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建設環境工学科
H26 授業科目 (0951) 原子力工学概論 対 象 学 科 学年 必・選 全学科 4年 選択 Introduction to Nuclear Engineering 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 授業時間数 30時間 中村 美道(准教授) 阿部 勝憲(非常勤) 青木 宏昭(非常勤) (第 1, 2 回、第 13~15 回) (第 3~5 回) (第 6,7 回) 担当教員 大塔 容弘(非常勤) 石川 敏夫(非常勤) (第 8~10 回) (第 11,12 回) 【 授業の目標 】 原子力発電・原子燃料サイクルの原理,放射線の特徴,安全について学習し,原子力・原子燃料サイクル技術 の基礎となる知識を身に付ける。 【 授業概要・方針 】 原子と原子核、放射線等の基礎的事項を学んだ後、原子力発電、原子燃料サイクル、放射線に関わる事項につ いて、各分野の専門家より講義を受ける。放射線計測の実習を行い、放射能や放射線について理解を深める。 【 履修上の留意点 】 選択者は、原子力に関心を持ち、将来、自分の専門を活かしつつ、原子力に携わることを希望する学生が望まし い。また、原子力に関わる卒業研究につなげることが望ましい。 授 ( 前 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 業 授 計 業 画 内 容 原子と原子核 放射線と放射能 原子力工学の概要(原子力発電の意義,原子力発電の展望) 核分裂・核融合 原子炉の原理 原子力発電①(原子炉の種類と原子力発電システム) 原子力発電②(原子炉の制御,安全対策) 原子燃料サイクル①(原子燃料サイクル,ウラン資源) 原子燃料サイクル②(濃縮・加工,再処理) 原子燃料サイクル③(廃棄物処理処分,施設の安全対策) 放射線の影響と安全対策①(放射線被ばくと単位、放射線の影響と規制値) 放射線の影響と安全対策②(被ばくを防ぐ対策) 放射線の計測(放射線測定器の種類と原理) 放射線計測実習①(放射線(α,β,γ)の測定と Ge 半導体検出器を用いた測定) 放射線計測実習②(Ge 半導体検出器を用いた放射性核種の同定) 学習・教育到達目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 % 10 25 25 10 30 JABEE 目標 ◎ (e) ○ (b) (c) (d-2) (g) 1.原子と原子核、放射線について理解し、放射線の計測およびその解析ができること。 2.核分裂と核融合、原子炉の原理について理解すること。 3.原子力発電と原子炉の制御、安全対策について理解すること。 4.原子燃料サイクルとその技術的特徴を理解すること。 5.放射線の影響、およびその安全対策について理解すること。 各教員による試験、またはレポートにより評価する。 総合評価は 100 点満点として 60 点以上を合格とする。 答案などは採点後返却し、到達度を確認させる。 原子力-自然に学び、自然を真似る-/藤家洋一/ERC出版、 教員作成プリント 原子力がひらく世紀/日本原子力学会編/2004 改訂版 物理、化学、各学科の専門科目、原子力に関わる卒業研究 H26 授業科目 (0970) 応用機械工学 対 象 学 科 学年 必・選 全学科 4年 選択 沢村 利洋 (教授) 担当教員 Applied Mechanical Engineering 単位数 授業方法 開講形態 1 演習 前期 週 2 時間 授業時間数 30時間 白田 聡 (助教) 【 授業の目標 】 力学系技術者・研究者に必要とされる素養には,力学系基礎学力,一般常識,コミュニケーション能力などがあ る.今講義では,力学系技術者の基礎的素養である数学,力学および材料力学を復習し習得する. また,就職 試験の問題演習を通して,実際のビジネスで必要とされる基礎能力養成する.さらに,自分の考えを文章や対話 で伝達する演習を通して,自己表現力向上を目指す. 【 授業概要・方針 】 力学系技術者の基礎スキルを養成するため,配布プリントによる演習を中心に行う.基礎数学は 1,2 年の復習が 主となる.基礎力学は剛体の運動が主となる.それぞれのスキルは 1,2 時間の授業で身につくものではない.その 後の各自の学習・練習の指針になるような授業構成とする.適宜小テストを行い到達度を確認する. 【 履修上の留意点 】 数学も基礎力学も,学科に関わらず,高学年で学習する力学系専門科目を理解する上で欠かすことができない. また,SPI や TG-WEB といった就職試験の問題を解くことで自分に不足している常識を確認してもらいたい.後半 の自己表現では,ロールプレイも行う.積極的に考え話すこと. 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 基礎数学① (基礎数学,線形代数) 2 第 2 回 基礎数学② (微分・積分) 2 第 3 回 基礎力学① (質点の力学,重心・モーメント) 2 第 4 回 基礎力学② (運動方程式,エネルギー保存則) 2 第 5 回 材料力学① 2 第 6 回 材料力学② 2 第 7 回 確認テスト 2 第 8 回 進路対策① (言語能力問題) 2 第 9 回 進路対策② (非言語能力問題) 2 第 10 回 進路対策③ (自己PR:文章作成) 2 第 11 回 進路対策④ (自己PR:面接) 2 第 12 回 ビジネスコミュニケーション基礎① (ファシリテーションスキル) 2 第 13 回 ビジネスコミュニケーション基礎② (ブレインストーミング) 2 第 14 回 ビジネスコミュニケーション基礎③ (ふりかえり) 2 第 15 回 まとめ (進路状況,心構え,専攻科紹介等) 2 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 ◎ (c) 計 (B-1) (B-2) 70 ○ (f) (i) 30 (C-1) (C-2) (D) 30 専門科目の基礎としての数学と力学を使いこなせる. 自分の考えを論理立てて,文章や会話で伝えることができる. グループミーティングの進め方を理解する. 課題(60%),確認テスト(40%)により評価する.総合評価は 100 点満点として,60 点以上を 合格とする. 教員作成資料 数学,力学の教科書 数学科目,力学系専門科目 H26 授業科目 (0971) 応用電気情報工学 対 象 学 科 学年 (M)機械工学科・(E)電気情報工学科 4年 (C )物質工学科、(Z)建設環境工学科 土屋 幸男 (嘱託教授) 担当教員 Applied Electrical & Computer Engineering 必・選 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 選択 授業時間数 30時間 【 授業の目標 】 本校の学習・教育目標の(B-2)に、得意とする専門分野の知識と技術を習得し、「連峰型教育」を生かした複合的 専門基礎知識も身につける。がある。本科目では再生可能エネルギー利用技術の一つである風力発電工学・技 術について学習する。あわせて、数学、自然科学の基礎知識の応用の一つとして学ぶことを目標とする。 【 授業概要・方針 】 「風の特性」、「風力利用」、「風車設計」、「風車力学」、「風力発電機」、「系統連系」、「環境」の7つの視点で講 義する。適宜、社会で現在使用されている風車を例にとり講義する。 【 履修上の留意点 】 再生可能エネルギー源としての風力発電設備は社会生活に有益なものである。青森県は日本国内においてトッ プクラスの風力発電設備を有している。本科目を通して日本のエネルギーに関心を深める。 授 ( 前 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 学習・教育到達目標 (A) 同上関与割合% JABEE 目標 到 達 項 目 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 計 業 画 内 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 風の特性と風力利用 風況 利用可能エネルギー量 風車の基礎知識 最大パワー係数 翼型の出力 運動量理論、翼端損失 (中間試験) 風車ロータの簡易設計(1) 風車ロータの簡易設計(2) 風力発電システム(1) 風力発電システム(2) 系統連系 小形風車発電機、環境 期末試験の答案返却とまとめ 八戸高専目標 評 業 授 科 目 ◎ (d-1) 計 (B-1) 20 ○ 30 (B-2) 80() (c) (d-3) (C-1) (C-2) (D) 風の特性及び利用可能エネルギー量がわかる。 風車はなぜ回るか、及び翼型の出力がわかる。 風車ロータの簡易設計法、風力発電システム及び環境へのインパクトがわかる。 試験 80%、演習課題 20%で評価し、60 点以上を合格とする。 演習・試験答案は採点後返却し、達成度を伝える。 風車工学入門、牛山泉著、森北出版株式会社 太陽光・風力発電と系統連系技術(オーム社)、 風力発電設備支持物構造設計指針・同解説(土木学会)など エネルギー変換工学、エネルギー変換システム、応用物理、統計学 H26 授業科目 (0972) 応用物質工学 対 象 学 科 学年 必・選 (C)物質工学科 4年 選択 単位数 1 Exercises for Chemical and Biological Engineering 授業時間数 授業方法 開講形態 講義 前期 週 2 時間 30時間 本間 哲雄(准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 本講義における目標は化学工学における物質収支の理解を目標とし、化学工学的な考え方を定着させることを目 標とする。 【 授業概要・方針 】 第三学年で習得した化学工学に関する知識を用いて、課題解決型の授業を行う。教員作成プリントに基づきなが ら 3 年次に履修した化学工学内容を復習・解説し、これを使えるようになるための演習問題を出題する。工業的な 英語になれるように、英語の課題を出題するが、英訳等は適宜解説する。 【 履修上の留意点 】 課題は講義時間内に終了するので、集中して講義に臨むこと。 英語の計算問題が主体であり、電卓・辞書は必携である。 授 業 計 画 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 Dimensions, Units, and Their Conversion 第 2 回 Moles, Density, and Concentration 第 3 回 Choosing A Basis, Temperature and Pressure 第 4 回 Introduction to Material Balances 第 5 回 A General Strategy for Solving Material Balance Problems 第 6 回 Solving Material Balance Problems for Single Units without Reaction 第 7 回 (中間試験) 第 8 回 The Chemical Reaction Equation and Stoichiometry 第 9 回 Material Balances for Process involving Reaction (1 of 2) 第 10 回 Material Balances for Process involving Reaction (2 of 2) 第 11 回 Material Balance Problems involving Multiple Units 第 12 回 Recycle, Bypass, Purge, and the Industrial Application of Material Balances (1 of 2) 第 13 回 Recycle, Bypass, Purge, and the Industrial Application of Material Balances (2 of 2) 第 14 回 全体の復習 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) 同上関与割合 % 20 80 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (d-1) ○ (c) (d-3) 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 1. 単位換算、濃度計算ができること。 2. 物質収支を理解し、立てられること 定期試験(80%)、小テスト(20%)で評価、総合評価 100 点満点、60 点以上を合格。 化学工学概論、大竹伝雄、丸善 化学工学 ―解説と演習―、多田 豊 編、朝倉書店 化学工学、移動現象論、環境プロセス工学、反応工学 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (D) H26 授業科目 (0973) 応用建設環境工学 対 象 学 科 学年 必・選 全 学 科 4年 選択 Applied of Civil and Environmental Engineering 単位数 授業方法 開講形態 1 演習 前期 週 2時間 授業時間数 30時間 建設環境工学科教員(常勤) 担当教員 【 授業の目標 】 建設系の科目は,大きく「構造・材料系」,「水工系」,「環境系」,「測量・計画系」,「建築系」に分けられる。本科 目は,数学や物理の基礎科目を含めてこれらの分野について演習形式で各基礎知識の定着および応用力の強 化を目標としている。また,各種資格試験取得のための基礎知識習得,そして最新の建設系の現状や技術に関す る知識を習得し、進路選択の礎とする事を目標とする。 【 授業概要・方針 】 建設系科目に関する基礎知識,関連する各種資格取得の基礎知識そして最新の建設系トピックスについて学 ぶ。各分野についてオムニバス形式で授業を行う。 【 履修上の留意点 】 建設工学は全ての工学の基盤であり、建設環境工学科以外の学生も受講可能である。選択学生は、最新の建 設系技術に関心を持ち将来希望する専門分野に携わる事を望む。 授 ( 前 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 業 授 計 業 画 内 容 時間 ガイダンス 2~15 週: オムニバス形式で学習する。 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1)建設系の基礎知識 構造系,水工系,地盤系,計画系,材料系,環境系,建築系,工学基礎(数学,物理等) 2)各種資格取得対策 3)最近の建設系トピックス 建設業界の現状と最新技術 再利用可能なエネルギー 4)進路支援 5)調査および発表 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (A) (B-1) (B-2) 20 60 ◎ (d-1) ○ (d-2) (f) 30 (C-1) (C-2) (D) 20 ・建設系の各分野における知識を修得すること。 ・卒業研究のための基本的な専門知識を修得すること。 各担当教員による演習、レポート、試験をもとにした評価 85%、発表会の評価 15%とし、総合 評価 100 点満点として、60 点以上を合格とする。なお、発表は必須とする。 各担当教員による 各担当教員による 各専門科目、卒業研究 H26 授業科目 (4001) 応用数学 Ⅰ Applied Mathematics Ⅰ 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z ) 建設環境工学科 4年 必修 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 授業時間数 30時間 馬場 秋雄 (准教授) 【 授業の目標 】 数学の分野の中で現実の諸問題と関連の深いものの一つである微分方程式について、1階と 2 階のものを学 ぶ。線形微分方程式を中心に、解の構造を理解し、基本的な微分方程式が解けるようになることを目標とする。 【 授業概要・方針 】 1回の授業の中で大部分の時間はその回のテーマについて講義形式で説明をする。その後、演習の時間をと る。質問等がある場合はこの時間を利用してほしい。最後に演習の解答とその解説を行う。例題等で各々の方程 式の解き方を紹介すると共に、時間の許す限り問題を実際に解いて応用能力を養うことに重点を置く。なお、授業 内容の確認のための小テストを適時行う。 【 履修上の留意点 】 微分積分学の基本事項を理解していることを前提とする。授業中に演習の時間を可能な限り多く取るが、他人の 解答をノートに写すのではなく、自分で解く姿勢が必要である。微分積分の理解が足りない学生は、しっかりと復習 しなければならない。理解度を確かめるために小テストを実施するが、自力で解けるようになるまで準備すること。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 微分方程式の意味と解 2 第 2 回 微分方程式の解 2 第 3 回 変数分離形 2 第 4 回 同次形 2 第 5 回 1階線形微分方程式(1) 2 第 6 回 1階線形微分方程式(2) 2 第 7 回 (中間試験) 2 第 8 回 2階微分方程式 2 第 9 回 2階線形微分方程式 2 第 10 回 定数係数斉次微分方程式(1) 2 第 11 回 定数係数斉次微分方程式(2) 2 第 12 回 定数係数非斉次微分方程式 2 第 13 回 いろいろな線形微分方程式 2 第 14 回 非線形微分方程式 2 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 2 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 % 100 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (c) ○ ・微分方程式の意味を理解している。 ・変数分離形、同次形、1 階線形微分方程式を解くことができる。 到 達 項 目 ・定数係数 2 階線形微分方程式を解くことができる。 ・連立微分方程式を解くことができる。 ・いくつかの非線形微分方程式を解くことができる。 定期試験 8 割、課題、小テスト等 2 割で評価する。試験の答案は採点後、本人に見せて達 評 価 方 法 成度を知らせる。総合評価60点以上合格。 新訂 微分積分Ⅱ、問題集、高遠、斎藤他著、大日本図書 使用教科書・教材 ドリルと演習シリーズ 微分積分(TAMS 編) 参 考 図 書 等 新訂 微分積分Ⅰ、問題集、高遠、斎藤他著、大日本図書 関 連 科 目 専門科目全般 H26 授業科目 (4002) 応 用 数 学 Ⅱ 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z ) 建設環境工学科 4年 必修 担当教員 細越 淳一 Applied Mathematics Ⅱ 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30 時間 (教授) 【 授業の目標 】 工学を学ぶ者としては当然のこと、一般社会人としても統計の基本知識は必要不可欠であろう。統計学の基礎 にあるのが確率論である。この科目の目標は、確率及び統計の基本事項を理解・修得し、その手法を用いて計算 した数値からデータの特性を読み取る能力を養うことである。 【 授業概要・方針 】 確率の基本的な性質を学んだ後、確率変数の期待値・分散の計算練習を行う。統計のセクションでは、データを 元に平均・分散、回帰直線、相関係数を学び、正規分布を使った母平均の区間推定と検定の方法を学習し、t分 布を用いる方法などにも触れる。授業の方針としては、理論と実践を密着させ、常に電卓を手元におき、計算によ り実証しながら進めていく。 【 履修上の留意点 】 電卓は必携である。統計量は、各自が実感的な数値として感じることが大切であり、従って常日頃、新聞・書物・イ ンターネット等から得られるいろいろな情報や数値に興味を持ち、その意味をよく考え理解するよう勤めるべきであ る。 授 業 計 画 時間 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 導入(確率論・統計学・品質管理) 2 第 2 回 場合の数 2 第 3 回 試行と事象、確率の意味 2 第 4 回 確率の計算、独立事象 2 第 5 回 確率変数と確率分布、平均・分散・標準偏差 2 第 6 回 二項分布 2 第 7 回 確率変数の和と積 2 第 8 回 (中間試験) 2 第 9 回 度数分布表、資料の平均・分散 2 第 10 回 母集団と標本、2 変量の解析 2 第 11 回 正規分布(連続型確率変数) 2 第 12 回 ポアソン分布、標本平均の分布 2 第 13 回 統計的推定(母平均の区間推定) 2 第 14 回 統計的検定(母平均の検定) 2 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 2 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 % 100 ( ) 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (c) ○ 離散型の確率変数について、確率(分布)を求めて、平均・分散を計算できること、事象の独 立性を理解していること。統計については、2変量のデータに対して、回帰直線、相関係数 到 達 項 目 を求められること。母平均については正規分布を理解し、区間推定・検定ができること。適 宜課題を提出してもらい、各自の理解度を知り、復習してもらう。定期試験は、練習問題レ ベルを要求されるので、疑問点はオフィスアワーを活用する。 定期(中間・期末)試験の成績を 80%、残りを平素の学習状況(課題提出、小テスト等)で評 評 価 方 法 価し、100 点満点として 60 点以上を合格とする。 使用教科書・教材 確率・統計/田代嘉宏/森北出版 参 考 図 書 等 初等的な「統計のはなし」(大村 平著 日科技連)など図書館にある。 関 連 科 目 基礎数学(場合の数)、微分積分学(特に積分)、データの解析を必要とする専門科目 H26 授業科目 (4003) 応 用 数 学 Ⅲ 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z ) 建設環境工学科 4年 必修 舘野 安夫 担当教員 Applied Mathematics Ⅲ 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (教授) 【 授業の目標 】 「応用数学Ⅲ」ではラプラス変換およびフーリエ解析の手法を学ぶ。工学分野では、現象の説明に常微分方程 式や偏微分方程式がよく用いられる。本科目では、ラプラス変換やフーリエ変換を用いた微分方程式の解法を学 ぶ。フーリエ解析は振動・波動現象の解析手法として有用で、工学の各分野で利用されている。本授業では、それ らの基本的な概念と手法を学ぶことを目標とする。 【 授業概要・方針 】 本授業では厳密な理論は省き概略の説明程度に留める。いくつかの基本的な公式を原理に沿って導き、それ を使った微分方程式の解法を中心に授業を展開する。また、フーリエ級数による周期関数の表現法を学び、振動・ 波動現象の解析手法を身につける。前半(7 週間)はラプラス変換を、後半(7 週間)はフーリエ解析を扱う。 【 履修上の留意点 】 予備知識として、部分積分法、部分分数分解などに慣れていることが必要である。 かなりの計算力が問われる ので、それらの復習を充分に行うこと。 与えられた宿題、課題は的確にこなすこと。 授 ( 前 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 連 計 業 画 内 容 時間 ガイダンス、ベクトルの線形結合と関数の線形結合、三角関数の直交性 周期2のフーリエ級数 一般の周期関数のフーリエ級数、偶関数と奇関数 フーリエ級数の収束定理、複素形フーリエ級数、線スペクトル フーリエ変換と積分定理 フーリエ変換の性質と公式、連続スペクトル (中間試験) ラプラス変換の定義と例 ラプラス変換の基本的性質、ラプラス変換表 逆ラプラス変換の計算 常微分方程式の解法への応用(1) 常微分方程式の解法への応用(2) たたみこみ積分の定義と応用 線形システムの伝達関数とデルタ関数 (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 15 回 関 業 授 科 目 ◎ (c) 計 (B-1) 100 ○ 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) (C-1) (C-2) ラプラス変換を使って常微分方程式が確実に解けること。 さまざまな周期関数をフーリエ級数で表現できること。 フーリエ級数、フーリエ変換とスペクトルの関係を理解すること。 定期試験 80%、課題提出・小テスト等を 20%で評価する。 総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。 「新訂 応用数学」 (高遠節夫他著、大日本図書) 「新訂 応用数学問題集」 「フーリエ解析」 (大石進一著、岩波書店) 「キーポイント フーリエ解析」 (船越満明著、岩波書店) 線形代数、微分積分Ⅰ・Ⅱ、応用数学Ⅰ、制御工学、振動工学 (D) H26 授業科目 (4032) 応 用 物 理 III 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 4年 必修 中村 美道 担当教員 Applied Physics III 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (准教授) 【 授業の目標 】 応用物理Ⅲでは,電磁気学の基本的法則をベクトルや微分積分を用いて定式化し,問題を解くための基礎力 を養うことを目指している。授業では,電磁気学分野における電場・磁場に関する基本法則を積分形式で学ぶ。イ メージを大切にし,適宜復習・演習をしながら,この分野の基礎を身に着けることを目標とする。 【 授業概要・方針 】 電磁気学が扱う現象は,直接目に見えないものが多く,イメージしにくい。この点に注意し,ガウスの法則や誘電 体など静電場における現象や,ビオ・サバールの法則やアンペールの法則など定常電流の周りの磁場に関する現 象,電磁誘導についての基本事項の講義を行う。問題の演習を授業中,および宿題としても行う。到達度チェック のための小テストも適宜実施する。 【 履修上の留意点 】 物理Ⅲで学んだ電磁気や,ベクトルの線積分や面積積分について復習し,よく理解したうえで授業にのぞむこ と。電磁気学の性質上,文字式を多数用いる事になるので,数値を取り扱う演習問題を自ら解き,講義の内容を補 完すること。また,授業中,授業後を問わず,分からないことは積極的に質問することが重要である。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 ガイダンス、電荷、クーロンの法則 2 第 2 回 静電界 2 第 3 回 電位 2 第 4 回 ガウスの法則 2 第 5 回 ガウスの法則、導体 2 第 6 回 コンデンサ 2 第 7 回 誘電体 2 第 8 回 (中間試験) 2 第 9 回 静磁界(ビオ・サバールの法則) 2 第 10 回 電磁力(ローレンツ力) 2 第 11 回 アンペールの法則、磁気モーメント 2 第 12 回 磁性体、電磁誘導 2 第 13 回 交流回路 2 第 14 回 マクスウェル方程式 2 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 2 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 % 70 30 ( ) 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (c) ○ 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 クーロンの法則,ガウスの法則を用いた基本的な問題が解けること。 磁場をアンペールの法則またはビオ・サバールの法則を用いて求められること。 電磁誘導がどのような現象か理解できること。 定期試験 80%,小テスト,レポート 20%の割合で評価する。 総合評価は 100 点満点として 60 点以上を合格とする。 定期試験及び小テストは採点後返却し,到達度を確認させる。 物理学基礎/原康夫/学術図書出版社、基礎演習シリーズ物理学/小出昭一郎/裳華房 電磁気学/兵頭俊夫著/裳華房,電磁気学Ⅰ・Ⅱ/長岡洋介著/岩波書店 物理Ⅲ,応用物理Ⅰ,微分積分学Ⅰ・Ⅱ H26 授業科目 (4034) 応 用 物 理 Ⅳ 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z ) 建設環境工学科 4年 必修 舘野 安夫 担当教員 Applied Physics Ⅳ 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (教授) 【 授業の目標 】 「応用物理Ⅳ」では振動・波動と原子物理を学ぶ。振動・波動は物理の重要項目であるだけでなく、工学の各 分野で重要な役割を果たしている。また、現代物理学の誕生にも、この振動・波動が大きくかかわっている。この 「応用物理Ⅳ」では、まず振動・波動の基本的性質を学び、原子物理では、原子核の構造、および粒子としての 光、波動としての電子の新しいイメージが形成されていく過程を理解することを目標とする。 【 授業概要・方針 】 振動・波動は数学的に表現しやすく、また、イメージも描きやすい。三角関数や複素数を用いた計算が重要とな る。一方、量子力学も数学な手助けが重要となるが、そのイメージは極めて難しい。古典物理とは全く異なるイメー ジに慣れることが重要となる。 【 履修上の留意点 】 低学年の「物理」で学んだ電気と磁気や波の性質、また、三角関数や複素数の性質についても復習しておくこ と。 また、物理現象の直感的なイメージが描けるように、必ずテキストの図を理解しておくことを望む。 授 ( 前 期 ) 業 授 計 業 画 内 ガイダンス、単振動の復習 (ばねの振動、単振り子) 振動・波動の表現方法 (パラメータ、波動方程式) 波の重ね合わせ (進行波の反射) 波の重ね合わせ (定常波、うなり、波束) 自由振動と強制振動 (微分方程式) 波動光学 (光波の干渉・回折) (中間試験) 現代物理学の誕生、原子核の構造と表記法 原子核の自然崩壊と放射線 核分裂と核融合 (結合エネルギー) 光の粒子性と電子の波動性 (光量子仮説) 電子の波動性 (ド・ブロイ波、ボーアの量子条件) 量子力学の原理 (シュレディンガー方程式) 量子力学の応用 (水素原子の基底状態、周期律) (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 15 回 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) 同上関与割合 % 80 20 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (d2) ○ (c) 容 時間 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (C-1) (C-2) ・波動のパラメータ(波長、周期、振動数、波数)の関係式を完全にマスターすること。 ・三角関数や複素数を用いて、波動の干渉や回折現象を計算できること。 ・量子論により導かれた、ミクロ世界での粒子と波動の二重性を説明できること。 定期試験 80%、小テスト・レポート 20%の割合で評価する。 総合評価は 100 点満点として 60 点以上を合格とする。 答案及びレポートは採点後返却し、到達度を確認させる。 「第 4 版 物理学基礎」 (原 康夫著、学術図書出版社) 「現代物理学」 (原 康夫著、裳華房) 「基礎 量子力学」 (猪木慶治・川合 光共著、講談社サイエンティフィク) 物理Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、応用物理Ⅰ、微分積分学Ⅰ・Ⅱ (D) H26 授業科目 (4083) Surveying Practical Exercises Ⅳ 測量学・同実習Ⅳ 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 4年 必修 今野 惠喜 担当教員 (教授) 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 1 講義 前期 週 2 時間 30時間 西 秀記 (非常勤) 【 授業の目標 】 測量は、国土に関する計画や建設工事の計画・設計・施工及び検査の基礎となる作業で、建設技術者 は測量に関する充分な知識と技能をもち、かつその理論についての正しい知識が必要である。基本的な 専門知識と技術を習得し、実務に対処できる技術者を育成することを目標とする。 【 授業概要・方針 】 交通路(道路・鉄道)などの線状構造物を建設するための測量や地球上のどこにおいてもリアルタイムで3次元的 位置を決定することができる衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の基礎、図形情報と属 性情報を複合的に扱うことのできる地理情報システム(GIS:Geographic Information System)の概要などについて 学ぶ。1~4年次までの測量学・同実習を修得すれば、卒業後の申請で「測量士補」の資格が得られる。 【 履修上の留意点 】 演習や簡単な実習を通じて、理論や測量内容を理解することが重要である。課題等は、指示された期限までに提 出すること。なお、欠席した場合、後日担当教員を訪ね、指示を受けること。電卓は必ず持参。 授 ( 前 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合% JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 連 計 業 画 内 容 時間 路線測量(概要) 路線測量(基礎) 路線測量(円曲線の設置) 路線測量(円曲線の設置) 路線測量(クロソイド曲線の設置) 路線測量(クロソイド曲線の設置) 工事測量(勾配の基礎) (中間試験) 工事測量(工事準備測量) GNSS(概要、衛星、測定の原理) GNSS(測量システム、測定方法) GNSS(測定方法、測量の誤差、トータルステーションシステムとの比較) GIS(定義・特長・役割、地理空間データ、幾何学と位相構造) GIS(空間分析、オーバーレイ、データベース管理システム)、GIS の利用 (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 15 回 関 業 授 科 目 ◎ (d-2) 計 (B-1) 100 ○ 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) (C-1) (C-2) (D) (c) ・クロソイド曲線設置のための計算ができ、作業手順を説明できる。・工事測量における丁 張りや遣形の設置方法を説明できる。・GNSS の基礎理論を説明できる。・GIS の基礎理論を 説明できる。 定期試験 70%、演習等を 30%の割合で評価する。答案等は採点後返却し、達成度を伝達 する。総合評価は 100 点満点として、60 点以上を合格とする。 測量(1)(2)(新訂版) 長谷川博 小川幸夫ほか著 コロナ社、 よくわかる測量実習(増補) 細川吉晴ほか著 コロナ社、 GNSS 測量の基礎 土屋 淳ほか著 日本測量協会、測量と測量機のレポート ㈱ソキア、 空間情報工学 村井俊治著 日本測量協会 主に、測量学・同実習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ H26 授業科目 (4092) Structural Mechanics Ⅲ 構造力学Ⅲ 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学科 4年 必修 1 講義 前期 週 2 時間 30時間 杉田 尚男 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 構造力学は構造物を設計する時の基礎となるとともに、鋼構造学、コンクリート構造学など他の 力学系専門科目の基礎となる重要な科目である。構造力学Ⅲの中心テーマは、不静定ばりの影響線、仕事の定 理と総称される単位荷重法やカステリアーノの定理などである。実際の構造物は不静定が多いのでしっかりと理解 する必要がある。そのため授業では多くの演習問題を解き、実際的な計算によって理解を深める。 【 授業概要・方針 】相反作用の定理に基づく不静定ばりの影響線の求め方から始め、仕事の定理として総称さ れる単位荷重法、カステリアーノの定理などを学び、静定のはりやトラスの変形、不静定ばりや不静定トラスの反力 や断面力の計算法を学ぶ。専門用語については英語表記も示すので覚えるようにして欲しい。 【 履修上の留意点 】 「わかる」ことと「できる」ことは異なる。「わかった」と思った問題も解いてみると「できない」こ とが多い。「できる」ようになるために実際に例題を多く解くことが必要不可欠である。ひとつの問題の計算過程が 長くなるので、しっかり自学自習の時間を活用して演習を繰り返し行うことが必要である。 授 業 計 ( 前 期 ) 授 業 (1章構造力学Ⅱの復習) はり 断面諸量、応力、トラス トラス、ラーメン (2章相反作用の定理) 影響線 相反作用の定理、ミューラー・ブレスラウの原理 (3章エネルギー法) 部材のひずみエネルギー 部材のひずみエネルギー (中間試験) 仮想仕事の原理 単位荷重法 はり 単位荷重法 トラス 単位荷重法 ラーメン カステリアーノの定理 カステリアーノの定理 (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 (A) 同上関与割合 % JABEE 目標 到 計 (B-1) ◎ (d-1) ○ 画 内 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 (B-2) 100 (④) (c) (C-1) (C-2) 30 (D) 主要な公式についてその根拠を理解すること、基本的な公式は暗記すること、公式を適用 して数値計算ができること、数値計算の結果を図示できること、得られた結果について正し いかどうか判断できること、実際の構造物の設計にどのように応用できるか理解できることが 到達目標である。演習の理解度と定期試験の結果で到達度を計ってもらいたい。 平素の学習状況(授業中に理解度などを質問するが、それに答えられるか) 約 5 回の演習問題の提出(以上の 2 項目で 20%) 2 回の定期試験の結果(80%)、 60 点以上を合格とする。 構造力学[第 2 版]下 不静定編(森北出版)、構造力学問題集(森北出版) 図書館に構造力学の多く参考書があるので利用してもらいたい。 鋼構造学、鋼構造設計製図、コンクリート構造学などと直接的な関連がある。 H26 授業科目 (4093) Structural Mechanics Ⅳ 構造力学Ⅳ 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 (Z)建設環境工学科 4年 必修 1 講義 開講形態 授業時間数 後期 週 2 時間 30時間 杉田 尚男 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 構造力学は構造物を設計する時の基礎となるとともに、鋼構造学、コンクリート構造学など他の 力学系専門科目の基礎となる重要な科目である。構造力学Ⅳの中心テーマは、弾性方程式による不静定構造の 解法、たわみ角法によるラーメンの解法などである。実際の構造物は不静定が多いのでしっかりと理解する必要が ある。そのため授業では多くの演習問題を解き、実際的な計算能力を高める。 【 授業概要・方針 】単位荷重法に基づく弾性方程式を学び、不静定ばり、不静定トラス、不静定ラーメンの反力 や断面力の計算法を学ぶ。また、ラーメン(剛接骨組構造)の解法としてたわみ角法を学び、実際的な問題が解け るようにする。専門用語については英語表記を示すので覚えるようにして欲しい。 【 履修上の留意点 】 「わかる」ことと「できる」ことは異なる。「わかった」と思った問題も解いてみると「できない」こ とが多い。「できる」ようになるために実際に例題を多く解くことが必要不可欠である。演習には積極的に取り組んで もらいたい。ひとつの問題の計算過程が長くなるので、しっかり自学自習の時間を活用してもらいたい。 授 業 ( 後 期 ) 授 業 (4章余力法) 弾性方程式 不静定ばり 弾性方程式 不静定ばり 弾性方程式 不静定トラス 弾性方程式 不静定トラス 弾性方程式 不静定ラーメン 不静定構造物 不静定構造物 不静定構造物 (中間試験) (5章たわみ角法) 解法の概説 材端モーメント(基本式) 節点方程式 層方程式 各種のラーメン (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 ◎ (d-1) 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 計 (B-1) (A) 画 内 同上関与割合 % JABEE 目標 到 計 ○ (B-2) 100(④) (c) (C-1) (C-2) 30 (D) 主要な公式についてその根拠を理解すること、基本的な公式は暗記すること、公式を適用 して数値計算ができること、数値計算の結果を図示できること、得られた結果について正し いかどうか判断できること、実際の構造物の設計にどのように応用できるか理解できることが 到達目標である。演習の理解度と定期試験の結果で到達度を計ってもらいたい。 平素の学習状況(授業中に理解度などを質問するが、それに答えられるか) 約 5 回の演習問題の提出(以上の 2 項目で 20%) 2 回の定期試験の結果(80%)、 60 点以上を合格とする。 構造力学[第 2 版]下 不静定編(森北出版)、構造力学問題集(森北出版) 図書館に構造力学の多く参考書があるので利用してもらいたい。 鋼構造学、鋼構造設計製図、コンクリート構造学などと直接的な関連がある。 授業科目 (4104) H26 RC構造学 Reinforced Concrete Structures 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 (Z)建設環境工学科 4年 必修 1 講義 前期 週 2 時間 丸岡 晃 担当教員 授業時間数 30時間 (准教授) 【 授業の目標 】 社会基盤整備の材料として、セメントコンクリートは最も経済性に優れる材料の一つであるが、引張力やせん断 力に対して弱く、乾燥や温度変化によるひび割れを生じやすい性質を有することから単独では用いられない。この 欠点を補うため、コンクリートの中に効果的に鋼材を配置した鉄筋コンクリートとして用いられる。鉄筋コンクリートと して用いることにより、多種多様な構造物を作ることが可能になっている。本授業の目標は、鉄筋コンクリートの概 念や複合材料に対する理解を通して、限界状態設計法による安全性の照査法について習得することである。 【 授業概要・方針 】 教科書に沿って授業を進める。終局限界状態における鉄筋コンクリート構造物の力学的挙動について学び、土 木学会標準示方書に従った安全性の照査法について学ぶ。この他、プレストレストコンクリートの基本的な考え方 を学ぶ。 【 履修上の留意点 】 ・ 計算式が多く出てくるので、なぜその様な式になっているか常に考えることが肝要である。また、計算を主体にし た演習問題を実施するので計算機を忘れずに持参する。 ・ A4 ファイルを用意し、授業で配布するプリント、演習問題、レポート、定期試験答案全てをファイリングして残して おくこと。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 第 第 第 第 第 1 2 3 4 5 6 回 回 回 回 回 回 コンクリート構造の設計(3年の復習)、曲げモーメントを受けるRC部材 単鉄筋長方形断面、釣合断面、最小および最大鉄筋量 単鉄筋T形断面 軸方向圧縮力のみを受けるRC部材(帯鉄筋柱、らせん鉄筋柱) 帯鉄筋柱の設計(演習問題) 曲げモーメントと軸方向圧縮力を受けるRC部材 せん断力を受けるRC部材 均等質弾性体のせん断応力度・主応力 (中間試験) せん断耐力(1):せん断補強鉄筋なし せん断耐力(2):せん断補強鉄筋あり せん断力を受けるRC部材についての例題および演習問題 プレストレストコンクリート(PC)について プレストレス力の損失、PC部材の設計法 PC部材についての例題および演習問題 (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (B-1) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) 100 ( ) (C-1) (C-2) (D) ◎ (d-1) ○ ・ 終局限界状態における曲げ耐力の計算ができること。 ・ 曲げモーメントと軸力、せん断力に対する安全性の検討ができること。 ・ プレストレスト・コンクリートに対する構造設計の概念を理解すること。 定期試験80%、授業への取り組み(演習問題、レポートなど)20%の割合で評価する。 総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。 演習問題、レポート、定期試験答案は採点後返却し、達成度を確認させる。 コンクリート構造学,中嶋清実・石川靖晃 ・河野伊知郎 ・菅原隆 ・水越睦視共著,コ ロナ社,教員作成プリント 2012 年制定コンクリート標準示方書[設計編] 土木学会 コンクリート工学,鉄筋コンクリート工学の教科書 建設材料学,構造力学、コンクリート構造学と関連する。特に構造力学はこの教科の基本と なるのでしっかりと学習しておくこと。RC構造設計製図につながる。 JABEE 目標 到 (A) 2 2 2 2 2 2 H26 授業科目 (4111) Geotechnical EngineeringⅡ 地 盤 工 学 Ⅱ 対 象 学 科 学年 必・選 (Z)建設環境工学科 4年 必修 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 授業時間数 30時間 清 原 雄 康 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 3 学年の勉学を踏まえて,土中の応力状態,せん断破壊に関する知識,実践的な土構造物の設計の考え方 を習得し,時代の変化に適応できる工学的素養を身につける. 【 授業概要・方針 】 地盤工学Ⅰの続きであり,その基礎知識を踏まえて学ぶ.土中の応力状態を表すモールの応力円を理解 する.地盤の代表的な破壊形態であるせん断破壊時の土質定数 c,φの決定や,擁壁設計のための土圧の 算定など基本的な考え方を主に修得する.地盤工学のセンスとして土のせん断強さは最も主要な事項で, 砂の液状化や土圧・斜面の安定・地盤の支持力に係ってくる重要な分野である. 【 履修上の留意点 】 教科書を中心に演習書等を使用し授業を進める.授業の区切りごとに宿題を課して自宅学習をしてもらう. 三角関数,力の成分分解の知識を多用するので復習しておくこと。 授 業 計 画 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 地盤中に作用する応力の成分,応力の変換,主応力 第 2 回 主応力を用いた応力表現,最大せん断応力 第 3 回 モール円での応力表示,極 第 4 回 一面せん断試験による土質定数の決定 第 5 回 圧密排水三軸試験による土質定数の決定,ダイレイタンシー 第 6 回 圧密非排水試験・圧密非排水試験のモールの円.過剰水圧の発生 第 7 回 排水条件とせん断挙動まとめ,短期,長期問題 第 8 回 せん断試験の演習問題 第 9 回 (中間試験) 第 10 回 擁壁に作用する土圧とその種類,ランキンの土圧論 第 11 回 土圧合力,クーロンの土圧論 第 12 回 上載荷重,粘着力がある時,土質が変化する時の土圧,演習 第 13 回 地下水がある時の土圧,地震時土圧 第 14 回 設計用の土圧公式,山留め壁に作用する土圧, (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ,埋設管に作用する土圧 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) 同上関与割合 % 20 80 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (d) (1) ○ (c) 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (C-2) (D) ・土のせん断強さの概念を理解し、せん断強さを調べる土質試験の原理を理解する。 ・各ケースに作用する土圧を理解し、土圧の計算が出来る。 ・擁壁のトラブルを理解し、擁壁の施工に際し適切な処置が出来る。 定期試験 90%、授業への取り組み(小テスト,演習)10%で評価し、総合得点 60 点以上を合格とする。 「土質力学」西田一彦他(鹿島出版会),「考え方解き方 土質力学」近畿高校土木会 (オーム社) 土質試験―基本と手引き(地盤工学会) 数学、物理学、水理学、構造力学 H26 授業科目 (4112) Geotechnical EngineeringⅡ 地 盤 工 学 III 対 象 学 科 学年 必・選 (Z)建設環境工学科 4年 必修 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 清 原 雄 康 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 土中の応力状態,せん断破壊に関する知識をふまえ,実践的な土構造物の設計の考え方を習得し,時代 の変化に適応できる工学的素養を身につける. 【 授業概要・方針 】 地盤工学Ⅱの続きであり,地盤の代表的な破壊形態であるせん断破壊をもとに,斜面の安定問題,基礎 の支持力の考え方を修得する.また浅い基礎(フーチング,ベタ基礎など)については,道路橋示方書 と建築基礎構造設計指針,深い基礎(杭基礎)については,道路橋示方書,建築基礎構造設計指針に則 して説明をする.建設発生土の処理についての講義も行う. 【 履修上の留意点 】 教科書を中心に演習書等を使用し授業を進める.授業の区切りごとに宿題を課して自宅学習をしてもらう. 三角関数,力の成分分解の知識を多用するので復習しておくこと。 授 業 計 画 ( 後 期 ) 授 業 内 容 斜面の限界高さ,斜面崩壊の型,崩壊のメカニズム,テーラーの安定図表による斜面 の安定解析,臨界円 半無限直線斜面の安定計算(地下水無し) 有効応力の復習.半無限直線斜面の安定計算(地下水有り) 円形すべり面,分割法による安定計算法(Fellenius 法) 地下水,貯水がある場合の円形すべり面安定計算(Fellenius・修正 Fellenius 法) 地震時安定解析 ,土砂災害の種類(崖崩れ、地すべり、土石流)と対策 (中間試験) 基礎形式の分類,地盤の破壊のタイプ,極限支持力,許容支持力,N 値 浅い基礎地盤の支持力モデル(テルツァーギの支持力理論) テルツァーギの支持力式,道路橋示方書,建築基礎構造設計指針(性能設計)の支持 力式,圧密沈下と即時沈下.許容沈下量 深い基礎の種類と特徴.静力学的支持力式,N値を利用した支持力計算式 建築基礎構造設計指針による杭基礎の支持力算定 負の摩擦力,群杭 (期末試験) 期末試験答案返却と解説,建設発生土の処理処分 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) 100 (C-1) (C-2) (D) ◎ (d)(1) ○ (c) ・斜面を不安定にする要因を理解しその対処法に通暁する。 ・斜面の安定性を評価出来て、各種計算法が出来て、すべりへの対策が出来る。 ・基礎の支持力機構を理解し沈下や十分な支持力の対策が計算・構築出来る。 ・建設発生土の処理処分について理解し環境負荷を与えないように出来る。 定期試験 90%、授業への取り組み(小テスト,演習)10%で評価し、総合得点 60 点以上を合格とする。 「土質力学」西田一彦他(鹿島出版会),「解いてわかる 土質力学」近畿高校土木会 (オーム社) 道路橋示方書・同解説-Ⅰ・Ⅳ- (2002),建築基礎構造設計指針 (2001) 数学、物理学、水理学、構造力学 JABEE 目標 到 (A) 計 (B-1) 時間 H26 授業科目 (4121) 水 理 学 Ⅱ HydraulicsⅡ 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学 4年 必修 1 講義 前期 週 2 時間 30 時間 南 担当教員 將 人 (教授) 【 授業の目標 】 本科目は、建設環境工学(土木工学)の主要分野の一つである水工水理学(hydraulic engineering)と関連性が深い事か ら必修科目となっている。既に3年で学んだ様に、河川や海岸、下水処理等の水が関連する構造物の設計には流下時の作用 力や水面位置等を含めた流況等を把握する必要がある。3年の水理学では、静水時の力学(hydraulic pressure)および完全 流体(perfect fluid)時の基本公式等、水理学の基礎を取り上げてきたが、この授業では、その知識を発展させ、管路(pipe)の 各種損失や開水路(open channel)の水面形等を含む管路と開水路に関する力学を対象とし、関連する用語の習得、理論・計 算式の理解と説明能力の養成を目的(goal)とする。 【 授業概要・方針 】 第3学年で学んだ水理学の続きである。微小要素に働く力や運動量(momentum)の釣り合いから基礎式を導き、境界条件 から解を求めて考察する。流れ(flow)は、乱れ状況で層流(laminar flow)と乱流(turbulent flow)に、時間的に変化している かどうかで定常流(steady flow)と非定常流(unsteady flow)に、自由表面(free surface)があるかどうかで管水路(pipe)と開水 路(open channel)とに分類され、それらの状況で流れの様子はかなり異なる。そこで、エネルギー消耗の概念を導入して工学 的に重要である様々流れについて説明する。実際の流れを解く場合、エネルギー損失(loss)を計算する事は重要である。水と 接している壁面の影響とエネルギー損失等を把握した上で、流下時の流量、流速、断面形状の水理特性量を考慮し管路と開 水路の工学的に重要な流れの問題を学ぶ。 【 履修上の留意点 】 授業内容の進行・理解度を把握する目的で、適宜ノートを集める。また、適宜小テストと課題を課す。 授 業 計 画 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 時間 各種平均流速式(the formula for mean velocity) 各種形状損失の種類と基本公式(form loss) 急拡と漸拡の損失抵抗係数(sudden enlargement & gradual enlargement) 急縮と漸縮の損失抵抗係数(sudden contraction & gradual contraction) 出入口、弁、曲がりの損失抵抗係数(entrance & outlet & valve & smooth or elbow bend) 分枝管の流量計算(discharge at forking pipeline) 合流管の流量計算(discharge at merging pipeline) (中間試験) 管網の流量計算方法(pipe network) フルード則(Froude law)及び常流と射流の区別(subcritical flow & supercritical flow) 跳水現象(hydraulic jump)と共役水深(sequent depth) 比エネルギー式(specific energy)と限界水深の定義と算定式(critical depth) ベスの定理とベランジェの定理(Boss’s and Belanger’s theorem) 等流水深の算出方法(calculation of uniform flow depth) (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 計 (B-1) 30 (D) 八戸高専目標 学 習 ・教 育 目 標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 目 標 評 価 方 法 (A) ◎ (d2-a) (B-2) 100 ( ) (C-1) (C-2) 2 ○ 本科目は、JABEE 分野別基準の土木および土木関連分野の主要分野(水工水理学)に該 当する。各種公式を理解し、適用範囲の検討および計算ができる事を目標とする。 試験 80%、小テストと課題を 20%の割合で評価を行う。総合評価は、100 点満点として 60 点 以上を合格とする。小テストと課題は採点後返却し、達成度を伝達する。 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 教員準備のテキスト 水理学演習(上・下巻) 椿 東一郎・荒木正夫 共著 森北出版㈱ 関 主として第2~3学年の微分積分学と第1~2学年の物理学が基礎科目である。発展科目は、第5学 年の河川工学、第5学年の海岸工学である。 連 科 目 H26 授業科目 (4122) 水 理 学 Ⅲ HydraulicsⅢ 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学 4年 必修 1 講義 後期 週 2 時間 30 時間 南 担当教員 將 人 (教授) 【 授業の目標 】 本科目は、建設環境工学(土木工学)の主要分野の一つである水工水理学(hydraulic engineering)と関連性が深い事か ら必修科目となっている。既に3年で学んだ様に、河川や海岸、下水処理等の水が関連する構造物の設計には流下時の作用 力や水面位置等を含めた流況等を把握する必要がある。3年の水理学では、静水時の力学(hydraulic pressure)と完全流体 時(perfect fluid)の基本公式等、水理学の基礎を取り上げてきたが、この授業では、その知識を発展させ、開水路の水面形等 を含む開水路に関する力学を対象とし、関連する用語の習得、理論・計算式の理解と説明能力の養成を目的(goal)とする。 【 授業概要・方針 】 第3学年で学んだ水理学Ⅰの続きである。微小要素に働く力や運動量の釣り合いから基礎式を導き、境界条件から解を求 めて考察する。流れ(flow)は、時間的に変化しているかどうかで定常流(steady flow)と非定常流(unsteady flow)に、自由表 面(free surface)があるかどうかで管水路(pipe)と開水路(open channel)とに分類され、それらの状況で流れの様子はかなり 異なる。また、実際の流れを解く場合、エネルギーの損失(loss)を計算する事は重要である。水と接している壁面の影響とエネ ルギー損失等を把握した上で、流速(velocity of flow)、断面(cross section)形状の水理特性量を考慮して、不等流の水面形 や堰等の開水路に関して工学的に重要な流れを学ぶ。 【 履修上の留意点 】 授業内容の進行・理解度を把握する目的で、適宜ノートを集める。また、適宜小テストと課題を課す。 ( 後 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 期 ) 授 授 業 計 業 画 内 容 時間 不等流の運動方程式(the equation of non-uniform flow) 幅広長方形断面の運動方程式(basic differential equation) 水面形の分類(classification of gradually varied flow) 水深支配断面(control section) 不等流計算による水面形の算出(classification of solutions and numerical solution) 跳水による損失量の算出(dissipation loss for horizontal jump) (中間試験) 横より流入する流れ(side overflow weir) 刃型堰(sharp-crested weir)と越流頂付近の流れ(flow over weirs crest) ナップ(nappe)と広頂堰(broadcrested weir) 刃型堰の流量公式と使用目的(discharge formula for sharp-crested weir and aim) 全幅および四角堰の流量公式(discharge formula for suppressed and rectangular weir) 三角堰の流量公式(discharge formula for triangular weir) 水門と水面形(gate and shape of free surface) (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 計 (B-1) 36 (D) 八戸高専目標 学 習 ・教 育 目 標 (A) 同上関与割合 % JABEE 目標 ◎ (d2-a) (B-2) 100 ( ) (C-1) (C-2) 2 ○ 到 達 目 標 本科目は、JABEE 分野別基準の土木および土木関連分野の主要分野(水工水理学)に該 当する。各種公式を理解し、適用範囲の検討および計算ができる事を目標とする。 評 価 方 法 試験 80%、小テストと課題を 20%の割合で評価を行う。総合評価は、100 点満点として 60 点 以上を合格とする。小テストと課題は採点後返却し、達成度を伝達する。 使用教科書・教材 教員準備のテキスト 参 考 図 書 等 水理学演習(上・下巻) 椿 東一郎・荒木正夫 共著 森北出版㈱ 関 主として第2~3学年の微分積分学と第1~2学年の物理学が基礎科目である。発展科目は、第5学 年の河川工学、第5学年の海岸工学である。 連 科 目 H26 授業科目 (4140) Systems Analysis for Planning and Management Ⅰ 計画数理Ⅰ 対 象 学 科 学年 必・選 (Z)建設環境工学科 4年 必修 今野 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 授業時間数 30時間 惠喜(教授) 【 授業の目標 】 社会環境の複雑化、建設事業の拡大、建設工事の大型化により、施設が地域社会や環境に与える影響が大き い。空港や高速道路等の建設など、それが何の目的で誰のために造られ、どのような影響が国民や地域住民に及 ぶかが計画段階で説明されなければならない。計画の思考過程での合理性が追及されるわけである。基本的な計 画関連基礎知識を習得し、自然環境や地域社会等を考慮した計画の立案に携われる技術者を育成することを目 標とする。 【 授業概要・方針 】 土木システム計画の基礎的考え方を理解し、計画を体系的、科学的に遂行するために有効とされているシステ ムズアナリシスの諸法を中心に学ぶ。つまり、意思決定者の目的を明確化し、目標を設定して、問題解決のための 案の検討と評価の循環的過程から、最善の案の選択に導く、体系的手法の活用を学ぶ。 【 履修上の留意点 】 演習を多く実施するため、電卓は必ず持参すること。演習の内容は完全に理解し、活用も考えること。欠席した 場合、後日担当教員を訪ね、指示を受けること。 授 業 計 ( 前 期 ) 授 業 土木システム計画の全体像 計画課題の発見(DEMATEL) 計画課題の発見(DEMATEL) 計画課題の発見(ISM) 計画の目的・目標・範囲・制約、データ収集 分析方法(分散分析法) 分析方法(分散分析法) (中間試験) 分析方法(実験計画法) 分析方法(実験計画法) 分析方法(ファジィ集合・ファジィ数) 分析方法(ファジィ集合・ファジィ数) 分析方法(シミュレーション) 分析方法(シミュレーション) (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 ◎ (c) 計 (B-1) 100 ○ 画 内 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) (C-1) (C-2) (D) ・土木システム計画の基礎的考え方が説明できる。 ・システム分析における基本的手法の簡単な計算ができる。 定期試験 70%、演習等を 30%の割合で評価する。答案は採点後返却し、達成度を伝達す る。総合評価は 100 点満点として、60 点以上を合格とする。 土木システム計画 森 康男ほか編著 朝倉書店 土木計画学序説 内田一郎著 森北出版 数学系を基礎とし、主な関連科目として、都市・地域計画 H26 授業科目 (4141) Systems Analysis for Planning and Management Ⅱ 計画数理Ⅱ 対 象 学 科 学年 必・選 (Z)建設環境工学科 4年 必修 今野 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 惠喜(教授) 【 授業の目標 】 社会環境の複雑化、建設事業の拡大、建設工事の大型化により、施設が地域社会や環境に与える影響が大き い。空港や高速道路等の建設など、それが何の目的で誰のために造られ、どのような影響が国民や地域住民に及 ぶかが計画段階で説明されなければならない。計画の思考過程での合理性が追及されるわけである。基本的な計 画関連基礎知識を習得し、自然環境や地域社会等を考慮した計画の立案に携われる技術者を育成することを目 標とする。 【 授業概要・方針 】 土木システム計画の基礎的考え方を理解し、計画を体系的、科学的に遂行するために有効とされているシステ ムズアナリシスの諸法を中心に学ぶ。つまり、意思決定者の目的を明確化し、目標を設定して、問題解決のための 案の検討と評価の循環的過程から、最善の案の選択に導く、体系的手法の活用を学ぶ。 【 履修上の留意点 】 演習を多く実施するため、電卓は必ず持参すること。演習の内容は完全に理解し、活用も考えること。欠席した 場合、後日担当教員を訪ね、指示を受けること。 授 業 計 ( 後 期 ) 授 業 計画における予測(時系列分析) 計画における予測(時系列分析) 計画の最適化(線形計画法) 計画の最適化(線形計画法) 計画の最適化(線形計画法) 計画の最適化(動的計画法) 計画の最適化(ゲーム理論) (中間試験) 計画の最適化(ゲーム理論) 計画の最適化(待ち行列理論) 計画の最適化(待ち行列理論) 計画の最適化(PERT) 計画の最適化(PERT) 計画案の作成と評価、計画の決定と事業の実現 (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 ◎ (c) 計 (B-1) 100 ○ 画 内 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) (C-1) (C-2) (D) ・土木システム計画の基礎的考え方が説明できる。 ・システム分析における基本的手法の簡単な計算ができる。 定期試験 70%、演習等を 30%の割合で評価する。答案は採点後返却し、達成度を伝達す る。総合評価は 100 点満点として、60 点以上を合格とする。 土木システム計画 森 康男ほか編著 朝倉書店 土木計画学序説 内田一郎著 森北出版 数学系を基礎とし、主な関連科目として、都市・地域計画 H26 授業科目 (4145) Architectural Planning 建 築 計 画 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学科 4年 必修 2○ A 講義 後期 週 2 時間 30時間 馬 渡 担当教員 龍 (准教授) 【 授業の目標 】 建築は「<用・強・美>の理が保たれるようつくるべき」という古代ローマの建築家ウィトルウィスによる有名な言葉が ある。建築計画はとりわけ用に関する理論や知識をふまえ、強と美を統合する実践的な領域である。本科目の目標 は、各種用途の基本的な建築計画知識・理論を理解し、その応用である建築作品がどう創られているか理 解すること。各種用途と関連性の密接な制度や運営方法などいわゆるソフトへの理解をすることである。 【 授業概要・方針 】 授業は教科書を基本に進め、板書とスライド(写真・図面)を用いて、各回異なる建築用途の計画手法について解 説していく。また、適宜補足資料を配布する。 【 履修上の留意点 】 ・授業時は教科書を必ず準備し、ノートをとること ・試験・小テストは教科書の内容に加え授業にて解説した内容が含まれる ・自宅学習課題に取組み期限までに提出すること 授 業 計 画 ( 前 期 ) 授 業 内 第 1 回 概論 第 2 回 建築計画の基本 第 3 回 独立住宅 第 4 回 集合住宅 第 5 回 小学校 第 6 回 中学・高校 第 7 回 幼稚園・保育所 第 8 回 (中間試験) 第 9 回 図書館 第 10 回 美術館 第 11 回 劇場 第 12 回 事務所 第 13 回 病院・診療所 第 14 回 持続可能性と建築計画 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (B-1) (A) 20 ◎ (d2-c) ○ 容 (B-2) 80 ( ) (e) 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 (C-1) (C-2) ・各種用途の建築計画知識・理論など基礎を理解する ・基礎の応用として創られた建築作品を理解する ・制度や運営方法などソフトに対する理解をする 総合評価は 100 点満点とし 60 点以上を合格とする。 深水浩『図説 やさしい建築計画』学芸出版社 適宜提示する 建築基礎製図、CAAD、建築設備、建築環境、建築デザイン製図など 30 (D) H26 授業科目 (4146) 建 築 設 備 Building Facilities 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 4年 必修 馬渡 龍 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (准教授) 【 授業の目標 】 建築設備は、建築物において機械によって環境を制御しユーザーへ利便性を提供するための方法を学ぶ分野で ある。現在、地球環境問題はこの分野でも建物内での消費エネルギーや資源の削減を要請しているが、これに取 り組むのも建築設備技術の役目である。本科目では建築設備の①給排水衛生設備 ②空気調和設備 ③電気設 備 ④搬送設備に関する基礎を習得し建築物において快適さや健康を維持するため必要な技術を学ぶ。 【 授業概要・方針 】 授業内容は概論のほか①給排水衛生設備 ②空気調和設備 ③電気設備 ④搬送設備 4 つのテーマにより構成さ れ補足として次世代エネルギー設備に解説を行う。授業は教科書を基本に資料として写真や図面等を示しながら 進める。 【 履修上の留意点 】 ・授業時は教科書を必ず準備し、ノートをとること ・試験・小テストは教科書の内容に加え授業にて解説した内容が含まれる ・内容が多岐にわたるうえ、専門性が高い分野であることから授業に集中して参加してほしい 授 業 計 画 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 概論1:建築設備とは 第 2 回 概論2:地球環境と建築設備 第 3 回 テーマ1:給排水衛生設備-役割と構成、給水設備 第 4 回 | -給湯設備、ガス設備 第 5 回 | -排水・通気設備、排水処理設備 第 6 回 | -衛生器具設備、消火設備 第 7 回 テーマ2:空気調和設備 -空気調和と室内環境、空気線図 第 8 回 | -空気負荷、空気調和方式の種類と特徴、設備計画 第 9 回 (中間試験) 第 10 回 | -熱源・熱搬送設備と機器部材、 第 11 回 | -換気・排煙、自動制御 第 12 回 テーマ3:電気設備 -受変電・幹線設備、動力設備、自家発電・蓄電池 第 13 回 | -照明・コンセント、情報・通信、防災 第 14 回 テーマ4:搬送設備 -エレベータ、エスカレータ他 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) 同上関与割合 % 20 80 ( ) 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (d2-b) ○ (c) (d) 到 達 項 目 ・基礎知識を習得し、その施工についても理解する ・各種設備の基本的な設計ができる ・地球環境を考慮した省エネルギー等の設備計画を説明できる 評 価 方 法 総合評価は 100 点満点とし 60 点以上を合格とする。 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 大塚雅之「初学者の建築講座 建築設備」市ヶ谷出版社 資料を適宜配布する。 建築計画、建築環境工学、建築デザイン製図他 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (D) H26 授業科目 (4201) 建設環境工学実験Ⅱ Experiments in Civil and Environmental EngineeringⅡ 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 (Z)建設環境工学科 4年 必修 3 実験 杉田 南 担当教員 尚男(准教授) 將人(教授) 開講形態 前期 週 3 時間 後期 週 3 時間 授業時間数 90 時間 藤原 広和(教授) 金子 仲一郎(助手) 【 授業の目標 】 建設環境工学(土木工学)の主要分野である構造工学と水工水理学に関する様々な現象を工学的に理解する ために、各種実験を通じて専門知識を習得し、さらに実験の計画・遂行、結果の正確な判断と考察、文章作成能 力育成の為に必修科目となっている。基礎式の展開・理解、自分の考えを伝達する能力の習得を目標とする。 【 授業概要・方針 】 本実験実習は、構造力学と水理学実験が並行して行われる。6班に分割し、構造実験と水理実験を交互に行う。 (構造力学実験):構造力学実験は、構造物またはその模型からそこに生じている応力の種類や大きさ、変位な どを測定し、力学的な法則(構造力学)について理解を深めることを目的としている。また付随的に試験体の作成 法、計測法、報告書の作成法などを学ぶことになる。 (水理実験):実験は、実現象の観察と構造物を設計するのに必要なデ-タを得るための2つの意味がある。ここ では、様々な水理現象を理解する為に全9項目の実験を行い、流れの様子、現象支配要因や物理諸量の関係等 について考察する事を目的とする。目的を達するために,実験前に目的や器具や整理方法等の報告書作成時間 を設定する。流れは、各人の感じ方に相違があり、実験中に感じた事を文書にて表現出来る事が必要である。 【 履修上の留意点 】 授業の始めに、実験概要および報告書の書き方を説明した後、約3週間単位で各種実験を行う。 この科目は、必得科目であり、提出期限厳守で報告書が提出されなければならない。やむを得ない事情により実 験を欠席した場合、報告書期限を延長する場合には担当教員の指示を受けること。また、電卓は必携である。 授 業 計 画 時間 時間 (構造力学) 授 業 内 容 (水理学) 授 業 内 容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 実験および報告書の書き方の説明 Ⅰ型断面梁の実験 説明 載荷試験 鉄筋コンクリート短柱の実験鉄筋組立作業 コンクリート打設作業 載荷試験 鉄筋コンクリート梁の実験 鉄筋組立作業 コンクリート打設作業 載荷試験 プレストレストコンクリート梁の実験 コンクリート打設作業 説明、準備 載荷試験 模型トラス梁の実験 構造工学演習(1)、構造工学演習(2) 計 学 習 ・教 育 到 達 目 標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 実験と報告書の書き方の説明 プレ報告書作成(1) 圧力測定実験 浮体の安定実験 直角三角せきの検定 プレ報告書作成(2) ベンチュリーメータの実験 水面波の実験 水門からの流出実験 プレ報告書作成(3) 管水路の摩擦損失 常流と射流、跳水現象 開水路の流速分測定実験 水理学演習(1) 水理学演習(2) 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 45 計 45 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 % 20 ( ) 50 30 JABEE 目標 ◎ (d-3) ○ (d-2)(f)(h)(i) 具体的な現象を目前にして基礎式を展開し、その内容を理解・考察すると同時に、結果を 文章にて取りまとめる能力を習得する事が目標である。 成績評価は、全部の報告書が提出された場合を対象とし、報告書の内容と提出時の口頭 試問によって内容の理解度を確認すると共に、評価を行う。各実験項目について 100 点満 点で評価し、全項目の平均点が 60 点以上を合格とする。 (構造実験)土木学会 構造実験指導書 (水理実験)土木学会 水理実験指導書 (構造実験)鉄筋コンクリート工学 岡村 甫 市ヶ谷出版社 (水理実験)環境・都市システム系教科書シリーズ7 水理学 日下部ら コロナ社 第2~4学年の構造力学、第4学年の鋼構造学、第3~4学年の水理学Ⅰ~Ⅲ、第2~3学 年の微分積分学と関連が深い。 H26 授業科目 (4302) 鋼 構 造 学 Steel Structural Mechanics 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業 方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学科 4年 必修 1 講義 後期 週 2 時間 30時間 杉田 尚男 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 鋼構造は、コンクリ-ト構造とともに土木・建築構造物の双璧をなす。特に我が国では、諸外国と比較して鋼構造 が使われる機会が比較的多い。したがって建設技術者にとって鋼構造に関する基礎知識は欠かすことができな い。本講義では、建設構造物において代表的な橋梁をケ-ススタディの対象として取り扱う。また、鋼を考えたとき さまざまな構造形式がもつ力学的意味、その特性を明らかにし、何を考えて鋼構造の設計を行えばよいかを考え る。 【 授業概要・方針 】 橋構造を例として鋼構造の特性・設計・建設・保全の基礎を学ぶ。つぎに橋のコンセプトを具体化する上で重要な 設計方法を学ぶ。特に鋼構造を対象として荷重に対する橋構造の応答計算法および材料強度がいかにして決定 されるべきかとその安全性の評価方法を学ぶ。 【 履修上の留意点 】 主要な公式についてその根拠を理解し、実際の構造物の設計にどのように応用できるかに留意して履修すること が必要である。 授 業 計 画 時間 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 鋼構造・橋梁工学総論 橋の構成 2 第 2 回 橋の分類、橋の計画、施工、維持管理 2 第 3 回 鋼材の力学的性質(種類と規格) 2 第 4 回 鋼材の力学的性質(鋼種選定) 2 第 5 回 鋼材の接合方法(溶接種類) 2 第 6 回 各種の断面力を受ける鋼部材強度算定 2 第 7 回 鋼材の接合方法(有効断面、疲労照査) 2 第 8 回 鋼材の接合方法(高力ボルト) 2 第 9 回 (中間試験) 2 第 10 回 プレートガーダー橋の構造形式 2 第 11 回 プレートガーダーの断面の設計、補剛材の設計 2 第 12 回 荷重分配 2 第 13 回 合成桁の応力算定 2 第 14 回 合成桁橋の安全照査 2 (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 15 回 2 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 100 (④) 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 % JABEE 目標 ◎ (d-1) ○ 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 ・本教科は、建設学の主要な分野の応用教科である。用語の理解、基礎的な理論・計算式 が理解できること。基礎的な部材の設計ができること。特に鋼の性質、強度、荷重とその制 御対策、接合法を理解する。座屈を防止するための断面の設計計算ができる。 平素の学習状況(授業中に理解度などを質問するが、それに答えられるか) 5 回の演習問題の提出(以上の 2 項目で 20%) 2 回の定期試験の結果(80%)、 60 点以上を合格とする。 現代土木工学シリーズ 橋梁工学 林川俊朗著 朝倉書店 鋼構造・橋梁工学 鎌田相互 松浦 聖 森北出版 構造力学 H26 授業科目 (4306) RC構造設計製図 Reinforced Concrete Engineering Design & Drawing 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 4年 必修 丸岡 晃 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 1 演習 後期 週 2 時間 30時間 (准教授) 【 授業の目標 】 鉄筋コンクリート単純 T 形橋の設計計算を通して、鉄筋コンクリート構造物における鉄筋やコンクリートに生じる 応力の算定方法や、鉄筋コンクリート構造物の設計方法、構造細目について学ぶとともに、理解を深めることを目 的とする。さらに、計算した結果を用い図面として表現することを通して、鉄筋コンクリート構造物の設計図面の見 方や書き方を学習する。 【 授業概要・方針 】 学生各自に異なる基本設計条件で鉄筋コンクリート単純 T 形橋の設計計算を行う。設計計算は、主にコンクリー ト標準示方書に従い、設計計算を行う。設計計算書は、指定された段階においてチェックを行い、最終的に設計 計算書および CAD 図面の提出を求める。 【 履修上の留意点 】 ・ 演習や課題に積極的に取り組む必要があり、提出期限厳守で課題が提出されなければならない。やむを得ない 事情により課題提出期限を延長する場合には担当教員の指示を受けること。 ・ 各設計項目は、「コンクリート構造学」及び「RC構造学」で学んだものも多いので、「コンクリート構造学」及び「R C構造学」の内容をよく復習し、使用したノート・教科書を授業に持参すること。 ・ A4 ファイルを用意し、授業で配布したプリント、設計計算書を全てファイリングしておくこと。ただし、最終的には、 設計計算書のみをファイルからはずし提出すること。 授 業 計 画 時間 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 鉄筋コンクリート単純 T 形橋の設計概説 2 第 2 回 曲げ耐力の検討(1) 2 第 3 回 曲げ耐力の検討(2) 2 第 4 回 設計計算書作成(1) 2 第 5 回 せん断耐力の検討(1) 2 第 6 回 せん断耐力の検討(2) 2 第 7 回 設計計算書作成(2) 2 第 8 回 ひび割れの検討 2 第 9 回 たわみの検討 2 第 10 回 設計計算書作成(3) 2 第 11 回 図面作成(CAD)(1) 2 第 12 回 図面作成(CAD)(2) 2 第 13 回 図面作成(CAD)(3) 2 第 14 回 図面作成(CAD)(4) 2 第 15 回 図面作成(CAD)(5) 2 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合% JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (B-1) ◎ (d-1) ○ 30 (B-2) 70(①) (d-3)(e)(h) (C-1) 30 (C-2) ・ コンクリートおよび鋼材の基本的な力学的特性を理解し、設計できる。 ・ 限界状態設計法による安全性照査方法を理解する。 ・ 実構造物の具体的な設計法の流れを理解する。 演習問題(20%)、設計計算書(50%)、CAD 図面(30%)の割合で評価する。 総合評価は 100 点満点として 60 点以上とする。 提出物は採点後返却し、到達度を確認させる。 教員作成プリント 2012 年制定コンクリート標準示方書[設計編] 土木学会 コンクリート工学,鉄筋コンクリート工学の教科書 構造力学、コンクリート構造学、RC 構造学、CAAD (D) H26 授業科目 (4353) 河 川 工 学 River Engineering 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 4年 必修 藤原 広和 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (教授) 【 授業の目標 】河川は生活する上で不可欠なものである。この河川利用として、生活用水、農業用水、工業用 水などがあり、最近では河川環境を考慮した河川計画が行われている。しかし、洪水時には河川が氾濫し、災 害もしばしば起きている。また、河川の水質汚濁や塩害も問題となっている。河川工学では河川の形態と性質を 踏まえ、降水、蒸発、河川、湖沼といった水文物理過程を主に学び、その予測手法について解説する。流量を 安全に流すための河川構造物を設計するための基礎知識となる。今後の設計等で生かせるように、雨量から流 出解析を行い、河川流量を求める方法を理解できるようになることが目標である。 【 授業概要・方針 】河川の一般的特徴について説明し、降水、蒸発、河川、湖沼といった水文物理過程を主に 学び、その予測手法について解説する(水文量の統計的取り扱いも含む)。また、河口部の現象についても説 明する。適宜演習を取り入れ、理解を深める。 【 履修上の留意点 】主として水を取り扱う科目なので、水理学を理解しておく必要がある。水域環境 問題や防災を考えるうえでの基礎知識ともなる。演習等があるので関数電卓は必携である。また、演 習により各項目の理解度を自覚できる。 授 業 計 画 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 河川の分類(地理的分類、地形的分類、法律的分類)、河川区域、流域と分水界、 第 2 回 流域形状とその定量的特徴(平均幅員、形状係数、河川密度)、河川の形態と特徴 第 3 回 河川流水の 3 作用、河川の3区分、3 分類、地形形態 第 4 回 水の循環、地球上の水の構成比、日本における水循環特性、日本の気象特性 第 5 回 静水圧(密度変化がある場合) 第 6 回 降水とその評価(降水の種類・特性、確率年の概念) 第 7 回 (中間試験) 第 8 回 中間試験の解説・降水とその評価(流域平均雨量・降水量調査、正規分布) 第 9 回 降水とその評価(対数正規分布、Hazen プロット)、遮断、蒸発散、浸透 第 10 回 流出計算(合理式、単位図法) 第 11 回 流出計算(流出関数、貯留関数、タンクモデル) 第 12 回 河川の水理学(流量調査) 第 13 回 密度流、感潮河川 第 14 回 水理模型実験について (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) 同上関与割合 % 20 80 ( ) 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (d-1) ○ (c) (d-2) 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (D) 到 達 項 目 用語を理解し説明できること。河川の基本的特徴を理解すること。 降水、蒸発、河川、湖 沼、地下水といった水文物理過程を理解すること。 水文予測手法を理解すること。 評 価 方 法 定期試験 80%、演習・レポート等 20%として評価する。答案および演習等は採点後返却し、 達成度を伝達する。総合評価は100点満点として、60 点以上を合格とする。 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 水文学/風間聡/コロナ社 最新河川工学/岩佐義朗著/森北出版、河川工学/吉川秀夫著/朝倉書店 等 水理学、水環境工学、防災・安全、数学科目 H26 授業科目 (4369) 環 境 工 学 Environmental Engineering 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 総時間数 (Z)建設環境工学科 4年 必修 1 講義 前期 週 2 時間 30時間 矢口 淳一 (教授) 担当教員 【 授業の目標 】 今や環境問題は人間の生存と地球生態系の維持に係わる問題であり、われわれ一人一人が 正しい科学知識をもとにした広い視野をもって、人類や地球の将来を考えた行動をとることが必要である。本教科 では地球環境問題を理解し、持続可能な地球を実現するための方策について自ら考え、環境工学・土木工学を 学ぶための基礎とする。 【 授業概要・方針 】 地球環境問題への対応は、21 世紀における技術者に課せられた使命であることを認識させる。本教科では地球 環境問題を中心にその背景(原因)、現状、今後の予測、実施されている対策について学習し、土木建設事業と 環境問題の関係や環境保全の意義を理解させる。 【 履修上の留意点 】 教科書を中心にプリント資料、プロジェクター等を使用して授業を進める。また授業の理解 を助けるために例題を授業中に解き、それに関連した演習課題や小テストを行うことがある。添削返却の際には正 解を解説し各自の達成度を伝える。また基本的な学術用語は英語で表記できるようにする。質問など分からない 点があればオフィスアワーを含めて何時でも来室されたし。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 週 環境問題の変遷 2 第 2 週 土木建設事業と環境 2 第 3 週 地球温暖化(温室効果) 2 第 4 週 地球温暖化(原因と今後の予測) 2 第 5 週 地球温暖化(影響) 2 第 6 週 京都議定書と温暖化対策 2 第 7 週 ライフサイクルアセスメント 2 第 8 週 (後期中間試験) 2 第 9 週 オゾン層破壊、酸性雨 2 第 10 週 化学物質による汚染(環境リスク) 2 第 11 週 土壌・地下水汚染 2 第 12 週 生物環境(生態系) 2 第 13 週 生物多様性の保全 2 第 14 週 環境アセスメント 2 (後期期末試験) 第 15 週 期末試験の答案返却とまとめ 2 30 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 30 70 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (d-4) ○ (a) (b) (e) 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 本教科では以下の目標を達成することを目的としている。 ・地球温暖化の原因、予測、影響、対策等に関する基本的知識を習得する。 ・ 地球環境問題に関する概略を理解し、基礎的知識を習得する。 ・ 土木建設事業と環境の関係や環境保全の意義を理解する。 演習課題、レポートの提出及びノートチェックで 20%、定期試験 80%の割合で評価する。 総合評価は 100 点満点とし、60 点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を確認 させる。 世良 力著、「環境科学要論」 第3版 東京化学同人 環境白書(環境省編)、循環型社会白書(環境省編)、 瀧澤美奈子著「地球温暖化後の社 会」文春新書、御園生誠著「温暖化と資源問題の現実的解法」 丸善、川本克也、葛西栄 輝著、「入門環境の科学と工学」 共立出版社 水環境工学(Z3)、環境衛生工学(Z5)に関連する。 H26 授業科目 (4381) 建設環境工学セミナー 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 4年 必修 Seminar of Civil and Environmental Engineering 単位数 授業方法 開講形態 1 演習 後期 週 2時間 授業時間数 30時間 建設環境工学科教員(常勤) 担当教員 【 授業の目標 】 卒業研究に必要な専門知識や周辺知識の習得も行うと同時に国際社会に対応できるよう英語基礎能力を身に つけることを目標とする。各研究室に分かれて関連する技術英語論文や学術書を購読、演習等を行い、文献の読 解力を養成する。 【 授業概要・方針 】 各教員の研究室に分かれて担当教員の指導のもとに授業を行う。指導教員が準備した英語文献について、教 員の指導を受けながら読解する。各担当教員の専門分野の内容については授業計画欄を参照すること。 【 履修上の留意点 】 グループに分かれて各研究室に配属される。各担当教員の指示に従い学習する。 英和辞書は必携である。放課後等も利用して、自主的に文献を読解すること。 授 ( 後 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 業 授 計 業 画 内 容 時間 ガイダンスおよび配属先の決定 2~15 週: 各研究室で学習 各指導教員の専門分野は以下の通りである。 本学科における各教員の専門分野とキーワードは以下の通りである。 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 応用力学、構造力学、鋼構造、耐震工学、風工学等(杉田尚男、丸岡晃) 水理学、水文学、河川工学、水資源工学、港湾工学、海岸工学等(南將人、藤原広和) 地盤工学、基礎工学、岩盤工学、土質地質等(清原雄康) 道路計画、鉄道計画、土木計画、都市計画、測量等(今野恵喜) 土木材料、土木施工法、コンクリートおよび鉄筋コンクリート工学等(菅原隆) 環境保全、環境管理、環境システム、用排水システム、廃棄物等(矢口淳一、金子仲一郎) 建築系(馬渡龍) (A) 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (B-1) ◎ (f) ○ 30 (B-2) 30 (d-1) (i) (C-1) (C-2) (D) 70 ・卒業研究のための基本的な周辺知識を修得すること。 ・卒業研究のための基本的な専門知識を修得すること。 ・購読した文献の内容を明確に講読できること。 各担当教員による演習、レポート、試験をもとに評価を行う。総合評価は 100 点満点として、 60 点以上を合格とする。提出物は採点後返却し、達成度を確認させる。 各科目の教科書等、各担当教員と相談 各担当教員と相談 各専門科目、卒業研究 H26 授業科目 (0921) フランス語 French 対 象 学 科 (クラス) 学年 必・選 全学科 5年 選択必修 授業方法 2 講義 開講形態 前期 週 2時間 後期 週 2時間 総時間数 60時間 大黒 亜紗子(非常勤) 小林 德子 (非常勤) 担当教員 単位数 【 授業の目標 】 フランス語に初めて接する人のために、次のことを目指す。 1.フランス語特有の音に慣れ、フランス語の語感を養う。 2.フランス語が話されている国や人、フランス語の文化に慣れ親しむ。 3.初級文法に触れ、特に動詞の変化に慣れる。フランス語で簡単な自己紹介などが出来る。 【 授業概要・方針 】 フランス語は、発音の規則が英語と違い、少し厄介かもしれない。加えて全ての名詞には、男性か女性の文法的な 性別がある。それが形容詞の使い方にも影響する。動詞の人称変化も覚える努力が必要である。授業では、ヨーロッ パ連合の言語政策(外国語学習のためのヨーロッパ共通参照枠)に合わせ実用的な会話と文法習得を目標にしたい。 はじめはゆっくり進んでゆくが、少し慣れてきたら、一こまで1課分は進んでゆく。自己紹介に関した言い回しも、 ほぼ毎回フラッシュカードなどをみながら練習する。クリスマスの歌を始め、フランス語の歌も何曲かは必ず一緒に 歌う。<オー・シャンゼリゼ> <ばら色の人生>など。ペア・ワーク(会話練習)もできるだけ毎回練習したい。 【 履修上の留意点 】 習うより慣れることに重点を置いて、たとえ初めは上手く発音出来なくても、根気よく音をだしてみよう。 英語が基礎にある学習者にとって、文法や発音の似たところや違いなどを比べながら学ぶのも面白いかもしれない。 授業内のペアで行う練習は、積極的に参加してもらいたい。ビデオや DVD は授業内容を理解する助けになるのでしっ かりと見て欲しい。パリから南フランスを訪ねる、主人公のピエールやユゴーになったつもりで会話してみよう。 授 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 業 (前 期) 授 業 内 容 授業についての説明。フランス、フラ ンス語について。お互いの紹介。 Leçon 1 Nous sommes amis ! フラン ス語の発音 (ぼくたち、ともだちなんだ) Leçon 1 主語人称代名詞 suite de Leçon 1 être Leçon 2 Qu’est-ce que c’est? suite de Leçon 2 Leçon 3 切符がない… -er 動詞 suite de Leçon 3 Leçon 4 この列車は直通だ!疑問文 suite de Leçon 4 Leçon 5 パリから来ました。aller/venir suite de Leçon 5 Leçon 6 きみたち、何歳なの?avoir (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 計 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 到 達 目 標 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 同上関与割合 % (A) 30 計 時間 画 (後 期) 授 業 内 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 第 16 回 第 17 回 第 18 回 第 19 回 第 20 回 第 21 回 第 22 回 第 23 回 第 24 回 第 25 回 第 26 回 第 27 回 第 28 回 第 29 回 suite de Leçon 6 Leçon 7 のど、からから… Leçon 8 お手伝いできます。 suite de Leçon 8 pouvoir Leçon 9 ご案内いたします。 suite de Leçon 9 Leçon 10 聞いてみましょう… Leçon 11 きみより速いぞ! suite de Leçon 11 比較級、最上級 Leçon 12 よく働いてくれたわね。 suite de Leçon 12 複合過去(1) Leçon 13 Je suis né 複合過去(2) Leçon 14 直説法半過去 (期末試験) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 第 30 回 期末試験の答案返却とまとめ 2 30 (B-1) (B-2) 計 (C-1) (C-2) 30 (D) 70 JABEE 目標 ◎ (f) ○ (a), (g) 国際的に通用するフランス語のコミュニケーション基礎能力の育成。辞書を使って簡単なフ ランス語の文を読むことができる。フランス語技能検定試験 5 級レベル 期末試験 90%、小テスト、課題を 10%として評価を行う。60 点以上を合格とする。 小笠原洋子著:『n.édition Pierre et Hugo《新版》ピエールとユゴー(DVD 付)』(白水社) 『パスポート仏和和仏辞典』、『現代フランス語辞典(Le Dico)』(白水社) 英語演習 H26 授業科目 (0922) 中国語 Chinese 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 全学科 5年 選択必修 2 講義 授業時間数 60時間 武秀(非常勤) 渡辺 担当教員 開講形態 前期 週 2 時間 後期 週 2 時間 【 授業の目標 】 初歩レベルの中国語を習得し、かつ中国社会、文化に対しても理解を深める。 【 授業概要・方針 】 学習は基本的な発音の修得から始まる。まず母音、子音、声調(4種上がり下がりの調子)を勉強する。この後、 平易な会話文を用いて、少しずつ基本的な文法事項を勉強し始める。同時に「聞く」「話す」「書く」の訓練も行う。 【 履修上の留意点 】 中国語の学習は、中国と日本は「漢字」を共有しているので、どうしても「眼」に頼りがちになる。もちろん小学校 以来蓄積した漢字の知識をフルに使っても宜しいが、きちんと正しい発音ができてはじめて中国語を学習したとい うことになるので、発音にもしっかり取り組んでください。なお、辞書は必ず購入して欲しい。 授 (前 期) 第 1回 第 2回 第 3回 第 4回 第 5回 第 6回 第 7回 第 8回 第 9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 授 業 内 業 容 時間 ガイダンス 第1課 お母さんは来ましたか? 第2課 コーヒー飲みますか? 第3課 久しぶりです。 第4課 ありがとう。 発音練習のまとめ 第5課 お名前は? ドリル 第6課 これは何ですか? ドリル 第7課 これはいかがですか? ドリル 第8課 お宅はどこですか? ドリルと散文 (期末試験) 期末試験の答案返却と前期のまとめ 計 学 習 ・教 育 目 標 JABEE 目標 到 達 目 標 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 画 (後 期) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 第 16 回 第 17 回 第 18 回 第 19 回 第 20 回 第 21 回 第 22 回 第 23 回 第 24 回 第 25 回 第 26 回 第27回 第 28 回 第 29 回 2 第 30 回 30 (B-1) (A) 八戸高専目標 同上関与割合 % 計 授 (f) ○ 内 容 時間 第9課 誕生日は何日ですか? ドリル 第 10 課 今何時ですか? ドリル 第 11 課 どうしたの? ドリル 第 12 課 中国に行ったことある? ドリル 散文 第 13 課 中国語が話せます。 ドリル 第 14 課 飛行機切符の予約した? ドリル 総まとめ(1) (期末試験) 期末試験の答案返却と総まとめ(2) (B-2) 計 (C-1) 25 ◎ 業 (C-2) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (D) 75 (a)(g) 1,中国語の発音が一通りできる。2,簡単な挨拶ことばを使える。3,文法の基本をマスターす る。さらに(努力目標として)中国社会、文化を理解する。 定期試験、小テストの成績で評価し、60 点以上を合格とする。 『初級漢語教本』(内田慶市・西山美智江)・同学社 『中日辞典』小学館 英語、フランス語、文学 H26 授業科目 (0123) 人間科学 対 象 学 科 担当教員 学年 全学科 5年 平 川 武 彦 (教授) Anthropology 必・選 単位数 選択必修 1 授業 方法 講義 授業形態 授業時間数 前期 週 2 時間 30 時間 【 授業の目標 】 人間について様々な視点から見ることにより、人間の多様性を自己の思考の中で統一的に捉え、自分なりの人間 観を形成することを目指す。人間観や発達理論、教育に関する基本的なことは、講義形式で行い、講義内容や関 連する課題を受講生は、文献や資料、インターネットから情報収集し、理解した上で分析し、レポートにまとめ発表 を行うことにより、参加型授業とする。 【 授業概要・方針 】 前半は、人間観の変遷を古代ギリシャから現代までを概観し、社会や文化的背景から人間観が形成されることを示 す。後半は、人間の発達をたどり、人間形成について代表的な考え方を学び、教育の歴史的変遷と現代の教育に ついて考察する。さらに、具体的な事例を通し技術者として人間存在について考えを深める 【 履修上の留意点 】 授業で指示した資料や文献を十分に読み授業に積極的に参加すること。普段から関連した情報に注意を向け、 授業で発表すること。授業に関連した事柄について、文献やインターネットなどを使い調べ、自分なりに十分考え てレポートにまとめる作業を数回行う。 授 業 計 画 実時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1回 ガイダンス 人間観の変遷について 2 第 2回 知性と Homo sapiens、宗教と Homo religious 2 第 3回 労働と Homo faber 、遊びと Homo ludens 2 第 4回 生物学的人間学、 哲学的人間学 2 第 5回 精神分析学から見た人間、現代の人間観について 2 第 6回 人間の発達について 2 第 7回 ピアジェの理論、 エリクソンの理論 2 第 8回 エリクソンのライフサイクル 2 第 9回 人間の発達についてのまとめ 2 第 10 回 教育の歴史について、 中世大学の成立 2 第 11 回 近現代の高等教育について 2 第 12 回 日本の教育の歴史 2 第 13 回 戦後教育の歴史 2 第 14 回 現代の産業教育、工業教育 2 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却と現代の人間科学的課題 2 八戸高専目標 学 習 ・教 育 目 標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 目 標 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 (A) 80 ◎ 計 (B-1) (a) ○ (B-2) ( ) (b) (f) (C-1) (C-2) 30:00 (D) 20 人間観の変遷や発達理論や教育の歴史について基本的な知識を習得し、人間存在につ いて意見交換ができるようになること。 工学と人間との関連について、自分なりの意見を伝達できるようになること。 課題やレポートにたいして、自分の考えを深め、表現できるようになること。 定期試験 80 点、小テスト、レポート等を 20 点として評価を行う。 総合評価は100点満点として、60 点以上を合格とする。 答案およびレポートは採点後返却し、到達度を確認させる。 授業時に配付したプリントと授業中に指示した文献等 随時指示 現代社会、科学技術社会論、人文科学概論、技術者倫理 H26 授業科目 (0933) 人文社会科学(哲学) 対 象 学 科 学年 必・選 全学科 5年 選択 太田 徹 担当教員 Philosophy 単位数 授業方法 1 講義 授業時間数 開講形態 (前期 週 2 時間) 30時間 (後期 週 2 時間) (教授) 【 授業の目標 】 善悪を知り、働くことの意味をつかむことは、人生にとってもっとも大切なことである。しかし正 面きって善悪とはなにか、働くことにどんな意義があるかを説明するのは至難の業だ。それを考え てみたいと思う。この本は 14 歳以上を対象にするといわれているが、大人にも読み応えのある本で ある。 【 授業概要・方針 】 授業は、テキストを正確に理解することが第一である。第二に疑問点をあらいだす。第三に、そ れらの疑問が解決できるかどうか考えてみる。 【 履修上の留意点 】 前の回にやったことを、授業の最初に確認する。 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 授 業 ( 前期)(後 期 ) 授 「倫理」ってなんだろう? 「よいこと」ってなんだろう? 「悪いこと」ってなんだろう? 「悪いこと」ってなんだろう? なぜ「道徳」が必要なんだろう? なぜ「道徳」が必要なんだろう? 「愛する」ってなんだろう? 「愛する」ってなんだろう? 「性」のちがいってなんだろう? 「性」のちがいってなんだろう? 「働く」ってなんだろう? なぜ「法」を守る必要があるんだろう? そもそも「法」ってなんだろう? (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 ◎ a 画 内 容 2 30 ○ (B-2) (C-1) (C-2) f 倫理についてひとまとまりのことが言え、さらにそこから論を展開できる。 テスト60%、提出物40% 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 計 (B-1) (A) 80 八戸高専目標 計 業 「善悪ってなに?働くってどんなこと?」小浜逸郎、草思社(1300 円) 「正しい大人化計画」小浜逸郎、ちくま新書 倫社 (D) 20 H26 授業科目 (0937) 人文社会科学(世界経済史) 対 象 学 科 (クラス) 全 担当教員 学 科 (混合学級) World Economic History 学年 必・選 単位数 授業方法 5年 必修 1 講義 開講形態 前期 週 2 時間 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 佐藤 純 (准教授) 【 授業の目標 】 19 世紀末葉の世界は「第一次グローバリゼーション」の時代と呼ばれ、国境を越えたヒト・モノ・カネの流れが本 格化した歴史上はじめての時代であった。この時代をリードしたのはイギリスであるが、同国は当時「世界の工場」 「世界の銀行」として圧倒的な経済力・軍事力を誇りいわゆる「パックス・ブリタニカ」を現出した。本講義は、架空の イギリス貴族=フィリアス・フォッグ氏の世界一周旅行を描いたジュール・ベルヌの小説『80 日間世界一周』を英語 で読みながら、近現代イギリスの歴史について学ぶと同時に、現在のグローバリゼーションの起源ともいえる 19 世 紀末葉の世界について理解することを目的とする。 【 授業概要・方針 】 ・現代のグローバル世界の歴史的形成過程の理解に重点を置く ・近現代イギリス史を概観する ・19 世紀末葉のグローバル化した世界を活写したジュール・ベルヌの SF 小説を英語で読解する 【 履修上の留意点 】 ・予習と復習を欠かさないこと ・翻訳書に頼らず自分で英語のテキストを翻訳すること ・英文テキストの読解にあたり基本的な英語文法を復習すること 授 業 計 画 時間 ( 前・後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 ガイダンス 2 第 2 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days①(英語テキスト読解) 2 第 3 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days②(英語テキスト読解) 2 第 4 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days③(英語テキスト読解) 2 第 5 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days④(英語テキスト読解) 2 第 6 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑤(英語テキスト読解) 2 第 7 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑥(英語テキスト読解) 2 第 8 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑦(英語テキスト読解) 2 第 9 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑧(英語テキスト読解) 2 第 10 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑨(英語テキスト読解) 2 第 11 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑩(英語テキスト読解) 2 第 12 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑪(英語テキスト読解) 2 第 13 回 Jules Verne, Around the World in Eighty Days⑫(英語テキスト読解) 2 第 14 回 総括 2 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 2 計 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 % (A) 80 (B-1) 30 (B-2) ( ) (C-1) (C-2) 20 (D) ◎ (c) ○ (g) ・現代のグローバルな世界経済の歴史的形成過程について知る 到 達 項 目 ・近現代イギリス帝国の歴史について知る ・簡単な英語小説の読解ができるようになる 成績評価は定期試験80%、授業中の発言量やその質20%の割合で行われる。答案は採 評 価 方 法 点後返却し、到達度を確認させる。総合評価は100点満点とし、60点以上を合格とする。 ・Jules Verne, Around the World in Eighty Days, PUFFIN CLASSICS 使用教科書・教材 ・秋田茂『イギリス帝国の歴史‐アジアから考える』中公新書 参 考 図 書 等 授業中に適宜紹介する 関 連 科 目 工学基礎A 歴史 産業と経営 工業経営学 人文社会科学要論 JABEE 目標 H26 授業科目 (0511) 人文社会科学(論理学概論) 対 象 学 科 学年 必・選 全専攻 5年 選択 Liberal Arts (Outline of Logic) 単位数 授業方法 授業形態 総時間数 2 講義 後期 週 2 時間 30時間 高橋 要 (准教授) 担当教員 【 授業の目標】 論理とは何か、論理学とはどういう学問か、についての概略的な知識を身に付けた上で、現代記号論理学の初歩的な演 算・証明の技術を訓練することを主眼とする。その訓練を通して、合理的な思考様式を身に付け、論理的なものの考え 方が深められるようにしたい。 【 授業概要・方針 】 論理学の歴史、様々な種類の論理学を紹介した後で、現代の記号論理学に入る。形式言語Lを構成してから、命題論 理の公理系とその意味論を解説し、命題論理の完全性証明(決定可能性)を経て、計算可能性の理論に進み、オートマ トンの理論から全加算機を論理的に構成する。授業は毎回、講義と演習問題により構成されるが、理解度に余裕があれ ば一階の述語論理の理論をも瞥見する。 【 履修上の留意点 】 予備知識は何も必要とされない。ただ知識に対する好奇心だけが必要である。コンピュータの基礎理論としてばかりでは なく、全ての学問の基礎あるいはものを正しく考えるということに興味があれば十分である。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 2 序章 論理学とは何か: 0.1. 論理学の種類 0.2. 論理学の定義 0.3. 論理学の研究方法 第 2回 2 第 1 章 形式言語L: 1.1. 構成要素 第 3回 2 1.2. 解釈と翻訳 第 4回 2 第 2 章 命題論理: 2.1. 構文論: 第 5回 2 2.1.1. 公理系 S (公理系 S における証明の練習) 第 6回 2 (公理系 S における演繹の練習) 第 7回 2 2.1.2. 自然演繹体系 NK 第 8回 2 (自然演繹体系 NK における演繹の練習) 第 9回 2 2.2. 意味論: 第 10 回 2 2.2.1. 命題記号の解釈 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 2.2.2. 論理結合子の解釈 2.2.3. 公理系 S のモデル 3.2.4. 妥当性 第 3 章 命題論理体系の諸性質: 3.1. 健全性 3.2. 無矛盾性 3.3. 完全性 3.4. 標準形 3.5. 決定可能性 3.6. 計算可能性 (第 4 章 1階の述語論理: 4.1. 構文論: 4.1.1. 公理系 P, 4.1.2. 自然演繹体系 NK 4.2. 意味論) 期末試験 期末試験の答案返却とまとめ (A) 90 八戸高専目標 学 習 ・教 育 目 標 同上関与割合 JABEE 目標 計 (B-1) ◎ (a) ○ (B-2) (C-1) (C-2) (f) 到達目標 現代論理学の考え方を理解すること、および命題計算がどれかの方法でできること 評価方法 使用教科書・教材 定期試験 50%,レポート・演習問題 50%, 60 点以上で合格 オリジナルテキストを配付する W. V. O. Quine, Method of Logic, Harvard University Press, 1962. Jon Barwise and John Etchemendy, Language of 1st Order Logic, CSLI, 1990. 戸田山和久著、『論理学をつくる』、名古屋大学出版会、2000. 哲学、計算機科学 参考図書 関連項目 2 2 2 2 2 30 (D) 10 H26 授業科目 (0522) 人文社会科学(地域資源と文化) 対 象 学 科 (クラス) 全 担当教員 学 科 齋 麻子 Culture and local resources 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 5年 選択 1 講義 前期 週 2 時間 30時間 (准教授) 【 授業の目標 】 「吉野(奈良)」=「山」「桜」「春」、「宮城(宮城)」=「野」「萩」「月」「秋」など、ある土地(地名)には共通する一定の イメージがあり、それを歌枕・名所としてイメージが受け継がれてきた。また、『源氏物語』のように、物語上で生み 出されたキャラクターが、長い時を隔てても廃ることなく、あるイメージを想起させながら、愛され続けている。これら のいわゆる“古典”は、遥かいにしえの事象ではなく、現在もなお、商品名や観光資源として利用され、我々の身 の回りに息づいている。 授業では、古典としての西行や芭蕉がたどった名所から現代の NHK 大河ドラマや朝の連続テレビ小説まで、観 光としての地域資源の成り立ちを考察する。また、『源氏物語』の光源氏、『伊勢物語』の在原業平から、ゆるキャラ にいたるまで、人々に愛されるキャラクターの普遍性と可能性、ゆるキャラと地域資源の未来を考察する。 【 授業概要・方針 】 ・前半は講義形式でいくつかの事例を紹介する。 ・後半は参加学生個々が新たな事例を見つけ出したり、新たな地域資源となりうる可能性を考察する。 【 履修上の留意点 】 教科書は事例紹介や自らの考察の元になる資料であるため、事前に読み、理解しておくこと。授業のテーマに 関し、文献やインターネット等で能動的に調査し、考察すること。 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 授 業 計 画 ( 前 期 ) 授 業 内 容 ガイダンス・地域資源とは、文化とは、文学とは 安野光雅『旅の絵本』を読み解く① 安野光雅『旅の絵本』を読み解く② 日本における歌枕①観光地 日本における歌枕②土産 NHK 大河ドラマ・朝の連続テレビ小説と地域おこし① NHK 大河ドラマ・朝の連続テレビ小説と地域おこし② 『源氏物語』と『伊勢物語』のキャラクターの普遍性、元祖キャラクターグッズ① 『源氏物語』と『伊勢物語』のキャラクターの普遍性、元祖キャラクターグッズ② 普遍的なキャラクターと一過性のキャラクター① 普遍的なキャラクターと一過性のキャラクター② ゆるキャラと地域資源の未来① ゆるキャラと地域資源の未来② 地域資源と文化を考える まとめ 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 計 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 % (A) 80 (B-1) 30 (B-2) ( ) (C-1) 到 達 項 ◎ (a) ○ (f) さまざまな時代および地域の文化を理解する。 目 未来の地域資源の可能性を自分なりに考察することができる。 評 価 方 法 (C-2) (D) 20 JABEE 目標 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 毎回の課題提出(20%)および 2 回のレポート(80%)により評価する。 総合評価は 100 満点とし、60 点以上を合格とする。 『キャラクター小説の作り方』(大塚英志)、『キャラクターとは何か』(小田切博)、『地域ブラ ンドのつくりかた』(別冊 Discover Japan)、『大掴源氏物語まろ、ん?』(小泉吉宏) 随時指示 国語、およびその他の人文社会科学系科目 H26 授業科目 (0523) 異文化教育理解 対 象 学 科 学年 必・選 全学科 5年 選択 阿部 恵 担当教員 Cross-cultural Communication 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (教授) 【 授業の目標 】 異文化間でのコミュニケーションを円滑に行うためにはどのような点を配慮しなければいけないのかを理解する。本 科目では、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの両方から、異文化間のコミュニケーション・スタイル の違いや日常生活での「常識」について議論することにより、さまざまな場面での異文化コミュニケーションにある程 度対応できることを目標とする。さらに、自国の文化や地域文化、および日本人の異文化コミュニケーションにおけ る特徴を多面的視点から理解できることを目的とする。将来のグローバルエンジニアに必要な異文化相互理解力 と異文化共生力の基礎を養う。 【 授業概要・方針 】 授業では異文化コミュニケーションのテーマについて、ペアー・ワークやグループ・ディスカッションが行われるた め、積極的な意見交換が求められる。いくつかのテーマについて、多面的な視点から自分の考えをまとめてレポー トを書く課題がある。 【 履修上の留意点 】 異文化コミュニケーションの背景にある価値観などについて、積極的な意見交換が望まれる。授業での課題以外 にもテレビやインターネットなどのメディアをとおして、異文化や価値観などについて理解を深める必要がある。 授 業 計 画 ( 後 期 ) 授 業 内 第 1 回 イントロダクション 第 2 回 1.空間、時間、異文化コミュンケーション 第 3 回 1.空間、時間、異文化コミュンケーション 第 4 回 2.異文化コミュニケーターとしての通訳者 第 5 回 3.異文化コミュニケーションと誤解の接点 第 6 回 3.異文化コミュニケーションと誤解の接点 第 7 回 4.異文化コミュニケーションにおける言語選択 第 8 回 4.異文化コミュニケーションにおける言語選択 第 9 回 5.「地球都市」の出現とコミュニケーション 第 10 回 6.マスメディア(CM)と異文化コミュニケーション 第 11 回 6.マスメディア(CM)と異文化コミュニケーション 第 12 回 7.障害者、高齢者とのコミュニケーション 第 13 回 8.女性と異文化適応 第 14 回 復習 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) 同上関与割合 % 10 ( ) 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (f) ○ (a) (g) 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (C-1) (C-2) (D) 90 多様な文化、多様な価値観の差異の存在を理解して、異文化コミュニケーションにある程度 対応できること。 自国の文化を多面的視点から理解できること。 定期試験 80%、レポート 20%。 総合評価は 100 点満点とし、60 点以上を合格とする。 伊佐雅子監修, 『多文化社会と異文化コミュニケーション』,三修社, 2007. 青木 保著, 『異文化理解』岩波書店, 2001. 英語演習 II H26 授業科目 (0577) 知 的 財 産 権 Intellectual Property 対 象 学 科 学年 必・選 全 学 科 5年 選択 担当教員 工藤 憲昌 (教授) 矢口 淳一 (教授) 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 沢村 利洋 (教授) 授業時間数 30時間 杉山 和夫 (教授) 【 授業の目標 】 本校の学習・教育目標に、国際的に立ち、社会に及ぼす技術の影響を理解し、またその責任を自覚するとあ る。これを受けて、この授業では、変化が著しくグローバル化する社会の視点から産業財産権関連法の基礎につ いて理解を深め、産業財産権をめぐる活用等の事例を紹介し、不正競争防止法や製造物責任法を理解すること に努める。また、特許明細書の書き方や特許電子図書館の検索実習と通じて産業財産権に関する基本的な知識 を身につけることを目指す。 【 授業概要・方針 】 産業財産権の重要性および不正競争防止法や製造物責任法との関連を学び、特許電子図書館等がまとめた パテントマップで技術分野毎の問題点を整理した上で、各専門学科毎に検討した内容に基づいて明細書を書き、 基本的な事項を学習する。 【 履修上の留意点 】 ・今後も国際社会において技術立国の地位を保つには、産業財産権、特に特許等の取得、利活用を意識した技 術開発を目指すことが求められていることを認識する。 ・具体的な内容とするため多くの事例紹介、演習を行うので積極的に取り組んでほしい。 授 業 計 画 時間 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 ガイダンス(知的財産権の全体像の説明),特許上の発明の要件、演習 2 第 2 回 特許権の効力、利用、活用 2 第 3 回 特許権の活用、職務発明、事例紹介、演習 2 第 4 回 活用の形態、技術移転、TLO、演習 2 第 5 回 出願から特許取得までの流れ、電気・情報系の事例紹介,演習 2 第 6 回 特許情報の調査(IPDL 検索,パテントマップ検索:パソコン実習) 2 第 7 回 特許明細書の理解(ブレーンストーミング) 2 第 8 回 機械系の事例紹介,演習 2 第 9 回 物質・生物系の事例紹介,演習 2 第 10 回 建設・環境系の事例紹介,演習 2 第 11 回 明細書の作成(各専門学科毎) 2 第 12 回 明細書の作成(各専門学科毎) 2 第 13 回 明細書の作成(各専門学科毎) 2 第 14 回 発表,外国出願、演習 2 (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 15 回 2 (履修人数によって一部変更する。また、外部講師による講演会を行うこともある) 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 65 35 ( ) 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 ◎ (b) ○ (d-1),(d-3) ・産業財産権関連法の基礎について理解を深め、産業財産権をめぐる活用等の事例を把 握し、不正競争防止法や製造物責任法を理解すること。 到 達 目 標 ・特許明細書の書き方や特許電子図書館の検索実習と通じて産業財産権に関する知識を 身につけること。 試験(70%)+演習・レポート(30%)の割合で評価する。答案、レポートは採点後返却し、 評 価 方 法 達成度を伝達する。総合評価は 100 点満点とし60点以上を合格とする。 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 産業財産権標準テキスト特許編 産業財産権標準テキスト総合編 各学科の専門科目、技術者倫理 H26 授業科目 (0578) スポーツバイオメカニクス Sports Biomechanics 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 全 学 科 5年 選択必修 1 講義 開講形態 前期 週 2 時間 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 川 端 良 介 (助教) 担当教員 【 授業の目標 】 バイオメカニクスとは、力学、解剖学、生理学など多くの分野が関連する学問である。身体の構造や機能、スポーツ の動作に関する理論を学ぶことで、身体やスポーツについての理解を深めることを目標に授業を行う。また身体運 動やスポーツに関する科学的な理論を理解することにより、生涯を通じてスポーツに親しむための考え方を身に着 けることを目標とする。 【 授業概要・方針 】 身体の構造や機能、バイオメカニクスにおける基本的な理論を学び、それらを実際のスポーツの動作を取り上げて 解説をしていく。またスポーツ科学の研究分野におけるバイオメカニクス的分析を簡単な実践を交えながら紹介す る。 【 履修上の留意点 】 特にないが、スポーツに対する興味、関心があると内容が理解しやすくなると考えられる。 授 業 計 画 ( 前 期 ) 授 業 内 容 スポーツバイオメカニクスとは。スポーツ科学概論 身体の構造(筋肉、骨格) 身体の構造(神経系) 身体の構造(運動のエネルギー) バイオメカニクスの基礎(運動の力学) バイオメカニクスの基礎(身体運動に関する基礎理論) 身体運動のバイオメカニクス①(立つ、座る、持ち上げる) 身体運動のバイオメカニクス②(歩く、走る、跳ぶ) 身体運動のバイオメカニクス③(打つ、投げる) 身体運動の分析の方法と実践①(定量的分析、ビデオ画像を用いた分析) 身体運動の分析の方法と実践②(定性的分析、身体運動の見かた) 身体運動の分析の方法と実践③(スポーツバイオメカニクスにおける測定と評価) バイオメカニクス分野の研究概要(論文の紹介) スポーツのトレーニングとスポーツの科学 授業のまとめとテスト 第 1 回 第 2 回 第 3回 第 4回 第 5回 第 6回 第 7回 第 8回 第 9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 (A) 100 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 JABEE 目標 到 達 目 標 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (B-1) ◎ (a) 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) (C-1) (C-2) ○ スポーツバイオメカニクスの理論を理解でき、スポーツ活動時などに応用ができること 授業のまとめのテスト 毎回の授業時に感想・質問のプリントを提出 毎回授業時にプリントを配布する。 北川薫編集 機能解剖・バイオメカニクス 文光堂 ヒューマンエンジニアリング・生化学 *全後期の授業内容が同じため、前期受講した者は、後期受講できない。 *担当教員の変更により、シラバスの内容を変更する場合もある。 (D) H26 授業科目 (0579) 特 別 講 義 Special Lecture 対 象 学 科 学年 必・選 全学科 5年 選択 太田 徹 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (教授) 【 授業の目標 】 キャリア教育の一環で、本科における最終段階として、さまざまな分野で一歩先に社会に出て活躍している若手卒 業生等による実社会や大学の現場の話を聞き、ディスカッションを重ねる。それにより、就職・進学に向けて、社会 に出ていくモティベーションを高め、将来の実践的技術者としての自覚を身に付けることを目的とする。 【 授業概要・方針 】 各回、単独または複数の若手卒業生や、地域で活躍する若手の技術者、研究者、社会人などをゲスト講師に招 き、実践的な話を聞き、討議を行う。授業後、内容を問う簡単な試験を行う。ゲスト講師は、専門分野のバランスな どに配慮しながら、授業担当が決定する。 【 履修上の留意点 】 授業では講義資料を配布する。真摯な態度で受講すること。講義の後の質疑や討議では積極的に発言すること。 授 ( 後 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 業 授 計 業 ガイダンス (M 科卒業生・技術者) (E科卒業生・技術者) (C科卒業生・技術者) (Z科卒業生・技術者) (卒業生・進学者) (卒業生・留学生) (国際交流) (女性) (公務員) (卒業生・その他の分野) (地域の社会人:経営者など) (他大学の教員・研究者・学生) (保護者・後援会) まとめ・全体ふりかえり 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 ◎ 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 予定 (A) 30 八戸高専目標 画 内 (e) 計 (B-1) 30 (B-2) ○ (a) (b) (d2-d) (g) (C-1) 30 (C-2) 30 (D) 10 様々な分野の実践的な話を聞き、討議することで、社会に対する主体的な態度と、現実に 即して考える力を身に付ける。 自分自身のキャリアデザインに対する意識を高める。 各回の授業ごとに提出するテストと、5 回のレポートの累積で評価する。 総合評価は 100 点満点として、60 点以上を合格とする。 各講師による 各講師による 各学科共通一般科目、各専門科目 H26 授業科目 (0955) 品質・生産管理 対 象 学 科 学年 (M)機械、(E)電気情報工学科 5年 (C)物質、(Z)建設環境工学科 土屋 幸男 (嘱託教授) 担当教員 Product Management and Quality Control 必・選 単位数 授業方法 選択 1 講義 必修 高岸 聖彦(非常勤) 開講形態 前期 or 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 【 授業の目標 】 生産・製造現場の仕組みを知ることは、今後、企業人として活躍するための一つの基本能力である。 ものづくりの現場を支えている生産管理と品質管理の基本を理解することを目標とする。 【 授業概要・方針 】 自ら社会/経済情勢に対する感性を磨き、将来の動向について自分自身の考えが持てるよう授業を 進める。生産、現場での実践事例および品質管理を 2 人の教員が分担する。また、講義は、教科書と配布プリン トにより進める。演習問題を課題とするのでこれを検討し、提出してもらう。 【 履修上の留意点 】 ・専門用語が数多く出てくるので、ノートをとり、その基本的考え方を理解する。 ・授業中での理解に加え、演習問題を自ら検討することで考え方の習得に努める。 ・現在社会・企業についての状況把握も重要なので、新聞・雑誌、インターネットからの情報把握に努める。 授 業 計 画 時間 ( 前期) 授 業 内 容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 日程問題 生産問題(線形計画法) 輸送問題(輸送計画法) 演習 在庫問題(在庫管理法) 人員問題(配置計画法) 工程問題(順序計画法) 設備問題(待ち行列論) 中間試験 品質管理の基本(測定値、母集団とサンプルについて) 品質管理手法(ヒストグラム、パレート図) 品質管理手法(管理図) 品質管理手法(推定、検定) 品質管理手法(実験計画法、検査について) (期末試験) 期末試験の答案返却 第 15 回 八戸高専目標 学 習 ・教 育 目 標 同上関与割合% JABEE 目標 到 達 目 標 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 (A) ◎ 計 (B-1) 20 (e) ○ 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) 20( ) (c) (d-3) (C-1) 60 (C-2) 生産管理で発生するにおける典型的な問題の対応の基本について理解する。 現場における実践的取組みを通じて、先進的な考え方の理解を深める。 品質管理とそれを実現するための手法を理解する。 定期試験 80%、レポート 20%として総合評価をし、60 点以上を合格とする。 答案およびレポートは採点後返却し、達成度を伝達する。 経営科学/定道/オーム社、教員配布プリント 統計的手法/森口/日本規格協会 産業と経営(全学科 4 年)、科学技術社会論(全学科 4 年) (D) H26 授業科目 (0956) 医工・福祉 対 象 学 科 (M)機械、(E)電気情報工学科 (C)物質、(Z)建設環境工学科 Biomedical engineering and human science 学年 必・選 5年 選択 井口泰孝(非常勤) 川端良介(助教) 野沢義則(非常勤) 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 前期 週 2 時間 森大祐(准教授) 山本歩(助教) 中ノ勇人(教授) 授業時間数 30時間 松橋信明(教授) 馬渡龍(准教授) 小野修一(非常勤) 【 授業の目標 】 健康で質の高い社会や生活を実現するため、生活者あるいは生体システムとしての人間の理 解のうえに人間特性や生体特性にあったものづくりや環境の提供が求められている。この目的で医工学や健康福 祉工学という境界分野が発展している。これからの高齢化 社会に対し広い視野と社会のニーズに強い関心 をもち、医学、機械工学、電気情報工学、化学、建築など様々な面から医工・福祉分野の基礎を学び、専門技術 とのかかわりと今後の可能性を探る。 【 授業概要・方針 】 生体システムとしての人間特性、健康を維持する技術、利便性と安心安全を調 和させるシステムに対する関心をひきだし、自分の考えを持てるように授業を進める。非常勤講師 を含む多くの教員が分担してそれぞれの専門分野から医工・福祉の係わる基礎的事項と課題を紹介 する。また、講義は、配布プリントとスライドを中心に進める。 【 履修上の留意点 】 ・専門用語や時事用語が数多く出てくるので、ノートをとり、その基本的考え方を理解すること。 ・授業中での理解に加え、実例を通して自ら検討することにより、考え方の習得に努めること。 ・新聞・雑誌、インターネット等から社会についての状況把握に努め、家族など身近な実例から考 えてみること。 授 業 計 画 内 ( 前 期 ) 授 業 医工・福祉総論 (井口) 細胞工学の基礎と応用(1)(山本) 細胞工学の基礎と応用(2)(山本) バイオセンサ(松橋) 血液・循環器系の力学(1)(森) 血液・循環器系の力学(2)(森) 環境デザイン(1)(馬渡) 環境デザイン(2)(馬渡) 血色素の科学と応用 ( ) 放射線診断学 ―画像による健康診断―(小野) 医工・福祉とスポーツ工学の基礎と応用(川端) 電気情報工学の医工・福祉への応用(1)(中ノ) 電気情報工学の医工・福祉への応用(2)(中ノ) 臨床検査と工学(野沢) まとめ 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (B-1) (A) 20 八戸高専目標 ◎ (4) ○ 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) 20 ( ) (b) (e) (C-1) 20 (C-2) 40 (D) 医工・福祉分野の基本用語について理解する。 専門分野と医工・福祉分野の関連性と先進的な考え方の理解を深めること。 この分野における技術的な課題を各自のもっている専門知識から検討してみること。 各担当教員が課す演習課題あるいはレポートに対する取り組みを総合評価し、60 点以上を 合格とする。 教員配布プリント 各教員から紹介 生物、保健体育、各学科の専門科目、卒業研究など H26 授業科目 (0957) 防災・安全 Safety Engineering 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 全学科 5年 選択必修 1 講義 佐々木 有 (教授)(第 1〜5 回) 安宅 榮一 (非常勤)(第 11〜15 回) 担当教員 開講形態 前期 or 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 南 將人 (教授)(第 6〜10 回) 【 授業の目標 】 1)「安全と安心」を食の安全を例に学ぶ。 科学としての「安全」の意味、「安全」はいかに担保(管理)されるか、 リスクの概念などを学ぶことを目的とする。(佐々木) 2)企業における事故災害の発生要因、発生メカニズムを理解し、災害を起こさない為の知識、考え方を修得するこ とを目的とする。(安宅) 3)地震・津波・土砂災害・風水害など、数多くの災害を未然に予知・防止し、被害を軽減して速やかな災害復旧の為に、 基本的な防災関連知識を習得する。(南) 【 授業概要・方針 】 1) 安全と安心は別物であるということを理解するために、安全を科学で捉えていく。その安全を担保するにはどのよ うにすればよいか、化学物質の法規制とその必要性も含めて解説する。(佐々木) 2)出来る限り実際の事故災害例、工場における実際の安全確保の為の活動等、安全管理の基本と企業経営との関係 を紹介する。また、 各種の災害防止方法については、出来るだけ具体的内容を取り上げる。(安宅) 3)日本列島は世界でも有数の災害多発地帯である。自然は美しさ・豊かさを与える一方で災害をもたらす。主に災害 の事例と復興対策を取り上げ、日々の防災意識の重要性を説明する。(南) 【 履修上の留意点 】 1)化学物質の負の側面を扱う。講義内容から下欄の到達目標に記載された項目を考え、法令遵守の意識をもって履 修すること。また、安全はすべてに優先する、技術を社会と環境の安全に役立てるにはどのようにすればよいか、 過技術者と川下ユーザーの視点の相違などの問題意識をもって履修すること。(佐々木) 2)直近の公表されている労働災害に注力し、安全用語の習得に努める。(安宅) 3)過去の災害事例と防災意識に関心を持つ事が重要である。(南) 授 ( 前期 or 後期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 業 授 計 業 画 内 容 時間 安全 vs 安心 食品のリスク要因と制御 食品のリスクアセスメント 食の安全管理システム 食のリスクコミュニケーション 第1回〜第5回の範囲の試験 地球の構造と災害の種類 地震・津波災害の事例と対策 風水害の事例と対策 土砂災害の事例と対策 火山噴火の事例と対策 第6回〜第10回の範囲の試験 労働災害の指標、事故の種類 労働災害の原因分析手法 企業経営と安全管理 危険予知訓練(KYT)手法、災害調査、労働安全衛生マネジメンシステムの進め方 リスクアセスメント 第11回〜第15回の範囲の試験 八戸高専目標 学 習 ・教 育 目 標 到 達 目 標 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 同上関与割合% (A) 10 ◎ 計 (B-1) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) (C-1) (C-2) 90 (D) JABEE 目標 (d2-d) ○ (a) (e) 1)科学としての安全についての正確な知識と理解をもち、化学物質のリスクについては技術者 としての視点のみならず一般消費者(川下ユーザー)としての視点も併せてもつこと。 (佐々木) 2)事故が起こる要因を分析する能力の修得に注力すること。(安宅) 3)各種災害の発生過程と対策について説明できること。(南) 各担当者の最終時間内に当該範囲の試験を行う。1)試験 100%(佐々木),2)試験 100%(安宅),3) 試験 100%(南):1)~3)を各 100/3 点満点として合計し、60 点以上を合格とする 食品安全学/中村好志・西島基弘(同文書院)(佐々木),防災工学第 2 版/石井 一郎他4名(森 北出版)(南),教員作成プリント 新しい時代の安全管理のすべて/大関親著/中央労働災害防止協会(安宅) 化学系・建設系科目全般 H26 授業科目 (0952) 原子力基盤技術概論 対 象 学 科 学年 必・選 全学科 5年 選択 古谷 一幸 (准教授) 中村 重人 (教授) 担当教員 Outline of Basic Technologies for Nuclear Industries 授業時間数 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 菅 原 隆 (教授) 熊谷 他 E 科教員 (常勤) 前期 週 2 時間 30時間 武尾 文雄 (教授) 【 授業の目標 】 原子力発電や原子燃料サイクルなどの原子力産業は,材料技術,測定・検査技術,計測・制御技術など,工学 の幅広い分野にまたがる多くの基盤技術によって支えられている。本科目では,これら原子力基盤技術のいくつか について,そのアウトラインを学習する。分野横断型の授業を通して,自分の得意とする専門分野と原子力との関 わりはもちろん,裾野の広い原子力産業について理解することを目標とする。 【 授業概要・方針 】 低放射化材料(金属・コンクリート),非破壊検査,分析,遠隔計測制御の5分野について,原子力産業とのつな がりを念頭に学ぶ。各分野について3回ずつのオムニバス方式で授業を行う。 【 履修上の留意点 】 本科目は原子力コア人材育成事業の一環として行われる。選択者は原子力に関心を持ち,将来,自分の専門を 活かしつつ原子力に携わることを希望する学生(4年次に開講した選択科目「原子力工学概論」を履修した学生) が望ましい。試験の答案は採点後に返却するので未達成部分を自己学習によって解決すること。各分野における 具体的な学習項目に対する達成度調査を行うので,自分の達成度を率直に評価し学習に役立てて欲しい。 授 業 計 画 時間 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 低放射化材料 - 金属材料 (古谷) 2 第 2 回 〃 2 第 3 回 〃 2 第 4 回 低放射化材料 - コンクリート (菅原) 2 第 5 回 〃 2 第 6 回 〃 2 第 7 回 非破壊検査技術 (武尾) 2 第 8 回 〃 2 第 9 回 〃 2 第 10 回 分析技術 (中村) 2 第 11 回 〃 2 第 12 回 〃 2 第 13 回 遠隔計測制御技術 (熊谷 他) 2 第 14 回 〃 2 第 15 回 〃 2 学習・教育到達目標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 % 10 10 30 ( ) 10 40 JABEE 目標 ◎ (d-4) ○ (c), (d-1),(e),(g) ①原子炉内構造材に要求される材料特性について理解できること。 ②原子炉建設構造材として要求されるコンクリート材料について理解できること。 ③主な非破壊検査法の原理と特徴を理解し、検査対象に応じた手法を選択できること。 ④放射化分析など放射線や放射性同位体を利用した分離分析法の原理が理解できること。 ⑤原子力発電システムに使用される遠隔計測制御技術の基本が理解できる。 各教員による試験,またはレポートにより評価する。5分野の評価を100点満点として総合 評価し,60点以上を合格とする。 教員作成プリント 原子力がひらく世紀/日本原子力学会編, 原子力-自然に学び、自然を真似る-/藤 家洋一/ERC出版 原子力工学概論(4 年) 授業科目 (4041) H26 プログラミングⅡ 対 象 学 科 学年 必・選 (Z)建設環境工学科 5年 必修 Programming Ⅱ 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 1 実習 前期 週 2 時間 30時間 杉田 尚男 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 コンピュ-タは広く社会に浸透している技術であり建設工学の分野でも必要不可欠な存在となっている。コンピュ ータプログラミング法を学ぶとともに、コンピュータを用いた問題解決の手段を、実習をしながら修得する。本授業 では構造力学および構造解析学をケーススタディの対象として演習を行う。 【 授業概要・方針 】 1~3年生における情報処理学を基礎とし、コンピュータプログラミング技術の向上を目的に、VB プログラ ミング言語と基礎的な力学シュミレ-ション法について解説並びに演習を行う。 解説と演習は、以下の項目に大別する。 1. .net 系の言語におけるプログラミング法 2.構造解析学の基礎理論とプログラミング 【 履修上の留意点 】 情報化推進に必要とされる技能・技術を修得するものである。したがって、演習や課題に積極的に取り組む必要が あり、提出期限厳守で課題が提出されなければならない。やむを得ない事情により課題提出期限を延長する場合 には担当教員の指示をうけること。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 基本的なプログラム演習(Windows フォームデザイナーの使用法) 2 第 2 回 基本的なプログラム演習(Windows フォームデザイナーの使用法) 2 第 3 回 基本的なプログラム演習(Windows フォームデザイナーの使用法) 2 第 4 回 基本的なプログラム演習(Windows フォームデザイナーの使用法) 2 第 5 回 基本的なプログラム演習(Windows フォームデザイナーの使用法) 2 第 6 回 基本的なプログラム演習(Windows アプリケーションの作成法) 2 第 7 回 基本的なプログラム演習(Windows アプリケーションの作成法) 2 第 8 回 基本的なプログラム演習(クラスライブラリーの使用法) 2 第 9 回 圧縮部材の解析(長柱の弾性座屈)とプログラミング 2 第 10 回 圧縮部材の解析(長柱の弾性座屈)とプログラミング 2 第 11 回 合成桁橋主桁断面プログラミング 2 第 12 回 合成桁橋主桁断面プログラミング 2 第 13 回 合成桁橋主桁断面プログラミング 2 第 14 回 高力摩擦接合継手プログラミング 2 第 15 回 高力摩擦接合継手プログラミング 2 計 30 (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 100 JABEE 目標 ◎ (c) ○ ・.net 系の言語を用いてプログラミングできること。 ・用語の理解、基礎的な理論・計算式が理解できること。基礎的な部材の設計をコンピュー タでプログラミングができること。 ・変形や破壊に関する力学的性質の基本を理解し、プログラミングができる。 成績は、全部の課題が提出された場合のみ検討され、演習レポートにより評価する。場合 によっては口頭試問を行う。総合評価内訳は、演習レポート 100%である。提出物は、採点 後返却し、達成度を伝達する。合格点は、60 点以上とする。なお、定期試験は行わない。 教員作成プリント 情報リテラシー 宮本裕、杉田尚男ほか著 技報堂、 情報処理、構造力学、鋼構造学、コンクリート工学 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 (A) H26 授業科目 (4402) 建 築 デ ザ イ ン 製 図 Architectural Design 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 (Z)建設環境工学科 5年 必修 2 演習 馬渡 担当教員 龍(准教授) 堀内 開講形態 前期 週 2 時間 後期 週 2 時間 将人(非常勤) 福士 授業時間数 60時間 譲(非常勤) 【 授業の目標 】 建築は総合芸術と言われ、幅広い分野にまたがる知識と技術を必要とする領域である。本科目では、課題に取り 組むことを通じ、モノづくりの楽しさを学ぶとともに、問題を発見し様々な与条件をまとめるというデザインを行う上で 必要な基本的能力を高め、構成力・表現力・発想力・提案力を養うことを目的とする。また、これまで学んできた建 築に関する専門知識・技術を総合し、建築空間として具現化できることが求められる。 【 授業概要・方針 】 本科目では複数担当教員ごとに少人数グループのスタジオに分かれ課題に取り組む。課題は集合住宅と設計コ ンペティションを想定する。毎回、担当教員と1対1の指導を受けながら、各自の課題をブラッシュ・アップしていくこ とから、積極的・主体的な課題の準備と取組が求められる。尚、課題詳細は各課題の最初に説明する。 【 履修上の留意点 】 提出期限は厳守のこと。課題作成にあたっては、必ず毎回担当教員のエスキース(指導)を受けること。エスキース は授業前に予め準備し授業に望んで欲しい。課題の相談ついては各担当教員に相談の上授業以外でも応じる。 授 業 計 画 時間 時間 (前 期) 授 業 内 容 (後 期) 授 業 内 容 (第一課題:集合住宅) (第二課題:コンペ課題) 第 1 回 1.ガイダンス: 課題説明(課題の意 2 第 16 回 1.ガイダンス: 課題説明(課題の 2 第 2 回 図、建物内容、使用者の想定、敷 2 第 17 回 意図、建物内容、使用者の想 2 第 3 回 地、構造、規模、必要諸室、提出 2 第 18 回 定1、敷地、構造、規模、必要 2 第 4 回 物、日程、注意事項) 2 第 19 回 諸室、提出物、日程、注意事 2 第 5 回 2.エスキース: 与条件整理、コンセプ 2 第 20 回 項 2 第 6 回 トフォーム、スケッチ 2 第 21 回 2.エスキース: 与条件整理、コン 2 第 7 回 3.図面作成: 配置・平面・立面・断面 2 第 22 回 セプトフォーム、スケッチ 2 第 8 回 計画(構造・設備計画) 2 第 23 回 3.図面作成:配置・平面・立面・断 2 第 9 回 4.課題提出: 図面一式(コンセプト、 2 第 24 回 面計画(構造・設備計画) 2 第 10 回 配置・平面・立面・断面・矩形な 2 第 25 回 4.課題提出: 図面一式(コンセプ 2 第 11 回 ど)、模型 2 第 26 回 ト、配置・平面・立面・断面・矩 2 第 12 回 5.講評: 学生の発表、担当教員の講 2 第 27 回 形など)、模型 2 第 13 回 評 2 第 28 回 5.講評: 学生の発表、担当教員 2 第 14 回 2 第 29 回 の講評 2 第 15 回 2 第 30 回 2 計 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 ◎ (d1) 30 (B-1) 60 ○ (B-2) 40 ( ) 計 (C-1) (C-2) 30 (D) (C) (d2-a) ・テーマに対し自ら独自の最適解を作品として導き出すこと 目 ・より完成度の高い成果(作品)を残すため、たゆまぬ努力をすること ・他者に自らの作品の良さを共感してもらえること 提出図面を成績評価対象とする。評価は100点満点とし、合計60点以上を合格とする。図 評 価 方 法 面不提出や不備の場合は不可とする。提出図面は「発想力」「精度(正確さ・明瞭さ)」「期 限遵守」「プロセス」等の観点からも評価する。 使用教科書・教材 特に指定しない 到 達 項 参 考 図 書 等 関 連 科 目 新建築、住宅特集、日本建築学会編『コンパクト建築設計資料集成』丸善、A+U 他 芸術、CAAD、建築基礎製図、建築計画、建築環境工学、都市・地域計画 H26 授業科目 (4144) Architectural Environmental Engineering 建築環境工学 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学科 5年 必修 2○ A 講義 前期 週 2 時間 30時間 馬 渡 担当教員 龍 (准教授) 【 授業の目標 】 建築学では近年、環境問題、省エネ・節電への関心の高まりから、建築内部の居住環境を快適に制御するための 領域である建築環境工学分野の動向が注目されている。本科目では、熱・空気・光・音・色など室内環境を快適に 維持する為必要となる技術について学ぶ。 【 授業概要・方針 】 授業では熱、空気、光、音、色に関する授業を行ったうえで、演習問題を通じ理解を深めていく。内容に応じ、実 例や測定機器を用いて理解を深めていく。 【 履修上の留意点 】 ・授業時は教科書を必ず準備し、ノートをとること ・教科書の図表と記述の内容を関連付けて学修すること ・試験は教科書の内容に加え、授業にて解説した内容が含まれるので授業を良く聞くこと 授 業 計 画 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 建築環境工学概論 第 2 回 日照・日射環境 第 3 回 光環境 1 第 4 回 光環境 2 第 5 回 色彩計画 第 6 回 空気環境 1 第 7 回 空気環境 2 第 8 回 (中間試験) 第 9 回 熱環境 1 第 10 回 熱環境 2 第 11 回 湿気環境 第 12 回 温熱環境 第 13 回 音環境 第 14 回 都市・地球環境 期末試験 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % JABEE 目標 計 (B-1) (A) 20 ◎ (d2-a) ○ (B-2) (C-1) 80 ( ) (a) (d2-b) (g) 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 (C-2) 30 (D) 到 達 項 目 ・建築の熱・空気・光・音・色といった要素の特性と制御の方法を学ぶ。 ・建築環境工学から地球環境問題や省エネルギーという問題への理解を深める。 評 価 方 法 総合評価は 100 点満点とし 60 点以上を合格とする。 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 倉淵隆『初学者の建築講座 建築環境工学』市ヶ谷出版社 環境工学教科書研究会編『環境工学教科書』彰国社、日本建築学会編『建築環 境工学用教材・環境編』丸善 建築基礎製図、CAAD、建築計画、建築設備、建築法規、建築デザイン製図 など H26 授業科目 (4147) 建 築 法 規 Building Codes 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 5年 必修 織笠 照彦 担当教員 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (非常勤) 【 授業の目標 】 都市や建築の秩序・快適性・安全性等を担保していくためには、共通の決まりごとが必要である。本科目では、建 築基準法・都市計画法・消防法など、私たちの身の回りの都市や建築の質を最低限保証している建築法規につい て学ぶことを通じ、実際の都市施設や建築物の法的背景(なぜ都会のビルの形状は斜めになっているのか?な ど)、建築技術者にとって法令遵守することの社会的責任(Social Responsibility)についての理解を深めていく。 【 授業概要・方針 】 授業では、教科書を用い担当教員による法規や各条文に関する解説を行い、実際に法令集を用いて演習を行っ ていく。必要に応じて実例などを提示し理解を深めてもらう。また、法令集のひき方や問題が解けることも重要であ るが、同時に法の精神(なぜ法が必要か)もしっかりと理解すること。 【 履修上の留意点 】 ・授業には専用の教科書・法令集・ノートに筆記用具を必ず準備すること。 ・身の回りの都市施設や建築の法的背景について興味をもつこと。 授 業 計 画 ( 後 期 ) 授 業 内 第 1 回 ガイダンス:建築法規の目的・構成 第 2 回 建築基準法 :しくみ・用語 第 3 回 :単体規定 第 4 回 | 第 5 回 :集団規定 第 6 回 | 第 7 回 :その他 第 8 回 バリアフリー・耐震改修・住宅・省エネ関係法令 第 9 回 建築士・建設業・宅建関係法令 第 10 回 都市計画・土地利用・災害対策・景観関係法令 第 11 回 | 第 12 回 消防・労働・安全・廃棄物関係法令 第 13 回 道路・駐車場・公共・衛生関係法令 第 14 回 その他法令・まとめ (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 計 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) 同上関与割合 % 20 80 ( ) 学習・教育到達目標 JABEE 目標 (d2-d) ◎ (d2-a) ○ 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (C-1) (C-2) 到 達 項 目 ・建築基準法の単体規定・集団規定・手続等について理解し説明できる。 ・その他法令について理解し説明できる。 ・法令集のひき方を習得する。 評 価 方 法 総合評価は 100 点満点とし、総合 60 点以上を合格とする。 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 今村仁美・田中美都「やさしい建築法規」学芸出版社 建築資料研究社編「建築基準法関係法令集」建築資料研究社 担当教員から指示がある。 建築計画、建築環境工学、建築設備、都市・地域計画など (D) H26 授業科目 (4202) Experiments in Civil and Environmental Engineering Ⅲ 建設環境工学実験Ⅲ 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学科 5年 必修 2 実験 前期 週 4 時間 60時間 丸岡 晃 (准教授) 矢口 淳一 (教授) 金子 仲一郎 (助手) 【 授業の目標 】〔構造力学実験〕 構造力学実験では、振動測定実験、アーチとラーメンの応力測定実験を行う。 振動測定実験を通じて振動現象の本質を理解し、構造物の耐震性について考えてもらいたい。アーチとラーメン の応力測定実験を通じては、応力解析法を理解すると共に、構造上の特性を把握してもらいたい。(担当 丸岡) 〔水環境工学実験〕 水環境工学実験では、水環境、下水道に関する基本的な専門知識・技術や影響線の計算 法を体得するため、本校の生活排水処理施設の処理機能を解析し、下水の性質、水質項目、活性汚泥法、維持 管理指標について理解してもらいたい。(担当 矢口、金子) 【 授業概要・方針 】〔構造力学実験〕 1自由度系の振動測定、模型2ヒンジアーチの応力測定、模型ラーメンの 応力測定に関する実験を行う。〔水環境工学実験〕 本校生活排水処理施設の流入水、処理水、曝気槽混合液に ついて以下の水質項目を分析し、処理機能を評価解析し報告書にまとめる。①BOD, COD, DO ②SS, MLSS, MLVSS, pH ③(曝気槽混合液の)酸素利用速度、沈降特性 【 履修上の留意点 】事前に予習を行い、実験内容を理解して実験に臨むこと、実験後は時間を空けずに実験結 果の整理を行い、報告書を作成することが必要である。実験では機械設備や化学薬品を使うので、事前に教職員 からの説明をよく聞いて指示通りに行ってもらいたい。報告書など提出物によって理解度を確認する。 担当教員 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 クラスの学生を A, B の 2 グループに分け、隔週毎に構造/水環境を交互に実験する。 A グループ B グループ 第 1 回 構造力学実験の説明 構造力学実験の説明 4 第 2 回 水環境工学実験の説明 水環境工学実験の説明 4 第 3 回 構造力学実験の説明 構造力学実験の説明 4 第 4 回 本校生活排水処理施設の見学 本校生活排水処理施設の見学 4 第 5 回 構造力学実験の説明 構造力学実験の説明 4 第 6 回 水環境実験計画書の作成 水環境実験計画書の作成 4 第 7 回 (構造)振動測定実験 (水環境)分析項目①~③の実験 4 第 8 回 (水環境)分析項目①~③の実験 (構造)振動測定実験 4 第 9 回 (構造)2 ヒンジアーチの応力測定実験(水環境)分析項目①~③の実験 4 第 10 回 (水環境)分析項目①~③の実験 (構造)2 ヒンジアーチの応力測定実験 4 第 11 回 (構造)ラーメンの応力測定実験 (水環境)分析項目①~③の実験 4 第 12 回 (水環境)分析項目①~③の実験 (構造)ラーメンの応力測定実験 4 第 13 回 (構造)実験報告書の作成 (構造)実験報告書の作成 4 第 14 回 (水環境)実験報告書の作成 (水環境)実験報告書の作成 4 第 15 回 (構造)実験予備日 (水環境)実験予備日 4 計 60 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 60 40 学習・教育到達目標 同上関与割合% JABEE 目標 ◎ (c) ○ (d1) (d2-a) (d2-b) 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 本科目は、実験を遂行して得られた実験結果を正確に整理・評価し、それらを報告書にま とめる能力を持てるようになることを目標とする。構造力学実験では、振動解析や応力解析 の理論を理解することを目標とする。水環境工学実験では各水質項目を理解し、排水処理 施設の基本的処理機能を評価できる能力を養成する。 実験への取組みの態度 20%(小テスト、計画書の作成など)、報告書 80%の割合で総合的 に評価する。総合評価は 100 点満点とし、60 点以上を合格とする。 作成資料 「構造力学実験要項」、「水環境工学実験指導書」 構造力学, 耐震工学の教科書、日本下水道協会 「下水試験法」、水環境工学の教科書 構造力学実験は、構造力学、耐震工学と直接関連がある。 水環境工学実験は、化学、生物学、物理学等を基礎科目とし、水環境工学に関連する。 授業科目 (4303) H26 鋼構造設計製図 Bridge Design and Drawing 対 象 学 科 学年 必・選 (Z)建設環境工学科 5年 必修 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 1 演習 後期 週 2 時間 30時間 杉田 尚男 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 5年間の最後の構造系の設計製図として、道路橋合成桁の設計計算および製図を行う。設計条件がひとりひと り異なる課題を課し、設計に対する能カを高めることを目標とする。設計計算や CAD による製図を通じて、4 学年ま でに学んだ構造力学・鋼構造学、コンクリート構造学、CAD などの知識が不可欠であることが理解されよう。また、 道路橋示方書について理解を深め、その利用の仕方も修得できよう。 【 授業概要・方針 】 主に主桁の設計計算を行う。床版の設計、主桁に対する設計荷重の計算、主桁の断面設計の順で 設計を進める。ずれ止め、補剛材、継手、対傾構、横構の順で設計計算を進める。計算書の作成後、CAD による 製図として一般図と主桁図をかく。説明と計算実習をセットで行うので計算が遅れないように授業時間内に頑張る 必要がある。 【 履修上の留意点 】 毎時間の授業では、前半で設計例によって示方書の使い方や設計計算の方法を説明し、後半で各自自分の設 計条件に基づいて設計計算を行う。課題に積極的に取り組む必要があり、提出期限厳守で課題が提出されなけ ればならない。 授 業 計 画 時間 ( 後 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 課題(道路橋合成桁の設計)の説明 2 第 2 回 床板の設計 2 第 3 回 荷重強度の計算 2 第 4 回 断面の設計 2 第 5 回 断面の設計 2 第 6 回 断面の設計 2 第 7 回 ずれ止めの設計 2 第 8 回 補剛材の設計 2 第 9 回 継手の設計 2 第 10 回 対傾構の設計 2 第 11 回 横構の設計 2 第 12 回 たわみの計算 2 第 13 回 CAD による製図(一般図) 2 第 14 回 CAD による製図(主桁図) 2 第 15 回 CAD による製図(主桁図) 2 八戸高専目標 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 計 (B-1) 30 (B-2) (C-1) 100 (C-2) (D) ◎ (d-3) ○ (e)(h) ・.net 系の言語を用いてプログラミングできること。 ・用語の理解、基礎的な理論・計算式が理解できること。基礎的な部材の設計をコンピュー タでプログラミングができること。 ・変形や破壊に関する力学的性質の基本を理解し、プログラミングができる。 成績は、全部の課題が提出された場合のみ検討され、演習レポートにより評価する。場合 によっては口頭試問を行う。総合評価内訳は、演習レポート 100%である。提出物は、採点 後返却し、達成度を伝達する。合格点は、60 点以上とする。なお、定期試験は行わない。 教員作成プリント 情報リテラシー 宮本裕、杉田尚男ほか著 技報堂、 情報処理、構造力学、鋼構造学、コンクリート工学 JABEE 目標 到 (A) H26 授業科目 (4350) 海 岸 工 学 対 象 学 科 学年 ( Z )建設環境工学 南 將人 担当教員 5年 必・選 必修 Coastal Engineering 単位数 授業方法 授業形態 1 講義 前期 週 2 時間 授業時間数 30 時間 (教授) 【 授業の目標 】 本科目は、建設環境工学(土木工学)の主要分野の一つである水工水理学と関連性が深い事から必修科目と なっている。海岸工学は、港湾・海岸施設を含めた陸地へ絶えず押し寄せる波の力をいかに受け止めるかを研究 する学問である。海岸付近に発生する砂浜の欠損や防波堤の設計外力の評価等を含め、第一に海面の水位変 動を解明する事が必要である。本教科は、海岸に発生する様々な現象や港湾構造物の設計の際に重要な波浪 および海浜流の諸元に関する基礎知識の習得を目標としている。 【 授業概要・方針 】 海に囲まれた日本では、台風(storm)や高潮(storm surge)等による被災、津波(Tsunami)による大災害、激し い海岸侵食(erosion)に悩まされている。また、海と陸の接点には,港(port)が建設され、現在では海陸交通の結 節点として人・物・文化の交流の場となり、膨大な物資の流通拠点(distribution position)となっている。 本授業では、我が国を取り巻く海岸の現状や海象条件、港湾の重要性を説明した後、特に重要な海の波と流 れ場の諸性質と大きさの評価方法と、港湾施設で重要な防波堤に作用する波力を算定方法について解説する。 【 履修上の留意点 】 授業の進行・理解度を把握するために、ノートを集める。授業内容によって、コンパスや分 度器などの文房具が必要となるので、適宜指導教員の指示に従う事。また、電卓は必携である。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 海洋と海岸(ocean and coast) 2 第 2 回 波の基礎的性質 記号の定義(fundamental character and mark) 2 第 3 回 波の分類と特徴(wave classification and characteristic) 2 第 4 回 分散関係式(dispersion relation equation) 2 第 5 回 波長算定の演習(exercise for wave length) 2 第 6 回 水粒子の流速と軌跡の算定(particle velocity and trajectory) 2 第 7 回 静水圧と動水圧分布(hydrostatic and hydrodynamic pressure) 2 第 8 回 浅海域変形の種類と特徴(deformation and feature at shallow water area) 2 第 9 回 水深変化に伴う現象(浅水、砕波、屈折)(shoaling & breaking &refraction) 2 第 10 回 構造物に伴う現象(回折、反射、透過) (diffraction , reflection and transmission) 2 第 11 回 その他(海底摩擦、流れ(sea bottom friction and flow) 2 第 12 回 ケーソンに作用する波力と安定性(wave pressure attacked caisson and stability) 2 第 13 回 流れ(current) 2 第 14 回 漂砂現象(sand drift) 2 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 2 計 30 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 20 80 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合 % JABEE 目標 ◎ (d-1) ○ (C) , (d-2) 到 達 項 目 海岸付近の波浪と流れ、そして波力に関する用語、防波堤の安定計算を正しく理解し,そ れらの大きさを正確に求める知識を習得する事が目標である。 評 価 方 法 試験 80%、小テストと課題を 20%の割合で評価を行う。総合評価は、100 点満点として 60 点 以上を合格とする。小テストと課題は採点後返却し、達成度を伝達する。 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 環境・都市システム系 教科書シリーズ9 海岸工学、平山秀夫他3名、コロナ社 港湾構造物の耐波設計-波浪工学への序説- 合田良實 鹿島出版会 概説 海岸工学 尾崎晃、他4名 森北出版㈱ 第3~4学年の水理学Ⅰ~Ⅲが、基礎知識である H26 授業科目 (4379) 環 境 衛 生 工 学 Environmental and Sanitary Engineering 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 総時間数 (Z)建設環境工学科 5年 必修 1 講義 前期 週 2 時間 30時間 矢口 淳一 (教授) 担当教員 【 授業の目標 】 環境問題は地球環境問題と従来の公害問題に代表される地域環境問題とに分けて考えられ、その性格は大き く異なっている。本教科では水環境、大気環境や廃棄物などの地域環境問題を中心にその現状と保全防止技術 を学習し、環境保全の意義を理解させる。 【 授業概要・方針 】 本教科では地域環境問題を中心に扱い、水質汚濁、大気汚染、廃棄物処理等についてその実態と対策を学習 し、環境保全と公害防止の技術について基礎知識を習得させる。 【 履修上の留意点 】 教科書を中心にプリント資料、プロジェクター等を使用して授業を進める。また授業の理解を助けるために例題を 授業中に解き、それに関連した演習課題や小テストを行うことがある。添削返却の際には正解を解説し各自の達成 度を伝える。また基本的な学術用語は英語で表記できるようにする。質問など分からない点があればオフィスアワ ーを含めて何時でも来室されたし。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 週 第 2 週 第 3 週 第 4 週 第 5 週 第 6 週 第 7 週 第 8 週 第 9 週 第 10 週 第 11 週 第 12 週 第 13 週 第 14 週 水環境(水質汚濁の機構) 水環境(ストリーター・ヘルペスの式) 水環境(富栄養化) 水環境(富栄養化対策) 大気環境(拡散) 大気環境(大気汚染物質と環境基準) 大気環境(大気環境基準) 大気環境(大気汚染の防止技術) 大気環境(都市の大気環境) 廃棄物(廃棄物の現状) 廃棄物(廃棄物の処理) 廃棄物(廃棄物の最終処分) 廃棄物(リサイクルと循環型社会) 廃棄物(循環型社会の構築) (前期期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 15 週 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 2 計 (B-1) 同上関与割合 JABEE 目標 到 達 項 目 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 ◎ (d-4) ○ 30 (B-2) 30 (d-1) (e) (C-1) (C-2) 70 (D) 本教科では以下の目標を達成することを目的としている。 ・ 水環境、大気環境に関する基本的知識と保全技術を習得する。 ・ 廃棄物の処理処分について基本的知識を習得し、リサイクル手法の概略を理解する。 演習課題、レポートの提出及びノートチェックで 20%、定期試験 80%の割合で評価する。 総合評価は 100 点満点とし、60 点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を確認 させる。 松尾友矩編 「水環境工学」 改訂第2版 オーム社 世良 力著、「環境科学要論」 第3版 東京化学同人 環境白書(環境省編)、循環型社会白書(環境省編)、 武田育郎著「水と水質環境の基礎 知識」 オーム社、川本克也、葛西栄輝著、「入門環境の科学と工学」 水環境工学(Z3)、環境工学(Z4)に関連する。 H26 授業科目 (4375) Urban and Regional Planning 都市・地域計画 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z)建設環境工学科 5年 必修 2○ A 講義 前期 週 2 時間 30時間 福本 潤也* (非常勤) 馬渡 龍 (准教授) 後村 勉** (非常勤) 担当教員 今野 惠喜 (教授) 【 授業の目標 】 本科目は、都市計画や地域計画に関する基本的な知識・計画手法を学ぶとともに、都市という観点から関連する 居住や建築計画分野とのつながりをとらえていくことを目標としている。また、以上を通じ自然環境や地域社会を考 慮した都市・地域計画の立案に携われる技術者の育成を目標としている。 【 授業概要・方針 】 都市や地域の発展と都市・地域計画の歴史的展開について学び、現在の都市・地域計画が取り組むべき課題に ついて理解を深める。また、その問題発見と解決のための評価・分析手法について学ぶとともに、都市・地域計画 における法制度など基礎知識を学ぶ。さらに、都市圏や地方都市の計画事例を学ぶことにより、実社会への適用 方法や課題について考える。 【 履修上の留意点 】 授業は集中講義形式と隔週講義形式で行う。 建築計画とのつながりを意識するともに、身近な都市環境や時事問題にも関心を持つことが重要であり、都市の観 察や新聞閲覧などを心がけること。 授 業 計 画 時間 ( 前 期 ) 授 業 内 容 第 1 回 ガイダンス・概論 2 第 2 回 都市と居住 2 第 3 回 都市開発 -実例紹介(新宿西口副都心・丸の内再開発など)- 2 第 4 回 都市形成メカニズムと計画手法* 2 第 5 回 交通基盤の特性・分類・歴史* 2 * 第 6 回 国土・地域計画 1:歴史・手法 2 第 7 回 国土・地域計画 2:計画制度・分析手法* 2 第 8 回 (中間試験) 2 第 9 回 都市・地域交通の計画と手法 2 第 10 回 都市の情報と分析手法 2 第 11 回 都市計画法1 -都市計画法の概要と基本方針**- 2 第 12 回 都市計画法2 -都市計画規制(都市計画区域・地区計画・建築等の規制など)**- 2 第 13 回 都市計画法3 -都市計画事業(土地区画整理事業・市街地再開発事業など)**- 2 第 14 回 中心市街地活性化と住みよいまちづくり** 2 (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 2 八戸高専目標 学習・教育到達目標 計 (B-1) (A) 同上関与割合 % JABEE 目標 ◎ (d1) ○ (B-2) 80 (⑤) (d2-c)(e) (C-1) (C-2) 30 (D) 到 達 項 目 ・都市・地域計画上重要な用語・事例を説明し建築計画分野との関係性を理解する。 ・都市・地域計画の評価・分析のための代表的手法を説明できる。 評 価 方 法 総合評価は 100 点満点として、60 点以上を合格とする。 最終成績は中間試験(50 点)と期末試験(50 点)を総合して評価する 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 都市計画教育研究会編「都市計画教科書」彰国社 加藤晃・竹内伝史編著「新・都市計画概論」共立出版 新谷洋二編著「都市交通計画」技報堂出版 授業科目 (4502) H26 Execution of Civil and Environmental Engineering Work 建設環境施工法 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 開講形態 授業時間数 (Z) 建設環境工学科 5年 必修 1 講義 前期 集中 30 時間 30時間 諸橋 克敏 (非常勤) 担当教員 【 授業の目標 】 土木施工における基礎的な学力、考え方についてテキストを参照しながら解説するとともに、実際の土木構造物 の施工例を紹介し施工現場における技術の活用、施工管理、安全管理、現場経験等について解説する。施工例 としてはプレストレストコンクリート橋を中心に実際の橋梁施工例を紹介しながら、橋梁架設工事が実際にはどのよ うに施工されるのか、その技術の活かされ方を学ぶ。また、建築計画、法規、構造、施工について、参考問題を解 説しながら基本的な内容を学ぶ。 【 授業概要・方針 】 土木施工の基本的な理論・考え方と実際の橋梁施工例をスライドやVTRを使用し、実際の現場での施工状 況を紹介しながら学習を進める。また、建築についても、参考問題等の解説による学習を進める。 【 履修上の留意点 】 授業は集中講義形式で全 5 回行う。実務的な内容も含まれているので、建設技術者として初めて仕事をするとき にも大いに参考になると思われる。 授 (前 第 1 回 第 2 回 第 3 回 期) 授 業 内 業 容 計 (前 時間 以下の2項目について説明する (6 時間)。 ・土工およびコンクリートについて ・基礎工および構造物について 以下の2項目について説明する (6 時間)。 ・道路・舗装および測量について ・建設機械および施工計画 以下の2項目について説明する (6 時間)。 ・建築計画および法規について ・建築構造および施工について 第 4 回 3 3 3 3 第 5回 3 3 計 18 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 (B-1) 授 業 内 容 時間 以下の2項目について説明する (6 時間)。 ・工程管理および安全管理につい て ・品質管理および騒音、振動対策 について 3 3 以下の2項目について説明する (6 時間)。 ・プレストレストコンクリ-ト橋の施工 ・維持補修方法について 3 3 計 (B-2) (C-1) (C-2) 学 習 ・教 育 到 達 目 標 同上関与割合% 100() JABEE 目標 ◎ (d2-a) ○ (d2-d) 土木施工における基本的な理論を理解し説明できること。 実際の施工の基礎的事項を説明できること。 到 達 項 目 建築計画、法規、構造および施工について基本的な理論を理解すること。 八戸高専目標 (A) 画 期) 12 (D) 定期試験に基づいて評価する。総合評価は100点満点として、60 点以上を合格とする。答 案は採点後返却し、達成度を確認させる。 教員作成プリント 土木学会『コンクリート標準示方書、設計偏、施工編』等 国交省監修『建築工事監理指針』『建築基準法関係法令集』等 コンクリート構造学、RC 構造学、鋼構造学 H26 授業科目 (4507) 耐震工学 Earthquake-Proof Engineering 対 象 学 科 学年 必・選 (Z)建 設 環 境 工 学 科 5年 必修 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 清 原 雄 康 (准教授) 担当教員 【 授業の目標 】 日本は地震国であり、地震防災に関連した技術を習得することは重要である。近年における、構造物の地震被害 の経験から、耐震工学の内容は、その都度改善されてきた。 この授業では、各種構造物の耐震解析を行う上で 基本となる地震及び地震動の知識を学ぶとともに、入力地震動に対する構造物や地盤応答の考え方、さらに各種 構造物の耐震設計法、液状化現象などの地震地盤災害について理解を深める。 【 授業概要・方針 】 各種構造物の耐震解析を行う上で基本となる地震及び地震動の知識を学ぶ。また、入力地震動に対する構造物 の応答を解析するための動力学の基礎を学ぶ。さらに各種構造物の耐震設計の概要を説明する。 【 履修上の留意点 】 定数係数2階の線形微分方程式の解法を復習しておくこと。第 11 回~第 14 回については,非常勤講師による集 中講義形式で実施する。 授 業 計 画 ( 後 期 ) 授 業 内 容 ・地殻変動,地震発生のメカニズム,震源域,震度,マグニチュード ・地震波の伝播,波動方程式の導出 ・地盤の固有周期 ・振動の定義,ニュートンの第2法則,1 自由度系自由振動における運動方程式 ・1 自由度系の減衰振動 ・1 自由度系の定常振動,共振,外力による応答 ・変位(地震)による強制振動,インパルス応答による不規則波の扱い ・耐震設計の基本方針,震度法に基づく耐震設計 ・応答変位法,応答スペクトル法 ・地震災害の事例,断層,地震の種類 ・強震計,地震観測,地震防災,大規模地震の予知,マイクロゾーニング ・土の動的性質・地盤の動的挙動 ・液状化現象のメカニズム, ・液状化の判定と対策工 (期末試験) 期末試験答案返却と解説 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 八戸高専目標 学習・教育到達目標 同上関与割合 % 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) 100 (C-1) (C-2) (D) ◎ (d)(1) 地震の発生機構を理解し、日本や外国での被害地震やその特徴を説明できる。地震動の 特性を理解し、構造物の設計における地震の影響の取り扱いを説明できる。地震動に対す る構造物の動的応答と静的応答の違いを理解し、解析できる。地盤地震災害のメカニズム を理解し、その耐震対策を説明できる。 地震学の基礎、耐震設計の基本的な考え方の理解は最低限必要である。演習 10%,期末 試験 90%として評価する。総合評価は 100 点満点とし、総合 60 点以上を合格とする。答案 は採点後返却して達成度を確認させる。 平井 一男, 水田 洋司 著 「耐震工学入門」 森北出版 道路橋示方書・同解説-耐震設計編物理学・地学・地盤工学,応用数学,応用物理 JABEE 目標 到 (A) 計 (B-1) 時間 H26 授業科目 (4071) 機械工学概論 Introduction to Mechanical Engineering 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 5年 必修 古谷 一幸 担当教員 (准教授) 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30 時間 木村 祐人 (助教) 【 授業の目標 】 建築環境工学と機械工学は密接に関係している。構造力学と材料力学の対応は顕著な例である。対象となるも ののスケールと人との関わり方で両者が隔てられていると言っても過言ではなかろう。この講義では特に機械材料 としての金属材料、および熱機関を評価するための熱工学に関する概論的な講義を行い、機械工学に関する基 礎的な知識と視点を身につけることを目的とする。 【 授業概要・方針 】 前半7回は機械材料に関する講義(古谷担当)、後半8回は熱工学に関する講義(木村担当)を行う。適宜演習 を行い、それぞれの担当回の最後に試験を行う。 【 履修上の留意点 】 適宜講義内容のメモを取り、理解に努めること。分からない内容は積極的に質問すること。常に自分の専門、ある いは研究内容との関わりを考えながら授業を受けること。 授 業 ( 後 期 ) 授 機械材料とは 代表的な機械材料 (1) 代表的な機械材料 (2) Fe-C 系平行状態図とテコの法則 連続冷却変態曲線と鋼の熱処理 材料分野確認試験 答案返却 熱力学の基礎 (1) 熱力学の基礎 (2) 伝熱学の基礎 (1) 伝熱学の基礎 (2) 蒸気の性質とボイラ・蒸気タービン 演習 熱工学分野確認試験 答案返却 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 (A) 八戸高専目標 学習・教育到達目標 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 ・ ・ ◎ (d-1) 画 内 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 計 (B-1) 同上関与割合 % JABEE 目標 到 計 業 ○ 30 (B-2) 70 ( ) (d-3) (e) (C-1) 30 (C-2) (D) 機械材料に関する基礎的な知識を身につける 熱工学に関する基礎的な知識を身につける 材料分野、熱工学分野それぞれ試験を行い、それぞれ 100 点満点として平均 60 点以上取 得した者を合格とする。ただし、試験の結果によってはレポート課題を課し、評価のうち 2 割 にこれを含める場合がある。この場合は試験が評価に占める割合を 8 割とする。 教員作成資料、教員配布プリント等 よくわかる材料学、宮川大海、吉葉正行 蒸気工学、谷下市松、裳華房 伝熱学、日本機械学会 エネルギー工学、機械材料学Ⅰ H26 授業科目 (4072) 電気工学概論 対 象 学 科 学年 必・選 ( Z )建設環境工学科 5年 必修 工藤隆男 担当教員 Outline of Electrical Engineering 単位数 授業方法 開講形態 1 講義 後期 週 2 時間 授業時間数 30時間 (教授) 【 授業の目標 】 建設環境工学科の教育目的に「持続的発展が可能な社会を実現するため、幅広い視野を備え、社会基盤整備の 工学とその応用分野に関する知識を身に着けること」が挙げられている。これを受け、本科目の目標を「社会基盤 整備等において必須である電気情報工学の基本的事項について理解すること」とする。 【 授業概要・方針 】 電気工学は、安心安全で快適な社会基盤を支える工学として、あらゆる分野において必須とされる工学である。そ の内容は自然界における電気磁気現象を理解し応用する側面と、論理数学を母体とするコンピュータを駆使する 側面に区分できる。本科目ではそれらの中から、直流回路からコンピュータ制御までを取り上げ、それらの概要に ついて、小テストや宿題などにより理解の定着を図りながら単元ごとに学習を進める。 【 履修上の留意点 】 単元ごとに行う小テストや宿題を通じ、さらには章末問題を解くなど自発的に理解度を把握することが望ましい。理 解不足と思われる場合にはオフィスアワーを利用するなどし、理解不足のまま放置することがないよう留意する必 要がある。 授 業 計 ( 後 期 ) 授 業 第 1 回 (p.3~)直流回路、 オームの法則、直列接続、 第 2 回 (p.14~)並列接続、演習 第 3 回 (p.19~)キルヒホッフの法則 第 4 回 (p.27~)電流の熱作用、演習 第 5 回 (p.67~)交流の基本的扱い 第 6 回 (p.79~)交流回路、交流電力、 第 7 回 (中間試験) 第 8 回 (p.89~)半導体、ダイオード、 第 9 回 (p.97~)トランジスタ 第 10 回 (p.103~)増幅回路、演習 第 11 回 (p.117~)論理回路の基礎 第 12 回 (p.121~)ディジタル集積回路 第 13 回 (p.165~)コンピュータを用いた制御、演習 第 14 回 先進技術事例の仕組み (期末試験) 第 15 回 期末試験の答案返却とまとめ 計 八戸高専目標 (A) (B-1) 同上関与割合 % 学習・教育到達目標 JABEE 目標 ◎ (d-1) ○ 到 達 項 目 評 価 方 法 使用教科書・教材 参 考 図 書 等 関 連 科 目 画 内 容 時間 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (B-2) (C-1) 70 ( ) 30 (d-3) 、 (e) (C-2) (D) 用語の意味を説明できること。 問題を解くことができること。 定期試験80%小テストと宿題20%とし 100 点満点で 60 点以上が合格。定期試験の答案は 採点後返却し、達成度を確認させる。なお、補充試験対象者は定期試験で生点 30 点以上 の者に限る。 伊理正夫監修、電気電子概論、実教出版 プログラム学習による基礎電気工学直流編、交流編、電気回路編など(本校図書館蔵書) 学生実験、卒業研究など H26 授業科目 (4073) 物質工学概論 対 象 学 科 ( Z )建設環境工学科 杉山 和夫 担当教員 学年 5年 (教授) Outline of Chemical Engineering 必・選 必修 単位数 1 授業方法 講義 開講形態 前期 週 2時間 授業時間数 30時間 【 授業の目標 】 物理化学を主体として無機化学や有機化学、機器分析など化学のさまざまな分野について、基礎 的・基本的な事項を講義する。身近に用いられている物質や反応などを例として用いたり、種々の サンプルを実際に見たり触ったりすることにより化学が私たちの生活に密着した学問分野であるこ とを実感してもらう。 【 授業概要・方針 】 化学をわずかしか学んでいない、あるいは以前に学んだがほとんど忘れてしまったという受講者 を主な対象とする。物質の成り立ちとしての原子構造や化学結合、物質を構成する各種の元素の特 徴、物質の持つ不思議な性質などを紹介し、化学が面白い学問分野であることを理解してもらう。 【 履修上の留意点 】 低学年で学んだ化学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲを基本としている。これらの総復習を兼ねるとともに、新たに先 端材料や機器分析の手法を紹介するが、限られた時間で化学の主な分野を概観する講義となってい るので理解を深めるためにチェックテストを行う。 授 ( 前 期 ) 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 5 回 第 6 回 第 7 回 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 学習・教育到達目標 到 達 項 評 価 方 画 内 容 時間 参 考 図 書 等 科 八戸高専目標 同上関与割合 % JABEE 目標 (A) ◎ (2) 計 (B-1) (B-2) 20 80 ( ) ○ (c) (3) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 30 (C-1) (C-2) (D) 1.原子・分子の構造や化学結合が理解できる。 2.物質の三態、気体、液体、固体の性質が理解できる。 目 3.各種材料の特徴が理解できる。 4.機器分析の基礎が理解できる。 定期試験 80%、授業への取り組み(チェックテスト等)20%の割合で評価し、 法 60 点以上を合格とする。答案は採点後返却し、到達度を確認させる。 使用教科書・教材 連 計 業 化学とは 元素名と周期表 原子の組み立て原理 化学結合 気体の性質 液体の性質 固体の構造 (中間試験) 機能材料 エネルギー関連材料 環境材料 物質を測る(1) :機器分析の原理 物質を測る(2) :元素を測る 物質を測る(3) :環境を測る (期末試験) 期末試験の答案返却とまとめ 第 15 回 関 業 授 目 工学のための現代の基礎化学-物質科学へのガイド-/馬場宣良・広瀬泰雄共/サイエンス 社/1998 化学-基本の考え方を中心に-/A. Sherman 他著/石倉 他訳/東京化学同人/1990/ アトキンス物理化学上下(第6版)/千原 他訳/東京化学同人/2001 化学Ⅰ、化学Ⅱ、化学Ⅲ 授業科目 (4444) H26 卒業研究 Thesisi ReaeStudy 対 象 学 科 学年 必・選 単位数 授業方法 (Z) 建 設 環 境 工 学 科 5年 必修 8 その他 開講形態 前期 週 6 時間 後期 週 10 時間 授業時間数 240 時間 (Z)建設環境工学科教員 (常勤) 担当教員 【 授業の目標 】 建設環境工学科全教員の研究室に各学生が配属され、担当教員による指導のもと特定の研究課題について1 年間を通じて研究を行い、研究成果と卒業論文として提出する。また、卒業研究概論を作成し、卒業研究発表会 で発表を行う。専門知識の総合化と深化を図りつつ課題解決に向けて実践的に取り組み、解決する能力を養成 する。 【 授業概要・方針 】 本学科教員は7つの専門分野が分かれており、各分野を専門とする指導教員が提示した研究テーマなどから 各自が研究対象を選び、各専門分野の研究を行う。指導教員などと議論しながら、文献調査、実験・実測、数値シ ミュレーションなどの適切な手法を用い、論文としてまとめて提出し、その発表を行う。 【 履修上の留意点 】 卒業研究の時間(前期 4 時間、後期 14 時間)およびその他の空き時間を充分活用する必要がある。非常勤によ る集中講義の関係で、授業時間割の変更がある。このことについては改めて掲示・連絡があるので注意すること。 授 ( 通 年 ) 業 授 計 業 画 内 容 時間 担当教員の決定後、各指導教員の下で進める。本学科における各教員の専門分野のキー ワードは以下の通りである。具体的な研究テーマは4月に提示される。 【杉田尚男、丸岡晃】 応用力学、構造力学、鋼構造、耐震工学、風工学等 【南將人、藤原広和】 水理学、水文学、河川工学、水資源工学、港湾工学、海岸工学等 【清原雄康】 地盤工学、基礎工学、岩盤工学、土木地質学等 【今野恵喜】 道路計画、鉄道計画、土木計画、都市計画、測量等 【菅原隆】 土木材料、コンクリートおよび鉄筋コンクリート工学等 【矢口淳一、金子仲一郎】 環境保全、環境管理、環境システム、用排水システム、廃棄物等 【馬渡龍】 建築系 使用教科書・教材 計 240 八戸高専目標 (A) (B-1) (B-2) (C-1) (C-2) (D) 同上関与割合 % 10 10 20 25 25 10 JABEE 目標 ◎ (d-3) ○ (a) (b) (c) (d-1) (d-2) (d-4) (e) (f) (g) (h) (i) 選択した研究テーマに対して、自らが調査・実験計画を立てることができるようになること。 研究計画に基づく実験、実測、計算を通して何らかの結論を明らかにできること。 問題解決の成果を口頭発表および報告書を通して報告できること。 研究状況(計画性、自主性、積極性、工夫など)、卒業研究発表(概要集、発表技術、理解 度)、卒業論文(構成、内容、理解度)を総合判定して評価する。平素の研究状況について は指導教員のみ評価する。指導教員 50%、その他の教員 50%で評価して総合評価は 100 点満点とし、60 点以上を合格とする。 指導教員の指示がある。 参 考 図 書 等 過去の卒業論文等、指導教員の指示がある。 関 専門科目全般が関連するが、特に各部門のキーワードと関連する科目 学 習 ・教 育 到 達 目 標 到 達 項 目 評 価 方 法 連 科 目