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(仮称:童話の里くすアイスアリーナ)

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(仮称:童話の里くすアイスアリーナ)
玖珠町国際規格
玖珠町国際規格スケートリンク
町国際規格スケートリンク(
スケートリンク(フィギュア・アイスホッケー)
フィギュア・アイスホッケー)基本構想の
基本構想の提案
(仮称:童話の里くすアイスアリーナ)
平成 25 年 5 月
メ サ と 滝 回 廊
資料作成:メサと滝回廊 代表 梶原 毅
司法書士梶原毅事務所 TEL 0973-22-4704
HP : http://www.geocities.jp/mesa_takikairou
mail : [email protected]
◆メサと滝回廊HPは、検索サイトにて“滝回廊”で検索出来ます。
◆メサとは、スペイン語でテーブル状の山の形状(万年山等)を表す地質用語です。メサの山が多い玖珠九重に於ける地域の特
色をキーワードにして、まちづくりと地域活性化の提案、講演、イベント参加、慈恩の滝の観光ガイド等を行っているグループです。
大
分
県
玖
珠
町
殿
ご挨拶
日田市で滝回廊のまちづくり提案を行っているグループ「メサと滝回廊」の代表をしております梶原毅と申します。
九州には、福岡県、佐賀県、熊本県、長崎県に挟まれた、干満の差が大きく日本最大の干潟で独自の生物が生息する有明海が御座います。この有明
海のムツゴロウを育てている水が、どこで湧水しているのか考察されたことが御座いますでしょうか。九重町長者原にタデ原と坊がつるという湿原が
あり、この二つの湿原は、ラムサール条約に登録された貴重な湿原です。この湿原から湧き出た水が滝回廊(玖珠川・筑後川)を通って有明海に流れ
込み、ムツゴロウを育てています。
私たちは、タデ原と坊がつるから夜明ダムまでを滝回廊と呼び、その流域にある滝と水が育むメサの山々に着目し、平成16年から調査を開始し、
5つの滝について平成17年に基本構想を作成しました。既に提案した基本構想の一部が実行に移されたものもあります。また、慈恩の滝基本構想で
は、道の駅構想、県道 704 号線ルートの提案をはじめ少しずつですが具体的になりはじめております。
一方、政府の日本経済再生に向けた緊急経済対策が平成25年1月11日に閣議決定されました。その骨子に地域の特色を生かした地域活性化が盛
り込まれています。そのひとつとして述べられている「地域それぞれの魅力を日本全国、世界に発信する。地域の特色ある農林水産物の魅力の発信や
輸出相手国の輸入手続きの円滑化のための働きかけなど幅広い輸出拡大の取組等を行う。また、官民協働で地域の魅力を開発・発信し、観光地の再建
を図る取組等を推進する。さらに、地域の魅力の中核となる文化施設等の機能強化や国立公園の安全対策等を行うとともに訪日外国人旅行者の誘致を
進めるなど観光の振興を図る」これはまさに私たちが目指しているインバウンドツーリズムに合致したものです。
私たちはこのような中、国際規格のスケートリンクを提案させて頂きました。国際規格のスケートリンクは、九州と大分県の文化レベルを高め、玖
珠町の名を世界に広め、インバウンドツーリズムを振興し、滝回廊を活性化し、中九州の観光と発展に寄与するものと確信しています。
本提案書を御一読頂き、その趣旨と提案にご理解下さいます様お願い申し上げます。
目 次
1.計画
1. 計画の
計画 の 概要 ------------------------------------0
------------------------------------01
2.計画
2. 計画の
計画 の 提案 ------------------------------------0
------------------------------------01
3 . 国 際 規 格 スケー トリン クの 計 画 ------------------- 0 2
4 . 施設の
施設 の 概要 ------------------------------------0
------------------------------------03
5. 西日本地域のスケートリンクと
西日本地域 のスケートリンクと計画地
のスケートリンクと 計画地 -------------------0
------------------- 04
6 . 参 考 資 料 ------------------------------------ -------------------------------0
------------------------------- 0 5
H17 年 慈恩の滝基本構想
道の駅構想と県道 704 号線ルートの提案
工事が進む県道 704 号線(平成 25 年 3 月)慈恩の滝横を通り、国道 210 号線と結ばれます。
P.1
計画地(北方向)帆足地区
計画地(西方向)帆足地区
計画地(東方向)帆足地区
県道 678 号線(書曲野田線)閑散とした駅前通り
県道 43 号線(主要地方道玖珠山国線)
豊後森機関庫 (近代化産業遺産 2009 年 登録有形文化財 2012 年)
1.計画
1.計画の
計画の概要
2.計画
2.計画の
計画の提案
基本理念
玖珠町帆足地区の計画地周辺には、JR豊後森駅、玖珠町役場庁舎、くすまちメルサンホール、豊後森機関
庫があり、国道 210 号線周辺が商業の中心地とすれば、JR 豊後森駅周辺は、行政・文化・交通の結束点の中心
地といえます。また、町のスポーツとしてフィールドホッケーが盛んな地であり、専用のホッケー場が岩室に
あります。
一方、全国的に地方の人口減が進んでおり、玖珠町に於いても 1980 年に 2 万 2 千人台だったのが、2010 年
では約 1 万 7 千人台に減少しており、街の中心部は賑わいがありません。観光の面では、様々な取組みが行わ
れているものの抜本的な解決がなされていないのが現状です。今後、違った形で玖珠町の知名度を上げる事が
出来る観光地をつくる事が課題ではないでしょうか。
さらに九州新幹線と、クルーズトレインななつ星 in 九州(平成25年10月運行開始)により、これまでの
観光動線が変化することが予想されます。特にクルーズトレインななつ星は JR 豊後森駅に停車するため、まち
を活性化する大きなチャンスであるといえます。これら新しい観光動線に対して、どのように玖珠町をアピー
ルする事が出来るか豊後森機関庫をはじめ周辺施設、企業、団体と連携した、よりいっそうの議論と提案が必
要であると考えられます。
インバウンドツーリズムを目指す
本提案書で計画する年間を通して利用可能な国際規格スケートリンクは、対象が国内だけではありません。
フィギュアスケートは世界的に人気のあるスポーツで、選手権やアイスショーが数多く行われています。レベ
ルの高い競技会やアイスショーの開催では、世界から選手が来日します。競技はニュースとして世界に発信さ
れます。ここにフィギュアの持つファンタジーイメージを重ね合わせた「童話の里くす」というブランドが生
まれます。スケートリンクを核にして世界から選手を始め、観光客が来訪することに繋がります。世界から外
国人観光客が増大する事で交流が生まれ、玖珠町の観光地が紹介される相乗効果によってブランドは揺るぎな
いものになると考えられます。故にレベルの高い競技会やアイスショーが開催可能な通年利用の国際規格スケ
ートリンクでなければならないのです。また、海外からの交流人口が増大することで、玖珠町の子どもたちが
スケートを通して国際感覚を養われ、将来の人材育成に繋がると考えられます。
さらに、町のスポーツであるフィールドホッケーとアイスホッケーを重ね合わせることで、競技人口の増大、
スポーツ交流等、玖珠町のスポーツのさらなる活性化に寄与するものと考えられます。
P.2
3.国際規格スケートリンク
国際規格スケートリンク(
スケートリンク(フィギュアスケート・アイスホッケー)
フィギュアスケート・アイスホッケー)の計画
①施設(仮称 童話の里くすアイスアリーナ)
通年利用が出来る国際規格(60m×30m)のスケートリンクを整備することで、九州でのスケートリンクと
いう話題性とインパクトのある施設が、人を呼び、人が集まる、賑わいのある施設になることで、施設の活
用はもとより地域への経済波及効果が大きく、地域活性化及び観光客誘致に繋がります。また、その中で町
民及び県民のスケートを通しての育成環境の向上、地場産業の新しい取組みと商品開発及び町の発展に期待
できるでしょう。さらに、オリンピック選手を招へいすることで、内外のアピール、話題性等、
「童話の里く
す」ブランドの世界へ向けた情報発信を図ることが出来ます。
さらに、JR 豊後森駅のリニューアル、豊後森機関庫鉄道記念公園のデザインを本施設と一体化することで、
魅力的な観光施設になると考えられます。
②車でのアクセスと駐車場
車でのアクセスは玖珠川堤防道路から導入道路を計画します。
駐車場は、施設内で約 160 台、イベント時では河川敷臨時駐車場約 200 台の合計約 360 台を想定していま
す。1 台 2 人乗車として最大 720 人確保出来ます。その他に大分別府方面からの臨時バスの設定(1 便 約
50 人)などが考えられます。
③観光列車
クルーズトレインななつ星 in 九州(特別招待客)
アイスショーの開催に於いて、平成 25 年秋から運行開始するクルーズトレインななつ星の特別コースのひ
とつとして提案します。乗客は特別招待客として 30 席用意し、ホームから直接アクセス出来る専用のエント
ランスや特別観客席を設けます。
④臨時列車
大分別府・久留米方面から、普通列車2両編成で約 200 人程度を想定しています。
基本構想平面図
JR 豊後森駅と本施設が一体化した整備が望まれます。
P.3
クルーズトレインななつ星 in 九州(特別招待客)・観光列車(福岡方面一般客)・臨時普通列車(大分久留米方面一般客)等
4.施設の
施設の概要
JR 豊後森駅ホーム
①主な屋内施設
連絡橋
スケートリンク
一般エントランス
特別エントランス
特別ロビー
国際規格リンク 60m×30m
特別席 30 席
(アイスホッケー国際規格は 61m×30m ですが全国のホッケーリンクが 60m×30m に準じています)
観客席
審判席
エントランス
ロビー
レストラン
ショップ
更衣室・ロッカー
スケート靴置場
会議室
選手等控室
多目的室
役員控室
収納室
事務室
観客席 1000 席
一般観客席 1000 席 特別観客席 30 席
川側に審判席を設けます
一般エントランス2ヶ所(ホーム、駐車場)特別エントランス(ホーム)1 ヶ所
一般客用 1 ヶ所 特別招待客用 1 ヶ所
地場産料理の提供等
フィギュア選手等のグッズ、地元特産品等
男女更衣室とロッカーを設けます
各種サイズのスケート靴を収納します
10 人規模の部屋 2 室を用意します
男女の控室を設けます
バレエやダンス等が出来る部屋を設けます
役員、運営スタッフ、審判等の部屋を設けます
各種備品を収納出来る倉庫を設けます
施設を常時管理するスタッフの事務室を設けます
レストラン
ショップ
観客席
リンク 60m×30m
一般エントランス
ロビー
審判席
③地元育成の現状
②運営
スケートリンクの活用については、フィギュアスケートのジュニア育成(夜間)、カーリング選手育成
(夜間)、幅広い年代を対象とするアイススケート教室(高齢者クラス昼間、親子クラス昼間、高校生、
社会人クラス夕方、夜間)とします。また、関東関西九州地区の大学スケート部や民間のスケートクラブ
から合宿を広く募集(軽井沢 風越公園ホームページを参照)します。宿泊するホテルは地元の温泉旅館
や休校した小学校等を利用することで、地域経済の活性化に寄与します。
アイスショーは、年 6 回開催を目指し、開演時間は 1~2 時間程度を想定しています。アイスショーで
は現役オリンピック選手のアイスショーとともに元オリンピック選手や世界選手権で活躍した選手等で
構成する玖珠オリジナルプログラムのアイスショー開催を提案します。
また、日出町にあるハーモニーランドと提携することで、世界的に有名なキャラクターであるハローキ
ティを用いたキティ・オン・アイスショーを提案します。さらに、地元パラグライダークラブの協力で、
アイススケートとパラグライダーが一体化したアイスショーの開催を目指します。
これらアイスショーの最大イベントを5月5日の日本童話祭に併せて開催することを提案します。
アイスホッケーに於いても、九州地区の大学や民間のアイスホッケー部合宿の誘致、地元選手の育成、
競技会の開催等を目指します。
国際舞台で戦う選手の育成を目指す日本スケート連盟のフィギュアスケート全国有望新人発掘合宿(平成
24 年 7 月 14~17 日・長野県)メンバーに大分県から唯一人、大分市の池田沙綺子(10 歳)さんが選ばれま
した。大分県内には通年利用出来る国際規格のスケートリンクがありません。現状では中津市山国町のコア
やまくにスケート場や久留米スポーツガーデンで練習しています。池田沙綺子さんはじめジュニアスケータ
ー達は久留米へ週 4 回通い、帰宅は深夜 1 時になります。フィギュアスケートが国内で活性化している半面、
現状は厳しいものがあります。また、大分県内のアイスホッケーに於いても通年利用出来る施設が県内にな
いため、選手の練習は福岡や熊本へ遠征しています。将来のオリンピック候補を育成するためにも、地元に
優れた環境を提供することが必要ではないでしょうか。
コアやまくにスケートリンク(中津市山国町)でスケート合宿。フィギュアは総合芸術であり、練習にはバレエやダンスも行います
休校した杉河内小学校の活用
パグライダー、ハングライダーと一体化したストーリー性のあるアイスショーの開催
大分ゴールドFSCの池田沙綺子さん(10)大分大付小4年(写真提供 大分県スケート連盟)
P.4
5.西日本地域のスケートリンクと
西日本地域のスケートリンクと計画地
のスケートリンクと計画地
パビオアリーナ(福岡)(通年 国際規格 観客席 1143)
スポーツガーデン久留米(通年)
飯塚アイスパレス(通年 国際規格)
コアやまくにスケートリンク(冬季)
西日本地域のスケートリンクと計画地
10年前まで国内に百数十ヶ所あった年間を通して利用出来る国際規格のアイススケート場は現在16ヶ所であり、その中には
施設の廃止が検討されているものも含まれています。
現在、維持管理において電力費用の高騰による施設の閉鎖や、東日本大震災による節電のため営業時間短縮が検討されている施
設があり、国内オリンピック選手等から施設の存続を強くアピールされているところです。
近畿以西の通年利用できる国際規格(60m×30m)のスケートリンクは、パピオアリーナ(福岡市博多区千代 観客席数 1143)・飯塚ア
イスパレス(飯塚市柏の森
観客席なし)・浪速スポーツセンターアイススケート場(大阪市
観客席数 316)・滋賀県立アイスアリー
ナ(大津市 観客席数 2400)の4ケ所です。その中で、九州地区の通年利用の施設に於いて、フィギュア競技やレベルの高いアイスシ
ョーを開催出来る施設は、パピオアリーナ(福岡市
観客席数 1143)のみですが、マリンメッセ福岡(観客席数 12,000 仮設リンク)
では、ディズニーオンアイス(8 月)が開催されています。
P.5
6.参考資料
米国アイダホ州サンバレー(Sun Valley)人口約 5 万人の高級リゾート地。ロッキー山脈の西側
に位置し、自然豊かな素晴らしい景観を誇ります。アウトドアレクリェーションが盛んで、スキー、
スケート、フライフィッシング、マウンテンバイク、ハイキングなどが楽しめます。屋外リンクで
開催されるサマーアイスショーやボールドマウンテンでのスキーが有名で、世界中から観光客が訪
れています。
長野県山ノ内町では、1973 年(昭和 48 年)2 月 1 日 に姉妹都市提携しています。一方でロケーションとレ
クリェーションイメージとアウトドアスポーツのイメージが玖珠町に類似しており、ぜひ、姉妹都市の候補と
してサンバレーをお勧め致します。
サンバレー
サンバレー全景
ロケーションが玖珠町と類似しており、スキー、スケート、ゴルフ、フィッシング等、アウトドアレクリェーションが盛んな地区です
サンバレーのスケートリンクのひとつ。屋内スケートリンク(写真提供 大分県スケート連盟)
玖珠町国際規格スケートリンク(フィギュア・アイスホッケー)基本構想の提案(平成 25 年 5 月)
資料作成 メサと滝回廊 代表・梶原 毅
フィギュアスケートアイスショー
観客席とリンクが近く、迫力あるアイスショーを観客に提供しています
(資料提供 大分県スケート連盟)
HP :
司法書士梶原毅事務所 TEL 0973-22-4704
http://www.geocities.jp/mesa_takikairou/
・大分県玖珠町
町長
朝倉 浩平 殿
mail : [email protected]
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