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町制10周年記念式典 5 日間の大イベント 町 制 最終日には数百発の花火でフィナーレ 施行 60周年 記念式典は、やはり 5 日間におよぶ大イベントでした。内容 記念 ちょう ふ く 量が増加したためか、実施時間はやや重複する傾向が見て取れ ばん ば るようになります。また旧白老小で行われた輓馬競争や最終日 の行事だった町民運動会が姿を消し、かわりに各地区対抗の駅 きょう て い 伝や競艇が実施されました。家畜市場の跡地はグランドに変わ り、野球大会の会場となっています。八幡神社の会場では、剣 道・相撲大会が開催されるようになりました。式典の会場が分 散している点は、10年前と同様です。 また、競艇が実施されたことからも予想できますが、メイン 会場の一つにポロト湖畔が加わったことで、水辺を利用したイ とうろう ベントでお馴染の「花火大会」や「灯篭流し」が登場しました。 記念式典の最終日、まさに締めの目玉としてなのか、このとき の広報には「675発」を打ち上げることが宣伝されています。何か、意味のある数字だったのでしょうか? 2 時間を 4 つに区切り、灯篭流しと花火大会が交互に行われました。大きな湖を持つ、白老町ならではの光 景だったと言えるでしょう。さらに次回は、30周年の式典についても振り返ってみたいと考えています。 ひら の あつ し 仙台藩白老元陣屋資料館 平野敦史学芸員 NHK AINU ART祭 in 白老 アイヌ 伝統工芸と音楽と踊り NHK室蘭放送局主催のAINU ART 祭~アイヌ文様 からみてくるアイヌの世界~が 1 月31日、白老コミセン で開かれ、地元工芸家による作品の展示や、音楽や踊り を楽しむステージが繰り広げられ、アイヌ文化の多様な 世界を楽しみました。 2020年に民族共生の象徴となる空間がポロト湖畔に開 設されることから、アイヌ文化の世界を体感してもらお うと開催されました。町内のアイヌ文様刺繍サークルの 作品やマキリなどの彫刻作品を地元の工芸家が直接解説 地元工芸家の作品をマイノートに記す親子 しました。来場者はアイヌ文様のゆるやかで優しい曲線 の美しさを体感しました。 ノカノカタッチパネルではアイヌ文様を千変万化させ て楽しみました。ステージでは白老民族芸能保存会が伝 統の古式舞踊を披露し、札幌のアイヌアートプロジェク トが伝統に根差した音と歌を披露し、アイヌ文様が動く アートな作品をバックに楽しませました。 会場中央にはアイヌ文様の大きな行灯が展示され、 ワークショップで制作した萩野小学校の 5 年生がステー ジ上で紹介されました。他の出演者や来場者を交えてイ オマンテリムセの大きな踊りの輪を会場内に広げました。 アイヌアートプロジェクトの迫力あふれる歌と演奏 29 2015年3月号