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平成22年度仙台市自然環境に関する基礎調査業務委託報告書
平成 22 年度 仙台市自然環境に関する基礎調査業務委託 報 告 書 平成 23 年 3 月 仙 台 市 本報告書は、本編及び資料編の二分冊により構成される。 目 次 Ⅰ.調査概要................................................................. 1 1.1 調査目的 ................................................................ 1 1.2 調査期間 ................................................................ 1 1.3 調査対象地域 ............................................................ 1 1.4 調査内容 ................................................................ 1 1.5.調査体制................................................................ 1 1.6 本調査成果により期待される効果 .......................................... 4 Ⅱ. 仙台市における保全上重要な動植物種...................................... 5 2.1 これまでの経緯 .......................................................... 5 2.1.1 過年度調査の概要 .................................................... 5 2.1.2 第2回調査以降の状況 ................................................ 6 2.2 保全上重要な動植物種選定の考え方 ........................................ 7 2.2.1 保全上重要な動植物種の基礎資料の更新 ................................ 7 2.2.2 保全上重要な動植物種の抽出 .......................................... 7 2.2.3 保全上重要な動植物種選定の方針 ...................................... 12 2.2.4 学術上重要種及び減少種、環境指標種、ふれあい保全種のカテゴリー区分 .. 13 2.2.5 選定理由票の作成 .................................................... 30 2.3 保全上重要な植物種の選定結果 ............................................ 32 2.3.1 植物相の概要 ........................................................ 32 2.3.2 保全上重要な植物種 .................................................. 33 2.4 保全上重要な動物種の選定結果 ............................................209 2.4.1 動物相の概要 ........................................................209 2.4.2 保全上重要な動物種 ..................................................211 (1)哺乳類..............................................................211 (2)鳥 類..............................................................233 (3)爬虫類..............................................................279 (4)両生類..............................................................287 (5)魚 類..............................................................296 (6)昆虫類..............................................................313 2.5 移入種等その他の特筆すべき種について ....................................367 2.5.1 移入種(外来種) ....................................................367 2.5.2 仙台市ゆかりの生物 ..................................................371 2.6 保全上重要な動植物の分布情報 ............................................372 Ⅲ.仙台市における保全上重要な動植物種の生息地・生育地.......................373 3.1 保全上重要な動植物種の生息地・生育地の概要 ..............................373 3.2 植物生育地として重要な地域 ..............................................374 3.3 動物生息地として重要な地域 ..............................................380 Ⅳ.仙台市における重要な地形・地質...........................................384 4.1 学術上重要な地形・地質・自然現象 ........................................384 4.2 自然景観資源 ............................................................389 Ⅴ.仙台市の自然環境の要因...................................................397 5.1 データ等からみる変化の要因 ..............................................397 5.2 選定理由票から抽出される変化の要因 ......................................414 5.2.1 変化の要因の抽出 ....................................................414 5.2.2 課題各論 ............................................................420 Ⅵ.本調査成果の公表方法の検討...............................................431 【資料編】別冊 ・仙台市野生生物目録 ・「環境指標種」選定に係る資料 ・「ふれあい保全種」選定に係る資料 ・自然環境基礎調査検討会議事録 Ⅰ.調査概要 1.1 調査目的 本調査は、地域特性の適切な把握と事業者に対する持続可能な開発の誘導に資するた め、仙台市における自然環境の現況を明確に整理し、自然環境保全行政の基礎となる既 存の自然環境基礎調査結果の更新、拡充を行うことを目的としたものである。 1.2 調査期間 平成 22 年 7 月 6 日~平成 23 年 3 月 31 日 1.3 調査対象地域 仙台市全域とし、必要に応じてその周辺域も対象とした。 1.4 調査内容 (1)自然環境資源の基礎資料の収集・整理 平成 13~15 年度の自然環境基礎調査にて策定した動植物種のリスト(環境省レッド リスト該当種及び宮城県レッドリスト該当種や仙台市の減少種、環境指標種、ふれあい 種等も含まれる)及び地形・地質のリストの再構築並びに同自然環境基礎調査における 動植物種、地形・地質の分布図の更新にあたり、基礎資料を収集し、整理を行った。 (2)保全上重要な動植物種及び地形・地質リストの作成 (1)で収集した資料を基に、以下についてリストの作成を行った。 1)保全上重要な植物種 2)保全上重要な動物種 ・保全上重要な哺乳類 ・保全上重要な鳥類 ・保全上重要な爬虫類 ・保全上重要な両生類 ・保全上重要な魚類 ・保全上重要な昆虫類 3) 地形・地質 ・学術上重要な地形・地質・自然現象 ・自然景観資源 (3)過年度調査からの変化の原因を分析・評価 動植物種及び地形・地質について、過年度調査からの変化の原因(人為的開発や地球 温暖化、外来種の影響、里山の荒廃等)を分析・評価し、とりまとめた。 (4)収集したデータのとりまとめ手法の検討 (1)で収集した動植物種及び地形・地質の資料のとりまとめ手法の検討を行った。 1.5 調査体制 本調査の流れを図 1.1 に示す。 1 平成 ・資料収集、整理 (動植物種、地形・地質を除く) 年度 21 植生図の更新、自然 環境資源のリスト作 成及び現況図の更新 最新の自然環境施策の 動向を踏まえた新たな 調査項目の検討 追加資料収集、整理 必要に応じて ・専門家にヒアリング ・現地調査を実施 追加項目の現況図作成 ・資料収集、整理 (動植物種、地形・地質) 必要に応じて ・専門家にヒアリング ・現地調査を実施 保全上重要な植物種、動物種及 び地形・地質リストの作成 (検討会) 平成 専門家による検討会を 設置 保全すべき動植物種の 選定基準の検討 年度 22 ・詳細な既存資料等による動植物種 の分布情報整理 ・必要に応じて現地調査を実施 動植物種の分布情報整理 選定基準に基づいた対 象種・地域の抽出 対象種・地域の分布情 報の概略把握 ・過年度調査からの変化の原因を 分析・評価 ・データ取りまとめ手法の検討 平成 データの取りまとめ 年度 23 データの GIS 化 Web 公開用データの作成 図 1.1 仙台市自然環境に関する基礎調査 計画フロー ※平成 23 年度の計画は予定である。 2 (1)検討会の構成 調査の実施にあたっては、本市の生物ならびに自然環境に精通した専門家からなる自 然環境基礎調査検討会(以下、「検討会」という。)を設置するとともに、下記に示す 協力者より情報の提供を得て実施した。 検討会では、保全上重要な動植物種のリスト該当種及びリスト分類の決定、収集した 分布情報の検証を行った。また、過年度調査からの動植物種の変化の分析・評価、及び 収集したデータの取りまとめ手法について、助言を頂いた。 【検討会委員(五十音順)】 委 員 所 (敬称略) 属 分 野 日本野鳥の会宮城 動物(鳥類、哺乳類、爬虫類、両生 宮城野野生動物研究会 類) 高取知男 仙台市科学館 社会教育指導員 動物(魚類) 高橋雄一 小さな昆虫館 とみざわ 館長 動物(昆虫類) 宮城植物の会会長 植物 東北学院大学教授 植物 小山 均 内藤俊彦 (座長) 平吹喜彦 【協力者(敬称略)】 滝口政彦 宮城植物の会 郷右近勝夫 東北学院大学 【事務局】(委託先) 基礎地盤コンサルタンツ株式会社 (2)検討会の実施 第 1 回検討会:平成 22 年 10 月 14 日 第 2 回検討会:平成 22 年 12 月 22 日 第 3 回検討会:平成 23 年 2 月 4 日 3 1.6 本調査成果により期待される効果 本調査の成果により期待される効果及び活用方法は以下のとおりである。 ①生物多様性地域戦略策定について検討するための基礎資料 ②動植物の保護や自然環境保全の効果的な施策を検討・実施 ③動植物の現状と保護についての仙台市民への啓蒙(環境学習の資料) ④開発行為や公共事業等における環境影響評価の審査や環境配慮のための基礎資料 4 Ⅱ.仙台市における保全上重要な動植物種 2.1 これまでの経緯 2.1.1 過年度調査の概要 仙台市自然環境基礎調査は、これまでに第1回調査(平成 6 年度~平成 7 年度)、第 2回調査(平成 13 年度~平成 15 年度)が実施されており、本調査は第3回調査にあた る調査である。 第1回調査、第2回調査の概要を以下に示す。 (1)第1回調査(平成 6 年度~平成 7 年度) 仙台市の環境政策の基本的な計画となる「仙台市環境基本計画(杜の都環境プラン)」 の策定に資するため、自然環境に関する広範な情報を収集し、自然環境の適正な保全及 び利用に関しての基礎的資料を整備することを目的として実施された。 【第1回調査の成果】 ①自然環境現況図の作成 ・現存植生図、特定植物群落(保全上重要な植物群落及び植物種の分布図)、動物 分布図(保全上重要な動物種)の分布図、地形・地質図、文化財分布図、水文図、 自然環境保全関連指定図 ②保全上重要な植物種リスト、保全上重要な動物種リスト (2)第2回調査(平成 13 年度~平成 15 年度) 仙台市における自然環境の地域特性及び現況を適切に把握し、持続可能な開発の誘導、 自然環境保全行動計画の策定等、本市の自然環境保全行政に資する基礎情報を整理する ことを目的として実施された。 生物多様性国家戦略の策定、国のレッドデータブック(RDB)の見直し、宮城県レッ ドデータブック(平成 13 年 3 月)の作成を背景とし、国及び県RDBとの整合性や、 身近な減少種や市民とのふれあい等の視点を加味した見直しが行われ、本市における保 全上重要な動植物種の選定に「減少種」、「環境指標種」、「ふれあい種」の視点が加 えられた。 自然環境現況図及び保全上重要な動植物種の分布図は地理情報システム(GIS)を 用いて整理された。 【第2回調査の成果】 ①自然環境現況図(GIS化) ・現存植生図、自然環境保全上重要な動植物種分布図、自然環境保全上留意すべき 地域地分布 ②保全上重要な植物種リスト、保全上重要な動物種リスト 5 2.1.2 第2回調査以降の状況 (1)生き物DB(データベース) 第2回調査結果をもとに、仙台市ホームページ上に生き物DB(データベース)によ り公開を行った。 生き物DB(データベース)は、自然環境基礎調査において選定された重要な動物種、 植物種のカテゴリー指定の状況、備考(生態、減少の原因の記述など)、分布位置が各 種について確認できるものである (2)第2回調査以降の自然環境保全施策に関する状況など 第2回調査以降、自然環境保全をとりまく国レベルでの主な施策として、以下の法律 等が策定・公表された。 ・外来生物法制定(平成 16 年) ・鳥獣保護法改正(平成 18 年) ・海洋基本法制定(平成 19 年) ・エコツーリズム推進法制定(平成 19 年) ・環境省のレッドリストの改訂(最新の修正 平成 19 年 10 月) ・第三次生物多様性国家戦略策定(平成 19 年) ・生物多様性基本法制定(平成 20 年) ・自然公園法・自然環境保全法改正(平成 21 年) ・生物多様性国家戦略 2010 策定(平成 22 年) ・「生物の多様性に関する条約」締約国会議 COP10(平成 22 年 10 月開催) 平成 16 年には、外来生物法の策定(平成 16 年)により、生態系、人の生命・身体、 農林水産業への被害を与える外来生物に対する指定、取り扱い、防除についての規定が 設けられた。また、平成 19 年には、環境省レッドリストの改訂版が公表されている。 平成 20 年に制定された生物多様性基本法では、地方公共団体の責務や、地域レベルの 生物多様性の保全と持続可能な利用に関する基本的な計画(生物多様性地域戦略)の策 定が努力義務として設けられている。 宮城県では、県レッドデータブックの改訂作業が平成 20 年度より進められており、 県レベルでも自然環境、生態系に関する基礎情報の更新が行われている。 このような情勢の中で、第3回調査では、平成 21 年度調査において本市の自然環境 の基礎となる植生図の更新、動植物以外の自然環境資源(文化財等、水文、自然環境保 全関連指定地域、その他)に関する基礎資料の更新が行われた。 6 2.2 保全上重要な動植物種選定の考え方 2.2.1 保全上重要な動植物種の基礎資料の更新 保全上重要な動植物種の選定にあたり、仙台市野生生物目録及び分布情報の基礎とな る資料の収集を行った。既存文献及び専門家より提供いただいた資料一覧を表 2.1 に示 す。 また、これらの資料より作成した仙台市野生生物目録を資料編に示す。 2.2.2 保全上重要な動植物種の抽出 保全上重要な動植物種の抽出の流れを図 2.1 に示す。 第 1 段階として、最新の環境省レッドリスト(平成 19 年度)、宮城県レッドデータ ブック(平成 13 年度)等の基準により抽出(1 次抽出)を行った。 1 次抽出に使用する基準は、表 2.2 に示すとおりとした。 第 2 段階として、第1回検討会で定義された選定基準を基に、リストの追加・削除を 行った。また、「ふれあい保全種」に関しては平成 22 年 10 月から 11 月に調査が行わ れた「生きもの認識度調査」アンケートと連携し、候補種の認識度調査を行い、結果を 反映させた。 表 2.2 保全上重要な動植物種の抽出方法 選定基準 1 2 3 4 5 概要 平成 15 年度自然環境に関する基礎調査業務報告書 学術上重要な種、減少種、環境指標種、ふれあい種 環境省レッドリスト―維管束植物、哺乳類、両生類、鳥類、汽水・淡水魚類、昆虫 類(平成 19 年 10 月 5 日修正 環境省) CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類 CR:絶滅危惧ⅠA 類 EN:絶滅危惧ⅠB 類 VU:絶滅危惧Ⅱ類 NT:準絶滅危惧 DD:情報不足 LP:絶滅のおそれのある地域個体群 宮城県の希少な野生動植物-宮城県レッドデータブック- (平成 13 年 3 月 宮城県) CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類 CR:絶滅危惧ⅠA 類 EN:絶滅危惧ⅠB 類 VU:絶滅危惧Ⅱ類 NT:準絶滅危惧 DD:情報不足 LP:絶滅のおそれのある地域個体群 YO:要注目種 文化財保護法(昭和 25 年 5 月 30 日 法律第 214 号) 特:特別天然記念物 天:天然記念物 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 (平成 4 年 6 月 5 日 法律第 75 号) 内:国内希少野生動植物種 際:国際希少野生動植物種 緊:緊急指定種 7 Step1 【仙台市野生生物目録の作成】 ・収集資料より作成 Step2 該当する種の抽出 ・最新の環境省レッドリスト ・宮城県レッドデータブック ・文化財保護法、種の保存法 ・既往の自然環境基礎調査の重要 な動植物種に該当している種 保全上重要な動植物種リス ト候補(1 次抽出) Step3 (第 1 回検討会) 保全すべき動植物種の 選定基準の検討 保全すべき動植物種リ ストの表現方法の検討 Step4 【保全上重要な動植物種リスト案・分布情報の整理】 ふれあい保全種の ・リストの追加・削除 ・該当種に関する分布情報の整理 保全上重要な動植物種リス ト(案)(2 次抽出) Step5 アンケートによる (第 2 回・第 3 回検討会) ・リスト案に対する意見交換 保全上重要な動植物種リスト及 び分布図 図 2.1 保全上重要な動植物種の抽出の流れ 8 認識度調査結果 9 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 自然環境調査(全般) 環境省自然環境基礎調査 河川水辺の国勢調査 河川水辺の国勢調査 身近な生き物調査 植物 植物 植物 植物 植物 植物 植物 植物 植物 植物 植生 植生 植生 植生 植生 植生 鳥類 鳥類 鳥類 鳥類 哺乳類 哺乳類 両生類・は虫類 魚類 魚類 魚類 魚類 資料の区分 青葉山保存緑地調査報告書 大白山県自然環境保全地域学術調査報告書 蕃山・斉勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書 仙台城址の自然-仙台城址自然環境調査総合報告県民の森緑地環境保全地域学術調査報告書 広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告平成6年度自然環境調査報告書 平成7年度自然環境調査報告書 平成13年度自然環境に関する基礎調査業務報告書 平成14年度自然環境に関する基礎調査業務報告書 平成15年度自然環境に関する基礎調査業務報告書 仙台市における生物多様性の課題-基礎調査結果を中心に減少種に関する基礎調査業務委託報告書 平成21年度自然環境に関する基礎調査業務報告書 丸田沢緑地環境保全区域学術調査報告書 仙台市史特別編1 自然」及び「資料1」 仙台湾海浜県自然環境保全地域学術調査報告書 平成16年度仙台市泉岳少年自然の家改築作業に伴う環境調査業務委託 報告書 平成18年度仙台市泉岳少年自然の家改築作業に伴う環境調査業務委託 報告書概要版 環境省ホームページ 生物多様性情報システム 河川水辺の国勢調査結果「一級河川名取川」調査結果 河川水辺の国勢調査結果「二級河川七北田川」調査結果 生きもの生息状況調査 報告書(ツバメ、カエル他) 宮城県植物目録 2000 宮城県維管束植物目録 2008 仙台市野草園植物目録(コケ植物、シダ植物、種子植物)(第4版) 宮城植物の会 会報 「宮城の植物」 青葉山植物ガイドブック 都市公園を中心とした仙台市植栽樹木目録 標本に基づいた仙台市野生植物目録 東北大学理学部付属植物園自生植物目録 第4版 青葉山丘陵の雑木林Ⅱ、青葉山市有林の植物相.東北植物研究7」(1991 長嶋康雄・生方正敏・蜂須賀克明) 宮城教育大学環境教育研究紀要第8巻 第6回自然環境保全基礎調査植生図 日本植生誌 東北 日本群落図説 改訂 新日本植生便覧 日本の重要な植物群落(東北版) 日本の重要な植物群落Ⅱ東北版2 日本野鳥の会 宮城県支部 会報「雁」 宮城県の鳥類分布(CD-ROM) ガンカモ類生息調査 自然百科シリーズ4 宮城の野鳥 宮城県の野生哺乳動物 自然環境保全基礎調査 種の多様性調査(宮城県)報告書 宮城県の両生類・は虫類 広瀬・名取川水系魚類相調査報告書 第2回自然環境基礎調査河川調査報告書 第3回自然環境基礎調査河川調査報告書東北版 泉ヶ岳山麓の溜池に生息するテツギョについて 仙台市科学館研究記録第1号 資料名 表2.1 文献資料一覧 1979 1985 1985 1990 1993 1994 1995 1996 2002 2003 2004 2004 2005 2010 2000 1994 2002 2005 2007 2010 1991~2004 1991~2004 2001 2008 2004 ~2010 1984 2009 2010 1993 1991 2006 2001・2003 1987 1990 1994 1980 1988 ~2010 2002 ~2009 1992 1994 2009 2000 1976 1979 1987 1991 発行年 青葉山保存緑地調査臨時専門委員会 宮城県 宮城県 仙台市教育委員会 宮城県 仙台市環境局環境計画課 仙台市 仙台市 仙台市 仙台市 仙台市 仙台市 仙台市 仙台市 宮城県 仙台市 宮城県 仙台市 仙台市 環境省 国土交通省 国土交通省 仙台市 宮城植物の会・宮城県植物誌編集委員会 上野雄規 仙台市野草園 宮城植物の会 高橋宏明著 仙台市 財団法人 仙台市公園緑地協会 東北大学理学部付属植物園 長嶋康雄・生方正敏・蜂須賀克明 宮城教育大学環境教育実践研究センター 環境省 宮脇昭他編 宮脇昭他編 宮脇昭他編 環境庁 環境庁 日本野鳥の会 宮城県支部 日本野鳥の会 宮城県支部 宮城県 鈴木達著 阿部永 他著 宮城県・環境省 宮城野生動物研究会 仙台市 宮城県 環境庁 仙台市科学館 著者・発行者 10 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類 昆虫類 昆虫類 昆虫類 昆虫類 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 地形・地質 自然景観資源 文化財 文化財 水文 水文 水文 水文 水文 水文 水文 温泉 温泉 計画 計画 計画 環境情報図 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 資料の区分 太白山自然観察の森魚類の観察ポイント 太白山自然観察の森環境調査報告書 七北田川の魚類について 仙台市科学館研究報告第2号 自然百科シリーズ4 宮城の魚 仙台の汽水性魚類について 仙台市科学館研究報告第3号 仙台市名取川水系のイワナ類の分布について 仙台市科学館研究報告第5号 河川生態系総合調査報告書 仙台市芋沢川の河川環境事前調査報告書 梅田川いきもの調査報告書 広瀬川ブラックバス生息状況調査 平成15年度ブラックバス生息状況調査報告書 平成19年度名取川水系河川水辺の国勢調査魚類調査夏季調査結果中間報告書 平成19年度河川水辺の国勢調査業務(笊川環境調査)報告書 平成20年度七北田川水系河川水辺の国勢調査(魚類調査)中間報告資料 インセクトマップ オブ 宮城 (No.1~No.33) 仙台の昆虫 宮城県のトンボ 宮城県蛾類目録 すぐれた自然図(宮城県)-第1回自然環境保全基礎調査(すぐれた地形・地質・自然現象) 日本の地形レッドデータブック 天然記念物のうち地形・地質 宮城県地域防災計画(災害危険箇所編) 急傾斜地崩壊危険区域(法指定区域)及び避難所 一覧表 砂防指定地 一覧表 「長町-利府線断層帯」に関する調査概要 日曜の地学18 宮城の自然をたずねて 仙台地域の地質 1:50,000 地質図 1:25、000 都市圏活断層図 Ⅱ仙台地区 1仙台 建設技術者のための東北地方の地質 自然環境情報図(宮城県)-第3回自然環境保全基礎調査(自然景観資源) 仙台市の文化財 仙台市ホームページ 仙台市の文化財(指定文化財及び登録文化財)の種類と数 仙台市河川図 市町村別ため池一覧表 仙台市水道水源源流図 仙台城下の湧水 仙台の文化財「もうひとつの仙台において」 仙台市河川図 河川管理権限移譲及び準用河川指定に伴う補足説明資料 宮城のいでゆ-温泉豆知識 源泉台帳 ビオトープ復元・創造ガイドライン 宮城県ツキノワグマ保護管理計画 宮城県第10次鳥獣保護事業計画 宮城県 環境アトラス 青葉山地区環境影響評価調書 仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書 資料編 仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書 主要地方道仙台南環状線整備事業に係る環境影響評価書 主要地方道仙台南環状線整備事業に係る環境影響評価書 資料編 資料名 表2.1 文献資料一覧 2009 2009 2002 2003 1998 2010 2007 要確認 1993 2005 2005 2005 2005 1991 1992 1993 1993 1995 1996 1997 1998 2004 2004 2007 2008 2008 1994~ 1978 1988 2009 1975、1976 1994 2001 2003 2001 2001 1991 1986 1986 1996 2006 1989 1996 2008 2001 2000 2003 2001 発行年 仙台自然教育研究会 仙台市 マリンピア松島水族館編 仙台市科学館 仙台市科学館 ㈱建設環境研究所 (有)ネイティブサイン研究所 ㈱水産生物研究室 仙台市環境管理課 仙台市 パシフィックコンサルタンツ㈱ ㈱建設環境研究所 いであ㈱ 宮城昆虫地理研究会 高橋雄一著 高橋雄一著 宮城昆虫地理研究会 環境庁 小泉武栄、青木賢人 仙台市HP 宮城県防災会議 宮城県 宮城県 宮城県 竹内貞子編著 通商産業省地質調査所 通商産業省地質調査所 国土地理院 社団法人 東北建設境界 環境庁 仙台市教育委員会 仙台市 仙台市 宮城県 仙台市 佐藤昭典 水道局資料 仙台市 仙台市 宮城県保健福祉部薬務課 宮城県保健福祉部薬務課 仙台市 宮城県 宮城県 宮城県 仙台市 仙台市 仙台市 仙台市 仙台市 著者・発行者 11 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 環境影響評価 資料の区分 都市計画道路川内旗立線整備事業に係る環境影響評価書 都市計画道路川内旗立線整備事業に係る環境影響評価書 資料編 東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書 東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書 資料編 仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書 仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書 資料編 (仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書 (仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書 資料編 資料名 表2.1 文献資料一覧 2005 2005 2008 2008 2009 2009 2009 2009 発行年 仙台市 仙台市 東北大学 東北大学 仙台市茂庭土地区画整理組合設立準備委員会 仙台市茂庭土地区画整理組合設立準備委員会 仙台市荒井東土地区画整理組合設立準備委員会 仙台市荒井東土地区画整理組合設立準備委員会 著者・発行者 2.2.3 保全上重要な動植物種選定の方針 保全上重要な動植物種選定の基本方針は、第2回調査の経緯を踏まえ、検討会での協 議により以下のとおりとした。 ①保全上重要な動植物種選定のカテゴリーについて 「学術上重要な種」、「減少種」、「環境指標種」、「ふれあい保全種」の4カテ ゴリーを設定する。 ②対象とする分類群について 第2回調査の分類群を踏襲することとし、「植物」、「哺乳類」、「鳥類」、「爬 虫類」、「両生類」、「魚類※」、「昆虫類」の 7 分類を対象とする。 ※魚類は、淡水魚・汽水魚を対象とする。 ③定性的な評価について 種や生息地の減少については、分布、生息・生育密度に関する情報量が十分ではな く、定量的な知見について整理することが難しいため、定性的な評価基準に基づく。 ④減少種の過年度調査からの変化についての判断方法について 仙台市において市街地の拡大が本格化し始めた 1970 年代との比較により判断する。 ⑤減少種の地域区分について 山地から海岸まで多様な環境を有する仙台市の減少種の特性を表現するため、仙台 市環境基本計画における地域区分を活用し、「山地地域」、「西部丘陵地・田園地 域」、「市街地地域」、「東部田園地域」、「海浜地域(後背の樹林帯も含む)」 の各区分において減少種の該当を判断する。 ⑥定義の追加について 環境省レッドリストカテゴリー(環境省、2007)のうち、「絶滅」、「野生絶滅」 に相当するカテゴリーを追加する。 ⑦ふれあい保全種について 保全上重要な生物のうち、身近な生きものを対象とする。 また、第2回調査では「ふれあい種」という名称であったが、「ふれあい種」では 定義の表現が不十分であり、名称を変更する。 ⑧外来生物について 仙台市は北限、南限となる種が多く分布しており、外来種または移入種の影響が懸 念される。今後の自然環境保全行政の基礎として、外来生物または移入種を抽出し、 リストを作成する。 12 2.2.4 学術上重要種及び減少種、環境指標種、ふれあい保全種のカテゴリー区分 (1)学術上重要種及び減少種 ①学術上重要種と減少種のカテゴリー定義 学術上重要種及び減少種のカテゴリー区分は、以下のとおりとした。 また、学術上重要種及び減少種は、環境省レッドリストカテゴリー定義、宮城県レッ ドデータブックカテゴリー定義に相当する。(表 2.3) 学術上重要種 1 2 3 4 仙台市においてもともと稀産あるいは希少である種。あるいは分布が限定されている種 仙台市周辺地域が分布の北限、南限となっている種。あるいは隔離分布となっている種 仙台市が模式産地(タイプロカリティー)となっている種 その他、学術上重要な種 減少種 以前に比べ、分布域や個体数が著しく減少している種。 減少の程度については、定量的に判断できるだけの情報がないことから、市の生物に精 通した専門家の判断による。 減少種の基準は、仙台市において市街地の拡大が本格化し始めた 1970 年代との比較によ るものとするが、当時の分布状況等が不明な場合には、近年の状況や現在でも良好な環境 が残されている地域の状況等を参考にして判断する。 EX EW A B C * / 絶滅。過去に仙台市に生息したことが確認されており、飼育・栽培下を含め、仙台市 では既に絶滅したと考えられる種 野生絶滅。過去に仙台市に生息していたことが確認されており、飼育・栽培下では存 続しているが、野生ではすでに絶滅したと考えられる種 現在、ほとんど見ることができない 減少が著しい 減少している 普通に見られる 生息・生育しない可能性が非常に大きい 【地域区分】 (4) (1) (1)山地地域 (2)西部丘陵地・田園地域 (2) (3)市街地地域 (3) (4)東部田園地域 (5)海浜地域(後背の樹林も含む) (5) 仙台市環境基本計画 13 地域区分 表 2.3 仙台市、宮城県及び環境省 レッドデータカテゴリー定義の対応 仙台市定義 EX(絶滅) EW(野生絶滅) 宮城県定義 EX(絶滅) EW(野生絶滅) 環境省定義 EX(絶滅) EW(野生絶滅) 減少種 絶滅危惧 絶滅危惧 A B C 現在、ほとん ど見ること ができない 減少が著し い 減少してい る - - 1 2 3 学術上重要種 仙台市において もともと稀産あ るいは希少であ る種。あるいは分 布が限定されて いる種 仙台市が分布の 北限、南限となっ ている種。あるい は隔離分布とな っている種 仙台市が模式産 地(タイプロカリ ティー)となって いる種 その他、学術上重 要な種 CR+EN(絶滅危惧Ⅰ類) CR+EN(絶滅危惧Ⅰ類) VU(絶滅危惧Ⅱ類) VU(絶滅危惧Ⅱ類) NT(準絶滅危惧) NT(準絶滅危惧) DD(情報不足) LP(絶滅の恐れのある地域個 体群) 要注目種 YO 隔離分布種 本県では、現時 点では普通に 見られるもの の、日本におけ る分布が稀で ある種又はそ の分布が分断 されている種 分布北限・南 本県では、現時 限種 点では普通に 見られるもの の、日本におけ る分布の北限 又は南限とさ れる種 基準産地種 本県内に基準 産地を有する 種 DD(情報不足) LP(絶滅の恐れのある地 域個体群) その他 隔離分布種、分 布北限・南限及 び基準産地種 には当たらな いが、各分科会 において、注目 に値すると考 えられる種 4 14 (2)環境指標種 環境指標種のカテゴリー定義は、以下のとおりとした。 環境指標種の選定にあたり、植生を基本とした環境分類ごとに仙台市の自然環境の特 性を構成する植物種、動物種を検討し、環境指標種の抽出を行った。 各環境分類における選定された環境指標種の一覧を表 2.4 に示す。表中における指標 性の内容は、仙台市における気候帯及び指標性について記載したものである。 環境指標種の抽出にあたっては、 「ビオトープ復元・創造ガイドライン 仙台市(1998 年)」において提示された環境分類を参考とした。 (資料編「環境指標種」選定に係る資料参照) 環境指標種 ○ 本市の各環境分類において良好な環境を指標する種。 (ビオトープやミティゲーションにおける計画・評価のための指標) なお環境指標種における「良好な環境」とは、次の二つの自然環境に代表される。 ①開発や人の立ち入りなどの人為的影響が少ない自然度が高い自然環境、または植生 遷移の極相に近い自然環境 (例:干潟、砂浜、河川低水路、湖沼、泥炭湿原、原生林、亜高山帯植生など) ②昔からの人と自然との関わりの中で維持されている二次的自然環境であり、継続的 な管理により保たれている自然環境 (例:防潮林、居久根、水田、二次草原、雑木林など) 植物、昆虫類でピックアップされた環境指標種は、生息環境・生育環境が限定される ため、①または②における特定な良好な環境を指標する種が中心である。適正に維持管 理された明るい雑木林に生育するトウゴクサイシン、海浜に生息するヤマトマダラバッ タなどが例として挙げられる。 脊椎動物でピックアップされた環境指標種は、良好な山地生態系が維持されているこ とを指標するイヌワシや、下流域から上流域にかけての連続性が確保された河川環境を 指標するサクラマス、エコトーンである林縁を代表するホオジロ等、生態系として「良 好な環境」が維持されていることを指標している種が挙げられる。 選定された環境指標種の一覧及び指標する環境の内容は次のとおり。 15 表2.4 環境指標種 抽出結果 分類 植 生 環境分類 1 市街地・工場地帯 植 物 相 街路樹・公園緑地 モミ、ケヤキ、シラカシ 居久根(平野) ハンノキ、シラカシ、シロダモ 居久根(丘陵地) ケヤキ,シラカシ 畑地雑草群落 エゾタンポポ、ナズナ、メヒシバ 水田雑草群落 ミズアオイ、コナギ、オモダカの仲間、ムラサキサギゴケ 2 緑の多い住宅地 3 畑地 4 果樹園 背丈の低い草地 鳥 類 ツバメ 両 生 ・ 爬 虫 類 汽 水・淡 水 魚 類 昆 虫 類 アオダイショウ アオスジアゲハ ホンシュウジネズミ、ホンドタヌキ 5 水田 6 ほ 乳 類 アオバズク、シロハラ,ツバメ カナヘビ、トカゲ、アオダイショウ、ジ ムグリ ホンシュウジネズミ、イタチ ヒバリ、モズ、ホオジロ ホンシュウジネズミ、イタチ アマサギ、コサギ、セッカ、ヒバリ、ク カナヘビ、アオダイショウ、ジムグリ、 イナ、ヒクイナ、バン、カッコウ、コヨ ホトケドジョウ,メダカ トウキョウダルマガエル シキリ、ホオアカ、コミミズク アカネの仲間、タガメ 踏跡群落 カゼクサ、オオバコ、ネズミノオ シバ群落 シバ、アズマギク、ネジバナ ホンシュウジネズミ、ハタネズミ ヒバリ キキョウ、オミナエシ、ノハナショウブ ホンシュウジネズミ、ハタネズミ モズ、セッカ、カッコウ、ホオアカ、ホ アオダイショウ、ジムグリ、トカゲ オジロ、コミミズク ジャノメチョウ ホンシュウジネズミ、ホンドテン オオタカ、フクロウ、ノスリ、サンコウ チョウ エゾゼミ ススキ群落 7 背丈の高い草地 アズマネザサ群落 アカマツ林・アカマツ植林 ヤマツツジ、ヒメシャガ、オケラ、シュンラン カラマツ植林 スギ・ヒノキ植林 平 野 ・ 台 地 ・ 丘 陵 地 ・ 山 地 アオキ、ショウジョウバカマ、サクラソウ カナヘビ、アオダイショウ、トカゲ、ジ ムグリ、ヒバカリ、クロサンショウウ オ、トウホクサンショウウオ、タゴガエ ル 8 背丈の高い針葉樹 モミ林 イヌブナ、イヌシデ、アカガシ、アオキ、ヤブコウジ、 キッコウハグマ ホンシュウジネズミ、ヒメネズミ、ホンドテン エゾゼミ、ガロアムシ オオタカ、ヤマドリ、コノハズク、フク ロウ、アオゲラ、トラツグミ、サンコウ チョウ,ノスリ 9 竹林 10 常緑広葉樹林 キタゴヨウ・クロベ林 シロヤシオ、アカミノイヌツゲ、コイワウチワ モウソウチク・マダケ林 カシ類樹林 ヤブツバキ、アオキ シロダモ、ヤブツバキ コナラ・クリ林 11 落葉広葉樹林 カスミザクラ、アカシデ、キツネヤナギ、ヤマツツジ、ス ズタケ、トウゴクサイシン、アキノキリンソウ、オクモミ ジハグマ、ヒメシャガ、シュンラン ケヤキ林 オニグルミ林 ヤマモミジ、サワシバ、ヤマブキ オニグルミ ハンノキ林 イボタノキ、ヨシ、ミズバショウ シントウトガリネズミ、ヒメネズミ、ホンドテン オオタカ、サンコウチョウ、クロツグ ホンシュウジネズミ、ヒメネズミ、シントウトガリネズミ、イタ ミ、ルリビタキ、オシドリ、ノスリ、ホ チ、ホンドテン トトギス、アオバズク、フクロウ、アオ ゲラ、トラツグミ,オオルリ、ヨタカ ヒメギフチョウ、オオムラサキ、ノコギリク ワガタ、ミヤマクワガタ トカゲ、カナヘビ、タカチホヘビ、アオ ダイショウ、ジムグリ、ヒバカリ、アカ ハライモリ、クロサンショウウオ、ハコ ネサンショウウオ ブナ林 オニクワガタ、フジミドリシジミ オオカメノキ、オオバクロモジ、タムシバ、シラネアオ イ、ユキザサ カナヘビ、トカゲ、アオダイショウ、タ キビタキ、コサメビタキ、コルリ、セン カチホヘビ、トウホクサンショウウオ、 ホンシュウジネズミ、ヒメヒミズ、ヒメネズミ、ニホンカワネズ ダイムシクイ、コノハズク、フクロウ、 クロサンショウウオ、ハコネサンショウ トラツグミ、ゴジュウカラ、オオルリ、 ミ、ホンドテン、ニホンカモシカ ウオ、モリアオガエル、タゴガエル、カ クマタカ、ノスリ、イヌワシ、ヨタカ ジカガエル ミズナラ林 崖 地 12 亜高山帯植生 13 岩壁 14 段丘崖 トチノキ・サワグルミ林 ジュウモンジシダ、リョウメンシダ、ニリンソウ、キクザ キイチゲ ヤチダモ林 亜高山帯植生 岩壁植物群落 段丘崖植物群落 ミズバショウ、リュウキンカ ナンゴクミネカエデ、ハイマツ イワヒバ、イワキンバイ、キリンソウ ツクシハギ、タヌキラン ジョウザンミドリシジミ スギタニミドリシジミ カワセミ、ヤマセミ 16 表2.4 環境指標種 抽出結果 分類 環境分類 15 流水地域 河 川 ・ 湿 地 16 河川敷 植 生 ほ 乳 類 植 物 相 鳥 類 両 生 ・ 爬 虫 類 汽 水・淡 水 魚 類 昆 虫 類 上 流 自然裸地(渓流) 域 ダイモンジソウ、コチャルメルソウ ニホンカワネズミ カワガラス、オシドリ、ヤマセミ、キセ ハコネサンショウウオ、タゴガエル、モ カジカ大卵型、ニッコウイワナ キレイ リアオガエル、カジカガエル ムカシトンボ、ムカシヤンマ ネコヤナギ群落 中 流 域 ツルヨシ群落 ネコヤナギ、ツルヨシ イタチ オシドリ、イカルチドリ、ヤマセミ、カ アカハライモリ、トウホクサンショウウ アユ、ウグイ ワセミ、カワガラス オ、ツチガエル、カジカガエル ゲンジボタル、カワラバッタ 下 沈水植物群落 流 域 抽水植物群落 ヨシ、ガマ、エビモ イタチ ヨシゴイ、チュウヒ、カワセミ、ミサゴ トウキョウダルマガエル イヌビエ群落 オギ群落 オギ、ミゾソバ、イヌタデ 高木ヤナギ群落 ホンシュウジネズミ、ハタネズミ、イタチ ヒバリ、コヨシキリ、ホオアカ サクラマス、ウナギ トカゲ、カナヘビ、アオダイショウ 沈水植物群落 17 池・沼・湿地 浮葉植物群落 マコモ、ミクリ、ヒルムシロの仲間、ヒシ、クロモ ヨシゴイ、カイツブリ、バン、チュウ ヒ、オオヨシキリ、カワセミ、ミサゴ ハマニンニク、ハマヒルガオ、コウボウムギ、ケカモノハ シ、ハマナス ヒバリ、シロチドリ、ホウロクシギ 抽水植物群落 砂 砂浜植物群落 浜 18 砂浜・防潮林 防 潮 クロマツ林 林 海 辺 19 潟湖・干潟 塩性湿地植物群落 アオダイショウ、トウホクサンショウウ オ、クロサンショウウオ、アカハライモ メダカ リ、モリアオガエル、トウキョウダルマ ガエル、ツチガエル ハッチョウトンボ カワラハンミョウ、ヤマトマダラバッタ、オ オウスバカゲロウ、ヒョウタンゴミムシ、ハ マヒョウタンゴミムシダマシ イタチ オオウシノケグサ、ヒメヤブラン、ウメガサソウ クロツグミ ハママツナ、アイアシ、オオシバナ オオヨシキリ、コヨシキリ、バン、カイ ツブリ アオダイショウ 17 【環境指標種】 №※ 区分 3 植物 イワヒバ 冷温帯の岩壁を指標 14 植物 リョウメンシダ 冷温帯の崖錐・渓谷を指標 27 植物 ジュウモンジシダ 冷温帯の崖錐・渓谷を指標 植物 モミ 中間温帯林を指標。大気汚染に弱いため市街地で良好 39 種和名 指標する環境の内容 な環境の指標にもなる 41 植物 ハイマツ 亜高山帯(偽高山帯)の環境指標 43 植物 オニグルミ 攪乱の多い丘陵地の崖錐や自然堤防を指標 44 植物 ネコヤナギ 河川中流域の指標 45 植物 キツネヤナギ 丘陵地林縁の自然環境を指標 47 植物 ハンノキ 湿地を指標 50 植物 サワシバ 崖錘を指標 51 植物 アカシデ 冷温帯の渓谷を指標 52 植物 イヌシデ 中間温帯林を指標 54 植物 イヌブナ 中間温帯林を指標 55 植物 アカガシ 暖温帯林を指標 58 植物 シラカシ 暖温帯林を指標 62 植物 ケヤキ 崖錘や自然堤防を指標 植物 イヌタデ 中下流域河川敷の洪水などによる泥質の薄く堆積する 67 川原の自然環境を指標 68 植物 ミゾソバ 湿地を指標 74 植物 ハママツナ 塩性湿地を指標 75 植物 タムシバ 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標 77 植物 オオバクロモジ 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標 78 植物 シロダモ 暖温帯林を指標 80 植物 ニリンソウ 冷温帯の崖錐を指標 83 植物 キクザキイチゲ 冷温帯の崖錐を指標 85 植物 リュウキンカ 冷温帯の湿地や小川の自然泥質地環境を指標 92 植物 シラネアオイ 冷温帯林を指標 97 植物 トウゴクサイシン 落葉広葉二次林の人為的自然環境を指標 100 植物 ヤブツバキ 暖温帯林を指標 104 植物 ナズナ 畑地・果樹園の人為的自然環境を指標 106 植物 キリンソウ 冷温帯山地帯の岩壁の自然環境を指標 109 植物 コチャルメルソウ 山地渓流の水流辺の自然湿性環境を指標 植物 ダイモンジソウ 山地渓流の岩角地の自然環境を指標 113 ※保全上重要な植物種総括表中の No.に対応 18 【環境指標種】 №※ 区分 117 植物 ヤマブキ 丘陵地の崖錘の自然環境を指標 118 植物 イワキンバイ 冷温帯山地帯の岩壁の自然環境を指標 120 植物 カスミザクラ 中間温帯林を指標 122 植物 ハマナス 砂浜海岸を指標 126 植物 ツクシハギ 段丘崖を指標 133 植物 ナンゴクミネカエデ 奥羽山地亜高山帯の自然環境を指標 137 植物 ヤマモミジ 崖錘を指標 140 植物 アカミノイヌツゲ 冷温帯山地帯の尾根の自然環境を指標 149 植物 ヒシ 淡水湖沼を指標 151 植物 アオキ 暖温帯林・中間温帯林を指標 160 植物 コイワウチワ 冷温帯の尾根を指標 161 植物 ウメガサソウ 海岸防潮林の自然環境を指標 163 植物 ヤマツツジ 丘陵二次林の尾根の人為的自然環境を指標 164 植物 シロヤシオ 冷温帯の尾根を指標 167 植物 ヤブコウジ 中間温帯林の自然環境を指標 170 植物 サクラソウ 湿地を指標 172 植物 イボタノキ 湿地を指標 180 植物 ハマヒルガオ 砂浜海岸を指標 188 植物 ムラサキサギゴケ 水田の人為自然環境を指標 198 植物 オオバコ 踏跡群落の人為自然環境を指標 201 植物 オオカメノキ 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標 203 植物 オミナエシ 二次草原の人為的自然環境を指標 206 植物 キキョウ 二次草原の人為的自然環境を指標 207 植物 オクモミジハグマ 丘陵二次林の人為自然環境を指標 208 植物 キッコウハグマ 中間温帯林を指標 209 植物 オケラ 丘陵二次林の尾根の人為的自然環境を指標 211 植物 アズマギク 二次草原の人為的自然環境を指標 215 植物 アキノキリンソウ 丘陵二次林の人為自然環境を指標 216 植物 エゾタンポポ 畑地・果樹園の人為的自然環境を指標 217 植物 オモダカの仲間 水田の人為自然環境を指標 218 植物 クロモ 淡水湖沼を指標 220 植物 オオシバナ 塩性湿地を指標 221 植物 エビモ 河川下流域の自然環境を指標 222 植物 ヒルムシロの仲間 淡水池沼の自然環境を指標 種和名 指標する環境の内容 ※保全上重要な植物種総括表中の No.に対応 19 【環境指標種】 №※ 区分 229 植物 ショウジョウバカマ 丘陵二次林の人為自然環境を指標 233 植物 ヒメヤブラン 海岸防潮林の自然環境を指標 235 植物 ユキザサ 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標 237 植物 ミズアオイ 水田の人為自然環境を指標 238 植物 コナギ 水田の人為自然環境を指標 240 植物 ノハナショウブ 二次草原の人為的自然環境を指標 241 植物 ヒメシャガ 落葉広葉樹二次林の人為自然環境を指標 244 植物 メヒシバ 畑地・果樹園の人為自然環境を指標 245 植物 テンキグサ(ハマニンニク) 砂浜海岸を指標 246 植物 カゼクサ 踏跡群落の人為自然環境を指標 247 植物 オオウシノケグサ 海岸防潮林の自然環境を指標 248 植物 ケカモノハシ 砂浜海岸を指標 251 植物 オギ 河川敷の指標 252 植物 アイアシ 塩性湿地を指標 253 植物 ヨシ 湿地を指標 254 植物 ツルヨシ 河川中流域の自然環境を指標 260 植物 スズタケ 丘陵地の自然環境を指標 262 植物 ネズミノオ 踏跡群落の人為自然環境を指標 263 植物 マコモ 湿地を指標 264 植物 シバ 短茎草原の人為自然環境を指標 266 植物 ミズバショウ 冷温帯の湿地を指標 268 植物 ミクリ 湿地を指標 274 植物 ガマ 湿地を指標 276 植物 コウボウムギ 砂浜海岸を指標 278 植物 タヌキラン 段丘崖の自然環境を指標 295 植物 シュンラン 丘陵地二次林の人為自然環境を指標 種和名 指標する環境の内容 短茎草原の人為自然環境を指標 323 植物 ネジバナ ※保全上重要な植物種総括表中の No.に対応 20 【環境指標種】 №※ 区分 1 哺乳類 シントウトガリネズミ 自然度が高い山地森林の環境指標 2 哺乳類 ホンシュウジネズミ 土壌が損なわれていない土地の環境指標 3 哺乳類 ニホンカワネズミ 自然度が高い渓流の環境指標 4 哺乳類 ヒメヒミズ 森林の環境指標 25 哺乳類 ハタネズミ 草原・草地の環境指標 26 哺乳類 ヒメネズミ 自然度が高い林の環境指標 29 哺乳類 ホンドタヌキ 里地の環境指標 30 哺乳類 ホンドテン 良好な環境指標 31 哺乳類 イタチ 多様な動物相が保たれている水辺周囲の環境指標 35 哺乳類 ニホンカモシカ 山地の環境指標 種和名 指標する環境の内容 ※保全上重要な哺乳類総括表中の No.に対応 21 【環境指標種】 №※ 区分 1 鳥類 カイツブリ 水域の環境指標 3 鳥類 ヨシゴイ 湿地の環境指標 6 鳥類 アマサギ 湿地や草原の環境指標 8 鳥類 コサギ 水辺の環境指標 12 鳥類 オシドリ 樹林と水辺の環境指標 13 鳥類 ミサゴ 水域の環境指標 17 鳥類 オオタカ 良好な環境の指標 20 鳥類 ノスリ 良好な環境の指標 22 鳥類 クマタカ 良好な山地森林の環境指標 23 鳥類 イヌワシ 良好な山地森林の環境指標 24 鳥類 チュウヒ 湿地や草原の環境指標 29 鳥類 ヤマドリ 森林の環境指標 30 鳥類 クイナ 湿地の環境指標 31 鳥類 ヒクイナ 湿地の環境指標 32 鳥類 バン 湿地の環境指標 34 鳥類 イカルチドリ 河川の環境指標 35 鳥類 シロチドリ 砂浜の環境指標 38 鳥類 ホウロクシギ 干潟や海浜の環境指標 41 鳥類 カッコウ 良好な環境の指標 42 鳥類 ホトトギス 良好な環境の指標 44 鳥類 コミミズク 田園地帯や草原の環境指標 45 鳥類 コノハズク 山地の自然度が高い森林の環境指標 47 鳥類 アオバズク 里地の環境指標 48 鳥類 フクロウ 森林や里地の環境指標 49 鳥類 ヨタカ 森林の環境指標 50 鳥類 ヤマセミ 清流の環境指標 52 鳥類 カワセミ 水辺の環境指標 53 鳥類 アオゲラ 山地や丘陵の林の環境指標 55 鳥類 ヒバリ 農耕地や草原の環境指標 56 鳥類 ツバメ 市街地も含め、人里の環境指標 57 鳥類 キセキレイ 水辺の環境指標 種和名 指標する環境の内容 ※保全上重要な鳥類総括表中の No.に対応 22 【環境指標種】 №※ 区分 61 鳥類 モズ 里地の環境指標 63 鳥類 カワガラス 河川の環境指標 64 鳥類 コルリ 山地森林の環境指標 66 鳥類 トラツグミ 森林や里地の環境指標 67 鳥類 クロツグミ 森林や里地の環境指標 68 鳥類 シロハラ 林の環境指標 70 鳥類 コヨシキリ 田園や湿地の環境指標 71 鳥類 オオヨシキリ 水辺の環境指標 72 鳥類 センダイムシクイ 森林の環境指標 73 鳥類 セッカ 草原の環境指標 74 鳥類 キビタキ 森林の環境指標 75 鳥類 オオルリ 林の環境指標 76 鳥類 コサメビタキ 森林の環境指標 77 鳥類 サンコウチョウ 平地や丘陵の林の環境指標 78 鳥類 ゴジュウカラ 山地の広葉樹林や混交林の環境指標 79 鳥類 ホオジロ 林縁や疎林及び二次的環境の指標 80 鳥類 ホオアカ 草原や広い湿原の環境指標 種和名 指標する環境の内容 ※保全上重要な鳥類総括表中の No.に対応 【環境指標種】 №※ 区分 3 爬虫類 トカゲ 良好な環境の指標 4 爬虫類 カナヘビ 良好な環境の指標 5 爬虫類 タカチホヘビ 腐植の堆積が多い林の環境指標 6 爬虫類 ジムグリ 良好な環境の指標 7 爬虫類 アオダイショウ 良好な環境の指標 9 爬虫類 ヒバカリ 良好な環境の指標 種和名 指標する環境の内容 ※保全上重要な爬虫類総括表中の No.に対応 23 【環境指標種】 №※ 区分 1 両生類 トウホクサンショウウオ 林や森林の環境指標 2 両生類 クロサンショウウオ 林や森林の環境指標 3 両生類 ハコネサンショウウオ 山地渓流の環境指標 4 両生類 アカハライモリ 里山の環境指標 6 両生類 タゴガエル 丘陵林の環境指標 8 両生類 トウキョウダルマガエル 田園の環境指標 9 両生類 ツチガエル 小川や池沼の環境指標 10 両生類 モリアオガエル 山地森林の環境指標 11 両生類 カジカガエル 清流の環境指標 種和名 指標する環境の内容 ※保全上重要な両生類総括表中の No.に対応 【環境指標種】 №※ 区分 種和名 指標する環境の内容 川や湖沼の岩場や大石の間に棲む。シラスウナギで遡上 2 魚類 ウナギ し、数年かけて成長する。河口から遠い場所まで分布する が、近年減少が著しく、より密度が高い下流の住みか作り が資源維持の目標になる。 8 魚類 ウグイ 10 魚類 ホトケドジョウ 12 魚類 アユ 中流の魚で、きれいな水(BOD2mg/L 以下)の指標種。 冷水性の魚で、緩やかな流れを好む。山地から丘陵地の 小川の上流に多く、山間の水田付近の水路にも棲む。 中流の魚。少し汚い水(BOD3mg/L 程度)の指標種で、市 街地の中の清流を象徴する。 春に遡上し、上流に達して秋に産卵する。遡上時期の河 13 魚類 サクラマス 川流量減少で下流の堰を通過できない場合があって、生 物配慮の河川環境づりの目標になる。 冷水性の魚で、河川の上流や最上流部まで棲む。太平洋 14 魚類 ニッコウイワナ 側は仙台付近までニッコウイワナが分布し、さらに北では 別のイワナ類が多くなる。 止水や緩やかな流れを好む。市域のメダカが急減した時 15 魚類 メダカ 期に、本種は塩分耐性があって海岸付近の川や水路で 生き残った。生息場所が、水田に依存する魚や小形在来 種の生息環境が維持されていることを示す。 17 魚類 カジカ大卵型 冷水性で、きれいな水(BOD2mg/L 以下)の指標種。上流 の魚だが、水質が良くて川底に浮石がある中流にも棲む。 ※保全上重要な魚類総括表中の No.に対応 24 【環境指標種】 №※ 区分 4 昆虫類 ムカシトンボ 源流部の自然度の高さを指標 5 昆虫類 ムカシヤンマ 山間部の渓流、湧水環境の環境指標 14 昆虫類 ハッチョウトンボ 湧水のある湿地環境を指標 19 昆虫類 アカネの仲間 水田の環境指標 22 昆虫類 ヤマトマダラバッタ 自然植生の豊かな広い砂浜の環境指標 23 昆虫類 カワラバッタ 礫河原の環境指標 25 昆虫類 ガロアムシ 陸域の多様な環境を指標 26 昆虫類 エゾゼミ マツ林など針葉樹林の環境指標 28 昆虫類 タガメ 水生生物が生活できる水環境を指標 30 昆虫類 オオウスバカゲロウ 人手の入らない自然な海岸砂丘の環境指標 34 昆虫類 カワラハンミョウ 人手の入らない広い自然砂丘の環境指標 35 昆虫類 ヒョウタンゴミムシ 自然な砂浜の環境指標 42 昆虫類 ミヤマクワガタ 手入れのされた雑木林の環境指標 43 昆虫類 オニクワガタ ブナ林の環境指標 44 昆虫類 ノコギリクワガタ 手入れのされた雑木林の環境指標 50 昆虫類 ゲンジボタル 被捕食者と捕食者が生息できる清浄な流れ 52 昆虫類 ハマヒョウタンゴミムシダマシ 自然な砂浜の環境指標 65 昆虫類 アオスジアゲハ 市街地の緑地の環境指標 66 昆虫類 ヒメギフチョウ 利用され手入れされている雑木林の環境指 68 昆虫類 スギタニルリシジミ トチノキ林の環境指標 69 昆虫類 ジョウザンミドリシジミ ミズナラ林の環境指標 72 昆虫類 フジミドリシジミ ブナ林の環境指標 74 昆虫類 オオムラサキ 里山の自然の多様さを指標 78 昆虫類 ジャノメチョウ イネ科植物を主とした草原の環境指標 種和名 指標する環境の内容 を指標 標 ※保全上重要な昆虫類総括表中の No.に対応 25 (3)ふれあい保全種 ふれあい保全種のカテゴリー区分は、以下のとおりとした。 本調査におけるふれあい保全種の位置づけを図 2.2 に示す。 ふれあい保全種の選定にあたり市民の認識度を確認するため、 「生きもの認識度調査」 と連携し、ふれあい保全種アンケートを実施し、選定結果に反映させた。 (資料編「ふれあい保全種選定に係る資料」参照) ふれあい保全種 ○ 市民に親しまれている(よく知られている)種のうち、保全上重要な種。 (身近にある種の保全に対して啓蒙をはかるための種) 学術上重要種 ふれあい 保全種 減少種 環境指標種 図 2.2 本調査におけるふれあい保全種の位置づけ ふれあい保全種の選定種一覧は次のとおり。 26 【ふれあい保全種】 №※ 区分 11 14 植物 コタニワタリ 植物 リョウメンシダ 16 27 植物 オシダ 植物 ジュウモンジシダ 33 34 植物 イヌガンソク 植物 クサソテツ 39 41 植物 モミ 植物 ハイマツ 42 43 植物 カヤ 植物 オニグルミ 44 45 植物 ネコヤナギ 植物 キツネヤナギ 47 48 植物 ハンノキ 植物 ヨグソミネバリ(ミズメ) 51 53 植物 アカシデ 植物 ブナ 54 57 植物 イヌブナ 植物 ミズナラ 58 60 植物 シラカシ 植物 エノキ 62 68 植物 ケヤキ 植物 ミゾソバ 71 77 植物 カワラナデシコ 植物 オオバクロモジ 78 80 植物 シロダモ 植物 ニリンソウ 83 97 植物 キクザキイチゲ 植物 トウゴクサイシン 100 104 植物 ヤブツバキ 植物 ナズナ 107 122 植物 トリアシショウマ 植物 ハマナス 126 129 植物 ツクシハギ 植物 センダイハギ 134 136 植物 ハウチワカエデ 植物 メグスリノキ 種和名 №※ 区分 138 139 植物 ウリハダカエデ 植物 トチノキ 141 149 植物 イヌツゲ 植物 ヒシ 151 152 植物 アオキ 植物 コシアブラ 160 161 植物 コイワウチワ 植物 ウメガサソウ 163 166 植物 ヤマツツジ 植物 ナツハゼ 180 203 植物 ハマヒルガオ 植物 オミナエシ 206 209 植物 キキョウ 植物 オケラ 211 216 植物 アズマギク 植物 エゾタンポポ 228 229 植物 カタクリ 植物 ショウジョウバカマ 230 233 植物 ニッコウキスゲ 植物 ヒメヤブラン 234 238 植物 オオバジャノヒゲ 植物 コナギ 240 241 植物 ノハナショウブ 植物 ヒメシャガ 245 247 植物 ハマニンニク(テンキグサ) 植物 オオウシノケグサ 248 251 植物 ケカモノハシ 植物 オギ 253 260 植物 ヨシ 植物 スズタケ 263 264 植物 マコモ 植物 シバ 266 273 植物 ミズバショウ 植物 ヒメガマ 274 276 植物 ガマ 植物 コウボウムギ 137 植物 ヤマモミジ 323 植物 ※保全上重要な植物種総括表中の No.に対応 27 種和名 ネジバナ 【ふれあい保全種】 【ふれあい保全種】 № ※ 区分 №※ 種和名 区分 種和名 2 哺乳類 ホンシュウジネズミ 1 爬虫類 クサガメ 3 哺乳類 ニホンカワネズミ 3 爬虫類 トカゲ 6 哺乳類 アズマモグラ 4 爬虫類 カナヘビ 20 哺乳類 トウホクノウサギ 7 爬虫類 アオダイショウ 21 哺乳類 ニホンリス 9 爬虫類 ヒバカリ 23 哺乳類 ニッコウムササビ 25 哺乳類 ハタネズミ 29 哺乳類 ホンドタヌキ 31 哺乳類 イタチ ※保全上重要な爬虫類総括表中の No.に対応 ※保全上重要な哺乳類総括表中の No.に対応 【ふれあい保全種】 №※ 区分 【ふれあい保全種】 種和名 №※ 区分 種和名 1 鳥類 カイツブリ 2 両生類 クロサンショウウオ 3 鳥類 ヨシゴイ 4 両生類 アカハライモリ 8 鳥類 コサギ 5 両生類 アズマヒキガエル 12 鳥類 オシドリ 8 両生類 トウキョウダルマガエル 17 鳥類 オオタカ 11 両生類 カジカガエル 27 鳥類 チョウゲンボウ 31 鳥類 ヒクイナ 41 鳥類 カッコウ 42 鳥類 ホトトギス 48 鳥類 フクロウ 52 鳥類 カワセミ 53 鳥類 アオゲラ 55 鳥類 ヒバリ 57 鳥類 キセキレイ 61 鳥類 モズ 69 鳥類 ウグイス 77 鳥類 サンコウチョウ ※保全上重要な両生類総括表中の No.に対応 ※保全上重要な鳥類総括表中の No.に対応 28 【ふれあい保全種】 ※ № 区分 【ふれあい保全種】 №※ 種和名 区分 種和名 1 魚類 スナヤツメ 3 昆虫類 アオハダトンボ 8 魚類 ウグイ 10 昆虫類 オニヤンマ 10 魚類 ホトケドジョウ 19 昆虫類 アカネの仲間 11 魚類 ギバチ 20 昆虫類 オオカマキリ 12 魚類 アユ 21 昆虫類 スズムシ 13 魚類 サクラマス 24 昆虫類 トノサマバッタ 15 魚類 メダカ 26 昆虫類 エゾゼミ 17 魚類 カジカ大卵型 29 昆虫類 タイコウチ 40 昆虫類 ゲンゴロウ 42 昆虫類 ミヤマクワガタ 44 昆虫類 ノコギリクワガタ 48 昆虫類 ヤマトタマムシ 50 昆虫類 ゲンジボタル 65 昆虫類 アオスジアゲハ 66 昆虫類 ヒメギフチョウ 74 昆虫類 オオムラサキ ※保全上重要な魚類総括表中の No.に対応 ※保全上重要な昆虫類総括表中の No.に対応 29 2.2.5 選定理由票の作成 保全上重要な動植物種の選定にあたって、選定理由票の作成を行った。 選定理由票の見方は、以下のとおりである。 ・第2回調査(H15)の該当カテゴリーと、今回調査(H22)における該当カテゴリー を併記し、変化が追跡可能なようにした。 ・減少種については、H15 と H22 の欄が同じランクである場合(例 H15 ランク C→H22 ランク C)、1970 年代を比較の基準年代としていることにより、第2回調査からの その種の増減に大きな変化はないものと判断される。 ・減少種について【普通に見られる「*」】、【生息・生育しない可能性が非常に大 きい「/」】を追加した。 ・変化の原因についてもあわせてチェックできる欄を追加し、増減の要因が把握でき るようにした。また、要因の内容については、可能な範囲で備考欄に記載した。 ・国 RL は、「環境省レッドリスト―維管束植物、哺乳類、両生類、鳥類、汽水・淡 水魚類、昆虫類(平成 19 年 10 月 5 日修正 環境省)」における該当カテゴリーで あり、県 RDB は、「宮城県の希少な野生動植物-宮城県レッドデータブック-(平 成 13 年 3 月 宮城県)」における該当カテゴリーである。 ・なお、絶滅、野生絶滅に該当する種は、選定理由票を別様式とした。 【選定理由票の例 哺乳類 ヒメネズミ】 No 26 種和名: ヒメネズミ 調査年 目録No. 30 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 H22 ネズミ 科 RDB種 Apodemus argenteus 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C * C 国RL 県 RDB ○ C / ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ☑ □ □ □ □ □ ☑ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ☑ ☑ ☑ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地から丘陵の自然度が高い林に生息する。西部丘陵では開発による生息環境の劣化があるが植林樹木の成 熟や雑木林の自然林化が生息に適した条件を作り出す素地となりつつあるようだ。市街地では成熟した森林 環境が長く保たれている地域に生息が限られる。自然度が高い林の環境指標。 分布地:朴沢、鈎取、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 30 【選定理由票の例 絶滅種 植物 サンショウモ】 No 43 種和名: サンショウモ 調査年 Salvinia natans 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 186 学名: 西部丘陵 地・田園 サンショウモ 科 RDB種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1 A 国RL 県 RDB VU NT EX H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 NT (原因の詳細) □ 水辺の改修工事 □ □ □ 水質悪化、農薬の使用 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 低地にわずかに生育していたが、水辺の改修工事や水質悪化、農薬の使用で絶滅したとみられる。 分布地:青葉区台原(最終確認 1923年)、太白区長町(最終確認 1923年) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 31 2.3 保全上重要な植物種の選定結果 2.3.1 植物相の概要 海岸から奥羽脊梁山脈まで市域が広がっており、本市で最も標高の高い船形山(標高 1500.2m)の山頂付近ではキンロバイ、ウスユキソウ、コケモモなどの高山から亜高山帯 の植物が、沿岸部ではアカガシ、シロダモなどの暖地系の植物が生育しているなど、植 物相は多様である。特に、仙台市の丘陵地帯は暖温帯と冷温帯の間に位置する中間温帯 と呼ばれる領域でモミ-イヌブナ林の発達がみられ、しかもその領域が広い面積を占め ることが特徴である。この領域では暖地系の植物、寒地系の植物の両方が見られるなど、 植物相は非常に多様である。 また、仙台市は太平洋側に位置するが、チシマザサ、タニウツギ、ナガハシスミレな ど、多雪の日本海側の地域に特徴的に見られる日本海側要素と呼ばれる植物を含んでい ることも多様な植物相を構成する一因となっている。日本海側要素の植物は主に山地帯 以高(標高約 400m 以上)に分布するが、種によっては海岸近くまで分布するものもある。 一方、仙台市を特徴づける植物としては、センダイトウヒレン、スエコザサなど、仙 台をタイプロカリティーとする植物が挙げられる。 このような多様な植物相を呈する本市ではあるが、近年の市街地の拡大や、河川整備、 水田や里地・里山の環境の変化に伴い、草原性、池沼の植物、湿性植物などに著しい減 少を示す種が多い点が課題として挙げられる。 32 2.3.2 保全上重要な植物種 (1)選定結果 1)植物目録の作成に使用した資料一覧 標本・文献などの整理により仙台市内に確認の記録がある植物は、2,648 種が挙げら れた。 植物目録の作成に使用した資料は、次のとおりである。 No. 資料名 1-1 「標本に基づいた仙台市野生植物目録」(2010 財団法人 仙台市公園緑地協会) 「標本に基づいた仙台市野生植物目録(追補) 発行予定資料より」(2011 財団法人 仙台市公園緑 地協会) 「青葉山保存緑地調査報告書」(1979 青葉山保存緑地調査臨時専門委員会) 「蕃山・斉勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 「太白山県自然環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 「仙台城址の自然-仙台城址自然環境調査総合報告-」(1990 仙台市教育委員会) 「青葉山地区環境影響評価調書」(1993 仙台市) 「東北大学理学部付属植物園自生植物目録 第 4 版」(1993 東北大学理学部付属植物園) 「広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告-」(1994 仙台市環境局環境計画課) 「平成 6 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 「平成 15 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 「丸田沢緑地環境保全区域学術調査報告書」(2000 宮城県) 「宮城県植物目録 2000」(2001 宮城植物の会・宮城県植物誌編集委員会) 「宮城県維管束植物目録 2008」(2008 上野雄規) 「仙台市史特別編 1 自然」(1994 仙台市) 「青葉山丘陵の雑木林Ⅱ、青葉山市有林の植物相.東北植物研究 7」(1991 長嶋康雄・生方正敏・蜂 須賀克明) 「宮城教育大学環境教育研究紀要第 8 巻」(2006 宮城教育大学環境教育実践研究センター) 「仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書」(2005 仙台市) 「東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書」(2008 東北大学) 「仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書」(2009 仙台市茂庭土地区画整理組合設 立準備委員会) 「(仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書」(2009 仙台市荒井東土地区画整理組 合設立準備委員会) 「河川水辺の国勢調査結果 一級河川名取川 調査結果」(1991-2004 国土交通省) 1-2 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12-1 12-2 13 14 15 16 17 18 19 20 33 2)選定種数 保全上重要な植物種として、326 種類を選定した。 分類群ごと及びカテゴリーごとの選定数は、次のとおりである。 また、現在の情報をもとに「絶滅」と判断される種には、デンジソウ、サンショウモ、 ヒメキンポウゲ、オニバス、フサタヌキモ、タヌキモ、コキンバイザサ、セッコクの 8 種が該当する。 保全上重要な植物種 分類別選定結果 【備 分 選定種数 類 考】 第2回調査時の 選定種数 シダ植物 38 43 4 4 離弁花類 117 114 合弁花類 57 60 110 105 326 326 裸子植物 種子植物 被子植物 双子葉植物 単子葉植物 合 計 保全上重要な植物種 カテゴリーごとの選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 学術上重要な種 217 227 絶滅 8 - 減少種 213 227 環境指標種 93 77 ふれあい保全種 74 95※ 計 326 種 326 種 ※第2回調査では「ふれあい種」である。 34 3)総括表 保全上重要な植物種 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 No. 種 和 名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 スギラン ヒモカズラ イワヒバ ミズニラ イヌスギナ ヤシャゼンマイ コウヤコケシノブ ヒメハイホラゴケ オオバノイノモトソウ イノモトソウ コタニワタリ ナンタイシダ ハカタシダ リョウメンシダ キヨスミヒメワラビ オシダ オオクジャクシダ ニオイシダ オオベニシダ ギフベニシダ オオイタチシダ アスカイノデ アイアスカイノデ イワシロイノデ イノデ サカゲイノデ ジュウモンジシダ ヒメワラビ オクヤマワラビ シケチシダ セイタカシケシダ ウサギシダ イヌガンソク クサソテツ ヒメサジラン イワオモダカ デンジソウ サンショウモ モミ キタゴヨウ ハイマツ カヤ オニグルミ ネコヤナギ キツネヤナギ オオバヤナギ ハンノキ ミズメ(ヨグソミネバリ) ウダイカンバ サワシバ 宮城県 天記・種 減少種 学術上 環境 ふれ 国RL RDB 保存法 西部丘 重要な 指標 あい保 市街 東部 山地 陵地・ 海浜 種 種 全種 地 田園 田園 1 VU CR+EN NT NT 1 1 B 1 1 C B ○ B A B B C NT 1 1 1、2 B C 1、2 NT B ○ 1、2 YO 1、2 CR+EN B ○ ○ 1、2 NT B ○ 1 YO 1、4 1、2 1 DD 2 VU 2 2 B 2 YO B B 2 ○ B B ○ B 1 CR+EN 1、2 YO 1 VU 1 YO C ○ B 1 B 1 B C ○ VU EX 1 EX 1 2 C 4 B 1、4 C 2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ B C C B ○ ○ B 1、4 CR+EN NT NT ○ B C 4 ○ B 4 1 ○ VU NT C C C C C C B B C ○ ○ 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 35 保全上重要な植物種 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 No. 種 和 名 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 アカシデ イヌシデ ブナ イヌブナ アカガシ アオナラガシワ ミズナラ シラカシ ウラジロガシ エノキ オヒョウ ケヤキ トキホコリ コケミズ ミヤマツチトリモチ ヤナギヌカボ イヌタデ ミゾソバ ノダイオウ ザクロソウ カワラナデシコ エゾフスマ ナンブワチガイソウ ハママツナ タムシバ ヤマコウバシ オオバクロモジ シロダモ フクジュソウ ニリンソウ ミスミソウ スハマソウ キクザキイチゲ レンゲショウマ リュウキンカ カザグルマ トウゴクサバノオ ヒメキンポウゲ オキナグサ コキツネノボタン バイカモ シラネアオイ トガクシショウマ(トガクシソウ) オニバス マツモ ヨツバリキンギョモ トウゴクサイシン ヤマシャクヤク ベニバナヤマシャクヤク ヤブツバキ 宮城県 天記・種 減少種 学術上 環境 ふれ 国RL RDB 保存法 西部丘 重要な 指標 あい保 市街 東部 山地 陵地・ 海浜 種 種 全種 地 田園 田園 C B / ○ 4 C B C ○ 4 C B 1、4 B 2 C ○ ○ ○ C C C ○ ○ ○ 1、2 C B ○ 2 C C C / 2 C C C / 4 B B B C B B B B ○ YO ○ C C 1 ○ ○ VU YO VU DD VU YO NT YO 1 1 1 C ○ C 1、4 B C C ○ ○ C 1 C C ○ 1 1 C 2 B VU NT VU VU ○ NT ○ 1、2 B 2 * 1 B * ○ ○ ○ ○ ○ ○ VU B 1 * B B NT NT C 1 B B B C ○ ○ NT ○ 1 B 1 B B A 1 1 VU VU VU VU EX 1 NT VU VU VU DD NT CR+EN VU EX B B B ○ VU 1 EX 1 1 A 1、2 A YO B ○ ○ 1 B B NT CR+EN 1 A A VU VU B B B B ○ ○ 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 36 保全上重要な植物種 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 No. 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 種 和 名 モウセンゴケ ナガミノツルキケマン ヤマブキソウ ナズナ チチッパベンケイソウ キリンソウ トリアシショウマ オオコガネネコノメソウ コチャルメルソウ ヤシャビシャク トガスグリ シコタンソウ ダイモンジソウ エゾクロクモソウ ユキノシタ ザイフリボク ヤマブキ イワキンバイ キンロバイ カスミザクラ オオタカネイバラ ハマナス カジイチゴ ミヤマウラジロイチゴ タヌキマメ ツクシハギ イヌハギ マキエハギ センダイハギ コフウロ ユズリハ ミヤマシキミ ナンゴクミネカエデ ハウチワカエデ イタヤカエデ メグスリノキ ヤマモミジ ウリハダカエデ トチノキ アカミノイヌツゲ イヌツゲ ソヨゴ カラスノゴマ オニシバリ サクラスミレ フモトスミレ ナガハシスミレ ミズマツバ ヒシ タチモ 宮城県 天記・種 減少種 学術上 環境 ふれ 国RL RDB 保存法 西部丘 重要な 指標 あい保 市街 東部 山地 陵地・ 海浜 種 種 全種 地 田園 田園 C 1 C 1 B C NT YO NT B B B ○ ○ 1 ○ C B B ○ 1、2 ○ 1 C NT CR+EN 1 1 CR+EN ○ 1 B 1 B B C ○ ○ 1 VU CR+EN ○ 1 YO 4 ○ 1、2 C ○ NT C YO 1 EX DD B ○ ○ 1 NT 1 NT NT 1 B ○ CR+EN 1 VU 1、2 C C 1 C C ○ C ○ C 1 B ○ B C ○ NT ○ C ○ C ○ ○ C 1、2 C 1 A C ○ NT 1 NT 1 B NT 1 B 1 B B B B VU 1 1 ○ VU VU NT VU ○ 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 37 保全上重要な植物種 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 No. 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 種 和 名 アオキ コシアブラ ハナビゼリ ミシマサイコ ハマボウフウ オオカサモチ イワセントウソウ タニミツバ サワゼリ(ヌマゼリ) コイワウチワ ウメガサソウ ベニバナイチヤクソウ ヤマツツジ シロヤシオ トウゴクミツバツツジ ナツハゼ ヤブコウジ クリンソウ ユキワリコザクラ サクラソウ オオバアサガラ イボタノキ ホソバツルリンドウ イヌセンブリ ヒメシロアサザ フナバラソウ タチガシワ スズサイコ コカモメヅル ハマヒルガオ ムラサキ ルリソウ フトボナギナタコウジュ ヒメハッカ エゾニガクサ オオアブノメ ウンラン ムラサキサギゴケ イヌノフグリ カワヂシャ オオナンバンギセル ムシトリスミレ タヌキモ フサタヌキモ ヒメタヌキモ イヌタヌキモ ムラサキミミカキグサ オオバコ エゾヒョウタンボク ニッコウヒョウタンボク 宮城県 天記・種 減少種 学術上 環境 ふれ 国RL RDB 保存法 西部丘 重要な 指標 あい保 市街 東部 山地 陵地・ 海浜 種 種 全種 地 田園 田園 C C C C C ○ C ○ ○ 1 1 B VU 1 C CR+EN VU 1 1 1 C VU 1 1、4 VU C C ○ ○ C C ○ ○ C C ○ ○ NT VU 1 C C 2 C ○ B NT C ○ ○ 1 B B VU 1 CR+EN 1 A 1 A 1 C ○ B NT CR+EN ○ 1 1 A 1 VU VU VU VU VU CR+EN VU VU NT VU 1 1 A 1 VU B 1 A ○ A ○ EN C CR+EN VU 1、2 YO 1 B 1 1 B NT CR+EN CR CR+EN VU YO VU VU C C C 1 B 1 B 1 B ○ B NT B 1 1 NT EX 1 1 A 1 B 1 A CR+EN EN EX NT CR+EN NT A A NT CR+EN VU YO ○ 1 1、2 YO 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 38 保全上重要な植物種 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 No. 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 種 和 名 オオカメノキ レンプクソウ オミナエシ マツムシソウ シデシャジン キキョウ オクモミジハグマ キッコウハグマ オケラ イワインチン アズマギク オオニガナ シュウブンソウ ヒメヒゴタイ アキノキリンソウ エゾタンポポ オモダカの仲間 クロモ ミズオオバコ オオシバナ エビモ ヒルムシロの仲間 イトモ サガミトリゲモ イトトリゲモ トリゲモ オオトリゲモ カタクリ ショウジョウバカマ ニッコウキスゲ コオニユリ ヤマスカシユリ ヒメヤブラン オオバジャノヒゲ ユキザサ コキンバイザサ ミズアオイ コナギ ヒオウギ ノハナショウブ ヒメシャガ カキツバタ ヤマアワ メヒシバ テンキグサ(ハマニンニク) カゼクサ オオウシノケグサ ケカモノハシ カモノハシ エゾノサヤヌカグサ 宮城県 天記・種 減少種 学術上 環境 ふれ 国RL RDB 保存法 西部丘 重要な 指標 あい保 市街 東部 山地 陵地・ 海浜 種 種 全種 地 田園 田園 ○ 1 NT B 1 A B ○ ○ NT A CR+EN 1 1 B ○ C ○ ○ B ○ B ○ ○ 1 B ○ ○ 1 C VU 1、2 CR+EN CR+EN VU NT 1、2 NT CR+EN 1 VU C C B C 1 B C ○ B ○ B A ○ B B 1 B ○ VU B 1 VU ○ ○ B ○ C B ○ C B 1 NT CR+EN NT YO VU VU 1 B A NT NT 1 B A VU CR+EN 1 B A B B B B B CR+EN ○ B ○ B B 1 B ○ ○ B VU B C * B C C ○ NT CR+EN NT VU ○ ○ ○ EX 1、2 EX C ○ C ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1 1 VU C B 1 B B A B NT NT NT CR+EN B ○ 1、4 C B 4 C B ○ ○ ○ B 1 C ○ ○ B ○ ○ B C 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 39 保全上重要な植物種 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 No. 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 種 和 名 オギ アイアシ ヨシ ツルヨシ タチイチゴツナギ アキウネマガリ オオクマザサ(センダイザサ) ハコネナンブスズ スエコザサ スズタケ ケスズ ネズミノオ マコモ シバ ヒメカイウ ミズバショウ ヒメザゼンソウ ミクリ ヤマトミクリ タマミクリ ナガエミクリ ヒメミクリ ヒメガマ ガマ ヤマクボスゲ コウボウムギ タチスゲ タヌキラン マメスゲ オオカサスゲ オオクグ センダイスゲ スジヌマハリイ ナガボテンツキ フトイ カンガレイ サンカクイ コアニチドリ エビネ キンセイラン サルメンエビネ ユウシュンラン キンラン クゲヌマラン シュンラン コアツモリソウ クマガイソウ アツモリソウ イチヨウラン セッコク 宮城県 天記・種 減少種 学術上 環境 ふれ 国RL RDB 保存法 西部丘 重要な 指標 あい保 市街 東部 山地 陵地・ 海浜 種 種 全種 地 田園 田園 C C C 1 C C C C C C C ○ C ○ C ○ ○ NT ○ ○ 1 EN 1 YO EX 3 1 3 C 1 ○ ○ B YO C B B B ○ B ○ ○ B ○ ○ ○ ○ 1 NT B B CR+EN YO C 1 B B NT YO 1 A A NT CR+EN NT CR+EN 1 A A NT YO 1 B VU VU NT VU 1 ○ A C C C C C C ○ ○ ○ ○ ○ 1 B 1 CR+EN ○ 1 CR+EN B B 1 B NT NT NT VU 4 1 2 1 VU B B B B B B VU CR+EN 1 A NT CR+EN 1 B VU CR+EN 1 B VU CR+EN 1 B VU VU B VU CR+EN VU CR+EN 1 A B 1 C 1 1 1 B C ○ B NT CR+EN A VU CR+EN A VU CR+EN 国内 1 EX 1 CR+EN 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 40 保全上重要な植物種 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 No. 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 種 和 名 アオスズラン(エゾスズラン) ハマカキラン アオキラン ミヤマモジズリ オオミズトンボ サギソウ ミズトンボ ムカゴソウ ヒメノヤガラ ホクリクムヨウラン ギボウシラン フガクスズムシソウ クモキリソウ サカネラン ヒナチドリ カモメラン オノエラン ウチョウラン マイサギソウ トキソウ マツラン(ベニカヤラン) カヤラン ネジバナ イイヌマムカゴ ハクウンラン ショウキラン 宮城県 天記・種 減少種 学術上 環境 ふれ 国RL RDB 保存法 西部丘 重要な 指標 あい保 市街 東部 山地 陵地・ 海浜 種 種 全種 地 田園 田園 1 A VU 1 B VU 1 CR 1 B 1 1 B 1 VU CR+EN B CR VU A NT CR+EN VU CR+EN A B 1 NT 1 VU 1 1 VU CR+EN B C 1 1、4 B EN CR+EN VU CR+EN B 1 VU 1 A VU CR+EN NT CR+EN A VU CR+EN 1 A NT CR+EN 1 B B VU CR+EN 1 B B 1 B 1 B 1 B 1 CR+EN B B 1 ○ EN 1 1 CR+EN ○ CR+EN CR+EN B CR+EN 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 41 4)追加した種、削除した種(種名の変更などを含む) 第2回調査より、保全上重要な植物種として追加、削除した種の一覧は、以下に示す とおりである。 保全上重要な植物種 追加種 区 分 種 和 名 備 考※ 追加した種 キツネヤナギ 減少種、環境指標種、ふれあい保全種として追加 (52 種) トキホコリ 国 VU、県 YO イヌタデ 環境指標種として追加 タムシバ 環境指標種として追加 オオバクロモジ 環境指標種、ふれあい保全種として追加 ミスミソウ 国 NT スハマソウ スハマソウはミスミソウの一品種。県 NT リュウキンカ 環境指標種として追加 ヒメキンポウゲ 国 VU、県 VU 仙台市では絶滅 コキツネノボタン バイカモ 国 VU、県 DD 減少種として追加 ベニバナヤマシャクヤク 国 VU、県 VU コチャルメルソウ 環境指標種として追加 ヤマブキ 減少種、環境指標種として追加 イワキンバイ 環境指標種として追加 キンロバイ 国 VU、県 CR+EN カスミザクラ 環境指標種として追加 タヌキマメ 県 DD 仙台市では絶滅 ナンゴクミネカエデ 環境指標種として追加 アカミノイヌツゲ カラスノゴマ 環境指標種として追加 減少種として追加 ウメガサソウ 減少種、環境指標種、ふれあい保全種として追加 ヤブコウジ 環境指標種として追加 ヒメハッカ 国 NT、県 CR+EN ムラサキサギゴケ 減少種、環境指標種として追加 イヌノフグリ 国 VU、県 VU カワヂシャ 国 NT イヌタヌキモ 国 NT オオバコ 環境指標種として追加 オオカメノキ 環境指標種として追加 オクモミジハグマ 減少種、環境指標種として追加 アキノキリンソウ 減少種、環境指標種として追加 オモダカの仲間 減少種、環境指標種として追加 ミズオオバコ ヒルムシロの仲間 国 VU 国 NT、県 CR+EN 環境指標種(第2回調査ではシバナとして 選定されていた。) 減少種、環境指標種として追加 サガミトリゲモ 国 VU、県 VU ユキザサ 減少種、環境指標種として追加 オオシバナ(マルミノシバナ) ※国:環境省レッドリスト、県:宮城県レッドデータブック CR:絶滅危惧ⅠA 類、CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD:情 報不足、YO:要注目 42 保全上重要な植物種種 追加種 区 分 種 和 名 備 考※ 追加した種 メヒシバ 環境指標種として追加 (52 種) ツルヨシ 減少種、環境指標種として追加 スズタケ 減少種、環境指標種、ふれあい保全種として追加 ネズミノオ 減少種、環境指標種として追加 ヒメミクリ 国 VU、県 VU タヌキラン 環境指標種として追加 オオクグ 国 NT、県 NT コアニチドリ 国 VU、県 CR+EN クゲヌマラン 国 VU、県 CR+EN シュンラン 減少種、環境指標種として追加 オオミズトンボ 国 CR、県 VU ムカゴソウ 国 NT フガクスズムシソウ 国 VU、県 CR+EN サカネラン 国 VU ※国:環境省レッドリスト、県:宮城県レッドデータブック 43 保全上重要な植物種 削除種 区 分 種 和 名 削除した種 アカハナワラビ (52 種) ヤブソテツ 備 考 仙台市周辺が北限ではなく、普通に確認されるため、選定から除 外する 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する タニヘゴモドキ 雑種であるため、選定から除外する ミドリシダ 普通に確認されるため、選定から除外する ビロードシダ 丘陵地の生育環境は安定している選定から除外する スダジイ 自然分布の個体はないと考えられるため、選定から除外する アラカシ アカガシと選定の目的が重なるため、本種は選定から除外する エゾエノキ エノキと選定の目的が重なるため、本種は選定から除外する ハス 仙台市内での標本による確認記録がないため選定から除外する コモウセンゴケ 仙台市内での標本による確認記録がないため選定から除外する キケマン 仙台市内での標本による確認記録がないため選定から除外する マルバコンロンソウ 丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する タコノアシ 分布地は安定しており、普通に見られるため、選定から除外する ザリコミ 山地の林内では普通に確認されるため、選定から除外する ミツバツチグリ 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する シャリンバイ 海浜では普通に確認されるため、選定から除外する テリハノイバラ 海浜では普通に確認されるため、選定から除外する 西部丘陵地、市街地では普通に確認されるため、選定から除外す る 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する メドハギ シラキ マツカゼソウ 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する オオモミジ ヤマモミジと選定意図が重複するため、選定から除外する モチノキ 海浜では普通に確認されるため、選定から除外する ウリノキ 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する タカノツメ 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する バイカツツジ 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する ウスノキ 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する ガガブタ 仙台市内での標本による確認記録がないため選定から除外する アサザ 仙台市内での標本による確認記録がないため選定から除外する ヒロハヤマトウバナ 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する タテヤマウツボグサ 山地では普通に確認されるため、選定から除外する バンダイクワガタ 仙台市内での標本は確認されないため、選定から除外する キヨスミウツボ 山地では普通に確認されるため、選定から除外する トウオオバコ 海浜などで普通に確認されるため、選定から除外する ナベナ 山地、西部丘陵地で普通に確認されるため、選定から除外する ツリガネニンジン 西部丘陵地では普通に確認されるため、選定から除外する カシワバハグマ 西部丘陵地で普通に確認されるため、選定から除外する フクオウソウ 西部丘陵地で普通に確認されるため、選定から除外する ウスギタンポポ 西部丘陵地などで普通に確認されるため、選定から除外する ヘラオモダカ オモダカの仲間として選定する サジオモダカ オモダカの仲間として選定する アギナシ オモダカの仲間として選定する オモダカ オモダカの仲間として選定する 44 保全上重要な植物種 削除種 区 分 種 和 名 備 コバノヒルムシロ ヒルムシロの仲間として選定する ヒルムシロ ヒルムシロの仲間として選定する 考 ホソバミズヒキモ ヒルムシロの仲間として選定する シバナ 仙台市の標本の確認により「オオシバナ」として選定する ヒメコヌカグサ 西部丘陵地などで普通に確認されるため、選定から除外する クサヨシ 仙台市内では普通に確認されるため、選定から除外する オニシバ 海浜では普通に確認されるため、選定から除外する サナギスゲ 仙台市内での標本による確認記録がないため選定から除外する ナルコスゲ 西部丘陵地などで普通に確認されるため、選定から除外する コウボウシバ コウボウムギと選定意図が重複するため、選定から除外する (2)選定理由票 保全上重要な植物の選定理由票は次のとおり。 (選定理由票の順番は、絶滅・野生絶滅に該当する種を最初に抜き出した。) 45 選定理由票(植物) No 37 種和名: デンジソウ 調査年 目録No. 186 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 デンジソウ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Marsilea quadrifolia 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1 A 国RL 県 RDB VU CR+EN H22 EX 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 VU (原因の詳細) □ 水辺の改修工事 □ □ □ 水質悪化、農薬の使用 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 低地にわずかに生育していたが、水辺の改修工事や水質悪化、農薬の使用で絶滅したとみられる。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 No 38 種和名: サンショウモ 調査年 Salvinia natans 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 187 学名: 西部丘陵 地・田園 サンショウモ 科 RDB種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1 A 国RL 県 RDB VU NT EX H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 NT (原因の詳細) □ 水辺の改修工事 □ □ □ 水質悪化、農薬の使用 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 低地にわずかに生育していたが、水辺の改修工事や水質悪化、農薬の使用で絶滅したとみられる。 分布地:青葉区台原(最終確認 1923年)、太白区長町(最終確認 1923年) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 46 選定理由票(植物) No 88 種和名: ヒメキンポウゲ 調査年 目録No. 548 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Halerpestes kawakamii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 国RL 県 RDB VU VU EX 1、2 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 VU (原因の詳細) □ 海岸の近くの限られた湿地に分布。分布南限。 海浜の開発。 □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 海岸近くの湿地に生育する。多年草。分布南限。1954年より確認がない。 仙台市では絶滅したものと判断される。 分布:若林区荒浜(最終確認 1954年) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 No 94 種和名: オニバス 調査年 目録No. 582 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 Euryale ferox 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1 A 国RL 県 RDB VU EX H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 スイレン 科 RDB種 EX VU (原因の詳細) □ □ 干拓などによる人為的開発が原因。そうでなければ水鳥に種子を採食された可能性もある。 □ □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 一年生草本。1926年に大沼、小午沼に生育していることを確認。 その後何時絶滅したかは不明であるが、昭和40年代前半に小午沼はゴミ捨て場として干拓され消滅。 大沼のオニバスも消失年代は不明。昭和50年代後半以降仙台市内では発見されていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 47 選定理由票(植物) No 125 種和名: タヌキマメ 調査年 目録No. 878 学名: マメ 科 RDB種 Crotalaria sessiliflora 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 西部丘陵 地・田園 国RL H15 H22 県 RDB DD EX 1、2 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 (原因の詳細) □ □ 土地開発。 □ □ 草原の減少。 □ 草地や路傍に生育する。一年草。分布北限。1914年より確認がない。 仙台市では絶滅したものと判断される。 分布:太白区中田(最終確認 1914年) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 No 194 種和名: フサタヌキモ 調査年 Utricularia dimorphantha 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 1632 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1 A 国RL 県 RDB CR EX H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 タヌキモ 科 RDB種 EX EN (原因の詳細) □ □ 農薬汚染、浚渫 □ □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 池沼に生育。浮遊食虫植物。希産種。農薬による汚染で減少。 分布地:大沼 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 48 選定理由票(植物) No 236 種和名: コキンバイザサ 調査年 ヒガンバナ 科 RDB種 Hypoxis aurea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 2040 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1、2 国RL 県 RDB A EX EX H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 (原因の詳細) □ □ 団地造成など土地改変 □ □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 台原に分布していたが宅地造成により絶滅。分布北限種。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 No 300 種和名: セッコク 調査年 目録No. 2589 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 ラン 科 RDB種 Dendrobium moniliforme 1 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB ○ A CR+EN EX H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 (原因の詳細) □ 岩上や樹上に着生 □ □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 主に丘陵地の岩上や樹上に着生する。市内での近年の情報はない。絶滅。 分布地:上愛子など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定される、 ③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取による 減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等人為的な 管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 49 選定理由票(植物) No 1 種和名: スギラン 調査年 目録No. 5 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 ヒゲノカズラ 科 RDB種 Lycopodium cryptomerinum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB EN CR+EN VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の樹上生シダ植物。希産種。 分布地:船形連峰、二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 2 種和名: ヒモカズラ 調査年 目録No. 14 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Selaginella shakotanensis 西部丘陵 地・田園 イワヒバ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地のやや湿った岩上に生育。希産種。 分布地:二口など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 50 選定理由票(植物) No 3 種和名: イワヒバ 調査年 目録No. 15 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 イワヒバ 科 RDB種 Selaginella tamariscina B 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 岩上や岸壁上に生育。冷温帯の岩壁を指標。園芸植物として乱獲。 分布地:大東岳、鎌倉山、太白山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 4 種和名: ミズニラ 調査年 目録No. 16 学名: ミズニラ 科 RDB種 Isoetes japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A H22 1 B A ○ 県 RDB VU NT NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 浅い水辺に生育。改修工事や高栄養化で減少が著しい。 分布地:国見東山、後白髪山、北泉ヶ岳、根白石、坪沼、秋保町境野など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 51 選定理由票(植物) No 5 種和名: イヌスギナ 調査年 目録No. 21 学名: トクサ 科 RDB種 Equisetum palustre 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B 県 RDB ○ 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低湿地に生育。湿地の干拓により減少が著しい。 分布地:岡田中、中野など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 6 種和名: ヤシャゼンマイ 調査年 目録No. 36 学名: ゼンマイ 科 RDB種 Osmunda lancea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 C C H22 1 C C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB ○ NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渓流の岩上に生育。園芸植物として乱獲。希産種。 分布地:青葉山など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 52 選定理由票(植物) No 7 種和名: コウヤコケシノブ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 コケシノブ 科 RDB種 Hymenophyllum barbatum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 40 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 岩上や樹上に生育。希産種。 分布地:坪沼沼山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 8 種和名: ヒメハイホラゴケ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Lacosteopsis orientalis var. abbreviata 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 41 学名: 西部丘陵 地・田園 コケシノブ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地のやや湿った岩上に生育。希産種。 分布地:並間、朴沢小山など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 53 選定理由票(植物) No 9 種和名: オオバノイノモトソウ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 イノモトソウ 科 RDB種 Pteris cretica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 56 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B C B C 県 RDB ○ 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 岩上に生育。分布北限種。希産種。 温暖化及び二次林の放置により増えている地域も確認される。 分布地:青葉山、坪沼沼山、岩切、藤塚など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 10 種和名: イノモトソウ 調査年 目録No. 57 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、2 H22 1、2 イノモトソウ 科 RDB種 Pteris multifida 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 宮城県では、仙台市と角田市で生育地が確認されている。分布北限。希産種。 分布地:台原森林公園、萩ケ丘など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 54 選定理由票(植物) No 11 種和名: コタニワタリ 調査年 目録No. 60 学名: チャセンシダ 科 RDB種 Asplenium scolopendrium 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 ○ B 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渓流や崖錘、谷底に生育。園芸植物として採取。 分布地:作並新川、坪沼沼山、秋保大滝植物園、青葉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 12 種和名: ナンタイシダ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 オシダ 科 RDB種 Arachniodes maximowiczii 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 66 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の林内に生育。分布北限。希産種。 分布地:二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 55 選定理由票(植物) No 13 種和名: ハカタシダ 調査年 目録No. 68 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、2 H22 1、2 オシダ 科 RDB種 Arachniodes simplicior 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 宮城県では仙台市でわずかに生育が確認されている。分布北限。 希産種。分布地:佐保山 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 14 種和名: リョウメンシダ 調査年 目録No. 69 学名: オシダ 科 RDB種 Arachniodes standishii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の崖錐・渓谷を指標。里山の放置により増えている地域も確認される。 分布地:青葉山、台原森林公園、奥新川、荒浜、藤塚、野草園、佐保山、鈎取山、水の森公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 56 選定理由票(植物) No 15 種和名: キヨスミヒメワラビ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 オシダ 科 RDB種 Ctenitis maximowicziana 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 70 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 宮城県では、仙台市と角田市でわずかに生育が確認されている。分布北限。希産種。 分布地:太白山 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 16 種和名: オシダ 調査年 目録No. 77 学名: オシダ 科 RDB種 Dryopteris crassirhizoma 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ B ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渓流や崖錘、谷底に生育。里山の放置により増えている地域も確認される。 分布地:青葉山、サイカチ沼、新川、奥新川、蒲生、藤塚、井土、太白山、佐保山、秋保大滝植 物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 57 選定理由票(植物) No 17 種和名: オオクジャクシダ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1 オシダ 科 RDB種 Dryopteris dickinsii 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 78 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希産種。岩手に新産地があり北限が移動している。 分布地:坪沼沼山など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 18 種和名: ニオイシダ 調査年 目録No. 83 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 H22 1、4 Dryopteris fragrans var. remotiuscula 西部丘陵 地・田園 オシダ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の岸壁などに生育。希産種。 分布地:二口など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 58 選定理由票(植物) No 19 種和名: オオベニシダ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 オシダ 科 RDB種 Dryopteris hondoensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 85 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 分布北限種。希産種。 分布地:青葉山、茂庭 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 20 種和名: ギフベニシダ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Dryopteris kinkiensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 86 学名: 西部丘陵 地・田園 オシダ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 宮城県では、仙台市でわずかに生育が確認されている。分布北限。希産種。 分布地:熊ヶ根など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 59 選定理由票(植物) No 21 種和名: オオイタチシダ 調査年 H22 2 オシダ 科 RDB種 減少種 山地 2 Dryopteris varia var. hikonensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 98 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から低山帯の林縁のどのやや明るい場所に生育。分布北限。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 22 種和名: アスカイノデ 調査年 減少種 山地 2 H22 2 Polystichum fibrilloso-paleaceum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 107 学名: 西部丘陵 地・田園 オシダ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 スギ植林内などに生育。分布北限。 分布地:佐保山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 60 選定理由票(植物) No 23 種和名: アイアスカイノデ 調査年 減少種 山地 2 H22 2 オシダ 科 RDB種 Polystichum longifrons 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 109 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 スギ植林内などに生育。分布北限。 分布地:藤塚、太白山、佐保山、坪沼沼山、茂庭など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 24 種和名: イワシロイノデ 調査年 目録No. 113 学名: Polystichum ovato-paleaceum var. coraiense 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 オシダ 科 RDB種 県 RDB ○ B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渓流や崖錘、谷底に生育。 分布地:青葉山、台原森林公園、蒲生、藤塚、荒浜、大年寺山、鈎取山、佐保山、坪沼沼山、秋 保大滝植物園、水の森公園、根白石など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 61 選定理由票(植物) No 25 種和名: イノデ 調査年 目録No. 116 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 2 H22 2 オシダ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Polystichum polyblepharum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 分布北限種。 分布地:坪沼沼山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 26 種和名: サカゲイノデ 調査年 目録No. 117 学名: Polystichum retroso-paleaceum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 オシダ 科 RDB種 県 RDB ○ B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渓流や崖錘、谷底に生育。 分布地:青葉山、台原森林公園、作並、鈎取山、佐保山、太白山、坪沼沼山、秋保町長袋、二 口、北中山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 62 選定理由票(植物) No 27 種和名: ジュウモンジシダ 調査年 目録No. 119 学名: オシダ 科 RDB種 Polystichum tripteron 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ ○ B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の崖錐・渓谷を指標。 分布地:青葉山、台原森林公園、上愛子、蒲生、井土、鈎取山、佐保山、秋保町長袋、坪沼沼 山、秋保大滝植物園、二口、水の森公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 28 種和名: ヒメワラビ 調査年 目録No. 132 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 Thelypteris torresiana var. calvata 西部丘陵 地・田園 ヒメシダ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C C B B B 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 向陽の立地に雑草的に生育。分布北限。 分布地:青葉山、太白山自然観察の森など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 63 選定理由票(植物) No 29 種和名: オクヤマワラビ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 イワデンダ 科 RDB種 Athyrium distentifolium 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 139 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 宮城県では船形連峰のブナ林中にわずかに生育が確認されている。希産種。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 30 種和名: シケチシダ 調査年 目録No. 153 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、2 H22 1、2 Cornopteris decurrenti-alata 西部丘陵 地・田園 イワデンダ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の陰湿地に生育、分布北限。希産種。 分布地:後白髪山など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 64 選定理由票(植物) No 31 種和名: セイタカシケシダ 調査年 H22 1 イワデンダ 科 RDB種 減少種 山地 1 Deparia dimorphophylla 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 157 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 宮城県では仙台市と大和町でわずかに生育が確認されている。 分布地:芭蕉沼など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 32 種和名: ウサギシダ 調査年 目録No. 169 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Gymnocarpium dryopteris 西部丘陵 地・田園 イワデンダ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 仙台市西方の風穴に限って生育する。希産種。 分布地:野尻 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 65 選定理由票(植物) No 33 種和名: イヌガンソク 調査年 目録No. 170 学名: イワデンダ 科 RDB種 Matteuccia orientalis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 谷沿いの林縁などに生育。胞子葉は花材として用いられる。 里山など二次林の放置により増加傾向にある。 分布地:青葉山、台原森林公園、上愛子、藤塚、 鈎取山、茂ヶ崎、秋保大滝植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 34 種和名: クサソテツ 調査年 目録No. 171 学名: イワデンダ 科 RDB種 Matteuccia struthiopteris 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B C ○ B C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 向陽の湿った立地に生育し、しばしば群生。若芽はコゴミと呼ばれて食用にされる。 分布地:青葉山、台原森林公園、荒浜、野草園、長町、秋保大滝植物園、など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 66 選定理由票(植物) No 35 種和名: ヒメサジラン 調査年 目録No. 181 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 ウラボシ 科 RDB種 Loxogramme grammitoides 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B 県 RDB ○ B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 岩上に生育。宮城県では仙台市でわずかに生育が確認されている。希産種。 分布地:奥新川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 36 種和名: イワオモダカ 調査年 目録No. 185 学名: Pyrrosia tricuspis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 B H22 1 B 西部丘陵 地・田園 ウラボシ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 岩上や樹上に生育。園芸植物として乱獲。希産種。 分布地:大東岳、二口など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 67 選定理由票(植物) No 39 種和名: モミ 調査年 目録No. 189 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 マツ 科 RDB種 Abies firma 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C ○ ○ C ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中間温帯林を指標する常緑針葉樹・高木。大気汚染に弱いため市街地で良好な環境の指標にもなる。 分布北限。伐採された所もあるが、生長してきた所もあり、全体的な増減は無い。 分布地:青葉山、八幡、葛岡墓園、 台原森林公園、蕃山、青下、荒浜、太白山、坪沼沼山、長 命館公園、将監沼風致公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 40 種和名: キタゴヨウ 調査年 目録No. 197 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 4 H22 4 マツ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Pinus parviflora var. pentaphylla 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の尾根ややせた土地に生育。急峻地の指標植物。園芸植物として採取される。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 68 選定理由票(植物) No 41 種和名: ハイマツ 調査年 目録No. 198 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 H22 1、4 マツ 科 RDB種 Pinus pumila 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 亜高山帯の環境指標。船形山や大東岳の山頂付近の厳しい環境下に生育。 園芸植物として採取される。 分布地:船形山、大東岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 42 種和名: カヤ 調査年 目録No. 213 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 イチイ 科 RDB種 Torreya nucifera 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ B ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中間温帯を指標する常緑針葉樹・高木。分布北限。木材や種子は有用。 大木のカヤは碁盤などの材料として利用され残っていない。 マルミガヤは東昌寺にあり国の天然記念物に指定されている 分布地:青葉山、蕃山、上愛子、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 69 選定理由票(植物) No 43 種和名: オニグルミ 調査年 目録No. 215 学名: クルミ 科 RDB種 Juglans ailanthifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B ○ ○ B B B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川に沿って、崖錘や自然堤防に生育。撹乱の多い丘陵地の崖錐や自然堤防を指標。 市街地や田園地帯では減少しているが、河川では未だ相当に生育している。 分布地:青葉山、川平、芋沢川前、井土、太白山、馬場大滝、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 44 種和名: ネコヤナギ 調査年 目録No. 231 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 4 H22 4 ヤナギ 科 RDB種 Salix gracilistyla 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日当たりの良い水辺に生育。乾燥地で花穂を鑑賞用に栽培もされる。 河川中流域の指標。広瀬川では洪水防止のため一部伐採されている 分布地:青葉山、評定河原、青下、作並、長町、富田、上の原、大東岳、二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 70 選定理由票(植物) No 45 種和名: キツネヤナギ 調査年 目録No. 249 学名: ヤナギ 科 RDB種 Salix vulpina 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地林縁の自然環境を指標。 丘陵地から山地の日当たりのよい場所に生育する。 葉や苞葉などにキツネ色の毛が生える。 分布地:水の森、青葉山、蕃山、奥新川、長町越路、大年寺山、太白山、二口温泉、泉ヶ岳、芳 の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 46 種和名: オオバヤナギ 調査年 目録No. 251 学名: Toisusu urbaniana 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 B H22 1 B 西部丘陵 地・田園 ヤナギ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川中流域の指標。宮城県では生育地が限定される。河川改修により絶滅が危惧される。希産種。 分布地:定義、後白髪山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 71 選定理由票(植物) No 47 種和名: ハンノキ 調査年 目録No. 257 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 H22 1、4 カバノキ 科 RDB種 Alnus japonica 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B C ○ ○ B C ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ C 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。田園地域では屋敷林の主要構成種。開田、圃場整備等で減少。 近年、西部丘陵地地域では減反による休耕田で増加する傾向にある。 分布地:青葉山、葛岡墓園、サイカチ沼、岡田、蒲生、宮沢橋下流など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 48 種和名: ヨグソミネバリ(ミズメ) 調査年 H22 カバノキ 科 RDB種 Betula grossa 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 264 学名: 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C C ○ C C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 木材は有用。幹や枝はサリチル酸メチルの香りがする。 分布地:秋保町高倉、二口 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 72 選定理由票(植物) No 49 種和名: ウダイカンバ 調査年 減少種 山地 4 H22 4 カバノキ 科 RDB種 Betula maximowicziana 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 265 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯を指標する先駆種・高木。丘陵地に点在する個体は学術上重要。 分布地:荒浜、金剛沢市有林など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 50 種和名: サワシバ 調査年 目録No. 268 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 H22 カバノキ 科 RDB種 Carpinus cordata 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C B ○ C B ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 崖錘を指標。渓流や崖錘に生育。 分布地:青葉山、蕃山、上愛子、サイカチ沼、太白山、鈎取山、県民の森、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 73 選定理由票(植物) No 51 種和名: アカシデ 調査年 目録No. 271 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 カバノキ 科 RDB種 Carpinus laxiflora C B / ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渓谷に沿った向陽の斜面に生育。冷温帯の渓谷を指標。 分布地:青葉山、台原森林公園、黒森山、蕃山、下愛子、藤塚、野草園、鈎取山、秋保大滝植物 園、長命館公園、朴沢、県民の森、泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 52 種和名: イヌシデ 調査年 目録No. 272 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 4 H22 4 カバノキ 科 RDB種 Carpinus tschonoskii 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C B C ○ C B C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中間温帯林を指標する落葉広葉樹。湿生斜面の指標植物。 分布地:青葉山、台原森林公園、サイカチ沼、藤塚、荒浜、大年寺山、太白山、秋保大滝植物 園、長命館公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 74 選定理由票(植物) No 53 種和名: ブナ 調査年 目録No. 279 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 4 H22 4 ブナ 科 RDB種 Fagus crenata 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B C ○ B 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯に生育する落葉広葉樹・高木。丘陵地に点在する個体は学術上極めて重要。 森林伐採が行われなくなったのため、近年の増減は無いと考えられる。 分布地:青葉山、上愛子、奥新川、蕃山、鈎取山、太白山、秋保町馬場、二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 54 種和名: イヌブナ 調査年 目録No. 280 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 H22 1、4 ブナ 科 RDB種 Fagus japonica 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ ○ B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中間温帯林を指標する落葉広葉樹。高木。ブナより低海抜地域に生育し、分布は限定される。 分布地:青葉山、蕃山、郷六、上愛子、野草園、大年寺山、 鈎取山、太白山、茂庭、坪沼沼 山、秋保町馬場、屏風岳、泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 75 選定理由票(植物) No 55 種和名: アカガシ 調査年 目録No. 281 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 ブナ 科 RDB種 Quercus acuta 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C C C C C C □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 暖温帯を指標する常緑広葉樹・高木。分布北限。 居久根など屋敷林では、増加傾向にある。 分布地:青葉山、台原森林公園、上愛子、県民の森、藤塚、井土、野草園、大年寺山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 56 種和名: アオナラガシワ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 Quercus aliena var. pellucida 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 284 学名: 西部丘陵 地・田園 ブナ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 分布北限。仙台湾岸の防潮林内に点在。希産種。 分布地:蒲生、藤塚南、茂庭など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 76 選定理由票(植物) No 57 種和名: ミズナラ 調査年 目録No. 288 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 ブナ 科 RDB種 Quercus mongolica ssp. crispula C ○ B 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯に生育する落葉広葉樹・高木。山地が主な分布域。 二次林ではしばしば群生し、かつての伐採地に増加したのではないかと考えられる。 分布地:青葉山、郷六、蕃山、蒲沢山林道、黒森山、荒浜、野草園、大年寺山、太白山、秋保大 滝植物園、二口、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 58 種和名: シラカシ 調査年 目録No. 290 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 ブナ 科 RDB種 Quercus myrsinaefolia 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C ○ ○ C C / ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ C 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 暖温帯林を指標する常緑広葉樹・高木。分布北限。街路や社寺、屋敷林に植栽。 居久根など屋敷林では、増加傾向にあるが、田園地帯では居久根自体が減少している。 分布地:青葉山、芋沢大國神社、井土、藤塚、岡田、野草園、大年寺山、佐保山、長命館公園な ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 77 選定理由票(植物) No 59 種和名: ウラジロガシ 調査年 減少種 山地 2 H22 2 ブナ 科 RDB種 Quercus salicina 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 293 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C C C / □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ 県 RDB ○ YO C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 暖温帯を指標する常緑広葉樹・高木。分布北限。街路や社寺、屋敷林に植栽。海岸には分布しな い。分布地:青葉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 60 種和名: エノキ 調査年 目録No. 297 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 4 H22 4 ニレ 科 RDB種 Celtis sinensis var. japonica 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B B B □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 谷あいや河川沿い、平坦地に生育。植栽も見られる。落葉広葉樹・高木。オオムラサキなどの食 樹となる。居久根など屋敷林では、増加傾向にある。 分布地:青葉山、岡田、若林、藤塚、ニツ沢、西多賀、寺岡など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 78 選定理由票(植物) No 61 種和名: オヒョウ 調査年 目録No. 300 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 ニレ 科 RDB種 Ulmus laciniata 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C H22 県 RDB ○ C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渓流や崖錘、谷底に生育。木材や樹皮は有用。 分布地:二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 62 種和名: ケヤキ 調査年 目録No. 302 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 H22 ニレ 科 RDB種 Zelkova serrata 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C C B B ○ ○ C C B B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 崖錘や自然堤防を指標。街路樹や社寺、屋敷林に植栽。市木。 屋敷林に植栽されたものが伐採されて減少している 分布地:牛越橋上流、上愛子、井土、上野山、二口、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 79 選定理由票(植物) No 63 種和名: トキホコリ 調査年 目録No. 324 学名: イラクサ 科 RDB種 Elatostema densiflorum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB VU YO 1 B B VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の湿った所に生える1年草。分布が限定される。 市街地4か所。分布地:花京院、上杉、広瀬川中河原緑地、秋保馬場ほか。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 64 種和名: コケミズ 調査年 目録No. 334 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 イラクサ 科 RDB種 Pilea peploides 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の林下や岩垣等の湿った陰地に生育。希産種。 分布地:二口 □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 80 選定理由票(植物) No 65 種和名: ミヤマツチトリモチ 調査年 目録No. 343 学名: Balanophora nipponica 判断理由 注目種 学術上重 要種 ツチトリモチ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 VU 県 RDB DD 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の林内で落葉樹の根に寄生。希産種。 分布地:二口、奥新川など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 66 種和名: ヤナギヌカボ 調査年 目録No. 362 学名: Persicaria foliosa var. paludicola 判断理由 注目種 学術上重 要種 タデ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C VU H22 1 C VU 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の河畔や水湿地に生育。希産種。 分布地:福岡など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 81 選定理由票(植物) No 67 種和名: イヌタデ 調査年 学術上重 要種 目録No. 366 学名: タデ 科 RDB種 Persicaria longiseta 判断理由 注目種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中下流域河川敷の洪水などによる泥質の薄く堆積する川原の自然環境を指標。 主に平地から丘陵地の河川、路傍、放棄耕作地に生育。 分布地:青葉の森、台原森林公園、広瀬川中河原緑地、大年寺山、秋保馬場、将監沼風致公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 68 種和名: ミゾソバ 調査年 目録No. 381 学名: タデ 科 RDB種 Persicaria thunbergii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B C ○ ○ C B C ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。川辺や溝、路傍などの富栄養な水湿地に生育し、よく群生する。 分布地:青葉山、台原森林公園、水の森、蒲生、藤塚、野草園、大年寺山、旗立 、茂庭、秋保 町馬場、秋保大滝植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 82 選定理由票(植物) No 69 種和名: ノダイオウ 調査年 目録No. 401 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 1、4 H22 1、4 タデ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Rumex longifolius 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C VU C NT 県 RDB YO C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 おもに丘陵地のやや湿潤な草原に生育。田園地域では湿地の開発により減少している。 分布地:大倉青下、県民の森、花壇、若林区沓形など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 70 種和名: ザクロソウ 調査年 目録No. 411 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Mollugo pentaphylla 西部丘陵 地・田園 ザクロソウ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 畑地雑草群落に生える。希産種。 分布地:青葉山、台原森林公園、若林、鈎取、若林区沓形など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 83 選定理由票(植物) No 71 種和名: カワラナデシコ 調査年 目録No. 424 学名: ナデシコ 科 RDB種 Dianthus superbus var. longicalycinus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C ○ C C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 単にナデシコの名で知られ、秋の七草の一つに数えられる。日当たりのよい草原や乾いた河原に生育。 西部丘陵地では草原が荒廃して来ており、減少傾向にある。 分布地:県民の森、荒浜、坪沼、柳生北原、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 72 種和名: エゾフスマ 調査年 目録No. 432 学名: ナデシコ 科 RDB種 Stellaria fenzlii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 VU 県 RDB NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に山地の岩上に生育。希産種。 分布地:秋保 □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 84 選定理由票(植物) No 73 種和名: ナンブワチガイソウ 調査年 目録No. 435 学名: ナデシコ 科 RDB種 Pseudostellaria japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C VU H22 1 C VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の落葉樹林に生育。希産種。 二次林の管理が行われなくなり、減少傾向にある。 分布地:太白山、坪沼沼山など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 74 種和名: ハママツナ 調査年 目録No. 477 学名: アカザ 科 RDB種 Suaeda maritima 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 2 B ○ H22 2 B ○ 県 RDB NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 塩性湿地を指標。河口付近に群生する。分布北限。 分布地:蒲生、井土浦など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 85 選定理由票(植物) No 75 種和名: タムシバ 調査年 目録No. 491 学名: モクレン 科 RDB種 Magnolia salicifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標。日本海要素。山地に生育。葉をかむと甘みがある。 植物体に香が有り、別名をニオイコブシという。 分布地:大倉青下、十里平、泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 76 種和名: ヤマコウバシ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 クスノキ 科 RDB種 Lindera glauca 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 499 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の暖温帯二次林内に生育。希産種。分布北限。 分布地:青葉山、藤塚、鈎取山、佐保山、太白山、ひより台、坪沼沼山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 86 選定理由票(植物) No 77 種和名: オオバクロモジ 調査年 目録No. 501 学名: クスノキ 科 RDB種 Lindera umbellata var. membranacea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標。日本海要素。丘陵地から山地に生育。 植物体に香が有り、爪楊枝、箸などに利用する。 分布地:青葉の森緑地、サイカチ沼、太白山、秋保町馬場、水の森公園、将監沼風致公園、朴沢 など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 78 種和名: シロダモ 調査年 目録No. 503 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 クスノキ 科 RDB種 Neolitsea sericea 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C * * * □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 暖温帯林を指標する常緑広葉樹・亜高木。分布北限。 温暖化と二次的環境の放置により市街地を中心に増加傾向にある。 分布地:台原森林公園、蒲生、藤塚、荒浜、野草園、向山、富田、長命館公園、鷲倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 87 選定理由票(植物) No 79 種和名: フクジュソウ 調査年 目録No. 514 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Adonis ramosa 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ ○ 県 RDB VU VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に川辺の土手などやや湿った場所に生育。希産種。園芸植物として乱獲。 分布地:作並、二口、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 80 種和名: ニリンソウ 調査年 目録No. 516 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Anemone flaccida 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B ○ B B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の崖錐を指標。落葉樹林の林内から林縁に生育。 分布地:作並、野草園、八木山香澄町、御堂平、佐保山、県民の森、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 88 選定理由票(植物) No 81、82 種和名: ミスミソウ(スハマソウ) 調査年 目録No. 517 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Anemone hepatica var. japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB NT 1 B NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 分布:山地丘陵部の落葉樹林下に生育する常緑多年草。稀産種。ユキワリソウとも呼ばれる。 スハマソウは、ミスミソウの一品種。ミスミソウは環境省RLにおいて準絶滅危惧に、スハマソウ は宮城県RDBにおいて準絶滅危惧に指定されている。 分布:青葉区棒目木(スハマソウ) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 83 種和名: キクザキイチゲ 調査年 H22 キンポウゲ 科 RDB種 Anemone pseudo-altaica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 521 学名: 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C B B ○ ○ C B B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の崖錐を指標。山地のブナ林などの林床に生育。群生する。園芸植物として乱獲。 東部田園では開発によって減少している。 分布地:郷六、八木山香澄町、御堂平、太白山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 89 選定理由票(植物) No 84 種和名: レンゲショウマ 調査年 目録No. 524 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Anemonopsis macrophylla 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の林内に生育。園芸植物として乱獲。団地造成などにより減少している。 分布地:蕃山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 85 種和名: リュウキンカ 調査年 目録No. 529 学名: Caltha palustris var. nipponica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 キンポウゲ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の湿地や小川の自然泥質地環境を指標。 分布地:芋沢二本松、白石銅谷、朴沢堂所など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 90 選定理由票(植物) No 86 種和名: カザグルマ 調査年 目録No. 537 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Clematis patens 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB VU VU B NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の湿った薮や林縁に生育。希産種。団地造成や、採取により減少。 分布地:青葉山、鷺ケ森、芋沢柿崎、県民の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 87 種和名: トウゴクサバノオ 調査年 目録No. 547 学名: Dichocarpum trachyspermum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B キンポウゲ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の湿った林内に生育。希産種。 分布地:佐保山、茂庭、鷲倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 91 選定理由票(植物) No 89 種和名: オキナグサ 調査年 目録No. 549 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Pulsatilla cernua 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 A H22 1 A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB VU VU VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の明るい草原に生育。希産種。生育環境である草原が減少。 標本による確認は数十年ない。シバ草原のような短茎草原で主にみられる。 分布地:40年以上前の標本による採集地では郷六、太白山、秋保町長袋 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 90 種和名: コキツネノボタン 調査年 目録No. 552 学名: Ranunculus chinensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵地 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 キンポウゲ 科 RDB種 県 RDB VU DD 1 VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿った草地に生育する。稀産種。 分布:若林区荒井大沼、井土 □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 92 選定理由票(植物) No 91 種和名: バイカモ 調査年 目録No. 555 学名: キンポウゲ 科 RDB種 Ranunculus nipponicus var. major 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 B 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山間の清流に生育する多年草。稀産種。 分布:泉区朴沢上の原 □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 92 種和名: シラネアオイ 調査年 H15 H22 シラネアオイ 科 RDB種 Glaucidium palmatum 判断理由 注目種 学術上重 要種 1 目録No. 563 学名: 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 B B ○ B B ○ 県 RDB ○ VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に山地の日当たりの良い林縁や草原に生育。冷温帯林を指標。 日本の固有種で一科一属一種。園芸植物として乱獲。 分布地:鎌倉山、秋保町馬場など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 93 選定理由票(植物) No 93 種和名: トガクシショウマ(トガクシソウ) 調査年 目録No. 572 学名: メギ 科 RDB種 Ranzania japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯中-上部の多雪地の渓流沿いに生育。日本海要素。希産種。 分布地:大東岳、北石橋峠など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 95 種和名: マツモ 調査年 目録No. 587 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 マツモ 科 RDB種 Ceratophyllum demersum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 A 県 RDB ○ A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の池沼に生育。希産種。池沼の干拓、水路のコンクリート化、農薬の使用、水質の悪化によ り減少。 分布地:青葉区小松島(1931年の採集地) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 94 選定理由票(植物) No 96 種和名: ヨツバリキンギョモ 調査年 目録No. 588 学名: Ceratophyllum demersum var. quadrispinum 判断理由 注目種 学術上重 要種 マツモ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、2 A H22 1、2 A 県 RDB ○ YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 別名ゴハリマツモ。マツモの変種。アジアに分布。分布北限 池沼の干拓、水路のコンクリート化。水質汚染等により減少。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 97 種和名: トウゴクサイシン 調査年 目録No. 593 学名: ウマノスズクサ 科 RDB種 Asiasarum tohokuense 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 落葉広葉二次林の人為的自然環境を指標。山地の落葉樹林のやや湿った林床に生育。 ヒメギフチョウの食草として利用される。 分布地:青葉山、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 95 選定理由票(植物) No 98 種和名: ヤマシャクヤク 調査年 目録No. 595 学名: Paeonia japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 ボタン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B VU H22 1 B B NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に山地の陰地に生育。園芸植物として乱獲。 分布地:作並、秋保町馬場深野、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 99 種和名: ベニバナヤマシャクヤク 調査年 目録No. 596 学名: Paeonia obovata 判断理由 注目種 学術上重 要種 ボタン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 A A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB VU 1 VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地~山地の樹林下に生育する多年草。稀産種。 分布:太白区二口温泉、本小屋付近、泉区泉ヶ岳(最終確認1972年) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 96 選定理由票(植物) No 100 種和名: ヤブツバキ 調査年 目録No. 601 学名: ツバキ 科 RDB種 Camellia japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B B B □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 暖温帯林を指標。海岸から河川の沿岸に多く分布。 観賞用庭園樹や防潮及び防風林に利用される。 近年、西部丘陵地では安定しており、市街地でも植栽したツバキは多く見られている。 分布地:青葉山、藤塚、蒲生、沓形、茂庭など。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 101 種和名: モウセンゴケ 調査年 目録No. 621 学名: Drosera rotundifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 モウセンゴケ 科 RDB種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C C C 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 酸性で貧栄養の湿原に生育。葉の表面に腺毛が生え、粘液を出して小形の昆虫を捕獲し、消化吸 収する食虫植物。海岸地域は、自然遷移が進行し後背湿地が消滅している。 分布地:サイカチ沼、大倉、寺岡、国見峠(団地となり現在は消滅)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 97 選定理由票(植物) No 102 種和名: ナガミノツルキケマン 調査年 目録No. 628 学名: Corydalis ochotensis var. raddeana 判断理由 注目種 学術上重 要種 ケシ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C NT H22 1 C NT 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の半日陰地に生育。 分布地:茂庭、坪沼沼山など □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 103 種和名: ヤマブキソウ 調査年 目録No. 630 学名: ケシ 科 RDB種 Hylomecon japonicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から山地帯下部の落葉樹林下に生育。希産種。 園芸植物として採取される。堂所などでの分布はまとまっており、安定している。 分布地:鷲倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 98 選定理由票(植物) No 104 種和名: ナズナ 調査年 目録No. 658 学名: アブラナ 科 RDB種 Capsella bursa-pastoris 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B B B 県 RDB ○ ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 畑地・果樹園の人為的自然環境を指標。日本各地の畑地や路傍に生育。古くから食用や薬用に利 用される。市街地周辺では減少。 分布地:青葉山、台原森林公園、蕃山、岡田中、日の出町公園、岡田中、蒲生、井土、大年寺 山、馬場滝原、水の森公園、北中山、天神沢、松陵など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 105 種和名: チチッパベンケイソウ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Hylotelephium sordidum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 711 学名: 西部丘陵 地・田園 ベンケイソウ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の岩壁や樹幹に着生。希産種。 分布地:二口、奥新川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 99 選定理由票(植物) No 106 種和名: キリンソウ 調査年 目録No. 716 学名: Sedum aizoon var. floribundum 判断理由 注目種 学術上重 要種 ベンケイソウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯山地帯の岩壁の自然環境を指標。丘陵地から山地の岩場に生育。 多肉植物で乾燥に耐える特性を持っている。 分布地:葛岡墓園、羽黒台、二口、上谷刈丸太沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 107 種和名: トリアシショウマ 調査年 ユキノシタ 科 RDB種 Astilbe thunbergii var. congesta 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 目録No. 727 学名: C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B ○ B B ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 やや湿った林床や林縁に生育。食用にされる。 分布地:青葉山、大倉、上愛子、蒲沢山林道、藤塚、大年寺山、鈎取山、長命館公園、泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 100 選定理由票(植物) No 108 種和名: オオコガネネコノメソウ 調査年 H22 1、2 ユキノシタ 科 RDB種 減少種 山地 1、2 Chrysosplenium pilosum var. fulvum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 734 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 沢沿いの陰湿地に生育。希産種。分布北限。 分布地:作並、野草園、太白山、県民の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 109 種和名: コチャルメルソウ 調査年 目録No. 744 学名: ユキノシタ 科 RDB種 Mitella pauciflora 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地渓流の水流辺の自然湿性環境を指標。渓流沿いの岩の隙間などに湿潤な場所に生育。 花の形が楽器のチャルメルに似るので面白い植物である。 分布地:作並、新川、茂庭生出森東、姉滝、朴沢洞門など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 101 選定理由票(植物) No 110 種和名: ヤシャビシャク 調査年 目録No. 750 学名: ユキノシタ 科 RDB種 Ribes ambiguum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C VU H22 1 C NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯の落葉樹林の樹幹、特にブナに着生する。大木の伐採により減少した。 近年は山地のブナ林の伐採がなくなっており、生育環境が安定している。 分布地:後白髪山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 111 種和名: トガスグリ 調査年 目録No. 755 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Ribes sachalinense 西部丘陵 地・田園 ユキノシタ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯上部に生育。希産種。 分布地:秋保町馬場など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 102 選定理由票(植物) No 112 種和名: シコタンソウ 調査年 H22 1 西部丘陵 地・田園 科 RDB種 減少種 山地 1 Saxifraga cherlerioides var. rebunshirensisユキノシタ 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 757 学名: 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯中-上部の岩上に生育。希産種。 分布地:二口など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 113 種和名: ダイモンジソウ 調査年 目録No. 758 学名: Saxifraga fortunei var. incisolobata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 ユキノシタ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地渓流の岩角地の自然環境を指標。山地の沢沿いの岩上に生育。 名前は花の形が漢字の大の字に見える事に由来する。 分布地:新川、奥新川、秋保大滝植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 103 選定理由票(植物) No 114 種和名: エゾクロクモソウ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 ユキノシタ 科 RDB種 Saxifraga fusca 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 760 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯中-上部の渓畔の岩上や流水縁等に生育。希産種。 分布地:大東岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 115 種和名: ユキノシタ 調査年 目録No. 763 学名: ユキノシタ 科 RDB種 Saxifraga stolonifera 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿った岩上や沢に群生。庭園によく植栽される。古くから食用や薬用に利用される。 分布地:中山、北根、荒浜、大年寺山、日本平、茂庭、青葉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 104 選定理由票(植物) No 116 種和名: ザイフリボク 調査年 減少種 山地 1 H22 1 バラ 科 RDB種 Amelanchier asiatica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 771 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地に生育。園芸植物として採取される。 分布地:青葉山、上愛子、太白山、坪沼沼山、将監沼風致公園、国見峠(団地造成で減少)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 117 種和名: ヤマブキ 調査年 目録No. 785 学名: バラ 科 RDB種 Kerria japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の崖錘の自然環境を指標。丘陵地の湿った斜面に生育。 分布地:台原森林公園、蕃山、八木山香澄町、太白山自然観察の森、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 105 選定理由票(植物) No 118 種和名: イワキンバイ 調査年 目録No. 792 学名: バラ 科 RDB種 Potentilla dickinsii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯山地帯の岩壁の自然環境を指標。山地の岩場や礫地に生育。 分布地:鎌倉山、船形山、大東岳、泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 119 種和名: キンロバイ 調査年 目録No. 795 学名: Potentilla fruticosa var. rigida 判断理由 注目種 学術上重 要種 バラ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB CR+EN 1 VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 高山の岩場に生える。落葉小低木。稀産種。 分布:青葉区船形山 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 106 選定理由票(植物) No 120 種和名: カスミザクラ 調査年 目録No. 823 学名: バラ 科 RDB種 Prunus verecunda 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中間温帯林を指標する落葉広葉樹。丘陵の雑木林に生育。花の方が葉よりも後から開く。 分布地:青葉山、葛岡墓苑、台原森林公園、黒森山、野草園、三神峯公園、鈎取山、秋保大滝植 物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 121 種和名: オオタカネイバラ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 バラ 科 RDB種 Rosa acicularis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 832 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の岩石地に生育。希産種。 特殊な環境なので分布情報の公開には注意を要する。 分布地:高倉山 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 107 選定理由票(植物) No 122 種和名: ハマナス 調査年 目録No. 837 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 4 バラ 科 RDB種 Rosa rugosa 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C ○ ○ ○ ○ 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 別名ハマナシ。砂浜海岸を指標。砂があまり移動しない安定した砂浜に生育。 果実状の花床からジャムが、花から香水が作られる。 全体として減少していない。近年増加が確認される。 分布地:蒲生、井土浦など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 123 種和名: カジイチゴ 調査年 目録No. 851 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、2 H22 1、2 バラ 科 RDB種 Rubus trifidus 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C YO C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸林縁に生育。分布北限。 分布地:岡田、与兵衛沼公園、荒浜、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 108 選定理由票(植物) No 124 種和名: ミヤマウラジロイチゴ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 バラ 科 RDB種 Rubus yabei 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 853 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の岩石地に生育。希産種。 分布地:高倉山など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 126 種和名: ツクシハギ 調査年 目録No. 906 学名: マメ 科 RDB種 Lespedeza homoloba 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ B ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 段丘崖の自然環境を指標。林縁や路傍に生育。日本固有の種で、仙台付近で普通に見られる。 明るい草原や段丘崖で生育が見られる。 分布地:青葉山、葛岡墓園、台原森林公園、上愛子、与兵衛沼、沖野、井土、大年寺山、ひより 台、三神峯、水の森公園、将監沼風致公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 109 選定理由票(植物) No 127 種和名: イヌハギ 調査年 目録No. 912 学名: マメ 科 RDB種 Lespedeza tomentosa 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に低地の草原に生育。希産種。 分布地:宮城野区港、太白区柳生名取川河川敷、太白区南大野田観音堂新笊川右岸 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 128 種和名: マキエハギ 調査年 目録No. 913 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Lespedeza virgata 西部丘陵 地・田園 マメ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の草原に生育。希産種。 分布地:青葉山、葛岡墓園、荒巻、三神峯、秋保大滝植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 110 選定理由票(植物) No 129 種和名: センダイハギ 調査年 目録No. 929 学名: マメ 科 RDB種 Thermopsis lupinoides 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B ○ H22 1 B ○ 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸近くの草原によく生育。仙台より北に多く分布。海岸公園などへの利用により減少傾向。 分布地:岡田、荒浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 130 種和名: コフウロ 調査年 目録No. 965 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Geranium tripartitum 西部丘陵 地・田園 フウロソウ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の林内に生育。希産種。 分布地:作並青下、屋敷平など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 111 選定理由票(植物) No 131 種和名: ユズリハ 調査年 目録No. 985 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 1、2 H22 1、2 ユズリハ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Daphniphyllum macropodum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ C C C □ □ □ □ □ □ □ □ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の林内、海岸林に生育。暖地植物。希産種。分布北限。 分布地:青葉山、台原森林公園、葛岡墓園、藤塚、井土、荒浜、水の森公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 132 種和名: ミヤマシキミ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Skimmia japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 992 学名: 西部丘陵 地・田園 ミカン 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 沿海地に生育。希産種。 分布地:青葉山、台原森林公園、井土、荒浜、二口など □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 112 選定理由票(植物) No 133 種和名: ナンゴクミネカエデ 調査年 目録No. 1008 学名: カエデ 科 RDB種 Acer australe 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 奥羽山地亜高山帯の自然環境を指標。亜高山帯の露岩に生育する落葉亜高木。 葉は秋に赤く変色する。(紅葉) 分布地:船形山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 134 種和名: ハウチワカエデ 調査年 目録No. 1016 学名: カエデ 科 RDB種 Acer japonicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日当たりの比較的よい湿気のある谷筋や斜面に生育。景観木や材木として利用される。 分布地:青葉山、葛岡墓園、蕃山、水の森、サイカチ沼、権現森、奥新川、鈎取山、大年寺山、 秋保大滝植物園、将監沼風致公園、県民の森、鷲倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 113 選定理由票(植物) No 135 種和名: イタヤカエデ 調査年 目録No. 1018 学名: カエデ 科 RDB種 Acer mono 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 谷間や斜面の向陽地に生育。景観木や材木として利用される。 分布地:青葉山、葛岡墓園、蕃山、新川、野草園、大年寺山、秋保大滝植物園、県民の森、長命 館公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 136 種和名: メグスリノキ 調査年 目録No. 1024 学名: カエデ 科 RDB種 Acer nikoense 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B ○ H22 1 B ○ 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿気のある谷間や緩傾斜地に生育。薬草として採取されるため減少が著しい。葉は煎じて洗眼用 に用いられる。 分布地:青葉山、葛岡墓園、蕃山、秋保大滝植物園、長命館公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 114 選定理由票(植物) No 137 種和名: ヤマモミジ 調査年 目録No. 1028 学名: カエデ 科 RDB種 Acer palmatum var. matumurae 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ B ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 崖錘を指標。多雪地の山地に生育。景観木や材木として利用される。 分布地:青葉山、蒲沢山、井土、野草園、秋保大滝植物園、水の森公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 138 種和名: ウリハダカエデ 調査年 目録No. 1029 学名: カエデ 科 RDB種 Acer rufinerve 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の向陽適湿地に生育。景観木や材木として利用される。 分布地:青葉山、葛岡墓園、台原森林公園、上愛子、黒森山、井土、大年寺山、茂庭、水の森公 園、長命館公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 115 選定理由票(植物) No 139 種和名: トチノキ 調査年 目録No. 1034 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 H22 トチノキ 科 RDB種 Aesculus turbinata 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 C C C C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の多少湿気のある肥沃な深層土を好む。景観木や材木として利用される。落葉高木。森林伐 採のため減少傾向。 分布地:青葉山、荒浜、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 140 種和名: アカミノイヌツゲ 調査年 目録No. 1053 学名: Ilex sugerokii var. brevipedunculata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 モチノキ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯山地帯の尾根の自然環境を指標。亜高山帯の岩場に生育する常緑低木。 分布地:船形山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 116 選定理由票(植物) No 141 種和名: イヌツゲ 調査年 目録No. 1041 学名: モチノキ 科 RDB種 Ilex crenata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿気のある土地に生育。街路樹や盆栽、春の彼岸花(削り花)などに利用される。 分布地:青葉山、台原森林公園、蕃山、黒森山、蒲生、荒浜、大倉山、茂庭、水の森公園、長命 館公園、将監沼風致公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 142 種和名: ソヨゴ 調査年 目録No. 1050 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、2 H22 1、2 Ilex pedunculosa 西部丘陵 地・田園 モチノキ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地に生育。希産種。分布北限。 分布地:青葉山、黒森山、蒲沢山など □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 117 選定理由票(植物) No 143 種和名: カラスノゴマ 調査年 目録No. 1090 学名: Corchoropsis tomentosa 判断理由 注目種 学術上重 要種 シナノキ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 A 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 路傍や林縁に生育する一年草。稀産種。 分布:作並鎌倉山 □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 144 種和名: オニシバリ 調査年 目録No. 1105 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Daphne pseudo-mezereum 西部丘陵 地・田園 ジンチョウゲ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に丘陵地の低木林内に生育。希産種。 分布地:台原森林公園など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 118 選定理由票(植物) No 145 種和名: サクラスミレ 調査年 目録No. 1126 学名: スミレ 科 RDB種 Viola hirtipes 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地草原に生育。二次林の荒廃により減少傾向。 分布地:台原森林公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 146 種和名: フモトスミレ 調査年 目録No. 1142 学名: スミレ 科 RDB種 Viola pumilio 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地のやや乾いた林内に生育。希産種。二次林の荒廃により減少傾向。 分布地:青葉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 119 選定理由票(植物) No 147 種和名: ナガハシスミレ 調査年 H22 1 スミレ 科 RDB種 減少種 山地 1 Viola rostrata var. japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1144 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 別名テングスミレ。山地に生育。二次林の荒廃により減少傾向。 分布地:青葉山、台原森林公園、黒森山、権現森、葛岡墓園、太白山、鈎取山、県民の森、水の 森公園、長命館公園、鷲倉、将監沼風致公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 148 種和名: ミズマツバ 調査年 目録No. 1177 学名: ミソハギ 科 RDB種 Rotala pusilla 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の水田や湿地に生育。希産種。 分布地:大倉、郡山、馬場野尻など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 120 選定理由票(植物) No 149 種和名: ヒシ 調査年 目録No. 1179 学名: ヒシ 科 RDB種 Trapa japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B H22 B 県 RDB ○ B ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 淡水湖沼を指標。池沼やため池に群生。食用や薬用に利用される。 分布地:青葉山、芋沢、上愛子、大倉、茂庭台、秋保町長袋、朴沢、福岡、根白石など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 150 種和名: タチモ 調査年 目録No. 1206 学名: Myriophyllum ussuriense 判断理由 注目種 学術上重 要種 アリノトウグサ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 NT H22 1 NT 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の池沼の水中や湿地に生育。希産種。 分布地:秋保など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 121 選定理由票(植物) No 151 種和名: アオキ 調査年 目録No. 1210 学名: ミズキ 科 RDB種 Aucuba japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B C C C C □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 暖温帯林・中間温帯林を指標。山腹などの陰樹下に生育。景観木や材木として利用される。 二次的環境の放置により増加傾向。 分布地:青葉山、権現森、台原森林公園、上愛子、富沢公園、太白山、秋保大滝植物園、野草 園、水の森公園、長命館公園、鷲倉、沓形など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 152 種和名: コシアブラ 調査年 目録No. 1219 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 H22 ウコギ 科 RDB種 Acanthopanax sciadophylloides 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C B ○ C C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地に生育。材木や樹枝を塗料、葉を食用として利用される。春の彼岸花(削り花)としても利用する。 分布地:青葉山、葛岡墓園、上愛子、井土、大年寺山、太白山、秋保大滝植物園、野草園、水の 森公園、長命館公園、鷲倉、沓形など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 122 選定理由票(植物) No 153 種和名: ハナビゼリ 調査年 目録No. 1238 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 セリ 科 RDB種 Angelica inaequalis 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の林内の陰地に生育。希産種。 分布地:二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 154 種和名: ミシマサイコ 調査年 H22 1 セリ 科 RDB種 減少種 山地 1 Bupleurum scorzoneraefolium var. stenophyllum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1245 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU CR+EN B VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の草原に生育。希産種。草原の減少により激減している。 分布地:秋保町境野など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 123 選定理由票(植物) No 155 種和名: ハマボウフウ 調査年 目録No. 1253 学名: セリ 科 RDB種 Glehnia littoralis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B H22 1 C ○ 県 RDB ○ VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸の砂地に生育。食用や薬用に利用される。市民活動により保護され増加傾向にある。 分布地:蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 156 種和名: オオカサモチ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Pleurospermum camtschaticum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1265 学名: 西部丘陵 地・田園 セリ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯中-上部に生育。希産種。 分布地:後白髪山など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 124 選定理由票(植物) No 157 種和名: イワセントウソウ 調査年 H22 1 セリ 科 RDB種 減少種 山地 1 Pternopetalum tanakae 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1266 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯の陰湿地に生育。希産種。 分布地:二口など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 158 種和名: タニミツバ 調査年 目録No. 1269 学名: セリ 科 RDB種 Sium serra 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 C H22 1 C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 谷津田に生育。希産種。 分布地:佐保山、サイカチ沼など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 125 選定理由票(植物) No 159 種和名: サワゼリ(ヌマゼリ) 調査年 目録No. 1272 学名: セリ 科 RDB種 Sium suave var. nipponicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 EN H22 1 VU 県 RDB NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の湿地に生育。希産種。 分布地:袋原、岩切など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 160 種和名: コイワウチワ 調査年 減少種 山地 1、4 H22 1、4 イワウメ 科 RDB種 Shortia uniflora var. kantoensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1280 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ ○ C ○ ○ 県 RDB VU C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の尾根を指標。山地のやせ尾根や岩場に生育。 名の由来は、葉の形が団扇に似て、岩場に生えることによる。森林伐採などにより減少傾向。 分布地:青葉山、蕃山、作並、奥新川、葛岡、秋保大滝植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 126 選定理由票(植物) No 161 種和名: ウメガサソウ 調査年 目録No. 1282 学名: イチヤクソウ 科 RDB種 Chimaphila japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C C ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸防潮林の自然環境を指標。海岸から丘陵地にかけてマツ林などやや乾燥した林下に生育。 分布地:葛岡墓園、岡田新浜、深沼、秋保大滝植物園、朴沢、県民の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 162 種和名: ベニバナイチヤクソウ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 イチヤクソウ 科 RDB種 Pyrola incarnata 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1287 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯上部の林縁、海浜の松林下に生育。希産種。 分布地:荒浜、泉ヶ岳など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 127 選定理由票(植物) No 163 種和名: ヤマツツジ 調査年 目録No. 1313 学名: ツツジ 科 RDB種 Rhododendron obtusum var. kaempferi 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B C C 県 RDB ○ C ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵二次林の尾根の人為的自然環境を指標。平地から丘陵地の乾燥した痩せ地に生育。 寿命が長く、各地の庭園に古木が多く見られる。団地などの造成により減少傾向。 分布地:青葉山、葛岡墓園、台原森林公園、権現森、黒森山、蕃山、サイカチ沼、藤塚、太白 山、秋保大滝植物園、水の森公園、長命館公園、朴沢、鷲倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 164 種和名: シロヤシオ 調査年 目録No. 1316 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 Rhododendron quinquefolium C 西部丘陵 地・田園 ツツジ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の尾根を指標。山地の尾根や岩場など乾燥した場所に生育。 分布地:青葉山、奥新川、蕃山、太白山、二口、秋保大滝植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 128 選定理由票(植物) No 165 種和名: トウゴクミツバツツジ 調査年 目録No. 1319 学名: ツツジ 科 RDB種 Rhododendron wadanum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 2 B H22 2 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地に生育。分布北限。 分布地:青葉山、蕃山、上愛子、郷六、蒲沢山、権現森、太白山、二口、秋保町長袋、秋保大滝 植物園、長命館公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 166 種和名: ナツハゼ 調査年 目録No. 1325 学名: ツツジ 科 RDB種 Vaccinium oldhamii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日当たりの良い丘陵地から山地に生育。景観木や材木として利用される。 分布地:青葉山、台原森林公園、葛岡墓園、上愛子、蕃山、荒浜、井土、大年寺山、秋保大滝植 物園、県民の森、長命館公園、根白石など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 129 選定理由票(植物) No 167 種和名: ヤブコウジ 調査年 目録No. 1331 学名: ヤブコウジ 科 RDB種 Ardisia japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中間温帯林の自然環境を指標。平地~丘陵地の林下に生育する常緑小低木。 目出度い植物として扱われ、ゴリョウとも言われる(他にマンリョウ・センリョウなどがある) 分布地:葛岡墓園、青葉の森緑地、与兵衛沼公園、井土、荒浜海岸公園、鈎取山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 168 種和名: クリンソウ 調査年 目録No. 1340 学名: Primula japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B B H22 1 B B サクラソウ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の渓側および湿地に生息。希産種。園芸植物として乱獲。 分布地:青葉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 130 選定理由票(植物) No 169 種和名: ユキワリコザクラ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 サクラソウ 科 RDB種 Primula modesta var. fauriei 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1342 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯上部の岩上に生育。希産種。 分布地:船形山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 170 種和名: サクラソウ 調査年 目録No. 1344 学名: サクラソウ 科 RDB種 Primula sieboldii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A ○ H22 1 A ○ ○ 県 RDB VU CR+EN NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。丘陵地の湿地や流水縁に生育。 園芸植物として乱獲。現在ほとんど見られない。 分布地:青葉山、サイカチ沼、芋沢、朴沢など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 131 選定理由票(植物) No 171 種和名: オオバアサガラ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 エゴノキ 科 RDB種 Pterostyrax hispidus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1348 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地帯の渓側に生育。希産種。道路拡張により減少。 分布地:坪沼 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 172 種和名: イボタノキ 調査年 目録No. 1363 学名: モクセイ 科 RDB種 Ligustrum obtusifolium 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B H22 B ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。平地から山地の水辺に生育。生け垣などに利用される。 分布地:上愛子、蕃山、井土、大年寺山、名取川太白大橋左岸、根白石、長命館公園、県民の 森、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 132 選定理由票(植物) No 173 種和名: ホソバツルリンドウ 調査年 目録No. 1377 学名: Pterygocalyx volubilis 判断理由 注目種 学術上重 要種 リンドウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C EN H22 1 C VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に丘陵地に生育。希産種。土地造成によりやや減少傾向。 分布地:大倉山、泉ヶ岳、実沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 174 種和名: イヌセンブリ 調査年 目録No. 1379 学名: Swertia diluta var. tosaensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 リンドウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の水辺の湿地に生育。希産種。 分布地:福岡、岡田、荒浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 133 選定理由票(植物) No 175 種和名: ヒメシロアサザ 調査年 目録No. 1385 学名: Nymphoides coreana 判断理由 注目種 学術上重 要種 ミツガシワ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A VU H22 1 A VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の池沼に生育。希産種。 分布地:荒浜、藤塚など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 176 種和名: フナバラソウ 調査年 H22 1 ガガイモ 科 RDB種 減少種 山地 1 Cynanchum atratum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1391 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の草原に生育。希産種。 分布地:定義など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 134 選定理由票(植物) No 177 種和名: タチガシワ 調査年 目録No. 1393 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 1 H22 1 ガガイモ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Cynanchum magnificum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の落葉樹林下に生育。希産種。 分布地:野草園、鈎取山、太白山、佐保山、坪沼沼山、秋保町長袋、馬場滝原など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 178 種和名: スズサイコ 調査年 目録No. 1394 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 1 H22 1 ガガイモ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Cynanchum paniculatum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU VU A NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の日当たりの良い地や乾いた草原に生育。希産種。草原の減少で激減している。 分布地:朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 135 選定理由票(植物) No 179 種和名: コカモメヅル 調査年 減少種 山地 1 H22 1 ガガイモ 科 RDB種 Tylophora floribunda 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1401 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の草原に生育。希産種。 分布地:郷六、大倉ダム、井土、県民の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 180 種和名: ハマヒルガオ 調査年 目録No. 1432 学名: ヒルガオ 科 RDB種 Calystegia soldanella 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 B ○ ○ B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜海岸を指標。海岸の砂地に生育するが、稀に湖岸や河原にも生育。 分布地:中野、荒浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 136 選定理由票(植物) No 181 種和名: ムラサキ 調査年 目録No. 1447 学名: ムラサキ 科 RDB種 Lithospermum erythrorhizon 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 A A H22 1 A A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB EN CR+EN EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地帯の日当たりの良い地や乾いた草原に生育。希産種。仙台市内では極めて稀。 分布地:定義など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 182 種和名: ルリソウ 調査年 目録No. 1451 学名: Omphalodes krameri 判断理由 注目種 学術上重 要種 ムラサキ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 C H22 C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の斜面下部から沢沿いの陰湿地に生育。森林伐採などによりやや減少傾向。 分布地:青葉山、台原森林公園、蕃山、郷六、下愛子など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 137 選定理由票(植物) No 183 種和名: フトボナギナタコウジュ 調査年 H22 1、2 シソ 科 RDB種 減少種 山地 1、2 Elsholtzia nipponica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1487 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の路傍に生育。希産種。分布北限。 分布地:秋保町湯元、秋保町馬場、大倉山、県民の森 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 184 種和名: ヒメハッカ 調査年 目録No. 1505 学名: Mentha japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 シソ 科 RDB種 県 RDB VU CR+EN 1 B NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地に生育する。稀産種。 分布:若林区井土、荒浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 138 選定理由票(植物) No 185 種和名: エゾニガクサ 調査年 目録No. 1540 学名: Teucrium veronicoides 判断理由 注目種 学術上重 要種 シソ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 CR H22 1 CR 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地帯下部に生育。希産種。 分布地:大倉広野原、芳の平など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 186 種和名: オオアブノメ 調査年 目録No. 1574 学名: Gratiola japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 ゴマノハグサ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B VU H22 1 B VU 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の水田、湿地に生育。希産種。 分布地:荒井、井土、郡山笊川など □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 139 選定理由票(植物) No 187 種和名: ウンラン 調査年 目録No. 1578 学名: ゴマノハグサ 科 RDB種 Linaria japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 県 RDB ○ C 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸の砂地に生育。 分布地:蒲生、荒浜など □ □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 188 種和名: ムラサキサギゴケ 調査年 目録No. 1586 学名: ゴマノハグサ 科 RDB種 Mazus miquelii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田の人為自然環境を指標。草刈りにより維持された畔など湿り気のある草地に生育する。 花の形が鷺が飛翔している形を連想される。花の色が青紫色であることによる。 分布地:葛岡墓園、台原森林公園、岡田、荒浜、大年寺山、鈎取山、太白山自然観察の森、泉ヶ 岳芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 140 選定理由票(植物) No 189 種和名: イヌノフグリ 調査年 目録No. 1615 学名: Veronica polita var. lilacina 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ゴマノハグサ 科 RDB種 県 RDB VU VU 1 B VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 路傍や石垣の隙間などに生育する。稀産種。 分布:青葉区郷六葛岡下 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 190 種和名: カワヂシャ 調査年 目録No. 1616 学名: Veronica undulata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ゴマノハグサ 科 RDB種 県 RDB NT 1 B B NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田や田の畔、用水路等湿った場所に生育する。稀産種。 分布:太白区袋原、大野田、宮城野区蒲生、新田、若林区荒井大沼 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 141 選定理由票(植物) No 191 種和名: オオナンバンギセル 調査年 1 H22 1 ハマウツボ 科 RDB種 Aeginetia sinensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1624 学名: 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 B B B B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の草原でススキなどに寄生する。ススキ草原が自然遷移により減少傾向にある。 希産種。 分布地:青葉山、芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 192 種和名: ムシトリスミレ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Pinguicula vulgaris var. macroceras 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1628 学名: 西部丘陵 地・田園 タヌキモ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯上部の湿り気の多い岩上に生育。希産種。 分布地:二口など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 142 選定理由票(植物) No 193 種和名: タヌキモ 調査年 目録No. 1629 学名: Utricularia australis 判断理由 注目種 学術上重 要種 タヌキモ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の池沼に生育。農薬による汚染で減少。 分布地:長町 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 195 種和名: ヒメタヌキモ 調査年 目録No. 1633 学名: Utricularia minor 判断理由 注目種 学術上重 要種 タヌキモ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C VU H22 1 A NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 池沼に生育。浮遊食虫植物。農薬による汚染で減少。 分布地:大倉 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 143 選定理由票(植物) No 196 種和名: イヌタヌキモ 調査年 目録No. 1634 学名: Utricularia tenuicaulis 判断理由 注目種 学術上重 要種 タヌキモ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 B NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 池沼に生育する。食虫植物。稀産種。 分布:青葉区大倉 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 197 種和名: ムラサキミミカキグサ 調査年 目録No. 1635 学名: Utricularia uliginosa 判断理由 注目種 学術上重 要種 タヌキモ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B B VU H22 1 A A A NT □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の湿地の泥土に生育。農薬による汚染、湿地の遷移により減少。 分布地:青葉山、鈎取御堂平、秋保町馬場など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 144 選定理由票(植物) No 198 種和名: オオバコ 調査年 目録No. 1638 学名: オオバコ 科 RDB種 Plantago asiatica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 踏跡群落の人為自然環境を指標。踏みつけに強く人為的影響の強い路傍に生育。別名を相撲取 草、道しるべという。 分布地:台原森林公園、水の森、日の出町公園、蒲生、荒浜、野草園、大年寺山、秋保町馬場滝 原、長命館公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 199 種和名: エゾヒョウタンボク 調査年 目録No. 1646 学名: Lonicera alpigena ssp. glehnii 判断理由 注目種 学術上重 要種 スイカズラ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 EN H22 1 VU 県 RDB YO 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯の風穴地帯の岩上に生育。希産種。 分布地:三方倉山など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 145 選定理由票(植物) No 200 種和名: ニッコウヒョウタンボク 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 スイカズラ 科 RDB種 Lonicera mochidzukiana 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1652 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯に生育。希産種。分布北限。 分布地:屋敷平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 201 種和名: オオカメノキ 調査年 目録No. 1661 学名: スイカズラ 科 RDB種 Viburnum furcatum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標。ブナ帯から亜高山帯にかけて生育。別名をムシカリと言う。 分布地:大倉青下、奥新川、後白髪山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 146 選定理由票(植物) No 202 種和名: レンプクソウ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 レンプクソウ 科 RDB種 Adoxa moschatellina 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1674 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の林下に生育。希産種。 分布地:青葉山など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 203 種和名: オミナエシ 調査年 目録No. 1676 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 オミナエシ 科 RDB種 Patrinia scabiosaefolia 1 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B ○ ○ B B ○ ○ 県 RDB NT H22 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 二次草原の人為的自然環境を指標。日当たりのよい高茎草原に生育。秋の七草の一つ。 ススキ草原の遷移など生育環境の減少により減少。 分布地:八幡、葛岡、中山、作並、岡田、荒浜、井土、芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 147 選定理由票(植物) No 204 種和名: マツムシソウ 調査年 目録No. 1680 学名: Scabiosa japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 マツムシソウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B A H22 1 A A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地帯の草原に生育。希産種。園芸植物として乱獲。山地草原の減少に伴い減少傾向。 分布地:八幡など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 205 種和名: シデシャジン 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Phyreuma japonicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1694 学名: 西部丘陵 地・田園 キキョウ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地帯の林縁に生育。希産種。 分布地:県民の森など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 148 選定理由票(植物) No 206 種和名: キキョウ 調査年 目録No. 1695 学名: キキョウ 科 RDB種 Platycodon grandiflorum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B ○ ○ VU H22 1 B ○ ○ VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 二次草原の人為的自然環境を指標。主に丘陵地の草原に生育。希産種。 ススキ草原等生育地の減少に伴い減少。 分布地:青葉山、葛岡墓園、坪沼針山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 207 種和名: オクモミジハグマ 調査年 目録No. 1702 学名: Ainsliaea acerifolia var. subapoda 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 キク 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵二次林の人為自然環境を指標。丘陵地から山地の林床に生育。 分布地:青葉の森緑地、水の森、葛岡墓園、上愛子、奥新川、船形山、大年寺山、秋保町馬場、 大東岳、将監風致公園、泉ヶ岳、泉ヶ岳芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 149 選定理由票(植物) No 208 種和名: キッコウハグマ 調査年 目録No. 1703 学名: キク 科 RDB種 Ainsliaea apiculata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B H22 B ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中間温帯林を指標。山地のモミ林などの林床に生育。 分布地:青葉山、国見、台原森林公園、葛岡墓園、蕃山、荒浜、井土、野草園、大年寺山、鈎取 山、太白山、水の森公園、 秋保大滝植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 209 種和名: オケラ 調査年 目録No. 1736 学名: キク 科 RDB種 Atractylodes japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ B ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵二次林の尾根の人為的自然環境を指標。日当たりの良いやや乾燥した山地の草原に生育。 食用や薬用に利用される。 分布地:青葉山、八幡、台原森林公園、葛岡墓園、蕃山、上愛子、県民の森、鈎取山、水の森公 園、長命館公園、将監沼風致公園、秋保大滝植物園、芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 150 選定理由票(植物) No 210 種和名: イワインチン 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 キク 科 RDB種 Dendranthema rupestre 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1793 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯上部の日当たりの良い岩石地や礫まじりの草原に生育。希産種。分布北限。 園芸植物として乱獲。 分布地:小東峠など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 211 種和名: アズマギク 調査年 目録No. 1802 学名: キク 科 RDB種 Erigeron thunbergii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B ○ ○ H22 1 B ○ ○ 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 二次草原の人為的自然環境を指標。丘陵地から山地帯の乾いた草原に生育。希産種。 園芸植物として乱獲。シバ草原など短茎草原の減少に伴い減少傾向。 分布地:葛岡墓園、大倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 151 選定理由票(植物) No 212 種和名: オオニガナ 調査年 目録No. 1877 学名: キク 科 RDB種 Prenanthes tanakae 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C VU H22 1 C NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の湿地に生育。湿地の開発により減少。 分布地:上愛子、秋保町馬場、北山(現在は消失)、国見峠(現在は消失)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 213 種和名: シュウブンソウ 調査年 減少種 山地 1、2 H22 1、2 Rhynchospermum verticillatum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1878 学名: 西部丘陵 地・田園 キク 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の林縁に生育。希産種。分布北限。 分布地:金剛沢市有林、鈎取山、佐保山、太白山自然観察の森、生出森東など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 152 選定理由票(植物) No 214 種和名: ヒメヒゴタイ 調査年 目録No. 1886 学名: キク 科 RDB種 Saussurea pulchella 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の日当たりの良い草原に生育。希産種。 分布地:大倉広野原など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 215 種和名: アキノキリンソウ 調査年 目録No. 1899 学名: Solidago virgaurea var. asiatica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 キク 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵二次林の人為自然環境を指標。山地から丘陵地の明るい林内や林縁部、草原に生育。 分布地:台原森林公園、青葉の森緑地、葛岡墓園、蕃山、上愛子、水の森、船形山、荒浜、井土 浦、大年寺山、太白山自然観察の森、秋保町馬場、将監風致公園、泉ヶ岳芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 153 選定理由票(植物) No 216 種和名: エゾタンポポ 調査年 目録No. 1914 学名: キク 科 RDB種 Taraxacum hondoense 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B B C ○ ○ C B B C ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 畑地・果樹園の人為的自然環境を指標。日当たりの良い路傍に生育。食用に利用される。 分布地:青葉山、台原森林公園、葛岡墓園、 黒森山、岡田、古城、野草園、大年寺山、太白 山、秋保大滝植物園、茂庭、鷲倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 217 種和名: オモダカの仲間 調査年 目録No. 学名: オモダカ 科 RDB種 Alismataceae sp. 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C B ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田の人為自然環境を指標。湿地やため池、水田に生育。種子の他、根茎でも増える。 ヘラオモダカ、サジオモダカ、アギナシ、ウリカワ、オモダカ、ホソバオモダカ 分布地:東部田園地区の水田、西部丘陵地の水田、遊水池など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 154 選定理由票(植物) No 218 種和名: クロモ 調査年 目録No. 1934 学名: トチカガミ 科 RDB種 Hydrilla verticillata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B A ○ B A ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 淡水湖沼を指標。池沼や河川に群生。沈水植物。 農薬の使用、用水路のコンクリート化等生育環境の変化により減少。 分布地:サイカチ沼、秋保町長袋など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 219 種和名: ミズオオバコ 調査年 目録No. 1935 学名: トチカガミ 科 RDB種 Ottelia japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 B B VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湖沼やため池、水田などに生育する沈水植物。稀産種 分布:太白区中田5丁目 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 155 選定理由票(植物) No 220 種和名: オオシバナ 調査年 目録No. 1936 学名: ホロムイソウ 科 RDB種 Triglochin maritima 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B H22 1 B 県 RDB VU CR+EN ○ NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 塩性湿地を指標。希産種。近年個体数の回復が見られる。かつては食用に利用されていた。 仙台市内の標本によりオオシバナに訂正。(平成15年度調査時はシバナとして記載)。 分布地:蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 221 種和名: エビモ 調査年 目録No. 1937 学名: ヒルムシロ 科 RDB種 Potamogeton crispus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB B H22 B B ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川下流域の自然環境を指標。浅い池沼や河川に群生。低温や水の汚染に強い。 分布地:芋沢、荒浜、沓形など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 156 選定理由票(植物) No 222 種和名: ヒルムシロの仲間 調査年 目録No. 学名: ヒルムシロ 科 RDB種 Potamogeton sp. 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ B □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 淡水池沼の自然環境を指標。湖沼の水深の浅い個所に生育。浮葉植物。 コバノヒルムシロ、ヒルムシロ、フトヒルムシロ、オヒルムシロ、ホソバミズヒキモ。 別名をビルモと言い水田では雑草として除去される。 分布地:平地から山地にかけての池沼、貯水地など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 223 種和名: イトモ 調査年 目録No. 1946 学名: ヒルムシロ 科 RDB種 Potamogeton pusillus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C B H22 1 C B ○ 県 RDB VU YO NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の池沼や流水中に生育。希産種。 分布地:青葉山、サイカチ沼、蒲生、荒浜、太白山など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 157 選定理由票(植物) No 224 種和名: サガミトリゲモ 調査年 目録No. 1948 学名: イバラモ 科 RDB種 Najas indica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB EN VU 1 VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田やため池に生育する。稀産種。 分布:若林区荒井 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 225 種和名: イトトリゲモ 調査年 目録No. 1949 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 イバラモ 科 RDB種 Najas japonica 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B A EN B A NT 県 RDB NT 1 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に水田に生育するが近年減少が著しい。 分布地:茂庭など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 158 選定理由票(植物) No 226 種和名: トリゲモ 調査年 目録No. 1950 学名: イバラモ 科 RDB種 Najas minor 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A EN H22 1 B A VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の池沼や水田に生育。沈水植物。希産種。 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 227 種和名: オオトリゲモ 調査年 目録No. 1951 学名: Najas oguraensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 イバラモ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A H22 1 B A 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 浅い池沼や水田に生育。沈水植物。 □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 159 選定理由票(植物) No 228 種和名: カタクリ 調査年 目録No. 1970 学名: ユリ 科 RDB種 Erythronium japonicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 H22 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B ○ B B B ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の落葉樹林内で、土の深い斜面に生育。かつては片栗粉が精製された。 かっての団地拡大によって急減したが、最近は生育地が安定している。 分布地:青葉山、台原森林公園、権現森、作並、野草園、太白山、大倉山、水の森公園、 長命 館公園、 県民の森、鷲倉など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 229 種和名: ショウジョウバカマ 調査年 目録No. 1974 学名: ユリ 科 RDB種 Heloniopsis orientalis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ B ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵二次林の人為自然環境を指標。落葉樹林の林床に生育。低地の二次林にも多い。 分布地:青葉山、台原森林公園、郷六、権現森、藤塚、野草園、八木山、秋保大滝植物園、県民 の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 160 選定理由票(植物) No 230 種和名: ニッコウキスゲ 調査年 目録No. 1977 学名: Hemerocallis middendorfii var. esculenta 判断理由 注目種 学術上重 要種 ユリ 科 RDB種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B ○ B B B ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 別名ゼンテイカ。山地の湿原や湿った草原に生育。しばしば大群落となる。 土地造成や里山の管理放棄で減少傾向。 分布地:葛岡墓園、高森山、藤塚など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 231 種和名: コオニユリ 調査年 目録No. 1986 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 ユリ 科 RDB種 Lilium leichtliuii var. tigrinum 1 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B B B □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB ○ VU H22 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日当たりの良い山地の貧栄養湿原に生育。食用に利用される。園芸植物として採取される。 分布地:荒巻仁田谷地、芳の平、台原(造成により消滅)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 161 選定理由票(植物) No 232 種和名: ヤマスカシユリ 調査年 目録No. 1987 学名: ユリ 科 RDB種 Lilium maculatum var. monticola 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B VU H22 1 B NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の岸壁に生育。希産種。 分布地:定義、二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 233 種和名: ヒメヤブラン 調査年 目録No. 1989 学名: ユリ 科 RDB種 Liriope minor 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ C * ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸防潮林の自然環境を指標。日の当たる芝生に群生するが、海岸や河原に接したマツの疎林内 にも生育。海岸の松林では以前より個体数の増加が確認される。 分布地:青葉山、台原森林公園、葛岡墓園、日の出町公園、井土、荒浜、秋保大滝植物園、根白 石など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 162 選定理由票(植物) No 234 種和名: オオバジャノヒゲ 調査年 目録No. 1998 学名: ユリ 科 RDB種 Ophiopogon planiscapus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B H22 県 RDB ○ B C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 林床に生育。日本固有種。里山の放置により減少傾向。 分布地:青葉山、台原森林公園、上愛子、芋沢、藤塚、野草園、大年寺山、日本平、鈎取山、秋 保大滝植物園、長命館公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 235 種和名: ユキザサ 調査年 目録No. 2012 学名: ユリ 科 RDB種 Smilacina japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯山地帯森林の自然環境を指標。丘陵地から山地のやや湿った林内に生育。 分布地:上愛子、作並、後白髪山、坪沼沼山、長命館公園、福岡鷲倉 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 163 選定理由票(植物) No 237 種和名: ミズアオイ 調査年 目録No. 2045 学名: ミズアオイ 科 RDB種 Monochoria korsakowii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B ○ H22 C ○ ○ 県 RDB VU VU NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田の人為自然環境を指標。低地の休耕田や池沼に生育する。近年、放棄水田で増加傾向にある。 分布地:井土、三本塚など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 238 種和名: コナギ 調査年 目録No. 2046 学名: ミズアオイ 科 RDB種 Monochoria vaginalis var. plantaginea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB C H22 C ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田の人為自然環境を指標。水田や湿地、浅い池沼に生育。東南アジア原産で、水稲の伝播に伴 い渡来した。最近は放棄水田などで増加している。 分布地:荒井、井土、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 164 選定理由票(植物) No 239 種和名: ヒオウギ 調査年 目録No. 2047 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 アヤメ 科 RDB種 Belamcanda chinensis 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地帯下部の草原に生育。希産種。 分布地:大倉広河原など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 240 種和名: ノハナショウブ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 アヤメ 科 RDB種 Iris ensata var. spontanea 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2048 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C ○ ○ C ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 別名ヤマショウブ。二次草原の人為的自然環境を指標。山地の草原や湿地に生育。 ススキ草原の自然遷移のため生育地が減少している。 分布地:葛岡墓園、月山池、朴沢、蒲生、水の森公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 165 選定理由票(植物) No 241 種和名: ヒメシャガ 調査年 目録No. 2049 学名: アヤメ 科 RDB種 Iris gracilipes 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B B ○ ○ H22 B B ○ ○ NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 落葉広葉樹二次林の人為自然環境を指標。主に丘陵地のやや湿った草原や明るい林内に生育。 一時期開発により著しく減少した。近年は生育地が安定している。 分布地:青葉山、葛岡墓園、蒲沢山、太白山、鈎取山、戸神山、秋保大滝植物園、長命館公園、 水の森公園、福岡など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 242 種和名: カキツバタ 調査年 目録No. 2051 学名: アヤメ 科 RDB種 Iris laevigata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B H22 1 B A ○ 県 RDB VU CR+EN NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の湿原に生育。希産種。 分布地:サイカチ沼など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 166 選定理由票(植物) No 243 種和名: ヤマアワ 調査年 目録No. 2144 学名: イネ 科 RDB種 Calamagrostis epigeios 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日当たりの良い湿った草原に群生。 分布地:台原森林公園、葛岡墓園、サイカチ沼、大倉、港、今泉、井土、秋保大滝植物園、根白 石など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 244 種和名: メヒシバ 調査年 目録No. 2162 学名: イネ 科 RDB種 Digitaria ciliaris 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 畑地・果樹園の人為自然環境を指標。日当たりの良い畑や道端などのやや乾燥した場所に生育。 分布地:台原森林公園、青葉の森緑地、葛岡墓園、上愛子、蒲生、荒井、井土、大年寺山、JR長 町駅東側、秋保町馬場、将監風致公園、泉ヶ岳芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 167 選定理由票(植物) No 245 種和名: ハマニンニク(テンキグサ) 調査年 減少種 山地 1、4 H22 1、4 イネ 科 RDB種 Elymus mollis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2178 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜海岸を指標。海岸の砂浜に生育。砂防用に植栽されているところもある。 海岸の侵食により減少している。 分布地:蒲生から名取川河口まで ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 246 種和名: カゼクサ 調査年 目録No. 2183 学名: イネ 科 RDB種 Eragrostis ferruginea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 B C B C 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 踏跡群落の人為自然環境を指標。路傍や荒れ地、堤防などに群生。 農道などの舗装、林道の管理放置のため減少傾向 分布地:青葉山、台原森林公園、葛岡墓園、米ヶ袋広瀬川畔、水の森、上愛子、蒲生、荒浜、井 土、三峰神公園、太白山、馬場大滝、旗立など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 168 選定理由票(植物) No 247 種和名: オオウシノケグサ 調査年 減少種 山地 4 H22 4 イネ 科 RDB種 Festuca rubra 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2197 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B C □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸防潮林の自然環境を指標。山地や高山、海岸の崖地、砂浜などに生育。 自然遷移のため減少傾向にある。 分布地:青葉山、川内追廻、滝道、梅田川、井土、藤塚貞山堀、野草園、太白山、坪沼沼山、古 内など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 248 種和名: ケカモノハシ 調査年 目録No. 2219 学名: イネ 科 RDB種 Ischaemum anthephoroides 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 B ○ B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜海岸を指標。海岸の砂丘に生育。オフロード車の侵入、防潮堤の建設により減少。 分布地:蒲生、中野、藤塚など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 169 選定理由票(植物) No 249 種和名: カモノハシ 調査年 目録No. 2220 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 1 H22 1 イネ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Ischaemum aristatum var. glaucum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地や海岸の後背湿地に生育。個体数、生育地が減少。後背湿地の自然遷移により減少傾向。 分布地:岡田、荒浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 250 種和名: エゾノサヤヌカグサ 調査年 目録No. 2222 学名: Leersia oryzoides 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 イネ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB B H22 C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水湿地に生育。水田の代表的な雑草。水路のコンクリート化により減少。 一方で、放棄水田で増加している。 分布地:若林区沓掛など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 170 選定理由票(植物) No 251 種和名: オギ 調査年 目録No. 2235 学名: イネ 科 RDB種 Miscanthus sacchariflorus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C H22 県 RDB ○ C C C C ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 中・下流域河川敷河川敷の指標。河川中流部に沿った湿った砂質地に生育。 冠水にも耐えて大きな群落となる。 分布地:青葉山、岡田、広瀬川中河原緑地、井土、東中田など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 252 種和名: アイアシ 調査年 目録No. 2256 学名: イネ 科 RDB種 Phacelurus latifolius 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C H22 1 C 県 RDB NT ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 塩性湿地を指標。塩生湿地周辺に生育。根茎によって繁殖するため、普通は群生している。 仙台市では分布が限定。 分布地:七北田川、蒲生、井土浦など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 171 選定理由票(植物) No 253 種和名: ヨシ 調査年 目録No. 2260 学名: イネ 科 RDB種 Phragmites australis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C C C C C C □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。湖沼や河川、湿地など、いたるところの水湿地に群生。 河川の汚染や護岸工事なでにより減少しつつある。一方で放棄水田などでは増加している。 分布地:青葉山、台原森林公園、葛岡墓園、蒲生海岸、井土、荒浜、鈎取山、将監沼風致公園、 茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 254 種和名: ツルヨシ 調査年 目録No. 2261 学名: イネ 科 RDB種 Phragmites japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川中流域の自然環境を指標。礫河原に匍匐茎を伸ばして生育する。 分布地:花壇広瀬川畔、広瀬川中河原緑地、山田羽黒堂南公園、千代大橋付近、名取川河川敷、 馬場深野 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 172 選定理由票(植物) No 255 種和名: タチイチゴツナギ 調査年 目録No. 2276 学名: イネ 科 RDB種 Poa nemoralis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 EN H22 1 EN 県 RDB YO 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の深山に生育。希産種。 分布地:熊ヶ根、秋保三方倉山(風穴) □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 256 種和名: アキウネマガリ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 イネ 科 RDB種 Sasa akiuensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2292 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB EX 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 開発のため、県内では1980年代に絶滅したと考えられたが、1994年に青葉区青下で生育が確認さ れた。 分布地:青葉区青下 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 173 選定理由票(植物) No 257 種和名: オオクマザサ(センダイザサ) 学名: 調査年 減少種 山地 3 H22 3 イネ 科 RDB種 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2294 Sasa chartacea 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 仙台が原産地。 分布地:青葉山、水の森公園芋沢、サイカチ沼、芋沢、野草園、大年寺山、鈎取山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 258 種和名: ハコネナンブスズ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Sasa shimidzuana 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2308 学名: 西部丘陵 地・田園 イネ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地に生育。希産種。 分布地:愛宕山 □ □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 174 選定理由票(植物) No 259 種和名: スエコザサ 調査年 目録No. 2324 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 3 H22 3 イネ 科 RDB種 Sasaella ramosa var. suwekoana 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 仙台市をタイプロカリティーとする。丘陵地に普通に分布する。 分布地:青葉山、台原森林公園、野草園、大年寺山、鈎取山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 260 種和名: スズタケ 調査年 目録No. 2328 学名: イネ 科 RDB種 Sasamorpha borealis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の自然環境を指標。丘陵地から山地の樹林下に生育。比較的暗い林にも生育する。 タケという名前だがササの仲間。大晦日の煤払いの使用されたと言う。 分布地:台原森林公園、サイカチ沼、 蒲沢山、野草園、秋保大滝植物園、二口林道など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 175 選定理由票(植物) No 261 種和名: ケスズ(ケスズタケ) 調査年 目録No. 2330 学名: イネ 科 RDB種 Sasamorpha mollis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 産地が局限される。 分布地:青葉山、蕃山など □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 262 種和名: ネズミノオ 調査年 目録No. 2346 学名: イネ 科 RDB種 Sporobolus fertilis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 踏跡群落の人為自然環境を指標。踏みつけや刈り取りに強く人為的影響のある日当たりの道端や 草地などで生育。 分布地:岡田、蒲生干潟、荒浜、深沼海岸、貞山堀そば ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 176 選定理由票(植物) No 263 種和名: マコモ 調査年 目録No. 2355 学名: イネ 科 RDB種 Zizania latifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B ○ ○ B B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。湖沼や河川、水路などに生育。大形の抽水植物。 南長沼は浚渫されて消滅、放棄水田で増加している 布地:井土、野草園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 264 種和名: シバ 調査年 目録No. 2356 学名: イネ 科 RDB種 Zoysia japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B ○ ○ B B B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 短茎草原の人為自然環境を指標。低地の海岸、河原などに生育。公園やゴルフ場の芝生として用 いられる。農道などがアスファルト舗装され生育環境が減少している。また、林道などは放置さ れ高茎の植物が繁茂して被陰して衰退している 分布地:台原森林公園、米ケ袋、野草園、井土、藤塚、長命館公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 177 選定理由票(植物) No 265 種和名: ヒメカイウ 調査年 目録No. 2370 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 サトイモ 科 RDB種 Calla palustris 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の浅水中や池畔に生育。希産種。 分布地:後白髪山、北谷地など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 266 種和名: ミズバショウ 調査年 目録No. 2371 学名: サトイモ 科 RDB種 Lysichiton camtschatcense 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B ○ ○ H22 B ○ ○ 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷温帯の湿地を指標。山地の渓流、湖沼に生育。丘陵地のものは絶滅に瀕している。 国見ヶ丘の個体群は増加傾向にある。 分布地:泉ヶ岳、定義、丸田沢、国見が丘など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 178 選定理由票(植物) No 267 種和名: ヒメザゼンソウ 調査年 目録No. 2374 学名: サトイモ 科 RDB種 Symplocarpus nipponicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB C H22 B C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に丘陵地の湿地や流水縁に生育。市街地周辺では減少が目立つ。 上愛子は減少傾向にあるが、別のところで多数生育が確認される。 分布地:青葉山、馬場野尻、県民の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 268 種和名: ミクリ 調査年 目録No. 2378 学名: Sparganium erectum ssp. stoloniferum 判断理由 注目種 学術上重 要種 ミクリ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A ○ NT H22 1 B B ○ NT 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。低地から丘陵地の池沼、河川、水路に生育。希産種。最近増加傾向にある。 分布地:上愛子、荒井、郡山吹上下など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 179 選定理由票(植物) No 269 種和名: ヤマトミクリ 調査年 目録No. 2379 学名: Sparganium fallax 判断理由 注目種 学術上重 要種 ミクリ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A VU H22 1 A A NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の池沼、河川、水路に生育。希産種。 分布地:青葉山など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 270 種和名: タマミクリ 調査年 目録No. 2380 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 1 H22 1 ミクリ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Sparganium glomeratum 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU CR+EN A NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の湿地に生育。希産種。 分布地:後白髪山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 180 選定理由票(植物) No 271 種和名: ナガエミクリ 調査年 目録No. 2381 学名: Sparganium japonicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 ミクリ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A NT H22 1 A A NT 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の池沼、河川、水路に生育。希産種。 分布地:鈎取山、根白石など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 272 種和名: ヒメミクリ 調査年 目録No. 2382 学名: Sparganium stenophyllum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ミクリ 科 RDB種 県 RDB VU VU 1 B VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地の池沼、河川、水路に生育。希産種。 分布:青葉区郷六葛岡墓苑 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 181 選定理由票(植物) No 273 種和名: ヒメガマ 調査年 目録No. 2383 学名: ガマ 科 RDB種 Typha angustifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B ○ C C C ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 平地の湖沼や河川なでに群生。大形の抽水植物。 減反政策による不耕作水田の増加に伴い、近年増加している。 分布地:台原森林公園、葛岡墓園、芋沢青野木など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 274 種和名: ガマ 調査年 目録No. 2384 学名: ガマ 科 RDB種 Typha latifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B ○ ○ C C C ○ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地を指標。平地の湖沼や河川などに群生。大形の抽水植物。 減反政策による不耕作水田の増加に伴い、近年増加している。 分布地:青葉山、荒井、野草園、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 182 選定理由票(植物) No 275 種和名: ヤマクボスゲ 調査年 目録No. 2427 学名: カヤツリグサ 科 RDB種 Carex hymenodon 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 NT 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の水湿地に生育。希産種。 分布地:蒲沢山林道、坪沼沼山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 276 種和名: コウボウムギ 調査年 目録No. 2434 学名: カヤツリグサ 科 RDB種 Carex kobomugi 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 B ○ B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜海岸を指標。別名フデクサ。海岸の砂浜に生育。 海浜植物の代表格であり名前からも親しみがある。 分布地:蒲生、井土浦、荒浜など □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 183 選定理由票(植物) No 277 種和名: タチスゲ 調査年 目録No. 2441 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 カヤツリグサ 科 RDB種 Carex maculata 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の水湿地に生育。希産種。 分布地:塩野沢など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 278 種和名: タヌキラン 調査年 目録No. 2460 学名: カヤツリグサ 科 RDB種 Carex podogyna 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 段丘崖の自然環境を指標。山地の湿った岩上に生育。花穂(花の集まり)をタヌキの尻尾に模した。 分布地:芋沢広瀬川左岸 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 184 選定理由票(植物) No 279 種和名: マメスゲ 調査年 目録No. 2462 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 カヤツリグサ 科 RDB種 Carex pudica 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地の林内に生育。希産種。 分布地:岡田など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 280 種和名: オオカサスゲ 調査年 目録No. 2467 学名: Carex rhynchophysa 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 カヤツリグサ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB B H22 B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地に生育。 分布地:船形山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 185 選定理由票(植物) No 281 種和名: オオクグ 調査年 目録No. 2470 学名: カヤツリグサ 科 RDB種 Carex rugulosa 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB VU NT 1 B NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸近くの湿地に生育。稀産種。 分布:若林区藤塚 □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 282 種和名: センダイスゲ 調査年 減少種 山地 4 H22 4 カヤツリグサ 科 RDB種 Carex sendaica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2476 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ナキリスゲの変種。平地の疎林地に生育。 分布地:井土、藤塚、荒浜、太白山、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 186 選定理由票(植物) No 283 種和名: スジヌマハリイ 調査年 目録No. 2516 学名: Eleocharis equisetiformis 判断理由 注目種 学術上重 要種 カヤツリグサ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 VU H22 1 NT 県 RDB VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸近くの湿地や休耕田に生育。希産種。 分布地:荒浜など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 284 種和名: ナガボテンツキ 調査年 減少種 山地 2 H22 2 Fimbristylis longispica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2532 学名: 西部丘陵 地・田園 カヤツリグサ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸付近の草原に生育。分布北限種。 分布地:藤塚、井土浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 187 選定理由票(植物) No 285 種和名: フトイ 調査年 目録No. 2559 学名: Schoenoplectus tabernaemontani 判断理由 注目種 学術上重 要種 カヤツリグサ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B H22 B 県 RDB ○ B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湖沼や河川に生育。大形の抽水植物。水路などのコンクリート化などにより減少傾向。 分布地:葛岡墓園、沓掛など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 286 種和名: カンガレイ 調査年 目録No. 2562 学名: Schoenoplectus triangulatus 判断理由 注目種 学術上重 要種 カヤツリグサ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB B H22 B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 池沼や河川の湿地に生育。抽水植物。水路などのコンクリート化などにより減少傾向。 分布地:青葉山、葛岡墓園、大倉ダム、うどう沼、郡山吹上下、柳生、 丸田沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 188 選定理由票(植物) No 287 種和名: サンカクイ 調査年 目録No. 2564 学名: Schoenoplectus lacustris triqueter 判断理由 注目種 学術上重 要種 カヤツリグサ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB B H22 B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 池沼や河川の湿地に生育。抽水植物。水路のコンクリート化、池沼の浚渫により減少。 分布地:葛岡墓園、うどう沼、大堤公園、広瀬川中河原緑地、荒井、柳生、袋原、天沼、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 288 種和名: コアニチドリ 調査年 目録No. 2573 学名: Amitostigma kinoshitae 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ラン 科 RDB種 県 RDB VU CR+EN 1 A VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の湿地に生育。稀産種。 分布:奥新川 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 189 選定理由票(植物) No 289 種和名: エビネ 調査年 目録No. 2574 学名: ラン 科 RDB種 Calanthe discolor 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB VU CR+EN NT 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の林床に生育。希産種。 分布地:青葉山、佐保山、秋保町馬場など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 290 種和名: キンセイラン 調査年 目録No. 2575 学名: Calanthe nipponica 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B EN H22 1 B VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の林床に生育。希産種。 分布地:佐保山、坪沼、二口など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 190 選定理由票(植物) No 291 種和名: サルメンエビネ 調査年 目録No. 2576 学名: ラン 科 RDB種 Calanthe tricarinata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B EN H22 1 B VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の落葉広葉樹林内に生育。希産種。 分布地:青葉山など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 292 種和名: ユウシュンラン 調査年 H22 1 ラン 科 RDB種 減少種 山地 1 Cephalanthera erecta var. subaphylla 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2578 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU VU B VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の林内落葉の間に生育。希産種。 分布地:青葉山、野草園、八木山、太白山、坪沼、県民の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 191 選定理由票(植物) No 293 種和名: キンラン 調査年 目録No. 2579 学名: Cephalanthera falcata 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B VU H22 1 B B VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地や丘陵地の林下に生育。希産種。 分布地:葛岡墓園、井土、御堂平など □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 294 種和名: クゲヌマラン 調査年 目録No. 2581 学名: Cephalanthera shizuoi 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ラン 科 RDB種 県 RDB CR CR+EN 1 VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸のクロマツ林下の砂地に生育。稀産種。 分布:若林区井土など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 192 選定理由票(植物) No 295 種和名: シュンラン 調査年 目録No. 2584 学名: ラン 科 RDB種 Cymbidium goeringii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ C □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地二次林の人為自然環境を指標。丘陵地の明るい雑木林に生育。 別名をジジババ、ハックリバーサンなどという。 分布地:葛岡墓園、権現森、藤塚、野草園、太白山、秋保大滝植物園、水の森公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 296 種和名: コアツモリソウ 調査年 目録No. 2585 学名: Cypripedium debile 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B VU H22 1 B NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 スギやヒノキ等の陰性の林床に生育。希産種。 分布地:青葉山、鈎取山、作並、御堂平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 193 選定理由票(植物) No 297 種和名: クマガイソウ 調査年 目録No. 2586 学名: ラン 科 RDB種 Cypripedium japonicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B VU H22 1 B A VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 落葉広葉樹林の林床に生育。希産種。 分布地:太白山、上愛子、大倉など □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 298 種和名: アツモリソウ 調査年 目録No. 2587 学名: Cypripedium macranthum var. speciosum 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A EN H22 1 A VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に丘陵地の草原に生育。市内での近年の情報はない。 分布地:定義、泉ヶ岳、蘭山(根白石)など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 194 選定理由票(植物) No 299 種和名: イチヨウラン 調査年 H22 1 ラン 科 RDB種 減少種 山地 1 Dactylostalix ringens 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2588 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の針葉樹林の林床に生育。希産種。 分布地:秋保馬場、後白髪山など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 301 種和名: アオスズラン(エゾスズラン) 学名: 調査年 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 目録No. 2591 Epipactis papillosa 西部丘陵 地・田園 ラン 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU A 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の林内に生育。希産種。 分布地:葛岡墓園、八木山など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 195 選定理由票(植物) No 302 種和名: ハマカキラン 調査年 H22 1 ラン 科 RDB種 減少種 山地 1 Epipactis papillosa var. sayekiana 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2592 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU VU B VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸のクロマツ林下の砂地に生育。希産種。 分布地:蒲生、荒浜など □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 303 種和名: アオキラン 調査年 目録No. 2594 学名: Epipogium japonicum 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 CR H22 1 CR 県 RDB VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 落葉樹林の林床に生育。希産種。 分布地:二口など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 196 選定理由票(植物) No 304 種和名: ミヤマモジズリ 調査年 H22 1 ラン 科 RDB種 減少種 山地 1 Gymnadenia cucullata 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2601 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN B 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 深山の針葉樹林下や岩上に生育。希産種。 分布地: 泉ヶ岳など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 305 種和名: オオミズトンボ 調査年 目録No. 2602 学名: Habenaria linearifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ラン 科 RDB種 県 RDB EN VU 1 B CR 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日当たりのよい湿原に生育する。稀産種。 分布:泉区泉ヶ岳 □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 197 選定理由票(植物) No 306 種和名: サギソウ 調査年 目録No. 2603 学名: ラン 科 RDB種 Habenaria radiata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B A H22 1 B A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB VU CR+EN NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地や山地の日当たりの良い湿地に生育。希産種。 分布地:青葉山、泉ヶ岳、台原(土地造成により消滅)、国見(土地造成により消滅)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 307 種和名: ミズトンボ 調査年 目録No. 2604 学名: Habenaria sagittifera 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A B VU H22 1 A B VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地等の湿地に生育。希産種。 分布地:上愛子など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 198 選定理由票(植物) No 308 種和名: ムカゴソウ 調査年 目録No. 2605 学名: ラン 科 RDB種 Herminium lanceum var. longicrure 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の湿地に生育する。稀産種。 分布:泉区泉ヶ岳 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 309 種和名: ヒメノヤガラ 調査年 目録No. 2606 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 ラン 科 RDB種 Hetaeria sikokiana 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ CR+EN VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 常緑樹林の林床に生育。希産種。腐植層の発達が必要で、土壌侵食等により減少。 分布地:青葉山、鈎取山、茂庭など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 199 選定理由票(植物) No 310 種和名: ホクリクムヨウラン 調査年 H22 1 ラン 科 RDB種 減少種 山地 1 Lecanorchis hokurikuensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2607 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B 県 RDB ○ B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に山地の林内に生育。希産種。 分布地:青葉山、国見、上愛子、芋沢、向山、野草園、大年寺山、鈎取山、佐保山、太白山、坪 沼、県民の森など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 311 種和名: ギボウシラン 調査年 目録No. 2609 学名: Liparis auriculata 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 H15 1 C H22 1 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 常緑樹林の林床に生育。 分布地:屋敷平など □ □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 200 選定理由票(植物) No 312 種和名: フガクスズムシソウ 調査年 目録No. 2610 学名: Liparis fujisanensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ラン 科 RDB種 県 RDB EN CR+EN 1 VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地のブナ大木や倒木に生えるコケ基盤上に生育する。稀産種。 分布:青葉区船形山、馬場糸岳 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 313 種和名: クモキリソウ 調査年 減少種 山地 1、4 H22 1、4 ラン 科 RDB種 Liparis kumokiri 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2612 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から山地の落葉樹林の林床に生育。スギ林内にも少なからず生育が確認される。 分布地:青葉山、台原森林公園、佐保山、上愛子、芋沢、岡田、井土、野草園、大年寺山、秋保 大滝植物園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 201 選定理由票(植物) No 314 種和名: サカネラン 調査年 目録No. 2620 学名: Neottia nidus-avis var. mandshurica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ラン 科 RDB種 県 RDB EN 1 VU 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の林床に生育する。稀産種。 □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 315 種和名: ヒナチドリ 調査年 目録No. 2622 学名: ラン 科 RDB種 Orchis chidori 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A VU H22 1 A VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿度の高い山地の樹上に着生。希産種。 分布地:太白山など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 202 選定理由票(植物) No 316 種和名: カモメラン 調査年 目録No. 2623 学名: Orchis cyclochila 判断理由 注目種 学術上重 要種 ラン 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B EN H22 1 B NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯上部の林内に生育。希産種。 分布地:二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 317 種和名: オノエラン 調査年 目録No. 2624 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 ラン 科 RDB種 Orchis fauriei 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB B B 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯上部の風衝の強い岩隙地に生育。希産種。 分布地:二口など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 203 選定理由票(植物) No 318 種和名: ウチョウラン 調査年 目録No. 2625 学名: ラン 科 RDB種 Orchis graminifolia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A VU H22 1 B A VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に山地帯の湿った岩陰に着生。希産種。 分布地:二口、屋敷平など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 319 種和名: マイサギソウ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Platanthera mandarinorum var. neglecta 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2632 学名: 西部丘陵 地・田園 ラン 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から山地の草原に生育。希産種。 分布地:井土など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 204 選定理由票(植物) No 320 種和名: トキソウ 調査年 目録No. 2638 学名: ラン 科 RDB種 Pogonia japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A VU H22 1 A NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に山地の湿原に生育。希産種。 分布地:青葉山、芳の平など □ □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 321 種和名: ベニカヤラン(マツラン) 調査年 目録No. 2640 学名: ラン 科 RDB種 Saccolabium matsuran 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B ○ H22 1 B B ○ 県 RDB CR+EN VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 別名マツラン。常緑広葉樹の樹上に着生。希産種。森林の劣化により減少。 分布地:青葉山、西風蕃山、蒲生、井土浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 205 選定理由票(植物) No 322 種和名: カヤラン 調査年 目録No. 2641 学名: ラン 科 RDB種 Sarcochilus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B H22 1 B B 県 RDB ○ CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低地から丘陵地のモミ林内の樹上に着生。希産種。森林の劣化により減少。 分布地:鈎取山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 323 種和名: ネジバナ 調査年 目録No. 2643 学名: ラン 科 RDB種 Spiranthes sinensis var. amoena 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B B B B 県 RDB ○ ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 短茎草原の人為自然環境を指標。芝生の中に生育。しばしば群生する。 分布地:台原森林公園、葛岡墓園、中山、日の出町公園、広瀬川中河原緑地、大年寺山、水の森 公園、長命館公園、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 206 選定理由票(植物) No 324 種和名: イイヌマムカゴ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 ラン 科 RDB種 Tulotis iinumae 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2645 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ 県 RDB EN CR+EN EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の林内に生育。希産種。森林伐採等による土壌侵食が問題となる。 分布地: 青葉山、太白山、大東岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 325 種和名: ハクウンラン 調査年 H22 1 ラン 科 RDB種 減少種 山地 1 Vexillabium nakaianum 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2647 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地の林内に生育。希産種。森林伐採等による土壌侵食が問題となる。 分布地:二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 207 選定理由票(植物) No 326 種和名: ショウキラン 調査年 目録No. 2648 学名: ラン 科 RDB種 Yoania japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 B H22 1 B 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地帯の針葉樹林内やササ群落内に生育する腐生ラン。希産種。森林伐採等による土壌侵食が問題となる。 分布地:後白髪山、大東岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少,⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 208 2.4 保全上重要な動物種の選定結果 2.4.1 動物相の概要 仙台市の山地から丘陵地に広がる森林域には本州最大の哺乳類であるツキノワグマ や、特別天然記念物であるカモシカをはじめ、ヤマネ、ニホンザル、キツネ、タヌキ、 ニッコウムササビ、ニホンリスなどの哺乳類が生息している。近年、二次林の放置など を一因と考えられるツキノワグマ、ニホンカモシカの低地丘陵への分布拡大が確認され る。 鳥類ではオオルリ、ゴジュウカラ、キビタキ、アカゲラなどの森林性の鳥類が多く分 布し、磐司岩周辺では絶滅が危惧されているイヌワシの生息が知られており、山地帯を 中心にクマタカも生息している。 爬虫類ではマムシやジムグリのほか、自然度が高い林床を好むタカチホヘビや比較的 珍しいシロマダラなども生息している。 両生類では山地の渓流にハコネサンショウウオが生息し、トウホクサンショウウオは 丘陵地の沢などに広く生息している。また、池沼の縁の樹木の枝に卵塊を産み付けるモ リアオガエルや清流の環境を指標するカジカガエルも生息している。 魚類では山地の渓流でイワナ、ヤマメが生息する。一方、丘陵地の池沼などでは近年 オオクチバス(ブラックバス)やブルーギル、タイリクバラタナゴといった移入種により、 在来の魚類の生息が脅かされている。 昆虫類ではオニクワガタ、カミキリムシ類、ミドリシジミ類などの森林性の昆虫類が 多数生息し、丘陵地では生きた化石といわれるヒメギフチョウなども生息している。ま た、泉ヶ岳付近は山地性チョウ類の主要な生息地になっている。丘陵地の湿地ではオゼ イトトンボなどのトンボ類も多く生息している。 市街地や田園地域では、人の生活空間の拡大や圃場整備などにより動物の生息環境が 減少しているが、市街地に残された公園や田園地域に見られる居久根などの緑地や、河 川沿いなどでキツネ、イタチ、カワセミ、アオダイショウ、ミヤマクワガタなどの動物 が生息している。青葉山、台原森林公園、広瀬川などが主要な生息地となっており、市 街地に残された緑地ではオオタカの繁殖も確認される。一方、1970 年代初頭まで見ら れていたマガン渡来地では、近年その姿は見られなくなっている。 沿岸部では七北田川河口の蒲生干潟がシギ・チドリ類の主要な渡来地になっており、 また、名取川河口付近は各種魚類の主要な生息地となっている。仙台湾海浜ではヤマト マダラバッタ、オオウスバカゲロウなどの海浜性昆虫類も生息している。沿岸部後背の クロマツ林(防潮林)は渡りをする多くの鳥類に重要な中継地として利用されている。 209 保全上重要な動物種 選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 哺乳類 35 32 鳥類 82 82 爬虫類 10 10 両生類 11 11 魚類 22 17 昆虫類 90 167 210 2.4.2 保全上重要な動物種 (1)哺乳類 1)選定結果 a)哺乳類目録の作成に使用した資料一覧 文献などの整理により仙台市で確認の記録がある哺乳類は 48 種が挙げられた。 哺乳類目録の作成に使用した資料は、以下に示すとおりである。 No. 資料名 1 「宮城野野生動物研究会 提供データ (公開準備中資料)」 (2010 宮城野野生動物研究会) 2 「青葉山保存緑地調査報告書」(1979 青葉山保存緑地調査臨時専門委員会) 3 「蕃山・斉勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 4 「太白山県自然環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 5 「仙台城址の自然-仙台城址自然環境調査総合報告-」(1990 仙台市教育委員会) 6 「青葉山地区環境影響評価調書」(1993 仙台市) 7 「広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告-」(1994 仙台市環境局環境計画課) 8 「平成 6 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 9 「平成 15 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 10 「丸田沢緑地環境保全区域学術調査報告書」(2000 宮城県) 11 「仙台市史特別編 1 自然」(1994 仙台市) 12 「宮城教育大学環境教育研究紀要第 8 巻」(2006 宮城教育大学環境教育実践研究センター) 13 「仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書」(2005 仙台市) 14 「東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書」(2008 東北大学) 15 16 17 「仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書」(2009 仙台市茂庭土地区画整理組合設 立準備委員会) 「(仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書」(2009 仙台市荒井東土地区画整理組 合設立準備委員会) 「河川水辺の国勢調査結果 一級河川名取川 調査結果」(1991-2004 国土交通省) 211 b)選定種数 保全上重要な哺乳類は、35 種選定された。 カテゴリーごとの選定種数は、以下に示すとおりである。 今回の検討では、第2回調査で選定された 32 種に、フジホオヒゲコウモリ、モリア ブラコウモリ、ホンドタヌキの 3 種を加え 35 種が選定された。選定から外した種はな い。 ニホンキクガシラコウモリ、ニホンツキノワグマ、ホンドテンに減少の記述が追加さ れた。 選定理由票の変化の要因「⑥二次的環境の放置」により、イノシシ、ニホンツキノワ グマなどの分布域の拡大、ハタネズミ、アズマモグラの生息環境の安定、キクガシラコ ウモリなどのねぐらの減少が記述される。また、変化の要因「⑦生息・生育環境の成熟・ 保全」により、山林での撹乱の減少によるシントウトガリネズミやニホンカワネズミな どの生息環境の安定が記述される。 保全上重要な哺乳類 選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 学術上重要な種 25 23 減少種 29 25 環境指標種 10 6 ふれあい保全種 9 8※ 計 35 種 32 種 ※第2回調査では「ふれあい種」である。 212 c)総括表 保全上重要な哺乳類 総括表 平成22年度自然環境基礎調査 減少種 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 種 和 名 シントウトガリネズミ ホンシュウジネズミ ニホンカワネズミ ヒメヒミズ ミズラモグラ アズマモグラ コキクガシラコウモリ ニホンキクガシラコウモリ フジホオヒゲコウモリ カグヤコウモリ モモジロコウモリ モリアブラコウモリ ヤマコウモリ ヒナコウモリ ウサギコウモリ ユビナガコウモリ コテングコウモリ テングコウモリ ニホンザル トウホクノウサギ ニホンリス ホンドモモンガ ニッコウムササビ ヤマネ ハタネズミ ヒメネズミ トウホクヤチネズミ ニホンツキノワグマ ホンドタヌキ ホンドテン イタチ ホンドオコジョ アナグマ イノシシ ニホンカモシカ 学術上 ふれあ 宮城県 天記・種 環境 国RL 重要な い保全 RDB 保存法 西部丘陵 市街 東部 山地 海浜 指標種 種 種 地・田園 地 田園 1、4 * C / / * C B C B B / / / ○ / ○ ○ ○ 1 * / / / 1、4 C / / / C C * * C 1 C C 1 * C ○ ○ 1、4 C 1、4 C C C NT VU VU 1、4 C B B 1、4 C C C 1、4 C C 1、4 C C 1、4 EN CR+EN NT VU C VU VU 1、4 C C 1、4 C C 4 * * * C B * C B VU C B VU VU LP B C ○ C ○ C 1、4 * 1、4 C ○ / / C C C B C C / ○ C ○ * C 4 C C 4 C C * C C C C C 1、4 C 4 C ○ NT NT NT NT ○ ○ ○ B C C / / / ○ ○ C 2、4 4 NT C 1、4 1、4 NT ○ YO * ○ YO 特天 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 213 d)追加した種 第2回調査より、保全上重要な哺乳類として追加した種の一覧は、以下に示すとおり である。 フジホオヒゲコウモリは、青葉区横川林道で、モリアブラコウモリは太白区太白山で 新しく記録された種である。 また、里地の環境指標であるホンドタヌキが選定された。 保全上重要な哺乳類 追加種 区 分 種 和 名 備 考 追加した種 フジオオヒゲコウモリ 国 NT、県 VU (3 種) モリアブラコウモリ 国 EN、県 CR+EN ホンドタヌキ 減少種、環境指標種として選定 注)国:環境省レッドリスト、県:宮城県レッドデータブック CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧 2)選定理由票 保全上重要な哺乳類の選定理由票は次のとおり。 214 選定理由票(哺乳類) No 1 種和名: シントウトガリネズミ 調査年 目録No. 1 学名: トガリネズミ 科 RDB種 Sorex shinto 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C H22 * 県 RDB ○ C / / / □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地を特徴付ける小型哺乳類。山地に近い丘陵地にも生息すると思われるが現状は不明。自然度 が高い山地森林の指標種。山地では広範囲の環境の攪乱が減っている。植林後の経過が長いとこ ろでは林床環境が改善されているのではないだろうか。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 2 種和名: ホンシュウジネズミ 調査年 目録No. 2 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 トガリネズミ 科 RDB種 Crocidura dsinezumi chisai B * C 県 RDB ○ B C ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 開発が進んだ丘陵から低地では土壌が残されている土地に生息する。山地では広範囲の環境の攪乱が減って いる。植林後の経過が長いところでは林床環境が改善されているのではないだろうか。西部丘陵や東部田園 では、二次的環境の放置が新しい生息空間を生み出していると思われる。海浜は主に後背林やその周囲に生 息すると思われるがよくわからない。土壌が損なわれていない土地の環境指標。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 215 選定理由票(哺乳類) No 3 種和名: ニホンカワネズミ 調査年 1、4 H22 1、4 トガリネズミ 科 RDB種 Chimarrogale himalayica platycephala 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 3 学名: 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 B B B B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ / / / □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 減少が顕著、渓流で河川周囲も含めて自然度が高い河川環境が維持されている場所に生息する。 山地では広範囲の攪乱が減り河川環境の変化は少なくなったと思われる。 自然度が高い渓流の環境指標。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 4 種和名: ヒメヒミズ 調査年 目録No. 4 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 モグラ 科 RDB種 Dymecodon pilirostris 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 * / / / □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地のより自然度が高い森林に生息する事が多い。山地では広範囲の環境の攪乱が減っている。 植林後の経過が長いところでは林床環境が改善されているのではないだろうか。森林の環境指 標。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 216 選定理由票(哺乳類) No 5 種和名: ミズラモグラ 調査年 目録No. 6 学名: モグラ 科 RDB種 Euroscaptor mizura 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 C H22 1、4 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT NT / / / □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、山地のより自然度が高い森林に生息する。生息すると考えられるが分布・生息状況がよ くわかっていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 6 種和名: アズマモグラ 調査年 目録No. 7 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 モグラ 科 RDB種 Mogera wogura wogura C * C 県 RDB ○ C C * □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 土壌が残されている土地に生息する。市街地では孤立した緑地やそれに類した地域以外ではほと んど見られない。休耕地・耕作放棄地が生息しやすい環境を提供。海浜では農地に連続した後背 林が保全されている。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 217 選定理由票(哺乳類) No 7 種和名: コキクガシラコウモリ 調査年 目録No. 8 学名: Rhinolophus cornutus 判断理由 注目種 学術上重 要種 キクガシラコウモリ 科 RDB種 減少種 山地 H15 1 C H22 1 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 仙台市内では生息できる洞窟などが限定される。使われなくなった導水・用水トンネル、廃坑な どは埋没等によってねぐらとして使われなくなる恐れがある。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 8 種和名: ニホンキクガシラコウモリ 学名: 調査年 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 1 H22 1 目録No. 9 Rhinolophus ferrumequinum nippon 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 * C キクガシラコウモリ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 仙台市内では生息できる洞窟などが限定される。使われなくなった導水・用水トンネル、廃坑な どは埋没等によってねぐらとして使われなくなる恐れがある。 ・分布地:奥新川、青葉山、蕃山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 218 選定理由票(哺乳類) No 9 種和名: フジホオヒゲコウモリ 調査年 目録No. 10 学名: ヒナコウモリ 科 RDB種 Myotis fujiensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB VU VU 1、4 NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希産種。記録はあるが分布・生息状況がわかっていない。 分布:青葉区横川林道で捕獲記録がある。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 10 種和名: カグヤコウモリ 調査年 目録No. 11 学名: Myotis frater kaguyae 判断理由 注目種 学術上重 要種 ヒナコウモリ 科 RDB種 減少種 山地 H15 1、4 C H22 1、4 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 219 選定理由票(哺乳類) No 11 種和名: モモジロコウモリ 調査年 1、4 H22 1、4 Myotis macrodactylus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 12 学名: ヒナコウモリ 科 RDB種 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C C C C C C 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 使われなくなった導水・用水トンネル、廃坑などは埋没等によってねぐらとして使われなくなる 恐れがある ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 12 種和名: モリアブラコウモリ 調査年 目録No. 13 学名: Pipistrellus endoi 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ヒナコウモリ 科 RDB種 県 RDB EN CR+EN 1、4 EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希産種。記録はあるが分布・生息状況がわかっていない。 分布:太白区太白山で捕獲記録がある。(2006年) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 220 選定理由票(哺乳類) No 13 種和名: ヤマコウモリ 調査年 目録No. 15 学名: ヒナコウモリ 科 RDB種 Nyctalus aviator 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 C B B VU H22 1、4 C B B NT 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、樹洞などに集団でねぐらする事が知られている。低地の大径木などねぐらの消失が著し い事が原因の一つであろう。記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 14 種和名: ヒナコウモリ 調査年 目録No. 16 学名: Vespertilio superans 判断理由 注目種 学術上重 要種 ヒナコウモリ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 C C C C H22 1、4 C C C C 県 RDB VU VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 221 選定理由票(哺乳類) No 15 種和名: ウサギコウモリ 調査年 目録No. 17 学名: Plecotus auritus 判断理由 注目種 学術上重 要種 ヒナコウモリ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1、4 C C H22 1、4 C C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 16 種和名: ユビナガコウモリ 調査年 1、4 H22 1、4 Miniopterus schreibersi 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 18 学名: 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 C C C C ヒナコウモリ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 使われなくなった導水・用水トンネル、廃坑などは埋没等によって使われなくなる恐れがある。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 222 選定理由票(哺乳類) No 17 種和名: コテングコウモリ 調査年 目録No. 19 学名: ヒナコウモリ 科 RDB種 Murina silvatica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1、4 C C H22 1、4 C C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 18 種和名: テングコウモリ 調査年 目録No. 20 学名: Murina hilgendorfi 判断理由 注目種 学術上重 要種 ヒナコウモリ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 C C VU H22 1、4 C C VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 223 選定理由票(哺乳類) No 19 種和名: ニホンザル 調査年 目録No. 21 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 4 H22 4 オナガザル 科 RDB種 Macaca fuscata 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ 県 RDB LP LP * * 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 学術上重要な地域個体群。近年里地で猿害が問題になっている。 西部丘陵では猿害防止・軽減のため奥山への追い上げが行われている。 分布地:二口峠~奥新川、面白山、関山峠、仙台カゴなど ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 20 種和名: トウホクノウサギ 調査年 目録No. 22 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ウサギ 科 RDB種 Lepus brachyurus angustidens * C B B C ○ B B C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海岸から山地まで生息する。市街地では水の森公園に周囲の個体群からほぼ孤立した状態で僅か に生息している。二次的環境の放置や山林へ加えられる管理の減少は、人の影響を軽減してい 分布地:二口、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 224 選定理由票(哺乳類) No 21 種和名: ニホンリス 調査年 目録No. 23 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 リス 科 RDB種 Sciurus lis * C B C ○ B C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵から山地の林に生息する。市街地では面積が広い自然に近い緑地に周囲からは孤立した状態 で僅かに生息している。海浜の状況はわからない。 分布地:二口、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 22 種和名: ホンドモモンガ 調査年 減少種 山地 1、4 H22 1、4 Pteromys momonga 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 24 学名: 西部丘陵 地・田園 リス 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、山地のより自然度が高い森林に生息すると考えられるが確認情報は非常に少ない。 山地では広範囲の環境攪乱が減っている。西部丘陵は不明、市街地も青葉山に1例の記録はある が現状は不明。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 225 選定理由票(哺乳類) No 23 種和名: ニッコウムササビ 調査年 減少種 山地 1、4 H22 1、4 リス 科 RDB種 Petaurista leucogenys nikkonis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 25 学名: * 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B ○ C B ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 減少が顕著、樹洞を持つ大木の消失が生息環境の悪化を招いている。市街地は生息記録もあるが青葉山一帯 を除けば孤立した公園の林地、西部丘陵は樹洞があるような樹木がまとまっている地域や大木を擁する寺社 林周辺に生息が限られるのかもしれない。山地は生育した自然林やそのような自然林と植林が混在した地域 に生息 分布地:旭ヶ丘団地、経ヶ峯、広瀬川(米ヶ袋)、青葉山、二口渓谷、蕃山、太白山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 24 種和名: ヤマネ 調査年 目録No. 26 学名: Glirulus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 ヤマネ 科 RDB種 減少種 山地 H15 1、4 C H22 1、4 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT NT / / NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 分布地:船形山、白髪山、奥新川、二口渓谷など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 226 選定理由票(哺乳類) No 25 種和名: ハタネズミ 調査年 目録No. 28 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B H22 ネズミ 科 RDB種 Microtus montebelli C C 県 RDB C B C C □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 草原・草地の環境指標。特に低平地では市街地の拡大による農地の減少、堤防や農業用水路のコ ンクリート護岸化などで生息適地が圧縮されている。山地・西部丘陵共に伐採地や若い植林地、 耕作放棄地や休耕地も生息に適した環境を提供することになる。 分布地:朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 26 種和名: ヒメネズミ 調査年 目録No. 30 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 H22 ネズミ 科 RDB種 Apodemus argenteus 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C * ○ C / □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ C 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地から丘陵の自然度が高い林に生息する。西部丘陵では開発による生息環境の劣化があるが植林樹木の成 熟や雑木林の自然林化が生息に適した条件を作り出す素地となりつつあるようだ。市街地では成熟した森林 環境が長く保たれている地域に生息が限られる。自然度が高い林の環境指標。 分布地:朴沢、鈎取、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 227 選定理由票(哺乳類) No 27 種和名: トウホクヤチネズミ 調査年 4 H22 4 ネズミ 科 RDB種 Eothenomys andersoni 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 27 学名: 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 C C C C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、記録はあるが分布・生息状況がよくわかっていない。 林地の沢沿いや苔生した石や岩が堆積する林床などに生息する傾向がある。 分布地:太白山、船形山、大倉川源流部など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 28 種和名: ニホンツキノワグマ 調査年 4 H22 4 Selenarctos thibetanus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 34 学名: 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 C C クマ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 学術上重要。山地から低地丘陵へ分布域の拡大が見られる。西部丘陵の出没頻度が増加してい る。人慣れも並行して進んでいるように見受けられる。二次林環境の放置が人の生活域に接した 生息を助長しているとも言われる。 分布地:蕃山、権現森、朴沢、黒鼻山、笹倉山、青下、二口渓谷、権現森、太白山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 228 選定理由票(哺乳類) No 29 種和名: ホンドタヌキ 調査年 目録No. 36 学名: イヌ 科 RDB種 Nyctereutes procyonoides viverrinus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 * C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 西部丘陵や東部田園では、開発等によって生息が圧迫されていると考えられる。市街地ではまと まった林がある緑地公園周辺などで見かけるようになっている。 里地の環境指標。 分布地:泉区朴沢、青葉区蕃山、太白区秋保町境野、宮城野区鶴ヶ谷、若林区種次など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 30 種和名: ホンドテン 調査年 目録No. 38 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 イタチ 科 RDB種 Martes melampus melampus ○ C C 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 豊かな動植物相が維持されている山地から丘陵に生息する。良好な環境の指標。 分布地:青葉山、青下、二口渓谷、蕃山、権現森、高館、太白山、八木山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 229 選定理由票(哺乳類) No 31 種和名: イタチ 調査年 目録No. 39 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 イタチ 科 RDB種 Mustela itatsi C C B C B C C ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主要な生息環境である低地の田園地帯では乾田化や用水路のコンクリート化などで生息環境が悪 化している。山地から海浜まで生息範囲は広く、水辺に沿って活動することが多い。 多様な動物相が保たれている水辺周囲の環境指標。 分布地:朴沢、鈎取、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 32 種和名: ホンドオコジョ 調査年 目録No. 40 学名: イタチ 科 RDB種 Mustela erminea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 C H22 1、4 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT NT / / / NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、高山に生息し分布も限定される。生息すると考えられるが分布・生息状況がよくわかっ ていない。 分布地:船形山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 230 選定理由票(哺乳類) No 33 種和名: アナグマ 調査年 目録No. 41 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 4 H22 4 イタチ 科 RDB種 Meles meles 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 C C C C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 複数の記録があり希少ではないと考えられるが分布・生息状況がよくわかっていない。 分布地:二口、朴沢、馬場深野、上愛子道半、芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 34 種和名: イノシシ 調査年 目録No. 45 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 2、4 H22 2、4 イノシシ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Sus leucomystax 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 分布北限種、宮城県内では阿武隈山地から北に分布を拡げてきたといわれている。 二次的環境の放置、低い捕獲圧が生息と分布の拡大を助長しているようだ。 分布地:太白山、下愛子、蕃山、馬越石トンネルなど ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 231 選定理由票(哺乳類) No 35 種和名: ニホンカモシカ 調査年 減少種 山地 4 H22 4 ウシ 科 RDB種 Capricornis crispus crispus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 46 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ YO * ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 学術上重要、山地から低地丘陵へ分布域の拡大が見られる。保護が行き届いたことなどで丘陵地 への分布拡大があり、人に近く生息するようになって不都合も生じている。山地の環境指標。 分布地:船形山、大倉、青下、関山峠、十里平、白髪山、楠峰、青の背、二口渓谷、蕃山、太白山、横山川、定義、イン クライン、戸立沢、奥新川、サイカチ沼、萱ヶ崎、馬越石トンネル、黒滝不動尊、大梅寺裏山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 232 (2)鳥類 1)選定結果 a)鳥類目録の作成に使用した資料一覧 文献などの整理により仙台市で確認の記録がある鳥類は 338 種が挙げられた。 鳥類目録の作成に使用した資料は、以下に示すとおりである。 No. 資料名 1 「日本野鳥の会宮城 提供データ 会報 雁 鳥信より 2001-2010」 (2010 日本野鳥の会宮城) 2 「青葉山保存緑地調査報告書」(1979 青葉山保存緑地調査臨時専門委員会) 3 「蕃山・斉勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 4 「太白山県自然環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 5 「仙台城址の自然-仙台城址自然環境調査総合報告-」(1990 仙台市教育委員会) 6 「青葉山地区環境影響評価調書」(1993 仙台市) 7 「広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告-」(1994 仙台市環境局環境計画課) 8 「平成 6 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 9 「平成 15 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 10 「丸田沢緑地環境保全区域学術調査報告書」(2000 宮城県) 11 「仙台市史特別編 1 自然」(1994 仙台市) 12 「宮城教育大学環境教育研究紀要第 8 巻」(2006 宮城教育大学環境教育実践研究センター) 13 「蒲生海岸鳥類生息調査結果 1971-2003」(2004 蒲生を守る会) 14 「仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書」(2005 仙台市) 15 「東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書」(2008 東北大学) 16 17 18 「仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書」(2009 仙台市茂庭土地区画整理組合設 立準備委員会) 「(仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書」(2009 仙台市荒井東土地区画整理組 合設立準備委員会) 「河川水辺の国勢調査結果 一級河川名取川 調査結果」(1991-2004 国土交通省) 233 b)選定種数 保全上重要な鳥類は、82 種選定された。 カテゴリーごとの選定種数は、以下に示すとおりである。 今回の調査では、第2回調査で選定された種のうち、確認記録がほとんどないタマシ ギ、稀な旅鳥や、海洋性の種であるシベリアオオハシシギ、ズグロカモメ、マダラウミ スズメ 4 種を選定から外し、仙台市の市街地・丘陵地の減少種、環境指標種として、ヨ タカ、ノスリ、ツバメ、オオルリの 4 種が新しく選定された。 ヤマドリに減少の記述が追加された他、アカモズ、チゴモズ、オジロワシ、オオワシ の飛来が近年稀となり、減少種のランクが変更された。 保全上重要な鳥類 選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 学術上重要な種 37 42 減少種 82 81 環境指標種 48 42 ふれあい保全種 17 18※ 計 82 種 82 種 ※第2回調査では「ふれあい種」である。 234 c)総括表 保全上重要な鳥類 総括表 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 種 和 名 カイツブリ サンカノゴイ ヨシゴイ オオヨシゴイ ミゾゴイ アマサギ チュウサギ コサギ コクガン マガン ヒシクイ オシドリ ミサゴ ハチクマ オジロワシ オオワシ オオタカ ツミ ハイタカ ノスリ サシバ クマタカ イヌワシ チュウヒ ハヤブサ チゴハヤブサ チョウゲンボウ ウズラ ヤマドリ クイナ ヒクイナ バン オオバン イカルチドリ シロチドリ ヘラシギ アカアシシギ ホウロクシギ オオジシギ コアジサシ カッコウ ホトトギス トラフズク コミミズク コノハズク 平成22年度自然環境基礎調査 減少種 宮城県 天記・種 学術上 ふれあ 国RL 環境 RDB 保存法 重要な い保全 西部丘陵 市街 東部 指標種 海浜 山地 種 種 地・田園 地 田園 1 C B C C B A B B C B C C B B 1 1 C ○ ○ ○ ○ EN B 2 A * NT NT EN CR+EN EN NT NT NT ○ 1、2、4 C A C C 2 C B * * B VU VU 天記 A B B NT NT 天記 C C VU NT 天記 1、2、4 1、4 1、4 * C C C B 1、4 1、4 ○ C 1、2、4 B B 1、2、4 ○ C ○ ○ ○ DD NT NT NT NT B B EN VU 天記、国内、国際 B B VU VU 天記、国内 NT NT 国内 1、4 C C B B C 1、4 C C C C C 1、4 C C C C C * C C C C C A C ○ ○ DD NT NT ○ VU VU 1、4 B ○ EN CR+EN 国内 1、4 B ○ EN CR+EN 天記、国内 1、4 C C B C C B B B B B B 1、4 1、4 C C B C B A A A A * C A B B ○ B B B ○ C B C C ○ B B B B 1 YO ○ ○ B CR NT B B VU NT B ○ B A B B A B B C C B C C ○ ○ * * C ○ ○ 1 B C A C VU YO B 1 CR+EN ○ B 1 1 NT C 1、2、4 国内、国際 ○ 1 1、4 NT NT ○ C C EN VU YO A C ○ C C B B B B VU NT NT NT VU VU 国際 DD ○ YO ○ DD 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 235 保全上重要な鳥類 総括表 No. 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 種 和 名 オオコノハズク アオバズク フクロウ ヨタカ ヤマセミ アカショウビン カワセミ アオゲラ アカゲラ ヒバリ ツバメ キセキレイ セグロセキレイ サンショウクイ チゴモズ モズ アカモズ カワガラス コルリ ルリビタキ トラツグミ クロツグミ シロハラ ウグイス コヨシキリ オオヨシキリ センダイムシクイ セッカ キビタキ オオルリ コサメビタキ サンコウチョウ ゴジュウカラ ホオジロ ホオアカ ノジコ アオジ 平成22年度自然環境基礎調査 減少種 宮城県 天記・種 学術上 ふれあ 国RL 環境 RDB 保存法 重要な い保全 西部丘陵 市街 東部 海浜 指標種 山地 種 種 地・田園 地 田園 1 1 C C C B B C B B B ○ C C B B C ○ * C B ○ B ○ YO VU DD C C C * C B C C * C B C C C B C C C C C ○ ○ * C C C C C C C 1、4 C 1、4 * C B C B B B ○ ○ ○ ○ ○ ○ C B C C B B B * C B * C B C C * C C C C * C B C C ○ * C B C C ○ * C B * * C C C C A C C ○ C C ○ C C ○ C C C B C B C B * C B * C C * C ○ VU VU CR CR+EN EN CR+EN NT YO ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ B * ○ C B 1、4 1 NT ○ C 4 1 DD ○ ○ B ○ B ○ * * B C C ○ B C A C B ○ C C B C C C C C ○ 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 236 d)追加した種、削除した種 第2回調査より、保全上重要な鳥類として追加、削除した種の一覧は、以下に示すと おりである。 保全上重要な鳥類 追加種、削除種 区 分 種 和 名 備 考 追加した種 ノスリ 減少種、環境指標種として追加 (4 種) ヨタカ 減少種、環境指標種として追加 国 VU ツバメ 減少種、環境指標種として追加 オオルリ 削除した種 タマシギ (4 種) シベリアオオハシシギ 減少種、環境指標種として追加 過去に渡って仙台市内での記録がほとんどな いため、選定から除外する 稀な旅鳥であるため、選定から除外する ズグロカモメ 稀な旅鳥であるため、選定から除外する マダラウミスズメ 海洋性の種であるため、選定から除外する 注)国:環境省レッドリスト、VU:絶滅危惧Ⅱ類 2)選定理由票 保全上重要な鳥類の選定理由票は次のとおり。 237 選定理由票(鳥類) No 1 種和名: カイツブリ 調査年 目録No. 5 学名: カイツブリ 科 RDB種 Tachybaptus ruficollis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B C C B C C ○ ○ ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地やその周囲の丘陵では生息繁殖に適した溜池などの減少や環境悪化、水田地帯では水路のコ ンクリート化などや池沼の埋め立てで生息環境が狭められている。海浜の後背湿地の埋め立ての影 響も大きい。水域の環境指標。分布地:朴沢、丸田沢、旗立など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 2 種和名: サンカノゴイ 調査年 目録No. 26 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 1 H22 1 サギ 科 RDB種 Botaurus stellaris 減少種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C C A B B B A B B ○ 国RL 県 RDB EN NT EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、渡りの途中広い湿地がある河川、池沼、海浜の後背湿地などに生息する。生息環境の埋め 立てなどによる減少が心配される。近年観察記録が得られていない。 分布地:蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 238 選定理由票(鳥類) No 3 種和名: ヨシゴイ 調査年 目録No. 27 学名: サギ 科 RDB種 Ixobrychus sinensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C 県 RDB ○ B H22 国RL B C C ○ ○ NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿地が生息環境でヨシの中に巣を作る。圃場整備による水路のコンクリート化、河川整備によるヨ シ群落の減少、海浜後背湿地の埋め立てなどが生息営巣環境を狭めている。圃場整備で乾田化され た田園ではヨシが生育した休耕田が生息分布の核になっている。湿地の環境指標。 分布地:七北田川、中田、種次、広瀬川、南長沼など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 4 種和名: オオヨシゴイ 調査年 目録No. 28 学名: Ixobrychus eurhythmus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 サギ 科 RDB種 国RL H15 1 B B EN H22 1 B B EN 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、乾燥した草地と水田を含む湿地が生息環境だが圃場整備・河川整備・海浜後背湿地の減少 が生息環境を狭めていると考えられる。近年観察記録が得られていない。 分布地:大沼など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 239 選定理由票(鳥類) No 5 種和名: ミゾゴイ 調査年 目録No. 29 学名: サギ 科 RDB種 Gorsachius goisagi 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1 C B NT H22 1 C B EN 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、丘陵から低山の林の環境悪化(里山の荒廃なども)影響していると考えられる。近年観察記 録が得られていない。 分布地:今泉、青葉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 6 種和名: アマサギ 調査年 目録No. 33 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 サギ 科 RDB種 Bubulcus ibis 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 A 国RL 県 RDB ○ A * ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田や広い牧草地などに生息する。丘陵林や平地林でゴイサギや他の白サギと集団繁殖するので人 に嫌がられるおそれがある。主な採餌地になっている田園の圃場改良の進行は、餌になる小動物に 影響を与えていると考えられる点が心配される。湿地や草原の環境指標。 現時点では宮城県が繁殖地の北限と考えられる。分布地:中野、岡田、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 240 選定理由票(鳥類) No 7 種和名: チュウサギ 調査年 目録No. 35 学名: サギ 科 RDB種 Egretta intermedia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、2、4 C A C C NT H22 1、2、4 C A C C NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 田園や河川、海浜の後背湿地や潟で生活し、他のサギ類と集団繁殖するので人に嫌がられるおそれ がある。また主要な餌場になっている田園ではアマサギ同様に採餌環境の質の低下が心配される。 現時点では宮城県が繁殖地の北限と考えられる 。 分布地:蒲生、大沼、南長町、南蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 8 種和名: コサギ 調査年 目録No. 36 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 2 H22 2 サギ 科 RDB種 Egretta garzetta 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B C B * * □ □ □ □ □ □ □ ○ ○ ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 平野から山地の田園や河川、海浜の後背湿地や潟で生活し水辺の環境指標。他のサギと集団繁殖す るので人に嫌がられるおそれがある。また主要な餌場になっている田園ではアマサギ同様に採餌環 境の質の低下が心配される。現時点では宮城県が繁殖地の北限と考えられる。分布:広瀬川、名取 川、天神沢、赤沼、蒲生海岸など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 241 選定理由票(鳥類) No 9 種和名: コクガン 調査年 目録No. 45 学名: カモ 科 RDB種 Branta bernicla 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、2、4 B VU H22 1、2、4 B VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、恒常的な渡来地の南限だが近年渡来数の減少が著しい。渡来する海浜でのレジャーとの競 合も原因のひとつと考えられる。 分布地:蒲生、名取川、七ヶ浜御殿場など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 10 種和名: マガン 調査年 目録No. 47 学名: カモ 科 RDB種 Anser albifrons 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 A B B H22 1、4 A B B ○ 国RL 県 RDB NT NT NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、安全なねぐらになる広い水域の減少、日中の生活の場になる水田の面積の減少や利用の変 化による分断が生息地を狭めていると考えられる。恒常的な飛来はとても少ない。 分布地:大沼など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 242 選定理由票(鳥類) No 11 種和名: ヒシクイ 調査年 目録No. 49 学名: カモ 科 RDB種 Anser fabalis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 C C VU H22 1、4 C C VU 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、安全なねぐらになる広い水域の減少、日中の生活の場になる水田の面積の減少や利用の変 化による分断が生息地を狭めていると考えられる。恒常的な飛来はとても少ない。 分布地:蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 12 種和名: オシドリ 調査年 目録No. 58 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 カモ 科 RDB種 Aix galericulata * 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B ○ ○ C B ○ ○ 国RL 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 繁殖には樹洞がある大木が必要、条件が満たされれば丘陵などの林でも繁殖できる。樹林と水辺の 環境指標。 分布地:二口峡、広瀬川、長沼、ネッタ峠、野尻、大沼、奥新川、新川、定義、十里平、秋保大滝など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 243 選定理由票(鳥類) No 13 種和名: ミサゴ 調査年 目録No. 81 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 H22 1、4 タカ 科 RDB種 Pandion haliaetus 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL C NT 県 RDB NT C C ○ NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、大きな河川の下流から潟、沿岸海上に生息し時には山間のダム湖にも出現する。蒲生干潟 や井土浦が主な生息地になっている。水域の環境指標。 分布地:蒲生、広瀬川、大沼、三共堤、七北田川、名取川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 14 種和名: ハチクマ 調査年 目録No. 82 学名: タカ 科 RDB種 Pernis apivorus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 C C NT H22 1、4 C C NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、ハチ類を選択的に食べるという特異な食性で知られている。 分布地:芳の平、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 244 選定理由票(鳥類) No 15 種和名: オジロワシ 調査年 目録No. 84 学名: タカ 科 RDB種 Haliaeetus albicilla 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、2、4 C C C C EN H22 1、2、4 B B B B EN 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種。冬時々飛来するが長期間滞在した例はない。宮城県が恒常的な越冬地の南限。 近年観察記録が得られていない。 分布地:二口、蒲生、鶴ヶ谷、名取川河口、仙台港、田子、日辺など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 16 種和名: オオワシ 調査年 目録No. 85 学名: Haliaeetus pelagicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 タカ 科 RDB種 国RL H15 1、2、4 C C VU H22 1、2、4 B B VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、冬時々飛来するが長期間滞在した例はない。宮城県が恒常的な越冬地の南限。 分布地:蒲生、仙台港など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 245 選定理由票(鳥類) No 17 種和名: オオタカ 調査年 目録No. 86 学名: タカ 科 RDB種 Accipiter gentilis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 C C B B B ○ ○ VU H22 1、4 C C B B C ○ ○ NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、低山から平地に生息繁殖し近年市街地に孤立する緑地でも繁殖が確認されている。動物相の多様性 に乏しい市街地やその周辺では特定の餌動物に依存する傾向が強いと考えられ、営巣地の環境が維持される 保証もないので生息基盤が安定しているとはいえない。良好な環境の指標。分布地:七北田川、蒲生、名取 川、広瀬川、南長沼、二口峡、ネッタ峠、定義、サイカチ沼、荒巻、岩切、台原、福岡など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 18 種和名: ツミ 調査年 目録No. 87 学名: タカ 科 RDB種 Accipiter gularis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 C C C C C H22 1、4 C C C C C 国RL 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、食物連鎖の上位に位置する小型のタカ。林内で狩りをすることが多く、目に触れる機会が 少ないこともあって記録は少ない。 分布地:二口、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 246 選定理由票(鳥類) No 19 種和名: ハイタカ 調査年 目録No. 88 学名: タカ 科 RDB種 Accipiter nisus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 C C C C C NT H22 1、4 C C C C C NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、主要な分布域である低山から平地の林の荒廃が生息を圧迫すると考えられる。 分布地:丸田沢、二口、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 20 種和名: ノスリ 調査年 目録No. 90 学名: タカ 科 RDB種 Buteo japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 * C 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB H15 H22 C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 良好な環境の指標。山地や丘陵地の里山環境・森林に生息し、冬は丘陵地や平野の農耕地周囲に生 活する。市街地では定着できる環境が失われている。 分布地:青葉山、県民の森、十里平、広瀬川、名取川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 247 選定理由票(鳥類) No 21 種和名: サシバ 調査年 目録No. 91 学名: タカ 科 RDB種 Butastur indicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 C C A C C H22 C C A C C □ □ □ □ □ □ □ 国RL 県 RDB ○ VU VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日本での分布の周辺部に当たり本来生息数は多くない。生息地の里山の荒廃・丘陵地帯の水田の改 良など環境の改変が生息を圧迫すると考えられる。 分布地:二口、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 22 種和名: クマタカ 調査年 目録No. 92 学名: タカ 科 RDB種 Spizaetus nipalensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 B H22 1、4 B 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB EN CR+EN ○ EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、もともと個体数が少なく、山地森林の伐採樹種転換・道路建設などで生息環境の悪化があ る他営巣域に不用意に人が立ち入るなどによる繁殖の妨害のおそれがある。良好な山地森林の環境 指標。分布地:二口峡、泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 248 選定理由票(鳥類) No 23 種和名: イヌワシ 調査年 目録No. 93 学名: タカ 科 RDB種 Aquila chrysaetos 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1、4 B H22 1、4 B 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB EN CR+EN ○ EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、もともと個体数が少なく、山地森林の伐採樹種転換・道路建設などで生息環境の悪化があ る他営巣域に不用意に人が立ち入るなどによる繁殖の妨害のおそれがある。山林伐採の減少や伐採 後の樹木の成熟が、狩りに適した開放的な場所を減らしているという指摘もある。良好な山地森林 の環境指標。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 24 種和名: チュウヒ 調査年 目録No. 95 学名: タカ 科 RDB種 Circus spilonotus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 C B C C ○ VU H22 C B C C ○ EN 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川や海浜、平地池沼の護岸整備などによる湿地・草地の減少が生息環境を狭めている。湿地や草 原の環境指標。 分布地:蒲生、名取川、井土浦、南長沼、広瀬川、今泉、三神峯など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 249 選定理由票(鳥類) No 25 種和名: ハヤブサ 調査年 目録No. 96 学名: ハヤブサ 科 RDB種 Falco peregrinus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 C B B B B VU H22 1、4 C B B B B VU 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、海岸から山地の崖に営巣するが近年市街地にも進出している。動物相の多様性に乏しい市 街地やその周辺では特定の餌動物に頼る傾向が強いと考えられる点で生息基盤が弱い。分布地:四 郎丸、蒲生、大沼、仙台港、広瀬川、三神峯、荒井、台原、大年寺山、小鶴、南蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 26 種和名: チゴハヤブサ 調査年 目録No. 97 学名: ハヤブサ 科 RDB種 Falco subbuteo 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 B B H22 1、4 B B 国RL 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、近年国内繁殖分布を南に拡大する傾向が認められており学術的にも重要。 分布地:朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 250 選定理由票(鳥類) No 27 種和名: チョウゲンボウ 調査年 目録No. 99 学名: ハヤブサ 科 RDB種 Falco tinnunculus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B C B ○ C B C B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 広瀬川の崖などで集団繁殖していた。 広瀬川の繁殖地では近年個体数が減少している一方で、田園地帯に新たにできた建造物で繁殖する ようになっている 。 分布地:朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 28 種和名: ウズラ 調査年 目録No. 100 学名: Coturnix japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 キジ 科 RDB種 国RL H15 1、4 A A A A A DD H22 1、4 A A A A A NT 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 平地から山地の草原や隣接する林に生息するが近年情報がない。 分布地:八木山 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 251 選定理由票(鳥類) No 29 種和名: ヤマドリ 調査年 目録No. 101 学名: キジ 科 RDB種 Syrmaticus soemmerringii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 国RL 県 RDB ○ H22 * ○ C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵から山地の森林に生息する。森林の環境指標。 分布地:二口、朴沢、芋沢など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 30 種和名: クイナ 調査年 目録No. 103 学名: クイナ 科 RDB種 Rallus aquaticus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C A B B ○ H22 C A B B ○ 国RL 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 時に繁殖が記録されるが低地の湿地環境の減少が生息適地を減らしている。湿地の環境指標。 分布地:将監、三共堤、富田、鶴ヶ谷、大年寺山、大沼、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 252 選定理由票(鳥類) No 31 種和名: ヒクイナ 調査年 目録No. 105 学名: クイナ 科 RDB種 Porzana fusca 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B B B ○ C B B B ○ ○ 国RL 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵から低地の水田や池沼、溜池の湿地環境の減少や周囲の開発が生息地を狭めている。湿地の環 境指標。 分布地:丸田沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 32 種和名: バン 調査年 目録No. 106 学名: クイナ 科 RDB種 Gallinula chloropus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B C C B C C 国RL 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵から低地の水田や池沼、溜池の湿地環境の減少や周囲の開発が生息地を狭めている。 水田地帯で記録が減少している。湿地の環境指標。 分布地:広瀬川、台原、井土浦、笹屋敷、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 253 選定理由票(鳥類) No 33 種和名: オオバン 調査年 目録No. 108 学名: クイナ 科 RDB種 Fulica atra 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B H22 1 B B 国RL 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に水草が豊富な浅い湖沼に生息するため分布が限られる傾向がある。 分布地:水の森公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 34 種和名: イカルチドリ 調査年 目録No. 113 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 H22 チドリ 科 RDB種 Charadrius placidus 減少種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C C B B ○ C C B B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河原や中州で繁殖するが河原や中州の砂礫地が、植被におおわれることが多くなり生息繁殖に適し た環境が減少している。河川の環境指標。 分布地:丸田沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 254 選定理由票(鳥類) No 35 種和名: シロチドリ 調査年 目録No. 114 学名: チドリ 科 RDB種 Charadrius alexandrinus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 B ○ B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜に生息繁殖し干潟は重要な生息環境。干潟の減少・砂浜の衰退・海岸レジャーの拡大が生息を 圧迫している。砂浜の環境指標。 分布地:名取川、井土浦、荒浜、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 36 種和名: ヘラシギ 調査年 目録No. 136 学名: Eurynorhynchus pygmeus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 シギ 科 RDB種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1 B EN H22 1 B CR 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、世界的にも分布が限られ学術的に重要。 分布地:井土浦、大沼、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 255 選定理由票(鳥類) No 37 種和名: アカアシシギ 調査年 目録No. 143 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 シギ 科 RDB種 Tringa totanus 国RL B B VU B B VU 県 RDB NT 1 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 田園や海浜の湿地に生息が限られる。 分布地:蒲生、大沼等やその周辺の水田 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 38 種和名: ホウロクシギ 調査年 目録No. 158 学名: Numenius madagascariensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 シギ 科 RDB種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 B ○ VU H22 B ○ VU 山地 西部丘陵 地・田園 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 干潟や干潟周囲の砂浜で見られ、渡来数が減少している。干潟や海浜の環境指標。 分布地:蒲生、井土浦など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 256 選定理由票(鳥類) No 39 種和名: オオジシギ 調査年 目録No. 163 学名: シギ 科 RDB種 Gallinago hardwickii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 B B A B B NT H22 1、4 B B A B B NT □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種。湿地や灌木を交えた広い草原・牧草地などに生息繁殖する。芳の平ではそのような環境が 林に置き換わりつつある。渡りの時期には平野部の水田や湿地に現われる。 分布地:蒲生、大沼、芳の平、南蒲生、名取川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 40 種和名: コアジサシ 調査年 目録No. 190 学名: カモメ 科 RDB種 Sterna albifrons 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、2、4 A B B VU H22 1、2、4 A B B VU 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 集団繁殖地の北限とされている。近年は渡りの際に少数が見られる程度で集団繁殖地の形成は稀に なった。 分布地:名取川、広瀬川、大沼、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 257 選定理由票(鳥類) No 41 種和名: カッコウ 調査年 目録No. 201 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 H22 カッコウ 科 RDB種 Cuculus canorus 減少種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C C B C C ○ ○ C C B C C ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では観察機会が減少してきている。環境の変化や仮親になる種の生息地の減少などが関わっ ているのかもしれない。市街地ほどではないが同様の現象が周辺でも起きている可能性がある。市 の鳥。良好な環境の指標。 分布地:七北田川、鶴ヶ谷、広瀬川、台原、青葉山、定義、泉ヶ岳、将監、名取川 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 42 種和名: ホトトギス 調査年 目録No. 203 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 カッコウ 科 RDB種 Cuculus poliocephalus C * * C C C ○ ○ ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 今では市街地でカッコウより声を聞く機会が多い。鳴き声は多くの人に知られよく親しまれている。 良好な環境の指標。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 258 選定理由票(鳥類) No 43 種和名: トラフズク 調査年 目録No. 204 学名: フクロウ 科 RDB種 Asio otus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B H22 1 B B 国RL 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、近年僅かながら生息情報があった。繁殖にはカラスやタカの古巣を利用する。 分布地:郡山、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 44 種和名: コミミズク 調査年 目録No. 205 学名: フクロウ 科 RDB種 Asio flammeus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A B B H22 1 B A B B 国RL 県 RDB YO ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、生息地になる水田や河川敷の環境変化があり減少している。 田園地帯や草原の環境指標。 分布地:笊川、田子、大沼、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 259 選定理由票(鳥類) No 45 種和名: コノハズク 調査年 目録No. 206 学名: フクロウ 科 RDB種 Otus scops 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C C ○ H22 1 C C ○ 国RL 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、山地の自然度が高い森林の環境指標。 分布地:二口峡谷、熊ヶ根、八幡、三神峯など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 46 種和名: オオコノハズク 調査年 目録No. 207 学名: フクロウ 科 RDB種 Otus lempiji 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C C C B B H22 1 C C C B B 国RL 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、山地から平地の森林や茂った木立などに潜んでいて目立つことがなく記録は少ない。 分布地:丸田沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 260 選定理由票(鳥類) No 47 種和名: アオバズク 調査年 目録No. 208 学名: フクロウ 科 RDB種 Ninox scutulata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C B B B ○ H22 C B B B ○ 国RL 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 低山から市街地を含む平地の林や木立に生息するが減少している。営巣に適した樹洞がある木の減 少も一つの原因かもしれない。里地の環境指標。 分布地:川内、みやぎ台、富沢、与兵衛沼、将監、四郎丸、茂ヶ崎、土樋など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 48 種和名: フクロウ 調査年 目録No. 209 学名: フクロウ 科 RDB種 Strix uralensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 C C B B C ○ ○ H22 C C B B C ○ ○ 国RL 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地から市街地を含む平地の林に生息する。鳴き声は多くの人に知られているが生息実態は良くわ かっていない。森林や里地の環境指標。 分布地:鈎取、鶴ヶ谷、三神峯、生出森東、与兵衛沼、泉パークタウンなど ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 261 選定理由票(鳥類) No 49 種和名: ヨタカ 調査年 目録No.210 学名: ヨタカ 科 RDB種 Caprimulgus indicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 * C 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB H15 H22 B ○ VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地での観察例が減っている。森林の環境指標。 分布地:青葉山、与兵衛沼緑地、榴ヶ岡公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 50 種和名: ヤマセミ 調査年 目録No. 213 学名: カワセミ 科 RDB種 Ceryle lugubris 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 C ○ B ○ 国RL 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山間の清流に棲む清流の環境指標。市街地を流れる広瀬川での観察情報が減少している。 分布地:広瀬川、名取川、二口峡谷、月山池周辺、五色沼、長沼、桜ヶ丘公園、丸田沢堤、二口、鈎取など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 262 選定理由票(鳥類) No 51 種和名: アカショウビン 調査年 目録No. 214 学名: カワセミ 科 RDB種 Halcyon coromanda 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 C H22 1 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の森林に生息するが減少傾向が見られる。近年西部丘陵にも記録が散見されるようになっている。 分布地:二口、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 52 種和名: カワセミ 調査年 目録No. 215 学名: カワセミ 科 RDB種 Alcedo atthis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 C C C ○ ○ ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川整備、農業用水路のコンクリート化や未耕作期の無水化、土崖の被覆等生息環境の悪化があ る。水辺の環境指標。 分布地:広瀬川、名取川、二口峡谷、月山池周辺、台原、七北田川、蒲生、南長沼、長沼、将監 沼、大倉川、青下ダム、小松島新堤沼、梅田川、与兵衛沼、鶴ヶ谷、南蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 263 選定理由票(鳥類) No 53 種和名: アオゲラ 調査年 目録No. 218 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 キツツキ 科 RDB種 Picus awokera * C B C C ○ ○ B C C ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵でも繁殖期に生息し、山地や丘陵の林の環境指標。近年、非繁殖期に市街地の緑地などで見る 機会が若干増えているようだ。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 54 種和名: アカゲラ 調査年 目録No. 219 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 キツツキ 科 RDB種 Dendrocopos major * C B C C B C C 国RL 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冬は市街地の孤立した林にも見られる。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 264 選定理由票(鳥類) No 55 種和名: ヒバリ 調査年 目録No. 223 学名: ヒバリ 科 RDB種 Alauda arvensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B H22 C B C C ○ ○ ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 草地や農耕地に普通に生息し市民に親しまれている。農耕地や草原の環境指標。 分布地:丸田沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 56 種和名: ツバメ 調査年 目録No.226 学名: ツバメ 科 RDB種 Hirundo rustica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB H15 H22 C C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地も含め、人里の環境指標。好んで営巣する住宅の作りの変化、コンクリートやアスファルトによる表 土被覆の増加その他、特に市街地とその周辺では生息環境の劣化が認められる一方で、夜間照明がある営巣 場所では深夜も活動し、ヒナへの給餌が見られるなど、環境に対応した行動の変化も見られる。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 265 選定理由票(鳥類) No 57 種和名: キセキレイ 調査年 目録No. 230 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 セキレイ 科 RDB種 Motacilla cinerea * C C C ○ ○ ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では減少している。水辺の環境指標。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、旗立、芋沢など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 58 種和名: セグロセキレイ 調査年 4 H22 4 Motacilla grandis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 233 学名: 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 C C 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C C セキレイ 科 RDB種 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ハクセキレイとの競合が注目され今後の動静に注意。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 266 選定理由票(鳥類) No 59 種和名: サンショウクイ 調査年 目録No. 238 学名: Pericrocotus divaricatus 判断理由 注目種 学術上重 要種 サンショウクイ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 C C B C C VU H22 1、4 C C B C C VU □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 近年全国的に減少が著しい。田園や海岸では渡りの時期に観察される。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 60 種和名: チゴモズ 調査年 目録No. 240 学名: モズ 科 RDB種 Lanius tigrinus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1、4 C C C VU H22 1、4 B B B CR 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、近年記録の減少が著しい。 分布地:富沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 267 選定理由票(鳥類) No 61 種和名: モズ 調査年 目録No. 241 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 モズ 科 RDB種 Lanius bucephalus * C B C B C C ○ ○ ○ ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では繁殖期の生息が限られる。カッコウの托卵を受けるので市街地のカッコウの減少にも関 わっているかもしれない。里地の環境指標。 分布地:二口、丸田沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 62 種和名: アカモズ 調査年 目録No. 242 学名: モズ 科 RDB種 Lanius cristatus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 C C C H22 1、4 B B B B 国RL 県 RDB NT CR+EN EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 希少種、近年記録の減少が著しい。 分布地:芳の平、広瀬川、光が丘、七北田川、井土浦、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 268 選定理由票(鳥類) No 63 種和名: カワガラス 調査年 目録No. 245 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 カワガラス 科 RDB種 Cinclus pallasii * C B ○ B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川の中上流に生息し河川の環境指標。分布地:二口、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 64 種和名: コルリ 調査年 目録No. 252 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ツグミ 科 RDB種 Luscunia cyane * C B C B C C 国RL 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地森林の環境指標。渡りでは低地のよく茂った林や藪に見られるが市街地や田園ではそのような 環境が減少している。 分布地:二口、丸田沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 269 選定理由票(鳥類) No 65 種和名: ルリビタキ 調査年 目録No. 253 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 ツグミ 科 RDB種 Tarsiger cyanurus * C 国RL 県 RDB ○ C C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 高山のハイマツ林で繁殖する。冬は低地のよく茂った林や藪に棲むが市街地や田園ではそのような 環境が減少している。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 66 種和名: トラツグミ 調査年 目録No. 258 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ツグミ 科 RDB種 Zoothera dauma * C B C B C C 国RL 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では良好な自然環境が維持されている緑地などに生息できる環境が限られる。 森林や里山の環境指標。分布地:二口、丸田沢、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 270 選定理由票(鳥類) No 67 種和名: クロツグミ 調査年 目録No. 260 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ツグミ 科 RDB種 Turdus cardis * C B C B C C 国RL 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 寺社周辺など木立が多く残っていた時代には市街地にも普通だったが現在はほとんど見られない。 東部田園や海浜では渡りの時期に見られ、海浜の後背林には繁殖している場所もある。森林や里山 の環境指標。 分布地:丸田沢、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 68 種和名: シロハラ 調査年 目録No. 262 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ツグミ 科 RDB種 Turdus pallidus * C B ○ B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では森林が維持されている緑地や公園、その周辺の住宅地などで見られ、海浜の後背林にも 生息する。林の環境指標。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 271 選定理由票(鳥類) No 69 種和名: ウグイス 調査年 目録No. 266 学名: ウグイス 科 RDB種 Cettia diphone 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 * * 国RL 県 RDB ○ C C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 生息可能な環境の幅が広く市民に良く親しまれている。ホトトギスの托卵を受ける。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 70 種和名: コヨシキリ 調査年 目録No. 270 学名: ウグイス 科 RDB種 Acrocephalus bistrigiceps 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C A C C ○ C A C C ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 生息する河川や田園等の水辺にある高茎草地が減少している。カッコウの托卵を受ける。 田園や湿地の環境指標。 分布地:青葉山、野牛、福田町、井土浦、広瀬川、南長沼、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 272 選定理由票(鳥類) No 71 種和名: オオヨシキリ 調査年 目録No. 271 学名: Acrocephalus arundinaceus 判断理由 注目種 学術上重 要種 ウグイス 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B H22 C 国RL 県 RDB ○ B C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 生息する河川や田園等の水辺にあるヨシ地が減少している。カッコウの托卵を受ける。 水辺の環境指標。 分布地:大倉ダム、川内、米ヶ袋、鶴ヶ谷、田子、将監、名取川、井土浦、霞目、南長沼、蒲生な ど ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 72 種和名: センダイムシクイ 調査年 ウグイス 科 RDB種 Phylloscopus occipitalis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 目録No. 276 学名: * 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B ○ C B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 渡りの際に生息できる林が市街地では減少している。森林の環境指標。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 273 選定理由票(鳥類) No 73 種和名: セッカ 調査年 目録No. 278 学名: ウグイス 科 RDB種 Cisticola juncidis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B C C ○ C B C C ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川や水田など、草地の乾いたイネ科の群落内に営巣する。繁殖適地の減少がある。草原の環境指 標。 分布地:丸田沢、大沼、七北田川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 74 種和名: キビタキ 調査年 目録No. 279 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ヒタキ 科 RDB種 Ficedula narcissina * C B ○ B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 林内空間が空いている林に生息することが多い。海浜の後背林には渡りの際に現れる市街地では生 息が限定される。森林の環境指標。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 274 選定理由票(鳥類) No 75 種和名: オオルリ 調査年 目録No.281 学名: ヒタキ 科 RDB種 Cyanoptila cyanomelana 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 * C 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL 県 RDB H15 H22 C C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 林の環境指標。山地や丘陵の、小さな沢から河川渓谷まで水流に接した林に生息し、渡りの際は市 街地や田園地帯の木立、海浜の後背林など多様な場所に出現する。 分布地:秋保大滝、泉ヶ岳、芳の平、サイカチ沼、治山の森、台原森林公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 76 種和名: コサメビタキ 調査年 ヒタキ 科 RDB種 Muscicapa dauurica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 284 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1、4 H22 B ○ B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 森林の環境指標。市街地では減少が著しい。 分布地:丸田沢、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 275 選定理由票(鳥類) No 77 種和名: サンコウチョウ 調査年 目録No. 285 学名: ヒタキ 科 RDB種 Terpsiphone atrocaudata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 C B ○ B ○ 国RL 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 平地や丘陵の林の環境指標。市街地や近郊の丘陵では生息環境の消失がある。海浜は後背林で主に 渡りの時期に観察される。 分布地:太白山、蕃山、宍戸沢、蒲生、三神峯、定義、台原、青葉山、芋沢、広瀬川、井土浦、 ネッタ峠、定義~作並、熊ヶ根、泉ヶ岳、竜ノ口渓谷、長谷倉川、不動滝、二口峡谷など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 78 種和名: ゴジュウカラ 調査年 目録No. 292 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ゴジュウカラ 科 RDB種 Sitta europaea * B ○ B ○ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の広葉樹林や混交林の環境指標。非繁殖期、山地から低地への移動はあまり顕著ではない。 分布地:二口、朴沢、旗立、芋沢など □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 276 選定理由票(鳥類) No 79 種和名: ホオジロ 調査年 目録No. 295 学名: ホオジロ 科 RDB種 Emberiza cioides 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B H22 * * 国RL 県 RDB ○ B C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 広く疎林や林縁に生息し市民に親しまれている、カッコウに托卵を受ける。 林縁や疎林および二次的環境の指標。 分布地:二口、丸田沢、朴沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 80 種和名: ホオアカ 調査年 目録No. 297 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 1 H22 1 ホオジロ 科 RDB種 Emberiza fucata 減少種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 B B A B B ○ B C A C B ○ □ □ □ □ □ 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 草原や広い湿原の環境指標。河川敷の草地や堤防、水田地帯の土手草地、山地の牧草地などに生息 繁殖する。草地が林に移行するなどで生息環境が圧縮されることがある。 分布地:丸田沢、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 277 選定理由票(鳥類) No 81 種和名: ノジコ 調査年 目録No. 301 学名: Emberiza sulphurata 判断理由 注目種 学術上重 要種 ホオジロ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 国RL H15 1 B B B NT H22 1 C C B NT 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 繁殖期は環境選択の巾が狭いためかあるいは繁殖生態によるのか飛び地状に分布し局地的。 分布地:二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 82 種和名: アオジ 調査年 目録No. 302 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 C ホオジロ 科 RDB種 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 1 H22 Emberiza spodocephala C C B C C C 国RL 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 H22記述:冬は丘陵から海浜まで広く生息するが繁殖期は、草原周囲の林縁、薮や木立がある草地 が広がった河川敷、海岸の後背湿地周囲の林縁などに生息する。 分布地:丸田沢、二口、朴沢、旗立、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 278 (3)爬虫類 1)選定結果 a)爬虫類目録の作成に使用した資料一覧 文献などの整理により仙台市で確認の記録がある爬虫類は 17 種が挙げられた。 爬虫類目録の作成に使用した資料は、以下に示すとおりである。 No. 資料名 1 「宮城野野生動物研究会 提供データ (公開準備中資料)」 (2010 宮城野野生動物研究会) 2 「青葉山保存緑地調査報告書」(1979 青葉山保存緑地調査臨時専門委員会) 3 「蕃山・斉勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 4 「太白山県自然環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 5 「仙台城址の自然-仙台城址自然環境調査総合報告-」(1990 仙台市教育委員会) 6 「青葉山地区環境影響評価調書」(1993 仙台市) 7 「広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告-」(1994 仙台市環境局環境計画課) 8 「平成 6 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 9 「平成 15 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 10 「丸田沢緑地環境保全区域学術調査報告書」(2000 宮城県) 11 「仙台市史特別編 1 自然」(1994 仙台市) 12 「宮城教育大学環境教育研究紀要第 8 巻」(2006 宮城教育大学環境教育実践研究センター) 13 「仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書」(2005 仙台市) 14 「東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書」(2008 東北大学) 15 16 17 「仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書」(2009 仙台市茂庭土地区画整理組合設 立準備委員会) 「(仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書」(2009 仙台市荒井東土地区画整理組 合設立準備委員会) 「河川水辺の国勢調査結果 一級河川名取川 調査結果」(1991-2004 国土交通省) 279 b)選定種数 今回の検討では、第2回調査で選定された 10 種から変更はない。 マムシに減少の記述が追加された。 保全上重要な爬虫類 選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 学術上重要な種 6 6 減少種 10 9 環境指標種 6 6 ふれあい保全種 5 4※ 計 10 種 10 種 ※第2回調査では「ふれあい種」である。 c)総括表 保全上重要な爬虫類 総括表 No. 種 和 名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 クサガメ イシガメ トカゲ カナヘビ タカチホヘビ ジムグリ アオダイショウ シロマダラ ヒバカリ マムシ 学術上 重要な 種 平成22年度自然環境基礎調査 ふれあ 減少種 環境 い保全 西部丘陵 市街 東部 山地 海浜 指標種 種 地・田園 地 田園 1 B B B B 1、4 A A A A C C 1 1 1 4 ○ C A * * C C C B * * C C C ○ * * C C C ○ ○ C C B ○ ○ C C C C C ○ ○ ○ ○ ○ 天記・ 宮城県 種保 RDB 存法 DD DD C C 国RL DD DD DD 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 280 d)追加した種、削除した種 第2回調査より、保全上重要な爬虫類として追加した種、削除した種はない。 2)選定理由票 保全上重要な爬虫類の選定理由票は次のとおり。 281 選定理由票(爬虫類) No 1 種和名: クサガメ 調査年 目録No. 4 学名: イシガメ 科 RDB種 Geoclemys reevesii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B B B ○ H22 1 B B B B ○ 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 情報が少なく現在把握されている分布は限定されている。平野部の池沼や水路では水辺の開発整 備や護岸工などが自然な岸辺を減らし、池沼そのものも埋め立てなどがある。 分布地:二木、今泉、荒浜など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 2 種和名: イシガメ 調査年 目録No. 5 学名: イシガメ 科 RDB種 Mauremys japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 A A A A H22 1、4 A A A A 県 RDB ○ DD DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 確実な生息情報は得られていない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 282 選定理由票(爬虫類) No 3 種和名: トカゲ 調査年 目録No. 8 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 1 H22 1 トカゲ 科 RDB種 Eumeces latiscutatus 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵 地・田園 C C A ○ C C A ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 以前市街地でも生息していたと聞くが今では情報がなく、生息しているとしても分布は限定され ると考えられる。良好な環境の指標。 分布地:秋保、茂庭、芋沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 4 種和名: カナヘビ 調査年 目録No. 9 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 カナヘビ 科 RDB種 Takydromus tachydromoides * * C C C ○ ○ C C C ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では生息できる環境が減少している。かなげっちょと呼ばれて市民に親しまれていた。 市街地や東部田園では良好な環境の指標。 分布地:秋保、坪沼、茂庭、太白山、竜ノ口渓谷、若林、作並、新川、奥新川、大倉、荒巻、川 内、上愛子、桜ヶ丘、芋沢、上谷刈、小松島、枡江、旭ヶ丘、芳の平、根白石など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 283 選定理由票(爬虫類) No 5 種和名: タカチホヘビ 調査年 目録No. 10 学名: ヘビ 科 RDB種 Achalinus spinalis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C C B ○ H22 1 C C B ○ 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 腐植の堆積が多い自然度が高い林に生息する。現時点では生息情報が少なく希少。 腐植の堆積が多い林の環境指標。 分布地:青葉山、向山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 6 種和名: ジムグリ 調査年 目録No. 12 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ヘビ 科 RDB種 Elaphe conspicillata C * * C ○ ○ C C C 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では生息環境の減少が著しい。良好な環境の指標。 分布地:秋保、佐保山、太白山、竜ノ口渓谷、四郎丸、今泉、下飯田、荒浜、秋保、野尻、新 川、熊ヶ根、青葉山、奥新川、泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 284 選定理由票(爬虫類) No 7 種和名: アオダイショウ 調査年 目録No. 13 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 ヘビ 科 RDB種 Elaphe climacophora * * C C C ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地では生息環境の減少が著しい。良好な環境の指標。 分布地:秋保、八木山、茂庭、ひより台、佐保山、竜ノ口渓谷、川内、花壇、三本塚、種次、日 辺、下飯田、荒井、堰場、伊在、奥新川、桜ヶ丘、上谷刈、虹の丘、鶴ヶ谷、松森、岩切、大 蔵、福岡、蒲生など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 8 種和名: シロマダラ 調査年 目録No. 14 学名: Dinodon orientalis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 C C H22 1 C C ヘビ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 現状では生息情報が少なく希産。 分布地:茂庭、秋保、奥新川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 285 選定理由票(爬虫類) No 9 種和名: ヒバカリ 調査年 目録No. 15 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C H22 ヘビ 科 RDB種 Amphiesma vibakari C C C C B C C B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水辺の湿った林床に見られることが多く市街地では生息が限定されている。良好な環境の指標。 分布地:茂庭、鈎取、袋原、沖野、秋保、荒巻、桜ヶ丘、台原など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 10 種和名: マムシ 調査年 目録No. 17 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 4 H22 4 クサリヘビ 科 RDB種 Gloydius blomhoffii 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB ○ C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 豊かな動物相が維持されている林に生息する。ヘビ類では人に最も積極的に捕獲されている種で ある点が憂慮される。 分布地:秋保、太白山、三方倉山、奥新川、畑前、大蔵、下愛子、芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 286 (4)両生類 1)選定結果 a)両生類目録の作成に使用した資料一覧 文献などの整理により仙台市で確認の記録がある両生類は 15 種が挙げられた。 両生類目録の作成に使用した資料は、以下に示すとおりである。 No. 資料名 1 「宮城野野生動物研究会 提供データ (公開準備中資料)」 (2010 宮城野野生動物研究会) 2 「青葉山保存緑地調査報告書」(1979 青葉山保存緑地調査臨時専門委員会) 3 「蕃山・斉勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 4 「太白山県自然環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 5 「仙台城址の自然-仙台城址自然環境調査総合報告-」(1990 仙台市教育委員会) 6 「青葉山地区環境影響評価調書」(1993 仙台市) 7 「広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告-」(1994 仙台市環境局環境計画課) 8 「平成 6 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 9 「平成 15 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 10 「丸田沢緑地環境保全区域学術調査報告書」(2000 宮城県) 11 「仙台市史特別編 1 自然」(1994 仙台市) 12 「宮城教育大学環境教育研究紀要第 8 巻」(2006 宮城教育大学環境教育実践研究センター) 13 「仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書」(2005 仙台市) 14 「東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書」(2008 東北大学) 15 16 17 「仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書」(2009 仙台市茂庭土地区画整理組合設 立準備委員会) 「(仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書」(2009 仙台市荒井東土地区画整理組 合設立準備委員会) 「河川水辺の国勢調査結果 一級河川名取川 調査結果」(1991-2004 国土交通省) 287 b)選定種数 今回の検討では、第2回調査で選定された 11 種から変更はない。 選定理由票の変化の要因「⑥二次的環境の放置」により、トウキョウダルマガエルの 生息適地の減少、クロサンショウウオの産卵適地の減少が記述される。 保全上重要な両生類 選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 学術上重要な種 3 4 減少種 11 11 環境指標種 8 9 ふれあい保全種 5 8※ 計 11 種 11 種 ※第2回調査では「ふれあい種」である。 c)総括表 保全上重要な両生類 総括表 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 種 和 名 トウホクサンショウウオ クロサンショウウオ ハコネサンショウウオ アカハライモリ アズマヒキガエル タゴガエル ニホンアカガエル トウキョウダルマガエル ツチガエル モリアオガエル カジカガエル 平成22年度自然環境基礎調査 天記・ 減少種 ふれあ 国RL 宮城県 種保 学術上 環境 RDB い保全 重要な 西部丘陵 市街 東部 存法 山地 海浜 指標種 種 種 地・田園 地 田園 1、4 * C B ○ 4 * C A ○ 4 * C * C A * C C * C B * * C NT ○ NT ○ ○ C C B * C C B C * C B * B * * NT LP NT ○ NT LP ○ ○ NT ○ ○ ○ NT NT NT ○ B ○ ○ 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 288 d)追加した種、削除した種 第2回調査より、保全上重要な両生類として追加した種、削除した種はない。 2)選定理由票 保全上重要な両生類の選定理由票は次のとおり。 289 選定理由票(両生類) No 1 種和名: トウホクサンショウウオ 調査年 減少種 山地 1、4 H22 1、4 サンショウウオ 科 RDB種 Hynobius lichenatus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ B ○ 県 RDB ○ NT * C NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地から丘陵では広く分布する。市街地では分布が限定されるだけでなく将来的には絶滅のおそ れがある。林や森林の環境指標。 分布地:船形山、大倉ダム、泉ヶ岳芳の平、奥新川、名取川上流部の支流、サイカチ沼、丸田沢 ため池、旗立、太白山付近など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 2 種和名: クロサンショウウオ 調査年 減少種 山地 4 H22 4 サンショウウオ 科 RDB種 Hynobius nigrescens 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 2 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 A ○ ○ A ○ ○ 県 RDB LP * C NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地から丘陵では広く分布する。市街地では生息可能と考えられる地域でも生息確認はなく絶滅 したようだ。開発の他二次的環境の放置による産卵に適した止水の消失も考えられる。林や森林 の環境指標。 分布地:船形山、国見、千代田町付近など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 290 選定理由票(両生類) No 3 種和名: ハコネサンショウウオ 調査年 減少種 山地 4 H22 4 サンショウウオ 科 RDB種 Onychodactylus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 3 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C ○ C ○ 県 RDB NT * 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地渓流の環境指標、河川構造物による河床の変化や土砂流入による細泥の堆積は幼生の生息環 境を悪化させる。 分布地:奥新川、名取川上流部の支流、船形山隣接地など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 4 種和名: アカハライモリ 調査年 イモリ 科 RDB種 Cynops pyrrhogaster 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 目録No. 4 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C A ○ ○ C A ○ ○ 県 RDB LP * NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 開発が進んだ丘陵では減少が著しい。里山の環境指標。 分布地:川内など □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 291 選定理由票(両生類) No 5 種和名: アズマヒキガエル 調査年 目録No. 5 学名: ヒキガエル 科 RDB種 Bufo japonicus formosus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 * C 県 RDB ○ C C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 住宅地にも普通で市民に良く知られている。産卵場所の減少などで市街地では減少している。ま た道路交通の発達で車に轢かれて死ぬ個体(ロードキル)が大幅に増加している。産卵に適した 止水の減少が心配される。分布地:秋保、三方倉山、日本平、藤塚、新川、高倉山、大倉、川 内、小田原、台原、松森、定義、芳の平 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 6 種和名: タゴガエル 調査年 目録No. 7 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 アカガエル 科 RDB種 Rana tagoi * 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B ○ C B ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 産卵環境が特殊で繁殖適地が制限されることもあり市街地では生息が限定されている。 丘陵林の環境指標。分布地:蕃山、権現森、太白山、青葉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 292 選定理由票(両生類) No 7 種和名: ニホンアカガエル 調査年 目録No. 8 学名: アカガエル 科 RDB種 Rana japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B 県 RDB ○ NT H22 * * B * C □ □ □ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 比較的良く知られている。市街地では生息繁殖できる環境が減少している。 分布地:根白石、大倉、白坂、西田中、茂庭、福岡、上愛子、沖野、下愛子、日辺、井土、富 沢、荒浜、長喜城、松陵、坪沼、芋沢、種次、柳生、今泉、井土など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 8 種和名: トウキョウダルマガエル 調査年 目録No. 10 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 アカガエル 科 RDB種 Rana porosa porosa B ○ ○ ○ ○ 県 RDB NT C C B C NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 トノサマガエルの俗称でも知られている。田園の環境指標。山地に入り組んだ水田にも生息す る。乾燥した休耕地や耕作放棄地の増加は生息できる環境を狭め、用水路のコンクリート化・暗 渠化や非耕作期の無水化などが生息を圧迫しているのかも知れない。 分布地:荒井、松陵、四郎丸、大倉、井土など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 293 選定理由票(両生類) No 9 種和名: ツチガエル 調査年 目録No. 12 学名: アカガエル 科 RDB種 Rana rugosa 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B ○ B ○ 県 RDB NT H22 * C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵周辺の水田を含む湿地や溜池周囲の湿地などに生息する。市街地やその周辺の丘陵では生息 環境が減っている。山地では岸辺に湿地を持つ池沼や河川に沿った水田に生息する。小川や池沼 の環境指標。 分布地:大倉、新川、芋沢、上愛子、坪沼、白坂など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 10 種和名: モリアオガエル 調査年 アオガエル 科 RDB種 Rhacophorus arboreus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 目録No. 14 学名: * 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B ○ B ○ 県 RDB ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地森林の環境指標。 分布地:猩々池、芳の平、鎌倉山、太白山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 294 選定理由票(両生類) No 11 種和名: カジカガエル 調査年 目録No. 15 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 アオガエル 科 RDB種 Buergeria buergeri * * B ○ ○ B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 清流の環境指標。 分布地:広瀬川上流~大橋付近、二口渓谷、秋保湯元、茂庭台~高田、本郷北赤石、太白山付 近、竜ノ口渓谷など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 295 (5)魚類 1)選定結果 a)魚類目録の作成に使用した資料一覧 文献などの整理により仙台市で確認の記録がある魚類は 126 種が挙げられた。 魚類目録の作成に使用した資料は、以下に示すとおりである。 No. 資料名 1 「広瀬・名取川水系魚類相調査報告書」(1976 仙台市) 2 「第 2 回自然環境基礎調査河川調査報告書」(1979 宮城県) 3 「第 3 回自然環境基礎調査河川調査報告書東北版」(1987 環境庁) 4 「仙台城址・青葉山地域の魚類」(仙台城址の自然 1990 仙台市教育委員会) 5 6 「泉ヶ岳山麓の溜池に生息するテツギョについて」(仙台市科学館研究記録第 1 号 1991 仙台市科学 館) 「太白山自然観察の森魚類の観察ポイント」(太白山自然観察の森環境調査報告書 1991 仙台自然 教育研究会) 7 「河川水辺の国勢調査平成 4 年度名取川水系魚介類調査報告書」(1993 東北地方整備局) 8 「七北田川の魚類について」(仙台市科学館研究報告第 2 号 1992 仙台市) 9 「青葉山地区環境影響評価調書」(1993 仙台市) 10 「仙台の汽水性魚類について」(仙台市科学館研究報告第 3 号 1993 仙台市科学館) 11 「県民の森緑地環境保全地域の魚・両生類・爬虫類・甲殻類・貝」(県民の森緑地環境保全地域学術 調査報告書 1993 宮城県) 12 「広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告-」(1994 仙台市環境局環境計画課) 13 「仙台市史特別編 1 自然」(1994 仙台市) 14 「仙台市名取川水系のイワナ類の分布について」(仙台市科学館研究報告第 5 号 1995 仙台市科学 館) 15 「河川生態系総合調査報告書」(1996 ㈱建設環境研究所) 16 「仙台市芋沢川の河川環境事前調査報告書」(1997 (有)ネイティブサイン研究所) 17 「河川水辺の国勢調査平成 9 年度名取川水系魚介類調査報告書」(1998) 18 「梅田川いきもの調査報告書」(1998 ㈱水産生物研究室) 19 20 「平成 10 年度河川水辺の国勢調査(魚介類調査)業務委託報告書-七北田川-」(1999 ㈱建設環 境研究所) 「平成 14 年度名取川水系河川水辺の国勢調査(魚介類調査)委託報告書」(2002 宮城県) 296 No. 資料名 21 「平成 14 年度名取川水系河川水辺の国勢調査(魚介類)現地調査結果」(2003 東北地方整備局) 22 「河川水辺の国勢調査平成 15 年度七北田川水系魚介類調査報告書」(2004 宮城県) 23 「広瀬川ブラックバス生息状況調査」(2004 仙台市環境管理課) 24 「平成 15 年度ブラックバス生息状況調査報告書」(2004 仙台市) 25 「平成 15 年度自然環境に関する基礎調査業務報告書」(2004 仙台市) 26 「仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書」(2005 仙台市) 27 「平成 19 年度名取川水系河川水辺の国勢調査魚類調査夏季調査結果中間報告書」(2007 パシフィ ックコンサルタンツ㈱) 28 「東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書」(2008 東北大学) 29 「平成 19 年度河川水辺の国勢調査業務(笊川環境調査)報告書」(2008 ㈱建設環境研究所) 30 「平成 20 年度七北田川水系河川水辺の国勢調査(魚類調査)中間報告資料」(2008 いであ㈱) 31 32 33 「仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書」(2009 仙台市茂庭土地区画整理組合設 立準備委員会) 「(仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書」(2009 仙台市荒井東土地区画整理組 合設立準備委員会) 「仙台市科学館 提供データ」 (2010 仙台市科学館) 297 b)選定種数 保全上重要な魚類は、22 種選定された。 今回の検討では、第2回調査で選定された種のうち、ジュズカケハゼ 1 種を選定か ら外し、サクラマス、ヒモハゼ、マサゴハゼ、アベハゼの 4 種を加えた。 また、現在の情報をもとに「絶滅」と判断される種には、タナゴ、カジカ小卵型の 2 種が、「野生絶滅」と判断される種には、ゼニタナゴ 1 種が該当する。 保全上重要な魚類 選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 学術上重要な種 17 12 絶滅 1 - 野生絶滅 2 - 減少種 19 14 環境指標種 8 5 ふれあい保全種 8 4※ 計 22 17 ※第2回調査では「ふれあい種」である。 298 c)総括表 保全上重要な魚類 総括表 No. 種 和 名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 スナヤツメ ウナギ テツギョ タナゴ アカヒレタビラ ゼニタナゴ エゾウグイ ウグイ シナイモツゴ ホトケドジョウ ギバチ アユ サクラマス ニッコウイワナ メダカ イトヨ(日本海型) カジカ大卵型 カジカ小卵型 ヒモハゼ エドハゼ マサゴハゼ アベハゼ 平成22年度自然環境基礎調査 天記・ 減少種 ふれあ 国RL 宮城県 種保存 学術上 環境 RDB い保全 重要な 西部丘陵 市街 東部 法 海浜 指標種 種 山地 種 地・田園 地 田園 1 B B 1 A B 1 A A B EX C B 1 B B 1 * C C C A A 1 C C C C C C B A A C C C A CR CR+EN Lp VU CR CR+EN ○ EN NT ○ VU NT ○ ○ ○ ○ ○ ○ EX CR+EN ○ NT DD ○ A C VU EN ○ ○ 1 EN ○ EX C C NT CR+EN C * VU DD EW 1 1 ○ A 1 1 ○ B EX 1 1 B ○ VU NT Lp VU NT EN 1 C NT 1、2 C VU 1、2 C VU 2 C NT VU 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 299 d)追加した種、削除した種 第2回調査より、保全上重要な魚類として追加、削除した種の一覧は、以下に示すと おりである。 保全上重要な魚類 削除・追加種 区 分 種 和 名 備 追加した種 サクラマス (4 種) ヒモハゼ 国 NT マサゴハゼ 国 VU アベハゼ 分布北限 考 国 NT(ヤマメは選定せず) 削除した種(1種) ジュズカケハゼ 市域の生息状況不明 2)選定理由票 保全上重要な魚類の選定理由票は次のとおり。 (選定理由票の順番は、絶滅・野生絶滅に該当する種を最初に抜き出した。) 300 選定理由票(魚類) No 4 種和名: タナゴ 調査年 目録No. 14 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 コイ 科 RDB種 Acheilognathus melanogaster 西部丘陵 地・田園 1 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 A A 県 RDB NT VU H22 EX 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 EN (原因の詳細) □ □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 純淡水魚。淡水産二枚貝類の体内に産卵する習性がある。河川の下流や平野部の湖沼に生息す る。名取川下流や若林区付近の湖沼や農業用水路に生息していたが、生息環境の変化と、近縁の 外来種(タイリクバラタナゴ)にすみかを奪われるなどして減少した。近年の確実な情報がな く、市内では絶滅した可能性が高い。北上川の中~下流や鳴瀬川水系吉田川に生息している。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 No 6 種和名: ゼニタナゴ 調査年 目録No. 16 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 1 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 A EN EW CR 県 RDB CR+EN H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 コイ 科 RDB種 減少種 山地 H15 Acheilognathus typus (原因の詳細) □ □ □ □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 純淡水魚。淡水産二枚貝の体内に産卵する習性があり、河川の下流や平野部の湖沼に生息する。 橋梁新設工事と河川改修工事のため生息環境が消滅し市域で絶滅した。その後市域での出現例が あるが、人為的放流によるものである。県内で減少が著しく、現在は大崎市、栗原市などの一部 で生息している。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 301 選定理由票(魚類) No 18 種和名: カジカ小卵型 調査年 目録No. 62 学名: Cottus reini 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB VU NT H22 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 カジカ 科 RDB種 EX EN (原因の詳細) □ □ □ □ □ 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 回遊魚。河川下流の冷たく水質が清冽な環境に生息する。名取川下流で出現例があるが、その後 市内河川で確認されていない。今後河川流量が安定して市域河川下流が冷たく清冽になれば、本 種が再び定着する可能性がある。南三陸の中小河川などで比較的多い。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 302 選定理由票(魚類) No 1 種和名: スナヤツメ 目録No. 1 学名: ヤツメウナギ 科 RDB種 Lampetra mitsukurii 判断理由 注目種 調査年 学術上重 要種 H15 1 C B C H22 1 B B A 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU NT ○ VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 冷たい水を好む性質があり、幼生は腐食質の多い砂泥底の中で数年間生活する。秋に成体に変態 し、春に浅瀬の礫底で産卵する。丘陵地の開発、中小河川・農業用水路の改修等で生息地が次々 に消滅し、減少傾向が顕著である。名取川、広瀬川、七北田川、笊川の中流から上流にかけて生 息する。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 2 種和名: ウナギ 調査年 1 ウナギ 科 RDB種 Anguilla japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 H22 目録No. 4 学名: 減少種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 山地 西部丘陵地 B B B B B A B B B B □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB ○ ○ DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 回遊魚。河川で成長し、秋に産卵のため降河する。河川の上~下流域や河口、湖沼に生息する。 ダム・堰などの遡上障害物の影響やすみかの消滅に加えて、採集圧で減少傾向が著しい。近年採 集圧や気候変動で遡上する幼魚が減少している。名取川、広瀬川、七北田川、井土浦などに生息 する。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 303 選定理由票(魚類) No 3 種和名: テツギョ 目録No. 13 学名: コイ 科 RDB種 Carassius auratus 判断理由 注目種 調査年 学術上重 要種 H15 1 B H22 1 A 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 体の各ひれが長大になったフナ類の変種。市内の生息地は果樹園用の溜池に発生したもので、採 集圧と溜池の水管理の方法によっては絶滅する恐れが高い。市内河川でごく希に出現する。宮城 県・山形県の山地や丘陵地の湖沼に生息する。魚取沼のテツギョ生息地は国指定天然記念物。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 5 種和名: アカヒレタビラ 調査年 目録No. 15 学名: Acheilognathus tabira subsp. 判断理由 注目種 学術上重 要種 コイ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵地 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A A H22 1 EX A □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 県 RDB CR+EN EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚。淡水産二枚貝類の体内に産卵する習性がある。河川の下流や農業用溜池、農業用水路 に生息する。名取川下流や太白区付近の農業用水路に生息していたが、生息環境の改変や近縁の 外来種(タイリクバラタナゴ)にすみかを奪われてるなどして減少した。市内で近年の確実な情 報が少ない。名取市の水田地帯、大郷町や金成町の一部に生息している。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 304 選定理由票(魚類) 7 種和名: エゾウグイ 調査年 学術上重 要種 H15 1 H22 1 目録No. 24 学名: コイ 科 RDB種 Tribolodon ezoe 判断理由 注目種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU C Lp 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚。冷水と流れが緩やかな場所を好む性質がある。市内では広瀬川水系の上流に生息する が、洪水被害やその復旧工事などで生息地が減少している。県内での生息地は少ない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 8 種和名: ウグイ 調査年 学術上重 要種 目録No. 24 学名: 判断理由 注目種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 コイ 科 RDB種 Tribolodon hakonensis * C C C B C C ○ ○ ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚で中流の魚。きれいな水と早い流れを好む習性がある。河川の上~下流、河口や湖沼に 生息する。水質の環境指標種(BOD2程度)であり、仙台付近の河川の代表的な魚で、市民に親し まれている。近年、名取川、広瀬川の中~下流で減少傾向が見られる。名取川、広瀬川、七北田 川、大倉ダム、サイカチ沼などに生息する。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 305 選定理由票(魚類) No 9 種和名: シナイモツゴ 目録No. 26 学名: コイ 科 RDB種 Pseudorasbora pumila pumila 判断理由 注目種 調査年 学術上重 要種 H15 1 B A EN H22 1 A EX CR 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚。以前は市域の水域に生息したと考えられるが現在は絶滅している。開発による生息地 の減少に加えて近縁移入種の増殖により減少したと考えられる。最近新たな生息場所が確認され たが、絶滅の恐れが極めて高い。宮城県が模式産地の種で、県内の地名を冠した唯一の淡水魚で ある。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 10 種和名: ホトケドジョウ 目録No. 35 学名: ドジョウ 科 RDB種 Lefua echigonia 判断理由 注目種 調査年 学術上重 要種 H15 1 B C ○ H22 1 B B ○ 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB EN NT ○ EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚。冷たい水と緩やかな流れを好む性質がある。小河川の上流部や山地の水田の細流に多 く生息するが、丘陵地では開発などにより生息地が減少している。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 306 選定理由票(魚類) No 11 種和名: ギバチ 調査年 学術上重 要種 H15 1 H22 1 目録No. 36 学名: ギギ 科 RDB種 Pseudobagrus tokiensis 判断理由 注目種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU NT * C ○ VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚。一般的には中流の魚で、転石の場所や流れに張り出した植物の根の間などを好む習性 がある。河川の中~下流、丘陵地の溜池や農業用水路に生息する。河川や用水路の改修で生息地 が減少している。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 12 種和名: アユ 調査年 学術上重 要種 目録No. 39 学名: アユ 科 RDB種 Plecoglossus altivelis 判断理由 注目種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C C C C ○ ○ H22 C C C C ○ ○ □ □ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 回遊魚。一般的には中流の魚で、瀬で生活し石や岩に着く藻類を食べる。水質の環境指標種(BOD3程度)で ある。内水面水産の重要な有用魚で漁協により種苗放流が実施され、「広瀬川の清流」を象徴する魚として 市民のなじみが深い。天然アユ資源の減少は顕著であり、堰の魚道の整備と遡上期(春)ならびに産卵期 (秋)の河川流量の維持が必要である。名取川、広瀬川、七北田川、梅田川などに生息する。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 307 選定理由票(魚類) No 13 種和名: サクラマス 調査年 学術上重 要種 目録No. 44 学名: サケ 科 RDB種 Oncorhynchus masou masou 判断理由 注目種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 C C C ○ ○ NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 春に名取川や広瀬川に成魚が遡上するが、下流に設置されている取水堰により、それ以上の遡上 が妨げられている。大倉ダムでは、湖沼のサクラマスが生息する。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 14 種和名: ニッコウイワナ 調査年 学術上重 要種 目録No. 46 学名: Salvelinus leucomaenis pluvius 判断理由 注目種 サケ 科 RDB種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C B ○ DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川の上流域に分布し、源流近くに住むものもいる。仙台付近は本亜種のほぼ太平洋側北限にあ たる。仙台の河川ではもともと多い種であったが、過大な採集圧や、エゾイワナやヤマメの放流 による分布拡大などが原因で漸減した。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 308 選定理由票(魚類) No 15 種和名: メダカ 目録No. 48 学名: メダカ 科 RDB種 Oryzias latipes 判断理由 注目種 調査年 学術上重 要種 H15 1 B C H22 1 A A C C 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 ○ ○ VU ○ ○ VU 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚。流れがゆるやかな場所を好み、河川と用排水路で連絡している水田でも繁殖する。以 前は丘陵地の小川や農業用溜池にも生息したが現在は減少した。小川や水田の魚として市民に親 しまれており、飼育観察が容易で鑑賞や学習教材に利用できる。名取川、広瀬川(少ない)、平 野部の湖沼、太白区・若林区の農業用水路、井土浦川、南貞山運河、貞山堀などに生息する。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 16 種和名: イトヨ日本海型 調査年 学術上重 要種 H15 1 H22 1 目録No. 53 学名: Gasterosteus aculeatus 判断理由 注目種 トゲウオ 科 RDB種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU A Lp 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 回遊魚。沿岸や内湾で生活し、産卵のために河川を遡上する。河川の河口付近に出現するが宮城 県の出現例は少なく、もともとの資源量が少ないと考えられる。名取川の下流と河口、梅田川、 蒲生の干潟で出現例がある。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 309 選定理由票(魚類) No 17 種和名: カジカ大卵型 調査年 学術上重 要種 カジカ 科 RDB種 Cottus pollux 判断理由 注目種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 目録No. 61 学名: C C B ○ C A ○ ○ 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 純淡水魚。上流の魚で底生魚。きれいな水を好む習性がある。水質の環境指標種(BOD2程度)で あり、減少傾向が見られる。名取川、大行沢、穴戸沢、笊川、広瀬川、新川、大倉川、横川、青 下川、芋沢川、七北田川などに生息する。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 19 種和名: ヒモハゼ 調査年 学術上重 要種 目録No. 91 学名: ハゼ科 Eutaeniichthys gilli 判断理由 注目種 RDB種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 C NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 良好な干潟環境に生息する。蒲生干潟や井土浦で生息している。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 310 選定理由票(魚類) No 20 種和名: エドハゼ 調査年 学術上重 要種 H15 1、2 H22 1、2 目録No. 95 学名: Gymnogobius macrognathos 判断理由 注目種 ハゼ 科 RDB種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB EN VU C VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 汽水魚。仙台付近が分布の北限になる。河口周辺の良好な干潟環境に生息し、蒲生干潟や井土浦 で見つかっている。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 21 種和名: マサゴハゼ 調査年 学術上重 要種 目録No. 101 学名: Pseudogobius masago 判断理由 注目種 ハゼ 科 RDB種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1、2 C VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 良好な干潟環境に生息する。蒲生干潟や井土浦で生息している。仙台市周辺が分布の北限。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 311 選定理由票(魚類) No 22 種和名: アベハゼ 調査年 学術上重 要種 目録No. 103 学名: Mugilogobius abei 判断理由 注目種 ハゼ 科 RDB種 減少種 環境 ふれあい 国RL 山地 西部丘陵地 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 2 C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 汽水域の泥っぽい場所に生息する。名取川や七北田川の河口付近で見つかっている。 仙台市周辺が分布の北限。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 312 (6)昆虫類 1)選定結果 a)昆虫類目録の作成に使用した資料一覧 文献などの整理により仙台市で確認の記録がある昆虫類は 4,701 種が挙げられた。 昆虫類目録の作成に使用した資料は、以下に示すとおりである。 No. 資料名 1 「インセクトマップ オブ 宮城 No.1~No.33」 (1994~2010 2 「青葉山保存緑地調査報告書」(1979 青葉山保存緑地調査臨時専門委員会) 3 「蕃山・斉勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 4 「太白山県自然環境保全地域学術調査報告書」(1985 宮城県) 5 「仙台城址の自然-仙台城址自然環境調査総合報告-」(1990 仙台市教育委員会) 6 「青葉山地区環境影響評価調書」(1993 仙台市) 7 「広瀬川流域の自然環境-広瀬川流域自然環境調査報告-」(1994 仙台市環境局環境計画課) 8 「平成 6 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 9 「平成 15 年度自然環境調査報告書」(1995 仙台市) 10 「丸田沢緑地環境保全区域学術調査報告書」(2000 宮城県) 11 「仙台市史特別編 1 自然」(1994 仙台市) 12 「宮城教育大学環境教育研究紀要第 8 巻」(2006 宮城教育大学環境教育実践研究センター) 13 「仙台市高速鉄道東西線建設事業に係る環境影響評価書」(2005 仙台市) 14 「東北大学青葉山新キャンパス整備事業 環境影響評価書」(2008 東北大学) 15 16 宮城昆虫地理研究会) 「仙台市茂庭土地区画整理事業(仮称) 環境影響評価書」(2009 仙台市茂庭土地区画整理組合設 立準備委員会) 「(仮称)仙台市荒井東土地区画整理事業 環境影響評価書」(2009 仙台市荒井東土地区画整理組 合設立準備委員会) 17 「河川水辺の国勢調査結果 一級河川名取川 調査結果」(1991-2004 国土交通省) 18 「ハチ類生息状況に関する情報提供」 (2011 郷右近勝夫) 313 b)選定種数 保全上重要な昆虫類は、90 種選定された。 第2回調査では、保全上重要な昆虫類リストとして 167 種が選定されていた。 今回の検討では、宮城県RDB改定作業と足並みを揃え、選定を進めており、種の 同定が難しく本市においてカテゴリーを決定するための判断に足る情報の蓄積がな い種は、今回の選定からは除外した。また、仙台市内で生息記録が残っていない種、 生息環境が安定している種は対象外とした。そのため選定種数は大きく減少している。 新しく選定された種は、モートンイトトンボ、ヤマトトックリゴミムシ、ニッポン ハナダカバチなど 32 種である。 また、現在の情報をもとに「絶滅」と判断される種には、ヒメシロチョウ、オオウ ラギンヒョウモンの 2 種が該当する。 保全上重要な昆虫類 選定結果 【備 区 分 選定種数 考】 第2回調査時の 選定種数 学術上重要な種 63 129 絶滅 2 - 減少種 74 130 環境指標種 24 15 ふれあい保全種 15 12※ 計 90 種 167 種 ※第2回調査では「ふれあい種」である。 314 c)総括表 保全上重要な昆虫類 総括表 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 種 和 名 ヒヌマイトトンボ モートンイトトンボ アオハダトンボ ムカシトンボ ムカシヤンマ モイワサナエ ホンサナエ ウチワヤンマ ナゴヤサナエ オニヤンマ カトリヤンマ ヤブヤンマ オオトラフトンボ ハッチョウトンボ コノシメトンボ キトンボ ヒメアカネ リスアカネ アカネの仲間 オオカマキリ スズムシ ヤマトマダラバッタ カワラバッタ トノサマバッタ ガロアムシ エゾゼミ コオイムシ タガメ タイコウチ オオウスバカゲロウ キバネツノトンボ ツノトンボ ハンミョウ カワラハンミョウ ヒョウタンゴミムシ ニッコウオオズナガゴミムシ ヤマトトックリゴミムシ メススジゲンゴロウ クロゲンゴロウ ゲンゴロウ オオキバハネカクシ ミヤマクワガタ オニクワガタ ノコギリクワガタ ミヤマダイコクコガネ 平成22年度自然環境基礎調査 天記・ 減少種 国 宮城県 ふれあ 学術上 種保存 環境 西部丘 RL RDB い保全 重要な 市街 東部 法 指標種 海浜 山地 陵地・ 種 種 地 田園 田園 1 A CR+EN CR+EN B C A ○ 1、4 1、4 C 1 VU ○ VU C NT B NT C 1、2 B C NT C * 1 1 NT ○ C 1 B ○ B B NT B B VU C B VU A 1 A 1 A A 1 B A B A C 1 DD ○ VU C * C C B A B 2 ○ * 1、4 B B C * ○ ○ ○ C 1 VU VU ○ VU ○ ○ A ○ ○ DD * B 1 B A A 1 B A A 1 B 1 B VU 1 A CR+EN ○ CR+EN C ○ C ○ VU NT B DD * CR+EN C 1 C 1 C CR+EN CR+EN 1 B B B B VU ○ NT NT YO C B ○ ○ ○ C 1 ○ C 1 1 NT CR+EN B 1 1 NT VU A C B ○ * C C ○ VU ○ NT 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 315 保全上重要な昆虫類 総括表 No. 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 種 和 名 ウバタマムシ ツシマムツボシタマムシ ヤマトタマムシ クロホシタマムシ ゲンジボタル ムラサキオオツチハンミョウ ハマヒョウタンゴミムシダマシ コブスジツノゴミムシダマシ オオホソコバネカミキリ アオスジカミキリ アカジマトラカミキリ ヨコヤマヒゲナガカミキリ ムツボシベッコウ ニッポンハナダカバチ キスジツチスガリ キヌゲハキリバチ ホシチャバネセセリ チャマダラセセリ ジャコウアゲハ アオスジアゲハ ヒメギフチョウ ヒメシロチョウ スギタニルリシジミ ジョウザンミドリシジミ クロミドリシジミ クロシジミ フジミドリシジミ オオウラギンヒョウモン オオムラサキ ギンボシヒョウモン キマダラモドキ ツマジロウラジャノメ本州亜種 ジャノメチョウ ギンボシスズメ タッタカモクメシャチホコ クワヤマエグリシャチホコ フタホシドクガ キバラヒトリ ギンモンセダカモクメ オガサワラヒゲヨトウ アカスジアオリンガ ニシキキンウワバ ガマキンウワバ コシロシタバ チビクロアツバ 平成22年度自然環境基礎調査 天記・ 減少種 国 宮城県 ふれあ 学術上 種保存 環境 西部丘 RDB い保全 RL 重要な 市街 東部 法 指標種 海浜 山地 陵地・ 種 種 地 田園 田園 B DD 1 C 1、2 B A A C B C 1 DD ○ CR+EN ○ YO C 1 DD ○ 1 DD C ○ YO 1 YO 1 YO 1、2 B 1 B B YO C YO C YO B B 1 NT YO B 1 B 1 C B VU CR+EN 1 A A CR+EN CR+EN 1 C B 4 1 * C B VU * B ○ ○ ○ ○ EX C NT VU VU CR+EN ○ VU ○ 1 C 1 A VU CR+EN A CR+EN 1 ○ VU EX 1 C 1 A 1 C 1 1 B ○ ○ CR+EN EX NT NT A CR+EN NT C B C C VU VU C ○ A 1、2 1 B CR+EN CR+EN A 1 C NT 1 1 VU 1 B B 1 C C 1 C C 1 A CR+EN 1 YO A 1 YO NT 注)種和名黄網掛:今回の調査で新しく選定された種 国 RL:環境省レッドリスト、宮城県 RDB:宮城県レッドデータブック、天記・種保存法:文化財保護法にお ける天然記念物・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、CR:絶滅危惧ⅠA 類、EN:絶滅危惧ⅠB 類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD: 情報不足、YO:要注目(宮城県のみ) 天記:天然記念物、特天:特別天然記念物、国内:国内希少野生動植物種、国際:国際希少野生動植物種 316 d)追加した種、削除した種 第2回調査より、保全上重要な昆虫類として追加、削除した種の一覧は、以下に示す とおりである。 保全上重要な昆虫類 追加種 区 分 追加した種 (32 種) 種 和 名 備 モートンイトトンボ モイワサナエ ホンサナエ 考 かっては市内各地に生息地があったが減少 県 NT 県 NT 市内での記録もあるが、生息確認が途絶えてい コノシメトンボ る。近年確認記録が途絶えている 稀産種。丘陵地すその水田などにも生息してい ヒメアカネ たが、山間の湿地に限られるようになった 減少種として選定。減少傾向の大きな種で生息 リスアカネ 地が珍しくなった 減少種、環境指標種、ふれあい保全種として選 アカネの仲間 定 ヤマトトックリゴミムシ 湿地に生息する。稀産種。県 DD オオキバハネカクシ 山地性の種。県 YO ミヤマダイコクコガネ 稀産種。県 NT ウバタマムシ 暖地性であまり多くない。県 DD ツシマムツボシタマムシ 稀産種。県 DD クロホシタマムシ 山地性。稀産種。県 DD ムラサキオオツチハンミョウ ハチ類の巣に幼虫は寄生。稀産種。県 DD ハマヒョウタンゴミムシダマシ 蒲生海岸で記録がある。県 YO コブスジツノゴミムシダマシ 山地性キノコに付く。稀産種。県 YO アカジマトラカミキリ 稀産種。県 YO ヨコヤマヒゲナガカミキリ 稀産種。県 YO ムツボシベッコウ 減少種として選定。砂浜海岸に生息 ニッポンハナダカバチ 砂浜海岸に生息。国 NT、県 YO キスジツチスガリ 減少種として選定。砂浜海岸に生息 キヌゲハキリバチ 減少種として選定。砂浜海岸に生息 アオスジアゲハ 環境指標種、ふれあい保全種として選定 ジョウザンミドリシジミ 環境指標種として選定。県 VU オオウラギンヒョウモン 国 CR+EN、県 EX 仙台市(宮城県)絶滅 ジャノメチョウ 減少種、環境指標種として選定 ギンボシスズメ 約 30 年市内での記録がない 西部丘陵地、山地で記録されている。幼虫期の タッタカモクメシャチホコ 植樹はまだわかっていない。県 CR+EN 西部丘陵地、山地で記録されている。冷温帯林 クワヤマエグリシャチホコ に生息する種と考えられている。幼虫期の植樹 はまだわかっていない キバラヒトリ 山地性。約 40 年市内での記録がない 約 40 年市内での記録がない。食草はヨモギであ ギンモンセダカモクメ ると考えられている。県 VU コシロシタバ 稀産種。県 YO 注)国:環境省レッドリスト、県:宮城県レッドデータブック EX:絶滅、CR+EN:絶滅危惧Ⅰ類、VU:絶滅危惧Ⅱ類、NT:準絶滅危惧、DD:情報不足、YO:要注目 317 保全上重要な昆虫類 削除種 区 分 削除した種 (109 種) 種 和 名 備 オオイトトンボ エゾイトトンボ オゼイトトンボ カラカネイトトンボ モノサシトンボ グンバイトンボ ホソミオツネントンボ コバネアオイトトンボ オオアオイトトンボ ミヤマカワトンボ 考 市内では普通種 西部丘陵地の池沼、貯水池にも生息する 西部丘陵地の池沼に安定した生息状況にある 市内確認記録なし 市内では普通種 市内確認記録なし 市内では普通種 市内確認記録なし 市内では普通種 西部丘陵地裾の中小河川に広く生息 人工の新笊川にも生息。安定した生息状況にあ る 小河川だけでなく大中河川にも多数のヤゴが確 認される 西部丘陵地裾の中小河川に広く生息 市内では普通種 市内では普通種 山間の小さな貯水池にも生息する 成虫は夕方やぶで囲まれた小河川上で活動。目 につきにくい。中小河川中流部にヤゴは生息 西部丘陵地裾の湿地などに広く生息 丘陵地から流れ出る小河川上流部に普通 市内では普通種 市内では普通種 抽水植物のある池沼、貯水池に生息 市内では普通種公園の池などにもヤゴが生息す る 抽水植物の多い池沼に生息市内では多産する 市内では普通種 山地の河川源流部に広く生息 市内では普通種 市内では普通種。鳴き声は、50 歳くらいになる と聞こえなくなる人が多い 市内では普通種 市内での記録に精査が必要(生息していない可 能性がある) 市内では普通種 仙台市内では標高約 500m 以上の山地帯に生息 市内では普通種 清流の緩やかな流れに生息 市内では普通種 市内では普通種 個体数は多いとはいえないが、西部丘陵地に広 く生息 市内では普通種 安定した林床に広く生息 市内確認記録なし 市内では普通種 西部山地帯に生息。多産する年もある アオサナエ コオニヤンマ オジロサナエ ルリボシヤンマ オオルリボシヤンマ クロスジギンヤンマ コシボソヤンマ サラサヤンマ ミルンヤンマ トラフトンボ タカネトンボ ヨツボシトンボ コシアキトンボ チョウトンボ ミヤマアカネ トワダカワゲラ ハマスズ ハヤシノウマオイ エダナナフシ ナナフシモドキ ヤスマツトビナナフシ コエゾゼミ チッチゼミ オオアメンボ オオコオイムシ ミズムシ アカスジキンカメムシ オオツノトンボ マガタマハンミョウ マークオサムシ アキタクロナガオサムシ クロカタビロオサムシ 318 保全上重要な昆虫類 削除種 区 分 削除した種 (109 種) 種 和 名 備 エゾカタビロオサムシ ホソアカガネオサムシ コアオマイマイカブリ オサムシモドキ ニッコウホソヒラタゴミムシ オオハンミョウモドキ マルコガタノゲンゴロウ オナガミズスマシ ミヤマミズスマシ 考 市内では普通種 西部山地帯に広く生息 市内では普通種 海岸防潮林付近には普通に生息 市内では普通種 市内確認記録なし 市内確認記録なし 市内では普通種 市内では普通種 宮城県では砂浜海岸が多く残っているので普通 (全国的には希少) 平地から丘陵において普通種 市内確認記録なし 市内確認記録なし 市内では普通種 林の中に生息するホタル、市内の林野に広く生 息 市内確認記録は不明 市内では普通種 センノキを餌植物とする山地性の種、もともと 東部田園、市街地には生息しない 市内では普通種 市内では普通種 西部丘陵地裾に広く生息、宮城県を北限とする 市内では普通種 市内では普通種 市内では普通種 暖地性の種で、毎年秋に見られる北上種(県内 の土着種ではない) 市内では普通種 市内では普通種 市内では普通種 市内では普通種 市内では普通種 市内では普通種 西部丘陵地の雑木林に普通、餌植物はコナラな ど 泉ヶ岳などに普通 西部丘陵地に広く生息、餌植物はオニグルミ 西部丘陵地の生息地は安定 丘陵地に普通、餌植物はツツジ科 丘陵地に普通、餌植物はマンサク 丘陵地雑木林の普通種、餌植物はコナラなど 丘陵地雑木林に生息、餌植物は主にクヌギ 最近(1990 年頃)仙台の土着種となった北上種、 餌植物は主にカシ類 丘陵地裾の湿地や海岸近くの湿地に生えるハン ノキ林に生息 西部丘陵地、山地の林縁、河畔などの草地に生 息 個体数は多くないが、丘陵地に広く生息 西部丘陵地の生息地は安定 個体数は多くないが、西部丘陵地に広く生息、 湿地のヤチダモ林には多産することがある 市内では普通種 ハマベエンマムシ オオハネカクシ マダラクワガタ オオクワガタ ルリクワガタ ヒメボタル クスベニカミキリ アオカミキリ キバネセセリ アオバセセリ本土亜種 ミヤマセセリ ホソバセセリ ギンイチモンジセセリ コキマダラセセリ ミヤマチャバネセセリ チャバネセセリ スジグロチャバネセセリ カラスアゲハ本土亜種 ミヤマカラスアゲハ ウスバシロチョウ ツマキチョウ スジボソヤマキチョウ ミズイロオナガシジミ ウスイロオナガシジミ オナガシジミ ウラゴマダラシジミ コツバメ ウラクロシジミ アカシジミ ウラナミアカシジミ ムラサキシジミ ミドリシジミ ヒメシジミ ムモンアカシジミ ミヤマカラスシジミ ウラキンシジミ ウラミスジシジミ 319 保全上重要な昆虫類 削除種 区 分 種 削除した種 オオミスジ (109 種) ミスジチョウ 和 名 備 考 西部丘陵地裾の人家付近に普通、幼虫の餌植物 はウメやスモモ 個体数は多くないが丘陵地に広く生息、餌植物 はカエデ類 西部丘陵地に広く生息、餌植物のエノキ、ハル ニレ、ヤナギ類があると市内でも繁殖すること がある 丘陵地裾の湿地に生息、餌植物はカサスゲなど 大倉、作並、熊ヶ根、愛子、荒巻など市内各地 で記録されている 大倉、熊ヶ根、愛子、茂庭などの記録がある 作並、愛子、サイカチ沼、青葉山などの記録が ある 大倉ダム、茂庭など記録は増加傾向 定義、大倉、作並、愛子、三居沢など市内各地 で記録されている。幼虫の餌植物はミズキ 市内での記録も多く生息状況は安定 市内での記録は増加傾向 大倉ダム、南光台、塩野沢、秋保大滝など市内 各地で記録。餌植物はドウダンツツジ類 確認例が増加、ユキヤナギ等庭木でも繁殖、他 にイボタノキ、トネリコ、ガマズミなど 市内住宅地での繁殖が確認されている、餌植物 はヤマノイモ、ナガイモ、オニドコロなど 県内で確認例が増加。食樹のツバキは広く分布 県内で確認例が増加。食樹のカジカエデは西部 丘陵地で安定 県内で確認例が増加 古い記録のみで情報が少なく状況の判断が困難 である。今回の選定では除外する 古い記録のみで情報が少なく状況の判断が困難 である。今回の選定では除外する 県内で確認例が増加 古い記録のみで情報が少なく状況の判断が困難 である。今回の選定では除外する ヒオドシチョウ オオヒカゲ スカシカギバ ウコンカギバ マエベニトガリバ トラフツバメエダシャク アゲハモドキ ホソバスズメ アジアホソバスズメ コウチスズメ コエビガラスズメ キイロスズメ クロシタシャチホコ ハネブサシャチホコ エチゴチビコブガ クシヒゲウスキヨトウ ツマモンキリガ ヒメシロシタバ クマモトナカジロシタバ 320 2)選定理由票 保全上重要な昆虫類の選定理由票は次のとおり。 (選定理由票の順番は、絶滅に該当する種を最初に抜き出した。) 321 選定理由票(昆虫類) No 67 種和名: ヒメシロチョウ 調査年 シロチョウ 科 RDB種 Leptidea amurensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 3371 学名: 1 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 西部丘陵 地・田園 B B B 国RL 県 RDB VU CR+EN H22 EX 【絶滅の原因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 VU (原因の詳細) □ □ 草地の減少 □ □ 草地の減少 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 かっては堤防や土手に生息する普通種であった。食草はツルフジバカマ。 1970年代以降は確認記録がなく、絶滅したものと考えられる。 草地が一斉に刈り取られる、草地管理などで激減した。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 No 73 種和名: オオウラギンヒョウモン 調査年 目録No. 3422 学名: Fabriciana nerippe 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB EX EX CR+EN (原因の詳細) 【絶滅の原因】※ ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦原因不明 国RL CR+EN H22 ①気候の変化 タテハチョウ 科 RDB種 □ 草原の消失 草原の消失 □ □ 草原の消失 【備考:生息・生育地の状況、絶滅の年代等】 草原性の蝶であり、仙台市でもはもともと分布地が限られていたこと、人為的開発や人の暮らしの 変化に伴う草原の消失により絶滅。 分布地:太白山、泉ヶ岳で記録されている。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦原因不明…絶滅の原因が不明 322 選定理由票(昆虫類) No 1 種和名: ヒヌマイトトンボ 調査年 目録No. 25 学名: Mortonagrion hirosei 判断理由 注目種 学術上重 要種 イトトンボ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 A CR+EN H22 1 A CR+EN 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 汽水域のヨシ群落などに生息する。希産種。日本固有種。 分布地:若林区藤塚、若林区井土浦など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 2 種和名: モートンイトトンボ 調査年 目録No. 26 学名: Mortonagrion selenion 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 イトトンボ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地すそ野の水田脇の背丈の低い草の茂る浅い滞水のある小規模な湿地が主な生息地。 かっては各地に生息地があったが減少。水路のコンクリート化も減少の原因となっている。 分布地:泉区福岡、太白区秋保境野、北赤石など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 323 選定理由票(昆虫類) No 3 種和名: アオハダトンボ 調査年 カワトンボ 科 RDB種 Calopteryx japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 37 学名: 1 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B A C A 県 RDB NT H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川上流下部から中流域にかけて生息する。ハグロトンボより早く5月末から7月上旬まで出現。 ハグロトンボとは時期的、環境的にすみ分けがある。 分布地:太白区笊川、青葉区広瀬川、泉区七北田川、花輪川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 4 種和名: ムカシトンボ 調査年 減少種 山地 1、4 H22 1、4 ムカシトンボ 科 RDB種 Epiophlebia superstes 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 41 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C 県 RDB ○ VU ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 県内で生息が確認されたのは1986年(25年前)と新しい。幼虫の生息地は河川の源流部。幼虫期 間は7年といわれている。イトトンボ類やサナエトンボ類の中間的な体のつくり。日本固有種。 源流部の自然度の高さを指標。 分布地:青葉区大倉横川、定義、下愛子、太白区秋保二口、笊川(佐保山)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 324 選定理由票(昆虫類) No 5 種和名: ムカシヤンマ 調査年 目録No. 42 学名: ムカシヤンマ 科 RDB種 Tanypteryx pryeri 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 C ○ H22 1、4 C ○ 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山間部の渓流、湧水環境の指標。崖地で地下水のしたたり落ちる湿地、源流部の周辺湿地にトン ネルを掘って幼虫は生活する。幼虫期は3年。日本固有種。 分布地:青葉区定義、上愛子、芋沢、塩野沢 太白区佐保山、太白、坪沼、秋保、泉区丸田沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 6 種和名: モイワサナエ 調査年 目録No. 46 学名: Davidius moiwanus moiwanus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 サナエトンボ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB NT H22 C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川上流部にある湿地の緩やかな流れや、水生植物の生育する清流に幼虫は生息。日本の固有種。 分布:太白区坪沼、金剛沢、青葉区芋沢、上愛子大岩堤 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 325 選定理由票(昆虫類) No 7 種和名: ホンサナエ 調査年 目録No. 48 学名: Gomphus postocularis 判断理由 注目種 学術上重 要種 サナエトンボ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB NT H22 B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 かって丘陵地の用水路等に普通の種であったが、水田の整備に伴って急速に減少した。 用水路等の整備(コンクリート化)が減少の大きな原因と考えられている。日本固有種。 分布:青葉区上愛子(古い記録では、青葉区牛越、太白区赤石、佐保山、泉区将監) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 8 種和名: ウチワヤンマ 調査年 目録No. 49 学名: Ictinogomphus clavatus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 サナエトンボ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C C C H22 1 C B C 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 抽水植物の生えるようなやや大きめの池沼に生息する。貯水池など放置される池沼が多くなり減 少している。 分布地:青葉区郷六笹の上(昔の記録では青葉区小松島、青葉区北根黒松) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 326 選定理由票(昆虫類) No 9 種和名: ナゴヤサナエ 調査年 目録No. 55 学名: サナエトンボ 科 RDB種 Stylurus nagoyanus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、2 C H22 1、2 C 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に大河の下流域に生息するが潮の満ち干のある河口部や汽水湖にも生息する。希産種。分布北限 市内での生息状況は把握されていない。記録は全て交通事故によるもの。日本固有種。 分布地:鈎取、将監沼、七北田川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 10 種和名: オニヤンマ 調査年 目録No. 57 学名: オニヤンマ 科 RDB種 Anotogaster sieboldii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 B H22 * ○ B 県 RDB ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市内丘陵地に広く生息する。幼虫の本来の生息地は源流部。成虫になるまで5年を要する。 分布地:泉区泉ヶ岳、青葉区白沢、太白区佐保山笊川、坪沼、二口、青葉山、丸田沢緑地など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 327 選定理由票(昆虫類) No 11 種和名: カトリヤンマ 調査年 目録No. 64 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 ヤンマ 科 RDB種 Gynacantha japonica 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 B 県 RDB ○ NT B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田に隣接するような住宅地でも1980年頃までは夕方よく観察された。 水田の乾田化により大きく減少。 分布地:若林区井土、荒浜、青葉区北根黒松 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 12 種和名: ヤブヤンマ 調査年 目録No. 67 学名: Polycanthagyna melanictera 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 ヤンマ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB B VU H22 B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地の木陰の池沼や、他の種が生息できないような水たまりなどに幼虫は生息。 他の種が生息できないような場所でも生育するが、そのような生息適地が減少しそれに伴い減少。 分布地:泉区将監、若林区荒浜、井土、太白区自然観察の森、茂庭、丸田沢緑地芋沢、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 328 選定理由票(昆虫類) No 13 種和名: オオトラフトンボ 調査年 H22 1 エゾトンボ 科 RDB種 減少種 山地 1 Epitheca bimaculata sibirica 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 69 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C VU C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地性で森林に囲まれたやや大きめの池沼で水生植物のある池を好む傾向があり、山間の貯水池 などにも生息。貯水池の放置が減少の要因と思われる。近年新しい生息地が見つかっている。稀 産種。寒地性。 分布地:青葉区白沢、上愛子、芋沢、太白区坪沼、秋保町境野 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 14 種和名: ハッチョウトンボ 調査年 目録No. 78 学名: トンボ 科 RDB種 Nannophya pygmaea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C A ○ H22 1 B A ○ 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 滲出水のある浅い湿地に生息。かって山間の休耕田でしばしば発生。 遷移が進んでヤナギが繁茂するような環境になると生息不適となる。世界最小のトンボ 湧水のある湿地環境を指標。 分布地:泉区福岡、太白区茂庭北赤石、秋保町境野、国見峠(消失)、北根(消失)権現森、坪沼(不明)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 329 選定理由票(昆虫類) No 15 種和名: コノシメトンボ 調査年 目録No. 85 学名: トンボ 科 RDB種 Sympetrum baccha matutinum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 平地~低山地の池沼、水田に生息する。小型のノシメトンボ。稀産種。 市内での記録もあるが生息状況はつかめていない。 分布:泉区福岡、青葉区国見 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 16 種和名: キトンボ 調査年 目録No. 86 学名: Sympetrum croceolum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 トンボ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B C H22 1 A A 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 生息地が限られている傾向のあった種で抽水植物の多い池沼に生息。市内の知られていた生息地 からは姿を消した。近年市内での記録はない。稀産種。 分布地:泉区将監(1970年代の確認)、太白区太白、青葉区上愛子 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 330 選定理由票(昆虫類) No 17 種和名: ヒメアカネ 調査年 目録No. 92 学名: トンボ 科 RDB種 Sympetrum parvulum 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 B A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 池沼周辺の湿地や、湿地を生息地にしている。池沼周辺の湿地は護岸などの整備で消失。湿地も 乾燥化が進むなど生息地が減少。現在の生息地は山間の湿地に限定される。稀産種。 分布:泉区福岡、青葉区芋沢(昔の記録では青葉区黒松、太白区茂庭、泉区将監) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 18 種和名: リスアカネ 調査年 目録No. 94 学名: Sympetrum risi risi 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 トンボ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 B A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 樹林に囲まれた池沼に生息。減少傾向の大きな種で生息地が珍しくなった。 分布地:青葉区上愛子、(昔の記録では、青葉区黒松、太白区茂庭、泉区将監) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 331 選定理由票(昆虫類) No 19 種和名: アカネの仲間 調査年 目録No. 学名: トンボ 科 RDB種 Sympetrum spp. 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C C ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 アキアカネ(日本固有種)、ナツアカネ、マユタテアカネ、マイコアカネ、ノシメトンボ。これ らの種は、卵越冬、田植えが終わったころに孵化する。幼虫が大きくなった6月中下旬水田の中 干しのため水がなくなり多くのヤゴが死滅している。水田の環境指標。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 20 種和名: オオカマキリ 調査年 目録No. 111 学名: カマキリ 科 RDB種 Tenodera aridiforia 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 * C C ○ C C ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に平地の田園地帯から丘陵地の林縁や草原に生息する。冬季に卵塊を見ることが多い。 分布地:芋沢、朴沢、丸田沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 332 選定理由票(昆虫類) No 21 種和名: スズムシ 調査年 目録No. 135 学名: スズムシ 科 RDB種 Homoeogryllus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C A C H22 1 B A B ○ 県 RDB ○ VU ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地のススキ草原、斜面につくられた水田のあぜの草地などに生息。 街中の公園、住宅地を流れる河川の土手などには放虫されたと思われる鈴虫の声を聞くことがある。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 22 種和名: ヤマトマダラバッタ 調査年 目録No. 164 学名: バッタ 科 RDB種 Aiolopus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、2 B H22 2 C 県 RDB VU ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜の環境指標。砂浜に適応したバッタ、砂浜の砂にとけこむような保護色である。コウボウム ギ群落などの移行帯に生息する。分布北限。仙台湾岸は砂浜であるが、河川からの土砂の流入が 減り沿岸流による流出で砂浜が狭くなっている。砂浜の後退による生息地の減少が懸念される。 分布地:荒浜 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 333 選定理由票(昆虫類) No 23 種和名: カワラバッタ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 バッタ 科 RDB種 Eusphingonotus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 169 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C 県 RDB ○ B B ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 礫河原の環境指標。広い礫河原に生息する。ダム建設等による河川の氾濫が減り、河原の植生が 安定するようになって生息地を失ったと考えられる。 分布:青葉区評定河原 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 24 種和名: トノサマバッタ 調査年 目録No. 171 学名: バッタ 科 RDB種 Locusta migratoria 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C H22 * 県 RDB ○ C * ○ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 河川敷の公園周辺や、堤防の草原に生息。河川環境等の整備で減少している。 大型で子どもたちには人気がある。 分布地:芋沢、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 334 選定理由票(昆虫類) No 25 種和名: ガロアムシ 調査年 目録No. 198 学名: ガロアムシ 科 RDB種 Galloisiana nipponensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、4 A ○ H22 1、4 A ○ 県 RDB DD 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地などの斜面で瓦礫の堆積中などに生息。通常目にする機会はほとんどない。 陸域の多様な環境を指標。 主な分布:太白区佐保山(1994) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 26 種和名: エゾゼミ 調査年 目録No. 252 学名: セミ 科 RDB種 Tibicen japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB B H22 * B ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地~山地のマツ林、市街地に残されたマツの混じる緑地にはたいてい生息する。 マツ林など針葉樹林の環境指標。 分布地:大年寺、向山、青葉山、水の森、台原、真美沢公園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 335 選定理由票(昆虫類) No 27 種和名: コオイムシ 調査年 目録No. 349 学名: コオイムシ 科 RDB種 Diplonychus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C B C NT H22 1 B A A NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 池沼や貯水池、河川のゆるい流れに生息する。春に卵を背負っているのは雄。 オオコオイムシより生息数は少なく、減少が激しい。 分布地:朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 28 種和名: タガメ 調査年 目録No. 351 学名: コオイムシ 科 RDB種 Lethocerus deyrollei 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C A C ○ VU H22 1 B A A ○ VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 湿田が残っていた1960年頃までは各地に普通。乾田化で生息地を失った。希産種。 農薬・洗剤などに特に弱い。走光性があり人工的な灯りも減少の要因の一つとして考えられる。 水生生物が生活できる水環境を指標。 分布地:太白区秋保境野、広瀬川(消失)など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 336 選定理由票(昆虫類) No 29 種和名: タイコウチ 調査年 目録No. 352 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 タイコウチ 科 RDB種 Laccotrephes japonensis 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B B A 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 水田・用水路等に沢山生息していたが、タガメ同様水田の乾田化、用水路のコンクリート化に よって減少が激しい。 分布地:芋沢など。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 30 種和名: オオウスバカゲロウ 調査年 ウスバカゲロウ 科 RDB種 Heoclisis japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 584 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 1 CR+EN H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜の環境指標。砂浜海岸のハマエンドウやヒルガオがまばらに生える砂地に幼虫が生息する。 ウスバカゲロウの様なすり鉢状の巣はつくらない。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 337 選定理由票(昆虫類) No 31 種和名: キバネツノトンボ 調査年 目録No. 588 学名: Ascalaphus ramburi 判断理由 注目種 学術上重 要種 ツノトンボ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 B H22 1 B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 日当たりの良い湿地を伴う草原に生息。人為的開発や二次的環境の放置による遷移により生息地 が減少。 分布地:赤石、旗立(消失)、滝の原など。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 32 種和名: ツノトンボ 調査年 目録No. 589 学名: 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 H22 1 Hybris subjacens 西部丘陵 地・田園 ツノトンボ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 やや湿性の草原に生息。このような環境が開発されるなどにより減少。近年まったく記録がない。 人為的開発や、草原の遷移により生息環境が減少した。 分布地:金剛沢(消失)、赤石、芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 338 選定理由票(昆虫類) No 33 種和名: ハンミョウ 調査年 目録No. 593 学名: ハンミョウ 科 RDB種 Cicindela chinensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB C H22 B B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 主に丘陵地から低山地の林道、登山道、裸地などに生息する。 低山地の林道、農道が舗装され、幼虫の生息地が失われ、激減した。 色の鮮やかなハンミョウで、ミチオシエなどと呼ばれ良く知られている。 分布地:朴沢、宮城野区井沢、青葉区滝ノ口渓谷など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 34 種和名: カワラハンミョウ 調査年 目録No. 597 学名: ハンミョウ 科 RDB種 Cicindela laetescripta 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B H22 1 C 県 RDB VU CR+EN ○ VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜の環境指標。砂浜のハマニガナやイネ科植物のまばらに生育する砂地に生息する。 海流による砂浜の後退で生息地の減少が懸念される。 分布地:宮城野区蒲生 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 339 選定理由票(昆虫類) No 35 種和名: ヒョウタンゴミムシ 調査年 オサムシ 科 RDB種 Scarites aterrimus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 目録No. 621 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 1 NT H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜の環境指標。砂浜の漂流物の下などに生息するやや大型のゴミムシ。 砂浜の後退による生息地の減少が懸念される。 分布地:宮城野区蒲生、若林区井土浜 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 36 種和名: ニッコウオオズナガゴミムシ 調査年 目録No. 672 学名: Pterostichus macrogenys 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 1 C H22 1 C 西部丘陵 地・田園 オサムシ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 本州中部地方以北に分布する山地性の種。稀産種。分布が限定されており、森林環境の変化など により減少している。 分布地:青葉区芋沢 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 340 選定理由票(昆虫類) No 37 種和名: ヤマトトックリゴミムシ 調査年 目録No. 783 学名: オサムシ 科 RDB種 Lachnocrepis japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB DD 1 B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地や丘陵地の湿地、池沼周辺の湿地に生息する。稀産種。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 38 種和名: メススジゲンゴロウ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Acilius japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 845 学名: 西部丘陵 地・田園 ゲンゴロウ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN * 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 寒地性の種で山地の沼に生息する。希産種。雌の前翅に縦に太い溝が走る。 高標高地の池沼のため生息環境は安定している。 分布地:鏡ヶ池、猩々池など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 341 選定理由票(昆虫類) No 39 種和名: クロゲンゴロウ 調査年 目録No. 846 学名: ゲンゴロウ 科 RDB種 Cybister brevis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 C B C H22 C B B 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 平地から丘陵地の池沼に生息する。貯水池が各地で不要になり放置されるようになって減少して いる。 分布地:青葉区上愛子、芋沢、泉区朴沢 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 40 種和名: ゲンゴロウ 調査年 目録No. 847 学名: ゲンゴロウ 科 RDB種 Cybister japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B ○ NT H22 1 B B ○ NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 池沼の環境指標。平地から丘陵地、山地の池沼にも生息する。かっては水田も幼虫期の主要な生 息地になっていたが、農薬の使用や乾田化に伴い利用が減少した。 分布地:芋沢、太白区秋保、朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 342 選定理由票(昆虫類) No 41 種和名: オオキバハネカクシ 調査年 目録No. 951 学名: ハネカクシ 科 RDB種 Oxyporus japonicus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB YO 1 C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 奥羽山系に生息し、山地性の種と思われる。やや大型のハネカクシ。稀産種と思われる。 分布地:太白区小東岳、青葉区奥新川 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 42 種和名: ミヤマクワガタ 調査年 目録No. 1107 学名: クワガタムシ 科 RDB種 Lucanus maculifemoratus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 H15 H22 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 C B ○ ○ C B ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 手入れのされた雑木林の環境指標。丘陵地、山地のコナラ、クヌギ、ミズナラ、ヤナギなどの雑 木林に生息。雑木林の伐採などの利用の減少が生息に影響。伐採による切り株等が幼虫の生息 分布地:青葉区芋沢、太白区秋保境野、二口、泉区朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 343 選定理由票(昆虫類) No 43 種和名: オニクワガタ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 クワガタムシ 科 RDB種 Prismognathus angularis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1113 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ブナ林の環境指標。主としてブナ帯の倒木や朽ち木などが多く見られる場所に生息する。 ブナ林の伐採により減少。 分布地:船形連峰、二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 44 種和名: ノコギリクワガタ 調査年 目録No. 1114 学名: Prosopocoilus inclinatus inclinatus 判断理由 注目種 学術上重 要種 クワガタムシ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 C C C ○ ○ C C ○ ○ 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 手入れのされた雑木林の環境指標。丘陵地、山地のコナラ、クヌギ、ヤナギなどの雑木林に生 息。伐採によってできた切り株が主要な幼虫の生息場所。雑木林が利用されなくなったことで減 少。 分布地:蕃山、太白山、熊ヶ根・白沢、二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 344 選定理由票(昆虫類) No 45 種和名: ミヤマダイコクコガネ 調査年 目録No. 1123 学名: コガネムシ 科 RDB種 Copris pecuarius 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB NT 1 * 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地性の種で哺乳動物の糞を餌とする(成虫、幼虫とも)。灯火にもくる。 分布地:青葉区定義、太白区大東岳 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 46 種和名: ウバタマムシ 調査年 目録No. 1134 学名: Chalcophora japonica japonica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 タマムシ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB DD H22 B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 大型のタマムシ。マツ類の枯木を餌とする。暖地性の種。あまり多くない。 分布地:太白区茂庭 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 345 選定理由票(昆虫類) No 47 種和名: ツシマムツボシタマムシ 調査年 目録No. 1135 学名: タマムシ 科 RDB種 Chrysobothris samurai 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB DD 1 C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ブナ科植物の枯枝につく。稀産種。 分布地:泉区朴沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 48 種和名: ヤマトタマムシ 調査年 目録No. 1137 学名: タマムシ 科 RDB種 Chrysochroa fulgidissima fulgidissima 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B A A ○ H22 1、2 B A A ○ 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 エノキ、ケヤキ、サクラ、カシ類などのある森林に生息する。宮城県が分布北限。希産種。 分布地:蕃山、太白山、熊ヶ根・白沢など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 346 選定理由票(昆虫類) No 49 種和名: クロホシタマムシ 調査年 目録No. 1138 学名: タマムシ 科 RDB種 Ovalisia virgata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB DD 1 C 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地性でミズナラなどの枯れ木につく。稀産種。 分布地:青葉区定義など □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 50 種和名: ゲンジボタル 調査年 目録No. 1302 学名: ホタル 科 RDB種 Luciola cruciata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C B C ○ ○ H22 1 C B C ○ ○ 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 被捕食者と捕食者が生息できる清浄な流れを指標。カワニナの生息する水が清澄で自然状態が保 たれている小河川が主な生息地。ホタルの里づくりとして市内各地で増殖が行われている。 分布地:馬場、朴沢、福岡(消失)、実沢(消失)、茂庭、北赤石、富田、野中、泉ヶ岳、北長 坂、高野原、佐保山(笊川)、奥新川、定義、小松島など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 347 選定理由票(昆虫類) No 51 種和名: ムラサキオオツチハンミョウ 調査年 目録No. 1664 学名: ツチハンミョウ 科 RDB種 Meloe violaceus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB DD 1 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 北方系の種で、幼虫はシロスジハナバチ、ヒゲナガハナバチなどハナバチ類の巣に寄生する。成 虫は春から初夏に出現するといわれる。 分布地:太白区二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 52 種和名: ハマヒョウタンゴミムシダマシ 調査年 目録No. 1699 学名: ゴミムシダマシ 科 RDB種 Idisia ornata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB YO H22 C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜海岸に生息する指標種的甲虫。 分布地:宮城野区蒲生 □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 348 選定理由票(昆虫類) No 53 種和名: コブスジツノゴミムシダマシ 調査年 目録No. 1702 学名: Boletoxenus bellicosus 判断理由 注目種 学術上重 要種 ゴミムシダマシ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB YO 1 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地性の種でキノコ類につく甲虫。稀産種。 分布地:太白区二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 54 種和名: オオホソコバネカミキリ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 カミキリムシ 科 RDB種 Necydalis solida 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 1787 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地性でブナ、ダケカンバの立ち枯れのある森林に生息する。7~8月雄は花に来る。希産種。 分布地:太白区二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 349 選定理由票(昆虫類) No 55 種和名: アオスジカミキリ 調査年 目録No. 1788 学名: Xystrocera globosa 判断理由 注目種 学術上重 要種 カミキリムシ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1、2 C C C H22 1、2 B B B 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 緑色金属光沢のある美しい種。温帯~暖帯樹林帯のマメ科のある樹林に生息する。ネムノキ等を 食樹とする。近年の確認記録がない。希産種。分布北限。 分布地:太白区赤石、八木山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 56 種和名: アカジマトラカミキリ 調査年 目録No. 1822 学名: Akajimatora bella 判断理由 注目種 学術上重 要種 カミキリムシ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB YO 1 C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 鮮やかな赤色の美しい種。暖地性の種でケヤキの老木や伐採木に集まる。稀産種。 分布地:太白区太白山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 350 選定理由票(昆虫類) No 57 種和名: ヨコヤマヒゲナガカミキリ 調査年 目録No. 1858 学名: Dolichoprosopus yokoyamai 判断理由 注目種 学術上重 要種 カミキリムシ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB YO H22 C 【変化の要因】※ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ブナ林など温帯樹林帯の立枯木に集まる。 分布地:太白区二口など □ □ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 58 種和名: ムツボシベッコウ 調査年 目録No. 2471 学名: ベッコウバチ 科 RDB種 Anoplius viaticus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 南蒲生のクロマツ林内にわずかに生息が認められる。本種は1980年代までは蔵王連峰の賽の河原 に多産していた。 分布地:蒲生海岸 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 351 選定理由票(昆虫類) No 59 種和名: ニッポンハナダカバチ 調査年 目録No. 2514 学名: アナバチ 科 RDB種 Bembix niponica 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB YO H22 B NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 砂浜浸食により急激に個体数が減少している。 分布地:蒲生海岸 □ □ □ □ ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 60 種和名: キスジツチスガリ 調査年 目録No. 2515 学名: Cerceris arenaria yanoi 判断理由 注目種 学術上重 要種 アナバチ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 県内では仙台砂丘の海岸林及び矢本砂丘に生息が確認されている。局地的で少ない。 分布地:蒲生海岸 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 352 選定理由票(昆虫類) No 61 種和名: キヌゲハキリバチ 調査年 目録No. 2541 学名: ハキリバチ 科 RDB種 Megachile kobensis 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 海浜性ハナバチ類の代表種である。ケカモノハシなどの根ぎわに営巣する。 分布地:蒲生海岸 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 62 種和名: ホシチャバネセセリ 調査年 目録No. 3343 学名: Aeromachus inachus inachus 判断理由 注目種 学術上重 要種 セセリチョウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C B VU H22 1 C B VU 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ホストはオオアブラススキであるが、ススキ草原が主な生息地。萱刈り場などススキ草原の放置 による植生の変化や改変によって減少。 分布地:青葉区大倉、太白区太白、秋保町馬場など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 353 選定理由票(昆虫類) No 63 種和名: チャマダラセセリ 調査年 H22 1 セセリチョウ 科 RDB種 減少種 山地 1 Pyrgus maculatus maculatus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 3357 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN CR+EN A A CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の日当たりの良い草原に生息する。ミツバツチグリ、キジムシロなどが幼虫期の食草。希産種。 草原の減少により生息適地が激減している。スギなどの植林地が一時的な生息地になっていた。 主な分布:太白区赤石、泉区泉ヶ岳芳の平 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 64 種和名: ジャコウアゲハ 調査年 目録No. 3361 学名: Byasa alcinous alcinous 判断理由 注目種 学術上重 要種 アゲハチョウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 C H22 1 C 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU B 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 食草であるウマノスズクサの生育する日当たりの良い堤防、草原、林縁等に生息する。 生息地が減少傾向にある。 主な分布:泉区館、太白区八木山南 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 354 選定理由票(昆虫類) No 65 種和名: アオスジアゲハ 調査年 目録No. 3362 学名: Graphium sarpedon nipponum 判断理由 注目種 学術上重 要種 アゲハチョウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 4 * * ○ ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 市街地の緑地の環境指標。幼虫はシロダモ、タブノキ、クスノキなどクスノキ科の植物を餌とし ている。都市公園、市内東部田園・市街地の屋敷林が主要な生息地になっている。 分布地:勾当台公園、東北大学付属植物園など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 66 種和名: ヒメギフチョウ 調査年 目録No. 3363 学名: Luehdorfia puziloi inexpecta 判断理由 注目種 学術上重 要種 アゲハチョウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C B B ○ ○ NT H22 1 C B B ○ ○ NT 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 利用され手入れされている雑木林の環境指標。丘陵地の雑木林を主な生息地とする。植林が盛ん に行われた1960年頃から1980年頃までスギが幼齢の頃、生息地が各地に広がった時代がある。近 年放置された雑木林の荒れがひどく、食草のトウゴクサイシンの衰退により減少傾向にある。 分布地:作並、蕃山、太白山、佐保山、権現森、新川、大倉鎌倉山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 355 選定理由票(昆虫類) No 68 種和名: スギタニルリシジミ 調査年 目録No. 3388 学名: Celastrina sugitanii sugitanii 判断理由 注目種 学術上重 要種 シジミチョウ 科 RDB種 減少種 山地 H15 C H22 C 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地のトチノキ林の環境指標。谷筋のトチノキの生える原生林に主に生息する。トチノキが幼虫 期の餌植物。年1回4月末から5月にかけて羽化。 分布地:太白区二口、青葉区大倉、横川林道、奥新川など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 69 種和名: ジョウザンミドリシジミ 調査年 目録No. 3392 学名: シジミチョウ 科 RDB種 Favonius aurorinus 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 県 RDB VU H22 ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ミズナラ林の環境指標。山地のミズナラ、コナラ林に生息する。7月に成虫雄は日中活動する。 分布地:太白区二口、青葉区大倉、作並、奥新川、泉区泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 356 選定理由票(昆虫類) No 70 種和名: クロミドリシジミ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 シジミチョウ 科 RDB種 Favonius yuasai 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 3397 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 クヌギの大木が生息地として選ばれるらしいことが知られている種である。希産種。 分布地:泉区泉ヶ岳(最終確認1991) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 71 種和名: クロシジミ 調査年 目録No. 3405 学名: シジミチョウ 科 RDB種 Niphanda fusca 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 C H22 1 A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN CR+EN A CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 雑木林や草原に生息しアリと共生する特殊な生態を持つ種として知られる。希産種。 近年の確認記録はない。市内では絶滅か? 分布地:太白区三神峰、青葉区台原は開発によって絶滅。泉ヶ岳芳の平の絶滅の原因は不明。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 357 選定理由票(昆虫類) No 72 種和名: フジミドリシジミ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 シジミチョウ 科 RDB種 Sibatanoizephyrus fujisanus 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 3409 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB VU ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 ブナ林の環境指標。山地帯のブナ林に生息。幼虫はブナの葉を餌として生育。卵越冬。 分布地:泉区泉ヶ岳、関山峠、太白区二口など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 74 種和名: オオムラサキ 調査年 目録No. 3444 学名: タテハチョウ 科 RDB種 Sasakia charonda charonda 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 B B B ○ ○ NT H22 1 C B B ○ ○ NT 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 里山の自然の多様さを指標。エノキ、エゾエノキを幼虫期の餌とするため川岸、雑木林、雑木林 に隣接した屋敷林、社寺林などにも生息する。 分布地:太白区秋保町、大原、長袋、秋保温泉、太白山、青葉区川内追廻り、蕃山など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 358 選定理由票(昆虫類) No 75 種和名: ギンボシヒョウモン 調査年 1 H22 1 Speyeria aglaja basalis 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 3445 学名: タテハチョウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 A A 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地の草原に生息する。幼虫類はスミレ類、イブキトラノオ、クリンユキフデなどを食べる。稀 産種。丘陵地、山地の草原の消失が大きく影響している。 分布地:泉区泉ヶ岳など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 76 種和名: キマダラモドキ 調査年 H22 1 ジャノメチョウ 科 RDB種 減少種 山地 1 Kirinia epaminondas 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 3447 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT VU C NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地のクヌギ林などに生息。幼虫は林床のカヤツリグサ科、イネ科の植物を食べる。 泉区泉ヶ岳芳の平など ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 359 選定理由票(昆虫類) No 77 種和名: ツマジロウラジャノメ本州亜種 調査年 目録No. 3448 学名: Lasiommata deidamia interrupta 判断理由 注目種 学術上重 要種 ジャノメチョウ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C B H22 1 C B 県 RDB VU 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 岩肌の露出した崖などの斜面の岩場に生息する。幼虫は崖地などに生えるカヤツリグサ科の植物 を食べる。崖地のコンクリート化などにより生息地が減少している。 分布地:青葉区奥新川、二口など 古くは竜の口の記録がある。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 78 種和名: ジャノメチョウ 調査年 目録No. 3453 学名: ジャノメチョウ 科 RDB種 Minois dryas bipunctata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 C C C ○ 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 草原の環境指標。堤防、土手などのイネ科植物の多い草原に生息する。堤防の草原の一斉刈り取 りによって減少傾向にある。 分布地:青葉山、熊ヶ根、塩野沢、上愛子、定義、泉ヶ岳、泉ヶ岳芳の平 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 360 選定理由票(昆虫類) No 79 種和名: ギンボシスズメ 調査年 目録No. 3936 学名: スズメガ 科 RDB種 Parum colligata 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地に生息する種と考えられるが、約30年ほど記録がない。コウゾ、クワが食樹。 分布地:青葉区愛子、熊ヶ根 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 80 種和名: タッタカモクメシャチホコ 調査年 目録No. 3959 学名: Cerura tattakana 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 シャチホコガ 科 RDB種 県 RDB CR+EN 1、2 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 特異な分布をしているといわれる。宮城県が分布北限。稀産種。 幼虫期の食樹はまだわかっていない。 主な分布:太白区赤石、青葉区大倉、熊ヶ根、サイカチ沼 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 361 選定理由票(昆虫類) No 81 種和名: クワヤマエグリシャチホコ 学名: 調査年 目録No. 4017 Ptilodon kuwayamae 判断理由 注目種 学術上重 要種 シャチホコガ 科 RDB種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 北海道、本州中部以北と北にかたよって分布する種で、山地性。約20年近く記録が途絶えている。 冷温帯樹林に性遅くする種と考えられ、食草は不明。 主な分布:青葉区熊ヶ根、愛子、泉区泉ヶ岳 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 82 種和名: フタホシドクガ 調査年 目録No. 4059 学名: Euproctis staudingeri 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 ドクガ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 1 C H22 1 C 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 やや大型のドクガ。山地に生息する稀産種。8月~9月に出現。 分布地:青葉区定義、作並、広瀬川流域 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 362 選定理由票(昆虫類) No 83 種和名: キバラヒトリ 調査年 目録No. 4108 学名: ヒトリガ 科 RDB種 Epatolmis caesarea caesarea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB H15 H22 1 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 関東以西では山地性であるといわれる分布をし、県内では平地での記録もある稀産種。 餌植物は不明。 分布地:青葉区大倉ダム太白山など(約40年前の記録で以降市内での記録はない) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 84 種和名: ギンモンセダカモクメ 調査年 目録No. 4283 学名: Cucullia jankowskii 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 ヤガ 科 RDB種 県 RDB VU 1 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 全国的に記録数の少ない種で県内での記録は青葉区愛子のみ。稀産種。 分布地:青葉区愛子 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 363 選定理由票(昆虫類) No 85 種和名: オガサワラヒゲヨトウ 調査年 目録No. 4289 学名: ヤガ 科 RDB種 Dasypolia fani 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 C C H22 1 B B 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB CR+EN 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地~山地に生息する。晩秋に出現する。希産種。1970年代以降確認記録がない。 「オガサワラ」は標本提供者の名である。 分布地:青葉区熊ヶ根、旧宮城町に生息。1960年代の記録。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 86 種和名: アカスジアオリンガ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Pseudoips sylpha 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 4443 学名: 西部丘陵 地・田園 ヤガ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB C C C 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 山地、丘陵地に生息する。希産種。幼虫はブナ、ミズナラなどにつく。確認記録は4月~8月に及ぶ。 分布地:秋保町馬場など。 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 364 選定理由票(昆虫類) No 87 種和名: ニシキキンウワバ 調査年 H22 1 ヤガ 科 RDB種 減少種 山地 1 Acanthoplusia ichinosei 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 4499 学名: 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地に生息する稀産種。8月末に出現。暖地性の種と考えられている。日本固有種。 分布地:作並(1960年代の記録。以降確認記録がない。) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 88 種和名: ガマキンウワバ 調査年 目録No. 4504 学名: Autographa gamma 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 H15 1 C C H22 1 C C ヤガ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB YO 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地、山地に生息。稀産種。5月から8月にかけて出現。移動性のある種と考えられている。 分布地:太白区茂庭(1996)、青葉区広瀬川流域、旧仙台市 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 365 選定理由票(昆虫類) No 89 種和名: コシロシタバ 調査年 目録No. 4525 学名: ヤガ 科 RDB種 Catocala actaea 判断理由 注目種 学術上重 要種 減少種 山地 西部丘陵 地・田園 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 H15 H22 県 RDB YO 1 A A 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地から山地にかけて生息する。幼虫はクヌギを食べる。約30年間記録がない。 分布地:青葉区木町通、泉区泉ヶ岳、芳の平 ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 No 90 種和名: チビクロアツバ 調査年 減少種 山地 1 H22 1 Chibidokuga hypenodes 判断理由 注目種 学術上重 要種 H15 目録No. 4574 学名: 西部丘陵 地・田園 ヤガ 科 RDB種 環境 ふれあい 国RL 市街地 東部田園 海浜 指標種 保全種 県 RDB NT 【変化の要因】※ ①気候の変化 ②特殊な分布 ③人為的開発 ④捕獲、採取 ⑤外来種 ⑥二次的環境の放置 ⑦生息・生育環境の成 熟・保全 ⑧原因不明 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 【備考】 丘陵地~山地に生息する。希産種。7月に出現。幼虫の餌植物は不明。 分布地:作並(1980年代の記録があるが、市内での最近の記録はない) ※①気候の変化…温暖化等による生息・生育地の環境の変化、②特殊な分布…分布地、繁殖地が限定され る、③人為的開発…都市的土地利用への転換による生息・生育地の減少、④捕獲、採取…過剰な捕獲、採取 による減少、⑤外来種…外来種による生息・生育地の競合、捕食による減少、⑥二次的環境の放置…里山等 人為的な管理により維持されてきた環境の劣化、⑦生息・生育環境の成熟・保全…一時期減少したが、緑地 の成熟や、生息・生育地の環境保全により近年増加している)、⑧原因不明…変化の原因が不明 366 2.5 移入種等その他の特筆すべき種について 2.5.1 移入種(外来種) 仙台市において確認された野生生物より移入種(外来種)に該当する種を抽出した(資 料編 仙台市野生生物目録参照)。移入種は、「我が国の移入種(外来種)リスト」2004 年 11 月 環境省)に基づき抽出を行った。 移入種(外来種)抽出結果をもとに、特定外来生物法における指定の状況を参考とし 仙台市の生態系や在来種に重大な被害を与えている種、もしくは与える恐れのある種の リストアップを行った。特定外来生物法における指定の状況は、「特定外来生物一覧及 び要注意外来生物」(2010 年 2 月 環境省)に基づいた。 仙台市の生態系や在来種に被害を与えている(被害を与える恐れのある)種及び過去 に仙台市で生息・生育が確認されており今後の動向に注意を払う必要性がある移入種 (外来種)は次のとおり。 【選定基準】 仙台市の生態系や在来種に被害を与えている(被害を与える恐れのある)種 …特定外来生物法における、特定外来生物に該当する種 今後の動向に注意を払う必要性がある移入種(外来種) …特定外来生物法における、要注意外来生物に該当する種 367 仙台市の生態系や在来種に被害を与えている(被害を与える恐れのある)種 区 分 種和名 指定 状況 ※ 被害を与 えている 被害を与 える恐れ のある 哺乳類 アライグマ 特定 ○ 鳥類 ガビチョウ 特定 ○ 両生類 ウシガエル 特定 ○ 魚類 ブルーギル 特定 ○ 魚類 コクチバス 特定 ○ 魚類 オオクチバス 特定 ○ 植物 オオキンケイギ ク 特定 植物 オオハンゴンソ ウ 特定 ○ 植物 アレチウリ 特定 ○ 分布情報 及ぼす影響 仙台市での確認はない が、福島県及び宮城県 東北部で確認されてお り、今後、仙台市にも 進出する恐れがある。 近年仙台市への進出が 確認されており、青葉 区荒巻(2010 年)、宮 城 野 区 安 養 寺 ( 2008 年)で確認記録がある。 太白区南赤石碁石川、 宮城野区安養寺溜池、 安養寺堤で生息が確認 される。 捕食対象が小哺乳類から魚類・ 鳥類・両生類・爬虫類・昆虫類、 野菜・果実・穀類と非常に幅が 広く生態系に与える影響は大き い。 山的森林において、ガビチョウ が最優占種となり、群集構造が 著しく変化する恐れがある。長 期的には在来種への直接・間接 の負の影響も懸念される。 名取川、広瀬川、七北 田川、笊川、太白団地 調節池等で生息が確認 される。 名取川、広瀬川、七北 田川等で生息が確認さ れる。 名取川、広瀬川、七北 田川、笊川、梅田川、 市内各地のため池・調 節池等で生息が確認さ れる。 大型の両生類で捕食圧が高く、 閉鎖水域での生態系に与えてい る影響は大きいと考えられる。 湖沼やため池、堀、公園の池な どに生息し、湖では主に沿岸帯 の水生植物帯に、河川でも主に 流れの緩やかな水草帯に生息す る。雑食性で在来の魚種(卵、 稚魚)等への捕食圧があり、生 態系への影響が懸念される。 強い捕食圧があり、生態系への 影響が懸念される。 強い捕食圧があり、生態系への 影響が懸念される。 河川の土手や河原を中心に分布 を広げる。根がよく発達し、在 宮城野区中野で確認さ 来の河原で生育する種、カワラ れる。 ナデシコ等を被圧し、生態系に 与える影響が懸念される。 路傍、荒地、畑地、湿原、河川 若林区井土、沖野、若 敷などに生育し、寒さに強くブ 林、太白区大平寺山、 ナ帯の湿原に定着する。在来の 御堂平、鈎取山、旗立、 湿性植物を被圧し、生態系に与 茂庭、大滝植物園等で えている影響は大きいと考えら 確認される。 れる。 ウリ科の一年草。大型のツル植 物で、河川敷、荒地を中心に分 青葉区、宮城野区、若 布を広げる。繁茂すると一面を 林区、太白区と広い分 覆ってしまうため、在来の植物 布が確認される。 を被圧し、生態系に与えている 影響は大きいと考えられる。 ○ ※特定:外来生物法における特定外来生物 368 今後の動向に注意を払う必要性がある移入種(外来種) 区 分 種和名 爬虫類 アカミミガメ 魚類 タイリクバラタナゴ 魚類 ニジマス 魚類 カムルチー 魚類 カラドジョウ 昆虫 クワガタムシ科 昆虫 ホソオチョウ 植物 エゾノギシギシ 植物 ハゴロモモ 植物 ハルザキヤマガラシ 植物 オランダガラシ 植物 イタチハギ 植物 ハリエンジュ 植物 ムラサキカタバミ 植物 イチビ 植物 メマツヨイグサ 植物 コマツヨイグサ 植物 トウネズミモチ 植物 セイヨウヒルガオ 植物 アメリカネナシカズラ 植物 チョウセンアサガオ属 植物 ワルナスビ 植物 ヤセウツボ 植物 ヘラオオバコ 植物 ブタクサ 備 考 繁殖能力が高く、水質汚染に強い。在来種のカメ類と、食物や 日光浴場所、産卵・越冬場所が類似し競合する。 ニッポンバラタナゴと容易に交雑する。他のタナゴ類と産卵母 貝を巡り競合する可能性が示唆されている。 他のサケ科魚類と、餌や生息場所をめぐって競合する可能性が ある。 大型になる上位捕食者で魚類や甲殻類などを捕食し、在来の生 態系に被害を及ぼしているおそれがある。各地に定着している が大きな被害は確認されない。 在来のドジョウと競合する可能性が指摘されているものの、被 害の実態は不明。 在来種との雑種形成により、遺伝的固有性の破壊が懸念される 種がある。 幼虫期における在来種ジャコウアゲハとの競合のおそれがあ る。仙台市内では、現在消滅。 繁殖力が強く、亜高山帯等の自然性の高い環境にも侵入し、在 来植物への競合・駆逐のおそれがある 在来の水草と競合、駆逐するおそれがある。 繁殖力が強く、亜高山帯等の自然性の高い環境等にも侵入し、 在来植物への競合・駆逐のおそれがある。 食用に利用するため、栽培されている。水辺、特に清水域に生 育する希少種などの在来種と競合し、駆逐するおそれがある。 海岸砂防のために移入された事により海岸防潮林内に繁殖が進 んでいる。また、ダム湖の緑化や山地の砂防にも利用されてい ると思われる。 緑化施工地から逸出、分布を拡大する。ハリエンジュが侵入し た林では、好窒素性草本や、林縁・マント性つる植物が増加す るのにともない、群種の種多様性が減少する 観賞用に植えられたものが逸出。繁殖力が強く、畑地では難防 除の雑草となっており、在来種と競合するおそれがある。 畑作物や牧草と競合する。また、表皮が丈夫で、作物に混入す ると収穫の妨げになるなど、強害雑草とされている。 亜高山帯や砂丘等にも侵入し、在来種との競合のおそれがある。 河川敷や砂丘に侵入するため、そうした環境に特異的な在来植 物への競合・駆逐のおそれがある 並木、庭園樹として植栽されており、鳥による種子の散布が問 題。 繁殖力が強く、農耕地では難防除の強害草とされている。 多様な植物に寄生し、在来種や農作物の生長を抑制するおそれ がある。 エンゼルトランペットといわれ園芸的に利用されるが麻酔薬な どに利用される猛毒植物である。仙台市ではアメリカチョウセ ンアサガオ、ケチョウセンアサガオ、シロバナチョウセンアサ ガオが確認されている。 鋭い棘を持つ多年生草本で、牧草地や飼料畑に侵入して家畜へ の有害植物になっている。 多様な植物に寄生するので、在来種や牧草の生育を抑制するお それがある。 繁殖力が強く、河川敷や農耕地等に侵入するため、在来種や農 作物への競合・駆逐のおそれがある。 河川敷や牧草地等の他に、亜高山等の自然性の高い場所に侵入 するため、在来種や農作物との競合・駆逐のおそれがある。 369 今後の動向に注意を払う必要性がある移入種(外来種) 区 分 種和名 植物 オオブタクサ 植物 カミツレモドキ 植物 ハイイロヨモギ 植物 アメリカセンダングサ 植物 コセンダングサ 植物 アメリカオニアザミ 植物 オオアレチノギク 植物 ヒメムカシヨモギ 植物 ハルジオン 植物 キクイモ 植物 ブタナ 植物 セイタカアワダチソウ 植物 オオアワダチソウ 植物 ヒメジョオン 植物 外来タンポポ種群 備 考 河川敷等でみられる大型の一年生草本で、河原の固有種を含む 在来種との競合や駆逐のおそれがある。 畑地や牧草地に大発生し、乳牛が採食すると牛乳に異臭がつく ため、問題になっている。 緑化、観賞用キクの接ぎ木台として導入。在来種との競合、駆 逐のおそれとともに、近縁種の遺伝的攪乱のおそれが指摘され ている タウコギやセンダングサなど、河川敷や水辺の在来植物と競合 し、駆逐するおそれがある。 河川敷等に生育する在来植物や農作物への競合・駆逐のおそれ がある。 自然性の高い環境や牧草地に侵入するため、在来種や牧草と競 合・駆逐のおそれがある。 競争力が強く除草剤耐性型があるため、畑地、樹園地、牧草地 に普通にみられる雑草になっている。 主に河川敷等に生育する在来種と競合し、駆逐するおそれがあ る。 繁殖力や定着力が強く除草剤耐性型があるため、畑地の強害雑 草となっており、在来種との競合・駆逐のおそれがある。 イヌリンが主成分でカロリーが低く最近では糖尿病食といわれ ている。サラダ、漬物などに利用される。山形では唐芋といわ れ栽培している。繁殖は極めて旺盛である。 河川敷や牧草地等へ侵入するため、河原に固有な在来種や牧草 への競合・駆逐のおそれがある。 ミツバチ冬季の餌のための密源植物として移入されたといわれ る植物。他感作用があり他の植物の侵入を阻害する性質がある が、自分も阻害されるため約 20 年で消滅するようである。 日本の侵略的外来種の一つとされている。8 月の旧盆の墓花と して利用される。 繁殖力が強く、亜高山帯等の自然性の高い環境にも侵入し、在 来植物と競合のおそれがある。 セイヨウタンポポ、アカミタンポポが該当する。 植物 オオカナダモ 池沼の水生植物の繁殖に影響が大きい。 植物 コカナダモ 植物 キショウブ 植物 メリケンカルカヤ 植物 カモガヤ 植物 シバムギ 植物 シナダレスズメガヤ 植物 オニウシノケグサ 植物 ネズミムギ 植物 ホソムギ 池沼の水生植物の繁殖に影響が大きい。 繁殖力が強く、水辺の在来種と競合・駆逐のおそれがある。日 本のアヤメ属の遺伝的攪乱のおそれがある。 緑化植物として播種されていると考えられる。 牧草、緑化植物として利用したものからの繁殖であり、現在も 緑化植物として多用されている。 牧草、緑化植物として利用したものからの繁殖であり、現在も 緑化植物として多用されている。利用禁止にする必要がある。 法面などの緑化植物として頻繁に利用した結果繁殖した植物で ある。 牧草、緑化植物として利用したものからの繁殖であり、現在も 緑化植物として多用されている。利用禁止にする必要がある。 牧草、緑化植物として利用したものからの繁殖であり、現在も 緑化植物として多用されている。利用禁止にする必要がある。 牧草、緑化植物として利用したものからの繁殖であり、現在も 緑化植物として多用されている。利用禁止にする必要がある。 370 2.5.2 仙台市ゆかりの生物 種和名に「センダイ」、「ミヤギ」など仙台にちなむ地名が入る、仙台が模式産地と なっているなど仙台市にゆかりのある生物を収集した。 整理結果を以下に示す。 仙台ゆかりの生物 区 分 種 和 名 備 考 植物 ケスズ 模式産地 魚類 シナイモツゴ 宮城県宮城郡松島町品井沼(模式産地)ではじめて発見される。 植物 スエコザサ 模式産地 植物 センダイキツネアザミ 植物 センダイザサ(オオクマザサ) 模式産地 植物 センダイスゲ 模式産地 植物 センダイソウ 植物 センダイタイゲキ 植物 センダイタンポポ 模式産地 植物 センダイトウヒレン 模式産地 植物 センダイハギ マメ科。多年草。北海道や本州の海岸に自生。仙台市では宮城野区岡田等 に分布する。仙台ではなく、歌舞伎の「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ) が由来。 植物 センダイハグマ 鳥類 センダイムシクイ 植物 センダイヤナギ センダイムシクイのなし「チョチョジー」歌舞伎の「伽羅先代萩」登場人物の「鶴 千代君」に聞きなしたことが由来。 昆虫類 ヒメギフチョウ ヒメギフチョウが海外に紹介された際、仙台産の標本が使用された。 昆虫類 フナガタナガチビゴミムシ 船形山で確認された種。 植物 ミヤギザサ 植物 ミヤギノガヤツリ(仮称) 植物 ミヤギノハギ 昆虫類 園芸種としてよく利用される。 ミヤギノプセン(仮称) 371 2.6 保全上重要な動植物種の分布情報 保全上重要な動植物種の分布情報は、地理情報システム(GIS)を用いて整理を行 った。地理情報システム(GIS)における入力データの属性は、表 2.4 に示すとおり である。 地理情報システム(GIS)による整理の目的は、継続的な確認情報の蓄積が主目的 である。分布情報は、日本測地系における3次メッシュ(約 1km 四方)を用いて表現し た。 調査の密度には限界があり、現在の蓄積情報からは、白紙域において保全上重要な動 植物種が分布しないとは言えない。 分布情報の整理方針は以下のとおりとした。 ・3次メッシュより詳細な位置情報が残されている確認情報であっても、3次メッ シュ単区画で分布を表現した。 ・地域名(たとえば船形山、水の森公園など)で位置情報が残されている確認情報 は、その地域名が該当する3次メッシュを囲んだ範囲を図示した。外郭線の内部 のどこかで確認されたという情報であり、囲まれた範囲の3次メッシュ全てに分 布しているわけではない。 ・第1回調査、第2回調査における分布情報も同様に地理情報システム(GIS) を用いて分布情報が残されているが、以前の調査で整理された分布情報は、出典 が明示されていない。今回の調査で整理した分布情報と出典が重なっているもの も多いと考えられる。 ・今回選定された種のうち、各環境影響評価書において、重要種または注目種とし て抽出され、位置情報が明示されている種は、今回の整理にその位置情報を取り 込んだ。 表 2.4 分布情報の属性データ 属性タグ 内 容 M3CODE 確認個所の該当する 3 次メッシュ NAME 確認種名 YEAR 確認年 NUM 数量 LOCATION 確認個所の情報 (地名等) KUBUN 確認方法 TYOUSASYA 調査者 SOURCE 分布情報の出典 REMARKS 備考 372 Ⅲ.仙台市における保全上重要な動植物種の生息地・生育地 3.1 保全上重要な動植物種の生息地・生育地の概要 保全上重要な動植物種の生息地・生育地選定のための基準は、以下のとおりとした。 土地利用状況、植生分布状況により、第2回調査で選定された保全上重要な動植物種 の生息地・生育地の範囲を見直すとともに、緑の回廊、動物の移動のネットワークとし ての重要な地域の拡充を図った。 保全上重要な地域 区分 判断理由 1 ・保全上重要な動植物種が高密度で分布する地域 2 ・多様な生物相が保存されている地域 3 ・自然性の高い植生、その他学術上重要な植生が保存されている地域 4 ・湿地、湧水、岸壁地、地滑り等の動植物の生息・生育地として特異な環 境を有する地域 5 ・自然とのふれあいの場としてふさわしい地域 6 ・環境教育の場としてふさわしい地域 7 ・郷土の特色が保存されている地域(里地・里山・居久根等) 8 9 ・緑の回廊としてあるいは動物の移動のネットワークとして重要な地域(山 地から市街地への連続した緑地、市街地や田園地域に点在する緑地等) ・海岸や水辺、植生帯境界等のエコトーンとして重要な地域 また、動植物種の生息地・生育地は、各種自然環境保全関連指定地域との重なりを合 わせて図示した。重ね合わせた指定地域を表 3.1 に示す。 表 3.1 自然環境保全関連指定地域 法 令 指 定 地 自然公園法 国定自然公園 県立自然公園条例 県立自然公園 都市計画法 特別緑地保全地区 宮城県自然環境保全条例 県自然環境保全地域 緑地環境保全地域 広瀬川の清流を守る条例 環境保全区域 373 域 3.2 植物生育地として重要な地域 植物の重要な生育地として以下の地域を追加した。 市街地の中に残っている緑地、市街地に隣接する緑地、里地・里山植生が良好な状態 で残されている地域を追加選定した。 ・No.48 丸田沢緑地(水の森公園) ・No.49 県民の森 ・No.50 高舘・千貫山 ・No.51 葛岡墓園・荒巻の緑地 ・No.52 西田中の里地・里山植生 また、以下の地域は、本市における植物及び動物の生物種の多様性を維持する上で重 要な地域として、山地地域から海浜地域へと繋がる緑地の連続性を確保することを目的 とし、土地利用状況、植生分布状況により範囲を更新した。 ・No.29 名取川・広瀬川中~下流域の河畔植生(市と丘陵の緑地の連続性を確保 する上で重要なコリドー) ・No.30 七北田川中~下流域の河畔植生(市と丘陵の緑地の連続性を確保する上 で重要なコリドー) ・No.46 奥羽山脈青葉山丘陵地域の植生(緑の回廊) ・No.47 大倉・芋沢丘陵地の植生(緑の回廊) 植物生育地として重要な地域は次のとおり。 374 植物生育地として重要な地域 No. 件 名 1 船形山の原生林 2 ブナ林-高山植物群落 3 ブナ林 4 磐司岩の岸壁植物群落 5 東北大学植物園のモミ 林 6 霊屋のスギ林 7 佐保山のモミ・イヌブナ 林 8 蒲生の塩生植物群落 9 仙台湾沿岸の海岸林 10 仙台湾沿岸の砂浜植物 群落 11 井土浦の塩生植物群落 12 芳の平のミズバショウ自 生地 13 鎌倉山のケヤキ林 14 鎌倉山の岸壁植物群落 15 棒目木のケヤキ林 16 西風蕃山のモミ・イヌブ ナ林 17 太白山のスギ林 18 洞霊寺のコナラ林 19 西風蕃山のブナ林 20 鈎取山学術参考保護林 周辺の林 備 考 県立自然公園船形連峰(第一種、第二種、第三種特別地域等)。標高 1、 350m 以上にはミヤマナラ、ミネカエデの低木林、その下にはブナ林が発達し ている。 県立自然公園船形連峰。船形山の南側の奥羽山脈で、山腹にはブナ林、尾 根部にはヒメコマツ、クロベ、ヒノキアスナロ林がみられる。 県立自然公園船形連峰、県立自然公園二口峡谷、蔵王国定公園。奥羽山 脈上部のブナ林。大東岳周辺には、ダケカンバ等亜高山低木林や高山植物 が分布している。 蔵王国定公園(第一種特別地域)。1 ㎞以上も続く岩場で、イワキンバイ、シコ タンソウ等希少な植物の生育する岩壁植物群落である。 国指定天然記念物。モミの大木より成り、原生林に近い。仙台市街地に残存 し極めて貴重である。 風致保安林。土砂崩壊防止保安林。伊達家廟に植林されたスギ林で、林床 には暖地性の植物も多く自然林への移行過程にある。 太白山県自然環境保全地域。モミ、イヌブナにより占められ、仙台地方にお いて最も原生林に近い林相を示す唯一の林である。 仙台湾海浜県自然環境保全地域、仙台海浜鳥獣保護区蒲生特別保護地 区。干潮時には干上がる地やわずかに水を冠っている地にみられるオオシ バナ、ハママツナ、ハマゼリ等を含む群落である。 仙台湾海浜県自然環境保全地域。飛砂、潮害防備保安林。仙台港より福島 県境に至る約 40km の沿岸部。藩政時代からのクロマツ林で飛砂、潮風の防 備の役割も大きい。 仙台湾海浜県自然環境保全地域。同上の範囲の砂浜で、もっとも海側には ハマニンニク、内側ではコウボウムギ、さらに内側ではケカモノハシを主体と する群落が形成されている。 仙台湾海浜県自然環境保全地域。名取川河口左岸に発達する潟で、水は 塩分を含む。ヨシ群落等が発達し、ハママツナ、ハマゼリ等塩性植物を産す る。 県立自然公園船形連峰。泉ヶ岳の南麓の芳の平にある中層-低層湿原。ハ ンノキ、ヤチダモの下層にミズバショウが群生する。ミズバショウ群生地として は面積も大きく、個体数が多い。 県立自然公園二口峡谷。標高 375m 以下の山腹の岩錐地に成立するケヤキ が優占する林。30~40 年前の伐採跡に萌芽再生したものと思われるが、土 壌的極相に近い組成であり貴重である。 県立自然公園二口峡谷。標高 375m 以上の岩石の露出地に成立。イワキン バイ、イワデンダ、キリンソウ、スカシユリ等の耐乾性の草本が多く出現する。 県立自然公園二口峡谷。丘陵の南斜面の岩盤が露出する急傾斜地に成立 するケヤキが優占する林。多少人為影響が加わっているが、土壌的極相で ある。 蕃山・斎勝沼緑地環境保全地域。山頂付近のやや平坦なところにあるモミと イヌブナが混生する林。極相と考えられる植生の面影を残すものである。 太白山県自然環境保全地域。太白山の南東斜面にある樹齢 100 年以上の スギの大木で構成する林である。 樹高 18m、胸高直径 63cm のコナラを主体とする森林。下層にはモミの若木 が生長している。コナラの胸高直径がこれほどの森林は県内には見られず貴 重である。 蕃山・斎勝沼緑地環境保全地域。海抜 340m に位置するブナ林。高木層は ブナが優占し、イヌブナを混生し、下層にはモミが混じる。ブナが優占する森 林としては、県内最も低標高地に位置するものの一つである。 太白山県自然環境保全地域。鈎取山学術参考保護林として保護されている モミ・イヌブナ林を中心に、周辺のコナラ・クリ林やアカマツ・コナラ林を含んだ 地域。仙台市域の丘陵地の気侯的極相林から 2 次植生を含み、植物群落の 遷移過程がみられる。 375 判断理由 1、3 1、3 1、3 1、3、4 1,2,3, 6,7,8 5,6,7 3,5,6, 7 4,5,6, 7 7,9 1,3,4, 5,6 1,3,4, 5,6 1,4,5 3,4 1,4 3,4 3,5,6, 7 5,7 5,6,7 5,6,7 5,6,7 植物生育地として重要な地域 No. 件 名 21 下の沢等の沢辺植物群 落 22 太白山のコナラ・ケヤキ 林 23 蕃山・西風蕃山・蛇台蕃 山の植生 24 月山池・サイカチ沼周辺 の植生 25 黒森山国有林のソヨ ゴ 林と周辺の植生 26 黒森山頂上付近の植生 27 松尾山頂上付近の植生 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 北赤石中の森と周辺の 植生 名取川・広瀬川中~下 流域の河畔植生 七北田川下流域の河畔 植生 南長沼の池沼植物群落 坪沼のオオバアサガラ 林 北泉ヶ岳南西麓の風穴 性植物群落 朴沢のモミ林 台原森林公園・真美沢 公園の里地・里山植生 与兵衛沼周辺の里地・ 里山植生 茂ヶ崎・愛宕神社周辺 の里地・里山植生 三神峰公園周辺の里 地・里山植生 竜ノ口渓谷の自然林 榴ヶ岡・新寺・木下地区 の緑地 八幡・国見・放山地区の 緑地 太白・羽黒台の緑地 根白石(朴沢・実沢・福 岡)地域の里地・里山植 生 奥武士・大倉地区の里 地・里山植生 備 考 太白山県自然環境保全地域。丘陵帯でありながら深山の渓谷にみられるよう な植物群落。開発の進んできている下の沢、茂倉沢、光沢などの沢筋にみら れ、仙台市域ではきわめて貴重な存在である。 太白山県自然環境保全地域。太白山の海抜 150m から頂上までの地域で、 岩礫地特有の植生であるコナラ・ケヤキ林が成立している。樹高 35m に達す るスギ人工林がみられ、宮城県内でも数少ない植生の分布地である。 蕃山・斎勝沼緑地環境保全地域。保全上重要な植物群落を含みコナラ・クリ 林を主とした植生域。各種開発の進む仙台市丘陵地において、まとまった面 積を有する夏緑広葉樹林として貴重である。 蕃山・斎勝沼緑地環境保全地域。池内に認められるヨシ群落、マコモ群落及 びヒシ群落などは、生育地が極めて限られ、市内の分布面積も少ないことか ら貴重である。 権現森緑地環境保全地域。ソヨゴは本市が北限で、かつ、1978 年に発見さ れるまでの北限地から 250km も離れた隔離分布である。 権現森緑地環境保全地域。アカマツ群落で、里山における植生として一般 的なものであるが、生育状態が良好で、樹高 20m 以上、胸高直径 50~60cm に達する。過去より伐採を受けてきた里山の植生の中で、壮齢林として重要 である。 権現森緑地環境保全地域。No.25 と同様の理由であるが、中に神社があり、 地域住民とのかかわりの面からも重要である。 発達状況が良好なコナラ・クリ林。樹高 20m 以上のまとまった林で、仙台市丘 陵地の典型的な里山の植生がよく残されている。 広瀬川の清流を守る条例環境保全区域。河畔植生として保護が必要。 河畔植生として保護が必要。 仙台平野唯一の沼。近年浚渫され水生植物は見られない。現在は池沼植物 の生育地としての価値が著しく減少した。 支倉川沿いにオオバアサガラ林が残されている。道路拡張工事で消失した 可能性がある。 典型的な風穴性と植物群落ではないが、岩の透き間から冷風が出ており、市 内では特殊な環境として保全が望まれる。 朴沢地区の国道 457 沿いにはモミ林が残されている。 市街地に残された、まとまりのある里地・里山植生として重要。 市街地に残された、まとまりのある里地・里山植生として重要。 市街地の段丘に残された、まとまりのある緑地として重要。 段丘に沿ったまとまりのある緑地として重要。 市街地近くに残された渓谷沿いの自然林として重要。 段丘に沿った緑地と社寺林景観。 地滑り地に沿った緑地と社寺林景観。 宮農短大のアカマツ植林や里地・里山景観。 判断理由 4、5,6, 7 2、5,6, 7 2、5,6, 7 2、4,5, 6 3、6,7 5,6,7 5,6,7 5,6,7 8,9 8,9 1,4 3 1,4 3,7 7,8 7,8 7,8 7,8 3 7,8 7,8 7,8 7,8 里地・里山植生が良好な状態で残されている。 里地・里山植生が良好な状態で残されている。 376 7 植物生育地として重要な地域 No. 45 46 47 48 件 名 坪沼地域の里地・里山 植生 奥羽山脈~青葉山丘陵 地域の植生(緑の回廊) 大倉・芋沢丘陵地の植 生(緑の回廊) 丸田沢緑地(水の森公 園) 49 県民の森 50 高館、千貫山 51 葛岡墓園・荒巻の緑地 52 西田中の里地・里山植 生 備 考 里地・里山植生が良好な状態で残されている。 生物種の多様性を維持するための地域として保護する必要がある。 生物種の多様性を維持するための地域として保護する必要がある。 丸田沢緑地環境保全地域。市街地に残された池沼を含む緑地・公園であ る。植物生育地、環境学習のフィールドとして重要である。 県民の森緑地環境保全地域。市街地に隣接する緑地・公園である。植物生 育地、環境学習のフィールドとして重要である。 高館、千貫山緑地環境保全地域 市街地に隣接する緑地・公園である。植物生育地、環境学習のフィールドと して重要である。 権現森緑地環境保全地域 市街地に隣接する緑地・公園である。広大な墓園と、丘陵地の里地・里山が 残される。植物生育地、環境学習のフィールドとして重要である。山地丘陵部 から青葉山や広瀬川を繋ぐ緑地。 里地・里山植生が良好な状態で残されている。 377 判断理由 7 7,8 7,8 5,6,7 5,6,7 6,7 6,7,8 7,8 N W E S 1 33 1 12 2 34 43 52 47 3 18 49 44 14 13 25 15 29 30 36 48 35 26 46 36 27 4 51 41 16 24 23 8 40 5 19 19 39 6 20 7 37 21 22 17 42 38 28 31 9 10 32 45 50 11 植物生育地として重要な地域 植物生育地として重要な地域 河川 行政区境界 3000 0 3000 378 6000 9000 12000 (m) N W E S 1 33 1 12 2 34 43 52 47 3 18 49 44 14 13 25 15 29 30 36 48 35 26 46 36 27 4 51 41 16 24 23 8 40 5 19 19 39 6 20 7 37 21 22 17 42 38 28 31 植物生育地として重要な地域 県立自然公園 特別緑地保全地区 9 10 32 45 50 11 環境保全区域 緑地環境保全地域 県自然環境保全地域 国定公園 植物生育地として重要な地域 (各種自然環境保全関連指定地域重ね合わせ) 河川 行政区境界 3000 0 3000 379 6000 9000 12000 (m) 3.3 動物生息地として重要な地域 市街地の中に残っている緑地、市街地に隣接する緑地を追加選定した。これらの地域 は、市街地に残された動物の生息地として重要であり、また、鳥類が移動する際の中継 地として重要な役割を果たしていると考えられ、保護する必要がある。また、昆虫類(メ ススジゲンゴロウ)の重要な生息地として猩々池を追加選定した。 ・No.23 猩々池 昆虫類 ・No.24 植生の安定した山地生態系 動物全般 ・No.25 丸田沢緑地(水の森公園) 動物全般 ・No.26 県民の森 動物全般 ・No.27 高館、千貫山 動物全般 ・No.28 葛岡墓園・荒巻の緑地 動物全般 以下の地域は、本市における植物及び動物の生物種の多様性を維持する上で重要な地 域として、山地地域から海浜地域へと繋がる緑地の連続性を確保することを目的とし、 土地利用状況、植生分布状況により範囲を更新した。 ・No.11 名取川下流域(都市と丘陵の緑地の連続性を確保する上で重要なコ リドー) ・No.12 七北田川(中流域~河口)(都市と丘陵の緑地の連続性を確保する 上で重要なコリドー) ・No.20 泉ヶ岳から根白石への緑の回廊 ・No.21 奥羽山脈から大倉芋沢丘陵地域への緑の回廊 ・No.22 奥羽山脈から青葉山丘陵地域への緑の回廊 また、以下の地域は、土地利用状況の変化により水田面積が減少したため、範囲の更 新を行った。 ・No.14 低地の水田地帯 ・No.15 福田町の田園 動物生息地として重要な地域は次のとおり。 380 動物生息地として重要な地域 No. 1 件 名 竜ノ口渓谷 2 泉ヶ岳・北泉ヶ岳 3 4 泉ヶ岳芳の平 権現森 5 青葉山 6 太白山・佐保山・ 鈎取国有林一帯 7 太白山一帯 8 船形山 9 広瀬川(中~下流 域) 10 名取川河口 11 名取川(下流域) 13 七北田川(中流域 ~河口) 荒井の大沼 14 低地の水田地帯 15 福田町の田園 16 蒲生干潟 17 井土浦 18 仙台湾海浜 19 貞山運河 泉ヶ岳から根白石 への緑の回廊 奥羽山脈から大 倉・芋沢丘陵地域 への緑の回廊 奥羽山脈から青葉 山丘陵地域への 緑の回廊 猩猩池 12 20 21 22 23 対象動物 備 考 判断理由 鳥類 猛禽類の生息。 4 県内でも代表的なチョウ類の生息地、ブナ林に依存する貴重なチョウ 1,2 昆虫類 類の生息。 昆虫類 シジミチョウ類の多産、ハッチョウトンボの生息。 1 昆虫類 貴重なチョウ類の生息地、ヒメギフチョウ、クマバチ等のヒルトッピング。 1,4 1,2,5, 鳥類 市街地に近いところで森林性鳥類が豊富。 6,7 2,5,6, 鳥類 山から里までの鳥類が豊富。 7 多様なチョウ類の生息、貴重なトンボ類の生息、各種チョウ類のヒルト 1,2,6, 昆虫類 ッピング、3 種のホタルの生息。 7 鳥類、昆虫 1,2 山地から亜高山帯の鳥相、貴重なガ類の生息。 類 中流部は森林性から草地、水辺の鳥まで豊富。下流部は、オジロワ 2,7,8 鳥類 シ、オオタカ等の猛禽類やキジ類の草地性鳥類。アオジの生息及び 繁殖。 塩分に比較的耐性がある河川下流の魚、周縁性淡水魚に加え、沿岸 1,4 魚類 性の海魚が出現するため、魚類相が多様。 河原のイカルチドリの生息・繁殖、オジロワシ等の猛禽類。アオジの生 1,4,8 鳥類 息及び繁殖。 哺 乳 類 、 鳥 川に接する地域の環境変化が著しく、動物の生息環境・移動経路とし 2,8 類 ての重要性がとても大きくなってきている。 鳥類 マガン、その他水鳥の渡来地 4 セッカの繁殖、ホオアカの繁殖。居久根は低地における鳥類の生息 1,7,8 鳥類 地及び移動のための中継地として重要。 市街地に残されたまとまった広がりが確保された田園生態系として重 5,7 鳥類 要。かってはマガン、その他水鳥の渡来地としての利用もあった。 1,4,5, 鳥類 シギ・チドリ類の渡りの中継地、コクガン渡来地。 6,8 1,4,5, 鳥類 シギ類渡来地 6,8 哺 乳 類 、 鳥 海岸林も含めて動物の生息及び移動経路として極めて重要になって 1,4,5, 類、昆虫類 きた。また、ヤマトマダラバッタ等の海浜性昆虫が生息。 6,8 潮間帯動物 多様な潮間帯動物の生息。 1,2 市域北部の動物生息環境、移動路として重要。植物及び動物の生物 2,8 動物全般 種の多様性を維持するための地域として保護する必要がある。 2,8 市域中央部の動物生息環境、移動路として重要。植物及び動物の生 動物全般 物種の多様性を維持するための地域として保護する必要がある。 動物全般 昆虫類 24 植生の安定した山 地生態系 動物全般 25 丸田沢緑地(水の 森公園) 動物全般 26 県民の森 動物全般 27 高館、千抜山 動物全般 28 葛岡墓園・荒巻の 緑地 動物全般 市域南部の動物生息環境、移動路として重要。植物及び動物の生物 種の多様性を維持するための地域として保護する必要がある。 メススジゲンゴロウの生息地として保護する必要がある。 山地地域のブナ帯は植生が安定しており、哺乳類など大型動物をは じめとする良好な山地生態系が維持される地域としてとして保護する 必要がある。 市街地に残された池沼を含む緑地・公園である。市街地に残された 動物の生息地、環境学習のフィールドとして重要である。 市街地に隣接する緑地・公園である。鳥類の中継地、昆虫類の生息 地、環境学習のフィールドとして重要である。 市街地に隣接する緑地・公園である。市街地に残された動物の生息 地、環境学習のフィールドとして重要である。 市街地に隣接する緑地・公園である。広大な墓園と、丘陵地の里地・ 里山が残される。市街地に残された動物の生息地、環境学習のフィ ールドとして重要である。山地丘陵部から青葉山や広瀬川を繋ぐ回廊 としても重要。 381 2,8 4 1,2 6,7 6,7 6,7 6,7 N W E S 23 8 24 2 3 21 24 20 26 9 24 12 25 21 4 15 4 22 12 28 1816 5 6 1 13 7 14 19 18 9 17 11 27 10 動物生息地として重要な地域 動物生息地として重要な地域 河川 行政区境界 3000 0 3000 382 6000 9000 12000 (m) N W E S 23 8 24 2 3 21 24 20 26 9 24 12 25 21 4 15 4 22 12 28 1816 5 6 1 13 7 14 9 動物生息地として重要な地域 県立自然公園 特別緑地保全地区 19 18 17 11 27 10 環境保全区域 緑地環境保全地域 県自然環境保全地域 動物生息地として重要な地域 国定公園 (各種自然環境保全関連指定地域重ね合わせ) 河川 行政区境界 3000 0 3000 383 6000 9000 12000 (m) Ⅳ.仙台市における重要な地形・地質 4.1 学術上重要な地形・地質・自然現象 学術上重要な地形・地質・自然現象に着目し、以下の資料から 18 ヶ所を抽出した。 重要な地形・地質として活断層を追加した。また、仙台平野の原景観を残す湖として 選定されていた「大沼、赤沼、南長沼」は、現在、埋立、浚渫及び護岸の整備により、 オニバスなど自然度の高い植生を伴っていた往時の面影は失われており、学術上重要な 地形・地質・自然現象の選定から除外するものとした。 ・すぐれた自然図(宮城県)一第 1 回自然環境保全基礎調査 (すぐれた地形・地質・自然環象)(環境庁 1975、1976) ・日本の地形レッドデータブック (小泉武栄・青木賢人編 1994) ・太白山県自然環境保全地域学術調査報告書 (宮城県 1985) ・蕃山・斎勝沼県緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書(宮 城県 1985) ・天然記念物のうち地形・地質 ・宮城の自然をたずねて-日曜の地学 18(竹内貞子編著 1991) ≪平成 22 年度 調査追加資料≫ ・新編日本の活断層(活断層研究会 1991) ≪平成 22 年度調査追加資料≫ 学術上重要な地形・地質・自然現象 追加・削除 区分 追加 削除 No. 14 15 16 17 18 19 9 件 名 秋保 長町・利府 大年寺山 鹿落坂 愛子 作並・屋敷平 大沼、赤沼、南 長沼 備 考 石材 活断層地形 活断層地形 活断層地形 活断層地形 活断層地形 仙台平野がかって一面の谷地、沼地であった名残を残す池沼 であった。現在、埋立、浚渫及び護岸の整備により、オニバ スなど自然度の高い植生を伴っていた往時の面影は失われて いる。 学術上重要な地形・地質・自然現象として重要な地域は次のとおり。 384 学術上重要な地形・地質・自然現象 一覧 No. 件 名 選定理由 概 要 出典 1 船形山 第四紀火山地形 の典型例 船形連峰県立自然公園。奥羽脊梁山脈にのる第四紀火山。山体は大 きいが、あまり急峻ではない。泉ヶ岳等寄生火山が多い。 1 2 磐司 溶岩層の浸食に よる絶壁の典型 例 国指定名勝。名取川上流は、第四紀火山の大東岳がグリーンタフの 上に火山噴出物をのせている。溶岩層は浸食に対して垂直の壁をつ くって後退するため、険しい絶壁を呈している。 1 2 3 姉滝 滝の典型例 国指定天然記念物。名取川本流にかかる落差約 10m の滝。滝は造爆 層の上流川から流れ落ち、かつては天然橋をつくっていたが、これ はくずれおちた。 1 2 4 秋保大滝 滝の典型例 国指定名勝。名取川本流にかかる落差約 55m の滝。 1 2 蕃山丘陵 丘陵地形の典型 例で学術上重 要、かつ動植物 の重要な生育地 蕃山・斎勝沼県緑地環境保全地域。新第三紀火山岩類から成る典型 的な丘陵地形。植生景観や各種動物生息地としても重要で、市街地 に隣接して優れた自然地形を保持している地域である。 3-2 3-4 4 6 太白山と その周辺 の丘陵地 岩頸・丘陵地形 の典型例、かつ、 動植物の重要な 生育地 太白山県立自然環境保全地域。新第三紀の火山岩から成る突出丘(岩 頸)と、その周囲の半固結堆積岩類から成る稜線高度のそろった丘 陵。斜面はコナラなどの二次林やスギ、アカマツの人工林に覆われ、 狭い開析谷には一部に水田が残存するなど、丘陵地の典型的な地形 景観が残されている。また、付近(西方)にある類似の岩頸は採石で 破壊された。 1 3-3 3-4 5 7 青葉山丘 陵と竜ノ 口渓谷及 びその下 流部 丘陵地形・峡 谷・風隙の典型 例で学術上重 要、かつ動植物 の重要な生育地 広瀬川の清流を守る条例による特別環境保全地域。国指定天然記念 物(青葉山)。中部更新統風化礫層の堆積面に起源をもつ典型的な丘 陵地形と、それを切り、鮮新統半固結堆積岩類が露出した峡谷、及 びかつてはその下流部にあたり、河川争奪により風隙化した凹地が、 市街地に接して(一部は市街地の中に)みられる。 1 3-2 3-4 8 霊屋下セ コイヤ類 化石林 化石産地 市指定天然記念物。霊屋橋の下流に、300 万年以前のセコイヤ類の大 森林が火山灰に埋められて化石となったもの。 2 10 井土浦・名 取 川 河 ロ・七北田 川河口な ど 潟湖・河口干 潟・砂浜海岸の 典型例、かつ、 動植物の重要な 生息地 仙台湾海浜県自然環境保全地域。潟湖、河口干潟、(近世の)運河な どを伴う砂浜海岸。植生的にも、また、鳥類の生息地としても重要 である。 3-3 3-4 4 4 5 11 月山池・サ イカチ沼 丘陵地内の湖沼 景観 蕃山・斎勝沼県緑地環境保全地域。農業用溜池としてつくられた入 工湖であるが、右岸側に自然がよく保たれており、左岸からの対岸 景にすぐれる。周辺の丘陵地は改変が比較的容易な地形のため、人 工改変地の無秩序な連続の防止と水・土砂の流出のコントロールの 面からも重要である。 12 明石三高 ヶ森 岩頸群と自然の 形状をとどめる 丘陵 蕃山・斎勝沼県緑地環境保全地域。新第三紀に貫入した安山岩の火 道を起源とする亀ヶ森、中の森、鹿の上山の三高ヶ森と、その北側 にある自然の形状をよくとどめた斉頂丘陵から成る。岩頸はきわめ て目につきやすい。一部では採石による破壊が進行している。 385 学術上重要な地形・地質・自然現象 一覧 No. 件 名 選定理由 13 権現森 自然状態をとど める丘陵地形 14 秋保 石材 15 長町・利 府 活断層地形 16 大年寺山 活断層地形 17 鹿落坂 活断層地形 18 愛子 活断層地形 19 作並・屋 敷平 活断層地形 概 要 蕃山・斎勝沼県緑地環境保全地域。起伏が大きく、硬質の岩石から 成る丘陵地形。市街地の無秩序な広がりを防止し、仙台の景観構成 の自然のアクセントとなっている。南端には、層理の発達した露岩 の岩傘がある。 秋保石は、凝灰角礫岩で耐久性や耐火性、防水性に優れ、軽量であ るため土台石、石塀及び蔵などの建物の外壁材として採石場で切り 出され利用された。仙台近郊の戦前からの建物などには外壁、塀、 階段など、様々な部分に見つけることができる。現存する大型建築 の代表は、昭和 7 年(1932 年)建築の東北学院大学土樋キャンパス・ ラーハウザー記念礼拝堂。似た岩石では、栃木県の大谷石が有名で 県内では塩釜石、野蒜石などがある。 宮城郡利府町放森付近から仙台市太白区長町を経て太白区富田付近 に至る長さ約 17km、活動度がB級の活断層である。本断層は、北 東-南西方向の走向を示す北西上がりの逆断層で、断層崖及び低断 層崖を含む撓曲崖の崖線に沿っているとされている。また、本断層 の北西側(断層上盤側)は、仙台市宮城野区鶴ヶ谷付近から榴ヶ岡 を経て、太白区の大年寺南西方へと連なる隆起帯を形成している。 さらに、この隆起帯(台地~丘陵)南東翼部では鮮新統が最大約 45゜、 青葉山段丘の礫層が約 22゜南東方に傾斜するといった新期の地層の 変形が報告されている。 仙台市宮城野区清水沼付近から太白区三神峯に至る長さ約 8km、活 動度B級の活断層である。本断層は、北東-南西方向の走向を示す 南東上がりの逆断層で、逆むき低断層崖に沿って認められている。 大年寺山南東側の二ツ沢において、断層露頭(断層の走向・傾斜: N73゜E・25゜SE)が見られる。 鹿落坂付近から金剛沢付近にかけて認められる直線谷及び南東上が りの逆むき低断層崖に沿って分布している。本断層は広瀬川河岸で は向山層に約 12m垂直変位、八木山松波町付近では青葉山段丘面Ⅲ に約 6m垂直変位をあたえている。本断層の長さは、鹿落坂付近から 金剛沢付近までの約 4.2kmである。本断層は、青葉山段丘面の形成 する平坦面を基準として、0.03 約mm/年で、活動度はCクラスに 属する。 NS方向に断層崖及び地塁状の高まりを伴う長さ約 2km、活動度B で、平均変位速度 0.4m/1000 年である。 NNE方向に地塁状の高まりを伴う長さ約 9km、活動度Cである。 386 出典 4 6 7 7 7 7 7 出典: 1:自然環境保全調査(基礎調査)すぐれた自然図(宮城県)(環境庁 1975・1976) 2:仙台市教育委員会資料(文化財関係資料) 3:日本の地形レッドデータブック第 1 集(小泉武栄・青木賢入編 1994) <日本の地形レッドデータブックの選定基準> 3-1:日本の地形を代表する典型的かつ希少、貴重な地形。 3-2:3-1 に準じ、地形学の環教育上重要な地形もしくは地学の研究の進展に伴って新たに注目したほ うがよいと考えられる地形。 3-3:多数存在するが、なかでも典型的な形態を示し、保存することが望ましいもの。 3-4:動物や植物の生育地として重要な地形。 4:蕃山・斎勝沼緑地環境保全地域、権現森緑地環境保全地域学術調査報告書 (宮城県 1988) 5:太白山県自然環境保全地域学術調査報告書(太白山県自然環境保全地域学術調査委員会編 1985) 6:宮城の自然をたずねて-日曜の地学 18(竹内貞子編著 1991) ≪平成 22 年度調査追加資料≫ 7.新編日本の活断層(活断層研究会 1991) ≪平成 22 年度調査追加資料≫ 387 N W E S 1 19 13 13 4 2 3 11 14 18 12 5 8 7 6 9 17 16 10 15 学術上重要な地形・地質・自然現象 学術上重要な地形・地質・自然現象(損失の著しいもの) 学術上重要な地形・地質・自然現象 河川 行政区境界 3000 0 3000 388 6000 9000 12000 (m) 4.2 自然景観資源 自然景観資源に着目し、以下の資料から 95 ヶ所を抽出した。 第2回調査(平成 15 年度)から追加された自然景観資源はない。 また、No.89 南長沼、No.90 大沼は、学術上重要な地形・地質・自然現象でも述べた ように、埋立、浚渫及び護岸の整備により自然景観資源としての損失が著しいことから 自然景観資源の選定から除外するものとした。 ・自然環境情報図(宮城県)一第 3 回自然環境保全基礎調査(自然景観資源)(環境 庁 1989) 自然景観資源 区分 削除 No. 89 件 名 区分 南長沼 湖沼 大沼 湖沼 90 削除 備 考 仙台平野の原形をとどめる湿地状の湖沼であったが、現 在、浚渫、埋立てにより、自然景観資源としての損失が 著しい。 分類:低地湖沼面積 20,000 ㎡ 水深 0.8m 湖岸線延長 900m 仙台平野の原形をとどめる湿地状の湖沼。現在、浚渫、 埋立てにより、自然景観資源としての損失が著しい。 分類:低地湖沼 面積 17,000 ㎡ 水深 5.5m 標高 2m 湖岸線延長 2,200m 自然景観資源は次のとおり。 389 自然景観資源 一覧 No. 件名 種別 概 要 御所山火山(船 形山火山) 火山群 4 後白髪山 火山 7 三峰山 火山 面白山火山 火山群 9 面白山 火山 27 面白山 非対象 山稜 第三紀火山の間に新しい第四紀火山が噴出したも の。緩やかで広大な斜面をもつ山岳の集合である。 最高標高 1500.2m 最低標高 560m 主な峰:船形山 (1500.2m)、後白髪山 (1422.5m)、 三峰山 (1417.6m) 仙台市街地からみると泉ヶ岳、三峰山とならんで 船形連峰の景観の主たる構成要素。 標高 1,422.5m 溶岩円頂丘 比高 740m 県立自然公園船形連峰。泉ヶ岳、後白髪山となら んで、仙台市街地からみる船形連峰の主たる構成 要素。標高 1,417.6m 溶岩円頂丘 比高 617m 第 3 紀の火山群で、開発が進み、急峻な地形が刻 まれている。最高標高 1344.2m 最低標高 880m 主な 峰 : 面 白 山 (1284.4m) 、 南 面 白 山 (1225.4m) 、 小東岳 (1227.6m)、ハマグリ山 (1344.2m)、瀬ノ 原山 (1182.2m) シャープな双耳峰で、2 つの峰を結ぶ稜線は典型的 な非対象山稜を示す。(No.28 参照) 標高 1284.4m 成層火山 比高 444.4m 県立自然公園二口峡谷。頂上稜線部は典型的な非 対象山稜をなす。標高 1,264.4m 10 南面白山 火山 標高 1,225.5m 成層火山 比高 325m 11 小東岳 火山 12 ハマグリ山 火山 13 瀬ノ原山 火山 3 黒鼻山 火山 5 泉ケ岳 火山 6 北泉ケ岳 火山 8 蛇ケ岳 火山 14 小屋森山 非火山 性孤峰 1 2 山頂は市域外。標高 1,227.6m 成層火山 比高 347.6m 山形神室岳又は最上神室岳。山頂は市域外。 標高 1、344.0m 成層火山 比高 544m 山頂に平坦面が残る。山頂は市域外。標高 1,140.0m 成層火山 比高 240m 県立自然公園船形連峰。泉ヶ岳から南方に延びる 台地状の古い火山。三峰山、後白髪山の山腹を覆 う水平線を形成し、船形連峰の景観に変化を与え ている。 標高 842.9m 溶岩円頂丘 比高 262m 県立自然公園船形連峰。三峰山、後白髪山となら んで、仙台市街地からみる船形連峰の主たる構成 要素。市街地に最も近い 1,000m 級の山岳で、仙台 の景観において最も大きな意味を持つ。 標高 1,172.0m 溶岩円頂丘 比高 592m 見られ 方 - インパク ト - 出典 ①:A1-01-05 農林業開 近・中・ 発道路開 遠 発 ①:A1-02-09 農林業開 近・中・ 発道路開 遠 発 ①:Al-02-12 人の立入 り ①:A1-01-06 遠 遠 ①:A1-02-21 近・中 特になし ①:A2-08-02 遠 人の立入 り ①:A1-02-23 遠 特になし ①:A1-02-24 遠 人の立入 り ①:A1-02-25 遠 人の立入 り ①:A1-02-27 近・中・ 周 辺 の 開 発 遠 ①:A1-02-08 近・中・ 観光開発 遠 ①:A1-02-10 農林業開 県立自然公園船形連峰。 標高 1,253.1m 溶岩円頂丘 比高 433m 近・中・ 発道路開 遠 発 ①:A1-02-11 県立自然公園船形連峰。標高 1,400.0m 溶岩円頂丘 比高 520m 県立自然公園船形連峰。安山岩の岩頸。泉ヶ岳と 東の七ッ森の間にあり、長倉山、蘭山等とともに、 さほど高くはないが極めて目立つ山並みを連ねて いる。 標高 386m 比高 140m 近・中・ 特になし 遠 ①;A1-02-13 近・中・ 特になし 遠 ①:A2-05-14 390 自然景観資源 一覧 No. 件名 種別 15 長倉山の西 方約 500m 非火山 性孤峰 16 長倉山 非火山 性孤峰 17 蘭山 非火山 性孤峰 18 中の森 非火山 性孤峰 19 鹿の上山 非火山 性孤峰 20 太白山 非火山 性孤峰 21 西風藩山 非火山 性孤峰 22 権現森 非火山 性孤峰 23 大倉山 24 高倉山 25 戸神山 非火山 性孤峰 26 鎌倉山 非火山 性孤峰 28 寒風山 29 屏風・鎌沢ノ 原 30 岩傘山 31 見当山 32 日陰磐司岩 非火山 性孤峰 非火山 性孤峰 非対象 山稜 非対象 山稜 断崖・ 絶壁 断崖・ 絶壁 断崖・ 絶壁 見られ 方 インパク ト 出典 近 ・ 中・遠 農林業開 発道路開 発 ①:A2-05-16 近 ・ 中・遠 農林業開 発道路開 発 ①:A2-05-17 近 ・ 中・遠 特になし ①:A2-05-19 近 ・ 中・遠 特になし ①:A2-05-31 近 ・ 中・遠 農林業開 発 ①:A2-05-32 近 ・ 中・遠 道路開発 周辺の開 発 ①:A2-05-33 近 ・ 中・遠 人の立入 り道路開 発周辺の 開発 ①:A2-05-34 近 ・ 中・遠 人の立入 り周辺の 開発 ①:A2-05-35 近 ・ 中・遠 道路開発 ①:A2-05-56 近・中 農業開発 道路開発 ①:A2-05-57 近 ・ 中・遠 農林業開 発道路開 発 ①:A2-05-58 近 ・ 中・遠 人の立入 り ①:A2-05-59 県立自然公園船形連峰。標高 1,117.3m 近・中 特になし ①:A2-08-03 蔵王国定公園。 近・中 特になし ①:A2-08-05 近 ・ 中・遠 特になし ①:A2-12-01 近・中 特になし ①:A2-12-15 近・中 特になし ①:A2-12-18 概 要 県立自然公園船形連峰。安山岩の岩頸。泉ヶ岳と東 の七ッ森の間にあり、長倉山、蘭山等とともに、さ ほど高くはないが極めて目立つ山並みを連ねてい る。標高 425m 比高 120m 県立自然公園船形連峰。安山岩の岩頸。泉ヶ岳と東 の七ッ森の間にあり、小屋森山、蘭山等とともに、 さほど高くはないが極めて目立つ山並みを連ねて いる。標高 497.8m 比高 200m 県立自然公園船形連峰。安山岩の岩頸。泉ヶ岳と東 の七ッ森の間にあり、小屋森山、長倉山等とともに、 さほど高くはないが極めて目立つ山並みを連ねて いる。標高 760.8m 比高 280m 県緑地環境保全地域。北赤石にある火山岩頸。鹿の 上山、亀ヶ森とあわせて三高ヶ森とよばれる。円錐 形の山が 3 つ並んでそびえ、中央の中の森にはさま ざまな神がまつられている。標高 295m 比高 135m 県緑地環境保全地域。北赤石にある火山岩頸。中の 森、亀ヶ森とあわせて三高ヶ森とよばれる。標高 326m 比高 160m 太白山県自然環境保全地域。青葉山丘陵西方にそび える端正な三角錐の火山岩頸。仙台のシンボル。標 高 320.7m 比高 180m 蕃山・斎勝沼緑地環境保全地域。蕃山、西風蕃山、 蛇体蕃山、萱ノ森が連なる。モミ-イヌブナ林等の 自然がよく残っている。 標高 379.2m 比高 219m 権現森緑地環境保全地域。国見丘陵の中で最も目立 つ山。周辺の開発が著しく島状に残っている。 標高 313.7m 比高 113m 県立自然公園二口峡谷。 標高 432.7m 比高 212m 県立自然公園二口峡谷。 標高 853.Om 比高 212m 県立自然公園二口峡谷。白沢峠の西にそびえる火山 岩頸。山頂からの眺望にもすぐれる。標高 504.4m 比 高 144m 県立自然公園二口峡谷。火山岩頸で、中腹から山頂 にかけて岩頸をなす。古くから一帯の名勝として知 られる。標高 520.Om 比高 240m 権現森の南、仙山線沿いにある露岩で、斜めに走る 層理が発達。国道 45 号線等からよく見える。 比高 60m 延長 150m 県立自然公園船形連峰。 比高 100m 延長 120m 蔵王国定公園。神室東稜の北面にある岩帯。 比高 120m 延長 2,700m 391 自然景観資源 一覧 No. 件名 種別 断崖・ 絶壁 概 要 蔵王国定公園。国指定名勝。磐司尾根南面の見ご たえのある巨大な岩壁。二口街道とよばれた二口 沢林道よりよく眺められる。周辺には、裏磐司、 日陰磐司、太郎磐司等、岩質や形状の共通した岩 帯が方々に見られる。比高 180m 延長 3,200m 蔵王国定公園。磐司尾根の北面の岩帯。比高 150m 延長 1,100m 33 磐司岩 34 裏磐司岩 35 大東岳南面 36 オビス岩(上 段) 断崖・ 絶壁 37 高倉山南面 断崖・ 絶壁 38 オビス岩(下 段) 断崖・ 絶壁 39 仙台カゴ 断崖・ 絶壁 40 竜の口渓谷 峡谷・ 渓谷 41 大倉川 峡谷・ 渓谷 42 長谷倉川 峡谷・ 渓谷 県立自然公園船形連峰。延長 2.2 ㎞ 巾 150m 深 さ 100m 43 横川渓谷 44 45 断崖・ 絶壁 断崖・ 絶壁 蔵王国定公園。比高 200m 延長 1,000m 県立自然公園二口峡谷。大東岳を取巻く斜面の露 岩帯。 比高 140m 延長 500m 県立自然公園二口峡谷。 比高 100m 延長 200m 県立自然公園二口峡谷。大東岳を取巻く斜面の露 岩帯。 比高 120m 延長 700m 県立自然公園船形連峰。大倉川以西の脊梁部の山 は岩峰をなすものが多いが、その中でも特に見事 なもの。 比高 70m 延長 100m 広瀬川の河川争奪で形成された。滝の口渓谷に露 出する滝の口層は、化石に富み、周辺の植生も良 好に保たれている。 延長 2.6 ㎞ 巾 200m 深さ 100m 県立自然公園船形連峰。赤倉沢の出合~最上流の 鬼口沢の 1.7 ㎞区間や笹木沢が特に優れている。 延長 12.6 ㎞ 巾 100~500m 深さ 150~250m 見られ 方 インパク ト 出典 近・中・ 特になし 遠 ①:A2-12-19 近・中 特になし ①:A2-12-20 中 特になし ①:A2-12-21 近・中・ 特になし 遠 ①:A2-12-22 農林業開 発 ①:A2-12-23 近・中・ 農 林 業 開 発 遠 ①:A2-12-24 近・中・ 特になし 遠 ①:A2-12-29 近・中 近・中 人の立入 り汚染物 質の侵入 ①:B1-01-07 近・中 農林業開 発道路開 発 ①:B1-01-19 近・中 農林業開 発道路開 発 ①:B1-01-20 峡谷・ 渓谷 県立自然公園船形連峰。県内で最も険しい渓谷で、 多くの滝がかかる。延長 2.0 ㎞ 巾 200~300m 深 近・中 さ 200~300m 周辺の開 発 ①:B1-01-21 碁石川渓谷 峡谷・ 渓谷 延長 2.5 ㎞ 巾 200~300m 深さ 100~200m 特になし ①:B1-01-26 磊々峡 峡谷・ 渓谷 県立自然公園二口峡谷。巨石を刻んで流れる峡谷。 近・中 延長 1.9 ㎞ 巾 1OOm 深さ 50~80m 道路開発観 光開発周辺 ①:B1-01-27 の開発 名取川支流 本砂金川 名取川中流 大滝付近 峡谷・ 渓谷 峡谷・ 渓谷 延長 3.2 ㎞ 巾 100~200m 深さ 50~150m 近・中 特になし ①:B1-01-28 近・中 道路開発 観光開発 ①:B1-01-29 48 二口渓谷 峡谷・ 渓谷 近・中 人の立入 り道路開 発 ①:B1-01-30 49 穴道沢渓谷 峡谷・ 渓谷 近・中 農林業開 発 ①:B1-01-31 46 47 県立自然公園二口峡谷。延長 3.2 ㎞ 巾 200~300m 深さ 50~150m 県立自然公園二口峡谷、蔵王国定公園。大行沢と 二口沢から成る。大行沢は、上半部は滑状の美し い沢床の明るい渓谷で、二口沢は屈曲の少ない V 字谷。二口沢には、磐司、姉滝、妹滝、石橋等が ある。 延長 11.4 ㎞ 巾 200~400m 深さ 200~350m 県立自然公園二口峡谷。東大第の北面及び東面を 源頭とする。大東岳東面の壮大な壁を眺めること ができる。 延長 4.8 ㎞ 巾 200~350m 深さ 100~250m 392 近・中 自然景観資源 一覧 No. 50 51 52 53 件名 新川、奥新川 渓谷 仙 台 市 白 沢・広瀬川中 流付近 広瀬川中流 熊ヶ根棒目 木間 大倉川大倉 ダム下流 種別 概 要 見られ 方 インパク ト 出典 峡谷・ 渓谷 県立自然公園二口峡谷。奥新川の上流の北沢上流 は小滝が数多く連なる。南沢の金剛沢は多くの滝 が連なり、岩象沢は沢全体が滑状。新川は、釜、 渕、河床滝と変化に富み、特に八森付近の景観が すぐれる。 延長 18.0 ㎞巾 300~600m 深さ 100~300m 近・中・ 農林業開発 遠 道路開発 ①:B1-01-32 峡谷・ 渓谷 延長 3.9 ㎞ 巾 80~150m 深さ 80~100m 近・中 ①:Bl-Ol-33 峡谷・ 渓谷 棒目木付近では、狭い地形の中を流れ、垂直的変 化が大きく、大小の滝が連なる。延長 3.8 ㎞ 巾 200~300m 深さ 100~200m 峡谷・ 渓谷 延長 1.0 ㎞ 巾 200m 深さ 100~150m 近・中 その他の開 発 ①:B1-01-35 人の立入り 周辺の開発 ①:B1-01-34 54 根白石七北 田川中流 河成段 丘 県立自然公園船形連峰。延長 5.O ㎞ 段数 1 比高 30~80m 段丘崖に残された植生は貴重な自然的景 観である。 近・中 農林業開発 道路開発 ①:B1-02-01 55 仙台市北赤 石名取川畔 河成段 丘 延長 4.1 ㎞ 段数 1 比高 40m 段丘崖に残された植生 は貴重な自然的景観である。 近・中 農林業開発 観光開発周 辺の開発 ①:B1-02-02 近・中・ 農 林 業 開 発 観光開発 遠 ①:B1-02-03 近・中・ 農 林 業 開 発 観光開発 遠 ①:B1-02-04 近・中 人の立入り その他(水蝕 による崩壊) ①:B1-05-01 延長 500m 比高 60m 堆積層 新第三紀仙台層群 近・中 水辺の開発 ①:B1-05-02 県立自然公園船形連峰。延長 200m 比高 100m 柱状 安山岩 中 特になし ①:B1-05-03 県立自然公園船形連峰。延長 600m 柱状安山岩 近 農林業開発 ①:B1-05-04 近・中 特になし ①:B1-05-05 近・中 特になし ①:B1-05-06 近 特になし ①:B1-10-15 近 特になし ①:B1-10-16 近 特になし ①:B1-10-17 56 57 58 59 60 落合・愛子・ 白沢広瀬川 畔 広瀬川上流 新川畔 河成段 丘 河成段 丘 仙台市霊屋 広瀬川面 断崖・ 絶壁 仙台市広瀬 町・広瀬川崖 大倉川定義 付近 断崖・ 絶壁 断崖・ 絶壁 断崖・ 絶壁 断崖・ 絶壁 断崖・ 絶壁 61 定義・材木岩 62 白岩 63 白岩(上流) 64 大倉川・笹木 沢合流点 滝 65 鎧ノ滝 滝 66 二条の滝 滝 67 68 69 大倉川本流 上流域 泣虫沢トラ 滝 妹滝 数段にわたる典型的な河成段丘の景観。段丘崖に 残された植生は貴重な自然的景観である。 延長 13.0 ㎞ 段数 4~5 比高 50~100m 県立自然公園二口峡谷。延長 3.8 ㎞ 段数 1 比高 50m 河崖、斜面のみどり、山上の生地を覆う杜等は、 すぐれた自然景観であると同時に歴史的景観でも ある。延長 600m 比高 80m 堆積層 新第三紀仙台層 群 県立自然公園二口峡谷。延長 1,000m 比高 100m 凝 灰岩 県立自然公園二口峡谷。延長 900m 比高 60m 凝灰 岩 県立自然公園船形連峰。本流滝 一文字状 落差 20m 県立自然公園船形連峰。滝や釜が連続する笹木沢 の中でも圧観。階段状のユニークな滝。本流滝 多 段 落差 20m 県立自然公園船形連峰。県内で最も典型的な二条 の滝で美しい。横川渓谷にある。本流滝 一文字状 落差 20m 滝 県立自然公園船形連峰。本流滝 一文字状 落差 7m 近 - ①:B1-10-18 滝 蔵王国定公園。本流滝 多段 落差 15m 近 特になし ①:B1-10-26 滝 蔵王国定公園。姉滝と並んで、三方倉沢にかかる。 近 懸谷滝 滑 落差 15m 特になし ①:B1-10-27 393 自然景観資源 一覧 No. 件名 種別 70 姉滝(穴滝) 滝 71 白糸ノ滝 滝 72 73 秋保大滝 梯子滝 滝 滝 74 白滝 滝 75 雨滝 滝 79 名取川支流 穴道沢中部 大東滝 名取川支流 穴道沢上流 部 シシ滝 80 黒髪ノ滝 76 77 78 81 82 奥新川四ノ 沢 奥新川南沢 83 広瀬川中流 棒目木 84 銚子ノ滝 85 南石橋 86 北石橋 概 要 蔵王国定公園。国指定天然記念物。二口大沢の本 流にかかる。かつては天然橋の穴から落下してい たが、崩壊した。本流滝 一文字状 落差 20m 蔵王国定公園。二口渓谷の支流にかかる。懸谷滝 滑 落差 120m 本流滝 一文字状 落差 55m 蔵王国定公園。二口渓谷大行沢の京渕沢にかかる。 蔵王国定公園。二口渓谷大行沢にかかる。本流滝 一文字状 落差 30m 蔵王国定公園。二口渓谷大行沢に合流する沢にか かる。懸谷滝 滑 落差 35m 見られ 方 インパク ト 出典 近 特になし ①:B1-10-28 中 特になし ①:B1-10-29 近 近 特になし 特になし ①:B1-10-30 ①:B1-10-31 中 - ①:B1-10-32 近 特になし ①:B1-10-33 滝 県立自然公園二口峡谷。本流滝 一文字状 落差 30m 近 - ①:B1-10-34 滝 蔵王国定公園。本流滝 一文字状 落差 80m 中 特になし ①:B1-10-35 滝 県立自然公園二口峡谷。本流滝 一文字状 落差 20m 近 農林業開 発 ①:B1-10-36 滝 蔵王国定公園。本流滝 一文字状 落差 20m 県立自然公園二口峡谷。安山岩質の岩壁をスダレ 状に伝い落ちる神秘的な滝。奥新川の南沢にある。 懸谷滝 分散・滑 落差 40m 県立自然公園二口峡谷。四ノ沢は、奥新川南沢に 流れ込む沢で、小滝が多い。懸谷滝 滑 落差 15m 県立自然公園二口峡谷。本流滝 一文字状 落差 15m 県立自然公園二口峡谷。通称鳳鳴の滝。作並-屋敷 平断層線の走る位置にかかる。本流滝 一文字状 落差 30m 蔵王国定公園。本流滝 一文字状 落差 35m 蔵王国定公園。二口渓谷二口沢の泣虫沢上部にあ る。柔らかな岩層が歐穴と同様に穴をあけ、発達 したとみられる。橋状 比高 6m 穴径 3m 蔵王国定公園。二口渓谷大行沢の支流カケス沢上 部にある。固い岩層と柔らかい岩層の間をえぐっ ている。石橋の上にはブナ等の樹木が生え、歩い て渡ることができる。橋状 比高 20m 穴径 7m 近 特になし ①:B1-10-37 近 特になし ①:B1-10-38 近 農林業開 発 ①:B1-10-39 近 特になし ①:B1-10-40 近 特になし ①:B1-10-41 遠 特になし ①:B1-10-49 近 特になし ①:B1-11-01 近 特になし ①:B1-11-02 滝 滝 滝 滝 滝 天然橋 岩門・ 石門 天然橋 岩門・ 石門 87 蒲生干潟 湖沼 仙台湾海浜県自然環境保全地域。 分類:潟湖面積 48,000 ㎡ 湖岸線延長 2,700m 88 井土浦 湖沼 仙台湾海浜県自然環境保全地域。 分類:潟湖面積 270,000 ㎡ 水深 1.4m 湖岸線延長 4,900m 貞山堀の陸側には大規模なヨシ原。 394 近・中 近・中 人の立入 り道路開 発周辺の 開発 人の立入 り道路開 発水辺の 開発周辺 の開発ゴ ミの投棄 ①:B2-01-11 ①:B2-01-13 自然景観資源 一覧 No. 件名 種別 91 大沼 湖沼 92 猩々池 湖沼 93 作並大沼 湿原 94 仙台湾砂浜 海岸(深沼海 岸) 砂浜・ 磯浜 95 長浜 砂浜・ 磯浜 概 要 県立自然公園船形連峰。 分類:低地湖沼面積 10,000 ㎡ 標高 370m 湖岸線延 長 350m 県立自然公園船形連峰。周囲はブナの原生林にお おわれ、モリアオガエルが多数生息するなど、す ぐれた山地湖沼景観を呈する。分類:地すべり湖面 積 10,000 ㎡ 標高 955m 湖岸線延長 350m 見られ 方 インパク ト 出典 近 農林業開 発 ①B2-01-36 近 特になし ①B2-01-37 人の立入 り農林業 近 開発水辺 の開発 人の立入 仙台湾海浜県自然環境保全地域。山元町から続く り道路開 砂浜海岸の一部。名取川河口から七北田川河口ま 近・中・ 発水辺の で。砂浜の内陸側には、クロマツ林、貞山堀があ 遠 開発周辺 る。分類:砂浜 延長 9.5 ㎞ 巾 60m の開発 人の立入 仙台湾海浜県自然環境保全地域。国設鳥獣保護区。 り道路開 本山町から続く砂浜海岸の一部。七北田川河口よ 近・中・ 発水辺の り北。内陸側には、蒲生干潟がある。分類:砂浜 延 遠 開発周辺 長 1.9 ㎞ 巾 30m の開発 県立自然公園船形連峰。分類:低層湿原 面積 13ha 外周長 1,270m 出典: ①:第 3 回自然環境保全基礎調査自然景観資源調査報告書日本の自然景観東北版Ⅱ(環境庁編、1989) (出典欄の後の番号は、同報告書中の対象番号) 395 ①:B2-02-06 ①:B3-07-08 ①:B3-07-09 N W E 39 S 92 8 1 67 65 7 43 6 41 4 64 28 42 17 15 5 66 16 3 14 61 31 54 91 2 60 9 27 93 50 10 78 38 11 2 13 29 86 36 35 73 79 77 74 84 71 32 49 85 68 69 48 53 26 57 83 37 24 52 76 75 34 33 82 81 80 56 25 47 72 63 22 51 62 30 70 12 59 95 87 21 46 40 23 19 58 90 20 18 45 44 89 55 94 88 自然景観資源 自然景観資源(損失の著しいもの) 自然景観資源 河川 行政区境界 3000 0 3000 396 6000 9000 12000 (m) Ⅴ.仙台市の自然環境の要因 5.1 データ等からみる変化の要因 生物多様性国家戦略では、我が国の生物多様性の危機の構造として、第1の危機から 第3の危機の3つの危機が示されている。また、近年は地球温暖化の進行が地球上の生 物多様性に対して深刻な影響を与えつつあり、生物多様性にとって深刻な課題となって いる。 生物多様性国家戦略に示されている4つの危機を基本に本市における傾向について 整理する。 ①第1の危機:人間活動や開発による危機 (開発や乱獲による種の減少・絶滅、生息・生育地の減少) ②第2の危機:人間活動の縮小による危機 (里地里山など手入れ不足による自然の質の変化) ③第3の危機:人間により持ち込まれたものによる危機 (外来種などの持ち込みによる生態系の撹乱) ④地球温暖化による危機 (1)第1の危機:人間活動や開発による危機 第1の危機は、人間活動や開発など人が引き起こす負の影響要因による生物多様性へ の影響である。鑑賞用や商業的利用による個体の採取や、沿岸域の開発や森林の転用な どの土地利用の変化による生息・生育地の減少が要因として挙げられる。 生息・生育地の減少は、主に林地や農地の都市的土地利用への転換により引き起こさ れる。また、河川の直線化・固定化や農地の開発による草原や湿地の消失も要因の一つ となっている。 ここでは、本市における人間活動や開発による危機として、①都市的土地利用区域の 拡大、②東部田園地域における低地湖沼の消失について、データ等によりみられる傾向 を整理する。 397 ①都市的土地利用区域の拡大 本市における都市的土地利用区域の拡大として、土地区整理事業の実施状況及び市街 化区域の変遷を図 5.1 に、住宅団地開発の変遷を表 5.1 に示す。 昭和 30 年の土地区画整理法施行後、戦災を免れた仙台駅東側への都心部拡大を目的 に新寺小路地区の土地区画整理事業が昭和 35 年に着手された。また、昭和 30 年代は戦 後の人口増加に伴い、街地に隣接する丘陵部で住宅団地開発が盛んに行われるようにな った。 昭和 40 年代には、昭和 45 年に現行の都市計画法が運用開始され、都市計画決定が行 われ、都市的土地利用の範囲が定められた。東部地区の平野部では土地区画整理事業の 実施により工業・流通団地の整備、仙台港周辺の整備が行われた。また、住宅需要の増 加は依然著しく、主に丘陵部おいて住宅団地の開発がすすめられた。 昭和 50 年代以降は、市街地縁辺部から離れた丘陵部において、飛び地状に住宅団地 の開発が進められており、バブル崩壊以降は住宅団地の拡大のスピードは緩やかとなっ たが、現在に至るまで、緩やかながらも都市的土地利用の範囲は少しずつ拡大している 状況にある。 これらの住宅団地の開発は、主に丘陵部から丘陵の縁辺部を中心に行われており、こ れらの区域は、かって里地・里山であった区域である。里地・里山は、貴重な動植物が 多く生息・生育する環境であり、住宅団地が開発された区域では、希少な動植物の生息・ 生育地も存在し、サンショウモ、アキウネマガリ(台原)、モウセンゴケ、オオニガナ、 ハッチョウトンボ(国見峠)等の生息地・生育地が消滅した記録が残っている。 近年の都市的土地利用区域の拡大の状況として、平成 13 年から平成 21 年にかけての 現存植生図から判読された、市街地・工場地帯・造成地に変更された区域を図 5.2 に示 す。 都市的土地利用区域に変わった箇所は、仙台市街中心域を取り囲むように分布してお り、郊外域の水田、畑地の都市化が進んでいることを示している。また、仙台港付近、 地下鉄富沢駅東側、東北大新キャンパス予定地等において比較的大規模な改変が行われ ている。 398 表 5.1 仙台市における住宅団地開発(造成開始年による区分) ~S34 s35 ~ 39 S40 ~ 44 S45 ~ 49 S50 ~ 54 s55 ~ 59 S60 ~ H元 H 2 ~ 6 H 7 ~ 11 H12 ~ 16 地域(件) 北方地域 2 23 22 26 18 24 8 9 15 5 西方地域 0 3 3 11 8 7 13 3 4 4 南方地域 1 15 14 22 14 10 4 6 2 1 東方地域 0 1 2 5 17 9 4 2 2 2 開発行為 3 42 38 54 47 33 18 9 11 12 方法(件) うち民間 3 27 32 48 39 29 18 9 10 10 公共 0 14 6 6 8 4 0 0 1 0 民・公 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 区画整理 0 0 3 10 10 17 11 11 12 1 年代 区分 開発 平均面積(ha) 45.4 21.5 30.5 24.9 19.4 13.8 31.9 20.0 16.0 18.0 ※仙台圏分譲地と住宅の案内 フルタプランニング 2005 より作成 地域区分は、仙台圏分譲地と住宅の案内 フルタプランニング 2005」内の区分を使用した。 北方地方:泉区(青葉区北根黒松、宮城野区岩切も含まれる)、西方地域:青葉区、南方地域:太 白区、東方地域:宮城野区及び若林区 399 ※土地区画整理事業の実施位置は、仙台市ホームページ「仙台市の土地区画整理事業」より作成 (http://www.city.sendai.jp/toshi/kukakuseiri/kukakuseiri/index.html) 図 5.1 市街化区域の拡大、年代別土地区画整理事業の実施状況 400 図 5.2 平成 13 年から平成 21 年にかけての市街地・工場地帯・造成地への変化分布 (平成 21 年度 仙台市自然環境基礎調査 報告書より抜粋) ②東部田園地域における低地湖沼の消失 東部田園地域における池沼の変化の様子を図 5.3 に示す。 東部田園地域には、戦前には仙台平野がかって一面の谷地、沼地であった名残を残 す池沼が多く点在していた。昭和 21 年頃までは、赤沼、大沼、小沼、川戸沼、吉沼、 北長沼、南長沼、小午沼等の大小の池沼が地形図上において確認される。これらの池 沼は、圃場整備、道路整備、埋立て等により消失しており、現在は、開放水面として 赤沼、大沼、南長沼が残るのみである。また、現在残っている赤沼、大沼、南長沼も かっては湿地化しており、自然度の高い湖沼であったが、浚渫やコンクリート護岸の 整備により、自然景観資源や動植物の生息地・生育地としての価値が著しく失われて いる。かつて小午沼で生育していたオニバス(小午沼自体が消滅)などに代表される ように、低地湖沼の消失による生物相への変化が顕著に確認される。 また、昭和初期の地形図からは、湖沼の周辺には、湖沼に繋がる複雑な形状の水路 が確認されるが、現在では圃場整備が行われ、機械化による効率的な農業を目指した 画一的な乾田になっており、水田生態系に大きな変化が生じている。 401 福田町の田園等は、かってはマガンやヒシクイの重要な越冬地であったが、道路開 発による水田の分断、車両の通行量の増加などにより、現在は、マガンやヒシクイの 越冬地としての利用はなくなっている。 赤沼 赤沼 大沼 大沼 小沼 吉沼 川戸沼 川戸沼跡 北長沼 北長沼跡 南長沼 南長沼 小午沼 小午沼跡 50,000 分の 1 地形図(昭和 3 年修正測図) 空中写真(国土地理院 平成 20 年撮影) 【現在】 【昭和 3 年期】 図 5.3 低地湖沼の変化の状況 402 (2)第2の危機:人間活動の縮小による危機 第2の危機は、自然に対する人間の働きかけが縮小撤退することによる影響である。 人間活動の縮小による危機は、里地・里山において顕著に表れており、以前は、農 業及び林業において里地・里山の生態系サービスを持続的に利用することにより、二 次林、二次草地が保たれ、これらの環境に特有の動植物種が維持されてきた。里地・ 里山の環境は、農林業者が減少し、人間活動が縮小することにより、荒廃が進んでい るといえる。かっては人との距離が保たれていた、イノシシ、ニホンツキノワグマ等 の人里への進出も一つの課題として挙げられる。 ここでは、本市における人間活動の縮小による危機として、①農業における人間活 動の縮小、②森林における人間活動の縮小について、データ等によりみられる傾向を 整理する。 ①農業における人間活動の縮小 経営耕作地面積の推移を図 5.4 に、農業者人口の推移を図 5.5 に示す。 本市の経営耕作地は、平成 2 年から平成 17 年にかけて減少傾向にあり、平成 2 年 には、6,942ha であった経営耕作地は、平成 22 年には 5,670ha となり、15 年間で経 営耕作地は約 20%近くの減少がみられる。また、農家人口は平成 2 年から平成 17 年 にかけて 60%に減少している。 農業における人間活動の縮小は顕著であり、機械化による効率的な農業を行うには 適さない山間部での農業活動の縮小は特にその傾向が強い。また、農業における生態 系サービスの利用形態も変化しており、かっては二次林の落葉を利用した堆肥や、草 地の焼き払いによる草木灰が、農業における重要な肥料であったが、現在では化学肥 料の使用に移り変わり、二次林や草地における生態系サービスの利用は減少している。 これにより、乾燥した耕作放棄地では高茎草本群落への移行、谷津田の耕作放棄地は、 湿地化しヤナギ群落やハンノキ群落への植物遷移の進行が見られ、生態系への変化が 生じている。特に水田の畦地環境や二次草原などで維持されてきた草原性の種(キキ ョウ、ジャノメチョウ等)の生息地・生育地は消滅する傾向にある。 403 経営耕作地面積(ha) 8,000 経営耕作面積 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 世界農林業センサス 2010(仙台市 HP より作成) 40000 1,040,000 35000 1,020,000 1,000,000 30000 980,000 25000 総人口 農家人口 図 5.4 仙台市における経営耕作地面積の推移 農家人口 総人口 960,000 20000 940,000 15000 920,000 10000 900,000 5000 880,000 0 860,000 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 世界農林業センサス 2010(仙台市 HP より作成) 図 5.5 仙台市における農家人口の推移 404 ②森林における人間活動の縮小 現存植生図から確認される伐採跡地群落の状況を図 5.6 に、また、平成 13 年度か ら平成 21 年にかけて確認された伐採跡地群落から植林または二次林への変化を図 5.7、図 5.8 に示す。 平成 21 年度植生図における「伐採跡地群落」は、主に丘陵地から山地に分布して おり、面積は計 378ha であった。伐採された対象は、二次林の「クリ-コナラ群落」 が 269ha で全体の 71%を占めていた。次いで「スギ・ヒノキ植林」が 82ha であり、 これらで全体の大半を占めている。また、平成 13 年度に伐採跡地群落(平成 13 年度 植生図凡例における「伐跡草本群落」及び「先駆性低木群落」)であった場所のうち、 「スギ・ヒノキ・サワラ植林」等の針葉樹林に再植林された面積は、計 146ha であり、 「クリ-ミズナラ群集」、「クリ-コナラ群集」等の二次林に変わった面積は 958ha であった。 平成 13 年度から平成 21 年度にかけて伐採跡地群落の面積は減少しており、森林に おける林業活動の減少傾向がうかがえる。また、伐採後の森林は、「クリーミズナラ 群集」、「クリ-コナラ群集」等の二次林として樹林更新している傾向にある。 森林では伐採更新により、森林性、草原性の種がパッチ状に生育・生息する多様な 生物相が維持されてきたが、近年では、森林における人間活動が減少し、植林地、二 次林が放置され、二次草原や開けた広葉樹林は減少する傾向にある。また、その一方 で山地の樹林・林床が安定すれば、シントウトガリネズミ、ニホンカワネズミ等の生 息環境は保全されるものと推定される。 図 5.6 平成 21 年度植生図における「伐採跡地群落」の分布 (平成 21 年度 仙台市自然環境基礎調査 報告書より抜粋) 405 図 5.7 平成 13 年から平成 21 年にかけての伐跡草本群落・先駆性低木群落の二次林へ変 化した土地の分布 (平成 21 年度 仙台市自然環境基礎調査 報告書より抜粋) 図 5.8 平成 13 年から平成 21 年にかけての伐跡草本群落・先駆性低木群落の植林へ変化 した土地の分布 (平成 21 年度 仙台市自然環境基礎調査 報告書より抜粋) 406 (3)第3の危機:人間により持ち込まれたものによる危機 第3の危機は、人間が近代的な生活を送るようになったことにより持ち込まれたも のによる危機である。 人為によって意図的・非意図的に国外や国内の他の地域から導入された外来種(移 入種)が、地域固有の生物相や生態系に対する大きな脅威となっている。平成 16 年 に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来 生物法)では、輸入・飼養等の規制や、特定外来生物の必要に応じた防除の実施が規 定されている。在来の生態系に影響を及ぼすおそれのある外来種(移入種)は、その 旺盛な繁殖力により生態系に影響を与え、在来種と雑種をつくり遺伝子的な撹乱を起 こすおそれがある。 ここでは、本市における人間により持ち込まれたものによる危機として、①移入種 の確認状況、②本市における特定外来生物の状況について、データ等によりみられる 傾向を整理する。 ①移入種の確認状況 今回調査において本市に記録がある動植物種のうち、移入種の確認状況を図 5.9 に 示す。移入種は、「我が国の移入種(外来種)リスト」(2004 年 11 月 環境省)に 該当する種を主に抽出した。 本市に記録がある生物種のうち、植物の移入種が最も多く 17.1%の移入種が確認 されている。次いで魚類 12.7%、哺乳類 12.5%となっていた。移入種が本市の生態系 において一定の地位を確保し定着するか否か判断するには、時間をかけた観測が必要 である。ホソオチョウ等導入され一時的に生息・生育が確認されたが、既に定着して いる種との競争に敗れ、定着できなかった種も、確認された移入種の中には含まれて いる。 移入種は、以下のような手段で本市へ導入されてきたと考えられる。 ・輸出入の物流に伴い、積荷や船舶に紛れ込んだ非意図的な種の移入 (例:ヤサイゾウムシ、ヘラオオバコ等) ・国内の水産重要魚種(アユ、ヤマメ等)の放流等に伴う移入 (例:オイカワ、タモロコ等) ・ペットや、養殖、園芸、緑化を目的とした意図的な導入 (例:ガビチョウ、セイタカアワダチソウ等) 407 90% 38 5 100% 452 1 6 1 16 80% 70% 移入種 在来種 60% 50% 40% 333 2196 42 16 14 爬虫類 両生類 4663 110 30% 20% 10% 0% 植物 哺乳類 鳥類 魚類 昆虫類 ※図中の数字は、種数 図 5.9 確認種における移入種の割合 ②本市における特定外来生物の状況 本市に記録がある移入種のうち、特定外来生物、要注意外来生物に該当する種を表 5.2 に示す。特定外来生物は 8 種、要注意外来生物は 46 種確認された。(属、群もカ ウント上は1とした) 特定外来生物は、「外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身 体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるもの」の中から指定され る。これらの種は共通して繁殖力が強く、本市でも分布を広げ、生態系への撹乱が懸念 される種が確認されている。ウシガエル、ブルーギル、オオクチバス(ブラックバス) 等は、池沼や河川のワンドに定着して既に久しく、生態系への撹乱が懸念される。アレ チウリ、オオハンゴンソウは、名取川、広瀬川、七北田川等の河川敷等、増水等による 撹乱が生じやすい裸地に繁茂し、在来種を被圧し生態系への影響が懸念されている。 また、本市では記録がないが、特定外来生物に指定されている哺乳類のアライグマも 宮城県内での分布を広げつつあり、今後の動向に注意を払う必要がある。アライグマは、 中型哺乳類であり、生態系の上位種として及ぼす撹乱が大きいとされる。 今後も本市で記録される移入種、外来種は、増加すると考えられ、継続的な生息・生 育状況の把握、また、把握した情報に基づく適切な防除対策や、輸入・飼養等の規制に 対する対応が求められる。 408 表 5.2 本市で生息・生育が確認される特定外来生物及び要注意外来生物 項目 特定外来生物 要注意外来生物 哺乳類 - - 鳥類 爬虫類 両生類 魚類 ガビチョウ【1】 - - アカミミガメ【1】 ウシガエル【1】 ブルーギル、コクチバ - タイリクバラタナゴ、ニジマス、カムルチー、カラドジョウ【1】 ス、オオクチバス【3】 昆虫類 - 植物 オオキンケイギク、オ エゾノギシギシ、ハゴロモモ、ハルザキヤマガラシ、オランダガラシ、 オハンゴンソウ、アレ イタチハギ、ハリエンジュ、ムラサキカタバミ、イチビ、メマツヨイグ チウリ【3】 サ、コマツヨイグサ、トウネズミモチ、セイヨウヒルガオ、アメリカネ ホソオチョウ【1】 ナシカズラ、チョウセンアサガオ属、ワルナスビ、ヤセウツボ、ヘラオ オバコ、ブタクサ、オオブタクサ、カミツレモドキ、ハイイロヨモギ、 アメリカセンダングサ、コセンダングサ、アメリカオニアザミ、オオア レチノギク、ヒメムカシヨモギ、ハルジオン、キクイモ、ブタナ、セイ タカアワダチソウ、オオアワダチソウ、ヒメジョオン、外来タンポポ種 群、オオカナダモ、コカナダモ、キショウブ、メリケンカルカヤ、カモ ガヤ、シバムギ、シナダレスズメガヤ、オニウシノケグサ、ネズミムギ、 ホソムギ【43】 ※【】は、該当した動植物種数(属、群もカウント上は1とした) 409 (4)地球温暖化による危機 3つの危機に加えて、地球規模で生じる地球温暖化による影響も大きな課題として挙 げられる。 生物多様性は、気候変動に対して特に脆弱であり、気候変動に関する政府間パネル (IPCC)の第4次評価報告書(2007)によると、地球温暖化の原因は人為的な温室効果 ガスの排出による可能性が非常に高いとされている。また、同報告書によると全球平均 気温の上昇が 1.5~2.5℃を超えた場合、これまでに評価対象となった動植物種の約 20 ~30%は絶滅リスクが高まる可能性が高く、4℃以上の上昇に達した場合は、地球規模 での重大な(40%以上の種の)絶滅につながると予測されている。 ここでは、本市における地球温暖化による危機として、①気候の経年変化について、 データ等によりみられる傾向を整理する。 ①気候の経年変化について 動植物種への関連が深いと考えられる観測項目として気温、降水量、降雪量、雪日数、 霜日数が挙げられる。これらの項目は、植生の成立に大きく影響する条件であり、経年 変化について整理を行った。 対象とするデータは、1980 年から 2009 年の過去 30 年間の仙台管区気象台(宮城野 区五輪)の観測データとし、観測データは気象庁気象統計情報ホームページ (http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html)の過去の気象データ検索を参照した。 また、気温、降水量、降雪量については、新川(青葉区新川:アメダス)でも観測を 行っており、この3項目については、新川のデータも合わせて整理した。仙台管区気象 台は市街地地域に該当し、新川のデータは西部丘陵地と山地地域の境界に該当する。 気象観測データを図 5.1~図 5.5 に示す。 平均気温は、30 年間で仙台管区気象台では 1.4℃、新川では 0.8℃の上昇が確認され た。気温上昇は、地球規模の温暖化の進行とヒートアイランド現象が一因として考えら れる。また、仙台管区気象台及び新川の 1979 年-2000 年の 20 年間の月平均気温を対象 として、算出した暖かさの指数※は、仙台管区気象台 93.8、新川 77.2、寒さの指数※ は、仙台管区気象台 8.0、新川 17.9 であり、仙台管区気象台では、照葉樹林帯(暖か さの指数 85-185、 かつ寒さ指数 10 以下)、 新川では中間温帯林帯(暖かさの指数 85-185、 かつ寒さ指数 10 以上)に属する気候を示している。 (※ある地域の各月の平均気温を取り、月平均気温 5 度を基準として、各月の平均気温の 5 度との差を 累積する。平均気温が 5 度より高い月の累積を暖かさの指数とし、5 度より低い月の累積を寒さの指数と する。これらの指数は植生の変化と気温との相関関係を表すための一つの指標である。) 年間降水量は、仙台管区気象台 1,261mm、新川で 1,529mm であり、脊梁山脈に近い新 川での降水量が多い、経年的な変化では若干の増加傾向にある。 降雪量は、年間降水量と同様で脊梁山脈に近い新川での降雪が多い。近年降雪量は年 による変動が激しくなった傾向がある。また、仙台管区気象台での雪日数(降雪を記録 した日数)は横ばいであるものの、市街地地域の気温の上昇を反映して霜日数は、減少 410 傾向にある。 動植物に確認される温暖化の傾向は、以前、仙台市には分布していなかった暖地系の ウラギンシジミや、ムラサキシジミ等の定着や、平野部から丘陵部にかけての居久根等 における暖地性の常緑低木であるアラカシ、アカガシ等のカシ類、シロダモの増加の傾 向にも現れている。 仙台管区気象台 新川(アメダス) 平均気温(℃) 15 線形近似 14 y = 0.0457x + 11.604 R 2 = 0.363 13 12 11 10 y = 0.0265x + 9.5 R2 = 0.1325 9 8 1980 1985 1990 1995 2000 平均気温の推移 図 5.10 平均気温の推移(1980-2009) 411 2005 仙台管区気象台 新川(アメダス) 降水量(mm) 2500 線形近似 2000 y = 4.499x + 1458.9 R2 = 0.026 1500 1000 y = 2.1328x + 1227.5 R2 = 0.0066 500 0 1980 1985 1990 1995 2000 2005 年間降水量の推移 図 5.11 年間降水量の推移(1980-2009) 仙台管区気象台 新川(アメダス) 降雪量(cm) 800 線形近似 700 y = 0.3315x + 361.15 R2 = 0.0004 600 500 400 300 200 y = -1.7778x + 91.389 2 R = 0.1705 100 0 1980 1985 1990 1995 2000 2005 降雪量の推移 (※新川における降雪量の記録開始は 1985 年からである) 図 5.12 降雪量の推移(1985-2009) 412 雪日数(日) 120 仙台管区気象台 線形近似 100 80 60 y = -0.1055x + 67.834 R2 = 0.0069 40 20 0 1980 1985 1990 1995 2000 2005 雪日数の推移 図 5.13 雪日数の推移(1980-2009) 霜日数(日) 50 仙台管区気象台 線形近似 45 40 35 30 25 20 y = -0.4138x + 31.68 2 R = 0.182 15 10 5 0 1980 1985 1990 1995 2000 霜日数の推移 図 5.14 霜日数の推移(1980-2009) 413 2005 5.2 選定理由票から抽出される変化の要因 5.2.1 変化の要因の抽出 保全上重要な動植物種の選定理由票では、変化の要因のチェック欄及び備考欄により、 本市における各種の変化の要因が詳述されている。本市における動植物種保全のための 課題を抽出することを目的とし、選定理由票の備考欄で記述された変化の要因を表 5.3 に整理した。また、課題の抽出の流れを図 5.15 に示す。 表 5.3 に整理された変化の要因は、単独の要因であるものは少なく、相反する要因、 関連した要因も含め2次的、3次的に他の要因との関連性が確認される。 選定理由票からの動物種・植物種における変化の要因の抽出 (本市における動植物種に実際に確認された変化の要因の整理) 変化の要因の相互関連図の作成 (顕著な要因の抽出、要因のグループ化) 種の変化の要因から積み上げた本市における 動植物種保全のための課題の抽出 各論の 整理 各論の 整理 各論の 整理 図 5.15 動植物保全のための課題の抽出 414 フロー 表5.3 選定理由票より抽出される変化の要因 人為的開発 変化の要因 植物 種の増加、減少の区分 オニバス フサタヌキモ コキンバイザサ イワヒバ、サクラソウ ミズニラ イヌスギナ オオバノイノモトソウ、ア カガシ等カシ類 リョウメンシダ、オシダ、 イヌガンソク オオクジャクシダ クサソテツ、トリアシショ ウマ デンジソウ、サンショウモ カヤ ハンノキ ノダイオウ カワラナデシコ ナンブワチガイソウ、サク ラスミレ等スミレ類 レンゲショウマ、カザグル マ オキナグサ、アズマギク マツモ、ヨツバリキンギョ モ モウセンゴケ ヤシャビシャク ザイフリボク オオニガナ センダイハギ イタヤカエデ等カエデ類 ヒシ ミシマサイコ、スズサイコ ハマボウフウ コイワウチワ、トチノキ、 ルリソウ ヤマツツジ オオバアサガラ ホソバツルリンドウ オオナンバンギセル、オミ ナエシ タヌキモ、ヒメタヌキモ ムラサキミミカキグサ オモダカの仲間 クロモ オオシバナ ヒルムシロの仲間 カタクリ ニッコウキスゲ コオニユリ ヒメヤブラン オオバジャノヒゲ ミズアオイ、コナギ ハマニンニク オオウシノケグサ ケカモノハシ 気候の変化 減少 増加 住宅団 洪水 地の開 河川整 発等の 備 土地造 成 減少 減少 減少 堤防・護 取水堰・ 岸のコ ダムの ンクリー 整備 ト化 減少 減少 河川 の撹 乱の 減少 減少 農業用 法面、 池沼 池沼 圃場整 大径木 道路建 樹林の 伐採・樹 山地の 孤立し 農地の 水田の 湿地の 水路の 小川の 居久根 海浜部 防潮堤 干潟の 海浜の 路面の の減 の浚 備の影 (樹洞) 設 減少 種転換 撹乱 た緑地 減少 減少 減少 コンク 消失 の減少 の開発 の整備 減少 後退 舗装 少 渫 響 の減少 リート化 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 ● ● 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 街灯 への 捕獲 集光 性 減少 減少 減少 外来 園芸植 山菜と 木材と 種 捕獲圧 物とし しての しての の減少 ての採 採取 利用 取 増加 減少 生息・生育環境の成熟・ 保全 二次的環境の放置 減少 減少 減少 休耕 二次林の放 食草の 地・放 置 増加 棄耕 作地 減少 増加 増加 増加 その他 二次的 草原の 自然と人との 乾田 環境の 減少 関わりの変化 化 放置 減少 減少 減少 増加 減少 若い 植林 地 増加 山地部の撹 海浜部の保 農薬 乱の減少、 護(市民運 林床の安定 動) 増加 増加 減少 水質 悪化 減少 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● カモノハシ エゾノサヤヌカグサ ヨシ アキウネマガリ マコモ シバ ミズバショウ ヒメガマ、ガマ フトイ、カンガレイ、サン カクイ エビネ、キンセイラン等の 樹林下に生育するラン サギソウ 捕獲・採取 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 415 ● 表5.3 選定理由票より抽出される変化の要因 人為的開発 変化の要因 種の増加、減少の区分 シントウトガリネズミ ホンシュウジネズミ ニホンカワネズミ ヒメヒミズ アズマモグラ 洞窟性コウモリ類(コキク ガシラコウモリ)等 ヤマコウモリ ニホンザル トウホクノウサギ ニホンリス ホンドモモンガ ニッコウムササビ ハタネズミ ヒメネズミ ニホンツキノワグマ イタチ イノシシ ニホンカモシカ カイツブリ 鳥類 サンカノゴイ ヨシゴイ コクガン コサギ等サギ類 マガン、ヒシクイ ハイタカ サシバ クマタカ、イヌワシ チュウヒ クイナ、ヒクイナ、バン イカルチドリ シロチドリ オオジシギ アオバズク カワセミ クロツグミ コヨシキリ ホオアカ 爬虫類 クサガメ マムシ 両生類 クロサンショウウオ ハコネサンショウウオ アズマヒキガエル トウキョウダルマガエル タナゴ 魚類 アカヒレタビラ ゼニタナゴ カジカ小卵型 サクラマス スナヤツメ ウナギ エゾウグイ シナイモツゴ ホトケドジョウ ギバチ 昆虫類 アオスジアゲハ ハッチョウトンボ アカネの仲間 ヤマトマダラバッタ カワラハンミョウ カワラバッタ エゾゼミ タガメ キバネツノトンボ ツノトンボ ハンミョウ クロゲンゴロウ ホシチャバネセセリ チャマダラセセリ ヒメギフチョウ ヒメシロチョウ ウラゴマダラシジミ クロシジミ ギンボシヒョウモン ツマジロウラジャノメ 気候の変化 減少 増加 住宅団 洪水 地の開 河川整 発等の 備 土地造 成 減少 減少 減少 堤防・護 取水堰・ 岸のコ ダムの ンクリー 整備 ト化 減少 減少 河川 の撹 乱の 減少 減少 捕獲・採取 農業用 法面、 池沼 池沼 圃場整 大径木 道路建 樹林の 伐採・樹 山地の 孤立し 農地の 水田の 湿地の 水路の 小川の 居久根 海浜部 防潮堤 干潟の 海浜の 路面の の減 の浚 備の影 (樹洞) 設 減少 種転換 撹乱 た緑地 減少 減少 減少 コンク 消失 の減少 の開発 の整備 減少 後退 舗装 少 渫 響 の減少 リート化 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 減少 街灯 への 捕獲 集光 性 減少 減少 減少 外来 園芸植 山菜と 木材と 種 捕獲圧 物とし しての しての の減少 ての採 採取 利用 取 増加 減少 生息・生育環境の成熟・ 保全 二次的環境の放置 減少 減少 減少 休耕 二次林の放 食草の 地・放 置 増加 棄耕 作地 減少 増加 増加 増加 その他 二次的 草原の 自然と人との 乾田 環境の 減少 関わりの変化 化 放置 減少 減少 減少 増加 減少 若い 植林 地 増加 哺乳類 ● ● ● 山地部の撹 海浜部の保 農薬 乱の減少、 護(市民運 林床の安定 動) 増加 ● ● ● ● 増加 減少 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 416 水質 悪化 減少 表 5.3 で整理された要因の相互関連を図 5.16 に整理した。整理にあたっては、山地 地域から海浜地域へと関連をつなげ、類似の要因はできる限り近くに配置し、要因の間 を矢印で関連付けた。また、変化の要因を仙台市の地域区分に図示した(図 5.17)。 要因の相互関連図から、以下の傾向が読み取れる。 ・「人と自然とのかかわりの変化」、「住宅団地の開発等の土地造成」が、様々な 要因に繋がる大本となっている。 ・多く矢印を集めたのは、「湿地の減少」、「草原の減少」、「孤立した緑地」、 「樹林の減少」、「海浜の後退」の5つの要因であり、これらの要因に本市の保全 上重要な動植物種の課題が顕著に表れているといえる。 以上の傾向を踏まえ、「湿地の減少」、「草原の減少」、「孤立した緑地」、「樹林 の減少」、「海浜の後退」の5つの要因を中心に、関連する要因を包括した結果、本市 における動植物種における課題として、以下の4つを抽出した。なお「樹林の減少」は、 「孤立した緑地」との関連があり、まとめて扱った。 【課題】 ①草原の減少及び植生遷移の進行 ②湿地の減少及び湿地周辺環境の変化 ③緑地及び河川における動物移動経路の分断 ④河川及び海浜部の環境の変化 「①草原の減少及び植生遷移の進行」は、山地から平野まで仙台市全域で様々な要因に より複合的に生じていると言える。また、 「②湿地の減少及び湿地周辺環境の変化」は、 西部の丘陵地、東部田園での開発や農業形態の変化により生じている課題である。「③ 緑地及び河川における動物移動経路の分断」は、市街地区域での開発(道路・住宅団地)、 河川整備等より発生している課題である。「④河川及び海浜部の環境の変化」は、上流 域から海浜まで流域全体での直接的な河川整備及び海浜整備、間接的には森林整備が主 要な要因として挙げられる。 これらの課題は、以下に各論として詳述する。 また、①から④の枠に当てはまらない課題として、移入種(外来生物)による生態系 の変化、気候の変化による種の分布の変化、捕獲・採集による種の動態の変化等が挙げ られ、これらの課題は⑤その他の課題として詳述する。 417 伐採・樹種転換 山地の撹乱 山地部の撹乱の減 少、林床の安定 その他二次的環境 の放置 捕獲圧の減少 街灯への集光性 大径木(樹 洞)の減少 若い植林地 居久根の減少 捕獲 水質悪化 自然と人との 関わりの変化 農薬 木材としての利用 二次林の放置 草原の減少及び植生遷移の進行 湿地の減少及び湿地周辺環境の変化 休耕地・放棄耕作地 外来種 園芸植物として の採取 草原の減少 孤立した緑地 洪水 樹林の減少 気候の変化 水田の減少 農地の減少 道路建設 湿地の減少 乾田化 山菜としての採取 緑地及び河川における動 物移動経路の分断 河川整備 圃場整備の影響 法面、路面 の舗装 堤防・護岸の コンクリート化 取水堰・ダム の整備 住宅団地の開発 等の土地造成 海浜部の開発 河川及び海浜部の環境の変化 小川の消失 農業用水路のコンク リート化・暗渠化 池沼の減少 干潟の減少 防潮堤の整備 海浜部の保護(市 民運動) 河川の撹乱の減少 池沼の浚渫 海浜の後退 凡 例 :類似の要因 :→方向に発生する要因 :相反する要因 図5.16 変化の要因の相互関係 418 捕獲圧の減少 住宅団地の開発 等の土地造成 取水堰・ダムの整備 河川の撹乱の減少 堤防・護岸のコンク リート化 湿地の減少 樹林の減少 農業用水路のコン クリート化・暗渠化 孤立した緑地 圃場整備 乾田化 池沼の減少 海浜部の開発 干潟の減少 山地部の撹乱の 減少、林床の安定 二次林の放置 海浜の後退 農地の減少 図 5.17 仙台市域における変化の要因の模式図 草原の減少 居久根の減少 419 5.2.2 課題各論 ①草原の減少及び植生遷移の進行 (1)本市で確認される変化の要因 「草原の減少及び植生遷移の進行」における変化の要因、また、それにより動植物種 に確認される現象は、以下のとおりである。 人と自然との関わりの変化 路面・法面の整備 二次林の放置 草原の減少及び植生遷移の進行 農業用水路のコンクリー ト化・暗渠化 農地の減少 堤防・護岸のコンク リート化 若い植林地の減少 【仙台市の動植物種において確認される現象】 ・草原性の植物種・昆虫類(キキョウ、オオナンバンギセル、カワラナデシコ、 ツノトンボ、ホシチャバネセセリ、ヒメシロチョウ、チャマダラセセリ等) の著しい減少 ・草原を主な繁殖環境とする種の繁殖適地の減少(コヨシキリ、ヒバリ、ハタ ネズミ等) ・二次林の遷移の進行により、管理された明るい二次林に生息する種の減少(ト ウゴクサイシン、フモトスミレ、エビネ、キンセイラン、ヒメギフチョウ等) ・光が少ない環境でも生育できる常緑植物種の増加(シロダモ、アオキ、オオ バジャノヒゲ等の増加 「草原の減少及び植生遷移の進行」による変化の要因の整理 420 (2)変化の要因の詳細 ・茅葺ぶき屋根(茅葺はススキのこと)の住宅もなくなり、里地・里山にあった萱場(入 会地)がなくなったことによりススキ草原が大きく減少した。 ・本来 10 年~20 年の期間で伐採・更新されていたコナラ林は、新炭として利用されな くなり 30 年生を超える巨木となってしまった二次林も多い。伐採を大がかりとする とともに、維持管理されてきた二次林に生息する種のすみかとして不適となっている。 ・農業との関わりでは、農法の変化、農薬の使用、水田の畦地のコンクリート化も、草 原を減少させる要因の一つである。例として、畦地に維持されていた低茎草原の減少、 肥料として使用していた草木灰(雑木林や草原などを刈り払い焼いた灰)を使用しな くなったことなどが挙げられる。 ・河川整備における護岸のコンクリート化や、河川の公園としての利用により自然度の 高いオギ、ススキ等の河川敷の草原は減少傾向にある。 ・道路整備によりアスファルト、コンクリートで路面、法面が固められ、昔から維持さ 維持されてきた草地の減少が見られる。 ・また、草原や荒地は開発の対象としやすかったことも要因の一つである。 ・ライフスタイルの変化により、薪炭・肥料として丘陵二次林を利用する必要がなくな ったことにより二次林が放置され、遷移が進行している。 ・同様に、居久根(屋敷林)をバイオマス資源として利用する必要性がなくなり、管理 されなくなった居久根(屋敷林)では遷移の進行がみられる。また、利用されなくな った居久根は伐採、土地利用が変更され、全体的に減少傾向にある。 ・山林においては、造林が行われなくなり、また、間伐、下刈などの継続的な維持作業 が行われなくなったことから、林相が安定し、遷移の初期段階に発生するススキ草原 などの草原性の二次的自然が減少している。 ・維持管理が行われていないスギ・ヒノキ植林では、樹冠がふさがり、林床の植物種が まばらとなり、動物の餌を著しく減少させる。こういった生態環境が劣化した植林で は生息・生育する生物種数は少なく、林床の植被も少ないため土壌崩壊も懸念される。 ・仙台市域における植物遷移の進行は、二次林におけるシロダモ、アオキの生育に代表 される。シロダモ、アオキなどが旺盛に繁茂するようになり、冬季でも林床を暗くさ せる。 (3)本課題における動植物・生態系保全のための方向性 保全上重要な動植物種を今後保全していく上で抽出される課題は以下のとおりであ る。 人と自然との持続的な利用の減少、関わり方の変化が主要な課題である。 ・林業の振興 ・自然配慮型農業 ・二次林の更新 ・河川の多自然化 421 ②湿地の減少及び湿地周辺環境の変化 (1)本市で確認される変化の要因 「湿地の減少及び湿地周辺環境の変化」における変化の要因、また、それにより動植 物種に確認される現象は、以下のとおりである。 農業における水田耕作の変化 池沼の減少 池沼の浚渫 水田の減少 湿地の減少及び湿地周辺環境 の変化 乾田化 小川の消失 河川整備 農業用水路のコンクリー ト化・暗渠化 圃場整備の影響 【仙台市の動植物種において確認される現象】 ・東部平野に点在していた池沼は、埋立て、浚渫により大きく減少し、池沼 特有の種が著しく減少しており、オニバス等の絶滅を招いている。 ・乾田化により、マガン、ヒシクイ等の鳥類の越冬地としての利用がなくな った。常時滞水する環境を好むトウキョウダルマガエルも少なくなってい る。水田を産卵地とするアカネ類の減少もみられる。 ・農業用水路のコンクリート化は、小川の消失を招き、トンボ類、ホトケド ジョウ等の生息地が著しく減少している。また、カワヂシャ、ミズオオバ コ等小川でみられた湿性植物も減少傾向にあり、水生生物の消滅の脅威と なっている。 ・山間部では、耕作放棄地の増加により、谷津田は湿性植物が繁茂する湿地 へと変容し、ハンノキ、オモダカ等の生育や、ハッチョウトンボの出現等 が確認される。 「湿地の減少及び湿地周辺環境の変化」による変化の要因の整理 422 (2)変化の要因の詳細 ・圃場整備は、農業の機械化と収量を増加させる土づくりを目的として大区画化、乾田 化をすすめた。それにより従来あった水田の湿地性は大きく変質している。また、大 区画化により生態環境の画一化が進み種の多様性が失われている。 ・用水路がコンクリート化され、小川が消失し、トンボ類など水生生物の産卵場所とし ての機能が大きく失われた。 ・暗渠化された用水路は、日照がなく植物プランクトンや湿性植物等の生態系における 生産者が成立せず、動植物の生息地・生育地としての機能が著しく低下する。また、 両生類、爬虫類、哺乳類など生物の移動経路を分断している。 ・平地湿地は、埋立てられ、残った池沼も護岸整備、浚渫等により画一的に整備されエ コトーンが消失し、水辺の多様性が著しく減少している。 ・丘陵部の貯水池では、山間部の水田が放棄されていること、また、水田の水利形態が 河川よりポンプアップする方式へ変化しつつあることから、貯水池を管理しなくなり、 貯水池としての機能が失われている。放置された貯水池は、土砂の堆積等により、乾 燥化、樹林化が進行している。 (3)本課題における動植物・生態系保全のための方向性 保全上重要な動植物種を今後保全していく上で抽出される課題は以下のとおりであ る。 水田耕作を中心とした、人と自然との関わりのあり方が主要な課題である。 ・水田耕作・整備の生物多様性への配慮の織り込み ・平地池沼、丘陵貯水池の保全・再生 423 ③緑地及び河川における動物移動経路の分断 (1)本市で確認される変化の要因 「緑地及び河川における動物移動経路の分断」における変化の要因、また、それによ り動植物種に確認される現象は、以下のとおりである。 緑地の減少 取水堰・ダムの整備 河川整備 伐採・樹種転換 堤防・護岸のコンク リート化 緑地及び河川における動物移 動経路の分断 孤立した緑地 樹林の減少 農業用水路のコンクリー ト化・暗渠化 道路建設 住宅団地の開発等の土 地造成 【仙台市の動植物種において確認される現象】 ・住宅団地の開発等の土地造成に伴い、緑地が減少・分断され、トウホクノウサギ、 ニホンリス等は小面積の生息地が孤立し、個体群の維持に十分な面積が確保され なくなった。また分断された緑地では、周辺で緑地間を移動しようとする動物の ロードキルの発生が多くなる。 ・特に市街地の緑地では、山地、丘陵地からの緑地の連続性が確保されておらず、 され生態系としてのつながりが分断されている。 ・市街地の緑地は、渡り鳥の中継地として利用されているが、緑地の分断化により、 渡りの中継地としての機能が減少している。 ・農業用水路のコンクリート化・暗渠化は、トウキョウダルマガエル、ヒバカリ等 両生類、爬虫類の移動の障害となっている。 ・河川敷の植生は、イタチ、ホンドタヌキ等の重要な移動経路であったが、堤防・ 護岸のコンクリート化による植生の減少によりブラインドがなくなり移動経路 としての機能が低下している。 ・河川では、堰の存在がサクラマス等の回遊魚の遡上の障害となっている。 「緑地及び河川における動物移動経路の分断」による変化の要因の整理 424 (2)変化の要因の詳細 ・住宅団地の開発等の土地造成、道路建設により市街地にあった緑地は分断、小面積化 し、孤立化している。現在、市街地においてまとまった緑地は、台原森林公園、水の 森公園等、各種の自然環境保全地域としての指定を受けた緑地に限られる。 ・市街地、丘陵地においては、道路建設による生息地の分断により、産卵地までの移動 経路の分断や、広い環境により生息が保たれている種の生息環境が分断されている。 ・河川では護岸、堤防のコンクリート化や運動公園等への利用により、オギ草原、スス キ草原が減少している。 ・河川では、農業用水等の水利のための堰が整備されており、その落差や流路の限定が。 回遊性魚類の遡上を妨げる一因となっている。近年では魚道の改良や、遡上時期に配 慮した運用が行われつつある。 (3)本課題における動植物・生態系保全のための方向性 保全上重要な動植物種を今後保全していく上で抽出される課題は以下のとおりであ る。 移動経路が限られている陸上動物(両生類、爬虫類、哺乳類)、魚類の生息環境の確 保、移動経路の確保が課題である。 仙台市における生物の移動経路の模式図を図 5.18 に示す。 ・市全域での緑地のネットワーク化 ・河川整備時の生物多様性への配慮の織り込み 425 426 図 5.18 本市における生物の移動経路 模式図 :生物の移動経路 :主要河川 :市街地における残存緑地 ④河川及び海浜部の環境の変化 (1)本市で確認される変化の要因 「河川及び海浜部の環境の変化」における変化の要因、また、それにより動植物種に 確認される現象は、以下のとおりである。 取水堰・ダムの整備 河川の撹乱の 減少 河川整備 河川及び海浜部の環境の変化 堤防・護岸のコンク リート化 海浜の後退 海浜部の開発 防潮堤の整備 干潟の減少 海浜部の保護(市 民運動) 【仙台市の動植物種において確認される現象】 ・砂浜では、堆砂の減少より、海浜の後退が進んでおり、カワラハンミョウ、ヤマ トマダラバッタ等の生息地が減少する傾向にある。 ・海浜部の開発により、かっては広範囲にみられたセンダイハギの群落は大きく減 少し、現在ではほとんど見られなくなった。 ・また海浜部が整備され、レジャー利用が多くなったことでシギ・チドリなどの繁 殖・採餌への影響が生じている。 ・防潮堤の整備によりケカモノハシの生育地の減少がみられる。 ・河川整備、堤防・護岸のコンクリート化により、河川の流況が単調化し、また河 畔植生も減少傾向にあり、ウナギ等の生息地や様々な魚種の稚魚の避難場所が減 少している。 ・河川整備による河道の安定により、で植生遷移の進行により広い礫河原が減少し ており、カワラバッタ、イカルチドリ等の生息適地が劣化している。 ・海浜部では、市民運動による保護活動が行われ、ハマボウフウ等の生育環境が保 全され、個体数の回復が見られる。 ・河川では上流域での取水・下流域での処理水の放流により、中間域での水量の減 少や、下流域での餌生物の不足等の状況もみられる。 「河川及び海浜部の環境の変化」の要因の整理 427 (2)変化の要因の詳細 ・取水堰・ダムの整備、河川整備により、上流域から下流域への土砂供給の減少、河道 の安定による撹乱の減少が砂浜部における堆砂を減少させている。これにより離岸流 による砂浜の流出とのバランスが崩れ砂浜の後退を招いている。また、防潮堤による 流況の変化も堆砂を妨げる要因の一つとなっている。 ・河川整備により流路が安定し、ワンド等の複雑な形状を持つ水域が減少している。ま た、流路の安定により河原での植物遷移が進み、礫河原の減少や河畔植生の質の変化 がみられる。河川植生は、洪水により流路が定期的に変化することにより、新しい流路 の脇では自然裸地である砂礫の河原や一年生雑草群落が成立し、流路で無くなった処は 遷移が進行する。定期的に変動しながら河川全体では生態的に平衡関係にあり、生態的 平衡の植生としてその確保が重要となる。 ・海浜部の開発により、海浜性の動植物の生息地・生育地が減少し、また、レジャーへ の利用が促進されたことで野生動物との適切な距離が保たれなくなっている。 ・上流域での取水により河川全体での流量が減少している。また、処理水を河川に戻す ことで流量の確保された河川を取り戻そうという試みがなされているが、下流域での 処理水の放流では、本来あるはずの有機物・プランクトンを保有しない水が混合され ることにより餌生物のバランスがくずれてしまうという側面がある。 (2)本課題における動植物・生態系保全のための方向性 保全上重要な動植物種を今後保全していく上で抽出される課題は以下のとおりであ る。 流域、海岸部を一体として自然環境の保全・再生を進めていくことが課題である。 ・流域全体を踏まえた海岸部の保全・再生 ・多自然型の河川整備 428 ⑤その他の課題について (1)本市で確認される変化の要因 その他上記 4 つの課題以外で仙台市の自然環境を保全する上で、重要と考えられる課 題は以下のとおりである。 ・移入種(外来生物)による生態系の変化 ・気候の変化による種の分布の変化 ・捕獲・採集による種の動態の変化 【仙台市の動植物種において確認される現象】 ・オオクチバス(ブラックバス)やウシガエル等が河川のよどみ、池沼で放流・ 定着しており、これらの種は動物食で大量の餌動物を捕食することから、在 来小動物の被食圧が高まり生態系への影響が懸念されている。また、タイリ クバラタナゴは、在来のタナゴと交配し遺伝子の撹乱が懸念される。 ・近年、鳥類では、特定外来生物に指定され範囲を拡大しつつあるガビチョウ の生息も確認されており、在来種のシロハラ等と競合する恐れがある。 ・昆虫類ではマツノマダラカミキリによりマツノザイセンチュウが分布範囲を 広げ、マツ枯れを起こしている。 ・気候の変化により、市域が本来北限であった種、イノシシやカシ類(アラカ シ、アカガシ等)の増加、チャバネセセリ等昆虫類の増加が確認され、市域 の生態系に少しずつ変化が生じている。 ・人と自然との関わりの減少として、里地・里山における人の利用が減少し、 ニホンカモシカ、ニホンザル、ニホンツキノワグマの行動範囲が里地に少し ずつ広がりつつある。また同時に捕獲圧の減少により今後イノシシの著しい 増加が懸念される。 ・ホシチャバネセセリ等の希少な昆虫類、ウサギシダ等の希少な植物は分布地 がもともと限られ個体数は少なかった。これら脆弱な種は、愛好家による採 取(採盗)圧により、絶滅への進行が懸念される。 その他の課題の要因の整理 429 (2)本課題における動植物・生態系保全のための方向性 保全上重要な動植物種を今後維持していく上で抽出される課題は以下のとおりであ る。 ・外来生物法に基づいた新規移入種の持ち込み防除 ・既に影響の生じている移入種(外来生物)の防除・駆除 ・行動範囲を広げている在来生物の生息地の確保、個体数の管理(イノシシ、ツキノ ワグマ)など ・希少野生生物の保全のための個別対策(分布情報の管理、保全情報の周知・監視な ど) 430 Ⅵ.本調査成果の公表方法の検討 (1)第2回調査結果の公開状況 第2回調査結果は、WEB上の仙台市生き物DB(データベース)により公開してい る。 生き物DB(データベース)では、絶滅や減少が危惧されている等の種を中心に取り 上げ、自然環境基礎調査における学術上重要種などのカテゴリー指定状況、生態、減少 の原因、分布位置について確認できる。 また、データベースのデータ一覧は、エクセル形式でダウンロードできる。 仙台市生き物DBのURLは以下のとおりである。 http://www.city.sendai.jp/kankyou/kanri/seibutsutayousei/data.html 仙台市生き物DBの閲覧例を図 6.1、図 6.2 に示す。 【生き物DBとは…】(生き物DBトップページより抜粋) 「一般的に生物多様性には遺伝的レベル、種レベル、生態系レベル、そして景観レベル の4つのレベルがあるといわれています。なかでも種レベル、つまり生きものの種類は、 わたしたちにもっともわかりやすく、調べやすいレベルです。これまで仙台市で実施し た調査や研究によって蓄積された情報をもとに、生物多様性の観点から整理して情報を 発進することを意図し、まとめたものが「生き物DB」です。」 431 図 6.1 公開されている 仙台市生き物DB(データベース) 2011 年 3 月 11 日現在 432 図 6.2 仙台市生き物データベース閲覧例 2011 年 3 月 11 日現在 433 (2)今回の調査成果の公開手法について 今回の調査成果の公開については、平成 23 年度に、データのとりまとめ方法及びW EBでの公開について詳細な検討が行われる予定である。 ここでは、公開の手法について検討会での協議内容を踏まえながら、その展開の方向 性について検討を行った。 基本的な公開手法の方向性として、以下の3案を検討した。 1)自然環境基礎調査報告書の公開 今回調査の成果、検討経緯及び仙台市野生生物目録を備える。 2)WEBを用いた公開 現在の生き物DB(データベース)について、今回調査の成果を踏まえ更新する。 3)ブックレットタイプでの公開 Aタイプ:主に保全上重要な植物種、動物種の解説を重視したもの (例:宮城県の希少な野生動植物普及版) Bタイプ:主にふれあい保全種、環境指標種の解説を重視し、環境学習の教材となる もの (例:横浜市指標生物図鑑) 図 6.3 Aタイプ参考 宮城県RDB 図 6.4 434 Bタイプ参考 横浜市指標生物図鑑 (3)WEB上での生き物DB(データベース)以外の情報公開についての検討 WEB上での今回の調査成果の結果を公表するにあたり、より効果的な情報公開の 手法を検討するため、「1)情報公開のターゲット」、「2)情報公開の形式」につい て検討するとともに、「3)WEB-GIS、双方向型の公開手法のあり方」について 検討した。 1)情報公開のターゲット 情報公開において、より効果的な情報の伝達を行うためには、主要な閲覧者のターゲ ットを検討することが必要である。なお、現在の生き物DB(データベース)は、環境 学習に資するため一般市民(小中学生)を主要な対象としている。 本調査成果を閲覧すると考えられる対象は以下のとおりである。 ・学識者 ・市民研究家 ・環境系コンサルタント ・一般市民(高校生以上) ・一般市民(小中学生) 2)情報公開の形式 情報公開の形式として、以下に「①最低限必要とされる情報公開の形式」とそれに付 加するバリエーションとして「②より高度な情報公開の形式」について検討を行った。 「②より高度な情報公開の形式」では、本市の自然環境に関する多くの情報が提供さ れる一方で、希少種の分布情報等の取扱いに関する課題や、WEB上での操作やリンク の複雑さが生じ、閲覧者の敷居を高くしてしまう課題も生じる。 ①最低限必要とされる情報公開の形式 ・調査の説明がなされており、どのような経緯で作成されたコンテンツなのか明示さ れている。 ・自然環境基礎調査の成果として種名及びカテゴリーが閲覧できる。 ・仙台市における該当種の生態及び現況の解説がある。 ②より高度な情報公開の形式 ・分布情報が図示される。 ・植生図や、分布情報を重ね合わせで閲覧することができる(GIS)。 ・GISデータがダウンロードできる(SHAPE 形式のファイル等)。 ・仙台市の重要な動植物に関する基礎資料がダウンロードできる(CSV、PDF、excel 形式のファイル等)。 ・写真等ビジュアルに富んでいる。 ・参加型の調査に活用できる。 435 3)WEB-GIS、双方向型の公開手法のあり方 以上を基に、WEB上での生き物DB(データベース)以外の情報公開として、WE B-GISの導入を主な検討事項として、公開パターンについて次の4案を提示する。 なお、パターン1は、比較のため、仙台市生き物DB(データベース)の更新について 記述したものである。 ①パターン1 WEBの更新。仙台市の保全上重要な動植物種のノートを html、PDF で公表する。 ②パターン2 簡易WEB-GIS(公共サービス型) ③パターン3 WEB-GIS(既存のWEB-GISサーバを活用) ④パターン4 WEB-GIS(独自WEB-GISサーバによる運用) また、その他検討すべき事項として、一般市民が参加型調査等で情報の蓄積に参加で きる双方向型の公開の方法も検討した。参加型調査の課題として、参加者の自然観察ス キルによりデータのばらつきが想定され、データの精度を担保することが重要な課題で ある。双方向性のシステムを備えたWEB-GISの導入も一つの手法として考えられ るが、参加者のアップロードしたデータが誤った情報であった場合、その情報の根拠が 確認されずに、不特定多数の閲覧者に直接共有されてしまうという課題が生じる。 従って、参加型調査等でインターネットを活用する場合、WEB上に情報提供フォー ム等を設け、WEB-GISとは別途に市民からの情報をピックアップできるシステム を運用することが望まれる。 市民への情報公開制度の概要を表 6.1 に、参加型調査の際、情報をピックアップする システムの概念図を図 6.5 に示す。 436 表 6.1 [市民への情報公開制度]特性の整理 公開のパターン パターン 1 WEB の更新 (WEB-GIS を 使 わ な い) 概要 WEB 上で html、PDF の配布等により公開 する。 利点 ・簡易であり、市民 が閲覧しやすい。 ・詳細データは SHAPE 形式のダウン ロードにより対応す る。 課題 ・分布情報の重ね合 わせが不可能。 ・分布情報の拡大縮 小移動に制限があ る。 予算 ・システムの設置に 費用がかからない。 ・主な費用はコンテ ンツの作成費用 100 万円~ パターン 2 簡易 WEB-GIS(公共 サービス型) ・電子国土や Google -map 等既存の GIS サ ービスを利用する。 ・分布情報の重ね合 わせが可能。 ・WEB-GIS の準備が 不要で、通常の WEB サーバで運用でき る。 ・維持管理が簡易。 ・操作に時間がかか る。 ・パソコンに不慣れ な閲覧者には敷居が 高い ・GIS サービスの提 供元に依存する (Google)。 ・システムの設置に 費用がかからない。 ・主な費用はコンテ ンツの作成費用 200 万円~ パターン 3 WEB-GIS(既存の WEB-GIS サーバを活 用) 仙台市のくらしのマ ップの GIS システム を活用する。 ・分布情報の重ね合 わせが可能。 ・サーバを新しく設 置する必要がなく仙 台市のシステムとし て活用できる。 ・くらしのマップと 整合性が図られる。 ・主な費用はコンテ ンツの作成費用 100 万円~ パターン 4 WEB-GIS ( 独 自 WEB-GIS サーバによ る運用 新規 GIS サ ーバ作成) 仙台市自然環境基礎 調査の公表用に独自 WEB-GIS サーバを構 築する。 ・分布情報の重ね合 わせが可能。 ・専用システムであ るため目的にあった 公開が可能である。 ・参加型システムへ の機能追加が容易。 ・操作に時間がかか る。 ・パソコンに不慣れ な閲覧者には敷居が 高い ・くらしのマップと の整合性を図る必要 がある。 ・表示できる項目が 多すぎると目的が不 明瞭となる。 ・操作に時間がかか る。 ・パソコンに不慣れ な閲覧者には敷居が 高い ・構築及び維持コス トがかかる その他 (参加型調査) 市民参加型の調査用 に双方向型の仕組み を設ける。 課題はデータの精度 の確保。 直接 GIS にデータを 反映させるのではな く、フォーム等によ り受け付け、精度を 確保する。 200 万~500 万 437 500 万~1000 万 位置情報(GPS) 帳票(観察状況) 携帯網 目撃写真 目撃写真 Internet 網 帳票(観察状況) 精査の必要ない情報 情報収集 SV 情報提供 SV Upload Download ローカル GIS 目撃位置 図 6.5 情報のピックアップ モデル図 438 (4)今回調査の成果における分布情報の公開制限についての検討 本調査成果では、選定された動植物種について、選定理由票の作成を行い、本市にお ける生態及び分布情報について本報告書中に記載するとともに、地理情報システム(G IS)を用い分布情報の整理を行った。保全上重要な動植物種には、本市内での分布が 限られており、人為的な採集や踏圧、接近等によるインパクトにより種の存続が危ぶま れる種も多く含まれている。 従って調査成果の公開にあたり以下の配慮が必要とされる。 ・地理情報システム(GIS)により整理された全種の分布情報の閲覧 ⇒分布情報は、一般公開資料とせず、環境影響評価及び学術的な研究・調査に資す るため等の用途を限定し、氏名、連絡先、閲覧目的を確認したうえで閲覧を許可 する閲覧許可制とする。 ・WEBによる分布情報(3 次メッシュ)の公開 ⇒全種の分布情報の公開は行わない。環境指標種、ふれあい保全種を中心とし、分 布情報を地図上で公開しても影響がないと考えられる種を選別しWEB-GI S等を用いた公開の対象とする。また、分布情報、生態の記述の公開についても、 特に脆弱な環境に生息・生育する種は、地域名等の分布情報ではなく山地、丘陵 地といった表現で公開する。 439