Comments
Description
Transcript
DXA410 DAQOPCユーザーズマニュアル
User’s Manual DXA410 DAQOPC ユーザーズマニュアル IM 04L01B03-61 6版 はじめに 本書は,DAQOPCの機能や操作について説明しています。ご使用前にこのマニュアルをよ くお読みいただき正しくお使いください。お読みになったあとはご使用時にすぐにご覧に なれるところに大切に保存してください。 DAQOPCは,OPC(OLE for Process Control) Foundationが策定したOPCインタフェー ス(Data Accessインタフェース)を提供するOPCサーバです。 本書では,Data Accessインタフェースとベンダ依存部として規定されている仕様につい て記述しています。本書は,OPC Foundationの仕様を理解している方を対象に作成され ています。 ご注意 ● 本書の内容は,性能・機能の向上などにより,将来予告なしに変更することがありま す。 ● 本書の内容に関しては万全を期していますが,万一ご不審の点や誤りなどお気づきのこ とがありましたら,お手数ですが,当社支社・支店・営業所までご連絡ください。 ● 本書の内容の全部または一部を無断で転載,複製することは禁止されています。 著作権 ● CD-Rに含まれるプログラムの著作権は当社に帰属します。 商標 ● 本書で使用している当社製品名またはブランド名は,当社の商標または登録商標です。 ● Microsoft,MS-DOS,およびWindowsは,米国Microsoft Corporationの,米国およ びその他の国における登録商標または商標です。 ● AdobeおよびAdobe Acrobatは,Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ 社)の商標です。 ● その他,本文中に使われている会社名,商品名は,各社の登録商標または商標です。 ● 本文中の各社の登録商標または商標には,,®マークは表示しておりません。 履歴 ● 2000年11月 ● 2001年8月 ● 2002年5月 ● 2002年11月 ● 2002年11月 ● 2005年10月 6th Edition : October 2005 All Rights Reserved, Copyright © 2000 Yokogawa Electric Corporation IM 04L01B03-61 初版発行 2版発行 3版発行 4版発行 5版発行 6版発行 i 梱包内容の確認 梱包箱を開けたら,ご使用前に以下のことを確認してください。万一,お届けした品の間 違いや品不足,または外観に異常が認められる場合は,お買い求め先にご連絡ください。 形名と基本仕様コード 形名 基本仕様コード 仕様内容 DXA410 DAQOPC OPCサーバ -0 OS(Windows 2000,Windows XP) 1 2 3 4 日本語,Basic版 英語, Basic版 日本語,Advanced版 英語, Advanced版 お買い上げいただいたパッケージの構成 DXA410 DAQOPC ユーザーズマニュアル(本書) DXA410 DAQOPC インストールマニュアル ii 1冊 CD-R 1枚 (ケースに入っています) 1冊 IM 04L01B03-61 ご使用にあたっての注意 ● CD-Rの保管について お買い上げいただいたオリジナルCD-Rは大切に保管してください。実際の作業では, ハードディスク上にインストールしてください。 ● 遵守事項 ・ 使用制限 お客様は,当製品(本ソフトウエアと本書)を,同時に複数のコンピュータで使用するこ とはできません。また,複数の使用者によって使用することもできません。 ・ 譲渡および貸与の禁止 当製品を第3者に譲渡すること,および貸与することを禁止します。 ・ 保証 当製品を開封した時点で,オリジナルのCD-Rまたは本書に物理的な欠陥がある場合, 当製品をお受け取りになってから7日以内のお申し出に限り無料で交換いたします。 ・ 免責 当社は,当製品を開封した時点で,オリジナルのCD-Rまたは本書に物理的な欠陥があ る場合を除き,いかなる保証もいたしません。また,当製品の使用に関して,直接また は間接に生じるいっさいの損害について,責任を負いません。 ・ 著作権 CD-Rに含まれるプログラムの著作権は当社に帰属します。 IM 04L01B03-61 iii CD-Rの取り扱い上の注意 次の注意事項をお守りください。 注 意 ● ゴミやほこりの多いところで使用,保管しないでください。 ● 文字などが印刷されていない面には,触れないでください。 指先の汚れ,汗などが付着すると故障の原因になります。また,文字など を書き込まないでください。 ● 鉛筆の芯や消しゴムのカスが付着すると,故障の原因になります。 ● 折り曲げないでください。また,傷を付けないでください。 データの読み出しができなくなります。 ● 上にものを置かないでください。 変形して使用不可能になることがあります。 ● 高い所から,落とさないでください。 CD-Rを落とすと,破損,変形により,使用不可能になることがありま す。 ● 直射日光の当たる場所や暖房機器の近くに置かないでください。 ● 汚れを取るときに,溶剤を使用しないでください。 アルコール,シンナー,フレオンなどの溶剤は,絶対に使用しないでくだ さい。 ● CD-ROMドライブ装置への装着は,ていねいにしてください。 ● CD-Rにアクセス中は,CD-Rをドライブから取り出す操作をしたり,コ ンピュータの電源を落としたり,コンピュータをリセットしないでくださ い。 ● 専用のケースに入れて保管してください。 使用後は,コンピュータに装着したままにしないでください。ケースに入 れないで放置すると,変形やほこりが付着する原因になります。 iv IM 04L01B03-61 1 目次 第1章 梱包内容の確認 .................................................................................................................................................. ii ご使用にあたっての注意 ................................................................................................................................. iii CD-Rの取り扱い上の注意 ............................................................................................................................... iv 2 概要 3 1.1 1.2 1.3 第2章 DAQOPCの操作 2.1 2.2 2.3 2.4 第3章 DAQOPCの機能概要 ....................................................................................................................... 1-1 全体構成とDAQOPCインタフェース ......................................................................................... 1-6 サーバ機能 ......................................................................................................................................... 1-7 DAQOPCの操作の流れ .................................................................................................................. 2-1 Configuratorの起動と設定 ............................................................................................................ 2-2 DAQOPCの起動と停止 .................................................................................................................. 2-9 DAQOPCクライアントのセットアップ .................................................................................. 2-10 DAQOPC DAサーバ機能 3.1 3.2 3.3 DAQOPC DAサーバ機能の概要 ................................................................................................... 3-1 OPCインタフェースによるデータアクセスの方法 .................................................. 3-1 OPCインタフェース準拠 ............................................................................................... 3-1 OPCインタフェース準拠機能 ....................................................................................................... 3-2 3.2.1 インタフェース一覧 ........................................................................................................ 3-2 3.2.2 プロセスデータ ................................................................................................................. 3-7 3.2.3 アイテムID ...................................................................................................................... 3-10 アイテムIDの定義 .......................................................................................................... 3-10 アイテムID一覧 .............................................................................................................. 3-10 各アイテムIDについて ................................................................................................. 3-12 アクセスバス .................................................................................................................. 3-17 Blob .................................................................................................................................. 3-17 3.2.4 データ収集の動作 ......................................................................................................... 3-18 データ収集の処理能力 ................................................................................................. 3-18 キャッシュデータ更新 ................................................................................................. 3-18 データ更新通知 .............................................................................................................. 3-19 3.2.5 グループオブジェクトの属性(IOPCGroupStateMgt) ......................................... 3-19 3.2.6 アイテム属性 .................................................................................................................. 3-20 3.2.7 ロケールID(LCID) .......................................................................................................... 3-44 3.2.8 OPC規定の構造体 ......................................................................................................... 3-44 3.2.9 OPCオプション仕様のサポート ................................................................................ 3-45 エラーコード ................................................................................................................................. 3-46 索引 IM 04L01B03-61 v 索 第1章 概要 1.1 1 DAQOPCの機能概要 概 要 当社が提供するOPCインタフェースを使用することにより,特別なアプリケーションを作 成することなく,W i n d o w s マシンで動作するO P C 対応のアプリケーションから DAQOPCのOPCサーバを介してDX/DX-P/MV/CXの各種データにアクセスすることがで きます。 OPCインタフェースは,OLE(Object Linking and Embedding)を利用したプロセス制御 用の標準インタフェースで,DX/DX-P/MV/CXの各種データを提供するサーバと,その サーバにアクセスするための汎用的なインタフェースから構成されます。 OPCは,Windows環境における標準的なアプリケーション間通信の手段であるOLEをプ ロセス制御用に応用したもので,複数のWindows汎用アプリケーション間でプロセスデー タの受け渡しができます。 クライアント DAQOPC DX/DX-P/MV/CX IM 04L01B03-61 1-1 1.1 DAQOPCの機能概要 DAQOPCの機能 Basic版とAdvanced版共通の機能 ・OPCインタフェースであるData Access機能(以下DAと呼ぶ)を提供します。 DA機能 :アイテムIDをデータの識別子とするプロセスデータの現在値の読み込みお よび書き込み ・ Windowsの起動,停止と同時にOPCサーバを起動,停止します。 ・ DX/DX-P/MV/CXのEthernet,RS-232,RS-422-Aの通信インタフェースをサポートし ます。DX-PについてはEthernetだけの通信インタフェースをサポートします。 ・ データ更新周期は最速1秒まで設定可能です。ただし,通信条件によっては指定した周 期でデータ更新できない場合があります。 アイテムPV,SP,OUT,ALARM1-4,COMMON.STATUS,COMMON.PROP以外 のデータを取得する場合,サーバは接続機器に対してクエリコマンドを発行します。そ のため、クライアントからサーバに,これらクエリコマンドを発行するアイテムのデー タ取得を要求すると,データ取得に時間がかかるとともにサーバ側PCのCPUへの負荷 が大きくなります。 ・ 測定値,演算値,制御設定値(CX),アラームステータスなどをアイテムIDとして読み込 みできます。 ・ 通信入力データをアイテムIDとして読み込み,書き込み(管理者レベルのみ。ただし, DX-Pは通信入力データを使用するユーザのみ。)が可能です。 ・ DX/DX-P/MV/CXの管理者,ユーザレベルでアクセスができます。 ・ 接続機器との通信ステータスをアイテムIDとすることにより,停電後の復帰をクライア ントから指示できます。 ・ アイテムIDのプロパティIDとしてスパン値,単位,タグ,アラームタイプ,アラーム設 定値などを取得できます。 ・ DAQOPCのOPCサーバは,OPC Data Access Version 2.05aをサポートします。 ・ DAQOPCのOPCサーバは,OPC DAカスタムインタフェースをサポートします。 ・ DAQOPCのOPCサーバは,OPC DAオートメーションインタフェースをサポートします。 ・ DAQOPCのOPCサーバは,OPC DAのオプションであるブラウズ機能をサポートします。 (ブラウズ機能とは,OPCクライアントでOPCサーバの内容を閲覧する機能です。) ・ DAQOPCのOPCサーバは,1サーバに,24台のDX/DX-P/MV/CXが接続可能です。 Advanced版だけの機能 次の項目の書き込みができます。ただし,内蔵ループ,制御演算用定数の項目はCXだけ が書き込みできます。また,一部のアイテムについては,CXのスタイルによりサポート していない項目もあります。 D X - P については,モニタ機能( ポート番号3 4 2 6 1 ) を利用するため,アクセス時に Advanced版はBasic版と同じ動作になります。 * ** CXのスタイル2以降でサポートしています。 CXのスタイル3以降でサポートしています。PV/SP演算がONのときは,測定値1入力バイア ス,測定値2入力バイアス,測定値1入力フィルタ,測定値2入力フィルタ,リモート入力フィ ルタは書き込みできません。 アラーム設定値 記録のスタート/ストップ 演算のスタート/ストップ バッチ名(バッチオプション付加時だけ) ロット番号(バッチオプション付加時だけ) メッセージ書き込み(バッチオプション付加時だけ) 内蔵ループの出力値(内蔵ループだけ) 内蔵ループの運転状態* 内蔵ループの制御モード* 内蔵ループのRemote/Localの切り替え* 内蔵ループの現在のSPNo.* (次ページにつづく) 1-2 IM 04L01B03-61 1.1 DAQOPCの機能概要 1 内蔵ループの各PIDのSP設定値 内蔵ループの各PIDのアラーム設定値 内蔵ループの各PIDの比例帯(P)設定値 内蔵ループの各PIDの積分時間(I)設定値 内蔵ループの各PIDの微分時間(D)設定値 内蔵ループの各PIDの出力リミット上限値 内蔵ループの各PIDの出力リミット下限値 内蔵ループの各PIDのマニュアルリセット設定値 内蔵ループの各PIDのプリセット出力設定値 内蔵ループの各PIDの制御動作方向設定値 内蔵ループの各PIDのオン/オフ制御時のヒステリシス設定値 内蔵ループの測定値1入力バイアス** 内蔵ループの測定値2入力バイアス** 内蔵ループのリモート入力バイアス** 内蔵ループの測定値1入力フィルタ** 内蔵ループの測定値2入力フィルタ** 内蔵ループのリモート入力フィルタ** 内蔵ループの比率設定** 制御演算用定数** 概 要 OPCインタフェースの位置付け OPCインタフェースを用いてデータを要求する側のアプリケーションをOPCクライアン ト,データを提供する側のアプリケーションをOPCサーバと呼びます。 汎用PC Windows 2000 Windows XP OPC クライアント OPCインタフェース 汎用PC Ethernet 汎用PC OPC クライアント OPCインタフェース OPC サーバ (DAQOPC) OPC サーバ (DAQOPC) Ethernet DX/DX-P/MV/CX プロセスデータ DX/DX-P/MV/CX プロセスデータ OPCサーバ,OPCクライアントは汎用PCで動作します。 OPCクライアントとして,OPC対応の市販アプリケーション,またはVC++(Visual C++),VB(Visual Basic),VBA(Visual Basic for Application)で作成したOPC対応のア プリケーションが使用できます。 IM 04L01B03-61 1-3 1.1 DAQOPCの機能概要 サーバ/クライアント構成 DAQOPCのユーザ(OPCクライアント)は,DAQOPCと同一PC上に共存する場合と,上位 コンピュータ(Windowsマシン)に存在する場合があります。 ● OPCクライアントがDAQOPCと同一PC上に共存する場合 OPC クライアント OPC インタフェース OPC サーバ (DAQOPC) プロセスデータ Ethernet ・ アプリケーション規模:中規模 ・ パフォーマンス :ローカルなOPCサーバを使用するためOPCクライアントが 上位のコンピュータに存在する場合に比べ高速 ● OPCクライアントが上位コンピュータに存在する場合 アプリケーション PC OPC インタフェース OPC クライアント プロセスデータ Ethernet OPC サーバ (DAQOPC) OPC サーバ (DAQOPC) Ethernet Ethernet ・ アプリケーション規模:中∼大規模 ・ パフォーマンス :クライアント−サーバ間がD C O M ( D i s t r i b u t e d Component Object Model)により接続されるため,OPC クライアントがDAQOPCと同一PC上に共存する場合に比 べ,1サーバ当たりのパフォーマンスはやや低下(20∼30% 程度)。 1-4 IM 04L01B03-61 1.1 DAQOPCの機能概要 1 ハードウエアの環境条件 DAQOPCが正常に動作するためには,以下のハードウエアの環境が必要です。 ・ マシン機種 :IBM PC/AT互換機(シングルCPU構成) ・ CPU :Pentium 300MHz以上(Windows 2000) Pentium 800MHz以上(Windows XP) ・ 主記憶容量 :256MB以上 ・ ディスク空き容量 :1GB以上 ・ 通信装置 :OSが認識するRS-232ポート Ethernet対応ネットワークカード必須(ただし,OPCクライアント とDAQOPCが同一PC上で,DX/MV/CXからRS-232/RS-422-A 経由でデータを取得する場合は不要) ・ 周辺装置 :OSがサポートするマウス ソフトウエアの環境条件 DAQOPCが正常に動作するためには,以下のソフトウエアの環境が必要です。 ・ OS :Windows 2000またはWindows XP Professional パッケージ(DAQOPC)とOS(Windows 2000/Windows XP)は同 一言語環境(日本語/英語)のこと。 ・ サービスパック :Windows 2000 SP3,4, Windows XP Professional SP1,2 その他 DAQSTATIONとの通信インタフェースがRS-422-Aの場合は,RS-232/RS-422-Aコン バータが必要になります。 IM 04L01B03-61 1-5 概 要 1.2 全体構成とDAQOPCインタフェース ここでは,DAQOPCの全体構成と,DAQOPCの各機能の概要について記述します。 DAQOPCの全体構成 DAQOPCの全体構成を示します。DAQOPCのOPCサーバは,OPC DAのインタフェース 仕様を提供するサーバで構成されます。 OPCクライアント Automation Wrapper DAQOPC DA サーバ OPCインタフェース プロセスデータ エンジニアリングデータ DX/DX-P/MV/CX ● 各機能の役割 DAQOPCがサポートするインタフェースの概要を示します。 プロセスデータ OPC仕様 DA 2.05a準拠 現在値データ 読み込み/書き込み* * Advanced版では,1-2ページに示す項目を書き込みできます。 エンジニアリングデータ 1-6 OPC仕様 タグ情報 読み込み DA 2.05a準拠 タグ一覧 読み込み DA 2.05a準拠 IM 04L01B03-61 1.3 1 サーバ機能 概 要 DAQOPCサーバの機能一覧を以下に示します。 機能名 説明 OPC準拠カスタムインタフェース OPC仕様のカスタムインタフェース に準拠した機能 OPC準拠オートメーションインタフェ ース OPC仕様のオートメーションインタ フェースに準拠した機能 DAサーバ ● アプリケーション容量 DAQOPC DAサーバのアプリケーション容量を以下に示します。 項目 アプリケーション容量 最大クライアント数 100クライアント 最大グループオブジェクト数 最大登録アイテムID数 1,000グループ 10,000/グループ 最大キャッシュ更新アイテムID数 キャッシュ更新周期(UpdateRate) 100,000 1∼3,600秒 ● サーバ名(ProgID) DAQOPC DAサーバのサーバ名は以下のとおりです。 サーバ名:Yokogawa.ExaopcDADAQOPC1 Note サーバ名(ProgID)は,DAQOPC 設定画面のバージョン情報ダイアログボックスでも確認できま す。 IM 04L01B03-61 1-7 1.3 サーバ機能 OPCカスタムインタフェースとOPCオートメーションインタフェース OPC仕様は,OPCカスタムインタフェースとOPCオートメーションインタフェースと呼 ばれる2種類のインタフェースを規定しています。2つのインタフェースは,ほぼ同等の データアクセスの機能を備えていますが,想定しているクライアントプログラムが異なり ます。 DAQOPCのOPCサーバは,両方のインタフェースを実装し,両方のクライアントプログ ラムに対応できます。 カスタムインタフェース オートメーションインタフェース 用途 SCADA/MES/解析ソフトなど の専用アプリケーション向け スクリプト言語からの簡便なアク セス向け クライアントの使用言語 VC++ Visual Basic パフォーマンス ○ △ OPCカスタムインタフェースはOLE/COMの基本的な機能をそのまま用いたインタフェー スで,高速に動作します。 OPCオートメーションインタフェースはVisual Basicなどからのアクセスを実現するOLE オートメーションインタフェースに従っています。スクリプト言語からのアクセスを容易 にするための処理がオーバヘッドとなり,OPCカスタムインタフェースよりもパフォーマ ンスが多少劣ります。 ●VB,VC++のバージョン ユーザがアプリケーションプログラム(OPCクライアント)を作成する場合,以下の VB,VC++のバージョンで作成してください。 バージョン DAQOPC R3.01 DAQOPCとユーザAPが同一PC VB6.0,VC++6.0(SP5) DAQOPCとユーザAPが別PC VB5.0/6.0,VC++5.0/6.0 VBでプログラムを作成する場合,VBのプロジェクト(P)-参照設定(N)にてYokogawa Exaopc Data Access Automation Serverのチェックボックスをオンにしてください。 1-8 IM 04L01B03-61 第2章 DAQOPCの操作 2.1 DAQOPCの操作の流れ 操作の流れ 操作手順の大まかな流れは以下のとおりです。 1. Configuratorにてデータ取得対象となるDAQSTATIONとの接続方法を決定する。 2. DAQOPCを起動する。 3. クライアントソフトが異なるPCの場合のセットアップをする。 DAQOPC動作中のパラメータ変更 DAQOPC設定画面でのシステムパラメータの変更は,DAQOPCの動作中でも可能です。 ただし,設定したパラメータが有効となるのは,次回DAQOPCを再起動したときです。 IM 04L01B03-61 2-1 2 DAQOPC 本章では,DAQOPCの操作説明について述べます。OPCクライアントソフトウェアから のアクセス方法については「第3章 DAQOPC DAサーバ機能」をご覧ください。 DAQOPCは起動時に設定ファイルを参照してDX/DX-P/MV/CXにログインします。 DAQOPC設定画面は,DAQOPCがデータ収集対象とするDX/DX-P/MV/CXの通信パラ メータの表示/設定をするためのユーザインタフェースを,通常のWindowsアプリケー ションと同様の容易な操作性により提供します。また,DAQOPC設定画面には,クライア ントがDAQOPCと接続するために必要な情報(ProgID)が表示されます。 の 操 作 2.2 Configuratorの起動と設定 Configurator Configuratorは,データ取得対象となるDAQSTATIONとの通信条件を設定します。 起動 [スタート]→[プログラム]→[DAQOPC]→[DAQOPC設定ソフトウェア]からDAQOPC Configuratorを起動します。起動後の画面は以下のとおりです。 2-2 IM 04L01B03-61 2.2 Configuratorの起動と設定 メニュー一覧 以下にメニューの各機能を示します。 ファイル−再読み込み 現在編集中の内容を保存せずに設定ファイルの再読み込みをします。 ファイル−設定保存 現在編集中の内容を設定ファイルに保存します。 ファイル−印刷 現在編集中のレコーダ設定,シリアル設定の内容を印刷します。 ファイル−印刷プレビュー 現在編集中のレコーダ設定,シリアル設定の内容の印刷プレビューをします。 ファイル−プリンタの設定 印刷先のプリンタの設定をします。 ファイル−アプリケーションの終了 Configuratorを終了します。 設定−動作設定 動作設定ダイアログボックスを表示します。 設定−Ethernet設定 Ethernet設定ダイアログボックスを表示します。 表示−レコーダ設定 レコーダ設定タブに表示を切り替えます。 表示−シリアル設定 シリアル設定タブに表示を切り替えます。 表示−ツールバー ツールバーの表示・非表示を切り替えます。 表示−ステータスバー ステータスバーの表示・非表示を切り替えます。 ヘルプ−バージョン情報 バージョン情報ダイアログボックスを表示します。 DAQOPC IM 04L01B03-61 2 の 操 作 2-3 2.2 Configuratorの起動と設定 動作設定ダイアログボックス 動作設定ダイアログボックスで,以下の項目を設定します。 ・タイムスタンプ データ取得時に付加されるタイムスタンプを接続対象の機器の時刻を使用するか, DAQOPCがインストールされたPCの時刻を使用するか選択します。 Note 接続するDX/DX-P/MV/CXで,DSTの設定が行われている場合,デバイスに対する同期読み込み 以外を実施すると,冬時間と夏時間の切り換えのときに,正しくデータ更新されません。この場 合,「PCの時刻を使用」を選択してご使用ください。 ・シミュレーションモードで実行 シミュレーションモードをチェックしておくと,DAQOPCはDX/DX-P/MV/CXとは通 信を行わず,シミュレータとして動作します。 ・特殊なデータ値の取り扱い DX/DX-P/MV/CXから取得する特殊なデータに対して値の割付をします。+オーバ,– オーバについては値の指定,またはスパンの上下限値に値を割り付けることができま す。またスキップ,エラー,不定の各データに対して値の割付を行うことができます。 値の割付は–100000000から1000000000の範囲で可能です。実際に取得される値に は,この値に対して正常なデータで使用されている小数点位置が付加されます。 ・通信エラー時におけるデータの取り扱い データの取得中に通信エラーが発生したときの値の取り扱いを指定します。前回値を使 用する場合は通信エラー前の値が取得されます。値を指定する場合は特殊なデータ値の 取り扱いと同じです。なお,DAQOPCが最初にDX/DX-P/MV/CXと通信を行うときに 通信エラーが発生した場合は常に0となります。 2-4 IM 04L01B03-61 2.2 Configuratorの起動と設定 Ethernet設定ダイアログボックス Etherne設定ダイアログボックスで,以下の項目を設定します。 2 DAQOPC の 操 作 ・ タイムアウトを設定する タイムアウトを設定するときにチェックします。 ・ 起動時,接続時設定 サーバの起動時と,Common.Statusに2が書き込まれた場合に通信を復帰させるとき のタイムアウト時間とリトライ回数を設定します。「タイムアウト」は,1msから 60000msまで設定できます。「リトライ回数」は0回から10回まで設定できます。接 続に成功すると,設定した回数前にリトライを止めます。リトライ回数を0に設定した 場合,接続に失敗したときは通信失敗になり,リトライしません。 ・ 通信エラー検出用タイムアウト 接続後のデータの取得,書き込み要求するときの通信エラーのタイムアウトを設定する ときにチェックします。タイムアウト時間は1msから60000msまで設定できます。 ・ 通信自動復帰機能設定 通信失敗の場合と通信エラーが発生した場合に,その次のデータ取得,データ書き込み を要求する際に,通信の接続を復帰させるときにチェックします。「タイムアウト」と 「通信リトライ回数」の設定は「起動時,接続時設定」と同じです。 Note DX-Pではパスワードが間違っていると,自動復帰とアイテムSTATUSへの書き込みよる手動復帰 を行いません。注意してください。また,DX-Pに接続するユーザのパスワード有効期限は,DXP本体でoffにすることをお勧めします。 IM 04L01B03-61 2-5 2.2 Configuratorの起動と設定 レコーダを設定する レコーダ設定タブページは,以下のとおりです。 レコーダ設定タブページでは,以下の項目を設定します。 DX/DX-P/MV/CXと接続する場合は,モデル,ポート,アドレスを必ず設定してくださ い。 モデル :接続するDX/DX-P/MV/CXの種別を選択します。 ポート :接続するポートを選択します。COMについてはシリアル設定で有効に なっているものだけ表示されます。 アドレス :ポートがEthernetまたは, RS-422-AとなっているCOMポートの場合だ け有効です。(注意:DX-Pが選択できるのはEthernetだけです。) 測定チャネル :接続するDX/DX-P/MV/CXの測定チャネル数を選択します。 演算チャネル :接続するDX/DX-P/MV/CXの演算チャネル数を選択します。 内蔵ループ :接続するCXの内蔵ループ数を選択します。 PID組数 :接続するCXのPID組数を選択します。 外部ループ :接続するCXの外部ループ数を選択します。 Note 測定チャネル,演算チャネル,内蔵ループ,PID組数,外部ループの各値は,DX/DX-P/MV/CX と接続するときに,DX/DX-P/MV/CXから取得されるので,設定する必要はありません。ただ し,シミュレーションモードでは,DX/DX-P/MV/CXと通信しないため,ここで設定した値に 従って動作します。 ●ポートがEthernetの場合 アドレスをクリックすると,以下のダイアログボックスが表示されます。 2-6 IM 04L01B03-61 2.2 Configuratorの起動と設定 以下の項目を設定します。 IPアドレスまたはホスト名 Note ・ ・ ・ DX,CXでは,ログインレベルがユーザの場合,DAQOPCのアイテムIDとして通信入力デー タの指定ができません。 DX-Pでは,モニタ機能(ポート番号:34261)を利用します。このため,書き込み機能は利用 できません。ただし,通信入力データについてはDX-P側で「通信入力データを使用するユー ザ」として,設定されているユーザを利用すれば書き込み可能です。 DX-Pではパスワードが間違っていると,自動復帰とアイテムSTATUSへの書き込みよる手動 復帰を行いません。注意してください。また,DX-Pに接続するユーザのパスワード有効期限 は,DX-P本体でoffにすることをお勧めします。 ●ポートがCOMの場合 アドレスをクリックすると以下のダイアログボックスが表示されます。 RS-422-Aのアドレスを選択します。 シリアル設定タブページ シリアル設定タブページでは,以下の項目を設定します。 ポート番号 :使用するポート番号をチェックします。 タイプ :使用するポートのタイプを選択します。 ボーレート :使用するポートのボーレートを選択します。 パリティ :使用するポートのパリティを選択します。 ストップビット:使用するポートのストップビットを選択します。 IM 04L01B03-61 2-7 2 DAQOPC :接続するDX/DX-P/MV/CXに設定されているIPア ドレスまたはホスト名を入力します。 ログイン名 :ログイン名を指定します。 ユーザID :ユーザIDを指定します。(DX-Pだけ) パスワード :パスワードを指定します。 ログインレベル :指定したログイン名のレベルを指定してください。 (DX-P以外) 設定内容に不備があるとDX/DX-P/MV/CXとの接続に失敗します。 の 操 作 2.2 Configuratorの起動と設定 バージョン情報ダイアログボックス バージョン情報ダイアログボックスには ・ バージョン情報 ・ ProgID ・ シリアル番号 が表示されます。 Basic版 2-8 Advanced版 IM 04L01B03-61 2.3 DAQOPCの起動と停止 ● 停止 Windowsシステムのシャットダウン時に,DAのサーバプロセスも自動的に停止しま す。 IM 04L01B03-61 2-9 2 DAQOPC ● 起動 Windowsシステムの起動時に,DAのサーバプロセスがバックグランド・プロセスとし て自動的に起動します。このときDAQOPCはConfiguratorで設定された通信条件に基 づいてDAQSTATIONと通信を開始します。 の 操 作 2.4 DAQOPCクライアントのセットアップ DAQOPCをネットワーク接続された他のPCからリモートで利用する場合は,「DAQOPC クライアントのセットアップ」操作が必要です。 DAQOPCクライアントのセットアップをしていない場合は,以下の手順にしたがってセッ トアップ作業をしてください。 1. DAQOPCをインストールしたPC(サーバPC)のフロッピーディスクドライブに,フォー マット済のフロッピーディスクを1枚挿入します。 2. サーバPC上で,エクスプローラなどからDAQOPCをインストールしたフォルダにある Programフォルダ内のZOPMKEXAFDC. exeを実行します。 3. OPCクライアントのセットアップフロッピーディスクが作成されるとダイアログボッ クスが表示されます。 ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックしてください。 4. OPCクライアントをセットアップするPC(クライアントPC)にAdministratorの権限でロ グインします。 5. 作成したセットアップフロッピーディスクをクライアントPCにセットします。 6. セットアップフロッピーディスク内のSetup.exeを実行してください。OPCクライアン トのセットアップが実行されます。 OPCサーバ C ZOPMKEXAFDC.exe Setup.exe PC DAQOPC クライアントソフトウェアからのアクセス方法 クライアントソフトウェアからDAQOPCにアクセスするときのProgIDは,以下のとおり です。 Yokogawa.ExaopcDADAQOPC1 2-10 IM 04L01B03-61 第3章 DAQOPC DAサーバ機能 3.1 DAQOPC DAサーバ機能の概要 OPCインタフェースによるデータアクセスの方法 サーバオブジェクト グループオブジェクトA グループオブジェクトB アイテムID1 アイテムID3 アイテムID1 アイテムID3 アイテムID2 アイテムID4 アイテムID2 アイテムID4 サ ー バ 機 能 以下に示す例では,サーバオブジェクトAに対してトレンド1とレポート1という2つのグ ループオブジェクトを定義しています。トレンド1のグループオブジェクトにはDevice1! ch01. PV∼ch04.PVまでをアイテムIDとして登録し,レポート1のグループオブジェクト にはDevice1!ch01.PVとDevice1!ch01. Alarm01をアイテムIDとして登録しています。 トレンド1とレポート1は,それぞれが独立したグループオブジェクトとしてアクセスの対 象となります。また,この例では,Device1!ch01.PVの値がトレンド1とレポート1に存 在しています。 (サーバオブジェクト) サーバオブジェクトA (グループオブジェクト) トレンド1 (アイテムID) Device1!ch01.PV Device1!ch02.PV Device1!ch03.PV Device1!ch04.PV レポート1 Device1!ch01.PV Device1!ch01.Alarm1 OPCインタフェース準拠 DAQOPCは,次のOPC DA仕様Version2.05aに準拠したインタフェースを提供するOPC サーバです。 ・ OPC DAカスタムインタフェース ・ OPC DAオートメーションインタフェース これらのOPC仕様で規定されている標準機能をすべてサポートします。 また,オプションとして定義されている機能(アイテムのブラウズ機能)についてもサポー トしています。 Note OPCカスタムインタフェースとOPCオートメーションインタフェースについては,「1.3 サーバ 機能」のOPCカスタムインタフェースとOPCオートメーションインタフェースを参照してくださ い。 IM 04L01B03-61 3 DAQOPC DA OPCインタフェースでは,OPCクライアントからサーバオブジェクトに対してグループオ ブジェクトを定義し,そのグループオブジェクトの中にアクセス対象のプロセスデータを アイテムIDとして登録します。アイテムIDは,「タグ名,データアイテム名」の形式で登 録されます。これにより,グループオブジェクトごとにデータ収集周期などを設定できま す。同じアイテムIDを目的に応じて別のグループオブジェクトに登録することもできま す。 3-1 3.2 OPCインタフェース準拠機能 DAQOPCは,OPC Version 2.05aの標準インタフェースをサポートします。また,オプ ションとなっているインタフェースも一部サポートします。旧OPCインタフェースを使用 しているクライアントのために,OPC Version 1.0Aでサポートした機能も同時にサポー トしています。 ここでは,ベンダ依存になっているオプションインタフェースの仕様に関して,DAQOPC をどのように取り扱うかを中心に説明します。 OPCインタフェースの詳細は,OPC Foundationよりリリースしている仕様書を参照して ください。 3.2.1 インタフェース一覧 OPCカスタムインタフェースとOPCオートメーションインタフェースのそれぞれについて サポートしているインタフェースの一覧を示します。 ● カスタムインタフェース カスタムインタフェースに関して,DAQOPCのサポートの有無を示します。 オブジェクト OPCServer OPCGroup EnumOPCItem Attributes インタフェース名 説明 サポート IOPCServer OPC DAサーバの標準インタフェースで,グルー プオブジェクトの追加/削除などを行います。 ○ IOPCCommon OPC共通インタフェースでロケールの設定, エラー文字列の取得を行います。 ○ IConnectionPointContainer OPC共通インタフェースでクライアント側へサーバ がshutdownすることを伝える非同期通信用のイン タフェース。 ○ IOPCItemProperties インタフェースでアイテムIDの属性を取得します。 ○ IOPCBrowseServerAddress Space(optional) OPC DAサーバ内のアイテムIDをブラウズします。 ○ IOPCServerPublicGroups (optional) パブリックグループへの接続,削除を行います。 × IPersistFile (optional) コンフィギュレーション情報のロード/セーブ を行います。 × IOPCGroupStateMgt グループオブジェクトの管理を行います。 ○ IOPCItemMgt アイテム ID の管理を行います。 ○ IOPCSyncIO 同期読み込み/書き込みを行います。 ○ IOPCAsyncIO2 非同期読み込み/書き込み用のインタフェース。 ○ IConnectionPointContainer 非同期読み込み/書き込み用のコネクションを 作成するインタフェースです。 ○ IOPCPublicGroupStateMgt (optional) パブリックグループへの変換を行います。 × IOPCAsyncIO (old) 非同期読み込み/書き込み(互換用旧インタ フェース)を行います。 ○ IDataObject (old) 非同期 I/O の通信接続/切断(互換用旧インタ フェース)を行います。 ○ IEnumOPCItemAttributes グループオブジェクトに登録されているアイテ ムIDのリストを取得します。 ○ ○:サポート,×:未サポート 3-2 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● オートメーションインタフェース DAQOPCでは,カスタムインタフェースでサポートしないものはオートメーションイ ンタフェースでもサポートしません。以下にそのサポートの有無を示します(サポート していないものは呼び出し時,エラーになる可能性がありますので,Visual Basicのエ ラー処理を行う必要があります)。 オブジェクト 種別 OPCServer 説明 サポート サーバ開始時刻 ○ CurrentTime 現在時刻 ○ LastUpdateTime 最後に変化通知した時刻 ○ MajorVersion メジャーバージョン ○ MinorVersion マイナーバージョン ○ BuildNumber ビルド番号 ○ VendorInfo ベンダ情報 ○ ServerState サーバ状態 ○ LocaleID ロケールID ○ Bandwidth バンド幅 ○ OPCGroups グループオブジェクトのコレ ○ 3 DAQOPC DA プロパティ 名称 StartTime サ ー バ 機 能 クション メソッド イベント PublicGroupNames パブリックグループ名 × ServerName サーバ名 ○ ServerNode ノード名 ○ ClientName クライアント名 ○ GetOPCServers サーバ名一覧取得 ○ Connect 接続 ○ DisConnect 切断 ○ CreateBrowser ブラウズオブジェクト作成 ○ GetErrorString エラー文字列取得 ○ QueryAvailbleLocaleIDs サポートロケールID一覧取得 ○ QueryAvailableProperties プロパティ一覧取得 ○ GetItemProperties プロパティ取得 ○ LookupItemIDs プロパティのアイテムID変換 × ServerShutDown シャットダウンイベント ○ ○:サポート,×:未サポート IM 04L01B03-61 3-3 3.2 OPCインタフェース準拠機能 オブジェクト 種別 プロパティ OPCBrowser メソッド プロパティ OPCGroups メソッド 名称 説明 サポート Organization 階層種別 ○ Filter フィルタ指定 ○ DataType データ型 ○ AccessRights アクセス権 ○ CurrentPosition 現在位置 ○ Count コレクション数 ○ Item オブジェクト取得 ○ ShowBranches 現在位置の一覧取得 ○ ShowLeafs 現在位置の一覧取得 ○ MoveUp 階層移動 ○ MoveToRoot 階層移動 ○ MoveDown 階層移動 ○ MoveTo 絶対位置取得 ○ GetItemID アイテムID取得 ○ GetAccessPaths アクセスパス取得 × DefaultGroupIsActive アクティブ属性初期値 ○ DefaultGroupUpdateRate キャッシュ更新初期値 ○ DefaultGroupDeadband デッドバンド初期値 ○ DefaultGroupLocaleID ロケールID初期化 ○ DefualtGroupTimeBias タイムバイアス初期値 ○ Count コレクション数 ○ Item グループオブジェクト取得 ○ Add グループ追加 ○ GetOPCGroup グループオブジェクト取得 ○ Remove グループ削除 ○ RemoveAll グループ全削除 ○ ConnectPublicGroup パブリックグループ取得 × RemovePublicGroup パブリックグループ削除 × ○:サポート,×:未サポート 3-4 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 オブジェクト 種別 プロパティ メソッド イベント 説明 サポート Name グループ名 ○ IsPublic パブリック属性 (常にFALSE) × IsActive アクティブ属性 ○ IsSubcscribed 非同期属性 ○ ClientHandle クライアントハンドル ○ ServerHandle サーバハンドル ○ LocaleID ロケールID ○ TimeBias タイムバイアス ○ DeadBand デッドバンド ○ UpdateRate キャッシュ更新周期 ○ OPCItems アイテムコレクション ○ SyncRead 同期読み込み ○ SyncWrite 同期書き込み ○ AsyncRead 非同期読み込み ○ AsyncWrite 非同期書き込み ○ AsyncRefresh リフレッシュ ○ AsyncCancel 非同期要求キャンセル ○ DataChange 変化通知 ○ AsyncReadComplete 非同期読み込み返信 ○ AsyncWriteComplete 非同期書き込み返信 ○ AsyncCancelComplete キャンセル返信 ○ 3 DAQOPC DA OPCGroup 名称 サ ー バ 機 能 ○:サポート,×:未サポート IM 04L01B03-61 3-5 3.2 OPCインタフェース準拠機能 オブジェクト 種別 プロパティ 名称 説明 サポート Parent 親グループオブジェクト ○ DefaultRequestedDataType 要求データ型初期値 ○ DefaultAccessPath アクセスパス初期値 × DefaultActive アクティブ属性初期値 ○ Count コレクション数 ○ Item アイテムオブジェクト取得 ○ GetOPCItem アイテムオブジェクト取得 ○ Remove アイテム削除 ○ Validate アイテムチェック ○ SetActive アクティブ属性設定 ○ SetClientHandles クライアントハンドル設定 ○ SetDataTypes データ型設定 ○ AddItem 1つのアイテム追加 ○ AddItems 複数のアイテム追加 ○ Parent 親グループオブジェクト ○ ClientHandle クライアントハンドル ○ ServerHandle サーバハンドル ○ AccessPath アクセスパス × AccessRights アクセス権 ○ ItemID アイテムID ○ IsActive アクティブ属性 ○ RequestedDataType 要求データ型 ○ Value データ値 ○ Quality 品質フラグ ○ TimeStamp タイムスタンプ ○ CanonicalDataType サーバが決めるデータ型 ○ EUType 工業単位タイプ × EUInfo 工業単位情報 × Read 同期読み込み ○ Write 同期書き込み ○ OPCItems メソッド プロパティ OPCItem メソッド ○:サポート,×:未サポート 3-6 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 3.2.2 プロセスデータ OPC仕様のプロセスデータは,次の3要素で構成されています。 ・ データ値(Value) ・ 品質フラグ(Quality Flag) ・ 時刻情報(Time Stamp) ● データ値(Value) OPCでは,VARIANT型と呼ばれるデータ型を使用しています。 3 品質フラグは,次のような8ビットで表現されます。 品質分類コードごとの詳細情報 7 6 5 4 3 2 1 0 ビット 付加情報 (Not Limited/LL/HL/Constant) 大分類(Good/Bad/Uncertain) DAQOPCでは品質フラグとして,これら3つの情報を設定します。 IM 04L01B03-61 3-7 DAQOPC DA ● 品質フラグ(Quality Flag) データ値(Value)が正しく取得できたかどうかを示すフラグです。異常時にはその原因 を通知します。 DAQOPCの品質フラグは,OPC仕様の体系に従います。OPC仕様の品質フラグ体系 は,以下の3つの内容で構成されます。 ・ 大分類(Good/Bad/Uncertainのいずれか) ・ 詳細情報(大分類ごとの詳細情報) ・ 付加情報(詳細情報に対する付加情報) サ ー バ 機 能 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ・ 大分類と詳細情報 品質コードの詳細情報は,Good/Bad/Uncertainの3項目ごとに4ビットで表現できる 情報を持ちます。詳細情報は,OPC仕様にて定義されているコードが存在するので, DAQOPCはこれを利用して詳細情報を付加します。OPC仕様で定義されている内容を 下表に示します。 データ品質コードごとの詳細情報 コ ー ド Good(3) Bad(0) Uncertain(1) 0 Non-specific Non-specific Non-specific 1 N/A Configuration Error Last Usable Value 2 Local Override Not Connected N/A 3 Device Failure Sensor Not Accurate 4 Sensor Failure EngineeringUnitsExceeded 5 Last Known Value Sub-Normal 6 Comm Failure 7 Out of Service 8 9 10 11 12 13 14 15 ・ 付加情報 付加情報は,大分類と詳細情報の組み合わせた内容にさらに付加する品質コードの情報 です。 コード 内容 0 Not Limited 1 Low Limited 2 High Limited 3 Constant ● データと品質コード DX/DX-P/MV/CXからのデータは,以下の品質コードに変換されます。 3-8 データの状態 大分類 詳細情報 付加情報 正常値 Good Non-specific Not Limited +オーバーの値 Good Non-specific High Limited –オーバーの値 Good Non-specific Low Limited Skipまたは演算Off Bad Out of Service Not Limited エラーの値 Bad Sensor Failure Not Limited 不定の値 Bad Out of Service Not Limited 通信エラー時 Bad Comm Failure Not Limited IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 現象 大分類 属性情報の再読込みで指定したタグが 存在しないか,元々存在しない。 Bad 詳細情報 Configuration Error 付加情報 Not Limited Configuratorで正常値以外を値付けすることにより,品質コードなしでも確認すること ができます。 Configuratorでの指定 内容 デバイス(DX/DX-P/MV/CX)の時刻 *1 取得対象デバイスの時刻をそのまま取得できます。 PCの時刻 データ取得時のServerがインストールされている PCの時刻がUTCで取得されます。*2 サ ー バ 機 能 *1: データ取得するときに,いくつかのコマンドが発行されます。グループに登録されている データの時刻は,最初に発行されたコマンドによって取得された機器の時刻になります。 そのため,アイテムによっては正確に機器の時刻を反映できない場合があります。 *2: データ取得するときに,いくつかのコマンドが発行されます。PCの時刻はグループに登 録されているすべてのアイテムが取得されたときの時刻になります。 IM 04L01B03-61 3 DAQOPC DA ● 時刻情報(Time Stamp) DX/DX-P/MV/CXの時刻とPCの時刻のどちらかを取得できます。Configuratorで時刻 の取得先を変更できます。 3-9 3.2 OPCインタフェース準拠機能 3.2.3 アイテムID アイテムを識別する任意の文字列です。一般にタグと呼ばれるものです。 アイテムIDの定義 DAQOPCではアイテムIDを以下のように定義します。 デバイス!タグナンバ.データアイテム 例:DEVICE1!CH001.PV デバイスの“D E V I C E ”部分については固定です。その後の番号部分には Configuratorで設定したデバイス位置を記述します。 アイテムID一覧 DAQOPCでは,以下のものをアイテムIDとしてアクセスできます。 アイテムID 説明 Canonical アクセス権 data type 補足 DEVICExx!CHxxx.PV 測定値または演算結果 VT_R8 Read Only 測定,演算チャネルのみ DEVICExx!CHxxx.ALARMx 指定チャネルの アラームステータス VT_I2 Read Only 測定,演算チャネルのみ DEVICExx!CHxxx.ATx 指定チャネルの アラームタイプ VT_I2 Read Only 測定,演算チャネルのみ DEVICExx!CHxxx.ASPx 指定チャネルの アラーム設定値 VT_R8 Read/Write*2 測定,演算チャネルのみ DEVICExx!Loopx.PV 指定ループの測定値 VT_R8 Read Only CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.SP 指定ループの目標設定値 VT_R8 Read Only CXの内蔵ループのみ *2 DEVICExx!Loopx.OUT 指定ループの出力値 VT_R8 Read/Write CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.ALARMx 指定ループの アラームステータス VT_I2 Read Only CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.ATx 指定ループの アラームタイプ VT_I2 Read Only CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.RUN *1 指定ループの Run/Stop切り替え VT_I2 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.MODE*1 指定ループの 制御モード切り替え VT_I2 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ VT_I2 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.SPNO*1 指定ループのカレントSP VT_I2 番号と切り替え Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDNO*1 指定ループのカレントPID VT_I2 番号 Read Only CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-SP 指定ループの指定したPID VT_R8 の目標設定値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-ASPx 指定ループの指定したPID VT_R8 のアラーム設定値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-P 指定ループの指定したPID VT_R8 の比例帯 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-I 指定ループの指定したPID VT_I2 の積分時間 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-D 指定ループの指定したPID VT_I2 の微分時間 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-OH 指定ループの指定したPID VT_R8 の出力リミット上限値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-OL 指定ループの指定したPID VT_R8 の出力リミット下限値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.REMLOC*1 指定ループの Remote/Local切り替え *1∼*2マークの説明は次ページにあります。 3-10 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 説明 DEVICExx!Loopx.PIDx-MR 指定ループの指定したPID VT_R8 のマニュアルリセット値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-PO 指定ループの指定したPID VT_R8 のプリセット出力設定値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-DR 指定ループの指定したPID VT_I2 の制御動作方向設定値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!Loopx.PIDx-H 指定ループの指定したPID VT_R8 のON/OFF制御のヒステレ シス設定値 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICEXX!LoopZ.BS1 指定したループの 測定値1入力バイアス VT_R8 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICEXX!LoopZ.BS2 指定したループの 測定値2入力バイアス VT_R8 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICEXX!LoopZ.RBS 指定したループの リモート入力バイアス VT_R8 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICEXX!LoopZ.FL1 指定したループの 測定値1入力フィルタ VT_I2 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICEXX!LoopZ.FL2 指定したループの 測定値2入力フィルタ VT_I2 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICEXX!LoopZ.RFL 指定したループの リモート入力フィルタ VT_I2 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICEXX!LoopZ.RT 指定したループの 比率設定 VT_R8 Read/Write*2 CXの内蔵ループのみ DEVICExx!EXTxx.PV 指定外部ループの測定値 VT_R8 Read Only CXの外部ループのみ DEVICExx!EXTxx.SP 指定外部ループの目標 設定値 VT_R8 Read Only CXの外部ループのみ DEVICExx!EXTxx.OUT 指定外部ループの出力値 VT_R8 Read Only CXの外部ループのみ DEVICExx!EXTxx.ALARMx 指定外部ループの アラームステータス VT-I2 Read Only CXの外部ループのみ DEVICExx!CHcxx.INPUT 通信入力データの値 VT_R8 Read/Write*3 通信入力データのみ DEVICEXX!Wbb.VALUE 制御用演算定数 VT_R8 Read/Write*2 CXのみ DEVICExx!COMMON.STATUS デバイスステータス VT_I2 Read/Write DEVICExx!COMMON.PROP 属性読み込みステータス VT_I2 DEVICExx!COMMON.Record デバイスのサンプリング状態 Read/Write*2 DEVICExx!COMMON.Math*4 デバイスの演算状態 Read/Write*2 DEVICExx!Batch.Name デバイスのバッチ名 Read/Write*2 DEVICExx!Batch.LotNo.*5 デバイスのロット番号 Read/Write*2 DEVICExx!Message!Direct デバイスのメッセージ書き込み Read/Write*2 DX-P以外 *5 Canonical アクセス権 data type 補足 Read/Write *1 CXがStyle2以降の場合だけ有効です。 *2 Advanced版の場合,DX/MV/CXに対して,管理者レベルのユーザがログインしたときだけ書き込みが可能に なります。DX-Pでは書き込みできません。Basic版の場合は書き込みできません。 *3 Basic版とAdvanced版の場合,DX/MV/CXに対して,管理者レベルのユーザがログインしたときだけ書き込み が可能になります。DX-Pでは「通信入力データを使用するユーザ」として設定されたユーザでログインしたと きだけ書き込みが可能になります。 *4 演算オプション付きで有効です。 *5 DX-PまたはDX/CXのバッチオプション付きで有効です。 XX :Configratorにて設定したデバイス位置。01から24 YYY :測定,演算チャネル番号。001から060 a :アラーム番号。1から4 bb :制御用演算定数番号。1から36 IM 04L01B03-61 3-11 3 DAQOPC DA アイテムID サ ー バ 機 能 3.2 OPCインタフェース準拠機能 各アイテムIDについて 読み込み時の扱い ・ 各アイテムにおいて存在しないチャネルやループPID番号が指定されたときは,値が0 になります。 ・ アイテムPV,SP,OUT以外は,通信エラーの場合,前回値が保持されます。 書き込み時の扱い ・ サーバ側では書き込まれる値の範囲に書き込みが可能かどうかのチェックは行いませ ん。 ● アイテム名PV 指定できるタグ :測定,演算チャネル,内蔵ループ,外部ループ 通信エラーの値,+オーバーの値,–オーバーの値,スキップの値,エラーの値,不定 の値はConfiguratorで設定した値になります。 CXで制御モードがOFFまたはアナログ再伝送の場合はスキップの値となります。 ● アイテム名ALARM 指定できるタグ :測定,演算チャネル,内蔵ループ,外部ループ アイテム名はALARM1, ALARM2, ALARM3, ALARM4 アラームが発生していない場合は0,アラームが発生している場合は下記のようになり ます。 アラームタイプ 0:アラームOFF 1:上限アラーム 2:下限アラーム 3:差上限アラーム 4:差下限アラーム 5:変化率上昇限アラーム 6:変化率下降限アラーム 7:ディレイ上限アラーム 8:ディレイ下限アラーム 21:測定値上限アラーム 22:測定値下限アラーム 23:偏差上限アラーム 24:偏差下限アラーム 25:偏差上下限アラーム 26:上下限偏差内アラーム 27:設定値上限アラーム 28:設定値下限アラーム 29:出力値上限アラーム 30:出力値下限アラーム 31:その他のアラーム スキップや演算OFFのチャネル,制御モードがOFF,またはアナログ再伝送のループが 指定されたときは0になります。 ● アイテム名AT 指定できるタグ :測定,演算チャネル,内蔵ループ アイテム名はAT1, AT2, AT3, AT4 「●アイテム名ALARM」のアラームタイプのようになります。スキップや演算OFFの チャネル,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指定されたときは0にな ります。 ● アイテム名ASP 指定できるタグ :測定,演算チャネル アイテム名はASP1, ASP2, ASP3, ASP4 スキップや演算OFFのチャネル,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指 定されたときと,アラームがOFFのときは0になります。 ● アイテム名SP(CXのみ) 指定できるタグ :内蔵ループ,外部ループ 通信エラーの値,+オーバーの値,–オーバーの値,スキップの値,エラーの値,不定 の値はConfiguratorで設定した値になります。CXで制御モードがOFFまたはアナログ 再伝送の場合はスキップの値となります。 3-12 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● アイテム名OUT(CXのみ) 指定できるタグ :内蔵ループ,外部ループ 通信エラーの値,+オーバーの値,–オーバーの値,スキップの値,エラーの値,不定 の値はConfiguratorで設定した値になります。CXで制御モードがOFFの場合はスキッ プの値となります。 CXがStyle2以降の場合だけ,書き込みが可能になります。 ● アイテム名MODE(スタイルナンバーS2以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ Auto: 1 Manual: 2 Cascade: 3 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名REMLOC(スタイルナンバーS2以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ Local: 1 Remote 2 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,リモート入力選択がOFFのループが 指定されたときは0となります。 ● アイテム名SPNO(スタイルナンバーS2以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDNO(スタイルナンバーS2以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名BS1(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ 測定値1入力バイアスが設定できないとき,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送の ループが指定されたとき,測定値1入力バイアスの設定がOFFのときは0となります。 書き込み時に測定値1入力バイアスがOFFの場合,0以外を入力すると自動的にONにな ります。ただし,0を入力してもOFFにすることはできません。 ● アイテム名BS2(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ 測定値2入力バイアスが設定できないとき,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送の ループが指定されたとき,測定値2入力バイアスの設定がOFFのときは0となります。 書き込み時に測定値2入力バイアスがOFFの場合,0以外を入力すると自動的にONにな ります。ただし,0を入力してもOFFにすることはできません。 IM 04L01B03-61 3-13 3 DAQOPC DA ● アイテム名RUN(スタイルナンバーS2以降のCXのみ) 指定できるタグ :内蔵ループ Stop: 1 Run: 2 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指定されたときは0となります。 サ ー バ 機 能 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● アイテム名RBS(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ リモート入力バイアスが設定できないとき,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送の ループが指定されたとき,リモート入力バイアスの設定がOFFのときは0となります。 書き込み時にリモート入力バイアスがOFFの場合,0以外を入力すると自動的にONにな ります。ただし,0を入力してもOFFにすることはできません。 ● アイテム名FL1(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ 測定値1入力フィルタが設定できないとき,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送の ループが指定されたとき,測定値1入力フィルタの設定がOFFのときは0となります。 書き込み時に測定値1入力フィルタがOFFの場合,0以外を入力すると自動的にONにな ります。ただし,0を入力してもOFFにすることはできません。 ● アイテム名FL2(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ 測定値2入力フィルタが設定できないとき,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送の ループが指定されたとき,測定値2入力フィルタの設定がOFFのときは0となります。 書き込み時に測定値2入力フィルタがOFFの場合,0以外を入力すると自動的にONにな ります。ただし,0を入力してもOFFにすることはできません。 ● アイテム名RFL(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ リモート入力フィルタが設定できないとき,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送の ループが指定されたとき,リモート入力フィルタの設定がOFFのときは0となります。 書き込み時にリモート入力フィルタがOFFの場合,0以外を入力すると自動的にONにな ります。ただし,0を入力してもOFFにすることはできません。 ● アイテム名RT(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループ 比率設定が設定できないとき,制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指定 されたときは0となります。 比率設定がOFFの場合,1以外を書き込むと自動的にONになります。OFFにすることは できません。 Note RTの少数点以下の桁数については,機器からRT読み込み時のものがそのまま適用されます。書き 込みについてもこの桁数が利用されます。したがって,書き込み時には桁数の変更ができない点 を考慮してご利用ください。なお,OFFからONに切り換えた場合,小数点位置は0になります。 ● アイテム名PIDxSP(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFF,またはアナログ再伝送のループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxASP(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID アイテム名はASP1,ASP2,ASP3,ASP4 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,アラームOFFのループが指定された ときは0となります。 3-14 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● アイテム名PIDxP(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,比例帯が設定できないループが指定 されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxD(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,微分時間が設定できないループが指 定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxOH(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,出力リミット上限値の設定ができな いループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxOL(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,出力リミット下限値の設定ができな いループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxMR(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,マニュアルリセットの設定ができな いループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxPO(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,プリセット出力が設定できないルー プが指定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxDR(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID Reverse: 1 Direct: 2 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループが指定されたときは0となります。 ● アイテム名PIDxH(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,リレーヒステリシスが設定できない ループが指定されたときは0となります。 IM 04L01B03-61 3-15 3 DAQOPC DA ● アイテム名PIDxI(CXのみ) 指定できるタグ: 内蔵ループのPID 制御モードがOFFまたはアナログ再伝送のループ,積分時間が設定できないループが指 定されたときは0となります。 サ ー バ 機 能 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● アイテム名INPUT 指定できるタグ: 通信入力データ Note 書き込みの際,実数の書き込み値を“%4E”の形式に変換して送付します。このため,書き込み 値がそのまま送信されない場合があります。注意してください。 ● アイテム名Value(スタイルナンバーS3以降のCXのみ) 指定できるタグ: 制御用演算定数 Note 書き込みの際,実数の書き込み値を“%4E”の形式に変換して送付します。このため,書き込み 値がそのまま送信されない場合があります。注意してください。 ● アイテム名STATUS 指定できるタグ: COMMON 指定されたデバイスのステータスを以下のように示します。 正常に動作している状態 0 指定デバイスが存在しない 1 メモリ領域確保に失敗している 2 通信オープンに失敗している 3 通信エラー 4 状態が3,4場合,0が書きこまれると指定デバイスの通信復帰を試みます。 状態が0,1,2の場合に0が書き込まれても無効です。 Note DX-Pの場合,パスワードの間違いによる通信エラーでは,0を書き込んでも通信復帰は行いませ ん。 ● アイテム名PROP 指定できるタグ: COMMON 指定されたデバイスの属性読み込みステータスを以下のように示します。 指定デバイスの属性情報が読み込まれていない 0 指定デバイスの属性情報が読み込まれている 1 指定デバイスに対して読み込みを実行する 2 2 が書き込まれた場合,指定デバイスに対して属性情報の取得をします。通常, DAQOPC起動時に属性情報の読み込みが行われます。プロパティ値の取得要求に対し ては実際にデバイスに対して取得要求をせず,この値を返信します。また測定,演算値 などの小数点位置情報についてもDAQOPC起動時の値を用います。そのため,指定デ バイスのレンジ設定,ループ数やPID組数などを変更した場合には再読み込みを実行す るようにしてください。 ● アイテム名Record 指定できるタグ: COMMON サンプリングの状態を以下のように示します。 サンプリング実行中,またはサンプリング開始 2 サンプリング停止中,またはサンプリング停止 1 通信エラーの場合は,エラー発生前の値が保持されます。 3-16 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● アイテム名Math 指定できるタグ: COMMON 演算の状態を以下のように示します。 存在しないとき 0 演算停止中,または演算停止 1 演算実行中,または演算開始 2 演算リセット 3 通信エラーの場合は,エラー発生前の値が保持されます。 3 DAQOPC DA ● アイテム名Name 指定できるタグ: COMMON バッチ名を示します。DX-Pでは32文字,CX/DXでは16文字までです。 通信エラーの場合は,エラー発生前の値が保持されます。 サーバ側で入力値に対して,入力可能かどうかのチェックは行いません。 ● アイテム名LotNo. 指定できるタグ: COMMON ロット番号を示します。 通信エラーの場合は,エラー発生前の値が保持されます。 サーバ側で入力値に対して,入力可能な範囲にあるかどうかのチェックは行いません。 ● アイテム名Direct 指定できるタグ: MESSAGE 本体に設定されているメッセージの書き込みを実施します。メッセージ番号を入力して ください。 Read時は0になります。 アクセスバス OPCでは,COM(Component Object Model)ポートの区別などに使用するためにアク セスパスを規定していますが,DAQOPCでは使用しません。 Blob OPCでは,アイテムID検索の効率化のためにBlobという引数を規定していますが, DAQOPCでは使用しません。 IM 04L01B03-61 3-17 サ ー バ 機 能 3.2 OPCインタフェース準拠機能 3.2.4 データ収集の動作 DAQOPCでは,OPC仕様の次のデータ参照インタフェースをサポートします。 ・ IOPCSyncIO ・ IOPCASyncIO2 ・ IOPASyncIO(Old) OPC仕様では,これらのインタフェースを使用するデータ収集機能について,DAサーバ の動作が詳細に規定されています。 DAQOPCのデータ収集時の動作は,基本的にこのOPC仕様に準拠しています。以下に DAQOPCの動作の特徴を示します。 データ収集の処理能力 データ収集動作はOPCの仕様に準拠します。ただし,クライアントソフトからの収集 要求がDAQOPCの最大データ点数の仕様を超える場合は処理が一時保留されますので 期待したレスポンスが得られなくなります。 キャッシュデータ更新 キャッシュデータは次のように更新周期単位にスケジューリングされます。 1. 更新周期通信ユニット(1回に通信できる最大データ数:10000)に分割します。 2. 同一データ,かつ同一更新周期のデータは,重複を避けて1度だけスケジュールさ れます。 3. 各通信ユニットは,次のようにスケジューリングされます。 ・ 各通信ユニットは,それぞれの更新周期を保つ。 ・ 最大1分の範囲で,同一秒内で同一更新周期の通信ユニットが可能な限り重複し ないよう分散してスケジューリングする。 ・ 同一秒内の他の更新周期の通信ユニットとの重複が可能な限り少なくなるようス ケジューリングする。 ・ 各更新周期の通信ユニットは,システム時刻の毎正0秒を起点にスケジューリン グされ,同一更新周期通信ユニットが複数個存在する場合は,更新周期を最大幅 として1秒ごとに順次スケジューリングする。 1分データの スケジュール 1分更新 データ1 1分更新 データ2 10秒更新 データ1 10秒データの スケジュール 2秒データの スケジュール 10秒更新 データ2 2秒更新 データ1 2秒更新 データ1 n秒 3-18 1分更新 データ3 n+1秒 n+2秒 n+3秒 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 データ更新通知 3.2.5 グループオブジェクトの属性(IOPCGroupStateMgt) OPCクライアントがDAサーバを介して効率よくプロセスデータをアクセスする仕組みとし て“グループ”が用意されています。グループには,OPCクライアントが任意の個数のア イテムを登録することができ,プロセスデータアクセスは通常これを単位として扱います。 グループオブジェクトの属性に関してベンダ依存になっている項目の取り扱いを以下に示 します。 ● グループ名 DAQOPC DAサーバでは,グループオブジェクト生成時に何も指定されなかった場合, 以下の名前でグループオブジェクトを作成します。 生成されるグループ名 : CSGroup1, CSGroup2, ..., CSGroupN Nは整数文字列 IM 04L01B03-61 3-19 3 DAQOPC DA DAQOPCでは,データ変更通知を行う際のデータ変化チェックに関して,以下のよう に規定します。 ・ データ型がVT_R8(測定,演算値(PV)など)のものに関しては現在保持している キャッシュデータと今回値の差の比率がデッドバンドより大きい場合はキャッシュ データを更新する。 ・ データ型がV T _ I 2 ( アラームステータス( A L A R M x ) ,デバイスステータス (STATUS),属性読み込みステータス(PROP)など)のものに関しては現在保持して いるキャッシュデータと今回値に差がある場合はキャッシュデータを更新する。 サ ー バ 機 能 3.2 OPCインタフェース準拠機能 3.2.6 アイテム属性 アイテム属性は,アイテムIDとプロパティIDの指定により取得できるアイテムIDの属性値 です。以下の表に示すデータが収集可能です。 ● データアイテムPV(測定チャネル,演算チャネル,内蔵ループ(CX),外部ループ( CX)の 指定) アイテムIDについては以下のように指定します。 デバイス名!測定,演算チャネル,内蔵ループまたは外部ループ.PV 例: DEVICE1!CH001.PV DEVICE1!Loop1.PV DEVICE1!Ext1.PV プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用 6 VT_R4 “Server Scan Rate” DX/DX-P/MV/CXの測定周期または制御周期(制御ループ)をmsオーダでの取得 が可能 例 ”250” 100 VT_BSTR “EU Unit” DX/DX-P/MV/CXで設定されている工業単位の取得が可能 SkipのチャネルやOFFのループはスペース 例 “℃” 101 VT_BSTR “Item Description” DX/DX-P/MV/CXで規定されているタグ名文字列の取得が可能 例 “Furnace 1” 102 VT_R8 “High EU” DX/DX-P/MV/CXで設定されているスパンまたはスケールの上限値の取得が可能 Skipのチャネル/OFFのループは0 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” DX/DX-P/MV/CXで設定されているスパンまたはスケールの下限値の取得が可能 Skipのチャネル/OFFのループは0 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” DX/DX-P/MV/CXで測定値,演算値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 (CXの内蔵ループが2入力切替のときはPVレンジの小数点以下桁数) Skipのチャネル/OFFのループは0 例 “2” 3-20 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムALARM(測定チャネル,演算チャネル,内蔵ループ(CX),外部ループ (CX))の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!測定,演算チャネル,内蔵ループまたは外部ループ.ALARM1∼ALARM4 例: DEVICE1!CH001.ALARM1 DEVICE1!Loop1.ALARM1 DEVICE1!Ext1.ALARM1 3 測定/演算チャネルの場合 DAQOPC DA プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 サ ー バ 機 能 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用 6 VT_R4 “Server Scan Rate” DX/DX-P/MV/CXの測定周期をmsオーダでの取得が可能 例 “250” 100 VT_BSTR “EU Unit” DX/DX-P/MV/CXで設定されている工業単位の取得が可能 Skipのチャネルはスペース 例 “℃” 6004 VT_I2 “Alarm Type” DX/DX-P/MV/CXで設定されているアラームの種類の取得が可能 Skipのチャネル/OFFの演算チャネルはすべてOFF 0: アラームOFF 5: 変化率上昇限アラーム 1: 上限アラーム 6: 変化率下降限アラーム 2: 下限アラーム 7: ディレイ上限アラーム 3: 差上限アラーム 8: ディレイ下限アラーム 4: 差下限アラーム 6005 VT_R8 “Alarm Trigger” DX/DX-P/MV/CXで設定されているアラームのトリガ値の取得が可能 アラームOFFのときは0 Skipのチャネルは0 例 “1.583” 6007 VT_I2 “Alarm Detect” CXで設定されているアラーム検出のON/OFFを取得 (DX,DX-P,CX Style 1,2 の場合は,常に1:ONになる) 0:OFF アラーム検出しない 1:ON アラーム検出する (通常のアラームとして動作している) IM 04L01B03-61 3-21 3.2 OPCインタフェース準拠機能 CXの内蔵ループの場合 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用 6004 VT_I2 “Alarm Type” CXで設定されているアラームの種類の取得が可能 アラームが存在しない場合はすべてOFFが出力される 0: アラームOFF 26: 上下限偏差内アラーム 21: 測定値上限アラーム 27: 設定値上限アラーム 22: 測定値下限アラーム 28: 設定値下限アラーム 23: 偏差上限アラーム 29: 出力値上限アラーム 24: 偏差下限アラーム 30: 出力値下限アラーム 25: 偏差上下限アラーム CXの外部ループの場合 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用 3-22 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムATの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!測定チャネル,演算チャネルまたは内蔵ループ.AT1∼AT4 例: DEVICE1!CH01.AT1 DEVICE1!Loop1.AT1 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 DAQOPC DA VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用 サ ー バ 機 能 ● データアイテムASPの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!測定チャネル,演算チャネルまたは内蔵ループPID.ASP1∼ASP4 例: DEVICE1!CH002.ASP1 DEVICE1!Loop3.PID2-ASP1 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能。 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル。 Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” DX/DX-P/MV/CXで設定されている工業単位の取得が可能。 SkipのチャネルやOFFのループはスペースになります。 例 “℃” 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能。 Skipのチャネル/OFFのループ,アラームOFFのときは0になります。 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能。 Skipのチャネル/OFFのループ,アラームOFFのときは0になります。 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Decimal Point” DX/DX-P/MV/CXでアラーム設定値を表示するときの小数点以下の 桁数の取得が可能。 Skipのチャネル/OFFのループや内蔵ループがアラームOFFのときは 0になります。 例 “2” IM 04L01B03-61 3-23 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムSPの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループまたはPID.SPまたは外部ループ 例: DEVICE1!Loop2.SP DEVICE1!Loop2.PID2-SP DEVICE1!Ext2.SP 内蔵ループ/外部ループの場合 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 1:読み込み 専用 6 VT_R4 “Server Scan Rate” CXの制御周期をmsオーダでの取得が可能 例 “250” 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 OFFのループはスペース 例 “℃” 101 VT_BSTR “Item Description” CXで規定されているタグ名文字列の取得が可能 例 “Furnace 1” 102 VT_R8 “High EU” CXで設定されている目標設定値のリミット上限値の取得が可能 OFFのループは0 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” CXで設定されている目標設定値のリミット下限値の取得が可能 OFFのループは0 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” CXで値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 (CXの内蔵ループの2入力切替のときはPVレンジの小数点以下桁数) OFFのループは0 例 “2” 3-24 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 PIDの場合 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” 3 アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 DAQOPC DA Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 OFFのループはスペース サ ー バ 機 能 例 “℃” 102 VT_R8 “High EU” CXで設定されている目標設定値のリミット上限値の取得が可能 OFFのループは0 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” CXで設定されている目標設定値のリミット下限値の取得が可能 OFFのループは0 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” CXで値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 OFFのループは0 例 “2” IM 04L01B03-61 3-25 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムOUTの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループまたは外部ループ.OUT 例: DEVICE1!Loop2.OUT DEVICE1!Ext02.OUT 内蔵ループの場合 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 6 VT_R4 “Server Scan Rate” CXの制御周期をmsオーダでの取得が可能 例 “250” 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 OFFループはスペース 例 “%” 101 VT_BSTR “Item Description” CXで規定されているタグ名文字列の取得が可能 例 “Furnace 1” 102 VT_R8 “High EU” スパンの上限値の取得が可能 OFFループは0 例 “105” 103 VT_R8 “Low EU” スパンの下限値の取得が可能 OFFループは0 例 “–5” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” CXで値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 OFFループは0 例 “1” 3-26 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 外部ループの場合 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” 3 アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用 VT_R4 DAQOPC DA 6 “Server Scan Rate” CXの制御周期をmsオーダでの取得が可能 例 “250” 100 VT_BSTR “EU Unit” サ ー バ 機 能 CXで設定されている工業単位の取得が可能 OFFのループはスペース 例 “%” 101 VT_BSTR “Item Description” CXで規定されているタグ名文字列の取得が可能 例 “Furnace 1” 102 VT_R8 “High EU” スパンの上限値の取得が可能 OFFのループは0 例 “105” 103 VT_R8 “Low EU” スパンの下限値の取得が可能 OFFのループは0 例 “–5” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 OFFのループは0 例 “1” ● データアイテムRUNの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループ.RUN 例 :DEVICE1!Loop2.RUN プロパティID VARIANT型 説明 1 “Data Type” VARTYPE アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 IM 04L01B03-61 3-27 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムMODEの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループ.MODE 例 :DEVICE1!Loop2.MODE プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 ● データアイテムREMLOCの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループ.REMLOC 例 :DEVICE1!Loop2.REMLOC プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 ● データアイテムSPNOの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループ.SPNO 例 :DEVICE1!Loop2.SPNO プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 3-28 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムPIDNOの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループ.PIDNO 例 :DEVICE1!Loop2.PIDNO プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) VT_I4 DAQOPC DA 5 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用 サ ー バ 機 能 ● データアイテムPIDx-Pの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-P 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-P プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “%” 固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “999.9” 固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “0.1” 固定 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 “1” 固定 IM 04L01B03-61 3-29 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムPIDx-Iの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-I 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-I プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “S” 固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “6000” 固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “0” 固定 ● データアイテムPIDx-Dの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-D 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-D プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “S” 固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “6000” 固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “0” 固定 3-30 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムPIDx-OHの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-OH 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-OH プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) VT_I4 DAQOPC DA 5 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR サ ー バ 機 能 “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “%” 固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “105.0” 固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “–5.0” 固定 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 “1” 固定 ● データアイテムPIDx-OLの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-OL 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-OL プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “%” 固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “105.0” 固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “–5.0” 固定 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 “1” 固定 IM 04L01B03-61 3-31 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムPIDx-MRの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-MR 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-MR プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “%” 固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “105.0” 固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “–5.0” 固定 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 “1” 固定 ● データアイテムPIDx-POの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-PO 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-PO プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “%” 固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “105.0” 固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “–5.0” 固定 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 “1” 固定 3-32 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムPIDx-DRの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-DR 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-DR プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) VT_I4 DAQOPC DA 5 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 サ ー バ 機 能 ● データアイテムPIDx-Hの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-H 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-H プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 6 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 OFFのループはスペース 例 “℃” 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能(EUS100.0%の値) OFFのループは0 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能(EUS0.0%の値) OFFのループは0 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 OFFのループは0 例 “2” IM 04L01B03-61 3-33 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムBS1の指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス位置!内蔵ループ.BS1 例 :DEVICE01!Loop2.BS1 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 6 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 OFFのループはスペース 例 “℃” 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能(EUS100.0%の値) OFFのループは0 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能(EUS-100.0%の値) OFFのループは0 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 OFFのループは0 3-34 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムBS2の指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス位置!内蔵ループ.BS2 例 :DEVICE01!LoopZ.BS2 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) VT_I4 DAQOPC DA 5 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 6 VT_BSTR サ ー バ 機 能 “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 例 “℃” 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能(EUS100.0%の値) 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能(EUS–100.0%の値) 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 IM 04L01B03-61 3-35 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムRBSの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス位置!内蔵ループ 例 :DEVICE01!LoopZ.RBS プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 OFFのループはスペース 例 “℃” 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能(EUS100.0%の値) 例 “2.0000” 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能(EUS–100.0%の値) 例 “–2.0000” 6006 VT_I2 “Deciaml Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 3-36 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムFL1の指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス位置!内蔵ループ.FL1 例 :DEVICE01!LoopZ.FL1 プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) VT_I4 DAQOPC DA 5 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR サ ー バ 機 能 “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “S”固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “120”固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “1”固定 ● データアイテムFL2の指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!内蔵ループのPID-H 例 :DEVICE1!Loop2.PID3-H プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “S”固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “120”固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “1”固定 IM 04L01B03-61 3-37 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムRFLの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス位置!内蔵ループ.RFL 例 :DEVICE01!LoopZ.RFL プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_BSTR “EU Unit” CXで設定されている工業単位の取得が可能 “S”固定 102 VT_R8 “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “120”固定 103 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 “1”固定 ● データアイテムRTの指定(CX) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス位置!内蔵ループ.RT 例 :DEVICE01!LoopZ.RT プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Item Canonical Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル Basic版の場合 1:読み込み専用 Advanced版の場合 3:読み込み,書き込み可能 100 VT_R8 “Hight EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “30000”固定 102 VT_R8 “Low EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 “0.0001”固定 6006 VT_I2 “LDecimal Point” 値を表示するときの小数点以下の桁数の取得が可能 注) 比率設定がOFFの場合は0になります。また,小数点以下の 桁数は通信開始時またはアイテムPROPによるプロパティ 情報取得時の値を保持しますので,通信開始後,機器側で 小数点以下の桁数を変更した場合は,アイテムPROPによる 再読み込みを実行してください。 例 “2” 3-38 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムINPUT(通信入力データ) アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!通信入力データ.INPUT 例 :DEVICE1!CHC01.INPUT プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) VT_I4 DAQOPC DA 5 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 通信入力データ 3:読み込み,書き込み可能 102 VT_R8 サ ー バ 機 能 “High EU” 入力可能な上限値の取得が可能 103 VT_R8 “Low EU” 入力可能な下限値の取得が可能 ● データアイテムValueの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!!Wαα.Value 例 :DEVICE1!Wαα.Value プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE OPC_PROP_CDT “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_R8(5) 5 VT_I4 OPC_PROP_RIGHTS “Item Access Rights” 各アイテムのアクセスレベル Basic版 1:読み込み専用 Advanced版 3:読み込み,書き込み可能 102 VT_R8 OPC_PROP_HIEU “High EU” 設定可能範囲(9.9999E29)の上限値の取得が可能 “9.9999E29”固定 103 VT_R8 OPC_PROP_LOEU “Low EU” 設定可能範囲(−9.9999E29)の下限値の取得が可能 “–9.9999E29”固定 ● データアイテムSTATUS(COMMON)の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!COMMON.STATUS 例 :DEVICE1!COMMON.STATUS プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 3:読み込み,書き込み可能 IM 04L01B03-61 3-39 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムPROP(COMMON)の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!COMMON.PROP 例 :DEVICE1!COMMON.PROP プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE “Data Type” アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4 “Item Access Rights” アイテムのアクセスレベル 3:読み込み,書き込み可能 ● データアイテムRecord(COMMON)の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!COMMON.Record 例 :DEVICE1!COMMON.Record プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE(2) “Data Type” OPC_PROP_CDT アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 VT_I4(3) OPC_PROP_RIGHTS “Item Access Rights” 各アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用(Basic版の場合) 3:読み込み,書き込み可能(Advanced版の場合) ● データアイテムMath(COMMON)の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!COMMON.Math 例 :DEVICE1!COMMON.Math プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE(2) “Data Type” OPC_PROP_CDT アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 OPC_PROP_RIGHTS VT_I4(3) “Item Access Rights” 各アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用(Basic版の場合) 3:読み込み,書き込み可能(Advanced版の場合) 3-40 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● データアイテムNameの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!Batch.Name 例 :DEVICE1!Batch.Name プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE(2) “Data Type” OPC_PROP_CDT 3 アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_BSTR(8) VT_I4(3) OPC_PROP_RIGHTS DAQOPC DA 5 “Item Access Rights” 各アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用(Basic版の場合) 3:読み込み,書き込み可能(Advanced版の場合) サ ー バ 機 能 ● データアイテムLot.Noの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!Batch.LotNo 例 :DEVICE1!Batch.LotNo プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE(2) “Data Type” OPC_PROP_CDT アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I4(3) 5 VT_I4(3) OPC_PROP_RIGHTS “Item Access Rights” 各アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用(Basic版の場合) 3:読み込み,書き込み可能(Advanced版の場合) 102 VT_R8(5) OPC_PROP_HIEU “High EU” 設定可能範囲の上限値の取得が可能 9999 :DX/CXの場合。固定。 99999999 :DX-Pの場合。固定。 103 VT_R8(5) OPC_PROP_LOEU “Low EU” 設定可能範囲の下限値の取得が可能 0:固定 ● データアイテムDirectの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!Message.Direct 例 :DEVICE1!Message.Direct プロパティID VARIANT型 説明 1 VARTYPE(2) “Data Type” OPC_PROP_CDT アイテムのVARIANTデータ型の取得が可能 VT_I2(2) 5 OPC_PROP_RIGHTS VT_I4(3) “Item Access Rights” 各アイテムのアクセスレベル 1:読み込み専用(Basic版の場合) 3:読み込み,書き込み可能(Advanced版の場合) IM 04L01B03-61 3-41 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● タグナンバ(測定チャネル)の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!測定チャネル 例 :DEVICE1!CH001 グループに登録できません。 プロパティID VARIANT型 説明 101 VT_BSTR “Item Description” DX/DX-P/MV/CXで規定されているタグ名文字列の取得が可能 例 “Furnace 1” 6003 VT_BSTR “Input Range” 測定チャネルのレンジ文字列の取得が可能 例 “TC,TypeK” ● タグナンバ(演算チャネル)の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!演算チャネル 例 :DEVICE1!CH031 グループに登録できません。 プロパティID VARIANT型 説明 101 VT_BSTR “Item Description” DX/DX-P/MV/CXで規定されているタグ名文字列の取得が可能 例 “Furnace 1” ● タグナンバ(通信入力データ)の指定 取得可能なアイテム属性はありません。 グループに登録できません。 ● タグナンバ(制御用演算定数)の指定 取得可能なアイテム属性はありません。 グループに登録できません。 ● タグナンバ(COMMON)の指定 取得可能なアイテム属性はありません。 グループに登録できません。 ● タグナンバ(Batch)の指定 取得可能なアイテム属性はありません。 存在するデバイスだけグループへ登録できます。 ● タグナンバ(Message)の指定 取得可能なアイテム属性はありません。 存在するデバイスだけグループへ登録できます。 3-42 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 ● ループ番号の指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!ループ番号 例 :DEVICE1!Loop2 グループに登録できません。 プロパティID VARIANT型 説明 101 VT_BSTR “Item Description” 3 CXで規定されているタグ,タグコメント文字列の取得が DAQOPC DA 可能 形式は“タグ,タグコメント”(最大17文字) 例 “Furnace 1, Loop 1” サ ー バ 機 能 ● 外部ループの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名!外部ループ 例 :DEVICE1!EXT02 グループに登録できません。 プロパティID VARIANT型 説明 101 VT_BSTR “Item Description” CXで設定されているタグ,タグコメント文字列の取得が可能 形式は“タグ,タグコメント”(最大17文字) OFFのループはスペース 例 “Funace 1” 6001 VT_BSTR “Model” 外部ループの機種名の取得が可能 存在しないループは“??????” OFFのループはスペース 例 “Utxxx” ● デバイスの指定 アイテムIDについては,以下のように指定します。 デバイス名 例 :DEVICE1 グループに登録できません。 プロパティID VARIANT型 説明 6001 VT_BSTR “Model” DX/DX-P/MV/CXでは接続機器の機種名の取得が可能 例 “DX120” 6002 VT_I2 “Login Level” DX/DX-P/MV/CXへのログインレベルの取得が可能 1:管理者レベル 2:ユーザレベル(DX-Pでは,常に2となります。) IM 04L01B03-61 3-43 3.2 OPCインタフェース準拠機能 3.2.7 ロケールID(LCID) ロケールID(LCID)はOPCサーバが値を文字列として返すときに用いられる言語識別子で す。具体的には工業単位を含むアラームやステータスなどが対象になります。 DAQOPCでは,一般的にロケールIDは無視します。 DX/DX-P/MV/CXの単位,タグ文字列はそのまま受け渡されます。 エラー文字列(IOPCServer::GetErrorString, IOPCCommon::GetErrorString)に関しては, Windowsのシステムのロケールのみをサポートします。ただし,返信される文字列は, O P C で規定されているエラー文字列はすべて英語で返信されます( O P C ではなく, Windowsのシステムエラーの場合には現地語で返信されます)。 3.2.8 OPC規定の構造体 OPC仕様で定義されている構造体の中で,ベンダ依存の部分を,DAQOPCでは以下のよ うに扱います。 ● アイテム属性構造体(OPCITEMATTRIBUTES) ・ 工業単位(Engineering Unit) 工業単位はアイテムIDのレンジ情報とします。 ● サーバステータス構造体(OPCSERVERSTATUS) ・ バンド幅(Bandwidth) DAQOPCでは,バンド幅にはキャッシュ更新に登録されているアイテムID数が設定 されます。 ・ ベンダ情報(VendorInfo) DAQOPCでは“Yokogawa Electric Corporation” が設定されます。 3-44 IM 04L01B03-61 3.2 OPCインタフェース準拠機能 3.2.9 OPCオプション仕様のサポート DAQOPCでサポートするOPCオプション機能について以下に説明します。 ● ブラウジング(サーバ内のアイテムIDの一覧を取得する) ・ 階層 IOPCBrowseServerAddressSpaceは,タグリストの一覧を取得するためのインタ フェースで,サーバ側のリストの見方としてはFLATもしくはHIERARCHICALのどち らかで見る方法があり,DAQOPCではデバイス名-タグナンバ-データアイテムの HIEARCHICALとします。 DAQOPC DA ・GetItemIDによるアイテムID取得について GetItemIDでは以下のように表記された文字列を返信します。 ・ デバイス名が指定された場合 デバイス名 例:Device1 (IOPCItemMgt::AddItemsでは使用不可) サ ー バ 機 能 ・ タグナンバが指定された場合 デバイス名!タグナンバ 例:Device1!ch01 (IOPCItemMgt::AddItemsでは使用不可) ・ データアイテムが指定された場合 デバイス名!タグナンバ.データアイテム 例:Device1!ch01.PV (IOPCItemMgt::AddItemsで使用可能) Note DAQOPCのブラウズ情報として表示される内容は,実際の接続機器のものです。ブラウズ情報 は,機器との接続(通信復帰を含む)に成功したタイミング(ログイン成功時点)で機器から自動的に 取得されます。 ・ BrowseOPCItemIDsのフィルタ フィルタ形でOPC_FLATを指定した場合は,OPC_BRANCH,OPC_LEAFの双方を指 定した動作となります。なお,一覧では特に並べ替えを行わず,リストに入るデータ点 数の制限もありません。そのため,タグナンバの数が多い程,メモリを消費します。そ の場合には以下のようなフィルタを使用することにより,一度に取られるメモリ消費量 を押さえることができます。 [szFilterCriteria]: DAQOPCでは,このパラメータは無視します。 [dwAccessRightsFilter]:DAQOPCでは,このパラメータをサポートします。 ・ BrowseAccessPaths AccessPathsは使用していないため,サポートしません。 IM 04L01B03-61 3 3-45 3.3 エラーコード DAQOPCで設定しているエラーコードを示します。 3-46 番号 メッセージ 内容 0xC0049001 "Fail to allocate memory." メモリ領域の確保に失敗しています。 0xC0049002 "Fail to read configuration file." 通信設定ファイルの読み込みに失敗していま す。 0xC0049003 "Selected device doesn't exist." 存在しないデバイスがConfiguratorにて指 定されています。 0xC0049004 "Fail to open device." 0xC0049005 "Communication error." 通信エラーが発生しています。 0xC0049006 "Irrelevant value." 通信入力データにおいて不適切な値が入力さ れました。 0xC0049007 "Fail to get time stamp from PC." P C 上のタイムスタンプ取得に失敗しまし た。 0xC0049008 "Selected item doesn’t exist." 起動時の通信に失敗しています。 存在しないアイテムが指定されています。 IM 04L01B03-61 索引 D サ DAQOPCクライアントのセットアップ ............................... 2-10 DAQOPC設定画面 ...................................................................... 2-1 DAQOPCの起動と停止 .............................................................. 2-9 DAQOPCの全体構成 .................................................................. 1-6 DAQOPCの操作の流れ .............................................................. 2-1 DAサーバ ....................................................................................... 1-7 サーバ機能 .................................................................................... 1-7 サーバ/クライアント構成 ......................................................... 1-4 サーバステータス構造体 ......................................................... 3-44 シ 時刻情報 ................................................................................ 3-7, 3-9 索 E Ethernet設定ダイアログボックス ........................................... 2-5 ソ ソフトウエアの環境条件 ........................................................... 1-5 O OPCインタフェース ................................................................... 1-1 OPCインタフェース準拠 ........................................................... 3-1 OPCインタフェース準拠機能 .................................................. 3-2 OPCオートメーションインタフェース .................................. 1-8 OPCカスタムインタフェース .................................................. 1-8 ア アイテムID .................................................................................. 3-10 アイテム属性 .............................................................................. 3-20 アイテム属性構造体 .................................................................. 3-44 テ データアイテムの属性 ............................................................. 3-20 データ更新通知 .......................................................................... 3-19 データ値 ........................................................................................ 3-7 ハ ハードウエアの環境条件 ........................................................... 1-5 ヒ 品質フラグ .................................................................................... 3-7 エ エラーコード .............................................................................. 3-46 フ オ ブラウジング .............................................................................. 3-45 プロセスデータ ............................................................................ 3-7 オートメーションインタフェース ........................................... 3-3 カ ロ ロケールID .................................................................................. 3-44 カスタムインタフェース ........................................................... 3-2 形名 ...................................................................................................... ii キ 基本仕様コード ................................................................................. ii キャッシュデータ更新 ............................................................. 3-18 ク グループオブジェクトの属性 ................................................. 3-19 グループ名 .................................................................................. 3-19 ケ 形名 ...................................................................................................... ii コ 構造体 ........................................................................................... 3-44 IM 04L01B03-01 索-1 索 引