorker 通知システムが使用されます。この
通知リソースは自動的に生成されます。
カートリッジアクセスポートの使用 :
ジュークボックススロット 7 から 11 までのカートリッジをアクセスポート 5 から 10 までにウィズドロウ
するには、次のように -w オプションとともに -S オプションおよび -P オプションを使用します。
nsrjb -w -S 7-11 -P 5-10
カートリッジアクセスポート 3 から 5 までのカートリッジをジュークボックススロット 8 から 10 に取り
込むには、次のように -d オプションとともに -S オプションと -P オプションを使用します。
nsrjb -d -S 8-10 -P 3-5
テープライブラリのバーコードテンプレートの使用 :
テープライブラリで D001A、D002A、...、D100A というバーコードの付いたボリュームを、NetWorker
で使用可能なボリュームに追加するには、次のように -a オプションと -T オプションを使用します。
nsrjb -a -T D/001-100/A
D001A、D002A、... 、D012A というバーコードをラベルに持つテープをサイロに取り込み、ボリュームを
NetWorker で使用可能にするには、次のように -a オプションと -T オプションとともに -d オプションを使
用します。
nsrjb -a -T D/001-012/A -d
テープライブラリで D055A というバーコードを持つボ リュームを NetWorker で使用可能なボリューム
から削除するには、次のように -x オプションと -T オプションを使用します。
nsrjb -x -T D055A
テープライブラリで、D055A というバーコードを持つボリュームを NetWorker で使用可能なボリューム
から削除し、そのボリュームをライブラリから物理的にウィズドロウするには ( たとえば、オフサイトス
トレージに格納するなど )、次のように -x オプションと -T オプションとともに -w オプションを使用し
ます。
nsrjb -x -T D055A -w
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
283
nsrjb(8)
バーコード D010A、D011A、...、D020A のボリュームにラベルを付けるには、-L オプションと -T オプ
ションを使用します。
nsrjb -L -T D0/10-20/A
C010A というバーコードを持つクリーニングカートリッジを追加し、このジュークボックスのデフォルト
の使用回数を設定するには、次のように -U オプションと -T オプションを使用します。
nsrjb -U default -T C010A
テープライブラリのすべてのドライブのアンロード :
nsrjb -HH
環境変数
NSR_JBOX_POLL_JUKEBOX_OP_STATUS
nsrjb が実行されてジュークボックスオペレーションが開始されると、実行要求が nsrmmgd に出されま
す。オペレーションのステータスは、nsrmmgd によって NSR JUKEBOX_OPERATION_STATUS リソースを
使用してレポートされます。このリソースは、nsrd によって管理される RAP データベースに保存されま
す。定期的に nsrjb が nsrd をポーリングし、要求のステータスを確認します。ポーリングのデフォルト
は 10 秒ごとです。ポーリング間隔を変更する場合は、この環境変数を設定してください。ポーリングの最
小間隔は 5 秒ごと、最大間隔は 30 秒ごとです。
ファイル
/nsr/mm/mmvolume
NetWorker メディアデータベース。
/nsr/res/nsrdb
リソース記述子が含まれている構成データベース。
/nsr/res/dmidevmap.txt
AlphaStor のメディアとドライブタイプを NetWorker のデバイスリソース media type jukebox に
マッピングするために使用するファイル。
参照先
jbconfig(8)、 jbexercise(8)、 mminfo(8)、 mmlocate(8)、 nsr(8)、 nsrd(8)、 nsrmmgd(8)、
nsr_layout(5)、 nsr_device(5)、 nsr_jukebox(5)、 nsr_op(5)、 nsr_notification(5)、
nsr_storage_node(5)、 nsradmin(8)、 nsrim(8)、 nsrmm(8)、 nsrmmd(8)、 nsrwatch(8)
診断
nsrjb コマンドに返される終了コードは、以下の 4 つの値の 1 つです。
284
0
(success)
終了コードのゼロは、コマンドが正常終了したことを示します。
1
(not executed)
コマンドがエラーを発生し、実行されなかったことを示します。たとえば、コマンドライン引数が無効です。
2
(non-retryable)
コマンドが nsrmmgd に対して実行されましたが、「再試行不可能」なエラーが発生しました。たとえば、
指定したボリュームが存在しません。
3
(retryable)
コマンドが nsrmmgd に対して実行されましたが、「再試行可能」なエラーが発生しました。たとえば、ド
ライブがビジーです。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjb(8)
一般的に、「再試行可能」なエラーは、nsrjb コマンドを再度実行すると、今回は成功する可能性があることを示し
ます。反対に、" 再試行不可能 " なエラーは、問題を解決するために、ユーザが何らかの操作をしてから、nsrjb
コマンドを再試行する必要があります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
285
nsrjb(8)
286
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrjobd(8)
Maintenance Procedures
nsrjobd(8)
製品名(A-Z)
nsrjobd - NetWorker ジョブ監視デーモン
形式
nsrjobd
機能説明
nsrjobd デーモンは、NetWorker サーバデーモンの 1 つで す。NetWorker クライアントバイナリの 'jobs' の
生成と監視を行います。save(8) をすべて実行すると、savefs(8) と savegrp(8) はジョブと見なされます。バ
イナリのそれぞれの実行は、別々のジョブと見なされます。nsrjobd により、NetWorker アクティビティの監視
と長期記録を行うことができます。最終的に、監視またはリモート実行が必要なすべての機能はジョブと見なされ、
nsrjobd を使用して処理されます。
nsrjobd は、以前 nsrexec によって提供されていた機能を拡張します。nsrjobd の機能が有効な例は、
savegrp(8) が save(8) および savefs(8) の実行を必要とする場合です。リモート生成に加え、nsrjobd は、
NetWorker GUI によって使用される実行時情報を収集し、アクティブに実行中のジョブと完了したジョブの両方
について、レポートおよび監視します。
ジョブ関連情報の保存については、nsrjobd は、/nsr/res/jobsdb にその RAP データベースを管理します。こ
のデータベースのサイズが継続的に大きくなることを防ぐため、データベースには、サイズの上限とデータのリテン
ション期間が設定されています。完了ジョブに関するデータは、NetWorker GUI に管理されている SQL データ
ベースにマイグレートされ、それから、RAP データベースからの削除対象と見なされます。リテンション期間と
データベースサイズの値は、nsrd の RAP データベースの NSR リソースに保存されます。これらは、管理者によっ
て構成することができます。NetWorker の RAP データベースとは対照的に、nsrjobd のデータベースは、
nsrjobd で独自に使用する不透明なデータ保存と見なされ、したがって、その内容を参照または管理するツールは
ありません。
nsrd(8) が起動およびシャットダウンされると、nsrjobd は、自動的に起動または停止されます。これは手動で
起動するものではありません。
nsrjobd は、クライアント側の nsrexecd(8) を使用してリモート実行しますので、コマンド実行を要求する
NetWorker サーバは、クライアントのサーバファイルにある必要があります。
ファイル
/nsr/res/jobsdb
nsrjobd の RAP データベースを保持するディレクトリ。
参照先
nsrd(8)、 nsrexecd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
287
nsrjobd(8)
288
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrlcpd(8)
Maintenance Procedures
nsrlcpd(8)
製品名(A-Z)
nsrlcpd - NetWorker ライブラリ制御プログラムデーモン
形式
nsrlcpd -s server -N mmgd_daemon_num -n lcpd_daemon_num
機能説明
nsrlcpd デーモンは、NetWorker メディア管理デーモン nsrmmgd に対し、均一なライブラリインタフェースを
提供します。nsrlcpd は、クラス固有のプロトコルを実装して、NetWorker でサポートされるライブラリクラス
と通信します。このライブラリクラスには、以下のものが含まれます。
o
SCSI ケーブル、ファイバチャネル SAN、または、NDMP サービスを介して接続されている SCSI メディア
チェンジャ。
o
Microsoft リムーバブルストレージサブシステム。
o
標準テープライブラリ(STL)。" サイロ " サブシステムと呼ばれることもあります。
o
AlphaStor メディア管理サブシステム。
nsrlcpd は、ライブラリサブシステム内で移動およびリソースへのアクセスの制御を提供する、ライブラリサブシ
ステムメディア、スロット、ドライブ、ポートリソースを管理します。
NetWorker メディア管理サービスは、NetWorker サーバの構成リソースデータベースに定義されている仮想
ジュークボックスインスタンスごとに、1 つの nsrlcpd デーモンを起動します。各 nsrlcpd デーモンは、ライブ
ラリサブシステムインタフェースにアクセスする NetWorker ストレージノード上で起動されます。nsrlcpd デー
モンが起動されると、以下の機能が提供されます。
o
構成情報を受け取り、ライブラリに対してアクセスおよび制御する機能。
o
制御可能なリソースとして、レポートライブラリコンポーネントおよび特性。
o
ライブラリ内のレポートにアクセス可能なメディア。
o
NetWorker アプリケーションによって使用されるメディアの割り当ておよび割り当て解除。
o
読み取りおよび書き込みデバイスへのメディアのロードおよびアンロード。
o
ライブラリシステムへのメディアのデポジットおよびウィズドロウ。
nsrlcpd デーモンは、ネットワークの境界を超えて、RPC ベースのライブラリ制御プログラムサービスを提供しま
す。nsrlcpd によって提供される RPC プログラム番号は 390429 です。複数のインスタンスをサポートする場合、
RPC サービス登録中に nsrlcpd によって使用される RPC バージョン番号は、100 に nsrlcpd デーモン番号を乗じ、
1 を加えます。これが基本バージョンになります。たとえば、"nsrlcpd -s NetWorkerServer -N 1 -n 2" コ
マンドとともに起動された nsrlcpd プロセスは、プログラム番号 390429、バージョン番号 201 で登録されます。
オプション
-s server
制御 NetWorker サーバを指定します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
289
nsrlcpd(8)
-N mmgd daemon num
nsrmmgd デーモン番号を指定します。
-n lcpd daemon num
nsrlcpd デーモン番号を指定します。
ファイル
/nsr/logs/daemon.raw
nsrlcpd および他の NetWorker デーモンが、NetWorker のイベントメカニズムでは記録できないさま
ざまなエラー状態に関する情報を送信するファイル。
参照先
nsr(8)、 nsr_service(5)、 nsr_render_log(8)、 nsrmmgd(8)
290
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrlic(8)
Maintenance Procedures
nsrlic(8)
製品名(A-Z)
nsrlic - NetWorker ライセンスレポートコマンド
形式
nsrlic [ -vi ] [ -s server ]
機能説明
nsrlic コマンドは、NetWorker サーバで現在アクティブなすべてのライセンス情報に関するレポートを生成しま
す。このコマンドは、NetWorker リソースデータベースに問い合わせし、標準出力の結果を一定のフォーマットで
表示します。
nsrlic プログラムは、次の情報をレポートします。
-
標準クライアントライセンス数
-
使用された標準スタンダードライセンス数
-
仮想クライアントの物理ノードから借用した標準クライアントライセンス数
-
残りの標準クライアントライセンス数
-
指定した NetWorker サーバに接続された標準クライアントのリスト
-
指定した NetWorker サーバで定義された標準クライアントのリスト
-
プラットフォーム別にリストされたクライアント数
nsrlic プログラムは、仮想クライアントの物理ホストと NDMP クライアントの次の情報をレポートします。
-
ライセンス数
-
使用されたライセンス数
-
残りのライセンス数
-
指定した NetWorker サーバに接続されたクライアントのリスト
ライセンス取得が必要なアプリケーションが存在する場合、nsrlic も同様の方法でレポートします。しかし、こ
の場合、ライセンスが有効でない限り、または、接続されたクライアントがこのようなアプリケーションのライセン
スカウントを使用していない限り、出力には参照情報が含まれません。
オプション
-i
対話モードを選択します。このモードでは、異なるレポートを要求し、情報を更新し、異なるサーバに切
り替えることができます。別の connect コマンドが実行されるまで、情報は一度要求され、キャッシュ保
存されます。
-s
server
問い合わせる NetWorker サーバを選択します。デフォルトでは、ローカルシステム上のサーバに問い合
わされます。
-v
冗長モードを選択します。ライセンス数またはクライアント数に加え、接続および定義されたクライアン
トのリストが収集および表示されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
291
nsrlic(8)
使用方法
インタラクティブモードでは、次のコマンドがサポートされています。
connect [ server ]
指定された server. に接続します。これは、デフォルトではローカルシステム上のサーバです。
detail
詳細なレポートを出力します。接続クライアント (NetWorker に保存されているクライアント ) のリス
ト、および、定義済みクライアント (NetWorker サーバで定義されているが、まだ保存されていないクラ
イアント ) のリストを表示します。
help
使用可能なコマンドのリストを表示します。
summary
要約レポートを表示します。
?
オンラインヘルプと同じです。
quit
直ちに nsrlic. を終了します。
診断
nsrlic は、このコマンドには有効ではない文字が使用された場合に、利用可能なオプションを記述した「usage」
メッセージを表示します。
command not found
コマンドがサポートされていないことを示します。
RPC エラー : リモートシステムエラー RPC エラー :
プログラムが登録されていませんこのメッセージは、指定されたシステム上の NetWorker サーバへ接続
する際に、問題が発生したことを意味します。nsrlic コマンドでは、NetWorker デーモンが実行してい
る必要があります。NetWorker デーモン (nsrd) を起動し、nsrlic を返します。nsrd が実行されてい
ると、サーバのリソースの限界に達する可能性があります(たとえば、メモリが不足している、あるいは
プロセスが存在しないなど)。
参照先
292
nsrd(8), nsradmin(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
NSRLOGD(8)
Maintenance Procedures
NSRLOGD(8)
名前
Nsrlogd - NetWorker 監査ログサービスを提供するデーモン。
形式
nsrlogd
説明
nsrlogd デーモンは、NetWorker セキュリティ監査メッセージをログに記録するサービスです。これらの監査
メッセージはセキュリティ監査ファイルに記録され、セキュリティ管理者の役割を持つユーザーのみが参照でき
ます。
ロギングサービスは NSR 監査ログ RAP リソースにより構成されます。NSR 監査ログリソースはデフォルトで作成さ
れ、削除することはグリソースはデフォルトで作成され、削除することはできません。このリソースを変更できる
のは、セキュリティ管理者の役割を持つユーザーのみです。このサービスは、ロギングサーバのホスト名に空の値
を設定することで無効化できます。
nsrlogd サービスは、デフォルトで開始され、任意の NetWorker クライアント上で実行されるように構成でき
ます。
実行できるロギングサービスは、各 NetWorker データゾーンにつき 1 つのみです。ただし、1 つのクライアント
が複数の NetWorker データゾーンに所属することができ、そのクライアントが各データゾーンのログサーバにな
ることができます。この構成の場合、ロギングサーバ上では nsrlogd デーモンが 1 つだけ実行され、データゾー
ン内に構成されているすべてのクライアントに対してロギングサービスを提供します。nsrlogd サービスは、
NetWorker サーバの NSR 監査ログ RAP リソースに構成されたクライアントに応じて、常に nsrexecd デーモンに
よって開始されます。
属性
nsrlogd デーモンは、NSR 監査ログ RAP リソースを使用して構成されます。括弧内の情報は、属性値のアクセス
方法を示します。Read-only は、その値を管理者が変更できないことを示します。Read/write は、その値の読
み取りと設定が可能であることを示します。Choice list は、指定されたリストから値をいくつでも選択できる
ことを示します。Static 属性の値は、ほとんど変更されません。
name
(read-only, static)
この属性は、セキュリティ監査ファイルの名前を指定します。セキュリティ監査ファイル
の名前は変更できません。デフォルトでは、このファイルの名前は以下のような形式とな
ります。<Net- Worker_server_name>_sec_audit.raw.
administrator
(read/write, static)
この属性は、この NSR 監査ログリソースの管理を許可されたユーザー / 管理者のリスト
を指定します。
auditlog hostname
(read/write, static)
この属性は、ログサーバホスト名を指定します。監査ログのホストは、NetWorker サー
バのクライアントである必要があります。auditlog hostname, に空の値が入力される
と、監査ログサービスは無効になります。
auditlog filepath
(read/write, static)
セキュリティ監査 raw ファイルを配置する場所のパスを指定します。パスが存在しない場
合は作成されます。メッセージが返されるセキュリティ監査ログファイル(有効化されて
いる場合)も同じディレクトリに配置されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
293
NSRLOGD(8)
auditlog severity
(choice, read/write, static)
この属性は、記録されるメッセージの重大度のためのフィルタを指定します。次の値を選
択します。debug、information、notice、warning、intervation、error、
sever、critical、alert、emergency。デフォルトでは、重大度は error に設定さ
れています。
例:auditlog severity が critical に設定されている場合、critical 以上の重大
度を持つメッセージだけがセキュリティ監査ログファイルに記録されます。
auditlog rendered service (choice, read/write, static)
返されたメッセージのログ記録に使用するサービスです。メッセージは、オプション
auditlog rendered locale で指定されたロケールで返されます。デフォルトでは、
英語で返されます。次の値を選択します。
none:メッセージは返されません。
local:メッセージはログファイルに返されます。返されるログファイルの形式は、
<NetWorker_server_name>_sec_audit.log になります。
syslog:メッセージが返されて、syslog サービスに送信されます。このオプションは、
UNIX ベースのオペレーティングシステムを実行しているロギングサーバに対してのみ有
効です。
eventlog:メッセージが返されて、Windows イベントログサービスに送信されます。こ
のオプションは、Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行しているロギ
ングサーバに対してのみ有効です。
auditlog rendered locale (read/write, static)
ロケールは、メッセージを返すために使用されます。このオプションの値は、auditlog
rendered service が local/syslog/eventlog に設定されている場合にのみ有効と
なります。この値は、ロギングサーバ上にインストールされた NetWorker がサポートし
ているロケールに一致する必要があります。ロケールがサポートされていない場合、メッ
セージは英語で返されます。
auditlog maximum file size MB (read/write, static)
MB 単位でログファイルの最大サイズを指定します。ファイルのサイズが指定された最大
ファイルサイズの -5% ∼ +5% に達すると、ログファイルはロールオーバーされます。デ
フォルトでは、2 に設定されます。
auditlog maximum file version (read/write, static)
ロールオーバー時に削除せずに保持するログファイルのバージョンの数を指定します。値
0 を指定するとすべてのバージョンが保持されます。デフォルトでは、0 に設定されます。
auditlog server parallelism (read/write)
この属性は、NetWorker サーバのパフォーマンスを最適化するために使用されます。デ
フォルトでは、10 に設定されます。指定される値は、すべてのクライアントに監査ログ
リソースをミラーリングするために、NetWorker サーバにより使用されるスレッド数を
計算するときに使用されます。スレッド数は、データゾーン内にあるクライアントの数と
この値の比率によって計算されます。
294
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
NSRLOGD(8)
例:データゾーン内のクライアント数の合計が 100 であり、監査ログサーバの並列処理が
5 に設定されている場合は、NetWorker サーバがすべてのクライアントに監査ログリ
ソースをミラーリングするために使用するスレッド数は 100/5=20 になります。
関連項目
nsr(5)、nsr(8)、nsrexecd(8)、nsr_render_log(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
295
NSRLOGD(8)
296
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrls(8)
Maintenance Procedures
nsrls(8)
製品名(A-Z)
nsrls - NetWorker インデックスファイルの統計をリスト
形式
nsrls [ { クライアント名 ...
| -m } ]
機能説明
nsrls は、指定されているオプションなしで使用された場合、UNIX ファイルに割り当てられているキロバイト数
について、オンラインインデックスのレコード数およびオンラインインデックスの使用状況を出力します。管理者
は、このコマンドを使用して、クライアントによって保存されたファイル数を設定することができます。
オプション
-m オプションとともに起動された場合、nsrls は、メディアデータベースの情報を出力します。メディアデータ
ベースには、以下の 4 つの統計が関連づけられています。内部ファイル ID(Fid)、ファイルのサイズ(Size)、
ファイル内の論理レコード数(Count)、内部ファイルの説明的な名前(Name)。
内部ファイルは次のように解釈されます。
セーブセットファイル
実データを保存する内部レコードファイルがあります ( たとえば、ss など )。
ボリュームファイル
ボリュームを保存する内部レコードファイルがあります ( たとえば、vol など )。
インデックスファイル
これらの内部 b-tree インデックスファイルは、メディアデータベースクエリの最適化に使用されるイン
デックスレコードを保持します。これらのファイルの名前には、拡張子 "_i*" が含まれています ( たとえ
ば、ss_i0、vol_i1 など )。
一時ファイル
これらのファイル ( ファイル名が "temp_*" で始まる ) には、ソート中に使用される一時レコードが含ま
れます。一時ファイルは、データベースが変更中のときにのみ存在します。
内部ファイルの数、名前、機能、解釈は、任意の時点で変更することができます。
引数リストが空の場合、認識されているすべてのクライアントの統計が印刷されます。
使用例
% nsrls -m
Database id 0: /nsr/mm/mmvolume
Fid |
Size |
Count | Name
-----------------------------------------0 |
16 KB |
6 | vol
1 |
136 KB |
484 | ss
2 |
16 KB |
6 | vol_i0
3 |
16 KB |
5 | vol_i1
4 |
16 KB |
5 | vol_i2
5 |
16 KB |
5 | vol_i3
6 |
16 KB |
0 | vol_i4
7 |
24 KB |
484 | ss_i0
8 |
24 KB |
484 | ss_i1
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
297
nsrls(8)
9 |
10 |
11 |
16 KB |
24 KB |
8 KB |
164 | ss_i2
483 | ss_i3
1 | temp_0
% nsrls jupiter
/space2/nsr/index/jupiter: 292170 records requiring 50 MB
/space2/nsr/index/jupiter is currently 100% utilized
参照先
nsr_layout(5)、 nsrindexd(8)
診断
... は登録されたクライアントではありません
指定されたクライアントは、有効な NetWorker クライアントではありません。
298
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmm(8)
Maintenance Procedures
nsrmm(8)
製品名(A-Z)
nsrmm - NetWorker メディア管理コマンド
形式
nsrmm [ -C ][ -v | -q ][ -s server ][ -f device ]
nsrmm -m [ -v | -q ][ -s server ][ -f device ][ -r ]
[ volume ]
nsrmm -l [ -v | -q ][ -s server ][ -f device ][ -myB ]
[ -e forever ][ -c capacity ] [ -o mode ][ -b pool ]
[ -R | volume ]
nsrmm -H -f device [ -v | -q ][ -s server ][ -y ]
nsrmm { -u | -j }[ -v | -q ][ -s server ][ -y ]
[ -f device | ボリューム .. ]
nsrmm -p [ -v | -q ][ -s server ][ -f device ]
nsrmm { -d | -o mode }[ -v | -q ][ -s server ][ -Py ]
[ -S ssid[/cloneid] | -V volid | ボリューム ... ]
nsrmm -S ssid[/cloneid] [ -w browse-time ]
[ -e retention- time ]
機能説明
nsrmm は、NetWorker サーバおよびストレージノードで使用されるメディアとデバイス(テープ、ディスク、
ファイル)を管理するコマンドラインインタフェースです。
ボリュームは、テープやディスクカートリッジなどの物理的なメディアを表します。ファイルタイプのデバイスの
場合、ボリュームはファイルシステム上のディレクトリを表します。ファイルの作成または削除時に、NetWorker
は、そのディレクトリに対して排他的な使用権を必要とします。NetWorker システムでは、ファイルを保存した
ユーザーと保存場所が記録されているので、ファイルを簡単にリカバリできます。NetWorker が管理するボリュー
ムには、オペレータが選択したボリューム名(ボリュームラベルともいう)が付いています。ボリューム名は、ボ
リュームを最初にシステムに導入するときに指定します。ボリュームラベルは、ラベルを再度書いたときのみ変更
されます。後でわかるように、ボリューム名を記入した外部ラベルをボリュームに付けておく必要があります。リ
カバリなどでボリュームが必要になると、NetWorker は、ボリューム名でボリュームを参照します。
NetWorker システムは、保存されたユーザーファイルとボリュームの対応を示すインデックスを自動的に管理しま
す。また、NetWorker は、ボリュームの容量など、ボリュームに関連する属性も記録します。
NetWorker サーバは、リカバリの場合にはボリュームの名前を指定してボリュームのマウントを要求します。保存の場
合には、任意の書き込み可能なボリュームのマウントを要求します。これらのリクエストは、nsr_notification(5)
機構を介して送信されます。NetWorker Management Console の [ 管理者 ] ウィンドウまたは nsrwatch(8)
コマンドは、保留中のマウントリクエストの監視に使用します。通常、リクエストはシステムコンソールだけでな
く、ファイルにも書き込まれます。ジュークボックス ( ボリュームのロードとアンロードを自動的に行うデバイス ) を
コントロールするソフトウェアにも、同じリクエストを入力として使用できます。
nsrmm コマンドが使用可能になる前に(つまり、データの保存やリカバリが可能になる前に)、少なくとも 1 つの
デバイスが NetWorker サーバに構成されている必要があります。NetWorker 構成は、NetWorker Management
Console の[管理]ウィンドウまたは nsradmin(8) コマンドで、NetWorker がインストールされた後に変更で
きます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
299
nsrmm(8)
オプション
-B
ラベルを付けるボリュームに読み取り可能な NetWorker のラベルが付いていないかどうかを検査します。
ボリュームにラベルを付ける前に、ボリュームラベルの読み取りを試行します。このオプションを指定し
たときに、ボリュームに有効なラベルがあり、そのラベルが現在使用中のデバイスで読み取り可能な場合
には、ラベル操作は取り消され、エラーメッセージが表示されます。現在のデバイスで読み取り可能なラ
ベルがない場合には、ボリュームにラベルが付けられます。このオプションは、nsrmmd(8) リクエストで
自動的にボリュームラベルを設定するときに、nsrd(8) によって使用されます。
-b pool
ボリュームが属するプールを指定します。-b pool には、nsrd. に現在登録されている任意のプールを指
定できます。指定できる値は、NetWorker Management Console のメディアディスプレイの左側のペ
インからメディアプールを選択すると表示できます。または、nsradmin(8) コマンドを使用しても表示
できます。プール名は、ボリュームに属するセーブセットを決定するときに nsrd によって参照されます。
このオプションを省略すると、Default プールから自動的にボリュームが割り当てられます。ボリューム
名を指定せずにプール名を指定すると、プールの label template リソースに関連する次のボリューム
名を使用します。
-C
NetWorker 構成済みデバイスのリストと、デバイスに現在マウントされているボリュームを表示します。
このリストには、実際のデバイスとボリュームではなく、サーバに割り当てられたデバイスとボリューム
だけが表示されます。-p このオプションを使用すると、ボリュームラベルが検査されます。-C は、デ
フォルトのオプションです。
-c capacity
デフォルトのボリューム容量を変更します。NetWorker では、通常はデバイスタイプに定義されているデ
フォルトの容量を使用します。このオプションを使用すると、このデフォルトが変更されます。スペック
のフォーマットは、number multiplier です。multiplier は、‘K’(1024 バイト )、‘M’(1000 KB)、
‘G’(1000 MB) のいずれかになります。小文字も使用できます。また、スペースや、K、M、または G の後
に B を付けることもできます。number は数値で、最大 3 桁までの整数または実数が使用できます。
-d
NetWorker データベースからクライアントファイルインデックスとメディアデータベースエントリを削除
します。-S ssid/cloneid と組み合わせて使用することで、特定のセーブセットを削除できます。使用
する ssid は、あいまいさを排除するために長い形式で指定できることに注意してください。長い形式の
ssid は、-r "ssid(53)" を指定して mminfo を実行することで取得できます。この使用方法の詳細に
ついては、mminfo manpage を参照してください。このアクションを実行しても、ボリュームは破棄され
ません。ボリュームとそのユーザーファイルを参照するために、NetWorker が使用している情報が削除さ
れます。このオプションを使用すると、NetWorker データベースのサイズをコントロールできます。
-e time
-S オプションと一緒に使用すると、指定したセーブセットまたはセーブセットのクローンインスタンスの
リテンション時間を設定できます。リテンション時間は、nsr_getdate(8) 関数で許可されている形式で
指定する必要があります。クローンの ID が指定されていないと、すべてのクローンのインスタンスが指定
されたリテンション時間で更新されます。セーブセットのリテンション時間は、リカバリ可能なクローン
インスタンスの最長の保存期間を表します。クローンインスタンスにブラウズ時刻よりも短いリテンション
時間を設定することもできます。しかし、セーブセットのリテンション時間を設定しても、ブラウズ可能
なセーブセットがリサイクル可能になりません。ブラウズ時刻の詳細については、-w オプションを参照し
てください。ボリュームと一緒に使用する場合、time の値が forever であれば、ラベルの付いたボ
リュームはアーカイブボリュームになります。これ以外の time の値は、ボリュームに使用できません。
-f device
デバイスを明示的に指定します。複数のデバイスが構成されている場合、デフォルトでは、nsrmm は最初
のデバイスを選択します。このオプションを使用すると、nsrmm による選択を変更できます。
-H
300
指定したデバイスでソフトウェアリセットを実行します。そのデバイスの実行中のオペレーションは中断
され、データが消失する可能性があります。このオプションは、物理デバイスではなく、内部 Networker
デバイスの状態をリセットします。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmm(8)
-j
デバイスからボリュームを排出します。このオプションはアンマウントオペレーションと似ていますが、
この場合は、可能であればボリュームもデバイスから物理的に排出されます。この機能は、ディスクデバ
イス、テープなどのデバイスタイプではサポートされていません。注意:j オプションはアイドルモード
のデバイス以外では使用しないでください。j オプションをアクティブデバイスで使用するとコアダンプ
が発生する可能性があります。
-l
NetWorker で使用および認識されるように、ボリュームにラベルを付けます ( 初期化します )。オペレー
タまたはジュークボックスによって所定のボリュームがデバイスにロードされた矣でないと、ラベル付け
はできません。複数の有効なデバイスが存在する場合は、[ -f device ] を指定して、ラベルオペレー
ションで使用するデバイスを示します。
-m
ボリュームをデバイスにマウントします。マウントは、ボリュームがデバイスに挿入され、ラベルが付け
られた後に実行されます。ラベルのないボリュームはマウントできません。複数の有効なデバイスが存在
する場合は、[ -f device ] を指定して、マウントオペレーションで使用するデバイスを示します。ラ
ベル付けとマウント操作は、1 つのコマンドで実行できます。例を参照してください。
-o mode
ボリューム、セーブセット、またはセーブセットのクローンインスタンスのモードを設定します。ここで、
mode は、[not]recyclable、[not]readonly、[not]full、[not]offsite、[not]manual、
[not]suspect のいずれかです。[not]recyclable モードは、ボリューム、セーブセット、およびセー
ブセットのクローンインスタンスに適用できます。ボリュームは、そのボリューム上にあるすべてのセー
ブセットがリサイクル可能(recyclable)である場合にリサイクル可能になります。セーブセットは、
すべてのセーブセットのクローンインスタンスがリサイクル可能になったときにリサイクル可能になりま
す。そのため、最後のリサイクル不可能なセーブセットのクローンインスタンスをリサイクル可能にする
と、セーブセットとボリュームもリサイクル可能になります。また、リサイクル可能なセーブセットのク
ローンインスタンスをリサイクル不可能にすると、関連するセーブセットやボリュームも強制的にリサイ
クル不可能になります。セーブセットがリサイクル不可能である場合は、少なくとも 1 つのセーブセット
のクローンインスタンスがリサイクル不可能になります。そのため、セーブセットのすべてのクローンイン
スタンスが期限切れであり、特定のクローンインスタンスをリカバリする必要がある場合は、-e オプション
とともに -S セーブセット ID/ クローン ID を使用して、その特定のセーブセットのクローンインスタンス
のクローン保存時間を将来の時点にリセットしてから、そのセーブセットをリサイクル不可能にする必要
があります。セーブセットをリサイクル不可能に設定しないでください。これはセーブセットを一度リサ
イクル可能に設定すると、関連するセーブセットに対応するボリュームがすべて上書きされる可能性があ
るためです。セーブセットを一度リサイクル可能にすると、関連するすべてのセーブセットがリカバリ可
能であるという保証が得られなくなります。たとえば、インクリメンタルセーブセットがフルセーブセッ
トに依存している場合などです。フルセーブセットは、従属しているすべてのセーブセットがそれぞれの
保存時間を経過するまで、リサイクル可能とマークされません。ただし、関連するすべてのセーブセット
でそれぞれの保存時間を経過するとすべてのセーブセットがリサイクル可能になります。これらのセーブ
セットのいずれか 1 つを上書きできます。他のセーブセットをすべてリサイクル不可能にすると、元の
データを完全に復元できる保証がなくなります。セーブセットをリサイクル不可能に設定すると、保存時
間が経過していないクローンインスタンスだけがリサイクル可能に戻ります。[not]readonly、
[not]offsite、[not]full および [not]manual モードは、ボリュームにのみ適用されます。
[not]manual モードは、-l オプションと一緒に使用した場合にのみ有効になります。[not]suspect
モードは、セーブセットのクローンインスタンスにのみ適用されます。そのため、これは -S セーブセット
ID だけでなく、-S セーブセット ID/ クローン ID と一緒に指定する必要があります(セーブセットの各
インスタンスには、オリジナルの場合にもクローン ID があることに注意してください)。ボリューム単位
のフラグについては、nsrim(8) を参照してください。特定のセーブセットクローンからデータをリカバ
リしているときに、recover(8) がメディアエラーを検出すると、suspect フラグが自動的に設定されます。
-P
-d オプションと一緒に使用すると、対応するファイルインデックスのエントリが削除されます。メディア
データベースのエントリは削除されません。scanner(8) コマンドを使用すると、ファイルインデックス
のエントリをリカバリできます。
-p
ボリュームラベルを検査し、出力します。外部ボリュームラベルが内部ラベルと一致するかどうかを確認
するには、ドライブにボリュームをロードし、このオプションを使用して、ラベルのボリューム名を表示
します。マウントされているボリュームをアンマウントして、ラベルを検査します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
301
nsrmm(8)
-q
サイレントモード。このオプションを使用すると、nsrmm は、要求された操作の実行時に、必要な情報だ
けを出力します。通常は、エラーメッセージだけが出力されます。
-R
ボリュームのラベルを書き換えます。このオプションを使用すると、ボリュームラベルが再書き込みされ、
ボリュームに保存されていたユーザーファイルの NetWorker インデックスがすべて削除されます。ボ
リュームの使用状況に関する情報は、いくつか保持されます。
-r
読み取り専用としてボリュームをマウントします。NetWorker がボリュームに書き込みを実行できないよ
うにするには、そのボリュームをマウントする際に読み取り専用フラグを指定します。full とマークされ
たボリュームと読み取り専用モード (-o readonly) のボリュームは、自動的に読み取り専用としてマウン
トされます。
-s server
nsrmm オペレーションを実行する NetWorker サーバを指定します。サーバの選択については、nsr(8) を
参照してください。
-S ssid
NetWorker データベースのセーブセットを変更(-o)または削除(-d)します。また、指定されたセー
ブセットレコードのブラウズ時刻(-w で指定)またはリテンション時間(-e で指定)の変更にも使用し
ます。使用するセーブセット ID は、あいまいさを排除するために長い形式で指定できます。
長い形式の ssid は、-r "ssid(53)" を指定して mminfo 実行することで取得できます。長い形式の
セーブセットレコードについてのクエリーとレポートの詳細については、mminfo man-page を参照して
ください。セーブセットはセーブセットの ID ssid で識別します。セーブセットのインスタンス(クローン)
は、セーブセット ID/ クローン ID の形式で指定できます(ただし、オプション -w に対して使用する場
合はこの指定は無視されます)。セーブセットやクローンの ID の判別には mminfo(8) プログラムを使用
する場合もあります。
-u
ボリュームをアンマウントします。ボリュームをデバイスからアンロードする場合には、その前に必ず、
ボリュームをアンマウントしなければなりません。
-V volid
-d オプションと一緒に使用すると、NetWorker データベースからボリュームが削除されます。ボリュー
ムはボリューム ID、すなわち volid で識別します。mminfo(8) コマンドは、ボリューム ID の判別に使
用できます。
-v
冗長モード。このオプションを使用すると、NetWorker サーバは、操作の進行に合わせて、多くの情報を
出力します。
-w browse time
特定のセーブセット (-S オプションで指定 ) のブラウズ時刻を指定します。セーブセットがリカバリ可能
になると、ブラウズ時刻は変更されないことに注意してください。ブラウズ時刻は、nsr_getdate(8) 関
数で許可される形式で指定する必要があります。ブラウズ時刻は、セーブセットレコードの挿入時刻より
も後でなければなりません。また、リテンション時間よりも後にすることはできません。-e オプションを
使用しないと、セーブセットレコードにある保存時刻が指定したブラウズ時刻との比較に使用されます。-e
リテンション時間の詳細については、オプションを参照してください。
-y
損傷の可能性がある操作を実行する前に、確認のプロンプトを表示しません。このオプションを使用する
場合には、十分に注意してください。
使用例
新しいテープのラベル付け :
たとえば、mars.001 という名前の新しいテープを NetWorker システムで使用する場合には、空のドラ
イブにテープをロードして、次のコマンドを実行します。
nsrmm -l mars.001
302
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmm(8)
テープに mars.001 というラベルが付き、対応する NetWorker インデックスエントリが作成されます。
mminfo(8) コマンドを使用すると、ボリュームデータベースを検索して、ボリューム情報を表示できます。
mminfo -m
テープのマウント :
NetWorker ボリュームをマウントするには、-m オプションを使用します。ボリュームをマウントする前
に、ラベルを付けて、ドライブにロードしておく必要があります。
nsrmm -m
マウントするときに、ボリューム名の指定もできます。
nsrmm -m mars.001
指定したボリューム名とメディアに記録されている名前が一致しないと、ボリュームはマウントされません。
ボリュームをマウントすると、そのボリュームが NetWorker で使用できるようになります。nsrmmd(8)
では、ボリュームが必要な際にデータを誤って消失しないようにボリュームラベルを再度読み取って確認
します。ボリュームは、サーバがクラッシュからリカバリする場合にも、自動的に検査されてマウントさ
れます。
テープのラベル付けとマウント :
-m オプションと -l オプションを使用すると、1 回の nsrmm コマンドでボリュームにラベルを付けたうえ
でマウントできます。次の例では、ボリュームに mars.003 というラベルを付けて、/dev/nrst0 という
デバイスにマウントしています。
nsrmm -m -l -f /dev/nrst0
mars.003
ボリュームのアンマウントまたは排出 :
ボリュームをアンマウントする必要がある場合は、デバイスでボリュームを物理的に排出できるかどうか
に応じて、-u オプションまたは -j オプションを使用します。
nsrmm -u
複数のボリュームがマウントされている場合には、ボリューム名またはデバイスを指定して、必要なボ
リュームを選択できます。次の例では、mars.003 という名前のボリュームを排出します。
nsrmm -j mars.003
カレントボリュームの表示 :
-C オプションを使用すると、構成済みのデバイスとマウントされているボリュームが line 表示されま
す。これはデフォルトオプションです。
nsrmm -C
ボリュームの削除 :
保存されているボリュームおよびユーザーファイルに対する参照を NetWorker インデックスから削除す
るには、-d オプションを使用します。このオプションを使用しても、ボリュームが物理的に修正されるこ
とはありません。これは、物理ボリュームが破棄された場合にのみ使用します。NetWorker ファイルイン
デックスと NetWorker メディアインデックスからボリューム情報を削除すると、スペースが解放されま
す。ただし、ボリューム自体を除去したときに解放されるスペースよりは少なくなります。解放されるス
ペースの量は、ボリュームに保存されているユーザーファイルの数によって異なります。次の例では、
mars.003 のボリューム情報を削除します。
nsrmm -d mars.003
scanner(8) コマンドを使用すると、データベースのエントリーを再構築できます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
303
nsrmm(8)
ファイルインデックスエントリーの削除 :
ファイルインデックスには、NetWorker によって保存された各ファイルに関する情報が記録されていま
す。サイズの制約上、ファイルインデックスからの情報の削除が必要となる場合があります。ボリューム
またはセーブセットを削除すると、対応するファイルインデックスエントリーも削除されます。削除時に
-P オプションを指定すると、ファイルインデックスを削除しても、ボリュームのメディアデータベースの
エントリーは削除されません。
次の例は、ボリュームのすべてのファイルインデックスエントリーを削除します。mars.001:
nsrmm -d -P mars.001
scanner(8) コマンドを使用すると、ファイルインデックスをリカバリできます。
参照先
nsr(8), nsr_getdate(3), nsr_layout(5), nsr_device(5), nsr_notification(5),
mminfo(8), mmlocate(8), nsrmmd(8), nsradmin(8), nsrim(8), recover(8), scanner(8)
診断
type family volume mounted on: device が書き込み可能になりました
タイプとファミリに示されたメディア(8mm テープなど)のデバイスで -m(マウント)オプションが正し
く実行されました。
'saveset' は有効なセーブセット ID ではありません
無効な形式のセーブセット ID が指定されました。インスタンスへの参照がないセーブセットを指定する場
合には 1 つの値を指定し、セーブセットとクローン(インスタンス)の対を指定する場合には、2 つの値を
スラッシュ(/)で区切る必要があります。
名前が重複しています。新しい名前を選択するか、古い名前を削除してください
2 つのテープに同じ名前を付けることは認められていません。
名前を再使用したい場合は、-d オプションを
使用してインデックスからそのボリュームを削除します。
という新しいラベルで上書きしてよろしいですか ?
ボリュームラベルの変更が要求されました。処理を続行すると、テープ上の既存のデータはすべて上書き
されます。
タイプファミリボリュームのファイルインデックスエントリーを削除しますか ?...
確認後、ファイルインデックスエントリーが削除されます。
volume はメディアインデックスにありません
ボリュームに対応するエントリーがメディアインデックスにないため、-m コマンドを使用できません。最
初にラベルを作成したときに違う名前を付けているか、削除されている可能性があります。
有効な family「ラベル」がありません
指定されたデバイスに、有効な NetWorker ラベルのあるテープまたはディスクがありません。
304
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmmd(8)
Maintenance Procedures
nsrmmd(8)
製品名(A-Z)
nsrmmd - NetWorker のメディアマルチプレクサデーモン
形式
nsrmmd [-v][-s サーバ ][-r システム ] 数字
機能説明
nsrmmd デーモンはストレージノードデーモンであり、ネットワークでのメディアマルチプレクシングオペレー
ションの save および recover を担当します。
nsrmmd デーモンは、次の処理を実行します。
o
バックアップ情報を NetWorker クライアントから受信する。
o
データをデバイス(ボリューム)に書き込む。
o
デバイス(ボリューム)に書き込まれたデータを追跡するために、追跡情報を NetWorker サーバに送信する。
o
リカバリ時に、クライアントのリクエストに応じてデータをデバイス(ボリューム)から読み込む。
nsrmmd の RPC プログラム ID は 390104 で、デーモンのバージョン番号は 5 です。nsrmmd の複数のインスタン
スをサポートする場合 ( 同時に使用可能なデバイスのサポート機能が有効の場合 )、デーモン番号は 100 加算され
ます。最初のデーモンは 105 として登録され、2 番目は 205 となります。
nsrd によって、有効なデバイス 1 つに対して 1 つの nsrmmd が自動的に開始されます。マウントリクエストの保
留中に、追加の nsrmmd デーモンを開始できます。デーモンの数を変更するには、有効なデバイスの数を変更します。
オプション
-n number
デーモンの数を指定します。
-s server
制御サーバを指定します。このオプションは、ストレージノードで使用されます
(nsr_storage_node(5) を参照 )。
-r system
一部の nsrmmd プログラムはサーバ上で実行されますが、ネットワークデーモン管理プロトコル (NDMP)
システムに接続されたデバイスを制御します。そのような nsrmmd インスタンスには、制御するシステムを
指定するためにオプションの -r 引数があります。
-v
冗長モード : デーモンが実行している処理に関するメッセージを出力します。
参照先
nsr(8)、 nsr_layout(5)、nsr_service(5)、 nsr_storage_node(5)、
nsrd(8)、 nsrmm(8)、 mm_data(5)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
305
nsrmmd(8)
306
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmmdbasm(8)
Maintenance Procedures
nsrmmdbasm(8)
製品名(A-Z)
nsrmmdbasm - メディアデータベースを保存およびリカバリするための NetWorker モジュール
形式
nsrmmdbasm [ 標準アプリケーション特定モジュール引数 ]
機能説明
nsrmmdbasm は、NetWorker メディアマルチプレクシングのデータベースファイルの保存とリカバリを支援する
標準の外部 ASM(アプリケーション特定モジュール)です。
ASM および [standard-asm-arguments] の一般的な説明については、uasm(8) を参照してください。
nsrmmdbasm は、nsrmmdbd(8) または mmrecov(8) 操作によってのみ呼び出されます。
次のような場合、nsrmmdbasm が実行する機能は、NetWorker アプリケーションに固有のものです。
保存がアーキテクチャ独立型の場合 :
データベースコードによって実装される高速アクセス方法およびデータ構造は、マシンに依存します。こ
の ASM は、レコードだけをアーキテクチャに依存しない方法で保存します(アクセスインデックスは保存
しません)。したがって、あるマシンアーキテクチャから保存された NetWorker メディアデータベース
が、別のマシンアーキテクチャに復元される場合があります。
保存が節約型の場合 :
変更されたレコードだけが保存され、内部インデックスは保存されないため、ネットワーク帯域幅とテー
プ使用量をかなり節約できます。
この ASM のリカバリ操作は、保存操作と逆の操作になります。
ファイル
/nsr/mm/.nsr
このディレクティブファイルは、通常の保存操作時に、ディレクトリ内のほとんどのファイルをスキップ
させます。nsrmmdbasm はこのディレクティブを無視します。
/nsr/mm/mmvolume6
この ASM によって保存およびリカバリされたメディアデータベースがあるディレクトリです。
/nsr/mm/mmvolume6.r
nsrmmdbd(8) が新しいメディアデータベースの構築を完了するまで、リカバリされたメディアデータ
ベースの内容を保存する一時ファイル。
/nsr/mm/mmvol<n>
データをバックアップするときに ASM が読み込む一時ファイルです。ファイル名に 6 桁の 16 進数 <n> が
追加されて、一意のファイル名が作成されます。
/nsr/mm/volume.tmp
リカバリ中に、古いメディアデータベースのスキーマを現在のスキーマに変換するときに作成される一時
ファイル。
参照先
nsr(5)、 nsr_layout(5)、 mmrecov(8)、 nsrmmd(8)、 nsrmmdbd(8)、 nsrindexasm(8)、
recover(8)、 savegrp(8)、 uasm(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
307
nsrmmdbasm(8)
308
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmmdbd(8)
Maintenance Procedures
nsrmmdbd(8)
製品名(A-Z)
nsrmmdbd - NetWorker メディア管理データベースデーモン
形式
nsrmmdbd
機能説明
nsrmmgd デーモンは、nsrd(8) および nsrmmd(8) デーモンに RPC ベースのデータベースサービスを提供します。
また、NetWorker クライアントに対して照会のみのアクセスを提供します。nsrmmdbd によって提供される RPC
プログラム番号は 390107 です。nsrmmdbd によって提供される RPC 番号は 3、4、5 です。Nsrmmdbd は、通常
nsrd(8) によって開始されます。
このデーモンは、ディレクトリ /nsr/mm/mmvolume6 にある「ボリューム、セーブセット、クライアント ID デー
タベース」を管理します。このデータベースの主目的は、どのバックアップボリュームにどのセーブセットがある
かを記録することです。また、クライアント名と内部で使用するクライアント ID とのマッピングも記録していま
す。データベース内のセーブセットレコード、ボリュームレコード、およびクライアント ID マップレコードには、
さまざまな方法でアクセスできます。
ファイル
/nsr/mm/mmvolume6
メディアデータベースがあるディレクトリ。
/nsr/mm/cmprssd
パフォーマンスとスペース上の問題から、データベースは定期的に再構築(または圧縮)されます。この
ファイルは、データベースを圧縮するたびに作成されます。これに対応する ctime は、次にデータベースを
圧縮する時間を決定するために使用されます。データベースの圧縮は、このファイルを削除したときと、
nsrim を実行したときに行われます。この処理を NetWorker サーバでデータの保存やリカバリを行って
いるときに実行することは推奨しません。
/nsr/mm/mmvol<n>
この一時ファイルは、メディアデータベース情報を保存するために作成されます。この情報は、
nsrmmdbasm(8) によってボリュームに保存されます。ファイル名に 6 桁の 16 進数 <n> が追加されて、
一意のファイル名が作成されます。
/nsr/mm/mmvolume6.r
メディアデータベースがリカバリされるときに読み取られるファイル。このファイルは nsrmmdbasm に
よって作成されます。
/nsr/mm/volume.tmp
メディアデータベースをリカバリまたは圧縮するときに作成される一時ディレクトリ。
/nsr/mm/nsrim.prv
この空のファイルは、NetWorker データベースの管理を行う目的による nsrim プログラムの直前の実行を
追跡するために使用します。
/nsr/logs/daemon.raw
NetWorker デーモンがログメッセージを書き込むファイル。
参照先
mmrecov(8)、 nsr(8)、 nsrd(8)、 nsrim(8)、 nsrmmd(8)、 nsrmmdbasm(8)、 nsrmm(8)、
nsr_render_log(8)、 mminfo(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
309
nsrmmdbd(8)
診断
通常、nsrmmdbd 診断メッセージは /nsr/logs/daemon.raw ファイルに書き込まれます。
以下に示すメッセージ以外に、nsrmmdbd が診断情報を生成する場合があります。以下にメッセージ以外の診断情
報が生成された場合には、メディアデータベースに重大な問題が発生しています。このような情報が生成された場
合には、mmrecov(8) を使用して、メディアデータベースをリカバリする必要があります。
メディアデータベースの変換中です。しばらくお待ちください
NetWorker 7.? (KeyStone) より前のリリースで作成されたメディアデータベースは、新しいデータ
ベースフォーマットに一度変換する必要があります。データベースは現在のバージョンに変換されます。
メディアデータベースの変換が正常に完了しました
変換が正常に終了したときに表示されます。
メディア変換に失敗しました ! reason
変換が異常終了したときに表示されます。このメッセージの後に、詳しい原因が表示されます。メディア
データベースの変換が完了するまで、NetWorker は使用できません。
メディアデータベースがデータを保存中です。しばらくお待ちください
データベースのバックアップ時に、デーモンがそのレコードを一時ファイルにダンプしたときに表示され
ます。データベースのダンプ中は、サービスが使用できません。
メディアデータベースがリカバリ中です。しばらくお待ちください
デーモンがデータベースを再ロードしているときに表示されます。データの再ロード中は、サービスが使
用できません。
メディアデータベースは btree をチェックしています
デーモンの再始動時に表示されます。始動時に、デーモンがデータベースの検索インデックスをチェック
します。
メディアデータベースはデータベースの一貫性をチェックしています
デーモンの再始動時に表示されます。始動時に、データ ベースの検索インデックスをチェックした後、
データベースに不完全なレコードがないかチェックします。
メディアデータベースが作業用に開かれています
上記のメッセージが出力された後に出力され、サービスが再開したことを示します。
メディアデータベースが閉じられました
メディアデータベースが正しくシャットダウンした後に表示されます。
このプロセスのコピーがすでに実行中です !
nsrmmdbd(8) の別のコピーが実行中で、メディアデータベースに対して排他的なアクセス権を取得していま
す。1 台のマシンでは、一度に複数の nsrmmdbd プロセスは実行できません。前の nsrmmdbd が正しく kill
されていないと、このような状況が発生します。nsr_shutdown(8) か、あるいは ps(1) と kill(1) を使用
して、すべての NetWorker デーモンを終了させてから、nsrd(8) を再始動してください。
ロックファイルを開くことができません
内部エラーです。/nsr/tmp および /nsr/mm ディレクトリに対する権限をチェックしてください。
310
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmmgd(8)
Maintenance Procedures
nsrmmgd(8)
製品名(A-Z)
nsrmmgd - ジュークボックスオペレーションを管理する NetWorker デーモン
形式
nsrmmgd
機能説明
The nsrmmgd デーモンは、nsrd NetWorker サーバの代理としてすべてのジュークボックスオペレーションを管
理する RPC ベースのサービスを提供します。
nsrd サーバは、ジュークボックスの状態を示す RAP リソースと、関連するデバイス、プール、処理を管理します。
nsrmmgd デーモンは、必要なジュークボックス操作が、nsrd で必要とするときに実際に正しく実行されるように
するためのプロセスです。
nsrmmgd は、nsrd サーバと同じホストで実行します。同様のデーモンが少なくとも 1 つは実行されていることに
なります。さまざまなジュークボックスに対する低いレベルでの制御やインタフェースを処理するには、nsrmmgd
によって複数の nsrlcpd デーモン(有効なジュークボックスごとに 1 つ)を起動して制御できます。nsrmmgd が
管理する nsrlcpd プロセスは、複数のホストに分散さ
れることがあります。これは、nsrlcpd がジュークボックスが有効になっているホストで実行されるためです。
nsrmmgd デーモンは、nsrd によって必要に応じて自動的に起動されるため、ユーザーが直接起動する必要はあり
ません。ジュークボックスが設定されており、使用可能であることが nsrd によって検出されると、nsrd の起動プ
ロセスの一部として nsrmmgd が起動されます。nsrd の起動時に使用可能なジュークボックスがない場合は、
ジュークボックスリソースが追加されたり、既存の使用不可能なジュークボックスリソースが使用可能になったり
するまで、nsrmmgd は起動されません。
nsrmmgd の RPC プログラム番号は 390430 です。
ファイル
/nsr/logs/daemon.raw
nsrmmgd および他の NetWorker デーモンが、NetWorker のイベントメカニズムでは記録できないさま
ざまなエラー状態に関する情報を送信するファイル。
参照先
nsr(8)、 nsr_service(5)、 nsr_render_log(8)、 nsr_op(5)、 nsrd(8)、 nsrlcpd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
311
nsrmmgd(8)
312
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrmon(8)
Maintenance Procedures
nsrmon(8)
製品名(A-Z)
nsrmon - NetWorker のコマンドおよびデーモンをリモートで制御するコマンド
形式
nsrmon
機能説明
nsrmon コマンドは、NetWorker デーモンからのみ実行されます。nsrd(8) は、このコマンドを起動して、
nsrexecd(8) が実行されている NetWorker ストレージ・ノード上で他のコマンドやデーモンをリモートで管理し
ます。リモートで起動されるコマンドやデーモンには、nsrjb(8) や nsrmmd(8) があります。ストレージ・ノー
ドの詳細については、nsr_storage_node(5) を参照してください。
参照先
nsr(8)、 nsr_storage_node(5)、 nsrd(8)、 nsrexecd(8)、 nsrjb(8)、 nsrmmd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
313
nsrmon(8)
314
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrndmp_clone(8)
Maintenance Procedures
nsrndmp_clone(8)
製品名(A-Z)
nsrndmp_clone - NetWorker およびネットワークデータ管理プロトコル(NDMP)を使用してセーブセットのク
ローンを作成する
形式
nsrndmp_clone [ -v ] [ -p ] [ -s サーバ ] [ -J リカバリストレージノード名 + ]
[ -b プール ] ] -y リテンション ] { -f ファイル | ボリューム名 ... }
nsrndmp_clone [ -v ] [ -p ] [ -s サーバ ] [ -J リカバリストレージノード + ]
[ -b プール ] [ -y リテンション ] -S { -f ファイル | ssid[/cloneid]... }
nsrndmp_clone [ -v ] [ -p ] [ -s サーバ ] [ -J リカバリストレージノード + ]
[ -b プール ] [ -y リテンション ] -S -t 開始時刻 [ -e 終了時刻 ]
[ -c クライアント名 ] [ -g グループ名 ]
nsrndmp_clone [ -v ] [ -p ] [ -s サーバ ] [ -J リカバリストレージノード + ]
[ -b プール ] [ -y リテンション ] -S -e 終了時刻 [ -t 開始時刻 ]
[ -c クライアント名 ] [ -g グループ名 ]
nsrndmp_clone [ -v ] [ -p ] [ -s サーバ ] [ -J リカバリストレージノード + ]
[ -b プール ] [ -y リテンション ] -V { -f ファイル | ボリューム ID... }
nsrndmp_clone プログラムは、既存のセーブセットのコピーを作成します。これらのコピーは、そのコピーを保
存するボリュームが異なる点を除き、元のセーブセットと完全に同一です。コピーは異なるメディアボリュームに
配置されるので、単一コピーの場合よりも信頼性が向上します。コピーはすべての種類のメディアで作成できます
(たとえば、8mm テープのセーブセットは LGTO Ultrium 2 テープにコピーできます)。ただし、nsrndmp_clone
の操作の対象として使用するメディアは、すべて「クローンプール」にある必要があります。さまざまなプールタ
イプについては、nsr_pool(8) を参照してください。
コマンドラインパラメータでボリューム名やボリューム ID を指定できますが、通常は、nsrndmp_clone は完全な
セーブセットをコピーします。指定されたボリュームで開始するセーブセットは、完全にコピーされます。このた
め、クローン操作時に、コマンドラインで指定されたボリューム以外に、ボリュームが必要になる場合があります。
逆に、指定されたボリュームに存在しているセーブセットが他の場所で開始している場合、クローンは作成されま
せん。
nsrndmp_clone は、単純にボリューム複製を行うわけではありません。指定されたプールにある宛先ボリューム
にフルセーブセットをコピーします。選択された最初の宛先ボリュームにコピーするセーブセット全体を格納でき
ない場合は、別のボリュームが選択されます。これにより、各コピーに対して異なる種類のメディアを使用できま
す ( たとえば、テープなどの可変長のボリューム )。
nsrndmp_clone プログラムは nsrmmd(8) と一緒に機能して、各セーブセットのクローンを指定されたボリュー
ムに少なくとも 1 つ作成します。ボリューム名またはボリューム ID を指定する場合、そのボリュームにあるセー
ブセットのコピーがソースとして使用されます。セーブセットが明示的に指定されると、複数のコピーが存在する
セーブセットが自動的に選択されます ( オペレータの介入を必要とするボリュームよりも、ジュークボックスのボ
リュームにあるセーブセットのコピーが先に選択されます )。ソースとして使用するセーブセットのコピー ( ク
ローン ) も指定できます ( オプションセクションの -S オプションの説明を参照 )。
通常の NetWorker セーブセットを NDMP を経由してクローンするには、nsrndmp_clone プログラムを使用する
こともできます。これは、-p オプションを使用して実行します。この場合、作成されるクローンセーブセットは不
透明な(opaque)セーブセットと呼ばれ、mminfo レポートのクローンフラグには「o」が表示されます。
NetWorker では、データのリカバリおよびスキャン時に、不透明なセーブセットは通常のセーブセットと同様に扱
われます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
315
nsrndmp_clone(8)
ストレージノード間のクローンは、ボリュームからの読み取りを行うソースノード上の NDMP テープサーバと、ボ
リュームへの書き込みを行うターゲットノード上の NDMP テープサーバによって実行されます。ソースノードは、
ソースボリュームの場所によって決まります。ソースボリュームの場所は、ボリュームが現在マウントされている位
置、または、アンマウントされている場合にはその「location」フィールドに指定された位置(mmlocate(8)) を
参照)です。クローンのターゲットノードは、クライアントリソースの「clone storage nodes」属性によって、
優先順位の高いものから順に決定されます。これらの属性が使用される方法およびその他のストレージノード情報
の詳細については、nsr_storage_node(5) および nsr_client(5) を参照してください。クローンを作成する
セーブセットを nsrndmp_save を介して nsrdsa_save でバックアップした場合(つまり、セーブセットのフラ
グは「N」および「s」)、これらのセーブセットのクローンを作成するには、nsrclone を使用します。クローンは
NDMP テープデバイス以外の NetWorker ストレージデバイスに作成されます。NDMP テープ以外のデバイスか
NDMP テープデバイスへのクローン作成およびその逆はサポートされていません。セーブセットフラグ「N」および
「s」の詳細については、mminfo(8) を参照してください。
オプション
-b pool
宛先クローンを送信するメディアプールを指定します。プールは、nsrd(8) に登録してあり、そのステー
タスが clone に設定されている任意のプールにすることができます。指定できる値は、NetWorker
Management Console のメディアディスプレイの左側のペインからメディアプールを選択すると表示で
きます。このオプションを省略すると、クローンセーブセットは自動的に Default Clone プールに送信
されます。
-f file
nsrndmp_clone は、コマンドラインではなく指定されたファイルからボリューム名、ボリューム ID、
セーブセット ID を読み取ります。値は入力ファイルの 1 行に 1 つずつ指定します。file が「-」の場合
は、値は標準入力から読み取ります。
-s server
NetWorker サーバを指定します。サーバの選択については、nsr(8) を参照してください。デフォルトは
カレントシステムです。
-J storage-node
NetWorker リカバリストレージノードを指定します。
-v
冗長モードを有効にします。このモードでは、複数のボリュームに存在するセーブセットやセーブセット
の拡張など、nsrndmp_clone の操作に関する追加メッセージが表示されます。
-p
NDMP 経由の通常の NetWorker セーブセットのクローンを有効化します。
-y retention
クローン化されたデータがリサイクル可能になる日付 (nsr_getdate(3) 形式で記述 ) を設定します。特
殊値 forever は、期限切れにならないボリューム ( アーカイブボリュームなど ) を使用する必要がある
ことを示します。デフォルトでは、サーバが、有効なリテンションポリシーに基づいてセーブセットの日
付を決定します。このオプションを使用すると、既存のポリシーが変更されます。
-S
316
nsrndmp_clone は、2 次コマンドラインパラメータをボリューム名ではなくセーブセット ID として処理
します。セーブセット ID は、符号を付けない番号です。セーブセットのセーブセット ID は、mminfo v コマンドを使用して調べることができます (mminfo(8) を参照してください )。-S オプションは、ボ
リュームから個々のセーブセットをコピーしたり、mminfo クエリと一致するセーブセットをすべてコ
ピーしたりする場合に有効です ( 下の例を参照 )。セーブセット ID は、ソースとして使用する複数のコ
ピーを持つセーブセットのコピーを正確に指定します。正確なコピーを指定するには、それぞれのセーブ
セット ID に対して ssid/cloneid フォーマットを使用します。この場合、ssid と cloneid は、単一ス
ラッシュ (/) で区切られる符号を付けない番号です。mminfo -S レポート、またはカスタムレポートを
使用することにより、特定コピーの cloneid を検出できます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrndmp_clone(8)
-V
nsrndmp_clone は、2 次コマンドラインパラメータをボリューム名ではなくボリューム ID として処理
します。ボリューム ID は、たとえば mminfo -mv レポートなどを使用して検出できます。このオプション
は、-S オプションと一緒に使用できません。
-e end time
クローンを作成するために選択したセーブセット ID に対して、終了時刻 (nsr_getdate(3) フォーマッ
トを使用 ) を指定します。このオプションは、-S オプションとともにのみ使用することができます。指定
しない場合は、終了時刻に現在の時刻が設定されます。-e 0 は -e today と同じですので注意してくだ
さい。
-t start time
クローンを作成するために選択したセーブセット ID に対して、開始時刻 (nsr_getdate(3) フォーマッ
トを使用 ) を指定します。このオプションは、-S オプションとともにのみ使用することができます。指定
しない場合、開始時刻は終了時刻の 24 時間前として設定されます。-t 0 は -t today と同じですので注
意してください。時間範囲を設定するときには、少なくとも -t オプションまたは -e オプションを指定す
る必要があります。
-c client name
クライアント名を指定すると、そのクライアントに属するセーブセットだけが選択されます。複数の -c オ
プションを指定して、複数のクライアント名を指定することもできます。このオプションは、-t オプション
または -e オプションとともにのみ使用することができます。
-g group name
グループ名を指定すると、そのクライアントに属するセーブセットだけが選択されます。グループ名は 1
つだけ指定できます。-c オプションとともに使用することができます。このオプションは、-t オプション
または -e オプションとともにのみ使用することができます。
使用例
ボリューム mars.001 上で開始するすべてのセーブセットを Offsite Clone プールにあるボリュームにコピーし
ます。
nsrndmp_clone -b 'Offsite Clone' mars.001
直前の週末に作成されたすべての完全なセーブセットをコピーします (nsr_getdate(3) は、時刻の一致のない日
付をその日の午前 12 時と解釈します )。処理が完了したセーブセットしか nsrndmp_clone(8) によってコピーで
きません。
nsrndmp_clone -S `mminfo -r ssid \
-q '!incomplete,savetime>last saturday,savetime<last monday'
特定のセーブセットの特定クローンをコピーします。
nsrndmp_clone -S 1538800517/770700786
01/21/05 14:50:03 から 01/24/05 14:50:03 までの期間に作成されたすべてのセーブセットをグループ
Default にコピーします。
nsrndmp_clone -S -t '01/21/05 14:50:03' -e '01/24/05 14:50:03' \
-g Default
クライアント "rose" と "seam" について直前の 24 時間に作成されたセーブセットすべてをコピーします。
nsrndmp_clone -S -e now -c rose -c seam
3517744106 という通常の NewWorker セーブセットを ndmpclone プール内のボリュームに NDMP 経由でクローンし
ます。
nsrndmp_clone -p -b ndmpclone -S 3517744106
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
317
nsrndmp_clone(8)
参照先
nsrclone(8)、 nsrndmp_save(8)、 nsrndmp_recover(8)、 nsr_getdate(3)、 nsr_pool(5)、
nsr_storage_node(5)、 mminfo(8)、 nsr(8)、 nsrd(8)、 nsrmmd(8)
診断
要求されたすべてのセーブセットが正常にクローンされた場合、終了ステータスはゼロになります。正常にクローン
されなかった場合は、ゼロ以外になります。
nsrd(8) はデータのクローンに使用できないということを示すいくつかのメッセージが表示されます。これらの
データは自己説明型です。以下のリストからメッセージを見ることもできます。
親 ssid を含むセーブセットシリーズを追加しています
冗長モードで実行している場合、要求されたセーブセットが継続され、シリーズ全体をクローンする必要
があることを nsrndmp_clone が通知すると(シリーズの一部だけがコマンドラインパラメータで指定さ
れた場合でも)、このメッセージが表示されます。
下位 ssid を含むセーブセットシリーズを追加しています
冗長モードで実行している場合、要求されたセーブセットが継続され、シリーズ全体をクローンする必要
があることを nsrndmp_clone が通知すると、このメッセージが表示されます。
メディアデータベースとコンタクトできません
指定されたサーバのメディアデータベース ( および類似したその他の NetWorker サービス ) が、照会に
応答していません。サーバを開始する必要があります。または、開始したら即時に始動検査を終了して、
照会に応答する必要があります。
セーブセット番号をクローンできません
シリーズが破損しています。指定されたセーブセットは、セーブセットシリーズの一部です(非常に大規
模なファイルまたはファイルシステムの保管に使用されます)
。ただし、シリーズにあるすべてのセーブ
セットがメディアデータベースで検出されるわけではありません。これは、セーブセットシリーズの一部を
含むテープを付け直す場合などに起こります。
サーバとの nsrndmp_clone セッションを開くことができません
このメッセージは、サーバがクローンセッションを受け入れない場合に表示されます。
クローンはサポートされていません。アップグレードが必要です
この機能を使用するには、別のイネーブラが必要です。
クローンするには少なくとも 2 つのデバイスが必要です
データは、あるボリュームから別のボリュームに直接コピーされるため、クローンには少なくとも 1 つの
読み取り / 書き込みデバイスと 1 つの読み取り専用または読み取り / 書き込みデバイスが必要です。
サーバはクローンをサポートしていません
名前付きサーバは、クローンには使用できません。
各クローンホストには少なくとも 2 つの有効なデバイスが必要です
同じ物理ドライブを共有する 2 つのストレージノード間でクローンを行う場合、各ノードには少なくとも
2 つの有効なデバイスが必要です。
エラー、ssid 番号の有効なクローンがありません
リストされたセーブセットは存在しますが、そのセーブセットの完全なコピーが存在しないためクローン
できません。セーブセットは、処理中断されたか、または進行中になります。完全なセーブセットだけを
コピーできます。
エラー、ユーザー名が管理者リスト上にある必要があります
エラー、ユーザー名がアーカイブユーザーリスト上にある必要があります NetWorker 管理者だけがバッ
クアップセーブセットのクローンを作成できます。NetWorker 管理者は、NSR サーバリソースに表示され
ます。詳細については、nsr_service(5) を参照してください。
318
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrndmp_clone(8)
セーブセットのクローンは完了していません
完全なセーブセットだけがコピーできます。要求されたコマンドラインパラメータに一致する完全なセー
ブセットは検出されませんでした。
数値は有効なセーブセットではありません
指定されたセーブセット ID は無効です。次の 2 つのフォームが理解されます。簡単なセーブセット ID と
指定されたクローン ID の付加されたセーブセット ID です。セーブセットのみの場合は符号なしの数値で
す。クローン ID でセーブセットを指定する場合は、シングルスラッシュ(/)で 2 つの符号なしの数値を
区切って指定します。
プールはクローンプールではありません
-b pool オプションで指定されたプールは、クローンプールではありません。-b オプション用の
「Backup Clone」タイプのプールを使用する必要があります。
ボリューム名前にはクローンがあります
追加ボリューム冗長モードの場合、指定されたセーブセットがすでにエラーメッセージで指定されたボ
リュームにクローンされていると、このメッセージが出力されます。セーブセットが各ボリュームごとに
持てるクローンは 1 つだけなので、nsrndmp_clone は自動的に追加ボリュームを要求します。
セーブセット番号が存在しません
指定されたセーブセット(-S セーブセットリストから)は存在しません。mminfo(8) を使用して、セー
ブセット ID を検査します。
セーブセット番号は複数のボリュームに対応します
追加ボリュームこのメッセージは、ボリューム名またはボリューム ID が指定されると冗長モードで表示さ
れますが、指定されたセーブセットは、リストされたボリュームに部分的に常駐します。完全なセーブ
セットだけをクローンできるため、nsrndmp_clone は、自動的に追加ボリュームを要求します。
セーブセットクローン番号 / クローン ID が存在しません
セーブセットの特定のクローンが指定されましたが、そのセーブセットにはクローン ID の付いたクローン
がありません。mminfo(8) を使用して、セーブセット ID を検査します。
ボリューム名前または番号が存在しません
指定されたボリューム(-V オプションで指定されたボリューム名またはボリューム ID のいずれか)が、
メディアデータベースに存在しません。
30 秒待ってから再試行します
一時的なエラーが発生すると、nsrndmp_clone は、状態がクリアになるまでリクエストを自動的に再試
行します。たとえば、すべてのデバイスが保管とリカバリでビジー状態の場合にエラーが発生します。
nsrndmp_clone は、これらのデバイスが使用可能になるまで待機しなければなりません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
319
nsrndmp_clone(8)
320
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrndmp_recover(8)
Maintenance Procedures
nsrndmp_recover(8)
製品名(A-Z)
nsrndmp_recover - NetWorker およびネットワークデータ管理プロトコル(NDMP)を使用して、データをリカ
バリします。
形式
nsrndmp_recover [ -c クライアント ] [ -s サーバ ]
[ -J ストレージノード ] [ -R リカバリターゲット ]
{ -r raw デバイス –S ssid[/cloneid] -m マウントポイント
[ -v { on|off } ] [ paths [ パス ... ] ] | -F }
機能説明
nsrndmp_recover はリカバリ操作を NetWorker とネットワークデータ管理プロトコル (NDMP) システムで調整
するため使用します。このコマンドを実行できるのは、スーパーユーザだけです。データをリカバリするには、次
の 2 つの方法があります。破壊リカバリとファイルレベルリカバリです。破壊リカバリは、セーブセット ID の
(-S) オプションと一緒に、-r オプションでロー区画が指定されたとき起こります。ターゲットの raw device パ
ス名を指定しなければならないので、一度に指定できるセーブセットは 1 つだけです。管理ユーザインターフェイ
ス、つまり (Reg.) の使用を選択すると、[Save set recover] ウィンドウから破壊リカバリを実行できます。
ユーザインターフェイスまたは mminfo(8) コマンドを使用して、セーブセット ID を判別することができます。
ファイルレベルリカバリは -F オプションによって指定します。これは、nwrecover(8) または recover(8) コマン
ドとともに使用します。ユーザはこのオプションを指定してはなりません。
リカバリのステータスは、Java ベースの NetWorker Management Console を使用して監視できます。他の端
末タイプの場合は curses(3X) ベースの nsrwatch(8) プログラムを使用して監視します。この場合、ボリューム
情報だけが使用可能です。リカバリされたデータ量は不明です。
nsrndmp_recover は、NDMP システムでのデータの移動を行いません。このような活動は、すべて NDMP システ
ムによって処理されます。nsrndmp_recover は、NDMP システムからメッセージを受信して適切に処理します。
このようなメッセージでは、新規テープのマウントを要求したり、ログメッセージを追加したりします。詳細につ
いては、NDMP 仕様書および www.ndmp.org で入手可能な資料を参照してください。
他のシステムからデータをリカバリするために、nsrndmp_recover オペレーションを実行しているユーザがクラ
イアントリソースの remote access 属性リストに存在しているかどうかを確認してください。nsr_client(5) を
参照してください。
セーブセットが nsrdsa_save を介して nsrndmp_save でバックアップされた場合、NetWorker ストレージデバ
イスからのデータリカバリをサポートします。Nsrndmp_recover プログラムは、セーブセットのフラグに「N」
および「s」が指定されている場合に、nsrdsa_recover をローカルで起動します。セーブセットフラグ「N」お
よび「s」の詳細については、mminfo(8) を参照してください。
注:
recover、nwrecover、winworkr などのブラウザでは、nsrndmp_recover がローカルで起動されます。した
がって、パフォーマンスを向上させるには、復元するセーブセットが存在するボリュームの場所でブラウザを起動
してみてください。たとえば、NetWorker サーバとは異なる NetWorker ストレージノードに対してバックアップ
が実行された場合、その NetWorker ストレージノード上でブラウザを起動するとパフォーマンスが向上します。
ブラウザを NetWorker サーバ上で起動すると、データは NetWorker ストレージノードから NetWorker サーバ
へ、さらに NetWorker サーバから NDMP システムへ転送されます。次に説明するコマンドラインオプションは、
NetWorker ストレージノードからリカバリする場合にも適用されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
321
nsrndmp_recover(8)
オプション
-c client
client は、ファイルを保存したマシンの名前です。
-F
ファイルレベルリカバリの実行を指定します。このオプションは nwrecover(8) または recover(8) で
のみ指定します。
-m mount point
リカバリされたファイルを再配置する宛先ディレクトリを指定します。指定しないと、データは元の場所
にリストアされます。
注記:
NDMP サーバが SnapImage の場合は、未フォーマットデバイスのマウントポイントは -r オプションで指
定します。ファイルシステムは、リカバリ操作でマウントが解除され、操作が完了した後にマウントされ
ます。
-r raw device
このオプションではデータがリカバリされる未フォーマットデバイスのパス名を指定します。このオプ
ションは、SnapImage 製品の破壊リカバリに対してのみ使用します。
-R recover-target
このオプションでは、データがリカバリされる宛先ホスト名を指定します。指定しないと、データはソー
スホストにリストアされます。
-s server
このオプションでは、使用する NetWorker サーバを選択します。
-J storage-node
このオプションでは、使用する NetWorker ストレージノードを選択します。
-S ssid[/cloneid]
このオプションは必須であり、セーブセットのリカバリモードを指定するために使用します。このモード
は、NetWorker ファイルのインデックスエントリを使用せずに、高速バッチファイルリカバリを実行する
ために使用されます。ssid には、リカバリするセーブセットのセーブセット ID を指定します。セーブ
セットに複数の複製インスタンスがある場合は、cloneid を指定して、リカバリする特定の複製インスタン
スを選択することもできます。セーブセットのクローン ID は、の出力から得ることができます。
引数 path が指定されていない場合には、セーブセットの内容全体がリカバリされます。実際にリカバリ
されるディレクトリとファイルを制限するために、1 つ以上の path 引数を指定 できます。複数の path
引数を指定する場合には、セーブセットにある各パス名の先頭が、リカバリされる前に path 引数に一致
する必要があります。'*'、'?'、'[...]' のようなメタ文字を使用したファイル名のマッチングは行わ
れません。
-v on|off
このオプションでは、ベリファイフラグの値を指定します。ベリファイフラグが on に切り替わると、リカ
バリのために NDMP サーバへの送信を行う前に、与えられたセーブセット ID に対する paths がインデッ
クスデータベースの中に存在するかどうかが確認されます。インデックスデータベースの中で見つかった
エントリだけがリカバリのために NDMP サーバに送信されます。ベリファイフラグが off の場合は、
paths は確認されずに NDMP サーバに送信されます。このフラグのデフォルト値は on です。
322
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrndmp_recover(8)
EXAMPLES
元の場所へのサブディレクトリレベルのリストア。
nsrndmp_recover -s server -c client -S ssid[/cloneid]
/fs/dir1 /fs/dir2 /fs/dir3 /fs/dir4/file1 ...
特定のパスに対してインデックスが使用できない場合
nsrndmp_recover -s server -c client -S ssid[/cloneid]
-v off /fs/dir1 /fs/dir2 /fs/dir3 ...
元の場所へのリストア
nsrndmp_recover -s server -c client -S ssid[/cloneid]
クライアント上の別の場所への移動
nsrndmp_recover -s server -c client -S ssid[/cloneid]
-m /destdir
ここで「/destdir」はクライアント上の宛先ディレクトリ
リモートホスト上の別の場所への移動
fBnsrndmp_recover -s server -c client -S ssid[/cloneid]
-m /destdir -R desthost
OR
nsrndmp_recover -s server -c client -S ssid[/cloneid]
-m desthost::/destdir
ここで「desthost」は NW サーバで設定されている別の NDMP クライアント
NW サーバ
SnapImage での破壊リストア
nsrndmp_recover -s server -c client -S ssid[/cloneid]
-m /mntpoint -r /dev/rdsk/c2t2d0s1
診断
不完全なセーブセットがあるため、ファイルをスキップします : /core
ユーザが不完全なセーブセットに関連したファイルをマークしました。nsrim -X を実行し、ファイルイン
デックスとメディアデータベースの同期をとる必要があります。
エントリ /core がインデックスに見つかりません。スキップします
ユーザが指定した path 引数内のディレクトリ / ファイル (/core) がインデックスデータベースにありま
せん。このチェックをバイパスするには、コマンドラインで nsrndmp_recover を実行します。このと
き、-v off オプションを指定してください。これは、インデックスが失われていてもデータはバック
アップメディアの中に存在する場合に便利です。
参照先
mminfo(8)、 nsr_client(5)、 nsrndmp_save(8)、 recover(8)、 nwrecover(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
323
nsrndmp_recover(8)
324
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrndmp_save(8)
Maintenance Procedures
nsrndmp_save(8)
製品名(A-Z)
nsrndmp_save - NetWorker および Network Data Management Protocol(NDMP)を使用して、データを
保存します。
形式
nsrndmp_recover -T バックアップタイプ -c クライアント名 [ -LL ] [ -M ]
[ -P プロキシホスト ] [ -I インデックスホスト ] [ -g グループ ] [ -l レベル ]
[ -b プール ] [ -m マスカレード ] [ -N 名前 ] [ -s サーバ ]
[ -J ストレージノード ] [ -t 日付 ] [ -e 有効期限 ]
[ -w ブラウズ時刻 ] [ -y リテンション時間 ] [ -W 幅 ] パス
機能説明
srndmp_save NetWorker およびターゲットの Network Data Management Protocol(NDMP)システムを
使用してバックアップ処理を調整します。このコマンドを実行できるのは、スーパーユーザーだけです。ユーザー
は、backup type、client-name、server、および path を指定する必要があります。
バックアップの振る舞いは、保護されている NDMP システムに依存します。ターゲットシステムによっては、特定
の環境変数が必要になる場合があります。詳細については、該当するバックアップの資料を参照してください。
バックアップのステータスは、Java ベースの NetWorker Management Console を使用して監視できます。他
の端末タイプの場合は curses(3X) ベースの nsrwatch(8) プログラムを使用して監視します。
nsrndmp_recover は、NDMP システムでのデータの移動を行いません。このような活動は、すべて NDMP システ
ムによって処理されます。nsrndmp_save は、NDMP システムからメッセージを受信して適切に処理します。この
メッセージは、新規のテープのマウントや、ファイルインデックスエントリの作成を要求する場合があります。詳
細については、NDMP 仕様書および www.ndmp.org で入手可能な資料を参照してください。
メディアの取り扱いの詳細については、次の箇所を参照してください。nsrmm(8) および nsr_device(5)
別のシステムのデータを保存するときには、nsrndmp_save 操作を実行しているユーザが、クライアントリソース
の属性リスト remote access に存在するかどうかを確認してください。nsr_client(5) を参照してください。
オプション
-c client-name
セーブセッションを開始するためのクライアント名を指定します。これは、複数のネットワークインター
フェイス、つまり複数のホスト名を持つクライアントに有効です。クライアント名を使用して、1 つのク
ライアントに複数のインデックスデータベースを作成できます。ここでは、使用するネットワークイン
ターフェイスは指定しません。ネットワークインターフェイスは、クライアントリソースの server
networkinterface 属性で指定します。nsr_client(5). を参照してください。
-M
NDMP クライアントは、nsrdsa_save プログラムによって NetWorker ストレージノードにバックアップ
されます。このオプションを指定すると、NetWorker ストレージノードのほとんどの機能を使用できま
す。たとえば、ディスクへのバックアップ、マルチプレクシング、自動メディア検証、ステージングなど
です。nsrndmp_save プログラムは、nsrdsa_save をローカルで起動します。NetWorker ストレージ
ノードのホスト名は、サーバの client-name リソースの "storage nodes" 属性で指定する必要があり
ます。注:nsrdsa_save を介して nsrndmp_save でバックアップされたセーブセットは、通常の
NetWorker セーブセットとして扱われ、セーブセットフラグに「N」と「s」が設定されます。「N」は
NDMP クライアントを示し、「s」は NetWorker ストレージノードにバックアップされたことを示します。
詳細については、mminfo(8) を参照してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
325
nsrndmp_save(8)
-P proxy-host
nsrndmp_save は、「プロキシホスト」上で nsrdsa_save を起動します。「プロキシホスト」には有効な
NetWorker クライアントを指定する必要があり、client-name リソースのリモートアクセスリストにこ
の「プロキシホスト」を追加しなければなりません。このホストは、NDMP データサーバのプロキシとして
機能し、データを受信して NetWorker ストレージデバイスに保存します。このオプションは、-M オプ
ションとともに使用する場合にのみ有効です。
-I index-host
savegrp によって、nsrndmp_save を起動するために「インデックスホスト」上で使用されます。「イン
デックスホスト」には有効な NetWorker クライアントを指定する必要があり、client-name リソースの
リモートアクセスリストにこの「インデックスホスト」を追加しなければなりません。これは、NDMP バッ
クアップの開始とインデックス処理を実行するホストです。このホストには「Operate NetWorker」権
限が必要です。
-g group
このオプションは、savegrp(8) および savefs(8) で保存グループの指定に使用します。nsr_client(5)
および nsr_group(5) を参照してください。また、NetWorker サーバによって、特定のメディアプール
の選択にも使用されます。
-l level
保存レベルを示します。このオプションは、savegrp(8) および savefs(8) で、スケジュールセーブの
特定レベルを指定する場合に使用します。
-b pool
保存用の特定の宛先プールを指定します。
-L
2 つの -L オプションを指定すると、出力の最後に「complete savetime=number」という形式の行が
追加されます。number にはこのバックアップによって作成されたセーブセットの保存時刻が示されます。
savegrp(8) によって使用されます。
-m masquerade
要約行の先頭に付けるタグを指定します。このオプションは、savegrp(8) および savefs(8) で保存グ
ループの要約を通知するときに使用します。
-n
保存を実行しません。これはサポートされていませんが、互換性のために用意されています。
-N name
このセーブセットのシンボル名。デフォルトでは、path 引数の共通接頭部がセーブセット名として使用さ
れます。実際のパス名に対するインデックスが保存されます。
-q
サイレントモードを指定します。これはサポートされていませんが、互換性のために用意されています。
-s server
NetWorker サーバとして使用するマシンを指定します。
-J storage-node
NetWorker ストレージノードとして使用するマシンを指定します。
-t date
ファイルが保存される前に修正される予定の日付を (nsr_getdate(3) フォーマットで ) 指定します。こ
のオプションは、savegrp(8) および savefs(8) で使用します。メディアデータベースを参照し、セー
ブセットの前回の保存およびスケジュールセーブのレベルに基づいて適切な時刻値を決定することによっ
て、スケジュールセーブを実行します。
-T backup-type
NDMP サーバでのバックアップタイプ。たとえば、celestra など。
326
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrndmp_save(8)
-e expiration
保存データの有効期限が切れる日付を(nsr_getdate(3) 形式)で設定します。セーブセットに明示的な
有効期限がある場合、期限切れになるまでは、そのセーブセットはブラウズ可能ですが、リサイクルはで
きません。期限切れになり、ブラウズ時刻を過ぎると、セーブセットはブラウズ不可能な状態になります。
期限切れになり、リテンション時間を過ぎると、セーブセットはリサイクル可能になります。特別な値
forever は、期限切れのないボリューム ( アーカイブやマイグレーションボリュームなど ) を使う必要が
あることを示します。デフォルトでは、明示的な有効期限は使用されていません。
-w browse
日付 (nsr_getdate(3) 形式で記述 ) を設定します。設定後は、セーブデータをブラウズすることはでき
ません。デフォルトでは、セーブセットに対するブラウズの日付を、サーバが決定します。この決定は、
有効なブラウズポリシーに基づいて行われます。このオプションでは、セーブの既存ポリシーをセーブ単
位で無効にすることができます。
-y retention
セーブデータがリサイクル可能になる日付 (nsr_getdate(3) 形式で記述 ) を設定します。特別な値
forever は、期限切れのないボリューム ( アーカイブやマイグレーションボリュームなど ) を使う必要が
あることを示します。デフォルトでは、サーバが、有効なリテンションポリシーに基づいてセーブセット
の日付を決定します。このオプションでは、セーブの既存ポリシーをセーブ単位で無効にすることができ
ます。
-W width
サマリ情報の出力をフォーマットするときに使用する幅。
参照先
curses(3X)、 mminfo(8)、 nsr_getdate(3)、 nsr_client(5)、 nsr_device(5)、 nsr_group(5)、
nsr_service(5)、 nsrd(8)、 nsrim(8)、 nsrindexd(8)、 nsrmm(8)、 nsrmmd(8)、
nsrndmp_recover(8)、 nsrwatch(8)、 recover(8)、 savefs(8)、 savegrp(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
327
nsrndmp_save(8)
328
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrports(8)
Maintenance Procedures
nsrports(8)
製品名(A-Z)
nsrports - ポート構成ツール
形式
nsrports [ -s サーバ ] [ -S | -C ] [ 範囲 ... ]
機能説明
nsrports コマンドは、NetWorker ソフトウェアで使用するポートの範囲の表示および設定に使用します。ポート
範囲は、1 つの整数またはダッシュ(-)で区切った 2 つの整数で指定します。ポート範囲の定義に使用する整数
は、0 ∼ 65535 の範囲である必要があります。0 ∼ 0 の範囲は、0 ∼ 65535 と同等として扱われます。ポート範囲
は nsrexecd(8) によって NSR system port ranges リソースに保存されます。nsrports がオプションなしで
実行された場合は、コマンドが実行されているシステムで設定されている範囲が表示されます。
nsrports を実行するユーザは、使用するシステムポートを変更できます。また、ポート範囲を表示および設定す
るための追加のオプションが 2 つあります。1 つは NetWorker Management Console を使用する方法です。も
う 1 つは nsradmin(8) を使用する方法です。次のように実行します。
# nsradmin -s サーバ -p nsrexec
ここで server は、ポートを表示する対象のシステムです。このリソースの管理者属性は、現在管理者リストにあ
るユーザが NetWorker Management Console または nsradmin(8) を使用して変更できます。
オプション
-s server
対象とするシステムを指定します。
-S
システムのサービスポートを指定された範囲に設定します。デフォルトでは、NetWorker はサービスポー
トとして 7937 ∼ 9936 の範囲を定義します。
-C
システムの接続ポートを指定された範囲に設定します。デフォルトでは、NetWorker は接続ポートとして
0 ∼ 0 の範囲を定義します。
使用例
サービスポート範囲を 7937 ∼ 9936 と 9999 の 2 つに設定します
nsrports -S 7937-9936 9999
参照先
nsrexecd(5)、 nsradmin(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
329
nsrports(8)
330
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrpush(8)
Maintenance Procedures
nsrpush(8)
製品名(A-Z)
nsrpush - 中央のサーバから NetWorker クライアントにクライアントソフトウェアをリモートで配布およびイン
ストールします。
形式
nsr_push -i { -all | クライアント }
nsrpush -a { -U | -W } -p 製品 -v バージョン -P プラットフォーム -m
メディアキットのパス [ -R リポジトリパス ]
[ -c クロスプラットフォームクライアント ] [ -C マウントポイント ]
nsrpush -r -p 製品 -v バージョン -P プラットフォーム
nsrpush -u -p 製品 -v バージョン { -all | クライアント }
nsrpush -l
nsrpush -L { -U | -W } -m media kit path
nsrpush -s [ -t ] { -all | クライアント }
nsrpush -e クライアント
nsrpush -x クライアント
nsrpush -d
機能説明
nsrpush プログラムを使用すると、ソフトウェアパッケージの追加、削除や、NetWorker クライアントのアップ
グレードを実行できます。これらの処理を実行するには、NMC の GUI の Software Administration Wizard を
使用した方が簡単な場合もあります。
アップグレードなどの処理を開始した後に、ユーザが Cntrl C を押すと、この CLI を終了するか、処理をキャン
セルするかを選択できます。ユーザが CLI の終了を選択すると、CLI プログラムは終了しますが、アップグレード
処理はキャンセルされず、実行され続けます。ユーザは後から NMC GUI を使用してアップグレードの処理を監視す
ることができます。
オプション
オプションは、2 つのグループに分かれます。1 つ目のグループは、インベントリ、クライアントのアップグレード
など、実行する操作を指定するオプションです。2 つ目のグループは、追加オプションをリストします。これらの
オプションは、インベントリやアップグレードの対象となるクライアントを指定するなど、オペレーションの引数を
指定します。
オペレーションオプション
-i
データゾーン内にある指定した NetWorker クライアントを検査して、各クライアントにインストールさ
れている EMC ソフトウェアを判別します。この手順は、NetWorker クライアントをアップグレードする
前に行う必要があります。
-a
ソフトウェアのリポジトリにソフトウェアパッケージを追加します。ソフトウェアリポジトリとは、ソフ
トウェアベースで一元化されたソフトウェアパッケージの階層化されたディレクトリであり、クライアン
トに割り当てることができます。ソフトウェアリポジトリは、製品、プラットフォーム、バージョン、お
よびパッケージ別に分類されています。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
331
nsrpush(8)
-r
ソフトウェアのリポジトリからソフトウェアパッケージを削除します。このオプションは、以前に追加し
たソフトウェア製品をソフトウェアレポジトリから削除するために使用します。
-u
NetWorker クライアントソフトウェアをアップグレードします。アップグレードする前に、クライアント
のインベントリを作成する必要があります。
-l
ソフトウェアリポジトリ内のすべてのソフトウェアパッケージをリストします。このオプションは、ソフ
トウェアリポジトリにある製品名、そのバージョンとプラットフォームをリストするために使用します。
製品名、バージョン、およびプラットフォームは、削除やアップグレード操作の際にこのプログラムを非
対話的に使用する際に必要です。
-L
配布メディアキットにあるすべてのソフトウェアパッケージをリストします。このオプションは、配布 CD
にある製品名、そのバージョンとプラットフォームをリストするために使用します。製品名、バージョン、
およびプラットフォームは、追加操作の際にこのプログラムを非対話的に使用する際に必要です。
-s
指定した各 NetWorker クライアントにインストールされている EMC ソフトウェアをリストします。
-e
指定したクライアントを CP Master リソースの exclude clients 属性に追加します。これは、アップ
グレード処理の対象から除外するクライアントです。
-x
クライアントを CP Master リソースの exclude clients 属性から削除します。
-d
CP Master リソースの exclude clients 属性に含まれているすべてのクライアントをリストします。
追加オプション
-p product
このオプションは、リポジトリ処理およびアップグレード処理とともに使用し、製品名を指定します。
-v version
このオプションは、リポジトリ処理およびアップグレード処理とともに使用し、製品のバージョンを指定
します。
-P platform
このオプションは、リポジトリ処理とともに使用し、製品のバージョンを指定します。
-R repos path
このオプションはリポジトリの場所を指定するために使用します。このリポジトリが既に存在している場
合は、このオプションは無視されます。
-m media kit path
このオプションは、配布メディアのパス ( マウントポイント ) を指定するために使用します。
-U
このオプションは、-a オプションと一緒に使用し、Unix 製品を配布メディアからリポジトリに追加する
ために使用します。
-W
このオプションは、-a オプションと一緒に使用し、Windows 製品を配布メディアからリポジトリに追加
するために使用します。
-c cross platform client
このオプションはクロスプラットフォームのクライアント名を指定するために使用します。このオプション
は、サーバとクライアントが Unix ベースでも Windows ベースでもない場合に指定する必要があります。
配布メディアは、マウントして、NFS 共有によってサーバとクライアントで同時に使用可能にする必要が
あります。
-C cross platform mount point
このオプションはクロスプラットフォームのクライアント名を指定するために使用します。このオプション
は、サーバとクライアントが Unix ベースでも Windows ベースでもない場合に指定する必要があります。
332
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrpush(8)
-all
このオプションは、-i オプションと -u オプションとともに、該当するすべてのクライアントに対してイン
ベントリ操作とアップグレード操作を実行するために使用します。
-t
このオプションは、-s オプションとともに、出力を表形式で表示するために使用します。
使用例
クライアントのインベントリ作成 :
NetWorker で確認されているすべてのクライアントのインベントリを作成するには、-all オプションを
使用します。
nsrpush -i -all
複数のクライアントを指定するには、クライアント名を空白で区切って指定します。
nsrpush -i ledma153 ledma160
リポジトリへの追加 :
Unix ベースの製品を Unix の Networker サーバのリポジトリに追加するには、-a オプションを -U オプ
ションと一緒に使用します。
nsrpush -a -U -p NetWorker -v 7.4.1
-P solaris_64 -m /cdrom/networker_vol_1
Windows ベースの製品を Unix の NetWorker サーバのリポジトリに追加するには、-a オプションを -W
オプションと一緒に使用します。
さらに、Windows クライアントと、配布メディアをマウントする Windows のマウントポイントを、それ
ぞれ -c オプションと -C オプションを使用して指定する必要があります。
nsrpush -a -W -p NetWorker -v 7.4.1
-P win_x86 -m /cdrom/networker_vol_1 -c ledma170 -C "G:\"
リポジトリからの削除 :
製品をリポジトリから削除するには、-r オプションを使用します。
nsrpush -r -p "NetWorker Module for Oracle" -v 4.5
-P linux_x86
クライアントのアップグレード
クライアントをアップグレードするには、-u -u オプションを使用します。
nsrpush -u - NetWorker -v 7.4.1 ledma170
ファイル
/nsr/res/cpdb
リソース記述子を含む、クライアント割り当て設定のデータベース。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
333
nsrpush(8)
334
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrrecopy(8)
Maintenance Procedures
nsrrecopy(8)
名前
nsrrecopy - 完全合成および復元テープ出力用の NetWorker バックエンドプログラム
形式
nsrrecopy [-v ]-s server -c client -N saveset
説明
nsrrecopy は nsrconsolidate によって生成されるバックエンドプログラムであり、完全合成または Avamar 重
複除外セーブセット ID の復元のための保存するパイプのリカバリ操作を実行します。このコマンドを手動で開始す
ることはできません。
nsrrecopy は、nsrconsolidate によって送信された XDR エンコードのリストアリスト(rlist)を使用して、
NetWorker サーバに接続し、リカバリストリーム(rs)、関連づけられている nsrmmd プログラム / バージョン番
号、ホスト名を取得することにより、保存するパイプのリカバリ操作を実行します。nsrrecopy のリカバリ側は、
リカバリストリーム(rs)ごとにスレッドを作成して rs の nsrmmd にバインドし、その nsrmmd からリカバリを
開始します。詳細については、nsrmmd(8) を参照してください。nsrrecopy の保存側は、保存 nsrmmd にバイン
ドするための保存スレッドを作成して、データの保存を開始します。リカバリスレッドは、データを読み取り、保
存スレッド用に確立された通信チャネルに書き込んで、ターゲットボリュームの取得と書き込みを行います。
nsrrecopy の完了ステータス、進行状況、エラーメッセージは nsrconsolidate プログラムに送り返され、
NetWorker ジョブ監視デーモンとの間にセットアップされた通信チャネルを使用して表示されます。詳細について
は、nsrjobd(8) を参照してください。
オプション
-c client
保存するパイプのリカバリのクライアントの名前を指定します。
-N saveset-name
保存するパイプのリカバリのセーブセットの名前を指定します。
-s server
NetWorker サーバを指定します。
-v
冗長モードを有効にします。このモードでは、保存するパイプのリカバリ操作に関して表示するために、
追加メッセージが nsrconsolidate の stderr/stdout に書き込まれます。
関連項目
nsrconsolidate(8)、ansrd(8)、nsr_data(5)、nsr_device(5)、nsr_directive(5)、mminfo(8)、
nsr(8)、nsrd(8)、nsrmmd(8)、nsrjobd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
335
nsrrecopy(8)
336
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrretrieve(8)
Maintenance Procedures
nsrretrieve(8)
製品名(A-Z)
nsrretrieve - NetWorker のアーカイブセーブセットを取得
形式
nsrretrieve [ -fnqu ] [ -i {nNyYrR} ] [ -d destination ]
[ -s サーバ ] { [ -S ssid[/ クローン ID] ]...
[ -A 注釈 ]... } [ パス ... ]
機能説明
nsrretrieve は、NetWorker サーバからアーカイブセーブセットをリストアするために使用します。
nsrretrieve からブラウズすることはできません。nsrretrieve の使用は、リストされたアーカイブクライアン
トリソースの管理者とユーザーに限定されます。詳細については、nsr_client(5) のマニュアルページを参照し
てください。root で実行していない場合は、そのユーザーが所有しているファイルしか取得できません。
引数 path を指定しないと、セーブセットの内容全体を取得できます。取得するアーカイブセットを、指定したパ
スの接頭辞に一致するディレクトリやファイルに限定するには、それらのディレクトリやファイルに一致する正確
な path を指定します。
OPTIONS
-A annotation
annotation ( 注釈 ) とは、ある 1 つのアーカイブセットを一意に識別する正規表現です。
nsrarchive(8) を参照してください。正規表現は、grep(1) で使用されるようなものです。少なくとも
1 つの注釈またはセーブセット ID ( 以下を参照 ) を指定する必要があります。
-S ssid[/cloneid]
ssid には、取得するセーブセットのセーブセット ID を指定します。アーカイブセーブセットに複数のク
ローンインスタンスがある場合は、cloneid を指定して、取得する特定のクローンインスタンスを選択す
ることもできます。少なくとも 1 つの注釈 ( 上記を参照 ) またはセーブセット ID を指定する必要があり
ます。
-d destination
取得したファイルを再配置する宛先ディレクトリを指定します。
-s server
使用する NetWorker サーバを選択します。
-q
nsrretrieve コマンドは、通常は冗長出力で実行します。このフラグは冗長出力をオフにします。
-f
取得したファイル名と既存のファイル名が一致したときには、取得したファイルで既存のファイルを上書
きすることを意味します。
-n
取得の際に実際のディレクトリやファイルを作成しません。
-i {nNyYrR}
ファイルを取得して、そのファイルが既に存在していた場合に行うデフォルトの上書き処理を指定します。
指定できるのは 1 文字だけです。リカバリモードで実行されている場合、このオプションは、uasm -i オプ
ションと同様です。このオプションの詳細については、uasm(8) のマニュアルページを参照してください。
-u
リカバリ中にエラーが発生すると、停止します。通常、nsrretrieve ではエラーを警告として扱い、要
求されたファイルの残りを取得し続けようとします。ただし、このオプションが使用されているときは、
最初のエラーが発生したときにリカバリを停止します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
337
nsrretrieve(8)
参照先
grep(1), nsrarchive(8)、 nsr_client(5)、 nsr_service(5)、 nsr(8)、 nsrd(8)、 uasm(8)
診断
終了コード:
0
正常終了。これは、要求されたデータがすべて正しく取得されたことを意味します。
<>0
異常終了。
メッセージ :
nsrretrieve コマンドでは、正しくないオプションが指定されると、有効なオプションについて説明する
「usage」というメッセージが表示されます。
server のメディアデータベースとコンタクトできません
このメッセージは、明示されたシステム上の NetWorker サーバへ接続する際に、問題が発生したことを
意味します。
バックアップのセーブセットを読み込めません
nsrretrieve コマンドは、アーカイブセーブセットのデータをリストアするためにのみ使用します。
マイグレーションセーブセットを読み込めません
nsrretrieve コマンドは、アーカイブセーブセットのデータをリストアするためにのみ使用します。
注釈に該当するセーブセットが複数あります
指定した注釈が複数のアーカイブセーブセットに該当しました。一意でない注釈キーを持つセーブセットを
取得するには、nwretrieve(1m) を使用してください。
一意の注釈を持つセーブセットが見つかりません
指定した注釈に該当するアーカイブセーブセットがありません。
338
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
NSRSCM_FILTER(8)
Maintenance Procedures
NSRSCM_FILTER(8)
名前
nsrscm_filter:セーブグループ完了メッセージおよびユー nsrscm_filter:セーブグループ完了メッセージ
およびユーザー定義の評価テーブル(フィルタファイルと呼ばれます)を使用して、savegrp のリターンコードを
決定します
形式
nsrscm_filter -f filterfile [ -i scmfile ] [ -p profile ] [ -l 0|1|2 ]
[ -u level ] [ -o outputfile ] [ -s savefile ]
[ -c client ] [ -D level ]
説明
nsrscm_filter コマンドは、savegrp コマンドの出力(セーブグループ完了メッセージ)を処理し、ユーザー定
義の評価テーブル(フィルタファイル)も考慮して、信頼できるリターンコードを決定します。
scm-inputfile(セーブグループ完了メッセージ)は、-i オプションまたは stdin によって渡されます。
フィルタファイルは、大きく分けて 2 つの部分で構成されます。主要部分(第 2 の部分)には、それぞれが正規表
現であるメッセージのグループと、それに続く評価(DEF=0、ora=1、...)が含まれます。DEF 値は、各メッ
セージグループに対して存在する必要があります。DEF、ora などの識別子は、プロファイルと呼ばれます。プロ
ファイルを使用する理由:NetWorker のメッセージの重大度は、行うバックアップの種類によって異なる場合があ
ります。たとえば、データベースのバックアップにはユーザー PC のバックアップより厳密な要件があります。コマ
ンドは -p オプションでプロファイルを指定して呼び出すことができます。-p オプションを指定しない場合は
「DEF」プロファイルを意味します。プロファイルを選択するもう 1 つの方法は、フィルタファイルの最初の部分で
指定することです。この部分は、「PROFIL ora: group1 group2 group3」のような行で構成されます。このス
テートメントでは、プロファイルは指定したグループによって決まります。
フィルタ ファイルはテンプレートとして提供されます(/usr/sbin/filter_msgs.templ)。ユーザーごとに個
別の要件に従ってこのファイルを適用する必要があります。
プログラムは scm-inputfile を処理します。つまり、フィルタファイルおよび指定されたプロファイルに従っ
て、「*」で始まるすべての行を評価します。フィルタファイルのメッセージと一致した * 行には、選択されている
プロファイルの値が設定されます。フィルタファイルのほとんどのメッセージは 1 行のメッセージですが、複数行
からなるメッセージもあります。そのようなメッセージグループでは、すべての行が scm の部分と一致した場合
に、一致と見なされます。フィルタファイルのどの部分とも一致しない * 行には、(n +1)という値が設定されま
す。n はフィルタファイルの最も高い値です。
評価が済むと、評価された * 行の最も高い値としてリターンコードが決定されます。リターンコードは、通常と同
様にシェル変数 $? で渡されます。さらに、「-D1」オプションを使用して出力することもできます(出力オプショ
ン「-l」とは無関係)。
出力の情報量には、-l0、-l1、-l2 という 3 つのレベルがあります。レベル 0 は「出力なし」を意味し、レベル 1
はクライアントごとのサマリーであり、レベル 2 は詳細な出力です。
出力に関してはさらに 2 つのオプションがあります。-o オプションは、stdout ではなく指定したファイルに出力
をリダイレクトします。-s オプションは、元の scm-inputfile を指定したファイルに保存します。
オプション
-f filterfile
メッセージフィルタファイル
-i scmfile
入力ファイル:セーブグループ完了メッセージ
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
339
NSRSCM_FILTER(8)
-p profile
フィルタ ファイルで定義されているプロファイル
-l 0|1|2
出力の情報量、0 はなしを意味します
-u level
リターンコード、クライアントを解決できない場合(デフォルトは 0)
-o outputfile
出力をリダイレクトします
-s savefile
元の scm 入力を保存します
-c client
指定したクライアントのメッセージだけを評価します
-D level
一致した行の出力をデバッグします(レベルは 0 ∼ 8)
ファイル
/usr/sbin/filter_msgs.templ フィルタファイルのテンプレート。
関連項目
savegrp(8)
340
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrscsi_recover(8)
Maintenance Procedures
nsrscsi_recover(8)
製品名(A-Z)
nsrscsi_recover - NetWorker を使用して長期ストレージからホストアクセス可能な raw デバイスに対してバ
イナリイメージをリストアします。
形式
nsrscsi_recover -S セーブセット ID/ クローン ID -T ターゲットデバイス [ -V ベンダープラグイン名 ]
nsrscsi_recover -I 入力ファイル名 [ -V ベンダープラグイン名 ]
機能説明
nsrscsi_recover は、デバイスに直接アクセスする SCSI コマンドを使用して、raw デバイスへのリストアを実
行します。このプログラムは、NetWorker ストレージデバイスからのデータストリーム(nsrmmd(1m) を参照)を読
み取り、データブロックを直接 raw デバイスに保存します。このコマンドを実行できるのは、スーパーユーザーだ
けです。
リカバリを実行する前に、セーブセット (ssid) とターゲットデバイスを決定する必要があります。ターゲットデ
バイスは、それがバックアップ元のオリジナルのデバイスである場合でも、指定する必要があります。
すべてのデバイスセットを調べる場合は、mminfo で 'cover' 属性を使用できます。たとえば、
「mminfo -aVvot
-q cover」と入力すると、すべてのカバーセーブセットが表示されます。特定のデバイスセットをリカバリする場
合は、デバイスセット名についてメディアデータベースクエリを実行して、デバイスセットのセーブセット ID を調
べる必要があります。デバイスセットは(コンテナセットとして使用される)カバーセーブセットとしてメディア
データベースに保存されています。このため、mminfo の ssflags には、「K」フラグとともに、セーブセットがカ
バーセットであることを示す別のフラグを含める必要があります。次に、「mminfo -S –q "ssid=xxx」を使用し
て、この「セーブセット ID」に対して詳細なメディアデータベースクエリを実行し、接続されているすべてのセー
ブセット ID を調べる必要があります(mminfo(1m) を参照)。接続されているセーブセットは、デバイスセットの
すべてのデバイスエントリのバックアップです。
nsrscsi_recover プログラムは、リカバリ対象のセーブセット ID ごとにリカバリスレッドをフォークします。
リカバリスレッドは、NetWorker サーバとのリカバリセッションの確立と、ターゲットデバイスへのデータのリス
トアに責任を持ちます。たとえば、リカバリ対象として 10 個の ssid を指定した場合、個々の ssid はそれぞれ別
のターゲットデバイスに向けてリストアされるため、10 個のリカバリセッションが並行して実行されます。実行さ
れるスレッドの合計数は、リストア対象のセーブセット ID の数に比例します。
「ターゲットデバイス」が Symmetrix デバイスである場合は、Symmetrix ID と Symmetrix デバイス ID を含め
る必要があります(
「ターゲットデバイス」の構文については後述のオプションに関するセクションを参照してくだ
さい)
。nsrscsi_recover プログラムは、SYMAPI ライブラリを介して直接 Symmetrix デバイスと対話し、対応
する Symmetrix デバイス ID のホストアクセス可能な raw デバイスパスを検出します。その後で、その raw デバ
イスのパスに SCSI リカバリを実行します。(Symmetrix および SYMAPI の詳細については、Symmetrix のマ
ニュアルを参照してください)。
オプション
-S ssid/cloneid
このセーブセット ID は、リカバリする必要があるセーブセットを指します。-I が指定されている場合は、
このオプションは無視されます。
-T target-device
-S を指定する場合は、このオプションは必須です。target-device は、未フォーマットデバイスパスま
たは Symmetrix デバイス ( 標準デバイスまたは BCV デバイス)です。Symmetrix 形式のターゲットデ
バイスは SymID/DevId です。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
341
nsrscsi_recover(8)
target-device の例
未フォーマットデバイス
/dev/rdsk/c1t2d0s2
Symmetrix デバイス
00343456567/0366
ここで、SymId は 00343456567 で
DevId は 0366 です。
-I input-filename
複数のセーブセットを同時にリカバリしたい場合、または特定のデバイスセットに属するすべてのセーブ
セットをリカバリしたい場合は、セーブセットをファイルに記入し、このオプションを使用してそのファ
イルを指定することが可能です。
入力ファイルには、読み取る必要があるファイルへの絶対パスを指定するか、または "-" と入力すること
で stdin からデバイスエントリを読み取ることができます。
input-filename の各エントリには、ターゲットデバイスにマップされるセーブセット ID を次の形式で
入力する必要があります。SSID=> target-device
例:
/nsr/res/ora-restore1.res 2343542342=>00343456567/0366
2363572344=>00343456567/0367
2373562345=>00343456567/0368
ソースとターゲットの間にセパレータ
"=>" が必要です。
/nsr/res/ora-restore2.res 2343542342=>/dev/rdsk/c1t0d1s2
2343642343=>/dev/rdsk/c1t1d2s2
2343742344=>/dev/rdsk/c1t2d3s2
注:
input-filename では target-devices に未フォーマットデバイスエントリまたは Symmetrix デバイ
スのいずれかを入力できますが、両方を入力することはできません。
-V vendor-plugin-name
デフォルトでは、バックアップ時にデバイスと対話するために使用されたベンダーがリカバリにも使用さ
れます。バックアップ時に使用された元の vendor-plugin-name を変更する必要がある場合は、
vendor-plugin-name を指定する必要があります。
注:
342
1.
リカバリ対象の各セーブセット(セーブセット ID)は固有のターゲットデバイスにマップされる必要があ
ります。同じターゲットに複数のセーブセットをリカバリすると、デバイスが上書きされます。
2.
ターゲットのディスク容量はソースと同じである必要があります。ターゲットの容量がソースよりも少な
い場合、リカバリは完了しません。ターゲットの容量が多い場合は、より少ない容量でラベルが書き換え
られるため、ディスク容量が無駄になります。
3.
nsrscsi_recover プログラムは、「ターゲット デバイス」が raw デバイスかどうかをチェックします。
「ターゲット デバイス」がホスト アクセス可能な raw デバイスである場合は、nsrscsi_recover は
「ベンダー プラグイン名」を無視します。それ以外の場合は、nsrscsi_recover プログラムは、-V オ
プションで指定された「ベンダー プラグイン名」またはメディア データベースにあるベンダー プラグ
イン名を使用します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrscsi_recover(8)
4.
現在サポートされているストレージ ベンダーは "emc_symm" のみです。他のベンダーについては、未
フォーマット デバイス パスを試してください。
5.
論理デバイス セットのリカバリは現時点ではサポートされていませんが、デバイス セット名に基づく
mminfo クエリを使用してカバー セットからセーブセット ID のリストを取得するという回避策があります。
参照先
mminfo(8)、 nsr_client(5)、 nsrscsi_save(8)、 recover(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
343
nsrscsi_recover(8)
344
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrscsi_save(8)
Maintenance Procedures
nsrscsi_save(8)
製品名(A-Z)
nsrscsi_save - NetWorker を使用して長期ストレージに対してホストアクセス可能な raw デバイスのバイナ
リイメージをバックアップします。
形式
nsrscsi_save [ -c クライアント名 ] [ -g グループ ] [ -N セーブセット名 ] [ -I 入力ファイル名 ]
[ -s サーバ ] [ -b プール ] [ -e 有効期限 ] [ -y 保存時間 ] パス
機能説明
nsrscsi_save プログラムは、デバイスに直接アクセスする SCSI コマンドを使用して未フォーマットデバイスの
バックアップを実行します。このプログラムは、デバイスから直接データブロックをリトリーブし、NetWorker ス
トレージデバイスにデータストリームを送信します(nsrmmd(1m) を参照してください)。このコマンドを実行でき
るのは、スーパーユーザーだけです。ユーザーは Path を指定する必要があります。
未フォーマットデバイスのバックアップを実行する必要がある場合は、nsrscsi_save がアクセス可能な未フォー
マットデバイスパスを Path に指定します。
Symmetrix デバイスのバックアップを実行する必要がある場合は、Path には Symmetrix ID と Symmetrix デ
バイス ID を含める必要があります (Path の構文については後述のオプションのセクションを参照してください )。
nsrscsi_save プログラムは、SYMAPI ライブラリを介して直接 Symmetrix デバイスと対話し、対応する
Symmetrix デバイス ID のホストアクセス可能な未フォーマットデバイスパスを検出します。その後で、その未
フォーマットデバイスパスの SCSI バックアップを実行します。(Symmetrix および SYMAPI の詳細については、
Symmetrix のマニュアルを参照してください )。
バックアップのステータスは、Java ベースの NetWorker Management Console を使用して監視できます。他
の端末タイプの場合は curses(3X) ベースの nsrwatch(8) プログラムを使用して監視します。
複数のデバイスエントリで構成されるデバイスセットについて、バックアップ対象のデバイスセットを指定するこ
とも可能です。指定された Path が device-set-name( 後述のオプションのセクションを参照 ) である場合は、
パフォーマンスを最適化し、システムおよび NetWorker のリソースの使用率を向上させるために、デバイスセッ
トの各デバイスエントリごとにバックアップスレッドがフォークされ、各デバイスに専用のバックアップオペレー
ションが実行されます。実行されるスレッドの合計数は、デバイスセット内のデバイスエントリの数に比例します。
ただし、NetWorker サーバ上で、server、client、device の並列処理属性が強制的に使用されます。
メディアの取り扱いの詳細については、次の箇所を参照してください。nsrmm(8) および nsr_device(5)
別のシステムのデータを保存するときには、nsrscsi_save 操作を実行しているユーザが、クライアントリソース
の属性リスト remote access に存在するかどうかを確認してください。nsr_client(5) を参照してください。
これは未フォーマットデバイスのバックアップであるため、セーブセットのブラウズはできません。これらのセー
ブセットは nsrscsi_recover コマンドを使用してのみリカバリ可能です (nsrscsi_recover(8) を参照してく
ださい )。また、バックアップ対象のデバイスが複数である場合は、nsrscsi_save によってセッションが開始 /
停止され、( カバーセットから推測される ) コンテナセットが作成されます。このコンテナセットには、スレッド
によってバックアップされるすべてのセーブセットが含まれます。mminfo ツールでは、他の通常のセーブセット
と同様にコンテナセットが表示されます (See mminfo (8) を参照してください )。
オプション
-c
client-name
セーブセッションを開始するためのクライアント名を指定します。ただし、クライアント名はオプション
です。クライアント名が指定されない場合は、ローカルホストがクライアントであると判断されます。「
クライアント名」が指定された場合は、そのクライアントに対してセーブセッションが開始され、結果と
して得られるセーブセットは、「クライアント名」に対して登録されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
345
nsrscsi_save(8)
注記:このクライアント名は、必ずしもデバイスへのアクセスが可能なホストとは限りません。たとえば、
Symmetrix BCV デバイスは、バックアップのために異なるホスト上からアクセスできますが、ユーザー
が標準デバイスが接続されているクライアントに対してバックアップを登録する場合があります。
-N
save-set-name
セーブセットのシンボリック名です。デフォルトでは、save-set-name は Path 名そのものになります。
ただし、Path が device-set-name である場合は、device-set-name が各デバイスエントリに関連
づけられてそのバックアップセッションのセーブセット名が作成されるため、-N は無視されます。
-I
input-filename
入力ファイル名(例:/tmp/testdisks.res)は、バックアップ対象のデバイスのリストが入力された
ファイルの絶対パスで指定する必要があります。「入力ファイル名」が指定されない場合、
「デバイスセッ
ト名」からデフォルトの入力ファイル名が作成されます。たとえば、
「デバイスセット名」が oracledisks
である場合、「入力ファイル名」は、/nsr/res/oracledisks.res となります。
入力ファイルには、読み取る必要があるファイルへの絶対パスを指定するか、または "-" と入力すること
で stdin からデバイスエントリを読み取ることができます。
Path に device-set-name が指定され、-I が指定されていない場合は、入力ファイルのデフォルトの場
所は /nsr/res/device-set-name.res になります。
注:
input-filename には、バックアップ対象のデバイスエントリのみを含めてください。複数のデバイスエン
トリを指定する場合は、改行で区切ります。-I を指定する場合は、device-set-name も指定する必要が
あります。
Path
Path は以下のいずかの形式で指定できます。
" 未フォーマット デバイス パス "
例 : "/dev/rdsk/c1t2d0s2"
"{ デバイスセット名 }"
例:"{OracleDevices}"
「デバイスセット名」を単一のデバイス パスと区別するために、カッコは必須です。この場合、
デバイス エントリは /nsr/res/device-set-name.res ファイルから読み取られます。すな
わち、リソース ファイル名が device-set-name と同じである必要があります。また、この
ファイル内のデバイス エントリは raw デバイス パスである必要があります。
"<< ベンダー >>{ デバイス セット名 }"
前述と同じ構文。ただし、デバイス エントリはベンダー固有の形式でなければならない点が異な
ります。
例:"<<emc_symm>>{OracleDevices}"
現在サポートされているベンダーは emc_symm のみです。
Symmetrix 形式のデバイス エントリまたはデバイス パスは、SymID/DevId です。この場合、
「SymId」(Symmetrix ID)は 00343456567 で「DevId」(デバイス ID)は 0366 です。
"<< ベンダー >> ベンダー デバイス "
例 : "<<emc_symm>>00343456567/0366"
この場合、1 つのベンダー デバイスのみがバックアップされます。ここで、「ベンダー」は
"emc_symm" でバックアップ対象の「ベンダー デバイス」は "SymID/Devid" です。
注: Path は二重引用符で囲む必要があります。
346
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrscsi_save(8)
-g
group
このオプションは、savegrp(8) および savefs(8) で保存グループの指定に使用します。
nsr_client(5) および nsr_group(5) を参照してください。また、NetWorker サーバによって、特定
のメディアプールの選択にも使用されます。
-b
pool
保存用の特定の宛先プールを指定します。すべてのセーブセッションが同じプールに保存されることに注
意してください。
-L
2 つの -L オプションを指定すると、出力の最後に「complete savetime=number」という形式の行が
追加されます。number にはこのバックアップによって作成されたセーブセットの保存時刻が示されます。
savegrp(8) によって使用されます。
-m
masquerade
要約行の先頭に付けるタグを指定します。このオプションは、savegrp(8) および savefs(8) で保存グ
ループの要約を通知するときに使用します。
-n
保存を実行しません。これはサポートされていませんが、互換性のために用意されています。
-q
サイレントモードを指定します。
-s
server
NetWorker サーバとして使用するマシンを指定します。
-e
expiration
セーブされたデータが期限切れになる日付 (nsr_getdate(3) 形式で記述 ) を設定します。セーブセット
に明示的な有効期限がある場合、有効期限まではセーブセットを再利用できません。期限切れになり、リ
テンション時間を過ぎると、セーブセットは再利用可能になります。特別な値 forever は、期限切れのな
いボリューム ( アーカイブやマイグレーションボリュームなど ) を使う必要があることを示します。デ
フォルトでは、明示的な有効期限は使用されていません。
-w
browse
ブラウズ日付を指定します。これはサポートされていませんが、互換性のために用意されています。
-y
retention
セーブデータがリサイクル可能になる日付 (nsr_getdate(3) 形式で記述 ) を設定します。特別な値
forever は、期限切れのないボリューム ( アーカイブやマイグレーションボリュームなど ) を使う必要が
あることを示します。デフォルトでは、サーバが、有効なリテンションポリシーに基づいてセーブセット
の日付を決定します。このオプションでは、セーブの既存ポリシーをセーブ単位で無効にすることができ
ます。
-W
width
サマリ情報の出力をフォーマットするときに使用する幅。
参照先
curses(3X)、 mminfo(8)、 nsr_getdate(3)、 nsr_client(5)、 nsr_device(5)、 nsr_group(5)、
nsr_service(5)、 nsrd(8)、 nsrim(8)、 nsrindexd(8)、 nsrmm(8)、 nsrmmd(8)、 save(8)、
nsrwatch(8)、 recover(8)、 savefs(8)、 savegrp(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
347
nsrscsi_save(8)
348
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
NSRSGRPCOMP(8)
Maintenance Procedures
NSRSGRPCOMP(8)
名前
nsrsgrpcomp - savegrp 完了クエリー プログラム
形式
nsrsgrpcomp [ -s server ] groupname
nsrsgrpcomp [ -s server ] -L [ groupname ]
nsrsgrpcomp [ -s server ] [ -HNaior ] [ -b num_bytes | -l num_lines ] [ -c clientname ]
[ -n jobname ] [ -t start_time ] groupname nsrsgrpcomp [ -s server ]
-R jobid
説明
nsrsgrpcomp コマンドはコマンドラインベースのプログラムであり、savegrp 完了レポートを表示するために、
NetWorker サーバのジョブデータベースおよび savegrp のログファイルにクエリーを実行します。ジョブデータ
ベースは nsrjobd (8) デーモンによって管理されており、代わりに jobquery (8) コマンドを使用してもクエ
リーを実行できます。savegrp ログファイルは、NetWorker サーバマシンの /nsr/logs/sg/<group_name>
ディレクトリにあります。
オプション
-H
サマリーヘッダつまり "status:level:name" の行を表示します。
-L
ジョブデータベースに現在存在するセーブグループジョブ レコードの一覧を表示します。これは、以前に
実行した savegrp の完了についてクエリーを実行する場合に便利です(-t オプションを参照)。デフォル
トでは、nsrsgrpcomp は最新の実行についてクエリーを実行します。
-N
ジョブ出力またはジョブ表示にプレフィックスを付けません。デフォルトでは、ジョブ出力およびジョブ
表示には <clientname>:<save_set> というプレフィックスが付加されます。
-R jobid
グループ実行の間にジョブ jobid によって生成された出力を取得します。
-a
指定したグループ実行にリンクされているすべてのジョブに関する情報を含めます。デフォルトでは、
savegrp によって作成されたジョブだけが含められます。
-b num_bytes
ジョブごとに出力の最後の最大 num_bytes バイトを含めます。切り捨てられた行は含めません。
num_bytes 値に -1 を指定すると、すべての出力を含めることを意味します。
-c clientname
clientname のクライアントからのジョブだけを含めます
-i
ジョブ表示を含めます。
-l num_lines
ジョブごとに出力の最後の最大 num_lines 行を含めます。num_lines 値に -1 を指定すると、すべての
出力を含めることを意味します。
-n jobname
名前が jobname のジョブだけを結果に含めます。通常、savegrp で始まる保存ジョブは、保存しようと
するセーブセットの後で指定します(例:/bigspace)。savefs、インデックス、ブートストラップの各
ジョブの名前は、それぞれ clientname:savefs、clientname:index、clientname:bootstrap と
なります。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
349
NSRSGRPCOMP(8)
-o
ジョブ出力を含めます。含める出力の情報量を変更するには、-b または -l を使用します。-o だけを指定
することは、「-o -b 2048」と同じです。
-r
指定したジョブの再試行を含めます。デフォルトでは、最後の試行だけが表示されます。
-s server
NetWorker サーバとして使用するコンピュータを指定します。
-t start_time
このオプションは、クエリーを実行する savegrp 実行のインスタンスを指定するために使用します。グ
ループ開始時刻の取得については、オプション -L を参照してください。デフォルトでは、nsrsgrpcomp
は最新のインスタンスにクエリーを実行します。
使用例
savegrp 完了レポートを表示します。
nsrsgrpcomp group1
このコマンドは、次の指定と同等です。
nsrsgrpcomp -H -i -o -b 2048 group1
指定したサーバの savegrp 完了レポートを表示します。
nsrsgrpcomp -s bar.com group1
ジョブデータベースに現在存在するすべてのセーブグループレコードを一覧表示します。
nsrsgrpcomp -L
ジョブデータベースに現在存在するグループ「groupname」のセーブグループレコードを一覧表示します。
nsrsgrpcomp -L groupname
時刻「start_time」に開始したグループ「groupname」の savegrp 完了レポートを表示します。
nsrsgrpcomp -t start_time groupname
指定したクライアントについての情報だけを表示します。
nsrsgrpcomp -c foo.com group1
このコマンドは、次の指定と同等です。
nsrsgrpcomp -H -i -o -b 2048 -c foo.com group1
指定したセーブセットについての情報だけを表示します。
nsrsgrpcomp -c bar.com -n "C:\Temp" group1
nsrsgrpcomp -c bar.com -n C:\\Temp group1
nsrsgrpcomp -n foo.com:index group1
nsrsgrpcomp -c foo.com -n /bigspace group1
このコマンドは、次の指定と同等です。
nsrsgrpcomp -H -i -o -b 2048 -c foo.com -n /bigspace group1
サマリーヘッダのみを表示します。
nsrsgrpcomp -H group1
指定したセーブセットの出力の最後の最大 50 行を表示します
nsrsgrpcomp -l 50 -c foo.com -n /bigspace group1
指定したセーブセットの出力の最後の最大 1024 バイトを表示します
nsrsgrpcomp -b 1024 -c foo.com -n /bigspace group1
注記 :-b オプションでは部分行は含まれないので、このコマンドの結果はジョブからの出力の 1024 バイト未満に
なる可能性があります。
350
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
NSRSGRPCOMP(8)
指定したセーブセットからの出力をプレフィックスなしで表示します
nsrsgrpcomp -N -l 50 -c foo.com -n /bigspace group1
関連項目
nsrjobd(8)、savegrp(8)、jobquery(8)。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
351
NSRSGRPCOMP(8)
352
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
NSRSNMD(8)
Maintenance Procedures
NSRSNMD(8)
名前
nsrsnmd- ストレージノード上のデバイスオペレーションと nsrmmd プロセスを管理する NetWorker デーモン。
形式
nsrsnmd -n number -N version number -M MAX nsrmmd processes -s server
[ -D debug level ] [ -v ]
説明
nsrsnmd デーモンは、nsrd NetWorker サーバの代理としてすべてのデバイスオペレーションと nsrmmd プロセ
スを管理する RPC ベースのサービスを提供します。
nsrd サーバは、すべてのデバイスのステータスとオペレーションを記述する RAP リソースをすべて管理します。
nsrsnmd デーモンは、必要なデバイスオペレーションが、nsrd で必要とするときに実際に正しく実行されるよう
にするためのプロセスです。
構成された各ストレージノードでは、実行中の nsrsnmd プロセスが 1 つあります。nsrsnmd デーモンは、nsrd
によって必要に応じて自動的に起動されるため、ユーザーが直接起動する必要はありません。nsrsnmd の RPC プロ
グラム番号は 390111 です。
オプション
-n number
nsrsnmd デーモン番号。
-N version number
nsrsnmd プログラムのバージョン番号。
-M MAX nsrmmd processes
このストレージノード上で実行できる nsrmmd プロセスの最大数。
-s server
制御 NetWorker サーバ。
-D debug level
デバッグ レベルを設定します。
-v
出力の冗長性のレベルを高めます。このオプションは複数回使用でき、そのたびに効果は追加されていき
ます。
ファイル
/nsr/logs/daemon.raw
nsrsnmd と他の NetWorker デーモンが、NetWorker のイベントメカニズムでは記録できないさまざま
なエラー状態に関する情報を送信するファイル。
関連項目
nsr(8), nsr_service(5), nsrd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
353
NSRSNMD(8)
354
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrstage(8)
Maintenance Procedures
nsrstage(8)
製品名(A-Z)
nsrstage - NetWorker セーブセットステージングコマンド
形式
nsrstage [ -v ] [ -d ] [ -s server ] [ -J storage-node ]
[ -b pool ] [ -y retention ]
-m -S { -f file |
ssid[/cloneid]... }
nsrstage [ -v ] [ -s server ] [ -J storage-node ]
[ -y retention ] -C -V volume
機能説明
nsrstage プログラムは、既存のセーブセットを手動でマイグレーションするために使用します。マイグレーション
は、ボリューム間で単一または複数のセーブセットを移動するプロセスです。このプロセスではまず、新たに指定し
たボリュームに特定のセーブセットをクローン化し、次に、クローン化したセーブセットエントリをメディアデータ
ベースから消去します(-S の説明を参照)
。最後に、可能な場合は元のソースボリュームからセーブセットを削除し
ます。2 番目および 3 番目の操作は、前の操作が正常に完了してから実行されます。データは新しいメディアボ
リュームに移動され、元のボリュームには新たなデータ用の領域が確保されます。
マイグレーションはすべてのメディアタイプに対して行うことができます ( たとえば、adv_file または file ボ
リューム上のセーブセットを光ディスクに移動することができます )。nsrstage プログラムは、簡単なボリュー
ムのマイグレーションを行うのではなく、フルセーブセットをマイグレートします。
ソースとして使用するセーブセットのコピー ( クローン ) を正確に指定することができます -S オプションの説明を
参照してください。
指定したセーブセットのうちのいくつかのクローニングが成功した後に nsrstage プログラムでエラーが発生した
場合は、クローニングが成功したセーブセットだけを元のボリュームから削除した後、処理が中断されます。
オプション
-b pool
データのマイグレート先のメディアプール名を指定します。プールは、nsrd(8) で登録されている任意の
プールにすることができます。値は、NetWorker Management Console のメディアディスプレイの左
側のペインからメディアプールを選択すると表示できます。このオプションを付けないと、クローン化さ
れたセーブセットは自動的に、元のプールに対応するクローンプールに割り当てられます。たとえば、デ
フォルトプールからセーブセットをステージングする場合、そのセーブセットがデフォルトクローンプー
ルに割り当てられます。また、アーカイブプールからセーブセットをステージングする場合、そのセーブ
セットがアーカイブクローンプールに割り当てられます。
-m
実際のマイグレーション操作を実行します。
-s server
セーブセットの移行元の NetWorker サーバを指定します。サーバの選択については、nsr(8) を参照して
ください。デフォルトはカレントシステムです。
-J“storage-node”
ステージングプロセスのリカバリ部分でストレージノードとして使用するホストを指定します
(nsr_storage_node (5) を参照してください)。
-v
冗長モードを有効にします。このモードでは、複数のボリューム上に存在するセーブセットやセーブセッ
トの拡張など、nsrstage の操作に関する詳細なメッセージが表示されます。同じセーブセットに対して
nsrstage のオペレーションを同時に行うと、ボリューム名が不正確になる可能性があります。その場合、
nsrstage から警告が出されます。警告メッセージの詳細については、診断を参照してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
355
nsrstage(8)
-y retention
ステージングされたデータがリサイクル可能になる日付 (nsr_getdate(3) 形式で記述 ) を設定します。
特殊値 forever は、期限切れにならないボリューム ( アーカイブボリュームなど ) を使用する必要があ
ることを示します。デフォルトでは、サーバが、有効なリテンションポリシーに基づいてセーブセットの
日付を決定します。このオプションを使用すると、既存のポリシーが変更されます。
-d
ステージするセーブセット識別子を指定するために使った入力ファイルを消去します。このオプションは、
必ず -f オプションと一緒に指定する必要があります。
-C
nsrstage にボリュームのクリーニングを指示します。メディアデータベースにエントリのないセーブ
セットをボリューム上で調べ、スペースをリカバリします。また、リサイクル可能で中断されたセーブ
セットの領域も、セーブセットエントリがメディアデータベースから削除されたボリュームからリカバリ
できます。この操作は、adv_file およびファイルタイプのボリュームで実行することができます。
-S ssid
nsrstage にコマンドラインパラメータの続きをセーブセット識別子として処理させます。セーブセット
ID は、符号なしの番号です。セーブセットのセーブセット識別子は、mminfo-v コマンドを使用して調べ
ることができます。mminfo(8). を参照してください。-S オプションは、ボリュームからセーブセットを
個別にマイグレートするとき、または、mminfo クエリーに適合するセーブセットをすべてマイグレート
するときに使用します。また、セーブセット識別子は、ソースとして使用するセーブセットのコピーを正
確に指定します。正確なコピーを指定するには、それぞれのセーブセット ID に対して ssid/cloneid
フォーマットを使用します。この場合、ssid と cloneid は、単一スラッシュ(/)で区切られる符号を
つけない番号です。特定のコピーの cloneid は、mminfo -S レポートで調べることができます。
注記:
-S ssid/cloneid という形式を使用すると、特定の ssid を持つインスタンスだけがメディアデータベースから
削除されます。
-S ssid を指定して cloneid を指定しないと、ssid が同じすべてのクローンインスタンスは、ステージングされ
たものを除いてメディアデータベースから削除されます。
他の adv_file または file デバイスのクローンインスタン
スがステージングの結果としてメディアデータベースから削除されると、セーブセットもそれぞれのボリュームか
ら削除され、領域がリカバリされます。
-f file
セーブセット識別子をコマンドラインにリストする代わりに、指定したファイルから読み取るように、
nsrstage に指示します。値は入力ファイルの 1 行に 1 つずつ指定します。file が「-」の場合は、値は
標準入力から読み取ります。
-V volume
クリーニングするボリュームの名前を指定します。このオプションは、-S オプションまたは -m オプション
と一緒に使用することはできません。
使用例
セーブセット 1234 および 4568 を、Offsite Clone プール内のボリュームにマイグレーションします。
nsrstage -b 'Offsite Clone' -m -S 1234 4567
セーブセット 1234 のクローンインスタンス 12345678 を、Default Clone プール内のボリュームにマイグレー
トします。
nsrstage -m -S 1234/12345678
前の土曜日以降に作成したすべてのセーブセットを Default Clone プール内のボリュームにマイグレートします。
nsrstage -m -S `mminfo -r ssid \
-q 'savetime>last saturday'
356
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrstage(8)
ボリューム jupiter.013 からスペースをリカバリします。
nsrstage -C -V jupiter.013
nsrstage(8) でマイグレーションできるのは完全なセーブセットだけです。
診断
指定したすべてのセーブセットのマイグレーションが正常に行われた場合は、終了ステータスはゼロです。それ以
外の場合は、終了ステータスはゼロ以外になります。
nsrd(8) でデータのマイグレーションが一時的にできないことを示すいくつかのメッセージが出力されることがあ
ります。それらは状況を説明するタイプのメッセージになっています。他にも以下のようなメッセージが表示され
ることがあります。
セーブセット ID を含むセーブセットシリーズを追加しています
冗長モードで実行している場合に、指定したセーブセットの処理が続行中であり、シリーズ全体のマイグ
レートが必要であることを(コマンドラインパラメータでセーブセットの一部だけが指定されていた場合
でも)、nsrstage が検知すると、このメッセージが表示されます。
サーバのメディアデータベースにアクセスできません
表示されたサーバのメディアデータベース(および、おそらく他の NetWorker サービスも同様)がクエ
リに応答していません。サーバを開始する必要があります。サーバが開始直後の場合、サーバはクエリへ
の応答前に始動検査を完了する必要があります。
サーバとの nsrstage セッションを開くことができません
サーバがマイグレーションセッションを受け入れていないときに、このメッセージが表示されます。前の
行に、より詳細な原因が示されます。
数値は有効なセーブセットではありません
指定されたセーブセット ID は無効です。次の 2 つのフォームが理解されます。簡単なセーブセット ID と
指定されたクローン ID の付加されたセーブセット ID です。セーブセットのみの場合は符号なしの数値で
す。クローン ID でセーブセットを指定する場合は、シングルスラッシュ(/)で 2 つの符号なしの数値を
区切って指定します。
セーブセット番号が存在しません
指定されたセーブセット(-S セーブセットリストから)は存在しません。mminfo(8) を使用して、セー
ブセット ID を検査します。
セーブセットクローン番号 / クローン ID が存在しません
セーブセットの特定のクローンを指定しましたが、そのセーブセットにはそのクローン ID を持つクローン
がありません。mminfo(8) を使用して、セーブセット ID を検査します。
ボリューム名が存在しません
指定したボリュームがメディアデータベースにありません(-V オプションを指定した場合)。
30 秒待ってから再試行します
一時的なエラーが発生しました。nsrstage は、その状況が解決するまで自動的に要求を繰り返します。
たとえば、すべてのデバイスがセーブやリカバリで使用中の場合は、nsrstage は、これらのデバイスを
使用することができず、これらの 2 台が解放されるまで待機する必要があります。
adv_file およびファイルタイプデバイスからのみリカバリできる場所です
指定したボリュームがファイルタイプまたは adv_file タイプのボリュームではありません (-V オプション
の場合 )。このメッセージは、file および adv_file 以外のタイプのボリュームからデータのマイグ
レーションが正しく行われた場合にも表示されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
357
nsrstage(8)
警告:
複数の同時クローン処理が同じセーブセットで検出されました。次に報告されているボリュームのリスト
正確でない可能性があります。nsrstage は、予想を超えるクローンインスタンスを検出するとこのメッ
セージを出力します。この状態は、1 つのセーブセットに対して複数の nsrstage コマンドが同時に実行
された場合に発生します。mminfo(8) を使用してクローンボリュームを検証してください。この警告によ
りステージングオペレーションの結果が影響を受けないことに注意してください。
参照先
nsr_stage(5)、 nsrclone(8)、 nsr_getdate(3)、 mminfo(8)、 nsr(8)、 nsr_device(5)、
nsr_pool(5)、 nsrd(8)、 nsrmmd(8)
358
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrtask(8)
Maintenance Procedures
nsrtask(8)
名前
nsrtask - NetWorker nsr_task リソースに基づいてアクションを実行します
形式
nsrtask [ options ] [ -C ] [ -v ] [ -D debuglevel ] task
説明
nsrtask プログラムは、定期的にアクションを実行します。通常は nsrd(8) により自動的に実行され、
nsr_task(5) リソースで指定されます。
nsrtask プログラムは、コマンドラインで渡された名前と同じ名前の nsr_task リソースを NetWorker サーバに問
い合わせます。nsrtask は、そのリソースから、action 属性と plan 属性にアクセスします。plan 属性の値は、現
在の日付に基づいてアクションを実行するかスキップするかを決定するために使用されます(nsr_task (5) を参照)
action 属性の値は、タスクを実行するためのアクションを決定するために使用されます。
nsrtask コマンドは、nsrjobd (8) への RPC 接続を設定して、action 属性のエントリーに関連するすべてのコマ
ンドを実行するようリクエストします。この属性には、タスクを実行するために使用するコマンドリソースのタイプ
と名前が含まれています。タスクの正確な処理方法はコマンドリソースタイプに応じて決まります。
オプション
-C
nsrtask は、plan 属性を確認して、実行するかどうかを決定します。
-v
出力の冗長性のレベルを高めます。このオプションは複数回使用でき、そのたびに効果は追加されていき
ます。
-D
デバッグ レベルを設定します。
-?
使用方法ステートメントを出力します。
task
実行する NetWorker タスク リソースを指定します。
リソース タイプ
NSR task
plan 属性により、タスクのアクションを実行するかスキップするかが決まります。action 属性により、実
行で使用するコマンド リソースが決まります。
ファイル
/nsr/logs/nsrtask.raw
nsrtask プログラムを実行して出力されたメッセージが記録されるログファイルです。
関連項目
nsr_service(5)、nsr_hypervisor(5)、nsr_task(5)、nsr_resource(5)、nsr(8)、nsradmin(8)、
nsrjobd(8)、nsrvim(8)、
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
359
nsrtask(8)
360
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrtrap(8)
Maintenance Procedures
nsrtrap(8)
製品名(A-Z)
nsrtrap - NetWorker メッセージに対する snmp 通知方式
形式
nsrtrap [ -c コミュニティ ] [ -i バージョン ] [ -t トラップタイプ ]
[ -s 特定のタイプ - ] [ -v ] network_management_station
機能説明
nsrtrap SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)のトラップメカニズムを使用して、NetWorker の通知を送る
メカニズムです。NetWorker の管理者は、NetWorker のイベントや優先順位を構成することで、nsrtrap をベー
スとした独自の NetWorker 通知方式を作成できます。
NetWorker の管理者は、異なるネットワーク管理コンソールでメッセージを受信する通知方式を作成できます。こ
のためには、イベントや優先順位を設定し、任意のネットワーク管理ステーションをトラップメッセージを受信す
る場所として指定します。
新しい SNMP 通知を作成するには、次の手順に従います。
1.
[カスタマイズ]メニューで[通知]ウィンドウを開きます。
2.
[表示]メニューにある[詳細]オプションを選択します。
3.
[作成]ボタンをクリックします。
4.
[名前]フィールドに新しい通知の名前を入力します。
5.
[アクション]フィールドに、nsrtrap コマンドと、Networker SNMP 通知の送り先のネットワーク管理
ステーション名を入力します。例 :/usr/sbin/nsrtrap -c networker SNMPhostここで、SNMPhost
は SNMP ネットワーク管理ステーションのホスト名です。
6.
7.
任意のイベントと優先順位を設定します。
[適用]ボタンをクリックします。
オプション
-c コミュニティ
SNMP コミュニティストリング。このオプションを使用すると、NetWorker サーバからトラップを受信す
る権限を持つ SNMP コミュニティを指定できます。SNMP コミュニティは、SNMP サーバに設定されます。
このオプションのデフォルトは「public」です。
-i バージョン
SNMP のバージョン。このオプションを使用して SNMP のバージョンを指定できます。値 1 は SNMPv1、値
2 は SNMPv2 を示します。このオプションのデフォルトは「2」です。
-s 特定のタイプ
このオプションは、NetWorker サーバから送信されるトラップのタイプの識別に使用できる一般的な設定
です。このオプションには、任意の整数値を設定できます。また、NetWorker サーバから送信される異な
る複数のトラップを識別するために、別の SNMP 通知を併用することができます。たとえば、複数の SNMP
通知(致命的なメッセージ、警告、イベントまたは優先順位など)を作成できます。この場合、送信され
るトラップのタイプを SNMP 管理ソフトウェアで判別できるように、さまざまな通知を区別する -s オプ
ションを使用します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
361
nsrtrap(8)
-t トラップタイプ
SNMP トラップタイプ(0-6)の内のいずれか。デフォルトは 6 の「enterprise-specific」トラップ
タイプです。
-v
出力を冗長モードに設定します。冗長モードでは、nsrtrap によって、コミュニティ、トラップタイプ、
固有のトラップタイプ、ホスト名または IP アドレスがコマンドラインに返されます。
参照先
nsr(8)、 nsr_notification(5)、 nsr_resource(5)
362
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrtund(8)
Maintenance Procedures
nsrtund(8)
名前
nsrtund - NetWorker トンネル デーモン
形式
nsrtund
説明
nsrtund は nsrexecd(8) によって管理されます。ホストの NSRLA RAP データベースにおいて構成されて有効に
なっている各 NSR トンネルリソースについて、nsrexecd は nsrtund プロセスを生成します。nsrtund は
NetWorker トンネルの一方の端を管理します。
関連項目
nsr(5)、nsr_tunnel(5)、nsr_la(5)、nsr(8)、nsrexecd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
363
nsrtund(8)
364
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrvim(8)
Maintenance Procedures
nsrvim(8)
名前
nsrvim - VMware VirtualCenter と通信するためのクライアントバイナリ
形式
nsrvim [ options ] [ -v ] [ -d ] [ -s server ] [ -D debuglevel ]
[ --help ] [ --version ] hypervisor
説明
nsrvim プログラムは、VMware Infrastructure Methodology API を使用して、SOAP で VMware
VirtualCenter インスタンスと通信します。通常は、<>リソースでの指定に従い、<>によって自動的に実行
されます。
nsrvim プログラムは、コマンドラインで渡された名前と同じ名前の<>リソースについて NetWorker サーバに問
い合わせます。nsrvim は、そのリソースからユーザー名、パスワード、エンドポイントの各属性にアクセスし、
それらの属性を使用して、SOAP 経由の VMware VirtualCenter インスタンスへの接続を試みます。
接続されると、nsrvim プログラムは、仮想マシンのリストとインベントリの重要なエレメント(データセンター、
クラスタ、ホスト、仮想マシン)を、VirtualCenter インスタンスに問い合わせます。またこのプログラムは、
nsr- jobd (8) への RPC 接続をセットアップし、その接続を使用して仮想マシンのリストとインベントリデータ
をサーバに送り返します。nsrvim 自体が nsr_hypervisor リソースを更新することはありません。リソースの更
新は、ジョブ管理プログラム(通常は nsrtask)によって実行されます。
オプション
-s
nsr_hypervisor リソースを問い合わせる NetWorker サーバのホスト名です。
-v
出力の冗長性のレベルを高めます。このオプションは複数回使用でき、そのたびに効果は追加されていき
ます。
-D
デバッグ出力レベルを設定します。
-d
インベントリをファイルにダンプします。ファイル名は、nsr_hypervisor リソース名に拡張子 .xml を
付けたものになります。
--help 使用方法ステートメントを出力して終了します。
--version
バージョン文字列を出力して終了します。
hypervisor
使用する NetWorker nsr_hypervisor を指定します。
リソース タイプ
NSR hypervisor
ユーザー名属性とパスワード属性は、VirtualCenter インスタンスへのログインに使用します。エンド
ポイント属性は、VirtualCenter インスタンスの SOAP インタフェースへの接続で使用します。VM リス
ト属性は、新しい仮想マシンが見つかったかどうかを判断し、現在のリストを保存するために使用します。
環境属性は、NetWorker で必要な場合に、VirtualCenter インベントリのエレメントについて記述した
XML ドキュメントを保存するために使用します。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
365
nsrvim(8)
ファイル
/nsr/logs/nsrtask.raw
nsrtask を経由した実行メッセージを含むログファイルです。
関連項目
nsr_service(5), nsr_hypervisor(5), nsr_notification(5), nsr_resource(5), nsr(8),
nsradmin(8), nsrjobd(8), nsrtask(8)
366
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsrwatch(8)
Maintenance Procedures
nsrwatch(8)
製品名(A-Z)
nsrwatch - NetWorker のステータスを文字情報で表示するコマンド
形式
nsrwatch [ -s サーバ ] [ -p ポーリング時間 ]
機能説明
nsrwatch コマンドは、NetWorker サーバのステータスを表示します。サーバの名前は、オプションの -s
server 引数で指定します。サーバ名を指定しないと、カレントディレクトリで recover(8) などのコマンドで使
用されるサーバと同じサーバがデフォルトになります。選択したマシン上で NetWorker サービスが実行されてい
ない場合は、エラーメッセージが表示されます。ポーリングの間隔は、オプションの -p polltime 引数で指定し
ます ( 単位は秒 )。デフォルトは 2 秒です。
nsrwatch は、カーソルポジショニングに関する termcap(5) 機能を十分に備えた端末であれば実行できます。特
別なウィンドウシステムは必要ありません。nsrwatch プログラムは、情報を得るために、指定されたサーバに対
するリモートプロシジャーコールを使用します。このため、ネットワーク経由でサーバにアクセスできるあらゆる
マシンから使用できます。
nsrwatch の表示は、1 つのヘッダーと、複数のパネルに分かれています。パネルには、server パネル、device
パネル、sessions パネル、messages パネル、pending message パネルがあります。パネルのサイズは、使用
している端末やウィンドウのサイズに応じて調整されます。
ヘッダーには、サーバの名前と現在の時間が表示されます。server パネルには、サーバの現在のステータスが表
示されます。パネルの最初の行は、エラーメッセージ用です。この行は通常は空白になっています。次の行には、
サーバが起動している経過時間と、サーバのリリースバージョン ( これはクライアントのリリースバージョンとは
異なる場合があります ) が表示されます。以降の行には、現在のサーバがこれまでに実行した保存とリカバリの回
数が表示されます。
device パネルには、現在のサーバで確認されているデバイスが表示されます。このパネルには、各デバイスにつ
いて、その名前、デバイスのタイプ、マウントされているボリュームの名前、デバイスのステ―タスが表示されま
す。ボリュームがマウントされていないときには、(unmounted) と表示されます。デバイスがジュークボックス
デバイスの一部として設定されているときには、名前の後に、(J) と表示されます。sessions パネルには、現在
有効な各セッション ( 保存、リカバリ、ブラウズ ) に関する現在のセーブセット情報が表示されます。messages
パネルには、オペレータが一般的に関心を持つメッセージの履歴が表示されます。そして pending message パネ
ルには、オペレータの介入が必要なメッセージが表示されます。
nsrwatch プログラムは、終了または中断 (Control-C を押すなど ) されるまで連続して実行されます。q という
文字を入力すると、プログラムが終了します。また、Control-L を押すと、画面の消去と再描画が強制的に行われ
ます。他の文字を入力すると、ステータスが強制的に更新されます。
nsrwatch プログラムでは、新しいデバイスをポーリングのレートよりも長いレートで確認します。そのため、新
しいデバイスが追加されてからデバイスが認識されるまでに数分かかる場合があります。デバイスを直ちに認識す
るには、このプログラムを再起動するか、Control-L を押してください。また、デバイスが削除されたことによっ
て「リソースが存在しません」というメッセージが一時的に表示されることがありますが、表示されない場合は直
ちに通知されたことになります。
実行している環境で画面サイズの変更がサポートされている場合には、nsrwatch プログラムもこれに対応できま
す。たとえば、ウィンドウ端末エミュレータでサイズの変更が行われると、そのウィンドウに合わせて各フィール
ドの大きさが変更されます。ウィンドウが小さすぎる場合には、デバイス、セッション、メッセージの一部が表示
されなくなることがあります。最適な表示を得るには、少なくとも 30 行表示できるウィンドウを使用してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
367
nsrwatch(8)
オプション
-s server
カレントの NetWorker サーバを server に設定します。
-p polltime
ポーリングの間隔を polltime 秒に設定します。
参照先
termcap(5)、 nsr_notification(5)、 nsr_device(5)、 nsr_service(5)、 recover(8)、
nsradmin(8)、 nsr(8)、 nsrd(8)
368
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_archive_request(5)
Maintenance Procedures
nsr_archive_request(5)
製品名(A-Z)
nsr_archive_request - NetWorker リソースタイプ「NSR アーカイブリクエスト」
形式
type: NSR archive request
機能説明
各 NSR アーカイブリクエストは、単一のリソースタイプ によって記述されます(nsr_resource(5) を参照)。
NetWorker サーバの NSR アーカイブリクエストリソースを編集するには、次のように入力します。
nsradmin -c "type:NSR archive request"
詳細については、nsradmin(8) のマニュアルページを参照してください (NetWorker 管理プログラムの使用方法 )。
また、アーカイブリクエストリソースは NetWorker 管理コンソールでも編集できます。
このリソースを使用すると、管理者は、後で実行されるアーカイブを設定したり、データセットのセットアップを
頻繁に行うように設定できます。管理者は、指定したクライアントで 24 時間以内にアーカイブを実行できます。
アーカイブは、nsralist(8) コマンドで実行します。
ATTRIBUTES
リソースタイプ NSR archive request には次の属性が定義されています。括弧内の情報は、属性値のアクセス方
法を示します。read-only は、その値を管理者が変更できないことを示します。read/write は、その値の読み
取りと設定が可能であることを示します。hidden は、その値がプログラムか専門家だけを対象にしていることを
表します。隠し属性は、nsradmin(8) で hidden オプションが有効になっているときにだけ見ることができます。
choice は、属性の固有リストにある値のみ、属性値として使用できることを示します ( たとえばステータスは、
start now あるいは start later です )。dynamic 属性には、変化の激しい値が入ります。Encrypted 属性に
は、本来の形式では表示されないデータがあります。これは、機密性が高く、保護する必要のあるデータを前提と
しています。この他にも、すべてのリソースに共通の属性 ( たとえば、administrator) がいくつかあります。こ
れらの属性については、nsr_resource(5) を参照してください。
comment
(read/write)
管理者はこの属性を使用して、アーカイブリクエストに関する説明や補足情報を管理でき
ます。
annotation
(read/write)
この属性には、このアーカイブリクエストで生成されるアーカイブセーブセットに関連す
る注釈テキストを指定します。
例:annotation: Product Release 4.1;
archive clone pool (read/write)
この属性は、アーカイブリクエストで生成されたアーカイブセーブセットのクローンを作成
するときに、そのアーカイブリクエストで使用するアーカイブクローンメディアプールを示
します。
例:archive clone pool: Archive clone;
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
369
nsr_archive_request(5)
archive comletion
(read/write)
アーカイブリクエストのステータスを送信するために実行する通知処理。
例: archive completion: /usr/ucb/mail -s "Product Archive"
systemadmin;
archive pool
(read/write)
この属性を使用すると、アーカイブリクエストで生成されるアーカイブセーブセットに適
用される通常のメディアプール選択を無効にできます。プールを選択すると、そのメディ
アプールにアーカイブが実行されます。
例:archive pool: Archive;
client
(read/write)
この属性には、アーカイブリクエストが実行される NetWorker アーカイブクライアントを
指定します。
例:client: neptune;
clone
(read/write)
この属性は、アーカイブリクエストで生成されたアーカイブセーブセットのクローンを作
成するかどうかを制御します。Yes を選択すると、アーカイブセーブセットのクローンが
作成されます。No を選択すると、クローンは作成されません。
例:clone: No;
cloned
(read/write, hidden)
この属性は未使用です。
例:cloned: No;
完了時刻
(read/write, hidden)
この属性は、アーカイブリクエストの完了時刻を示します。
「day-of-week
month day hours:minutes:seconds year」の形式で指定します。
例:"Thu Oct 22 17:00:37 1994";;
directive
(read/write)
この属性には、アーカイブ実行時に使用されるディレクティブを指定します。デフォルト
では何も選択されていません。
ディレクティブリソースに有効な選択肢は、現在定義されてい
る 'NSR directive' リソースの名前です。nsr_directive(5) を参照してください。
例:directive: Default with compression;
grooming
(read/write)
この属性は、アーカイブリクエストで生成されるアーカイブセーブセットが作成、検査さ
れ、クローンが作成されたときに実行するグルーミング処理を示します。値が none の場合
には、何も実行されません。値が remove の場合には、save set 属性に指定されたファイ
ルとディレクトリが rmdir(2) と unlink(2) システムコールによって削除されます。
例:grooming: none;
370
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_archive_request(5)
log
(read/write, hidden)
この属性には、nsralist コマンドの実行に関する情報が記録されます。
例:log:; name(読み取り / 書き込み)この属性には、NetWorker アーカイブリクエ
ストの名前を指定します。
例:name: Product Source Tree;
save set
(read/write)
この属性には、アーカイブクライアントでアーカイブを実行するパス名を指定します。名
前はコンマとスペース (",") で区切る必要があります。
例:save set: /product/src, /accounting/db;
start time
(read/write)
この属性には、アーカイブリクエストを実行する時刻を指定します。アーカイブリクエス
トをスケジュールする場合は、status 属性 ( 前述 ) に start later を設定する必要が
あります。"hours:minutes" の 24 時間形式で指定します。
例:start time: 3:33;
status
(read/write, choice)
この属性には、アーカイブリクエストを実行するかどうかを指定します。値がない場合、
アーカイブリクエストはスケジュールされません。start now を選択すると、アーカイ
ブリクエストがただちに実行されます。start later を選択すると、アーカイブリクエ
ストは start time 属性に指定した時刻に実行されます。
例:status:;
verified
(read/write, hidden)
この属性は未使用です。
例:verified: No;
verify
(read/write, choice)
この属性には、アーカイブリクエストでアーカイブのベリファイを実行するかどうかを指
定します。アーカイブの詳細については、nsr_archive(5) を参照してください。Yes を
選択すると、ベリファイが実行されます。No を選択すると、ベリファイは実行されません。
アーカイブセーブセットのクローンも要求すると、クローン操作で元のアーカイブセーブ
セットがベリファイされるので、クローンに対してベリファイが実行されます。
例:verify: Yes;
Save operations
(read/write, string)
この属性は、次の形式でセーブオペレーション手順を指定します。
KEYWORD:TOKEN=STATE
この属性は、アーカイブクライアントのセーブセット属性に非 ASCII の名前を含める場
合に必要です。次のように指定します。
I18N:mode=nativepath (UNIX プラットフォーム上で動作する、非 ASCII のセーブ
セットの名前を持つ NetWorker 7.4 以降のクライアント )
I18N:mode=utf8path (7.4 以前のクライアント、および Windows プラットフォーム
上で動作する、非 ASCII のセーブセットの名前を持つ NetWorker クライアント )
例:
Save operations: I18N:mode=nativepath;
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
371
nsr_archive_request(5)
使用例
Note: the hidden options are not shown in this example.
Product というアーカイブクライアントを定義するリソース :
type:
name:
annotation:
status:
start time:
client:
save set:
directive:
archive pool:
verify:
clone:
archive clone pool:
grooming:
archive completion:
NSR archive request;
Product Source;
Product Release 3.0;
Start later;
"2:00";
space;
/product/source;
Default with compression;
Archive;
Yes;
Yes;
Archive Clone;
none;
mail -s Product Source Archive productteam;
参照先
nsr(5)、 nsr_directive(5)、 nsr_resource(5)、 nsradmin(8)、 rmdir(2)、 unlink(2)
372
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_crash(8)
Maintenance Procedures
nsr_crash(8)
製品名(A-Z)
nsr_crash - NetWorker を使用したディザスタからのリカバリ
機能説明
NetWorker を使用すると、ファイルの損失につながるようなあらゆる種類のシステム障害およびハードウェア障害
からリカバリできます。
NetWorker クライアントがファイルを損失した場合、recover コマンドを使用すると、個々のファイル、選択し
たディレクトリ、またはファイルシステム全体を参照、選択、リカバリできます。Net-Worker の recover コマン
ドが消失したり損傷した場合は、コマンドを NetWorker クライアントまたは NetWorker 配布メディアからコ
ピーする必要があります。
一部分だけが損傷したファイルシステム上に多数のファイルをリカバリする場合は、ファイルの既存バージョンを上
書きしないようにすることもできます。それには、既存ファイルのリカバリの処理方法を決定するように recover
から入力を求められるまで待ちます。
「常にいいえ」を意味する N と答えると、recover はすべての既存ファイルを
上書きしません。また、現在のファイルは保護したいが、他のファイルについては再度 recover から確認を求めら
れるようにする場合は n と答えます。
1 つまたは複数のファイルの既存バージョンを保存されたバージョンで置き換える場合は、recover によって既存
ファイルを上書きするかどうか尋ねられたときに Y または y と答えます。Y は、既存ファイルをすべて上書きし、y
は現在のこのファイルだけを上書きします。
recover コマンドの使用方法については、recover(8) のマニュアルページを参照してください。
NetWorker サーバデーモンまたはコマンドが消失した場合、Net-Worker 配布メディアからサーバを再インス
トールする必要があります。NetWorker サーバをインストールし、デーモンを実行したら、recover コマンドを
使用して他の NetWorker サーバのファイルをリカバリできます。NetWorker を再インストールする際は、/nsr
ディレクトリを、元のインストール先とまったく同じ場所にインストールする必要があります。ファイルのリカバリ
に使用されるマシンが、ファイルの保存に使用されたマシンと異なる場合がありますが、ホスト名は元のマシンと同
じである必要があります。NetWorker サーバおよびクライアントインデックスをリカバリするには、デスティネー
ションマシンがインデックスの保存に使用されたマシンと同じ種類である必要があります。
NetWorker サーバのメディアデータベースが消失した場合は、メディアからブートストラップをリカバリする必要
があります。mmrecov は、メディアデータベースと NetWorker サーバリソースファイルが含まれているブートス
トラップをリカバリします。リソースファイルは、NetWorker サーバが使用しているリソースファイルの最上位に
リストアできないため、NetWorker をシャットダウンし、リカバリされたリソースファイルの名前を変更して
Net-Worker を再起動する必要があります。ブートストラップセーブセットのセーブセット ID およびその他の情
報は、savegrp によって各スケジュールセーブの最後に出力されます。また、mminfo-B または scanner-B を使
用して表示することもできます。
詳細については、 savegrp(8)、 mminfo(8)、および scanner(8) を参照してください。
NetWorker サーバまたはクライアントのインデックスが消失している場合は、まずバックアップメディアからイン
デックスをリカバリした後、recover コマンドを使用してそのクライアントで保存されたファイルを参照し、リカ
バリします。メディアデータベースとサーバリソースファイルをリカバリした後に NetWorker サーバまたは他のク
ライアントのインデックスをリカバリするには、nsrck コマンドを使用します。nsrck コマンドは、NetWorker
サーバまたはクライアントの消失したインデックスをリカバリします。これは index:clientname セーブセット
(savegrp(8) コマンドによって生成)の場所を特定して行います。nsrck は、メディアデータベースに問い合わ
せて、インデックスを最新の時刻にリカバリするには、どのボリュームからどのセーブセットを抽出すべきかを決
定します。詳細については、nsrck(8) マニュアルページを参照してください。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
373
nsr_crash(8)
次に、mmrecov 完了後に、サーバのリカバリで必要な手順を簡単に説明します。
1.
2.
NetWorker サーバをシャットダウンします(nsr_shutdown -a)
。Windows では、NetWorker の処理を
停止する場合があります。
/nsr ディレクトリに移動します(cd /nsr)。Windows では、インストールディレクトリに移動します
(デフォルトでは、C:\Program Files\nsr)。
3.
NetWorker サーバを再インストールしたときに作成された一時リソースディレクトリを保存します(mv
res res.save)。Windows では、「マイコンピュータ」または「Windows エクスプローラ」を使用して
res ディレクトリの名前を res.save に変更します。
4.
リカバリされたリソースディレクトリを移動します(mv res.R res)。Windows では、「マイコンピュー
タ」または「Windows エクスプローラ」を使用して res.R ディレクトリの名前を res に変更します。
5.
プラットフォームによって異なる起動スクリプトを実行して、サーバ上で NetWorker デーモンを再起動
します。たとえば、Solaris では、「/etc/init.d/networker start」を実行します。Windows で
は、NetWorker の処理を開始する場合があります。
6.
リカバリされたリソースが有効であることを確認したら、一時リソースディレクトリを削除します(rm r/nsr/res.save)。Windows では、「マイコンピュータ」または「Windows エクスプローラ」を使用し
て res.save ディレクトリをごみ箱に送ります。
7.
サーバとクライアントのインデックスをリカバリします(nsrck -L7)。
注記:mmrecov コマンドは、NetWorker サーバのメディアデータベースとリソースファイルのリカバリ
にのみ使用します。nsrck は、サーバおよびクライアントのインデックスのリカバリに使用します。
メディアデータベースとサーバリソースファイルをリカバリしたら、サーバまたはクライアントのインデックスを
任意の順序でリカバリできます。クライアントのインデックスをリカバリする前にサーバのインデックスをリカバ
リする必要はありません。また、クライアントに NetWorker クライアントがインストールされている場合、メ
ディアデータベースとサーバリソースファイルをリカバリしたら、オンデマンドとスケジュールセーブを実行でき
ます。ただし、クライアントのファイルインデックスをリカバリするまでは、クライアントのセーブを参照できま
せん。クライアントのファイルインデックスをリカバリする前に、セーブセット recover を使用してファイルをリ
カバリできます。
詳細については、recover(8) マニュアルページを参照してください ( セーブセットリカバリの実行 )。
サーバの損傷がひどく、まったく動作しない場合は、マルチユーザーシステムの再インストールと再起動について
メーカーの指示に従ってください。システムを起動してマルチユーザーモードで実行したら、NetWorker を再イン
ストールできます。つまり、配布メディアから NetWorker を展開し、システムに応じて pkgadd(1M) または他の
インストールユーティリティを使用して NetWorker をインストールできます。また、mmrecov を使用してメディ
アデータベースとリソースファイルをリカバリし、nsrck を使用してサーバと各クライアントのオンラインイン
デックスを再構築できます。最後に、マシン上にあったがメーカーの配布メディアにはないファイルをリカバリし
ます。これには、カスタマイズされたシステムファイル、特別仕様のカーネル、新しい特別なデバイスエントリー、
ローカルで開発されたソフトウェア、ユーザーの個人ファイルなどが含まれます。
参照先
374
nsr_layout(5), nsr(8), nsrck(8), recover(8), savegrp(8), mmrecov(8), scanner(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_client(5)
Maintenance Procedures
nsr_client(5)
製品名(A-Z)
nsr_client - NetWorker リソースタイプ ‘‘NSR クライアント ’’
形式
type: NSR client
機能説明
各 NSR クライアントは、単一のリソースタイプ NSR クライアントによって記述されます (nsr_resource(5) を参
照 )。NetWorker サーバの NSR クライアントリソースを編集するには、次のように入力します。
nsradmin -c "type:NSR client"
詳細については、nsradmin(8) のマニュアルページを参照してください (NetWorker 管理プログラムの使用方法 )。
クライアントリソースは、NetWorker 管理コンソールでも編集できます。
それぞれの NetWorker クライアントごとに、このリソースは保存する必要があるファイルについて記述します。
ファイルの保存に使用されるスケジュール、保存からファイルの省略に使用するディレクティブ、ファイルイン
デックスのエントリがオンラインファイルインデックスやメディアインデックスに保存される期間、このクライアン
トファイルをバックアップ、ブラウズ、リカバリする許可を与えるユーザについて記述します。1 つのクライアント
が複数のリソースに記述されている場合もあります。
ATTRIBUTES
リソースタイプ NSR client には次の属性が定義されています。括弧内の情報は、属性値のアクセス方法を示しま
す。read-only は、その値を管理者が変更できないことを示します。read/write は、その値の読み取りと設定が
可能であることを示します。hid-den は、その値がプログラムか専門家だけを対象にしていることを表します。隠
し属性は、nsradmin(8) で hidden オプションが有効になっているときにだけ見ることができます。dynamic 属性
には、変化の激しい値が入ります。Encrypted 属性には、本来の形式では表示されないデータがあります。これは、
機密性が高く、保護する必要のあるデータを前提としています。この他にも、すべてのリソースに共通の属性 ( たと
えば、administrator) がいくつかあります。これらの属性については、nsr_resource(5) を参照してください。
NetWorker サーバが評価モードまたはエンタープライズライセンスで実行されている場合、特定のクライアント属性
(
「クライアント OS タイプ」
、
「CPU」
、
「 NetWorker バージョン」
、
「使用中のイネーブラ」など)では、NetWorker
インターフェイスの「クライアント設定 / 情報」ウィンドウに値が表示されません。ただし、Net-Worker サーバ
にワークグループ、ネットワーク、またはパワーエディションのイネーブラがある場合は、クライアントのバック
アップ後に、これらのクライアント属性はウィンドウで適切な値に更新されます。
name
(read-only, single string)
この属性は、この NetWorker クライアントのホスト名を指定します。
例:name: venus;
server
(constant, single string)
この属性は、このクライアントの NetWorker サーバを指定します。サーバのホスト名は
デフォルト値として使用されます。
例:server: jupiter;
comment
(read/write)
この属性を使用して、管理者は、NetWorker クライアントに関する説明や補足情報を管
理できます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
375
nsr_client(5)
例:comment: machine located in room 243;
scheduled backup
(read/write, choice)
この属性を使用して、管理者はこのクライアントのスケジュールバックアップを無効化でき
ます。この値は、このクライアントリソースに固有のものとなり、同じクライアントの他の
既存リソースには反映されません。この属性のデフォルト値は Enabled( 有効 ) です。
例:scheduled backup: Disabled;
archive services
(読み取り / 書き込み、選択)
この属性は、このシステムがアーカイブサービスを使用できるかどうかを判別します。こ
の属性は、アーカイブサポートがサーバ上で使用可能な場合にのみ設定できます。選択項
目は使用可能、または使用不可です。例:archive services:enabled;
schedule
(read/write, choice)
この属性は、
「save set」属性にリストされてい る セー ブセッ トのバックアップレベルを
制御するスケジュールの名前を指定します。デフォルト値は「Default」です。現在定義さ
れているスケジュール名はすべて使用できます。nsr_schedule(5) を参照してください。
例:schedule: Default;
browse policy
(read/write, choice)
この属性は、エントリをこのクライアントのオンラインファイルインデックスに保存する
期間を制御するポリシー名を指定します。デフォルト値は「Month」です。現在定義され
ているすべてのポリシー名は、ポリシーで定義されている期間に使用できます。この期間
はリテンションポリシーの期間より短くなります。nsr_policy(5) を参照してください。
例:browse policy: Month;
retention policy
(read/write, choice)
この属性は、エントリがリサイクル可能とマークされるまで保存される期間を制御するポ
リシー名を指定します。デフォルト値は「Year」です。現在定義されているすべてのポ
リシー名は、ポリシーで定義されている期間に使用できます。この期間はブラウズポリ
シーの期間より長くなります。nsr_policy(5) を参照してください。プールリソースに
も、リテンションポリシー属性が格納されます。クローンセーブセットの書き込み先の
プールにもリテンションポリシーが定義されている場合は、クライアントとプールのポリ
シーのうち長いほうが適用されます。プールのリテンションポリシーが定義されている場
合、クローンセーブセットはそのポリシーを使用します。
例:retention policy: Year;
directive
(read/write, choice)
この属性は、クライアントのバックアップ時に使用するディレクティブを指定します。デ
フォルト値は、NULL です。ディレクティブリソースに有効な選択肢は、現在定義されてい
る「NSR ディレクティブ」リソースの名前です。
nsr_directive(5) を参照してください。
例:directive: UNIX with compression directives;
group
(read/write, choice list)
この属性は、このクライアントがメンバーであるグループを指定します。グループは、自
動バックアップの開始時刻を制御します。値は、現在定義されている「NSR group」リ
ソースのいずれかになります。nsr_group(5) を参照してください。デフォルト値は
「Default」です。
例:group: Default;
376
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_client(5)
save set
(read/write, list)
この属性は、このクライアントについて保存するパス名を一覧表示します。パス名はコンマ +
スペース (,) で区切る必要があります。デフォルト値は、
「All」です。NetWorker がサポー
トしているすべてのクライアントでは、
「All」はマウントされたファイルシステムを参照し
ます。また、NetWorker はファイルシステムのレベルで「ワイルドカード」をサポートしま
す。たとえば、UNIX NetWorker クライアントでは、
「/*」は「/」の付いているすべてのマ
ウントされたファイルシステムを表します。そして、
「/space1」と「/space2」が有効な
ファイルシステムの場合は、
「/space*」を使用すると、特定のクライアントにおいてバック
アップされているこれらのファイルシステムを両方とも取得することができます。なお、
「ワ
イルドカード」マッチングはサブディレクティブレベルではサポートされていません。そのた
め、
「/space1/subdir*」は作用しません。
クライアントが異なるスケジュールで保存された異なるファイルシステムを持つ必要があ
る場合は、特定スケジュールのファイルシステムのセットごとに Client リソースが必要
になります。グループ内で同じ名前を持つ Client リソースの場合、指定されたパス名は
一度だけ表示されます。Client リソースがセーブセット 'All' をリストする場合、その
Client リソースはそのグループに属する名前を持つものに限られます。
例:save set: /, /usr, /usr/src;
Backup renamed directories(読み取り / 書き込み、選択)
この属性を使用すると、名称変更されたディレクトリがスケジュールバックアップ時にサ
ポートされます。有効な場合、セーブプログラムがクライアントファイルインデックスを
検索し、ディレクトリの名前が変更されているかどうかを判断します。ディレクトリの名
前がすでに変更されている場合、そのディレクトリ内にあるすべてのファイルおよびサブ
ディレクトリがバックアップされます。デフォルトの値は、「Disabled」です。
例:Backup renamed directories: Enabled;
priority
(hidden, read/write, choice)
この属性は、このクライアントのバックアップ優先順位を制御します。優先順位 1 が最高順
位で、1000 が最低順位です。自動化された savegrp は、優先順位の高いクライアントの
バックアップを優先順位の低いクライアントより前に試行します。これは、次のクライアン
トを決定するための唯一の要因です。savegrp コマンドには考慮するパラメータが多数あ
ります。負荷の均衡を取ろうとしている間は優先順位の低いクライアントを選択します。
例:priority: 500;
remote access
(read/write, string list)
この属性は、クライアントファイルをバックアップ、ブラウズ、リカバリするユーザーを
制御します。デフォルトでは、この属性は空になっています。この場合、クライアントの
ユーザーだけに、ファイルのバックアップ、ブラウズ、リカバリが許可されています。こ
の属性にユーザー、ホスト、ネットグループを追加すると、これらのユーザー、ホスト、
ネットグループに、このクライアントのファイルへのアクセス権を付与できます。ネット
グループ名は、その先頭にアンパサンド ('&') が付いています。各行ごとに、次に示す
形式のいずれかを使用してユーザーまたはユーザーのグループを指定します。
user/[email protected], group/[email protected], [email protected], [email protected],
[email protected], [email protected], &netgroup ( ネットグループをサポートするプラット
フォームでのみ使用可能 ), ユーザー属性 = 値 [, ...].
ここでユーザーはユーザー名、ホストはホスト名、グループはユーザーグループ名、ドメ
インはドメイン名、ユーザー属性は、ユーザー、グループ、ホスト、nwinstname、
nwinstan-cename、ドメイン、またはドメインのタイプ ( ドメインのタイプ、NIS また
は WINDOMAIN) です。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
377
nsr_client(5)
ユーザー属性 : nwinstname および nwinstancename は Net-Worker インスタンス名を
示すために使用されます。これらの属性のいずれかに入力する値は、一致するユーザーの
接続元のマシンの NSRLA リソースの「name」フィールドの中の値です。
value は空白で区切られた任意の文字列です。値に空白が含まれる場合は、二重引用符で
値を囲みます。値にはワイルドカード (*) を含めることができます。ユーザー名だけを指
定すると、そのユーザーは任意のホストから NetWorker を管理できます ( ユーザー @*
または */ ユーザーまたはユーザー = ユーザーを指定するのと同等 )。ネットグループ名
の先頭には、必ず「&」を付けます。
ユーザ属性 = 値 [, ...] の形式は、多重定義されないため、セキュリティが高くなりま
す。たとえば、[email protected] を入力すると、test グループの任意のユーザー
またはテストという名前のユーザー、およびドメイン test.acme.com 内のユーザーまた
はホスト test.acme.com のユーザーがこのエントリに一致します。
例:次のエントリーは同等です。
remote access: mars, *@jupiter, [email protected], */root;
remote
access:
host=mars,
"user=sam,host=pluto", user=root;
remote user
host=jupiter,
(read/write, string)
この属性にはいくつかの使用方法があります。rsh(1) プロトコルを介してアクセスされたク
ライアントの場合 ( 新規クライアントは、代わりに nsrexecd(8) を使用します )、この属性
は、NetWorker サーバ自体がクライアントとの認証に使用するユーザーログイン名を指定しま
す。デフォルト値は NULL で、この場合「root」が使用されます。savegrp-p(savegrp(8) を
参照 ) が NetWorker サーバ上で実行される場合、サーバはクライアント上でコマンドを実行
して保存するファイルを判別します。なお、nsrexecd(8) プロトコルがクライアントへのア
クセスに使用される場合、リモートユーザーの属性は認証に使用されません。NetWare
fileserver などの特定のクライアントは、pass-word 属性に沿ってこの属性を使用して、
バックアップされているファイルへのアクセスを取得します。Sybase データベースなどのア
プリケーションデータをバックアップする他のクライアントは、パスワードに従ってこの属
性を使用し、アプリケーションデータへのアクセスを取得します。この属性には、同じクラ
イアントについて記述するそれぞれのリソースごとに異なる値があります。
NDMP クライアントは、password 属性とこの属性を使用して、NDMP サーバへのアクセスを
構成します。同一のユーザー名 (remote user attribute) および password は NDMP
サーバ用に構成されるため、Device リソースで構成する必要があります。
例:remote user: operator;
password
(読み取り / 書き込み、暗号化)
savegrp コマンドは、クライアントマシン上の savefs および save コマンドを開始す
る場合にこの属性を使用します。savefs および save コマンドは、このパスワードを使
用してバックアップするファイルにアクセスします。パスワードを使用する場合は、
Client リソースの「remote user」属性も定義する必要があります。この属性には、
同じクライアントについて記述するそれぞれのリソースごとに異なる値があります。
この属性は、アプリケーション特定のデータをバックアップしていない既存の UNIX クラ
イアントに対して設定する必要はありません。この属性は、remote user 属性と一緒に使
用され、NDMP サーバへのアクセスを構成します。
378
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_client(5)
backup command
(read/write, string)
このクライアントとセーブセットのバックアップデータを実行するためのリモートコマン
ド。このコマンドを使用して、事前および事後のバックアップ処理および save コマンド
に対するデフォルトを実行できます。この値にはパスを指定してはなりません。接頭部
「save」または「nsr」を付ける必要があります。
例:backup command: savemsg;
Save operations
(読み取り / 書き込み、文字列)
この属性は、次の形式のセーブオペレーション手順を指定します。
KEYWORD:TOKEN=STATE[;KEYWORD:TOKEN=STATE;...]
この属性は、クライアントのセーブセット属性に非 ASCII の名前を含める場合に必要で
す。次のように指定します。
I18N:mode=nativepath (UNIX プラットフォーム上で動作する、非 ASCII のセーブ
セットの名前を持つ NetWorker 7.4 以降のクライアント )
I18N:mode=utf8path (7.4 以前のクライアント、および Windows プラットフォーム
上で動作する、非 ASCII のセーブセットの名前を持つ NetWorker クライアント )
この属性を使用して、Windows 2003 で VSS 保存を構成することもできます。savegrp
プログラムは、この属性と「Backup renamed directories」属性を使用して、-o
save_operations オプションを介してセーブ手順をセーブプログラムに渡します。詳細
については、「save(8)」を参照してください。
例:Save operations: I18N:mode=nativepath;
executable path
(read/write, string, hidden)
この属性には、NetWorker サーバがクライアントでコマンドを実行するときに使用する
パスを指定します。パスを指定しないと、
「remote user」の $PATH が使用されます。
例:executable path: /etc/nsr;
server network interface (read/write, string, hidden)
保存とリカバリに使用されるサーバ上のネットワークインターフェイス名です。
例:server network interface: mars-2;
aliases
(read/write, string list, hidden)
この属性は、クエリで照会するクライアントマシンのエイリアス ( ニックネーム ) リスト
です。このリストが空の場合、クライアント名だけとマッチします。
例:aliases: mars;
owner notification (read/write, hidden)
ステータスメッセージの内容をマシンの所有者や基本ユーザーに送信するために実行され
る通知アクションです ( たとえば、savegrp 完了メッセージ )。
例 : owner notification: /usr/ucb/mail -s
"mars'
owner notification" [email protected];
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
379
nsr_client(5)
statistics
(constant, hidden, dynamic)
この属性には、クライアントのオンラインファイルインデックスのサイズ ( キロバイト単
位 )、実際に使用しているキロバイト数、インデックスのエントリの数の 3 つの値が表示
されます。
例 : statistics: elapsed = 1761860, index size (KB)
=
776,
amount used (KB) = 680, entries = 2216;
index save set
(update-only, hidden, dynamic)
この属性は、インデックス操作に、最も古いサイクルの削除が設定されているときに、削
除するクライアントファイルインデックスのセーブセットを指定します。
例:index save set: /;
index path
(read/write, hidden)
この属性を使用すると、NetWorker 管理者は複数のディスクパーティションにわたる
NetWorker オンラインファイルインデックスのディスク使用率を分散させることができ
ます。この属性にはクライアントのオンラインファイルインデックスを含むディレクトリ
への絶対パスが含まれます。パスの最後のコンポーネントは、クライアントリソースの
name 属性に一致しなければなりません ( 上記を参照 )。空のままにすると、インデックス
パスはデフォルトで /nsr/index/name に設定されます。ここで name は、クライアント
リソースからの name 属性になります。
例:index path: /disk2/index/venus;
index message
(update-only, hidden, dynamic)
この属性には、直前のインデックス操作に対する終了ステータスメッセージが含まれま
す。この属性は通常空白です。これは、直前の操作が正常に完了したことを示します。
例:index message:;
index operation start (update-only, hidden, dynamic)
この属性には、現行インデックス操作の開始時刻が含まれます。この属性は、操作が 'Idle'
の場合、ヌル文字 ("") になります。この形式は、曜日、時間、分の順番になります。
例:index operation start: Wednesday 02:45;
index progress
(update-only, hidden, dynamic)
この属性には、終了する現行タスクに対するインデックス作成の進行状況が含まれます。こ
の属性は、操作が「Idle」の場合には空白です。進行状況はパーセントで表示されます。
例:index progress: 45;
index operation
(update-only, hidden, dynamic)
この属性には現行インデックス操作が含まれます。これは通常「Idle」です。
例:index operation: Reclaiming space;
parallelism
(read/write, hidden)
この属性は、クライアントに対して同時に実行する保存操作の最大数を指定します。
例:parallelism: 2;
380
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_client(5)
archive users
(read/write, string list)
この属性は、クライアントでアーカイブサービスが使用できるユーザーのリストを指定し
ます。この属性は、アーカイブサポートがサーバ上で使用可能な場合にのみ設定できます。
クライアントへのアーカイブリクエストをスケジュールするには、root ( またはそれに
相当するもの ) がそのクライアントのアーカイブユーザーリストになければなりません。
またはその他の [email protected] がサーバの管理者リストになければなりません。ユーザー
が存在しない場合やクライアントがサーバと同じマシンに常駐する場合には、管理者と
ローカルの root ユーザー ( つまり [email protected]) だけがクライアントのアーカイブ
サービスを使用できます。「*」は、すべてのユーザーがデータをアーカイブまたは取得で
きることを示します。ユーザー名には、「/」および「@」は使用できません。
例:archive users: paul;
application information (read/write,hidden, string list)
この属性にはクライアントのアプリケーション情報が含まれます。この属性の使用はクラ
イアント特定です。製品に付属のドキュメンテーションで指示されているように使用しな
ければなりません。NDMP クライアントは、等号 ('=') で区切られているこの属性に、い
ろいろなパラメータと値を充てんします。
例:application information: HIST=yes;
ndmp
(read/write, choice)
この属性は、クライアントリソースが NDMP バックアップ用に構成されるかどうかを示し
ます。クライアントが NDMP バックアップに使用される場合、「remoteuser」および
「password」属性が充てんされます。
「application information」属性も使用できます
例:ndmp: yes;
storage nodes
(read/write, string list)
この属性は、データの保存時に使用するクライアントのストレージノードの番号付きリス
トです。保存されるデータは、有効なデバイスと正常に機能しているメディアデーモン
(nsrmmd(8)) を持つ最初のストレージノードに送られます。nsrserverhost のデフォル
ト値は、サーバを表します。ストレージノード名の他に、キーワード「curphyhost」もリ
ストに入力できます。エントリ「curphyhost」は現在の物理ホストを示します。このキー
ワードは、クラスタ上の仮想クライアントにのみ使用されます。物理クライアントまたは仮
想サーバと関連付けられたクライアントには使用できません。curphyhost を使用すると、
仮想クライアントのバックアップを、仮想クライアントが現存しているストレージノードに
送ることができます。ストレージノードの詳細については、nsr_storage_node(5) を参
照してください。
clone storage nodes (read/write, string list)
この属性は、クローンを受信するストレージノードのホスト名を指定します。このクライ
アントに由来するクローンデータは、デバイスが使用可能でメディアデーモン nsrmmd(8)
が動作している最初のストレージノードへ転送されます。デフォルト値はありません。こ
の属性に値がない場合は、サーバの 'clone storage nodes' が参照されます。この属
性にも値がない場合は、サーバの 'storage nodes' 属性を使用してクローンに対する
ターゲットノードを選択します。ストレージノードの詳細については、
nsr_storage_node(5) を参照してください。
recover storage nodes (read/write, string list)
この属性は、データのリカバリ時に使用するクライアントのストレージノードの番号付き
リストです。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
381
nsr_client(5)
除外 :
リカバリ元のボリュームがすでにマウントされている場合は、リカバリストレージノードリストが無視され、ボ
リュームが既存の位置から使用されます。
ボリュームがジュークボックスにあり "read hostname" 属性が設定されている場合、ボリュームは指定のホスト
にマウントされます。
通常のリカバリおよびクローンオペレーション時に、環境変数 FORCE_REC_AFFINITY が「Yes」または「yes」
に設定されている場合、要求されているボリュームがマウント済みであっても、ブローカがリカバリストレージア
フィニティを強制的に使用させて、「read」ホストを判別します。
仮想テープ環境 (VTL ライブラリで「virtual jukebox」属性が「yes」に設定されている ) で、クローン時に、
FORCE_REC_AFFINITY が設定されているかどうかに関わらず、この環境設定が真 (yes) に設定されている場合
の動作に必ずなります。
クローン時に、ボリュームがマウント済みではなく、「read hostname」が設定されているジュークボックスにボ
リュームがない場合、サーバのクライアントリソースについて、
「read」ホストの「Recover Storage Node」の
値がチェックされます。次に、「read」ホストのクライアントリソースについて、「Clone Storage Node」属性
がチェックされ、「write」をどのように扱うが決定されます。
licensed applications (read-only, string list) この属性には、クライアントが使用するライセンスさ
れたアプリケーションの名前が含まれます。デフォルトは空のフィールドです。
使用例
注記:この例には隠し属性は示されていません。
すべてのファイルを NetWorker サーバ mars にバックアップするクライアント、called venus を定義するため
のリソース。
type: NSR client;
name: venus;
server: mars;
archive services: Disabled;
schedule: Full Every Friday;
browse policy: Month;
retention policy: Quarter;
directive: UNIX with compression directives;
group: Default;
save set: All;
Backup renamed directories: Disabled;
remote access: ;
remote user: ;
password: ;
backup command: ;
aliases:
archive users:
storage nodes:
clone storage nodes:
venus, venus.emc.com;
;
nsrserverhost;
;
名称変更されたディレクトリをサポートする、異なるスケジュールで異なるファイルシステムをバック
アップするクライアントのリソース:
type:
name:
server:
archive services:
schedule:
382
NSR client;
saturn;
mars;
Disabled;
Default;
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_client(5)
browse policy: Month;
retention policy: Quarter;
directive: ;
group: engineering;
save set: /, /usr, /usr/src;
Backup renamed directories: Enabled;
remote access: venus, [email protected]*, jupiter/john;
remote user: operator;
password: ;
backup command: ;
aliases: saturn.emc.com;
archive users: ;
storage nodes: nsrserverhost;
clone storage nodes: ;
type:
name:
server:
archive services:
schedule:
browse policy:
retention policy:
directive:
group:
save set:
remote access:
remote user:
password:
backup command:
aliases:
archive users:
storage nodes:
clone storage nodes:
NSR client;
saturn;
mars;
Disabled;
Full on 1st Friday of Month;
Month;
Quarter;
UNIX standard directives;
Default;
/usr/src/archive;
[email protected], &netadmins, [email protected]*;
operator;
;
;
saturn.emc.com;
;
nsrserverhost;
;
参照先
rsh(1)、 ruserok(3)、 nsr(5)、 nsr_schedule(5)、 nsr_directive(5)、 nsr_group(5)、
nsr_policy(5)、 nsr_storage_node(5)、 save(8)、 savegrp(8)、 savefs(8)、 nsradmin(8)、
nsrexecd(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
383
nsr_client(5)
384
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_data(5)
Maintenance Procedures
nsr_data(5)
製品名(A-Z)
nsr_data - NetWorker による保存およびリカバリにおけるデータ形式
機能説明
NetWorker システム内のすべてのデータは、「eXternal Data Representation」(XDR) 規格を使ってエン
コードされます。ファイルがクライアント ( save(8) および recover(8) を参照 ) とサーバ ( nsrd(8) を参照 )
とメディア ( nsrmmd(8) を参照 ) の間で受け渡しするとき、ファイルは savestreams として表されます。この
セーブストリームは、savefile のリンクリストとしてエンコードされます。現在、2 つの異なる savefile 形式
があります。各ファイルの先頭のマジックナンバーは、その後に続く savefile のタイプを示します。これによ
り、複数の savefile タイプが含まれている savestreams が自己識別されます。論理的に、各 savefile は、
ヘッダ情報およびそれに続くファイルデータで構成されます。オリジナルの savefile1 形式では、ファイル属性を
記述するクライアント属性の二重ラッピングセットを使用し、ファイルデータは bucketlist としてエンコードさ
れます。新しい savefile2 形式では、一重ラッピングのクライアント属性を使用し、ファイルデータはバケット
のない自己記述セクションの連続体としてエンコードされ、それぞれにタイプ、長さ、データのバイト数が格納さ
れます。ファイルのファイルデータセクションは、タイプ 0 (NSR_ASDF_END) の終了セクションで終わります。
下のリスティングは、セーブストリームデータ構造の OS 非依存部分の XDR 言語記述を示しています。
const NSR_IDLEN = 1024;
const NSR_MAXNAMELEN = 1024;
const NSR_MAXCATTRSIZE = 8192;
const NSR_MAXBUCKETDATA = 8192;
const NSR_MAXBUCKETSIZE = 9000;
const NSR_MAXCLNTSIZE = 16384;
typedef
typedef
typedef
typedef
typedef
typedef
/* length of file id */
/* max length of file system name */
/* max size of client specific attributes */
/* max size of file bucket’s data (w/o slop) */
/* max total size of file bucket (w/ slop) */
/* max size of a clntrec */
opaque fileid<NSR_IDLEN>;
/*
string nsrname<NSR_MAXNAMELEN>;
/*
opaque clientattr<NSR_MAXCATTRSIZE>; /*
opaque wraposaverec<NSR_MAXCLNTSIZE>;/*
uint32_t checksum;
/*
u_long sfid_t;
/*
file identifier */
file name type */
client attributes */
wrapped osaverec */
4 bytes for checksum */
savefile id (offset) */
struct id {
string id_str<>;
id *id_next;
};
/* id string */
/* next such structure */
struct asmrec {
id *ar_info;
nsrname *ar_path;
asmrec *ar_next;
};
/* name and args to ASM */
/* not currently used */
/* next such structure */
const NSR_MAGIC1 = 0x09265900;
struct osaverec {
nsrname sr_filename;
fileid sr_fid;
asmrec *sr_ar;
u_long sr_catype;
clientattr sr_cattr;
};
/* older format using buckets & ssaverec’s */
/*
/*
/*
/*
/*
name of this file */
client specific file id */
ASM list for this file */
client specific attribute type */
client specific file attributes */
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
385
nsr_data(5)
struct ssaverec {
sfid_t sr_id;
u_long sr_size;
uint32_t sr_savetime;
wraposaverec sr_wcr;
};
/*
/*
/*
/*
savefile id in the savestream */
size of encoded savefile */
savetime of this saveset */
a wrapped osaverec */
/*
* File data for older style savestream is logically
* expressed as a linked list of file buckets.
*/
struct bucketlist {
bucket bl_bucket;
bucketlist *bl_next;
};
/*
* XDR description of the original
*/
struct savefile1 {
u_long sf_magic;
u_long sf_chksumtype;
ssaverec sf_saverec;
bucketlist *sf_data;
checksum sf_checksum;
};
savefile1 format.
/*
/*
/*
/*
/*
magic number (must be NSR_MAGIC1) */
file checksum type */
wrapped file attributes */
file data in buckets */
checksum value */
/*
* Newer savestream defines and structures.
*/
const NSR_MAGIC2 = 0x03175800;
/* newer bucketless format */
const NSRAPP_BACKUP = 1;
const NSRAPP_HSM = 2;
const NSRAPP_ARCHIVE = 3;
/* backup application name space */
/* HSM application name space */
/* Archive application name space */
struct saverec2 {
sfid_t sr_id;
u_long sr_size;
uint32_t sr_savetime;
uint32_t sr_appid;
nsrname sr_filename;
/*
/*
/*
/*
/*
savefile id in the savestream */
size of encoded savefile */
savetime of this saveset */
application id */
name of encoded file */
/*
/*
/*
/*
client specific file id */
ASM list for this file */
client specific attribute type */
client specific file attributes */
fileid sr_fid;
asmrec *sr_ar;
u_long sr_catype;
clientattr sr_cattr;
};
/*
* Current 64-bit savestreams
*/
typedef struct uint64_t unsigned long long;
typedef struct lg_time64_t unsigned long long;
const NSR_MAGIC3 = 0x03175803;
struct saverec3 {
uint64_t sr_id;
uint64_t sr_size;
lg_time64_t sr_savetime;
386
/* 64-bit format */
/* savefile id in the savestream */
/* size of encoded savefile */
/* savetime of this saveset */
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_data(5)
uint32_t sr_appid;
nsrpath sr_filename;
fileid sr_fid;
asmrec *sr_ar;
u_long sr_catype;
clientattr sr_cattr;
/*
/*
/*
/*
/*
/*
application id */
full path of encoded file */
client specific file id */
ASM list for this file */
client specific attribute type */
client specific file attributes */
};
/*
* Defines for self describing data sections.
* The NSR_ASDF_END type defines the end of the file data.
* The NSR_ASDF_FILE_DATA_TYPE type has the file data preceded by an
* uint32_t that is the relative offset from the last block into the file.
*/
const NSR_ASDF_END = 0x0;
/* end of ASDF data */
const NSR_ASDF_FILE_DATA_TYPE = 0x100;
/* normal file data */
/*
* Describes a section of NetWorker "file data" when
* using ASM Structured Data Format (ASDF) sections.
*/
struct asdf_hdr {
uint32_t typevers;
/* type of file data */
uint32_t length;
/* section length */
};
/*
* Pseudo XDR description of the newer savefile2 format.
* The new savefile2 format uses the unwrapped saverec structure
* and a "bucketless" file data format that is based on ASDF.
* The data portion ends with a 0 sized section of type NSR_ASDF_END.
*/
struct savefile2 {
u_long sf_magic;
/* magic number (must be SF_MAGIC2 or SF_MAGIC3) */
u_long sf_chksumtype;
/* file checksum type */
saverec sf_saverec;
/* new saverec structure */
<asdf_hdr & data>
/* ASDF section sans buckets */
...
<asdf_hdr & data>
/* ASDF section sans buckets */
<asdf_hdr.typevers = 0>
/* final ASDF section type = NSR_ASDF_END */
<asdf_hdr.length = 0>
/* final ASDF section len = 0 */
checksum sf_checksum;
/* checksum value */
};
参照先
mm_data(5)、 nsr(8)、 nsrmmd(8)、 nsrd(8)、 recover(8)、 save(8)、
xdr(3n) RFC 1014 XDR Protocol Spec
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
387
nsr_data(5)
388
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
Maintenance Procedures
nsr_device(5)
名前
nsr_device - NetWorker リソースタイプ「NSR device」
形式
type: NSR device
機能説明
NetWorker サーバが使用する各ストレージデバイスは、単一のリソースタイプ NSR デバイス . によって記述され
ます。NetWorker リソースに関する情報については、nsr_resource(5) を参照してください。NSR device リ
ソースを編集するには、次のコマンドを実行します。nsradmin -c "type:NSR device" リソースタイプは引用符
で囲んでください。また、"NSR" と "device" の間には空白を入れてください。NetWorker 管理プログラムの使
用方法については、nsradmin(8) を参照してください。個々のボリューム ( テープまたはディスク ) をマウント
またはアンマウントするときには、nsrmm(8) コマンド、nsrjb(8) コマンド、および NetWorker 管理コンソー
ルを使用します。
ATTRIBUTES
リソースタイプ NSR device には次の属性が定義されています。括弧内の情報は、属性値のアクセス方法を示しま
す。read-only は、その値を管理者が変更できないことを示します。Read/write は、その値の読み取りと設定が
可能であることを示します。Hidden は、プログラムか専門家だけを対象にしていることを表します。隠し属性は、
nsradmin(8) で hidden オプションが有効になっているときにだけ見ることができます。static 属性の値は、ほ
とんど変更されません。dynamic 属性には、変化の激しい値が入ります。たとえば、(read-only, static) と
マークされた属性は、属性の作成時に設定され、変更されません。
name
(read-only, static)
この属性は、デバイスのパス名を指定します。巻き戻しをしないテープデバイスだけがサ
ポートされています。"Berkeley スタイル " のテープ位置決めをサポートしているシス
テムの場合には、BSD テープデバイス名を使用します。光ディスクに指定する名前は、通
常、ローデバイスの "c" パーティションの名前になります。論理デバイスタイプは、外部
メディア管理サービスとのやり取りを容易にするために定義されています。外部メディア
管理サービスとの対話を行う場合、デバイス名は、ボリュームがロードされたデバイスの
メディア管理サービスによって判別されます。NetWorker デバイスリソースを定義する場
合には、論理デバイスが使用されます。定義可能なデバイスリソースの数は、NetWorker
が同時にアクセス可能なサービスに管理されるボリュームの数によって制限されます。論
理デバイスの名前は、特定のデバイスに関連しませんが、固有のデバイス名でなければな
りません。論理デバイスの場合、メディアタイプとファミリは logical に設定されます。
この名前、タイプ、ファミリは、メディア管理サービスが Net-Worker のリクエストに
応じてボリュームをデバイスにロードした後で判別されます。その後で実際のデバイスの
名前、タイプ、ファミリがそれぞれ logicalname、logicaltype、および logical
family の各属性に格納されます。論理デバイスと実際のデバイスの関連性は、ボリュー
ムがデバイスにロードされ、NetWorker で使用するために割り振られているときにのみ
存在します。Windows のストレージノード上にネットワークファイルシステムの
adv_file デバイスを作成する場合は、パスを UNC 表記 (\\<server-name>\<sharepoint-name>) で指定してください。ストレージノードにリモートデバイスを定義する
ときには、パス名に "rd=hostname:" という接頭部を追加します。ここで、hostname
は、デバイスが直接接続しているシステム ( ストレージノード ) です。詳細については、
nsr_storage_node(5) を参照してください。
例:name: /dev/rmt/0hbn;
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
389
nsr_device(5)
comment
(read/write)
この属性を使用して、管理者はデバイスに関する説明や補足情報を管理できます。
description
(read/write)
この属性を使用すると、デバイスに関する簡単な説明を保存できます。この説明は、管理
者がデバイスを識別するときに役立ちます。また、この説明は任意の形式で記述できます。
例:description: DLT8000 tape drive in Engineering Lab rack #2;
message
(read-only, dynamic, hidden)
この属性には、このデバイスについて NetWorker サーバから最後に受信したメッセージが
入ります。この属性の値には、進行状況や稼働率に関する情報が戻される場合があります。
例:message: "Tape full, mount volume mars.017 on /dev/nrst8";
volume name
(読み取り専用、ダイナミック、非表示)
この属性を使用して、デバイスのボリュームのマウントとアンマウントを監視します。ボ
リュームがマウントされると、ボリューム名がセットされます。そうでない場合には、こ
こには値が入りません。
例:volume name: mars.017;
media family
(読み取り専用、スタティック、非表示)
この属性は、メディアタイプから判別したストレージメディアのクラスを記述します。有効
な値は次のとおりです。tape- テープストレージデバイス。 disk - ディスクストレージデ
バイス。logical - 外部メディア管理サービスとのやり取りを行うときに使用します。
例:media family: tape;
media type
(read-only, static)
この属性は、デバイスで使用するメディアタイプを示します。media type は、オペレー
ティングシステム / プラットフォームによって変わります。お使いのプラットフォームで
サポートされているメディアタイプのリストについては、
「NetWorker 管理者ガイド」の
「デバイスとメディア管理」の章で参照されているオンラインの「NetWorker ハードウェ
アコンパティビリティガイド」を参照してください。可能な値とその意味、容量は次のと
おりです。4mm - 4mm デジタルオーディオテープ (1 GB)。 8mm - 8mm ビデオテープ
(2 GB)。8mm 5GB - 8mm ビデオテープ (5GB)。adv_file - 高度なファイルタイプデ
バイス、標準の UNIX ファイルシステムがサポートされています。dlt - デジタルリニア
テープカートリッジ (10 GB)。vhs - VHS データグレードビデオテープ (14 GB)。
3480 - 高速カートリッジテープ (200 MB)。qic - 15 インチデータカートリッジ (150
MB)。himt - 50 インチ磁気テープ (100 MB)。tk50 - DEC TK50 カートリッジテー
プ (94 MB)。tk70 - DEC TK70 カートリッジテープ (296 MB)。optical - 光ディス
ク、Write Once Read Many (WORM)、消去可能な光ディスク (EOD)、または標準の
UNIX ファイルがサポートされます。file - ファイルタイプデバイス、標準の UNIX ファ
イルシステムがサポートされます。logical - 外部メディア管理サービスとのやり取りを
行う場合に使用されます。
例:media type: 8mm 5GB;
enabled
(read-write)
この属性は、デバイスが使用可能かどうかを示します。この属性の値は、Yes、No、
Service のいずれかに設定されます。値に Yes が設定されている場合、デバイスは完全
に操作可能で、すべての操作で使用できます。これは、デバイスのデフォルト設定です。
値が No に設定されている場合、デバイスにボリュームはマウントできません。デバイス
390
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
がマウントされている場合、デバイスは No に設定できません。これは、No に設定する
と、デバイスの設定が Yes に戻されるまで、マウントされているボリュームが
NetWorker にアクセスできなくなるためです。値に Service が設定されている場合、デ
バイスは、セーブまたはリカバリ操作ではマウントされません。この状態は、保守用にデ
バイスを予約するために使用されます。デバイスを管理するために使用でき、ボリュームを
検証したり、-f オプションを使用してデバイスを選択している場合は、ラベル付けまた
はインベントリを実行できます。Service モードに設定されたデバイスは、セーブまた
はリカバリ操作には使用できません。使用中のデバイスに Service が設定された場合、
現在のセッションはすべて正常に完了できますが、新しいセッションはそのデバイスに割
り当てられません。デバイスがジュークボックスデバイスである場合、デバイスはセッ
ション完了後アンロードされます。
例:enabled: yes;
shared devices
(read-write, hidden)
この属性では、ハードウェア ID の属性値が同じであるために、同じ物理ドライブを共有
しているすべてのデバイスを、使用可能または使用不可にします。使用できる値は、
enable all、disable all、service all、あるいは done です。値が enable
all、disable all または service all に設定され、操作が実行されると、その値は
done にリセットされます。この操作により、エラー状態に関係なく、可能な範囲内でデ
バイスを使用可能にしたり、使用不可にすることができます。たとえば、マウントされた
ボリュームのあるデバイスは使用不可にできません。したがってこの属性を disable all
に設定する場合、マウントされたボリュームのあるデバイスを除いて、可能な範囲内のデ
バイスが使用不可になります。このような場合、エラーメッセージのログがとられます。
例:shared devices: done;
write enabled
(read/write, dynamic, hidden)
この属性は、カレントボリュームに書き込みが可能かどうかを示します。この属性の値
は、yes または no のいずれかに設定されます。この値は、ボリュームがマウントされて
いると、設定できません。
例:write enabled: no;
read only
(read-write)
この属性は、デバイスがリカバリやリトリーブなどの読み取り専用操作に予約されているか
どうかを示します。この属性の値は、yes または no のいずれかに設定できます。値が yes
に設定されている場合、このデバイスには読み取り操作だけが許可されます。ボリュームが
マウントされていると、この値は変更されません。
例:read only: yes;
target sessions
(read/write)
この属性は、デバイスに書き込みを行うセッションのターゲット数を示します。ホストの
すべてのデバイスでこの属性が同じ値に設定されていると、target sessions に達する
まで、デバイスにセッションが割り当てられます。さらに、ホストの次のデバイスにセッ
ションが割り当てられます。すべてのデバイスで target sessions に達すると、すべ
てのデバイスに対して均等に新しいセッションが割り当てられます。ホストのデバイスで
この属性に異なる値が設定され、nsrmmd(8) がデバイスに割り当てられていないと、ホ
ストのデバイスで最も低い属性値を使用して、nsrmmd(8) にセッションが割り当てられ
ます。nsrmmd(8) がデバイスに割り当てられると、そのデバイスの target sessions
値が使用されます。より大きい値を使用すると、複数のクライアントを各テープに分散で
きます。この属性はデバイスの最大数ではありませんが、負荷を均等にするために使用さ
れます。
例:target sessions: 3;
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
391
nsr_device(5)
volume label
(read/write, dynamic, hidden)
この属性は、Verify label オペレーションで設定され、Label オペレーションの前に
実行できます。ラベル設定時にこの属性が空白になっていると、ボリュームの現在のラベ
ルが再利用されます。
volume default capacity
(read/write, static, hidden)
この属性は、Label オペレーションにおいて volume current capacity 属性が空白
のときに使用されます。メディアタイプに関連付けられているボリュームのデフォルト容
量を無効にするには、特定の値 (1 以上 ) を入力する必要があります。この属性値の最後
は K、M、または G がなければなりません。K はキロバイト、M はメガバイト、G はギガバ
イトです。ボリュームに書き込まれる実際のサイズは、指定された値と多少異なることが
あります。この隠し属性は、ユーザが修正できます。これを使用すると、デフォルト以外の
容量のデバイス ( またはテープ ) を使用するときに、デフォルトのサイズを変更できます。
例:今後のボリュームラベルオペレーションでテープドライブのデフォルトの容量を 10 Gb
に変更するには、次のように値を設定します。
volume default capacity: 10G;
volume current capacity
(read/write, dynamic, hidden)
属性の値が空白以外の場合、Label オペレーション時にボリュームの容量が判別されま
す。この形式は volume default capacity と同じです。
例:volume current capacity: 5G;
volume expiration
(read/write, dynamic, hidden)
この属性は Verify label オペレーションで設定され、Label オペレーションでも使用
されます。この属性の値は、nsr_getdate(3) 形式で指定します。値を空白にすると、
ラベル処理でデフォルトの有効期限が設定されます。
例:volume expiration: next year;
volume pool
(read/write, hidden)
この属性は、マウント済みのボリュームが所属するプールを示します。この属性を、デバ
イスが作成された直後、およびボリュームにラベル付けする直前に設定すると、Label オ
ペレーションでデフォルトのプール選択を指定したり表示することができます。この属性
が Label または Label withoutmount オペレーション時に設定されると、この値は、
ボリュームが割り当てられるプールを示します。ボリュームプールの割り当てを変更する
場合は、別のプールを指定して Label オペレーションを実行する必要があります。デバ
イスリソースでこの属性を手動で更新しても、プールの割り当てには影響はありません。
ボリュームプールの詳細については、nsr_pool(5) を参照してください。
例:volume pool: myPool;
volume flags
(read/write, hidden)
この属性は、操作を実行するボリュームの新しいフラグを示します。この属性は、
"Label" または "Label without mount" 操作で使用されます。
volume operation
(読み取り / 書き込み、ダイナミック、非表示)
volume operation 属性は、デバイスに現在ロードされているメディア(ボリューム)を
操作します。この属性には、Unmount、 Mount、 Verify label、 Verify write
time、Label、 Label without mount、 Eject、または Monitor device のいずれか
の値を設定できます。これらのオペレーションは、パラメータの設定が必要となる場合が
あります。値が Unmount の場合、NetWorker はデバイスを解放します。アンマウントオ
ペレーションは非同期で実行されます。値が Mount の場合、NetWorker はロード済みの
ボリュームをデバイスにマウントします。Mount オペレーションは非同期で実行されます。
392
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
値が Verify label の場合、ボリュームラベルが NetWorker によって読み取られ、
volume label と volume expiration 属性が設定されます。Verify label オペ
レーションは同期して実行されるので、操作が完了するまでに時間がかかる場合がありま
す。値が Verify write time の場合には、ボリュームラベルが NetWorker によって
読み取られ、 volume label、 volume expiration、 volume write time 属性が設
定されます。Verify write time オペレーションは同期して実行されるので、操作が完
了するまでに時間がかかる場合があります。値が Label または Label without mount
の場合には、以下の属性によって新しいラベルが判別され、ボリュームに設定されます。
値が Label の場合には、ボリュームがマウントされます。これらの操作は、非同期で実
行されます。値が Eject の場合は、ボリュームがデバイスから排出されます。Eject オペ
レーションは、非同期で実行されます。値が Monitor device で、デバイスがアイドル状
態 ( デバイスにボリュームがロードされていない状態 ) である場合、NetWorker はデバ
イスを定期的にチェックし、デバイスにボリュームがロードされていないかどうかを判別
します。読み取り可能な NetWorker ラベルのあるボリュームがロードされると、そのボ
リュームは、NetWorker メディアデータベースに記録されます。書き込み権限付きでボ
リュームがマウントされると、ボリュームは NetWorker によって書き込み可能になりま
す。そうでない場合には、ボリュームは読み取り専用としてマウントされ、NetWorker
による書き込みはできません。読み取り可能な NetWorker ラベルのないボリュームがデ
バイスにロードされると、そのデバイスの unlabeled volume loaded 属性が yes に
設定され、後でボリュームラベルが作成されます。Monitor device オペレーションは、
ジュークボックスデバイスには実行されません。NetWorker は、ジュークボックス以外
のデバイスしか監視しません。
volume write time
(read-only, dynamic, hidden)
この属性は、ボリュームに最初にセーブセットが書き込まれた時刻を示します。
volume error number (read-only, dynamic, hidden)
この属性は、このデバイスで報告された最後のエラー番号を示します。この値は、ソー
ス、重大度、および実際のエラー番号でエンコードされた数値です。このフィールドを更
新するメディアオペレーション ( ラベルベリファイなど ) のときに、メディアオペレー
ションのエラーについてのみ、プロセスがこの値をチェックします。このエラー番号は、
メディアオペレーションが成功した場合には変更されません。したがってこのエラー番号
は、最後に行われたメディアオペレーションの状態を示すのではなく、このデバイスで報
告された最後のエラー番号を示します。
volume block size
(read-only, dynamic, hidden)
この属性は、現在マウントされているボリュームのブロックサイズを示します。
volume id
(read-only, dynamic, hidden)
この属性は、現在マウントされているボリュームのボリューム ID を示します。
long volume id
(read-only, dynamic, hidden)
この属性は、現在マウントされているボリュームのボリューム ID を、長形式でグローバ
ルに固有の形式で示します。
accesses
(read-only, hidden)
この属性は、NetWorker デバイスとして構成されてから、そのデバイスで実行された総
操作回数を示します。この属性への変更は、同じ hardware id 値を持つデバイスすべて
に反映されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
393
nsr_device(5)
access weight
(read/write, hidden)
この属性は、そのデバイスで実行された単一操作の重みを示します。デバイスで操作が実
行されるたびに、"accesses" 属性が "access weight" ずつ自動的にインクリメント
されます。重みの値を高くすると、新しい操作でデバイスが選択される頻度が小さくなり
ます。この属性への変更は、同じ hardware id 値を持つデバイスすべてに反映されます。
consecutive errors (read-only, dynamic, hidden)
この属性は、デバイスで発生した連続したエラーの最新回数を示します。この属性への変
更は、同じ hardware id 値を持つデバイスすべてに反映されます。
max consecutive errors (read/write, hidden)
この属性は、エラーが発生してからデバイスが使用不能になるまでの最大連続エラー発生
回数を示します。この属性への変更は、同じ hardware id 値を持つデバイスすべてに反
映されます。
operation arg
(read-only, dynamic, hidden)
この属性は、デバイス操作で使用される追加パラメータを示します。パラメータは、文字
列にパックされ、関連する操作の関数で解析されます。この属性への変更は、同じ
"hardware id" 値を持つデバイスすべてに反映されます。
volume message
(read-only, dynamic, hidden)
この属性は、最後のボリューム操作の結果を示します。
event tag
(read/write, single number, hidden)
この属性は、nsrd (8) デーモンに最後に送信された通知イベントのタグ ( 固有の ID) を
示します。このタグは、前のイベントをクリアするために使用されます。この属性は
Net-Worker プログラム間で情報を受け渡すために使用されるので、管理者が手動で変更
してはなりません。
NSR operation
(読み取り専用、ダイナミック、非表示)
この属性は、デバイスで現在実行されている操作を示します。この属性の値は、 Idle、
Write、 Read、 Eject、 Verify label、 Label のいずれかです。
例:NSR operation: Write;
minor mode
(読み取り専用、ダイナミック、非表示)
この属性はデバイスの現在の状態を示します。「NSRoperation」属性は、メジャーモー
ドです。この属性の値は、idle、 reading、 writing、 rewinding、 moving
forward、moving backward、 error、 done、 writing eof、または finding eom
のいずれかです。
例:minor mode: moving forward;
jukebox device
(read/write, dynamic, hidden)
この属性は、ジュークボックスデバイスを構成するメディアデバイスであるかを示しま
す。この値は、yes または no のいずれかに設定されます。
statistics
(read-only, dynamic, hidden)
この属性を使用すると、このデバイスの操作統計を表示します。表示される統計情報は次
のとおりです。操作時間 ("elapsed")。エラー件数 ("errors")。最終書き込み率
394
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
("last rate")。並列クライアントの最大数 ("max clients")。written とマーク
されたファイルの数 ("file marks")。巻き戻し回数 ("rewinds")。スキップされた
ファイル数 ("files skipped")。スキップされたレコード数 ("records skipped")。
現在のファイル番号 ("current file")。現在のレコード番号 ("current record")。
複数のスペースに存在する場合には、ファイルの相対番号 ("seek files")。複数のレ
コードに存在する場合には、レコードの相対番号 ("seek records")。ボリューム上で
読み取られた、または書き込まれた KB 単位の予測総量 ("estimated KB"、将来のリ
リースで実装 )。ボリューム上で読み取られた、または書き込まれた KB 単位の総量
("amount KB")。ファイル上で読み取られた、または書き込まれた KB 単位の現在の総
量 ("file amount KB")。デバイスに現在割り当てられているセッション数
("sessions")。
cleaning required (読み取り / 書き込み)
この属性は、デバイスにクリーニングが必要かどうかを示します。この属性の値は、yes
または no のいずれかに設定されます。この属性の値を「yes」から「no」に変更し、
「date last cleaned」属性の値を更新しないと、
「date last cleaned」属性に現在
の時刻が設定されます。スケジュールされた次のクリーニング時に、デバイスをクリーニン
グできないと、NetWorker はこの属性を yes に設定します。この場合、「 デバイスク
リーニング要求」というメッセージが表示されます。このメッセージは、デバイスのク
リーニングが必要なことを示します。この属性は、media family が tape で、jukebox
device が yes のデバイスだけに使用できます。他のデバイスの場合には、この属性の値
は常に no になります。
cleaning interval
(read/write)
この属性は、date last cleaned から、デバイスが次にクリーニングがスケジュールさ
れるまでの時間を示します。この値は、days、weeks、または months で指定できます。
数値を指定しないと、1 日、1 週間、または 1 か月が使用されます。この属性を設定し、
date last cleaned を空白にすると、date last cleaned には現在時刻が設定され
ます。この属性は、media family が tape で、jukebox device が yes のデバイスだ
けに使用できます。
例:cleaning interval: 2 weeks;
date last cleaned
(read/write)
この属性は、デバイスが最後にクリーニングされた日時を示します。nsr_getdate(3)
で受け入れられる形式で入力されます。nsr_getdate(3) では、now のように相対的な
値も受け入れられます。このため、すべての入力が ctime(3) 形式、週、月、日、時刻、
年に変換されます。Cleaning required と cleaning interval で説明したように、
この属性の値は NetWorker によって自動的に設定されます。この属性は、media
family が tape のデバイスだけに使用できます。
auto media management (read-write)
この属性は、デバイスに対し " 自動メディア管理 " が有効かどうかを示します。ジューク
ボックスデバイスの場合、この値は常に no になります。nsr_jukebox(5) に、自動メ
ディア管理に関する詳細が記載されているので、必要に応じて参照してください。ジュー
クボックス以外のデバイスの場合、この値は、yes または no のいずれかに設定されます。
この値が yes に設定されると、再利用可能なボリュームがデバイスにロードされた場合に
は、再利用のため NetWorker によってラベルが自動的に再作成されます。ラベルのない
ボリュームがデバイスにロードされた場合には、自動的にラベルが作成されます。
NetWorker が有効な NetWorker ラベルのないボリュームにラベルを作成するときに、
ボリュームのラベルが削除されているかどうかを検査してから、ボリュームラベルを作成
します。このデバイスがボリュームラベルを読み取れないと、そのボリュームはラベルな
しと見なされます。注記:ボリュームにラベルが付いていても、関連するデバイスで読み
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
395
nsr_device(5)
取り可能な密度で書き込まれていなければ、そのボリュームはラベルなしと見なされま
す。ボリュームに NetWorker 以外のアプリケーションで作成されたデータがある場合、
NetWorker で認識可能なラベルが付いていない可能性があります。その場合も、ラベル
なしと見なされます。この属性が有効な場合、ラベルなしかリサイクル可能と見なされる
ボリュームをデバイスにロードすると、NetWorker によってボリュームにラベルが付け
られ、ボリューム上のデータが上書きされる可能性があります。この属性がデバイスで
yes に設定され、デバイスがアイドル状態 ( デバイスにテープがロードされていない状態 )
である場合、NetWorker はデバイスを監視し、ボリュームがロードされるまで待機しま
す。volume operation 属性の説明のデバイスの監視を参照してください。
例:auto media management: yes;
NDMP
(read-only)
この属性を使用すると、NDMP サーバと関連付けられているデバイスを記録できます。こ
の属性は、リソースが作成された後では変更できません。ユーザがデバイスのこの属性を
変更する場合には、リソースを削除して再作成する必要があります。同一のユーザ名
(remote user attribute) および password は NDMP サーバ用に構成されるため、
デバイスリソースで構成する必要があります。
例:NDMP: yes;
max active devices (read-write)
この属性は、デバイスに関連付けられているストレージノードから NetWorker が使用で
きるデバイスの最大数を設定します。ストレージノード上のすべてのデバイスは、この属
性が同じ値でなければなりません。この属性の値が変更されると、ストレージノード上の
他のデバイスすべてに新しい値が反映されます。この属性のデフォルト値は NULL です。
NULL の場合は、ストレージノード上のアクティブデバイスの数が無制限になります。新
規作成したデバイスの場合、この属性の値は同じストレージノード上の他のデバイスから
継承されます。ただし、ストレージノード上に他のデバイスが存在しなければ、デフォル
ト値 NULL に設定されます。この属性の値は、ストレージ上の非共有デバイスの数より大
きい整数にする必要があります。この属性は、共有デバイスが存在するストレージノード
上でのみ設定可能です。
dedicated storage node (read-write)
この属性の値は、yes または no のいずれかに設定されます。この属性の値は、ストレー
ジノードが専用ストレージノードかどうかを決定します。専用ストレージノードでバック
アップできるのは、ローカルデータだけです。ストレージノード上のすべてのデバイス
は、この属性が同じ値でなければなりません。デバイスが作成された場合、またはこの属
性の値が変更された場合、この属性の値は、ストレージノード上の他のデバイスすべてに
反映されます。
例:dedicated storage node: yes;
remote user
(read/write, string)
この属性は、NDMP 属性の値が yes に設定されている場合に使用されます。この属性に入
力する値は、NDMP サーバに設定したユーザー名でなければなりません。また、この属性
は Windows ストレージノード上でネットワークドライブの adv_file デバイスを作成す
る際も使用されます。remote user 属性を、ネットワークドライブに接続するための
Windows ストレージノードのユーザー名(nsrmmd)として指定してください。
例:remote user: root;
396
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
password
(read/write, encrypted)
この属性は、remote user 属性と一緒に使用して、NDMP サーバへのアクセスを構成し
ます。この属性はまた、Windows ストレージノード上でネットワークドライブの
adv_file デバイスに接続するために、remote user 属性と一緒に使用されます。
例:password: ;
unlabeled volume loaded (read-only, dynamic, hidden)
この属性は、デバイスにロードされたボリュームに、読み取り可能な NetWorker ボ
リュームラベルがあるかどうかを示します。この値は、yes または no のいずれかに設定
されます。NetWorker がデバイスを監視しているときにボリュームがロードされ、その
デバイスで読み取り可能な NetWorker ラベルがボリュームに付いていないと、この属性
は yes に設定されます。デバイスのボリュームにラベルが付いていたり、ボリュームがデ
バイスから排出されていると、この属性は no が設定されます。
logical name
(read-only, hidden, no create)
この属性は、論理デバイスに関連付けられている実際のデバイスの名前を示します。この
属性は、論理デバイスにのみ使用されます。
例:logical name: /dev/rmt/0hbn;
logical family
(read-only, hidden, no create)
この属性は、論理デバイスに現在関連付けられている実際のデバイスのファミリを示しま
す。この属性に関連する値は、media type 属性に有効な値です。ただし、この属性の値
は logical に設定できません。この属性は、論理デバイスにのみ使用されます。
例:logical family: tape;
logical type
(read-only, hidden, no create)
この属性は、論理デバイスに関連する実デバイスのタイプを示します。この属性に関連す
る値は、media type 属性に有効な値です。ただし、この属性の値は logical に設定で
きません。この属性は、論理デバイスにのみ使用されます。
例:logical type: 8mm 5GB;
hardware id
(read/write)
この属性は、複数のデバイスリソースからアクセス可能な共有物理ドライブを一意に識別
するものです。同じ物理ドライブを共有する各デバイスリソースは、この属性に対して同
じ値を持つ必要があります。デバイスが使用不可になり、ジュークボックスリソース内に
ない時だけ、この値を更新できます。この属性値を定義する場合、対応するデバイスメッ
セージには hardware id 属性を一意に示す番号が含まれ、管理者コマンド NetWorker
管理コンソールや nsrwatch(8) など ) に表示されます。この番号は、同じ物理ドライブを
共有するデバイスを識別します。
save mount timeout (read/write, hidden, no create)
この属性は、デバイスのあるストレージノードに対する初期保存マウントリクエストのタ
イムアウト値を示します。指定された時間内にリクエストが満たされないと、ストレージ
ノードがロックされ、"save lockout" 時間内は保存プロセスを受信できなくなります。
ストレージノードの説明については、nsr_storage_node(5) を参照してください。こ
の属性はローカルデバイスにも使用されますが、"save lockout" は、デフォルト値の
ゼロから変更できません。したがって、ローカルデバイスは、保存リクエストからロック
アウトできません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
397
nsr_device(5)
save lockout
(read/write, hidden, no create)
この属性は、ストレージノードの保存マウントリクエストで、save mount timeout に
達してから保存割り当て受信ロックが解除されるまでの分数を示します。値がゼロの場合
には、ノードはロックされません。この属性は、ローカルデバイスで変更できません。
CDI
(read-write, no create)
この属性は、このデバイスとの通信に CDI ( 共通デバイスインターフェイス ) を使用す
るかどうか、また使用する場合は、どの CDI 方式を使用するかを示します。この属性の値
には、次のいずれかの値を設定できます。
Not used
NetWorker は、6.x までのバージョンと同じ方法を使用してデバイスと通信します。
Not used を選択することは、基本的に CDI の使用をオフにすることになるため、この設
定は主にデバッグ用に使用されます。
SCSI commands
NetWorker は、CDI インタフェースを使用して明示的な SCSI コマンドをテープドライ
ブに送信します。これにより、デバイスを適切に制御でき、デバイスからステータスを収
集できます。また、これは、NetWorker が直接制御する SCSI または SCSI 系のテープ
ドライブのデフォルトです。
Tape driver commands
NetWorker は、オペレーティングシステムのテープドライバインタフェースに存在する
使用可能な機能をすべて使用します。この設定を選択した場合、テープドライバでサポー
トされていないため NetWorker で使用できない機能が多数存在することになります。ま
た、OS によってサポートされている機能に違いがあるため、このオプションを選択した
場合は、デバイスの動作がプラットフォームによって異なる可能性があります。
Generic tape driver commands
NetWorker は、すべての Unix プラットフォームに存在する機能だけを使用します。7.0
より前のコードの代わりに CDI コードが使用されることを除いて、このオプションは Not
used と同等です。
NDMP
NetWorker は NDMP を使用して NDMP 接続のテープデバイスを制御します。実際に使用
できる機能は、現在使用中の NDMP サーバに依存します。
iSCSI
NetWorker は iSCSI コマンドを使用して iSCSI 接続のテープデバイスを制御します。
例:
CDI: SCSI commands;
398
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
device block size
(read-write, single number, hidden)
この属性を使用すると、デバイスのデフォルトのブロックサイズをデバイスごとに変更で
きます。指定できる値は、handler default ( この属性のデフォルト設定 )、32kB、
64kB、96kB、128kB、160kB、192kB、224kB、256kB、384kB、512kB、640kB、
768kB、896kB、1024kB です。NetWorker ボリュームのブロックサイズは、ボリュー
ムのラベル付け時に設定されます。したがって、この属性を変更しても、ボリュームがリ
サイクルされるまで、変更は有効になりません。また、この属性を handler default
にリセットしても、このデバイスの nsrmmd デーモンが再起動されるまで、リセットは有
効になりません。さらに、ハードウェアプラットフォームの制限により、この属性で選択
したサイズより小さいブロックサイズが使用される場合もあります。これは、一部の
SCSI アダプタまたはアダプタドライバは、SCSI 転送の最大サイズを制限するためです。
これらの制限は、通常、NetWorker によって通知なしに実行されます。
device file size
(read-write, single number, hidden)
この属性を使用すると、このデバイス用に NetWorker が使用するデフォルトのテープ
ファイルサイズを変更できます。ファイルサイズとは、NetWorker がファイルマークを書
き込む前にテープに書き込むブロック数 ( テープレコード数 ) です。100 ∼ 3,000,000
の値を指定できます。
device load time
(読み取り / 書き込み、単一の数値、非表示)
この属性を使用すると、このデバイス用に NetWorker が使用するデフォルトのロード時
間を変更できます。ロード時間とは、テープドライブにロードしたテープデバイスのオー
プンを NetWorker が試行し続ける時間(秒)です。値には、10 ∼ 900 秒を指定できます。
この属性は、CDI が Not used に設定されているときのみ使用されます。
device eject time
(read-write, single number, hidden)
この属性を使用すると、このデバイス用に NetWorker が使用するデフォルトのロード時
間を変更できます。排出時間とは、テープをドライブから取り出す際に、テープが排出さ
れるのを NetWorker が待つ時間 ( 秒 ) です。値には、30 ∼ 900 秒を指定できます。
device poll interval(read-write, single number, hidden)
この属性を使用すると、このデバイス用に NetWorker が使用するデフォルトのテープ
ポーリング間隔を変更できます。ポーリング間隔とは、NetWorker によって、テープド
ライブの準備ができているかどうかの確認が繰り返される間隔 ( 秒 ) です。値には、1 ∼
30 秒を指定できます。
device min load tries (読み取り / 書き込み、単一の数値、非表示)
この属性を使用すると、このデバイス用に NetWorker が使用するロード試行回数を変更
できます。ロード試行回数とは、NetWorker によって、テープドライブの準備ができて
いるかどうかの確認が試行される最小回数です。この属性は、基本的に、準備ができてい
ないテープドライブに対する open() システムコールが失敗するまでに非常に長い時間が
かかるようなオペレーティングシステムでの使用を対象としています。2 ∼ 120 の値を指
定できます。
この属性は、CDI が Not used に設定されているときのみ使用されます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
399
nsr_device(5)
device tape flags (読み取り / 書き込み、非表示)
この属性を使用すると、このデバイス用に NetWorker が使用するデフォルトのフラグを
変更できます。フラグとは、Net-Worker とデバイスのやり取りの主要な動作を制御する
設定です。値は、TAPE、NOEOM、PHYSREC、SIZED、NOBSF、FILE、FILESYS、32K を
スペースまたは 'or' 記号(|)で区切って指定できます。また先頭に 'or' 記号(|)を
付けることができます。
警告 : この属性は、EMC テクニカルサポートから指示された場合にのみ使用してくださ
い。この属性にデフォルトの空の値以外を設定した場合、使い方が間違っていると、ドラ
イブにロードされているテープ上のデータが失われる可能性があります。
device default capacity(読み取り / 書き込み、単一の数値、非表示)
この属性を使用すると、このデバイス用に NetWorker が使用するデフォルトの容量を変
更できます。デフォルトの容量とは、指定したデバイスタイプのドライブの圧縮されてい
ないストレージ容量の代表値です。異なるテープサイズまたは圧縮方法は計算に含まれま
せん。この属性は、大まかな情報提供だけを目的として使用されます。NetWorker が
テープに書き込むデータ量には影響しません。この属性は、CDI が Not used に設定され
ているときのみ使用されます。
TapeAlert Critical (読み取り / 書き込み、作成しない)
この属性は、操作時にテープドライブから集められた TapeAlert の致命的フラグのリス
トを格納します。致命的フラグとは、データが消失した可能性があるフラグです。致命的
フラグでは、しばしば、解決にユーザーの介入が必要とされます。
次に示す致命的フラグは、特定のフラグがドライブに無関係になると、NetWorker が自
動的にクリアします(実際の TapeAlert のフラグ番号はフラグ名の最後の括弧内に示さ
れています)。
Media (4)
テープが原因で、リカバリ不可能な読み取り、書き込み、またはポジショニングエラーが
発生しました
Write protect (9)
書き込み保護されたテープに書き込もうとしました
Recoverable snapped tape (13)
テープの排出が可能なドライブでテープがスナップされました
Forced eject (16)
テープが手動でドライブから排出されました
Clean now (20)
テープドライブはクリーニングする必要があります
すべての TapeAlert 属性は、ハードウェアから報告された問題を単に報告するためにの
み使用されるため、実際には "delete-only" にリストされるべきです。しかし、
NetWorker には "delete only" 属性はないため、これらは read-write にリストさ
れています。NetWorker は、これらの属性に保持される値を使用して、デーモンログ、
メッセージファイル、および NetWorker 管理 GUI ですでに報告された問題については警
告を繰り返し表示しないようにします。
400
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
TapeAlert Warning (読み取り / 書き込み、作成しない)
この属性は、操作時にテープドライブから集められた TapeAlert の警告フラグのリストを
格納します。警告フラグとは、データ損失が直ちに起こる危険性はないが、将来、データ
の損失につながる可能性があるデバイス操作を表すフラグです。
次に示す警告フラグは、NetWorker が自動的にクリアします。
Read warning (1)
ドライブは、テープからの読み取り時に問題が発生しました。データは消失していません
が、パフォーマンスが低下する可能性があります
Clean periodic (21)
ドライブは定期クリーニング期日になっています
TapeAlert Information (読み取り / 書き込み、作成しない)
この属性は、操作時にテープドライブから集められた TapeAlert の情報フラグのリストを
格納します。情報フラグは、通知する必要はあるが、データの損失にはつながらない問題
が発生したことを表します。
次に示す情報フラグは、NetWorker が自動的にクリアします。
No removal (10)
ドライブの使用中にテープを排出しようとしました
Cleaning media (11)
ドライブにあるテープはクリーニングテープのため、データ用に使用できません
Unsupported format (12)
ドライブのテープは、ドライブでサポートされていないフォーマットです
Nearing media life (19)
テープカートリッジは、まもなく使用期限が切れます
autodetect id
(read/write, hidden)
この属性は、自動検出されたデバイスの識別に使用されます。これは NetWorker プログ
ラムだけが使用します。管理者が手動で変更することはできません。
server network interface(read/write, hidden)
この属性は、mmd との通信に使用するネットワークアドレスまたはホスト名を定義しま
す。このフィールドは、デバイスがストレージノードに接続されている場合のみ適用され
ます。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
401
nsr_device(5)
使用例
完全な例を以下に示します。
type:
name:
NSR device;
/dev/nrst8;
message:
volume name:
media family:
media type:
enabled:
shared devices:
dedicated storage node:
write enabled:
read only:
target sessions:
volume label:
volume default capacity:
volume current capacity:
volume expiration:
volume pool:
volume flags:
volume operation:
volume write time:
volume block size:
volume id:
accesses:
access weight:
consecutive errors:
max consecutive errors:
operation arg:
volume message:
NSR operation:
minor mode:
jukebox device:
statistics:
writing, done
mars.017;
tape;
8mm 5GB;
Yes;
done;
No;
Yes;
No;
4;
mars.017;
;
5000 MB;
"Thu Sep 21 17:23:37 1996";
Default;
;
;
;
32 KB;
32449;
199;
1;
0;
20;
;
;
;
idle;
Yes;
elapsed = 257572, errors = 0, last rate = 397,
max clients = 3, file marks = 22, rewinds = 4,
files skipped = 1976, records skipped = 0,
current file = 2389, current record = 162,
seek files = 0, seek records = 0,
estimated kb = 0, amount kb = 6273,
file amount kb = 6273, sessions = 1;
cleaning required: No;
cleaning interval: 2 weeks;
date last cleaned: "Tue Apr 11 15:10:32 1995";
auto media management: No;
unlabeled volume loaded: No;
logical name: ;
logical type: ;
logical family: ;
connection process id: ;
connection message: ;
connection status: ;
hardware id: ;
save mount timeout: 30;
save lockout: 0;
CDI: SCSI commands;
device block size: handler default;
402
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_device(5)
device default capacity: 20GB;
device eject time:;
device file size:;
device load time: 120;
device min load tries:;
device poll interval:;
device tape flags:;
TapeAlert Critical:
TapeAlert Information:
TapeAlert Warning:
Media, Cleaning;
Read warning;
Cleaning media;
ファイル
/nsr/res/nsrdb - このディレクトリのファイルは直接編集できません。nsrmm(8)、 nsradmin(8)、または
NetWorker Management Console のいずれかを代わりに使用してください。
参照先
nsr_getdate(3)、 ctime(3)、 nsr_resource(5)、 nsr_pool(5)、 nsr_schedule(5)、
nsr_service(5)、 nsr_storage_node(5)、 nsr_render_log(8)、 nsr(8)、 nsrmmd(8)、
nsrmm(8)、 nsradmin(8)
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
403
nsr_device(5)
404
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_directive(5)
Maintenance Procedures
nsr_directive(5)
製品名(A-Z)
nsr_directive - NetWorker リソースタイプ「NSR directive」の定義
形式
type: NSR directive
機能説明
NSR ディレクティブは、単一のリソースタイプによって記述されます(nsr_resource(5) を参照)。NetWorker
サーバの NSR ディレクティブリソースを編集するには、nsradmin(8) または NetWorker 管理コンソールを使用
します。これらの NetWorker 管理プログラムの使用方法については、該当するマニュアルページを参照してくだ
さい。
これらのリソースは、ファイル処理時にコマンドの NetWorker ASM ( アプリケーション特定モジュール ) ファミリ
によって使用されます。uasm(8) と nsr(5) を参照してください。ディレクティブを使用すると、どのファイルを保
存するか制御し、特定の種類のファイルに特別な処理を指定することにより、バックアップの効率を改善できます。
ATTRIBUTES
リソースタイプ NSR device には次の属性が定義されています。括弧内の情報は、属性値のアクセス方法を示しま
す。create-only は、リソースが作成された後は、値を変更できないことを示します。read/write は、権限の
ある管理者が値を更新できることを示します。hidden は、その属性がプログラムまたは専門家だけを対象にして
いることを表し、hidden の属性は、nsradmin(8) で hidden オプションを選択しないと表示できません。
dynamic 属性には、変化の激しい値が入ります。この他にも、すべてのリソースに共通の属性 ( たとえば、
administrator) がいくつかあります。これらの属性については、nsr_resource(5) を参照してください。
name
(作成のみ)
ディレクティブリソースの名前は、NetWorker クライアントリソースを作成または更新
するときに選択肢として表示されます。nsr_client(5) を参照してください。名前は、
通常、管理者がわかりやすい名前を選択できますが、この NetWorker サーバ上で一意の
名前でなければなりません。‘UNIX standard directives’ という名前のディレク
ティブリソースは変更できますが、削除することはできません。その他のディレクティブ
は、それを使用するクライアントまたはアーカイブリストがない場合のみ、削除できます。
例:name: UNIX standard directives;
comment
(read/write)
この属性を使用して、管理者は、ディレクティブに関する説明や補足情報を管理できます。
directive
(読み取り / 書き込み)
この属性には、ディレクティブを定義するルールが含まれます。この属性の値は、各
<< path >> ディレクティブで絶対パス名を指定する必要があることを除いては、.nsr
ファイルの内容に似ています。NetWorker ディレクティブのフォーマットの詳細につい
ては、nsr(5) を参照してください。
例:directive: "<< / >> skip : core";
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
405
nsr_directive(5)
注意
NetWorker には、「UNIX standard directives」、「UNIX with compression
directives」、
「DOS standard directives」、
「NetWare standard directives」
という 4 つの定義済みディレクティブリソースが付属しています。最初の 2 つは、UNI プ
ラットフォーム上で動作するクライアントで使用するためのものです。
「DOS standard
directives」は、DOS を実行しているマシン上のクライアントで使用するためのもので
す。最後のディレクティブ「NetWarestan-dard directives」は、NetWare プラッ
トフォーム上で動作するクライアントで使用するためのものです。この他に、「Default」
と「Default with compression」という 2 つのディレクティブがある場合があります。
これらはそれぞれ、「UNIX standard directives」と「UNIX with compression
directives」の以前の名前です。NetWorker は、古い名前を使用するディレクティブ
リソースがもう使用されていない場合、そのディレクティブリソースを削除します。
使用例
次に、‘UNIX directive’ という名前の NSR ディレクティブリソースの例を示します。
type: NSR directive;
name: UNIX directive;
directive: "
<< / >>
+skip : core
skip : tmp
<< /usr/spool/mail >>
mailasm : *
<< /nsr >>
allow
";
参照先
nsr(5)、 nsr_resource(5)、 savegroup(8)、 savefs(8)、 uasm(8)、 nsradmin(8)
406
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_getdate(3)
Maintenance Procedures
nsr_getdate(3)
製品名(A-Z)
nsr_getdate - 時間と日付の形式 ASCII
形式
#include <sys/types.h>
time_t nsr_getdate(buf)
char *buf;
機能説明
nsr_getdate() ルーチンは、ほとんどの一般的な時間指定を UNIX 標準形式に変換します。このルーチンは、時
間と日付を含む文字列を引数として受け取り、それを時間形式に変換します。
この文字列は、下記の形式で 0 個以上の指定を含む文字列です。
tod
tod は時刻です。これは、時 [: 分 [: 秒 ]](または時分)[ 午前 / 午後 ] [ 時間帯 ] の書式です。午前 /
午後 - am または pm - の指定がないときは、24 時間制が使用されます。tod は、時の後に午前 / 午後を
付けただけで指定される場合もあります。
(GMT などの)時間帯の指定がないときは、2 番目のパラメータ
now によって決まる現在の時間帯になります。
date
date は特定の月および日で、年が付く場合もあります。使用可能な書式は、月 / 日 [/ 年 ] と月名と日
[, 年 ] です。年を省くと、自動的に現在の年になります。年は 70 から 99 の範囲で指定し、19** となり
ます。指定した年が 00 から 30 の範囲のときは、20** となります。その他の 100 未満の年をどう取り扱
うかは未定義です。数字の後に日または相対時刻の単位が付いていないときは一年と解釈され、tod、月
名、日を指定しないと、tod と解釈されます。このルールにより、date(1) または ctime(3) からの出
力を入力として nsr_getdate に渡すことができます。
day
曜日を指定することもできます。適切であれば、現在の日付が指定されます。曜日の前に番号を付けて、
その曜日の特定のインスタンスを指定することができます。デフォルトは 1 です。負の数は、過去を表し
ます。一部のシンボリック数も使用可能です。last(最後)、next(次)、および first(1 番目)から
twelfth(12 番目)のシンボリック数を使用できます(second(2 番目)はあいまい性があるため、序
数として使用できません)。シンボリック数 next(次)は 2 と等価です。従って、next monday(次の
月曜日)は、来週の月曜日ではなく、1 週間後の月曜を意味します。
relative time
現在時刻を基準とする相対的な指定も許可されます。その形式は、[ 数値 "] " 単位 ; となります。使用可
能な unit(単位)は、 decade(10 年)、 year(年)
、 quarter(四半期)
、month(月)
、 fortnight
(2 週間)
、 week(1 週間)
、day(日)
、 hour(時間)、 minute(分)
、および second(秒)です。
実際の日付の形式は、次のように処理されます。まず、任意の絶対的な日時が処理および変換されます。その時間を
ベースとして、曜日の指定が追加され、最後に相対的な指定が使用されます。絶対的時 間 または相対的時間を指
定せずに日付または日を指定した場合は、midnight(24:00)が使用されます。最後に、夏時間や時差の補正が
行なわれ、正しい時刻が出力されます。
nsr_getdate は、日、月などについての最も一般的な略字を受け入れ、特に最初の文字が大文字か小文字かによ
り日、月を認識し、また、どの日、月でもその後のピリオドの有無にかかわらず 3 文字を認識します。週などの単
位は単数でも複数でも指定できます。時間帯と午前 / 午後の値は、大文字でも小文字でも、そしてピリオドを付け
ても付けなくても構いません。
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
407
nsr_getdate(3)
参照先
ctime(3), date(1), ftime(3c), localtime(2), time(2)
バグ
mmrecov グラマーとスキャナーの機能が限定的なため、特定の望ましい指定や明確な指定を使用できません。さら
に、一部の正しいフレーズの機能が本来のものと異なっている場合があります。Next week(次の週)は 2 weeks
(2 週間)と同じことを意味します。
夏時間の修正は完全ではなく、時刻を変更する日の真夜中から午前 2:00 の間の時刻は正確でなくなる可能性があ
ります。
localtime(2) は時間帯の情報のない旧式の時刻形式を受け入れるため、時間帯が異なっている場合の現在の時刻を
nsr_getdate に渡せない可能性があります。
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EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_group(5)
Maintenance Procedures
nsr_group(5)
製品名(A-Z)
nsr_group - NetWorker リソースタイプ「NSR group」の定義
形式
type: NSR group
機能説明
各 NetWorker グループは、単一のリソースタイプ NSR group によって記述されます(nsr_resource(5) を参
照)。NetWorker サーバの NSR グループリソースを編集するには、次のように入力します。nsradmin -c
"type:NSR group" または NetWorker 管理コンソールを使用します。NetWorker 管理プログラムの使用方法に
ついては、nsradmin(8) のマニュアルページを参照してください。
これらのリソースは、NetWorker クライアントのグループがデータの保存を開始する時刻と、バックアップを毎日
自動的に開始するかどうかを制御します。各 NSR クライアントリソース (nsr_client(5) を参照 ) には、そのク
ライアント ( またはそのクライアントのセーブセット ) が属しているグループがリストされます。グループは、そ
のグループに属するクライアントがなければ、削除できます。
ATTRIBUTES
リソースタイプ NSR group には次の属性が定義されています。括弧内の情報は、属性値のアクセス方法を示しま
す。create-only は、リソースが作成されるとき以外、管理者による変更ができないことを示します。read/
write は、その値の読み取りと設定がいつでも可能であることを示します。choice は、指定されたリストからの
み値を選択できることを示します。yes/no は、yes または no のどちらかを選択しなければならないことを示しま
す。static 属性の値は、ほとんど変更されません。dynamic 属性には、変化の激しい値が入ります。hidden は、
その属性がプログラムまたは専門家だけを対象にしていることを表し、hidden の属性は、nsradmin(8) で
hidden オプションを選択しないと表示できません。たとえば、(create-only, static) とマークされた属性
は、属性の作成時に設定され、変更されません。この他にも、すべてのリソースに共通の属性 ( たとえば、
administrator) がいくつかあります。これらの属性については、nsr_resource(5) を参照してください。
name
(作成のみ)
この属性は、このリソースで定義されたグループの名前を格納します。この名前は、この
NetWorker サーバ内で固有でなければなりませんが、管理者にとって意味のある名前で
あれば、どのような名前でもかまいません。この名前は、各 NSR client および NSR
pool(5) リソースで選択可能な属性です。NSR group の「Default」という名前を持つ
リソースは変更可能ですが、削除はできません。この名前は、グループを作成したときに
のみ指定できます。
例:name: marketing;
comment
(read/write)
この属性を使用して、管理者は、グループに関する説明や補足情報を管理できます。
snapshot
(read/write, yes/no)
この属性は、そのグループがスナップショットのバック アップを表すかどうかを決めま
す。注記:この機能は EMC PowerSnap モジュールでのみ使用できます。
autostart
(読み取り / 書き込み、選択)
この属性は、このグループを毎日自動的に保存するかどうかを決定します。次の 3 つの値
のいずれかを指定できます。Enabled(使用可)、Disabled(使用不可)または Start
now(直ちに開始)。値が Enabled の場合、このグループのメンバーは start time 属
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
409
nsr_group(5)
性で指定された時刻にデータの保存を開始します。start time 属性に指定した時刻まで、
アーカイブリクエストは実行されません。値が Disabled の場合、このグループのメン
バーはデータの保存を自動的に開始しません。Start now の値が指定されると、メンバー
のクライアントはデータの保存をすぐに開始します。開始後、属性は以前の値に戻ります。
例:autostart: Enabled;
autorestart
(read/write, choice, hidden)
この属性は、実行した処理が停電あるいは管理者介入のために不完全であることが
NetWorker サーバの起動時に通知された場合に、このグループを自動再開するかどうかを
制御します。autostart 属性と同様に、この属性の値に Restart now を設定すると、
NetWorker はグループの保存をすぐに再開します。autorestart を有効にしても、
autostart が有効でないと機能しません。
stop now
(read/write, choice, hidden)
このグループの実行中に、この値に「True」を設定すると、このグループはすべての保
存をすぐに中断します。グループの保存が中断されると、値は「False」に戻されます。
有効な値はこの 2 つだけです。
start time
(read/write)
この属性は、このグループが保存を開始する時刻を指定します。NetWorker サーバの
ローカル時刻が使用されます。時刻は "hours:minutes" の形式で指定します。値にコ
ロンを使用するため、nsradmin プログラムのようなキャラクタベースの管理ツールを使
用している場合は、引用符が必要です。時間は 0 から 23 (24 時制を使用 )、分は 0 から
59 の間で指定します。
例:start time:"4:53";
last start
(read/write, hidden)
このグループの保存が最後に開始された時刻。複数のインスタンスの実行が試みられた場合、
1 つのインスタンスだけがこの属性を更新します。この属性が設定されると、"lastend" 属
性はクリアされます。この属性は情報提供だけを目的としており、属性を変更してもシス
テムは影響を受けません。
last end
(読み取り / 書き込み、非表示)
このグループの保存が最後に終了または完了された時刻。この属性は情報提供だけを目的
としており、属性を変更してもシステムは影響を受けません。この属性は、last start
属性が更新された場合のみ更新されます。savegrp プログラムまたはマシンが異常終了
した場合、"last end" 属性は更新されません。
interval
(読み取り / 書き込み、スタティック、非表示)
この属性は、NetWorker がこのグループの自動保存を実行する頻度を指定します。手動
によるグループの保存開始は、この間隔の設定より優先されます。デフォルト値は 24:00
で、1 日に 1 回実行することを意味します。
restart window
(読み取り / 書き込み、スタティック、非表示)
この属性は、NetWorker によるグループの自動再起動に使用されます。これは、再起動
が有効な時間の長さを定義します。グループを前回起動してから再起動の時間枠が経過す
ると、再起動の試行は新規の起動に変換されます。個々のセーブセットの再起動が正常に
完了していても、起動時間がこの時間枠より古い場合は、それらのセーブセットについて
も時間枠が経過したものとみなされます。これらのセーブセットは、再起動が可能なもの
とみなされます。この属性は、グループの一部として完了したすべてのセーブセットの起
動時間をこの時間枠内に維持するのに役立ちます。restart window 属性は interval
410
EMC NetWorker リリース 8.0 コマンド リファレンス ガイド
nsr_group(5)
未満にする必要があります。interval の半分に設定すると、スケジュールされた次の起
動を超えて再起動の試行が過剰に実行されるのを回避するのに役立ちます。デフォルト値
は 12:00 です。これは interval のデフォルト値(24:00)の半分です。
success threshold (読み取り / 書き込み、選択)
この属性は、グループ内のすべてのセーブセットの成否を報告する基準を設定するのに役
立ちます。デフォルト値は Warning です。これは、バックアップ中に警告が発生したセー
ブセットがあれば、そのセーブセットが Successful SaveSets セクションに報告される
ことを意味します。これらのセーブセットのクライアントは、完了レポートのヘッダサマ
リで successful withwarning(s)(
「警告が表示されたが正常に完了」)として報告さ
れます。Success に設定すると、警告が表示されて完了したセーブセットがすべて
Unsuccesful Savesets セクションに報告されます。失敗がある場合、retry count
が 0 以外に設定されていると、セーブセットに対して再試行が行なわれます。クライアン
トも失敗したものとして、セーブグループの完了レポートのヘッダサマリに報告されます。
snapshot policy
(読み取り / 書き込み、選択)
このグループのスナップショットが 'Yes' に設定されている場合に、このグループに関
連づけられるスナップショットポリシー。注記:この機能は PowerSnap モジュールでの
み使用できます。
snapshot pool
(読み取り / 書き込み、選択)
スナップショットメタデータをバックアップする必要があるプール。注記:この機能は
EMC PowerSnap モジュールでのみ使用できます。
force incremental (読み取り / 書き込み、スタティック、非表示、選択)
interval 属性が 24 時間未満で、グループが 12:00am+ interval 以降に開始される
場合は、この属性を 'Yes' に設定すると、インクリメンタルレベルのセーブグループが
強制的に行われます。午前 12:00 は真夜中であることに注意してください。デフォルト
値は "Yes" です。"No" は、すべてのバックアップが予定のレベル(グループリソースの
レベル属性で指定されたレベル)で行われることを意味しています。この属性は自動的に
開始されたグループにのみ適用されます。
次の例は、"interval" 属性と一緒にこの属性を使用する方法について示しています。グ
ループ g1 を 6 時間ごとにバックアップし、最初のバックアップはレベルバックアップで
なければならないとします。g1 について、間隔を 06:00 に設定し、autostart を
"enabled" に設定し、強制インクリメンタルを "Yes" に設定します。また、レベルを希
望のレベルに設定します。この場合は、グループ g1 の最初にスケジュールされた実行
(午前 6:00 前)は、構成されたレベルで実行されます。同じ日のその後のスケジュールさ
れたグループ g1 の実行(午前 6:00 以降)は、インクリメンタルレベルで実行されます。
savegrp parallelism (read/write)
この値にゼロ以外の値を設定すると、savegrp プログラムは