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ShadowProtect 4 IT Edition クイックスタートガイド

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ShadowProtect 4 IT Edition クイックスタートガイド
ShadowProtect® 4
クイックスタート ガイド
~ ShadowProtect IT Edition による P2V の方法 ~
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
目次
1.
ShadowProtect 4 とは ......................................................................................................................... 3
1-1 ShadowProtect 4 の構成 ........................................................................................................................ 3
1-2 ShadowProtect 4 の各エディション ...................................................................................................... 4
1-3 導入環境 .................................................................................................................................................. 5
2.
バックアップ イメージ ファイルの作成 .............................................................................................. 7
2-1 バックアップ イメージ ファイル .......................................................................................................... 7
2-2 ShadowProtect IT Edition の起動.......................................................................................................... 7
(i) オンラインでの起動 ............................................................................................................................. 7
(ii) オフラインでの起動 ............................................................................................................................ 8
2-3 バックアップウィザードによるバックアップの作成 ............................................................................ 11
3.
新規仮想マシンへの復元(P2V) ...................................................................................................... 18
3-1 ShadowProtect IT Edition CD の用意と IT Edition ライセンス サーバーの起動 ............................ 18
(i) ShadowProtect IT Edition CD の用意 ............................................................................................... 19
(ii) IT Edition ライセンス サーバーの起動 ........................................................................................... 19
3-2 新規仮想マシンの準備と ShadowProtect IT Edition CD を使用した仮想マシンの起動 ................... 21
3-3 Hardware Independent Restore (HIR)を使用した仮想マシンへの復元 ............................................. 27
3-4 VMware Tools のインストール ............................................................................................................. 38
補足:Windows 2000 における P2V .......................................................................................................... 41
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
1. ShadowProtect 4 とは
ShadowProtect 4 の概要
ShadowProtect 4 は、
イメージ バックアップによって個人用 PC や業務用サーバーを丸ごと保護します。
万が一の障害発生時には迅速かつ信頼性の高い障害復旧機能や、異なるハードウェアや仮想環境へのシ
ステム移行機能によってリカバリ・タイム・オブジェクティブ(RTO)を最小限に抑え、あなたのビジ
ネス継続性を最大に保ちます。
また、使いやすい直感的なウィザード仕様なので、バックアップに関する専門的な知識が無くても簡単
に使用することが可能です。
さらに、IT 管理者の負担を軽減するために、バックアップ管理の一元化やスペースの確保に有効なツー
ルも搭載されています。
▼ ShadowProtect 4 Server コンソール画面
1-1 ShadowProtect 4 の構成
ShadowProtect 4 の構成は次の 4 つとなります。
▼ ShadowProtect 4 の構成
機能
内容
ShadowProtect
コンソール
ShadowProtect の操作画面となり、バックアップ エージェントの管理や VirtualBoot
機能、イメージ変換ツールなどが使用できます。
Windows PE ベースの リカバリ メディアです。
システムボリュームの復元、異なるハードウェアや仮想マシンへのハードウェア非
依存の復元が行えます。
バックアップ イメージの作成や管理をします。操作は ShadowProtect コンソール
から行います。
バックアップ イメージ ファイルの統合やベリファイなどを行います。
StorageCraft
Recovery Environment
ShadowProtect
バックアップ エージェント
ImageManager
3
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
1-2 ShadowProtect 4 の各エディション
ShadowProtect 4 は 5 つのエディションと 1 つの有償オプションから構成されており、主にライセンスの
違いによりエディションが分かれています。

ShadowProtect 4 Desktop
デスクトップ PC やノート PC のイメージバックアップとリカバリをおこなうソフトウェア。

ShadowProtect 4 Server
Windows サーバーのイメージバックアップとリカバリをおこなうソフトウェア。

ShadowProtect 4 Small Business Server
Windows Small Business Server のイメージバックアップとリカバリをおこなうソフトウェア。

ShadowProtect 4 Virtual
仮想環境のバックアップ特化したライセンスで、仮想ホストの数に縛られない仮想マシン単位のラ
イセンス。

ShadowProtect 4 IT Edition
対象マシンにソフトウェアをインストールすることなく、イメージバックアップの実行と管理が可
能。

ShadowControl ImageManager(オプション)
迅速な障害復旧、オフサイトへのレプリケーション、バックアップの整合性の確認をおこない、リ
カバリの信頼性を向上させる。
ShadowProtect
・バックアップ
・復元
・管理コンソール
・VirtualBoot
・マウント
・HIR
ShadowControl ImageManager
≪無償アドイン≫
・統合機能
・ベリファイ
・通知機能
≪有償アドイン≫
・HSR (HeadStart Restore)
・ShadowStream
・レプリケーション(リモート/ネットワーク)
このガイドでは ShadowProtect 4 IT Edition を使用して、P2V を行う操作をご紹介します。
ShadowProtect 4 Virtual とは、仮想環境のバックアップ特化したライセンスで、仮想ホストの数に縛られず仮想マ
シン単位のライセンスで、ShadowProtect Server や ShadowProtect Desktop の価格と比べて約 1/3 以下で
す。
※ShadowProtect 4 Virtual は仮想マシンにのみインストールできるライセンスです。
※ShadowProtect Server や ShadowProtect Desktop は物理マシンと仮想マシン両方にインストールできるライセンスです。
4
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
1-3 導入環境
このガイドでは、ShadowProtect 4 IT Edition を使用して、P2V を行う手順をご紹介します。
ShadowProtect では、物理マシンで作成したバックアップ イメージ ファイルを使用して、仮想ホスト
上の仮想マシンとして、P2V も標準の機能で行うことができます。
ShadowProtect IT Edition で P2V を行うには、USB キーを使用してマシンを起動して、HIR(Hardware
Independent Restore)機能を使用して、仮想マシンへ復元します。
さらに、ShadowProtect IT Edition では USB キーで起動できないマシンに対応するため、ShadowProtect IT
Edition CD を用意することができます。
メディアまたは ISO ファイルからマシンを起動して、ShadowProtect IT Edition の機能を使用することも
可能です。
ShadowProtect 4 IT Edition ではマシンにインストールせずに ShadowProtect を使用することができます。
Windows OS 上(オンライン)でも、Windows OS が起動していない状態(オフライン)でも使用することができます。
ShadowProtect 4 IT Edition のプログラムは USB キーに含まれているため、オンラインでは USB キー内にある
プログラムを実行し、オフラインの場合は USB キーからマシンを起動します。
ShadowProtect IT Edition を使用するには、USB キーをシリアル番号にて登録(アクティベート)する必要がありま
す。
アクティベーションの手順につきましては、ShadowProtect IT Edition クイックスタートガイドをご参照ください。
<ShadowProtect IT Edition クイックスタートガイド>
http://www.runexy.co.jp/compo/pdf/enterprise/storagecraft/quickstart/SP4-QuickStart-IT.pdf
バックアップの作成やファイルやフォルダの復元、システムボリュームの復元などの手順につきましても、
ShadowProtect IT Edition クイックスタートガイドをご参照ください。
HIR(Hardware Independent Restore)とは、ハードウェアに依存しない復元ができる機能のことで、標準で搭載
されているため、追加購入する必要はありません。
そのため、HIR を使用することで、異なる物理マシンや仮想マシンへ移行することができます。
5
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
ShadowProtect IT Edition CD
USB キー:
IT Edition ライセンス サーバー
PC-01
Node-01
NAS
VMware ESX/ESXi
バックアップ
復元
1.
バックアップ イメージ ファイルの作成
2.
ShadowProtect IT Edition CD の用意と IT Edition ライセンス サーバーの起動
3.
新規仮想マシンの準備
4.
ShadowProtect IT Edition CD を使用した仮想マシンの起動
5.
Hardware Independent Restore (HIR)を使用した仮想マシンへの復元
バックアップ対象 物理マシン
Windows Server 2003 R2 32 bit
VMware ESX/ESXi
VMware ESXi 5.1.0 Build 799733
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
2. バックアップ イメージ ファイルの作成
2-1 バックアップ イメージ ファイル
ShadowProtect IT Edition では、次の方法でバックアップ イメージ ファイルを作成できます。
▼ バックアップ形式
種類
拡張子
内容
完全
差分
.spf
.spi
特定の時点でのボリュームの状態を保存したイメージ ファイル。
差分は、初回に作成した完全バックアップからの増減分がバックアップの対象となり
ます。1回ごとのファイル容量は増分バックアップに比べて大きくなりますが、復元時
は、完全バックアップ アーカイブと最新の差分アーカイブのみが必要となります。
ShadowProtect 4 IT Edition では、増分バックアップの作成やスケジュールによるバックアップの作成は行えませ
ん。
増分バックアップまたはスケジュールによるバックアップの作成を行う場合は、ShadowProtect 4 Server または
Desktop エディションをご購入ください。
製品紹介ページ:http://www.shadowprotect.jp/
2-2 ShadowProtect IT Edition の起動
(i) オンラインでの起動
ShadowProtect 4 IT Edition ではマシンにインストールせずに ShadowProtect を使用することができます。
Windows OS 上(オンライン)でも、Windows OS が起動していない状態(オフライン)でも使用するこ
とができます。
ShadowProtect 4 IT Edition のプログラムは USB キーに含まれているため、オンラインでは USB キー内
にあるプログラムを実行し、オフラインの場合は USB キーからマシンを起動します。
起動後の動作は、オンライン・オフラインともに、同操作で作業が行えます。
Windows Server 2000 SP4 / Windows 2000 Professional SP4 の場合は、Windows OS 上(オンライン)で
ShadowProtect IT Edition を使用することができません。
これら OS の場合は、Windows OS が起動していない状態(オフライン)で使用してください。
Windows OS 上(オンライン)で ShadowProtect IT Edition を起動する方法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① USB キーをマシンに接続し USB キー内を開き、[START SHADOWPROTECT.CMD]をダブルクリッ
クして実行します。
以上で、オンラインで ShadowProtect IT Edition を起動する手順は終了です。
7
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
(ii) オフラインでの起動
USB キーや ShadowProtect IT Edition CD を使用してマシンを起動すると、Windows PE ベースのリカバ
リ環境(StorageCraft Recovery Environment)での ShadowProtect IT Edition が起動します。
起動時に USB キーから起動できるように BIOS で設定をしてください。
ShadowProtect IT Edition CD につきましては、P18 「3-1 ShadowProtect IT Edition CD の用意と IT
Edition ライセンス サーバーの起動」をご参照ください。
ドライバが無いために、アレイコントローラーやネットワークアダプタが認識しないことがあります。認識しない場合は、
[ドライバの読み込み]を実行し、ドライバファイルの読み込みを行い、リカバリ環境(StorageCraft Recovery
Environment)上の ShadowProtect IT Edition で認識させます。
手順の詳細につきましては、ShadowProtect IT Edition クイックスタートガイドをご参照ください。
<ShadowProtect IT Edition クイックスタートガイド>
http://www.runexy.co.jp/compo/pdf/enterprise/storagecraft/quickstart/SP4-QuickStart-IT.pdf
ドライバファイルの探し方や読み込み方法の詳細につきましては、弊社 FAQ をご参照ください。
リカバリ メディアでマシンを起動したときに、USB 3.0 で接続している外付けハードディスクが認識しません。
どうしたらいいですか?(ドライバファイルの読み込み方法)
http://www.runexy.co.jp/support/faq/faq_shadowprotect/detail/faq_0010094
標準的なドライバファイルとして、USB キー内の[Additional_Drivers]フォルダに保存されているものがありますの
で、適切なドライバファイルがこのフォルダ内にあれば、このドライバファイルを使用することもできます。
USB キーを使用して仮想マシンを起動する方法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① USB キーをマシンに接続し、USB キーからマシンを起動します。
② Windows ブート マネージャが表示されましたら、復元する OS に合わせ適切な起動オプションを
選択します。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
StorageCraft Recovery Environment を使用するための起動オプションとして、次の 2 つから選択します。

2008R2 Recovery Environment(推奨)
よく使用されるドライバを含む推奨起動オプションです。
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 用の Windows PE を使用しており、Recovery
Environment 起動後にドライバを追加することができます。
Windows Vista/7/Server 2008 の 32 ビットのドライバ(inf ファイル)を使用できます。

2003 Recovery Environment
Windows 2003 用の Windows PE を使用しており、選択起動直後に[F6]キーを押し、ディスクコントローラ
を A ドライブから追加することができます。
Windows XP/ 2003/ 2003R2 の 32 ビットのドライバ(inf ファイル)を使用できます。
読み込みできるドライバファイルは inf ファイルとなっており、32 ビットのものを使用してください。
③ [ネットワーク サポート]メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
④ リカバリ環境(StorageCraft Recovery Environment)にて、ShadowProtect IT Edition が起動します。
以上で、USB キーを使用してマシンを起動する手順は終了です。
9
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
ShadowProtect の機能を使用するときに、USB キーがアクティベーションされているか確認します。
そのため、バックアップウィザードや復元ウィザードを開始すると、アクティベーションされていない場合は、
アクティベーションを促すダイアログボックスが表示されます。
アクティベーションの手順につきましては、ShadowProtect IT Edition クイックスタートガイドをご参照ください。
<ShadowProtect IT Edition クイックスタートガイド>
http://www.runexy.co.jp/compo/pdf/enterprise/storagecraft/quickstart/SP4-QuickStart-IT.pdf
USB キーからマシンを起動した場合も、アクティベーションされていないときは、オンラインと同様にクティベーション
を促すダイアログボックスが表示されますので、インターネットへ接続できるマシンでアクティベーションを実行してく
ださい。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
2-3 バックアップウィザードによるバックアップの作成
このガイドでは、ネットワーク上の NAS をバックアップ イメージ ファイルの保存先として、リカバ
リ環境(StorageCraft Recovery Environment)上のオフラインで完全バックアップを作成する手順を紹介
します。
Windows OS 上(オンライン)でバックアップを作成する方法も、次の操作手順の①の操作方法が異なるだけで、オ
フラインの手順と同様に行えます。
オフラインで完全バックアップを作成する方法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① 「2-2 ShadowProtect IT Edition の起動」をご参照の上、ShadowProtect IT Edition を起動します。
② [ウィザード]タブを選択し、一覧から「バックアップウィザード」をクリックします。
バックアップウィザードは次の方法からも開始することができます。

左側のナビゲーションパネルの[タスク]グループの[ボリュームのバックアップ]

[タスク]メニューの[ボリュームのバックアップ]
11
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
③ バックアップウィザードが開始しますので、[次へ]ボタンをクリックします。
④ [バックアップするボリューム]画面でバックアップを作成するボリュームを選択します。
システム領域をバックアップする場合は、C パーティションのほかにドライブ文字が割り当てられていない隠しパーテ
ィションも、必ずバックアップ対象としてください。
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の環境をバックアップする際は「システムで予約済み」ボリュームとシ
ステムボリュームにチェックを入れてください。「システムで予約済み」ボリュームを含まず、システムボリュームのみを
バックアップ、および復元しても OS が起動できない場合があります。
これは、ShadowProtect の問題ではなく、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 からの仕様変更に伴うも
のです。なおこのボリュームはアクティブに設定されている、起動ボリュームです。
一覧右側の[パーティションフラグ]項目で、アクティブパーティションやプライマリパーティションを確認できます。
なお、復元時の復元オプションを使用して、復元ボリュームに対してアクティブパーティションを設定します。

Pri ············· プライマリパーティション

Act ············· アクティブパーティション
12
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑤ [バックアップ形式]画面で「完全バックアップ」を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
⑥ [バックアップ名とバックアップ先]画面で、バックアップ イメージ ファイルの保存先フォルダ名
を UNC パス(¥¥NAS 名¥共有フォルダ名¥フォルダ名)で指定します。
イメージファイル名を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
UNC パスは、保存先の NAS 名(¥¥NAS 名)やフォルダ名まで(¥¥NAS 名¥共有フォルダ名¥フォルダ名)を入力
することができます。
NAS 名までなど UNC パスの途中まで指定した場合(¥¥NAS 名¥)は、[参照]ボタンをクリックし、表示される[フォル
ダーの一覧]ダイアログボックスから保存先を選択してください。
[参照]ボタンをクリックすると、接続するための認証ダイアログボックスが表示され、NAS への接続認証後、[フォルダ
ーの参照]ダイアログボックスが表示され、一覧から選択することができます。
13
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
バックアップ イメージ ファイルの保存先 NAS 名に対して、接続するためのユーザー認証を設定していない場合
や、すでに NAS へユーザー名/パスワードを設定して接続済みの場合は、テキストボックスに UNC パスを入力する
と、フォルダの一覧が表示されます。
一覧から上矢印キーまたは下矢印キーを使用して選択し、「¥」を入力すると、下位フォルダの一覧が表示されます。
なお、NAS へまだユーザー認証していない場合は、フォルダの一覧が表示されないため、[参照]ボタンをクリックし、
表示される接続するための認証ダイアログボックスを使用して、NAS へ接続してください。
▼テキストボックスに表示されるフォルダの一覧
▼[参照]ボタンをクリックし表示される認証ダイアログボックス
新規フォルダを作成する場合は、テキストボックスに新規フォルダ名を入力します。
保存先やバックアップ イメージ ファイル名を設定後、[次へ]ボタンをクリックすると、入力したフォルダが存在しない
場合は、確認画面が表示されて新規フォルダが作成されます。
[参照]ボタンをクリックすると、接続するための認証ダイアログボックスが表示されることがあります。
NAS に対して接続するためのユーザー名/パスワードを入力しても、エラーメッセージが表示されることがあります。
その場合は、再度[参照]ボタンをクリックしてください。認証ダイアログボックスが表示された場合は、[キャンセル]ボタ
ンをクリックしていただくと、[フォルダーの参照]ダイアログボックスが表示されます。
▼表示されるエラーメッセージ
ファイル名をダブルクリックすることで、バックアップ イメージ ファイル名を変更することができます。
14
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑦ 保存先 NAS 名に対してユーザー認証が設定されている場合は、接続するための認証ダイアログボ
ックスが表示されますので、接続するためのユーザー名とパスワードを入力して、[OK]ボタンをク
リックします。
[ワークグループ]
[ドメイン]
⑧ [オプション]画面で、圧縮方法や暗号化の設定をして、[次へ]ボタンをクリックします。
[パスワードの入力]チェックボックスまたは[パスワードファイルの使用]チェックボックスをオンすると、イメージ バック
アップ ファイルに対して暗号化を設定できます。暗号化のアルゴリズムとして RC4 128bit/AES 128bit/AES
256bit から選択できます。
15
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑨ [ウィザードの概略]画面で、作成するバックアップの内容を確認し、[終了]ボタンをクリックします。
⑩ バックアップの作成が実行されます。
⑪ バックアップの作成が完了すると、右上に「完了」と表示されます。
以上で、オフラインで完全バックアップを作成する手順は終了です。
16
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
タスクの処理結果を確認するには、[表示]メニューの[タブの詳細表示]をクリックすると、タスクに対する処理の内容を
確認することができます。
タスクの詳細表示で[閉じる]ボタンをクリックすると、詳細表示が閉じられタスクを確認できなくなりますのでご注意くだ
さい。
詳細表示を閉じる場合は、[表示]メニューの[タブの詳細表示]をクリックしてください。
ShadowProtect IT Edition のデフォルトの状態では、ログは記録されません。
ログを記録するには、[ツール]メニューの[ログ記録]をクリックして、ログの記録を有効にしてください。
なお、文字コードは「Unicode」となります。
17
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
3. 新規仮想マシンへの復元(P2V)
ShadowProtect では、物理マシンで作成したバックアップ イメージ ファイルを使用して、仮想ホスト
上の仮想マシンとして、P2V も標準の機能で行うことができます。
ShadowProtect IT Edition で P2V を行うには、USB キーを使用してマシンを起動して、HIR(Hardware
Independent Restore)機能を使用して、仮想マシンへ復元します。
さらに、ShadowProtect IT Edition では USB キーで起動できないマシンに対応するため、ShadowProtect IT
Edition CD を用意することができます。
その CD または ISO ファイルからマシンを起動して、ShadowProtect IT Edition の機能を使用することも
可能です。
HIR(Hardware Independent Restore)とは、ハードウェアに依存しない復元ができる機能のことで、標準で搭載
されているため、追加購入する必要はありません。
そのため、HIR を使用することで、異なる物理マシンや仮想マシンへ移行することができます。
3-1 ShadowProtect IT Edition CD の用意と IT Edition ライセンス サーバーの起動
ShadowProtect IT Edition では、USB キーの中に ShadowProtect IT Edition CD 用の ISO ファイルとライセ
ンスを管理する IT Edition ライセンスサーバーのプログラムが用意されています。
もし、USB キーで起動できないマシンで、ShadowProtect IT Edition を使用する場合は、ShadowProtect IT
Edition CD を用意します。
ShadowProtect IT Edition CD は ShadowProtect IT Edition を起動することはできますが、ライセンスがありま
せん。
そのため、ShadowProtect IT Edition CD を使用するには、アクティベーションされている IT Edition ライセンス
サーバーに接続する必要があります。
ShadowProtect IT Edition CD で機能を使用するときに、USB キー内の IT Edition ライセンス サーバーを検
索し接続するようになっています。
IT Edition ライセンス サーバーと ShadowProtect IT Edition CD は同一ネットワークサブネットにある必要があり
ます。
USB を使用できない環境に対しての対応策として、USB キー内のライセンスサーバーを使用しなくても、3 日間だけ
使用可能な「3Days ISO」があります。
「3Days ISO」が必要な場合は、ストレージクラフト社の Web サイトよりダウンロードします。ShadowProtect IT
Edition のライセンス期間内であれば、ダウンロードすることが可能です。
詳細につきましては、弊社 FAQ
(http://www.runexy.co.jp/support/faq/faq_shadowprotect/detail/faq_0010002)をご参照ください。
18
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
(i) ShadowProtect IT Edition CD の用意
ShadowProtect IT Edition CD を用意する方法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① Windows OS 上で USB キーをマシンに接続し、USB キー内を開き、[ShadowProtect_IT_*.*.*.iso] を
任意の場所にコピーします。
「*.*.*」の部分には、ShadowProtect IT Edition CD のビルド番号が表示されます。
② メディアとして用意する場合は、ISO を書き込むことができる CD/DVD ライティングソフトを使用
して、ISO ファイルを CD に書き込みます。
以上で、ShadowProtect IT Edition CD を用意する手順は終了です。
(ii) IT Edition ライセンス サーバーの起動
IT Edition ライセンス サーバーを起動する方法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① Windows OS 上で USB キーをマシンに接続し、USB キー内を開き、[Start_LicenseServer.cmd]をダ
ブルクリックして実行します。
19
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
② [Windows セキュリティの重要な警告]ダイアログボックスが表示されましたら、ファイアウォール
のポートを解放する必要があるので、[アクセスを許可する]ボタンをクリックします。
IT Edition ライセンス サーバーへ接続するために、ファイアウォールのポート 20248 を解放する必要があります。
このポートが開放していないと、ShadowProtect IT Edition CD から IT Edition ライセンス サーバーへ接続でき
ず、ShadowProtect IT Edition を使用することができません。
③ IT Edition ライセンス サーバーが起動します。
以上で、IT Edition ライセンス サーバーを起動する手順は終了です。
IT Edition ライセンス サーバーを終了するには、IT Edition ライセンス サーバー ウィンドウの「×」(閉じるボタ
ン)をクリックします。
Windows ファイアウォールのアクセス権を許可すると、Windows ファイアウォールに[ShadowProtect IT
Edition License Server]として受信の規則に登録されます。
20
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
3-2 新規仮想マシンの準備と ShadowProtect IT Edition CD を使用した仮想マシンの起動
VMware ESX/ESXi で新規仮想マシンを準備し、ShadowProtect IT Edition CD から仮想マシンを起動して、
IT Edition ライセンス サーバーへ接続する方法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① VMware ESX/ESXi 上に仮想マシンを作成します。
②
作成した仮想マシンのプロパティを表示し、[CD/DVD ドライブ]に ShadowProtect IT Edition CD を指定
します。
21
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
③
仮想マシンの起動時に CD/DVD ドライブから起動できるように BIOS で設定します。
※ 起動時に[F2]キーを押すか、[仮想マシンのプロパティ]ダイアログボックスの[オプション]の[起動オプション]を
設定すると、BIOS 画面が表示されます。
④
仮想マシンを起動して CD/DVD ドライブから起動するように設定します。
22
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑤
ShadowProtect IT Edition CD から起動すると、StorageCraft Recovery Environment が起動してきますので、
起動オプションを選択します。
StorageCraft Recovery Environment を使用するための起動オプションとして、次の 2 つから選択します。

2008R2 Recovery Environment(推奨)
よく使用されるドライバを含む推奨起動オプションです。
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 用の Windows PE を使用しており、Recovery
Environment 起動後にドライバを追加することができます。
Windows Vista/7/Server 2008 の 32 ビットのドライバ(inf ファイル)を使用できます。

2003 Recovery Environment
Windows 2003 用の Windows PE を使用しており、選択起動直後に[F6]キーを押し、ディスクコントローラ
を A ドライブから追加することができます。
Windows XP/ 2003/ 2003R2 の 32 ビットのドライバ(inf ファイル)を使用できます。
読み込みできるドライバファイルは inf ファイルとなっており、32 ビットのものを使用してください。
23
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑥ [ネットワーク サポート]メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
[ツール]メニューの[ネットワークの設定]で IP アドレスの設定を行いますが、ネットワークアダプタに LAN ケーブルが
接続していない状態で、IP アドレスを設定しても「0.0.0.0.」となり、設定することができません。
そのため、LAN ケーブルを接続した状態で設定するようにしてください。
固定 IP 環境にて IP アドレスを設定しても、「0.0.0.0」と表示されることがありますが、画面左の一覧の[情報]部分の
「IP アドレス」部分に設定された IP アドレスが正しく表示されていれば、IP アドレスが正しく設定されています。
リモート操作ソフトの UltraVNC を使用して、リカバリ メディア(StorageCraft Recovery Environment)
へリモート接続することが可能です。
リカバリ メディアからマシンを起動して、[ツール]メニューの[UltraVNC サービス]をクリックすると、VNC サービスを
起動することができます。
リモート操作を行うマシンにて、VNCVIEWER を使用して、リカバリ メディアで起動しているマシンの IP アドレスと
設定したパスワードを入力することで、リモート接続することができます。
VNCVIEWER のプログラムは、USB キー内の「¥¥Programs¥VNC」にあります。
24
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑦ [ウィザード]タブの[バックアップ ウィザード]または[復元ウィザード]をクリックします。
⑧ IT Edition ライセンス サーバーに接続するダイアログボックスが表示されますので、[ホスト]部分
に IT Edition ライセンス サーバーの IP アドレスを入力して、[OK]ボタンをクリックします。
25
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑨ IT Edition ライセンス サーバーが起動しているマシンを確認すると、[接続済]が「1」に変更され
ています。
以上で、新規仮想マシンを準備し、ShadowProtect IT Edition CD から仮想マシンを起動して IT Edition ラ
イセンス サーバーへ接続する手順は終了です。
IT Edition ライセンス サーバーへ接続できない場合は、メッセージが表示されます。その場合は、
ShadowProtect IT Edition CD を使用しているマシンの IP アドレスの設定や IT Edition ライセンス サーバー側
のファイアウォールの設定を確認してください。
26
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
3-3 Hardware Independent Restore (HIR)を使用した仮想マシンへの復元
IT Edition ライセンス サーバーへ接続して、ShadowProtect IT Edition CD が使用できるようになりまし
たら、P7 「2 バックアップ イメージ ファイルの作成」にて作成されたバックアップ イメージ ファ
イルを使用して、VMware ESX/ESXi の仮想マシンとして復元します。
復元では、[復元オプション]画面で、ハードウェア非依存による復元(HIR)オプションを設定する必要が
あります。
復元ウィザードを使用し、バックアップ イメージ ファイルを使用して新規の仮想マシンへ復元する方
法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① [ウィザード]タブを選択し、一覧から「復元ウィザード」をクリックします。
復元ウィザードは次の方法からも開始することができます。

左側のナビゲーションパネルの[タスク]グループの[ボリュームの復元]

[タスク]メニューの[ボリュームの復元]
② 復元ウィザードが開始しますので、[次へ]ボタンをクリックします。
③ [復元タイプ]画面で、
「復元」を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
27
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
④ [復元するバックアップ イメージ]画面のテキストボックスに、復元するイメージ バックアップ フ
ァイルが保存されている NAS の UNC パス(¥¥NAS 名¥)を指定して、[参照]ボタンをクリックし
ます。
バックアップ イメージ ファイルの保存先 NAS に対して、接続するためのユーザー認証を設定していない場合や、
すでに NAS へユーザー名/パスワードを設定して接続済みの場合は、テキストボックスに UNC パスを入力すると、フ
ォルダの一覧が表示されます。
一覧から上矢印キーまたは下矢印キーを使用して選択し、「¥」を入力すると、下位フォルダの一覧が表示されます。
⑤ 保存先 NAS 名に対してユーザー認証が設定されている場合は、接続するための認証ダイアログボ
ックスが表示されますので、接続するためのユーザー名とパスワードを入力して、[OK]ボタンをク
リックします。
[ワークグループ]
[ドメイン]
28
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑥ [ファイルを開く]ダイアログボックスが表示されますので、バックアップ イメージ ファイルを一
覧から指定し、[開く]ボタンをクリックします。
⑦ [復元するバックアップ イメージ]画面に戻りますので、確認して、[次へ]ボタンをクリックします。
複数のボリュームを P2V する場合は、ディスクの先頭ボリュームから順番に復元します。
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の環境を復元する場合は、「システムで予約済み」ボリュームから復
元します。「システムで予約済み」ボリュームの復元設定後に、システムボリュームの復元を設定します。
29
ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑧ [復元先]画面で、新規仮想ディスクのため復元先にボリュームが作成されていません。
そのため、復元先ディスクの上で右クリックし、表示されるコンテキストメニューから作成するボ
リュームに合わせて、[イメージ ファイルから元のレイアウトを再作成する]または、[最後のパー
ティションを拡張してイメージファイルから元のレイアウトを再作成する]を選択します。
事前に復元先にボリュームを作成していなかった場合や異なるサイズのディスクへ復元するときなど、復元先ディスク
の上で右クリックし、コンテキストメニューから次の 3 つの中から適切なものを選択して、ボリュームを作成することがで
きます。

同じ場所に元のパーティションを再作成する
選択したバックアップ イメージ ファイルと同じレイアウト・同じサイズのパーティションを 1 つ作成する。

イメージ ファイルから元のレイアウトを再作成する
選択したバックアップ イメージ ファイルが作成されたマシンと同じレイアウト・同じサイズのパーティションを
すべて作成する。

最後のパーティションを拡張してイメージファイルから元のレイアウトを再作成する
選択したバックアップ イメージ ファイルが作成されたマシンと同じ仕様・同じサイズのパーティションをすべ
て作成するが、もし、復元先ディスクのサイズが大きい場合は、最後のパーティションのサイズを拡張して作
成する。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
元ディスクよりサイズが小さいディスクへ P2V する場合は、バックアップ イメージ ファイルを圧縮する必要がありま
す。バックアップ イメージ ファイルを圧縮するには、使用するバックアップ イメージ ファイルを書き込み可能状態
でマウントして、マウント解除するときに圧縮します。圧縮が行えるのは、次の 2 つの状態の ShadowProtect です。

Windows Vista/7 または Windows Server 2008 /2008 R2 などの OS 上にインストールされた
ShadowProtect

リカバリメディア(Recovery Environment)の「Windows 2008R2 ベースの Recovery Environment」を選
択し、起動した ShadowProtect
⑨ [復元先]画面で、復元先のボリュームを選択して[次へ]ボタンをクリックします。
⑩ [最終調整オプション]画面で、[この復元操作の最後にボリュームを最終調整します]チェックボック
スがオンであることを確認して、[次へ]ボタンをクリックします。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑪ [復元オプション]画面で、[MBR を復元する]チェックボックスと[ディスクの隠しトラックを復元す
る]チェックボックス、[ハードウェア非依存の復元(異なるパソコンに復元する場合)]チェックボ
ックスをオンにして、[次へ]ボタンをクリックします。
[パーティションをアクティブにセットする]チェックボックスは、アクティブパーティションを復元する場合に、チェックボ
ックスをオンにします。
[MBR を復元する]チェックボックスはディスクの先頭ボリュームを復元するときにオンにします。
[ディスクの隠しトラックを復元する]チェックボックスは設定できる場合は、オンにします。
[パーティションをアクティブにセットする]チェックボックスがグレーアウトしている場合は、アクティブに設定されている
状態となります。
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の環境を復元する場合は、「システムで予約済み」ボリュームが「アク
ティブ」に設定されていますので、アクティブに設定します。
異なる物理マシンへ移行を行う場合も、[ハードウェア非依存の復元(異なるパソコンに復元する場合)]チェックボック
スをオンにします。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑫ [ウィザードの概略]画面で、復元する内容を確認し、[終了]ボタンをクリックします。
⑬ ディスク内の先頭ボリュームの復元が実行されます。
⑭ 続けて次のボリュームを復元しますので、復元実行中の状態でも設定可能であるため、再度復元ウ
ィザードを開始して、先頭ボリュームと同様にウィザードを進めます。
⑮ [復元するバックアップ イメージ]画面では、先に復元設定を行ったバックアップ イメージ ファイ
ルと同タイミングに作成したバックアップ イメージを UNC パスで指定して、[次へ]ボタンをクリ
ックします。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
先に復元設定を行ったバックアップ イメージ ファイルと同じ保存先となるため、テキストボックスに UNC パスを入力
すると、フォルダの一覧が表示されます。
一覧から上矢印キーまたは下矢印キーを使用して選択し、「¥」を入力すると、下位フォルダの一覧が表示されます。
⑯ [復元先]画面では、復元先のボリュームを選択して[次へ]ボタンをクリックします。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑰ [復元オプション]画面では、[MBR 及びトラックのオプション]項目の 3 つのチェックボックスの設
定と、[ハードウェア非依存の復元(異なるパソコンに復元する場合)]チェックボックスをオンに
して、[次へ]ボタンをクリックします。
[パーティションをアクティブにセットする]チェックボックスは、アクティブパーティションを復元する場合に、チェックボ
ックスをオンにします。
[MBR を復元する]チェックボックスはディスクの先頭ボリュームを復元するときにオンにします。
[ディスクの隠しトラックを復元する]チェックボックスは、先頭ボリュームでオンに設定した場合は、オフの状態でもかま
いません。
⑱ [ウィザードの概略]画面で、復元する内容を確認して[終了]ボタンをクリックし、復元を実行します。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑲ 復元が完了しましたら、ShadowProtect IT Edition CD をマシンから取り出し、仮想マシンを再起動し
てください。
再起動後 OS が起動してくることをご確認ください。
以上で、復元ウィザードを使用し、バックアップ イメージ ファイルを使用して新規の仮想マシンへ復
元する手順は終了です。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
Windows Server 2003 や Windows Server 2008 上でバックアップを作成したバックアップ イメージ ファイルを
使用して復元した場合、[Windows エラー回復処理]や[シャットダウン イベント追跡ツール]ダイアログボックスが表
示されます。
オペレーションシステム上でバックアップを作成したため、そのバックアップ イメージ ファイルを使用して復元する
と、シャットダウンを正常にしていないと Windows が認識するためです。
これらが表示された場合は、Windows エラー回復処理では「Windows を通常起動する」、シャットダウン イベント
追跡ツールでは「その他(計画外)」を選択してください。
リカバリ メディアの StorageCraft Recovery Environment で VMware ESX 上の仮想マシンを起動して、ハード
ウェア非依存の復元(HIR)の機能を使用して P2V を行った際に、P2V 後仮想マシンの OS 起動後にマウスが動作
しないことがあります。
その場合は、仮想マシンを再起動してください。再起動後、マウスが動作するようになります。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
3-4 VMware Tools のインストール
VMware Tools は、仮想マシンのパフォーマンスを向上させる一連のユーティリティです。
VMware ESX/ESXi 上の仮想マシンを効率的に使用するには、VMware Tools をインストールする必要が
あります。
マシン メーカー専用のソフトウェアがインストールされている状態で P2V を行った際、仮想マシンを起動後、CPU 使
用率が 100%となることがあります。
その場合は、物理マシンから専用のソフトウェアを削除した状態にしてから、バックアップの作成と物理マシンへの移
行をお試しください。
仮想マシンに VMware Tools をインストールする方法は、次の手順で行います。
操 作 手 順
① [仮想マシン]メニューの[ゲスト]-[VMware Tools のインストール/アップグレード]をクリックします。
② ウィザードに従い、VMware Tools のインストールを行ってください。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
以上で、VMware Tools をインストールする手順は終了です。
VMware Tools の詳細につきましては、ヴイエムウェア株式会社のホームページをご参照ください。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
補足:Windows 2000 における P2V
マイクロソフト株式会社からの Windows 2000 用のドライバ供給が中止したため、ShadowProtect IT
Edition に含まれるドライバでは、Windows 2000 の HIR は失敗する確率が高い状態となっております。
そのため、復元中にメッセージが表示され、HIR 中に適切なドライバファイルを適用できなかった場合
は、VMware vCenter Converter Standalone を使用して、作成した仮想マシンを再構築してください。
Windows 2000 にて、HIR 中に適切なドライバファイルを適用できなかった場合の対応方法は、次の手順
で行います。
操 作 手 順
① P27 「3-3 Hardware Independent Restore (HIR)を使用した仮想マシンへの復元」をご参考に、仮想マ
シンへ復元操作を実行します。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
② 復元実行中に、最適なドライバファイルが適用されなかった場合、メッセージが表示されますので、
[無視]を選択して、[続行]ボタンをクリックします。
③ 復元が完了しましたら、仮想マシンの電源をパワーオフします。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
④ VMware vCenter Converter Standalone を起動し、[マシンの構成]をクリックします。
⑤ ウィザードに従い、[ソース システム]や[ソース マシン]を設定します。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
⑥ [オプション]で[ターゲット仮想マシンの再構築]を選択して、再構築を実行してください。
⑦ 処理が完了しましたら、Windows 2000 の仮想マシンを起動し、再起動後 OS が起動してくることを
ご確認ください。
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ShadowProtect® 4 クイックスタート ガイド
以上で、Windows 2000 にて、HIR 中に適切なドライバファイルを適用できなかった場合の対応手順は終
了です。
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2012 年 12 月 11 日
第 2 版発行
制作・発行
株式会社 ラネクシー
© 株式会社 ラネクシー , 2012 年
※ 掲載内容は 2012 年 12 月現在の情報です。
Web サイトなど予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
※ 本書中の社名、商品名は各社の登録商標または商標です。
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