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【歌all「 カルメン」の魅力】
の魅力 】 【歌all「 カルメン」 1932年 の創 立以来、横浜交響楽団 (横 響合唱団 は 1970年 創 立)は 、交響 曲や管弦楽作品 の他 に、合唱 を伴 う大規模 な作 品 を演奏 してお り、歌濠1に も積 極的 に取 り組 んで来 ま した。「アイ ー ダ」、「蝶 々夫 人」、「魔笛」、「コシ ゛フ ア ン・ トゥッテ」な どを取 り 上 げてお り、今 回演奏す る歌劇「カル メン」の演奏 は、 1957年 の第 102回 定期演奏会以来 、 1959年 、 1981年 、 1992年 と既 に 4回 の演奏 を数 え、 5回 目 を迎 えます。 歌劇「カル メ ン」を作 曲 したジ ョル ジュ・ビゼー は 1838年 10月 25日 にパ リに生 まれ ま した。 父親 は声 楽教 師 で 、母親 は ピア ニス トで した。 この年 は、 シ ョパ ン28才 、 リス ト27才 、 シュー マ ン28才 、 ワ ー グナ ー とヴェル デ ィが25才 にあた リロマ ン派 の 巨匠達 が次 々 と活 躍 を始 めていた 頃 で 、ベ ー トー ヴェン没後 H年 、 シュー ベ ル ト没後 10年 でブ ラー ムス は 5才 にな つた ばか りです。 ビゼー の早熟 を物語 るエ ピソー ドは よ く知 られ ています 。 3才 の 頃 には声楽教 師 の父親 が教 えて い る曲をす つか り覚 え、 しか も間違 い な く歌 うこ とがで き、 4才 にな る と母親 が音符や 文字 を教 え る と瞬 く間 に覚 えて しま い 、新 しい 曲 も歌 い 、本 も一 人前 に読む こ とがで きま した。 父親 は 8才 に な っ た ビゼー に本格 的 な音楽教育 を始 めます が 、 父親 の授 業 を聞 いて 育 った ビゼー には新 た に学ぶ こ とは何 に も無 か っ たた め 、 ビゼー は 9歳 でパ リ 音楽院 に入学す ることにな りま した。 1855年 、 17才 の ビゼー は交響 曲第 1番 を音楽院 在 学 中に作 曲 します 。 この 曲は、みずみず しい感 性 と美 しい旋律 を もつた佳 品で、演奏会 で も しば しば取 り上 げ られ ます が 、初演 は 1935年 の こ とで した。作 曲後 80年 間 も楽譜 が音楽院 の倉庫 に保 管 されたまま眠 つていたのです。 パ リのオペ ラ・コ ミック座 で歌唱主任 とな った ビ ゼー は、1872年 に「アルル の女」の濠1付 随音楽 を作 曲 し、 よ うや く評価 が高 ま り名 声 を得 るよ うにな ります。 オペ ラ・コ ミック座 は ビゼー に新作オペ ラ の 作 曲を依頼 し、 ビゼー は「カル メン」を題材 とす る作 品 を創 作す るこ とに しま した。「カル メン」は プ ロスペ ル・メ リメが 1845年 に発表 した小説 で、そ 2015年 12月 19日 (土 )第 667回 定期 県民ホール 午後 2時 の第 3章 に ドン・ホセ とカル メ ンの物語 があ り、 ス ペ イ ン を舞 台 とす る地方色豊 かで情熱 的 な この作 品が、異色 あ る題材 を求 めていた ビゼー の好み に 合致 したので しょう。 しか し、濠1場 側 は「カル メン」 を題材 とす るこ とに反対 を示 します 。 登場人物 に 密 輸業者 な ど柄 の 良 くな い 人 がいた り、劇 中に殺 人 が行 われ た りす るのは 、劇 場 の伝統 にふ さわ し くない と主張 したのです。 all場 側 との協議 を重ね、 リュ ドヴィク・ア レ ヴィ とア ン リ。メイ ヤ ックに よ り台本 がま とめ られ 、 ミカ エ ラを登場 させ るな ど 原 作 に味付 けを行 つて演劇 的 な効果 を高 め、1874 年秋 に歌劇「カル メ ン」は完成 しま した。 ビゼー は 、 この物語 に生 き生 き と躍動す る音楽 と魅 力 的 な旋律 をふ んだん に盛 り込 んで い ます 。 歌劇「カル メ ン」は 1875年 3月 3日 、 オペ ラ・コ ミッ ク座 で上 演 され ま したが 、成 功 とは い えませ んで した。 物語 の 内容 が不道 徳 で 、 自由奔放 で破 天荒 なカ ル メン とい う女性像 を聴衆 が受 けつ けなか つ た よ うです。初演 の 3か 月後 の 6月 3日 、病気 の ため ビゼー は36年 の生涯 を閉 じます。 この年 の秋 10月 23日 に 、 ウィー ンで「カル メ ン」 が ドイ ツ語訳 で上 演 され ま した。初演 では台詞 (せ りふ )で あ つた部分 が 、 ビゼー の友人 ギ ロー に よ り レチ タテ ィー ヴォ (叙 唱 )に 改変 され た作 品 が好評 を も つて 迎 え られ 、以後 ヨー ロ ッパ 各地 で次 々 と 上 演 され 、今 では世 界 中 で最 も人気 の 高 いオ ペ ラ の一つ とな つてい ます。 日本 では、 1885(明 治 18)年 に横浜 でエ ミリー 。メ ル ビル 歌劇 団 が外 国人 を対象 に上演 し、 日本人 向 けには、 1919(大 正 8)年 に初来 日した ロシア歌劇 団 が上 演 しま した。 そ の後 、浅草 オ ペ ラ の演 目と して上 演 され 、戦後 は藤原 歌劇 団、 二 期会 な どに よ り数多 く上演 を重ねています。 今 回 は舞 台装置や舞台衣装 、演技 な どを伴 わな い 演奏会形 式 で 、聴 き どころを中心 に抜粋 して演 「セ ギデ 「ハバ ネ ラ」 奏 いた します 。「子供達 の合唱」 「 「 「 ィー リャ」 ジプシー の歌」 闘牛 士の歌」 二重唱 と 「二重唱 と合唱」な ど、 「(ミ カエラの)ア リア」 花 の歌」 親 しみやす い メ ロデ ィー が豊 富 で 、躍動感 あふれ る歌劇「カル メ ン」をお楽 しみ くだ さい。 (yso記 ) 2016年 2月 7日 (日 )第 668回 定期 県立音楽堂 午後 2時 【横響・第九演奏会 ¬ 歌劇「ナブッコ」序曲 【新春コンサート】 ......v-tv7.1 2交 響曲第9番 二短調「合唱付き」……・ベートーヴiン 独唱 ソプラノ /村 元 彩夏 ア ル ト /秋 本 悠希 テ ノール /土 崎 譲 バ リ トン /月 ヽ 林 大祐 合唱 横響合唱団 横響 と第九を歌 う会合唱団 指揮 1 ワルツ「春の声」……………………… J.シ ュトラウス2世 2子 供のための交響的物語「ピーターと狼」 … … … …・・・・・ プ ロコ フ ィエ フ 3交 響 曲第 6番 へ 長調「田園」・・………・べ 指揮 飛永 悠佑輝 飛永 悠佑輝 都合 に よ り曲 目を変更す るこ とが あ ります。 ト ー ヴェン