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「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」計画説明会
「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」計画説明会 町田市・東京急行電鉄株式会社共催 2016 年 3 月 町田市と東京急行電鉄株式会社では、新たなにぎわいと交流を創出する拠点形成をめざして、 「南町田拠点創出ま ちづくりプロジェクト」の実施に向けた検討を進めています。 この説明会は、本プロジェクトについての土地区画整理事業、都市計画などの各種計画素案、 「町田市住みよい街 づくり条例」に基づく商業施設計画、今後の手続きなどについて、広くご説明するために開催するものです。 ◆南町田拠点創出まちづくりプロジェクト ~「新しい暮らしの拠点」の創出~ 鉄道駅近接に都市公園と商業施設が隣接するまちの資源を最大限に生かし、自然とにぎわいが融合した全国でも例のな い魅力的な拠点空間として、新たなまちの魅力を創り出していきます。あわせて、高齢化や人口減少の動向を見据えた中 で、新たな住民の流入や地域の住み替えサイクルによる世代間の循環やバランスのとれた人口構成の維持、地域にお住ま いの方々やまちを訪れる方々を交えた活発なにぎわいと交流により、良好な住宅市街地とコミュニティを次世代につなげ ていく持続可能なまちづくりを目指していきます。 ※南町田駅周辺地区拠点整備基本方針 南町田駅周辺地区は、 『町田市都市計画マスタープラン』において、市南部地域一帯の中心拠点として、 町田駅周辺に次ぐ、にぎわいと交流を創出する拠点である「副次核」に位置づけられています。 町田市は、人口減少期を見据えた「まちの活力の維持」を目指し、副次核としての魅力や利便性の向上 に取り組むことを目的として、2015 年 6 月に『南町田駅周辺地区拠点整備基本方針」を策定しました。 ○目標:「住みたい、訪れたい、活動したいまちの実現-新たな郊外の魅力発信-」 ○3つの方針:①鶴間公園と商業地を中心として、にぎわいと交流を促進 ②南町田駅周辺を結ぶ歩行者ネットワークの形成により、まちの利便性を向上 ③地域の住み替えサイクルの実現に向けて、バリエーションのある住環境を創出 ○整備イメージ ~1~ 1.まちづくりを実現するための整備事業 整備イメージを実現するために、以下の事業手法を組み合わせて実施していきます。 また、本事業の実施にあたり、社会資本整備総合交付金制度を活用するため、社会資本総合整備計画、都市再生整備計 画等を作成します。 ○土地区画整理事業 … 宅地・道路・公園の再配置と調整池の増設、造成工事 ○歩行者ネットワーク整備事業 … 駅南北をつなぎ、商業施設、公園、境川をめぐる歩行空間の形成 ○鶴間公園・融合ゾーン魅力創出事業 … 公園と商業施設の融合によるにぎわい・交流空間の創出 ○商業集積再開発事業 … 「新しい暮らしの拠点」の核施設となる商業施設の再整備 ○都市型住宅整備事業 … 新たな住民の流入や地域の住み替えサイクルを促すための住宅の整備 南町田駅北口整備事業 南北自由通路整備 新設道路整備 道路拡幅 都市型住宅整備 街区間デッキ整備 鶴間公園整備 既存道路廃道 歩行者動線の 確保 商業集積再開発事業 道路拡幅 【凡例】 土地区画整理事業施行区域(予定) 商業施設屋外通路整備 土地区画整理事業 道路改良 歩行者ネットワーク整備事業 調整池整備 鶴間公園・融合ゾーン魅力創出事業 歩道整備 町田市単独事業 東急電鉄単独事業 広場整備 広場整備 図:まちづくりを実現するための整備事業 1)土地区画整理事業 ◆主な事業内容 ◇『土地区画整理事業』とは… 健全な市街地の整備と生活環境の改善を図るため、 都市公園と商業地の一体整備による大街区化 道路や公園などの公共施設と宅地を一体的に整備し、 道路等の公共施設の再配置 総合的なまちづくりを進めることができる事業です。 ◇目的: 公共施設(道路)の再配置により、商業街区の大街区化、 公共公益機能等の導入のための市有地の再配置 公園と商業施設の空間的なつながりを確保することで、 雨水浸水対策のための調整池整備 土地の有効利用を図り、連続したにぎわいを創出するこ 都市公園の区域拡大と再配置 とを目指します。 ◆宅地の再配置 南町田駅 南町田駅 施行前 【凡例】 施行後 宅地 都市公園 旧河川用地ほか 道路(既存・拡幅) ~2~ 新設道路 調整池 改修後調整池 図:宅地の再配置計画 ◆道路ネットワーク整備 ○駅前で発生する交通の円滑な処理、周辺住宅地内への通過交通の低減を図る道路ネットワークの形成のため、道路の再 配置(新設・拡幅・廃止)を行います。 新設道路 新設道路 D A 幅員:車道 9m+歩道 3.5m B A C E C 道路改良 T字交差 →L字交差 F 道路改良 B D 道路拡幅(車道・歩道拡幅) 幅員:11m→18m 道路拡幅(車道拡幅) 幅員:12m 幅員 17m ランプ形状→直行形状 F ↓ 15m E 【凡例】 土地区画整理施行区域 (予定) 道路新設整備範囲 道路拡幅 道路拡幅 (車道拡幅・歩道設置) (歩道設置) 幅員:6m→9.5 m 幅員:6m→8.5~15m 道路拡幅・改良整備範囲 ※現在の計画であり、今後の協議により、 変更の可能性があります。 図:道路ネットワーク整備 ◆雨水調整池整備(地下化) ○鶴間公園南側の既存調整池の増設を 行い、調整容量を現状の約 9,000 ㎥ から約 20,000 ㎥に拡大することで、 地区周辺一帯の浸水対策を行います。 ○調整池を地下化し、上部をスポーツ 広場等とすることで、有効利用を図 ります。 【凡例】 既設雨水排水施設 調整池 ※現在の計画であり、今後の協議により、変更の可能性があります。 新設雨水排水施設 図:調整池排水計画図 図:調整池上部利用イメージ ~3~ ◆造成(切土・盛土) ○道路等の基盤整備や街区整備に伴い、土地の造成を行います。 ○公園内・廃道部分を中心に造成し、公園と商業施設の一体性 を高めます。 ○雨水処理施設の整備のため、横浜水道用地を盛土します。 新設道路 鶴間公園 ① ① 既存 シネコン棟 シ 既 ネ 存 コ ン 棟 廃道 【凡例】 盛土範囲 切土範囲 図:①-①断面図 図:公園周辺の造成計画図 2)歩行者ネットワーク整備事業 駅南北をつなぐ自由通路と、地区内歩行者通路をめぐらせることで、駅北口から商業施設を通じて公園までがバリアフ リーでつながり、また銀河歩道橋や境川、周辺住宅地につながる歩行空間を整備します。 ○主な事業内容: 南北自由通路整備 街区間デッキ整備 都市公園内通路整備 商業施設敷地等における通路・広場整備 地区全体でのバリアフリー整備 図:歩行者ネットワークイメージ 3)鶴間公園・融合ゾーン魅力創出事業 駅前に大規模な都市公園と商業施設が隣り合う立地を活かし、双方の融合性を高めた「新たなにぎわい」を創出します。 公園と商業施設の接続部分は、駅南側の中心的なゾーンとして、みどりとにぎわいが連続し、地域住民のみなさまが交流 するコミュニティの場となる、魅力的な空間づくりを目指します。 ○主な事業内容: 鶴間公園整備事業 市宅地における公共公益機能等の導入 公園と調和する商業施設の緑地景観整備 商業のにぎわい 市宅地の再配置 図:にぎわいの融合ゾーンイメージ 図:市宅地の配置 ~4~ 2.都市計画の決定・変更(素案) 1)地区計画 【新規決定】 ◇『地区計画』とは、地区独自のまちづくりのルールを都市計画に位置づけ「まちづくり」を進める手法です。 ◇名称:南町田駅周辺地区地区計画(面積:約22.2ha) ◆地区の区分と土地利用の方針 A 地区(駅前地区): 駅機能と一体となった駅南北を結ぶ歩行者動線の整備を図ると ともに、駅前商業機能と都市型住宅の集積を図る。 A 地区 B 地区(商業地区): E 地区 C 地区 広域的な商業機能の集積と合わせ、周辺市街地と駅周辺とを結 ぶ歩行者ネットワーク形成を促進する。 B 地区 C 地区(センター地区): 駅南側エリアの中心として、地域住民の活動拠点となる公共公 益機能等の集積により、にぎわいとみどりの融合を創出する。 D 地区 D 地区(複合利用地区): 駅前に集積する各機能を補完する機能導入により生活環境の向 上を図るとともに、銀河歩道橋と駅周辺とを連絡する歩行者動線 の確保を推進する。 E 地区(公園地区): みどり豊かな都市公園を守りながら、運動公園としてのスポー ツ・健康増進機能や地域の交流・防災拠点機能の強化を図る。 図:地区の区分と地区施設 ◆地区施設 ①道路の整備方針: 周辺住宅地への生活環境に配慮した円滑な交通処理を実現する交通ネットワークの形成 ②歩行者ネットワークの整備方針: にぎわいの創出や回遊性の向上、歩車分離の実現による、安全で快適な歩行空間の形成 ③広場の整備方針: 商業機能や公園機能と連携し、多様なイベント等を通じて周辺住民及び来訪者の交流を促す空間の形成 ◆建築物等の制限 ○用途の制限 【A地区・B地区・C地区・D地区】 : A 地区 住宅(一戸建など)、風俗営業施設、工場、 危険物貯蔵庫、倉庫等を制限 E 地区 【B地区・C地区】: C 地区 一定規模以上の大規模集客施設(店舗など)等を制限 ○敷地面積の最低限度: B 地区 【A~E 地区】 「500 ㎡」と定めて、敷地の細分化を防止 ○高さの最高限度: 【A 地区】:120m 【E 地区】10m D 地区 ○壁面の位置の制限: 【A~E 地区】 道路境界・隣地境界から建物の距離を確保することで、 圧迫感の軽減、日影・採光・通風の確保を図ります。 図:壁面の位置の制限 ~5~ 2)用途地域・高度地区・防火地域及び準防火地域【変更】 ◇名称:町田都市計画用途地域 ◇用途地域を変更する区域:約 14.6 ha □用途地域等 現況 将来 ⑥ ⑤ ③ ② ① ④ 図:用途地域等の新旧対照図 用途地域 表:用途地域等の新旧対照表※ 番号 用途地域 変更前 ① 第二種中高層 住居専用地域 ② 第一種低層 住居専用地域 ③ ④ ⑤ ⑥ 第一種低層 住居専用地域 第一種中高層 住居専用地域 ① ② ③ 変更後第二種中高層 変更前 商業地域変更後 住居専用地域 31m第2種 商業地域第一種低層 高度地区 商業地域 住居専用地域 第1種 商業地域 第一種低層 高度地区第二種中高層 住居専用地域 住居専用地域 ④ 住居専用地域 住居専用地域 第二種中高層 31m第1種 31m第2種 住居専用地域 ⑤ ⑥ 第二種中高層 高度地区 準住居地域 商業地域 31m第2種 高度地区 商業地域 高度地区 第二種中高層 商業地域 住居専用地域 31m第2種 商業地域 ※参考:町田市ホームページ 高度地区 - 表:変更する区域面積 ・準防火地域 防火地域 変更後 ・準防火地域 変更前 第二種中高層 第1種 31m第2種 住居専用地域 高度地区第二種中高層 高度地区 第一種中高層 準住居地域 住居専用地域 高度地区 変更後 変更前 番号 防火地域 高度地区 31m第2種 変更前 高度地区 -変更後 第1種地域 高度地区 - 地域 準防火 - 第1種 高度地区 防火 変更前 変更後 準防火 地域 防火 地域 番号 ① 防火約4.9ha 地域 - 防火 面積 ② 約0.4ha 31m第2種 地域 高度地区 - 31m第1種 高度地区 準防火 地域 31m第2種 高度地区 準防火 地域 同左 地域 31m第2種 高度地区 準防火 - 準防火 地域 防火 地域 地域 31m第2種 高度地区 準防火 - 準防火 地域⑥ 防火 地域約0.3ha 準防火 - 地域 同左 防火 地域 防火 地域 準防火 地域 ③ 約6.3ha ④ 約2.5ha ⑤ 約0.2ha (トップページ→暮らし→住まい・道路→都市づくり→都市計画関係) 3)土地区画整理事業 【新規決定】 4)都市計画公園 ◇名称:南町田駅周辺土地区画整理事業 ◇名称:都市計画公園第6・4・2号鶴間公園 (面積:約18.2ha) 【変更】 ◇面積:約7.1ha(変更前:約6.0ha) ◇公共施設の整備:区画道路・都市計画公園 ◇種別:運動公園 新設道路等予定地 区画道路 町田市換地予定地 都市計画公園 将来 現況 凡例 6.0ha 7.1ha 今回追加区域 今回削除区域 図:公共施設の整備 現スポーツ公園 図:都市計画公園の変更 ~6~ 3.商業施設計画 ◆建築計画における配慮事項 南町田駅 周辺環境との調和 駅前街区 ① 圧迫感の軽減・日影の影響の低減 ○駐車場棟を中央に配置する ○駐車場棟の周囲を 2 層(一部 3 層)の店舗が囲む 鶴間 公園 ○建物壁面は沿道から後退させる ○建物を分節化する ② 景観への配慮 ○緑化に努める ○外壁デザインにおいて、周辺と馴染む色合いとする ③ 隣接する鶴間公園との調和・融合 ○公園と連続する緑化計画とする 歩行者ネットワークの向上 中央街区 ○地区施設の商業施設屋外部分は常時開放とする ○周辺地域への動線を確保する 図:配置計画 表:建築計画概要 ○広場や休憩スペースを設置する 駅前街区 中央街区 事業区域 町田市鶴間三丁目3-1外 町田市鶴間三丁目4-1外 事業者 東京急行電鉄株式会社 東京急行電鉄株式会社 申請敷地面積 約7,500㎡ 約76,500㎡ 用途 予 定 建 築 物 物販店舗、飲食店、 サービス店舗、駐車場 周辺交通環境への配慮 ○商業施設の来退店車両を適切に誘導することによ 物販店舗、飲食店、 サービス店舗、駐車場、 映画館(既存) り、住宅地内への流入を抑制する ○駐車場台数の増加や敷地内における滞留長の確保に 地上5階 地下1階、 地上4階(既存棟) 階数 地上4階 地下1階 高さ 約25.0m 建築面積 約7,000㎡ 約52,000㎡ 延床面積 約30,000㎡ 約152,000㎡ 構造 ○商業施設地盤面をできる限り平坦とする より、周辺道路渋滞を軽減する 約24.0m 約25.5m(既存棟) ○中央街区北側と東側に出入り口を設けることで、来 退店経路の分散化を図る 鉄骨造 鉄骨造 (一部鉄筋コンクリート造) (一部鉄筋コンクリート造) 図:来店経路計画 図:退店経路計画 ※配置計画図は、現在の計画案であり、今後の検討により変更となる可能性があります。 ※交通協議については、現在警視庁と協議中であり、今後の協議により変更の可能性があります。 ~7~ 4.今後のスケジュール 2015年度 2016年度 ・地区計画 ・用途地域等 ・土地区画整理事業 ・公園 2020年度 まち開き 事業認可 仮換地指定 素案策定 公園整備 南北自由通路 2019年度 都市計画決定 手続き ※1 素案策定 土地区画 整理事業 土地区画整理工事等 整備工事 ワークショップ・事業検討・設計 住みよい街づくり条例に基づく ※1 2018年度 事業説明会(3/13・15) 都市計画 商業施設 計画 2017年度 『早期周知による街づくり』 中高層建築物に 関する指導要綱 設計 確 認 申 請 解体・新築工事 都市計画手続の進め方 ①地区計画(原案)に係る縦覧・区域内地権者からの意見書の受付 ②町田市都市計画審議会 事前協議 ③都市計画(案)に係る縦覧・意見書の受付 ④町田市都市計画審議会 議案審議 ⑤都市計画決定・変更の告示 なお、上記スケジュールは、行政・諸官庁との協議や周辺工事の影響により、変更となる可能性があります。 ◆お問い合わせ窓口 (1)基盤整備・都市計画に関する内容について 町田市 都市づくり部 都市政策課 都市計画係 TEL 042-724-4248 ※町田市住みよい街づくり条例の手続に関する事項については、 「町田市 (TEL042-724-4256) 」が担当しています。 (3)商業施設計画に関する内容について 東京急行電鉄(株) 都市創造本部 開発事業部 沿線都内開発部 TEL 03-3477-9657 ~8~ 南町田担当 都市づくり部 土地利用調整課