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日光市は汚染地帯 ! 2014- 冬 放射能から身を守る 隠しきれない 汚染

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日光市は汚染地帯 ! 2014- 冬 放射能から身を守る 隠しきれない 汚染
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
2014-冬
2014-冬
❑0.23μSv/h➨政府の「除染基準」➨1日8時間以上屋外活動禁止が前提!❑
★内部被ばく除外。成人対象で、敏感な妊婦、乳児、子ども、女性、若者などを無視。
※上記は、ICRP(国際放射線防護委員会)の公衆被ばく限度基準、年間1mSvを参考
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
日光市は汚染地帯 ! 2014- 冬
放射能から身を守る
★本来、年間1mSv(=1000μSv)÷24時間÷365日➨1時間の線量=毎時0.114μSv
★チェルノブイリの実態を重視する「欧州放射線リスク委員会」被ばく限度基準 年0.1mSv
〈日光・放射能から子どもを守る会〉2014.01.01//no.46
■「0.23μSv/h」「100Bq/kg」➨安全基準じゃない!特に、子ども、若い人は心配!■
隠しきれない 汚染地帯-日光
❖子どもは放射線への感受性が平均して成人の10倍。❖女児、女性は卵母細胞被
ばくの危険に注意。❖長期間生き続ける若い人ほどDNAを傷つける可能性が高まる。
❏栃木県原発崩壊前/毎時 0.038∼0.044μSv❏
日光市、観光業優先「隠ぺい」「偽装」がまかり通る
「秘密保護法」企業優先正当化、管理・監視社会へ
赤10~30万,黄 6~10万
緑 3~6 万、紺 1~3万
水色~1万 ベクレル/㎡
地表面セシウム汚染地図
2011.08.02 現在換算値
文部科学省制作
日本の健康を犠牲にした放射能汚染・被ばく対処
■「子ども支援法」の理念報告書で否定〈内閣府チェルノブイリ視察〉■〈下記参照〉
内閣府は、「チェルノブイリ原発事故」被災者支援を定めた「チェルノブイリ住民保護
法」の意義を否定する報告書をまとめ、非公表のまま原発推進派に配布.〈12.01 毎日〉
チェルノブイリ
強 制 避 難 ゾーン
移 住 義 務 ゾーン
移 住 権 利 ゾーン*
放射能管理強化ゾーン
年
間
50 mSv 以上
20~50 mSv 未満
20 mSv 未満
5mSv 以上
1~5 mSv 未満
0.5~1 mSv 未満
❖チェルノブイリ住民保護法(1991)
日
本
帰還困難区域
居住制限区域一時帰宅可能
避難指示解除準備区域
居 住 可 能
居 住 可 能
居 住 可 能
*移住希望者は、住居や仕事などの支援あり
■引き続き増加報告!甲状腺がん18人から26人!心痛みます■
福島県は、11 月 12 日、甲状腺がん確定が 8 人増え 26 人、疑いは 7 人増え 32 人と発
表。引き続きマスメディアは、政府、福島県のお抱えなのか、小さな記事で、検討委員
は、「原発の影響で明らかに増えているわけではないと理解している」と報じる。
❖日光市は、甲状腺検査を決定。市長は、「国の調査結果の内容を見極め」「不安の
軽減に努めたい」と!「安全宣言」で汚染を隠し、子どもを心配する姿勢ありますか。
❑日光-放射能から子どもを守る会❑=ネットで、通信のバックナンバーを!=
http://nikko-kaze.sakura.ne.jp
〈詳しい情報発信準備中〉
意見、感想、要望、提案、心配など、声をお寄せください!
〈日光・放射能から子どもを守る会〉☎ 0288‐26‐0130//[email protected]
―― 風のある日、外出、屋外のスポーツでは、マスクをしましょう ――
大震災、原発崩壊汚染は、3年目を迎えます。仮設生活者は、いまだ8割を超え、
避難した人たちも展望は見えません。日光市、政府の姿勢を振りかえってみます。
―――――――――― * ――――――――――
日光市は、放射能汚染から2週間程で「安全宣言」(04.01)、続けて2度の「観光安全
宣言」(04.06、04.15)です。市広報は放射能関係を一切掲載せず、市のチラシ(09.22)
で「日光市は、毎時 0.1~0.2μSv 程度で推移、高い放射線量は局所的」と説明。また、
市全域の測定は、誤魔化しと「環境省・・ガイドライン」参考を装うインチキ低線量の測
定。さらに、2012.04 から1年で 30%も線量が減少と言います。昨年、市の屋外イベント、
学校の屋外授業などは、事前の線量測定を決めても実行せず、今年 7 月に中止です。
❖
日光市は、誤魔化し、隠しても放射能汚染地帯です。県の学校線量測定(2011.05)
では、市の小学校 26 校中 23 校が 0.2~0.8μSv/h、日光全域測定(2011.10)で 0.20 以
上は 71%。2011.12、政府は、日光市を 0.23μSv/h 以上の「汚染状況重点調査地域」
に指定。除染が進む中で小中学校、広い除染対象地域、運動場、公園、観光施設な
ど、汚染線量を隠しています。除染しても、その周囲は汚染されたままです。
❖
❖
日光市は、観光業の代理店化で、放射線量を隠し、誤魔化して誘客 TV 宣伝、修学
旅行の視察者にも観光施設線量隠しです。情報公開請求の対応は、観光施設の黒塗、
放射性物質事故対策本部会議録は、多くが「承認」の 2 文字だけで隠ぺい?!
政府は、放射能の危険を隠ぺいし、人々の健康を守るどころか、円安操作で輸出企
業を援助し、首相自ら海外へ原発売り込み、そして原発新設思考。さらに、武器輸出で
軍事産業支援。海外援助と武器を担いで米国と戦闘準備。「秘密保護法」は、権力者
が人々の上に立ち、経済、企業優先を正当化して、従順に安く働かせ、すべて絞り出
す消費増税と、管理・監視の世の中を目指す狙い?!教育改悪、「愛国心強要」へと!
― ★「放射線管理区域」-日本 4 万 Bq/㎡以上. チェルノブイリ地域 37,000Bq/㎡以上★ ―
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
2014-冬
2013 栃木県産 米・モニタリング結果
3年連続トップ 53ベクレル 旧日光町 放射能汚染
2013 年、県の米モニタリング検査結果は、旧日光町が3年連続で県内高汚染トップ
の 53Bq/kg、旧今市町は、32Bq/kg の 2 位と、心配・不安な結果でした。
福島県での全ての米、約 1000 万袋(30kg 入)の検査は、50Bq/kg を超えが 622 袋で
す。この福島の検査結果と比べると、旧日光町、旧今市町は、汚染米が突出です。
日光市の米の汚染は、残念ながら隠そうと思っても、『汚染地帯』です。
お米は、私たちにとって毎日食べるものです。栃木県でも言葉で「安全」ではなく、
福島県と同じく、全ての米の検査と、汚染数値の公表こそが安心につながります。
来年、旧日光町は、県で引き続き「全戸出荷農家当り 1 点」の検査です。
セシウム対策なければ5倍以上の汚染!
改めて、米の汚染を低く抑える対策を見てみましょう。主なものは、田んぼを深く掘り
起こしセシウムを少しでも分散させます。さらに、セシウムと似た性質の「カリウム」を土
壌 100g 当り 25mg 程度にすることで、セシウム吸収が5分の1以上減少させています。
そのため、日光市は、2012 年、市内農家にカリウム費用として5千数百万円の援助をし
ました。この対策がなければ、50Bq/kg の検出は、5 倍の 250Bq/kg 以上の汚染というこ
とです。他方、田んぼからセシウムが急激に減少しているわけではありません。「セシウ
ム 137(半減 30 年)は、稲などに移動をしても半減期が 9~24 年」との報告があります。
※『玄米』の放射線量は、白米に精米すると 35~40%程減少します。洗うことで、さら
に減少します。逆に、麦わらは、玄米の 6 倍程、米ヌカは 7 倍程の高放射線量です。
とちぎ県の米モニタリング疑問
汚染の急激な減少の妙案? 「カラクリ」「トリック」?
【参照//表 1-2】
どうも、この 3 年間の米のモニタリング結果を見ると、不自然さを感じざるを得ません。
とちぎ県、JA(農協)は、測定する地域の土壌汚染を把握し、さらに、この間の測定から
測定地点の米の汚染を推定できているはずです。
*旧日光町、旧今市町の 2011 年予備、本検査は、2012 年、2013 年の検査と比べると、
02
「0.23μSv/h」➨放射能は細胞や遺伝子を傷つける危険物。これは誤魔化し基準
2014-冬
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
線量が大変低いことから、汚染の高いところを避けたのではないか?と疑問が残ります。
また、2013 年の測定値は、昨年から比べて、急激にセシウム 137 が減少しています。何
か特別な変化がない限り、不自然です。
もし、セシウム減少の妙案が見つかったのなら、喜ぶべきことですが?
*2012 年は、前年 50Bq/kg 以上検出した旧行政区、及び、隣接する旧行政区ごと
「1ha=10000 ㎡」1 点の検査でした。しかし、2013 年は、なぜか「全戸出荷農家当たり 1
点」となって、旧日光町 47➨54 点、旧今市町 238➨178 点に変更しました。
■表 1■
旧日光市、旧今市市/2011 年~放射性セシウム分析結果 1~3 位 (Cs-セシウム)
①/*予備検査 2011
② /*本検査 2011
③
旧日光町
Cs 計 Cs134 Cs137 Cs 計 Cs134 Cs137 Cs 計 Cs134 Cs137
2011*
55
26
29
51
23
28
2012
65
28.3
37.1
54
17.5
36.0
54
16.3
37.7
2013
53
15.6
37.1
21
7.24
13.8
21
7.00
13.7
①/*予備検査 2011
旧今市町
Cs 計 Cs134 Cs137
2011*
21
21
2012
62
24.2
38.0
2013
32
10.5
21.4
② /*本検査 2011
Cs 計 Cs134 Cs137
53
20.1
32.6
31
10.8
20.4
Cs 計
③
Cs134
Cs137
47
31
18.5
7.90
28.3
23.0
■表 2■
旧日光市、旧今市市/2012 年、2013 年の放射性セシウム分析結果分布
検査件数
60Bq/kg 以上
50 以上 60 未満
40~50
30~40
20~30
10~20
5~10
5Bq/kg 以下
限界値以下
旧日光町
2012 年 2013 年
47 件
54 件
1
2
1
1
3
9
2
21
21
6
15
2
2
15
旧今市町
2012 年 2013 年
238 件
178 件
1
1
3
10
3
25
4
93
39
50
36
6
49
2
94
なぜか、2013 年の検査
は、2012 年と比べて急激
に汚染濃度が減少して
います。セシウム 137 は、
1 年で 2 分の 1 や、3 分の
1 に減少することは不自
然です。
何か素晴らしい対策を
したとすれば、公表すべ
きです。いや、公にでき
ない「カラクリ」「トリック」が
あるのでは?
「100Bq/kg」➨1Bq でも危険。原発で 100Bq/kg 以上は危険廃棄物で厳重保管
03
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
2014-冬
2014-冬
日光市//山菜、菜園など放射能汚染
■山菜、果実、米など■≫≫≫まだまだ汚染地帯のものは気をつけたい
2013.06.03~11.15〈単位:ベクレル Bq/kg〉
※測定結果は、最も高い線量を参考に紹介
※政府の規制値は 100Bq/kg 以下≪安全ということではありません≫
日光市は、やっと今年 4 月から個人の家庭菜園などの放射線量測定結果をネットで
公表を始めました。それまでは、マル秘扱いです。那須塩原市では、すでに広報に掲
載しています。日光市は、観光業務に顔が向き、放射能を隠し、誤魔化しです。
現在、放射性物質は、風雨やさまざまな影響で移動しています。特に自然界では、
風で平地に飛ばされ、雨で川に流れ海へ移動し、他方、地中に沈みます。地中に入る
と、時間差で草木が吸い上げて地上に戻します。ですから、山菜、果実、木の実などの
汚染が減っても、また増加するでしょう。放射能の恐ろしさは、気を抜けません。
市内の直売所での自主的検査は聞きません。ぜひ、実施してほしいものです。
■きのこ.■≫≫≫放射性セシウムの吸収が強く、当分の間は避けたい
〈ベクレル Bq/kg〉
チタケ
–小百 20,780
10,380、4,270
2,611、2,232
-山久保 18,960
6,670、3,530
-小佐越 16,080
4,270
‐小来川
5,710
2,250
‐七里
4,390
-栗山
2,822
-所野
2,583
-瀬尾
2,334
-高百
2,077
-日光
1,846
-三依
-瀬川
-川室
シイタケ
–足尾
-栗山
-荊沢
-日光
-日向
-大室
-野口
-中宮祠
-針貝
クリタケ
-足尾町
-足尾
1,799
1,608
1,250
406
374
322
262
251
147
104
101
101
495
247
-中宮祠
‐岩崎
ナメコ
-塩野室
-足尾町
-倉ヶ崎
-萩垣面
-寂光
-今市
-黒部
-土沢
‐小来川
ナラタケ
-足尾
-花石町
-日向
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
137
125
482
433
360
175
161
124
107
107
105
252
221
144
-湯西川
マイタケ
-土沢
-萩垣面
‐栗山
アミタケ
-高徳
梅
栗
コシアブラ
玄米
‐野口 154
-足尾 527
‐塩野室
26
柿
-根室 125 よもぎ
‐川室–野口
18
並木町
-所野
48
122 -所野-瀬尾
17
カリン
-柄倉
43
-今市
64 米ヌカ
‐今市
59
-足尾
42 ミョウガ
-足尾
70
キゥイ
★県 4.3 たけのこ
-川室 322
-大室
68
-大谷向
14
-小林 150
-野口 291 白米
ゆず ★県 22~34
-豊田 102
-倉ヶ崎
80
-平ヶ崎
15
-町谷 104
-瀬尾
92
-所野
73 -野口-所野
12
-大桑町
64
-今市
63
-明神
71 どくだみ
-今市
37
-小代
49 みずな
-栗原
64
びわ
わらび
-森友 260 ふき
-瀬川
14
-鬼怒川
58
-大室
90
-安良沢
35
★県のモニタリング検査//「柿」「キゥイ」「ゆず」、県の測定値は低い結果が多いです。
*「ヌカ」の放射性物質は、玄米の約 7 倍とも!汚染地帯の「ヌカ」は勧められません。
-瀬川
38
★県 4.3
-野口
28
129
■野生の鹿、猪、熊、放射能被ばく■≫≫≫日光の自然は長期の汚染地帯
148
146
101
1,269
オオヤマドリタケ
-野口
ハツタケ
-山内
マツタケ
-大原
‐鬼怒川
-足尾
〈ベクレル Bq/kg〉
1,224
2,027
237
193
170
〈ベクレル Bq/kg〉
鹿
-瀬尾
1,103
508、348、300、249
-藤原
868
-小百
624
482、442、441、400
-足尾
423
-鶏頂山
413
-長畑
-川治
-平ヶ崎
-山久保
-安良沢
‐大原
-霧降
-荊沢
360
315
301
299
289
273
262
258
-釈迦ヶ岳
-岩崎
238
208
207
193
147
熊
-中宮祠
-上三依
337
135
-滝が原
-所野
-南小来川
猪
‐小百
-川治
-小林
-山久保
-佐下部
-猪倉
-小来川
1735
796
324
310
213
183
122
❖野生の鹿、猪、熊の被ばく(汚染)は、前回の紹介 2011.12.07~2013.06.14(no.44)と
比較すると、1000Bq/kg以上の個体が減少。しかし、いまだ自然界の汚染を反映。例
外的に 100Bq/kg 以下も見られますが、地下に沈んだ放射性物質を草木が吸い上げて、
被ばくが高まる可能性があります。なぜか、県の検査は鹿肉 35Bq/kg(10.27)と低い?
※「チタケ」100Bq/kg 以上の地域//平ヶ崎、豊田、野口、土沢、中足尾町、足尾、鶏頂
山、日向、中三依、上三依、湯西川、川俣、土呂部、細尾、荊沢.
※紹介した以外に、1000Bq/kg を超えている「モミタケ」(瀬川 1,059、倉ヶ崎 1,897)、「モ
ミハツ」(倉ヶ崎 3,790)、「モミハツタケ」(大原 2501)、及び、100Bq/kg 超えもあります.
―――≪注 ・ 参 考≫―――――――――――――――――――――――――
※一部、下限値が高く、セシウム 137 だけの検出の場合は、セシウム 134 の汚染値をセ
シウム 137 の 50%として推定値を記載.
*小数点以下四捨五入.
※個人が持ち込んで測定したもので、全ての地域が対象ではありません.
※細かな数値の整理で、単純ミスは、ご了承ください。
04
「100Bq/kg」➨1Bq でも危険。原発で 100Bq/kg 以上は危険廃棄物で厳重保管
「0.23μSv/h」➨放射能は細胞や遺伝子を傷つける危険物。これは誤魔化し基準
05
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
2014-冬
2014-冬
冬季オリンピック予選、アイス・ショー、冬季国体
霧降アイス・アリーナ 放射能汚染を隠し続ける
汚染状況重点調査地域
❖【所野・霧降地域】 山菜、家庭菜園の高汚染の測定結果一部紹介〈単位 Bq/kg〉
放射性物質は移動することがあっても、簡単に減少しません!
【100 市町村//2013.06.25 現在】
❖岩手県 3 市町、❖宮城県 8 市町、❖福島県 40 市町村
❖栃木県 8 市町 佐野、鹿沼、日光、大田原、矢板、那須塩原、塩谷町、那須町
❖茨城県 20 日立市、土浦市、龍ケ崎市、常総市、常陸太田市、高萩市、取手市、
北茨城市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、守谷市、稲敷市、鉾
田市、つくばみらい市、東海村、美浦村、阿見町、利根町
❖群馬県 10 桐生市、沼田市、渋川市、安中市、みどり市、下仁田町、中之条町、
高山村、東吾妻町、川場村
❖埼玉県 2 三郷市、吉川市
❖千葉県 9 市 松戸、野田、佐倉、柏、流山、我孫子、鎌ケ谷、印西、白井
※日光市は、この「汚染状況重点調査地域」指定から抜けることを模索との噂?
ハツタケ 9800、チタケ 4800、猪 1739、鹿 1543、シイタケ 437、さんしょう 123、タケノコ、109 など.
■日光霧降スケートセンター放射線量■1年、2年前の線量は? 〈日光市測定〉
【各地上の高さの数値//0.23 以上の割合-平均μSv/h-最高線量μSv/h】
測定日
1m
50cm
1cm
センター全体 2013.09.02
0%-0.14-0.19
0%-0.16-0.22
8%-0.18-0.27
-雨どい下 2013.08.30
6%-0.15-0.24
31%-0.20-0.36
47%-0.43-2.38
-リンク内調整池 2013.08.30 100%-0.68-0.98 100%-0.61-0.85 100%-0.93-1.35
-調整池 1-2013.08.30
-調整池 2-2013.08.30
20%-0.22-0.34
60%-0.34-0.77
40%-0.23-0.34
100%-0.38-0.85
80%-0.26-0.41
100%-0.46-1.08
※測定法//時定数 30 秒で、30 秒後の測定値. 環境省(時定数紹介)によると、この測定法は、測
定値が安定するまでを無視して、本来線量の 55%前後の低い線量値になります.
今
■霧降アイス・アリーナ入口の放射線量■ 上段/栃木県測定〈2013.03.08/μSv/h〉
正面入口
西入口
北非常口 サンボニー
東入口 1 東入口 2
南入口
0.11
0.13
0.20
0.12
0.16
0.17
0.19
0.183
0.219
0.333
0.200
0.267
0.283
0.317
※表-下段は、2年前の推定線量(県は40%線量が下がったと推定)
放射性物質の移動//正面入口は、多くの人が行きかい最も線量値が低く 0.11。非常口
は、ほとんど利用しないため 0.20。広大な駐車場の汚染は、県、日光市も、知らぬ顔!
❖11.03//霧降スケートセンター営業開始――――――――――――――――――
日光市は、放射線量を隠し、中学生以下に無料券を配布、汚染地帯に誘導です。
06
「0.23μSv/h」➨放射能は細胞や遺伝子を傷つける危険物。これは誤魔化し基準
〈環境省/2011.12.28 指定〉
■放射性物質汚染対処特措法に基づき、1 時間当たり 0.23μSv/h 以上の地域■
―――恥ずかしい!世界に誇る=自然と歴史遺産の日光市! ―――
霧降、霧降高原は、自然、避暑地、林間学校と、多くの人が訪れます。そして、放射
能汚染後、スケートセンター・アリーナは、子どもたち、市民、海外の人たちが汚染を知
らされず利用させられています。冬季オリンピックの予選、有名選手のアイス・ショー、そ
して、冬季国体です。腹立たしく、世界に対して恥ずかしいかぎりです。
日光市は、ここが除染対象地域で、所野地域は 0.13~0.35μSv/h、霧降高原地区
は 0.30~0.60μSv/h 程の高汚染地帯なので「観光ポイント」測定地から外しています。
スケートリンク周辺は、除染されてない場所が多く、風で放射線量が急に上がること
があります。今後、注意が必要で、マスクや、うがいをお勧めします。
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
市
日
光
■日光市の除染対象 32 地域〈23μSv/h 以上/2012.03 測定 1m〉■
〈日光市除染実施計画-第 1 版/2012.04〉
※日光市の測定方法は、作為的に「測定値が安定するのを待たず」低い測定値
放射線量μSv/h
放射線量μSv/h
区 域
区 域
瀬 尾
0.14~0.45
鬼怒川温泉滝
0.19~0.35
小 百
0.26~0.46
鬼怒川温泉大原
0.23~0.38
藤
佐下部
0.32~0.53
小佐越
0.31~0.40
大桑町
0.21~0.43
柄 倉
0.29~0.47
原
原 宿
0.30~0.60
高 徳
0.26~0.38
栗 原
0.29~0.43
藤 原
0.13~0.36
高 柴
0.25~0.51
足尾町本山
0.24~0.34
川 室
0.25~0.34
足尾町愛宕下
0.17~0.28
轟
0.22~0.48
足尾町赤倉
0.23~0.37
大 渡
0.23~0.48
足尾町南橋
0.28~0.38
足
町 谷
0.24~0.35
足尾町深沢
0.20~0.43
倉ヶ崎
0.26~0.35
足尾町上の平
0.24~0.33
尾
倉ヶ崎新田
0.19~0.29
足尾町下間藤
0.27~0.30
芹 沼
0.16~0.33
足尾町掛水
0.17~0.32
所 野
0.13~0.35
足尾町向原
0.22~0.32
滝ヶ原
0.22~0.28
足尾町
0.16~0.46
「100Bq/kg」➨1Bq でも危険。原発で 100Bq/kg 以上は危険廃棄物で厳重保管
07
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
2014-冬
2014-冬
誰も叫ばない「足尾地域は、放射能汚染地帯!」
田中正造は、今、何をすべきと!?
『真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし』
正造は、闘いを通して、社会の矛盾を見すえ、人間社会のあるべき指針を示しました。
私たちは、さらに、なぜ、そんな社会になったのか原因を知り、本来あるべき社会の展
望を切り拓くためには、人々とどうすればよいか。そして、今、私たちに突きつけられて
いる課題は何にあり、どうこの課題と向きあうか問われているのではないでしょうか。
田中正造については、下野新聞「没後 100 年」特集で、さまざまな視点・運動から、
彼の評価が紹介され続けています。そして、イベント誘客企画まで・・・。
そんな中、現在、進行形の公害の発祥地足
尾が気になります。これまで福島原発の放射能
汚染との視点は見ますが、県内の放射能汚染、
足尾地域の汚染の視点を見かけません。正造
の評価の中で、多くの専門家、知識人は、足尾
地域の放射能汚染を知らないことはないでしょ
う。放射能の専門家も、足尾の汚染に触れてい
ないようです。タブーなのでしょうか?すでに、
放射性物質は下流に?
足尾地域に緑を取り戻す活動は賛成です
が、汚染地帯に、子たちを呼び込むのは反対
です。足尾地域の線量は、表のとおりです。
大量電力需要は、何のため?
0.23μSv/h 以上除染地域指定
2012.03/日光市測定 〈μSv/h〉
足尾町本山
足尾町愛宕下
足尾町赤倉
足尾町南橋
足尾町深沢
足尾町上の平
足尾町下間藤
足尾町掛水
足尾町向原
足尾町
0.24~0.34
0.17~0.28
0.23~0.37
0.28~0.38
0.20~0.43
0.24~0.33
0.27~0.30
0.17~0.32
0.22~0.32
0.16~0.46
『デンキ開ケテ世間暗夜となれり』
有害な生産見直しで、新たな社会生活スタイルを!
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
現代社会は、なぜ、大量電力需要なのでしょうか。それは、さまざまな「使い捨て文
化」を象徴する生産システムが原因でしょう。狭い部屋に 100 均の商品が使わず溢れて
いたり、背広、衣類をたくさん持っていたり、使わないものがゴロゴロしています。
現代の生産は、全て有益な使用目的のため、必要量の生産ではありません。企業
は、利益を得るための生産が目的で、何を生産するかはニ次的問題です。私たちは、
宣伝に惑わされ、必要と思わされて手にします。現在、私たち庶民の生活は、文化的
で豊かだと言えるでしょうか。改めて、本来、文化的で快適な生活と、時間に、心にゆと
りがあり、創造的活動、人々との結びつきを大事にする価値観の生活スタイルを取り戻
すために、不要な生産物を見直し、有益な社会生活スタイルを考えたいです。
*
まず、現代社会生活で最も不要な生産は、マイカーで、新たな公共交通システムへ
転換すべきです。マイカーは、世界のどこを見ても問題噴出です。マイカーは、大量の
資源、電力の消費、道路、駐車スペースと緑の減少、事故で戦争に代わる死傷者、高
齢者にもマイカー強制で事故続発、歩くことが少なく健康が損なわれ、大幅な医療費、
運転は緊張を強いられ、自己中心的な思考になりやすく、人との出会いもなくなり、車
の経費は生活費を圧迫、大気汚染、温暖化の原因など限りない「負の象徴」です。
しかし、世界でも、クルマ社会は、既成の事実とされ、自動車年間生産台数は 1 億
台に近づいています。特に、高度に経済発達した国は、自動車産業が最も総合的生
産力を持ち、大企業体が国の生産基盤で、高額な「使い捨て文化の象徴」として最大
の利益を生み出します。ですから、日本では、自動車産業が政府自民党に高額な政治
資金を供出する権力構造です。ですから、『マイカー』から『公共交通』への転換はタブ
ーですし、逆に、マイカーは、「豊かさの象徴」の宣伝です。
そう、原発も、政府権力との結びつきは、今回の東電の福島原発崩壊を通じて知る
ことができました。しかし、原発は、他の生産物などとは別格です。世界の権力は、米国
に象徴されるように「核武装」です。そして、「原発」ビジネスは、最大の利益を得ますし、
核の開発に直結しているので、多くの国が「原発」の危険を知った上で「原発」建設を
求めます。人類も、地球さえも、無にしてしまう「力の象徴」です。
*
*
*
今後、人間社会にとって文明の力をどう活用するか、放射性物質しかり、マイカーし
かり、使い捨て住宅しかり・・・。一人ひとりが考え、話し合い、人間社会のチエが求めら
れています。本来の人間社会を取り戻すために・・・。
次に、正造なら「原発」「電力問題」を、どのような視点で、社会展望するでしょうか。
今の世の中、よく『原発を止めると電力が不足する』と言われ、「一人ひとりが無駄な
電気利用をやめよう」とか、「原発の代替エネルギーとして、クリーンエネルギー、自然
エネルギーを」と、なっていないでしょうか。これで済ませていいのでしょうか。
❖足尾からは、今も鉱毒のたれ流しが進行中と聞きます。そして、さらに足尾に降り注
いだ放射性物質は、雨で渡良瀬川を流れ、遊水地に溜っていくのではないでしょうか。
❖日光市、教育委員会は、足尾地域の放射能汚染を隠して、観光誘客を目的に、『足
尾銅山精錬所跡』を『世界遺産登録』に登録しようとの動きです。≫≫恥ずかしい限り!
❖現在、足尾地域は、力不足のため当通信を配布できずにいます。協力者求む!
08
「100Bq/kg」➨1Bq でも危険。原発で 100Bq/kg 以上は危険廃棄物で厳重保管
「0.23μSv/h」➨放射能は細胞や遺伝子を傷つける危険物。これは誤魔化し基準
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放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
2014-冬
2014-冬
日光市 線量を低く出す 誤魔化しテクニック
≫≫≫≫≫≫≫≫
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
政府、福島県、那須塩原市、日光市も ≪≪≪≪≪≪≪≪
内部被ばく検査 〈将来に渡り健康被害なし〉?
初めから「被ばくの影響なし」の結果ありき!
「測定値の安定を待って」を無視!
日光市は、全ての放射線量測定で、作為的に低い線量値を出すため誤魔化してい
ます。よく「環境省」「文科省」と、政府の測定基準を装っています。最も測定する基本
の、「測定値の安定を待って測定」をせず、無視です。さらに、時定数は、本来 30 秒に
すべきですが、「文科省ガイドライン」の高線量地域を見つける測定法を悪用して 10 秒
です。これらから、日光市の全ての測定値は、1~2 割低い可能性があります。
合せて、日光市は、環境省の「時定数の 3 倍以上の時間が経過してから測定す
る。」との解釈を、「時定数の 3 倍の時間の測定値」との解釈です。
〈具体的測定法の誤魔化しは、no.44、45 参照〉
❖市内全域、学校、園、その他
時定数 10 秒×3 回(30 秒後)の測定値
❖消防署など
1 分間測定し、最低最高値の平均を 2 回実施➨平均値の低い値
❖観光ポイント
時定数 30 秒×3 回(1 分 30 秒後)の測定値
❖2011.10 日光全域
1 分半、30 秒ごと 4 回測定。最低最高値を除く平均
❖小中学校、保育、幼稚園など(独自測定) 1 分間測定し、最低最高値の平均値
〈m=毎日新聞〉
■≪だまされない–1≫ 頻繁な異常気象に、安倍政権の温暖化対策なし!
政府 2020 年まで温室効果ガス 2005 年比削減 3.8% で EU など批判的.これは 1990
年比 3%増.2009 年民主党政権は、1990 年比 25%減.〈11.13m〉
■≪だまされない–2≫ 汚染チップ、東電にクリスマス・プレゼント!
滋賀県知事は、無断で県内に 3.5m×570m に放置された福島原発の汚染木材チップ
を「トラックに積んで東電にクリスマス・プレゼント」と.〈11.14m〉私も汚染土を届けたい!
■≪だまされない–3≫ 小泉の「脱原発」アドバルーンの中身?
小泉元首相、日本記者クラブで会見.「首相が決断すれば『原発ゼロ』ができる」「即ゼ
ロがいい.原発を稼働すれば、また核のゴミが増える」と.〈11.13m〉//素晴らしい発想!
だが、被ばくの現実は? 核兵器廃絶は? 無駄な電力を使う社会基盤見直しは?
■那須塩原市、内部被ばく検査結果「健康に影響、懸念なし」と報じる!■
那須塩原市のWBC内部被ばく検査は、全て検出限界値以下の結果だとして、市
のアドバイザーが「将来に渡り健康被害が懸念される被ばく状態にはない」との見解。
市の放射能被ばく検査は//WBC(ホール・ボディー・カウンター) 928 人検査(検査結
果に同意者数)、母乳検査 13 人、尿検査 31 人です。全て検出限界値未満でした。
背景に、那須塩原市内の個人の食料品の検査では、100Bq を超えたのは野外で採
取されたきのこ類、鹿などの肉だけと報じました。〈12.03s〉
❖本当に被ばくしていないなら安心ですが、信用できません!❖
*WBC はセシウム 134、137、各検出限界値 300Bq/kg と高く、γ線の測定で低精度.
*県、那須塩原市の食品検査の信頼性に疑問.100Bq/kg 未満が安全との誤認識.
*尿検査は、検体尿 100cc(検出限界値 10Bq/L)、500cc(5Bq/L)と、限界値が高い.
❖那須・日光地域より線量の低い宇都宮で!尿検査で被ばく発覚!!❖
宇都宮市在住の家族(母、2 人の娘)の生活と内部被ばく検査、尿、甲状腺、血液検
査結果、セシウム被ばくが判明しました。特に、尿検査は、各自 2 リットル用意し、検出
限界値小数点 3 位まで測定.3 人ともセシウムが検出.母親が低く、6 歳、8 歳の順で高
被ばくが確認、甲状腺のう胞数も同様に確認.(2013.04.26-no.43-11p.参照)
家族の食生活は、震災後、なるべく西の食材、水は北海道のペットボトルで、細心
の注意をしていました。尿中セシウムが高かった長女は、小学校給食の差では?
❖尿中セシウム検出線量-体内放射線物質(Cs=セシウム)❖
*尿中 1Bq の放射性セシウムは、体内存在≒100~200Bqあると考えるべき.
*尿中 1Bq/L の放射性セシウムは、約 100mSv に迫る甲状腺被ばく量.
*尿中からの体液中の排泄を 70%と仮定.臓器に取り込まれた Cs は排泄されにくい.
*測定はCsのガンマ線だけ(β線測定されず)、体内Csの半減期は大人 80 日と仮定.
〈西尾正道/当時-北海道がんセンター院長〉2013.02.01 講演会レジメ
*資料提供/矢ヶ崎脇克馬/琉球大名誉教授
■≪だまされない-番外≫安倍政権、どうする中国にある旧日本軍化学兵器?
シリアの化学兵器処理が行われる中、日本は、中国内にある旧日本軍の化学兵器処
理を、化学兵器禁止条約で定めた 2012.04 廃棄期限を守れず延長、2022 廃棄終了も
不明.今だ 30~40 万発の化学兵器が残る.〈10.22m〉//オリンピックに踊る日本!
■日光市のWBC検査結果 191 人全て検出限界値以下(2013.10.31 時点)
2014 年 1~2 月に「甲状腺検査」予定.市は、子どもを心配するどころか黙らせるため!
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「100Bq/kg」➨1Bq でも危険。原発で 100Bq/kg 以上は危険廃棄物で厳重保管
「0.23μSv/h」➨放射能は細胞や遺伝子を傷つける危険物。これは誤魔化し基準
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放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
News=だまされない
2014-冬
2014-冬
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
〈s=下野新聞、m=毎日新聞〉
―――≪日光市-とちぎ県≫―――――――――――――――――――――――
■日光市は 11.14 草津町の産廃業者に、放射性廃棄物(焼却灰 4000Bq/kg 以下)を搬
出開始.政府は 8000Bq/kg 以下の放射性廃棄物を産廃業者に処分可能と.〈11.13s〉
現在セシウム 137 を原発から排出法定基準 90Bq/L、市議会、マスコミも危機意識なし!
※宇都宮市 2000Bq 以下の汚染土の搬出先を隠し、市民の知る権利を無視〈12.10s〉
■東武ワールドスクウェア無料開園紹介-ライトアップ「色鮮やか世界の夜景」.〈11.08s〉
//下野新聞社は、子どもたちを汚染地帯に呼び込み、汚染を問題にする姿勢なし!
■日光市 12.15「市駅伝競走大会」も、屋外イベントの線量測定を決めても知らん顔.
隠している線量!豊岡運動公園は 1m(2013.03.03)平均 0.29、最高 0.44μSv/h.
*
*
*
■園児被ばく不安 8 割超‐子ども支援法を知らない 7 割‐県北(宇都宮大アンケート)
県北の乳幼児の保護者に、放射能汚染で健康被害に不安を抱き「子育ての心配」や、
「子ども・被災者生活支援法」についてのアンケート実施.調査結果、不安が多く、「安
心を得るため、継続的な健康調査が必要」、多くが「支援法」を知らず、「国は十分対応
せず、被災者の権利が保障されていない」と指摘.〈12.16sm〉//政府が支援法を知ら
せる責任は当然です。しかし、政府、自治体は、子ども市民の健康よりは経済優先の立
場が鮮明です。私たちは、政府などに要求するとともに、私たち側から人々へ汚染、被
ばくの危険を知らせ、人々との協力の結びを働きかける視点が大切でしょう。
―――≪政府・福島県・東電・≫―――――――――――――――――――――
■東電、電気料金値上げで、9 月中間決算 1416 億円の黒字(利益).社長は、「コスト削
減に取り組んだ結果」と.〈11.01m〉//私たち周囲の汚染、不安の責任は?
■東電賠償金 5 兆円.回収 31 年.利息 794 億円国民負担.会計検査院試算.〈10.17s〉
■東電は、港湾口など3ヶ所で放射性物質濃度、海水常時監視の方針.〈12.10m〉
//今になって測定対策とは驚き.3 ヶ所とは? 測定結果含め信用できない.
*
*
*
■復興事業、23%「無関係」=総額 1.4兆円.今も払っている復興税!
❖所得税 2.1%上乗せ 2013.01~25 年.住民税一律 1000 円上乗せ 2014.06~10 年.
■政府、汚染廃棄物の中間貯蔵施設と、最終処分場の法制化〈12.13s〉〈12.15m〉
中間貯蔵施設は、第1原発周辺 19k ㎡国有化.30 年以内に福島県外に最終処分場の
法制化.//どう誤魔化すのか、原発がある限り増加する放射性廃棄物.
■政府-新エネルギー「原発ゼロ目標」を転換し、「重要電源」の『原発』明記.〈12.06s〉
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「0.23μSv/h」➨放射能は細胞や遺伝子を傷つける危険物。これは誤魔化し基準
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
―――≪福島 1 原発-数々のたれ流しから、超高濃度汚染発覚!≫――-――-―
■〈10.02〉58 万 Bq/L 汚染水、海へ流出.■〈10.08〉港湾外 1.4Bq/kg 検出.■配管工
事中、作業員 6 人被ばく.ストロンチウム 90 など 3400 万 Bq/L〈10.10m〉■〈10.18〉地下
水トリチウム 79 万 Bq/kg、ストロンチュウム 90 など 40 万(排出基準 10Bq/kg)■排水溝
でストロンチウム 90 など 14 万 Bq/L〈10.25s〉■〈11.12〉観測用井戸ストロンチウム 90 な
ど 71 万 Bq/L.❖91 万 Bq/L〈11.27s〉❖〈11.28〉110 万 Bq/L.❖〈12.02〉130 万 Bq/L.
❖〈12.05〉140 万 Bq/L❖〈12.09〉150 万 Bq/L.❖〈12.012〉180 万 Bq/L.
■原発、排気筒25シーベルト(2万 5 千mSv/h)と推定.屋外最高、即死の線量値!
※2000mSv=出血、脱毛、5%死亡.3000mSv=50%死亡.7000mSv以上 99%死亡.
―――≪福島 1 原発-危険な放射性物質トリチウム➨海洋放出を合法化か!≫―
政府、汚染水対策//トリチウム放出検討.〈11.15m〉■IAEA 調査団/汚染水、海洋放出
検討を提言!原子力規制委員長はトリチウムの海洋放出検討〈12.05s〉
※トリチウム//弱いベータ線で 1000 分の 1mm 程しか飛びません。水や水素として身
体に入り血液を通して、2%程は細胞の核に入り放射線で DNA を傷つけ、さらにヘリウムに
変わり DNA を変質させます。がん、白血病、心臓病、ダウン症などのリスク
※IAEA(国連-国際原子力機関)//核拡散防止条約を進め、他方、核開発が容易
な原発を「平和利用」と擁護し、核への流用チェック機関。放射能の危険性は軽視。
■10.21 日本は「核拡散防止条約」調印.容易な核兵器製造の原発売り込み〈10.23m〉
―――≪避難住民の帰還ありきの対応-20mSv 以下で問題ない≫――――――■10.21-IAEA 専門家チームは、追加被ばく 1mSv に「こだわる必要無い」と、「国際的
な基準、年間 1~20 ミリの範囲で、利益と負担のバランスを住民の合意で」と提言.また、
1mSv は「短期間に達成できないと住民に説明を」と助言.〈10.22s〉■原子力規制委員
会は、避難している住民の帰還に、「20mSv 以下なら健康に大きな影響はない」と提言.
〈11.09s〉■原子力規制委員会・有識者は、避難住民の多くは帰還を望んでいない中、
住民の聞き取り調査を 10.16 了承.規制委員長は、事務局に水面下でこの調査決定を
拒否.「帰還を認めない結論ありき」の姿勢.〈11.10m〉■規制委員会は、「被ばく線量
を推定値と比べ、個人線量計だと数分の 1 程度になる」〈11.21m〉//帰還ありきの対応!
―――≪東電は汚染米の買い取り、政府は子どもに汚染ゼロの米を!≫―――
「風評被害と闘う福島米」と、安全を強調/99.8%が 25Bq/kg 以下.生産者たちの涙ぐま
しい除染努力を紹介.また、消費者庁は 8 月消費者意識で、福島県産米の購入をため
らう人は半年前 19.4%から 17.9%、正確な情報が伝わっていないという.〈11.05m〉
//東電は全ての汚染米を買い取り、政府は、全ての子どもたちに汚染ゼロの米を提供
すべき!今や、汚染された米は食べさせたくない、食べたくないとの声は、タブーの世
の中か!政府と、その代弁者マスコミは、農民と人々の間にミゾつくりの作為を感じる.
「100Bq/kg」➨1Bq でも危険。原発で 100Bq/kg 以上は危険廃棄物で厳重保管
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放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
2014-冬
松本に移住した仲間からの便り
「どんぐりプロジェクト」への地域参加
❖〈長野県松本市在住//瀬谷 理恵〉
「どんぐりプロジェクト」は、昨年、インターネットで知り合った福島県の小学校の先生
から「放射能汚染されていない『どんぐり』や『まつぼっくり』など『工作教材に使いた
い』」と、要望を受け、2箱を小学校に送ったのがきっかけでした。
本年は、第2回目で福島県教職員組合本部に送ることとなり、新聞4紙で「どんぐり」
集めの協力を呼び掛けました。また、チラシも 200 部以上つくって、できるだけ手渡しで
協力を呼びかけ、9 月下旬から 11 月末までの短い期間、応えてくださった方々のさまざ
まな思いを感じられた2か月間でした。協力の問い合わせは約 20 件、「どんぐり」などの
持込みは 30 件を超えました。松本市内に 4 カ所の拠点を設けて集荷をしました。
子育て世代の方々の積極的な参加が多く、小学校や保育園、育児サークル、ファミ
リーサポーターなど多岐に渡りました。そんな中で「まつぼっくり」を90Lの袋に2つも持
ち込んでくださった男性が言ったのは、「俺は、電力の関係をしているんだ。こんなこと
でも役に立てるなら、俺は地獄に行かないで済むかな…」との言葉が忘れられません。
たくさんの心の中の 3.11 に触れられた貴重な機会でした。このみなさんの心を胸に
これからも支え合う活動を続けていきたいと思いました。
怖い時代のど真ん中で
健康を守るには、身近な人との話しから
❖〈旧日光市出身//小さな子、若い人たちが心配〉
私は、子どもの時、「戦争中は政府、役所、マスコミ、学校の先生も、本当のことを知
らせなかった」と聞きました。そして、今、私たちに同じことが起こっています。放射能の
危険、放射能汚染の事実、原発、核兵器は同じく危険なことを・・・・隠しています。
*
私たちは、今、放射能汚染地帯の日光市で、長期の被ばくや、汚染された食料品
の危険の中で生活させられています。今後、風邪をひきやすくなったり、だるくなったり、
様々な症状の危険があるとのこと、さらには、白血病やガンです。チェルノブイリでは、
当時小さな子たちの遺伝子が変質し、次の世代に異変が起きているとのことです。
日光市は、放射能汚染を隠し、その危険を知らせず、「風評被害」「安全」との姿勢
です。背後に、政府も、県も、マスコミも一体で危険を隠し、将来、健康に異変が起きれ
ば個人の責任でしょう。広島・長崎の被爆症、水俣病と、多くの実態が示しています。
政府、日光市を変え、放射能から健康を守るには、まず、身近な人との話しから・・・
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「0.23μSv/h」➨放射能は細胞や遺伝子を傷つける危険物。これは誤魔化し基準
2014-冬
放射能から子どもを守り ➨ 1人の被ばく者も出さない
「秘密保護法」は民主主義の破壊!反対の声上げの様子
連日の市民の声も届かず、日本人の認識の甘さ?
❖〈東京都内在住//「秘密保護法」に抗して〉
❑12月1日(日)の13~14時半、新宿駅西口で「日弁連」が「秘密保護法」反対の宣
伝、俄然「反対」「廃案」の機運が盛り上がってきました。もっとも、先週26日に衆議院で
可決され「危機感」が出てきたからなのでしょうが、後手後手?いや、後手後手というよ
り、日本人が「甘い」のではないか? という感覚の方が合っているような気がします。
❑2日以降は、「学者」「映画監督・俳優」などの「反対声明」が出されて一層機運が盛り
上がりました。国会も、議員会館前に連日座り込みや夜には集会が持たれました。
❑4日(水)12~13時半「ヒューマンチェーン」(国会包囲行動)。以前は日曜日でした
が、今回は平日の昼間で心配しましたが6000人参加、人の鎖で包囲しました。議員会
館は歩道一杯で「集会」状態。しかし、これが終ると労組動員は引き上げて少なくなりま
した。もともと「5日に強行採決か!?」との情報がありましたが、ちょっと残念です。
*
*
*
❑5日、「委員会は3時半に福島瑞穂の質問後、強行?」との情報で3時頃、国会に到
着。集まりは、昨日と比べて3倍程。4時10分過ぎに委員会で強行採決。夜になってぞ
くぞく参加者が増え、「未明に本会議採決?」という情報。議員会館の歩道は人でいっ
ぱいになりました。それに、国会議事堂の正面でも、官邸前でも集会をやっていたとの
こと。議員会館前の集会は、6時半~7時半まで、「6日の夜予定している日比谷野外
音楽堂の大集会は、法案が今日可決されようがされまいが敢行します!」と〆ました。
❑6日、日比谷野音で15000人が集ったとのこと。少し遅れて国会へ向かうと、集会か
らのデモが続々続いていました。議員会館側の歩道は人でいっぱいで、議事堂正面、
官邸前でも集会をやっていました。そして、自公安倍政権は、参院本会議で「強行採
決!」。多くの反対、慎重論が渦巻く中での強行は正に「民主主義の破壊」です。
―――――――――≫≫≫≫ 書
籍
案
内 ≪≪≪≪―――――――――
❖封印された「放射能」の恐怖❖ クリス・バズビー著 講談社
――フクシマ事故で、何人がガンになるか―― 〈欧州放射線リスク委員会・科学事務局長〉
❖核文明の恐怖❖
H.コルディコット著
岩波現代選書 NS508
オーストラリア 1938 生/母親・医師として原子力反対運動を進める。原発と核兵器を一体とし、子
どもたちの将来への深い憂慮をもち、核の恐ろしさを平易に熱っぽく説く。
❖福島原発事故・県民健康管理調査の闇❖ 日野行介著
――誰のための、何のための、調査なのか―― 岩波新書
毎日新聞記者
福島県は、子どもの甲状腺検査の裏で秘密会議、評価の合議と議事録改ざん。
「100Bq/kg」➨1Bq でも危険。原発で 100Bq/kg 以上は危険廃棄物で厳重保管
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