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英米文学入門 1. ウィリアム・ブレイクについて

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英米文学入門 1. ウィリアム・ブレイクについて
14.10.16
1. ウィリアム・ブレイクについて
英米文学入門
第3回:ウィリアム・ブレイク
William Blake(1757-­‐1827) (英) (1)ロマン主義詩人 ロマン主義・・・ 神なき時代、神や大いなる自然等を理想化 社会秩序よりも、個人の内面や自由を尊重 他に、ウィリアム・ワーズワース、サミュエル・テイラー・コールリッジ、
ジョン・キーツ、ジョージ・バイロン、P・シェリーなど
(2)詩人/画家/彫版技術者 (1776)アメリカ建国 (1789)フランス革命 人間の自由の理想
⇔ 18c 産業革命(イギリス) ロンドンの悲惨な現実 ・商業貿易 = 奴隷 ・都市化・産業化 = 貧困
幼少から版画師を志し、徒弟生活 1782年頃〜 詩作を開始 (3)幻視者 「神が窓から覗いた」 「天使が草刈り人の中にまじっていた」 1
14.10.16
2.代表作
(a) 叙情詩(lyrics) Song of Innocence 『無垢の歌』(1789) 「小羊」の世界 Song of Experience『経験の歌』 (1794) 「虎」の世界 ←社会批判 【参考】 叙情詩(lyric)と叙事詩(epic) 叙情詩(lyric)・・・lyreに合わせて歌う 恋愛ものが多い 思想的な表現も 叙事詩(epic)・・・時間を追って出来事を描写 英雄物語が多い (ミルトン『失楽園』など) (b)預言書 The Book of Thel 『セルの書』(1789) ←ペルセポネー神話に基づき、人間の魂の下降を描く The Marriage of Heaven and Hell 『天国と地獄の結婚』(1790-­‐93) ←神秘思想家スエーデンボルグの影響 Visions of the Daughters of Albion 『アルビヨンの娘たちの幻覚』(1793) ←アメリカの自由への理想と奴隷制度への怒り VISION = 自然の眼で、見えないものを見る
『無垢の歌』 タイトル・ページ
『経験の歌』タイトル・ページ
人間生活を全面的に一新しようという情熱
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「煙突掃除人」挿絵
Michael Binding Satan
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