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ケーブルテレビの運営と今後の展開について

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ケーブルテレビの運営と今後の展開について
総務常任委員会会議録
1 開催年月日 平成22年8月20日(金)
開会 午後 1時30分
閉会 午後 4時00分
2 開 催 場 所 京丹後市役所 301会議室
3 出 席 委 員 大下倉委員長、志水副委員長、谷口委員、森委員、森口委員、由良委員
4 欠 席 委 員 奥野委員
5 説明のための出席者 株式会社全関西ケーブルテレビジョン
常務執行役員 堀江 治夫
久美浜町有線放送農業協同組合
参 事 増馬 広之
6 議会事務局出席職員 主任 大木 義博
7 会議に付した事件
(1)ケーブルテレビの運営と今後の展開について
8 議
事
午後 1時30分 開会
1
○大下倉委員長 皆さん暑い中ご苦労さまでございます。座ったままご挨拶させていただきますが、
ただいまより常任委員会を開催させていただきます。
今日の会議につきましては録音し、会議録を作成することについて御異議はありませんか。そうい
うことで会議録を作成させていただきます。
なお本日の署名委員に森口委員を指名いたします。
それでは最初に出席者の自己紹介をお願いしたいと思いますが、座ったままで失礼ですが私が総
務委員長の大下倉です。
○志水副委員長 副委員長の志水と申します。ご苦労さまです。
○森委員 森です。
○由良委員 由良と言います。よろしくお願いいたします。
○谷口委員 谷口です。よろしくお願いします。
○森口委員 森口です。ご苦労さまです。
○大下倉委員長 委員の方は紹介が終わりましたが、それではケーブルテレビジョンの関西の堀江さ
んお願いします。
○堀江常務執行役員 詳しい自己紹介はまたあとでさせていただきますが、全関西ケーブルテレビジ
ョンの堀江と言います。よろしくお願いいたします。
○増馬参事 久美浜町有線放送農業協同組合の増馬と申します。どうぞよろしくお願いします。
○大下倉委員長 それでは会議を続けさせていただきたいと思いますが、お手元に資料をお渡しして
おりますが、それの順に会議を進めていかせていただきたいと思っています。お手元の資料の中に
全関西ケーブルテレビジョン様への質問事項、1全般事項についてということでありますが、この
1の全関西ケーブルテレビジョンの事業概要、ホテルネットワークはどのようなものか、他の自治
体との連携によるケーブルテレビジョンの状況、どこの自治体でどのような自主放送を行っている
のか、このような議題について最初にお話をしていただいて、またこれに基づいて順次会議を進め
させていただきます。
○堀江常務執行役員 今、大下倉委員長の方からありましたように議題に質問をいただいております。
大部分確認ができたと思いますけれども、またあとで細かいところで、これ以外のところで質問に
お答えできない部分があるかもしれません。そういう場合はまた文書等でお答えさせていただきた
いと思います。よろしくお願いいたします。
まず全般事項に書いてあります全関西ケーブルテレビジョンの事業概要、それからホテルネット
ワーク、これはですね私どもで委員の方にお渡ししました資料、これの説明をさせていただきたい
2
と思います。
まず会社概要というのを作りました。当社は1973年3月1日に会社を設立したということで
書いております。1973年という2年前に1970年、大阪に万博博覧会がありました。実はそ
のときに、戦後初めての大阪で外国のお客さんがものすごく増えたんですよね。それはお寺の観光
ということでもあり、あるいはTBS局、そういうようなものが非常にたくさん増えたと。夜ホテ
ルに帰ってテレビを見ても日本のテレビしかやってない、せっかく観光に来たんだったら観光情報
とかそういうふうなものが何か流れてないと不安ではないかというのがですね、これは大阪府とか
ですね、あるいは市とかですね、そういうふうなところから我々、朝日新聞にいたんですけれども、
朝日新聞等に要請がありまして、朝日新聞が音頭をとりまして、この下の方に株主というのがあり
ます。今27社になっていますが、当初は25社です。朝日新聞、朝日放送、京都新聞と当時は大
阪府に大企業の本社が結構ありまして、例えば三井住友銀行とかですね。その他にも高島屋ですね、
その本社がありましてそういうふうなところに、俗にいう、こういうふうな放送局を作りたいとホ
テルに日本語以外の番組を流して、そこで観光情報を流す、あるいはお知らせを流すというような
ことをするなど、株主を募りまして当初25社です。朝日新聞が音頭をとり責任会社です。朝日放
送が技術的なことをサポートするというふうなことで作った会社になります。1973年3月1日
に設立をして、10月1日に開局したと。会社の名前が全関西ケーブルテレビジョン、なぜ全関西
なのだと今になって思うんですけれども、これはですね関西にケーブルテレビがでなかったんです。
先輩に聞きますと、全関西というふうな名前にしておきなさいということで、全関西ケーブルテレ
ビジョン、ローマ字でいいますとオール関西ケーブルテレビジョンというふうなことで、ACTV
というローマ字、これは登録してあるんですけれども、こういうふうなローマ字をもって会社を作
りました。本社は大阪の中之島にあります。朝日新聞ビルの13階にあります。責任会社は先ほど
言いましたように朝日新聞社です。これに先立つこと東京にオリンピックがありましたね。196
9年でしたかね。その時に東京でも同じような要望がありまして、実は私どもの兄弟会社というと
おかしいんですけれど、JCTV、ジャパンケーブルテレビジョンというJCTVというケーブル
テレビ会社がありますが、これも朝日新聞が東京本社ですけれども主体になって作りました。現在
はケーブルテレビはやっておりません。例えばCNNとか、それの代理店とか、あるいはゴルフチ
ャンネルを流したりしている。これはCSを使った衛星を使って日本全国に番組を流す会社です。
JCTVという会社があります。
で事業内容ですが、先ほど言いましたようにホテルに宿泊する観光、ビジネス客に日本語、英語、
中国語、韓国語この4カ国語で関西の情報を提供しております。それは関西の情報チャンネルとい
3
う名前でやっております。これはまた最後の方で細かく説明いたします。
その他に、京丹後市でもやらせていただいておりますデジタル放送の難視聴地域に地上波テレビの
再送信。これはBSも含んで流しているんですけれど、再送信を行うケーブルテレビ事業というの
があります。これは現在やっておりますのは、和歌山県の紀の川市、白浜町、すさみ町、有田川町。
これは和歌山県、ここまでが和歌山県です。それから京丹後市、それから現在工事をやっておるの
が鳥取県の八頭町という、鳥取市の南側にある町ですけれども、ここのところで難視聴地域のケー
ブルテレビ事業をやっております。その他に朝日ニュースター、これも朝日新聞が作った会社です
がCSを使って、衛星を使ったニュース専門番組、朝日ニュースターなどのオープニング番組など
をホテルなどに、我々が代理店として流しております。それで、今の株主は27社です。ちょっと
変わったところでいいますと一番下の白浜町というのがあるんですけれども、実はここはちょっと
説明しとく必要があると思うんですが、白浜町でもケーブルテレビをやっているんですけれども、
この伝送路ですね、これを白浜町さんが作って、それを我々がケーブルテレビに使うということに
なりました。これはちょうど平成15年にできた伝送路ですけれども、この当時は三セクの形をと
らないとケーブルテレビ使ったらだめよというふうな総務省の指示がありましてですね。白浜町に
申し訳ないですけれども三セクの形をとるために5万円だけで結構ですからお金を出してくれま
せんかということで株主になってもらっています。形の上の三セクの形をとっております。役員等
につきましては社長が宇澤、専務が二宮、あと各株主さん、大株主さんのそれぞれの責任者にあた
る方が取締役、社外取締役というふうな格好で出ていただいております。
実は私もここに常務取締役というものが去年の10月までしておりました。ただ今回のこういうふ
うな当初から設計、あるいは施工、それからいろんなことを私が一人で関わっておりまして、総務
省の方も相談も私が行ったんですけれども、やっていたんですが、実は私今67になるんです。私
どもは役員の定年が65歳なんですよね。それで本来はもう辞めたかったんです。もうしんどい仕
事ですしね。ただ事業がきちっとやはり出来上がってからでないと辞めてもらったら困るというふ
うなことを言われて、名刺をお渡しした方もいるんですけれども、役員会で特別な肩書きをいただ
きまして、常務執行役員という名前をいただきまして、この事業がきちっと治まるまで、このまま
いてほしいということで役員になったというわけです。
それで次のページを見てください。これは先ほどと若干話が変わるのですが、先ほどの説明した
分を絵にしたものです。強力な支援体制により、継続的な事業運営をお約束しますという。これは
こちらの方のプロポーザルでも使わせていただいた紙面を抜粋しております。ACTVの実績とし
ては、先ほども言いましたけど関西のシティホテルで33年間、情報番組を放送云々ずっと書いて
4
あります。真ん中に私どもの会社の名前を含めてですね、ニュース素材の提供としては朝日新聞か
らいただきましょう。それから製作のノウハウは朝日放送から、あと日本ケーブルテレビジョン、
これは株主になってもらっておりますので、日本ケーブルテレビジョン、コミューチュア、京都新
聞社とこの3社が大株主という格好、あと4.3%の出資でいろんな株主さんが並んでおられると
いうことになります。京丹後市の場合は回線系については、保守については、NTT西日本のバッ
クアップでお願いするというふうなことでしております。これが私どもの方の事業の概要です。ホ
テルネットワークとはどういうものなのかというふうなことが書いてありますけれども、ホテルネ
ットワーク次のページに書いてありまして、次のページにこれは番組ですけれども、大阪の私ども
のところのスタジオの中に集中管理サーバーというのがありまして、ここに番組の内容とか、CM
とか、いろんな部分のデータがサーバーに入っております。これをインターネットの回線を使って
各ホテルにばらまいているというふうに見ていただけたら結構です。インターネットを使ってコン
ピュータの制御をするというところの利点は、各ホテルによって番組、ばらばらの番組が送れると
いうことになります。集中管理サーバーでこういうふうなやり方をしてないと同じ番組しか流せな
いのですけれども、Aというホテルにはこういうふうな情報を流す、Bというホテルにはこういう
ふうな情報を流すというふうなことが可能になります。物理的に可能です。この方式で現在やって
おります。これはちょっと概念的なものでわかりにくいと思うんですけれども、また2の項、3の
項で十分に説明していきたいと思います。これは見ておいていただければと思います。この関西情
報チャンネルのホテルネットワークがどれだけのホテルに流れているかということですけれども、
次のページです。放送ホテルの一覧というものがありますが、大阪府内で21ホテルあります。見
ていただいたらわかりますけれども、たいがいシティホテル、それ相応のホテルだと私の方は自負
しております。それから神戸ですね、兵庫県、京都の3ホテル。これだけのホテルにいろんな情報
を英語、韓国語、日本語で流しているということになります。収容人員1万9,286人います。
部屋数は1万1,412部屋。これは今年4月現在のホテルの名前と客室数です。
例えばリーガロイヤルホテルというのが1番にありますが、973室。この隣には国際会議場とい
うのがありまして、ここではしょっちゅう外国から人を呼んだ会議が行われております。その会議
が終わったあとに、たいがいの方がリーガロイヤルホテルにお泊まりになるんですけれども、ここ
でやはり私どもの観光地の方とかあるいは、翌日の会議の計画とか、そういうふうなものを英語等
で流すというふうなことについてはお客様から非常に喜ばれているというふうにホテルの支配人
からはお聞きしております。
それから他の自治体との連携によるケーブルテレビの状況、どのようにテレビの自主放送を行っ
5
ているかというのは、2の項で詳しく説明したいと思います。ただ現状としては、先ほど言いまし
たようにケーブルテレビをやらせていただいておりますのが、和歌山県紀の川市、それが平成19
年4月に開局しております。ここは800世帯でやっております。難視聴地域のケーブルテレビと
いうことでやらせていただいております。ここはだいたい2万、3万世帯ぐらいありますが、全世
帯の3%です。他のところはアンテナを上げたら見られるということで、自治体様の方で今回の事
業から切り離しておられます。コミュチャンは無料にしております。データ放送はやっておりませ
ん。コミュチャンを利用していますが、うちはコミュチャンを使って、またこれもあとで説明しま
すけれども、例えば市の広報を流すとか、そういうふうなことも可能ですけれども、わずか全世帯
の3%ということで、広報的なものはほとんど流しておりません。それから、その近隣の和歌山県
の白浜町ですけれど、これは21年の4月に開局しております。2,500世帯、全世帯の23%
です。デジタル地上波とBSの再送信のみしかやっておりません。コミュチャンはやっておりませ
ん。それから和歌山県すさみ町です。これは今年の4月に開局しました。2,500世帯あります
が、ここは100%が難視聴地域であり、全世帯でケーブルテレビが見られるということでもあり、
これはコミュチャンもやっておりますし、データ放送も可能であります。現在、町の担当者と運用
方法などで協議をしております。予算的には来年度に計上しようというふうにしております。ここ
の場合は100%世帯なので、例えば広報とかそういうふうなものをコミュニティ関連の方で組み
替えることができないのかどうか、そういうふうなことも考えて変わられます。私どもとしては設
備的には可能なような設備を作ってありますけれども、どういうふうな格好で導入していくか、こ
れは町の担当者とこれからつめていきたいと思っております。同じように4月から和歌山県の有田
川町、2,400世帯で全世帯の24%です。ここはデジタル地上波とBSの再送信だけです。そ
れから鳥取県八頭町というところですけれども、ここは2,400世帯、全世帯の37%です。3
7とか24とかいう基本的に難視聴地域というふうに理解してくださればいいと思います。ここは
コミュチャンとデータ放送はやりましょうということでシステムの構築について協議をしており
ます。こういうふうなことで今やっているわけですけれども、実はこういうふうな中でも新たな難
視聴地域というものが出てきまして、追加で工事をやってほしいというお話がちょろちょろと白浜
町にしろ、有田川町にしろ、出てきておりますので、要望があれば、対応していきたいと思ってお
ります。
ここまでが先ほど委員長も言われた前段の部分であります。
○大下倉委員長 ありがとうございます。
ただいまお話をいただきましたことでご質問、またご意見等があればお願いしたいと思いますがい
6
かがでしょう。特別今のところないようでしたら次に進んで、また後でまとめて質問をごゆっくり
とお聞きしたいと思いますが。現在のところ皆さん特にないようでしたら次に進んでいただきます。
それでよろしいですか。
次の項目の2の京丹後市からの委託を受ける番組、市政だより、議会中継など。ちょっとすみませ
ん。これは久美浜有線組合の方からお話をいただけますか。どのようにお話をいただけますか。
○増馬参事 2の(1)のところでしょうか。
○大下倉委員長 はい。1の方とりあえずお願いします。
すみません。ちょっと手違いしていまして。2の方から続けてお願いしてもらおうかな。
○堀江常務執行役員 (2)の方はですね、2の項の中にも絡んできますので、2の項の中で詳しく
説明をさせていただきたいと思います。
○大下倉委員長 そういうことのようですので。それはあとでお話をいただくということで、カッコ
なしの2のですね、京丹後市から委託を受けるのにこの中の久美浜有線農業協同組合等の市内業者
をどのように活用して製作していくのか、2の議会中継を生中継のほかに夜でも視聴可能なように
再放送できないか、3の議会中継におけるデータ放送の活用について、一般質問のデータ放送とそ
の方法。これらについてどういうふうに、順番は結構でございますのでお二方で分けて説明をお願
いいたします。
○堀江常務執行役員 先ほど言いました2の方の中にいくわけですけれども、
(2)ここも含めて改
めてお話をしていきたいと思います。まず基本的な考え方ですけれども、京丹後市でのサービス提
供に対する会社の方針や基本的な考え方、料金面についてそれからイベント、施設取材などにおけ
る地元との連携というふうなことですが、まずケーブルテレビ、我々が京丹後市でやらせてもらお
うと思っているケーブルテレビというのは、どういうようなものなのかとのことですが、和歌山ケ
ーブルも含めて現在サービスを行っている自治体とのIRU契約という契約で設備を作っていた
だいた設備をお借りして、それを使わせていただいているということになります。公設民営という
概念にも似てくるわけですが、IRU契約というのは貸主、借主、双方がお互いに勝手にもうやめ
た、もう貸しませんよというようなことはできません。これがIRU契約です。契約でがんじがら
めになっております。会社が潰れるとかそういう場合は別として、一方から勝手にこの事業から手
を引くというふうなことは一切できません。当然我々は借りるんですから全関西ケーブルテレビは
けしからんから京丹後市の方からもう貸しませんというようなことも到底できないわけですね。こ
ちらもしんどいからあるからやめるというふうなこともできません。それはその期間10年ってい
うふうな格好で法律的に決まっております。10年間はIRU契約で設備を借りる管理、利用料金、
7
ここも含めて変えることはできません。10年後についてはまた再度IRU契約というようなもの
が二種類に伸びる可能性もあります。とりあえず、とにかく法律的に決められているのは10年間
というふうなことになっておりますので、その間は何があっても我々から言えば、何があっても歯
を食いしばってでもこの事業をやっていくというふうに理解していただいたらいいと思います。放
送ですから有線放送であれ、無線による放送であれ、法律できちっと免許というのは決められてお
ります。免許関係でいいますと有線テレビジョン放送局の免許をいただいているのはACTVとい
う全関西ケーブルテレビジョンであります。あとで先にいきますけれども放送番組を内容、それか
ら運営、そこら辺のことを含めてすべてが弊社の管理と責任でやらせていただくということになり
ます。じゃあ設備を借りるんだから具体的なお金が必要なのという話がありますけれども、私ども
では京丹後市さんがこういうふうな事業をやるということでプレゼンテーションというような、今
から2年前にありましたが、プレゼンのときに提案しましたこれだけのお金はお話できます。当然、
利用料とかそこら辺の兼ね合いで我々は決めたわけですけれども、一事業者あたり、まだこれ完全
に確定にはなっておりませんが、月額約500円事業です。利用料はだいたい月額900円をみる
ことになります。さっき360円が我々のところで残るお金ですけれども、ここからみなさま方の
お宅につけておりますV-ONU、軒下についていると思うんですけれども、このへんの保守であ
るとか、あるいは利用料金の徴収とか、いろんな指示、対応における、経費をまかなっております
ということになります。そういうふうな中でいくらぐらいのお金が手元に残るかなというふうなこ
とで、これぐらい残さないと企業としてあとでいいます官民政策とか、そこら辺で必要なお金が出
てまいりますので900円というようなお金を計算したんですけれども、900円から必要な費用
を引きますと、だいたい50円程度、1件あたり50円程度残るのではないかなと、1万世帯が加
入していただいた場合、月20万円、年間600万円ぐらいの粗利益、こういうふうな格好でみて
おります。じゃあその600万円をどういうふうなことで、みなさんの中に還元していくかという
のは、これから順次変化していきたいと思っております。すなわち一般のケーブルテレビ、都市型
のケーブルテレビというふうなところも違いまして、やはりこのIRU事業で難視聴地域のケーブ
ルテレビというふうなことでいいますと、当然それまで協調組合等をつくって見ておられた方、こ
こら辺は例えば月額250円、300円というふうなお金で多分見ておられたと思うんですけれど
も、それから比べると900円というのは相当高いというふうに言われる方がございます。そうい
うふうなことで、できるだけ金額は抑えたいというふうな格好で、この月額900円というのを出
させていただきました。もっと高くすればそれなりに利益が出てきて、それで番組制作という還元
ができますけれども、お金のないところはぎりぎりではないかなというふうに思っております。従
8
いまして会社の運営方針というのは我々も株式会社でございますので、株主さんもいらっしゃいま
す。赤字ということはできません。赤字にならないようなぎりぎりのところで運営をさせていただ
く。いかにしてそういうふうな中で地域の方にいろんな情報を流していくかというのは、我々の腕
の見せどころではないかなと思っております。番組制作の料金に関しましては、現在情報政策課と
の間で月刊番組制作と構想を見守る予算として、100万円を確保していただいております。この
中で可能な限り地元のスタッフ、出演者を利用して地元に経費やあるいはノウハウ、これを還元す
る方針であります。これが基本的な考え方であります。現在、私どもで行っている作業は、私ども
のスタジオで収録しておりますものとそれから全番組の編集作業とか構成作業であります。これも
あとで説明になると思うんですけれども編集作業とか編成作業、ここら辺もこの地元のスタッフ等
に技量がきちっとできるということになりますと、順次地元の方でやれるところはやっていただき
たいと思っております。それからイベント、施設取材などにおける地元との連携ですけれども、京
丹後市で行っております現在のコミュチャンですね、11チャンネル、コミュニティチャンネル、
11チャンネルが、自主番組というのとそれから広報番組というのとパブリック番組という三本立
てで行っております。あとでこれは説明しますが、この次のページになるのですかね、京丹後番組
編成というものですが、あと紀の川とかすさみとかここら辺も番組編成の担当もつけているんです
けれど、これはあとで細かく説明しますが自主番組というのは私どもが私どもの考え方で地元の人
たちの顔が見えるような番組を作ってもらう。要するに、私たちのを作ってもらう。これが自主番
組であります。それから広報番組というのは自治体様からの要望がある行政情報が中心の番組。こ
れが広報番組です。パブリック番組というのがあります。パブリック番組というのは、これは今後
どういうふうにしていくかというのは、またこのように机の方にあるのですが、ご説明しますけれ
ども、地元の人、要するに物を売ったりする人、あるいは自分がテレビに出たいという人ですね。
こういうふうな人が各々まとまって自主的に番組を作って、それをケーブルテレビで流すというふ
うに地元の人が作った番組、地元の有志が作った番組、こういうふうなものをパブリック番組とい
うふうに考えております。実はこの京丹後局は現在8月の番組編成表ですけれども、ざっと見てい
ただいたらわかりますが、大部分が現状は自治体様からの発注といったらおかしいんですけれども、
広報番組的なものというのは格好で今話しております。例えば自主番組はなんじゃどこだというふ
うなことでいいますと、とれとれ丹後ですね、8時45分のとれとれ丹後とかですね。あるいは1
0時35分の京丹後人、それから12時30分ケーブル屋お取り寄せ便とか、それから11時いっ
ぱい流しております京都新聞ニュース、歴史街道とか関西三関王とか、こういうふうなものが自主
番組というふうに見ていただいたらいいと思います。大部分は行政様の方からこういうふうに作っ
9
たらどうということでお話をいただいてという番組でありまして、この大部分のところはあとでま
たお話があると思いますけれども、久美浜有線さんの方のお力で作らせていただいているものであ
ります。次、紀の川局とすさみ局というのが参考につけたんですけれども、見ていただいたらわか
りますが、紀の川は先ほど言いましたように行政番組がほとんど流れておりません。というのは、
わずか3%のところに税金使ってものを作るのかというふうな方がやはりいらっしゃるわけです
ね。そこまでお金を使ってするんではというふうなことで、ほとんどは我々のところで作った番組
でそれはホテルにも流れており、あるいはすさみの方でも流れておりというふうな一つを作って、
いろんなところに利用しているというふうな番組で紀の川局は運営しております。すさみ局につき
ましてはまだ4月から始まったところでありまして行政様の方の番組というのはほとんどまだご
ざいませんが、二、三ですね。すさみ町の海と里の大学とか、そういうふうなものがすさみ町とい
う冠がついている部分は行政様の方から要望があった番組で今流していただいておるんです。そう
いうふうなことで今、京丹後市の方が一歩先行して進んでいるんですけれども、行政の方からの番
組は非常に多く流れているというふうにご理解していただいたらいいと思います。普通、ケーブル
テレビ局というのは、コミュニティチャンネルを作る場合にスタジオを持ってスタジオで番組を作
り、それを流していくということが理想かもしれないんですけれども、なかなかうまいこといきま
せん。といいますのは例えば公設公営とか、あるいは第三セクターでやっておられるケーブルテレ
ビ局、結構ありますが、このコミュニティチャンネルの運用だけで年間5,000万、6,000
万もかかるんです。そういうふうなことで例えば隣の与謝野町ですね、私ホームページしか見てい
ませんが、1日あたり15分から20分の番組が一本ぐらいしか流れていないわけですね。後はほ
かのところから買ってきた番組を流しているというふうになっておりますし、ちょっと遠いんです
が滋賀県の近江ケーブルテレビというのは、番組制作やスタジオの運営とかというふうなことでも
どうしようもなくなってということで一般のケーブルテレビ局に身売りをしたというふうな格好
もしております。コミュニティチャンネルは安くしたらこういうふうなことはしたら安くできるん
ではないかなというふうなことで、プレゼンのときに提案したのが、これが負担が少なく有意義な
自治体チャンネルの仕組みですというふうなこの絵で説明をさせていただきました。現在これで動
いております。まず、コミュニティチャンネルの番組自体を、これは自治体様の要望にある番組等
ですけれども、こういったものを作って私どもの方に送っていただく。これは郵便でもなんでも結
構ですけれど送っていただく。それから地域のみなさまが意欲をもって作る番組。こういうのを一
旦私どもの大阪にありますスタジオの方に送っていただいて、それを編成し、編集し編成し、それ
で今度は京丹後市のメインセンターといいますが、これはここの隣のNTTのビルの中に設備はあ
10
るんですけれども、そこのサーバーに一日分を送り出してそれを各お家に流していると、この屋外
ライブカメラというのを入れておりませんがこれもできるような設備にはしております。スタジオ
はほとんどいらない、スタジオで編成したりすることはいらないと、すべてを大阪の方でやってし
まうというような格好でやらせていただいております。これは一番安くできるのではないかなと思
っております。番組編成については、自治体様の要望において放送を自由に設定すると、もちろん
それが情報、そういうふうな情報も細かく流していきます。番組はACTVの映像ライブラリーを
活用するということで、使えるものはどんどん私どもの持っているものを使ってくださいというふ
うなことで製作費を安くしようと思っております。次のペーシは若干だぶりますが、現在流してお
りますのは、リアルタイムな災害情報の発信。これは災害にはならないんですけれども、火事の情
報などを流したというふうに聞いておりますし、コミュニティチャンネルというふうなことであれ
ば、やはり地域密着型のチャンネルというふうなことで、いろいろなことまで流すことが可能にな
ります。町内の催し物、地域の話題、ショッピングなど、こういうふうなものを現在流していると
いうふうに理解していただいたらいいと思います。
あと久美浜有線農業協同組合等の市内業者をどのように活用して製作していくかということに
なりますが、現在の番組製作スタッフの名前を勝手に掲載させていただきました。見ていただいた
らわかるんですが、私どもとしては地元スタッフで可能な限りの番組づくりをしていただきたいと
思っております。そのために運営を開始する前から情報政策課と協力して地元のスタッフの登録を
行ってまいりました。こういうふうな番組をこういうふうな格好でやりたいですよというふうなこ
とも話をして、スタッフとして参画していただいております。現在レポーター、ここにありますけ
れども池田さんと小山さんですね。レポーター2名含めて13人が現場に入っております。こいう
ふうな方々でイベントの取材とか施設の紹介とかあるいは行政番組とか、ちょっと目玉になってい
ると思いますが、こんにちは赤ちゃんなど、こういうふうなものを今のところ番組取材をお願いし
ております。久美浜有線さんですが、私どもとしてはパートナーとして番組制作をお願いしている
つもりです。現在は広報番組のインタビューとかあるいはレポート取材など映像の取材をお願いし
ております。今年の秋ぐらいから網野にスタジオを作りましたのでこういうふうな番組の収録もス
タッフとしてもお願いしていこうと思っております。この他に丹後メディアクラブというのがある
のですが、増馬さんは入っていないですね。山本さんから合掌さんまで、ここが丹後メディアクラ
ブという、こちらの方でそういうふうなNPOではありませんが、それに類するような活動をして
おられるということでこういうふうな方にはスタジオの管理とかそういうふうなものをしていた
だくと、そういうふうな方々も含めて、スタジオの機材をフルに活用して番組制作まで地元が製作
11
できるような格好にしていきたいと思っております。基本的にはこちらの方の京丹後のケーブルテ
レビ局ですので、やはり京丹後の人が作った方が地域に特化したものができるというふうに私ども
は思っております。もちろんそのためのお手伝いはしていきたいと思っております。ただ現在でも
まだ去年12月この局がスタートしましたが、まだいってみれば100%動いているというふうに
は考えておりません。現在流しております番組のテーマにつきましては、この京丹後市の関係各部
局ですか、例えば情報政策課とか秘書広報広聴課とかあるいは市民課など、いろんなところの観光
振興課とか、こうようなところと調整をしながら次、翌月はこういうふうな番組をやりましょうと
いうふうな話をさせてもらって、運営をしていくというふうにご理解をしていただいたらいいと思
います。それでは番組を作るんですけれども、やはり一斉のテレビジョン放送では結構うるさいこ
と聞いてくるんですよね。何でも流していいというふうなことになっておりません。有線テレビジ
ョン放送法は一番組、要するにコミュニティチャンネルですね、こういうふうな放送をしているテ
レビ局、これについては、番組審議委員会というものを作れというふうに決められているんです。
これは大きいNHKになるところもそうですし、我々みたいなところもこの辺です。法律的には同
じです。番組審議委員会というのを作って、そこで番組の審議をしようと、この番組は良かった、
この番組は悪かった、作り方が悪かった、良かったとかそういうふうなことを逐一そこで審議をし
て、総務省にその結果を報告する義務があるんです。言ってみれば編集の仕方とか編成の仕方とか
ですね。あるいは放送番組基準というのが次のページに私つけてきたつもりですが、ありますね。
放送番組基準。これもつくるんですけれども、これに準拠した番組の作り方をしていきなさいとい
うふうに総務省の方から指導があります。結構、完成度の高い番組を放送しなければならないとい
うことで、今地元スタッフさんのこちらもまだスタートしたところでありますので、技量はまずク
ルー的に見てもまだもう少し上がらないとだめだと思っております。そこまで技量が上がればすべ
ての編集が可能になると思っております。京丹後市のケーブルテレビ局、ケーブルテレビの番組は
地元で全部作ってもらうんだというふうなことになればそういうふうな格好に持っていきたいん
ですが、今のところまだもう少し勉強していただかないと不慣れかなと思っております。
あと議会中継の生中継の他に夜でも視聴可能なように再放送ができるかということですが、現在
ある設備で議会中継をやる場合は議会中継、結構私インターネットで今まで見ていたのですけれど、
テレビで結構きれいに映っていると思います。やはりきれいに映ってこそ初めて見てもらえるとい
うふうなこともありますが、現在の議会中継のやり方というのは、何月何日、何時からこういうふ
うな本会議のところで議会が開催されます、議会中継をしますというふうなことを議会事務局の方
かな、私どもの方にファックスでいただいて、その時間になりますとその流れているコミュニティ
12
チャンネルを断ち切って、議会のカメラに切り替えて放送しているというのが現状です。議会がい
っとき午前0時を回ったというときもありましたよね。そういうふうなときも当然、番組を切り替
えて戻すというような作業をしていますが、我々も大阪の方で待機しています。もう終わります、
あと30分で終わりますというような連絡があればそれは待機して30分たったら元の番組に戻
すというふうな作業が必要になってきます。その他に二,三声がありましたが、現実問題として永
遠とこんなもん流してくれるなというクレームもあります。やはり議会はですね、議会の番組をみ
なさん、一般視聴者に見てもらうというのを、これはやはり運営業者としての責任もあり、あるい
は議会、あるいは市の方でもうこれはやはり責任があると思います。これは流すべきだと私は思っ
ているんです。じゃあそんなもん流してくれるなというふうな方もいらっしゃることは確かにあり
ますので、なんとか議会チャンネルを別に作ったらどうかというふうなことで現在情報政策課の方
にひとつ提案をさせてもらっています。実はデジタル放送で今11チャンネル、コミュニティチャ
ンネルを流していますが、なぜ政府が音頭をとってデジタルに切り替えたのかと、2011年の7
月24日でアナログは切りますよ、デジタルに変えますよと言ったのはなにかといいますと。デジ
タル放送の一つのチャンネル、これは物理的に三つに分けることができます。デジタルですよ。今
すぐにひとつのチャンネル、例えば11チャンネルというのはアナログの場合は、11は11をし
か流せませんが、デジタルの場合は11の1、11の2、11の3というふうに3つのチャンネル
が物理的に流せます。それで11の1番、メインチャンネルとしては、いつも流しているコミュニ
ティチャンネル、それから11の2、これはひとつの案ですけれども、2には議会があるときには
議会チャンネルを流しておく、3つありますからもうひとつは他の番組に使えるというふうなこと
で要するにサブチャンネルを使って議会中継をしたらどうでしょう。議会中継をするということは、
あとは録音して再送信、再放送をすれば、くり返し同じ内容を流すことが可能になります。従いま
してサブチャンネルで広報番組を流すというふうなことで、そういうふうな設備を導入したらどう
ですかというふうなことは現在提案をさせていただいております。基本的には二、三百万でできる
と私は思うんですけれども、そういうふうなことをすることによって独立して自由な時間に議会の、
別に議会だけではなくて、もっと行政に特化した部分も含めて流せるようになるのではないかなと
思っておりますし、ここの2階の203かな、201かちょっと忘れましたけれども、会議室では
カメラを置いてそこで放送することもできるようになっています。そういうふうな番組も流そうと
思えばできます。そういったものを独立してできますので、一つしたらどうですかというふうなお
話をさせてもらっております。議会中継におけるデータ放送の活用についてということが一つの項
目として挙がっていますが、番組広報の次のページにACTV京丹後放送局データ放送というのが
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ありますが、これが今現在流れている、この中身は完全なものにはなっていないと思いますが、デ
ジタル放送の場合Dボタンを押しますと、他の民法の場合は天気予報とかいろんなものが流れてい
ると思いますが、これ同じような設備がコミュニティチャンネルにもついてあります。市からのお
知らせという、例えばここのボタンをポンと押すことによって、例えば(・・・聴取不能)からの
お知らせとか、あるいは一般質問のデータとかこういうふうなものを流しておくことが可能です。
物理的には可能です。我々としては、議会事務局等から番組素材をメール等でいただいたら、デー
タ放送をして再放送をすることは可能であります。ただテレビ画面ですから40数インチや50イ
ンチぐらいの大きなテレビを見ておられる方は別として、あるいは24インチいって、30インチ
までのテレビで画面いっぱいに一般質問の字をざっと出してしまうと読みづらいというのは、これ
はもう一発で切られると思いますので、やはり再編集して流すというふうな物理的な手間が必要に
なってくると思います。とにかく一般質問等とか質問の発言、質問、それからそれに対するお答え、
そういうふうなものを基本的には一問一答というのがイメージそのままが絶対条件になると思い
ますので、やはり流し方の検討ですね。ここら辺が検討していく必要があるのではないかなと思っ
ております。ここまでが2の項ですね。
○大下倉委員長 すみません。今だいたいおたくの説明は2の3までは終わりました。久美浜有線さ
んのお話も伺わないといけませんが、別にお願いしておりますが、いろいろと相談事項といいます
か、それであとでよろしければ、あとにしていただいて、先へ。どっちがよろしい。
(
「いやいやもう」の声あり)
そうですか。そうでしたら今までに関しましてなにか質問、ご意見等ありましたらお願いしたいと
思いますが、特別ないようでしたら。
○森委員 直接に聞くのはあまりよろしくないと思いますが、市へも今おっしゃったような方向付け
の提案も一定したい。本当はここへ市も呼んでどうですかと聞くのが一番筋だと思いますが、うち
の提案等に対するあるいは京丹後市、行政側としてはこれからのケーブルテレビの活用等について
はどんなふうに考えているのかというふうに、受け止めていただいているのかと。
○堀江常務執行役員 私どもの方ですか。
ケーブルテレビの活用というのは、またあとで説明がありますのでまだしていませんが。
○谷口委員 谷口ですけど、こういう場合聞いたらいいのかちょっと私も悩んでいますが、いろんな
人が言われると、非常に今の11チャンネルの番組というのはなかなかいいものがないということ
で、もう少しやはりいいものにしてほしいという意見がたくさんあるんですけど、その辺は私たち
も番組の編集の素人なのでわからないんですけど、例えば今言われるように市の方から月100万
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円程度が出ているという状況ですけども、これに対しての100万円なら100万円の中にも規模
でその予算の中で自主的な番組というものがどれだけ作られているのかという部分や、中には、こ
の11チャンネルを見ていると例えば情報提供ですか、プロではない人が映されるという部分でち
ょっとアングルが低いという部分で、アングルがなかなかうまい具合になっていないとか、そうい
う部分もあって、本当にはそういうこれから先に地元のプロみたいな、いわゆる人材育成ですね、
その辺をどのように考えておられるのか、お考えがあればというふうに思いますが。
○堀江常務執行役員 はい。それは3の項で番組企画、取材、編集は誰が行うのか、また今後どのよ
うな体制を目指していくかというふうなこと、ここに絡みますのでそこのところでよろしいでしょ
うか。
○谷口委員 はい。いいです。
○大下倉委員長 よろしいですか。もうちょっと先説明してもらって休憩しましょうか。
○森口委員 今のペースで丁寧に説明していただくと、質問する時間が多分なくなってしまうので。
○堀江常務執行役員 私もあとはもうそんなに説明に時間はかからないと思いますが。
○森口委員 はい。お願いします。
○大下倉委員長 そうでしたら丁寧に説明してもらうのも有り難いですけども、質問する時間もなく
なると困るし、その辺はいろいろとお考えいただきまして次にいきます。項目2、お願いしましょ
うか。
○堀江常務執行役員 3の項ですね、独自番組の場合ですね。番組企画、取材、編集はだれが行うの
か、また今後どのような体制を目指しているのかということですが、私どもが目指しているコミュ
ニティチャンネル像というのは、若干お話はしていると思うんですけれども、要するに今コミュニ
ティチャンネルは11チャンネルで流れております。やはり11に流すといつでも地元の人が映っ
ている。都市型のケーブルテレビは全然違うところの人ばっかりで、地元はほとんど映りません、
というのはいろんなところで同じものを流しているからです。我々は京丹後市で描くコミュニティ
チャンネルは京丹後市の大部分の方が知っているものだというふうに考えております。要するに隣
近所の人が作った映像、これはいつでも流れている、そういうふうな番組を作っていきたいと思っ
ております。そういうふうな要するに俗な言葉でいうと、みんなでわいわい言いながら作るコミュ
ニティチャンネルというふうなものに育てていきたいと思っております。先ほどご意見がありまし
たけれども、そういうふうな中で大部分、今流れているのは久美浜有線さんを中心として、地元の
スタッフでやっていただいている部分でありますので、やはり技量はまだ上がってないというのは
しょうがないんです。だんだん作っていくことによって上がるんです。私も朝日新聞記者もやって
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おりまして、最後の方はメディアなんとかという肩書きをもらって、カメラを持ってニュース取材
もしていたことがありますが、それでも最初はとんでもない映像しかとれなくて怒られました。こ
んなのは要するに放送のプロから見たら、なんですかこれはというふうな番組、それでもやはり二
年、三年経てば、だんだん技量は上がります。カメラを向けて、どうしても最初はカメラを振り回
しますね。1ヵ所で10秒、20秒置いとけよというふうなこと、こういうふうなことからやはり
教育していかないとだめだと思います。要するに、そういうふうなことでそれぞれの指導というふ
うなことは当然、我々は要請があればやっていきたいと思っております。それから京丹後市の場合
は本来プレゼンのときにスタジオを作らないでおきましょうというふうなお話でしたけれども、や
はり作った方がいいというふうなご判断がありまして、網野にスタジオを作っています。そのスタ
ジオの設計等については私どもの方でやらせていただきましたが、最新鋭の機器が入っております。
スタジオカメラ、それから編集機、それからテロップを作る機械、こういうのはハイビジョンまで
対応できる最新鋭のものを使っております。そういうようなものを作りましたから、やはりこれを
市民が使えるような、自由に使えて利用できて番組を作っていくというふうなことをやはり行政側
と我々のところ、それから地域の現在スタッフとして入っていただける方、こういうふうな方と相
談しながら考えていきたいと思っております。そういうふうなことの初めとして、今取っかかりと
して、京丹後市内の高等学校にいつも映像の担当者を行かせまして、各高校で番組を作って、それ
をケーブルテレビで放送しませんかというふうに相談を投げかけております。夏休みですのでなか
なかいいお返事はいただいていませんが、学校が始まったら再度行ってやはり学校の行事だけでは
なくて、やはりその校区の中の出来事とか行事これを高校生の目線で映しとって、これを放送する
というふうなこと、もちろん番組基準に合うように我々のところで当面は編成、編集、編成はいた
します。それから指導もいたします。それから例えば、もう一家に一台ぐらいいろんなビデオカメ
ラ等があると思いますが、子どもの日とか父の日とかあるいは母の日、ひな祭り、運動会、結婚式
も含めてですけれども、こういうのをやはり広くコミュニティチャンネルの中で募集して、こうい
うのを我々のところで一部は編成、編集をさせていただく必要があると思いますが、例えば一週間
に一回とか日を決めて、コミュニティチャンネルの中で流すとそういうふうなことで、そういうふ
うな番組についていいますと、市民にとっても楽しみになる番組になるのではないかなと思ってお
ります。ちなみに去年お祭りがありましたよね。お祭りの番組を流させていただきましたが、あれ
の反響が非常に多くて、うちの子どもが映っているから、あるいは親戚が映っているからビデオく
ださいというふうなことが結構ございました。やはりそういうふうなことでこの番組を有意義なも
のにしていきたいと思っております。それから行政番組ですけれども、行政番組は今言いましたよ
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うなことは、まだ取っかかりでありまして、市民が作る番組というのは、取っかかりでありまして、
当面流すということについていいますと、行政番組が中心になっていますが、だいたい月額100
万円ぐらいいただいております。この範囲でということでお話をさせていただいているんですが、
一本作るのにだいたい20万ほどかかります。それは現状ですよ。現状は編成とかあるいは編集と
かテロップを入れるなど、いろんなことをする費用等も含めてですけれども、次のページに7月の
取材日というのを入れましたが、これは京丹後市の情報政策課の方からこんなことがあるから、こ
んなんちなみにしたらどうですかというふうなことでいただいた項目です。7月はこれだけ取材い
たしました。この中のどれだけが久美浜有線さんにやっていただいたのかよくわかりませんけれど
も、とりあえずこれだけのことは取材をさせていただいております。やはり悪い意味で言っている
んではないんですけれども、情報政策課の方ではなくて、やはり広報番組というからには、広報と
か市民課いろんなところからこういうふうなことを流したいというのが当然あると思うので、そう
いうふうな方がやはり一堂に介して、来月はこんな番組を作るというふうな、もちろん費用等の絡
みもありますが、計画を立てるというふうな意味でいいますとやはり然るべき組織、組織までいら
ないと思いますが、部署というようなところを作っていただいて、そこで我々ときちっと詰めてい
くということで、よりよい広報番組が作っていけるんではないかなと思っております。もちろんそ
のための予算づけとかそういうふうなものが必要になってくると思います。当面とりあえず今は情
報政策課の方で予算を組まずにやっていますが、やはりこれ一年、二年経ってくると人も変わって
きますし、考え方も変わってくると思いますが、こう組織的にきちっと対応できれば、そうした方
がいいのではないのかな、これは勝手にですが思っているところであります。今後の番組企画は弊
社が、私どもが独自で行っている自主番組という企画が、当然地元のスタッフ等とも相談をして私
どもの責任で決めていますが、開局時に秋祭り、先ほど言いましたようにやりました。京丹後人、
木村次郎右衛門さん、こういうふうなものもやらせてもらっております。今後は京丹後人の第二弾、
百歳以上要するに、京丹後市というのは、百歳以上で生きておられる方が人口比でいうと日本一だ
そうなんですよね。そういうふうなことでいうとあとでまたお話しますけれども、問いかけていき
たいと思っております。高齢者の紹介番組ですね。それから、結構旅館がありまして、女将さんの
大集合とか、あるいは京丹後人が数珠繋ぎになっていろんなことをやっているとかですね、という
ようなことを考えていきたいと思っておりますし、開局12月になれば1周年という形の上で1周
年になりますので、今地元の有志の方からこんなんやったらどうだというふうな提案があるのが6
町勝ち抜きカラオケ大会をやってほしいと、それを番組で流してほしい、というのはカラオケ大会
というのはケーブルテレビで結構人気があるんですよ。そういうふうなこともこれからも地元のス
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タッフとして検討会やテレビ番組、いい番組を作っていきたいと思っております。あと先ほど言い
ましたように、京丹後市の長寿の秘密、こういうふうなものを科学的に探るような番組ですね、長
寿万歳とか、そういうふうな勝手につけていますが、それから田舎の医師会とか行政、それから保
健所、栄養士こういうふうな方々に協力をいただいて良き生活習慣とか生活、食生活とかあるいは
健康づくりなどそういうふうなものなどお年寄りへのインタビュー、こういうふうなことを交えて
番組として使っていきたいと思っております。もちろんこういうふうな取材についても編集も編成
も含めて地元のスタッフでできるようになれば、こういうものとかは委託していっていきたいと思
っております。ここまでが、まだ3がありますね。
(3)ですね。観光情報の発信、事業所・商店
の宣伝にケーブルテレビの活用が有効と考えるが、その現状と今後の予定ということですが、ちょ
っと4の項にも絡むので。
4の(1)
、京丹後局番組の他ケーブルテレビ等での活用、市内の詳報を他地域に発信するため
ホテルネットワークや他のケーブルテレビへ自主放送番組を流せないか。その場合の費用や必要に
なる条件、作業はどのようなものがあるか。それから全関西ケーブルテレビジョンから京丹後市へ
の活用策の提案について。政府がビジットジャパンキャンペーンというふうなことを前倒しで今や
っております。一方で中国ですね、海外旅行の柔軟化というかビザの発給が非常にやりやすくなっ
たということで、今大阪でも中国人の観光客がすごく多いですよね。心斎橋に行って中国語の声が
聞こえないことはまずありません。京都の四条でも同じです。もちろん韓国というふうな韓国を含
めたアジア各国、ここら辺からのビジネスとか観光客がすごく増えております。自治体が持ってい
る観光インフラですね、これをいかにして海外あるいは国外、海外とかあるいは県外とかそういう
ふうなところに発信していって観光客の誘致を行うというのがやはりどこの自治体でも非常に重
要な課題となっているのを聞きます。私どもは先ほど言いましたようにホテルネットワークも持っ
ております。実は和歌山県下のケーブルテレビもそうですし、鳥取県八頭もそうですし、こちらも
京丹後市もそうだったんですけれども、私どものこのホテルネットというふうなもの、場合によっ
ては、先ほど言いましたJCTVを使う、あるいはニュースターという衛星放送を使うというふう
なことも含めてですけれども、情報発信の媒体としてこれを使っていきたいというふうな要望が非
常に多くあります。現在やっているものは和歌山県白浜町の番組を作っていますけれども、白浜町
から日本語と英語と韓国語と中国語、この四カ国語で長さが15分程度のものです。観光情報の番
組づくりを依頼されております。基本的には400もかかっていますが。今はもう日本語の部分は
完成しております。今月の末には韓国も含めた中国各国含めた四カ国語全部が完成いたします。白
浜町は中国とか韓国から観光の視察者がものすごく多い。こういうような方にこのVPを渡すんだ
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と、あるいは東京でそういうふうな観光のキャラバン隊とそういうふうなものが行った場合にはそ
のビデオを使ってやるということ、併せて先ほど言いましたようにホテルネットワークでそれも流
すと、これはもう流しっぱなしと言ったらおかしいんですけれども、1ヶ月同じ番組をどんどん流
すということになります。いわゆるコマーシャルと同じですけど。こういうふうなものを流すこと
が決まっております。ホテルネットで流すということでいえば、番組を作らせていただいた場合は
他のネットで流す場合でも無料で流させてもらっています。ぜひ、この京丹後市の情報政策課の方
とちょっと雑談で話していましたが、京丹後市でも同じようなことを考えておられるというふうに
聞いておりますので、私どもは先ほど言いましたように会社のなりわいが、4カ国語で番組を作っ
てなおそうというふうなことで、そういうふうなノウハウをいっぱい持っていますので、これは私
のこれから今お願いと言ったらおかしいんですけれども、宣伝ですけれども、ぜひそういうふうな
場合はご用命をしていただきたいなと思っております。ホテルネットワークや他のケーブルテレビ
への発信に関して京丹後市の部分で何をしているかといいますと、現在ホテルネットワークではア
ミティ丹後の紹介番組、これをお願いしております。それから久美浜の稲葉本家、この番組も流し
ております。この2つにつきましては、ケーブルテレビ連盟近畿支部、それから三重支部この3つ
をネット化して全30局800万世帯にくり返しくり返し今放送しております。そのようなことで
例えば久美浜の稲葉本家とか、それからアミティ丹後、こういうふうなものを少しでもみなさんに
周知していただけるような手助けができるようにというふうに願っておるところであります。秋に
は丹後ちりめん、これに関する番組も作ろうかなというふうなことも考えております。ただそれを
1ヶ月やそれ以上同じ時間帯で我々の業界用語でいう帯で流すというふうなことにしますと、ネッ
ト料や番組制作費、そういうふうなものも必要になってきますが、こういうのは、我々のところで
考えていかないとだめかなと思っております。資料で京丹後ブランドを京阪神へ配信して観光の活
性化というのがありますけれども、ぜひ京阪神のホテルに京丹後市の番組を発信していって、観光
客の誘致とかそういうふうなものもわかっていっていただきたいなと思っております。場合によっ
ては、費用がある程度は発生すると思うんですけれども、先ほど言いましたように、朝日ニュース
ターという衛星を使って日本全国に番組を流しておりますので、コマーシャルとして日本全国にこ
の京丹後市の番組を流していくというふうなことも可能であります。あと先ほど言ったようにホテ
ルネットワークで流しております。関西情報チャンネルの番組表です。見ていただいたらわかりま
すけれども、時間帯によってはプログラムガイドと真ん中に書いてある部分、これは中文が中国語
ですね、英文は英語ですよね、韓国語、中国語、日本語こういうふうな番組、この左側にあるこの
時間、これについては情報番組を流しているというふうに見ていただいたらいいのではないかなと
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思っています。こういうふうな中に京丹後市の番組も順次増えていくというふうなことで、観光客
等の誘致にぜひお使いをしていただきたいというふうなことでプログラムを最後に添付させてい
ただきました。以上ですが。
○大下倉委員長 そうでしたらひとつここで休憩してそれから質問をさせていただくということで、
久美浜有線さんへの質問については最後にさせていただきましょうか。それでは、3時まで休憩し
ましょうか。どうもご苦労さまでした。
午後2時47分休憩
午後3時00分再開
○大下倉委員長 それでは、皆さん休憩を閉じて会議を再開させていただきます。
質問をさせていただこうと思いましたがちょっと変更いたしまして、久美浜有線組合の方の質問事
項について先にお答えをいただいて、それから質問ということでお願いしたいと。
○増馬参事 失礼します。ご苦労さまです。若干説明から申しますと1969年に当農協法人が設立
されました。よってACTVさんよりも5年ほど古いですが、今年42年を迎えます。よって施設
が大変古く、10年ほど前からなんとか音ばかりではなくて映像もいっていきたいなということで、
僕はずっと研究してきた経過がございます。その中で全関西ケーブルさんがこういう事業を始めら
れて、なんとか当組合としても目指してきたところがありますので、どうにか協力していって、映
像も取り入れた告知や放送ができないかなということで、現在も手伝わせていただいております。
1番の現在の番組制作についてどの程度関わっているのかというご質問ですけれども、実はまだ
実際映像は初めてでして、音は一生懸命毎日のように取材に行っていますが、映像を含めた取材と
いうのはしたことありません。ですから、去年の秋頃から実際現在テレビ映像を流しているのは実
は私が下手な映像を撮っておりまして、だいたい私が今手探り状態で果たしてどこまでACTVさ
んのお手伝いができるかなと試している試験的な段階です。それでこれまでの事業にこの取材が加
わりますと大変やはり無理になりますので、実際のところ今年の春から職員を1人増やしました。
目指したところはありましたので、これにもなんとか関わっていきたいということで女性の職員を
入れております。その中でだいぶ私もしていることも軽減されて、あとどれだけ上達できるかなと
いうところでがんばっていますが、なかなか十分な映像なり番組なりというのができていないのが
現状であります。実際先ほど堀江さんの方から7月の番組表などがでましたが、あれのだいたい7
割から8割の映像を送らせていただきます。現在は映像とインタビューをそのままDVDに焼き付
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けまして、大阪の方の本社の方に映像を送らせていただいて、大阪の方で編集をしてもらっている
というふうな状況です。下手な映像がいいように編集してもらって見られるようになっているなと
私はそう思って、上手に編集をしてもらって有り難いというふうに思っております。
2番の今後ケーブルテレビの自主放送番組にどのように関わっていくのかということですけど
も、
(1)の番組製作作業範囲ということで現在は番組取材だけということですね、番組企画につ
いては実は上からACTVさんの方からこういうイベントがあるからこんな感じで取材をしても
らえないだろうかというような依頼がまずあります。それをこちらも忙しい場合はお断りしている
ときもあるわけですけども、だいたい土日が多いですが、行けそうだということでわかりましたと
いうことで、だいたい中身のどんなイベントだということを聞かせていただいて、それに基づいて
こんな映像とこんなインタビューがほしいということの依頼を受けて番組取材を現在行っている
段階です。あとこちらからこんなイベントがあるけれども、ぜひともACTVさんに流していただ
けないだろうかということで、こちらから依頼をしている番組もあります。それは去年からずっと
半年ほど流れていた高龍中学校の全国大会があったわけですけども、あれについてはこちらからこ
ういう小さな学校が全国の中で活躍するという映像をぜひともACTVの中で流してほしいとい
うことでお願いしましたということで映像を流させていただきました。たまたま駅伝というのはテ
レビでもやっているように本当は1番ばっかり映るわけですけども、たまたま駅伝の場合は周回コ
ースでして、1区も2区も3区も4区も5区まで全部同じコースを回りますね。カメラを一台据え
付けておけば選手全部が映りますので、そんな撮り方で映像を作らせていただきました。あと編集
作業については先ほどメンバー、堀江さんの方から説明がございましたメンバーの中に京丹後放送
局というメンバーの中に藤原、山下というオペレーションということで久美浜有線放送と書いてい
ただいているわけですけども、網野に今スタジオがございますので、毎月一回研修を兼ねていろい
ろと教えていただいておる段階です。それから有線の事務所が久美浜にありますので、なかなか網
野まで通うというのはなかなか大変で、ましてやその番組を取材してそれを編集する、多分編集す
る場合も相当な時間を必要としますので、どこまで編集作業ができるかなというのが、今クエッス
ションなところがあったりして、いかに人件費を抑えながらそういう番組ができるのかなというと
ころでは悩ましい部分があるわけですけども、しかし極力目指したところでもありますのでがんば
ってやっていけないだろうかということに研究をしております。
(2)の番組制作に従事する可能な職員数ということですけども、今現在ほとんどカメラマンは私
がしていて、あとインタビュアーは女性が順番に、3人女性がいますが、代わり代わりで女性を行
かせているというようなこともあります。全員がいろんなちょっとずつでも少しずつ勉強していく
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というまだ段階ですけども、この中で機会があるごとに代わった職員をそれぞれに配置していると
いうような段階で、専門的なこの京丹後市テレビ局に何人、人員を送りますということは言えませ
ん。自分の今の仕事をしながらこれに関わっていくということしか今みえない現状です。以上でご
ざいます。
○大下倉委員長 ご苦労さまです。それではだいたいご両名の方から説明もいただきましたので、こ
れから質問していただきたいと思いますが、要綱の関係でご面倒ですけど発言していただく前に氏
名をいただけますようお願いしたいと思います。それではどなたからでも質問していただけますか。
○森口委員 はい、森口です。すみませんご苦労さまです。何点か聞かせていただきますが、まず実
際に京丹後市の11チャンネルがアナログ、デジタル含めて見られるようになって、いろいろと市
民の皆さんから声を聞きますが、結構もうやめたいという声、少し厳しいかもわかりませんけど正
直かなり聞かせていただいています。正直言って千円弱毎月払う値打ちを感じないと、京丹後市は
なんでこんなお金をかけてこういうことをやったのだという議員に対する厳しい指摘もある中で
で。まず、一つ番組の広報を今どういう方法でやられているのか、私もホームページを見せていた
だいたりして京丹後の放送局がこの一月どういう放送をするのかというのを探させていただいた
りということをしているんですが、もうちょっと市民のみなさんに今月は何時からどういう番組が
あって、それから番組もただ単に番組名だけでなく、もう少し中身みたいな部分も書いていただけ
ると有り難いのかなと、先ほどACTVさんの方から一月の番組表も提示をしていただきましたけ
ど、こういうことの広報がないとなかなか市民のみなさんも、特に京丹後と関係ない構想について
は正直いって見てなんだこれという感じですぐ変えられるというようなことも聞かせてもらって
いますので、このもう少し何時からどういう放送があるということが伝わればまた少し違うのかな
というふうに思いますので、今の状況とその辺がどういうふうに改善の余地があるのかということ
も含めてお伺いしたいのが一点。
それから2点目がそのいわゆる一般のテレビでいうような視聴率的なものの調査ができるのか
ということですね。どの番組をたくさんの市民の方が見ていただいているとか、それも例えば旧町
エリアでどの地域に、これは峰山町の方の視聴率が非常に高かったみたいなことの調査が可能なの
かどうかということが二点目。
それから、多くなって申し訳ないですが、3点目ですね、加入の状況などは結構、市の方からも
聞かせていただいたりしていますが、逆にちょっと聞かせていただきたいのは解約の方の実際そう
いう声をたくさん聞いておりますので、実際にそれが出ているのかどうか、まだ始まって数ヶ月と
いうことですのでもう早々に、もういいわという声は聞かせていただいていますが、実際にはそう
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は言っても解約せずにいていただけているのかなというふうに思っていますが、この辺の加入の状
況、それから解約の状況などがもしもわかりましたらお願いしたい。以上3点お願いできますかね。
○堀江常務執行役員 じゃあ堀江です。お答えいたします。もうやめたいという声ですよね。これに
ついては申し訳ないですが、私どもの方には届いていません。多分この内部の中で議員さんの方に
お声が、そういうふうな要望がでているのかもしれませんが、具体的にじゃあどういうふうなとこ
ろでやめたいかというのが、11チャンネルのコミュチャンだけの番組がもう嫌だからやめたいと
言われるのか、もうこんなものはもういいやないかとアンテナで見るわということでやめたいとい
うふうに言われているのかね、そこら辺がもうちょっと具体的にお教え願えると非常に有り難いん
ですけれども。要するにコミュチャンにつきましては先ほど言いましたように今はまだ正式に動き
出したのが4月くらいからですよね。まだやっと8月終わったところで、体制もできておりません
し、我々としてはこういうふうなことやりたいというのが、例えばみんなで作って、みんなで見る
番組を作りたいというふうなことですけれども、現状は残念ながら自治体様から情報があった番組
で手一杯です。これからはこの加入者がまだどんどん増えていく、完全にこの事業自体ができ上が
っているわけではありませんので、でき上がるまでに先ほど言いましたような番組の広報をすると
かいろんなことで周知をしていって、もっといい番組にしていきたいというのはもっております。
このままの状況では私ももう決していいとは思っておりません。ただそのそれでもいろんな方がい
らっしゃるわけで、やめたいと言われる場合はケーブルじゃないとテレビが見られなくなるという
ご家庭は、これはもうそういうようなお声は出ないと思いますが、番組、コミュチャンの中身がよ
くなってきていればですね。アンテナで見るわという方については、これはもう私どもとしては、
それはだめですよということは言えないと思います。自由ですから。あと広報のことですけれども、
デジタルETVというのがあります。あるETVも運用がまだ完全にでき上がってはいません。普
通の民間放送、あるいはNHKのEPGの場合はクリックすれば内容が出るのですよね。そこまで
まだでき上がっておりません。それも物理的にはできるようなシステムを作ってあります。これも
きちっとこの事業が運営できるまでに徐々にグレードアップしていきたいと思っております。とい
うのは普通のデータ放送と一緒の話しですから、今回ご説明しましたデータ放送もまだ完全なもの
ではないということはお話しております。ごみの収集の日とかそういうふうなものはちょろちょろ
入れていると思いますが、もっといいものをやはりみなさんの中に入っていって、こういうふうな
ことをやったらいいというふうなお声があれば、それに対応できるようなシステムには、システム
づくりはしているんですけれども、今データ放送の場合は情報政策課と私どもの方と、とりあえず
この格好でやりましょうかというふうなことでお話をして、仮のものを作っているのですが、ああ
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いうふうなものも声が上がってくれば、どんどんグレードアップしていく、あるいは変えていくと
いうふうな格好にしたいと思っております。広報につきましてもそうですし、本来は例えば月1回
折り込みをするとか、あるいはホームページにきちっとして書くとか、こういうふうなこともやっ
ていきたいと思っておりますが、まだ完全なものではないというふうなことをご理解していただき
たいと思います。
それから視聴率の調査ですけれども、これ非常に難しいです。特に先ほど言われたように各地域
の視聴率を出してほしいということでありますと、それ相応のシステムが必要ですよね。視聴率調
査というのは民間放送、NHKどこでもそうですけれども、隣が視聴率調査に入っているかという
のはこれ一切わからないんです。そういうような設備がおりますけど。そういうふうなところまで
お金を入れられるかというここら辺が非常に難しくて、ここはちょっと難しいのではないかなと思
っております。番組を見てレスポンスが我々のところにホームページでインターネット等により返
していただくというふうなシステムを作っておりますので、そういうのを見ながらこれも見ておら
れるのかなというふうなぐらいしか私どもの方としては把握できるシステムはちょっと今のとこ
ろできておりません。話は変わりますが、ホテルネットワークも一応1回視聴率調査をしようとい
うふうなことをやりました。だけどもやはり人を解体してやらざるを得ないと、要するにケーブル
テレビの場合は全部下る一方ですよね、情報が流れる。上りの情報は上がってきません、システム
的に、そういうふうなので、非常に難しい視聴率調査をするのは難しいということになります。
それから解約、加入の状況ですけれども、私どもで把握しているのはだいたい7月いっぱい、8
月いっぱいぐらいで、だいたい8,000件ぐらいの工事が済んだのではないかなという、細かい
数字は上がってきていませんので、それでその中で見ていた人が解約をしたいという方はほとんど
ありません。ゼロです。ただ工事をする前にもういいわ、要するに仮申し込みがあって本申し込み
がありますよね、本申し込みの中もう解約しますという工事の前に言われる方、また戻る方、この
行ったり来たりされる方は結構いらっしゃいます。ただ見ていても解約するというふうに連絡をも
らったことはございません。以上です。
○大下倉委員長 谷口委員。森口委員の続きはよろしいですか。
○森口委員 いいです。
○大下倉委員長 次にいってもよろしいかな。
○森口委員 いいです。
○大下倉委員長 それなら谷口委員。
○谷口委員 ちょっとこの問題で料金形態というものが10年間継続ということですけれども、その
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10年を過ぎたときにどういう料金を設定するのかと、今話しを少し聞いたんですけども、それは
また契約だという状況が1点と、そのそういう考えでできるだけこの900円というのはそう無碍
に上げられないというふうに聞いておりますが、その辺はひとつどうなのか。
それから、もう一つは、これもNHKの受信の免除規定というのがあって、これも同じように免
除規定をされるわけですけども、市の方でいえば免除という申請の仕方については、直接ケーブル
テレビ局に送らなければならないというのがあって、その部分では住民側にとっては非常に不親切
ではないのかというふうに思いますが、市のそういう窓口とかいうふうにその申請書を置いて取り
次ぐというような状況の中でできないものかというふうに思っていますが、どうなのかということ
と。
それから観光という部分では逆にいえばうちの旅館を宣伝してほしいとか、こういうものを宣伝
してほしいとかいう、いわゆるありまして、一般の民間放送であればコマーシャル料という部分が
あるわけですけども、その辺はこのケーブルの場合はどういうふうになっているのかと少しお聞き
かせを願いたいと思います。
○堀江常務執行役員 値上げにつきましては、先ほど言いましたように10年間というのはIRU契
約で決められている期間でありまして、私どもとしてはただ値上げ、今この900円の場合は消費
税込みで945円ということになっていますけれども、これは住民説明会でもお話に出させていた
だきましたが、国が消費税を上げる、10%にしますということになれば当然その分は値上げする
というのは、これはもう住民様の方にも説明会でお話をさせてもらっている部分です。利用料金の
本体の部分につきますと10年間は絶対値上げすることは不可能だと私どもは思っています。だか
ら先ほど言いましたように、何があっても歯を食いしばってでもやりますと。ただ10年以降につ
きましては例えばこの設備自体が我々10年間でお借りしますが、10年間経ったときに京丹後市
がこの設備どうされるんですかと、京丹後市が10年後に、例えば新たにに更新をするとか、そう
いうふなことをして、そのままIRU契約で流れていく場合もあれば、とんでもないその社会情勢
の変化がない限り、私どもとしては料金としては上げるつもりはありませんし、上げる場合には先
ほど行政様の方と私どもの方で合致というふうなことを言いましたけれども、もうひとつ住民もオ
ーケーというふうな声はいただかない限り、これは上げることはできないと思っています。あと1
0年後になったときにじゃあもう全部、ACTVに設備もなにも全部下げ渡すからあんたとこでや
れと、そのときに線がぐちゃぐちゃになっておるとかいろんなことになりますと、当然我々は運用
していくということがお客様に対するサービスですから、これは未来永劫する必要があります。1
0年であれ20年であれ設備がある限り、そのときにとんでもない費用がかかると、設備投資に、
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この場合は、住民に説明をしながらひょっとしたら上げさせてもらわないと運営ができないという
ことになるかもしれませんし、10年先のことはわかりません。ただIRUというふうな概念で動
いている限り値上げはしないというふうに聞いていただいたらいいと思います。
ただNHKの免除につきましては、実はパンフレットをこの前お渡ししたときに、この小さいと
ころに書いたんです。普通のケーブルテレビの場合は、都市型の場合はNHK免除というのはでき
ません。我々は難視聴地域のIRU事業で設備を借りてやっているということで、どこの自治体さ
ん、白浜町の和歌山県もそうですし、京丹後もそうなんですけれども、設備を借りて運営している
ということでNHKの免除のご家庭、その他に住民税をお支払いになってない、払う必要がないと
いうふうなそういうふうなところについては、必要な手続きをしてもらう、我々のところでその手
続きをやらせていただいております。実は私どもの方からおたくは免除ですよという、これはでき
ないんですよね。まったく個人情報に縛られていて、これは申請をしてもらわないとだめです。京
丹後市の情報政策のあるいはどっかしかるべきところに窓口を作ってということであれば、そこで
申請をしていただいて我々は手続きするような格好でやらせていただければそれは一番いいんで
すけれども。それはちょっと行政様の方の対応だと思います。
それから旅館CMですけれども、私どもとしてはウエルカムですよ。ただ旅館のCMも、例えば
京丹後市のケーブルテレビで流されるのか、あるいは先ほど言いましたホテルネットワークで流す
のか、これによって当然やり方も変わってくると思いますし、例えば夕日ヶ浦温泉街のところで自
分のところのコマーシャルを流すという人はあんまりいないと思うんです。ですから、やはりそう
いうふうな方は我々が持っておりますホテルネットとか、あるいは場合によっては要望があれば他
の民間放送にも流すようなお手伝いは可能です。ただし民間放送の場合は非常に料金が高いです。
1回あたりゴールデンタイムでいいますと多分100万ほどかなと思います。そういう要望があれ
ばどしどし私どもの方に言っていただいたら営業の人間が行って、お話しをさせていただく、ケー
ブルテレビで、あるいはホテルネットで流すというからには、先ほど言いましたようにそこのコマ
ーシャルを作らせていただくということになれば、私どものホテルネットで流させていただくのは
無料という格好で考えております。以上です。
○大下倉委員長 他に。
○森口委員 はい。森口です。すみません。今度久美浜の有線さんの方にちょっと何点か確認をさせ
ていただきたいんですが、このブロードバンドの事業にかかる当初から久美浜の有線さんについて
は一部ある意味競合する部分というようなことも、当時の総務委員会でも何回か議題に上がったか
なというふうに思っています。今現状を聞かせていただいていますと、ACTVさんとの関係とし
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てもいわゆるビジネスパートナーというような関わりなのかなというふうに思っているんですが、
その中で、多分そちらからのお仕事だけで十分組合としてやっていけるというほどではないのかな
というふうに聞かせていただきましたが、同時にただ競合する部分で将来的には有線さんで人気の
あるお悔やみの関係などもこちらにも出てくると、データ放送にも出てくるというようなこともあ
りますけど、この辺りの特に市としてどこまでを民業圧迫という考え方をするのか別にしまして、
久美浜の有線放送さんの方の今後の事業展開ですね。例えばもうちょっとこのケーブルテレビの方
に積極的に関わるような、今いろんな研修もしていただいているということですので、当然そうい
う方向ではあるというふうに思うんですけど、同時に今やっておられる事業の部分ですね、これを
ずっと続けていくということなのか、段階的にクローズしていくようなことを考えておられるのか。
その辺りによってもまた状況が変わるかなと思いますが、その辺りのケーブルテレビとの関わりと
それから有線放送さんの組合さんの方としての全体の事業の見通しですね、これはどのようになっ
ていますかね。
○増馬参事 久美浜有線の増馬です。実はですね、ACTVさんと競合ではなくて、実は行政防災無
線の方がちょっと圧迫しておりまして、困ったなと思っていたわけですけども、実際久美浜にその
行政防災無線ができて放送件数が落ち込むのではないかなとだいぶ心配していましたが、実は全然
放送依頼件数が変わらないですね。むしろ増えるところもあって、よそに行政防災無線では放送す
ることがある程度決まっていて、それでまた有線が違う放送をしておりますので、そこら辺では同
じかぶるときもあるわけですけども、かぶらない放送をしておりますのでそこら辺では思ったより
は影響がありませんでしたが、まったくなかったいうことはありません。やはり久美浜でもやめら
れる方がありますので、それは行政防災無線の方が大きかったと。それでACTVさんとの比較で
すけども、例えば有線の場合は小回りがきくという、今やらせたら今放送ができるということがあ
ります。ACTVさんは、やはりある程度映像なり文字放送にいろいろ入力をされる関係で時間が
かかるわけですね、放送するまでの経過の中で、その中では隙間をぬっていって、その中で自覚、
自立していけるかなというふうには考えています。やはりこれだけFMとかいろいろなメディアが
できましたので、苦しいことは確かですけれども、なんとかやめないでほしいという声はあります
ので、可能な限りは続けていきたいということもありますし、実は去年事務所の国道改修にかかり
まして大変大きな保障金額をいただきまして、この前心配していた機械的な老朽化がある程度解消
されたということもあったりして、なんとかそこら辺で独自の道が歩めるような事業展開ができる
かなというようなことも考えております。ただACTVさんにも協力しながら、言葉は悪いですけ
ど外貨を稼ぐというような、収入拡大の道も探っておりますので、なんとか二つの両輪といったら
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あれですけれども、少しでも経営安定できるような体制にできないかなというふうに思っておりま
す。
○森口委員 はい、すみません。そうしましたら今聞かせてもらっていましたら、特に久美浜のうち
はたまたま有線さんのエリアじゃないのであまりあれでしたが、有線のエリアの方からは結構その
ブロードバンド事業が別にだめだということではないんだけど、いわゆる有線の方がしんどくない。
結果的に今入っている人がいろんな意味で最後、一応出資という形で入っていますので、いろんな
一定の出資の範囲内の責任みたいなことが出てこないかということを心配される声が結構ありま
したが、そうすると今のところはブロードバンドをやって行政無線の話しもありましたけど、一応
ケーブルテレビの事業が始まったからといって直接的に有線さんの方の事業にあまりマイナスの
影響というのはそんなに出てないという認識をさせていただいてよろしいですか。
○増馬参事 そうとも言えず、若干捉え方がありましてね、実はACTVさんの取材を受けながら、
有線の取材もさせていただいています。そこら辺では一回の取材で有線も、ACTVの映像も作れ
るということで、こちらとしては手っ取り早いことがあるんですけども、有線の場合は取材した、
だいたいその日に放送しているわけです。ACTVさんの場合はこれを大阪に送ってそこで編集し
て1週間後ぐらいに放送させてもらっていますが、その関係で競合できない、競合にならないよう
にというような形は考えておりますけど、営業がないこともないときもあります。
○森口委員 逆にプラスの影響みたいなのはどうですかね。
○増馬参事 プラスにしていきたいと思っています。例えば先ほど質問がありました番組ですね、今
こんな放送をしている、ACTVでどんな放送をしているのかというとこら辺ではやはり私でもわ
かりにくいとこがありますので、そこら辺に自然に久美浜に関係あるところだったら何時何分から
久美浜のこういう放送を放映されますので見てくださいというような紹介の仕方もあるのかなと
いうふうに思っております。
○森口委員 はい、ありがとうございました。
○森委員 むしろ質問ではないけど要望をしておきたいと。堀江さんや久美浜有線さんからの説明を
いただいておおよその現状、それからその中における問題点、課題、それから将来目指すべき方向
も含めて説明をしてもらったのではないかなというふうに考えているわけですけ。ただ基本はいず
れにしろ市がこのケーブルテレビをどう位置づけて、それをどう活かしていくのかということが必
ずしも我々のところは見えてないと、多額の金を投入しながら、むしろこの委員会としてはあとの
まとめもある程度はして市、行政自身の側からも聞いてどう考えているのかということを聞く上で
の一つの参考に今日の説明はおおいになった。ただ最大の問題は、やはり多くの人に見てもらうよ
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うな番組編成がどうできるのか、先ほどやめたいというような人もそういうことによって解消はし
ていくということになりますので、市の方に積極的にその点はどうなのか、堀江さんからも情報課
の関係と広報の関係がもうひとつというならば、永遠のあそこの関係もそれなりの補助金を出して
いるわけなので、それらの関係のセットをどう考えているのかということはきちっとしていかない
といけない。そういう意味では説明の中で課題は見えたのかなという認識をさせてもらっているわ
けですけども、要望しておきたいのは積極的に特に堀江さんのところは全国的なそういうものも掴
んでおられるということはあるので、例えば先進的な成功例的なところがあったら市の方にも積極
的にやはり提案を、我々のところは提案するとなかなかわからないのでできませんが、積極的な提
案もぜひとも遠慮せずに行政の方にはやっていただいてほしいと、要望になりますけども、ぜひと
もお願いしたいというふうに思います。あまり質疑の内容ではありませんので。
○堀江常務執行役員 堀江です。このケーブルテレビを自治体様がやるIRU事業におけるケーブル
テレビというのは、やはり民間の我々が勝手にいろんなことを考え、勝手にと言ったらおかしいで
すけれども、行政様と交換しないで中身をやるといってもこれはできないですよね。やはり放送の
免許自体は我々持っておりますので放送する中身については全責任を任されているというのがあ
るんですけれども、それを作っていくというのは、やはり行政様も含めて市民も含めて、みんなで
いいものを作っていかないとこれは絶対に成功しません。我々がここいいだろうと思って、取材し
ていても、この近辺の人はそんなの全然違うよというふうなこともありますので、地元の意見を聞
きながらいいものを作っていかないと最初はできても1年後、2年後になると埃をかぶってしまう
というのが、これが三セクなのですよ、三セクでやっているところ。だから成功例というのがIR
U事業というのはまだ始まってそんなに期間が経っておりませんから、成功例というのは聞いてい
ないんですが、実は私ども手前が味噌というかNTTさんと、NTTさんは伝送路をやり、ケーブ
ルテレビの事業は組んで我々がやらせていただくという、このスキームでの考え方、これが非常に
各自治体に評価をされておりまして、それで和歌山県は(・・・聴取不能)以外はやらせてもらっ
ています、そのやり方がいいということで。それで京丹後市もそうですし、八頭町もそうですが、
実は岩手県それから鹿児島県それから高知県、香川県、ここの自治体が、固有名詞は言いませんけ
れども、ここからもやってほしいというお話がありました。ただ需要が少ないのではないかという
ことですよね。これではやはり岩手県まで行っていろんなことをやらせてもらうのにやりたいのは
やまやまで、やってあげたいと言ったらおかしいですが、やりたいのはやまやまなんですけれども、
物理的にできないとお断りしている分もあります。今言ったとろは、鹿児島県もそうですし、岩手
県もそうです。あまりにも遠すぎましたので、お断りさせてもらいました。ただし、こういうふう
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にやったらよろしいよというようなそのノウハウ的なことは各自治体の担当者にはお話させても
らっています。多分その方式でやっておられるかどうかあとはケアしておりませんのでわかりませ
んけれども、そういうふうな中で今回コミュニティチャンネルでの議会チャンネルの独立とかそう
いうふうなものは私どもが運営しながら、やはりこうやった方がいいというようなことで提案はさ
せてもらっていますが、残念ながらやはり予算というものが必要になってきます。ここら辺をやり
たいと思いますが、やはり半年、1年後になるというふうなこともありまして、それは提案として
は、その都度その都度やっていきますけれども、それは末永く提案としてはいろいろとやっていき
たいと思っています。それと地域の情報の活性化といいますか、そういうふうなものになり、かつ
観光客の誘致とかそういうふうなものになってくると我々としては非常に有り難いと思っていま
す。
○谷口委員 何回もすみませんね。一つ今このホテルネットでいわゆる流されているいろんなこのプ
ログラムで見ると、中国語だとかいろんな韓国の方にもその部分で宣伝をされているということで
すけれども、もし京丹後市の中の観光において、ホテルネットでいわゆるコマーシャルという部分
でしたいというようなことが無料だというふうに言われましたが、それをもう少しこういうもので
すよというような形で逆に宣伝をするという方法はとられてはどうかと思うんですけど、その辺が
1点。
もう一つはよくいろんな形の中で有線さんの方に増馬所長の方にこうがこういうもので、こうい
うイベントがあるから撮ってくださいということで出掛けてもらっているというのをお聞きして、
それを編集については全部大阪の方に送られるということですけども、なかなか有線放送の増馬所
長1人では大変だということもあって。逆にいえば、そういう番組制作だとかそういうカメラアン
グルだとかいうふうには、NHKなどの場合には投稿されているようなセミプロというのか、そう
いう方もおられるというふうにお聞きしていますが、京丹後市におられるかどうかわからないです
けれど、もしそういうようなのが堀江さんの方でわかっていればそういう部分との提携ということ
は可能なのかどうかお聞かせください。
○堀江常務執行役員 ホテルネットの宣伝をしたらどうかということですけれども、していることは
しているんですよ。実は夕日ヶ浦温泉とかそういうふうなところへ宣伝流しませんかと、ホテルネ
ットで流しませんかってパンフレットを持って行って、それでやっております。なかなかレスポン
スがないんですけれども、ただ先ほど言いましたようにぜひ使っていただきたい。ただ料金につい
てはホテルネット、何もないところから番組を作っていく必要がありますよね。それで我々が作ら
せていただくということであればホテルネットで流しましょうということで、でき上がったものを
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流すということになれば、全部1分間いくらとかそういうのはございます。ただしそれも番組考査
というものを私どもは持っております。これ番組、先ほど言いましたように審議会というのがあり
ますので、とんでもないものを流すことはできませんので、我々の考査に合致した部分についてい
いますと、例えば1分間1万5,000円ぐらいです。そんなに高いものではございません。流さ
せていただくというのは、これはしております。
それから久美浜有線さんには、いろいろなものを送っていただいて、現状我々のところで編集を
させていただいていますが、これもお話しましたように、網野に立派なスタジオを置いて、私ども
が会社にも持っていないような編集機もあります。例えば、これで編成をするのはこのシステム上、
大阪の方で何時から15分間この番組を流すときはこういうふうなコマーシャルを流すという編
成は我々大阪の方でやっておりますので、じゃあ15分間、これ秒単位ですけどね、00秒から例
えば15分58秒まで、2秒間はロールが流れるとか、そういうふうな細かい規定に合致した編成、
編集ができるまで、ビデオがあがっていただきますとお任せする。それは別に久美浜有線さんだけ
でなくて地元の方でお願いすると、そういうふうな中で、地元にそういうふうな技量を持った方が
いらっしゃらないかということでございますけれども、いらっしゃいます。お話はさせてもらって
います。そういうふうな方に勉強会の先生になってもらうとか、わずかなお礼しか出せませんけれ
ども、これからメンバーが増えてくるなり、あるいは自分で撮ったものを流したいという方が、こ
れは行政様と相談しながらですけれども、スタジオを使って編集までやってみようじゃないかとい
う方がいらっしゃればやればいいと思います。ただ設備の管理とかそういうふうなものについてど
うするか、当然機器を貸し出すわけですから、それの管理をどうするのかというふうなことが、設
備自体は京丹後市のものでございますから、京丹後市と相談しながら貸し出しの方法とか管理の方
法とか細かいことを言いますと火の始末はどうするかとか、そういうふうなことも含めて相談して
いきたいと思っています。
○大下倉委員長 他にありませんか。
それでは長時間に渡りまして本日は堀江さんにはお世話になりまして。ご苦労さまでした。ありが
とうございました。これをもちまして終了させていただきます。また今後ともよろしくお願いいた
します。どうもありがとうございました。
午後3時47分 休憩
午後3時50分 再開
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○大下倉委員長 それでは会議を再開させていただきます。ただいまの質問やらご説明を受けたわけ
でありますが、今後の有線放送また関西ケーブルテレビにつきましてのいろいろな問題につきまし
て、この委員会としてとりあえずどのように取り扱いをさせていただくかご意見をお伺いしたいと
思います。
○森口委員 一つは、今日ちょっと僕は市役所の方も出席があると思っていたので、森さんからもち
ょっとそういう発言がありましたけど、ACTVさんとか有線さんにああしなさい、こうしなさい
という話はちょっと議会としてはあれですけれど、ただその話を聞かせてもらって行政の方にこう
いう内容のことを言っているけど、どうなっていますかとやはり聞く場面がいるなというのが、今
日の正直なところですね。何点か、例えば広報の関係ですね、当然全関西さんがやっていただかな
いといけないこともあると思いますが、市の方との契約の中でその辺がどのようになっているのか。
例えば市の広報誌の中に毎月1回出る方のカラーの方に、例えば入れていただくというようなこと
を考えておられるのか。その辺もそういうのも含めて、全部全関西さんの方の事業としてやっても
らわないといけないということになっているのかという辺りも含めて、当然難視聴対策というイン
フラ整備でもありますし、情報インフラのひとつということもありますけど、アンテナでテレビが
見られるところの方にとっては別にケーブルテレビというのはコミュニティチャンネルを見るた
めのインフラになってしまいますね、どうしても。コミュニティチャンネルを見る値打ちがなかっ
たり、あるいは何をやっているのかわからなかったら加入率は上がらないということになりますの
で、その辺がちょっとどうできているのかなというのが、これは全関西さんの話なのか市の方の話
なのかわかりません。それから、今聞いていたら全部情報政策とばかりやっているのですよね。話
からいえば同じさっき言われていたように秘書広報であるとか、あるいはその商工、観光なりとも
っといろんなことをやってもらわないと違うかなというのが率直なとこですね。それがケーブルテ
レビというかブロードバンド事業の業者さんだから全部、情報政策課というのはあまりにもちょっ
と縦割りがひどすぎると違うかなというのが、今日の話の中で受けた印象だったんですけど。
○大下倉委員長 他にご意見ありませんか。森委員。
○森委員 やはり市長、市の管理を聞かないとしょうがないね。今のところはあまり見ないというの
は市の側にとって都合のいいことの情報を提供しているだけで、市民の側が望んでいるような番組
とは、あれだけの金を投入しといて市にとって都合のいいことばっかりやっているような話では森
口君の話ではないけども、やめたいなんていう人が、期間が経てば経つほど出てくるだろうし、こ
の状態をあと1年も20も続けたら本当にそういうことにはなり兼ねない。一定やはり必要ならば
金もかけて、市民の望むものであるならばかけたっていいわけで、ただその辺を市がどう考えてい
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るのかはっきりしてないという点があるというようなもので、市の側のちょっとどうですかと言っ
て聞く必要が1回ありますね。特に次の予算に今の時期、もうすぐ議会が始まるのに、そんな悠長
なことはしてられないと思うし、終われば直ちに次の予算編成にも反映できるようなことになるよ
うなことは。
ちょっとやはり市の方の側から、僕ちょっと聞いているのはFMの方が、彼らも赤字なんですね。
あそこもこのままの状態ではいうことで府内の中でもちょっといろんな声が上がっておることも
聞いてはおりますので、そのFMとの関係、500万円かな補助金を出しているのが、前の総務委
員会などでも若干そのことは話も出ておりましたので、そのことも含めてちょっと今日出たような
方向でちょっとまとめてもらって、市の方にどうですかということは聞く必要がある。
○谷口委員 今、森口委員や森委員が言われるように、今日本当に市の方がいると思っていたんだけ
ども、では次の100万、あっちは100万円と言っていたけども、予算執行で月130万という
予算に対してどういうような編集のあり方についてのいわゆる税金だね、どういう使い方をしてい
るのか。そこまで市の方は把握しているのかどうかということも同じように聞きたかったんだけど
も、市がいなくてちょっとぼやっとしたような言い方しか聞けなかったが、いろんな課題が本当に
その編集をどういうふうに関わって、それもこういうふうにやはり補助金でしている以上は、最低
限やはり把握しているのかどうかということも含めて聞きたかったなというふうに思っています
ので、できたら市の方とまた調整がつけばというふうに思っています。
○大下倉委員長 特に何かご意見
○志水副委員長 市が行政側の今までの経過から含めてどういう住民サービスをするか、この多額の
投資に対してどうしてもっていくかということは聞かなければと思いましたし、それでACTVを
選んだという経過はいいんですけど、そことの契約の内容もちょっと確認はしたいと思いますし、
10年間は変わらないということですけれども、さっきちょっとちらっと言われたように、10年
後も確かにこういう機器はもう10年も経てば陳腐化してしまうような気もします。どんどん更新
されて、新しくなっていくので、そこまでのことはないですけどまだ今年始まって発展途上的なと
ころもたくさんあるんですね、この話を聞いていると、番組の内容から広報の仕方から、それから
有線の方も研修兼ねてまだ取り組んでいるような実態を聞くとそういうことですけれど、森さんか
誰か言っていた一年になってこれが本当にさすが良くなったねって変わるかどうかというのがも
っとも大事だと思うので、あとはというより市側がどう思っているかということ、どのようにもっ
ていきたいかということはやはり確認する必要がある。
○森委員 委員長と副委員長でまとめて提案書、提案しておいてください。
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○大下倉委員長 はい。由良委員。
○由良委員 はい。せっかくこの大きな事業をなんとかこの京丹後市内で本当に商工農関係、地域の
活性化に伴ってこういうものが本当にいい結果に出るような形に移していかないとなんのための
ケーブルテレビかわからないんで。その辺のところをもうちょっと具体的に市がどういう方向性で
予算を使って、やはり今以上の予算を投入しないとよりいいものができないとなると、その辺やは
り市の予算も大変ですし、地域の個人個人の、例えば観光業者なんかがこういう今先ほど言われた
ような話でしたら、相当なお金を投入して宣伝をしていかなければいけないとなると、その負担は
どうなのかというところですごく今後のちょっと不安な要素がたくさんあるなと感じました。
○大下倉委員長 他にもうご意見ありませんか。そうでしたら今日の意見の取りまとめとして、ただ
今皆さんからお聞きしましたことを文章としてまとめさせていただきまして、今後市の情報政策課、
それから総務部長たちとちょっと連絡調整いたしまして、時期をみて今お話があったように今後の
活動についていろいろと市の方針を聞かせていただくというような場を設けたいと思いますが、そ
ういうことでよろしいですか。それでその時期ですけどまた議会も始まるし、どうしましょうか。
それまでにするのか、議会後にするのか。
○森委員 議会が済まないとしょうがないということもあるし、若干は決算の中でも聞けるから、そ
の中で聞いたらいいと思うし。
○大下倉委員長 わかりました。その辺はちょっとお任せいただいて、とりあえず市の部長と情報政
策課にこういう、今日の会合のということは連絡してありますので、こういう意見が多くて説明も
聞いたけどということで取りまとめを見ていただきまして、今後について決算のときにできるだけ
言っていただき、また不十分であればさらに会議をもつと、議会終了後ということで運営させてい
ただきたく思いますが、そういうことでどうかよろしくお願いします。
本日の会議は以上で終わらせていただきます。ご苦労さまでした。
午後 4時00分 閉会
会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。
委 員 長
署名委員
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