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ドイツにおける従業員代表のタイプ 藤 内

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ドイツにおける従業員代表のタイプ 藤 内
407 『剛Il大学法学会雑誌』第47巻第4号(1998年3月)
ドイツにおける従業員代表のタイプ
次︶
はしがき
︵日
要旨
タイプ一、 使用者から無視された従業員代表委員会
タイプ二、 孤立した従業員代表委員会
タイプ二、 業務遂行機関としての従業員代表委員会
タイプ五
尊重され安定した従業員代表委員会
藤
タイプ四、 秩序形成要素として尊敬され内部分裂している従業員代表委員会
タイプ六、 協力的な対抗力としての従業員代表委員会
タイプ七、 階級闘争的な従業員代表委員会
タイプの分析
内
一三五
4) 408
岡 法(47
はしがき
﹃従業員代表
ドイツの介業内にお け る 従 業 員 代 表 に 関 し て は す で に い く つ
かの観点からの紹介が あ る が 、 本 稿 は コ ト ホ 7 著
の紹介を中心に、標記テーマを論ずる
労働社 会 学 者 で あ る コ ト ホ フ は 、 一 九 七 川 − 七 五
委員会と企業内の支配 ﹄
ものであるり
︵要
旨︶
Ⅰ、タイプの分類
イ、事業所Aの特徴∵﹂の事業所では従業日代表委員会が決ハ.吏
タイプ﹁使用者から無視された従業員代表
に関与Lたことはない。事業所組織はに基づく公式の協議手
員代表委fi会は有用なん在か﹂
什皐もない。代よ委[∫l仝は仲川署から無視されている。﹁従業
続は踏まれていない。その結果、従業‖日代衣委員会がすべき
〃に取材したり
ノ\﹁あなたが聞きたい過りだり代よ委H会はこの率業所には
︵Betriebsr a t 、 経 営 協 議 会 、 事 業 所 委 員 仝 の 訳 も あ る ︶ 例 の 収
年にかけて六三の事 業 所 で 使 用 者 側 と 従 業 員 代 表 委 員 会
タイプに分難し、その 普 及 度 を 紹 介 す る 。 り 堰 後 に 、 そ の よ う に
議長とはよく喋る。彼
彼はこの職場で仰ができて、仰が
私を関らせないのが理想的〆り
は物わかりのいい人間だり
ないり
=り会の関係は良好であると仙川署は語る。﹁なくても困りはし
しかし、その在んによって何も変わらないL
の質問に対して、使用れいわ
タイプが分かれる分岐 点 や 背 景 を 分 析 す る じ 先 行 研 究 の な か で 、
たからといって、鯉川というわけではない=﹂使用苦と代よ委
kく存んするn
それ に よ っ て 、 従 業 員 代 表 委 員 会 を い く つ か の
だない。従業員代表の 実 相 を よ り 詳 し く 知 る う え で 参 そ に な ろ
これは本稿
本柑テーマのように従 業 ‖ 只 代 表 を 類 別 上 化 ト て 研 究 L た も の は ま
、﹁ノ
記述の順番として、 最 初 に 本 稿 の 要 旨 を 述 べ る り
できないかをよくわきまえている‖﹂條川名は他の委=貝には関
かかなりの分量になる 二 と か ら 、 ポ イ ン ト の み 最 初 に 紹 介 す る
次第である=続いて、 各 タ イ プ に つ き 、 代 表 的 な 事 業 所 の ケ ー
心を示さないり
見えであること、使用者か狭い世界で直接に権限を行使する
委員らは、事業所規模の小ささ、それゆえに人間関係が丸
議kとだけ接触している﹂
スをいくらか詳しく紹 介 ト 、 そ の タ イ プ の 普 及 度 を ホ し 、 そ の
タイプに属する従業員 代 表 し ﹂ そ の 活 動 の 特 徴 と そ の 北 ‖ 景 を 分 析
ト、産後に要約を述べ る = 要 旨 に お け る 傍 線 は 紹 介 舌 に よ る 。
使用者は従来通りの職場秩序を維持するために状況により
ことに参加が実現されない北‖景を鼠ている。
従業員代表委員会の要求を受け容れている。それによって、
進歩的で開放的な使用者とLてのイメージ右﹂保持できる。企
ドイツにおける従業員代表のタイプ
409
業内に従業員代表委員会が存在することは、委員会が存在し
る一例は二〇〇人余りの事業所である。
あった。そのうち四例は従業員数七〇山00人であり、残
人および熟練⊥の比率は五〇%を上回る。これらは+に職人
.九例ともに労働者の職業的蛮蕗は高︿、従業員に占める職
ない他の中小企業に比べて、一つのイメージアップになる。
が〓出Lすることを使用者は委員会の権限外のことであると
的な生産方法をとる小規模事業所である。
労働条件および賃金の取扱いに関Lて、従業員代表委員会
して受けつけない。
そ
れ以外では使用者は被用者
である。
それでも使用者は同じ職業部門の資櫓の高い労働者、すなわ
事業所は
ハ、分析∵﹂のタイプでは、、王に職人的な生産〃汰であり、小
∴○%の組織率であった。
二例でのみ、高い組合組織率であり、それ以外ではおよそ
︵例、⊥場長、支店長︶
割に関する法律の要請と事業所内の現状との聞に大きな隔た
二例においてのみ使用者は同時に企業所有署であっ㌔
りがあることを十分に認識Lている。しかし、使用者に対決
ち職人的技術者的労働者と類似の職業的経歴を有していた。
インタビューに応じた二人の委員は従業員代表委員会の役
することは困難であるり 委員は活動に必要な専門知識を習待
するために研修を受講するほど熱心ではない。
議長が見るところでは、使用者の影響力は従業員に及んで
いる。従業員はいぎという時には、従業員代走委員会に肋け
規模事業所の特別な人間関係が基礎になっている‖
使用者は服従と忠実さをアテにして気持ちを込めて従業員
かなりの程度、組織的および人間的に見渡すことかできるり
を求めるのではな︿、使用者に相談するり
労働者は使用者に自分の意見を述べることに不安を感じ、
と接する。彼は個人的な影響、そのカリスマを良好な職場の
従業員代表委員会が勇気ある行動で使用者から保護してくれ
雰囲気の原因であると見るり
LかL、いざ委員会がそれを試み危
ることを期待しているり
の約三分の一にあるり
法律は企
従業員の過半数は熟練⊥または職人で
二、要約∵﹂のタイプは従業員数一九〇人以†の小規模事業所
ごとに委‖月を選挙すること︿らいである。
従業員代表委員会の実際の活動はここでは縮小されて任期
業に北ハ適Lたルールを求めるので︰い
たい。こうLて労働協約や法律との衝突が生じるじ
に決めたいと考える。彼はそれ、LJを私的なこととして処理し
使用苫は仕事を状況に応じて進め、労働条件は個々人ごと
うい状況になると委員会は労働者から見放される=個人的に
不利益取扱される危惧から、十分な委員候補者を確保できな
使用ネに抵抗すれば職場の雰囲気を険悪にする恐れがあり、
いている。
使用者としても現状を維持したいと
誰もそこまで敢えてしようとは考えない。そこで使用者との
対立が回避されているh
の思惑から従業員代表委員会が要求を出してきたときには、
それに譲歩する姿勢で応じている。
口、普及状況∵﹂のタイプは調査Lた∴三事業所のうち五例に
三七
410
聞 法(47,−4)
家父長的または権威的であり、それでいてガ働者とは個人的
当し、文字通り一人ですべてを取り仕切るけ
委員会は使用者からとても遅くに通知されるり
する。違法すれすれの線の枠内なら何でもするり﹁従業日代表
イ、事業所Bの特徴︰使用署は従業︰‖代表委=ll会の参加に抵抗
タイプ二、孤立した従業員代表
一三八
に、すなわち直接の接触を保っている。彼は企業内のすべて
所詮相応し変更することはできないじ
は使用者が⋮リl独で取り扱っているリ
のことに通じ、労働者とよ︿話L、必要とあらば自ら作業行
通りに遂行される。﹂委員らは参加の可能性がほとんどないと
ある。使用者はしばLば単独ですべての業務指揮の役割を頼
程に入って部署を机当する。彼は職業的には熟練労働者、も
語る1
その折押ぶりは
Lくはそれに粕似Lている。人間関係および機構的には見渡
LかL、従業員代表委H会と使用者の対立には触れな
すべては使用者の計画
その時点では
すことができる。使用署は他人の助けなLでやっていけると
レかし、幾らか難しいごと
﹁悪い。LかL、それは従業員代表委員会
議長はその関係を﹁良好だリ
いし
他〃で、仕事の進
認識Lている。仕事のせき立ては激トいし
全休と使用署の閲係ではなく、むL7つ幾人かの委liと使用者
。 の委員は
語る別
使用者は従業員代表委員会に対して決定に閲与するチャン
めんは個々人にかなり広い裁‖▲軋が委ねられている。
日田に進〓Lている。多く注文
の関係だ。我々はとてもおとなしい代表委‖ll会なので、実際
わずかに例外的に議
をつければ使用者は直ちに不機嫌になるだろう。使用者は代
には多くのことを二﹂‖わないり
かれず、偵用者との協議も行われない‖
したがって従業日
スを与えないし、事後的にも通知しない。委=り会の会議は開
長が呼止出されて協議するくらいであるい
表委員会があることを=慢Lているh
つのグループに分かれている。二一人は指導部であり、別の二
委員の役割認識および和布の影響により、委員会内では二
それはいい古松だ。﹂
代表委員会は企業管理の諸問題には相通Lていない。労働者
人はそれに追随し、残る三人の委Hは指導部に批判的である。
は代表委員会を円らの利益代衷とは比ておらず、委貢に悪元
を提出することもないり
その結果、企業内には使用者と代表
委員会の対立はない。企業内で委員会はどうでもいい存在で
あるが、しかL、組合役員が会議出席等のために事業所内に
いといえる。議長は企業外では積極的な組合員であることも
明Lている。なぜならば、委]Jiでいると職業上の不利益を披
⊥人のうち二一人が次回選挙には立候補しないことをすでに表
脅トを受けた。その結果、前回の選挙で初めて委員になった
ばLばそれを実行する。すでに何人もの委‖只が賃金カットの
使用者に批判がまLくいうと、彼は報復の歯Lをかけ、L
かった。しかし、指導部は国定している。
委員の交替は頻繁で、前回選挙では九人の現職が立候補Lな
それでも組織
あり、従業員からも無視されている。
企業内における組合の影響力は概して弱いn
立ち入ることには、使用者側が難色をホすことを配慮して従
率八〇%のケースがあることに照らすと、組織やには関係な
業員代表委員会自体が反対する。企業内における賃金上乗せ
トイツにおける従業員代表のタイプ
41 1
しくは委員になるこ と は 、 個 人 的 な リ ス ク が 大 き い と 認 識 さ
る懸念が大きいから で あ る 。 従 業 月 代 表 委 員 会 と 係 わ る 、 も
いることを認める。
義的関係や労働条什および委員会の活動に強い不満を抱いて
使用者に対する不安から、委員会に声が寄せられな
委員がいうには、従業員代表委員会に対する従業員の信栢
い。委員会が役に立つとは思われていない。事業所集会では
は低いり
れている。委員会が 仮 に 労 働 者 の た め に 行 動 し ょ う と し て も 、
現実には使用者の崩 そ そ の 主 張 を 維 持 す る こ と は で き ず 、 一 小
誰も発▲三口しない。かつて集会で二人が発言し使用者を批判し
安から挫折した経験 が あ る 。 そ の 時 に 従 業 月 が 代 表 委 員 会 を
背後で支、竺し︿れる わ け で は な い 。 こ う し て 従 業 員 と 委 員 会
たことがあったが、彼らはその後解雇された。委員選挙では
使用者は人事的および社会的事項につき、事前にというわ
候補者数が委員定数に満たない。
は相互不信に陥って い る 。
使用者は事業所組 織 法 を 総 じ て 悪 く な い と 受 け 1 L め て い る 。
提供されている。すなわち、議長は専従であり、他の委員も
けではないが、それでもたいていは書面で代表委員会に通知
しかし、もしそれを 受 け 芥 れ る と 結 果 と し て 手 続 き が 旭 雑 に
会議出席時には職務免除される。委員会事務のために書記が
する。従業員代表委員会は運営に必要な人的物的活動手段を
従業員代表委員会 の 参 加 権 を 使 用 者 は 、 解 雇 お よ び 就 業 規
あてがわれ、専用の部屋も与、ろられている。その意味で使用
び付かない高い運営 コ ス ト で あ る 。
則制定を除いて意味の 乏 し い も の と 見 る 1 、 他 方 で 、 委 員 会 の
なると見る。事業所組 織 法 で 関 る の は 、 官 僚 主 義 、 生 産 に 結
参加は企業内で決定を 正 当 化 す る 機 能 を 果 た す こ と を 強 調 す
便用賞
さもなく
所組織法を引き入‖い に 出 す わ け で は な い 、 無 理 な こ と を 主 張
解雇への対応で証明される。使用者いわく、即時解雇につい
らである。代表委員会の参加は、そ讐取も過酷な形態である
ば使用者によるルールなき取扱いは従業員を不安に陥れるか
悪意的な取扱いから従業員を保護することであるり
従業員代表委員会Bに本来求められている課題は使用者の
の出席要請を委員会が卑屈にも受け人れている。
しかし、使用者は代表委員会会議に出席している小
者は山応事業所組織法を遵守している。
労働者に組織的にすべて
る。具体的には、委 員 会 が 手 続 害 粕 に 同 意 の 署 名 を す る こ と
によって、ことがス ム ー ズ に 運 ぶ り
を説明できなくても代 わ っ て 代 表 委 員 会 が 決 定 を 説 明 し て く
れる。
従業員代衷委員会 の 働 き に 関 す る 使 用 者 の 評 価 は 概 し て 肯
LかL、
ては解雇通告の前日に代表委員会に通知する︹
定的である。ブラス面 は 、 委 員 会 は 職 場 を 安 定 さ せ る 、 事 業
しない、使用者の決定 を 従 業 員 に 対 し て 弁 護 す る u
二〇−三〇人の労働者が即時解雇され仁
率は概して高い。使用者は通告前に議長にそのことをほのめ
この企業では離職
取材の前年に
このような代表委員 会 の 行 動 様 式 を 使 用 者 は 当 然 の こ と と 考
面接した人は使用 者 を 含 め て 、 従 業 員 が 事 業 所 内 の 権 威 主
えて、委員会をことさ ら に 誉 め る こ と は な い 。
二二九
412
開 法(474)
一四〇
以下であり、六例は人○八〇%である。残る二例は二〇
委員会
かす。それから止式 に 書 面 で 代 表 委 員 会 に 通 知 す る っ
三〇%である。組人口との関係では組織率以上に職場委員の人
二例では一〇人以Lの委員がいるり
六例では職場委員がいない。六例では一人
はすぐに会A〓し、 解 雇 通 知 に 同 意 す る 。 使 用 ネ か ら み れ ば 議
数が車要であるり
労働者の職業的資格水準は本稿の分類タイプのなかで最低
か二人であるり
長が同意することを保 証 し て い る 。
この事某所では代 表 委 員 会 の 実 際 の 存 在 意 義 は 、 使 用 者 か
である。七事業所では熟練⊥および職人のハめる比率は一〇
予定する社会的および 人 事 的 事 項 の 実 施 に あ た り 使 用 者 を 補
佐することだ。代表委 員 会 は 使 用 者 か ら 無 視 さ れ る よ り は 、
%以下である。タイプ一と対照的であるり
六〇〇人で、職場に組合の#在感の薄い、労働省は職業的資
要するに、孤立した従業員代表委員会は従業員数∴00−
その方が#在意義を見 い 出 せ る と 判 断 し て い る 。
格が低いことが多いし
このような状況に つ き 、 議 長 い わ く 、 代 表 委 員 会 の 地 位 の
弱さは、従業員が代表 委 員 会 を 支 え な い こ と お よ び 使 用 者 の
︵使用肴の権威的振舞いと人事政策ん針︶
君が事業所内を一人で見渡すことができるJ
a
ハ、分析
抵抗による。
ここには組合職場 委 員 会 は な い 。 従 業 員 代 表 委 員 ら の 組 合
に対する期待は高い が 、 実 際 に は 介 業 内 で は 組 織 率 は 伸 び な
権限委譲することなしに直接に指図することが可能になるり
使用者が他人に
談に氷られた組合の役 員 側 は 、 職 場 を ど う 変 え る か は 現 在 職
従業員数二CO三〇〇人規模を†回る事業所では、使用
場にいる組合員の努力 次 第 で あ る と 突 き 放 す 。 代 表 委 員 ら は
その距離の近さは使用署の直接の権威を感じさせるに足りるり
い。議長らが組合組 織 化 に 特 段 に 努 力 す る わ け で も な い 。 相
自分らの役割を肩代わ り し て も ら え な い か と 組 合 役 員 を あ て
それがワンマン体制を可能にする条什である。
普通の従業員であれば大Hに兄てもらえる仕事卜のミスで
にする。悪循環であ る
がそれを労働裁判所で争えば、使用者は譲歩をホす。
も、委員がすれば厳しく書面で常吉される。それでいて委員
口、普及度︰六三事業 所 の う ち 二 川 事 業 所 、 約 二 〇 % が こ れ に
含まれる。その一国例 中 一 二 例 が 従 業 員 数 二 〇 〇 − 六 〇 〇 の
その代表の同意を既に得ていることで止統化するために有用
り同意の署名をしてもゝりっのに、すなわち従業員との関係で
使用者Bがいうには、彼は代表委員会を決定や措置に当た
る。
従業員代表委員会に対する使用者の対応の狙いは威嚇であ
中規模事業所である。
そのうち三例では大企
一四のうち∵二例 は 、 個 人 事 業 ま た は 中 心 的 所 有 者 が 経 常
者的権限を行使する人 的 会 社 で あ る け
業の二部門である。八 例 で は 所 有 者 が 同 時 に 管 理 職 で あ る 。
組合組織率は二つ の 傾 向 に 分 か れ る 。 山 方 で ﹂ ハ 例 は 二 〇 %
このような傾向はタ イ プ ∵ お よ び 三 で も 見 ら れ る 。
413 ドイツにおける従業盲i代大のタイプ
として必要である。それは軽視された存在で
である。使用者は代 表 委 員 会 を 従 業 員 の 代 表 と し て で は な く 、
﹁重要な存在﹂
その背景は、
そして、多︿の委員が仲用者
委白会内部の分裂があり、そ
従業員代表委員会は佃用者に対して臆病だり
こに使用者が割り込んでいるり
代表委員会の内部構造にあるり
から解雇されそうな従業員を守ることを、犠牲・魚捏の大き
ある。代表委員会は 従 業 員 に 、 苦 情 を 申 し 立 て る こ と 、 批 判
すること、要求する こ と 、 お よ び 権 利 を ヰ 張 す る こ と は 意 味
好ましくない委員に制裁を加え、代表委員会内部に影響を
な活動と見て、敢えて挑戦しようとはしない。
︵使用者による代表 委 員 会 内 部 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 統 制 ︶
がないという経験を 伝 え る い
行動は他のタイプの使用者にも見られる=第一一言、代表委員
れる、延期する、遅滞する、言い訳をするなどである。この
代表委員会と対話する姿
折本‖し参加を認めないことてあるり
及ぼす方法には四つある。第一に、代表委員会を非妥協的に
内部構造があるい
も対決するかを迫る。第二に、代表委員会の要求に対して忘
勢はなく、代表委員室に対して使用者に服従するか、それと
すなわち、使用者への対応および役割認識
につき代表委員会囚 に 三 つ の 考 え お よ ぴ グ ル ー プ が あ る 。 そ
このタイプに分地 さ れ る 代 表 委 員 会 に は 臼 宜 っ て 共 通 し た
れらは固定的ではな ︿ 、 ま た 背 後 に セ ン タ ー が あ る わ け で も
ない。
会に不意打ちをかけることである=事前に情報を堤供するこ
二グループとは、 第 一 に 議 長 を 中 心 と す る グ ル ー プ で あ り 、
第二に、それに追随す る 集 凹 で あ り 、 第 二 に 、 議 長 に 批 判 的
第川に、事
ここ
な集用である。
で委員会には十分に検討する時削的余裕はない︼
となしに、直前になって知らせて急いで判断を求めるり
業所の都合の考慮や信粕に満ちた協力原則を厚かまし︿、威
使用者はこのよう な 代 表 委 員 会 内 部 に お け る 意 且 の 対 立 を
利用し、会議に出席す る 。 他 の タ イ プ の 比 べ て 使 用 者 が 委 員
嚇的に指摘することである。
二のタイプで現状を変えるには、代表委‖li会はまずその内
会会議に出席する頻度 は は る か に 高 い じ
郎構造を変えて連帯的な立場を確立する必要がある。㈹剋烈
代表の参加状況を 見 る と 、 委 員 会 は い ず れ も 重 要 な 決 定 か
員会とその選膏1基盤の問のコ、こユニケーションを使用署は繁
ることから始められているり
一四一
そして従業員に対する説教にな
会ではまず使用者が企業の置かれている経済的苦境を説明す
イプでは使用者が演出する従業=只教育の場になっている。集
表委員会がイニシアを捲って取りしきるべきところ、このタ
成している。事業所集会の進め方を見ても、本来であれば代
ら外されている。賃 食 決 定 で は こ の タ イ プ に 鳩 す る 事 業 所 で
︵使用者の権限と代 表 委 員 会 の 対 応 ︶
はいずれも代表委員 会 は ま っ た ︿ 埼 外 に 置 か れ て い る 。
懐柔というソフトなf段
つぎの手段は個々の委員に
このタイプで使用 者 の 影 響 力 行 使 方 法 は 直 接 で む き 出 し の
は講じられない。
対して制裁するという 威 圧 で あ る じ
権限行使、すなわち強 制 で あ る ∩
C
414
閲 法(474)
っているじ
従業員代表委員会 は 従 業 員 を 引 き 寄 せ る こ と に 成 功 し て お
らず、同様に組人‖ の 協 力 を 得 る こ と に も 成 功 し て い な い 。 組
人‖組織率は一〇− 八 〇 % で あ る 。 L か し 、 高 い 場 A ‖ で も 組 合
は企業内に足場を持 た な い り
一四二
これまで使用者の決定に異議を唱えたことはない。せいぜい
季節毎の人員変動の必要性も説明してくれる。﹂代表委員会は
対案を捉▲示する︿らいであるい
その活動に満足し
それでも議良は、事業所組織法の規定がこの事業所
他方で委員会議長の評価も同様であるじ
ではことさら必安ではないことを用仙める。いかにして双方の
ているり
が何かを行おうとし、苦情を.一一▲=おうと﹂、それが関係する川
協調が形成され、維持されているかにつき、いわ︿、﹁むし私
二、要約︰このタイプ で は 従 業 員 代 表 委 員 会 は 一 応 運 甘 さ れ て
いる点ではタイプ一 よ り も ま し で あ る 。 こ こ で は 曲 か り な り
私は常に仁頼を碓得し、それを保持すること
要するに、良好な協力は従業員代表委H会がFlらの意思を
を優先させているり
期待できないり
当者から折ポ=されることがr測されるならば、労使の協力を
にも使用者から手続 き に あ た り 従 業 員 代 表 委 員 会 の 同 意 ・ 署
使用者の圧
名が必要とされてい る 。 残 念 な こ と は 、 従 業 員 代 表 委 ‖ 申 会 が
従業員および組人口 か ら 孤 立 し て い る こ と で あ る い
力によりその間に捕 が 作 ら れ て い る 。 そ れ で も 委 員 選 挙 の 度
表明することを断念﹂、初めから使用ネの意思に‖分を合わ
せ、それを種板的にサポートすることにより成﹂≠している。
てはその委員交替が 少 数 で あ り 、 常 に 委 員 会 内 で 少 数 派 に 止
に新しい委員が登 場 し て ︿ る 点 は 変 化 の 叶 能 性 が あ る 現 状
議長は取材でしきりと﹁我々﹂という表現を川いる∪
それは
まっているり
使用者側に対する忠誠心に止まらず、相手方に一体化してい
その た め に 就 任 当 初 に は 意 欲 を 持 っ て い た 委 〓
も締めていっている 。
タイプ三、業務遂行機関 と し て の 従 業 員 代 表
ることを一小すようたh
という意識が事業所Cで使用者と従業‖貝代表委員会の協力を
借用君側から相当の対価を与、えられる。見返りを期待できる
従業員代表委員会が使用者側に介わせていることに対して
イ、事業所Cの特徴∵﹂ の タ イ プ で は 従 業 員 代 表 委 員 仝 は 従 業
員の利益代表として で は な く 、 企 業 の 業 務 遂 行 機 関 の 一 郎 と
事業所組織法につ き 、 使 用 者 は こ れ を 高 く 評 価 す る 。 む し
る者が委員を辞めたのちには、班長か職長になる。管理職が
結び付ける接着剤である。﹁我々は丼格だけを捉﹁ている。あ
して機能している。
どである。従業員代 表 委 員 会 と の 信 頼 に 満 ち た 協 力 に よ っ て
に満足しているという簡単な理由からだ。ここでは役付きに
長年の付き合いで彼のことを良く知っており、その仕事ぶり
ろ労使関係が良好で あ る こ と の 原 因 で あ る と し て 感 謝 す る ほ
使用者が得たものは 多 様 で あ り 大 き い 。 い わ ︿ 、 ﹁ 代 表 委 員 会
は管理職かよ︿知っている者が起用される。﹂
は従業員に対して企 業 の 置 か れ て い る 立 場 を よ ︿ 説 明 す る じ
注文量が多く残業が 必 要 な と き に は 椅 榛 的 に 協 力 し て く れ る 。
ドイツにおける従業月代表のタイ70
415
組合組織率では大きく分散する。八例では五〇七〇%、
一例では九〇%だが、他方で四例では二〇%以下、=二例は三
従業員代表委員会 の 内 部 構 造 は 単 純 で あ る 。 つ ま り 、 議 長
のワンマン体制であ り 、 他 の 委 員 は 決 定 に あ た り 沈 黙 し て 反
に反して職場委員会が存在する比率は低いり一六例のう圭一
〇−五〇%である。平均すればかなり高い水準である。これ
二一例では存在しない。二例では存在するが委員数はわずかで
対はしない。それは 議 長 提 要 に 賛 成 で あ る こ と を 意 味 す る わ
ような代表委員会の 構 造 に は 背 景 が あ る 。 す な わ ち 、 委 員 の
けではないが、とに か く 反 対 な し に 提 案 過 り に 決 ま る 。 こ の
ある。
ある。職場委員会の存ポ=は組合の影響力有無の重要な指標で
現在のやり ガ に 批 判 的 な 委 員 も い る 。 彼 は 従 業 員 代 表
選出方法である。議 長 が 委 員 候 補 者 を 自 ら 選 考 し て い る の で
あるh
タイブ二と異なる構造卜の指標は、産業分野と事業所規
タイプ二と類似して、組合が影響力を持たない私企業であ
るレ
委員会に対する使用 者 の 対 応 を 根 本 的 に 批 判 す る 。 議 長 に 共
論を持つ批判的な委 員 の 動 向 は 、 今 後 こ の 代 表 委 員 会 の 動 き
幌である。タイプ∴では∵〃で伝統的な梅威構造を伴う繊維
使用者は労使間に緊張関係や軋稚が生じても、あわてずに
︵使用者の家族理論における隅れとしての従業員代表委員会︶
見に従って決定を変更することもある。使用者は従業員には
親が†供を諭すように説明する。場合によっては労働者の意
経済状態や都合を坤解しないのはもっともなことであると、
それを説明不足によるものと受け止め、現業労働者が企業の
a
ハ、分析
式を示す。
イルにも、ありのままの権威的ではな︿、むしろ家長的な形
る大規模事業所もかなりある=それが使用者の独裁的なスタ
業・印刷業が多く、他んでは協約上乗せ支給を〓す余裕のあ
に変化を惹き起こす か も し れ な い じ
口、普及度︰タイプ∴ は 調 査 六 三 事 業 所 の う ち 山 六 例 、 す な わ
ち一高五%にあった 。 そ れ は こ の 分 類 の な か で 最 多 で あ る 。 一
四例は従業員
人例のうち五例は大 規 模 事 業 所 で あ る 。 四 例 は 従 業 員 数 一 一 〇
残る七事業所は
〇〇人以上であり、 一 例 は 二 九 〇 〇 人 で あ る し
数四〇〇−五〇〇人 の 中 規 模 事 砦 所 で あ る り
小規模である。
事業所規模の点で こ の タ イ プ で は 人 き く 分 岐 す る 。 小 規 模
さらに三〇∩−八〇〇人規模
事業所の四割はこの タ イ プ に 分 類 さ れ 、 大 規 模 事 要 所 で は タ
イブ四とともに代表 的 で あ る り
企業形態との関係 も 重 要 で あ る 。 中 小 規 模 事 業 所 は 人 的 仝
の事業所の二行%を 占 め る 。
れは従業員と企業の関係を家族とイメージすることに重なる。
説明すればわかってもらえるという信条・経験に基づく。そ
彼らは成績、懲戒および安寧が従業員に対して及ぼす影響に
社の形態であり、 た い て い は 家 族 所 有 で あ り 、 か つ 、 そ の 半
統的な家族企業であ る 。 所 有 者 と 使 用 者 が リ ン ク す る と き は
敏感で、それに対する配慮が行われている。このタイプの多
数は所有者が同時に 使 用 者 で あ る 。 五 つ の 大 規 模 事 業 所 は 伝
企業運営に家長的傾 向 が 生 じ る 。
山四三
6
4
り
同 法(47
くの使用者が好んで 用 い る 言 葉 は ﹁ 良 好 な 職 場 の 雰 同 気 ﹂ で
ある。
企業内の祉全的関 係 を 家 族 と 見 る 二 と は 組 合 と の 関 係 で 、
組合を嫌悪する見方 と 結 び 付 き や す い 。 企 業 外 の も の に 対 し
彼ら は 共 同 責 任 を 負 っ て く れ る n
それは就業規
ある使用者いわく 、 ﹁ 決 定 の 実 施 に 当 た り 委 員 会 が 果 た す 役
て壁を構築して従業 員 を 開 い 込 み が ち で あ る 。
割は大きいじ
則の問題で特にいえ る 。 職 場 の ル ー ル は 確 か に 協 約 や 就 業 規
.川lIll
表委員会から提供される二の情報かあ∴て、トップもまた
使用者の信頼と従業‖貝代表委員会に対する支配︶
有効な運営が可能となる。
代表委員会が企業トップと同じように発想するようになる
︵議長
人中規模企業では議長は通常の現業ガ働着では獲得できな
ことが企業側の最人の‖標である。
議長は代表委員会内部て合意形成に苦労しない。委H会内
いような企業内の摘い地位を得ているり
Cにおける批判的委員のような存〃は例外的であるーそれで
部には彼の言動をはっきりと批判する委員はいない。事業所
れをはっきりと‖にすることはない。
長の距離に疑問を持つ慎重な委員がいるり
それ
しかL、彼らはそ
もたいていの代表委員会には少数なから、仙川省に対する議
則で大きく規制され て お り 、 そ の 運 用 に 当 た っ て 裁 ‖ 釦 の 余 地
使用者側の従業員とのコンタクトも
をさほど有能であるとも資梢が高いとも見ていないし、重要
に対するトップ側の対応がある。使用肴側は議長以外の委員
その背景として、まず他の委︰H
か業トップの構想は余りにスムーズに具休化される∪
当件を従業員に説 明 す る の で 、 従 業 員 の 反 発 を 呼 ぶ か も し
な役を割り当てもしないっ
ほどまでに摩擦はないのかり
れない決定等を従 業 員 に 理 解 さ せ る 役 割 を 果 た す 。 こ れ は
良好な作業態度 や 成 績 引 き 上 げ の た め に 就 業 規 則 や 職 場
りに努めている。さらに使用省は労使間が調和的であること
なくなる、およびその過程に参加Lたかのような雰囲気づく
物質的および職業上の優遇
規律の保持を配慮 す る 。 二 れ は 従 業 員 に 対 す る 統 制 機 能 で
措置が信頼形成のテコになっている。
をことさらに強調し対立を撃っり
イプの他の事業所でも見受けられる毛賀な特徴である。専従
車某所Cで観察される代表委員会と従業員の関係はこのタ
︵遠のく従軍単
ある。ずる休み、 タ イ ム レ コ ー ド 監 視 、 休 憩 時 間 遵 守 の 監
委員会は事業所 の 現 場 に お け る 出 来 事 を ト ッ プ に 伝 え る 。
視など、使用者か チ ェ ッ ク す る に は 限 度 が あ る 。
LかL、彼らが一せけ谷れぎるを得
スムーズな運営に と っ て 計 り 知 れ な い 潤 滑 油 で あ る 。
従業員代表委員 会 は 企 業 の 決 定 や 措 置 の 必 要 性 お よ び 正
代表委貴会によっ て 日 に 見 え て く る 。
理的な仲介者であ る り
従業員代表委員 会 は 企 業 共 何 体 と い う イ デ オ ロ ギ ー の 心
使用者側の期待を 整 理 す る と つ ぎ の よ う に な る じ
は乏しい。それでも 運 用 に は 委 員 会 の 協 力 が 大 切 だ ∵
川
吻
㈱
㈲
これは情報伝達機 能 で あ る 。 多 く の 使 用 音 が 上 司 竺 一 一 = 動 や
部門間のトラブル に 関 す る こ の 役 割 を 重 宝 が っ て い る 。 代
ドイツにおける従業員代表のタイ7q
41了
d
委員は従業員との接 触 を 避 け て い る っ 多 く の 従 業 員 は 代 表 委
2
︵使用者側に対するサポート機能︶
は、代表委員会が職場秩序維持のために規律保括の監視役を
このタイプの代表委員会が経営陣にとって串宝な別の役割
遂行することである。また、経常困難時に経営陣が大‖岨解雇
員会を経営側の回し 者 と 見 て 、 接 触 を 避 け て い る 。
半数の事業所では 従 業 員 の 過 半 数 が 組 合 員 で あ る 。 代 表 の
では被解雇者リストの作成に協力する。それが労働省の不満
か操業如縮を実施しようとするときに率先して協力し、解雇
︵組合は外部にある ︶
過半数のケースは組 合 の 地 区 役 員 を 抱 え て い る 。 し か し 、 組
小規模事業所の代よ委員会で印象的なことは、作業秩序の
を抑制する㌧
A‖組織率の高いこ と お よ び 従 業 員 代 表 委 員 が 組 合 と 係 わ り を
持つことは、必ずし も 参 加 に 影 響 を 与 え な い 。 た と え 議 長 が
監視である。病気休暇の監視と並んで、代表委員会の職場規
組合地区役員をして い て も 事 業 所 内 に お け る 彼 の . 一 一 日 軌 、 特 に
使用者との関係は区 別 さ れ る 。 組 A ‖ が ‡ 催 す る 従 業 員 代 表 会
を清潔に秩序止し︿保つことのチユノクであるリ
このようなタイプが存続する背景は、従業員内で有効な利
律保持の活躍分野は、仕事のさばり、労働時間の厳†、職場
益代太のためのコミュニケーションか遮られていることにあ
員向け研修参加暑数 は 一 つ の 尺 度 で あ る 。 こ の タ イ プ で は 参
このような一般的 条 件 の も と で 、 蛙 菅 側 に 強 ︿ 依 存 し た 従
る。
加者はほとんどいな い 。
イルでは、経営側は 組 A ‖ を 肯 定 的 に 評 価 し て い る 。 ﹁ 組 合 は 理
は企業を家族と兄なすという社会理論を持っているり他用者
それは事業所規模に関係な︿#什する。使用者側
は従業員との会話に心がけている=従業員代衣委員会は月建
れているn
二、要約∵﹂のタイプは介業内の家父長的な支配構造に統人‖さ
業員と組合との関係 に は 二 つ の ス タ イ ル が あ る し ︰ ガ の ス タ
性的で状況に即して 考 え る メ ン バ ー だ “ ﹂ 組 人 口 代 表 は 定 期 的 に
使用者側と会うこと は 妨 害 さ れ な い し 、 む し ろ 歓 迎 さ れ る 。
的な関係を具体化するための仲介者である。議長は重紫な地
代表委員会を訪問し 、 折 り に つ け 経 営 側 に も 挨 拶 し て い る 。
その訪問は必ずしも そ の 事 某 所 の 懸 案 問 題 と 関 係 は な い 。 組
位をハめている。議長には従業口Hを監視し職場規律を過†さ
せる役割、職場の状況を知らせる役割が期待されている。議
員を拡大するのに便 用 者 側 の 妨 害 を 解 除 し て お き た い と の 思
長以外の委員は重要ではない。それでも使用省は他の委員に
合としては使用者側 と 顔 を 繋 い で お く こ と で 事 業 所 内 で 組 合
惑がある。使用者は 組 合 に 異 議 を 唱 え な い り
も委員であることのメリットを与えている。こうして従業員
むしろ高い組織
ている。彼らはこの 参 加 タ イ プ を 批 判 し な い 。 む し ろ そ の 条
率を歓迎する。組合 は 便 用 老 と の ト ラ ブ ル を 避 け る 努 力 を し
従業員は代表委員会から距維を置いている。従業員相互間
代表と使用者の問には良好な関係か発かれている。
のスタイルでは使用 者 は 組 合 を 敵 視 し て い る 。
件のもとで使用者 と の 芙 り あ る 関 係 を 築 こ う と L て い る 。 別
一円五
直
418
岡 法(47
一閃六
会は従業員の代表として扱われ、それに対応した〓J意識を
を、成績向上のために監視することを期待Lない︶
その際に‖頃
から代表委H会を尊重しておくことで、従業員の抵抗に際し
は隠れた抵抗の可能性があることを党悟する‖
すかもしれない存在であると仲川者は見て、公然たる、また
従業員は潜在的には不安定な要素で面倒なことをぷき起こ
代表委員
がこのような状況を可能にしている。ある事業所では組合︰只
使用者側は代表委員会が従業=Hに職場規律を†らせること
数が多︿、また別の事業所では使用者と組合が良好な関係を
の利益主張に向 け た コ ミ ュ ニ ケ ー ン ヨ ン が 遮 ら れ て い る 二 と
保っていても、組ム‖の影響は企業内にはない。
持つり
タイプ四、秩序形成要素としてヰ敏され内部分裂している従業
員代表
から法律に従って事業所内で承認され、相当の取扱いを受け
イ、事業所Dの特徴∵このタイプの従業員代表委員会は使用者
て法定参加手続に関与Lている。使用者は法律に従って情報
使用苫は代表委ii会が強くて
従業口Hのなかでの代走委員会の権威を高
める方法の一つは、﹁代表委員会に成果を与えることである=﹂
をアピールさせるり
某所では決定に代表委員会が人きな役割を果たしていること
とによって議長−hはやり手として従業liの‖に映る。この事
〓頼関係が深く紛争がないとい、ソ印象を従業︰Hに与えないこ
エネルギ/ンユな対抗者であるよ、﹁に従業︰目の前で演出する。
敬意をもって親切に対応するし
べく、健闘署は従業‖Hの正当な代よとして接する、すなわち、
代表委員会がい頼のおける代表として振舞うことを促進す
て代表委ji会が防波堤になって︿れると期待している‖
を提供している。賃金表の閲覧、採用に当たっての参加f結
き遵7、委員研修のための費用支出などにつき労使間に摩擦
こうして事業所内で代表委員会は公認され
使用者には法律が定める代表委員会の参加権を制限
しかしながら、委H会は従業‖只の強い要求を
はない山
た存在であるり
その従業員代
する動きはないノ
抑制する。それは使相ネから歓迎されている‖
表委員会内部に大きな対立を含んでいる。従業員の信任は薄
︵経営陣は事業所組織法および従業員代表委員会をいかに見
いかに評価しているであろうか。議長を小心とする指導部に
a
対しては高い評価が下される=長年在任している議長に対し
経営陣は‖分の期待に照らして〓杜の従業‖日代よ委員会を
経営陣は、現在ではもはや家父ぷ的企業運甘は適用しない
ているか︶
と考え、時代の流れとして事業所組織法を一せけ容れているり
場人口によ
紺
員でありなからも組合の無理な要求に対しては従わないり
ては特にそうである。﹁議長は事業所の都合を考慮して、組合
であると見ているり
それは不可欠のチェック機関ではないと
考えている。それでも従業員代表委員会とは協力する姿勢で
っては従業員を説得してくれる。従業員代表委員会がなかっ
A‖と二股をかけずに事業所の都合を優先しているり
彼らは従業員代表委目会がなくても人間的な企業運菅は可能
ある。
4柑 ドイツにおける従業員代表のタイ70
たら従業員の苦情は絶えないであろう。委員会内反対派は企
の客観化よりも、むしろその高さに関してであるじ
ある。代表委員会は賃金問題にも強い関心を示す。その配分
人事上の個別措置につき代表委員会の参加は事業所組織法
業運営に関する理解に欠ける。﹂反対派が委員としての守秘義
の定めるところに従い厳格に行われている。解雇は適時に書
務にしばしば違反していると見ている。
面により代表委員会に理由を添えて通知される。
代表委員会は組織的要件および活動可能性の点でも、職莫
︵従業員代表委員会の内部構造および委員会と経営陣の間の
このタイプの代表委員会の構造で特徴的なことは、トラブ
いる。
的資格の点でも、参加に必要な当事者としての能力を備えて
コミュニケーション︶
ルを避けようとする指導部と批判的な少数派の分裂である。
口、普及度=六三事業所のうち一⋮例で見られたり特に従業員
優位にあるのは議長である。少数派は議長が経営陣の二﹂=いな
数二U00人以上の巨大企業の四〇%近くで見られた。資本
りになっていて、従業員の利害を主張することが弱いと批判
する。議長は、少数派が組合の職場委員会と密接に結び付い
会社のなかではR堰も頻繁に見られるタイプである。
︵従業員代表委員会指導部の信頼と不仁のディレンマ︶
議長派はその後割を、力を与えられた労働者の庄力団体と
a
ある。
双方の﹂≠場および利害に部分的な対1.≠があることか特徴的で
は労使関係イメージではっきりと異なる=この関係では労使
ハ、分析‖このタイプの経営陣は前述の二一つのタイプのそれと
業では圧○%前後であるし
プの三分の二の企業では組織率七〇九〇%であり、残る企
それを規定する貿素として、組合組織率は高く、このタイ
■
て、部分的にはそれと一体であると反対派を批判する=経営
陣は少数派委員が事業所のことよりも組合の主張を優先させ
この事業所内では実際には議長と経菅陣との閃で止式の協
ていると見る。
議∴接触とは別に内密な接触が加われているり 使用者側もそ
︵従業員代表委員会と従業員の関係︶
れを認め、ただし、さほど重要ではないという。
議長自身、従業員のなかには委員会指樽部に対する批判が
して利書の妥協によって紛争を解決することにあるとは考え
あり、さほど厚くは信任されていないことを認める∪ 委員会
指導部が従業員に対して距離を貫いているまぎれもない証拠
労働者の代表であると自認している。その行動の目標を、軋
ない。むしろ、緊張を緩刺し紛争を解決するような意味での
轢のない事業運皆の確保におき、それは混乱や摩擦のない操
は、専従委員の誰も職場で労働者と接触しようとはしないこ
代表委員会の参加活動の水準はかなり高いものである。委
︵従業員代表委員会はどこで参加するのか︶
業が事業の経営向上につながる限りにおいて労働者の利益に
とである。
員会の主たる活動分野は、事業所内の福利厚生施設の運営で
一閃七
420
榊 は(474)
一閃八
従業員代表委員会は実際には経営陣の決定をm否すること
はないであろうという仲用者の期待とともに、事業所内の取
緊張を緩和することは、使用者側と
の関係では自ら紛争 を 引 き 起 こ さ な い 者 と し て 振 る 舞 う と い
もつながると見てい る り
扱いや慣行の現状を維持L、人帽な変更を求める労働者の要
代表委員会にとっ て 職 場 の 維 持 が 話 題 に な る と 紛 争 発 生 の
れているり
望に対して防波堤の役割を果たす二とも使用者からは期待さ
う帰結になる。使用 者 と の 関 係 で は い つ も 受 け 身 的 に な る 。
心配が生じ、それを 回 避 す る た め に 使 用 者 側 に 対 し て 譲 歩 を
ルなモデルと軋るじ
働者利益の正当性を認め、祁互の影響により多元的でりへラ
代的で社会的責任をn骨Lた経営であると認識L、それは労
二、要約∵﹂のタイプは、⊥に人企業に#正するり使用書側は現
が動揺的であるが 故 に 、 従 業 員 の 安 定 的 な 信 頼 を 失 う こ と に
関係により強く依 存 L て い る 分 だ け 、 そ の 代 表 活 動 の 兄 通 ト
評価し、代表委員会をH治的な代表機関とLて尊重するり
代表委員会が事 業 所 内 に お け る そ の 地 位 を 使 用 者 と の 信 頼
重ねることになる。
なる。実際、この タ イ プ の 代 表 委 員 会 は い ず れ も 従 業 員 の 信
方で、H分の事業所内て従業員要求がストレートに出される
他
便川名は従業︰日代表委H会が
づいて定期的な情報提供と決定手続が行われているhLかL、
参加には外面と内面がある。外面的には中葉所組織法に基
参加には反対する
紛争を厭わない従業員の圧力団体とLて影響を及ぼすような
ことのないように働きかけるり
使川者は一方で事業所組織法を肯定的に
椒が蒔い。
批判的少数派の関 心 は 、 使 用 苫 と の 関 係 を バ ラ ン ス の 取 れ
︵利益代表の統合の欠 如 ︶
たものに変えること 、 ギ ブ ・ ア ン ド ■ テ イ ク の 校 則 に よ っ て
議長らは∩分らの や り 方 に 従 業 員 の 強 い 不 満 が あ る こ と を
代表委白会の代哀∩ 治 を 強 め る こ と に あ る 。
使用右側とそれに忠実な代表委員会指導部の聞には、代走委
実際の参加政策は、別のノカニズムによつて規定されている。
によって代去委員会は使用苦の政策を支えることになるり
ケース以上に強いことを覚悟Lなければならないり
なぜなら
害される。そのような彩響力を使用者は前記三つのタイプの
れを妨げるような従業員および従業員代表委‖只の影響力は妨
こ
凍知Lている。そ れ ゆ え に 従 業 員 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を
使用者は代表委員 会 に 忠 実 性 を 求 め 、 影 響 力 あ る 参 加 を 拒
同時に使用者 は 組 合 の 組 織 活 動 を 甘 受 す る 二 と に よ り 従
員会全体には隠されている非公式な接触かある。このルート
回避Lている。
むり
業員内での代表とLて の 権 威 を 強 め る 。
使用者側は決定に 対 す る 従 業 員 代 表 委 員 会 の 共 同 責 任 を 引
る。使用者側もそこ の 事 情 を 心 得 て い て 、 代 表 委 昌 会 に い か
である。それは組合の職場委員会およびそれと協力する批判
ば、従業員内部に集団的に利益を主張する可能性があるから
き出Lたい。内情を 詳 し く 知 ら さ れ る と 異 議 を 唱 え に く く な
にLて共同責任を負 わ せ る よ う に 持 っ て 行 く か に 努 め て い る 。
ドイツにおける従業員代衣のタイプ〔)
42l
的少数派の代表委員で あ る 。 彼 ら は 一 部 の 事 業 所 に お い て の
の行動は個別には有権者の委任によって規定されず、むしろ
主義のエリⅠ卜理論に基づく。すなわち、選出された受作者
有権者のためのHJの判断にょる。有能で独立したエリート
み有効な組織化と明 確 な ビ ジ ョ ン を 持 っ て い る 。 た い て い の
事業所では代表委員会 の 決 定 に 影 響 を 及 ぼ す こ と の な い 感 情
は具体的な問題で組織や有権者の委任に拘束されない。
議長と副議長の閃にはいくつかの意見の相違がありつつも、
的な反対派に止まって い る 。
彼らは共通の目標を追求してい
る。それは、具体的な委員会活動では意見の遠いは後回しに
なお共通項の方が士であるり
委員会指導部は紛 争 好 き な 利 益 代 表 と は 何 等 認 識 し て い な
い。むしろ共同着任 意 識 を 持 っ た 、 す べ て の 関 係 省 の 利 益 を
︵従業員代表委員会と従業員の関係︶
するという議長の提案に委員達が賛同していることによる。
調察する小道的な代表 で あ る と 認 識 し て い る 。 彼 ら は 使 用 者
の決定が状況に照ら し て や む を 得 な い も の で あ る こ と を 従 業
員に説明し、しかし、 自 ら の 代 表 目 標 を 対 置 は し な い 。 彼 ら
頻繁に行っている。副議長はそれを、Eたる任務としている。
きに心がけているじ
議長は事腐職員職場を含めて職場巡回を
ないこととして受け 谷 れ 、 抵 抗 か ら 防 衛 す る こ と に よ り 、 使
幾人かの職場委︰Hは代表委員会にとって重要な情報提供源で
代表委員会の活動的なメンバーは従業員との密接な結び付
用者から歓迎される 企 業 内 の 秩 序 形 成 者 で あ る 。 そ の よ う な
は事業所の運常に関 す る 決 定 を 職 場 確 保 の た め に は や む を 得
決定から従業員内部 に 緊 張 が 生 じ た と き に は 、 苦 情 処 理 扱 い
ある。
の態度︶
職場の出来事と代表委冒うの問の
︵従業員代表委員会および事業所組織法に対する使用者側
日常的なやりとりを制度化することに欠けているU
ョンがあるとは÷一口えないり
このような努力にもかかわらず、集中的なコミュニケーシ
し、事後的な個別救 済 措 嵩 を 仲 介 す る こ と に 努 め る 。
従業員代表委員会 の こ の 秩 序 統 制 は 事 業 所 内 に お け る 高 い
組合組織率を背景とす る 。 そ れ は 企 業 決 定 に 村 立 し な い 。
タイプ五、ヰ重され安定 L た 従 業 員 代 表
の趣旨に則り使用者 か ら 尊 重 さ れ 、 法 定 参 加 手 続 き を 保 障 さ
イ、事業所Eの特徴∵﹂ の タ イ プ で は 従 業 員 代 表 委 員 会 は 法 律
を埠重する姿勢が基本になっている。
代表委員会に対する便川ネの態度である。法律の精神と文言
﹁我々は事業所組織法と1ヒハ存しなければならない。﹂これは
議長いわ︿、﹁代 表 委 員 会 は 労 働 者 の 利 益 代 表 だ 。 使 用 者 側
に従って影響を及ぼし、参加を紛争的行動と見ている。いく
従業員代表委員会は使用者側の決定を内容的にR分の考え
︵参加パターン︶
︵多数派の役割認識︶
れ、安定的に運菅さ れ て い る 。
a
に対してそのように 対 応 す る 。 使 用 者 も そ の よ う に 見 て い る 。 ﹂
選出母体である従 業 員 と 代 表 委 員 会 の 代 表 関 係 理 解 は 昼 王
代表委員会の政策 に 組 合 が ‖ 出 し す る こ と を 拒 否 す る 。
一四九
4Z2
開 法(47一−4)
つかの基本阪別に従 い 成 果 あ る 紛 争 行 動 の た め に 準 備 し 、 意
︰五〇
このタイプの参加は行動レベルては基本的に指導部にいる
幾人かの人物の問題である。要求を実現する彼らの能力およ
このような行動スタイルはこれま
識的にその行動を続 け る ら
びその具体的成果は入部分がその安定性、決断力、ヰ務的有
実行力ある指
て紹介した参加タイ プ と は 異 な る 。 代 表 委 員 室 は こ 二 で は 強
こ
ある事業所の議
−
長はそのような観点から職場委員会か観念的であって実際的
導部は実際的志向と効率の双方を考慮するけ
能さ、そして合理的で知的な議論能力によるハ
その行動上の農本原則は、つぎのことであ
く反応するだけでは な く 、 イ ニ シ ア を も っ て 先 を 見 通 し な が
・り参加している、 ノ
安定したエリート幹部とそれに追随する残りの委員
でないと非難する。
のタイプの実際はこんなものである。指導部は従業‖貝と接触
式の表明によって 、 使 用 昔 日 身 と 上 級 役 職 者 が 代 表 委 員 会
ー的レベルの権限 お よ び 決 定 権 限 を 明 ら か に し た じ
動を取っているり
る。指導部は確かに交渉では従業員の利益を念頭に置いたわ
従業Hの問のコこ、ユニケーンヨンの密度と制度化に欠け
に引き入れることはない“そのためには従業員代よ委H会と
を持っているにもかかわ左ず、従業呂を参加要素として交渉
に対して決定権阻 を 持 つ 交 渉 パ ー ト ナ ー で あ る と さ れ た 。
換に欠ける∩従業員代衣委員会は従業員のために行動するが、
現行
しかし両者間には‖常的な意兄と情報の交
てい
それによって代表 委 員 会 に 対 し て 使 用 者 が そ の 立 場 を 強 め
彼らとともに行動してはいないり
この公
が困難になった=
参加の別の論点として採用に当たっての参加かあるJ
法上、使用者は採用に当たり代表委員会の同意を必要とする=
彼は、委口只のなかで理論的に、または社会政
努めているり
に一括して同意することが多い。それに対してこの代表委員
しかし、実際には代表委員会は採用督料を閲覧することなし
会は、法律に忠実に採用予定者の資料を検討し、使用者の採
策的分野で意見の 統 一 を 図 る 二 と を 初 め か ら 断 念 し 、 懸 案
て交渉力を高める べ く 委 員 会 が ま と ま る た め に イ デ オ ロ ギ
すなわち四分の三は従業員数八〇〇一〇〇〇人であり、二
一〇〇〇人以卜および四〇〇人未満の事業所にはない。五例、
口、普及度∵︺のタイプは六二例中七例で見られた。従業員数
用人選が適切であるか不‖かをチェックしている。
代表委員会はチ 告 さ れ た 企 業 の 決 定 に 当 た り 早 い 時 期 に
ー的な合意形成を 考 え な い 。
の課題に即した活 動 ス タ イ ル を 展 開 す る 。 使 用 者 側 に 対 し
議長は代表委員 会 が ま と ま っ て 使 用 者 に 対 応 す る よ う に
るために事業所内 の ヒ エ ラ ル ヒ ー を 戦 略 的 に 分 業 す る こ と
議長は最初に代 表 委 員 会 に 対 す る さ ま ぎ ま な ヒ エ ラ ル ヒ
者が委員と個別に 接 触 す る こ と が 困 雉 に な る ∩
それは定期的な懇 談 ■ 意 見 交 換 を 指 す 。 そ れ に よ っ て 使 用
使用者とのコミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 仕 事 と し て 厳 格 に 行 う h
る∪
仙
似
刷
㈲
なくなる前に、代 表 委 員 会 は 影 響 を 及 ぼ す こ と に 努 め た 。
Rらの見解を出す よ う に 努 め た 。 も は や 決 定 の 変 更 か で き
423 ドイツにおける従某月代表のタイプ
いうことは、このタ イ プ が 家 族 的 企 業 に 馴 染 ま な い こ と を 示
例は四〇〇人である 。 中 小 企 業 で こ の タ イ プ が 存 在 し な い と
はこれらの代表委員会では最後の最も強力な手段である。
ことを認めるかの枠組みを定める。法的措置に訴えること
ルールや協定が遵守さ九ているか不‖かを監視するり代表
に用いることは棉である。
代表委員会が﹁今後は協力しない﹂とい∴ノ脅Lを圧力手段
組合組織率の高さ で タ イ プ 四 と 共 通 す る 。 組 織 率 七 〇 % 以
㈱
す。
上が普通である。さ ら に 職 場 委 員 会 の 普 及 も 共 通 す る 。
まず違反の事実を確認L使用者に抗議する。使用者がそれ
ある。その貫徹のさせ方は交渉外の場である。その方法は、
の法律、協約および事業所内規程の遵守を監視することで
委員会が交渉和子である條用者に対抗する別の形態は現行
その実行スタイル に は 四 つ の 基 本 的 特 徴 が あ る 。 す な わ ち 、
るか、それとも除去することを断念する。
を除去しなければ、代表委員会は南ちに圧力手段を行使す
︵従業員代表委員会の 貫 徹 力 ︶
べき成果を挙げてい る 。
ハ、分析∵﹂のタイプ の 代 表 委 員 会 は 従 業 員 代 表 と し て 注 目 す
a
使用者側に対 す る バ ラ ン ス の と れ た 相 互 信 頼 に 基 づ い た
関係を正当化L、 そ こ か ら 導 か れ る 一 般 的 な 法 律 上 小 向 の 結
代表委員会は自らの課題を使用者との紛争で要求を貫徹す
︵自己の行動状況の解釈︶
m
果、事業所組織 法 を 重 視 す る 。 例 え ば 、 事 業 所 E で は 代 表
ることと考えている。このタイプでは、委員たる職務が必要
個人的人間関係には関係なく、使用者に抗Lて職務を遂和す
ルを使用L、逆に 使 用 者 側 は 代 表 委 員 会 が 好 ん で 使 用 す る
委員会は使用者が よ く 使 用 す る 事 業 所 組 織 法 コ ン メ ン タ ー
ることが求められる。
とする人柄による。委員を引きノせけることにより使用者との
徹底的な情報収 集 と そ れ に 基 づ く 要 求 作 成
コンメンタールを 傭 用 L て い る 。
使用者側との交 渉 へ 向 け て の 周 到 な 準 備 が こ の 代 表 委 員
一‖一登用されるとその分野をまっすぐ進む少数の安定した
へ安定した従業員代表委員会の社会的および組織的条件︶
エリートがいる。この人材登用では、事業所内における組合
代表 委 員 会 で は 交 渉 グ ル ー プ に ど こ ま て 妥 協 す る
一五山
新しい指導部の思い切った要求に使用者側をLて耳を傾け
では関与しない。
会が提出する。かつての委員や代表委員会指導部は二の過程
たっての候補者リストは組合との申し合わせにより職場委員
委員選挙に㌔
の存在が間接的に大きな影響を及ぼLているり
代表委員会は情報を集め、要求を煮つ
ナルな行動はない り
枯り強い交渉
決定的な貫徹力 は 交 渉 に お け る 対 応 で あ る り
であるl﹂
は双方とも少数で あ る 。 そ れ ぞ れ は 全 権 委 任 さ れ た 交 渉 用
交渉出席者
め、反論を想定L て 論 拠 を 囲 め る り
の説得であって、 情 緒 的 訴 え や 大 二 て ‖ 壮 語 し た セ ン セ ー シ ョ
会の実りある行動 力 の 出 発 点 で あ る 。 目 標 は 議 論 を 通 じ て
(2)
(3)
同 法(474) 4Z4
d
る気にさせたのは、 代 表 委 員 会 が わ 便 L た 圧 力 で は な ︿ 、 む
でも労働者の苦情代行打とLて精力的に行動する‖
たっては頑なに主張する。同様に人事をめぐる上下間の紛争
ることである。代表委員会は童要な事業所政策上の決定にあ
その代表
Lろ継続的に従業員 を 動 員 さ れ る こ と の 懸 念 で あ っ た 。 力 関
その行動は法律や協約の規範内谷
その要求行動に当たって従業員代表委員会は法律に基礎を
としての有効件はタイプ一川に比べてはるかに高い。
係の変化は参加タイ プ 自 体 よ り も 、 む し ろ 従 業 員 お よ び 職 場
別の事業所でも新 し い 候 補 者 は 職 場 委 員 会 が 推 薦 L リ ー ド
委員に由来している り
おいた活動を頻繁に行うり
従業員を動員することを圧力
を実現する活動と同じであるい
Lた。安定Lた代表 委 員 仝 の 参 加 は 決 然 と し た 職 場 委 員 会 の
手段としては活用しない。このモデルは少数のエリートの権
じるのではなく、むしろ組人‖職場委H会にリードされた従業
利わ勤、安定性、不正にはっきりと発言する勇京によ︵て牛
によって生じたので
あって、法律志向の 強 い 代 表 委 員 会 の 行 動 の 結 果 で は な い 。
指揮のもとに事業所 内 の 小 さ な ﹁ 革 命 ﹂
従業員代表が存在 す る こ と の 使 用 者 に と っ て の メ リ ッ ト は 、
︵便絹者側にょる 尊 重 ︶
liの抵抗行動によるり
タイプ六、協力的な対抗力としての従業員代表
ような人材登用ルートの点でも前述のタイプとは異なるり
の候補者確定では職場委員会が決定的な発こ権を持つ。この
確固とLた従業n月代友香員会はそのよ
紛争回避を予測でき る こ と お よ び 紛 争 が 発 生 し て も そ れ を 統
うな行動の展開のなかで初めて人材を確保するり封員選挙で
その立 場 に よ り 従 業 員 の な か で の 代 太 委 員 会 の 権
制できることである 。 使 用 者 側 は 代 表 委 貞 会 の 実 用 的 な 立 場
に応じるり
威によって集団的な 行 動 は 防 か れ る い
福利厚生施設の管理運営、労働省のための個別和談および世
こではタイプ四および五との比較で特徴的な二とを一記述する∪
イ、事業所Fの特徴∵﹂れに該当するのは一例のみである。こ
ルールつけられた紛 争 関 係 で あ る と い う 理 解 を 持 っ て い る り
労使関係は
代表委員会は労働者 の 利 益 を 代 表 す る 立 場 に あ る と い う ‖ = 什
のやりとりは別のタイプの事業所と同様である。事業所Fで
話役活動、代表委員会として通常の代表活動および使用者と
を疑いもなく労働者 の 利 益 代 表 と 認 識 し て い る り
二、要約︰標準的な委 員 は 事 業 所 内 の 関 係 に ぉ け る R 己 の 役 割
個人的な清廉潔白さ の 自 覚 に 基 づ く 。 す な わ ち 、 敏 感 な 問 題
も活発に取り組まれている。従業員が利用する福利厚生施設
全的な脈絡の中で使 用 者 側 と の 対 抗 関 係 を 貫 く 二 と は 委 H の
で筋を通すこと、信 綿 件 、 独 立 性 、 事 務 的 な 有 能 さ 、 と く に
の拡張にも標準的な参加である=
ン・トップによる経済的基本事項の決定を除いて、決定に当
用者側に対して強い発言力を持っている。外国のコンツェル
この代表委員会は他の事業所とは比較にならないほどに使
紛争時に安定的に振 る 舞 う こ と と 不 正 に 対 L て は っ き り と 態
度表明する勇気、こ れ ら は 委 員 に と っ て 重 要 な 資 質 で あ る い
前述のタイプと は っ き り 異 な る 参 加 活 動 で の 指 標 は 、 従 業
員代表と使用者の間 で 多 数 の 紛 争 が 開 け っ ぴ ろ げ に 調 停 さ れ
425 ドイツにおける従業員代太のタイプ
たり代表委員会が参加しない事項はないむ
仕事の進め方や生
しても準二一月して使用者側に背用のかかる改善を行わせた。
代表委員会は硯行法上の解雇に当たっての代表委員会
の関与を拒吾権とLて理解している。すなわち、解雇を実施
なるり
つぎに、解雇、採用および配転という人事的事項が問題と
である。コトホフが調査した事業所のなかでこ二ほど代表委
産行程にも代表委員会が影響力を及ぼLていることは特徴的
員会が強い実行力を有する事例はない。
の解釈は法律的には▲正確ではないが。さらに高齢労働者に対
するには代表委員会の同意が必要であると理解しているソニ
する解雇保護を獲得している。二れは五〇寸以卜で、かつ、
参加活動で注目すべきことは、二の事業所が経常的には困
勤続二〇午以上の労働ネを使用者は解雇できないという強力
︵労働条件・拝金の改善︶
いて改善されている二とである。人事的措置の保護も強い。
難を抱えていながらも賃金∴労働条件が長期的な構想に基づ
それは当時としては
雇しょうとした。代表委口早会は被解雇者数を†数にとどめ、
六八年に発ヰした経営危機では、仲間署血は三〇〇人を解
なものであるり
ている。
牛鹿部門の業織基準および労働強度基準にも‖常的に関与し
代表委員会はここ数年来、現業労働者と事務職員の平等取
組人‖からも高く非価される内谷であったり
被解雇者に対して補償計画を策定したn
現業労働者はすでに事
組合と代表委員会の関係は委員選挙から始まる。候補名は
︵従業fi代表委員会と組合の関係︶
扱を重点課題として取り組んでいる1
の事務職員との平等取扱で重要な成果は解雇﹁仇‖期間であるり
務職員と同様に月給制で賃金を支給されている“現業労働署
ここでは現業労働者にも半年間のf告期閲が適用される。合
意率項がすべて事業所協定の形で締結されていることも重要
よび忠実度が考慮されて候補ネが確定される。両省の協力的
関係は、指導的な代表委員が‖らを職場委員としてH覚して
組合職場委H会が確定する。そこでは細入=に対する熱心さお
に傭用者側から∩発的に提供された代物ではなく、企業の売
な特徴である。それはいくつかの巨人化学企業におけるよう
組合専従役員からは労働者全体の利益擁鷹に関心が清い、
従業員から職場の状況や変化を知ることである。
専従委員の仕事の一つは従業員食堂や休憩室に足を運んで、
いる二とによっている。
立して交渉した成果である。
上が長期的に低下するという構造的に困難な条什のなかで対
また、七二年法改正前からすでに労働科学の成果を活用し
た技術的および組織的改発が行われている。健康に有害な要
るが、それに耳を傾けることがないり
企業独白の問題解決方法に傾いていると非難されることがあ
員に最大限の成果を獲得するために、他方では使用者側に対
指導部は、∵ガで従業
いものに取り替えられている。新築や施設愛東では計画段階
素、例えば騒音の激しい機械はコストが高づいても騒音の低
から代表委員会が関与Lている。代表委員会は牛産方法に開
一五三
426
聞 法(4てL,−4)
委員会が同様に行動する。これはギブ・アンド︰丁イクであ
一五四
Lて交渉の余地を残しておくために、組合からは距離をおい
る‖
要な情報を委員会が持っていることによって強められる。代
こ二に述べた代表委コ只会の貫徹力ある行動スタイルは、必
た参加を祈っている。
を優先させる。そのためにある事項で要求を貫徹しようとす
表委員会は確かに生産現場における技術的機構的および社会
使用者との関係では、代表委員会は長期的に判断した成果
ればそれができるときでも、それを避けて使用満との関係保
よりもよ︿知っているじ
的な混乱要因に関する情報をよく知っているじ
その情報入手ルートは現業労働者の
現場の租当者
持を優先させることがある。そのような配膳の嚢には、代表
たは組織的な支障を諸塚に持ち出Lたときには、それよりも
術的な問題点が伝、えられることによるい使用右側が技術的ま
牡の声で、現場のトラブル、行き詰まり、個人的な不和、技
代表委員会のなかに派閥はない。全員が運営に深く参加し
その解決に当たり委︰H会はそれが
と使用者側の間に安定的な信頼関係と積極的な紛争関係が併
員の問および職場委員会の閉の密な連係、従業員代表委員会
は、従業員の‖己の生活の枠内での従業員代表委員会と従業
ハ、要約︰協力的な対抗力という特徴を持つ参加タイプの支柱
きにあると見る。
使用者はこの代表委員会の力の基礎を、従業員との結び.付
労働者の負机増になることをチェックする‖
一日置かせることになるり
詳しい説明を委員会がする。それが使用者側に代表委員会を
︵従業員代表委員会の内部構造と委員会活動の組織︶
配膳することを内心で期待している。
委員会が同様の状況のときに使用者側が代表委員会に対して
C
ここでは委員が自分が担当する専門分野につき専門家にな
ている。
ること、そのために専門研佗を継続的に受講することを強く
求める雰閑気があるn
口、分析−∴鱒業員代表委員会の要求貫徹わ動
この代表委員会は、法律条文の背後を調べ、自分の要求を
交渉に先立ち、イニシアを握る側はその要求が探りを入れ
存すること、従業員代表委員会の代表としての有能さの三点
11二当化するための理由付けに利用する。
るためではなく、たとえ相手方の抵抗があっても獲得するつ
ほど相互に絡み合い、統合されていることによるn
従業員に
け利引1この参加モデルの有効件は、こ聖二つの要素が驚く
もりであることをホす。
別竺父渉技術は、交渉事項を相互にドッキングさせること
はさまぎまな意識、権限の違いはあるが、従業員代表委員会
である。すなわち、代表委員会が重視するテーマにつき使用
者側が譲歩する姿勢がないときには、将来、使用者側にとっ
のなかに派閥はなく、階層構造=ヒエラルヒーもない。
成果ある利益代表が安定しているのは、、‡に、組合の利益
て重要な事項の交渉で委員会側が譲渉しないであろうことを
示すわけである。逆に、使用者側が譲歩すれば、別の局面で
ドイツにおける従業員代表のタイプ
4Z7
所Fで、知識習得、 分 業 お よ び 調 整 は 、 ほ と ん ど 専 門 家 的 な
る従業員代表委員会 の 自 己 認 識 お よ び 役 割 認 識 に よ る 。 事 業
代表の一部として自 分 を 認 識 す る と い う 、 職 場 委 員 会 に 対 す
であるゥ
労使双方の動員態勢の演出の見せ場として事業所Gでは重要
表が出席し琴一日することを妨害しようとする。事業所集会は
言を理由に警告されている。使用者側は事業所集会に組合代
な暴力が発生するほどに労働者を刺激する。労働者と使用者
ここでは定期的に対立が発生し、その山部は物理的
作業方法になりつつ も 独 立 し て 専 門 的 輔 坪 に な る 傾 向 が 回 避
されているのは労働 者 の 連 係 の な か に 組 み 込 ま れ て い る か ら
の間には不信と階級闘争的気運がある。
社会パートナー的な協力も拒否している。代表委員会の活動
することを拒否する。代表委員は使用者とのいかなる椋叛の
代表委員会は事業所組織法がその行動の枠組みとして拘束
である。代表として の 活 動 を 真 面 目 に 仕 事 と し て 認 識 す る こ
その有能さは、問題 を ま だ 繋 理 さ れ て い な く て も 確 実 に 把 推
とは、現場の問題や 紛 争 に 熱 心 に 取 り 組 む こ と に つ な が る 。
することを可能にす る 。 使 用 者 側 の 情 報 に 頼 る こ と な く 自 前
にとって決定的なことは、政党政治的な志向である。
一、タイプの分布状況
ll、分
の情報と判断で対応 で き る 。 こ の よ う な 能 力 を 備 え る が ゆ え
に作業の編成にも影 響 を 及 ば す こ と が で き る 。
タイプ七、階級闘争的 な 従 ♯ 員 代 表
事業所Gの特徴は 、 事 業 所 内 紛 争 の 異 常 な 広 が り と 鋭 さ で
ある。従業員、職場 委 員 会 お よ び 従 業 員 代 表 委 員 会 は ス ト ラ
準時間計測に従業員 代 表 委 員 会 を 参 加 さ せ な か っ た 、 一 五 分
悪で緊張している。 事 業 所 内 の ス ト の 原 閃 は 、 出 来 高 給 の 標
る。従業員および代 表 委 員 会 と 使 用 者 側 の 雰 囲 気 は 異 常 に 険
〃
〃
〃
六
五
四
三
二
タイプ可
−
山七
一四
・
タイプのなかで一−三と四−六を区別して分析する。それ
ニ、タイプ大分類の分析
合計六三
七
五事業所
間の勤務時間内入浴 と い う 従 業 員 代 表 委 員 会 の 要 求 が 二 年 間
〃
それぞれのタイプの存在頻度は†記の通り
に及ぶ交渉の末に拒 否 さ れ た 、 事 業 所 内 で 組 合 員 投 票 を 実 施
それぞれの部門での自発的なストが頻発す
することが妨害され た 、 職 長 と 労 働 者 の ト ラ ブ ル 等 で あ る 。
分類不能
イキ好きであるけ
主な闘争圧力手段は ス ト と 残 業 の 集 団 的 な 拒 否 で あ る 。 著 者
は上司および工場長 に よ る さ ま ざ ま な 嫌 が ら せ が あ る と 伝 え
る。事業所集会で企 業 の 商 標 を 物 笑 い の 種 に し た 労 働 者 は 解
雇された。多くの委 員 は 事 業 所 集 会 に お け る 政 党 政 治 的 な 発
山五五
4) 428
同 法(47
一五六
登場L、バランスのとれた参加の実現は困難になる。それは
影響力が強いほど、それだけ企業内に厳楷な権威的モデルが
事業所内の社会的関係に対する主たる所有権者の個人的な
には、タイプ毎の違いを超えた大きな溝がある日
従業員数∴00人以†の中小企業で頻繁に見られるり
前者は参加
の成果を妨げる厳格な権威的モデルが職場を支配するのに対
ぞれのタイプに特徴があるが、なかでもこの前者と後者の間
し、後者では権威的モデルがバランスの取れた参加関係の確
有形態と企業規模は相互に規定しあうじ
この∴つの要素によ
企業所
立に有利に働いている。
的な作用を及ぼすい
Lハ00人以上であるり他方で、タイプ四−人で従業員数三〇
三、参加効果を規定する要素
組A‖の影響力の指標は組人‖員数と職場委
員数である。双方とも少ない事業所では組合の影は梢いし
二し規定される権威モデルは、組A‖の影響力に対しても決定
な相関関係がある。タイプ一三の半数が従業員数二〇〇人
まず事業所規模との関係を見ると、タイプとの問には密接
以卜であり、二分の一が二〇〇−八〇〇人であり、︰七%が
イ、従葬具の関心
なるのだろうか。コトホフが調査した印象によれば、まず利
参加意思を実現するうえで何が前提条件に
〇人以†は一例のみであり、三〇〇⊥ハ00人は二〇%、四
八皿代表に関する従業員の関心であるじ
期にけって実りある参加を進めることはできない。彼らが従
彼らの関心なしには長
分の二は八〇〇人以⊥であるっ
ここから事業所規模転人とと
もにバランスの取れた参加が実現される傾向にある。
それは典型的な家族経骨企業である
業員代走委員会の清釦を監視し参加することである“それが
−
企業所有関係との相関関係は強い。前者のタイプの†数は
人的会社本社
弱まれば使用者側との対抗関係も弱まり、執行部との距離も
﹁個人生活﹂
ロ、従業員への情報提供
業員の
従業員の関心および関与は、従業[只
の構造および強さの分析でわかるU
くなる。この点は職場委員の人数、活動度の分析、および従
に属し、二分の⋮が本化から離れた人的会社の一部であるり
経営者との距離により人事管理にも明確な違
広がる。従業員の後楯があ﹁て初めて従業員代表委員会も強
の一部である∩
ここで事貴所規模と企業の所有関係は双子の
それに対し、後者の三分の二は株式会社またはコンツェルン
いが山て︿るL
代表委員会による情報提供の程度とも深︿係わる1
関係にあり、お互いに重複して出てくる。
会から情報提供される二となしには従業員は関心を呼び起こ
代表委員
組合組織率との相関関係は〓卒程度ある。
代表委員会と使用者が協議している事項、委員会内部の意見
業所ではいたって悪い。八割の事業所では従業員は、従業員
従業員代表委月会による情報堤供はコトホフが調養した事
されない。
組A‖職場委員数との関係は深い。前者グループの八六%、
後者グループの二六%で職場委員がいないか、もしくはごく
少数である。従業員¶00人につき委員一一人以下のケースは
前者では九四%、後者では四七%である。
委員研修の受講状況もタイプと密接に係わる。
ドイツにおける従業員代表のタイプ
4Z9
対立、懸案事項で 議 長 が い か な る 対 応 を し た か 、 使 用 者 側 の
ない
強い使用者のもとでなかなか変革の見通しを持つことはでき
が実施に移され、 そ の た め に 従 業 員 に 周 知 す る 必 要 が 生 じ る
主張等につき知ら さ れ て い な い 。 協 議 結 果 に つ い て も 、 そ れ
まて知らされてい な い 。 従 業 員 は 重 要 な 事 項 に つ い て の み 噂
として、たいてい は 遅 く に 聞 き 知 る だ け で あ る 。 こ の よ う に
参加は秘密裡に進 め ら れ て い る 。 背 景 と し て 、 使 用 者 が 運 営
委員を務めるには専門的知識が求めら
内容を公開しない よ う に 強 く 働 き か け て い る 。
ハ、委員の専門的知 識
れ、そのための準 備 や 専 門 教 育 に 欠 け る 労 働 者 に と っ て は 負
が生じることにより 、 将 来 の 職 業 キ ャ リ 7 に マ イ ナ ス だ 。 将
頼が大きい。さら に 専 従 委 員 に な れ ば 現 場 の 職 業 経 験 に 中 断
ある従業Hが、委員 や 専 従 委 員 に 立 候 補 す る り
博徒委員にな
来の不利な条件を 考 慮 し っ つ 、 そ れ ら に 耐 え る 覚 悟 と 条 件 の
れば現場から経れ る こ と の 不 利 に よ り 勢 い 長 期 に 委 員 を 務 め
なお、委員の専 門 化 、 プ ロ 化 が 進 行 す る 昔 景 を 整 理 す る と
るというプロ化は 避 け が た い 。
等に交渉するには 高 度 の 専 門 知 識 が 求 め ら れ る こ と 、 ② 平 和
①使用者側の交渉 租 当 者 は そ の 分 野 の プ ロ な の で 、 そ れ と 対
﹁出世﹂と一せけ止
的交渉であるがゆ え に 交 渉 能 力 ・ 専 門 知 識 が 重 要 で あ る こ と
められていること 等 を 指 摘 す る こ と が で き る じ
③現業労働者では 委 員 に な る こ と が 一 種 の
きに、同時に、変 え る 見 通 し を 持 つ こ と も 必 要 で あ る 。 そ の
二、従業員代表委員 か 事 業 所 の 現 状 を 変 え る 必 要 性 を 感 じ る と
従業員代表委員会 の 経 験 に 学 ぶ こ と が 大 切 だ 。 さ も な け れ ば 、
際に、委員が自分 の 事 業 所 だ け の 殻 に 閉 じ 込 も ら ず に 、 他 の
一五七
l叫 法(474.) 430
序
従業員代表委月全に関する従来の大=吏観察調査
産業の研究にあたり、ひとつの
せい
社会学的にはこのテーマは一九七〇年代初めまでは企業レベ
︵ポ山灰・鉄鋼業︶
ルの共同決定の影に隠れて、さほど関心を集めなかったし
山五八
ブルーメ調査によれば、従業員代表委員会は社会的事柄の関
与権に関して大いに満足している。項‖別に満几度を見ると、
り、満足度は議長歴の長さと比例し、経済部門や従業員代表委
労働時間規制では一〇〇%、従弟訓練では六五%が満足してお
人事的事項では従業員代表委員会の満足度はさほど高くないり
員会に対する使用者側の対応姿勢とは関係ない。
解雇への関与では六六%、採用への関与には▲九〇%の従業員代
ぜいモンタン
論点として従業員代表委員会が対象とされることがあるにとど
この背景としてブルーノは、従業員代表委員会の力量
表委員室が満旭している。ここでも議長嫌が長いほど満足度も
ブル
は経と実際の閃にはかなりの隔た
しかしコトホ7はむしろ両者の共通点の多さ
ーノはこの調査か、㌧
と結論づけているrノ
友香H仝メンバーの条件が委H会の十分な関与には重要である
が議長陣とともに徐々に﹂‖同まると兄ている。そこか・h従業‖貝代
高まるり
まったぃ
それに比べれば、かつて第一次大戟匿後には↓九二〇年従業
員代表委員会法に関して社会学者の関心か集まった。例えば、
ブリグル・マティアスは二〇年代の従業員代表委員金本調査し
て、法律が委員会を企業および現行の経済秩序に統合すること
に成功していないと分析している。すなわち、当時の従業員代
りがあると見た︹
従業員代表委貴会の九割は組合との関係を良
例えば、質問された議長の≠分の四は社
を読みとろうとするり
衷委員は社会主義的な志向を強︿抱き、階級対立意識を持って
会的事項の関与に満旭しており、四分の二一は人事的事項の関与
彼らは労働組合の支援を得て、企業内部に労働組合の影
いるじ
に満足しているい
響力を強めていた。あたかも組合の企業内下部機関のようであ
り。
九車一年事業所組織法︵BetriebsくerfassuコgSgeSetZ、経好
常であると見ており、四分の三は使用者側と良好な協力関係に
ていることと彼らが実際に行使していることを区別していないり
あると回答している。ブルーメは、回答者が法律規宕に満足し
の運用の実際につき、これまで三つの研究
組織法の訳もある︶
それは分析にとって欠陥である。コトホ﹁′はそれを明確に区別
が発表されているいそのlつのブルーメによる研究は、従業員
代表委員会議長に対する聴き取り調査によって一定の傾向を示
二三の使用者、組合および従業員代表委員会を訪問したが、う
理論的研究である。しかし、調塵件数が少ないのが雉点である。
つぎにヴ7一Ⅰクナーの研究である∪それはブルーノと異なり、
すべきであると指摘する。
所を調香したことによって平均的傾向を知るうえでは好都合で
識とは異なろうが、それでも事業所規模を異にする四九一事業
す。それは議長に対する調査であるがゆえに平均的労働省の意
ある。
ドイツにおける従業月代去のタイプ
43l
代表委員会が影響力を行使するのを強く抑制していると見る。
ち代表委員会は九例にすぎない。彼は、使用者の決定に従業員
る。記述ではまずそれぞれのタイプの代表ケースにつき詳しく
それぞれに二−三時間に亘りインタビュ1が行われている。調
かけてわわれた。それぞれの事業所で二人または二人に対して、
事例紹介され、そののちに、そのタイプの普及度、そのタイプ
奄時点から過去三年内の活動および使用者との関係を問うてい
に欠けること、および従業員の消極的姿勢にある。形式的な手
に属する従業員代表委員会の行動スタイルの特徴、使用者との
共同決定権は長らく行使され尽くされていない。その主たる原
続きも中小事業所では僅かに、それでも大規模事業所ではもう
いる。著者は事業所を整理する都合で、それぞれの事業所に整
関係が分析され、最後にそのタイプに関する要約が述べられて
因は、従業員代表委員会がn分の要求を貫徹しょうとする姿勢
少し頻繁に遵守されているにすぎない。ブルーメの見解と異な
坪番号を付している。Lかし、この著作のなかではそれぞれの
り、 従業員代表委員会に対する組合の影響度は重要ではないと
この調査は製造業を中心に行われており、その点で現業労働
事業所の特徴に関する説明はないぐ
者が主であるウニの点では、その後塵業構造の変化とともに次
見る。もっとも彼はそれを委員選挙における候補者選定に限定
接な接触を持っているがゆえに組合の影響を拒否Lている。そ
する。多くの中小事業所では従業員代表委員会は使用者側と密
れに対し人規模事業所では議長という従業員代表委員会のボス
ホワイトカラーの比率が高まることによる変化が生じ
いないり
第にホワイトカラーの比率が高まりつつあることは放映されて
うる。また、この調査はすでに二〇年以上前に実施されたもの
彼の観察によれば、法律が遵守され
の抵抗により拒否されるu
の事業所よりもはるかに高いじ
法律が比較的遵守されている職
ている状況は従業員数二〇〇人以上の事業所では二〇〇人以下
であり、今日の時点でなおこの記述のような状況であるのか明
九丁一年時点でドイツ人研究者から、この点に関する詳しい調査
確ではない。ただ、この点では紹介者がドイツに滞在していた
り、そこで指摘されている傾向はなお妥当であるとの説明を一受
何人かの従業員代表委員が活動的であるという共通した特徴を
備えているり
.
さらにフォイクトの研究があるn彼の研究関心は、企業の経
場の条件は、使用者側が公明で率直である、組合組織*が高い、
済的決定にあたり従業員代表がどの程度影響を及ぼしているか
けたことを紹介Lておく。
はそれ以後なく、このテーマの研究ではなおこの著が最新であ
である。調杏結果によれば、ほとんど影響を与えていない。
以下にコトホフが従業員代表委員会および使用者を対象に聴
き取り調査を行い、それをもとに従業員代表委員会のタイプを
分類したものを絹介する。この調査は一九七四年安から︰年間
一五九
4) 432
岡 法(47
Ⅰ
従業員代表の類型
タイプ一、使用者から無視された従業員代表委員会
二b
しにすることはないり
∵ハ○
家族的な関係を保つために必紫なことは
このような也接の職務権限行使のやり方は多︿の従業‖Hの賃
する。私は幾らか家長的かもしれないU﹂
になろうとしている。
同を得ている。従業員代表委員杢議長もそれを認めるい﹁我々の
総じて従業員
︵Herrimlia亡Se︶
使用者は職場の家長
事業所A︾
事業所Aは小規模の家族経営企業であり、∵UO人近い従業
み事例紹介
を理解Lているり
彼はすべての従業員と直接に接触を持っている∩
全員が組合艮
会議
しかし、従業員代表委員会は独Hの部屋を宛がわれて
いない。代表委員会の苦難は議kが〓宅に保管している∩
であるし
員一人の理想的な比率で五人で構成されている‖
従業員代表委員会はすでに良く存在する。従業H一八人に委
くだろう∵
張関係か生じれば、従業員は代表委員会ではな︿使用者側につ
ただし、限界があるのも確かだが。職場で緊
員が働いている。使用苦は同時に所有者でもある。生産力法は
人︵Haコdwerker︶または熟練工であり、注文の多︿、かつ変化
手工業の特徴を備えている。従業員の四分の三は資格の高い職
女性は少なく、外同人労働者は
いない。労働者の八〇%は組合員であるり
に富んだ作業に従事しているJ
管理のためにさらに専任租当署︵‡Ok亡rist︶お
五つの部門の長にはマイ
事業所の組織構造は単純で概観できる。管理的業務および計
スターがいるり
画業務はすへて使用者の手中にあるハ
である。使用者との正式の協議はないい
が聞かれることはまれである㍍
議kは郡門をあずかる
調査の前年は∴回開かれただけ
ヒエラルヒ一紙造はない。
よび賃金支払簿相当者かいる。総じて上位者と†位者の聞には
員として研修に参加した唯︻の委員である。従業員に対して懇
非公式に代表委員会の件で接触している。彼はこの任期中に委
マイスター︵AbteiFngsmeister︶であり、使用満とはしはしば
彼はさまぎまなことをnら取り仕切る。意識的にその管理方法
職場の人間関係は使用者のやり方と人柄に強く特徴づけられ、
を述べる。﹁ほとんどの従業員は、すでに良く勤務しておりお互
談時間は用意されていない。
従業員代表委員会が決︷疋に関与したことはない。公式の協議
いによく知っている。以前もそうだった。職場の雰囲気はいい。
仕事もない。委員会は使用者から無視されている。﹁従業員代表
手続は踏まれていない。その結果、従業[只代表委員会がすべき
私は多くの者を扱い慣れている。親の代はいくらか異なってい
て、親は多くのことを約束したが、それを忘れることも多かっ
が聞きたい過りだh
委員会は有用な存在か﹂の質問に対して使用者いわく、﹁あなた
た。それに反発して、私は別のやり方をしている。四分の三の
従業員を私は﹁君付け︵D亡Zen︶﹂で呼ぶ。多くのメンバーと以
る。しかし、代表委員会の存んによって何も変わらない。だか
従業員代表委員会はこの事業所には長︿あ
前は二掃にサッカ1を楽しんだものだじ私は人間関係で︵sOZiaご
特定の方法で合わせることはないが、しかし従業員をほたらか
433 ドイツにおける従業員代表のタイプ
実施されていない。それは一九七二年法政止前も以後も同じだ。
事業所組織
らといって、無用とい う わ け で は な い 。 ﹂ 使 用 者 と 従 業 員 代 表 委
﹁ここの事業所は小さい︺
使用者は決定にあたり従業員代表委H会に情報柁供することは
ない。﹂別の委員は語るハ′
議長とはよく喋る。彼は物
い。私を因らせないの が 理 想 的 だ し
員代表委員会が参加する二とを期待できないと見ている。彼ら
法のようなことは問題にならないU﹂彼らは、この職場では従業
員会の関係は良好であ る と 使 用 者 は 語 る 。 ﹁ な く て も 困 り は し な
いかをよくわきまえて い る 。 ﹂ 別 の 委 員 に 使 用 者 は 関 心 を 示 さ な
こと、使用苦か狭い世界で直接に権限を行使することに参加が
は、事業所規模の小ささ、それゆえに人間関係が丸見えてある
わかりのいい人間だ。 彼 は こ の 職 場 で 何 が で き て 、 何 が で き な
い二議長とだけ接触し て い る 。 ﹁ 従 業 員 代 表 委 員 会 の な か で 意 見
改#が行われた。すなわち、部屋の改修、暖水設置、生計啓上
調査前の三年間に、従業員代表委員会が関与していくつかの
実現されない背景を見ている‖
議長は私の所にきて、 彼 は そ れ に 反 対 で あ る 旨 を 述 べ る だ ろ う り
いんだ。もし従業員が と ん で も な い 要 望 を 議 長 に 持 ち 込 ん だ 了 ∵
がまとまっているかど う か は 知 ら な い 。 で も そ れ は ど う で も い
他方で、議長は従業員 に 不 人 気 な 企 業 の 決 定 で も 弁 護 す る U ﹂ こ
かれていたところ、女性従業員が企業年金細で男女間に格差が
の設置である。二れを少し説明すれば、企業年金は長く据え置
あることを苦情巾立してきたことを契機に、同時に食餌の見直
汁に組合った企業年金額の引き上げ、休憩時間の知縮、駐輪場
期間休んでいることを 匁 l つ て い た 。 私 も そ れ を ど う L た も の か
Lを要求Lて実現した。休憩時聞については、従業員聞では㌣
れに対する例外は、 協 約 L 乗 せ の 汚 染 手 当 を 削 減 す る 議 長 の 提
考えあぐねていた。﹂ こ こ で は 議 艮 が 使 用 ネ に 代 わ っ て 人 口 理 化 提
案である。﹁彼は、注 文 ▲ 小 足 の た め に い く つ か の 機 械 が か な り の
案をノ什ったわけであ る 。
者側は従業員の要望の切実さを感じて変更することを/解した=
う強く、かつ、↓致した要望がかねてからあった‖
表委員会でも状況によっては成果を挙けられることをホしてい
そこで使用
て、事前にも事後にも 従 業 員 代 友 香 員 会 に 情 報 提 供 し て い な い 。
く自宅に帰宅するために常体みを三〇分に如縮して欲しいとい
彼はそのような取扱い か 事 業 所 組 織 法 に 違 反 す る こ と を 気 に も
これらの経験は、たとえこのような存在感のヱトい従業員代
使用者H・り述へる に は 、 彼 は 人 事 杓 お よ び 社 会 的 措 置 に 関 し
とめていない。なぜな ら ば 、 従 業 員 と の 接 触 を 十 分 と 感 じ て い
るからであるり﹁うち の 会 社 は 大 企 業 と は 違 う 。 私 は 職 場 の 事 情
それによってまた、進歩的で開放的な
に抵抗したという非難を避けることができる。企業内に従業‖貝
使用者としてのィメー︰ノを保持できる“彼は従業員代表の要求
要求を受け入れているじ
る。使用ネは従来過りの職場秩げを維持するために状況により
議長は従業員代表委 員 会 と 使 用 者 と の こ の よ う な 関 係 を い か
に通じているし﹂
﹁それでい
彼は組合地区役員を兼ねている活発
︵schOコZ亡g亡t︶﹂という。﹁事業所組織法はこの事業所では 代表委員会か有在する二とは、委員会が存ルしない他の中小企
彼は現状を誉めるわけではないが
に見ているのであろう か ‖
い
な組合員であるし
一六∴
434
開 法(474)
委員会からはっきりと 伝 、 そ ら れ る こ と は 使 用 者 が そ れ に 気 付 く
業に比べて、一つのプ ラ ス イ メ ー ジ に な る 。 要 求 が 従 業 員 代 表
に研修を受講するほど熱心ではない。彼らは活動に困難な条件
とは国難てあるい
な条什をR分から距醒を漕いてみている。使用者と対決するこ
な事柄を十分に知っているし
一人二
うえでも便利である。 要 求 を 使 用 者 側 に 伝 え る 議 長 の 役 割 は 幾
事仙準叶組織法
結局のところ、使用者に抵抗すれば職場の雰囲気を険悪にす
の適用がなくても従業員がそれでや1ていければいいだろこブリ﹂
﹁職場の雰囲気がいいことは歓迎すべきことだn
を、使用肴と従業員が余りにも近い距離にあることと見ているり
委員は活動に必要な専門知識を習得するため
しかし、自分の職場の活動に不利
分公式のものである。 使 用 者 が 従 業 員 代 表 委 員 会 を 無 視 し て い
労働条件および信金 の 取 扱 い に 関 ト て は 、 使 用 者 は 従 業 員 代
ても、その要求を折宕 [ す る こ と に は な ら な い り
て受け入れない。﹁我 々 は 労 働 協 約 に 基 づ い て 賃 金 を 支 給 し て い
表委員室が‖山しする こ と を 委 員 会 の 権 限 外 の こ と で あ る と し
で使用者との対立が回避されている。使用者としても現状を維
る恐れがあり、誰もそこまで敢えてしようとは考えない.そ二
が﹂止ち入ることをとても嫌がっているりその叫山を断っている。
それに譲歩する姿勢で応じている。使用名は企業内に組合役員
持Lたいとの思惑から従業員代表が要求を出してきたときには、
るご使用者は事業所組 織 法 上 の 事 項 に つ い て も 従 業 員 代 表 委 冒
と述べる 。
仝に関与させない坪山 と し て 、 ﹁ 私 が 単 独 で 決 め る の が 最 も 手 ﹁
とり早いご
従業員代表委員会は 使 用 者 か ら 無 視 さ れ て い る 状 況 を 克 服 す
従業日代表委H会は使用者の祇抗を押し切ってまで代表委‖〓会
従業員から要求が出されることを恐れ、それ
会議や事業所廣仝に組合代表が出席することを実現しようとは
る努力をしないり
をてきるだけ回避Lて い る り
しない“使用者血人は組人口役員・曹壁書記とは会満したことが
使用者と緊張関係が牛じることを
避け、それゆえにまた 使 用 者 と の 会 話 が 確 保 さ れ て い る 。 そ れ
のガが職場は静かだり
どうせほとんどの従業冒は組人‖に加人し
あり、従業員には組人〓に仙人することを勧めていると語るい﹁そ
ているんだからり﹂
インタビューに応じ た ∴ 人 の 委 員 は 代 表 委 員 会 の 役 割 に 関 す
では従業員はこのよう な 状 況 を ど う 見 て い る の で あ ろ う か 。
る法律の要請と現状と の 聞 に 大 き な 隔 た り が あ る こ と を 卜 分 に
このタイプは調在Lた六一一一事業所のうち丘例にあった。その
苧﹂のタイプの普及状況︾
認識している。議長い わ く 、 ﹁ 従 業 員 代 表 委 員 室 は 何 よ り も 従 箕
委員会は従業員から選ば
使用者との交渉で圧力をかけて交渉するに
うち四例は従業員数七〇一〇〇人であり、残る一例は二〇〇
れているんだからり
員の利益を代表しなけ れ ば な ら な い り
も従業員に依拠しなく て は 。 代 表 委 員 会 は 使 用 者 と は 距 離 を 置
人余りの事業所である。
云aT乙werker︶および熟練†の比率は五〇%を上回る∵﹂こで
h例ともに労働者の職業的資格は高く、従業員に.−iめる職人
かねば。﹂別の委員も同様 の 琴 . 二 [ を す る 。 二 人 と も 組 合 員 で あ る 。
員会活動の様†を知﹁ て い る 。 二 人 は こ の 委 員 会 の 活 動 に 必 要
彼らは従業員代表委員 の 地 域 会 議 を 通 じ て 別 事 某 所 に お け る 委
トイツにおける従業員代表のタイ7P
435
は主に職人的な生産 力 法 を と る 小 規 模 事 業 所 で あ る と 特 徴 づ け
せず、むしろ直接の個人的形態を採るり
は、権限行使で官僚主義的ではなく、特定部門の専門家を形成
二例においてのみ 使 用 者 は 同 時 に 企 業 所 有 者 で あ っ た 。 そ れ
の内面化された専門的職業倫理および事業所との一体性に働き
に監視され直接に指示される。他方で、生床件の管理では職人
する要素を成す。すなわち、∵万で、長が常駐することで密接
この方式は二つの相反
ることができる。
以外では使用者︵﹁e i t e r ︶ は 被 用 者 ︵ 例 、 ⊥ 場 長 、 支 店 長 ︶ で あ
かける。双〃の要素によ二し、人物的には指拝命令権者に強く
る。それでも使用者 は 同 じ 職 業 部 門 の 資 格 の 高 い 労 働 者 、 す な
依存し、かつ、U常会話は同僚としてのくだけたものになる。
かし、だからといって、マイスターか少数の職人や徒弟とl終
長と労働荷の聞には管理やヒエラルヒー構造は見られない。し
二例でのみ、高い 組 合 組 織 率 で あ り 、 そ れ 以 外 で は お よ そ 二
わち職人的技術者的 労 働 者 と 類 似 の 職 業 的 経 歴 を 有 し て い た 。
〇%の組織率であった 。
ここでは長は確かに細々とした
ことの世話を焼き、しばしばHら作業行程を頼叫する。しかし、
威的関係があるわけではないい
に働くという手⊥業的な零細事業のような伝統的な手⊥真の椅
西分析毎
イ、職人的生産方法 、 概 観 で き る 二 ︼ と 、 お よ び 職 務 権 限 行 使
このタイプでは、 主 に 職 人 的 な 生 産 方 法 で あ り 、 小 規 模 事 業
彼の捏当行程があり同僚と一緒に働くのではなく、管理L計画
所の特別な人間関係︵S O N i a − b e N i e h u コ g e n ︶ が 基 礎 に な っ て い る 。
事業所はかなりの程 度 、 組 織 的 お よ び 人 間 的 に 見 渡 す こ と が で
彼のモットーは節約である。使用者は事業
する業磨に専念する。事業所規模が効率化のためにそれに専念
することを求めるり
作業進展 お よ び 生 産 技 術 を よ く 見 渡 せ る し 、 同 僚 と も
できる∩
きる。そこの生産方 法 の ほ と ん ど を 労 働 者 各 人 が こ な す こ と が
所の管理のために他人の補佐を必要としない。それによって監
よび交渉での譲歩を節約することができることが彼にとって車
会かまともに機能していれば求められるであろう費用、手間お
視および管理の費用を節約することができる。従業員代表委員
個人的に知り人‖い で あ る 。 多 く の 作 業 行 程 は 複 雑 で 、 さ ほ ど 標
は比較的融通可能で あ る 。 労 働 者 は さ ま ぎ ま な 職 務 を 相 当 す る り
要であるじ
分業
その結果、労働者は幅広い作業知識を有
準化およぴテ17−‡ 義 に 恭 づ く 規 格 化 が さ れ て い な い い
租当の交替は頻繁だ り
に運営されることが決定的に重要である。従業員代表委員会に
このような事業連常卜の背川を節約することが彼の
Lており、仕事に誇 り を も っ て い る 。 い ず れ の 事 業 所 む 自 前 で
際立った特徴である。このような姿勢によって事業所が効率的
︵パート専
従、会議出席のための職務免除、研修受議のための欠勤等︶、従
員会が通常に活動するときに発生する労働時間喪失
があり、永年勤務し職場の対
人す
間る使用者の態度の客観的理由もそこにある。従業員代表委
離職率は低い。このような職業
︵SO N i a − i s a t i O n ︶
として引き続いて働 い て い る り
従弟を訓練し、研修 修 イ 後 に は 多 く の 者 が そ の 事 業 所 で 従 業 員
的な人間関係
職場の見通しがき く こ と お よ び 職 人 的 な 生 産 方 式 て あ る こ と
関係は安定している 。
∵∵.
4) 436
岡 法(47
業員代表委員会との懇 談 ・ 協 議 に よ っ て 労 働 時 間 か 失 わ れ る こ
働署の後ろに立って不要な電気を事ある度に消す。事業所一≠
器でさえ費用を理由に設置Lないh
ン支給を停止した.通常日宅で使用されている程度の湯沸かし
一′‖ビ
一L、□﹂
と、委員会事務所確保 に 伴 う 物 品 整 備 等 の 支 出 等 を 考 え る と 節
事業所∴四でも使用者は労
約のためには使用者と し て は 現 状 が 望 ま し い 。
では選り抜きの、人気のある飲物を製造しているが、その商‖⋮
の従業員向け販売価格をめぐり、従業員側は二〇%割引を要求
このような現状のも と で は 、 指 揮 命 令 権 肴 が 職 場 に 常 軌 す る
したか、経り一〇%割引に止まった“生産および技術になくて
すなわち、空間的
済むものは無駄が省かれている。それは福利施設にも妥叫する㍉
という直接の監視がい く つ か の 意 味 を 持 つ ︹
従業員給付や厚生施設、作業に叫たって快適さを高める設備、
近さおよび職業が粕似 し て い る こ と に よ る 上 † 関 係 の 狭 さ に よ
ってR常の接触で親し く な り 、 情 報 交 換 も 痴 感 に な る い
使用ネ
いわく、﹁我々はお互 い に よ く 通 じ て い る 。 ﹂ 使 用 署 が 身 近 に い
使用者はこれらへの支出を企業‖的とは関係ないと絶ているり
安全設備、そして特に従業員代表委員会が節約の対象となるり
彼にとっては贅沢‖⋮であるり
ることで、従業員は窮 屈 に 萎 縮 し て 接 す る 。 そ れ に 反 抗 す る こ
とは想定し稚い﹂
使川者のその‖の気分も従業員には重要であ
る、使用舌ほ服従と忠 実 さ を 7 テ に し て 気 持 ち を 込 め て 従 業 員
それらは小規模で、無期回転の注文を請けnっ
これらの企業には実際、その座業分野の平均を下回る水準の
設備しかない1
いわく﹁私は人々とうまくやってい
と接する。彼は個人的 な 影 響 、 そ の カ リ ス マ を 良 好 な 職 場 の 雰
囲気の収囚であると軋 る り
ている∩
通しを持つことかてきない=企業運骨のこのような与什は企業
ある企業は文†通り自転車操業である。長期の操業見
︿才能に長けている ご 議 k が 見 る と こ ろ で は 、 こ の 影 響 力 は 従
このタイ
従業Eiはいぎという時には、従業員代表委
︿ても誰も助けてはくれない小
我々は公的補助を一せけている農
るい﹁大目qlの注文がある聞は従業員を満足させられる。そうでな
不安定な市場状況のもとで
内の物質的な労働条件に反映するり
業員に及んでいる㌧
員会に助けを求めるの で は な く 、 使 用 者 に 相 談 す る じ
その例をホすと、従業員数七〇人のある印刷
危機に駆り∴凡てられた典刑十的な中産階級的川心考で運営されてい
いくらか異なる∩
プに分類される他の四 事 業 所 で は 、 権 威 主 義 の 程 度 が こ れ と は
所︵事業所二門︶では 、 代 表 委 員 い わ く 、 ﹁ 使 用 者 の 神 経 を 逆 な
業とは違うり
つことを期待するっ
経済的な媒介変数と労働条件
従業員代表委員会はそれに応じて、注文が
応しなければならない。使用者は従業員にも経営者の発想を持
あれば、いつでも納期がつきまとう。終業後に顧客がきても対
︵事業所二川の使用者︶
どのようにして牛き延びるかをH分で模索するし
でしたら、︰巻の終わ り だ り
の問の結び付きを具体的に﹁注文最﹂として説明した。注文が
かないし﹂
不親切にしようものなら、職場に
は吊れなくなる。﹂使 用 者 は n 分 の 進 め 〃 を 説 明 す る 。 ﹁ 私 は 正
私がすべてをこなさなかったら、会
確に細かく指ホを与え 、 そ れ が 行 わ れ て い る か ど う か を 監 視 す
る。それはしなくっち ゃ っ
A社の使用者はとて も け ち で 、 建 物 改 築 を 契 機 に お や つ の パ
社は傾いてしまうっ﹂
ドイツにおける従業員代表のタイプ
437
口、賃金・労働条件の 規 定 と 労 働 協 約 お よ び 労 働 法 規 定 の 意 義
る二とには反対するさ。﹂
とに係わる必要もないだろうn
使用者は賃金を一律的に規制す
行事業所のうち.二例では、災書防止用置、就労保護および労
なければ使用者と∵緒 に な っ て 心 配 し て い る 戸
注文量を予測し計画 を 立 て る の が 困 難 な の で 操 業 お よ び 仕 事
るり
働時間取扱いが頻繁に法律に違反していると従業員代表は述べ
ハ、企業分権的なワンマン体制のもとでの従業員代表委員会
、﹁ノ
二の点を使用書は﹁も﹁と他にすることがあるんだり﹂とい
一口▲決めたことを後 に 変 更 も し た い 。 そ こ で は 労 働 協 約 や 労 働
の進め方を状況に応じ て 変 更 さ せ る 必 要 性 が 使 用 者 に は 高 い 。
ば地方分権的にことを 進 め た い 使 用 者 に は 束 縛 と し て 受 け 取 ら
法という標準化された 規 制 は 、 企 業 の 実 情 に 応 じ て 、 言 う な れ
てはいないり
おかけで職場は落ちついてい
権限関係かプライベートな形をとることおよび日
るり﹂従業Hのなかで中心的な労働苫の︰郡は明確な不満を..小し
らず、私はそれに満足している∩
﹁我々は物わかりのいい従業員を抱えている=不丹木満屋はお
に振る舞うべきかを教えている。﹂事業所二川の使用者いわく
この
望および前述の関係にいかに反応するかにかかっているり
この場合に従業‖代表の参加可能性は、労働者が使用宥の希
個々人ごとに個別にや り た い こ と に な る 。 仕 事 を 状 況 に 応 じ て
いう。﹁二こはまるで家族のようなものだ。牛軋者は若者にいか
点につき事業所Aの使用者は、労働者は現状に満止していると
れる。日の上のたんこ ぶ で あ る 。 ﹁ 地 方 分 権 ﹂ 志 向 は 指 揮 命 名 を
進め、労働条什は個々 人 ご と に 決 め た い と 考 え る 。 彼 は そ れ ら
それは
を私的なこととして処 理 し た い 。 こ う し て 労 働 協 約 や 法 律 と の
衝突が生じる=法律は 企 業 に 共 通 し た ル ー ル を 求 め る じ
こ二で少し賃金制度 に 立 ち 入 っ て み よ う 。 使 用 者 は 明 確 で 普
﹁地方分権﹂的志向と 反 す る 。
退化された規制に激し く 抵 抗 す る = 彼 ら は 協 約 基 準 賞 金 と 毎 年
金支払における特別な個人的処遇が使用者および企業との結び
格付
け指標や職務.評価の解 釈 は 私 的 な こ と と し て 取 り 扱 っ て い る 。
付きの程度を異にしている。労働者にとって作業内界の指標か
の協約改訂による賃金 上 昇 分 を 支 給 し て い る だ け で あ る り
成績手当や特別手﹂の支 給 基 準 お よ び 格 付 け の 基 準 を 客 観 化 し
るであろう‖
重要な役割を果たす限り、その者は二の職場を居心地よく感じ
は賃金問題を少なく と む 話 題 に は す る 。 し か し 、 事 業 所 A の 條
に見える。双万S企業では、同じ職業で別企業に再就職の可能
状況を観察する限り、労働署は従順に使用者に従っているよう
使用者および従業員代表委L員会の評価に基づいて
ようと従業員代表委員 会 が 試 み た が 、 使 用 者 か ら
用者いわく、﹁従業員代 表 委 員 会 は 賃 食 間 題 に タ ッ チ し て は な ら
性を持つ従業[Hでむ離職率は低い。代表委員会はこのような従
﹁悪しき平等
、†義︵G−eichヨa C h e r e i こ で あ る と 批 判 さ れ 退 け ら れ た 。 庸 彗 用 署
ない。﹂別企業の使用者 い わ く 、 ﹁ 賃 金 に つ い て は 従 業 員 代 表 委
業員の状況への適応能力を配慮しているn
それでも使用者の密着した監視、気分および内面まで掌握す
員会とは相談せずに、私 が 適 当 で あ る と 思 う よ う に し て い る 。
代表委員会には情報提供 し な い 。 二 〇 − 三 〇 ペ ニ ソ ヒ ほ ど の こ
﹂ノT﹂
一ヽ一..L
4) 438
岡 法(47
一一/
ヽ一ヽ
′
して常に不安と萎縮を感 じ て い る こ と に 二 ▲ . ︰ 及 し て い る 。 労 働 者
起こすことな︿従っ て い る こ と を ホ す か 、 他 〃 で 、 そ の 背 景 と
の見方はまた異なる 。 一 方 で 、 彼 ら の 回 答 は 、 労 働 省 か 問 題 を
られている。労働苦の反 応 − 振 舞 い に 関 す る 従 業 員 代 表 委 員 会
し使用者に抵抗することを妨げている。使用者はそのための里
いることが、従業Fi代表委ii会の働きで労働者が日清的に運営
操業を一人で見渡せ、それが使用者に効果的な統制力を㌧えて
認識が有効な委員会活動の最大の妨げになっているし
挙げる見通しを持てないり
ること︵Hineinregieren︶は労働苦からは権威的であると一受る
けり
取 現在の権威的関係はとても安定していて、委[H会は成果を
は使用者にH分の意 見 を 述 べ る 二 と に 不 安 を 感 じ 、 従 業 員 代 表
の手段を掘っている∪
純で必要な条件を、すなわら物質的、時間的および人間関係上
るためのハードルはh‖⋮︿、例外的な事例で労働者の要求が従業
これらの事業所では委員会を軌道に乗せ
事業所の
委員会が勇気ある行 動 で 使 川 名 か ら 保 護 L て く れ る こ と を 期 待
使用者による支配の経験に由来する
している。しかし、 い ぎ 委 員 会 が そ れ を 試 み 危 う い 状 況 に な る
と委員仝は労働苦か ら 見 放 さ れ る 。 個 人 的 に 不 利 益 取 扱 い さ れ
日代表委員会に提出されるにすぎないり
事業所二川ではこのような傾向がH収もはっきりと観察できるり
る危惧ゆえに、十分な 委 員 候 補 署 を 確 保 で き な い で い る 1 1 誰 も
ここでは︰九七∴午の法律改正に聞達して従業‖上1代よ委H会で
次の選挙でどうなるかは分か
何かが起 こ る と き に は 、 労 働 肯 は 熱 中 す る だ ろ う 、 危
らないし
敢、生し委員になろ う と は し な い 日
彼は法定の参加権を実現
拒否した。議長は不利益取扱いされることをほのめかされたり
することを‖指した。しかし、使用苫は参加権を認める二とを
で熱心な組合員が委員に選出されたい
従火の委[り会に代わって選挙
議論され、ある動きが‖てきたLl
︵従業日代去委員会二、二川︺
うい状況になれば、 誰 も f を 出 そ う と は し な い 。 労 働 省 は 使 用
苦の前に立つと不安にな る っ ﹂
いのか﹂の質問に対 し て 、 議 長 二 川 は 、 ﹁ 誰 も 嫌 な 使 用 舌 と は 争
い︿のを感じて辞任した。その後任議長は企業内の現状を認識
彼は、労使対立が先鋭化するなかで従業員の支えかな︿なって
﹁なぜ労働者は継続 的 に 従 業 員 代 表 委 員 会 を 支 え よ う と L な
おうとしないご﹁労 働 省 は 自 分 の 地 位 を 失 う こ と を 恐 れ て い る ﹂
して、きし当たりは参加権の実現を諦め、徐々に組A‖組織率を
という。このタイプ の ⊥ 従 業 員 代 ム 委 員 室 の 回 答 か ら 、 労 働 省
高めることに努めることにLた。組織率が高まれば参加が実現
︵AutOrit警・
するか一木=かはなお不明である。事業所Aでは組織率が八〇%に
の大部分は現在の権限 行 使 の や り 〃 に 強 大 な 権 威
s︷旨erschu空を 感 じ て い る り
達しているにもかかわらず、法律がf定している参加は実現さ
他用者がその時の気分により振る
ことである。労働者 は 悪 意 的 な 権 威 が 縮 小 す る こ と を 望 み 、 そ
舞い仕事を急かせる こ と が 、 労 働 者 が 最 も 頻 繁 に 萎 縮 を 感 じ る
れずにいるり
受け答れられない。使用者はまともに機能する委員会も、それ
交渉能力のある従業員代表はこのような企業構造のなかでは
のために勇気ある従 業 員 代 表 委 員 会 を 期 待 し て い る 。 委 員 会 が
使用者に対して参加 権 を 行 使 す る こ と を 期 待 し て い る 。 し か し 、
それはうまくいかない で あ ろ う と い う 見 込 み か ら 後 込 み L て い
439 ドイツにおける従業f呈代衣のタイプ
加状況はこのタイプのすべての事業所に当てはまる。代表委員
とに成功するとは考えていない。事業所Aについて記述した参
たがっている。労働者達は使用者に対抗して要求を実現するこ
を担える労働者も必要とLない。使用者はすべてを単独で決め
ている。彼らは企業の浮沈を真剣に考えている。﹂事業所Aの使
定の知識を持ち、介業忠誠心を持った係長や班長が委員になっ
業所二川の使用者いわく、﹁優遇されているメンバー、すでに一
することはできないが、しかしその要素のウエートは低い。事
krutierung︶の結果だ﹂という意見があるり
表委臼になっていることに我々は満足Lている。﹂この琴﹂‖から、
用者は委員の信頼性を誉めている。﹁ベストメンバーが従業員代
たしかにそれを右[定
会は決定に対して何の働きかけチャンスも与えられていない。
委員会がそれを知るのは噂によってであるり
労働者の利害を考慮するにふさわしい代表がいないのではない
合の双方から信任されていることになる。彼らは自分の意見を
委員会に出る幕が
与、ろられるのは甚二純な事項か、僅かの例外的なケースである。
であると同時に、積極的な組A‖員でもある。彼らは佗用者と組
かとも推測されるU
使用者は決定に関与させないどころか、決定を知らせもしないっ
従業員代表委月会の実際の活動はここでは縮小されて任期ごと
経とは関係なく事業所統A‖のためにその事業所は閉鎖されて従
Lかし、調査Lた実際の委Rは企業に忠実
に委員を選挙すること︿らいである。事業所二四では、経常因
業員は二〇〇km離れた別の事業所に移されたが、この時も代表
そのことが使用者と細入‖の双方から〓輔されることになるので
堂々と主張でき、従業員の意見を集約する能力を持っている。
険に晒すことなく、主張をせずに低姿勢で接している。このよ
業所有者であり、単独ですべての業務指揮の役割を担当L、文
は熟練⊥または職人︵Haコdwerker︶である=.佃用者は同時に介
〇人以†の小規模事業所の酌三分の一にある■り
﹁使用辛から無視された従業員代表委員会﹂
従業員の過†敷
は従業員数一九
典要約︾
あろう。
委員会には通知されなかった。この企業ではこのような措置の
従業員代表委員は本来の役割を果たすことを断念して、割り
実施ム法ムよび条件は労使の交渉事項とはされていない。
うな状況を打破しようとする事業所二川における試みは取材時
切っているい他の同僚と同様に、使用者に対しては、人‖分を危
点では成功していない。面接Lた委員の何人かは使用者を批判
たは権威的であり、それでいて労働者とは個人的に、すなわち
字通り∴人ですべてを取り仕切る=その指揮ぶりは家父長的ま
直接の接触を保っているn
あ
し、従業員の無関心と職場の状況を非難する。しかし、いかに
彼は職業的には熟練労働者、もしくはそれと頓似し
労働者とよく話し、必要とあらばnら作業行程に人って部署を
変えるかの展望を持たない。幾人かは諦めて委員を辞めたり
る委員は、臼分を偽って語る。﹁私は現状に満足している。参加
人間関係および操業の動きを見渡すことができるじ便
彼は企業内のすべてのことに通じ、
権は法律通りには行われていない。しかし、この職場ではそれ
ているり
︵Re・
相当するJ
﹁無視されている従業月代衷委員会は不利な募集・採用
は必要ないんだ。﹂
一穴七
440
岡 法(474)
他方で、仕事の進め方は個々人にかなり大
用者は他人の助けなしでやっていけると認識している。仕事の
せき立ては激しいり
きな放置が委ねられている。
ハ八
熟練ガ働者や職人という資格の高い労働者は少ない‖
女件も外
従業員代表委員会はここ二︰0年間存在する。
従業Hの▲一〇%が組人=員である=しかし、組合職場委員は選
国人労働肴も少ない。
情きれていないり
委員は九人で、うち六人は組合冒である。ヰ従である議にはす
委員会の会議は開かれず、使用
ないし、事後にも通知しないり
でに二〇年間にわたり議長を務めている∩
使用者は従業員代表に対して決定に関与するチャンスを与え
者との協議も行われない。ご︿例外的に議長が呼び出されて協
川週間毎に定期的に開催されている。委‖H会の運営ん法はさほ
書記をあてがわれ、専用の部局を提供されている︰′
会議は∴−
従業[H代表委員会は
の諸問題には精通していない。労働者は委員会を‖分らの利益
使用者と労
従業員代夫妻H公のもと
に≠題ごとのみ挿専門委‖H会は設置されていない∪
どルーティンワークになっていないり
議するくらいである。したがって従業員代表委員会は企業管理
そS
企業内で従業
代表とは鼠ておらず、委口Hに要求を提出する二ともないじ
結果、企業内には使用者と委ii会の対立はないり
しかし、それは全員↓攻制の運常であり、使用署の決㍍をチェ
使混成で出来高給委︰H会と堤案制度委‖〓会か設置されているり
える。議長は企業外では積極的な組A〓員であることもあるか、
判的であるり
あり、別の二人はそれに追随し、残る▲一▲人の委‖貝は指専部に批
つのグループに分れている∴二人は議kを小心とする指導部で
委Hの役割認識および相互の影響により、委li会の内部は∴
ソクする役割を果たさないn
れているっ
それでも組織率
日代表委員会はどうでもいい存在であり、従業iiからも無視さ
企業内における組合の影響力は概Lて弱いり
しかし、組合役員が会議出席等のために事業所内に立ち入るこ
八〇%のケースかあることに照らすと、糾織単に関係ないとい
とには、使用者側が難色を一小すことを感じて従業日代表委出会
立候補しなかった。しかし、指導部は国定している。
脱退の結果、協約は
この企業にはH動的には適用されない。最近使用者は利益配叫
協約に休暇†当が導人されたことであるり
使用者は数年前に使用名田休から脱退した。そのきっかけは、
委員の交替は頻繁で、前回選挙では▲h人S現職が
nら反対する。企業内における賃金上乗せは使用者が単独で決
定Lている。
タイプ二、孤立した従業月代表委員会
後に匿名社員︵sti〓Teこhaber︶になりうる。労働者利益配当の
参加制度を導入した。それによれば、労働者はk期に勤続した
事業所B︾
大部分は企業に残る。利益配﹂の支給は行年間の勤続後であり、
︽事例紹介
用者は同時に企業所有舌である。流れ作業で製造する。労働者
かつ、一〇年増位配当︵Nehnjahresra︷︶である。従業員の︰○
事業所Bは従業員ム00人を擁する家族経せホ業である。使
の大部分は予備知識を必要としない単純作業に従事している。
ドイツにムける従業jj代表のタイプ
44l
に人きな影響を及ぼし て い る 。 従 業 員 代 表 委 員 会 は 利 益 配 当 参
%だけが匿名社員であ る に も か か わ ら ず 、 こ の 制 度 は 労 使 関 係
いい看板たご
使用者は従業員代表委員会があることを自慢しているっ
いる。多く注文をつければ使用者は直ちに不機嫌になるだろうり
をしばしば実行するn
個々の山来車の脱明によっても、次の傾
使用者に批判がましくいうと、彼は報復の脅しをかけ、それ
に対しては敏感になる。﹂
員だ。たとえ法律上は解雇されないとLても、そのような懸念
きな不安を杓っていることを認める。﹁結局、委=貝もみんな従業
三人とも従業員代表委員が使用者の報復措置や嫌がらせに人
それは
加を事業所協定として 締 結 し た 。 現 在 で は 委 員 全 員 か 労 働 者 に
とってのメリットにと て も 懐 疑 的 で あ る い
企業は協約改訂によ る 賃 上 げ を 企 業 内 に 適 用 し て い な い 。 ク
所定労働時間 は 週 川 ○ 時 間 で は な く 、 川 三 時 間 で あ る 。
リスマス手当、休暇手 当 お よ び 交 椿 制 勤 務 手 当 は 支 給 さ れ て い
ないい
イ、使用者および従業 員 代 表 委 員 会 に 対 す る 委 員 の 対 応
回答した委員は全員 が 企 業 運 営 方 法 を 権 威 主 義 的 で あ る と 見
研修に参加することを妨宜=したじ
向が知れる。すなわち、使用苫は面接トたある委員が代長安冒
この企業て最も大切に さ れ る も の は 、 労 働 者 で は な く て 金 だ = ﹂
当業務すべてか他のH僚に回されて、Fl分は余剰人Hであると
きたら、﹁危うく解雇されるところだった=不#の問にH分の川
それでも彼が受講Lて帰って
ているり
従業員代表委員二は同 じ こ と を 別 の 表 現 で 語 る 。 ﹁ 使 用 君 は 何 で
を含む二伸の法律解説書を
委員会がや業所組
什組まれるところだ﹁たり﹂使用者は比▲▲細なことで従業H代長麦
へ逐条解説書︶
もやりたい放題だ。ル ー ル な ん か な い 。 ﹂ 企 業 内 に お け る 会 話 は
織法コンメンタール
H会にダメージを与えることを躊躇しない∪
違法すれすれ
という理由で要求は退けられた=何人もの委
とをすでに表明している。なぜならば、委‖Hでいると職業上の
て委員になった五人のうち二人が次回選挙には立候補しないこ
‖封が賞金カットの脅しを受けた。その結果、前回の選挙で初め
いつでも見れる﹂
人手すべく申L出たとき、議長の試しによれば使用苫はこう対
使用者は従業員代表 委 員 会 の 関 与 に 抵 抗 す る り
撫作法て、職場の雰囲 気 は 悲 惨 で あ る と 述 へ る “
議長いわく 、 ﹁ 従 業 員 と 上 司 の 協 力 関 係 は と て も 悪 い り
従業員代表委員会は人 ′ と は 典 な る 業 務 遂 行 方 法 を 求 め て い る ・ ′
委
の線の枠内なら、何で も す る 。 ﹁ 委 員 会 は 使 用 省 か ら と て も 遅 く
︵従業員代表委員二︶
に通知される。その時 点 で は 所 詮 対 応 し 変 更 す る こ と は で き な
すべては計画通 り に 遂 行 さ れ る ご
応した=すなわち、﹁法律解説寄は人事部にすでにある、そこで
いい
員二一人とも参加の吋 能 性 が ほ と ん ど な い こ と を 語 る 。 し か し
係を﹁良好だ。しかし、 幾 ら か 難 し い し ﹂ と 語 る 。 別 の 委 員 は ﹁ 想
不利益を被る懸念が大きいからである日
議長はその関
い。しかし、それは委 員 会 全 休 と 使 用 ネ の 関 係 で は な く 、 む し
ているn
た委員も現状を変えることを諦めて次回は立候補しないといっ
従業員代表委員会と使用 者 の 村 立 に は 触 れ な い り
ろ幾人かの委員と使用 者 の 関 係 だ 。 我 々 は と て も お と な し い 委
活動にとっての重大な妨げは、労働者が使用者の許可
東も積極的で熱心だ︹
員会なので、実際には多 く の こ と を 言 わ な い 。 H 桁 に 進 行 し て
一六九
44Z
岡 法(474J
一七〇
た、代表委員会は職場で労働者の問で話題になっていることを
別の委上iも同様の二と
プラス面は、委員会は職場を安定させる、事業所組
織法を引き入‖いに山すわけではない、無珊なことを、土脹しない、
的であるり
従業員代表委員会の働きに関する使用苫の評価は概して肯定
伝えてくれる点でも役に立つ。
労働省は︰堰
る三労働者は将来のこ と を 考 え れ ば 、 代 表 委 ‖ 貝 と 話 す 勇 気 が な
話すとしてもこ っ そ り と プ ラ イ ベ ー ト に 話 す け
なLに従業員代表委 員 会 と 接 触 す る 二 と を 禁 じ て い る こ と で あ
いり
︵従業員代表委員三︶
近では話しのわかる課 長 に し ゃ べ っ て い る よ う だ 。 私 の と こ に
来るのが減った⊥
て、委貞会キことさらに誉めることはしない。マイナス而は特
このような代表委員会の行動様式を使用者はぺ然のことと考え
使用署の決定を従業員に対して弁護する、等である。しかし、
にないノ
との聞
に対して、議長いわく 、 ﹁ 委 H 会 の 立 場 は 二 二 で は 弱 い り そ し て
﹁使用者による、そ の よ う な 活 動 へ の 妨 害 は な ぜ か ﹂
を語るし
組A‖のことは使川署 の 前 で は タ ブ Ⅰ だ ご
避するように†助けする。﹁しかし、委=り会は結り紛≠を避ける
しかし、それをノせけ 容 れ る と 結 果 と し て † 続 き が 複 雑 に な る と
苦情をいうことに憤慨する∴何かをするときには、まず‖分で
くはそもそも情報を柁供されなかったことにつき、折りにつけ
る。まず、使用者は委‖会が、遅くに情報を昆供される、もし
従業nH代表委員会のイメージは二つの≠帖によ﹁て曖昧にな
ことはできず、むしろ我々が巾接に従業Hと訂Lをする、﹂
従箕]ll代走委員会は従業冒と使川君とのトラブルを回
口、従業員代表委員会 お よ び 事 業 所 組 織 法 に 対 す る 使 用 者 の 姿
勢
見る。事業所組織法で 困 る の は 、 下 僚 、 t 義 、 牛 虎 に 結 び 付 か な
兄通しを立て決定する日
使用ネは事業所親戚 汗 を 総 じ て 忠 く な い と 受 け ﹂ = 二 め て い る
い高い運用コストであ る 。 そ の よ う な 傾 向 が H 分 の 企 業 て 牛 じ
他〃で、位川名は従
しい。代表委員会に我々の多様な意見を説明するリ
データや奔
員会を説得するかをインタビユⅠで説明する。﹁我々はとても厳
いつも使用君側の十手張に歩み寄る。使用者はどのようにして委
語る。﹁これまで本当に意見が対立したことはない。﹂委員会は
業員代表委員会の存在が何の支障も来さないことを繰り返して
隠そうとはしない。ただ、言い訳をするり
使用者は職場で事業所組織法を‖常的に無税Lていることを
に振舞い、従業員からも便川市側からも畢健をM早っ
代長委員会は、我々がどのようにしよ
ていないことに彼は満 足 し て い る り ﹁ 我 々 は 、 理 性 的 に 行 動 す る
あたかも道路の州がり
うとするのかを理解しない∵つぎに、従業‖li代衣委H会は弱腰
‖一ハ
ま
とてもまともな従業員 代 表 委 員 会 を 抱 え て い る 。 他 の 企 業 で は
それに往生しているこ と を 知 っ て い る し
角に監視員を帯くよう に 法 律 は ま っ た く 費 用 も 手 間 も か か る り ﹂
従業員代表委員会の 参 加 権 を 使 用 者 は 、 解 雇 お よ び 就 業 規 則
制定を除いて意味の之 L い も の と 見 る 。 他 方 で 、 委 ‖ H 会 の 参 加
は企業内で決定を止当 化 す る 機 能 を 果 た す こ と を 強 朋 す る l ′
ことかスムーズに運ぶ 。 労 働 者 に 組 織 的 に す べ て を 説 明 で き な
体的には、委員会が手 続 書 類 に 同 意 の 署 名 を す る こ と に よ っ て 、
くても代わって従業員 代 表 委 員 会 か 決 定 を 説 明 し て く れ る ′ ︺
ドイツにおける従業月代大のタイプ
443
料に基づいて委員会に受注状態を知らせ、今後の見通し・計画
を述べる。核心を述べ、取引はしない。委員会は必ず我々の提
案を支持する。﹂
ここで使用者は、委員会か決定に一度も影響を及ぼしたこと
がないと語る。その説得方法の激しさは後で詳しく紹介する。
使用省が従業月代表委員会と述べるときに、念頭にあるのは
議長、副議長もしくはもう一人の委員であり、他の委員は念頭
にない。考慮の対象に人ってないh
組合に入って行動する者はいないり﹂
︵従業員代表委員三︶
委員会が仮に労働者のた
従業員代衷委員会と係わる、もしくは委員になることは、個
人的なリスクが大きいと認識されるり
こう
その時に
めに行動しょうとしても、現実には使用者の前でその主張を維
持することはできず、不安から挫折した経験があるり
従業員が代表委員会を背後で支えてくれるわけではないり
して従業員と委員会は相互不信に陥っているり
それは制度としては
従業員と従業員代表委員会の聞に系統的な意見交換の機会が
ないとしても何ら不思議なことではないい
事業所集会や従業員懇談であり、さほど定期的ではないのだか
られることを逃れるために接触を避けている。従業員懇談時間
面接署は使用者を含めて、従業員が事業所内の権威主義的関
ハ、従業員代表委員会と従業長の関係
をおくことはせず、かといつて職場を巡回することもしない“
業員から要望か出されて従業員代表として行動することを求め
彼らに、なぜぶつぶつ﹂﹂=うんだと問うと、答えない。彼らは無
議長は現状を変える唯一の手段として組合組織率を高めること
ら。従業員は代表委員会から距離を貫き、逆に委員会もまた従
コトホフが﹁苦情はどんな内容か﹂と問うと、使
係や労働条件および委員会の活動に強い不満を抱いていること
用者いわく﹁どんな苦情かだってフ・賃金か低い、休暇手当が
気力なんだ。﹂
このように従業員代表委員会と従業員はお互いに歩み寄り接触
を述べる∩しかし、‖ら積極的に糾人‖を音一伝するわけでもない。
を認める。使用者いわく、﹁不満分子がたくさんいるんだ。でも
ない、残業手当がつかないなんてもんだ。この一〇年間に二丘
従業員のなかには愚痴が
むし
および従業員代表が強くなることへの希望が感じられる。彼ら
ろ半数近︿に、使用者による悪意的運用に歯止めをかけること、
従業員代表委員会のなかにも、従業員のなかにも、比ると二
二、従業員代表委員会と組合の関係
ろnL保身するだけである。
あるが、彼らはその解決を求めて行動するわけではない︹
てくるのは、まれに噂としてであるh
することを避けている。委員会に従業員の意見・要望が聞こえ
%も賃金を上げたというのにn﹂
委員がいうには、従業員代表委員会に対する従業員の仁糖度
は低い。使用署に対する不安から、委員会に声が寄せられない。
事業所集会では誰も発
委員選挙では候補者数が
かつて集会で二人が祭三=し使用者を批判したことが
委員会が役に立つとは思われていないい
言しないぃ
あったが、彼らはその後解雇されたり
﹁活動に熱意をもって専念する省かいない。現業労働者のなか
委員定数に満たない。誰も委員をしてツケを背負いた︿ない。
には職場の現状に不満を持つ者もいるが、組A‖費を払ってまで
一七一
444
開 法(474)
一七一一
の部屋も与、えられている。その意味で使用者はいちお、﹁事業所
職務免除されるn
委H会事務のために書記があてがわれ、専用
はそれを実現する有力 な 方 法 は 企 業 内 て 組 合 組 織 率 を 高 め る 二
組織法を遵守している。使用者は法律違反を石う二とを避けて
とだと考えている。﹁ 組 織 率 が 高 ︿ て 初 め て 使 用 者 に 協 約 を 適 用
使用名はと
しかし、使用者は代表委‖会会議に山席しているり
使用者の
にかく法律を守ごしいるという体裁を繕う二とに努めている。
後であり、委員会が実際に発∴Lても効果はないい
しかし、情報提供は決定
させ、場合によっては 企 業 別 協 約 を 締 結 さ せ る こ と か で き る 。
︵議長﹂こ二には姐人=職場委員会はない。
いる。その点でタイプ一とは輿なるり
積極的になりにくいい﹂
現状では∴○%だ。こ れ で は 難 L い 、 、 議 長 も 他 の 委 員 も 組 合 に
面接した委fiらは 、 い ず れ も 組 合 が 従 業 員 代 表 委 員 会 の 補 佐
とLて必要であること を 認 め る 。 組 △ ‖ 役 員 は し ば L ば 助 一 一 ﹂ ‖ を 求
それによ
確かに、投票時
には退席するが=それでも‖仙な討論は囲難である‖
出席要請を委員会か卑屈にも受け入れているn
り委員の結び付きが附書され、さらに委H会を従業員および組
められてこの委員会会 議 に 出 席 し た 。 組 A ‖ に 対 す る 期 待 は 高 い 。
場をどう変えるかは現 在 職 場 に い る 組 合 員 の 努 力 次 第 で あ る と
しかL、実際には企 業 内 で は 組 織 率 は 伸 び な い 。 役 パ 側 は 、 職
ループに分裂している。
部でも密な結び付きはないn
加えて、委H会内部では∴つのグ
こうして代表委=り会は従業員およひ.糾人〓から瓜+L、委員会両
すなわち、従業L員と委=Hが
‖巾に懇談する二とを認めず、糾人〓の∴≠ち人りにも紺色を.小すり
人‖から遮断するように働いているり
代表委員 ら は ∩ 分 ら の 役 割 を 肩 代 わ リ L て も 、 り え な
いかと組人.1役‖H を あ て に す る 。 こ の よ う に し て 代 長 委 員 会 が 弱
突き放す日
委員会
いことと組織率が仰び な い こ と は 悪 循 環 を 練 り 返 L て い る り
従業員代表委員会と 組 A ‖ と の 接 触 は 情 報 交 換 で あ る ′
は組合の補佐のもとに 使 用 者 と の 紛 争 を 乗 り 切 る こ と に も 躊 躇
従業員代表委員会Bに本来求め左れている課題は使用者の悪
意的な取扱いから従業員を保護することてある。さもなくば他
がある。組合毎首がい う よ う に 、 使 用 者 と の 交 渉 を 組 合 が 肩 代
わりすることは適切で は な い だ ろ う 。
用省によるルールなき取扱いは従業員を不安に陥れるからであ
対応で㌦明される∪使用者いわく、﹁即時解雇については解雇通
る。代表委‖会の参加は、その最も過酷な形態である解雇への
ホ、従業員代表委員会 の 参 加 活 動
会議は定期的 に 開 催 さ れ 、 そ こ で は 決 定 は 投 票 に よ り 行
炬=の前Rに代表委員会に通知するり﹂聴き取りの前年に二〇一
代表委員会は運営規 則 に 従 っ て あ る 意 味 で は 正 し く 機 能 し て
使川
〇人の労働者が即時解雇された。この企業では離職率は概トて
いるっ
われている。経済委員 会 は 規 程 通 り 年 四 囲 行 わ れ て い る n
高い。使用者は通告前に議長にそのことをほのめかす∩
ら止式に書面で代表委員会に通知する。そうすると委員会はす
それか
いが、それでもたいて い は 書 面 で 代 表 委 ︰ H 会 に 通 知 す る . 従 業
者は人事的および社会 的 事 項 に つ き 、 事 前 に と い う わ け で は な
ぐに会合し、解雇通知に同意するJ
使用片からみれば議長が同
る。すなわち、議長は 専 従 で あ り 、 他 の 委 H 貝 も 会 議 出 席 時 に は
員代表委員会は運営に 必 要 な 人 的 物 的 活 動 † 投 を 提 供 さ れ て い
445 ドイツにおける従業員代表のタイプ
ではなくて二日という よ う に は っ き り し た ミ ス が あ る と き で あ
与するチャンスが人きいのだが、企業別協約締結の話しはないり
団体協約の通用はないり
っている。ここでは他用者が使用者向休に加人していないので
賃金に閣Lては一層使用者の悪意、ルールのなさがまかり通
る。即時解雇理由は労 務 水 準 の 低 下 、 欠 勤 お よ び 病 気 で あ る 。
使用者は従業員個々人の賃金および賃⊥げを単独で決定Lてい
例外は、労働者の欠勤日数が四日
外国人や女性の解雇で は 、 と く に そ れ が 頻 繁 に 行 わ れ る 。 か つ 、
意することを保証して い る り
代表委員会はそれに同 意 し て い る 。 そ こ で は 解 雇 保 護 法 や 相 性
る。さらにこの企業では、使用れが七等級の独〓の賃金制度を
者の説明によれは、その等級賃金の中にはすでにクリスマフ∵ナ
現業労働者の九〇%は殺低の∴等級に組み込まれている。使用
決定Lている。労働署の等級当てはめもまた使用省が決定L、
その分だけ代夫妻員会が賃金決定に関
保護法は頻繁に無視さ れ て い る 。
った。代表委員会会議 で は 白 熱 し た 議 論 が 行 わ れ 、 解 雇 に 同 意
た。そこでは勤続年 数 の 長 い 人 C オ の 労 働 者 の 解 雇 が 問 題 と な
勺、休暇手当およひ交替制勤務†当が含まれているので、それ
唯一のケースで従業 員 代 表 委 ] り 会 の 一 部 が 解 雇 に 異 議 を 哨 え
Lようとする議長を 委 員 の 一 部 か 激 L く 非 難 し た 。 結 局 、 代 表
代表委員会と使用者は人=Hで出来高給委員会を
加給が支給される。現業労働名の一部は山来高賃金によって支
の人享考課に基づいて
しかし、それは讃山だけのことで会議が開かれ
︵マイスター︶
らの手当は特別には支給されない。
給されているり
基本賃金の他に、職長
委員会は解毎†走に異 議 表 明 し 、 企 業 内 の 配 転 に よ っ て 解 雇 を
れを人事部に伝えると 、 人 事 部 は ﹁ 今 ご ろ 何 を 言 っ て る ん で す
構成Lている㌧
避けることを使用者に 提 二 三 ‖ す る こ と に な っ た 。 代 表 委 員 会 が そ
か。彼はすでに解催 さ れ ま L た よ 。 そ れ に 議 長 は 電 話 で 解 雇 に
たためしがない=代表委員会の関与は、ただ議長が祈りにつけ
同意する旨をすでに連 絡 L て ま す よ り ﹂ 議 長 は r l 分 の と っ た 措 置
時間計測にし扶ち会うことである り
彼が立ち会・﹁という事実だけで使用者として
しかL、彼は出来高賃金計測
を他の委員に知らせるこ と な し に 会 議 に 出 催 し て い た l ︶
方法を知らないり
この什
では委員会が抵抗して み る や 、 代 表 委 員 会 の 無 力 き が さ ら け 出
この点でも従業員
他用署はできるだけ資本
利益配当制度がある。利益のどの杵度が配分されるかにつき、
はト分であるり
された。
採用では採用者がそ の 職 場 に 配 属 さ れ た 後 に 代 よ 委 員 会 に 通
代表委員会は形式的に参加Lているり
知される。委員会はそれ を 受 け 容 れ る だ け で あ る り ﹁ 従 業 員 代 表
委員会か反対Lたか ら と い っ て 、 そ の 者 を 採 用 折 否 す る わ け に
準備金として留め置きたい
一時間に鋸縮するように幾度か使用署と掛け合ったじ
使用者の
の不満は強く、代表委員会は従業員の強い要望に押されて、四
過当たり所定労働時間は四三時間であるり
もいくまい。﹂採用前に 通 知 さ れ 、 代 表 委 員 会 が そ の 採 用 予 定 を
配転では委員会には何も
抑不‖したことがあった 。 L か L 、 そ の 時 に は 委 員 会 の 意 向 は 無
視されて使用者は†走通 り 採 用 L た り
通知されない。
↓七三
4) 446
岡 法(47
だ。代表委員会は使用省か・h無視されるよりは、そのんか存ん
一七四
園庭‖は、機会があれば 試 し て み よ う と い う 曖 昧 な 返 事 で あ っ た り
意義を見いだせると判断トているし
こと#在するが硬用苦から無視きれて‖除名の付在であったり
代表委員会は企業内に長い
しかし、注文巌が減った と き に ︰ 時 的 に 四 一 時 間 を 実 施 ト 、 そ
このテーマでの労使の
そこでは使用者は決定に先立ら代表委員会にこっそりと情報を
れはすぐ後に再び四三時 間 に . 帰 さ れ た ∪
衝突は初めての代表とし て の 活 動 で あ っ た 。 議 長 は そ の と き の
会に処理を托せるためであり、代表委員仝をそのような意味あ
提供する。しかL、それは委H会を信頼してというよりも委員
いで信用しているにすぎない。それは誉められることのない屈
やりとりを詳し︿説明し て 、 ト か ト な が ら 、 注 文 日 一 軌 が 減 っ た と
辱的な存在である。それはなおぎりにされたH使いの運人叩であ
きに新規採用者を伸び解 雇 す る の は 忍 び な い と し て 、 従 業 員 の
要求を熱心には取り卜げ な い 。 こ の よ う な 問 題 把 捉 が 代 表 委 ‖ 舅
る。議長はそれを運命であると諦めている従業員食せ、企業
が管押しているり
このような状況をいかに理解すべきであろうかr
へ、委員はその状況をいかに解釈すべきか
い議論があり、少数派 委 員 は 後 に 辞 任 し た = こ の 決 定 に 先 立 ち 、
た内容にすべく働きかけたり
ンバーである=彼らは代表委日金の決定を従業員利益を考慮し
ここで一つの分かりやすい﹂止揚は、代表委︰H人ム内の批判的メ
はこのなかでいかに対応すべきであろうか‖
代長委員会
年金展令、保養地設および共済基金︵F苧sOrgekasse︶は使用者
九分間の小休止を一‖一 な ︿ し て 、 そ の 時 聞 に は 帰 休 み を 減 ら L
使川省いわ︿、
その理由として、現業労働者が作業
会のすべき課題をH ら 限 定 し て い る 。 使 用 暑 が 規 正 あ る ∴ 回 の
て当てようと考えてい る り
現場でタバコを吸う暗聞 を 求 め て い る と い う し
そ二で代表委H会はそれに賛成トたんだ=﹂
﹁労働心理学などの教 科 書 を み る と 、 二 の 如 い 休 憩 時 問 の 有 用
さが▲記されているり
委員会では使用名が同席 し た 会 議 で ⊥ 対 川 で 休 憩 提 案 が 支 持 さ
従業員の閲ではこの問題 て 強 い 不 満 が あ る こ と を 委 員 会 は 知 っ
の経験を通じて方針転換せぎるを待なかった。第一に、彼らは
した。そのために議良とも対立L左。彼らはその後にいくつか
れた。そこでは従業 員 代 衣 委 H 会 の 多 数 派 と 少 数 派 の 問 で 激 し
ていながら従業員には 何 も 知 ら せ な か っ た 。 案 の ︷ 疋 、 決 定 後 に
︵代表委員一こ使用者
たい
にはその主張を且ハ休化するための#門的知識・能力に欠けてい
長は使用者との永年のやりとりで熟達していた。第三に、彼ら
委H会内で少数派であり、通常は多数決で敗れた。第二に、議
そのために就任叫細は果敢に挑戦
従業員から強い不満が表 明 さ れ た 。 そ れ は 次 の 代 表 委 員 選 挙 に
決定がまずかったことに 初 め て 気 付 い た り
それは代表委員会の
影響を及ぼしかねない勢 い で あ っ た 。 そ う な っ て 委 員 会 は そ の
は代表委員会のこの措置 を 大 い に 営 め た し
地位が危うくなった。その結果、彼らは冷一中で退却せぎるを得
され、使用者の圧力により企業内で個人的および職業生活上の
第四に、彼、hは使用者から不平不満分丁であると烙印を押
存在意義を使用者に実感 さ せ る 出 来 事 て あ っ た り
この事業所では代表 委 員 会 の 存 在 意 義 は 、 使 用 者 が † 足 す る
社会的および人事的事嘩 の 実 施 に あ た り 使 用 者 を 補 佐 す る こ と
ドイツにおける従業上i代表のタイ7日
447
他の委員は別の方 法 を 選 択 し た 。 面 接 し た 委 員 は 議 長 、 そ の
な︿なった。
る日
高い組合組織率を抜きには何もできないハ
代表委員会は企
業内に落ちつきを尖硯させるために使用苦から必要とされてい
るH一ハ休策は出てこない
る。﹂委員三は代表委員会自身を批判する。しかしそれを打開す
のために尺、くすつもりだったり
しかし、それができないU﹂委員
議長いわく、﹁∩分も委員にな﹁たときは、理想主義で従業員
支持着である委員二、 少 数 派 に 近 い が 穏 健 な 委 員 三 の . 二 人 で あ
であるり
る。﹁代表委員会の 任 務 は 付 か ﹂ の 問 い に 対 す る 返 事 は い ず れ も
似たもので﹁従業員 と 事 業 所 の 利 益 を 擁 護 す る こ と ﹂
の問いに対し
に立候補するときはには誰しむそのように決意するのであろう
﹁従業員の利益と事 業 所 の 利 益 の 境 界 線 は 何 か ﹂
含まれる。そのうち八倒は従業日数川00−人00人であり、
六三事業所のうちBを含めて一川事要所、約二○%がこれに
︽このタイプの宵及度〆
ては、議長は﹁その 中 聞 で あ る ﹂ と 阿 答 す る 。 委 員 ∴ は ﹁ 代 表
しかし、代表委員会が
が、そういう気持ちだけでは使用署と対抗するには不十分た=
という‖
委員会は同僚の利益 を 擁 護 す べ き で あ る 。 し か し 、 そ れ は 使 用
者の利益によって相 殺 さ れ る ﹂
二人とも委員とし て の 良 い 経 歴 を 持 ち 、 今 後 と も 委 員 を 続 け
置かれている現状認 識 は ほ ぼ 同 じ で あ る 。
押倒は.一〇〇−三〇C人、一例は∵一〇人、∵倒は六〇〇人以
〇の中規模事業所である。
る意思を持っている 。 代 表 委 員 会 が 使 用 者 に 対 し て い か に 対 応
委li三いわく﹁従業日代表委員会が常
卜である。したがって一川例小∴二例が従業員数二〇〇1六〇
き共通した認識であるり
すべきか、いかなる 手 段 で 、 い か な る 形 態 で 進 め る べ き か に つ
好であるなんて想像 し 難 い ご 委 員 一 ∴ わ く ﹁ 使 用 者 に 対 し て 譲
f旨rer︶である。このような傾向はタイプ一およぴ∴でも見られ
の︰部門である。うち八倒では所有者か同時に管理省︵Ges︹h賢ts・
者的権限を行使する人的会社てあるり
で見られたり
木材加﹁業およげ食品産業では二分の一で、金属産業では半数
二のタイプは繊維成業を除き、すべての調有産業で見られた=
そ?1ち∴例では人介業
歩を強要できない。 使 用 者 を 傷 つ け な い 配 慮 が 必 要 だ 。 ﹂ こ の よ
∵四例のうち一三例は、個人串菜または小心的所有苫が経営
うな低姿勢は‖らの 劣 勢 と 手 肋 け の な い 経 験 か ら 導 か れ た 結 論
る。
に事業所組織法の遵 守 を 主 張 す る 企 業 で な お 職 場 の 雰 囲 気 が 良
である。
を日用しておらず、 か と い っ て 代 表 委 員 会 は そ れ を 使 用 者 に 認
は二〇%以下であり、他方で別の六例は六〇−八〇%である。
この企業では使用者 は 法 律 の い う ﹁ H 租 に 満 ち た 協 力 関 係 ﹂
めさせるだけの抵抗 へ の 勇 気 と 通 常 性 に 欠 け る 。 代 表 委 員 会 は
に職場委員の人数が重安である。六例では職場委員がいない。
残る二例は二〇三〇%である。組A‖との関係では組織率以卜
組合組織率は二つの傾向に分かれる。一刀で六例
従業員から支えられた と い う 連 帯 を 経 験 し た こ と が な い 。
二のような状況に つ き 、 議 長 い わ く 、 ﹁ 代 表 委 員 会 の 地 位 の 弱
さは、従業員が代表委H 会 を 支 え な い こ と と 使 用 者 の 抵 抗 に よ
一七五
448
岡 法(474)
∴例では一人か二人で あ る 。 二 例 で は 一 〇 人 以 上 の 委 H が い る 。
労働者の職業的資格 水 準 は 本 稿 の 分 類 タ イ プ の な か で 最 低 で
タイプ一 と 刈 照 的 で あ る じ
ある。七事業所では熟 練 仁 お よ び 職 人 の パ め る 比 率 は 一 〇 % 以
†であるり
要するに、孤立し た 代 表 委 H 会 は 従 業 員 数 二 〇 〇 六 〇 〇 人
で、職場に組合の存在 感 の 薄 い 、 労 働 者 の 職 業 的 賛 朽 が 低 い 事
業所に多いり
︽分析︾
イ、任用者の権威的振 舞 い と 人 事 政 策 方 針
條用者本人
委員はここの使用苫 を 、 権 威 的 で 向 こ う 兄 ず で 、 労 働 省 に 対
する人間的関係がなく 、 徹 底 し て 実 行 す る と い う り
されるn
一七六
二のような人事政策は一九七四年の第一次れ油危機以
特徴は、ケース∵ハイ・ケース
代金政策も計画性に乏しい荒っぼいものである=協約賃金を
前も同様であった月
無視Lて単独で佃別に決めるJ
ただL、このような碍析的状態にある企業は他にも多数あり、
である。ルールがないのが特徴である﹂
その小でも従業日数二〇〇人
同じ条什の介業がすべてこのような人ヰ政策や代よ委]‖ヘムへS
対応を行っているわけではないn
のグループと四〇〇﹂ハ00人規膜とでは異なる傾向が兄られ
従業員数∴00−三〇〇人規模て区別される理由は、それ以
るので区別Lなければならない√
によるり
†であれば使用者が事業所内を一人て兄渡すことができること
それがワンマン体制を叫能にする条什で
る二とが可能になる。その粧離の近さは仲川署の直接の権威を
使用署が他人に権限委譲することなLに直接に指図す
もその特徴を隠すこと な ︿ 、 此 一 . 細 な こ と を 含 め て す べ て を 甲 独
それはまた企業規模
で決め実行Lていることを認める 二n
のようハエ‖画像および道
営ん式は企業の経済的 地 位 と 深 ︿ 係 わ る し
彼の権威的思考によれば従順な従業員に加・hせ
知らせる必要を感じないL、従業〓が知らされていないことを
彼は問題点やトラブルに関する情報を代表委員会などに
感じさせるに旭りるい
認識もLない1
そこで誤った判断か行われても、それに気什く
ある∩
ことも少なく、仲用者はHらの決定を一正当化することに純起に
る必要はないい
このタイプの企業は タ イ プ 一 と 同 様 に 市 場 影 響 力 に 乏 L く 、
とも係わる。
も使用者の脳裏を/j め て い る 。 彼 は 人 事 管 理 と と も に 菅 業 部 門
激しい市場競争に晒さ れ て い る ‖
労働法等に関する彼らの知
注文を取ることの不安がいつ
も責任を持って取りL き っ て い る い
なる。それは使用者の指導能力にとっては不安定要素となるり
識も関心も乏Lい。市 場 の 変 動 に 影 響 を せ け て 、 業 務 ‖ 如 の 変 動
もまた人きい。仕事 が 入 れ ば 無 坤 を L て で も 引 き せ け る 。 人 事
ってはいないことを考えると、二のような運常スタイルは、使
同じ経済的状況に置かれている企業の半数がこのスタイルを採
用者の個人的性楕とも係わる。決定的な個性の違いは、価値観
労働者を別の部門に配置樵えする
と立場︵WeユeコuコdEiコSte≡ngen︶
模から人員の余裕は乏 し い n
政策は業務量の少な い と き を 想 定 L て 下 ︿ 兄 梢 も る 。 事 業 所 規
ことも頻繁である。注 文 に よ り 業 務 量 が 増 え た と き に は 、 臨 時
を操作する、および現在
に雇用を拡大L、次の 業 務 = . 軋 減 少 時 に は そ れ ら の 労 働 者 は 解 雇
ドイツにおける従業H代夫のタイプ
449
の社会関係を理論的に 1 1 二 当 化 す る 能 力 の 違 い に る し
はできない。﹂この便僧名がいうには、労働市場で容易に代替者
タイプ二では、労働市場における労働者側の不利がそれを温
が見つかるので、法律に従わな︿ても支障ないn
存させる基舶mになっていることが分かる。このタイプの∵川瀬
タイプ二に
使用者は従業員代表 委 員 会 を 自 分 が 設 定 し た 企 業 運 営 の 枠 内
分類される使用者には そ れ が 欠 け る ∪
でのみその存在と行動 を 認 め る . 事 業 所 組 織 法 が 一 ︷ 疋 の ル ー ル
業所のうち正例では、石油危機以前から労働市場における労働
仲川者はここでは代表委冒会との関係を命令と服従の関係と
があっ上㌧
に従って企業内の現状 と 関 係 を 形 成 す る と 理 解 す る な ら ば 、 こ
者供給過剰
︵leergefegt︶
れらの余業ではそれは 一 せ け 容 れ ら れ て い な い 。 す な わ ち 、 従 業
注
して理解している。代表委H会には法律で認められた特別な地
員代表委H会に行動お よ び 決 定 の 自 由 は 認 め ら れ て い な い り
位は認められない。委員も他の普通の従業艮とH様に悪意と無
このような取扱いを従業日代表委︰日日身が経験している。事
配應の対象として扱われる。
ることなくその道菅ス タ イ ル を 述 べ る ぺ 我 々 は 肝 心 な こ と を い
代表委員会はサインし
Hすべきことに、取 材 し た コ ト ホ フ に 対 し て 使 川 音 は 何 ら 臆 す
うごと語るのもその人 楠 を 表 し て い る ゥ
業所.八の委︰如いわ︿、﹁代表委員会は脇にあるだけたり代よ委
てもらうために必要な だ け だ と 仲 川 名 は 断 定 的 に い う 。 サ イ ン
便川名は従業︰Hを
を拒ホ=されることを 想 定 し て い な い 。 こ れ は こ の タ イ プ に 分 粕
こまれる。代表委H会はちっぽけな存在だ‖
員会が■﹂︹うこと、なすことはことごと︿無視され、または丸め
人間的に取り扱うこと﹁PleコS︹heコerft旨uコg︶を考えない.卜
事業所三〇の使用者 い わ ︿ 、 ﹁ も L 事 業 所 組 織 法 を 条 文 通 り 厳
される他の使用署でも見− L J れ る ∪
格に遵守したら、業 務 の 進 行 や 代 表 委 H 会 と 使 用 署 の 関 係 に 支
意†連だり
代表委H会は二のような体験を適LてHJの無力さを痛感し
委員を柵互に操作して漁夫S利をハめているり﹂
障を来す。この企業で は 代 表 委 員 会 は 使 用 苫 の 決 定 を 何 も 変 更
我々は一九七二年に
決定はす べ て 介 業 に よ っ て 行 わ れ る 。 例 え ば 委 員 仝
ているし使用者から抑圧されているナースは他の個業所でも伝
できない‖
がある採用に反対して も 採 用 は 行 わ れ る り
議長は社
えられている。
し宣てて、机当の部門良と対立していた解雇にあたり他の委
が老朽化Lていることにつき苦情を叫
‖Hは披・hを救おうとはしなかった。税んの議長いわ︿、﹁我々に
︵BetriebswOhコuコg︶
ヰ業中二〇では議長を含む委員∴人か解雇されたい
的だ。それよりむ慣れ た や り 方 の 方 が 過 ト て い る り
も
代表委rl甲会に▲.一一 [ っ た ん だ 。 我 々 は 事 業 所 紬 軌 は を 重 要 と は 考 え
ない。この企業に過L た 方 法 で こ と を 進 め る と 。 ﹂
法は人事的事項の取扱 い を と て も 面 倒 に さ せ る . 我 々 は 代 表 委
の事某所では離職率か高いし
何ができるというんだ。我々はすぐに次の議長を選挙Lた。﹂こ
事業所︰八の使用者 い わ ︿ 、 ﹁ 事 業 所 組 織 法 は 企 業 内 で は 副 次
月会を陥れるつもりは な い が 、 し か し 彼 ら と 本 気 で 対 応 す る か
事業所甜織
否かは別の問題だ。事 業 所 組 織 法 は 我 々 の や り 〃 を 変 え る こ と
一七七
4) 450
開 法(47
事業所四八では委員 が 即 時 解 雇 さ れ た け
理由は、彼か組合の
しかし、使用者は復職させようとせず、代表委
ストに参加したことで あ る 。 申 立 に よ り 労 働 裁 判 所 は 解 . 屏 無 効
を二.▲りい渡したむ
た。
員会はこれを見捨てた 、 二 の 率 什 は 地 元 新 聞 で 人 き く 報 じ ら れ
事業所∵八では、使 用 省 は ∴ 人 の 委 員 に 対 し て 、 委 ‖ l i を 辞 め
るか、それとも退職す る か の 選 択 を 迫 っ た 。 彼 ら は 前 署 を 選 ん
八
二のような抑圧のん法は水仙の
角にすぎない“誰かか使用省に楯突くと、それが顕在化するり
る法律条丈を読みトげさせるノ
従業員代表委rlH会に対する使用署の対応の狙いは威嚇てある。
そうなると、企業内における職業上の地位が危うくなるし
従属している側が状況をノせけ入れているために影響力が僅かに
りする可能什は≠にあるい
たいていの宰某所で議長か服従Lて
行使されているにすぎないところでさえも、巌Lい形態に逆房
いる程度は強いハ
インタビュー中に面
通常は使用署かその希望をよ明しなくても代
だり
接苫は、=分が職場で恩痴を二ほLたときの仙人的なリスクと
長安=H会側かそれを察Lて〓勤しているノ
使用者はフルタ イ ム 専 従 で は な い 議 長 に 対 L て 、 代 表 委 ‖ 1 1
た∵議長は時聞単位で 職 務 か ら 免 除 さ れ る こ と を 要 請 し た 。 ﹁ 便
使用名Bがいうには、彼にと二し代人委‖H会は決定や措置に
小安を述べる=
会の業座を勤麟時間 中 で は な く H 宅 で 時 間 外 に す る よ う に 求 め
つぎに、懐柔に出て、君がそん
川音はそれに対して、 ま ず 脅 し に か か り て 、 そ ん な こ と し た t h
でその代よの同意を既に得ている二とて一正巧化するために有川
勺たり同意の署名をLてもら、1のに、すなわち従業Hとの関係
仕事をどっさりやるぞ と い う レ
なことを﹁一一=うよ う で は 、 封 に ﹁ 定 L て い た ポ ス ト を り え る 二 と
である=使用肴は代ム委︰只会を従業=‖の代表とLてではな︿
r議
結u、パートタイム専従を諦めた。﹂
このケースでは 付 人 か の 委 F I H が 仲 裁 委 = り 会 に 苦 情 を 申 L ・ 吐
はできんな、という㍉
長︶
﹁重要な存在ホewichter︶﹂とLて必要である。それは軽㍑さ
れた#在である一代よ委‖lミ会は従業Hに、苦情を申L立てるこ
普通の従業H
と、批判すること、要求すること、および権利を主張する二と
といって、譲歩するり
会に巾﹂≠する必要は な い ﹂
はこの事業所では意味がないという経験を伝えるり
てる構えを取﹁て議長 を 支 接 し た ︰ 使 用 者 は ﹁ す ぐ に 仲 裁 委 員
であれば大‖に見ても ら え る 仕 事 上 の ミ ス で も 、 奈 ‖ H が す れ ば
問題解決に叫たり∴‖圭的に手助けするような代表委上i会を使用
小心誠心から
厳しく書面で警告され る 。 そ れ で い て 委 員 が そ れ を 労 働 裁 判 所
で争えば、使用済は議 赤 を 示 す り
省は信用しない。使用者は、服従や従順さは強要されて行われ
関係署は二れを一般化してい
わく、﹁代表委員仝が 使 用 署 の 顔 色 を 何 わ な い と 、 機 嫌 が 悪 い ん
部構造があるり
すなわち、使用者への対応および役割認識につ
こSタイプに分類される代表委‖貝会には‖立って共通した内
口、使用者による代表委員会内部のコミュニケーションの統制
ると認識している。
威嚇するためによく 用 い ら れ る 手 法 は 、 議 長 や 委 員 が 企 業 内
だ。﹂
の事柄につき批判し、 そ れ が 使 用 苦 の 甘 に 届 く と 、 使 用 者 は 発
∴者を日分の部屋に 呼 び つ け て 、 H 粕 に 満 ち た 協 力 原 則 に 閲 す
ドイツにおける従業員代表のタイプ
45l
らは刑︷疋的ではなく、また背後にセンターがあるわけでもない。
き代表委員会内に三つの考えおよび委員グループがある。それ
と非難し、圧力をかける二とであるウ
しくない候補者を非難し、﹁彼が委員に選ばれたら協力できない﹂
ニの一四例中の二例では代表委員会の内部構成に興味ある変
織らは現在代表委員仝が抱えている諸課題をこなし、使用者と
が変化するにはまだ到っていない。
しかし、その後の経過を見ると議長交替により仲川苫との関係
長の支持者になった。内部が三極構造である点は同じであるじ
反対派委員が選挙で上位当選した。その勢いで彼
が議長に選ばれた。そこで従来の議長追随派は今度は新しい議
化があった1
テーマによってそのグルプ・メンバーは入れ番わることもあ
るり
も接触を持つ。その周りには第二グループとして付人かの追随
まず第一のグルプは議長を中心とする。副議長かこれに
属することが多い。このグループは交渉能力に最も長けている。
者がいる。追随者は使用者と直接の接触はなく、会議でも発言
にし、緊脹させたり
議長グループは議長就住当初は多数派では
議長派は仲川者との対立に、Ⅲ耗させる長
このような議長交替は使用者と代表委員会の関係をより明白
期戦に踏み出したり
さらに第三のグルプは、委員としての経験に乏
と呼べ上うn
なかったが、次第に委員会内で支持を広げていったり
は少なく、ただ議長グループを支持する。これを﹁イエスマン﹂
しく、使用者への対応で熱心で明確な対応を求める点で他の委
新しい議長を代走委員会の正式の代克とは認めようとしなかっ
に行うことを認めなかった。代表委員会はそこで仲裁委員会お
た。従業員代表委員会の要求する部屋堤供、会議を勤務時間内
使用者は
であるとして非難する。彼らは少数派の反対者である。しかし、
員と異なり、議長らのグループを余りに使用者寄りであり無能
かといって対案を持っているわけではなく、議長との議論で敗
しかし、明確な結論
新Lい議長は従業員の無言の支持を得ており、使用者に抵抗
には到らなかった。他方で使用者はすぐに譲歩したじ
よび労働裁判所に訴える手続きをとったむ
れ、辞めていくのが儒である。
使用ネはこのような代表委員会内部における意見の対立を利
用し、会議に出席する∩ 他のタイプの比べて使用者が委員会会
だせずに、すなわち掠初の成果を上げることができずにいた。
する能力を備えていたにもかかわらず、なかなか突破‖を見い
議に出席する頻度ははるかに高いり 彼は議長と接触するだけで
おける使用者の接し方は、このタイプの他の事業所でも見られ
成果を挙げるかによってこの企業における今後の労使関係の枠
議長が圧力によって辞めさせられるか、それとも代表委員会が
あり、他の委員に対してはさほど関心をホさないn 事業所Bに
る。
組みが形成されるし
このタイプでは、使用者が委員選挙の時点から直接に関与し
ているケースが二例あった。そこでは使用者が好ましい候補者
ここの事業所では委員と従業員の接触は使用者によって妨害
ハ、従業員代表委員会と従業員
る。しかし、通常の使用者の関与方法は、使用者から見て望ま
を推薦しそれを押し通している。うち一例は議良に関してであ
一七九
︵ノL
5
4
一八〇
で残業†当を支給した。ほ令支給の後に彼女らがそれに京付い
時間を超えた残業分についても︰五〇%割増ではなく一∵九%割増
て憤り、代表委員会のところに行き、事情を説明したしすると、
ことを聞いていたのでそれを伝えた。Lかし、彼女・hはそれに
代表委員会は使用者が五〇%割増の手当を支給する意思のない
を負う。これは従業員と情報量が異なることを意味し、使用苦
とを代表委員会を求めたり
納得せず、使用者に対して従来通りに支払うように要求するこ
その間に男性現業労働者が来て、従
から遵守を厳しくチェックされるならば従業員との溝が牛じる
†を見ることになったり
受け入れ、りれずに、さし当たり代表委口日金に仲介を依願して様
米通りの支給まで労務提供拒否することを堤案したが、それは
利用されていることを認める。すなわち、従業員にとって不都
直接に職場に出向いて説明をした=ここでは事態収拾のために
代ム委日金から説明を一せけ仁使用署は
合な内容で、したがって従業員の反発が′㌣悪される決定に当た
代表委員会を経由してではなく直接に話し合う方を使用省は選
このタイプの事業所のいくつかではこれまで
これ以外のまっとうな代表委=貝仝か存んしたことがなく、従業
とLて見ているり
をホされなが∴∵b、なお多くの従業員は代表委‖H会を利益代長
このように代表委員会は使用苫の前で無力な〃れであること
択しているい
って、事前に代表委員会に情報を提供すると同時に、従業‖Hに
または決定
使用者が代表委H会を頭越しに直接
員にはイメージもわきにくい=
こ二では代表委員会の参加にとって重要である事項について、
参加過程
に従業員に働きかけをするのは、労働条件につき個別交渉が必
l﹁
ではいずれも代表委員会はまったく持外に置かれているり
参加状況を見る。まず賃金決定ではこのタイプに属する事業所
職務評価︵Arbeitsp︼atNbewertuコg∴
格付け、加給規制、
出来高測定、重労働手当︵Erschノ完rコisNu−age︶、クリスマス手
るり
者の単独決定であり、それだけ悪意的な運用が幅を利かせてい
使用
されるが、従業員の不満が顕芥化したときにはもはや使用者か
しに、主に女性かベルトコンベア一についている職場で週一五
ここでは使用者は従業員にも代表委員会にも知らせることな
所⊥一一について見てみよう。
らあてにはされない“使用者が直接に乗りだしたケースを事業
り出す必要のあるときである.代表委員仝は紛争F防には利用
要な暗か、または従業員の不満が表面化L直接に事態収拾に乗
に指﹂小されたむのであるり
値あるときに限り、突如として存在をホす。その行動は使用者
‖頃は代表委冒会は‖立たない存在である。使用者に利用価
に先立ち代表委︰H会の署名を取り付けるのに利用される︺
とな︿代表委員会にそのようにいうことを求めるり
対Lて反発しても無益であることを思い知らせるために、それ
回答した委員らは、彼らが使用者から都合のいいときにだけ
条件となる。
また、委員は委員とLて職務上知り得た事項につき守秘義務
妨げられている=
ていると上司が邪魔をする。それによって有効な活動の基礎が
射 される。委員が職場で他の従業員と労働条什について話しをし
開 法(47
ドイツにおける従業主i代表のタイ70
453
び増減、賃金に影響を 及 ぼ す 職 務 お よ び 作 業 組 織 の 変 更 な ど に
当および休暇手当のよ う な 手 当 類 、 協 約 仁 来 せ 手 当 の 導 人 お よ
試金ポである月
他の事項に関してもH様である。その意味で賃食事項は参加の
だからである∩
変更に関心を持ち、かつ、従業員の抵抗が†悪されるときには、
労働時間に関する参加も同様である。もし使用者が労働時間
この事頂で参加を拒歪されている代表委員会は
ついてそれが二二‖え る 。 賃 金 関 係 事 項 で た ま に 代 表 委 員 会 は 使 用
者の賃金表を閲覧させ て も ら っ た こ と が な く 、 し た が っ て 拝 金
者から情報提供され る こ と が あ る 。 L か L 、 代 表 委 員 会 は 労 働
三時間から四一時間に知縮することを掛け合うときには、代表
会が従業員の突き上げでその気になり、使用首に過労働時間Ⅲ
事業所Bの事例から、二つの参加ケースを知れる。代走委艮
使用者はその招置の実施に代豪委員会を関与させる。
に行うために使用者と 掛 け 合 う こ と を 要 求 し た 。 議 長 は 、 そ の
事業所二〇では従 業 冒 が 代 表 委 員 会 に 対 L て 加 給 支 給 を 咋 等
が協約通りに支給され て い る か ホ = か を チ ェ ッ ク す る 術 が な い ‖
要求の強引さに嫌気が さ し て い わ く 、 ﹁ 従 業 員 は R 分 の 賃 金 格 付
の代よぶりも同様にさほど熱心ではない1
委員会の要求は距ポ=され過当にあしらわれる。賎業問題でのそ
代衷委H会は使用署
とは二.百わないり﹂さら に F l 分 の 努 力 の 程 を 述 べ る 。 こ れ に 対 し て 、
り込むことに熱心だっ た 。 そ の 変 更 が 従 業 員 の 反 発 を 惹 き 起 こ
は人‖理化措置とセッ ト に な っ て い た り
けを考えたりしないのたが、ここでは確業心理学の語物を借り
いる㌧
つもりである∪
見られる=使用者は従業員全体の抵抗に遭ってでもそれを行う
同じ事業所内で休憩時聞規制につきそれとは逆の参加状況が
から要求を折否されたし
けが低いことばかり不 平 を 言 う 。 誰 も 自 分 の 格 付 け か 高 す き る
使用者側は委員会に対 し て 抜 本 的 な 賃 金 制 度 見 庇 し ま で 待 つ こ
す可能性があった。使 用 肴 は 企 業 の 置 か れ て い る 経 済 的 苦 境 を
とを要望Lた。Lか し 、 そ の f 定 さ れ て い る 賃 金 制 度 見 直 し と
説明した。しかし、経 済 的 困 難 を 裏 付 け る 資 料 は 何 も 元 さ れ な
し、企業内ではことはうま︿運んだのだが、後に紺人‖からその
出して勉強し、それで根拠づけて代表委‖甲会を説得したり
しか
事業所三〇において二交替制動膀の失地に関する重要な決定
取扱いが協約違反てあるとして主張されて、結局失敗した。
使用苫は通常であれば基準設定にあたりわぎわぎ理州付
成功するかポ=かは代表委員会の協力にかかって
かった。結局、使用者 は 協 約 に 従 っ た 宗 期 的 な 賃 金 引 き 上 げ な
使用者は代表委員会を取
しに労働者を働かせた 。
協約
事業所一八では、委 員 が 状 況 を 説 画 す る 。 ﹁ 残 業 お よ び 日 曜 Ⅲ
はつぎのように行われた。議長が使用者に呼び出された。その
勤手当、重労働手当の 支 払 で は 協 約 は 適 用 さ れ て い な い J
L乗せ部分は代表委 員 会 が 関 与 す る こ と な L に 労 働 者 と 個 別 に
い年後に操
日のうちに掲示板に二交替融勤務実施が掲ホされた。他の委員
業餌縮に関する決定がほぼH様の手順で有われた。使用苦いわ
にも労働者にも事前に知らされることはなかったり
交渉される。賃金に関 す る 不 公 平 さ は 激 し い 。 ﹂
賃金問題に関する代 表 委 員 会 の 参 加 も し く は 不 参 加 の 状 況 は
参加全般につき象徴的 で あ る 。 そ れ が ‖ 取 も 重 要 な 労 働 条 件 事 項
一八一
454
開 法(474)
一八二
の代表委員会に比べてその主張を行う点は異なっている。組合
事業所一八の代表委‖11会議長は、このタイプに分類される他
の托仙を得ようとしたり、事業所集会開催およげ仲裁委貢会設
く、﹁従業員代表委員 会 会 議 が 召 集 さ れ 、 私 も 出 席 L て 決 定 さ れ
た′。決定は事前に行 わ れ た 。 我 々 は 事 前 に 代 表 委 員 会 に 提 案 し
置∴ガ働裁判所提訴を試みたり、従業︰貝に積極的に情報を提供
Lて使用者との対立点を知らせたが、まだ成果を挙げるには到
事業所一人では労働 時 間 を め ぐ る ト ラ ブ ル が 最 近 の 最 大 の 山
て代表委員会はそれに 同 意 し た 。 ﹂
来車だった。協約で週 囚 ○ 時 間 制 が 実 施 さ れ る と き 、 そ れ を ど
っていない。
及ぼす人事措置から従業員を守る状態にはない=厳しい解雇に
このタイプのいずれの従業員代衷も従業員にマイナス影響を
の曜日に割り振るかが 問 題 と な っ た 。 使 用 者 は 仁 昭 、 ‖ 曜 を 含
対しても影響を及ばしていない。解雇に先た1て使用者も決定
む全曜日に割り振りた い と 考 え た 。 こ の 職 場 で 不 平 を よ く 述 べ
ていた代表委員会指導 部 は 従 来 通 り ⊥ 日 間 に 割 り 振 り た い と 考
それに対して代
えた。代表委‖H会は 組 A ‖ 代 表 を 職 場 に 招 い て 使 用 者 と の 交 渉 に
†続として代表委員会に事前に通知しているい
しかL、交渉は捗らず、それどころか代去
議論を通じて代表委=貝会の見解
を操る、報酬提供などの刺激により合意に誘導する、福利厚牛
限行使、すなわち強制であるJ
このタイプで使用者の影響力行使方法は直接でむき出Lの権
ホ、使用者の権限と代表委員会の対応
当たってもら﹁たり
委員
議長はそれに祇抗し署名するこ
代表委員室丙では激しい議論があったり
表委貢ムムが†走解雇にいつもH意している
ように投棄Lた日
委員会に対Lて直接 に 七 日 問 に 割 り 振 る 詳 細 な 計 画 に 署 名 す る
会囚多数派はそれに賛 成 L た り
施設・従業い日給付によ﹁て企業との︰体性を醸成するというソ
とを拒末[した。それ に む か か わ ら ず 使 用 者 は 予 定 通 り に そ れ を
実施しようとしたり
それに対する従業員の不満は強く、代表委
員会の無力ぶりを非難 し た 。 議 長 は 事 業 所 集 会 開 催 を 提 案 し た
フトな影響力‖便は北‖後に退いている。
つぎの手段は㈹々の委員に対して制裁︵StrafaktiOn︶すると
が使用者および代表委 員 会 多 数 派 か ら 拒 ポ = さ れ た 。 そ こ で 議 長
いう威圧である=それには厳しい懲戒処分、解.催、委員詑免、
は仲裁委員会設置を試 み 、 組 合 の 協 力 を 得 て 仲 裁 委 員 会 議 長 候
賃金切り†げ、嫌な職場への配節操え、嫌がらせ的な労働強化
︵Arbeitsdruck︶等の個人に対する形態がある。それらは明日
補を確保した。しか し 、 倖 用 者 は 別 候 補 を 提 案 す る こ と な L に
ないまま頓挫した。傾 川 音 い わ ︿ 、 ﹁ 事 業 所 組 織 法 は あ っ て も 、
議長提案を拒ポ=し、 結 局 仲 裁 委 員 会 議 長 に 関 す る 合 意 が 成 立 し
これらの〃法を通じて
に違法である。しかし使用署は職場では裁判所も組合、代表委
き﹂斗場に帆走化し、それが法的に保護される機関であるという
使用者は主人であることを︷‖三Jし、代表委員会を命令に従うべ
員会も無力であることを思い知らせるり
討したことがあった。 す る と 使 用 者 か ら 、 そ ん な こ と し た ら む
この事業所で従業員 代 表 が 残 業 ‖ 亘 を 徐 々 に 規 制 す る こ と を 検
それに従わないいろん な 可 能 性 か 使 用 者 に は 残 さ れ て い る ん だ 。 ﹂
しろ従業員の反発を買 う の で は な い か と 椰 揺 さ れ て 萎 ん だ 。
455 ドイツにおける従業日代去のタイプ
従業員代表委員会は な ぜ こ の よ う に 臆 病 な の か 。 委 員 会 は 労
幻想を奪う。
第二の方法は、代表委員会の要求に対して忘れる、延期する、
遅滞する、言い訳をするなどである。この行動は他のタイプの
使用者にも軋られる。このタイプの使用者に特徴的なことは、
事業所組織
働者を使用者から保護 す る 役 割 を 果 た せ て い な い 1
それが行われる状況にある。
第三に、代表委員仝に不意打ちをかけることである。事前に
法はさまぎまな規定に よ っ て 代 表 委 員 会 が 使 用 者 と 対 等 に 交 渉
情報を提供することなしに、直前になって知らせて急がせて判
できるように地位の安 定 化 を 目 指 し て い る 。 例 え ば 、 一 一 九 条
は七八条違反の使用者 に 対 ﹂ て 代 表 委 員 会 も L く は 組 合 の 申 請
断を求める。ここで委員仝にはト分に検討する時間的余裕はな
。
により罰則を科す、委 員 の 解 雇 に う た っ て は 代 表 委 員 会 の 同 意
を必要とする等。それ に も か か わ ら ず 、 で あ る 。
使用
第川に、事業所の郡人‖盲etriebswOhニの考慮や信頼に満ち
た協力原則を悍かましく、威嚇的に指摘することであるり
その背景は、代表委 員 会 の 内 部 構 造 に あ る 。 委 員 会 内 部 に 分
名は従業員代表委員室のある行為・.言動を捉えて、警血‖の形で
そして、多︿の委
裂があり、そこに他用 者 が 割 り 込 ん で い る い
それを指摘する。しばしばそれを伝えるために議長をわぎわぎ
構造を変えて連帯的な立場を確立する必要があるり
二れか欠如
このタイプの現状を変えるには、代表委員会はまずその内邦
と見て、敢えて挑戦呼
しび出す。この方法は別のタイプの便朋者も活用する。
員が使用署か,h解雇 さ れ そ う な 従 業 員 を 守 る こ と を 、 そ れ に 伴
︵Pyrrhussieg︶
い他用署の代表委員会 に 対 す る 姿 勢 が よ = り 厳 し ︿ な る と い う 、
犠牲・負川の人きな成 果
ようとはしない。委員 ら は 、 使 用 者 側 の ガ が 強 力 で あ る と 認 識
Lている二とが、労使紛事に当たり従業員を代表委H会側に引
そのような
は法律によっても対抗 て き な い と 受 け 止 め て い る り
き寄せることに失敗している原因であるし
している。その状況を 変 更 す る こ と を 想 像 で き な い 、 使 用 署 に
出基盤のコミュニケーションを使用者は警戒Lている∪
第一に、代表委員会を非妥協的に拒
る従業員数市の現にな二しいる。集会ではまず使用者が介業の
掘って取りしきるべきところ、このタイプでは條用者が演出す
集会の進め方を見ても、本来であれば代表委員会がイニシアを
事業所
従業員代表とその選
認識のなかで悪循環が 繰 り 速 さ れ 、 代 表 委 員 会 は 見 通 し を 持 て
好まし︿ない委員に 制 裁 を 加 、 え 、 代 表 委 員 会 内 部 に 影 響 を 及
ないている。
つを挙げることができ る り
ぼすことはお互いにリ ン ク L た 手 段 で あ る 。 そ の 方 法 と し て 川
そして従業員に対する説教になっている。従業員にとって重要
置かれている経済的苦境を説明することから始められているじ
代表委員会と対話する姿勢は
な情報に触れないために、どうでもいいような事柄を︿ど︿ど
不[し参加を認めない こ と で あ る り
述べる。組合代表が同席しているときには、協約についても■一。=
な︿、代表委員会に対 し て 使 用 者 に 服 従 す る か 、 そ れ と も 対 決
しないであろうことを 予 想 し て い る 。
するかを迫る。その状 況 で は 使 用 者 は 代 表 委 員 会 が 後 者 を 選 択
一八三
4) 456
l叫 法(47
及する。集会で労働者 か 発 言 す る 二 と は な い 。
従業員代表委員会は 従 業 員 を 引 き 寄 せ る こ と に 成 功 し て い な
いのと同様に、組合の 協 力 を 得 る こ と に も 成 功 し て い な い 。 組
に人れ替わるしかない︶
∵八四
このタイプでは従業員代表委︰H会は一応運骨されている点で
︽要約転
使用者 の 反 組 合 的 姿 勢 も あ っ て 企 業 内 て 組 合 宣 伝
ていることである。使用者の圧力によりその間に満か作られて
る。残念なことは、代表委員会が従業員および組A‖から孤立し
から手続きにあたり代表委︰H会の同意・署名が必要とされてい
はタイプ︰よりもましである二二では曲がりなりにも仲川署
いくつかの事業所では議長が積極的に組合加
合組織率は一〇八〇 % で あ る 。 し か し 、 組 合 は 企 業 内 に 足 場
はできていないし
いる。それでも委員選挙の度に新しい委員が登場してくる点は
を持たないり
人の訴えを行っている が 。 代 表 委 員 会 は 地 区 の 組 人 口 事 務 所 と は
変化の可能性があるり
現状ではその委‖貝交替が少数であり、常
の相談が多い。二のタ イ プ の 代 表 委 員 会 が 組 人 ‖ に 対 し て 抱 ︿ 期
系統的に連絡を取り人‖ っ て い る 。 し か し 、 そ の 内 谷 は 労 働 法 上
事業所C︾
事業所Cは、人的会社のは形態を採る大企業の一部門で、従
︽事例紹介
タイプ三、業務遂行機関としての従業員代表委員会
意欲を持﹁ていた委‖Hも辞めていっている=
に委員会出で少数派に止まっている。そのために就任¶如トは
このようななかで糾 合 打 叫 者 に は 困 難 な 状 況 が あ る = 一 方 で 、
待は他のタイプの代よ委 員 会 以 上 に 大 き い り
従業日代表から相談され る 事 柄 、 と く に は 律 問 題 な ど で は 相 談
に乗ることができる。 し か し 、 他 方 で 代 大 桑 貢 会 が 期 待 す る よ
うに代表委員会に代行し て 便 間 者 と 交 渉 す る 二 と は 組 人 ‖ の 限 ら
は補助労働者であり、その大部分は女性であり、さらにその半
業目数∴000人である。現業労働れの二∵分の二は技能tまた
オLた人手では不可能 で あ る 。 組 合 租 当 省 は 代 表 委 員 会 と 引 き 続
いて連絡を取り合って い る が 、 か 業 内 の 問 題 に つ い て は 委 ‖ 貝 会
の男性である。
分は外国人である。それに糾し約抑止○人の熟練⊥はドイツ人
が自力で解決する能力 を 身 に つ け る し か な い い
職場に不信と緊張関 係 が あ り 、 か つ 、 ⊥ ‖ 分 の 無 力 さ を 思 い 知
へ、委員はその状況を い か に 克 服 し た か
変動に応じて短期間のうちに別腐=⋮の生産に切り替えられる。
この⊥場は多種類の類似した消費財を生産する。生産は.需要
生産ラインの切り替え中は仕事がなく賃金は支給されず、頻繁
らされた代表委員会の 撮 も 一 般 的 な 対 応 は 、 使 用 者 と の 対 正 発
牛を避けることであるり
ある運送会社の議長は長針離トラック
運転手であることをいい こ と に 、 週 五 じ の う ち 三 日 を 事 業 所 外
に別の職務に配置換えされる=不熟練労働者は単調な機械操作
従業員代表委員会の評価によれば
で過ごしていた。使用 者 に 対 し て 逆 ら う こ と な く 、 従 順 に な っ
および手作業に配帯されるり
作業n拍は高い。
て不必要な神経戦を回 避 し て い る り
このような状況が大 き く 変 わ る 可 能 件 は 、 委 員 が 一 気 に 大 幅
457 ドイツにおける従業員代表のタイプ
この+場には独自の 賃 金 制 度 が あ る 。 そ れ は 数 年 前 に 代 表 委
で有意義だ。労使の協力に役だっているし﹂代表委員会の対応と
専従の人数が多い点を除けは、賛成点ばかりだ。法律は合理的
このように営め言葉ばかりが出てくる。﹁我々も時間は惜しいが、
質について、﹁理件的で倍碩おける人々だ。意見の違いはない∴
員会と協定された。そ の 重 要 部 分 で 成 績 は 出 来 高 に よ っ て 測 定
されるのではなく、上司が 評 価 す る 成 績 加 給 ︵ L e i s t u n g s p r 箸 ︺ i e ︶
従業口日代表委員室との信頼に満ちた協力によ﹁て得たものは
信頼に満ちた労使協力のためには必要左ことだり﹂
による。使用者を含め て 回 答 者 は 、 賃 金 水 準 は 低 い と い う
毎年、従業員の多く を 悩 ま す の は 一 二 〇 〇 四 〇 〇 人 の 、 数 週
間に及ぶ季節工の採用 で あ る 。 そ の 中 で 成 績 の 高 い 者 に は 長 期
は積極的に協力してくれるり季節毎の人員変動の必要性も説明
ている立場をよく説明する。注文量が多く残業が必要なときに
してくれる。委員会は従業員の不満に耳を傾け、それを解決す
多様であり人きいじ﹁代表委員会は従業員に対して企業の置かれ
︰⊥場は各種の福利 厚 生 施 設 を 備 え る 。 社 宅 、 独 身 寮 、 保 育 所
の低い労働省が解雇さ れ る 。
従業員食萱、産業医、看護 人 、 企 業 年 金 、 共 済 基 金 ︵ U n t e r s t 竺 z u コ ∼
の二と、外因人労働者のこと、企業牛金のことなど、よく世話
るためによく努力している。苦情を我々に伝えてくれる。社宅
雇用の叫能怖が与、ろら れ る 。 そ の 代 わ り に そ の 人 数 分 だ け 成 績
、
ところであるゥ
gskasse︶等であ り 、 そ れ ら は 使 用 者 も 代 表 委 員 会 も 誇 り と す る
あそこまで行き届いた世話はてきないり
おかげで従業‖Hはを心
をしている。我々では労働苫の細かいことには気付かないSで、
二人が専従で
工場には数十年来 従 業 員 代 表 委 H 会 が 設 置 さ れ て い る 。 現 在
委員数は一五人である。 う ち 八 人 は 女 性 で あ る り
して満腹して働いているご
の問いに
使用者は代表委員会の対応にまったく満足している。代表委
川苔にはまったくない。
従業員代表委員会は従業員の利益代表であるという認識は仲
そういう質問か気になる。わが社では力封力という発想はない。
事業所内で一つの権力要素かの問いに対して、﹁とんでもない。
対して、﹁全然。むしろ運営を補足する存在たn﹂代表委員会は
﹁従業員代表委員会は企業活動にとって対抗物か﹂
deコては仕事にも熱中できないい﹂
業員との個人的接触を大切にしている。従業員に心配事があっ
⊥場長は従業Hに対して率直で親切な人物である。﹁我々は従
議長はすでに二〇年
︵Beira︵
f守
ある。いずれも職長 ま た は 熟 練 L で あ る h
︵社宅、 福 利 施 設 運 営 委 員 会
選挙では三人が入れ替わ っ た 。 使 用 者 と 代 表 委 員 会 は 三 つ の 労
間委員を務める。他の五 人 も 一 〇 年 以 上 の れ 什 で あ る 。 前 回 の
使混成委員会
二人の委員は同時に企業の監査役
SOZialくerei コ ︶ 、 成 績 賃 令 ︶ を 構 成 し て い る 。 代 去 委 員 会 の も と
には各棟専門委H会は な い り
を兼ねているり
この事業所でコトホ フ は t 場 長 、 代 表 委 員 会 議 長 お よ び 企 業
役員ではない他の委員に 取 材 し た 。
﹁我々は事業所組織 法 お よ び 代 表 委 員 会 を 高 く 評 価 し て い る 。
イ、従業員代表および事 業 所 組 織 法 に 関 す る 使 用 者 の 評 価
八五
4) 458
岡 法(47
﹁一一‖おうとL、それが関係する租斗者から拒否されることが†測
一八六
されるならば、労使の協力を期待できないり
することを断念し、最初から使用苫の意思にn分を合わせ、そ
要するに、良好な協力関係は代表委員会が‖らの意思を表明
私は常に信頼を獲
ぜい修止案を提ホする︿ ら い で あ る 。 見 解 の 大 き な 一 致 が あ る 、
員会はこれまで使用者の 決 定 に 異 議 を 咽 え た こ と は な い 。 せ い
得L、それを保持することを優先させているご
企業の利益とは従
﹁もL代表委員会が我 々 の 主 張 に 異 議 を 表 面 す れ は 、 企 業 の 利
業員の利益を含んでいる。 ﹂
益という観点から再検討 す る こ と を 求 め る り
それは使用者側に
れを横棒的にサポートすることにより成立Lている。議長は取
材でしきりと﹁我々﹂という表現を用いるり
対する忠誠心に止まらず、紺千万に一体化Lていることを▲ホす
ただL、 従 業 員 が そ れ に 従 わ な い と き に は 対 決 す
代表委員会に対する使 用 者 の 態 度 は 配 慮 に 満 ち た 家 長 の イ メ
ようた。
ージであるり
る姿勢をホすり
用君側から相当な対価をレえられるり
この兄返りを期待できる
従業員代表委員会が使用者側に歩調を合わせていることは使
口、委員は使用者および 従 業 員 代 表 に 対 す る 使 用 者 の 態 度 を ど
のようにみているか
という意識が事業所Cの使用ポと代表委員会の協力を結び付け
被いわく、使 用 者 は 従 業 員 の 要 望 に 対 L て 開 け っ ぴ ろ
る接着剤である。﹁我々は昇格だけを握っているJある者が委員
議長の発∴は使用苦の そ れ を そ っ ︿ り 鏡 に 移 し た よ う な も の
である︹
を辞めたのちには、丑長︵くOrarbeiter︶か職kになるり
理職が良︿知っている者が起用される⊥
に満足しているという簡単な理由かーhだり
こ二では役付きは管
が長年の付きAl﹂いで彼のことを良︿知∴てムり、その仕事ぶり
には濁ったところがない。
使用者は事
げで、従業員代表委員会 と の 対 応 で は 協 力 的 で あ る 。 そ の 態 度
代表委員会の閉じにつ き 触 ⋮ 条 件 に 満 足 し て い る J
いう。それゆえにこの事 某 所 で は 事 業 所 組 織 法 は ﹁ 分 に 具 体 化
業所組織法の規範を超え て 卜 分 な 情 報 を 適 時 に 提 供 し て い る と
表に対する使用者の対応を根本的に批判する。その批判は、ま
彼は従業員代
ず議長と使用者の関係に向けられる。彼は使用者と労働省の関
他力で、現在のやり〃に批判的な委員もいるし
のでは、という懸念に対 し て 、 議 k は 否 定 す る 。 む し ろ そ れ は 、
されている。代表委員会 は わ ず か な 影 響 力 し か 及 ぼ L て い な い
使用者がそのような代 表 委 員 会 を 必 要 と L て い る と い う 使 用 者
係を封建的であると見る。﹁従業員か使用者の前で膝まづくなん
て。﹂使用者はR分の考えに従わない委員に対して報復措置を取
の弱さの反映であるとい う 。
るだろうと見るり
他方て、議長は事業所 組 織 法 の 規 定 が こ の 事 業 所 で は こ と さ
らに必要ではない二とを 認 め る 。 一 九 七 一 ︰ 午 法 政 止 に 伴 う 変 化
三人の回答者は共通して、使用者と代表委員会の接触を議長
ハ、従業員代表委兵舎の内部構造
ているかにつき、いわ︿ 、 ﹁ も し 私 が 何 か を 有 お う と し 、 苦 情 を
も職場にはない。いかに し て 双 方 の 協 調 が 形 成 さ れ 、 維 持 さ れ
管理職
459 ドイツにおける従業員代表のタイプ
が独占していること、議長が他の委員を支配していることを認
従業員代表委員会の内部構造は単純で特徴的である。つまり
だけである。
反対はしない。それは議長提案に賛成であることを意味するわ
議長のワンマン体制であり、他の委員は決定にあたり沈黙して
める。使用者自身が、使用者がすべての事項につき議長に親密
に情報伝達していることを認める。使用者との接触窓〓から他
けではないが、とにかく反対なしに提案通りに決まるり
の委員は排除されている。議長と副議長は毎週の生産指導者会
な支持者である。委員の小には議長に輿論を持つ委員もいるが、
消極的
いる。そこで代表委員仝といかなる係わりが出てくるかを事前
議に出席している。つまり事業所内の業務指導機関に関与して
披はH†のところ発二一日していない。別の専従委員がいるが、彼
長のすることに異議を唱えない。
は事故防止や従業員食堂など非政治的な日常的課題を担当し議
に知ることができる。
議良の他には、専従である副議長も要職である。彼は議長と
議長に異論を持つ批判的な委員の動向は、今後この代表委員
使用者の親密さをよく知っている。しかし、彼は企業外で地域
組合代表の接肋を得て、事業所内の集会に出席してもらい、代
会の動きに変化を惹き起こすかもしれない。彼は機会があれば、
表委員会が法律上の課題を遂行していなことを理巾に解散請求
団体の役員として多くの活動時間を割いているので、介業内の
他の委員は会議で議長の提案に賛成するだけである。議良の
するつもりである。彼の決断力ある件倍から、それを実行に移
代表要目仝が従業員の要求に明‖な方法で背を向けるならば、
説明によれば、他の委員には代表委員会を運営するだけの能力
す可能作は人いにある‖
ことに関してはさほど‖出しをしない。彼は企業を代衣して企
に欠ける。他の委員は代表委員研修にもさほど出席せず委員と
業と地域のパイプ役になっている。
して必要な専門的知識に欠ける。従業員からは他の委員が議長
前回の委員選挙につき、どのようにして
員の選出方法である目
このような代表委員室の構造には背景がある。すなわち、委
使用者側との窓〓は議長のみであり、かつ、日常的運営も専従
候補者は決まったのかの閃いに対して議長が言うには、﹁すべて
の言いなりになっていることに批判が出されている。しかし、
である議長が取りしきっているなかでは、他の委員は議長に抗
やって欲しい従業員に
私が決めた。組合の協力は得なかった。従業員の小で委員を引
られているが、別部門の労働省との懇談までは認められていな
会が実施する。投票では議長が投票箱の前で女性や外国人の従
は独立した選挙管理委員会が行うのではなく、現職の代表委員
は適任ではないので断る。﹂批判的な委員の説明によれば、選挙
は立候補を断られることが多い。﹂‖分でやりたいという従業員
き受けてくれる用意のある人は少ないい
し難い。
また従業員との接触でも、非専従の委員には職長の事前の了
い。部門を超えて労働者と懇談することが許されているのは専
解を得て同じ部門の労働者と苫情等につき懇談することが認め
従委員だけである。非専従委員が職務免除されるのは会議出席
山八七
460
開 法(474)
一八八
従業員の中で最も不安なことは、毎年行われる大H東の季節労
つは使用者から採用を折不‖されたり
働者の雇用である。彼らはシーズン終了後に解雇通苦なLに、
ている。選挙後に委員会が召集され、議長が選出される。使用
実員に一記入方法などを説明する。有権者はそれに従って投票L
期限切れで解約される労働契約を締結Lているい
議長は、それ
こ、従業員代表委員会の参加活動
者の説明によれば、模範的な労働者が委員になっている。
この間魔のポイントは、シーズンがいつ終了するかか確定して
の必要性とLて、病い刈の労働者や女性から希望があるという。
おらず使用者かそれを∵〃的に決定することにある日
代表委∪貝会の活動領域は広い。しかL、ここの代表委員会の
影響力は乏Lい。=東壁二年間につき質問すると、労使が妥協を
いつまで働けるのかイ確定なので㈹る。また季節労働者の、1ち
て数週間の変動がある。その結果、季節労働者本人にとっては
斗によっ
模索Lて交渉Lたケースはないり
代表委員会の主たる活動分野は福利厚生施設の運営である。
社宅の貸与と解約、入居者同士のトラブルの調停、新規採用者
として引き続いて働︿ことを要請し、その代わりに正規従業員
勤務成績良好な者に使用署が正規従業員読taヨヨbe訂g閂haft︶
の何人かを解雇するので正規従業員にと﹂ては雇用不安がつき
に対する社宅確保、企業所木ではない倍り上げ社宅の惜り上げ
まとうっ
交渉などが中心であるじ 家賃引き上げには代表委員会としては
関与しないっ 議長が関与するだけであるり 従業員食堂の運営に
L、議長は使用者のこのような取扱いを弁護Lている。議長の
従業員代表委員会指導部のほかの活動量点は事業所内におけ
強めるだけだった。
然と批判された。Lかし、議長はこの点で使用者支持の姿勢を
その発言は組合や外国人労働者から事業所集会や新聞紙面で公
しか
も 同様に参加する。その活動には従業員食堂委H会がもっぱら
る代表‡務および使用者の ﹁善意﹂を宣伝することである。事
代表委員会は二の問題で兄解を去明Lていない‖
山﹁たる。
業所創立記念やそれに伴う従業員表彰、牛金受給者誕丑日記念、
それは勤続年数に応じてランク分けきれた
現在の成績賃金制度は数年前に代表委[H会の賛同を得て企業
︵Werksverkauf︶を代表委員会か取りしきる。クリスマスや復独‖に導入されたじ
年金受給者慰安旅行、さらには従業員向けの企業商品版売
員向けサービスがある。すなわち、慈善目的の寄付募金、企業
代表委員会が行った数少ない提案としては、社会奉仕や従業
伴う賃金喪失問題も取りあげられていないい
していないり
貨金問題に関する肺∴の関与である。Lかし職務評価には関与
績手当からなる。この事項では事業所協定が締結されており、
企業卜乗せ手当︵FirmeコNu︻age︶と上司の評価に左んされる成
内疾病金庫の開店時間延長、企業内で行われるインフルエンザ
議長が兄ようと思えばいつでも見られるといいなが∴∵も代表委
活祭には企業商品以外の物品も従業員向けに安く販売する。
f防接種、サッカー世界選手権開催期間中の労働時間帯変更、
議長は、賃食去は
頻繁な職務換えと設備更新の度の機械運転停止に
企業自前のガソリンスタンド設置等である。そのうち最後の二
ドイツにおける従業員代表のタイプ
46l
景会はそれに関与していない︹
まりつつある。
この間題でも労働者の不満は高
いるり議長の言葉を紹介しようじ﹁企業が現業労働者を採用しよ
の間で行われる。これに関する活動はすべて議長に集中されて
取材の数週間前に発生した。この事某所では協約に反して休暇
をかき集める。人事部長と二緒に職業紹介所に赴き、対象者に
紹介所⊥Arbeitsamt︶に電話して、特定の=に必要以卜の人数
うとするとき、私に人数と必要な資格が連絡さオLる。私は職業
手当か故意に休暇後に支給されていたじ多くの労働者がそれに
適性検香および技能検査を行う︺
この従業員代表委員会の参加スタイルの象徴的な山来車が、
つき代表委員会云よび上司に苦情を∴一Hっていた。このことが長
らに産業医による徹底した健康診断か行われ、かなりの候補者
この手続きで残った者にいわゆる人ネ質
その中からえり分けする。さ
年に亘り問題となっていたにもかかわらず代表委員会はそれに
がふるい落とされるじ
それに基づいて審査する。最初PqO人絹介さ
問表が渡されるじ
それが偶然にも、非専従の委員か、休暇手
取り組まなかったり
協定では、労働者の過半数かこの取扱いに
当の事後支給に関して議長が署名した代表委員会と使用者の協
定を見つけだした∪
解雇に閲する参加も同様である。﹁人事部長が私の所に#類を
れて、そのうち最終的には九人が採用されたり﹂
持ってきて群山を説明する。即時解雇では代衣委員杢から私に
同意しており、人事部の人手不足の故に少数意見に対して配慮
判断が∵仕されている。解雇理由はいつもはっきりしている。﹂
通常解雇でも議長は代表委員会に諮ることなく単独で処理して
議には従業員
いる。﹁現業労働者の職業能力か疑わしいときには、人事部k、
しないという理由で代表委員会は同意していた∪
行為に労働者は怒ったり
関係する部門長、それに私の関係者で川向いて検討するり
使用者は、外同人労働者はこういう取
扱いにしないと休暇後に職場に戻って釆ないことがあることを
者に人ムって、つぎの就職〓を探すように働きかける。解雇はせ
代表委員会に諮ることなく、協定に署名していた。この議長の
指摘した。取扱いはこのような出来事によってもなお変更され
解雇されたと言わなくて済むようにするためだ。﹂こうして解雇
ず、希望退職の形を収る。それは再就職に当たり、前の会社を
その
ることはなかった。
労働時間規制につき、この職場では時間外労働が法的許容限
度を超えて毎われていた。時間外労働実施は直前に議長に通知
前に人事部長、該ぺする部門長および議長の三者懇談で決着が
他の労働時間問題も
され、議長は単独でいつも同意していた‖
付けられている。代表委員会が出る幕はない。
﹁わが社の労働契約では別職務への配置換えに応じることか最
配置換えは頻繁に加われるが、それも議長に語ってもらおうじ
同様に代表委員会で正式に取り扱われることはなかった。労働
初から同意されている。ある生産商じ仰の需要が高まればそれを
者の過半数は勤務時別を早めることを求めていたか、企業が委
託しているパス会社が運行時刻を変更することはできないとい
ノ1.ノ
し
生産する部門に労働者をより多く配置し生産を増やすごこのよ
う理山で、代表委員会に諮ることなく議良から拒不‖されたレ
人事的個別措置に当たっては一層密接な協力が條用者と議長
山..\
462
岡 法(47一4)
うにして配置換えに什う苫情は代表委員会からは相†にされな
従業員代表の多様な参加活動は、良好な職場の雰囲気を醸成
するために企業内外で﹁福祉的配慮ある︵sONiaニ企業﹂のイメ
ージを広げたい使用者の努力を手肋けすることにもつながるむ
使用者は従業員代表の関与を、採用および解雇と配置換えとで
使い分けているり 前者では議長の関与を認めているが、後者で
一九〇
働者に限ると、議長が使用者寄りであることに批判的で平均以
卜の投票率である。労働者は委員会の活動に対する不満を低い
立候補する労働者はいない。
委員の人半が組合員であ
投票参加率と無関心で示している。しかし、別に代わってHら
労働者の三分の一が組合員であるり
へ、従業員代表委員会と組合の関係
るり しかし、企業内には組A=職場委員会はないい
たとえ議長が地区組合の役=貝であってたとしても、組合が企
が事業所盛会に出席するとことに反対であるL、﹁そうなると発二−▲=
業内のことに‖出しする二とに抵抗するだろう。彼は組合代表
は単独で労働契約内谷をコントロールすることで代表委口貝仝の
関与なしに術っている∪ 仕事に関する個別紛争も代表委︰封会の
が減る。組合は企業外の存在だい﹂
ト、議長の現状認識
議kは職場の現状に満足Lているり
くない、もっと地位が高︿収人のいい仕事をしたいことであっ
に立候補したときの動機は、†什車二Haコdarbeit︶をトU∴′Lた
役割に関するディレンマを感じていない=彼H身が最初に委H
主観的には代長委H会の
協力を得ることなしに処理している。
こ二では象徴仙と思われる、代表委員会指導部と従業員の関
ホ、従業員代表委員会と従業鼻の関係
係および代表委員選挙に当たっての従業員の行動を紹介するり
代表委H会議長は定期的にも時折でも職場を巡回して従業員
である=職務評価︵Arbeitsp︼a︷Nbewert亡コg︶や時 間 計 加 左 ど の
声。委員は彼にとって楽しいことだった。彼の思想的立場と使
の意見や苦情を聞いて回ることはしない“他の専従委員も同じ
事柄には関与せず、使用者が単独で行うし 使用者が代表委員会
タイプ三は調査六三車重扁のうち一﹂ハ例、すなわち二#%に
苧﹂のタイプの普及度︾
ろう。
用肴による働きかけが、使用者を補佐する役割に導いたのであ
非専従委員か従業員と接触することは、日分の所属する部門
に従業員との接触を禁じているわけではない=
だけでとされているので限度があるり 委員三を除いては、他の
あった。それはこの分難のなかで般多である。一六例のうち五
委員は労働時間中の代表活動にさほど関心がない。専従委員が
従業員の意見を聞︿ように非専従委員に働きかけるわけでもな
例は大規模事業所である。四例は従業員数二〇〇〇人以上であ
人の中規模事業所である。残る七事業析は小規模であり、四例
四例は従業員数四〇〇−五︵UO
いり それでも代表委員仝会議では非専従委員からその職場で小
り、一例は∵血00人であるり
従業員代表委員選垂の投票率は六〇%である。男惟の熟練労
耳に挟んだことが紹介される′い
ドイツにおける従業員代衷のタイ7U
463
はT五〇二〇〇人、二 例 は 七 〇 − 一 〇 〇 人 で あ る 。
事業所規模の点でこ の タ イ プ で は 大 き く 分 岐 す る 。 小 規 模 事
さらに三〇〇1六〇〇人規模の事業
業所の四割はこのタイ プ に 分 類 さ れ 、 大 規 模 事 業 所 で は タ イ プ
四とともに代表的であ る ︹
企業形態との関係も 重 要 で あ る 。 中 小 規 模 事 業 所 は 人 的 会 社
所の二五%を占める。
の形態であり、たいて い は 家 族 所 有 で あ り 、 か つ 、 そ の 半 数 は
タイプ二と異なる構造上の指標は、産業分野と事業所規模であ
イブ二と類似Lており、組合が影響力を持たない私企業である。
る。タイプ三では∵万で伝統的な権威構造を什う繊維・印刷業
それが使朋者の独裁的なスタイルにも、むき
が多く、他方では協約上乗せ支給を出す余裕のある大規模事業
所がかなりあるり
川しの権威的ではな︿、むLろ家長的な形式を示すじ
︽分析︾
このタイプの使用者はタイプ一、二と異なり人事指導に関す
イ、使用者の衷族理論における隕石としての従業員代表委員会
る明確な認識で、またそれと関連して支配閃橿の考察で特徴が
所有者が同時に便柑者 で あ る 。 五 つ の 大 規 模 事 業 所 は 伝 統 的 な
に家長的傾向が生じる 。 産 業 分 野 別 に 見 る と 、 繊 維 産 業 と 印 刷
事業所が労働者の社会的関係の場であることを目覚して
家族企業である。所有 者 と 使 用 ネ が リ ン ク す る と き は 企 業 運 営
あるり
二と異なり、せ配は無根弟な
それにつ
個人的で親密な事柄でもそうだ。労働者は私のところに話
︵使用者三九︶
それはまず使用者側から心かけるべきだり
協力を妨げることを
﹁私は信頼に滴ちた協力と職場での人間関係を大切にする“
協力のためには必要なことだり﹂
Lに来る。それは時間的に私にとって負押だ“しかL、良好な
だlノ
﹁企業内で長たる者が人間関係でや直であることは私の信条
き、中小事業所の二人の使用者の意見を紹介しようり
き課題である。使用者は人間的接触の重要さを説くい
権威的運骨ではな︿、継続的な汗意と刺激を意識的に費やすべ
タイプH
業で多い。繊維産嘗の † 数 の ★ 例 で 、 印 刷 業 の 卵 割 の 四 例 で 見
∵ハ例のうちわずか二
できる事柄ではないり
労働者の従順さ、成抗および規律は使用者か亜独でん右
ほかに▲二 例 は 木 材 伽 ⊥ 業 、 l 一 例 は 食 料 ‖ 仰 メ ー カ ﹂ で あ
いるり
った。
られたい
従業員の職業的資格 水 準 で も 興 味 あ る 傾 向 が 見 ら れ る 。 † 数
印刷
では熟練⊥が一〇%以 下 の 事 業 所 で あ り 、 逆 に 残 る † 数 は そ れ
か五C%以上の事業所 で あ る 。 こ れ は 産 業 分 野 と 係 わ る じ
‡および木材加⊥業で は 熟 練 ⊥ が 多 ︿ 、 逆 に 繊 維 産 業 で は 少 な
組合組織率では大き く 分 散 す る 。 八 例 で は 丘 0 − 七 〇 % 、
例では九〇%だが、他 方 で 四 例 で は 二 〇 % 以 † 、 二 例 は 二 〇 −
て職場委員会が存在す る 比 率 は 低 い り
五〇%である。平均す れ ば か な り 高 い 水 準 で あ る ウ ニ れ に 反 し
これらの使用者は労使間に緊張関係や軋轢か生じても、あわ
︵使用名六二
避けるように心がけるべきだ。労働者がいうことには大きな耳
二例で は 有 許 す る か 委 員 数 は わ ず か で あ る 。 職 場
例ではないり
を持って、時間を割くべきだU﹂
構造の特徴からある イ メ ー ジ が 浮 か ん で く る 。 す な わ ち 、 タ
委員会の存否は組合の 影 響 力 有 無 の 重 要 な 指 標 で あ る n
一九一
464
岡 法(474)
tし一一
率も良くなるご
気を保つことはいい仕事、いい製品につながる。従業員の定着
一.﹂ノ﹁−
一
てずにそれを説明不足によるものと受け止め、現業労働者が企
企業内の社会的関係を家族と見ることは糾人〓との関係で、組
ことが配慮されているり
︵使用者六閃一その表現を用いなくても同様の
業の経済状態や都A=を碑解しないのはもっともなことであると、
親が子供を諭すように説明するり 使悶着によ二しはそれをはっ
いずれにせよ従業員の奪
A〓を嫌悪する見方と結び付きやすい=企業外のものに対して璧
きり語るが、それを言わない使用者でもそのような傾向があるン
二でも同じではあるかい
場合によっては労働者の意見に従って決定を変更することもあ
はタイプ二
を構築して従業員を州い込みがちであるり組人[を嫌悪する点で
使用者Cいわく、﹁従業員代表委員会は企業決定の合理性、必
るし
使用水が事業所組織法をどのように見ているかは、その事某
いム=いで組合と競合する。
所内で従業員代表委員会といかなる閲係にあるかによりて規定
﹁決定は従業員代表委員会からも従業員血からも受け入れーhれ
安性を従業員に説明してくれる∵別の仲川舌も同様にいわく、
るような二︷疋の確実さがなく﹁ちゃ。﹂使用苫Cいわく、﹁重要
いる。
されるところが大きいり
便川名‖身、それを認める党二三[をして
ば、私はタメな使用前だ。﹂企業の業務遂行〃法が賢明であるこ
な事項につき委員会および従業員に説得する能力が私になけれ
その役割に対
このタイプの企業トエ/示esch琵ts−eit亡コ氾︶はその友配構想
のなかで代よ委員会に重要な㍑割を与えている1
とに閲する従業員に対する説得は多数の個別の交渉の見本とな
る関係をつくる二とにかかっている= 従業員代去はそれを補体
構造により異なって︿る‖
それでも概して共通する点が多い‖
‖六体的な期待内谷は企業内の事情、支配
する期待は広く深いr
く理解させるのに貢献するh
事業所Cの役上iの説明では、﹁企業トップの決定を従業員に正し
たいていの使用者が体系的な関係のなかで望ましい関係を発
する役割を果たす。
展させてムり、その結果、彼の説明が考えられたものであると
から体得された管如の考えである。それは彼らの生活スタイル
するご
員の意兄を集約Lて伝えてくれる。職長の行動を一定程度統制
企業年金基金の運骨が中心的な活動領域だ日
代表委‖H会は従業
し﹂結び付いた発想であり、従業員には説明すればわかってもら
社宅、外国人労働者の世話および
の印象を与えているのは驚きである。それは永年のH分の経験
えるという信条∴経験に基づく。それは従業‖貝と企業の関係を
トップに座っていると従業員が佃
使用者五いわく、﹁代表委員会は従業員から出される要望をト
ップに伝えるうえで大切六㌔
家族とイメージする二とに重なるり 彼らは成績、懲戒および安
寧が従業‖月に対して及ぼす影響に敏感で、それに対する配膳が
てくれるり
を考えているかわからなくなるんだ。彼らが部門間の調整もL
彼らはトップの仕事をかなり減らしてくれている。﹂
は﹁良好な職場の雰開気﹂である。例えば、﹁良好な職場の雰囲
行われているり このタイプの多くの使用者が好んで用いる言葉
ドイツにおける従業日代豪すタイプ
465
代表委
門間のトラブルに関するこの役渕を重宝がっているり
多くの使用名が上司の↓[動や部
員会から提供される二の惰性かあって、トップもまた行効な
二れは情報伝達機能であるり
は大きい。彼らは共同責任を負ってくれる。それは就業規則の
運営が可能となるり
使用音三関いわく、﹁決定の実施に当たり委員会が果たす役割
きく規制されてムり、その運用にったって裁量の余地は之Lい。
問題で特にいえる。職場のルールは確かに協約や就業規則で人
から解放するというnm畔減の役割を果たす。例えば、ii金
e、代表委︰只会は使用者をこのような細々とした煩.わしいこと
算定、休暇希望時期に関する個別ケース、休憩宗⊥に関する苦
それでも運用には委員会の協力が大切だLJ 代表委員会が就業規
ないとすれば、それは信頼関係違反だり 代去委員会は事業所内
則に違反する従業只の。ユ日動につき知っていながら我々に知らせ
理しなければならないが、トップが処理する必然什もない
情、酢中揚r=J題等である。このような‖≠茶飯事は確かか処
し
で人事的事項で代走権能を持っているという雰囲気を醸卜山す=
売店を含めて、多くのや柚がある1
f、福利厚生施設の管理であるり従業〓向け版亮、〓動脈売機、
普通の従業員はわぎわぎ使用常に従業員の二。=動を伝えるほど勇
使用者側の期待を整理するとつぎのようになるり
気を持ち人‖わせていないご
a、従業員代表委H会は企業共H休︵鵠etr訂bsgemeiコSChaft使
︶用者互いわ/\﹁参加するとは共H蓑什をnうということた。
スポーツ・保養地忠、企業年金等の社会的車項に限られている′り
仙川苫六いわく、﹁代表委上i奈の参加はわが社では、帖ハ済基金、
わか社の軒学では、経済的事項は使用差が、社会的ネ項は代表
代長安H会には決定に村Lて丑ハ同点什をnってもらわねばU﹂
二れをイデオロギー機能と呼ぶことができる∪
委‖H会が管粧するり
というイデオロギーS心理的な伸介苫であるり 使用者側の従
、従業員代表委‖会は企業の決定や用間の必要性ijよび正当
使用苫が決定し、その使途は代表委員会が決定する、﹂
業︰〓とのコンタクトも代表委H会によって‖に兄えてくるり
性を従業員に説明するので、従業員のk発を呼びかねない決
は変更できない㌧
やむを得ぎる♯情は人きいり
従業︰Hに歓迎さ
使用署二面いわく、﹁業務上の必要に基づく独走を代衣委‖会
福祉施設にどれだけの経理を支出するかは
定等を従業︰〓に理解させる役割を果たすり これはスムーズな
運営にと﹁て計り知れない潤滑油である=
れない決定でも代大桑買会と協議Lておくと被らは協力的なの
それは良好な作業態度や成絨引きLげのために就業規則や
職場規律の保持を配慮するり これは従業l主に対する統制機能
使用者の信頼と従業員代表委員会に対する支配
口、譲長
でスムーズに行︿り﹂
どころかしばしばオバーに∬価されるり
何人かの議長は使用
議長は代表委‖貝会と企業側の関係は双んから肯定的に、それ
−
ムレコード監視、休憩時閑適‡の監視など、使用者がチェッ
である。このタイプでは重要な役知であるリ ザる休み、タイ
委員会は事業所の現場における出来事をトップに伝える。
クするには限度があるn
一二
4) 466
同 法(47
者に対して尊敬の念を抱いている。
さらに使用者はとても人間的だLJ﹂
︵議長六川︺
﹁我々は使用者ととても良好な関係だ。苦楽をともに分かち
合っているり
代長委員会は必
使用者側も我々との関係を良好に保
﹁両者の関係はとてもよく評価されているり
︵議長E一︶
要悪とは兄られていないり
とうと努めているご
議長と企業トリプとの関係は特別に個人的な巾心誠と心服に特
二の議長としての接触の堵繁さに基づく結び付きと相
徴付け︶りれるり多くの議長はすでに、水年に▲‖∵﹁てその職を務め
ているり
互理解が代走委日金と便川者のコミュニケーションの基礎であ
る′
タイプ二に比べて代表委H会の使用署側とS接触は議長を介
.
L‖り
︻,ノ‖け︻
て調繁しているし﹂︵仲川者八川一﹁議kとは何でも話す卜しかL、
信頼関係次第だ∵
︵使用署三関︶
議長以外にも話しをするかどうかはその事.現に関する相手との
他の委員もまた議kと企業トップの親密な関係を証明する。
議長が使用右側から提供された情報を代表委‖会に伝えないこ
そのような議長の使用署側との特別な地位を委︰H
﹂〓っても仕方ないことかのよ
とをたいていの委員は批判的に語る。しかし、それをはっきり
1に述べるい
と公然と批判するわけではないn
は、.面では反発しっつ、他面では羨ましく受け止めている。
何人かの人事部止も議長とトッ
大中規模企業では議長は通常の現業労働者では獲得できない
企業内の高い地位を得ているり
議長はnLの#fI三をトソプとH一視してムリ、そのことか議
プの関係を怪訝そうに兄ている=
kに幾つもの顔を与える。代よ委li会が企業トップと同じよう
したものに限定されている。議長は車業所組織沃のr定する程
﹁仲川
度を超えて、使用者側から計画的に組み込まれ、仲重に擁護さ
﹁どんな委H研修に参加したことがあるか﹂と川うと
議k∴四は、︷疋午退職前である㌧
山は﹁糾合側のイ∴兄の狭い幹部意識﹂
しかし人︰H整理解雇をやり
によるというい
se︶U﹂という∵演じは細入‖に対して一ハ疋の距離を置いているり即
﹁関係使川汁川休の講座だ‖それは素晒らしかった吏are只−as・
者∴七﹁
に発想するようになることか介業側の=収人の〓標である
郡門k
人まかな企業政策を今=め
れる特別な地位にある。議長は秘密なしに使用者から話しを打
ち明けられる信頼された在れであるり
て、決定につき使用署から詳し︿情報提供されている∩
議長には他の委[Hには公開されない情報がトップから伝え
よりも議長に対して使用ネの緊急用直接電話回線か結ばれてい
るり
ら求められている被解雇署∵UO人の人選が我々の課題だrl.五
遂げなければならないのでまだ議kを退く気はない↓便川者か
られていることがいくつかの事業所で聞かれた。しばしば議長
はトップにおける人事争いにも関与する。代表委[り会と相談し
議長四一いわく、﹁惨めな事態を経験して以来、人々は職場を
しかし人選は大変な作業だ∵
〇〇人で破産するよりも川00人だけでも牛き残った〃がいいり
て共休化されるべき決定や庸置は実際には議長にだけ話しをさ
使用者いわ
れ、彼だけの内輪の同意を得て進められている。その際には議
長は代表委員会を説得する役割を引き受けているり
く、﹁議長にはいつも事前に情報を流している。彼の判断を求め
ドイツにおける従業員代表のタイプ
467
人々にこの事某所の事情に慣れてもらい、従業員に事業所が置
げよりも雇用維持の方が大切だ。従業員代表委員会の仕事は、
維持するだけでも価値あることだと気付くようになった。賃上
好意を持って接する。そこでは悪意のない信税関係の小さな世
うとする。使用者側︵Ges︹h巴ts−eitungen︶は代表委員に対して
ることをことさらに強調し、対﹂凡か表面化することを回避しょ
界ができる。
常業務を担当する一−三人の忠実な補佐役に議長は取り巻かれ
業労働省代表に対して処遇上、事務職貝抜いが適用されていた。
遇措置にあずかれることを意味するノり
ことは、その形態は様々だが、これらの事業所では個人的な優
﹁Gratif斉atiO−ごという事実によって理解きれる。委員になる
このような外見⊥の協調的≠界が現実であることは優遇
かれている実情を周知し経済的な実用性を明らかにすることだり﹂
代表委員会の内部構造は使用者と議長のコミュニケーション
る。そのメンバーのなかで事務職員が最も重要である∪ なぜな
別の幹部は委員退任後に昇格やよりよい職務を提供されていたり
のストレートな結果である。事業所規模に応じて、委員会の日
らば彼には委員会の書記ムよび事務業務が任されるからである。
委員によってはそれを、委員在任中の功績
いくつかの事業所では現
沈黙して従順な他の多数派委員とともにこれらの委員が代表委
いくつかのケー・スでは、議長退什後には社会的事項を管轄する
を使用者は忘れなかったのだと埋解する。︰ガで職務と結び付
専任打当になったり
員会の政策を形成するり
議長は代表委員会内郡で合意形成に苦労しない。委員会内部
には彼の﹂二.=勤をは﹁きりと批判する委員はいない。事業所Cに
つきにくいり
いた優遇措置と、他方で委員を買収するための腐敗とは区別が
︵GratifikatiOコ︶が信柏形成
用者から期待される役割から逸れることを掴難にしている。使
そのプレゼントによって代表委員会が使
用者との協調的な協力に対して冤大にさせる。
?丁コになっているり
物質的および職業上の優遇措置
という印象を抱くり
もっとも、腐敗はそれほどには広がってはいない
ていの代走委員会には少数ながら、議長の使用舌に対する距離
おける批判的委員のような存在は例外的であるり それでもたい
に疑問を持つ慎重な委員がいる目 しかし、彼らはそれをはっき
りと‖にすることはない。
とであり、説明が必要だろう。企業トリプの構想は余りにスム
委員会内に反対派がいないことは我々のHからは驚くべきこ
ーズに具体化される。それほどまでに摩擦はないのかり その背
立的意識を持つ者にはチャンスがないという日
いるという認識で一致しているh
使用者側は、委員には最良または模範的な従業員が選ばれて
見ていないし、重要な役を割り当てもしないが、彼らが受け容
者側は議長以外の委員をさほど有能であるとも資格が高いとも
選考はあたかも議長の職務であるかのようである。議長は他の
所には候補者選考に当たりHに見えた組合の影はない。候補者
景として、まず他の委員に対する使用者側の対応がある。使用
れぎるを得な︿なる、およびその過程に参加したかのような雰
夕イブ三の事業
組合員意識を持つ候補者や対
囲気つくりに努めている。さらに使用者は労使間が調和的であ
一九五
468
開 臼こ(474)
委員の協力を得て、時には使用者と意見交換して避考する。従
に対して、いわく﹁残念なが・り来るんト㌧
ある大規膜亨業扁の議良は、﹁従業=Hは相談に来るか﹂との問い
設や従業員給付と関係する個人的な悩みには鼎談に乗り出すじ
‖彼らは苦情を職kに
であると睨んだ人物も自信がないハ それを議長が説得して立候
コトホフは従業員か通路で妥︰Hを避けて過る光景を見たり
直接に訴えてくれればいいのに。﹂
業員が委員を引き受ける用意は当初は人きくない㌧ 議長が適任
補させるl﹂ その職務遂行に当たっては当然?ことながら議長が
事業所Cのような代表委員会に対する従‡Hの信頼の低さは
員会には見られないことである‖
他の事業所でも見ることができる“それは他のタイプの代表委
それでもいくつかの事業所では組合が組合い員を優先的に候補
補佐し勇ハ刈づけるり nら進んで立候補するのは珍しい。
者に選ぶように組合貢である議長に働きかける。議長が企業幹
経営側のl−11し者と見て、接触を避けている。従業‖Hのなかに代
多くの従業貢は代よ委員会を
部と車前調整するのは事業所Cに見られるように通常のことで
ある。議長が気にいる候補名は日時に使用者側から反発される
に対する失望は人きい=
よ委員会に対する期待がある事業所ほど従業=〓側の代夫委︰H会
どの事業所でも組合は参加に影触=を及ぼしていないり
さらに
特に頂
二、組合は外部にある
ンペーンを行いストが押耕した経験を持﹁ているり
スト参加を準備Lたが、その過程で代表委H会はスト反対キャ
を取り組んだ車例がある=そこでは糾人‖の呼げかけで親<‖Hか
そのようなや某所のなかにストライキ
ことはないことになっているり u‖.委︰只に選ばれると、ん任期
ハ、遠のく従業員
聞は長いし 容易に辞めさせてもゝりえない∪
事業所Cで観察される代ム委目的会と従業‖Hの関係は他の事業
所でも同様に見受けられる重要な特徴である=ヤ従委︰貞は従業
要な指標は職場委員会が選出されているかホ=かであるn
Hとの接触を避けているり 呼び山されたりしたときだけ♯某所
の巡回はしない。逆に定期的な懇談時間を設けず、とくに、議
現場に出向く∪ 従業艮と懇談し、情報を提供し意兄を聞︿ため
このタイプでは参加者はほとんどいない1
組合が主催する従業日代表委員向け研修参加苦の程度があるり
代表の過半数のケー
長らは従業員からの問い合わせを旭わし︿感じ、それを表情に
†数の事業所では従業員S
このような対照をいかに理解すべきで
スは組合の地区役員を抱、三しいる‖
出すことによって従業員には代表委員会は近寄り難くなる。中
規模事業所の議長いわく、﹁私は委H会の事務で忙しいんだ。従
た
とえ議長が組合地F役員をしていても事業所内における彼の∴Lj
係わりを打つことは、必ずしも参加に影響を与えていない‖
まず、組合組織率の高いことおよび従業員代表委員が組合と
あろうか﹁
業員は下心︹sch−echtGewisseコ︶を持っているものだから、過
景半数が組合Hである︺
安く委員会事森所には来ないんだり 彼らは会社のことを根拠な
しに批判するし﹂
従業員代表は円らが従業員の利益代太であるとのィノー、.ンを
木=走する=相談に来る従業Hを歓迎せず悪︿いう1 福利厚生施
469 ドイツにムける従業jニl代表のタイプ
このような一般的条件のもとで、組人‖と経営側に強く依存し
動、特に使用者との関係は区別される。
た従業員との関係には二つのスタイルがある。‖取も問題がない
そこでは経営側は糾A‖
繊維・木材加t業と異なって、
この部門では議長およぴそれ以外の代表委員会トップが糾A‖に
従業員内の組人〓組織率は低いい
組合との関係で重要な四つの大規模事業所では議長は︰九七
対して批判的発言をする。
六年其H決定法の施有に伴い石炭・鉄鋼業以外の産業分野でも
のは繊維産業および木材加⊥業である′U
代表委員会が事業所内の権威的構造と連係トているために、影
が活動で依拠する従業員相互間のコミュニケーションに欠け、
組合の専従役=Hにとってこの部門は厄介な分野である。組合
配だ。﹂
抱いているりいわく、﹁監査役会で組合が影響力を持つことが心
を肯定的に評価している。﹁組合は理性的で状況に即して︵sach・
企業役員と会うこ
監査役会が労資対等構成になり組合代表が加わることに不安を
問し、折りにつけ経営側をも訪問しているし
その訪問は必ずしも
︼ich︶考えるメンバーたし﹂組合代表は定期的に代表委員会を訪
とは妨害されないL、むしろ歓迎されるり
訪問し顔を繋いでおき事業所内で組合員を拡大するのに使用者
響を及ぼす可能性が低いn
その事業所の懸案事項と関係はない=組合としては使用者側を
側の妨セ‖を解除しておきたいとの思惑がある。繊維▲木材加†
そこで組合は代表委H会となんとか
業ではこのタイプのなかでは組合組織率は高い。使用署は組合
ホ、参加過程
協力関係を築こうと努めている‖
このタイプでは代衣委員会は福利施設、従業日給什およびそ
組合は使用
れ以外のサービス提供に強く参加し、彼らが中心になって運常
に異議を唱えない=むしろ高い組織率を歓迎する‖
プを批判しない。むしろその条什のもとで使用者と実りある関
している。あたかも代表委員会が企業の〃生部門として活動し
者とのトラブルを避ける努力をしている。彼らはこの参加タイ
との協調的な関係は、部分的には糾人=トップと使用者用体の協
係を築こうとLている。このような佐川者と糾人∵代走委員会
それにもかかわらず彼らは反組人‖的であると‖認し、代友
このタイプの代表委fi会が経営陣にとって重宝な別の役割は、
ている。それはこの委]り会の役割ともぴったりする。
いじ
ハ関係に由来している。経営陣はこの組合に不安を感じていな
香員会か別人口から距離を保﹁ている二とを薄めるり
発する。これは使用者側では十分にHの届かないことであるり
の着服などをチェックし、場人‖によ二しは﹁現有犯﹂として摘
ことである。タイムカードのインチキ、仇憩時間の逸脱、職員
代表委員会か職場秩序維持のために規律保持の監視役を果たす
見られる。これらの事業所の絞首陣にとっては組合地区代表は
また、経常国難時に経営陣が人‖東解雇や楳業餌縮を実施しよう
組合との第二の関係スタイルは、それ以外の部門の事業所に
本業所内に招き人れることをしない。必要があって連絡をとる
とするときに率先して協力し、解雇では被解雇者リスト作成に
憎い存在である。ここでは代表委員会は組合との桟触を避け、
ときも中也話による連絡である。組合との距維が保たれている。
一九七
470
同 法(47,4)
.し†l\
㍗■丁ノノ
↓
‖‖数をできるたけ減らすことは代大委冒杢あ重要な仕車であ
益をワ.えることと理解され、個人的に悪くせけ山められる∪ 休
れ少なかれ使用者が歓迎Lないことによる。欠勤は企業に不利
さゆえに人員配置に融通件がないことに起凶L、他面では多か
ればならなかった。それを嫌がって欠勤があり、そ二で別の男
別の事業所では、女性労働者がしばしば重労働に従事しなけ
協力する。それが労働者の不満を抑制する。
作労働者を小八埋めLなければならなかったJ そうすると彼の本
かどうかをチェックする。実際に病気の時には休む日数を減ら
るり 代表委員nら欠勤中の労働署をn宅に訪問し、本当に病気
せないかどうかを相談するり
はこうLた事態を解決しようと、新しい作業編成の提案を行っ
るような職稚の労働者にはこの威嚇効果は大きい∪
来の職場で人手不足か生じるという困難があっ石㌧ そこで議長
たり 提案内谷は、嫌がる女性らを説得し、さらにそこに臨時雇
休みを兄つけたら仲川署に通報する∪
議長がずる
近隣地放で代替労働者を確保でき
いを投入し、男性労働者にはその道義心に訴えて説得し時間外
例えば休暇前に∴件の病休が
二れを二人の議良に語っ
労働を提供Lてもらう二とであったり このような提案をむL仲
﹁病気休暇は刺激的な事柄だ∩
てもらおう‖
ふ∵ノたち・ある女件が柄い刈になって、これで家の掃除ができると
別の二事業所では議kは使用者と親しく、その重要な補佐役
川者が行うならば反発を招いたであろう﹂
を果たLているrJ“人は市議会議上iでもあり、当該企業と市議
は不運だった。そこで保険検査医に診断Lても、hご﹁ように▲言っ
語っていたのが叶に人ってきたJ
をとったの
会の橋渡L役にな﹁て、企業にとって好都合であるり 企業は彼
た。ある者の診断結果は病気であった。それは掃除のために風
川人が同時に病休
のそのような企業外活動に便宜をはかっている。
邪をひいた。二人な小規模事業所にとりては病休が多いのは痛
さらに別の参加の第∴の変種が小規模事業所に見られる‖ こ
こでは大規模事業所と異なり委員会活動は恒常的ではなく、か
いんだnそのように宰韮所集金で話したんだり﹂︵議長Lハ二二﹁病
そのよ
つ、現業労働者である議長か活動に通じているわけではない。
病気休暇の監視と並んで、代表委員会の職場規律保持の活躍
うな者は解雇された。﹂
二こでは議長は使用者の使用人︵Ha亡Sdiener︶ のような存んで 気か多くて非牛虎的な者はいなくても企業は困らないn
るわけではない。企業内には役職ポストが少ないからである。
ある。彼は議長をやる二とで企業内の昇進可能性を期待Lてい
しく保つことのチェックであるじ
分野は、仕事のさばり、労働暗闘の厳守、職場を清潔に秩序正
その重点は部門により異なる
いを持てることを楽Lんでいるようである∪
彼はむしろ議長職にあることによって使用者と個人的なつきあ
このタイプの代表委員会の参加スタイルおよび事業所内のそ
が、例えば食=州産業では清潔さと衛生の確保が重要である。
ここで
小規模事業所のこの代表委員会で印象的なことは、作業秩序
の地位は従業員に対する経営側の権威ある機関であるっ
の監視である。例えば病気休暇を取得することは信蛎を損なう
重大な行為と見られている∪ それは一面では、従業員数の少な
ドイツにおける従業員代読のタイプ
47l
利益主般に向けたコミュニケーションが遮られていることがこ
のような状況を可能にしている。ある事業所では組合員数が多
ても、組合の影響は企業内にはないレ
く、また別の事業所では使用者と組合が良好な関係を保ってい
従業員代表委員会指導部ほ特権的なグループである。彼らは
は事業所組織法の精神と条文が異常に章祝されるり
従業員内では概Lて職業的資格が高く、従業員をまとめる能力
事業所D︾
事業所Dは、本社が別の都市に置かれている大企業の一部で
典事例紹介
分裂している従業員代表委員会
タイブ四、秩序形成要素として蔵敬されて心るが、しかし内部
に長けている。それが彼らが幹部に長く留まることができてい
る理由であり、単に使用者のひいきに上るのではない。彼らは
交替する委員の補充決定に当たり考慮する観点は、職業的資柿
の高さよりも、事畢叶および使用者のためにいくらか役に立つ
用意の強い∴とを重視する。
ある。生産部門のたいていの職場では肉体的にLんどくて器用
このようなタイプが存続する背景は、有効な利益代表のため
のコミュニケーションが従業員間で遮、りれていることにあるり
現業労働省の三分の一に達する。女性は取るに足りない人数で
な手作業が求められる︼
生産部門で熟練労働者の比やは高く、
介業内のヒエラルヒーから独立Lたコミユ︶一ケーション︰不ソ
あり全員が組合Hであるい
委員数は一九人で
事業所Dの従業員数は.五〇〇人である。代表委員会は一九
ある。
トワークかない。使用者と代表委出会はそれが形成されること
を監視している。
蒔要約﹀
議長、副議長を含めて四人はん桂一≠年を超える。二一人が専従
事業所は†業地帯にあるが、大規模都市ではない。この地域
ヤ均〃任期間は一〇年近くで長い。
業内の支配構造に統合されているり
委員であり、専任書記が二人配属されている。敷地内の中央部
二〇年以前の任意設]止の時代から在れするい
︿布かするり使用者側は介業を家族と妃なすという祉会理論を
﹁業務逐日機関とLての従業員代よ委H会﹂は家父長的な企
持っている。使用者は従業員との会話に心がけているい代表委
に大きな専用の部昆をあてがわれているい
それは事業所規模に関係な
‖11会は封建的な関係を‖バ体化するための仲介者である〝議長は
垂婁な地位をパめている。議長には従業員を監視し職場規律を
合の職場委員会は.五〇人で構成され、従業員三〇人に一人の比
のほぼ一〇〇%近くであり、事務職員のそれもかなり高いし
L
■丁ノーTノ
−リ
代表委員会の活動スタイルは前記の一二つのタイプとはかなり
組
も委員であることのメリットを与えている。こうして代表委員
議長以外の委員は重要ではない。それでも使用者は他の委員に
率てある。
遵守させる役割、職場の状況を知らせる役割が与、えられているり の組合組織*は連用平均を上回る。∴の事業所では現業労働省
会と催用者S問には良好な関係が築かれている∪
従嘗貝ほ代表委員室から距離を置いている。従業員相互間の
.
472
岡 法 り7 再
専従委員
二〇〇
従業‖川代去委持会は彼ら使用者側から兄ていかなる役割を果
たすのだろうか。まず、タイプ∴iiよび二一の経常師と児む二て、
異なる=代表委H会事叔所には熱心な雰囲気がある=
使用署は企業運営に当たって代豪委=lミ会の直接の補佐や関与を
専従委‖Hの仕事の
﹁代表委‖〓会が経営陣の代理人になるのは不日然だり
は人事部と定期的に連絡をとりあっているり
代表委員会のもとには各種専門委員会が設置され、定期的
使用者が従業‖只に対Lて何かを二▲.=いたいときには、直接にいう
求めないり
入部分は書面情報を一ハスけ取り、流L、機械に人力する作業であ
るり
代表委=H会と人事部の接触の密度および
べきだ。﹂彼らは代表委︰‖会が従業=Hに職場規律を守らせること
に会合を開いているり
を成績向⊥のために監視することを期ほLない=代ム委︰〓会は
従業冒の代衣として扱われ、それに対応Lた〓J意識を持つり
矧度は前記∴つのタイプに比.へて高い。代表委‖り会と従業Hと
二の頻繁な棲触たけでも代よ委
の接触についてもHじことがいえる。代表委員会による懇談時
制はおおいに利用されている㍉
たって?季加手続遵守、奈‖l1研修のための費川立川などにつき
は法律に従って情報を提供Lている√.賃金たの閲覧、採用に当
を惹き起二すかもLれない存在と兄て、公然たる、または隠れ
ないと考える=従業‖Hは潜在的には不安定な要素で面倒な∴と
従業‖Hの監柑を行うのに村Lて、二の仙川れはそれを望ましく
長安=〓八人を‖堰人限利川Lよ、りとする。タイプ︰−.二の便川署が
それにもかかわらず使用賞は〓らの権威の安八疋化のために代
労使間に摩擦はない=使用者には法律か定める代人委=H会の参
H会がこの事業所内に根を下ろLている様√がわかる1使用君
加権を制限する動きはない“二うして事業所内で代人委=〓会は
た抵抗の叶能性がある二とを骨情するrJ
その際に〓頃から代ム
公認された存什である=
委冒会を尊重Lておくことが、従業︰Hの抵抗に村Lて代ム委H
使用苫は従業H代表に村Lて、∵〃で車菜所組織法を尊重L
会が防波堤にな﹁てくれると期待Lている=
つつも、他方で代よ委H会の要求する手続きは法的基準を超え
てくる二とがあると繁滅する=コトホフは、このような便川ハ
彼
イ、経営陣は事菓所組織法および従業畠代表をいかに見ている
・万
緑常陸は、現在ではもはや家父長的な企業運営ほ適用しない
らは代長委H会がなくても人間的な企業運菅は可能であると払
このような∴両件は二の事業所で剋察する参加iタイルに現れ
の態度を矛盾Lた、動揺的な、それでいて楽観的であると札る′″
と考え、時代の流れとして事業一軌組織法を一堂け人れているり
ている。それは不可欠のチェック機閲ではないと考えている。
この二面性ないL矛盾は、代人委li会に対するけハ体的な期待
ているし
代表委員会とは協力する姿勢である。
彼らはそれをで
労働署の利益をそ應L、企業内の紛争を解決することは二二
に関する質問への回答に現れている㌧
の佗川者例のHか、り見て合理的であると映る‖
きるだけ実際に行う二とを確信L、代表委[貝会に事業所組織法
法の枠内ですべての決ハ疋に参加すべきであるという。Lかし、
代表委員会ほ事業所組織
の遵守を約束している。
ドイ、ソにおける従業主ま代大のタイプ
473
表委員会が参加するだけでも事業所内の進行につきプラスの 影
代表委員室は円らの判断基準に従って決定してはならない。 代
ても職場の秩序は保たれるヾ
いかの規範を明確にすることで、代長委=貝会Hらが監視Lな︿
経常陣は従業員代表とLての権威に多くを依#するり
代表委員
参加させることを強要されることは、決定がどのように行わ れ
姿勢のなかに結骨牌にとっての代去委員会の魅力=利用価値か
会か従業員代去であるという権威および物すをそのように比る
従業員代表委貢会は規範意識および秩序意識を保障するので、
るかを代表に知ってもらううえで、いいことだりそれによ/ ﹁ て 、
響が生ずる二とを期待するっ﹁経常陣が従業員代表をその決 ハ 妃 に
悪意的決定はな/\、むLろ決定は市場のニーてに規定され る こ
その外力が認め上
代表委員会に二つの刑オ伍する役割を可能にさせる努力
が委員会に接する行動様式の大部分である‖
あるり
れ、影響力を及ぼL、かつ、権威として認められた代長である
とをわかってもゝり乙るごここでは代表委員会の参加は大枠 に 関
めるという期待にも同様な発想が見られる。もっとも、代表 委
る代表委fi会の信頼を高めるい一代表委H会がい紬のおける代表
ナヤンスを代表委員会に可能にするり
してなので影響はさほどない。代表委員会は企業内の権威を 強
員会がコントロールうるからではなく、むLろ代表委員会が 従
して接する。すなわち、敬意をもって親切に対応する∩
使用署
としての振舞いを促進すべ︿、使用肴は従業︰‖の正勺な代長と
それが従業Hの中におけ
業員の代表として独〓の権威を〃することによりてであるが 、
﹁代表委員会の権威が何時に企業のそれを補佐すること に 関
心がある日﹂代表委‖上−会は事業所内の欺けに対する共同童什をイl
は代表委︰‖会か楓くてエネルギ∴/シュな対抗者であるように対
代表委口〓会は、従業員が委員会にH頼L て 任 さ
わされているり
とがそれを可能に1るり
応するり
〓相聞係か深く紛争がないという印象
例えば事業所集会で代衣委︰‖会が攻撃的に振る舞うこ
と、州#でトラ7ルを発生させない二と、アルコール中毒が 出
れている資料を注意深く扱うこと、従業Hが休想時間をイる こ
いることをアピールさせるり
る。この事業所では決定に代長委H会か大きな役刑を果たして
を高めるん法の↓つほ、﹁代人委‖り会に城果を与えることであるり
を従装︰‖にヶえない二とに上∴てやり﹁とLて従業Hの‖に映
いるという′り﹁代表委員会が、通常の事業運営を混乱させ る 従 業
代表委‖H会か従業=Hに対して成果右.小す∴とができるか▲木=かに
従業昌代長は代表とLて の 樅
昆には釈明してもらわねばならないという共同景正を目覚し な
かかっている﹂
ないことを心配Lているという‖
いならば、経常陣はとてむ㈹った状況になるだろう=代表委 ︰ H
戚を通じて作業進行上対Lて義務意識および責任意識を強め て
公はLかL課題をコントロールするのではな︿.むLろN定の
れば、その委員らはつぎの選挙で仲撰されず、別の対抗的な人
し使用署と代表委員会のmに多くの共通項があることが判明す
従業再のなかで代表委‖H仝の椴戚
行動規範を守らなければならないことを認めてくれればいい り ﹂
物が選ばれる肌心れがある。現在の代表委員会を従業Hの前で窮
そうすれば従業最に代豪とLて認められるり も
この発言は使用者が代表委員会に期待する役割を具体的にホ し
ている。すなわち、代表委︰只会が.何か正Lくて、何が許 さ れ な
二〇一
474
l叫 法〔474)
二
他に追い込むと、攻撃的な委員か選ばれるかもしれないり﹂ 使 用
書が川心深︿振る舞うことによって委貢が長︿♯住できるり
二〇二
このことが参加ス∵γイルを止る仁で重要である‖
従業日日のなかにも、代表委員会内部にも試技派に対する反対
勢力がいるり
議長を小心とする役Hに対しては高
経営陣は卜l分の期待に照らして〓社の代ム委‖仝をいかに評
い評価が卜きれる。k隼れ任している議長に対しては特にそう
佃しているのであろうかnh
のタイプでは、使用署は従業員が〓、イ的に意思形成できる こ と
を認めたうえで、単純に命令と服従のモデルに従うのではな ︿
も親人‖の無理な要求に〓しては従わないり
である∴議㍍は事業所の都合をサ慮して、親人〓ぃでありながら
戦略的な見通Lのうjに代表を雌作しているり
規定する。従芙=Hの︰00%近くが糾ム‖に組織きれてい る 。 二
にや業所の都合を使先させている=h
糾人=と二股をかけず
の事実は噌黙のうちに経常陣と代表委員会指導部のやりとり に
いだろう、委︰り会内反対派は企業運常に閲する理解に欠ける‖﹂
得して︿れるL
この思考および行動モデルは、組合に対する経営陣の態度 を
影響を及ばす。事業南山に﹁クローズド・ショッブ﹂を敷︿ 、
反対派が委員としての守秘義務にLばしば違反していると見て
代長委=H会かなか﹁たら従業‖の苦情は絶えな
場合によ1ては従業l︼Hを説
すなわち従業Hに組合加入を事実上強要†る努力は議長には 可
いる、それがい舶に満ちた協力を剛‖骨=する=
評価する。﹁使用右側ほ抗律規定を遵守すべ︿努力Lており、我々
議長も副議長も経常陣Jiよび彼左との閥係をとても肯定的に
会の役割をいかに自己認識Lているか
ロ、従#昌代表委員会指導部は経営陣をいかに見て、代表委員
が代表委員会に通知され、経常陣には、従業Hが組合に加入 す
経営陣は職場の. 雰 ㈹ 気
能であるのみならす、明接的にそれを刺激される。新規採用 君
ることは賢明であるという認識があるり
を落ち満かせる卜でクローズ∴卜・ショップに利点があるこ と を
はっきりと長明する。
に情報を適時に邑㍍的に提供している=■品元尭所ほど事業所
クローズド・シコップ制度を通じて経営陣は組合役︰Hに 対 し
組織法がよく適川されているケ1スをほかに知らないノl代表委
組合役Hは頻繁に事業所を訪れ、ほ と ん
て肯定的態度を取るり
員会の参加状況は理想的である︹代長委員会は職場のn金水準、
どその都度会社役員と顔を合わせるJ一緒に従業員食せに行 き
従業員給付、上司の振舞い、井進の可能性のいずれにも満足し
使用者は面倒な法 律 解
代表委員会の役割につき、﹁H紹に満ちた協力が何より大切だ。
ている。
釈にあたり組合役員のガが労働裁判所や伸放委員会よりも合 理
双方はそれぞれの上部団体か ら の
経常陣と組合の聞には影響領域の配 分 に
従業員がいるなかで一緒に食事をするり
的であると見ているり
関する部分的な了解がある∪
擁護することよりも、職場の秩け形成安東︵〇rdコuコgSfak︵Or︺
我々はむりを押し通すわけにはいかない。﹂従業=Hの利益を常に
組合は職
要請という外部の圧力に対しては共同して抵抗する′り
として理解する﹂﹁委員会は従業冒の権利と義務が守られるよう
場における組A‖の地位を存続させるために代表委員会おょ び 経
営陣に対Lて攻撃的に振る舞うことはない。
ドイツにおける従業ii代よのタイプ
475
長派の地位が危うくなっているのではと経営陣が心配するほど
任を求めている。特に委員選挙ではそれが激Lく争われる。議
である。議長は組合に対Lて、反対派および職場委員会が議長
代表委員会は従業員の要求のなかで通用するこ と と
に代表する。それによって生活甚蟹である職場を保持するこ と
に対抗せず、むLろ彼の仕事を補佐することを要請している。
ができるじ
無理な二とを区別したうえで使用者に要求を伝える。従業員 の
影響を与える。代表委員会の決定により、議長は代表委員会の
代表委員会内部の分裂は経営陣とのコミュニケーションにも
議長は反対派との対立をできるだけ避けている。
要求のなかには実行できないこともあるのでご
議長も副議長も取材で、使用者との攻勢的なやりとリガ法 に
裁委員会に持ち込まれる。それが設置されないのはそのよう な
決定・見解を正式に使用者に伝えること、議長は使用者側の情
拉けていることをホLた。﹁我々が許されないと考える事案 ほ 仲
ケI・スがないだけだ。人事的事項では代表委員会の、圭張 通 り に
報を委員全員に伝えることが確認されている。
この事某所内では実際には議長と経営陣との問で古式の協議・
ことが処理される。使刷者はそれに異議を昭えないごこのよ う
接触とは別に内密な接触か右われているり使用署側もそれを認
な強気にみえる姿勢は、代走委員会内部および従業冒内での 批
判勢力に対して、他用苦の二言いなりになってはいないこと を ▲ 小
める。ただし、さほど重要ではないというり
いていることを述べる.一彼は不郡令な事案で便用者に悪用 さ れ
議長は、他市で使用者側に対して内心ではかなりの不にを 抱
ての什怖を備えていることを認識Lている。もし批判派かそれ
することができるじ
内客のf定を相談する︰.それにより使用苫ほ事前に決定をf測
や労使交渉に先立ち、議長が使用満と打ちA口わせをして、決定
代表委員会の決定
す必要によるようだ。
ているのではないかし﹂恨しんでいる。
使用者はこのような事前に内密に相談する
ことのメリットとLて、事前に情報をつかめることは対応を練
しまうのは確実だ︺
を知ったなーhば、従業Hの批判を招き議長の立場がなくなって
使用者側はこの内密の相談が両刃の剰とし
ハ、従♯昌代表委員会の内部構造および委員会と緑営陣の間 の
コミュニケーション
異議な︿ 認 め
代表委員会の内部構造で特徴的なことは、トラブルを避け J
に議長と使用者の双カに役に立つ。その点で議長と使用者は連
るうえで役に立つという。この内密の相談は内密であるがゆえ
うとする指導部と批判的な少数派の分裂であるけ
られた代去であり優位にあるのは議長である。少数派は議長 が
合を組んでいるっ
経営陣に対Lて言いなりになっていて、従業員の利益を主張 す
ることが弱いと批判する。議長は、少数派が組合の職場委員 会
してである。この委員会が実際には代豪委員会の活動をり−ド
委員会の内部機関である常任委員全盲e什riebsa亡捨Chu空
経営陣か代表委員会に対Lて影響力を及ぼす別の形態は代表
批判する。経営陣は少数派委員が事業所のことよりも組合の 、 上
と密接に結び付いて、部分的にはそれと一体であると反対派 を
張を優先させていると見る。少数派は現在の委員会トップの 解
ニ〇二一
に対
6
4
﹁−
﹂T
糊 法(47
すなわち、≠任委員会は代表委員会内部で選出 さ れ
するか、それか少人数であるがゆえに使用署の影響力行使が 可
る。事前に議長かその上持署のH意を取り付ける二とによっ て
能であるノ
二〇冊
二
の点につき、使用署によれば、﹁現んの議長∴は在任側聞が余り
批判があり、きほど厚iはぃ任されていないことを認めるり
委冒会指導部が従業Hに町Lて針雛を叫直いているまぎれもな
に長い。つぎの選挙では従業︰‖の反応がHるでしょう∵
い証拠は、ヤ従委Hの誰も職場で労働署と接触LようとはLな
いことである。碓も職場巡回Lない。二れは他の委︰H会活動ス
そLて常任委員会は頻繁に閲催さ れ 、
タイルと異なる特徴を二小しているハ
実際にそうなりているり
議長派かそれを独占することができる。ここがポイントであ る =
そのメンバーには情報が十分に提供されるり
従業Hi代たと従業冒の備には制度的な情報チャンネ凡はない=
務所に来るか十り、それで足りている∴
Lているというが=議長いわく、﹁労働署は懇談畔囲﹁委〓仝有
刷議長の説明によれば、イ
ないことによって二とはスムーてに捗る。‖常的な条目全潰 推
そこに批判派 が い
を少数の≠任委最会で処理Lていくこと‖休は宣汰署の意図 L
た〃L、
課題別の専門委H会には少数派メンバー も 加
均Lて二カ〓に︰回の粘度でいすれかの専従委Liが職場を訪川
たところである日
わつているり例えば、住宅委員会、持金委日本である∵
議kは絶 代長委‖り会は予定されている仲川君側の措置、およぴそれに対
議長かいずれの黍︰〓会でむ長を務めているので、少数派の 意 兄
対的な影響力を持りし﹂い・︶よりも、このようにあら㈹る り 而 に
する代長委〓仝の兄解を情報提供していない職場の川東車を
かその専門委H会の廿解とLてHされることはないい
は﹁きりと議長と経常陣によってム蛸宣てされている︰代表委
套H会かキャッチするルートも確立Lていない=
とにしている、
ii会が州らない杵度にそこで従業‖り仁不満をぶちまけさせるこ
事業所脹ムは
二、従業員代表委員会と従業員の関係
顔を出すことによ﹁て影響〃を及ばLているり
面接Lた人々の説明から、従業員は代表委‖しl会に村L て か な
りの期待をもっていることが窺える=委H全村導郁=々もそ の
経営陣に対する委日金指や部のけ定的ル価に対して、従業員
に対Lては釦離を置いた批判的な評価である=妻︰11選挙で議k
﹁て1に受け止めている。﹁もL従業員のところに上司がや っ て き
て、明日君は休〓だが出勤して︿れないかと要請されたら、 従
派が放出派をほ恕てきるかポ=かは、彼らが現職であることを利
溝に
業員は代表委員会のと二ろに相談LてきまLようと答えるだ ろ
従恵良
はその確実で有能な問題処理および純菅陣に対する発﹁.▲‖力の故
︵議長︶
用LてH分を売り込むことが可能か否かにかかっている︹
その程度に笹従業員に頗りにされているご
めるように作用するり
組人‖役員は、組合内邪で議長派と反対派
を得ている。轟−1令と経常陣の関係は、現職にある署の地位を強
に、従業員の∵都で信頼を得ている。さらに組合内部でも支持
は職場で苦情を表明できる雰囲気があり、懇談時間には毎‖ 二
委員選挙では多数の立候補者 か い
うり
〇人ほどか事務所を訪れるn
それでら議長自身、従業員のなかには委買会指導部に対す る
て︷疋数の二二倍程に達す る 。
ドイツにおける従業吏イ〔ムのタイプ
477
で対立していることに中立的に振る舞っているい
職務記述書︵Arbeitsp−atNbeschreibuコg︶を提出L、四つの〃内金
れに基づいて評佃専門家が労使対等に構成される賃金委員会に
これはルーティン・ワー・ハノであり、摩擦なLに行われるり
委員は相付けに当たり同格の職務記述が平等に取り扱われてい
るし
グループのいずれかに格付けするという確定的な評価が加われ
ホ、従業員代表委員会はどこで参加するのか
代表委員会の参加活動の水準はかなり高いものであ る 。 委 員
会の主たる活動分野は、事業所内の福利厚生施設の運 営 で あ る 。
るかホ=かをチェックするだけである。代表委=貞会は職頗評価を
この事某所は六〇〇世帯の社宅を有する。同様に社日 食 堂 を 運
超えて賃金水準調査のための戦略を持たないり
それゆえに使用
営するJ
このようなルールに対しても例外があ∵王
代表委=H仝はひ
者n
側・
は圧‖金問題に関する代表委員会の対応に満足しているり
︵Betriebsfest︶、退 職 者 慰 安 祭 ︵ P e
この運営のために独自の専門委員会が設置されて 、 毎
週会議が開かれている。
専従委員は事業所祭
sぎコ賢sfes︵∴永年勤続表彰などの準備を好んで一1 1 き 受 け 、 卜 分
提起される諸問題、苦情の解決がある。代よ例として は 、 賃 金
取材時点ではまドハ解決していなかった‖
が嫌がるであろう二とを予想していた‖
二れは代ム委H会と
経常陣は仲裁委員会F
めに仲裁委ii会設置を提案した。代長委=り会は設置を使用省側
綿甘陣は代走委.1〓会
のこの要求を拒否した。そこで代長委貢杢はこの紛争解決のた
によ二し1i金水準引きLげを働きかけたり
と握りの資格の高い職人︿Haコdwerker︶に関しより高い桁付け
これらの活劇領域ではタイプ∴とほとんど違わない り
にこなしているり
‖骨的なこまかい用件として、懇談時間に従業︰‖ か ら 鼎 談 ・
算定が不正確である、従業員相#のトラブル、従業員向け厚 生
続きなLに解決することを希望Lているり
この紛争はコトホフの
業所疾病金庫等の厚生施設に関する要求であるJプラノ㌧へ ト
施設︵SOZia−r賢ヨeしの状態および利用に関する問 い 合 わ せ 、 事
使用署側が紀元した珍しいケースてあるり
従来上司の戯景に従って判断され支給されていた。代表委H会
従業員代表の活動成果として、成績加給の件がある。これは
な相談も前記のタイプよりも頻繁に持ち込まれる。
持合形態は時間給と成績加給であるrノ時問拾は協約に基 づ ノ \ 。
員会の交渉の余地ほ、職務評仙5−・beitsp−atzbewe︻・tung︶およは評価制度を標準化し客観的にし、上司の悪意に限界を画Lたり
協約上乗せの給付弓i﹁ヨenZ亡︼age︺はない。ほ全 問 題 で 代 表 委
このテーマでは交渉は二年近くに及
従来は▲人の上司だけか評価していたのか、今後は二人の上り
び成績加給の基準策定であるい
職務評価における代表委員会の関与はつぎのように行われる。 が評価することになった。評価には点数制が採用され、従業H
こ 佃はL司の∩両な裁日射に委ねられているなかで、その戯‖京から
んだ。この点はコトホフが調僅した事業所のほとんどで成結評
職務に関する作業研究部閂︵Arbei︵st亡d㌃nabtei︼亡コg︶が観察と が署名する∴とになった1
データ測定を如い、代表委冒がそ九に立ち会う。デー タ 調 査 お
よびそれに伴う定義問題では委員は何の役割も果たさ な い り
二〇五
478
岡 法(474)
者側のためらいや個々の点での兄解の対宣がありなが∴∵も 、 全
従業=貝を保護するうえで重要である。このテーマの交渉は 使 用
ていることを指摘したりそれは時間外労働を減らすわではなく、
である。﹁代表委員会は使用者側に時間外労働が繰り返し超過し
いたn
一一〇六
休として対立することなしに有われたり使用者側としても評 他
て時間外労働の緯度がばれないように†大したり
身を守るためであるい﹂
︵使用済︶
このようにし
使用帯と代表委‖H会は協力し
二のテーマに関する代長を‖H会の参加えタイルは象徴的
の標准化にメリットを感じている。ただ、職長や課長など、 こ
一九七二十七四年のオイルショりクに当たり、使用苦は好 況
れまで評価を行ってきたメンバ1の抵抗があったり
人事Ⅰ二の個別措置につき代表委[H会の参加は事業所組織法の
て代表委員会は使用者に貸Lを作るり
ハ疋めに従い厳格に行われている=解雇は適時に書面により代表
方ではメーデー手当のようなささいな給付も対 象
時に支給されるようになった任意の従業員給付を削減するこ と
を考えたり
立ち当該被解雇f定井本人とその上司にネ冥関係を確認してい
委‖り余に埋l=を添えて通知される=代ム委︰り会は態度決定に先
使用者 は 結
を人﹁しているり
それでも代友委〓会は辿常雛雇に対して川音
タイ.フ∴と異左り、代表委H会はrl前で紛争に閲する情報
となれば、他んでは食事卜当、共済基金掛金、通勤チ当およ び
のなかで不安が高まるとLてこの削減に反対したい
その後この企業では経済困難 を 解
る﹁
制服のような重要事墳も対象とな︹た石.代よ委員会は、従 業 H
局二の削減提案を撤回Lたり
する。同意しなかったケースは晦日に応じた委日日の記憶では∴
して争﹁た。労働署が解耗の効力を争う時にう該解雇に代表委
その.一一件はいずれも労働者本人が解雇を不服と
決L、削減する必要性がなくなりていたり
件のみであるり
この使用署提案 は ら
Lかしたら一般的な経済血涙を利用したアドバルーンだった の
かもしれない り
者側の説明では、そのようなとき代表委員会は労働苦か裁判で
最会がH意することは仁一、りの血‖を失うことを意味する。他州
争うかも知れないので同意を折#するというり
それ以外S活動領域に比べて、代表委員会は賃金問踵に強 い
に閲Lてである=賃金引き上げのために委員会はその出身グ ル
選
その後代表委員会ヰ廟所
翌トl、彼が什事を始めると専従委員が守衛に紹介L、倉庫へ行
で従業員の権利・義戯を説明L、糾合について見解を求めるり
定の職場に案内し、上司に甜介するむ
代表委冒会に案内する。﹁それから代表委冒会がその省を配属′㌣
考後に使用苦から採用f走者を通知される。人事部が採用ネを
充きれる職務を知らされる。応募者の選考には関与しないじ
新規採用では代表委ii会は桟敷の役割を果たす。まず欠員補
関心を.ホした。その配分基準の客観化よりも、むしろその 高 さ
それは交渉を絞ることな ー 仁
机当職務の変更なしに、その職務の評価を櫓上げ す る
ープである職人および執⋮純分働肴、そしてn分‖身のため に 活
動Lたり
提案が委員から何度か行われた∩
成果を挙げた。
事業所Dでは一せ注景が多かったために法定許容痘痕を上 回 る
になることを知っていた。営業監督署や組合からも警戒され て
時間外労働が行われていた。経営陣はそれが表面化すれば問 題
ドイツにおける従業月代表のタイ7
479
員会は世話をする役割、権利・義席亭敢えて職場に旧れさせる
って制服を調達し、更衣室の個人ロリ′カーを確小疋するり﹂代表委
員会?水年の取り組みを過して、使用署か・h一〓置かれ、従業
は法律および協約の粗︰止を守らせる保証を果していろ=代表委
は宜0%前後であるじ
窄二分の∴の企業では組織や七〇−九へ∪%であり、残る企業で
それを規定する要素として、純人‖組織ヰは高く、このタイプ
は最も頻繁に見られるタイプであるり
人以上のH大企業の四〇%近くで払られた。資本会社のなかで
六∴事業所のうち山一例で粗1りれたり特に従業員数一〇CC
であタイプの普及度︾
景に持っているい
指導部の思考と行動にある補完的なオ盾は二のような事情を北〓
客観化し、悪意的な取扱いを防いでいる=経営陣と代表委員会
役割 ︵SONia︼isatiOnSfuコktiOコ︶、制服や個人ロッカー提供と員
いからも権威を侍って比られ、その存んだけでも、労使関係を
う勤務におけるサービス機能を果たすり
騒音、
代表委員会は職場には
事業所Dでは、一連の健康に有害な作業環境があるい
暑さとともに、有害ガスの排出がある∪
代表委員会はこの問題で使用君側に溝惰
スクや聴覚保護Rパのような身体保護且ハの他には、有吾な作用を
健順に有吉な要素が多くあるという認識を持っている=保慮マ
除去する設備はないり
企
ただし、二の点でも職人の職場は例外であ
る。そこでは経常のかかる■1動車洗浄場屋根が設置された=
を提起していないゥ
この企業による地域環境破壊が地元議会で話題になった′
業がマスコミから批判されていたその時に代表委貢会は使用者
四分の∵言∵+業地斬にあり、調査地戚以上に連用全休▲平均で
︽分析ぜ
は普及度は高いと推測されるり
に助け船を出して、‖治休講冒や担当者を企業に招待Lて、企
業がいかに改善に努力しているかをキ伍した‖
資櫓の高い労働
署に対する取り組みを除けば、代表委員会がこれほど熱心に収
係イノー∴ノではっきりと異なる‖
このタイプの経常陣は前述の一二つのタイプのそれとは労使関
イ、リベラルな経営意識と阜独支配
ースにのみ使川名側に対して発ユニ‖L、紛争を解決することをホ
の利生=が止うなことと見られる。双方か、和†んが問題にし、
および利#に部分的な村立かあることか特徴的であるり
二の企業における代表委員会の参加スタイルは、例外的なケ
り組んだことはない。
す.、他方で、代表委員会は機構的婁件および活動可能性の点で
その日拾と正統性を否定しない限り、両署の利益を調整するこ
相手側
この椎絡では労使双方のh凡場
も、職業的資格の点でも、参加に必要な当事肴としての能力を
とが吋能であるり
従業員代走委員会のそのような遠慮がちな参加姿勢にもかか
とかできる紛争解決を探すことである=一時的に∵カ当事者が
ではない。双方にとりてのメリソトは.相手方が受け谷れるこ
その間係は紛争は発生するが、Lかし対立的
が問われるときにだけ活発になる︺
備えている。ただ、その活動は職人というエリート集何の利吾
わらず、代表委‖封全ほ位用者側おしよび従嘗員に村Lて長期的に
二〇七
480
岡 法(47一■4)
力関係で有利でもそれを主張Lないっ
それは利 益 集 団 柾 仝
それは双方が相手方 に 依
存していることを認めていることによるり
における率直な、または誠実な社会パートナ1の多元的な紛 争
ここでこのタイプを規定する事情をまとめて整理 し て お く り
モデルである。
a、目礼の労使関係ほ進歩的で時代の要請にかなったむので あ
るという使用者の埋鮨ほこのタイプに属する他の使 川 名 に も
二〇八
の統制のとれた参加によ﹂て事業所内における中独支配が正
﹁従業員代表委員会が維甘陣に対﹂て必要な対抗力である
純化されるという機能を意識Lているり
と見るのはバカげている。﹂︵仲川署D︶﹁代夫委︰Hムムがなくて
む良好な職場の雰囲気を形成するためにはそういうことを考
それは法律によりて変更されない⊥
慮するり﹂︵使用省行二一二正義嘉る仙川ネな、bは、独=の人事
指や理念を持っているり
事業所組織法は代表委冒余か利益代左することを正統化す
︵使用省∴○︶
このような理解㌘削提は、紛争は原則とLて 詐 谷
見られるり
使用者Dは、現れはすでにかつ て の 資 本
にと︹て困りものだ=﹂﹁使用苦行∴二汗律は何の役冊も果た
﹁車菜所組織法は副次的だ=それを遵守してたら、や業所
されない √
る∫コのであると兄∴れ敬歳きれ、牛革叫囚では必ずしむ遵†
され、その原㈹を労働者の悪意に求めるべさではな い と い う
原1月には到、hないり
認識であるり労使紛争は、理解ある行動を通じて深 刻 な 紛 争
他の便刷れも、その即解ある二﹂‖動が強制され た も の で は な
主義とは異なることをLきりと強調する√
川右∴五︶
さない‖それは時代毘れの仙川署にとJ﹂必要なだけだ∴︵仙
たしかに法律規定が遵†されている車業所
このタイプに閲する疑m点を検討する=二のタイプでは∴
る=
Lあるか、ここに紹介した仲川苫あ悪化はそれとはまた異な
︵代表委冒会U︶
かれる=﹁我々のところはど法律を‖人体化している企業はむい⊥
これを裏付けるような発一∴=か代長委‖り会からもりーー
は 法 律 に よ る 制 約 を一せけ容れる。そういうもんなノェ㌧一彼・b
く∵‖発的であることを強調する。低目苦亘二いわ/\、 ﹁ 我 々
はそのような理解ある態度か‖発的である二とを強 調 す る 二
とによりて、他の使用署との違いを際立たせようと ト て い る り
b、重要な点とLて、﹁代々は埋件的な人事運用︵P才芸C h e n f 宇
︹ 使 用者D︺
hrt︼n乳を行っている‖代表委員会が我々をとやか︿ い う 必 要
このタイプの使朋者は、法律や代太委員仝かなく て も 進 歩
はない=﹂
化によ﹁て企業内決定がl月堆に
なり遅延する二と、および参加に必要な能力が代長安ii会に
使用者側上代表委員会の官僚
つのディレンマがあると指摘される二とがあるりすなわら、
されていないことを強調する∵﹂のn発作を強調すること は 、
そのような指摘は当たらないり
不足していることである=
的な人事運用を行うこと、すなわち彼らの態度は法 律 に 強 制
法律に基づく義務を軽視する二とにつながりかねな い 。 従 濃
か葉内決定の遅滞は生じてい
しかし、これらの事例を軋ると、
員代表によるチェックを不必要という。彼らは、代 表 委 員 会
ドイツにおける従業員代表のタイプ
48l
ない。また、専門能力面では代表委員会指導部は社会的事項
使用者と
緊張を緩和する二とは、使用右側との関係では‖らは紛争を
および人事的事項に関して十分な知識を持ち実情を熟知して
の関係でほいつも受け身的になるハ′
惹き起こさない署し﹂して振る舞うという帰結になるり
兼原則は実際には適用されないという垂人な結果になる=代表
会員身の役割認識に反する∴とであるが、使用者側との相互、上
その結果、それは代表委冒
いる。不足している専門知識はむしろ経営学分野であるU
単独支配であるというオ爪は代表委員会の役割に関する逆説
d、一方で多元主義的でリベラルな取扱いと、他力で使用者の
委員会の対応次第では事業所利益が優先する二とになり、使用
抑制・緩和したいとい、ナ意識から、柚互主義原則が制限され、
このようにいうと、この代よ委員会のディレンマは、緊張を
苫が土張するやむを得ない車情が腑を利かせることになるL
的な定義を生み出すゎ
代表委員会は、企業の決定は状況による制約はあっても、
使用者の悪意はないという仁租を持﹁ているといわれる。
だ‖
またほ放棄されて不叶逓的に=分の†場を失いがちになること
心配
が牛
そじ
れ、
を回避するために使用省側に対して譲歩を重
代表委員会に村する経常陣の態度は彼ら経営陣の従業︰Hとの
口、従業員代表委鼻会役員の信頼と不信のディレンマ
がその役割をいかに認識するかにも対応Lている。そこで代表
関係の認識に深ノ\依存Lてわり、それは日時に代表委員会‖身
わる二とになるり
指導部は仙川者との関係を純粋な信頼関係と見ている′そ二
代夫委H会にとりて職域の維持か訪越になると紛争発生の
委員会役員Sその役割に閲する態度およげ‖省に立ち入ってみ
でH頼に満ちた協力閲係がことさーりに強調される。代人委︰只会
なぜならば、我々はヤ気で無理を過すことはしないからだり﹂議
依≠している分だけ、その代よ溝助の見過L︵ノ、ertret亡n顎PerSpe・
が来五某所内にムけるその地位を使用君とのい頼関係により強く
﹁使用ポ側とのい頼に満ちた協力は強調されねばな>りない∪
よ、リ=
長Dのこの国許は基本的な役割認識をホす。代表委‖H会は内部
kti完︺が動揺的であるが故に、従業︰Jミの安定的な㍍頼を失うこ
使用者による比返りを期待しているので、委冒の役割認識は
。
実際、このタイプの代表条目仝はいずれも従業‖〓の
で二つのグループ∴㌧分裂している。議長派は‖らを労働者側の
とになるり
た労働者の圧力団体として利書の妥協によ﹁て紛争を解決する
陣菅にあると絶ている′=しかし、彼らはその役割を、授権され
むしろ、緊張を緩和し紛争を解決する
ージよりも報酬をアナにLがちであるり
什期が良くなるとともに、緊張を緩仰させるという小﹂初のイメ
ことにあるとは見ないJ
ような意味での従業日代表であると自認している。その行動の
のない操業が事業の経常向上につながる限りにおいて労働者の
るり
の代友香H会のうち二例ではタイプ▲・て∴見分けがつきにくくな
その結果、このタイプ
‖標を、乳轢のない事業連菅の確保にあり、それは混乱や摩擦
利益にもマッチすると見ているU
〇
482
岡 法(47−4)
つぎに、動揺的で不安にな代表委︰H会のケー7ハの役 割 用 心 識 を
議長Dいわく、﹁代表委員会は従業︰Hに職場を確保する た め に
いくつか紹介する=
従業jiがその権利と義務を守るように代表する。﹂
・
−
rし
側のん針にk対する、または別堤案する二とをその役割に含め
高まる。協約要求ほれ接には企業に対して向けられてはいない
わ動を求める不満と要求は串業所内に
この時は従業Hにとってうっ精した不満を発散
毎年S協約交渉時の状況はこの代表妾‖H会の役割認識を分か
ない。
りやすくホすり
者だ。不正、苦情などを発見Lそれを取り除くように努める り
ので、次第に拙抗わ動の波ほ静まるい
させるチャンスであるり
従業=jlのいうことか直しいときには、そのために協力す る ∴ 粥 々
っているようだり
さい毎年の不満表明の機会であり、それはまるでγ中日宰にな
議に六〇いわく、﹁代長委=H仝は使用苫側と従業員の聞 の 調 停
は使用者との妥協が成せするように、しばしば法律が定める 以
議k≠0いわく、﹁代表委H会は利益代衣であるのみなら ず 、
が参加した事業所では従業=HはストをHわず、落ち弟いている=
汗〓すべきことに、そのような行動に従業‖‖
それはりスクの比較的小
− 二 の こ と を 働 き か けているり﹂
従業︰Hは代よ委=‖である組合=〓か協約行動で何
代表委‖H会持前下部にとってその時は落ち弟かない、緊張と不安
ことは禁直されているが、Lかし、協動政策に支持をよ明する
交渉に当∴与り、そのてトに従業︰〓がを加することを叶びかける
らかの積極的行動をすることを期待する。代表委1〓会には協約
の時期である︵
その際には仲川署の利益も考慮Lなけれ ば な
紛争も調作するり
私は
職場の確 保 が 娘
議 k 二 ▲ 九 い わ ︿ 、﹁代夫委l−り会は従業‖Hの利益をキ慮する の と
らないり﹂
同様に企業の利益も考慮しなければなゝりないり
も大切だ。そのためには双〃が協力しなけらばな、りないり
‖らの役判であると〓認する代よ委Hは動こうとはしない︹ 利
それでも従業ji削の平穏縦帯を
益代表とLて行動する二とを断る理由に、委︰〓らほ職務上の†
代表委H会は平和遠戚をVらねばな、りトひいり
︵議昼﹁五︶
そして委H会は協
享態が早︿過ぎ土
しかL、従業Hらは法律をよく知らない。代表
委冒会は中立的に行軌Lなければならないじ
め∴れるんだり
﹁従業昌からは代表委員会がもりと活発に閲与する上うに求
約交渉の進展状況を知らせなけれはならないH﹂
﹁h=、それは代走委H会にとってはいつも人変な峠なんだ
二と吏では体小じ・ゎれていないじ
こでは双方は良好なぃ頼関係にあるのて、対﹂≠がはなばな し く
や業所組織法に従りてというよりも、むLろ中苗を進む。コ ト
1
ホフが﹁対立が生じたらどうするか﹂と問うたのに対して、 ﹁ こ
和維持義務を挙げる。
二の事
結局、個々人が問題ではなノ \ 、 職
められているとか、け力に押されているとはいえないり
顕在化することはない。だからとい﹁て代友愛H会が∴いく る
業所では怠け苫は繁らないり
イ安定性は、代表としての役割、仲介者とLての役 割
場全休が大切だり﹂
いずれの代表委員会も、使 用 者
︵ K a ︵ a l 竃 a ︷Orfunk︵iOコ一および事業所内秩けを 形 成 す る 役 割 と
いう各要素の問の動揺による︶
ドイツにおける従業日イt去のタイプ
483
﹁春にはいつも平和義務という両刃の剣にあうり我々代表 委
って行ってくれることを待つだけだ。﹂ ︵議長≠○︶
い、批判的勢力に分類される委員がいる。批判派か代表委‖貝会
その他にも、積極的な職場委員ではないが少なくともそれに近
いうのも、委員会内部の議論ではその主張は結局採用されない
活動に実際にどの程度影響力を及ぼ﹂ているかは測り難い.と
谷易ならぬ事態に な っ た
からである。最も菜要な影響は、委員選挙に叫たりたとえ議長
員会は中道を守らなければな・りない∩
ここで再度、代表委員会指連流と使用者側の関係を見てみ よ
に対案を提ホし、統∵帆に対応することである。それは現執行
派と同じ組合推薦候補者リストに含まれても、現執行部の政策
ときには、人事部長のところに説明に行く。﹂ ハ議長五Pq︶
る。使用者側は次第に当然のこととして仲介役︵K芝已ys a t O r ︶
う。前述の関係構造が長期に亘るほど、それは自明のことに な
まとまった政策を提示しなければならないカは前記三つのタイ
部に対する不満の結集点になる。批判派の登場により議長派も
それと と も
としての代表委員会の役割を期待するようになるり
プと異なる批。
判派の石動は必ずしも継続的ではなく、長期の
批判派に対す
このタイプの代表委員会指導部は外部の評価、すなわち利益 代
に外部からの信蝿が失われていく。しかし、タイプ二一盲異 な り 、
であり、選挙で多数派に転ずることは経である.︶
見通しを持った執石部奪取の戦略に欠け、多分に情緒的な批判
内部対立した代表委員会は使用者側に利用されているので は
表としての信輔を大切にするハ
工事嘗所六〇で議長派か委員選挙で交替したことがあるり
る議長派の反応は、批判派の人数および活動力によって異なる。
畔∵
ないかという不信を抱いている。議昼二行∴∵わ︿、一私か 悔 や む
のは、社宅の提供に当たりての共H決定だ‖
は執行部交麿以来、従来とは異なる参加パターンになった=そ
批判派は永年の収り組みが報われたことになるり
その存
はないに﹂ても、なお存在意義がないわけではない。委員会内
従業員代表委員会内部の少数派は決定に影響を及ぼすほどで
犯さない限り、その主張が採用されることはない。
ある。そこでは議長派が従業員全体の質健を翠っような失敗を
よびわ勅全般を余りに使用者寄りであるとして批判することで
在意義は、円らの対案を提ホすることなしに、執行部の決定お
彼らが委員会の政策形成でリードすることは稀であるい
れ以外の事業所では批判派は依然として少数派に止まっている。
事業所六〇で
は押し退けるべきだった。﹂指導鹿は使用右側と対立する気 に な
輿論のある二 と に
りつつあるようである。
議長五三いわく、﹁同僚と外でくつろぐこともできないほ ど に
しか し 、
忙しいことほ危険だ。それは使用者の政策だ。﹂﹁代表委員 会 が
事業所は我々のものだと考えることは大きな誤りだり
ハ、利益代表の統合の欠如。分散化と集権化
永年働いているとそういう気持ちにもなってくる1J﹂
このタイプの事業所のうち三分の二では代表委員会再加に 、
部の討論を通じて議長グループを嘘れさせ、苦境に陥れること
個別の決定に当たってのみならず、指導部の参加構想そのも の
から人手しており、しばしば職場委員会指導部を構成してい る 。
を批判する少数派がいる。批判派は批判材料を組︵ロ職場委 員 会
二一一
484
伺 扶(47−4)
一∴二
るりその人数の多さは糾︵〓地け事務所にとって準一一〓牌を強めるり
する意義は輿なりている㌧
山右では糾合は職場に足を苦いてい
もある批判的少数派の閲心は.使用書との関係をバラ、ノス の
地区事務所は職場委lヨヘの研修や組合=日向け研修でその要望を考
取れたものに変えること、ギブ一二′ンドニアイクの原則に よ り
代表委員会の代表‖治を強めることにある。彼らは信頼に満 ら
桂川署、鮒人=および代表委‖‖会の∴署の関係が規小足
が・ゎないい
慮する=しかし、組合の存在は尖りある利益代表活動にはつな
使用名は代表黍‖n会に忠実件を求め、影響力ある参加を
代よ奈H会はその
政策内容、特に使用署側に対する山心果さにつき糾合から文句を
にとりては組へ〓珊支払者として奉賀であるノ
巻貝両での代ムとしての権威を強める“組合員数の多さは糾合
拒む︰H時に使用者は組合の組織情動を≠一党することにしごり従
するし
た協力の原則H休に異論を椚えるわけではないりいわく二信 厳
この事業析で は そ の
私はギブ・アンドニアイクや妥協に賛 収 た ︹
に満ちた協力の規則は代表妾出杢而に封Lてのみな、hず、 双 方
に対Lて妥当するn
LかL、それは誠実な妥協であるべきだrJ
ように濯和されてはいない。﹂
議長らは∩分らのやりんに従業‖Hの強い不満があること を 承
それ捗えに従業‖とのコ︰ユニケーシ﹂ンを 1 − 回 避
7てれは小 心 と な る
︵NUWeitgeTeコ︶。
にほ使用名は代去委︰‖奈が同意1るものと期待しているり わぎ
使用者側か代よ委‖H会に豊富な情報を堤供しても、そのとき
く許されない
二、彼はすべて知ることはできる。しかし、共同決定はおそら
紺人‖代よであ
二﹂=われる二となLに、糾<〓代来として振る祝うり
知Lている∩
るという衣に上﹁て、この小心美さは妨げられない=
例えば、職場巡回ほ現場かゝりの要請があると き や 、
職務計測のため必要なときに限られている﹁
しているり
その活動活発度はさまぎまである︶
∴のタイプのほとんどの事業所に糾合職場委︰H余が設置 さ れ
ている‖
れは指針にもされていない=情報提供に当たり使用者は提案の
数人のメンバーに依宜している=車某所の†数では職場委= 〓 会
それが共同決定であると語られる。そこでは疎かに紛争はない。
他に選択肱は左く、したがりて交渉の対象にはならないという
使用者が代表委員会に対してハ刈前よく情報を堤供するのには、
わぎ事業所組織法の規定が引き合いに出される二し﹂はない=そ
表委員会指導部の聞で村L凡が生じる二とがある。代表委f i 会 指
噂部は職域委員∧ムからチェリクされ対、
立が生じたときには 親
はある程腔調整され糾純されているり
それに対し 残 る †
そこでは職場委出会 と 代
数の事業所では、職域委員会活動は組徹されていないり一
人‖から鶴の一声が出されることを期待するり
人の活動家が個別に石動する“ただし、代表委員会指導部を 苦
これが使用者の戦略にとって最も垂婁であるが、決定に対する
大切にされるという前澤しによ﹁て対応にk映するレ第二一に、
から大切トされていると成心じる∴町末に扱われる場人‖に比べて、
二つの理由があるじ節∵に、それによぅて代ム委員会が仲川署
従業員の聞でコミュニケーションが欠如していることほ意外 で
組人〓組織やが高いことに照らせば、このように代表委員 会 と
境に陥れる二とはない。
ある。組織率の高さの背景は前述Lた。事業所内に糾合が在 れ
ドイツにおける従業Ⅰi代表のタイ70
485
えに/︶\なるJ使用者側もそこの事情を心得ていて、代よ 委 H
共川音行を引き出Lたい。内情を詳しく知らされると異議を 帖
秩序形成要素として尊敬され、LかL内部対立Lている代表
輿要約︾
にも乗れる。﹂
し、それは労働者利益の正統性を認め、相互の影響をうけた多
使用者側は現代的で社会的責任をH骨ルした経常であると認識
委員会のタイプは、⊥に人企業に存在するっ
︵使用肴七三︶
会にいかにして仕ハ同音任を負わせるように持っていくかに 努 め
ことを順調に進めるにはタイミ ン ブ
ている。第三に、情報提供によりその事項をいつ決定すべき か
についてチャンスを窺うり
使用者側は事業所組織法を丑‖
定的に評価し、代表委員会を‖沼的な代表機閲として摩重する。
.一ル的でリベラルなモデルと兄る︹′
ないであろうという期待ととらに、事業所内の取扱いや慣行 の
のや某所内で従業=貝要求がそのまま出されることのないように
しかし、それはその態度の公式の側面であるり
従業昌代表委員会は実際には経営陣の決定を拍車=するこ と は
が大切である。
現状を維持L、人幅な変更を求める労働者の紫望に対して防 波
裏面では、〓分
堤の役割を果たすことも使用署からは期待されているり
使用署は代衣委li会が紛争を厭わない従業︰Hの圧
力団体として 影響を及ぼす参加には反対するり
働きかけるr
欠陥や囲雉を除よしてくれることも期待Lている。そのため に
わち、使用者は聞け﹁ぴろげな緯骨を行い、その決定にHたり
什を使用署は、つぎの説明によりて上靴化しようとするり
さらに、ほとんどの使用者は、代表委員会が現場での操業 の
は実際の生産現場の操業に関する知識、すなわち操業の行き 詰
ては‖ら従業Hの利書を考慮L、車業所を法律と契約に基づい
すな
このような二面
まりや困難に関Lて綿験に基づいて精通していることを必要 と
て正常に運常する。
委員らは永午の職業的経験により実際によ︿熟知し て い
するじ
巷加には外面︵Oberf芯cheコSCh山cht、︶と内面︵TiefeコSCh山cht︺
る。毎‖のように生ずるトラブルは、労働苫が病気等により 突
然欠勤Lたときの押巧者の代替苫補充、需要の変動により牛 虎
と決定†続が行われているり
二こでは使用者側が代表委員会の
参加権キ無視する、らしくは委員会の内部関係を支配すること
外面的には小葉所組織法に基づいてハ疋期的な情搬揖供
の故障、交替制勤務割りに伴う不都合などである∪
かあるL
事業所でこれ・bの操業維持にと︹ての囚難を委=Hらは解 決 し て
は考えられないし一兄したところ、この事某所では前記∴つの
物の増減を図るべく労働署の配置変更を必要とするとき、機 械
いる﹁′彼らは職長と同じ様に事情通であり、さらにより広 い 視
象を持つ=
タイプと異なり法律規定に基づいてことか進んでいるという印
たいて い の
野と事業所全般のことを知っていることかん問題解決可能性 の
れている′
使用者側とそれに忠実な代表委員会指導部の冊には
LかL、実際の参加政策は、別のメカニズムに上って規定さ
条件につき判断できる。﹁議長はたいてい∵早業所に永年勤 務 L
ており、事業所や職場の閃難な条件も知っている。既に一二 牛
問委員を務めている人間なら、事情に通じていて使用者の相 談
二一二
486
岡 〟三(47−4)
二一閃
︽事例紹介
タイプ五、尊重され、安定Lた従業員代表委員倉
事業所E︾
る.一このルートによ﹂て代友委員会は便開署の蚊鹿を支え る こ
代表委員会全体にも知らされていない非公式の密接な接触が あ
二れは大都市にある従業︰Fi▲OUO人を擁するハい企業であ
る。労働者の†数は事務職員であり、そのうちかなり多くは役
とになる。二れを妨げるような従業=月ぶよび代表委=〓仝 の 影 響
職に就いていない人﹂†であるい
生産現場の硯業労働者のうち∴分甲一は賛栖はさはど
それは二の企業の製‖mと密接な
力は妨書される。そのような影響力を使用者は前記∴つのタ イ
とするり
プのケ∼ス以仁に強いことを覚悟Lなければならない。なぜ な
それは組合の職場委員会おユびそれと協力する代 表 委
関係があり、生産計画および生産情動が入学宰業レベルを必要
であるり
らば.従業員内部に集団的に利益を主張する可能性があるか ら
れる伝統的な熟練現業労働者であり、残る∴分の︰は輸送部門
高くな︿︵weni粥h︵︶Chqua≡izすt∴
はとんどが男性でハめら
てのみ有効な組織化と明月なビジョン︵KOnZept︶を 持 ご し い る 。
H会内部の批判的少数派である。彼らはわずかなネ業所にぉ い
に従葉■する†熟練城普労働者である=総じて労働帯の職業的な
代表委冒会はすでに∴〓午問#存するり
%であるn
現ん委‖数は.∴人
机A=組織率は一打%である。現業労働者に如けるそれは二∵U
女性の比率は怖い=外同人労働者はいない
たいていの事業所では代長安員会の決︷疋に影響を及ぼすこ と の
賛楕水準は高いり
委員会指導部は紛争好きな利益代表とは認識していないむ
ない感情的な ︵∋Oralisch︶ 反対派に山ま﹂ているし
しろ共同童任意識を侍った、すべての関係者の利益を調整す る
の希望により半日のパート専従であるぐ
で、うち∴人か専従である。もっともフル専従ではなく、本人
中道的な代表と〓﹂認識している。彼・りは使用舌の決定が 状 況
に照らしてやむを得ないものであることを従業冒に説明L、 し
の運営に関する決定を職場確保のためにはやむを得ないこと と
職業分野の変化に落ちこほれず、将来の昇進チャンスを残Lて
それは彼らがその#門
かL、自らの代表‖僅を対置することをしない。彼らは事柴 所
代表委員会の構造的特徴および事業棟内にお〓る地位ほタイ
おくためであるり
される秩げ形成者である=そのような決定により従業U方寸 内 部 に
して一堂け容れ、抵抗から防衛することにより、使用者から 歓 迎
は公認された機関である‖労働署はそれを利益代表と見ており、
プ四と似ている。代表委員会は労働香および使用者側の意識で
決定手続への参加は、タイプ川のそれと同じである∪.九七二
員会の設置と運営などの委員会内部運営、正式の情報提供チ続、
使用者もまたそのようなものとして尊重している。各桂専門委
緊張か生じたときには、苦情処理扱いし、事後的な個別放流 措
従業昌代真のこの樵け統制は事業所内における高い細入n 組 織
置を仲介することに努める。
率を背景とするり それは企業決定に対し凡Lない√﹀
年の委月選座主では、ここの代よ委‖貝会はタイプ川に分類され
ドイツにおける従業員代太〝)タイプ
487
るタイプのものだった。七二年の選挙によって執行部交替が 行
コトホフは議長、副議長および他の委員の二人に取材した
イ、多数派の役割認識
を紐介する二代衣委員会は労働者の利益代表だ⊂使用者側に対
幾らかニュアンスは異なるが、議長の言葉により、彼らの認識
われた”少数の、しかL樽柿的な職場委員とかつての委員会 両
て選挙が行われた。一方のリストは組合派であり、他方は旧 執
使用者もそのよ﹁に見ているご
彼の代表プログラムは権利を頑なに主蝦することである=し
した︵
同時に議長に選〓されたr、そこで集中して事業所組織法を勉強
が制度的に同権に振る舞うことである1j彼ほ委員になるや否や、
議長の意見と行動のポイントは、使用者に対して代表委員会
してそのように対応するn
反対派の一部が、初めて鏡争する二つの候補者リストに基づ い
行部派であった。
もっとむ旧観石部派もたいていは組合 員 で あ
それとと も に
ったが、彼らは組人‖活動では重要な役割を果たしていなか っ た 。
この選挙で六対⊥の僅少差で執行部が交拝したり
彼らは従業員のなかにあ っ た
1日執行部に対する不満を利用し、七一日牛車業所組織法改 正 と と
新しいタイプの委員会になったじ
その中心人物本人 は 、
かL、かといって特に熱心に組人〓を土心向した政策はない仁 彼も
もに高まった労働者の期待に使果Lたり
従業員のなかでは秘端な机人口寄りの人物と見られ人気がな か っ
大規模企業の議長として組合の地区役員であるり
は糞要であり、他のもので代替できないと考えている。Lかし、
組合を∵服に
たので立候補しなか﹁た。そのために選挙では、すぐれて人 物
新しい執裾部は組合の中心人物ではなく 、 有
代表委H会の政策に組合が〓出しすることを拒否する=披か委
本位に選ばれたり
能で従業員に人気のあるメンバーが選ばれた。彼らは組合職 場
員に選Ⅲさ九るときに支接した組合職場委員会が政策に〓出し
議kは協調的で非社会、王義的な組合政策の支持者であるし 代
競合することは避けたいご
活動を望ましいとは思う。しかし、聯場委貢会が代よ委員会と
することについても同じであるい﹁私は組合を通じた代表委ほ会
委員会の直接の拍ホには従わずに独〓の苗を歩んだり
委員会は確かに舶人‖軒薦グループ の 活 動
それはコトホフの調査した代表委H会のな か で
選挙は競争選挙であったにもかかわらず、委員会内部には 反
対派がいないり
も珍しいことである‖
表委fi会ljよび従業員の中に組合か在れすることは、使用者側
的メンバーが小心になって運菅されている。そして選挙直後 に
新Lい議長が委員会討論で社会政策的な原則論議や役職をめ ぐ
は代表委員会活動の動機ではないりそれでもタイプ川と異なり、
このような点ではタイプ川と同じである。礼金批判的な意識
に対抗し、紛争で砥抗するうえで必蟹であるり
議論内行には選挙 で 対
る争いを意識的に避けるように会議運営して、対立選挙た伴 う
溝を埋めるように努めたことにもよる∩
議長を小心とするグループの評価が従業=貝小で高ま る と と
左∪
の緩やかな結び付きに代わって、披には別の代表行動を可能に
それか代表活動の兄通Lの喪失にはつながっていない。組人=と
立したメンバーも異論がなく、消極的ながらそれを支えてい っ
もに、そのメンバーも議長らと対立できなくなったり
二一九
488
同 法(47一−4)
二∵ハ
彼は粛l人‖ふ向が強い=
水菜所と納入=の
巾付りと動機が典なるじ
副議長の役割像は議長のそれと基本的に同じではあるが、理
有能性原理と呼ぶり
るり議長は副議長のことをこう語るり﹁代衣委=封会事務所内の彼
紐帯てあり、事業所内における摘発な糾合オルガナイザーてあ
するん向作がある。さし当たりここではそれを選ばれた代表 の
ート理論に基づく。それによれげ、選出された一せ佳肴の行 動 は
この考えは結局のところ、民主主義の エ リ
個別には有権者の委任によって拘束されず、むLろ有権者の た
の職場は組合事務所と同じだ。使用署側もそのことは知ってい
ーとも親し︿協力している=
︵コicht・hauptaコ己ich︶の組合情動家だ∴㌍=に批判的なメンバ
活発な非専従
る=﹂彼は組合員獲得に熱心で、世話しみるい
有能で独立したエリートは具休的 な 問
めのnLの判断によるn
時間 外 労
それは職場 委 冒
題で組織や有権ネの委任に拘束されない。
彼はこのような役割認識を明確に表明するn
会からも従業舅からも拘束されないことを意味するじ
議長は、ストを望ましくないと見る一斗揚から肯定するのに対L、
い頼に滴らた協力の
あるとLて議l主よりも懐疑的に見ているじ
副議長は、経営陣を原則とLて異なるサイドの役割机斗名で
原則についても批判的だ﹁それ柱石=応なしに労働君側のn机を
働の取放いにそのことか最もよくホされている彼はこ の 事 業
め、そり縮小は代表委H会の差し迫った課題であると考える
所で大=敢の時間外労働がわわれている二とを耐え難いと一 せ け 止
伴うご一ド﹁和義務につき、譲kとは異なる理山ながら常信する。
しばむこし﹂を語る‖
また、委員は使用署からの誘惑に乗 ㌧ て は
彼は確仁をもって、長期に行︰る時間外労働か労働界の健康 を む
、れにより親分の闘争力が高まるとみて賛成する=
副議長はそ
通風の右が、※である=彼らはHじ〓標を追求している﹁それは、
議にと副議kの聞にはそのような利運がありつつも、なお‖。ハ
ならないとして戒め、個別に使用者と面揺する二とを禁ずる √
〓パ休的な委‖会活動では意見の違いは緩回Lにするという議k
彼はまた、利益代表としての地位について語るそれ は 役 職
倫理︵A∃tSethOS︶を課し、使用者の対抗者とLて 振 る 舞 う こ と
の堤案に委員通が賛同Lていることによるようだ=議長はまず
彼は有能で、的確な解決提案をする= し か
個人的には親しい‖
使用君側と誓父渉見通しで構想を立てて具体化する。交渉では
を求めるし彼は個人と役職を厳格に区別するり﹁私は人事部 長 と
し、交渉ではお互いの置かれた﹂止揚をわきま、えて行動す べ き だ n
および組合とのパイプ役であり、従業い只に委員会のん針を伝え、
議良が小心になる‖
それによって前任の代表委︰貝会
それに対して刷議長は代表委員会と従業員
きであるり一
従業員から代衣としての適格性を疑われるような行動を憎む べ
従業員の声を委員会に伝えるい
か失っていた従業‖Hのなかでの委員会に対するH租を回復しよ
このような役割像は議長に経営陣に対する明確な態度を可 能
にする。彼が強調することは、東リある成果は闘争と止力に よ
が希望すれば人事記録の閲覧に同席し、事業所集会では、囲﹂
うとしている‖
委員会は労働省
ってのみ達成される二と、すべては有能な代走委員会のイニ シ
それは徐々に成功Lつつある︹
アに依存していることだ。
ドイツにゎける従業日代五のタイプ
489
たことがあればいつでも委員会事務所に相談に来るように呼び
員がそれぞれの職場で代表委員会と従業艮を繋ぐ日常的なパイ
的なやりとりを制度化することに欠けている。▲人ひとりの委
プ役として機能することに欠けている。コミュニケーションは
かけている.
個人的な努力に依存している〝
いい人相とは、勤勉で#観的にみて付能で、
議長も副議長も委員選挙で有能な人材を候補者に確保するこ
とに熱心であるい
ハ、従業員代表委員会および事業所組織法に対する使用者側の
重する姿勢が農本になっている。Jbっとも、このよ↓な遵法の
ム委員会に対する使用苫の態度である。法律の精神と宰言を尊
﹁我々は事業所純触法と比ハ存しなければならないり﹂これは代
態度
使用者からの誘惑に乗らない人物を意味する、.細入〓い貝であるだ
けては岨りない﹁
合=Hでい頼に満ちた協力の原則には、他用君側も同様にそれに
コトホ7が取材した別の委‖Hは副議長に似ている=熱心な組
従う限りで応じていたり
モ勢は代長安H会の執行部交拝以後の比較的最近のものである=
それで
いず
口、従業員代表委員会と従業員の関係
仲川君側の妾勢はタイプ川と比較してさほど違わないい
むテーマが事業所内の車柄になり、部門か‖ペ体的になれは、便
れら率直で社会的にム〓什感を持つ近代的な経常であるり
それに比べて現業力働呑は代長委員会に利益代ムとLて期
まず、この事葉所は宰務職員比*の高さによって特徴づけら
い‖
れる=事務職員は代よ委員会に対Lてさほど強い期待を持たな
の使用署は、すでに目礼では事業所組織ははやイされていると
川名側の態度王タイプ川のそれとは違いかぃてくる=タイプ川
それは委H選挙にお‖る投票率の高さ、
待するものが大きいり
双
使用者は代表委い‖会とS閲係につき語るり﹁総じて理解しあう
ムったい
判断して、個々の事案で法律を厳栴に適用することに消極的で
事業所集会における彼らの発﹂‖の活発さに.示されている
この官業所では組人〓組織やは低い。それは事務職‖Hの比率が
介のい扱が低†卜たことにもよる.り
高いことによるが、同時に前期の代長委H会の活動を通じて組
いつも意兄か▲致するわけではないが、それでも
従業︰Hおよび事業所の利益をサ慮してはっきりと∴い人=う㌧
姿勢があるり
密接な結び付きに心がけている、、議長は事務職︰H職場を含めて、
るり、議長も組人‖のボスである副議長も分別のある人間で、はっ
方とも#意である∵代表委員会は使用署働から一〓置かrLてい
前述のように、代よ委‖り会の活動的なメンバーは従業H十の
職場巡回を頻繁に行っている。副議長はそれを主たる任廟とし
城りの委︰Hらは㍊厚でお
となLいが、悪くはない。〓数が少ないだけだ。﹂代長委貢仝は
‖草も分別がありは︹きりと物を二▲riうり
きりと、手張できる。さらに前面には出てこないが二一−四人の委
ている。幾人かの職場委nHは代衣委員会にと二し重要な情報提
供源である∩
このような努力にもかかわらず、集中的なコ、=ユニケーショ
ンがあるとはう=えない=職場の出来事と代表套[H会の間の臼瑞
一︰Lし
4) 490
開 法(47
意見の対立があったときに使用署側に対して七張を首徹できた
使用者側は代表委員会の要望に従ってバランスのとれた両名
かという閃いに対して、使用者は肯定する。
それによって参加の甲が規定された、い
それと
一一一し
ノ
らコミュニケーションと権限委譲のルールを定める=
的レベルの権限および決定権限を明、りかにした1
この公式の
b、議長は最初に代衣委最仝に対するさまざまなヒエラルヒー
表明によって、使用者‖身と上級役職者が代表委いH会に対し
使用者H身は理解があるのだが†郡組織がそれを妨げる
めているじ
C、議長は代表委冒会がまとま﹁て使用署に対応するように努
員会はここで使用苫を唯︰の交渉机㌔者とした〝
といった、別の事業所で聞かれる苦情はな︿な㌧た=代表委
たり
業所内のヒエラルヒーを戦略的に分業することか困難になっ
それによ
って代表委員会に対して使用者がその立場を強めるために事
て決定権限を持つ交渉パートナーであるとされた‖
の関係を認めた1
ともに紛争が頻繁に発車Lても、それが協力的な関夜を喫すに
使用者がこのように新しい代表委員会指導部に比較的早くに
は到らなかった∩
適応Lた一因は、使用苫が議長および副議kを気心の合う人物
それに応じて使用者は誠意を持って対
と評仰したことによると推測される=委員らはよく調べたうえ
ではっきりと主張するり
よりも、指導力を備えた人物であることか判明したことが人切
に即Lた活動スタイルを展開するり
分野で意見の統↓を図ることを初めから断念し、懸案の課題
応している′使用署にとって、委員がどんな人物か不明である
であ﹁たり
d、代表委H会は†拝された企業の決定に車∵た‖∴早い時期に〓
意形成を重視しないじ
を高めるために委‖H仝がまとまるベノ∼、
イデオロギ﹂的な人〓
使Ⅲ君側に対Lて交渉力
彼は、委Hのなかで理論的に、または社会政策的
二、参加バターン
ここの顕若な特徴は、代表委員会が使用苫側の決定に村Lて
内谷的に影響を及ばそうとし、参加を紛争的石動︵K〇コf−ikthaコ・
de−n︶と見ていることである。いくつかの基本原則に従い成果あ
て情報を集めることはそれと係わる。もはや決定の変更がで
らの見解を出↓ように努めた=事業所内の様々な変化につい
この
る紛争行動のために準備L、意識的にその行動を続けるJ
この川つの原則を知っておくことは後述の参加パターンを理
きな︿なる前に、代表委員会は影響を及ぼすことに努めたゎ
ような行動スタイルは二れまで紹介L左参加タイプとは異なるむ
もって先を見通しなが・b参加している。その重要な戦略的旭則
現在の参加スタイルを確立するうえで困難だったのは、改選
解するう、えで参考になろう。
代表委員会は二こでは強ノ\反応するだけではな/\、イニシアを
とは、つぎのことである。すなわち、
a、使用者とのコミュ ニ ケ ー シ ョ ン を 仕 事 と し て 巌 楷 に 材 う U
使用署側に封Lて従来の参加スタイルを変更する
ことを認識させねばならなかった。議長いわ︿、﹁H収初は、我々
両棲である︹
そわによって使用者
が委員と個別に接触することが国難になる。代表委員会は臼
それほ定期的な懇談・意見交換を指すい
ドイツにおける従業員代表のタイプ
4引
そして具体的な事柄で争っていったり﹂たいていの紛争点は、人
かった。当初.使用者 は 我 々 の 受 け 容 れ が た い こ と を 主 張 し た 。
が従来型の参加を変更したいことを伝えるまではとてもしんど
の戦略にとっての意味が明らかになった。企業にとっては残業
を検討した。現在の残業数の多さの経済的意味およげ使用者側
労働条件として最童要課題であると認識した。そこでこの問題
事業所内優先の欠員募 集 、 配 転 ︵ U ヨ b e s e t z u コ g ︶
者に及ぼすポ=定的影響は他の諸課題よりも重要であると捉え、
ることは企業側の抵抗が†思された。代表委員会は残業が労働
れゆえに残業は企業にとって重要課題であり、その短縮を求め
の定義など、 よび労働規律を高める傾向を持つので、残業を継続したい。そ
事的事項に関する共同決定であった﹁ノそれは確かに血倒だったっ は人件費を抑制し、業務量の変動に対応L、かつ、作業庄力お
その際に事業所組織法の
それぞれに見解が対立していた。それを企業内で労使で共通し
た理解=用語にしなけ れ ば な ら な い っ
めた。この点では、残業をたくさん抱えながらも、それを追認
使用者側の抵抗を党惜しっつも、要求とLて提出することを決
定義から逸れる訳にもいかない。
事業所内の慣行を変更させるうえで、代表委員会側かはっき
これはその後いかなる朕開を遂げたであろうか。代表委員会
する他の事業所とは代表委員会の姿勢が製なる。
りと苦情・意見を表明するとともに、使用者側でも変更を必要
った。使用者はその改止について十分知らなかった。そこで代
とする事情があった。それは一九七二年事業所組織法改正であ
はまず残菓の実施にあたり、それに先﹂≠って代表委員会に通知
れは代表委員仝か参加で新しいスタイルを確立するためにその
これに使用署側は強く批抗トたり こ
表委員会か改正内界を事業所内に具体化するうえでイニシアを
することを厳格に求めた∪
それは闘争だとか囲
握った。使用者側が改正内谷を熟知しないためにそれを具体化
することを躊躇していることを批判したり
で代去委員会は仲裁委員会を設置することをほのめかしたい
断固たる姿勢を.小す最初の機会だったり
そ
使用者側が砥抗うるの
経というほどのことではなかったと述べる。代表委員会はこの
い決意を意味したっ使用者はそこで譲歩した。代表委員会いわ
れは労働時間法の規定を厳†し、法律上の監視権を行使する固
時に使用者がそれに応じないときには労働裁判所または仲裁委
員会に提起するつもりだった。使用者側は代表委員会の提案を
以後、使用者は残業に先立ち代表委員会に通知L同意を求める
ことが違法である二とは明nだった。﹂これは大きな成果だった。
く、﹁事前に代表委員会の同意を得ることなしに残業を行わせる
受け寄れることをやむを碍ないと考えるようになったい
ここの参加で特徴的なことは、代表委員会かその活動でルー
ようになった。代表委員会はしばしば同意を拒否し、新規採用
ティン・ワーし7と長 期 的 な H 標 と を 区 別 し て 取 り 扱 っ て い る こ
とであるい
他のタイプの代表委員室はこのうち福利厚生施設の
管理などルーティン・ワークの活動に止まっている。しかし、
従業員代表委員会がイニシアを発揮した別の事例として、企
を求めた。
従業員代表委員会は時間外労働問題を長期的にみた従業員の
代表委員会Eの活動は そ れ に 山 ま っ て い な い L
二一九
492
何 日こ(47一4=
がその作を上層部︵Gesch巴ts訂itung︶に連絡した。上層部は頼
る旨表明した。代表委員会とのやりとりを聞いていた人事郡長
・■
業が税金対策の必要から企業分離を検討したことかある1
労働
者の頼叫業務内谷や就労する企業施設は従米と同じたが、法人
当摩門職と同様に理解し、その件は代よ委︰H会の閻㌧すべき事
この時、代表妾=貝会は企業分離
梧か別個独立することになるい
れはまさしく成績規範の変更か問われており、事業所協定に違
項ではないと判断した。しかし代去委日本の判断によれば、そ
それは企業が分離すれば代表委員会も別々
がって1共同決定事項であると指摘した‖
kする=我々は、その措置か実質的な賃金削減を意味L、した
渉の重点を置いたい
〓休にはk対せず、むLろそれに什う支障を除去することに交
に選出されるのが原則であるところ、規模か小さくなれば代去
を実施すれば代表委冒会は労働裁判所に提訴するつもりだと伍
使用省側に、もしそれ
活動に支障を来すと判断して、両社の失態が鯨∵的であること
を理由に、分離独立した後にも代表委員会は合同で選出される
、エた﹀
代表泰︰H会は法的い一根拠ある主
張をするときには、譲らないことを知ることができるL.代衣委
指.小された=﹂この出来事かゝ㌧
損勺専門職はその後、上層部から火砲を延期するように
ことを労働裁判所で確認してもらった。
さらに別の事例とLて、就業規則変更がある=従来から就業
最会は幾度かルール違反や法律違反にぺた二しはな渉や妥協の
そこで此正を代表委H
放映Lておらず時代遅れになっていた︵
F‖意のないことをアピールして、仲川君側にそのわ動の余地の
規則はあったが、それは、この問の企業内のさまぎまな変化が
会が提案し、組合の協力を得て改正案を昆.小Lたしその特徴は、
このようにし
代表委︰り会はこのような畔、ことの純綿を従業
限界を▲示したり
=Hに知上せて、予め譲歩の条什と限外を小したり
していつた
明文で定めたことであるり
提案の線で改正され、それは労働署
就業保護の内谷を法律おょび協約に即Lて就業規則に具休的に
これは小
て代表委員会は七∴年に法改正された内容をや業所内にFl人体化
人卓そ課をめぐるやりとりも人きな出来事だっ上㌧
の職場生活に有効なてこになっている=
運送部門では身休的なflれ
大きな建物の新築に当たり騒
従業員代去委員会の参加は健康保護および労働科学の分野で
も少なからず成果を挙けているり
ここでは成績持余制
許防止のための措置を講上させた‖
冊管理職レベルにおける紛争事例であるり
がある‖労働者の一部に関して、代表委員会に事前に諮ること
度に関する事業所協定があ︹上㌧人本部捏当専門職竜rOkurisこ
づき従業員食堂が拡張されたい
を軽減させるために機械を購入させた。代表委H会の要望に基
彼は、その変更は事業所協
それは代表委‖R会の参加
の評価指標となる。タイプ四の代表委員会は苦情処理に不熱心
扱いから守る取り組みを有っている、﹀
労働者の保護につき代表委員会は労働苦を使用者の悪意的取
な︿この制度を変更LようとL左∩
机当専門職は代表委ii会に来て、いついつ
定の枠外のことであると考えたり副議長いわi、﹁代表委員会は
反対の理解をLたけ
彼はそれを覚悟す
からその変更を実施する旨を伝えた。議長は、代表委員会の反
対によってそれが面倒になる旨を繁出口したい
ドイツにおける従業冒代太のタイプ
493
かL、実際には代表委員会は採用資料を閲覧することなLにN
上、使用者は採用に当たり代表委︰H会の同意を必嬰とする。し
参加の別の論点とLて採用に当たっての参加がある。現行法
あれば代表委員会に相談に来るようにいつも呼びかけているり
捕Lて同意することが多いし
それに対Lてこのタイプでは従業]貝に対Lて苦情が
例えば、ある労働者が病京になったケースでは、議長いわく﹁彼
法律に小心実に採用予定者の資料を検討L、使用者の採用人選が
であったLl
が休暇を上司に連絡すると、上司は彼の病気欠勤が多いことを
それに対Lてこの代表委日金は、
怪Lんだ=そこで彼は代表委員会事務所で委員会に立ら会﹁て
という労働者を採用Lたいと考え、代表委ii会はむトろBの方
適切であるか否かをチェックトているいいわく、﹁使用者側はA
彼の健康にとって、どうやら硯ん
それを双カで協議するこ
の職場が不適切なようなので、別の職務に配転することを検討
もある∴
従業員数︰∩ノ00人
分の二一は従業日数八〇∩∵000人であり、二例は川口O人
以仁および四〇〇人未満の事業所にはない。五例、すなわち川
このタイプは八二一例申七倒で兄られたり
で﹂のタイプの普及度︾
使用者側のf定人選が協議によって変更されること
が適切であると評佃することがあるい
もらって卜司と話トをLたい
Lたr﹂
こ
労働者がちょっとLた病気で仕事を伏む︵Kraコkfeierコ︶こと とになるり
を代表委員会がいかに取り扱うかも事業所によって異なるり
の事業所では代表委員会は専門家に問い合わせて、労働者本人
委Hら
と上りり一.〓い分を公平に説明Lて判断を求め、拉後には労働者
このような原則に従って代表委員会は処理Lているり
を擁護している、
のタイプが家族的企業に馴染まないことをホすり
である=中小企業でこSタイプが存在しないということは、こ
なぜ∵000
の説明によればこれらの活動は代ム委員会の良心を.示す連帯的
人以仁のか業に存在Lないのかは不明であるり
な対応であるという。この事某所では解雇が比較的少ない=そ
れは人木部長が解雇に消極的であること、労働署の職業的資格
繊維産業および良‖岬メーカーはない“座業分Ⅳ別ではタイプ川
がそれに該均する。化学就業調査企業の三分の一に該当する
座業分野別に特徴を見ると、化学丑業が‖立つ=L例中▲ム例
いる。この業界は技術不断の早い分野で、熟練労働省の抜能が
と類似するり
水準が高いことによるが、同時に代表委員会の対応も寄㌧Lて
適用Lなくなることがよくある。そのとき代表委員会はその労
%以上が普通であり、事業所Eは堆一の例外であるり
組合職場
組合組織率の高いことでも共通する。組織*七〇
主張する。も﹁ともこの企業は業界ヰ均を上回る収益状態にあ
働者を再訓練トて賃金低下させずに引き続いて雇用することを
委員会の普及も共通するい
の二〇−二〇%がそれである︰
二一
さらに熟練労働者の比やが高いことも特徴的である。従業‖只
るのでそれが可能であるというや情もあるが。この課題は現在
ている。
産業別組合の重要な課題であり、使用者側の強い抵抗に遭遇L
﹂
494
岡 汰(好4)
か分析︾
イ、従業員代表委員会の代表としてのカ
確かにその具体的な内容は、生産条件、市場状
ニのタイプの代長委員室は従業員代克として注〓すべき成果
を挙げている‖
況、労働力政策、従業員の構成その他の要素に規定されて事業
二二二
たW働舌は、それにもかかわらず、残業f当を支給されてい
る。それが持合継続支払はの趣旨に叶うという理解による‖
先的な課題としている一広範に作業過程がテーーラー主義的形
・従業︰H代よは否定的な合理化招請か・h労働苫を守ることを優
代表委持八ムはや前に本人の/解をとるよ
態でA=埋化されるり代表委員会はたいてい配転モヨbesetzung﹂
の方法で対応するじ
うに努める。紛争が牛じると、本人が同意する別の職場を見
このタイプと前述
つけるように努める=配転によって賃金減少が生じないとい
しかしそれでも、紛偶に対する認識および紛
争を解決する姿勢には共通するものがあるり
う∵恨的ルールを櫛立した.
所により異なるし
のタイプの追いを浮き彫りにするためにE以外のこのタイプの
ことを防ぐためにもエネルギーを費やしているり
菅業監督署
・作業環境条件が不利であるために災セ=や健康障害が発生する
代表香‖貝仝の特徴的な活動をピックアップするい
︰﹂の代表委員会は賃金支給と関係する諸問題に敏感である︺
と連係Lて轍常防止を働きかけ、騒洋源除よの提案を行った。
どれだけ集中的に行ったかは、代表委H会
綱続的に独‖に職務記述を行う二とによって、職席評価を効
果的に規制するり
これにつき労
賃金は完全には補侶されなか﹁たが一せけ谷れることが
・労働者を上司の悪意的判断から†るために、役職者に対して
できる内谷で妥協が成正Lた=
ったり
働者のなかで、それに什うn令減少と係わってk対意見もあ
・H腫労働を一∴時㈹から八時間に減らさせた㌧
よる検診を一せけることを仙川苫側に要求した
特殊な部門では健康障宮チエ∵グのために定期的に産業医に
本人の理解に照らL
が一つの賃金ブルプの評価の争いを解決するために交渉に
∵U六時問を費やLたことから分かる∪
て納得のいかない労働者に対しては代走委=貝会は労働裁判所
に提訴することを勧めたい
・成績加給かそれに基づいて支給される評価制度の客観化に努
否定的な評価の多くの場A‖に、代表委員会は使用
め、組合の作成Lた評価表がそのまま事業所で抹用されるよ
うにLたり
によ1リては役職者の更迭を求めた。労働者が解雇されること
事業所組織法や労働法の研修を受けさせることを求め、場A‖
の診断書の提出を不要にさせた。
・現業労働者の病気休暇についても、穀初の三じ聞につき医師
置や配転によって解雇を免れさせたり
にはできるだけ反対し、場合によっては別のより軽い制裁措
ネ側を、労働者の成績不良の理由には作業に由来する健康障
により軽易な作業に転換されるように説得した㌧
書があり、事後に評価修正されるか、もしくは賃金低†なL
・協約L乗せ手当は労働者全員に対して平等に支給さ九、それ
は労働者を操る役割を果たしていない∪
・残業を予定Lていながら病気のためにそれを遂行できなかっ
ドイツにおける従業員代表のタイプ
495
− その行動はかなり事業所組織法およかその他の労働法
規定に依拠している。泊用できる現有法を最人限利用している。
a
総じて法的安定性を志向した参加といえる︺
このような取り組み お よ び 成 果 は 前 述 し た 他 の タ イ プ の 代 表
委員会と比較すると明確 な 違 い が あ る 。 し か し 、 こ の タ イ プ の
を拡張解釈しているわけではない。例えば、事業所Eでは代表
委員会は使用者がよく使用する事業所組織法コンメンタール︵法
それは決して法律
わち、その要求の正統件︵ L e g i t i ヨ a t i O コ ︶ お よ び 考 え 方 へ K O コ N e マ
代表委員会にもはっきり と 限 界 が あ る こ と も 事 実 で あ る 。 す な
律逐条解説書︶
を使用し、逆に使用者側は代表委︰H会が好んで
に根拠づけられない要 求 は 、 た と え 従 業 H の 要 望 が あ っ て も 提
tiOコ︶が法律で基本 的 な 方 向 件 を 画 さ れ て い る こ と で あ る り 法 的
ど法律条文が引きA‖いに出されることはない。事業所Eでは圭
使用するコンメンタールを使用している。︰般には事業所Eほ
そのような明〓な限 界 か あ る に も か か わ ら ず 、 こ の タ イ プ の
出されない。それは自、1 圭 規 制 さ れ る ∩
いに出されている。これが使川者と代衣委H会の関係が安八疋的
だ新しい労使関係が形成過程にあるので、条文が頻繁に引き合
は何か‖
事業所Eでは紛争解決の最後の†段は、当然
その要求は、しばし
使用省側との交渉へ向けてS徹底的な準備がこの代表
〓標は議論を通じての説得で
者側は代表委員会指導部の考慮きれた、計算詰めの、そして事
ている。高‖分の提案と別の決定を仕上げることができる。使用
を整理し情報を収集し∩分の行動計画に当てはめる能力に長け
そしてその法的根拠づけを確かめる。彼らは複雑な客観的脈絡
討し、使用者側の反対意見を予想し、彙後に∩ら?上張を定め、
はない=代表委員会は情報を集め、要求の範囲と戚り行きを検
あって、情緒的訴えや人二▲.‖壮語したセンセーショナルな行軌で
ば長期に.H一る準備の庶物であるじ
委H会の実りある行動力の出発点であるり
b
のことながら裁判所や仲裁委H会による解決ということになるn
ることになろうり
になれば、条文に依拠するのではなく、慣行に従って処理され
その際に、検討視角とし て 、 次 の 三 点 か ら 分 析 す る 。 す な わ ち 、
び組織的基礎は何か 。
すなわち、
長期にH▲つてその よ う な 状 況 を 解 決 す る た め の 社 会 的 お よ
pretatiOコSヨuS t e r ︶
関連する行動を認識 L 影 響 を 及 ぼ す た め の 説 明 モ デ ル ︵ l コ t e r ・
車力
代表委員会が依拠し て い る 首 徹 力 お よ び 影 響 力 行 使 手 段 は
活動が何故可能なのかを 前 述 の タ イ プ と の 比 較 で 検 討 し た い 。
川
似
制
その実行スタイルに は 川 つ の 基 本 的 特 徴 が あ る じ
ロ、従業員代表委員会 の † 微 力
た関係を正統化し 、 そ こ か ら 導 か れ る 一 般 的 な 法 律 志 向 の
a、使用者側に対 す る バ ラ ン ス の と れ た 、 相 互 H 柏 に 星 つ い
結果、事業所組織 法 を 電 視 す る い
C、粘り強い交渉
b、徹底的な情報収 集 と そ れ に 基 づ く 要 求 作 成
な活動スタイルの好事例として、いずれの代去委員会も賃金制
務的に︵sach−ich︶有能な活動スタイルを誉めるり
事務的に有能
これをさー㌧に詳L く 説 明 し よ う 。
d、ルールや協定か 遵 † さ れ て い る か ホ = か を 監 視 す る 。
一二三
4) 496
岡 法(47
たL父渉川であるr
一日‖r
一・−‖り
する二とを認めるかの枠組みを定める。交渉グルーフもその純
囲内て対応できる。交渉ごとに進展状況が会議で紹介される
代表委員会では交渉グループにご二まで妥協
度、就業規則jjよひ 労 働 時 制 の 問 題 で 対 応 す る 事 業 所 協 定 の た
それでも交ルメンバーとそれ以外の委iiの問に情報量の精差が
事業所四六の刷議抜いわ
めの書面の提案を準備 L 、 使 用 者 側 の 提 案 に 部 分 的 な 変 更 を も
たらしたという幸美を 紹 介 し て お く り
生じることは避け堆いり
彼は病気休暇の統計を人事部か∴∵人手し、
﹁議論の綱引きた︰﹂
すなわち、〓下のところ交渉は難しくヤ行線を
﹁一度たけ、使
は同じであるじ
へ議長ム八︶
たど﹁ているU
代表委員会側の説明ても使用省側の説明でも交渉の進展ぶり
二の溝は事業所Eではさほど人きくな
く、﹁フレックス・タ イ ム 制 に 関 し て む す で に 我 々 の 提 案 は 机 の
事業所五八の議長は、病
引き出しに用意されて い る り ﹂ 事 業 所 E の 議 k は 、 就 業 規 則 の 複
雑で体系的な変更を詳 し く 説 明 し た り
気休暇敏初り二日問に つ き 医 帥 の 診 断 証 明 提 出 を な ノ \ す と い う
体系的にまとめたり
確かに稀な要求を提州し て い る が 、 二 の 装 求 と そ の 理 由 付 け を
︵議長圧し︶
いつも交渉
用苫が本当に泣きたLた二とかムる∴
この車突か・㌧彼は、
る
そ二で代走委‖〓会が発揮する⋮〓微力は車務処
理的有能さの他には、議論能力、明確に‖棋キ∴小す二と、粘り
夏ルは難航するり
使用君側の反対に〓くわしても代よ委=り会は直には諦めず、
変渉て朴ることを経験から知りてい
部門毎の人きな桔差があ る こ と を 知 っ た り
病休期間の分析では、病㍉の柿類に
て対立するわけてはないか、それでも使川省側は代長委〓会か
の事情に係わるとキえ た り
病体は個々の労働省の労 廟 提 供 意 思 と は 関 係 な く 、 む し ろ 職 場
閲係なく棚‖と大きな相 聞 関 係 が あ る こ と が 明 ら か に な り 、 そ
いる二とになるり
強さ、法的対抗措置に訴えるという稗Lをさほど川いない︵spar・
議長は二の∴つの議論から、もし‖収初.二‖冊
の医帥診断証明かなく な れ ば ア ブ セ ン テ ィ ズ ム に よ ︺ て 失 わ れ
である。彼らはその要求を簡中には撤回せず、︿どく繰り返し
saヨeDrOhun昭︶ことであるりその柑りたるやしはしば驚くはど
れは病気よりむ医師の 対 応 が 多 く の 場 合 に 病 休 期 間 を ん れ し て
ている労働時間が減る で あ ろ う と い う 結 論 を 導 い た 、 そ れ か ら
て説明する=そこで代表委H仝が受け谷止ることのできる妥協
要求に関して従業‖か・ ト 音 面 ア ン ケ ー ト を 取 り 、 支 持 を 待 た し
が成立するまでは否応なく使用者側も席を立てないり
この粕り
をなくすというH標は、 こ の 統 計 テ ー ク に 袈 付 け ら れ た 書 面 の
病休は逸脱行動であると い う ス テ イ ク マ を 取 り 除 き 、 強 い 規 制
それぞれは全権委任され
仲裁委員会設置や労働紋別所提訴の脅しの効果につき、代表
にかく話し人〓いの連続である
徐々に要求内寄寓トー、ノ■ダウンさせて人‖意に持っていく∩ と
あるや例では、代表委員会は′﹁め賃金制度変更
に関する要求再呑をつり上げて、それに使用者側が反発すると、
が武器であるり
このような集中的な準備が可能なの
決定的な貫 徹 力 は 交 渉 に お け る 対 応 で あ る り 交 渉 出 席
土張によって達成さ れ 左
C
は、情報収某と処理のf は ず が 整 っ て い る こ と が 前 提 で あ る 。
Lかし、.人で対応する こ と は な い ぃ
者は代表委員会側からは 数 人 て あ り 、 仲 川 省 側 も 少 人 数 で あ る り
ドイツにおける従登呂代演のタイプ
497
用している。他方で、使用者側は棟端なケースで一堂け人れられ
委員会は検討した結果、成果の見通しが高い時にだけそれを活
会の法律監視活動といえよう。
措置に関するそれを、本人に代わって提起することも代表委員
きりと指摘される。・﹁司が適切に対応せず、従業員がそれに不
エートを占める。中級および下級管理職の規程違反行為ははっ
ルール監視の活動は代表委員会の=常活動のなかで大きなウ
いずれの代表委員会もかつてはこの脅しを繰り返L活用し、
る紛争解決のみをそこに持ち出す。
使用者からそれが空脅しであることを見抜かれることもあった。
それが代表委︰日金のきっばりとした遇速
申し入れ、実施するり
満であれば、代表委員会は匿ちにそれを除去すべく使用君側に
強力な子鹿である。それにひきかえ、従業員を圧力のために動
な対応であり、それゆえにまた代表委員会は使用者血わ信露を
法的措置に訴えることはこれらの代表委員会では最後の巌も
員することはない。平和維持義務は狭く解釈され、厳格に遵守
継続的
得ることになるっ
代表委[国会はこの監視活動の重要什を認識しているり
されている。それでも代表委員会の云莞ザ刀の背後には従業員の
に監視することで信用を獲得する。
支持があることは事実であり、使用者側も交渉中は使用苫の回
答に対する従業Hの受け止め方を気にし、それを考慮して対応
ハ、自己の行動状況の解釈
代表委員会が交渉相手である使用者に対抗する別の形
その決意かある。
ていない︰ここではいつも緊張と不利がある∪
仙川帯と
それは両署の協
代表委員会の関係はタイプ三や四のように背走的には評価され
いない。それは貫徹させるペきものと理解Lているり
代表委員会は使用者側かn発的に法律を遵守するとは考えて
Lようとするり
いを持たない。それゆえにたとえ閃難があっても、それを克服
いずれの代表委員会もー11分が従業=貝の利益代表であることに疑
このタイプでは代表委員会の実行行動が決定的に重要である
する。ただ、代表委員会が従業[貝の動員を圧力に使うことはな
使用者にとって
双方の協力関係のあり方を見直
H様に代表委員会が﹁今後は協力Lない﹂という脅Lの圧力
いことは柚キに信組Lている。
手段を用いることも柿であるり
すことは戦術的な手段とLては採用されない∩﹀
−
その意味
重要な案件で将来の協力態勢を目下の交渉における使用署の出
方に依存させるという交渉力法もまた採用されないり
d
では代表委員会は抜け目のない交渉巧者ではないひ
いわく、﹁代表委員室の説得によるよりも、法律による強制の
力関係とオ盾しない。
方が効果があるものだという印象を持つ=代表委員会側のわず
そのやり方
は、まず違反の事実を確認L使用者に抗議する。使用者がそれ
つも善意で相応するわけではないので。﹂
かな努力では必ずLも﹁分ではない。というのも、使用署はい
とである。その貫徹のさせ方は交渉外の場であるr
態は現行の法律、協約および事業所内規程の遵守を監視するこ
を除去Lなければ、代表委員会は蔽ちに圧力手段を行使するか、
︵議長五八︶
それとも除去することを断念する。労働者の苦情、特に人事的
二二五
4
8
9
d一
岡 は(47
信頼に満ちた協力の命題も相手がそれを遵守するときにだけ
肯定される。すなわち、相手の出方次第である。
二二六
このような職務役割認識をE以外の事業所のケースで比てみ
よう。﹁代表委員室は今口、法律に精通していなければならないり
る。たとえ個々人には離山があっても代走委員会としては筋を
彼は労働者の利益をあらゆる分野で代表する人物でなければ阿
通してもらわねば。﹂﹁事業所納織法の過川は、それをやれる人
面接に応じた誰も、現在の経済秩序の枠を離れて利益代表を
紛争を避けることを考えない。労使関係は二面的な社会的パー
相を確保できるか否かにかかっている。﹂.私は事業所組級正を
行うことを考えてはいない。他力で事業所組織法遵守のために
トナー関係である。すなわち、協力と対立が同居している。意
代表委員会が法律を活用しようとす
企業の健全な業務遂行のためにも、従業員代表の活動のために
必要とあれば裁判に訴えてでも権利とその実現に囲執するこ
とが安定性の基礎であるゎ その限界として、いわく﹁たとえ協
れは委員の仕事だ、.﹂
るとき、時として相†方の感情をセ=する二ともあろう=でもそ
も合理的な法律だと思う︰し
識における協力的契機は紛争的契機と同じくらいに強いト
ついでにいえば、代表委員会は経済および社会も、さらには
委員のなかで組合に忠
事業所内の諸関係も調停不能な︵uコ旨erbr露kbar︶紛争によっ
て運命づけられているとは見ていないい
であると見る。彼らは紛争解決に当たり政治経済学的な解釈を
用者には何も強制できない。﹂使用署側が頻繁に抵抗すれば代表
議権を持っていても、裁判所が使用省に何かを人町じない限り使
実と見られる委員も、紛争は人間関係に随伴する避け難い現象
見い出そうと交渉する。職場で紛争の火種になるのは、しばし
彼らは使用名の協力に依
≠している。そこで惟用者の車庫さに働きかける観点は法律の
委員会としては途方に暮れるだろう‖
持ち山すことなく、現実に当面している開店に実際的な解決を
ば名誉欲、靡事心、配慮不岨など人間関係Lのものだ。
枠や代表委員会の貫徹力に限定されない。従業昌の反応もまた、
そ
の課題を使用者との紛争で要求を貫徹することと見ている。こ
重要な要素である。
使用者側の協力を引き出す上で代表委員会の実行力を上回って
代表委員会は自らの任務を紛争を起こす役と考えているり
のタイプでは、委員たる職務が必要とする人柄による。委員を
人かの人物に依存している。それを達成する彼らの能力および
このタイプの参加は行動レベルでは基本的に指導部にいる幾
二、安定した従業員代表の社会的および組織的条件
引き受けることにより使用者との個人的人間関係とは無関係に、
使用者に抗して職務を遂行することが求められる。それはあた
務として求められるのと似ている。職腐遂行に必要な人的資質
理的で知的な議論能力による。その実現を〓指す構想は実際的
成果は大部分がその安定性、決断力、事務的有能さ、そして合
かも経営者になれば企業を経済的に正常に操業させることが任
として∵言いに︿いことでもはっきりと表明する勇気︵NiユーcOur
であって観念的︵ideO︼○乳sch︶ではない。実行力のある指導部
ge∵事務的有能さ、独立性、事業所組織法を遵守する姿勢など
を挙けるい
ドイツにおける従業員代表のタイプ
499
ような観点から職場委 員 会 が 観 念 的 で あ っ て 実 際 的 で な い と 非
は実際的志向と効率 の 双 方 を 考 慮 す る 。 事 墓 所 E の 議 長 は そ の
︿﹁組合専従が言うことは全て止しいわけではない。事業所集
実行力があり、かつ、厳格な組合員と自認する別の議長いわ
日分で従業月を掌握しているので。﹂
会では自由に発言させている。私は組合の補佐がなくてもやっ
同参加者としてではなく、随伴する社会的組織的基盤としての
ところで、従業員、職場委員会および組合は参加の重要な共
ていけるり
難する。
安定Lたエリート 幹 部 と そ れ に 追 随 す る 残 り の 委 員 − − − こ の
っているにもかかわ ら ず 、 従 業 員 を 参 加 要 素 と し て 交 渉 に 引 き
タイプの実際はこんな も の で あ る 。 指 導 部 は 従 業 月 と 接 触 を 持
み登場するときには、その実行力はどうなるだろうか。
る。委員選挙に当たっての候補者リストは組合との申し合わせ
業所内における組合の存在が間接的に大きな影響を及ぼしてい
の安定したエリートの人材確保である。この人材登用では、事
辛がかりは、一日元且用されるとその分野をまっすぐ進む少数
入れることはない。そ の た め に は 代 表 委 員 会 と 従 業 員 の 間 の コ
両者間には日常的な意 見 と 情 報 の 交 換 に 欠 け る 。 代 表 委 員 会 は
渉では従業月の利益を 念 頭 に 置 い た 行 動 を 取 っ て い る 。 し か し
により職場委員会が提出する。かつての委員や指導部メンバ1
ミュニケーションの 密 度 と 制 度 化 に 欠 け る 。 指 導 部 は 確 か に 交
従業員のために行動す る が 、 彼 ら と と も に 行 動 L て は い な い 。
はこの過程では関与しない∪代わって職場委員会がリードする。
参加パターンおよ ぴ そ の 主 張 を 貫 徹 す る 特 別 な 力 は 事 業 所 内
の従業員代表に対する 組 合 の 関 与 に も 同 様 に わ ず か L か 依 存 し
﹁我々は候補者調整、選挙実施等を職場委員会に任せている。
この点でこのタイプ五は前述のタイプとは異なる。議長いわく、
候補者はすべて職場委員会のなかから出てくる。しつかりLた
ない。もっともこの点 で は 区 別 し な け れ ば な ら な い 。 指 導 部 は
糾合月がいいり﹂その同じ議長が﹁私は組合の補佐なしでもやっ
代表委員会活動に対す る 組 合 の 関 与 を 、 そ れ に よ り 使 用 者 側 に
なケースでの法律相談 お よ び 情 報 提 供 な ら び に 組 合 研 佗 へ の 参
対する権力拡大の源に な る 可 能 性 が あ る と L て 拒 否 す る 。 複 雑
ていける。私は従業員を掌握している﹂と二声うのであるり
このような取扱いはすでに当然のことになっているので日常
加の呼びかけは、組合 に よ る 有 益 な 補 助 で あ る 。 代 表 委 月 会 は
活動のなかではさほど職場委員会の春五感を感じない。しかL、
また事業所内で組合組 織 が 大 き く な る こ と を 歓 迎 す る 。 代 表 委
員会が要求を実現する 可 能 性 と 従 業 月 内 の 組 合 基 磐 の 間 の 密 接
この人材登用ルールがこのタイプのたいていの事業所で、安定
Lた代表委員会の参加を成立させ持続させている保証である。
な関連を認めている。
それが、たとえ指導部が長期の在任になっても安定性を失うこ
この点につき、議 長 い わ ︿ 、 ﹁ こ こ で は 組 合 と 代 表 委 員 会 の 関
係は全i良好だ。原則 的 な 申 L 合 わ せ が あ る 。 組 合 が バ ッ ク ー
とを防いている。
この基礎はこのモデルの成立時にはっきりと現れている。こ
アップする。使用者側 と の 紛 争 で は 組 合 が 補 佐 す る 。 L か し 、
代表委員会の活動に口 出 L は し な い 。 ﹂
二二七
500
附 法(47〈4)
れは代表委員会の関与なしに使用ネ側が一方的に実施Lた。如
によって、それぞれの賃金グループに面倒な問題が生じた。そ
二二八
の雁史をもっと詳し く み る と 、 二 の モ デ ル に 対 応 す る 石 動 や 実
期間のうちに従業員のなかに緊張感がみなぎった。ある職人に
÷一‖わせれば、ストライキに似た状況になり、そこで従業員は巧
の原型は、代表委員会の内部
にはない。事業所E を 思 い 起 こ す と 、 当 初 は 旧 刑 上 の 代 表 委 員 会
か落選し、二人が残った。残った委員も賃金間踵では従米とは
時の代表委員会を解任した‖
﹁安定した従業員 代 表 委 員 会 ﹂
行の形態がそれを成立 さ せ た の で は な い こ と が 明 ら か に な る 。
はな︿なったが、Lか し す ぐ に 新 し い タ イ プ の 代 表 委 員 会 が 登
異なった態度を取った。新Lい代表委昌泰は従業員の北‖後に隠
次の選挙で叫時の委員のうち九人
場Lたわけでもなかっ た 。 両 者 が 選 出 さ れ た 。 新 し い 代 表 委 員
会は自力では新しいタ イ プ を 形 成 し え な か っ た 。 そ れ は 短 期 間
れて、使用者側に対する要求は実現された。﹂
ここでも新しい候補者は職場委員会が推薦しリードした。安
ではあるが、しかL決 定 的 な 選 挙 に お け る 従 業 員 の 動 員 に よ っ
定した代表委員会の参加は決然とした職場委員会の指揮のもと
て達成された。それは 一 握 り の 職 場 委 員 に よ っ て リ ー ド さ れ た 。
従業員はタイプ川を行 っ て い た 従 来 の 指 導 部 を 選 ば な か っ た 。
に事業所内の小さな﹁革命﹂
志向の強い代表委員会の石動の結果ではないン
によって生じたのであ﹁て、法律
現在の代表委員会の多 数 は こ の 急 変 期 に 組 合 候 補 暑 と し て 立 候
ホ、使用者側による尊重
職場委員の中心人物自身
は立候補しなかった。 新 し い 指 導 部 は 直 ち に 現 在 の 安 定 し た 代
補し、従火の代表委員 会 に 対 抗 し 左 り
る‖
継続的に動員されるこ と へ の 懸 念 で あ っ た 。 力 関 係 の 変 化 は 参
であると自認している。彼らは、代表委員会円らが引き起こす
使用者側は、随意にではなくルールに従って決定する使用者
その発言からはかつての優越した地位を失ったことの愚痴
は聞かれないり
経営陣は従業員代表から求め、hれる参加モデルに通人‖してい
した。新しい指導部の 思 い 切 っ た 要 求 に 使 用 者 側 を 耳 を 傾 け る
表香い貝仝のモデルに 従 っ て 事 業 所 組 織 法 を 志 向 し た 政 策 を 追 求
気にさせたのは、代表 委 員 会 が 行 催 し た 圧 力 で は な く 、 む し ろ
加タイプ自体よりも、 む ト ろ 従 業 員 お よ び 職 場 委 員 に 巾 来 し て
事業所五七のケースを 現 在 の 議 長 に 説 明 L て も ら お う 。 ﹁ 一 九 六
としている。代表委員会とのやりとりや事業所組織法を遵守す
ヰであることを体験で知っている。彼らは事業所組私法を指針
委員曳か自意識があり頑阿であるが、しかしまた有能であり公
の利益代表として代表委員会を見ている。その際に彼らは代表
わけではないトラブルを一緒に解決しなければならない従業員
大部分は現在も在職しているが、私
これと同じ発生モ デ ル が 別 の い く つ か の 事 業 所 に も 見 ら れ る 。
いる。このことは最 後 の ま と め で も 確 認 す る 。
と同僚は、前任の議長 か 犯 し た 失 策 に よ り 代 表 委 員 に 選 出 さ れ
ることは心地よいわけではない。Lかし、そ二には手放し堆く、
〇年が大きな転機だっ た り
かつ、別のモデルでは保証されないようなメリットがあるり
便
たし
当時の代表委員 会 は 成 績 賃 金 の 導 入 に 当 た り 十 分 な 注 意 を
払わなかったために従 業 員 の 強 い 批 判 を 浴 び た 。 そ の 賃 金 制 度
ドイツにおける従業員代表のタイプ
50l
中間管理職の行動
省Eいわく、﹁我々は事業所組織法とともに生きてわくつもりだ。
故意の法律歪曲はしない。﹂﹁法律違反は実際にも我々の事業所
ー
用者側は代表委月会の 要 求 を お 互 い 様 と し て 尊 暮 す る 。 こ の メ
〓′ソートとは、紛争 回 避 を 予 測 で き る こ と
使用者閂六いわく、﹁我々は事業所組織法を尊重する。それは
にはないn協約は当然のこととして完全に適用され遵守されるご
囲難を避けるために注意しなければならないこ
が代表委員会のコント ロ ー ル に よ り 紛 争 に な る こ と が 少 な い
協力の塵礎だり
−、および紛争か発生 し て も そ れ を 統 制 で き る こ と で あ り 、 そ
れは従業員代表が存証 す る こ と の 間 接 的 な 結 果 で あ る 。 使 用 者
ての代表委員会のケースとLて、使用者Eいわく、﹁我々はいつ
紛争の和†方︵KOnf︼iktpartner二利益代表および監視役とし
員会がそれに従って連常されるように配慮している。﹂
使用者一いわく、﹁事業所組織法 は何よりむの指針だ。代表委
﹂
いように、すべての決定および措置を亭某所組織法に則って石
使用者四二いわく、﹁我々は、違法な決定が行われることのな
側ほ代表委員会の実用的な︵pragmatisch二止場に応じる。その とだ。我々は随意にではなく、ルールに従って決定するり﹂
立場により従業員のな か で の 代 表 委 員 会 の 権 威 に よ っ て 集 団 的
な石動は防がれる。自 覚 あ る 代 表 委 員 会 と 協 力 す る 姿 勢 が こ の
参加モデルを可能にし た 使 用 者 側 で の 大 き な 事 情 で あ る り
使用者側は事業所組 織 法 に 基 づ い て 利 益 代 表 の 正 統 性 を 承 認
する。それは、事業所 組 織 法 に 基 礎 づ け ら れ た 、 代 表 委 員 会 を
も代表委員会と向じ比解では決してない。それでもオープンに
事業所内の決定責任に 引 き ず り 込 む こ と を 妨 げ は し な い 。 否 定
がその決定を什受せぎ る を え な い よ う に L て 、 代 表 委 員 会 を 決
的な決定に当たっても 使 用 者 は 他 の 企 業 と 同 様 に 、 代 衷 委 員 会
使用者洞穴いわ︿、﹁代表委‖貝会がなかったら†め確かと相談
生前に使用右側に何かをさせようとする。﹂
使用者ム八いわく、﹁代表委冒杢は痛いところを突く。紛争発
議論し尽くす。﹂
定を止統化するための装置 ︵Legiti∋ieruコgSぎstruヨeコt︺ とし
て巻き込むように努め る り
安定Lた代表委員会 が 非 協 力 的 な 経 営 陣 に 対 し て も 主 張 す る
せずに決定を祈ってしまうだろう。彼らははっきりと労働者側
しかし実際にはこの過程はない。
の立場だ。代表委員会と相談することによって事後に取り消L
ことは理論的にはあり う る い
両ネの関係に関するル ー ル や 合 意 が な け れ ば 、 安 定 し た 代 表 委
や変更を余儀なくされるような誤った決定を桓1適することがで
題となる様なときに.このような対立暗に代表委員会は労働者
一方では労働者の収入が、他方では企業にとって費用頁租が問
使用者四二いわ︿、﹁代表委員会との閲には∵定の対立がある。
主﹂る﹁
の参加モデルを重要で 利 用 価 植 が あ る と 見 る 使 用 者 側 の 考 え が
前述の経営陣とは大き
員会は長期に.H▲つ て 力 を 発 揮 し え な い ∵ 叶 与 の 条 件 の も と で こ
あることがそれが機能 す る 前 提 で あ る ‖
は、次の発言からも明 ら か で あ る 。
く異なるこのタイプの 経 営 陣 の 態 度 お よ び 紛 争 を 客 恵 す る 姿 勢
まず、法律および契 約 を 遵 キ す る 賓 勢 を ホ す 例 と し て 、 使 用
二一九
502
開 法(47一4)
側の利益を主張する。﹂
二三〇
その要求貫徹行動に当たって代表委員会は強く法律に基礎を
る活動と同じである。従業員を動員することを圧力手段として
おいた活動を行う。その行動は法律や協約の規範内容を実現す
は活用しない。このモデルは少数のエリートの権利行動、安定
傾用者一いわく、﹁同じ意見であることは稀だ。でも協力して
つも労働者の声を開く時間的な余裕はないので、それは参考に
行ける。代表委員会は労働者の利益を主張する。使用者側はい
性、不正に対してはっきりと発言する勇気によって生じるので
このタイプの従業員代表は調香対象の二%にすぎない。
とが制度化されている。委員選挙での候補署確定では職場委員
かで初めて人材を確保する。それにょり確岡たる人材を得るこ
勅による。確固とした代表委員室はそのような行動の経緯のな
はなi、むしろ組合職場委員会に=ソ・・ドされた従業員の紙航行
なる。﹂
普通の委員は事讐所内の関係におけるR已の役割を疑いもな
会が決ハ疋的な発言権を持つ。このような人材登用ル1卜の点で
︽要約︾
しに労働者の利益代表と認識Lている。労使関係はルール化さ
も前述のタイプとは異なる。職域委員会および細入‖の影響力は
持つ。
事業所F︾
イプの比較分析としては独自のタイプとして分類すべき特徴を
イプに共通する特徴のようなものは分析でさない。それでもタ
これに該当する事業所は一例にすぎない。したがってこのタ
︽事例紹介
タイプ六、協力的な対抗力としての従♯員代表委員会
後になってそのメリットに気付いている。
使用者側は代表委員会の代表要求と紛争的対立を受け容れ、
行動レベルにおけるよりも強い。
の利害・目標の間で行ったり来たりしながらのディレンマをそ
すなわち、代表委月会は労
れた紛争関係であるという理解を持っている。使用者と労働者
の役割理解によって克服しているり
使用者側との対抗関係を貫くことは職務に求められる個人的な
働者の利益を代表する立場にあるという。社会的な脈絡の中で
清廉潔白さという資質を個々の委員に備えさせ削度化すること
に基づく。すなわち、敏感な問題で筋を通すこと、信頼性、独
と不止に対してはっきりと態度表明する勇気、これらは重要な
立性、事務的な有能さ、とくに紛争時に安定的に振る舞うこと
資質である。
前述のタイプとはっきり異なる参加活動での指標は、代表委
月会と催用者の問で多数の紛争が開けっぴろげに調停されるこ
倍の従業員数だった。この事業所は外国コンツェルンに所属す
事業所Fは従業員二、000人を擁する。l一〇年前にはその二
る。大量商品を生産するけ
同様に人事をめぐる上下間の紛争︵Hierar
は頑なに主張するり
あり、そのほとんどは半熟練の技能⊥であるJ
とである。代表委員会は重要な事業所政策上の決定にあたって
chiekOnf−ikt︶でも労働者の苦情代行者として精力的に行動する。
現業労働者の二
従業員の六〇%は生産現業労働省で
その代表としての有効性はタイプ一−四に比べてはるかに高い。
ドイツにおける従業員代表のタイプD
503
○%は修理保全部門の 職 人 で あ る 。 製 造 部 門 の 女 性 比 率 は 二 〇
%である。従業員の二 分 の 二 が 組 合 員 で あ る 。
従業員代表委員会はこの工場が設立きれて以米存在する。委
員数は現在一九人で、うち四人が専従委員である。
代表委員会は他の事業所とは比較にならないほどに使用者側
参加活動で注目すべきことは、この事業所が経営的には幽艶
を抱えていながらも賃金・労働条件が長期的な構想に基づいて
改善されていることである。人事的措置の保護も強い。生産部
門の業績基準おょび労働強度基準にも日常的に関与している。
決定はすべて代表委員会の影響力および参加の対象である。使
員会が参加しない事項はない。大ぎっばに言って、事業所内の
プが決定する経済的な基本事項を除いて、決定に当たり代表委
出来高給が廃止されたことを意味する∪
れは、かつて約三分の一の現業労働者に対して支給されていた
月と何様に月給制︵MOコatS︼Ohn︶で賃金を支給されている。そ
を重点課題とLて取り組んでいる。現業労働者はすでに事務職
代表委員会はここ数年来、現業労働者と事務職只の平等取扱
口、労働条件・賃金の改善
用者は代表委員会の影響力を自分の力と同程度に見ているい情
って低下しない。導入に当たり宙前六カ月間の出来高給の平均
外国のコンツェルン・トッ
報提供や参加権の遵守はこの事業所では紛争にならないい使用
ら現業労働者は事務職貝とl司様にクリスマス手当として九一カ
金額が一括して月給の金額になったからである。また数年前か
に対して強い発言力を 持 っ て い る n
者が代表委員会に参加機会を与えないならば、確実に職場の雰
職員と同様に支給されている。代表委員会はまたこの地域で最
気休暇時の賃金継続支給、およびその他の従業員給付でも事務
わずかな協議権を認めるに止まる。仕事の進め方︵Arbeitsges・ 月分の賃金を支給されている。さらに企業年令、過勤手当、病
実効賃金額はそれによ
囲気は戸別し難い事態になろう。事業所組織法は代表委員会に
ta︼tung︶や庄 塵 行 程 に も 代 表 委 員 会 が 影 響 力 を 及 ぼ L て い る こ
業労働者にも半年間の予告期間が通用される。この規制は後に
との平等取扱で重要な成果は解雇†告期間である。ここでは現
事務職員に同じ条件で適用させている。現業労働ネの事務職員
初にフレックス・タイム制を採用し、それを現業労働者ぶよび
とは特徴的である。
イ、従♯員代表の参加活動
ここではタイプ四および立との比較で特徴的なことを記述す
施設の管理運営、労働者のための個別相談おょび世話役活動、
になった。病気申出‖手続も労職で同じであり、現業労働者も最
事業所の経営困難に基づ︿解雇に対抗する際に垂宴な手がかり
る。したがって、タイ プ 一 − 三 と の 比 較 は 省 略 す る 。 福 利 厚 生
代表委員会として通常の代表活動および使用者とのやりとりは
初の三日間を医師の病気証明書を提出することなLに休むこと
別のタイプの事業所と 同 様 で あ る 。 事 糞 所 F で も 活 発 に 取 り 組
まれている。従業員が利用する福利厚生施設の拡張にも標準的
ができる。
他の事業所に比べて大きな成果は、すべて事業所協定の形で
な参加である。それらが添え物として軽視されているわけでは
ない。従業員のまとまりにとってそれもまた重要である。
二二︰一
4) 504
開 法(47
二一一一
業の売上が長期的に低†するという構造的に困難な条件のなか
けるように使用者側から自発的に提供された代物ではなく、企
力と貫徹力の成果である。それはい︿つかの巨大化学企業にお
当を支給されていた理由は、職人は‖給制で支給されるので、
0マルクであった。このように職人が現業労働署よりも高い手
はいなかった。生産部門現業労働者は旦0マルク、職人は∴0
が支給され、それは個人毎に使用者の評価によ﹁て区別きれて
すでに永年、労働者という範疇で同じ内省の協約上乗せ手当
で対立して交渉した成果である。さらに高齢労働ネに対する解
に金融を調整することができないことによる。そこで全員に月
能率給︵Leist亡コgS−〇hコ︶で支給きれる労働者のように偶人ごと
締結されていることであり、それは代表委員会の長期にH⋮る努
雇保護を獲得している。これは五〇オ以上で、かつ、勤続二〇
給制が行われるようになってから一年後に、代表委員会は手Tl
紬を引きLげる議論を始めた。すなわち、もはや職人だけに手
る=
年以上の労働者を使用者は解雇できないという強力なものであ
賃金と勤務成績の関係をいかに規制するかも垂贅なテーマで
結局、生鍾部門現業
賃金問題に関する別の事例として、佳日署は串原職員に対し
労働者の†当楠は㌻UOマルクに引き上げられた。
人と同じ手当斬を支給することを求めたノ
当を高︿支給する理由はなくな︹たとして、他の労働者にも職
委冒全=jiがこのテ
ある。この代表委員会は求められる成績と拝金の関係を体系的
な方法で規制Lている唯一のケースであるり
ーマでの媛礎研修を修了し、賃金委員会全盲が専門教育を修了
専門家である。このような委員の#
て頻繁に残業を求めていた。それは潜在的な不満になっていて、
︵職務評価︶
門的知識水準が職場における日々の参加で、労働者のための基
代表委員会はある時分かりやすい要求とLて、重労働手勺︵Ers・
したREFA
本的な変更および収常にあたり有効に働いている。つぎにその
chwerコiszulage︶の支給を要求した=二こで代表委ii会は労職
使用者側は必要に応じて残業手勺、永年軌続手当
業労働者は成績に関係なノ∼一括して協約上乗せ†叫を支給され
平等取扱原則を逆に事務職員の待遇改喜のために利用した。現
具体的なケースを招介する=
使用者はMTMシステムという新Lい労務管理方法を導人す
最少時間︵K︼einstNe吉測定手続による作業評価の導入、 ていた﹁
ることを予定して、その事新調黍をコンサルタント介業に委託
し左∪
そこで事務職fiの賎業に対Lて残
︵Tre亡epr笹ヨie︶、年令手当︵A君rsNu︼age︶などを一括したあ
いまいな手当にしたかったl︼
同時に月給制を導入して出来高拾を廃止する使用者側の計画に、
代表委員会は労働強化の危険作を感じた。委員会はコンサルタ
ことで合意したり
業手当は支給されず、その代わりに∵精した手当が支給される
労働相当分の賃金が支給されるり
この地域では珍Lい取扱いで
また、交替制勤務従事者には閃0時間労働でもって川二時間
その内谷の詰めはこれからである﹂
ムの無意味さを議論と叫能な脅しによって説得した。委員会は
ント企業を批判し使用者側にこの事業析におけるMTMシステ
この手続きが実施されれば什事どころか労働者の抵抗が起こる
であろうことを警告した。その脅しによって成果を得たし
ドイツにおける従業月代表のタイプ
505
ある。
また、七二年法改正前からすでに労働科学の成果を活用した
中開管理職と代表委員会の間でも具体的な労働負拍許容度を
﹁負拍可能万作
チェックするじ代表委員会は内部に作業研究二Arbeitsstudieコー
それぞれの職場ごとに
および標準作業時聞を計測・分
業暴﹂
連係を取′﹂ている。この﹁ね相可能な作業=一讐という決まり文
Leistuコg︶
に有害な要素、例えば騒音の激しい機械はコストが高づいても
さらに代表委員会のもとにある賞金委員会のREFATL一寸門家と
析する。そのチームの古作者は専従委員である。このチームは
に関しても準言して使朋右側に費用のかかる改善を行ムせたり
︵N亡mutbare
騒音の低いものに取り替えられている。新築や施設変更では計
︵ergOコ○コ計ch︶技術的および組織的蚊善が行われている。健康 ナームを組織しているり
画段階から代表委員会が関与している。代表委員会は生産ん法
句は使用満との交渉に当たり有力な武器となる。
を管轄する非専従代表委員である。組織的には明確なルールが
作業過程に対して影響を及ばす別のレベルは職長とその部‖
新築に当たっても新しい従業員食堂建設に当たっても同様であ
あり、それぞれの部門もし︿は作業グループごとに少なくとも
る。ある時は既に⊥事終了後に、必要な人浴施設および衛生設
は事前に代表委員会を参加させなければ、事後に代表委員会の
一人の委Hが選出され、井♯従委員は選出単位に対Lて代表委
備が不備であるとして一部を取り壊させた。このようにこ二で
員会を代表Lて責任を払うり
それぞれの職場で対応するⅢ叫苫が職場の委iiをそのように取
これがうまく機能するのは、このルールを使用署側も承認し、
時には代表委員会仝体に提起される∩
﹁部門の代表委員会﹂と定められているり隼独で解決できない
それは代表委員会の運営規則にも
7が訪問した事業所のなかでは⊥事後に数十ガマルクの常用を
苫怖がつくと菅川がかえ′ノて高づ︿という経験がある。コトホ
明記され、委jiはその部門で発生Lた問題を管轄し童什を魚う
この分野における委員会の活動はめぎましいというほどでは
かけてそれを変更させたのはここが唯一である。
ないが、着実に続けられているり代表委員会内部では、労働安
り扱うからであるし
全上懸念が生じたときには直ちに警報を鳴らすことか申し合わ
せされているじある委員は労働科学の専門家であるり代表委員
手不足によるオーバーワーク、配転のような職場で頻繁に発牛
する問題はまずその職場で職長と委=只が処押を相談することに
その果
結、生産製品変更による、または人
会は頻繁に営業監督署に日向いて事業所立ち入り検査をLても
対して人〓に見るようになる。骨業監督
署に対しても厳しく対
らう。そうすると使用者側がび﹁︿りして、後で代表委員杢に
会の関与を顆否権として押解している‖すなわち、解雇を失地
る“代表委︰H会は七一一年法における解雇に当たっての代表委員
つぎに、解雇、採用および配転という人事的事項が問題とな
なるし
と脅す.
応し、企業に対して強く指導しないと、﹁そんなことだったら、
シュトゥソトグルトかボンに行って、申し立てるぞ﹂
いずれにせよ二のような活動を通じて労働科学上の改善が行わ
れている。
二二三
506
相 法(47」4.)
侶計耐︵SONia亘a−︼、社会計画の訳もある︶を策定した。それは
二二一川
当時としては組合1からも高く評価される西谷であ∴上㌧
被酢雇
するには代表委員会の同意が必要であると理解している﹂
この
解釈は法律的には正L碓ではない。しかし、この事某所ではその
の賃金餌の差析を企業から支給されたり
者の一部は五一りオ以⊥であったり
年金支給開始年令砥前の署は年金術と口金御の差御を企業から
他の披解雇者のうち、
彼らは失業扶助手当と最終時
ように連用されているい
ここでは手続きとして、解雇につき人
事部が代表委員会専従委員に電話で連絡し、彼は部門の従業日
代表委員に連絡を付け、委員が上司、被解雇予定者本人およぴ
支給された。関係苫の大部分が二の取崩いに満足したにもかか
委員が事案の内容、背
その〓フンク上の同僚から事情を聞くり
たという事実が従業員のなかで代表委員会に対するH純を低下
わらず、代表委員会が解雇n体をくい1Lめる二とはできなかっ
議長は従業員の二
不安定な時期には代よ委員仝に対する従業︰Jlの期待は
の反応で精神的外傷に陥り、以後の合理化解雇では原則として
大きく、解雇をくいLLめることを期待するり
させたり
景等を代表委員会に連絡する。人事部が解雇提案を断念しない
いずれにせよ代表委員会は
規律遠反の事案であれば、解雇ではなく賢答で
時には代表委H会は事業所内で他の職場に配転できないかどう
かを打診する∪
済ませられないか▲わかを交渉するし
採用でほ現業労働
ようとしたが、代表委=貝会は長期に及ぶ交渉を絶て、事業所協
六八隼と七四年の㈹には材料不
足による危機があった。二の時、使用者側は操業知縮を実施し
解雇を拒否する態度にな﹁石㌧
労働ネを解雇から防衛する方向で対応するl∫
苫と事務職員とで代走委員会の阻与の住んも異なるじ
も関与する。それに対Lて、事鰯職員の採用では人事賓料を一せ
て取得することを人‖意Lた。二の措置は従業]Hの一部から不満
定により、操短を行わずに代わりに労働肴が未使用年休をすべ
現業労働
者の採用では、委員会は選考資料を受け取るとともに、選考に
または巾クラスの役職付き職員の人事では多くのケー・スで強い
を表明された。さらに座業全般の観点か・h操知を優先させるべ
け取るだけであり、選考は使用揖が決定する。ただし、低い、
きたと比る糾A‖からも不評であ∵左
の項目には分類
影響力を及ぼしている。配転は﹁人事的措置﹂
休の強制取紹のガか犠牲が小さいと判断した1
た11
それは前述のようにかつての解雇への■同意によって従業員
員会はかつてのようには事前に解雇に同意しない∴とを決意し
その後は幾度も操知や解雇の提案が待ちうけていた。代表委
にあることをはっきりさせることだった。
会にとって決定的に重要なことは、その危機の責任が使朋署側
操短はつぎに来る解雇の前触れであるように思えた1代表委‖H
代表委員会には
しかし、代よ委員会は年
されず、労働状況に轟火な影響ある事案として代表委員会は強
従業員代表にとって特に対応が国難だった最近の事案は二度
く参加するい
二の
の経済危機である。この企業は構造的に困雉な産業分野に属し
ている。それは一九六八年および七四年以後に発生Lた∩
時に代表委員会はいかに対応Lたか。
﹂ハ八年の危機では、使用市側は三〇〇人を解雇Lようとした。
代表委員会は被解雇者数を半数にとどめ、被解雇者に対して補
ドイツにおける従業員代表のタイプ
587
の中で代表委月会に対する信頼低下が一部で生じたことによる。 することができる。﹂﹁再訓練を受講すれば他の職務に従事する
ことができる。﹂等の理由で抵抗した。その際に、この事業所で
は現業労働省に対して六カ月間という特別な解雇予告期間の定
しかL、経済的苦境の な か で 人 員 削 減 が 不 可 欠 で あ る こ と も 否
定できなかったりそれでも代表委員会は解雇を防ぐために可能
うとすれば、その子吉期間に対Lて予告手当を支払うという形
めがあったことが労働者に幸いした。使用者はイニシアをとろ
解雇をめぐる労使交渉で代表委員会側は攻勢的に価値論争
で事実上それを買い取る︵abkaufen︶ことを余儀な︿された。
な手段を行使した。使用者が長期の人事計画を通じて労働者を
従業員代表委員会は自分が危機管理の責任を負わされること
解雇することを避けるように求めた。
を逃れ、使用者の責任と権限で危機を乗り越えることを訴えた。
同時に、委員らが職場の実
序良俗など一般的価値を主張するい
︵WertedisktlSSiOコ︶を提起するじすなわち、労働の人間化、公
に対して、代表委員会は、広報部門、補助部門などの管理部門
ある時には、使用者側は従業員三〇人の解雇を提案した。それ
って使用者側も彼らに∵日置かぎるを得ない状況になる。その
情に詳しいということも代表委員会側の強みである。それによ
︵使
いずれかが勝者、敗者と
やりとりは激しいものであるが、しかし、敵意はな︿、合意を
の人員削減によってそれをカバーできないかと逆提案したっ代
代表委員 会 は 危 機 の 負 担 分 配 を 労 働 者 側 と ア ネ ジ ノ
表委員会は調査によってそこにしわ寄せする方が容易であると
見ていたn
﹁ここの代表委員会は組合活動に探︿立ち入っている。﹂
ハ、従♯員代表委員会と組合の関係
ント側で平等に分かち人口うという原則を確認した。その擬別に ‖指した建設的な共通の立場があるり
いう間柄ではない。
照らして使用者の合理 化 措 置 を 評 価 ・ 分 析 L た り
企業の解雇要成に対抗する他の戦略は、企業レベルの決定が
ないことを指摘することである。これが成功するか不‖かは、代
は組A‖職場委員会が確定する。そこでは肌合に対する熱心さお
用者︶
組合と代表委員会の関係は委員選挙から始まる。候補者
よる。判断能力をつけるうえで代表委員会は成果を得た。彼ら
表委月会が企業レベルの問題で判断能力を持っているか宥‖かに
に職場委員を兼ねる。もっとも、職場委員会指導部に人ること
よび忠実度が考慮きれて候補者が確定される。委員自身は同時
はないが。両者は、一方がその自立性を相手方の負拍で強︿す
は毎月の生産および売 上 高 を そ れ ぞ れ の 製 ・ − 叩 お よ び 部 門 ご と に
ることはないという意味では競合関係および紛争関係にはない。
統計的に把推していた 。 そ れ を 通 じ て 市 場 の 二 − ズ 状 況 を 知 っ
ていた。この戦略も代表委員会が企業レベルの共同決定に参加
らずに公然と活動しているっ両者の協力的関係は、指導的な代
舞ム‖で活動するからであろう。この事業所では職場委員会も劣
外見的には代表委員会がより強く印象づける。それは彼らが表
に対しても対応した。そこでは﹁被解雇者の人選が福祉的観点
このような背景のもとに代表委月会は前述の三〇人解雇提案
Lていないか故に成果 を 挙 げ る こ と が で き た 。
を充足していないご﹁まだ事業所内で配転によって解雇を回避
二三五
4) 508
開 法(47
なコミュニケーション・ネットである。しかし、それは従業員
二三六
表委員が臼らを職場委員として自覚していることによっている。
いて、秘密ではない。
食登、代表委員会事務所周辺の敷地内で大っぴらに交わされて
組合宣伝、ビラ配布および組合費徴収という組合活動と並ん
場における生産状況が知られ、他の同僚に伝達される。その情
組職場委員の仕事に情報網への関与も含まれる。それにより職
公式の情報網には職長や管理部門の担当者が係わっている。労
その細かい様†を跡づけることは難Lいり
で、職場委員会もl連の代表課題を認識している。議長いわく、
頻繁に観察されるり
当然のことながらコミュニケーション︰ネットは職場で撮も
従業員代表委員らは使用者側に提案する予定の内容を事前に職
代表委員会は使用者との日常的な対話内容を職場委
場委員会に意見聴取し、出された意見により補充して要求書を
まとめるし
﹁彼ら職場委員は而倒な仕事をしている。持上げにもかかわら
で知らされる情報か最も公開度の高い情報である。つぎに従業
報が公になっている程度はさまぎ圭である=事米所集人ムやビラ
員会に伝えているり
ず組A‖背が引きとげられていないと文句を言う。従要Hと代表
従業日食せや休憩小玉に足を運んで、従業艮か、り職場の状況や変
員の〓コミで流されるルートがある=守従黍百の仕官の∵つは
委員会をより太く結げ付けている∴
化を知ることである。同様の二とは非専従の委jiも行っている1
従業員代表も職場委︰只会も従業員からはあたかも企業別労組
と類似したものにはられている。コトホフが調査した事業所の
このような情報網は職域や従業員の様†を知る上で貴童であ
なかでここほど代表委員会が強い実行力を有するケースはないい
同時に従業員の期待もそれだけ大きい∪
家族︵Betrieb肋faコ邑ie︶﹂という一﹂‖柴が折りにつけ交わされるし
り、それがまた従業︰Hの連借嬢の基礎となる。そこかーh﹁職場
り、それは企業の組織構造から区別されるH分の牛活であると
それは組令ネットワークの中における現業労働者の連帯感であ
深刻な見解の対立はない。永年在任して
以上から、代表委員会と職場委員会は基本的認識でかなり共
いる議長の卓越した人柄が従業員から代表委員会を代表する顔
油していると言えるり
として見られている。何によって代表委員会が従業Hのなかに
職場家族は同時に現業労働者の事業所および仕事との結び付
特徴づけることができる。
め合うrl
き、組合ゎよび従業員代表との結び付きを意味する。相互に強
事業所Fには代表委員会が深くかかわって現業労働者のサブ・
根を†ろし、それが続いているのだろうか。
カルチャ・がある〝一それは現業労働者としての集団的なn己認
現業労働者は仕事内容をR覚Lた職業意識を助長する。使用者
労働者がこのような職業意識を形成するうえでこの事某所の
現業労働者の聞では事業所全体につながった情報網かあり、そ
組合構造が従業員の感情的な結び付きを惹き起こす。
識であり、従業員の大部分を占める正規従業員の連帯感である。
それはある意味では非公式
側はそのような労働者の白L意識を姐げない。
る重要事への労働者の態度を含むり
れは企業の決定、上司の対応、代表委員会の活動、仕事に係わ
ドイツにjiける従業員代衣のタイプ
509
環境が重要であった。ここにはこの地方で最良の訓練ヰ実習土
がないり
傾いていると非難されることがあるが、それに耳を傾けること
練労働者の気賀は技能レベルの炊い現業労働者にも伝播する。
それだけ自分の企業に愛着を持っている。そのような職人や熟
なものであることを認めつつも、それが使用者に対して解雇を
補償計画につき、組合はその内谷が労働者にとってかなり有利
に、組合からは距離をおいた参加を行っている。例えば、ある
めに、他んでは使用者側に対して交渉の余地を残しておくため
指導部は、一方で従業員に最大限の成果を獲得するた
揚があり、ここの労働者はこの実習工場を経由して入職した。
認めることによって高い水準の生産性を保持しているハ︺ また従
員会はあらゆる解雇に抵抗すべきであるト
また、代表委員会が
実施しやす︿させることを批判した。組合から見れば、代表委
事業所はこのような労働者に仕事の進め方に関する広い裁‖一世を
業員給付の高さもまた魅力になっているっ
操業如縮を避けて、その代わりに末便川の年休を完全取得する
活発な組合の伝統により組織され、まとめられる労働者のH
己生活、それは代表委員会の参加にとって最も重要な基盤があ
ことを懸念して批判Lた。組人‖は撲如を優先させるべきである
と判断Lた。揉知では行政官庁に申告Lなければならないとこ
人‖意をLたことにつき、組人‖はそれが他の企業で北例とされる
ろ、それが牢休完全取得のカ法を取ることにより回避されるこ
る。前述の使用右側の政策傾向以上に、組合にとっての事業所
ルグを長年に亘り巌関している。それだけならばタイプ川の事
組合はその産業分野の他の事業所以上に活発にこの事某所でオ
とを心配したしこの組合と代表委員会の違いは兄ガによっては、
Fか有する規模的および地理的な条件か重要であると思われる。
業所でも当てはまる。しかしさらにこの事某所は戦後H党的な
表委員会は長期的に判断Lた成果を優先させるり
よ委員会の関係の枠組み条件がある。使用者との関係では、代
実際には代表委員会と組合の閲係の深い昔景には使用者と代
望ましい解決〃法と実際の実行力の聞の緊張とも見れるり
占いタイプの活動家は孤立し影響を失っていった。しかしこの
る問題で要塞を貫徹しようとすればそれかできるときでも、そ
たり この局伽は五〇年代初めに起こ∵左∪ 共産主義者のような
労働者の社会政策上の新Lい流れを作る地政のセンターであり
地方では平均を⊥回る規模の活動家がいたり彼らは五〇年代半
そのためにあ
ばの拡大期に数†人の現業労働者が特徴的な労働者気質︵Ar
働者層がかつての傾向を維持した。
そこではある時に譲歩してお︿ことは、別の機会に柏手んの譲
それにより長期的な交渉の余地は大きく、かつ、複雑になるハ︺
側が代表委員会に対して配慮することを内心で期待Lているり
ような配慮の嚢には、代表委員会が同様の状況のときに使用者
beiterku−tur︶を伴って大都市周辺部から流人してきたり このれ
労を避けて使用者との関係保特を優先させることがある。その
従業員代表委員ムよび職場委員会のトップは同時に地域およ
歩をアテにできることになるし
び全国レベルの組人=役員を兼ねているし 代表委員会トップは地
区組合役員に対して距離を保ってきたり 組合専従役員からは労
これは従業員代走委員会が解雇
働者全体の利益擁護に関心が薄い、企業独Rの問題解決方法に
二三七
510
開 法(47−4)
保護などの各椎専門委員会が設置され、代表委員は巌低二つの
﹂
に頻繁に同意する二とを分析したへラントが使用者と従業員代
そのことは卜司からも認められているり
その
さらに非専従委員はそ
専門委員会に所属しなければならないり
1ソ∴
表の間に﹁再会の原則﹂ が当てはまると指摘していることと同
れぞれの職場で代表委員会を代表し、代走委員杢とのパイプ役
このように折りにつけ代表委員会に﹁企業エゴ﹂的な傾向が
のために必要となれば、仕事を中断して労働義務を免除されて
活動のためにも労働義務を免除されて従事する。仕事中でもそ
として活動するり
じであるむ
生ずるにLても、それは調査事業所のなかでは最も少ないし 代
部門代表委員会として活動するっ
表委員会が事業所内における利益代表活動を継続的に企業外の
組合との議論のなかで追求する唯一のケースである。それは一
司との間にトラブルが生じることがあるが、∼
︰封会︵K冨rdinierungsausschu空が置かれて、毎週会議をする。
代表委員会内部に懸案事項を集中して検討するために調整委
その労働義務免除をめぐり上
方で組合の要求を事業所内で具体化しようとし、他方では事業
その会議は代表委員全員に対して公開される。委員の専門知識
所内の活動絶験を地域の組合に還元しようとしているり この代
ている‖
表委員会はその発想を労働運動の伝統と現実の対立に規定され
ここでは委員がn分か
の豊富さも‖につく。一九七二咋法改正後には、全員が法律改
正内容につき二週間の研修を一堂試した。
二、従業員代表委員会の内部構造と委員会活動の組織
相当する専門分野につき専門家になること、そのために専門研
この代表委員会では組合活動に熱心な組∧‖員だけが委員候補
として推薦される。もりとも、その程度および方向性には人に
代表委員会と使用者側とのコミュニケーションはさまぎまで
修を継続的に受講することを強く求める雰㈹気があるり
ている。
ょり遠いはあるが∩ 彼らは闘⊥たる性格と外交家のそれを持っ
ある。専従委員は当然のことながらよく懇談する。交渉は専従
委員だけで行うことはなく、通常は従業員代表常任委員仝とし
委員らの役割認識は明確である。鍋倉的方向性および組A‖と
の結び付きを当然のことと考えている。信頼に満ちた協力原則
て行う。それでも代表委員会全員で行うこともたまにはある。
ここで再び、この代表委員会が参加の成果を挙げている戦略
イ、従♯員代表委員会の要求†微行動
︽分析︾
活動成果に果たすその役割は顕著に大きいっ
かわらず、議長の存在はなお大きいものがある。代表委員会の
二のように代表委員会の運営はかなり分権化Lているにもか
を懐疑的に見ているり それが使用者側に対してよりも代表委員
会側に一方的に負担になるのではないかと懸念している。事業
代表委員会のなかに派閥はない。全員が運営に深く参加して
所組織法は総体としては肯定的に評価されている。
いる。専従委員のみならず、非専従委員圭そうである。決定は
るり 委月会のもとに賃金、訓練生、女性、外国人労働者、情報
代表委員会全休で行われている。会議は活発で、意見対立もあ
ドイツにおける従業員代表のタイプ
51l
ど、その影響力の基礎はここでは除外する。
と行動を検討する。その際に姐人口の存在や労働者のつながりな
一般に代表委員会の実行力は事業所組織法を手段として所用
することにある。そこでは代表委員会、特に議長は法律知識に
事業所組織法の運用実情から見て、法律は二つの異なる部分
から構成され、そのいずれが前面にでるかは事業所内の力関係
参加権保障であり、他方は社会パートナー的な一般規範
︵例、
によって異なる。その二つの部分とは、一方では代表委員会の
事業所Fにおける代表委員会の有効な貫徹戦略は一般規範の
信根に満ちた協力、事業所の利益、事業所平和の維持︶である。
定義に当たって交渉相手方に抗Lながら対応する
詳しい。しかしそのことは多くの事例では、法律の止碓な解釈
maコ首u−atiOコ︺能力にある。代表委員会は頻繁に使用者側に対
を見つけだすことやそれを貫徹することにはつながらずに、む
しろ逆に法技術的な解釈の裏をかき、要求を珊由づける議論に
して信頼原則を強調する。その内谷は、事業所平和や信頼に満
︵Gegeコ・
問題とする。それに対してここの代表委員会は他の事業所の代
当たり法律を活用しているり そこでは法律の立法目的や価値を
たっての配慮義務を含んでいる=例えば、業務命令内界が労働
ちた協力規則という︷典的なものだけではな︿、指揮命令に当
省にとって過度の魚机とならないことであるり
表委員会とは逆の遺をとるり 他の代表委員会はこの法律が正確
代表委月会は、法律条文の背後を調べ、自分の要求を正当化す
業員の要求および‖標ならびに便周者側とのコミュニケーショ
代表委員会は従
るための理由付けに利用する。法律は代表委員会にとってはプ
ンに叫た二しの貫徹下段を慄重に考慮するり
さに欠け、哩昧であることをかこっている。それに対してこの
ログラムおよび価値の方向性を意味する。それによって使用者
のA〓理件の枠内での具休的な行動を不可変的な客観的条件とは
用者側の決定困†
を尊葦する。しかL、こ
すなわち、まず使
側に対して、法律は具休的な紛争の解決のためには限定された
の立場を考慮Lて受け容れることのできる妥協を追求する姿勢
見ずに、むしろその¶面の行動‖標で対決する。双方が相†方
︵経済的な合理性︶
役割しか果たさないことを説得する∪ 代表委員会は事業所組織
法は労働者の地位を徐々に強めるという発展傾向にあると兄る。
のなかで達成し、個別の要求を長期的に見てワ./セットにまと
さらに、従業員代表はその行動を比較的長期の時間的見通し
があるい
現在もそのひとつの発展段階であるり組合の要求の申でまだ実
現されていないものは今後の課題であるとみる‖
める態度である。例えば、現業労働者と事務職貝の†等待遇の
この代表委員会は事業所組織法を内容不明だからといって封
び出発点として活用する1 実際には事業所組織法の運用は当該
印された調印吾としてではなく、むしろ実際的な提案の源およ
は事務職員の改発
追求は、︼方では現業労働者の待遇改善になるが、同時にそれ
にもつながる。そこで
事業所内の力関係に依存しているり そこで代表委員会はできる
困難なことは、現業労働者と事務職員の違いをどこで残すこと
︵例、残業手当支給︶
だけ臼分に有利に柿用することに努める.そのための手がかり
を提供する︺
二三九
51Z
糊 法(474)
に委員会は、それならば使用署は将来協動適用外職員の採用で
二四〇
を認めるかであるい
困難な臼に遭うであろうとr凡口するけ
それは一般的な表現をすれば、平等お上正
常適性の原理と分断原 則 の 折 り 合 い の つ け ん で あ る = 労 職 間 楷
側の譲歩を引き出すことができた.J
その角Lによって使用右
差は、代表委員会とし て も 将 来 さ ら に 要 求 を 正 当 化 す る た め に
例えば、重大な労働科学上の規程に違反す
代表委員会は二の酉しを快事に使用するり彼が脅しをいえば
る建物および地弗混を菅業監督けに巾し出るという替Lであるり
それは本気であるり
表委員会の能力ムよび 交 渉 相 手 に 封 L て 円 ら の 主 張 を 説 明 す る
てはlI;力になるJ
ま真鯛難な交渉状況を従業Hに知らせることも使用右側に
具体的な要求を政治 的 な ‖ 標 や 価 他 に 結 び 付 け て 議 論 す る 代
残しておかねばならな い ‖
能力は、さらにそ?王 張 を 公 に 宣 伝 し 、 そ れ に よ ﹁ て 止 統 性 を
、
ハ仲川れが強︿侮辱
に知らせることに人きな関心を払っている
使用省側は、代ム委H会が交渉経過を光枝に掲一汗Lて従業いH
れすれのことを行うこともある。
代表委H会が信頼に満ちた協力原則に抵触す
とり
高める能力によって補 わ れ る 。 代 表 委 員 会 は い つ も そ の 要 求 を
人々に受け寄れてもら え る よ う に 分 か り や す く ま と め 、 心 に 響
交渉に先立ち、イニ シ ア を 振 る 側 は そ の 要 求 が 探 り を 人 れ る
iようなよ現にする。
めるrJ
されるような刺激的な宣伝力法に刈Lては常情を述べ説明を求
の協定を得たrJ
代表委‖H会から、以後、掲二小物はや前に使用君側に通知する旨
そ二でこの問題でエスカレートすることを防ぐために、
であることをホす=委 員 会 側 は 、 交 渉 に 先 立 ち 最 低 限 の 紫 求 を
ためではなく、たとえ 相 手 方 の 砥 轟 か あ り て も 獲 得 す る つ も り
代表委員会、職場委員 会 ム よ び 従 業 員 の 前 で 明 ら か に す る = そ
代表委員会はこの協定を受け入れた︰それに
抑制するつもりはないが、LかL扇動的ではないよ現を紫請す
使用苦はそれによ﹁て代衣委員会の再圧伝活動を
の公表によって相手方 に 対 し て 圧 力 を か け る と と も に 、 ‖ 分 を
拘束するじ
るつもりであるL
より↓方では重要な戦術を放棄することになるが、他力では使
別の交渉技術は、﹂ 父 捗 事 項 を 相 互 に ド ソ キ ン グ さ せ る こ と で
用者とのH頼関係の範囲内で一つの取引材料を准持する。すな
すなわち、代 表 委 員 会 が 重 視 す る テ ー マ に つ き 使 用 者 側
が譲歩する姿勢がない と き に は 、 将 来 、 使 用 者 側 に と っ て 重 要
あるり
さらに重要なげ力手段として、現在の参加閲係から退却する
て清川できる。
・りばこの協八一尤を破棄する旨をほのめかすことによって圧力とL
わち、使用者側が交渉で譲歩の態度を.小さないときに、それな
逆に、使用 者 側 が 譲 歩 す れ ば 、 別 の 局 面 で 委 員 会 が 同
な事項の交渉で委員会 側 が 譲 歩 L な い で あ ろ う こ と を ホ す わ け
であるn
様に行動する。これは ギ ブ ・ ア ン ド ・ テ イ ク で あ る 。 こ の 交 渉
この脅しを代表委員会が本気で使ったことはまだない。Lかし、
可能性をホ唆することである。それは使用者側を不安に陥れるり
戟彿を他の代表委員会 が ほ と ん ど 採 用 す る こ と が な い の で こ こ
で強調する次第である 月
例えば、使用者側が事務職員の賃金表
を代表委員会に閲覧さ せ る こ と を 当 紬 は 拒 否 し て い た 。 そ の 時
ドイツにおける従業員代表のタイプ
引3
その中能性を示したことはある∵使用者に対していわ︿、﹁信じ
る。この使用者は自分の事業所における利益代表の正統性を認
定的に評価する二とは、他の使用者とはかなり異なる態度であ
める。﹁代表委員会は従業︰只の意見を太目月すべきであり、それは
ないだろうが、我々古︿て穏健な組合員はこの参加タイプにう
んざりしている。若い メ ン バ 1 ほ 、 そ の な か に は う る さ い ≠ ︵ 産
使用者はこの代表委員会の力の基礎を、従業員との結び付き
このタイプは、代表委=早会は権力要素であることを二小す“
的な紛争の火椎であるという
紛争を事故とは妃ずに、むしう肯定的に評価する。それは創造
すぐれて経済的な部門の対極であるり﹂使用省は代表委員会との
ここに述べた代表委員会あ首微力ある行動スタイルは、必要
覚員を含む世代だり﹂ ︵議長︶
な情報を委員会が持っ て い る こ と に よ 二 し 強 め ら れ る = 代 衣 委
員会は確かに生産現場における技術的機構的および社会的な混
の権威および代表攻勢︹くertretungsOf訂nsiノ﹁itm三、代よ権能の
その情報人†ルートは現業労働者の生の上二し、 にあると兄る=使用者は代表委員会を、従業iiの中におけるそ
乱要因に関する惜敗をよ︿知っている。現場の頼当者よりもよ
︿知っているじ
故に、事業所内の諸閤係の建設的な共同形成者と見る∵総じて、
現場のトラブル、行き詰まり、個人的な不利、抜術的な問題点
使用者側の態度は代表委=日金のそれと調和する。双んともに現
使用署側が技術的または組織的な支
業員nらの生活の枠内で代表委員会と従業Hの仙iiよび代表委
協力的な対抗力という特徴を持つ参加タイプの支柱は、①従
︽要約︾
在の参加スタイルの継続を望んでいるり
が伝えられることによるり
それが仲川者側に代表委員会を一‖置かせることに
障を話題に持ち出Lた と き に は 、 そ れ よ り も 詳 し い 説 明 を 委 . 1 日
会がするし
なる=その解決に当た り 委 員 会 は そ れ が 労 働 者 の n ル 増 に な る
このような代表委員会の参加行動は、代表委員会と使用君側
二とをチェックする∪
‖∫l会と職場委員会の聞に密な連係があること、②代表委日金と
併#すること、③代去委Ll貝仝の代太としての有能さの二一点にあ
使用者側の問に安定的なぃ相関係と同時に積極的な紛争関係か
の信頼関係の枠内で個々の戦略および影響行使の態様か具体化
されることを.小す‖
事業所Fは︰両当事者がその存続に重大な
関心を持つ、安定的で 建 設 的 な 紛 争 的 パ ー ト ナ 1 関 係 ︵ 宍 O n f 〓 k t ・
従業∪貝
驚くほど相互に絡み人‖い、統人‖されていることである‖
る。参加モデルの有効さで決定的な二とは、この∴つの要素か
Partnersch a f t ︶ に 基 づ く 継 続 的 で 、 部 分 的 に は 攻 撃 的 な 利 益 代
表の叶能作をホす事例であるし
には派閥はなく、階層構造=ヒエラルヒもないい
にはさまぎまな意識、権限の遇いはあるが、代よ委員会のなか
使用者側はこの参加タイプに理解と満足をホしている。紛争
口、従♯員代表に対する使用者側の態度
は、たいていの代表委員が自らを組合の利益代表の∵祁として
成果ある利益代表が不安定になる可能性を抑別している原因
を好む︵k昌fニkt O r i e n t i e r t ︶ 使 用 者 の 態 度 は 客 観 的 な 問 題 解 決
に応じる準備のある二とをホす。強い代表委員会を意外にも肯
二四一
514
l瑚 法(474)
認識し、職場委員会に対して責任を感じる自己認識ぶよび役割
二門二
事業所Gの特徴は、事業所内紛争の異常な広がりと鋭さであ
約交渉で常にトップバッターとして登場する︰
るり 従業員、職場委員会および代表委ji仝はス﹂⊥フィキ好みで
事業所Fで、知識習得、分業および調整は、ほと
んど専門家的な作業方法になりつつも独立して専門的姉坪にな
認識によるり
員会の宴求が二年間に及ぶ交渉の末に那圭‖された、事業所両で
事
表委員会と使用者側の雰囲気は異常に険悪で緊張しているL
従業員・代
業所内のストの原因は、州来高給の標準時間計測に代表委員会
それぞれの部門でH発的なストが頻発するり
あるLJ
ているからである‖
を参加させなかった、一五分聞の勤席時間内入浴という代表委
代克とLての活動を鬼面‖に什事として認
る傾向が回避されているのは労働者の連係のなかに組み込まれ
識することは、現場の間超や紛争に熱心に取り組むことにつな
使用書側の情報に締ることなく∩
がる。その有能さは、問題がまた整理されていなくても確実に
把握することを可能にするり
組合員投票を実施することが妨書された、職長と労働者のトラ
ホスは上司および工場長によるさまさ、まな嫌がらせが
ストと並ふ別の闘争形態は残業の集団的な折ポ=
ブル等である﹂
このような能力を備えるがゆえ
前の情報と判断で対応できる∪
であるり
に作業編成にも影響を及ぼすことができるり
あると伝える。事業所集会で企業の商標を物笑いの種にした労
彼らは批判的政治意識を持ち、それは組合運動と密接に
よるり
的な発二∴‖を理巾に繁出〓されているし
働省は解扉された。多くの麦Hは事業所集会にムける政党政治
このような特徴は、代表委L.H会が厳格な〓条に基づくことに
リンクする。それが清動の薙計般lUlとなる=それがタイプ.圧がエ
ここでは定期的に対立か発生し、その︼部ほ物理的な
代表委員会、職場委H会および従業‖Hの聞柄は親しく連帯的
には不信と階級軸争的な気運があるr
暴力が発生するほどに労働舌を刺激するハ.労働者と使用署の聞
であるり
は労使双方の動員態勢の演出の見せ場として事貰肋Gでは重要
入‖代表が班席し発.言することを助書しようとする.林業所盛会
硬川音側はホ砦析集人バに細
リート意識に結び付いた役割認識でないための確実で継続的な
かすがいである。
タイプ七、階級朋争的な従業員代表委員会
以Lに挙げた代表委員会のタイプによって、実際の代よ委員
会はおおよそのところ近似値的に分類されるであろう。最祈の
ドルトムント社会学研究所やIMSFの調査によれば、この分
﹁代表委員会はたいていの場合に従業員を動い艮する精一ホを出す。
であるり代表委員会は使用者側に対する抵抗のセンターであるレ
それでも、さらにこれら
顆で妥当であることが裏付けられるLJ
紛争が大規模な紫求を超えて事業所内の行動主よびストにまで
とは異なるタイプを挙げることができるし
拡大しても、代表委員会は事業所組織法に基づ︿平和維持義務
これほ一∴0
00人の労働者を擁するドイツで有名なn動申メーカーのt場
にも係わらず、使用者側に対して従業員の代弁署として振る舞
この事業所Gはホスの文献による紹介であるn
である。ここは労働組合の拠点の一つであって、連邦税模の協
ドイツにおける従業員代表のタイプ
515
場の代表委員が紛争の九五%、特に昇格をめぐる紛争︵H山 e r a r
う。﹂代表委員会の主たる代表活動は職場レベルで行われるり職
的関心の強さが従業員の中核メンバーに特徴的である。
あるという。際立った現業労働者意識、連邦平均を上回る政治
いうゎ
残念ながらホスの研究では代表委員会と使用者側との関係は
従業員および代表委員会の闘争態勢がその成果の基礎で
chiekOnflikt︶ を単独で解決している。
わずかしか二膏及されていない。同様に代表委員会と職場委員会
代表委員会は事業所組織法がその行動の枠組みとして拘束す
代表委員会にとって使用者との交渉は面倒くさがられているよ
ることを拒否するぺ事業所組織法を承認する者はこ二にはいな
うである。とにかく使用者と代表委員会の間には不信が強く、
いつつ、佃用者帆と交渉していることの桁摘がある。どうやら
協力を強く拒ポ=する態度がある。そこにはギブ・アンド︰丁イ
との関係の分析も少ない。ただ、議長がしばしば他の委員を伴
は代表委月会の活動を制約するとして無視されているご﹁闘争
組織法上の規定は代表委員会から裏をかかれている。﹁法律規定
クのやりとりもなく、ただ比.一紳なことをめぐる険悪な対立があ
いだろうご著者のホスはこれを委員会の代表的な意見として紹
的な従業員の意識が代表委員会を背後から支えている。使用者
るゎ
介している。守秘義務、事業所平和維持義務、その他の事業所
による抑制措置も従業員の圧力により機能マヒしている=﹂ 代 表
いるい
実際、従業員代表委員会Gはタイプ六以Lにイギリス自
このタイプは社会学の文献ではイギリス刷上として分類されて
双方とも力づくで対抗しようとしている。
委月会は事業所協定によって事業所全体に適用される労働粂什
を改善するよりも、それぞれの職場で既得権として碓得してい
る。
動中産業のショップ・スチ﹁アI卜のイメージと共通し、使用
者側は社会的に知られているタイプPq、五および六のケースよ
議長を除く他のメンバーはモン タ ン
従業員代表委員は使用者とのいかなる種類の址会パートナ 1
的な協力も拒否しているn
りもむしろ一九世紀の専制的な私企業のそれと似ている。
要するにここで﹁階級闘争的な従業員代表委員会﹂が存在す
共同決定法モデルにも反対である。
ることを確認することができる。現在のドイツではこのタイプ
代表委員会の活動にとって決定的なことは、政党政治的な十心
向が強いことである。委員の約半数は社民党左派であり、三分
は珍しく、著者もそれが例外的であるとの指摘を行っている。
それぞれのタイプの存在搬度はつぎの通りであるり
︽タイプの分布と特徴﹀
H、参加タイプの分析
の一は共産党系であり、キリスト教組合系もいる。しばらく以
前までは政党政治的傾向のゆえに代表委員会内部で派閥的行動
があった。しかし、社民党左派系のバランスのとれた人物が議
長になって以来、代表委員会内部で大まかな合意が形成された。
従葉月代表の活動成果をホスは高く評価する。それは毎動準
則である事業所組織法の枠によって達成されるものを上回ると
二四三
岡 ≠ム47−−4) 516
..
〃
タ
‖〓
し
′
ロト
\
﹁h
′
八
五事業所
.川
山七
・
七
﹂
A‖汁 六 三
つづいて、タイプ︶
二門関
のなかで∵−.二と川−・一ハを区別Lて分析す
する。それは表−の通りであるり
の間には、タイプ毎の遠いを遇えた万きな相違があるり
前者は
る。タイプそれぞれに特徴があるが、なかでも二の前書と後れ
で後者では権威的モデルがバラン入の取れた参加関係の確立に
参加の成果を妨げる厳桁な権威的モデルが職場を支配し、他〃
有利に働いているり
人以†であり、∴分の一が二■わ01穴00人の問であり、一七
タイプ一1三の半数が従業員数∴∩わ
まず事業所規模との関係を見ると、タイプとそれとの間には
%が∴︹︺0人以仁であるr
密接な相関関係がある∩
は、いずれに分塩すべきかの判断に仁分な情報を人手するこ と
イプに分類することができなかったものである。そのうち二 例
の∵一は﹂ハ00人以上であるノ
〇人以†は∴例のみであり、.∴CC−人00人ほ∴0%、四分
l∵こから事業所規模が拡大すると
他力でタイプ川−∴で従業員数三〇
ができなかった.別の一︼例はいくつかの点でタイプ四に似 て い
産業分野との関係にさほど明確な傾向はない。それでもタイ
とむにバランスの取れた参加が実現される傾向にある﹁
フ一−三には印刷、木村、食料=川、繊維業が多︿、逆にタイプ
しかし取 材 の
直前に代表委員会指導部が使用者に対抗して強い参加を‖指 す
閂−Lハには化学推賞が多いという傾向を指摘できる。
一
−
それは典刑十的な家
に届L、三分の一が本社から離れた人的
それに対し、後者竺二分の二は株式会社ま
従業員の職業的資格水準との関係は構い。
は双†の関係にあり、お互いに重複して出て︿る。
理にも明確な違いがある。ここで事業所規模と企業の所有関係
たはコンツェルンの一部である=経営者との距牡により人事管
会社の↓部であるり
族緑営企業である
い∴削署のタイプの+数は人的会社本社
前述の棉標に比べて、企業所有関係との相関関係はもっと強
イプとは艶なって、新しい状況が突然に始まることへの懸念 か
︵事業所規模、産業分野、企業 所 有
を分析
︵組合組織率、職場委月数、代表 委 員
の研修受講者数、議長ムよぴその他の委員の在任期間︶
閃の指標となりうるもの
関係、従業員の職業的資格水準︶、他方では重要な力の潜在 的 要
して取り扱われる背景要素
そこで一方では参加にとって方法的にみて﹁与件︵giくe n ︶ ﹂ と
以†で参加タイプと幾つかの規定要因の棚閥関係を分析す る 。
め方をとっている1
ら対立を回避し、徐々に従業員の意識を変えるという帽章な 進
方向で変化が生じっつある。しかし指導部は紛争を覚悟トた タ
切である。さらに別の一例は、タイプ∴に近いり
るが、しかし他の点で大きく異なりこれに分甑することが不 適
ここで分類不能の八倒はさまぎまな埋両から前記の∴つの タ
/
ブ
ノ
////イ
517 ドイツにおける従業員代長のタイプ
束1 タイプごとの特徴
タイ7U
Ⅳ
軋
%
1
l
2
2
l
5
ゝり一
3
﹁−▲
2
9
4
2
0
1
リ一
2
nU
2
O
l
O
nU
1
1
11
2
l
7
1
5
O
4
1
5
nU
リノ︼
nU
nU
nU
ハリ
0
nU
り
ハリ
11++ソ.︼
︻′−
1
1
− ・
一
nU
3 日U
55 つJ 5 5 ∩〓 352 2
仁じ 一1
l
3 9 7 ∩り .4
1
ハリ
5
l
︺0
l
仁U
2
ト/
l
4
ハリ
。1
1∵
4
7
r/
l
9
3
ワ︺一
1。1。57︻
l
、ソ︼
リJ
2
11
ハU
0J
‖
4
11
qU 5 ﹁〇 3
3 ハノ一 2 1
︻′
1▲
︷
∩ノ一
3
2
QU
3
O
3
1−⊥
2
作り
l
nU
∩り
︺U 5 nU
3 、ソ一
つJ
ハリ
5
O
ハU′
2
ハリ
1
︻/
19
19一63
8
1
0
nU
O
1
6
nU
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産業分野
合計
Ⅴ
Ⅵ 分類不能
数,% 数,% 数,%
数,%
引8
岡 法(47−4)
前者ケループの八六%、後
組合コ組織率との関係は一定程度ある。
組合職場委員数との関係は深いレ
二四六
代表効果のある︵完rtretuコgSWirksaヨ∵参加の基本的な前提
条件は、労使双カにおける参加の意思と態勢である。使用者側
者グループの二六%で職場委員がいないか、もしくはごく少数
いるところでは、従業員およぴその代去機関のなかで力の形成
の三分の二には、その用意がないり
︵タイプ四は当然に除かれる︶
さらに∴0
のトップの二木%での
何か、参加の論理という脈絡で代衣としての実権︵Vertret∈︼苛
仙か、それに関係して代衣委員室の参加意思を実現する条件は
をめぎす代表委fi会の参加意思の発生の前提条件および妨害は
コトホフはつぎのように問題設定する。すなわち、利益代衣
考えられていない。
からその冥現は不可能なことと受け止められ、取り組むことは
%でほ代表効果ある参加への意.忠が認められるが、しかし威初
み、バランスのとれキ参加への意思が確認されるっ
衣委=早会
と同様に、代表委‖封会側でのそれも乏しいり欠陥ある参加の代
当然のことなから、代表効果のある参加への使用者側の用意
過程における反応としてそれが生じる。
使用者側にそれが備わ﹁て
である。従業員∵UO人につき委員二人以下のケ1・又は前者で
は九川%、後者では川七%であるじ
委員研修の受講状況もタイプと密接に係わるり
事業所内の社会的関係に対する、†たる所有権者の個人的な影
響力か強いほど、それだけ企業内に厳格な権威的モデルが登場
それは従業員
企業所有形態と
し、バランスのとれた参加の実現は掴雉になるハ′
数六CC人以卜の中小企業で頻繁に見られる′り
双
この二つの要素によって規定さ
組合の影響力の指標は組合員教と職場委冒数であるし
れる権威モデルは、組合の影響力に対しても決定的な作用を及
企業規惧は相互に規定しあうハ▼
ぼすり
方とも少ない事業所では組合の影は薄いl﹀
従業員や委員が使用者に対して抵抗し‖らの利益を・†張する
が進め・ゎれる∪
ヨaCど︶を実現する条件は何かである∵以†、その点につき分析
姿勢を絹保するには、組合が最も確実な支えになっている。委
って力になる。
の関係では、睡端に欠陥のある参加スタイルの事業所の二元%
る参加が行われている事業所の代表委員会の約半数は現在の事
つ、変更可能であるという認識と見通しが前提となる。欠陥あ
参加意思の発生には、現在の秩序を変更する必要があり、か
イ、参加意思発生の条件−−−現状変革の見通し
員の抵抗姿勢、利益を主張する意識および組付的志向がかみ合
︽結論︾
で五〇%以上であり、タイプ五、﹂ハの有効な参加スタイルの事
ここではそれぞれのタイプについて再論しない。組人‖組織率
禁所の二八%では五〇%以下であった。ここでは代未委員会の
てはいるが、しかし変更は不可能であると見ている。現状を変
業所内の関係を多かれ少なかれ変更する必要があると受け止め
更することは非合理的で危険なことか、もしくは幻想であると
思考・行動様式、組織状況、関係タイプとの相関関係を見るだ
けにするっ
ドイ、ソにおける従業員代衷のタイ7U
519
労働者利益は企業的観点に照らして自然の成り行きとして使用
映る。彼らは使用者から、企業利益のみが確実な止統性を有し
は、﹁使用者側が望むようにしかことは進まない﹂という諦めの
使用者側を補体すべきである、等であるり
に損害をもたらす労働者の言動を擁護するのではなく、むしろ
側でも説明モデルがはっきりしているじ
そこでは代表にとって
このような欠陥あるケースに対し、タイプ五、﹂ハでは彼らの
言葉である。そこでは悪循環が繰り返されている。
代表委員会の言いカ
者の許答する程度内でのみ認められるという解釈を導き出して
いる。使用者の観点に反することは実現されないと考えている。
このように彼らが変更の展望を持てないのは、基本的には彼
らが自分の介業のみの殻に閉じ込もり、そこの経験および思考
いる。代表委員会および細入口職場委員会は政治理念的な説明モ
デルを持ち、職場の現状をそれに連合的に変えてきた。それは
重要な説明モデルを提供する労働運動の伝統に強く影響されて
法の下の平等の理念を強調し、政拾課題による社会的変革より
隣の企業におけ
の経験の対象とはならず、自分の思考に影響を与えもしない。
も、労働法に定められている労働者の平等取扱いを職場で実現
方法Lか知らないという思考の閉鎖性による‖
事業所内諸関係の特殊作に固まることは、使用者によって形成
することを重視する。
る∼=来車や労使関係も彼らには他の世界の出来事であり、H分
によって意味付与されるような展望のなかへの、思想のない沈
事業所当地の部分的な世界から最低 コトホ7が調査したたいていの事業所で代表効果のある参加
された既存の世界への固定化である。それは物事が事実の重み
であるじ
意識形成していく機関︵bewuBtseiコbニdeコdelコStitutiOコ︶とし
にとって必要な説明モデルか人きく欠けている二とは、組合が
潜︵EiコtauCheコ︶
で必要てあるり
限の距離を保つことがそれに対する評価の指標を見いだすうえ
去委員会には組合の影響力は乏しいり
確かに組合は代表委員を
対象に研順∵二講座を企画している。その企画数はそれぞれの細
ての役割をさほど果たしていないことを意味する。二れらの代
業所の現状を変更可能であるという見通しを欠くr、そこで繰り
欠陥ある参加が行われている事業所の代表委員会の多くは事
返される決まりきった議論は、事業所の経済的支払能力が決定
入=にとっては少なくない。しかし、委員の絶対数に照らすと受
講者数は少ない。組合がどの程度将来の意識形成的な役割を認
︵意見の対立は信
通じるので信組に満ちた協力擬別に違反する
的な観点である、紛争的な利益代表は経済的支払能力の低†に
それは個別の催物以上に、事業所内でも長期に亘る意識変
識しているかは、職場委員会に関する組合の政策を見ればわか
化に作朋を及ぼす。組合が行う教育研修は、そこに参加するの
るり
輔破壊である︶、企業の経営がうまくいっていればそれは自動的
はすでに月覚のある組人‖員や代表委員であり、関心の乏しい委
︵さまぎまな表現を取るにせよ、要する
に一つのボート論︵Eiコ・B00t・Arguヨeコt︶である︶、労働者は規
員らは参加していないという悩みを持っている。事業所内での
に従業員にも跳ね返る
ない要求を出しがちであり、代表委員会はそれに抗して事業所
施でき
律を失いがちであり、業績引き上げに不熱心であり、実
二川七
520
開 法(474.)
利益代表過程への影響を与える二とは確かに意識形成のための
員は代表委員仝が付か気の利いたことをLて︿れることに関心
二川八
日程む有効な方法かむしれない︰納入[は二の方法を五〇年代半ば
の苦情は従業員の関心を誘発しようとしない代夫委員会の活動
はあるが、しかし‖分では委Hを引き一党けようとはしないご二
成果の乏しさに対する∴い逃れであり、問題なのは参加〓休の
以後軽視してきたといわれる。事業所内の利益代表領域を代表
委員会に任せた。欠陥のある参加の事業所では代表委員会に対
欠如であるり
従業員に対する情報提供の関係でいえば、そもそもトップ以
する組合の影響力は乏しい∩
外では委員自身に対しても委員会活動に関する情報が周知され
従業長の関心と代表委員会によ卑情報提供
参加意思を実現するうえで仰が前提条件になるのだろうか‖
口、参加実現の条件①
には、それなりの専門知識を必要とし、特に現業労働署にとっ
ていない傾向がある。情報が提供されてもその内谷を理解する
ては情報の意味を理解する二とは谷易ではない=それを珊解す
コトホフが調査した印象によれば、まず利益代表に関する従繋
るには委員とLて必要な研修を一せ試しておかねばならないり
‖只の関心である。彼らの関心なしには長期に▼H一つて実りある参
加を進めることはできない.彼らが代表委H会の活動を監視し
るという二とは、たいていの≠業所で職人へHaコdwerker,︶や職
参加することである。それが弱まれば使用者側との対抗関係む
kが、事務職︰只の一部か代よ套=り会で小心になっていることと
関与する能力か捏叫職務や職業上の賛楕と密接に係わってい
て代表委=H会も強︿なるこの点は職場委〓の人数、活動度の
関連する∪
弱まり、執行部との距離む広がる。従業員の接種があって初め
分析、および従業Hの﹁個人生活﹂の構造および強さ︵lコteコSit警︶
面接した委Hの一九%が山廿門教育を一せけていない現
の分析でわかる㌧
このような条件とともに、従業員の関心および関与は、代夫
業力働者であったにすぎない=
妻員会による情報提供の程度とむ深︿係わる=代友香︰H会から
他
従業員の関心の発生はそれに対する働きかけと対応関係にあ
方で、代表委員会n身もそれを促進する態勢が必要である=そ
情報提供されることなしには従業自は関心を呼び赴こされない。
るし一方で、それに関する従業冒∩身の準備か必要であるり
れゆえにこの間題は二つの観点から観察することが必要である。
者が協議している事項、代表委‖具ム内部の意見対立、懸案事項
いたって悪いじ
人割の事業所では従業員は、代表委員会と使用
いずれの事業所にも程度の差はあれ存在するが、事業所Fを除
りに関する情報提供を前提とするり
で議長か使用者側に対していかなる対応をしたか、使用者側の
従業員代表にょる情報提供はコトホフが調査した事業所では
けば大した程度ではない。代表委員会に対する従業員の関心が
失地に移され、そのために従業員に周知する必要が生じるまで
主張等につき知・hされていない。協議結果についても、それが
従業員n身の参加過程への関与への準備は代表委員会の活動ぶ
あったとしても、なおたいていの代表委員仝は委員会活動に参
調査によれば、この準備は
加する従業員の関心が乏しいことを嘆いている。いわく﹁従業
ドイツにおける従業月代表のタイプ
52l
知らされていない。 従 業 員 は 希 要 な 事 項 に つ い て の み 喝 し ﹂ し て 、
とは紛争原因になると見る。
挙げ、残る半数は、従業員に不利な内谷の決定を知らせるこ
いる。後述するよう に 、 傾 川 者 が 運 常 内 容 を 公 開 し な い よ う に
りを知らされていな い “ こ の よ う に 参 加 は 秘 密 裡 に 進 め ら れ て
い。どの程度の情報を提供するかのイニシアを常に使用君側
誘導するために議長かそのように行動しているのかもしれな
者では、使用者が安心してより多くの情報を提供することを
逆に代表委員会護良が進んでそれを約束する二ともある。後
す
ここでは使用者側か協議内容の守秘を求めることLあれば、
たいていは遅くに聞 き 知 る だ け で あ る い 多 ︿ の 事 業 所 で は 普 通
強く働きかけている 。 実 際 に も そ の よ う に 取 り 扱 わ れ て い る 。
の代表委員でさえ議 長 と 使 用 者 側 と の 重 要 事 項 に 関 す る や り と
従業員は委員会の議 題 や 取 扱 い を 代 表 委 員 会 か ら 掲 ﹂ 小 に よ っ て
か握っているので、そのような事態もありうか。これに該㌔
るのはタイプ一−三が多い。
も委員から‖頗によ る 説 明 も 一 党 け て い な い 。 事 業 所 集 会 は か な
、使用者の一〇%は、従業冒の違反行為調査に代表委員会が
たいていの事業所では法定量準を卜回∵て
り形骸化しているっ
タイプ人がホすこ と は 、 従 業 員 か 代 表 委 員 会 に 関 心 を ホ す に
非協力的であること、使用署と対立する意見に囲執すること
年間四回未満しか開 催 さ れ て い な い 。
﹁就業規則に違反する従業‖の有為を代表委員会か隠すと
を挙げる。
き=従業Hがタイムカードを不正使用していることを代よ委
情報を提供する二とが 前 提 で あ る 。 こ れ は タ イ プ 四 、 ▲ h で も 妥
は代表委員会と職場 委 員 会 か 合 同 て 事 業 所 を 透 明 に す る よ う に
員会が加りていながら使用者に通知しないとき﹂
かそれに該
当する。
、使用肴の三〇%は、従業Hに対して不利な影響を及ぼす決
㌔するとい・﹁
ハ、使用者の見も信 頼 破 壊 行 為
代表委︰H仝の代よ 力 が 従 業 員 の 後 桶 に 依 存 す る と す れ ば 、 使
用省側が従業員に対 す る 情 報 公 開 に 危 惧 を 抱 く こ と は 叫 然 の 成
ることを挙げるり﹁代表委員会が二つの顔を持つ、または二股
定につき従業冒との関係で代友委員仝が一指した態度に欠け
そこで口を補足するために項をお二してこの点
り如きであるじ
でこっそりと、または公然とその責任から逃げることであるい
いて代表委︰只会か∧〓意していながら、それにつき従業目の前
をかけることは許されないり﹂例えば、使用者とある措嵩につ
を少し立ら入って分 析 す る 。
行為を信頼破壊、盲 戟 布 告 と 見 る か ﹂ と い う 質 問 へ の 回 答 を 分
使用者は代表委員会のそのような態度を、困難な決定に代表
調査トた事業所で使 用 者 側 に 対 す る 、 ﹁ 代 表 委 H 会 の い か な る
a、使用者の三〇%は 、 使 用 苫 と 代 表 委 員 会 と の 協 議 、 交 渉 を
ものと軋る。例えば、代表委員会が使用者から説明された事
委員会が同意することによって決定を止統化する効果を奪う
類すれば、つぎの⊥ つ に 整 理 で で き る け
と見る。その理巾 と し て 、 半 数 は 、 代 表 委 員 会 の 守 秘 義 務 を
従業員に知らせる 二 と は 代 表 委 員 会 に 許 さ れ な い 行 為 で あ る
二四九
522
開 法(474)
使用者は代表委︰H仝自体よりも、むしろその北‖彼の従業員の
二五〇
情を了解しっつも、従業員側からの影響によりその日天体化を
動きにより強い関心を払っている。
かける、使用者の主張を歪曲して伝える、誤って伝える、使
ているケースがある。これはタイプ四の事業所の一部に該当
ループに分立して相互に有効な代表としての力の発揮を妨げ
代表としての実権を備えている事業所で、代表委員会がグ
に職場委員の活動に依存する。
間の情報交換、コミュニケーションの布石‖による。それは主
代表委員会の代表としての実権は代表委‖El会と従業員との
妨害しようとする、または、傾用者側と従業員側に対して異
なる説明をするという二枚舌である。
d、二八%は、従業員のなかで労使紛争を誘発することを信頼
破壊と見る。これには情報を従業員に一面的に伝えることも
用者の憑意を強調する、事業所集会で紛争的なテーマを突然
含まれる。使用者から見て好まし︿ない方向に従業目上lを働き
に取りあげる、情報をマスコミに流すなどである。これには
にも同様なことが発性しがちである。グループ側の抗争が有
する∪
成することが望ましい。事業所Fでは職場委員会の内部で、
効な代表活動を阻圭=することのないように、一定のルール形
従業員中に組合員がいて職場委員会が選出されるとき
事業所平和を乱す争議行為や政治的活動も含まれる。
2、八%は、使用者が知らないところで代表行動することを挙
組合推薦の委員候補署リストでは職場委員を優先すること
代表委員会は職場委員会の活動に協力すること、職場委員は
げる。例えば、事業所内の事柄につき糾合と情報交換し、す
これを見ると、タイプ一、一一および三に分類される使用者
でに決着がついた事案を蒸し返すようなことである。
る。坂近二〇−二〇年間に糾人口は事業所内の政策につき代衷
で参加の経過に関する情報を代表委員室
事業所組織法の諸原則を遵守することなどを巾し合わせてい
︵五三%︺
に言及すれば、それは使用者による権
委員の専門知論
ここで﹁参加の論理﹂
二、参加実現の条件②
代表委員会の摩擦は減少した。
委員仝の判断を尊重する対応をしているので、職場委員会と
の過†数
︵タ
が従業員に伝えることを信税関係を破壊する行為であると見
は信組に満ちた協力臆削を狭
て、それに厳し︿対応していることがわかる。その一部
イプ一、二および三竺一〇%︶
︿理解して、情報提供禁止をことさらには触れない。タイプ
四、五および六の三分の二か、情報提供日体ではなく、紛争
る。両当事者は権限行使を長期に亘る継続的で衝様な関係の場
で行うことを余儀な︿される。琴一﹂=チャンスが与えられる代わ
限行使と労働者側の艦抗を労使の共同実施に転換するものであ
りに、従業員側は提案を拒ポ‖するだけではな︿、代替提案をホ
を誘発するような情報提供を信頼破壊と見ている。このよう
者側が代表委員会の代表としての実権
にタイプによる違いはあるにせよ、それにもかかわらず使用
を、情報提供され、参加し、代表委員会の政策に影響を及ぼ
さなければならない。交渉で説明される内容を理解し、対案を
︵くertretuコgSmaCht︶
すような従業員の存在に見いだしている二とは共通している。
5Z3 トイツにおける従業員代去のタイプ
なると勢い委員の在任期間は長期化しがちになる。有効な代表
を持ち、使用者との協力関係を維持しなければならない。そう
提示するために、委員を務めるにはそのために必要な専門知識
山○午で、
五六%は委員としてり○年以上であり、二五%は一
業所の議長の平均的な委員在任期間は一三・五年、議長在任は
は在任期間が長く、さまぎまな事情に通じている。訪問した事
一七年以上が一〇%であった。正確な資料ではないか、推測で
七年以上在任しているり議長以外の委員は一〇年以上が三〇%、
は議良以外の委員の六〇−七〇%は任期二期の後には委員を辞
なお、信頼に満ちた協力原則というと、協力的要素が過
活動のためにはプロ化と代表委員会内部の役割分村は避けられ
めている︶
ないっ
度に強調されるが、そこに紛争的要素が含まれることまでも否
の使用者が発言力の強い代表委員会をけむたがってその影響力
この調査結果で注目すべきことの一つは、タイプ五および六
が務めるよりも長い。
議長となると、﹂父捗相手である人事部長を同一人物
定されるわけではない。
委員を務めるには専門的知識が求められ、そのための準備や
委員になれば現場の職業経験に中断が生じることにより、将来
用者よりも高く評価していることである。そこでは代表委員会
を殺ごうと試みるのではなく、むしろその存在をタイプ三の佗
専門教育に欠けるガ働者にとっては負机が大きい。さらに専従
の職業的キャリア展開に不利に作用する。将来の不利な条件を
が従業員の声を汲み⊥げて事業所運営に反映させていることが
考慮しっつ、それらに耐える儀悟と条件のある従業員が、委員
や専従委員に立候補する∪
事業所の業績制度︵Leistungss︶史eヨ︶および社会制度として事
名誉心が強く、自信ある従業員が立
候補しがちである。専従委員になれば現場から離れる二との不
業所の安定化につながっていることに着目しているり
とてある。
は当事者双〃が、相手の立場を認めあい学びあう姿勢を持つこ
そ誓別堤
利により勢い長期に委員を務めるというプロ化は避けがたいじ
そのほかに気付くこととして、タイプ五およぴ﹂ハの成果ある
この分析の結論の一つは、現在の代表委員会副使はワイマー
参加は﹁参加の論理﹂をお互いか認める二とが必要であること
を一小している。これらの事業所では代表委員会と使用者側との
マティアスの研究によれば、当時は法律による規制が功を奏さ
なかった。戦後は高度経済成長期には比較的落ち着いた社会的
ル時代のそれとの共通性に乏しいということである。ブリグル・
雰開気があり、組A‖がパートナー的方向に機能転推したので代
信頼に満ちた協力関係が安定して続いている。委員が問題を処
講している。代表委員会の内部構造はヒエラルヒー的ではなく、
理し交渉する水準は平均よりも高い。そのためによく研修を受
各種専門委烏合に権限委譲が行われ、その権限行使は議長によ
表委員会の活動もそのような枠組みに影響されている。
あったことが証明された。
第二次大戦後、この制度が経済危機を克服するうえで有用で
ってではなく代表委員会全体によってチェックされている。
たいていのタイプでは権限は議長に集中している。そのため
に代表委員会分析はともすれば議長分析になりかねない。議長
二五一
l刈 法(474) 524
ム2 従業邑i代ム委iiくきおよび労仙J甘係のタイプ分㈲
A社,日射
水脚rlL業A什
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鉄鋼業 欄申トト‖ ′壱絶ノカC汗
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製薬ノーーカ 保険業A神
二五∴
最後に、椚介者が行った従業︰封代長委‖H会に対する聴き取り
ここでは紹介者が独Hに従業員代表のタイプと労使関係
︵使用署との利セ=対し亘に際
職場委‖り会がLっか
のん無に分類した労他聞
いくつかのケースで分甑の
﹁†部の支え﹂
ただ、二の調在はどちらかと∴えば、人
その点でヤ均的とは÷〓いがたい“
合等を考慮し左じ
﹁要求そけ人れ﹂
従業貴下融の支えなしに要求が一せけ入れられ
いる場合、協約所定労働条件を上回る企業内上乗せを定める場
への分類に当たっては、専従委員を決定基準を上回二し認めて
委員会で使用者と協力関係にあることであるn
鉄鋼業、Fl動車メーカー・電機メーカ︰−が従業︰上l利益優先明仁の
通二社が協調的な従業最代表が使用者と協力関係にある二と
特徴的なこととして、電力・かス・水道供給業二社、公骨交
ようであるい
トホフの調査に比べて組合活動が活発なヰ某所のケースが多い
か業小心であり、産業分野では金属座業のウエートか高く、コ
は小間特に記人したり
判断に深う事案があり、いずれにも分蝕しがたいホ案はよ申で
係のタイプは表のように分租した㌧
りしているか︹かは
画は共同決定されているかの項〓によるり
会が開催されているか、時間外労働を折木=するかホ=か、人や計
は法定通りか、それとも上回るか、労働時間中に組合職場委︰‖
するか︶、代表委員選挙投票*、事業所集会出席率、専従委n‖数
事業所内平和の確保ないLは事業所の経済的安定件確保を考慮
して従業員代表委ii会は労働者の利益を主張するか、それとも
準は、従業員代夫委員会の役割認識
のタイプをクロス集計Lた。従業員代表のタイプを分難した基
ある、い
調査に基づいて、従業員代表委H会の顆刑十を∴小したい=表2で
用
525 ドイツにおける従業員代表のタイ70
ているのは、主に使用 者 側 の 好 意 に よ る と 理 解 す べ き で あ る 。
Herma n コ K O t t h O f f 一 B e t r i e b s r 警 e
Herrschaf t 、 − 諾 −
︵1︶
︵2︶・臼状人の結 合 に よ っ て つ く ら れ る 組 合 お よ び 会 社 を い
る。
う。組人い、匿 名 組 A ‖ 、 人 ‖ 名 会 社 、 合 資 会 社 が こ れ に あ た
株式会社、株
社員たる資 格 お よ び 仝 社 に 対 す る 権 利 が 出 資 L た 資 本
によってのみ定 め ら れ る 会 社 を 意 味 す る じ
︵3︶
四〇貞以下参照り
藤内﹁ドイ ツ に お け る 従 業 員 代 表 の 活 動 ・ 2 ﹂ 労 働 法
式合資会社、有 限 会 社 が こ れ に 該 巧 す る 。
︵4︺
S.巴宗一
KOtthCff − a . a . 〇 . − S . ㌫ f f .
︵︰九七一年、東洋経済新
︵一九札五午︶
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J川五む ハ 以 † 参 照 ︺
二神恭三西 ド イ ツ か 業 論 ﹄
律旬報一三六九 号
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報杜︶
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︵岩稟年︶
und
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藤内こ別掲・岡山大学法学会雑誌九九頁参照∩
岡山大学法学会雑誌円凹巻二号
︵とうない
七一頁以
かずひろ︶
︵一九九巳年︶
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eる従業員代表の活動実態調査結果﹂
†参照。
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九〇頁、九三貢参
藤内﹁ド イ ツ の 解 雇 に 対 す る 従 業 員 代 表 の 関 与 ﹂ 岡 山
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︵10︺
︵‖︺
︵12︶
D.HO中D i e
人学法学会雑誌 四 五 巻 二 号
照。
Seコkampf e s ﹂ 笥 料
︵13︶
∴丘一二
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