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被扶養者認定事例集
被扶養者認定事例集 私学事業団に照会の多い事例を掲載しました。参考にしてください。 事例 1 Q:今月結婚しましたが、妻はパートで働いています。被扶養者として認定できますか?必要な添付書類は何 ですか? A:社会保険未加入で、認定要件内の収入であれば被扶養者として認定できます。 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は婚姻届受理証明書(生年月日の記載のあるもの) 2.妻が働いている事業所の事業所証明印のある 「年収見込証明書及び社会保険未加入証明書」 その他 国民年金第 3 号被保険者資格取得・種別変更・種別確認(3 号該当)届 (注釈)住民票では婚姻日が確認できないため添付書類となりません。 事例 2 Q:子どもが生まれたので被扶養者として認定申請したいのですが、必要な添付書類は何ですか? A: <2-1> 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 子の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可)又は出生届受理証明書(父母の記載のあるもの) <2-2> 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.子の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可)又は出生届受理証明書(父母の記載のあるも の) 2.加入者と配偶者の源泉徴収票のコピー又は所得証明書など <2-3> 被扶養者として認定できません 事例 3 Q:父母を被扶養者として認定できますか?(父母とも国民健康保険加入) A:父母又はそのどちらかを申請する場合は、夫婦相互扶助義務に基づき父母の収入合算額が、それぞれに適 用される収入限度額の合算額未満であることと、個々の収入限度額未満であることの両方が認定を受けら れる条件となります。 また、父母どちらかに国民健康保険以外の被用者保険(任意継続を含む)の適用がある場合は私学事業団 の認定の対象となりません。 <3-1> 父母の収入 比較 収入限度額 父 62 歳 公的年金等 170 万円 < 180 万円 母 61 歳 パート収入(公的年金なし) 80 万円 < 130 万円 父母の収入合算額 250 万円 < 310 万円 父母の収入 比較 収入限度額 父 62 歳 公的年金等 190 万円 > 180 万円 母 61 歳 公的年金等 130 万円 < 180 万円 父母の収入合算額 320 万円 < 360 万円 父母の収入は収入限度額未満なので、被扶養者として認定が受けられます。 <3-2> 母の収入は収入限度額未満なので被扶養者として認定が受けられますが、父の収入は収入限度額以上のた め被扶養者として認定できません。 <3-3> 父母の収入 比較 収入限度額 父 62 歳 公的年金等 250 万円 > 180 万円 母 61 歳 公的年金等 120 万円 < 180 万円 父母の収入合算額 370 万円 > 360 万円 母の収入は収入限度額未満ですが、夫婦の収入合算額(370 万円)がそれぞれの収入限度額の合算による 収入限度額(360 万円)より多いので、父母とも被扶養者として認定できません。 (注釈)年金額の確認として最新の年金改定通知書の写し、最近年金が決定した場合は年金証書のコピー が必要となります。なお、年金以外に収入がある場合は所得証明書等も同時に必要です。 事例 4 Q:夫が退職したので夫が扶養している子を私の扶養にしたいのですが、必要な添付書類は何ですか? A:提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.子の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.夫の退職証明書又は離職票の写し(退職日の確認のため) (注釈)子が 18 歳以上の場合は、子の所得証明書などが必要です。 事例 5 Q:妻が職場を退職したのですが、被扶養者として認定できますか? A:<5-1>雇用保険の適用がない職場を退職した場合 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.妻が働いていた事業所の事業主証明印のある退職証明書及び雇用保険の適用がない旨の証明書 3.国民年金第 3 号被保険者資格取得・種別変更・種別確認(3 号該当)届 (注釈)パート・アルバイトについても同様です。 <5-2>雇用保険の受給延長手続きをする場合 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.離職票(1) (2)の写し又は雇用保険受給資格者証のコピー 3.受給延長する旨と受給する場合は被扶養者の取消をする旨の「誓約書」 その他 国民年金第 3 号被保険者資格取得・種別変更・種別確認(3 号該当)届 (注釈)延長期間終了後、雇用保険を受給する場合は、受給開始日の確認できる受給資格者証のコピ ーを添付のうえ、 「被扶養者取消申請書」をご提出ください。 <5-3>雇用保険の待期期間及び給付制限期間中のみ認定を受ける場合 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.離職票(1) (2)のコピー又は雇用保険受給資格者証のコピー 3.被扶養者取消申請書 4.給付制限期間の記載のある雇用保険受給資格証のコピーを後送する旨の「誓約書」 5.給付制限期間が終了した翌日で被扶養者を取消す旨の「同意書」 その他 国民年金第 3 号被保険者資格取得・種別変更・種別確認(3 号該当)届 (注釈)1.基本手当日額が 3,612 円未満の場合は雇用保険受給中でも認定できます。 2.離職の理由により、給付制限期間がかからない場合がありますのでご注意ください。 例:妻が自己都合で 7 月 31 日に退職し、ハローワークで求職の申し込みを 8 月 7 日にした場合 <5-4>雇用保険受給終了後に認定を受ける場合 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.雇用保険受給資格者証のコピー(支給終了が明記されているもの) その他 国民年金第 3 号被保険者資格取得・種別変更・種別確認(3 号該当)届 (注釈)1.給付制限期間中のみの認定を受けていた人が、雇用保険の受給により被扶養者の取消しと なり、受給終了後に再度認定を受けたい場合も、改めて申請となりますので上記の書類が すべて必要となります。 2.退職後任意継続組合員(又は加入者)であった人が、受給終了により認定申請する場合は、 任意継続の資格を喪失した証明書が必要です。 事例 6 Q:配偶者の母と同居したので被扶養者にしたいのですが、認定できますか? A:配偶者の母の場合、母の収入が認定要件内であることは勿論ですが、加入者と同居していることが条件と なります。また、優先して扶養しなければならない人は 1.配偶者の父 2.加入者の配偶者となり、これ らの人に国民健康保険以外の被用者保険の適用がなく、これらの人と加入者と収入の比較をして加入者の 方が多いことが認定できる条件となります。 (事例 3 参照) 事例 7 Q:夫が扶養している子を私の扶養に替えたいのですが、必要な添付書類は何ですか? A:夫婦共同扶養の原則に基づき年間収入の多い方の被扶養者とすることが原則です。よって、その確認のた めに年間収入の比較が必要となります。ただし、加入者に扶養手当が支給される場合は収入の比較は省略 することが出来ます。 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.子の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.夫の健康保険から被扶養者取消となった年月日の確認できる証明書(国民健康保険の場合は保険証のコ ピー) (注釈)1.扶養手当が支給されない場合は、夫婦双方の源泉徴収票のコピー又は所得証明書などが必要で す。 2.子が 18 歳以上の場合は、子の所得証明書などが必要です。 事例 8 Q:妻が外国籍なのですが認定できますか?必要な添付書類は何ですか? A:扶養申請する者及び加入者の国籍は問いません。ただし、扶養する者の続柄や収入等の確認は必要となり ます。 提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.加入者の戸籍抄本(配偶者の氏名・生年月日、婚姻日の確認) 2.妻の所得証明書など その他 国民年金第 3 号被保険者資格取得・種別変更・種別確認(3 号該当)届 (注釈)1.加入者も配偶者も外国籍の場合は、配偶者の住民票(加入者が世帯主でない場合で、住民票で は加入者との続柄の確認がとれない場合は、別途続柄を確認できる公的な書類等が必要です) 2.夫婦一方が外国籍の場合は、一方の戸籍抄本が必要です。 3.最近来日し所得証明書等が取れない場合は、パスポートの写し(氏名及び出入国年月日の記載 されている箇所)及び、所得証明書が交付されない理由と国内外において収入がない旨記載さ れた口述書が必要です。 事例 9 Q:妻が正社員で勤めていましたが、退職せずに先月からパートになり、収入も 1 か月あたり 8 万円ぐらいに なるようです。必要な添付書類は何ですか? A:提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.妻が働いている事業所の事業主証明印のある 「年収見込証明書及び社会保険未加入証明書」 3.健康保険の資格喪失証明書(正社員からパートになった日付の確認のため) その他 国民年金第 3 号被保険者資格取得・種別変更・種別確認(3 号該当)届 (注釈)退職し、別の事業所でパートをする場合は退職についての書類も必要です。 事例 10 Q:母(60 歳、国民健康保険加入)は遺族年金(150 万円)を受給していますが、老齢・退職の年金はありま せん。被扶養者として認定を受けるための必要な添付書類は何ですか? A:提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.母の戸籍抄本(氏名・生年月日及び父が亡くなっていることの確認) 2.加入者の戸籍抄本(続柄の確認) 3.遺族年金の最新の年金改定通知書のコピー 4.老齢・退職の年金を受給していない旨の口述書(母の記名・押印) 5.母を扶養する旨の口述書(加入者の記名・押印) 6.母の国民健康保険の保険証のコピー (注釈)母が 60 歳未満の場合は収入限度額が 130 万円となり、所得証明書等も必要です。 事例 11 Q:妻(66 歳)が退職し、雇用保険の適用がありましたが被扶養者として認定できますか?なお、年金を 50 万円受けています。必要な添付書類は何ですか? A:提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.妻が働いている事業所の事業主証明印のある退職証明書又は離職票 1 又は 2 のコピー 3.退職後の老齢・退職の年金改定通知書のコピー又は試算票 (注釈)65 歳以上の退職の場合は、雇用保険については一時金で支給されるので退職証明書等で退職日 の確認をします。65 歳未満での退職の場合は「事例 5」を参照 事例 12 Q:妻は退職後任意継続被保険者でしたが、来月喪失予定です。前に勤めていた所では雇用保険の適用はあり ませんでした。必要な添付書類は何ですか? A:提出書類 被扶養者認定申請書 添付書類 1.妻の戸籍抄本又は住民票(加入者が世帯主の場合のみ可) 2.妻が働いている事業所の事業主証明印のある退職証明書及び雇用保険の適用がない旨の証明書 3.妻の任意継続被保険者の資格喪失証明書 (注釈)1.この場合、任意継続被保険者の喪失日が扶養の要件を備えた日となり、喪失日から 30 日以 内の申請であれば喪失日に遡り認定します。 2.雇用保険の適用があった職場を退職した場合は「事例 5」参照