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養老象鼻山太鼓 東北関東大震災復興支援活動 『一打一会』活動報告書
養老象鼻山太鼓 東北関東大震災復興支援活動 『一打一会』活動報告書 文責/養老象鼻山太鼓の会 村瀬 智春 ■活動目的■ 養老象鼻山太鼓には、福島県いわき市にメンバーがいます。彼女も被災者の一人です。 そのメンバーと避難所へ向かい太鼓を演奏することで、避難所で生活してみえる方々に少 しでも元気と笑顔を与えたいと考えました。今回私達は避難所での『祭』をイメージして おりました。もちろん現地での避難者の方々に最大限の配慮をし、和太鼓を叩いて、飲食 物を振る舞って、自由に踊ることができる、そんな空間を私達がつくりだし避難所の方々 の『笑顔』を少しでも見られたらと今回の企画を思い立ちました。 ■「一打一会」活動内容■ 現地活動における支援金・福島県いわき市への義援金の呼びかけ 現地に直接運ぶ支援物資の呼びかけ 現地へ支援物資運搬、現地での和太鼓演奏や飲食物提供による『祭』の空間づくり ※支援を呼びかける方法として、ラジオ・地元ケーブルテレビ・地元公民館での掲示・ ブログやツイッターなどネット媒体・口コミ・イベント出演時のMCによる宣伝など ■「一打一会」の名称にかける思い■ 今回私たちの活動を「一打一会(いちだいちえ)」と称して行っておりました。一打で観客 と一体となる、一打一打その瞬間を大切にその空間や人を繋げていくという思いがありま す。「和太鼓を演奏すること」にこだわった支援をしたいという思いも入っております。 ■現地活動内容■ 日時 :平成23年7月9日(土) 13:00~19:00 活動場所 :福島県いわき市【南の森スポーツパーク避難所】(避難者総数45名) 主催団体 :養老象鼻山太鼓の会 所属 :岐阜県養老町 生涯学習団体 現地活動人数:志知識子、村瀬智春、当祐人、田中康裕、田中義之、 多和田昌彦、大井伸也、川合将文、横山恵光(現地メンバー)計9名 活動協力 :福島県いわき市太鼓団体「一打の会」(会長 石井光義) 現地活動内容:1、太鼓演奏 2、みたらし、ソフトドリンク、冷凍パイン、お菓子(袋詰め)の提供。 3、チームTシャツ等支援物資多数、運搬。 4、避難所での和太鼓体験、福島盆唄・盆踊り体験。 ■現地活動スケジュール■ 10:00~ 被災地視察 11:00~ 活動協力を申し出てくれたいわき市「一打の会」の皆様と打ち合わせ 13:00~ 福島県いわき市【南の森スポーツパーク】到着 挨拶・支援物資搬入・避難所屋外にて飲食物提供の準備 14:30~ 飲食物提供開始 15:00~ 「一打の会」による祭り開幕を知らせる演奏開始 15:15~ 避難所の皆様と和太鼓体験 15:30~ 福島県に伝わる盆踊りを「一打の会」の皆様による盆唄生演奏で、 避難所の皆様と一緒に輪になって踊りました。 16:00~ メンバー・避難所の皆様も休憩 16:30~ 「一打の会」による和太鼓演奏 17:00~ 「養老象鼻山太鼓」による和太鼓演奏 17:30~ 記念撮影・メッセージ交換・避難所の方々と最後の交流 18:00~ 片づけ 19:00~ 撤収(ごみはすべて持ち帰りました) ■現地活動総括■ 今回避難所の皆様のためにと集めた金額は相当額、物資の数量は段ボールにして50箱以 上、ハイエース荷台1代半分にも及びました。ほとんどの支援物資を避難所の方々に受け入 れていただくことができました。(※主な物資・金額内容は別途記載いたします) とはいえ、現地の方にとって私たちは無名な存在であることに変わりありません。飲食 物を提供することにより「少しなら見ていくか」という雰囲気を用意する必要がありまし た。 その雰囲気を一変させたのが、現地太鼓チーム「一打の会」の皆様による演奏でした。 演奏が始まると、太鼓の音につられ、避難所の皆様が続々と外に出てきてくださいました。 中でも象鼻山太鼓メンバーでもあった横山が演奏する姿は我々に勇気を与えてくれました。 祭りの開始を告げる太鼓の音色は会場を見事に『祭』に変えました。 その後の太鼓体験・盆踊りでは避難所の皆様とメンバーが輪となってとにかく心の底か ら楽しめたと思っています。 休憩の時間を利用して、避難所の方々とたくさん会話をさせていただきました。そこで 感じたことは「避難所の方々は笑顔を忘れたわけじゃない、ただ住んでいる場所が今は避 難所であるだけ」ということ。普通に生活をして普通に楽しんで常に前向きでいる人たち なのだと。とにかく皆様は温かく、そして気さくでした。私たちは名前を憶えていただこ うと9名全員愛称で名札を付けたのですが、皆様は親しみを込めて愛称で呼んでくださいま した。 休憩後の一打の会による演奏と我々象鼻山太鼓による演奏では、惜しみない暖かな拍手 をたくさんいただきました。中でも現地のメンバーが一緒になっての我々の演奏は少なか らず皆様に勇気を与えられたと思います。 おそらくではありますが避難所で自由に動ける方すべて演奏を見に来ていただいたと思 います。合いの手の手拍子を入れてれくれる方、演奏中に愛称で名前をよんでくださる方、 必死で撮影をしてくださる方、とにかく楽しんで満面の笑顔で見てくださる方、すべて脳 裏に焼き付いています。 演奏終了後は、用意した垂れ幕に現地の皆様からたくさんのメッセージをいただき、そ の垂れ幕を手に全員で記念撮影をさせていただきました。 その後最後の交流をしたのですが、「避難所生活の中で一番楽しい日だった」「南相馬 市から避難してきたが、祭りの盛んな地域で南相馬のことを思い出させてくれた」「とに かく勇気をいただいた」「初めての太鼓演奏で鳥肌が立った」「他の避難所でもぜひ活動 してほしい」「次いつ会えるの?」と本当にありがたい言葉をたくさんいただきました。 「写真を一緒にとりたい、メッセージがほしい」と言ってくれた子供たちの笑顔はきっと 一生憶えていることでしょう。 「一打一会」を掲げ、現地に「祭」を届ける。今回の活動は大成功でしたが、この活動 をこれで終わらせるつもりはありません。この活動を継続することで、岐阜という地から 継続して支援を呼びかけていこうと考えております。 (※現地避難所での撮影と利用に関しましては住民皆様の許可を頂戴しています) 【義援金総額】 総額362,465円を東日本大震災いわき市義援金受付に送金いたしました。 【主な支援物資内容】 夏服、洗剤など日用消耗品、ハンガー、食器、子供用玩具、生理用品、介護用品、虫よけ など忌避剤、殺虫剤、化粧品、化粧小物、文房具など多数 【「一打一会」支援者様一覧(愛称での掲載もございます)】 ●法人・団体の皆様 玉泉堂酒造株式会社様 ・日吉公民館及び各地区公民館様 ・上多度・室原自治会館、福祉 センター様 ・soycafe様 ・okadadesign様 ・はなうたマーケット様 ・CafeBar 三六(みろ く)様 ・110STUDIO様・アコギな酒場ねじれ様・美容室SOFTAILHAIR様 ・餅惣様 ・YOSA PARK ~LUZ ~様 ・CAFE DE SMILEY DOG'S様 ・水谷酒店様・有限会社 太洋金属 工業様・福島いわき市太鼓チーム「一打の会」様・ 『きりえ』様・おしゃれMarket 楽天市 場店様 ・養老柏尾『存徳寺』様・養老ケーブルTV CCnet様・岐阜放送「朝の演歌パラダ イス」様・居酒屋いち様・養老町福祉作業所様・有限会社 小島設計様・西濃ビル管理株 式会社様・株式会社 塩鎌屋様・株式会社 中原様・川合鑿泉工業株式会社様・有限会社 住建ウスイ様・揖斐石油株式会社様・布工房「なひとえ」様・日吉保育園様・おひさま保 育園様・Tシャツプリント アルファ様・ドッラグストアーイシイ養老店様・株式会社 庭 守園様・有限会社 ワールド様・株式会社 オートサービス中北様・ガレッジダイヤモン ド様・オートステーション様・ボデーシップ山田様・マーキース様・カッツオン様・株式 会社 SKメタル様・フラワーショップ瞳様、復興支援団体「アイノテ」様、他 ●個人支援者の皆様 清水様 ・岡田様 ・久世様 ・後藤様 ・更家様・三島様 ・ねじれ様 ・まこと様 ・よっち ゃん様・養老町長大橋様 ・日吉小学校職員様・日吉校区区員様・尾本様・近藤様・横幕様・ さやか様・細川様・有香様・国枝様・藤田様(西勝寺) ・長沢町議員様・近藤様・春日様・ 池田様・学習会館 桑原様・学習会館 近藤様・養老町商工会青年部 瀬戸口様・プルミ エールバレエ教室 川村様・大垣北高等学校 教員様・岩橋様・りえこ様・7月1日、滝開 き式にてご寄付いただきました皆様・後藤様・鵜飼様・赤塚(末)様・桑原様・森様・堀 様・本宮様・赤塚(昭)様・赤塚(栄)様・大久保様・岡山様・西村様・佐藤様・水野様・ 横井様・生涯学習課 藤田様・マミ様・久保山様・野村様・大久保様・山田様・木村様・ 大久保(隆)様・あきよし様・あや様・さとみ様・たなべ(おんだ)様・ふうた様・正太郎様・ 萌生様・けいすけ様・浦様・二橋様・川村様・ゆみこ様・坂本様・荒木様・甲斐様・浅田 様、伊藤様、志知様、田中(将)様、7月1日「養老滝開き式」にてご寄付いただきました皆様、 他無名にてご融資いただきました皆様、そして養老象鼻山太鼓メンバー・ご家族の皆様