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意見及び考え方(PDF形式:594KB)
京都与謝野人口ビジョン(中間案)及び与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略(中間案)に対する意見及び考え方 1 募集期間 平成27年10月13日(火)~平成27年11月4日(水) 2 意見提出件数 10件(4人) 3 意見の要旨及びこれに対する考え方(案) № 1 項目 全般 意見の要旨 意見に対する考え方(案) 先日は与謝野町総合戦略(中間案)の概要を聞かせて頂きありがとうご 与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略には行政が実施するもののみでな ざいました。人、それぞれ考え方は違うかと思いますが、私はこの基本目標の4 く、民間団体・住民との協働事業や民間主導のものが多数含まれており、これ 案は素晴らしいものだと思います。機業の廃業が続き、途方に暮れたあの当 らすべてを確実に推進していくために「与謝野町まち・ひと・しごと創生本部」が 時、この様な取り組みが行われていれば今日の丹後も少しは変わっていたかも 主体となって事業の立案・実施あるいは促進を行います。さらに産業界・関係 知れません。公聴会に参加して、先ず驚いたのはこの小さな町で今後人口が 行政機関・教育機関・金融機関・労働団体・メディア(産官学金労言)等 毎年 300 人ペースで減少していくであろうということでした。子供や孫の時代は で構成する組織によって総合戦略の効果・検証し、必要に応じて総合戦略を どうなるのだろう・・・恐ろしささえ感じてしまいます。 改訂する仕組みも構築します。 与謝野町には今日「ちりめん街道」という名がある様に、シルクのまちとして生 きてきた誇りや、又、稲ワラで縄作り一つでもいいです。いろいろな特技を持った 方々が今ならまだ多勢おられます。経験を通して身についた技を今後、与謝野 町を担っていく若い世代にどう伝えていくか、どう活かしていくか、取り組む価値は 大いにあるのではないでしょうか。4 つの戦略(案)が「絵に画いたモチ」で終わ らぬ様一つ一つをより実践的に行動として取り組んでいきたいものです。 そこで一つ町にお願いです。「やろうと思えばやって下さい」ではなくて、「やって 下さい、やらなきゃダメなんですよ」と町政には力強いけん引車になって頂きたい と思います。お願いします。 -1- 2 全般 公聴会に参加して感じた事 人口増減の基本要素である「出生・死亡・転入・転出」数の推移と将来人 分析・戦略を全般的に概要として項目別にまとめてありますが、 口に及ぼす影響度を中心に分析しており、また出生率と社会移動の仮定条 1. 一般的分析で概要すぎ 件により人口の将来推計を算出しているため、経済分析、商業分析等は深 2. 広く浅く総論的で深みが無い 掘りしていないものとなっています。ご指摘を踏まえ、限られた策定期間・人員・ 3. 人口動態は 1920 年から推移分析されているが、経済分析、商業・産 手持ちデータのなかでいくつかの分析の補強を行います。 業別分析、世帯数分析、人口密度分析、男女別人口ピラミッド分析が 欠落しており層別分析データ不十分 なお、総合戦略は平成 27 年度から平成 31 年度の 5 年間の戦略として いますが、国提供の経済分析システム(RESAS)の活用、総合戦略の効 4. 分析・結果の問題点と課題に基づく方向性が見えない 果・検証組織による議論、平成 28 年度から次期与謝野町総合計画の議論 5. 行政のやるべき事の骨が無く、期待される、期待する、望まれる民力や、 の中で総合戦略を改訂していく予定としており、ご指摘の内容も含めて本総合 町民像的要素が濃く、行政の財政ビジョン・戦略作りの意味より、評論 戦略を随時改訂することとします。 的でコンサル会社が丸く一般論として分析・評価したレポートのように感じ ました。 与謝野町の人口・産業・商業・自然環境・他の地域との外部与件など歴 史と現在と未来を加味されていないような感じで、概要と言え無機質で味付け が必要と思いました。 3 全般 グランドプラン戦略、実行プランニングの基本原則 地方創生は人口が減少するなかで持続可能なまちづくりを進めることであ 未来の与謝野町のひと・しごと・まちの創生・創造戦略のビジョン、マスタープ り、これまでのような行政主導のまちづくりでは限界があるため、民間活力が不 ランづくり及び実行、具体化には積極的な行政の役割が求められ、 可欠となります。「まちづくりは人づくり」と言われるように、計画・制度・仕組み・ 1.助成⇒投資への転換 ハードをいくらつくっても、まちづくりの担い手(人)が必要不可欠であってご指 2.特徴ある特化したまちづくりで近隣地域と同化しないコアとなる事業の導 摘のとおりと考えます。創生本部メンバー構成のご提案を含めて、総合戦略を 入と育成 PDCA サイクルにより推進していく考えです。 3.民間の力の活用は町内に限らずクローバルな民間の知恵と資本と人材を 借り、守りより攻める。コア造りを重点に置く必要がある。 町を集約・集中型統合に変換することについて、行政効率を高める(ある いは維持する)目的としては一つの考え方になりえるものの、有識者会議も含 4.小さな町、小さな行政には分散型⇒集約、集中型統合に変換が急務 -2- めてそのような議論が行われておらず現時点でその方向性を打ち出していませ でダイナミックさ必要 ん。少なくとも先祖代々受け継がれ住み慣れた場所で住み続けたいと思われ 5.ひとづくりは小さな町、小さな家族に必要な人、気配り、心配り、目配りと 郷土愛の育成が民力になる る方の意に反した移住を進めるという意味の集約・集中型統合は考えていませ んが、長期的なまちのビジョンとしてコンパクトシティ化の議論は今後ありえるも 6.創生本部メンバーに大学の研究室、ディベロッパーなど町外で人でなく組 のと考えます。 織、団体の参加が不可欠で人の力、知恵、知識より組織の力を入れる方 が多様で多面でフレキシブルな思考で斬新生のあるビジョン、グランドデザイ ン、マスタープランが描けるのでは、と思いメンバーの多層化が必要と考えま す。 ダイナミックな発想で実行可能な中型プランを! 4 人口ビジョン [1]分析について 世帯数分析を追加します。 ※世帯数時系列動向分析が欠落しており、世帯数と人口数の減少率分 析は変化する町づくりに必須であり、全ての戦略計画の基本となる数値であり 必要。現在は人口数減少率が世帯数減少率より高いと思われるが、将来ど のように推移するのか、人口と世帯数の関係は町の力を予測する事になる。 人口数減少率 ≧ 世帯数減少率 = 町力が下がる 逆なら町力が上 がる (1)推計・仮定条件と仮説 本町の人口減少の最大の要因は若年層の転出超過であることが分かって 2 万人を切る 2020~2025 年で 15 歳~64 歳と 65 歳以上の人口差が います。国の長期ビジョンでは日本全体で人口が減少し 1 億人程度の人口維 急激に縮まるが、その時点で減少抑制政策が無策なら分岐点となり、急激な 持を目指すとされているなかで、如何に我が町に人を呼び込むのかという視点 人口減少下降線を描き、老齢化の上昇に伴い町の活力が失われ、他地域 ではなく、京都府北部地域全体で圏域を維持する方向性を打ち出していま (宮津、伊根、福知山、綾部、舞鶴)との[0サム・ゲーム]の競争原理が す。地域間競争は起こると思われますが、総合戦略の施策を進めることで、で 生じ、一時間程度の通勤圏内の近隣地域は就労圏であり、流動性が高く人 きるかぎり目標人口に近づけたいと考えています。 口の寡占化・就労者の奪い合いで地域間競争により転入減・転出増加が顕 著に表れ、出生人数急減をもたらし、約 1.2 万~1.3 万人に 2060 年に激 減のおそれが有り「MAX 1.6 万人、ミニマム 1.2~1.3 万人」と推計もできる。 -3- ※人口の雪崩現象化 (2)国勢調査数値に基づき 2030 年までの 5 年毎の 「年齢階級別人口移動の状況」において男女別の状況・分析を示していま ①男女別動向分析と仮説に基づく推定予測 す。今回の人口の将来推計は出生率と社会移動の仮定条件により算出され ②5才毎の男女別人口ピラミッドを作成し人口構成傾向分析を行い、ある る方法で推計しており、仮定条件として出生率、社会移動率(及び人数) べき健全な姿に対する問題点、課題の洗い出し、町づくり、人の流れの戦 を 5 年ごとに男女別・年代別で任意に設定可能ですが、仮定条件をどのように 略のベース分析として必要 設定するかについて専門的な知識を持ち合わせていないため、今回は本町の (3)経済分析(2025 年と 2060 年) 過去の男女別の社会移動の傾向を基に社会移動がプラスに改善する仮定条 ①1.6 万人の産業別購買力(高)分析 件で算出しました。5 歳ごとの男女別人口ピラミッドについて 2010 年と 2080 ②町内の年間産業(業種別)売上高分析 年(町推計 2-1)を示していますが、可能な範囲で補強します。 ③産業別(業務)企業数分析(推定・仮説数値) ・人口減少率より企業減少率等が高くなり、家内企業、小規模小売業、 サービス、医療、福祉の激減が予測される。 人口増減の基本要素である「出生・死亡・転入・転出」数の推移と将来人 口に及ぼす影響度を中心に分析しており、また出生率と社会移動の仮定条 ・新規創業企業の育成、起業家創出、新規創業件数より現在企業の廃 業件数が多くなりマイナスが予測される 件により人口の将来推計を算出しているため、経済分析、商業分析等は深 掘りしていないものとなっています。ご指摘を踏まえ、限られた策定期間・人員・ ・廃業件数と創業件数予測とその増減評価と現在企業対策の方向性が 手持ちデータのなかでいくつかの分析の補強を行います。 必要。 (4)人口(世帯)密度動向分析(2025 年→2060 年)欠落 町の面積の変化が無く人口と世帯数が減少すれば 1 人当り(1世帯当 人口が減少するため一人当たりの土地面積が広くなることは明らかであり、詳 細分析は省略します。 り)の土地面積が広くなり、町づくりの重要な要素となる数値分析であり、行 政の大きな経済的負担となり人口減少の大きな問題点を浮びあげる分析とな る為、必須分析として必要。(生活圏の縮小戦略) [2]人口目標と課題について(0サム・ゲームの発想必須) 本町の人口減少の最大の要因は若年層の転出超過であり、これに対する施 (1)人口 1.6 万人を絶対防衛圏目標とし、政治的判断と行政として①何 策として総合戦略にまとめました。 が必要なのか②何をなすべきなのか、TQC 手法で重要項目毎の課題の洗 -4- い出し、重要原因に対し対策となる施策を打たなければ0サム・ゲームで右 肩下がりの人口減少。経済の縮小が進み、他の競争地域へ更に流出し、 1.2~1.3 万人に激減も危惧される。せめて課題だけでも深耕り必要と考え ます。 (2)人口減少を前提としたまちづくりが求められていると課題提示されてい 今回は人口が減っていく中、まずはこれをやっていくというものを総合戦略とし ますが、今一歩掘り下げた求められるまちづくりの視点を打ち出すべきでは! てまとめました。例示されたまちづくりの視点それぞれについて人口減少時のあり (例) 方の議論ができていません。限られた策定期間であることから、のちの議論に委 ①インフラ・ライフラインの維持と生活圏の縮小について ねます。 ②行政機構について ③自治区・隣組について ④医療・介護など福祉について ⑤限界集落・消滅可能性地域について ⑥生活圏と就労圏について ⑦経済について ⑧交通アクセスについて 目標設定と目標達成の為、人口数・世帯数に合わせたまちづくり(再成・ 創生)はどうあるべきか、更に深くシビアに問題・課題提示し、他の競合地域 に埋没しない人口減少抑制施策並びに政策的戦略的人口増加(流入) 施策の提言をすべきと考えます。 5 基本目標1 (1)基本目標 1 について 「人がいて仕事があって町ができる」という論で総合戦略を組み立てていま ひとづくりの前に 1.6 万人に於ける前提となる町のコミュニティ、自治区、隣 組、防災、教育、育児、人口集約地域造りなど方向を示した中での(ア)~ (ウ)他の項目に落し込むべきと思います。(前提はどんな町にしたい、なりた いから、どんな人が望まれ、その為の施策になる) -5- す。 町⇒仕事⇒人⇒生活 (2)基本目標2について 町民への期待・望む姿勢・努力目標など、求められる人間像の指針的であ り、行政として受動的すぎ。能動的スタンスでの検討が必要と感じられます。 本総合戦略は行政、住民、民間が取り組むものとしてまとめており、行政主 ※人口減少、高齢化社会では、郷土愛、共助愛、敬愛心、協調力及びコミ 導で取り組む内容があるものの、基本的には協働で取り組みを進めたいと考え ュニティを守るリーダーシップのある人が必要になり、思いやり、心配り、気配り、 ています。 目配りのある人が重要になり、伝統芸能の継承、祭事の継続、維持、挨拶運 動など必要と思います。 6 基本目標2 (1)(ア)~(ウ)のものを作る以外に、観光、医療、介護、健康などを 現在進めている町政との整合性、取り組みの重点分野として「創造的もの 提供するサービスを切り口とした創業的(創造的)[しごとの場]づくりの提 づくり」を打ち出しました。これ以外のサービス等の業種について施策に取り組ま 案が必要で、高齢化、人口減少社会での[ものづくり]製造業に片寄ると町 ないということではありません。 は衰退する可能性が大。非製造業は戦略的行政主導で投資的推進必要 (製造業は成長産業にあらず) (2)ものづくりは世界的競争商品になり、与謝野町だけの、与謝野町なら 与謝野ブランド戦略として取り組みます。 ではの特徴、特性、特異性(ブランド)又は高付価値商品の開発なくして競 争に勝てなく、費用対効果、経済合理性からも産学共同開発なくして困難と 思います。 7 基本目標3 (1)特徴ある町づくり 基本目標 4 の②「まちづくり観光の推進」で同趣旨の記述をしており、実施 その①観光 する事業の中でご提案の内容を検討します。 -6- 活力維持の為、交流人口増加策として観光事業の強力推進必要。山 (大江山)、海(阿蘇海)の自然環境を活かし体験型観光を想像(創 造)し伊根、天橋立の中間点としての役割を担う。 [例]阿蘇海と周辺公園一帯に[釣り場](釣り堀)を造り公園での [ドッグランド][健康ジョギングコース]釣果のBQコーナーなど町民と 観光客の融合できる施設と民間事業の推進 [例2]大江山の自然公園化とオートキャンプ場、観光とクラブ活動の場と しての大江山公園、リフレ、道の駅と連動した自然体験型ゾーンとして再 構築する。 その②移住型及びイン・レジデンス事業 現在でも福祉・介護人材が不足しており、新たな需要に対応することが不 (基幹産業としての創造と新しいコミュニティ造り) 可能であることから、ご提案の方向性は打ち出さないこととしました。 総合福祉産業の創造として大都市(京都・大阪・神戸・他市)行政と 連携し(イ)特養(ロ)在宅型サービス付住宅(ハ)療養型末期医療 施設?(二)リハビリ施設(ホ)看護ステーションなどの介護・福祉・健康 関連施設を国・社の協力の基に大資本の住宅メーカー、保険会社、健康 産業者、医療食メーカー、不動産会社と地元業者、共同で大都市の高齢 者受入れ、移住を総合的に行う受皿としての事業化、運営を行うニューシテ ィ構想を町主導の投資的事業も必要。介護、福祉、医療は関連裾野が広 く産業の創造創業性が高く持続性が高く雇用の場としても有効な分野であ る。 立地は現加悦谷高等学校廃校跡地と一体の活用と開発とする。 尚、周辺に多層の町営住宅を集約配置し、町内山間部の高齢者、家 族、独りくらしの町民の移住促進を図り生活圏の集約化、効率化、福祉施 設と融合した衛星都市化を目指す。 -7- ※京都府において加悦谷高等学校の廃校方針は打ち出されていません。 ※与謝の海支援学校は全国一番目の学校であり福祉の町、与謝野の看 板とブランドになる。 8 基本目標4 [4]まちの創造的地域づくり それぞれのエリアでご提案に近い動きが見られ、ある分野に特化したエリア構 与謝野町を3エリアに分け志向する。 築誘導は行わないこととしています。 (1)岩滝地域エリア ※京都府において加悦谷高等学校の廃校方針は打ち出されていません。 阿蘇海中心に目的来客性の高いリゾート型体験型観光、健康ゾーンの 位置付けで開発。キーワードはテークアウトを含む丹後の食にある。 (2)野田川地域エリア 加悦谷高校廃校後跡地一帯再開発し総合福祉、介護産業をキーとし たゾーンに町営新住宅集約による生活圏集約ゾーンの一体化、衛星都市 化の地域として再成、再構築し人口集約、増加ゾーンを目指す。 (3)加悦地域エリア 行政と農業の6次産業の開発と大江山連峰と道の駅、阿蘇海をサイクリ ング道路で結ぶ体験型観光と遺跡、ちりめん街道、寺院巡りなどの回遊性 の高い(ロマンチック街道)として再構築する キーワードは四季を通じて花と樹木の並木路など観光サイクリングカードと しての活用及び旧加悦町役場の活用。サイクリング道路を与謝野町の南北 (山と海)を結ぶ(観光資源)として位置付け再成がポイントになる。 9 その他 三世代の暮らしを希望します。 ― 加工食品の開発をやってみたいです!!例えば梅の実であとか? 10 その他 <おっさんは地方創生の夢を見るか> ― 2015 年 10 月 21 日は、30 年前の 1985 年の人間がタイムマシンに乗っ てたどり着いた日だ。ご存じ 1985 年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー 2』は、今になって考えてみるとその SF 的先見性にあらためて驚く。映画に出て くる小道具がだいたい実現しているのだ。TV 電話や顔認証システム、3D -8- 等々、自動結束シューズは間もなくナイキから発売されるという。恐るべし、その 先見の明。でもホントに凄いのは映画を作った R・ゼメキスはじめスタッフの、 1985 年の時点で 30 年先を描くという想像力と創造力だ。 ところで、「2015 年の 30 年後には人口減少によって地方が消滅する」っ て、何という想像力と創造力に欠けた予測なんだろう。1 世帯になっても地方 /自治体は無くならないという事は、普通に考えればわかる(国はその 1 世帯 を切れ、というかも知れないが。)人口減少は事実かもしれないが、そこで生ず るシステムや制度の不具合は、科学技術の発達と進化、それに伴った人間の 想像力と創造力で補えることを『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』が教えてくれてい る。例えば、家事ロボットで「広瀬アリス・すず型姉妹バージョン 2 体」が出れば 私は即購入する。恋人用(浮気用?)なら「吉高由里子型」で決まりだ。介 護用ロボットなら「若かりしころの吉永小百合型」がいい。ゆるキャラのマスコット を作るなら、丹後弁をしゃべるゆるキャラロボットのほうが面白い。ふなっしーと共 演だ。共演ついでに、ボケとツッコミの関係をパターン認識させたロボットを作っ て、人間と漫才をするなんてのもいい。さらには住民が発案したソフト搭載のロ ボットを、研究機関か企業に数体製造してもらい、与謝野町が「ロボットのいる 町」になることを想像するだけでも楽しいじゃないか。以上はあくまでロボットをエ ンタテイメント的に活用したら・・・という想像にすぎない。 ようするに、仮に人口減少によって行政サービスが低下しても、それをカバー できるほどの充足感が住民にあれば彼らは町に居続けるし、1人でも想像力と 創造力を兼ね備えた人材がいれば地方は消滅しないよ、と言いたいだけだ。そ しておっさんの想像が実現するには、30 年という時間は充分にアドバンテージに なるということだ。(本人がこの世から消滅しないためにはハンデが欲しい)。 ロボットつながりで言うと、『ブレードランナー』や『エイリアン』に出てくるようなロ ボットは 22 世紀まで待つことになるだろう。でもその前に『ターミネーター』で、人 -9- 工知能を持ったコンピューターが、人間社会の愚かさに対して反乱を起こすのは 何時でしたっけ?いま現在、知性を持った優秀に見えるロボットが未来から送り 込まれていない保証はどこにある! <夢のつづき・・・あるいは正夢?> アートを中心とした町おこしというのはよく聞く話だ。エンタテイメントもあるよ、 とロボットを例に提案してみた。町と住民がエンタテイメントをするのにそんなにコ ストはかからない。それよりエンタテイメントな町、エンタテイメントに寛容な住民 になるための環境づくりに、時間とコストがかかるかも知れない。2~3 のアイデア が無いわけではないが、それは次の機会にお預けしときます。 <ある憶測> これが中間案という意味は、あとは人口比や雇用費などの数字を入れたもの を国に報告するだけという事にあるのでしょう。その数字は例の「増田レポート」 を根拠にしたものになるはずです。なぜなら今回の地方版総合戦略に対する 国の評価基準が増田レポートであるからです。(いまの政府が増田レポートと 同じことを言ったら選挙に勝てないもんね)。だったら適当な数字を入れておき ましょう。人口減少という脅しで国のつくった土俵に上がったら、統治としての地 方(自治体)は残っても、地方社会(共同体、コミュニティ)としての地方は 消滅するという事は想像ではなく予言できる。増田レポートの「選択と集中」と いう考え方がそう言っている。過去において、国の失敗で国が責任を取ったとい う話を聞いたことがない。 -10-