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第10088号
平成23年12月13日 毎週 火曜日 長 崎 県 公 火曜・金曜日発行 目 報 第10088号 ○印は長崎県例規集に登載するもの 次 ◎ 告 示 ・漁業災害補償法に基づく特定第2号漁業者の共済契約の締結の申込みについての同 意成立 ・一般競争入札の参加者の資格等 ・公有水面埋立ての竣功認可(2件) ・道路の区域の変更 ・道路の供用の開始 公 告 ・落札者等 ・一般競争入札の実施 ・測量の実施 ・落札者等 所管課(室)名 漁 政 課 水 産 振 興 課 漁 港 漁 場 課 道 路 維 持 課 〃 ◎ 総務事務センター 水 産 振 興 課 建 設 企 画 課 警察本部会計課 ◎ 選挙管理委員会告示 ・選挙人名簿登録者数の50分の1の数及び総数の40万を超える数に6分の1を乗じて 得た数と40万に3分の1を乗じて得た数とを合算して得た数並びに県議会議員選挙 区別の3分の1の数 監査委員公表 ・住民監査請求に係る監査結果の公表 選挙管理委員会書記室 ◎ 監 査 事 務 局 ◎ 有明海自動車航送船組合監査委員公告 ・定期監査結果に基づく措置の公表 ・財政援助団体の監査結果に基づく措置の公表 告 有明海自動車航送船組合 〃 示 長崎県告示第1027号 漁業災害補償法(昭和39年法律第158号)第108条第5項において準用する同法第105条の2第3項の規定による 届出のあった次の加入区及び漁業の区分に係る同意については、同法第108条第2項に規定する要件に適合すると 認めたので、同条第5項において準用する同法第105条の2第4項の規定により、公示する。 平成23年12月13日 長崎県知事 中村 法道 ─ 2999 ─ 平成23年12月13日 加 入 火曜日 区 長 崎 県 公 漁 報 業 第10088号 の 区 分 橘湾中央第2加入区 中型まき網漁業(使用する漁船の総トン数が5トン以上20トン未満であるも のをいう。 ) 豊玉町第1加入区 旧豊玉町日の出漁業協同組合の区域の小型合併漁業 豊玉町第4加入区 小型定置漁業(落し網を使用するものをいう。 ) 長崎県告示第1028号 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号。以下「政令」という。 )第167条の6第1項及び第167条の5の2の規定 に基づき、一般競争入札に参加する者に必要な資格並びに資格審査申請の時期及び方法等について次のとおり告 示する。 平成23年12月13日 長崎県知事 中村 法道 1 競争入札に付する事項 長崎魚市場排水処理施設汚泥処理等業務委託 2 競争入札参加者の資格要件 処理を委託する産業廃棄物に関する許可を有する収集運搬事業者及び処分事業者による産業廃棄物処理業務 に係る共同企業体(以下「共同企業体」という。 )であること。 ただし、処分事業者が収集運搬業務を行う場合又は収集運搬事業者が処分業務を行う場合は、この限りでは ない。 なお、この場合における処分事業者又は収集運搬事業者は、各業務ごとにおいて、当該業務に関わる他の共 同企業体の構成員となることができない。 共同企業体としての資格要件 ア 自主的に結成された共同企業体であること。 イ 共同企業体は、8者以内で構成するものとする。 ただし、各構成員は、各業務ごとにおいて、当該業務に関わる他の共同企業体の構成員となることがで きない。 ウ 8者以内が分担する業務は、産業廃棄物の収集運搬業務及び処分業務とする。 業務形態 業務形態は業務分担方式とし、その旨が共同企業体協定書において明らかであること。 共同企業体の代表者 ア 代表者は、この告示の前日に長崎県内に本社を有している者であること。 イ 代表者の名称が、共同企業体協定書において明らかであること。 共同企業体協定書 共同企業体の協定書は、様式第5号に示された「共同企業体協定書」によるものであること。 共同企業体の構成員(以下「構成員」という。 )の資格要件 ア 収集運搬業務を分担する構成員の要件 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号。以下「廃棄物処理法」という。 )による産 業廃棄物の収集・運搬業務の許可を有する者 イ 産業廃棄物処理業務を分担する構成員の要件 廃棄物処理法による産業廃棄物の処分業の許可を有し、長崎県内において処分可能な者 3 競争入札に参加することができない者 政令第167条の4第1項の規定に該当する者。なお、被補助人、被保佐人又は未成年者であって、契約締結 のために必要な同意を得ている者は、同項の規定に該当しないものである。 次のアからカまでに該当する事実があった後、2年を経過していない者又はその者を代理人、支配人その 他の使用人若しくは入札代理人として使用する者 ア 契約の履行に当たり、故意に業務執行を粗雑にし、又は数量に関して不正の行為をした者 イ 競争入札又はせり売りにおいて、その公正な執行を妨げた者又は公正な価格の成立を害し、若しくは不 ─ 3000 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 正の利益を得るために連合した者 ウ 落札者が契約を締結すること又は契約者が契約を履行することを妨げた者 エ 地方自治法(昭和22年法律第67号)第234条の2第1項の規定による監督又は検査の実施に当たり職員の 職務の執行を妨げた者 オ 正当な理由がなくて契約を履行しなかった者 カ アからオまでに該当する事実があった後2年を経過しない者を契約の履行に当たり代理人、支配人その 他の使用人として使用した者 競争入札参加資格審査申請書(様式第1号。以下「申請書」という。 )及び添付書類に故意に虚偽の事実を記 載した者 業務執行に関し、認可、認可等を必要とする場合において、これを得ていない者 1年以上の営業実績を有しない者 申請書の提出期限の日から入札期日までの間において、指名停止又は指名除外の措置を国又は地方公共団 体から受けている者又は受けるおそれがある者 申請書の提出期限の日及び入札期日以前6ヶ月以内に、手形交換所で不渡手形若しくは不渡り小切手を出 した事実又は銀行若しくは主要取引先から取引停止等を受けた事実がある者 会社法(平成17年法律第86号)第475条又は第644条の規定に基づく清算の開始、破産法(平成16年法律第 75号)第18条第1項若しくは第19条第1項の規定に基づく破産手続き開始の申立て、会社更生法(平成14年 法律第154号)第17条の規定に基づく更生手続開始の申立て又は民事再生法(平成11年法律第225号)第21条 の規定に基づく再生手続開始の申立てがなされている者 申請書の提出期限の日から入札期日までの間において、廃棄物処理法の規定に基づく行政処分の措置を地 方公共団体から受けている者又は受けるおそれがある者 4 競争入札参加者の資格及び審査 競争入札参加者の資格は、政令第167条の5第1項及び第167条の5の2に定める要件に基づき、に掲げ る事項について審査し、決定する。 審査事項 ア 年間売上高 イ 営業年数 ウ 従業員数 エ 財務比率(純利益率、固定長期適合率、流動比率) 5 入札を希望する者の資格審査申請の方法等 申請の期間 この公示の日から平成23年12月27日までの間(県の休日を除く。)の午前9時から午後5時までとする。 申請書の入手方法 申請書は、この告示の日からに掲げる場所において、競争入札参加資格を得ようとする者に交付する。 申請書の提出方法 申請書に次の書類を添え、に掲げる場所に提出すること。 ア 法人にあっては、登記簿謄本 イ 個人にあっては次の ア及び イ ア 本籍地の市町村長が発行する身元(分)証明書 イ 指定法務局が発行する成年後見登記制度における登記事項証明書又は登記されていないことの証明書 ウ 県税に関し未納がないことを証する証明書 エ 消費税及び地方消費税課税事業者にあっては、消費税及び地方消費税の未納がないことを証する証明書 オ 営業に必要な許可、認可等を受けていることを証する書類の写し カ 印鑑届(様式第2号) キ 産業廃棄物収集運搬業務及び処理業務に係る受託実績調査表(様式第3号) ク 申請者に係る許可の保有状況等に関する調べ(様式第4号) ケ 共同企業体協定書(様式第5号)(ただし、共同企業体による申請の場合に限る。) コ 口座振替申込書(様式第6号) 申請書等の作成に用いる言語 ア 申請書は、日本語で作成すること。なお、その他の書類で外国語で記載のものは、日本語の訳文を付記 ─ 3001 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 し、又は添付すること。 申請書等の入手先、提出場所及び申請に関する問い合わせ先 (名 称)長崎県水産部水産振興課 魚市場班 (所在地)〒850-8570 長崎市江戸町2番13号 (電 話)095-895-2836 6 資格審査結果の通知 資格審査結果通知書により申請者あて通知(郵送)する。 7 資格の有効期間 6の共同企業体としての競争入札参加資格の有効期間は、資格審査結果通知書による資格取得の日から平成 24年3月31日までとする。ただし、当該業務に係る契約の相手方以外の者にあっては、当該業務に係る契約が 締結される日までとする。 8 資格の取消し等 構成員のいずれかが、3のからまでに該当するに至った場合は、当該資格を取り消し、又はその事実 があった後2年間は競争入札に参加させない。その者の代理人、支配人その他の使用人又は入札代理人とし て使用する者が3のに該当するに至った場合も、同様とする。 資格取消しの通知 入札参加資格を取り消したときは、当該資格者にその旨を通知する。 長崎県告示第1029号 公有水面埋立法(大正10年法律第57号)第22条第1項の規定により、次のとおり公有水面埋立ての竣功を認可 した。 なお、その関係書類を次のとおり閲覧に供する。 平成23年12月13日 長崎県知事 中村 法道 1 埋立ての竣功認可年月日 平成23年12月13日 2 埋立ての竣功認可を受けた者の住所氏名 名 称 五島市 所 在 地 長崎県五島市福江町1番1号 代表者氏名 五島市長 中尾 郁子 代表者住所 長崎県五島市紺屋町6番28号 3 埋立ての区域 位 置 長崎県五島市玉之浦町大宝字船場145番3に隣接する白地から179番に至る地先 区 域 省略(閲覧図書のとおり) 面 積 12,924.06平方メートル 4 埋立地の用途 漁港施設用地 5 埋立免許年月日及び番号 昭和56年1月26日付け長崎県指令55漁計許第85号 6 閲覧場所 長崎県五島市福江町1番1号 五島市役所 長崎県告示第1030号 公有水面埋立法(大正10年法律第57号)第22条第1項の規定により、次のとおり公有水面埋立ての竣功を認可 した。 なお、その関係書類を次のとおり閲覧に供する。 平成23年12月13日 長崎県知事 中村 法道 1 埋立ての竣功認可年月日 平成23年12月13日 2 埋立ての竣功認可を受けた者の住所氏名 名 称 長崎県 ─ 3002 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 所 在 地 長崎市江戸町2-13 代表者氏名 長崎県知事 中村法道 代表者住所 長崎市鳴見台2丁目23番15号 3 埋立ての区域 位 置 五島市玉之浦町荒川字古里129番25から129番31に至る地先 区 域 省略(閲覧図書のとおり) 面 積 8,274.78平方メートル 4 埋立地の用途 漁港施設用地、水路敷 5 埋立免許年月日及び番号 昭和58年7月13日付け長崎県指令58漁計許第21号 6 閲覧場所 長崎県五島市福江町1番1号 五島市役所 長崎県告示第1031号 道路法(昭和27年法律第180号)第18条第1項の規定に基づき、道路の区域を次のとおり変更した。 なお、その関係図面は、県土木部道路維持課及び県央振興局において告示の日から2週間、一般の縦覧に供す る。 平成23年12月13日 長崎県知事 中村 法道 道路の種類 一般県道 路 線 名 大里森山肥前長田停車場線 道路の区域 区域変更 前後の別 敷地の幅員 (メートル) 諫早市森山町下井牟田1019番1地先から 前 15.1~18.0 45.1 諫早市森山町下井牟田1041番2地先まで 後 14.8~15.8 45.1 区 間 延 長 備 考 (メートル) 長崎県告示第1032号 道路法(昭和27年法律第180号)第18条第2項の規定に基づき、道路の供用を次のとおり開始する。 なお、その関係図面は、県土木部道路維持課及び県央振興局において告示の日から2週間、一般の縦覧に供す る。 平成23年12月13日 長崎県知事 中村 法道 道路の種類及び路線名 供用開始の区間 一般県道 諫早市森山町下井牟田1025番3地先から 大里森山肥前長田停車場線 諫早市森山町下井牟田1043番1地先まで 公 供用開始年月日 平成23年12月13日 告 落札者等(公告) 落札者について、次のとおり公告する。 平成23年12月13日 長崎県知事 ─ 3003 ─ 中村 法道 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 物品名及び数量 ① 23入札第73号 電子計算機ネットワークシステム(長崎地域) ② 23入札第74号 電子計算機ネットワークシステム(県北地域) ③ 23入札第75号 電子計算機ネットワークシステム(島原地域) ④ 23入札第76号 電子計算機ネットワークシステム(諫早・大村地域) ⑤ 23入札第77号 電子計算機ネットワークシステム(五島地域) ⑥ 23入札第78号 電子計算機ネットワークシステム(壱岐地域) ⑦ 23入札第79号 電子計算機ネットワークシステム(大村地域) 2 契約に関する事務を担当する部局等の名称及び所在地 (名称)長崎県総務事務センター(物品管理班) (住所)〒850-8570 長崎市江戸町2番13号 3 調達方法 購入 4 契約方法 一般競争入札 5 落札決定日 平成23年11月25日 6 落札者の氏名及び住所 ①(氏名)株式会社デュアルキーシステム 代表取締役 柿田 茂博 (住所)長崎市下西山町13-20 ②(氏名)富士ゼロックス長崎株式会社 営業部長 濱口 文明 (住所)長崎市万才町3-5 ③(氏名)扇精光株式会社 代表取締役 扇 健二 (住所)長崎市出来大工町36 ④(氏名)株式会社デュアルキーシステム 代表取締役 柿田 茂博 (住所)長崎市下西山町13-20 ⑤(氏名)有限会社精光社 代表取締役 坂谷 義男 (住所)五島市吉久木町1165 ⑥(氏名)富士ゼロックス長崎株式会社 営業部長 濱口 文明 (住所)長崎市万才町3-5 ⑦(氏名)扇精光株式会社 代表取締役 扇 健二 (住所)長崎市出来大工町36 7 落札価格(消費税及び地方消費税含む) ① 11,497,500円 ② 15,225,000円 ③ 16,170,000円 ④ 11,340,000円 ⑤ 5,040,000円 ⑥ 4,882,500円 ⑦ 15,435,000円 8 入札公告日 平成23年10月28日 9 落札方式 最低価格 第10088号 1 3式 4式 4式 3式 1式 1式 2式 一般競争入札の実施(公告) 業務の委託について、次のとおり一般競争入札(以下「入札」という。)を行う。 平成23年12月13日 長崎県知事 1 入札に付する事項 ─ 3004 ─ 中村 法道 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 委託の名称 長崎魚市場排水処理施設汚泥処理等業務委託 委託案件の特質等 入札説明書による。 履行期間 契約日から平成24年3月26日まで 履行場所 長崎市京泊3丁目3番1号 長崎魚市場 入札の方法 ア 落札決定にあたっては、入札書に記載された金額に当該金額の100分の5に相当する額を加算した金額(当 該金額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てた金額)をもって落札価格とするので、 入札者は、消費税に係る課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず、見積もった契約希望金額の 105 分の100に相当する金額を入札書に記載すること。 イ 電送及び郵送による入札は認めない。 ウ 開札の結果、予定価格の制限範囲内での入札がない場合は、直ちに再度入札を行う。 エ 入札執行回数は3回を限度とする。 オ 代理人が入札する場合は、本人の委任状を提出するとともに、入札書には代理人の記名押印が必要であ る。 2 入札の参加資格 競争入札の参加者の資格等(平成23年長崎県告示第1028号)により、入札参加資格を得ていること。 3 入札参加資格を得るための申請の方法 入札を希望する者は、平成23年長崎県告示第1028号に定める競争入札参加資格申請書(以下「申請書」とい う。 )に必要事項を記入のうえ、次の提出場所に提出すること。 申請書の入手先、提出場所及び申請に関する問い合わせ先 (名称) 長崎県水産部水産振興課(魚市場班) (住所) 〒850-8570 長崎市江戸町2番13号 (電話) 095-895-2836 4 入札参加条件 2の入札参加資格を有していること。 当該役務を契約に基づき、確実かつ迅速に履行できると認められる者であること。 5 当該委託契約に関する事務を担当する部局の名称 (名称) 長崎県水産部水産振興課(魚市場班) (住所) 〒850-8570 長崎市江戸町2番13号 (電話) 095-895-2836 6 契約条項を示す場所 5の部局とする。 7 入札説明書の交付期間及び場所 入札に参加するために必要な関係書類その他入札に関する詳細な事項は、入札説明書による。 入札説明書は、この公告の日から平成23年12月27日までの間(県の休日を除く。 )の午前9時から午後5時 まで時間帯で、5の部局において交付する。 8 入札書及び契約の手続において使用する言語並びに通貨 日本語及び日本国通貨 9 入札の日時場所 日時 平成24年1月17日 午前10時 場所 長崎県庁 第1別館5階第2会議室 10 資格審査結果通知書の提示 入札に参加する者は、入札の執行に先立ち、資格審査結果通知書の写しを入札執行者に提示すること。 11 入札保証金及び契約保証金 入札保証金 入札見積金額の100分の5以上の金額を納付すること。ただし、次の場合は入札保証金の納付が免除される。 ─ 3005 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 ア 県を被保険者とする入札保証保険契約(見積金額(消費税及び地方消費税を含む)の100分の5以上)を 締結し、その証書を提出する場合 イ 入札日の前日から前々年度までの間において、本県若しくは他の地方公共団体又は国との間に、当該契 約とその種類及び規模をほぼ同じくする契約を締結したことの証明(2件以上)を提出する場合 契約保証金 契約金額の100分の10以上の金額を納付すること。ただし、次の場合は契約保証金の納付が免除される。 ア 県を被保険者とする履行保証保険契約(契約金額(消費税及び地方消費税を含む)の100分の10以上) を締結し、その証書を提出する場合 イ 入札日の前日から前々年度までの間において、本県若しくは他の地方公共団体又は国との間に、締結 した同種、同規模の契約の履行証明(2件以上)を提出する場合 12 入札の無効 次の入札は無効とする。なお、下記からまでに該当することにより無効となった者は、再度の入札に加 わることができない。 入札に参加する者に必要な資格のない者が入札したとき。 入札者が法令の規定に違反したとき。 入札者が連合して入札をしたとき。 入札者が入札に際して不正の行為をしたとき。 入札者が他人の代理を兼ね、又は2人以上の代理をしたとき。 所定の額の入札保証金を納付しない者又は入札保証金に代わる担保を提供しない者のした入札であるとき。 入札者又は代理人が同一事項に対し2以上の入札をしたとき。 入札書に入札金額又は入札者の記名押印がないとき等、入札者の意思表示が確認できないとき。 誤字、脱字等により入札者の意思表示が不明瞭であると認められるとき。 入札書の首標金額が訂正されているとき。 その他入札書の記載事項について入札に関する条件を充足していないと認められるとき。 13 落札者の決定方法 長崎県財務規則(昭和39年長崎県規則第23号)第97条の規定により作成された予定価格の制限の範囲内で 最低の価格をもって入札した者を落札者とする。なお、最低制限価格は設定しない。 落札となるべき同価の入札をした者が2人以上あるときは、直ちに当該入札者にくじを引かせ落札者を決 定するものとする。この場合において、当該入札者のうち開札に立ち会わない者又はくじを引かない者があ るときは、これに代えて当該入札執行事務に関係のない職員にくじを引かせるものとする。 14 その他 契約書の作成を要する。 この調達契約は、世界貿易機関(WTO)協定に掲げられている政府調達に関する協定の適用を受けるも のではない。 本公告に定めのない事項については、地方自治法(昭和22年法律第67号) 、地方自治法施行令(昭和22年政 令第16号)及び長崎県財務規則の定めるところによる。 その他、詳細は入札説明書による。 資格者にその旨を通知する。 測量の実施(公告) 測量法(昭和24年法律第188号)第39条の規定において準用する同法第14条第1項の規定により、長崎県県央振 興局長から公共測量(諫早湾干拓堤防測量)を次のとおり実施する旨の通知があった。 平成23年12月13日 長崎県知事 中村 法道 公共測量実施の地域及び期間 地 域 期 間 平成23年12月5日から 平成24年3月19日まで 諫早市高来町・雲仙市吾妻町 ─ 3006 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 落札者等(公告) 落札者等について、次のとおり公告する。 平成23年12月13日 長崎県知事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 中村 法道 物品名及び数量 外部公開・不正プログラム対策機器 1式 契約に関する事務を担当する部局等の名称及び所在地 長崎県警察本部警務部会計課(調度係) 〒850-8548 長崎県長崎市万才町4番8号 調達方法 賃貸借 契約方式 一般競争入札 落札決定日 平成23年11月29日 落札者の氏名及び住所 長崎市出来大工町36番地 扇精光株式会社 代表取締役 扇 健二 落札価格 99,000,000円(消費税及び地方消費税を含まない。 ) 入札公告日 平成23年10月14日 落札方式 最低価格 選挙管理委員会告示 長崎県選挙管理委員会告示第109号 地方自治法(昭和22年法律第67号)第74条第1項、第75条第1項、第76条第1項、第80条第1項、第81条第1 項及び第86条第1項並びに地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第162号)第8条第1項の規 定による選挙権を有する者の50分の1の数及び総数の40万を超える数に6分の1を乗じて得た数と40万に3分の 1を乗じて得た数とを合算して得た数並びに県議会議員選挙区別の3分の1の数は次のとおりである。 平成23年12月13日 長崎県選挙管理委員会 委員長 北 郎 1 50分の1の数 23,474人 2 総数の40万を超える数に6分の1を乗じて得た数と 40万に3分の1を乗じて得た数とを合算して得た数 262,278人 3 県議会議員選挙区別の3分の1の数 長 崎 市 121,892人 佐世保市・北松浦郡 75,879人 島 原 市 13,214人 諫 早 市 37,973人 大 村 市 24,056人 平 戸 市 9,867人 松 浦 市 6,948人 対 馬 市 9,589人 壱 岐 市 8,105人 五 島 市 11,680人 ─ 3007 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 西 海 市 雲 仙 市 南島原市 西彼杵郡 東彼杵郡 南松浦郡 報 第10088号 8,699人 13,145人 14,363人 18,852人 10,638人 6,327人 監査委員公表 監査委員公表第10号 地方自治法(昭和22年法律第67号)第242条第1項の規定に基づき請求された住民監査請求(平成23年9月1日 受付)について監査を行ったので、同条第4項の規定により、その結果を公表する。 平成23年12月13日 長崎県監査委員 葺本 昭晴 同 今村 嘉昭 同 吉村 庄二 同 中島 義 ─ 3008 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 住民監査請求に関する監査結果 (海砂採取許可の取り消しに関する措置請求) 第1 請求の概要 1 請求人 長崎市 沼中 2 俊隆 請求があった日 平成23年9月1日 3 請求の内容 請求の要旨 平成23年9月1日付け長崎県職員措置請求書(以下「措置請求書」という。 ) 、同年9月26日付け措置請 求書(補正)及び同年10月17日付け措置請求書(補正)によると、請求の要旨は次のとおりと解される。 本県において海砂の採取を行っている業者のうち2業者(以下「2業者」という。 )は、長崎県海域管理 条例及び長崎県海砂採取事務取扱要領に違反し、県への報告数量より多くの海砂を採取(以下「違法採取」 という。 )している。 また、平成23年7月24日の新聞においても、長崎県沖における海砂の採取量(以下「採取量」という。 ) と福岡県の覆砂事業(大牟田沖)における海砂の搬入量(以下「搬入量」という。 )に差があり、県への報 告数量が過少である可能性が報道されている。 県当局は違法採取の事実を知りながら、事実関係の調査を怠り、関係者に請求すべき損害額を請求しな かった。 その損害額は、平成22年5月14日から平成22年7月31日までの期間で、違法採取した数量に係る採取手 数料相当額 667,309円と算定される。 県は、2業者に対し海砂採取許可の取り消し等の処分を課すよう請求する。 事実証明書 本件請求について、次のとおり事実証明書が提出された。 ① 海砂採取に関する新聞記事 ② 採取実績荷揚地一覧表(月報) ③ 使用材料納入一覧表(海砂) ④ 採取実績荷揚地一覧表 (②採取実績荷揚地一覧表と③使用材料納入一覧表を対比し、採取船ごとに採取した量と搬入した量 及びその差を示した表) 4 要件審査 本件請求について、地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。 )第242条に規定する要件を具 備しているか審査した結果は、次のとおりである。 請求人が主張する違法又は不当な行為及び求めている措置 請求人は、県は2業者が報告した採取量より実際に採取した量が多いことを知りながら、違法採取した 数量に係る採取手数料相当額を請求しなかったと主張している。 このことは、県における不当利得返還請求権もしくは損害賠償請求権(以下「不当利得返還請求権等」 という。 )の不行使に当たるものであり、不当利得返還請求権等が法第237条第1項に規定する財産のうち 債権に含まれることから、法第242条第1項に規定された住民監査請求の監査対象である「財産の管理を怠 る事実」に該当すると解される。 また、請求人は、2業者が県に損害を与えたことを理由に、県知事に対し2業者の海砂採取許可の取り 消しを求めている。 ─ 3009 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 請求人の指摘内容 請求人は、県の損害の内容について、下記のとおり指摘している。 ① 違法採取を行った時期と海砂採取船(以下「採取船」という。)の隻数 ア 平成22年5月14日~31日のうち12日間に、2業者のうち業者Aが採取した12隻分 イ 平成22年6月6日~13日のうち4日間に、2業者のうち業者Aが採取した4隻分 ウ 平成22年7月7日~31日のうち15日間に、2業者のうち業者Bが採取した16隻分 【合 計】 32隻分 ② 違法採取した数量をもとにした損害額の算定 ア 5月分(業者Aの12隻による採取分) 採取量 18,460 搬入量 22,139 差 3,679 損害額 3,679×94円/×105/100=363,117円 イ 6月分(業者Aの4隻による採取分) 採取量 5,960 搬入量 6,957 差 997 損害額 997×94円/×105/100=98,403円 ウ 7月分(業者Bの16隻による採取分) 採取量 46,360 搬入量 48,445 差 2,085 損害額 2,085×94円/×105/100=205,789円 【合 計】 (ア+イ+ウ) 採取量 70,780 搬入量 77,541 差 6,761 損害額 667,309円 ※ 94円/は、長崎県海域管理条例で定める土石(海砂)の採取料(以下「採取料」という。 )である。 要件審査の結果 本件請求は、法第242条に定める要件を具備しているものと認められることから、「請求があった日」を 平成23年9月1日として受理した。 第2 監査の実施 1 監査対象事項 本件請求において、 「財産の管理を怠る事実」があるのかどうか、すなわち、県が不当利得返還請求権等を 有し、その行使をしなかったのかどうかを監査の対象とした。 2 監査対象機関 砂利採取及び採石業に関する業務を所管する土木部監理課(以下「監理課」という。 )を監査対象機関とし、 書面調査のうえ事情聴取を行うとともに、関係資料の提出を求めた。 3 監査対象項目 海砂採取業者(以下「採取業者」という。 )の指導・監督に係る県の業務内容 本件に係る監理課の対応状況(調査等) 監理課の調査結果に対する内容の検証 4 請求人による証拠の提出及び陳述の有無 法第242条第6項の規定に基づき、平成23年10月19日付けで請求人に対して、 「証拠の提出及び陳述」に関 する意向を確認したところ、新たな証拠の提出はなく、陳述は行わないとの回答があったことから、陳述は 実施しなかった。 第3 監査の結果 1 海砂の管理 海砂は国有財産であり、海岸法、港湾法等の特別法の適用を受けない一般海域における海砂の管理は、国 有財産法及び同法施行令に基づき都道府県知事の法定受託事務となっている。 ─ 3010 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 これにより、県は長崎県海域管理条例を定め、同条例第11条に基づき採取料を徴収している。 2 採取業者の義務 砂利採取業の登録 砂利採取法の規定に基づき、砂利採取業に係る県の登録を受けなければならない。 「砂利採取法に基づく砂利採取計画の認可」及び「長崎県海域管理条例に基づく土石採取の許可」の申請 採取業者は、採取量、採取期間、採取区域及び採取計画を策定し、関係漁協等の同意書を添付のうえ、 県の関係地方機関(以下「地方機関」という。 )に下記申請書を提出し、砂利採取法第16条の規定に基づく 砂利採取計画の認可(以下「認可」という。 )及び長崎県海域管理条例第3条の規定に基づく土石(砂を含 む)採取の許可(以下「許可」という。)を受けなければならない。 ア 砂利採取法に基づく砂利採取計画認可申請書 イ 長崎県海域管理条例に基づく土石採取許可申請書 採取料の納付等 許可を受けた者は、その期間における許可数量に対して、採取料(94円/)に100分の105を乗じて得 た額を知事が指定した日までに納付しなければならない。 また、許可を受けた者は、採取料を納付した後でなければ採取に着手することはできない。 実績報告書等の提出 ① 採取業者は、海砂採取事務取扱要領に基づき、採取予定日の前日までに認可区域、使用する採取船名、 採取時間、採取量を地方機関に報告しなければならない。 ② 採取業者は、地方機関に対し、採取日の翌日中に採取実績を報告しなければならない。 ③ 採取業者は、採取実績報告書(日報集計分)及び採取実績荷揚地一覧表(月報)を翌月10日までに地 方機関に提出しなければならない。 ④ 採取業者は、上記③の書類に「GPS記録紙」及び「採取ポンプ稼働記録紙」を添えて、翌月10日ま でに監理課に提出しなければならない。 (参考1)採取量の算出方法 採取量=船倉全体の容積-海砂表面から船倉天井までの空間の体積 ※ 海砂表面から船倉天井までの空間の体積の測定方法 船倉天井から海砂表面までの高さを数ポイント計測し、平均値を求める。 次に、体積換算のための早見表を使い、平均値を空間の体積(10単位)に換算する。 海砂の表面からの高さを数ポイント計測する理由は、海砂の表面に凹凸があり、表面が平坦でない ためである。 (参考2)採取船の装備 採取船の所有者は、長崎県海砂採取船登録規程に基づき下記装置を装備しなければならない。 ① 位置確認のためのGPS(人工衛星と地上基地からの電波を利用した位置測定装置)及び同記録装 置(GPSで測定した位置を記録する装置) ② 採取時間を記録するための採取ポンプ稼働記録装置(水中サンドポンプの稼働状況を記録する装置) 3 海砂採取に関する県の業務 砂利採取業の登録 砂利採取法の規定に基づく砂利採取業の登録 認可及び許可 地方機関は、採取業者から提出された砂利採取法に基づく砂利採取計画認可申請書並びに長崎県海域管 理条例に基づく土石採取許可申請書について審査し、認可及び許可を行う。 採取量の確認 地方機関 ① ─ 3011 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 地方機関は、採取前日に採取業者から提出された予定表と採取日の翌日までに提出される日報をもと に、採取量や船名等を確認している。 なお、その際、写真の添付や現地確認等は行っていない。 ② 監理課 監理課は、採取業者が提出した採取実績荷揚地一覧表(月報)及びGPS記録紙、採取ポンプ稼動記 録紙をもとに区域外操業、夜間操業が行われていないか確認している。 立入り調査 地方機関及び監理課は、合同で年1回、採取業者の立入検査を実施し、帳簿、検収書等と県への報告数 量が一致しているか確認している。 4 本件に係る監理課の対応 2業者に対する調査の実施 ① 調査年月日 平成23年8月19日 ② 調査内容及び調査結果 2業者は取引先とともに採取量(販売量)を確認し、採取日、採取船名等を記載した検収書を作成の うえ、取引先に請求書を発行している。 このため、2業者に備え付けてある販売台帳、検収書及び請求書控え(以下「帳票類」という。 )の数 量と県への報告数量を突合し、2業者の帳票類と県への報告数量はすべて一致していることを確認して いる。 2業者の取引先に対する調査の実施 調査期間 平成23年8月から9月 ② 調査内容 ア 業者Aの取引先に関する調査 県内業者1社のみが1次取引先であり、2次取引先以降は県外業者となっている。 このため、この1次取引先の帳票類の記載数量と県への報告数量を突合している。 イ 業者Bの取引先に関する調査 業者Bのすべての1次取引先、2次取引先及び一部の3次取引先(いずれも県内業者)について、 業者Bの採取分に係る帳票類の数量と県への報告数量を突合している。 ③ 調査結果 2業者の県への報告数量と調査を実施した取引先の帳票類の数量は、すべて一致していることを確認 している。 ① GPSによる航跡記録の確認 2業者の採取船が、請求人の指摘どおり福岡県の覆砂事業に係る海砂を搬入しているかどうか、また、 他の寄港地に入港し、海砂の積増等を行っていないか確認している。 その結果、一部の採取船において、請求人が指摘した内容と異なり、福岡県で覆砂工事に搬入したとさ れる7月29日は本県で採取していたことが確認された。 福岡県に対する協力の依頼 ① 依頼した内容 監理課は、平成23年9月21日付け文書により、下記の事項について協力を依頼している。 ア 福岡県大牟田市沖の覆砂工事の請負業者(以下「覆砂工事請負業者」という。 )の具体的な検収方法 の教示及び検収書、検収時の写真提供 イ 覆砂工事請負業者及びこの業者に海砂を販売した企業の仕入れ量と販売量の調査 ② 依頼した理由 上記「 GPSによる航跡記録の確認」に記載のとおり、福岡県で海砂を搬入したとされる採取船 ─ 3012 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 が、GPSの記録では同じ日に本県で採取を行っていることになっており、覆砂工事請負業者が提出し た使用材料搬入一覧表の記載内容に疑義が生じている。 また、採取量と搬入量が相違している理由を解明するには、本県は採取業者から販売業者へ、福岡県 は覆砂工事請負業者から下請け業者、販売業者へと調査を進め、当該海砂の採取から搬入に至るすべて の過程を調査する必要がある。 本県において、福岡県の業者を調査するには限界があるため、福岡県に上記①の調査を依頼している。 ③ 福岡県の対応 福岡県においても、本県の依頼に基づき調査を進めているが、監査時点において調査結果は出ていな い。 5 監査における確認結果 2業者の帳票類と報告数量の確認結果 監理課が2業者から入手した平成22年5月から7月における2業者の帳票類の写しと県への報告数量を 確認した。 その結果、帳票類に記載された数量と県への報告数量はすべて一致していたことが確認された。 取引先(1次取引先、2次取引先)の取引数量の確認結果 監理課が2業者の取引先から入手した平成22年5月から7月における1次取引先の帳票類の写し及び1 次取引先から2次取引先へ出された請求書控えの写しに記載された数量と県に報告された採取量と突合し た。 その結果、これら取引先の帳票類に記載された数量と県への報告数量はすべて一致していたことが確認 された。 GPSによる航跡記録の確認結果及び請求人の指摘内容との相違 監理課に提出されたGPS記録をもとに、請求人が指摘したとおり採取船が覆砂工事に搬入しているの か採取船の航跡を確認したところ、下記のとおり覆砂工事請負業者が福岡県に提出した報告書と異なる事 実が確認された。 ① 本県で採取した記載がなく平成22年7月29日に福岡県に搬入したとされる採取船は、同日壱岐沖で操 業しており、翌30日には西彼杵半島沖を航行していた。 ② 覆砂工事に搬入はしているが、請求人の指摘した日及び覆砂工事請負業者が福岡県に報告した日とは 異なる日に搬入している採取船が2隻あった。 GPS記録は30分単位で船舶の位置、航行中の速度も記録されており、1月分の航行記録が連続して 打ち出されることから、改ざんは困難であり、これらの相違については覆砂工事請負業者の報告に誤り がある可能性が高いと考えられる。 GPS記録により請求人が指摘した32隻の航跡を確認した結果においては、福岡県に搬入した記載が ない1隻と上記①の本県で採取した記載がない1隻、合計2隻分は請求人の指摘とは突合できなかった。 しかしながら、残り30隻については、一部搬入日のずれはあるものの、請求人の指摘どおり本県で採 取し、覆砂工事に搬入されていることが確認された。 したがって、請求人が指摘している32隻分の採取量と搬入量の差は6,761であるが、確認できた30隻 分の差は、6,206と算定される。 6 判断 本件請求における請求人の主張について、次のように判断する。 2業者による違法採取の可能性について 請求人は、2業者が本県へ報告した採取量より覆砂工事請負業者が福岡県へ報告した搬入量が多いこと から、2業者の違法採取を指摘している。 しかしながら、監理課が入手した資料をもとに2業者の採取量を改めて確認した結果、2業者及びその 取引先の帳票類に記載された数量と2業者が本県に報告した数量は、すべて一致しており、この段階では 2業者に違法採取の可能性があるとまではいえない。 本県と福岡県に報告された採取量と搬入量の相違については疑問が残るものの、下記のとおり2業者に ─ 3013 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 よる違法採取以外の可能性も考えられており、原因の解明については、現在、両県において進められてい る「海砂の採取から搬入に至るすべての過程に関する調査結果」を待つほかはない。 ア 検収者(採取業者、複数の販売業者、施工業者)が異なることによる検収数量の相違 イ 検収のため船倉内で海砂を均すことによる船倉内での体積の膨張 ウ 覆砂工事請負業者の報告書の誤り 長崎県の財産の管理を怠る事実について 県に不当利得返還請求権等があるかどうかは、2業者が違法採取を行っており、違法採取した海砂に対 する採取料を県に納付していないことが前提となる。 違法採取の事実が確認できない以上、県に不当利得返還請求権等があるとまでは言えず、県における財 産の管理を怠る事実があるとはいえない。 結論 以上のことから、2業者の海砂採取許可の取り消しを求める請求人の主張については理由がないと判断 し、本請求を棄却する。 7 意見 監査結果は以上のとおりであるが、監査委員としての意見を次のとおり付記する。 海砂は、土木・建設工事に必要な原材料であり、社会基盤の整備、産業振興の観点から、採取の必要性は 十分認められるが、海砂の採取が水産資源へ与える影響も大きく、自然環境保全の観点から、長期的な視点 に立った適正な採取が求められている。 特に、県による採取量の確認は、適正な海砂採取を進めるうえで非常に重要な業務である。 福岡県の覆砂工事においては、抽出であるとはいえ福岡県が現地確認を行っており、覆砂工事請負業者は 数量検収時の写真なども添付したうえで福岡県に報告している。 これと対比して、現在、本県で実施している確認方法は、採取業者が提出した書面のみをもとにしたもの であり、このような確認方法が十分であるのか検討する必要がある。 県所管部局においては、海砂の採取が適正に行われるよう、より信憑性の高い確認方法を導入するなど厳 正な海砂の管理に努められたい。 有明海自動車航送船組合監査委員公告 定期監査結果に基づく措置の公表(公告) 平成23年8月24日付23有航監第14号の監査結果の報告に基づき、措置を講じた旨の通知があったので、地方自 治法(昭和22年法律第67号)第292条において準用する同法第199条第12項の規定により、次のとおり公表する。 平成23年12月13日 有明海自動車航送船組合 監査委員 葺本 昭晴 同 角田 岩男 ─ 3014 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 23有航第194号 平成23年11月14日 有明海自動車航送船組合 監査委員 葺本 昭晴 様 監査委員 角田 岩男 様 有明海自動車航送船組合 管 理 者 川﨑 邦宏 印 監査の結果に係る措置について(通知) 平成23年8月24日付23有航監第14号の監査結果の報告に基づき、下記のとおり措置を講じたので通知 します。 記 1 安全運航体制の構築について 指摘事項 本年3月に、職員が誤操作したことにより、機関が停止し、1時間15分漂流状態となる事故が発生した。 安全運航は公営交通の使命であり、二度とこのような事故を起こすことのないよう、更なる職員の意識向 上につとめるとともに、再発防止のためのマニュアルの作成、職員に対する指導・研修の徹底など具体的な 再発防止策を講じ、より一層の安全運航体制を構築すること。 講じた措置 本年3月に発生した船舶機関停止事故については、通常の定期運航中において、緊急性や必要性がない電 気設備部分の点検を誤った操作方法で行った結果、重大な事故となったものであり、職員の不注意な操作が 発生原因の大部分を占めているものであります。 再発防止としまして、船長・機関長ならびに乗組員に対し、諸機器の点検整備は、常に細心の注意を払う よう厳重に注意するとともに、定例の安全会議においても指導しております。 また、ブラックアウト等の事故が発生した場合に備え、非常時操船マニュアル及び訓練計画表を作成し、 本年9月に三池海上保安部の指導のもと洋上においてブラックアウトの訓練を行ったところであり、より一 層の安全運航体制づくりに努めてまいります。 2 経理処理について 指摘事項 ○ 退職給与引当金について 退職給与引当金については毎年度所要額を引き当てることが望ましいが、今年度は引当不足となってい る。 今後このようなことがないよう所要額を引き当てること。 ○ 修繕引当金について 修繕費予算の8%を、修繕引当金として引き当て、突発的な修理等の際に取り崩している。 恣意的な引き当てや取り崩しとならないよう、修繕引当金の基準を定める必要がある。 ─ 3015 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 講じた措置 ○ 退職給与引当金について 退職給与引当金については、毎年度在職者全員の退職手当額を精査し必要な所要額を引き当てておりま すが、今回は、精査が十分に行き届かず結果的に引当金不足となりました。 今後このようなことがないよう十分に精査し、所要額を引き当ててまいります。 ○ 修繕引当金について 修繕引当金の主旨に沿い、引き当てや取り崩しを適正かつ客観的に処理しているものと組合では判断し てきたところであります。 今回指摘があった基準設定とその運用につきましては、事業の収支に大きく影響する面もあることから、 慎重に検討を重ねながら適正な基準の設定に努めてまいります。 3 誘客について 意見 九州新幹線の開業、有明海沿岸道路の整備などの効果を誘客につなげるため、関係自治体、異業種他社、 有明海フェリー航路活性化協議会等と連携した誘客対策に取り組むべきである。 また、島原半島と熊本県北部、福岡県南部方面のアクセス時間が短いという地理的メリットをさらに活か した誘客対策も講じるべきである。 講じた措置 九州新幹線開業に合わせ、本州等から九州への観光客を対象にレンタカーで長崎と熊本、そして大分を有 明海のフェリーを利用し九州を横断して観光するキャンペーン「九州横断エコドライブの旅」を九州横断長 崎・熊本・大分広域観光振興協議会の企画のもと実施しました。 また、熊本県北部や福岡県南部から島原半島の温泉地へ宿泊旅行を誘客するため、地元雲仙市にある雲仙 温泉ならびに小浜温泉の旅館ホテルと提携した宿泊パック旅行商品を有明フェリー振興株式会社が企画し実 施しております。 さらに、徒歩で乗船利用されるお客様に対し、長洲港から最寄りのJR長洲駅まで直行するデマンド型タ クシーの運行を地元タクシー会社と提携し、地元自治体の長洲町や国土交通省担当部局と協議を進め、今年 末からの運行実施を計画しております。 今後とも、新たなる誘客対策を種々考え、取り組んでまいります。 4 運賃の設定について 意見 平成24年度から就航する新船の建造資金にあたり、長崎県からの交付金や熊本県からの無利子貸付金によ る財政的支援を受けることになっているが、この条件として運賃値下げによる利用者への還元を求められて いる。 運賃値下げにより収益が減収となる状況も想定されることから、どのような運賃割引が可能か、外部の意 見も踏まえながら十分に検討すべきである。 講じた措置 事業の安定的な継続のためには、単なる運賃の値下げではなく、これから先の航路利用者を増やしていく ための重要かつ有効な手段と認識しているところであります。 運賃値下げの方法について両県主管課等と協議検討し、適正な運賃設定に努めてまいります。 5 管理部門の人員体制について 意見 現在12名いる管理部門の職員のうち、今後5年以内では5名、10年以内では10名が定年を迎えることになっ ているが、当組合は正規職員の退職者不補充の方針を打ち出しており、今後の人員体制が明確でない。 管理部門においても組織運営、営業のノウハウ等の継承が必要であることから、支障がでないような人員 体制を構築すべきである。 ─ 3016 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 講じた措置 当組合の事情等を熟知する船舶職員から陸上職員への職種変更ならびに新規採用を行うとともに、定型的 な事業部の業務については外部委託を行い、管理部門体制の維持強化に努めてまいります。 6 有明フェリー振興株式会社の経営改善について 意見 同社は、船員派遣業の許可を得て、当組合に船員を派遣しているが、5期連続純損失を計上した結果、当 年度は債務超過となった。 平成26年度に船員派遣業の更新許可を受けるためには、平成25年度決算において純資産1千万円以上、現 金預金800万円以上を確保することが条件となっているが、現段階では確保できる見込みが立っていない。 当組合の運航体制を維持するためにも、同社の赤字の要因を分析し、当組合と同社が一体となって経営改 善に取り組むべきである。 講じた措置 有明フェリー振興株式会社では、募集退職及び退職不補充等の人員合理化により人件費等の固定的費用の 削減・圧縮を行い、現状の赤字体質を黒字体質へ経営改善してきているところであります。 また、同社の赤字要因として、平成21年3月から実施された高速道路上限千円の影響により、当組合航路 の輸送台数が激減し、それに伴い売店部門の収入が減少したことが挙げられます。 なお、本年6月に高速道路上限千円は廃止されましたが、依然として一部の割引制度は残っているため、 高速道路から当組合航路への戻りには現在も厳しいものがあり、当面は特別割引運賃等の営業施策を講じて 輸送台数を増やしていくことが、同社の売店部門においても急務であると判断し、当組合では期間限定の特 別割引運賃を実施してきました。 同社の事業の経営改善については、当組合としましても運航体制の維持において非常に大きな課題であり、 同社の赤字の要因を詳しく分析し、同社と一体となって経営改善に取り組んでまいります。 ─ 3017 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 財政援助団体の監査結果に基づく措置の公表(公告) 平成23年8月24日付23有航監第17号の監査結果の報告に基づき、措置を講じた旨の通知があったので、地方自 治法(昭和22年法律第67号)第292条において準用する同法第199条第12項の規定により、次のとおり公表する。 平成23年12月13日 有明海自動車航送船組合 監査委員 葺本 昭晴 同 角田 岩男 ─ 3018 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 23有航第195号 平成23年11月14日 有明海自動車航送船組合 監査委員 葺本 昭晴 様 監査委員 角田 岩男 様 有明海自動車航送船組合 管 理 者 川﨑 邦宏 印 監査の結果に係る措置について(通知) 平成23年8月24日付23有航監第17号にて提出された監査結果の報告に基づき、別紙のとおり措置を講 じましたので通知します。 ─ 3019 ─ 平成23年12月13日 火曜日 長 崎 県 公 報 第10088号 平成23年度財政援助団体等監査結果に係る措置 監 査 の 結 果 講 じ た 措 置 【有明フェリー振興株式会社】 意 見 [事業部門別の損益分析と経営改善対策 の検討について] 当社は、平成26年度に船員派遣事業の更 当社は、平成22年度に長期計画を立て退 新許可を受けなければならないこととなっ 職金の見直し及び募集退職による人員削 ている。 減を実施し、また、平成23年度より多比 更新に当たっては、 「平成25年度末におい 客切符発売等に当たらせていた受託業務 て純資産合計1千万円以上かつ現金預金 を船舶売店職員が従来の船内受託業務と 800万円以上」を達成する必要があるが、 併せて請負う等、可能な限りの人員合理 現段階では平成25年度決算における更新 化を進めてきました。 基準の達成はもとより債務超過解消の見 さらに、平成23年度より56歳以上の社員 込みも立っていない。 電話代表(八二四) 一一一一 直通(八九五) 二一一六 良港一般客窓口に職員を配置して一般旅 長 崎 県 長崎市江戸町二番十三号 所管:有明海自動車航送船組合 発行者 項 目 を対象に基本給の20%減額を実施し、人 船員派遣事業の更新は、組合の運航にか 件費等の固定的費用の削減に努め、現状 かわる大きな課題であることから、課題 の赤字体質から黒字体質へ経営改善して 解決のため、当社が展開している各事業 きているところであります。 について、どのような問題があり、どの ような経営改善が可能なのか検討する必 今回の監査意見に基づき、組合との共通 要がある。 経費について事業部門別の最終損益を分 このため、組合と協議のうえ共通経費の 組んでまいります。 門別の最終損益を分析するとともに、赤 これをもとに、組合と一体となって諸問 字の原因を詳細に解明すべきである。 題の解決について検討協議し、船員派遣 事業の更新基準の達成及び各事業の経営 これをもとに、自助努力によって船員派 改善に向けた具体的な行動計画を策定し、 遣事業の更新許可要件の達成が可能なの その遂行に努めてまいります。 ども必要なのか検討し、今後3ヵ年で更 新許可の要件を達成できるよう、具体的 な行動計画を策定し、当社と組合が一体 となってその達成に努力すべきである。 ─ 3020 ─ 株式会社 ク イ ッ ク プ リ ン ト 寺 田 敏 子 か、組合からの受託業務の条件見直しな 長崎市樺島町八番十二号 適正な按分比率を設定し、当社の事業部 印刷所 印刷人 析するとともに、赤字の原因解明に取り