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ソリューションサービス事業委員会 活動状況
ソリューションサービス事業委員会 活動状況 2008年7月18日 ソリューションサービス事業委員会 委員長 伊藤 大挙 本委員会設置の目的と主要活動 委員会設置の目的 コンピュータのハードの低価格化と高性能化の技術革新が進行する中で、顧 客に対してより高い付加価値の提供、即ちソリューションビジネスの重要性 が増大しているとの認識から、1999年12月、ソリューションサービスに関 して、将来におけるマーケットの健全性及びその普及のための施策を調査・ 検討する委員会として、社団法人日本電子工業振興協会(現電子情報技 術産業協会)内にソリューションサービス事業委員会を設置した。 委員会の活動と目標 同委員会の活動としては、ソリューションビジネスの定義、市場の動向、ビジ ネス体系、ソリューションを顧客に提案する方法論、ビジネスモデルについて、 調査検討を行い、IT産業のみならず、関連業界の発展に貢献する。 1 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 本委員会への参加企業 沖電気工業(株) (株)東芝ソリューション 日本アイ・ビー・エム(株) 日本電気(株) 日本電子計算機(株) 日本ユニシス(株) (株)日立製作所 (株)富士通総研 富士電機システムズ(株) 三菱電機インフォメーションシステムズ(株) 2008年度の参加会社 2 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 ソリューションサービス事業委員会活動 (2000年度~2006年度) ソリューションサービス事業委員会の専門委員会と活動内容 ・アーキテクチャ専門 委員会 ・インターネットビジ ネス専門委員会 ・ビジネス環境整備 専門委員会 ・環境情報化専門 委員会 ・高齢化対応専門 委員会 ・アーキテクチャ専 門委員会 ・コンサルティングソリュ ーション専門委員会 ・ソリューションサービス 標準化専門委員会 ・ソリューションサービス 標準化専門委員会 ・インターネットビ ジネス専門委員 会 ・Webニュービジネス専 門委員会 ・先進的ソリューション モデル専門委員会 ・先進的ソリューションモ デル専門委員会 ・ビジネス環境専門委 員会 ・ビジネス環境専門委員 会 ・SLA/SLM専門委員 会 ・環境整備専門委 員会 本事業委員会の設 置を報道発表 XMLフォーマットの イエローページ開設 ソリューションフレ -ムワークの開発 ソリューション構築 法の標準化 ソリューションビジ ネス契約モデルの 提言 PC部品材料環境 情報のシステム化 超高齢化社会活 性化への提言 ソリューションサ ービスモデルの策 定 ①ソリューション構築 モデルの洗練 ②コンサルティング の種別と方法の 調査研究 ③コンサルタント のスキル要件と 育成方法の 調査研究 ④IT市場規模 およびコンサル ティング市場規模 の調査研究 ⑤ソリューション ビジネス普及 展開の施策の検討 ITILの実態調査 ITサービスプロセス モデルの作成 ASPピシネスの将来 動向に関する調査 コンサルテイング品 質に関する調査 SLA/SLMガイドライン の作成 民間業界におけるSLA 利用実態調査 RFID、ケイタイ、VoIP IPv6、ブレードサーバの現 状と将来動向調査 コンサルテイング品質に 関する調査 2003年度ソフトウェ アおよびソリューション サービス市場規模調査 結果の記者発表 (9/30) 民間向けITシステムの SLAガイドライン第一版 の公開 企業向け個人情報保 護対策実践アセスメント ガイドの公開3/23 ソリューションサービス品 質評価、ユーザ満足度調査 国内外のSLA/SLM等 ソリューションビジネス環境 国内の民間企業のEAに 関する関心、期待やEA活用 に実際に関する調査 ・ソリューションサービス 標準化専門委員会 ・先進的リューションモ デル専門委員会 ・SLA/SLM専門委員 会 ・IT内部統制専門委員会 ・安心安全ソリューョン専 門委員会 ・SLA/SLM専門委員会 ・ITサービス調達政策タス クフォース ・ソフト開発モデル契約 WG 2004年度ソフトウェ アおよびソリューション サービス市場規模調査 結果の記者発表 (9/27) ソフトウェアおよびソ リューションサービス市 場規模調査結果の記 者発表(9/28) 民間向けITシステ ムのSLAガイドライン の出版 民間向けITシステム のSLAガイドライン第 三版出版(10/2 個人情報保護対策 見直し・強化実践マニ ュアルの出版 セミナ開催) 民間向けEA導入ガ イドの作成公開 情報システムの政府調 達に関する提言発表 (3/30) CEATEC JAPANコン ファレンス講演 ソフトウェア開発ビジ ネスにおける多段階契 約に関する調査 中堅・中小企業おけ るBCP対応状況調査 IT投資に関する調査 日米IT投資比較分析 調査 民間企業のためのE A実践ガイドの作成 3 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 ソリューションサービスビジネスモデルの作成 M&S ・ ASP ・ OS ・ 自社 テンプレート (素材活用) 運用 ビジネスモデル 顧客 コンサルテーション PKG カストマイズ SI SLA 改善提案 ITインフラ (DB、Web技術、セキュリティ、ネットワーク、ハード・ソフト) 4 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 2007年度ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場 ・JEITAの自主統計として、2003年度よりソフトウェアおよび ソリューションサービスの統計値を毎年公表している。 ・分類は各社のデータ公開の現状を踏まえ、SI開発、ソフトウェア、 アウトソーシング他の三分類としている。 ・ソフトウェアおよびソリューションサービスの統計値は、 JEITA加盟の主要11社。 セイコーエプソン、沖電気工業、シャープ、東芝、日本IBM、 日本電気、日本ユニシス、日立製作所、富士通、松下電器産業、 三菱電機 5 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 2007年度ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場 (単位:億円) 項 目 定義・内容説明 2007年度 合 計 SI開発 コンサルティング、ソリューション システムインテグレーション ソフトウェア アプリケーションパッケージ ミドルウェア アウトソーシング ・その他サービス アウトソーシング (リモート監視、プロバイダ事業を含む) ハードメンテナンス、ソフトメンテナンス、 その他 前年度比 56,347 105% 26,578 110% 7,650 99% 22,119 101% 6 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 2007年度ソフトウェアおよびソリューションサービス /ハードウェア調査結果 (単位:億円) 項 目 SI開発 定義・ 内容説明 2002年度 前年度比 コンサル、シス テムインテグレ 22,519 ーション、他 APパッケージ ソフトウェ 、ミドルウェア ア 、他 2003年度 7,689 アウトソー アウトソーシン シング・そ グ、HWメンテ 18,074 の他サービ SWメンテ、他 ス 2004年度 前年度比 2005年度 前年度比 前年度比 - 23,514 104% 24,309 103% 25,663 - 103% 100% 7,911 7,883 2006年度 6,855 前年度比 106% 24,189 87% 2007年度 前年度比 2002年 度比 94% 26,578 110% 118% 7,689 112% 7,650 99% 99% - 20,992 116% 19,659 94% 20,551 105% 21,972 107% 22,119 101% 122% 56,347 105% 117% ソフトウェアおよび ソリューションサービス 計 48,282 - 52,417 109% 51,851 99% 53,069 102% 53,850 101% ハードウェア 27,629 87% 24,726 89% 26,929 109% 26,524 98% 24,380 92% - - (※)88% ソフトウェアおよび ソリューションサービス &ハードウェア 合計 75,911 - 77,143 102% 78,780 102% 79,593 101% 78,230 98% - - (※)103% (※)2006年度比 7 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 これまでの出版 (2005年6月 出版) (2005年7月 出版) (2007年8月 出版) (2006年10月 出版) ■実践的なSLA活用情報の 拡充 ■SLAのリスクマネジメントへ の適用 ・SLA活用事例の追加 ・SLA活用動向の最新化 ・SLA活用におけるQ&Aの追加 ・ITサービスリスクの体系化 (294項目の具体的リスク項目) ・リスクに対するSLA活用方法 の例示 ・IT内部統制項目表の提示 (79管理項目、132統制項目) ※経産省資料でも参照される など実質的な業界標準となっ ている 8 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 SLAガイドラインでの提供ツール SLAガイドラインのツール Step0 セルフアセスメント Step1 対象業界の選択 Step2 対象業務の選択 Step3 対象サービスの選択 Step4 影響度の選択 Step5 SLOの選択 Step6 レベル値の選択 チェックシート (約800項目) 業務分 類(案 ) 業種分 類(案 ) 大分類 水産・ 農林業 中分 類 水 産・農 林業 鉱業 鉱業 建設業 製造業 建 設業 食 料品 繊 維製品 パ ルプ・紙 化学 医 薬品 石 油・石 炭製品 ゴム製 品 ガラス・土 石製品 鉄鋼 非 鉄金属 金 属製品 機械 電 気機器 輸 送用機 器(自 動車等 ) 精 密機器 電気・ ガス・水 道 電 気業 (ユーティリティ) ガ ス業 熱 供給業 情報通 信業 通 信業 放 送業 水 道業 映 像・音 声・文 字情報 制作業 鉄 道業 道 路旅客 運送業 道 路貨物 運送業 水 運業 航 空運輸 業 倉 庫業 郵 便業 商業 卸 売業 金融・ 保険業 飲 食業(フ ァミレス等) 銀 行業 不動産 業 保 険業 不 動産業 小 売業 証 券、商 品先物 取引業 サービ ス業 駐 車場業 飲 食業 宿 泊業 A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A E E E A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A E E E A A A A A A A A A B C C C C C C C C C C C C C C C J J J J I I I I C D D D D D D D F B C C C C C C C C C C C C C C C J J J J I I B C C C C C C C C C C C C C C C J J J J I I I I C D D D D D D D F F F E E E G H H H H H H B C C C C C C C C C C C C C C C J J J J I I I I C B C C C C C C C C C C C C C C C J J J J I I I I C D D D D D D D F F F E E E G H H H H H H C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C C J J J J 業界・業務 モデル 情 報サービ ス業 イ ンターネット 附随サ ービス業 運輸業 業務 共通 業務個別 FIM H RM ISM CR M SRM SC M QC M PMM D WH 会計管理 人事管理 OA管理 ヘ ルプデスクポータル管理販 売管理 顧客管 理 店舗管理 物流管理 生産管理 品質管 理 保全管理 分析管理 医 療・福 祉 教 育・学 習支援 業 複 合サービ ス業 E E E G H H H H H H D D D D D D D E E E G F F F G F F F E E E G F C C C C C C C C C C C C C C C J J J J I I I I C D D D D D D D F E E E B C C C C C C C C C C C C C C C J J J J B C C C C C C C C C C C C C C C J J J J I I I I D D D D D D D F F F E E E G H H H H H H ED I B C C C C C C C C C C C C C C C DCM EAI NW管理 C C C C C C C C C C C C C B C C C C C C C C C C C C C C C I I I I E E E G サービス一覧 標準SLA表 (約480項目) 個別 契約書 サンプル SLA 合意書 サンプル SLA 報告書 サンプル 見直 Step7 指標評価・検証 Step8 契約書の作成 Step9 仮運用 Step10 本運用 9 改善 要件 RFP又は 要求要件 選択された SLA項目 個別 契約書 SLA 報告書 SLA 合意書 見直SLA 合意書 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 民間向けITシステムのSLAガイドラインの策定 民間向けITシステムのSLAガイドラインに関するセミナ 第1回 実施時期 参加者数 参加者の 主な業界 第4回 第5回 第6回 第7回 2004年11月16日 2004年12月15日 2005年3月23日 2005年7月12日 2005年9月6日 2006年12月14日 2007年4月20日 113名 123名 111名 102名 100名 94名 第2回 第3回 92名 第8回 第9回 第10回 2007年7月20日 2007年11月29日 2008年7月18日 73名 87名 ー 情報通信(40%)、サービス(30%)、製造(10%)、商業(2%) その他(金融保険、不動産、官公庁、農林水産 など各1%程度) テーマ・講師 (2008年7月開催予定) 『ソリューションサービス事業委員会活動について』 『2007年度日本のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模』 ソリューションサービス事業委員会委員長 株式会社富士通総研 伊藤 大挙 氏 『JEITAソフトウェア開発モデル契約解説書』 ソフトウェア開発モデル契約WG主査 富士通株式会社 鈴木 康史 氏 『情報システムの政府調達に関する提言(第2版)』 ITサービス調達政策専門委員会 平成19年度委員長 株式会社日立製作所 紅林 徹也 氏 『民間向けITシステムのSLAガイドライン-追補版:SaaS対応編』 『ソフトウェア開発におけるSLA』 SLA/SLM専門委員会委員長 日本電気株式会社 岡田 雄一郎 氏 『IT内部統制のための統制項目表の活用』 『内部統制に関する市場動向調査結果』 IT内部統制専門委員会委員長 日本電気株式会社 川井 俊弥 氏 10 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 ソリューションサービス事業委員会活動 2007年度 ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場規模調査の実施 「ITアウトソーシングで失敗しないSLAチェックポイント294」出版 (2007年8月13日) 「民間向けITシステムのSLAガイドライン-追補版SaaS対応編」公表 (2008年1月31日) ソフトウェア開発におけるSLAの活用について検討 内部統制に関わる市場動向調査 (2006年度からの経年調査) 「IT内部統制の為の統制項目表」の完成 (主要12プロセス) 米国視察実施(政府調達、米国のIT投資状況、 SOX、SLA、SaaSにつき現地ヒアリング調査) 「情報システム政府調達に関する提言 第2版」の公表 (2008年4月15日) JEITAソフトウェア開発モデル契約解説書の作成 (2008年5月作業完了) 11 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 ITアウトソーシングで失敗しないSLAチェックポイント294の出版 本書の構成 ITアウトソーシングで失敗しない SLAチェックポイント294 ITサービス・リスク マネジメントとSLA ITサービス・リスクマネジメントがなぜ必要か、SLAはなぜ必要かを内部 統制の観点も含めて解説。ITサービスのアウトソーシングとリスク移転に ついても整理。 ITサービスリスク/ SLAマトリクス 利用者がアウトソーシングサービスを受ける場合のSLAによるリスク コントロールを規定したツール ITサービスにおける管 ITサービスのアウトソーシングによるリスクコントロールの実行時、 どのような管理項目と発生リスクがあるか、その移転の可否につい 理項目と発生リスク て解説 ITサービス・リスクマネジ メントに関する調査報告 内部統制におけるIT 統制 上場企業353社を対象とした取り組み状況の調査結果と解説 内部統制の動向とITにかかわる内部統制についての解説 IT内部統制の為の 統制項目表 内部統制に関わる 市場動向調査 ITサービスのリスクを統制するITプロセスに対応した統制方法を 体系化した「IT内部統制の為の統制項目表」とその活用方法 上場企業151社を対象とした、内部統制に関するアンケート調査 結果 12 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 13 民間向けITシステムのSLAガイドライン-追補版SaaS対応編公表 【参考:「SaaS向けSLAガイドライン」の内容(予定)】 1. ガイドライン策定の背景と目的 2. 本ガイドラインにおけるSaaSの定義 3. 適用分野別のSaaS利用事例 2つの検討会の検討結果をまとめたもの • 「中小企業のIT化推進のための意見交 換会(SaaS・ASPの活用を目指して)」 (経済産業省) • 「SaaS利用者の観点からのセキュリティ 要件検討会」(IPA) 3.1. ビジネス系サービス 3.2. IT系サービス 3.3. 共通する注意事項 4. SaaS利用におけるSLAの重要性 4.1. 現状認識 4.2. SLAのメリット(SLAの必要性) 5. SLAの内容 5.1. SLAの設定内容 5.2. サービスレベルの定義 5.3. SLMの概要 6. SaaS利用における情報セキュリティを中心としたSLA上の確認事項 7. SaaSを効果的に利用するための利用者側の準備事項 参考文献 別表:SaaS向けSLAにおけるサービスレベル項目のモデルケース 13 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 内部統制専門委員会活動内容 (1)内部統制に関する市場動向調査 (2)IT内部統制のための統制項目表(主要12プロセスの完成)、 COBITをベースにして管理項目数134、統制項目数225で整備 ・AI2 ・AI3 ・AI4 ・AI5 ・AI6 ・DS1 ・DS2 ・DS5 ・DS9 ・DS10 ・DS11 ・DS13 アプリケーションソフトウェアの調達と保守 技術インフラの調達と保守 操作、運用手続きの作成と維持 システムの導入と受入れ確認 変更管理 サービスレベルの定義と管理 サードパーティ管理 システムセキュリティの保障 構成管理 問題と事故の管理 データ管理 オペレーション管理 14 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 情報システム政府調達に関する提言(第2版)の公表 2007年度成果 : 情報システム政府調達に関する提言[第2版] 提言1 契約の変更管理および、変 更時の追加予算の措置を 裏づける制度化 現行の 予算制度 入札制度 の改善 ●高信頼かつ高品質な情報システムを実現する 予算制度/調達制度の実現 ・リスク費(予備費) の確保を前提(プール制等) ・仕様変更を前提とした契約変更管理の実施 ・ベストバリューを評価する入札制度に見直し 提言2 調達者側と受託者側お互 いの実力不足等を解決する しかけの確立 実力のギャップ を埋めるための オペレーション を積極採用 ●IT調達オペレーションの改善/質の向上 ・現場を支援する専門組織・専門人材育成 ・既存事業者や支援事業者等でノウハウ補強 ・受託者が潜在リスクを早期に把握し行政へ フィードバックすることで課題解決を図る 提言3 国際的な商慣習の標準化動 向に適合した政府の独自商 慣習の改善 政府商慣習 を日本独自 から国際的 な商慣習へ ●政府IT調達の契約・検収の慣習の改善 ・違約罰等のリスクによる不公平是正 ・日本版バイ・ドール制度の速やかな実施。 ・日本版SOX法等の民間企業での内部統制の 動きに配慮した契約・検収の即時実施 15 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 JEITAソフト開発モデル契約解説書 -経済産業省『ソフトウェア開発委託基本モデル契約書』をベースにして検討- • 旧JEITAモデル契約の基本思想をカバー –多段階契約と再見積り –委任/請負 –仕様変更管理 –損害賠償 • 新たな視点 –仕様の検討会 –未確定事項の取扱い –マルチベンダ時のプロジェクトマネジメ ント責任 –第三者ソフト、フリー・オープンソース ソフトの扱い • ユーザサイド、ベンダーサイド、第三者に よる検討結果 • ソフトウェア開発の経験を踏まえた検討の深化 – 委任作業における作業量の限定 – 複数種類の会議体を想定した規定 – 未確定事項がユーザにより確定されない 場合の扱い – 第三者ソフト、FOSSの扱い • ベンダとしての立場からの変更・選択 – 再委託 •事前承認 •業務範囲 – 瑕疵の扱い – 仕様変更の協議不調時の解除権 – 著作権の帰属 – 損害賠償の範囲 16 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 米国視察報告 ■期 間 2007年9月9日~2007年9月16日 ■視察メンバ 日本IBM、NEC、日立、日本ユニシス、三菱電機、沖電気、FRI ■出張 目的 以下のテーマに関する米国の実態を調査し、日本における 今後の取り組みの参考とする ・政府IT調達、IT投資、SOX法対応、SLA、SaaS ■訪 問 先 ワシントン GSA(米国政府調達局) PSC(ソリューションベンダ協会) DOC(米国商務省) ITAA(米国情報技術協会) 他 ニューヨーク 製造業、流通業 他 17 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 米国視察報告 (1) 政府IT調達 ① GSA(米国政府調達局) •各省庁の調達機能 •各省庁の調達サポート機能 ② 分割調達 米国政府では、フェーズを細分化して分割したり、システム開発部分を分離する ことは一般的ではない。また業務を分割するインクリメンタル契約は試行している。 ③ 入札結果の評価方法 システムサイクル全体を見据えた提案と交渉を重ねていく入札評価方法が 多く採用されており、日本のような低価格入札競争などは起きにくい環境にある。 ④ リードシステムインテグレータ方式の試行 ⑤ 法律で対応されているもの • • • • • マイノリティを含む契約(Small Business Administration) CIO導入(クリンガー、コーエン法、1969年) ドキュメントのオープン化(連邦調達法 15条 505項) リスクを考慮した予算措置(Antideficiency Act) Contract Officer制度 18 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 米国視察報告 (2)IT投資状況 日米のIT投資格差の要因 -産業構造として、政府・金融セクタのIT投資額の差 -中小企業のe-Commerceなどへの積極的なIT投資、それを支える ベンチャーキャピタルの存在 -ビジネスの「電子化」の進展(米国はビジネスの90%が電子化) IT投資のトレンド -効率化から事業目的達成(ビジネス拡大・生産性向上)へ -テクノロジトレンドは「仮想化」(インフラ統合の基盤技術) CIOの存在 -企業の成功に必須との認識 -フォーチュン500の企業では殆どが専任のCIOを設置 -セキュリティ対応のCISO(チーフ情報セキュリティオフィサ)も半数が設置 19 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 米国視察報告 ある民間企業における状況について IT投資 IT投資評価 IT化の優先順位 SaaSの利用 SOX • 売上高の約4%(米国小売業は2.5~3.0%) (IT関連の人件費なども含む)。 • ビジネスパートナと戦略共有しながら四半期単位に評価。 • 営業力と顧客対応力強化に重点を置き、ロジスティクス、SFA、 ナレッジマネジメント、ITインフラ整備などを推進。 • HRなど、ある特定分野と事業部門内での少数で利用。 本格的な利用はまだ考えていない。 • 集中管理のITガバナンスができており、スムーズに対応できた。 災害対策 • 地域ごとにBCMを実施している。 20 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008 2008年度ソリューションサービス事業委員会組織と活動内容 2008年度活動内容 ソリューションサービス 事業委員会 伊藤委員長(富士通総研) 金山副委員長(MDIS) 【統計調査】 小林副委員長(日本ユニシス) 【米国調査】 川井副委員長(NEC)【日米IT投資比較調査】 ① ソフトウェアおよび ソリューションサービス市場規模調査の継続 SLA/SLM専門委員会 ② JEITAソフトウェア開発モデル契約解説書の 普及活動(2008年10月出版予定) 斎藤委員長(富士通総研):2007年度 岡田委員長(NEC):2008年度 ③ グリーンIT領域へのSLA適用に関する調査 IT内部統制専門委員会 ④ ソフトウェア開発におけるSLAの活用について検討 川井委員長(NEC):2007年度、2008年度 ⑤ 情報システム政府調達に関する提言(継続) ITサービス調達政策 専門委員会 ⑥ 日米IT投資比較分析調査の実施 紅林委員長(日立製作所):2007年度 谷口委員長(日本IBM):2008年度 ⑦ 米国視察実施 (政府調達、米国のIT投資状況、SOX、 SLA、SaaSに関する現地ヒアリング調査) ソフト開発モデル契約WG ⑧ 内部統制に関わる市場動向調査 (2006年度からの経年調査の実施) ※2008年5月まで 鈴木主査(富士通) 21 All Rights Reserved, Copyright© JEITA 2008