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5年 家庭科学習指導案

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5年 家庭科学習指導案
5年
家庭科学習指導案
1
学習テーマ
わたしもチャレンジ
2
題材名
あたたかいごはんとみそしるをつくろう(4/9)
3
本時について
授業者
○○○○○
場
○○○○○
所
(1)児童の実態とねらい、指導の方向
子どもたちの家庭では、食生活の多様化が進み、朝食でご飯やみそ汁を食べる回数は減ってきてい
る。しかし、それでも家庭料理において、ご飯とみそ汁は欠くことのできない献立の一つである。み
そ汁とご飯を調理してみたいという意欲をもった子も多くいるが、児童のほとんどがみそ汁の調理経
験がなく、みその種類や実の種類についても無意識に食べている実態が多い。
本時では、みそ汁を調理できるようになりたいという子どもたちの願いのもと、だしのよさ・みそ
や水の分量・みそ汁の調理の仕方について学習する。実物資料を見ることやふれることを通して、だ
しやみそや水の分量、みそ汁の作り方の手順などにかかわる工夫に気づき、みそ汁の調理の仕方が理
解できることをねらいとする。
子どもたちは生活経験のほか、家庭で取材してきたことを考えの足場としてもっている。しかし、
調理経験が少ないため、知識に偏っているところが多い。また、家庭によって、みそや実、だしなど
調理の仕方に違いがある。そこで、子どもたちが基礎的な調理の仕方を実感をもって知ったり、風味
に興味をもったりして、自分でも調理してみようと感じとらせたい。
(2)家族とのかかわり
家庭の仕事の経験の少ない子どもたちが,自分が家庭で日頃食べているみそ汁について調べたり、
いつも調理している人においしく作るこつをインタビューしたりする。取材を通して、家族の好みや
健康を考えてみそ汁を調理していることに気が付くと考える。調理する人の家族に対する思いと自分
との関係を見つめ直させる中で、家族の一員を担っているということについても気づかせたい。家族
のために自分の技能を生かし創意工夫し調理した時に家族に喜んでもらえた喜びは、自分と家族の人
々とのかかわりを広め、そして深めていくきっかけともなると考える。
本時では,自分の取材をもとに比較交流する中で、各家庭にはそれぞれみそ汁作りの工夫があり、
みそ汁が家庭生活の中に浸透していることがわかる。みそ汁の調理の手順を理解する中で、自分でも
作りたいという意欲をもつことができることをねらいとする。
(3)キーワード
自分でチャレンジしてみそ汁を作るために、家族からおいしいみそ汁をどのように作っているのか
を取材する。自分で作ることができるようにするためのポイントとして、みそ汁の手順・みそや水の
分量・だしをキーワードにして、みそ汁の作り方を考えさせて、だしの取り方、みその味や香りを損
なわない取り扱い方を実感的に理解させたい。
(4)「おおむね満足できる」状況を実現するための指導・援助
だしの取り方やみそや水の分量を実感的にとらえたかを、コーナー学習の活動状況から評価する。
実感的にとらえていない子には、実物のにぼしの頭とはらわたをとる体験をさせたり、1人分、4人
分、8人分と小袋に分けたみその分量を持たせたりする。調理の手順は、示範を見せることによって
考えさせ、学習プリントの記述により評価する。
-1-
4
本時の目標
おいしいみそ汁を作るためには、だしの取り方、みそや水の分量、みそ汁を作る手
順(みその入れ方)が大切であることがわかる。
5
評価規準
〈家庭生活についての知識・理解〉
にぼしだしの取り方、みそや水の分量、みそ汁を作る手順がわかる。
6
本時の展開
ねらい
学習活動
評価と指導・援助
み そ汁 の風 味を 1.A)だしありのみそ汁とB)だしなしのみそ汁 ・違いに気 づかない子
よ くす るた めの
を試食する。
にはB) →A)の順
だしの必要性が ・見た感じは同じだけどにおいが違うよ。
に味わいながら試食
わかる。
・B)はみその味だけだけど、A)はほかのあじ
させる。
もするよ。
・A)の方がおいしいよ。
・自分のうちとは少し味が違うよ。
・A)にはだしが入っていてB)にはだしが入っ
ていないんだよ。
みそや分量、だ 2.家庭での取材をもとにみそ汁の作り方を交流す ・交流を通して、みそ
しなどについて
る。
汁の作り方の手順、
家庭ごとの様々 ・だしをとってから,実を入れるよ。
みそや水の分量、だ
な工夫があるこ ・時間がない時はだしのもとを使っているよ。
しがキーワードであ
とがわかる。
・にぼしは水からゆでるよ。
ることに気づくよう
・みその香りが逃げないようにみそを最後に溶い
にする。
て入れているし,その後はあまり煮こまないよ 。
・人数分より少し多めに水を入れるってお母さん
が言ってたよ。
〈評価方法〉
生
活
見
つ
め
課
題
把
握
おいしいみそしるの作り方のポイントを見つけよう
課
題
追
求
生
活
に
生
か
す
だ しや みそ など 3.知りたいことを調べたり,試したりする。
を 見た りさ わっ ◎だしコーナー(にぼし、かつお、こんぶ、化学調味料)
たりして調べる ・ はじめてにぼしにさわってみたよ。だしをとる
ことができる。
ときは頭やはらわたをとったりするんだね。
・うちでは栄養がとれるから粉にして入れるよ。
・かつおってこんなにぺらぺらなんだ。
・しいたけやこんぶからもだしがとれるんだね。
◎分量のコーナー(1 人分、 4 人分、8人分)
・4 人分だとみそはこんなに入れるんだ。けっこう
重たいんだな。
・こんなに蒸発するんだ。
○みそのコーナー (赤みそ、白みそ、合わせみそ)
・みそはこんなに種類があるんだ。
・このみそははじめて見た。
・このみそはうちと一緒だ。つぶつぶのみそはおば
あちゃんちと同じだ。
4.教師の示範を見てみそ汁の手順を考える。
・にぼしを水から煮てだしをとるんだ。
・やっぱりみそは最後に入れるんだ。
・うわあ、いいにおいがしてきた。食べたい。
・実を切る→だしをとる→実を煮る→みそを入れる
→沸騰したら火を消すの順序なんだ。
み そ汁 のポ イン 5.コーナー学習や示範調理を見てわかったことを
ト を生 かし て自
交流する。
分 のみ そ汁 をつ ・だしの取り方がわかったから,だしのよくきいた
く ろう と意 欲を
おいしいみそ汁を作りたい。
もつ。
・みそを入れてかき混ぜればできる簡単なものだと
思っていたけど、おいしく作るにはみそを入れる
ときのポイントがあるんだな。
・みそや水の分量を考えて入れて濃すぎたり、うす
すぎたりしないおいしいみそ汁を作ろう。
・かおりを大切にしてするみそ汁を作りたいな 。・
いろいろな実の入ったみそ汁はどうやって作るん
だろう。
-2-
・コーナーでの活動
の姿やメモ
・ノートの記録
・にぼしの頭とはらわ
たをとるように声か
けをし、体験させる
ことにより実感をも
たせる。
・個袋に入れて持たせ
数字だけ でなく実感
させる。
・自分の家 庭のみそと
比べさせ 、違いに気
付かせる。
・にぼしだ しのとり方
みそを入 れるタイミ
ングに着 目させたり
手順カー ドを並べさ
せたりする。
・キーワー ドをもとに
みそ汁の作 り方を理
解し、こ だわりのあ
るみそ汁 を作ろうと
する姿勢 を価値付け
る。
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