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表 - Cisco
CH A P T E R
2
WNOS INI 専用パラメータ
この章では、wnos.ini ファイルで使用可能な、サポートされているパラメータについて説明します。
wnos.ini ファイル専用パラメータ
表 2-1 に、wnos.ini ファイルで使用可能な、サポートされているパラメータを示します。太字の値(デ
フォルト)のあるパラメータは、wnos.ini ファイルの必須パラメータです(太字の値のないパラメータ
は任意指定です)。表 2-1 内のパラメータは、wnos.ini ファイルでのみ使用でき、{username}.ini ファ
イルでは使用できません。
表 2-1
wnos.ini ファイル専用パラメータ
パラメータ
説明
AddCertificate=filename
password={plain text password}
Password-enc={encrypted password}
AddCertificate:NAND 型フラッシュ デバイス(NAND 型フラッシュ
のあるプラットフォーム上)またはメモリにロードする、wnos フォル
ダのサブフォルダ cacerts にある証明書ファイルを指定します。ファイ
ル名の長さは、末尾のピリオドとファイル拡張子を含めて、最大 64 文
字です。
このパラメータは、Citrix Secure Gateway PNAgent Interface
(PNAgent/Lite サーバ)を [Network Setup] ダイアログボックスで設定
する場合に必須です。証明書の追加は、組み込み証明書の対象外である
証明書エージェントがユーザの CSG 環境で使用される場合に必須で
す。証明書は、シン クライアントがサーバ ID を検証するために使用さ
れます。
サポートされるファイルは、ICA CSG の .crt ファイルと、802.1x の
.cer および .pfx です。
Password と Password-Enc は PFX ファイルでの特殊用途向けです。
Cisco Virtual Experience Client 2112/2212 INI ファイル リファレンス ガイド for WTOS 7.0_214
OL-25153-01-J
2-1
第2章
WNOS INI 専用パラメータ
wnos.ini ファイル専用パラメータ
表 2-1
wnos.ini ファイル専用パラメータ (続き)
パラメータ
説明
AutoLoad=[0, 1, 2, 101, 102, 201, 202]
[PXE= {imaging}]
AutoLoad:ファームウェア更新モードを指定します。
• 0:イメージのチェックをディセーブルにします。
• 1:強制ファームウェア アップグレード / ダウングレード プロセス
をイネーブルにします。デフォルトは 1 です。
• 2:比較 / 非強制アップグレードのみのプロセスをイネーブルにし
ます。
• 101:ファームウェア アップグレード / ダウングレード プロセスを
イネーブルにしますが、処理の前に [OK] ボタンと [Cancel] ボタン
のあるポップアップ メッセージが表示されます。処理後に完了
メッセージが表示されます。
• 102:アップグレードのみをイネーブルにしますが、処理の前に
[OK] ボタンと [Cancel] ボタンのあるポップアップ メッセージ
ボックスが表示されます。処理後に完了メッセージが表示されま
す。
• 201:強制ファームウェア アップグレード / ダウングレード プロセ
スをイネーブルにしますが、処理の前に [OK] ボタンと [Cancel] ボ
タンのあるポップアップ メッセージが表示されます。ただし、プ
ロセスが開始するのは、20 秒経過してからです。処理後に完了
メッセージが表示されます。
• 202:比較 / 非強制アップグレードのみのプロセスをイネーブルに
しますが、処理の前に [OK] ボタンと [Cancel] ボタンのあるポップ
アップ メッセージが表示されます。処理後に完了メッセージが表
示されます。
PXE:PXE からブートする WTOS クライアント用に、FTP サーバから
装置にイメージをフラッシュすることを指定します。そうでなければ、
システムは通常モードで実行されます。
(注)
AutoPower={no, yes}
PXE は Cisco VXC クライアントには適用されません。
yes/no オプションによって、シン クライアントに初めて電源が投入さ
れた場合のシステムの起動方法を指定します。
yes に設定した場合、システムはユーザが電源ボタンを押すのを待たず
に自動起動します(予想外に電源が失われたときに、たとえシン クラ
イアントが正しくシャットダウンされてから予想外に電源が失われた場
合でも、電源が復旧すると、シン クライアントに電源が投入されま
す)。この設定は、キオスク環境で役立ちます。
AutoPower ステートメントが処理された後は、取り消しステートメン
トが処理されるまで、シン クライアントの動作を変更します。
AutoPower=yes ステートメントの効果は、それが見つかった INI ファ
イルからそのステートメントを削除しても継続します。
AutoPower オプションの使用は、ユーザが指示するシャットダウンの
実行と競合しません。
Community=community
使用する SNMP コミュニティ名を指定します。最大 31 文字の文字列を
使用できます。指定後は不揮発性メモリに保存されます。
ConnectionBroker={default, VDM}
使用する VDI ブローカのタイプを指定します。
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第2章
WNOS INI 専用パラメータ
wnos.ini ファイル専用パラメータ
表 2-1
wnos.ini ファイル専用パラメータ (続き)
パラメータ
説明
DefaultUser={username, $SYS_VAR}
デフォルトのログイン ユーザを指定します。
$SYS_VAR のシステム変数のリストについては、表 1-1(P.1-3)を参
照してください。
DelCertificate={filename, all}
名前が指定されたファイルを NAND 型フラッシュまたはメモリから削
除します。DelCertificate=ALL の場合は、(組み込み証明書を除いた)
すべての証明書がフラッシュから削除されます。
DesktopColorDepth={16, 32}
DesktopColorDepth:デスクトップ カラーを 16 または 32 ビットに設
定します。DesktopColorDepth=16 の場合、デフォルト カラーは 15
ビットになります。
DHCPExpire={reboot, shutdown}
DHCP リースの期限が切れた場合、「DHCP Expired, you must reboot」
というメッセージがユーザに通知されます。
• reboot:5 秒後に、システムがリブートします。
• shutdown:5 秒後に、システムがシャットダウンします。
DHCPOptionsRemap={no, yes}
[DisableOption12={no, yes}]
[FileServer={128 ~ 254}]
[RootPath={128 ~ 254}]
[FtpUserName={128 ~ 254}]
[FtpPassWord={128 ~ 254}]
[RapportServer={128 ~ 254}]
[RapportPort={128 ~ 254}]
[PnliteServer={128 ~ 254}]
[DomainList={128 ~ 254}]
[VDIBroker-{248 ~ 254}]
[RapportSecurePort={128 ~ 254}]
DHCPUserClassID=class_id
[ParseVendorInfo={no, yes}]
DHCPOptionsRemap:次のオプションが設定可能かどうかを指定しま
す。(これらのオプションは、『Cisco Virtualization Experience Client
2112/2212 ICA Administration Guide for WTOS』に説明されているデ
フォルトの DHCP オプションを再マップする必要がある場合に使用し
ます)。
各オプションの値は、128 ~ 254 にする必要があります。オプションの
値は、オプションごとに異なっている必要があります。これらのオプ
ションは、シン クライアントのブートのために DHCP サーバのタグを
設定するために使用します。
(注)
DisableOption12 オプションは、Option12 タグを受け入れるか
どうかを設定します。デフォルトでは、DHCP オプション 12
は、端末のホスト名とドメイン名を設定します。たとえば、オ
プション 12 の情報が terminalname.cisco.com である場合、端
末名は terminalname と設定され、ドメイン名は cisco.com と設
定されます。DisableOption 12 の設定が NVRAM の値と異なる
場合は、システムが自動的にリブートして値を有効にします。
(注)
RapportSecurePort は、Cisco VXC Manager サーバの指定され
た HTTPS ポートです。
DHCPUserClassID:DHCP に使用する UserClassID を指定します。
ParseVendorInfo:yes/no オプションによって、WTOS が DHCP オプ
ション 43(ベンダー固有情報)を解釈するかどうかを指定します。デ
フォルトは yes です。
ParseVendorInfo を no に設定して、このパラメータとともに
DHCPVendorID も使用した場合は、ParseVendorInfo=yes を設定して
シン クライアントを 2 回リブートする必要があります。最大 26 文字の
文字列を使用できます。
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パラメータ
説明
DHCPVendorID=vendor
[ParseVendorInfo={no, yes}]
DHCPVendorID:DHCP に使用する VendorID を指定します。
ParseVendorInfo:yes/no オプションによって、WTOS が DHCP オプ
ション 43(ベンダー固有情報)を解釈するかどうかを指定します。デ
フォルトは yes です。
ParseVendorInfo を no に設定して、このパラメータとともに
DHCPVendorID も使用した場合は、ParseVendorInfo=yes を設定して
シン クライアントを 2 回リブートする必要があります。最大 26 文字の
文字列を使用できます。
DisableButton={no, yes}
yes/no オプションによって、電源ボタンをディセーブルにするかどう
かを指定します。
DisableDomain={no, yes}
yes/no オプションによって、PNAgent/PNLite ログイン ダイアログ
ボックスのドロップダウンのドメイン リストをディセーブルにするか
どうかを指定します。
DNSTTL={0-3600}
DNS 名キャッシュの Time to Live(TTL)を指定します。デフォルト
は DNS サーバの設定からの値です。
(注)
DomainList=List of NT domain names
DNSTTL=0 の場合、接続における DNS ホスト名は IP を取得す
るために必ず DNS サーバに問い合わせます。
シン クライアント ログイン ダイアログボックスにオプションとして表
示されるドメイン名のリストです。PNAgent/ PNLite サーバへのログイ
ン時にユーザがドメインを選択する際に役立ちます。指定後は不揮発性
メモリに保存されます。
(注)
スペースを含める場合は、必ず引用符で囲ってください。たと
えば、DomainList="North_America, SQA, test-domain" のよう
になります。
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パラメータ
説明
Dualhead={no, yes}
[ManualOverride={no, yes}]
[Mainscreen={1, 2}]
[Orientation={hort, vert}]
[Align={Top|Left, Center, Bottom|Right}]
[Taskbar={wholescreen, mainscreen}]
(サポートされるデュアルモニタ対応シン クライアントの場合のみ)
Dualhead:yes/no オプションによって、デュアルモニタ ディスプレイ
をサポートするかどうかを指定します。
ManualOverride:yes/no オプションによって、中央設定から受け取っ
たディスプレイ デュアルヘッド設定をローカル クライアントがオー
バーライドできるかどうかを指定します(工場出荷時のデフォルト リ
セットによって、デュアルヘッドのサーバ設定が再設定されます)。こ
れは、デュアルヘッドとシングル ヘッドの展開が混在している事例で
役立ちます。例:
Dualhead=yes ManualOverride=yes Mainscreen=1 \
Orientation=hort Taskbar=mainscreen
Mainscreen:メイン画面として使用する画面を設定します。
Orientation:ディスプレイに使用する方式を設定します(hort は水平、
vert は垂直を意味します)。
Align:画面の揃え方を設定します。Top は、画面を「hort」方向に上
部を揃えることを意味します。Left は、画面を「vert」方向に左を揃え
ることを意味します。Center は、画面を中央に揃えることを意味しま
す。Bottom は、画面を「hort」方向に下部を揃えることを意味します。
Right は、画面を「vert」方向に右を揃えることを意味します。
Taskbar:タスクバーに使用する方式を設定します。「wholescreen」は、
タスクバーを画面全体の下部に配置します。「mainscreen」は、メイン
画面の下部に配置します。
注意
Dualhead を no から yes に変更した場合、モニタ ディスプレ
イを変更するためにシン クライアントをリブートする必要が
あります。
EnableCacheIni={no, yes}
yes/no オプションによって、WNOS INI キャッシュ機能(WNOS INI
がファイル サーバで変更されたときに、WNOS INI ファイルをローカ
ル フラッシュにキャッシュする)をイネーブルにするかどうかを指定
します。ファイル サーバ上の WNOS INI が利用できない場合には、
WTOS はキャッシュされた WNOS INI を使用します。デフォルトでは
no に設定され、WNOS INI キャッシュ機能はディセーブルになります。
EnableGKey={no, yes}
yes/no オプションによって、G キー リセットをイネーブルにするかど
うかを指定します。G キー リセットは、NVRAM における
Privilege=High のためにサポートされています。
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パラメータ
説明
EnableRAVE={no, yes}
yes/no オプションによって、ICA サーバにあるサポートされるメディ
ア ファイルを再生するためにクライアントが Citrix Multimedia
Acceleration(RAVE)を使用できるかどうかを指定します。これは、
すべての ICA 接続のグローバル パラメータです。
(注)
EnableRAVE=no の場合(または、このパラメータが存在しな
い場合)は、Wyse TCX Multimedia がすべてのメディア ファ
イルに使用されます。
(注)
Wyse TCX マルチメディア オプションは、シスコの標準 VXC
クライアントに付属していない Wyse TCX マルチメディアを購
入した場合のみ使用できます。
EnableRAVE=yes の場合は、サポートされるメディア ファイルに対し
てのみ RAVE が使用されます。有効な Wyse TCX マルチメディア ライ
センスを使用していない場合、EnableRAVE=yes は無視されます。
Exit={yes, no, all}
INI ファイル処理を指定します。
• yes:処理は $include の後の次の行にある前の INI ファイルに戻り
ます。
• no:動作はありません。
• all:すべての INI ファイル処理が終了します。
FileServer=List of {IP address, DNS name}
[Username=username]
[Password=password]
FileServer:シン クライアントのローカル セットアップ(非揮発性メ
モリ)に入力される、FTP サーバの IP アドレスまたは DNS 名を指定
します。シン クライアントは、このサーバをすぐに使用してファイル
にアクセスします。
Username:ファイル サーバのユーザ名を指定します。
Password:ファイル サーバのパスワードを指定します。
(注)
FormURL=URL to a file
Include=$mac.ini
ログイン ウィンドウに表示する、シン クライアントのホーム ディレク
トリの下にあるビットマップ ファイル(.ico、.bmp、.jpg、.gif)の名
前に対する URL を指定します。パスの長さは、ホーム ディレクトリと
ファイルを含めて、最大 128 文字です。自動ダイヤルアップがイネー
ブルになっている場合、このステートメントは無効です。
「/wnos/inc/mac-address.ini」をロードします。
(注)
LongApplicationName={no, yes}
DisplayWidth={400 ~ 7000}
ターゲット ファイル サーバは、INI ファイルで使用される同じ
ユーザ資格情報を使用してアクセスをサポートする必要があり
ます。
ファイル名に、mac アドレスの記号「:」は含まれません。
Include の終了方法については、Exit パラメータも参照してく
ださい。
yes/no オプションによって、38 文字すべてをデスクトップ アイコン名
に表示します。LongApplicationName=no の場合、アイコンには 19 文
字まで表示されます(19 文字を超える部分と最後の 3 文字は「...」に
なります)。
DisplayWidth は、「Zero LaunchPad」モードにおけるセッション リス
ト幅のピクセルを指定します。デフォルトは 400 です。
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パラメータ
説明
MaxVNCD={0, 1}
VNC シャドウイングをイネーブルにするためのオプションです。デ
フォルト値は 1 で、VNC シャドウイングがイネーブルになることを意
味します。許可されるのは 1 つの VNC クライアント セッションのみで
あることに注意してください。シャドウイングをディセーブルにするに
は、0 に設定します。
Multifarm={no, yes}
yes/no オプションによって、Citrix マルチファーム機能を wnos.ini
ファイル用にサポートするかどうかを指定します。Multifarm=yes の場
合、PNAgent/PNLite ユーザは複数の Citrix ファームに対して認証でき
ます。
MultiLogon={no, yes}
yes/no オプションによって、複数ログインをサポートするかどうかを
指定します。MultiLogon=yes の場合、異なる PNAgent/PNLite サーバ
へのログイン時に、PNAgent/PNLite ログイン認証ウィンドウで異なる
ユーザ名、パスワード、およびドメインを入力できます。
NoticeFile=filename
[Resizable={no, yes}]
[Timeout={0, 10 ~ 600}]
NoticeFile:ホーム ディレクトリ フォルダにある法律上の通知ファイ
ルを指定します。このファイルはダイアログボックスに表示され、ユー
ザはログイン プロセスを続行する前に合意することを求められます。
Resizable:yes/no オプションによって、テキスト サイズに合わせてダ
イアログボックスをサイズ変更するかどうかを指定します。
Timeout:通知に合意した後で、Timeout(秒)が指定されている場合
に、マウスもキーボードも使用しないと、設定された秒数の経過後に再
びダイアログボックスが表示されます。(0 はタイムアウトなしを意味
します)。
PasswordServer=password_server [connect={ica,
rdp}]
[encryption={Basic, 40, 56, 128, Login-128,
None}]
ログインし、ユーザ ログインの失敗時にパスワードを変更できる ICA
サーバを指定します(URL とサーバ リストの両方がサポートされま
す)。
ログインし、ユーザ ログインの失敗時にパスワードを変更できる
ICA/RDP サーバを指定します。
PasswordServer ステートメントでは、Connect ステートメントに説明
されている接続パラメータを指定できます。パラメータを指定しなかっ
た場合は、ICA プロトコルで接続されます。例:
PasswordServer=10.151.120.189 connect=rdp \ encryption=Basic
PlatformConfig=S Class または VClass
[Firmware={Firmware filename}] [BIOS={BIOS
filename}]
特定のプラットフォームが PlatformConfig パラメータによって指定さ
れている場合、WTOS は Firmware パラメータと BIOS パラメータで指
定されているファイル名のファームウェアと BIOS をロードします。書
き込まれたファームウェアと BIOS がファイル サーバ上で有効であれ
ば、デフォルトでそれらがロードされます。書き込まれたファームウェ
アと BIOS がファイル サーバ上で無効であれば、WTOS は代わりにプ
ラットフォームのデフォルトのファームウェアと BIOS をロードしま
す。
PrinterMap=a text file name(または URL も可) プリンタ マッピングを定義するために含めるテキスト ファイルです。
ファイルの各行は、Printer Identification=Printer Driver Name という形
式になっています。例:HL-1240 Series=HP LaserJet
RapportDisable={no, yes}
yes/no オプションによって、Cisco VXC Manager エージェントをディ
セーブルにするかどうかを指定します。
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パラメータ
説明
RapportServer=server_list
[Retry=retry number]
RapportServer:Cisco VXC Manager サーバの IP アドレスまたは DNS
名のリスト(カンマを使用して区切ったリスト)を指定します。指定後
は不揮発性メモリに保存されます。
Retry:Cisco VXC Manager サーバとの接続を再試行する試行回数を決
定します。
Reboot={no, yes} Time=hh:mm
Reboot:yes/no オプションによって、すべての WTOS デバイスの毎日
の自動リブートをイネーブルにするかどうかを指定します。
Time:リブートする時間を指定します。形式は 24 時間制にする必要が
あります。たとえば、Reboot=Yes Time=17:30 では、すべての WTOS
デバイスが毎日午後 5 時 30 分にリブートします。
RegisterWINS=yes
RootPath=FTP root path
SelectServerList={PNA, VDI}; list of servers
{Server1; Server2; ServerN}
シン クライアントがそれ自体を Microsoft WINS サーバに登録すること
を強制します。
この FTP ルート パスは、シン クライアントのローカル セットアップ
(非揮発性メモリ)に入力されます。シン クライアントは、このパスを
すぐに使用してファイルにアクセスします。ディレクトリ名 \wnos は、
使用前に FTP ルート パス エントリに付加されます。
ログイン時に 1 つの PNA または VDI サーバをユーザが選択できるよう
にします。
PNA サーバの場合は、<description> - <host> [- <options>] という形式
を使用します。
VDI サーバの場合は、<description> - <host> という形式を使用します。
(注)
各サーバの区切りにはカンマ(,)またはセミコロン(;)を、
サーバ説明、ホスト、および他のオプションの区切りにはハイ
フン(-)を必ず使用してください。
PNA サーバ オプションの場合:表 3-1(P.3-2)の PnliteServer パラ
メータのオプションを使用します。
PNA の例:
SelectServerList=PNA ; ServerDescription1 - 192.168.0.10 autoconnectlist=* reconnectfrombutton=0; ServerDescription2 HostName2.cisco.com - TimeOut=200; ServerDescription3 https://server3.cisco.com;
VDI サーバの場合:VDM VDI ブローカを使用する場合は、
ConnectionBroker=VDM を wnos.ini に指定します。指定しなかった場
合は、VDI ブローカ タイプがデフォルトです。
VDI の例:
ConnectionBroker=VDM
SelectServerList=VDI ; description1 – 192.168.0.11; description2 –
host2.cisco.com
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第2章
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パラメータ
説明
Service={snmpd, thinprint, vncd, vda <port
number>} disable={no, yes}
Service:イネーブルまたはディセーブルにすることができるサービス
を指定します(サービスが異なれば構文は異なります)。
disable:yes/no オプションによって、サービスをディセーブルにする
かどうかを指定します。disable は、Service パラメータの後に続ける必
要があります。
Service=snmpd disable={no, yes}
{community=<snmp community>}
Service=snmpd disable:yes/no オプションによって、snmpd サービス
をディセーブルにするかどうかを指定します。
community:「Community」ステートメントと同じです。
Service=thinprint disable={no, yes}
[port=<port number>]
[PkSize={0-64000}]
Service=thinprint disable:yes/no オプションによって、thinprint サー
ビスをディセーブルにするかどうかを指定します。
port:「ThinPrintEnable={no, yes} port=port number」ステートメント
と同じです。
PkSize:thinprint サーバとのネゴシエート時にサーバに送信されるデ
フォルトのパケット サイズを指定します。値 0 では、サーバのデフォ
ルト設定(ThinPrint 7.6 では 64000、以前の ThinPrint バージョンでは
32000)が使用されます。WTOS が割り当てるのは 64K のバッファの
みであるため、サーバのデフォルトのパケット サイズが 64000 を超え
る場合には、この設定を行う必要があり、そうしないと印刷に失敗しま
す。
Service=vncd disable={no, yes}
yes/no オプションによって、vncd サービスをディセーブルにするかど
うかを指定します(「MaxVncd={0, 1}」と同じです)。
Service=<port number> disable={no, yes}
yes/no オプションによって、このポート番号を持つサービスをディ
セーブルにするかどうかを指定します。Cisco VXC Manager はグロー
バル プロファイル(wnos.ini ファイル)をロードする前に必ず起動す
るため、80 ポートは例外です。
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パラメータ
説明
SignOn={yes, no, NTLM}
[MaxConnect=max]
[ConnectionManager={maximize, minimize,
hide}]
[EnableOK={no, yes}]
[DisableGuest={no, yes}]
[DisablePassword={no, yes}]
[LastUserName={no, yes}]
[RequireSmartCard={no, yes}]
[SCRemovalBehavior= {-1, 0, 1}]
[SaveLastDomainUser={yes, no}]
SignOn:yes/no/NTLM オプションによって、ログイン プロセスをイ
ネーブルにするかどうかを指定します。NTLM に設定した場合、ユー
ザの認証を NTLM プロトコルで行うことができます。ユーザはドメイ
ン ユーザになっている必要があり、同じログイン ユーザ資格情報が
ftp://~/wnos/ini/ ディレクトリで利用可能になっている必要があります。
NTLM プロトコルでは WINS サーバも必要です。
MaxConnect:wnos.ini ファイルおよび {username}.ini ファイルに指定
できる両者合計の最大接続数です。MaxConnect に使用できる範囲は
100 から 1000 の間です。デフォルトの最大数は 216 エントリです。
ConnectionManager:ログイン時の Connect Manager の状態です。
EnableOK:yes/no オプションによって、ログイン ダイアログボックス
に [OK] コマンド ボタンと [Cancel] コマンド ボタンを表示するかどう
かを指定します。
DisableGuest:yes/no オプションによって、ゲスト ログインをディ
セーブルにするかどうかを指定します。
DisablePassword:yes/no オプションによって、ログイン ダイアログ
ボックスのパスワード テキスト ボックスとパスワード チェックボック
スをディセーブルにするかどうかを指定します。
LastUserName:yes/no オプションによって、ユーザのログオフ後に最
後のログイン ユーザ名を表示するかどうかを指定します。
RequireSmartCard:yes/no オプションによって、スマート カードによ
るログインを強制するかどうかを指定します。
SCRemovalBehavior:スマート カードが取り外された後の動作を指定
します。
-1:システムは動作を続けますが、サーバとこれ以上通信できず、端末
ロック オプションはグレー表示されます。
0:システムはログオフします。
1:システムはロックします。ロック解除は、同じ証明書をスマート
カードで使用した場合のみ可能です。
SaveLastDomainUser:yes/no オプションによって、ログインの成功後
にユーザ名とドメインを NVRAM に保存するかどうかを指定します。
次回のリブート時に、DefaultUser が wnos.ini ファイルに設定されてい
なければ、NVRAM に保存されているユーザ名とドメインがデフォル
トのユーザ名およびドメインとしてログイン サーバに表示されます。
ユーザ名 / ドメインの最大文字数は 32 文字で、32 文字を超える場合は、
その超える部分を切り捨ててから NVRAM に保存します。
Speedbrowser={on, off}
on/off オプションによって、ICA Speedscreen Browser Acceleration
Function をイネーブルにするかどうかを指定します。
SwitchApplication={yes, no}
yes/no オプションによって、Alt+Tab キーの組み合わせを使用してオー
プン アプリケーション間を切り替えられるようにするかどうかを指定
します。
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第2章
WNOS INI 専用パラメータ
wnos.ini ファイル専用パラメータ
表 2-1
wnos.ini ファイル専用パラメータ (続き)
パラメータ
説明
SysMode={classic, vdi}
[toolbardisable={no, yes}]
[toolbardisablemouse={no, yes}]
[toolbarclick={no, yes}]
[toolbardelay={0-4}]
[toolbar_no_conmgr={no, yes}]
[toolbar_no_minimizeall={no, yes}]
[toolbardisablehotkey={no, yes}]
SysMode:Cisco VXC Zero インターフェイス(VDI 用に最適化)また
は Classic インターフェイスを指定します。この値は変更しないかぎ
り、リブートされても記憶されています。定義されていない場合に INI
があれば、Classic モードがデフォルトになります。INI がなければ、
VDI モードがデフォルトになります。
Classic モードはタスクバー、デスクトップ、および Connection
Manager を完全に備え、端末サーバ環境に推奨されます。
VDI モード(Cisco VXC Zero インターフェイス)はフルスクリーン
セッション(つまりデスクトップ)用に最適化された LaunchPad 式の
インターフェイスです。常時利用可能なオーバーレイ インターフェイ
スにより、必要なことすべてにアクセスします。
以下のオプションを使用して、Cisco VXC ツールバーを VDI モードで
表示するかどうか、およびそのタイミングを設定できます。
Toolbardisable:yes/no オプションによって、Cisco VXC ツールバーを
表示できないようにするかどうかを指定します(yes に設定した場合、
このオプションによって他のツールバー表示オプションが無効になりま
す)。
Toolbardisablemouse:yes/no オプションによって、マウス ポインタを
画面の左側の上に指定時間置いた後で Cisco VXC ツールバーを自動表
示できないようにするかどうかを指定します。
toolbarclick :yes/no オプションによって、画面の左端でクリックした
場合にのみツールバーがポップアップするかどうかを指定します。
toolbardelay:マウス ポインタを画面の左端の上に置いた後でツール
バーが表示されるまでの遅延秒数を指定します。値 0 は遅延なしです。
他の値 1、2、3、4 ではそれぞれ 0.5、1、1.5 および 2 秒の遅延になり
ます。
toolbar_no_conmgr:yes/no オプションによって、[Home] ボタンを非
表示にするかどうかを指定します。
toolbar_no_minimizeall:yes/no オプションによって、[Home] ボタン
を非表示にするかどうかを指定します(接続の表示リストを最小化する
機能に影響します)。
toolbardisablehotkey:yes/no オプションによって、ツールバーをすぐ
に(タイマーなしで)表示できる CTR+ALT+UPARROW ホットキー
をディセーブルにするかどうかを指定します。
SysName={client, DNS}
システム名を指定します。DNS に設定した場合、DNS サーバから逆
DNS 名が Cisco VXC Manager サーバにチェックインされます(デフォ
ルトでは、端末名はチェックインされます)。
TcpTimeOut={1 to 255}
TCP 接続のタイムアウト値を指定します。値は 1 ~ 255 にする必要が
あります(これは接続タイムアウト値が 1x30 秒から 255x30 秒の間で
あることを意味します)。
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2-11
第2章
WNOS INI 専用パラメータ
wnos.ini ファイル専用パラメータ
表 2-1
wnos.ini ファイル専用パラメータ (続き)
パラメータ
説明
TCXLicense=<key>
TCX Multimedia ソフトウェアをアクティブ化します(<key> はライセ
ンス キーです)。
(注)
Wyse TCX マルチメディア オプションは、シスコの標準 VXC
クライアントに付属していない Wyse TCX マルチメディアを購
入した場合のみ使用できます。
TCX ライセンス キーは 5x5 キー(xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-.xxxx)
に暗号化されます。x は 0 ~ 9、a ~ z、または A ~ Z です(小文字と
大文字は同じに扱われます)。複数のライセンス キーを同時に受け入れ
ることができます。1 つの ID(TCX ライセンス)では、カンマを使用
して各キーを区切ります。キーの最大数は 10 です。
ローカル USB デバイスを挿入している場合は、[TCX USB: Start watch
device...] などのいくつかのログ メッセージがイベント ログ ウィンドウ
に表示されます。これらのメッセージは、USB デバイスが接続されて
いること、およびそのデバイスをサーバ側にリダイレクト可能であるこ
とをユーザに通知します。ただし、ローカル USB デバイスをリダイレ
クトする前に、WTOS は TCXLicense で VUSB の有無をチェックしま
す。ライセンスが無効である場合、リダイレクトは失敗します。
ライセンスの検証は、1 回だけでなく、それぞれの TCX リダイレク
ション(USB、Multimedia)の前に行われます。有効なライセンスが
最初利用できない場合、USB デバイスがすでに接続済みである場合、
およびログが無効な USB ライセンスを示す場合は、次の TCX リダイ
レクションが行われるため、有効なライセンスが入力された後でシン
クライアントを再起動する必要はありません。Virtual USB の場合は、
ICA/RDP 接続の再開で十分です。
TerminalName=name [reboot={no, yes}]
TerminalName:15 文字の文字列から成るシン クライアントの名前で
す。
reboot:yes/no オプションによって、端末名が変更されたときにシン
クライアントをリブートするかどうかを指定します。
ThinPrintEnable={no, yes}
[Port=port number]
ThinPrintEnable:yes/no オプションによって、thinprint クライアント
をイネーブルにするかどうかを指定します。
port:thinprint クライアントの TCP ポートです。デフォルト ポート番
号値は、4000 です。ポート番号値は、65535 よりも小さくする必要が
あります。
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第2章
WNOS INI 専用パラメータ
wnos.ini ファイル専用パラメータ
表 2-1
wnos.ini ファイル専用パラメータ (続き)
パラメータ
説明
TimeZone=zone
[ManualOverride={no, yes}]
[daylight={no, yes}]
[start=mmwwdd end=mmwwdd]
[TimeZoneName=timezonename]
[DayLightName=daylightname]
TimeZone:時間帯がシン クライアント上で未指定の場合または
ManualOverride とともに使用されている場合の時間帯を指定します。
サポートされる時間帯は [System Preference] ダイアログボックスにリ
ストされます(たとえば、[GMT – 12:00] から [GMT + 13:00] は 1 時
間の増加、[GMT + 03:30]、[GMT + 04:30]、[GMT + 05:30]、[GMT +
05:45]、[GMT + 06:30]、[GMT + 09:30]、[GMT – 3:30] および
[Greenwich Mean Time] などです)。
ManualOverride:yes/no オプションによって、シン クライアントの
[System Preference Menu] の設定をこの TimeZone 設定でオーバーライ
ドするかどうかを指定します。wnos.ini ファイルの TimeZone 設定は、
EnableLocal=yes が wnos.ini ファイルに設定されていれば NVRAM に
保存されます。
Daylight:yes/no オプションによって、夏時間をイネーブルにするかど
うかを指定します。mmwwdd は、以下を使用して夏時間の開始と終了
を指定する 6 桁の数字です。
• mm:1 年の月(1 月から 12 月)に対応する 01 から 12 です。たと
えば、01 は 1 月です。
• ww:月の何週目かを示す 01 から 05 です。たとえば、01 は第 1 週
です。
• dd:週の曜日(月曜から日曜)に対応する 01 から 07 です。たと
えば、01 は月曜日です。
TimeZoneName:ICA/RDP セッションに送信される表示名(Eastern
Standard Time など)です。
DayLightName:夏時間の表示名です。夏時間をイネーブルにした場
合、DayLightName は Eastern Daylight Time のような名前にするか、
TimeZoneName と同じ名前にする必要があります。
(注)
RDP セッションの夏時間を設定するには、[Allow Time Zone
Redirection] 機能をイネーブルにする必要があります。次の注
意事項に従ってください。
gpedit.msc を実行して [Group Policy] ダイアログボックスを開
きます。[Local Computer Policy] ツリーの [Computer
Configuration] をクリックします。[Administrative Templates]
フォルダを展開します。[Windows Components] フォルダを展
開します。[Terminal Services] フォルダを展開します。
[Client/Server data redirection] をクリックして [Setting] リスト
を開きます。[Allow Time Zone Redirection] を右クリックして
[Properties] を選択し、[Allow Time Zone Redirection
Properties] ダイアログボックスを開きます。[Enabled] オプ
ションを選択して [OK] をクリックします。[Group Policy] ダイ
アログボックスを閉じます。
VncPassword=password [encrypt={no, yes}]
VncPassword=password:最大 16 バイトの文字列を、シャドウイング
に使用するパスワードとして指定します。
encrypt:yes/no オプションによって、パスワードを暗号化するかどう
かを指定します。暗号化された文字列はパスワードとして使用されます
(米国 HIPPA 法および議会法への準拠を確認してください)。
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第2章
WNOS INI 専用パラメータ
wnos.ini ファイル専用パラメータ
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