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取扱説明書 - Marantz

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取扱説明書 - Marantz
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ1
Model TT-15S1 取扱説明書
Turntable
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ1
マランツのターンテーブルをお買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用の前に、この取扱説明書をお読みになり、正しくお使いください。
お読みになったあとは、「保証書」とともに大切に保存してください。
なお、お買い上げいただきました製品は、厳重な品質管理のもとに生産されておりますが、ご不審
な箇所などありましたら、お早めにお買い上げ店、当社お客様ご相談センター、または最寄りの当
社営業所/サービスセンターにお問い合わせください。
目次
安全上のご注意........................................................................................................................................2
ご使用の前に ..........................................................................................................................................6
■次のような場所には置かない ..........................................................................................................................6
■ご使用いただく電源電圧・周波数....................................................................................................................6
■ご使用の前に ....................................................................................................................................................6
付属品について........................................................................................................................................7
組み立て及び調整のしかた......................................................................................................................9
各部の名称とはたらき ..........................................................................................................................14
接続および操作のしかた ......................................................................................................................15
■接続のしかた ..................................................................................................................................................15
■操作のしかた ..................................................................................................................................................15
故障かな?と思ったら ..........................................................................................................................16
■チェック項目 ..................................................................................................................................................16
その他 ....................................................................................................................................................17
■お手入れ ........................................................................................................................................................17
■ステレオ音のエチケット ................................................................................................................................17
■保証・アフターサービスについて..................................................................................................................17
仕様・外形寸法図 ..................................................................................................................................18
■ターンテーブル部 ..........................................................................................................................................18
■トーンアーム部 ..............................................................................................................................................18
■付属カートリッジ(Clearaudio社製)............................................................................................................18
■総合 ................................................................................................................................................................18
1
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ2
安全上のご注意
ご使用の前に、この「安全上のご注意」をよくお読みになり、正しくお使いください。
お読みになったあとは、いつでも見られる場所に保証書と共に必ず保管してください。
絵表示について
この「安全上のご注意」は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害
を未然に防止するため、いろいろな絵表示をしています。内容をよく理解してから本文をお読みください。
警告
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷
を負う可能性が想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能
性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示
しています。
記号は禁止の行為であることを告げるものです。
図の中や近傍に具体的な禁止内容
(左図の場合は分解禁止)
が描かれています。
● 記号は行為を強制したり指示したりする内容を告げるものです。
図の中に具体的な指示内容(左図の場合は電源プラグをコンセントから抜く)
が描かれています。
電源プ
グを
△記号は注意を促す内容があることを告げるものです。
図の中に具体的な注意内容(左図の場合は指をはさまれないように注意)が描
かれています。
2
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ3
● 万一、煙が出ている、変なにおいや音がするなどの異常状態のまま使用すると火災・感
電の原因となります。すぐに機器本体の電源スイッチを切り、必ず電源プラグをコンセ
ントから抜いてください。煙が出なくなるのを確認して販売店に修理をご依頼ください。
● 万一、内部に水などが入った場合は、まず機器本体の電源スイッチを切り、電源プラグ
をコンセントから抜いて販売店にご連絡ください。そのまま使用すると火災・感電の原
因となります。
電源プ グを
電源プラグを
コンセントから抜く
● 万一、機器の内部に異物が入った場合は、まず機器本体の電源スイッチを切り、電源プ
ラグをコンセントから抜いて販売店にご連絡ください。そのまま使用すると火災・感電
の原因となります。
● 電源コードが傷んだら(芯線の露出、断線など)販売店に交換をご依頼ください。その
まま使用すると火災・感電の原因となります。
源プ グ
電源プラグを
コンセントから抜く
● 万一、この機器を落したり、キャビネットを破損した場合は、機器本体の電源スイッチ
を切り、電源プラグをコンセントから抜いて販売店にご連絡ください。そのまま使用す
ると火災・感電の原因となります。
● 風呂場や窓ぎわで雨などがかかるおそれのある所等の水滴がかかる場所では使用しない
でください。火災・感電の原因となります。
水場での使用禁止
警告
● 表示された電源電圧(交流100ボルト)以外の電圧で使用しないでください。火災・感
電の原因となります。● この機器を使用できるのは日本国内のみです。電源周波数は
50Hz地域または60Hz地域でご使用できます。船舶などの直流(DC)電源には接続し
ないでください。火災の原因となります。
● この機器の開口部をふさがないでください。開口部をふさぐと内部に熱がこもり、火災
の原因となります。この機器には、内部の温度上昇を防ぐため、ケースの上部や底部な
どに開口部があけてあります。次のような使い方はしないでください。
この機器をあお向けや横倒し、逆さまにする。
この機器を押し入れ、専用のラック以外の本箱など風通しの悪い狭い所に押し込む。
テーブルクロスをかけたり、じゅうたん、布団の上において使用する。
● この機器の上にろうそく等の炎が発生しているものを置かないでください。火災の原因
になります。
● この機器の開口部などから内部に金属類や燃えやすいものなどを差し込んだり、落し込
んだりしないでください。火災・感電の原因となります。特にお子様のいるご家庭では
ご注意ください。
● この機器の上に花びん、植木鉢、コップ、化粧品、薬品や水などの入った容器や小さな
金属物を置かないでください。こぼれたり、中に入った場合火災・感電の原因となりま
す。
● エアコンの下に置かないでください。エアコンから水滴が滴下した場合、汚損・故障・
火災・感電の原因となります。
● 電源コードの上に重いものをのせたり、コードが本機の下敷にならないようにしてくだ
さい。コードに傷がついて、火災・感電の原因となります。コードの上を敷物などで覆
うことにより、それに気付かず、重い物をのせてしまうことがあります。
● 電源コードを傷つけたり、加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、
加熱したりしないでください。コードが破損して、火災・感電の原因となります。
3
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● 雷が鳴り出したら、電源プラグには触れないでください。感電の原因となります。
接触禁止
● この機器に水が入ったり、ぬらさないようにご注意ください。火災・感電の原因となり
ます。雨天、降雪中、海岸、水辺での使用は特にご注意ください。
警告
● この機器の裏ぶた、キャビネットは絶対外さないでください。内部には電圧の高い部分
があり、感電の原因となります。内部の点検・整備・修理は販売店にご依頼ください。
分解禁止
● この機器を改造しないでください。火災・感電の原因となります。
● オーディオ機器を接続する場合は、各々の機器の取扱説明書をよく読み、電源を切り、
説明に従って接続してください。また、接続は指定のコードを使用してください。指定
以外のコードを使用したり、コードを延長したりすると発熱しやけどの原因となること
があります。
● 電源を入れる前には、音量(ボリューム)を最小にしてください。突然大きな音がでて
聴力障害などの原因となることがあります。また、テレビ等の音声を本機のスピーカー
を使ってお楽しみになる前にも、音量(ボリューム)を最小にしてください。
● 電源のスイッチを切っても電源からは完全に遮断されていません。万一の事故防止のた
め、本製品を電源コンセントの近くに置き、すぐに電源コンセントからプラグを抜ける
ようにしてご使用ください。
● 旅行などで長期間、この機器をご使用にならない時は安全のため必ず電源プラグをコン
セントから抜いてください。
電源プ グを
電源プラグを
コンセントから抜く
注意
● お手入れの際は安全のため電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。
● 移動させる場合は、電源スイッチを切り、必ず電源プラグをコンセントから抜き、機器
間の接続コードなど外部の接続コードを外してから行ってください。コードが傷つき、
火災・感電の原因となることがあります。
● 調理台や加湿器のそばなど油煙や湯気が当たるような場所に置かないでください。火
災・感電の原因となることがあります。
● ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所や振動のある所に置かないでください。
落ちたり、倒れたりしてけがの原因となることがあります。
● 次のような異常に温度が高くなる場所に放置しないでください。キャビネットや部品に
悪い影響を与え、火災の原因となることがあります。
窓を閉めきった自動車の中
直射日光が当たる場所
火や暖房器具など熱を発生する機器の近く
● 湿気やほこりの多い場所に置かないでください。火災・感電の原因となることがありま
す。
● この機器の上に重いものや外枠からはみ出るような大きなものを置かないでください。
バランスがくずれて倒れたり、落下して、けがの原因となることがあります。
● 電源コードを熱器具に近づけないでください。コードの被ふくが溶けて、火災・感電の
原因となることがあります。
● 電源プラグを抜く時は、電源コードを引っ張らないでください。コードが傷つき、火
災・感電の原因となることがあります。必ずプラグを持って抜いてください。
● 長時間音が歪んだ状態で使わないでください。スピーカーが発熱し、火災の原因となる
ことがあります。
4
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● この機器の上にテレビやオーディオ機器などを載せたまま移動しないでください。倒れ
たり、落下して、けがの原因となることがあります。
● この機器に乗ったり、ぶら下がったりしないでください。特にお子様にはご注意くださ
い。倒れたり、こわしたりして、けがの原因となることがあります。
● 5年に一度くらいは機器内部の掃除を販売店などにご相談ください。機器の内部にほこ
りがたまったまま、長い間掃除をしないと火災や故障の原因となることがあります。特
に、湿気の多くなる梅雨期の前に行うと、より効果的です。なお、掃除費用については
販売店などにご相談ください。
注意
● 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となることがあります。
指の怪我に注意
TT-071225F1
5
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ6
ご使用の前に
■ 次のような場所には置かない
■ ご使用の前に
本機を末永くご使用いただくために、次のような場
● 針先やレコードに付着したほこりやごみは、よく
取り除いてください。
針先にほこりやごみがついたまま演奏しますと、
針先がレコード音溝に正確に接触せず、音質が悪
化するだけでなく、レコード盤や針先の磨耗が早
まります。柔らかい穂先のはけか毛筆などで根元
から針先に向かって、ていねいに取り除いてくだ
さい。また、レコード盤も良質のレコードクリー
ナーでよくふいてください。
所には置かないでください。
●
●
●
●
●
●
直射日光が当たる所
暖房器具など熱を発生する機器に近い所
湿気の多い所や風通しの悪い所
ほこりの多い所
振動のある所
ぐらついた台の上や傾斜のある不安定な所
● 本機を下図の通りに壁や他の機器等から離して設
置してください。
前面
20cm
20cm
20cm
側面
20cm
20cm
20cm
● ターンテーブルシャーシ及びターンテーブルが水
平になる様に設置して下さい。
脚を回転させると高さ調節は可能ですが、3本脚
の為、調整できない場合もあります。
その際はラック自体を水平に調整して下さい。
● ハウリングとハムについて
ハウリングは、スピーカーからの音や振動がプレ
ーヤーに伝わり、それを再びカートリッジが拾い
上げることによって生ずるものです。ボリューム
を上げて、ウォーンというハウリングが発生する
ときは、スピーカーと本体との位置関係をチェッ
クし、音や振動が本機に伝わらないように対策し
てください。ハムノイズは、他の電器製品から出
る電磁波によるものです。本機周辺の電器製品で
は特にアンプとの位置関係をチェックしてくださ
い。また、ハムやノイズはアースを正しくとらな
いと発生します。アース線をアンプ、ミキサーの
GND端子にしっかり接続してあるかどうかチェッ
クしてください。
■ ご使用いただく電源電圧・周波数
●
●
電源電圧は、交流100Vをご使用ください。
電源周波数は、50Hz地域または60Hz地域でご
使用できます。
6
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付属品について
ご使用前に下記付属品が揃っていることをご確認ください。
1. ターンテーブルシャーシ
5. モーター
2. センターシャフト
6. モータープーリー(50Hz/60Hz地域用)
50Hz地域用
3. トーンアーム
7. 手袋(ペア)
4. ターンテーブル
8. アース線
7
60Hz地域用
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付属品について
9. ドライブベルト 2本(1本は予備)
13. レコードクランプ
(Souther Engineering社製“クレバー・クランプ ”
)
10. ベアリングオイル
14. カウンターウェイト
11. ターンテーブルシート
15. トーンアーム高さ調整シート
12. 六角レンチ 3本(大/中/小)
調整ドライバー 1本 16. Clearaudio社製カートリッジ(MM型)
8
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組み立て 及び 調整のしかた
4. トーンアームの取り付け
1. アースワイヤー設置
アースワイヤーをターンテーブル軸底部に接続し
ます。
a) トーンアームに接続されているPhonoケーブルを
トーンアーム取り付け用穴に通します。
トーンアーム
ターンテーブル軸底部
phonoケーブル
アースワイヤー
ターンテーブルシャーシ
• ターンテーブルシャーシのセンターシャフト穴
にはベアリングが入っています。組み立てする
際はベアリングの脱落に十分注意してください。
2. センターシャフト挿入
センターシャフトをターンテーブルシャーシに差
し込みます。
センターシャフト
ターンテーブルシャーシ
b) トーンアームの取り付け位置の高さ及び方向を決
めます。
b-1) 高さ
ターンテーブルシートを使用する場合としない場
合でトーンアームの高さ位置が異なりますのでご
注意ください。
● ターンテーブルシートを使用する場合
アームリフターの下にカウンターウェイトとトー
ンアーム高さ調整シートを置いた位置が適正な高
さになります。
ターンテーブルシートあり
アームリフター
• 工場出荷時には既にベアリングオイルが注油さ
れていますので、初期設定時は注油不要です。
カウンターウェイト
3. ターンテーブル設置
トーンアーム高さ調整シート
センターシャフトにターンテーブルを差し込みま
す。
ターンテーブル
● ターンテーブルシートを使用しない場合
アームリフターの下にカウンターウェイトのみ置
いた位置が適正な高さになります。
(トーンアーム高さ調整シートを使用しません。
)
ターンテーブルシートなし
センターシャフト
アームリフター
カウンターウェイト
9
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組み立て 及び 調整のしかた
b-2) 方向
トーンアームがターンテーブルベースの側面と
平行になる位置が適正な方向になります。
5. カートリッジ取り付け
a) 六角レンチ(中)を使ってヘッドシェルをトーン
アームから取り外します。
六角レンチ(中)
トーンアーム
トーンアーム
ターンテーブル
ベース側面
平行になる
ヘッドシェル
b) ヘッドシェルにカートリッジを取り付けます。
b-3) トーンアームの取り付け位置の高さ及び方向が
決まりましたら、トーンアーム固定用ネジを六
角レンチ(大)で固定します。
ネジ
ヘッドシェル
カートリッジ
六角レンチ(大)
外す
固定した後、カウンターウエイトとトーンアー
ム高さ調整シートを外します。
● 付属のカートリッジ(Clearaudio製)を取り付け
る場合は同梱されているアルミネジを使用して付
属のマイナスドライバーで取り付けます。
● 他社のカートリッジを取り付ける場合は、トーン
アームの適合カートリッジ重量の範囲の物を使用
してください。
適合カートリッジ自重:3-18g
10
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組み立て 及び 調整のしかた
c) 取り付けたカートリッジをトーンアームに取り付
けます。
6. アームバランス調整
a) アンチスケーティング調整ネジを外します。
ネジ
トーンアーム
ヘッドシェル
カートリッジ
アンチスケーティング
調整ネジ
● 付属のカートリッジの場合
トーンアームに取り付け穴の一番前の位置に取り
付けます。
b) カウンターウェイトをアーム後部に取り付けま
す。
カウンターウェイト
トーンアーム
● 他社のカートリッジの場合
針先から32mmの位置になる様に取り付けます。
c) カートリッジカバーを取り外します。
32mm
d) トーンアームの4本の配線を取り付けたカートリ
ッジの端子に各々接続します。
カートリッジカバー
付属カートリッジの場合
白
青
赤
緑
注意:カートリッジの針先をターンテーブル等に接
触させ、針先を損傷しない様に注意して下さ
い。
他社のカートリッジについてはカートリッジ側の
取扱説明書に従って接続して下さい。
注意: トーンアームの配線は細く切れやすいので、
接続する際は注意してください。
ピンセット等を利用すると容易に接続可能です。
11
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ12
組み立て 及び 調整のしかた
0
0.
4
カウンター
ウェイト
0 .1
トーンアーム
カウンターウェイトを1目盛回すと0.1g 加圧され
ます。従ってカウンターウェイトは5目盛あるの
で、1周回すと0.5g加圧されます。
3
0.
0.
d) リフターレバーを降ろしてトーンアームがターン
テーブルと平行になるようにカウンターウェイト
を回し、バランスをとります。
2
バランス
をとる
付属カートリッジの推奨針圧は2.2gなので、バ
ランス調整時の基準ポイントから4回転と2目盛分
回転させた位置になります。
アンチスケーティング
調整ネジ
カウンターウェイト
0
0.1
e) バランスがとれたら、リフターレバーを上げ、ア
ンチスケーティング調整ネジを取り付けてくださ
い。
0.4
リフターレバー
基準ポイントから
4回転と2目盛回す
↓
針圧2.2g
他社のカートリッジの場合は推奨針圧を確認して
針圧調整をおこなってください。
8. アンチスケーティング調整
7. 針圧調整
使用するカートリッジの推奨針圧に調整します。
バランス状態の時カウンターウェイト表示“0”
のポイントを基準として矢印方向に回します。
使用するカートリッジの針圧にあわせてアンチス
ケーティング調整ネジを調整します。
付属カートリッジの場合は、およそネジが半分の
位置に来るように調整してください。
ネジの半分の位置
0.1
0.4
基準ポイント
カウンターウェイト
アンチスケーティング
調整ネジ
【他社のカートリッジを使用した場合の目安】
針圧3.4gの場合: 調整ネジを目一杯ねじこみま
す。
針圧1.0gの場合: 調整ネジがはずれないギリギ
リのところまでゆるめます。
12
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ13
組み立て 及び 調整のしかた
9. モータープーリー取り付け
10. モーター設置
モーターにモータープーリーを取り付けます。
取り付ける際、50Hz地域でご使用になる場合は
50Hz用モータープーリー(サイズ:大)
60Hz地域でご使用になる場合は60Hz用モーター
プーリー(サイズ:小)を取り付けてください。
付属の調整用ドライバーを使用し、プーリーをプ
ラスチックビスで3箇所固定します。
プラスチックビスを使用していますので強い力で
回転させすぎるとこわれてしまいますので注意し
て下さい。
ターンテーブルベース左後ろの穴部分に、ベース
の下からモーターを置きます。
(ターンテーブルベースには固定しません)
接触しない
注意:モーター設置する際、モーターの振動がター
ンテーブルベースに伝わらない様、ベースに
付属調整用
ドライバー
接触しないように設置してください。
11. ベルト設置
取り付ける際、プーリーとモーターの間を約3mm
空けて固定してください。
モータープーリーとターンテーブルの間を、付属
品のベルト1本を使用し取り付けます。
取り付ける際、中央の溝にベルトをかけてください。
(ベルトは2本付属していますが、1本はスペアと
して保管して下さい。)
中央の溝
3mm
45回転時と33回転時の場合で、モータープーリ
ーのベルトをかける位置が違います。
各々のレコード盤に合わせて位置を変更してくだ
さい。
上側にかける
下側にかける
33回転
45回転
注意: ベルトをかけかえる際は付属の手袋を使用す
る等ベルトをキズつけない様に十分注意して
下さい。
13
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各部の名称とはたらき
q
!0
w
!1
e
o
i
r
u
t
y
q 電源スイッチ(OFF、ON)
電源をONにすると、ターンテーブルが回転します。
w プーリー
演奏するレコード盤の回転数に合わせて切り替え
ます。
33 1/3 回転レコード盤 ………『下側』
45 回転レコード盤 ……………
『上側』
e ベルト
r ターンテーブル
t ターンテーブルシート
y カートリッジ
u トーンアーム
i リフターレバー
トーンアームを上下させるときに使用します。
o アンチスケーティングつまみ
レコード演奏時、針先が内周へ引っぱられる力が
発生しますが、このつまみを調整することでその
力を打ち消します。
!0 カウンターウェイト
トーンアームのバランスをとったり、針圧を調整
するときに使用します。
!1 レコードクランプ
ターンテーブルシートを使用しない時や反ったレ
コード盤を使用する時、レコード盤をホールドす
る為に有効です。
図のような方向で使用してください。
14
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ15
接続および操作のしかた
アンプ
電源
スイッチ
白
赤
TT-15S1
■ 接続のしかた
★必ず本機およびご使用になるアンプの電源を切っ
た状態にしてください。
1. トーンアームに接続しているPHONOケーブル
(L:白色、R:赤色)をご使用になるアンプの
『PHONO』入力端子L・Rをそれぞれ接続します。
2. ターンテーブル底部に接続したアースワイヤーと
トーンアームに接続しているGNDケーブルをアン
プのGND 端子(アース端子)へ接続します。
3. モーターの電源コードをAC 100V の電源コンセ
ントへ差し込みます。
ご注意
● ご使用のアンプなどに電源コンセントがある場合
は、そこに差し込みます。このときアンプなどの
取扱説明書を参照し、電源コンセントの電力容量
が十分あることを確認してください。
■ 操作のしかた
ご注意
● 本機はノイズ低減の為、モーターはトルクを最小
限に抑えています。その為電源を入れてもターン
テーブルが回転しない事があります。その場合手
で少し時計回りにターンテーブルを廻して下さい。
6. リフターレバーを上げてヘッドシェルの指かけを
持ち、トーンアームをレコード盤の演奏位置まで
移動させます。
7. リフターレバーを下げます。
トーンアームがゆっくりと降下し、針先がレコー
ド盤上におりて演奏を開始します。
ご注意
● レコード演奏中は、振動および衝撃を与えないで
ください。
● レコードを交換するときは、ターンテーブルが止
まってからおこなってください。
● レコード盤に針をのせるときと針を離すときは、
アンプのボリュームを絞ってからおこなってくだ
さい。
■ 演奏を開始するとき
1. 本機の電源プラグを電源コンセントに差し込みます。
2. アンプの電源を入れ、入力を『PHONO』にあわせ
ます。また、使用するカートリッジに合わせてア
ンプのフォノイコライザーを「MM」または「MC」
に設定して下さい。
(付属カートリッジを使用する
場合は「MM」に設定)
3. ターンテーブルにレコード盤をセットします。
※ ドーナツ盤を演奏するときは、市販のEPアダプ
ターをご使用ください。
4. レコード盤に合わせて、モータープーリーにベル
トを取り付けます。
5. 電源ボタンをON にします。
操作4で選択した回転数で回り始めます。
15
■ 演奏がおわったら…
1. リフターレバーを静かに上げます。
トーンアームが上昇し、針先がレコード盤から離
れます。
2. ヘッドシェルの指かけを持って、トーンアームを
アームレストまで戻します。
3. トーンアームをアームレストに固定します。
4. 電源ボタンをOFF にします。
ターンテーブルの回転が止まります。
ご注意
● 本機は電源ボタンをOFF状態にしても電源から完
全に遮断されていません。長期間使用しない場合
は電源コードをコンセントから抜いてください。
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故障かな?と思ったら
故障かな?と思ったら
故障?と思っても、もう一度確かめてみましょう
■ チェック項目
針先がレコード盤におりない。
■各接続は正しいですか
■取扱説明書に従って正しく操作していますか
本機が正常に動作しないときは、次の表に従ってチ
ェックしてみてください。
なお、この表の各項にも該当しない場合は本機の故
障とも考えられますので、電源を切り、電源プラグ
を電源コンセントから抜きとり、お買い上げの販売
店にご相談ください。
もし、お買い上げの販売店でお分かりにならない場
合は、当社のお客様相談窓口またはお近くの修理相
談窓口にご連絡ください。
■付属カートリッジについて
本体に付属しているClearaudio社製カートリッジは針
交換を行うことはできません。
カートリッジ自体の交換を御希望の方は弊社サービ
スセンターまでお問い合わせ下さい。
● トーンアームの高さは正しく調整されています
か。
● 針圧は正しく調整されていますか。
● アームの水平バランスがとれていますか。
音が出ない。
● カートリッジとヘッドシェルの接続は正しいです
か。
● 出力コードが正しくアンプに接続されています
か。
● アンプのつまみ類の調節、切り替えは正しいです
か。
“ブーン”というハム音が出る。
● 出力コードのアース線をアンプに接続しました
か。
● 出力コードのプラグは確実に接続されています
か。
● ヘッドシェルはロックナットでしっかり固定され
ていますか。
針とびを起こす。
● 針圧が適正針圧になっていますか。
● レコード盤がそったり、傷が付いたりしていませ
んか。
● 針先にホコリが多量に付いていませんか。
アームが途中で進まない。
● レコード盤に傷が付いていませんか。
● アームが何かに当たっていませんか。
音が小さい。または、大きい。
● カートリッジの種類(MC/MM )に適したアンプ
の接続切り替えになっていますか。
16
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その他
■ お手入れ
■ 保証・アフターサービスについて
● セットが汚れたときは柔らかい布でからぶきして
ください。汚れがひどいときは食器用洗剤を5∼6
倍にうすめ、やわらかい布に浸し、固く絞って汚
れをふきとったあと、乾いた布でからぶきしてく
ださい。
● アルコール、シンナー、ベンジン、殺虫剤など揮
発性のものが付着すると塗装がはげたり、光沢が
失われることがありますから絶対にご使用になら
ないでください。また、化学ぞうきんでこすった
り、長時間接触させたままにしておきますと変質
したり、塗料がはげたりすることがありますので
ご注意ください。
● 付属のベアリングオイルはターンテーブルシャーシ
のセンターシャフト差し込み口に使用します。オイ
ルが少なくなりましたら少しずつ足して下さい。
オイルの入れすぎには注意して下さい。
1. この商品には保証書を別途添付してあります。
保証書は「販売店印・保証期間」をご確認の上、
販売店からお受け取りいただき、よくお読みの上、
大切に保存してください。
2. 本体の保証期間はお買い上げ日より1年間です。
お買い上げ販売店又は弊社営業所で保証記載事項
に基づき「無料修理」いたします。
3. 保証期間経過後の修理。
修理によって機能が維持できる場合は、お客様の
ご要望により有料修理致します。
4. 当社はこの製品の補修用性能部品を製造打切後最
低 8 年間保有しています。
5. 補修用部品の詳細・ご贈答・ご転居等アフターサ
ービスについての不明な点は、お買い上げ販売店
または取扱説明書の裏面に記載の弊社営業所に遠
慮なくご相談ください。
6. 修理を依頼される際には、お手数ですがもう一度”
故障とお考えになる前に”をご参照の上よくお調
べください。それでも直らないときは、必ず電源
プラグを抜いてから、お買い上げ販売店または当
社営業所、サービスセンターにご連絡ください。
ご連絡いただきたい内容
1) 品名
ターンテーブル
2) 品番
TT-15S1
■ ステレオ 音のエチケット
楽しい音楽も時と場所によっては気になるものです。
隣近所への配慮(思いやり)を十分にいたしましょ
う。
ステレオの音量はあなたの心がけ次第で大きくも小
さくもなります。特に静かな夜間には小さな音でも
通りやすいものです。夜間の音楽観賞には特に気を
配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドホンをご使用
になるのも一つの方法です。お互いに心を配り、快
い生活環境を守りましょう。
3) お買い上げ日
4) 故障の状況 (できるだけ具体的に)
5) ご住所
6) お名前
7) 電話番号
17
年 月 日
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ18
仕様・外形寸法図
440
350
110
350
■ ターンテーブル部
■ 総合
回転数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33 1/3 rpm, 45 rpm
駆動方式 . . . . . . . . . . . . . . . . . . ベルトドライブ方式
ターンテーブル. . . . . . . . . . . . . . . . . 高密度アクリル
ターンテーブル厚. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 mm
回転数偏差 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . +-0.2 %
S/N比 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 80 dB
電源 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . AC100V, 50/60 Hz
消費電力 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5W
寸法 . . . . . . . 幅440mmx奥行350mmx高さ110mm
(トーンアーム含まず)
総重量 . . . . . . . 8.9kg(トーンアーム/モーター含む)
■トーンアーム部
アーム形式 . . . . . 2ポイント・ラジアル・トーンアーム
有効長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 239mm
オーバーハング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17mm
針圧可変範囲 . . . . . . . . . . . . . . . 0-5g(1目盛=0.1g)
適合カートリッジ自重 3-18g(ヘッドシェル含まず)
■ 付属カートリッジ(Clearaudio社製)
周波数特性 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20Hz - 20 kHz
出力電圧 (1 kHz, 5cm/s) . . . . . . . . . . . . . ∼3.6 mV
チャンネルセパレーション . . . . . . . . . . . . . > 30 dB
チャンネルバランス . . . . . . . . . . . . . . . . . . < 0.2 dB
推奨針圧 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2.2 g
インピーダンス . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 0.66 kΩ
カンチレバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . アルミニウム
カートリッジ重量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6.0 g
18
TT-15 DFU 08.5.22 2:19 PM ページ19
Printed in Japan
06/2008 00M31BW851112 mzh-g
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